スレ立て乙!
スレ立てありがとう…
来年もSSとか絵とか漫画とか楽しみにしてます皆さん(チラッ
私も楽しみです(チラッ
うふ〜ん
新年もナディエリが幸せでありますように
抱き寄せるようにに霧香の後ろから手を回すと、ベッドに腰掛け物珍し気に見ていた動物のドキュメンタリー番組から私の方へと向き直った。
小柄な霧香を後ろから抱きしめると、丁度鼻に霧香の頭頂部が当たる。
――良い香りがする。
同じシャンプーを使っているはずなのに、どうして霧香、というだけで愛おしい香りになるんだろう。とっくに答えの知っている疑問なんだけど、それでもこういう事を考えていると幸せになれる。
「……ミレイユ?」
おっと、いけない。
無言で抱きしめていたせいか、霧香は訝しげに私の顔を覗いている。私はチラ、と壁掛け時計に目をやる。
――ふむ、あと三十分ってとこかしら。
「ねぇ霧香。いつまでもテレビ見てないで、ちょっと散歩でもしましょうよ」
「別にいいけど――急に散歩だなんて、珍しいねミレイユ」
本当に、この子は今日が何の日が気づいてないようだ。呆れて、笑すらこぼれてしまう。
「何言ってんの、アンタは。あと三十分で今年も終わりなのよ――テレビ見て年越すなんて……折角アンタっていう恋人がいるんだし、何か勿体無いじゃない」
最後の方の言葉は、霧香の耳元で囁くように小声で言ったのだが、霧香にはムードだとかそういったものは効果がないようで、表情を変えずに手元のリモコンでテレビの電源を切った。
「そういえば、今日大晦日だったんだ。ミレイユ、来年もずっと一緒にいようね」
全く、この子は――。
真顔でそんなことを言ってしまうのだから、愛おしい。
白い息を吐いた後、霧香は白色のマフラーを口元まで上げた。
小さな唇を隠してしまうマフラーが憎らしい。隙あらば唇を奪ってやろうと思った私の画策が全てパーだ。
とは言っても、マフラーを買ってあげたのは私なのだが。霧香は、放っておくと自分で服を買うということをしないのだ。秋になっても半袖で外を出歩いているのを見て、私は呆れながらも冬服一式を揃えたのだ。
しかし、いざ着せてみると、これは可愛い。
少し子供っぽいかと思った青い生地のダッフルコートが、身長の低い霧香にはよく似合う。少し華奢な体格のせいか、大きめな気もするが霧香は気にしていないようで色とりどりにライトアップされた町並みを眺めながらレンガ畳の道を私の横で歩いている。
「来年は日本で年越すのもいいかもね」
あまりに寒いので、私はそんなことを呟いてみる。
「日本も、この時期殆どの所は寒いと思うよ」
「そうなの?ここよりはずっと南だから暖かいと思ってたんだけど」
「ミレイユ、寒いの?」
「そりゃあね。あぁ夏が待ち遠しいわ」
すると、霧香は突然手袋を脱いで、私の手袋も脱がせた。
「どうしたのよ」
「こうすれば、暖かいでしょ?」
いわゆる、恋人つなぎというやつだった。突然の事に私は反応できずに、霧香の行動を一通り見守る。
そのまま霧香は繋いだ手を私のポケットの中に入れた。
私は今、どんな表情をしているのだろうか。
笑っているのか、照れているのだろうか。
ね、暖かいでしょ?
と言わんばかりに霧香は笑顔を私に向けた。
時々、狙ってやっているんじゃないかと思う。
そうでもなければ、どうしてこの子は私の心をくすぐるような仕草ばかりできるのか。
シャンゼリゼ通りは、カウントダウンを待ちわびた人々で溢れかえっていた。まさに文字通りのお祭り騒ぎで、喧騒が聞こえる。
「あと、5分ってとこかしら」
「ミレイユ、何か食べようよ」
見ると、広場には疎らに屋台が出来上がっていてホットドッグやホットコーヒー、紅茶やジェラートまでも売る屋台が見られた。
よく見ると、私たちの周りにいる人たちの多くは紙コップに注がれて白い煙吐き出しているコーヒーや紅茶を持っている。
「そうね、何か飲みましょうか。それともお腹すいてる?」
「ううん、私は紅茶がいいな」
私は繋いでいた手を離して屋台へと向かった。先程まで暖かった筈の手は、離れた瞬間に寒くなってきた。
コーヒーと紅茶を持って、霧香の元に戻ると直ぐに握り直した。子犬のように、私が戻ってきた瞬間に伏せていたまつ毛を上げて、笑みを浮かべた。
口の中に広がる苦味と甘味を味わいながら、横で少しずつ紅茶を飲んでいる霧香を眺める。
来年も、きっとこの子と銃を持って仕事をするんだろう。
いつまでも一緒にいたいという願望と、いつ失ってもおかしくないという現実が重なって、少し霧香の手を強く握った。
カウントダウンが始まった。
多くの人々は、希望を望み、希望を信じる新年のカウントダウンだが。
何故か私には、終わりのカウントダウンに聞こえてしまった。
だからといって、今の職業を止めよう、なんて霧香に言う勇気はない。
殺し屋、というものが私と霧香を繋ぐ最初の絆で、未だにそれが絆の中心のような気がしてるから。これを言ってしまうと、霧香との繋がりが絶たれてしまいそうで怖い。
きっと私が散歩に誘ったのはこれが原因だったのだろう。
元来、私はイベントに興味がある人間ではなかったはずだ。それが霧香という存在が私の中心になったせいで、一日が――霧香と過ごす一日が愛おしくなってしまったのだ。
一秒の隙間さえ埋めて、彼女と一緒にいたい。
それが良いことなのか、悪いことなのか分からない。
でも、怖い、と思う自分も確かにいるし。
儚い日々がとても綺麗なガラス細工のように大切に思う自分もいる。
横にいる霧香は相変わらず、何を考えているのか分からないような表情でカウントダウンを声高に叫ぶ人たちを見ている。
「――あ」
霧香が小さく感嘆をあげる。見ると、大きな音ともに花火が打ち上がっていた。新年が始まってしまったのだ。
「ミレイユ、あけましておめでとう」
「ふふ、こちらこそよろしく」
何だか、霧香の顔を見られない。
新年を前に、変なことを考えてしまったからか。
「ねぇミレイユ」
「うん?」
「私、人殺し止めてもいいよ」
唐突に、いつもと表情の変わらないまま霧香はポツリとそう言った。周りの喧騒にかき消されてもおかしくない音量だったが、確かに霧香の小さい唇はその言葉を紡いでいた。
「だって、ミレイユとずっと一緒にいたいから」
私は人を殺すくらいしかできる事はないけれど。それでも、迷惑じゃないんだったら――。
と言葉を続ける。
彼女の言葉が中途半端に終わっているのは、私が唇を塞いだせいだ。
「馬鹿ね。迷惑なわけ無いじゃない」
「ミレイユ、泣いてる?」
「――私と出会ってくれて、ありがとう。霧香」
本当に馬鹿なのは、私だった。
確かに初めは、ノワールだったからこその繋がりだったのかもしれない。
でも今はそんなものなくたって、深くずっと繋がっていることに気づいていなかったのだ。
「殺し屋ノワールじゃなくても。私たちは、二人で一人だから」
――私は笑いながら、泣いた。
GJ
年の初めからいいもの見れた!
素晴らしい。新年からミレ霧が読めるなんて最高だ。
暗殺稼業で失うかもしれない恐怖。
暗殺稼業を辞めることで失うかもしれない恐怖。
その両方に怯えるミレイユが切なくて愛おしい。
>>10 「人を殺すしかできない」っていうのが霧香のほうでも引っかかってて
それさえ出来なくても傍に居て良いって思えるまで時間がかかったんでしょうね
ノワールは専門じゃなかったんですがとてもよかったです、ありがとうございます!
>>10 新年早々良いものが見られたぜ
ありがとう
久々に来たらノワールとかマジ俺得
すばらしいミレ霧…ありがとうございます!
>>17 なるほど、読めん!
外人に百合はまだ早かったようだな
三部作Blu-ray化はよ
暗礁かぁ
ガッカリな出来のドラマ作られるよりはマシなのかな?
まぁそんな予感はしていた
ノワールは舞台が世界中だし、キャラクターが多いから撮影が大変なんだろう
同様にマドラックスも実写化は大変そう。特に軍隊規模の戦闘シーンが
その点、エルカザドのチープさはすごい
舞台は適当な荒野でいいし、あとは車と拳銃があれば大体事足りてしまう
久しぶりに渋見てみたらナディエリ増えてて嬉しかった
書いてくれる人がまだいるんだなー
マドの実写見たいなー
すごいチープな仕上がりになりそうw
楽しみー
まずあのオサレポーズが実写ではかなり笑える事態になりそう
コメディだな
悪くない
ノワール実写化→日本でも話題に→人気が再び出てBlu-ray決定!の流れ期待してたんだがな
実写もいいけど正直なところ、それよりもアニメ2期の方が万倍観たい
あるいは4作目、5作目と真下魔女シリーズを毎年続けてほしいは
成長リリオか成長レティシアのスピンオフまだー?
2〜3年くらい前に風引いたナディを
エリスが裸で抱きしめて直す話の連作(油絵調)
描いた人が今どこで活動してるか知ってる方居ませんか?
>>30 なんだその素敵な話は…知らんかった
大抵の2次創作は漁ったつもりだったんだけどな
資料集絶版だったりサイト消えてたりと、最近ハマったにわかには辛い現状だぜ
設定資料集は俺も再販してほしい
当時はネットをやってなかったから、資料集の存在なんて知りもしなかった
>>33 上手いわ百合百合しいわネタまで詰め込まれてるわで素晴らしすぎる
>>33 うああ混雑だかで見れないッ!!このまま消えたら辛すぎる…
実は今年の夏にナディエリアンソロを出そうと思っていまして、
もし宜しければ1Pでも参加頂けたらと思ってお探ししていたんですが…
雑誌で活動とはやはり只者ではない…応援しております!
37 :
33:2013/02/08(金) 15:30:53.69 ID:qPEiw1ZK
>>36 同人誌ですか、いいですね
エル・カザドは私の魂のようなものなので、
前向きに検討してみます( ´∀`)
一度連絡を取りたいのですが、
どういった方法が良いでしょうか
>>37 ご検討ありがとうございます!!
こちらにメールアドレスを入れるのは良くないですかね…
ツイッターとかpixivのアカウントは持っているのですが、
33さんは何かやられてますでしょうか?
>>33も見れました…っ素敵な絵をありがとうございます!!
放送何年も経ってこんな素晴らしいナディエリが見れるとか本当に眼福です。
…辺りの反応の描写も面白過ぎる(笑
ナディエリ本の話とはいえ、長々やってると疎まれるぞ
企画者側がさっさと捨てアドかサイトか検索用ワードを晒せばいい
貴重なナディエリ本が出るかと思うとスレなんていくつ使ってもらっても構いませんわ
>>33 来るのが遅すぎた見れなかった
もう一度UPを...頼みます
43 :
33:2013/02/12(火) 12:03:57.57 ID:pZSIjvk8
>>43 あなただったか!覚えてますよあの絵
素晴らしい…
>>43 最高です...再UPありがとうございます!
