1 :
名無しさん@秘密の花園:
おつん
いちおつ
┏( ・_・)┛<いちおつっすよ?
菫照で妄想し続けて数ヶ月、早くこの2人の絡みがみたい
ただ7巻を改めて読んで淡照も気になり始めた
淡と菫の視線の先にいる照、どうなることやら
もう
>>1個、乙!!
照淡は俺もビンビン反応したぜ
某動画を見てから地味に照と初美が気になる…w
>>7 おお、仲間だw
早く白糸台の相関図を明らかにしてほしいよな
福与アナと小鍛治プロの百合を期待してる俺は異端児か?
>>12 夜は小鍛治プロが主導権を握ってるんだっけ?
だっけってw
だってカツ丼さんがそう言ってたもんだもの
「小鍛治はネコに見えてトラだからな」
って。
小鍛治プロが酒乱と聞いて
小鍛冶プロが淫乱と聞いて
>>11 久保コーチと藤田プロの百合を期待してる俺は異端児か?
>>16-17 藤田プロの証言
世間では私のことをまくりの女王と呼んでいるみたいだが、別に逃げ切りが不得手なわけではない。
じわじわと相手を弄るためにやっているだけで、最初からとばしていくことも出来る。
それを敢えて終盤でのまくりに拘るのは、時間をかけて楽しむためだ。
早々に終わらせてしまっては、相手が憔悴していく様や、愕然とする顔を見られないだろ?
私は攻めるのが、それもたっぷり骨の髄まで苛め抜くのが好きなんだ。
だからといって、苛められれば誰でもいいというわけでもない。
私にもそれなりに好みはある。
例えば、龍門淵の天江衣や風越でコーチをしている久保。
ああいうプライドの高いな女をゆっくり調教していくのが好きだったりする。
清澄の原村和を狙い撃ちにしたのも、あの高そうなプライドをへし折ってやるため。
それ以外だと、同じく清澄の宮永咲のようなおどおどしたタイプを相手に
一方的なパワーゲームを仕掛けるのも嫌いじゃなかったりする。
小鍛冶の場合もそうで、あの見るからに苛めたくなるような雰囲気に、一目でSの血を掻き立てられた。
それでプロ麻雀連盟の忘年会でしこたま酒を飲ませて部屋に持ち帰ったんだが、
当初の思惑とは逆に、私の方が小鍛冶に苛め抜かれてしまった…
ネコだと思って手を出したら、とんでもないトラだったというわけさ
正直思い出したくない過去ではあるが、聞きたいか?
7巻でサンドイッチいただかれたキャプテン地味に開眼してやがんのかw
>>18 それでコーチが藤田プロに心奪われて、部活中は牙が抜けたように大人しくなって乙女モード全開になると予測してみる。
そしてそんなコーチを見て不気味がる池田ら。
池田「嵐の前の静けさってこの事なのか…?」
藤田プロは、フラグの女王こと部長との絡みで、すっかり受けになってしまったと思う今日この頃。
むっきー「藤田プロの受け顔ならあるんだけど」
文堂さん「それはいらないです」
でも小鍛冶プロだったら…?
今日も照菫の妄想して寝るお
>>27 ラスト吹いたww
こりゃ全国では照か菫にフラグを建てる気だな…
>>28 この号買って読んだ時はさすがにビビったなw
まじで一瞬、部長とキャプがHしてんのかと思った
しかも部長は部長でピンポイントでフラグアイテム着けて来てるし
しかし三年の綺麗どころはすべて美味しく頂いてるのか
すげぇな、部長
ワハハ…
柿「出番が欲しいですねぇ……ぎひ」
ワハハも口元さえ締めれば美少年顔で意外とかっこいい…ような気がする
百合とは少し違うが小鍛冶プロと咲の絡みが見てみたいな
なんかすげー癒されそう
凛々しいワハハとかそれなんてハマーン様
久「全ての女は俺のもの!」
>>36 ワールド・ガールズ・イズ・マインですねわかります
タコス「部長は各校に愛人作る気だじぇー」
>>35 それは方向性が違うだろw
童顔で(見た目)中性的だし需要はありそうだが
中身も見方によっては中性的だとおもうぞ
ただなー、縮みすぎてマスコット化していないかワハハー
池田「キャプテン…なんで部室にベッドが置いてあるんですか?」
キャプテン「それは…(ぽっ)」
むっきー「あれ?!狭い部室になんでベッドが?!」
かじゅ「あぁ仮眠に便利だろ」
モモ「先輩、わたしとするのなら誰にも気づかれないっすから、どこででも出来るっすよ?」
かじゅ「いや、その意図はない」
とーか「なんで部室の片隅にベッドが置いてありますの?!」
衣「ひさが是非にと言ったのでポケットマネーで買わせてもらった!」
和「あのベッド、よく部室に置く許可がおりましたよね」
ま「まぁ、入れたときは部長はもう生徒会議会長補佐じゃったしな」
和「でも部員一人のためにって、流石にそれは……」
久「入れたのは部員が二人になった後なのよ」
和「はぁ……」
久「いいじゃない。和も二人で使ってみたら?宮永さんと」
和「な、ななななんで私がみ、み、宮永さんと!!!そんな関係じゃありませんよ!!!」
文化系の部室にベッド
総勢女子部員2名
好きあってる同士ならロマンチックな環境だよね。
卓上のロマンチック…ワハハ
「ゆみちーん」
「なんだ、蒲原」
「セックスしよー」
「いきなりなにを言い出すんだ、お前は」
「だって女二人で1年も狭い部室に居るんだぞー?間違い起こさなくちゃ駄目だろー」
「私にそういう趣味はない」
「またまたー。いつか運命の人が現れても知らないぞーワハハ」
「訳がわからないことを…さぁ、新入部員を探すぞ」
「振られちゃったのかなぁ〜ワハハ…」
「卓上のロマンティック…ワハハ」
hrmr「宮永さん、笑ってました」
咲「麻雀て楽しいよね」
……ああ楽しいね、愉快だね……
原作通りやな
部長とは一晩で名前で呼び合う仲になったのに
約2年の付き合いになるワハハはいまだに名字呼び
ここから導き出せる結論は…
か「智m…
ワ「すまんなーゆみちん、私を名前で呼んでいいのは幼なじみの佳織だけなのさー(ワハハ)」
か「そうか…」
こうですかわかりません
>>44 なんという東京ラブストーリー。
しかしそんなユミちんも1年後には東横イン。
冷やしとーか×とーか
どうでしょう。
test
規制解除になったー!
妹に見せられたヘタリアのMADに触発されて、各校メンバーをシャッフルしてメンバーを再構成したSSを書いてるんですが上げても良いですか?もちろん百合分は入れますが
ヘタリアはよく分からないけど、SS書くなら菫×照で、Hなのお願いします
>>50 ある意味すげーカオスになりそうなのは気のせいかな
ヘタリアはよく分からん
>>50 ヘタリアはよく分からないけど読んでみたいです
お伺いを立てる時点で期待は出来ないと思ってるからどうでもいいよ
すここうとかって適当言ってたけど、ふくよかすこやかって素敵ね
原作だとキャプテンは部長のどのあたりに惚れたんじゃろうか?
気にはなってるが、惚れるまではまだいってないかもな
アニメの個人戦や合宿前に起こった総てが通過済みだと考えると
部長があまりにも釣った魚に餌をやってないって感じになって、とても酷い人だってことになるな
最高過ぎるから是非、それでお願いしたいが
まぁ合宿でナンパした時、ピンポイントでお下げ結ってたから、美穂子の事は既に思い出しているんだろうなぁ
やだぶちょうもう・・・
たらしすぎるw
話ブチってスマン。
龍門渕の一、純、ともきーって寝室は相部屋かな?
>>61 どうだったっけ?
使用人なら一緒でもいいだろうが、家族扱いで個室与えられてんじゃなかろうか?
もちろん2人一部屋が最もベストですが!
>>61 作中で出てるのは衣の部屋(はなれ)ぐらいじゃなかったか?
池田ァ!がキャプテンの背中押すシーンて8巻収録?
その次のページの激しいセックスシーンも8巻収録?
後藤晶先生はもう許してやれよ
怒ってなんかない。むしろもっとやれ、ヤって下さい。
68 :
61の者:2010/05/17(月) 14:39:45 ID:VW0fisEW
>>62 2人1部屋も中々良いが、個人的には3人一緒がいいなw
夜中に純がともきーのベットに夜ばい、それを受け入れるともきー、そんな2人の行為を寝たふりしながら聞き耳立ててるはじめ君を想像したよ。
>>65 アレは吹いたwwむしろ公式にヤるべき
>>68 聞き耳を立てながら「ボクは透華のメイド。ボクは透華のメイド」と自分に言い聞かせるんですね。分かります
本誌未読だから状況がよく分からないんだけど、何人部屋なの?
さっぱり分からん
しかしとーか達はよく清澄の宿舎が解ったな
逆にかじゅ攻めモモ受けを見てみたい
モモは誘い受けか健気受けのイメージしかないでござる
まとめwiki見ると圧倒的にかじゅモモだよね。
やはりモモの健気さが受けたる所以か?
個人的にはモモのほうがアクティブ(無邪気攻め)で、かじゅはなんだかんだでモモのすることを許しちゃう受けなイメージがありんす。
わっちもそうでありんす。
>>74 でもたまに強烈なカウンター放つんだぜ
ゆみちんは罪な女だ
部長による宮永姉妹丼が俺の心の琴線に触れまくりなんだがどうしたら良いだろう?
書けばいいと思うよ
対キャラ勝率七割だからな、部長
>>77 宮永姉妹の和解の仲介人になりつつ、まとめて頂く気だな。
そこで、姉妹が覚醒して久受けに繋がると…φ(..)
百合3Pとはなかなかの変態さんだなーワハハー
>>81 むっきーと組んでかおりんを苛めても良し、モモと組んでかじゅを苛めても良し。
そんなワハハ万能説。
部長、もうちょっとキャプテンに構ってあげなよ…
生着替えを堂々と見せつけるだけじゃなくてさー
あんなにウキウキして同じ部屋だってことに喜んだ女だよ?
部長は釣った魚に餌をやらないタイプ
てか部長にガン付けてる子、部長の餌食になってしまうような
おさげ結ってる時点で一本釣り乙って感じじゃないか
神代のお姫さんを釣るのは咲と部長どっちだろうなw
県内の魔物3人中、咲ととーかを落としているのどっち魔物キラー説
ハジメくんオワター
>>87 既に霞さんが釣って…いや、釣られてるのか?
部長なら神代姫も霞さんも落とせるはずww
今週の衣ちゃんはエロすぎると思ふ
永水のエロさも異常
霞さんと姫様の絡みが見たい…
くんずほぐれつが見たい…
小蒔たんと霞さんの絡み、照と菫や淡の絡み
全国の百合はたまりまへんなぁ
上埜さんがちょっと変調をきたしているので
メガネ美穂子かじゅの嫁三人衆がくんずほぐレズして回復に当たります
っていうか、かじゅが応援に来て復調するっていう流れになりそうでちょっとイヤ
おまえら…綺麗になって強気になった文堂さんとむっきーの絡みも考えろよw
むっきーは、是非とも南浦さんとラブラブしてもらいたいw
南浦さん出番こないかなぁ
あの職人さんが懐かしくなってきたな
確か三角関係できたところで止まってたっけ
ぶっちゃけ数絵さん出オチだからなー
マホのコピー能力なら対抗できる
永水女子は、みんな仲良し家族百合的な感じ(龍門渕みたいに)
臨海女子は、国境を越えた百合(?)仲の良い友達だったりライバルだったり
っていうのはなんとなく想像出来るけど、白糸台だけ未だに相関図が分からないのが悔しい・・・
照×菫・菫×照・菫→照・淡→照・菫→照←淡
一体どれになるんだろうか。それと、いつかは照咲で姉妹百合が見られるのだろうか
毎晩このことが頭から離れんw
長文駄文すまそ
白糸台は、菫→照←淡、亦野×渋谷だと信じてる
池タコはついさっきまでお互い名前さえうろ覚えだったはずなのに
いきなり裸でスキンシップかい
PSP今更かったけど
ギャラリーのももかじゅがいちいちかわいすぎる
かじゅももSS投下します
4レス予定
幼かじゅを書きたいがため、多少無理な設定をしているのでご注意ください。
長かった梅雨が明け、最近はすっかり夏めいてきた。私自身、高校3年生ということもあり、
進路のことや受験勉強などで忙しい日々を送っていた。
それでも今週末はようやく時間が空いたため、久々にモモとどこかへ出かけるつもりなのだが、
今の気分はいささか複雑だ。
それもそのはず。
今の私は、幼稚園児くらいまで若返っており、身長は1メートルにも達していない。
どうしてこんなことになってしまったのか。
事の発端は、蒲原が持ってきた赤いキャンディだった。
昨日のことになる。
蒲原が物売りをしている謎の老婆から、赤いキャンディを買ったそうだ。
部活中、誤って私がそのキャンディを食べてしまい、幼稚園児くらいまで若返ってしまった。
体が若返るなんて、まるで小説やマンガの世界だ。
あまりにも現実離れした事態に、最初は戸惑いを隠せないでいた。
しかし、1日で元に戻るとキャンディの包み紙に書いてある事から、とりあえずは現状を受け入れ
元に戻るのを待つしかないだろう。
今の私に合う服や靴などは、蒲原が知り合いを通じて準備してくれた。
また翌日は休日なので、学校に行く必要はない。
加えて、一人暮らしをしているため、差し当たって家族に心配をかけることもないだろう。
そして帰り道、モモから今日の外出について話題が及んだ。
こんな体になってしまったのだから、中止にしてもおかしくなかったが、忙しさゆえ今日を逃すと
次はいつモモと出かけられるか分からない。そのため、予定通りモモと出かける運びとなった。
本当に元へ戻る事ができるのか一抹の不安はあるが、とにかく今日はモモとの時間を楽しむこと
にしよう。
最近はだいぶ日射しも強くなったきたので、日中はなかなか外へ出る気にはなれない。
そのため、涼しげな水族館にいく事になった。
水族館の中はひんやりと涼しく、また休みとあって、親子連れやカップルでまずまずの
人ごみだった。
展示されている魚類達に配慮しているためか室内は暗く、ただでさえ気配の薄いモモが一段と
分かりにくくなっている。また私の背丈が小さくなっているため、人ごみにまぎれた際、
モモとはぐれてしまうかもしれない。
私たちはどちらからともなく手をつなぎ、順路に沿って歩き始めた。
私の歩幅に合わせて、モモも歩調を合わせてくれている。
そのため無理なく水族館内を回ることができた。
水族館には子供の頃に行って以来、久方ぶりだったが、色々な展示コーナーが私たちを楽しませて
くれた。その中のひとつにペンギンの展示コーナーがあり、そこで私の隠れた特技でもある
ペンギンのモノマネを、モモに披露してみることにした。
「すごいっす。本物よりも本物っぽいっす」
どうやらモモにも好評みたいだ。
また、ペンギンのモノマネをした後、どこからか、
「マジペン?マジペンの、マジペンの声が聞こえます!」
という、どこかで聞いたような声がしたが、まあ私達には関係のない事だろう思い、
その場を後にして、次の展示スペースへと移動していった。
次の場所でも、どこからか騒がしい声が聞こえてきた。
「アジだし」
「マグロだし」
「おいしそうだし」
声からして幼稚園児くらいの子供らが騒いでいるようだ。
ただでさえ静かな上に反響もしていたため、遠くからでも声がよく響いていた。
「静かにするし!周りの人の迷惑だし!」
という、これまたどこかで聞いたような声がしたが、気にせず先に進むことにした。
久しぶりの水族館では、カラフルな熱帯魚や目の前を優雅に泳ぐ魚の群れ、見た事もないような
珍しい魚など、色々と見ることができ、モモと一緒にゆかいな時間を過ごす事ができた。
水族館を見終わった私達は、帰路につくため駅へと向かった。
休日ということもあってか、プラットホームは人ごみでとても混雑している。
帰りの電車では是非とも座席に座りたい。
なにせ今は歩幅が短い為、いつも以上に歩いた事になる。そのため私はすっかり歩き疲れて
しまった。しかしこの混雑ぶりを鑑みるに、電車に乗っても、ずっと立ちっぱなしかもしれない。
そう考えると、ただでさせヘトヘトだというのに、よりいっそう疲れてしまいそうだ。
隣にいるモモの様子を伺うと、やはり疲れが溜まっているようだ。私の歩調に合わせてくれていた
ため、いつも以上に疲れてしまったみたいだ。
そうこうしている間に、電車が駅に到着した。案の定、空いてる席は見当たらず、
私達が立ったまま、電車が動き始めた。
何駅か停車した後、ようやく座れそうな席が一つ空いた。
これでどちらか一人は座れそうだ、私はそう安堵していた。
「その、重くないか?無理しなくていいのだが……」
後ろを振り向き、すぐそばにいるモモに問いかけた。
「大丈夫っすよ。それにこうすることで、2人とも座れてお得っす」
モモが平然とそう答えた。
今の私は、いすに座っているモモの膝上に乗せられており、言うなれば清澄の原村と
そのぬいぐるみのような格好だ。席が1つしか空いていなかったため、こうする事が自然といえば
自然なのだが、照れくさいやら恥ずかしいやらで、ついつい顔が赤くなる。
「今日は本当に楽しかったっす」
不意に、モモがそっと耳うちしてきた。耳元に息がかかり、覚えず体が震える。
「それに、小さい先輩もかわいいっす」
モモはそう言いながら腕を前に回し、後ろから私を抱きしめてきた。
「だっ、だめ。人前では止めろと言っただろう」
恥ずかしさで顔が熱くなってくる。
「大丈夫っす。今ここにいるのは幼稚園児のゆみちゃんで、高校生の加治木先輩じゃありません。
誰が見ても先輩だって気づきませんから」
そう言ってモモは私を放そうとしない。
私だってモモに抱きしめられて、別に嫌という訳ではない。
……どちらかと言えば、その反対の気持ちの方が大きいだろう。
だが、人前では気恥ずかしいという思いが強く、いつもは否定的な事ばかり言ってきた。
しかし、モモの言う通り、今の私の姿は幼稚園児そのものなのだから、抱きつかれていても
別にいいのではないか、だんだんとそう思えてきた。
「……今日だけだからな」
人前で抱きつかれたりするのは恥ずかしくて嫌なのだが、今日くらいはいいだろう。
その後、私はずっとモモの膝の上に乗り、後ろから抱きしめられていた。
時間が経つにつれモモの体温が伝わり、徐々に心身がリラックスしてきた。
私たちは疲れもあってか、多くの言葉を交わさず、ただその暖かな雰囲気を楽しんでいた。
(こんな時間も悪くない)
これからも、そしていつまでも、こんな風に彼女と過ごしていきたい、
そんな思いが私の中で膨らんでいった。
終わり
投下終了
色々と設定が強引ですが、幼かじゅとモモのSSを書かせてもらいました
また本来の赤いキャンディは10歳若返るみたいですが、
都合により幼稚園時代まで若返らせました
おっつん!
幼いかじゅもももいいね!!
>>114 GJ!なんだな
もものわりと大きな胸にドキドキしちゃうかじゅちゃんですね。分かります
だがしかし、モモが小学生の先輩も見たいって言ってたから
一日経つと一歳年をとる、ていうのもいいと思うんだ
夏休み半ばとかなら学校も問題ないはずだし
>>114 グッショブせずにはいられないな。
のどっちとエトペンの関係ということは、子かじゅの頭の上に
モモのおぱーいが乗っているということですね、わかります。
カチコチうえのさんかわいい!勝負にこれ引っ張ったら一転してへたれ受けとか燃えるわ!
ワカメキャプテンかじゅ
誰でもいいから早く部長に喝入れてあげてくれ
抱き締めるまでいったら尚良い
>>120 確かに。早くしないと部長が全国の猛者の餌食になりますよ(もちろん百合的な意味で)
>>114 GJ!!
幼かじゅと桃子おねいさんとかたまらん…
>>120 かじゅが渇をいれて、キャプテンが抱きしめて、まこが背中をおせば完璧じゃね?
キャプテンが部長の弱い所を見てギャップ萌えするのか
部長ばっかりズルイし
美穂子さんは部長の全てを受け入れるよ
部長は全てを受け入れまくるから大変だろうけど
姫松部長の精神攻撃に犯される部長
個人戦で姫松部長を蹂躙するキャプテン
>>128 よかったらお弁当でもいかがですか?(ニコッ
ですかわかりません(><)
>>129 それだと弁当のなかに何か入ってるようにしか聞こえないww
美穂子「ペットの猫とカジキマグロが永眠しましたので新年の挨拶は控えさせていただきます」
猫はともかくカジキは桃のだろ
本人が嫌いなわけじゃないんだが、他キャラをマンセー要員やかませに使うような過剰なモテ厨はちょっと…
ちょっと意味がわからない
かじゅモモ厨の自分の脳内ではかませは部長なのでモーマンタイ
ところで鶴賀も応援に来るの?
団体行動好きだから来るなら全員かと思うんだけど、風越留守番組を考えると
俺のむっきーが出てこなそうなのが心配だ。
風越といえば、深堀さんと文堂さんの子育て新婚夫婦ごっこ的な何かはありませんか?
ありませんかそうですか。
美穂子さん「鶴賀のみなさんは合宿の帰りに大変な思いをなされたみたいですね
特に加治木さんは大変でしたでしょう?」
>>133 多分スルーした方がいいような人だと思うよ
修羅場ニヤニヤ
のどさきは今日も平和です
なんとなく言いたいことはわかるがな
最終的には特定カプ(この場合、部キャプ)にするだけなのに
他カプをそのどっちかに横恋慕してるかませ的な扱いで絡ませるのは不愉快ってことだろ
それ言い出したら本編もとーかとか微妙な扱いなんだけどな
かじゅにはモモが最高ってことッスね!
みんなもっといちゃいちゃしろよ!
「先輩、ごめんなさい…でも私は、あの女と先輩を合わせることなんて出来ないっす」
そう言ってモモは涙を一粒だけ流した。
猿轡をされ、両手両足を拘束された加治木ゆみは、もう観念したかのように全身を脱力させている。
その姿はこのように非情な処理をしてしまったモモ自身をも傷つけていた。
「先輩…辛いっすよね。悲しいっすよね。私にできることと言ったらこれくらいっす」
そういって愛しの先輩の上着を剥いで行く。
加治木も体をグネグネと動かして抵抗するが、強引な力強さの前には無力だ。
胸と下腹部をすっかり露出させ、うっとりと瞳をうるませる。
「先輩、綺麗っす…さぁいつもみたいに気持ちよくましょう…気持ちよくなれば、あの女の子となんかどうでもよくなるっす」
どちらかと言えば行為を寄せているのは相手の方ではあるが、嫉妬に駆られ正気を失いかけたモモにはその程度些細な誤差でしか無い。
ちろちろと加治木の形のいい胸をモモの舌が登っていく。
やがて頂上に到達するや、ピンク色の峰を丹念にねぶる。
峰を回る度に加治木の身体が痙攣したかのように上下し、猿轡で顔の半分を隠されているにも関わらず、それと分かるほどに顔が上気していく。
肌をふれあっていれば、大声を出さない限り誰にも見つかることはない。
ステルスを存分に生かし、モモは加治木の身体をなおも求めていく。
右手で麓を軽く抑え峰をついばむ。先端を吸い上げ、歯で甘く噛み上げる。
左手はそわそわと下へ下り、鬱蒼と茂る樹海へと向かう。
敏感な部分へと人差し指が辿り着くや否や、加治木は首を左右に振りモモの拘束から逃れようと暴れまわる。
ステルスを解かれては事だと、モモはごめんなさいと呟くと加治木の両脚を掴んでその体を二つに折る。
後転の途中で止められたかのような体勢で、加治木の抵抗は完全に抑えられた。
スカートの中より剥き出しとなった太股からその付け根にいたるまでを弾力を確かめるように舐め上げる。
かすかにうめき声が聞こえるが、それを無視して舌による刺激を繰り返す。
やがて蠢く舌は樹海を的確に捉え蹂躙を開始する。
じたばたと躍動する脚を体重をかけて抑えつけ、殺到し、埋没していく。
じわりと溢れる蜜を染み出すごとに全て吸い尽くし、必要もないのに音を立ててじゅるじゅると吸い上げた。
同時に溢れる泉のその源泉を探し当て、人差し指と中指を揃えて添えていく。
潤滑油により侵入は驚くほどに容易であった。
そのまま第一関節第二関節、そして根元までなんの抵抗もなく埋没していく。
泉はモモの指をくわえ込み、さらに侵入を欲しているかのようにヒクヒクと蠢く。
「先輩、これ以上入れると破っちゃうっすよ?いいんすか?」
流石に了解も得ずに奪ってしまうのは抵抗感を感じたのか、猿轡を外して答えを聞く。
恥ずかしく固められた体勢も楽にして仰向けに倒す。
加治木の瞳は既に商店すらさだまっていない。
口は開っぱなしであり、犬のようにハァハァと息を切らす。
涎が際限なく垂れ、普段の凛々しい姿が嘘のように乱れていた。
なんとか息を整え終えると、小さく口が動いてかすかな音を奏でる。
余りに小さな声だったのでモモは無警戒に耳を寄せた。
その瞬間、加治木はモモの頭を両腕で抱きかかえて押し倒す。
攻守逆転。
いまや上になっているのは加治木ゆみ。下にいるのは東横桃子。
言ってしまえばいつものポジション。
それだけでモモは条件反射的に頬をピンク色に上気して息が上がってしまう。
瞳は光を放つかのごとくモモを捉え、多少の動作すら禁ずるように見えない鎖で縛り上げる。
胸と胸。額と額。瞳と瞳。息と息が交錯し、唇がついに重ねられる。
双方の舌が望み合うかのようにからみ合い、唾液をたっぷりと交換し、名残惜しむかのように再び離れる。
「私が奪うのが先だ、モモ。それがじゅんばん、だろ?」
「そう…そうっすね!先輩!」
すっかりと自らの愛人への嫉妬を忘れさせた加治木は、恋人を満足させるべく、汗がにじむ肌を重ねた。
あり?まとめwikiが開けない
さきすぺ行く人いる?
最近かじゅモモの濃厚なSSが多いな
あの二人は疑う余地もなくガチだからな!
元々ガチだったのかゆみちんの奇行のせいで転んだのかはわからんが
まとめwiki更新した
分類は任せた。。。寝る
>>149 乙です
部キャプは力関係が割とはっきりしてるからシチュ妄想しやすいが
151 :
150:2010/05/26(水) 06:32:58 ID:5mj5WQGN
ミスったorz
部キャプは力関係が割とはっきりしてるからシチュ妄想しやすいが
部かじゅだとどうからむのかいまいち定まらない
かじゅの何気ない言動に心乱されまくる恋する乙女モードな部長(かじゅはわかってて楽しんでるふしあり?)
部長の積極的なアプローチにタジタジになるかじゅ(逆でも可)
こんなもんか?
>>146 おおー、お疲れっ!
モモの恋人がモモの変人に読めてびっくりしたぜw
部長を元気付ける為にかじゅとキャプテンが3Pを仕掛ける妄想したらヤバいくらい息が上がった
かじゅキャプが途中挟みつつなんとなくNTR的な的な!
???「誰か忘れてないかのう」
ワハハだな
「「「「おらほ長野三年連合!」」」」
タコスと純のツンデレに萌えるのは俺だけ?
>>158 沢村さんがアップを始めました(SS的な意味で)
結局、部長の本妻はまこだと感じたわ
>>161 本妻とか側室とか特定の一人にこだわる必要ないと思うんだ
部咲と言ってみる
かじゅキャプとかすげぇ背徳的でいいな!
ぶっちゃけ今回更新分の中でアレが一番興奮した
>>163 部咲もなかなか良いね
いやもしかすると俺は部長のカプで1番好きかもしれんな
かじゅキャプは絡みがあれば余裕で妄想できそうだ
両方とも火遊びしなさそうなタイプだからこそエロいのである
双方ともに安定した嫁がいるから、行為に及んでしまった場合、すげぇ鬱やら後悔やらが入りそうでワクワクするぜ>かじゅキャプ
キャプテンの嫁ってカナちゃんのことかし?
「華菜?玉ねぎだけが詰まったお弁当食べる?美味しいわよ?」
残さず食えよ池田ァァ!!
全体的にふびんな池田
まとめwikiにファイルアップロードするのにログイン必要なのか…
そんな池田にもみはるんがいる
「わたし、不憫な華菜ちゃんが好きだなぁ!」
「みはるぅ〜ん」
キャプテンには部長がいるから池田はみはるんと幸せになってくれ…と思ってたんだが
ここにきて自分の中でワカメ×みはるんが台頭してきてしまった
我ながら何でもありだなぁと思うわw
誰か照と菫のエロSS書いてくれないかね・・・
菫がどういうキャラか未だよく分かってない現状では難しいと思うの
まとめwikiにはそれなりの数上がってるけどね
照、菫、淡・神代、霞、初美
このあたりのキャラの性格が判明したら
また一段と盛り上がりそうだな
>>143 亀レスすまぬ。
Wikiで読み直したら、モモの思い込みじゃなく、最後にちゃんと「愛人」と明記されてることに気づいたもので。
不倫関係もイイね!
>>180 当たり前だが今んとこ予想がつかないなw
照・菫→クール?
霞→お姉さん系?
特に淡と姫様は予想つかん。
流れ切ってすんませんが、つSSっす。
部長を心配する嫁’Sが可愛いっす。最近、某久まこ本の影響を受信中。
今日込みで3回投下予定っす。
視点飛びまくり、表現がくどくてうざいす。だから、嫌いなお人はスルーで。
投下するっす。
宿泊先の布団に入り天井を仰いでいる久の右腕にまこが、左腕に美穂子がぴったりと寄り添っている。
ちょっと待ってよ。この二人がこんなことをしているのには意味があるはずだけど、さて――
『あーんなかっちんこっちんのぶちょーを見たのは初めてだったじょ』
久は優希にからかわれた抽選会の後からずっと、頭の中はこれからの試合のことで一杯だった。
部長として、部員に明日からの試合に臨む心構えなどを話したしたつもりだが、
県大会以上の有り得ないくらいの緊張感から何を話したのかよく覚えていない。
その後も、食事もまともに喉を通らないことに自分では気づかず、
『ちゃんと食わなぁもたんぞぉ』とまこに何度も言われ、その度ようやく口に運ぶような状態だった。
仕舞いには人目もはばからず、
『もぉ、しょうがないのぉ。ほれ、部長。あーん』
『ん、あーん』と普通にまこに食べさせてもらっていた。
入浴中もシャンプーとコンディショナーを間違え、泡の立たない髪の毛をずっとワシワシしていた。
その様子を見かねた美穂子が『ちょっと失礼しますね』と声をかける。
まるで普段もそうしているかのように手際よくシャンプーで髪を洗い、
コンディショナーで仕上げをするのを、久は遠慮もせずに黙ってしてもらっていた。
そして、今。
布団に入った状態でまこと美穂子の二人が両側にぴったりと寄り添っている。
この状況では、さすがに久の意識も試合のことから傍らの二人へと移り、
多少なりとも驚きの表情を面に出した。
と、同時にさっきまで気にもならなかったが、
部屋の中に清澄の1年’Sと華菜と未春の五人の姿がないことにも気づく。
五人はまこと美穂子があらかじめ、透華に頼んで今夜は龍門渕の部屋で特打ちをした後、
そのまま泊めてもらうことになっていた。
自分の両脇の二人を見て久は少し考えた。
最近、三年越しにお互いの想いを確認し合い、
ようやくキスしたばかりの美穂子が、自ら誘ってくるなんてことは考えられない。
一年間をあの部室で二人きりで過ごし、何度となく身体を重ねてきたまこでさえ、
自分から誘ってくることはほとんどなかった。
それ以前に、そもそも、二人が一緒に誘っていることが有り得ないのだが……
えーと、これはこれで私に気を遣ってくれているのかしら――
驚きながらも自分の都合のいいようにまこと美穂子の意志を汲んだ久は、
それぞれがすがりついている腕を抜くと、そのまま二人の肩を抱いた。
それだけで久と二人の距離がぐっと近づく。
いや、むしろ久を挟んで、まこと美穂子の顔が近い位置になった。
ていうか、この状況は両手に花には違いないのだけど、これでいいのかしら?
それよりもなんで二人一緒になのかしら――
これでいいか悪いかなんて答えが出ないのは今に始まったことではないし、
答えが出ない理由も久が一番良く分かっている。
ポーズにしかならないと分かっていても、つい決まり切った自問自答をしてしまうのだ。
しかし、二人一緒というのは久にとっては全くの想定外の出来ごとであり
どう対応すれば良いのか決めかねていた。
それでも、自分の腕の中で嫌がる様子もない二人を見て、肩を抱いていた手をずらすと
右手でいつも触れていたまこのウェーブのかかった髪を、
左手で数える程しか触れたことのない美穂子のサラサラのストレートヘアをかき分けて、
二人の耳に同時にそっと触れてみた。
耳の形に沿って指先を這わすと当たり前だが二人の耳の形が違うことに気づく。
いつもならそのまま指を動かし、一番感じるところを探して相手の反応を楽しむところだが、
今は二人の耳の形の違いすら、全国の強敵と今までの相手との違いを想起させる材料にしかならない。
久の指が止まった。
「姫松高校に永水女子か……」
意識が試合に戻り、無意識のうちに声に出していた。
「久さん……」
久の声に反応した美穂子の声に昼間の彼女の言葉を思いだす。
『一年生はプレッシャーではボロボロだったもの』
自分の一年の頃を振り返ると全国大会に出場できただけで満足しても良さそうなものだが、
まこ、和、優希、咲……
まこの存在のおかげでここまで希望をつなぐことが出来た。
和と優希が入部した時、今年は全県の団体戦にエントリーできるかもしれないと胸が躍った。
咲の嶺上開花で役満を上がる能力を目の当たりにした時、このメンバーなら全国を狙えると確信した。
そして自分の狙い通りの全国出場。夢はでっかく全国優勝と歌舞いてきた。
しかし、いざ決戦の場に来て身震いをしている自分がいる
自分も早くあの強豪達と戦いたくて武者震いをしているのだろうか
それとも……
震える久の両手を、まこと美穂子の手がそれぞれそっと包み込んだ。
「落ち着いて、自信を持って。久さん……」
いつだったか聞いたことがあるような美穂子の言葉が、
久にプレッシャーで押しつぶされそうになっている自分がいることを認識させた。
あー、私って、こんなに参っていたのね――
あんたぁ、こがぁな状況でも、考えるのは試合のことなんじゃのう――
久が同じブロックになった強豪校の名をつぶやいた時にまこは思った。
いつもならちょっと甘い顔を見せると直ぐにちょっかいを出してくる
久の態度を思うと心配しない訳にはいかなかった。
「今はあんたはなんもせんでええのんじゃ」
「お?」
まこが小さく呟くと、しっかり目をつぶったままのまこと美穂子の唇が久の頬に触れた。
柔らかい感触を感じた頬が緩む。
あー、二人にこんなことをさせちゃって――
嬉しいと同時に申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
「一体、何なのよ二人してって…」
恥ずかしさも加わって、つい文句を言っているような口調になってしまう。
「あんたぁ、このままじゃ今夜は寝られんじゃろ?」
「今から睡眠不足になっていては、これからの日程を乗り切れませんよ」
二人から尤もなことを言われ、返す言葉もなかった。
が、二人のやっていることと言っていることのギャップと次のまこのこれにはつい笑ってしまった。
「じゃけん、今夜はよう眠れるように二人で大サービスじゃ」
「――ぶはっ。ばかね、逆に寝られなくなっちゃうわよ」
今夜はここまでっす。
ヘタレなのでエロ方面の期待はしないでくださいっす。
>>149 更新乙です。ありがとうございますた。
>>186 GJ!だし
起き抜けにありがとう。このあと二人に部長はくすぐられまくる訳ですね。分かりません
イケダ…イケダ…
キャプテンはちょっと鈍感すぎるし
こんなに献身的な池田がいるのに、、
池田の思いに気づいたキャプテンというのを期待したいし
>>189 池田ァ!
お、お前にはけ、Kコーチがいるじゃないか…
(ババア……華菜ちゃんがプロになったらボコボコにされてしまえ)
衣のものすごいエロイ百合SSが読みたい
>>193 カツ丼さん自重してくださいww
冗談はさておき、衣でガチエロだと犯罪のにおいしかしない
衣の相手となるとやっぱり咲か透華あたりになるのかね?
