けいおん! で百合萌え #2

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1名無しさん@ローカルルール変更議論中
まんがタイムきららで連載中&まんがタイムきららCaratで隔月連載中
この春からアニメも絶賛放送中のけいおん!について語りましょう

前スレ
けいおん!でレズ百合萌え
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1236274351/

●公式サイト
http://www.tbs.co.jp/anime/k-on/
●SS保管庫(エロパロスレと共有)
http://wiki.livedoor.jp/keionclub/
2名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/17(日) 10:55:54 ID:4JFWWMOQ
いちおつ!


今スレの目標:平沢姉妹のSSをひとつ投下すること!(←怠ける自分にプレッシャー)
3名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/17(日) 11:23:41 ID:vyxZ6M1M
乙!

何年かぶりにアニメCDを買ってしまった…
4名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/17(日) 13:03:23 ID:qhgG/QEg
澪のお嫁に行けない発言を聞いて、
「あたしがもらってやる」と帰り道に言うイケメンのりっちゃん

帰り道に一人悶えるムギ様
5名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/17(日) 14:32:31 ID:EYH5LjYT
いちおつ
新人勧誘の時ムギが律×澪で妄想してたがアレはちゃんと映像化してほしい
6名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/17(日) 15:04:19 ID:fFPgm9Aj
>>1
前スレの原作ネタバレ



23時まで澪の部屋にいて
しかも寝ているってのに何も言われない律・・・wwwww
7名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/17(日) 15:18:27 ID:4DIlmEa1
あらためて>>1乙。
そして前スレ>>996、おまえはおれだ!(w

てか律は半分ギャグで進路希望を『澪の嫁』と書きそうだけど、
唯の場合本気で『和ちゃんの奥さん』だの『憂のお婿さん』だのとやりそうなのは偏見でしょうか?
8名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/17(日) 16:24:57 ID:GFswQ2S2
>>1
9名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/17(日) 17:43:30 ID:TgpE0Efm
>>6
23時どころか、そのまま泊まり込みでもお咎め無しです
ちなみに、澪の部屋に勝手に上がり込んで、くつろいでてもお咎め無しです
本当n(ry
10踏切が上がれば 1/5:2009/05/17(日) 18:34:34 ID:kAvIknbl
「澪ちゃん、りっちゃん、ばいばーい。」
「また明日ぁ。」
校門で手を振って、唯とムギにさよなら。 澪と並んで、帰り道を歩く。
夏がじわじわ近付いてきてるね。 6時になっても、まだ明るい。 ててて・ててて。 ててて・ててて。

「おーい、なんだその変な歩き方。 速いって。 こっちは楽器持ってるんだから、気を遣えよ。」
「私もスティック持ってるよ。 おあいこ!」
「ちっともおあいこじゃない! そんなもんが重いなんて何処のお嬢様だ、あんた。」
赤信号で待ちぼうけ。 追いついてきた澪に小突かれる。 右折信号が終わるのを待つ、このちょっとした時間が私はきらい。
黄色に切り替わるのを、ずっと見張ってる群集。 一様にむずむずした他人たちが、同じ場所に佇んでいる。
どかんと爆発させてしまいたいよね、そういうの。 信号が青に変わって、平和なメロディが流れる。 ててて・ててて。

「さっきの曲だけどさー、ちょっとサビ弱くない?」
「やっぱりそう思う? でも、バランスとしてはこれくらいが落とし所なんだよね。 詞の詰め方いじってみるかなぁ。」
「あーあ。 澪が投げキッス嫌がらなかったら、こんなにインパクトで悩まなくていいのに。」
「投げキッスは関係ないだろ!! 音の話をしてるんだ、音の!」
真っ赤になって澪が怒る。 曲が終わった時に、唯と一緒に投げキッスしろって言っただけでこの通り。
ガールズバンドなんだから、それくらい。 唯なんて、自然にしてるだけですっごくガーリーだぞ。 澪も頑張んないと!

「私の事はどうでもいいだろ。 律こそ、間奏バラついてる。 綺麗に間隔取らないとかえって息苦しいよ、連符は。」
「だって、連符ってキライなんだもん。 お洒落なリズムで生きてます、って主張してる感じで。
 すかしてるよ。 やっぱ、だだだだだ、って感情の赴くままに連打してこそのドラムだと思うわけですよ!」
「こら、律。 連符はね、恋の符とも書くんだぞ。 そう。 恋のリズムは、いつだって三連符なの……って。 あれぇーー!?」
タイ焼き屋で立ち止まって、クリームとつぶあんを購入。
モグモグ口を動かしながら、一人で歩き去る澪を眺める。 気付くの遅っ。 猛ダッシュで戻ってきた澪は、ちょっぴり涙目だった。

「ひひひ酷いじゃないか律! 一人でブツブツあんな……物凄く恥かいちゃったじゃないかぁーー!!!」
「安心して、澪。 私が隣にいたって恥ずかしい奴なのは変わらなかったよ?」
「だまれ!!」
ごふっ。 八つ当たりパンチがおへそにヒット。 口からモロッと食いかけのタイ焼きがこぼれる。 は、腹が……。

「わわっ! ご、ごめん律。 大丈夫か?」
「は、はみでた……お腹のあんこ……。」
こぼれたタイ焼きを指し示す私。 目を丸くして、ちょっぴり止まって。 澪がぷふっと噴き出した。 あはは、と二人で笑う。
五月の、とても優しげな黄昏。 足元の影が長く伸びる。 見慣れたこの街の景色が好き。
子供の時から変わらない夕焼け。 隣にはいつも澪。 だから、言わなきゃ。 この景色を。 もう見る事は無くなるんだ、って。
11踏切が上がれば 2/5:2009/05/17(日) 18:35:13 ID:kAvIknbl
「……大学行かないってどういう事だよ。 私てっきり、律も進学するんだと思ってた。」
もう子供はみんな家に帰ったのか、誰もいない公園を横切りながら、不機嫌そうな澪の声を聞く。
小高い丘になってて、街を一望できるこの道が、私は大のお気に入り。 こんなに素敵なのに、いつも人通りが少ないのを不思議に思う。

「もともと頭の出来違うし、どうせ進学しても大学は別だったよ。 私ね、アメリカ行くんだ。 って言うかさ。 結婚する。」
「アメリカ!? けっっ。 けっこんーーーーー!!??」
思いのほかデカイ声にビクリとする。 やっぱり、こういう反応だったか。 分かりすぎるってのもつまらないね!
なんて。 本当は、つまらなく、ないけど。 飽きないけど。 嬉しいけれど、さ。

「けっ、結婚って。 何だよそれ。 何も聞いてないぞ。 いつ決めたわけ? 決める前に、一言くらい言ってよ!」
「だってこうなるの分かってたし。 なに、澪? 私がいなくなるから、寂しい?」
「茶化すなよ!!! ……律が決めたんなら、尊重する、けど。 一言。 相談してくれてもよかったじゃないか……。」
「でもさー、私くらいになると格好良い男の人、よりどりみどりじゃん? 恋人とか作る時、いちいち相談する?」
「恋人と旦那じゃ重さが違うだろ!! 結婚なんだぞ。 一生、その人と添い遂げるんだぞ……。」
いまどき、一生も無いよね、とか。 言えなかった。 私だって、そう思う。
恋は幸せであってほしい。 愛なら、なおさら。 切なくて、身を切られるような恋は、まっぴら。 なのに。

「……尊重、か。 あたしは。 いま澪が結婚するなんて言ったら。 ……泣いちゃうな。」
ひょいっと段差ブロックの上に飛び乗る。 子供っぽいかな? ま、いいんです。 高校生。 全然子供だもん。
背の低いあたしでも、こうすれば澪と同じ景色が見える。 今は澪と同じ目線で、いたかった。

「うん。 泣くだろうな。 誰だよお前、って。 勝手に澪を取っていくなよ、って。 腹が立って。 悲しくて。
 いつでも隣にいた人が、私の事なんか忘れて、幸せそうにしてるんだ。 うん。 泣いちゃうな。 そんなの、辛い。」
「……なんだよ、それ。 自分はそうした癖に。 もう勝手にしてよ。 どこへでも行っちゃえ!!」
本気で怒っている。 これまで見た事が無いくらい、本気で。 澪の目が赤いのは。 夕暮れの、光の加減のせいなのかな。
段差が終わって、下り坂。 ててて・ててて。 小走りにならないようペースを抑え込む。
あーあ、癪だなあ。 気付いちった。 この歩き方、三連符だ。 澪の言葉を思い出す。 あーあ。 知りたくなかった。

「嘘だよ。」
「え?」
「結婚するなんて、嘘。 澪の反応見てみたかったからさぁ。 あっはは! すっかり騙されてやんの!」
けん、けん、ぱっ。 踊るように坂道を下る。 平衡感覚が狂う。 でもいいや、それで。 やってらんない。
振り返れば、これまで見た事が無い記録、更新。 怒りにうち震える澪が、掴みかかってきた。 殴られるかな。 それでもいいな。

「律!! ふざけるな!!! 言っていい冗談と悪い冗談……が……。」
急速に勢いを失っていって、黙り込んだ澪。 あれ。 ちょっとちょっと。 そこでやめないでよね。 拍子抜けしちゃう。
そこは、思いっきり引っ叩いてくれないとさ。 もう。 これ、さ。 誤魔化せないよ。
12踏切が上がれば 3/5:2009/05/17(日) 18:35:55 ID:kAvIknbl
「り……つ……。」
ぽろぽろ。 ぽろぽろぽろ。 ぼろぼろ。 だめだ。 もうだめだ。 必死の抵抗も虚しく、涙の粒を零しだした私の瞳。
だめだよ。 明るく言わなくちゃ。 恋は、幸せでなくちゃ。 こんなの。 まっぴらだよ。

「……本当なの? 本当に結婚しちゃうのか、律? ううん、そんな事より。 ねぇ。 なんで、泣くの。
 ひょっとして……幸せじゃない、の? なんで? どうしてそんな奴と! どういう事なんだよ、律!!」
人も。 自転車も。 車だって通らない。 近くの家は、今ごろ家族団欒でもしているのだろうか。
誰も私たちに気を留めない。 私を見てるのは、澪だけ。 誰に憚る事も無い。 だから私は、思いっきり泣いた。

「……お、お父さんが電話してるの、偶然聞いちゃって。 借金とか、なんとか。 アメリカで、心機一転、とか。
 電話の向こうに何べんも頭下げるんだ。 こんなの。 シリアスすぎて笑い話にできない。 できないよ、澪。
 それ以上聞きたくなくて、そこから逃げようとしたら、聞こえたんだ。 お、お父さん。 相手に。 律を、どうぞ、って……。」
ぶちまけた。 いつまでも隠せない。 ずっと一緒にいた澪だから。 一緒にいられないって、言わなきゃいけないから。
それもやっぱり、私、お父さんが大事なんだ。 背中を、優しく撫でてくれる手。 背、高い。 こいつ、本当に大きくなったなぁ。

「ね、澪。 一個だけ。 わがまま言っていいかな?」
「一個でも、何個でも。 私にできる事なら何でもする。」
「……。 一個だけ。 ちょっと、かがんで。」
こういう所、本当に澪はいい奴だ。 もう、一緒にはいられないけれど。 頼むよ、神様。
あなた、ちょっと意地悪だけど、これだけは本当に頼むから。 澪だけは。 どうか、幸せな恋をしますように。
少しだけ、膝をかがめた澪。 少しだけ、爪先を伸ばした私。 私は自分の唇を、ほんの僅かの間だけ、澪のそれに重ねた。

「……忘れるなよ、私のこと。 ずっと。」
友達だから、と言おうとして。 その言葉を飲み込んだ。 本当に言いたい言葉と、違うから。
呆けたような表情の、澪。 瞳を逸らさないで、私の事を見つめている。 さっきも、目を閉じていなかったのかな。
急に気恥ずかしくなって、背を向けて歩き出そうとしたら、がくんと止まった。 手。 いつの間にか、手を握っていたみたい。

「……おじさん、何時ごろ帰ってくる?」
「え。 たぶん、夜遅くだけど。 ……あのさ。 何考えてるの、澪。 お父さんに、何の用?」
「殴るのに決まってるでしょ!!! 許せないよ!! 絶対に!! 律を何だと思ってるのよ!!!」
唐突に噴出した激情に、こちらの方が驚かされた。 澪。 怒ってるなんてもんじゃない。
ベースを下げる手に力が込もっているのを見て、やばい、と思った。 こんな物で殴られたら、お父さんが死んでしまう。

「み、澪。 そりゃあ、私だって悲しいけれど。 暴力はよしてよ!」
「……じゃあ携帯。 携帯出して。」
「え、あ、うん。 はい。」
剣幕に押されて、思わず携帯電話を渡してしまって、あっと気付く。 しまった。 こいつ、まさか。
13踏切が上がれば 4/5:2009/05/17(日) 18:36:38 ID:kAvIknbl
「……あ、もしもし。 律のお父さんですか? ご無沙汰しています。 律の友人の、秋山です……。」
「ちょ、ちょっとちょっと澪! 何してるんだよぉーーー!!!」
本当に、追い詰められたこいつは突拍子も無い行動を取る。 こいつ。 お父さんに直談判する気だ!
取り返そうとすると、澪が突然走って逃げた。 おっ、おい! やめてよ! 移動しながら、そんな話。 晒し者じゃんかよー!

オレンジ色の光の中、おっかけっこ。 背の高い奴は、ずるい。 一歩が、微妙に大きいよ。
何も無かった場所を抜けて、段々と商店街へと近付く。 流石に人も増えてきて、走る私たちを何事かと振り返る。
流れる黒髪が、陽光に晒されて綺麗。 こいつ、アドレナリン出すぎ。 怒鳴りながら走ってる癖に、ちっとも追いつけやしない。
あっ。 角、曲がるなって。 見失っちゃうだろ。 右、左、右。 ジグザクに商店街を走り抜ける。
こら、やめろ澪! これは目立つ! 目立ち過ぎる! 何度目の角だろう。 ぐるっと曲がった所で、私は人にぶつかった。

「あたっ! すっ、すひっ、ません!」
「いえ、こちらこそ……って。 ……律……。」
へっ。 ぶつかった相手は、澪だった。 え、何? どうしちゃったんだ? 今までの勢いはどこへやら。
息を切らした澪は、その場に茫洋と立ち尽くしていた。 私も息が切れて上手く喋れないけど、それでも何とか澪に詰め寄る。

「ちょ、ちょっと、澪。 あのさ。 とりあえず、携帯……返せ……。」
「勘違い……だって。」
「はぁ?」
「律じゃなくて、州立。 借金じゃなくて、シェーキーズ。 アメリカに行った同僚と、学校の話をしてただけ……だって……。」
「…………は?」
なに。 なに、それ。 ひょっとして、私。 そこは丁度、誰もいないバス停で。 私たちは二人揃ってベンチにへたりこんだ。

「どうしてくれるのよ! あんな物凄い剣幕で詰め寄って! 今度から、どんな顔しておじさんに会えばいいのよ!」
「悪かったってばぁ……。」
並んで力無く歩きながらも、澪の口撃は衰えない。 ここまでもの凄く長く感じたけれど、太陽はまだ沈んでいなかった。
赤い、赤い、夕焼け。 それを綺麗と感じる心に、さっきまでのような余計な感傷は消えていた。 あぁ。 本当に、よかった。

「そもそも普通に考えて、律なんか売り渡しても、相手は全然得しないわよね。 なんで気付かなかったんだろう、私……。」
「おい!」
ぽこっと、やっぱり力無く突っ込む。 かんかんかん。 踏切。 家までもう少し。 そう言えば、私。 まだお礼言ってなかった。

「ごめん、澪。 ……ありがとう。」
「……い、いや。 別に、いいけど。 律にビックリさせられるの、慣れてるし。 勘違いで、よかったよ。」
「うん。 よかった。 あ、澪。 くちびる、餡子ついてるよ。」
「え? 餡子なんて食べたっけなぁ……。」
そこまで言って、澪が突然赤面する。 私もハッと気付いて、赤くなる。 この餡子。 多分、さっき。
14踏切が上がれば 5/5:2009/05/17(日) 18:37:19 ID:kAvIknbl
「そ、そう言えばさ、律さ。 その……さっきの、あれ、なんだけど。」
指で拭った餡子を舐め取る澪。 グロスもつけてないのに、艶やかな唇。 柔らかいのも、知ってる。
赤くなって言いよどんでるのは、多分。 ……うっ。 うぁ。 あああぁぁ!!! 急に恥ずかしさが込み上げて、走る。

「あ! お、おい律! 一人だけそっち行ってどーすんだよー! ここ、しばらく開かないんだぞー!」
踏切が閉まる前に、ダッシュで渡る。 踏み切りの音に掻き消されないように、大声で叫ぶ澪。
朝夕はここの踏み切りはちっとも開かない。 だからこの時間は、誰もこの踏切を使わない。 私も大声で叫び返した。

「みっ、澪、あのさ。 私、頭冷やすから! 今まで通り相手してよ! 忘れて! これまでみたいに、したいから!!」
「え!? ちょっと、律!!!」
叫んだ後で、声に思いのほか切迫した調子が篭ってしまったのを、恥じる。 考えるヒマが無かったけれど。
澪はアレをどう思うだろうか。 嫌悪、しないだろうか。 逃げ出そうとした瞬間、背中に投げつけられた声に、思わず立ち止まった。

「律! こっち向け!!」
怒ったような、声。 振り返れば、腰に手を当てて仁王立ちしてる澪。 電車が、近付いてくる音。
やっぱり怒った感じの顔は、夕日に照らされて真っ赤なほおずきのよう。 何だよ。 電車、来ちゃうよ。 早く言えよっ。

その時。 むぐぐ、としかめ面をしていた澪の左手が、唇に当てられて。 ちゅっ。 確かに聞こえた。
私に向けて、放り投げるように突き出される白い腕。 え。 これ。 これ、って。 がたんごとん。 がたんごとん。
電車が通り過ぎても、まだ私を睨み付けている澪の顔。 所在無げにしていた指先を、私に向かって突きつける。

「こら律! 勝手に、決めるな! 私は、やったよ。 恥ずかしくても、投げキッス! バッチリやったから!
 今の私以上に恥ずかしい奴なんて、いなぁーい! だから。 あんたも逃げるな、律! 戻って、こぉーーい!!」
ぽかんと、する。 あの澪が。 接客さえできない、恥ずかしがり屋の澪が。 こんな大声出して。
私に、投げキッス、した。 ぷああああ。 がたんごとん。 二台めの電車が行き過ぎる。 はは。 あはははは。

「……おーい、澪ーーー!!!」
「何よ!!!」
「この踏切、当分開かないよー! ……でも。 踏切上がったら、言いたい事、あるから。 待ってて、くれるーー??」
「……待ってるから。 間奏でも、練習、してなさーい! 遮断機のリズム。 三連符でしょーー!!」
かんかんかん。 電車が通り過ぎるたび、合わさる視線。 待ってる。 待っててくれてる。 まだかな。 まだ開かないかな。
間奏、ね。 もう練習しなくたってばっちり。 自分で言ってた癖にさ。 理由、分からないかなぁ?
言いたい事、いっぱいある。 でも、まずは一つ、ちゃんと言おう。 よく考えたら、それ。 一番最初に言う事だった。

湿り気を含んだ風。 あぁ。 そろそろ夏が来るんだ。 私の世界も、少しばかり眩しくなりそうな気がしてる。
かんかんかん。 邪魔っけな踏切。 でも、いいや。 この踏切が上がる時。 何か素敵なこと、始まるような気、してるんだ。
15名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/17(日) 18:41:39 ID:kAvIknbl
おしまいです。 長くてすみません。
>>1さん、スレ立てお疲れ様でした。 それでは〜。
16名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/17(日) 18:44:53 ID:mqPnjwgk
ここは居座りブサイクレズ◆IMqUeleQxU お気に入りのスレ
いつもageるのも◆IMqUeleQxU
17名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/17(日) 19:15:20 ID:XzI9NpP5
>>15
おおお―――!!
あれか??貴方様は私を呼吸困難にしてころすつもりですか!?
イイゾモットヤれっ!!!!

いや、失礼。
余りにGJすぎて取り乱してしまった……
もう一度言おう。
声を大にして「GJ!!」と!
GJ!GJ!GJ!