ナディエリのバレンタインss投下します
突貫工事で仕上げたので短い上に稚拙な文章になっちゃってますが……
バレンタインデイ。
旅をしていると、日付の感覚が無くなってくるので、私はつい先程まで忘れていたが――今日はバレンタインデイだった。
女神ユノの祝日だとか、聖人ウァレンティヌスの処刑された日だとか――由来となる逸話は多々あるようだが、結局のところ恋人同士が愛を確かめ合う日という事には変わりない。
ま、恋人のいない私には関係のない日だけど。
とある国では、チョコレートを渡して自身の気持ちを伝える文化もあるとは聞いたこともあるが。
偶然立ち寄った街で、チョコレートの街頭販売をあちらこちらでやっているので嫌でも気がついてしまう。
中にはチョコレート早食い競争などというイベントも開催されており、休日と重なったためか一種のお祭りのような雰囲気で街は賑っている。
「不景気だっていうのに・・・なんてバブリーな事やってるのかしら」
そんな光景を私は横目で見ながら独り呟く。何時もなら下らない話にも返答している相方も、今は助手席で居眠りをしている。
ここ最近はずっと野宿だった所為で、疲れも出てきているのだろう。ここらでホテルでも探そうかと、街を眺めていると、見知った背中が目に入った。
「偶然ね、こんな所で会うなんて」
リカルドは私の声に気づくと、表情一つ変えずに車内を覗き込んだ。
「久しぶりだな」
「リリオは?姿が見えないようだけど」
「ああ、チョコレートを私に内緒で渡そうと画策しているようだ。珍しく小遣いをせびるから、何事かと思ったがな」
リカルドの後ろの店には、リリオが握り締めた硬貨を丁度店員に渡している姿が見えた。綺麗にラッピングされた小さいチョコレートをポケットに仕舞い込み、こちらへと向かってくる。
「――あれで私にバレていないと思っている」
「はいはい、娘自慢はいいから。ここら辺にホテルかモーテル無いかしら、一刻も早くシャワーを浴びたいんだけれど」
いつもしかめっ面のリカルドの頬が少し紅潮したのを、私は見逃すはずもなく、ニヤニヤと笑みを浮かべながら聞いた。
「そこの角を曲がった所に、安いモーテルがある」
照れた顔を隠すようにテンガロンハットを深くかぶり直して、リカルドはぶっきらぼうに答えると踵を返しリリオの方に向き直った。私は車内から軽くリリオに手を振ると、アクセルを踏み込んだ。
「ふふ、リカルドのあんな顔が見られるなんてね・・・・・・」
モーテルが見えてくる。駐車スペースを探し出し、車を止めてエリスを起さないように抱っこして受付へ。
「バレンタインデイ、ね・・・」
エリスはすっかり熟睡していて、目が覚めたのはモーテルについて二時間後位だった。エリスは、欠伸を噛み締めながら、見慣れない景色に気づいたようで私の腕に体を寄せてきた。
「もう夜よ。晩御飯、食べれそう?」
「あんまり、お腹すいてない」
「アンタずっと寝てたもんね。ほら、これでも食べなさい」
「これ、チョコレート?」
綺麗にラッピングされたそれは、高級品、というには程遠い代物だがそれでも私の気持ちは込めたつもりだった。
「エリス、今日が何日か覚えてる?」
「ええと、二月十四日だっけ?」
もしかしたら、この子はバレンタインデイを知らないのではないか。
頭に疑問符を浮かべたエリスを見て、少し残念なような、どこか安心したような。
「今日はね、バレンタインデイ、っていう日なの」
「何をする日なの?」
「教えてあげない」
私は悪戯っぽく笑みを浮かべる。
「ナディの意地悪」
エリスは不機嫌そうに唸ると、チョコレートを頬張った。その様子を、私は横目で見守って、小さく呟いた。
「――エリスが、バレンタインの意味を知ったときまで、答えは待ってるからね」
メキシコのバレンタイン事情が謎過ぎる…
久しぶりに来てみれば
>>43>>47となんというバレンタインの贈り物
ありがとうございますありがとうございます
50 :
33:2013/02/14(木) 10:46:08.79 ID:0YGWKBcr
>>47 盛大にGJ
ホワイトデーまでにエリスが意味に気づくといいねー
おっと、名前消し忘れてた
これはGJ
三部作のBlu-rayとサントラとドラマCDをフルコンプした夢のBOX出ないかな
3部作でのコラボを考えると
ミレイユとマーガレットは言わずもがなだけど
意外にミレイユとヴァ姉も合いそう
ブルーアイズとマドとかも
霧クロとエリスの会話聞いてみたいw
霧香とエリスの謎会話をミレイユとナディでにやにや眺める構図が最強
マーガレットも混入してみたい
沈黙が続いて空気が重くなりそうなので、リリオを連れてきました
レ'"_,.―--、_=-――――-=、_,.-―--、_」
r-‐ニニ-‐'´;:;:;:;:;:;:;:;:;:;>、;:;:;:;:;:;:;:_,,...<;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ーニニ≧_
ト、 \;:;:;:;:;:;:;:;:;:;_;:>z孑―-  ̄ ̄ -―气x、z<_;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/ /l
\ー-ナー-r''"´..;|'´,.z==x、 ィx==z、`い|..:`-+‐t<二_/ /
,>..........〈............| /L_ノ::::l| L_ノ::::}、 リ..........|..........=<"´ 「あは?」
/..../.........i..........| | Lゝ=ソ' マゝ=,ハ |....|......!......\...\
. 〈..../..............|.......::| `ニニ ニニ’ }....|......|............\....〉
Y..................|........ト、 ⊂⊃ ,.-、__,.-、 ⊂⊃/..:/.......|..................Y
. (..............,イ.........ヽ \ ヽ. ノ ,イ..:/..........|\..........:/
`ー、 / :{..............\:へ.、  ̄ ̄ ,.イ....:ソ.............〉 i..../
// .|....................\..:>‐ _ ‐<__ノ:/.............../ 〉..:\
〈......| \......................∨ \ _/ |................./| }........::)
\| i`ソ、........../ o 〉〈 / {、..........イ;;;;| ,/ |..../
/| ヽヽ ヾ;;;;;;}..../|\ ∨ / /' \......ヘ;;|/ / /i´
,/ | \ {;;;;;;i....i\\ハ ,j. | }.........〉|/ / ヽ
そこにアルテナを投入してみたい
ミレイユとヴァネッサとナディとブルーアイズ以外はどう混ぜてもカオス
3作品のキャラを集めた飲み会を見たい。ずっと霧香に膝枕してもらってるクロエとか
ミレイユ 酔ってないと意地を張るけど、霧香とクロエの区別がつかなくなってる
霧香 ミレイユのことが気になって酔ってられない
マドラックス どんなに飲んでもさほど酔わないけど、戦場で散っていった仲間たちの話を淡々と語って周囲を暗くする
マーガレット アルコールに興味深々だが、エリノアの監視が厳しくジュースしか飲めなくてしょんぼり
エリノア マーガレットを監視しつつ、男性陣全員に睡眠薬を盛って花薗を守る
ヴァネッサ 飲みすぎて頭が痛くなって隅っこで休んでる姿が色っぽい、ブラの一部と太ももが剥き出し
ナディ すぐに酔ってフラフラになってご機嫌、ミレイユの財布をアテにしてじゃんじゃん注文する
エリス 本当は酔ってないけど酔ったフリをしてナディに甘えまくる
ブルーアイズ 飲み屋の店長を呼びつけて、値段設定が理にかなってないと説教
某所で読んだけど、ナディさんが酔うと聞いてもいないのに
エリスの可愛さについて饒舌に語りだす設定は面白いと思う。
ナディさんがエリスについて語るのって
「ごめん、この子見かけによらず育ちが悪くて…」ぐらいだからな〜
半分は未成年やんけww
外国の法律やから…(震え声)
誰かリメルダのことも思い出してあげて
酔ってイチャイチャしている羽窓を隣のビルから狙っています
銃は辞めてください
NO MORE お花畑
ミ、ミレイユは未成年なんだからっ
エリス「ねえナディ」
ナディ「ん?どうしたの?」
エリス「ナディにとって私って……どんな存在?」
ナディ「ど、どうしたの急に!?」
エリス「また、『死んだって教えない』……?」
ナディ「……」
ナディ「……こほん。あー、ええっと……私とってのエリスは、その……」
ナディ「……言葉では言い表せないくらい、大切な存在だよ」ニコッ
エリス「ナディ……!」
ナディ「こ、こういう恥ずかしい質問はこれっきりにしてよね!」
エリス「ナディ……」ジーッ
ナディ「……あー、その……」
ナディ「……エリスにとって、私って……どういう存在?」
エリス「な・い・しょ☆」
ナディ「っておい!」ズコーッ
エリス「えへっ」
ナディ「こ、こらー!答えなさいよー!」
エリス「えへへへっ///」
エリス「仲良し夫婦♪」
ナディ「だから夫婦は男と女だって」
エリス「じゃあ、私たちって……何?」
ナディ「え、ええっと、それは……」
エリス「…………」ジーッ
ナディ「…………」オロオロ
エリス「言葉では言い表せないくらい、大切な?」
ナディ「……う、うん///」
エリス「良かった」ニコッ
言葉にできないなら、ぎゅっと抱きしめてchuすればいい
ナディ「エリス……」
エリス「ナディ……」
チューッ
エリス「……痛い」
ナディ「ご、ごめん、歯、ぶつかっちゃった…ね」アハハ
エリス「痛かったから……もう一回///」
ナディ「う、うん!」
イイヨーイイヨー
ナディ「だからさー!ヒック、男なんて信用できないのよぜーんぜん!……ヒック」フラフラ
エリス「ナディ……お酒飲み過ぎ」
ナディ「ほえ?ぜーんぜん飲んでないよ〜ヒック」フラフラ
エリス「…………」ナデナデ
ナディ「え?エリス……どしたの?」
エリス「熱い恋の炎が、燃え上がるのであった」
ナディ「だーかーらー、私は恋なんて」
エリス「熱い恋の炎が、燃え上がるのであった」ギューッ
ナディ「え?ちょっ、エリ……」
エリス「……ダメ?」
ナディ「え、えっと、ちょっ、エリス!?そ、その、ダメって、何が、えっと、あ……」オロオロ
エリス「……ナディ……」
ナディ「……エリス……」
ナディ「……うん、ダメなんかじゃ、な……」フラフラ
ナディ(あっ、飲み過ぎて……意識が……)
ナディ(あはは、最後まで言えないなんて、私カッコわる……)
ナディ(恋の炎ってやっぱり、熱すぎるよ……エリス……)
ナディエリって素晴らしい
79 :
名無しさん@秘密の花園:2013/05/05(日) 22:16:35.96 ID:gytlxNgV
タコタコターコース
タコスの歌を歌ってるエリスが可愛すぎておもわず抱きしめちゃうナディまで想像しました
ナディの胸に抱かれながら歌い続けるエリス
【ナディさんのすごさ】
・名乗っていない事に気付き「あたし名無し!」と名乗る
・護衛対象に惚れ込みそのまま誘拐する
・入浴中に「気持ち悪くない?私が人間じゃなくて」と訊かれその場で抱く
・ダブルヒロインの片割れに「私を殺して」と言われ本当に撃つ
・なのに愛される ←これが一番すごい
84 :
名無しさん@秘密の花園:2013/06/07(金) 21:20:16.96 ID:B0y75pnk
ナディさん百合力高い!
【ミレイユさんのすごさ】
・一話目から顔面ボッコ、死にかけて少女に助けられる
・得体の知れない少女をお持ち帰り、自分のベッドに放り込む
・突き放した態度を取りつつ一緒のベッドで寝たりヘアカットしてあげたりでいつの間にか少女に懐かれる
・殺してくれと懇願する少女を放置プレイ
・探し続けた復讐の対象に大好きですとラブレターを貰う
・世界を敵に回してでも少女を迎えに行く
・貴女が作った味噌汁を飲みたいですとプロポーズする
ラブレター本当に良いな…
ナディさんの項目もっと練るんだった。
なんだこの負けた感は
>>85 少女の為に唯一の肉親(叔父)との決別を選ぶ←これも追加で
【ミレイユさんのすごさ】
・一話目から顔面ボッコ、死にかけて少女に助けられる
・得体の知れない少女をお持ち帰り、自分のベッドに放り込む
・突き放した態度を取りつつ一緒のベッドで寝たりヘアカットしてあげたりでいつの間にか少女に懐かれる
・相棒である少女と、唯一の肉親にして暗殺稼業の師匠でもある叔父を天秤にかけ少女を選び叔父を自らの手で射殺
・殺してくれと懇願する少女を放置プレイ
・探し続けた復讐の対象に大好きですとラブレターを貰う
・世界を敵に回してでも少女を迎えに行く
・貴女が作った味噌汁を飲みたいですとプロポーズする
こんな感じか
にしてもミレイユさんマジ霧香のこと好きすぎる
>>86 百合キャラの百合的行動に勝ち負けなんて存在しないのです
マ、マドラックスさんは(震え声)
>>88 せ、せやな…(キャラへの愛が負けてるって意味だったんだけどね
>>88 すみません。
25話でミレイユが懐中時計を投げるシーンも追加でよろ…。
両者の愛とオデット様の愛を感じたよ。
ミレイユ姐さんが思ってたよりハイスペック百合萌えキャラだった
手紙は大好きなミレイユ。どうしても上手く書けませんって所が凄くいい。
何度も見直しちゃう
【マドラックスさんのすごさ】
・女性キャラの大体に好かれる
【リメルダさんの面白さ】
・予告で突然変異
【マドラックスさんのすごさ】
・王子様は私
NOIRのDVD全巻セットが3150円で売ってた超ラッキー。まだこれだけ観てなかったんだよ。
なにそれ羨ましい
【アルテナさんのすごさ】
・CV:TARAKO
NOIR見終わった。いい物語だった。
「あんたが挿れるのよ」「よいしょ」
・・・すまんかった。
三部作見直してるけどミレ霧いいですわ〜
あとナディイケメン過ぎww
っていうか真下は早く百合ガンアクション四作目作るんだよ、あくしろよ
エリス「ねえナディ、日本の文学に私と同じ名前の女の子が出てるみたいだよ」
ナディ「へー、どんな話なの?」
エリス「トヨタロウって男の人がエリスを孕ませたのに捨てて、エリスが狂人になっちゃう話」
ナディ「そ、それはまたヘヴィな……」
エリス「ナディは……その……」
ギューッ
ナディ「私は絶対、エリスのこと捨てたりしないよ」
エリス「ナディ……///」
いちゃいちゃナディエリ最高や!
変態さんブチギレそうwwww
>>104 森鴎外の舞-HiME、もとい、舞姫ですかw
107 :
名無しさん@秘密の花園:2013/08/05(月) NY:AN:NY.AN ID:ihvtnqSz
エリスは読書家だからなぁ
エリスなら根性でナディの子供身ごもりそう
というよりナディが男気でエリスを孕ませそう
あの世界はバイテク発展してるしやろうと思えばできるんじゃん?
そこで魔女パワーですよ
ips細胞と言うもので、同性の間でも子供がデキるらしいですよ
魔女は女だけで子孫を残すすべを身につけてるとかそんな話をどこかで読んだ気が
ヴァネマドいいなぁ
守る側と守られる側が倒錯してるのがいい
. {ー--ト、 __ .ト、lヽ、 ぶーーーーーん
 ̄) y__,) ) .)
\__ハ ,...、<_,ノ_,,.-┬-、
. _r--‐‐‐ /::::i:::::〈 __,,...=ッ"´
. `⊂L=-‐/::::::i:::::::::i´
}''"´ `ー-」
. /`ヽ-‐'"::|
/:::::::::T::::::::|
ヽ」`Y、__;;::」
f"ヾミ' | |
}={,/ ト-ヤ
l__i,ノ |_ 」
リリオ?
クワガタか何かに見えた
窓→羽
一緒に寝て?から次の日お互い裸で寝てて起きてから驚く窓とか
自分から誘ったくせに・・・と羽が
甘えたがりの窓は正義だな
ここ数ヶ月で渋のナディエリ小説結構増えたよな
嬉しいわ
外国の人が書いたNOIRSSとかもすごかった
窓もだれか書いていいのよ・・・?
霧香は余裕でヤンマーニ出来そうだけどナディさんがヤンマーニやってもあんまり上手く出来なさそうで可愛い
>>121 こ、公式外伝があるから…(白目)
エリノアしかいねーけど
霧香は無双してるけどナディはしてないからなぁ・・・そこがかわいい
ナディの強さはいつも心に余裕があるってトコ
つか、他の娘たちが全員不安定すぎる
ナディは銃の腕以外は年相応の女の子の域を出てない感じだよな
だから戦いのひとつひとつが本当に命がけで、そんな中でもエリスを必死に守ろうとしてるからかっこ良いんだと思う
ミ←キスでガクブル 霧←私はだぁれ状態 窓←消えちゃおっかなとか言ったり甘えんぼになったり
ナディのイケメンっぷりはええよなぁ。ナディエリ最高だわ
AVENGERでもナディなら普通に奪還して帰りそうだしな
ナディは自分の生死についてある程度無頓着で、一歩間違えたら即死んでしまうような無茶をたくさんしてきていた
しかしエリスという大切か存在を得て、だんだん戦いに対して臆病になっていく…
ナディ(あれ……手、震えてる…? 怖い、のかな…あたし……。 独りでいたときはこんなこと、なかったのに……)
みたいな感じの話が大好物なので誰かください
君には(SSを書く)資質がある!
というわけで書いても良いんだぜ
エリスにグイグイ来られても満更でもない感じで返すナディさん可愛い
ガンガン攻めるエリスはいいね。
さらっと流してたナディが自分も意識してることに気づいてノックアウトされてしまうとかたまらんッ!
エリスが自然にスキンシップをしなくなってきた事に気づきふと寂しくなるナディ
エリスが夫婦は男と女だと正しく理解してしまった事に何故か悲しくなるナディ
自分のエリスに対する感情に気づいてしまうナディ
次第にエリスの顔を見るだけで切なくなってしまうナディ
もうそうなったら抱きしめるしかないね
エリスが抱きしめてちゅーすればなんとかなるさ
>>132 メキシコシティでは同性婚が認められてる
仲良し婦々も式を挙げられるんだよ!