魔物同士ってことで照や神代姫との絡みも見てみたいが
昨年の全国では直接戦ってはいないみたいだかしなぁ…
お邪魔するっす。つSS
>>185の続きっす。
視点飛びまくり、表現がくどくてうざいす。だから、嫌いなお人はスルーで。
投下するっす。
「おたがい頑張りましょう」
「よろしゅう」
抽選会の前日、1年生の3人が大浴場に行っている時に、
清澄と相部屋になった風越のキャプテンと未春が、久とまこのいる部屋に到着した。
ちなみに華菜は部屋に向かわず、直接大浴場に向かうという暴挙に出ていた。
その時に二人の交わした会話は、ちょっと聞いただけでは試合に向けてのもののように聞こえたが、
内実は少し違う意味を含んでいた。その違いに気づいたのも二人だけだった。
風越のコーチに挨拶に行くと未春と二人、部屋を出ようとした美穂子がまこに声をかけた。
「あの、染谷さん。ちょっといいかしら」
「お、おお。部長、ちょっと出てくるわ」
「はーい」
まこは返事をしながら立ち上がると、腹這いになって何やら鼻歌まじりに作戦を立てている久に声をかけた。
作業に夢中になっている様子の久はまこの方は見ずに、返事だけを返す。
まこは複雑な表情で久を見つめていたが、風越の二人と連れだって部屋を後にした。
廊下に出て間もなく、美穂子が今思い出したといった様子で未春に声をかけた。
「あ、そうだわ、吉留さん。コーチに挨拶するのに華菜を連れて行かなくちゃ。悪いけれど、お風呂場に迎えに行ってもらえる?」
「え、ああ、そうですね。華菜ちゃんを連れて行かないとコーチが寂しがりますもんね。ちょっと呼びに行ってきます」
「ありがとう」
みんなでコーチに挨拶に行くのは分かるが、コーチが寂しがるっちゅうんは腑に落ちんのぅ――
コーチが華菜を可愛がっていることは風越の常識ではあったが、他校生のまこにとって少し違和感のある会話を交わした後、未春は小走りに大浴場に向かって行った。
美穂子とまこも未春が向かった方向に並んで歩き出す。先に口を開いたのはまこの方だった。
「福路さん、話っちゅうんは清澄(うち)の部長のことじゃろか?」
まこのストレートで的を射た質問に、美穂子も戸惑うことなく「ええ」とうなずいた。
まこが、聞いて欲しかったと言わんばかりに、
さっきの部屋での久の様子は、部長流のポーズなんじゃないかと、
あないにして平静を装っていたが本当はどうなのか心配なんじゃと美穂子に訴える。
美穂子も久にとって初めての全国大会で部長という重責は大変だろうと心配していた。
そして、久に対する不安の訴えるまこを見て、
久を心配することで自分自身が抱える不安を忘れようとしているみたいだと思った。
自分一人で抱えること覚悟をしていた不安を美穂子に吐露したことで、
一気に親近感が湧いたのだろうか、まこはつい口を滑らせてしまった。
「ったく、揃いも揃って面倒な人を好きになってしまったのう」
「本当にその通りね」
美穂子がまこの言葉に驚きも、否定もせず、ただにっこりとほほ笑んで答えたことは、
自分の口から出た思いがけない言葉よりも、まこを驚かせた。
それでも、何とか驚きの表情を押さえ、いかにも面倒くさそうに話しを続ける。
「何じゃ? 驚かんのか」
「嬉しいのよ」
美穂子の言葉はいちいちまこを驚かせるのに十分だった。
「いやいや、それはありえんじゃろー。普通はこう、やきもちとか嫉妬とか」
「ふふ。久さんのことを好きな人がいることが嬉しいの。変かしら?
自分の好きな人が人気者なのは嬉しいでしょう?」
「はぁ? まぁ、学校じゃかなりの人気者じゃが……」
美穂子の真意がよくわからないまこは間抜けな受け答えをするより他になかった。
「でも、久さんが誰を好きになるかは久さんしか決められないのよね」
「こればっかりは惚れた者の弱みじゃ。福路さんは部長に誰かを選べなんて無粋なことは言わんのじゃな」
「もちろん。私は久さんが好き。そのことを彼女が知っていて…… 今はそれだけで十分だわ」
今はねぇ、可愛い顔はしとるがどうして中々――
大浴場の近くまで歩いて来た二人は、久が大好きだという話は一旦置いといて、
明日の抽選会の後、久の様子次第ではリラックスさせるにはどうしたらいいかを考えた。
二人の頭をよぎったのは、合同合宿での久の様子だった。
麻雀を通じてゆみといい感じになっていたのを思い出す。
「加治木さんになら頼るかもしれないわ」
「おお、それじゃー」
お互いに久をよく見ていることと同じようなことを考えていたのが可笑しくて、顔を見合わせて笑ってしまう。
ゆみの連絡先を知っている美穂子が直接ゆみに頼むこと、まこはゆみが来るまでの対策を考えることとして、二人は未春と華菜が待っていた大浴場の前で別れた。
「くくく…… あのね、二人とも気持ちは嬉しいんだけど、もう気分的に無理だから。あはは……」
「って、わりゃー、どがいしたらリラックスするんじゃー」
まこと美穂子が清水の舞台から飛び降りるような決死の覚悟で臨んだ大サービスを
笑い飛ばす久に向かって、まこが噛みつくと、久がちょっと意外な提案をしてきた。
「んー、ある意味今ので十分だと思うけど。そうねー、耳かきがいいわ。
あれして貰うと眠くなるから。まこ持ってきてる?」
「いやー、さすがに耳かきは持ってきとらんのぅ」
部長の想定外のご注文にまこは困った顔をして見せる。
「美穂子は?」
「んー、ポーチに入っているわ。ちょっと待ってて」
久は上目遣いで美穂子を見上げるとわざとらしく甘えてみせる。
「おー、さーすがー。美穂子ぉ、膝枕で耳かきしてねー」
「ええ、それでよければ」
荷物からお気に入りの銀製の柔らかい耳かきを取り出しながら返事をした。
自分以外の人に使うのは初めてだった。
「耳かきに二人はいらんじゃろ。冷房でちっと冷えたけん、風呂入り直してくるわ」
これぞ、ほんまの大サービスじゃ――
タオルを片手にまこが部屋を出て行った。
正座した美穂子がポンポンと太ももを叩いているのに促され、
久は柔らかい太ももに頭を乗せるついでにウエストの辺りにしがみつく。
「んー、美穂子ってふにふにしてて気持ちいいわー」
「ねぇ、いいの? 染谷さん」
美穂子はしがみつく久の頭を撫で、耳が上に向くように動かしてもらうと、
天井の明りが耳の中を照らすように耳たぶをついと引っ張った。
そんなには汚れてはいないように見える久の耳の穴に耳かきの棒をそっと差し込む。
「……ん。どうかしら。でも、さっきのはお仕置きものでしょ」
「どうして? あなたのためにしたのに」
美穂子が耳の壁面に沿って耳かきを上下に動かすと、
ほんの少しカリッとした感触が耳かきから伝わってくる。
そのままそーっと引き上げると、白くて薄い皮膚のかけらのようなものが取れてきた。
ティッシュペーパーで耳かきをキレイにしてまた穴の中に差し込む。
「ん、あ。そこ気持ちいい。だっていきなり3ピーはないわよ」
「ここがいいの? 3ピーってなあに?」
先ほどの引っかかるような感触があった場所を何度かそっと引っかくと
久が気持ちよさそうな声をあげた。
美穂子は久の声を聞くたびに自分の顔が赤くなっていくのを感じ、
不思議な心持ちの中もっと聞きたいという衝動に襲われていた。
今度はさっきと違うところで耳かきを小刻みに動かす。
「…… ふあ。そこもいいわ。美穂子上手ね。いつもやっているの?」
「久さん、何か声が…… いつもっていうか時々ね。あの3……」
「んん。それはもういいのよ。ねぇ、時々って誰の耳かきしてるの?」
思いがけないところに久が食いついてきた。これは美穂子にとって嬉しい質問であった。
久が自分のことを気にかけてくれている。もしかしたらやきもちを焼いているのかもしれない。
「ええ、風越(うち)に華菜っているでしょ」
「あー、池田さんって大将やった子ね? え? あの子の耳かき?」
ちょっと意外そうに尋ねる久の反応が嬉しくて、美穂子も愉快そうに返事をする。
「ああ、華菜ならニャーとか言って面白そうだけど、そうじゃなくて。
あの子に三つ子の妹がいてね、通称小池って言うのだけれど」
「へー」
「華菜はとってもいい子なのよ。親が忙しいからその子たちのお世話をね……」
「スースー……」
話を始めて間もなく相槌ではなく規則正しい寝息が聞こえてきた。
自分で耳かきは眠くなると言っていただけあって効果はてきめんだった。
しかし、このタイミングで眠ってしまう辺り、
さっきの質問はやきもちとは無縁だったようで、美穂子は少しがっかりした。
膝枕をそっとはずして枕をあてがおうとしたとき、
久が美穂子の浴衣をきゅっとにぎっていることに気づき、今度は自然と頬が緩んだ。
まったくこの人は、
眠っていても起きていても自分の感情に揺さぶりをかけてくるのだから始末に負えない。
でも、そんなところも……
美穂子は眠っている久の頬に息をひそめてキスをした。
耳かき、片方しかできなかったけど、それでも良かったのかもしれない。
もう片方は明日、染谷さんにしてもらうといいんだわ。――
美穂子は久を起こさないようにそっと枕に頭を乗せた。
できるだけ優しく浴衣をにぎった手をはずし、床に就かせると肌掛けをかけてやる。
そして、自分も隣の布団に横になった。
もう、いい加減に上がらんとのぼせてしまうわ。
今夜は福路さんに譲ったが、明日はわしが部長の足つぼがっちり押しちゃるけん、
覚悟しときんさい――
まこは、また明日からのリラックスメニューを考えていたが、
さっきの美穂子に甘える久の姿がちらちらと頭をよぎる度にイライラしていた。
そうなるとリラックスいう名目の仕返しばかりが浮かんでくる。
足つぼの痛みでのたうち回る久を想像しながら、
まこはぱしゃぱしゃと音を立てて湯船のお湯で顔に浮かんだ汗を流した。
今夜はここまでっす。
>>187 ありがとうっす。耳かきになったっす。
どっかで読んだことある感じっす。耳かきSS…
>>200 毎度ありがとう。
GJ!だし
部長と二人の距離感ちょうどいい。くっつきすぎず離れすぎず
まこ久かつキャプ部派の自分にはたまらんぬ
霞×姫様まだ?
霞×姫様、淡×照がきたら嬉しすぎる
いやいや、そこは菫×照で是非頼む
まぁそれは置いといて、まじで全国キャラの百合カプがどうなるのか気になるなぁ
次号に白糸台はくるだろうか
菫照こそ至高
淡は照を倒すと息巻いて入学したものの、あっという間にて込めにされたとかそんな感じで
流れを読まずに、
>>193読んで思い付いた下らないネタ。
「ここをもらうぞ、咲」
「で、でも衣ちゃん、そこは和ちゃんのために取っておこうと」
「駄目だ。もう我慢できん」
「あぁっ……」
「お待たせしました。あら、もうケーキ食べちゃったんですか?」
「うむ。美味であったぞ」
「衣ちゃんったら、名前の部分は残しておいてって言ったのに」
こっちもマイペースですまぬ。つSS
>>199の続きっす。
清澄高校一回戦
中堅の久はまるで長野県大会の華菜の様相を呈していた。何を切っても振り込んでしまうのだ。
優希もまこも全国大会特有の威圧的な空気にのまれ実力を発揮することが出来ず、
点棒をはき出すだけに終わっていた。
「清澄? どこの学校? 所詮、無名校。たいしたことはないわね」
「インターミドルの優勝者がいる? はぁ、中学生のお遊びと一緒にされちゃ堪らないわよ」
「信じらんなーい。去年の龍門渕の方がずっと強かったわよー」
――嘘、このまま何も出来ずに終わってしまうと言うの? せめて和と咲につながなきゃ。
何のためにここに来たか分からないじゃない……
あの強気な久が涙目になっていた。
「ロン! あら、ごめんなさい。飛ばしちゃったみたいだわ」
「うふふ」「くすくす」「あーはっはっは……」
――いやよ。こんなのいやぁー!
目を見開き、額に脂汗を浮かべた久が、肌掛けをぎゅっと握ったままがばっと起き上がった。
はあはあと荒い息遣いに、心臓も飛び出しそうになるくらいバクバクいっている。
薄暗い部屋の中をきょろきょろと見回してから、はあーっと一つ大きなため息をついた。
「あー、夢かぁ」と言ってそのまま布団にひっくり返る。
――夢で良かったぁ
そう思ったとたんに涙が溢れてきた。
安堵から出た涙だったが、泣くとさっきの夢の恐怖がよみがえってくる。
久は布団を被り、その中で膝を抱えて丸くなった。こうすると少しは落ち着くような気がした。
でも、このまま怖いこと嫌なことをじっとやり過ごす訳にはいかない。
全国の強敵に立ち向かう、強い気持ちが必要なことは頭では嫌というほど分かっていた。
抽選会の様子はテレビとインターネットで中継されており、
鶴賀のメンバーは部室に集まってネットの中継を見ていた。
「長野 清澄高校――」
司会のコールと共に壇上にかちんこちんに緊張した面持ちの久が現れた。
その様子を見て、ゆみはあちゃーっといった表情で眉を寄せ、左手を額にあてた。
智美は佳織と睦月を見やると三人でそれぞれ顔を見合わせ苦笑いをするしかなく、
モモはと言えば、ゆみの様子からさすがに大笑いはまずいと思ったのだろう。
ステルスを発揮しながら必死で笑いをこらえていた。
抽選会が終わり、笑いも一段落着いたモモがゆみに話かけた。
「先輩なら、もっとカッコよく、ビシッと決めてたっすよ。あの人意外とヘタレなんすね。」
「何を言っている。もし鶴賀が全国行っていたら、あそこに立っているのは蒲原だ」
「あ…… そうっすね」
モモの頭の中には、ゆみのことしかないのがとてもわかりやすい。
智美が、清澄の応援をするべく明日東京に出発する部員に集合時間や場所を指示する。
間違いや忘れ物がないように最終確認を終え、今日はお開きとなった。
「今日はこれで解散。明日は早朝出発だから早く寝るんだぞー。わははー」
「蒲原、相談がある。モモは先に帰っていてくれ」
「あ…… はいっす」
内心はゆみと一緒に帰りたかったのだが、
有無を言わせないゆみの口調にモモは従うしかないといった様子で返事をする。
「かおりー、そういうことだからー。むっきーやモモと……」
「うん。先に帰ってるね」
こちらはさすがは幼馴染と言うべきか、智美が皆まで言わずとも佳織はきちんと心得ていた。
皆が帰ってから間もなく携帯電話の着信音が鳴り、ゆみはちらりと相手を確認してから電話に出た。
「もしもし、ああ見ていたよ。うむ、予想通りだったな。
ああ、何か対策を考えて行こうと思っている。うん。
それよりも、美穂子も試合があるだろう。あまり人のことばかり気にせずに、
少しは自分のこともだな…… え、コーチがきた? ああ、それじゃ、明日」
「お! 風越のキャプテンか?」
説教の途中で電話を切られたゆみに、智美がすかさず話しかけた。
「ああ、さっきのかちんこちんのことでな」
「わははー。プレッシャーが半端なさそうだったなぁ。見ていて気の毒だったぞ」
PCを指さしながらゆみが答えると智美は先ほどの映像を思い出して苦笑した。
ゆみは智美に、今朝美穂子から電話があり、抽選会の放送を見て欲しいことと
久の様子次第ではリラックスさせる方法を教えて欲しいことの二点を頼まれたと話し、
その方法を一緒に考えて欲しくて残ったことを説明した。
「それだったら、皆を先に帰さなくても良かったんじゃないかー」
「いや、モモがややこしいことになる」
「わははー。ゆみちんも一応分かっているんだなー」
他愛の話をしながら、二人は早速それぞれのPCに向かい『リラックス 方法』の検索を始めた。
手っ取り早くできて、お金もかからない方法を探す。
ストレス解消サイト リラックス方法 緊張を和らげる方法・リラックス法……
やがて智美がマウスを操作していた手を止め、ある画面にじっと見入った。
「わははー、ゆみちん。これなんかどうだ?」
「ん? なんだ」
椅子から立ち上がり、智美の後からPCの画面を覗きこむ。
「こ、これは…… ちょっと恥ずかしくないか?」
「んー、でもほら『照れる必要はありません。リラックスするためのエクササイズの一つ』って書いてあるぞ」
「うん、そうだなって。これでは恥ずかしいことだと書いてあるのと一緒だろう」
「わははー、その通りだなー」
その後も二人は検索を続けたが、どこもあまり代わり映えのしない内容だったこともあり、
適当なところで切り上げ家路に着いた。
帰りの道すがら、智美が何気なく『リラックス 方法』と携帯で検索してみる。
「わははー、ゆみちん、ゆみちん。これ見てみろー」
「ん? うお! なんだこれは?」
携帯の画面に表示されたケータイサイトの名前を見た二人の反応はあまりに違っていた。
智美は面白そうに笑い、ゆみは一瞬焦って大きな声を出した。
※お暇な方は携帯でヤフって?みてください。自分はふきました。
今夜はここまでっす。予定変更、もう一回投下して終わりっす。
>>201 ありがとうっす。好きなカプが同志っすw
原作じゃ部長が柄にもなく緊張してるのか若干不安定になってるんだよな・・・
さてここで問題、次のうち部長を立ち直らせるのは一体誰でしょう
@3年間一途に思い慕ってきた全国をよく知るキャプテン
A弱小無名校からのスタートという同じ苦境を歩んできたかじゅ
B誰よりも長い間そばに居た、一番最初に部長の未来を切り開いた後輩まこ
Cなにやら因縁有りのカツ丼さんこと藤田プロ
Dその他、自力で解決、まさかの新キャラ
原作だけだとキャプテンが部長を意識しまくる理由がちょっと弱い気がするから外伝形式で良いから補完してくんねーかな
菫が相手でも淡が相手でも照は受けなのかな?
透華が遠くなっていっちゃうよ…
>>213 立ち位置的には攻めだけど肉体的には受け
俺の中ではかじゅモモと同じ
>>215 ですよねー!
早く照受け菫攻めが見たい!!
妄想するにも、もうネタ切れだ
姫様が受けか霞さんが受けかも問題だね。個人的には霞さん受けであって欲しい…
霞さんは攻めだと思うなあ
いろいろ知ってそう
淡を妹のように可愛がる照が見たい
菫に襲われる照や霞さんに襲われる姫様も見たい
早く全国レベルの百合が見たい
照と菫さんの話を書いてみた
「もうみんな帰ったぞ」
「え?あぁ・・・」
全国を控えたある日の放課後、照は部室のソファに座って
じっと窓の外を見つめていた。
日は落ちかけており、部屋の中は電気が点いているものの、
赤く染まっていた。
先ほどまでの賑やかな部室とは打って変わり、そこにいるのは
照と、照を呼びに来た菫だけであった。
「先、帰って」
照の、小さな声が広い部屋に響く。
「だめだ。部屋の鍵は私が持っている」
「じゃあ貸して」
「だめだ」
「・・・・あっそ」
照は小さな声で呟いた後、座っていたソファに仰向けに寝転がった。
はぁ、とため息を零して目を瞑る。
「なんだ?お前おかしいぞ」
菫は寝転がった照を立ったまま見下ろして、そう言った。
「おかしくない」
照は冷静な声で返事をする。が、菫にはわかっていた。
「ふん、気付かないわけないだろう」
【あれ】が原因であると。
「はいはい」
照はあしらうように言うが、菫も引かない。
「妹か?」
菫の声が、言葉が照に突き刺さる。
「・・・妹はいない」
照は一瞬で言い当てられたことに動揺したが
そんな素振りは見せず、以前答えたように「妹はいない」と返事をした。
「清澄高校宮永咲」
菫はさらに追い討ちをかける。
「知らない」
「お前の妹」
「私に妹はいない」
「宮永、咲」
「いない!私に妹はいない!!」
ずっと低い声でいない、と言っていた照が大きな声をあげて立ち上がった。
さすがに菫も驚いて後ずさりをした。・・・照の目は怒っている。
「妹なんかいない!」
照はさらに大きな声で言った。感情をここまで荒げたところを、菫は見た事がなかった。
それほどまでに妹、宮永咲のことを嫌っているというのだろうか。
だからといって、今更引くわけにもいかない。
菫は追求をやめなかった。
「・・・・いる。宮永咲はお前の妹だ。お前はそれを認めたくない」
「違う!」
「違わない」
「・・・違う・・・違う!」
「照!」
「うるさい、うるさい・・・うるさい!」
「んっ!!!」
照は自分を否定し続ける菫の口を塞いだ。自分の口で、塞いだ。
菫の驚愕と恐怖の顔が、照の目の前に、すぐ目の前にある。
柔らかい、菫はこんな状況でそんなことを考えていた。
高校3年生夏、他の同級生よりは遅いと思われる、菫のファーストキス。
柔らかくて、照のいい匂いがした。優しい香り。
なんだろう、これは。・・・・私は何をしているんだろう。
・・・照は、なんだか・・・慣れている。初めてじゃ、ないんだ・・・。
菫は色んな感情が混ざり合った感情を抱えた。
「・・・・妹はいない」
唇を離した照はそれだけ言って、部室を出て行った。
菫は呆然としたまま、たった今されたことをすぐには思い出せないのであった。
どこかで見たけど照菫の場合は、普段は菫がツンツンでワガママで一匹狼な照を「やれやれ」と言いながらそれでもどこか嬉しそうに世話焼きしているイメージ
そしてベッドでは立場が逆転して菫が本領を発揮してドSで余裕のある攻め、弱気な照の受け・・・
これが至高!!!
淡は照をライバル視しているか、憧れているかって感じで
長々とすまん。しかもどこで改行していいのか分からなかった
以上です
最後まで読んでくれた人がいたら、ありがとう
照と菫はいいですよねぇ
照みたいな若干病んでるっぽい子はたまらん
>>225 ひっ・・横割りしれごめんなさい
そしてGJです!続きお願いします・・・照菫やべえええ
照「妹は…いない…。」
菫「…」
照「妹では結婚できないからな」
菫「妹萌えかよ!!」
>>225 GJ!
ところで霞さんは姫様のことなんて呼んでるんだろう。
「姫様」なのか「小蒔ちゃん」なのか…
霞さんは分家だけど姫様と幼なじみで唯一下の名前で呼んでる設定希望
みんなの前では「姫様」
二人っきりなら「小蒔ちゃん」
みんなの前でも「小蒔」と呼んでほしい姫様
そんな姫様を見て楽しむ大人な霞さん
福路「と、いうわけで。何か良い方法はありませんか?」
加治木「久の緊張をほぐす方法、か。ふむ。」
蒲原「ワハハ。ユミちんはモモにキスしてもらうんだよなー。」
竹井「へーぇ、そうなの?(ニヤニヤ。」
加治木「お、おい!蒲原!!」
蒲原「えー?えっちする、のところを抑え目に言ってるんだからいいだろー?」
加治木「どっ、どうして知っていr・・・あ、いや、その・・・。」
蒲原「ワッハッハー。カマかけただけなんだけど、盛大な自爆だなユミちん。」
という電波を受信したのでこちらに転送いたします。
そしてそれを実行するキャプテン
ちょっくらピクシブ覗いたら池田×部長というレアな絡み絵を発見。不覚にも萌えてしまった…
キャプテンが嫉妬しているアレか
部長は池田にまで手を出してるのか
キャプ→部←池とかウマウマww
>>237 部長は
まこ、ゆうき、キャプテン、池田、一、かじゅ、カツ丼
まで手を出してる可能性があるから困る。だがそれがいい
部長は百合業界でも有数の女たらし
>>239 国広くんが入るならワハハも入れたってくれ
咲 「お姉ちゃんは妹は居ないって言ったけど、わたしが麻雀で本気で向き合えば、時間をかければきっと…」
照 「よう咲来てたのか!本番ではしっかり打てよ、このお姉ちゃんに勝つのは十年早いがな、ハッハッハ!」
咲 「あ…うん……?…」
ゴシゴシ、ゴシゴシ
咲 「ええええええ?」
淡 「ふふ、わたしの変装も捨てたもんじゃないでしょ」
亦野 「おまえのはほとんど魔法だ」
たかみ「次は照の番」
菫 「いい?台詞は『あんだけ泣かせてやったのにまだ足りないのかよバカ姉、どっちが君臨する者か教えてやる』と」
そういえば姉の照は迷子属性持ちなのだろうか
菫や淡に探してもらってるのかな
あの性格で迷子属性とか可愛いってレベルじゃねえなw
照「妹はいない……でもここどこ……助けて咲」
照の性格はどんなんでも可愛いから受け入れられるけど、
もし「〜だが」「〜ぞ」「なのか」みたいな言葉使いだったらショックかも
アニメ2話で咲の回想に出てきたあのままの言葉使いであってほしい
照はクール系で頼むわ
そのほうがデレた時の破壊力が半端やないで
>>245 咲に対するとき(当然仲直りした後)だけ昔と同じ言葉遣いになるとか
個人的には結構良いと思う
>>246-247 あれ?いつの間に俺、連投してたっけ…?
暇つぶしに書いてたフタ純×智紀がただのノマカプにしか見えない/(^O^)\
スローペースですまぬ。まだ続いてました。つSS
>>209の続き
実際の清澄高校の一回戦は久の夢とは違っていた。
「きょーたろー! タコス買ってこーい!」
優希のこの一言があれば、慣れない東京だろうが、海外だろうが京太郎は当たり前のようにタコスを買ってくる。
そして、いつものようにタコス力を充電した優希は東場でかっぱぎ、そのまま逃げ切る。
佳織のような特殊な素人ではない、全国に出てくる玄人はだしの高校生が相手となれば、
まこも持っている実力を発揮した。
さらに、覚醒してのどっちと化した和を誰も止めることが出来ず、
最後には咲が「カン。カン。もういっこカン」で対戦校を飛ばしてしまった。
昨年のインターミドルの優勝者の原村和
嶺上開花で役満を上がる宮永咲
この二人の活躍は、昨日まで誰も注目しなかった清澄高校を、
たった一日で大会の注目校にしてしまうのに十分な効果があった。
更に次の試合の組み合わせが強豪校の姫松高校となっていることで、
新進気鋭の初出場校が、古豪の常連校とどのような対戦するかも話題の一つになっていた。
また、咲の宮永という名字が、全国の覇者である白糸台高校の宮永照との関係を想起させ、
マスコミやゴシップ好きの一部ファンの間で話のネタになっていた。
そんな中、一人沈んだのが久であった。優希とまこが稼いだ点棒を守ろうとしたのが仇になった。
東場は得意の悪待ちをやめ、広い待ちを選んだがことごく裏目った。
南場に入ってから悪待ちに切り替えたが今度はハマらない。
ハマらなければただの悪待ちで、和ではないが、
部長があんな打ち方をしては話にならないと、周りに叩かれるのは仕方にないことだった。
和や咲がマスコミのインタビューを受けている間に久は会場を抜け出そうとしていたが、
エントランスホールで応援に来てくれた鶴賀のメンバーを見かけた。
ゆみが来てくれたのにあんな不様な試合しか出来なかった自分が恥ずかしかった。
それでも、折角来てくれたのだし、せめて挨拶くらいはした方がいいわよねぇと、
声をかけようかどうしようか迷っていると、ゆみが誰かに手を上げて合図をしているのが見えた。
久は誰だろうと思い、ゆみが見ている方向を見ると美穂子が小走りにやってきた。
美穂子はゆみの前に来ると何度かちょこちょこと頭を下げた。
久はお礼でも言っているのかしらと思うと、それは自分のすべきことだと気づいた。
格好は悪いが仕方ないと覚悟を決めてゆみのところへ行こうとした時、
ゆみと美穂子が二人で皆から離れていくのが見えた。
「んお?」
反射的にストーカーしていた。
さっきまでゆみがいた場所で、智美と佳織が桃を抑えるのに必死になっているのには気づかなかった。
ゆみと美穂子は、通路の脇に置いてある人の背丈ほど観葉植物の陰で隠れるように話を始めた。
あまり近くに行くと気づかれるので、久は少し離れたところで二人の様子を窺っていた。
二人の表情から何かを話しているようだが、内容までは聞こえない。
そのうちにゆみが美穂子に話しかけると、美穂子の顔がみるみる赤くなっていくのがわかった。
ゆみがそんな美穂子の頬に手を添え、
まるでこれからキスでもするかのように美穂子の顔を上に向けているのが見えた。
久は見てはいけないものを見たような気持ちになり、その場を離れた。
その時、反対側の廊下に黒い蜃気楼のような影があったことに気付かなかった。
「ゆみさん、何かいいリラックス方法は見つかったかしら?」
「うむ、しかしだな、手っとりばやくて効果的というのはなかなか難しい注文だぞ」
美穂子は昨日からゆみに頼んでいたことを早く聞きたくて一緒に来てもらっていた。
しかし、ゆみの返事は芳しくなかった。勿論、色々と調べてくれたのであろう。
ゆみは、アロマや森林浴は道具や環境が整っていなければダメだし、
呼吸法は普段の訓練があってこそのリラックス方法だと教えてくれた。
が、それでは間に合わない……
するとゆみがこんなことを言いだした。
「一つ気になった方法がある。ただ実行するにあたって多少問題があるのだが……」
「どんな方法なのかしら? あの、問題ってどういう……」
「んー、百聞は一見にしかずだ。今から美穂子で試すぞ」
「え? あ、はい」
ゆみは、美穂子の質問に答える代わりに、実際にやってみた方が早いと思ったようだ。
今から自分が言うことを素直に受け止めてうれしさを感じ、体の緊張も同時にとくように
と美穂子に話すと、ゆみは「うん」とひとつ咳払いをした。
「み、美穂子は可愛いな」
「な、何を言っているの?」
素直に受け止めろと言われた美穂子だが、ゆみに突然こんなことを言われては、
顔を赤らめて、言葉で抵抗をしてしまう。
「料理も上手いし、合宿の時の弁当は本当に美味しかった。毎日作ってもらいたいくらいだ」
「それは、良かったわ。あ、ありがとう……」
料理を褒められるのは素直に嬉しいが、これではまるでプロポーズをされているようではないか。
恥ずかしさで美穂子の顔はますます赤くなっていく。
ゆみは美穂子の顔をじっと見つめるとふと思いついたように尋ねた。
「そう言えば、美穂子はいつも右目を瞑っているな。良かったらその目を見せてくれないか」
「え? どうして……」
ゆみの更なる予想外の頼みに美穂子は戸惑うが、これも何か考えがあってのことだろうと
言われるがままに普段は閉じている右目を開いた。
左目の赤みのある茶色とは正反対のような深い青い瞳がそこにある。
「ほう、これは、綺麗なものだな」
「あ、あの……」
ゆみの言葉に真っ赤になった美穂子がうつむきそうになるのを、ゆみの手が止める。
「とても綺麗だ。もっとよく見せてくれないか」
「ゆ、ゆみさん……」
美穂子の頬に手を添え、斜め上を向かせると青い瞳とその中に映るゆみ自身が見えた。
単に美穂子を褒めるだけのはずが、ゆみは本気で見とれてしまっていた。
それでも、自分の姿を見て我に返ったゆみは、頬に添えた手を外した。
「こ、これはだな、褒めて貰うことで嬉しさと人とつながりを感じてリラックスする方法なのだそうだが。
と、とにかく恥ずかしいのが問題でな。どうだ、美穂子リラックスしたか?」
「す、すみませんが、これだとリラックスどころか、逆にドキドキしてしまうんじゃないかしら。」
――可愛い、料理が上手い、瞳が綺麗
どの言葉も美穂子にすれば嬉しい言葉に違いなかった。確かに褒められてはいる。
だがしかし、どちらかと言えば口説かれているといった方がぴったりだった。
「ゆみさんの言っているリラックス方法はわからなくもないわ。
でも、褒めるところが違うような気がするの。
もっとこう麻雀を褒めるとか人柄を褒めるとか……」
「ああ…… そうだ。その通りだな……」
美穂子の言葉にゆみはひどく落ち込んだ様子だった。
一生懸命にリラックス方法を探してきてくれたゆみを自分の言葉で傷つけてしまったと美穂子は思った。
美穂子は思い切って普段桃がするようにゆみの首に両手を回しきゅっと抱きついた。
「ゆ、ゆみさん、ありがとう」
「おお、どういたしまして」
美穂子の意外な行動に少し驚きつつも、ゆみは優しく背中に手を回しそっと抱きしめた。
二人とも廊下の黒い蜃気楼から禍々しい気が出ていることに気づいてはいなかった。
今夜はここまでっす。
急にかじゅキャプが書きたくなった。
次で本当に終わりまっす。
GJ
かじゅキャプに漂う背徳感がたまらんな
モモはキャプに嫉妬するんじゃなくてかじゅを責めるか
かじゅを無表情のまま刺し殺しそう
モモは裏切られたらどんどん落ちそうだ
救ってくれた人だしかじゅに対する執着心強そう
ヤンデレになる可能性ありだな
自分はももは身を引こうとすると思うけどな
んで、引ききれなくてかじゅに思いをぶちまけちゃう感じ
そして勘違いだったことが分かる、と。
素養つーか
誰にだってそれくらい熱く愛し合ってほしいさ!
ももが身を引いて姿(というか存在を消して)
それに気付いたかじゅが必死になって探すももはや手遅れ、
色々あって「2人は二度と会うことはなかった」オチとかがふと浮かんだ
ヤンデレモモは容易に想像できるわ
ニコニコ微笑みながらかじゅを殺しそう
いやモモは監禁するタイプだと思う
>>258 まとめwikiでそんな小説あったよね。あれは最終的に元に戻るけど。
ゆみと美穂子のあれは何だったのだろう……
久は廊下を引き返しながら、自分で考えても絶対に答えの出ないことを考えていた。
二人に聞けば早いのだが、見なかったふりをして逃げてきた手前それは無理な話であった。
ゆみは美穂子にキスをしようとしていたのかしら? でも何故?
私が知らないだけで二人はそうゆう関係になっていたとか?
そんなことを考えたが、あの二人に限って有り得ないという思いが強く、
逆に何だか可笑しくなって一人で笑ってしまった。
笑うと夕べのまこと美穂子に笑わされたことを思い出し、二人の行動がさっきのゆみと重なった。
ああ、そうか。美穂子にだってプレッシャーがあるのよね。
てゆうか、個人戦の美穂子はある意味本当に一人で全国の強豪と戦わなきゃいけないんだわ
それなのに夕べも私の心配ばかりして……
あー、まこにも同じことが言えるかぁ
自分のプレッシャーに気にとられ、誰かのプレッシャーに気づけないでいたなんて……
久が自分のまぬけさに気づき「はぁ」とため息をついたところに、
久を探していた咲、和、優希の三人がやってきた。
一番に久を見つけた優希が飛び付いてきた。
「ぶちょー、探したじょ。今日はお腹がすいて元気がなかったのか? 明日は私のタコスを分けてあげるから元気に麻雀ができるじぇ!」
「あー、心配かけてごめんねー。うん、タコスは気持ちだけもらっておくわ。ありがとう優希」
抱きつく優希の頭を撫でながら、謝罪と感謝の意を表すと隣の和が怒ったように話しだした。
「部長、あんな打ち方は部長らしくありません。私は認めませんが、
前に私に話してくれた時のようにもっと自分のことを信頼してください。」
「和……」
「のどちゃん……」
和の剣幕に久だけでなく、優希も驚いたのか久から離れ、和を見つめる。
「それにもっと私たちのことも信頼してください。部長、一人で戦っているんじゃないんですから」
「……そうね、和の言うとおりだわ。ごめんなさいね」
和の真剣な眼差しともっともな言い分に、さすがの久も今度はいくらかしおらしく謝った。
咲が場の空気を和ませるように久の両手を取り、ほほ笑みながら話し始める。
「部長。私、初めて部室に行った時、生徒議会長が何でここにいるんだろうって不思議だったんです。それで部長に聞いたら、麻雀が好きだからって」
「ええ、そうね。そんな話をしたわね」
「私、麻雀部に入って、部長に勝つ麻雀をしなさいって言われて気づいたんです
ずっと麻雀で勝ちたかったんだって。だから、この大会は清澄の皆で勝ちたいんです」
「咲……。そうね、皆で勝ちましょう。相手が誰であろうと」
久は咲の手を握り返し、力強く答えた。
――そうよね、あなた達の言うとおりだわ
全国という言葉と雰囲気に飲まれ、好きな麻雀を
全国レベルの人たちと楽しめる機会に恵まれたことをすっかり忘れていたなんて
「私に発破を掛けるようにあの子達に焚きつけたのはまこでしょ」
「さーて、何のことかのぅ」
宿に戻り皆で食事を済ませた後、久とまこは二人で大浴場でまったりしていた。
「ありがとね」
久は一言礼を言うと、とぼけるまこのおでこに感謝のキスをした。
いつもならキスをされると慌てるまこだが、今日はキスの意味を理解しているのか、静かに久を受け入れる。
――続きは大会が終わってからゆっくりと。そうね、合宿所の温泉にでも行きましょうか
――あんたと一緒におれる間はつきあっちゃるけん
キスの後、お互いに想いを口には出さず、視線を交わしただけだったが
何となく想っていることは伝わっているような気がした。
一応、部長は清澄の皆で立ち直らせて終わりっす。読んでくれた方ありがとうっす。
でも、鶴賀というか、ややこしい桃を書きたくなったので後でもっかい投下するっす
>>260 「モモは失禁するタイプ」と読んで納得した
部長の試合で、集中攻撃されて飛ばされそうな他校の選手を
わざと振り込んだり鳴けるよう捨て牌で道を作って上げたりして
それを見たももと池田が「先輩(キャプテン)みたいなことを・・・」
ってぐぬぬする展開とか見たいです、百合とはまた違うけど
>>266 >集中攻撃されて飛ばされそうな他校の選手をわざと振り込んだり
これはどっちかというと咲なんじゃ
つかかじゅはともかくキャプテンの真似は難しいし
かじゅの真似はやったとしても分かりにくいような…
いやモモなら分かるか
透華と一のガチSMって結構無いもんだな。
一は透華からつける様に言われればボールギャグでもアイマスクでも縄でも貞操帯でもアナルストッパーでも嬉々として着けそうだが
衣が一番Sだと思う
天照大神は全員Sだと思う
久と照が中学時代に何か関係があれば面白いんだけど
>>274 二枚目がピクシブにあるので、そこから投稿者のHPに飛んで探せばおk
ハングル\(^o^)/
SOP?
そんなオカルトパーフェクトって意味か?
