ドーキンス『神は妄想である』

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521名無しゲノムのクローンさん:2010/08/07(土) 09:06:59
ドーキンシズムとダーウィニズムは、細かいことを言えば、分けるべきかもしれないね。
>>508 >>513 >>514あたりは、ドーキンシストっぽい。

ダーウィニズムというは、骨格にあるのは単純な理論で、いわば環境淘汰・環境選択論。
この場合、その環境という概念が自然であろうと社会であろうとその内実を問わない。
つまり環境決定論・環境還元論。少なくともその最終決定の主体は環境にあるとする見方。

もっと細かいことを言えば、環境という概念にもまだまだ問題があると思うんだけど、
この言葉が一般に普及しているのでとりあえず使っときますよ。

生物の多様で、時として見事なまでに環境適応的な形質というのは、即ち進化の方向性を
「最終決定」したのは、諸々の環境因子によって取捨選択されてきた偶然の結果の積み重ね
にすぎなかったのだとするのが、したがって、ダーウィンの(自然)環境選択論。

そこに神の意志のような「内在的必然性」はなかったし、したがって比喩的に言えば「選択権」
を持つのは神でもなかったし、遺伝子も含め生命の側にそれ(選択権)があったのでもない。
遺伝子も含め、生命の側は、選ばれてきた受け身の客体にすぎなかったのだということだよね。

ドーキンスという人が論争を巻き起した考えというのはダーウィニズムそのものではなく、
「自己複製子」ふんぬんというところなんだろうね。メンデリズムやゴルトニズムのところ。
極端なまでの遺伝子還元主義を打ち出したところで、生物学や自然科学の内部からも、
つまり、原始生物社会上においてもそれは極端な要素還元主義じゃないかという異論もあった。
522名無しゲノムのクローンさん:2010/08/07(土) 09:22:02
ダーウィニズムは環境選択理論なので、原始生命社会上においてすら一元的に説明するのは、
これだって無理だよ。

発想としては素朴で単純で、実に「世俗的」ではあっても、実際にそれらの無数の選択に
関わったと考えられる環境因子を一つ一つ拾い上げて、その時と場合に応じた変化まで
いちいち見積っていって、計算によってその結果を証明しようとしたら大変な作業になる。
未来を予測できる証明でなければ厳密な意味での科学と言えないからね、計算は不可欠。

対象が単に複雑系だってばかりでなく、そもそもモデル構築段階でのモデル誤差からしても、
かなり大きくなるんじゃなかな。
523508&512:2010/08/07(土) 10:10:35
なんかちょいちょい誤解が見受けられるのだが
俺の主張は別に
【キリスト教の担体である集団】の増殖力が高いと言っているわけではないよ

>>520が詳しく説明してくれているが、
いわばキリスト教を【ウイルスのようなもの】
すなわちヒトとは【異なる別の複製子】として捉える考え方
文化は縦(親子)だけじゃなく横(他人)にも広がるよね
524名無しゲノムのクローンさん:2010/08/07(土) 10:13:01
×すなわちヒトとは【異なる別の複製子】として捉える考え方
○すなわち【ヒトとは異なる別の複製子】として捉える考え方

変なとこにカッコつけちゃった
525508&512:2010/08/07(土) 11:39:10
いくつか用語の用法上の注意

>>520>>523のような考え方は
自然淘汰の理論を社会や文化に応用したものだが
これは「社会ダーウィニズム」とは呼ばれない
「社会ダーウィニズム」とは自然淘汰理論を曲解して
(進化は完成へと向かう道筋なのだあ!みたいな)
そこに基づいて生み出された社会観
土台となる部分が間違いなので批判されているが、
社会や文化に応用すること自体が批判されているわけではない


>>521
ドーキンスが論争を巻き起こしたのは
メンデリズムのところではないし、そもそもあの話はゴルトニズムではないと思うが。

論争は選択を受ける単位が何かという部分について起こったものであるが
遺伝子よりも大きな単位に自然選択がかかうるのかという話で
自然選択が遺伝子という単位にかかることはいまや進化生物学者の共通認識で
そのこと自体を批判するのはほとんどいない

なお、Wikipediaのよくある誤解の項目等も参照のこと
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%A9%E5%B7%B1%E7%9A%84%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90
526名無しゲノムのクローンさん:2010/08/07(土) 14:45:45
そうすると、508&512さん的には、自然選択論は「原始生命社会にのみ通用する」とは考えないわけだ!?
527名無しゲノムのクローンさん:2010/08/07(土) 20:12:25
>>523
だから、宗教も自己複製子の一種で、一種の形質と見ることができるわけだ。
528名無しゲノムのクローンさん:2010/08/07(土) 21:17:33
【民主党】朝鮮学校も無償化決定

金正日を礼賛する教育に税金を投入すべきではない。税金は日本人の未来のために使うべきです。
メール、電話、嘆願書を送ってください!

