1 :
名無しさん@秘密の花園:
いちおつ!
前スレの最後のJRの話を書いた人GJ!
スレたてお疲れ様です!
4 :
名無しさん@秘密の花園:2010/07/28(水) 22:36:09 ID:Cxjhw+m9
まりこじ希望です!
前スレ最後のSS読めなかった…
もう読めないのか?
6 :
L.O.D:2010/07/29(木) 03:21:30 ID:0ohYchpV
まりこじゆうで一作
うちのサイトでリクエストをもらったので
麻里子様の小説ってあんまり書き慣れない・・・・・
7 :
L.O.D:2010/07/29(木) 03:21:55 ID:0ohYchpV
「もうっ!知らないっ!!」
一際、大きな音を立てて投げ出された携帯
その場にいた人間がみんな目を丸くする
叫んだのは、小嶋陽菜
手元にあったiPadまで投げようとして
それは全員がなんとか食い止める
「こじぱ、どーしたんだよぉ?」
高橋が困った表情で話しかけるが
小嶋は眉をへの字に曲げたままで何も言わない。
相当にご機嫌が悪いらしい。
そこに篠田が現れた。
「分かった、旦那と喧嘩したんだ」
「・・・・・・・」
「よし、図星」
「違っ!・・・・・そもそも優子は旦那とかじゃないし!!」
「やっぱり優子の事だったんだ」
「麻里子様すげぇ・・・・・」
ソファの端っこに座って、顔を背ける小嶋の膝の上に乗ると
あやすように頭を撫でながら、篠田が話しかける。
8 :
L.O.D:2010/07/29(木) 03:22:18 ID:0ohYchpV
「優子がなんかしたの?」
「別になんもしてない・・・・・」
「何もしてくれないから怒ってるんでしょ」
「・・・・・・麻里子、嫌い」
「ほんっっと、陽菜は分かりやすい。かわいいねー。」
「子供扱いしないでっ!」
軽く突き飛ばされるも、隣に腰を下ろして続ける篠田。
「しばらく会ってもないんじゃないの?」
「そんなことない・・・・」
クッションを抱えたまま、向こうを向いたままの小嶋に
篠田はそっと近づいて耳元で囁く。
「欲求不満なんだよ」
「・・・・・・・・・・・・・・!!」
顔を真っ赤にして、思いっきり篠田の顔面にクッションを叩き付けると
小嶋は部屋から出て行ってしまった。
さすがの篠田もやっちゃった、という表情を隠さない。
9 :
L.O.D:2010/07/29(木) 03:22:35 ID:0ohYchpV
「まりちゃーん、刺激しちゃダメだよー」
一部始終を見てた前田が声を上げる。
「だって、優子の事になったら、途端に女の子なんだもん、陽菜
ちょっかいかけたくなるんだよ」
「小学生の男子じゃないんだから、麻里子様」
「えー?そういうことじゃないんだけどなぁ」
「・・・・・・・・・。」
別な現場。
携帯を手に持ったまま、魂が抜けてるのは問題の張本人だ。
ただ、その場所が悪かった。
「優子ー?おーい、優子ー??」
大島の目の前で手を振るのは峰岸。
今、彼女は峰岸の太ももの上にまたがってる真っ最中だった。
小嶋とのメールもしていたのだが、峰岸とも戯れていたというわけである。
10 :
L.O.D:2010/07/29(木) 03:22:57 ID:0ohYchpV
「ダメ・・・・だ、こりゃ」
「うぉ!なんだ優子、空っぽになってない!?」
「っていうか、マジ白いんだけど!?」
Kのメンバーがぞろぞろと集まってきて
めずらしい大島の硬直を見学している。
峰岸の膝の上からフラリフラリと立ち上がったと思いきや
そのまま、頭からつっこむように倒れる!!!!
「優子!?」
「みぃちゃん、なにがあったの!?」
「やっ・・・・うちの膝の上で、陽菜とメールしてたみたいで・・・・」
秋元がそーっと大島の手から携帯を引き抜くと
そこには小嶋からのメールが。
「優子なんてもう信じてないんだから、ベー!・・・・・・・これは事件だ」
「優子!死んじゃやだよーーーーーーーーーーーー!!!!」
頭を抱える秋元
大島がこれではなんともチームがまとまらない
それ以上に大島をどうにかしなければならないのが先決だ
「みぃちゃん、こじはるに連絡取ってもらっていい?」
「いや、多分、陽菜はすっごい怒ってると思うんだよね。」
「とりあえず、あっちゃんに電話してみよっかー?」
板野が手にしていた自分の携帯で前田に電話をかけた。
11 :
L.O.D:2010/07/29(木) 03:23:27 ID:0ohYchpV
「んー、こっちはねー、陽菜が出ていっちゃってー、うん」
篠田はソファに座り、じゃれてくる仲川を構いながら
その電話に耳を立てていた。
それは、その近くの椅子に座っていた高橋も同じだ。
「えー、優子が灰?灰になってるってどういうこと?真っ白??」
「麻里子様、あんだけこじぱが怒るってなんなんすかねー?」
「浮気でしょ、浮気」
「えー、優子が浮気っすか?」
「もう立ち直れない?どうなってんのー?見たい見たい。写メしてー」
「新チームになってさー、しばらくリリースもかぶってないし
番組収録で一緒になることもなかったでしょー
陽菜が構ってほしいってのもあるんだろうけど
優子が・・・・・みぃちゃん辺りとイチャイチャしてるんだよ」
「ノースリーブスで一緒にいても気にしてないけどなー」
「それはたかみながニブいからだよ」
「ニブちんー」
篠田の膝の上の仲川も参加して、高橋をいびる。
12 :
L.O.D:2010/07/29(木) 03:23:46 ID:0ohYchpV
「でも、それが原因だったら、こじぱがみぃちゃん避けたりしたって・・・・」
「陽菜にしてみれば、誰か、じゃなくて、優子が悪いんじゃない?」
「うーん・・・・・」
「あっちゃー・・・これは灰だ」
前田が板野が撮った灰になった大島の姿をみんなに見せる。
床に這いつくばって、顔に表情がない。
まさしく燃え尽きた人間そのものだ
篠田は仲川を膝の上から下ろすと、立ち上がる。
「麻里子様、どこ行くん?」
「トイレーーーー」
そう言い残すと、彼女までいなくなってしまった。
前田と高橋は顔を見合わせる。
とりあえず床というわけにも行かないので
引き起こして椅子に座らせてみたものの
一言も言葉を発さず、黙っている大島
本当にその姿はあしたのジョーと同じ様だ
「優子ー!」
「優子さん、このままじゃユニット歌えないですー」
「目で負かす前に自分が負けてますよー」
菊地の発言に誰もが視線を向ける。
この空気の読めなさはさすがだ
13 :
L.O.D:2010/07/29(木) 03:24:05 ID:0ohYchpV
「優子、最近、こじはるに会ってないんだっけ?」
「チームドラゴンの撮影とかでちょこっと」
「テレビとかもちょこちょこって感じだよね・・・・・」
小野が顔を近づける
「優子、こじはる来たよ」
「こじぱっ!?」
まさしく跳ね起きるとはこういうことなのだろう
一瞬にして、意識を取り戻した大島だったが
そこに小嶋の姿はない。
「こじぱおらんっ・・・・・」
「ちょ、優子!しっかりしろっ!!」
「優子ー!優子ー!!何があったんだー!」
「・・・・・・・・こじぱに怒られた」
「怒られた?なんで?」
「みぃちゃんの膝の上に乗ってるって言ったら・・・・」
「それであのメール!?」
めそめそと泣き声を上げる大島。
普段はまるでジャイアンのようなだけに
その姿はなんとも女々しく見える。
「優子だってそこまで深い意味で言ったわけではないだろうに・・・」
「これ、謝ったりしたら逆効果なのかなぁ・・・・」
「タイミングじゃ・・・・・」
14 :
L.O.D:2010/07/29(木) 03:24:23 ID:0ohYchpV
「はい、携帯」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
階段の隅に腰掛けていた小嶋に篠田は携帯を渡す。
しばらくじっと見ていたが、小嶋は手を伸ばして受け取った。
「いじめちゃってごめんね」
「・・・・・麻里子はいじわるだ」
「こじぱは優子のこと好きなの?」
「・・・・・・・・わかんない」
「でも、怒ってたじゃん」
「わかんないよ、だって、みーちゃんの膝の上って言われて
それはいっつもなら私の膝の上なのに、ってすごい思って・・・・」
「陽菜、それは独占欲だよ」
「さっきそうやって思っただけなんだよ??
いっつもはこんなんじゃないのに・・・・・・」
「いっつもはどうなの?」
「いっつもは・・・・・ちょっとウザい」
「ウザい、って、あはははははははは!!!!」
「なにー・・・・・・・」
「優子のことウザいなら、私にすればいいのに」
篠田の言葉に小嶋は驚いた表情
まるでそれすらも覆い隠すように篠田は小嶋の唇を奪う。
そのまま倒れ込み、長い口付け。
小嶋の目は篠田の腕の中で潤んでいた。
15 :
L.O.D:2010/07/29(木) 03:24:59 ID:0ohYchpV
「まりちゃ・・・・・ダメ・・・・・」
「私は陽菜のこと好きだよ・・・・・?
優子のこと好きなのも知ってるけど・・・待ちきれないよ」
「・・・・ずるい」
「ずるいかもしれない・・・けど・・・・それぐらい、陽菜の事が好き」
「真顔がずるい」
何も飾らずにぶつけられた感情に戸惑う。
数秒の静寂を破ったのは陽菜の携帯
大島からのメールだった
「・・・・・見なよ」
「・・・・・・・」
反省と食事の誘い。
小嶋は画面を見つめて、そのまま閉じた。
「なんて書いてたの?」
「ごめん、って」
「ふーん・・・・・・」
「気になる?」
「そりゃぁ・・・・・」
「ご飯行こう、って」
「陽菜が決めていいよ、今夜、優子とご飯行くか、私と行くか」
「・・・・まりちゃんはどこ連れてってくれるの?」
「んー・・・・・美味しいカレーでも食べに行く?」
おどけたように言う篠田に小嶋が口づける。
16 :
L.O.D:2010/07/29(木) 03:25:14 ID:0ohYchpV
「じゃぁ、優子とご飯に行こうかな」
「フラれたか」
「・・・・・まりちゃん、ありがと」
「どーいたしまして」
「好きだよ」
「・・・・・なら付き合おうよ」
「んー・・・・・彼氏は優子だから」
篠田はゆっくり階段を下りる
振り向かずに
小嶋の声が聞こえてきた
大島に電話しているのだろう
ふぅっと小さな溜息をつく
戯言なんかじゃなくて、小嶋に対しての気持ちは本当で
だから、小細工無しで伝えたつもりだったから
後悔とかは特になかった。
出来るなら、この願いは叶って欲しかったが。
「あ、まりちゃん」
「こじぱは??」
「もうちょっとしたら・・・・戻るってさ」
仲川が飛びついて来る
その腰を捕まえると、篠田はキスを迫る。
嫌がる仲川。
背後に小嶋が現れる。
思いっきりその顔を見られたが、小嶋は笑って通り過ぎる。
「こじぱーーーー、帰ってこないかと思ったよーーーー」
「きゃぁーー!!まりちゃんやだよぉおおおーー!!」
「しーらなぃ。はるごんの唇は私のものだー」
いつもの楽屋。
ちょっとした出来事。
伝わらない思いはそっとしまう。
宝箱の奥底に。
17 :
L.O.D:2010/07/29(木) 03:26:25 ID:0ohYchpV
【後書き】
いつもよりちょっと明るいドタバタっぽい空気にしてみました。
楽しんでいただければ。
18 :
名無しさん@秘密の花園:2010/07/29(木) 03:37:03 ID:N+E6jspO
ブラボー!
かなり萌えました!
すばらしい作品をありがとう!
すばらしすぎます!
でも峰じゃなくて峯です・・・。
あつみなで一本。終わりがイマイチかもだけどご容赦を。
〜たかみなの眠れぬ夜〜
今日は大事件が起こっている。
なんとあっちゃんが私の家に泊りに来ているのである。
うーん。
自分の家なのに落ちつかなさがハンパない。
「たかみな〜、お風呂借りていい?」
あっちゃんの言葉に少しドキリとする。
決してお風呂アガリのあっちゃんを想像しているわけではない。
断じて違う。
「あ、うんうん。どうぞ」
私が言うとあっちゃんは、そうだと手を打った。
「一緒に入ろうよ」
「な!む、無理無理!家の風呂狭いし」
無茶苦茶動揺してブンブンと手を振って私は答えた。
あっちゃんはうーんと考えた顔をしてからにこりとした。
「そっか。そうだよね。じゃあさ、たかみなが先に入りなよ。その後借りる。たかみなの家だからそれが良いよ。うん」
私は少しホッとした。
一緒に風呂とか恥ずかしすぎるだろう。
脱衣所でゆっくりと服を脱ぐ。
今日も疲れた。
軽く体を綺麗にして湯槽に浸かる。
疲れた時はやっぱあったまんないとね〜。
―コンコン―
不意に浴室のドアがノックされた。
「た〜かみなっ!」
「ん?どうしたー?ってうわっ!」
そこには風呂に入る用意をバッチリ済ませたあっちゃんの姿が。
私は湯槽の中で思わず体を隠していた。
「そんなに恥ずかしがるなよぅ」
あっちゃんは無邪気に笑ってシャワーを浴びはじめた。
私は恥ずかしさのあまり口元まで湯槽に浸かった。
ぶっちゃけ私はあっちゃんを物凄く意識していた。
だから見られるのも見るのも超恥ずかしい。
でもそんなことは口に出せる訳もなく…
なかなか湯槽から上がれなかった私はのぼせてしまった。
「うー…久々にのぼせた」
「たかみな大丈夫?」
ベッドで横になる私と私を心配そうに見つめるあっちゃん。
気分は最悪なはずなのに、なんだか幸せな時間のように感じるのは頭がボーッとしているからだろうか。
「せっかく来てくれたのにこんなでごめん…」
私がしょんぼりして言うとあっちゃんは首を振った。
「ううん。私が悪いんだよ。たかみなの家にお泊りできるからって浮かれすぎたから」
「なんか可愛いこというね」
そんなあっちゃんが可愛くていつもでは考えられないくらい素直に言葉が口から出てしまった。
「えっ?」
私の言葉が意外だったのかあっちゃんはびっくりした顔で私を見た。
「あ〜、えっと…寝よっか?」
なんとなく照れ臭くて私は誤魔化すように言った。
「うん…」
二人で一つのベッドに入る。
驚く程二人の距離が近くて落ち着かない。
「ねぇ、たかみな」
あっちゃんが口を開いた。
「ん〜?どうした?」
「あのね。私たかみなに会えて良かったって思ってるよ」
「私もだよ」
私が答えるとあっちゃんは体をこっちに向けた。
「良かった。これからもよろしくね?」
「こちらこそ」
私もあっちゃんの方に体を向けてそう言うと…
―チュッ―
なんとあっちゃんが私のほっぺたに軽くキスをしてきた。
きっと深い考えなんて何もないんだろう。
でもこっちとしては…
今夜は眠れないかもしれない。
あつみな投下します
無駄に長いので注意してください
あと、ド新規なもので、いろいろとおかしい所もあると思いますが、そういうのは指摘してもらえると次に生かせるのでありがたいです
よろしくお願いします
「ねえ、たかみな。また痩せてきてない?」
「えー? んなことないよぉ」
「ないことないってば。ご飯ちゃんと食べてる?」
「た、食べてる食べてる。もうめっちゃ食べてますよぉ」
「じゃあなんでそんな痩せてんの?」
「だーから気のせいだってばぁ」
たかみなのその受け答えに、ちょっとムッとする。
私の目は節穴じゃない。
特にたかみのことに関しては。いいかげんつきあいだって長いし。
とにかく、その時の私の目には、たかみなはなんだかひどく疲れてるように見えたのだ。
いや、正確に言うと疲れてるのを必死でごまかしてるみたいに。
「ねえ、夜は寝れてるの? 風邪とかひいてない?」
「ないない。それより、今日はあっちゃんの生誕祭だね。いい公演にしようね」
また、そうやって人のことばっかり。
たかみなはいつもそうだ。
自分のことよりメンバーのこと。
自分のことはあとまわし。
そんなんじゃ、いつかたかみな潰れちゃうよ?
「うちも気合入って、いつもより調子いいくらいだな〜」
そうやっておどけて、私を心配させまいとしてるのが見え見え。
ホントに、この人は……。
「たかみな、後で焼肉でも行こっか。暑いしスタミナつけないとね」
「おっ、いいねぇ。あっちゃんのおごり?」
「あれ〜? 今日生誕祭なのって誰だったっけぇ?」
「や、そんな、まさか。あのトップアイドルAKB48の前田敦子さんともあろうお方が、私におごれと?」
「……ワリカンなら」
「ケチ。でもOK」
親指と人差し指で小さく丸を作って、たかみなが笑う。
カルビ食べて、ハラミ食べて、冷麺もいいな。
そしたらたかみなも元気になるよね。
そんなこと思ってたのが、たった3〜4時間前の話。
なのに……。
突然倒れてスタッフに運ばれていくたかみなの顔は真っ青で。
まるで、縁起でもないけど、そのまま死んじゃうんじゃないかってくらいぐったりしてて。
私は震える足でどうにか立ち尽くしたまま、それを見送ることしかできなかった。
「バカっ!」
「……はい」
「たかみなは、本当にバカ!」
「……すみません」
病院に運ばれたたかみなは、過労との診断で即入院。
私は仕事の合間をぬって、二日目にようやく面会できたところだった。
「私、心臓止まるかと思ったんだからね」
「や、どっちかって言うと心臓が止まりそうになったのは私の方だったり……なんて」
「全っっっ然笑えないんですけど」
「ごめんなさい」
「で、具合はどうなの?」
「あ、もう平気。こんなの大げさなんだって」
たかみなの腕には点滴が刺さっていて痛々しい。
だけど確かに顔色はだいぶよくなったように見える。
考えようによってはいい機会だ。
この際だから、たかみなにはゆっくり休んでほしい。
「だからもう退院させてもらおうと思って」
「え?」
「仕事に穴あけちゃったし、みんなに迷惑かけて……申し訳ないよ。稽古も行かなくちゃだしね」
そうだそうだ、そうしよう。
たかみなはつぶやきながら上半身を起こした。
先生に言いに行ってくる、って。
それを聞いた瞬間、ブチッといった。
誰がって、私が。
「たかみなっ!」
両肩を押して、ベッドに押さえつけて……なんか押し倒したみたいになってしまったけど気にしない。
「は、はい」
「たかみなは今から絶対安静です。動いてはいけません」
「え、で、でも」
「シャラップ!」
「なんで英語っ?」
「わかったの、わからないの」
「あ、あの、私、お仕事に……」
「わ・かっ・た?」
「は、はーい、わかりましたー」
「よろしい」
なんか私を見るたかみなの目が異常に脅えてる気がするけど、まぁいいか。
抵抗をあきらめたらしいたかみなから体を離して、私はベッドに腰を下ろした。
「まったく、たかみなは無理しすぎなんだってば」
「や、なんか怖くてさ」
「怖い?」
「そ。あっちゃん、私たちが初めて公演した時のこと覚えてる?」
「忘れようとしたって忘れられないでしょ」
「だよね」
ガラガラの客席。
甘い幻想を打ち砕かれて、現実を思い知った日。
「あそこから始めて、ここまで来たんだよ」
「うん?」
「今でも時々思うんだよね。もしかしたら全部夢で、目を覚ましたらあのガランとした劇場が待ってるんじゃないかって」
冠番組、オリコン、紅白。
あの時には想像もできなかったような今。
それは私も同じだった。
あまりにも目まぐるしい変化は、確かにどこかフワフワとしている。
「忙しくしてるとね、そういう不安を忘れてられるんだ。だから……」
だから?
だから、なに。
だからぶっ倒れるまで仕事してたって言うの?
どこまでバカなのさ、たかみな。
もう、もう、もう……っ。
私は体を倒してたかみなの上に覆いかぶさっていった。
「あ、あっちゃん?」
「なによ」
鼻と鼻がくっつきそう。
たかみなの目が私の目のすぐそこにある。
お互いの息がかかるほど、近い。
「ちょっと重い」
「重くないっ」
失礼なやつ。
私はたかみなの胸のあたりに拳を一つ、ドンと落としてやった。
「痛っ。痛いよあっちゃん。うち一応病人なんですが」
「よかったね、痛くて」
「うわ、なにそのドS発言」
「違うよ」
へ?とマヌケ面するたかみなに、私は続けた。
「痛いってことは夢じゃないってことでしょ。現実だよ。たかみなは、ここにいる」
「……そっか」
「なっちゃんや、みいちゃんや、ともちんや、はるながいて」
「うん」
「私がいる。これがちゃんと現実なんだって、私が保証する」
「……うん」
たかみなは点滴してない右腕の方を自分の目許へ持っていった。
まーた、この子はすぐ泣くし。
隠したって、涙が溢れちゃってるのはバレバレ。
「あっちゃん……」
「ん?」
「私、少しお休みしてもいいのかな。ホントに、ちゃんと元気になるまで、少しの間だけ」
「そんなの、あたりまえでしょ」
だいたい、不安だの夢だの、なに言ってんだろ。
AKBがここまで来られたのは、他の誰でもない、たかみながいたからじゃん。
たかみながいなかったら、それこそ『今』なんてなかったよ。
そこんとこわかってんのかなぁ、この方は。
わかってなさそ。
ま、そこがたかみなのいいとこだ。
「な、なに、あっちゃん。そんなじっと見つめて……」
私の視線に気づいたたかみなが、赤くなってしまった目を細めて見つめ返してくる。
「うん。たかみなのこと、好きだなぁって思ってた」
「ふぇっ? はっ? なに、あ、そんな、好きなんて言われると照れると言いますかなんと申しましょうか」
「落ち着いてよ。べつに愛してるとかつきあってとか言ってないでしょ」
「だ、だよね。いや、わかってるよ。メンバーとして、友だちとしてだよね。私も好きだよあっちゃん、うん」
ふう、やれやれ。なんて、額の汗をぬぐう仕草。
いったい何をそんなに焦ったんだか。
これじゃ、私の本当の気持ちを打ち明けるのはまだ当分先になりそう。
だって、「愛してるからつきあって」なんて言ったら、たかみなはびっくりしすぎてまた倒れちゃうかもしれないもんね。
さすがにそれはシャレにならない。
だから早く元気になってね。
そう思い自重する、健気な前田敦子なのでした。
なんてね。
了
すごく良いですね。
ほのぼのしてしまいました。
お二人とも、あつみな本当に最高、GJ!!
あっちゃんとたかみなのことちゃんとわかって書かれてる感じがしてよかったです!!また期待しちゃいます!
あつみな好きにはたまらん流れですw
最近こじゆうの良さに改めて気づいたので久しぶりに投稿させて頂きます。
ちょっと長いので暇つぶし程度にでも。
「もうっ、やめてよ!」
「いいじゃん、いいじゃん!減るもんじゃないんだから〜」
――本当おっさん。
ニヤニヤと笑う優子をみてつくづくそう思う。
女の子の体が大好きで、たぶん、っていうか絶対私のことが大好きな優子はよく私の体を触ってくる。
私が今みたいに怒っても、無反応でも、懲りずにくっついてくる。
まぁ、別にそれはいいんだけど、さすがに電車の中ではやめて欲しいよね。
あ、ほら、優子のせいでこっち見ている人いるじゃん。
「もぅ〜」と溜息をついて、私は視線を窓の外へと移した。
体重を扉へ預けて、「今日仕事終わったら買い物いこ〜」なんて、流れる景色をみながらぼんやりと考えていた時、『AKB』という単語が耳に入ってきた。
『私達がいるのがばれた?』と思ったんだけど、なんか違うみたい。
一つ向こう側の扉のところにいる女の子達がAKBの総選挙の話で盛り上がってるみたいだった。
優子の方を見ると優子もその女の子達の方をみていた。
「あっちゃん1位じゃなかったよねー!」
「そうそう!ショックなんだけど〜!あたしあっちゃん好きなのに〜!」
ふ〜ん、やっぱりあっちゃんが一位がよかったんだ〜。
まぁ、ずっとセンターだったもんね。
すぐに話に興味をなくした私はまた視線を窓の外へうつした。
「でもさ〜、誰だっけ?一位の子!大・・・」
「大島優子!」
「あぁ!そうそう!」
別に興味は無いけど、女の子達の話は耳に入ってくる。
AKBが好きっていうより、たぶん、あっちゃんとか麻里子とかを知ってる、そのぐらいの程度なんだと思う。
名前が出た優子を見ると、女の子をまっすぐ見つめていた。
「っていうか別に全然可愛くなくない?」
優子はその瞬間、女の子達から目を背けた。
ちょっと俯いたと思ったら、すぐに顔を上げて私を見て笑った。
「あは、言われちゃった」
優子なんで笑ってるの?
っていうか笑えてないし。
眉毛、八の字に下がってんじゃん。
俯いた時悲しい顔してたじゃん。
なのに、なんで笑ってんの?
その間にも女の子達の話は耳に入ってきた。
『あっちゃんのが可愛いいよね』だったり、『なんで一位なのかわかんない』だったり。
「うわ〜、言われてんな〜あたし。本人がここにいるんだぞ!ね〜、にゃんにゃん?」
「・・・」
何も答えない私に優子の表情は不安げになった。
ほら、それが今の本当の『顔』でしょ?
私は扉にもたれていた体をおこし、優子の隣を通りすぎた。
「・・・にゃんにゃん?」
通りすぎた時に聞こえた私を呼ぶ声。
それでも私を優子の方を向くことなく、ある一点を目指して歩く。
――『優子、ごめん』。はい、一応謝ったからね、心の中でだけど。
私が目指す場所は、今話している女の子達。
目の前に立つと、一人の女の子がこちらに気づいて、「ねぇ・・・!」 と隣にいる友達に興奮気味に話し掛ける。
そこにいた女の子はこちらを向いて一斉に黄色い声をあげる。
「ねぇねぇ」
私はそれを遮るように女の子達に話し掛けた。
「優子のことよく知ってるのぉ?」
女の子達は私の突然の質問に「知らない・・・です」と興奮と疑問が入り混じったような声で答える。
「だったら、優子のこと何にも知らないのに悪く言わないで」
電車からアナウンスが流れる。
電車はゆっくりと減速し、目的の駅へと止まった。
それは短い間だったけど、時間が止まったみたいだった。
だって言われた女の子達も周りのお客さんも、こっちを見て固まってるんだもん。
あ、ヤバい、電車から降りなきゃ〜。
固まる女の子達の横を通り過ぎると、私は電車から降りた。
――あ〜、忘れ物した。
「あ、あと優子は可愛いから」
振り返ってニッコリ笑うと、電車の扉が丁度閉じた。
『どっか連れていっちゃえ〜』なんて思いながら電車を見送った後、もう一つ大きな忘れ物したことに気づいた。
優子忘れてきた・・・。まぁ、いっか。
『うん』と一人で頷いて歩きはじめたら、急に後ろから抱き着かれた。
たぶん、絶対優子だ。
「なにぃ〜、優子。ここホームなんだけど」
優子は『うぅ〜』と唸るだけで、何にも喋んないし、抱き着くのやめないし。
「優子、暑い」
「にゃんにゃん〜、にゃんにゃん〜」
頭を私の背中にごしごしとこすりつけながら、名前を何度も呼ぶ優子。
「何?」
「にゃんにゃんのばかぁ〜」
「は?意味わかんないし」
なんで私がばか扱いされなきゃなんないわけ?
「にゃんにゃんいいんだよ〜、あんなこと言ったらにゃんにゃんが悪く言われちゃうじゃんかぁ〜」
あぁ、それで『ばか』。
別にそんなことどうでもいいんだけど。
「別に優子の為に言ったんじゃなくて、私がむかついたから言ったの」
だけど、やっぱアイドルとしてまずかった?
う〜ん、まぁいっか。
「優子のことよく知ってて、けなしていいのは私だけだし」
『あ〜、でもメンバーもいいかも。あと、スタッフさんも・・・』なんて呟いていた時に、「にゃんにゃんこっち向いて」と優子に呼ばれた。
「何?」と素直に振り向くと、頬っぺたに突然チューされた。
「・・・・・・」
私はそれに特に反応することなく、無言のまま優子を見つめた。
優子は優子で私が無反応なんて関係なしに、満面な笑みを浮かべてこっち見てるし。
その笑顔が憎たらしくなって、優子の頬っぺたを両手でつねってみた。
そしたら優子がもっと笑顔になっちゃった〜。
「ひゃんひゃん、ひゅきぃ〜」
「知ってる」
「ひゃんひゃん、だいだいひゅきぃ〜」
「知ってるし」
真顔で暫く見つめてたんだけど、あまりにも優子がアホ面だから笑っちゃった。
そしたら優子も声をだして笑うから、私達は端からみたら変な人だったと思う。
――私、たぶん熱があるのかもしれない。
こんなアホ面を可愛く思えるなんて。
優子型ウィルスにやられちゃったみたい。
end
ありがとうございました!
普段やる気ないくせに、やるときはしっかりやるにゃんにゃんが大好きです。
優子をさりげなくフォローする優しいにゃんにゃんが大好きです。
こじゆう、大好物です。
乙です
超いい!
素晴らしいこじゆうをありがとうGJ!
>>24です
読んでくれた方ありがとうございました
他にも書きたい話はあるので、機会があれば
>>32 GJです!
AKBにはまるきっかけになったこじゆう……やっぱいい
やっぱこじゆうはたまらないですね。
良い話を読ませていただきました。
ツンデレな小嶋さんが大好きです。
47 :
名無しさん@秘密の花園:2010/08/01(日) 18:02:10 ID:GXDZRK4A
すごくいい!
次、ヘタレ指原と小森希望!
初めて文章書きますが宜しくお願いします
もえさしで萌乃視点です。
“会えない時間にも愛しすぎて
目を閉じればいつでも君がいるよ
ただそれだけで強くなれるよ”
_西野カナ 『Dear』
最近はずっとこの曲を聴いている。
聴く度に思い浮かぶのは
ヘタレでDDでチキンでアイドルオタクで……
あたしの恋人。
チームが離れてから会う時間も減って
さっしーは今チームAのレッスン真っ最中で一番急がしい時期。
そんなさっしーから誕生日に自撮りした写メが送られてきた。
呆れつつもさっしーが自分の誕生日を
覚えてくれてたんだって事が嬉しかった。
でもここ最近話してなくてさっしーの声が聴きたい。
「会いたいよ…指ちゃん…」
その時携帯が鳴ってさっしーからの電話だった。
「もしもし?萌乃ちゃん?
「さっしー?」
「そうです。萌乃ちゃんが大好きな指原です。指し原の写メどうだった?」
「馬鹿じゃない?なんで誕生日に写メ送るワケ?」
「あう…すいません…指原なりに考えまして…」
久しぶりに聴くその声が愛おしくて
聴くだけで安心して
こんなにもさっしーの事が好きなんだなって
「でもねさっしー?」
「萌乃ちゃん?」
「嬉しかった。あたしの誕生日覚えてくれてたんだなって。」
「萌乃ちゃんの事なら何でも知ってる指原ですから!
「うふふ…馬鹿」
さっしーに馬鹿だなんて言ったのいつぶりだろ。
「さっしー今レッスン中でしょ?体壊さないでね」
「大丈夫だよ萌乃ちゃん。壊したら萌乃
ちゃんにキスできませんから。」
「いつもあたしの方からしてるじゃない」
「そうだけど萌乃ちゃん……指原は萌乃ちゃんの事を…あああ…あい」
「あい?」
早く言ってよこのヘタレ。
「ああ…ああ…あい…あいしてまふ!」
「あ…あははははははは!まふって何?まふって」
「うう〜笑わないでよ。指原が勇気を出して…言ったんだから」
「ごめんごめん。指ちゃん?」
「何萌乃ちゃん?
「あたしも愛してるよ」
ねぇさっしー?あたし思うの。
ヘタレとかDDって言われてるけど
そんなさっしーだから好きになったんだって。
“どんな事でも乗り越えられるよ
変わらない愛で繋いでいくよ
ずっと君だけの私でいるから“
完
拙い文書ですいません。
まだキャラがつかみきれてなくて…
こじゆうよかったです!なんだかんだ優子の事が好きで気になっちゃうにゃんにゃん可愛い!機会があればまたこじゆうお願いします!
もえさしなかなか萌えますね。
私もさっしーで一本書きたいなと思いました。
ということでさっしーで一本!
いつもながら最後がイマイチですが読んでいただけると嬉しいです!
呼び方とか間違ってたらごめんなさいです。
もえさし好きですなー
「指原さんはメンバーの中で誰が一番可愛いと思っているんですか?」
ことの始まりは小森のこの質問だった。
「私にその質問をする?アイドル大好きさっしーだよ?皆同じくらい可愛い!愛してるに決まってるじゃないですか」
私はわざとらしく声を大にしてそう答えた。
そう。
アイドルスキーな私には天国。
みんなかわいいよみんな。なんて一人ニヤニヤしながら考えていたが、ふと小森から反応が無いことに気付いた。
「…小森?」
小森はなんだかキョトンとして何かを考えているようだった。
顔の前で手をかざすとやっと小森はハッとした顔でこっちを見た。
「それは私への愛の告白ですか?」
ホワイ?なんとな?
私は彼女が何を言っているか分からなくて小森をまじまじと見つめた。
「今、愛してるって言ったじゃないですか。」
いや、今のはアイドル愛を語ったんだが…
否定する暇を与えず小森が抱き付いてきた。
「指原さん、私も大好きです」
なんて可愛いことを言ってくるじゃないか。
て、いやいや。
そんな事を考えている場合じゃない。
「指原さん」
小森は私を抱き締めたまま目を閉じた。
小森の顔が私にどんどん近付いてくる。
これは流石にいかんぞと思った瞬間だった。
―ガチャリ―
「さっしー、小森〜何して…うわっ」
ドアの開く音に気をとられ、一瞬動きの鈍った私の唇は小森に奪われたのだった。
しかもその現場を見られたのは萌乃。
よくあるじゃれあいチューと少し違う雰囲気に気付いたのか、かなり驚いたようだった。
「えー…えっとこれは…」
小森に抱きつかれたまま私は萌乃の方を向いた。
「…」
えっと…萌乃さん?
そう言おうとした時。
―ギューッ―
思い切り萌乃に頬っぺたをつねられた。
「いひゃい、いひゃいでしゅ」
萌乃が手を離してくれないので私は変な喋り方になりながら言った。
萌乃は少しムッとした顔でしかしそれを無理やり押さえた表情で私に顔を近付けてきた。
「いつも私の所に来るのはなんなのかな〜?さ・し・は・らさん?」
なに?ジェラシー発言?
なんて考えたりしたけど、痛い、マジで頬っぺた痛すぎる。
「私のさっしーに何するんですか!」
小森はまだ私から離れずに萌乃に反抗する。
何このモテ期到来。
いや、そうじゃなくて!
どうすればこの状況はおさまるのだ?
誰か私に教えてください(泣)
【終演】
三角関係ってのがかなり興味津々!
このあとどうなるか気になるよ〜
小森→指原←萌乃
って指原モテ過ぎwww
小森x指原に萌乃がひねて浮気したら面白かも〜
>>56 ご意見ありがとうございますです!
ヘタレなさっしーにモテ期がきたら面白そうと思って書いてみました(笑)
続き気になるって言ってもらってかなり嬉しいです。
また考え付いたら書くのでよろしくです。
58 :
L.O.D:2010/08/02(月) 23:15:49 ID:YqO1Juew
久しぶりのあつみな投下します。
59 :
L.O.D:2010/08/02(月) 23:16:13 ID:YqO1Juew
見渡す限り、ピンク、ピンク、ピンク
噂では聞いていたけど
今、私は完全にこの部屋に飲込まれてます。
想像以上、というか………………
お部屋がシンプルなのが好きな私はむ…………り……………
「あんまキョロキョロすんなよっ……」
たかみなは恥ずかしそうに言う。
やだ、たかみながピンクの部屋着だ。
かわいい。
「すごいね………」
「みんな言う!」
「聞いてたけど…………すごいね」
「うわ、あっちゃん………引いてる…………」
「そ……そんなことないって!でも、なんか………意外」
大量のリボン。
多分、たかみなの外に出た時の最低限の女の子の自我。
もっと女の子っぽい格好すればいいのに
「たかみな、ってなんで私服はこんな感じじゃないの?」
「え?スカートとかはいてるじゃん、マキシとか!」
「ううん、なんかもっとフリルとか」
「は、恥ずかしいよ!?」
「嫌いじゃないんでしょ?もっと甘ロリな感じの・・・・」
「うぇ、や、待って待って・・・・そんなのだってみんなおかしいって言うじゃん!」
「見たい!持ってるんでしょ!みーたーい!」
私のS心に火がついちゃった。
隠してるだけで絶対、一人で着て楽しんでるんだ!
60 :
L.O.D:2010/08/02(月) 23:16:37 ID:YqO1Juew
「無理だよっ!だって、恥ずかしいって!」
むくれた顔を見せる。
たかみなは少し黙って、すっかり困ってしまった。
「たかみなのかわいいの・・・私だけが見たいのに」
ずるい、私
たかみなを独占したくて、こんなこと言ってる。
部屋には入れたって、誰もたかみながあまーい服を着てるのなんて見たことないはずだ。
私だけのたかみなが見たいんだ。
「ちょ・・・ちょっとだけだかんね!」
そう言って、たかみなはクローゼットを開けると
淡いピンクのかわいいフリルワンピースを取り出す。
「後ろ向いて!」
「はいはい」
いつも彼女はラフな格好をしてる。
ちょっとボーイッシュな時もあれば、ゆるい感じのものも。
そして、時折、なにを間違ったかとんでもない冒険をする。
多分、きっとこの部屋がたかみなにとっての正解で
でも、自分だけの空間だからそれは許されていて
外で誰かに見せるのは恥ずかしいのかもしれない。
出来たという声で振り向いたそこにいたのは
まるで天使のしっぽの衣装を来た時のような
いや、むしろ、もうこれは天使だ。
61 :
L.O.D:2010/08/02(月) 23:16:57 ID:YqO1Juew
「たかみなっ!髪しばろうっ!二つで!!」
「へ!?あっちゃん、急にどうしたのっ!?」
「リボンもこれがいいと思うっ!ほら、かわいいっ!!」
きょとんとこっちを見てるたかみなと目があって
そのままキスをした。
なんてかわいいんだろう。
私だけのたかみな。
誰も見たことのない、この部屋の住人のみなみだ。
「たかみな…………好き」
「ほぇ?な…………いきなりぃ?」
「だって、だって!こんな可愛くて!!・・・・私のものだもん」
「あっちゃん・・・・私のとか・・・照れるよ!」
その言葉を塞ぐようにキスをする。
かわいい。
たっぷりと舌を絡ませて、味わって
今夜は2人だけのお泊まり会。
携帯の電源は切ったんだ。
【End】
62 :
L.O.D:2010/08/02(月) 23:18:08 ID:YqO1Juew
【後書き】
うちのサイトで最近、あつみなが少ないというアンケートが
結構多かったので、甘めでかわいい感じなんだけど
やっぱりちょっとSなあっちゃんが
たかみなに我が侭と言うというシチュにしました。
あつみな素敵です!
良い話をありがとです。
最近たかみなが好きすぎるので幸せ。
64 :
名無しさん@秘密の花園:2010/08/02(月) 23:31:16 ID:3fjwxvfu
三角関係の続きが気になりますw
Sなあっちゃん、とてもいいw
sage進行でお願いします。
サイトがあるのに何でここに載せるのかいまいちわからない
いいじゃん
俺サイトの方は見てないぜ
そゆやつも居るだろ
ああただサイトがどうこうっていう話するなって意味なら同意
>>66 せっかく書いてくれてる人を悪く言うのはよくないよ。楽しく読めればいいじゃん。あなたみたいな人がいるからどんどん書き手さんが減っていくんだってこと分からないの?
サイトの話はいらないってことだよ、言わせんな恥ずかしい
ちょっと前にこじゆうを書いたものですが、またこじゆうを書いたので読んで頂ければと思います。
本当に長くなりすぎました。もっと短くおさめられるように勉強します。
『なんでこんなことになっちゃったのか』
よくある陳腐な台詞だけど、あたしは正にその陳腐な台詞を頭の中でぼんやりと考えていた。
頭がくらくらするのは、この異様な熱気のせい?
耳元に聞こえる息遣いのせい?
鼻をくすぐる甘い香のせい?
それともこじぱが前にいるせい?
たぶんそれ全部のせいなんだろうけど、それより何より今言えることは『ヤバい』ということ。
――あかん・・・、すごいムラムラしてきた・・・。
自分のゴクリと唾を飲む音がやたらに鮮明に聞こえた。
それはほんの30分前の出来事だった。
よく使う撮影現場にはメンバーの中で『開かずの間』と呼ばれている部屋があった。
いつも鍵がしまっていて、撮影の度にあたしはその部屋のドアノブに手をかける。
『やっぱり今日も開いてないか〜』なんて思っていたのに、扉はガチャという予想外の音をたてて前に開いた。
「こ、こじぱー!開いたよー!」
前を歩いてしまっていたにゃんにゃんを興奮気味に呼んだ。
にゃんにゃんとは撮影が一緒で、あたし達の撮影が最後だった。時間的にはもう結構遅い時間だったし、他のメンバーはきっともう帰ってるんじゃないかな。
「え〜」なんていいながら、にゃんにゃんはこちらに向かってきた。
『開かずの間』なんて言われてるぐらいだし、気にならないはずがないよね。
当然こじぱとあたしの選択としては『中にはいる』。
ドキドキしながら中に入ったはいいんだけど、なんてことはない、そこはただの物置だった。
――ま、こんなもんだよな〜。
奥までいったところで諦めがついて引きかえそうと思ったその時だった。
スタッフさんが部屋にはいってくる音がして、急いであたし達は目の前にある掃除用具入れに隠れた。
それが運のつきといいましょうか、逆に運がよかったといいましょうか、状況としては凄くこじぱと密着せざる終えない感じになってしまったのですね、はい。
そして今に至るわけなんだけど、あかんですよ〜、これは本当にあかん。
いつもふざけ半分でちょっとの間くっついてたり、チュとキスするぐらいはあったけど・・・。
暗闇の中で、こんなにも息遣いを感じることなんてそうそうない。
しかも右手には胸の膨らみを感じ、左手は柔らかいお尻があたってるのを感じたら、どうしたってこちらの心拍数もあがるってもんですわ。
『じゃあそこから出ればいいじゃん?』
正解!
でもでれない!
だってその入ってきたスタッフさん達が怪しい雰囲気になったと思ったらにゃんにゃんし始めちゃっただも〜んっ!
スタッフさん!AKBと××(チョメチョメ)してる場合じゃないですよ、本当!
そんなスタッフさんがにゃんにゃんしている様子を、暗闇の中で声を潜めて密着しながら聞いているあたし達。
いつもは冗談半分、理性がちゃんと働いて『ここまでしかやっちゃダメ』ってとこまでしかやらない。
でも、今は、そのいつも守ってきた理性の壁が崩壊寸前だった。
――あぁ〜、くそぅ、あたしやっぱりにゃんにゃん『本当に』好きなんだぁ〜。
わかってはいたけど、どこか自分の中でごまかしていた気持ちが、目の前につきつけられた感じ。
――ちゅーしたい・・・。
そのぷっくりとした唇に、透き通るような白い首筋に。
「あぁ・・・っ!」
こっちは必死に理性と欲望と対抗しているって時に、エロ〜い声がスタッフさんから聞こえてくる。
その声が余計にあたしのムラムラを巨大化させる。
落ちつけ〜、深呼吸、深呼吸。
――あれ・・・?
深く息を吸うあたしとは反対に、にゃんにゃんの息遣いがさっきより荒くなっていることに気づいた。
ちらりと真上にあるにゃんにゃんの顔に視線を移した。
――にゃんにゃん・・・、もしかして興奮してる・・・?
当たり前なんだけど、こんなにゃんにゃんはじめてみた。
にゃんにゃんが興奮してるということに、あたしの中の欲望の風船がさらに膨らんで、もう破裂寸前。
にゃんにゃんの「はぁ・・・、はぁ・・・」という我慢するような息遣いが更にあたしの欲望の風船を膨らませる。
「・・・にゃんにゃん・・・」
ボソッと、にゃんにゃんの耳元で呟いた。
「・・・あっ・・・」
微かににゃんにゃんの体が跳ねた。
その途端『パンッ』と、あたしの中で何かが弾けた音がした。
ちょっと背伸びをして柔らかな唇に口づける。
「・・・!」
にゃんにゃんは驚いた様子だったけど、あたしはもう止められなくて、何もかんがえられなくて、もっと欲しくて。
その柔らかな唇に舌を割り込ませた。
「・・・んっ!・・・」
にゃんにゃんはあたしの体を引き離そうと軽く抵抗する。
思いっきり突き飛ばせないのは、ここにあたし達がいるのがばれたらまずいせいだ。
「・・・ん、ゆう・・・こっ・・・ん」
あたしは一旦唇から離すと、喋る暇を与えることなく、再び口をつけた。
舌先でにゃんにゃんの歯をなぞる。
にゃんにゃんの体がビクっと反応したのがわかった。
――脳天がビリビリしてる。
何も考えられないのは、きっと強く香る甘い香のせいに違いない。
どうなったていいや。
この愛しくて、美味しいものを今食べたい。
にゃんにゃんの口の中をたっぷり味わった後、唇を離すと、舌でにゃんにゃんの白い首筋をなぞる。
「ゆ・・・うこっ・・・!やめっ・・・て・・・!」
小さな声で抵抗するその声は色っぽくて、あたしにとっては逆効果。
舌で鎖骨の窪みを舐めたら、再び首筋を舌でなぞった。
耳の中を舌でなめたら、次に耳たぶを軽く噛んだ。
「・・・あっ・・・」
思わず漏れたその吐息。
我慢するようなその吐息。
――もっと・・・聞きたいな。
寸止めw
キスをしながら、にゃんにゃんの胸元のボタンを外したその時だった。
「大島さんと小嶋さんいたっ!?」
部屋の外からスタッフさんの声がした。
「いない」、「どこにいったんだろう?」という声が飛び交っている。
そんな部屋の外で飛び交うスタッフさんの声を聞いて、何にも考えられなかったあたしの頭に思考と理性が戻ってきた。
と、同時に血の気が引いたのはいうまでもない。
――あはは・・・、あたし何やっちゃってんだろ・・・。
目の前のにゃんにゃんはいつものにゃんにゃんからは考えられない姿。
口元からはよだれ、綺麗な髪は乱れて、服は胸元が見えるまではだけている。
――これ、現実だよねぇ〜・・・。
っていうかにゃんにゃんしてたスタッフさんがいないことにも気づかなかったし・・・。
あたしはそっと後ろにある扉に手をかけゆっくりと開けると、にゃんにゃんに背を向けた。
手と足が同時にでる歩き方でその場から逃げようと思った時に、後ろから腕を捕まれた。
そのままその腕に引っ張られると、またあたしは暗くて狭い空間へ逆戻り。
気づくと背中は壁で、頭の横にはにゃんにゃんの手があった。
もう一方のにゃんにゃんの手はあたしの髪の毛をいじっていた。
「犬の発情期みたい」
無表情のまま、にゃんにゃんは呟いた。
ひどい・・・、けど本当にそうかもしれない。
「・・・誰にでもそうなんだ?優子」
「ちがっ・・・!」
「危ないね」
あたしの言葉を最後まで聞く前ににゃんにゃんは自分の言葉で遮った。
確かに今は欲望に任せておそっちゃったけど、けどっ!
「にゃんにゃんだけだもんっ!」
「・・・・・」
「にゃんにゃんだけが好きだもん!にゃんにゃん以外にしないもん!」
あぁ〜、ただの駄々っ子だ。
そしたらあたしの髪の毛をいじっていたにゃんにゃんの手が、そっとあたしの首筋に伸びた。
くすぐったくて背筋に電流が流れるようだった。
「・・・だったら、『首輪』つけとかなきゃね?」
首を傾げるにゃんにゃんの長い髪の毛が揺れた。
髪の毛を食べていたけど、それが余計にセクシーで、目が離せなくなる。
――あれ? あれ?
あたしボタンをはずされてる?
あっという間に下着があらわになってしまった。
「・・・どこがいい?」
「へ?」
「『首輪』」
にゃんにゃんの指先がそっとあたしの唇に触れる。
「口?」
そしてその指先は唇から耳元へ移動する。
「耳?」
耳から首筋をたどり鎖骨へ。
「鎖骨?」
指先はそのまま下へと移動して、スッとあたしの胸の中心まで移動したかと思うと、その指先は下着の中に侵入した。
「にゃんにゃんっ・・・!」
せっかく戻ってきた思考と理性がまたどっかいっちゃいそう。
「やっぱり胸?」
艶っぽくちょっと馬鹿にしたようににゃんにゃんは笑った。
――『首輪』をつけて欲しい。
その柔らかな唇で。
「ううん、全部」
口だけじゃ、耳だけじゃ、鎖骨だけじゃ、胸だけじゃ足りないよ。
「欲張り」
にゃんにゃんいつものように笑ってあたしにキスをした。
――ねぇ、あたしもにゃんにゃんに『首輪』をつけていい?
ふらふらと逃げないで。
誰かのものにならないで。
あたしだけに甘えてよ、子猫ちゃん――
end
本当に長々すいませんでした!!お付き合い頂きありがとうございます!
ちょっとここまでのちょいエロは初めて書いたので、少しでもエロさがでていれば嬉しいです。
小嶋さんが少し黒くなってしまいました;
ただこじゆうはどっちでもありだと思いますw!!
くっエロいのGJ!
こじゆうはもしかしたらひょんなきっかけでこんなこともあるかもしれないと思えちゃうのがすげー
チョイエロ良いですね!
だだっ子な優子が可愛いッス。
素晴らしい作品をありがとう\(^O^)/やっぱこじゆう最高!また書いてくれると嬉しいです(-人-)
93 :
L.O.D:2010/08/06(金) 12:00:18 ID:mHxO/Wyu
ぷにっ
「ちょーっ!!ゆきりんやめてよっ!」
「もうちょっと、もうちょっとだけ!」
「やだって言ってるでしょ!亜美菜怒るよ!」
「・・・・・・・・・・しゅん」
いつもの掛け合い。
今まで側にいなかったのに、同じチームになって
キャプテンと一番年上組で話し合うこともあって
距離が近くなったのはいいが
困ったことにキャプテンのお気に入りはあみなのお腹だ。
顔を合わせれば摘まれる。
くらもちもちこといい、あみなは食べ物ではない。
「もーーーーー!!亜美菜痩せるっ!ダイエットする!!」
「だめっ!亜美菜ちゃんはこれでいいの!」
「やだっ!摘むもん!」
「分かった分かった、摘まないようにする、摘まないようにするからっ!」
「大体さー!ゆきりんははーちゃんが好きなんでしょ!?」
「・・・はーちゃんは・・・好き、っていうか、お母さん!」
「ひどくね?お母さんっぽいのは否定しないけど」
「亜美菜ちゃんは別なの!」
「じゃぁ、亜美菜はなんなの!」
そこまで言って、周りの視線に気付いた。
なんの痴話喧嘩だ
大体、エスカレートしてそんなこと言ってしまったけども
自分はゆきりんと別になんの関係でもなくて
ただただ困らせるためだけに言ってしまった
「えっと・・・・・・」
「ほらぁ!亜美菜のことは別にどうでもないんでしょっ!」
94 :
L.O.D:2010/08/06(金) 12:00:43 ID:mHxO/Wyu
もう嫌だ、自分の性格、たまにキツいって言われる
重たい、とか。
チームBになって頑張って、みんなをフォローしなきゃとか思ってたのに
キャプテンとこれじゃサイアクだ。
後で謝ろう・・・・・・
「亜美菜は・・・女の子って感じでカワイイ」
「それ見た目の感想じゃーん!」
「カワイクって抱きしめたくなって・・・・でも、恥ずかしくて・・・・」
「は?」
「構ってほしくて・・・・言えなくて・・・・・」
「・・・・ゆきりーん?みんな、どん引きしてるよー?」
「だから、怒られるの分かってるのに摘んだりして・・・・・」
「・・・・摘まないで」
「ごめんなさい」
何も言えなくなってしまった。
構ってるのに。
可愛い女の子を泣かせてしまったみたいでばつが悪い
みんながどうすんの、この空気みたいな顔してる。
どうしたらいいか分からなくて、散々迷って抱きしめた。
「亜美菜ちゃん・・・・・・?」
「構ってほしいなら言えばいいじゃん・・・」
「だって、亜美菜ちゃん独占しちゃう・・・・・」
「その間ぐらいはいいよ、別に」
「もっともっと欲しくなるもん・・・・」
95 :
L.O.D:2010/08/06(金) 12:01:04 ID:mHxO/Wyu
自分も重たいと思ったけど、案外、この人も重い
はーちゃんはいつもこの人のワガママに付き合ってるけど
いっつもこんな調子なんだろうか
「あのさー、その時はその時でいいじゃん!」
「・・・・・・」
今にも泣きそうな顔でこっちを見てる。
どうにもこうにもその顔が可愛く思えてしまって
こっちからちつすをしてしまった
完全にうつかりくそ野郎だ
クセというのは怖い
「好き!!」
「あーもう!暑苦しいなぁっ!!」
「亜美菜ちゃんも言ってよー」
「はぁ?なんで言わされなきゃいけないんだよー」
「いいじゃん、減らないじゃん」
以下、永久に続く。
亜美菜はすっかりゆきりんに好かれてしまったらしい。
【終】
96 :
名無しさん@秘密の花園:2010/08/06(金) 15:46:21 ID:2jl77Pqd
あみなとゆきりん萌え(*´∀`)
こじゆうSSに影響されて一本書いちゃいました!
未熟者ですが良かったら見てください。
「こじぱ〜!今日も可愛いね〜」
優子が出会い頭に口にする言葉。
「はいはい」
私はいつも通り流す。
「なんでそんなに反応冷たいのさ〜」
優子が大げさにジェスチャーをつけて言う。
「ちぇっ。こじぱが冷たいからみぃちゃんとこに行くか〜」
優子は口を尖らせて私から離れていった。
「はあ…」
最近優子が近くにいると息もまともに出来ない。
絶対こんなのおかしい。
「相変わらず優子はにゃんにゃんが大好きだね」
「本当、本当」
周りは微笑ましそうに言うけど。
でも私は…
「優子なんて誰にでも一緒だし」
私がポツリと呟くとあっちゃんが驚いた顔をして言った。
「そうかな?私にゃんにゃんが特別だと思ってたよ?」
その言葉を聞いて自分の顔があっという間に熱くなるのを感じた。
いつも意識してるのは自分だけだと思っていて。
そんな気持ちを絶対悟られたくなくて過剰なスキンシップの時なんかは適当にあしらってた。
「なんでそう思うの?」
私が聞くと皆から一言で返ってきた。
「他の子と絡んでる時と優子の表情違い過ぎ」
そうなの?
今まで優子と他のメンバーが仲良くしてるところなんて見ると心が痛くなりそうで避けてたから全然気付かないし。
「みぃちゃん忙しそうだから戻ってきちゃった」
ちょうどそんな時に優子が帰ってきた。
私はたまらなくなってすぐに優子の手を引っ張って部屋を出た。
「えっ?ちょっと?どうしたの??」
優子は何が何だか分からない様子で目を白黒させている。
人目に付きにくい場所まで来たところで私は優子を思い切り抱き締めた。
「あっ…」
一瞬優子の体の力が抜けた気がしたが、すぐにグッと腕に力を入れて体を引き剥がされた。
優子はすぐにヘラッと笑って言った。
「なになに?びっくりするって〜。こんなジョークは小嶋さんらしくないよ?」
「ジョーク…?」
その言葉が耳に入った途端、胸が熱く、苦しくなって涙がこぼれ落ちた。
「えっ!?な、何で??」
優子にそんな姿を見せるのが嫌で背を向けたのが逆効果だったのか優子は狼狽えた声を出した。
「優子は酷い」
涙を拭って私がそう言うと優子はちょっとムカッとした顔で言った。
「あのねえ!こじぱからそんなことされたら本気にしちゃうでしょ?」
え?
多分私は物凄く間抜けな顔をしていたと思う。
「私は自分が抑えられないからついついこじぱにベタベタしちゃうけどさ、さすがにそっちからこられたら両想いなのかな〜なんて気になっちゃう」
優子の目は少しウルウルしているように見える。
私は優子の顔を押さえてキスをした。
「え?」
優子は凄く驚いた顔をして、その拍子に目尻からポロリと涙がこぼれた。
「私はいつも優子は誰にでも一緒だと思ってたから。自分がこんなにも好きなのを悟られたくなくて流すみたいにあしらってた」
私の言葉に優子の顔がみるみる赤くなった。
「優子も私と同じ気持ちだって思っても良いの?」
私が言うと優子は少し小悪魔的な表情をした。
「んなわけないじゃん」
優子は背筋をピンと伸ばして、私に指をさして言った。
「私のこじぱへの愛にかなう事は、例えこじぱ本人であってもない!」
そして思い切り私に抱き付いてきた。
幸せってこういう瞬間に感じるんだね。
【終演】
こじゆう最高です!
ありがとう!
