和「他人の事をよく知りもしないでそんな事を言う人間はたかが知れてるわ…恥を知りなさい」
和「澪はとってもいい子なの。勝手な憶測で汚さないで」
男子「あっ!お、おま、秋山み」
バシーーンッ
男子「へぶす」
和「貴方の口から澪の名前が出るだけでも嫌気が差すわ…早く消えて」
和「もう金輪際澪の事を口にしないで。姿も見せないで」
友人「な、なんだこの女…」
「ところで唯」
「なに?」
ロングコートを脱ぎ捨てる。まるで暗幕のようなそれは、ふわりと床に覆いかぶさる。
「ここにはベッドがあって、若い男女の二人以外誰もおらず、もう夜だ」
そっと唯を抱え上げ、巨大なベッド――唯いわくお姫様ベッドというらしい――に寝かせる。
「そこで、ずいぶん前から誘惑してくれちゃってる女の子を、俺は襲おうと思ってるんだが、どうかな」
頬に手を這わされた唯は顔をあからめ、目をそらし、
「やっぱり、今日のお兄ちゃんは優しくて、イジワルだ……」
「嫌いか?」
「大好き」
それを合図に、俺たちの影は重なる。
ちゅっ ちゅ……
「ふ……っ、ふ……っ」
ちゅるっ ぷちゅ ちゅ……ちゅ……
「あふぅ」
舌を交えた後、離した口先から伸びる銀色の糸。唯の制服に手をかけ、ゆっくり脱がしていく。
「やっぱりお風呂入ってから……」
「やだ。このままの、いつもの唯を味わいたい」
「んっ」
首筋を舐め上げると、細い体が震えた。ジャケットを剥ぎ、ブラウスのボタンを外せば、白い下着が顔を出す。
「んっ、は……は……はっ………はあは」
耳を舐め、その穴に舌を這いまわす。ブラウスも取り、スカートのホック、ファスナー……。
「あ、は……っ、あ。んっ……うんっ」
やがて、眼下に下着姿の唯が現れる。飾り気のない、純白そのものの、子供っぽいそれ。
その絶景を眺めつつ、俺もパンツ残して後は外す。
「わっ。すごい……」
俺の股間のふくらみを見て驚く唯の手を引き、中の半身に触れさせる。
「どうだ」
「すごく硬くて……熱い……」
「そうか」
その隙にブラの肩ひもをずらし、後ろのロックを解除。憂のときに学んだことがその姉に役立つとは、なんとも複雑だ。
「……小さいな」
憂より。
「こ、これから大きくなるもん!」
ぼそっと出た俺の一言が許せないらしく、羞恥とは別の感情で顔を赤くする唯の胸を、そっと撫でる。
「あっ、あんっ」
「そうだなこれから大きくしてやるよ。ま、小さくても俺の唯への気持ちは変わらんから気にするな」
中心のぽっちをつまむと、
「ひっ……、ひっ……ぅ。あ、ひっぱった……らぁ……っ。だめっ……」
…………。おもれえ。……ちょっと興奮したのは内緒だ。
「さて、こっちはどうかな」
「あ……」
ショーツをおろし、抜き取れば、露になる唯の女。
「あんまり見ないでよ」
「……いやだね」
唯が股を閉じるよりはやく、そこに口づける。
「くぅんっ。あうん、ん……。ふあっ、んう……」
ぴくんっ。悶える唯に喜びつつ、舌を潜り込ませ、吸う。中は熱く狭い。
ぺちょ。びちゃ。ぢゅぷっ。
「あ……あう……。あっ、んんっ。あっ……あぁ……」
徐々に、唾液以外の液体が女性器を濡らしていく。俺は頭をひき、かわりに人差し指をそこに突きいれる。
「はあ、ああっ。あっあっ……んあっ、やっ、あっ。ああ……」
くちゃ……ぴちゃ……と水音をたてて、そこは潤いで満たされている。
俺は最後の一枚を脱ぎ捨てた。
これでお互い生まれたままの姿。
「唯、いれるよ」
すると、唯が俺の肩を押した。
「……待って」
そのまま白く小さな体は俺に被さり、俺は押し倒された形になる。
「わたしがいれたい」
「……わかった」
持ってきた避妊具を装着し、準備完了。仰向けで待っていると、唯は唐突にゴムで包まれた部分を掴み、
「とうっ!」
剥いで投げ捨てた――って何してるんじゃ。
「おい」
「だってやっぱり初めては直接感じたいし」
「…………。すきにしろ」
実際、俺も一度直接してみたいという願望があったわけだし、唯のやりたいようにやらせよう。
「じゃ、いくよ」
「ああ」
唯が俺の半身を握り、自身のそこへ近づける。場所は認識しているので、あまり時間をかけずに内部へ侵入できた。
唯が腰を落とし、徐々に体内に肉棒を収めていく。
「んっ……はあっ……んんっ。ひっ、ひうっ、いうっ!」
「大丈夫か」
すげえ痛そう。しかし唯は笑顔を見せる。
「だいじょーぶ」
やがて、すべてが中に取り込まれ、唯の尻が俺の体と密着する。その間から、少量の血流。
「えへへ。全部はいっちゃった」
「よくがんばったな」
頭を撫でてやると、顔を綻ばせる。まったく、ホントこういうことは変わってないな。
「気持ちいい?」
「ああ。すごくな」
実際、唯の中はキツく、熱い。憂とは違った感触で、憂のは締め上げるようなしまりだが、
唯のは包み込むようなしめつけだ。まさか姉妹の違いをこんなところで見つけるとはな。
「いっぱい気持ちよくなってね」
「うあっ」
唯が腰を弾ませ、それに連なるように俺は多大な快楽を得る。きゅっ、きゅっ、と半身はしごかれ、硬さを増す。
上を見れば唯の小さな胸は上下に揺れ、まるで誘っていようだ。俺はそれを掴み、揉む。
「ああ、あ……はっ、あうっ、あうっ、はっ、あああ」
指の隙間から出てきた乳首をつまむと、すでに硬くなっていて、コリコリした感触を返す。
「あっ――ふあっ。くあっ、あっ、ひっ、ひんっ、ひあっ、あっ、あっ」
ぱちゅん、ぱちゅん、ぬちゅん、ぬちゅん。
室内は唯の喘ぐ声と、交わっている場所から出る水音で満ちていた。
血の混じった唯の愛液が俺の陰毛を濡らし、さらにはシーツにシミを作る。
「あっ、はっ、あ……っ、お兄ちゃん……っ」
「ん……」
「あっあ……っ。また会えてよかった……」
「ああ、俺もだ」