ギュっと彼の身体に四肢を巻きつけながら、私はめくるめくエクスタシーの世界へと押し上げられ
た。
はぁ、はぁ、はぁ、ううぅぅ、またイッてしまった。もう何度果ててしまったのか覚えていない。
時間もおそらく深夜になっているだろう。お風呂場でのエッチの後から休むことなくぶっ通しなのだ
から。
あの後の彼ったら本当に酷いんだぞ! 私が不覚にも腰が抜けて動けなくなってしまったのをいい
ことに、彼ったら今度は前から挿入してきて、
「このままベットに行って、愛し合おうね」
とか言って繋がったまま私を抱え上げて、二階の私の部屋まで運んで行っんだぞ! もう、死んじ
ゃいたいくらい恥ずかしかったんだからっ!
それに、部屋に着いてからも私がちょっと休ませてって言ってるのに、彼ったら全然言うこと訊い
てくれなくて、パ、パイズリっていうのをし始めたんだぞ! 私の上に馬乗りになって胸の谷間にオ
チンチンを挟み、それで腰をいっぱい振って勝手に気持ちよくなった挙句の果てに、
「澪のお口の中に大好きな精液出してあげるから! 遠慮しないで全部飲んでいいからね!」
なんて言うんだぞ! もう調子に乗りすぎだろっ! そりゃ、今日初めて飲んであげた精液の味は
そんなに不味くはなかったけど、でもでも、それは全然そういう問題じゃなくて! 今日はあくまで
も彼の誕生日プレゼントということで、純粋に喜ばせてあげようと思って無理して飲んであげただけ
なのに、これじゃーまるで私のほうが精液を飲みたがってるみたいじゃないかっ!
さすがの私もこれにはカチンときたので、少しきつくお灸をすえてやろうと思ったけど、如何せん
絶頂の余韻が冷めやらぬ身体はいうことを利いてくれないし喋る事もままならない。そうこうするう
ちに本当にお口の中ににいっぱい射精されてしまった。
ううぅぅ、くやしいぃ! でも、味の方はそんなに悪いわけではないし、出されてしまってしょう
がないので、仕方なくまた飲んであげた。ほ、本当に私が飲みたいわけじゃないんだからなっ! 今
日だけだから。うん、今日だけ特別なんだからな。
それからずっと前から後ろから横からとエッチことばっかりしてきて、全然休ませてくれないんだ
ぞ! オシッコだって行かせてくれないし。もう我慢できなくなって私がトイレに行かせてって頼ん
だら、
「オシッコだったら、僕が飲んであげるよ!」
バッカじゃないの! 自分の彼氏がこんなに変態だったとは思わなかったよ。もちろん、それだけ
は絶対に嫌だって拒否したら、
「わかった。それじゃー僕がトイレまで連れて行ってあげるよ」
後ろから両脚をガバっと開けたものすごい恥ずかしい格好で持ち上げられ、そのままトイレまで連
れて行かれて、あろうことか彼の目の前でオシッコをさせられ……わーわーわー、も、もうムリム
リ! こ、これ以上はもう恥ずかしすぎて話せないからっ!
と、とにかく、私の彼はもう正真正銘変態なんだ! ううぅぅ、変な約束したばっかりにこんな目
にあって……。正直、今日と言う今日は本当に彼に愛想が尽きたぞ。でも、一番愛想が尽きたのは自
分にだった。こんなに変態的なことをされているのに、心の奥底で悦んでいる自分がいてしまう。今
日、彼に気づかされてしまった……私は変態なことをされるのが好きなんだと。