551 :
名無し検定1級さん:
暴力団甲組の組長Aは、乙マンションの207号室を所有者Bから賃借し、居住していたが、対立する暴力団との抗争が激化し、
Aが同室を甲組の指揮本部として使用したため、襲撃の目標となり、銃弾が打ち込まれるなど緊迫した雰囲気となった。
この場合に関する次の記述のうち、区分所有法及び民法の規定並びに判例によれば、誤っているものはどれか。
1 AB間の賃貸借契約で、207号室をAが暴力団事務所として使用しない旨が約されている場合には、
Bは、この賃貸借契約を解除することができる。
2 乙マンションの管理者Cは、集会で決議をした場合には、Aに対し、訴えをもって賃貸借契約の解除を請求することができる。
3 乙マンションの107号室を店舖として使用するDは、集会の決議がなくても、
Aの行為により被った営業上の損害を賠償すべきことを、単独で、Aに対し請求することができる。
4 乙マンションの管理者Cが原告となってAに対し207号室の引渡しを訴求し、これを認容する判決が確定した場合には、
その執行は、直接Bに同室を引き渡させるものとなる