S=咲の
O=お姉ちゃん
P=ピンチ(タラシ相手で)
突然ですが短めSS投下します。
姫様とかすみん、エロあり注意。
携帯からなので見づらいと思います。申し訳ないです。
「おやっとさ―。遅くなってごめんねぇ。あら…」
ある夏の日の夜。
小蒔に急に呼び出された霞が部屋を訪ねると、すー、すー、と寝息を立てて眠りについていた。
音を立てないように近寄ると、小さい明かりの中に可愛いらしい寝顔がそこにはあった。思わず見とれてしまう。
「ふふ…待ってて疲れちゃったのかしら…」
優しい笑顔を浮かべて小さく呟く。そっと頭を撫でると、柔らかい髪が少しだけ、揺れる。
「…どうしましょう…起こしちゃ悪いけど用があるらしいから、起こさなくちゃねぇ…」
少しの間逡巡すると、いいアイディアが浮かんだようでぽん、と手を叩く。
「…ちゅう、でもして起こしちゃおうかしら。」
それは、霞のほんの少しの悪戯心であった。
(ふふ、そうしたら、きっと照れるわよね…でも呼び出したのに寝てるんだもの、これくらいいいわよね。照れる小蒔ちゃんの顔も見たいしね。)
起こさないように慎重に、寝息を立てる小蒔に顔を近付ける。そうするだけで、自らの鼓動が速くなっていく。
起きたらどんな顔をするんだろう。どんな声を上げるんだろう、そんなことを考えながら霞は小蒔の顔に向かって近付いていく。そして、唇と唇が触れ合うまであと数センチ―
その瞬間、小蒔の両目がぱちり、と開いた。そして、霞が目が開いたのを認識した瞬間には、小蒔の両腕が背中に回されていて―
「んむっ…」
二人の唇は重なった。
「んちゅ…んぁ…」
小蒔の舌が霞の口内へと侵入し、体の自由を奪っていく。それと同時に背中に手を回したまま素早く態勢を入れ替え、霞の上に馬乗りになる形になった。
長い長いキスをして、ようやく唇を離すと、銀色の糸がつぅ、と繋がった。
「…はぁっ…あ、こまきちゃん…?」
「…なにしようとしてたんですか、霞さん?」
「な、なにって…」
息を荒げながら困惑の表情を浮かべる霞の耳元で、妖しい微笑を浮かべてそう囁く。
「ねえ…霞さん?」
その表情を見て、嫌な予感が霞の頭を駆け巡る。
「っ…まさか…最初から起きてたの?」
「はい♪」
「………あちゃぁ…恥ずかしいわねぇ…」
「ふふっ…質問に答えて下さいね?」
「あ、も、もう…あっ…そ、そういえば、用ってなに?」
「あ…」
質問をごまかすような霞の問い掛けによって、急に言葉に詰まる小蒔。
それを不審に思い、じっと表情を見つめる。
「ごめんなさい…」
「え…?」
「…ここ最近忙しくて、霞さんと一緒に居れなくて…淋しくなって、会いたかったんです…急に呼び出したりして、迷惑ですよね…」
少しの間を置いて、そうぽつぽつと呟く一人の少女の表情は、先程までとは打って変わってひどく切なげなものであった。
「わがまま言ってごめんなさい…あっ…」
優しく、暖かい手のひらが小蒔の頬にそっと触れる。
「そんな顔しないで…小蒔ちゃん…」
「でも…急に会いたいだなんてわがまま…」
「そんなわがままならいつだって聞くわ。…私も、あなたと一緒に居たいんだから。」
「………………」
「大好きよ、小蒔ちゃん。」
「…っ…」
「大好き。」
「…わ、私も、霞さんのことが大好きですっ」
「んはぁ、あっ…ちゅ…んっ」
小鳥の啄みのように、数回キスを繰り返す。それだけでお互いの体は熱を帯び始める。
「ひゃっ…あ、や、んぁ…」
首筋をぺろ、と一舐めすると、霞の口から甲高い声が漏れた。
「ん…ここ、弱いんですよね。」
「ああっ…だめっ…そん、なに…舐めちゃ…あっ…」
「…あんなに好き、って言われちゃもう止まりません…」
白い首筋から鎖骨の方へと、舌が這いずり回る。
「はぁぅっ…こ、や、んぁ…こまきちゃ…」
声を上げる霞の表情を見て楽しそうにくす、と一つ笑みを漏らし、言葉を遮るようにして、巫女服の上からでも大きく主張する双丘を揉みしだき始める。
「でも一番弱いのはここなんですよね?」
「んああっ!…くぅ、やんっ…あ…」
先程より明らかに反応が高まり、小蒔の手に収まり切らないほどの双丘がぐにゅぐにゅと形を変える。時折、器用に指で中心の蕾を愛でると、段々とそこが自己主張を始める。
「ほら、固くなってきてる…」
「ああんっ、言わないでぇ、はずかしいっ…!」
顔を真っ赤にして首を横に振る霞。普段の彼女とは違う、子供みたいな仕草が可愛くて、再びキスを落とす。
キスを楽しんだ後は、窮屈そうに巫女服の中にしまわれている二つの果実を、外気に触れさせようと、巫女服に手を掛ける。
「何度見ても、惚れ惚れしちゃいますね…♪」
小蒔の言葉通り、巫女服から飛び出した二つの双丘は、大きさ、形ともに申し分なく、白い乳房の中心では、ピンク色の蕾が小蒔の愛撫によって存在を主張していた。
たまらず小蒔はそこに吸い付く。
「はぁ、ん!…ああっ…んぁ…ひゃ…、やっ」
「んちゅ…はぁ…こんなに反応して、かわいいですよ…」
「む、胸はよわいのぉ…んうっ…!」
「知ってますよ―」
丹念に両の胸を味わった後、満足したように唇を離す。唾液と汗が混じりあい、てらてらといやらしく光っている白い乳房を上下させ息を荒げている霞を見ると、ぞくぞくとするような背徳感を小蒔は感じ始めていた。
「これはどうでしょうか…」
そう言うと、両方の乳房を掴み、それを寄せて先端同士を擦り合わせる。
「ふぁっ!?あ…そんな…あぅ!…はぁっ…」
「ん…いいみたいですね。んっ…」
「あああっ!…なめちゃ…らぁ…めっ…」
更に追い討ちを駆けるように、舌先でちろちろと刺激を与える。
「ああっ…こ、まきちゃ…んっ!…わ、たしっ、もう…だ…めっ…」
「っ…霞さん、大好きっ」
そして小蒔がかぷっ、と蕾を優しく噛んだ瞬間、
「ひぁ、や、あ、くぅ、んああああっ!」
霞の体が大きくのけ反り、絶頂に達したのであった。
「…はぁっ…んぁ…はぁ…はぁ…」
「おやっとさ―。…どうでしたか?」
「もう…分かってるくせに、いじわるなんだからぁ…」
「ちゃんと言葉で聞きたいです」
「…うぅ…すごく、気持ち良かったわ…」
「はい♪ありがとうございますっ」
「…ねぇ」
ようやく息が整ってきた霞。小蒔としっかり手を握りあいながら、幸せそうに笑みを零す。
「ん、なんですか?」
「…私今、とっても幸せな気分だわ。…小蒔ちゃんと一緒にいれば、ずっとこんな幸せな気分なのかしらね。」
「…どうでしょうかね…でも、私は幸せですよ?」
「ふふ、小蒔ちゃんが幸せなら、私も幸せだわ。」
お互いの気持ちを表すかのように、ちゅっ、と軽く口付けを交わす。
「さて」
「ん?」
「休憩は終りましたか?」
「え?」
「まだまだ霞さんのこと、気持ちよくして差し上げますからね♪」
「ち、ちょっと」
「…あれだけで満足なんですか?」
「…あはは…お手柔らかにねぇ?」
「それは保証できません。今日は私が霞さんのことどれだけ好きなのか、分かって貰いますからね♪」
二人の夜は、まだまだ明けそうにない。
以上です。
早く全国の百合が見たいっ・・・
まだろくにしゃべってない人達なので口調など気に入らない方はスルーで。
では、失礼します。
>>285 GJ!!朝から良いもの見させてもらったw
年下攻めも良いね。
わがまま言ってすまんが、良かったら次は照と菫のエロいのを頼む・・・・
これが全国区か・・・凄まじい破壊力だぜ
部かじゅとかかじゅモモとかかじゅキャプとか色々浮かぶんだが文才も絵心もない俺にはどうしようもない
かじゅキャプか…あれはいいものだ
かじゅモモといい池キャプといい部長は人の恋路に割り込んで引っかきまわすのが趣味なんじゃ…
かじゅモモに関しては部長なんにでも割り込んでうzそのうち馬に蹴られて死ぬぞって思うけど
キャプテンの方は元々キャプテン→部長だからなあ
むしろ、まこが偶然同じ学校に行って偶然同じ部活に入った都合のいい偶然連発ワカメって感じが
ってきゃpそんなこと言ってる人が誰かなんて知らないし!
SS出来たので投下します。割と前に書いた渋谷尭深のSSの続きです。
前作は11スレもしくはwikiにて。
設定妄想過多気味注意。
尭深→菫×照 的なアレ。でも照の出番は無い(ぉ
293 :
睡恋:2010/06/07(月) 05:27:45 ID:UjJFkLud
その日は朝から酷く雨が強かった。
豪雨は午後になっても収まらず、放課後にもなると、実家暮らしの生徒達は蜘蛛の子を散らす様に、我先と家路を急いでいった。
「…………」
そんな悪天候も、屋内活動の麻雀部には関係無い。今日も麻雀部の部室からは、牌を打つ音が聞こえてくる。
「……あれ」
しかし、チーム虎姫の部室は違った。クラスの用事で遅れてきた尭深を迎えたのは、亦野誠子一人だけだった。
「おッす」
待ちくたびれた、といった様子で誠子はソファに寝転んでいた。
「亦野さん、他の皆は……?」
尭深が聞くと、誠子は待っていたと言わんばかりに口を開いた。
「いやー、それが聞いてくれる? 宮永先輩と弘世先輩は二人揃って用事があるって出かけてさ? じゃあ大星は、つッたら今日は二軍の指導を任された、なんて言うからさー?
私は一人寂しくお留守番ッて訳! もう渋谷が来なかったら帰る所だったよ、本当に!」
まくし立てる様に、誠子は愚痴っていた。とは言え、二人だけでもあまり練習にはならないと尭深は思った。
「それじゃあ、私達も、二軍の皆と打てば……」
「ああ、それは私も言ったんだよ。そしたら大星のヤツ『亦野先輩が来たら皆怖がっちゃいますよ』なんて笑顔で言いやがる! 全く、私は化物か何かか!」
そう言って吠える誠子の姿を見て、尭深は何となく、淡の言う通りかもしれない、と思った。勿論顔には出さなかった。
「じゃあ、私達二人だけ、ですね……」
「まぁね。しかし二人だけじゃなァ……」
誠子は肩を竦め、溜息をついた。
「それじゃあ、今度練習試合する相手の、分析とか……」
「いや、私そういうのムリ」
「う、」
尭深の提案をさらりと拒否する誠子。『アタマを使うのは苦手なんだ』とは以前誠子自身が言っていた事だが、それで虎姫に在籍しているのだから、その実力は計り知れない。
「あーもー、今日は本当に終わりにしようか? 雨も嫌ンなるくらい降ってるしさー」
ザーザーと、世界をノイズで包む様に雨が降り続いている。尭深はふと、この雨の中出かけていった菫の事を考えた。灰色に覆われた空が、尭深の不安をかき立てていった。
(……大丈夫、かな)
何がという訳でもなく、ただ漠然とした不安だった。いくらこの雨だからといって、菫達に何か起こるという事も無いのだろうが――
「おーい、シブヤー」
むにゅぅ、と誠子に両頬を掴まれた。そのまま伸ばしたりつねったり、やりたい放題だった。
「ふぇ、ひ、ひたい、ひたひ、でふ……」
「いや、ゴメン。何か難しい顔してたから、何となく」
悪びれた様子も無く、誠子は手を離した。痛む頬を擦りながら、尭深は視線で抗議した。
「亦野さん、酷い、です」
「だからゴメンって。そういえば――」
尭深の非難を遮る様に、誠子は矢継ぎ早に話し始める。こうなると、尭深には誠子の話を止められない。
結局、淡が戻ってくるまで尭深は延々と誠子の話を聞かされたのだった。
294 :
睡恋:2010/06/07(月) 05:29:08 ID:UjJFkLud
* * *
その夜。尭深は中々寝付けないでいた。雨は相変わらず降り続いていて、暗澹とした気分を加速させる。
「駄目、だなぁ……」
ベッドで何度か寝返りをうつものの、眠気は一向に訪れない。寮の門限も近く、気分転換に外出という事も出来ない。
そもそも、この雨の中を外出という気分でも無い。
仕方なしに、のそのそと起き上がる。そのままゆっくりと部屋を出て、寮のロビーへと向かう。目的がある訳では無い。
ただ何となく、部屋に篭っているよりはマシだと思っただけだった。
「…………」
ロビーに人の気配は無く、静まり返っていた。皆、この雨で自室に引き篭もっているのだろう。尭深は漠然とそう考える。
かく言う自分も、何となくここに来ただけだ。少ししたら、また部屋に戻ろう――と、尭深が考えたその時――
「!」
ギィィ……と、軋んだ音を立てて、入り口の扉が開いた。門限ギリギリに帰ってきた生徒だろうか――尭深はそう思い、視線を入り口へと向ける。
「……――!」
尭深は思わず息を呑んだ。そこに居たのは、尭深の知る人物――
「弘世、先輩……!?」
菫だった。だが、尭深が驚いたのは、こんな時間にこんな場所で菫と出会った事では無い。
「……ん、ああ……渋谷じゃないか……どうしたんだ、こんな時間に……」
それはこっちが聞きたいです、と言いかけた言葉を呑み込み、尭深は菫に駆け寄った。
「弘世、先輩。一体、何があったんですか……?」
「……いや、何も」
菫の言葉は、誰の目から見ても明らかに嘘だった。全身ずぶ濡れで、生気の無い顔をしている彼女を、誰が何でもないと思うだろうか。
普段の凛とした佇まいからは想像も付かない姿を見せる菫に、尭深は動揺した。
「それじゃあ私は行くよ。おやすみ……」
力の無い声で告げると、菫はゆっくりと尭深の横を通り過ぎていった。
「――待って、下さい」
反射的に、尭深は菫の腕を掴んだ。ぞっとする程その腕は冷たく、力無かった。
「……何だい、渋谷……」
虚ろな目が、尭深を見た。
「風邪、引きます」
掴んだ腕を、握り締める。尭深は自分でも何故こんな事をしたのか分からなかったが――とにかく、今の菫を放っておく事は出来ないと感じていた。
「……大丈夫だよ。これくらい」
「大丈夫、じゃないです……! とにかく、来て、下さい……!」
自分でも驚くくらいの声で叫んでいた。尭深はそのまま菫を引っ張って、自分の部屋へと戻っていった。
295 :
睡恋:2010/06/07(月) 05:30:52 ID:UjJFkLud
* * *
半ば強引に菫を連れ込んだ尭深であったが、深い考えは無かった為、今目の前に広がる光景に焦りを感じていた。
「あの、やっぱり、小さい、ですよね……?」
「……いや、お風呂や服まで貸して貰って、これ以上文句なんて付けられないよ」
「そ、そうですか……」
濡れ鼠になっていた菫を風呂に入れたはいいが、着替えなど無かった。必然的に尭深の服を貸す事になったのだが、尭深と菫では若干体格が違う。菫の着ているシャツは彼女の体に貼り付き、その整ったボディラインをより際立たせている。
その姿は、同性から見ても魅力的であり、菫に好意を抱く尭深にとっては、目のやり場に困る程に扇情的だった。
「…………」
「…………」
それきり、沈黙が続いた。尭深は一体菫の身に何があったのか聞きたかったが、きっと聞かれたくない事なのだろうとも感じていた。菫も、俯いたまま尭深と目を合わせる事はしなかった。
「…………」
「…………何も、聞かないんだな」
と、菫がぽつりと呟いた。
「……はい。聞かれたくない話かと、思いました、から」
「――そうだな。人に話す様な愉快なものでは無いな」
そして、再び沈黙が続く。尭深は、自分の部屋にも関わらず、妙な居心地の悪さを感じていた。
「――何でもない、只の痴話喧嘩だよ。恋人同士に良くある、ね」
「えっ、」
不意に、菫の口が開いた。
「悪いのは私の方だ。無遠慮に、あいつの踏み入ってはいけない所に入ってしまった」
「…………」
「あいつと付き合っていれば、喧嘩など間々ある事だが……ただ今日は、お互い少々エスカレートしてしまった――それで、この有様だ」
はぁ、と菫は短く溜息を吐く。
「自己嫌悪で、ずっと雨に打たれていたよ。……それでどうにかなる訳でも無いのに」
「先輩……」
「済まない。聞かれてもいないのに、結局喋ってしまったな」
そう言って、菫は頭を下げた。
「い、いえ、そんな、気にしないで下さい……」
「……ありがとう。渋谷には感謝している。……多分、あの時渋谷と会っていなかったら、私は今以上に暗澹とした気持ちを抱えていたかもしれない」
この時、菫の話を聞いた尭深には、小さな嫉妬心が生まれていた。付き合って、喧嘩して、落ち込んで――そこに見えた、二人の友達以上の関係。
改めてそれを見せ付けられた様な気がして、もう自分が割り込む隙間が無い様に思えて――それが、悔しくて悲しい。
降り続く雨の所為か、菫の気落ちが移ったのか、尭深の心も澱んでいく様だった。
「それじゃあ、そろそろ寝ようか?」
「――えっ」
負の感情を押し殺そうとしていた尭深に、菫が思いも寄らない事を言ってきた。
「いや、本当は遠慮すべき事なんだろうが……流石にもう、濡れた制服を着て部屋に戻ろうという気分になれなくてね」
尭深が菫の顔を見ると、その顔はいつもの菫に戻っている様に見えた。それが空元気かどうかは分からなかったが、その表情を見ると、尭深の心も不思議と落ち着いてくるのだった。
「あ、でも……」
「ん?」
「……ベッド、一つしか、ないです……」
寮の一人部屋である尭深の部屋には、当然シングルベッドしか用意されていない。まさか床で寝る訳にもいかない。どうすべきか尭深は考えてしまう。
「それじゃあ、一緒に寝ようか」
「――――え?」
「ん? 何か問題でも?」
だから、さらりとそう言った菫に、尭深は言葉を失った。
「まさか床で寝る訳にもいかないしな。ベッドが狭くなってしまって、申し訳ないが……」
「え、いえ、あの、」
「今日はもう遅い。……照には明日、謝りに行こうと思う。だから、今日はもう休むよ」
菫は、呆然としている尭深の手をそっと取った。
「もう一度言わせてくれ。渋谷、ありがとう」
「……は、はい……」
菫の感謝の言葉も、今の尭深にはあまり届いていなかった。その言葉よりも、『一緒に寝ようか』という言葉が、尭深の頭の中で何度も何度も響いていたのだった。
296 :
睡恋:2010/06/07(月) 05:31:36 ID:UjJFkLud
* * *
――こんなにも眠れないと思った夜は、初めてかもしれない。自分のすぐ隣で、想いを寄せる人が無防備な姿で眠っている。少し動いただけで肌が触れ合うくらいに近くにいる。それだけで、尭深の鼓動は忙しなくなるのだった。
「……んん……」
(…………!!)
その時、菫が寝返りをうった。それが、尭深に寄りかかる格好となり、尭深は驚きで声を上げそうになるのを寸でで堪えた。
「んぅ……」
菫の体温を直に感じる。時折漏らす甘える様な吐息と、お風呂上りの温かな匂い――その全てが、尭深を誘惑している様で、すぐにでも菫を抱きしめたくなる衝動に駆られる。
(駄、目……)
しかし、それが菫に気付かれたらと思うと、とても体を動かす事は出来なかった。だから、尭深はきつく目を閉じて、早く眠りにつけるようにと願わずにはいられなかった。
「……んっ」
――そんな尭深の願いも空しく、寝ぼけた様に、菫が尭深の体に抱きついてきた。
「っっ……!!」
思わず漏れそうになる叫びを、必死で堪えた。菫の柔らかい二つの膨らみが、体に当たっている。先程とは比べ物にならないくらいの誘惑が、尭深の理性を蝕んでいく。
(うぅ……っ)
五月蝿いくらいに鳴り続ける心臓と、のぼせるくらいに熱くなる身体。段々と意識が霞がかり、尭深はゆっくりと体を動かし始める。
「せん、ぱい……」
そっと小声で呼びかけるが、菫からの反応は無い。目を瞬かせ、その寝顔を覗き込む。裸眼に加えて闇夜の暗さでよく見えなかった、それでも充分だった。
我慢の限界だった――いや、そもそも我慢する必要なんて無いのだ。周りには誰も居ないし、鍵の掛かった部屋で邪魔される訳も無い。ここは自分の部屋だ。あの人が来る筈が無い――
「っ――」
湧き起こる衝動は抑えきれない。息を呑んで、菫の顔に唇を近付ける。万が一の事があっても、偶然の事故という事にしてしまえば問題無い。
「……て……る……」
小さな呟きだった。単なる菫の寝言だった。しかし、その言葉を聞いた尭深の心と体は停まった。
「――っ、」
思い知らされる現実。菫が照の事をどれ程想っているか――今の言葉で解ってしまう。
好きな人がこんなに近くに居るのに、果てし無く遠くに感じてしまう。
「…………っう」
ぐにゃり、と視界が歪む。どうしようもない、どうしていいか分からない気持ちが、涙と共に溢れ出してくる。それを気付かれたくない一心で、尭深は声を殺して泣いた。
297 :
睡恋:2010/06/07(月) 05:32:03 ID:UjJFkLud
「渋谷」
その時、濡れた頬に触れた、温かい感触。それが菫の手だと気付くのに、尭深は若干の時間を要した。
「――ひろせ、せんぱい」
「泣いているのか、渋谷」
「……!」
見られたくないものを、見られてしまった。
「どうかしたのか……? 私が何か、不味い事でもしてしまったのか……?」
菫が、心配そうに尭深の顔を覗き込む。違う、と尭深は首を振る。確かに原因は菫かもしれなかったが、責任がある訳ではない。
「ごめんなさい、先輩。何でも、ありません」
涙を拭いながら、尭深は告げた。それでも菫は腑に落ちないといった様子だった。
「何を言ってるんだ。そんな顔をされて、何も無いだなんて思える訳無いだろう?」
菫の心配は尤もであったが、その原因である本人を目の前にして、尭深は理由を言う事は出来なかった。
「大丈夫、です。少し、夢見が悪かっただけですから、だから、先輩は関係ありません。私は、」
絞り出す様な声で、懸命に否定する。その言葉を言った時、また涙が零れた事に尭深は気付かなかった。
「――渋谷」
暖かく、柔らかな感触に包まれる。微かに漂うボディソープの香りに、尭深は自分が菫に抱きしめられているのだと気付いた。
「ひ、弘瀬、先輩」
「何も言うな、渋谷。落ち着いて、目を閉じて」
優しい声だった。それだけで、尭深は不思議と心が落ち着いていく様だった。
「……ありがとう、ございます……」
「気にするな。よく照にもこうしてやってるんだ。……アイツも、何かと夢見が悪い様だからな」
「…………」
菫の口からその名を聞く事は、尭深にとってあまり嬉しい事では無い。菫は尭深の気持ちを知らない――だから、自然とこんな事が出来るんだ――と、尭深は思った。
「弘瀬先輩は、……宮永先輩の事を、とても大切にしているんですね……」
「ん? ……ああ、そうだな。照は私の大切な存在だよ」
――だから、これ以上は耐えられなかった。
「……私も」
「?」
その先の言葉を紡ぐ事に、尭深は何度も躊躇していた。それを言う事で、これからの菫との関係が変わってしまう事を恐れていた。
しかし、言わなければ、変われないまま終わってしまう――それが何よりも恐ろしい事だと分かったから。
「私も、弘瀬先輩の事、大切に、思ってます」
涙を拭いて、菫の方に向き直る。
「好きです」
眼鏡をかけていないので、菫の表情は尭深には分からなかった。そして自分は今、どんな顔をしているだろうか。
「渋谷――それは」
「好き、です」
言った勢いで、尭深は菫に抱きついた。普段からこんな事が出来れば、それはどんなに嬉しい事だろう。
――でも、それはきっと、夢なのだ。
「……済まない、私は……」
「いいんです。分かってました」
予想していた答え。それでも、言った事を後悔するつもりは無かった。
「でも――言えてよかった、です」
これは、今だけの甘い夢。だから、せめてこの温もりを感じていたかった。
「そう――か。ありがとう、渋谷」
柔らかな感触に包まれる。次に目が覚めた時、あの人は何処にいるのだろう。
私はあなたの隣に居続ける事は出来ないから、せめてこの場所で、あなたの幸せを祈りたい――
298 :
睡恋:2010/06/07(月) 05:32:33 ID:UjJFkLud
* * *
昨日の雨が嘘の様に、鮮やかな日差しが尭深の意識を緩やかに覚醒させる。
ベッドには一人きり。机の上に、『昨日はありがとう』と書かれたメモ書きが残されていた。
――これでよかったんだ。そう思いながら、尭深はまた少しだけ泣いた。
* * *
それから数日が経った。尭深は照と菫が以前と同じ様に、中庭に二人で居る姿を見つけた。それを見て、きっと仲直り出来たのだろうと考えた。一緒に居る二人は本当に絵になるなぁ…とぼんやり思っていると、不意に目の奥が熱くなってきた。
「っ、……」
情けない、まだ引きずっているのか。そう思い、二人から離れようと身を翻した。
「おおッ、と?」
瞬間、何者かとぶつかった。見ると、そこには誠子が立っていた。
「何だ、シブヤじゃん。急にどうしたん?」
「え、あの……」
答えに窮した尭深を余所に、誠子は視線の先に照と菫を見た。
「あ、先輩。おはよーゴザイマス」
投げかけられた誠子の声に、二人がこちらを見る。尭深は二人を直視出来ず、俯いたままでいた。誠子の挨拶に、菫が手を挙げて返す。そのまま二人は立ち上がり、校内へと戻っていった。
「先輩達、ケンカしてたみたいだけど、仲直り出来たみたいだな」
「……うん、良かった」
「――シブヤ?」
「え?」
不意に、誠子に尋ねられた。
「あまり、『良かった』って顔、してないケド?」
「……えっ」
誠子の指摘に、ハッと顔を上げる。同時に、頬を一筋涙が伝っていた。
「大丈夫じゃ、無いジャン」
「違、これは……」
慌てて涙を拭く。あの夜の事は誰にも言えないし、誠子に余計な心配をかけたくない。
「……まあ、イイけど」
誠子は一つ息を吐くと、尭深の頭に手を置いた。
「亦野、さん……?」
「何があったかは別に聞かないけど……さ、あんまり暗い顔してると、何と言うか…私も何となーくモヤモヤするって言うか」
そう言いながら、誠子は尭深の頭に置いた手をぐりぐりと動かす。
「ま、ゲンキ出しなよ。私はいつもの渋谷が好きだし」
「えっ……」
思わぬ誠子の言葉に、尭深は驚く。それは特別な意味などではなく、そのままの誠子の気持ちなのだろう――それが、今の尭深には何だか心地良かった。
「……うん、ありがとう、ございます」
「お、少しは元気になった? それじゃあ私はコレで。また部活でなー」
ひらひらと手を振りながら、誠子は自分の教室に戻っていった。
その後ろ姿を、尭深はぼんやりと眺める。涙はもう、止まっていた。
「……うんっ」
ぺち、と頬を叩いて自分に喝を入れる。いつまでも落ち込んでなんていられない。
インターハイがもうすぐ始まる。
自分の為に、皆の為に――あの人の為に、負けたくない戦いが、そこにはある。
前を向いて歩き出す。例え叶わぬ願いがあっても、目を背けない。
それが彼女の決めた道。それが彼女の戦い――
了
以上になります。やはり殆ど登場していないキャラを動かすのは非常に難しい…
早く原作でも活躍して欲しいです。
GJです!!!
照菫ものはたまらん・・・
尭深ちゃんも可愛いし大満足っす
>>299GJ!
春ちゃんの百合を書きたいから早くしゃべってくれるといいな。
姫様×霞も菫×照良いね〜
ただ淡関連がないのが寂しいね、淡×照見たい
>>302 まあ確かにそうなんだがw…まあ、頑張ってみる。
で一個だけ質問なんだが全員先輩なわけだけどなんて呼ばせようか悩む…先輩、とはよばなそうだし、〜さんでいいのかな…なんか呼び捨てにしそうなんだよね、春ちゃんは。
先輩で良いんじゃないか?
>>305 つまり「先輩!」と呼ぶと誰のことを呼んだかでプチ論争がはじまるわけですね
>>305 ありがとう。取りあえず「先輩」でやってみる。
おっぱいを触るとどんな感触なのか、童貞の俺に教えてくらはい。参考にします。
>>308 自分の二の腕を触ってみるとそれらしいよ
童貞だから実際は知らないけどな
どっかで聞いたが妊娠させる勢いで揉むとおっぱい大きくなるらしいな
つまり咲さんは毎晩のように…
ガリガリな俺の二の腕はやっぱりガリガリだった……こんなのおっぱいじゃないっ!
ちょっと蒟蒻買ってくる。
全国のおっぱいも楽しみだ…特に永水のスリートップはやばい
>>315 普通に「永水のストリップはやばい」と読んでた
そりゃヤバイだろと思ったが本当にヤバイのは俺の頭だったようだ
大丈夫だ…俺にもそう見えた
つまり、永水のスリートップがストリップをし4他の二人が止めにはいってくんづほぐれつでよろしいか
どうプロット組んでも美穂子とかじゅがセックスしやがらねぇ
ふざけやがって
>>318 どうやってストリップさせるかが問題だ、誰かお願いします
>>319 なんかワロタw
まずはかじゅキャプなのかキャプかじゅなのか、そこから始めようではないか。
照と菫は3年間一緒にいたわけだ
そしてそこに淡たんが割ってはいることで、どんな化学反応が起きるのか
>>319 お前は俺か。気付いたら、お互いが…かじゅはモモの…キャプは部長の…って感じに彼女自慢しやがってた
ふ……ふざけるなよ…!
部キャプとかじゅモモだろうが…
デートしてる内はまだしも 彼女自慢を始めたら…
部キャプとかじゅモモだろうが…
>>320 自分で考えた結果、互いの大きさ比べ、ならおkという結論に達した。
>>320 全国出場を決めた後日に、小さな祝勝会で間違ってお酒を飲んだその勢いでストリップショー開幕はどうかな?
文才あるエロい人、なんとかして。
>>325 こっちのほうが素晴らしいじゃないか。というわけでエロい人、なんとかしてください…
かじゅキャプを成り立たせるにはかじゅをおっぱいマイスターに設定する方法しか思い浮かばなかった!
一つ方法を思いついたが、すげぇ陰惨な感じになるなー
まぁかじゅキャプなんていうシチュは背徳感がキモだからしゃーないっちゃしゃーないんだが
>>328 いろんなシチュがあっていいと思うんだ。
試しにやってみてくれないか?
自分は王道一択派だけどねw
かじゅキャプかー
エロスを感じるな
俺の妄想だと合宿の夜、眠れないかじゅがロビーに来てみたらキャプがいて
一緒に散歩でも・・・という流れから仲良くなる
で、清澄だけじゃなく君も応援するとかイケメンボイスで言われて赤くなるキャプとか
いっそ、かじゅモモキャプの3人でなんとかできないもんか…
美穂子が刺されるぞ
あまりにも無理のある組み合わせ以外は、だいたいなんとかなるもんだよね
まこ×はじめ とか
純×ワハハ とか
部長×むっきーとか
だからかじゅキャプは全然余裕
なんか自分でも何言ってるかよく分からなくなってきた
お互いダメだってわかっているのに身体は求め合ってしまう
そんな背徳感を味わえるかじゅキャプ
尭深ちゃん視点の照菫SS書いてくれた人
続きはまだかー!
>>334 そんな二人を見てしまってボロ泣きするモモ。
モモ「うぅ…せんぱぃ…」
久「あら?あなた確か鶴賀の…東横さんだっけ?」
モモ「(ハッ!コイツは清澄の女タラシさん…)そ、そうっすけど…私の事見えるんっすか?」
久「えぇ。あなたってカワイイからね♪」
モモ「じじじょ冗談はよし子さんっす!」
久「フフ♪照れてる顔も素敵じゃない。」
こーしてモモにもフラグを立てるんですか?
違いますか、そうですか。
大学進学後、モモと会えなくて溜まりに溜まった欲求不満を聖母美穂子が解消するSSまだー?
>>336 続きplz
部長はホントどうしようもなくタラシだなw
339 :
299:2010/06/11(金) 05:12:17 ID:bJEIK3LQ
部キャプ・かじゅモモがそれぞれ部かじゅ・キャプモモになるっていう同人誌は読んだことがあるな
確か部長がかじゅにデレる前に出た奴だったから、かなり新鮮だったが
かじゅの中の人繋がりだが
某メタルギアの酒乱モードの演技を聞いて、モモとの泥酔時の絡みを想像してニヤニヤしたよww
部長の片思いやヤキモチが見てみたい
普段飄々としてる部長が振り回される様を想像するともうね
それは俺も見たい
俺は部咲が見たい
誰かが2つくらい書いてたっけ
ちょっとだけ片思いっぽい感じだったかな
部咲だと完全に部長ペースになりそうだ
もしも・・・もしも照菫が百合じゃなかったら・・・照がノンケだったら・・・
きっとショック過ぎて咲−Saki−熱冷めるかもしれない
そう思うと、あれこれ妄想できる今が一番幸せなのかもしれん
でも、やっぱり照と菫は百合であるべきだ!!
立先生まじで頼むお
立先生がノンケキャラを作るわけがない
うむ
咲-Saki-にノンケとパンツは存在しない
全国ネタに合わせて照菫を連呼する人はもうちょっとどうにかしろよ
不快のレベルだぞ
え?
照菫大好きなんだが・・
はしゃぎすぎだって言ってんの
どうせ一人がはしゃいで回ってるだけだと思うし、そう思いたいが。
好きなのは分かるがSSや妄想ネタそのもの以外では自重しろよ
ツンデレか?w
照と菫が百合じゃないなんて考えられない
同類と取られたくないんだろ
なにこいつ怖い。
好き好き連呼するだけって一番程度が低くて醜悪なファン行為だな
好きなのは分かってんだからネタ出せよ
照菫連呼してる馬鹿は連呼するレス書くくらいなら黙ってろ
えっ
えっえっ
ところで寛大な同志諸君。
基本がかじゅモモと部キャプだから、単純にパートナーを交換した結果として
かじゅキャプになったものと推察される。
だがしかし、自分の持ってるエロドジーンだとキャプテン(開眼)はスキャン能力を駆使した総攻め。
すなわち、キャプ(開眼)かじゅというのもアリではないだろうか?
具体例は……すまない、黒キャプしか思い付かない。
キャプテンは、和、照、モモらに続いて変態・壊れキャラが似合うキャラだと思う、主に部長に対して
キャプテンに攻められて、意外に純情な部長が動揺するのもいいな
というか部キャプって基本どちらも攻めに回りそうにないんだよなー
さすが原作様、久もお姫様だよ派が増えた
意外とタフな美穂子がイニシアチブを握ってくれるよ!
部長は誘い攻め、キャプテンは母性受けだから
部長の挑発にキャプテンが乗らないと話が進まないような気がする
つまりそういうことだ
部長は透華と同じくらいへたれ攻めが似合うと主張してみる。
へたれ攻めに選ばれし透華
しかし、国広くんはそれ以上の鬼畜攻めだった
透一と一透では攻めのポテンシャルに結構差があると思う
はじめちゃんは手品で鍛えた108手があるからな
求めるならいくらでもしてくれるだろうね
とーか性欲強そうだから
一「とーかが良ければボクはいつ何時、どんな場所でもどんなプレイでも…」
流れぶった切りの上、今頃なんですが、つSS
>>263の続き
「そういえば、鶴賀が応援にきとったけど、加治木さんにおうたか?」
「え? ゆみ?」
湯上りに久が濡れた髪の毛をタオルで拭いていると、いかにも、今思い出したようにまこが話しかけた。
久をリラックスさせるために、美穂子と一緒にゆみに一役を担ってもらおうと計画を立てた以上、
まことしても、取りあえず久とゆみを合わせる必要があった。
その前に、咲たち一年がまこに「今日の試合、部長の様子がおかしかった」
と久を心配して相談にきていた。
これ幸いにと「部長にあんたらが思っていることを伝えんさい」
と指示をしたことは久に見抜かれていたが、まこの狙った効果はあったようだ。
それは、リラックスとはまた違う効果ではあったが、
久の気持ちを立て直すには十分だったようにまこには思えた。
それでも、最初の計画通りゆみと合わせようとするのは久を想う気持ちがさせたことであった。
「何や探しとったらしいぞ」
「ふうん」
久の返事がつまらなさそうだったのが、まこは意外だった。
「蒲原! なんだあれは!」
「んー、ゆみちん、どしたー?」
鶴賀の部員が揃っている宿の部屋のドアを開けるなり、ゆみは大きな声を出した。
ゆみがこんな風に大きな声を出したのを聞いたことがない佳織と睦月は、
びっくりしてゆみを見やった。
ゆみの大声の原因とも言える智美はというと、
普通に会話するかのごとくのんきな返事をしている。
付き合いの長い二人だ。
智美はゆみがこんな風に大声を出している時は
本気で怒っているわけではないことを知っていた。
「あれではまるで私が美穂子をだな……」
バン!
