長いところの発生

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1名無しゲノムのクローンさん
からだの中を網目状に走るような血管や
長く1点と1点をつなぐような神経線維って
個体発生においてどのように形成されていくのですか
あちこち何点かでつくられはじめて最後につながる?(どうやって?)
1点からぴゅーってのびていく?(網目は?)
ちびっこにもわかるようにせつめいしてくださる方
感謝します
ふと気になって

たんぱつですれたてんな、ヴぉけ。
しね。
いますぐ。
くびつれ。
3名無しゲノムのクローンさん:02/09/05 21:03
ふと気になって
死ぬにしねません

こういうスレッドの立て方って無礼&迷惑でしたか
ごめんなさいもうしません
今後のために
「たんぱつ」について教えてください

 あれだろ。 えなりかずきの髪型のことだろ?
>>1
名前欄に半角英字でfusianasanと書き込んで
このスレに何か書き込むと(なんでもいい)
初心者質問板にいけるのでそっちで勉強してください。
6名無しゲノムのクローンさん:02/09/06 10:29
これわりと熱い話題なんじゃないの
神経の方は薬理とからめて研究してる人いるし
(神経伝達物質の方に伸びるとかね)
神経線維の再生なんかとも関係あるし
血管についてもこたえられる人いるんなら
おれも御説拝聴したい
>6 それ以前に「教えてください」や「質問があります」をはるかに凌駕した
このものすごいスレタイトルにただひれ伏せ
8ぴゅーって:02/09/06 12:36
これ決着ついてない問題と言うより
90年代までみんな手を出しあぐねてた問題でしょう
発生・分化の新知見がそろってきてから
ぼちぼち考える人が出てきたかんじで
ちびっこにもわかるように
ってあざとい書き方が嫌なんだけど
要するに1は実証的に(それも勿論大事)というだけでなく
うっかりなるほどと思うようなうそを書けっていってるんだろう
珍説・奇説・邪説でもいいから説明として洗練されている
モデルを示せってことじゃないの
ぼくもすぐには思いつかないけど考えてみます
9名無しゲノムのクローンさん:02/09/06 20:55
タイトル礼儀知らずでしたか
ごめんなさいもうしません

脊椎動物の指が出来るとき
指のすきまの組織が自殺して
指が出来るじゃないですか
それを知る以前は短い指が筍にように
にょきにょきのびて長い指になるような
イメージを勝手に抱いてました
すきまが抜け落ちると考えると
さかなの鰭に骨があってそのすきまが
あいてきて→指
って系統発生っぽいイメージとも合致して
ぴゅーって様のいいかたをおかりすると
うっかりなるほどってかんじですよね
でも血管の発生ってイメージできない
うーん
脊椎動物の胚って早い時期に心臓ができますが
開放血管系の時期ってあるんですか?
10名無しゲノムのクローンさん:02/09/06 21:13
fusianasan
11 :02/09/06 22:43


∧||∧
(  ⌒/
 ∪ / / ヽ
    />> 1ノ
    ∪∪
         ∧ ∧,〜
        ( (⌒ ̄ `ヽ    _
          \  \ `ー'"´, -'⌒ヽ
         /∠_,ノ    _/_
         /( ノ ヽ、_/´  \
       、( 'ノ(     く     `ヽ、
      /`   \____>\___ノ
     /       /__〉     `、__>

禿げ逝け。素人ぶりやがって
12名無しゲノムのクローンさん:02/09/07 12:11
つうか1素人じゃん
フツウ自死と書くところ自殺とか書いてるし
グールドとかローレンツの「一般向け読み物」とか新書を読んだり
アッテンボローのテレビ見たりするのが好きな
素人生物学好きさんだろ
かわいがってやんなよ

おれも含めてまだ門外漢しか来てないみたいだけど
発生学の人いらしたら
ニワトリやメダカの胚の観察結果書いてください
実はおれもちょっと興味あります
13名無しゲノムのクローンさん:02/09/09 20:39
フシタラズサン
15名無しゲノムのクローンさん:02/09/10 21:47
こんばんは
ごめんなさいもうしません

