私の戦争犯罪―朝鮮人強制連行
吉田 清治 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4380832317/249-7825333-4104359 ★☆☆☆☆ 『フィクション』と大きく記せ!!, 2003/10/28
レビュアー: 戸咲光弘 - レビューをすべて見る
本来、絶版すべき本であるが、まだ売ると言うのなら『フィクション』と大きく記せ!!
(尤も記したところで罪が消されるわけではないが…)
昭和58年に著者が印税目的で、ありもしない慰安婦の強制連行を著し、出版当時、多くの国民が騙された本である。
さらには平成元年には韓国で出版され韓国国内で「従軍慰安婦(この頃作られた造語)=強制連行」というイメージが広がっていった。
その後、本書や同類の書籍に倣って金を稼ぐ輩も後を絶たない。
それどころか本気で洗脳され、似非物の正義感で現在活躍中?の諸氏も多く存在する。
この一人の軽々しいお金目当ての行いが、どれほど世論を貶めたことか計り知れない。
後々著者自身も泣く泣くフィクションであることを認めてはいるが、認めただけでは既に済まされない。
嘗ての戦友の名誉を嘘で汚してまでお金儲けをすることなど日本人として、否、人間としての最低の行い、人間の屑である。
この一連の出来事についてノンフィクション作家の猪瀬直樹氏は『それにしてもたった一人の詐話師が、日韓問題を険悪化させ、
日本の教科書を書き換えさせ、国連に報告書までつくらせたのである。
虚言を弄する吉田という男は、ある意味ではもう一人の麻原彰晃ともいえないか。』と評している。
是非とも道路公団の問題を片付けた後にでも、日本人の名誉回復のために世論に訴えてもらいたいものである。
もしも、間違って?本書を読んでしまったならば、『慰安婦と戦場の性』秦 郁彦 著 をお薦めする。