いろんな資格の3級ばっかり取っている人Part117
(´ε`)不動産の価格は、その不動産の効用が最高度に発揮される可能性に最も
富む使用(最有効使用)を前提として把握される価格を標準として形成される。(最有効使用の原則)
したがって、鑑定評価に当たっては、地域分析及び個別分析を通じて対象不動産について
その最有効使用を判定しなければならない。
最有効使用の判定に際しては、@良識と通常の使用能力を持つ人が採用するであろうと
考えられる使用方法であること。A使用収益が将来相当の期間にわたって持続し得る使用方法であること
B効用を十分に発揮し得る時点が予測し得ない将来でないこと、C個々の不動産の
最有効使用は、一般に近隣地域の地域の特性の制約下にあるので、個別分析に当たっては
特に近隣地域に存する不動産の標準的使用との相互関係を明らかにし判定することが
必要であるが、対象不動産の位置、規模、環境等によっては、標準的使用の用途と
異なる用途の可能性が考えられるので、こうした場合にはそれぞれの用途に対応した
個別的要因の分析を行った上で最有効使用を判定すること。D価格形成要因は常に
変動の過程にあることを踏まえ、特に価格形成に影響を与える地域要因の変動が
客観的に予測される場合には、当該変動に伴い対象不動産の使用方法が変化する
可能性があることを勘案して最有効使用を判定すること等に留意すべきである。
すなわち予測の原則は最有効使用を判定するための指針と言える。