文部科学省〜御意見・お問い合わせ http://www.mext.go.jp/mail/index.html
※「高等学校の実質無償化及び高校奨学金に関すること」

首相官邸〜ご意見募集 http://www.kantei.go.jp/jp/iken.html

民主党HP〜ご意見はこちらへ https://form.dpj.or.jp/contact/

-------------------------------------------------------

朝鮮学校を無償化とする方針について、下記の理由により反対します。

1.朝鮮学校の民族教育が日本の高校に類する教育課程にあたらない

日本国憲法で規定された基本的人権の尊重、平和主義は、わが国の教育の根幹であり、また高等学校教育において
最も尊重されなければならない。しかし、朝鮮学校では金正日を絶対化した主体思想及び他国との共存を否定する
先軍主義を基本とした民族教育がなされている。この両者は決して相容れないものである。

2.検討手段の適切さを欠く

教育への助成は国費を投じての、次世代人材への投資であり、国民的合意が必要。
非公開の外部有識者のみの決定では不十分。
529名無しゲノムのクローンさん:2010/08/09(月) 01:07:39
>>526
とりあえず原始生命「社会」って何?原始生命に社会なんてあるの?

自然選択理論は原始生命どころかあらゆる生物に通用するよ
そのことを否定する人はまともな生物学者にはだれもいないんじゃないかな

「増殖する」「稀にでもコピーエラーを起こす」
「コピーエラーが増殖率に変化をもたらす」
「増殖して生まれたもののうち、一部しか生き残って増殖することができない」
以上の条件を備えている限り
自然選択からは逃れることができないよ


>>527
「自己複製子」というのは増殖する本体のこと
生物、DNA、ウイルス等

「形質」というのは「自己複製子」の持つ性質のこと
体が大きい、小さい、増殖率が高い、etc

よって>>527の文章は後半が誤り
宗教を独立した複製子とみなすということは
宗教が生物個体に付随した形質 で は な い とみなすということだ
530名無しゲノムのクローンさん:2010/08/09(月) 01:16:47
読み返して気付いたが

>>522
未来を予測できる証明でなければ厳密な意味での科学と言えないからね、

これは誤りだよ
科学の本質とは
1.証拠から理論・仮説をつくる
2.理論・仮説から予測を立てる
3.実験や観察などによって予測どおりになるかどうか確かめることで
  予測を立てるのに使われた理論・仮説の正しさを検証する
4.1−3を繰り返す

で、2のところで確かに予測は出てくるが
これは未来予測である必要はない
こういう実験を組んだらこういう結果になるだろう、というのだって予測だ
あるいは今は見つかっていないけど将来こういう証拠が見つかるだろうってのも予測
未来を予測できる必要はない
531513:2010/08/09(月) 01:25:34
>>527は俺が書いたんじゃないけど、言いたいことは分かるでしょ。
自己複製子≠形質ってのは言葉(進化論)の定義としては絶対にそうだけど
ドーキンス的なものの見方だとさらに視点を変えて、形質自体も自己複製子と見なすこともできるじゃん。
生物の遺伝子こそが正にそれで、だからこそ自己複製子の主体をはっきりさせることが難しくて話がややこしくなる。
それを「延長された表現型」が無限に絡み合ってるってドーキンスは言ってる。
532名無しゲノムのクローンさん:2010/08/09(月) 01:35:05
>こういう実験を組んだらこういう結果になるだろう

どう見ても未来予測ですが・・・

>今は見つかっていないけど将来こういう証拠が見つかるだろう

どう読んでも未来予測ですが・・・

あんた言葉の使い方がおかしいよ・・・
自分独自の言葉の使い方するなら、まず自分独自の部分の説明したらどう?
533名無しゲノムのクローンさん:2010/08/09(月) 21:52:06
534名無しゲノムのクローンさん:2010/08/11(水) 10:37:30
>>532
え〜、分からないか