律視点、そしてまさかの澪の投げキッス。
いやぁ、良いものを読ませて頂いた。
18名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/17(日) 19:17:39 ID:XzI9NpP5
しまった。
あまりのSSの素晴らしさに最も大事なことを忘れた

>>1乙!!ノシ
19名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/17(日) 19:49:48 ID:9geuV0AZ
>>15
GJすぎる・・・
20名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/17(日) 20:01:22 ID:4JFWWMOQ
>>15
律www今世紀最大に吹いたwwwww
しかし超GJです!!
21名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/17(日) 20:01:58 ID:inwy3R2B
>>15
んだよ間空いてて読みずれーな……と思いつつ読んだら何て素晴らしい青春劇
正直どうもすんませんでした。マジ良かったです
22名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/17(日) 20:03:59 ID:72VSg7A8
晒し上げ
23名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/17(日) 20:59:55 ID:+Lt02auq
このスレ荒らしてほしいからいつもあげるの?
東方とここいつもあげるよね。
荒らしてほしいの?
24名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/17(日) 21:04:44 ID:vZQg9DUB
25名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/17(日) 21:11:12 ID:8KZWsPid
>>23
調子に乗るなよクソガキww
26名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/17(日) 21:21:51 ID:UASVvAp0
>>24の2枚目のシーンの時、顔の距離がいやに近く感じたのは自分だけですか?w
27名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/17(日) 21:22:53 ID:fFPgm9Aj
>>26
     /.:.:.:.:.:.:.:.::.:i.:./===ハ::.ハ:.:.:.::ヘ.:.:.ヽ.:.ヽ:.ハ   ̄/.:./:./,l.::ii.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.::ハ ヽ.:.ヽ}
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 ::::::::ハ:::|.ハ:.:ヽ、.:.人:ヾ.:.:.:.:ヘ_______∩ _,- ´ ̄` Vレ'  八 、 __       レ'   _∠_:_::∠.-  }
 ::::::::::ハ:ハ.!ヽュi´ ̄ ̄'´ ̄     ̄`ヽ、.:.:.:.:.:. }-、ー、___.ハ      _,... - ' ̄ . . . . . ...   l--、_
 ::::::::::::ハ::::::/⌒   .........            /⌒ヽ { '⌒ ̄ フ´  . : :_:_, ----、---、ハt--l
 :- '´ ̄ /:^ハヽ、__,,,,ィ⌒ヽ.:.:.::.:.:.......     /__,ィ、  .}人      . : :./        ヽ ヽ、)ニニニ、、
  _,..//:::::::::::ハ::/ー-、::: }        /-'´:::::::ハ .! ト、   . : : . /         ヽ  ).:.:.:.:.:.:}:}
 :ii::::::::::{:::::::::;;::::/::_:_:_:_:_::\ヒー--、___, -'´:,.-=ー-、:::ハ/  l ヽ     /          ヽ/i.:.:.:.:.:.:.:l:|
28名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/17(日) 21:33:11 ID:u6MsrMht
ヒョイってほっぺにキス出来そうなんですけど(((( ;゚д゚))))アワワワワ
29名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/17(日) 21:33:13 ID:+Lt02auq
このスレ荒らしてほしいからいつもあげるの?
東方とここいつもあげるよね。荒らしてほしいの?

かまってちゃん豚ババアの巣窟なの?
30構ってちゃん豚ババア:2009/05/17(日) 22:08:49 ID:+Lt02auq
何か文句ある?
31名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/17(日) 22:20:14 ID:ZR81dKVW
>>24
2枚目、鞄に付いてるはるみも見逃してませんよw。描いた方、芸が細かいですね。
32名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/17(日) 23:16:08 ID:LFbybiTl
>>24
ゆのっちもいるだと・・・!
33名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 00:14:43 ID:dOJrD1Ju
「澪の髪ってキレイだよな〜。サラサラの艶々で」
「う、うっとしいだけだよ。手入れも大変だし・・・」
「ふっふっふっ。私が毎日、櫛を入れてあげるから安心なさい」
「・・・あ、ありがと」

原作二巻の澪の髪で遊ぶ律を見てこんなやり取りが浮かんできた。
34名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 00:28:29 ID:QKlc0FBF
>>24
3枚目見て思ったこと…

 天然はすごい

澪って警戒心強そうだけど、隙は多そうだよね
35名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 00:49:49 ID:W940ONm+
つまり兎だな
36名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 01:11:07 ID:4y1FIhZI
ワタシ



学年?

1年生

まぁ次回で2年

彼女?

まぁ

当たり前に

いる

てか

いない訳ないじゃん

みたいな

彼女は

普通

てか

ワタシが世話して

あげてる

みたいな
37名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 01:13:31 ID:4y1FIhZI
付き合って9年
彼女の名前

人気?
5番目
多分
顔?
イケメン
人よりデコは広いかな?
性格?
まぁ適当
ワタシが
変な女と
付き合う訳ないし
みたいな
38名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 01:17:21 ID:PPsYy+vH
律×澪の流れですがあえて唯×澪でいきます

「澪ちゃんの髪って長くてサラサラで綺麗だよね〜」
「そんなことないよ、長いから切りたいぐらいだよ」
「贅沢だな〜。私の髪ってすぐふくらんでボサボサになるから伸ばせないんだよね」
「わ、私は唯の髪かわいいと思うけどな」
「え〜嬉しいー!澪ちゃんだーいすき!」チュッ(澪の頬にキス)
「お、おい!女の子同士でキスなんて、それに簡単に好きなんて言うなよ!」(顔真っ赤)
「いいじゃん、友達なんだし!それに澪ちゃん好きなのは本当だし」
「そ、そりゃあ私も唯のこと好きだけど」(ボソッ)
「え、今なんて言ったの?よく聞こえなかったからもっかい言って〜」(澪に抱きつく)
「わっ!う、うるさい(唯にげんこつ)!さぁ、練習、練習」
「え〜ん、澪ちゃんが殴った〜」
「ゆ、唯が変なことするからだろ!」


てな感じで天然な唯に澪が振り回されてるといいと思います
39名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 01:52:52 ID:Fp9Wx9oa
>>38
GJ
やっぱり唯×澪はいい

でも少数派なんだよな…
40名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 02:06:11 ID:boGWs5Nj
自分も少数派のうちの一人だw
律澪もいいが唯澪にもかなり心が奪われてしまう…
>>38 のおかげで明日も生きて行けそうだw
ありがとうでござる
41名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 02:07:34 ID:PNBVJIDL
そっち視点でアニメの方見てると、唯が隙あらば澪の手を握りに行ってて微笑ましくなるね
個人的には唯梓がはやくアニメで見たいけど、アニメ期間じゃ梓は殆どデレなさそうなのが……
42名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 02:19:36 ID:+UJV0fHT
>>38
GJ!

そして唯×澪好きならここにも!
43名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 02:33:13 ID:OTc7QILk
>>38
うまいなあ
天然唯かわいいよ振り回される澪かわいいよ
44名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 02:44:47 ID:HtkR7ZJX
>>39-40
少数派か……
アニメ見始めた当初、お菓子で釣るムギちゃんとそれに食いつく唯を見ながら
カプ妄想してウヘウヘしてたなぁ。同じこと考えてた奴はいるのだろうか。
45名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 03:22:55 ID:4GwAjZnf
>>37
>付き合って9年
地味に長いww
46名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 09:41:40 ID:U44QvP+9
最初は寧ろ…律澪が少数派と言われたのに何時の間にか澪唯が少数派に…;
多分好みの所為でフィルターの強弱も変わるんだろうがそんな俺も少数派だv
47名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 09:51:05 ID:RHJQXhCa
こんだけ居れば少数派にはならないだろ。俺も好きだし
48名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 11:40:09 ID:d9RBagkt
なんでもどんとこい!だが一番は律澪だな。
49名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 11:40:29 ID:boGWs5Nj
この流れを見てからか。
ふわふわ時間が澪唯ソングにしか聞こえん…
澪唯た〜いむw
こんな俺は病気かもしれん…
すいません自重します
50名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 12:06:14 ID:DaDHGmHb
唯紬の俺は少数派どころか常に一人です
51名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 12:59:18 ID:Zl5y/rWT
この4人はいいね
なんか他のアニメみたいにカプ論争する気にならない
どんな組み合わせでもバッチコイ
52名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 13:47:01 ID:48LIh70X
荒らしてほしいからあげるの?
53名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 13:47:48 ID:48LIh70X
はい。そうです。あげるのは荒らしさんへのメッセージです。
このスレを荒らしてください。お願いします。
54名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 13:51:46 ID:gA4wlDzi
澪唯!

そういうのもあるのか
55名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 14:01:37 ID:HtkR7ZJX
やっぱりこういうとこでカップリングに文句言っちゃいけないぜ
56名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 14:32:38 ID:x8tcq5qF
>>50
ここにもいるぞ


紬(律×澪ハァハァ・・・)

唯「ムーギちゃん!」

紬「きゃうぅ!!」

唯「りっちゃんと澪ちゃんの方見てどうしたの?何か顔赤いよ?」

紬「なな、なんでもないわ」
唯「…ムギちゃん。」

紬「な、なぁに?」

唯「何か、良い匂いがする…」

紬「へ?」

唯「桃みたいな甘い匂い・・・ムギちゃんシャンプー変えた?」

紬「ええ。そういえば昨日から・・・」

唯「やっぱり!くんくん・・・甘くてふわふわして、でも上品な香り。私この匂い好き〜(ぎゅっ)」

紬「ゆ、唯ちゃん・・・っ(ドキドキドキドキ)」
57名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 16:04:53 ID:z9X8uZ5i
文句を言うよりも自分から率先して魅力を伝えてやるくらいの前向きさがほしいね
58名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 17:18:48 ID:DaDHGmHb
>>56

やっぱ唯の天然な攻めはいいねえ
59名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 19:06:33 ID:PPsYy+vH
いつも通りの放課後、みんなでティータイム

唯「澪ちゃんのケーキおいしそー。ねっ、一口ちょーだい」
澪「これを選ばなかったのが悪いんだろ、ちゃんと自分のを食べろよ」
唯「いいじゃん、私のもあげるからさー」
澪「それは前に食べたことがあるからいい。我慢するんだな」
紬「唯ちゃん、また持ってくるから」
澪「ムギ、いいんだよ。たまには我慢することも覚えさせないと」
唯「もーっ、澪ちゃんのケチ!・・・あ、そーだ!」

(澪がフォークにとったケーキを唯が奪うようにして食べる)

澪「あっ、こら唯!お行儀が悪いぞ」
唯「えへへー、くれない澪ちゃんが悪いんだよ。あっ、このケーキおいしー」
澪「まったく・・・(あ、あれ今私のフォークで唯食べたよね。ってことはか、間接キス!)」
(急に顔が赤くなる澪)

60名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 19:07:11 ID:PPsYy+vH
律「あれ、どうしたー澪、顔が赤いぞー」
澪「え、そっそんなことないぞ!あ、暑いからじゃないかな
  (お、落ち着け私!別に女の子同士だし何もおかしくない!)」

唯「あっ、澪ちゃんのほっぺにクリームついてる。もーらい!」
(澪の頬についたクリームを舐めとる)

澪「っ━━━━━━(声にならない声)」

バターン!(澪がイスごと豪快に倒れる)

律「おいおい、澪どーした。そんなにケーキ取られたのがくやしったのかー?」
紬「あらあら、まぁ(とてもいいものを見させてもらいました!)」
唯「あー、おいしかった♪」


自分は一体澪をどうしたいのかと・・・やっぱ唯は天然攻めです
あと某ニコ動に良い唯×澪MADを発見しました
61名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 19:31:37 ID:P6cybURb
ここって使いやすくていい
エロパロのSSスレだとらき☆すたスレとID同じになるんだよね
自分は両方好きだけれど離反させようと煽ってる奴にID検索で粘着されたくない
62名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 19:35:25 ID:hOz9a6dS
63名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 19:43:14 ID:EQZSJ+h7
>>62
これ歌詞的には律澪の方が合うよな
64名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 19:47:30 ID:Rvkbngfm
>>59-60
澪落ち着け、たぶん唯にあるのは食い意地だけだw

……しかしこれや>>56読んでみたら、天真爛漫っ子の無意識な攻めっぷりは、とても愛いものなんだなと思えてきたっス……w

>>61
よく分からんけど、大変だね……自分も両作品とも好きだから、波風立つのはイヤだな。
65名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 19:55:55 ID:2iRCtrtV
>>62
これはじめて見たけど、めっちゃよかった!!!
律澪が好きだけど、この組み合わせもいい!!!
66名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 20:55:44 ID:q1ksCt83
>>62
唯受けしか頭になかったから新鮮だったw
これはいい…

>>63
作って下さい。お願いします。
67名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 21:36:51 ID:sEx5OT3m
>>63
確かに律澪にぴったりだわな・・・ ちょっとCD聴いてくる
68名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 22:45:28 ID:dOJrD1Ju
律に片想いな澪っていいよね。
律はそういうのに鈍感そうだから、ちょっとヘタレな澪は苦労しそうだ。
69名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 23:04:43 ID:yzOaL7jN
どなたか前スレのdatをくださいおながいします
70名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 23:15:51 ID:LtB8vG4q
べっべつにあんたのためにうpしたんじゃないんだからねっ!
ttp://www.uploda.tv/v/uptv0021524.zip
71名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 23:20:10 ID:SncnxaR/
そういやwikiはdatとかzipとかあげられないんだっけ
過去ログ倉庫があったらいいのに
72名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 23:34:51 ID:Ko+DrFBi
73名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/19(火) 00:09:18 ID:sUM/5k4G
>>70
ありがてぇ・・・ありがてぇ・・・
74名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/19(火) 01:19:39 ID:UZRvVT4h
>>72
これもZIPでくれ
75名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/19(火) 01:28:22 ID:NBRnMokw
76名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/19(火) 02:03:17 ID:MNzqC9mm
ふわ時は律澪ソングだろjk
77名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/19(火) 13:22:31 ID:aR1nICuW
まぁ大抵のラブソングはフィルター通せば百合百合ソングになるんですけどね
78名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/19(火) 14:21:13 ID:SFO+gJxS
ttp://www.uploda.tv/v/uptv0021581.png

この組み合わせが好きな人がいるだろうか
79名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/19(火) 15:08:00 ID:klIeCZ03
律っちゃんは男前だからなぁ
80名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/19(火) 15:10:51 ID:6KWnW6CX
一番男前なのは和ちゃんだと思う。
私服も男前。
81名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/19(火) 15:19:11 ID:EtLs/0ox
律は(一見)軟派風、和は硬派風な可愛いかっこよさ
82名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/19(火) 15:25:43 ID:cyhn3W3j
>>78
合宿の時とかみたいに、一緒になって遊んでるとことか好きだけど、なんて言うか
可愛らしかったり微笑ましかったりであまり百合っぽいエロさはあんまり感じないかな

この二人だとふざけあった挙句に、普通にキスまでしてしまいそうだけどw
83名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/19(火) 15:35:06 ID:klIeCZ03
アニメのみで原作読んでないからかもしんないけど
和さんは良く出来た奥さんのイメージだわ
84名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/19(火) 15:37:10 ID:Y4jbR7zl
>>82
そんな二人を見てムギは興奮し、澪はストレスでハゲるんですね、わかりません
85名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/19(火) 18:13:40 ID:3lGgHR+G
りっちゃんは見かけは軟派、内実硬派
86名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/19(火) 18:48:49 ID:WoyhgDh4
唯と憂っていつ頃から部屋別々なんだろう
87名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/19(火) 19:16:58 ID:z3CahxSu
>>82を受けての律×唯?

唯「りっちゃんって男っぽいよねー」

律「(グサッ)おい唯〜、私だって女の子なんだぞ。さすがに傷つくわ!」

唯「えーとね、りっちゃんは格好いいよって意味だよ!」

律「おいおい、ぜんっぜんフォローになってねーよ」

唯「そうかなー。あっ、もしりっちゃんが男の子なら好きになってたかも」

律「そう言われてどうリアクションとればいいんだよー(あ、そうだ!)。 
  そんな悪いこという口は封じちゃえー」(唯の口にキス)

唯「むぐぐ。もー、りっちゃん!」

律「ははは、私をからかうとこうなるんだよ。思い知ったか!むわっ」
(唯が抱きつき口にキス)

唯「へへへー、私だってこれくらいできるんだよ!」

律「むぅ、なかなかやるなー。今日はおあいこだな」

唯「そうだね!」

律・唯「あはははは!」

澪「!?1くぁwせfsrgd」(赤面して気絶)
紬「まぁ!お二人ともおませさん♪」

88名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/19(火) 20:02:15 ID:3lGgHR+G
>>87
的確に四人の特徴を捉えておるw
89名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/19(火) 20:13:29 ID:bgq6FlVP
OPのりっちゃんは澪のベッドで寝てるの?
90名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/19(火) 20:59:36 ID:aR1nICuW
コマ送りにして見ていたら…
ttp://up2.viploader.net/pic/src/viploader1022346.jpg
91名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/19(火) 21:01:48 ID:3BaTgrA0
>>87
かわいいやつらめ これはアリかもしれんw
92名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/19(火) 21:33:11 ID:cgWU9GXu
>>87
唯律か…これはこれでw

>>89
原作通りなら、多分そう

>>90
こwれwwわwww
93名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/19(火) 21:44:17 ID:0qKLA12z
>>90
GJwww
94名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/19(火) 21:57:20 ID:Ptr68iIU
>>90
やだ…なにこれ…。
律っちゃんの表情がすごいツボだwGJw
95名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/19(火) 22:10:42 ID:O/tYDRTX
>>90
凄い発掘をしてきた気がする
評価したいです
96名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/19(火) 23:13:30 ID:Ku7I27s6
>>90
GJ!
凄く萌えた
97名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/19(火) 23:16:36 ID:8VNW59rd
>>90
すごい
ムギちゃん、惜しいものを見逃したのう
98名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/19(火) 23:27:40 ID:+LmFC1C6
>>90
サブリミナルだな
これで、澪×律を公式化しようという陰謀だw
99名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/19(火) 23:45:34 ID:cgWU9GXu
>>90
ちょっと改変して、ムギの目をチラリとこっちに向ければ完璧だなw
100名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/19(火) 23:47:45 ID:FRGyyLjT
まったく沢庵様は灯台元暗しすぎるなw
サブリミナルならすでに第一話に背景が特大ハートマークの律澪があるぜ
101名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 00:06:38 ID:kgTUwJL4
>>90
ちなみにこのとき、澪の左手がさりげなく律の○○に伸びてることは秘密な
102名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 00:41:34 ID:PyZZqus7
>>101
下腹部から太ももにかけて撫で回してるw
103名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 00:48:40 ID:bYszCTpf
た、たった1枚の画像で澪律に目覚めたというのか・・・この俺が・・・
104名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 01:29:29 ID:kgTUwJL4
ttp://imepita.jp/20090520/052010

画質悪くてゴメン…
105名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 01:50:23 ID:bYszCTpf
た、たった1枚の画像で律唯に目覚めたというのか・・・この俺が・・・
106名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 02:07:56 ID:Wn8dfwqO
>>105
揺らぎすぎワロタwww
わからんでもないがw
107名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 02:12:57 ID:DLmOsL7E
>>105 つぎは律ムギに目覚めること、御待ちしております

一話の勧誘シーンとかで何とかそれっぽく見えないものか…
108場つなぎ的な即興超短編:2009/05/20(水) 02:26:59 ID:cBMq023z
『聖なる夜に』



雪が降る。しんしんと。

決して許されることのない道を選んだ二人を、隠すように。責めるように。


「──寒くない?」

乱れた髪を指でとかしながら、毛布をかけてやる。

いくら暖房が効いていても、この季節にこの恰好ではさすがに冷える。

「うん、大丈夫。……ねえ、お姉ちゃん、私達……間違って、ないよね……?」

「……」

答えるかわりに、そっと抱きしめた。

「おねえ……ちゃんっ……」

こぼれた涙に、幸せな未来は映っていなかった。

でも──。


雪が降る。きらきらと。

誰にも祝福されることのない愛を選んだ二人を、庇うように。癒すように。

今はまだ、問いに答えることはできない。

それでも、不思議と不安は感じなかった。

重ねた肌の温もりは、“間違い”なんかじゃないと、そう思えたから──。



fin.
109名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 02:46:51 ID:90cxKVJI
時代は今平沢姉妹と律唯だということがわかった
110名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 05:22:22 ID:Bf2mcWlx
111名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 05:35:18 ID:tpfSvzX7
>>110
どんなカプでもおいしくいただけるけど、
やはり基本はこの二人かな。
112名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 07:26:02 ID:BnsSHwmE
【おぎ やはぎ矢作の世渡り上手列伝】
・加藤浩次「目に入れてもいたくないほど可愛い矢作」「俺の持つ芸能界の全ての力を使ってでも矢作だけは守り抜きますからね」
どうしても矢作とオーストラリアに行きたいと、矢作の旅費分50万奢ってまで連れて行く溺愛ぷり。
先輩後輩にも関わらず、プライベートでは「こーじ君」「けん」と呼び合う。

・石橋貴明「矢作は可愛い」みなおかで若手にも関わらずコーナー(「オレとヤハギとときどきアンザイ」)を与えられる溺愛ぷり。
矢作を飲みに連れて行きすぎ、加藤浩次に「俺の矢作を連れ回さないで下さい」と切れられるほど。
・アンタ ッチャブル山崎
矢作に彼女ができてから、矢作を彼女独占していることに嫉妬。
矢作と彼女が遊んでいるときに毎回訪ねてきて、「お前なんかより矢作さんのことは俺のが分かってますけどね」
「不細工が」「矢作さんには釣り合わない」とか本人を目の前にし中傷。嫌がらせを繰り返し破局させる。
・おぎや小木
サラリーマン時代矢作がホームシックになったのを心配し、矢作から電話があった次の日、矢作の職場、上海にまで行ってしまう。

精神的に参っていた矢作のために「俺仕事辞めてきた。明日から矢作と毎日ゴルフができるよ」を口説き文句に
安定した仕事まで捨て矢作のそばに居ることを決意する。
・バナナ マン設楽
「矢作さんになら今すぐ抱かれてもいい」「あなたと付き合ってあなたを嫌いになる人なんていませんよ」
「人付き合いの天才」