まりこじゆうが流行ってても
俺は、あつゆうこじが読んでみたいです
(さりげないリクw)
前スレで投稿したようなしてないような、してたらすみません。
ちょっと前に書いたツインです。
長かった撮影が終わって、やっと到着した宿泊先のホテル。
先に部屋へ入った才加は持っていた荷物を隅に置き、一休みしようとテレビのスイッチを入れた。
今日最後の収録で行われたゲーム中に粉をかぶってしまった所為で、すでにシャワーは済ませていて後は寝るだけだ。
ベッドに腰掛けて流れているニュースを眺めていると、がちゃりと部屋のドアが開く音。
「敦子?」
「さーやか」
背後で才加を呼ぶ声は、予想していた人物と違っていた。
驚いて振り返るとそこに立っていたのは佐江で、にこにこして才加を見ている。
「…なんで?敦子は?」
確か今日は敦子と同室のはずだ。
才加が問うと佐江は笑顔のまま部屋の鍵を閉め、荷物を置いて才加のいるベッドに飛び乗ってきた。
「代わってもらっちゃった」
白い歯を見せて笑いながら、才加にピースサインを向ける。
この頃別々の仕事ばかりなのと才加が公演に出れないこともあり、珍しく会えない日が続いていた。
今朝久し振りに会った佐江は嬉しさからかいつも以上にテンションが高く、収録中も楽しそうにはしゃいでいた。
隙を見ては触れてくる佐江に、平静を保っていたつもりだけれどきっと才加も顔が緩んでしまっていただろう。
好きな人に会えるのは誰でも嬉しいことである。
ホテルに着いて部屋割りを聞いた時、佐江が唇を尖らせたのは気付いていた。
本音を言えば才加も佐江と同じ部屋になることを望んでいた。
けれど自分の我儘で部屋を代えてもらうのは抵抗があって仕方なく諦めたのだが、才加の葛藤は無駄だったらしい。
「…敦子はいいって言ったの?」
「あったりまえじゃん、むりやり代えてもらったりなんてしてないよ」
「ならいいけど」
素直に喜べばいいのに、口から出たのはそんな言葉で。
才加のことならなんでも解ると自負する佐江は、それが照れ隠しだというのも解っているのだろう。
隣に腰掛けた佐江が才加の腕に抱き付き、肩に頭を乗せる。
その体勢で見上げてくる佐江に大きく心臓が跳ねた。
計算ではなく無意識にやっているのだから、質が悪い。
動揺しているのを悟られないよう、流れっぱなしのニュースに神経を集中させる。
その間も佐江は頭を擦り寄せたり才加の手を弄ってみたりと、なかなか落ち着かせてくれない。
「才加ー、ニュース見ててもつまんなくない?」
「少しはこういうのも見ないと、またテストとかあるかもよ?」
「うえー…もうやりたくなーい」
佐江はうんざりした表情で完全に才加に体重を預ける。
身長は高いが細身な佐江の重さは苦にならない。
しかしそれよりも、伝わってくる体温や腕に当たる柔らかな感触に眩暈がする。
とっくの昔にニュースの内容など頭には入ってきておらず、テレビはただ部屋を無音にしない為につけられているだけだった。
数十分、いや数分しか経っていないかもしれない。
才加にくっついて大人しくしていた佐江がテレビのリモコンに手を伸ばし、断りもなく電源を切った。
「え、佐江?」
「どうせ見てないんだからいいじゃん」
やはり才加の意識がテレビに向けられていないことを見抜いていたようだ。
ぐっと言葉を詰まらせた才加に、佐江は悪戯な笑顔を見せる。
その笑顔が消えた瞬間、腕を力強く引かれた。
あまりにも唐突で簡単に傾いた身体は、背中からベッドに倒れ込んだ佐江に覆い被さる形になる。
「ちょ、何してんのっ」
足はベッドの外に宙吊りで、上半身だけを捻って佐江の両脇に腕を付いている状態。
無理な体勢で腰が痛くて起き上がろうとしたけれど、首に回ってきた佐江の腕によって阻止される。
仕方なくどうにか捩れた身体を動かし、足をベッドに乗せて佐江を跨ぐ格好になった。
「…宮澤さん、この体勢はよろしくないかと」
「なんで?」
「なんでって…とにかく一回離してよ」
「やだ」
更に引き寄せられてお互いの鼻先がぶつかる。
数センチの距離にある熱っぽく潤んだ佐江の瞳に見つめられ、全身の血液が沸騰したかのように熱い。
「さやか」
普段は出さない、才加にしか聞かせない甘い声。
脳が麻痺して何も考えられなくなり、自分の意思に関係なく勝手に佐江の唇に触れていた。
一瞬触れただけで離れると、髪に差し込まれた佐江の指が才加の頭の形をなぞる。
「もっと」
熱い、頭も顔も身体も。
催促する佐江の声が遠くに聞こえる。
朦朧とする意識で、もう一度唇を寄せようとしたその時だった。
「さーやーかー!」
どんどんとドアを叩く音と才加を呼ぶ大きな声。
寸前で停止して目を見合わせた二人、咄嗟に才加は佐江の上から飛び退いた。
火照った顔を手で扇ぎながら、鳴り続ける迷惑なノック音を止めるべく部屋のドアへ向かう。
鍵を開けてドアノブを引くと、そこにはツインテールの髪がぴょこぴょこと跳ねていた。
「さやかー、出てこないから寝てるかと思った」
「…恵令奈、どうした?」
「んーとねぇ…あ、ほんとにさえもいた」
「は?」
才加の脇から部屋の中を覗き込んだ恵令奈が、ベッドに寝転がったままの佐江を見て言う。
問い掛けの答えがない上、ほんとに、とはどういう意味なのか。
軽く恵令奈の頭を小突いて才加の方に向かせる。
「なんか用なんじゃないの?それに、ほんとにって何」
「あのね、ゆうこがね、さやかの部屋に絶対さえがいるから伝言頼むって」
優子の名前が出た途端、とても嫌な予感がした。
ここに佐江がいると解っていることに加え、自分ではなくわざわざ恵令奈に来させたことが必ず何か企みがあると示唆している。
聞かずに恵令奈を帰そうとしたが、それより先に無邪気な笑顔で恵令奈はその伝言を口にした。
「明日も早いからやりすぎないようにねー、だって」
「……」
「ねぇさやか、やりすぎないようにってなにするの?ゲーム?」
「……まぁ、そんなとこ」
「いいなー、今度えれなも仲間に入れてね」
「あー、うん…」
「じゃあえれな帰るね、ばいばーい」
手を振って元気に走って帰る恵令奈を見送り、一息吐いてドアと鍵を閉める。
明日顔を合わせた時の優子が八重歯を覗かせてにやつく様は安易に想像がつき、今から憂鬱になってしまった。
後で対策を考えることにしてベッドに戻ると、俯せになって腕を枕にしている佐江が少し拗ねたような表情で才加を見上げる。
「えれぴょん、なんだって?」
「…いや、なんでもない」
「なんだよー、気になるじゃんか」
ベッドに乗って胡座をかいた才加の膝を叩きながら足をばたばたさせる佐江。
そこにいたのが恵令奈だと分かっていても、肝心の話の内容が佐江には届いていなかったようだ。
あまり口に出したくはないし、きっと意味を理解した佐江は瞬時に真っ赤になり、下手をすれば八つ当たりされるかもしれない。
なので曖昧に流して誤魔化した。
「いーよ、明日えれぴょんに聞くから」
「え、それはやめといた方が、っ」
いいと言う前にぐらりと身体が傾き、舌を噛みそうになって言葉は途切れた。
腕を引かれたらしく、倒れた身体は再び佐江の上。
目を細めた佐江の唇が「さやか」と声を出さずに動く。
それだけで先程の恵令奈からの伝言は頭の片隅に追いやられ、佐江のことしか見えなくなっていた。
朝目覚めて携帯を開くと集合時間が目前に迫っていて、慌てて佐江を起こし即行に準備をして部屋を飛び出した。
息を切らして走ってきた才加と佐江に、ロビーに集まっていた全員が口々に「やっときた」「遅いよー」などと文句を言う。
ごめんと謝ってから見遣った先にいたのは、優子。
遅刻するかもという焦りですっかり昨日のことを忘れていた。
歩み寄ってきた優子が才加にちょいちょいと手招きをしたので、嫌々ながらに屈んで耳を向ける。
「あとで色々聞きたいことあるから、よろしく」
その顔は今にも噴き出しそうになるのを耐えていて、思わず拳を振り上げると優子はさっさと敦子達の元へ逃げて行った。
頭を抱えた才加を不思議そうに見ている佐江に、溜め息を洩らさずにはいられなかった。
おわり。
あつみなを書いてみましたのでどうぞ。
ちょっと暗いですけど。
「あっちゃん、どうした〜?」
撮影終わり、私は前を歩くたかみなの腕をギュッと握った。
「・・・・・・」
「どうしたんだぁ〜?あっちゃん?」
優しい声。その優しい声が好き。
たかみなは俯く私の顔を除きこんだ。
何も言わない私の腕をそっと引っ張って、私を椅子に座らせる。
たかみなも隣に座ると、私の背中を撫でてくれた。
「うっ・・・、う・・・」
突然泣き出した私にたかみなは、背中から今度はそっと頭を撫でてくれる。
「何か辛いことあった?」
違うの、違うんだたかみな、辛いんじゃないの。
私は首だけ横に振って否定をした。
――ずるいなぁ、私。
久しぶりに二人と食事するのをこんなに楽しみにしていたのに。
『デート』なんていって1時間前はすっごく浮かれてたのに。
今目の前にいる二人に会えて嬉しいのに、それ以上に胸が苦しかった。
――早く帰りたい・・・。
これ以上二人をみていたくなかった。
どうやったって私は二人の間にある固い絆の中には入れないってわかってしまったから。
早く帰らないと・・・、そうじゃないと・・・、私はきっと二人の笑顔をめちゃくちゃにしてしまう――
公演直後たかみなは倒れた。
新チームAのレッスン、ノースリブスの新曲、テレビや雑誌の撮影。そして『落語』。
でもたかみなが倒れたのは体の疲れだけじゃなくて、キャプテンや仕事への責任感っていう心の疲れも大きかったんだと思う。
たかみなが倒れて運ばれて行くときに『夢みたいだな』なんてばかみたいなことを考えていた。
私は動けなかった。
怖かったんだと思う。
たかみなに触れたら、それは『夢』じゃなくて『現実』だとわかってしまうから。
次の日みぃちゃんから『たかみなの代わりに落語をする』ということを聞かされた。
チクリと胸が痛む。
「えぇ〜、本当に!たかみな凄い喜ぶよ〜!私にできることがあったら、なんでもするからね!」
笑顔。
嘘、じゃない。
でも、嘘だ。
私だって・・・!仕事がなかったらお見舞いにいくよ。時間があったら落語だってなんだってするよ・・・!
嘘だ・・・。こんなのただの言い訳だ・・・。
みぃちゃんは時間がなくともたかみなのために落語をやるって決めたんだ。
みぃちゃんは凄い。
私は?
私は、何にもできない。
みぃちゃんに向けるこの笑顔は
『嘘』だ。
でもノースリブスの新曲発表でみぃちゃんが落語を成功させた時は素直に嬉しかった。『よかった〜』って心から思ったんだ。
みぃちゃんがたかみなに知られないように努力してたのは知ってたし。
たかみなも凄く喜んでたみたい。
なんだか二人に無性に会いたくなって、携帯のメールを打つ手は勝手にうごいていた。
『二人に久しぶりに会いたいな〜!ご飯食べに行かない?!』
送信っと。早く会って「お疲れ様」っていってあげたいな。
――そう思ってたのに・・・。
「本当大変だったよね〜!」
「ありがとうぅ〜、みぃちゃ〜ん」
――そんな顔で笑わないで・・・。
「たかみなにはいつも支えられてるから、たまにはねぇ!」
「うぅ〜、何言ってんだよぉ〜、支えられてるのはこっちだよぉ」
――ねぇ、こっちも向いてよたかみな。私を見て微笑んでよ。
「まぁ、つまりノースリブスは最高のユニットってことだよ!」
「本当にそうだよー!あたしノースリブスでよかったっていつも思うもん!」
――やだ・・・、やだ、やだ、やだ、やだ、やだ、たかみな、たかみな・・・・、こっち向いてよぉ・・・。
「ねぇ、あっちゃんもそう思うでしょ?」
二人が笑顔で私の顔を見つめた。
「うん、そう思うよ」
だから、私は『笑顔』で返事をしたんだ。
何も言わずに泣きつづける私にたかみなは頭をずっと撫でてくれていた。
泣いてる理由?
だってたかみなは私が泣いたら隣にいてくれるでしょ?
私の頭を撫でてくれるでしょ?
私だけを見てくれるでしょ?
ずるいね、私。
この涙はたかみなとふたりぼっちになるための言い訳。
「あっちゃん、落ち着いた?」
ずるくてもいい。
ほら、こうやって、少し困った顔をした優しいあなたを独り占めできるなら――
end
場面がコロコロ変わるのでわかりにくくてすいません。
みぃちゃんとたかみなと食事にいったあっちゃんブログをみてて、あっちゃんは二人の固い絆を見せつけられて凹んでるんじゃないのかなぁと思いました。
切なさ爆発ですね。
たかみな好きなので読めてよかった。
>>99の続きです。
あっちゃん目線。
全然明るくない話な上に意味分かんないかも。
先に謝っておきます。
ごめんなさい。
「………」
愛しそうに抱き締め合う優子とにゃんにゃん。
私は偶然その二人の姿を見て心が苦しくなっていた。
「あっちゃん!どうし…」
ちょうど通り掛かったたかみなに声をかけられたことにびっくりして、私は思わずたかみなの口を押さえてしまった。
「ん〜っ…はぁ、どうしたの?」
たかみなは(私が二人に気付かれたくない事を悟ってくれたのかは分からないけれど)小声でそう言ってから私の視線の方向を見た。
「なんだ、あの二人か〜。やっぱり何だかんだ言って仲良いよね」
たかみなは何も感じないんだろうか?
絶対いつもの雰囲気と違うのに…
私の憂鬱な表情を見てたかみなは言った。
「あっちゃんてもしかしなくても優子の事めっちゃ好き?」
「えっ!?」
私は動揺を隠せず後退りした。
「そっかそっか。まぁ、あっちゃん、優子と仲良しだもんね」
たかみなは私の優子への気持ちに気付いているんだろうか?
それとも友達的な意味でそう言ってるんだろうか?
「たかみなはあの二人仲が良いと思う?」
私の言葉にたかみなが怪訝な顔をする。
「さっきも言ったけど…仲良いと思うよ?」
私は更に言った。
「私と優子も仲が良いって言ったよね?それってあの二人の仲の良さと一緒だと思う?」
たかみながびっくりした顔をする。
私、いやな奴だ。
たかみなにあたってる。
私は優子を好きだけど、優子がにゃんにゃんの事だけを好きだって分かってしまったから。
たかみなは悪くないのに、それを改めて感じさせられた事にイライラしてる。
「あっちゃん…」
気付くと私は泣きだしていた。
ポロポロと涙が頬を伝う。
―ギュッ―
たかみなが何も言わずに私を抱き締めてくれた。
「優子のことそんなに好きだって気付かなくて無神経な事言っちゃってごめんね」
私が悪いのにたかみなを謝らせてる。
たかみなが優しすぎて胸が痛む。
「こんなに想ってくれるあっちゃんを悲しませるなんて優子は悪いヤツだね」
抱き締めたままたかみなは手を伸ばして私の頭をぽんぽんとしてくれた。
誰も悪くないのは私もたかみなも分かってるはずなんだけれど、そんな体勢が心地よく感じて私は目を閉じた。
それでも私は優子を好きなのをやめられないのだ。
【終演】
勢いだけで書いた
まりこじゆう + あつみな
です
全国ツアーのレッスンの真っ最中。
「にゃんにゃん来たら2人でうっくりしよーっと」
「無理。先に篠田がこの新しい携帯見せる約束してるから」
「いやいや、あと200年くらいはうっくりするって予約でいっぱいだから」
「篠田が先だし。優子はむしろ200年後以降に好きなだけうっくりすればいいから」
「ほんと2人とも大人げないよね」
「とか言ってあっちゃんもたかみなのこと待ち遠しいくせに」
「そうそう」
「別に私はっ」
「そういやこの前、髪切ったの可愛いって褒められて1日テンションおかしかったよね」
「・・・誰とか関係なく単に褒められたのが嬉しかっただけだし」
「ニャロのツイッターのたかみなの写真見てニヤニヤしてるのも見たことあるわ」
「・・・あれはたかみなが変な黄色い服着てるからだし」
とそこへ通りかかったのはガチャピン改め、珍獣改め、尺と笑いが欲しい・・・
「みぃちゃん!あれ?ノースリのお仕事もう終わったの?」
「今日合流の予定時間よりだいぶ早くない?」
「歌収録のあと雑誌の撮影あるんじゃなかったっけ」
「撮影が延期になったんで早めに着いたんだけど・・・やけにみんな詳しいね」
「最近たかみながブログ更新するからなんとなく分かる」
「あれって絶対みぃちゃんがラジオでお説教したおかげだよね」
「言えてる」
「たかみな素直だから」
「にゃんにゃんなんか「なんで本気で怒られないといけないの」って逆切れしてたけどね」
「そしてやっぱり更新しないしw」
「けどさ、それがにゃんにゃんクオリティですよ!」
「・・・3人とも週刊ノースリー部聞いてくれてるんだ」
「まぁでも、ニャロはブログはともかくツイッターは続いてるしね」
「あー、確かににゃんにゃんはにすぐ飽きると思ったから意外」
「まだ飽きてないおかげで、あっちゃんはたかみな見てニヤニヤできるんだから良かったね」
「ちょっとっ、優ちゃんだってにゃんにゃんの自撮りショット保存してるくせに」
「私なんて直で話しかけれるけどねー。ニャロとのツイッター超楽しい」
「でも、たまにスルーされてるよね」
「ぐっ」
「あのさ、はるにゃんとたかみなはあっちの部屋にいるからさ・・・私もう行っていいかな」
はっと気がつく3人
走らないまでも早歩きで我先にと急ぐ後ろ姿
今最も勢いのあるアイドルといわれるAKBの中でもトップに君臨する彼女たち
「ノースリって何気にAKB内でのバックはかなり強力だよね」
・・・永遠につづく
あの、指原×敦子って需要ありますか…
すごく短いんですけども…
みなさん面白いです!!
もちろん前田×さしこも期待してます!
ではお言葉に甘えて投下します。
こういった物を書いたのは初めてなので、おかしなところはご愛嬌ということで…笑
それと、前田さんが大分白いので、キャラ崩壊等がお嫌いな方はお逃げください。
長々とすみません…。
指原視点です、それでは。
今日は久しぶりのA公演。
前回の公演からかなり間があいてしまったので、ただいまレッスン中。
一通り振りの確認が終わってようやくお昼ご飯です。
ソファーに座ってお弁当を食べようとしたとき、
「さしこぉ、一緒にご飯食べよぉ」
な、なんと前田さんからのお誘いキター!
なにこれなにかの陰謀?それともドッキリ?
はっ、まさか前田さん…指原のこと…!?って妄想はさておき、
「さ、指原なんかでよければぜひっ」
「よかったぁ、隣座っていい?」
「どうぞどうぞ」
あぁ…前田さんから誘われて2人でご飯を食べる日が来るなんて…。
指原のくせに幸せ者、うん。
前田さんのマイペースさにつられてか、時間がゆっくりと流れていく。
緊張もほぐれてきて、会話もはずむ。
「あ、ねぇねぇさしこ、なんかおすすめの漫画ってない?」
「おすすめの漫画ですか?うーんそうですねぇ…YJだと夜王とか面白いですよ!」
「え、なんでYJから選んだの」
「いや、一応チームYJだったんで宣伝がてら…?」
「えーなにそれウケる!」
前田さんは指原のくだらない話にいつも笑ってくれる。
ほんと天使だよ…癒されるうぅ。
「でも夜王ってなんか聞いたことある、どういう話だっけ?」
「なんかホストが色々頑張ったり恋愛したりあんなことやそんなことしたり…まあちょっとアダルトな内容ですね」
「えーちょっと、なんでそんな漫画勧めるんだよぉ」
そう言いながらバシバシ叩いてくる。あっ痛い、痛いです前田さあん。
あれ、でもちょっと顔赤い…?
そういう話苦手なのかな…かわゆす。
「前田さんてそういうのダメなんですね…ちょっと意外でした」
「意外ってなんだよぉ」
「え、だって前田さんめっちゃ色気あるし…てか、あの…ひょっとして前田さんってまだしょじ「きゃーちょっと何言ってんの!?」
手で口を塞がれて最後まで言えなかったけどこの反応ってまさか…前田さん処女だったのか…!
あんなにえっろい体してるのに…もったいない。
「さしこの変態、もう嫌い」
「え、ちょ、本当にすいませんでしたもう二度とあほなこと聞きませんごめんなさい」
土下座して必死に謝る。
前田さんに嫌われたら悲しくて死ぬ、いや冗談抜きで。
1分くらい謝り続けて顔色をうかがうと、ちょっと苦笑い気味に「もういいよ」と言って許してくれた。
「ほんとにすいませんでした…」
「もういいってばぁ」
「うぅ…はい。で、でも…ほんとに、その…まだなんですか…?」
「う…だ、だってそういう………えっちなの、いくない…」
…へ?
ちょ…何この可愛い生き物…!
顔真っ赤にして何言っちゃってんですか…
ハァハァ前田さん可愛いよ前田さん
どうしよう鼻血でそう
「ちょ、前田さん可愛過ぎる…めっちゃキュンキュンしました…」
「もー、何言ってんだよぉ…全然反省してないじゃんかばかさしこぉ」
さっきよりも強い力でバシバシ叩かれる。もう痛いのとか全然気にしない。
だって、可愛いすぎるでしょ前田さん…反則ですよ。
はあぁぁどうしよう…、
指原、前田さんに恋しちゃったみたいです。
end
皆さんマジでうまい!
最近さしこがかなり好きなのでさしあつ嬉しかったです。
だれかさしじゅり書いてくれないかな〜とちょっと期待!
私は今度は何を書こうかな。
また現れます。
130 :
名無しさん@秘密の花園:2010/08/16(月) 00:28:21 ID:jB1sIPcO
やばい
さしこと敦子いいですね!
今度、からかう萌乃とテレるさしこでお願いします
>>126を書いた者です。
ありがたいことにリクエスト的なものをいただけたようなのですが、
指敦前提の萌乃と指原の絡みなのか普通にもえさしなのかわからなかったので、
とりあえずもう一個指原と前田さんのお話を書いてみました。
とは言っても妄想したことをつらつら書いてるだけなのでリクエストとかいただいても書けないと思いますごめんなさい…。
そんなわけで今回も指原視点です、それでは。
「だ〜れだ」
「うぉっ」
突如暗転した世界に一瞬戸惑ったものの、あぁ目隠しされたんだなってなんとなく理解して、聞き覚えのあるその独特な声を持つ人の名前を口にした。
「ま、前田さん…?」
「あはは、あたりー」
今日は用事があって事務所に来ていて、さっきマネージャーさんにここで待つように言われて椅子に座っていたのだけど…。
まさか前田さんに会えるなんて思ってなかったからめちゃくちゃ嬉しい。しかも会えたのけっこう久しぶりだし。
「ここでなにしてんのー?」
「あ、これからカレンダーの撮影の打ち合わせなんです」
まあもはやネタですけどね、指原のカレンダー…。
「ふーん…あ、ねえ今日何時頃終わりそう?」
「今日ですか?んー…多分3時前には終わると思います」
「そっか…時間が合えばデート行こうかなって思ったんだけどなぁ、残念」
……ん?デート?いや聞き間違いかな…。
「え、あのすいません前田さん今なんて」
「ん?さしことデート行ってみたいなぁって」
いやいや、何さらっと言ってくれちゃってるんですか…!
ここ最近でいちばんびっくりしましたよ…。
し、しかしいくらへたれな私でも、こんなすてきなチャンスを逃すわけにはいきません!
「ああああの指原も前田さんとデ、デート行きたいんで今度お暇なときにでも連絡戴ければすぐに飛んで行きますんでそのあの、行きましょう、デート!」
言った、言ってやりましたよ。
ちょっと早口すぎたかもしれんけど。
やればできる子なんです指原。どん。
「えーほんとにぃ?じゃあ今度行こう!どこ行くどこ行く〜?」
よ、よっしゃきた…!
勢いでデートの約束取り付けちゃいましたよおおお!
やばすぎるよ…こんな幸せで大丈夫なんかな…。
ていうかあの前田さん指原の手握ってぶんぶんするのやめてくださいかわいすぎてどうにかなってしまう。
「あ、わたしそろそろ次のお仕事行かないと。じゃあまたね、さしこ」
「え、もう行っちゃうんですか」
「なになに、もしかして寂しいの〜?」
「いやあの違くて、忙しそうだなって!」
「さしこかわいー」
な…それはあんただろー!
やばい今絶対顔赤いよ…恥ずかしすぎる。
「ねえねえさしこ耳かして」
何か思いついたみたいで突然ニヤニヤしだした。
ちょっと怖いけど言われた通りに耳を寄せる。
「…今度のデート、いっぱいイチャイチャしよーね」
………前田さん、指原のライフはもう0です…。
end
すごい。ちゃんと指原で再生される
萌指でまた一本書いてみました!
この前のこもさしもえより更にグダグダですが、良ければ読んでください。
「さしこ…大好きだよ…」
潤んだ瞳で囁いて前田さんが私の胸に飛び込んでくる。
何?私幸せの絶頂期?
てかなんでこんな流れになったんだっけ?
よ、涎が…じゃない、これは私からもいかないと失礼だよね?
それじゃあ…
「前田さん…」
手を恐る恐る前田さんの背中にまわそうと奮闘する。
その時、
「……ラ〜!サシハラ〜!」
どこかから萌乃の声がしてくるような…
いやいや気のせい気のせい。
前田さんに集中!
そう思った時だった。
―パッシーン―
丸めた雑誌が額にヒット!
私は目を覚ました。
「ったくもう。なに間抜けな顔で寝てんの?」
なんだ夢か。
そうだよな〜。
前田さんが私に…ないない。
「てか雑誌で思い切り叩くとか結構ひどいような」
ジンジンする額を抑えて萌乃に抗議すると萌乃はため息をついた。
「あれだけ声かけたり揺すったりしたのに起きないんだもん」
となると痛い思いをするのはサシハラが悪いって事になるわけか。
そんなやりとりをしているとふいに黙って萌乃がこっちをじっと見つめてきた。
「そんなに見つめられたら照れるじゃないすか。萌乃がいくら私を好きだからって(笑)」
笑いを取るつもりでそう言ったけど、萌乃はちっとも笑ってくれなかった。
スベッたか…と思ったら…
「……」
無言の萌乃の頬にポタポタ流れ落ちる液体が。
も、萌乃が泣いている!?
何故!?
「え、えーと…萌乃さん?」
私が肩に触ろうとするとすごい勢いで拒否られた。
「触らないでよ」
萌乃は段々泣きじゃくるような感じになって、私はますますどうすれば良いか分からなくなる。
私が困っていると、萌乃はポツリと言った。
「私はどうせ『前田さん』じゃないよ」
ん?どうしてここで前田さんの名前が出てくるのだ?
私が困惑していると萌乃がボソッと言った。
「寝言で前田さんって言った」
恥ずかしさMAX!
よりによってさっきの夢で寝言を言うとは。
ってちょっと待て。
何故私の寝言で萌乃が泣く?
また疑問に思っていると萌乃が私の胸に飛び込んできた。
なんかデジャブ?
「サシハラが寝てる時くらいしか素直になれないのに。寝てるときにまで他の人のこと考えてるって分かったら辛すぎるよ」
「……」
な、なにこの可愛い生き物は!?
そして正しく今感じてる感触は夢の時に感じた温もりだったってすぐに気付いた。
私は気合いを入れた。
「萌乃!」
―ギュッ―
力いっぱい抱き締める。
「!!」
萌乃が驚いた顔になった。
「ごめん、不安にさせて」
私は益々腕の力を強めた。
「私はいろんな人にフラフラしているように見えるかもしれないけど違うから」
「何が?」
萌乃がキョトンとしてこっちを見る。
「え、えっとみんなすごく可愛いと思うけどそれは単なる憧れであって、私は本当は…」
そこまで言った時、萌乃に人差し指で口をふさがれた。
その時の萌乃の表情はいつも以上に可愛く見えて私はぶっちゃけドキドキしまくった。
萌乃が目を閉じる。
ここはいかないとサシハラ女じゃないよ!
ゆっくりと近づいて唇と唇があと少しで触れるというとき。
「さっしー!!」
という言葉と共に部屋に入ってきたのは小森。
びっくりし過ぎて私は萌乃に頭突きをしてしまった。
「なんかすごい音がしたけど大丈夫?」
小森に頭を擦られながら、いやー大丈夫大丈夫なんて誤魔化していると見る見る萌乃がイライラしてきた。
「このヘタレ!!」
またもや雑誌で頭を一撃。
あーまたやってしまった。
どうやって謝ろうか真剣に悩んでます。
(終演)
さすが小森
誰かー
Help
ほしいよー
結局あっちゃんが好きなのは誰なのかなー
以前こじゆうを書いたものですが、まりこじ+優子を書いてみましたのでどうぞ。
私は今まで何かに執着したことはない。
憧れた人なんて今までいたこともない。
そうやって、適当に自分の思うままに過ごしてきた。
だけど、なんでだろ、今私の心には火が灯っている。ゆらゆらと揺らめく『嫉妬』の炎が。
「ニャロさ〜、『あれ』よく言ったよね〜」
撮影の休憩時間中メンバーは楽屋で思い思いの時間をすごしていた。
私はニャロの膝の上に座って携帯を弄っていた。
「『あれ』って何?」
ニャロはニャロで携帯を弄りながら私に返事をする。
「優子のやつ」
「あぁ」とニャロは納得すると、「別に」と興味なさげに携帯を弄り続ける。
「・・・だって、言えなくない?『優子の本命は私だと思う』なんてさ」
私は少し小馬鹿にしたように笑った。
――興味なさそうな振りしてるけど、嘘でしょ?
優子の恋愛問題が一面トップでとりあげられた後の、ノースリブスのイベントでの発言。
『優子の本命は私だと思う』
そんなこといったら、面白ろ可笑しく書かれるに決まってるじゃん。
そうやって自分を犠牲にして優子を守ったんでしょ。
陽菜は天然っていわれるけど、そんなことないね。
ちゃんと考えてる。
だからね・・・、ちょっとね、ムカつくよね。
「・・・」
ニャロは私の質問に対して返事をしなかった。
――あ〜あ、ニャロ拗ねちゃった。
図星だったか。
ちょっと意地悪な質問だったかな。
ニャロには気づかれないように、私は笑った。
さて、不機嫌なお姫様の機嫌を直すにはどうしようか?
『ニャロどこー』
とりあえず呟いてみた。twitterで。
ニャロもtwitterをきっとみてるだろうから。
146 :
名無しさん@秘密の花園:2010/08/30(月) 07:23:10 ID:HKdLiNfX
『まりちゃんのお尻の下にいるじゃん(бвб;)!』
あはは、と今度はニャロにわかるぐらいに笑った。
その返答があまりにも陽菜っぽくて、思った通りだったから。
おかしいな〜、私執着しないタイプなはずなんだけど。
きっと、人のものは欲しくなる篠田さんだから。
「あ・・・、優子」
その時、扉があいた後がしたと思うと、噂の張本人の優子が申し訳なさそうな顔して現れた。
それを見て、私は立ち上がった。
だって、きっとニャロは優子のところに行きたいだろうから。
ニャロは素直じゃないから、自分から優子のところに行かなかったけど、優子がニャロに気づいて走ってきた。
私はその時、ニャロの口元が一瞬緩んだのを見逃さなかった。
――『嫉妬』の炎はまだ消えない。
むしろその炎は私の体に廻って、心に燃え移ってしまったみたい。
あ〜あ、らしくないな、羨ましいなんて思うなんて。
私は優子がニャロに抱き着いている様子を見て、小さく笑った。
そして、そっと呟く。
――『うそつきキツツキだ!ニャロは優子とうっくりしてるじゃん』
ニャロが後で困っている様子を思って、私は可笑しくなった。
end
ごめんなさい!最後間違えてあげてしまいました!!
読んで頂きありがとうございます!
堂本兄弟を見て、ニャロを夢中にさせる人がいたら、その人は相当すごいひとなんだと思いましたw
GJ
はじめましてです。
しばらくROMしてましたが、ここはあつゆう需要ないですかね;?
とりあえず、勝手ながらあつゆうを投下します。
意味不明&稚拙な文章ですが、苦手な人はNGで。
152 :
rain:2010/08/31(火) 23:16:51 ID:nAgXSJau
その日は雨だった。
収録は長引いて一日中缶詰め状態で、数少ない窓の外を見るまで雨に気付かなかった。
―――嫌なかんじ。
車付き椅子をごろごろ動かしながら優子は小さく舌打ちをした。
雨だからか、楽屋が騒がしいからか、これから起こりうる未来に辟易しているのか。
優子の機嫌はすこぶる悪い。
「ゆーうーちゃんっ!」
後ろを振り返ると、人懐っこい笑顔を浮かべた敦子がいた。
とことことこちらに近づくと後ろから椅子ごと思い切り抱きつかれる。
「あっちゃん?どうしたー?」
「ん〜」
ごろごろと猫のように甘える敦子は女の子大好き人間である優子には鼻血階級のものだ。
ピリピリしていた優子の空気が微かにゆるむ。
「ねぇゆうちゃん」
その声は甘ったるく心地よかったが、次の言葉を察した優子を嬉しいような少し面倒なような気分にさせた。
ん〜?と何も気付いてないふりをするとそっと手に温かいものを感じた。敦子が優子の手を握ったのだ。
そして、じれったそうに優子の耳元に近付けて、
「今日は、ゆうちゃんち、泊めて?」
と囁くのだった。
その甘ったるい声にくらくらしつつ、にゃんにゃんとのご飯をあきらめなきゃなと頭の片隅に思いため息をついた。
常々、優子はこの年下に弱い。
>>151 需要のないCPなんてないはず
是非UPして下さいっっ!
154 :
rain:2010/08/31(火) 23:22:31 ID:nAgXSJau
今日は久々に雨が降った。暑さに湿気も高まるからマジありえないと板野友美が毒づいたほどだ。
恨めしい雨を優子が軽くにらみつけると敦子がアイドルの顔じゃないよと笑う。
透明のビニール傘に二人で入った。自然と背の高い敦子が手に持つ。
「優子は泣かないね」
ふと、空気を吐くように敦子は言った。
突然何言ってるんだようと笑いながら優子は敦子をこづく。
こづかれた本人はきょとんとしていて、どうしてこづかれたのかわからないようで大きな黒い瞳がじっと優子を捕えた。
無垢な瞳に見つめられた優子はたじろぐ。何もかも見透かされてるのではないか?と思わず目を逸らす。
そして、「コンビニ行こ、セブンでいい?」と苦し紛れに話題を変える。
敦子も察したようで、うんと凛とした笑顔で応えた。
セブンイレブンで適当に水や明日の朝ごはんを買った。
ビニール袋を提げて自動ドアから出ると、まだどしゃ降りの雨。
「まだ降ってるね」
とあとから来た敦子に声をかける。
「わ、ほんとだー」
顔をしかめる敦子に優子はアイドルの顔じゃないよと笑う。
傘を広げてまたタクシー乗り場まで向かう。
さぁさぁと降る雨。
それは静かに、冷たく二人を襲う。
155 :
rain:2010/08/31(火) 23:30:32 ID:nAgXSJau
ふと前方に見えた2つの傘。青と赤の傘。
二人とも自分たちと同じようにセブンイレブンに寄ったようでビニール袋を提げていた。あの後ろ姿は明らか見覚えがある。
「ねぇ、あれって」
おそらく同時に気付いたけれど先に言ったのは敦子の方だ。
こじぱとまりちゃんだよねぇと優子が言おうとしたが言えなかった。
言えないかわりに、息を飲んでしまった。
赤と青の傘が重なりあったから。
一瞬。
一瞬のことだった。
しかし、その一瞬は優子の時間を凍らすのに十分だった。
「ぁ…、え…?」
自分でも信じられないかすれた声を出す優子。
重なる傘。
赤と青が綺麗なコントラスト。
背丈が一緒の者同士の静かなキス。
それはあまりにも、神秘的で不可侵で。
しばらく自分が立ち尽くしていることも、雨が降っていることも、敦子が隣にいることも全て忘れてしまっていた。
ああなんだよもう。さいあく。さいあくだ。さいあくすぎる。
そういえばきょうはあさからついてない。きぶんがわるいし、あたまいたいし、あめはふるし、うらないはさいかいだし。さんざんだ。
こういうかたちでしつれんかよ。まりちゃんひどいよ、あたしがこじぱすきだってことしってたんじゃん。さいあく。さいてい!
さいていはあたしか?しっててじゃましたんだから。ちょうはずかしい。
ああ、もうなんだよ。まりちゃんも!こじぱも!
あたしもいままでなにしてきたんだよ!
いやだ、いやだ。こじぱをとられちゃうなんてやだ!まりちゃんにとられちゃうなんていやだ!!
いやだ、いやだ、いやだ、もう、やだ―――――
156 :
rain:2010/08/31(火) 23:46:03 ID:nAgXSJau
―――ゆうこ
まほうのことば。
それとともに凍った心を溶かすような手のぬくもり。
びくりと敦子を見るとまた大きな瞳がじっと覗かしていて、ゆっくり歩こ、と心配を隠せない顔で言った。
二つの傘が目の前からいなくなってからどれぐらいたったのだろう。
まだ、近くにセブンイレブンが見えてまだ雨も降っている。
敦子は優子が落ち着くのを待っていたのだろう。
敦子の作った笑顔をみて、相変わらず嘘のつけない子だと少し安心した。
「優子は、知っていたんでしょ?こじぱとまりこのこと」
敦子は前を見て言う。
なんだばれてたのかよーとおどけて返す。
「知ってたよ。優子のことはなんとなくわかるから」
「ははん。さてはあっちゃん、大島さんのこと好きだなー」
「わりとね」
「わりとかよ!」
雨の中、二人で笑い合う。失恋したのに可笑しい光景だと優子は思った。
「…知ってるよ。まりちゃんのこと好きなんでしょ」
「うん。まりこが好き」
当然という顔でほんの少し頬を赤めて照れて言い放つ敦子に嘘は感じなかった。
本気で本当。敦子の顔にそう書いてある。
「でもふられちゃった」
敦子の目が潤んでいたことに優子は気付かないふりをした。
しかし敦子は続ける。その赤くなった無垢な瞳は優子を射ぬく。
「優子、知ってたんでしょ?」
繰り返された言葉は優子に深く届いた。
何も言わずにいるとはい、と傘を渡されて思わず受け取る。
瞬間、敦子が傘を抜け出した。
「ちょ、あっちゃん!」
雨の中、敦子は笑いながら踊るようにはしゃいでいた。
「ゆうこ、おいで」
普段ならはしゃぐ優子だが、AKBのエースに風邪をひかれたら困るので駄目と断る。
「いいじゃん。けち」
「けちじゃないって。ほら、風邪引くよ」
傘を差し出すと、敦子は大人しく従った。
「ちょっ、こら! 」
傘に入ったとたんに勢いよく優子に抱きつく。
157 :
rain:2010/08/31(火) 23:50:43 ID:nAgXSJau
「ゆうちゃん、あったかーい」
敦子の方が背の高い分優子は包まれるような形になる。
雨に濡れた敦子は色っぽかった。艶のある黒髪は肌に張りついて、濡れたブラウスは敦子の体を薄らと映し出す。
それはいつも不思議な魅力を醸し出している敦子をいっそう引き立たせていて優子はどきりとした。
可愛いな、ちくしょうとごまかして敦子から離れようとするが、手が離れない。
「あっちゃん?」
赤い目で見つめる敦子は妙に色っぽくて、本能的に張りついた前髪を掻き上げてあげる。
敦子は軽くかがみ優子の耳元でささやく。
―――キスしてよ
魔法のような言葉だな、と思いながら言われるがまま、優子は敦子にキスをした。
触れるようなキス。目をつぶって、一呼吸置いて、ゆっくり離して、見つめ合う。
それがやけにシチュエーションが合いすぎて恥ずかしくて、優子はごまかすように敦子の前髪を
ぐしゃぐしゃと梳き続けた。
「優子、顔赤いよ」
顔を逸らして、うるせいと優子は言うが敦子は笑ったまま。
年上の威厳もあったものじゃないなと優子は笑う。
158 :
rain:2010/09/01(水) 00:08:07 ID:1FS09mFr
「ゆうこ」
と呼ばれて優子は反射にその方向へ向くと、両手で頬を包まれて今度は向こうからキスを落とされた。
びっくりして敦子を見ると、いたずらっ子のような笑顔を浮かべてようやく離れる。
そして、手を絡められる。
それは愛情というより、契約のようだ。
「ゆうこと私はきょうはんしゃ」
共犯者。妙な言葉だな、と優子は思ったが、今の二人の関係に一番ふさわしいのかもしれない。
「好きな人は違っても抱きしめたり、ちゅうしたりするんだ」
「ゆうこと私はきょうはんしゃなんだよ」
自分で確認するように敦子が言う。
「好きな人とは手を繋げないから、それはすごく淋しいことだから。耐えられないから。」
「だから、他の人と手を繋ぐ」
敦子が赤い目をして泣くものだから優子もつられてしまった。
目から流れるものが止まらない。
目だけでなく鼻からもぐしゃぐしゃでそれこそアイドルの顔じゃなかった。
敦子はもうすでにぼろぼろで押したら倒れそうで。
それは優子も同じで。
ゆうこと私はきょうはんしゃなんだよ、と三回目の言葉は優子の唇によって遮られた。
「ゆうこ?」
呆然とする敦子に優しく微笑み、優子は応えるように手を強く握りしめた。
雨はもう止もうしていた。
以上です。
あっちゃんは魔性だと思うんだ。
スレ結構使っちゃいましたすみません。
良い!というか超切ない!
ありがとうございました!
これはドラマ化決定ですねw!素晴らしいですね〜!
GJ!
これは素晴らしいあつゆう
GJでした
何故かまりみなを書いてみました。
普段こじゆうかさしこ関係のSSばかり書いているのでうまく書けたか不明ですが少しでも楽しんでいただければ嬉しい限りです。
「たかみなどうしたー?ボーッとしてる」
あっちゃんからの言葉に私はハッとした。
私はいかんいかんと頭を振って顔を叩いて気合いをいれた。
私ははっきり言って不器用なほうだと思う。
女の子同士であってもいちゃつくのはスマート(?)に出来ないし。
優子なんかは違和感なく誰とでもいちゃつけるから少し羨ましい。
私はどこかで意識してしまうからぎこちなくなってしまって…峯ちゃんからもなんか触り方が嫌だってツッコミ入れられるし…
「皆お疲れ〜」
スタジオに入ってきた麻里子様の声に思わず体がびくりとする。
すれ違う時、不意に肩を触られ体中に電気が走ったみたいにビリビリした。
「どしたの?たかみな」
またあっちゃんに言われてしまった。
でも私は答えられず曖昧に誤魔化した。
遡ること昨日の夕方。
私はいきなり麻里子様にキスをされた。
その時の私の動揺は凄まじかった。
だってさ、そんな事麻里子様からされたことなかったし…しかも唇!
前触れなし、いきなりだったからさ。
「え?」
私が間抜けな声を出すと麻里子様はニヤリと笑って
「みなみ、可愛いな〜」
とか一言だけ言って去っていってしまうし。
本当なんだったんだろう。
私は無意識に唇を触っていた。
視線は自然と麻里子様の方へ。
おー。
にゃんにゃんと仲良しですな。
ある意味いつもの光景なんだけど…胸がモヤモヤしてしまうのはなんでなんだろう。
少し顔が近づく姿を見るだけで胸が痛い…ような気がする。
私なんかおかしいな。
麻里子様、今度はあっちゃんに近づいてきた。
あっちゃんの後ろから抱きつく。
その瞬間麻里子様がチラッとこっちを見て不敵な笑み。
………。
なんだろう。
今胸に渦巻いている感情はなんなんだろう?
「はぁ…」
一人になってから、私は思い切り息を吐いた。
凄く変な感じが続いてる。
これって何故か昨日のあの瞬間からなんだよね。
考えても分からない。
もう良いかと立ち上がった時、不意に後ろから抱き締められた。
「みーなみっ」
「麻里子様…?」
何故か心臓が騒がしい。
私は平静を装って振り返る。
「みなみ、今日ずっとこっち見てたでしょ?」
耳元で囁かれたら背中がゾクゾクする。
「見て…ない」
少し弱気な声になってしまった。
「嘘ばっかり」
麻里子様が声を推し殺して笑う。
「そうやってからかうのやめてほしい」
少しムッときて言うと麻里子様が屈んで顔を近付けてきた。
「からかってるって?」
「そうでしょう?あっちゃんとかにゃんにゃんとか可愛い子と仲良くしてるくせに…」
その瞬間唇で口をふさがれた。
「わかった。みなみ、嫉妬してくれてるんだ」
「し、嫉妬!?」
考えてもいなかった言葉に動揺は最高潮。
思わず後退り。
「違う?」
「嫉妬って言ったらそれって…」
私が麻里子様の事を好きだってこと??
「みなみ…」
麻里子様に優しく抱き締められる。
私の耳が丁度麻里子様の心臓あたりにくっついた。
「私はこんな風にドキドキしちゃうくらいみなみが好きだよ」
ストレートな言葉に顔が熱くなる。
そうか…
私、昨日キスをされた時私の心は麻里子様に奪われてしまっていたんだ。
私はその言葉に答えるように麻里子様の背中に手を回した。
【終演】
萌えた…!!
GJ!
麻里子様最強だな
169 :
名無しさん@秘密の花園:2010/09/03(金) 01:15:04 ID:BT0caBv8
面白かったGJ!
前触れなしでいきなりの麻里子様も
たかみな相手ではそれまで己の中で葛藤ありだろ?な妄想まで広がったわ
あげてしまったスマン
萌えるw
ぜひゆきはーをw
173 :
L.O.D:2010/09/07(火) 22:19:27 ID:fbxWRniP
さっきTwitterでまりこじがイチャついてたので
それをネタにSSを。
174 :
L.O.D:2010/09/07(火) 22:19:51 ID:fbxWRniP
カタンッ
テーブルに置かれたiPhone
『“@kojiharunyan: 小学校から一緒の友達に20メートル先から声をかけられたよ(∵)” 篠田は1キロ先からでもわかるよ(笑)臭いで(笑)くくく』
Twitterで書かれてたニャロの言葉に返信してみた。
その子は歩き方で分かるって書いてたから
1キロ先からでも分かるってちょっと張り合った。
くだらないことかもしれないけど
ニャロの事で誰かに負けたくない
うわ、なんか自分、すっごいめんどくさい女っぽい
軽くメイクを直しながら鏡に向かってたら
iPhoneが鳴ったのに気付く。
ニャロからだ。
「はいはーい、こちら迷子猫探偵事務所」
『匂いってなんなのー!?』
「あー・・・いいでしょ、匂い」
『なんか、それじゃ、陽菜から匂いしてるみたいじゃんっ』
してるよ?知らないの?
甘くていい匂い
陽菜に抱きついたら眠くなるんだ
胸の中までそのハチミツみたいな匂いでいっぱいになって
まぶたが自然と重たくなっていく
そのままゆっくり胸の中で眠っていたくなるんだよ
「あはははは、あんね、靴下の匂い」
『え!?』
「靴下の匂いするよ、ニャロは」
『1キロ先から!?』
「うん、1キロ先から靴下の匂い」
『ひどーーーーーーい!』
「柔軟剤の匂いもするから大丈夫」
『大丈夫じゃないよ、それ!!もーーーーー!』
175 :
L.O.D:2010/09/07(火) 22:20:52 ID:fbxWRniP
いっつもいじわる。
ニャロが怒った声が好き
本当は構ってもらえて嬉しい声だから分かる
興味がない時は連絡も来ないから
でも、なんでだろう
ネットの上なのに
メールとかよりも距離が近いような感じ
2人が側にいる時に近い気がする
こないだ同じ現場にいたら
あのでっかい石盤を抱えて
何をしてるのかと思ったら
私のつぶやきに返信してた。
気付いて、思わず2人して笑っちゃったんだ。
「嘘」
『嘘、ってなにが嘘?』
「さぁ、なんでしょう?」
『わかんないよー』
「ニャロはね、鯖寿司の匂いがするんだよ」
『もっと嫌だよ』
う、結構、リアルに嫌な時の声だ
敦子なら笑ってくれるのに。
176 :
L.O.D:2010/09/07(火) 22:21:00 ID:fbxWRniP
「嘘、ニャロはね、ハチミツ」
『えー・・・・ハチミツ?』
「甘くてとろーっとした匂い」
『ほんとにー?』
「ほんとだよ、だから、1キロ先でもシノダってミツバチはニャロってお花の居場所が分かるんだよ」
『お世辞言ってもダメなんだからね………………』
「お世辞じゃないのになー、ほら、こないだあげた入浴剤!あれもハチミツの匂いだよ」
『まだ使ってない!』
「じゃぁ、今度、あたしに会う日に使って?1キロ先から声かけてあげる」
『約束だからねーー!』
「約束っ」
そう言って、電話は切れた。
入浴剤の匂いを指定するなんてなんか束縛してるみたい。
すぐにニャロと次会える日を調べる。
忘れないようにチェック
『@mariko_dayo えーん(бвб)!!!』
ニャロからの返信だ
かわいい奴。
きっと覚えてて、ハチミツの匂いをさせてくる。
彼女はわたしの綺麗な華
わたしはいつも彼女の蜜を零すのだ。
【End】
非常にありだと思います
まりこ様が釘踏んだ次の日にこじぱがまりこ様んちに泊まる、ツイッターみて知った優子はそのはがゆさゆえにため息だの瞑想とかブログに書いていく。そんな、優子がこじぱに失恋したような感じのを誰か書いてくださいm(_ _)m
突然ですがともえれを書きました。
じゃんけん選抜ガイドのえれぴょんインタビューを見ていて思いつきました。
良かったら読んでください。
「とも〜み大好き〜!」
「ともは恵令奈のことなんて好きじゃなんだからね!べーだ」
ともがそう言うと恵令奈がしゅんとする。
ともは基本的に皆が大好きで色んな子に甘えちゃうけど、恵令奈にだけはそれができない。
「相変わらずとも〜みは恵令奈には手厳しいね」
様子を見ていた才加が苦笑いした。
自分でもそれは分かってるけどどうしたら良いか分かんない。
無邪気な笑顔でよってこられると何かイライラして仕方ない。
「あ!みゃお〜!なんか久しぶりじゃない?」
さっきあんなにしゅんとしてたのにみゃおからの電話で立ち直っちゃって。
ムカムカ。
あーもう!
これじゃともが嫉妬やいてるみたいじゃん。
「なんで恵令奈はともに懐いてくるんだろ…」
私がぽつりと口にしたのが聞こえたみたいで、佐江が振り向いて言った。
「本気で嫌がってるわけじゃないってわかってるからじゃない?」
「え?」
「とも〜みが本気でそんな事言う子じゃないって分かってるんだよ」
佐江の言葉に心が乱される。
「とも、そんな良い子じゃないし、恵令奈結構へこんでたじゃん」
ともがムキになって答えると、佐江は苦笑いして言った。
「そりゃ好きなんだからあんまり構ってくれなきゃしょんぼりすることもあるって。」
「でも…」
何か言い返したかったけど、言葉が出なかった。
本当はともは恵令奈が大好きで。
簡単に言葉に出来ないくらい大好きで。
だから憎まれ口聞いたりしてさ。
それでもまだともの事を好きだと言ってくれるのが嬉しいけど素直になれなくてまた酷いことを言ってしまう。
本当はわかってる。
恵令奈にイライラするんじゃなくて、そんな自分にイライラしてるんだ。
なんか涙が出そうになって、テーブルに突っ伏した。
とものバカ。
「とも〜みどうしたの?」
後ろから声をかけられる。
恵令奈の声だった。
「…なんでもない」
私はやっぱり素直になれなくて素っ気なく答えてしまった。
「そっか…」
一言そう言って恵令奈はどこかに行ってしまった。
足音が去ってから私は顔を上げた。
「………」
なんか悲しくって涙が溢れてきた。
恵令奈の事になると、ともってどうしてこんなに不器用なのかな。
「恵令奈…」
「呼んだ?」
名前を口にした途端にそう返されて心臓が口から出そうなくらいびっくりした。
気付くと恵令奈がすぐ後ろに戻ってきていた。
「え?とも〜み泣いて…っ」
私は無意識に恵令奈を抱き締めてた。
「泣いてない」
泣き顔を見られたくなかったからかな?
そうは答えたものの涙は全然止まらなくて、どんどん恵令奈の肩が濡れてしまう。
これじゃダメだと恵令奈から離れようとすると、恵令奈がともの背中に手を回してギュッとするから身動きが取れなくなった。
「別に私の前で泣いても良いじゃん」
「は?何言ってんの?」
意地悪にそう言うと恵令奈は腕の力を抜いてともの顔を見て頬っぺたにキスしてきた。
「とも〜みは素直じゃないなぁ。でも私はそういうとこも全部含めてとも〜みが好きだよ」
まるで飾らない言葉と子供みたいな笑顔に顔の温度が上がった。
年上なのに、中身はともの方が子供みたい。
まだまだ素直に接することはできなそうだけれど、恵令奈を好きな事はもう否定できない真実だった。
【終演】
ともえれ全く需要ないのかなと冷や汗かいてます。
私の文章力の問題ですね。
申し訳ない。
>>178さんのリクエストを見て一本書いてみました。
ぐだぐだかもですが、良ければ。
私は小嶋さんが好き。
それは揺るぎない気持ち。
最近は小嶋さんと絡む機会も多くて、もう両想いじゃんなんて浮かれていた。
小嶋さんとまりちゃんが仲良しだと言うのは知っていた。
ツイッターで会話をしているというのも。
ちょっと羨ましいなぁなんて思ってチェック入れてたんだけど…
見なければ良かった。
普段後悔なんてあんまりしないのに。
篠田麻里子と言う人は、私と同じにおいを感じる。
つまり、小嶋さんを好きだと思う。
私はまりちゃんをライバルだと思っているわけだ。
で、今回そんなライバルのとこに愛する小嶋さんがお泊まりした…と。
あのね、何があったとかなかったとかそんなことは関係なくて。
その事実にテンション激下がり。
仕事はちゃんとこなしてるつもりだけど、仕事の空き時間とかもうあり得ないくらい元気が出ないの。
「は〜…」
出るのはため息くらい。
全然らしくない。
何がへこんでるって、きっと小嶋さん本人から私への言葉としてその事を聞いてないからじゃないかと思うんだよね。
間接的に知ったんじゃ、何か貴方は関係ありませーんって言われてるみたいで寂しすぎる。
あ、やばい。
何か泣きそう。
これってやっぱ失恋になるのかな?
悲しすぎてメンバーといちゃつく元気すら出ない。
優子としてはこれは大事件なんじゃないだろうか?
ん?
メールが来た。
小嶋さんからだ…
「優子ちゃん、どうしたの!?」
萌乃が私を見てビックリした声を出した。
私はメールを見て号泣していた。
私、やっぱり小嶋さんを好きなの止められない。
止められるはずがない。
(優子元気ないって聞いたよ。私は元気で笑顔の優子が大好き。早く元気になってね)
まりちゃんには負けないぞ!
【終演】
178です。ありがとうございます(つд`)なんかリアルっぽくて本当信じてしまいます!しかもあの元気ないブログの後に実際こじぱと絡む優子さんのブログがあったので。
個人的なリクエストに答えていただき本当にありがとうございます(/_・、)
こんな拙い文章でも少しでも楽しんでいただけたなら嬉しいです!
ありがとうございました。
またあらわれます。
>>182 久々見てみたら、すばらしいともえれ・・・!!!
この話を読んでから、ふとYYGコンサート終了後の映像での2人の姿を思い出すと
涙がこぼれてきました。需要ありますよ!
>>186 ありがとうございます!
読んでくださって感謝です!
また書いた際にはよろしくです。
どうしても書いてみたくてツインタワーの話を書いてみました。
未熟なのであれですが良ければ読んでいただけると嬉しいです。
「才加さぁ、最近佐江に構ってあげてなくない?」
会った早々優子が口にする。
「別に普通にしてるだけだよ」
私は目線を上げずに言った。
「えーっ!?今みたいな感じじゃない事もあるじゃん!」
優子が口を尖らせる。
「別に佐江が何か不満を盛らしてる訳じゃないんでしょ?問題ないじゃん」
私は早くこの話題を終わらせたくてシャットアウトするように言った。
優子はまだ不満そうな顔だったが私がそう言うと何も言わなかった。
私は佐江を凄く大切に思っている。
私は、佐江をこの世で一番出会えて良かった人だと思ってる。
でも。
「佐江ちゃんカッコイー!」
「佐江ちゃんみたいな彼氏欲しい!」
メンバーにちやほやされる佐江を見るとちょっとイライラする。
「しっかし佐江はモテモテだね。女の子ばっかだからボーイッシュだと男の子の代わりみたいになっちゃうのかな?」
ある時の誰かの言葉が心に突き刺さった。
私に対する佐江は凄く甘えん坊で、カッコいいって騒ぐ女の子達が不思議に思えるくらい可愛くて。
そんな佐江に私はついつい甘くって。
佐江といる時間は幸せを感じる時間。
佐江も同じように思ってくれていると思う。
これは自惚れとかじゃなくてそう思う。
ただ心配な事があって。
私もメンバーの中では男扱いされるキャラで。
佐江が自分を男の代用みたいに思っているとしたらどうしたら良いんだろうって考えてしまうのだ。
もしそうなら、いつか自分が必要なくなってしまう気がして凄く怖い。
「さやかー!」
ある日、佐江と一緒に収録になった。
佐江は本当元気いっぱいで見ていると微笑ましい。
佐江に強引に腕を組まれる。
「才加大好き!」
突然の言葉に顔の温度が上がる。
「才加はカッコいいし、ホント佐江の憧れだよ」
「ありがとう。しかしカッコいいか。最近本当女の子扱いされないなあ(笑)」
私が言うと佐江はキョトンとした。
「才加はカッコいいって言われるの嬉しくないの?」
「嬉しくない事はないけど、たまには可愛いとかも言われたい」
私がこんな事を言ったら佐江は爆笑するかと思ったけど、真剣な顔をした。
「才加は今更佐江が言うまでもないくらい可愛いよ!」
その言葉に少しドキリとする。
「才加は綺麗で可愛くてカッコいい。誰よりも素敵な女の子だよ」
いつも甘えてくる佐江とは違う表情。
不覚にもキャーキャー言う女の子達の気持ちがほんの少し分かってしまった。
「才加、もっと甘えても良いと思うよ?」
佐江が言った。
「才加、女の子なんだから。抱え込み過ぎないでね?」
佐江の言葉に目の奥がツンとした。
私が甘えても良いの?
支える事だけが私の役目じゃないの?
色々聞きたかったけど言葉にならなくて、私は黙って佐江を抱き締めた。
「さ、才加、どうしたの?」
佐江はちょっとびっくりしたみたいだった。
「佐江…一緒にいてくれてありがとう」
これが私が今言える、唯一の素直な言葉だった。
後日、
「才加!」
また会って早々に優子が声をかけてきた。
でもこの前とはうってかわってすごい笑顔。
「最近佐江にちゃんとかまってあげてるじゃん」
「この前も言ったけど、普通にしてるだけだって」
私が言うと優子はニヤニヤして私の肩をポンポンと叩いた。
「分かってるって!おっ!小嶋さんからメールだ〜!返事しなきゃ♪またね〜」
優子なりに私たちの事を心配してくれてたんだろうか?
でも大丈夫。
ツインタワーの絆は永遠だから。
【終演】
乙です
良かったです
ツインタワー好きです
「おじゃましまーす」
「はい、いらっしゃい」
明日は久々のオフだから、優子の家にお泊まりすることになった。入った瞬間、
家中が優子の匂いが充満してる気がしてうれしくなる。何回もここに来てるけど、
いつ来てもそわそわしてしまう。
「優子の部屋だぁ」
荷物を放って、私は優子のソファーにダイブ。うん、優子の香り。しばらくゴロ
ゴロと堪能してるとなにしてんの、と優子は笑った。
「かばんここに置くねー」
「んー」
優子の家に優子の匂いに優子の声。優子でいっぱい。幸せ。それに片付けとか優
子が大体やってくれるから楽だ。その証拠にさっきから優子はちょこまか働いて
いる。それを横目で見つつベッドで幸せに浸ってるとだんだん睡魔に襲われてき
た。あ、気持ちいい。そうしてたら、優子に上からのぞかれた。
「あっちゃん」
「んー?」
「眠い?」
「んー」
「お風呂入れるから入りなよー」
「ん」
起きる気ないでしょ。と優子の苦笑。あ、その顔好き。お姉さんの顔だ。
「ゆーこ」
「なにー?」
「来てー」
どした?とソファーに近づく優子。手の届くテリトリーに入った瞬間、その手を
ぐいっと引き寄せた。
「わっ!」
案の定、こちらに倒れこんでくるところを一気に抱きつく。
「ちょ、ちょっ、あっちゃん!」
相変わらずなオーバーなリアクションを聞きながら、構わず腕のなかにある匂い
を嗅ぐ。最近変わった、大好きな匂い。落ち着く。私専用のアロマにしたい。他
の子には絶対渡したくない。
状況をつかめたのか、優子は背中に腕を回してぽんぽんとしてくれた。こういう
こと自然とやってくれるのが好き。やっぱり年上なんだ、って気付かせるから好
き。
「あっちゃん」
「うん?」
「ご飯何がいい?」
「優子がつくるならなんでもいー」
「えー」
クスクスと笑うたびに豊かな胸が揺れるのが感じる。柔らかくて、温かい。それ
が愛しくて、もっと感じたくて、もっときつく抱き締める。苦しいって言われた
って気にしない。だって好きなんだもん。
ずっとこうしていたかったけど、お風呂の溢れる音がして優子があわててお風呂
場にかけこんだ。今まであった温かい温もりがすっかり消えた。残念。
「もーお風呂入ってきな」
「うん」
かすかな眠気を我慢して起き上がってお風呂場に向かった。
お風呂の間もずっと優子のことを考えてた。湯船に浸かりながらニヤニヤしてる
自分がキモい。でも、会うの久々だし、最近お互い忙しくて全然予定が会わなか
ったし。仕方ないんだよ。ぎゅーってしたいし、匂い嗅ぎたいし、ちゅうだって
したいし、思いっきり甘えたい。いいじゃんかよー。好き過ぎで悪いかー?鼻ま
で浸かってブクブクする。優子の笑顔が浮かんでまたニヤニヤしちゃった。顔も
熱いや。
すぐ外から何かが沸騰してる音が聞こえる。優子がご飯作ってるんだ。
「バスタオルここ置いとくね」
と優子の声。優子の家はキッチンを通らないとお風呂にたどり着けない。さすが
に裸のまま服を取りに行くのは憚れるから、優子が置いたタオルを巻いて出る。
ひんやりとした空気を肌で感じると同時に優子の後ろ姿が目に入る。小さな背中
は鍋を見てるよう。匂いからして、カレーかな。
このシチュエーション、いいなぁ。夫婦みたい。何となく、優子が旦那さんかな。
…なんか、ドキドキする。優子の後ろ姿が色っぽいせいだ。
ずっとお風呂の入り口に立ち尽くしているのに不思議に思ったのか、優子が振り
返ろうとする。その前にタオルに包まったままの状態で背中に抱きついた。二度
目の奇襲だー。えへへ。
優子はというと、電撃が走ったようにビクンッと反応して静かになった。顔を覗
きこもうとさらに密着すると、真っ赤な顔。意外な反応。
「あ、」
「あ?」
「あ、あ、あっちゃん!これはヤバイ。ヤバイって!ヤバイヤバイ!」
「ゆうこ?」
「大島さん我慢できないよ!」
あまりにもわーとかぎゃーとか抱き締められたままどたばた騒ぐものだから、ふ
ざけてるんだと思って
「がまん、しなくていいよ?」
と耳元で囁いて私もふざけてみた。すると、前からゴクと息を飲む音。あれ?