ナディエリはさりげなくキスし合ってても何の不自然さも無い様に感じる
特に最終回らへんなんてもう婚姻届出して来たろって位の雰囲気
最後じゃ完璧ハネムーンだしな
∠:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:≧/:.:/_
/:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:O:.:.:.:.:.:.:.:.:>ー-、
/:./:.l/i:.:.:,イ:.:r-、:.:.:.:.O:.:.:.:.二>:.:.:.:.\
__...-‐l/l:.:.,イ  ̄l/ l/ |:.:.:.:.:ハ:.:.:.\.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
,< ̄ / | | / | ⌒ヽ  ̄ヽ W:/:.:.ト、__:.:.>:.:.:.:.:.:.:.:.:\
| / |l/ l ' ⌒ヽ∩_r‐< \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
/ / |__,人 「 ̄フ /l ハ弌ソv‐-, \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| えへっ♪
r-―、 } i |__ \ゝ 二 イ,人 Y ,;'´ |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
/(⌒⌒)i | i. |ヽ /7-l__∠=-‐| /_ |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
\// | i ト、 //:::ー----―'´| | | |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
ー―‐' | i | /,仁ニ===ニ } | | |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
| i |/ |::::::::::::::::::::,.―| | _| .|:.:.:.:.:.:.:.:.:/
「l「l「l | i _」 |::::::::::::::::::/(⌒| 「 :| /:.:.:.:.:.:.:.:/
、ヽ` ̄ ̄`ヽ、/ ∨|:::::::::::::::::ヽヽ.| | | /:.:.:.:.:.:.:/
最初はナデーの一発ネタと思ってたがチェーン展開してるとはな
ナデーってなまってるみたいな感じだな
エリスにナデナデされてナディが「えへっ」となるシーンを幻視したら、ちょっとだけ
スナイパーライフル構えたブルーアイズさんの気持ちがわかったwww
ブルーアイズ「何このバカップルぅううううううううううう」
ナディエリはほんと素晴らしいなあ
キスしなかった&初キス取られたのが心残りだけどww
うまいこと二期やればかなり良いのが出来そうだしやってほしいんだけどなあ
散々死ぬ死ぬ聞いてたMADLAX見たけど最後二人とも生き返りそうじゃね?
確かに百合度はちょっと低かった、窓は結局どっちが本命なんだ
でも怖い人のヤンデレとか年上ヴァネッサは新鮮で面白かったよ
もっと突っ込んで描いてほしかったけど作品自体結構楽しめたよ
NOIRは最後に取っておきたい、ということでまだ見ないよ!
何度でも楽しめるから今すぐNOIRを見るんだ!
窓はエリノアが生きてたってスピンオフはあるがヴァ姉はさすがに埋葬されてるからなぁ
NOIRは25話のあの娘の慟哭がかなしくてかなしくてでもやっぱりミレ霧最高
NOIRはもう何回見たか分からん
エル・カザドだって何回でも楽しめるぞ
まだ3桁は見てないけど
三部作でローテンションしたら延々と楽しめる
三部作ヒロインズのローションプレイで延々楽しむ?(難聴)
それはそれでよさげ
ナディエリのローションプレイとか最高じゃない
というかやりそうなのがナディエリしかいない・・・
え、霧ミレもしそうだし、窓羽もなんとなく面白がってやりそうじゃない?
霧香はミレイユの頭からぶっ掛けた後平謝りしそう
ミレ霧は好奇心から1回だけやる
下品なプレイね
上品なプレイパッチこーい!!
上品なプレイってなんなの
小細工無しでちゅっちゅすればいいじゃない
全裸でもハイヒールは脱がない
ブーツを脱がずにどうやって全裸になるのか
ミレイユが後先考えず突っ走ってローションの罠にはまる
霧香が焦ってミレイユを助けようとして同じく罠にはまる
2人でもがいてる内になんかそんな雰囲気になる
これがいい
行為に没頭しつつ銃弾を避け、敵を撃つ二人
一体そんな罠を誰が用意したというのか?
>>162 なんかMr.&Mrs.スミス終盤のモール銃撃シーン思い出した
ミレイユは霧香の訓練受けて早く対等な戦闘技術を身につけて速やかにあのシーンを再現すべき
この二人なら銃撃中に熱いキスしながらでも余裕で立ち回れそう
で、仕事の後は我慢できずに即効ベッドin
一話目から一緒に寝てるしね
妙にエコーのかかったミレさんの声はベッドで耳元にささやいてると妄想してる
オデットさん(親)の許可が下りてるんだから霧香はもっと積極的に攻めてもいいんだよ
「ちょっと霧香!」
「うん・・・」
「やめてよ!」
「うん・・・」
を繰り返しながらせめる霧香見たい
「ちょっとエリス!・・・あっ」
「えへ」
「やめて・・・んああ」
「いえっさ」
「えっ・・・い、いや・・・やめ、ないで・・・」
「えへっ」
嫌よ嫌よも好きのうちw
エリスとナディがSMプレイしたらどうなるの?
ナディ 「この鞭で叩けばいいの?」
エリス 「そう、やって(ハート)」
ナディ 「よ、ようし、いくわよ、、、」
エリス 「うん」
ナディ 「えいっ!」ピシッ
エリス 「・・・・・・届いてないよ、もっと近づいて」
ナディ 「う、うん、じゃあ・・・えいっ!」「ピシッ」
エリス 「・・・・・・今度は口でピシッて言った。ふざけてる?」
ナディ 「いや、だってさぁ、そんなこと出来ないわよ…
どう考えても、私があんたを傷つけるなんてありえないわ」
エリス 「前は撃ってくれたくせに」
ナディ 「まあね、そのショックであたしも死んじゃったけどねw
つまりあんたを傷つけるということは、その何倍も私が(ry」
エリス 「もういい、ナディは優しいけど少しお莫迦さんだ、おしおき。貸して!」
ナディ 「えっ、ちょ、エリ、ま・・・」
ビシィッ
ナディ 「いっっ、痛い痛い!!!」
ビシィッ
ナディ 「ちょ、本当に、痛いって、やめ、エリスぅ〜」
ビシィッ
エリス 「ときめきを感じる?」
ビシィッ
ナディ 「私にそんな性癖はない〜〜〜」
エリス 「えへっ、私はときめきを感じる」
青目 作られた魔女は新たなる快楽に、目覚めた・・・
冷静にコメントするな、青目www
ナディのヘタレ受けすばらしぃ・・・
174 :
名無しさん@秘密の花園:2013/10/29(火) 05:30:41.93 ID:bYv/KqfG
うひょー絶対に買う
マドカザドもでないかなー
魔法少女マドカ☆ザドガ −砲火後スパゲティタイムー
BD再生できないけど買う
179 :
名無しさん@秘密の花園:2013/11/05(火) 04:08:30.94 ID:osVDmMhX
a
本スレにあったがノワールBD発売記念にオールナイト上映会やるらしいな。
万難を排して行きたいわ。中の人のトークとか、今だから言えるアレコレとか聞きたい
行かねば
行きたいけどその日出勤日だ
参加できる人は楽しんできてねー
行きたい。チケット取れるかな
キャラデザの菊地さんがtwitterに記念絵上げてたわ
2013年にミレ霧の新規絵が見れるとは
霧香がミレイユを押し倒してるように見えるw
ガタッ
クロエ落ち着いて
kwsk
萌えた
ちょっとアニメ全話見てくるわ
くっつきミレ霧ありがたやありがたや
ボケたら素敵な返しをしてくれるこのスレが好きです
確かに2013年になって菊地さんのミレイユと霧香を見る事ができるとは……
ミレイユの目がかわいかったな
194 :
名無しさん@秘密の花園:2013/11/14(木) 05:33:00.98 ID:kqY96Sdn
a
チケット取れたー!
座席は適当に取ってしまったけど、チケット確保できただけで嬉しい!
いま、何席かまだ残った状態で情報入力してたのに
混雑で次のページアクセス出来なくなって席埋まった
本気で悔しいわ…
twitterでNOIR検索かけると行く人が大量に見つかる
かくいう私もソルダの一員でな...
12/14 深夜はソルダの集会だな
199 :
名無しさん@秘密の花園:2013/12/01(日) 04:07:24.48 ID:5uODqJgL
あ
「ナディー」
「ん、どしたn」
チュー
「ちょ…い、いきなりどうしたのよ」
「なんでもない。キスしたかっただけ、だよ?」
「そ、そう…///」
「(…んー)」
「あ、あたしからもって?」
「うん」
「も、もう…クリスマスが近いからって浮かれすぎよ、エリス…///」
チュッ
山なしオチなし意味なし、つまりこれは801(錯乱)
ソルダの集会まであと少し
行って来る人は楽しんできて下さい。俺も行きたかった
桑島さん&三石さんのトークイベントがすげー気になる。
当時の裏話とか聞けたりすんのかな
203 :
名無しさん@秘密の花園:2013/12/14(土) 01:48:09.54 ID:xaWo517o
あ
誰かレポあげてください
桑島三石のトークは気になるなぁ
百合的に美味しい掛け合いとかあったら泣いて喜ぶ
その後二人はどうしてると思いますかとか聞いてみて欲しい
濃厚な時間を堪能しすぎて記憶飛びそうになりながら帰宅
メモ取ってないので他の人に期待しつつ書きます
予定の時間により5分押しで開始
パイプ椅子が三つ並べてあって下手よりプロデューサーの北山さん
そして間隔が少し開けてあって桑島法子さん、三石琴乃さんの順
桑島さんと三石さんの席は近づけてあってその間に丸テーブルあり
北山さん慣れない司会wで座らせてもらえなかったお二人は
月下之茶宴のセリフ再現やよいしょ再現のサービスを連発
北山さんから最初に振られた桑島さんさんがいい味出していて
過去への巡礼話からミレイユ・ボーケなど美味しい話を連発し
三石さんとのやりとりが百合フィルターかかった自分にはご褒美でした
特にクロエや他キャラとの絡みの話で「霧香は心の中でミレイユー、
ミレイユーと叫んでいた」とか「嫉妬」云々の話がいろいろ出てくる中で
三石さんの「あぶない方向に話が行きそう」と言いながら自制する場面が
あったりと抽選会はやっぱり全く当たらなかったけどすごく楽しめました
……という訳で他の方お願いします
やっぱりまた本作ろうw
>>206 昔、ノワールで同人やってた方?
絶対買うから是非お願いします!
ノワールで活動されてた好きな作家さんが来ていて密かにドキドキしていたw
フィルムはミレイユが入ってて、やった!と思わず声出して喜んでしまった。
インタビュー受けてきたと話していたので、雑誌かWEBか何かに二人のインタビューが載るんじゃないかな。
ノワール本かぁ…いいなー
カザドもアンソロ出るみたいだし…
窓本もだれか出してくれないかなぁ(チラッ
色々なカップリングを楽しむなら窓だよな
twitterみてみたらコアなファン多くて幸せになった
三部作のカップリングに対して
NOIR本スレの方に記憶にある限りの上映会レポあげておいたので興味のある方はどうぞ。
三石さんと桑島さんのトーク良かったな。なんというか、本当にノワールの二人を見ているかのような。
絵や文書ける人はもっと創作していいのよお願いします
>>211 普段本スレ行かないから分からなかった。
感謝です。
レポ拝見して、三石さんも桑島さんもNoir好きなんだなーと思って嬉しかったです。
あれ、カザドのアンソロってどこ情報?
公式じゃないよね?
ごめん、自己解決した
冬コミ行けるかな・・・
ん?自分で話題振っておいて肝心な情報は無し
これもまたプロジェクト・リヴァイアサンの……
216 :
213:2013/12/19(木) 06:42:20.53 ID:kY2ZXV9X
ああごめんごめん、「エル・カザド アンソロ」でググったら普通に出てきたよ
ホムペ直リンはして良いかわからないから自重するけど、どうやら冬コミでアンソロ出るみたい
公式サイトには載ってないから多分非公式だと思うけど…
前スレだったかで出す、って言ってた人のやつだね<アンソロ
続報なかったから自然消滅したのかと思ってた
了解
情報感謝します
ミレ霧&ナディエリ&マガエリ&リメマドにあけおめ!!
今年こそパリに行って下水道に入る!
パリの地下はシャレにならんぞ・・・割とマジで。
地上ですら犬の●まみれだからな、あそこは。
ナディエリってなんであんなに素敵なのかなぁ…
百合として完成しすぎだな
ナディエリが結婚するのを見届けてから死にたい
じゃあこのままだと永遠に死ねないですね…2期はよ
真下今何してんの
228 :
名無しさん@秘密の花園:2014/01/30(木) 13:32:46.96 ID:VL0SPzu3
あ
へうげものなら見たが
静と動のコントラストが面白かった
(合戦シーンは全く駄目だった)
Blu-ray届いたはいいけどそういや俺んちレコーダーもプレイヤーもなかった
俺と同じミスをw
頑張ってプレイヤーを買うんだ
そんなミスするか普通w
ソルダの陰謀だな
ゴルゴムの仕業に違いない!
資質がほしい
ナディー
エリス
BD-BOXはよ
noirのDVD最終巻のジャケットがツボ
ミレ霧が向き合ってるやつか
NOIRスレが落ちた・・・ 初めてここに書いてみます 練習みたいでごめんね
「再会」 SS
ミレイユ・ブーケは大きなマグカップを握り締めるようにしながらパソコンのメールを確かめていた。
一通のメールが届いている。ミレイユは添付されていた東洋人らしい少女の写真に一瞬釘付けになったが、
暮らしを支えている殺人依頼のメールではないので席を立とうとした。
立ち上がったその時、懐かしい懐中時計のオルゴールの音色が流れた。
その音色が過去への巡礼のものであり、永遠に結びつく運命の響きになる事に、
ミレイユ・ブーケは気づく事なく、ただ写真の愛らしい少女が過去の何かを知っていると感じただけだった。
永遠はさり気なく始まる。
fin
初投稿に成功した記念です。
NOIRの冒頭部です。よく考えると二人は再会に近いのだと思いました。
noirスレそんなに過疎ってなかったのになぜおちたんだろ
あの後二人は殺し屋家業を続けるのだろうか
いま忙しいから2,3日したら建てるよ
マドラックススレに親切に教えて下さる人がいてスレって981になると、
24時間以内に投稿がないと落ちるんだそうです。全く知りませんでした。
今、ここを読むと近日中に建てて下さる方がいたのでとても嬉しいです。
さて、ご質問があったので個人的な範囲の想像でお答えします。
多分、二人は殺し屋家業を続けて行く事になるでしょう。
もしNOIRの続編を自分が書くとしたら「1」も文章化して「2」に続くようにします。
「2」(仮)ですべき事はソルダに対峙する組織が登場し霧香たちと戦うのがベターだと思っています。
2001年以降、世界は宗教的なテロ、民族間的な憎しみが増えました。
対テロを考えると、NOIRにも対テロ能力、スナイパー(ライフル)対策が必要です。
その部分はマドラックスの専門分野と重なってしまいますが。同時に百合的要素も低くならざる負えないでしょうね。
NOIRスレも百合スレも不自由なんで毎日ブログを作ろうかと悩んでいます。
ただNOIRしか書けないしファンも戦闘好きな人が多いので毎日歯止めが掛っています。
下記に連投になりますが、ミレイユの一人称で2014/04/23(水) 20:40:56.96 「再会」を改編してみますね。
実はUPしたのは凄いやっつけ仕事なんです。NOIRスレがないしネットカフェだし。百合の忍法帳分からなかったし。
「永遠の音色」 SS ミレイユ一人称ヴァージョン 「再会」〜改編版
パリのアパルトマンの午前は、優しい雰囲気に包まれている。
私はいつものように目覚め、いつものように依頼のメールをチェックした。
アルヴォ・ペルトのピアノ曲の繰り返しに身を委ねるように。
手にはマグカップ。柄を持つのではなく掴むよう持った。深い意味はない。
で、一通のメールをクリックした。私は東洋人っぽい少女の画像が目にしていた。
女の子。何でまだ子供じゃない。間違いかしら?