・くりーむしちゅー有田
「矢作はいつも隣に置いときたい」ので
高い服とか時計とか常に買い与え、隣に置こうとする。
先輩の特権を使って矢作に膝枕を強要。
・品川 庄司
品川「矢作さんはいつもニコニコしてて一緒にいると癒される」「誰も話しかけてくれない俺に初めて話しかけてくれたのは矢作さんだけだった」
・マッコイ斎藤
「俺は矢作に惚れている」「俺たちゲイだから」と常に発言している大手製作会社の社長。
売れない頃から3000万近く矢作に貢ぎ続けているのは有名な話。
・アン ジャシュ渡部
「若手の頃、矢作の魅力にハマって、矢作と同棲していたことがある。」
矢作は渡部のヒモ状態だった。
113名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 08:44:08 ID:Vei0HizX
翼をくださいもいいなw
律と澪で歌ってるからニヤニヤしてしまう
114名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 10:26:14 ID:bfsekWLb
そうだったのか?!
1番は澪→唯 2番は律→紬 だと思ってた
115名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 11:01:29 ID:VBl/IPLI
紬&唯、律&澪 だな。
この組み合わせにしてくれてマジで感謝
116名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 11:17:56 ID:6hvCkYFx
ツボにハマったので、典
ttp://nagamochi.info/src/up11032.jpg
117名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 14:36:00 ID:tDgILFlC
続きを勝手に考えてみよう。

律「あー、そんな悲しそうな顔しないで。気悪くした? ごめんね」
澪「……(´・ω・`)」
律「いつまでもそんな顔してないで。これで許してよ」
(ちゅっ)
澪「り、律。いきなりなんてこと」
律「ふふ、怒った顔もかわいいよね澪。でもいつもの澪が私は一番好き」
澪「律、お前はいつもいつも……そうしてバカなことばっかり言うんだから(と言いながらも満更でもなさそうな顔)」
118名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 15:04:03 ID:90cxKVJI
ttp://www.uploda.tv/v/uptv0021731.jpg

>>104のキレイなのとおまけ
119名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 15:05:49 ID:zRDqjvUY
晒しあげ
120名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 15:23:27 ID:Xw1hDnSb
>>116
唯があずにゃんに似たような事してたな
こんな感じで原作より甘くなったりしないかな……
121名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 18:28:27 ID:cBMq023z
>>117
あれ?俺がいる
ちなみに俺は

澪「こんなんじゃ足りない」
律「じゃあ帰ってから続きしてやるから」

まで妄想した
122名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 21:10:31 ID:qaM154gg
「ふわふわ時間」が澪唯に聞こえてしょうがない
123名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 21:29:59 ID:hXF6gpQ2
まさかこんなところに安息の地があるとは…
124名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 21:51:12 ID:whTLphX8
俺もふわふわは澪→唯に聞こえる
2番のさりげな笑顔深読みしすぎて〜とかそれっぽい
125名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 21:59:16 ID:zFEvBqA/
たまに見せるマジ顔な唯にメロメロなんですね、わかります
126名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 22:16:59 ID:725PG6ov
ちょっと7話を見返したんだけど
振り袖のシーンで澪は律に可愛いって言って貰えなくて拗ねたように見えてしまう
その後の律はつい可愛いって言いそびれて軽く後悔しているように見える
127名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 22:52:12 ID:6jUXjOTy
そんなバカップル寸前の澪と律がたまらん!
128名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 23:05:27 ID:x8VPxJIC
澪が泣いてる律ちゃんを慰める為に、オデコにチューするって電波が飛んできた・・・。

まぁ、逆でもいいけど。
129名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 23:12:23 ID:kgTUwJL4
拾いもの…
ttp://kagerororo.kitunebi.com/ritumio1.jpg

最近律澪モノを発掘するのが楽しくて仕方がないw
130名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 23:14:36 ID:L0Ff6Csr
唯の家での勉強会の話で、4人でケーキ食べてる時に律の鼻の頭に付いてたクリームは、澪が赤面しながら舐め取ったと思っておく
131初詣のシーンの後を律澪で妄想:2009/05/20(水) 23:45:11 ID:Vei0HizX
澪「着替えに帰る」

律「みっ……」

唯「そのままでいいじゃん、かわいいよ?」

澪「そ、そう…?」

唯「そうだよー!」

律「……」

紬「あらあらあらあら、うふふ」

〜帰り道〜

澪「律、さっき聞いてたか?これ、可愛いってさ」

律「ふーん」

澪「一人で振り袖は嫌だったけど…でもやっぱり、ああやって言ってもらえると、少し安心するよ」

律「へー」

澪「…そ、そうだ!少し、私の家に寄って行かないか?お母さんが、久々に律の顔を見たいんだってさ」

律「あー…うーん…」

澪「……律?」

律「んー?」

澪「何か…さ。機嫌、悪くないか?」

律「へ?」

澪「なんか、その……」

律「……悪かったら、何?」

澪「え…?」

律「機嫌が悪かったら、澪はどうしてくれんの?」


ここまで書いて才能のなさに絶望して諦めた
132名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 00:16:09 ID:o+nwUYvN
ttp://www.syu-ta.com/blogimg/2009/20090503k-on07.jpg
注目点:澪の左手(利き腕)

何処からともなくムギの「私のことは気になさらず、どうぞ続けてください♪」
という声が聞こえてきそうそうだw
133名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 00:39:38 ID:J9fOTw6g
>>131
かまうもんかい!
134名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 01:09:50 ID:hp0FBnz6
途中まで(長くなりそうでまだ終わってないorz)の律澪SSなんだが。
投下しても問題ない?
一応きりのいいところまでは書けたんだが・・・。
135名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 01:10:42 ID:NI9hpfI1
全然おk
136名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 01:12:35 ID:hp0FBnz6
>>135
d。

律澪っていうか、律→澪なテイストで。
足りないところは各自脳内補完よろ。

137ぐらふぃてぃ!:2009/05/21(木) 01:13:29 ID:hp0FBnz6
あたしは泣いていた。
目の前には澪、あんたが困惑してただ呆然と立ち尽くしてる。

涙の理由は明白だ。
だけど、わかっていてもあたしの口から直接聞くのは嫌なんだろうな。

わかってる。
あたしのこの感情は報われるべきでもないし、受け入れられるべきでもない。

澪は耳を塞いでしゃがみ込んでしまった。
仕舞いにはあたしと一緒に泣き出してしまって。

成す術も無く泣いたままのあたし達。
二人の泣き声だけが音楽室に静かに響いていた。


なんて。
そんな夢を見たんだ。




ぐらふぃてぃ!





全く、これ程目覚めの悪い夢があるだろうか。
夢なんていつもは忘れるのに。
こんなときばかり鮮明に覚えているのは、自分が愚かだからだろうか。
わからない。
わかっているのは、悪夢が正夢になる可能性があるってこと。
それと、寝ながらにしてあたしが涙を流したってことだけだ。
138ぐらふぃてぃ!:2009/05/21(木) 01:14:02 ID:hp0FBnz6

今日は平日、登校日。
いつまでも呆けているわけにはいかない。
あたしはダラダラと起きて、めんどくさそうに寝ぼけ眼で顔を洗う。
消しゴムだけが過ちを消す唯一の道具、ではない。
あたしは水で頬に伝った涙の跡をなかったことにする。
『消せるって便利だな』なんて、そんなくだらないことを考えて支度をする。



授業の時間は嫌いだ。
部活の時間が待ち遠しくてしょうがない。
適当にノートとって、プリントやって。
鐘が鳴るまでの我慢大会。
それが5、6回。
それが授業だと思っていた。

簡単に言えば、退屈な時間。
落ち着きのないあたしが最も嫌う時間だ。

ただ、今日のあたしは相当重症で、授業が始まっても机に肘をついたまま微動だにしなかった。
ノートを五線譜にすり替えてリズムパターンを考えるという、あたしのとっておきの暇つぶしも今日は全く捗らない。


そうこうしている内に、気がつけば既に帰りのホームルームが終わっていた。
慌しく部活へ帰路へ、それぞれの時間を過ごそうと散っていくクラスメートを眺めていた。


「あぁ、部活行きたくない。」
とあたしはぼやく。

もちろん、そんなわけにはいかない。
こう見えても部長なんだ。
責任なんて重苦しいものじゃないし、お手本なんて大層なもんじゃない。
だけど、『部活にいかない』なんて選択肢を選ぶつもりは毛頭無かった。


「いや、厳密に言えば澪に会いたくn」
「おい、なんだって?」

慌てて振り返るとそこにはラスボスが・・・。
澪が立っていた。
139ぐらふぃてぃ!:2009/05/21(木) 01:14:38 ID:hp0FBnz6

「今、あたしの名前呼ばなかったか?」
あたしの顔を覗き込みながら澪は言う。
顔が近い。
そんなことを意識するのはあたしの方だけなんだろうな。


「おぅ!呼んだぞー?愛しの澪しゃんをな!」
「うるさい。」

バスッ

ナイス手刀。
そしてナイスあたし。
不安定な自分を隠すことには慣れている。
いつも通り、いい仕事をした、かな。


「おーい!」
教室の入り口から声がした。
視線を向けるとそこには唯がいて、手を振っている。
いつの間にかそこにはムギもいて。
「みんなで部活行こう?」なんていつもの柔らかい口調で言う。

あたしは軽く返事をしながら荷物を持って廊下まで小走りする。

「あ、おい!待ってよ!」
澪が慌ててあたしの後をついてくる。


四人で廊下を歩く。
あたしは誰も見ていないことをチラリと確認して。
今朝、涙が伝った道を指で辿る。
この行動に何の意味があるのかはわからないけど、無性にそうしたくなった。
本当にらしくない。
澪と話しているだけで、いいや。
澪を見ているだけで泣きそうになる。

あぁもう。・・・厄介な夢を見たもんだ。




140ぐらふぃてぃ!:2009/05/21(木) 01:15:10 ID:hp0FBnz6


部室に着いてからもなんだか気乗りしない。
楽器を触っていればそのうち元気がでるかもしれない、なんて淡い期待は部室に着いて10分、見事に打ち砕かれた。
挙句の果てには「りっちゃん、紅茶飲まないの?」なんて唯に声をかけられる始末。
確かに。
部室に着いてからすぐに練習を始めるのはあたし達のスタイルじゃない。
よくもまぁこんな『当たり前』を忘れたもんだ。

「ん?あぁ、昨日スネアの調子がおかしいと思ったからさ。ちょっと確認してた。」
言い訳がましいな、きっと。
だけどそんなあたしの発言に疑問を抱く人間は軽音部にはいない。
その後、いつもと変わらない時間を過ごせたことがそれを裏付けている。


練習が終わり、片づけをしているときにふと澪が言った。
「帰りに楽器屋寄ってこようかな。」
「どうしたんだよ、急に。どっか調子悪いのか?」
あたしはスティックケースのチャックを閉めながら言う。

「いや、そういうわけじゃないんだけど。さっき律がスネアの点検してただろ?
それで、あたしもそろそろ弦交換しようと思って。」
「なるほど。そういうことなら私も一緒に行ってもいい?」

ついて行きたいと言ったのはムギだ。
いつもあたし達が行く楽器屋はムギのおかげで色々と安くなる。
詳しくは教えてくれないけど、ムギの父が経営者だからとか。
店員はムギの顔色一つで普通じゃ考えられない位の値下げをしてくれる。

さり気なくあたし達の財布を気遣っているつもりかもしれないが、結構バレバレ。
もちろん、その優しさはとても有難い。
楽器屋に行くとき、あたし達はいつもその優しさに甘えている。

澪はムギの気遣いに気付いているのか、いないのか。
「うん、じゃあ一緒に行こうか」なんて返事をする。

ベースの弦はギターの弦よりも高いからな。
ムギに感謝するんだぞ、澪。


「唯はどうする?」
「あたしはいいや。またピックとか買っちゃいそうだし・・・ごめんね?」
どうやら唯は行かないみたいだ。

「よし!じゃあ一緒に帰ろうぜっ。」
あたしは唯と真っ直ぐ帰ることにした。


141ぐらふぃてぃ!:2009/05/21(木) 01:15:52 ID:hp0FBnz6

帰り道、あたしは珍しく唯と二人きりだ。
よく考えると珍しい組み合わせだな、ぼんやりそんなことを感じる。

「暑くなってきたなー。」
「うん、もうそろそろ夏だね!冷たい床でゴロゴロする季節だね!」
「・・・冷たい床でゴロゴロはしないかもしれないけど。とりあえず、夏だな!」
クーラーの効いた部屋でゴロゴロする唯、けなげに世話をする憂ちゃんが目に浮かぶ。
思わずぷっと吹き出してしまった。

「あー今なんか変なこと考えてたでしょ!?」
「いやいや、あたしが見たのは唯の近い将来だよ。」
「えー、なになに?・・・あ!そういえば。」
気になって聞き出そうとしているのかと思いきや、急に真面目な顔になる。
ホント、唯は見てて飽きないな。


「そういえば?」
あたしは続きを促す。
「3組の山本さんと2組の森さん、付き合ってるんだって。りっちゃん知ってた?」

なんと。
時が止まる。
いきなり過ぎる話題にあたしは一瞬言葉を失う。
「えっと、えー・・・はい?」
「だから付き合ってるんだって!」
「・・・へ、へぇー。」
「ホントにあるんだねー。女子高ってすごい!」

あたしがギクッとしたのは言うまでも無いだろう。
唯に悪気がないのはわかっている。
だけど、今朝もあんな夢を見たばっかりだ。
あぁ、もう。なんか後ろめたい。

『ホントにあるんだねー』か・・・。
そんな風に言われると「自分の想いは報われるべきではない」と、改めて現実を突きつけられているみたいで苦しくなる。


「あ、もう着いちゃった。」
唯は少し残念そうに言う。
ここは通学路の分かれ道。

「ホントだ。喋りながら歩くと早いな。それじゃなー。」
「うん、また明日ねー!」
バイバーイと手を振る唯に合わせてあたしも手を振る。


分かれた後、すぐに暗い気持ちがあたしを襲う。

ふと足元を見ると、コンクリートにはチョークで描かれた落書きがのびて消えかけていた。
昨日は雨だったから、きっとそのせいだろう。

「ホント、消せるって便利だな。」
誰に言うでもなく、あたしは一人呟いた。
雨に流された落書きに嫉妬するあたしは心底バカだと思う。

この厄介な気持ちも、涙の跡やチョークみたいに水で洗い流せると楽なんだけどな。
例え雨に打たれても、この気持ちは消えないんだろう。
そんな分かりきった事を考えながら、あたしはとぼとぼと家路に着いた。
142名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 01:16:18 ID:rwPIcTwZ
晒し上げ
143名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 01:18:00 ID:hp0FBnz6



とりあえずここまで。

誤字脱字は笑って流してもらえると有難い。

そいじゃおやすみ。
144名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 01:18:12 ID:jM42NtAM
下手糞SS書いて自演で挙げるのは新手の荒らし?
145名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 01:25:32 ID:LjdSEdft
勝手に>>131の続き

澪「ど、どうって…何をどうするんだよ」

律「…チューしてくれたら、機嫌直るかもな」

澪「はぁ!?ばかなこと言うな!こんな所で…」

律「……やっぱ帰るわ。おばちゃんによろしく。じゃ」

澪「ちょ、ちょっと待ってよ律!」

律「……」

澪「わ、わかったよ、するから…機嫌直してよ…」

律「うん」

澪「…目開けたら殴るからなっ…」

律「へいへい」



……

………ちゅっ


律「………」

澪「な、何だよ。してやったんだからさっさと機嫌…」

律「おでこだけ?」
146名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 01:30:52 ID:CMCLgd6B
>>143
>>145
GJ! イイヨイイヨー!
147名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 01:46:02 ID:IHD8tKxQ
GJ!続きを楽しみにして寝るぜ
148名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 01:51:56 ID:5xZT2P4r
>>143GJ!
やっべぇすごく続きが楽しみ
こういうシリアス調大好きだ
149ふわふわ時間は誰と過ごす? 澪×律ver 1/2:2009/05/21(木) 01:54:10 ID:EFziiAhB
素晴らしいSSの後で恐縮ですが、行かせていただきます。


唯「ねぇ、澪ちゃん」

澪「何?」

唯「ふわふわ時間の歌詞って、誰かを思いながら書いたの?」

澪「え!?なっ、何でそう思った?」

唯「えっとねー、歌詞の内容が恋する乙女だなーって思ったから!」

澪「そ、それは・・・」

律「お、何だ何だ図星かー?澪さんも隅に置けないですわね」

澪「う、うぅ・・・」(涙目)

唯「ちょっとりっちゃん、言いすぎだよ!」

律「あ、悪かったな澪。今度何かおごるから勘弁!」(両手を合わせて謝る)

澪「律だよ」(ボソッ)

唯・律「「え?」」

澪「律のこと思いながら書いたんだよ!私は律のことが好きなの!笑いたけりゃ笑え!!」

唯「そうだったんだー」  紬「あらあら、まぁ」  律「・・・」(石化)

(しばしの間)

澪「律!」   律「は、はい!」

澪「さっき何かおごるって言ったよな」

律「はい、そうでございます」

澪「だったらここでキスして!」
150ふわふわ時間は誰と過ごす? 澪×律ver 2/2:2009/05/21(木) 01:57:18 ID:EFziiAhB
唯「澪ちゃんだいたーん」

紬「(まさか澪ちゃんが攻めに回るとは、意外でした)」ハァハァ

律「えーっと、みんなが見てる前でやるのはちょっと・・・」

さわ「あら、私たちは構わないわよ」

一同(さわちゃん、いつの間に!)

澪「別に律にその気がないならやらなくても構わない。その時は私もあきらめる」

律「(私も澪のこと好きだけど・・・)えーい、私も女だー!!」チュッ(澪のおでこにキス)

唯「よっ、りっちゃん男前!」  紬「まさか生キスを見れるとは」ハァハァ  さわ「若いっていいわね」

澪「ちょっと律・・・」  律「な、何か?」

澪「なんでおでこなのよ!?好きだったら口にしなさいよ!」

律(澪の耳元で)「あとで好きなだけしてやるよ」

澪「な、な・・・」(顔真っ赤)

律「さてみんな!」   唯・紬・さわ「「「はい!」」」 

律「私と澪は先に上がるから」  唯・紬・さわ「「「どうぞどうぞ!」」」 

律「よし、行くぞ澪!」   澪「は、はい!」

━━二人が帰った後

唯「なんか立場逆転したね」  紬「やはりお二人はそうでないと!」ハァハァ  さわ「青春ね」

151名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 07:03:47 ID:07B/ol7I
いいねえ
152名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 11:47:02 ID:bXKKVpIu
一時停止シリーズ…
ttp://nagamochi.info/src/up11172.jpg
ttp://nagamochi.info/src/up11173.jpg
律っちゃん両手に花
ttp://nagamochi.info/src/up11174.jpg
唯も参戦w

律っちゃんの表情が、いちいち男前すぎるw
153名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 13:39:42 ID:6OyVXsm7
りっちゃんかっこいいよりっちゃん
154名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 14:44:06 ID:qlpCMn0n
ttp://www.uploda.tv/v/uptv0021880.jpg

需要があるかわからんが詰め
155名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 14:54:41 ID:xMcuwi7W
こうしてまとめて見ると、唯はほんと無邪気攻めって感じで頼もしすぎるね
それが向けられてる相手が澪とか梓とか和とか割と真面目どころが多いのがまた良い
156名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 15:52:09 ID:UGmERWxv
―――け・・・け、ねぇ・・・"けいおんがく"
―――く・・・"くちづけ"
―――け、け・・・"けんばんはーもにか"
―――"かみのけ"

―――ズルイぞ、澪! "け"ばっかりで
―――ふふ、律の頭じゃもう限界だな
―――くっ・・・いや、まだあるぞ!

"けっこんしよう!!"

