【特別読物】
週刊新潮 2014年7月17日号(2014/07/10発売)
▼エリートと呼ばれたのも今は昔!
”士族”−文系職業の最高峰”弁護士”をはじめ”○○士”と名がつく国家資格取得者の
総称である。人生をかけた猛勉強の末に、難関試験に合格した士族たち。
その実態は
憐れお先真っ暗なのだ。
弁護士 司法書士 行政書士 社労士
資格を取ったらドン底が待っている「士族たち」の貧乏物語
ライター 佐藤留美
ーその行政書士をもってして「自分たち以上に食えない資格」と言われてしまったのが
社会保険労務士だ。
厚生労働省の統計によると、社会保険労務士の平均年収はおよそ530万円(2013年)だが
「一部お社労士が平均を吊り上げているだけ。中央値は200万円がせいぜい。」
よって、勝ち組は人事や労務に関するコンサルティングで稼ぐ。だが、それもごく少数で
「私が住んでいる兵庫県下で、これで成功しているのは2人ぐらい」だという。
もっとも、このコンサル業務は社労士の資格がなくても出来るというのが皮肉なところだ。
http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/backnumber/20140716/