この子、何処かで見た事がある。何処だろう?うーん。可愛い子だけど思い出せない。
昨夜の仕事の疲れか何かで混乱してるのかな。私はそう思いつつ冷蔵庫に向かおうと席を立とうとした。
するとオルゴールの音色がした。ブーケ家の懐中時計に込められている哀愁のあるあの音色がしたのだ。
この子誰?この子、何でオルゴールの音色を知っているの?この子、知ってる。オルゴールの事とか。
私は未だこの時、このオルゴールの音色が永遠に結びつく運命の響きになるとは思わなかった。
そして長い旅路の果てこう思う事になる。永遠はさり気なく始まると。約束されていたかのように・・・
fin (これもネットカフェのやっつけですが、少し百合風味を強くしました。)
最近、あまり語られていない事なんですが、豆知識も添えます。
霧香・ミレイユ・クロエの三人の名前は全て香りに関係しています。
霧香=名前の通り。
ミレイユ・ブーケ=ブーケは花束の意味の他に(芳香・ワインの芳香)とかの意味があります。英語ではブーケの発音がボケですが。
クロエ=Chloe(名門ファッションブランド)、香水とか有名。
#「レオン・ド・ブリュッセル」、本スレに書いたこの店は実在します。検索してみて下さい。
適度に改行するともっと読みやすくなると思うぞ!
>>244だけどテンプレの海外公式サイトとテンプレサイトのリンク切れ修正出来ない(移転先どこかわからない)のですまんけどパス
あと↓をテンプレに入れてはどうか?
・ BD-BOX発売
・ オールナイトイベントの告知
・
>>850あたりの年表
「永遠の音色」 SS ミレイユ一人称ヴァージョン
パリのアパルトマンの午前は、優しい雰囲気に包まれている。
私はいつものように目覚め、いつものように依頼のメールをチェックした。
アルヴォ・ペルトのピアノ曲の繰り返しに身を委ねるように。
手にはマグカップ。柄を持つのではなく掴むよう持った。深い意味はない。
で、一通のメールをクリックした。
そこには東洋人っぽい少女のメールが届いていた。
女の子。何で?
日本人?まだ子供じゃない。間違いかしら?
だけど、この子、何処かで見た事がある。何処だろう?うーん。
可愛い子だけど思い出せない。
昨夜の仕事の疲れか何かで混乱してるのかな。
私はそう思いつつ冷蔵庫に向かおうと席を立とうとした。
するとオルゴールの音色がした。
ブーケ家の懐中時計に込められている哀愁のあるあの音色がしたのだ。
この子誰?この子、何でオルゴールの音色を知っているの?
この子、知ってる。オルゴールの事とか・・・
私は未だこの時、このオルゴールの音色が、
永遠に結びつく運命の響きになるとは思わなかった。
そして長い旅路の果て、こう思う事になる。
永遠はさり気なく始まると。
約束されていた糸が絡み合うように・・・
fin (読みやすくしました)
年表作った本人(汗 タイトルは適当に決めて下さい。誤字脱字もチェックして下さい。
忍法帖が足りないので補足程度
ノワール-NOIR-vol.55 【月下之懺悔】
ノワール―――それは、穢れなき罪人たちの、凍てついた魂の名前。
●関連URL 整理お願いします
・番組公式サイト://www.jvcmusic.co.jp/flyingdog/tv/noir/
・NOIR BD-BOX公式 (noirofficialtw) on Twitter://twitter.com/noirofficialtw
・NOIR (海外は止めた方がいいです)
・NOIR/MADLAX/エル・カザド 百合総合4 ://pele.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1356685363/
年表 追加してもしなくても
・2012年...........月村了衛氏 SF大賞受賞
・2013年12月14日....23時30分からテアトル新宿にて、「特別オールナイト上映」が開催される。
・2014年4月19日.....NOIR(ノワール) Remastered BD-BOX 発売 2014年4月 1000BOX以上売れたらしい
・2014年4月21日....ノワール-NOIR-vol.54 スレッド981・24時間規定で989で落ちる
完全リマスター版
【商品仕様】
全26話+映像特典、全4枚組
特典:英語版吹替音声(5.1ch)を収録(字幕スーパーは収録されません)
4枚組デジパック+BOX仕様(解説書・封入特典付(予定))
16:9サイズ 放送時より
お疲れ様です。お願いします。
キルラキルスレでNOIR勧めてくれた人ありがとう…最高だった!
じゃあ次はMADLAX見ようか
エルカザドも忘れずにな
アナと雪の女王みたけど、松さんの声がところどころ三石さんに聞こえて
それはもう百合だった
「妖精の園」 1 SS 第一話 黒き手の処女(おとめ)たち〜ラスト〜ミレイユ一人称ヴァージョン
ジャン・ポール・サルトルは『人は自由の刑に処されている』と考えた。
今、私の眼の前で無防備に眠っている葡萄色の瞳をした青いキャミソールの子は、
どうして、私に命を捧げるような刑を自らに科したのだろう?
そして、この子は私に会う事が自らの命を失ってしまう事まで知っていた。
殆どの人間が自分惜しさに嘘を付き私利私欲に取り憑かれてしまう。
私は天使でも見詰めているのだろうか?
この子の本当の国籍は分からないけど日本人は穢れを嫌うと言う。
私達西洋人は自分の物の考え方が常に正しいと考えてしまう。
実存主義者のジャン・ポール・サルトルは次第にマルクス主義に傾倒した。
それは主体偏重の思想であり、クロード・レヴィ=ストロース等によって批判されて行く。
クロード・レヴィ=ストロースは西洋独特の概念で物事を考える事を否定したのだ。
サルトルはアルジェリア戦争に於いて民族解放戦線を支持していたっけ。
アルジェリアの民族解放戦線のゲリラは人種を問わない略奪や殺害を行った。
NOIR・・・アルジェリアに入植していたヨーロッパ系の人々をピエ・ノワールと言ったけ。
『異邦人』を書いたアルベール・カミュがフランス領アルジェリア生まれのピエ・ノワールだ。
異邦人の主人公ムルソーはアラブ人を殺し死刑に処される。
殺人の動機が有名な言葉、そう、『太陽が眩しかった』から・・・
眠るこの子も太陽が眩しかったから殺人のテクニックを覚えたのだろうか?
そんな事はあるまい。誰かが自分の正義を植え付けたのだと思う。
植え付けられたこの子がどうして記憶を失ったか分からない。
ただ、私は昔この子と出会っている気がするのだ。
もしかすると、懐中時計のオールゴールの音色が、禁断のパンドラの匣を開ける鍵になるのかも知れない。
今は、その開放がお互いに取って幸福な事か不幸な事かさえ分からないが。
Fin
「妖精の園」 2 SS 第一話 黒き手の処女(おとめ)たち〜ラスト〜ミレイユ一人称ヴァージョン
分かっているのは、今こうして眠っている子は、自らを生贄にするかのように、私に命を捧げたと言う事。
沈黙を続けていれば、誰かに命を狙われたとしても、私に処される事はない。
この子を私が処すのは殺人代行者と言う正体を知られたからだけ。
どうして、この子は私を選んだのか?私と会った事があったから?
彼女の心の中には救う事の出来ないような闇が巣食っているのかしら?
私はそんな事を思いつつ、ベッドの前で跪き方杖を付いて彼女を見詰め続けた。
綺麗な黒髪に顔を近づけると、ほんのりとしたシャンプーの香りがする。
日本人は殆ど体臭がないと言う。私達はデオドラントで体臭を誤魔化すが。
それにしてもこの子の肌のきめ細やかさと言ったら比類がない。
まるで青磁のビスクドールを手に入れた気さえする。
この子は縄文人の血が強いのか、一般的な日本人より彫りが深いし、目も大きく睫毛も長い。
私は熟睡しているこの子の指とかに触れる事にした。
柔らかい指先や掌。銃を打ち続けて来た者の指ではない。
少なくとも随分長い間撃っていないと思う。
掌を触っていると彼女が軽く握り返して来たので驚いてしまった。
二の腕は柔らかそうでアンゴラウサギのようにさえ見えた。
見た目が子供のようだけど、眼を近付けるともっと幼く感じてしまう。
私はこの子の胸の辺りにで彼女の心音を聞いてしまった。生きている。生きているのだ。
Fin
「妖精の園」 3 SS 第一話 黒き手の処女(おとめ)たち〜ラスト〜ミレイユ一人称ヴァージョン
私この子を殺す運命にあるのか?
それでいいのか?
私はこの得体の知れない子から一度離れて立ち上がり、
アパルトマンの窓の外から見える夜の風景に何かを問うた。
この子は天使なのか、それとも悪魔なのなどと。
すると、澄んだ風がパリの夜の喧騒から舞い込んで来た。
もう、巴里祭は過ぎてしまったけど、七月のパリは湿度も気温も日本より低い。
それでいて太陽は祝福するかのように差し込んで来たりする。
私は三日月を見詰めながら、その光に今夜の思いを色々と告げた。
今夜、過去への巡礼が始まるのか、それとも、この子とのパリの夜の初めての夜と記憶されるのかと。
それを証明するのは長い旅の果てにあるのだと思う。
私は月の光を暫く見詰めたあと、部屋の灯りを消し、寝間着代わりのシャツを来て、
モーリス・ラヴェルのピアノ連弾版『マ・メール・ロア』の妖精の園の世界に入って行った。
ベッドは一つしかないのだし、彼女と一緒に寝るしかなかった。
だけど、隣で寝ている稚い子の心音が自分の生の証でもあるように感じられた。
まどろみに誘われながら、この連弾も悪くないと思った。
誰かと共にする喜び。私はフランス本土に来て、殆ど独りぼっちだった。
彼女の正体は分からない。分からないが月や星の美しい七月の今夜、私は独りぼっちではない。
初めての夜は背中合わせだった。
この子とは、何処かで出会った事があると、心の中で何度も問いながら・・・
やがて、二人の心音も寝息も一つ連弾の調べとして溶け合って行った。
Fin
SS、あまり百合度は高くありません。
第一話の冒頭部をUPしたので、今度はラストにしました。
哲学者の名前とか出て来るのはインテリとしてのミレイユの部分と、
アルジェリア戦争とアルテナを絡めたからなんですが、実際にはレバノン内戦の方が年齢的に合ってるかな?
候補=アルジェリア戦争。ハンガリー動乱。プラハの春。レバノン内戦。
霧香とミレイユが過去出会っている事を含ませて、ブーケ家の事件と関連付けています。
同時に二人で生きて行くと言う暗示にしました。
少しずつ加筆して行く事によって新たなNOIRの展開が生まれると思っています。SSではなくLSです。ロングストーリー。
モーリス・ラヴェルのピアノ連弾版『マ・メール・ロア』の「妖精の園」はオーケストラヴァージョンも素晴らしいです。
MADLAX・エル・カザドのSSさん急募!
>>255 お疲れ様でした。乙女。
本スレでSSを書く時はオチを付けています。ここと客層が違うので。
>>256 松たかこさん上手いですよね。少し、三石さんに似てますね。松さん少年が上手かった気が。
BD(NOIR)で英語版のミレイユの吹き替えをしている外人の方も三石さんに少し声が似てます。
なんで俺くんが?に通ずるなにかを感じる
>>261 百合プリーズ
This is the lily thread.
飛行機の中で霧香がミレイユに毛布をかける所の二人のやり取りが好き
ミレイユは霧香を窓際の席に座らせていたし、二人とも色々と思いやっている
霧香の脳内はミレイユでいっぱいなんだろうな。と思うことがある
偽りの名前だとしても、「夕叢霧香」でいられるのはミレイユが自分を「夕叢霧香」と認識していてくれるからだもんね
NOIR 第一話〜「黒き手の処女(おとめ)たち」より act.1-1 SS
ミレイユ 一人称ヴァージョン
イントロダクション
ノワール、其は古よりの宿命(さだめ)の名。
死を司る二人の処女(おとめ)。
黒き御手は嬰児(みどりご)の安らかなるを守り給う。
パリの明るい午後の通りのさり気ない風景。
淡い色彩のパリの街に七月の日差しが差し込んでいる。
フランスパンを抱えショップのウインドウを覗きこむ夫婦やお洒落な小豆色の車。
オープンカフェで赤ワインと共に語らう婦人達。
街は軽快でアコースティックな音色に満ち、
このパリの街の何処にも憂いはないように見えた。
私はバゲットの入った袋を抱え、黄色のスクターの方に走った。
人は私の事を金髪のミドルスクールの子だと思っていると思う。
正確には北欧の子のような薄いクリーム系の金髪で、ややオフホワイトに近かった。
好きな真紅のハイネックのキャミソールに黒いレザーのミニスカート。
ミドルブーツは紐靴ではなくよく鞣した革のハイヒール。
好きな洋服の組み合わせだが、どちらかと言うと仕事着に近い。
古びたアパルトマンの古いエスカレーターにスクーターを乗せ、
二階にある自分の部屋にスクーターを入れ、窓を開けると教会が見える。
私の名は、ミレイユ・ブーケ。今年、一七歳を迎える。
一五歳までは寮で生活していたが叔父しかいなくなった私はこの街で自立するしかない。
自立するしかなかった私は寮を出た後、このアパルトマンに住み着いた。
私の生業はアサシン。殺人代行業者。殺しは叔父のクロードに習った。
Fin
SS、百合っぽくないですが、どうかご容赦を。
前回、SSをUPしてblogのURLまで作ったんですが、後書きに「俺くん?」が書いてあり
2ch用語に詳しくないので友達に対処してもらいました。
今回は第一話を見ながら打ったものです。一つ一つ足すと一話が完成。
ただ、ここも過疎っているし、blogにするだけのものなのか・・・
ここに、MADLAX・エル・カザドの人も来なくなっているし色々悩みました。
一人書いたらよくないしなあとかです。ともあれ、今夜の「イントロダクション」、
どうかお楽しみください。
終わってから時間経ってるし、新作も作られない状況じゃ多少過疎るのはしょうがない
NOIR 第一話〜「黒き手の処女(おとめ)たち」より act.1-1-K SS
霧香 一人称ヴァージョン
初夏
ノワール、其は古よりの宿命(さだめ)の名。
死を司る二人の処女(おとめ)。
黒き御手は嬰児(みどりご)の安らかなるを守り給う。
七月の零れ落ちそうな夕暮れの太陽の下、私は不安気に自らの実像を追っていた。
朱色に染まった川面に自分らしい子の重い顔が揺れていて。
私の名は夕叢霧香と言うらしい。らしいと言うのも七月になったばかりのある朝、知ってしまったから。
私は何者であるのか分からないと言う事を。
青いキャミソールを着たまま寝ていた、ある初夏の朝の事。
目覚めると全てがぼんやりとした風景として感じられた。
自分が誰であるのさえ分からない。
確かに昨日までの記憶があるのだが、いつも何処かで記憶に霧が掛かり、
その先を思い出す事が出来なくなってしまっていた。
只、今朝の朝は何かが違っていた。
いつもの低血圧かと思いながら部屋の中を見ていると、
何か不思議な違和感を覚えたのだ。そう、何かが違う。
私はクローゼットを開けてみたり、クマのぬいぐるみを触ってみたりした。
そして、机を開けてしまった。
そこには、昨日までなかったものが収められていた。
拳銃と弾丸。そして、銀の懐中時計が一つ。
銀の懐中時計の蓋には剣を持った二人の乙女の像が施されていた。
私は銃の事なんて知らない。どうしてこんなものがあるのか怖かった。
銃に触れるのは怖いので、銀の懐中時計を手に取りいじっていると蓋が開いた。
蓋が開くと同時に懐中時計に内蔵されているオルゴールが鳴り出した。
何処か懐かしく同時に怖かった。私はこの懐中時計の事を知っている。
脳裏にある顔が浮かんだ。何か金髪の女性が伝えようとしている。
そして、思い出してしまった。私は目の前にある銃で、その金髪の女性を撃ち殺したのだと。
何度も低血圧による夏の眩暈だと思った。まだ、夏の睡夢の中にいるのだと。
だが悲しい事に様々な記憶が蘇って来るのだ。
金髪の女性の名はブーケ。そう、オデット・ブーケ。
私の母ぐらいの歳の人。銀の懐中時計を手渡してくれた。
太陽は暗闇に呑まれ、呑まれた暗闇の中、私は歩き始めた。
オデット・ブーケを思い出さないと。過去への巡礼への一歩として。
どんな運命をも受け入れる覚悟を心に刻み。
Fin
>>268 ありがとう そうだね 古いものね
SSは霧香側から描いてみました クロエ版も考えているけど
エル・カザドのDVDを持っていないので毎回NOIRばかり
NOIR(霧香・ミレイユ)はよく考えると百合とは少し違った何かの気がしています
運命・姉妹・・・クロエは違うけど
作ってしまったblogの雛形が金色の懐中時計 銀はテンプレがなかったんです
さあて、どうしよう 今なら日記blogに変更できるから
MADLAX・エル・カザドの方、何か書き込んで NOIRばかりだと罪悪感を感じるんです 合同スレなんで
クロエ>ミレイユ
って需要なさげ?