―――?!
―――"う"だぞ?
―――・・・・・・"うん"
―――よっしゃ!澪の負け

りっちゃんのヘアバンドが鉢巻に見えたのは俺だけでいい・・・。

157名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 17:06:24 ID:NtZKF8NK
>>155
でも憂にだけは受け。というか誘い受け。
158名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 17:20:17 ID:18r+A3k4
こんだけSS投稿されたら
誰かにまとめサイト創って欲しいなぁ
159名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 17:29:30 ID:bXKKVpIu
160名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 18:16:36 ID:VUyjqRje
SSまとめあるじゃん
ちゃんと1を見るんだ
161名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 19:32:43 ID:AiGdV/vg
>>156
俺と結婚して毎晩律澪ネタを囁いてください。
162名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 19:56:37 ID:jElV6L/R
>>156
なんというプラ○ネテス!!
律澪おいしくいただきました〜
163名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 19:57:15 ID:LjdSEdft
>>159
唯の方がちょっとだけ背が高いのが私の萌えポイント
164名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 20:10:21 ID:k1n72z1V
律澪語るやつちょっと来い。











全員俺の嫁だ!!!!!!
165名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 20:12:36 ID:x6NpMKSv
今日は律澪ムギビジョン回だぞ!
166名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 20:39:07 ID:xMcuwi7W
ムギは何気に幼馴染属性にも弱いっぽいよね
澪と和がそれぞれ律と唯の事でのろけてたら思いっきり食いついてきたし
167名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 20:40:05 ID:8gh9QwLb
けいおんと東方をあげてるのは同じ荒らし
http://mimizun.com/search/perl/idsearch.pl?board=lesbian&id=07B/ol7I
168名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 20:58:30 ID:mmq5in5N
>>162
隠れてねぇw
169名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 21:27:58 ID:3GL7DEJB
>>166
>澪と和がそれぞれ律と唯の事でのろけてた

kwsk
本誌の単行本未収録分? それともアニメでの話?
170名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 21:43:43 ID:xMcuwi7W
「唯は小さい頃から全然かわらない」だの「律はまじめにやれば出来る子!」(どっかの透華様みたいだな)
だの話してたら全力でムギが食いつく→別室で出会いのエピソードとか根掘り葉掘り聴取
ってだけなんだ。すまない。ちなみに本誌ネタ
171名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 21:44:32 ID:UcJRJAFu
>>169
今月の本誌だな
172名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 22:36:30 ID:jsHF5rfL
ID:hp0FBnz6の続きマダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
173名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 22:36:44 ID:3GL7DEJB
>>170-171
多謝。単行本に収録されるのを楽しみに待つよ。
174ふわふわ時間は誰と過ごす? 澪×唯ver 1/4:2009/05/21(木) 22:49:48 ID:EFziiAhB
ガラッ
唯「こーんにーちわー!ってあれ、今日は澪ちゃんだけ?」

澪「そうなんだ。律は虫歯ができたとかで歯医者行って、ムギは実家の用事で休み」

唯「なーんだ、ムギちゃんのおやつはおあずけかー」

澪「たまにはいいじゃないか、体重計と格闘しなくて済む」

唯「私は食べても太らないから困らないんだけどなー」

澪「また言うか!」(ゲンコツを振り上げる)

唯「やん!もー、冗談だって」

澪「まったく・・・そうだ、今日は二人だけだからアドリブで合わせてみようか」

唯「おー、セッションってやつだね!ミュージシャンっぽくてかっくいー」

澪「まぁ、かっこよく言えばそうなるな。それに唯がどこまでできるか分かるし」

唯「よーし、日頃の練習の成果をみせてやるぜ!」
             
             |
             |
             |
175ふわふわ時間は誰と過ごす? 澪×唯ver 2/4:2009/05/21(木) 22:50:49 ID:EFziiAhB
澪「ふぅ、こんなもんかな」   

唯「セッションって楽しいね!」

澪「それにしても唯、だいぶ上達したね」

唯「えへへー、そうでしょ!あと澪ちゃんが上手いからつられて色々できたんだと思うよ」

澪「(ドキッ)そ、そうか。ま、まぁベースとギターの相性は大事だからな」

唯「澪ちゃんと一緒にバンドできてホントによかったよ!」

澪「(ドキドキ)ちょっと、褒めすぎだって・・・あ、そうだ唯ちょっと聞いていい?」

唯「ん、なーに?」

澪「学際でやった曲あるじゃない?あの詩を初めて見たときすごく気に入ってくれたけどどうしてかなーって思って」

唯「あぁー、あの時私が恋してたからかな!」

澪「(ズキッ)え、そ、そうなんだ・・・」

唯「うん、だからすっごいあの歌詞に共感できたんだよねー」

澪「ちなみに唯の好きな人ってどんな人?(なんでこんなこと聞いてんだろ)」
176ふわふわ時間は誰と過ごす? 澪×唯ver 3/4:2009/05/21(木) 22:51:32 ID:EFziiAhB
唯「私の好きな人はねー、クールでかっこよくてー」     澪「うん・・・」

唯「優しくて怖がりでー」   澪「う、うん!?」

唯「少しおっちょこちょいで素敵な歌詞を書く人!」    澪「え、それって・・・」

唯「そうだよ、澪ちゃんのことだよ」   澪「え、えぇ!!」


澪「い、いつからわ、私のことす、す、好きだったの?」

唯「えーっとね、気づいたら好きだった!もー、結構アプローチしたのに澪ちゃんってばにぶ過ぎ!」

澪「そ、そんなの分からないよ・・・」


唯「で、澪ちゃんはどうなの!」   澪「え!わ、私?」

唯「私はちゃんと思いを伝えました!さぁ、澪ちゃんの返事を」   澪「お、オッケーに決まってるじゃない!」

唯「じゃあ、両思いだね!」(澪の手をとる)   澪「う、うん」

唯「これからよろしくね!」   澪「こ、こちらこそ」
177ふわふわ時間は誰と過ごす? 澪×唯ver 4/4:2009/05/21(木) 22:53:49 ID:EFziiAhB
澪「そうだ唯」   唯「なーに?」

澪「実はね、あの歌二番の歌詞も考えてたんだ」  唯「そうだったの!」


澪「唯のこと考えながら歌詞を書いてたら、一番だけじゃおさまらなくなって・・・」

唯「え、私のこと考えながら書いてくれたの!?だから良いと思えたんだね!」

澪「でもそのままだとみんなに唯のこと好きだってばれるかもそれないから一番だけにしたんだ」

唯「えー、そうだったんだー。そのままでも私は構わなかったのにー」

澪「だからね、今ここで二番歌ってもいい?」

唯「もちろん!私たちのふわふわ時間だね!」

澪「ふふ、そうだね」

唯「よーしそれじゃいくよー!1,2,3,4!」
             
             |
             |


以上ですどうも自分はラブラブよりそれまでの過程を妄想するのが好きらしい。
長々と失礼しました。あときっかけを与えてくれた>>122,>>124ありがとうございました。
178名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 23:01:24 ID:fmRd10B1
>>177
あなたに最上級のGJを贈りたい
179名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 23:24:32 ID:JXiOLMTy
>>177
久しぶりの唯澪GJw

一時流れは有っても、結局どんなCPでも受け入れられるよな…コレは無理ってCP今のとこ無い。
っつうか出来る作品が素晴らしいからだよな、新しいCP受け入れられるのもw
180名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 23:50:06 ID:3TpUc1/g
唯澪いいなぁ
こうさっぱり恋人になっちゃう所とかwこの二人っぽいな
澪は唯の一挙一動にドギマギしつつ涙目で唯はその姿に胸キュンとかしてそうだw
181名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 01:33:01 ID:5q54f2v5
>>177

唯澪サイコウだぜ!
次回も期待してます
182名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 02:13:09 ID:XWVSdRdo
憂の作戦。

@タグを手の平に握り込む
Aおねえちゃんほらぁ、と言いながら衿を探り、タグを見せる
Bボディタッチ、姉に恩を売れる、公然といちゃつく口実、三つ同時に満たす計略。おそるべし。

応用編
@指先にクリームをつける
A拭うフリして以下略
183名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 02:38:27 ID:EI2h1oo4
りっちゃんってば
初見の人に「かっこいい」とか言われtr
184名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 02:46:58 ID:Mo/MOBCD
律澪公式妄想がカット・・・・だと・・・・
185名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 02:47:28 ID:9PCQmUhV
186名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 02:47:42 ID:rciAf9IA
やっぱり、りっちゃんはイケメンだったのか
187名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 02:59:00 ID:mnFx0Hsb
律ちゃんもそうだが何気に和もイケメンな気がする
今週澪と律の名前呼び捨てにしてる所でちょっと新しい何かに目覚めそうになった
188名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 03:11:46 ID:9PCQmUhV
一応唯にもお姉ちゃんらしいところは有ったんだね
ttp://www.uploda.tv/v/uptv0022030.gif
ttp://www.uploda.tv/v/uptv0022028.gif
189名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 04:24:38 ID:5q54f2v5
まだ見てないんだが先週に続いて今週も平沢姉妹のターンか?
190名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 05:58:51 ID:Vm9KcaMN
>>185>>188見てこの姉妹はやはりヘンだと思いました
1917話補完的な何か:2009/05/22(金) 06:28:18 ID:IsS01Ibp
「よっ澪、デートしに行こうぜー」

何の連絡もせずに突然やって来て玄関前で元気一杯にアホな台詞を吐いてるのは当然、幼馴染の田井中律だ。
今もこちらが呆れているのにも関わらず眩しいほどの笑顔を向けている。
なんで休みの日の朝っぱらからこんなにもテンション高いんだ。
まあそれはさておき、とりあえず今私がやるべきことは、

「間に合ってます」

と答えて扉をしめることだろう。

「ちょっ!? 冗談、冗談だってば。一緒にクリスマスプレゼント買いに行こうって誘いに来ましたー!!」
「なら最初からそう言え!」

クリスマスプレゼントというのは、この前決まったクリスマス会のやつだろう。
私もちょうど買いに行こうと思ってたし、準備するまで外で待たせておくのもなんなので律を家に招き入れる。
勝手知ったる人の家。幼稚園時代からの付き合いだけあって、律は迷いもせず私の部屋へと向かう。

「軽い冗談じゃんかー、澪は固いなー。そんな新聞の勧誘みたいに断らなくても……。そこはほら『もちろんいいわよ、ダーリン(はぁと)』って返さなきゃいけないんだぞー」
「律の冗談は分かりずらいんだ。大体、そんなこと本当に私がすると思ってるのか?」
「まあ、ないだろうけどさ。でも、もししたら私の心のアルバムに永久保存されるね」
「絶対しないから安心しろ」

ふざけあいながら階段を上ってる途中でふと気づいた。

(ヤバい。アレ出しっぱなしだった!!)

「ちょっといいって言うまで入ってこないで」

と、言い捨てて走り出す。
後ろから

「え、澪?」

という律の驚いたような声が聞こえたが今は無視。
部屋に入り鍵を掛ける。
律は立ち入り禁止となっている所にむしろ突き進んでいくようなタイプだ。入ってくるなと言ったところであまり効果はない。
実際部屋の前にたどり着いた律がガチャガチャとドアノブを回している。

「あっ、鍵まで閉めてやがる」

とか言う声まで聞こえる。鍵がなかったら絶対突入されていたことだろう。
そして私は机の上に放り出してある作りかけのマフラーを手芸道具と一緒に押し入れの奥に隠した。
それはもちろんクリスマスプレゼントだ。ただし、律専用の。
今年は5人、いや憂ちゃんを入れて6人でやることになったけど、いつもは律とプレゼント交換をしていた。
驚かされることがほとんどだったけど、それはそれで毎年ほんとうに楽しかった。
律の中ではおそらく今回のプレゼント交換はクリスマス会と合同ということになっているだろう。
学生である私たちはお金に余裕があるわけでもない。そういくつもプレゼントは用意できないだろうしな。

だから今年は律からのプレゼントはないのだろう。

そのことが少しだけ哀しくて寂しい。

でも、それでも、私は――
1927話補完的な何か:2009/05/22(金) 06:29:18 ID:IsS01Ibp

「おーい、まーだー?」

律の声で我に返る。
ちょっと考え込んでしまった。

「あっ、今開ける」
「もう、忘れられたかと思っただろー」

ドアを開けると律が少しふてくされたような顔をしていた。

「ゴメンゴメン。すぐに準備するからそしたら出かけよう」
「…………」
「……? どうかしたのか?」
「ん、いや、なんでもないって。じゃ部屋で待ってるから」



◇  ◇  ◇


「はー、つかれたー!」

そう言って律はテーブルに体を預けた。
ここはどこにでもあるジャンクフード店。
モールを色々見て回った私たちはここで遅めの昼食兼休憩を取ることにしたのだ。

「行儀悪いぞ、律。でも、たしかに結構疲れたな。いくつ回ったっけ?」

お腹も空いていたのでハンバーガーを食べながら聞いた。

「え〜っと、まずはぬいぐるみでしょ、次にアクセサリーショップ、雑貨屋、ランジェリーショップ……ざっと10軒くらいは回ったんじゃない?もー、誰だよ値段関係なく片っぱしから見ていこうとか言ったの」
「まぎれもなくお前だよ」
「えへっ、そだっけ?」
「そーだよ」
1937話補完的な何か:2009/05/22(金) 06:29:59 ID:IsS01Ibp
ハンバーガーにポテトを食べて一息ついたところでちょっと聞いてみることにした。
恥ずかしいので律にだけ聞こえるような小声で。

「大体なんで……し、下着なんか見に行ったんだ。必要ないだろう」
「いや〜、だって唯がさ、合宿のときあんまりにも子供っぽいの着けてるからさ〜。ここはこのりっちゃん隊員が大人下着をプレゼントしてあげようと思いまして」
「合宿で何をチェックしてるんだ、お前は……。いや、そもそもプレゼントはシャッフルされるんだから唯にいかないかも知れないだろ」
「ムギは大人っぽいのいっぱい持ってそうだよな。憂ちゃんだったらいつか来る勝負用ってことで」

などと笑顔でのたまう。
律は唯たちにそんなに下着をプレゼントしたいのだろうか。
唯たちはプレゼントされたらその下着を身につけるのだろうか。
む、なんだか胸の中がもやもやしてきた。
あんまりこの話題を引っ張りたくないし話題を変えよう。

「冗談はそこまでにしてだ。プレゼントの当たりは付けたのか?」
「別にまるっきり冗談ってわけでも…(ギロッ)あっ、嘘です。冗談で合ってます」

まだ続けそうだったので一睨みして黙らせる。

「まあ、とりあえず良さそうなの2つくらいには絞ったよ。そういう澪は?」
「私もそんな感じだな。このあとはその中からいいの選んで買えばいいか」
「おっし。じゃあ休憩もしたし、そろそろ行くかぁ」

ん〜っと伸びをして律が答える。
と、何か思いついたのかにんまりした表情になった。

「あんなに色んなとこ回ったんだからさ、澪が欲しいのもあったんじゃないか?」
「……別に。今回はプレゼント交換用なんだから私の選んでもしょうがないだろ」

言って、トレイを持って立ち上がる。
1947話補完的な何か:2009/05/22(金) 06:31:04 ID:IsS01Ibp
「あ、ちょっと。待てよ澪ー」

後ろでバタバタしてる律を放って歩き出す。
……正直なところ、律の言っていたことは図星だった。
アスセサリーショップで見つけたネックレス。
縦に2本ならんだホワイトゴールドの地金のラインはカーブを描いて真ん中少し開いている。
そのライン上にハートカットされた2種類の宝石がセットされていた。
淡く瑞々しいアクアマリンと、幻想的な青白いシラーの浮かぶ透明感のあるブルームーンストーンは、心を落ち着かせてくれる。
そして何よりも、2つのハートを少し内側に傾けたそのデザインは大切な人と寄り添って歩くという想いが感じられた。
一目見て気に入った私は次の瞬間肩を落とすことになる。
そのネックレスの値段は1万8千円。アルバイトもしていない私が払える額ではなかった。
何度も振り向き、後ろ髪を引かれながらも私はその場を去った。

先ほどのことを思い返して私はため息を一つ零した。


その後、順調にプレゼントを買って店を出たところで唯たちと出会った。
ムギも合流し、せっかくだからということでみんなでお茶をして今日は解散となった。
今、私は自分の部屋にいる。
机の上には編みかけのマフラー。
あと2日もあれば完成するそれを私はちゃんと律に渡せるのだろうか。
ないとは思うが、もしも律が受け取ってくれなかったらと思うと不安でたまらなくなる。

その日は去年律がプレゼントしてくれたぬいぐるみを抱いて眠った。



◇  ◇  ◇

そしてクリスマス会当日。
ようはクリスマスイブだ。
世間では恋人同士の日となってるこの日にこれだけ集まりがいいのもどうかと思うが、それも私たちらしいとも感じる。

クリスマス会は楽しかった。
さわこ先生の乱入やまた脱がされたりもしたが(あやうく誤解されるところだった)、どうだったかと聞かれればやっぱり楽しかったのだ。
手編みのマフラーはまだ交換用のプレゼントを入れてきた紙袋の中だ。
いつ渡そうかタイミングを考えているうちにクリスマス会はお開きとなった。
1957話補完的な何か:2009/05/22(金) 06:31:47 ID:IsS01Ibp
唯の家を出るとまだ7時過ぎだったけど外はかなり暗かった。
もう暗いから全員送ると先生が言ってくれたけど、私と律はそれを断った。
いくら車があるとはいえ、方向が全く違うのに乗せてもらうのは忍びなかったし、先生の車は4人乗りだったからだ。

「私たちは同じ地区だから二人で帰るし平気だよ。さわちゃんは家が離れてる二人を車で送ってってあげて」
「本当に大丈夫?」
「本当に本当だって」

そう律が笑って言うと先生も納得したようだった。

「それじゃあ本当に気を付けてね。何かあったらすぐに連絡するのよ」
「二人ともよいお年を」
「また学校で」

3人とはそこで別れて律と二人っきりになる。

「そんじゃ私らも帰るかー」
「そうだな」

そうして私たちは二人並んで歩く。
律はこういうとき、いつも道路側を歩いている。
何を言うでもなく自然とこういうことができるのは律のいいところだと素直に思う。
一見ただのお調子者のように見える律だけど、その実、気配りがもの凄くうまいことを私は知っている。
周りの人ををよく見ているのだろう。
律は昔からなんというか…そう、楽しく生きるのがうまい子だった。
晴れの日も、雨の日も、風の日も、雪の日も、嵐や雷の日ですら、いつだって本当に楽しそうに笑っていて、いろんな人を巻き込みながら全力で遊んでいた。
無理やり引っ張りだされたり、嫌々参加した人たちも動いてるうちにいつのまにか律と一緒に笑ってるのが常だった。
律は人を乗せるのがうまい。
それは計算とかそういうのじゃなく、きっと天性のものだ。
今までだってその性格に私はたくさん助けられてきた。
出会った当時、引っ込み思案だった私をみんなの輪の中に連れて行ってくれたのも律だ。
私が一人離れてみんなが遊んでいるのを見ていると、いつだって一番に気づいて手を差し伸べてくれた。
今から考えるとその方法は多少強引だった部分もあるけれど、今の私があるのは間違いなく律のおかげだ。
それに比べて私は律に何かしてあげることができたのだろうか。

黙り込んでしまった私を不審に思ったのか律がこちらを向いた。
1967話補完的な何か:2009/05/22(金) 06:32:21 ID:IsS01Ibp
「黙っちゃってどうしたんだ、澪?」
「ん、ちょっと考え事してた」
「ふーん。……あっ、分った! 澪、暗いから怖いんだろ?」
「ち、違う!」
「怖いなら怖いって言えばいいのにー。黙ってちゃ分んないぞー」
「違うったら、もう!」

考え事をしていたのは本当だけど、怖いのも事実だった。
でもなんだかここで認めるのは癪な気がする。
と、左手に温かくてスベスベしたものが触れた。

「うひゃ!?」
「なんだ、やっぱり怖いんじゃん」
「い、今のは律が急に繋いでくるからっ」
「あははっ。でもさ、手を繋げば少しは怖くなくなるだろ?」
「うっ……」

そう言って繋いだ手を目の前に持ってくる。
たしかにこの温かさは恐怖を和らげてくれる。

「まったく澪ったら素直じゃないなー」
「むっ、そういう律だって変なところで頑固だと思うけどな」
「なんだとー」
「それにだらしないし、宿題だってよく忘れて泣きついてくるよな?」
「あーははは……」
「テストの度にうちに泊まり込むのは誰だったかなぁ?」
「すみません、もう勘弁してください」
「よろしい、許してしんぜよう」
「…………」
「ぷっ」
「「あはははははははっ」」

手を繋ぎながら笑い合ってるうちに律の家の前に着いた。

「あ、ちょっと家からチャリ出してくるから待っててよ」
「え? なんで?」
「なんでって……。いくら近くでもこの時間に一人で出歩くのは危ないからだよ、決まってんだろー」

私の家は律の家から歩いて5分程度だ。大した距離じゃない。
心配してくれたのが嬉しくて、ちょっとだけ照れ臭かった。

「心配してくれるんだ?」
「そんなの当たり前じゃん、友達なんだから」

自転車を出しているから顔は見えなかったけれど、その声はとても真摯だった。
1977話補完的な何か:2009/05/22(金) 06:33:25 ID:IsS01Ibp
「よしっ、それじゃあ行きますかー」

家の人に「ちょっと澪送ってくるからー」と声をかけ、荷物を置いてきた律はそう言った。

「ほら、澪は後ろに乗って」
「分ってるって。なんか律との二人乗り久し振りだな」
「そういえばそうかもね」
「……転んだりしないか?」
「澪が重くなってなければ大丈夫」
「こいつー」

後ろから律の頭を軽くはたく。
律は大げさに痛い痛いと言いながら笑っていた。

「んじゃ、出発するからしっかり捕まっててよ」
「分った」

律の腰に回した手に力を込める。
律の匂いが鼻腔をくすぐる。
律の温かさを全身で感じる。
私は心から安心して身を任せた。

◇  ◇  ◇

キッとブレーキをかけて自転車は私の家の前で止まった。
ああ、着いてしまった。
もうここがプレゼントを渡す最後のチャンスなのに未だに私は踏み切れないでいる。
本当に私は臆病者だ。
いつもの恒例行事みたいなものなのに約束をしなかっただけでこんなにも迷ってしまうとは。