ゆみは最後までは言わず、前日智美に渡された「女の褒め方」
とプリントされたA4のコピー用紙をテーブルに叩きつけた。
智美はちらりとテーブルに視線を落とすとその紙を取り上げた。
印刷された文字を目で追っていたがじきに大声で笑い出す。
「わーははー。これはないなー、どうも間違って渡したみたいだー。わははー」
「な、何だと! お前がこれを参考にして褒める練習をしろと……」
「わははー。ゆみちーん、これを見た時点で気づいてもいいんじゃないかー。わははー」
智美がひらひらさせている紙には「女の褒め方」と大きく表題があり、
その下に細かい文字で『女心のつかみ方・女の口説き方(恋愛アドバイス、恋愛指南)』
と書いてあった。
間違えて紙を渡した智美が一番悪いが、内容を読んだ上実践までして尚、
智美に指摘される今の今まで気づかなかったゆみは自分の間抜けさに唖然とした。
形だけとは言え、怒りを忘れ呆けるゆみを見て、智美も一応は悪いと思ったのだろう。
自分のカバンの中をごそごそと探るとホチキスで綴じた数枚の紙を引っ張りだした。
「わははー。ゆみちん、すまんなー。こっちだったー。わははー」
智美から手渡された紙にゆみが視線を落とすと、
それには「伸びる伸ばすも褒め方次第」と書かれていた。
さっと目を通しただけでもあまりにも内容が違うことがわかる。
ゆみは智美に対する抗議の言葉すら出てこないでいた。
「まーあまり難しく考えないことだな。わは…… ゆ、ゆみちん。それよりも……」
話の途中で智美だけが匂いで桃が室内に入ってきたのを感じ取った。
ゆみが美穂子と連れだって歩き出したとき、当たり前のようについて行こうとした桃を
佳織と二人で押さえていたのだが、桃が素直に諦めたので二人はその手を離してしまったのだ。
その後、桃が皆の前から姿を消したことに気づいたのは、部屋に戻ってからであった。
「さー、佳織ー、むっきー。風呂行くぞー。ゆみちんと桃も後から来るんだぞー。わははー」
平静を装った智美の言葉にはっと気づいたゆみは、顔を上げきょろきょろと辺りを見回した。
そんなゆみの脇を通り過ぎるとき、智美がそっと耳打ちをした。
「ゆみちん、ちゃんと仲直りしてから来てくれー」
「なっ……」
智美に耳打ちをされ、一瞬何のことか分からなかったゆみだが、
ゆみだけが分かる普段は見ることがない智美の困ったような表情におおよそのことを察した。
三人が部屋を出ると、ゆみは何もビビる必要はないと分かっていても、
恐る恐る桃に声をかけた。
「も、桃。いるんだろう……」
「……」
返事はないが桃がいるのはわかる。
何もやましいことはない、自分にそう言い聞かせゆみは桃を呼ぶ。
「桃、ちゃんと出てきてくれ。お願いだ」
「…… 先輩」
ゆらり―― 黒い影がゆれたかと思うとゆみの正面に桃の姿が現れた。
まん前にいても気づかれない程、桃は意識的に気配を消していた。
顔はゆみの方を向いているが、視線を合わせないのは怒っているからだろうか。
ゆみはまた見失わないように右手を差し出すと、桃の左の手首をしっかりにぎった。
「桃どうした? なぜステルスになっている?」
「…… やっぱり、麻雀のためだけだったんすね……」
やっと聞き取れるくらいの小さな声で桃が答えるが、ゆみの質問の答えにはなっていない。
ゆみは答えを急かすことはせず、桃が続けるのをじっと待っていた。
「……清澄の部長の次は、風越のキャプテンすか…… 別にいいんすよ……」
桃は久のことを合宿後も時折ちくちく言っていたが、
可愛いヤキモチ程度に考えていたゆみはあまり気にしていなかった。
そして、今回桃は久のことだけでなく、隠れて見ていたはずの美穂子とのやりとりも持ち出してきていた。
「…… 私を欲しいって言ってくれたのは、大会に出るための数合わせだったんすよね。
だから大会が済んだら用無しなんすよね……」
桃が自分の言葉で自分を傷つけているのがゆみに痛いくらい伝わる。
そしてそれを言わせているのが自分自身だと思うとゆみの心も痛んだ。
「…… 先輩に好きな人が出来るのは仕方ないすけど、一言言わせて欲しいっす。
先輩、自分勝手過ぎるっすよ……」
「そうだな、桃のいうとおり私は自分勝手だな」
ゆみが否定してくれるとばかり思っていた桃はその言葉に耳を疑い、
それでもゆみの真意が知りたくて、ようやくゆみと目を合わせた。
今にも涙が溢れそうな桃の瞳を見つめながら、
桃の細い手首を掴む自分の右手に力を込めてゆみが言葉を続ける。
「私は桃と一緒にいたいという理由だけで、大会が終わってもまだ部室に出入りしたり、
こうして他校の応援をしたりしているんだ」
「…… え、う、うそっす! そんなの…… だって、あのときは、合宿のときは皆でって。
それに、だって、さっき実際に風越のキャプ…… んっ」
大きな声で懸命にゆみの言葉を否定しようとする桃の口をゆみの唇が塞いだ。
突然のことに、桃は目を見開いたままでゆみの口づけを受けていたが、
直にそのまぶたを閉じると涙があふれ出た。
桃に口づけたまま頬に自分のではない涙を感じたゆみは、
一旦唇を離すと親指でそっと桃の涙をぬぐう。
「…… はぁ。せ、せんぱ、い。ず、ずるいっす」
「桃が大きな声を出すから口を塞がないと、と思ってな」
桃の抗議の声にそう答えたゆみは、桃の肩を抱き今度は額に口づけをする。
桃がその唇の感触を味わおうとまぶたを閉じると、ゆみの唇がそのまぶたにおちてくる。
桃の柔らかい上のまぶたを二、三度唇でついばんだ後、
一度こめかみに触れたその唇は耳介をくわえていた。
「っつ……」
額やまぶたと違い、耳に触れられた時桃の背中にそくっとしびれが走り、少しだけ声が漏れた。
その声を聞いたからか、ゆみの薄い唇の間からピンクの舌が顔を出すと
桃の耳をその形に沿ってチロチロと這い始めた。
桃は初めはその刺激に耐えていたが、ゆみの舌が徐々に耳の後ろから首の方に向かって
動き出すとさすがに我慢ができず声が出た。
「あっ、あん」
「桃はここが感じるのか……」
ゆみの声に桃の顔が耳まで真っ赤になっていくのが分かる。
桃も今になって自分が何をされているのかはっきりと分かってきたようで、
急に身体を強ばらせると両腕を伸ばしてゆみの身体を押しやった。
「せ、先輩。先輩は、だ、誰にでもこんなことする人だったんすか?」
「なっ…… 何を言い出すんだ、桃」
この場において思いがけない桃の言葉にゆみは一瞬動揺したが、
美穂子とのやりとりを見られていたのでは誤解されるのも無理はなかった。
しかし、キスをしてもまだ自分を疑う桃の心の傷の深さを思うと、
ゆみは伸ばされた桃の両手を優しく下ろし、しっかりと桃を抱きしめた。
「桃、お前だけなんだ。私を信じてくれないのか?」
「…… っく。せ、先輩。ふぇっ、ふぇーん……」
本当は色々と言いたいことがある。不安なことがたくさんある。
もっともっと、聞きたいことがある。そんな想いが涙になって桃からあふれ出した。
ゆみは桃の想いごと、桃の全てを包み込むように抱きしめていた。
かじゅももようやく書く時間が取れたっす。
でも、大御所の新刊読んだら、しめはやきもち部長で部キャプにしようかと。
ちんたら書いてて本当に申し訳ないす。次でしめます。
>>379 乙です。
実はすごい楽しみにしてたから続き書いてくれて嬉しいっす。
しかしワハハは何故そんなプリントを用意していたのか?w
ワハハも誰かを口説こうとしてたのか?
かおりんか…
かおりんはワハハが押し倒せばイケる。根拠は俺の妄想。
となると、むっきーか……。
>>383 俺のむっきーは百合仲間を生暖かく見守るポジで良いです。
龍門渕でいうハギヨシ、清澄でいう京太郎ポジションか白糸台とかは誰だろう…
素敵滅法超人ハギヨシならまだしも京太郎キャラが存在する意味ってあるのか?
中学からの知り合いに過ぎないのに幼馴染的に振舞うのは幼馴染偽装禁止法違反で厳罰モノだし
中学程度からの知り合いのくせにやけに馴れ馴れしいかと思えば、咲さんの麻雀のことも教えてもらったり察したりできない程度のやつ
そういうキャラを出すのは尺とポジションの無駄だと思うんだよ
要するに、出すなら女性にすべき
だからほとんど消えたじゃん
たしかに京子だったらいい四角関係、当然のようにタコスも百合大車輪の活躍だじぇ
いい人なんだがそういう奴はどうでもいい人になりがち
京子だったら、原村さんも気が気じゃないな
今やステルスモモ以上にステルスだかんな。
俺はむっきーは文堂さん、ドム、南浦さんなど二軍キャラ(失礼
の皆にフラグを立てている久に次ぐタラシな感じがする。
>>392 むっきーにタラシの素質ありか。
それは良いことを聞いた。
参考にさせてもらうよ。
同学年繋がりでまこや池田とも仲良くなれそうだしね。
素質なら咲のほうが上・・・
むっきーは美人だからちょっと本気出せばいくらでも落とせそう
だがあの真面目キャラだからな…
いろんなフラグを立ててしまっていることに全く気づいていなそう
本誌でむっきーと南浦さんが百合るのをずっと待っている
379っす。
今書いてるのとは違う話しだけど、この後
>>323をベースにしてかじゅキャプ書いてもいいすか?
彼女自慢しながらのいちゃいちゃ程度なら出来そうなんでー
一応
>>323に断わりを入れておこうかと……
>>380超ありがとうっす。読みたいカプあったら書くっすよー
こんな文章でよければ。あ、全国区は無理っす
399 :
380:2010/06/13(日) 23:15:35 ID:c8cHw4a1
>>398 こちらこそ、書いてくれてありがとうだし。
自分の好きカプはかじゅモモだから、もう書いてもらったも同然なんだよね。
ありがとう。
ヤキモチモモおいしかったです(^q^)
いろんな好みがあって当然だから、新作予定のかじゅキャプは思い付くまま書けばいいと思うよ!
楽しみにしてるし!
なんかスレにモモと池田がいるじぇ
ついに今号掲載日か
全国キャラの百合を早く見たい
>>398 >>323って誰よ?って思ったら、自分だったw証明する手段は無いけど
まぁ所詮はそんなレベルの話で許可なんか要らないんじゃね?ワハハ
後、>>376-
>>379乙
京ちゃんは可哀想過ぎるから
転校するか男子部作って合理的に出てこなくしてあげるのがいいと思うよw
京ちゃんが京子ちゃんだったら誰が大量仕入れしてくるんだ!!
京子だったらもっと出てたはずだから買い出しの描写とかもなかったと思う
買い出しに使いっぱより
一緒に行くんだろうな。
Before
優希「京太郎!タコス買いに行ってこいだじぇ!」
京「ヘイヘイ。」
↓
After
優「京子ちゃん!一緒にタコス買いに行くじぇ!」
京子「ハイハイ。」
…大して変わらんなw
京子の話はもうするなよ。
あんまり言うとTSさせるぞ。
ひぎぃ!
淡が大将で咲と対決すると知ってから照が調教された結果あんなこといったとしか思えなくなった。
白糸台来たー!
照菫百合カップル確定来たー!!
淡駄目な子状態来たー!
だったらいいなぁウフフ
ビックリしたじゃん!
照先輩って呼び方は萌える
略して照パイ
妹はいないけど義妹はいるってことだ…
つまりあのセリフは照×淡の布石だったんだよ!
「あーいいお湯だったわー」
「ぶちょー、おかえりー。京太郎が明日の買い出しのことで話しがあるって言ってたじぇ」
久とまこがお風呂から部屋に戻ると優希たちが元気に迎えてくれる。
久が一年に囲まれワイワイやっている間に、まこがゆみのことで美穂子に話しかけた。
美穂子は、久達が入浴する前にお風呂場で鶴賀のメンバーに会っていた。
智美にゆみのことを聞くと『わーははー。ゆみちんは只今絶賛取り込み中につき、
できれば今夜はそっとしておいて欲しい』と言われた。
美穂子的にはゆみに久に対してあのリラックス方法をやられるのはちょっと困る
と思っていたので、渡りに船であった。
美穂子はまこに『今ゆみは都合が悪い。リラックス方法は聞いておいたから
自分が久にやってみてもいいだろうか』といったことをかいつまんで話した。
まことしては、今夜は自分の番だと思っていたが、自分が連れていかないと一年が動かない。
まこは『あーもー』と、かの名探偵金田一耕介が頭をかくようなしぐさをすると、
一年に華菜と未春も一緒に龍門渕部屋に特打ちに行くことを提案した。
「明日の姫松は一筋縄ではいかん相手じゃからのう。明日も今日のいい感じを出せるように、
天江さんや龍門渕さんに打ってもらうんは良い練習になると思うんじゃ。
それに池田さんや吉留さんのような実力者とも打っておきたいしのぅ」
「特打ちなら不調の部長さんがやった方がいいし」
昨夜も特打ちにつき合わされ、大好きなキャプテンと一緒に居られなかった不満から、
間髪をいれず華菜が久に対するいやみを言って抵抗する。
「華菜、お願い。お手伝いしてあげて」
「華菜ちゃんが打ってあげると良い練習になるよ。私だと役不足だもの。ね?」
しかし、美穂子に頼まれ、更に未春にこう言われては断ることも出来ず、
華菜は優希と未春に連れていかれてしまった。
まこが、それじゃーと咲と和を促して部屋を出ようとした時だった。
「池田さんの言う通りだわー」
久が思いがけないこと言い出したので美穂子とまこは焦った。
「ひ、久さんは打つよりも、あ、あの……」
「そ、そうじゃ。あんたは、対戦校のデータ分析をして、
福路さんに作戦を立てるんを手伝ってもろたらええんじゃ」
「そうです。部長は私たちを信じて、しっかり作戦を立ててください」
美穂子やまこだけでなく、和にまでビシッと言われては久も無理に行く訳に行かない。
「あ。ほら、買い出しのことで須賀君に……」
「京太郎にはわしが指示を出しとくけん」
「あの、京ちゃんなら染谷先輩に内容を聞いて私がメールしておきますから、
部長がわざわざ行かなくても……」
今度はまこと一緒になって、部長を気遣った咲が一役買って出る。
「ええ、わかったわ。皆の言う通りにするわよ」
久は片手をひらひらと振ると皆を部屋から送りだした。
さっき見た美穂子とゆみのことは、
二人の性格を考えると気にすることでもないように思えたし、実際今の今まで忘れていた。
それでも、美穂子と二人きりになると思うと久の脳裏にあの光景が浮かんできた。
いざ二人きりになったら、自分が何を言い出すか分からない。
そう思った久は、何とか部屋を出ようと試みたが、皆の好意の前にことごとく失敗に終わっていた。
久と美穂子が二人きりになった途端、今まで賑やかだった部屋が急に寂しくなった。
同じ二人きりなのに、昨夜とは全く空気が違っていた。
――沈黙
久にしてみれば、自分が美穂子とまこにしていることを思えばゆみと美穂子のことを
とやかく言うわけにはいかない。でも、気になる。
昨夜はあんなにベタベタ甘えてきた久が固まっている。
久の様子から今日の試合のことが余程ショックだったのかと思うと、美穂子も話を
切り出すきっかけがつかめず困っていた。
やがて美穂子がテーブルの上の急須と茶筒に手を伸ばす。
「あ、あの、お茶入れるわね」
「え? あぁ、お願いするわ」
慣れた手つきで急須に茶葉を入れ、ポットのお湯を注ぐ。そのまま一分くらい待つ間
美穂子が話しかける。
「いい後輩よね」
「え?」
一瞬まこのことを言われたかと思った久が焦るが、そんな久の様子に構わず美穂子は話を続ける。
「清澄の皆さん。前に自慢していたでしょ、いい後輩を持てたって」
「あ、ええ。そうね」
美穂子がお茶を静かに茶碗に注ぐのを久はじっと見つめていた。
美穂子は最後の一滴までしっかり注ぎきると茶碗を久に差し出す。
「はい、一番美味しいところをどうぞ」
「あは。ありがとう」
二人で顔を見合わせてちょっと笑う。
すっとお茶を一口飲むと、また沈黙が続いたが、いつまでもそうしてもいられず同時に声を出した。
「あ、あの」「ねぇ」
「あ、久さんから」
「や、美穂子から」
この沈黙の間、久が考えていたのは、どんな風に言ったら二人を覗いていたことが
バレずに美穂子とゆみが何をしていたかを聞き出せるかということだった。
美穂子は美穂子で、ゆみが言っていた褒めるリラックス方法を実践しようと思っていたが、
久の今日の試合内容が散々だったため、どうしましょうと頭を悩ませていた。
美穂子の方を向いてはいなかったが、先に口を開いたのは久であった。
「そう言えば、まこがね、ゆみに会ったかって聞くのよ。
ほら、鶴賀が来ているのは知ってるけど、私まだ会ってないのよね。美穂子は会った?」
これなら不自然じゃないわよねぇ――
そう思いながらちらっと見た美穂子の頬に朱が指したような気がした。
「ええ、私は会ったわ。清澄の試合が終わった後、会場で」
嘘をついていないことが救いだった。
が、美穂子の恥じらうような表情は、久の不安を煽る。
「ゆ、ゆみとは何か話したの?」
別に探ろうとしている訳じゃないわ。普通聞くわよね――
内心自分自身に言い訳をしながら、美穂子の返事や態度次第では 質問を続ける。
「べ、別に何も…… あ、来てくれてありがとうって」
え? 何? 今言い直したわよね? つか、それは挨拶よ、美穂子――
当たり障りのない返事だったが、美穂子の動揺が混じった言葉に久の感情は混乱し始めた。
美穂子にしてみれば、ゆみに頼んだことを久に知られたくはなかった。
その気持ちが美穂子の歯切れを悪くしていた。
「じゃあ、ゆみは何て答えたの?」
「え? どういう……」
「こんな風に挨拶をしたんでしょ」
テーブルをはさんで向かい合っていた久は立ち上がると移動して美穂子の隣に腰を下ろした。
きょとんとした表情で久を見つめる美穂子の顎に指をかけ、
軽く上を向かせると美穂子の唇に自分の唇を重ねた。
「え? ――んっ」
突然のキスに美穂子は何故今こんなことをされるのか分からなかった。
それこそ混乱してしまい、思わず両手を突っ張って、久の身体を押し退けてしまった。
美穂子にキスを拒否されたのは、久にとって美穂子がゆみとのことを認めたのも一緒だった。
久は胃の中にずんと重い何かが落ちたような気がした。
二人の間にさっきとはまた違った気まずい空気が流れる。
「あ、あの。ご、ごめんなさい」
「あ、あははー、ごめんねー。悪いのはこっちだから。」
作ったような笑顔で明るい声を出してはいるが、久は美穂子と目を合わそうとしない。
自分が見たことは言えないけど――
美穂子に拒否されたと思い込んだ久は、それなら尚更気まずい空気を何とかしようと、
思ってもいないことを適当にペラペラとしゃべり始めた。
「やだなー、そうならそうと早く言ってくれれば良かったのにー。」
「な、何のこと……」
「いるんでしょー、好きな人。まぁ、イケ面だし、私と違って一途そうだしねー」
「だから、一体何の……」
「ゆみならいいんじゃないかなー」
「え? ゆみさん?」
思わず口から出た名前に久自身が驚き、あっと短く声をあげ、反射的に右手でその口を覆う。
美穂子は久の言っていることがさっぱりわからなかったが、
ゆみの名前が出たことでさっきのやりとりを久に見られていたことに気がついた。
「ええっ? あ、あれは違うのよー」
美穂子は見られていたことの恥ずかしさから顔を真っ赤にして慌てて否定する。
その様子が、ゆみのことを言いあてられて恥ずかしがっているようにしか見えない久は、
情けないような諦めの表情を顔に浮かべ美穂子の言葉を否定し返す。
「んもー、隠さなくていいのよー。ほら、私たまたま見ちゃったからね。
まぁ、美穂子にこんな風に拒否られるとは思ってなかったけどねー。あは」
「べ、別に、拒否した訳じゃ…… あ……」
もしかしてやきもちを焼いてくれている――
それで久さんの様子がおかしかった――
美穂子は自分が想像すらしなかった久の気持ちに気づくと、嬉しくて笑顔になっていた。
この状況で笑顔を見せられ、いよいよ軽口も叩けなくなった久はつい、とそっぽを向く。
そんな久がたまらなく可愛く思え、美穂子は初めて自分から久を抱きついた。
「いいのよ、美穂子。無理しないで…… ん」
美穂子はおおよその当たりをつけると、ぎゅっと目を瞑り、
いじけてボソボソ喋っている久の唇を自分の唇で塞いだ。
久は思いもしない美穂子からのキスに驚きながらも、
美穂子のように慌てふためくことはなかった。
唇を合わせるだけで精いっぱいの美穂子に替わり、
唇をはんだり、軽く吸ったりしてリードしていく。
久の唇の動きに合わせ、美穂子も唇を動かすと二人は
徐々にキスで繋がっている感覚にはまっていった。
お互いの気持ちさえも確かめ合うような長いキスの後、久が気恥ずかしそうに美穂子に囁いた。
「えーと、さっきのは無かったことにしてもらえないかしら」
「そうね。大会の結果次第で考えさせて貰うわね」
美穂子の答えに久は素っ頓狂な声を上げた。
「うへー、それじゃあ、負けられないじゃない」
「そうなるわね」
――本当はすっごく可愛かったから、今すぐ許してあげてもいいのだけれど
にこにことほほ笑んでいる美穂子に向かって、「えー」と文句言う久の顔は晴れやかだった。
〈了〉
「抽選会の後」 ―第65局の嫁二人が部長を心配するコマから出た妄想―
あー、やっと妄想しゅーりょー。読んでくれた方ありがとうっす。
うー、早い人はもう本誌見てんだろうなー。
難民な自分が部長に会えるのは土曜の夕方とか(つД;)
超楽しみっすよ。
うおΣ゜゜( Д ) 訂正っす。
>>417 下から12行目
×美穂子の返事や態度次第では 質問を続ける。
○美穂子の返事や態度次第では不安が的中しそうな質問を続ける。
のどっちが咲のロンスカに食い付きすぎてワロタ
なんつーか、今までに無い顔だったw
(;´∩`)
かじゅももが手を繋いでるように見えて興奮した
部キャプは平常運転だったな
キャプテン開眼しまくり、袋をカップル持ち、頭一つリードしたな
咲さんは、お姉ちゃんに会うために全て排除するつもりだし、どうなることやら
部長が美穂子さんの制服を見てもやもやしている
ということは、だ。
美穂子さんはあの時点で制服を着ていない、ということだな
さらに言えば全裸にシーツ一枚ということだ
部キャプのあれはマジで、読者の見てない所で何があったんだろう?
外伝か何かで補完してくれるんだろうか
>>419 亀レスだけど、つづき乙だし。
部長もキャプテンもいっぱいいっぱいで、微妙にすれ違っちゃうあたり2828せずにはいられないな。
カナちゃんはずーずーしーから、まだまだつづきを諦めないw
>>428 アニメであったエピソードがいつの間にか消化されてたんじゃないの
明後日までヤンガン買えないんだけど、今号の百合度は何%くらいか教えて下さい・・
>>431 俺的にはここんとこ毎回のように120パーセントだが何か
>>431 部キャプだけでも100%オーバーだった
ファンの妄想や二次創作前提で思わせぶりなコマ作るのうまいよなwww
お姉ちゃんと会うために全部ゴッ倒す!!
池田と衣が音楽聞いてるときに池田にもたれかかるみはるんが異常に可愛い
部キャプのお買いものデートともやもやしてる部長にもやもやした
桃のおっぱいおっきくなってた。隣の先輩かっこいいっすー!
>>424 >>429 ありがとっす。次はかじゅキャプの前に風越で整いそうっす。
池田ァにもやもやしてもらおうかなと…
池田視点でみはるん→池田を書いてみたかったて言う自己満です。
でも題名はみはるん視点で
「同じ気持ちなのに」
2レスほど借ります。
姫様照最高や
「ねぇ〜、みはるん。」
気付いたら部屋にはあたしとみはるんの二人だけだった。
同い年で一番仲が良くて優しいみはるんだから。
つい甘えてしまう。つい本音を言ってしまう。
「なぁに?かなちゃん。」
「いやだよね。」
「キャプテンのこと?」
ほら、みはるんはあたしのたった一言で何のことか当ててしまう。
あたしのことを一番理解してくれてるんだ、ってこういうときに感じちゃう。
「んぅ…。やっぱり目の前で大切な奪われて行っちゃうの、やだし。」
「……。」
キャプテンの前でこんなこと言えない。
あの人は本当に優しい人だから。
「見ててわかるし。キャプテンは清澄の部長のこと……」
自分の、キャプテンの1番でいたいって言う気持ちを通すのか、キャプテンの気持ちを尊重するのか……。
あたしの目の前には道が2本あった。
正直最初は、絶対にキャプテンをだれにも渡したくなかった。
絶対幸せになるって言う自信もあった。
だけど、1番傍にいるから。わかる。
大好きだから分かってしまう。
キャプテンは本当はあの人が好きだって。
キャプテンの幸せは、きっとここじゃない。
「かなちゃん。」
みはるんの笑顔はどこか切なくて、苦しそうに見えた。
「泣いてもいいんだよ。」
でも、そんな心配はみはるんの言葉で消えてしまう。
泣かないって決めてたのに、どうしてか涙が止まらない。
「みはるん……!」
久しぶりに人の胸で泣いた気がする。
布越しに感じるみはるんの温もりはあたしを安心させる。
「……も、もう、大丈夫だし。」
もう涙が出ないほど泣いたんじゃないかなって思う。
それくらい泣いて、あたしは顔をあげた。
「……華菜ちゃんの気持ち、分かるよ。」
「え……?」
みはるんは自分で言っといて口を押さえている。
きっとみはるんも同じなんじゃないかな?
あたしと一緒で、きっと本音が零れちゃったんだ。
「なになに?みはるん。いつのまにそんなことがあったんだし?」
沢山泣いてしまった気恥ずかしさから、茶化すようにみはるんに身を寄せる。
みはるんはあたしから顔をそらして俯いた。
あたしはこんなときにまで図々しくて、みはるんの顔を下からのぞきこんだ。
のぞきこんでからしまったって思う。
みはるんは唇をかみしめて、涙をこらえていた。
堪えても、堪え切れず、頬を涙が伝わって、あたしに落ちる。
「あっ……。みはるん、ご、ごめん!」
「ち、違うの!」
あたしが謝るとみはるんが言葉を発した。
そして涙を拭いながら、顔をあげて、無理矢理笑う。
「……違うから。かなちゃん。いきなり泣いちゃってごめんね。」
あたし、みはるんに甘えてばかり。
あたしもみはるんのために何かしたい。
だって1番の友達だし!
「みはるん!みはるんだってあたしを頼っていいんだし!だから、1人で抱え込まないで!」
みはるんは優しく笑う。本当に、すごく柔らかくて優しい笑顔。
小ネタというか子ネタというか
キャプ「美久、久美、みさ、さほ…迷いますね」
部長「ねぇ、男の子可能性は?」
モモ「もみ…揉み?もゆ…萌ゆ…?」
かじゅ「捻りがないが、ゆみこ。多少強引だが、ゆ(う)こ…。まぁ、無理に二人の名前から取る必要も無いだろう」
和「さか…坂ですか?かさ…臨海の人じゃありませんし…。さ…さ…さど?あ…」
咲「全部倒す!!」
そんなこんな。
こんなネタなら風越勢が圧倒的。池キャプでも池みはでもカードマニア'sでも結構まともな名前が作れる。
多くのキャラが漢字一字の中で全員2文字以上で、平仮名にバラしても使い易い音多いから
「ありがとう、かなちゃん。」
その笑顔とその言葉にほっとする。
みはるんは一呼吸して立ち上がる。
「でも、まだこれは言えないよ。」
部屋の扉を開けながら、みはるんはこっちをちらっと見て呟いた。
もうみはるんは泣いてないのに、あのときの泣き顔も苦しそうだったのに。
なんでだろう。
今ちらりと見せた笑顔が、何よりも心に残る。
あたしはその場から動けなかった。
みはるんが出ていった扉を見つめる。
さっき沢山泣いたのに、なぜかまた涙がこみ上げた。
部屋を出る寸前にみはるんが小さく呟いた言葉の意味はなんだろう。
「……かなちゃんには言えないよ。一生、ね。」
おわり。
***
3レスになってしまったorz
池田!気づけよ!
っていう話でした。
駄文失礼しました
割り込んでしまった、すまぬ…。
みはるんせつないな…GJ
女の子同士で男の子は作れんぞw
>>444 GJ
池田もみはるんもかわいそうだし…
にしても池田は仕方ないとはいえ失恋系が多いな
池田とキャプテンがくっつくのとか見れんかな
この場合もみはるんはかわいそうだが…
>>443 キャプ「大丈夫ですよ上埜さん!染色体は男性がxy、女性がxxだから女性同士なら産まれるのは必ず女s(ry
部長「あら、美穂子は男の子欲しくないの?」
そういやhrmrさんが咲の容姿を誉めたのって初めてか?
「可愛い」とか「似合ってます」とかじゃなくて「アリですね」って所がガチっぽくて笑えるw
今号の咲-Saki-は百合度高めで良いね
小鍛治×こーこちゃんも可愛いし、部キャプも良いし
でもやっぱり早く白糸台の百合を見たい・・・
衣と池田が仲良くしてるとなんか良いな
地方組みでは一番因縁のあった2人だし
カップリング関係無しにしても感動だわ
あと京太郎がタコス料理習ってるのが良い味でてた
猫フライはいいね、捕食関係的だし今後逆転してもおいしい
小鍛治プロがかわいすぎて実況するのが辛い
―2回戦中堅前半戦―
久の対面の親、永水・神代の捨て牌は萬子の染め手気配―。
久が掴んだのは五萬だった。頭の隅で警報が鳴り響く。
いつもの久なら絶対に切らない牌だっただろう。
しかし久も高目を聴牌している。優希・まこの予想以上の活躍で点棒に余裕もあった。
何より下家が直前に五萬を切っていた。萬子の中張牌も永水以外からは満遍なく出ている。
ここは永水の親を流すためにも勝負に行くところ―仮に混一だったとしても満貫程度ならくれてやる―
「ロン………九連宝燈―48000です」
一瞬何が起こったのか久にはわからなかった。
九連宝燈9面待ち―下家の和了牌を見逃してのトップの清澄からの直撃狙いだった。
完全に相手の力量を見誤っていた。震える手で点棒を差し出す。
優希とまこがコツコツと積み重ねてきた点棒を一瞬で奪われた。
それからの久の打ち筋はボロボロだった。
振り込みを恐れて勝負に行けない。ベタオリを繰り返す内にツモ上がられる。
焦って勝負に行こうとすると放縦する―前半戦が終了した時には清澄は大差でラスになっていた。
「…どうしたんじゃ、あんたらしくもない…」
休憩中、卓に突っ伏していた久に、心配して見に来たまこが声を掛ける。
観戦していた加治木と福路の姿もあった。
「―丁度良かったわ。お手洗いに行こうと思っていたの。まこ、ついてきて」
心配を掛けまいと、気丈に笑いながら久はまこの手を引いた。
「それなら私も一緒に―」
ついて行こうとした福路を加治木が無言で制止する。
今の久に必要なのは部外者の応援などではない―団体戦、自分の番で負けた加治木には、それが良くわかっていた。
「おい、どこまで行くんじゃ、そっちはトイレじゃ―」
人気の無い廊下まで来ると、急に久が振り返ってまこを抱き締めた。
「なっ……ど…どうしたんじゃわらぁ……」
驚いたものの、久の小さな震えが伝わってまこは口をつぐんだ。
「…ごめんね……焦ってつまらない麻雀を打っちゃった……少し気持ちを落ち着ける時間が欲しいの……」
いつも自信満々の久の、こんな姿を見るのは初めてだった。
「…ええよ…後輩たちには黙っといてやるけぇ、好きにしんさい」
震える久の身体を抱いて、優しく頭を撫でる。
少しづつ久の震えが治まっていくのがわかった。
『―まもなく休憩時間が終了します。対局者は速やかに対局室へ―』
休憩時間終了のアナウンスが流れた。
少し照れくさそうに顔を上げる久。
しかしその瞳に先ほどまでの怯えの色は無かった。
「―行ってくるわ」
「―ああ。ぶっちぎってきんさい」
しっかりした足取りで対局室に向かう久の後ろ姿を、まこは微笑しながら見送った―
部キャプ・部かじゅもいいけどそんな感じの部まこが見たいです
その部まこYESだね!
サンドイッチと公園
「サンドイッチ美味しいわね」
上埜さんが微笑む。
それだけで幸せで胸が一杯になる。
「はい…いいお天気ですしね」
長野と違い周りを囲むのは山ではなく、高層ビル。
どんなに静かな公園とはいえ、走行音や信号の音、踏切、喧騒その他もろもろから開放されることはない。
だけど、その適度な雑音が私たち二人を周囲から隔絶させ、都会の無関心が私たちを特別な世界へといざなう。
だから上埜さんが地面についた私の左手の甲に手のひらを重ねてきても、誰も気にすることはない。
無論、私だけは特別だ。
特別に上埜さんの赤い髪と少しクセのある髪の毛と、私の両目を見つめる瞳を独占出来る。
「なんでこんな綺麗な瞳、思い出せないでいたのかしら」
多分私の顔は真っ赤になっているのだろう。
胸が心拍数を上げ、血流が高まったことにより、鼓動が全身に響きわたる。
ふれあった手のひらから上埜さんの体温が伝わってきて、熱い。
私の両目を見つめる上埜さんの瞳から、なんらかの力が伝わってくるかのように目が燃えるように熱い。
いつもの癖で涙が浮かんではいないだろうか。
そんなことを考えていると、上埜さんは余った自分の左手でそっと私の右の頬を撫でた。
「なんで泣いてるのかしら?」
あぁやっぱり泣いてしまっていたんだ。
心配をかけてしまったなぁなどと、頭の中ではのんきに考えてはいるものの。
胸の中になにか固くて重いものが詰まってしまったかのように、言葉に出すことが出来ない。
「…だって…竹井さんが…嬉しいから…」
ようやっとひねり出せたのは、そんなどう仕様も無い一言。
取り止めもない、意味の通じない一言。
こんな事言って、上埜さんは呆れて私を見捨てたりしないだろうか。
悔恨の念で、自信の無いテストの答案用紙を先生から受け取るように、上埜さんを見上げる。
「私も、嬉しいわ」
そんな嬉しい言葉をかけて、上埜さんは微笑む。
私みたいな右目なんてなくても、全部お見通しなんだろう。
好きな人が自分の考えていることを全部知ってくれるだなんて、なんて幸せなことなんだろうか。
なら、私が次にしたいことも、上埜さんはお見通しなんだろう。
あさましい願いもお見通しなんだろう。
私はぎゅっと目をつぶった。
(了)
その部キャプもYESだね!
一体部長は何人彼女にすれば気が済むのかな?
部長は某ガンパレのように、いつか誰かに刺されてもおかしくないよ
>>460 何故か一番最初に思い浮かんだのはキャプテンだった
部長は恥ずかしいことサラッと言うからみんな照れて意識しちゃうんだよね
あなたの瞳綺麗ねってバカかとw
俺が言ったら通報されるわ
部長は百戦錬磨だからな
下手したら全国でも餌食になる子が出るかもな
ここまでくると、純情な部長が想像つかんww
「ちょっと疲れたからそこで休憩していかない?」とラブホテルを指差されても
ホイホイついて行きそうだなキャプテンは
上埜さんと二人っきりだと普通に開眼してるのなw
>>465 どうみても同棲中のカップルです。あr(ry
>>466 実はキャプテンはラブホという存在そのものを知らなかった…という電波を受信したかった。
部長の頭の中で絶対エッチまでの算段が出来上がってる顔です
キャプテンは存在を知らないからこそホイホイ付いて行ってしまうんだ
箱入り娘を騙してぺろぺろだよ派
→逆に上埜さんを腰砕けさせるよ派
箱入り娘だけど上埜さんを腰砕けにさせるよ派
「ちょっと疲れたからそこで休憩していかない?」
「いいですけど…変わったホテルですね。フロントに人がいないなんて…」
「セルフサービスなのよ。ここで気持ち良くなるマッサージをするんだけど、それもお互いにセルフでするの」
「へぇ…そうなんですか…わぁ、綺麗な部屋ですね。じゃあ早速気持ちのいいマッサージをしてあげますね」
「え…ちょ、ちょっと美穂子!?」
「大丈夫ですよ。いつも上埜さんのことを思って一人でしていますから、マッサージは得意なんです。
上埜さんの気持ちいいところはどこですか?私と同じところですか?」
「や、ちょっと待って美穂子…いきなりそんな…ぁんっ……」
「くすくす…上埜さんの表情…声…体温…私の視界からは弱点が丸わかりですよ」
まとめるとこんな感じですか
素敵ですね
アリですね
>>473 グイグイくるキャプテンもいいなぁ。
あと、かおりんとか衣とかも知らなそうだよなw
OKOrz
こういうことか
図にするとぐっと分かりやすくなるな
これはエロい
ふくすこでもやりたまえよ
ずっと部キャプのターンか…
池田とタコスのターンも何気にきてる
池田とらっきょうの組み合わせもいいぞ
>>484 不運なほうの池田だけどな。
だが、それがいい。
サンクス
結局、のどっちはガチっちなのかな?
作品として百合っぽい雰囲気は醸し出してるけど今のところガチだと明言できる描写は無い
指ちゅぱ未遂やお弁当のシーンとかは滅茶苦茶怪しかったけどなw
指ちゅぱ未遂?雑誌では普通にしてたぞ。
わざわざ咲の浴衣の中を覗いたり、涎舐めとったりガチ以外の何物かね
>わざわざ咲の浴衣の中を覗いたり
あの物欲しそうな顔といったら
最近、気付いたこと
枠/高校 清澄 風越 鶴賀 龍文淵
お姉さん 竹井 福路 加治木 龍文淵
おっぱい 原村 ドム 東横 井上
眼鏡 染谷 吉留 妹尾 沢村
ロリ 片岡 池田 蒲原 天江
気弱 宮永 文堂 津山 国広
鶴賀のロリ・気弱ポジは妹尾、龍文淵のおっぱいポジは沢村で、鶴賀と龍文淵に気弱ポジは不在だが消去法で…(その理屈で、風越のおっぱいは福路でも可)
一人が複数を兼ねる事を許されて、実際は1番下はフリー枠かも知れない。
だが、何処の高校の高校もおっぱいポジとロリポジがいる件について
白糸台→ロリ:大星(ギリギリで) おっぱい:弘世 永水→ロリ:薄墨 おっぱい:石戸 臨海→ロリ:ネリー おっぱい:雀
「チームにおっぱいとロリをいれなきゃいけない」って規則でもあるのか?1チーム1組はガチがいることを考えれば、「おっぱいとロリとガチをいれなきゃいけない」になる。
部長の「あの娘、麻雀部に入ってくれないかなぁ」はこれにより和が大会規定を満たすことを含めてかも知れない。かじゅの「私は君が欲しい」も
こじつけ罪で逮捕します
>>493 どう見てもガチです本当にありがとうございました
次の問題は本人が自覚してるかどうかだな……
少なくともタコスにiPSネタ振った時は無自覚だったように思える(いやらしい顔してなかったし)
なんつーか龍門渕の名前を間違えてる時点で読みたくもなくなる
和咲は最近名前を呼び合わんな
なにに遠慮しているというのか
すっかりモモが存在感のあるパーツを手に入れていて、本当にステルスじゃなくなったんだなと思うと残念でならない。
ラブじゃんでのマホちゃんとキャプテンの会話にちょっと萌えた
最近、某咲スレも覗いているせいか、hrmrさんがガチにしか見れない
変態攻めノーマル受けの和咲も好きだが、衣咲や美穂久や純優の清澄受けも好き
>>499 カオリンは未だにモモ自身を認識出来ているか怪しい
かじゅワハハが卒業したらモモが部活内で認識してもらえるか心配だな
見開き表紙でナチュラルに見切れているむっきー
顔が安定しないムッキー
真ステルスのむっきーは、モモと同じステルス次元に行けると過程すると。
ステルス次元が見えないかおりんに対し、二人がかりでアレコレできるのではないだろうか。
痴漢プレイ的な何かが。
何の部活ですか
>>508 卒業する頃には咲との子供を作る気マンマンだなhrmrさん。
その前にモモが産むか?