272 :
名無しさん@秘密の花園:2014/05/16(金) 13:50:50.87 ID:NOXM1zZQ
a
クロエ>ミレイユ
昔はいたかも 今は? 本スレにはいるかも
ミレ霧&ナディエリ&マガエリ&リメマド ここの主流かな
Blu-ray 祈願 ナディエリ&マガエリ&リメマド 祝 ミレ霧 Blu-ray 成就
ヴァネマドが無いやり直し
NOIR 第一話〜「黒き手の処女(おとめ)たち」より act.1-1-c SS
クロエ 一人称ヴァージョン
vignobles (葡萄畑)
ノワール、其は古よりの宿命(さだめ)の名。
死を司る二人の処女(おとめ)。
黒き御霊は迷い子を、業火の淵に誘い給う。
私は初夏の葡萄の香りを確かめながら、幾重もの葡萄の蔦が絡んでいるのを見た。
全ての存在はこうして絡み合った弦で出来ているのらしいが選ばれる蔦は二つあればいい。
運命は協奏する右手と左手の組み合わせで出来ていてどう奏でられるか。
時折、幾つかの雲が折り重なるように過ぎて行ったが余り興味がなかった。
私は忘れ去られた荘園で育ち、昔は何人もの子がいたが今は一人になってしまった。
一人と言っても子供がいなくなっただけで、ボルヌもマレンヌもいたし、何よりもアルテナがいた。
荘園で育った子の中に私の憧れの存在だったあの子もいたがコルシカ島での仕事をした日、
彼女は突然、記憶を失くしてしまった。自分が誰であると言う事さえ。
アルテナは彼女を東方の日本と言う国に送り、種子が目覚める時を待つ事にした。
その時、こうアルテナは言った。優れた種子はどのような環境に育っても素晴らしい実りを付けるのだと。
只、その時、アルテナは最後に含み笑いを浮かべ、こう加えた。結実するものが実りであると。
あのコルシカ島での試練には、私も含めて十二人の苗木の子供が集まっていた。
アルテナが十一人の子供を引き連れて金髪の子を引き取りに行ったのだ。
その十一人の子供の中に、少年のような輝きを持つあの子がいた。
残る九人の子供達の記憶も微かに残っているが、あの子は全てに於いて秀でていた。
銃の扱いも体術も瞬発力も機敏で、まるで、黒衣を纏った天使そのものだった。
何よりも、美しい葡萄色の瞳に、矢を射るような鋭い眼付き。
私は何度あの子の事を思い出しただろう。ずっと、初恋が続いているのだ。
愛おしい者に心奪われてしまうと他のものが見えなくなってしまう。もう十年にもなるだろうか。
コルシカ島での仕事はブーケ家の金髪の子を荘園に迎える事だったが、
同時に、拒まれた場合、その子の両親を殺す事が、私達苗木の子供達の使命とされた。
ブーケ家とアルテナには昔、何かがあったみたいだが私は詳しい事を知らない。
結局、ブーケ家が金髪の子を引き渡さなかったので、苗木の誰かが使命を果たす事になった。
殺しの挙手したのはあの子だけで、私は物陰からあの子の凛々しい使命の一切を見てときめいた。
ときめきとは、何と言う光悦の芳香なのだろう
コルシカ島の使命の後、苗木は三本まで絞り込まれ、
私とあの子とコルシカ島の金髪の子になった。アルテナが金髪の子を選んだ理由は分からない。
他の九人の苗木の子の行方も知らないが、ソルダに敵対する原理主義組織に流れた可能性もあるらしい。
只、コルシカ島に着いた折、全員の苗木と、アルテナやブーケ夫妻と写真を取った記憶がある。
その写真の行方は、アルテナさえも知らないらしい。
初夏の太陽が燦々と降り注ぎ、暑い夏には素晴らしい葡萄酒の為の実が蔦に宿る。
私がそんな事を思っている内に陽が傾き、晩鐘が荘園に鳴り響いた。
いつもの穏やかな夕暮れの中、私は遠い空に輝く一番星を見詰めたあと、アルテナの腕に戻って行った。
Fin
NOIR SP 「月下之酒宴」 SS m+c 1
ミレイユ 一人称ヴァージョン
ノワール、其は古よりの宿命(さだめ)の名。
死を司る二人の処女(おとめ)。
黒き御手は嬰児(みどりご)の安らかなるを守り給う。
依頼そのものは簡単だったが、飛行機のトラブルの関係で一人が現地の空港に残る事になった。
私は霧香を先にフランスに帰らすつもりだったが、霧香の方空港に残りたいと言った。
と言うのも航空会社がいいホテルを用意してくれ、そのホテルから見る星月夜が素晴らしく美しかったのだ。
東京からパリに来た時もそうだが、日本人と言うか、霧香には私にはない情緒的な部分がある。
只、久し振りに霧香のいないアパルトマンに帰って来ると、何か物足りない。
お茶も自分でいれないといけないし、普段から余りテレビを見る習慣がなかった。
霧香が来てからと言うもの、つまんない事でも彼女と話題を共有して来た。
運命が二人を分かつ事を示したとしても、シェアして生きていた事実は何も変わらない。
私はそんな事を思いつつ、依頼のメールが来ていないかパソコンを起動させた。
数通のメールが届いていたが、余り乗り気のしない依頼ばかりだった。
その時、部屋のベルが鳴った。
霧香?そんな訳ないか。ソルダ?ドアからソルダが来る訳ないし。
来た事があるソルダはクロエだけだし、また、来るみたいな感じだったけど、今夜は霧香がいない。
霧香がいないんで、たとえクロエが来てもさっさと帰るだろう。水と油だと思うし。
それに、この前、クロエが来た時、霧香に言われてチェーンキーをドアに付けたし、
誰が来たのか確かめないと宅配さえ受け取れない。
「どちら様?」
「クロエです」
「今夜は霧香はいません」
「そうですか。でもあの子がいない方がいいかも知れません」
「霧香がいない方がいいって?」
「今年、うちの農園で採れた葡萄酒を持って来たからです。あの子は子供ですから。
銘柄は、クロエ・ヌーボーです。殺しではありません。ワインをご一緒しましょう。無礼講です」
続く
NOIR SP 「月下之酒宴」 SS m+c 2
ミレイユ 一人称ヴァージョン
ノワール、其は古よりの宿命(さだめ)の名。
死を司る二人の処女(おとめ)。
黒き御霊は迷い子を、業火の淵に誘い給う。
私は霧香がいなくてつまんかったし、夜も更けていたのでクロエを部屋に入れる事にした。
酔うとクロエがソルダの事を喋るかも知れない。
で、ドアを開けて、私は自分の目を疑った。クロエが可愛いワンピースを着ている。何なんだ。
「今夜はパジャマを着てるんですね」
「あんた、いつもいつも私がシャツって言う事はないでしょう」
それから、クロエの持って来たワインを二人で飲み始めた。
飲み始めて分かったのだが、いつもは眼付きの悪いクロエだが酒が入ると適度に朗らかだった。
心の奥底に綺麗な優しさがあって、ある部分に於いて全く穢れていなかった。
私は肩透かしを食らった気がした。そう、クロエはソルダの話は一切しようとしなかったのだ。
一番、困ったのは、クロエが遅いから泊まって帰ると言い出した時だった。
何を考えているんだこの子は・・・
「あの子の寝ているベッドはどれですか?」
「ベッドは一つしかないんだけど」
すると、クロエが前のように窓の外の月を見詰めながら言った。
「いつもあの子と一緒に寝ているんですか?・・・じゃあ、私達も一緒に寝ましょう。
今夜も月が綺麗です。星も綺麗。変な小細工とかしません。本当にワインを数本持って来ただけです。
あの子の友達は私の友達でもあるのですから。只、私とあの子が、真のノワールです。おやすみなさい」
そう言うとクロエは私にベビーキスをして、可愛いワンピースのまま、さっさと寝てしまった。
仄かにクロエの身体から、葡萄の香りがしてるような気がした。
私もクロエと同じベッドに横たわったが、苛々して寝れなかった。
この子達はどう言う感覚をしてるんだろう?
ソルダも謎だが、この子達の精神構造も理解出来ない。
霧香にこの夜の出来事を告げたのはずっと後の事・・・
Fin
NOIR 2014.5.17 あとがき SS
act.1-1=(実質・act.1-1-m)=ミレイユの視線から見た本編に近い構成
act.1-1-K=初夏=霧香の目から見た「NOIR」の初回。本編では全ての記憶を失っているが
それでは、ミレイユに死を求める霧香の動機が弱いので、霧香はオデットを殺した記憶を取り戻している事に
act.1-1-c=vignobles (葡萄畑) クロエの目から見た初回 オリジナルになるので「0」「2」の因子を挿入
「0」=アルテナとオデット コルシカ島 12人の苗木→「2」へ
エヴァンゲリオンと同じく、12人の使徒 (内・ミレイユ・霧香・クロエ) 写真の存在
「2」は元苗木との戦いみたいになると考えた 捨てられた苗木だとしてものちに成長してると思う
blogのカテゴリー分けだと簡単に読めそう
NOIR SP 「月下之酒宴」 SS act.-m+act.-c 珍しいミレイユとクロエのSS
「月下之酒宴」のパロディ風 本スレ54のSSとリンク(ムール貝)
ここのスレッドの長さ制限の為、あらすじ程度に
・・・私は霧香がいなくてつまんかったし、夜も更けていたのでクロエを部屋に入れる事にした。(をいをい)
act.-m+act.-k+act.-c 等々を描くことによって見えない伏線を作ってみた
SSデビューは今年、2014年NOIRのBDを買ってから
次の予定では、act.-1-2-m ミレイユが日本に衝くまで
act.-1-2-k 霧香の高校生活 act.-1-2-kB&M ボルヌ・マレンヌの手記だった
ミレイユとクロエが月明かりのもと二人っきり・・・?そんなことしたら、
―――――
ミレイユは自分の前で明るく笑うクロエに対し違和感を覚えながらも、
だんだん自分の警戒心がなくなっていることに気付いた。
(霧香がいなければ、案外私とこの子は上手くやっていけるのかもね・・・)
そんなことを考えながら、一口また一口とワインを口に運ぶ。
「綺麗な月・・・明かり、消しませんか?」
ふいにクロエが口にした。
窓を見ると確かに今宵は綺麗な満月で、部屋の電気が台無しにしているような気がした。
暗い部屋にするのは危険な気もしたが、なぜだが私の心は警戒よりも月に引き寄せられていた。
きっと酔っているのだ。
「えぇ。」
と答えると、クロエは微笑んで、そして電気を消した。
「本当に綺麗な月ね・・・」
そう呟きながらワインを口にすると、ふいに頭に鋭い痛みが走る。
痛みに耐えていると、頭の中にぼんやりと金髪の女性が浮かび上がる。
(これは・・・誰?)