「はいこれ、澪の荷物ね」
「ああ、うん」

自転車から降りて籠から取り出した荷物を笑顔で手渡してくる律。
その顔を見ていられなくなって俯いたとき、

「それと、Merry Christmas。澪」

思ってもみない言葉が降ってきた。
1987話補完的な何か:2009/05/22(金) 06:34:48 ID:IsS01Ibp
顔を上げるとそこには律が満面の笑みでこちらを見つめていた。
さらに、プレゼント用の包装をされた小さな箱を差し出している。

「えっと?」
「とりあえず、受け取ってよ。これ澪へのプレゼントだし」
「あ、うん。えっと、開けてもいい?」
「どーぞ」

未だに混乱の渦から抜け出せない私は、にまにま見てくる律の目の前で言われたとおりに包装を解いていく。
そして、それが現れたとき律がにやついていた理由がわかった。

「どうしてこのネックレスが…」
「だってそれ、欲しかったんでしょ?」

そう、それはこの前見つけて諦めたネックレスだった。
律はしてやったりという顔してる。

「これ凄く高かったはずなのに」
「日雇いのバイトをいくつかして貯めたのがあるからそれ使った」
「でもそれは律が自分自身のために使うべきじゃ」
「いいんだって。澪にプレゼント買うために貯めたんだから」

どうしてと思ったのが顔に出たのだろう。
律はむぅと唸って、言い聞かせるようにゆっくりと話し始めた。

「あのね、分ってないみたいだから言うけどさ。私は最初からみんなにあげるのとは別に澪にプレゼント贈るつもりでいたよ」
「え?」
「理由は、恒例だからとか、学祭で頑張ってたからとか色々あるけど、渡さないってことに何よりも私がしっくりこなかったんだよね」
「しっくりこない?」
「うん。なんつーか、やっぱりね、私の中で澪は特別なんだと思う。たぶん」
「…………」

律の中でも明確な答えは出ていないのだろう。
それでも曖昧なものを一生懸命伝えようとしてくれている。

「だからさ、澪を誘って連れまわして、一番欲しそうにしてたのをプレゼントしようって思ったんだよ」
「あれは交換用のプレゼントを買うためじゃなかったのか?」
「私に限っていえば嘘になるかなー。バイトの帰りに寄って、交換用の方はあらかじめ目星つけてたから」
「そっか」
「店に入ったら澪の視界に入らないように移動して様子見てた。実はどれが一番か分るか不安だったんだけど、澪は思った以上に分かりやすかったんだな」
「う……」
「何度も振り返ってたもん。もうこれしかないって思ったよ」

律はそのときの様子を思い返しているのかうんうんとうなずいている。
1997話補完的な何か:2009/05/22(金) 06:35:56 ID:IsS01Ibp
「でさ、ちょっと着けてみない?」
「え、今!?」
「そう。やっぱ着けたとこ見たいじゃん」
「べ、別の日じゃダメかな?」
「今がいいなー」
「うぅ、分ったよ」

私は律に背を向け、首に巻いていたマフラーを取ってネックレスを着けた。
恥ずかしくなってきた私はやけくそ気味に振り返った。

「ほら、ちゃんと着けたぞ!」

そして律は

「うん、やっぱり。よく似合ってるよ、澪」

私の目を見てそう断言した。


あんまりにも優しい笑顔で言うものだから、思わずその笑顔に見入ってしまった。
3秒くらいしてから、ようやく何を言われたのか理解して顔が熱くなる。
心臓なんてうるさいくらいに早鐘をうっている。
鼓動がこんなにもうるさくなるものだなんて知らなかった。
顔の状態に関しては鏡なんて見なくても分かる。
きっと今の私の顔はサンタの衣装も顔負けなほど真っ赤になっているだろうから。

「……ありがとう」

今の私には小声でそう呟くことが精一杯だった。

「えっと…、じゃ、じゃあ私もう帰るね。用事は済んだわけだし」

私の様子を見てるうちに、自分も照れ臭くなってきたのか律が慌てた様子で自転車に乗ろうとする。
いくら私が底なしの臆病者でもこのタイミングを逃しちゃいけないことくらい分った。
急いで律の服の裾を引っ張る。

「っとと。どうかした?」
「…ぃ……ぁ…」
「え?」
「私も律にクリスマスプレゼントがあるって言った」

言えた。
ようやく言えた。
律の様子はというと……何故か胸を押さえてものすごく安堵していた。

「あー良かったぁ。たぶん用意してるとは思ったけど、もらえないかと思ったよ〜」

ちょっと待て。
今の一言は聞き捨てならない。

「なんで私がプレゼント用意してるって思ったんだ?」
「初めはなんとなく。で、この前部屋に行ったとき、なんかバタバタしてたじゃん? あれはなにかあるなって思った」
2007話補完的な何か:2009/05/22(金) 06:37:01 ID:IsS01Ibp
事実だがなんか悔しい。
ここはなにか一発見返したくなるな。

思いついた。これでいこう。

「それでなにくれるの?」
「その前に律。お前もマフラー取れ」
「? 別にいいけど」

律がマフラーを取っている間に、私は紙袋の中からラッピングされた袋を取り出すとそのリボンを解いた。

「あっ!何してるんだよ!?」

駆け寄ってきた律の首に私は手編みのマフラーを掛けた。
驚いて一瞬止まった隙をついて律の頬にキスをして、

「Merry Christmas、律」

と耳元で囁いた。


律は頬を手で押さえて呆然としている。
私の顔は先ほど以上に真っ赤になっているだろう。
でも、今は律の顔も信じられないくらいに赤くなっている。
一発やり返せたのはいいが、なんだか膠着状態になって動けない。

〜♪〜〜♪〜〜♪〜
そんな固まった空気を動かしたのは律の携帯だった。
音楽が流れたと瞬間は私も律も飛び上がるほど驚いた。

「うわっ!? だ、誰? あ、うん。今戻るってば。 え? 別になんでもないよ。全然普通だし」

相手はおそらく家族だろう。
焦り過ぎて早口になっている。

「うん、分った。じゃあね」

携帯電話を切った律はまだ顔は赤いものの大分落ち着いたようだった。
そしてこちらを向いて

「それじゃ帰るよ。コレありがとね。大事にするから」
2017話補完的な何か:2009/05/22(金) 07:16:13 ID:IsS01Ibp
そう言ってマフラーの端を持ち上げて見せた。
そのマフラーは手編みらしく少しほつれている。
頑張ったけれどやっぱり既製品のようにうまくはいかなかった。
私が苦笑いしながら

「ゴメン下手くそで。このネックレスとじゃ全然釣り合わないけど」

と言うと、

「ううん、これがいい。澪が頑張ったっていうのよく分るし、すごく嬉しい」

そう言ってくれた。

その後、もう一度携帯が鳴って、律は

「本当にありがとな、絶対大切にするから!」

と言って去っていった。


私は今、家の玄関扉に背を預けている。
外の空気は冷たいけれど身体が熱いせいかあまり気にならなかった。
まさか律からプレゼントをもらえるなんて思わなかった。
しかも私のためにバイトまでして……。
そのことを考えると幸せでたまらくなって、頭の奥がかぁっと熱を持つ。
頭だけ茹ってるみたいに熱くなっているのに不快じゃないのは不思議だな。
あと、ちゃんとマフラーを渡せて良かったとしみじみ思う。
おまけに頬にキスまでしてしまった。
律のことだからアレは友達のキスで、自分を驚かせるためだけにやったとでも思ってそうだ。
まあ、とりあえず今はそれでいいか。
今はこの頬の熱さと身が震えるほどの嬉しさを少しでも長く感じていたいと、ただそれだけを願っていた。
202名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 07:19:09 ID:IsS01Ibp
終わりです
イケメンなりっちゃんと乙女な澪が書きたかったけど文才のなさに泣いた
せっかくなのでとりあえずこれだけ言っておこう
りっちゃん最高ぉおおおおおおおおおおお
203名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 07:37:38 ID:PievsFAH
>>202
なんですかお前ら結婚しちまえと小一時間
GJなんだぜー!
204名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 07:46:12 ID:3HZ8k5Ax
>>202
GJ!
朝からいい物を見させて頂きました。

律澪公式ネタがカットで死にかけてたが、今日1日頑張れそうw
205名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 07:56:38 ID:ZbCvR8jk
>>202
GJ
りっちゃんイケメンすぐる

つか沢庵様の律澪妄想カットとかorz
その分平沢姉妹分が強化されてるからまだ良いけど…
学祭前の唯澪もカットだったし、何だかなぁ。
206名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 08:30:46 ID:hbpEobNz
>>202
GJGJ!りっちゃんはイケメンだよな
律澪カットはショックだったが生き返ったぜ
207名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 09:50:54 ID:Tdf1ZrxG
>>202
GJ!!ちくしょういい夫婦だなまったくもう!
これでネックレスじゃなくて指輪だったら(ryとか考えたのは俺だけでいい

原作未読だか8話の省略そんなにきつかったのか……
憂唯派の俺的には>>182と冒頭の公然抱擁だけでうっはうは人生!だったわけだが
208名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 10:20:31 ID:jsHMsZBr
>>202
お前最高だよ!というわけでGJ!

りっちゃんはイケメンだぜ!
209名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 12:09:56 ID:UKMyCfb4
何故律澪妄想を抜いたし

京アニの姉妹贔屓は異常wまぁ和むからいいんだけど、それでも憂をお姉ちゃんスキーにしすぎだろw
210名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 12:24:48 ID:3FYE/E81
みんなの言う律澪公式ネタってのが気になるな・・・原作買ってくるぜ
ともあれ>>202氏アンタァ最高だ!ますます律澪が好きになったw G!J!
211名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 12:30:07 ID:Iy5meUNy
>>202へのGJが止まらない


>>209
平沢姉妹分と律澪分が等価交換されたんだよ…
212名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 12:38:10 ID:+ujnrpPT
>>210みたいなのが大量に出るようなら販促としては大成功になるのか?w
213名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 13:19:17 ID:CJ4gcak/
そんなこと言って、2巻の試験勉強の話が全カットされたら律澪的に軽く死ぬるが…
214名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 13:21:05 ID:yvqsbHvI
ちょっとだけ
流れを無視して澪唯を
唯澪かも
215名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 13:22:11 ID:yvqsbHvI
横にしたベースを見つめる。手持ちぶさたに人差し指でピンと弾く。アンプに繋がっていないので音は瞬く間に空に消えた。
部屋では常に音楽をかけて過ごしているので、静かな音楽室が妙に居心地悪い。
沈黙が思考を走らせる。
つくづく思う。人間は考えないことが出来ない動物だと。“考えない”と言うことを考えてしまうので、結局考えている。
同様に意識しないようにしてる時点で意識しているのだ。澪は眉間に皺をよせた。
弾く気のないベースを前に、悩む。
意識しないでいた唯が頭に浮かぶ毎日。じゃれているだけと片付けられてしまえば簡単だ。
彼女の友好的なボディタッチが最近妙に恥ずかしく、どきまぎする。
笑顔で肩を叩かれるだけで色んなことを脳裏でよぎる。逆に話し掛けられないと何か悪いことでもしてしまったのかと焦る。
何をするにも彼女を意識してしまう。
ペンをぐるぐる指で回す。弦が固くした指の腹。
216名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 13:22:43 ID:yvqsbHvI
病気になったのかな。放課後の音楽室で少し泣きそうになる澪。
鞄からメモ帳を取りだし、ペンを走らせる。胸の内に溜めるには溢れすぎる程の思いを吐き出そうと決めた。
頭に浮かぶ言葉を書き殴っていく。
『意識しないでいられない』
『苦しい』
『病気なのかしら』
『誰か治して』
『唯』
意外とすっきりすることに気付いた。
『いつ助けてくれる』
『あなた』
『もうだめ』
『これって恋なの?』
ただただ言葉を書き殴り続ける。
頭の中がすっきりしていく感じに澪は安心した。
沢山の文字が紙を支配した。最後に外れの方に大きく、私は病気なのと書いて一息ついた。
ふぅとペンを置き顔を上げ、澪は固まった。
目の前で唯が笑って見ている。
凄い集中してたから話し掛けられなかったよ。
えへへと言いながら唯は紙を手に取った。
急いで奪い返そうとする澪。
それを避けながら読み進めていく唯。
終わった。あれには彼女の名前も書いてしまった。澪は悄然とする。
なになに。唯が呟く。
『意識しないでいられない』
『苦しい』
『病気なのかしら』
『誰か治して』
うつ伏せる澪。おしまいだ。
『唯一助けてくれるあなた』
『もう駄目』
『これって恋なの?』
217名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 13:23:06 ID:yvqsbHvI
澪は唯の読み方が引っ掛かり顔をあげた。
肩をわなわなと震わせているのが目に入った。
「新しい歌詞だね!凄い良いよ!恋の病みたいな感じで」
唯は区切る場所を間違え意味を取り違えていた。
感動した唯が澪に抱きついてきた。
「曲名は?」
とっさに出てこない。澪の目に紙のすみに書いた大きな文字が映る。
「わ、私は病気なの」
良いね!そう言いながら唯は再び澪に抱きつく。
唯の腕の中で当分治りそうにないなと澪は思った。
218名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 13:23:57 ID:yvqsbHvI
です
少し無理やりな感じですが
というか他の方みたいに百合百合にならない…
219名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 14:21:06 ID:4wOkgVb2
>>202
物凄く良かった。おかげでまた一週間頑張れそうだぜGJ!!
220名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 14:50:33 ID:q/pJlKGT
晒し上げ
221名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 15:50:03 ID:ZbCvR8jk
>>213
OPで
澪の好きなケーキを買ってきて微笑むりっちゃんと、
澪のベッドで寝ちゃってるりっちゃんが
描かれてるからやってくれるはず…
222名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 16:26:29 ID:5AzzdQUA
その場所に着いたのは、夕陽が沈みかけた頃だった。
時間が時間のせいか、全く人が居なくてとても静かで。
入り口近くの水道で桶に水を組んでから、私はそこに足を踏み入れた。


私が予想してた通り、そこはキレイに飾られていた。
沢山の花束。
沢山のお菓子とジュース。
そして、寄せ書きの書かれたTシャツと二本のドラムスティック。
多分、ムギや唯達が持ってきてくれたんだろう。
乱雑に置かれた様を見ると、何だか音楽室を思い出す。
賑やかなのが大好きだったアイツもきっと喜んでるに違いない。
楽しそうに笑うアイツを思い出して、少し胸が切なくなった。


―――久しぶり。
―――えっ、一人だけ来るのが遅いって?
―――ごめんごめん。ちょっと、仕事が忙しくってさ。
―――そうそう、聞いてるかもしれないけれど、私達、今度CD出すことになったんだ。
―――ボーカルは、私がやらせてもらったんだ。
―――昔の私からじゃ想像できないだろ?
―――人前で歌うのはやっぱり恥ずかしいんだけどね。
―――でも、ほら。武道館でライブするのが私達の夢だったからさ。
―――だから私、頑張ったんだよ・・・凄く・・・凄く、ね・・・。
223名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 16:29:06 ID:5AzzdQUA
―――ははっ、何だかジーンと来ちゃったよ。
―――もう泣かないって約束したのにね・・・。
―――でも、心配しないでよ。私達は大丈夫だからさ・・・。
―――だから、そっちで気楽にお菓子でも食べながら私達の事、応援しててね。


―――そろそろ行くね。
―――今度はみんなで揃ってくるから。
―――じゃあね・・・。


白檀の香りのする新しいお線香に火を付けてから、私はその場をあとにする。
気がつくと、夕陽が沈みきっていて、辺りは真っ暗になっていた。
昔の私なら、こんな時間にこんな場所に一人で居たら、きっと怖くて震えていたと思う。
けれども、今はもう怖くない。
だって、もしもアイツが私を怖がらせようと出てきてくれたら、とっても嬉しいから・・・。

―――おっ、澪ってば、随分と成長したなぁ〜。

風がそうアイツの声で囁いた気がした・・・。


某ドラマを見て受信した電波を変換してみました。
ちょっとくらいネタかな・・・。
224名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 16:44:10 ID:kWMAu7Rl
>>188
これ絶対入ってるよね(ふたりの世界的な意味で)
225名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 16:57:19 ID:f/zofdx3
>>210
澪をメイド服に着替えさせようとする律
泣いて嫌がる澪
そんな二人を見てムギがお得意の百合妄想をし、そんな事を考えてるとは知らず
憂がムギはキレイだなぁと思って見とれるシーンが原作ではあった
226名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 17:03:23 ID:SDpR3usO
けいおん8話みたが、憂がお姉ちゃんしか眼中にないのが吹いた。
にやにやにや
227名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 17:09:25 ID:bLizi42S
よく動くからセリフや設定だけじゃなく
動きでも百合萌え出来るのが素晴らしい
228律×和?  1/3:2009/05/22(金) 17:18:11 ID:ZDvJbpSy
今日の律と和の絡みを見て勝手に妄想しちゃいました
時間的に7話と8話の間です
百合成分は低いですがご勘弁を

────────────

放課後、学校からの帰り道

律「おーい、和さーん!」

和「あら律さん、今日は早いのね」

律「いやー澪のやつが風邪ひいて休んじゃってさー。今日は部活休んでお見舞いに行こうって話になったんだ」

和「そうなんだ。でもほかの2人はどうしたの?」

律「実は唯が『お見舞いに行くならおみやげがいるね!』って言ってムギ連れてケーキ買いに行ったんだよ」
(唯の真似をしながら言う)

和「それって唯の物まね!?似てるわね、まぁあの子らしいったららしいけど」

律「似てたでしょ!そういうわけで私は先に行ってるってわけ」

和「なるほどね。それにしても澪さん、インフルエンザとかじゃなければいいけど」

律「あー、大丈夫大丈夫。あいつのことだからどうせおなか出して寝てたら風邪ひいたってとこでしょ」

和「でも寒いのにおなか出して寝るかしら」

律「あいつ、あー見えて結構ズボラだからたまにあるんだって」

和「そういうことにしとくわね。でもこれ聞いたら澪さん怒るんじゃないかしら」

律「あっ、くれぐれもこの話は澪やほかの2人には内緒ね!」

和「ふふ、分かったわ」
229律×和?  2/3:2009/05/22(金) 17:18:41 ID:ZDvJbpSy
律「あ、そういえばクリスマス会のときに貰ったのり、重宝してるよ」

和「あらそうなの。選んだときはどうかなって思ったけど、喜んでもらえてるなら良かったわ」

律「私朝食はご飯派だからさー、良いおかずになってるよ」

和「実はプレゼント選んでるとき唯が、軽音部のみんなは食いしん坊だから、食べ物がいいって言ったからのりにしたのよね」

律「唯のヤロー、私たちがいない時はそんなこといってんだ、あとでおしおきだな!」

和「ふふ、あの子仲良くやれてるようね」

律「んー、仲良くっていうかこっちが面倒見てるって感じだな。和さんや憂ちゃんの苦労がよく分かるよ」

和「まぁ確かに手のかかる子だけど、良いところもたくさんあるのよねー」

律「それは確かにあるね、今ではうちらの良いムードメーカーだよ!」

和「唯って不思議な子なのよね、いつの間にか仲良くなってあの子のペースにはまっていく」

律「そして振り回される・・・だよね」

和「そうそう、そういえば追試のときの勉強、大変だったみたいね」

律「そーなんだよ!まっ、この律大先生のおかげで追試は受かったけどね」(ドンっと胸をたたく)

和「あら、勉強は澪さんと紬さんに教えてもらったって唯言ってたけど」

律「あのヤロー、おしおき2倍だ!」
230律×和?  3/3:2009/05/22(金) 17:19:24 ID:ZDvJbpSy
和「ふふ、でも今こうして私たちが話できるのもあの子のおかげなのよね」

律「そうだなー、和さんには部の申請のときお世話になったし。そういう意味では唯も役に立つな」

和「でも部の申請は律さんが忘れただけなんでしょ?」

律「うっ!ま、まぁ過去のことだし水に流すということで」

和「そういうことにしとくわ」

律「そうそう。おっと、私ここ右だから、それじゃね」

和「うん。あ、澪さんお大事にって伝えてね」

律「了解しました(敬礼)!あ、和さん」

和「何?」

律「これからは律で構わないから、私たちもう友だちなんだし」

和「それもそうね、だったら私も和で構わないから」

律「分かった。じゃあね、和」

和「うん。ばいばい、律」

────────────────────────

スタスタ
律「あれ、なんでこんなに顔熱いんだろ(カバンから鏡を出す)、うわ!私顔真っ赤じゃん!なんで!?」

スタスタ
和「なんでこんなに胸がドキドキするんだろ、走ったわけでもないのに」

律・和「「私、どうしたんだろう・・・」」 
231律×和?  おまけ:2009/05/22(金) 17:20:18 ID:ZDvJbpSy
────────────────────────
電信柱の影
紬「あらあら、なんだかお二人いい雰囲気ね」

唯「むーっ、りっちゃんめー浮気なんかして!澪ちゃんにチクってやる!」

紬「まぁ、唯ちゃんったら悪い子」

唯「和ちゃんに手だしたらりっちゃんでも許さないんだから!」

紬「あらあら(でもこれはこれで・・・イイ!)」ハァハァ

唯「あれ、ムギちゃん顔赤いよ。もしかして風邪!」

紬「風邪ではないけど・・・そうねこれは不治の病ね」

唯「不治の病って・・・えーっ、やだよームギちゃん死んじゃやだー」(泣き顔)

紬「唯ちゃんたちが仲良くやっててくれれば治る病気だから、心配しないで」(唯の頭ナデナデ)

唯「うん、よく分かんないけどムギちゃんのためにも仲良くする!」

紬「それでいいのよ・・・さぁ、澪ちゃんのお見舞いに行きましょ」

唯「そうだね、早く風邪治してもらって仲良くして、ムギちゃんの病気も治さないと!」

紬「ありがとう、唯ちゃん(でも仲良くすればするほど重症になるの・・・)」

────────────────────────

以上でございます。どうやら自分もムギ様と同じ病気のようです、ありがとうございました。
   
232名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 19:52:12 ID:xNq4qS6w
>>202
もう最高としか言いようがないぜ…
>>218
唯澪いいねー。違和感あんまりなくて上手いよw
>>222
暗めだけどこういうの好きだ。りっちゃん…
>>228
みんな百合百合過ぎるw
ほんとけいおんはどの組み合わせもいいなぁ…

百合SS沢山読めて俺は幸せだぁー
233名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 20:00:11 ID:THKp0e+j
今さっきSS群を読み終えて、さて感想書いてみようと思ったら、言いたい事が全部>>232で言われてた件についてw

…………ゴメンナサイ

すべてのSS職人さんとこのスレの住人に幸あれー!
234202:2009/05/22(金) 20:04:20 ID:IsS01Ibp
おお!?
レポートの気分転換で書いてたやつがなんだか好評で驚いた
でもこれホントはマンガにしたかったんだけど、自分じゃ画力がないからSSになったんだよね
またROM専に戻るつもりだったけど誰か律澪マンガ書いてくれたらもう一本律澪SS頑張ってみるよ
235名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 20:09:16 ID:/DtSPmL2
今週はアイスアイスねだる唯が可愛すぎた。憂はいい嫁w
やだやだ言う澪をなだめようとする律も好きだ
236名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 20:12:49 ID:+ujnrpPT
>>221
やるかやらないかはわからんけど
京アニのOPは信用出来ないので油断は禁物だよ
むしろハルヒや鍵系見た限りだと原作にあってアニメで洩れたシーンのフォローにOPに入れてくる場合が多々あるので困る
237名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 20:17:46 ID:+9FwgUV8
2巻の巻頭カラーにあった唯の「ふも?」の場面っぽいのがOPにあったけど
あれも今回さらっとスルーされてたしあんまり期待しない方が良さそう
238名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 20:21:38 ID:Qc7jDqDF
盛り上がってきたねー
しかも職人みんな良い仕事してるし
ほんと全部GJ!

