ネットワークスペシャリスト Part29

投手陣踏ん張れず６失点！連勝７ストップ

　◆巨人１─６ヤクルト（１２日・東京ドーム）　巨人先発の宮国が制球を乱し３失点。
中継ぎ陣も踏ん張れずヤクルトに６失点を喫した。
連勝は７でストップ。

　３回２死二塁、上田に適時打を右前に運ばれ失点した宮国。４、５回と無安打で立て直すも６回、１死一、三塁から、田中にスクイズを決められ失点。
なおも２死満塁のピンチを招き、村中に押し出しの四球を与え３失点、マウンドを降りた。２番手・高木京が登板しピンチを脱した。
７回には、３番手・田原が失点。８回は高木康が無安打で乗り切るも９回、５番手・一岡が１死二塁から、ミレッジに右線適時二塁打を許し失点。
２死二塁から、川端の中前適時打でこの回２失点した。宮国５回２／３、６安打３失点だった。

　打線は７回１死満塁の好機を作り、谷の左前適時打で１点を返すも、後続が続かず。

宮国、６四死球と乱れ２敗目「１人で野球をやってしまった」

　◆巨人１―６ヤクルト（１２日・東京ドーム）　巨人は宮国が制球を乱し５回２／３を３失点と崩れ、１分けを挟んでの連勝が７で止まった。３回２死から四球で走者を背負い、上田の適時打で１失点。
死球からピンチを招いた６回には、スクイズを決められた後、投手の村中への押し出し四球で３点目を失ってマウンドを降りた。
これまでは最大で３個だった四死球が、この日は敬遠一つを含む６個。２敗目を喫した右腕は「１人で野球をやってしまった。メンタル面で弱い部分が目立った」と話した。

“五輪ＣＭ”で復活した巨人・松本哲
2012年08月12日 18時00分

　８日の阪神戦に快勝し早々と伝統の一戦の今季勝ち越しを決めた巨人。勝利の立役者となったのは４打数２安打１打点で全得点に絡み、中堅の守備でも超美技の好捕を見せた松本哲也外野手（２８）だ。
久々のお立ち台で感涙にむせび泣いたヒーローは本紙に“五輪ＣＭ”が復活の力を与えたことを告白。

　東京ドームのスタンドが大きな感動に包まれた。お立ち台でマイクを向けられたヒーローの松本哲は前半戦でチームの戦力になれなかったことを詫びると、
その後は涙ながらに「家族には支えてもらったので…。結果を残せて良かったです」。
最後に深い感謝の気持ちを表したのは昨オフに結婚した朝美夫人だった。

　最愛の人も、そして今年６月３日に生まれたばかりの長女も八面六臂の活躍に喜んでくれたはずであろう。

　二軍暮らしが続く悶々とする日々を送る中、浮上のきっかけとなったのが“五輪ＣＭ”だった。
体操男子個人総合で金メダルを獲得した内村航平（コナミ）らロンドン五輪日本代表の３選手が起用され、現在もオンエアされている日本生命のテレビＣＭだ。

「人と人とのつながり」をテーマとする同社の企業イメージＣＭに実は松本哲も起用されたことがある。
新人王となった翌１０年の３月２７日より数か月間に渡って放映され、母・勝代さんが松本哲の活躍した新聞記事を一生懸命にスクラップするシーンは特に好評を博した。

　松本哲が当時出演していた同ＣＭのバックで流れていたのは、ゆずの「虹」。
内村らロンドン五輪代表の３選手が起用されている現在オンエア中の五輪バージョンでも、イメージソングとして使用されている。松本哲は、このＣＭの映像とともに流れる「虹」を聴きながら、かつて輝いていた自分を頭の中でプレーバックさせるようになったという。

「よくみんなに（ＣＭ出演のことを）言われるんですけど、その後、自分は結果を残せていない。
今はその後の自分をつくりたい。そういう気持ちでいます」と本紙に対し、力を込めて言い切った。
俊足巧打が代名詞の松本哲の復活劇を原監督ら首脳陣も待ち望んでいた。これで首位を走るチームの勢いはさらに加速しそうだ。