そもそもなぜ行政書士で開業したのですか？その２２

【破産業務　その１１】
しかし、業務報酬欲しさに、安易な気持ちで破産に群がる行書が続出した。ちょうど、バチタレがドラマ化された時期と重なる。スポーツ紙やバス停の看板にまで破産の広告を出す行書が出没するに至った。

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【破産業務　その１２】
こういった流れに対して、最初に行政書士の破産業務について異を唱えたのは、弁護士会でも司法書士会でもなく金融の業界団体だった。
せっかく貸し付けた金を安易に破産されてはたまったものではない。彼らが異を唱えるのは当然である。
現に、県会や日行連に、これだけ行政書士が金融業者を利用しているのになぜ破産業務に手を出すんだ！　といったクレームもあった。
ここからは、想像であるが、弁護士会を焚きつけ、行政書士をこれら業務から排除したのは緊急業界団体では無かろうかと推測している。
今では考えられないが、テレビのゴールデン枠にCMスポットを流すだけの力があったのだから、行政を動かし行書を排除するくらい造作ないことであろう。


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　　　　　ヽ:!::ﾄヽ￣　l! `　　｀￣´　|::l::|:|j:,!:!　　行書のこいつら
　　　　　　ﾄ､::! u　　　　　　　　　ｊ |::/lj:::!ﾘ
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【破産業務　その１３】
一方、裁判所の中には、書面だけなら行政書士に開放しても良いのではといった空気だけは確かにあった。
あくまでも、積極的関与でなく、行書が作った書面を黙認するというスタンスである。ところが、ある事件を切っ掛けにその流れが大きく変わった。

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　　ﾉ)ノ,(ノi ｶﾀｶﾀ
　 (　　　　(ノし
┐)　∧,∧ 　ﾉ 　破産なら任せろー
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　（/ 　　　 /ﾉ 　　(　　　 ） やめて！
　　￣TT￣ 　　　と、　　ﾞi


<<<あたし書記官だけど破産の申請書が行政書士作成だった…死にたい>>>>

【破産業務　その１４】
事件とは、ある行政書士が破産の書類が通らなかった時、激昂して「自分は破産研修を受けたんだ！」　と、書記官に食って掛かった時だった。
ちょうどその頃には、書記官OBを多く登用していた金融業者の業界団体からの圧力も少なからず作用した筈だ。

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【破産業務　その１５】
ただ、その件から行政書士を裁判業務から締め出そうと言う流れに明確に変わった。 行政書士が分さえわきまえてやっていれば、いまだに軽微な破産業務は脈々と続けられたんじゃないかとすら思う。
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【破産業務　その１６】
皮肉なことだが、行政書士が破産業務をやっていれば、破産の敷居が下がって今ほどの過払いブームは無かったと思う。つまり、金融業界団体は行政書士を排除したことで、結果的に自分たちの首を絞めた事になる。

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【破産業務　その１７】
ただ、あの頃の行政書士は、破産という熱に浮かされていた様に傍目から見えた。一種のバブルで、冷静なものの見方をすることの方が難しかったでは無かろうかと推測する。


　　　　　　　　　裁判業務ワッショイ！！
　　　　　 ＼＼　　 新規業務ワッショイ！！　／／
　〜　　 　　＼＼　　自己破産ワッショイ！！／　　〜

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　　　　　　　（＿）し'　　　し（＿）　　　　（＿）＿）

【破産業務　その１８】
業際を犯して民事に深入りしないためには、民事関連の究極、裁判業務を知っておく必要がある。レオナルドの場合、自分自身は訴訟関係の勉強をしているのに、他方で裁判業務はやるべきじゃないという。
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　　　　　　 i　;li'/!r';三:‐'`ﾅ`;::i　i`ﾅ;゛i゛i
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　　　　 '´rr'　;ﾉ i川li ﾐi､li::.j!　 ; ,; !l　,!/"ヽ 　　　　　
　　　　/,! ji'　,r';r'彡ﾉﾉ,l!,i:.j, i! ,i!　!　　　 `il
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　　　　ヾ_ ;:'' ;! )::.lヾ.ヾヾ:j!i :(　i;.　 '/　 ｲヾ 　　　　
　　　　 .r'´r'r'　/' ',ri/;il ｲ, li j　 i r　 ;　　,!,! 　　　
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