バレ見てきたが、いやぁ今回もいい百合だったなー
白糸台の出番来なさすぎてイライラしてたけど、
広島の子が可愛すぎてもうしばらく白糸台の出番は待っても良いかなと思えた
あの広島の子も百合っこだと嬉しいなぁ
「ハラムラ…負けてしまいましたわね…残念ですけど、約束通り私のメイドになっていただきましょうか」
「えっ…あ、あれは冗談だったのでは…」
「あなた負けたら東京に転校しなくてはならないのでしょう?龍門渕はエリート進学校ですし、お友達に会いに行くこともできますよ?
あなたにとっても悪い話じゃないでしょう?もうすでにあなたのお父様にも話はつけてありますわ」
「え…お父様が…!?」
「―最近、弁護士の仕事もあまり順調ではないようですわね―もう前金もお渡ししています。あなたに拒否権はなくってよ?」
「……わ…わかりました…透華…お嬢様……私はいったい何をすれば……」
「そうですわねぇ…私や衣の麻雀の相手をしてくださるだけで結構ですわ。成績が良ければ清澄に帰してあげても良いですわよ。
ただし、負けた時は――私の寝室で、じっくりたっぷり、ねぶるように奉仕していただきましょうか…ふふっ……」
すげぇ!とーかが有能そうに見える!
ともきーの巨乳メイドポジションが…
ともきーは綺麗なお姉さんという属性もあるから大丈夫
というかメイドとして役に立っているのだろうか
>>512 よだれをたらしながら一に揺り起こされているビジョンしか浮かばないww
一人が死ぬと連鎖自殺する百合関係
もはや百合と言うよりも殉死の美学なSSを書いてみたいと思ったが
とてもじゃないが精神が持たないんで辞めた
それは、文豪級の文才がないと回避が吉
甘ーいのは?
そんじゃ馬鹿ーいのを
ある女が、自分を愛している3人の女の中で
誰を結婚相手にするか長いこと考えていた。
そこで彼女は3人に10000ドルずつ渡し
彼女らがその金をどう使うか見ることにした。
一人目の女は、高価な服と高級な化粧品を買い、最高の美容院・エステへ行き、自分を完璧に見せるためにその金を全て使ってこう言った。
「私は君が欲しい!だから、久が町で一番の美人を妻に持っているとみんなに思ってほしいと思ったんだ」
二人目の女は、夫(?)になるかも知れないその女のために新しいスーツやネクタイ、カバンや時計を買って、残らず使いきると、こう言った。
「私にとっては上埜さんが一番大切な人なの。だからお金は全部上埜さんのために使ったわ」
最後の女は、10000ドルを利殖に回し、3倍にして女に返した。
「わしゃあんたをぶち愛しとるんじゃ。お金は、わしが浪費をせん、賢い女であることをあんたに分かってもらえるように使ったんよ」
女は熟考し、3人の中で一番おっぱいの大きい女を妻にした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
部長「(…つまり、一番おっぱいの大きい美穂子が正解かしら?)」
部長「(いや…)」
ニヤリ
ゾクッ
和「(な、何でしょう…急に寒気が…)」
照「(清澄の部長、熱烈支援)」
馬鹿w
これは馬鹿いw
姉wwwww
い行きなりキャプテンが告白してて吹きました
誰に告白したんだ!
内容によってはちょっくた買いに走りに行かねばならない
キャプテンが告白する相手は一人しかいないじゃないですか…w
といっても扉絵の煽り文だったけどw
華菜「うれしいです、キャプテン……」
美人さん二人の励まし<<<<<<<<<<<地元の声援
さすが部長、酷い女だ
立てたフラグに餌は滅多にやらない
たまに上げてより惚れさせる。それでこそ天然タラシ
そんじゃ阿保ーいのを
面子は部キャプ・かじゅモモ。ネタなんで、あんまり怒らないで。
部長「そんな訳で、脱衣麻雀よ」
キャプテン「えっ…?」
かじゅ「どんな訳だ…。」
モモ「面白そうっすね」
かじゅ「モモが良いと言うなら私は構わないが…」
部長「早速始めましょ(ふふ、皆の前で脱がされて恥ずかしがる美穂子を思うと…燃えるわぁ…)」
今日のキャプテンCheck!
白キャプテン→そのままお読み下さい
黒キャプテン→次のレスへ
部長「ロン!あ〜ら、美穂子もうすぐ飛んじゃうわねぇ…。箱割れは無条件で裸よ。ま、これでブラとショーツの美穂子にはあんまり関係無いだろうけど…(ニヤリ)」
キャプテン「は、恥ずかしいです…(私一人が恥ずかしい思いをすればっ……!安いものです、裸の1回なら…私はこの1回の負けで久さんを守りますっ……!でも……恥ずかしい……)」ヌギッ!
かじゅ「なっ……!(馬鹿なっ……!何故、美穂子ほどの打ち手があんな見え見えの馬鹿ホンに振り込むっ……!)」
モモ「むぅ…(先輩と仲良くされた仕返しに悪待ちさんを脱がしたいっすけど、キャプテンさんがそれを阻むっす)」
部長「そうそう、言い忘れたけど、箱割れしたら今日一日裸で過ごして貰うからね…(ニヤリ)」
ざわ……ざわ……
キャプテン「そっ…そんなっ……!(一日裸なんて嫌っ……!でも今から逆転なんてっ……!久さん酷いです…)」
ボロ…ボロ…!
そして伝説へ……
が…駄目っ……!
部長→ズボン・下着上下、他3人→インナー・ズボンorスカート・下着上下
それも当然のこと……久の好む変則待ちは役が絡みにくい。故に早く和了る為には、どうしても……
部長「リーチ!」
キャプテン「(久さんの待ちは恐らく断ピン風味付けの発の地獄待ち)」タッ
かじゅ「(なるほど、これは通るのか…)」タッ
また、麻雀とは1位を取るより他者を押し上げる方が容易い…
モモ「通れば…リーチっす(悪待ちさん脱がすっす…悪待ちさん脱がすっす…悪待ちさん脱がすっす…悪待ちさん脱がすっす…!)」
そしてリーチは天才を凡夫に変える…
モモ「ロンっす!」
部長「まだまだこれからよっ……!」ヌギッ!
キャプテン「そう言えば、久さんが自信満々に吹っかけてきた勝負でしたよね。負けたら今日一日裸で過ごすくらいの覚悟は出来てますか?(ニヤリ)」
部長「ぐっ…上等っ……!(ま、まずい……)」
ざわ……ざわっ……
かじゅ「むぅ…(どうせ、私にしか見えないからモモを脱がせたいが…)」
キャプテン「(そろそろ気付きましたか…久さん。脱衣麻雀で待ちを工夫するなんて不合理。そんなことをしなくてもこの2対1対1の形を取る事が出来れば、脱がせられるものは脱がせられます)」
キャプテン「(まぁ、久さんはせいぜい上手な麻雀をやってください。時々、振り込んで貰ったり自模れば良いです。振り込んでもあげますよ。私は下手で構いません。)」
キャプテン「(ただ脱がす…!)」
部長「自模ったわ!さぁ皆、脱ぎなさい!此処から反撃開始よ!」
かじゅ「くっ…(だが、モモの裸まで2向聴っ!)」ヌギッ!
キャプテン「うぅ…(なんてね…ふふふ…。後もう一押し、後もうわずか押し込めば脱ぐっ…!そう思える所が久さんの希望…。久さんの希望を切っちゃいけない…!)」
キャプテン「(焼かれながらも人は…そこに希望があればついてくる……!)」ヌギッ!
ざわ……ざわ……
そして伝説へ……
バカスwww
>>525 キャプテンがあの人と呼ぶんだからあの人しかおるまいw
すなわち部長さ
>何か出来るわけでもない…。でも、
>ほんの少しでも意味があるのなら、
>私はあの人の傍に居よう――。
早く部長はこの健気な人を嫁に貰えw
扉絵は差し入れのお弁当(もちろん上埜さんの分だけ)を持ってホテルを抜け出し
ウキウキと清澄の応援に向かうキャプテンと後を付けてきた池田の図ですね
そして池田を追って来たみはるん
>>520 亀レスだが
最後の1行が「熱烈視線」に見えて、おいおい照まで喰らう気かよと思ったのは俺だけ?
三年生は好き嫌いなく喰らうのが部長クオリティ
ワハハも十分絡んでたと思うw
照は菫か淡のものなんで、勘弁してくだせぇ
だが照×部長もアリだと思うんだ
でも照は攻めなのか受けなのか未だに分からんな
照は基本マグロ
モモにされるがままのかじゅもいいものだ
あらゆるかじゅモモを見てきた気がするくらいだよ
>>546 両者が亜目で別の分類になってることよりカジキマグロが俗称ということに衝撃を受けた
SAS!
>>550 遅かったな、モモ。
さあ、長野部屋に戻ろうか。
そんじゃ、甘ーいのを。
宮永姉妹喧嘩の理由。部キャプのカップル持ち後のコマ間(?)から
部長「美穂子の事は好きよ。けど、一つだけ許せない事があるのよ!馬鹿なの!?それとも阿保なの!?」
キャプテン「上埜さんの事は好きです。でも、一つだけとんでもない欠点があります!上埜さんは愚か者ですね!本当、駄目な人です!」
咲「部長も風越のキャプテンも感情剥き出しにして怒るなんて珍しいね。いつも仲良いのに……」オロオロ
和「あの…止めなくて良いんでしょうか?」オロオロ
部長「パイの実(笑)おっぱいが大きいからって調子に乗らないでよね!!」
キャプテン「コアラのマーチ(笑)美人の可愛い物好きでギャップ萌えですか!?」
部キャプ「「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬ」」
和「止める必要無さそうですね……」
咲「んーでも、あの光景、何か見覚えあるんだよね……」
〜回想〜
父「咲、照。お昼に皆で食べるお菓子を選んできなさい」
母「一人一個ずつまでよ」
照咲「「わーい」」
照「咲、何できのこの山(笑)なんて買うの?」
咲「お姉ちゃんこそ、何でたけのこの里(笑)なんて選ぶの?」
照「良い、咲。これは皆で食べるのよ」
咲「だったら尚更だよ。」
照咲「…………」
照咲「「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬ」」
父「お、咲はきのこの山を選んだのか。たけのこの里(笑)よりきのこの山だよな」
母「あら、照はたけのこの里が良いのね。きのこの山(笑)よりたけのこの里よね」
父母「…………」
四人「「「「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬ」」」」
〜〜〜〜
咲「やっぱりアレが原因だったのかなぁ…(でもやっぱりきのこの山だよね…)」
菫「照、小枝食べるか?」
照「私に妹はいない(咲がたけのこの里派になるまで妹だなんて認めてあげない!!!!プン!プン!さ、寂しくなんかないんだからね!!!!)」
菫「誰もそんな事聞いてないが…」
どっちがどっち派であるか、戦争の中身が何であるか。そういうマイナーチェンジはあるが、真相はそういうことだ……モチロンウソダヨ
次こそ甘いーの投下するわ…普通のSSも投下したいけど、なかなか纏まらない…
>>552 確かに甘い(チョコ的に)
しかしチョコといったら恋人同士のポッキーゲームも外せないな。
照「咲、ポッキーゲームをやろう♪」
咲「やらないよ……って、お姉ちゃん口にくわえてるの、ポッキーじゃなくてたけのこの里じゃない!」
照「ちっしょうがないなぁ……ほら、こっちにしてあげたわよ」
咲「きのこの山にすればいいってもんじゃな〜〜い!!」
ステルス桃に萌えるんだが
あいつのいいとこ教えてくれ
盲目的に先輩を愛してる
意外に好戦的
あんなに可愛いのに影が薄い
それからおっぱい
わりとおっぱいが大きい。
「あら?ゆみ、一人だけポッキーなんて食べてずるいわねぇ」
「なんだ久。欲しかったらやるぞ?もぐもぐ…」
「ホント?じゃあもーらい♪ぱくっ」
「ひっ、ひひゃ!?ほれは今わらひが食へてひるはろ!?」
「んふふー♪もう遅ひわよぉ?もぐもぐ…」
―バキッ―
「あ…あら?変ねぇ。途中で折れちゃったわ」
「わ…悪いな久…何だか寒気がするから観客席に戻ってるよ…」
モモくらい盲目的に好きになってくれると恋愛も楽なんだけどね〜
かじゅモモは原作でいきなりセックスしていても納得しちゃうからな
久かじゅはかなりの好物なんだが
モモnice boatエンドにしか繋がる気がしないから困る
何かうまく収める方法はないものか?
同じく残されたキャプかまことくっつく
美穂子さんは部長の愛人として都合よく扱われそうだ
もはや上条さんみたいな扱いだな。
かじゅキャプは結ばれたのちに心中しそうでアレだな
キャプテンの眼を使えば(性的な意味での)弱点探し出して篭絡できそうだ
>>564 それもいいけどそれなら俺はむっきーに期待したい
モモとむっきーてビジュアル的にはお似合いかなと思う
まあむっきーへたれぽいからもうちょいかっこよくなって欲しいがw
かじゅキャプの背徳感は確かに崖から身を投げそうな雰囲気がありそうだw
部キャプ前提の部池があるんだから、部モモも見てみたいねぇ。
「こ、これは加治木先輩のためっすからね! 別にあなたのためなんかじゃないっすから!」
「…へぇ、そんなにゆみを取られたくないんだ?」
「なにを言いたいんすか」
「じゃあさ、ゆみに手を出さない代わりに…分かってるわよね?」
むにゅ
「なななななな、なにするんすかぁ!」
「あら、ゆみの代わりに貴女の身体を頂くって、ただそれだけの話よ?」
「わたしが身体を許せば、先輩から手を引くってことっすか…?」
「まぁそう取ってもらってもかまわないけど。…どうする?あなたがどう妨害しようともゆみは私のものになっちゃうわよ?」
「くっ…!」
ゴロン
「好きにすればいいっすよ!」
「そう…。じゃあ、いっただきまーす♪」
ハッスルしてるんだよ
部長が本気出せば全員攻略するぞwww
とりあえず攻略された人々を上げてみよう。
そういえばタカビーな年下を泣かせたフラグもあったっけ
咲か、部長が主人公の百合ゲー作ってほしい。
全キャラ攻略できるやつね。まじでほしい
>>571 さすが「好きなことが謀事を企むこと」って感じだ。
8行目にすごい矛盾を感じるのに、身体を投げ出させるんだもんなぁ。
逆に考えるんだ、部長が美穂子一筋にだったらかなり萌えると
>>579 そういう話は部キャプスレでやった方が盛り上がるんじゃねえの?
>>580 これはないな。
部キャプスレでやってくれると助かる。ホント頼むぜ
連投スマソ
百合板なんだからここでやっても良いんじゃないの。
なぜ部キャプって隔離したがる人が多いんだろうか
部キャプじゃなく部長モテモテ流れが嫌いな人多いんだよ。
ギャルゲを彷彿とさせるからハーレムは好きじゃない
>>584 いや、
>>580の言うのとは違う
ただ、部キャプがダメな人間もいるってことを忘れないでほしかっただけなんだ
折角専用スレが有るんだからそっちで好きな人同士で誰に気がねするでも無くやって欲しい、と
こっちでやるならそこんとこ配慮してくれ、と
そういうこと
まあ、ワガママな発言だってのは分かってるからスルーしてくれても構わんよ
わがままですね
そんなこと言ってたらすべてのカップリングで専用スレ立てないといけなくなるじゃん
カップリングスレは他の要素が少しでも入ってきたら即排除するようなところだから
>>579は書き込めないな
>>586 いやならスルーすればいいと思うんだけど
>>591 部キャプ前提の部ももですが何か
部キャプ前提の部かじゅですら即刻排除ものですよ
自分が嫌だからってギャーギャーうるせーな
嫌ならスルーしろよマジで
そういうこと。
自分の好きなカプを語ってそれに乗ってくる人がつなげりゃいいんだ。
そういえば、けいおんスレでもなんか同じ流れになってるのでまぁ
いつもの奴がやってるんだろうね。
もう夏だな、ということでおかしなのはスルーだ。
「スルーしてくれても構わんよ」
スルーされようが叩きは頻繁にやるから覚悟しろって宣言ね
死ねよ
乗っかって書き込んだ自分が言うのも何だけど
嫌い嫌い騒いでないで自分の好きなものでも語りゃいいのに
3.苦手なシチュ等については、スルーやNG等でご自衛下さい。だろ
>>586 「わがまま書いて本当にごめんなさい」
と書いて二度と来るな
キャプテン「仲良く仲良く。」
井上の兄貴「この流れ、ほっとけねえ!」
どちらでもお好きなほうを。
と思ったが、最近りゅーもんぶち分が少ないので兄貴で。
「うむ、私なりに精一杯」
>>596 本当にそうだな>嫌い嫌い騒いでないで自分の好きなものでも語りゃいいのに
わがまま書いて本当にごめんなさい
部長ハーレムとか吐き気がする
たまには部長がヤキモチ焼いたりする可愛いところが見たいけど
状況が思い浮かばない…
部キャプだとか構わないけど、部長無双だとか部長ハーレムとかはさすがにうざい。
他カプの話題を振ったところで、乗っかる人最近はほとんどいないし。むしろ、部長をそれに絡めてくる人いるしうざい。
待て待て。部長は蒲原だぞ
また嫌だ嫌だですか。
自分が乗っかればいいでしょ。
なんかけいおんスレと同じ流れになってる
てか、そんなにいやならNGワードにすればいいだけなのに
それすらしないで文句いうのは荒らしと変わらないような気が
まぁまぁまぁ
嫌いなら「非○○スレ」みたいなの立てて、同じもん同士キャッキャッすればいいだろ?
何の解決にもならない提案どうも〜
原作において部長が旬でイメージが共有しやすいから、部長の話題が多くなってしまうのは致し方ないのかも。
気にしないで鳴いてツモ順ずらすなり和了を目指してゼンツするなりしてくれて全然構いません。
それはさておき、8畳に5人て狭いの?広いの?丁度いいの?
イケメン枠を張れる女性キャラがそんなにいないんだよ。
かじゅ、部長、照くらいか?
でもって、かじゅはモモ一筋で遊べる余地があんまないし、照はまだベールに包まれてるしで、
妄想で遊べるのが部長くらいなんだよ。
>>605 それは自演上等ってことか?
それもそれで恐ろしいなw
嫌だよりは自演のがずっとマシだとは思うけどw
嫌だっつってないで他の話題出た時に乗れって話だよ。
「のどかちゃん、終わった?」
「まだですね」
「そう………」
>>609 起きて半畳寝て一畳
余裕ですよ、余裕
特にかじゅモモとワハカオなんて二人で一畳でいいんだから
基本に戻って(?)咲のどSS投下。無事一回戦を勝ち抜いてホテルに戻った清澄でしたが―
「…おかしいなぁ……無くなるはずないんだけど……」
「咲ちゃん、まだスカート見つからないのか? 咲ちゃんのことだからお風呂場にでも忘れてきたんじゃないのか?」
「んん…そうかなぁ……そんなこと無いと思うんだけど…」
「みっ宮永さん。多分須賀君が気を利かせて洗濯してくれているんですよっ」
「んー、そうかも……まあ染谷先輩が貸してくれてるから今はいいんだけど…」
「そうだじぇ! そのうち出てくるから早くお風呂に行こうじぇ!」
「うん…そうだね。原村さんも行く?」
「私はちょっと…久しぶりの試合で疲れてしまったので、少し休んでいます…」
「そっかー、今日ものどちゃん大活躍だったもんなっ。ゆっくり休むといいじぇ。行こう、咲ちゃん」
「う…うん…」
2人が部屋を出た後、和は制服を脱ぎ電気を消し布団にもぐり込むと、枕元のエトペンを抱きしめた。
エトペンの背中のチャックを開け、中に詰まっているスカートを取り出す。
――ごめんなさい、宮永さん――でも…こうでもしないと……―
いつの頃からか和は、試合で火照った身体を自分を慰めることでしか鎮めることができなくなっていた。
今日の試合は特に、抱いているエトペンの中に詰まっている物が咲のスカートだということが、試合中の和の高揚をいつも以上に高めていた。
かろうじて冷静さを保っていたものの、今、咲と一緒に風呂にでも入ろうものなら何をしでかすか自分でもわかったものではなかった。
スカートを顔に当て、その匂いを胸の奥にまで吸い込む。
――ああ――宮永さんの匂い――
咲の汗がしみ込んだスカートを握り締めながら、小刻みに敏感な部分に指を這わせる。
その布が包んでいた咲の可愛らしい尻の形と柔らかさを思い浮かべながら。
「…あンっ……宮永さ…ぁん…っ……はぁぅっ……」
和の指の動きは自分の意思とは無関係に激しさを増し、押し殺そうとしても切ない喘ぎ声が漏れる。
声が外に聞えないよう布団を頭から被り、さらに絶頂を求めて行為に集中する。
――しかしそれが間違いだった――
いつの間にか静かに部屋に入り、布団の近くにまで来ていた人の気配に気付かなかったのだ。
「ど、どうしたの、原村さん!? どこか具合でも悪いの!?」
「みっ…宮永さん!!?」
布団の外から呼びかける声に心臓が止まりそうになった。
頭の中が真っ白になる。とにかく、なんとか誤魔化さなければ――
「ど、どうしてここに!? お風呂に行ってたんじゃなかったんですか!?」
「原村さんが心配だから、私だけ早めに上がって来たの。なんだか様子がおかしかったから…ね、どこか痛いの?」
「わ、私は大丈夫です!! 気にしないでくださいっ!!」
「嘘! あんなに苦しそうな声出して、身をよじって…ね、とにかく見せてみて―」
――ダメっ――!
和の祈りも空しく掛け布団が剥ぎ取られる。
薄暗い部屋で横たわる和の姿を見て咲は言葉を失った。
下着をまくり、顔を紅潮させて半裸で横たわる和。
和の秘所から溢れた愛液で濡れたシーツ。
そして――震える和の手に握り締められているスカート――
「……は……原村さん…?……それ……私のスカート……だよね……?」
咲とて子どもではない。和が布団の中で何をしていたのかは一目で理解することができた。
しかしその行為と自分のスカートを和が握り締めていることの理由を結びつけることができない。
二人ともどうしていいかわからず、困惑しながら重い沈黙を続けるだけだった。
―その時部屋に近付いてくる足音が聞えた。
「きゃ…っ!?」
和は反射的に咲を布団の中へと引き摺り込むと、素早く掛け布団を被りながら咲を組み伏せた。
「宮永さん…お願い…静かに……」
咲は混乱しながらも、暗闇で光る和の真剣な眼差しに圧倒され、ただ小さくうなずいて身を固まらせていた。
「あれ? 真っ暗ね…誰か寝ているのかしら?」
部屋の扉を開けて部長とまこが中を覗き込む。
「そういえばさっき優希と咲が風呂に行くところじゃったけど、和が休んでるってゆうとったわ」
「あら、そうなの? それじゃ起こすのも悪いわね…少し時間潰してきましょうか」
「そうじゃのう…風越はどこにいったんじゃ?」
「今日は久保コーチの部屋で卓を囲んで福路さんの調整をしているって言ってたわ。私達も混ぜてもらわない?」
「ええのう、一度風越のキャプテンとは手合わせしたかったけぇ。胸を貸りるとするかのう」
「そうね。まこは少し福路さんの胸をわけてもらった方がいいわね」
「どういう意味じゃーっ!!」
部長とまこが話しながら部屋から立ち去る間、ずっと二人は布団の中で息を押し殺していた。
暗い密閉された空間の中で、二人の吐息と激しく波打つ心臓の鼓動だけが煩いぐらいに鳴り響く。
「い……行ったみたいだよ?……原村さん……苦しい……」
和の豊満な胸に押し潰され、咲は窒息しそうになっていた。
――優希は長風呂だ――部長たちも打ち始めたら遅くまで戻って来ないだろう――
――少なくとも、1時間は宮永さんと二人きり――
「重いよぉ……原村さん……ねぇ……」
風呂上がりの宮永さんのしっとりと汗ばんだ肌。浴衣越しに伝わる華奢だけど柔らかい身体。
甘い石鹸の香り。泣き出しそうな表情。苦しげな吐息。
「ねぇってば…は、原村さん………」
もう自分を抑えていられる自信が無い。かすれる声で咲に問いかける。
「宮永さん……私のこと…好き、ですか……?」
「……え……?」
「…どうなんですか?……嫌いなんですか?」
戸惑っている咲を畳みかけるように問い詰める。
――私はずるい――こんな状況でこんな質問をして、宮永さんがNOと言うわけが無いのに。
「す…好き…だよ…? 原村さん…」
――宮永さんの言う「好き」は多分私の「好き」とは違うのだろう――
それでも、合意の了解が欲しかった。もう限界だ。
「私も好き……宮永さんが、大好きっ……!」
咲の身体を抱き締め、ゆっくりと顔をその唇に近付ける。
―その時、急に部屋の明かりが点いた。
「おーい、咲ちゃん。のどちゃんの具合はどうだ?」
咲と和は掛け布団を跳ねのけ、急いで着崩れた衣服を正した。
「あれ? のどちゃん起きていたのか?」
「ゆゆゆ優希!? お、おっお風呂上がるの早かったんですねっ!?」
「今日はこれから風呂場の清掃があるらしくってなー、早めに出されたんだじぇ。
……それにしても二人とも…汗だくで何してたんだ?…もしかして…」
「ゆっ、優希ちゃん!!ちっ違うの、これはねっ!?」
「……プロレスごっこか!?」
「!! そっ! そうなんですっ!! 少し汗をかかないといけないと思いまして! ねえ宮永さん!?」
「うっ! うん!! は、原村さん意外と力強かったからびっくりしちゃったよっ!!」
「ほほう、二人きりで楽しい時間を過ごしたようだな。…あ、咲ちゃん、スカート見つかったんだな?」
「ううう、うんっ!! えっとこれはそのっ!!」
「わ、私の荷物に紛れ込んでいたんですっ!! まっ間違えて入れてしまっていたみたいでっ!!」
「そうかー、見つかって良かったな! それはそうとさっきノッポに会ったんだが、これから近くの雀荘に行くんだと。
メンツが足りないらしいから、良かったら一緒に行くじぇ!」
「そ!そうだね!! はっ、原村さんさえ良ければ!!」
「え、ええ!! だいぶ具合が良くなったので、着替えて行きますねっ!!」
――その後も、次の日も、宮永さんは何事も無かったかのように接してくれた。
――あの事を、宮永さんはどういう風に思っているんだろう―?
「はーい、みんな忘れ物無い? いよいよ2回戦に出陣するわよ!」
「あ…原村さん、エトペン忘れてるよ?……はい」
「あ、ありがとうございます。…あれ…?…これって…それに宮永さんのスカート……」
「なんだか会場は冷房が効き過ぎだから、また染谷先輩のスカート借りたの。
あと…エトペンの綿が少し抜けていたみたいだから、私のスカート詰め込んで……
…お守り代わり……め…迷惑だったかな……///」
「い…いえ…そんなこと、ないです……///」
「それじゃ行くわよ。わかっていると思うけど、これからの試合は今までの相手とは格が違うわ。みんな気合い入れてね!」
「ふふん、京太郎の特製タコスが山ほどあるから、先輩たちの出番は無いかもだじぇ?」
「ゆうのう。少しはわしにも見せ場を残さんかい」
―宮永さんの気持ちはわからない。私の事をただの友達としか思っていないのか―それとも―少しは期待してもいいのだろうか―
「――頑張ろうね、原村さん!」
「―――はいっ!!」
―全国優勝して、宮永さんとずっと一緒にいられることが決まったら、もう一度あの時の答えを聞いてみよう―
―焦ることは無い――私たちの夏は、まだ始まったばかりなのだから――
(おわり)
乙です
流石hrmrさん
のどかちゃんは乙女だから私のスカートをバラバラにしてクッチャクッチャ噛みしめるような事はしないよね
>>615-
>>617 その発想は無かった。乙
どうでも良いんだが、
>>618は「>>615-
>>617ってhrmrさんの妄想SSだろ?」と書いてるようにも取れるなww
>>619 スカートは切り刻まないが脱衣所にある咲の脱いだショーツはこっそり履くよ。
顔に?
まぁ、いつものhrmrさんでなによりだw
>>623 >いつものhrmrさん
ひでぇww
まぁ舐めないだけ充分自重してるがw
連投ゴメ
スカートくんかくんかとは…
さすがhrmrさんだぜ。
>>617 GJ!この際hrmrさんでも原村さんでももうどっちでもいいよw
決勝戦の頃にはショーツも詰めてあげるmyngさん。
むしろお互いに取り替えっこ>ショーツ
久々にhrmrさんらしいhrmrさんを見たぜw
結構なお点前でした。
ふと思ったんだけど
かじゅワハって久まこに関係性が似てる割には人気ないよね…
確かにかじゅにはモモっていう嫁がいるけどさ、部かじゅにも人気があるんならかじゅワハにも人気があってもいいだろ!!
かじゅワハはもっと評価されるべき
ワハハにはかおりんがいるのがデカイ
カオリンの胸でかいしな
>>631 ファーストコンタクトからはかじゅにツンデレの資質を感じるから、ワハかじゅというのもアリではないかい?
ワハハ「ユミちんフォローありがとう。ワハハ。」
かじゅ「別にお前のためにやったんじゃないからな。」
的な。
「すまない、モモ。それ取ってくれないか?」
「え…それって……うちわっすか?」
「ワハハ、座布団だろー、ゆみちん。はい」
「ああ、ありがとう。…ちょっと喉が渇いたな…」
「わ、わかりました!麦茶取ってきます!」
「ワハハ、惜しいなー、ウーロン茶だぞモモ」
(……意外と真の強敵は近くにいるかも知れないっす……)
w
大丈夫!おっぱいで勝ってる勝ってる
>>636 先輩が貧乳スキーだった場合、どうしたらいいっすか?!
自分もそこそこあるから意外と貧乳スキーかもしれないなw
ユミちんはめったに見せない私の真面目な顔にドキッとくるんじゃないかなー?ワハハー。
「まったく…何をやっているんだ、お前は」
「無駄にみえるものこそ意味があるのだよユミちん、ワハハー」
とか。何気ない会話にもかじゅワハは信頼がにじみでてそうだ。
そして傍で「うぐぐぐぐぐ」と唸るモモを受信w
(そうだ…消しちまえばいいんすよ…ハハハ…そう、完全なるステルスにしてあげるっすよ、元部長…)
先に真のステルスになるのは先輩先輩ばっかで同級生放置の来年ぼっち確実モモさんっす
>>638 「大きさなんか関係ない、モモのおっぱいだから好きなんだ!」
と絶叫するかじゅしか見えないw
>>644 それ桃が全く同じこと行ってる同人なかったか?
「大きさなんか関係ないっす、先輩の胸だからいいんすよ!」ってw
「大声で歩いて回って先輩を目立たせるっす!」
「やめろ、モモ…っ!私たちは今なにも着ていないんだぞ…!」
いっそhrmrさんとmomoさんでどっちの彼女が可愛いか痴話喧嘩という名の変態自慢をすればいいじゃないか
ステルスな分モモの方が変態行為はしやすいが、hrmrさんのがディープな気がする
>>646 wikiに露出プレイしてたSSあったなww
>>645 まぁ割とありがちな台詞だからなw
それにかじゅの魅力は胸じゃなく尻だし
と、ベテラン蒲原さんが申しております
美穂子は胸
ゆみは尻
じゃあ久は?
足しかないだろう
>>653 部長はうなじだと某めがねっこが申しておりますた
そうなると、とーかはどこがいいのかな?はじめ君。
>>654 乳尻太股ですね、わかります。
PSPゲームだと部長は背中かなぁ?
その場合、とーかも尻になるけど。
ともきー「とーかは全身性感帯、と(カタカタ」
はじめちゃんが幸せになるビジョンが見えないよ
僕はとーかと一緒に居られるだけで幸せだよ
けなげだなぁ
でも透華は国広くんだけじゃ満足できないからなぁ…
透華はのどっち一筋だしな
やっぱりとーかはおっぱいが大きい人が好みなんだね…
そういや以外と衣×透華とかないような気が…?