頭の中の映像は次第にはっきりとしてきた。
初めは母かと思ったが、どうも違う。しかし私はこの人を知っている・・・
クロエの手がそっと私の手に触れる。
ハッとして顔を上げると、目の前にいたのは髪は青く、目は鋭くない少女だった。
先程までいたクロエではなかった。
「あ、あみちゃん・・・?」
思わず呼んだ名前はひどく懐かしい感じがした。
「やっと思い出してくれた。おかえりなさい、うさぎちゃん。」
少女はにっこりとほほ笑む。少し泣いているようだった。
私は自分の上に重ねられていた手をぎゅっと握りかえした―
―――――
ほら、戦士の記憶取り戻しちゃったじゃない
ミレイユ×クロエ(ミレクロ)って見た事がなかったので書いてみたけど
よく考えると うさぎ×亜美ちゃん いいパロディのパロディを読ませてもらいました
夏からの新セーラームーンが、ミレイユ×クロエでないと憤りを感じました! NOIR病
うさぎは、ちゃんとミレイユです
NOIR 第一話〜「黒き手の処女(おとめ)たち」より act.1-2-1-m
ミレイユ 一人称ヴァージョン 映像の散乱 1
ノワール、其は古よりの宿命(さだめ)の名。
死を司る二人の処女(おとめ)。
黒き御手は嬰児(みどりご)の安らかなるを守り給う。
狭き門を書いたのはアンドレ・ジッド。
天があるのかどうかは私には分からないし分からない方がいい。
ヘブンズ・ドアの向こうに広がる世界が幸福だとは限らないのだから。
鳩はノアの箱舟に乗っていて、平和のシンボルだとか言われているが、
その鳩の糞が病気の元になったり、フランスではジビエ料理の食材だったりする。
だから、天国の門の向こうに鳩がいたとしても食べられる運命にあるような気さえする。
ジビエの鳩の事で思い出した。
私をコルシカの騒動から救い出してくれた叔父のクロードはすぐに銃を覚えさせようとした。
マフィアの娘の嗜みだからではない。彼は何度も私にいつか自分で自分を守らないといけなくなると言い聞かせた。
そう、こうクロードは言った。
この世には様々な歯車が合って上手く連動していればいいが、本質的にこの世は醜く脆い。
この世は醜く脆いとクロードは言いつつ、こうも私に教え込んだ。
人しての気高さを失ってはいけない。そして、どんな人にも失ってはいけない存在が訪れる。
私はそうした失ってはいけない存在と巡り合う事はないだろう。
今日を生きるので精一杯だし、ヘブンズ・ドアの向こうに憧れて生きる気はない。
幻想に溺れて過ぎ行く時を認知出来なくなったらお終いだ。
そう思いながら、クロードとの日々を思い出した。
彼は叔父であると同時に幼い私の初恋の人でもある。
彼ははまず下水道で銃で中心を射抜く叩き込んだ。
映画とかでピストルの弾が面白いように当たるように描かれているが嘘だ。
銃を扱いなれた者でないと足は竦むし、銃身の短いピストルは発泡の衝撃だけで外れてしまう。
クロードは次にジビエ猟に連れて行ってくれたっけ。
彼が鳥撃ち銃で追い出した鴨や鳩やうさぎをワルサーで狙った。
ピストルで飛び立つ鳥を射抜くのは射程的に無理なのだが、彼は身体で覚えないといけないと何度も言った。
そしてこうも言った。昨日見た風景の意味が今日通用するとは限らない。
クロードは言った。
ご覧。今、飛び立った鳥達が雲の中に消えて行く。消えて行く雲に同じものはない。
永遠なんて言う甘美な言葉の響きに酔ってはいけない。いつか羊達にも沈黙が訪れるように。
信じていいものがあるとしたら同じ血の絆を共有している者。マフィアの血の掟はそれに似ているが完璧ではない。
人を断頭台に乗せるのは他人より親兄弟の方が多いのだ。綺麗な感情を持つ者は少ない。
それでも、どんな人にも失ってはいけない存在が訪れる。綺麗な感情を信じろ。愛を超えた崇高なものだ。
私はクロードによって、十歳になるまでそうした銃の基礎や生き方の事ばかり教え込まれた。
叔父は体術も教えたかったらしいが、私が子供であった為と、銃やバレエで鍛えた平衡感覚で補えと言った。
そしてある日、私は全寮制の女子寄宿舎入れられる事になり、叔父の前で随分泣いた。
クロードが言うには、花が咲くまで実を緑の中に隠せ。君も私も生きてる方が不思議だと。
あの日、以来、私は涙と言うものを忘れた。知識を身に付け自立しないと。どんなに醜い歩みでも。
そうした事を思っている内に、夕叢霧香の基礎データのプリントアウトが終わった。少しだけ目を通した。
この子はブーケ家の銀の懐中時計の事を知っている。会って真相を聞くしかない。
私と同じ年。嘘。どう見ても十三歳ぐらいにしか見えない。可愛い顔をしているけど。
私は荷物をスーツケースに詰め、アパルトマンのある六区を出て、
東の果ての謎の子に会う為、シャルル・ド・ゴール空港に向かった。
正体を知られた限り生かして置くわけにはいかないと心の中で呟きながら。 続く
NOIR 第一話〜「黒き手の処女(おとめ)たち」より act.1-2-2-m
ミレイユ 一人称ヴァージョン
映像の散乱 2
シャルル・ド・ゴールド空港に着き、搭乗手続きを済ませた私は空を見詰めていた。
この空に飛ぶ小鳥を私は撃ち続けて来た。撃たなければ私が撃たれて終わってしまう。
生は幻影の泡沫のようなもので、確かに存在しているのだが明日消えてしまうかも知れない。
私の生が明日終わったとしても、世界は何事もなかったように新しい泡沫を生む。
現れては消え消えては現れる果てしない循環がこの世だと思う。
この世と言っても私の属するこの世は死と共に消えてしまうのだ。
そう思いながら空の青さの中に私の元に訪れる青い鳥がいないかと考えてしまう時がある。
幸福の青い鳥からはとっくの昔に卒業したと思っていたけれど歌のない人生はつまらない。
喜びや悲しみをその場の人と共有する事が何と爛れて行こうとする魂を救う事か。
クロードは深入りをしてはいけないと何度繰り返して異国に旅立ったけ。
私とワルサーは同時に成田に着いたりしない。誰が支配しているのか分からないが貨物便が存在する。
アサシンや諜報部員はこの裏道を武器とかを移動させる。銃規制の厳しい日本はこの裏を付けばいい。
お人好しは表層しか見ない。日本はいつの間にかスパイ天国になっている。
国が痴呆に陥ってしまうと、カルタゴのように自分を客観視出来なくなる。
古代ローマの考えだっけ。ドイツ皇帝も口にしたと思う。平和とは戦争の準備を怠わらない事。
銃だってそう。クロードが言っていた。銃には殆ど流行がない。ポリマーフレームオートか鉄製か。
鉄製だからと言って決して古い訳ではない。OSやアプリケーションと違って銃は進化がほぼないのだ。
使い易さが問題なので、自分に合う銃を愛用し続ける人が主流と言っていい。軍や警察は違うけど。
あとは使う人の手に会うかどうかと、手入れ次第で違って来る。
最強のピストルと呼ばれているデザートイーグルなんかは私達女性では重くて使えない。
ライフルのスナイパーを最強だと思っている人間が多いが急襲されるとあっさりと殺されたりする。
時代は軽いアサルトライフルと言われるのもこの点だけど、それでも女性の私には重いものばかり。
日本の自衛隊の89が欲しいけど、ルートがまるでない。89は小柄な日本人向けに作られている。私に合う重さ。
私はゲートを潜り着席し、これから会うあの子の事を思った。
プリントアウトした資料を見る限り、十三歳ぐらいにしか見えないが、日本人は童顔なので私と同じ歳なのだろう。
童顔だからと言う訳ではないが、憂いを含んだ優しい目をした可愛い子だと思う。
何でこの子がオールゴール付きの銀の懐中時計の事とか、私の生業を知っているのか分からなかった。
平穏に生きたければ驢馬の耳を見てもやり過ごせばいいのに。
さっき、羊達の沈黙の事を思ったっけ。映画にもなったあれ。
この夕叢霧香は、私に食べられのを望んでいるのかしら。食べるのなら下拵えを丁重にしないとね。
子羊は優しく撫でてよう。不安を取り除き、甘い口吻のあと眠りに付かせ、蜂蜜で煮込むように天に送り、私の血となって行く。
私はずっと人を殺して来た。子供の一人ぐらい殺すのなんて訳ない。況て稚い子羊だ。
私はマフィアの娘。消えない過去と穢れた血が心に蹲っている。私はその過去と言う膿んだ腫瘍を抱えて生きるしかない。
寄宿舎でマフィアの娘だってバレた時のクラスメイトの豹変振りに驚愕したっけ。
分からないように避けられてしまった。人を責めたくはない。誰も汚物には触りたくないもの。
世の中には山のように偽善者がいて、自分の情けない山の頂上で吠えていたりするけど、彼等には汚物としての自覚がない。
清い存在は吠えたりしない。黙々としている。美や夢を結晶化しても誇ったりしない。窓から射す朝陽のように注ぎ続ける。
寄宿舎の先生は私の学力なら理数系のいい大学に行けると言ってくれたけど、黒い手は洗っても血の匂いがしてしまう。
そう私の手は穢れている。心の真まで穢れてしまうと綺麗なものはなくなってしまうだろう。
だから孤独を受け入れる。孤独は友達であって決して裏切る事がない。孤独は唯一の友だ。
そう思っている内に、静かにエアバスが離陸した。
運命の空の先にいる小鳥の声に向かうように。
Fin
NOIR 第一話〜「黒き手の処女(おとめ)たち」より act.1-2-3-m
ミレイユ 一人称ヴァージョン
映像の散乱 3
飛行機が離陸したので私はハンドバックの中からMDウォークマンを取り出した。
数少ない母の形見となったMDウォークマンを使う事はもう殆どない。
いつ壊れてしまうか分からないし今のスマートフォンとかで聞く音楽に比べると音質も悪い。
それでも持って来たのは、この子の生まれ故郷である日本でメンテナンスに出したかったから。
音楽はいつも映画ピアノ・レッスンで使われていたナイケル・ナイマンの楽しみを希う心。
母のオデット・ブーケが最後にディスクに入れてくれた曲だ。
コルシカでもフランスの女子寄宿舎でもこの曲に合わせて対の子と二人で踊った。
故郷でのバレエは習い事の一貫だったけどフランスに渡ってからも辞めなかったのは理由がある。
クロードが銃を撃つ為にバレエを続けるように指示したからだった。
私が高いヒールのブーツを履きながら銃が撃てるのも身に付いたバランス感覚の為。
ヒールと殺し屋ってかなりのミスマッチなんだが、だからこそ相手が油断する。
小娘である事さえ私の味方になったりする。いざという時は警官を呼べばいい。
警官は概ね子供を守ってくれるからそれで助かった事さえある。かかと落としもにもうってつけだし。
飛行機が地中海上空に差し掛かった時、広がる海の青さに涙が流れそうだった。
私は海を見ては思う。私の穢れた手を洗い清めたい。私の見えない涙を知って貰いたいと。
人は私の事を気の強い明るい娘ぐらいしか思ってくれないが、寄宿舎での夜とかはよく不安に揺れていた。
この世には完璧な人なんていないし、もしいるとしたら昼間から群れているろくでなしだ。
どうしようもないチンピラとかは己が何者であるかも考えないから馬鹿みたいに粋がる。
逆に自分の弱さを知っている人間は決して鷹としての爪を見せようとしない。
自分を誇る事なんかに意味はないし、自分を見せようする者は虚栄心に満ちている。
本当に優れた者は実行し、実行した手順を反復する。光の放物線を心に焼き付けるのだ。
私は小心者なのか寡黙にはなれないので、マルシェのおばさんとかともすぐ話し込んでしまう。
異国に行くと私の事をフランス人っぽいと思ってしまうみたいだが正確にはコルシガ人だ。
フランスでは私達をコルス人と呼び、イタリアでは私達の事をコルシカ人と呼ぶ。
実際にはコルシカ語を持つ少数民族で、ケルト人やゲルマン人の血が混ざっているらしい。
私もコルシカ語を話せるが、それが何語なのか分かった人物と出会った事がない。クロードは別として。
私には故郷があって故郷がない。私の先祖も何処から来たのか分からない。エトランジェの人生か。
私の眼の色はアクアマリンのように見えるが、ゲルマン系に見られる眼の色っだたりする。
青い目と言うと欧州の特徴のように思う人が多いが、北欧系であってフランスのような西欧系では珍しい方になる。
コルシカはイスラムにも支配されたりもした。近年ではピエ・ノワールとして民族主義の騒ぎもあった。
そう思っていると機内食が来たのでサンドイッチを貰った。軽食でいい。空腹は精神を研ぎ澄ますから。
それにしても、マイケル・ナイマンを聞くと何故か料理を作りたくなったり食べたくなる。理由は分からないが。
私はサンドイッチを手にしながら夕叢霧香の資料を見た。女子高校生なんだ。
何度も思う。この子は私と会う事が死を意味していると理解しているのか?
どうして、ブーケ家の銀時計を持ち、私のメールアドレスまで辿り着いたのか?
可愛い子だ。駄目。人は0.5秒で心奪われるらしい。この子は私と同じ女の子だ。可愛いと思ったら駄目。
それでも、何の因果もなく知り合っていたら小間使いにしたくなる。何て言うの小動物系・・・
迷える子羊は死の懺悔により穢れを許され、
悲しい因果から解き放たれ天の羊飼いと歩まん。
天とは太陽が昇り海に眠る支え合う安息。
安息は日常の中にあり清い心に光あれ。
私は眠りに付いた。目が醒める頃には日本の成田だろう。
只、そう思った私も複雑な運命の対位法のアリアの上を歩いていると気付いていなかった。
Fin
NOIR 2014.5.24 あとがき SS
NOIR 第一話〜「黒き手の処女(おとめ)たち」より act.1-2-1-m 映像の散乱 1
NOIR 第一話〜「黒き手の処女(おとめ)たち」より act.1-2-2-m 映像の散乱 2
NOIR 第一話〜「黒き手の処女(おとめ)たち」より act.1-2-3-m 映像の散乱 3
ミレイユが日本行きの飛行機に乗り眠るまでの心の動き等を描きました
NOIRを初めて見たのは放送2回目からで初回を見たのはDVDが発売された時です
時代はまだVHSでネットもHPでした。HPではツッコミ系が多くて、13年経ちそのツッコミの収拾もやっています
今週のUPですが見た目以上に時間が掛かりました。本編にない部分を列記してみます
・クロード伯父さんとのジビエ特訓
・小鳥を撃つ=霧香の暗示(霧香の暗示は多数仕掛けました。探して下さい)
・ミレイユが女子寄宿舎にいたと言う設定(ソルダから逃れる方法の一つとして。寄宿舎と言う設定で独立したSSが作れます)
・綺麗な感情(きれいな感情)の暗示=霧香=空と太陽はミレイユ 海は霧香
・銃に付いて ほぼ自分は銃に無知だったので友達等の協力を得て書きました
銃の部分はごつごつしていていますが、避けて通れない部分でした
・羊(霧香)を食べる。百合スレ用のサービスですが、結局、ハニーな生活に
蜂蜜=甘いものであると同時に、愛しい人への呼びかけの言葉&クマの好きなもの
・ミレイユは数学の天才。爆弾テロとかサイバーテロへの対応策。ミレイユにも特殊能力が欲しかったので
決してケチだからではありません。多分。・・・ミレイユは美人のスタイルのいいしっかり者です
・孤独は友達。霧香も孤独。孤独な魂同士が煮込まれて・・・
・バレエとヒールのブーツの関係
・瞳の色に隠されたコルシカ島の歴史
・マイケル・ナイマンは映画ピアノ・レッスンの作曲者ですが、同時に料理の鉄人の結果発表の時の音楽も有名です
・適当な賛美歌風の言葉を入れました
・人は0.5秒で一目惚れします。ミレイユは写真を見て霧香に落ちました(をいをい)
・霧香は小動物系です
百合的話題 フランス人は就寝時パジャマの下にパンツとかはかない人が主流です
用語 「フランス 女子 寄宿舎 パンツ」「フランス 就寝 パンツ」
また、挨拶としてほほにキスするのも有名です ビズ(bise/bisous=キス)
ミレイユと霧香の最初の喧嘩は就寝時パンツ問題だと思っています
おやすみのキスは当たり前 気になったら調べて下さい
NOIRが本当のフラン人を書いたらキスだらけのアニメ クロエにもキス キスとハグ
おやすみの言葉 「Bonne nuit」「Dors bien!」「Bonne nuit mon amour!」「Bonne nuit mon douce」とかかな
同時に、霧香はミレイユの抱き枕にされている気がします
他の国の就寝時パンツ問題は調べていません
ミレイユは、あんたと言いながら、毎晩、ノーパンで、霧香におやすみのキスをしているはず ^.^
「映像の散乱 2」の終わりがFinになってましたが続くでした
次回は霧香のact.1-2-1-k〜act.1-2-3-kになりますが、それを最後に本編の再考SSのUPを終えます
だから百合話題大サービスのあとがきになりました
個人的には書き続けるでしょうが・・・
SPはたまにUPするつもりでいます 次回が本編UPの最後になりますが、精一杯、霧香を描きます
NOIR 第一話〜「黒き手の処女(おとめ)たち」より act.1-2-1-k 霧香 一人称ヴァージョン 『よだかの星 1』
ノワール、其は古よりの宿命(さだめ)の名。
死を司る二人の処女(おとめ)。
黒き御手は嬰児(みどりご)の安らかなるを守り給う。
私の日常は波風の少ないものだった。人の中に自ら入って行く性格でもなく、
だからと言って嫌われている訳でもなく、高校まで持ち上がりの進学校だった。
たまに、中等部の女の子に手紙を手渡されたが、多分、運動が出来たからだろう。
体育と英語が抜け出て良かったが、好きな美術の点は最低ランクだった。
運動が出来るので中等部の頃から運動部に誘われたが全て断っていた。
人嫌いだからではなく家事とか全て自分でやっていた。だから、友達との時間が取れなかったのだ。
友達の若菜とかは言う。霧香はずば抜けて天然だと。私はそれでもいい。ゆっくりと歩む。
皆、期末テストが終わり教室の中も賑わっている今日は夏の課題図書の作品が指定された。
去年は芥川龍之介の『蜘蛛の糸』だったが、今年は宮澤賢治の『よたかの星』。
課題図書と言っても夏休み明けに朗読会をするだけなんだけど。
噛まないように、帰りに本屋で目を通して置きたい。
よだかは何で自分の命を捨てようと思ったんだろう・・・
そうこうしている内に放課後になり、若菜達が近寄って来て、カラオケを誘われた。
カラオケに言ってもいいけど歌えるのは『ムーンライト伝説』ぐらいだった。
私は今日は本屋によるからと断って、また誘ってねと添えた。歌うのは嫌いではない。
親しくない子は私の事を無口だとか思っているらしいが、単にぼーっとしているだけ。
朝陽を浴びて空の彼方に輝いている太陽を見ると蜂蜜で溶かされたような気になる。
それにしても、今年は夢の国に誘ってくれないのかしら。私は何故かクマのぬいぐるみが好きで新しく出たのが欲しかった。
私は記憶を失くしているけど、金髪の可愛いお下げの子がクマのぬいぐるみを持っていたのを覚えている。
そうだ。私はその子にキスされてる。ほっぺただけど。彼女は朝にしか見れない薄い青色の瞳をしていた。綺麗だった。
存在そのものが天使みたいで明るくおしゃまだった。で、その家にある噴水が織り成す虹を見ていた。ずっとずっと。
そうだ。ずっとずっと一緒にいようと約束をした。何で相手が女の子なんだろう?