2週遅れ組の俺だけどこれから>>202のssを前提に7話の録画試聴してくる
239いつもどおり 1/7:2009/05/22(金) 20:57:06 ID:AG3VVjaE
「うわー、もう10時。 二人とも、泊まってくか。 こんな時間だと、危ないし。」
「もち!」
「あー、私、家に電話しなきゃ。」
シャーペンを置いて、ゆっくり首を回す。 はぁー、疲れたなぁ。 律と唯、二人も勉強を見るのは楽じゃない。

「澪様、ご苦労さんでやんしたぁ。 疲れたっしょ? 肩もんだげるよ。」
「ん、ありがと。 優しくだぞ。 今、ジョークに付き合うだけのパワー残ってない。」
「ちぇー。」
ふざけた調子とは裏腹の、とても優しいマッサージ。 いつもチカラ入りすぎなのが、律のいいとこで悪いとこ。
自然体になってる時の律のリズムは、芳醇で、すっと心に入ってくるから、好き。 そんなの、面と向かっては、言えないけれど。

「うん、そう、澪ちゃんち。 もぉ、本当だってばぁ。 大丈夫! 私のあだ名はねぇ、信頼と実績の平沢唯だよ!」
癒しのアルファ波を撒き散らしながら、唯がぽんと胸を叩く。 ぷっ。 いつそんなあだ名で呼ばれたのよ。
信頼も実績もあやしいところ。 どうしてもそんな感じに呼ぶなら、愛すべき平沢唯、って所かな。

「え? 澪ちゃんに代われって? 一言でいいから? うん、別にいいよ? ほい、澪ちゃん。 憂が、喋りたいんだって。」
「へっ? 憂ちゃんが? えーと、もしもし。 澪です。」
「あ、こんばんは。 ……っと、つまり本当って事か。 あ、その、お姉ちゃんがお世話になります。 ご迷惑じゃないですか?」
「ちっとも。 ふふ。 心配だった?」
電話越しに照れる空気を感じて、思わず微笑む。 唯に惜しみない姉妹愛を注ぐ憂ちゃんにしたら、お泊りなんて一大事だもんね。
まして唯ときたら、無防備で、かわいくて、危なっかしい。 心配しちゃう気持ち、分かるな。

「大丈夫だから、任せといて。 うん、おやすひっ!?」
むにゅんと脇腹に突き込まれる指。 思わず変な声を上げてしまった。 振り返るまでもなく、誰の仕業か分かる。 り〜つ〜!

「へっへっへっ。 聞いたか越後屋? まるでおなごのような悲鳴だったのう!」
「うえへへ。 この耳で、しかと! かわいい声でしたなぁ、お代官さま。」
ぼかり、ぼかり! ちょっぴり力を込めて、丸めた教科書でチョップする。 涙目になる二人。

「うう……澪ちゃん、ひどい……。」
「ちょっとしたジョークだよなぁ……。」
「平気平気、何でもない。 うん、そんじゃねー。 おやすみー。」
電話を切って、ぎろりと二人を振り返る。 ……あれ、いない。 いや、いた。 二人は手足をこごめて、仰向けに寝転んでいた。

「「降伏のポーズ。」」
声がハモる。 ぅ。 ぶふっ。 くそー、卑怯だぞ。 お前らは犬か!
怒っていたはずなのに、ついつい毒気を抜かれてしまう。 本当にもう。 しょうがない連中なんだから。
240いつもどおり 2/7:2009/05/22(金) 20:57:47 ID:AG3VVjaE
「まったく、こういう時だけ息ピッタリなんだよなぁ。 演奏の時にそうしてくれたら助かるんだ・け・ど。」
「ぶー。 そりゃあ二人みたいに長年連れ添ってないもん。 澪さんや、あれ。 はい、お茶ね、みたいな境地には達せないよー。」
「私だって達してないよ!!」
照れ臭くて、思わず大きい声を出す。 腐れ縁だよ、と言おうとした所に、律の言葉が被さってきて。 私は、止まった。

「私は、澪と同じくらい、唯のこと好きだぞー。」
「え? ほんとりっちゃん? 嬉しいな!」
……。 わははと笑う律と、それにじゃれる唯。 ……なんだろう。 なんか。 釈然としない。
分かるよ。 言ってる事は分かる。 友達に差をつけるなんて、駄目だよね。 でも。 なんだろ、この感じ。 なんだかな。
一応、私は子供の頃からずっと律と一緒にいたわけじゃん? そこら辺、私へのプレミアム?みたいなの。 無いのかな。

「……なぁ律。 律って、カレー好きだったよな?」
「カレーが嫌いな日本人なんていないって! もしいたら私の4拍5連で成敗してやるよ! 何? 美味しい店みっけた?」
「や、じゃないけど。 カレーって、寝かせた方が美味しくなるって言うじゃないか?
 私も、そう思う。 長い年月をかけたものには、それだけで一種の価値があるんじゃないかなぁ……。」
遠回しに水を向けてみる。 べ、別に律に、澪は特別だ、とか言ってほしいわけじゃないぞ。
でも律は、えーと、そう、年月というものの尊さを分かってない節があるから! うん! ちょっと言ってやった方がいいよね!
ささやかな期待を込めて返事を待つ。 しかし、私の想いは通じなかった。

「そうかぁ? 無闇に長けりゃいいってもんじゃないだろ。 私、ガ○スの仮面が本当に完結するのか、すっげー不安なんだよね。」
「あー、私も。 忘れた頃に新巻が売ってたりして、微妙に頭の片隅に残り続けるから、たちが悪いよね。」
「あぁ、長いものはたちが悪い。 澪は悪趣味なんだな。」
「待て待て待て!! なんだその結論!? おかしいだろ!!」
寝かせたカレーの良さを主張しただけで、悪趣味な女という結論に持っていかれてしまった。 なんでよ!
例え内心では共感できなくても、ノリで、あー、そうだよねー、と言ってしまうような水の向け方をしたはずなのにっ。
くっ。 きっと字面だけでも賛同の言葉を得られればいいという、その弱い心が間違ってたんだわ。
いつもみたいに、あけすけに言ってやった方がいいんだ。 そうよ。 もっと、ストレートに言葉をぶつけていかないと。

「えーと、例が悪かった。 例えば、そう。 恋愛とかさ! 幼い恋も、年月が本物の愛に近付けてくれる。 素敵だなって思わない?」
「そうかぁ? 私は、愛って年月じゃないと思うな。 嘘っぽくてもさ、どっかでそういうの、信じてたいよ。 女の子だもん。」
「りっちゃん、ロマンチック……ぽっ。」
「だからなんで私が分かってない奴チックな結論に至るんだよぉー!!!」
ぱかぱかと律の肩をぶつ。 私だって、一目惚れとか信じてるし、そういう話好きだもん!
流れ上、育む愛の素晴らしさを説明せざるを得なかっただけなの! 私は分かってない奴じゃなぁーーい!!

「なんだよー。 ま、いいや。 風呂風呂。 お風呂行こーっと。 澪しゃん、服貸してねん。」
勝手知ったる何とやら。 律は手頃な服を見繕うと、すたこらお風呂に行ってしまった。 うぅ。 律のあほぉー。
241いつもどおり 3/7:2009/05/22(金) 20:58:32 ID:AG3VVjaE
「はぁ……。」
縁側に腰掛けて、ぼんやり。 ちりりん。 去年から吊るされたままの風鈴が、涼やかな音を奏でる。
気持ちを盛り上げるために、蚊取り線香も出してきた。 チャッカマンじゃあ風情も何も無いけれど、かち、と火を点ける。
涼。 夏にはまだ早すぎるんだけどさ。 今のしんみりした気分には、これ以上無く合ってるから。

「お風呂もらいましたー。 澪ちゃんのシャツ、胸まわりがブカブカ。 何これ? 嫌がらせ?」
顔も手足も桜色にほんのり染まった唯が、ぺたんと隣に腰掛ける。 唯の笑顔を見ると、自己嫌悪が込み上げる。
いい子だよなぁ、唯。 分かってるよ。 唯よりも自分を上に置いてほしいだなんて、おこがましい。 私って、ちっぽけ。
はーあ。

「澪ちゃんとりっちゃん、本当に仲良いよね。 羨ましいな。」
抱えた膝にくたりと頭を預けて、唯がそんな事を呟いた。 どきり。 心を見透かされたんじゃないかとチラ見しても、分からない。
湯上りだからか、気だるげな微笑。 普段の無邪気な唯とは違う、危うげな色香を感じてどぎまぎする。
これ、天然でやってるんだもんなぁ。 敵わないよ。 私の内心なんて知らずに、そよ風に目を細めながら、唯がのんびりと喋る。

「羨ましいの。 私と和ちゃんの間にあるような時間が、二人にはあったんだって思ったら。
 なんか、損した気分になっちゃう。 澪ちゃん、りっちゃん、ムギちゃん。 こんなに、みんなのこと好きなのに。
 私の入り込めない部分、持ってるんだなぁ、って思っちゃうんだ。 よくないね。 私って、ちっぽけ。」
あぁ。 唯。
それは、ほんのきっかけだったのだろう。 自分の言葉が、私の小さなわだかまりを打ち砕いたなんて、唯には分からないだろう。
でも、気付いた。 その一瞬で、気付いたんだ。 律が、あんな事言った気分。 年月なんて関係無いって言った、気分が。
こんな事を言ってくれる唯が愛しい。 そんな気持ちをいつまでも唯に感じさせたくない。
心から思えたんだ。 年月なんて、大した問題じゃない。 唯の心の雨雲を、どこかに吹き飛ばすためなら、さ。

「……誰だって、そういう気持ち、あるよ。 でもさ、そしたら。 その人の、幸福な過去に妬いちゃう以上に。
 その人と、幸せな今、過ごせばいいんだと思う。 律も言ってたけど、私も。 唯が好きだよ。 律と同じくらいに、ね。」
「……えへへ。 やっさしーなぁ。 澪ちゃんも、りっちゃんも。 あー、なんか。 嬉しいな……。」
まだ湿ってる唯の髪の毛に、くしゃりと手を通す。 あぁ。 私にも、言えた。
ふふ。 なんで蚊取り線香なんて点けたのかな、私。
今の季節には早すぎる。 今の、新しい何かを待ち望むような気持ちには。 ちっとも合わないね。

「あー。 なになにー? なんだ、このムードぉ。 あっやひいぞぉ〜。」
へ。 律? 背後から聞こえたその口調に、まさかの予感を感じる。 振り返ってみれば、やっぱり。

「あー! もぉー、誰よ、律にアルコール飲ませたの! 律、飲みたがる癖に弱いんだから、やめてって言ったでしょ!」
リビングに向けて怒鳴ると、あんずサワーひと口だけだったんだけどねぇ、と声が聞こえる。
あー、あー、足元が力無い。 しょうがないな。 私と唯は、顔を見合わせて、笑った。
242いつもどおり 4/7:2009/05/22(金) 20:59:17 ID:AG3VVjaE
「いい風吹いてるね。 みおー。 肩借して〜。」
「あ、こら。 あんたね、お酒なんて呑みつけないんだから……。」
「ん?」
どきり。 しなだれかかってきた律が、小首をかしげて微笑んだ。 それだけ。 それだけなのに。
どく、どく、どく。 心臓がうるさい。 眠たげでご機嫌な律に、いつものような勢いは無くて。 穏やかな瞳が、私の調子を狂わせる。
こうして見たら、小柄で、柔らかくて、すごく女の子。 桃の香りを漂わせた律は、とても繊細で大切なこわれものに思えた。

「……やっぱり、妬いちゃうな。 りっちゃん、安心しきった表情。 私も、こんな顔、向けられたい。」
なんて、唯が変な事言うものだから。 さっき、あんな事考えてたものだから。 ますます意識しちゃうじゃないか。
気持ち良さそうに目を閉じて、私に全てを委ねきっている律。 無償で、一切打算のない、全幅の、信頼。
プレミアム無いの、なんて。 何言ってたんだろ、私。 実際に気持ち向けられたら、受け止める気構えも、無かった癖に。
剥きだしの腕が、どうしようもなく過敏。 肩に当たる律の髪、柔らかくて、くすぐったい。
律が軽く身じろぎする度に、私の二の腕と、律の柔らかな膨らみが、ふにゅり、と優しくもつれ合う。 どく、どく、どく。
いい匂い。 やらかい。 かわいい。 ……って。 あー、あー、あー! 何考えてるんだよー、私ぃ!!

「澪のうわきものー。」
へっ。 一人で悶々としていたら、律が楽しそうに呟いた。 うっ、浮気? いつもならサラッと流せるのに。 今、余裕、無いよ。

「私がいない間に、唯と浮気してたんだぁー。 えーん。 ひどいよぉー。」
「べっ、別に、してないし! そっ、そもそも浮気ってのはねぇ……。」
えーんえんと嘘泣きする律に向けて、ちっとも気にならないよ、私は平静です、なんてポーズを一所懸命作る。
なのに。 なんとか、いつもみたいな態勢に、立て直そうとしてるのに。 律ときたら、私の努力なんてお構い無しで、こう。

「私は、こんなに。 澪のこと。 好きなのに。」
くぅんと擦り寄ってきた律が、顔を上げた。 目と目が合う。 いっ。 息しなきゃ。 呼吸。 呼吸、足んない。
それは子犬が鼻面を擦りつけてくるような仕草で。 ただただ愛情を求める、無垢で、健気で、純粋な仕草で。 なっ。 何これ。
唯が何かを期待するふうな面持ちで、私達を見つめている。 ちょっと、律。 見られてる。 すごく、見られてるってば!
あぁ、何。 何なのよ。 今日の律。 ずきずきするよ。
熱に潤んだ瞳から、目が離せない。 脈が打ちすぎてるせいか、こめかみがぎんぎん鳴っている。 わっ。 私だって、さ……。

「くふっ。」
「……くふっ?」
「なぁーーんちゃってぇ! にゃははは! わたし、乙女ちっく! かわいかった? 今のかわいかった? ゃははははーー!」
言うなり、かくんと頭を落とす律。 ……は? こいつ。 言うだけ言って。 寝やがりました……。 この。 このっ。

「この、酔っ払いー。」
あまりの感情に、叫びが声にならない私の隣。 唯がにこにこ嬉しそうに、実に的確に私の気持ちを代弁してくれたのだった。
243いつもどおり 5/7:2009/05/22(金) 21:00:08 ID:AG3VVjaE
「まったく……あんた、真面目に反省しなさいよね。」
よいしょっ、と律を布団の上に寝かせる。 あー、疲れた。 人一人運ぶのは、思ってたよりも相当こたえた。
すぐ戻るからって、唯には縁側で待っててもらったけど、やっぱり手伝ってもらえばよかったな。

「大体あんたはいっつも後先考えなさすぎなんだってば。 お酒に呑まれて、馬鹿ばかり言って。」
「ほんとだぞ。」
「え?」
ちぅ。 ほっぺに、柔らかな、感覚。 ぽさっと寝転んだ律の、穏やかな笑顔。 胸。 胸が苦しい。
律って、こんなに、かわいくて綺麗、だったっけ。 ほんとって。 何が、ほんとなの。 今の、キス。 どういう意味なんだよ。

「おやすみの、キス。」
「え? ……へぁ。 そ、そうなんだ。 いや。 え? ……あーもう! あんた、一体……。」
「だから、お返し。 くれてもいいよ。」
すやすや。 言い終わるや否や、寝息を立て始めた律。 狼狽する、私だけを残して。 ……あんたなぁ。
くれてもいいよ、とか。 本当にもう。 どこまでも、律なんだから。 タオルケットをかけてやりながら、はぁ、と溜息をつく。
平和な顔しちゃって。 ……おやすみの、キスなら。 ほっぺ、くらいなら。 普通だよね。 友達として、普通。 世界的にも、普通。
これは、友愛のしるし。 何もおかしくない。 うん。 今日だけ。 今日だけなら。 いいよね……。
律のほっぺに手をやって顔を近づける。 うーんと寝返りをうつ律。 あ、こら。 ずらさないでよ。

ふに。 親指に触れた、柔らかさ。 それで私は、唐突に気付いた。 くちびる。 律のくちびる。 今、無防備だ。
……なっ、なっなっ。 何考えてるんだ、私。 でも。 ほっぺ。 くちびる。 どっちだって、キスはキス。
ほっぺにキスなんて、世界的に普通。 ……くちびるは。 どうなんだろう? 世界的とかじゃ、なくて。 私にとって、は。

律の寝顔を覗き込む。 子供の頃から変わってないって、言いたいけれど。 ……昔の律って、どんなんだったっけ。
覚えてない。 だって。 いつだって、傍らには、律がいたから。 いちいち覚えなくたって。 私の景色には、律がいたから。
いつだったか。 約束したっけ。 律がドラム。 私がベース。 二人で、ずっと一緒に、音楽やろうって。
それは、日常のなんでもないやり取りに紛れて、すっかり忘れてしまっていた約束、だったのに。
律は、覚えていた。 大切にしていてくれた。

……なんでこんな事、思い出すんだろう。 あたたかい。 この気持ちは、何なんなのかな。
思えば今日だって、日常のなんでもない日。 いっつも表情にばかり目を奪われて意識してなかったけど、律の顔って、整ってる。
……。 ねぇ。 自惚れでも、いいけれど。
律、さ。 私と、唯が、おんなじくらい好きなんだっけ?

うそつき。

私はそっと、律の上にかがみこんだ。
244いつもどおり 6/7:2009/05/22(金) 21:00:53 ID:AG3VVjaE
「ふぅ……。」
部室の近くの角で、溜息。 もう何分ここで行ったり来たりしてるだろう。
今朝は律、昨日の事、ちっとも覚えていないみたいだったけど。 この半日で、思い出したりしてないかな。
もし思い出してたら。 どんな顔して会えばいいって言うのよ。 はぁ……。
部室のドアを開けるのが怖い。 あぁ。 今日はこのまま帰っちゃおうかなぁ……。

「あれ? 澪先輩も今来たとこですか? いつも真っ先に来てるのに、珍しいですね。」
「うわっ!」
振り返れば、ちょこりと立つ小柄な子。 あ、梓か。 びっくりさせないでよ! でも、これは渡りに船。
梓の後ろに隠れるように……なんて、どう頑張っても無理なんだけど。 気持ち背中を曲げて、こっそり部室に入る。

「遅いぞ澪、梓! 今日のケーキはシャルロットだぜぇーい。」
「わーい! イチゴですかぁー!」
「……私は日直だったんだよ。 どうせ、練習なんかしてないんだろ。」
いつもの放課後。 いつもの部室。 いつもの軽口。 哀れにも、すっかり軽音部のノリに馴染んでしまった梓。
なんだよ。 やっとの思いで部室に来たっていうのに、律は至っていつもの通り。 あーあ。 びびって損した。

「うふふ、澪ちゃんったら。 昨日の今日だからって、そんなにつんけんしなくてもいいのに。」
「だって酷くない!? 私にとっては、人生の一大イベントだったって言うか……。」
言いかけて、はた、と気付く。 え? ムギ? ニコニコと笑う発言者は、間違いなくムギ。
……なんでムギが? 昨日の今日って。 え? え?