あの二人はどう考えても親子だからなぁ
親子?面倒見のいい女の子とそれを食い潰す寄生虫の間違いだろw
はじめ「ふぅ…やっと衣、寝付いたみたいだね…」
とーか「やっぱり一人っ子だと寂しいのかしら……ねえはじめ……」
はじめ「ちょ………と、透華……ダメだよ…衣が起きちゃ…う……んっ……」
とーか「そろそろ衣も妹が欲しい年頃だと思いますの……ね……?」
はじめちゃんはとーかに恋人が出来て
でも笑顔で喜んであげるのさ
心の中は涙雨
かわいそうだけど、容易に想像できるね
ていうか似合いすぎ
とても久しぶりにssを投下します。
鶴賀でカップリングは多数です。
「あのね智美ちゃん。いちゃいちゃって、どうすればできるのかな?」
机に突っ伏しそうになった。
現在部活中。新部長に就任したばかりの私としては、そういう部の空気を桃色的に悪くする様な会話を止めるべきか、それとも好奇心をちらつかせて様子見をすべきかと、情けない顔をしながら考える。
とりあえず、こういう時は先輩方におまかせしようと、私は他校の選手の情報収集をしていた指を止める。
「いちゃいちゃ?」
「うん」
すでに引退した私が尊敬する先輩の一人、蒲原先輩はワハハと口を固定しながら首を傾げている。
どうしてそんな質問をするんだー? とありありと顔に書きながらも、ひょいっと隣を指差してみせる。
「それなら、そこでこそこそとモモと密着しているユミちんに聞くのが早いと思うぞ?」
「え?」
佳織の驚きの声と、私が目を丸くするのは同時で、よぉく目を凝らすと、話を振られると予想していたらしい加治木先輩の腕に、桃子が幸せそうにくっついていた。
「…………」
どうやら蒲原先輩、また匂いでモモがそこにいると気づいていた様だけれど、やはり変な所で油断できない先輩だ。
加治木先輩ともども、そろそろ尊敬からランクアップして信仰したくなる。……本気で。
私が熱くお二人を見つめると、二人は同時にくすぐったそうに困った様に苦笑していた。
「……ん、こほん。妹尾、どうして急にそんな事を聞くんだ?」
「え? あ、はい。……智美ちゃんとしたいなーって、思って」
「……ほう?」
「智美ちゃん、ちっとも私を構ってくれなくて……だから、智美ちゃんの理想のいちゃいちゃの仕方を教えて貰おうと思ったんです。
じぃ、と。
私を含めて皆の視線が蒲原先輩に集まるが、先輩はワハハとそっぽを向いている。
佳織のそういう素直な所は好感がもてるのだが、そんな事情を此処で語ったら逆効果ではないかと、私は困ってしまう。
私としては、加治木先輩と桃子には幸せになって貰いたいし、もちろん蒲原先輩と佳織にだって同様に仲良くしてほしい。
だけれど、蒲原先輩は佳織のそういうアタックを、ことごとくかわしていた。
「智美ちゃん……」
「ワハハ」
「おい蒲原」
「ワハハ」
「元部長?」
「ワッハッハ」
ふいっと顔を背けて、そのまますたすたと私の後ろに隠れてしまう。
私がこの件に関して言葉に給しているのを、どうやらうるさい事を言わない安全地帯だと思っているのかもしれない。
背中に先輩の小さな体を感じながら、どうする? と佳織を見る。
佳織は頬をぷっくり膨らませて、私の背中に隠れる先輩を可愛い顔で見つめていた。
「ねえ、智美ちゃん。教えてよぉ」
「ワハハ、嫌だ」
「な、何で?」
ひょいっと、私の肩に顎をのせて、先輩が少ししかめっ面な顔をする。
「前に、理想の告白とかあるの? と聞かれて、適当に放課後に手紙で呼び出されるとか古風でいいよな! なんて答えたら、その日の内に呼び出されて告白されたからな。……流石に私だって学習能力はあるぞ?」
「……だ、だって智美ちゃんがぁ」
「あのな佳織? 私はあの時ほど、本気でふざけて、全校生徒に聞こえる様に放送室で愛の告白、なんて言わなくて良かったと肝を冷やしたんだ」
本気で青ざめる先輩を見て、あぁ、それは慎重になるしかないなと、私でも思う。
加治木先輩も苦笑しながら呆れ、桃子が「……ある意味、先輩以上っすね」と全身で抱きつきながら呟いている。
「……ぅー」
しょんぼりとしつつも、諦めないからね……! と蒲原先輩を見つめる佳織に、先輩は「ワハハ…」と力なく笑い、私の服を強くつかむ。
今度はどんなアタックをされるのかと、今から怯えている様だ。
……しかしそんな先輩も素敵で、もう本気で蒲原先輩と加治木先輩を二人とも家で祭ろうかと考える。
うん。いいなそれ。
「いいか、佳織、落ち着いて良く考えるんだ? ユミちんとモモはアレっていうか例外としてだな? 私と佳織は女の子同士だ。幼馴染だ。小さい頃から一緒にいて、私みたいな過去が曖昧な女でも忘れないぐらい佳織とは一緒にいたんだ」
「……うん」
「そんな佳織に、今更恋愛感情とか無いというか、諦めて一生付き合えるお友達を目指さないか?」
「うん、嫌」
「……あぁ、そう。……ワハハ」
ご愁傷様です。
なんて先輩に心の中で手を合わせながらも、あの合同合宿の後から、女の子同士は変じゃない! と変な自信をつけ、尚且つ他の生徒たちから余計な入れ知恵をされたらしい佳織は、頑張って先輩と恋人になろうとしている。
たぶん、先輩の言動から自分は嫌われてはいないという確信が、あそこまで言われても諦めない原動力になっているのだろう。
佳織はちょっと傷ついた顔をしながらも、先輩を見る目は真摯で、迷いはなかった。
「む、むっきー、現部長として、私を助けてくれ……!」
「え?」
「睦月、蒲原を甘やかさなくていいぞ。この現状は自業自得だからな」
「……はぁ」
一瞬、助けてしまおうかと体が動きかけたのを、しっかりと止められて、慌てて直立不動になる。
いけないいけない。
確かに、この問題は部外者が気まぐれに手を出して良いものではなかった。
そして、そんな私の心の内を読んで即座に止める加治木先輩。……とても輝いている。
もう本気で、お二人を祭ろうと決めた。
今までは写真とか手作りぬいぐるみとかで我慢していたけれど、引退したお二人と離れたのをきっかけに、会えない日々が続き、最近はお二人の仏像を家で彫るほどだ。
……今度、フィギュアっていうのに挑戦してみようかな。
「……ねえユミちん。こんな状況だけど、むっきーがこっちを見る目が、だんだん洒落にならなくなってる気がしない?」
「……実は非常にしている。……今度しっかり話し合う必要性がありそうだな」
お二人のスリーサイズはしっかりと頭の中に記録してあるので難しくもないが、どうせ作るならもっと懲りたい。
そうだ。着せ替えできるタイプにしようかな。
「って、智美ちゃん! 私とお話してよ!」
「うぇ?」
「先輩! 私は放置っすか? そういうプレイなんですか?! わっ、私はそれは嫌っすぅ!」
「へ?! ち、違うぞ! 私はお前をないがしろになんてしない!」
ぐきっと音がしそうな程に、首を引っ張られて捕まる蒲原先輩と。桃子にのしかかられて真っ赤になる加治木先輩。
どうでもいいけれど、私の思考は中断し、ついでに蒲原先輩が服を離してくれないので佳織の勢いのまま引っ張られる。
「お、落ち着け佳織! 何度も言うが、私はお前をそういう目で見られない! それならむっきーの方がまだオーケーってぐらいだ!」
「え……? 私は先輩を信仰しているので、お付き合いは難しいです」
「分かってるよ! ……って、今むっきー信仰とかおかしな事を言わなかったか?」
「さっ、智美ちゃんが、睦月さんを好きでも構わない! そういう時はヤンデレになって寝取られってやつをすれば大丈夫って、智樹さんが言ってた!」
「あいつが原因かー?!」
いたいいたいいたい。
腕にすがりつかれて、ぐいぐい引っ張る佳織から必死に逃げようとする先輩。
そんなに意固地に拒否しなくてもいいのに、と思ったが、先輩にしては佳織は実の妹みたいにも思っていると、前に言っていたのを思い出す。
……流石に、そんな風に思っていた相手に、そういう感情を持つのは無理かもしれない、と。
私は先輩にひっつかれながら思う。
「先輩……」
「モモ、私はお前をどこにいても見つけてみせる」
「はい、先輩……」
「モモ」
「先輩」
「モモ……」
「先輩……」
あっちはあっちで熱っぽく見つめあい、こちらの騒動を完全シャットアウトしている。
やはりバカップルとは侮れないと信仰心がアップする。
「智美ちゃんが好きだもん! 子供の頃からだもん!」
「それは幻想だ! 気のせいだ! 気の迷いだ! 佳織はとっとと目を覚ましてそこのむっきーを愛したらいいと思うんだ!」
「私は智美ちゃんが好きなの!」
「私は佳織を好きだけど愛してはいない!」
「えっ、わ、私の事を好きなの?!」
「へっ?! いや、ちょっ、こら!? それは言葉の綾で」
「智美ちゃーん♪」
「ひぃ?! たす、助けてむっきー?! ばっ、こら、抱きしめるなー!」
涙目で逃げようとする先輩。
普段のワハハじゃないから凄く珍しく可愛らしい。私の信仰心がまたもアップした。
と。
携帯のメール音。
ぎゃあぎゃあと騒がしい皆から少し離れてメールを開くと。……あ、南浦さんだ。
最近知り合い、親密になった友人である。
彼女からのそれは、次の休みにお時間があれば、会いませんか? という内容のものだった。
私は、知らずに頬が熱くなるのを感じながら、即座にオーケーのお返事を書く。
どうしてか一文字打つ毎に緊張し、心臓が騒がしくなるのだけれど、そういう時は先輩たちの事を考えると自然と落ち着いてくる。
だから、今日も先輩たちがどれだけ素敵だったかを付け加えて、楽しみにしています。と返信した。
送った後、頬が自然と緩んで、ぱしぱしと叩いてもなかなか元に戻ってくれなかった。
後日。
どーしても会いたいとの事で、南浦さんをお二人に会わせると。横にべったりと桃子と佳織をくっつけた二人を、彼女は鋭く見据え。
「貴方たちには負けません!」
と宣言していた。
加治木先輩は「む?」と目を丸くし、蒲原先輩は「……まさか」と私を見つめて。同時に顔を見合わせた。
何だか、しょうがない子供を持つ母親や父親みたいな、年に似合わない眼差しで。
「……ねぇユミちん」
「……あぁ、蒲原」
どこか肩の力を抜いて、二人は苦笑する。
しょうがないなぁ、と言いたげで、大丈夫だと、力強くも感じる風に。
「どうやら、さ。まだまだ、目を離せないみたいだね?」
「そのようだ、な」
くすりと、微笑みあう。
そんな二人が素敵で、私は思わずドキドキしてしまうが、くいっと服を引かれて横を向く。
そこには、いつの間にか隣にいた南浦さんが、俯いていて、その可憐な横顔に、ついつい見惚れてしまう。
さっきから、私の心臓は忙しなかった。
「……睦月さんって、年上が好きなんですか?」
「? いえ、そんな事はありませんよ」
「……じゃあ、あの二人の事は?」
「信仰しています」
「………………。…………つまり、やっぱりあの二人は私の最大のライバルです!」
ふいっと横を向く彼女が、可愛らしいと思いながらも首を傾げて。
私たちは並んで歩き出す。
今日は、皆で、また海に行こうと決めていたから。
蒲原先輩の車に向かう間、私と彼女は、そっと手を繋いでいて。
私は不思議と、それがくすぐったくて、顔が熱くて、先輩に相談したくてしょうがなかった。
終わりです。
鶴賀はとっても仲良しを激しく希望します。
それでは、ここまで駄文を読んで頂きありがとうございました。
GJ!
仲良し鶴賀はすばらしいな!
南浦さんにもがんばってほしいw
GJです。
この作品を駄文とおっしゃるならば
私は文字すら書けません。
次回作が出来ましたらまた宜しくお願いします。
>>677 むっきーがいいキャラすぎるww
信仰とはイチャラブ的な意味も含まれてるのだろうな
南浦さんが鶴賀麻雀部に来る日もちかいな!
原作でも南浦×むっきーを強く希望する!
鶴賀でむっきーだけ仲間外れは可哀想だお。
アニメでもそんなシーン無かったと思うけど
むっきーは普通にフルボッコされてたよ…(ノ∀`)
だからある意味、正解。
むっきーは文堂さんというカードを通じたレズ友が出来たじゃないか
流石にあの程度の交流でレズ友ってのはちょっと嫌だな。
……別に文堂さんが嫌いな訳じゃないよ?
なんぽさんとの縁は良くて文堂さんとの交流はダメ
単なる我が儘だろ、それ
なんでナンボさんなんだろうな
ムッキーはピンでいいじゃん
>>686 いや、別になんぽさん推してるわけじゃないけど。
だから理由が弱いってだけで、文堂さんが嫌いな訳じゃないんだってば!w
んだから理由が弱いなんていう反論はなんか意味あんのかって書いてんの
ちょっとの交友でラブラブするような軽い女はいやだってことじゃねーの
むっきー×文堂さんのSSが投下された直後に俺の書き込みがあったならともかく、何でちょっと感想言っただけでここまで叩かれなきゃならんの?
荒らしたようですまんね、もう黙っとくよ。
いつもSSは長いと読むのが面倒で読まないんだけど
簡単な漫画とかにできないもんかなあ
>>692 すまんのぅ。
漫画はうpも含め、描くほうが面倒なんじゃよ。
ピクシブとかにならあるんじゃなかろうか?
>>691 どんな事でも否定するのは誰かの琴線に触れることだからやめといた方がいいぜ
琴線ならガンガン触れてもいいだろ
>>695 あぁ間違えたな
文面で分かると思ったけど分からない人もいるのか
良く分からんが怒りを買うって意味なら誤用だから
逆鱗であることは皆わかってる。
あの流れじゃギャグに取られても仕方ないかと。
ここはなカプ厨の火薬庫なんだぞ。君たちはそんなとこで花火して遊んでるようなもんなんだぜ。
今後注目なのは、咲照VS和咲という核弾頭
個人的には照咲が一番よいと思ってるし
あとたぶん和咲VS和透華も今後の展開しだいでは火を噴くし実際に和が撃沈したら透華の
出番だと思ってる、そうなると一派との抗争もありえる。今はマイノリティーかもしれんがオレは
和透華の方が好きなんだ。
部キャプも熱いところ。おそらく戦場になる、池キャプは懐柔されてるがマコやかじゅがいるし、そうなるとモモはだまっちゃいない
例えるなら地雷の埋まったピッチでサッカーをしてるんだ
あとカプ厨とは生まれたての子を守る母獣のようなもんで近寄ると窮鼠猫を噛む
つまりそういうことだ、いい話じゃないか我が子を守る如し
照には菫や淡がおるやろ
和には咲しかおらんのや、咲照とか堪忍してくれや
自分の趣味を人に押しつけるな
まあ俺も咲和派だがw
>>701 だから核弾頭になるって言ったんだけど
原作の流れ次第で咲照も盛り上がるよ。それで和は透華と急接近すると信じてる
あくまで妄言だから聞き流してくれていいけど
つうかカプを批判することの怖さを知らんってすごいな
BLなんかでは攻受の並び(例:かじゅ×モモとモモ×かじゅ)だけでも大喧嘩になるらしいね。
自分はどちらも好きだが。
小さな引っ掛かりから発展させた押しカプを主張するのは大変結構なことだが、「○○×□□はありえない!」的な主張は心の中だけにするのが紳士淑子のたしなみ。
同じコマに入ってただけですらカップリングに発展させるのも紳士淑子のたしなみ。
いつになったら、菫と照の百合が見れるんだろうか
と、妄想を膨らませ早8か月・・・。
さすがに我慢強くなってきた気がする
でもやっぱり、毎回ネタバレの際には期待してしまうんだよな
照のデレが早くて見たい
薫に対してでもいいし、咲に対してでもいいけど
最近気づけば、ゆみ×久×美穂子の3Pと照咲の姉妹百合セックルのことばかり考えてしまう
俺の脳はもうダメだ
最近の俺の脳内は咲×和、菫→照←淡、池田×キャプのローテーションだわ
仕事中もニヤニヤしながら妄想してる変態やろうだぜ
仲良し龍門渕はやっぱり5人で仲良くするのか?
咲和って人気あるのか
ネタだろあれ
ちょっと何を言ってるのかわからない
>>711 咲和、部キャプ、かじゅモモの3強だろう
原作の今のプッシュはそれが三強かもね
咲和って?プッシュされてないよね
咲和の二人は主役なんだからこれからいくらでも出てくる。はず。
和がhrmrさんとかいう気持ち悪い扱いされてるし
咲和同人とかあんまり見ないから不人気かと思った
>>717 咲のロンスカにありですね(キリッとかやってるのにか
和咲は照が出てから本気出すと思う
咲和、一透、かじゅモモ、部キャプで四天王だな。
白糸台の百合は照中心に菫や淡が絡んでくる感じ
永水はみんな仲良さげで妄想がいろいろできる
臨海は全く読めないw
他にも全国絡みでいろいろ妄想したい
本編でそこまで描かれることはないだろうが照の卒業後の進路とか気になる
個人的には長野の大学に進学して追っかけてきた咲と仲良しキャンパスライフを送って貰いたい
>>722 りゅーもんさんちって忘れられがちだけど、その4つでいいと思う。
ただ、自分はhrmrさんのイメージが強いから、てっきり和咲だと思っていたお。
四天王とか馬鹿みたいだからやめれ
どうしてこういうキチガイはランク付けたがるんだか
基地外がキチガイ言うたから過疎った
>>722 「あ、あのう……わたしと智美ちゃんは?」
どんなカプもあっていい というかむしろあるべき
いちごちゃんの百合相手はいないのかな
鹿老渡の先鋒の詳細が分かればなぁ
モブより強いところが田中舞っぽい愛宕
いちごちゃんエロい
役満放銃して泣いてるいちごちゃんを慰める百合キャラマダー?
いつまでも佐々野は座り続けていた。
涙は枯れることなく流れ続けている。
県予選で自分たちに夢を託してくれた他校の皆、部員たちで結束した合宿の日々。
自分の全てを吐き出すべき全国大会の、第一歩で。
せっかく先鋒が稼いでくれた六万点を。
全てがあの姫松の女に奪われた。
最善の一手だったはず。
アレ以上の選択はなかったはず。
だが、結果は役満直撃。
中継をみている広島のみんなは、きっと無様だと思っているのだろう。
見え見えの役満にわざわざ引っ掛かった、馬鹿な女と思っているのだろう。
嘲笑が渦を巻いて自分を飲み込んでいるように思えた。
足が震えて一歩も動けない。
座っているのか立っているのか、それすらも分からない。
もしかしたらうつ伏せに倒れてるのかもしれない。
それほどに、佐々野いちごは前後不覚に陥っていた。
■
ぽん
肩を叩く感触にふと、我れを取り戻す。
「なに呆けてんじゃ!一回マンガンツモれば逆転できる点数じゃろが?仇はとっちゃるけん、きしっとしとき!」
「副将ちゃん…ごめん!ちゃちゃのんしくじちゃったよぉ!」
泣きながら抱きついてくる佐々野を副将はしっかりと受け止める。
佐々野が一生懸命やってきたことも、今の一手が最善の行動だと言うことも副将には痛いほど分かっている。
だが、佐々野がそれで自分を許せるような人間ではないことも副将は知っている。
言葉では佐々野を救えない事も。
副将は背中に回していた右手を下へ、頭を撫でていた左手の力を緩める。
気付かれないようにひっそりと。だが確実に手早く。
刹那。
副将の脳裏に次鋒戦のあと、食事休憩中に戦意に燃える佐々野の姿が浮かんだ。
あんなに努力してきた、あんなに頑張った、こんなに可愛い佐々野が失意に沈む姿など見たくない。
ならばどうするのか。
どうやって励ましたらいいのか。
それを考えるには副将は不器用に過ぎた。
それを探すには佐々野いちごは可憐すぎた。
やや上体を後ろに反らして佐々野の顔を見る。
普段可愛らしく振舞っている佐々野とは思えない哀れさに、その顔は包まれていた。
だからどうにか笑顔を取り戻してやりたいと思った。
だから泣かないでいて欲しいと思った。
そして思うよりも先に、唇が唇を、右手が腰を、それぞれ支配していた。
副将の舌が佐々野の唇を押し開き、歯を乗り越え、舌に到達する。
そのまま何度も何度も舌を絡みあわせる。
お互いの唾液がお互いの顎を伝わり、制服に滴り、床を濡らす。
やがて二人の唇は溜息と共に離れ、互いの瞳を見つめ合った。
「こんなの、考慮しとらんよ…」
「涙、止まったじゃろ?さっさと控え室行って祝勝会の準備でもしときいや」
そのままホールをあとにする直前、副将に送った佐々野の笑顔は、今までにない柔らかさに包まれていた。
(了)
>>742 乙かいの!
しかし副将ちゃん役はどんな子なんだろうか
個人的にはちゃちゃのんより年下で背も低くて
それでいてしっかりしているはじめちゃんタイプの子なんかが似合いそう
いまだにちゃちゃのんの意味が分からんかいの!
>>742 乙〜
控室でお仕置きされるちゃちゃのんまだー?
愛宕さんに弄ばれて涙目の部長
部長の強さにメロメロの愛宕さん
どちらに転んでも美味しいわw
部長は麻雀だけでなくあっちのほうも全国区なんだなw
永水との絡みに加えて楽しみが増えました
好みの女の子を虐めることに悦びを感じる愛宕さんは
抽選会から目を付けていた部長を泣かせることを想像して
ゾクゾクしていたに違いない
部長を虐めることを想像しながらハァハァし過ぎて
いざ対戦の時にまともに部長の顔を見られない愛宕さん
透華「未熟ですわね姫松の主将」
>>749 オマエガユウナw
いや、とーかはイメトレは完璧だったな。
愛宕さんはあたごんとかヒロポンとか呼ばれてそうだな、ふだん。
>>749 「人の顔見ながら舌舐めずりするのはやり過ぎだよ、とーか」
スカの似合うカップルはどの組み合わせだろう?
うむを言わさず一透一択
一くんは透華の聖水ぐらいは何の躊躇いもなくウワナニスルヤメr(ry
knhr「みんなのアイドルである透華がウ○コなんてするわけないよね」(ニッコリ
むしろこうな気がするw
>>737 田中舞ってあそこからよくブラス収支で終わらせたよなしかもたしか一万点以上稼いでた気がするし
あれはちょっと?だった
まぁ赤ありだし。
>>754 尿道カテーテルやアナルプラグで塞がれた上に利尿剤とかを盛られて
おもらしさせて下さいと懇願するまで我慢を強いられる透華か。
はじめちゃん「生意気な口聞いちゃだめだよ、とーかぁ。お仕置きしちゃうよ?」
とーか「お、お仕置きって…!?キャ!」
はじめちゃん「そう、浣腸だよ。とーか」
とーか「いやぁ浣腸はもうイヤー!許して頂戴!」
はじめちゃん「許して頂戴…?」
とーか「ゆ、許してください…お願いします…」
はじめちゃん「じゃあ、早速本番いこうか、とーか」
10年ほど前のヴィデオを思い出してしまった。。。
確かにとーかが攻める姿は想像できない
「ほらほら透華、ここが弱いんでしょ…?」
「やっ…だめ…っ…はじめっ……それ以上したら……っあぁぁぁあっっ!………」
「……と…透華……だ、大丈夫…?」
「……いい加減にしなさい、はじめ……どうやらあなたにはお仕置きが必要なようですわね」
「…と、透華…?…やだ、やめてっ!こんなのっ……こんなの透華じゃないよぉぉぉおおっ!」
「ハ……ッ!! 夢…夢オチですの!?」
「もう……ひどいよ透華……昨夜はあんなに激しくして……///」
「私は一体何をしましたのーーーっ!?」
>>757 そりゃどっかが振り込んでくれたんだろう
それにあの面子の中だとあれでもかなり強い方だろうし
とーかの癒し攻めがマイノリティなんて認めない
あー、だから国広くん冷たいとーかは嫌なんだね。
冷し透華じゃ行為に愛がないからね。
しかしはじめちゃんは男なのに普通に百合スレで語られてるな
愛されてる証拠だろうか
男であり女である
観測者によって容易に性別が変わるはじめちゃんは本当に可愛い
生まれた時から卯って書いてあったんかい
永水の姫様の姫受けっぷりを早く堪能したいのぅ
姫様と霞さんには
神代「あ……霞さん……大将戦、おやっとさーでした…」
石戸「ふふ、姫様?2人きりの時はお姉さまとお呼びいただく約束でしょう?」
神代「は、はい…霞お姉さま……///」
石戸「くすっ…良い子ね、小蒔」
という純度の高い百合であって欲しい
うおおお!!!
777
?←照←菫←淡
結構いいかも
照←菫
↓ ↑
咲→淡
腫れ物を触るように扱われてきた姫様が
自分を普通の女の子として扱ってくれる人(例・部長)に出会ってメロメロになる展開希望
そこはあえてのタコスだろう
全国大会は8月だっけ?
鶴賀が在京中にモモの誕生日がきて、誕生会イベント発生。
みんなからのプレゼントはもちろん加治木先輩でーす、とリボンで緊縛した先輩をプレゼントされる、という電波を受信した。
普通に誕生会してもらえるだけでもモモは喜びそうだけど。
>>782 卒業してからなかなか加治木と会えない状況に目に見えて気を落とすモモ。
それは普段モモのことを認識することすらできないかおりにも分かるほどだった。
そんなモモを元気付けるため部長の睦月はモモの誕生日に部で誕生会をすることを企画する。
生まれて初めての体験に喜ぶモモであっであったが、
一年で一番大切な日に世界で一番大切な先輩がいないことに気がついて
折角仲間が準備してくれた誕生会に出ないことも考える。
しかし、モモには仲間の気持ちを無下にすることはできず誕生会に出席した。
仲間達が祝福してくれるなか、モモは内心泣きたい気持ちでいた。
そんなとき、部長の睦月がモモへの誕生日プレゼントを持って来るために席をたつ。
間ができたことで再び『帰ろう』そう思い始めたときだった。
『お、おい……押すなって』
『ほらほらゆみちん!愛しのモもが待ってるぜ』
『別にこんな格好じゃ無くてもい』
『い・い・(です)か・ら♪』
加治木が部室に押し出されたのとモモが俯いていた顔をあげたのはほぼ同時だった。
照れていた加治木はモモの目元の涙を見て顔色を変える。
「モモ……お前―――」
「加治木せんぱい!!」
感極まったモモが加治木に駆け寄る。あまりの勢いに二人は地面に倒れ込んだ。
「先輩っ!! せんぱいっ!! 寂しかったっすよ〜―――」
大好きな人に会えた喜びに我を忘れて加治木にの胸の中で泣きじゃくるモモ。
そんなモモの頭を加治木はいとおしそうに何度も何度も撫でていた。
『モモ……私はもう、絶対に此の手を離さない』
ワハハ「という夢を見たんだ」
おまけ。部室の外
「よがっだでずね゛ぇ゛〜」
「わはは〜一件落着だな!」
「はい。しかし加治木先輩のあの格好はいみなかったですね」
「いやいや、そうでもないぞムッキー」
「え?」
いつもの笑顔で部室のドアに耳を当てる元と部長。それに後輩二人も習った。
『ぐずっ。ぐすっ』
『モモ。落ち着いたか?』
『はいっす……』
『よかった……あのな、モモ』
『先輩』
『ん、なんだ。モモ』
『素敵な格好っすね』
『へっ?モモ?ひゃうっ!!―――』
「は〜い!撤収〜♪」
「え!帰っちゃうんですか?」
「智美ちゃん、荷物中……」
「まぁそれは後でな〜♪ムッキー外から鍵かけて〜」
「あ、はい」
「わははー部員以外には見せられないからな〜」
――――おわり
久しぶりにきて
>>782を見てからノリでかいた
変なとこは多々あるかもしれないが見逃してくれると嬉しいです
失礼しますた
>>786 乙でした
ところでモモ→かじゅの呼び方って「加治木先輩」だったっけか?
先輩だったと思う
名前を呼ばしたかったんだ……しかし加治木も名前ではない件
どっかの場面かでゆみ先輩と言っていたような気がしたが
アレは記憶違いだったかなぁ
そうなの?記憶違いじゃないことを祈る
そんな事よりモモも16歳になったんだからかじゅと結婚するんだよな?な?
792 :
782:2010/07/26(月) 00:02:44 ID:wRb9RQdR
>>786 うおっ、自分の電波が素敵SSになってる!
ありがとう!!
むっきーやかおりんの呼び方から察するに、大会後は呼び方変わってても良いはず。
が、呼び方を変えようとするもタイミングが掴めず悶々とするモモ。
実は自分だけ呼び方が普通なのを気にしてる加治木先輩。
という電波を(略
モモー!誕生日おめでとー!!加治木先輩と結婚してくれー!!!
>>786 誕生日SS読めてうれしい、GJ!
>>787 モモ→かじゅの呼称は基本「せんぱい」
でも、他の人とあわせて呼ぶ時は「加治木先輩」だから間違ってはないよ
あれでもほぼ毎日連絡取り合ってるってワハハがいってた
姫様×部長の電波を受信したものだから飛んできました・・・
最新号の最後のページで部長のドアップの下に頬染めてるロリ巫女みて
もう部長×ロリ巫女を妄想しちゃったんだけど私病院とか行った方がいいのかな・・・
一緒に病院に行こうか…
そんな女ったらしの部長を追い続けることにいつしか疲れを覚え始めた美穂子は
癒し系・石戸霞に愚痴をこぼす内にその包容力にほだされ一夜の過ちを犯してしまうのであった
そして授かってしまう子供
果たしてこの子は誰の子なのか…
美穂子の胸中は嬉しさとは別の感情が渦巻くのであった…
姫様どこいったん?
>>800 時々ピクシブにうpしてる人だけどこの絵は無かったな
部長ハーレム最高
部長ならどんな女でもおとせるで!!
804 :
名無しさん@秘密の花園:2010/07/27(火) 00:26:45 ID:TTLGtJlD
sage忘れた。スマン……。
久「同じ清楚、巨乳なら巫女ってオプションのある方が良いわよね。しかも姫さんだしコマシ甲斐もある。」
>>806 キャプテンに巫女服着せれば無問題
姫属性の代わりは母性でカバー
メイドなら近くにおるじゃろ
両目が違う色ってミステリアスですよね!そうですよね!
姫様「私に付き従う4人の美少女も付いてきますよ。もちろん巫女装束で♪」
キャプテン「私に付き従う4人の美少女も付いてきますよ。」
愛宕「好きにせえ、私がたっぷりかわいがった後でなー」
キャプテンそのうち刺されそう
ところでかじゅモモの披露宴マダー?
>>818 マイナスの気配は披露宴をも巻き込むっすよー!
かじゅキャプ大学生の小ネタ
モモ「(もうすぐ、先輩のアパートっす…アポ無しで来ちゃったっすけど、先輩喜んでくれるっすよね…。ん?あれは…)」
美穂子「……久はまだ寝ていたから大丈夫……」
ゆみ「そうか。久に…も…モモにも知られてなければ良いが…。」
美穂子「東横さん…は諦めて……」
ゆみ「そうだな…。」
美穂子「えぇ…楽しみ……」
ゆみ「あぁ、期待していてくれ」
モモ「(なーー!)」
モモ「…って事があったんすよ!」
久「(美穂子はもうキャプテンじゃないんだけど…)まぁ同じ大学だしねぇ…」
モモ「その後、先輩のアパートに二人で入っていったっす!」
久「そういえば、美穂子も『用事があるから』って私とデートする時間が減ったわね」
モモ「駄目じゃないっすか!恋人の手綱はちゃんと取っておかないと!これはもう絶対浮気っすよ!『試験前だから会えない』だなんて言って……先輩も許せないっす!」
〜〜で〜〜
モモ「先輩とキャプテンさんは部屋にいるみたいっすね」
聞き耳を立てる二人
美穂子「…久…より良い…」
ゆみ「本当か?」
久「…嘘だって言ってよ…」
モモ「(悪待ちさんの落ち込みよう半端じゃないっす……やっぱり……)」
美穂子「えぇ、久…よりずっと良い……」
ゆみ「ふふ、ありがとう。…喜んでくれると嬉しい…」
美穂子「ゆみ…本当に好き…あっ…だめ…」
ゆみ「柔らかい…あぁすまない…ここはどう…だ…?」
合い鍵でガチャガチャ
モモ「そこまでっす!」
ゆみ「も…モモ…?どうして此処に?」
美穂子「あら、東横さん」
モモ「先輩、浮気は許さな……え?ケーキ作りっすか?」
会話の全容
ゆみ「済まなかったな、折角の休日に呼び出してしまって」
美穂子「いえ、久はまだ寝ていたから大丈夫ですよ」
ゆみ「そうか。久は『似合わない』と私を笑いものにするからな。モモにも知られてなければ良いが…。」
美穂子「今度、注意しておきますね。東横さんに知られた時は諦めて、作ったケーキをご馳走すれば良いと思いますけど」
ゆみ「そうだな…。あれから、一人で何度か練習みたんだ。形になっているとは思う」
美穂子「えぇ…練習の成果が楽しみですね。」
ゆみ「あぁ、期待していてくれ」
〜〜〜〜〜
ゆみ「どうだろうか?」
美穂子「去年の私の誕生日に久が作ったヤツより良い形になってますよ」
ゆみ「本当か?」
美穂子「えぇ…久しぶりですけど、前よりずっと良い感じです」
ゆみ「ふふ、ありがとう。モモが喜んでくれると嬉しいのだが……」
美穂子「ゆみさんは東横さんの事が本当に好きなんですね。あっ…スポンジで遊んじゃ駄目ですよ」
ゆみ「柔らかい…(スポンジを指でツンツン)あぁすまない、スポンジはついつい遊びたくなる。ここはどうすれば良いのだろう?」
って訳で
ゆみ「モモの誕生日にケーキを作ってあげたいと思ってな。美穂子に習っていたわけだ」
モモ「はぁ……そうだったんすか」
ゆみ「内緒にしていたのに久のせいで台無しだ。味見で食わせて貰っている癖に協力どころかモモを焚き付けるなんてな…」
久「勝った気にならないでよね。大体、ゆみは優秀なコーチ付きなんだから、良い物が出来て当然」
美穂子「でも久もあれから随分上達したわ。バレンタインでリベンジに作ったチョコレートケーキ。素敵だったわ」
久「ほら、見なさい。それに私だって美穂子を借してるんだし、この位は楽しませて貰わないとね」
美穂子「ふふ、久ったらゆみさんにやきもち焼いてたんですね」
久「な…!ち、違うわよ」
ゆみ「確かに私の配慮も足りなかったが…。まぁそういう訳だ。今度の誕生日には鶴賀の皆で全国出場の前祝いと一緒にモモの誕生日を祝おう!」
モモ「はいっす!」
久「あーら、全国出場ってのは聞き捨てならないわねぇ。咲達がいる事をお忘れなく」
美穂子「華菜達だって頑張っているみたいですし、分かりませんよ」
って訳でかじゅキャプと見せ掛けて、遅れたけどかじゅモモ(と部キャプ)のモモの誕生日ネタでしたとさ。
キャプ→部の二人称と話し方が「上埜さん(竹井さん)+敬体」「久さん+敬体」「久+常体」どれもしっくり来そうで難しい…。
>>821 GJ!!
いっそ部キャプかじゅは一緒の大学に行けばいいと思う。
ワハハは…行くのかな?←
ワハハは実家の蒲鉾屋で働く、とかじゃないかな
今更だがモモの誕生日ssを勢いだけで書いた。
単行本派なんでいろいろ間違ってたらすまん。勢いで書いたからすまん。
先に謝っておく。
**
きたる7月26日。それは私の誕生日。
今まで完全にコミュニケーションを放棄してきた私にとっては誕生日なんてただ1歳年をとる
というだけのイベントとも言えないものだった。
でも、今年はきっと違うっす。
先輩がいるんすから。
……それでも、たまに不安になる。
私が先輩のことを一方的に好きなだけなんじゃないかって。
だって、私から先輩に抱きつくことがあっても、先輩からはないっす。
私が先輩に「大好き」って言うけど、先輩は言ってくれないっす。
だからたまに不安になるっす……。
いつか先輩が遠くに行ってしまう気がして……。
いやいやだめっす。そんなネガティブ思考。
明日は誕生日っす。
ある意味、私にとって初めての誕生日っす。
だからポジティブに行くっすよ。
**
「ゆみちん、ゆみちん。」
「なんだ、蒲原。」
「最近のモモの様子おかしくないかー?」
アホ面の能天気、それが蒲原の第一印象だ。
しかし、こいつは本当に周りを見ている。
「なにかがおかしいのかわかるのだが……」
「わははー。ゆみちんは鈍いなー。あのなー……」
別に蒲原に教えを請いたいわけではない。
が、耳元に近づいてくるので、仕方ない、聞いてやろう。
「わっっっ!はは!ゆみちーん。こういうのは自分で考えるものだぞー。」
こっちは鼓膜が破れるかと思ったぞ。
「じゃあヒントなー。」
**
こんな夜中に呼びだしとは大胆っすね。もう0時近いっすよ。
しかし、私は影の薄さ金メダル級という称号をもっているからいいけど、先輩はこんな夜中に
外出なんて危ないっすよ。
早く行かなきゃっすね。
「先輩!」
いつものように勢いで抱きついた。
でも、なんか先輩の反応、変じゃないっすか。
視線を逸らして俯き加減で「あ、あぁ」だなんて。
いつもなら「ここではやめろ」とか照れ臭そうにこっちを見てくれるはずなんすけど。
「も、モモ。話があるんだ……。」
さっきの先輩の反応のこともあって頭には嫌な想像が流れていく。
『モモ、私はやっぱりモモのことは後輩としか思えないんだ』
『あんまり、抱きつかないでくれないか。』
……。
そんなのいやっすーー!!
「あのな、モモ。」
「いやっす。聞きたくないっす!」
「いや、聞いてほしいんだ…!」
先輩は私の腕を掴んだ。
先輩の真剣なまなざしが私を貫く。
ずるいっす。そんな目で見られたら、私は何も言えなくなるっす。
もう、何を言われても受け入れよう。
そう思って腕を掴む先輩の手を見つめた。
「……結婚しよう。」
「はい。」
………。
「って、えぇえぇえええええぇぇぇ!?」
「……や、か?」
いや、いや!いやなこと全然ないんすけど。
あまりにも予想外の言葉に頭がついていかないんす。
という心の声はどうやら言葉に出ていたらしい。
「モモ、誕生日おめでとう。これが私からの誕生日プレゼントってことでいいだろうか?」
「…も、もちろんっす!あー。これ、夢じゃないっすか?」
先輩は「夢じゃないさ。」と笑って言って、私を抱きよせた。
ここからは私と先輩の秘密っす。
ただ一つ言えることは、私にとって絶対に忘れられない誕生日になったってことっすね。
**
わはは。蒲原里美だぞー。
いやー。ゆみちんは鈍いなー。
鈍いけど決めるとこは決めるなー。
私からゆみちんへのヒント?
@モモは明日誕生日。
Aモモは明日で16歳。
B婚姻は女の子は16歳から
って言っただけだけどなー。
なんで私がこんなヒントを出せたかって?
わははー。それは、去年私が佳織にしたからなー。
おわり。
お目汚し失礼しました
既婚者だったのか、ワハハとかおりん…
ワハかおが結婚したのなら、呼び方と接し方が変わった県団体戦以降とみた
ふくよかすこやかたまらない
一見強引なように見えて着実にすこやんとの距離を縮めて行くこーこちゃんマジ策士
ふくすこおいしいです
こーこちゃんのが年下てのがたまらん!