えっとね、
未来予測というと、
たとえば50億年後に太陽系は寿命を迎えるだろうとか
明日の天気は晴れでしょうとかそういうのね

それは実際にその時間にならないと分からないわけ

でも
>こういう実験を組んだらこういう結果になるだろう

ってのは
たとえば過去に同じ実験を組んでる人がいるかもしれんわけでしょう
そりゃ未来じゃないやね

>今は見つかっていないけど将来こういう証拠が見つかるだろう
のほうは喩えになるが、パズルをしていてさ、
周りの模様からそこにないピースの模様を予測できるでしょ
それは現在ある模様を予測しているのであって
未来でないと分からないモノを予測しているのではない

これらを未来予測というのなら
キミの言葉のほうが独自の使い方だと思うよ
535名無しゲノムのクローンさん:2010/08/11(水) 10:38:51
>>531
生物の遺伝子こそ・・・・・・
ってのを見ると
自己複製子を形質とみなすことができる、ということ?
形質を自己複製子とみなす、だと言葉が逆じゃないかと思うがどうか

で、>>527なんだけど>>523から
「だから」で繋がって、さらに後半の文へのつながりをみると
あなたの読み取ったようには読み取れなかった
536名無しゲノムのクローンさん:2010/08/12(木) 00:37:42
>>534
>こういう実験を組んだらこういう結果になるだろう
>今は見つかっていないけど将来こういう証拠が見つかるだろう

この二つが「未来予測」に当らないと言い切って何も説明がないのを「日本語が変だ」と言って不当なわけはないな。
現に>>534でいろいろ説明を加えてるじゃん。それらの説明が先にあってしかるべき。
そういうのが一切なくて当たり前のように言ってるから「日本語が変だ」と言ってる。
言葉というのは自分の考えを相手に伝えるためのもの。俺は「それじゃ伝わらない」と言ってる。
厳密にあなたの考えが間違ってると言っているわけではない。ここは日本語の問題。
で、俺が何故あんたの日本語に突っ込むかというと、あんたが>>522さんの「未来予測」という日本語に突っ込みを入れたから。

ここからは、もしかしたら>>522さんの考えとずれてしまうかもしれないが
ここで言う「未来予測」は俺は「因果律」だと思う。
>>530>>534で説明しているような「時間軸の問題」ではない。もっと抽象的な問題。
ダーウィニズムの話をしていて出てきた「未来予測」であるならば、俺はそうとる以外に考えられない。「複雑系」という言葉が出ていることからもそう思える。
もちろん「科学とは」と言ってそれが厳密に言葉として「未来予測」が間違っていると言うのなら、それはまた別の議論をしてもいいが、ここではそこは瑣末。
ダーウィニズムは因果律を大前提にしている。この部分の説明が揺らいでしまうと、進化論全体が軟弱なオカルト論に見まがわれてしまうし
実際にそういう疑似科学(この言葉遣いはあまり自信がないが)のようなエセ進化論を語る人間は多いだろ。
537名無しゲノムのクローンさん:2010/08/12(木) 00:52:16
>>535
「だから」についてはあまり考えなかった。あなの言う通り「だから」の意味合いでいろいろ変わってくる可能性があるな。
なので、純粋に「宗教も自己複製子の一種で、一種の形質と見ることができる」についてだけに対して追記。

俺が言いたいのは「形質を自己複製子とみなすこともできる」で間違ってない。
この理屈が通れば「宗教を自己複製子とみなすこともできる」も通ると思う。
現実は何も変わらない。ただ単に「見方」「視点」を変えるだけ。
そもそもドーキンスという人が生涯をかけて達成した仕事はこれだけなんじゃないか?