>>12さま
エスパーですか?素人生物学好き野郎です
やばいなローレンツとか読むの好きだったり
動物モノテレビ好きなのもばれてますね
自分は文系者で稼業はあくどく手広くやってますが
あえてざっくり書くとポパーなんかが専門です
中学の理科の時間でメダカの卵の観察しましたが
心臓と眼ができるのが印象的でしたね
でも双眼実体ではそれくらいしかみえない…
発生学の方いらしたらそのへん教えてください

イモリの幼生をみたときえらの中をころころころがるものは
何だろう?って思ったのですがずっとあとに
イモリやサンショウウオの血球はとても大きいと
本で読んで感動したことがあったっけってこれは余談
16発生屋その1:02/09/10 22:43
血管はね、中胚葉性組織に由来する細胞塊から血島ができてその一部が
血管の内皮細胞に、残りの一部が血球芽細胞になって赤血球を作るの。
つまり、最初は赤血球とそれを包む小胞状の血管原基が胚体外に島状に
形成される(たぶんだから血島というのね)。
この小胞が少しずつ隣同士融合し合ってだんだん血管になる。やがて、
胚の頭部(神経版のさらに前方)辺りの血管が心臓になる。残りの血管
は次第に全身を覆いながらネットワークを作るわけだけれど、最初は当
然「開放血管系」のようになる。だって「卵黄のエネルギーを胚に送る」
というのが血管系の最初の役割で、「老廃物の排出」はまだ生理的活性
レベルの低い初期胚では拡散だけで間に合うから。
心臓ができる時期は急激に形態形成が進むのでエネルギー不足となり、
拡散やバケツリレーのような卵黄の養分の受け渡しでは足りなくなると
言われている。
この辺りは脊椎動物ではほぼ共通している。
17名無しゲノムのクローンさん:02/09/11 23:14
やっとまともな人が
1は中学理科教師?
18発生学の方:02/09/12 11:19
長いところってちんぽかと思った
おれのは短いけど
最初はわれめちゃんができて
あとからくっついて竿とか玉ができるんだよ
玉袋の筋はくっついた跡
19名無しゲノムのクローンさん:02/09/12 18:19
中学理科教師ではないです
ごめんなさい
もうしません

発生屋その1様
ありがとうございます さすが
ばらばらの複数の血管原基がくっついて血管のネットワークに
なるのですね
ちょっとすっきりしました
でもばらばらがネットワークになる過程が…
創造もつかない

開放血管系…
各血管原基は球状や桿状に閉じられてるわけではない?
心臓につながる血管原基も末端は盲管ではない?
よく太ると毛細血管の総延長がながくなって心臓に
負担がかかるなんていいますが(これ本当?)
各支流(?)の長さも枝分かれの数も増えるのでしょうが
枝分れが増えるときってどのように?

循環系は抹消の可塑性が神経系は中枢の可塑性が
ネットワークの生成を保証するなんて
うすらぼんやりと考えてたんですが
素人考えががらがらと崩壊中です
そうだよなちょっとしらべてみたら
無脊椎動物の簡単な神経系でも中枢にいたる根や
神経束を構成する神経や中枢内のニュウロンの位置や
だいたい種ごとにきまっちゃってるみたいだし…
でなおしてきます
20名無しゲノムのクローンさん:02/09/12 18:19
発生学の方様
ずこーっとひとおもいにこけたいところだが
それぼくも読んだことあります
竿の裏スジもそうですよね
でも玉袋の表面を走る血管について知りたいのです
あれっということは玉袋の右半球と左半球の血管は連絡がないのかな
そういえば風呂上りにだらーっとしてるとき
左右独立に上がったり下がったりしてるもんなぁ
って関係ないか
21発生屋その1:02/09/12 20:37
>>20
その質問は発生学的な質問ではなく、解剖学的質問だね。
でも答える。少なくとも深層の(玉に近いところの)血管はほとんど左右で
交通していないみたい。陰嚢中隔っつうのがあって左右の袋を隔てている。
発生学的に陰嚢は大陰唇と相同器官だから、それを考えると当たり前のこと
かもしれない。
浅槽(表面側ね)はというとよくわからんが左右の静脈くらいは吻合して交
通しているかもしれない。
22発生屋その1:02/09/14 01:26
>>19
血島がつながって行くときのメカニズムについてはおじちゃんはしらない。
やってるヒトはいるだろうし、論文もでてるだろうけど興味がないから調
べる気もしない。
ただ、血島中の血球芽細胞が分化するに従って、血球(初期は赤血球だけ)
と血漿へと変わって行く。このとき、血島の内圧が上がって次第に大きく
なって行くことが、血管へ成長ため一つの動力になる可能性がある。
多分、血島同士が誘引物質や成長因子を出していることも考えられる。