腕を解かれて正面から抱き締め直される。
「ちょっと、優子」
「いい匂いー」
匂いを堪能された後、壁に押しつけられた。身長差あるから少し見下ろした優子
の目は真剣そのもので顔もかすかに赤い。マジですか。
「我慢しなくていいんでしょ?」
「…え、っと」
「こんな姿、他のやつらに見せたら殺すから」
「…そんなことアイドル言っちゃダメだよ」
「いーじゃん」
ちゅうされる。触れるキス。何度も角度を変えてされる。チュッチュッと触れ合
う音が聞こえるたびに興奮して、優子の首に腕を回す。それに加速してだんだん
深くなっていく。優子の舌が入り込む。歯列をなぞられ、舌を絡められる。無味
の感触が口全体に広がった。
なんか、珍しい。いつも飄々として、こっちの気持ちを知らずに他の女の子にち
ょっかい出してばかりいる優子がこんなにがっつくなんて。
舌が離れる。頭がぼーとしたまま、優子をぼんやり見つめる。すると、またぐい
っと引き寄せられて優子の腕のに収まる。
「ゆうこ?」
「あっちゃんは誰にも渡さないから」
「え?」
「誰にも渡さない」
優子の中の黒い感情。それは暗くて深くて、混沌。嫉妬と独占欲の塊が次々とあ
ふれだしているような。まだ見たことのない優子の一端。
驚いたけど、それ以上に驚いたのは、それを怖いと思う以上にうれしいと感じて
る自分。優子がここまで夢中になってくれてる。自分ばっかりでなく、優子も同
じぐらい好きでいてくれてる。それがうれしくて、私も優子をもっと求めて、自
分だけのものにしたくなる。誰かのものになるなんて嫌すぎる。私も結構やられ
てるや。
なんか私達はお互い相当好きすぎてるみたい。
「ゆうこ」
「なに?」
「好き、大好き」
「私も」
「ゆうこは私のだよ」
「当たり前じゃん」
「あたしは優子のだよ」
「とーぜん」
優子が巻いているバスタオルを手にとる。明日はオフだから今まで会えなかった
分、思いっきり甘えよう。そして優子を思う存分甘えさせよう。
そう決意して、バスタオルが落ちる音を聞きながら優子の首に腕を回してキスを
した。
終わりです。
ウチくるのあつゆうにやられちゃったので。
良いですね!
あっちゃんと優子の絡み素敵すぎる!
201 :
名無しさん@秘密の花園:2010/09/19(日) 03:19:07 ID:IQ3lJ7SN
あっちゃんとまりこさん希望
できればエロありでお願いします
>>199 GJ
自分もあつゆう好きだ
狼な大島さんに萌えた
気紛れでにゃんみなを書いてみました!
私の文章に需要あるか自信ないけど、良ければ!
私、高橋みなみには今好きな人がいます。
「たかみな〜おはよ〜」
「あ、にゃんにゃんおはよ」
近付くだけで心臓が騒がしい。
その相手とは小嶋陽菜その人。
にゃんにゃんとはAKB48に入ってからずっとの付き合い。
初めて会った時から綺麗な子だなって思ってた。
私とは違う…綺麗な子…
会うとドキドキ。
良い匂いに胸が痛くなる。
ずっと秘めた想いでいるはずだったのに。
仕事の休憩中の話。
「あれ?にゃんにゃん寝てる?」
私が部屋に入ると1人ソファーで寝るにゃんにゃんの姿を見つけた。
「にゃんにゃーん、出番になる前に起きないと…」
あまりにも気持ちよさそうに寝ているから、私は小さな声で呼び掛けた。
勿論にゃんにゃんからは反応はなく…
私はじっと寝顔を見つめていた。
寝ている顔はいつもより幼く感じて可愛い。
いつまでも見ていたくなる。
いかんいかん。
そんな事を考えている場合じゃない。
起こさなくては。
ふといたずら心が芽生えた私はにゃんにゃんに顔を近付けて耳元で言った。
「そんな可愛い顔してると…キスしちゃうぞ〜」
そう言った途端、体をきつく抱き寄せられた。
「う、うわっ!にゃんにゃん起きて…」
「本当はずっと起きてた」
にゃんにゃんの言葉に顔が一気に熱くなる。
「え?え?」
突然の事にパニくる私。
にゃんにゃんは腕の力を緩めてそんな私をじっと見つめていた。
「たかみななら良いのに」
不意ににゃんにゃんの口からそう言葉がこぼれる。
私は思わず生唾を飲み込んだ。
「い、良いって何が?」
念の為に聞き返す。
にゃんにゃんは首を傾げる仕草をして言った。
「キス…してくれるんじゃないの?」
改めて放たれた言葉に驚き、思わず後退りする。
「またまた〜。からかうんだもんなぁ。にゃんにゃん。まぁ、にゃんにゃんはよく優子にキスされるから慣れて…」
焦った私がまくしたてるようにそこまで言うとにゃんにゃんが立ち上がった。
「にゃん…にゃん?」
背を向けられて表情が分からず、私は恐る恐る呼び掛けた。
「たかみなは分かってない」
その声は少し怒ってるような気がした。
「分かってないって…?」
私が問い掛けるとにゃんにゃんが振り返る。
その目は涙に潤んでいた。
「陽菜…嬉しかったのに」
そう言ってにゃんにゃんは私を抱き締めた。
「ずっとたかみなにキスされたかったの…」
その言葉に私の心臓は爆発するんじゃないかと思うくらいに早くなった。
「な、何で…?」
私が言うとにゃんにゃんは拗ねたような表情をした。
「そういう事聞く?じゃあなんでたかみなは私にキスするとか言ったの?」
にゃんにゃんの言葉に私はかなりドキッとした。
「そ、それは…」
私が言葉に詰まるとにゃんにゃんは私の前に来た。
そして私の顔を見下ろす。
私はより一層焦って口をモゴモゴさせてしまった。
その時、にゃんにゃんがちょっと頭の位置を下げたと思ったら…
キス。
「陽菜はたかみなが好きだからキスしたかったんだよ?」
その言葉を聞いた途端私の目からはポロポロ涙が止まらなくなった。
「にゃんにゃん…私のこと好きなの?」
にゃんにゃんに抱き締められながら私は聞いた。
「うん。たかみなは?」
「私もだよ〜」
泣き声を上げるように言った。
にゃんにゃんはずっと背中をポンポンしてくれた。
「これで陽菜も脱・受け身できるかな?」
「え?」
「たかみなには陽菜から積極的にせめていくからよろしく〜」
「えぇっ!?」
【終演】
魔性だ
非常にありだと思います
萌えすぎて私が爆発しそうです…
初です。ツイン。
「さやかぁ」
「ん?」
リハーサルの合間、楽屋でさえに呼ばれてハッと顔を上げた。
「今なんかむずかしーこと考えてたでしょ」
「いやぁ、ぼーっとしてた」
周りはいつも通りガヤガヤしていたが、全く耳に入ってきていなかったことにふと気付いた。
「おでこにシワできてたよ。宮澤サンにはわかるんだからね〜〜?へへへ」
そう言って人差し指で眉間をぐりぐりしてくるさえ。
「やめろよ〜…」
「さやかは疲れとか反省とかいろいろ、いっつも自分で全部溜め込んじゃうからなぁ。」
「…‥」
言葉にしてしまうと自分の中でギリギリ保ってきたものが一気に崩れてしまいそうで。
何も言えず下唇を突き出してうつむいていると、
「はいこれ。」
差し出された手の平には、さえがいつも食べているレモン味ののど飴。
「さんきゅ。」
「それ、おまじないだから。」
ソファーの隣に腰を下ろして、さえが静かに言った。
「それ食べたら、才加もゲンキングになれるよ。」
「…ん。ありがと。」
あえて何も聞いてこないさえの優しさに、思わず涙が出そうになった。
「さえは才加のことならなーんでもお見通しなんだからねっ。あんまり無理しちゃダメだよ。」
スカートの裾をぎゅっと握りしめた手にそっと重ねられるさえの手。
「…っ」
うつむいた目の端から堪えきれずぽたりと膝にこぼれた涙の雫を見て、
「そういう才加のいつも全力なところ、好きだよ。」
あぁ、やっぱりさえには叶わないなー、なんて。
また今回も前向きになれるきっかけをもらえたような気がした。
end
いいですね
萌えます
顔がほころびました!
初ss
あっちゃん×麻里子様
手のひらの中には敦子から渡された手紙。
公演の合間に書いたのか、
裏には今日までのスケジュールの書かれたコピー用紙だ
さすが、AKBのナンバー2。
分刻みにビッシリと埋まっている。
「敦子、いつもご苦労様。私もがんばるんば!」
敦子の頑張る姿を想像しつつ、
手紙の内容に目を移す。
【薬師寺公演終わったらまた離れ離れだね…。次会えるのはいつかなぁ
東寺みたいに10年後になっちゃったりして☆
なぁ〜んてね!】
(ん?これは…どういうことだ…?)
敦子なりの寂しさの訴えなのか、
ただじゃれついた気持ちで暇つぶしに書いたのか…?
どちらでも良いが、敦子に想いを寄せる私にとっては
何とも切なくなる文章だ。
(…これ…もらってどうしたらいいんだろ…
敦子、私の気持ちわかって書いてるのかな…)
いや、その可能性は低い。
男装コンテストで告白めいたことは言ったことがあったが
現実からかけ離れた設定だったし
私のセリフは自分でもかなりの大根っぷりだった。
唯一期待していたヘビロテのPVも
私と敦子の絡みはほとんどなかった
そればかりか、敦子は他のメンバーとキス…
監督の指示とはいえ、胸が締め付けられた
苦しくて、苦しくて、あれからというもの
年下の奥ちゃんに話しかけることで
気持ちをごまかしていた。
目の前で好きな人が他の人とキスしてる…
思い出すだけで泣きたくなる。
暗くなった境内は、今の私にピッタリか。
(さっきまであんなにいっぱい人がいたのになぁ…
私の想いもいっそのこと、サーッと冷めればいいのに…)
「お〜い!まりこ〜!」
遠くで後ろの方から声がする。
(あ、敦子…)
どんな顔でどんな返事をして良いかわからない。
気づかないふりで塔を見つめていた。
しばらくすると、すぐ後ろに息を切らした声で駆け寄る敦子を感じた。
「ねぇっ、まりこっ!何してるの?」
「ずーっと探してたんだよ? 手紙、読んでくれた?」
『あ、ごめん…。なんか、一人で感傷に浸ってて…』
「なにそれ〜!」
「やっと見つけたと思ったら、変なの〜!」
無邪気に笑うその笑顔は、暗闇の中でも一際輝いて見える。
(あぁ…好きだなぁ…。ほんとに好き。誰にも渡したくない。)
「ねぇ、まりこ。一緒にご飯たべに行こっ?
まりこが好きそうなカレー屋さん、スタッフに聞いてきたんだ〜」
「まりこ探してたら遅くなっちゃったから、みんなは先に行っちゃったよ。」
「デートできるねっ!」
本気か冗談かわからないその言葉も、
いつもなら押さえつける感情も、
目の前ではしゃぐ愛おしい存在を抱き締めるのに
ストップをかけることはできなかった。
「ま、まりこっ!?…ち、ちょっと、苦しいよ…」
「どうしたの?急に…」
どうしたもこうしたもない。これが私の気持ち。
『…ずっと、こうしたかった。ずっと、苦しかった。…敦子、大好き。』
やっと言えた。敦子の返事は聞こえないが、もう少しこのまま抱き締めていたい。
「…う…っ…」
(…?泣いてる…?ヤバい!!困らせてしまったか?)
「ご、ごめん!!」
慌てて、腕を緩めて体を離す。
目に移った敦子は、目にいっぱい涙を溜めて私を見た。
不謹慎にも、可愛いと思った。
「…何で?何でなの?」
『え…何でって…』
好きなことに理由はない。
ドラマの台詞みたいなことが頭に浮かんだが、言葉にはならなかった。
『…ごめん』
「だから、何で謝るの!?」
『ん!?』
「…私のこと、本当に好き?」
『うん』
「じゃあ何で謝るの!?何で一人でどっか行っちゃうの!?
何で抱き締めるのやめるの!?久しぶりにあえたのに!!」
『…ごめん…』
敦子の目からこぼれた涙にキスをして
再び敦子を抱き締める。
今度は優しく包み込むように、壊れものを扱うように、でも深く。そっと。
「…もう、一人でどっか行かないでね?」
「まりこが言ってくれた言葉、
サラリーマンだったけど凄く嬉かった」
「私も、まりこ大好き。…ずっと一緒にいて下さい。」
『…はい』
抱き締めた腕にもう一度力を入れ、今度は緩めても離れずにキスをした。
ほのかに光る境内の街灯だけが2人を見ている気がした。
【終わり】
ダラダラと長くなってしまい、スマソ。
やはり才能なさそうです。
優子ツイン
百合要素なし。
「おはよー、優子。今日もちっちゃいねー」
『おはよう。才加こそ今日もジャージで』
「お褒めの言葉をありがとう」
「誰も褒めてないって」
佐江がケラケラ笑いながら楽屋に入ってきた。
いつもの光景。いつものやり取り。
それは、今も昔も変わらない。
こんなくだらないやり取りに、一喜一憂してる私は変なのかな?
あっ、あの時はちょっと違ったけど。
開票が終わってバックステージに戻った時、いつもの二人がそこにいた。
優しい笑みを浮かべ、優しく私を包み込む。
二人に包まれる、この温かい空間がどこよりも好き。
さすが、ツインタワー。
みんなにツインタワーって呼ばれるだけあるな。
「優子、おめでとう」
「おめでとう、優子」
泣き崩れる私。
うまく言葉にならず、差し出された手を握り返すことしか出来なかった。
・・・でも、二人には、私の気持ちが伝わったみたい。
言葉にしなくたって、二人には通じちゃうんだ。
すごく不思議な気持ちだけど。
強く握り返されたその手は、心強くて、優しさに溢れてた。
この瞬間を忘れちゃいけない。
私は、今日の出来事をその手に刻み込んだ。
「なに、優子?手相でも見てんの?」
「えっ?優子、手相見れるの?じゃあ、佐江のも見てよ」
・・・せっかく人が感傷に浸ってたのに。
『才加のならわかるよ』
そう言って、私は才加の手を引き寄せる。
「えっ、どうなるって?」
『・・・んーっとね、敏腕マネージャーになるって』
以前、番組で言われてたことを、私はそのまま言った。
目線を手から顔に移すと、才加の眉間にしわが寄ってる。
殺気を感じた私は、すごい勢いでその場を離れた。
・・・けど、もう手遅れ。
「優子ー!」
ものすごい勢いで追いかけてくる才加に、ごめん、を繰り返しながら楽屋を逃げ回る。
『佐江ー、助けてよー』
佐江に助けを求めたけれど、そこはやはりツイン。
「才加、頑張れー!優子なんかやっつけちゃえー」
『なんでよー』
あーあ、捕まっちゃった。
・・・でも。
でも、支えてくれるって意味では、合ってるとおもうよ。
少なからず私にとっては。
あの日の事だって、この手がちゃんと覚えてる。
私の元気の源。
二人が正しいほうへ、手を差し伸べてくれるから、私は私でいれるんだよ。
三人でバカやってる時間が大好きなんだよ。
・・・伝わってるかわからないけど。
『いつも、ありがとう』
二人に擽られながら、そんな事を思う私はやっぱり変なのかな?
以上です。ちょっと書いてみたかったんです。
けど、文才がないことに気付きました。
まりあつ、優子&ツインどちらも凄く面白かったです!
良かったらまたお二方のお話見たいです!
もえさし
適当ですまん
コンコン。
「萌乃ちゃーん!今日は指原と一緒だって!」
今日のホテルは久々に萌乃ちゃんと相部屋。
「なんか久しぶりやあああ!」
どーんって言って、萌乃ちゃんのベットにダイブする。
雑誌をめくる萌乃ちゃんを見ながら、足をバタバタする。
「さっしー、気持ち悪い。」
「だって萌乃ちゃん可愛いんだもーん。」
「やーめーて。」
「ごめんごめんごめん!指原、お風呂入ってくるから!」
「はい、いってら…」
「ももも、萌乃ちゃんも一緒に入ろう!」
「…もう入ったし。」
なんていうんだろう。指原って“おしい系”だなと思う。いろんな意味で。
まぁ別に冗談だけどって腰をあげると、急に後ろにひっぱられた。
あわわわなんて言ってたら、いつの間にか萌乃ちゃんに背中から抱きしめられていた。
「それとも、もう1回入ろうか?」
耳元で囁かれたりなんかしたら、指原もうだめですよ、萌乃さああん。
【まさかの終演】
もえさし良い!
かなり萌えました!
こもさしも見たいなぁ…とさりげなくリクしちゃいます。
もえさし最高でした!
調子に乗って再度もえさし。
これまた適当でごめんなさい。
こもさしも考えてみます。
「携帯壊れたって言ってたっけ。」
撮影が終わって、萌乃ちゃんに会う約束の時間はとっくに過ぎてしまった。
ここで走らなかったらいつ走るんや、ダッシュ。
指原史上最速の走りを見せたのに、待ち合わせ場所に萌乃ちゃんはいなかった。
「あー、こりゃあした筋肉痛だ。」
仕方ないと、適当に寄り道しながら家路についた。
「ただいまー…」
「おかえり、さっしー。」
「えええぇえ?なんで萌乃ちゃんが?」
ってゆうか、ピンクのエプロンが超絶かわゆしなんですけど。
「さっしー遅すぎなんだもん。だから…」
「泊まっていこうかと思って」なんて笑顔で言われたら、ここは天国でしかないでしょ!
「あぁあぁあごめんね、全力で泊まってって!」
「まぁまぁ、あがりなよさっしー。」
「え、ここ指原ん家なんですけど!」
リビングに向かう後ろ姿。
まるで萌乃ちゃんが指原のお嫁さんにでもなったみたいだ。
「あ、ちょっと待って。」
リビングに向かおうとした体がくるりと回転して、目が合う。
「どうしたの?」
「やってみたいことあって。あのね、指ちゃん。」
「ん?」
「ご飯にする?お風呂にする?それとも…」
「も、萌乃ちゃんで!」
【まさかの終演】
顔がにやけまくりました(笑)
もえさし最強!
こもさし楽しみにしております。
>>232 もえさしにニヤニヤが止まりません!
ありがたやありがたや
調子に乗ってもう1本もえさし。
これまたテキトーで。
どうも、指原です。
1/48の収録をしています。
しっかし、前田さんやたかみなさんを振って、指原と付き合ってくれる人なんているのかな…。
ブログで、2人くらいはいるだろどーん。なんて言っちゃって、恥ずかしいよおおお。
「さっしー、何してるの?」
おっと、これは愛しのマイハニー萌乃ちゃんではないですか!
「いや、指原と付き合ってくれる人いるのかなって。」
「うーん、いないかもね〜。」
あははって笑い事じゃないっすよ萌乃さん。
「萌乃ちゃんなら誰と付き合うの?」
指原、人生最大の賭けに出ました。うぁああぁあ、ドッキドキや!
「そりゃ、とも〜みちゃんでしょ。」
どーん。
指原逝きました。さようなら、みなさん。
「でもね、」
「もしさっしーがみんなに振られちゃったら、そのときは私がもらってあげる。」
【まさかの終演】
こもさし考えながらろmります
もえさしいいですな
かなりにやけてしまう。よかった
エプロンの萌乃ちゃん想像するだけでもう萌まくりですよ
特にあのセリフはwwwいい!
>>236 萌乃のデレ可愛いwww
さっしー選ぼうと思ってたけど、本妻萌乃のためにあえて選ばないでおこうかなw
もえさしかなり好きですよー。
思いついたらどんどん書いてほしいくらい!
236です
皆様の言葉が妄想の励みになりm(
こもさし、ふと思いついたんですが、
自分にはこもりんが掴みきれません…
勉強不足ですいません
「さっしーは休んでて!」
「いや、大丈…」
「私がやるから!」
「いや、まじで大丈…」
「私がやるって!」
「すいません…。」
いつものように遊びに来た小森に、
風邪気味だと言ったらこのありさまだ。
今日も生意気だけど、うざいとは言えないしな〜。
「お掃除終わり!」
「あ、ありがとう。じゃあもう…」
「次は何やろうかな〜♪」
完全に自分の世界。もういいやと諦めてテレビをつける。
「さっしーさっしー、大変!」
お風呂場かな?昨日ちゃんと洗ったはずだけど。
「どうした〜?」
「これ見て!」
「え、なになに?」
「こんな下着があった!」
そ、それは盲点だった。やめてくれ小森、人生トップ3の恥ずかしさや。
「こんなのつけるんですか〜。」
「いやいや、もういいから。」
「あっ!もしかしてこれは…」
なんだよ小森もういいよ泣きそうだよ。
「そういうことだったのか!」
何かを悟った小森は、ふふふと笑いだした。
「私、今日泊まって行きますよ!」
いや、何を悟ったんですか小森さん!
「風邪移すと悪いから今日はちょっと…」
「えー、そんなに!」
いや、何がそんなになんですか小森さん!
「夜、楽しみですね!」
どーん。
【まさかの終演】
以上です
すいません本当にすいません
さっしーの口調がぴったりw
さっしーと小森も良いですよね
gj
さっしー良い!
リクに応えて下さってありがとうございます!
さっしーが好き過ぎる小森が可愛くて仕方ないのでかなり萌えまくりました!
萌乃→さっしー的な…
***
あー。なんであんな奴を好きになっちゃったんだろう。
「萌乃ちゃーん。」
「…うざい。」
「しくしくしく。たまにはデレを。デレを指原にもくださいよおぉお。」
あー。なんでこんな態度になっちゃうんだろう。
「さっしー!さっしー!」
「お、どうした、小森!」
あんな態度をとるくせに誰かがさっしーと仲良くしてると寂しくなる。
ばかだなー、私。
ちゃんと分かってるのにな。
さっしーの好きと私の好きが違うって。
チームが変わってからあまり会わなくなった。
最初は寂しい気持ちが大きかったけど、今はこれで良かったって思う。
さっしーが私のこと好きだって知ってる。
でも指ちゃんは、私が指ちゃんのこと好きだなんて知らないんだろうな。
さっしーに聞こえないように小さく呟いて、目を閉じた。
終わる。
萌乃せつない・・・
あとさっしーのセリフがほんとに言ってそうで良いw
さっしー絡みはマジ萌えてしまう。
また読みたいです。
もえさしいいですね
さえゆきもお願いします。
NなっちのANNモバイル聴いて書いてみたくなった話です。
有華夏希。
ゆったん目線です。
呼び方とか喋り方とか違和感あったらすみません。
精進します。
―ピンポーン―
夜遅くにインターホンがなる。
一体誰やねんと思いながら外を覗くと、そこにいたのは夏希だった。
「こんな時間にどうしたん?」
びっくりしてドアを開けてたずねると、夏希は力なく笑って言った。
「はは…家出しちゃった」
「い、家出て何があったんよ?」
理由はくだらない親子喧嘩。
引っ込みがつかなくなって家を出てきてしまったらしい。
「そんなん謝ったらええやん。夏希が悪い」
「そりゃあ分かってるけど…家には帰りたくない」
夏希はすっかり拗ねてしまってすぐにこっちの意見に頷かなかった。
「ほなどうするん?」
私がたずねると夏希は思い切り頭を下げた。
「お願い!少しの間家に置いて!!」
「え?ここ??」
何となく予想はしてたけど…
「だめ…かな…?」
夏希が恐る恐る聞いてきた。
そんな顔されて断れるわけないやん。
「もう…わかった。でも一つ!」
私は夏希の顔の前で人差し指を立てて言った。
「家には連絡せなあかんで。家の人に心配かけるなら連れて帰る」
「…分かった」
夏希は渋々家に連絡して、居場所を伝えた。
家の人に心配かけないように私も電話に出たりして…こうして短期間の二人暮しが始まったのだった。
「有華は優しいね」
夜寝る時、布団に入ってから夏希がポツリと言った。
「いきなりなんやねん(笑)どうしたん?」
私が言うと夏希はモゾモゾとこっちの布団に入ってきた。
「こらこら!」
私がびっくりして言うと夏希は私に抱きついてきた。
「有華がいて良かった。今日、本当どうしようと思ってたから…」
そう言った途端ウトウトと夏希は寝てしまった。
この子は意外と不器用やねんな。
いつもやったら自分の布団に戻すとこやけど、今日はこのまま。
夏希の頭を撫でながら有華も眠りにつくことにするわ。
明日からどんな日々になるんやろう。
たまにはこんな日もええか。
【終演】
こんばんは〜
今日の私の勝手気ままな妄想を書いてみました、凡作スマソ
255 :
名無しさん@秘密の花園:2010/10/07(木) 00:34:55 ID:Mch2hFIH
GJ!
ゆったんの関西弁めっちゃスキw
「小嶋さぁ〜ん」
「んー?」
最近の小嶋さんはゲームに夢中。
しかしわたくし大島優子はそんな愛しの小嶋さんに夢中。
…む「チュ〜〜」なんちゃって。
そんな姿を麻里ちゃんが激写する。
いい匂い、小嶋さんのシャンプーの匂い。
くはぁ〜。この香りに思いっきり浸りたくて、空気を深く吸って、胸が苦しくなる。胸キュン。
そんな私の行動にびくともしない小嶋さん。ゲームにマジちょ〜真剣な横顔、かわいいよ、ホント。
「たこ焼き食べたいなぁ〜」
「……んー。」
「たこ焼きパーティーはぁ〜?」
「………」
全然相手してくれない。なかなか仕事合わないのに。負けないぜぇ〜
今度はその唇を吸ってやる〜!
「たこチュ〜〜〜」
小嶋さんのやわらかな唇にキス。
「チュっ!」
「………」
む、無反応。
「こじまさぁぁぁん」
「…あっ!…あぁ〜ぁ。終わっちゃったぁ。」
「たこ焼きパーティーはぁ〜?」
「今度やろぉ。」
ゲームが終わったら携帯をいぢりだす小嶋さん。
「今度っていつー?」
「んー……」
「いつー?」
「はいっ!」
携帯を差し出される。
画面はメール作成画面。文章が打たれている、なになに…?
「優ちゃんの誕生日に、二人きりでやろっ(*бвб*)みんなにはひみちゅ!」
二人で夫婦みずいらずでうっくりかぁ〜。くはぁ〜〜〜小嶋さんたまんないわよーーー!
【終演】
意外と書き込むの大変なんだね。こじゆうでした
素晴らしい
260 :
名無しさん@秘密の花園:2010/10/07(木) 02:01:36 ID:Mch2hFIH
優子面白すぎw
GJ
下手っぴですが、さっそく続き書いてみた。凡作スマソ。自己満むはむは〜もはや私のキャラがまぢってまぷ。
今日は待ちに待った私の誕生日。
結局たこ焼きプレートは私が購入、誕生日なのにぃ(泣)まっいーやいーや
食材を調達中。スーパーのカートに乗っかっちゃうほどご機嫌な私♪スイ〜スイ〜。
「優ちゃんたこ焼き焼ける?」
「まかせてください!」いつもはまりこじにヤキモチ焼いてるけど今日はたこ焼き焼きまっせ〜
「うーん…っと」
材料を探してる小嶋さん。遠目からみてもかわいいなぁ。スイ〜スイ〜。小嶋さんの後ろを通るとあの匂い。はぁ〜やっぱいいね、この香り。
「おじゃましますっ」
「いらっしゃ〜い」
さっそく準備。もちろん最愛の妻にエプロンを着用してもらう。
「たまんないっすね〜」ゴクリ。裸にエプロン…なんて勝手に妄想。くはぁ。ま、ここは触っておくか!お尻をさわさわ
「このくらいかなぁ?ねぇ優ちゃん。」
タコの大きさなんて、もはやなんでもよし。
「いいんじゃん、そんくらいで」
準備完了、居間でたこ焼き開始。
「全っ然ひっくり返せない、難しい。」
「私焼くよ、貸してみて」
「いやっ」
「なんで?」
「今日は優ちゃん主役だからっ!」
焼くのに苦戦してへの字に曲がる唇。こじぱぁ〜!タコちゅーしたくなっちゃう!
「ちゅーっ!」
チュ〜する。への字の唇は更に柔らかい。思わずタコのように吸いつく。
「ん…」
やはり抵抗せず。しかし二人きりでも抵抗しないとなんだか期待してしまう。
「ん〜っ」とふざけた感じでわざと吸い付いたまま引っ張る。ふと目を開けるとこじぱの目はつぶったまま。
このまましちゃっていいのかな?小嶋さん?
吸いつくのを止めて普通にチュっとする。至近距離の小嶋さん、少し頬が赤い。
「いいよ?」
「へっ?」
「今日は特別っ!いいよ。」
やばい。ぐっときた。
エプロン姿の小嶋さんを抱きしめる。
唇を重ね小嶋さんの唇を味わう。恐る恐る舌を入れてみる。そっと触れ合う。かすかに動いてる、あったかい。
息をするのも忘れちゃう。小嶋さんの吐息を感じる、そしてそれはだんだん早くなる。
その吐息に私は萌えてまう〜、心臓がめっちゃ早いよ。
ジューー!
ハッ!!
我にかえる。
た…たこ焼きが、焦げている。
【まさかの終演】
まだまだこじゆうキャラつかみきれてませんが、よんでくれた皆様あんがとぅ〜(^_-)リアルにたこ焼きか鍋パーティーできたらよいですな!
ツインタワーって書けますか?出来たらさやか×さえでお願いしたいです!
こじゆう良いですね!
かなり面白かったです!
また読みたいです。
実現されそうにないイベントが見れてよかったw
ありがとうございます。完全に妄想の中で終わってしまって残念、また書きます
ツイン勉強して書けたら書きます、みなさんも書いてみてくらはい。
はじめまして、皆さんのハイレベルなSSが沢山な中、恐れ多いのですが駄文投下させていただきます。新参者の処女作ですがよろしければお付き合い下さい。
優子早くよくなってね、という思いを込めて。
こじゆうです。
優ちゃん、
陽菜はやっぱり――
優子は公演を休演した。疲労が原因なのかな。歯茎が腫れ、動くだけで激痛が走るという。そんな優子の頬は腫れ、見るだけで痛々しい。
陽菜の隣でペットボトルの水を口に運んだ優子が「う゛っ」と唸るような声を上げた。
「痛い?」
「…ん」
眉をいつも以上にハの字に垂らし、弱々しく返事をする優子。
罠に掛かって元気のない小動物?
そんな感じ。
ソファで身体を寄せ、あんまり面白くないバラエティー番組を見ながらうっくり。
テレビの音がいつもよりうるさく感じる。
優子が大人しいからだ。
優子が静か、なんてこと普段は絶対ありえない。
「にゃんにゃ〜ん、好きだー」
なんて言いながらキスを迫り、陽菜の身体をべたべた触る。
陽菜が抵抗すればさらにヒートアップするし。
それが今日の弱った優子は、大人しく陽菜に身体をもたれさせて、あまり声も出さずにいる。
そりゃあ、痛いんだから当然だけど。休演しちゃうくらいだから当然だけど。
こういう風な優子を見てると、いつものめんどくさいくらい元気な優子が恋しくなる。
そんなことを思いながら優子に目線を向けると、ばっちり目が合った。
「今日、痛くてこじぱにキスできない。ごめんね」
優子は小さな声で、歯茎を庇うことからか舌足らずな声ですまなそうにそう言った。
「…別に陽菜、してほしくないんだけど」
「えぇー…またまたぁ」
優子はくしゃ、と笑うがまた歯茎が鈍く痛んだらしく顔を歪めた。
そう。今日は優子が言う通り一度もキスされてない。
毎日毎日、飽きないの?ってくらい何度も陽菜にキスしてくるっていうのに。
おふざけみないなキス、優しく触れるような暖かいキス、陽菜の全部を持ってっちゃうんじゃないかってくらい激しくて深い、とろけるようなキス。
いろんなキスをくれる、優子。
なんだか優子からのキスなんて、日常すぎて深く考えたこともなかったけど。
いざ、キスされないとなると、なんだか物足りない。つまんない。
もし今、すっごい激しいキスしたら優子はどうするのかな。
腫れてる歯茎を舌で謎って、吸ってあげるの。
激痛で泣いちゃう?陽菜を引き剥がす?それでも陽菜がやめなかったら、優子はどうなるのかな。
なんて考えてみるだけだけど。
陽菜、そんな鬼畜じゃないし。
でも陽菜は、キスしてほしくないなんて前言、撤回しなくちゃいけないのかな。
「…優ちゃん」
痛みを伴ったのだろう、優子は眉間に皺を寄せ声を発した。唇を離して視線を絡める。
優子は痛みと嬉しさの混じったような表情で陽菜を見つめる。
そのまま陽菜は優子の肩口に顔を埋めた。安心する、優子の匂い。優子の体温。
優子の身体を優しく抱きしめる。
「こ、こじぱっ」
「だまって、痛いんでしょ?」
陽菜の身体を抱き返そうとしてきた優子の言葉を制す。
いつもなら陽菜からこんなこと、絶対しないから。優子が、陽菜をこうさせたんだよ。
――だから、優ちゃん。
早くよくなって、陽菜にたくさんの愛情いっぱいのキスをちょうだい。
すみません、重要な部分が抜けてしまいました;
>>275はスルーでお願いしますorz
―――――
名前を呼んで優子がこっちを向いた瞬間、腫れて膨らんだ頬を手で包み込むとその唇に陽菜の唇を重ねた。いつもの、陽菜の好きな優子の感触。
「つ〜っ!」
痛みを伴ったのだろう、優子は眉間に皺を寄せ声を発した。唇を離して視線を絡める。
優子は痛みと嬉しさの混じったような表情で陽菜を見つめる。
そのまま陽菜は優子の肩口に顔を埋めた。安心する、優子の匂い。優子の体温。
優子の身体を優しく抱きしめる。
「こ、こじぱっ」
「だまって、痛いんでしょ?」
陽菜の身体を抱き返そうとしてきた優子の言葉を制す。
いつもなら陽菜からこんなこと、絶対しないから。優子が、陽菜をこうさせたんだよ。
――だから、優ちゃん。
早くよくなって、陽菜にたくさんの、愛情いっぱいのキスをちょうだい。
【終演】
非常にありだと思います
すごい面白かったです!
また読ませてください!
GJ!!!
以上です。
グダグダで申し訳ありませんでしたorz
歯茎が腫れてキスできない優子と、なんだかんだで優子のキスが欲しいにゃんにゃんのお話でしたw
お目汚し失礼しました。
優子、お大事に。
>>277-279 こんな駄文にそう言っていただけて光栄です!ありがとうございます。
AKBにハマり約一ヶ月、こじゆうが好きすぎた結果がこれですww
きっとまだまだ彼女たちについて、知らないことだらけなので日々勉強です。精進したいと思います。
いいですね!素敵!リアルに頭にうかんできました〜またお願いします♪
>>251 私では力量不足とは思いつつさえゆき考えてみました。
お前には言ってねー状態だったら申し訳ない。
精進します。
ゆきりん視点です。
「ゆきりん、大好きだよ」
笑顔でそう言ってくれた佐江ちゃん。
私は貴方が本当に大好きなのです…
「はー…」
知らず知らずに溜め息が出る。
今日は折角佐江ちゃんと一緒にお仕事なのに。
私の気持ちは暗かった。
「佐江ちゃん髪切ってマヂで格好良くなりすぎだよー!!」
メンバーの称賛の声。
確かに髪切って更に格好良くなったけど佐江ちゃんは髪切らなくても格好良いんだから!
遠巻きに見つめる。
佐江ちゃんもとっても嬉しそう。
皆かわるがわる写メを撮って。
私は佐江ちゃんが好きだ。
誰よりも大好き。
佐江ちゃんもその事はわかってるんだと思う。
そんな私にも佐江ちゃんは優しくて、好きだって言ってくれる。
でもね。
皆に優しい佐江ちゃんを見ると凄く自分に自信がなくなる。
ただ優しいから私を好きだって言ってくれるだけなのかなぁって不安になる。
こんな事ばっかり考えてる私は我ながら重い女だと思う。
「ゆきりん」
仕事終わり、佐江ちゃんが声をかけてくれた。
「あ、佐江ちゃん、お疲れ様」
私が出来るだけの笑顔で言うと佐江ちゃんはジッと私の顔を見つめてきた。
私が少しドキドキしていると佐江ちゃんが口を開いた。
「ゆきりん、元気なくない?」
「どうして?」
ビックリして私が言うと、佐江ちゃんは何か考えるような顔をしてから私の手を引っ張った。
「え?え?」
しばらく歩いて、人気のない場所で佐江ちゃんが立ち止まる。
そして急に抱き締められた。
ビックリして声も出ない私。
佐江ちゃんがパッと腕をほどいた。
「佐江の元気、ゆきりんに分けてあげられたかな?」
「え?あ、うん」
私はしどろもどろになりながら返事をする。
「今日、ゆきりんの視線は感じるのに、声かけてくれなかったなぁって思って心配だったんだ」
佐江ちゃんが言った。
「皆がまわりにいたから中々話し掛けられなくて」
まさか佐江ちゃんが本当に私を好きなのか不安で話し掛けられなかったなんて言えなくて、私はそう言った。
「そっか。」
佐江ちゃんはちょっと安心したような声で言った。
「ゆきりんが元気ないと、佐江まで元気なくなっちゃうから良かった」
佐江ちゃんの眩しい笑顔に胸が高鳴る。
キュンとした瞬間、佐江ちゃんが近くなり額にキスをされた。
「佐江はゆきりんが大好きだよ」
佐江ちゃんと自分の好きの意味が違ったって何だって良い。
こんなに素敵な人に出会えた事を幸せに思おう。
私は佐江ちゃんが本当に大好きなのです。
【終演】
285 :
名無しさん@秘密の花園:2010/10/07(木) 22:38:30 ID:Mch2hFIH
こじゆう書いた方も、さえゆき書いた方もGJ!!
玲奈絡みで書ける方いたらお願いします
>>285 ID:Mch2hFIH
sageも知らないのなら書き込まないでほしい
>>271 超ーGJ
優子が静かだと物足りなく感じる小嶋さんであってほしいな
いい作品をありがとう
288 :
名無しさん@秘密の花園:2010/10/10(日) 04:45:35 ID:KTzgV65G
初心者ですが、あつみなを書いてみました!!
お恥ずかしい点もございますが宜しくです。
289 :
名無しさん@秘密の花園:2010/10/10(日) 04:46:15 ID:KTzgV65G
〜今はまだ…〜
どもっ!!高橋でス。
最近はAKBが有名になり嬉しい限り
だけど個々の活動が多くなりあの人にもなかなか
会えなくなってきました。
そう高橋が大好きなあの人…あっちゃん…
『たかみなーっ!』
っと呼ばれえるだけで胸がドキドキ、隣にいるだけで
顔がニヤけてしまう。
出会った時から変わらないこの気持ち。
毎日ほとんど一緒に居たから今凄く寂しい感じ
っス。
だけど、今日は歌収録があるため久々あっちゃんに
会える!!
気分はルンルン!!
テンションも上がりっぱなし!!
無駄に朝からスベッます(笑)
麻里子様とにゃんにゃんと優子といつものように
くだらない会話をしてると…
敦『たかみなー!!おはよっ』っとあっちゃんが
後ろからがばっと抱き付いてきました
た『あ、あ、あ、あっちゃん!?おはよー朝から
心臓に悪いでス。いきなりとか
敦『たかみなみたらいじりたくなっちゃった
っ』
と可愛く言うあっちゃんに高橋メロメロです
敦『今日はたかみなに久しぶりに会えて凄く嬉しいョ』
今日はやけにデレなあっちゃん。甘えん坊になって
る感じ。
いつもツンツンしてるから何か不思議な感じ
今日はいつも以上にデレデレで密着率が半端ない。
胸のドキドキがバレてしまいそう…
こればかりはバレたらまずいと少し距離を置こうと
立ち上がりトイレに行こうとすると…
敦『じゃ私も行くっ』
今日はあっちゃん高橋から離れようとしません
さすがに心が読まれてしまいそうな位な心臓の
ドキドキ。
たまらない。
沈黙のままトイレに向かって歩き始めると
290 :
名無しさん@秘密の花園:2010/10/10(日) 04:46:48 ID:KTzgV65G
敦『たかみなー久しぶりなのに冷たい…!!!』
『今日会えるの凄く楽しみだったんだから』
そういったあっちゃんの見つめる目は少し潤んでて何か
訴えるかのように…私に抱きついてきた。
敦『たかみなと離れると最近ダメなんだ…会いたくて会いたくて愛しくなるの』
た『えっ…あっちゃん…それって』
敦『いつも当たり前のように傍に居たからわからなかったけど
離れてわかったの…ドラマの撮影する時もたかみなばかり浮かんで
頭から離れないの… 私たかみなが好き』
一瞬体にビリビリが走った。
何をどうしたらいいのか、そんな事さえも考えられない
位頭真っ白で…
ただ私は
た『あっちゃん…』
っとしか声を掛けれなかった。
両思いで嬉しいはずなのに…何だか苦しかった。
今この気持ち伝えたらん何もかも崩れちゃいそうな
気がしてあっちゃんの事壊しちゃいそうな気がして
た『あっちゃんごめんね…今は一つの事しか出来ない今の私じゃ
あっちゃんをダメにするだからごめんね…』
好きだから今の関係を崩したくなかった…
ねぇあっちゃん。
高橋がもっと強い人間になるまでもう少しだけ
時間をちょうだい??
もう少しだけ…。
END
終わり方が雑になってしまいました…
ごめんなさい!!
あつみな良いですね!
大好きです。
また読みたいです。
微妙ですが、まりあつです。
「ねぇ、敦子!」
「ん〜?」
「『ん〜?』じゃないよ。これ、どうすんの?」
「何が〜?」
「スマートって言ったら、全国的な雑誌だよ!?」
「ん〜?」
「『ん〜?』て、バッグの中身の半分が私のプレゼントじゃ、おかしいじゃん!
ただでさえ、私達のこと怪しんでる人多いのに」
「ん〜、仕方ないじゃん」
「……はぁ…、もう出版されちゃったし…やっぱ仕方ないか」
「そうだよ、諦めなって」
「もとはといえば、敦子が入れっぱにするからだよ!?」
「……入れっぱじゃないよ…
…麻里子に会えない日はいつも持ってる…」
「…あ、ありがとう」
【終わり】
短w
295 :
名無しさん@秘密の花園:2010/10/11(月) 02:18:11 ID:of0n58Cg
可愛いじゃんw
初投稿します
卒業発表した後のゆかえれを書きました
泣きながら微笑んでの歌詞にそって作ってみたのですが、上手く膨らまず、短文でまとまりがないです( ̄ω ̄;)
とりあえず…どうぞ!
ずっと妹のような存在やった
しっかりしてるけど泣き虫で、私が落ち込んだり悩んだりしてる時は何も言わんと側に居て悲しみを優しく掌で包んでくれる人
いつの間にかこんなに大きくなってたんやな
突然の発表に正直戸惑っま
ステージから降りてくるえれなに誰よりも先に会いたかった
寂しくない!て強がるけど自然に頬に雫が伝う
気付いたら強く抱きしめてた
けどエレナが決めた道やもんな…なんて大人にはなりきれへんかも
国内に居るならまだ会えるけど外国じゃな…いきなり日常からいなくなるなんて思ってもなかったからどうしたらいいかわからへん
どうしたらいいの?って心が震えてる
一番大事な人やったんやなって今更になって気付いた
別の道へと歩いていく足跡に教えられたな
えれなを思うと涙が止まらへんけど精一杯笑って見送るわ
やからそんな心配そうに振り返らんといて
けど一人に慣れるまではここからまだ動けそうにないな、やって小さくなる思い出の近くに居たいから
【END】
ゆかえれ良いっすね!
ゆったんが最近好きなので高まりました。
自分も前にともえれを書いたんですが、えれぴょん絡みのカプかなり好きです。
誰かえれみゃお書いてくれないかなぁと呟いてみます(笑)
298 :
名無しさん@秘密の花園:2010/10/11(月) 20:32:19 ID:r5fEEhhJ
誰かこじゆう書いて下さい!!
>>296 ゆかえれGJ
ゆったんの女の子のタイプのちょっとわがままやけど自分に強い子ってえれなのことかなと思った
それ言ってる時、愛おしそうに誰かのこと考えてるみたいだったし
流れを読まずに投下。
さしこもり。
評判良かったらサイト開設準備する\(^q^)/
「久しぶりのデート」
どうも、指原です。今日はオフの日!どん!
ご存知のとおりすっかり忙しくなってしまいまして、
小森とのデートはめちゃくちゃ久しぶりなのです。
でもなんかアイツの態度がいつにもまして冷たい……というより、Sだ。
いつもより振り回すし、いつもより口調がきつい。
なんで……?
これでも先輩だぞ、指原だって毎日疲れてるんだぞ!
なにより久しぶりのデートじゃないか!!!
それなのに……ちょっと頭にきています。
で、ついつい言ってしまった一言。
「もう知らないからなー!バカッ!!!小森なんか大っ嫌いだ!!!」
私、めずらしくカチンと来てしまいました。
速足で小森を置いていこうとしました。
でも、あれ。
追ってこない……?
いやいや、走ってくる足音が聞こえてくる。
ああ、やっぱり追ってきた。
指原の袖を引っ張り、引きとめる小森。
「……なんだよ」
こういうときにはちょっと冷たい方がいいんです。
小森には反省してもらいたいわけで……
「嫌いにならないで……ください」
「え…?」
小森は必死に目に涙をためて、なんだか泣きそうだ。
あー、ちょっと言い過ぎた、かな……?
「なんだよ〜。そんなの冗談に決まって……うわっ!!」
そのまま袖を引っ張られて勢いよく腕の中に。
えっ、小森マジどうした……?
ギューっとされる指原。あったかいなぁ、なんて。
小森の方がずっと背が高いから、抱きしめられる形になる。
「嫌いにならないで、くださいよぉっ!」
抱きついたまま泣きだす小森。
続き
……ああ。そっか。
指原わかってなかった。
連日の仕事の疲れ、会えなかった寂しさで、小森も寂しかったんだよな。
まだ16歳だもんな……そういえば、こいつ、いつも素直じゃないし。
……しんどかったのは、どっちも同じってことだ。
全く、しょうのないやつ。
「小森ー? 泣〜く〜な〜よ〜」
背中をぽんぽん、と叩いてやる。
でっかいのにまだまだ子供だなぁ……
泣きやめ〜、泣くな〜、小森〜。
「ほらっ、指原さっき言ったの冗談だから、な?」
耳元でそっとささやいてみる。
「ぐすっ……ほんと、ですか?」
不安そうな眼。
いつもはぼ〜っとして、何考えてるかわからない眼なのに。
可愛いやつ。
大丈夫。
指原が小森のこと、絶対嫌いになるわけないじゃん。
ゆっくり頬に手を添え、優しく口づける。
この気持ちが伝わりますように、同じ気持ちでいられますように。
「……わかったろ? これで。」
キョトンとする小森。
至近距離。
ヤバい、今さらどきどきしてる、自分。
「へへへへへ……」
泣いていたかと思ったら、いきなり笑いだす小森。
「っ!!!……結構、恥ずかしいんだからな!」
なんだんだおまえはっ!
笑い始めたこいつは、今度は指原の腰に手を回し、離さない。
「ちょっ、もう離せよ……」
「さっしー……もう一回」
「なっ……お前、調子に乗るなよなっ!」
全く、しょうのないやつ。
そう言って、再び唇を合わせた。
終われ
乙ですー
なんか可愛い
>>300 さしこもりに2828がとまらん…
たまにはデレ小森もいいもんですねw
さしこも良すぎる…
300です
>>303-305 ありがとうございます!
正直需要なさすぎてどうしようかと思いましたが、みなさんの2828に少しでも貢献できたのならば幸いです!
さしこもりはね素直じゃないけどなんだかんだで小森のことが大好きな指原がミソなんだぁぁぁ!!!と叫んでみる。
最近さしこもりにハマり始めた自分にとってはタイムリーすぎたwwGJ!さしこもり増えろー
あきりえ
キャラおかしかったらごめんなさい
後悔はしていないが反省はしている
はぁ……。
もう溜息しか出ないよ。
メールを作っては消す、作っては消す……何回やっただろう。
「りえちゃん、あれは冗談だったんだよ」
送信を押してもすぐに電源を押す。
[送信できませんでした]
あぁ、ばかだな、私。
チームが変わってからあまり会わなくなっていた。
久しぶりに会ってもきたりえの周りにはいつも人がいた。
だから二人きりになれたときにそういう嬉しさを伝えたかっただけ、だったんだけどな。
「あきちゃ〜」
笑いながら抱き着いてくるりえちゃん。
「きたりえ〜!」
伝えたかった。久しぶりに二人きりで嬉しいって。チーム変わって寂しいって。
なのにばかだから?うまく言葉にならなくて。
「あのね!きたりえがね……△×#&★□!」
「えっ、何、あきちゃ?」
伝えたいって気持ちだけが駆け抜けていったんだ。
「私、ばかだからこんな風にしか言えないや……。りえちゃんのこと好き……!」
「…北原もあきちゃのこと大好きだよ。」
自分の言葉に驚いちゃってたからかな?
私思わず叫んじゃった。
「そうじゃないんだ…。そうじゃなくて、好き……。」
「え……」
りえちゃんの驚いて困った顔が頭にこびりついて離れないんだ。
今更、冗談でした、なんて言えないよね。
メールを作っては消す。作っては消す。
あぁ、このままじゃ明日になっちゃうよ。
明日は撮影で一緒になっちゃうのに。
でも……。何通ものメールが送れずに消えていく。
もうなかったことにして寝ちゃおうか…
♪〜
携帯を閉じた瞬間、メールの受信メロディが鳴った。
**
終わる
この後の展開は皆様それぞれに丸投げします
ごめんなさい
投下。
こもさし裏需要……ある?
ヤってるだけ\(^q^)/
「もっと、イジめたくなる。」
「んぅっ……ちょ、もうやめッ……ッ!」
室内に涙声の混じった嬌声が響く。
さっしーは感じやすいのかどうか知らないけど、こういう行為になるとすぐ音を上げる。
まだ胸なのにね。そっと離れて深い口づけを交わす。
息もそんなに続かないさっしー。すぐに鼻が鳴って苦しそうに肩が叩かれる。
余裕ないなぁ。まあそこが可愛いんだけど。
「ねぇ、こもりっ……」
「なーんでーすか?」
苦しそうな声に、私はわざと笑みと余裕を持った返事をする。
……そう、その眼。
欲しいのに必死に我慢して涙を溜めて、
でも隠しきれない熱情が見え隠れしてる眼が、見あげてくる。
年上なのに、ヘタレで、頼りなくて。
それなのに、私をこんなにも夢中にさせる。
「もぅ……欲しいっ……」
ぞくぞくした。
もっと、イジめたくなった。
「私以外の人に、そんな顔みせちゃだめですよ……?」
「……え?」
今夜は寝かせない。
終 わ れ 。
10月11日の才加のブログを元にツインタワーで書いてみました。
初めてなので無駄に長くなってしまいましたが、
お付き合いいただけると嬉しいです。
「才加、おはよー!!」
聞き慣れた声がして振り返ると、いつもに増して元気な佐江がいた。
「久しぶりだねー。舞台の稽古、もう始ったんでしょ?今日ってこの後も稽古??」
「ううん、今日は休み。」
「だったらさ、一緒に来て欲しいとこあるんだけどいい?」
「いいよ。どこ??」
「内緒♪」
仕事が終わり、二人で外に出る。
佐江がタクシーを拾い、行き先を告げる。
あるマンションの前で車を止めた。
佐江が慣れた手つきでオートロックを解除する。
先を歩く佐江に「ねぇ、何があるの??」と尋ねても答えてくれない。
ある部屋の前で立ち止まり、鍵を開ける。
「入って」と佐江。
言われるがままに中に入ると、セミダブルのベッドしかないシンプルすぎるワンルームだった。
「ねぇ、ここ誰の家??」
「あたしん家!」
万弁の笑みで佐江が答える。
「最近忙しくて寝るためだけに家に帰る時も少なくなくてさ。ママともパパとも会話できない時もあるから、寝る専用の部屋借りちゃった。」
ベッドに腰掛けて佐江が続ける。
「それにね…才加と一緒の仕事が減って、才加が助けて欲しい時に助けてあげれないのが苦しくて。
今だって役作りで苦しんでるんでしょ?
才加はすぐご飯食べれなくなって痩せちゃうからわかりやすすぎるんだよ。
これ合鍵。
好きな時に来ていいからね。」
佐江がロボットのキーホルダーが付いた鍵を差し出すと、才加の目から大粒の涙がこぼれてた。
「ホントにいつでも来ていい?」
「いいよ。」
鍵を受け取った瞬間、佐江に抱きしめられた。
耳元で「いつだって佐江は才加を見てる。離れてても心はいつも一緒。だから佐江の前では頑張らなくていいからね」
その言葉を聞いてますます涙が止まらなくなった。
【END】
続々と投下、嬉しいです!
皆様すばらしい!
あきりえの続きを妄想してムフムフしてます(笑)
皆様に触発されてこもさし投下!
書くの初めてでは無いはずが…駄作でスマソ
小森は子供だ。
小森は指原に冷たい。
小森はナマイキだ。
小森の事を考えて浮かんでくるのは不満ばかり。
でも指原はそんな小森を好きだから困りモノなのだ。
一見懐いてくれてはいるみたいだけど、本当のところ小森が私をどう思っているのかは正直自信がない。
「いや〜小森はどう見ても指原の事好きすぎるでしょ」
北原にそう言われたって、ネガティ部メンバーの私は簡単に「そうか〜やったね♪」とは言えない。
「それなら本人に聞く?」
「いやいやいやいや!直接聞くとか無理だから!」
ヘタレクイーンの異名を取る私を何だと思っている!
そんな事聞けるなら苦労せんわっ!
「じゃあこうしよう!北原、聞いてきて」
「え?何で?」
「何でって…分かるじゃん!分かろうよ!」
押し問答する事30分。
北原が渋々聞く事を了承してくれた。
持つべきモノは友人だね。
流れとしては北原が小森と2人で話している時にさりげなくその話題を切り出す。
完璧じゃないか!
ん?
指原はどうするのかって?
物陰から見守る役ですよ。
え?
さっすがヘタレクイーン(笑)?
(笑)じゃねえっ!
私だって必死だっつーの。
作戦決行の時が来た。
北原と小森が喫茶店で待ち合わせ。
指原は目立たないように近くの席で行方を見守るのだ。
お、小森が来た。
席に座るや否や携帯を触りはじめた。
何やってんのかなーってこっそり見ていると、急に私の携帯が震えてかなりビビった。
携帯を見ると小森からのメール。
(今日は里英ちゃんと遊ぶんだ!さっしーもおいでよ!)
やばい。
ちょっとキュンときた。
しかし、ここで誘いにのると作戦失敗になってしまうので忙しいと返事をした。
しばらくして北原が来た。
「小森お待たせ」
それから他愛ない会話をしてとうとう本題に。
「小森さ、莉乃ちゃんにちょいと冷たくないかい?」
北原が言うと小森はキョトンとする。
「そんな事ないですよ」
「そう?私にはちっとも優しくしてくれないって指原泣いてたよ」
泣くかっ!!
北原の発言につっこみたくなったけど、ここは我慢。
「さっしー泣いたんですか?おかしいなぁ」
北原の言葉に小森が首を傾げる。
「私はさっしーが大好きなツンデレなんです」
小森の発言に私は目が点になった。
「え?どういうこと?」
たまらず北原が聞き返す。
小森はニコニコしてこう言った。
「さっしーツンデレが好きって言うじゃないですか?愛ちゃんとか」
つまりこういう事らしい。
指原がツンデレらぶたんにちょっかいだして可愛い可愛い言ってるから、自分も指原にツンデレぶりを発揮していると。
ちょっとマテ。
「あー、えっとね小森、ツンデレはツンだけじゃ駄目なんだよ?」
北原のつっこみにまたもや小森はキョトン。
最近悩んでた私は何だったんだろう…
激しく泣きたい。
「さっしー嫌だったのかな…」
小森がポツリと言った。
さっきまでと違って凄くしょんぼりしている。
「さっしーに嫌われてたらどうしよう…」
大きな目からポタポタ涙。
「あわ、小森〜泣くな〜。」
北原が頭を撫でてあやす。
「指原は小森の事大好きだから大丈夫だから」
そうそう。
っておい!
どさくさに紛れてなんつー事をカミングアウトしてるんだよー!
ヤバい。
顔が熱い。
「さっしーそう言えば私といる時つまらなそうな時あった…」
北原の言葉が聞こえなかったのか小森のネガティブ発言が続く。
「今日メールした時に忙しいって言ったのももしかしたら…」
もう我慢の限界だ。
「小森!」
ガタンと音を立てて私が立ち上がると、北原も小森もビックリした顔。
ツカツカ小森の所まで歩いていって立ち上がらせる。
「さっしー…」
何でいるのと言いたげな表情に少し怯んだが、気合いを入れて小森を抱き締めた。
あー私、公衆の面前で何やってるんだろう。
でも良いや。
「私が小森の事嫌いなわけないだろ!小森が嫌いって言ったって、指原は小森が好きなの」
私が言うと小森も私の背中に手をまわしてきた。
「私さっしーが好きだからツンデレになろうと思ったんです。さっしーに好きになってほしいから」
小森はバカだなぁ。
そんな無理しなくても小森の事好きなのに。
「大丈夫だよ。こも…」
私の言葉を遮って小森が言った。
「そっか…やっぱさっしーはツンデレが好きなんだ」
え?
「私がツンデレだからさっしーは私を好きになってくれたんですね!」
おーい小森〜。
「これからも私はさっしーが好きなツンデレでいます」
待て!
お前はツンの割合が多すぎてツンデレじゃない!
「ちょ、北原、何か言ってよ」
と言うも虚しく北原は既に逃げていた。
「さっしー大好き!」
キュン。
たまにデレてくれるならツンデレ小森も悪くない。
実は指原ドMなのかもしれない…というお話。
【終演】
おお!Σ(゚Д゚;)
かなり萌えさせていただきました
また来てください(^ω^)
さしこもおいしいですもぐもぐ
りのりえというよりは完全にりえりのです
勢いだけで書いたのでキャラおかしいかもしれません
精進します
雰囲気だけエロっぽい感じで2レスほどお借りします
「ねっ…!ちょ、っと。」
「待たないよ。」
言葉を遮って唇を重ねる。
「んぅ……。」
ね、何回もしたよね?
忘れちゃった?
地方組で生活してた頃にさ、気付かれないように手を繋いだり、キスしたり、したよね?
りのりえはガチ!でしょ?
「んん……ふぁ。」
そんな目で見ないで。
止まらなくなるじゃん。
「りえ…ちゃん、やめ、て。」
やめないよ。
そんな目で見られたらやめられるわけない。
「……好きだよ。」
「これ、以上は……っ」
そんなこと言うくせに私の手を振りほどこうとはしないよね。
ただ泊まりに来たつもりのスウェット姿。
その上から本人が小さいと気にしている胸に触れる。
「あっ…。」
軽く触れただけなのに声を漏らす。
恥ずかしいからか、頬を染めて目に涙を浮かべている。
そんな姿も愛しくて、今度は服の中に手をいれる。
「んくぅ……。」
「ね、見ていい?」
「や…。「見るね。」
確かに小さいけど、
「きれい……。」
「りえちゃん、恥ずかしいよ。」
「可愛いよ。」
へたれも、普段の適当さも、小さな胸も、細くてきれいな脚も、全部好き。
全部見たい。普段人に見せない部分も。人に見せない表情も。
少しずつ露わになっていく体。
それに伴って次々に変わる表情。
普段からは想像つかない甘い声。
「……ねぇ。りえって呼んで。」
「えっ?」
「呼ばないんなら、ここでやめるね!嫌がってたし。」
私はそう言って手を離し、体を離して彼女を見つめる。
りのちゃんは私の方を見ようとしない。
本当に嫌だったのかも……。
今更ながら後悔の波が押し寄せる。
「……。」
今までのことが夢であったかのような沈黙。
ふぅと息をついてベッドから降りようと背を向けた。
「り……、りえ。」
その瞬間、私を呼ぶ声と同時に背中に温もり。
「さささ指原が呼び捨てで呼ぶんだから、りえちゃ…、りえも呼び捨てで呼んでよ」
もちろんですとも。
振り返って抱きしめて、キスをして。
「り、りの。りのりえはガチだよね?」
「完全にガチです、ありがt…んぅ。」
ネタに走り出す前に唇でそれを止めた。
ごめんね、小森、萌乃ちゃん。
私二人が知らない指原莉乃を知っちゃったんだ。
だってりのりえはガチですから。
終わり。
駄文失礼しました
くそう、さしはらの本命は誰なんだw
りのりえはガチですよね
最高です!