因果律を認めれば結局「科学」とは「見方」「視点」の発見、変更でしかない。
ダーウィニズムはその最たるもの。ただ見方を変えただけ。ダーウィンもドーキンスも。
538名無しゲノムのクローンさん:2010/08/12(木) 01:05:57
中立説のそれとは違い、自然淘汰は遺伝子に働くのではなく形質に働く。表現型のみに働く。
したがってダーウィンの理論の基本になる単位は遺伝子ではなく、あくまでも形質。披利己的な形質。
539名無しゲノムのクローンさん:2010/08/12(木) 01:21:43
またあんたか?でいいのか?
なんか中立説を特別視してるみたいだけど、どこで勘違いしちゃったんだ?
それとも>>3に書いてる池田清彦って人がそういう人で、それの受け売り?
一応俺の勘違いかもしれないから、木村資生の一番簡単そうな本読んでみたけど
「中立説はダーウィニズムの一部」という見方でいいだろ。
それに基本的なダーウィニズムはダーウィン以降何も変わってない。
ドーキンスも木村も「自然淘汰」を発展させただけ。
540名無しゲノムのクローンさん:2010/08/12(木) 09:13:02
「中立説はダーウィニズムの一部」ってのはないだろ。
木村さんの本のどこにそういう言があるのか引用してみてよ。
541名無しゲノムのクローンさん:2010/08/12(木) 11:41:52
中立説がダーウィニズムの一部かどうかは議論が分かれるだろうが、
どちらも現代の進化論の一部であり、既に統合されている。
過去のある時点での進化論に関して論じても、科学的な意味はあまりないのでどうでもいいよ。
542名無しゲノムのクローンさん:2010/08/12(木) 12:12:24
立てた。
リチャードドーキンス総合
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/life/1281581445/

純粋な生物学の話はこっちでしよう。お互いに。
>>541が言ってることだけど、俺が読んだ木村資生の本だってすでに20年以上前の本なんだよね・・・
なんか現在の進化の総合学説全体をわかりやすくまとめてて、あんまり主観的に語ってない良い本のオススメないかな?
ドーキンスの進化に対する考え方は大体理解してるつもりなんだけど
俺、素人だからそれがどれだけ一般の学者に受け容れられてるか全然知らないのよね。
543名無しゲノムのクローンさん:2010/08/12(木) 15:32:33
>>541
中立説は遺伝子型を単位としているけど、自然選択説は表現型を単位としているので、ぜんぜん違うよ。
分野が違う。それで棲み分けているという意味での統合ってなら分かるけどね。
ダーウィニズムの部分って言い方はどうなのかねえ。
544名無しゲノムのクローンさん:2010/08/12(木) 15:59:42
>>543
あんたホントに受け売り人間だな。
少しは自分の言葉と理論で人を「説得」してみろよ。

自分の主張をまったく説明せずに、極端な結論だけ言ってるだけじゃん。
結論が極端であればあるほど、説明は必要だろ。

>自然選択説は表現型を単位としている

これなんか、どう考えても説明なしで言い切れるレベルのことじゃないだろ。
545名無しゲノムのクローンさん:2010/08/12(木) 16:03:14
ドーキンス、ドーキンスと、事あるごとにドーキンスの言説と権威に頼って書いているのはいったい誰かね。
546名無しゲノムのクローンさん:2010/08/12(木) 16:53:13
頼ってるって・・・
そういうことはあんまり言わない方がいいよ・・・自分自身に当てはまることをそのまま相手に投影してしまうことになるから・・・
俺はどんな人が言っていることでも、自分が理解できて、自分の持ってる世界観に応用できたことしか語らないよ。
進化論についてはドーキンスの本から得た知識がほとんど。だから「ドーキンスが言っていることだが〜」とばかりなるのは事実だよ。
それにしたって、俺は「ドーキンスが言っているから正しい」なんて思った物事は一つもないぞ。
そういうのが「頼る」ってことなんじゃないの?イマイチ頼るっての分からんけど。

そもそも俺は自分の言ったことが間違っていると突っ込まれて、それに変わる正しい理論が示されたら喜んでとはいかないだろうけど受け容れることはできる。
「それは違うだろ」と言われるのはいいけど、それに続いて「何故違うのか、どう違うのか」を説明してくれない人がいたら
それは非常に意地悪な人か、もしくは受け売りで説明不可能なのかどっちかだと疑ってしまうよ。
547名無しゲノムのクローンさん:2010/08/12(木) 17:02:58
中立説はもう個人の仮説じゃなく科学的な説として一般に認知されているし、
中立説の話をするのに、いちいち木村個人の名をわざわざ持ち出す必要はもはやないだろう。

ところで、その自然選択が表現型というより遺伝子型そのものに働くという説について、
もっと詳しく解説して。
まあ、たしかに、遺伝子を変異させる可能性をもつ環境因子がすでに多く分かっているのだから、
それもまた自然選択だというのなら、言えないこともないけれども。
548名無しゲノムのクローンさん:2010/08/12(木) 21:31:38
>>546
具体的な内容を考えないで、言葉遊びで
自然淘汰は表現型を単位とし、中立説は遺伝子型を単位とする!明らかに違う!
なんて言っちゃうから、他人の言葉に頼ってるって言われるのだよ。