「唯ちゃんから聞いたけど。 昨日、りっちゃんが酔っ払って大変だったんですって? ……色々と。」
「え、あ、うん。 いや! まぁね。 色々とね。 それなりにね?」
誤魔化しながら、小パニックの頭で必死に考える。 ムギのこの態度。 どこまで知っているんだろう。 唯? 情報源は唯?
……昨日。 すぐ戻るって言ったけど。 考えてみれば、結構長い間、私、戻らなかったかもしんない。
まさか。 唯は、私を、探しに来ていたのかも。 私。 ……見られたのかも!!?
ギターがどうとか、メイドがどうとか。 そんなものの比では無い恥ずかしさが込み上げる。 唯。 唯は?

「あ、このレモンティーおいしー。 ファーストキスはレモンの味って言うけど、本当にこんな素敵な味なのかなぁ。」
「かぁー、レモンの味? そんなわけないって。 本当にお前は乙女ちっくだねー。」
唯はと言えば、律に負けず劣らずいつも通り。 ……そうだよね。 考えすぎだよね。 私ったら、本当に心配性なんだから。
なんとか落ち着きを取り戻して、こくりとレモンティーを口に運ぶ。

「むー。 じゃあ何味なのよぅ、りっちゃん。 レモンティーを馬鹿にするなかれ!」
「何味ってお前ね……。 うーん。 ただのインスピなんだけど。 なんか、あんずサワーみたいな味なんじゃないか、って気がするなぁ。」
ぷぶぉわぁぁぁーーー!!! 含んでたレモンティーを盛大に噴出してしまった。 ぐ、げほ。 きっ! 気管にっ!
245いつもどおり 7/7:2009/05/22(金) 21:01:43 ID:AG3VVjaE
「うわっ! 何だよ澪! そ、そんなに笑う事ないだろ! ただ何となくで言っただけなんだから!」
「あんずサワーって、レモンティーと同レベルじゃないですか。 そりゃあ澪先輩だって笑いますよ! 大丈夫ですか、澪先輩?」
ごほ、ごほ。 赤面してるのは、咳き込んでるせいだけじゃなくて。
りっ。 律。
覚えてない癖に。 覚えてる、こいつ!
やっとの事で顔を上げると、にこにこと……。 もとい。 にやら、と笑っている唯とムギ。
わっ。 笑っ? あっ。 あっ。 あんたら、やっぱり。

「そうかぁー、あんずサワーの味かぁ、うんうん。 ほっぺがあんずサワーの味……無理があるよねぇ、ムギちゃん。」
「あぁもう、どうして私も呼んでくれなかったのかしら。 ねぇ、唯ちゃん。 写メとか無いの?」
「あ、そう言えば……。」
写っ、写メ!? ……うっ。 うっ。

「うっがぁーーーっ! 唯! ムギ! わ・す・れ・ろーーーっ!」
「きゃあ♪」
「澪先輩!?」
「わー! 澪ちゃんがキレたー♪」
ドタバタと二人を追い掛け回す。 ぶつ! ぶっとばす! ぶって、ぶって、忘れさせてやるぅ!!

「え? え? なんだ、これ。 ……私、そこまで変な事言ったかぁ?」
「ど、どうでしょう……。」
ぽかんと喧騒を眺める律の、愛すべき間抜け顔。 あぁ、このっ。 このぉ! 何よその顔。 誰のせいだと思ってるんだよぉ!
ドタバタと駆け回る私ら。 きゃあきゃあと響く笑い声。 青い空。 白い雲。
言ってみれば、今日だって、日常のなんでもない日。 そんならさ。 願わくば、神様。

この出来事も、一刻も早く日常に埋もれてくれますように!

おしまい
246名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 21:07:30 ID:OS8+RHxN
GJすぎてニヤニヤが止まらんよ
247名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 21:10:07 ID:KM29k22L
>>245
GJ!GJです!
ああ、ホントにニヤニヤが止まらないw
248名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 21:13:51 ID:EWSHsGGR
>>245
GJすぎる!

ここの職人はすばらしすぎてパラダイスだw
249名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 21:17:24 ID:bmG730Rb
>>245
GJ! 会話上手いなあ
ただ句点のあとのスペースは少し読みにくい
250名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 21:30:01 ID:m/cZt2f9
>>245
GJすぎるだろ…
鈍感(?)りっちゃん大好きだー!!
251名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 21:56:16 ID:xNq4qS6w
>>245
グッハアアアアア
なにこれGJすぎだろニヤケすぎて俺死にそうwww
252名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 22:09:22 ID:798gqtNG
百合なのかわからんがこんなスレたってた

唯「保健体育の追試だよお〜澪ちゃん助けてえ!」
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1242833491/l50
253名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 22:41:33 ID:Vm9KcaMN
>>228
これはナイス組み合わせwwwwそして最後の不治の病ワロタwwwwwwww
むぎゅ自重しろwwwwwww


>>239-245
すげー!すばらしい!GJ!ブラボー!!
俺の中で殿堂入りした!!

全員違和感ないね
つーかまんまアニメでやってもいけるだろこれ
254名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 23:14:43 ID:3HZ8k5Ax
>>245
最上級のGJ!
マジでニヤニヤが止まらんwwwwww

あなたが神ですね、わかります
255名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 23:41:49 ID:3FYE/E81
>>245
くっはーまじでニヤけた顔が元にもどらんwwwww
上で何度も言われてるがまだ言わせてくれ!GJ!GJ!GJ!
256名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 01:13:41 ID:h7o610pw
〜どれだけ律を愛しても 1/3も伝わらない〜

っていうフレーズを澪に歌って欲しいぜ。
257名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 01:17:00 ID:uW1thVLd
1/3の純情な何とか?
258名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 01:18:47 ID:PEDREDHX
あげてる人の正体は◆IMqUeleQxU
あげるスレは「百合姫」「あ、百合」「東方」「けいおん」

あげてる人の目的は捨て身でこのスレを上げて自分のお気に入りスレを守ること
つまりこのスレをあげてる人の目的はこのスレを荒らさせて
自分のお気に入りスレを守ることです

あげている人はこのスレの真の住民ではありません

http://mimizun.com/search/perl/idsearch.pl?board=lesbian&id=w16UN3aP
http://mimizun.com/search/perl/idsearch.pl?board=lesbian&id=CMCLgd6B
http://mimizun.com/search/perl/idsearch.pl?board=lesbian&id=w16UN3aP
259名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 01:23:25 ID:TPY276HG
Tボランだっけ?
260名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 01:28:20 ID:5VXtN6aB
シャムシェイドでしょ
つづり忘れた 
261名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 01:33:26 ID:MIosyGLm
>>259-260
2IDで自演
262名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 01:35:00 ID:MIosyGLm
あげてる人の正体は◆IMqUeleQxU
あげるスレは「百合姫」「あ、百合」「東方」「けいおん」

http://mimizun.com/search/perl/idsearch.pl?board=lesbian&id=CMCLgd6B
http://mimizun.com/search/perl/idsearch.pl?board=lesbian&id=w16UN3aP
263名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 01:40:47 ID:uW1thVLd
なんで唐突にシャムシェイド?
264名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 01:42:46 ID:MIosyGLm
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

◆IMqUeleQxU が質問し

自演で回答

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

265名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 01:47:32 ID:mreqMwiC
上げんなハゲ鬱陶しい
266名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 01:49:59 ID:MIosyGLm
あげてる人の正体は◆IMqUeleQxU
あげるスレは「百合姫」「あ、百合」「東方」「けいおん」「BOSS」

気に入らなくて潰したいスレをわざとあげている

http://mimizun.com/search/perl/idsearch.pl?board=lesbian&id=CMCLgd6B
http://mimizun.com/search/perl/idsearch.pl?board=lesbian&id=w16UN3aP
267名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 01:52:21 ID:mreqMwiC
>>266
色んなスレ上げてるのはなんで?
268名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 01:54:50 ID:MIosyGLm
>>267
自分が糞スレだと勝手に認定してるスレが最近やたらあがってるのが気に食わない
だから自分にとってどうでもいいスレをあげて「糞スレ」を下げようとしてる
このスレはただ捨て身で使われてるだけ
269名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 01:58:47 ID:uW1thVLd
というかいつの間にかキャラソン延期してる……
歌詞から妄想できる強者には燃料だったかもしれないのに……
http://www.tbs.co.jp/anime/k-on/news/news.html#news10
270名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 02:00:00 ID:IprUkJiC
あげてる人の正体は◆IMqUeleQxU
あげるスレは「百合姫」「あ、百合」「東方」「けいおん」「BOSS」

気に入らなくて潰したいスレをわざとあげている

http://mimizun.com/search/perl/idsearch.pl?board=lesbian&id=CMCLgd6B
http://mimizun.com/search/perl/idsearch.pl?board=lesbian&id=w16UN3aP
271初デート!   1/8:2009/05/23(土) 02:04:04 ID:bXx0OQoN
>>174-177の続きです


「9時か・・・早く来すぎたかな」
腕時計を見ながら私はそうつぶやく。
待ち合わせ時間は10時だったが、いてもたってもいられずに家をでてしまった。
なんてったって付き合って初めてのデート、昨夜はドキドキが止まらず気がついたら朝を迎えていた。
顔にできたクマを隠すために必死でお化粧をし、お母さんに黙って香水を借りたりもした。

「ちょっと匂うかな・・・」
慣れない香水をし、少し不安になっていた。少しでも大人っぽく見せたいと思うのは女心からくるものだろう。
恋人が来るのを待ちながら、馴れ初めを思い出してみる。

恋人とは同じ軽音部の平沢唯だ、彼女からの告白にOKを出した私はその日から彼女と付き合いだす。
ただその一部始終を顧問であるさわ子先生にのぞき見られてしまった。
そして先生からその日のうちに他のメンバーに知られてしまい、翌日には私たちは部公認のカップルとなる。
今回のデートの手引きをしてくれたのは琴吹紬だった。
唯をデートに誘いたいがきっかけがないと彼女に相談したところ、映画の鑑賞券とレストランのランチバイキング招待券を手配してくれた。
ホテルも予約できると言ってくれたが、今回は断った。まだそういう関係には早いと判断したからからだった。
私たちはまだ高校生、健全なお付き合いでいいんだ。私はそう言い聞かせていた、そうしないといつ私の理性が吹っ飛ぶか分からないからだ。
だって・・・唯が可愛すぎるから!いつそういう気になるか分からないし・・・それで嫌われたら生きていけない!
我ながら情けない・・・そう思いながら再び時計を見ると9時30分を回っていた。

「電話しようかな」
唯の姿を見たいから声を聞きたいへと欲求がランクダウンしたところで、聞き覚えのある声がした。
272初デート!   2/8:2009/05/23(土) 02:04:47 ID:bXx0OQoN
「わー、澪ちゃんもう来てたんだー」

私は声のほうがしたほうへ目をやった、そこに立っていたのは私の愛する唯その人だった。

「まぁな、さっき来たばっかりだけど」
お決まりの嘘を言う、だが私の心は唯への思いで爆発しそうだった。

「むぅ、せっかく先に来て澪ちゃんをおどろかせたかったのにー」

そう言って下を向いて頬をふくらます・・・か、かわいい!!すぐにでも抱きしめたい!!
自分の中の欲望を押さえつけ、私は平静を装う。

「おしかったな、もうちょっと早く来たら先だったのに」
嘘です!本当は1時間以上前でないといけませんでした!だがここは恋人を立てる。

「そっかー、だったら次は30分前に来られるよう頑張るね!」

そう言いながら笑顔でぐっと腕を前に出す。グハッ!わ、分かりました。次からは29分前に着ます。
そうすれば私より先について喜び、得意げな唯が見れる次への良い楽しみができました。

「これからどうする、映画に行く?それとも買い物にする?」

「うーん、どうしよっかなー。澪ちゃん決めて」

「え、私が決めていいの?」

「だって今日誘ってくれたの澪ちゃんだし、まかせる!」

「うーん、どうしようか・・・」
私は頭の中で様々なパターンを考える、何が一番唯が喜んでくれるか・・・

「そうだ、映画にしようよ」

私が悩んでるのを尻目に唯がそう提案する。

「ダメ?」

首を傾げながら聞く姿に気絶しそうになりながらも、なんとか意識を保ち返答する。

「唯がそう言うなら私は構わないよ」
唯が白と言えば黒でも白になるのだ!
273初デート!   3/8:2009/05/23(土) 02:05:20 ID:bXx0OQoN
目的地が決まり、映画館に行こうとしたとき、右腕が急に重くなった。

「あー、澪ちゃん香水つけてるー。おっとなー」

そこには腕に抱きつき、顔を近づけて匂いを嗅ぐ唯がいた。
腕に柔らかな感触が伝わってくる。
あぁ、もうここで死んでもいい・・・いやダメだ!ここで死ねるか、もっと唯と思い出つくるんだ!
半分三途の川に向かっていた私を呼び戻した。

「よく気づいたな」

「うん、なんか今日の澪ちゃん大人な雰囲気でてたし、良い匂いがしたから〜」

笑顔の唯がすぐそこにいる。私は今日本一、いや世界一、いやいや宇宙一の幸せ者だろう。

「でもこうして並んで歩いてるとなんか私、子供っぽく見えるかも」

「いや、そんなことないよ。唯らしくて可愛いよ」

「もー、澪ちゃんったらお上手なんだからー」

お世辞なあるはずあるか、ここで私の恋人は宇宙一可愛いぞ!と言っても構わないくらいだ。
しかし私にもキャラクターというのがある。ここではいつもクールな秋山澪だ。それくらい、私でも分かってる。
そうこうしてるうちに映画館に到着した。

「どの映画にしよっか」

「うーん、悩むなー」

今やってるのは人気俳優競演で話題の恋愛映画、子供向けのアニメ映画、アクションバリバリの洋画、そしてスプラッタなホラー・・・
無難なチョイスは恋愛映画か、しかしここは唯の意見を尊重しなくては・・・

「唯、どれがいい?」

「えーっと・・・あ、あれがいいかな」
274初デート!   4/8:2009/05/23(土) 02:06:06 ID:bXx0OQoN
唯が選んだのは洋画だった。

「あのシリーズ好きなんだよねー。それに出てる俳優が好きなんだ」

「そ、そうなんだ・・・」
落ち着け、別に好きってだけじゃないか、それにあの俳優は結婚してる。
唯が好きだというだけでヤキモチを焼きそうになった自分を情けなく思う。

「よし、それにするか」

「え、いいの?澪ちゃん見たいのないの?」

「いいよ、特別見たいのないし。それに唯が好きっていうならおもしろいだろうし。」

「わーい、澪ちゃんだーい好き」

再び唯が抱きつく、今日二度目の感触。あぁ、付き合えてよかった・・・
その後は映画を楽しんだ。まぁ私は映画の内容よりころころ変わる唯の表情をみて楽しんだけど。

「あー、おもしろかったー」

「うん、そうだね」

「敵のボスとのバトルが熱かったねー」

「そうだね、熱かったねー」

「ビルから落ちたとき助からないかと思ったー」

「そうだね、思ったねー」

「もう、澪ちゃんちゃんと見てたー?」

「私は映画よりも唯を・・・いやいや見てたよ」

「そう、なんか私の名前が聞こえたけど気のせいだよね」

「うん、気のせい気のせい!この後どうする?」

「そうだなー、おなかすいたからお昼にしよっか!」

「それじゃそうするか」
そして私たちはレストランに向かった
275初デート!   5/8:2009/05/23(土) 02:07:09 ID:bXx0OQoN
「うわー、すごい!全種類食べれるかなー」

「おいおい、さすがに全種類は無理だろう」

「そうか、澪ちゃんと半分ずつとってそれをもらえばいいんだ!」

「えっ、私もそれに付き合うの?」

「あ、そうだよね。澪ちゃん私と違って太りやすい体質だから・・・迷惑だよね」

『おい、恋人が悲しい顔してるぞ。自分の体重か恋人の笑顔、どっちが大事か?』
『もちろん恋人の笑顔であります!』
自分の中の軍曹と一等兵のやりとりを経て、結論を得た。

「しょうがない、つきあうよ」

「え、でも澪ちゃんが太っちゃうよ・・・」

「いいよ、一日ぐらい。全種類食べたいんだろ」

「うん、うれしい!澪ちゃんだーい好き!」

本日三度目の感(ry
その後は私の限界を超えた戦いだった・・・ゲプッ

「あーおいしかった!」

「そ、そうだね・・・」

「あれ、澪ちゃん大丈夫?なんだか顔色悪いけど」

「あ、あぁ大丈夫だよ・・・」

「もし澪ちゃんに何かあったら・・・私・・・」ウルウル

『おい、恋人が悲しい顔してるぞ。自分(ry』
『もちろん恋人の(ry』
自分の中(ry

「おいおい、悲しい顔するなよ。私は大丈夫だぞ」

「ほ、本当?」

「大丈夫、ほらこのとーり!」(自分のお腹をパーン)

「おぉ、大丈夫そうだね!」

「あぁ、さてと午後はどうしようか?」
本当は大丈夫じゃないけど・・・こっそり胃腸薬買って飲むか・・・
276初デート!   6/8:2009/05/23(土) 02:08:07 ID:bXx0OQoN
午後からは買い物をして回った、服屋、本屋、雑貨屋、CDショップ・・・
買い物を通じて唯の趣味を知ることができ、今後プレゼントする際の良い参考になったよ。

「ふぃー、たくさん買ったねー」

休憩の喫茶店で唯が自分が買ったものをぽんとたたく。

「ほんとになー、家まで持って帰れるか?」

「大丈夫!私だって子供じゃないんだから」

ドンと力強く胸を叩く唯をたくましく、また誇らしくさえ感じた。

「あのさ、最後にもう一件よって良い?」

「うん、ここまできたらドーンと来いだよ!」

「そう、良かった」
この最後の一件こそ、このデートの最大の目的であり、メインイベントだった。

裏路地にあるアクセサリー屋、そこでカップル達で噂となっているネックレスがある。
それはなんの変哲もないネックレスだが、それをペアでつけると幸せに結ばれるというものだった。
これからも唯といられるように・・・

「へー、こんなところにお店があるんだー」

「うん、私も知らなかったんだけど、噂で聞いて・・・あ、ここだ」

「わぁ、すごい数のアクセサリーがある」

さてと、あとは例のネックレスを買えば、唯と・・・

「あー、これかわいいー!」

急な声にびっくりして唯のほうを振り向く
277初デート!   7/8:2009/05/23(土) 02:08:58 ID:bXx0OQoN
「ねね、澪ちゃん。これすっごくいーよ!」

唯の手にはシルバーのピックがぶら下がったネックレスがあった。

「これ、私たちにピッタリだよ!」

「そ、そうだけど噂のネックレスが」

「ねぇねぇ、これ買おーよ!」

「でも、噂の・・・」

『おい、恋人が良いって言ってるんだぞ。噂のネックレスか、ピックのネックレスか』
『もちろんピック(ry』
自分の中(ry

「そうだな、確かに私たちにピッタリだな」

「そうだよね!」

あぁ、この笑顔で私は生きていける・・・

「ただ今無料でイニシャルを刻印できますが」

店員さんのこの一声がさらに後を押す。私のイニシャルを唯が身に着ける・・・わが人生に一片の悔いなし!
ピックに『M&Y』と刻印して貰った。唯は私が先なのが少し気に入らないらしかったが、私にも譲れないものはある。
強くお願いすると了承してくれた。まったく、素直な良い子だ。

「えへへー、おそろいー」

嬉しそうにリズムを刻みながらピックを見つめていた。

「これから毎日つけて行こうかなー」

「さすがに学校はマズいんじゃないか?」

「ブラウスの下につけてれば大丈夫でしょ!」

「そういうものかな?」

「そうだよ!」

唯がそう言うのなら大丈夫なんだろう。
278初デート!   8/8:2009/05/23(土) 02:11:59 ID:bXx0OQoN
そんなこんなでもう帰る時間が来てしまった。

「あーあ、一日過ぎるの早かったなー。もう帰らなくちゃ」

「まぁ、部活で毎日会えるし」

「それもそうだね!明日みんなに今日のこと言わなくちゃね」

「あぁ、そうだね」

「ねぇ澪ちゃん、こっち向いて」

「ん、何?」

━━━チュッ

「え・・・」

「へへへー、びっくりした?デートは澪ちゃんから誘ってくれたからキスは私からするって決めてたんだー」

「あ、あぁ・・・そうなんだ」

「おっと、こんな時間か。憂が心配しちゃうから帰るね、澪ちゃんバイバーイ。また明日ね!」

「あぁ、また明日」

唯が帰った後しばらく私は動けないでいた。唯からのキスが私の思考が止まってしまったのは言うまでもない。
ただ我に返ったとき、あまりものテンションで大声を挙げ警察を呼ばれたのは、また別の話。
これから続く唯との日々に私の心臓はどんどん高鳴るばかりだった。