かわいいりのりえのあと恐縮ですがさえゆき投下
同室泊りの設定です
シャワールームの扉を開けて、ちょっと部屋を覗いてみると佐江ちゃんはベッドの上で大の字になって寝ていた。
疲れてるでしょ、先に寝てていいよ。そう言ったのは私だけど、ちょっと寂しい。
乾ききっていない髪をタオルで吹きながら、足音をたてないようにそっとスリッパを履いた。
ベッドの横にかがんで顔を覗き込んでも一向に起きる気配はない。
携帯を右手に握りしめたまま静かな寝息をたてている。
「お疲れ様です」
小声でつぶやきながら頬に指をすべらすと、佐江ちゃんはむにゃむにゃと口を動かした。
薄い唇は何かをつぶやいたあと、開かれたままになってしまう。
いつもはかっこいいのに、こんなにかわいいなんてずるい。
じっと見ていても起きる気配は一向になくて、つい吸い寄せられるように唇を重ねた。
―佐江ちゃん、
柔らかいその感触を確かめると、なんだか悲しくなる。
―佐江ちゃんが私だけのものになればいいのに。
ふとするとこう考えてしまって、自分の独占欲の強さに驚いてしまう。
―私が、佐江ちゃんの特別になれたらいいのに。
唇を離した後も名残惜しくてなかなか立ち上がれなかった。
佐江ちゃんとキスをしたのは初めてじゃない。
重ねれば重ねるほど好きになっていくなんて、欲しくなっていくなんて、そんなこと知らなかった。
ほてった体を冷やそうと備え付けの冷蔵庫を開ける。
高そうなドリンクと、お酒…色とりどりの瓶の中から見覚えのある水を取り出してグラスに注いだ。
飲みながら、明日も早いからもう寝なきゃ、なんて考えていたときに後ろから声をかけられた。
「お水、佐江も」
驚いて振り返ると、寝ていたはずの佐江ちゃんが上半身だけ起き上がらせてこっちを見ている。
「ごめん、起しちゃった?」
「ううん、ゆきりんが出てくるの待ってようと思ったんだけどぉ…」
眠そうに瞼をこする佐江ちゃん。
さっきのはバレてしまったんだろうか。そう思うと心臓の音が早くなる。
平静を装って、グラスに水を注いでベッドに座っているさえちゃんに渡しに行く。
「ありがと」
ちょっと笑ってグラスを傾けるその様に心臓が締め付けられる。
横顔をじっと見ていた私の視線に気づいて、こっちを見た佐江ちゃんは悪戯をした子どものような目で言った。
「間接キスだね」
私たち皆の間では日常茶飯事だけど、そんな表情で指摘されると恥ずかしくて顔が熱くなる。
…もしかして、気づいてるのかな。
「もう。佐江ちゃんいつから起きてたの?」
「さっき。なんかいい匂いがして」
ふんふんと鼻をならして瞳を輝かせる佐江ちゃん。
「ゆきりんいい匂い〜」
急にがばっと抱きしめられて心臓が爆発しそうになる。
「シャンプー同じのだから佐江ちゃんもおんなじ匂いだよ」
恥ずかしくて逃げ出したい気持ちと、好きで好きで抱き返したい気持ちがごちゃまぜになりながら、
佐江ちゃんの髪をさらりと撫でる。
「そうかな?自分のだとわかんないかも」
なんでもないように笑う佐江ちゃんがかわいくて、かっこよくて、大好きで、ちょっと憎い。
「ねえねえ」
甘えるように頬を摺り寄せてくる。
「なあに」
佐江ちゃんにとってはなんでもないことでも、私にはすごくうれしいことで、幸せで胸がいっぱいになる。
「キスしよっか」
上目遣いに真剣な瞳で見つめられる。
「え…」
唐突な言葉に何も考えられなくなってしまって、黒い瞳を見つめ返す。
「さっき佐江寝てたもん。もっかいしよ」
寝てたもん、って。それって起きてたってことですよね。
甘えてきたり、かっこよくなったり、その変化についていけない。
「ゆきりん佐江のこと嫌い?」
「そそそそそ、そんなことなくて。…好き、で」
言い終わる前に唇が重ねられた。
あっという間の、触れるだけのキス。
「ごちそうさま〜続きは今度ね」
ドキドキしてる私をよそに、佐江ちゃんは楽しそうに囁いた。
早鐘のような鼓動の中、また愛おしさが増す。
「えっ、続き…って」
慌てて聞き返すと、ギュッと抱きしめられて、腕が放される。
あっという間に熱を失い、くっついていた所が冷たく感じる。
「明日も早いよー。もう寝ましょう!」
明るくそう言うと、佐江ちゃんはグラスを戻しに行ってしまう。
特別なようで、やっぱりいつも通りな反応。
うまくはぐらかされてしまった気がする。
佐江ちゃんは優しいから。
私を静かに遠ざけているのかもしれない。
それぞれのベッドにもぐりこみ、ベッドサイドの電気を消す。
真っ暗な部屋の中で、空調の音が響いている。
さっきの出来事が嬉しくて、でも同時にすごく悲しくて涙が止まらなかった。
きっと、こんな風に思っているのは私だけで。
佐江ちゃんに届くことはないのだろう、とわかってはいたけれど。
それを佐江ちゃんから見せつけられたようで、辛かった。
枕に顔をうずめ、声を殺して泣いた。
あーあ、明日瞼が腫れちゃう…気付かれないように早く起きないと。
携帯のアラームをセットしなおそうと手をのばしかけたとき、ごそごそと寝がえりをうつ音がした。
「ゆきりん、寝ちゃった?」
返事をしたら泣いていることがばれてしまいそうで、答えられない。
枕に突っ伏したまま、時が過ぎるのを待つ。
「あのね、佐江はゆきりんのことすごく好きだよ」
「ゆきりんは優しいから、一緒に居ると佐江も優しくなれるから」
「いっつも感謝してるよ。パートナーでいてくれてありがとう」
温かい言葉が嬉しくて、また涙がにじむ。
シーツを握りしめていた手が震える。
「…大好き」
顔が見えなくてもわかる。
ちょっとはにかみながら、恥ずかしそうな声で佐江ちゃんは言った。
あったかくて、優しくて、嬉しくて。ふわりと気持ちが楽になって、私はそのまま眠りに就いた。
「ゆきりん、ゆきりん、りんちゃん!」
目が覚めると、寝ぐせをつけたまま少し慌てた様子の佐江ちゃん。
「おはよう…」
「おはよう。目ざまし鳴ってたよ」
「え、嘘!」
アラームに気付かなかったのは久しぶりで、それにびっくりして飛び起きた。
寝起きの私の顔を見て佐江ちゃんが表情を曇らせる。
「目、腫れちゃってる」
大丈夫?と気づかってくれるのは嬉しいけど、ちょっと気まずい。
「本当?あんな時間に水飲んだからかな…」
我ながら白々しい演技だけど、こうするほかない。
「冷やした方がいいよ。タオル持ってくるから」
覗きこむようにじっと見つめた後、佐江ちゃんは申し訳なさそうな表情をした。
そして、
「ごめんね」
小さくつぶやくと瞼にそっとキスをされる。
「っ!?」
すぐさま体を離し、目を見開く私を置いて、さっさと洗面所へ向かってしまう。
何もかもが夢の中の出来事のようで。
呆然としながら見つめた後ろ姿の佐江ちゃんの耳は、かすかに赤く染まっていた。
おしまい。
長文失礼しました
りのりえ、さえゆきかなりよかったです!
さっしーやるな(笑)
りえりの最高!
さえゆきよかったよ?
あれ変な文字入っちゃった誤爆ですすいません
さえゆきよかったです!
さえゆきもりえりのも萌える!!
>>319の里英ちゃん視点を書いてみた。
先に書いときます。
ファンの皆様ごめんなさい!!
指原はにぶい。
指原はへたれだ。
そして北原はもっとへたれだ。
「小森の奴また指原に冷たいんだよ〜」
最近の莉乃ちゃんは会えば小森の事ばかり話してる。
「指原と小森、めっちゃ仲良いじゃん」
「まわりからはそう見えるかも知れないけどアイツの本心だけは…想像つかん」
こういうとこは本当へたれだって思ってしまう。
「いや〜小森はどう見ても指原の事好きすぎるでしょ」
私が言っても莉乃ちゃんは浮かない顔。
私の気も知らないで…
そんな所にちょっとだけイライラしてしまう。
「それなら本人に聞く?」
私は絶対に莉乃ちゃんがやらないと分かってることを言った。
「いやいやいやいや!直接聞くとか無理だから!」
予想通りの答え。
本気で分かりやすい奴。
そんな事を考えていたら、指原がとんでもない事を言い始めた。
「じゃあこうしよう!北原、聞いてきて」
「え?何で?」
どうして私がライバルに塩を送るような事を…
胸がちくりとした。
「何でって…分かるじゃん!分かろうよ!」
莉乃ちゃんは私の気持ちなんて気付きもしないから。
指原が小森を好きだって事は百も承知だけど、こういうのって意外とへこむんだよなぁ。
それから押し問答する事30分。
私は渋々その依頼を了承してた。
持つべきモノは友人だね。なんて莉乃ちゃんは上機嫌だけどさ…
お互いに仕事が空いている時間を見て喫茶店で会って、そこで小森の話を聞くっていう作戦。
適当に誤魔化そうにも莉乃ちゃんもついてくるらしい。
本当、小森は愛されてんなあ。
約束の日。
私が喫茶店に行くと、小森は既に席に着いて待っていた。
「小森お待たせ」
「こんにちは!」
私にとっても小森は可愛い存在で。
好きな人同士が仲良いって言うのは祝福すべきところなんだろうけどね…
しばらく他愛ない会話をして、私は本題を切り出した。
「小森さ、莉乃ちゃんにちょいと冷たくないかい?」
私が言うと小森はキョトンとした。
まるで、何を言ってるんだろうと言いたげな感じ。
「そんな事ないですよ」
小森の言葉には迷いがない。
「そう?私にはちっとも優しくしてくれないって指原泣いてたよ」
大袈裟に言う。
さすがにこのことで泣いたことはないけど、泣きそうな顔は何度も見たことがあったから。
「さっしー泣いたんですか?おかしいなぁ」
私の言葉に小森が首を傾げた。
「私はさっしーが大好きなツンデレなんです」
「え?どういうこと?」
今度はこっちが首を傾げる番。
小森は自信たっぷりにこう言ったのだった。
「さっしーツンデレが好きって言うじゃないですか?愛ちゃんとか」
つまり小森の考えはこうらしい。
指原がツンデレらぶたんにちょっかいだして可愛い可愛い言ってるから、自分も指原に気に入って貰うためにツンツンしていると。
「あー、えっとね小森、ツンデレはツンだけじゃ駄目なんだよ?」
私はとりあえずつっこみをいれたが、内心小森が羨ましかった。
私は普段妄想ばかりしてる。
口に出して笑いを誘ったりもしてるけれど、それはあくまで妄想だから口に出せるのであって本心からの願いは絶対に表に出せないから。
暫く黙っていた小森がポツリと声を出した。
「さっしー嫌だったのかな…」
目にいっぱい涙をためて声を震わせている。
「さっしーに嫌われてたらどうしよう…」
大きな目からポタポタ涙がこぼれ落ちる。
この瞬間、私はこの子の素直すぎる所には一生適わないかもしれないって思ったのだ。
「あわ、小森〜泣くな〜。」
小森の頭を撫でる。
「指原は小森の事大好きだから大丈夫だから」
認めたくないけど、そう言う意味で莉乃ちゃんが好きなのは小森だけだから…
「さっしーそう言えば私といる時つまらなそうな時あった…」
私の言葉が聞こえないのか小森が呟く。
「今日メールした時に忙しいって言ったのももしかしたら…」
本当、莉乃ちゃんの事となると小森はまわりが見えなくなっちゃうんだな。
そう思った時だった。
「小森!」
ガタンと言う音と共に莉乃ちゃんの声が聞こえる。
そしてすぐに小森の前に莉乃ちゃんが来た。
ぐっと腕を引いて小森を立ち上がらせるまで、まるでスローモーションみたいだった。
「さっしー…」
びっくりする小森を抱き締める莉乃ちゃん。
小心者の莉乃ちゃんに人前でここまでさせられるのか…
そう思ったら急に涙が込み上げてきた。
「私が小森の事嫌いなわけないだろ!小森が嫌いって言ったって、指原は小森が好きなの」
莉乃ちゃんの告白。
「私さっしーが好きだからツンデレになろうと思ったんです。さっしーに好きになってほしいから」
小森の答え。
胸が苦しい。
私は今まで何度も本心を莉乃ちゃんに言おうとしたけどきちんと伝える勇気が出なかった。
結局振られたりするのが怖くて。
本当のへたれは私なんだ。
私は二人に気付かれないように席を立ち。
この場を去った。
【終演】
さえゆきかなりよかったです(≧∀≦)
よければほかのパターンもお願いします!
りえりのって新鮮すぎてとても…良かった。
さえゆきはもう片想い過ぎて……思わず泣けてきてしまったわ、良作すぎる。
どちらも次作、期待して い い で す か
個人的にさしらぶ希望…
さしらぶいいね同じく希望
サシハラスメント見たいです
さえゆき最高でした
らぶさし考えてたらもえさしになってしまった
けどせっかくなので投下しておきます
目が覚めた。
隣で寝ているはずのサシハラがいない。
「ふああ〜…」
あくびを1つ。
昨日は前のりでリハーサル。
「さっしー?」
お風呂にもトイレにもクローゼットの中にもいない。
「どこいったんだよぉ…」
ベッドに倒れこむと涙が出てきた。
別に悲しいわけじゃないけど、無性に寂しくて。
「さっしー…」
「もーえーのーちゃんっ!」
サシハラのうるさいくらい元気な声。
カーテンの下から足が見える。
「じゃーん!」
カーテンを自分に巻き取っていくサシハラ。
曇ったガラスに描かれていたのは沢山のハートマークと“萌乃ちゃん大好き”の文字。
「あれ、絡まったあああ出られないよ萌乃ちゃん助けてええ!」
そんな照れるなら、やらなきゃいいのに。
カーテンに近寄って一応ほどいてあげるフリ。
「助かったああ!」
「顔、真っ赤だよ?」
「いやこれは苦しかったからであって…」
「そう?」
「そうそうそうそう!」
「さっしーって意外と恥ずかしいことするんだね。」
「いやいや指原は早起きアイドルだから、で、早起きしすぎたから暇潰しにね!」
意味不明な言い訳。
思わず笑ったらひどいよーなんて言うから、結構本気だったのかな。
「ありがとう、指ちゃん。」
思いっきり抱きしめる。
サシハラは照れて、いやヘタレて手のやり場に困ったのか、背中をぽんぽん叩いてくれた。
「もももも、萌乃ちゃん。」
「ん?」
「だだだだだだいすきだよ?」
「私もだよ、指ちゃん。」
噛みすぎだよって心の中で笑いながら、もっと強く抱きしめた。
おまけ
−数時間後−
「さっしー、もう行くよ!」
「あぁはいはいはいちょっと待って。」
「早くしてよもう〜。」
「ごめんごめん。はい、手繋いでこ。」
「さっしー、手汗かくから嫌。」
どーん。
【まさかの終演】
>>347 指原のくせにすごい可愛いとか思ってたら
オチで笑ってしまったwもえさし最高!!
もえさし好きです
皆可愛いな
さえゆき裏みたいです><
ゆきりん総攻めがみたいー
ツインタワーです。
賛否両論あるとは思いますが、才加のキャプテン辞任を元に書いてみました。
ANN放送終了後、あたしたちはニッポン放送近くのホテルに向かった。
ニッポン放送に駆けつけるタクシーの車内で、マネージャーに連絡して急遽用意してもらった。
とにかく才加と二人っきりになりたかった。
みんなといる時は笑顔が見れたけど、二人っきりになるとただただ俯いて、何も言わない。
部屋に入ると才加を抱きしめた。
見るからにやつれてたけど、こうやって抱きしめると想像以上の細さに驚いた。
何も言わずに才加の頭を撫でていると、才加は泣きながら
「佐江・・・ごめん・・・ホントごめんね・・・」
と繰り返す。
そんな才加にあたしはこう言った。
「才加がここ数日、どれだけ苦しんだかはわかってるよ。辛かったね。もっと早くこうしてあげたかった。佐江はずっと才加の味方だから。」
才加が号泣しながら顔をあげる。
その顔はいつもの才加とはまるで違う、ひとりぼっちにされた子供のようだ。
あたしは思わずキスをした。
メンバー同士のキスなんて珍しいものじゃないけど、あたしと才加はこの時初めて唇を重ねた。
今までしたくなかったわけじゃない、タイミングがなかったわけじゃない。
キスしてしまったら気持ちが止まらなくなりそうで我慢してた。
一度重ねた唇は簡単には離れず、がむしゃらにお互いを求め合った。
「才加も同じ気持ちだった」
口に出さなくても伝わってくる。
あたしたちは目をみるだけで、隣にいるだけでお互いの気持ちがわかってしまう。
嘘はつけない。
この日を境にあたしの中での才加の存在がますます大きくなった。
もえさし書いてみたので載せます
「ねー萌乃ちゃん」
「ん?」
「指原のこと…どう思う?」
楽屋の喧騒に紛らわせて、思い切って聞いてみた。
会える機会が急激に減って、でも寂しいのは自分だけなのかも、って思ってた。
「どう思うって?ウザい?」
「いやいやいや」
「キモい?」
「ちょちょ、仁藤さん、ちが、違くてさぁ」
「何よ」
「だからその…」
「…ねえ、それ言葉にしないとダメ?」
「…ダメじゃないけど…」
「けど?」
「…やっぱいいや。」
萌乃ちゃんは、そう?と言って、もうこの話題から興味を失くしたかのように雑誌に目を戻した。
あ、板野さん載ってる。相変わらずオシャレやなぁ。じゃなくて。
自分でいいやなんて言ったくせに勝手に寂しくなった。
普通恋人同士って、会えない時間が愛を育てるんじゃないの?
たまに会ったらこう…ギュッとかチュッとか…
いやそれは高望みしすぎにしても、もうちょっとさぁ。あってもいいじゃない。
「おっはよー」
「あ、おはよーりっちゃん」
「…おは」
里英ちゃんには満面の笑みを向ける萌乃ちゃん。
「およ、どうしたの莉乃ちゃん。朝から暗くない?」
「ん?そう?」
「お腹すいてるの?」
「いや里英ちゃんじゃねーし」
里英ちゃんと軽口を叩きながら、チラチラと萌乃ちゃんを窺う。
萌乃ちゃんの事はそれなりに分かってるつもりだ。
可愛くて優しくて大人。でもあたしには素直じゃない。あたしには強がり。
最初はなんでだろう、嫌われちゃったかなって不安になったけど
よくよく見ている内に、あ、照れてるのか、と気付いた。
そういう所がたまらなく好きで、
全部受け止めるって思って気持ちを伝えた、はず。もう1年近く前だ。
それはいい。何も気持ちは変わってない。
でも、やっぱりたまに不安になる。
毎日のように一緒にいる頃は良かった。
不意に手を握ってくれたり、ご飯食べに行こうって言ってくれたり、いつも隣にいてくれたり。
萌乃ちゃんが照れる気持ちを抑える時間がたっぷりあったから。
ゆっくり二人で歩いて行こうって気持ちが強かった。
でも今は違う。週1で会えればいい方。
分かってる、久しぶりに会うからこそ余計に照れて何も言えなくなるんだろうってのは分かる。
でもね、指原は久々だからこそ言葉が欲しかったんだ。
あたしたちはまだそんなに大人じゃない。
大人っぽい萌乃ちゃんだって、まだ18歳だ。
遠のいた距離に打ち勝つような強い心は持ってないかもしれない。
だから、あたしばっかりが好きなわけじゃないってことをちょっと確かめたかった。
会えなくなって焦ってる訳じゃないけど、
好きって言ってもらえれば、また頑張れると思ったから。
その気持ちを萌乃ちゃんが分かってくれなかったのがちょっと悲しくて。
そんな風に考えて早速目が潤み始める自分に自己嫌悪を覚えた時、
萌乃ちゃんが急に立ち上がった。
「さっしー、ちょっとコンビニ付き合って」
「え、」
「メイク終わったんでしょ?」
「あ、うん」
「行こ」
「あー萌乃ちゃん萌乃ちゃん、コンビニ行くなら北原にガム買ってきてもらえませんか」
「いいよ。何味?」
「レモンとか柑橘系がいいなー」
「ん、オッケー」
「わーい、ありがと」
萌乃ちゃんは財布を掴んでさっさと先に行ってしまう。
ドアの所で振り返った萌乃ちゃんにさっしー、と呼ばれて慌てて立ちあがった。
萌乃ちゃんの半歩後ろを歩きながら、口を開くと涙がこぼれてしまいそうで。
無言で廊下を歩いて、無言でエレベーターに乗り込む。
なんとなく気まずい。
早く1階につけ、と念じながら階数表示をじっと見ていると、
萌乃ちゃんがフー、とため息をついた。
やっと引っ込みかけていた涙がまたじわりと浮かんでくる。
「もう、すぐ泣かないでよ」
「え、ぁ、」
「あたしが泣かせたみたいに見えるじゃん」
「ごめ」
「って、間違ってないか」
「や、そんな、」
そんなやりとりをして2階を通り過ぎた時、萌乃ちゃんに腕を引っ張られた。
指原が萌乃ちゃんの方へ少しよろけると、耳元で萌乃ちゃんが小さく「ごめんね」と呟いた。
そして次の瞬間、耳と頬っぺたの間くらいの所に短くキスをされた。
唇が離れると同時にエレベーターが1階に到着してドアが開く。
ボーっとした指原は萌乃ちゃんに引っ張り出されるように降りた。
「だから、泣かないでって」
「ぇ、え?」
「泣いてる」
「うぁ、ごめん、違、くてこれはビックリして」
「ホラ早く拭いて、りっちゃんのガム買いに行くよ」
「え、萌乃ちゃんなんか買うんじゃないの?」
「そんなの初めからないし」
「え、それって…」
「もー、指原うるさい」
「す、すいません」
それでも繋がれた手が離れる事はなくて、
ニヤけ顔を隠さずに萌乃ちゃん、指原頑張るねと言ったら、はぁ?と怪訝な顔をされた。
終わり
もえさしすごくいい!よかった
ツイン書いてくれた人ありがとう
萌指サイコーです!
2人とも可愛すぎる
指萌良かった!是非またお願いします
さえゆきです
ダラダラ書いてますがエロはありません
ゆきりんがちょっと腹黒というかキャラ崩壊しているかもしれないのでご注意ください
今日のゆきりんはどこかおかしい。
朝から廊下ですれ違ってもそっけなかったし、収録中も。
カットの声がかかった後、衣装のチャックに髪が引っかかってるに気付いて手を伸ばそうとしたらさりげなく振り払われた。
「ゆき―…」
「麻友、髪からまっちゃったみたい。取ってくれる?」
もやもやが晴れない。
宙を舞った手をストレッチのふりで誤魔化して背中から離れた。
私と違って華奢で、色が白くて、折れそうな薄い背中。
ゆきりんは女の子だ。
守ってあげなきゃいけない存在だと思う。
なんだけど、ちょっとよくわからない時がたまに…時々…わりと頻繁に、あったりもする。
私に“女の子”が足りないからかもしれないけど。
私への対応に違和感を感じても、麻友と笑いあってる姿はいつもと変わらない。
「…女の子って難しいなあ」
頭を掻きながら呟くと、横でお茶を飲んでいた優子に爆笑された。
一通り撮影を終え、スタジオから楽屋への大移動。
今度は呼ばれた子から順番にソロショットの撮影に入る。
待ち時間は自由に過ごせるので、おしゃべりをしてたり、お菓子を食べてたり、携帯をいじってたり、次の仕事の台本を読んでいる子もいる。
私はなんとなく一人で部屋の隅のソファに腰かけてお弁当をつついていた。
食べ過ぎるとあとで動けなくなるから、ちょっとずつおかずをつまむ。
携帯を開いて、ブログの更新でもしようかな…なんて思っていたところで
『カシャ』
写メのフラッシュを向けられた。
ちょっとびっくりして顔を上げると、目の前に微笑んだゆきりんが立っている。
「まーた勝手に撮って、事務所通してもらえますか」
不機嫌なふりをすると、くすくす笑いながら隣に腰掛けてくる。
「ごめんね。かっこよかったから、つい」
ちょっと首をかしげながら、切ったばかりの私の髪に指を伸ばす。
ゆきりんの触れ方は気を使ってるのか繊細すぎて、逆にくすぐったい。
こういう仕草もきっと女の子らしいというやつなんだろうとぼんやりと思う。
さっきまでのそっけなさは何処へやら、肩をぴったりとくっつけながら嬉しそうに顔を覗きこんでくるゆきりん。
「あのさあ、今日怒ってた?」
率直に聞いてみると、驚いたように目を丸くして、笑いながら返される。
「どうして?」
「どうして、って…うーん。なんとなく…」
どう答えたものか、視線を落として携帯の表面を指先でなぞった。
どういうわけだか嬉しそうなゆきりんはますます距離をつめて、私の手に白い手を重ねてくる。
「佐江ちゃん、ここ、血出てるよ」
右手の薬指にささくれが出来ていた。
「あ、ほんとだー気付かなかった」
これからの季節、乾燥してくるとこうなってしまう、んだけど。うっかりしていた。
「あーあ、ハンドクリーム持ってきてないや…」
もうすぐ必要になるからとこの間買ったばかりなのに、封を開けずに部屋の机の上に置いてきてしまったのを思い出した。
もともとしっかりしてるわけじゃないけど、ここのところ忙しさが輪をかけて注意力を失わせている。
「じゃあ私の貸してあげる。その前に、」
ゆきりんは相変わらずの上機嫌で私の手を取ると、目を伏せて薬指を咥えた。
「え、」
そんなに血が出てたわけじゃないんだけど。
舌先で優しく舐められた部分がチリチリした痛みを訴える。
それと同時に恥ずかしさからか体が熱くなる。
楽屋にはみんなもいるし、それとなく多数の視線を感じないこともない。
キスするような音を立てながら薬指を解放され、上目遣いに「消毒だよ」、と微笑まれた。
消毒。
「あ、えっと、ありがとう」
ついあっけにとられてしまった。
離すときに触れた、ふんわりとしたゆきりんの下唇の感覚が指先に残ってじんじんしている。
「どういたしまして」
上品に言葉を発する可愛らしい唇が、どうしてかとてもいけないもののように見えて、気恥かしくて目を逸らした。
鞄から持ってきてもらったハンドクリームはまだ新しかったようで、遠慮しながらちょっとだけ手のひらに出した。
甘い匂いのクリームを塗り込むと、ゆきりんは満足気にその様子を写メに撮った。
「そんなに佐江ばっか撮ってどうするの?」
不思議な嬉しさと恥ずかしさがせめぎ合ってむずむずする感じ。
前、私が描いたホワイトボードの落書きを撮ってたこともあったっけ。
「佐江ちゃんかわいいだもん」
写真を画面で確認している横顔は、初めておもちゃを渡された子どもみたいに輝いていて。
「大事だから。とっておきたいの」
なのに、そうつぶやいたゆきりんは、ちょっと寂しそうだった。
なんていうんだろう、こういうの。セツナ的?
「…とっとかなくても、私はゆきりんと一緒に居るよ」
つい口をついて出た言葉に、ゆきりんは黒いキレイな瞳で私を見つめると、白い頬を赤く染めて幸せそうに笑った。
かわいい、って言われたけど私からしてみればかわいいのはゆきりんの方で。
きっと自分が男だったら間違いなく惚れてたんだろうなあ、とか思ってしまう。
なんか、女のままでも惚れちゃいそうだもん。
「ほんとはね、」
目線をちょっとはずしてゆきりんは恥ずかしそうに口を開いた。
「今日、佐江ちゃんかっこいいってみんな言うでしょ」
切った髪を指さしながら。
「妬いちゃったの」
唐突過ぎて、さっき「怒ってた?」と聞いたことに対しての答えだとわかるのに時間がかかった。
ごめんね、と笑うゆきりんがどうしようもなくかわいくて、ぎゅっと抱きしめる。
「もーそういうこと言うなよー。反則」
「だって私、佐江ちゃんの彼女だもん。…他の子の佐江ちゃんになったら嫌」
腕の中で、ふわふわと抱き心地のいい体の方向を変えて楽しそうにくっついてくる。
「ねえ、写メ、撮っていい?」
ポケットから携帯を取り出すと、モードを切り替えてレンズを向ける。今度は二人でらしい。
「じゃあラブラブなかんじで」
そう返すとゆきりんは嬉しそうに頷いた。
私の腕の中から手を伸ばして、二人で頬を寄せてレンズを見る。
と、ゆきりんは頬を離すと私の正面に回り込んで悪戯っぽく笑って目を閉じ、そのまま唇をふさいできた。
『カシャ』
瞬間、フラッシュがたかれる。
「ちゃんと写ったかな」
ゆきりんは唇を離すと、何事もなかったかのように携帯の画面を確認している。
一瞬の出来事。
「いやいや、ちょっとそれ…」
画面を覗きこもうとすると携帯を隠される。
「だーめ」
あくまでもかわいらしい仕草で。
薄々気がついてたけど、ゆきりんは独占欲が強い。きっと、ものすごく。
「あー、今キスしてたでしょ!ゆきりんずるーい!」
現場を目撃したらしい智美が声をあげた。
その声に驚いて振り返ると、ニヤニヤしている優子と目があった。
恥ずかしさを隠すために睨みつけると、芝居がかった動きで何度も頷いて親指を立てグーサインを出される。
どういうこと、意味がわかんないんだけど。
口をとがらせている智美にゆきりんは慌てて向き直って、
「ごめんごめん、“みんなの佐江ちゃん”だもんね」
笑ってそう言うと、智美も「ねー」、と笑った。
和やかなやりとりの裏で、一見体を離したように見える体制でゆきりんと私は背中越しに手を絡めている。
―他の子の佐江ちゃんになったら嫌、
さっきの言葉が頭の中でこだまする。どっちのゆきりんが、ゆきりんなんだろう。
無い知恵を絞っていると、スタッフさんに名前を呼ばれたゆきりんが席を立った。
「また後でね」
かわいらしく手を振るので、私も同じように振り返す。
「待ってる」
一言そう告げると、うれしそうにスキップしながら撮影に向かっていくゆきりん。
背中が扉に消えるのを待って、待つ間何をしようかと携帯を開くと、新着メールが一通。
『あなたの彼女より。 好き(ノ><)ノ♪』
本文はそれだけで、スクロールしていくとさっきの写メが添付されている。
長い髪の間から、私の驚いた情けない表情まで写っていた。
ゆきりんの真意が、どこからどこまでなのかわからない。
同時に、こうして好意をみせてくれることを何故か嬉しく思っている自分もいる。
今まで付き合ってきた友達の中に、ゆきりんみたいな子はいなかった。それだけに、あらゆることでペースが狂わされる。
写メを見ていると、触れた唇の感覚が甦ってきた。
「…よくわかんないなあ」
胸の高鳴りをかき消すようにつぶやいて、携帯を閉じる。
帰ってきたらゆきりんに聞いてみようか。
でも、またはぐらかされそうな気もする。
本当、女の子ってやつは難しい。
行制限くらってはみ出ましたが、以上
長文失礼しました
GJ!
もえさし良すぎたGJです!
あきりえ
***
夕暮れ。オレンジの光が私達を包む。
二人並んで、地面を見つめていた。
そこには二人の影以外何もない。
きっかけは私に隣に立つあきちゃの一言。
「ねぇ、りえちゃん。知ってる?」
「何を?」
「あのね、こうやってね……。じ〜〜〜〜っと影を見つめるの。それでね空をね、見るの。」
「あー、」
そういえば中学生の時にやったことあるなぁ。
空に影が見えるんだっけ。
「じゃ、やろっか。」
あきちゃはそう言って地面を見つめ始めた。
たまにはこうやって立ち止まるのもいいかもしれない。
私も隣に並んでじっと見つめた。
「ね〜ぇ、りえちゃん。」
「ん、なに?」
「チームBどう?」
「…楽しいよ。みんな個性強くて……。」
みんな個性が強くて、自分に自信がなくなっちゃう。
私のいる意味ってあるのかな?って考えてしまう。
やばい、涙でてきそう……。
「あ、あきちゃは新チームAどう?」
だから慌ててあきちゃに言葉を返した。
「ん〜、楽しいよ。でも、ちょっと寂しいかな。」
「えっ?」
「あ、りえちゃん!空!空!」
空に二つの影が見えた。
「うわー。」
「すごいねー。」
「りえちゃんもちゃんと見えてる?」
「見えてるよ。」
そういえば最近空見てなかったな。
不思議な感覚。
空にも私達がいるんだって。
「りえちゃんもう一回やろ。今度は手を繋ごっ。」
あきちゃは私の手をとった。
つられるようにあきちゃを見ると、あきちゃは地面をもう見始めていた。
私も地面を見つめ、さっきの会話の続きを始めた。
「寂しいの?」
「うん。」
「もしかして……私がいないからだったりして?」
「うん、そうだよ。」
冗談のつもりで言ったから、意外な返事に言葉が出なかった。
あきちゃも何も言わなかった。
夕暮れに照らされた私達の影があるだけだった。
「りえちゃん、空。」
空には手を繋いだ二人の影。
さっきと違って二人とも黙ってた。
現実で、空で、私達は手を繋いでいる。
あきちゃはどんな顔してこれを見てるんだろう。
顔を見たくなる。
でも、手を繋ぐ影がもったいなくて、見ちゃいけないような気がして見れない。
「ね、りえちゃん……。私―――。」
あきちゃが私に声をかけた瞬間に鳴り響く轟音。
どうやら近くを飛行機が通り過ぎたらしい。
「あきちゃ、もっかい言って。音で聞こえなかった。」
ふと繋いでいた手が離れた。
びっくりして隣を見るとあきちゃは微笑んだ。
「行こっか。」
先に歩き出すあきちゃの背中を見つめる。
私の聞き間違いじゃなかったら。
いや、それとも、私の願望かな?
「りーえーちゃーん!」
先を歩くあきちゃが振り向いて私を呼んでいる。
行かなくちゃ。歩きだす前に空を見上げた。
空にはもう二人の影は見えなくなっていた。
「あきちゃ、今行くよ!」
きっと私の幻聴だと思う。
『ね、りえちゃん……。私、りえちゃんのこと好きだよ。』
そんな都合のいいことを言うわけないもん。
おわり。
駄文失礼しました
あきりえ良かったです!!
あきりえ仲良いのにあまり話題に出ないので読めて嬉しい
375 :
名無しさん@秘密の花園:2010/10/23(土) 09:43:01 ID:B5n+Va2I
あきりえGJ!
さえゆき、あきりえGJ!!
「はぁ〜、麻里子さまぁ」
最近買ったVAIOでAKB48公式チャンネルのPVを見ながら、私はため息をついた。
どのPVでもかわいいし、かっこいい。すてきだ。
何より、存在感がすごい。
麻里子さまに比べたら、私なんか…
…いけないいけない。
いつものネガティブ思考が出てきそうなのを慌てて打ち消した。
共演しているPVを見て、少し落ち込んでしまう。
それぐらい、私には麻里子さまはまぶしかった。
でも、落ち込んでばかりもいられない。
だって、今日は麻里子さまと共演する日なんだ。
収録がある日は、いつもどきどきわくわくする。
麻里子さまがいると、特に。
ちょっと遅れそうな時間になってきたので、
思い切って画面を閉じ、VAIOの電源を切った。
支度を進めていくが、着て行く服がなかなか決まらない。
「う〜ん、どれにしよう」
私服OKの収録。おしゃれな麻里子さまに会うんだもの、変な格好はできないよね。
やっとの思いで服を決め、メイクを済ませ、
私以外誰もいない部屋に別れを告げ、現場に向かった。
「いってきます」
***
「お疲れ様でーす」
控え室で同じく共演するあきちゃと談笑していると、麻里子さまが到着した。
「あ〜! 麻里子さまおつかれさまです!」
「おはようございますっ」
「きたりえ、あきちゃ、おはよー」
うっとり。今日も、麻里子さまはおしゃれで、きれい。
「おはようございます。スタジオの方でスタンバイしてもらえますか。打ち合わせもしますので」
麻里子さまの到着はぎりぎりで、あまり話す間もなく、ADさんに促された。
控え室を出て、スタジオのブースの中へ入る。
以前もこの3人の組み合わせで放送したことがある。
またやりたいね、って言って終わったけど、評判が良かったのだろうか。
ブースに入って席に着いた後は、ディレクターさんと軽い打ち合わせが始まった。
「…あと、きたりえ。いつもの妄想ラジオドラマの募集するからね」
妄想ラジオドラマ…
この番組”AKB48のオールナイトニッポン”で、
私が最初にやってみたい企画として挙げたコーナーだ。
今は、私と、とも〜みちゃんとなっちゃんがいるときに不定期で行っている。
「妄想ラジオドラマ? 何ですか〜それ」
麻里子さまがいたずらっぽい顔で聞き返した。
…あ、もしかして、これって…
麻里子さまとラブシーンをやるってこと?
やばい。やばい。どうしよう。
私は麻里子さまが神推しで…それはつまり、好きだってこと。
他でしゃべったことはあるけど、本人には直接言ったことがない。言えないよ。
でも、ドラマとして言うかもしれないんだ。
急に胸がどきどきしてきた。麻里子さまの目が見れなくなる。
「へー、すごい面白そうじゃん! どうなの? きたりえ」
「えっ、えっと、はい」
急にきょどってしまう私。
「今日あんまのってないね。いつもこれ楽しそうにしているのに」
私の緊張をあきちゃに読まれてしまったらしい。
「いやいやいや! そんなことないよ! このコーナー、すごく楽しいんですよ!
麻里子さまと妄想ドラマやってみたいです!」
そう、麻里子さまとラブシーンを演じられるんだ。役得じゃないか。
私はテンションを上げた。
「そろそろスタンバイお願いしまーす」
そして、本番が始まった。
***
「メールたくさん来ているよ。きたりえ、どんなお話がいい?」
CM中にディレクターさんが私にリクエストを聞いてきた。
「そうですね…。あきちゃ、ごめんね。まず、私と麻里子さまでやりたいです。
なんか、いいやつ。学園モノで」
ここまで来たら、職権乱用してしまおう!
番組が進行し、ラジオドラマのコーナーが近づくにつれ、
私のどきどきが早くなっていく。
「最初のドラマはこれです」
曲の合間に、3人に台本が渡された。ざっと目を通す。
高校生で、私は麻里子さまの部活の後輩という設定だ。
あきちゃはナレーションを勤める。
私と麻里子さまの物語だ。
3人とも、黙って台本を読む。ブースの中が静かになる。
私の心臓の音だけが聞こえる気がする。隣のあきちゃにばれてしまいそうだ。
大丈夫だ。これは台本だから。お仕事だから。恥ずかしくなんか、ないさ。
「ふふっ、何これ。おもしろーい」
私の緊張をよそに、麻里子さまは台本を読みながらにやにやしている。
やばい。
本当に、本当に、この内容を読むんだろうか。
恥ずかしくて死んでしまいそう。
「CM明けまーす」
【AKB48のオールナイトニッポン!】
「はい、ここからはわたくし、高城亜樹が進行をつとめます。
卒業をテーマにした妄想ラジオドラマ。それでは早速、お話いってみましょう。
ラジオネーム『名無しさん@秘密の花園』さんから頂きました。
『卒業式。思い出のつまった部室に、北原君は篠田先輩を呼び出していた…』
『篠田先輩。本当に、いなくなっちゃうんですね…』
私は男の子役。低い声を出し、それっぽさを出してしゃべる。
『うん、卒業だからね。北原君、もしかして寂しかったりするの?』
『…ぼく、篠田先輩にあこがれて、入部しました。
正直、篠田先輩がいない部活なんて、考えられないです』
お話を作った人が意図したモノか偶然かわからないけど、
私と麻里子さまとの関係にそっくりだった。
自然と、気持ちが入り込んでしまう。
私も、研究生の時代から、麻里子さまはずっとあこがれだった。
『私が居なくなっても、北原君たちが、部活支えていかないとね。
私よりできる人、いっぱいいるでしょ。だから、大丈夫。
かわいい後輩だってさ、入ってくるでしょ』
『そうですけど…そうですけど…篠田先輩じゃないと…駄目なんです』
AKBにも、卒業がある。
いつかは、麻里子さまもいなくなってしまうのかな。
私は、いつまで麻里子さまと一緒にいられるだろう?
ここで、ロマンチックなBGMが流れ出した。
告白シーンだ。
心臓が、止まりそう。
『篠田先輩。
…ぼく、篠田先輩のこと、…好きです。
卒業なんで、いやです。
だから、ずっと側にいてください』
『北原君…。
そっか、うん。わかった。
来年さ、北原君がレギュラー取ったら、考えてもいいかな』
『レギュラー、ですか? はい!わかりました。ぼく、がんばります!』
『もし、部活のレギュラー取ったら…。
今度は私が、北原君のレギュラーになってあげるね』
物語は、ここで終わっていた。
ロマンチックなBGMがフェードアウトしていく。
「あははは、なんか照れくさいねこれー」
麻里子さまは足をじたばたさせてもだえている。
あまりの恥ずかしさに何度か倒れそうになりながら、
何とか最後まで読み切ることができた。
「う…、ぐすっ、あ、れ…?」
私は、自分が泣いていることに気づいた。
瞳がうるうる溢れて止まらない。
「泣いて、るの?」
まず、あきちゃが私の異変に気づいた。
「きたりえ、どしたー?」
「ご、ごめんなさい…麻里子さまが…いなくなって、しまうかと…思って…」
麻里子さま、いなくならないで。
”失うものに気づいた時 いても立ってもいられなかった”
”今すぐ 僕にできるのは この思い 言葉にすること”
”勇気を出して 言おうよ”
”黙っていちゃ そのままさ”
”恥ずかしくなんてないんだ”
”好きって言葉は最高さ”
”好きって言葉は最高さ”
”好きって言葉は最高さ”
家で見ていたPVの歌詞が頭をよぎる。
「麻里子さま…あの…私…、
ラジオドラマとかじゃなくって。
ずっと前から、麻里子さまのこと、好きでした。
…好きなんです。だから、いなくならないでください…」
感情をはき出した。
ついに言ってしまった。しかも、生放送中に。
私は何を言ってるんだろう。めっっちゃ恥ずかしい。
私なんかが、おこがましい。
すぐに自分で言っておいて後悔し始めた。
「きゃーっ りえちゃーん」
「え、ああほんと? やったーっ。んーと、いやー。私モテモテじゃん」
あきちゃは悲鳴を挙げ、麻里子さまは困っているように見えた。
ブースの外の空気がおかしくなるのがわかった。
次の一言が見つからない。
やばい、このままだと放送事故になる。
『オールナーイト ニッポンー♪』
収拾がつかなくなり、番組はCMを挟んだ。
「一旦CMでーす」
麻里子さまがうまく合いの手を入れる。
「もう、きたりえ、何言い出すんだよーっ」
CM中、麻里子さまに頭をなでなでされ、また私の目から涙が溢れ出す。
「あぁぁ…ごめんなさい。ごめんなさい。みなさんごめんなさい」
「はい」
あきちゃからハンカチを受け取り、必死で目をぬぐった。
「気を取り直して…、もう、大丈夫、です」
何とか平静を取り戻し、私は最後まで番組を続けていった。
***
「みなさん、申し訳ございませんでした! 私が…変なこと言ってしまって」
放送終了後、またも溢れ出る涙をあきちゃからもらったハンカチでぬぐいながら、
私は周りのスタッフさんに謝り続けていた。
「はは、きたりえのハプニング、なかなか面白かったし良かったんじゃない?
リスナーから【生告白、素敵でした!】ってメールがたくさん来ているよ」
「ほ、ほんとですか〜?」
ディレクターさんからお褒めの言葉を頂いた。怒ってはいないようで、とりあえずはほっとした。
「きたりえ〜」
「わっ、ま、麻里子さま…」
麻里子さまが私の後ろから抱きついてきた。
自分でも顔が真っ赤になって行くのがわかる。
恥ずかしくて、まともに顔を見ることができない。
うつむきながら、もう一度謝った。
「麻里子さま…ごめんなさい。突然。
私になんかに変なこと言われて…迷惑でしたよね」
「ううん、そんなことない。
私もりえちゃんのこと、大好きだよ。
だから、うれしかったぞっ」
指で、つんっ、とほっぺたをつつかれた。
「麻里子さまぁ〜」
いかん、また泣きそうになってきた。
「また、たくさん一緒に番組できるといいね」
「はい!」
麻里子さま。麻里子さま。
私は、これからもずっと麻里子さま神推しです。
ずっと、そばに居させてくださいね。
おしまい
良すぎてちょいウルッときた
やばいな。ときめいた
恋する女の子感満載のきたりえ可愛いよ
386 :
名無しさん@秘密の花園:2010/10/31(日) 17:19:35 ID:oLfYUlGk
すばらしい!
388 :
名無しさん@秘密の花園:2010/11/04(木) 22:05:59 ID:qDwA//uM
yuriyuriyu…
誰もいないのか?
いないねぇ
百合らんくでSS探したいがいっぱいありすぎてどこから読んだらいいかわからねえ
書くの難しいよね
自分はネタはあるけど、口調とかメンバー間の呼び方がどうだったかとか細かいとこで悩んで挫折した
>>391 想像は創造の始まり!
ここのスレは叩く人いないからとりあえず投下してみては?
細かい設定は皆さんに脳内補填してもらえばいいじゃない!うん!いいじゃない!(*≧д≦)b
私の糞駄文!略してKDB(泣きながら微笑んでのゆかえれ)でも叩かれなかったので大丈夫ですよ♪
自信を持って叫びましょう!我々は神だぬ〜んww
久々投下しまーす。
初のまりこじ。
そして自分が今まで書いた中で一番自信ない…
でも少しずつでもうまくなれる事を祈って書き込みます!
お手やわらかに!
「ニャロ〜。起きろ〜」
麻里ちゃんの声が聞こえる。
重い瞼をゆっくりあけると、すぐ目の前に麻里ちゃんの顔があった。
「やっと起きた」
軽く口付けされる。
そうだ。
昨日も麻里ちゃんの家の泊まったんだった。
「ご飯食べよう」
麻里ちゃんの言葉に私はゆっくりと起き上がった。
―チャララン―
ベッドから出ると携帯がなった。
メールだ。
『おっはよー。小嶋さん。今日も愛してるよ〜ん』
優ちゃんからだ。
「優子からのラブメール?」
麻里ちゃんが言った。
「ラブメール?違うよ。いつものおふざけメール」
私が言うと麻里ちゃんはすこし意地悪に笑った。
「そう?ニャロ、嬉しそうだったけど」
ムッ。
最近いつも一緒に過ごしてるのに何でそんな言い方するんだろう。
「どうした?」
陽菜が黙ると麻里ちゃんは顔を近付けて聞いてきた。
「だって麻里ちゃん意地悪…」
私が言うと麻里ちゃんは私を抱き締めた。
「ごめん…でもニャロ、本当は私より優子が気になるんじゃないの?」
その声はいつもの麻里ちゃんからは考えられない程不安げで、私は少し戸惑った。
「何でそう思うの?」
「ニャロ、寝言で優子って言ってた」
「えっ…!?」
私がびっくりすると麻里ちゃんは肩を震わせた。
もしかして泣いてる?
「ま…麻里ちゃ…」
そこまで言った時。
「ククク…」
麻里ちゃんが堪え切れず笑い声をあげた。
「嘘だよ」
もしかしたら泣いてるのかと思ったら笑いを堪えてるだけだったんだ。
いつもこう。
こういう時の麻里ちゃんは掴み所がない。
私はどうしたら良いか分からなくなる。
本当は、優ちゃんに惹かれているのも事実だった。
でも優ちゃんの本心は見えづらくて、麻里ちゃんは私だけに本当の自分を出してくれているような気がする時があって私は麻里ちゃんと一緒にいることにしたのだ。
この事はまだ誰にも言っていない。
秘密の関係なのだ。
二人だけの秘密って凄く特別な感じがするんだけど…
「ニャロはさ、なんで皆にうちらの事黙ってるの?」
「なんでって…」
急な麻里ちゃんの質問に私は口籠もった。
その方が二人の絆が強くなる気がするから?
メンバー同士であっても両想いは御法度だから?
色々思って言おうとしたら、先に麻里ちゃんが口を開いた。
「私、敦子に言っちゃった」
その言葉にドキリとした。
「なんで…?」
「昨日、敦子に好きだって言われたからニャロと付き合ってるって言った」
麻里ちゃんの目は凄く真剣だった。
私はなんと返せば良いか分からず黙っていた。
「ニャロはさ、優子から好き好き言われても絶対私達の事言わないじゃん。何で?」
「だって優ちゃんのはそういう意味じゃなくて冗談みたいな感じだからわざわざ言わなくても良いかなって…」
「ふ〜ん…」
麻里ちゃんはそう言うと私を押し倒してきた。
「嘘ついてない?」
「え?」
「ホントは言わなくても良いじゃなくて言えないんじゃない?」
麻里ちゃんの目が少し潤んでいるように見えた。
「昨日、敦子にその話した時、優子もいたんだ」
麻里ちゃんの言葉に私は声を失った。
「偶然通り掛かったみたいだけど、その時の優子も同じような顔してた」
麻里ちゃんはすっと体を離した。
「結局私の片想いって事なのかな〜」
私に背を向けているけれど、声は震えていて泣いてるのがすぐ分かった。
「私が敦子に告白されてもニャロは妬いてくれないの?」
振り返って麻里ちゃんが叫ぶように言った。
そして泣き崩れる。
こんな麻里ちゃん見たことない。
「麻里ちゃん…」
「私はニャロを支えなきゃって思ってる。だけどニャロの気持ちが分からなきゃ私だって不安になるんだよ」
麻里ちゃんの言葉にハッとした。
私が優ちゃんに思っていたのと同じ気持ちを麻里ちゃんにさせてしまってた?
「麻里ちゃん!」
私は麻里ちゃんを抱き締めた。
きつく。
きつく。
「ごめんね」
麻里ちゃんの頭をやさしく撫でた。
「麻里ちゃん大好き…」
おでこに軽く口を付けた。
私は甘えていたんだ。
大人な麻里ちゃんに甘え切ってしまっていたんだ。
私の言動一つ一つがこんなに麻里ちゃんを不安にさせていたなんて気付かなかった。
私は本当に馬鹿だ。
「優ちゃんにもちゃんと麻里ちゃんの事話すから。陽菜、麻里ちゃんじゃないとダメだから…」
少し前まで迷いがあるように感じていたけど、今は違うよ。
「ニャロ…」
麻里ちゃんの目が小さい子みたいに見えた。
不安を消し去るように私からキスをした。
この愛の永遠を信じて…
【終演】
なんちゃんとぱるる+α投下します!
暇つぶしにでも読んでね♪
ちなみにソースはありません!完全に妄想乙です!ww
「王子♪」
私をこう呼ぶのはAKB内で一人しかいない。
「ど〜したの?ぱるる」
普通の受け答えのはずだったのだが、振り返った私の目に映ったのはぱるるのムッとした表情だった。
「ほんとにどうしたの?」
心配になりもう一度尋ねた。するとぱるるは
「姫って呼んで!」
そう言いながらその場にしゃがみ込んでしまった。
「ほら、みんな見てるから立って」
そう言ってぱるるの手をとり引き上げようとする。
「姫って呼んでくれなきゃ言うこと聞かないもん!」
そう言って子供のように駄々をこねはじめた。メンバー達は「またあの2人イチャイチャしてるよ」と言いたげな顔でこちらをちらっと見てそれぞれのことをしている。私は目で「誰か助けてよ!」と訴えたがあえなく撃沈してしまった。
ぱるるに視線を戻す。私の手をギュッと握り潤んだ瞳でこちらを見上げている。その姿がたまらなく愛おしくなり、気付くとぱるるを優しく抱きしめていた。そして耳元で
「何か御用ですか?姫」
と、囁いた。するとわがまま姫は強く抱き返し
「好き!」
と言って私にキスをした。突然の出来事に理解出来なくてうろたえているとぱるるは
「そんな王子も可愛い♪」
といってまた抱き着いてきた。
その瞬間。急に冷たい視線を感じ、背筋がゾッとする。ゆっくり振り向くとこれまたムッとした、というよりは鬼の形相のまりやがこちらを見ていた。
「モテモテ王子は大変だね♪」
とぱるるは言い残しその場を軽やかに去っていった。何事もなかったかのように…「まぁ好かれて嫌な思いはしないか…」と心で呟きまりやの方へ歩を進めた。
〜END〜
398 :
L.O.D:2010/11/10(水) 01:26:48 ID:H5PCzT2x
変則CPでみちゃ×咲子×梅ちゃんのSS投下します。
399 :
L.O.D:2010/11/10(水) 01:27:12 ID:H5PCzT2x
「ねっ、咲子、デートしよっ??」
「んー・・・」
彼女はしばし空を仰いで、こっちを向いた。
「もうちょっと。」
3度目の正直は通用しなかった。
「ダメかぁ・・・・・・・」
フラれてしまった。
同じチームになって数ヶ月。
音大生で大喰らいでなのに細くて透明感があるのに面白くて
田舎出身で頑張って頑張ってオシャレしてる自分とは違う彼女。
梅田はほぅっと溜息を付く。
今まではこれで終わってた。
けど、今日は諦めない。
「ねっ!!」
「はい?」
「何処なら行きたい?」
「え?」
「あのっ・・・・今まではデートって行ってたけどっ!
咲子がどっか行くのに付いて行くだけでもいいけん・・・・・・」
最後は小声になってしまった。
なんか自信なんてなくて、こんなことを言ってしまった自分が恥ずかしくなった。
案の定、咲子を困らせてしまった。
400 :
L.O.D:2010/11/10(水) 01:27:34 ID:H5PCzT2x
「えっと・・・・・・・」
「ごめんっ!!うち、そんなつもりじゃなかったのに・・・・・聞かなかったことにしてっ!」
走って逃げようとしたら、手を引っ張られた。
振り向くと,その顔はやっぱり困惑した表情で
なんて言葉にいたらいいか分からず黙ってしまった。
咲子は掴んでいた手を離すと、その手を余したように自分で握る。
まるで、その手は自分の意識とは別に動いてしまったかのようだった。
「・・・・・・・・あ・・・っと・・・・あの・・・私・・・・・・・
そのっ・・・・・・・・」
少しずつ言葉を続ける咲子
聞きたいような気もするし、聞いたらマズいような気もして
本当にその場から逃げ出したくて仕方がなかったけど
今、逃げ出したら、これから顔を合わせるのが気まずい気がして堪える。
「梅田さん・・・・は、みちゃの事どう思ってるんですか?」
「えっ?みちゃ?みちゃのことは・・・・・好きだよ?」
「・・・・・やっぱり私は梅田さんとはデート出来ません・・・・」
「どういう・・・・こと?」
「私・・・・・・みちゃの事が好きなんです・・・・」
そう言うと、目の前の彼女はポロポロと泣き出してしまった。
ずっと言えずにいた言葉なのだろう。
そんなことも考えずに彼女と遊びに行きたいと言うだなんて
なんて自分はバカなんだろう。
きっと、言う度に彼女を追い込んでしまってたに違いない。
「・・・・・ごめんなさい、こんな勝手な理由で」
401 :
L.O.D:2010/11/10(水) 01:28:55 ID:H5PCzT2x
片手で涙を拭く彼女の頬は少し紅潮してる。
泣かせてしまった事に動揺しそうになって、ゆっくり気持ちを落ち着けた。
「なら・・・・・・」
「?」
「みちゃ好き同盟組もう」
「どう・・・めい?」
「そう、だって、私だって好きなのは帰れんと。
2人でみちゃの事を好きなら困らんけん」
「・・・・・・・・・プッ」
咲子は噴き出すと、そのまま笑い出した。
笑われた理由も分からず、それを見てると肩を叩いてくる。
「梅田さんっ、面白いですね!」
「その・・・・咲子の気持ちには気付いてあげれんくて・・・・・
申し訳ないなぁ、って思ってるんだけど・・・・・・・・
でもね・・・・うちは咲子のこと・・・・・気になってて
あ、そのっ・・・・そういう意味じゃないんだけどっ・・・・・・
あたしにない物いっぱい持ってるから・・・・仲良くなりたくて・・・・」
「同盟・・・・いいですよっ」
「ほんとっ?」
「抜け駆け禁止ですからね」
「お泊まりとかちゃんと報告だからねっ!」
「いいですよ!」
402 :
L.O.D:2010/11/10(水) 01:29:13 ID:H5PCzT2x
小指を立てて差し出してくる。
すぐに小指を絡めて、指切りをした。
抜け駆け禁止の恋なんてまるで中学生みたいだけど
私達はそれで納得してしまった。
「梅ちゃんって呼んでいいですか?」
「なんでもいいよっ!?」
「じゃぁ、今度・・・・買い物付き合ってください」
「うんっ」
2人のおかしな友達関係が始まった
【終】
403 :
L.O.D:2010/11/10(水) 01:31:21 ID:H5PCzT2x
【後書】
メジャーCPでもなく、なおかつイチャイチャしているシーンじゃない
かつ、意中の相手は出て来ないのに何故か甘い
というお話を書きたくてやってみました。
まぁ、本当に咲子さんが梅ちゃんの誘いを断り続けてる理由は
梅ちゃんがみちゃと仲良過ぎるからな気がしてなりません。
なんぱる、さきうめ良かったです!
研究生もチェックしてみたくなりました。
397のぱるるサイドです!
暇つぶしにどうぞ♪
やったー!今日も公演だー!
最近研究生公演が多くて嬉しくてしょうがない。何故ならファンの人達に会えるから。それに私の王子様にも会える!そう思うと自然と足どりが軽くなる。
しかし一つ気掛かりなこととがある。私の王子はモテ過ぎて困る。王子は優しいから誰に対しても同じように接してる。そして堂々と浮気者発言をしてしまっている。
私という存在が居ながら王女に愛人に馬に…ま、馬はどうでもいいか。でもそれが最近の私の悩み。
私だけが特別なんだから!今日こそ私だけの王子様にしちゃうんだから!
楽屋に入って辺りを見渡す。居たー!あの後光が射した後ろ姿は王子だ!
「王子♪」
ヤバい!私今多分めっちゃにやけてる!
「どうしたの?ぱるる」
その呼び方に一気に気分が下がった。
ほんっと王子は分かってないんだから!ちょっと困らせちゃおう!
王子が振り向く前に私は顔をしかめた。王子がゆっくり振り向くと同時に驚いた表情をした。ただでさえ大きな目をさらに真ん丸くしている。その顔もまた可愛い。
卑怯だ。この顔がみんなの心を掴んでるんだ!そう思うと余計に機嫌が悪くなった。
「ほんとにどうしたの?」
心配そうに覗き込む王子に引き寄せられてしまいそうになった。
「姫って呼んで!」
と言って咄嗟にしゃがんでしまったが今考えると私って嫌な女だな。王子にだって愛想尽かされちゃうよ。
なんだか泣きたくなってしまった。顔を上げるのが恐い。でもここまで来たら姫って呼ばせたい!
心の中で天使と悪魔がケンカをしている。
「ほら、みんな見てるから立って」
王子はそう言って私の手を引っ張った。が、悪魔が勝った。こうなったら姫って呼ぶまでとことんわがまま言ってやる!
「姫って呼んでくれなきゃ言うこと聞かないもん!」
王子はというと困り顔で辺りに助けを求めている。私はそんな可愛い王子に見とれていた。
不意に王子と目が合う。少し照れてしまい目を逸らしそうにそうになったが引く訳にはいかない。
王子が急に優しい顔付きになった。イケメンスマイルだ。そんな顔で見られると動けなくなってしまう。
ゆっくりと抱き寄せられ耳元で
「何か御用ですか?姫」
と囁かれた。体に電気が走る。一気に鼓動は速くなり感情が抑えきれなくなり抱き着いてしまった。そして
「スキ!」
そう言って衝動的にキスをした。王子はポカンとしている。何かを言いたげだが状況を把握できていないのか、言葉に困っている。そんな姿もいちいち可愛い。
「そんな王子も可愛い♪」
と言ってまた抱き着いた。今度は意図的に。
ふいに王女と目が合う。私は悪戯に微笑んだ。王女は拗ねた顔をした。王子もその視線に気づき振り返る。体が一瞬ビクッと反応してゆっくりと向き直る。引き攣った笑顔で。
誰にでも優しくするからこうなるんだよ!少しは反省しなさい!なんて思ったがあえて口にはださなかった。その代わりに
「モテモテ王子は大変だね♪」
とだけ言い残しその場を後にした。その足どりは軽かった。
〜END〜
たかみな→あっちゃん→優子な感じで書いてみました
「んー、どうしたあっちゃん」
たかみなの優しい声に少しだけホッとした
何も言わずにもたれかかった私を邪魔にすることもなく、たかみなはただじっとしている
その存在に安心する
「べつに〜」
なんでもない
そう答えはしても、私の視線はさっきから同じところに留まったままだった
苦笑いしながらまんざらでもない表情のにゃんにゃん
そのにゃんにゃんに抱きついたりほっぺにキスしたり、せわしなくじゃれついてる優子
「そっか〜」
私がどこを見てるかなんてすぐにわかっただろうに、たかみなは追及することもない
本当に、厭味でもなんでもなく気のきくやつだ
「うん。べつに、ちょっとこうしたかっただけ」
優子の好きな人はにゃんにゃんで、それをストレートに表現する優子は、だらしない顔をしててもカッコイイ
そして、可愛い
もしも、と思う
私がにゃんにゃんだったら
優子は同じように力いっぱい「好き」を表現してくれるんだろうか
もしも
私が優子だったら
優子に対してあんなに全力で「好き」を言えるだろうか
もしも……
あ〜あ、なんて意味のない自問自答だろう
わけわかんないし
「……っ」
あ、ダメだ、泣く。
急にこみあげてきた涙をこらえようと、私はとっさにうつむいた
そこへ、ポンと
たかみなの小さな手が私の頭に乗っかる
子どもをあやすように
ポン、ポン
「なに?」
「や、なんか、こうしてほしいかなぁって……」
「きもいんですけど」
「うおぉいっ!あっちゃぁぁぁん」
そりゃないよ、なんてオーバーアクションで落ちこむたかみなの姿に、つい口許が緩んでしまう。
「うそうそ」
ありがと、たかみな
だけど私はずるいから、たかみなの気持ちに気づいてないふりをする
そうして、自分がつらい時にはこうやって利用してしまうのだ
「好きだよ」
「そうやって、ホントに好きな人にもちゃんと好きって言えたらいいのにね」
「……たかみなのことも、ホントに好きだよ」
「はいはい」
嘘じゃない
ただ、たかみなは二番目ってだけ
なんてずるいんだろう
恥ずかしさにいっそ消えてしまいたくなって、私は目を閉じた
このまま眠って目覚めたら、優子への想いなんかなくなっていればいいのに
そしてたかみなだけ好きでいられたら、私はきっと幸せになれるのに
身勝手な願いに、私はやっぱりずるいなと思った
(了)
うまいな
よかったぜ
>>408 ありがとう
なんとなく思いつきで書いたけど、そう言ってもらえてよかったです
GJ!!
