鳥インフルエンザのパンデミック化をみたい

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446名無しゲノムのクローンさん
>>428
追跡やまがた:最上川スワンパークの「一般給餌自粛」 鳥インフル感染恐れ /山形
8月26日12時0分配信 毎日新聞

 ◇飛来前、戸惑う「愛する会」
 1万羽を超すハクチョウが飛来し、30万人以上が訪れる観光スポット、酒田市の最上川
スワンパーク。運営に携わる「酒田市白鳥を愛する会」に、市が鳥インフルエンザ感染の
心配から、今シーズンから一般の給餌自粛と施設管理の改善を求めた。会側が「餌付け
中止要請」と受け取る行き違いもあり、関係機関が善後策を協議したが結論は出ていない。
今季の飛来まで1カ月余。妙案はあるのか。【粕谷昭二】
 7月末、市役所で開いた環境省、県、市、愛する会、野鳥の会の関係者の意見交換会。
羽根田篤市観光物産課長は「明確ではないにしろ、鳥インフルエンザウイルスが変異して、
人に感染するとの指摘もある。安全のためハクチョウと人との距離を遠ざけたい」と説明。
国土交通省、県からも「安易な餌付けは生態系に良くない。将来的にやめるのが望ましい」
「川をふんなどで汚すのは河川法上好ましくない」との意見も出て、愛する会は戸惑う。
 要請に対し、愛する会の碇谷啓二会長は「活動は現状通り続けたい。餌付けは岸から
投げ入れる方法を取り、一般の人が直接手から与えないよう改善する」と、40年の活動
実績を持つ会としての固い姿勢を示し、手や足洗い場の整備を市などに求めた。
  ◇   ◇
 愛する会の歩みは愛護・救護・情操活動一筋。市の要請を、活動の一部が否定されたと
の意味合いで受け取った。池田昭三副会長は「遠くから眺めるだけでなく、餌を与える触れ
合いから野鳥愛護精神が育ち、情操教育にもいい」と話す。
 最上川スワンパークが全国一の飛来数になった要因を、餌付けと結び付ける見方もある。
しかし池田副会長は「庄内の環境がいいからやって来る。日中は田んぼに行き、川に戻る
のは夜だけ」と話し、市農政課は「昭和40年代以後の農業機械の普及で、田んぼの落ち
穂が増え、ハクチョウ増加の一因になったのではないか」と説明する。会の活動と
ハクチョウ増加時期とが重なる。 (つづく)
447名無しゲノムのクローンさん:2007/08/27(月) 21:28:06
>>446(つづき)
  ◇   ◇
 安全策として県は「直接手から与えなくても、至近距離にいるのだから、手洗いは大事
だろう」と指摘するが、スワンパークの水道1基ではとても足りない。
 問題はハクチョウよりカモと指摘するのは、角田分・日本野鳥の会理事。「陸上部分を
汚し、悪臭の原因になっているのはカモのふん。ハクチョウが岸に上がることはめったに
ない。カモを岸に上げない工夫こそ必要だ」と指摘するが、実際問題として難しい。
 どんな改善策でシーズンを迎えるのか、結論は出ていない。十分な手洗い場設置、
足洗い場を通らなければ出入りできない方法、汚水を流す側溝整備などが考えられている
が、予算や河川敷改善には認可も伴う。
 今季は愛する会の提案に沿うことになりそうだ。当面のことだけでなく、万一発生した
場合の対処マニュアルを作り、各団体が共通認識を持つことが肝要だとも指摘されている。
地域づくりにもつながっている活動継続に、さらなる話し合いが求められている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070826-00000111-mailo-l06