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名無しゲノムのクローンさん:
【現実主義に目覚めよ、ニシキゴイ業界!】
まずは、「発症へい死」というのが、「感染」という目に見えない現象全体のごくごく一部の「目に見える」現象にしかすぎない、ということを強く認識しておく必要があるのではないか。
その前提として、病気を馴致するのは、かならずしも人為的な環境コントロールによるものだけではないということも。四季の環境変化のなかでも、十分に馴致対処ができているということもあるだろう。
天然水系や公園等の湖沼でおこっているものも、その大部分はきちんと生き残っているのだから。
「治癒・治療」を全く拒絶した現在の「根絶」政策が、生物が病気をくぐりぬけて生き延びていく「自然の摂理」に対して、いかに気違いじみているかにも気付く必要があろう。
これまで、国内でおこってきたのは、あくまでも「キャリア(経験耐過済み)」と「バージン(感染未経験)」とが同居している場所においてである。片方だけがいる場所では、そのどちらにおいても起こるはずがない。
(ただしキャリア群においては、個体レベルで、老齢や体調不良によって、発症の可能性がないとはいいきれないが。それもあくまでも個体の問題にすぎない。)
では、今後、日本国内から「キャリア」を駆逐根絶して、「バージン」のみでやりぬくということが現実に可能であろうか?
はたして「病気」がおこっていないところに、100%「キャリア」が存在しない、と言い切れるであろうか?
ニシキゴイで、こうも相変わらず次々とおこるのはなぜか? 常に、発生確認がなされたところを、逐一、根絶皆殺しをしつづけ、ニシキゴイの中にはKHVは存在しないと流布し続けてきたにもかかわらず。
なぜ、起こる? 本来起こらないはずではないのか。ガイドラインで描く「(仮想の)現実」と、実際の現実現場における「事実」が違っているからではないのか。
これまで、業界を代表するような万全の防疫体制を敷いているところでも確実に起こってきたのだ。
(つづく)