夜風の仕業にのせてさえゆきを書いてみました。
暇つぶしにどうぞ♪
はぁ…
自然とため息がこぼれた。忙しいことはとても嬉しいことだ。だがあの人に会えない日々が続いている。
いや、正確に言うと顔は合わせている。しかしお互いチームも別々ということもあってすれ違いの日々が続いているのだ。
デートの約束も正直どうなるかわからない。
こういう仕事をしている以上スケジュールの調整は難しいことは理解している。が、やはり寂しい。
ふと空を見上げると三日月が浮かんでいる。雲がかった寂しげなオレンジ色の月は何かを待ち続けているように見えた。
まるで…私のように。
「佐江ちゃん。今日も連絡来ないのかなぁ。」
そう呟き、また一つため息をついた。
結局私のことなんてメンバーの中の一人ぐらいにしか思ってないよね。
それは分かってる。分かってはいるけど。何だか悔しいな…
静か過ぎる夜道が孤独をより浮き彫りにしている。アスファルトにゆっくり打ち付けられる私の足音以外は何も聞こえない。
この静けさが嫌になり道路に捨てられた空き缶を一つ蹴りたくなった。
今日の風は少し肌寒く余計に人恋しくさせる。
出来ることならあなたの居る場所に今すぐにでも飛んで行きたい。呼ばれればすぐにでも会いに行くのに。
なんてわがままになっている自分が嫌で泣きたくなる。もっとわがままを言えばこっちを向いてくれるかな。とは考えても行動には移せない。
真っ直ぐ帰りたくなくて児童公園に立ち寄った。奥に古びたシーソーを見つけ腰をかけた。
シーソーは錆びた鉄が擦れる音を発しながらあっという間に地面につく。
その様子はまるで私達の恋の比重に似ていて重過ぎる私の気持ちはあなたに負担になってたりするのかな。
私の中はあなたで溢れている。頭のてっぺんから手足の先まで。
なんて思いながら着信履歴を何度も何度も眺めていた。メールぐらいくれたっていいのに。
どうしてこんなに好きになっちゃったんだろう?
初めは冗談のつもりだったのに。
あなたの優しい笑顔と曖昧な態度が余計に私を締め付ける。
一人の部屋に帰りたくなくていっそこのまま朝までこの場所にいようかな…なんてね。
明日にはまた会えるのに。
ただ一つだけ絶対的なことがある。それは、あなたのことを考えてるこの時間がたまらなく幸せだってこと。
こんなこと考えるなんてきっとこの冷たい夜風の仕業だ。
と、微笑みゆっくり歩を進める。
その時静寂を切り裂くように携帯の着信音が鳴った。
〜END〜
終わりかたがすごくいい!!
その調子でさえゆきみたいです><
ぬるい空気の塊みたいなものが、少し開けた窓の僅かな隙間から、いそいそと逃げ出していく。
無理やり気味な深呼吸の後に残ったのは、吐き出して立ち上る、白く淀んだ息の輪郭だけ。
音もなく、ただ消えていく。夕闇を迎える暗がりな街の中へと、ゆるやかに呼応していく。
そんな諸々のおぼろげな光景までもが、まるで目に見えるような気がした。
私は相変わらず、先刻から息を吸うことが、上手くできないでいる。心臓が逆さになってしまって、そ
のまま口から出てきそうな錯覚と、押し出してくる、強い吐き気と。
これまでも、何度か経験したことのある感覚だから――大丈夫、大丈夫と、脳の中だけで必死に自分に
語りかける。
それだって、今はもうこんなに、上手くいかない。
どこかで空回って、どこかで煙が上がる。そこから壊れて、全部止まってしまう。
眠れぬ夜の、金縛りと同じだ。どんなに経験したところで、どんな対策を立てたところで、そもそもこ
んなものに、慣れることなんてできない。
こんな感情と、上手く共存していくことなんて、私には出来るはずもないのだ。
「――こじ、ぱ?」
焦りの見える、けれど柔らかく優しい声が、背中を摩るように後ろから聞こえてくる。
けれど私は、振り向けない――。不恰好に大きな自分の体を、無理やりにちぢこませて。それでも悪目
立ちしてしまう自分の体が、嫌で仕方がない。
震えている、かもしれない。
そんなことも分からないのかと、自分でも可笑しく思う。自分の体にどんなことが起きてるのか、それ
すら上手く把握できないなんて。
「泣いてる、の?」
(誰のせい?)
自問自答したその言葉は、頭の中で偏頭痛みたいに暴れまわって、私のこめかみを痛めつける。
ぬるい汗が、髪の生え際にじわりと浮かび上がって、何かに追われる夢の終わりのような焦燥感が、私
の胸を一通りかき乱してから、どこかへと消えていく。
――静かに。
本当に静かに、私は後ろを、振り返ることにした。
無声映画の、ワンシーンのようだ。世界は音だけを、どこかに置き忘れてしまったみたいに、静寂だけ
が脈々と息づいている。
彼女の方を振り返ると、散らかった部屋だけが先刻までとまったく同じ様子だったから、まるでタイム
スリップでもしてしまったかのような錯覚が襲った。
大きな窓に差し込む夕焼けのせいで、彼女の顔は、強い逆光の中にある。
そのせいで、上手く私の眸には、彼女の表情が映ってくれない。それでも、小さな体で、凛として前だ
けを向いているその顔は、私の脳裏には強く刻みついて、離れない。
「どうして、泣いてるの?」
再度私に問う彼女の、困惑しきったようなその表情が、ひどく苛立たしい。
必死に我慢しなければ、駆け寄って、この手でその頬を平手打ちしてしまいそうだった。
「……なんでも、ない」
乾いた喉を精一杯振り絞って出した言葉は、重力に負けて、誰にも届かないまま、床に落ちてしまいそ
うなほどに、弱く頼りない。
「なんでもないのに、泣いてるの?」
私がようやく声を発したからか。少しだけ落ち着きを取り戻した彼女が、一歩、また一歩と――小さく
なった私の元へ歩み寄ってくる。その歩みを、どうにかして止めたい。止めなければならない。けれど、
無力な私には何も出来ない。
ただ小さい体の大きな彼女を、呆然と下から眺めて、彼女が支配する空間と時間と、そんな諸々に、こ
の身を任せてしまうしかない。
だって、本当に強いのは、いつだって彼女の方で。
本当にずるいのは。姑息なのは。――強く、愛してしまっているのは。
いつだって、私の方なのだから。
「泣き顔なんて、こじぱには似合わないなぁ」
無責任で、ふわふわと軽いそんな言葉に、思わず腹立たしさを覚えてしまう。
彼女は、項垂れている私の高さに優しく合わせるように、私の前で、静かにしゃがみこんだ。普段は見
下ろす彼女の顔が、その稚気に富んだ表情が、今はやたらに、大人びて見えてしまうのを、何だか認めた
くない。
「……誰のせいだと、思ってんの」
私がそう言うと、一瞬だけ、重苦しい空気が全て抜けたように、はにかんだ彼女の明るい表情が覗けた。
夕日がそれを照らし出したとき、私は、怒りも悲しみも、そして、さっきまでの空しさも全て失くして、
ただ彼女の真っ直ぐな眸に、見惚れてしまっていた。
「あれ? 私のせいなんだ?」
からかうような声色のその言葉は、誰にも受け取られずに、空中に浮かんだまま泡のように弾けて消え
る。
全てが元に戻ったみたいに、色を取り戻した彼女の笑顔は、すぐに、まるで幻のように、この手で掴も
うとした瞬間に、砂のように指の隙間から、全て固い地面へと流れ落ちてしまう。
彼女の笑顔がふっと消えて、それから、私の体が彼女の細い両腕に、強く抱きしめられるまでに、時間
は掛からなかった。
「私がこじぱを、泣かせちゃったんだね」
謝るでも、慰めるでもなく、彼女は目の前に転がる事実をただ噛み締めるだけ。
「……昨日の夜、誰といたの」
精一杯の勇気を振り絞って、ようやく私の喉から離れたその台詞を、私は彼女の耳元で弱く囁いた。
「どうしてそれを、こじぱに言わなきゃならないの?」
突き放すような言葉とは裏腹に、私の体を抱きしめる彼女の腕の力が、少しだけ強くなる。
彼女のことを私は、初めて、怖いと感じた。――そしてそれは、当然の如く、ただのくだらない錯覚で
しかなかったのだ。だって彼女のぬくもりは、こんなにも確かな優しさで、包まれているのだから。
「どうしてそれを、こじぱは知りたいの?」
私の耳にかかるようにわざと吐息を吐き出しながら、背中に回った彼女の両の手の指頭は、いやらしく
私の背中を愛撫し始めている。
「……ごまかさないで」
変な気持ちになってしまったら私の負けだと、必死に自制して、唇を噛み締める。
「ごまかしてるのは、こじぱでしょ?」
そう言って私の左耳に、何度もキスを落とす彼女に、悔しいけれど、抵抗できずにいる。耳の奥にざら
りとしたぬめり気のある物が這って、それが彼女の舌であることに、時間を置いて気がついた。
頬に、熱い血が寄り集まってくるのを、嫌というほど感じる。
白い顔のせいできっと、紅い色が際立ってしまうだろうと思うと、余計に顔が熱くなった。
「顔、真っ赤」
意地悪にからかうように、私の目を真っ直ぐに見つめながら、彼女は言う。
もう全て、忘れてしまおうと思った。
今の行為に没頭して、時間が経って、いつものように彼女と夜を共にしてしまえば、いつもの日常が戻
ってくるのだから。
そう思って、私は彼女の体を強く抱きしめた。余りにも長い間、この体を私のものにしていなかった気
がする。けれど、最後に彼女と一緒に寝た日を思い出したら、それは一昨日の夜のことだったから、私は
自分でも少し、呆れてしまった。
「昨日の夜、誰といたのか、知りたい?」
抱きしめながら、私の髪を優しく梳いている彼女の表情は、ここからは見ることが出来ない。けれど、
声の纏う色から察するに、どうせ悪戯にはにかんだ表情であることは、わかりきっていることだ。
「うるさい。もう知らない。どうでもいい」
彼女の胸から、ふと甘い花の匂いがした。それは余りにも切なく、艶かしく、私の五感を蔽い尽くして
しまう。
――だから彼女には、適わない。
そう感じて、でも、完全に白旗を揚げたわけではなくて、だから私は、最後まで抵抗を止めたりはしな
い。負けるのは、誰だって好きじゃないでしょう。それはもちろん私も、例外に漏れることなく。
「ねえ、優子」
いつまでも私に抱きついて髪を梳いている彼女の体を少し離して、眸を見詰め合った。
「なに? こじぱ」
相変わらず小動物を彷彿とさせる容貌やひとつひとつの仕草全てに、胸が狂おしくなるほどの愛おしさ
を覚えてしまっていることなんて、彼女には一生教えてあげない。
きょとんとした彼女を他所に私は、彼女の細い顎に人差し指を優しく添えて、その唇に、ゆっくりとキ
スをした。
その時間が、殆ど永遠みたいに思えたり、一瞬にも思えたり、だからキスって、不思議だと思う。
彼女の唇は、柔らかい。これ以上柔らかくて、触れてるだけでこんなにも私の胸を切なくさせるものな
んて、私は知らない。
「こ……小嶋、さんっ?」
唇が離れて、目を開けたとき、目の前で待っていた彼女の顔が、余りにも強い赤に染まっていたから、
私は思わず、吹き出してしまった。
今更あんな子供みたいなキスのひとつで、恥ずかしくなるような関係でもないのに。
「わ、……笑うなー! さっきまで、不安で一人で泣いてたくせに!」
「だって、優子の顔っ、真っ赤……っ」
「う、うるさいっ! 突然は、誰だってびっくりするよ!」
お腹を抱えて笑い出した私の横で、悔しそうに弁明している彼女の顔は、いまだ熱が取れていない。
もう、知らない。と、彼女がそっぽを向いてしまう前に、私はまた、彼女の体を抱きしめてしまうことにした。こうでもしないと、後で彼女が不貞腐れると、私も宥めるのが面倒だから、さ。
「好きだよ、優子」
抱きしめて、無理やりくっ付けた彼女の頬が、未だ冷めることを知らなくて。
でもそれは、お互い様なんだって、そう思えたら幸福すぎて、何だか少し、笑えてしまった。
end
正直、ファンになったのはここ最近なので、キャラがあまり掴めてません…
依存してるこじぱが書きたかっただけなのさ
なにこの2人可愛すぎだろ…
こじゆうよかった!!
佐江由紀夜風の仕業の続きを書いてみました。
今回のテーマは背中から抱きしめてです♪
時期でいうとポニシュ辺りの撮影での一幕。もちろんフィクションです。
では暇つぶしにどうぞ♪
本当は好きなのに…
昨日の夜の電話もあまりに能天気な佐江ちゃんにワガママを言って一方的に切ってしまった。今日はまず謝ろう!そう決心して現場に向かった。
私が行くともう何人か来ている。
「ゆきりんオハヨー!」
まゆゆが元気に挨拶をしてくれた。そのおかげで皆が気付く。佐江ちゃんも…
何事も無かったかのように笑顔で「おはよう」と言ってメンバーとの会話に戻る佐江ちゃんに私は何も言えなかった。
謝ろうと決めていただけに肩透かしをくらってしまった。
それが佐江ちゃんの優しさだと分かってはいるのだが、少し気にかけてくれたっていいのに…
そんな事をぼんやり考えているとメイクさんが
「ゆきりん調子でも悪いの?」
と聞いてきた。その言葉に私自身がそこまで落ち込んでいたことに気付かされる。マジになっちゃったんだ…
「ゆきりん?大丈夫?」
返答もなくボーッとしている私にまたメイクさんは問い掛けた。それに焦ってつい大声で
「だだだ大丈夫ですよ!別に落ち込んでませんから!」
と言い放ったと同時に墓穴を掘ってしまったことに気付く。
あ!と思い鏡越しに佐江ちゃんを見た。彼女は平然と会話を続けている。
やっぱり私なんて相手にされてないんだな。と思いまたため息をつく。
「ゆきりんって分かりやすいね♪」
耳元でメイクさんが囁く。驚いて体がビクンと跳ねた。メイクさんは更に
「佐江ちゃんと何があったの?」
とにやけ顔で尋ねてくる。
「べ、別に何もありませんってば!」
と、つい強い口調になってしまった。知られてはいけない気持ちに気付かれてしまったたようで…
それを気にしてしまうちっぽけな自分に涙が溢れそうになり「お手洗いに行ってきます」とだけ言い残してその場を後にした。まるで逃げるように。
屋上の風は昨日の夜とは打って変わって生暖かくジメジメしている。
「人を凄く好きになるとこんなにも些細なことで不安になっちゃうんだ。」と心で呟いた。
「怒ってる?」
急に後ろで声がした。誰かはもう声でわかりきっている。
「あたしあんまり気が利くほうじゃないからさぁ、メールとか電話とかどうしていいかわかんないんだよね。」
彼女はバツが悪そうな声で続けた。
「ねぇ、ゆきりん。聞いてる?」
そう尋ねる彼女に私は背中を向けたままわざとらしく頬を膨らませた。
「何?今日のゆきりん超可愛いんだけど!ゆきりんはスネちゃまですねぇ♪」
と、言って彼女は私の顔を覗き込み頭を撫でた。にやけそうになるのを必死に堪えながらまたわざとらしく顔をそっぽ向けた。
「あたし、ゆきりんのこと好きだよ。」
彼女は横に並ぶと急に真面目な声色で呟いた。小さく…でも力強く。
しかし今は言葉よりも温もりが欲しい。あなたのその広い両手で。折れる程強く。息も出来ないくらい。いっそ一つになってしまいそうなくらい。と心で願う。
わがままなのはわかっている。それでも彼女が抱きしめてくれることを期待している。何だか彼女を試しているみたいだ。
つくづく私はブラックだな。と思う。
彼女が不意に肩に顎を乗せてきた。そして耳元で
「りんちゃん。ごめんね。中々会えないのに連絡もしなくて。」
彼女の優しさに涙が溢れて止まらなくなってしまった。
「泣かないで」
彼女はそう言いながら私の頬を伝う涙を拭ってくれた。
散々わがまま言ってた自分が馬鹿らしくなり
「ごめんね」
と呟いた。その時。
「ゆきりん大好き!」
そう言って強く抱きしめられた。頬に当たる唇の感触と共に。
〜END〜
こじゆうとさえゆき良かった!
>>417 文章は綺麗だけどこじゆうじゃなくてもいい感じだなw
キャラを把握してから書いてくれたらもっと萌えれそうだからぜひ頑張って欲しい
こじゆう さえゆきGJ
カッとなって書いたあっちゃんの百合ならなんでもよかった長くなりすぎて今は反省している
「はぁ〜あ」
私は溜息をついた
あの撮影の日から数えたらもう何度目か、とても数えられない
もしかすると今までの人生でついた溜息の数を、この数日で追い抜いてしまったかも
「はぁ〜……」
わかってる
あれは仕事で、状況がどうであれ最終的には自分で決めたことで
だから何を恥じることもなければ、後悔することもないはずだって
だけど、やっぱり心のどこかでは、本当に良かったのかどうか、疑問が浮かんでくる
「お、あっちゃーん」
楽屋へ向かう通路の途中で、向こうから歩いてくるたかみなが手を振っていた
あいかわらず、入りが早かったみたいだ
「おはよう」
「……おはよ」
元気な彼女の挨拶に、私はつぶやくように返すのが精いっぱい
テンションが低いのはよくあることだし、べつに怪しまれることもないはず
「んー?」
だけどたかみなは私の顔を覗きこみ、少し首を傾げた
「あっちゃん、ちょっと屈んでみ」
「え、な、なに?」
「いいから。で、目閉じてね」
わけがわからない
でも私は言われるがまま、ほんの少し身を屈めて目蓋を閉じてみた
反抗するだけの気力もなかったからだ
そしたら、一瞬、柔らかな感触が、唇に……って、ええ!?
「ちょ、なにして――」
目を開けると、たかみなはもう横を通り過ぎて私が来た方へと去っていくところだった
「うっし」なんて、なんか気合入れてるけど私は置いてけぼり?
なんなの?
「あっちゃん」
「ん?」
振り向くと麻里子が目の前に立っていた
「あ、ねえ、ちょっと聞いてよ。今たかみなが――」
「うりゃ」
「んぅ!」
話してる最中の私の唇を麻里子がふさいだ。自分の唇で、だ
一瞬だったけど、今度は目を閉じてなかったから間違いない
「よし」
さっきのたかみなみたいに、麻里子は勝手に納得して行ってしまう
で、私はまた意味がわからずポツンと一人
「だからなんなのよ、もうっ」
「なに怒ってんの?」
ちょうど楽屋から出てきたにゃんにゃんが、私の剣幕に驚いたのか目を丸くしていた
「あー、うん、それが……」
たかみなと麻里子に突然キスされちゃって
自分で言ってて意味不明だが、事実なんだから仕方ない
にゃんにゃんだってこんなこと聞かされても困るだけだろうな
「ああ」
ところが、にゃんにゃんは頷いている
今の説明でわかることなんてあったんだろうか
「じゃ、はい」
何が「じゃ」なのか、にゃんにゃんは不意に顔を近づけてくる
そのとき私はほとんどあきらめの心境だった
ブルータスよ、おまえもか――だっけ?
たかみなとも麻里子とも違った感触
同じ行為でも人によって変わるよなぁ
そしてキスを終えたにゃんにゃんは、当然説明してくれるわけでもなく、私を置き去りにどこかへ去ってしまうのだった
もういいや
わかんないけど、今日はそういう日なんだ
たとえば、みんな優子菌に感染して(じゅりな菌とか、めーたん菌かもしれない)、キスしたい病にかかってしまったとか
なんか、そんなの
そうでも考えないと、頭がおかしくなりそうだもん
「は〜あ」
疲れた私は盛大に溜息をついて楽屋へ入る
一番手前に座っていた優子が、私の顔を見るなり立ち上がった
「感染源……」
思わず声に出してしまう
「あっちゃーん、えいっ!」
ほらね
まるでエスパーにでもなった気分
優子がキスしてくるのはもう完全にわかってた
だから今度は逃がさない
遠慮なく唇に吸いついてくる優子の肩を、私はしっかりと掴んだ
「あら、あっちゃん積極的」
おどける優子を見つめて、私は少し強い口調で問いただした
「どういうこと?」
絶対優子が主犯だ
私は根拠もなくそう決めつけていた
「消毒」
あっけらかんと優子が答える
「は?」
「みんなで、あっちゃんの唇を消毒しよう大作戦展開中なのだ」
「なんで!?」
「や、なーんか暗い顔してたからさぁ。思いつめることでもあったんじゃないかなぁって」
優子は子どもをあやすように私を抱きしめ、背中をポンポンと叩いた
「そりゃね、いろんなこと言う人はいると思うよ。でも仕事でチューするくらいなんだっての。気にすんなよ」
「気、気にして――」
ない、とは言えなかった
「だいいち、あたしの方が先にしてるしー。男はカウントするけど女同士はカウントしないってのは失礼だよね?」
「……うん、失礼だ」
すぅーっと、身体が軽くなった気がした
全部優子が吸い取ってくれたみたいに
私は優子を抱きしめる
それをみぃちゃんやともちんや、他のメンバーがニヤニヤしながら見てた
私もおかしくなって、ついこみあげてきた笑いを吹き出す
そしたらあとは止まらなかった
「あは、あはははははははっ!」
ああ、気持ちいい
こんなに笑ったの久しぶり
「メンバー全員とチューするまでこの大作戦は終わらないから、覚悟するように」
「えー、そんなにしたら唇腫れちゃうじゃん!」
「ダメダメ、あっちゃんに拒否権はないんだから」
列を作って並び始めたみんなを見ながら、私は笑いすぎて痛くなったおなかを抱えた
すごく良い!
りのりえです。
「りのちゃーん!」
玄関のドアを開けると、ニッコニコの北原さん。
「誕生日、おめでとー!」「あ、お、おかえり」
そのまま首に手を回して抱きしめてくるから、ビックリした指原は見当違いな返答をしてしまった。
里英ちゃんはそんな事を気にする風もなく、肩口に顔をうずめて「ただいまー」なんて言ってる。
ちょ、りえちゃん、ドア、鍵!とか、今お母さん居なくて良かったとか、
あ、シャンプーの匂いいつもと違う、これロシアの香り?とか瞬時に頭を巡ったけど、
それと同時に待ち侘びた里英ちゃんの帰国をやっと理解して、じわじわと自分の体が熱くなるのを感じた。
ほんの数日ぶりなのに、抱きしめられてる事もなんだか恥ずかしくて。
「あいらびゅーさっしー!」
そんな指原とは打って変わってテンションの高い里英ちゃんは、ほっぺにチュッとして指原から離れる。
こいつ…海外浮かれ野郎や…とか思いながらまんざらでもなくて、熱くなった頬をさする。
「当日に直接おめでとう言えなくてごめんね?」
「ううん、全然全然。ロシア楽しかった?」
「うん!もうすっげー寒くてすっげー楽しかった!さっしーがいたらもっと楽しかったのになー」
「え?あ、うん」
妙に素直な里英ちゃんに戸惑いを隠せず目が泳ぐ指原に対して、
里英ちゃんはニコニコしながらもなんとなくドヤ顔。なんだろう。
「なんかテンション高いね里英ちゃん…」
「今日くらいはねー。サービスサービス」
「サービスかよ」
「ところで指原さん」
「はい」
「なんと北原さん、お誕生日プレゼントをですね…」
「…買ってない?」
「違うわっ!なんとですね…既に渡しております!!」
「へ?」
「今日指原家に来てからのこの数分間で既に渡しております!さて一体どこにあるでしょう!」
「え?え?」
慌てて足元やらポケットやらを確認しても、何もない。
「もしかして、…愛、とかってオチ?」
「ブブー残念!」
うはっと笑う里英ちゃん。期待通りの返答だったらしい。
「えー何?どこ?目に見えるもの?」
「見えますとも」
「ええー降参降参。わからんわ」
「早っ。もうちょっと粘ろうよ」
「だってりえちゃんすごい言いたそうやし」
「あはーばれたかー」
目をつむってテヘッと自分の頭を叩くりえちゃん。
うざっ。
…とか思えるのが、指原と北原でこその仲でして。いい所でして。りのりえはガチだよ。
「首、見てごらん」
え?と思って首元を見ると、キラリと光るもの。
「え、え、」
「抱きついた瞬間に付けたのでしたー!」
「…」
「ロシアで買って来たんだよ。カッコよくない?海外で恋人の誕生日プレゼント買うとか」
「…」
「あれ、…まさかのお気に召さない感じ?」
一瞬で不安顔になる里英ちゃん。さすがネガティ部。
違うよ。黙ってしまったのは、ビックリと、嬉しいのと、好き、って気持ちがごちゃまぜになってぐわーって胸に溢れたから。
「…ううん。めっちゃ気に入った」
「ホント?」
「うん」
それでドヤ顔、と呟いたのは内緒。
よかった、と笑う里英ちゃんに抱きつくと、おおぅ、と声を出して受け止めてくれた。
「りえちゃん…」
「ん?」
「りえちゃーん…」
「うん?」
「ありがと…」
「いえいえ」
「…すきだぁ」
「…あたしもすき」
「りえちゃん…」
「んー?」
「…キスさせっ、ろ」
「なんで敢えて噛む台詞チョイスしたの」
照れ隠しだよ、って思いながら唇を寄せた。
終わり
指原さんが噛んだ「キスさせろ」は全じゃんネタです。
絶対噛む台詞、みたいな感じで盛り上がってました。
さっしー18歳おめでとう!
一日遅れたのは里英ちゃんの帰国に合わせたんだよ間に合わなかったとかじゃないんだよ
りのりえ良い!
今からさえゆき連投します。
良いよね?答えは聞いてないww\(^0^)/
暇つぶしにどうぞ〜♪
街は光の花が満開に咲き季節を彩っている。ショーウインドーも12月を知らせるカレンダーの様に白い綿とモミの木が飾られている。
辺りは幸せそうな笑い声と赤や緑の包装紙に包まれた箱を持ち足速に家路につく軽やかな足音が溢れていた。
誰もが携帯に目を落とし、誰かの連絡を待っていた。
世間ではトップアイドルと呼ばれ、有り難いことに年末年始は忙しくさせてもらっている。だからこそこんなに特別な日に愛しい人と遊ぶ約束ができるなど微塵も想像していなかっただけに心が弾み、雑音でさえも愛おしく思える。
収録が速く終わりようやくできた空きの時間。明日からは年が明けてもしばらく忙しい毎日が続く。
二人の時間は明日の朝には溶けてしまう魔法。まるでシンデレラのように。
恐らく顔は自分でも驚くほどニヤけているだろう。
そんなことを考えていると頬に冷たいものが触れる。
「雪だ…」
東京で12月に雪が降るなど滅多にない。そのおかげでよりいっそう特別な気持ちと期待が膨れ上がる。
夜も遅く、周りは恋人達が愛を確かめ合っている。今日だけは世界が愛に溢れかえっている気がした。
「佐江ちゃんまだかな」
寒さとは別に温かい気持ちで胸が満たされている。いつもは不安な待つ時間も幸せに感じていた。
早く会いたい。会って抱きしめて欲しい!
その時、背中からゆっくりと抱きしめられた。それはいつも感じている温もりだった。
〜END〜
第2段は皆さんの想像通り『あなたとクリスマスイブ』です。
二人のほのぼの感は泣けるでぇ!
でわでわ、どうぞ〜♪
あなたの温もりは何物にも変え難い最高のプレゼント…
「メリークリスマス」
耳元で佐江ちゃんが呟く。佐江ちゃんの両手を握り背中の温もりをじっくりと確かめる。さっきまでのワクワクはこの瞬間ドキドキへと変わっていた。
ゆっくりと反転すると、佐江ちゃんの顔がすぐ近くにある。照れを隠すため、
「メリークリスマスイブだよ」
とおどけてみせた。佐江ちゃんは何も言わず私の頭を撫でながらゆっくりと胸元に寄せた。
紺のコートの上からでも佐江ちゃんの鼓動が聞こえるくらい激しく脈を打っている。
幸せ過ぎて涙が溢れる。そんな私の頭を佐江ちゃんは髪を溶くように撫で、時たま後頭部をポンポンと叩く。それが心地好くて更に強く抱きしめる。
粉雪が私達を包み、肩や頭に積もっていく。それでも離れず黙ったまま抱き合っている。佐江ちゃんという温かい毛布に包まれながら。
あれから何分経っただろうか。いや、おそらくほんの数分しか経っていない。が、このゆっくり刻む時がとても長く感じる。
会ったら話したいことが沢山あった。しかし、今はこうして言葉のない雑音も聞こえない。まるで深海のような世界に浸っていたい。
永遠より一秒でも長く。
ふと顔を上げると佐江ちゃんは優しく微笑んでいる。
「りんちゃん。今日はいっぱい甘えてね♪」
その言葉にゆっくり頷いた。
「メリークリスマス♪」
私が言うと、佐江ちゃんは
「イブだよ♪」
といって唇を寄せた。明日の朝までは解けることない魔法をかけるかのように。
〜END〜
文章をうまく書こうとしすぎて逆に稚拙さが出てるよ
もうすこしキャラ活かせばいいんじゃない
>>434 そうなんですよねぇ(*>ω<*)
歌詞を無理矢理捩込もうとするとどうしても変な文章になっちゃうんですよ(つД`)
あと短文で上手くまとめようとするとキャラを活かせないんですよ↓↓
その辺が経験値として出てしまう( ̄ω ̄;)
また稚拙な文章を落としてしまうかもしれませんが温かい目で見守って下さい(_ _)
最後になりましたがご指摘ありがとうございます。
今後もご指摘等ありましたらガンガン言って下さい。お願いします。
>>428 りのりえすごいよかった!
里英ちゃんのてへっをうざって思うさっしーとかすごくりのりえっぽいww
キスさせろは良いネタでしたよね。まさかここで使うとは…里英ちゃんの返しにも思わずニヤけましたw
437 :
L.O.D:2010/11/30(火) 22:52:53 ID:knAoI8d6
あつさし、投下しまーす。
438 :
L.O.D:2010/11/30(火) 22:53:13 ID:knAoI8d6
ごろごろとベッドの上で漫画を呼んでた莉乃は
鳴り響く携帯に手を伸ばす。
閉じたままのサブディスプレイを見て、思わず飛び跳ねた。
「ま、ま、ま、ま、前田さんっ!!!?」
ゴクリと息を飲んで、携帯を開けて、通話ボタンを押した。
『やっほー』
「は、はいっ!」
『えー・・・なんかかたーい』
「いやいやいやいやっ」
何故、バレた。
電話の向こうの自分は実は正座をしている。
『なにしてたのー?』
「漫画読んでましたよ」
『へぇー』
「前田さんは何してたんですか?」
『撮影終わってー、帰るー』
「あ、仕事してたんですね!!お疲れさまです!!」
『疲れたよー、さしこ癒してよ』
「は?癒すんすか?」
『てか、前田さんってやめようよ、付き合ってるのに』
一気に顔が赤くなる。
固まって、言葉に詰まった。
辱めてるのだろうか。
いや、この人は・・・・思ったことを口にしているだけだ。
439 :
L.O.D:2010/11/30(火) 22:53:52 ID:knAoI8d6
「で、でも、いきなり・・・・なんて言えばいいんすか・・・・・」
『敦子』
「な、名前!?しかも、呼び捨て!?」
『敦子って言ってよ』
頭を抱えた。
電話の先の彼女は一体、どんな顔をしてるんだろう。
たかみなさんをいじる時みたいな悪戯な顔をしてるのだろうか。
「あつ・・・・・こ・・・・」
『なんか雰囲気出ないなー、もっと優しい感じで』
「あつこ・・・・・」
『莉乃』
「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
予想出来たはずだ。
しかし、あまりの事に叫んでしまった。
携帯は放り投げ、ベッドの上に落ちた。
「なしたの、あんた?」
あまりの事に、母親が入って来たが、なんでもないと追い返した。
『アハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!』
「前田さん・・・・笑い事じゃないすよ・・・・」
『ハァー・・・・・ハァー・・・・・ダメだ、死んじゃう』
「癒されたすか・・・・」
『えー、だって、まだ前田さんって呼ぶんだもん』
「いやいやいやっ!あつこはダメです!無理すぎます!」
『あっちゃんじゃみんな呼んでるもん、莉乃って呼びたいし』
440 :
L.O.D:2010/11/30(火) 22:54:59 ID:knAoI8d6
・・・・・・・・・・・何気なく名前で呼ばれてる。
なんでこんなことに。
最初は悪ふざけみたいな告白だった。
あたし、さしはらのこと好きだよ、って言った敦子が
いきなりキスをしてきて、頭が真っ白になった自分は訳も分からずうなづいてた。
まるで上級生の先輩に手玉に取られる男子中学生の気分だ。
・・・・・悪くないな、そのシチュエーション。
「だって、あつこって呼ぶの、たかみなさんぐらいじゃないすか」
『んー・・・じゃぁ、莉乃の呼びたいように呼んでいいよ』
「てか、り、莉乃も恥ずかしいんすけど」
『似合わないよね』
「えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
『あ、家着いたやー、また電話するね』
電話が切れた。
なんて忙しい人なんだろう、そして身勝手極まりない。
あんな人と付き合う人はどんな人なんだろう。
あぁ、そういえば、自分は彼女だった。
とんでもない事に巻き込まれてるような気がしてならない。
また携帯が鳴った。
今度はメールだ。
「見て・・・ね?」
添付ファイルを見る。
チームAの人間関係図の前でドヤ顔をする自分
文字と線が書き足されてる
敦子と自分の上に相合い傘
さらには、敦子から線が伸びて、自分に『好き』の二文字
”しんゆう”の四文字は消されて、”カレカノ”に変わってた。
これが今の私と彼女の関係である。
【End】
441 :
名無しさん@秘密の花園:2010/12/01(水) 14:47:00 ID:cMSqLBmI
>>438-
>>440 あつりの良すぎ!
街中で思わずニヤけてしまった(〃▽〃)ww
興奮のあまりさげ忘れました
申し訳ないです
もえさし書きました。
久々に萌乃ちゃんとご飯を食べた夜。
海外の仕事がどうだったとか、CAのお姉さんが可愛かったとか、
今日の服がどうとか、最近の公演がどうとか、太ったとか痩せたとか、とにかく何でもない話ばかりを選んだ。
二人きりという状況に浮足立って、たまに緊張して。
私たちは未だになんとなく照れ合って、いつでも距離の取り方を迷っていた。
「んでさ、今年はおでんあんま食べれてなくてさー」
「あれ、おでんアイドルじゃなかったの?」
「そう、そうなのよ。でもなんかタイミング合わなくてさー」
会いたかったとか寂しかったとか、
そんな甘ったるい空気に素直にひたれるほど大人じゃない。
でも一緒にいたい気持ちは本物で、時間が過ぎるのが悔しい。
バイバイを言うのがイヤで、元より今日はそんな事を言うつもりはなくて、
でもそれを伝える決心がつかない指原はああだこうだとひたすら喋り続けた。
あー、なんで言えないんだろ。
いつもこうやってビビって先延ばしにするから萌乃ちゃんをやきもきさせちゃうのに。
分かってるのに出来ない自分にイラつく。
結局萌乃ちゃんの終電の時間が来て、
どうしようどうしようって内心焦りながら萌乃ちゃんを家まで送った。
指原の終電はとっくにアウト。
タクシーで帰る事も出来るけど、でも。
萌乃ちゃんの家の前で無言で向き合いながら、
ホントは萌乃ちゃんも気付いてるんだろうなって思う。
今日はなんとなくそういう雰囲気だって事。
今日は一緒にいたいって、指原が言いあぐねてる事。
だって萌乃ちゃんも、「さっしー終電は?」とか聞いてこない。
つまり、あとは指原がいつ踏み出すのかって事で。
「あ、のさ……」
「…」
「…その…」
「……ねぇさっしー。あたしからはさ、何も言わないよ?」
「…」
無駄な事が嫌いな萌乃ちゃんは容赦なく核心に迫って指原を追い詰める。
急にプレッシャーを感じて乾いた喉を湿らそうと、唾を飲み込んだ。
やっとの想いで萌乃ちゃんと恋人同士になっても、指原の臆病さは治らない。
でも、この厄介な性分は萌乃ちゃんの小悪魔的な意地の悪さといい勝負かもしれない。
萌乃ちゃんから言ってくれてもいいじゃないって、思う時がない訳じゃない。
けど多分、指原がビビって不安でいるから、萌乃ちゃんまで不安にさせてて。
普段は何に対してもハッキリ物を言う萌乃ちゃんを躊躇させてる。
……指原、いい加減勇気出します。
「さしは「萌乃ちゃん」
「…なに?」
「寒いね」
「…うん、もう冬だね」
萌乃ちゃんの言葉を遮ってまで指原が切り出したのは天気の話。
萌乃ちゃんがあからさまに呆れた顔をするから、
違うんだよ続きがあるんだよお願い聞いて!って気持ちで拳を握りしめる。
「寒いからさ、萌乃ちゃん…に、さ、触っても、いい?」
「……うん」
テンパって微妙な言葉を選んでしまったのにも関わらず意外と素直に返ってきた返事に内心驚きつつも、精一杯冷静に努める。
触れたいけど触れてしまうのが勿体ないようなフワフワした気分で、
萌乃ちゃんの手首のあたりをそっと掴む。
冬の冷たい空気で少し冷えたそこを、出来るだけ優しく。
「手、繋いでいい?」
「…うん」
しっかり返事を聞いてから、なぞる様に下に滑らせる。
ギュッと握った萌乃ちゃんの手は温かくて柔らかくて、
それだけで涙がジワッと目にたまった。
「萌乃ちゃん、温かい」
「…さっしーも」
萌乃ちゃんはやっと表情を緩めて、やれやれって顔で優しく笑った。
それが嬉しくて指原も笑うと、情けない顔、ともっと優しい顔で言われた。
じんわりと暖まる心に、あぁ結局これなんだなと思う。
指原の不安を吹き飛ばしてくれるのは、萌乃ちゃんの笑顔だけ。
萌乃ちゃん大好き。大好き。大好き。
「…抱きしめていい?」
「…うん」
一度触れてしまえば、もっともっと萌乃ちゃんの温もりが欲しくなるのは当然の事で。
華奢な背中に手を回してゆっくり深呼吸する。
萌乃ちゃんは、指原をギュッと抱きよせてくれた。
「…さっしー」
「うん?」
「…キス、してもいいよ」
萌乃ちゃんはシャイで、それでもって案外と照れ隠しが下手くそだ。
顔が見えないように指原を抱きよせて、「してもいいよ」だなんて。
可愛いなぁって笑いそうになったけど、へそを曲げられたら困るので口の中で噛み殺す。
「……いいの?」
「…うん」
体を離して手を寄せた萌乃ちゃんの頬は少しだけ熱くなっていた。
目、閉じて、と声を出さずに呟けば長い睫毛に縁取られた瞼がおろされる。
閉じてと言ったのは自分なのに、
萌乃ちゃんの透き通った瞳が隠された瞬間はちょっと寂しくて、
ほんの数十センチの距離に胸が締め付けられる。
ひとつになりたいって気持ちがどういうものなのか、
萌乃ちゃんと出会って初めて分かった。
また涙ぐんだ目をギュッと閉じて唇を重ねれば、0になった距離に安堵する。
腰にまわした腕の力を強めると、萌乃ちゃんがフッと笑って吐息が唇にかかった。
唇をゆっくり離して強く抱きしめて、
そして何時間もずっと言えなかった事をやっと伝える。
「萌乃ちゃん…指原、今日…帰りたくない…です」
「…うん、知ってる」
夜が終わらなければいい。
終わり
もえさしGJ!
よかったよかった
もえさし非常に良かった!!
また気が向いたらお願いします。
もえさし良すぎ!
さしこは何故単品だとそれ程魅力を感じないのに誰かと絡めるとここまで輝くのだろうか
さえこじって需要ありますかね?
メジャーじゃないけどすごく好きなんで…
あると思います!
こじ→さえ な感じで書いてみました!
小嶋陽菜が壊れかけてきている。
正確には、「小嶋陽菜のキャラ」が壊れかけてきている。
変じゃない?
よそよそしくない?
不自然じゃない?
バレて、ない?
佐江が近くにいるときはいつもこう。
直視できないけどしたくて、触りたいけど触れなくて。
陽菜はそれを佐江や周りに悟られるのを恐れている。
今も昔も佐江はただの仲良しなメンバーなつもり。
カッコいいなって思ったら、ともーみちゃんやあっちゃんと同じように
イケメソーって言って写真を撮る。
近くにいたらお喋りするし、ご飯も一緒に食べる。
それだけ。
「みんなの佐江」に「こじはる」がベタベタするなんてキャラじゃないから必要以上に近づかない。
でも、そのキャラも限界が近づいきてるみたい。
佐江は可愛い。
洋服やコスメや猫ちゃんやアイドルを見た時の
そんなキラキラした「可愛い」じゃない。
佐江には、もっと人間くさくて締め付けられるような感情が働く。
にこにこしながら喋る姿や、前髪を整えながらする上目使い、無防備な寝顔。
どうしようもないぐらい母性本能をくすぐられる。
おかしい。
陽菜はそういう感じじゃない。
「なんだかんだ佐江かよー」
優子や高みなにそんなことを言われる日がもうすぐ来ると思う。
それぐらい最近の私は不自然なんです。
「こじぱは何でこんなに可愛いんだぁ?」
ビクッとして声の方を見上げると、佐江がニッと笑った。
少し舌たらずな口調が耳をくすぐる。
佐江は開いたままの週刊誌を机に置き、
「よっこいしょっ!」
わざとらしく言って私の隣に座った。
「ねぇ、佐江このこじぱ最っ強に可愛いと思うんだけどさー」
私のグラビアページを見せるようにイスごと体を寄せてくる。
近い。無造作に跳ねた髪が頬に触れる。
「え〜?やだそれ…変な顔してる」
「うそぉ!?優子はねーこっちの方がいいとか言うの」
ああ、優子が持ち掛けた話でこっちに来たんだ。
別に陽菜に用があったわけじゃないよね。
ちょっと待って、おかしい。そんなこと気にしなくていいのに。
「…うん、そっちの方がうまくできたなと思った」
一瞬だけ周りを見渡すと、幸い誰もこちらを気にしている様子はなかった。
みぃちゃんに気づかれたら終わりだ。
あの子は鋭いし、ラジオでもテレビでもお構いなしに喋る。
「うそ?嘘だ?!えー!」
佐江は目を丸くしてこちらを向く。
「だって…」
と言いかけて一瞬目が合うけど、こういう時は必ず陽菜が先に目をそらす。
「この時すごい顔がかゆくて、我慢しながらだったからこんな…」
ページに目を落とし、あることないこと適当に言って動揺を隠す。
今の陽菜はあきらかにおかしい。挙動不審だ。
同時に、佐江に自分のグラビアをまじまじと
見られているこの状況が恥ずかしくなって週刊誌を閉じた。
「おわり」
「あっ!」
もう〜なんて言いながらも目がなくなりそうな表情で笑う。
この顔をやられると、いつもつられて笑顔になってしまう。
「まぁご本人様が言うならしょうがないですね!」
佐江は下唇を突き出しながら言って席を立った。
「おかしいなー佐江って感覚おかしいのかな?」
「…まぁ、人それぞれですよ」
確かにおかしい。
早朝でも夜中でも元気で無邪気だし、誰に何をされてもイヤな顔一つしない所。
何より陽菜みたいな冷めてる人間を、こうやってドキドキさせてる所。
「実物が一番かわいいけどね!ひひー」
ツンと私のほっぺを突いて、再びニッと笑って佐江は楽屋を出ていった。
キャラなんて壊れてもいいや。
もう一回、もう何回でも同じことをされたいと思うようになってしまった。
「みんなの佐江」を「陽菜の佐江」にしたくなる日が
やがて来るだろう。
「あ、みぃちゃん」
「陽菜ってさぁ、佐江といる時ヘンだよ?」
結局、こじはるもなんだかんだ佐江が好きです。
end
今まで小嶋さんがさえをそういう目で見てきたと妄想したら興奮した
gj
あつさしいいなぁ 主導権をとるさしこって考えにくいけど後々出てくると期待
素晴らしい!
460 :
名無しさん@秘密の花園:2010/12/07(火) 19:13:03 ID:NghR7Xc6
さえこじかなりいい!!www
そしてさえゆき希望……
日経エンタでいいなと思ってた時にこれですか
良過ぎてハゲそう。
あつさし(*´Д`)ハァハァ/lァ
もえさし(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ
さえこじ(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ
駄文ですが、さえゆき投下します。
■1■
「今日のこの衣装ほんと可愛い〜」
「ライブも盛り上がったし楽しかった〜」
「中央に向かって走るところ、気持ちよかったよね!」
ライブが終わり、これから今日の宿泊先に皆で移動。
バスの中では、今日のライブのことやら、新しい衣装のことで話題がもちきりだ。
いつもは疲れて眠ってしまう車内でも、これから行く温泉旅館に内心はしゃいでいるのだろう。
どうやら今まで忙しかった分、温泉でゆっくりできるらしい。
今まで頑張ってきたご褒美かな?
そんな中・・・ふと横をみると浮かない顔のりんちゃん。。
佐「ど〜したの?りんちゃん?これから温泉だよ?」
由「う・・うん」
佐「美味しい料理もでるらしいし、色んなイベントも用意してくれてるみたいだよ?」
由「うん、楽しみは楽しみなんだけど・・でもね・・」
佐「でも?」
由「あのね、今日の部屋割り・・離れちゃった・・」
佐「え!?」
由「だから、さえちゃんと違う部屋なんだって」
佐「りんちゃん・・」
由「せっかくお泊りだし、さえちゃんと同じ部屋になれるかな〜なんて期待してたんだけど・・んっ!」
りんちゃんがあまりにも可愛くて可愛くて、ついキスしてしまった。
前のほうの席だったからか、まわりには気付かれてないみたいだ。
由「さえちゃん・・・」
佐「機嫌なおった?大丈夫だよりんちゃん、時間はいっぱいあるし二人でいられる時間もあるよ♪ね?」
由「うん!へへ・・」
佐「へへ・・」
み「あ〜〜ちょっと〜二人とも何見つめあってんの?付き合ってんの?」
由「今ね、みぃちゃんと今度三人でご飯行こうねって話してたとこ」
佐「そっ、何食べたい?」
み「あ、行きたい行きたい!どこ行く?あたし鍋とかがいいな♪」
タイミングよく?みぃちゃんがやってきて、りんちゃんも機嫌がなおったみたいだ。
それにしても耳元で・・しかも上目使いなんて反則だろりんちゃん。可愛すぎだよ。抑えられなくなったらどうするんだよ。もう。
これで同じ部屋だったら・・・なんか、やばかったな・・。
■2■
やっとバスが目的地に着き、部屋に荷物をおいた後、みんなで食事になった。
大部屋へ行くとすでに料理が並べられており、1つずつお膳があった。
天ぷらやお刺身に、豪華な和食料理。ライブの後もありお腹がすいていたからか、みんな残さず食べた。
仲良く談笑しながら食事も終わり、何人かにわかれて温泉に行くことになった。
み「さえちゃ〜ん、行くよ〜」
佐「お〜う。」
み「ちょっとゆきりん。まだ用意できてないの〜?」
由「う、うん。まゆゆと後から行くから先に行ってて。」
み「じゃ〜行ってるよ〜。さ、行くぞ〜温泉!」
なんだりんちゃん一緒に来ないのか・・でも、後から来るって言ってるし、先に行ってよう。
脱衣場につくと、きたりえとひじはるとあきちゃが、キャーキャー寒い〜なんて言いながら外の温泉につかりに行った。
みぃちゃんはすごいスピードで服をぬぐと、待ってぇ〜なんて3人を追いかけちゃった。おいおい置いてくなよ。
ここの温泉はかたこりなんかにも効くらしく、ライブで疲れた体にとってもしみた。
お湯に体をつけた時につい、あ〜〜なんてみんなで言って、笑っちゃったよ。
でも、結局りんちゃんは来なかった。よかったのか残念なのか・・内心複雑だった。
部屋に戻ると皆で1つの部屋に集まって、布団の上でゴロゴロ話はじめてた。
ねぁ、せっかくだし、一言マクラ投げやろ〜とのみぃちゃんのかけ声で始まったマクラ投げは、
いつのまにか全員が参加していておもいのほか盛り上がった。
気付いたらウトウトと寝てしまっていたみたいだ。マクラ投げで汗もかいていたからもう一度温泉に行こうと
皆を起こさないようにたちあがると・・はじのほうで寝ていたりんちゃんがむくっと起き上がった。
由「さえちゃん、どこ行くの?トイレ?私も行く。」
佐「う、うん。」
寝ぼけてるのか、トイレじゃなくて温泉だったんだけど、可愛いからトイレまで連れていってあげることにした。
二人で部屋をでると、りんちゃんはいきなり腕を組んできて耳元で
由「温泉いこ」
佐「あれ?トイレじゃなかったの?」
由「起きてる人もいたらついてきちゃったかもしれないでしょ?二人で入りたかったし・・」
やばい。心臓がもたないよりんちゃん。そんな上目遣いで見つめられたら温泉だけじゃすまないよ・・
佐「行こうか・・」
由「うん!」
続きはまた近々投下しますっ
駄文ですいませんm(_ _)m
GJ!!
さえゆき超好きなんで
楽しみにしてる!!
昨日の続きです。裏ありですm(_ _)m
温泉へ向かう途中、心臓の音が組んでる腕からばれないようにりんちゃんに話しかけた。
佐「みんな疲れてたからか、枕投げしながら寝ちゃってたんだね」
由「うん」
佐「他にも部屋があるのに皆集まっちゃってなんだかもったいなかったかな・・」
由「うん」
佐「あ、でもりんちゃんと同じ部屋になれたね!みんなと一緒だけどさ」
由「みんなともいいけど・・・私はさえちゃんといたいな・・・落ち着くし・・」
りんちゃんは前を向きながら恥ずかしそうにそう呟いた。
佐「え!・」
どくん。また心臓が跳ね上がった。
今日のバスの中からりんちゃんがいつも以上に可愛すぎて、さっきだって、みんなで温泉に入っている時に
一緒にりんちゃんが入ってたらって想像したら・・それだけでのぼせそうだった。
由「ほんとはね、さっき、みぃちゃんとさえちゃんが温泉へ行った時、一緒に行こうと思ったの」
佐「うん」
由「でも、他のメンバーと一緒に温泉に入っているさえちゃんのことみるのやだなって・・」
佐「・・・」
由「部屋割りのこともそうだけど・・なんだか独占欲わいてきちゃって・・ごめんね、私重いよね?嫌いになっちゃった?」
もう何もかにもが限界だった。
由「さえちゃん?」
立ち止まり向きをかえ、りんちゃんの左腕をつかんで、あいている部屋へ向かった。
部屋につくと案の定、布団が敷いてあるだけで誰もいなかった。
りんちゃんを部屋にいれ鍵をかけた。部屋の中に入りながら明かりを消して、りんちゃんをそっと抱き締めた。
由「さえちゃん?」
佐「さっき・・温泉に入りながらりんちゃんのこと考えてたんだ」
由「うん・・」
佐「笑ってる顔も、困ってる顔も、怒ってる顔も、恥ずかしがって照れてる顔も全部、全部好きだよ」
由「さえちゃん・・」
抱き締めているりんちゃんの体を離して、暗闇の中彼女の目を見つめながら
佐「もう何だか、我慢できないんだ・・」
そう囁きながらキスをした。
りんちゃんの細い腰を抱き寄せると、りんちゃんは首に手をまわしてきた。
それが二人の合図かのように、唇をひらいて舌を受け入れて柔らかくほんのり甘いその舌がたまらなかった。
どれぐらいそうしていたかわからないぐらい、二人の息はあがっていて名残惜しく唇を離して、布団の上に押し倒した。
浴衣姿に蒸気しているりんちゃんがいつも以上に色っぽくて、
佐「可愛すぎるりんちゃんがいけないんだぞ・・」
自分に言い聞かせるように、りんちゃんの首筋に顔をうずめた。
由「あ・・さえちゃん・・」
時折もれるりんちゃんの吐息にさらに興奮しながら、浴衣の紐を解いた。
暗闇のなかでもわかるその白い肌に、柔らかく綺麗な形をしたその胸に顔をうずめた。
先端を舌でころがすたびにもれる、その吐息に頭からお腹にかけてぞくっと電気が走った。
りんちゃんの声だけで、自分がいきそうになりさらに体が熱くなった。
由「もぅ・・だめ・・さえちゃん・・」
下半身をもぞもぞさせながら見つめてきたりんちゃんに、キスをしながら指をそのもぞもぞしている中心部へ沈めた。
りんちゃんの中はとてもあたたかく、あたためたアロマオイルのようになっているその部分に、さらに1本指を沈めると
あっさり2本も入ってしまった。
由「あ・・あ・あん・さえちゃん」
佐「りんちゃん・・あったかいよここ・・」
由「や・・・は・あん・・さえ・・ちゃん・・」
中をときほぐすように、優しく指を回転させるとりんちゃんはさらに声をあげた。
佐「もっと足ひらいて・・・・」
耳元で囁くと、うんと頷きながらその細長い足をひろげた。
体を太ももの間にいれ、さらに指が奥にいれられる体勢になり、ゆっくりと2本の指を深くさしいれた。
由「あ・・さえちゃん・・だめっ、いっっちゃう・・」
深くいれただけで、りんちゃんはすでにいきそうで、少し指を戻した。
涙目のりんちゃんは、さえの髪の毛を右手でなでながら
由「やだっ・・さえちゃんが、もっとほしい・・・」
一気に頭に全身の血がかけのぼり、りんちゃんにキスしながらまた深く深く指を沈めていった。
時折ゆっくりと回転させながら、優しく指をだしいれする度に、りんちゃんの体は跳ね上がり
キスでふさいだ唇からは、時折もれる息と声に何度も何度も電気が走りぬけた。
指がとろけるぐらいにかきまぜたそこは、どちらのものともつかないぐらいの感覚で指を締めつけた。
由「ん・・・ん・・んぁ・・もうっだめ・・さえちゃん・・あああん」
佐「りんちゃん愛してるよ・・・」
二人ともほぼ同時に、電気が走りぬけたようにぐったりとなった。
しばらくしてからお互い見つめあうと、なんだか笑ってしまった。
佐「りんちゃん、さえの気持ちわかった?」
由「うん、私も愛してるよ、さえちゃん」
佐「へへ・・」
由「うふふ・・」
佐「もう温泉もいけないから、シャワーでもあびようか?」
由「うん、一緒にはいろ♪」
佐「もちろん!」
・・・結局温泉には行かずに、部屋についているシャワーを二人であびることになった。
イチャイチャしながら、あ〜これは明日、寝不足決定だななんて考えながら、りんちゃんに深いキスをした。
おしまい
おつきあいありがとうございましたm(_ _)m
ゆきりん攻めも見たい…
メンバー内の乱れた性事情に困惑する指原
っていうの書いたんだけどマニアックすぎるかな?
読みたいよ!
>>476 お言葉に甘えて。
指視点ですがキャラ掴めてないとこもあるのでご了承を…
今日は年末の歌番組の収録日。
年末ともなると色々な番組に出演させて頂けますが
大人数だと指原は全くといっていいほど映りません…
いや、贅沢な悩みなんですけどね。
でも今日は違うんです。
選抜上位の皆さんの中に、なぜか指原放り込まれちゃったみたいで…
場違いなのは知ってますよ…
でもテレビにたくさん映れるチャンス!
いつも以上に力が入るじゃないですか!
って指原、ちょっと気合い入れすぎて1番に着いちゃいました。
両耳からイヤホンを外し、曲を停止してキョロキョロ。
とてもAKBの楽屋周りとは思えないほど静かです。
まぁリハまで2時間近くあるから当然ですね…
AKB48様@
と貼り紙してあるドアがある。
「いち…」
と呟き、ノブにかけていた手を止めてもう1つ先のドアを確認する。
案の定「AKB48様A」と書かれた紙が貼ってある。
指原はこういう時は必ずAを選びます。
だって@ってツラじゃないでしょ…指原。
@には前田さんとか優子さんとか麻理子様とか
可愛くて美人でオーラに溢れた方が入るべきなんですよね、きっと!
スタッフさんが何も指示しなくても、そこは暗黙の了解なんですよね!
ということで迷うことなくAの楽屋のドアを開けました。
開けたはいいんですけど、指原、何か人の気配を感じたんです。
ビビリな指原は10センチ程のところでストップ。
よく耳を澄ますと、囁くような声と布のこすれる音。
「ちがうよぉ…」
ちょ、え、ちがうよ?
指原に言ってるんですかね?
まさか入るとこ間違えた?
いやいやいや。あきらかに他の誰かに向けた声だ。
恐る恐るドアの隙間を少し広くしてみる。
何か割って入ってはいけない空気を感じますが
ヘタレな指原は逃げることすらできずその場に固まってしまいました。
楽屋の隅に置かれたソファのそのまた隅っこに誰か座っている。
見覚えのある黒髪ボブの後ろ姿…
前田さん…?
もう1人の誰かのひざの上に向かい合うように乗っている。
「もー」「わざとだぁ」という甘えた声で、上にいる人が前田さんだと確信した。
高みなさんか誰かとじゃれてるのかなぁ…
でもじゃれてるって空気じゃないだろこれは!
何かがおかしいぞ!
たまに混じる「んっ…」という我慢するような吐息。
その度にピクンと反応する前田さん。
はぁ、はぁというかすかな息遣い。
それが前田さんのか、高みなさんらしき人のかも分からないぐらい
呼吸の音が荒く、大きくなっていく。
「こっちがいい…」
腰にまわされた手を誘導し、…いやいや!どこを触らせてるんですか前田さん!
エ、エロすぎる…
まずいこれは!
指原なにかいけないものを見ています!
「やらしいね、あっちゃん」
「優子…ちゅーして…」
ゆゆゆゆゆ優子さんんんんんんん!!!!!!
いや優子さんでも誰でも関係ないですよ!
楽屋で一体何をやってるんですか!?
お二人はそういう関係だったのですか!
指原の無言の訴え虚しく、前田さんが優子さんの首に両手をまわしたと同時に
2人のお顔が近づいて…
あああああヘビロテのPVなんて目じゃないくらい濃厚!
あれが大人のチッスなのか!
「ん、んっ…っ優子…」
「かわいい」
言われたい!!!!!!
指原も優子さんに耳元でかわいいって囁かれたいです!!
じゃなくて!
前田さんの息混じりの声に比べて優子さんの余裕に満ちた声。
なんだか凄く手慣れているというか…
楽しんでいる。
いじわるそうな上目遣いで前田さんを見上げて
アイドルスマイルで反応を楽しんでいる!
恐ろしい!!
そして相変わらず体が動かない指原。
このままだとマズい。
前田さんの首を攻め始めた優子さんの顔が見える。
「………」
モロに目があってしまいました……
その瞬間、自然とドアノブから手が離れていました。
カチャンと静かな音を立てて閉まるドア。
最後に目に映ったのは「指原お前何やってんだ?」という表情の優子さんでした…
ヤバイ。
ヤバイヤバイヤバイヤバイ!!ああああああああ!
指原のバカ!変態!いつまで覗いてんだよおおおおおお!
見ちゃいけないって分かってたのに!!!
気づかれる前にいなくなればよかったのに!!!
もう終わった!!!もうAKBクビだああああああああああ
でも錯乱することなく静かにフェードアウトできたのはスゴくないですか。
でもでも、ああ…今頃
「指原に覗かれてたしーあいつキモーイ」
とか言われてるんだろうな…
手に持っていたバッグが、汗で滑り落ちてドサッと音を立てた。
「お?指原?早いねー」
「た…高みなさん……」
トコトコっと走りよってきた小さな姿を見て一気に力が抜けて
その場に座り込んでしまった。
「ちょちょちょいちょいぃ!どした!?」
「ストップ!ダメです高みなさん…!静かに……!」
最小限の声を出し、必死に手を振り上げて高みなさんを楽屋に近づけないようにした。
何がなんだか分からないという顔をしながらも
小さな声で「どした?何、具合悪い?吐きそう?」
と心配そうに顔を覗きこむ高みなさん…
本当に優しくて頼れるキャプテンです…
その後なんとか高みなさんを@の楽屋に留め、
ひたすらワンピースの話を引っ張って時間をやり過ごしました。
高みなさんがスタッフさんと打ち合わせに行こうものなら
一緒に部屋を出て金魚のフンのように着いていきました。
だってあんな所に1人でいたら気が気じゃないですよ…
今後だれかが指原と同じ目に遭わないように
通りすがりに「AKB48様A」の貼り紙は剥がしておきました…
リハーサルが始まっても指原の動揺は収まらず、2人の顔をまともに見られませんでした。
前田さんも優子さんも、会うなり「おはよーさしはら」なんて言ってくれて
いつものように指原をいじってきます。
え、何あれ夢だったの?ってぐらい…
なんなんだ…AKB48ってなんなんだ…
昼休憩に入って楽屋に戻る。
どういう流れで落ち着いたのかは分からないけど
前田さんと優子さんがいた楽屋は、普通にメンバーが出入りしている。
うん、逆に指原に見られちゃってよかったんじゃないかな!!