>>827 モモは良くてもゆみちんはまだ17だから結婚無理じゃん、と素で思ってしまったw
>>833 すなわち
>>824の設定で行くと、
蒲原「モモも16歳になったから結婚できるなー。」
加治木「ああ。だが、私がまだ17だ。」
蒲原「ワハハ。」
こうですか?わかりません!><
流れぶった切ってすまぬ。つSS 内容、長野三年’S大好きっす。な感じで。
いつもワハハの出番がないので、今回は恋愛成分薄め、4人でわーいわいしてみたっす。
表現がくどくてうざいす。後、古文とか和歌とかお嫌いな方もスルーしてくだされ。
今夜は2レス分投下するっす。
>>835 つ婚姻年齢 男女差
図書館で古文の勉強をしていたゆみは、外から聞こえるパラパラと何かが小さくはぜるような音に気をひかれて窓の外を見た。
「……雨か」
そうつぶやくと間もなくさっきまでのパラパラが、ざあっとバケツをひっくり返したような激しい雨に変わった。
傘を持ってきていなかったが、この雨は困ったというより正直助かった。
今の時期の雨はひとしきり降ると、嘘のように上がり、涼しい夕方がやってくる。
今は図書館の中で冷房が効いているからいいものの、ここを出てあのうだるような暑さの中を帰ると思うと辛抱強いゆみもさすがにうんざりしてしまう。
ひどい雨音で集中力が途切れたところで、勉強に誘ったのに来なかった友人のことを思う。
ヤツの将来など別にどうでもいいんだが、そうは言っても気になるものだ。
自分は他人事にはあまり関心を持たないタイプだったのに、いつからこんなお節介をやくようになったんだろう――
蒲原の影響だろうなと思うと口元に笑みがこぼれる。
しかしあのバカは一体どうしたものか――
ゆみが親友をバカ扱いしながらも心配していると、ゆみを探して図書館に入ってきた佳織が、
「あ、あの加治木先輩……」
と、おずおずと申し訳なさそうに話しかけてきた。
「おう、妹尾か。丁度良かった。蒲原を知らないか?」
「あ、あの、それがですねぇ……智美ちゃ、いえ、蒲原先輩から用事があるから先に帰ると伝言を言付かってきました」
「はぁ。そうか……」
「あ、あの、智美ちゃんがご迷惑かけてすみません。私も折角、加治木先輩が勉強を教えてくれるんだから図書館行ったらって言ったんですけど……」
「いや、妹尾が謝ることはない。部活の途中だったんじゃないか?わざわざ来てくれてありがとう」
佳織は申し訳なさそうにゆみに向かって何度も頭を下げ、その度にすれ違う生徒にぶつかっては謝るを繰り返しながら図書館を出て行った。
智美のことをまるで自分のことのように謝る佳織を見ていると旦那のことで頭を下げる奥さんを連想してしまう。
ふむ、智美ちゃんか。あれだな、桃もそのうち先輩呼びを卒業して『ゆみさん』とか呼ぶようになるとか――
『桃』
『ゆみさん』
そう呼び合いながら抱き合ったりとか。うん。悪くない―― が、恥ずかしいな――
赤くなってきたのを隠すように、ゆみは教科書で顔を覆った。
いやいや、今はそんなことを考えている場合ではない。まずは勉強嫌いの親友だ。
本人も一応、焦ってはいるようだが、自分が誘ったくらいではこんな風にすっぽかされてしまう。
蒲原が絶対すっぽかすことが出来ない相手――
ゆみは自分と桃の妄想を頭から追い出し、親友のためにあの友人の協力を得ようと考えついた。
自分一人では出来ないことも別の人間をまきこむことで、出来ることにしてしまう。
うむ、これこそ正に蒲原の影響だな――
「取りあえず、声に出して読みやすい和歌から初めてみましょうか。蒲原さん三大集って知っていますか?」
ファミレスのテーブルを挟んで、智美の向かいに座ったのは本日の先生役。美穂子が本物の教師さながら質問をした。
「バカにするな!こう見えても三大集は得意なんだぞ」
「ほぅ」
「へぇ」
意外にも自信満々で美穂子に噛みつく智美に、隣に座ったゆみと美穂子の隣で頬杖をついている久が感心したようにそれぞれ声を上げる。
ヤバい智美のためにゆみが考えたことは、美穂子を先生役に勉強会を開くことだった。
以前、受験のことを話した時に、得意科目はどちらかと言えば、美穂子は文系、ゆみは理系、久はオールマイティーだが詰めが甘いというのが話題になったことがあった。
それを思い出したゆみは、美穂子を呼べばさすがに智美もすっぽかす訳に行かないだろうと踏んで、美穂子に先生役を依頼したのだった。
先生役自体は快諾した美穂子だが、遠慮からか別の理由からか自分一人だと自信がないので、久を呼んでもいいかと提案があった。
先生役が増えることは、更に智美もサボりにくくなり、ゆみにとっても願ったり叶ったりであったため、ゆみは二つ返事で久の参加を了解した。
そして、勉強会当日のとある日曜日。
ゆみの思惑通り、今日ばかりは仕方ないと観念した智美が愛車のタイプUで迎えに来た。
「ゆみちん、さー行くぞ」
「蒲原、安全運転で頼む」
いつもの運転だろうなと思いつつ、そう言わずにはいられなかった。
待ち合わせ場所に到着し、再会を喜びつつ、青ざめたゆみが落ち着くのを待って勉強会がスタートした。
「モルフォチョウ!トリバネアゲハ!アグリアス!」
「蒲原? 何を言っている?」
「何だー、ゆみちん、知らないのかー。三大美蝶だろ!ワハハー」
「……」
何かの呪文を唱えるようにスラスラと答える智美だったが、それが彼女なりのボケだとわかると突っ込みの苦手なゆみは固まってしまった。
そんなゆみを見て、調子に乗った智美は続ける。
「三大カブトム……」
「蒲原、いい加減にしろ」
ばくん。ゆみの古語辞典の角が智美の後頭部にヒットした。
「うぐわー! ってぇー。ゆみちーん。角は角は……」
大げさに痛がる智美をゆみはあきれ顔で、美穂子は心配そうに、久は面白そうに見ている。
当の智美は涙目になりながら、ゆみに訴える。
「じゃあ、ゆみちん言えるか?三大カブトムシ!」
「そんなもの……」
ゆみが言い淀むと智美の矛先は他の二人に向かう。
「美穂子は?久は?」
「私、昆虫はちょっと苦手で」
久が面白がって智美の話に乗っかる。「アトラスとヘラクレスとえーと、後何だったかしら?」
「あー、久、残念だなー!今はアトラスではなくネプチューンなのだよ」
「どうでもいいだろう」
「ふっ、分からないからって逃げるのか、ゆみちん」
「なっ」
呆れるゆみを智美が挑発している。冷静なゆみがその挑発に乗るとは思えなかったが、それでも美穂子が仲裁に入った。
「二人とも、もうその辺で……。ね」
「あーあ、初めから脱線しまくりじゃない」
今度は久が大げさに、両手を広げ、肩をすくめるジェスチャーをしてみせた。
智美のボケにつき合ってはいられないとばかりに、美穂子が三大集の説明を始めた。
「三大集とは万葉・古今・新古今の三つの歌集を指します。このうち勅撰、つまり帝の命令で編纂したものは古今と新古今です」
美穂子の説明を受け、ゆみが口を挟む。
「おい、蒲原。このふたつの成立年代は憶えやすいぞ。古今は905年、新古今は1205年」
そういえば、と思い出したように久も割りこんでくる。
「新古今って古今集パート2なのよねー。で、300年記念のイベントとして成立したものなんですって。この二つの年代だけは憶えておいて、和歌やそれ以外の作品の成立が早いか遅いかを押さえておくと結構役に立つわよ」
一切のボケを拒むように矢継ぎ早に説明をする3人に対して、「ワ・ハ・ハー」な感じで目の焦点が合ってない智美がそこにいた。
今夜はここまでっす。次はキャプ、部長、かじゅによる和歌の解説っす。
かじゅキャプの予定がワハハ絡ませたら全然違うモノになったっす。ワハハー。
>>769の彦神様のちゃちゃのん可愛いいっすね。
>>839 お、桃の人か。お久しぶりだし。
ワハハを含めた3年生ズがわーいわいとやってるのは良いものだし。
かじゅモモ、かまかお分も少し入っているし。
「おー久しぶりだな、ゆみちん、モモちん」
「お久しぶりッス。・・・・モモちん?」
「鶴賀では、親しい間柄はこう呼ぶもんなんだぞ。ワハハ」
「初耳だぞ?」
「むきちんは微妙な顔をしてるがなー」
「だろうな」
「ワハハ」
10年前のフラグがやっと実ったふくよかすこやかップル
素晴しいです
ふくすこがピクシブで愛宕さんにあっさり抜かれてつらい
社会人百合はいまだニッチなようじゃな
健夜「あれ…こーこちゃん、どうしたの?休みなのにスーツなんか着て」
恒子「うん、今日はおかーさんに話があるんよ。居る?」
健夜「うん?居るけど…ちょっと待ってね。おかーさーん、なんかこーこちゃんが話があるってー」
おかーさん「あらあらいらっしゃい。今日は何の御用かしら」
恒子「突然ですが、健夜さんと一生を共にさせていただきたく、お願いに参りました」(ふかぶか)
健夜「…え?」
おかーさん「あらまあ恒子ちゃん、こんな子でもいいの?麻雀以外何の取り柄も無いわよ?」
健夜「ふっ、普通に家事もできるよっ!…じゃなくて何で素で返してるの!? こーこちゃん女の子だよ!?」
おかーさん「だってあんた恒子ちゃんにベタ惚れじゃないの。二人が良いならこの際性別はどうでもいいわよ」
恒子「えへ、さすがお母さん、話が解りますねー。それにしてもベタ惚れですかーw」
おかーさん「そうなのよー、今日も朝から恒子ちゃんが来るからっておめかししちゃってねぇ」
健夜「ちょっ、おかーさん、余計なこと言わないで!ってか恒子ちゃん、今までそんな話一言もしなかったでしょ!?」
恒子「だってすこやんは受け身だから、外堀から埋めて行かないと踏ん切りつかないでしょー?
あ、ちなみに家の親は説得済みだから。両親ともすこやんのファンだから、挨拶に来るの楽しみにしてるよw」
健夜「いやでも…えっと……ほ…本気なの……?」
恒子「そうだよー。ヘン?」
健夜「変じゃな…いや、やっぱ変かな……か、隠しカメラとか、ドッキリって書いたプラカードとか無いよね…??」
恒子「……さすがに私もそこまで体張ったスクープは撮らないよ、すこやん……」
健夜「じゃ…じゃぁ……ふつつか者ですが、よろしくお願いします……///」
という電波を受信しました
なぜだろう
ふくすこの恋愛を考えると
他のキャラより生々しさを感じるのは
歳食ってるからじゃね
ていうか妙に生活臭がにじみ出てるのさこのふたり
笑顔の裏に生活疲れが見えると
>>844 良い塩梅に原作を取り込んでて素敵。
ふくすこハジマッタナ。
空白行が一個一個に入ると読みづらいもんなんだな
原作見てないから分からないけど、
こーこちゃんは「すこやん」って呼んでるのか
そうだよー
同性愛だし10代のころは愛と勢いでなんとかなってきてたけど
そろそろ世間体とか将来のことが心配になってくるころだからな。
相方はそんなこと気にしないだろうし生活疲れもするさ。
この漫画で「そろそろ男の友達も連れてきなさい」
みたいなシーンがあると、どうも違和感が・・・。
百合漫画なのにいい
いやむしろそういう世間一般の常識というものがあってこそ
性別を超えた恋愛というものが美しさを増すのではなかろうか
こーこちゃんとの交際を認めてもらえず、お母さんとケンカして家を飛び出し
こーこちゃんの押し掛け女房になるすこやん
彼氏と言ってない所がミソ
つまりすこやママンがすこやんの男友達を喰いたいと言っているのだ…
危なかったな、こーこちゃん
すこやん家に泊まっていたらすこや母子に犯られる所だった
男の友達って…中学生かw
でもこれで小鍛冶プロが彼氏歴ナシということが分かった
すこやんはアイドルに抱く天使像みたいなものを体現しているのだ…
文堂さんみたいなのが「小鍛冶プロは処女」とかって掲示板で熱弁しているのだ…
数年前にすこやんが枕営業しているという噂がたってストーカーや投石が乱発
百合友達も離れていって孤独になったすこやんは一人実家へ都落ちするのであった。。。
社会人百合もいい感じになってきたな。
カツコーチも盛り上がり始めていいはず。
貴子は池田が鉄板過ぎて…
モンブチ分が足りない……orz
>>861 池田ぁ!!と怒る→帰宅後落ち込む貴子→靖子が励ます→そのままベットイン
というのは?
>>862 一透は沢山あるけど、個人的には純パパと智紀ママの夫婦百合が見たいっす。
ツンのすくない透のどは至高!
きっと全国ではみられるだろう
>>863 藤田プロ×コーチは過去にあったな
結構好きな組み合わせ
照咲分が足りない
照乙
和「あら、宮永さんお菓子買ってきたんですか?」
咲「うん、近くで懐かしい駄菓子を見つけたから。久しぶりに食べてみたくなって…」
和「…ねるねるねるね…?変わったお菓子ですね。味見してみてもいいですか?」
咲「ん、いいよ。はい、あーん」
ねるねるねるねを人差し指に付けて差し出す咲。和の身体がびくっと固まる。
咲「あ……へ、変だったかな……ウチではいつもこうやっていたから……」
和「い、いいえ、い、いただきますねっ…ぱくっ…んむっ…ちゅばっ…」
咲「……………」
和「ちゅぱっ……ぺろっ…んちゅ…ちゅぱちゅぱ…じゅるっ…んぱっ……ふぅ…
…美味しいですね…もう一度味見してもよろしいですか?」
咲(良かった…ウチが変わっているのかと思ったけど、原村さんもお姉ちゃんと同じ反応だ…)
ふくよかすこやかのデートを原作でやってほしいw
>>869 最後ワロタw
このド変態どもが(誉め言葉)。
照。oO久々に咲の人差し指舐めたいな…
照は淡や菫さんの指を舐め放題やないか
はたして指だけなのかどうか
一くんはとーかに全身リップしてるんでしょ?
おっぱいやたわしで身体を洗ってあげるくらいだろ
878 :
名無しさん@秘密の花園:2010/08/10(火) 13:46:10 ID:bMmAAJQY
もし、小鍛治プロが全く健やかでない性格だったら。
試合終了後の解説室内、解説中とは全く違う空気が流れていた。
「ねぇ、あなたアナウンサーよねぇ? そして私は解説のプロ、立場分かってる?」
「は、はい一応」
「まぁ、私もキャラってもんがあるからさぁ、人目のあるところではゆるい感じでやってあげるけど……。」
ゆったりと部屋に充満していく沈黙。
そこにはいつもの福与に振り回される小鍛治の姿はなかった。
「分かってるなら何? 今日の実況? 私をからかってるの?」
「まあ、分かってるつもりなんですけど」
「私に何度同じ質問させる気?」
福与は何回か指を折りながら数え始めようとするが。
「数えなくていいっ!」
「ヒっ!」
相当頭に来ているのか小鍛治の目つきはドンドンと険しい物に変わり。
あまりの豹変ぶりと恐怖に福与は全く声を出せなかった。
「ねぇ、何か言ったら? 次からはしっかりやりますぅみたいな」
「じゃ、じゃあ」
「じゃあ!? 何それ、全く反省の色が感じられないのは私の気のせいなのかしら?」
しばらく、続く沈黙。
なにかしら、言わなければならないと感じている福与ではあったが、何を言っても怒られるのではないかという強迫観念に襲われ結局何も言えない。
「……」
「……もういいわ、消えなさい私の目の前からさっさと速く!」
「はいっ!」
福与は脱兎の如く扉を開けて出て行った。
一人薄暗い解説室の中に取り残された小鍛治は。
「次も恒子ちゃんミスってくれないかなぁ」
不気味な微笑を浮かべていた。
879 :
名無しさん@秘密の花園:2010/08/10(火) 13:47:07 ID:bMmAAJQY
という電波を受信した
アリですね
881 :
名無しさん@秘密の花園:2010/08/14(土) 23:06:59 ID:srLxwST9
薄荷屋の新刊どうだったー?
合同本でのワハハとの絡みが個人的にキタな。
>>881 相変わらずの部キャプだった
あと部かじゅや部桃も美味しかったよ
部桃か…アリですね
>>840 池田ァの人、いつもありがとうっす。
暑くてSSが書けないっす(ヽ'ω`)ゲッソリ
書けば書くほど箇条書きって… でも、13局中に終わらせたい…
>>882 >>883 羨ましいっす。友達が確保済みなんで、早く部長無双読みたいっす
後、とらに予約したJOCの再録本も早く読みたいっす
ふくすこの夜の主導権を握っているのが小鍛治プロだという噂を聞いて
すこふくSSを書いてみますた
最近すこやんのことが気になる。
見てるとついついからかいたくなっちゃうんだよね。
一人でいる時も、ちょっと気を緩めると
(すこやんにちょっかい出したい)
とか考えてるし。
なんかこれ、可愛いペットを見つけたみたい感じに近いかも。
あー、すこやんメッチャラブ。
すこやんだったら私……
………ん?
あれ、私いつの間に寝てたんだろ…。
しかもここどこ? 全然見覚えない…。
えーと、昨日は確かすこやんと仕事終わりに食事に行って、少しお酒を飲んで
「すこやんって、なんでいつも自信なさげなの?」
「そ、そうかな…」
「ほら、今も言葉に詰まってるし。昔誰かに騙されたとか?」
「えぇっ!? な、なんで急に? そんなことないよ」
いつものようにからかって…。
それからお酒の勢いを借りて
「すこやんはなんで折角届いた名門チームからの誘いを蹴って、地元の弱小チームに入ったの?」
前からちょっと気になってたことを聞いたんだっけ…。
そしたらすこやんが
「私に麻雀の楽しさを教えてくれたのは地元の友達や先生だから、少しでもみんなに恩返しがしたくて」
なんて、すこやんらしからぬことを言って、不覚にもドキっとして…。
地味っ子のはずのすこやんがちょっと輝いて見えたんだった…。
まさかそんな言葉が返ってくるなんて思ってなくて、固まってたら
「でも意外だった」
「え?」
「こうこちゃんが麻雀に興味を持ってくれるなんて思ってなかったから」
「すこやん相変わらずネガティブ」
「こうこちゃん、実況するためにルールを覚えたり、頑張ってるよね」
すこやんがいきなり頭を撫でてきて、ドキドキして…。
でもすぐに
あれ?
頭を撫でられてる?
不自然さがひっかかって…。
なのに動くことが出来なくて…。
「それと…」
「それと?」
「こうこちゃんから食事に誘われるなんて思わなかった」
「へ、変だった?」
「嬉しいよ。でも」
「でも?」
「こうこちゃんて、嫌いな人には声をかけるのも嫌がりそうだから、意外だった」
「な、なんで?」
「嫌われてると思ったから」
ドキドキして顔が熱かった…。
(私、変だ)
だって、すこやんは遠まわしに
「私のこと、嫌いじゃないんでしょ?」
って言ってる。
普段の私だったら
「何を勘違いしてるの、すこやん。仕事だからやってるんだよ」
軽口の一つでも叩くところなのに、何も言えなかった…。
(私、今凄く変だ)
自覚はしていたけど、すこやんの手つきが心地よくてそのまま流されちゃって……。
「コウコちゃん、この後うち来る?」
その言葉に黙って頷いて……。
……………あれ?
「えええええええええええええええええ!!!!!」
私何してんだろ?
どうしてすこやんと?
なんで? なんで?
「あ、こうこちゃん起きた?」
って、すこやんいたの!?
しかも裸ってことは、やっぱり…
「昨日のこと覚えてる?」
……うん。覚えてる。
「続きしてもいい?」
え……?
ちょ、ちょっと待ってすこやん! 触っちゃ、あっ、
「駄目っ」
「こうこちゃん、嫌だった?」
えっと、嫌…………じゃない…。
私、昨日のことだってちゃんと覚えてる。
酔ってはいたけど、自分の意思ですこやんの家に来たって。
それはつまり………私がすこやんを好きだってことで、そういう関係になりたかったってことに他ならない。
今になってはっきりと自覚したわけなんだけど、
「嫌じゃないよ」
私、すこやんが好き。
「こうこちゃん、可愛い」
すこやんは昨日の夜よりももっと激しくて、私はそれからたっぷり3時間も責められた。
まあ、そういうわけなんです。
おしまい
gj
>>881 なぜか咲照分を補給できた
あと池キャプ分も
>>890 イイヨイイヨー。
普段イケイケなこーこちゃんが受け受けしいギャップ萌え。
ピクシブ経由のニコニコの神無月EDパロでかじゅももと咲和が
上がっているのをみたけど他にも増えそうだなw
部キャプとか一透とか・・・etc
神無月パロなら是非霞×姫様で…
霞さんに
「貴女の全てが愛おしくて堪らないの、小蒔。貴女以外のものなんかもう何もいらない。
ただ貴女だけが欲しいの。貴女と私、二人だけの永遠の夜が」
とか云って頂きたい
霞×姫様は霞さんが夜の主導権を握っているという噂を聞いて、
霞×姫様SSを書いてみますた
霞さんは年上なのにその自覚が無くて、困ったものです。
巫女服はいつも帰って来て脱ぎ散らかしたまま。
畳まないから皺になっているし、おまけに寝坊までするから、朝はいつも大変です。
私が起こして巫女服を着せてあげなかったら、遅刻で出席日数が足りなくて、進級出来なかったかも知れません。
もうちょっとちゃんとして欲しくて
「霞さん、もっと自覚を持って下さい」
口を酸っぱくして言うのですが、当の本人は
「私が寝坊しなかったら、姫様はやることがなくてつまらないでしょう?」
と、どこ吹く風。
そのくせ
「いつも起こしてくれてありがとう」
なんて言うから、悔しくなってしまいます。
私が霞さんを好きなことも、放っておけないことも、霞さんはを知っている…。
知った上でわざとだらしなくしている。
だからいつも切なくなるんです。
(霞さんは私のことを年下の『姫様』としか思っていない)
(だから私がどんな気持ちでいるのか知っているくせに、こうして意地悪をする…)
そんなある日、いつものように霞さんを起こしに行った時
「ありがとう姫様。これ、ご褒美」
といきなりキスをされて、私はつい涙を流してしまいました。
霞さんが好きだから、そんな風にキスして欲しくなかったんです。
私のことを『姫様』としか見ていないことはわかっていました。
『小蒔』とは呼んでくれないことも諦めていました。
でも、せめて私の思いをそんな風にからかって欲しくなかったのに…それなのに……
悲しくて走り去ろうとして、腕をつかまれました。
振り向くと霞さんが今まで見たことがない真剣な顔をしていて
「ごめんなさい」
と言ったんです。
「謝らないで下さい、霞さん。謝られたら、もっと辛くなります」
目が合ったら涙が止まらなくなってしまう気がして、私は目をそらしたままそう答えました。
手を離して欲しい。
でも霞さんに触れていて欲しい。
こんな瞬間まで霞さんに焦がれている自分が恥ずかしくなって、唇を噛んでいたら
「ごめんなさい、小蒔」
不意に後ろから抱きしめられました。
「不器用だから、あなたの真っ直ぐな気持ちに上手く答えてあげられなくて…」
「霞…さん?」
「だから本当はあなたが好きなのに、からかうことしか出来なくて」
「そんなの嘘です…」
いきなりで、信じられなくて、駄々をこねる子供みたいに首を振った私の唇を、霞さんは鮮やかに奪いました。
そして、それ以上何も言わせてくれませんでした。
おしまい
>>898 GJ!
とても幸せな気分にさせて頂きました
>>898 年下の姫様に世話させるとは…
他の巫女たちにシバかれそうだなw
>>890 >>898 GJ
こっちはマイペースですまぬ。つSS
>>838の続き
表現がくどくてうざいす。後、古文とか和歌とかお嫌いな方もスルーしてくだされ。
今夜も2レス分投下するっす。
「蒲原さん? 蒲原さーん? 取りあえず、今のをノートに書きましょうか?」
美穂子に促されて帰ってきた智美は、3人が言ったことを「もう一回、もう一回」と言いながらノートに書いていく。
智美の様子にゆみと久はこんな調子で大丈夫かと不安顔になったが、先生役の美穂子はむしろ楽しそうにあれこれ世話を焼いている。
美穂子は智美のノートに書かれた古今和歌集の文字を指さすと話を続けた。
「この古今和歌集は日本の古典文学の中でも、もっとも有名なんですよ。今日はその中からいくつか選んでお話しようと思っていたのですが、蒲原さん、昆虫が好きみたいだから、昆虫が読まれた歌にしましょうか」
「え?そんな歌があるのか。昔も今も虫好きに悪い人はいないと言うからなー。親近感が湧くなー。ワハハー」
さっきの反応とは打って変わって智美が食いつく。
智美の言葉をそんなことは聞いたことがないと思いつつ、ゆみと久はなるほどと美穂子のリードに感心した。
美穂子は、ここに来る前は百人一首にも採られている有名な歌を題材にしようと用意をしてきていた。しかし、そのことは何も言わず、智美からノートを借りるとある和歌を書き出した。
――明け立てば 蝉のをりはへ 泣き暮らし 夜は蛍の 燃えこそわたれ――
美穂子が歌を書いている間、久とゆみがノートを覗きこむ。直に書き終わったノートを受け取ると智美が歌を読み始めた。
「あけたてば、せみの、を? せみのを、りは? へ? なんだこりゃ? これだから古文は嫌いなんだ……」
「あ、分からないところは飛ばしていいですよ」
「え、飛ばしていいのか。だったら、なきくらし、よるはほたるの、もえこそわたれ…だ!ワハハー」
「そうそう、よくできました」
どや顔の智美とにこにことほほ笑む美穂子のやりとりを見て、ゆみと久は、なんだかなーな表情を浮かべている。
「蒲原さん。"をりはへ" は "折り延へ"で、ずっと時間を延ばしてという意味です。歌の意味は分かりそうですか」
「おー、何となくわかるぞー。多分だなー。玄関の扉をあけて、外に立っていれば、セミがずっと鳴いて暮らして、夜はホタルが燃えてこそわたれーだ! ワハハー」
智美の解答にゆみと久の顔がひきつる。
「ちょ、燃えてこそわたれーだ!ってまんまじゃない」
色々とあれなところがあるが、取りあえずその部分に久が突っ込みを入れた。
しかし、ここでも美穂子は「そうそう、よくできました」とニコニコとほほ笑んでいる。
――ええーっ 今度はゆみと久は二人揃って、驚いた表情で美穂子を見た。
二人の無言のリアクションには構わず、美穂子は智美に説明を続ける。
「でも、それだけじゃ聴いたまんま見たまんまですよね。和歌はこれに別の意味も含ませてあるんですよ」
「ふーん。じゃあ、セミとホタルにどんな意味があるんだ? ワハハー」
「実は、この歌、恋の歌なんですよ」
「鯉?魚のか?」
智美のあまりにも分かりやすいボケに、隣と斜め前から同時に「おい」とまるでシンクロのデュエットのようにぴたりと揃った突っ込みが入る。
その辺のやりとりを聞いてか聞かずか、
「この歌はですね、夜が明けると、日中は蝉のようにずうっと泣き暮らし、夜はホタルのように『思ひの火』に燃え、あなたのことを思い焦がれ続けている。そういう恋の歌なんです」
と、まるで誰かに告白するかのようにうっすらと頬を染め、いかにも恋に身を焦がすといった風に美穂子が歌の解釈をした。
その様子に3人から「ほおおお」と感嘆の声か漏れる。
「なるほどー、一日中外に立って虫を見ている歌じゃなく、一日中好きな人のことを思っていますって歌なのかー。ワハハー」
智美もきちんと意味を把握したようだ。
「ねぇねぇ、美穂子ったら、随分と感情が入ってるみたいだけど、そういう人いるのぉ?」
「え?…… そ、そんな…… そんな人はいません……」
久がからかうように肘で美穂子の脇腹をつつくと、美穂子の頬は段々と赤くなり、うつむきながら否定する声は徐々に小さくなっていく。
「またまたー、隠さなくてもいいじゃないー。私だけにほらー」
調子に乗った久が美穂子の顔に自分の耳を近づけ、内緒話を強要するが、美穂子はいやいやと首を横に振っている。
「こほん。二人でお楽しみのところをすまないが、時間も限られていることだし、勉強を続けてもらっていいだろうか?」
「いやー、私は二人でいちゃいちゃしてても、一向に構わんぞー。ワハハー」
久を軌道修正をすべくゆみが助け船を出すと、智美が横やりを入れる。
「な、何を言ってるんですかっ、二人ともっ。そ、そんなんじゃ……」
ゆみと智美の言葉に、美穂子はこれ以上は赤くならないくらい赤くなった顔の前で、違う違うというように両手を振った。
「あー、ごめん、ごめん。つい、楽しくってー。あ、そうだ。ホタルと言えば、こんなの知ってる?」
さっきまで、美穂子をからかっていたことなどなかったかのように、久が声のトーンを下げて話し始める。
「ホタルが人間の霊魂の姿であるという言い伝えも多いのよ…… 非業の死を遂げた人の怨霊がホタルに化した話とか……」
「おおっ。今ならそんなオカルトありえませんって感じだなー。そんな和歌もあるのかー?ワハハー」 こっちの路線でも智美の食いつきはいいようだ。
古今和歌集じゃないんだけど、と断わりを入れ、久は智美のノートに歌を書き始めた。
――物思へば 沢の蛍も 我が身より あくがれ出づる 魂(たま)かとぞ見る――
「後拾遺(ごしゅうい)和歌集に入っているのよ。作者は、和泉(いずみ)式部と」
そう言いながら本の名前と作者を書き足すとノートを智美に渡した。
受け取った智美はさっきと同じように歌を読むと
「あれ?これって、物思いに耽っていれば、沢の蛍も自分の身体から出た魂っぽく見えるとか、そんな感じだろう?」とそのまんまながらも割と的を射た解釈をした。
「だーかーらー、それじゃまんまじゃない。ちゃんと別の意味があるのよー。ねー、美穂子ー」
「す、すみません。風越ではまだ後拾遺和歌集やってなくて…」
「あら、そうなの。じゃあ、私が解釈してあげるわー」
久は改めて美穂子から先生役をバトンタッチすると、おもむろに話し始めた。
「この歌はね、生霊のことを詠んでいるのよ。物思へばは、男から忘れられたことを恨みに思っていること」
久の話し方が徐々に怪談モードなってくる。
「智美。蛍が自分の身体から出た魂って言うのはあっているわ。でも、ただの魂じゃないのよ。男を恨んだ生霊、悪意を持った霊魂がその男を呪うべく…」
智美は身を乗り出し、美穂子はさっきまで赤かった顔を青くして久の話に聞き入っている。
「おい、久。その辺にしておけ」
ゆみが冷静に久の話をぶった切った。
今夜はここまでっす。夜は大分涼しくなってきたんで今週末には終わらせっるす。
GJ!
暑さに負けず頑張って下さい
姫様「消耗した気を回復するには分家の者と交わらなければなりません。去年は3人で足りませんでしたが4人揃った今年こそ・・・。」
投下は……投下ないのですかっ!?
透華を一る
宮永さん完全卒業なぜか寂しい
やっぱりちゃちゃのんの高校は負けてしまったのか…
ちゃちゃのん以外のメンバーを知りたかった
>>909 まだ心の中でだし、実戦で呼ぶのに時間かかる可能性もある
hrmrさんの脳内ではすでに咲さんと籍も入れているはず
ふくすこの夜の主導権を握っているのが小鍛治プロだという噂を聞いて
すこふくSSを書いてみますた
いつの間にかすこやんの隣にいるのが自然になってる。
インターハイのテレビ中継で並んで仕事をしている時は勿論、
最近はプライベートで一緒にいる時も私の方から手を握って隣を歩いている。
それはひとえにすこやんの隣が心地いいから。
ぴったり寄り添ってすこやんの温もりを感じながら思うのは、
「この人が大好きだな」
ってことと、
「すこやんも同じ気持ちでいてくれたらいいな」
ってこと。
すこやんが私のことをどう思っているかはわからない。
でも、鼻先をかすめる真っ直ぐな髪、洗い立ての服から漂う石鹸の匂い、ゆっくりとした声、
すこやんの全てが心を甘く痺れさせて、私はただ彼女の隣にいるだけで幸せな気持ちになる。
だからかな?
大好きなすこやんから離れたくなくて、このところすこやんの家に泊まることが増えてる。
一緒に料理を作ったり(すこやんは私が料理をすることが意外にだったみたいだけど)、
麻雀について教えて貰ったり(すこやんは私が真面目に実況の仕事に取り組んでいるのが意外だったみたいだけど)、
すこやんの家に泊まるのはいつも楽しい。
楽しいからついつい居ついちゃうんだけど、でもそのことで一つ問題が…
「こうこちゃん、そろそろこれ持って帰ってくれないかな?」
すこやんがちょっと困った顔で指差したのは、洗面所に並んだ私の化粧道具、歯ブラシ、整髪剤、等等。
泊まったその足で仕事に行く内にいつしか増えていたんだけど、
一人暮らしの決して大きくないすこやんの家の洗面所には、二人の分の荷物は流石に多かったかな…。
女の子って物持ちだから、鏡台の棚に入りきらずにコンタクトの洗浄液や保湿液なんかが溢れちゃってるし…。
それが邪魔になってることはわかるけれど、でも
「持って帰ってくれないかな?」
って真正面から言われて、ちょっと寂しくなった。
迷惑って言われたような気がしたから。
(やっぱりこんな風に何度も泊まりに来るのは良くなかったかな…)
(すこやんは私と違ってそこまで一緒にいたくないのかな…)
入りきらない私の荷物が、鏡台から締め出されてるみたいに見えて切なくなる。
それが下らない感傷だってことくらい自分でもわかるけど、
でもささいなことで感傷的になってしまうくらいすこやんのことが好きなんだからしょうがない。
改めてすこやんのことが大好きだと思うと同時に、すこやんと自分の気持ちに温度差があることを身につまされた。
そのことにしょんぼりしていたら、すこやんが口を開いて
「こうこちゃんがいない時にこうこちゃんの荷物を見ると、切なくなるんだ。
だから持って帰って欲しいの。わがまま言ってごめんね」
私は少しびっくりした。そして
「どうして切なくなるの?」
「こうこちゃんが好きだから」
次の瞬間、息が出来なくなった。
まっすぐ私を見つめるすこやんの視線に射抜かれたみたいに…。
伝えたい言葉は沢山ある筈なのに何も言えなかった。
私は黙って立ち尽くして、そしてすこやんに唇を奪われた。
おしまい
亀さんですが、
>>904さんGJ
続きが投下されるのを待ってます。
小瀬川白望 上重漫
しろみ きみ(デコにたまご)
きみとしろみはセット
つまり(ry
>>905 ありがとうっす。
>>917 ありがと&GJっす。
つSS
>>903の続き
表現がくどくてうざいす。後、古文とか和歌とかお嫌いな方もスルーしてくだされ。
今日は4レス分投下するっす。
「なんだよー、ゆみちん。折角いいとこなのにー」
ゆみのぶった切りに、漫画のようにガクっとうなだれた智美が、顔を上げ口を尖らせる。
「あれー、もしかして、ゆみって怖いのだめなの? 意外な一面ってヤツ?」
「おおー。ギャップ萌えじゃないか。ワハハー」
話を切られた仕返しに久がからかうと智美もそれに乗っかってくる。
「うるさい。蒲原、私が平気なのは知っているだろう」
二人にやいやい言われたゆみがイラっとした表情で二人を睨む。
「久、解釈がオリジナル過ぎるぞ。この歌はこないだ学校でやったばかりなんだ」
その言葉に慌てるどころか、むしろ愉快そうにクスクスと笑っている久を見て、ゆみは――はぁ。と大きなため息をつき、イラつきの矛先を智美に向ける。
「蒲原、覚えてたんじゃないのか? さっきのお前の解釈でいいんだぞ」
「うーむ、ゆみちん大発見だ。どうやら私は睡眠学習のスキルを身につけてしまったようだ。ワハハー」
こちらもことさらゆみの感情を逆なでするようなことばかり喋っている。
人差し指と中指をこめかみに当て、頭が痛いジェスチャーをするゆみを見て、気の毒に思ったのだろう。
美穂子が久の上着のすそをつんつんと引いて合図を送り、「んお?」と振り返った久をちょっとだけ睨んでみせた。
「んもー、ちょっとふざけただけじゃない。二人しておっかない顔しないでよー」
そう言う久の表情(かお)にはもちろんだが、反省の色は全くない。
「だって、詞書に『男から忘れられた頃、貴船神社(京都市左京区)に参拝したら、御手洗河に蛍が飛びかっているのを見て』ってあったから、思いついちゃったのよねー」
「なぁんだ、オカルトは久の作り話かー。でも結構面白かったぞー、ワハハー。で、詞書って何だ?」
「ん、和歌でその歌を作った日時・場所・背景などを述べた前書きのことよ」
今度は、久も智美の質問にきちんと答えた。
「本当の解釈は、恋しさに思い悩んでいると、沢に飛ぶ蛍も私の身体から抜け出してゆく魂ではないかと見えるよ。まぁ、そうね。オカルトじゃなくて、これも恋の歌なのよね」
「へぇ、恋の歌って多いのかー?」
「うん、多いわよ。今も昔も好きな人のことを考えて、舞い上がったり、落ち込んだりするのって変わらないのよ。きっと」
さっきまのでいたずらっ子のような表情ではなく、優しげな表情で話す久を見て、美穂子も安心したように微笑む。
「ったく、最初からそうしていればいいものを…… 蒲原、借りるぞ」
そう言うと今度はゆみが智美のノートに歌を書き始めた。
――奥山に たぎりて落つる 瀧の瀬の 玉ちるばかり ものな思ひそ――
歌の後に、後拾遺和歌集・貴船の明神と書き足すと智美にノートを返す。
「これも授業で一緒にやったぞ。さっきの和泉式部の歌に貴船の明神が返した歌だ。覚えているだろう?」
「え? あ、うん…… おくやまに、たぎりておつる、たきのせの、たまちるばかり、ものなおもいそ…… かな?」
「ああ、そうだ。詠みはそれでいい。解釈も分かるだろう」
「えっと、奥山にだな、たぎって落ちてんだろ? で、瀧の瀬のは、えっと…… あ、滝か! 滝の水が落ちてんだ。で、問題は玉だなぁ。なぁ、ゆみちん。これって何の玉なんだ?」
身に着けたという睡眠学習のスキルはどこへやら、智美の解釈はここまでのようだ。
「……蒲原、本当に覚えてないのか。前半は序詞で、玉ちるに掛かってだな……」
「むむっ、ゆみちん。怒らないと約束してくれるか?」
ゆみが伏し目がちに淡々と説明するのを、智美が真面目な表情で遮る。
「どうした急に?」
「序詞って何だ?」
分からないことを怒っても仕方ないのはゆみも承知している。しかし、上げたその顔にはかすかに怒りの表情が浮かんでいた。
そんなゆみを見てか、それとも、さっきは悪いことをしたと思ってか、珍しく美穂子に先んじて久が説明を始めた。
「序詞は、枕詞に似てるけど、枕詞みたいに『どの言葉にどの詞がかかる』というような決まりがないのよね。後、枕詞よりも長いのが普通で、一回的ていうか、創作みたいな」
「なるほど。それで、久。枕詞って何だっけ?」
きりっとした表情の智美から出た言葉に、今度は久が頬杖から滑り落ちるようにカクンと頭を下げる。
「あの、蒲原さん。枕詞とは和歌にみられる修辞用語のひとつで、一定の語の上にかかってある種の情緒的な色彩を添えたり、句調を整えたりするのに用いられます」
「え、何? 美穂子ごめん。ちょっと何言ってるかよくわかんない」
ばこん。本日二度目の古語辞典の出番がきた。
「だぁー! いてーってば! 角はって何回言えば……」
「蒲原、いい加減にしろ。今の言い方は福路に悪いだろう」
「だって、ほんとによくわかんなかったから…… 」
ゆみの暴力的な突っ込みに、智美は涙目で言い訳をする。
当の美穂子はというと、怒るどころか二人のやり取りを見て逆に「蒲原さん、私の説明が悪くてごめんなさい」と頭を下げる。
「美穂子は悪くないわよ。そうね、なんて言うのかしら。要は飾って格好良くするってことよね」
「ん? それって、デコるってことかー。ワハハー」
「まぁそうだけど、さすがにそうは言わないんじゃない」
自分の説明を微妙に今っぽく言い直された久が苦笑いする。
久に悪くないとフォローして貰い、元気が出た美穂子も説明を続ける。
「あの、さっき、久さんが言ったように『どの言葉にどの詞がかかる』のが決まっているのが枕詞なんです」
「うーん。たとえば?」
「『ひさかたの』という枕詞があります。これは『空、光、春、星、天』などにかかります。引き出されることばが天文関係の言葉で、空も日も遠くかなたにあるから、『久方の』という枕詞になるんです」
「へー、なるほどぉ。遠くにあるのは、ひさかたかぁ。あ、久の名前と同じだから覚えやすいな。久は遠いって覚えたらいいや。ワハハー」
「やだ、なによそれ。他にもあるから、ちゃんと覚えておいた方がいいわよ」
智美の言ったことに久はそう言って笑っただけだったが、その言葉に美穂子の表情は少し硬くなった。
「それじゃ、解釈に戻っていいか?」
「おお、ゆみちん。お待たせしたなー。ワハハー」
先ほどの説明の要点をノートにまとめたのを見計らってゆみが声をかける。
「滝というのは、激しく流れて水が玉のように散るだろう。だから、この玉は水の玉のことだ」
「へー、水の玉かぁ。面白いことを考えるもんだなー」
「そして、玉は魂(たま)とかけてあるんだ」
「あれ、魂って、ホタルの歌の……」
「そうだ。玉散るほど一途に思うな。つまり、たましいが身から離れるほど深刻に思い悩むな。そんな気持ちでいるのは身体に毒だよ。と神様も心配している歌なんだよ」
へぇへぇと何度も感心しながら、智美がノートに書くのを久がそうそうとうなずきながら見ている。
美穂子がはっとしてゆみの方を見ると、その視線に気づいたゆみが静かに微笑んだ。
「その後、和泉式部の恋しい人は彼女の元へ戻ってきたそうだ」
智美に教えるというよりは、美穂子に向かって話しを続ける。
「和泉式部は恋多き女だったそうだが、言い換えると、深い愛情であふれていたと言えるな。だからこそ悩みが深刻になるのも道理というものだ。冷たい人ならばそんなに悩まない」
面白そうな話だと思った久が割って入ってくる。
「美穂子は一途で、愛情たっぷりって感じよね。きっと」
「わ、私は……」
「久は恋多き女って感じだなー。愛情の度合いはわからんが。ワハハー」
「あら、見てた。悪いけどよくもてるのよねー。なーんてね。まぁ、今は、恋愛より麻雀と受験だけどねー」
美穂子が答える前に智美と久の言い合いが始まったので、美穂子は焦ったような、ほっとしたような、寂しそうな複雑な表情を浮かべてうつむいた。
「よし! ホタルを見に行こう! ワハハー」
「はぁ?」
「これでホタルを見たら、今日の歌のことは忘れないと思うんだ!」
智美の突然の宣言に三人が揃ってきょとんとした表情になる。
「貴船神社は無理だけど天伯峡ならすぐいける」
「あそこのほたる祭りは6月中だろう」
「じゃあ、松尾峡は?」
「同じよ」
ゆみと久は同じような反応をして、智美を止めようとする。
「わかった。青木湖にいく」
「あ、あそこならもしかしたら、まだ……」
「よし。決定だー、ワハハー」
思いがけない美穂子の寝返りに、智美も勢いづいて形勢逆転。勉強会はここで強制終了となっってしまった。
「みんなー、さー行くぞ」
「蒲原、安全運転で頼む」
助手席のゆみは言っても仕方ないと思いつつも、やはり言わずにはいられない。
後部座席では、いつもはモモがゆみにしがみついているように、美穂子が久にしがみついていた。
ただ違うのは、モモはかなり楽しそうにしていたが、美穂子は見ている方が気の毒になるくらい真っ青になっている。
久は、乗ってすぐは智美の荒い運転におおっと、といった感じだったが、直に慣れたようで自分に必死にしがみついている美穂子をからいかい始めた。
「ねぇ、美穂子って絶叫系は苦手だったりする?」
……こくこく
「じゃあ、遊園地に行っても一緒にジェットコースター乗れないわねぇ。残念」
……うるうる
可愛そうな美穂子は、デートのお誘いのような久とのやりとりにも声が出なかった。
青木湖に到着すると、車酔いをした美穂子が具合悪そうにしている。ゆみもやや青ざめているが、運転手の智美と久はケロリとしていた。
久が美穂子を支えて、車から降ろし近くのベンチに腰掛けさせる。
「すみま……せん。少し休んだら……大丈夫ですから……」
「美穂子は私が見ているから二人は斥候で、ホタルがいるか見てきてくれないか」
「介抱するふりして、いたずらしちゃダメよー」
「……」
ゆみにしてみれば、訳の分からないことを言い残し、久と智美はホタルを探しに行く。
美穂子の隣に座ったゆみが右手で背中をさする。
「大丈夫か」
「……ええ、何とか」
「すまないな。と、私が謝ることではないんだが」
「……うふふ」
美穂子が力なく笑ったその時、ブーン! 音をたてて飛んできた何かが美穂子の後頭部にとまった。
「きゃあっ!」
「おっと」
驚いた美穂子がゆみにしがみつく。ゆみは落ち着かせるように右手で背中をさすりながら、左手でそっと美穂子の髪の毛をまさぐり始めた。
「美穂子、大丈夫かしら……」
「ゆみちんがついてるから大丈夫だろ。そんなに気になるのかー、ワハハー」
「普通、心配するでしょう。友達なんだから」
「まーな。あ、ホタル! まだいるもんだなー。ワハハー」
ホタルが見つかったなら、早く教えに戻ろうと久は智美の手をひいて引き返す。
二人が戻ると、ベンチでゆみが美穂子を抱きしめ、頭を撫でている光景が目に飛び込んできた。
「ちょ、ゆみ、何してるのよ! いたずらしちゃダメって言ったじゃない!」
「へー、ゆみちんもやるなー。ワハハー」
騒ぎながら戻ってきた二人に気づいたゆみが、美穂子を抱いたまま声をかけた。
「なぁ、蒲原。三大カブトムシってネプチューンとヘラクレスと、後何だったんだ?」
そう言って振り返ったゆみの左手はカブトムシのオスをつまんでいた。
美穂子の気分も良くなり、皆でホタルを見つけた場所に向かう。
数は少ないものの飛び交うホタルを眺め、口に出る言葉とはうらはらにそれぞれが想いに耽っていた。
「わー、綺麗ねー」
――あー、さっきはビックリしたわー。まさか、美穂子の好きな人って…… まぁ、誰でもいいんだけど。何なの、このもやもやする感じは――
「ええ、とっても綺麗……」
――ホタル、久さんと一緒に見られて嬉しいなぁ。でも、こんなに近くにいるのに、久さんが遠くにいるように感じるのはどうしてなのかしら――
「ああ、来て良かったかもな」
――さっきの久の慌てようといったら。フフフ、案外、福路にも希望があるかもしれないな。うむ、ホタルも悪くない。今度はモモと一緒に――
「私の言った通りだろー。ワハハー」
――うん、ホタルはやっぱりホタルだな。恋の炎にも自分の魂にも見えないや。でも、みんな喜んでるからこれでいいかー。ワハハー――
いまいち集中できないホタル狩りもそれなりに楽しみ、またあの運転で4人は家路へと着いた。
家に着いたゆみが携帯を見ると美穂子からメールの着信があった。
勉強会が結局遊びになってしまい福路には悪いことをしたとな思いつつ、受信箱を開く。
――きょうはおつかれさまでした。みなさんといっしょにべんきょうができて、わたしもまなぶことがたくさんありました。それでじかいはいつになりますか。――
〈了〉
これでおしまいっす。キャプテンの希望で受験勉強シリーズ〜古文編になりそうな悪寒w
つか、受験勉強つっても、もやもやメインなんで、勉強の内容は適当す。失礼したっす。
薄荷屋もJOCも届いて部長充したっすよ。本誌もようやく麻雀始まるっすね。優希!ガン( ゚д゚)ガレ
GJですた
四人は同じ大学に行けばいいと思うよ
久まこ神ののど咲がとてもかわいらしい…
ねんがんのぶちょうむそうをてにいれたぞ!