開放血管系の末端が一般的にどうなってるかは知らない。
でも人のリンパ管はどうも本当に開放しているようで、間質にしみ出た
間質液や血球を吸い込んでいるらしい。
リンパ管は左右の静脈角で静脈に開口して終わるので、毛管現象によっ
て陰圧がかかっているんじゃないだろうか。水流アスピレーターみたい
だね。

>>21についてちょっと訂正。「浅槽」を「浅層」に変更。「左右の静脈」
を「左右の皮静脈」に変更。
231:02/09/15 19:32
ありがとうございます
考えるヒント満載でうれしいです
吻合って発想さえでてきてなかった
けがが治るくらいだから
抹消の血管は融通ききそうですね
24名無しゲノムのクローンさん:02/09/17 17:57
頭の体操
25名無しゲノムのクローンさん:02/09/18 10:48
萎みかかってるぞ。もりあげろ1。
26名無しゲノムのクローンさん:02/09/18 12:34
発生学は受精直後の卵割から始まる学問ということでよろしいですか?
27発生屋その1:02/09/18 13:00
>>26
微妙な質問ですね。多分正確には始まりも終わりもないと言った方
が正解でしょう。つまり、教科書には配偶子形成くらいから記載が
はじまり、受精・卵割・形態形成と移り、変態・産後発生・性徴を
経て終わると言った感じですね。するとそのころから配偶子形成が
始まる。とまぁ、環状になっているわけです。
開始点にはヒトによって解釈がありますが、配偶子形成か受精が開
始点と取るのが妥当ではないでしょうか。
2827:02/09/18 15:52
そういえば変態前を初期発生、変態後を後期発生なんて漠然と
分けてるね。
てか、チンコの事が聞きたいんだろ?
正直に言えよ。
30名無しゲノムのクローンさん:02/09/18 22:30
>>29
程度がしれるよ、あんた。
31名無しゲノムのクローンさん:02/09/21 18:35
おもしろそうなんだけど
むずかしい
32名無しゲノムのクローンさん:02/09/25 21:05
最近ズブズブなのでageます。
331:02/09/28 18:10
新書本で勉強してきました
甲殻類の心臓からは数本の大動脈が伸びていて
その付け根にある大動脈弁の開閉と
心臓神経節による拍動の調節で
身体各部に送られる血液の量が調整されているようなのですが
各大動脈弁にはそれを弛緩、収縮させる神経が1組づつあり
そのニューロンは頭部の脳の中の種ごとに一定の位置にあります

頭と心臓ってすごく遠いのにどうしてあんな細い神経がつながるのですか?
34発生屋その1:02/09/30 21:47
神経の軸索や樹状突起の伸長については、おじちゃんはよく知らない。
そこで教科書を見てみると・・・、
ニューロンの発生は神経成長因子、ニューロンとグリアの相互作用、
細胞外基質、性ステロイドが調節している、とありました。
中身は読んでないから不正確かもしれないけれど、成長因子が伸長を
促し、グリアとの相互作用や細胞外基質中の因子によって行き先が決
まり、性ステロイドによって機能的に成熟すると言ったところではな
いでしょうか。
どなたか補完頼みます。
351:02/10/02 14:30
発生屋その1様
ありがとうございます
樹状突起の伸長もなぞだらけですよね
シナプスの形成ってのもよくわからない
動いて一瞬でつながるのか?
そんなわけないだろうし

血管や神経のネットワークってある程度
完成していないと機能しないと思うのですが
個体の大きさが小さかったり運動量が少ない時期
(極端なのは胚)に不必要にオーヴァークオリティに
完成しているってのも形態形成や発生運命とからめて
なぞがなぞを呼びます(ぼくが無知だから?)

