12月30日(火) オープニング・コメント
昨日の米国株式相場は大幅続伸。ダウ工業株30種平均は125.33ドル高の
10450.00ドル、ナスダック総合指数は33.34ポイント高の2006.48ポイントと
なった。ナスダック総合指数は年初来高値を突破しており、一気に先高観が
強まる展開。NYダウも3営業日ぶりに年初来高値を更新しており、市場参加
者には楽観ムードが強まっている。また、シカゴ日経平均先物(CME)は
10590円。大証終値と比べて130円高の水準で取引を終了している。 従って
本日の東京株式相場は米国株式相場の上昇を好感して買い先行の展開を想定。
一段とリバウンド歩調が強まるものと思われる。米国株式市場では証券会社の
半導体需要に対する強気見通しを受け、同関連株が軒並み上昇。東京市場でも
東京エレクやアドバンテストなどに積極的な買い物が入るものと思われる。
ただ、円売り介入観測が挙がったとはいえ、円相場が107円前後での値動き
となっており、年末年始の休日での円高進行に対する警戒感が拭えない状況。
輸出関連株中心に上値を抑えられる展開となろう。 個別銘柄で注目される
のが、「エビス」の好調が伝えられているサッポロ、「BSE(狂牛病)の
影響で一部店舗の深夜営業を中止すると報じられている吉野家などか。