もの凄い勢いで誰かが質問に答えるスレ@生物板7

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247名無しゲノムのクローンさん
>>123です。
あまり人が来ないうちに、この議論のまとめと締めくくりをさせてください。

2.生態系の食物連鎖に組み込まれているかいないかの差
についても事実認定は終わり、こちらも解釈の問題となったようです。
残念ながら結論は出ませんでしたが、充実した議論だったと思います。

「事実認定は終わり、あとは解釈の問題」という言葉について補足しますが、これは
「双方の提出できる事実が揃い、後は読み手の解釈に委ねられる」という意味です。

では、どうしたら解釈を読み手に委ねることなく、結論を出すことができたのでしょう?
それは「定量的な論拠」をソースとして提出することだと思います。

1.分解してエネルギー源にできる物質の多様性の差、に関して言えば、
もし細菌の95%が、炭素化合物などのごくありふれた有機物だけを分解して生きており、
残りの5%だけが動物と親和性のない特殊な物質を分解して生きているなら、5%は例外と
言ってよいでしょうから、細菌を消費者から独立させる必要はないわけです。
また、
2.生態系の食物連鎖に組み込まれているかいないかの差、に関して言えば、
もし細菌の95%が、他の生物の廃棄物だけを分解して生きており、なおかつ他の生物に
捕食されることなく、非生物的環境要因だけで死を迎えているなら、細菌を消費者から
独立させる必要があるわけです。

残念ながらこういう定量的なソースは提出されませんでしたし、自力で調べるなら大掛かりな
フィールドワークを必要としますので、この議論では結論が出せませんでした。

お読みの方の中で万が一、この議論の結論を出したいと思われる方がおられましたら、
参考にしていただけると幸いです。