神経の方も何か示唆をください
36発生屋:02/10/02 20:02
血管は、かなりネットワークの完成度が低い内に機能(拍動)し始めます。
胚の左右に2対の大きな血管が出来、その癒合部として出来た原始的な心
臓の段階から拍動するそうです。
不必要に血管や神経が発達すると言った印象受けておられるのことですが、
発生過程は思っている以上にエネルギーが必要なので、血管系の送気発達
は重要なことと僕は思います。
ヒトでは妊娠8週目頃までには胎児のほぼ外観は完成しているらしいので、
身体の器官組織のフルセットは想像以上に早く揃っているようで、揃った
器官達は使ってあげないとさぼってしまうので、勢い神経系も早い内に機
能しはじめるようです。
胎児のチンチンも勃起するようなので、自律神経系もかなりの完成度なの
ではないでしょうか。
ただし、これらはあくまで生命維持のための機能完成で、高次の機能完成
は産後10数年或いは数十年必要なのは、ご存じの通りです。
371:02/10/06 10:47
36の発生屋さん
とりいそぎありがとうございます
ageます。
39名無しゲノムのクローンさん:02/10/09 19:11
>34
性ステロイドが何で神経とかに作用するんですか?
このホルモンは本来の機能以外に何をしているんですか?
40名無しゲノムのクローンさん:02/10/10 12:47
age
41発生屋その1=発生屋:02/10/11 20:10
>>39
性ステロイドは性ホルモンのことですから、一般的には特定の時期に生殖器
や卵巣/精巣の分化などの性決定を行っていると言われています。
また、最近では胎児期にこのホルモンの分泌が不十分或いは分泌異常などを
起こすことにより、性同一症候群が起こされると考えられています。
42名無しゲノムのクローンさん:02/10/11 20:40
>41
お答えありがとうございました
質問は本来の生殖器以外の臓器や細胞に働いているようなので
これはどういうことなのか知りたかったのですけど
43発生屋その1:02/10/11 23:12
>>42
おもしろそうな話ですね。でも今手元に資料がありませんので、resは来週の
火曜日以降にならお答えできるかもしれません。
44名無しゲノムのクローンさん:02/10/12 15:02
よろしく!
451:02/10/12 22:53
性ホルモンは嗅覚などの起源の古い感覚器の発生に関係するなんて
話をきいたことがありますがうろおぼえです
(だいたい紀元が古いってのもおおざっぱな話ではずかしい
化学的感覚ってことかしら?)
長いところがつながる話もよろしくおねがいします
46発生屋その1:02/10/15 18:06
>>42
えっとですね、性ステロイドが生殖器や生殖細胞以外の細胞・組織に影響
を与えるという話ですが、手持ちの資料にはあまり書いていませんでした。
ただし、脳の組織形成と機能に働いていることは実験的に証明されている
そうです。
例えば、ラット脳の内側視索前野の神経核のニューロン数は、循環中の男
性ステロイドのレベルによって、一部決定されているそうです。
>>45で1が言っているのは、この辺りの作用によるのかもしれません。
神経の軸索伸長に関しては、幾つかの軸索成長因子が知られています。
ある種の表皮成長因子や、aまたはbFGFやインスリン様成長因子、イン
スリンが直接或いは神経膠細胞を介して働いているそうです。
とある因子が軸索再生に関与しているという話もあります。この因子
については知り合いが研究中ですので、今は”ひみちゅ”です。
47発生屋その1:02/10/15 19:27
>>45
シナプス形成にメカニズムは、現在幾つかのグループが研究中の
ようですので、分子的なものは何れ解ってくると思います(幾つ
かは解っているようですがおじちゃんは知らない)。
形成のさいの細胞の挙動としては、神経細胞からランダム方向に
軸索が伸長し始め、>>46の様な因子の働きで伸長し、適切な細胞
とふれあったモノだけが残る、と言ったことが起こるそうです。
軸索末端が適切な細胞と接触すると、互いの相互作用により、レ
セプターの形成や、シナプス終板へのゴルジ体の集積などが起り、
やがてシナプスが完成すると考えられているようです。
48名無しゲノムのクローンさん:02/10/20 22:22
1がんばれ
おのれがまず珍説を述べよ
49名無しゲノムのクローンさん:02/10/24 10:15
誰かがネタ振らないと続かないよ。
50名無しゲノムのクローンさん:02/10/25 17:16
ちょっと考えてみたんですが
むずかしいんですわこれが
51神経屋見習い:02/10/26 00:27
神経回路がどうやってできるかっていうのは昔からホットなとこですねえ。
最近役者の分子たちがそろってきたけどまだまだホットだよん。
現在の基本的な考え方は以下の通り。
1)拡散性の軸索誘導分子の指示に従ってアクソンが伸びる。
  いろんな誘導分子があちこちにあって
  「こっちこい」「こっちくるな」と言ってる。
有名どころは、netrin, eph, semaphorin, slit
    ファミリーといったところ。
    今とってもホットなお方たちです。
2)あちらこちらに中継地点があって、そこに到達すると接触による行き
  先変化が起こる。例えば神経が交差する場合、センターラインに中継所
  があってそこをいったん越した軸索は後戻りできなくなる。
3)最終目的地からは神経栄養分子が配られる。大体ニューロンはたくさん
   できて、たくさん軸索を伸ばすので、全部のニューロンの分は足りな
   い。うまく目的地に到達した奴らだけ配給がもらえて神経結合が成立
   するが、もらえないとアポトーシスが起こって死んでく。