表現型と遺伝子の関係を理解してる?
549名無しゲノムのクローンさん:2010/08/12(木) 23:52:42
>>541
> どちらも現代の進化論の一部であり、既に統合されている。

要するにそれは、ダーウィニスト側がけっきょくのところ中立説を受け容れた、
つまり、ダーウィンの自然選択説では進化のすべてを説明できないという、
自然選択説の限界をダーウィニスト側がしぶしぶ(?)認めた、ということでしょう。
そうはっきり言いたくないから「統合されている」なんて都合がいい言い方をするww

そればかりか、中立説がダーウィニズム側に「取り込まれた」かのごとく、
「ダーウィニズムの一部」だなどと嘘をつく。おいおい、そこまで言い切るかいwww
550名無しゲノムのクローンさん:2010/08/13(金) 00:08:23
自然選択のメカニズムを人間社会に応用する上で、
人権思想なんてのは邪魔な概念だ。

ま、此処で言う自然選択とは「福祉や保護の廃止」。
この場合、獲得的、環境的な要素である社会的に構築された優劣は関係ないと言える。
劣るものはほっておかれる事により、自然に淘汰され、数も減っていく。
つまり、客観的な優劣こそが、「必要か、必要でないかのそれ」
極めて合理的な劣等淘汰の方法だよねこれ。

障害者を産むか産まないかの判断もそう。
福祉や保護を廃止する事で、あくまで自由であると言っても、
「産む」と言う判断を非常に困難なものにさせる事ができる。
一方の選択に客観的な条件を与えることによって、「自由ではあるが、それなりの覚悟を持って産んで下さいよ」となる。
ま、大抵の人間は障害者を産もうとは思わなくなるわな。

こういうダーウィニズムを悪用する手合いに対する援護という側面が
ドーキンスの主張にはあるのではないだろうか、とか宗教側に
ありがちな事を言ってみる。
551名無しゲノムのクローンさん:2010/08/13(金) 00:18:39
>>547
今回のことで俺が木村木村言ってるのは単純に木村までの中立説しか知らないから。
それ以降、中立説の理論に変化があるのなら、それは説明して欲しいから。

>自然選択が表現型というより遺伝子型そのものに働くという説について、
>もっと詳しく解説して。

これに関してはいくらでも俺の意見を書くが、いい加減スレ違いなので向こうに書く。
ただ、「遺伝子の変異とその頻度は自然選択に直結しない」ということは
木村が中立説を唱えて初めて世間が認識したことなわけだろ?
そして世間が初めて「表現型の変化と遺伝子型の変化は話が違う」と認識したわけだろ?
それまではほぼ直結すると考えられていた。そう考えられる理由があった。
俺の読んだ木村の本でも、木村はそれまでのダーウィニズムを否定しているわけではなかった。
そしてそれまでの古典的な進化論を詳しく説明していた。

「遺伝子の変異とその頻度は自然選択と直結しない」ことの説明をしてくれ、と言うのなら納得できるが
「自然選択が表現型というより遺伝子型そのものに働く」ことの説明をしてくれ、と言うのはあまりにも人を馬鹿にしているように聞こえる。
古典的ダーウィニズムを一切知らずに中立説を知っている人間なんているわけない。
つまり、俺が言わんとしていることなど、言わずとも分かりきっている上で
「ほら、君の間違った理屈(一昔前の古い仮説)を語ってごらん」と言っているとしか思えないわ。それが正しいか間違ってるか以前の問題。

進化論に興味がある人間が、学び始めから中立説を当然のこととして受け入れているわけがない。
途中で中立説を受け容れる過程があるはず。それがないなら、それこそ教科書に書いてあることを丸暗記する受け売り人間だな。
552546:2010/08/13(金) 00:26:52
>>548
レス番号が間違っているのかもしれないし、IDの出ないスレなので取り違えてしまったのかもしれないけど
その言葉遊びをしている人は俺じゃなくて、俺が必死に議論している相手の人だよ。
そして問題はあなたの言っている通り「表現型と遺伝子の関係」だということも俺は理解してるつもり。
具体的なことは新スレを立てたので、そっちでたっぷりするつもりです。
553名無しゲノムのクローンさん:2010/08/13(金) 00:36:34
>>550
「優生学」と同一視されている「社会ダーウィニズム」と、
「ダーウィニズムの社会科学への応用」とはまったく違うのだよってよく言うけど、
本当にそうなんだろうかね、とも思うね。