スタッフさんに見られてた方がよっぽど危険だったよ!うん!
そう自分に言い聞かせても心のモヤは晴れず…
「なーに食ーべよっかなっ」
ケータリングの前でぼーっとしていると、隣に小さな影が並んだ。
声の主は…ゆ、優子さん…
「…あ、優子さん、あ、あ、あの…」
「んー?あ、これおいしそー!」
なぜそんな涼しい顔ができるんだあああああああ!!
優子さん、怒るなら怒ってください!指原を軽蔑してください…
とりあえず謝ろう。指原の得意技。
というか、そうでもしないとモヤモヤが晴れません…!
「あの……本当にすみませんでした!!」
「んぇ?」
「本当、悪気とか全然なくて偶然!偶然なんです!ただビックリしただけで…!」
「あ〜見てたよねー指原」
「ああああそうなんですすいません!!!でも誰にも言わないんで!
その後の配慮とか指原マジ頑張ったんで大丈夫です!誰にもバレてないです!」
「早すぎて何言ってんのかわかんない」
ふふっと軽く笑って優子さんは指原を見上げた。
ああ…かわいいお目め。
これは前田さんも夢中になるわ…
「っていうか怒ってないから大丈夫だよ。悪いのはうちらなんだから」
優子さんはひょいひょいとご飯やサラダを盛り付けながら言う。
「あっちゃんにも言ってないから」
「え、ま、マジですか?裏で指原キモイとか言ってたんじゃないんですか?!」
「っはは!ないない、なんも言ってないよ。
だって言ったらお互い変な感じになるでしょ?」
「いや、えー…まぁ…前田さんを見る目は変わる…と思います…」
優子さんを見る目も変わりましたけどね…
「エロい目で見ちゃうってこと?」
「ちがいます!違いますよ!!そんな、確かにエロかったですけど!!
優子さんの前田さんじゃないんですか?!」
思わず本音が出てしまった。
優子さんは白い歯を出してケラケラ笑っている。
「そんな深く考えなくていいよ」
そしてカレーの皿を持って楽屋に入ってしまった。
収録は夜まで行われ、時刻は19時を回ろうとしていた。
優子さんのおかげで気は楽になったけど、どうしてもあの2人が話している所を見ると
絡み合う優子さんと前田さんがフラッシュバックする。
ダメだダメだ指原…考えるな!!
空き時間がつらい。誰もいない所に行きたい……
辿り着いたトイレで、鏡に映った情けない顔を見てため息をつく。
ガチャ
「あっ。さしこ」
奥の個室のドアが開き、人が出てきた。
「ま…!!え、だ、さん…」
「ビックリしすぎ〜」
緩いトーンで笑って指原の隣に並んだ。
鼻唄まじりに手を洗い、鏡越しに指原を見る。
「さしこ、入らないの?」
「え!あ、えーっと……筋トレしに来たんで!!」
「筋トレぇ?あはは、嘘ぉ〜」
「…………」
「……?…さしこ?」
言葉が出てこない。
後ろめたい気持ちと、深く知りたい気持ちが共存する。
秘密を知ってしまったのに知らないふりし続けるなんて耐えられない。
今みたいな空気がずっと続くなんて指原……無理!!!
「あの、前田さん…」
「ん?」
「女の人が好きなんですか?」
あああああああああああああ!!!!直球すぎる!!!
沈黙のあいだ、前田さんは目をパチパチさせていた。
「あの、決して脅しとかではありませんから!ただちょっとそう思う事がありまして……!」
「あ…見られちゃった?」
「え…」
前田さんは意外にもあっけらかんとした態度だった。
最悪な空気になるの覚悟で聞いたのにまったく予想の範囲外。
じゃあ別に指原、あんなにビクビクすることなかったんだ!!
前田さんも優子さんも覚悟できてたんだ!
じゃなきゃ楽屋であんなことしないですよね。
「いつかバレちゃうかなって思ってたけどね〜
大胆すぎたかぁ…」
やっちまった〜って表情で頬を染める前田さん!!かわいい!!
本当に優子さんのこと好きなんだなぁ…
なんだか指原、ほっこりして涙が出そうです…
「そんなことないですよ!しょうがないですよね!
きっと我慢できなかったんですよ!優」
「そうなの!麻里子ってほんとに我慢できないタイプで〜…」
…麻里子?
え?前田さん。ちょっと、あの…
優子さんじゃなくて?
麻里子様?
「さしこに見られちゃってたんだ。こないだの」
いや…指原それは見てません
麻里子様ともそういうことをやってる、ということですか…
もうわけが分かりません…頭を整理させてください…
でも指原、ちょっとだけ楽しくなってきました…
end
以上です
長々とすいませんでした;
GJ!!
さしこのキョドってる姿が目に浮かんだw
指原が書いてるのかとwwwww
ちょ、指原w
是非とも続きを書いてほしいものだ!!
さ し は らw 夜中に乙!
指原乙w
SSのふりをした暴露ですね、わかります
感想ありがとうございます!
投下がないようなので
メンバー内の乱れた性事情に困惑する指原 part2
よろしいでしょうか…
>>493 ありがとうございます
再びお言葉に甘えて…今回も長めです
指原には今、大きな悩み事が2つあります。
1つはどうやったらこの性格とルックスをアイドルに近づけられるのか。
これは切実です…
AKB48に入ったからには永遠のテーマです…
もう1つは……
ちょっと指原の口からは言えないことなんです…
シャンシャンシャン、という激しい音漏れが聞こえて目が覚めた。
深夜2時。
明日は地方でロケということで、ただいまバスで移動中です。
車内は消灯され真っ暗。メンバーは死んだように眠りこくっております。
指原に至っては消灯される前から爆睡していたので
いつ暗くなったのかも分かりません。
…それにしても音漏れヒドすぎないか。
隣ですやすや寝ているのは…小森。お前か……
よーし電源切ってやる。フフ、ざまぁ小森。
小森のポケットやら毛布の隙間やら探ってプレーヤーを探す。
あれ…ない。
っていうか小森、イヤホンすらしてない。
暗がりの中で耳をすますと、その音は前の席から聞こえていることが分かった。
こんな爆音でも寝られるのって…
音漏れの犯人を覗こうと通路側に顔を伸ばす。
「んふふ…」
…なんか今笑い声しましたよ…
しかも指原この笑い声には複雑な思い出があるんですけど…
音漏れは前方から、その通路を挟んだ隣から
ボソボソと会話する声が聞こえる。
指原この状況見たことある!!
なんか前も同じ汗かいた!!デジャヴ!!!
またも指原はいけない世界を覗き見てしまったようです…
「だめ…だめなの」
「ん〜やだぁ」
「起きちゃう…っ…優ちゃん〜……」
優子さん……勘弁してくださいよ……
声から察するに次はこじはるさんですね…
ちょ、深夜のロケバスで…ってエロすぎませんか。
まぁ予想はしてましたよ!!
普段のくっつきぶりからして!!
あぁ指原思い出しました。眠りに落ちる前に目にした光景を。
優子さんは先にバスに乗ったにも関わらず、こじはるさんを
窓側の席に座らせてたんです。
壁になろうとしたんですね…
こじはるさんを角に追いつめる為だったんですね…!
うふふ。指原だんだん分かってきましたよ…!
いや違うだろ!!ダメだ…麻痺してきた…
でも今回の指原は前とは違いますよ。
見てたってろくなことないですからね!無視しちゃいますよ!
前田さんだって麻里子様とそういう関係なんだから!
優子さんと前田さんは割り切ったお付き合いということですよね?
わぁー大人の世界!
指原が悩むことはひとつもないなぁ!よし寝るぞ
「声でちゃう?」
「んっ…や…」
「や?嫌?にゃんにゃん」
「んん…やめちゃだめ…」
寝れるかあああああああああああ!!!!!
抑えてくださいいいいいいい!!!
っていうかこじはるさん、「やめちゃだめ」とか言うんですね…
普段の優子さんにする冷たい態度はカモフラージュですか…
それにしても指原、AKBメンバーの貴重なエロボイスを2人も攻略してしまいました。
参加してないのにね!
しかも前田敦子と小嶋陽菜って!!!
指原抜かしたらあと45人でコンプリート。どーん。
…半ば開き直りの気持ちもありつつ
指原は心を無にして目をつぶりました。
浮かんでくるのは前田さん、優子さん、麻里子様、こじはるさんの顔。
それぞれを結ぶ文字は…
チームメイト、ライバル、友達……
性的関係!!!
はい、寝れるわけがない!!!
取り憑かれたようにiPodを取り出し、イヤホンを耳にはめて音量を上げる。
寝るぞ、寝るぞ、寝るぞ…
これで優子さんとこじはるさんの声をシャットアウト!
あれ……?これは。
イヤホンを外す。シャンシャンという音が指原のイヤホンからも聞こえる。
…こういうことか。
そっと腰を上げて前の席を見下ろす。
やっぱり…。
そこには高みなさんの肩に頭を預ける前田さんの姿があった。
ロケは夕方頃に終わった。これから宿泊先のホテルで夕御飯です。
あの後は音楽で耳を塞ぐこともなく
あれこれ考えてるうちに自然に眠りについていました。
ロケもスムーズに進み、いつものAKB48と変わりはなかったと思われます。
ただ、メイクさんに唇の脇の赤い跡を指摘されていたこじはるさんを
指原は見逃しませんでしたよ…
「えーん虫さされかなー」
なんて知らばっくれてましたけど
優子さんによるマーキングだということはバレてますよ…
テーブルを囲んだメンバーが運ばれてくる料理を見て
「おいしそー!」と声を上げる。
そんな中、黙々と食事を口に運ぶ前田さん。
前田さんが指原と同じように
耳を塞ぎたかったのかは分からない。
誰が本命なのかも分からないし、本命なんていないかもしれない。
でもどこか、物憂げな表情をしているときがあって
指原はどうしても目で追ってしまうのです…
「莉乃ちゃん、食べないの?」
ビクっとして振り返ると、肘が何かに当たった。
ガシャン
「あ〜〜〜っ!!」
ウーロン茶の入っていたグラスが倒れ、辺りは水浸し…
「あーさっしーこぼしたぁ」「おい指原〜〜」「ヘタレ〜〜」
「すすすいません大丈夫です!気にせず!みなさん食べててください!」
幸い料理にはかからず、まるで狙っていたかのように
指原の服だけ被害を受けた。ええ、自業自得です。
どうせなら大分から持ってきたダサ服着てればよかった…!
「莉乃ちゃんごめんー!」
「いや!北原は全く悪くないから!!ちょっと部屋戻るね!」
スウェットに着替えて風呂場で汚れた服を洗う。
今の指原…アイドルの姿じゃないな…
と、別に今に限った事ではないことを考えていると
ポケットの中で携帯が鳴った。
え!!!前田さんから着信!!!!!
「ももももしもし!!」
「さしこ?いま部屋いる?」
「いますよ!!ど、どうしたんすか!」
「うん?さしこが心配で」
「ちょ!まっ!!!……」
「嘘だよ〜ねぇ、開けて?」
前田さんのペースに狂わされながらも
携帯を耳に当てたまま走り、ドアを開けた。
同じように携帯を耳にあてた前田さんが「お!」と言って
ふにゃっと笑った。
「ま、前田さん、抜けてきたんですか?」
「んー。ちょっと具合悪かったし」
「え、めっちゃご飯食ってましたけど…
いや、ヤバイじゃないですか!早く寝た方が」
前田さんは指原の言葉を無視して部屋にずんずん入っていく。
さすが絶対的エース…自由すぎる…
ベッドに腰かけた前田さんの隣に、少し間隔をおいて座った。
「…さしこってさー、知ってるんだよね?」
「え、は、何を…?」
「私と麻里子のこと」
「いや……えぇと…」
「見たってこないだ言ったじゃん〜」
「あ!いや、う〜ん…そうは言いましたけど……っていうか…なぜその話題を…」
手汗が尋常じゃないんですが。
指原、前田さんが読めません…
なぜに指原なんかの部屋に!
そしてなぜ今1番触れてほしくないその話題を…!
前田さんは伏し目がちに、ゆっくりとまばたきをした。
「私ね?」
「は、はい」
「優子ともそういうことしてるの」
「おほっ…!ごほ!ごほ……そ、そうなんですか…」
「こういうの、さしこどう思う?ちょっと第三者の意見きかせて」
「え……いや…どう思うって……」
黒目がちな瞳に真っすぐ見つめられ、思わず後ろに仰け反る。
ぱふ!!なんてかわいい!!!抱きしめたい!!!
じゃなくて、指原もここは真剣に向き合わなくては。
「その、前田さんの…本命っていうか…誰が一番すきなんですか…?」
「本命は高みな」
ええええええええ前田さんDDにも程がありますよおおおお!!!!
しかも即答!!!
もう何このグループ…乱れすぎ…
これ世間が知ったらとんでもないことになりますよ…
っていうか指原が関わっていいのか?この問題…
「でも、高みなとは発展できないの。
ちゅーも簡単にさせてくれないし…たぶん高みなはAKBがある限り
そういう事は絶対しないと思うの」
「…そうですね、高みなさん、マジメですもんね…」
「ほんと。だから優子とか麻里子とか佐江と勢いでしちゃうけど…
結局、優子は陽菜だし佐江はゆきりんだし
麻里子はただ相手をしてくれるっていうだけで」
「えっそ、そうなんですか……」
「うん。…なんか……すごい空しくなるときがあるの
みんな私には本気じゃないから」
前田さんは膝を両手で抱えて俯いてしまった。
その様子から高みなさんへの気持ちは人一倍強いんだなと
指原は勝手に思ったわけです。
あと前田さん自分で気づいてないかもしれないんですけど
さりげなく「佐江」って言いましたよね?
え?気のせい?
「……前田さん、大音量で音楽聴いてたのは」
「…え?」
「聞こえないようにしてたんですか?
バス移動中に…優子さんとこじはるさんの…なんていうか」
「…さしこも聞こえてたんだ」
コンコン
「指原いるー?」
声がした瞬間、目を合わせて固まる指原。アンド前田さん。
「いますっ!いますよ高みなさん!」
と声を上げてドアを開けた。
「お、服とかだいじょーぶ?」
「あっ大した事なかったんで大丈夫ですよ!すいませんなんか」
「いやいや無事でよかったわぁ〜
っていうか指原、敦子見なかった?探してんのにどこにもいな……あっ!」
そのまま前田さんは高みなさんと部屋に戻って行きました。
指原……なんだかやっと心のつっかえが取れたような気がします。
高みなさんの声がした瞬間の前田さんのどこか嬉しそうな表情。
「いるじゃんか〜!戻るぞっ」
と言われた時の隠しきれてないデレデレ顔。
全てを物語っていますよ…
前田さんは一途!!真性の浮気性じゃなかった!
決めました!指原は前田さんを応援します。
こんなにピュアな恋を応援せずに何をしろと!
さしはらwww
私はさしはらを応援したい
安心してお腹が減った指原はホテル内のコンビニへ行く事にしました。
こんな時間に食べたら肥満まっしぐらですが
ウーロン茶こぼしたせいでご飯食べれなかったんで…
あれ、こじはるさん…
階段に腰かけて電話しているこじはるさんの後ろ姿が見えた。
首をかしげて、さらさらの茶髪を手でとかし、
たまに納得いかないような相づちをうっている。
この場から消えた方がいい。
そんな予感がします。
これ以上AKBの内部事情に触れたらまずいぞ。
指原!!!動け!!!耳をすますな!!!
動けないいいいい!!!
指原いま、前田さんの件が終わったばかりなんです。
いや、終わってもないです!
とにかくまだ頭が混乱してるんです…!
「んー…」
「分かるけど…」
こじはるさん、頼みますよ…
「だって陽菜もイかせてみたいもん」
あああああああああ!!!!!的中ううううう!!!
ななななんつー会話してるんですか!!!
いつもの可愛いテンションでエグいこと言わないでください!
「そう…陽菜から行くと、なんか引いちゃうの…」
「ゆうちゃんずるいの」
「陽菜のことほんとに好きなのかな…」
ま、また優子さん…
「麻里ちゃん何いってんの〜」
「あはは」
電話の相手は麻里子様…
メンバー間の性の悩みをメンバーに相談しないでください…
「えー…麻里ちゃんも優子と同じでしょ?」
おっと。
…ちょっと、まずくないですか、この流れは…
ダメですよ、優子さんの本命はこじはるさんですよ…!
ちゃんと好きですよ!
さっき発覚したんですから!!!
「んー…」
こじはるさん!!!!悩むな!!!
麻里子様はきっと……ヤりたいだけ!!!
「分かった…考えておくね」
うわああああああああああああああああああ
指原はどうやらもう引き返せない所まで来てしまったようです…
そういえば「アイドルと恋したら…」なんてソフトがありましたね。
もうやる気力も起きませんよ…
「アイドルとアイドルが恋したら…」に変更ですよ…
重い足取りで部屋に戻った指原は
とりあえず相関図を書きだしてみました…
end
以上です
とっちらかってわけの分からん内容になってしまいました!
毎回長々とすいません;
さしこ乙www
GJでした、この続きも期待してます
さっしー乙w
次はさえ絡みの報告期待してますw
まじで指原なんじゃないかと思うwwww
ぱふ!と咳き込むとこクソワロタ
さしこありがとう>< 密かに佐江ともやっちゃってるあっちゃんwww
ぱふwww
さしこかわいいwwwもっと暴露してwww
さしこが降臨していないか見に来てしまう
さしこよ…新たなネタ入ったら頼むよ
さっしー本業が忙しいんだなきっとw
しかし指原もそうだが他のメンバーの描写が妙にリアルでドキドキするw
最近良作続きで楽しすぎる。
こじさえの人また書いてくれないかな
暴露さしこ書いてる者ですが完全にさしこ認定ワロタw
こんなに感想いただけて嬉しいです!
メンバー内の乱れた性事情に困惑する指原 part3
書いてみましたが
今回も長めです…すいません
待ってました!
AKB48とは……一体なんなのか。
もう指原は悟りの境地に達しています。
根本的な所から考えるようになりました…
逆にいいかもしれませんね。
自分の置かれた立場と改めて向き合うという事は。
いいわけない!!
確かに指原、AKBに加入する前はアイドルヲタクでしたから(今も)
アイドルとしての見せ方とか
キャラの在り方とか売り方とか
そういうのは人一倍考えてるつもりです。
でも違うんです…
指原が今ぶつかっている壁はそんな健全なものではない…
メンバー内のふしだらな交遊関係
これが指原の頭を悩ませています…
都内某所でのライブ初日。
「ぽっちゃんヤバイ…!かっこいい!」
出番待ちの指原ともっちぃはモニターでステージの模様を見ていました。
長身で目力のある整った顔の方が、エアリーな髪を揺らして踊っています。
AKB1のイケメンガール佐江ちゃん。
そりゃ倉持さんも涙目になりますよね…
加えて明るく社交的、優しくて素直、マメ、聞き上手。
佐江ちゃんにガチ惚れしてる人はAKBに何人かいると思います。
「明日香、高みなさんも好きだけどぽっちゃんも大好き!」
「……う、うん、そうだね…」
だが今までのように自然な反応ができない指原…
うん、そうだねってなんだよ!
こういう時は
「佐江ちゃんにはゆきりんがいるんだ。諦めろ。倉持」
みたいな感じで諭すんだよ!指原!
どうやら前田さんや優子さんの裏を垣間見てしまってから
怪しい空気を感じ取りやすくなったみたいで
軽はずみにそういう事が言えなくなってしまいました。
いや佐江ちゃんとゆきりんは前から怪しいと踏んでましたけどね。
あの2人はクロ!
ブラックだけに。
……すいません。
ライブ初日は無事に成功。
楽屋は人で溢れかえり、途端に騒がしくなった。
さっさと支度をして帰る人もいれば、今日の反省点を話し合う人たちもいる。
かと思えば上がったままのテンションを引きずって
廊下でプロレスを始めるメンバー…
っていうか優子さんと秋元さん。元気だな…何歳だよ…
指原、この全員集合してる感じを見ると
どうしても落ち着きがなくなってしまいます。
以前はしーちゃんや北原とふざけ合って
愛ちゃんにセクハラして…ただ、楽しい空間でした。
今日の指原はというと
前田さんと麻理子様を交互に目で追い
優子さんとこじはるさんの絡みを横目でチラリ。
前田さんと優子さんが2人でいなくなればソワソワ。
高みなさんに甘える前田さんを見ると胸が痛くなり…
今だって!
こじはるさんと麻理子様のビジュアルトップ2が
ツイッター用の写真を撮る姿が見えますよね。
…が、指原が注目しているのは麻里子様の手の位置!!
こじはるさんの腰にさりげなく!
いや丁度いい位置なのは分かりますけど
こじはるさんが密かに発情してたらどうするんですか!
こんな感じで余計な心配をして落ち着けないのです。
指原……神経性のハゲとかできないといいな…
「おいそこの2人!イチャつくなぁ!」
みぃちゃんの声が響く。
よく見るいつもの光景。みぃちゃんの視線の先にいるのは…
ほらね!佐江ちゃんとゆきりん。
でも指原その時、今まで感じた事のない空気を感じたんです。
しかも複数の。
これが第六感というやつですかね?
いや、指原は確認しました!
コンマ0.0何秒の速さでチラ見する佐江ちゃんファン各々を!
特にとも〜みちゃんともっちぃからは殺気を感じました。
「座ってるだけじゃ〜ん!ねぇりんちゃん?」
「そうだよ、ねぇ佐江ちゃん?」
……ねぇ付き合ってるの?
ねぇ付き合ってるの?ねぇ。
でも指原、この2人ならなんの抵抗もなく受け入れられます。
もともと怪しまれてますから…
いや、相思相愛な空気を感じるところがね!!
悪い言い方ですが選抜上位の皆さんのようなドロドロではなく…
さわやかなラブ!
佐江ちゃんはイケメンだし誰にでも優しいし、メンバーにすごくモテますけど
ゆきりんはもう別枠というか。
特別って感じがするんです。
1人で妄想をふくらませていたらすでに楽屋は閑散としていました。
北原にもしーちゃんにも萌乃ちゃんにも小森にも置き去りにされた指原。
冷たすぎないか…
まぁ明日もあるから早く帰った方がいいですね。
とぼとぼ歩いて楽屋を出ると、優子さんと佐江ちゃんの姿が前方に。
あ…
佐江ちゃんのお尻のポケットから何かが落ちた。
2人は話に夢中で気づかずに角を曲がってしまった。
なぜ気づかない…
小走りで追いかけて、携帯を拾って、また走る。
…2人とも歩くの速いんですけど!!さすがチームK!
いや指原の運動神経の問題ですねこれ!
「ちょ待っ!」まで言いかけたが、
優子さんの爆笑で指原の声はかき消されてしまった。
「っはははー!えー今日はどうすんの?」
「今日はぁ〜ともーみかな」
「えぇ?ゆきりんじゃなくていいのー?」
「りんちゃんは明日。あさってはね〜えっと〜誰だっけ?」
「ちょっとちょっと…忘れるほどいんの?
もー小嶋さんに手ぇ出さないでよー?」
おっと……これまたマズいですね。
しかも結構なボリュームですよ…
優子さんはやはりこじはるさんの事となると強気になるようですね。
3回目ともなるとプロの構えを見せる指原。ふふふ。
「だぁい丈夫だよーにゃんにゃんが佐江に来ないからぁ」
「何それーそういう問題ー?」
「分かんないねぇ〜佐江、にゃんにゃんも好きだからなぁ〜」
ダメ!絶対ダメ!と、バシバシ叩く優子さんを笑い飛ばす佐江ちゃん。
いや優子さん…人のこと言えないでしょ…
指原は追いかけるのを止めて、息を整えました。
うん。あの会話を割るのはムリだ。
2人の姿を見送り、ゆっくりと壁に体を預ける。
まるで指原、チャラい男子の会話を聞いているような気分でした。
ってか佐江ちゃん…ゆきりんじゃないのか!!
勝手に思い込んだ指原も悪いですが!!
ゆきりんはその他大勢と同じ扱いなのか!!
今日はとも〜みって何ですか?!とも〜みちゃんと何をするんだあああああああ
ブーーッブーーッ
手に振動を感じ、思わず携帯を落とす。
さ、佐江ちゃんの携帯に着信が…
あ、もしかしたらなくしたのに気づいた佐江ちゃんが
優子さんに頼んで電話してるとか!
よくある!
めずらしく冷静な指原。しゃがみこんで携帯を拾う。
『着信 とも〜み』
おっとおおおおお!!!?
ピッ
想定外の出来事にテンパって切ってしまいました…
どこまでヘタレなんだ……いやある意味ヘタレじゃないかも…
とも〜みちゃんゴメンなさい…
その後、佐江ちゃんの携帯を握りしめた指原がとった行動。
何がそうさせたのかは分かりません。
これが人として最低な行為であることは分かってます。
でも…もう指原は知る権利があると思いませんか。
これまでのヤバいシーンに遭遇する確率から感じます。
指原は知らなくてはいけない人間なのでは…
そう、気づくと画面の中ではメールBOXが開かれていました!どーん。
いくつものフォルダに分けられた受信メールが表示された。
「家族」「マネージャー」「友達」
「メンバー」「さやか」「りんちゃん」
秋元さんはやっぱり特別なんだなぁ。うんうん。
…ゆきりんもなんだかんだ分けちゃって!やっぱり本命じゃん!
ん?あれ…まだフォルダいっぱいあるんですが…
フォルダの名前をひとつひとつ確認していく。
「とも〜み」「明日香」「かな」「あっちゃん」「めーたん」…
覚醒した指原の手は止まらない!各メールをチェック。
「さえちゃん不足チユウ><次はいつ2人で会える?」
「ぽっちゃん明日香を1番にして!」
「かっこよくてうまいなんて佐江はズルい…」
「ゆきりんには悪いけどすごくよかった…?」
「王子様さえちゃん次はもっと激
ああああああああやめてえええええええええええ
ごめんなさいいいいいいいい
見なきゃよかった…
それにしてもいったい何人相手にしてるんですか…
ゆきりんよりもずっとブラックじゃないか!
ブラック宮澤だああああ!!
っていうかめーたんって…え、大堀さん?ストライクゾーン広いな…
しかし指原はそれよりも気になる事がある。
ゆきりんのメールにはそういう卑猥な…
怪しい雰囲気を匂わせる文面がない。
佐江ちゃんのことが好きなんだな、と思える感じの
けなげな恋する少女なんですよ…
楽しかったよ、また遊べるといいね、仕事がんばろうね、風邪に気をつけて
そんな感じ。
なんか指原、ゆきりんが可哀想に思えてきました…
ライブ2日目。昨日にも増して盛り上がりを見せる会場。
だが指原の心は例によってモヤモヤしてます…
携帯はホールの受付の人に預けました。
佐江ちゃんに詳しく聞いてみたら、優しい一般人が届けてくれた
という話でまとまっていました。
うん…たぶん指原びっくりするほどオーラがなかったんだね。
気づけば昨日と同じように
モニターに映る佐江ちゃんに黄色い歓声をあげるメンバーが見えます。
中にはSKEの子も研究生もいます。
ねぇみんな!その人すごい爽やかな笑顔だけど何股してると思う?
寄ってくと食われるよ!!ブラック宮澤だよ!
これが言えたら楽でしょーよ…
「ゆきりんいいの〜?佐江ちゃんのファン増えてくよ!」
「ん?うん、…佐江ちゃんはみんなの佐江ちゃんだから」
隣でみぃちゃんがゆきりんに絡んでいます。
ああなんかもう指原見てられない!
みぃちゃんやめたげて!
なんかもう、控えめなゆきりんに頑張ってほしいというのもあるけど
それ以上に佐江ちゃん、いや、
ブラック宮澤はやめておけと言いたい!
今しかない。
指原はゆきりんの腕を掴んだ!
「ゆきりん!!」
「ぅわっ!さっしー?何?!」
強引にゆきりんを楽屋から連れ出し、人をかき分けて前へ進む。
どこに向かってるかは分からない。
指原がなんとかしなくては!
AKBの乱れは心の乱れ!
指原やることがイケメンすぎる!けどこの後なんて説明したらいいのか分からない!
あぁやばいやばいテンパってきたああああ
ようやく人通りの少ない廊下へ出た。
ゆきりんの腕を離し、話を切り出…そうとしたらゆきりんに先を越された。
「もー何?どうしたの?!さっしーもうすぐ出番じゃないの?!」
「あのさゆきりん!どーしても言わなきゃいけないことがね!あるの!」
「えぇ?……え、AKBやめるとか…?」
「ちがうわ!このタイミングで言うか!……あのね!…佐江ちゃんの…」
「佐江ちゃん?」
佐江ちゃん、と口にしたとたん真剣味を帯びた表情のゆきりん。
これは…なおさら言わなくては。
指原、もうどうなってもいい!!
「ゆきりん。佐江ちゃんはだめだ」
「え?…だめって?…何が…」
「…指原、きのう帰り際に佐江ちゃんが携帯落とすとこ見て届けようとしたんだ。
でも間に合わなくて、っていうか動揺しちゃって。
佐江ちゃんがとも〜みちゃんと密会する、みたいな会話を聞いてしまって
で、こじはるさんも好きとか、優子さんが手を出すなって
えーっと…」
指原!!!話がまとまってないぞ!!
ああああああうまく説明できないよ
ゆきりんもハァ?みたいな顔してるし
落ち着け指原……落ち着け!!
「率直に言うとね!佐江ちゃんの受信メールを見たの!
そしたら、とも〜みちゃんとかもっちぃとか、その他諸々いろんな人と…
よろしくやってるみたいな内容で!!
5人は確認した!それ以上は怖くて見てない!」
ゆきりんは指原の勢いに驚いたのか、目を大きく開けて
でもかすかに頷いていた。
「だから…その、2人の関係聞いてないのに
こんなこというのもヘンだけど…
佐江ちゃんはやめとけ!!!!!!」
決まった。指原…!決まった…!
……ゆきりん、ショックだろうけどこれが真実なんだ。
さぁ顔を上げて。
ってあれ、上がってる?
それどころかゆきりん…弱冠ブラックスマイルが…
「あはは、うん、ありがと。さっしー」
「…え?あ、うん…」
ちょ……もしや冗談だと思ってるパターン…?
指原の本気は伝わらなかったのか…
「あの、ごめんねさっしー…その話…知ってるの」
「え嘘?!」
「佐江ちゃんはバレてないって思ってるかもしれないけど、
結構前から知ってる」
えええええええええええええ!!!!!
もうAKBやだあああああ!!!!!
……みんな何考えてるのか分からない…
「ま、ま、マジで?えっいいの?ゆきりんいいのそれ?!」
「んー」
ゆきりんは相変わらず同じテンションで可愛く腕組みをする。
そして眉をしかめて、クイッと首を傾げる。
こんな時でもアイドル!!!さすが!!
にしても指原、また悲しくなってきました…
じゃあゆきりんは佐江ちゃんの何なのでしょうか?
この余裕は何?
別に佐江ちゃんのこと好きじゃないとか?
いやいやいや……ああもう、誰か指原を導いて…
「佐江ちゃんはね」
しばらく首を傾げていたゆきりんが口を開く。
モテるからしょうがないの、とか言うつもりだろうか…
それか、みんなの佐江ちゃんだからパターンか…
ゆきりんはそんな指原の期待を裏切り
声を1トーン落として、こう言った。
「最後には私を選ぶから」
指原はこの瞬間、史上最恐の黒いオーラを感じた。
………やっぱりこの人が一番ブラックだ…
end
以上です
なんか書いてるうちに絡みなしになっちゃいました…すいませんorz
>>533 GJ!リアルでもナイスタイミングでさえゆきネタが投下されたから高まるw
出来れば絡みが見たかったけど面白かった!
まだ暴露ネタがあるならこのシリーズの続きをよろしく
さしこの暴露するAKB黒すぎるwww
さしこGJ!
忙しい中ありがとうw
537 :
名無しさん@秘密の花園:2010/12/18(土) 03:09:12 ID:0CzeSd4D
ゆきりんに実際マジでそういう感じの余裕があるだけにリアルww
さっしー乙www
ゆきりんがあまりにもブラック過ぎるw
何気にプロレスごっこしてる優子とオカロも良いw
次はたこ梅かはーちゃん絡みを待ってますw
佐江うまいのか・・・指原GJ!
さしはら相変わらず奮闘してるなwww
さしこのポジションはFLASHアイドルでオケ?
さっしー……消されるなよ
消されるなら全部暴露してからねw
さしこったら自分がらみのことは暴露しない気だな…
ちゃんと自分関連も暴露しろよ!
そして叶うならさやはーをry
ブラック宮澤吹いたwww
ブラックゆきりんが報われますようにw
さしはら頑張れ次回も期待してる
さやはーゆきはー辺りも絡めてくれるようになったら俺歓喜
同じく、次回はゆきりんが報われますように・・・w
こんだけ人数多かったら1人くらい内部告発者がいてもおかしくないのかもしれないw
ということでさっしーGJw
セリフが脳内再生余裕すぎるwww特に小嶋さんww
こりゃ最後はさっしーも誰かに食われて終わりだなw
いや、逆に狩る側に目覚めるか?
さっしーまたいいネタあったら頼みます!
握手会絡みとか多そうな気がするんだけどなW
SS初投稿なんだけど、1レス何行ぐらいがベストかな?
教えてください
そんなことも自分で考える気ないなら、やめとけば?
>>551 上の色んな人たちが書いた文章見渡して
自分が一番読みやすいなと思ったやつを真似すればいいと思うよ
>>552 ごめんなさい
読み手の意見が重要かな、と思って
>>553 ありがとう、参考にしてみました
松井JRっぽいもの、投下します。
次から三、四レス失礼します
AKBの皆さんのレギュラー番組、最近はちょくちょくお邪魔させてもらっているそれに、今日も珠理奈と参加中。
スタッフさんの声がかかって休憩に入り、小さく延びをして、ふぅと一つ息を吐いた。
途端に騒がしさを取り戻すスタジオ。
隣の人と笑い合ったり立ち上がってどこかへ走ったりと、人それぞれで可愛らしい。
「さっしー、のど乾きました」
「いきなりなに小森。ちょ、髪ひっぱんな、痛いって」
「早くしてください、まったくトロいんだから」
「はぁっ?ホントなんなのお前」
斜め前では、指原さんがフラグに遭遇中。
小森さん、本当は指原さんと一緒に行きたいんだろうな…ツンデレ系後輩は大変美味しいです。
「莉乃ちゃん、何で髪引っ張られてんの」
「里英ちゃぁん…」
ここでガチな関係の方が登場。
情けない声を上げて北原さんに寄りかかる指原さんの後ろ、小森さんがピクリと肩を揺らした。
「小森、あんまり莉乃ちゃんいじめちゃダメだよー」
「うわーん、里英ちゃん優しい!指原感動!」
「いじめてないです、構ってあげてるんです」
「違うだろ、バカにしてるだけだろお前小森!」
あぁ、これなんてギャルゲー。これだからAKBさんと一緒の現場は毎回楽しい、うん。
二人に挟まれる指原さんってすごくおいしい構図。
さて、このあとはどうなるのかな――
「玲奈ちゃん、ぎゅーしよ?」
「珠理奈…スタジオだよ、ここ」
視界を遮るように現れた幼い笑顔に、心臓を跳ねさせながら返す。
…あ、珠理奈で三人が見えない。
「いーじゃん、ね?玲奈ちゃん?」
「楽屋に帰ってからしてあげるから、我慢」
「い、や。玲奈ちゃんのハグが欲しいのー、今ー」
子供が駄々をこねるように―実際子供なんだけど―、口をへの字にして訴える珠理奈。
「玲奈ちゃーん」
…子犬のような瞳は、卑怯だ。
断るとこちらが悪いような気になるし、…それに、応えてあげたくなってしまう。
「…もう、しょうがないなぁ…、珠理奈?」
ギャルゲーの続きも気になるけど、今はこの子が優先。
ん、と腕を広げると、満面の笑みで飛びついてきた。
「んー…、玲奈ちゃんの匂いだー。いい香りー」
「ゃっ、こら、くすぐったいよ!」
鼻先が首筋にふれ、吐息がくすぐる。
思わず声を上げると、へへ、と楽しそうな声が耳元で聞こえた。
「玲奈ちゃん…かわいーっ」
肩と腰に回された腕に、ぎゅうと閉じ込められる。
少し高めの体温に、ふっ、と息が漏れた。
全身で甘えてくる珠理奈の方が可愛い、なんて言ったらきっとすねちゃうから。
薄い背中に手を伸ばして、きゅっ、と力を込めた。
「…ぁ、でも」
「うん?」
「私以外の人をじっと見る玲奈ちゃんはちょっと嫌い」
ぼそ、と呟かれた言葉に思わす破顔すると、気配で分かったのか体を離してむすっ、とした顔。
「なんで笑うの、私嫌いっていったのに」
「嬉しいから」
「………」
「ん、…ヤキモキ妬く珠理奈が可愛いから?どっちかな?」
「うー…」
アヒル口で唸る珠理奈の額に、そっと自分のを合わせる。
驚いた表情で固まる彼女が可愛くて、愛おしくて。
漏れる笑みを隠さずに、囁いた。
「――私が好きなのは、珠理奈だよ?」
「…っ!私の方が好きだもん!」
「えー、きっと私の方が好きだと思うなー」
「違うし、絶対私の方だよ!」
「…嬉しい、なぁ」
「〜〜!もう、玲奈ちゃんのバカ!」
「えぇっ?」
ギャルゲーもすごく美味しいけど、やっぱり。
私にはこの子が一番、かな?
End
おまけ
「いいなーあそこ、楽しそう」
「おー、ホントだ、可愛いッスねぇ」
「私もアレやりたいー、たかみなぁー」
「えぇっ、あたしにアレをしろと!?無理無理無理!」
「もう、ヘタレ…」
「あっちゃーん…」
「こじぱこじぱ、あたしらもいちゃいちゃしよう!」
「いや、陽菜そういうのいいから」
「そんなつれないこと言わないで!こじぱぁー!」
「あーもう、優子ウザイ」
「やわらかいなぁこじぱの太もも、気持ちいー」
「…へんたい」
「……」
「ん?なぁにおくたま、あれやりたいの?篠田と」
「いや、いい、いらなーい」
「?なんで?」
「だって私たちだと、麻里ちゃんがロリコンにしかみえないもん」
「…!」
JRかわいいな
指原が気になって来てしまう…
あっちゃんって本当に高みなへの欲望をこんな風に発散してそうだよなw
>>554 GJ!JR可愛いよJR
AKBメンの絡みも萌えさせていただきました
562 :
名無しさん@秘密の花園:2010/12/23(木) 12:22:41 ID:wWZ3RoVi
563 :
名無しさん@秘密の花園:2010/12/23(木) 12:35:46 ID:1qLGYMM1
deldel ロリ ふくらみかけ でググれ
ご近所のロリを激撮!!
>>554 JRごちそうさまでした
おまけもついて2度おいしい
指原さんの行方が気になる…
麻里子攻めのまりあつが見たいです。
自分が書くこのカプ全然駄目なので・・・
こじゆう(+麻里子)
書いてみました!
「さむい・・・・」
なんだろ。今日はいつも以上に寒い。
「ねぇ、麻里ちゃん。今日、いつもより寒くない?」
前を歩く麻里子に声をかけた。
「確かに寒いけど、昨日の方が寒かったよ」
「えー、そうかなー?」
とは、返してみたものの、絶対今日のほうが寒い!と私の中で結論は出ていた。
何故かは分からないけど。
「何、とうとう体温調節も出来なくなった?」
なんて、私をからかう姿は、とても24歳には見えなくて。
からかう麻里子を横目に、私は自問自答を繰り返していた。
ホッカイロ張り忘れた?
ううん、ちゃんと二枚張ったよ。
風邪でも引いた?
いや、いつもより調子良いくらい。寒いこと以外は。
誰かが隣にいないから?
―よし!篠田が抱きしめてあげよう。ー
「いや、・・・!」
心の中で自問自答してたはずなのに、わかった、と同時に口から飛び出してきた台詞。
でも、タイミング悪く麻里子の問いに答えてしまったみたい。
「・・・・嫌?」
麻里子は急に、ふてくされたような、寂しそうな顔をした。
「あー、そうじゃなくて。解決」
可愛そうな気もしたけど、ごめん、を言い残し、足早に楽屋へと向かった。
JRの者です
感想ありがとう、初めてでちょっとドキドキだったから嬉しかった
自分も指原の報告が早く聞きたい…次はどんな暴露がくるのか楽しみすぎる
・・・・そうだ、優子。優子がいないんだ。
普段の優子なら、休憩の号令とともに私の所へやって来て、
「にゃんにゃん寒いでしょー?あたしが暖めてあげる!」
とか何とか言いながら、私に抱きついて来るのに。
今日はそれがなかった。
たぶん、そのせい。認めたくないけど。
自分でも気付かないうちに、優子は私の身体の一部になってるみたい。
楽屋のドアを開けると、メンバーたちの声が聞こえてくる。
まぁ、だいたい見当はついてる。
いつも、一番騒がしいグループの中心にいる。
・・・・はずなのに。
「・・・・あれ?・・・・いない」
いくら探しても優子の姿はなくて。
辺りをキョロキョロ見回していると、みぃちゃんと目が合った。
みぃちゃんは徐に、ストーブのほうを指差して、ニッコリ笑ってる。
「あっ、いた」
さすがみぃちゃん、伊達にノースリーブス組んでないな、と内心思いつつ、
みぃちゃんに、ありがとう、と目配せしてストーブのほうへ駆け寄る。
小さいストーブの前で、小さい子が丸まってる姿が可笑しくて。
勝手に緩む頬を、なんとか戻して声をかけた。
「なにしてるの?」
私が声をかければ、あっ、にゃんにゃーん!と質問そっちのけで手を振ってくる。
その姿がいちいち可愛くて。
「で、なにしてんの?」
私は近くの椅子に腰掛けながら、再度尋ねた。
「ん?なんかねー、身体が冷えちゃって。全然、暖まらなくてさ」
小さい身体をこれでもか、ってくらい丸めてる姿がなんだか愛しくて。
私の中で何か分からないけど、どんどん熱を帯びてくるのは分かる。
私は必死にそれを抑えたけど。
「だから、今日はにゃんにゃんを暖めてあげられなんだ。ごめんね・・・・」
少し俯いて話す姿が、切なくて、寂しそうで。
ふいに優子がそんな事を言うから。
ずるいよ。
そんな優子見たら私は・・・。
「ちょ、にゃんにゃん!?」
・・・・抱きしめずにはいられないよ。
「にゃんにゃん、どうしたの!?」
私が求めていた暖かさは、今、私の腕の中。
でも、その腕の中には、驚いた顔。
普段なら、絶対って言っていいほどしない行動を私がするから、
優子は身動き取れずに、固まってるしかないみたい。
「・・・・今日は、私が暖めてあげる」
たまには、こういう日があってもいいよね?
そう告げると、嬉しかったのか、安心したのか、
ゆっくり優しく微笑んで、抱きしめ返してくれた。
優子の身体は冷たいけど、なんか暖かい感じがする。
人は、矛盾してる、とか言うかもしれないけど。
優子は私の身体の一部?
認めなくないけど、認めざるを得ない。
だって私は、優子がいれば、寒さなんて感じないから。。。
【えんど】
〜おまけ〜
「優子ずるい!」
楽屋に入ってきた麻里子。
第一声がそれか、って思わず心の中でつっこんだ。
私たちを見つけてどんどん近寄ってくる麻里子に、
さっきはごめんね、って言おうとしたけど。
どうせ今から騒がしくなるんだから、と言いとどまる。
「優子どいてよ〜」
私たちの隣の席に着くや否や、優子を引き剥がしにかかる。
「麻里ちゃんには、譲ってあげないもんね〜」
私を包み込む優子の腕が、力を増していくのが分かった。
「優子は、いつもニャロを独り占めしてるじゃん!」
「麻里ちゃんが怒ったって、あたしはにゃんにゃんから離れる気はない!」
本当に成人してるのか分からない、二人の言い争い。
いつもの事ながら、勝手に笑みがこぼれる。
でもね、麻里ちゃん。
今日はいつもとひとつだけ違うことがあるの。
・・・・今日は、私が優子を独り占めなんだ。
麻里ちゃん、ごめんね。
優子がもし、いいよ、って言っても、私が優子を離さないんだから。
二人には内緒だけどね。
わーわー、ギャーギャー言ってる二人を横目に、
私は今日も、この温もりを抱いて眠りにつくんだ。
【えんど】
自分のボキャブラリーが少なすぎて。。。
ダメだし待ってます。
日曜の朝からニヤニヤをありがとう
>>573 めっちゃ面白かったです!
次回作待ってます!
ありがとう
そして皆の文才に惚れる
自己満で書き溜めているんだが、なぜだか無駄に長文になる自分が嫌だぁぁぁ
そんなあなたにはサイトを持つ事をオススメします
楽しみにしてます
指原おりてこないな。リア充なのかな
さっしー待ちの空気の中恐縮ですがあつみな投下!
色々未熟なのでダメ出しお待ちしてます。
580 :
名無しさん@秘密の花園:2010/12/26(日) 22:00:57 ID:xh2UpKGe
「ん…」
長いキス。
麻里子とのキスは何もかもを忘れさせてくれるはずなのに…
「…」
キスの後、麻里子の腕の中に抱き締められている時。
いつもなら私の頭を撫でてくれる麻里子の手が止まっていた。
「敦子…」
「なに?」
麻里子に名前を呼ばれて私は麻里子の顔を見る。
「この前みなみに怒られたよ」
その名前に私の心臓がドクンといった。
「敦子を大切に思ってるならこんな関係を続けるのはやめろってさ」
麻里子は参ったと言う感じで頭を抱えた。
「高みなは真面目すぎるんだよ」
私はちょっとイライラして吐き捨てるように言った。
私は高みなが好きだ。
その気持ちがブレる事は有り得ないくらいに大好きだ。
気持ちが抑えられなくて一度この気持ちを伝えた事があった。
その時の高みなの答えはこうだった。
「私も敦子の事は大好きだけど、今はAKBの活動が一番だから…ごめん」
私は泣きに泣きまくって、それを麻里子に慰めてもらってから今に至る。
本当は麻里子の本命は私じゃない。
私はその事を知っているし、麻里子も私の気持ちを知っている。
割り切った関係。
私たちの関係は今やなくてはならないもの。
それを高みなにそんな風に言われるのは正直面白くなかった。
だって元々は高みなが悪いんじゃん。
八つ当りだけど。
この前控え室で麻里子とキスしてるとこを見られてから高みなに避けられてるような気はしてたけど…
私には言わないで麻里子にだけそんなことを言うのって何かズルい気がした。
結局その日は何もする気になれなくて、麻里子とは早々に別れた。
次の日私は高みなと仕事が一緒だった。
高みなが誰よりも早く着くのは知っていたから、私もいつもより早く家を出た。
「おはよ」
私が声をかけると高みなはちょっと驚いた顔をしていた。
もちろんいつも挨拶はするけれどまさか二人きりになるとは思わなかった…そんな顔。
「あ、お、おはよう」
私は高みなのすぐ隣に行った。
「昨日麻里子から聞いたよ」
私のその言葉だけでわかったみたいで高みなは下を向いて言った。
「で…話はついた?」
「何も。いつもと変わらないよ」
私は嘘を吐いた。
本当は高みなの話を聞いてから私はどうしたら良いのか分からなくなっていた。
「あっちゃんさ…麻里子さんのこと好きなんだよね?」
高みなが言った。
「そうだよ」
私が答える。
高みなは言いにくそうにもじもじしながら言った。
「私…実は麻里子さんがにゃんにゃんと仲良くしてるところを見てしまいまして…」
何だそんな事か。
私にとってそんな感想しか持てない事。
でも高みなにとって大問題だったらしく今にも泣き出しそうな顔になってた。
「あっちゃんと言うものがありながらそういうのって良くないから…」
そうか。
高みなにとって私が好きなのはもう麻里子って事になっているわけか。
よく考えれば私の行動からはそう思うのが当たり前なのに、私は自分の高みなへの気持ちを軽く思われた気がして頭に来た。
「高みなはずるいよね」
「え?」
高みなが私の顔を見上げてきた。
「私の事振ったくせに、誰とどう付き合うかに口出してくるんだもん」
私が言うと高みなはムッとした顔で言い返してきた。
「当たり前だろ!大切な人が、敦子がムチャすれば心配になるじゃん」
凄く嬉しいはずの言葉。
でも私の思う大切と高みなの言う大切の意味が違う事が分かっているから悲しくなって涙がこぼれてきた。
「ほら…やっぱ麻里子さんのことショックだったんじゃん」
高みなは涙で声も出なくなっている私の頭を撫で、涙を拭ってくれた。
でも私が泣いてるのはそのことじゃない。
「高みなのバカ!」
私の急な大声に高みなは驚いてハンカチを落とした。「な、急に何だよ」
ビックリした顔のままの高みなを私はギュッと抱き締めた。
「私は今も変わらず高みなが好きなの。もう…そんな気がないのに優しくしないでよ」
腕の中の動きが止まった。
「え?だ、だってあっちゃんは麻里子さんと…」
「麻里子は私を慰めてくれてただけだよ。本当はにゃんにゃんと両想いなんだよ」
高みなの力がへなへなと抜け落ちていった。
「なんだよそれ〜」
そのまま高みなは床に横になった。
私はその横にちょこんと座る。
「本当はさ、私ショックだったんだよね」
高みながぽつりと言った。
「あっちゃん、私の事好きだって言ったのにすぐ麻里子さんとこ行っちゃってさ」
高みなは私に背を向けた。
「私は器用な方じゃないから、仕事がうまくいってる今は敦子にああ言うしかなくて…それなのにこんな風に思うのは勝手だって分かってるんだけど、にゃんにゃんと麻里子さんの関係を知ったらいてもたってもいられなくて…」
そこまで言って高みなはガバッと起き上がった。
「あ、あのね敦子」
高みなは膝をついて私の肩を両手で掴んだ。
「敦子は今も私を好きでいてくれてるんだよね?」
私は当たり前じゃんと頷いた。
「じゃ、じゃあさ、今すぐ付き合ったりは無理だけどもう少し待ってくれないかな」
高みなの言葉に私は心臓が止まりそうになった。
「え…と…それって…?」
「こういう事!」
そう言って高みなが私の頬にキスをした。
私はその言葉があればいつまでだって高みなを待てる。
【終演】
間違ってあげてしまった!
本当に申し訳ない!
あっちゃんとたかみな両想いの話を書いてみたかったんだ。
>>580 書き込みづらい空気にして申し訳なかった。
あっちゃん重め大好きです!
できれば続きをお願いします。
>>586 とんでもないです。
ありがとうございました!
また現れます。
オフみな総受けとか見てみたい
オフみな可愛いよなぁ
でも前にオフみなで書こうとして挫折した
とんでもないこと聞いてたら申し訳ないんだがオフみなとはなんぞ?
検索してみたけどよく分からんかった。
俺もわからん。
ONじゃないときのたかみな
お姉さん達に甘えてるときとかの「そだよぉ」とか言ってる状態のたかみな
たかみなスレだけの言葉だからこういうとこで使うのはちょっとな
>>592 さんくす!
そう言う意味か。
地下行かないから全然分からんかった。
覚えとこう。
たかみなスレだけの言葉って訳でもないけどな
ANNのSDN回がきっかけだからあれ聴いてたねらーは知ってるし
指原暴露の者です
あたたかいコメントありがとうございます!
そして書きづらい雰囲気にしてしまってすいませんorz
つづきは書いたのですが長すぎて投下するか迷っています…
あとリクエストにうまく答えられなくて申し訳ない
はーちゃん絡みはちょっと把握できてない…いつかは書きたいと思ってます
メジャーどころばかりですみませんorz
かまわん、投下してくれ。
あと、それだけ好評ならサイト持ってもいいかも。
>>596 ではお言葉に甘えて。サイトは…考え中ですw
指原は今日、珍しく心に余裕があります。
その理由は18才になったからでもなく、ブログで前田さんを差し置いて
1位をとったからでもありません。
とにかく「平和なメンバー」との仕事だからなのです。
「平和」とはなんでしょう……
指原にとっての平和。
それは各メンバーの「相手」がいないこと…
今日は全国握手会ということで地方に来ています。
いやー今日はどんなファンの方達と会えるのかな!楽しみ!
と、気分を上げていきたい所なんですが
なんせ冬の早朝。
みんな口数も少なく、まだスイッチは入っていない様子です。
そんな中、はしゃぎながらアクティブに組体操をする佐江ちゃんとみぃちゃん。
隣には穏やかな笑顔で見守るこじはるさん。
いや…半分寝てるから笑ってるように見えるだけか。
今日は優子さんが欠席なので気が抜けてるんでしょうか。
と思った矢先
「ニャロー」
………この方。
振り向いたこじはるさんを一瞬にしてカメラに納める。
「あ〜いま撮ったの〜?」
「あはは。見て、目ぇしんでる」
にやにやしながらiPhoneの画面を見せて
こじはるさんをおびき寄せる。
トゲのある台詞とは裏腹に、手はちゃっかり腰を抱いてます。
やらしいっ!!麻里子様やらしいっ!
そうやって色んなメンバーを手玉にとってるんですね!
ところでこの2人はあの後どうにかなってしまったのだろうか…
もはやFLASHアイドルとなってしまった指原はそこが一番気になる……
まぁ今日はその2人を除けばとっても平和なんですよ。
佐江ちゃんがいて、ゆきりんがいない。
こじはるさんがいて、優子さんがいない。
高みなさんがいて、前田さんがいない。
まぁ前田さんと佐江ちゃんの相手は1人に限りませんけど…
普段よりはマシだ!うん!
そう考えていた指原がバカでした……
打ち合わせが終わり、控え室に戻る。
PSP中のともちんさんにちょっかいを出す麻里子様。
高みなさんは1人黙々と振りの確認をしている。
隣には雑誌の指原のページに落書きするみぃちゃん。
き、貴重なソロのページが…
なんて事はどうでもいいんですよー!
指原はこの緩い和んだ空気だけで満足!
この感じ…これが本来のAKB!
「にゃんにゃんまた一緒だってー!」
「えー!スゴーイ!」
廊下からの声は佐江ちゃんとこじはるさん。
どうやらまたペアが一緒だったらしい。これで何回目だろうか。
首を伸ばして廊下の方を覗く。
長身の美男美女…じゃなかった
美女2人がキャッキャ跳び跳ねながらハグしている!かわいい!
…でも指原、その様子を見てなんだかちょっと嫌な予感がしたんです。
こじはるさんが変なんです…。
佐江ちゃんの二の腕とか肩とか触りながら、くしゃーって笑うんです。
優子さんやみぃちゃんとは真逆の受け身体制、いやむしろ無に近い人が
自ら激しくボディータッチしてるんですよ。
朝っぱらからあのこじはるさんが超笑顔なんですよ!!
ちょっと考えすぎか…
いや指原、チームAになって選抜にも入れて
前よりはこじはるさんの生態に詳しくなったつもりです。
異常事態ですよ…これは。
そうこうしているうちに2人はどこかへ歩き出す。
これは追うべきか。
もう指原レーダーはぶんぶん暴れ回ってます。
ふと、ゆきりんと優子さんの顔が思い浮かぶ。
一途かつモテメンバーの本命同士…
指原ここはFLASHアイドルの名にかけて!
両者のためを思って追うしかないでよね!
今回はまずい展開が起きたら勇気を出して止めに入るぞ!
もうヘタレとは呼ばせない!!
決心したところで部屋を出て辺りを見回すが、もう2人の姿はない。
今までの経験とレーダーが指原をある答えに導く。
…人けのない静かな場所。
そうそう…なんか起きる場所っていうのは大体こういう場所なんですよね。
角を曲がり、階段を上り、とにかく人のいない方を選んで進む指原。
早くもバテてきました…
「あはは!確かに!」
……佐江ちゃんの声!!!!
忍び足で耳をすまし、階段を上りきる。
いた!!長身美男美女の後ろ姿が…!
「でもさぁマジで運命だよね!」
「ね〜運命〜!」
「次もペア一緒だったらなんかしようよ」
「えー?佐江ちゃん何かしたいの?」
くっつきすぎとも離れすぎともいえない距離で歩く2人。
その後ろを猫背でコソコソ追う指原。
ここでも運動神経の悪さを発揮し、どんどん差をつけられる!
頼むから止まってくれ……
「あるよぉ。にゃんにゃんにしてほしいこと」
「陽菜がなんかするの?」
「ん〜…2人ですること。なんだと思う?」
指原の願いが通じたのか佐江ちゃんが足を止める。
そしてこじはるさんの腕を掴み、2人が向き合う。
うお!見つかる!!
慌てて積んであった段ボールの影に隠れた。こ、これはベストポジション!!
佐江ちゃんはニコーっと笑いながら、こじはるさんの首に両手をまわし…
え、ちょっちょおおおおお佐江ちゃん!?
なんだ、ネクタイを直したかったのか…
ビックリした…今いきなりキスすんのかと思いましたよ!!
だがこれは佐江ちゃんにやられたら誰でも惚れる。
こじはるさんも「2人で?うーん…」と言いながら目を合わせようとしない。
あれ…完全に女の顔になってるじゃないですか。
なるほど、これがブラック宮澤のテクか…
「はい時間切れ!ぶー」
「えー待って〜!ヒントは?」
「ヒントぉー?」
指原、また例の第六感が反応しました…匂います…
きっと予想していた展開が起こるに違いない。
「んー……今すぐにできること」
衣装のネクタイを掴んだまま、一歩こじはるさんに歩み寄る佐江ちゃん。
ほらほら…!的中じゃないすか!
でもあの、ちょっと展開早くないですか?
近!近いって!ねぇ!なんでそんな近くで笑顔でいられるの!
こじはるさん照れて顔背けちゃってますよ!
「今の距離で、にゃんにゃんと佐江ができることっ」
キスだろ!!!!!キスしかない!!!!!
言い直さなくても分かるから!!やっぱりするつもりか!!!
佐江ちゃんは相変わらず無邪気な笑顔。
きっとこの人は本能的に女たらしなんでしょうね…
それに対するこじはるさん、「近いよ〜佐江ちゃん」なんて笑いながら
肩を縮めています。
ほっぺはピンク色!これもう完全に落ちましたね!
「ねぇ、分かった?」
「…ん〜……わかんない」
嘘だろ!!この人は嘘をついています!!!!
絶対分かるだろ!!!キスキス!!!キスしかない!!!
あ、なるほど。行動で示せって事ですか。
こじはるさんも攻めてきますね…
佐江ちゃんは「うそつき〜」と笑いながら、こじはるさんの鼻をつまむ。
「やぁ〜」「にゃんにゃんは本当にもぉー」
「だってわかんないもん〜」「嘘つけよぉ」
いちゃいちゃいちゃ…
やめてくれ………指原もう泡になりたい……
指原たった今、止めに入る決心が崩れました。
もう付き合い立てのカップルにしか見えません…
ここで指原が出ていくのは自殺行為!!
まぁでもキスなんてメンバー同士でよくするから別にいい…
って事にはならないんですよね。これが…
この2人のキスは洒落にならんでしょうよ…
これを知って傷つく人は何人いるんでしょうか。
そもそもお互いがこんなに改まってる時点でお遊びのキスではない。
しかしこの2人、指原が目を離している間にいつのまに恋仲に?
いや、選抜での仕事を初め握手会のペア、収録、撮影、ロケ…
思い返してみれば接点はたくさんある。
現場では常に楽しそうに話してたような気がします。
しかしこの2人には強烈な本命がいる。
プラスどちらも人当たりがよく、周りにはいつも誰かがいて。
それ以前に指原は別件で精一杯!
気づくわけがないよね!!!
しばらくイチャイチャが続き、やがて会話がなくなる。
2人の表情が徐々に艶っぽくなる。
一瞬だけ佐江ちゃんと目を合わせるが、俯き気味になるこじはるさん。
これは葛藤なのか心の準備なのか…
するのか?こじはるさん、キスするのか?
優子さんはいいんですか?
っていうか次もペアが一緒だったらするって話じゃなかったんですか…
まぁ気持ちが高まったらしょうがないですよね!!!
自暴自棄になりながらも動悸が激しくなる指原。
「…いや!やっぱ…ダメだ」
沈黙を破ったのはこじはるさん…………ではなかった。
佐江ちゃんの表情がフッと曇る。
な!!!!なんという寸止め!!!!言い出しといてコレ!!
こじはるさんが咄嗟に顔を上げ、大きな瞳で佐江ちゃんを捕らえる。
誘っているというか、欲しがっているというか…
「なんで?」という目。眠たげでエロい!!