それからごく最近(2,3ヶ月前だったと思うが)神経線維が静脈(動脈やっ
たかもしれん)に沿って走行するのは共通のガイダンス因子のためだという論
文がNatureに出てたような気がする。semaphorinは、血管形成や腎形成(やは
り管状の組織になる)にも関与しているし、semaもslitもいろんな組織で細胞
の走行を誘導するシグナル分子になってる。ま、そういう意味では長いところ
の発生という一見子供じみたスレも捨てたもんじゃないですな。
52名無しゲノムのクローンさん:02/10/26 01:43
なげーよ
53発生屋その1:02/10/28 17:55
>>51の話は「にゅうろとろぴん」の話かな?
軸索伸長にはいろんな分子が関与してるって事だよね。
541:02/10/28 21:11
日が短くなってるんでびっくり

発生屋その1さま
神経屋見習いさま
ありがとうございます

甲殻類の心臓神経系(心臓神経節による拍動、
脳内のニューロンによる動脈弁の開閉の
それぞれが統合されたものとの意)
が機能し始めるのは発生過程のどのへんですか?
(甲殻類をとりあげるのは自分の読んだ本がとりあげてるのが
甲殻類ばかりだから)

やっぱり心臓の動脈弁が脳内のそれぞれ1対の定まったニューロンと
あんな細いアクソンでつながってるのは不思議だ
しかも決まった経路を通って
(決まった神経根からでて決まった動脈の背中側を通ってたりして)
5551:02/10/29 00:49
>53
「にゅうろとろぴん」=NGF, BDNF, BT3=神経栄養因子。
神経細胞からランダムにアクソンが伸びるかというと多分vivoでは違う。
でもニューロンの極性がどう決まるかまだわかってません。
軸索成長因子というか、様々なGrowth factorがvitroで神経突起を伸長させる
のはその通りだけど、多くの場合細胞死を防ぐ活性もあって、しかも細胞の
分化にも効いてるからごっちゃにしてるかも。
神経ネットワークができる上で多分一番大事なのが拡散性の誘導因子。
これは伸びてきているアクソンの方向を決める因子で
アクソンを伸長させる訳ではありません。
ネットワークの最終段階がシナプス形成だけど
これも発生期にまずはたくさんできて、
その中からごく一部のシナプスだけが残ります。

