鳥インフルエンザのパンデミック化をみたい

このエントリーをはてなブックマークに追加
408名無しゲノムのクローンさん
期限切れ原料でワクチン製造

 大阪のワクチンメーカーが、はしかと風しんの混合ワクチンを製造する際に、品質保証期限の切れた原材料を使っていたことがわかりました。
 ワクチンの原材料の品質保証期限について法律の規定はありませんが、専門家は「医薬品の信頼性が揺らぎかねず、問題だ」と指摘しています。

 このワクチンは、大阪の財団法人の阪大微研・阪大微生物病研究会が製造したはしかと風しんの混合ワクチンです。
 NHKが情報公開で入手したワクチンの国家検定の資料によりますと、平成16年、このワクチンの製造過程で、2年前に品質保証期限が切れたウシの血清がウイルスを増やすために使われていました。
 このワクチンはことし3月から出荷が始まり、すでに53万人分が出荷されて子どもなどに接種されているということです。
 これについて阪大微研は「凍結保存しておいたものを品質を確認したうえで使用した。設定された期限に明確な科学的根拠があるとは考えていない」と説明していますが、現在はこの血清の使用をやめたとしています。
 また、厚生労働省は「ワクチンに使われる原材料の有効期限には法律の規定がないうえ、この血清はワクチンそのものには入り込まないので問題ない」としています。
 これに対し、医薬品の品質管理に詳しい東京医科歯科大学歯学部附属病院の土屋文人薬剤部長は
「例えワクチンに直接入らなくても、期限が切れているものを使うのは考えられない話で、姿勢が問われると思う。医薬品の信頼性が揺らぎかねず、厚生労働省は、製薬企業に対して、期限切れのものを使わないよう徹底させる必要がある」と話しています。

NHKニュース 社会 6月28日 5時10分
ttp://www3.nhk.or.jp/news/2007/06/28/k20070628000013.html
ttp://www3.nhk.or.jp/news/2007/06/28/d20070628000013.html