美男美女のテクニックのぶつけ合い!!
こじはるさんの攻撃。
ネクタイを掴んだままの佐江ちゃんの手を、キュッと握る。
いきなり破壊力抜群!!
対する佐江ちゃん…
「ごめんにゃんにゃん…忘れて」
強い!!こじはるさんを物ともしない!!さすが!!
さっきのデレデレとはうってかわってマジなトーンです。
「…佐江ちゃん…」
「だってさ…お互い大事な人、いるじゃん…」
おおおおお……
指原には予想外の言葉です。
でも佐江ちゃんがそう言ってくれる日を待っていました…!
これをきっかけに1人1人と関係を断ち切ってくれたら最高です。
あなたは最後にはゆきりんの所へ行く人なんですよ。
「…陽菜はいいよ?」
こじはるさあああああああああああああああああん
台無しだあああああああああああ!!!
「分かんない〜」とか言っといてする気満々じゃないですか…
こじはるさんも負けず劣らず、顔がマジです。
番組とか撮影でよくするブリっ子なあれじゃなく。
こじはるさんの得意技の、斜めに小首を傾げるあれじゃなく!
ガチです。ガチ懇願です。
そんなに佐江ちゃんのことが好きだったのか…それともこの数分の間に虜になったのか。
指原もう頭の整理が追いつきません。
佐江ちゃんは口をギュっと結んで首を振る。
おお!今度の佐江ちゃんは意思が強い!早くも更正開始!!
「ダメだ、したら…佐江、にゃんにゃんのこと好きになりそうで怖い」
え?……あ、そういう感じ…?
好きになりそう…?!
ダメですよ…もし指原がそんなこと言われたら…
「……そんなこと言われたらしたくなっちゃう」
こう思うから!!いやみんなそうなるでしょ!
あ、指原は思うだけですよ。
こじはるさんみたいな超可愛い人じゃないとこんなの言えないですよ…
しかし誘導尋問みたいだ…これもブラック宮澤のテクなのか…
こじはるさんが佐江ちゃんの肩に頭を預ける。
佐江ちゃんは返事するように軽く抱きしめて、頭を撫でる。
うん、絵になる2人!
キュンキュンするシチュエーション…!
いやちがう何これ!!なんか指原まじで洗脳されそうなんですけど!
こんなにも惹かれ合ってたら応援したくなっちゃうじゃないですか!!
当の2人はそうとう気持ちが高ぶってるはず!
「にゃんにゃん、あのね…」
「………その気にさせといて…ずるい」
佐江ちゃんがこじはるさんを体から離し、真っすぐ見つめる。
ああああああついにするのかああああああああ
だが、またしても佐江ちゃんは指原の予想を覆す。
「ごめん、優子は裏切れない」
指原の心にもずんと来ました。
ゆきりんだけでなく、優子さんも大きなストッパーになっていたんですね。
これは…こじはるさんの心にも響いたはずでしょう。
どこで更正したのか分かりませんが、何股もしていた人の発言とは思えない!!
指原も安堵して大きく息を吐く。
これが指原の思っているAKBだ……
仲間、チームの絆……ああ素晴らしい。
佐江ちゃんがだんだんホワイトへ近づいています!グレー宮澤!
こじはるさんも無言で佐江ちゃんから視線を外し、
複雑な表情を浮かべています。
よし!これでようやく丸く収ま…
「優ちゃんのことは気にしなくていいよ」
ん?そうですね、…えーっと…こじはるさん…
「…陽菜、すでに裏切られてるから」
「え?……何それ?…どういうこと?」
「浮気されてるの」
っう!!!!嘘おおおおおおおおおおおおおお
こじはるさん知ってたのか……どうりで複雑な表情なわけです。
でも知ってて付き合ってるのか?いつ知ったんだろうか?
もう優子さんへの気持ちはないのか?むむむむ…
さすがの佐江ちゃんも口を開けて固まっています…
「優子が?!嘘でしょ?!誰と?!」
「あっちゃん」
「あっちゃん?!?!」
そうなんですよ佐江ちゃん……
っていうか何も関わってない指原の方が知ってるってどういう事。
いよいよガチでこじれてきましたよ……
佐江ちゃんは恐らく「あっちゃん…優子もかよ…」と思っているでしょう。
そんな表情してます。
指原もはや笑えてきました。ははは!
「でも、浮気って簡単にできちゃうんだなって陽菜も思った」
「……あ、ああ…うん」
妙に納得した感じの佐江ちゃん。
そりゃあなた、一番分かっているでしょうからね…
こじはるさんは妙に淡々としていた。
何を考えているのだろう……
そして普段より一段と低い声で続ける。
「優ちゃんのこと言えないの。麻里ちゃんともしそうになったし…
今も佐江ちゃんと……だから、許そうかなって」
麻里子様とは未遂!よかった!!
いやよくねええええ!!!許さないでください!!!
あの…どんどん暴かれていってますけど別に指原は何も悪くないですよね?
これ以上ドロドロになっても知りませんから…
「……佐江も実はしてんだ。…最低だよね」
「うん……いいよ、陽菜がゆるす」
何このフリーダム……なんなんだ…
1人マジメに考えてるのがバカらしくなってきました。
こじはるさんの割り切った感じの口調が怖いです…
ホテルの階段で「優ちゃんが、優ちゃんが」と麻里子様に
相談していた人とはまるで別人です。
佐江ちゃんが切なげな顔でこじはるさんの頭を撫でる。
浮気への罪悪感より、こじはるさんの考えが変わってしまったことに対して
罪を感じているのでしょう。
「佐江ちゃん」
「…ん?」
こじはるさんが佐江ちゃんの袖を掴む。
「陽菜も浮気していい?」
蚊の鳴くような弱々しい声。
指原の位置からでも、こじはるさんの目が潤んでいるのが分かりました。
おいおいおいおい……
どうするの!!!佐江ちゃん!!
また指原の予想を覆してください!!!
「……うん、佐江が許す」
ああ……終わった………
2人の顔がゆっくりと近づき、思わず指原は両手で目を隠しました。
その後どうなったかは…知りません。
嘘です……指の隙間から確かに見ました。
佐江ちゃんとこじはるさんのキスを、指原は確かに見ました…
これが第二章の幕開けなんでしょうか…
指原もう、高みなさんにチクる準備は整っています…
end
以上です
とんでもない長さですいません…
前も投下していいか確認してたけど、するなって言われたら投下やめるわけ?
なら感想レスに餓鬼臭いのが多くて不快なので投下は遠慮してほしい
えらく謝ってるけど申し訳ないと思ってるなら無理に書き込まなくていいから
>>617 おちけつ
>>615 乙です
毎回楽しみにしていますが、直書きですか?
もしそうならそれだけやめた方がいいかも(長時間スレを占領する形になってしまうので)
あとはまぁたしかに投下是非確認はスレの無駄遣いなので不要かなと思います
書くも書かないも読むも読まないも自由なのでそんな恐縮する必要ないかと
これは主人公指原にした時点で勝ちだな
主はよく考えたよ 素晴らしいありがとう
餓鬼くさいと言われても書かずにはいられん
さえこじクソ萌えた
SS投下後の米なんてみんな一緒だろw
ただ同じく確認と直書きは頂けないかな
内容は個人的には好きだからまた書いてほしい
さっしー乙でした!
さっしー絶対たかみなにチクれないだろww
また楽しみにしてる
指原目線のやつと現実がまた上手くリンクしてる
マリッターのさえこじ、ゆうゆきを見てどきっとした
確認したり直書きしたり
中高生なんだろうな
だからガキくせーから辞めろっつってんだろ
指原指原うるせーよ
628 :
名無しさん@秘密の花園:2010/12/30(木) 01:01:23 ID:QEM1iEav
嫌ならこなけりゃいい。
自分の好きなメンが書かれないからって荒らすのやめろ。
迷惑
頭おかしな人がいるみたいだか作者さんは気にせず書いてほしい
指原目線のやつはほんとに小説が現実になったみたいでびっくりしたw
絶対にないが、まさかのリアルさしこのチクリだったら面白すぎるw
SS投下主はわざと下手な感じで謝ったり指原っぽくしてたんだったら凄いわ
さしこネタ好きだぜ
さしこにそれほど興味ないのに興味出てきた
確かに言われたら確認したり恐縮してるとこが
指原っぽいw
調子にのって続編書くところとか叩かれているところも
含めて指原っぽい
指原本人がかいてるんじゃないかと思ってしまうw
あ〜さえこじ気になる
なんかさしこのせいでさえゆき>さえこじになりそうだ・・笑
最後には指原も巻き込まれて欲しいような
傍観者だからこそ面白いような
最近のSSサイトの質の低下っぷりがすごい
誤字脱字が半端ない上に日本語大丈夫?なレベルでSS書いてることが恐怖だわ
自己満サイトなんだから当たり前なんだだけど、それにしても描写がうっすいサイトばっかだし
他人が読むってことを分かってない気がする
増えるのはいいことだけど、サイト作るならもっと色々勉強してからにしろよ。と思う
AKBや百合だけじゃなくて日本語とか日常生活とか色々勉強してほしいわ
たかが趣味に熱くなってる自分カッコわるいけど、我慢できんかった。ごめん
もちろん良い作家さんもいるから尚更…
サシハラは叩かれてなんぼww
叩いてる人はみごとサシハラに釣られてるな(* ̄ω ̄*)ww
GJ
続編に期待o(^o^o)(o^o^)o
>>638 言いたい事は分かるが言ってもしゃーないことだなそれはw
若い時はそういうの気付かないし気付いてても書きたい気持ちの方が強いもんだ
それにAKBの百合は盛り上がって来て日も浅いしね
某他アイドルみたいにきちっと地盤が整えば淘汰される速度もまた違ってくるのかもしれないけど
そういう事やってくれる物好きってそうそういないしね
自分は作者よりも読者の質の低さの方が戦慄を覚える
リク受け付けます!の言葉に「○○お願いします」だけとか
そういうの見て作者さんたちは本当はどう思ってるんだろうなと
>>638 それは思う。
でも見なければいいで片付けられるから仕方ないんだよな。
サイトの紹介文が駄文・自己満って書かれてるのを見るとそれどうなのって思うわ。
指原自身も巻き込まれていってほしいな
萌乃とかとなら絡めやすそうだし
質の低いSSサイトと読者のせいで良い作家さんが引退してくかものが怖い
こうして衰退していくのね。と思うわ
パクリとか平気でしてるし、作者への敬意や感謝はないし
言ってもどうしようもないんだけど、マナーくらいは守ってほしいよ
>>638 よくわからんけど質のいいサイト教えてくれ
こんなとこで愚痴ってるよりそのほうがずっと建設的
愚痴もサイト晒しも他でやれよ
646 :
L.O.D:2011/01/02(日) 00:46:17 ID:GlQganu5
さえゆき燃料投下されたから裏更新。
647 :
L.O.D:2011/01/02(日) 00:46:36 ID:GlQganu5
「つーかーれーたー・・・・・・・・・・・」
ぼふん、と音を立てて、ベッドに飛び込む佐江。
「とぅっ!」
「わぁーーーーーーーーーー!!!」
由紀が勢いつけてその上に飛び乗る!!
わざとに大きな声を上げた佐江が下で向きを変えると
2人の顔はもうくっつきそうな程に近い。
1月1日を3時間程過ぎた深夜のホテル。
明日は8時起きだから、このまま寝れば、ちょっとだけ寝れる。
「もー、りんちゃんどうしたのー?テンションおかしくねっ?」
「えへへへー」
「きもちわーるーいー」
「だって、だって、新年明けても、ずっと佐江ちゃんと一緒にいれるんだもん・・・・」
そのまま胸元に抱きついて来るからさりげなく肩を抱く。
紅白のリハーサルから本番、CDTVの本番と駆け込むようにこなして
テンションが下がりきらないのは確かだ。
「ねぇ・・・・キスして?」
疲れてるから逆にシタくなる?
由紀が身体をくっつけて来る。
少しだけ意地悪な気分になる。
「始めたら、寝れなくなっちゃうよ?」
「いいよ・・・そのままお仕事行こ??」
「りんちゃん、いつから、そんな悪い子になったの?」
「悪い子じゃないよ・・・佐江ちゃんのこと欲しいんだよ」
648 :
L.O.D:2011/01/02(日) 00:46:52 ID:GlQganu5
そんな事言われたら、やめる訳にも行かず・・・・・・・
脱がそうとする前に由紀の手が服を脱がして来た。
いつもよりも少し大胆。
やっぱりちょっと疲れてるせいか、頭がちょっとぼんやりして
シャワーも浴びてないのにそんな気分になってる。
して、って言ったのに、自分から唇を奪うように身体を伸ばして口付けてきたから
少しだけ身体を抱えて、由紀を下にする。
背中のワンピースのチャックをはずし、ブラジャーのホックもはずす。
「佐江ちゃんのえっち」
「なんで?」
「だって、はずすの上手」
「そりゃぁ・・・・・・そうじゃん?」
「・・・・・そっか?」
スルリと脱がせる。
柔らかそうな乳房が露になって、指で耳元から首筋、鎖骨となぞる。
それだけで少し顔を赤くする。
可愛く思えて、ぎゅっと抱きしめながらキスをした。
絡めた舌、ピチャピチャと音を立てる。
由紀の指が服を脱がしてく。
肌と肌が触れる。
シャワーは浴びて来たが、熱を帯びた身体と身体が重なる。
優しく乳房に触れる。
例えようのない柔らかさの中で少しずつ乳首が屹立する。
手の平で転がすように揉みしだくと、由紀の甘い声が漏れた。
その声でドキドキと脈が早くなってくるなんて
自分は変態だったのかと思って悩んだりもしたが
今となっては普通の事なんだと思える。
女の子とこんなことをしたのは由紀が初めて、という訳ではなかったが
こんなに興奮するのは何故だろう。
「ジラさないでよぅ・・・・・」
小声で由紀が呟く。
「なーに??」
「ジラさないでっ・・・・」
「いっぱいしてほしいのー?」
「いっぱい・・・して・・・・・・・・」
「や、これはマジで朝までじゃん?」
649 :
L.O.D:2011/01/02(日) 00:47:09 ID:GlQganu5
乳首に口付けながら、由紀の足の付け根に指を伸ばす。
もう熱く溢れさせてるのが伝わって来る。
堪え切れないのか、自分でタイツを脱いでる。
そのまま指先で上下になぞった。
くちゅりと音を立てる。
恥ずかしいのか枕に顔を埋める由紀
自分で触りやすいようにした癖に。
「すっげぇ濡れてる」
「言わないでってば!」
「まだ全然触ってないのになー」
「もーぅっ・・・・・・・」
ショーツを脱がして、舌を伸ばした。
熱い汁をすくって、割れ目を指で拡げる。
奥からどんどんと溢れてくるのが分かる。
そのまま1度、イカせたら、今度は由紀が上になって愛撫を始めた。
気付いたら、なんて嘘みたいだけど
窓の外は明るくなってて、2人で慌ててシャワーを浴びて
その隙にお風呂にお湯を張って、待ってる間にもう1回しちゃって
お風呂に入りながら、お互いにマッサージをして
着替えて、ロビーに行ったら、顔を見るや否や優子に肩を叩かれた。
「顔、テッカテカやな」
「・・・・・・・・おっさんかよ」
14時からは生特番、その後は18時半から元旦公演が待ってる。
年末年始の忙しさはまだまだ続くのだ。
【End】
GJ!!!
>>645 晒しはできないけど、愚痴るのは2ちゃんのここでいいかなと
百合板とサイト行ったり来たりな人も多いだろうし、ここで議論があってもいいと思うんだよね
夏のブーム前からあるサイトは読みやすいと思う
他人を楽しませる気があるし
議論は本スレでやることじゃないと思うのだが <br> 地下板なんか進行遅いんだし <br> 議論、感想スレ作ればいいだろ
確かに議論、感想スレほしいな
でもどうせしたらばに作っても見ない人がほとんどなんでしょう?
こちらでは初めて書きます。ゆきさえです。
オンナノコ同士は距離が近い。
ここに来てからつくづくそう思った。
普通に手を繋いだり、腕組んだり抱き合ったり…キスしたり。
特に意味はなくて、みんな挨拶程度だったり遊びみたいな感じなんだけど…。
耳にはめてるイヤホンを触り、楽屋の様子をぼぅっと眺めながらため息をついた。
「りーんちゃん、おはよ?」
後ろから聞こえる声。どんな音楽聴いてても聞こえる元気で、優しい声。
そんな優しい声にちょっと意地悪したくなって聞こえないフリをしてみた。
…あと自分の気持ちを落ち着かせるためにも。
「…あぁ、聞こえないのか」
もうとっくに音楽なんて聴いてないけど。
小さく残念そうに呟くその声が凄く可愛くて、口元が緩むのを右手で隠した。
…と思ったら、急に目の前が暗くなる。
「りんちゃん、だーれだ?」
あぁ、もうダメ。超可愛い。
「…さえちゃん。りんちゃんって呼ぶのさえちゃんだけだし!」
「…あー、そっか。しまった」
本当に「やっちゃった」みたいな顔してるさえちゃん。
でもその後いつもの様に「えへへ」ととびきりの笑顔。
みんながしてる様に私もさえちゃんにキスしたい。
…けれど、何故か出来ない。ううん、何故かはわかってる。
この気持ちが本気すぎて出来ないこと。
この気持ちを感付かれたらと思うと…。
「どした…?」
はっと気がつくと目の前には心配そうに顔を覗き込むさえちゃんがいて、
思わず視線を逸らしてしまった。
「…なんでもないよ?」
「そっか。疲れてるのかな?あまり無理しないでね?」
そう言いながら私の頭を優しく撫でる。
あまりの優しさに泣きそうになって俯いてしまう。
撫でていたさえちゃんの手の動きでさらに困らせてしまった事を感じた。
好き。
そう言いたいけどその後が怖い。
きっと笑って「佐江も好きだよ」って言ってくれると思うけどそういう好きとは違うから。
いつの間にかぽたぽたと落ちていた涙。
…けど涙を拭く事が出来ない。隣で立っているさえちゃんに気がつかれるかもしれないから。
鞄の中からハンカチを探すと視界に黄色いハンカチ。
差し出されるハンカチを辿って、その人を見上げると心配そうに私を見つめる大好きな人の顔。
片方の手は絶えず私の頭を撫で続けている。
胸がぎゅうっとした。
さえちゃんは私の隣にしゃがみこんで、私の視線と同じ高さになる。
そして周りに聞こえないような小さな声で。
「…さえ、りんちゃんの事好きだから、りんちゃんが悲しいと悲しい。
いつも笑ってさえのそばにいて欲しいって思うんだよね…。
何か今凄く抱きしめたいんだけど…みんな居るし…でもなんか抑えられない。
頭撫でるだけじゃ足りないのって、りんちゃんの事好きすぎるからだよね?」
…もうだめ。限界。
さえちゃんから渡されたハンカチで涙を拭いた後、私はさえちゃんの唇にキスをした。
もちろん、唇にしたのは初めて。いつもは頬だけだったから。
恐る恐る目を開けると放心状態のさえちゃんがそこに居て、
不覚にも少し可笑しくて笑ってしまった。だっていつものかっこいいさえちゃんじゃないんだもん。
顔、赤いしね?
「私も、さえちゃんが好き。さえちゃんも、私の事好き?」
「…す、好き」
その顔は全然笑ってなくて、いつものさえちゃんじゃなくて。
いつも余裕そうなさえちゃんじゃなくて。優しいみんなの王子様のさえちゃんでもなくて。
きっとさえちゃんも私と同じ好きだったんだって自惚れじゃなかった事が分かった。
その後、ずっと隣同士で座っていたけどその間中ずっと手を繋いでいたら、
みんなにまたいちゃいちゃしてる、って言われた。
でもしょうがないじゃない?両想いだったんだしね。
「ね?さえちゃん」
「…ん?うん?」
何のことか分かってないさえちゃん。
私のかわいい愛しの王子様。
END
>>649 いつ読んでもつまらない
他にやることないの?
>>659 そんなこというやつは出てけ
まだまだ期待している
さえゆきはもう付き合ってると思いこんでたから新鮮で良かった!
初投下です
ゆきさえがラブラブすぎるので
逆に切ない系
「ねえ佐江ちゃん」
「ん、」
仕事も終わり、今日はホテルに泊まり。
私たちは同じ部屋にいる。
「…あのね、」
口づけを交わすのは当たり前のようなものになり、
何度か愛し合った事さえある。
でも一つだけしていない事。
この想いを、伝えてはいない。
「私…」
佐江ちゃんは遊びのような感覚なのだろうか。
私のように口づけを交わすたびにドキドキと胸が高鳴らないのだろうか。
独り占めしたい、と思わないのだろうか。
「私、佐江ちゃんが好き」
言ってしまった。とうとう。
めんどくさいと思われるかな、
この関係は終わってしまうかな、
でもこの気持ちを伝えたかった。
「りんちゃん…」
荷物を整理していた手を止め佐江ちゃんは振り向く。
「…本気?」
「うん」
困ったように髪を掻く佐江ちゃん。
「…佐江も好き、だよ」
「付き合ってくれる?」
その言葉に顔を歪ませる。
なんで?好きな人とは付き合いたいものじゃないの?
「…付き合わないほうが、いいと思う」
「なんで?」
「めんどくさいから」
そう言ってベッドに寝転がる。
「…他の人ともしてるの?」
「うん…」
佐江ちゃんは枕に顔をうずめながら頷く。
それは薄々わかっていた事だった。
でも私だけは特別、と自分に言い聞かせていたんだ。
「…りんちゃん、それならもう、こーゆー事…」
「いいよ」
「え?」
「して」
佐江ちゃんが私を求めてくれるならなんだっていい。
この関係が終わってしまう事のほうがよっぽど嫌だ。
こんなの間違ってるのかな。
「‥んっはぁっ」
「濡れてる…」
「佐江ちゃ‥」
ねえ、嘘でもいい。
今だけは私を好きと言って。
「佐江ちゃ‥すきっあっ」
「…佐江も好きだよ」
あぁ、駄目だ。
涙が溢れる。
「…りんちゃん」
「あぁっ」
その瞬間にきつく抱きしめられる。
佐江ちゃんの、好きと言う言葉に気持ちはなくても
やっぱり私は佐江ちゃんが好きだよ。
「はぁっ…」
「りんちゃん大丈夫?」
苦しい。
息が苦しい。
胸が苦しい。
「…っ佐江ちゃん好き」
また困った顔をするかな、
ごめんね、困らせて。
嘘の言葉でもいいから、
あなたから愛の言葉を囁いてほしいと思ってしまうんだ。
今日もまた佐江ちゃんに抱かれる。
その度に涙は溢れ出す。
「好‥きって言ってっ」
嘘でもいい。
気持ちがなくてもいい。
今だけは、愛の言葉を囁いて。
私だけを見て。
END
切ない(>_<)
>>667 地下に建てるなよ
ルールの知らない人が寄ってきたらどうするの
危険感じてサイト閉鎖しかねないよ
>>668 サイト主さんが地下にたてろって言ってたから仕方ないだろ
地下はちょっと怖いわ
このスレとか本スレが晒されそう
したらばの雑談スレでやればいいじゃん
L.O.Dさんがたてたんだね
マナーを理解しようとする頭が無い上に上から目線でどうしようも無い人だ
個人名を匿名で叩くのはどんな事情があっても頂けないな
地下に立てたのもどうかと思うけどしたらばで議論しても本当に見て欲しい人は見ないんじゃないの?
議論とかうんぬんより、このスレは書きたい人がSSを書いて
それを読んだ人の中で感想を書きたい人が書く。ただそれだけでしょう?
「おもしろい」も感想だし「おもしろくない」も感想なんだから否定レスつけた人に
「そんな事言うなら出て行け」と言うのもおかしい話。
書き手を批評するのは構わないけど読み手同士で揉めるのは書き手としては複雑。
やっぱL.O.D.カスだなー
わざわざ地下板に立てるとか何やってんの?w
サイトアドレス運営に通報しとくから
お前がSS書けなくなればいいな
675 :
名無しさん@秘密の花園:2011/01/03(月) 18:56:53 ID:4H4zqU8h
でもL.O.D.さんが先日書いてたss、百合ランクの小説サイトに上がってたのと同じものだよ。盗作?
676 :
L.O.D:2011/01/03(月) 19:10:18 ID:RpoXwAs0
>>675 基本的にそんなに他サイト覗かない人間なので
ネタが被ったとか文体が被ったとかですか?
もし良ければ、サイトさんと自分のどのSSかをメールかなにかしてもらえれば嬉しいです
こらこら、個人同士で揉めるならそれこそ立てたスレに行きなさい。
喧嘩を売る方も売る方だが買う方も悪いぞ。
このスレではこの問題は終了。
これまでのさえゆきを読むとゆきりんの方がはるかに愛が重いねw
さえちゃんがゆきりんにベタ惚れSSとか見てみたい。
>675-676
本人が自サイトにもここにも同じssを上げてるからややこしくなる
L.O.Dって誰だよ…
議論したいなら自分のサイトで勝手にやれ
おいおいAKB百合SSのパイオニア(笑)のL.O.Dさん知らないとかどんだけだ(笑)
2ch外サイトについての愚痴とかそいつのサイトアドレスに直接送れば良いのに
そんな勇気は無いでも叩きたいという奴が書き込むからおかしくなる
全ての元凶は
>>638
>>638だけど、ここまでAKBの百合萌えが広まったら一個のサイトに送ってもしょうがないと思って、皆にこれからのSSを考えてほしかったからここに書いたけどやり方間違えたみたい
それは謝る
叩きとかそういうつもりはないんだけど、そう見えたのなら申し訳ないです
地下に立てるとかバカとしか言いようがないな
早速ランキング晒されてるし
これでサイト閉鎖とか移転が増えるだろうな
どちらもROMってる者のからすれば地下にも百合好き多い。
ランク貼られた以上、需要あるなしに関わらず、
荒れるのは間違いなし。修復不可能。
書き手が被害にあってサイトを潰さない事を願うばかりだ。
いち読者より
地下にいる奴らなら簡単にパスわかるだろうし本当に何て事をしてくれたんだ
元凶はどうあれ話し合いもろくにせず独断で地下にスレを立てた奴が悪い
晒される可能性は高いって考えれただろうに後先考えずに行動してランキングに参加してる人達に迷惑をかけた
>サイト閉鎖や移転
おおかたそれが狙いなんじゃねーの
ピンチケSSサイトがどうにもお気に食わないご様子だしねこの人
そもそも議論スレって何?
いい大人がガキつるし上げて指導wとかするつもりなのかね
モーヲタの真似したってなんにもできやしないことがわかんねえんだな、LODって奴は
ランクの末席に登録してるけど何なのこの流れ…びっくりしたわ
繊細な管理人さんはいなくなっちゃうんじゃねえの
地下にスレ立てたの別の人じゃないの?なんでLODって決めつけるんだ?
って思ったらID一緒じゃねーか…
今さら気づいたw
議論があってもいい派だけど、まさかいきなり地下に立てるとは思わなかった
ハロの百合小説全盛期とは時代もツールも違ってきてるんだからもう少し考えたり意見聞いたりしてほしかった
向こうは初期から地盤もしっかりしてるけど、こっちは違うし
予想していた展開とは全く違った展開になってて驚いてる
ひとつ見つかると下手したら芋づる式に見つかるよねぇ…
自分もサイト持ちだけどしばらく休むかも
>>691 身バレするからそういう風には書かない方がいい
ただサイト持ちが心配する気持ちはわからなくもない
最近この世界知った超初心者なんだが、一般の目に触れるのがよくないのはわかるが、運営にバレるとまずいの?
>話し合いもなしに、て、そのスレが話し合いするスレじゃねーだろ。
最初からそうやってこのスレに書けば良かったじゃないですか
たった1レスつけるのもスレチだからダメだと思ったの?
俺ルール押し付けるにしたって言ってくれなきゃ分かんないですよ
しかも本当に気に入らないんだけど何で自分のツイッターにここの愚痴書いてるの?
まあツイッターだし何書いてもいいよ。でもここに薄っぺらい表面上だけのレス書いといて
本音は長々と内輪でやりとりとかもうね…最初から住民と議論する気なんかなかったんじゃないかとさえ思う
某作者たちのチャットはどうかと思う。
サイトを持っていない読者はほったらかしで自分たちのみで盛り上がる
低レベルすぎ。
スレチや特定の話題に過敏に反応し過ぎた今までの流れも問題なのかもね
本スレもそれで分裂?したようなもんだし
まずい流れになったら見ないふりで考えることもしてこなかったことに反省
もう少し寛容になってもいいんじゃない?
それでもLODさんのやり方はまずかったけどさ
おまえら書き手に何を求めてんだよ
金払ってるわけでもねーんだから嫌なら見んなよめんどくさい
>>697 これに尽きるな
質の低下を嘆くなら自分が書いて底上げしてみせろっつー話
ガキだなと思う作者も多いけどそれに文句言っちゃうのはもっとガキ
>>697 そのことが原因かもしれないけど、今話してる内容とは違うような気がするんだが…
とりあえずランキングに参加してる人達に何もないといいな
いいんだよ話し合いなんかしなくて
バカは一生バカだから何言っても意味ない
書き手が減るだけだからもうこの話やめろ
やめる気ない奴がいてもスルーでいい
なんか外部サイトの話がわかる前提になってるみたいだけど
2ch巡回のうちのひとつとしてここを見ていて
外部サイトを一切見ていない人がいるのもわかってほしいわ。
議論とかそんなの小説サイトのヲチ行為であって小説投下スレとは異なるものだ。
サイトの質の低下とか知らんわ。スレ違いも甚だしい。
やるんならさっさと他にスレ立てて移動して欲しいわ。
もうこの話終わり!!…ウザい。
L.O.Dさんはここでも地下でも議論できないことが分かったと思うから
自分のサイトの掲示板でやるのがいいかもね
幸い沢山の人が見てるみたいだから実のある議論ができるんじゃないでしょうか
↓だれかSS投下お待ちしてます
他の誰よりもたった一つの愛が欲しい。
「佐江ちゃんおはよ〜♪今日もイケメンだね♪」
「おはよ〜♪ってあたし女だから!!りんちゃんは今日も可愛いね♪」
「佐江ちゃんにそんなこと言われちゃったら他のメンバーに怒られちゃうよ♪言ってくれるのは素直に嬉しいけどね♪」
っていう冗談は日常茶飯事だ。
この子は根っからのアイドルで思わせぶりが激しい。『私の彼氏』とか冗談で言うけどその度に笑顔がひきつってしまう。
天然か計算かわからないところがまた引き付けられちゃうんだよなぁ。
自制心をフルに働かしてギリギリのところで堪えてる。
今にも爆発しそうな気持ちを抑えるのに必死な自分が情けなくて…そんな自分が嫌になる。
AKBの中ではイケメンとちやほやされて…確かに嬉しいけど、やっぱりゆきりんの言葉が胸の一番奥底に突き刺さる。この気持ちに気付かないフリしてたけどどうやら限界みたい。
こうなったらイケメンパワーをフル活用して全力で落としてやる!!待ってろよ!!柏木由紀!!この佐江様を本気にさせた報いを受けさせてやる!!覚悟しとけよ♪
704です。操作ミスで張り付けてそのまま書き込みしちゃいました( ̄ω ̄;)
スイマセン
佐江→由紀の超短編です。
>>701 俺も外部サイト見てねえ
沢山あってどれがいいのかわからんのとパス入力が面倒
ここで外部サイトの話してるのってみんな書き手なんじゃね?
うぜーな
おまえがうざい
もうその話やめろ
ちょっと気になったんだがサイト持ちが投下するのはありなのか?それともなし?
>>707 実際大して読者いねーのにサイト持ちが勝手に議論して勝手に焦って書き手が減るとかなんとか言ってる
それは書き手同士で勝手に話しててくれよ
俺はどっちでもいいよ
作品が読めればそれでいい
書き手が居てくれるだけで幸せだわ
SS待ってます
>>709 だからうぜーって
そういう意見も含めてこのスレに書き込む必要がないんだよ
やっと落ち着いてきたんだからもうその話題に触れんな
はい、ここでおしまい(=`ω´=)
SS投下してくれた方ありがとうなんだぜ
自分が気に入ってたサイトを含めランキングから結構な数のサイトが抜けた
頼むからもう二度と独断でスレを立てるとか勝手な行動はしないでくれ
終わった話なのに悪い…
これ以降自重する
714 :
名無しさん@秘密の花園:2011/01/05(水) 01:59:46 ID:VCCEiyfd
------まゆちカッター------
------まゆちカッター------
>>709 議論じゃなくて作家スレ立てたら良かったのかもね
俺はランクが晒されようがサイトが脱退しようがどうでもいいし
個人サイトの事情はこのスレに関係ないどうでもいいことかもしれないけど
そうやってこの話を伸ばして雰囲気を悪くするほど、このスレにSSを投下してくれる書き手も減るよ
スレの雰囲気悪くなったのはここの住人の言葉遣いが悪いことも原因でしょ。ケンカ腰にならない
明らかに子供多すぎ。18以下は帰りなさいね
いい加減、作品以外のこと話すのやめろよ
それがしたいなら、それこそ別スレにしてくれ
>>584の続きを書いてみました。
あつみなです。
「私高みなの事が好きなの」
「えっと、私もあっちゃんの事大好きだよ」
敦子の言葉に照れる私。
改まって言い合うと照れるね…なんて笑っていたんだけど、敦子の顔は真剣だった。
「どうしたの?」
私が言うと敦子は今にも泣き出しそうな顔でこう言った。
「そうじゃないよ。私はそう言う意味じゃなくて高みなのことが好きなの」
今まで私はそんな事考えた事もなくてその時はこう答えるしかなかった。
「私も敦子の事は大好きだけど、今はAKBの活動が一番だから…ごめん」
それから数日後、自分の本当の気持ちに気付き、敦子にそれを伝え…
今でも私にとってその実感と言うものは持てなくて、もしかしたら夢だったのかもしれないなんて思ってしまうくらい。
そんなある日だった。
敦子と同じ部屋に泊まることになったのは。
「う〜ん。結構きれいな部屋だね」
部屋に入って二人きりになり、部屋を見回した敦子は両手をあげてそう言った。
「高みなと一緒の部屋とか嬉しいなぁ」
無邪気な笑顔の敦子を見て私はなんだかどぎまぎしてしまう。
そんな私を見た敦子はハッとして言った。
「あ、変な意味じゃないよ?私、高みなにもう少し待っててって直接言ってもらえたからいくらでも待っていられるから」
敦子は子供みたいな顔をした。
胸が苦しくなる。
でも経験値の低い私はこういう時にどうしたら良いか分からない。
私が年上の人に憧れる傾向があるのは、きっとどこかでこういう時に分からないことを教えて欲しい気持ちがあるからかもしれない。
私はベッドに倒れこんだ。
「高みなどうしたの?疲れた?」
敦子が隣に座って私の頭を撫でる。
「最近特に忙しかったもんね。今日はゆっくり休もう?」
敦子の指が私の髪で遊ぶ。
私はそんな空間が心地よく、でも気恥ずかしくて顔をあげることも出来なかった。
「あっちゃん…」
私は無意識に声を出す。
「どうした?」
敦子の穏やかな声が聞こえる。
私は気合いを入れて起き上がって、敦子と向き合うように正座をした。
暫く見つめあって、先に頬を緩めたのは敦子だった。
「こんなに見つめあうと照れるよ。さては私が今どんなにドキドキしてるか知らないでしょ?」
そう言っていたずらに首を傾げる。
そんな敦子の姿を見た私は、気付いたら敦子を抱き締めていた。
「ちょ、ちょっと高みなどうしたの?急にびっくりするじゃん」
私は腕の力を強めて言った。
「もうどうしたら良いか分からないよ…」
私は何だか泣きそうになっていた。
「私、敦子のこと好きすぎるみたい。好きすぎてこのままだと何も手に付かなくなっちゃいそうで怖いよ」
私の言葉に敦子は驚いていた。
でもすぐに笑顔になって私を抱き締め返してくれた。
「ねえ高みな?」
敦子が耳元で囁く。
私の心臓は高鳴って敦子の顔を見ることもできない。
「キス…しても良い?」
断るわけなんてなかった。
でも問われるとなんて返事をしたら良いか分からず私は下を向いた。
「ダメ?」
敦子がまた聞いてくる。
私は顔が熱くなった。
「あっちゃんずるいよ…」
「ん?」
「私こんなにもあっちゃんの事好きなのに…そんな事聞いちゃヤダ」
自分でびっくりするくらい甘えた声が出てしまった。
敦子は小さく笑って私の頬にキスをした。
「高みな大好きだよ」
「私もだよ」
そのままベッドに潜り込んだ。
今夜はきっと眠れない。
【終演】書くの忘れてたorz
感想あればいただけると嬉しいです。
>>724 爽やかでほのぼのとして、どこか切なくて胸の奥が締め付けられるような…
素敵でした(∩ω∩)
オグシオ!とかわめいてた豚ばばあが行く場を失って
こういうくだらないスレを立ててるわけだなw
727 :
名無しさん@秘密の花園:2011/01/07(金) 17:54:10 ID:P4y1lG/i
>>726 2chのキャップ漏れたの知らないの?
今発言したのはまずかったな
IPわれるぞ
「…にゃんにゃんはさぁ、ああいうの気になったりしないの?」
メンバーが集まる楽屋。騒がしくて落ち着かない様にも見えるけどこんなのにはもう慣れた。
隣で雑誌を見ていたはずの佐江ちゃんが本を閉じながら小さな声で呟く。
ちらりとこちらを見た後「あれ」と言いながら視線を移した。
佐江ちゃんの目線の先にはみぃちゃんといちゃいちゃしてる優ちゃん。
物凄く嬉しそうで鼻の下が伸びきっている。完全におじさんだね。
「気になったりは……あんまりしないね」
「今の言葉の間が気になってる証拠のような気もするけど」
呆れた様な何故か困った様な表情で笑う佐江ちゃん。
優ちゃんと仲が良い佐江ちゃんだから陽菜の事色々心配してくれたりもする。
最近よく話す様になって、お互いの恋人の事も話す様になったからだと思う。
「陽菜はさ、自分から甘えるって事そんなにしないし…キャラじゃないっていうか」
「優子が先に甘えてくるからにゃんにゃんが甘えられないってのもあるかもよ?」
んー。意外と鋭い所を突いてくる。
確かにアレだけ懐かれるとこっちから行き辛いってのも正直ある…ような気もする。
ちょっと甘えてみたくなって手を伸ばそうとする前に優ちゃんが抱きついてくるし。
そうすると必然的に受け入れる事しかできなかったりするし。
「優ちゃんは基本的に甘えんぼだからね。誰かがいないとだめなんだよね。
でも陽菜の事だけな優ちゃんも困るし」
「…あぁ、好かれ過ぎるのが重たいとかそういう感じ?」
佐江ちゃんがそう言いながらまた優ちゃんの方を見ていて。
相変わらずいちゃいちゃを続ける姿を見て「あ〜ぁ」なんて何故かため息をついていた。
同じ様にその様子を見て自分も呆れた様な笑いが出た。
「最初は、さ、やっぱり嫌だったんだよね。好き好き言うくせに色んな人の所フラフラしてるし。
たまにこっち見ながら他の子にベタベタするの見せ付けたりするし」
「それは、まぁにゃんにゃんに妬いて欲しいとかそんなんだろうけどねぇ」
「でも結局最後は戻ってくるからなんか悩むのが馬鹿らしくなっちゃって」
「あぁ〜」
「さっき重たいとか言ってたけど…重いとかそうじゃなくて、もし優ちゃんの世界に陽菜しかいなかったらさ、
もし陽菜がこの世界からいなくなっちゃったら優ちゃん一人になるでしょ?
そうなったらきっと優ちゃんは寂しくて悲しい思いをすると思うから色んな人に愛されてて欲しい。
だから色んな人の事好きでいて欲しいし、好かれてて欲しい。
…あ、でも最終的にはやっぱり戻って欲しいんだけど」
喋り終わった後、横からの反応が何もないので顔を上げると佐江ちゃんは目を丸くしてこちらを見ていた。
何かおかしい事言ったかな?
首を傾げてその様子を見ていると感心した様に大きく頷きながら佐江ちゃんは腕を組む。
「…にゃんにゃん、深いね…。正直そこまで優子の事考えてると思ってなかった。
むしろ何も考えてないと思ってた」
「何それヒドい」
陽菜が笑うとつられるように佐江ちゃんも笑い出す。
「そこまでの信頼関係って凄いなぁ。佐江はちょっとした事でも気にしたりするよ?
りんちゃんの事は。信じてない訳じゃないけどりんちゃんが他の子と話とかしてるとやっぱり嫉妬もするしさ」
「んー、それは…」
お互い様じゃないかな。むしろその件に関してはゆきりんの方が苦労してそう。
佐江ちゃんモテてる事無自覚だもん。こんなに仲良くなる前は陽菜も少し勘違いしそうになるほど。
陽菜が言いかけてやめた事に対していじけた子供の様に唇を突き出して「なんだよー」と
言ってくる今の姿だってきゅんとする子はいそうだし。
「まぁ、優子はほんと無意味にじゃれついてくるからなぁ。
泊まりで一緒の部屋の時いつの間にか布団の中に潜り込んでたりするんだよ。
こっちは狭くて眠れないのに幸せそーにむにゃむにゃ言ってたりねぇ。
そのくせ寝起き悪くて意味不明な文句言われたりもするし」
「……へぇ、そうなんだ。そういうのは知らなかった」
「え」
ギクリ、といった感じで首をすくめた。
佐江ちゃんと優ちゃんが仲が良い事は知ってたけどね。
なんだかちょっとだけおもしろくなかったり。
陽菜の地雷を踏んだ佐江ちゃんは両腕をぶんぶん振りながら必死に弁解の言葉を走らせる。
その様子にちょっといじわるをしたくなる。たかみなほどじゃないけど佐江ちゃんはちょっと構いたくなるね。
テーブルに肘をついてちょっとふてくされてみるとアワアワしてたのがもっと大きくなった。
「佐江と優子はただの、単なる友達と言うか友達と言うよりも仲が良いかもだけど、親友と言うか、
なんかこう、悪友というか!そもそも佐江にはりんちゃんがね」
そう言いながら少し遠くにいるゆきりんを指差す。
それにゆきりんも気がついたみたいで不思議そうに首を傾げてこちらを見てる。
でもすぐにまゆゆに服の袖を引っ張られて向こうの会話に戻ったみたい。
「そんなに慌てられると逆に怪しいしー」
「何にもないから!ホントに!」
「ふーん」
うぅ、と小さく呟いた後、椅子を座りなおして小さくコホンと息をつく佐江ちゃん。
陽菜がそこまで二人の仲を疑ってるなんて思ってないとわかってるんだろうけどね。
「…で、でもさ、今こうして話しててにゃんにゃんが実は健気だったって事が知れて驚きを隠せないよ」
「失礼だしー」
そう言いながら佐江ちゃんの頭を軽く小突いた後、物凄い勢いで後ろに何かが走ってきたのを感じた。
当然陽菜と向かい合って喋ってた佐江ちゃんはその正体を見ているわけで視線は完全に捕らえてる。
その表情は、とても嫌そうな顔。でも笑ってるけど。
誰?と思って振り向こうとした瞬間後ろからぎゅっと抱きしめられて振り向けなかった。
「ちょっと!いくら佐江ちゃんでもこじぱと仲良くしちゃ嫌だ!仲良くするなら混ざりたい!」
「オマエ結局それかよ!」
ぎゃあぎゃあ騒ぐ二人を眺めてるともう1人近づいてきた。
ここまで来たらもう誰かはわかるけど。
こちらをチラチラ見ながらそわそわしてたのは見えていたし。
本当はずっとこっちに来たかったんだろうけど陽菜たちの邪魔しない様にって気を使ったんだろうな。
「騒がしかったのできちゃいました」
「もっと早く来ても良かったよ?ゆきりん」
えへへ、と柔らかく微笑むゆきりんは可愛いね。
佐江ちゃんとゆきりんはホントお似合いだと思うよ。
佐江ちゃんと一緒のゆきりんは本当に恋するオンナノコの瞳になってるもん。
じゃあ陽菜と優ちゃんは?
「ねぇ?優ちゃん」
「ん?なぁに?」
佐江ちゃんとじゃれあってた優ちゃんは陽菜の声に反応して飛びついてきた。
その反動で佐江ちゃんが思いっきり押されて椅子から転げ落ちる。
大丈夫?と言おうとしたらすかさずゆきりんが駆け寄っていたのでその邪魔はしない様にした。
「優ちゃんは陽菜の事好き?」
「好き!こじぱのこと好き!大好き!」
「誰よりも?」
「誰よりも!」
目をキラキラさせて身を乗り出して。
全く、なんなんだろう。
優ちゃんも飛びっきり可愛いのに、可愛い子は周りにいっぱいいるのになんで陽菜なんだろう。
「優ちゃん」
「ん?」
「大好き」
「……へ?」
きょとんとしてる優ちゃんと「痛てて…」と、のそのそと起き上がってこちらの様子を見てる佐江ちゃん。
その佐江ちゃんを起こしてあげているゆきりん。
周りのみんなには陽菜の言葉が聞こえなかったみたいだけどこの二人には聞こえてたみたいで、
佐江ちゃんはニヤニヤしながらゆきりんと顔を見合わせてて、ゆきりんはとりあえず驚いた顔してて。
そんなに変かな、陽菜からこういう事言うのは。
「…あのー、小嶋さん?」
「なに?」
「もっかい、言ってくれません?」
「いやだー」
「え!?なんで?!」
なんとなく、と言ったら落ち込んじゃった。
でも頭をナデナデしたらいつもの笑顔に戻った。
「結局…甘いのかなぁ。優ちゃんには」
「ん?何か言った?」
佐江ちゃんが座ってた席を奪って今は陽菜の隣で甘える優ちゃん。
喉をゴロゴロ鳴らす猫みたい。
そっと優ちゃんの耳元に、内緒話。
「…たまに、好きって言ってあげるね」
そう言ったら「たまにかぁ…」と不満そうにこぼして、でもその後笑って、
「上等!」って言いながら親指を立てた。
END...?
↓
↓
↓
口の中の飴玉を転がしながら全部見ていたよ、今までの光景。
飴玉よりも甘い甘い二組の恋人同士の時間をさ。
ぶっちゃけ羨ましいよね。
結局天然たらしの王子様も可愛いお姫様と仲良さそうだし、
キス魔の抱きつき魔だってマイペースな彼女と上手くいってる。
やっぱり、相手がヘタレだと難しいものなのかな。
優しいんだけどね、優しすぎるから全然手を出してこないしね。
「そこんとこどう思う?たかみな」
「ええ?何が?急にどうしたの?」
…なんて驚いた様に言いつつも手元にある漫画から目が離れない。
漫画にさえ負けてるのか。
「たかみなー」
「んー?何?あっちゃん」
依然としてこちらを見ない。
よほど面白い様子。諦めて鞄の中から飴を一つ取り出す。
「飴なめる?」
「あ、いるー」
右手に持つ飴の袋をぎゅっと握り締めて、顔を上げたたかみなの口に唇を落とす。
驚くたかみなは無視して口の中にあった飴玉をたかみなにあげた。
まだ大きかったし、飽きたから違う味なめたかったしね。
閉じてた目を開くと目の前では口元に手を当てて顔を真っ赤にしてるたかみなの姿。
でも飴を吐き出したりはしないんだね。
それを確認した後右手にあった飴の袋を開けた。
「違うのなめよっと」
「……あっちゃん」
「んー?何?」
「…えと、…飴ありがと」
それだけ言ってまた下を向いちゃった。でも耳まで真っ赤だね。
これ以上は期待できそうもないので寄り添って肩を枕にして寝る事にします。
おやすみなさい。
END
ランク登録サイトが凄い勢いで消えたから驚いてここきたら理解できた
AKBとか関係なく百合サイトって多くないから悲しいわ、貴重な百合萌えを百合萌えが潰すとか
追跡不可能とかなにやってんだ俺・・・
>>734 GJ!
みんな仲良しで良かった。
優子のことを深く思ってるこじぱ最高です!
百合らんくに登録されてるサイトさんの中で
松井JR扱ってる所ってほとんどないよね
W松井大好きだから寂しいわぁ
やっぱりそこそこ知名度上がってきたといっても
まだまだなんだな
>>738 珠理奈なら麻里子とのまりじゅりや玲奈ならはーちゃんとのはーれなやゲキカラとしてのブラゲキが人気だよな
連投になるのでどうしようか迷ったのですがスレの活性化に期待して投下します。
>>735>>737ありがとうございます!
近くて遠くて、手を伸ばしたら届きそうなのに怖くて掴めない。
そんな関係も何年経っただろう。それでも何も変わらないのはきっと私が臆病だから。
※
タオルで髪を拭きながら部屋に入る。
寒ぅ、なんて独り言を呟いて、部屋にあるヒーターをつけて一呼吸。
そしてトコトコと一直線に足は窓へと向かう。
閉まっていたカーテンを開けて確認するのは向かいの部屋。
当たり前の様にカーテンが閉まっていて見えるのは部屋の明かりとなんだかちらちら変わる光。
テレビでも見てるんだろうか。
そんな事を思いながらそこから離れてベッドに腰をかけた。
ギシリ、と軋んだ音がやけに耳に残る。
二人はいわゆる幼馴染。いつでもどこへでも一緒に行った。
いっぱい笑ってたまに喧嘩したり泣いたりして、それでも大好きな友達で、親友。
元気で明るくて人懐っこくていつも笑顔が眩しくて。
面倒見が良くて楽しい事や面白い事には一番に首を突っ込んでは手を伸ばして誘ってくれた。
人見知りでうまく自分を表現できない私とは大違い。
いつも光って見えて羨ましくて憧れて。
いつの間にか友達と思えなくて恋愛感情を抱く事になるのだけど、
歳の離れてる二人は大人になるにつれ次第に距離ができて一緒にいる事も少なくなった。
たまに見る彼女の隣にはいつも一緒の綺麗な人がいる。
同じ年だと知った時初めて年の差を恨んだものだったけど。
ちらりと向かいの部屋の様子を伺うけれどさっきと何の変化もない。
もしかしたらテレビつけっ放しで寝てるのかもしれないな。
よだれでもたらして幸せな夢でも見てるかもしれない。
昔はよく泊まりに行ってつけたまま寝ちゃだめだよー、なんて注意もしてたっけ。
テレビを消すと「今見てたのにー」ってムキになって無理やり起きて、でもまたすぐ寝る。
でもそんな時必ずしてる幸せそうな寝顔を想像したら顔が緩んだ。
もう一度窓の近くに行って小さな声で呼んでみようか。
今度は静かに窓を開けて。風が頬に当たり濡れた髪を冷やした。
気がついて欲しい気持ちと欲しくない気持ちを含んだ言葉。
久しぶりに呼んでみる。うまく呼べるか心配だったり。
「…ゆうこー」
部屋には変化がない。
やっぱり寝てるのか、もしくはテレビの音で聞こえないんだろう。
なんとなくほっとしたようなガッカリしたような。
「おーい、呼んだかーい?あっちゃーん」
「…え?」
目の前の窓はやっぱり閉まったままなのに、何故か聞こえる大好きな人の声。
窓から身を乗り出して辺りを見回すと「やっほー、なんか久しぶりぃ」なんて言いながらこちらに手を振っている。
優子は部屋じゃなくて家の前の道路でうろうろしてた。
ダウンジャケットを着てマフラーと耳あてと手にはカップを持って。
…一体何やってんだ?
「…何してんの?こんな夜遅くに。家の前でも危ないよ?」
「いやいや、あれが綺麗でねぇ」
そう言いながら見上げて上を指差す。
そのしぐさにつられて空を見るとそこには星が沢山見えた。
「おー…」
「凄いっしょ?雲もないしさ、さっきふと外を見たら発見しちゃってこれは見なきゃ!と思って
出てきた次第です。でも寒いからココア持参なんでなんかちょっと格好つかないんだけども」
にしし、と笑う優子。確かにその口からは白い息が見える。
まったく、子供みたい。よほど寒いのか喋りながらも足はばたばたと忙しく動いてるし。
ばかだなぁ。そんな姿がばかみたいに愛しいけど。
「ねぇ?あたしもそっち行ってもいい?」
「おー、もちろん。でも髪乾かしてきなー?風邪引くからさー」
「うん、待っててね」
そう言ってばたばたと大忙し。
わしゃわしゃと急いでタオルで髪を拭いて、ドライヤーで乾かして。
早く行かないと。早く会いたいよ。
少しだけ濡れてる髪はニット帽でなんとかして、
首にはマフラーを巻いてコートを着て静かに部屋を飛び出した。
こんな浮かれた気持ち久しぶりなんだもん、仕方ないよ。
家の扉を開けて道路へ出るとさっきまで居た優子の姿がそこにはなかった。
「あれ…」
きょろきょろと辺りを見回すけどそこにはやっぱり誰も居なかった。
もしかして夢?なんて思うけど、こんな夢はさすがに残酷すぎるよ。
鼻の奥がつーんとしてきて目の前が潤んで滲んで見えた時にその声は聞こえた。
「あぁ!早すぎるよあっちゃん。もう〜そんなに会いたかったのかぁ?」
家から出てきた優子の右手にはさっき持ってたカップ。
左手にももう一つ。
それは優子の家にある私のカップだ。
前に優子の家に遊びに行った時、とても可愛いカップを見つけた。
可愛いな、いいなぁ、なんて言ってた私を見てちょっと困った様に笑ってた優子。
それに気がついて「別に欲しいって言ってないよ」と慌てて言うと、
「それ、あたしもお気に入りだからさ、あげられないからあっちゃん専用カップにしちゃおう。
うちに来た時の、専用カップ。置き場所はうちだからね」
と言って満面の笑みを浮かべた。
…そんな事されたらますます好きになるのにズルイんだよ、ゆーこ。
優子の姿を見て泣きそうになってたのを慌てて隠した。
泣いてたなんて知ったら優子困るし。
「ゆうこが遅いんだよー。居なくなったと思って焦ったじゃん」
「ごめんごめん。ほら、これ。温かいの飲んでないとホント寒いからさ。はい」
「うん…、ありがと」
一口それを飲んだら甘くて、なんだかまた泣きそうになった。
「こんだけ星が出てたら流れ星の一つでも見えないかなーなんて思ったんだけど、だめだね。
ここらへん住宅街だし明るいから見えないのかね」
優子がはぁー、なんてため息をついた。大きく出る白い息。
鼻が少し赤いし、いつから外に居たんだろう。
手を伸ばして優子の頬を触るとビックリするくらい冷たかった。
さっき私が持ってるココアを入れた時家の中に入ったはずなのに。
それと、久しぶりに優子に触った気がする。
くすぐったそうにする優子を見てまた胸が痛くなった。
「そういえば久しぶりね、あっちゃん。元気してた?」
「うん、多分まあまあ元気」
「それは元気なのかい」
くっくっ、と笑って私の顔を見る。
やばい。赤くなってないかな。暗いから見えないかな。
顔はそらしたくないからそのままでいるけど出来れば見られたくないよ。
隠すように私はまたカップに口をつけた。
「…ねぇ?」
「んん?」
「流れ星に何を願うつもりだったの?」
流れ星と言えばお願い事だろう。
私の問いに「んー」と小さく唸ってから優子は空を見上げた。
「あたしの友達に好きな人がいるんだってさ。でも絶対望みがないって落ち込んでたから何とかなんないかなって。
でもよくよく考えたら違う人間の願いをあたしがしてもいいのかな?」
「……それって、この前一緒にいた人?あの、背の高い綺麗な…」
そこまで言ってしまったと後悔した。
なんで知ってるんだとか追求されかねないし。
でも優子はその事についてはあまり気にしていないようだった。
「あー、そうそう。こじぱ…小嶋陽菜って言うんだけどね。仲良くてさーってまぁあたしが絡んでるだけなんだけど。
見てると構いたくなってさー、で、悩んでるし何とかしたいなーって。
好きな相手って言うのもあたしの知ってる人だからどうにかも出来そうなんだけど、
こればっかりは出て行っちゃいけない様な気がするんだけど何も出来ないってのが歯がゆくて」
「あはっ、ゆうこらしいね」
私が笑うと「そう?」って言いながらちょっと照れたしぐさをした。
それと少しだけ心のモヤモヤが晴れた。
そっか、好きな人とか恋人じゃなかったんだ。
それが知れただけで心の底から嬉しい、けどこれから先こんな事がまたあるかもしれない。
気になって不安で、たまに嫌な事考えたりして。
隣の優子を見ると「ながれろー」なんて言いながら目をキラキラさせて空を見てて。
そうだね。
流れ星、私も見たいな。
そうしたらこの気持ちを伝える勇気を下さいって願うから。
恋人同士にして下さい、とは願わないよ。だって努力はしないといけないと思うし。
でも勇気を出すのも努力が必要なんだろうな。
二人の白い息が混ざって消えて、また白い息。
「うー、だめだね。寒いからそろそろ家に戻ろうか?もう遅いしね」
「あ…うん、そうだね」
「んじゃぁー枕持ってくから布団あっためといてね?」
「え?」
優子の言葉に目を丸くしていると優子が振り向いて「言ってる意味がわかんないかなー?」と言いながら
私の頭を撫でた。と言うよりニット帽のボンボンを掴んだ、と言う方が正しいけど。
「久しぶりにそっち泊まりに行くー」
一瞬どうしようか体は固まったけど、返事は一つしかなくて。
そんなのわかってた事だけど。
「…わかった。このカップ、大事に洗っといてね?割ったら怒るから」
「おおう、りょーかいだぜ」
手渡すカップ。
また後で、と家の中に入った優子。
さて、この後私はどうなるのかな。
緩む口元を押さえて家の扉を開けた。
◇◆◇
「なんで部屋から空見なかったの?部屋からなら空に少しだけ近いし、外よりも寒くないでしょ?」
布団の中で目の前にいるあっちゃんに質問される。
眠いのか半分うとうとしているみたいだけど。
そりゃ、部屋から見たかったよ、寒いし。
でもさカーテン開けて窓開けたらあっちゃんの部屋が見えてさ。
カーテンが開くかな?開かないかな?なんて期待してみてたんだけど
なんかそんな自分がちょっとだけ気持ち悪い人のように思えてきたんだもん。
最近あんまり話さなくなったからいざ会ってもどうしようか、とか思ってたし。
悶々としたから頭冷やそうかと思って外に出てみて見上げたら星がいっぱいで。
うわぁーうわぁー、あっちゃんに教えたいなー、なんて思ったけど何かやっぱり行きにくくて。
そしたら窓が開いてあたしの名前を呼ぶんだ。なんだソレ。かわいすぎるだろ!
平静を装ってみたけど、ちゃんと装えてたのか?
願い事は何?なんて聞かれてとっさにこじぱの事言ったけど、それも事実だけど本当に願いたいのは一つだよ。
幼馴染で一番近かったのに少し距離の出来た好きな子との距離が少しでも戻りますように、って。
もちろん、それは元通りじゃなくて一歩前に出た関係になりたいなって。
でも流れ星見えなかったし。
とりあえず元の位置まで戻って、それからは努力しかないでしょ?
ぐるぐる考えて質問の答えで出た答えは。
「…内緒」
あまりにも陳腐な言葉で自分に呆れたよ。
でもその言葉に返事はなくてあっちゃんは寝てた。
考えてた時間が長すぎたらしい。まぁあっちゃんらしいけど。
「いつか必ずいうから、…その時は嬉しい言葉が聞けると良いけどなあ」
その言葉もあっちゃんに聞こえる事無く静かな部屋に消えた。
END
綺麗な話
めちゃめちゃ良かったです
751 :
名無しさん@秘密の花園:2011/01/14(金) 11:00:10 ID:1apkBd9D
GJすぎる!
>>740 GJ!
もしかしてサイトを持ってたりしますか?
>>752 そゆこと聞くのはNGだよ
ただでさえ最近そういうのにピリピリしてるんだから
>>753 すまん
上手かったから持ってるのかと思って
以後気をつける
>>752 そゆこと聞くのはNGだよ
ただでさえ最近そういうのにピリピリしてるんだから
リアルに百合疑惑ある人って誰?