我ながらわかりにくい文章だ・・・ご勘弁を。
56発生屋その1:02/10/29 11:33
>>54
すみません、甲殻類の発生はよく判らないモノで答えようがありません。
一応調べてはみますが・・・。
ニューロンの伸長には細胞外基質も関与しているので、特定の場所に特定
の神経束が通る、というのはそのせいかもしれません。
>>55
多分狭義では、おっしゃる通りNGFの類のことでしょう。広義では神経・
軸索成長因子、栄養因子、誘因因子なども含んで「にゅうろとろぴん」
(または「にゅうろとろぴん様因子」)と言っているようですね。
57発生屋その1:02/10/29 20:47
>>54
手持ちの資料には甲殻類の拍動開始のタイミングについて書いて
ありませんでした。もうちょっと調べてみようと思いますが、あ
まり期待しないでね。
58名無しゲノムのクローンさん:02/10/30 00:13
>56
細かいようなんですけど・・・
狭義のニューロトロフィンは実はいろんな活性があって、
誘因因子の活性も含まれてるかも知れません(どう決着が付いたか知らない)
ただいいたかったのは
ニューロンを生かし、軸索を伸ばさせる因子と
伸びた軸索の向きを誘導する因子は別のものだということです。
成長因子、栄養因子と軸索誘導因子を混同しないでねってことです。
59発生屋その1:02/10/30 11:25
>>58
駄目出しどうもっす。
ちびっこにもわかるように
ってあざとい書き方が嫌なんだけど
要するに1は実証的に(それも勿論大事)というだけでなく
うっかりなるほどと思うようなうそを書けっていってるんだろう
珍説・奇説・邪説でもいいから説明として洗練されている
モデルを示せってことじゃないの
61名無しゲノムのクローンさん:02/11/05 15:39
>>60
じゃぁきみが示したらどう。
62mmm:02/11/05 16:11
>>61
だってすごくむつかしいんだもん
64名無しゲノムのクローンさん:02/11/08 16:35
ageage
65名無しゲノムのクローンさん:02/11/11 09:51
集え勇者よ
66発生屋その1:02/11/12 20:38
そういえば最近ちんぽ好きのヒト来ないねぇ。
67名無しゲノムのクローンさん:02/11/12 21:41
え?みんなちんぽ嫌いなの?
68名無しゲノムのクローンさん:02/11/13 21:33
ちんぽより、めこの方が好きだけど。
69名無しゲノムのクローンさん:02/11/20 20:36
形態形成について
もう少し広く
語っちゃってもいいですか?
70発生屋その1:02/11/22 10:34
>>69
おじちゃんはそっちも好きだな。
71発生屋その1:02/11/26 10:46
そういえば、最新号の「蛋白核酸酵素」に神経の移動や軸索伸長に
関する特集が組まれてましたね。オッチャンはまだ読んでないけど
>>1は読まれましたか?
72しぃーあーちん:02/11/26 12:47
神経細胞の修復、と聞くことがあるのですが、これっていうのはaxonの再生、ということですよね。
@現在の知識レベルでは細胞体が損傷されたら再生(神経細胞の分裂誘導)はできないんでしょうか?
Aそれとも他の細胞からaxonが伸びてきて、その失われた分のネットワークを補うんですか?
BES細胞から神経細胞を分化させることができるようになった場合、それを移植することでneural netowork
を復活させる見込みはあるのでしょうか?
レポート課題とかではないんですが、ふと疑問に思いまして、お答えいただけたら幸いです。
73発生屋その1:02/11/27 14:38
>>72
その辺りは今最も熱いところですね。つまりよく解っていないと言う
ことです。ちょっと調べては見ますが・・・。
741:02/11/27 19:39
発生屋その1さま
ありがとうございます
読みます!
75名無しゲノムのクローンさん:02/12/02 13:50
ageage
76名無しゲノムのクローンさん:02/12/02 15:11
>>72
>BES細胞から神経細胞を分化させることができるようになった場合、

