進化生物論的な見地からの言語・思考

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610 ◆oS3F0LolSc
>>606
まず、私は議論のルールを弁えていない人とは会話しません。
今回は質問の仕方が丁寧だったので、お返事します。

専門についてはこう考えてください。
ラテンアメリカの経済史やフランスの構造主義を専攻する人は
研究での使用言語がロマンス語派となりますが、別にロマンス語派
が専門というわけでありません。私も同じです。

私が学んだスラヴ語派の言語は教会ス、現代語(東2、西2、南1)です。
セル・クロでは、アオ・未過去の2概念は確かに書き言葉で残存していますが、
過去時制はbe動詞+過去分詞による迂言的表現法が普通です。これは教会スの
l(エル)分詞用法が発達してきたためです。露語にもлиによる疑問表現はあり、
この場合はイント平坦ですが、口語では尻上がりが普通なので、露語は尻上がりと
普通、みなします。例外的な事例を普遍化されても困ります。

ブルガやマケドは学習したことはありませんが、ブルガについて調べると、
時制は3種の単一時制形と6種の合成時制形があり、前者のうちの定過去・半過去が
アオ・未過去に対応すると言いたいのでしょう。古典語のアオ・未過去には、
しっかりとした概念があり、その適応範囲をテクストから検証できます。
「仏語の単純過去・半過去は羅語のアオ・未過去と同じである」と言えるのでしょうか? 
時制組織も相互対立の原則によって成立しています。

さて、私の意見を述べました。
今度は、「oxアオリスト」氏が、「高校生物の復習」という発言を根拠づける、
動物の脳進化をめぐる「いろいろな難しい問題」について回答する義務が生じましたね。

>603氏の質問に、「進化生物学的な」立場から、しっかりと答えられる人は
いないのですか? 私にも自分なりの意見がありますが、まぜっかえす人たちが
多いので、高見の見物を決め込みます。「まともなトレーニングを受けた理系」
の生物学者がどう回答するのか?、とくと拝見いたします。