他にも多くの子供がいた。十二人ぐらい?私の事が好きな子がいて、その子とは暮らした事がある気がする。
十二人ぐらい子供達と幾人かの外国人の大人と写真を撮ったような気がするけど思い出せない。
日本ではなくて海の綺麗な島のような。色んな髪の毛の子がいたけど、多分、夢で見たんだと思う。
記憶はないのに夢をよく見るなんて可笑しいけど。
ううん。夢ではなくて、もしかすると、銀の懐中時計の記憶の一部なのかも知れない。
ただ、オデット・ブーケと言う名を思い出しても、真実なのか分からない。私の記憶の喪失は深刻そうだった。
クリニックでは分からないので自ら大学病院に行った事がある。
ファンクションMRIで海馬や扁桃体に異常がないかどうか調べて貰ったんだけど、
それらに萎縮とかの異常が見つからなかった代わりに、予想だにしない結果が出てしまった。
目に光を当てると前頭葉と小脳の血流が急に活性化する。まるでアスリートみたいだと。
運動を司る小脳と同時に理性の前頭葉46野とかの血量が同調するように増えたらしい。
記憶に付いては、全生活史健忘とか、遁走が考えられるらしかった。長い心のブラックアウトのような。
解離性同一性障害の可能性もあるが、他の人格と交代した姿を見た人がいない。
大学病院の先生はPTSD(心的外傷後ストレス障害)によるトラウマの疑いも考えてくれたが答えは出なかった。
また、明確な病名が分からない方がいい場合もある。幾つもの要因が重なっている場合もあるし、
誤診の為、自らの人生を儚み他の心の病に囚われたりもするそうだ。
私は自分で自分の心に蓋をしてしまっているらしい。
まるで、孵化を拒む小鳥のように自ら殻を作り、過去を捨てている状態。
かなり、多くの人は戻らない過去を捨て、現存在の自分を選ぶらしい。
無理して巨大な壁の向こう側に言ったとしても理想郷であるとは限らない。
だが、私は少しだけ思い出してしまった。オルゴールの音色と共に。 続く
NOIR 第一話〜「黒き手の処女(おとめ)たち」より act.1-2-2-k 霧香 一人称ヴァージョン
よだかの星 2
私は若葉達に手を振り、彼女達が去って行く姿を暫く追ったあと、書店の方に歩いて行った。
遅い初夏の太陽も川辺に映るほど暮れていて、赤い太陽が水面一面に広がっていた。
朝、空を駆け上がる、黄金色の綺麗な太陽も好きだけど、黒い闇と戦っている赤い太陽も好き。
夜になると太陽は闇に呑み込まれてしまうけど、明日また復活して昇ってくれる。空や海を照らす為に。
学校の教室で窓際の席から日差しを見ていて思った。そう、木陰の事。
木陰って言うと和やかな感じがするけど、光が強いほど黒い影を作り出すのだ。
私は時折、自分がその影のような存在になってしまうのではないかと不安になる。
この不安の壁も越えて行かなければいけない。私は独りぼっちで生きているんで、負に取り込まれるんじゃあないかと思ってしまう。
壁を登り切った所に希望の扉があるんだと自分に言い聞かせても私はとても弱い。
オデット・ブーケの記憶が蘇ってからと言うもの自分の存在に懐疑的で仕方ない。
私は確かにその人を銃で殺している。殺しているから難なく銃に弾を込められる一連の動作が出来た。
オデット・ブーケもお下げの子と同じ金髪の人で、眼の色もそっくりだった。
私は彼女を殺す前に何かを頼まれたのだが、どうしても思い出す事が出来ないでいる。
何かとても大切な言葉たちだった筈なのに。
大学病院の先生は記憶を封印したものがあるのならば解除する引き金があるかも知れないと言っていた。
私の場合、ファンクションMRIで前頭葉と小脳に同時に大きな血流が起きると分かっているので、
解除があるとしたら血流や感情が高まっている時、一気に防壁が崩れる可能性があると言う。
但し、それが未来を指すものではなく、奈落への入口にもなる可能性があるらしい。
私はそう思いながら、この街で一番、大きな書店に辿り着き、宮澤賢治のよだかの星の入った文庫本や詩集を買った。
帰宅してから読むつもりだが、どうしても気になる事がある。朗読会の事だ。
私は喋るのがとろい。とろい上にフランス語のような不鮮明な発音になったりする。
若葉が前、霧香ってご両親が東北とか、子供の頃、フランスに赴任してた事ってあるって尋ねた。
ううん。私が知ってるのは東京タワーとスカイツリーだけ。エッフェル塔は知らない。だから、単にとろいんだ。
私は本屋を出て、今夜のお刺身や野菜をマートで帰宅した。
この家には小学校の半ばぐらいからの私の写真とかも一杯残っているのだけど、
両親は私が高校に上がると同時に海外赴任になって、私を置いて行ってしまった。私はもう一年以上独りぼっち。
その際の記憶も曖昧なんだけど不思議な事に、包丁で魚なんかを簡単に捌けるのが不思議だった。
一応、親戚もいるのだが、遠く離れている上に留守の事が多かった。夜、孤独に襲われながら、一人で寝るのは寂しい。
私はそんな事を思いながら、夕ご飯を済ませ、リビングの椅子に座ってお茶を飲みながら宮澤賢治を読んだ。
そして、読み続ける内に、居た堪れない気持ちになって行った。
-よだかは実にみにくい鳥です。-
(私は醜い。人殺しだし、心が醜くなけばあんな恐ろしい事は出来ない)
-よだかは、じっと目をつぶって考えました。-
(じっと目を瞑って蘇って来た記憶を遡ってみた)
-一たい僕は、なぜこう皆に嫌がれるんだろう-
(何で私はオデット・ブーケを殺してしまったんだろう?オデット・ブーケって誰だったの?)
-(ああ、かぶとむしや、たくさんの羽根が、毎晩僕に殺される)-
(私は本当にオデット・ブーケだけを殺したんだろうか?もっと沢山の人を殺している気さえする)
-そしてただ一つの僕がこんどは鷹に殺される。-
(人を殺した者はいつか殺される側になると思う。償いは相手に生を捧げる事ぐらい)
-それがこんなにつらいのだ。ああ、つらい、つらい。-
(本当に辛い。ある日、突然自分が殺人者だったなんて気付くのは辛い)
-ああ、つらい、つらい。僕はもう虫をたべないで餓えて死のう。-
(辛い。私は命を差し出してこの世と別れを告げた方がいいと思う)
-いやその前にもう鷹が僕を殺すだろう。-
(いや、ブーケ家の人に命を捧げる前に他の誰かに殺されるかも知れない)
-いや、その前に、僕は遠くの空の向こうに行つてしまおう。)-
(いや、その前に、私も遠くの空の向こうに行ってしまおう) 続く
NOIR 第一話〜「黒き手の処女(おとめ)たち」より act.1-2-3-k (1)
霧香 一人称ヴァージョン
よだかの星 3 (1)
私はよだかの星を読んでいる内に生きている自分の罪に苛まれて仕方なかった。
記憶を失くしてのほほんと生きている私の悩みなんて生を奪われた側からみればきっと幸福に見えるだろう。
私はついこの前まで自分が穢れた手をした罪人だと言う事を知らないで生きて来た。
記憶の一部が戻ってからと言うもの当てもなく俯き歩き憂鬱に空を見上げていた。
何でオデット・ブーケと言う名前のみが分からないが、私の記憶の壁の向こうに真実の過去がある。
真実の過去を物語るように机の中に銃があり、オールゴール付きの銀時計があった。
そして、その銀時計を渡してくれたのがオデット・ブーケだった。長針と短針に全てが込められているような感じで。
私は宮澤賢治の文庫本をテーブルの上に置いたあと、覚悟を決めてパソコンに向かった。
私が殺した気がしてならないオデット・ブーケに付いて調べる為に。一昔前なら間違いなく不可能だ。
でも、今はフェースブックを辿って行くと糸口があったりする。
まずは、ブーケ家に付いて調べて行こう。私はその作業に夢中になったが世界は広い。
すぐに答えが見つかる訳もなく、数日、夢遊病者のように彼女の名前を探しまくった。
半ば、諦めかけていた時、フランスのコルシカ島のブーケ家に辿り着いた。
多分、間違いないと思ったのは金髪の可愛いお下げの女の子にキスされた日、私はとても青い海を見ている。
私の記憶は封印されていたようなものだから、自己合成した夢の欠片のようなものかも知れないけれど。
只、妙な事で確信を持ってしまった。私はフランス語が分かるだけでなく、コルシカ語を難なく読めたのだ。
オデット・ブーケは確かに存在していたが、何者かによって銃で殺害さえていた。きっと私が犯人なんだと思う。
それから、ちょっと悩んだ。過去の糸口はあったもののそこから先、何をしたらいいのだ。
神奈川県警に私はこのオデット・ブーケを殺しましたと言えばいいのか。きっと、頭の変な子だと思われてお終い。
そうだ。金髪のお下げの女の子を探してみよう。もしかすると、オデット・ブーケの娘かも知れない。
それから様々な方法でその女の子の消息を探したが絶望するくらい情報に恵まれなかった。
光明が差した。コルシカ島の歴史を調べている内に女の子の名前が分かった。彼女の名前はミレイユ・ブーケ。
彼女はミレイユって言ったんだ。只、ブーケ家が離散したあとの消息が皆目分からない。彼女も私が殺したの?
祈るような気持ちで探しまくっている内に、私と同じ年のフランスの女の子とフェースブックで知り合いになった。
私は駄目だろうと思いながら、ミレイユの事を尋ねてみた。するとその子はパリの女子寄宿舎でミレイユと一緒だったと言う。
大層、後輩の女の子から人気があり、常に数学や物理で主席だったらしいが、マフィアの娘と分かってから孤立したらしい。
ミレイユは去年、退寮し学園も義務教育が終わった時点で、何処かに去ってしまったと教えてくれた。ほぼ一年ぐらい前。
って、私はマフィアのオデット・ブーケを殺してたって事?
そんなのあり得ない。私は日本の高校に通っている。私の記憶は怪しいけど。
ミレイユ・ブーケに辿り着くまで更に数日掛かった。彼女は殺人代行業者になっている。
何で分かったか?外国の人はセキュリティー意識が意識が低いのか、ミレイユの顔写真を乗せていた人がいたのだ。
その人はマルシェのおばさんだったのだが、初めて見るミレイユは、オデット・ブーケに生き写しだった。
ミレイユは大変な美人で、金髪でアクアマリンの瞳を持ち、スタイルが良く、ボーニーテールをシュシュで纏めていた。
彼女はペット捜査代行業者のミレイユ。マルシェのおばさんのフェースブックにはこうミレイユの事が記してあった。
気立てのいいお嬢さんで、パリでも美人で有名な十代だよ。
青い澄んだ目が寂しそうに見える時があるけどね。でも、六区の花のような子だよ。
続く
NOIR 第一話〜「黒き手の処女(おとめ)たち」より act.1-2-3-k (2)
霧香 一人称ヴァージョン
よだかの星 3 (2)
私はやっと自分の過去を知る彼女の現在に辿り着いた。
ミレイユに裁かれても仕方ない。否、裁かれないといけないのだ。自分が何者なのかを知ったのち。
私って一体誰?さっき例の銃を見たら机に変な紙切れが入っていて、下手な字でこう書いてあった。
『お前はノワールだ!』。ノワール?って、ノワールって何?・・・って、いつ家に入って来て紙切れを入れたの?怖い・・・
警察官の人が言っていた。最近、怪しいサングラスを掛けた白人の男が沢山うろついているので、
誘拐されそうになったら大声を出して助けを呼んで下さいと。
で、フランスの殺人関係の怪しいサイトを探していると、ある不思議な事に気が付いた。
どのサイトも、『ペット捜査代行業者』を名乗っていたのだ。もしかして隠語?フランス人特有のエスプリとか?