今まで部長がらみのカップリングは部キャプ1択だったんだが何だか色々と目覚めてしまいそうだw
全部読んでやっぱり部キャプは良いなと思いつつも部桃その他もありかなと思いました
部ドムか…
茨の道だな
ここで言われているお勧めの同人誌を通販で買いたいんですがどこ見たらいいですか?
部長無双を何回か読み直してみて
ワカメがいないことにようやく気づいたw
>>930 同人通販ならとらのあなが妥当じゃね?
>>931 本当だwマジで気付かなかったわw
まこごめんw
つか薄荷屋の人の描いたまこを見た覚えがないな
ちゃんと登場させてるよ、カプらせてはいないが
夏コミ新刊(総集編含む)に全く出てないだけで
新婚本1とかはふつーに出てるよ
清澄キャプテン本にすら出てない…と書こうと思ったら後ろ頭が一コマだけ映ってたな
937 :
933:2010/08/27(金) 18:58:11 ID:mUcRF4mH
なぜ蒸し返す・・・
全国キャラでは白糸台しか百合妄想ができぬ
>>940 雰囲気的にガチっぽいよね
既に肉体関係持っていそうな感じ
照姉と姫様は道ならぬ愛に苦しむロミオとジュリエットだという噂が流れていたよ
敵にも関わらず一年前のインターハイでお互い一目惚れしてしまったらしい
時折ホテルを抜け出して逢引している姿が何度か目撃されているとのこと
菫さんと霞さんの保護者たちが激怒しそうだなw
おっぱいマイスター竹井久が全国区の雀士たちの胸を揉みまくる展開はまだですか
おっぱいマイスターは咲だろw
>>943 そこで意気投合した二人がカップルになるという展開はまだですか?
全国大会の展開がもう少し速ければ
部長無双に愛宕さんやちゃちゃのん収録も有り得たのかなぁ?
全国クラスならむしろ部長を骨抜きにするくらいのアネキが欲しい
>>948 むしろ麻雀で部長をレイプ目に出来るほど追い詰められる人材が欲しい
>>946 奇妙な関係でした。
初めて言葉を交わしたのは、お互い失恋した直後。
涙を流して真っ赤になった彼女の瞳と目が合った時は、鏡をみているのかと思いました。
私と彼女は無言の内に、相手が自分と同じ傷心を抱いていることを感じました。
そしてどちらからともなく近づき、痛みを分け合ったんです。
それが、私と菫さんの出会いでした。
私には好きな人がいました。
一歳年下の幼馴染で、物心ついた時から彼女をお嫁さんにすると口に出していた程、愛していました。
勿論、時が経つうちに彼女、神代小蒔と結ばれることが、到底叶わない夢物語だとは理解しました。
それでも分家と本家という関係の中で、ずっと本家の彼女を支えていけるんだと思っていたんです。
小蒔の隣にいるのは私だと……。
その夢が砕け散ったのは、小蒔が宮永照と逢引している場面を目撃した時。
小蒔の愛が私ではない誰かに向けられていることを知ったその時に、私が彼女の隣にいる意味は無くなってしまいました。
胸を引き裂かれるような痛みに包まれて私は思わず視線を逸らしました。
すると、その先に自分と同じように深い悲しみを湛えた人の姿が見えたんです。
それが菫さんでした。
目が合い、お互いの内に同じ痛みを見出した時にはもう、私と菫さんは不思議な縁で結ばれていました。
小ネタで終わらせないでよ。
<菫視点>
まるで鏡を見ているようだった。
震える肩、青ざめた顔、きつく結んだ唇。
唯一涙を浮かべた瞳に映る人影だけが私と違っていた。
霞の視線の先には神代小蒔が居て、私は彼女が誰を愛していたのかを知った。
もしそこで踵を返していれば、霞とこんな風になったりはしなかっただろう。
私と同じ様に失恋の痛みに震える姿も記憶の片隅に追いやられ、時を置かず消え去っていたはずだ。
しかし、運命の悪戯が働いたとでも言えばいいのだろうか、
私は霞と目が合ってしまった。
一度目が合った後で黙って逸らすには、彼女の視線はあまりにもはかなく、痛々し過ぎた。
辺りに満ちる喧騒から私と霞が切り離されていくのがわかった。
夜の東京の片隅で静かに向い合いながら、重なり合う視線を通して、
彼女の悲しみが私に流れ込んでくるようだった。
私と同じ、愛する人を失った深い絶望が……。
その瞬間私と霞は別ちがたく結びついてしまったのだと思う。
傷つき引き攣れた彼女の心に触れた後では、最早その場を去ることは出来なかった。
だからといって、違和感が無かったわけではない。
勿論霞のことは前年の全国大会を通じて知ってはいたが、気安く話しかけるような間柄ではなかった。
引き寄せられるように近づきながらも、なんと声をかければいいかわからずにいた。
私は白糸台の制服姿で、霞は永水女子の巫女服を纏った姿で歩を進め、
手の届く距離まで来たところでお互い立ち止まった。
黙って向き合っている私達の姿を不思議そうに見つめながら通り過ぎていく人の目を感じたが、
彼らは当の私自身も奇妙な気持ちでいたことに気付いただろうか?
少しの間奇妙な居心地に悪さに包まれた後で、先に口を開いたのは霞の方だった。
「石戸霞です」
彼女の大人びた姿によく似合う落ち着いた声だった。
「知っている。私は…」
「白糸台の弘瀬菫さんですね。知っています」
そこで改めて見つめ合い、少し笑った。
同じ麻雀師としてまんざら知らないわけではないが、
こうしてきちんと言葉を交わすのが初めてだということを、私も霞も思い出したのだ。
その最初の機会が思わぬ形で訪れたことを思い、二人して苦笑した。
ほんの僅かに気持ちが通じ合っただけだが、歩き出すには十分だった。
私達は間もなく手ごろな喫茶店を見つけて腰を下ろし、おずおずと話を始めた。
私は宮永照の話を、霞は神代小蒔の話をした。
その人にどんな想いを抱いているのかは、お互い改めて言葉にしなくてもわかっていた。
勿論、よくも知らない他人と傷の舐めあいをしているという自覚はあった。
報われなかった想いのたけを聞いて欲しかっただけだと言われれば、否定はしない。
けれど、その相手が霞を置いて他にいなかったことだけは確かだ。
彼女についても同じことが言えただろう。
麻雀の四角い卓上は宇宙に例えられる程千変万化の起伏に富むが、現実世界もそれと何ら変わらないということだ。
どんなツモを引いてくるのかは、その時になってみなければわからない。
その一瞬一瞬の行為が積み重なって、どんな手牌になっていくのかも。
失恋という牌を掴まされ、その代わりに余った牌を切って河に流すように、
私は照の少し悲しげな冷たい瞳に惹かれたことを思い出し、
霞は自分よりも年下の神代小蒔を守りたかったと明かした。
恋した人との思い出を語りながら笑顔を浮かべるところも、
その笑顔がやがて沈痛な面持ち変わるところも、霞と私は同じだった。
まるで鏡を見ているかのように。
私はそんな彼女の痛みを自分のことのように受け止めた。
そして自分を慰めるように彼女を慰めたいと思った。
どうしてそんな風に思ったのかはわからないが、コーヒーカップに添えられた細い指先や、
時折揺れる長い髪に悲しみが透けて見えて、無性に霞が愛おしかった。
もしかしたら、鏡に映った姿を見るうちに情が移ってしまったのかも知れない。
そんな出会いを経て、私と霞はそんな風に奇妙な縁で結ばれた。
あとはごく自然な成り行きで、時折合って話をするようになった。
回数を重ねるうちに彼女に対する愛おしさは募っていった。
私の境遇は、霞の悲しみを自分のことのように受け止めるに十分だったし、彼女は大人びて美しかった。
失恋をしたばかりで節操もないと言われればそれまでだが、いつの間にか霞に恋をしていた。
それでも、自分の役割を忘れるほど馬鹿でもないとは言っておく。
私は彼女を映す鏡だ。
彼女と同じ悲しみを映し、一時それを忘れさせるための鏡。
役割を越えて別の姿を映すようなヘマは許されない。
もし私が自分に芽生えた恋心を映せば、その瞬間鏡は割れてしまうだろう。
私と霞はそういう出会い方をしたから……。
こんな風に霞への恋を諦めるなんて、出会った時には思わなかった。
おしまい
霞×菫の夜の主導権を握っているのは霞さんだという噂……
というわけで続きは皆さんの心の中に
私は咲和スレに帰ります てはては ノシ
957 :
946:2010/08/31(火) 00:36:34 ID:/+VyUeNp
ありがとう。あなたは神や!
できれば続いて下さいいや本当もうお願いします
霞×菫か・・・新しい風が来てるわ
ついでに姫様×照もお願いします
>>945 咲がおっぱい星人になってる同人誌あったなw
モモをかじゅ先輩以外と絡ませれられないものか…
「ワハハ、今日は清澄と合同練習をするぞー。ちなみに優勝者には離れの2人部屋の鍵を進呈だー」
「っ!…それは負けるわけにはいかないっすね………おっぱいさん、ちょっと振り込んでもらえないっすか?」
「な、何を言ってるんですか! たとえ練習試合といえどイカサマなんてありえませんっ!」
「なーに、ちょっとステルスが効いてるフリをしてくれればいいんすよ……この写真を見ても、気が変わらずにいられますかねぇ?」
「そっ…それは……! ……咲さんの着替え写真!?」
「ふふふ、どうっすか? お望みなら風呂でもトイレでも写メを撮影できますがねぇ?」
「………ふざけないでくださいっ!そんな犯罪行為をしてまで勝とうだなんて、恥ずかしくないんですか!?
大体その程度の画像なら1テラバイトぐらい持ってますよっ!!」
「…あー、原村さん、ちょっといいかな……」
>>960 hrmrさん歪みねぇなwww
一年生は一年生同士――ガチはガチ同士――仲良くするといいよネ!
まっすぐなhrmrさん素敵
963 :
夏の午後:2010/09/01(水) 03:04:55 ID:giDeZ/gJ
合同合宿以降、久や福路と逢う機会が増えた。
モモには受験対策だ、と言っているが実際のところは心身ともにリフレッシュするための、いわば逢瀬だ。
とはいえ、北部と南部。お互い行きかうのも限界がある。
都合のつかない時もある。
今日がまさにそんな日。
駅を降りて改札口をくぐると出迎えたのは福路一人だった。
常ならば久と歓談しながら喫茶店へ向かうのだが、福路と二人っきりだと話が続かない。
楽しいはずの逢瀬が、久が居ないとここまで間が持たないものなのか。
照りつける太陽に、頭をやられていたのかもしれない。
わたしは久との逢瀬を語っていた。
最初は軽い下ネタのようなもの。
だが福路はかなりの勢いで食いついてきた。
売り言葉に買い言葉、と言うのだろうか。
わたしの話はどんどん過激な内容へとエスカレートしていった。
福路もまた、それに釣られるように久との逢瀬を語る。
わたしとの時と違い、福路に対する久は常にリードしているようだ。
それが新鮮で、わたしも必死になって食い下がった。
思い返せば、喫茶店で歓談するような内容ではない。
今でも思い出すだに紅潮する。
だがそれは、その後の出来事に比べれば、どうということはない。
「そういえばホテルを予約していたんだったな」
連休ゆえに一泊してから帰郷すれば?と言って久が用意してくれたホテルに足を向けた。
肝心の久は急に学生議会の仕事が立て込んだという事で、不参加となっているわけだが。
まぁ泊まるような時間になったらいくらなんでも用事から解放されるだろう。
まだ日は高く、入る必要はなかったのだが、下見も兼ねて、と言う事でホテルを探しに市内に出た。
唖然とした。
まだ昼間だからさほど目立ちはしないが、夜ともなればこうこうと光るであろうピンクのネオンサイン。
時々どう考えても年齢のつりあわないカップルを吐きだす、そのホテルは。
どうみても、いやまごうことなく、ラブホテルだった。
「久はなにを考えているんだ?!」
そう怒鳴らずにはいられなかった。
こんなラブホテルに予約もくそもないと思ったが、そうでもないようで。
呼び出しボタンを押して確認を取ると、実際竹井久で予約が取られていた。
今からでもお泊りになれますよ?と言い出す、如何にも夜の住人といった風情の支配人。
世間知らずの女子高生である私たち二人は、抗う事も出来ずに一室に案内された。
部屋に入ると、わたしの偏狭な偏見とは違って、実に清潔感あふれる空間だった。
福路は恐る恐るベッドに腰掛けると、所在なさげにきょろきょろと辺りを見渡す。
危なっかしさを形にしたら福路のようになるのだろうな、と私との逢瀬の間も福路の事を気にしていた久を思い出してクスリとした。
下級生の間では聖母のごとく扱われている福路も、いや、だからこそか、庇護欲を掻き立てられること、しきりだった。
私は横に座ると、福路の閉ざされた右目を見つめる。
瞼の下の青い眼は、とても綺麗だという。
私は、その瞳を、見たい、と思ってしまった。
右の瞼を開かせようと、福路の心を一枚ずつ剥いだ。それとともに衣も一枚一枚と剥いだ。
涙を流していたな。
必死に抵抗していたと思うよ、福路は。
無理矢理だよ。そうだ、無理矢理だ。福路の名誉のためにも言う。
これは福路の望んだ結果じゃない。
だから、許さないでいい。私を軽蔑してくれ。
そして、福路を許してくれ、久。
彼女はやはりお前が一番なんだ。 (了)
アリですね!
<霞視点>
温順・謙虚・慎み深さ・愛・誠実・そして小さな幸せ。
菫の花言葉を知ったのは彼女と会うようになってから。
奇妙な縁で結ばれたあの日以来、私と菫さんは折を見つけては二人で過ごすようになりました。
待ち合わせの場所は、いつも永水女子の宿舎と白糸台の宿舎の丁度間にある喫茶店。
奥のテーブル席で向かい会って話をしながら、菫さんは花言葉そのままに私の悲しみを癒してくれました。
温かい眼差しに見守られ、嘘偽りのない言葉に励まされるその時間は、
恋敗れた私に訪れた小さな幸せに他なりませんでした。
喫茶店に流れる控えめな音楽や、ランプに揺れる橙色灯の光。
私を取り巻く全てのものが傷ついた心に優しく染みこみ、そしてその中心に菫さんがいたんです。
彼女の思いやりが嬉しい余りに
「どうしてそんなに良くしてくれるのですか?」
別れ際に何度尋ねたことでしょう。
返ってくるのは決まって
「放っておけないから」
という慎み深い言葉でしたが、それがいかにも菫さんらしくて、私は一人で宿舎に帰る途中も気付くと笑顔を浮かべていました。
布団に入って横になっても、目を瞑っても浮かぶのはもう菫さんのことばかり。
彼女と会う度に、愛しさは募っていくのがわかりました。
そしていつしか
「放っておけないから」
という言葉だけでは足りない程、菫さんを求めるようになったんです。
自分の気持ちにはっきりと気付いたのは、いつものように喫茶店の前で別れた後のことでした。
(放っておけないなら、宿舎まで見送ってくれてもいいのに…)
宵闇の中に小さくなっていく後ろ姿を見送りながら、恨みがましい想いにかられ、
(私ったら、なにを自分勝手に言ってるの)
(菫さんはついこの前まで他人だった私にこんなによくしてくれてるのに)
多くを求める自分を慌ててたしなめました。
けれど、振り返らない菫さんの背中に胸が締め付けられる痛みを、どうやっても消すことが出来ず、
ネオンの光の中にぽつんと取り残されながら、私はその時はっきりと自覚したんです。
菫さんが好きだと。
目を瞑ると、瞼の裏に浮かぶのはやはり彼女の姿でした…。
その事実に愕然としながら、私は必死に自分の気持ちを否定しようとしました。
(慰められた喜びを恋と勘違いしているんだわ)
(全国大会が終わって鹿児島に戻れば、すぐに忘れてしまうに決まってる)
そんな風に、菫さんに抱く好意は一時の気の迷いに過ぎないと何度も言い聞かせたんです。
しかしそのそばから
(菫さんを忘れたくない)
(あの人の優しさを忘れたくない)
菫さんへの愛しさが溢れて、止めることが出来ませんでした。
散々な出会い方にも関わらず、私はどうしようもない程菫さんを好きになってしまったんです。
彼女の姿はもう宵闇の向こうに見えなくなっており、自覚したばかりの恋心に胸が疼きました。
いつもの喫茶店に着くと、一足先に奥のテーブル席でまっていた菫さんが私に気づいて手を上げます。
たったそれだけで痛いくらい切なくなるのは、彼女が好きだから。
今にもそれを伝えたくて、でも伝えらなくて、二つの間で小さな胸が張り裂けそうなのに、
菫さんが発したのは
「二人で会うこれで終わりにしないか?」
これ以上ない悲しい言葉。
「どうしてですか?」
愕然として尋ねると、いつもの慎み深い笑顔が返って来ました。
「そろそろ全国大会も大詰めだ。霞と私は敵同士として相まみえる。情が移ったら駄目だろ?」
その言葉の通りだと、頭ではわかりました。
私達は敵同士。
それも永水女子と白糸台という、大会を二分するような優勝候補。
勝利という至上命題の前で、情が揺れるようなことがあってはならない。
頭ではちゃんとわかっていたんです。
けれど、そんな風に思いも寄らない形で別れを切り出され、涙を止められませんでした。
「霞!?」
「嫌…です」
「霞、どうした!?」
「別れたくありません…」
「霞?」
「菫さんが好きだから、会えないなんて耐えられません」
私の手をとりかけて、しかし菫さんは躊躇いました。
彼女の思いつめた顔が涙に滲んでいきました。
これで全て終わってしまったんだと、はっきりわかりました。
私達は敵同士。
その関係を踏み越えようとすれば、その時点で勝負師失格。
全国でも名の知れた雀師である菫さんの世界から、私は消えてしまったんだと…。
(短い期間に二度も失恋するなんて)
(それに、今回の失恋は一度目の時よりずっと心が痛い)
(それくらい私は菫さんが好きだったのね)
(時間なんて関係ないくらいに……)
諦めの思いが涙となって流れ落ち、海のように果てしなく広がって私を包んでいく、
その中に溺れてもう立ち直れないんだ、自嘲めいて思っていたその時、
誰かに強く抱きしめられたのがわかりました。
「菫さん?」
「私も霞のことが好きだ」
「菫……さん?」
「でもその想いを伝えたら今の関係が終わってしまう気がして、伝えられなかった。
想いを抱えたまま霞を見ているのが辛くて、いっそ君を忘れてしまいたいと思った。
だから、あんなことを言ったんだ。ごめん、霞」
「……本当ですか?」
「本当だ。君が神代小蒔を愛していたことも、私が宮永照を愛していたことも、
そして私達が敵同士だということも全部わかった上で、霞を愛している」
嬉し涙が頬を伝って海のように広がり、すっかり溺れてしまいそうな私を菫さんは優しく抱きしめ続けてくれました。
もう言葉はいらなくて、お互いの温もりがあればそれで十分で、私達はいつまでもそのままの格好でいました。
やがて時間が来て、宿舎に戻らなくてはならない定めの前に切られるように心が痛み、
菫さんの顔を見れば私と同じように沈痛な面持ちで、まるで鏡に向かいあったよう。
初めて会った時もそうだったと思い出して、不思議な縁に改めて胸が熱くなりました。
「また明日、菫さん」
「また明日、霞」
手を振って別れた後で、名残惜しさを全身で感じながら、帰路を歩き出します。ふと
(放っておけないなら、宿舎まで見送ってくれてもいいのに…)
いつかの子供っぽいわがままを思い出し、もうそんな風に拗ねる必要も無いんだと、
微笑みながら自分に言い聞かせていたのですが、その時突然、背後から抱きしめられました。
「霞」
かすれた声は、他ならぬあの人のもの。
「菫さん?」
「今日は離れたくない。ずっと一緒にいたい」
腰に回された腕に力が籠もり、砕けるとように骨が痛みましたが、ぞくりとする程の快感が同時にわき上がります。
熱い吐息がうなじにかかって全身の産毛が逆立つようなもどかしさに包まれました。
「菫さん」
そう言い掛けて、けれど言葉にする前に
「駄目なら駄目と言って欲しい。じゃないと、止まれない。霞が欲しいんだ」
先を制せられて、頷くしかありませんでした。
「駄目じゃありません」
抱きしめられた背中が腰に伝わってくる菫さんの熱っぽさにすっかりあてられて、
拒む気など根こそぎ霧散していました。
私の言葉を聞いた菫さんが腰に回していた手を解き、脇の下へとすべらせます。
そこには見奴口というおはしょりを整えるための穴があり、地肌へと続いています。
菫さんの細い指がその見奴口から着物の内に入り込み、その少しひやりとした感触を直に感じた瞬間、
膝から下が水になってしまったかのように力が抜けると同時に、乳首が固くなるのがわかりました。
「あっ!」
思わず漏れた私の声に薄く笑った菫さんが、間もなく固くなった乳首を探り当てて軟く揉み潰します。
それだけ気をやってしまうくらい腰がぞくぞくと戦慄いたというのに、
菫さんが畳み掛けるように指先に力を込めました。
痛みが心地よいなんてこまで感じたことなどないのに、菫さんの乱暴な仕打ちに体が反応します。
内腿に熱い雫が伝うのを、私ははっきりと自覚し、
ドピュッ
おしまい
おいw
ワラタww
ちょ、まwww
>>970踏んだので次スレ立てました
ttp://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1283438395/ 合同合宿の一夜
「先輩、貝合わせしたことあるっすか?」
「いや、ないな」
「貝合わせかー。それじゃ私も」
「貝合わせ? 随分古風な遊びですわね」
「でも楽しそう」
「そうね」
「私はやりませんわよ」
「わーい貝合わせー。衣もヤルー」
「ふぅ、しょうがありませんわね」
え!?
透華が貝合わせ!?
透華がボク以外の誰かと秘部と秘部を擦り合わせる!?
「駄目だよ透華! 貝合わせなんて滅多にやるもんじゃないよ!」
「何を勘違いしてるんですの? 貝合わせは平安貴族が嗜んだ神経衰弱のような遊びでしてよ」
「おい、国広君。乳首が勃起してるぞ」
「あらあらはしたないこと。これはお仕置きが必要ですわね」
「国広君、いったい何を考えてたん?」
「一、今夜旅館の離れにいらっしゃい。縄と蝋燭が待っておりますわ」
「イヤッホーイ」
おしまい
>>975 乙ー。
つーか、またそんなオチかwww国広くんwwwww
アンタの作風、嫌いじゃないじぇ。
ちょ、オチがw
霞さんが小さな胸が…とあったが小さくないよ、と思わず突っ込みかけてしまった。
今週の衣×タコスに萌えた
カスミレか…斬新だな
その晩、旅館の離れで……
白絹を縒り合わせた強靭な紐がボクの首にかかっていた。
「もう興奮しているんですの?」
透華が声に出して呟きながら、その紐の両端をボクの左右の脇下にくぐらせ、背中で交差する。
「こちらが外してもいいと言っても手枷を取らないし、一は本当にマゾっ子ですわね。
どれだけ束縛それるのが好きなの? いつも縛られた両手をバタつかせていけない快感に浸っているのでしょ?」
ウエストで紐を一周させ、背後に回りこんで両手首を後ろ手にしっかりと縛り上げる。
「今だって、こんなに乳首を固くして」
胸の先をギュッと絞られて腰が浮く。
透華はボクが思わず悲鳴を上げるのを面白そうに眺めてから一歩下がり、自分の仕事ぶりをつらつらと点検した。
「上出来ですわね」
縛りかけの全裸でボクが大人しく立っていると、透華がまた長紐を一本とって縛りにかかり、
うなじからウエストさらに両腿ときて、両端をそれぞれ手首にくくりつける。
肩口をずらしてみると、両足のはざまに紐が当たって、それだけ乳首がピンと上を向いてしまう。
「まだですわよ」
透華がいつにも増して穏やかな調子でそう言い、ボクのうなじをとらえた。
「一、ひざまずきなさい」
メイドの習い性でひざまずくと絹紐が張り詰め、下の口がギュッと締め付けられる。
思わず喘ぎながらも、首を上げ、背中を懸命に反らして弓なりになり、胸をうんと突き出してひざまずく。
「さて」
透華の満足したような声が耳をくすぐった。
「これで様子がわかりかけてきたんじゃないこと?」
仕上げにかかった御主人様は、ボクの両足首を纏めて縛って紐を伸ばし、手首に結びつけた。
これではどう動こうと紐が内股に食い込んで、前後にこすれてしまう。
透華の縛り方はとても巧妙で、しなやかに紐には固い結び目が小さくこしらえてあり、
動くたびにその結び目が真珠にこすれてボクをいたぶってくる。
息をするだけでも一苦労で、否応無しに唇を噛んでこらえるはめになる。
そのさまを透華はとても気に入ったみたいだった。
縛られたボクとしては、顎を反らせるように跪いてそんな御主人様を見守るしかない。
透華は全裸のまま動けない哀れなボクの周りを歩き、様々な角度から痴態を眺めて微笑みながら、
やがて瞳を輝かせつつ蝋燭を手にとった。
「これ、好きでしょう?」
優しい口調で随分酷いことを聞くものだと思った。
そのせいで、被虐を求める心に火がついたボクは体が熱くて仕方が無い。
「ねえ、どうなの?」
マッチ擦る音が立った後で、リンの匂いがツンと鼻を刺す。
透華が燃え盛る蝋燭を傾け、次の瞬間、乳首の先で痛みがはじけた。
悲鳴を上げるそばから、内腿、背中の下側、縛られた両手と、続けざまに痛みの花が咲いた。
あまりにもその感触が苛烈で、熱いと気付くまでに時間がかかる。
溶けた蝋にねっとりと絡み付かれ、声を上げていましめられた体をのけぞらせたものの
そのはずみに紐が食い込んで、痛みのあまり息も絶え絶えになる。
「答えなさい一。好きなんでしょう?」
透華が蝋燭を垂らして、素手に溶けた蝋を受ける。
整った眉根が痛みに引き攣れるのが見えて、胸がキュンとなる。
そのまま垂らしたら熱すぎるから、透華は自分の体でわざわざ一度受けてボクに与えようとしているんだ。
彼女がどうしたいのかわかったボクは、その衝撃を思って慄きながらも、嬉しさのあまり涙が出そうになった。
「好き! 透華が好き!!」
ボクの芯からの声を聞いた透華が、にこりと笑って溶けた蝋を股間に押し付ける。
その瞬間、目の前に星が飛んだ。
痛みの快感の波に押し流され、ボクはゆっくりと気を失った。
目を覚ました時、ボクは透華の胸の中にいた。
肩を優しくさする手が、ぼんやりと心地いい。
すぐにその掌が火傷で真っ赤になっていることに気付いて体を起こしかけ、けれど透華によって止められた。
人差し指を立ててボクの唇に押し当て、何も言わなくていいというのに
「しー」
と声を小さな声を出す。
そうやってボクの機先を制した後で、透華は優しく笑った。
「一、 あの程度の攻めで気を失うなんて
_rrf≦三ミ=z、_
_ ,ィ彡{ft彡ソリ}ルノシハミ≧、
`丶 ,イ{{{(くミ彡彡ミ彡彡三彡'へ、
\ fトミミミミゞ≧三彡彡≦彡三ミt
ヽ、 {::::;ィ''"`"´ ̄''"´ ̄`~¨ヾ彡彡}
丶 ',ヽ }:::fi ; ; Yシイf
':,| \ |:::リ ; ;,f::::::リ
'、 ヽ、 {::{ ,ィzzェェュ; rェェzz 、、V:::|
ヽ :.` ー--f^リ ´ィt::テミ _rt::テミ`' 〈::/^!
ヽ :.; : |{f! :. `゙""´.: :. `""゙´ : リぅi! <ダラシナイネ
、 `ヽ丶 .: : ヾ} : ,. :.. : 、 :ノレソ
丶、、 _,. V: `i r‐ '´゙ー、_,.‐ ' \ 、 : トく___
` ン´ i| j| 、 ! 、ー--―ァ' ` ,' ;/ } `` 丶、
/ j{ j| ヽ'、 、`ー一 ´, / /' イ _,. -‐`ー- 、
| ,:' ,/}! l| ヾ、 `"^^"´ // / _,. -'´ `ヽ、
_,」.. ':,./ ,リ ハ :. 丶.__,. イ j{ r '´ ヽ
/ 《 fi ! ヽ / /'´ ',
ヽ-‐ ' ,:' :;ソ ヽ / |
〈_ _,.-'´ ,. ' ハ 丶 / |
、´ / / ヽ ` |
`亡´__, ' ヽ
おしまい
/  ̄  ̄ヽ │
/ ゝ ̄三ヽ │
/ ミ ´`ヾ 〉 │
/ (ヽ《 = Θミヾ │
| ノ ○〈´´ へ_〉 .│
| ̄ ヽミ\++| .│
/ヽ ミ\ ヽ二ヽ │
/ ヽ \ ∧∧∧ \ .│
/ ヽ ヾ l │
\|\|\| J
(^ω^)
埋めますか?
部長とちゃちゃのん愛宕ワカメなどとの絡みを補完した
部長無双・妄想伝の発売はいつですか?
愛宕さんの個性的な瞳をどう描くかもすごく気になるw
部長が全国支配するにはまず、地盤(清澄)を固めないとだよな。
ウメ
次スレ立てるね
チクショウ、俺の鶴賀は何しに東京まで行ったんだよ。
蒲鉾「ユミちん、この部屋ではエロいこと禁止なー。」
かじゅ「何言ってるんだ!?」
モモ「・・・(声出さなければ大丈夫っすかね?)」蒲鉾「ワハハ。むっきーたちも最近は見失わなくなってきたし、ニオイは消せないから無理だぞー。」
むっきー「私は別に構いませんよ・・・。(遠い目)」
とか、そういうSSを誰か、頼む。
桃。じゃなくて梅。でもなくて埋め。
うめ
>>993 >チクショウ、俺の鶴賀は何しに東京まで行ったんだよ。
分かる。分かるよその気持ち。うめ
本編が進めば進むほど、応援組がステルスになるのは仕方がない
でも俺も鶴賀がみたいんだ、うめ!
アニメ2期マダー?うめ。
それより原作8巻まだー?
うめ
1000ならタコス無双
のどちゃんもNTR戻す
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。