「悪用」って書いているけど、科学者ならば「悪用」って言ってはいけないのでは?
554名無しゲノムのクローンさん:2010/08/14(土) 15:23:44
なんかしつこく「中立説が〜」って言ってる人がこのスレにいるから
スレ違いになると思って、わざわざ別スレたてて中立説の議論をしようとしたら、そっちは一切無視みたいw
ドーキンスを批判するためだけに中立説という名前を持ち出してただけで、進化生物学のことは基本的なことですら
何も理解してなかった人みたいね。酷いもんだ。
>>3に書かれている本を手に入れて導入部だけ読んでみたけど、この池田清彦って人いわく
「免疫系や擬態は徐々に自然選択により進化したものとは考えられない」だってさw
それが自然選択に対する反証なんだってw

>>1から>>4までは深夜の同一時間帯に書き込まれている。おそらく同一人物の書き込み。
つまり、このスレは進化生物学の概念を何ひとつ理解してない人が、ドーキンスを批判するためだけに立てたスレなわけだわ。
555名無しゲノムのクローンさん:2010/08/15(日) 20:16:54
>>536
「未来予測」が「因果律」???
そのまま置き換えると
因果律できる証明でなければ厳密な意味での科学と言えない??

あまりなじみのない言葉なので言いたいことが良く分からない
522の主張の未来予測が因果律っていうのを
きちんと522の言い方に沿って言い直してくれない?
言葉の使い方にこだわるんだったら変に略さないできちんと説明してね

>>522の話の文脈での未来予測とは普通に時間軸の問題のように読み取れる
ダーウィニズムや複雑系の話をして未来予測という言葉がでてきたとき、
むしろ時間軸の問題として以外に受け取りようがあるのか?

>>537
どのような形質でも自己複製子とみなせるわけではないと思うが。
自己複製子とは少なくとも自己をコピーするものでなければならない
定義上ね
宗教や文化であればそうみなすことはできるが
たとえば指の数が5本という形質を自己複製子とみなすことができる?
556名無しゲノムのクローンさん:2010/08/15(日) 21:06:31
【雇用】「美人は就職に不利」?職種で差別と米研究[10/08/09]
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1281399056/63
>
> これも自然選択の一種か。
>
> 自然という概念を広く人間社会にまで拡大すれば、
> 女は美人が淘汰され、男はハンサムが自然選択される。
>
> しかし、女はまだ男に拾われるという自然選択がある。
>
> けっきょく、淘汰されるのはハンサムでない男のみとなる。


ドーキンス信者的には、これはどうなのかね?
正統な「社会生物学」に入るのか、それとも「社会ダーウィニズム」や「社会ラマルキズム」なのか。
557名無しゲノムのクローンさん:2010/08/16(月) 00:34:49
>>555>>556
もう一度リンクを貼る

リチャードドーキンス総合
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/life/1281581445/

なんでこっちでお得意の中立説の説明をしてくれないんだ?
あんたは議論を続けていると最後には「中立説がどうの〜」と言い出して
自然選択を否定?し始めてそこでいつもあんたとの議論ができなくなる。
だから、わざわざスレを立てて中立説をあんたに説明してもらおうと思ったんだけど
やっぱ知ったかだったの?

別に「因果律」についても「未来予測」についても「形質を自己複製子とみなす」についてもいくらでも俺の意見を書くけど
それ以前に『中立説』だろ?今までの流れだと。そこをお互いにはっきりさせないと、
毎度毎度最後にはあんたがそこでごまかすことになるじゃん。
>>556だって検証したっていいけど、とにかくそれらの話すべての前提になる進化生物学の部分でお互いに
共通項を持ってないと、まったく議論にならないと思うが?