とあるが、特定の種類の神経細胞を分化させることは可能だったっけ?
77発生屋その1:02/12/02 20:24
>>72>>76
特定の種類の神経細胞の分化を誘導することはまだできません。
とある純粋な組織でさえ無理です。
「特定の種類の細胞」の集団(ごちゃ混ぜ)なら、アクチビン
の濃度を振ることである程度制御出来ます。
でももう一息かも・・・。
78発生屋その1:02/12/05 10:28
そういえば、先日のyahooのnewsにビスフェノールAが尿道下裂の
原因となっているかもしれないと言うのがあったね。
ビスフェノールAは女性ホルモンの類似物質だから、さもありな
んってところですね。
79名無しゲノムのクローンさん:02/12/05 13:22
乳の発生を知りたい。
大小、内向き外向き、たれ具合
乳りんやちくびの成長とか、乳首陥没のメカニズムなどなど
80v:02/12/05 13:23
81発生屋その1:02/12/09 16:41
>>79
乳の発生?そんなの乳腺堤上の原基の一つが選ばれて発達したん
じゃない。以上。
82名無しゲノムのクローンさん:02/12/12 11:04
ねたぎれかな?
83名無しゲノムのクローンさん:02/12/15 23:08
1がんばれ
蛋・核・酵読んだか
84名無しゲノムのクローンさん:02/12/16 01:16
 I'm a student. Here I write in English for practicing it. Now I have a question.
 In early development of a fertilized egg of Xenopus laevis, an animal polar side
becomes an anterior one, and vegetable polar side a posterior one. In addition,
the entry point of a sperm determines the dorsoventral direction. (*dorsoventral =
dorsal + ventral)
 Then, can I say that the position of the sperm's entry determines a right-left
axis of the embryo? Speaking simplier, does the position of the sperm's entry give
an influence to the body's direction?
 I'm happy if someone answers to me.
85発生屋その1 :02/12/16 12:59
>>84
なぜ英語で書いているのか解らないけど、精子進入点がカエルの
左右を決めていると言っても良いらしい(狭い意味で)。
精子進入点と核を通る平面が第1卵割面で、且つ、gray crescent
の正中・dorsal lipの正中を通るといわれています。2細胞期の
右側割球にトレーサーを入れると、ほぼ正しくオタマの右側が染
まったという古典的な仕事は超有名ですね。
ただし、おそらくもう少し後の時期で働いているであろう左右軸
の決定機構・因子と、第1卵割面との間にどんな関係があるのか
はおじちゃんははっきりとは知らない。
って、これって別のスレ(左右の・・・)に書くべきじゃないの?
8684:02/12/20 00:34
>85
 Thank you for your detailed explanation. I understand the role of sperm's
entry position as determinant of body axes.
 Now I hit upon a few questions.
 First, does the sperm's role also work in mammalian? In human, does the same
thing happen?
 Second, I learned from a textbook that unfertilized eggs of Drosophia already have
bicoid RNA, whose concentration determines the anteroposterior axis. I'd like to
know whether the bicoid RNA, or anything like it, exists in human unfertilized egg?
 I'm not hurrying to get your answer.
87発生屋その1:02/12/20 12:00
>>86
補足説明。determinatとかdeterminationとまで言うと正確には
正しくないと思われます。commitmentなんて言葉を使う方が良
いかも。
mammalianでも同様かどうかは解りません。軸形成因子が存在し
ている可能性は否定出来ませんが、compactionが起こるまでは
全ての割球は等価であるといわれています(古い教科書では)。

bicoidのような何らかの因子が、あらかじめ未受精卵細胞質中
にDrosophilaのように局在しているかと言われると、それは
ちょっと考えにくいです。むしろ、ホヤのsegregationやカエル
のcortical rotationの様な、細胞質の再配列がこっそりと起
こっていて、将来軸形成に関わる重要な因子が特定の領域に配
されるといったことは起こっているかもしれません。
この辺りのことは、mammalianで実験発生学的実験をやってみな
いと解りません。
ただし、大きな障害を受けるとキャンセルされてしまうような、
"緩い"機能を持つ因子の局在は存在するかもしれません。
88名無しゲノムのクローンさん:02/12/24 10:35
もうおしまいなのかな?誰かネタ振ってよ。
89名無しゲノムのクローンさん:02/12/24 12:01
長い朕こと短い珍小の発生の違いについて考察してください
90発生屋その1:02/12/25 10:44
個体別の珍庫の発生は知らないなぁ。ホルモンか成長因子の過不足
によるんじゃないの?

そういえば、今月のPNEに四肢の発生の特集が出てたね。おじちゃん
はまだ読んでないけど、ちょっと長いとこの発生と言うことで参考
までに。
91山崎渉:03/01/11 13:40
(^^)
92山崎渉:03/01/18 13:16
(^^)
           
94山崎渉:03/03/13 14:31
(^^)
95山崎渉:03/03/13 14:41
(^^)
96山崎渉:03/04/17 09:39
(^^)
97山崎渉:03/04/20 04:12
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
98山崎渉:03/05/22 00:11
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
99山崎渉:03/05/28 14:34
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
100名無しゲノムのクローンさん:03/07/19 07:51
100?
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。
貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。
黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。
(黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。
また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。
「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。)
彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。
     ∧_∧  ∧_∧
ピュ.ー (  ・3・) (  ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
  = ◎――――――◎                      山崎渉&ぼるじょあ
103山崎 渉
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン