途上国のワクチン確保検討 WHO、新型インフルに備え
. 世界保健機関(WHO)は26日、世界的なインフルエンザ大流行に備え、
発展途上国がワクチンを確保できる仕組みを探る初の国際専門家会合をジャカ
ルタで開催した。ヘイマン事務局長補代行(鳥インフルエンザ問題担当)は、
途上国のためにワクチン備蓄枠の新設や資金支援策の検討を進める考えを示した。
会合は、インドネシア政府が2月に鳥インフルエンザのウイルス検体提供を
拒否したことをきっかけに開かれた。
同国政府は、検体を使って開発されたワクチンを途上国が入手できる「公正な
仕組み」の導入を主張。今月初め、検体の商業利用禁止でWHOと合意したと
発表したが、ヘイマン氏は26日、記者団に「(商業利用禁止は)ワクチン開発を
妨げる」と述べ、合意を明確に否定した。
WHOはこの問題で4月に資金支援策を協議する会合開催を検討中で、5月の
総会でも話し合うという。(共同)
(2007/03/27 00:22)
ttp://www.sankei.co.jp/seikatsu/kenko/070327/knk070327000.htm 新型インフル防げ!日本とASEANが初の合同訓練へ 3月27日21時7分 読売新聞
【マニラ=遠藤富美子】マニラの世界保健機関(WHO)西太平洋事務局は
27日、鳥インフルエンザのウイルスが変異し、人から人に感染する新型イン
フルエンザが発生した際の早期封じ込めを狙った初の合同訓練を来月2〜3日、
同事務局と東南アジア諸国連合(ASEAN)各国や日本を結んで実施すると
発表した。
訓練は、カンボジアで新型インフルエンザが発生したとの想定で、各国・機関
による情報の共有、シンガポールからカンボジアへの治療薬「タミフル」の空輸
手続きなどを訓練する。
日本が昨年、ASEANに供与したタミフル50万人分と防護用品70万人分が
シンガポールに備蓄されており、訓練はこれを踏まえて行われる。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070327-00000213-yom-int