まず中立説で自然選択を否定?することについて、ちゃんと説明しろよ。
俺はそのために本一冊読んだんだぞw
まあ非常に面白かったけど。
558名無しゲノムのクローンさん:2010/08/16(月) 17:00:46
>>549
おいおい、>>541
>中立説がダーウィニズム側に「取り込まれた」かのごとく、「ダーウィニズムの一部」だなどと
は書いてないだろ。

中立説もダーウィニズムも> どちらも現代の進化論の一部であり、既に統合されている。
と書いてあるぞ?
中立説も進化論だからな。
559名無しゲノムのクローンさん:2010/08/17(火) 00:04:36
> 「中立説はダーウィニズムの一部」という見方でいいだろ。

と書いているのは>>539>>539は、まあ、あんたじゃないと言いたいんだろうが。
「またあんたか?」なんて書いているから、あんたそっくりのキャラではあるがww
560539:2010/08/17(火) 00:48:16
まず、>>541は俺が書いたんじゃない。
あんたから見れば似たようなことを言う人が複数いれば自演でもしてるように見えるようだが
俺から見ればごく普通のことを言う人が複数いても何も不自然なことはない、と思える。
俺の言葉遣い(特に「ダーウィニズム」)がおそらく不適当だったのだろうが、>>541さんは
俺よりも詳しい人のようなので、俺の間違いを訂正してくれたのだろう。
(「ダーウィニズム」という言葉使いについては向こうのスレに書いたし、機会があれば書き加える。俺の俺なりの意図があってそう書いた)

それよりもだ。

いい加減、人の言葉遣いの揚げ足を必死に取って、ごまかすのは止めろよ。
お前、進化生物学のこと何にも分かってねーじゃんw
このスレの上の方でやってた揚げ足取りとまったく同じじゃん。
百歩ゆずっても、せいぜい進化生物学のことを「知識として知ってる」程度。
そりゃドーキンスを批判したくなるわな。
まったく理解できないだろうからな。
>>3の本少し読んでみて確信したわ。
あんた知識だけ頭に詰め込むタイプだろwそれしかできないタイプだろ。

>自然選択が表現型というより遺伝子型そのものに働くという説について、
>もっと詳しく解説して。

これが酷すぎるよ。
「自然選択が表現型というより遺伝子型そのものに働くという『説』」だってよw
「説」って日本語意味分かってる?

まあ、向こうのスレで徹底的にやってやるよ。
561555:2010/08/19(木) 21:53:22
>>557
>>530以降に俺が書き込んだのは
>>530>>534>>535>>555
以上
それ以前にも>>508など何度か書き込んでいるが
中立説のことなんて一言も触れてない
>>556も別人

進化生物学は専門分野だから中立説についてもある程度学んではいるし
ここやむこうでの議論に突っ込みを入れることも可能だが
俺の書いていた話題と全くリンクしないのに
>それ以前に『中立説』だろ?
ってのは意味が分からない
562名無しゲノムのクローンさん:2010/08/20(金) 13:59:10
まぁドーキンス読んで喜んでる奴ってのはただの厨二病だろうな
563名無しゲノムのクローンさん:2010/08/20(金) 19:18:36
神はいない。
564名無しゲノムのクローンさん:2010/08/20(金) 23:40:49
仏もいない。
565名無しゲノムのクローンさん:2010/08/21(土) 14:31:03
>>561
すみません。やり取りが込み入ってたので>>538を書いた人とあなたを勘違いしました。
566名無しゲノムのクローンさん:2010/08/23(月) 12:03:27
神はミーム。人為淘汰の産物。
567名無しゲノムのクローンさん:2010/09/06(月) 20:20:15
仏教の神に対する認識は「期待的不可知論」でしょう。結局、我ら凡夫には
解らないということです。だからこそ、仏教においては如来・菩薩・明王などに
一歩でも近ずくための「修行」が重要視されているのでしょう。そこが、「エホバの神」
の一神しか認めないエルサレム系の三つの宗教と違うところで、いるかいないのか解らないのだから
八百万の神(神道やその他)を肯定できる訳です。
568名無しゲノムのクローンさん:2010/09/06(月) 22:22:58
何をおっしゃっているのかさっぱり。難しすぎて。
たぶん相当高度な話をされているんでしょうってことは分かりますが。
569名無しゲノムのクローンさん:2010/09/07(火) 13:22:43
仏は人が修行してなれるもの
570名無しゲノムのクローンさん
たしかに多神教の神々は、人間臭く、動物臭く描かれていますよね。

因幡の白兎に出てくるオオクニヌシも、人の時代に兎を助け、
のちに立派な神様になりましたとさ、で終わっている。