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名無し検定1級さん:
小久保“引退表明”の波紋…金本、松中が逆風にビクビク〜
ソフトバンク・小久保裕紀内野手(40)の引退表明は、チーム内外に影響を及ぼす。
さっそく尻に火がつきそうなのは、2歳年下の松中信彦外野手(38)だ。故障もあって一昨季から出番が激減。
「現状は年俸2億円の巨額不良債権。本来なら小久保より先に引退すべきだったが、これで待ったなしだろう」と球界関係者が厳しく指摘する。
秋山幸二監督(50)も安閑とはしていられない。就任以来、3位、リーグ優勝、日本一という成績を残し、長期政権の声も出ていたが、今季はここまでBクラスに低迷。
3本柱だった杉内俊哉、ホールトン両投手は巨人、和田毅投手は米大リーグ・オリオールズに移籍したという点では、釈明の余地はある。
しかし“ポスト秋山”の大本命として小久保が控えるとなれば、常勝を迫られる。
まな弟子の引退に際し王貞治球団会長(72)は「この6年間はチームリーダーとしてチームをまとめ、昨年は8年ぶりの日本一に大いなる貢献をしてくれた。
これからは新しい目標に向かって、さらなる飛躍を期待しています」とエールを送った。秋山監督が逆転でリーグ3連覇、2年連続日本一を達成すればいうことなしだろうが、果たしてどうなるか。
一方、他球団のベテラン組にとっても対岸の火事ではない。
阪神・金本知憲外野手(44)はその代表。横浜DeNAと最下位争いするチームを大改造するため、年俸3億6000万円の大ベテランに引退勧告を求める阪神OBも少なくない。
小久保の引退表明で、さらに逆風が強まるのは必至だ。
王監督時代には「長男・小久保、二男・松中、三男・城島の王ファミリー」と言われた城島健司捕手(36)もひとごとではない。
阪神移籍1年目こそ活躍したが、けが続きで昨季から満足に試合にも出ていない。
小久保の引退表明は、こうして球界に波紋を広げることになりそうだ。(夕刊フジ編集委員・江尻良文)