>>756 優子とたかみなじゃないかね
まぁこんなとこでは全員可能性あるくらいに思ってたほうが楽しいよ
優子とか現実では夢のない話しか聞かないから見ないふりしてる
ここは小説スレ
はじめて投稿します。
ゆきさえ←まゆです。
***
「あ、おはよう」
「おはよう」
番組収録のためにやって来たテレビ局の楽屋のドアを開けたら、そこには赤いメガネをかけた麻友がいた。
広い楽屋のすみっこで、鏡の前にいたので前髪でもいじっていたのかな。
「珍しいね、まゆが一番乗りとか」
「さえちゃんが一番乗りだろうと思ったから、待っていた」
「え」
ますます珍しい。
麻友はふだんりんちゃんか優子といない限り、佐江に近づいてこないのだ。心を開いてくれるのはうれしい限り…と思いきや、麻友の目がすでに挑戦的に光っていることに気づいてひるんだ。
「ここ、座っていい?」
鏡の前はあまり好きではないけど、麻友の隣のスツールに腰かけた。
その合間にも、麻友は鏡に向かって前髪をいじる。
「…今日、前髪どう?」
「うーん……うん」
返事になっていない生返事をして、麻友はくるっとこちらを向いた。
「ずばり、今日はさえちゃんを牽制するために早起きしてここに来た」
「けんせい、ってなに?」
「まゆがピッチャーで、さえちゃんがランナーってこと」
「野球?」
「で、ベースが、ゆきりん」
「ん?」
「さえちゃんが、つっこもうとしているもの」
「つっこむ……??」
麻友の例えがよくわからず、眉間にしわを寄せる。
「下ネタじゃないよっ」
「…思ってないよ」
嘘、ちょっと思ったけど。
「さえちゃん、どうしてゆきりんがさえちゃんとラブラブしてるか、わかる?」
寝起きでぼんやりしていた頭が一気に覚めていくような質問を、麻友は顔色ひとつ変えずにぶつけてきた。どうしてって…好きだからじゃないの?え、違うの?ていうか麻友は答えを知ってるの?佐江が明らかにうろたえているのを見て、麻友の口角が上がっていく。
「ゆきりんが百合オタだからだよっ」
自信満々に麻友はそう言ったが、残念ながら佐江には「ゆりおた」の意味がまったくわからない。
「…ゆりおた、ってなに?」
「百合オタク」
「百合って、花のこと?」
「それはまあ、ぐぐれかす」
さすがに「ぐぐれかす」は理解したので、携帯からインターネットで「百合」と調べてみたら、検索結果の一番最初に花じゃないほうの意味が出てきた。
「…百合って言うんだ。初めて知った」
「さえちゃんとゆきりんはガチ百合なんでしょ?」
「ガチ………、まあ、その」
「まゆとゆきりんは姉妹百合」
「……えっ!?」
あまりにさらっと言うので、聞き流すところだった。
姉妹、百合?それって姉妹なの?百合なの?
「つまりゆきりんは百合オタだからいろんな百合を試してみたくって、まゆとの姉妹百合だけでは飽きたらずにさえちゃんと……つきあってるんだよっ!だから調子に乗らないでください!」
「えっ?ええぇぇ??」
そんなやり取りの10分後には、楽屋がメンバーで埋まりはじめた。
つまり麻友が言いたかったことは、「まゆのゆきりんをとらないでね!」ってことだったのだろうか。
ていうか姉妹百合ってなに。佐江はりんちゃんに二股をかけられているの?
佐江と麻友の間にかわされた会話など知るよしもないりんちゃんは、楽屋に入るやいなや当たり前のように麻友の隣に荷物を置いて、佐江をもやっとさせた。
よく考えたらいつものことなのに。
「ゆきりん、膝にのっていい?」
メイクを終えた麻友が、ばっちりキメた前髪でりんちゃんに甘えている。
「いつも何も言わずにのってるじゃん」
りんちゃんは差し入れのお菓子で口をもごもごさせながら、のほほんと答える。
「ちょっとね、きいてみた」
「はい、どーぞ」
「わぁい」
いつものように脚を横に揃えてちょこんと乗っかるのかと思いきや、麻友は正面からまたがるようにしてりんちゃんの上に乗り、さらに首に腕を回した。
「なんか乗り方がへん!」
「えへへ。ぎゅってしたい」
「甘えるねーどうしたの」
りんちゃん、麻友にいつになくべたべた甘えられてちょっと照れてやがる。
これはもう、真っ向から対抗するしかない。
「さやかっ!」
部屋の隅でストレッチをしていた才加に歩み寄る。
才加は短く「おはよ」と言って、椅子に座って首の筋を伸ばしはじめた。
「膝にのせて!」
「へ?」
「ひざっ!」
りんちゃんの膝はうるわしの生足だったが、こちらはもちろんジャージ。
だがそんなことを気にしている場合ではない。
目には目を歯には歯を、姉妹百合には姉妹百合を!
「それよりさー腰踏んで、腰。バキバキなの」
そう言って、才加は腰を拳でトントン叩きながら寝そべってしまった。
仕方なく靴を脱いで、うつぶせになった才加の腰骨をぐりぐりと踏む。
姉妹百合どころか…パシリ?
ちょっと多めに体重をかけると、足の下で才加がうめいた。
「…佐江太った?」
がーん!
「痩せたもん!750グラムくらい痩せたもん!」
「ふーん…」
膝に乗せてもらえなかったうえに腰を踏まされて、さらにこの仕打ち。なんか完敗!
さっきよりテキトーに才加を踏みながら、りんちゃんと麻友のほうに目をやると、相変わらず麻友はりんちゃんの膝の上にいたのだが、甘えるというよりはりんちゃんの首の一点を凝視している。
しかもわざわざ髪をどかしてまで……あ。
「…ゆきりんのえっち」
「えっ?」
麻友の表情がたちまち曇って、りんちゃんの膝からそそくさとおりた。
「えっち?え?なんで?」
「なんでもないっ」
とっさにこっちを睨んだ麻友と、楽屋の隅と隅なのに目が合った。
ほっぺたを膨らませて怒りを伝えようとする麻友は、悔しいけどかわいい。
かわいくて当然かな、かわいいりんちゃんの妹なんだもん。
「あ…やっぱり」
撮影が始まる前に、こっそりりんちゃんを連れ出して確認したら、案の定。
「なになに?」
「おととい吸ったとこ、アザになってる」
「ええっ!」
りんちゃんの細い首の裏には、うす赤いちいさなアザができていた。ばれたらやばいって分かっていたけど、つい独占欲に負けてつけてしまった、ささやかな愛のしるし。
「アイドル失格…」
「ごめん。ファンデーションで隠す?」
「いや、この髪型なら見えないから平気」
「…さっき、まゆは見てたけどね」
「えっ、あ!それでいきなりあんなこと」
りんちゃんはいつもの癖で口元に手をやって目をぱちくりさせていたけど、すぐににやにやと笑い出した。
「…なんか笑っちゃう。だめだぁあたし」
「わかる。佐江も笑っちゃう」
「浮かれてるね。仕事仕事っ」
そう言って自分の頬をぺちぺち叩くりんちゃんがかわいすぎて、いろいろききたいことがあったはずなのに、どうでもよくなってしまった。
これ以外は。
「りんちゃん、姉妹百合ってなに?」
「どこで覚えたのそんな言葉!」
おわり。
おじゃましました。
乙
テンポよくて読みやすかった
佐江はいい人だけど、ゆきりんが本気でブラックっぽくてどきりとした
まゆゆはストレートに喧嘩売った割りに潔いね
でもぐぐれかすはひでぇよw
ググれカスでアンチかと思ったw
けどよかったよ!続きを見てみたい
「それよりさー腰踏んで、腰。」で何故か爆笑してしまった。
なんか書きたいんだけどネタが浮かばない…
誰か何でも良いからお題くれ
768 :
名無しさん@秘密の花園:2011/01/16(日) 17:19:58 ID:dixCXKpm
まじすか読みたいです←
中西が高橋とセックス
GJ
773 :
761:2011/01/16(日) 21:44:20 ID:LXQ4t1vP
ggrksはまゆゆに言わせたかっただけですすみません\(^o^)/
マジすかは百合色薄いやつならあるので需要あれば載せますー
下手糞なおまえの妄想なんぞ要らねえんだよ
学ブラ読みたい!!
単にさえゆきがみたいだけなんですけどねww
同じく、
お願いしたい
おことばに甘えて連続でおじゃまします。
マジすか、優子+学ランです。
***
セーラー服じゃなくて学ランを着てるのは、その方が自分にしっくりくる気がしたから。
別に自分のことを男だと思っているわけでも、女が好きなわけでもない。
けど、周りはそういうことにしたがるみたいで、それをいちいち否定するのもダルいので、今ではすっかり「俺」という一人称も、地声よりワントーン低い声で話すのも板についた。
こんなのはゲームだ。高校を卒業するまでの。
今日も上着のポケットに両手をつっこんで、ひとりでぶらぶらと下校する。
同級生には徒党を組んでいるやつが多いけど、そういうのは好きじゃない。つーか苦手。
売られた喧嘩はひとりで買うし、負けたら負けたで、まあ別に。
2年の中ではそこそこ上り詰めたいと思うけど、3年のむちゃくちゃ強い連中に挑みたいとまでは、あんまり思わない。欲がないんだろうか。
最近見つけた散歩コースに、小さい神社がある。
小高い丘の上にひっそりとたたずむその神社は、たまにヤンキーの喧嘩場所になっていたが、それ以外のときは静かで寂しげだった。
境内に腰掛けてぼんやりしていると、自分がヤンキー高校に通ってバカやってることも、男の格好をして親に眉をひそめられていることも、何もかもが1ミリも世界を動かさないちっぽけな反抗に思えた。
「あれ?お前」
背後で声がして振り向くと、スウェット姿の女の子が立っていた。
どこかで見た、下がり眉の童顔…
「大島…ゆうこ?」
「2年のおとこおんな!」
大島は愉快そうににかっと笑って、隣に腰をおろした。
図体は小さいのに、人を威圧するオーラ。
これが喧嘩最強の大島優子の迫力か。ちいさく息を飲んだ。
「で、おめー男なの?女なの?」
「…男だったら入学できてねーよ」
「そっか、ウチ女子校か。へー女かあ」
そう言うと、大島は無遠慮に上着の下に手を伸ばして、シャツの上から胸を触った。
「おい、なにすんだよ」
「胸、これ潰してんのか?痛くねーの?」
「サラシだよ。痛くない」
「自分で巻いてんのか?毎朝?」
「そうだよ」
「へー。まあ確かに学ラン着て胸でっぱってたら気持ちわりぃもんなあ」
「……そんなにでっぱらねーけど」
何気なく呟いたこの一言が彼女の興味をひいてしまったらしく、大島は執拗にぺたんこの胸を撫でて検分しはじめた。
「…これじゃどの程度のもんかわかんねーよ」
「わかんねーようにサラシ巻いてんだって」
「サラシとれ。おっぱい見せろ」
「やだよ」
「見ーせーろっ」
「やだっ」
「てめーやんのか?」
「ぜってー負ける!」
言い合ってるうちにワントーン低めの声が保てなくなってきて、そのうち自分の声が上ずりはじめた。
喧嘩最強の大島優子の正体はオヤジなのか?
「おめー2年の中では結構つえぇんだろ?階段上りにこねーのかよ」
セクハラを諦めた大島は、打って変わって淡々と言った。
「…この前、3年のチョウコクに負けた。その後チョウコクはサドに負けた。俺はまだ上る段階じゃねえ」
口ではそう言ったものの、そもそもこの学園でよく言われる「テッペン」というものに、あまり興味がなかった。
けど、それは今まさにテッペンに君臨している大島を前にして言うことではない。
「段階なんか踏まなくても、サドならたぶんいつでも遊んでくれるぜ?あいつ、下級生いたぶるの好きだからなぁ」
至極うれしそうににやにや笑いながら、あいつほんとSだから、と言う大島は、なんだかまるで…
「…サドのこと好きなんだな」
一瞬まぬけな顔になってから、大島は一笑した。
「ちげーよ、あいつがあたしにベッタ惚れだから、遊んでやってんだよ」
「遊んで?」
「喧嘩したり、仲良くしたり。どっちも同じよーなもんだな」
「…同じか?」
眉をひそめてそう言うと、わかってねーな、と大島はまた笑う。
「殴ったり殴られたりしてるときの興奮って、えくすたしーみたいなもんだろ。ま、あたしとサドはS同士だから、利害カンケー一致しねーけどな、一生」
かなりエグいことを白昼の神社でべらべらしゃべる大島は、なんだかある種神々しい生き物に見えた。
「…で、おめーは殴ってるときと殴られてるときと、どっちが感じるの?」
言うやいなや、胸倉をがっちり捕まれて、もう片方の手は拳を握っていた。
こっちを射る目には、さっきまでなかった不気味な光が宿っている。
「……さあな。どっちだろ」
顔面めがけて鋭く振られた拳は、しかし空を切った。
大島は、急に呼吸を荒くしてぐったりと前に倒れ込んだ。
「おい、大丈夫かよ。おい!」
「だい…じょぶ……やすませろ。すぐなおる、から……」
絶え絶えの息の下でそう言った通り、数分後にはけろりとしていた。
「わりーな。ここの病気もってて、たまにあるんだよ」
ここ、と言って大島が指したのは左胸だった。
「…大丈夫なのか?喧嘩とかしてる場合じゃないだろ」
「死にゃあしねーって。喧嘩で死ねたら本望だ」
へらへら笑いながらそう言ったかと思ったら、ふっと真顔になった。
「…嘘」
ちいさい横顔が、影を帯びる。
「死にたくねーよ。一生いきたい」
ぽつんとそう言った顔があまりにも可憐で無力で、思わずドキリとした。
大島優子の、あまりにやわらかい部分に触れてしまった気がして。
「…そういえばお前、名前は?」
「宮澤」
「それは名字だろ。名前だ名前」
「………」
「今度学校で見かけたらすげーでかい声でちゃんづけで呼んでやるからさ」
「……………」
「名前教えてくんねーならおっぱい見せろよ」
「…佐江」
「さえチャンか!うわめっちゃふつーにかわいい名前!」
そう言って笑い転げる大島を見てちょっとムカついたが、さっきのしおらしい横顔はかわいかったからまあいいや。
「次ここで会ったら絶対おっぱい触らせ…じゃなくて殴らせろよ!じゃーなっ」
そう言って、大島はぴょんぴょんと跳ねるように走り去っていった。
彼女の余命が半年だと知ったのは、それから3ヶ月も後のこと。
こんなことならボッコボコに殴られておくか、胸くらい触らせておくんだったと、都合よく後悔なんかしたりして。
無敵のテッペン少女のはかなげな横顔を見た初秋の記憶は、サラシで押しつぶした胸をさらにぎゅうっとしめつける。
おわり。
ほんとに百合色薄くてすまんな。
ただ単にこの2人を絡ませてみたかっただけです。
学ラン+優子、初めて読んだよ
よかったと思う!
だけど終わりかたがちょっと中途半端だな
続きはないのか?
クレクレで悪い。。
マイナーだけど、さやはー投下
「老けてる」なんて言われてる彼女だけど。
ただ落ち着いて大人びた美しさを持っているだけなんだ。
ステージの上ではとても大きく見えるのに、隣にたつと華奢で薄い。
メンバーを見つめる暖かな目が好きで、ふわりと包み込むような優しい空気が心地よくて。
そばにいたいと心の何処かで願ってた。
「え、私とゆきりん?そんなんじゃないよー、あの子好きな人いるし」
「あのねさやか…佐江、りんちゃんと付き合えることになったんだ」
あの日から、何かが崩れた。
だって彼女の隣は、あの子のもので。
触れてはいけない、望んではいけない存在で。
遠目に眺めているだけで満足だった…そのはずだったのに。
「才加ちゃん?どうしたの?」
「え、あ、ごめん…ちょっと飛んでた」
「えー、ひどいよ、」
「ごめんごめん…あのさ、はーちゃん」
「うん?」
すっ、と一つ息を吸って。
「今度、仕事の後…泊まりにこない?」
遠ざけていたのに、触れたくなった。
諦めていたのに、求めたくなった。
どうしても…隣で微笑む彼女を、見たくなった。
「え、いいの?うん、行く行く!」
ふにゃりとした笑みに、心臓が暴れ出す。
抱きしめたい衝動にかられて、伸びそうになる腕を必死で制した。
「才加ちゃんの家ってはじめてだねー、うわー、すっごい楽しみ!」
「そんな期待されてもなぁ…なんもないよ?」
「才加ちゃんから誘ってくれたって所がポイントなんだよー」
「そう?」
「そう!」
きらきらとした瞳にたまらなくなって、そっと手を伸ばした。
以前よりだいぶ短くなった綺麗な髪を、指で掬う。
少し冷たくて、手触りがよくて、良い香りが鼻をくすぐって。
自分で触れたのに、耳元に心臓があるのかと思うほどガンガンうるさい。
一歩踏みだそう、そう決意したのは自分なのに。
触れただけでこれなんて、この先進むのは……
「才加ちゃん、くすぐったいよぉ」
「――ッ」
あ、ちょっと……やばい、かも。
上目遣いで見つめられた、その瞳に吸い込まれるように。
髪に触れていた手を、すっ、と柔らかな頬に滑らせた。
くすぐったそうにきゅっ、と目をつむる仕草に、無性に鼓動が高鳴る。無意識に、喉が鳴った。
吐息がかかりそうなほどの距離で、鼻を掠める甘やかな香り。
このまま、華奢な体を腕の中に納めてしまいたい。そうして温もりを感じて、そして……
「さぁやかー!はーちゃーん!収録はじまるよー!!」
「…!」
響いた声に、ばち、と彼女の目が開いた。
慌てて距離をとって、触れていた手も離す。
見つめ合ったのは一瞬で、すぐにふにゃりと笑いかけられた。
「そろそろいこっかー、才加ちゃん」
「う、ん…」
……仕事が終わったら、私はどうなってしまうんだろう…
End
>>781 GJGJ!さやはーいいわぁ
うっかりを聴いてニヤけたのを思い出した
マイナーなんて気にせずどんどん投下してくれ
>>779 こういう感じすごい好きです。また書いてください
さやはー投下乙
マイナーでも俺得
さやはー好きだ! 続き待ってます
>>781 さやはー初めて読んだけど、萌えた!
続き激しく希望!
久々きたら、指原目線めちゃよかった!
そして最近まりこさまと優子がにゃんにゃんを二人で取り合うというより、二人で愛してる様な気が。
というか、まりこさまが優子を好きになったw
そんな二人の絡みSS読みたいっす!!
789 :
名無しさん@秘密の花園:2011/01/19(水) 20:04:30 ID:eli/FSjN
さえゆきキボンヌ
クレクレ厨うぜ
791 :
名無しさん@秘密の花園:2011/01/20(木) 03:40:46 ID:MtvN7Elh
テスト
792 :
名無しさん@秘密の花園:2011/01/20(木) 04:43:11 ID:MtvN7Elh
初めて書きます。
よかったら読んでください。もえさしです。
サシハラは今年の1月から、自らの名前を冠した番組をスタートさせた。
研究生だったころには、シアターに出ることが目標だった。その次はお客さんに喜んでもらうこと、その次は自分の納得いくパフォーマンス…。レベルアップに連れて新たな目標が現れ、もがいてきた。目下、自分の納得いくパフォーマンスについては進行中だ。
そのため、誰よりも踊り、ダンスじゃまな脂肪は半身浴で燃焼させ、ノドを枯らせないために、四六時中マスクをした。あまり好きでない自分の顔を鏡で見つめ、曲にあわせた表情の研究もした。それもこれも、完璧なパフォーマンスのためだ。
なのに、なのにだ、サシハラは…。
793 :
名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/01/20(木) 04:45:30 ID:MtvN7Elh
今日は、全員が集まるリハーサル。久しぶりにサシハラに会えると思うと胸がキュンとした。
時々、どこがいいのかわからなくなる時があるが、ヘタレサシハラは私の恋人だ。でも、今日は、言っておかなければならないことがある。
「おはよう、萌乃ちゃん」
『おはよう、さっしー』
サシハラは、必ず挨拶のあとに私の名前を付けてくれるから嬉しくなる。
『さっしー、昨日テレビ見たよ』
「あっ、あ、ありがとう。指原、なんか怖くて見れてないんだよね。どうだった?…いやっ、やっぱ、言わなくていい。」
冠番組持とうが持つまいが、ヘタレはヘタレだ。
私はお構いなしに言った。
『あれさ、完全にお笑いだよね。華奢で、ハの字眉の女の子が頑張ってる姿は確かに応援したくなるけど…』
「おっしゃる通りデス。」
『さっしーは、それでいいの?』
「そのことについては、いろいろと思うところありまして…」
『思うところ…。で、それは、なんなの?』
「……」
『怒ってるわけじゃないよ。さっしーの思うところを聞きたいだけ』
「うん…」
794 :
名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/01/20(木) 04:46:17 ID:MtvN7Elh
「も、萌乃ちゃん、今日の帰り、ごはんを一緒に食べませんか?」
レッスンの休憩中、サシハラはオドオドしながら聞いてきた。
『なんで敬語?』
「いや、何となく」
『ふーん。いいよ』
「よかった〜。じゃあ後で…」
サシハラは、胃のあたりをさすりながら、弱々しい足取りでレッスンに戻って行った。
795 :
名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/01/20(木) 04:47:13 ID:MtvN7Elh
「指原が、AKBにお客さんを連れて来るんだ。」
サシハラの表情は、さっきまでのオドオドした表情とは全くちがっていた。明るすぎる○○まるうどんの照明が、彼女の真剣な表情を眩しく照らしていた。
「こないだ、ビータンでみぃちゃんが言ってたんだよ。自分が外の仕事をすることで、AKBにお客さんを連れてこれるようになりたいって。指原もそうなりたいと思った。」
『そう』
「指原は、アイドルらしいアイドルを求められてないって、アイドルになってみてわかった。歌って踊るのも好きだけど、それと同じくらい、面白いって言われて嬉しいんだよ。ブログのおかげで。それより、何よりも自分のできることで、AKBに貢献したいんだ」
いつもの早口とは違うしっかりした口調で、サシハラは語った。
『そう。それならいい。…納得してるなら』
急に、自分の理想を追求している自分が恥ずかしくなった。私はAKBの中しか見てなかった。サシハラは、もうすでに次のステップに進んでいたんだ。
796 :
名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/01/20(木) 04:47:47 ID:MtvN7Elh
『ゆびちゃん、カッコイイよ。私も負けてられないな』
「えっ。カッコイイ?萌乃ちゃん、今カッコイイって言った?ねぇ、ねぇ〜?もいっかい、もいっか〜い」
『……』
カッコイイって言ったのは撤回します。ヘタレの他に調子に乗るとメンドクサイ奴だということを忘れてました。
「ねぇ、ねぇ〜?」
『うるさいっ』
「え〜っ、萌乃ちゃーん」
END
もえさしGJ!
実際こういうのありそうな気もするなw
798 :
名無しさん@秘密の花園:2011/01/22(土) 23:22:24 ID:r7t9UtFM
テスト
sageもできないようならSSのせなくていいよ
わざとだろ
SS書くヤツって目立ちたがりだからな
まさかの指原降臨もうないのかな〜あれ大好きだった
ワシも
あれで3発抜いたぜ
あはは
このレスの中で
>>800にだけ反応するって
よほど図星だったんだなw
下手の横好きで書くSSほどタチが悪いものないよね
>>804 ww残念w
ssなんか一回も書いた事ないよ
このスレはss書いてくれる人がいるから成り立ってるのに
何もしてないお前が偉そうに書き込む資格なんかあるのかなって思っただけ
読んでる側だけどお前何様なんだよ
あっ釣られちゃった?ごめんごめん
ていうか文面からして絶対未成年だよねw
スルーも出来ないお子様は地下にお帰り下さいな
↑ぶはは
ワシの釣りに見事に食いついてるしwww
くだらなww
くだらないなら見に来なきゃいいのにw
書き込まなきゃいいのにw
だれかssアップお願いします(*^o^*)
810 :
名無しさん@秘密の花園:2011/01/26(水) 18:15:21 ID:hr6PVcra
お断りします(*^o^*)
さっしーNot yetの撮影で忙しいのかな?また暴露お願いしますww
>>810 空気も読めずsageも出来ないアンチはでてけよks
あつみなで、あっちゃん視点。
萌えとかなくてごめんなさい。
サイコロ状の箱の中で、膝を抱えて蹲っていた。
箱の中は空っぽで、乾いていて、私の他には誰もいない。
薄暗い灰色の世界。
じっと目を凝らしていると、段々と周りが黒くなっていく。
黒に侵されていく。
この箱が、私の心の現れだと気付いたのは、もうずっと前のこと。
四方の壁が、私を守る防壁に見えた。
気付いた後も、特に変化はなかった様に思えた。
でもそうじゃなかった。
いつからだろう。
箱の天辺から、ポタポタと雫が滴る様になったのは。
ずっと蹲っていた私の足元に、水たまりが出来始めたのは。
今ではお腹の辺りまで浸水してきている。
もう、蹲ってなんていられない。
*
「……ゃん、あっちゃん。おーい」
「……何だたかみなか」
耳にすんなり入り込んでくる優しい声に呼び起されて、私はまどろみの中から意識を浮上させた。
悪態を吐きながらも、久しぶりに見るたかみなの顔に、体の力が急速に抜けていく。
このところ映画の撮影ばかりのスケジュールで、メンバーとの仕事があまりない。
最後にメンバーと収録があったのはいつだったか。
思い出せないくらい、久しぶり。
「たかみな背縮んだ?」
「逆に伸びた」
「……」
「嘘でス。でも多分縮んでもないと思う」
くだらない遣り取りに普段の感覚が戻ってくる。
ああ、そうだ、この感じ。
この場所では、私はたかみなに、他のメンバーに甘えられる。
とても居心地の良い場所。
「たかみな」
「んー?」
「ちょっとこっち」
「何ー?……ってちょいちょいちょい」
アンケートを真剣に書いているたかみなを呼び寄せて、後ろからギュッと抱き締める。
今日もトレードマークの大きなリボンは健在で、私の頬を髪と一緒にくすぐった。
体ごと全部抱き締めたかみなは、とても動き辛そうにしながらも、アンケートを書く手は止めない。
私も書かなきゃ。
右利きのたかみなのアンケートに、左利きの私が反対側から落書きを。
ちょっと書いただけだったのに、気付けば随分とファンシーなアンケートに仕上がっていた。
「私のにはたかみなが落書きしてね」
「うぇーっ何でや」
たかみなの背中にぴったりくっ付いた私の心に、また雫が降ってくる感覚。
でも違うんだな。
たかみなと一緒にいるときは、ポタポタじゃなくて、ザーザー。
雨の様に降り続き、箱の中が満水に近付く。
水位はやがてお腹から胸へ、胸から首へ。
あと少しで、息が出来なくなる。
息が出来なくなったらどうなるんだろう。
考えたことがなかった。
「あっちゃん、いつまでこの体勢を続けるのかな」
「えーっとね、たかみなの背が伸びるまで」
「そっかそっか、つまり一生ってこと……って違う!自分で言ってて悲しいよ」
知ってるんだよ、たかみな。
実は私分かってるんだ。
箱の中に流れ込んでくる水の名前。
それは恋心。
それも、たかみなへの恋心なんだよ。
たかみなは知らないだろうけど、もうすぐ私の心の箱は、たかみなへの恋心で一杯になっちゃうんだよ。
「たかみな」
「どしたの」
「たかみな」
「なんだよー」
「たかみな」
「ん?」
「……好き」
「あっちゃんがデレた!」
あ、ヤバい。
水が一気に。
本日の私の天気予報は、雨のち、豪雨。
「高橋もあっちゃんのこと好きだよ」
ところにより、防壁が決壊するでしょう。
ご注意ください。
水が一杯になって、ミシミシと嫌な音を立てながら、箱は遂に壊れた。
今まで見えなかった箱の周りは、全部私がよく知っている恋心で満たされていて、結局は壊れようが壊れまいが同じことだった。
酸素がなくなったこの水の中で、私は今日から段々と溺れ死んでいく。
たかみなが、私を救助してくれる、その日まで。
終わり。
オチは何なの?
>>817 GJ
ここで終わっても十分綺麗だけど続きを読んでみたい気もするw
>>817 綺麗な作品ありがとうございました。
>「私のにはたかみなが落書きしてね」
>「うぇーっ何でや」
二人がすぐそこにいるみたい!
ここまで綺麗に落ちてる話にオチを求められたら辛いなw
初です。
あまり見たことがないので、マイナーCPですが、まりりえです。
やっぱり麻里子様はドSで。笑
******
「えっ…!?」
ある全国握手会の夜、
明日も朝が早いから、ということでメンバーでホテルに泊まることになった。
部屋割りはいつも通り、ホテルにいくバスの中で発表されたんだけど…
「…、篠田北原、高橋峯岸、…」
いつもならあきちゃや同期の指原と一緒になる私だけど、今日のペアは珍しく麻里子様で。
「え…!?」
「あれー?麻里子様大好きの北原なのにどしたの?」
隣にいた莉乃ちゃんが言葉の出ない私に不思議そうに聞いてくる。
「そっ…そんなわけないじゃん〜、麻里子様神推しの北原だよー?」
「ですよねーあんまり妄想しすぎて麻里子様に引かれないようにね」
でも内心は複雑だった。嬉しいのと困惑が半々で。
だって昨日の夜―――
北原見ちゃったんです。
収録の合間に飲み物を買いに廊下に出たとき、話してる篠田さんと小嶋さんを。
「ニャロ、優子なんかやめてあたしんとこきなよ」
「…」
「あたしならニャロを寂しがらせたりしない」
「…」
「ニャロのことが好き」
「…ごめん麻里ちゃん、あたしどんなんでも優ちゃんが好きなの…ごめんね…」
「…ま、そーいうと思った。だったらウジウジしてないで、早く優子んとこ行ったげな。優子拗ねて、またみぃちゃんといちゃついてるかもよ〜」
「それはいや〜!」
そういって一目散に小嶋さんは楽屋に戻っていった。
「あーあ、ついに振られちゃった…」
残された麻里子様をみると、天井を仰ぎ見ているその目はどこか潤んでいて。
本気だったっていうのが私にも一目でわかった。
続
―――そんなわけで、大好きな麻里子様と一緒になれる嬉しさ半面、どうしたらいいのかわからない気持ちでいっぱいだった。
無情にもバスはすぐにホテルに着いて、各自の部屋に解散になった。
私は莉乃ちゃんやみぃちゃんなんかとたわいもない話をしながら泊まる部屋の階まで行って、
「じゃっおやすみー」
と言って別れた。
「つかれたーっ」
ドアを開けてすぐに麻里子様がベットに倒れ込む。
「麻里子様、お風呂どーします?」
「あ、先にいいよ。あたしもうちょっとうっくりしてからがいい」
「じゃあ、先に入りますね」
…あーうっくりとか小嶋さん語使っちゃって…なんかそれすらドキドキする。
いつもなら全然引っかからないのに。麻里子様、大丈夫かな…まだ落ち込んでるのかな…
考えてたらお風呂でのぼせてしまいそうだったから、早々に上がって麻里子様と交代。
ベットに寝転がって、昨日見ちゃったことを言うべきか言わないべきか、何を話そうか考えてたのだけど、
もうダメ。現実逃避やっ…
持ってきた漫画読もう、それから考えよう。
しばらく漫画に集中してると、突然、
「きたりえーっ」
バフッ。
麻里子様がベットの上の私にダイブしてきた。
突然のことだから、避けようがなくて、結果として麻里子様に上から覆い被される形になってしまった。
「ちょっ…麻里子様、胸がっ」
「何、きたりえこんなんで興奮してんのー?じゃ、もっとくっつけちゃおー」
「…!」
麻里子様の細くて長い指が私の髪を梳いて、匂いをかいでる。
「ホント綺麗な髪だよね、食べちゃいたい」
「……てもいいです」
「え?」
「食べちゃってもいいです!」
麻里子様の力が抜けたすきに抜け出すと、ベットの上に正座して私は言った。
「麻里子様がっ…そうしたいならして欲しいんです!…誰かの代わりでもいいのでっ…それで忘れられるなら」
あーもう、何言ってんだろ私。もう顔真っ赤だ。恥ずかしすぎて前なんか見れない…
「見ちゃった?」
「…あっあのですね」
「そっかー見られてたか」
「…すいませんっ」
「で?代わりになってくれるんだ?」
「…へ?」
「言ったじゃん、さっき」
「…麻里子様がお望みなら」
「じゃあ甘えさせてもらおうかな。きたりえ、ありがとね」
「…あの」
「言っとくけどあたし、優しくする余裕なんかないから」
「…ふぁ!」
そう言うと押し倒されて、すぐに麻里子様は舌をねじ込んできて。
激しいキス。
息が出来なくなるギリギリまで口を塞がれて、息をしようとすると、またすぐに塞がれる。
右手は服の中に入ってきて、ブラのフックは簡単に外され、強く揉まれる。
「っ…!」
「痛い?でもやめないから」
唇から離れた舌は、胸の一番敏感なところを舐めまわす。
胸から離れた手は、どんどん下へと這っていく。
押し上がってくる快感に耐えられない私は麻里子様の背中へ手を回す。
「濡れてるね。それともされる前からだった?」
「違いま…」
耳元で囁かれると、反論する前に口を塞がれて。
今度は強引に指を入れられる。一番敏感なところを攻められて、訳がわからなくなるくらいの快感が押し寄せてきた。
「…ひぁっ!」
「あれ?もういっちゃったの?まだまだだから」
そのあとも何度も何度も激しく。でも時折優しく。
そして耳元で「里英…感じてる?」って囁いてくれる。
嬉しかった。私は誰か…小嶋さんの代わりかもしれないけど、今この瞬間だけは、麻里子様を直接感じていられる。
ああ…明日が来なければいいのに。
翌朝。
私は疲れてそのまま寝ちゃったみたいだった。
昨日のこと、一瞬夢かと思ったけど、着衣のない自分の身体と起きあがるのもつらいくらいのけだるさが夢じゃないことを物語っていた。
でも隣のベットには麻里子様はいなくて。
仕方なく起きて、脱ぎ散らかした服を着て洗面所に行くと鏡を見てる麻里子様がいた。
「おはよ」
「おはようございます…」
何か普通に会話するのが照れる。
「あ、あと5分で出発だから」
「…えぇ!?何で起こしてくれないんですか?」
「だって可愛い顔して寝てるんだもん」
「もーぅ…麻里子様ぁ…」
急いで部屋に戻って着替えを探そうとすると、
後ろから麻里子様が抱きついてきて、
「嘘だよ。まだ時間あるけど…どうする?」
ああ…北原はとんでもない人に捕まっちゃったみたいです。
END
終わりです。
あんまりきたりえっぽさが出てないかもー。
良ければ感想お願いします。
あとどなたかりのりえ書いてくれたら嬉しいです。
>>826 良かったです!
また読ませてください!
>>826 GJ!!!
まりりえはあまり関心なかったけど良い
また書いてほしいです
指原視点の方はまた書いてくれないだろうか…
続きが気になる
うm
手の隙間からみたこじさえの続き見たい…
こじゆうを優子目線で。
昨日の優子のブログを見て書いてみた。
「にゃんにゃんさー、最近じゅりなと仲良いよね」
じゅりなのブログを見ながら、ふと思ったことを口にしてみた。
本当にただそう思っただけで、そこに他意はなかったのだけど…
「えー、そう?あー確かに最近良く一緒にいるかも。じゅりなって甘えん坊で可愛いんだよねー。つい甘やかしちゃう。」
…ムムム。なんだか聞き捨てならないぞ。
甘えん坊って言ったら私もなんだけど!でも私に可愛いなんて言ってくれないじゃん。
なんだかモヤモヤするな。
いやいや、でもじゅりななんてまだ子供じゃん。ヤキモチなんか妬いても仕方ない。
あれ?でもいつの間ににゃんにゃんって呼ぶようになったんだろ。
呼び方が変わるほど急接近してるってこと?
………………。
やめたやめた。考えたって仕方ない。
じゅりなは子供!じゅりなは子供!
にゃんにゃんは私の!にゃんにゃんは私の!
よし、落ち着け大島。
そんな私の葛藤を知るよしもないにゃんにゃんは、呑気に
「見て見てー。写メ撮ったのー」
なんて言って携帯を見せてくる。
あー呑気なにゃんにゃん。
そんなところが好きだー!!
どれどれ、何の写メ撮ったのかな?
って、じゅりなとのツーショット…!
やばい、さすがにちょっと落ち込むかも。
でもここで引いたらいけない!
がんばれ大島。
「ねえにゃんにゃん。この後カラオケ行こうよ」
「えー…カラオケの気分じゃない」
あっさり断られた…
でも負けない。
「じゃあボウリング行こう」
「…気分じゃない」
ああ、今日はダメな日だ。
せっかく寝る間を惜しんで会いに来たのに。
そうこうしてる間ににゃんにゃんのカットとカラーリングが終わった。
ああにゃんにゃん。やっぱり可愛い。いつも可愛いけどカットしたてはもっと可愛い。
「優ちゃん何ブツブツ言ってるの?帰るよー」
天気が良いとはいっても、やっぱりこの時期はまだまだ冷える。
手、繋ぎたいな。
「てゆうか優ちゃんさ、わざわざマリスまで何しに来たの?」
「何って…」
「何か用事だった?」
「用がなきゃ会いに来ちゃ行けない?」
「え?」
「にゃんにゃんに会いたかったから来たの。それだけ。」
言いながらにゃんにゃんの手に自分の手を絡ませる。
「ふーん、そうなんだー」
そう言ったにゃんにゃんの言葉は素っ気なかったけれど、頬が少しだけ緩んだのを私は見逃さなかった。
「にゃんにゃん、今度ダーツ行こうね。」
「気が向いたらね。」
素っ気なくても釣れなくても、私はやっぱりにゃんにゃんのことが好きだ。
握る手を少しだけ、強くした。
END
終わり。
マリスまで行ったのにあっさり断られたコリスww
でも小嶋さんはなんだかんだ言ってもコリスが好きなんだと信じてます
まりりえ書いたものです。感想をいただけて嬉しいです!
こじゆうの方、素敵でした!あのツイートは優子の愛を感じますよね…。
自分も最近のブログネタでしーりえ(あまり需要ないと思いますが(^^;))を書いたので、ちょっと場所お借りします。
先日のブログでKKとじゃれてたしーちゃんに嫉妬するきたはらさん。
KKブログの写真のきたはらさんの表情から。KKブログの内容は都合よいとこだけ取り入れてます。笑
*******
うちの彼女は不機嫌らしい。
「きたはらぁー?」
「……」
こっちを向くこともなく、無視。
あー…完全に機嫌悪いけん…
調子のりすぎたとは思っちょるけんど…
久しぶりに北原と一緒に仕事で嬉しかったのに、北原が全然かまってくれなくて寂しかったんよ…
最近の北原は新しいユニットの活動で忙しくて、なかなか会えん。久しぶりにうちに集まっても地方組でやし。
大家もブログの新コーナーが意外にも人気で、家に帰ってもやることが多くて、北原に連絡するんも出来ん…
ちょっと前までは毎日どちらかがどちらかの家に行き来してたのに…。あー認めたくないけど、北原不足やけん。。
今日はそんな仕事終わりの楽屋。せっかくの二人きりやのに、重い空気。
「きたはらぁ…」
「……」
「だから、ゴメンって」
「……」
呼びかけたってこんな調子。
原因はおそらく楽屋の休憩時間のこと。
うちはブログのコーナー、"CちゃんのCらべましょ"の企画、「シャーペンの芯一本でどれだけ大家志津香と書けるか」という挑戦をしてた。
そしたら一緒の撮影やった増田さんと小林さんが邪魔しにきよるけん、最初はほっといたんやけど…そんときは北原も
「これブログに載せよっと」
って言いよって、普通やったけん。
んでも、うちも飽きてきよって、北原は撮影でおらんかったけん、相変わらずくっついてきよる小林さんと遊んでどった。
「しーちゃんまだやるのぉ〜」
「いや、休憩するんで小林さんくすぐります」
「へっ!?」
この人、わき腹が死ぬほど弱いんだよな〜。
「ぎゃーっ止めてっ止めてっギブキブギフ!」
「止めませんよー。」
次は上から覆いかぶさって太もも。これがいけんかった…
ガチャ。
ちょうどそのとき、北原が入ってきた。
げ。
北原はドアを開けた瞬間こそ、ムッとした表情だったけんど、すぐ無表情に戻って、でもオーラは楽屋の空気の凍らせるような冷たいもので。
もちろん、じゃれあいはすぐに止めたけど、とても話しかけられるような雰囲気じゃなかったし、そのあとすぐに出番だと呼ばれて撮影が終わった。
「ま、ご愁傷さまやねー」
撮影へ移動中の廊下で、増田さんに耳元で言われて、ムッとしたけど、このあとで北原にどうやって許してもらえばいいのかと思うと、とても言い返す気分にはなれなかった。
「きたはらっ…」
撮影終わりにやっと振り絞って声をかけるけど、
「なに?」
と冷たい一言。
「いやっ、久々にうちに来ん?」
「いい」
玉砕。でも、出来ませんは言いませんの大家ですから、もう一踏ん張り。もう心折れそうやけど…
「ほらっ…あのきたはらの好きな漫画の最新刊買ったんよ!」
「しーちゃん漫画買わないじゃん。それにもう買ったし、いい。」
嘘もバレたし、完全拒絶。
もう立ち直れへんかも…
「きたはらぁ…」
「……」
「だからゴメンって」
「……」
思いきって謝ってみたけど、がん無視。お腹空いてる北原よりもたちが悪いかもしれない。
「もう絶対しないって誓うけん…」
「……」
またしても返事がないので、背を向けて座ってる北原の方に近づいてみる。
「…っ、こっち来ないでっ」
「きたはら?」
見ると北原が泣いてた。
「ほんとにゴメンって…ただのおふざけやけん」
「…しーちゃんのバカ!バカバカバカ!」
決壊したダムみたいに、止まらない涙。
「いつも、好きなのはきたはらだけっで、…しーちゃんなんかもう知らないっ」
あーもう許してもらえんかもしれん…。
でも。
「ゴメン。うち、きたはらに会えんで寂しかったけん。」
精一杯の謝罪の気持ちをこめて抱きしめてこういった。
「うちが好きなのはきたはらだけやけん。もう他のメンバーといちゃついたりせーへん」
「許してとか言いひんから…、きたはらのこと好きでいさせて」
「…ずるい」
「?」
「しーちゃんはずるいっ…、そーやってっ…いつも格好良くて、どんなしーちゃんでも嫌いになんかなれないもんっ…」
「…え?」
「うちだって…っ寂しかったし、しーちゃんにっ、会いたかったもんっ…でもしーちゃん、一生懸命なんかやってるし、邪魔しちゃ悪いしっ…」
「きたはら」
「…ん?」
「ゴメンな。もう寂しがらせたりせん。」
「それと、もっと素直になる。里英に会いたいときは会いたいって言う。」
「やけん、今日は一緒に居たい。一緒に帰ろ。」
「…うん。」
手を繋ごうと、北原の手をとると先ほどまでの涙で湿っていて。うちの手も緊張で汗ばんでいて、繋いだ瞬間、お互いに苦笑い。
でもこうやって顔を向き合わせて笑っていられることが幸せ。
もう絶対にこの手を離したりなんかせん。
「…今日は寝るときも繋ぎっぱね…?」
えー手洗えん、とか冗談まじりに返したけど、同じことを考えていたことが嬉しくて。
離れんように、指を絡ませてギュッと。
もう一度、握りなおした。
もうこの手を離さんように。
END
******
この2人のいいところは方言混じりの会話だと思ってるんですが…博多弁?も愛知弁?もいまいちわからないので、適当です。
この2人、北原の5400見て、絶対成立すると思いました。見てからの方が脳内変換しやすいかもです。
しーりえ良かった!大好物です
北原5400であんなにベタベタしてたわりに書き手が少ないのでめちゃくちゃ嬉しいですありがとう
>>840 しーりえのものです。ありがとうございます。
敬遠されてるのは、ファンが少ないのと方言のせいなのかな…。
また思いついたらかいてみます。
>>841 しーりえ初めて見ました。とても良かったです!
自分も書きたいとは思うんですがしーちゃんのキャラをイマイチ掴めてなくて自信がないんですよ。
だから作者様はすごいと思います。
これからも頑張って下さい!
しーりえ読みたかったのでかなり感動しました!
また読みたいです!
>>842,843
レスありがとうございます。
しーちゃんのキャラは「自分より乙女なコの前だと男前」だと言っていたので、
そんな感じで書いてみたのですが…しーちゃんを想像できたでしょうか?
今ちょっとNot yet関連で思いついたので、ちゃんと書けたら載せてみようと思います。
CPはもえさしかりのりえかもえりえか…
お初です。
あつみなでちょいエロかもしれません。
なんでたかみながお風呂に入りたくなかったのか考えた結果の妄想です。
─たかみな、男説またしても浮上する!?
「まぁ〜たこんな事書かれてるよ、たかみなぁ」
先日収録した番組の放送が今日で、それの見出しがそれで、
それを見た隣のやる気のなさそうな雰囲気を醸し出す黒髪の似合う彼女は笑いながら私にその番組表を見せてくる。
「えーっマジすか!? もう男性ネタは終わったんじゃないのかー?」
クリスマスで気持ちが盛り上がっていたのもあったし、観念してメンバーと一緒にお風呂入って
証拠を見せざるを得ない状況になったのにも関わらずまたそういうネタが出るとは、
私高橋みなみ(間違いなく女性でス☆)は少々その番組紹介には納得がいかないのであります。
ぶーたれたって収録はもう済んでしまっているし、今更撮り直しなんて
自分勝手すぎる事は出来るわけもなく番組の方でも問題がなかったからそこをチョイスして放送するんだろうし、
あと数時間後に迫るそれは免れる事も出来ないのは分かってはいるけど。
「おかしいね? たかみなは可愛い女の子なはずなのに」
そう言ってくすくす上目遣いで私を見あげてくる瞳の奥には”あの時”に見せる少しSっぽい雰囲気が感じて取れた。
「そ、それはどうも…ていうか私が男じゃないかって思われるのは少なくてもあっちゃんに原因があると思うんだけど…」
「えーそういうの責任転嫁っていうんだよ?」
不満そうな声をあげつつこのやり取りを楽しんでいるだろう隣の黒髪の子は相変わらずの真っ黒な瞳で私を見上げてくる。
「責任転嫁って…だって、あっちゃんいつも…その、跡つけるから…メンバーと入ると見つけられるんじゃないか心配で…」
「当たり前じゃん、だってたかみなは私のだし」
「う…うん、まあそれはそうなんですケド…」
はっきりそう言葉にされると正直恥ずかしい経験値の低い自分がちょっと情けない。
とは言えこの二人きりの時に出してくるあっちゃんのデレに対抗できる術はワタクシ残念ながら持ち合わせておりません。
という事でAKBのリーダーとして普段はキリリと見せてる私の威厳も、この可愛い悪魔の前では形無しです。
「たかみなは私にキスマークつけられるのが嫌だったりするの?」
なんだか予想外な質問が私の元に降りかかってきた。
「えっ?」
ちらちらと隣を見たり手元にある漫画雑誌を見たりと行ったり着たりさせていた目線を隣に改めて移すと、
少々不満そうな表情で前田敦子ことあっちゃんが正面から私を見つめていた。
「だって私とは一緒にお風呂入ってないのに、他のメンバーとは入っちゃうし。入りたくない理由が私のせいだって言うし、
たかみなは私より他のメンバーと一緒にいたいっていう事なの?」
「それは、えと…確かにメンバーは大切だし一緒にいたいと思うけど、でもあっちゃんの事も大切に思ってるから一緒にいたいと思ってるよ…」
あーなんか自分で言っててものすごい恥ずかしいセリフ吐いてるな、って言いながらしみじみ思い始めて途中から
言葉尻に向けて声のトーンがなんとも小さくなっていって、最後の方に至ってはハッキリ聴こえてるか怪しいくらいになってしまった。
でもあっちゃんの事はAKBのメンバーとして、そして一人の人間として大切に思ってるのは事実だから別に恥ずかしいなんてことないんだけど、
やっぱり自分的にこういうのをさらっと言えないのは情けないと思う。仕事モードの時は思い返せばくっさいセリフなんていっぱいメンバーにかけてきてたと思うし、
それこそあっちゃんにも言ったし言われたし…そう考えるとオフの時の自分のヘタレっぷりに正直呆れる。そりゃ高橋女だけど、草食系男子なんて言われちゃったりもしますよ。
「じゃあいいじゃん」
そう言うが早いかするりと細い彼女の腕が首に回され、くっついている箇所が更に範囲を広めていく。
さらさらとした黒い髪が腕と共に顔の前に寄せられ鼻と鼻が触れ合うほどの距離から微かに感じる彼女の艶やかな髪の感触と、
同じシャンプーを使っても同じ匂いにならない彼女独特の香りを私の嗅覚を刺激する。私はこの匂いと共に育ってきたと思うと、
それだけで懐かしさと嬉しさと色々な感情が入り混じって離れられなくなる。
「いいじゃん、って…大体あっちゃんには一緒に入るより前に裸全部見られてるし…別にメンバーと比べなくても…」
またしても言葉尻が小さくなってしまう。この手の話はちょっと苦手でつい小声になる癖があるみたいだ。
「私にとっての一番はたかみなだから、たかみなにとっても私が一番でいたいの。」
ぐっと腕の力が強まり、腕の先の華奢な手は私の後頭部を固定して動かせないようにして、軽くちゅっと唇を吸われる。
あっちゃんの唇はぽてっとしていて、こういう関係になる前からよくグロスで綺麗になっていた唇に何度目を奪われたか分からないくらいで、
実際味わってみれば女の子の唇って柔らかいんだなぁとまるで思春期真っ盛りの男子学生みたいな感想が出る。
そして当然今もまたその唇の柔らかさは変化する事無く相変わらず私の心を掴んで離さなかった。
「でも、あっちゃん私以外のメンバーと普通にお風呂入ってるジャン」
確かに私がメンバーと一緒にお風呂に入ったときはあっちゃんはいなかったけど、私がいようがいまいが関係なくあっちゃんはメンバーとお風呂楽しんでるわけだし。
あっちゃんの最初のお風呂を一緒にしているわけじゃないし、私ばかり責められるのはちょっとそこは不公平かなと思うわけでス。
「それはそれでしょ、たかみなのくせに口ごたえするなんて生意気」
それって何てジャイアニズムと聞きたくなっても、その言葉を発するより前にまたしても口を柔らかいもので塞がれる。
例えばあっちゃんがなんかの間違いで誰かと私みたいなこういう関係を持ってしまったとしても、こうやってついつい流れで許してしまいそうな自分が怖い。
何回したか分からないキスでも、まだ慣れるわけではないのであっちゃんからされるとつい「ん」と息を止めてしまう私は唇を啄ばまれている最中にふは、
と酸素を取り入れようと口を開いてしまう。あっちゃんはそんな事はお見通しと言わんばかりにそのタイミングで舌を口内へ入れ込んでくる。
それは呼吸を整えようとしている私にとってなかなかの行為で、ただでさえ息苦しい状態だったのに更にあっちゃんの体重をかけてきて隙間を作ろうとせずに舌を私の中で暴れまわらせる。
私はどうする事も出来ずその舌の動きに思考も何もかも翻弄されるだけで、息苦しい感覚が段々気持ちいいものと思い柔らかでざらつきのある舌の感触を味わうのだ。
「ぷはっ」
さすがに閉じてる目の奥が白くちかちかしてきた辺りであっちゃんがやっと離れてくれた。
肩でぜーはーと息をする私に対して、口の周りをてからせてにこーっと笑うあっちゃんはとても可愛くてとてもSっ気が出てる顔だと思う。
「こんな可愛い顔して男説だイケメンだなんだって言われてるけど、私の前だけでは可愛い女の子なのになぁ…」
「あ、あっちゃん…」
「何で男なんて言われちゃうんだろうね?」
首をかしげながら心の底から不思議そうな顔をして言うあっちゃんは、何で私がそうなるかわかってるくせに
こうやって意地悪な質問を私にしてくる。そして分かってる自分もいるんだ、それをちゃんと言わないと始まらないという事も。
「こんなところ見せるのは、あっちゃんだけだから知らないんだと思う…」
そう言うとよろしいと言わんばかりに微笑んで、私を優しく押し倒すのがいつの間にか体を重ねる内に出来た私たちのルール。
「うん、たかみなの傍にいつでもいるからね。ずっとだよ」
「ありがとう…あっちゃん」
「こら、違うでしょ?」
「あ、えっと…ありがとう敦子」
満足げな敦子は私の首筋に顔を近づける、そしてふわりと顔にかかる髪から敦子の匂いを感じて
私はこれから体いっぱいに敦子を感じるのだった。
──翌日、更にきわどい場所に跡をつけられ元々ぎこちなかったスキンシップが更にぎこちなくなり、
今日の放映の内容に拍車がかかったという事はまた別の話。
以上ですー。
長くなり失礼しました!たかみな総受けが自分的理想です。
登録間もないツイン中心のサイト
管理人がパス設定間違ってるみたいで入れない
拍手にもブログにもコメント出来なくて、問い合わせは直メのみ
直メしたくないから、管理人さんがここ見てたらいいな?と思って書き込んでみた
ごめん
メアド知ってるなら直メしてみたら?
設定間違ってるなら喜んでもらえるよ
852 :
名無しさん@秘密の花園:2011/02/03(木) 10:37:33 ID:kfl/NtHH
注意書きが若干見下してる系の書き方だから、わざわざ自分のメアド晒してまで、連絡したくないんだよ
その為に捨てアド取るのも面倒だし
ごめん、sage忘れた
ランク晒されて以来パスが難しいサイト増えたよね
普通に荒らしとかじゃ無いのに入れなくて寂しい
複雑なパスのサイトほど駄文率が高い気がする
>>855 そんなことは無いけどw
今まで見れてたサイトが見られなくなると悲しいよね
>>855 分かるw
めっちゃ難しい計算しないといけないやつとか
調べないと分かんないようななんとかの発売日とかな
頑張って解読して駄文だったときのガッカリ感ときたら
こういうとこでまた話題にするからパス変更するんだろ
少しは学習すればいいのに
こういうとこで個人サイトの話する奴に読んで欲しくないんだろw
AKBクイズが得意なやつに読んで欲しいっていうのも変な話だよな
そろそろスレチだと思う
自分はあのメール送ったら小説教えますってサイトのサンプル読んだけど、日本語ぐちゃぐちゃで何書いてんのかわからなかった。まあ読みたいヤツだけ読めばいい話なんだけどね。スレチ悪い。適当にスルーして。
>>846 GJ!
あつみな大好物だったから非常に萌えました
一緒お風呂入らないことについて深く考えてなかったから、SS読んでニヨニヨしてしまったww
また良かったら書いてくださいな
>>865 トン
みんなに聞きたい事というか
よい案ないかレスしてみたから
あちらで話せる人は話そう
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数日前にまりちゃんがこっそり教えてくれた言葉が蘇る・・・
「優子はさ、ガチで女の子もイケるらしいよ。」
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打ち上げが終わった後、優子の家に泊まりにいった。
お酒の弱い陽菜はちょっと飲んだだけで、
頭がフワフワ気持ち良くなる。
普段から何も考えてなさそうとかよく言われるけど
いつもにもまして何も考えたくなくなっちゃう。
今日は珍しく優子もかなり酔っぱらっていた。
いつもよりヘラヘラしちゃってテンションが高い。
家に着いたのは夜中だったけど、
「飲み足りなーい」とかなんとか言いながら、
2人でワインをあけて楽しんでいた。
間接照明の優子の部屋の雰囲気が陽菜は好きだ。
ちょっと暗くて頭がボーっとしちゃう。
「あー!もうねむいー!!」
なんて言いながら優子がベッドに倒れこむ。
「えーもう寝ちゃうの?もっと飲もうよー」
ちょっと不満気な声をあげる陽菜を見つめて、
横になったまま手を広げる優子。
「にゃんにゃんそっち寒いでしょ?ここおいでー
大島さんあっためてあげるよ。」
ニコニコした顔をしてる姿はほんとに小さいオッサンみたいだ。
てゆーか、まりちゃんの話を聞いてから、
偏見とかはないけど、ちょっと優子に警戒心が芽生えているのも事実。
悪いけど陽菜は女の子には興味はないからね。
「はいはい。そーいうのは他のコとどーぞ」
と流してワインを飲み続ける。
やっぱり白が美味しいなー。
「えー?にゃんにゃん何考えてるの?
一緒に寝ようよって意味なのに、変なこと想像してるー?」
なんてニヤニヤした顔で言ってくる。
「何言ってんの?意味分かんないー」
「そんなふうに考えるにゃんにゃんこそムッツリだー。
わーやらしいなーえろいなー」
一人で喋ってるし。
「・・・はるなそんなこと考えてないし、別に」
「じゃあおいでよ」
何この子供じみた挑発。
ほんと優子って大人なのか子どもなのか分からない。
意識してるとか思われるのも心外だし。
無言のままベッドに移動し、優子の横に寝ようとした瞬間
「・・・へ!?」
おもいっきり腕を引っ張られて上に乗られた。
そのまま舌が割り込んできてキスされる。
・・・は!?なにしてんの?
という思いと、
この手口すごく慣れてるな、という考えが入り混じる。
吐息が荒くて、興奮してるのが伝わってくる。
いや、興奮っていうより発情期って感じかな、
なんて考えている場合じゃないよね。
その間も優子は、耳を舐めたり胸を触ったりどんどんエスカレートしている。
これはまずいと思って本気で身体を捩って抵抗する。
「ちょっと..ゆうこ...!!やめてこんなの嫌だ!!」
身体を押しのけようとするけど、身長差はあるのに下にいる陽菜のほうが圧倒的に不利で・・・
耳の裏から首筋を往復する舌にちょっとゾクゾクしてしまう。
エッチなんてAKB入って以来ほとんどしてないんだから・・・
久しぶりの感覚に正直ちょっと感じそう。
酔ったフワフワ感も手伝ってこれはやばい。
考えている最中にも優子に片手でブラのホックを外される。
何この手慣れた感じ・・・むかつくんだけど。
でもこのままじゃ本当にダメだ、ヤられてしまう・・・!
女の子とエッチなんてだめだめ、
陽菜は普通に男の人が好きなんだもん。
「優子、いい加減にしないと...」
ずっと無言で責めていた優子が口をひらく。
「でもさ、にゃんにゃん...」
下着の中に手際よく指が滑りこんで
「濡れてるよ...?」
なんて耳元で囁かれる。
「・・・っ」
「何でダメ?女の子だから?
でも気持ちいいんでしょ?
私のこときらいじゃないよね?
じゃあさ、、、
別にいいじゃん」
って言われると、何が「ダメ」なのか分からなくなってくる。
たしかに女同士ってこととか、付き合ってもない人ととか、色々浮かんでくるけど
優子のことは嫌いじゃない。
むしろメンバーの中でも好きなほうだ。
そして悔しいけど、優子の指使いが気持ちいいのも事実。
陽菜は別に「される」だけだし、そうなると「女の子同士」の何がダメとか・・・
あーむずかしいこと考えるの面倒になってきた・・・
お酒のせいかな?
お酒のせいにしておこっと・・・
なんて思いながら、陽菜はそっと考えることも抵抗もやめた。
中途半端w
終わりなのかい?
生殺しw
登場人物も読者も共に生殺しw
寝落ちしたのかもしれない
まったり待つ
わっふるわっふr・・・あれ?
俺達の戦いはこれからだ
一応終わりでしたw
中途半端で終わってごめん。
また時間あれば優子視点書きたいと思ってる。
>880
GJ
優子視点楽しみにしてる
前から書いてみたかったしーりえを書いてみました。
お暇なら読んでいただけると嬉しいです。
「うわ〜どうしよ。明日の撮影かなちゃんと一緒って!ばり緊張する」
しーちゃん家にお泊りした日。
もう寝ようかと言う時にしーちゃんが急にそんな事を言い出した。
「今でも緊張するの?私大分なれたけどなぁ」
私はちょっぴり面白くなくて素っ気なくそう言う。
「そりゃ北原はチーム一緒やし慣れるかもしらんけど…しーちゃんはたまにしか会えんけんやっぱ緊張するっちゃん」
そう言ったしーちゃんは本当に恋する乙女みたいで、私は泣きたくなった。
私はずっとしーちゃんが好きで。
一緒にいる時間はとても幸せ。
最初はこれが親友なんだなとか思ってたんだけど…
ある時に違うって気が付いた。
莉乃ちゃんとか他の仲の良いメンバーといる時と全然違うんだよ。
一緒にいると幸せなのに、時々息が出来ないくらいの動悸に襲われる。
その時、私はしーちゃんが『そういう意味で』好きなんだって思い知らされる。
どうしようもない程好きだなんて気持ちがある事、今まで全然知らなかった。
多分、私が今しーちゃんに好きだと言ったらしーちゃんは笑顔で「私も」と言ってくれる自信がある。
でもその意味は絶対に私の求める意味じゃないというのも分かっていた。
「小林さん、しーちゃんに冷たい割によく近くに来てくれると思わん?」
ニコニコしてるしーちゃん。
いつもなら幸せになれるその笑顔…
「ちょ、北原どうしたん!?」
私の顔を見てしーちゃんが驚いた顔をした。
「え?」
気付くと私は泣いていた。
止めようと思っても涙が止まらない。
私は弱い。
しーちゃんが自分以外の女の子の事を考えているのがどうしようもなく辛い。
雑誌のモデルの子に熱を上げてる時もかなちゃんの話をしている時も。
北原はその十分の一もしーちゃんの心にいない気がして悲しくなる。
「もう…急に泣きだすとかビビるわ」
しーちゃんがそう言って私の涙を優しく拭ってくれる。
しーちゃんの手は凄く温かくて胸が苦しくなる。
「ちょ、北原どうしたん?」
私は無意識にしーちゃんの手をギュッと握り締めてた。
「なに〜?しーちゃんが素敵すぎて手触りたくなってしまったん?」
しーちゃんは冗談めかしてそう言った。
「そうだよ」
私がそう言うと最初はまたまた〜なんて笑っていたけど私が冗談じゃないと言うのが分かってしーちゃんは真剣な顔をした。
「北原…私、」