勉強に対する未練または「幻想」を持って、社会生活から離れて「独りぼっち」で、勉強ばかりしている30代が増えている。
いわゆる「スタディー(study)ルンペン」と呼ばれる彼らは、長期間就職に失敗したり、就職しても適応できずに「人生逆転」を狙って、30代前半にまた勉強を選択している。
一部では、こうした「現実逃避性学習」の副作用を懸念する声が出ている。社会で「中間管理者レベルのリーダー」になる時期を失したまま、現実感覚を失って、「勉強=大当り」という幻想のみを追いかけていると指摘されている。
20代は就職の機会が多いが、30代は年齢のため雇用市場から歓迎されず、こうした「スタディー・ルンペン」が増えてくるという指摘もある。