その中にミレイユのブログ風サイトがあって、クリックすると彼女は自分でこう書いていた。
『ミレイユ・ブーケ。最も信頼できるペット捜査代行業者』と。
ミレイユのブログは、私が好きなクマのぬいぐるみの画像をメインに、ミレイユの日記。
あと、ペンギンのスライドショーが設置されていた。
一番驚いたのは、殺人代行業者であるはずなのに、うさぎのアイコンの横にメールアドレスがあった事だった。
暗殺ってメールで請け負う時代なんだ。
私はミレイユにメールを送る事にした。
私は夕叢霧香と言います。日本の神奈川県県立椿高校2年4組の女子生徒です。
特技はスポーツと料理。あと語学。クマのぬいぐるみが好き。
駄目だ。これでは読んでくれない。きっと、見下すような青い目で馬鹿にし、すっと席を立つだろう。
私は考え直した。そうだ。制服を来た写真を添付しよう。外国人はアニメをよく見ていて、
日本の制服に反応し易いって聞いた事がある。
だから、写真を付けて英語でこう打った。『Make a pilgrimage for the Past,wish me. 』・・・過去への巡礼・・・と。
でも、これでも馬鹿にされるだろうから、銀の懐中時計のオールゴールの音色を付けた。
お願い、ミレイユ、私のメールに気付いて。そう思いながら運命の送信ボタンを押した。
運命の送信ボタンを押したあと、私はミレイユの顔をプリントアウトし、ベッドの枕の下に入れた。
ミレイユはオデット・ブーケにそっくりなんだけど・・・
フェイスブックの写真を見てから、不思議なドキドキが止まらなかった。
ミレイユは子供の頃、私にキスをした金髪の可愛いお下げの女の子に間違いない。
でも、何で相手が女の子なんだろう?で、何で、そのキスしてくれた子が、オデット・ブーケの娘なの・・
ずっとずっと一緒にいようと約束をした。
うん。ずっとずっと一緒にいようと約束をした。
それから、私はお風呂に入り、パジャマに着替えたあと、鏡を見ながらヘアドライヤーで髪を乾かした。
そして、部屋の灯りを消し、徐ろに目を閉じて、ベッドの中でこう呟いた。
『おやすみ、ミレイユ。まずは、夢の中で逢いましょう』・・・と。
Fin
NOIR 2014.5.31 あとがき SS 1
NOIR 第一話〜「黒き手の処女(おとめ)たち」より act.1-2-1-k よだかの星 1
NOIR 第一話〜「黒き手の処女(おとめ)たち」より act.1-2-2-k よだかの星 2
NOIR 第一話〜「黒き手の処女(おとめ)たち」より act.1-2-3-k よだかの星 3 (1)(2) 長文UPの関係で分割
霧香の高校生活の日常から記憶喪失の原因の究明。そしてミレイユにメールを書くまでの流れです
時間軸的にはミレイユのact.1-1-1-m〜act.1-2-3-mより前のエピソードになります
この不思議な記号によって何話誰のどの位置の辺りかが分かるようしていました
例えば、act.26-1-1-mだと最終話のミレイユの冒頭だし、
act.1-4-1-tsmkは1話の月村さんのミレイユと霧香の最初の遭遇そのシナリオ上での会話
あくまでも大まかな流れを示すものですが、分解すると、ミレイユのNOIRとか霧香のNOIRが生まれます
また、総譜みたいなものですので、慣れている人には分かり易いです
私自身、同時に複数の種類の処理をする仕事だし
act.1-2-3-kの「ずっとずっと一緒にいようと約束をした」は、「1」のEndingに繋がる因子です
NOIRが放映されてからもう13年。この時代のアニメは多様性に満ち、
アニメファンのみならず一般層も見ていた時代でした
NOIRは暴力表現規制や児童の性的表現の規制の最も厳しい時代の作品なんで血糊もなければパンチラもありません
その代わり文学性や音楽性を手に入れました。
NOIRやエル・カザドには女性ファンも多くいるみたいです
一方、MADLAXは男性向きのガンアクション中心の作品だと思っています
MADLAXは後にもっと射幸性の高いアニメが登場するので生き残りが大変かも知れません
今回「よだかの星」を使い、霧香がどうして死にたがるのかの動機付けを強くしました。霧香はミレイユの親殺しの子です
NOIRのキャッチコピーはピカレスクロマンとかガンアクションを謳ったものですが、
よく考えると次の一点に集約されると思っています
それは、ミレイユによる霧香の魂の救済
同時に、ミレイユに取って霧香とは、唯一の友であった孤独を越える存在。綺麗な感情です
もっと短く言うと、『魂の相互救済』。よくミレイユは霧香を許容したと思いました
過去に執着しても未来の扉は開く事がなく、執念深い黒い感情の輪廻が続くだけでしょう
ミレイユは霧香に名前を与え罪を許し自分の心の半身として彼女を迎え入れました
実は中々できる事ではありません
百合であるとか同性愛であるとかを越えた愛情がないと成立しないからです
同性愛の問題ですが、ミレイユと霧香は同性愛者ではないと論じた方がいましたが、
女性の同性愛は男性と違い後天的要素が強いです
セクシャルであるかどうかより、通過儀礼(イニシエーション)を越えたかどうかが、この二人に取っては大切な要素だと感じています
ミレイユが霧香を助けに行く覚悟をし、彼女を生へ導いただけでも素晴らしい事です。愛は二人だけの形でいいのではないでしょうか?
NOIRをリアルタイムに乗せるに当たってMD問題の解決がありました
よく考えると、放送から13年を迎えた彼女たちはアラサーになっています。クロエは十三回忌だし
さて、この最終UPでは、下記のような事をしました
NOIR 2014.5.31 あとがき SS 2
・宮澤賢治の童話の朗読は桑島法子さんのライフワーク
・宮澤賢治のよだかの星を読む事によって得た死よる謝罪方法(本編の描き方だと動機が弱すぎ)
・同、オデット・ブーケを殺した事を既に知っている事による苦しみ(本編のもっと恐ろしい事も知っていると言う表現に対応)
・霧香はカラオケではムーンライト伝説を歌う(サービス)
・霧香は普通に夢の国(TDL)が好きな女子高生
・霧香は子供の時、既にミレイユにキスされている。(フランス人はキスが好きなんだけど)
・子供時代の天使のようだったミレイユ。噴水の虹を見る(同性愛的表現)
・ずっとずっと一緒にいようと約束をした
・他の苗木達の存在。写真の事。NOIR2への布石
・海馬や扁桃体に異常はないがアスリートのような脳の血流の仕方 (本能)
・霧香は、一人で寝るのが寂しい子かも
・よだかの星と自分の気持ちのシンクロ
・フェイスブックとかによるミレイユ探し (13年前では不可能だけど)
・霧香が自分がノワールだと気が付いたのは「お前はノワールだ!」と言う、ソルダの汚い字の紙切れ。ソルダは神奈川県警によって変質者扱い
・霧香が手に入れたミレイユの『最も信頼できる殺人代行業者』と言う評判の入手経路 (笑)
・ミレイユのブログ。突っ込みどころ満載。ペンギン。うさぎ・・・ (サービス。サービス)
・神奈川県立椿高校2年4組の夕叢霧香としてメールを送ろうとした霧香の天然ぶり。実は二人とも天然。タイプが違うだけ。ミレイユはツンデレ天然
・枕の下にミレイユの写真 (女の子が好きな相手の夢を見る為の方法)
#前回のミレイユ原稿で、『子羊は優しく撫でよう』→『子羊は優しく撫でて上げよう』。こっちの方が正しい原稿
先日、鋼の錬金術師のHDリマスターBlu-ray化のCMが流れていました。あれだけヒットしてやっとなんだと思いました
Blu-rayが出たNOIRは「2」実現化の最後のチャンスだったのだけど、
盛り上げる気でいた人々が2014年5月21日に消えて行きました
再考をやっていた自分も止める事にしました。私の知らない優れた感性を持つ人々も一斉に消えました
13年前のファンの主流はアニメファンではなかったと思っています。故、現在主流の萌えアニメとかに興味がありません。リアルタイムで見ていた人は内容重視でした
当時、池袋アニメイト本店辺りに懐中時計を探しに行ったのを覚えています
既に、乙女ロード風になっていた気が・・・(銀時計持ってます)
今回、NOIRのBlu-rayBOXを2箱書い、友人に貸し出しました
今回のこのSSを読んでくれていました。ありがとう。SSは難しかったです
クリエーター、研究員、等々、幅広く。既に、リアルでの友達の彼等からはは労いの言葉を貰っています ^^
この百合スレで読んでいた方が何人いたか分かりませんが、今までありがとうございました。
拙作をお読み頂き感謝の念で一杯です
セーラームーンのお話が楽しかったです。このSSはクロエ生存説で進めるつもりでした
それも『2』ミレイユ・霧香・クロエが仲良くなり、皆が幸福になるよう考えていました
MADLAXやエル・カザドのBlu-ray化が一日も早く叶いますように。強く願っています。長々と失礼しました
今度はSPで。当分、SPのUPはありません。また、いつの日にか ^^
>>292 乙
ひさびさにNoirのSS読めて楽しかった
>>292はなんか凄く純粋な人のような気がする……
NOIR 第一話〜「黒き手の処女(おとめ)たち」より act.1-1-2-m 2014.4.23 初出 自宅修正版 補完原稿 特別再UP
ミレイユ 一人称ヴァージョン (イントロダクションのあと)
永遠の音色
ノワール、其は古よりの宿命(さだめ)の名。
死を司る二人の処女(おとめ)。
黒き御手は嬰児(みどりご)の安らかなるを守り給う。
パリのアパルトマンの午前は、優しい雰囲気に包まれている。
微睡みを伴った朝陽は優しく、私はぼんやりと窓の風景を見てからパソコンに向かった。
手にはアイスカフェオレの入ったマグカップ。深い意味はない。
そのマグカップの柄を持つのではなく、指で掴むようにしながら依頼のメールチェックをした。
初夏のパリの朝には、アルヴォ・ペルトのピアノ曲の繰り返しが相応しい。
『Hymn To A Greet City』とか。
私は光の粒子に身を委ねるようにしながらメール達に目を通して行った。
そして、一通のメールをクリックした。Kirika Yuumura?
そこには東洋人っぽい可愛い顔をした少女の画像が添付してあった。
依頼のメールでなくて女の子から?何で?
日本人?まだ、子供じゃあない。間違いメールかしら?
だけど、この子、何処かで見た事がある。何処だろう?うーん。思い出せない。
可愛い子だけど、どうしても思い出せない。何かとても心を揺さぶる目をした子だけど。
でも、何処かで会った事なんてある訳ないじゃん。私はコルシカ生まれのパリ育ち。日本人とは関係ない。
昨夜の仕事の疲れか何かで混乱してるのかな。
メールには、こう書いてあった。
『Make a pilgrimage for the Past,wish me. 』・・・
過去への巡礼?馬鹿らしい。
私はそう心の中で呟いたあと、冷めた目をしながら冷蔵庫に向かおうと席を立とうとした。
すると、あの銀時計のオルゴールの音色がしたのだ。
この子、誰?この子、何でオルゴールの音色を知っているの?
この子、知ってる。オルゴールの事とか。ブーケ家の惨劇の日の事とか・・
私は未だこの時、このオルゴールの音色が、永遠に結び付く運命の響きになるとは思わなかった。
そして長い旅路の果て、こう思う事になる。
永遠はさり気なく始まる。
そう、約束されていた糸が絡み合うように・・・
Fin
>>293 >>294 ありがとう
純粋であるかどうかは自分では分かりませんが・・・
さて、今回、ネットカフェで書いた『永遠の音色』を自宅で手直ししました
なのに、『Hymn To A Great City』を『Greet』と打ち間違ってUPしてしまっています
凄く、時間構成が難しい書き方なんで整理すると、
第一話 「黒き手の処女(おとめ)たち」より 百合スレUP
・プロローグ (6)
・永遠の音色 (7)
・初夏 (1)
・葡萄畑 (2)
・映像の散乱 1 (10)
・映像の散乱 2 (11)
・映像の散乱 3 (12)
・よだかの星 1 (3)
・よだかの星 2 (4)
・よだかの星 3 (5)
・ボルヌの手記 (8) 未発表・未UP
・マレンヌの手記 (9) 未発表・未UP
・ピエール・マルセルの終油 1 (13) 未発表・未UP
・ピエール・マルセルの終油 2 (14) 未発表・未UP (ここまでがミレイユが日本に行くまでの時間軸)
・・かなり飛ぶ・・
・妖精の園 1 (第一話のラスト・修正前原稿)
・妖精の園 2
・妖精の園 3
・月下之酒宴 1・2(お楽しみ用)
書いてる本人が混乱するぐらいです。括弧の数字が進行時間に近いはずです。さっくりですが
百合スレとは関係なく少しづつ書き続けていました
このあとは、成田に付いたミレイユが夕日の中の霧香を見る場面とか、霧香がソルダの試練に合う所とか、
クロエが二人が日本に向かった事を知った時の心情とかになります
気が向いたら書いたものをblogにするかも知れませんが、2や百合スレで告知する事はありません
二次創作は本当に難しいですが、綺麗に仕上げているつもりです 次回、ここで書くのは、『カタコンブ』とか
ここが繁栄しまうように。残るMADLAX、エル・カザドのBlu-ray化が早く決まりますように
本当に読んで下さってありがとう
訂正 (汗
プロローグ→イントロダクション
ここが繁栄しまうように。→ここが繁栄しますように。
表(暫定)
・イントロダクション (6)
・永遠の音色 (7) (ミレイユ、メールを受け取る)
・初夏 (1)
・葡萄畑 (2)
・映像の散乱 1 (10)
・映像の散乱 2 (11)
・映像の散乱 3 (12)
・よだかの星 1 (3)
・よだかの星 2 (4)
・よだかの星 3 (5) (霧香、メールを送る)
・ボルヌの手記 (8) 未発表・未UP
・マレンヌの手記 (9) 未発表・未UP
・ピエール・マルセルの終油 1 (13) 未発表・未UP
・ピエール・マルセルの終油 2 (14) 未発表・未UP (ここまでがミレイユが日本に行くまでの時間軸)
・・かなり飛ぶ・・
・妖精の園 1 (第一話のラスト・修正前原稿)
・妖精の園 2
・妖精の園 3
・月下之酒宴 1・2(お楽しみ用)
もっと、複雑な背景を組み込むので数字は暫定
重ねてここが繁栄しますように また、いつの日にか ^^
渋のMADLAXのファンアートが少なすぎるんじゃないかと思った
描いてもいいのよ
渋?・・・pixivのことだよね?
pixivならMADLAXが一番少ないけど、三部作としてならいろんなものがあって楽しい
自分がpixivの会員なの忘れてた・・・いま霧香とアインのビジュアルの違い画像を見てきた
最新の百合系アニメスレの繁盛ぶりをみてるとここが一週間に一書き込みとか悲しい...
1番新しいエル・カザドでさえもう7年も前のことだからなぁ
もうこの世界にナディエリ好きなんてここに残ってる数人だけしかいないんだろうなと思うと死にたくなるぜ…
7年後のナディエリか・・・
一番でなくなっただけで好きは好きだろう
ちなみに私の今の一番は静×渚です
二番は霧×ミレ
>>303 いい感じにエリスが小悪魔っぽく成長してそう
エルカザドBOX化まだかな…