社労士開業塾

このエントリーをはてなブックマークに追加
23名無し検定1級さん
全国のTAC・LECなど資格学校や社労士会等、インチキ資格商法業者の宣伝によれば、
「開業社会保険労務士が顧問先になっている事業所の割合は、まだ約30%と少なく、
残り約70%が未開拓なので、とても豊富に、顧問開拓への夢と希望の世界が広がっている。」
と、イカにも将来有望な資格のように説明してあります。
デモ裏を返せば、約70%の事業所から不要なことを、意味しているのです。

おそらく、開業社会保険労務士の誰でも、例えば「商店街の全部を営業しまくった。」
「市内全地域営業して歩き回った」ような経験があります。
だから、私の地元では、社労士会会員が東西支部合計して250名位いると推定されます。
新人会員はもちろん、たとえ10年、20年以上のベテランでも営業を続けています。
仮に、市内中心部の商店街を例にとると、仮に東西支部会員の3分の1が「商店街全部の店を営業した」
と推定すると、単純計算で既に80名〜100名位が営業済みと仮定されます。
(実際はもっと多いカモ知れない。)
つまり、その商店街の7割は、新人会員はもちろん、労務・年金実務経験が長く、人事賃金制度・セミナー講師など過去に実績があり、
営業経験豊富で人脈や社会的信頼など豊富なベテラン会員でさえ、顧問開拓に失敗したことを意味します。
なぜなら、労務や社会保険にて、わからないことがあれば、官公庁や専門サイトをネット検索すれば良く、
手続書類は、直接官公庁サイトからダウンロードすれば良く、相談事があれば、
官公庁サイトにメール送信すれば無料で出来ます。
そして、具体的に官公庁から事業所にアクションして頂きたい段階になって、
初めて直接官公庁に行けば良いので、社労士を顧問にする必要がないからです。

だから、もし新しく開業した会員が、営業しようと考えなら、まず近い場所に開業している、
ベテラン社労士会会員の顔を、思い浮かべましょう。
ベテランの先生方でさえ、顧問開拓に失敗した残り約70%の世界だから、ましてや、
実務経験なく事務指定講習だけで会員登録しただけの者が、
顧問開拓ができるワケがないですよね。

それでも、将来の社会保険労務士としての、顧問開拓の夢を見ますか?