●毎年3000人のロー弁の増加により、成年後見や簡裁代理、債務整理、
企業法務等は死亡。司法書士の権限拡大もロー弁の増加により阻止。
仮に拡大しても、ロー弁との激烈な競争により、今ほどのうまみは
地裁代理や家裁代理等にはなくなる。
●法務局統廃合、銀行・信金等の金融機関統廃合、グレーゾーン撤廃、弁護士増員、
商業登記開放で独占は不動産登記のみ、不動産登記の減少、少子高齢化で不動産
市場が縮小、10年前に比べ、合格者は倍になって仕事自体のパイの取り分は単純
に一人あたり半分。司法書士の市場は縮小していく。
●過払い返還もあと2,3年すればサラ金消滅で仕事無くなる。
遅延損害金26.28%とグレー上限29.2%ではあまり差が無いので思ったほど
過払いが発生しない。
●営業しても銀行や不動産屋は既存の書士がついているし、クレサラは
単価が安く、分割の支払いの踏み倒しも多い。また若手弁護士も多くやり始めた。
簡裁なんかは食える仕事はすくないし、毎年の新人の増加で供給過剰気味で単価も安い。
●司法書士は責任が重い。社会的責任ではなく財産的責任。客も銀行、
不動産屋、裏金融屋、やくざまで色々な人と付き合う必要がある。
安全な仕事ではない。何千万もの損害賠償を訴えられ、払っている人がいる。
●2代目でも地域の名士でもないのであれば、かなりの期間は営業的に苦しい
踏ん張れば何とかなる物でもない。銀行から仕事を貰うには、接待も貯金も
必要。不動産屋からは土地、デベロッパーからはマンション、ハウスメーカー
から賃貸アパートを買うことも必要。営業で高飛車な態度・言いぐさをとられる。
リベート、値引きなどやって初めて仕事が回ってくる。
●金儲け目的で司法書士を目指したら人生を誤る。 現実の厳しさにびっくり
する。死ぬまで金のことで不安で気づいたら土日も朝から仕事仕事。
土日も電話がかかってくる。お客も柄の悪い連中ばかり。
資格取得にかかる費用と時間に比べ割に合わない現実に驚愕する。