以上です。想定してたのより長くなっちゃいました。
それでは、長々と失礼いたしました。
279名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 02:19:59 ID:Mf9FQ0ni
朝になったらゆっくり読もう乙
280名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 02:22:27 ID:uW1thVLd
おっつん
281名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 02:23:51 ID:IprUkJiC
あげてる人の正体は◆IMqUeleQxU
あげるスレは「百合姫」「あ、百合」「東方」「けいおん」「BOSS」

あげてる人の目的は捨て身でこのスレを上げて自分のお気に入りスレを守ること
つまりこのスレをあげてる人の目的はこのスレを荒らさせて
自分のお気に入りスレを守ることです

あげている人はこのスレの真の住民ではありません

http://mimizun.com/search/perl/idsearch.pl?board=lesbian&id=w16UN3aP
http://mimizun.com/search/perl/idsearch.pl?board=lesbian&id=CMCLgd6B
http://mimizun.com/search/perl/idsearch.pl?board=lesbian&id=w16UN3aP
282名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 02:41:30 ID:3TrIfHxp
乙!
朝になったらゆっくり読ませてもらいます

                  ___ ..
          /    ,.. . イ⌒: :___: `ヽ、:...
           {乂 __ ノ /: :/<´丁: : フ: ミ:.i⌒ヽー 、.
      . --.廴 : : : : | :/:>一'^ー' 一<:{: :} : :rヘ{:   /
    /⌒ヽ: : / : : : :|:厂             ヽ:| : :丶廴 _ノ{__
       〈: :/: ′ : : :{′ __       __   }! : : {: ヽ : : : {:
        .:}:/:/: :′ : :|/´ ̄      ̄`\|: : : : : : : :_:ノ:.
       .:ノ:{/: /: : : : :|    `    ´     ; : : : i: ミ:.)::..
      ..:_フ: : :/′: : : :}    - 、   rー     ': : : :ヽ : \:..
    乂 __, : / : : : : : / ァ=='^      '`==ャ. ∧: : : :\r‐ミヽ
       :/ : / : / : : :从  ..::::::.   ,   .:::::::... ,.ハ : \: :ヽ:.:}′澪は、あたしが女の子が好きなのって言っても
      /. イ: :/ : : :人 ヘ            ムィ∧ : : ヽ. :}:. 気持ち悪いって言わないよね
     ノ′.:|.:イ : : :/イ:丁ヽ.    n       /:.:. : :ハ: : 八ソ:
        ハ : /:.八 {ヽ:}:> .      . イノヽ:. :トー}:/:.. 澪、そしてみんな、おやすみなさい……
          ヽ{:.   ヽ: ノ: 人}`  ー  ´{人{:.. :}ノ:  ′
                / ´....:ノ      V::...:.....
             _rァ‐ ´ ヽ     `  ..:..
         , -‐ ´ |{ ー- ―- 、 , ― - ≧ー<う}、::..
        /     }|                  ノノ ヽ:...
      /      /,′                  //   ::..
      /   、   八    ___          //    i::..
     ノ     ヽ /ヘ ミ<    >ー―z.=‐ 彡{ /    {:::..
   :/       }'′    ̄`ミ<___r≦z     V      ヽ::..
..:/       /::{          ー ´ノ´        'ヘ.      ヽ::..
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283名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 02:56:16 ID:mA1OGdxi
アニメスタジオ見学帰りに駅に落書大学生二人逮捕【京阪電車木幡駅】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/3843/1241598934/
284名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 09:24:32 ID:YqAL42B5
>>278

読ませてもらった
GJ!
律澪だと澪の乙女分が増すけど唯とのカップリングだと受けでも攻めでもヘタレ分が増す気がするw

朝からニヤニヤが止まらん。今日1日乗りきれるわ
285名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 09:45:13 ID:k0g0zzoR
律視点の律澪で投下します
若干シリアスっぽいです
286名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 09:46:05 ID:k0g0zzoR
放課後の部室で私と澪は斜向かいになって座っている。私は音楽雑誌を読み、澪はイヤホンで音楽を聴いている。
唯はさわ子先生の特訓で不在。紬は文化祭のお化け屋敷に使う道具の買い出しに出掛けるので遅れるということだった。
それでも練習はできるはずなんだけど、習慣になっていたお茶とお喋りがないとなんとなく始めるきっかけがつかめない。
部室はまだ夏らしい陽差しに白く照らされているけれど、山側の窓から吹き込む風はひんやりとしている。
いつもはムギの持ち込むお菓子やティーセットで賑やかな机も今日は木目を晒すばかり。
私はすっかり読み尽くしてしまった雑誌を放り出すと澪に話しかけた。
「唯は大丈夫かなぁ」
「え?何、ごめんもう1回言って」
澪は着けていたイヤホンを外して聞き返してきた。
「さわ子先生の特訓ってどんなことやってんのかなって」
「確かに心配だけど……唯はああいうノリは馴染まないんじゃない?」
「いやー、唯は染められやすいからなぁ。あの歌詞で歯ギターとかやられたら……」
多分その時の観客の視線を想像したんだろう。澪はひっと嗚咽を漏らした。
「やめて、見ないで見ないで見ないで……」
「……また始まっちゃったよ」
本当言えば私は唯のことをそんなに心配してたわけじゃなかった。ただ退屈でちょっと澪を脅かしてみたくなっただけ。
けど澪の怯えた顔を見ると可愛いなと思う反面、胸がしめつけられるような罪悪感もあって、私は席を立つと澪の側に寄って背中に手を置いた。
「ほら落ち着けって。そんな事されて困るのはさわ子先生も一緒だしさ、大丈夫だって」
「そうかな……?」
「そうだよ」
こういう所澪は全然変わらない。頭も良いし外見も大人っぽいけど、ちょっと怖い事や恥ずかしい事を想像するとすぐにこう。
もし私がいなかったらどうなっちゃうのかなと思う。自信過剰かもしれないけど、唯やムギじゃまだ一緒にいる時間が全然足りてないもんな。
ちょっとして澪が正気を取り戻すと私は澪の隣の椅子に勢いよく腰を下ろした。
287名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 09:48:45 ID:k0g0zzoR
「あー、退屈だなぁ」
「じゃあ練習しろよ」
「澪だって何もしてないじゃん」
「私は確認したい所があって聞いてたの」
「うそー」
気怠く返事をすると私は机に突っ伏した。それにつられたのか澪も揃えていた足を投げ出して椅子の背に深くもたれかかった。
校庭ではランニングにいそしむ運動部員達が必死に声を張り上げているけれど、防音壁に閉ざされた音楽室にはその熱気も届かない。
「なんか初めてここに来た日みたいだな」
澪がぽつりと呟いた。確かにあの日も二人きりで日が暮れるまでぼけーっとしていた気がする。
「あの時はムギが来るまで随分待ったなー、っていうかムギまだかよー」
授業が終わってからもう一時間半はたっている。道具係ではなかったけど、こんなことなら私も一緒に行けば良かったな。
「ねえ、ムギと言えばさ……律、あれって結局どういう意味だったのかな?」
頭の中で必要な道具の数々を反芻していると、澪がなんとなく気まずそうに切り出した。
「あれって、女の子同士っていいなあってあれ?」
澪は小さく頷いた。まあ、やっぱり気になるよな。
「ムギが女の子を好きってわけじゃないんだよね?」
「仲良くしてるのを見るのがいいってことだろ……正直良くわかんないけど」
まあここはさわ子先生のファンクラブがあるような所だから、少し耳をそばだてれば女の子同士のお付き合いについての噂も色々と聞こえてくる。
けどムギみたいな趣味の人は全く想像したこともなかった。
「そうだよな、そういうことでいいんだよな」
「ムギも変わってるよなー。ま、それも個人の趣味だからいいんじゃないの」
「……でも、さ……もしかしてだけど、いや、やっぱいい」
澪は急に顔を赤くして口を濁した。これは私の経験上、何かエロいことを考えてる時の表情だ。
「何だよ、気になるじゃんかよー」
私は澪の顔を下から覗き込んだ。けど澪は自分の手元をじっと見つめて目を合わそうとしない。
「いいってば、たいしたことじゃないし」
「大したことじゃないんだったら言ってみって」
少しの沈黙を挟んで澪の唇が開いた。
「じゃあ言うけど……ムギってもしかして私達でも想像してるのかな」
「へ?」
「だから私と律も女の子同士のそういう関係に見られたりするのかなって」
「あはは、それはないっしょ。私達のどこがそんな風に見えるっていうんだよ」
私はつい吹き出してしまった。澪はともかく私はムギの好みじゃないだろ。
ただのイメージだけど、ああいうのってもっとお嬢様っぽいおしとやかな人が似合うんじゃないの?
ムギお気に入りのさわ子先生だって実態はともかく、見た目はそんな感じだし。
「私達は幼馴染みだし、それに律って結構スキンシップ多いし……さりげなく手握ったり、抱きついてきたりするじゃん」
まあ確かに多いかなとは思う。けど私はその内容よりも澪がそんな些細なことを一々覚えていることにびっくりした。
そんなにムギの視線が気になるのかね。
288名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 09:49:16 ID:k0g0zzoR
「そうかなー」
「わかんないけど、多分」
「うーん……ならちょっと実験してみない?」
ちょっとしたいたずらを思いついて、私は澪の方に椅子ごと身体を寄せた。
「実験って?」
「ムギに私達の仲を見せつけてやろうかなーっと」
そろそろムギが来てもいい頃合いだし、夕暮れの部室で二人きりなんてムギにとってみれば最高のシチュエーションだろう。
そっと左手を澪の頬にあてがい、右腕は腰に回した。くびれに肘がぴたっとはまるのがいい感じ。
薄いブラウス越しに体温がどんどん上がっていくのが分かるのも楽しい。
「ちょっ……何するんだよ」
「んー、ほら本当にムギが私達のことをそういう風に見てるのか気になるじゃん?」
「ばかっ、これじゃ誰が見たってそうとしか見えないだろ!」
「……しっ、足音がする。ほら澪静かにして」
耳をすますと、古い階段が軋むぎいぎいという音が段々と下から近づいてくるのがわかった。澪は諦めたのか私のされるがままおとなしくしている。
「澪、ちょっと首曲げて」
「…こ、こう?」
おふざけのキスはしたことあるけど、今回はそれじゃいけない。なるべく本物っぽく、唇がきっちり合わせられるように首の角度を微調整する。
カツンという堅い足音が聞こえてきて、ムギがもう扉の前にいることを知らせてくる。
最後にそっと澪に目配せして……その時私は初めて澪の様子がおかしいことに気が付いた。
こんな顔が近くにあるのに、あとほんの少しで唇が触れる距離にあるのに、澪の目が真っ直ぐにこっちを向いている。
普段の澪だったらこんな時、絶対に目を瞑るか逸らするはず。っていうか、ごつんと頭に一発食らっても全然不思議じゃない。
「えっと、澪……?」
「……めんね」
唇が何かの形に開いたように見えた次の瞬間、私の唇がふさがれた。
唇だけじゃない、胸も皮膚も全部澪の唇に埋め尽くされて、他の何もかも分からなくなってしまう。
それが怖くてまわしていた手に力がこもる。なんで、どうして、と声に出すことも出来ずに、私はただ目で澪に問いかけた。
けれど夜の池のような瞳には何の答えもなくて、ただどうしようもなく無防備な顔をした私が写っているだけだった。
289名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 09:54:09 ID:k0g0zzoR
以上です。あざといと評判な澪ですが、こういうのもありじゃないかと思って書きました。
それでは失礼します
290名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 10:19:56 ID:RxDYvFHL
はぁは(ry
G、GJ!!
もっとやっちゃって下さい!!
291名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 10:30:15 ID:dCzLFB6a
>>289
GJ!!!!
澪→律いい!!
292名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 11:03:38 ID:J2hrpOUU
>>289
これは恐ろしく続きが気になる…素晴らしや素晴らしや
293名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 11:35:08 ID:z2Z4w2rz
>>289
ホントGJです
この後りっちゃんが澪への想いに気づく→両想い→イチャイチャまでをお願いしたい
294名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 11:46:25 ID:CuguwKHs
ものすごいドキドキした!!GJ!!!!澪→律はやっぱいいなー。
ムギの反応気になるwww
295名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 11:50:50 ID:RSHj13fr
>>289
こういう澪もいいなあああ!こっちまでドキドキが移ったww
自分も続き読みたいです。GJ!!!!!!
296名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 11:57:02 ID:iYWo87F/
>>289
ちょ、ここで終わるとかww
頼むから続き・・・続きを・・・・!!
297名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 12:18:00 ID:Oo6DJKcU
>>289
頼む、続きを書いてくれ!
298名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 12:57:32 ID:I3SJMPvm
>>218
いい!いいよいいよーー!!!
299名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 13:16:10 ID:yCpNK8VM
>>289
GJ!
やっぱり澪→律はいいな
律が好き過ぎてやっちゃった感じがたまらなくドキドキしたw
音楽室に来たムギ?の反応も気になる…
ここで終わりとか……
続きをお願いします


全裸で待機するわ
300名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 13:46:51 ID:lzU7bAj1
>>289
りっちゃん無防備すぎるw
このパターンもアリだな…続きも是非!
301名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 15:02:09 ID:LwYLQA0A
なんという律→澪…
GJすぎました!
両思いになった後は、律が背伸びしてキスするんですねw
最高なSSありがとう!
302名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 17:05:25 ID:RxDYvFHL
わっふるわっふる
303名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 18:04:52 ID:LKx/0QvK
ごめん。ホモネタのコピペ。
スルー推奨。



























[1]以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2009/05/22(金) 20:30:21.38 ID:h+OhpAI30
AAS
Petting Now ガチでガチムチ Never Ending Boy's Talk
大便発射まで待てない
遅漏としても早漏はNon Non Non!
性教育Study After School
ドキドキが止まんない フルスロットルな恥部内
希望/欲望/肉棒 精子かけて膨張
ネタどっさり持ち寄り New Type Vibeぶち込み
女子禁制の歌舞伎町 恋綴った日記帳 おちんぽ丈20cm 詰めたら跳ぶよ
昨日より深く おとといよりオーガズム高く
Swapping Now ガチでオモラシ Never Ending Boy's Life
日々マジ愛撫だし待ったなし
彼氏としても彼女はNon Non Non!
精子一杯Shoutingワッショイ
ガチでイヤラシ Never Ending Boy's Song
ホモ自慰タイムにはばっちこい
片玉だけど玉砕でHere We Go!
唸ればShining After School!
304名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 18:23:13 ID:qn8/ee95
面白いけど死ね!
305名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 19:32:41 ID:LwYLQA0A
>>301
澪→律でした。すまん
SSに興奮しすぎてミスりました…

>>303
すげえ歌詞だなw
でもそんなのはいらんから百合な歌詞書いてきてくれ。
306名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/23(土) 20:10:50 ID:Q7+wXETi
草民こっちくんな邪魔だ
307名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 00:14:22 ID:o9NKYnHB
308名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 00:20:47 ID:o9NKYnHB
もいっちょ忘れてた
ttp://nagamochi.info/src/up11632.jpg
309名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 01:11:04 ID:mEKzXP47
>>307
いいなぁ3枚目wwwww
平沢姉妹は絵は多いけどSSが心なしか少ない気もするのでもっと増えてほしいぜ
310名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 02:56:17 ID:clmFEPyr
いい律澪だwにやけがとまらないぜ
311名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 05:07:05 ID:mvUrYCIQ
だよな、律澪は最高
ニヤニヤしすぎて顔が老けた気がする…

>>307
二枚目がGJすぎるw
いちゃいちゃが眩しすぎて目が開けねえ!

澪は多分毎回ライブが終わった後に、
「りつぅぅ!怖かったよー!」と抱きついているはずだ。
そして「大丈夫だよ澪」と抱え込む律を俺は毎回想像してしまう…

すまん語りすぎた、もう寝るとしよう。
律澪フォエバー









312名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 05:08:09 ID:oJYHCpSv
中学時代、音楽の時間
笛のテストがあるのに笛を家に忘れてしまい、
自分の番のときだけでいいからと和ちゃんに笛を貸してほしいと頼み込む唯

困惑しまくる和、なんやかんやで貸す
和の番になって帰ってきた笛を見て、もう笛のテストどころじゃない和
313名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 05:16:24 ID:BD6msBm/
>>312
初々しくていいねそれ
てか和の初恋の相手は絶対唯だよ(しかも現在に至るまで継続中)
314名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 08:05:21 ID:lIm9VYKD

ttp://livedoor.blogimg.jp/k_on_2ch/imgs/5/3/53a01c11.jpg

あずにゃんに襲いかかるりっちゃんの図、ムギが微妙に嬉しそうw
315名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 09:35:48 ID:fJbEiAeC
和ちゃんはなんか普通にレズでも違和感があまりないw
個人的には唯はあくまで親友なんだけど抱きつかれたりするとドキっとして
手を出してしまいそうになるくらいのバランスがいいな
316名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 10:56:35 ID:ZIykejlK
でも現在の関係を壊したくはないので
必死に理性を保とうとする
一生縮まりそうにない唯との距離
部屋で一人涙する和ちゃん

BGM「こんなに近くで」byクリスタル・ケイ
317名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 12:23:43 ID:p/Kd1iEI
いいねそれ
318名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 12:39:53 ID:ATj45bAY
>>314
これさ、体勢から考えてこの後
絶対押し倒した格好になってるよね
319名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 12:49:03 ID:PR9wlPOP
りっちゃんったら…//
320名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 12:56:43 ID:+rgVnIy9
>>314
澪が止めようと手を伸ばしてる姿で澪→律を妄想した自分はもう終わりだな…
321ゆいみお!♯3 ケンカ!  side澪  1/9:2009/05/24(日) 13:00:23 ID:ShjPooA4
性懲りもなく澪×唯第3弾です。>>271-278の続きです。
今回は2パターンあるため、長編となっております。


「どうしてだまってたんだよ!」
「だって、言ったら怒ると思ったし・・・」

放課後の音楽室、飛び交う怒号。その元は私と唯だ。

「ちゃんと言ってくれたら怒んなかったよ!」
「でも今正直に言ったら怒ってるじゃない!」
「それは嘘ついて誤魔化してたからだよ!」

終わることのない禅問答、他の軽音部のメンバーはただただ見るだけだった。
静かに見るだけの律、心配そうな目で私たちを見つめる紬、何をすればいいか分からずじっと座るだけの梓。
これまで見せたことない私たちの姿に言葉を失っているようだった。

「澪ちゃんの分からずや!」
「分からずやなのはおまえのほうだろ!」
「ん〜・・・もう帰る!」

そういい残し、唯はかばんを持ち勢いよく音楽室を出て行った。

「おい澪、追わなくていいのか?」
「いいんだよ、悪いのはあいつだし」
「でも唯ちゃん泣いてたかも・・・」
「・・・」

ちょっと言い過ぎたかな、いやそんなことない。今回はあいつが全面的に悪い。
だから私が謝ったりする必要はないんだ!でも・・・

「さっき唯ちゃんが走りながら帰ってたけど、あなた達何かあったの?」

そう言いながら入ってきたのはさわ子先生だった。

「はは〜ん、そういうことねー」

私たちを見回して、先生は状況を理解したようだった。
322ケンカ!  side澪  2/9:2009/05/24(日) 13:01:48 ID:ShjPooA4
事の発端はささいな・・・いや、ささいなことではなく大問題か。
率直に言うと、唯がネックレスをなくしたからだ。
そのネックレスとは初デートの時に買ったものだ。

私たちは部で練習始めに首に下げたネックレスを出し、ピック型の飾りにキスをするのを決まりにしていた。
それをやろうと言い出したのは唯だった。なんでもある野球選手が打席の入る前同じことをしているのを見てこれだ!と思ったらしい。
最初は恥ずかしく、また律にからかわれていたが、回数を重ねるごとにそれをやらなければ落ち着かなくなっていた。

そんな毎日に異変が起こったのは今週の月曜、唯がネックレスを持ってきてなかったことからだった。
その時は忘れたとだけ言って、明日持ってくるからということで追求はしなかった。
ただそれが火曜、水曜と続いた。そして今日、4日続けて忘れたのをおかしく思い問い詰めるとなくしたと言い、そして冒頭の言い合いへとなった。

さっきは怒り過ぎたかもしれない、ただなくしてすぐに言ってくれればこんなにも怒らなかっただろう。
私はそれを何日か黙っていたことに腹が立つんだ!

今日の部活はさわ子先生の一声で休みとなり、早めの帰宅となった。
今の私は、自分の部屋で今日のこと、また付き合いだしてから今日までを思い返していた。

初デート以降、平日は部活で会い、休日はデートやお互いの家に行って過ごしていた。
キス以上の進展はなかったが、私たちはそれで良かった。そう、それで・・・それなのに・・・

「こんなことで終わるのはいやだよぅ・・・」

暗い部屋で一人でいるとどんどん寂しく、これからのことに不安になり自然と涙が出てきそうだった。
そのときだった

(ドンドン)

部屋のドアを誰かがノックした。
323ケンカ!  side澪  3/9:2009/05/24(日) 13:02:25 ID:ShjPooA4
「私だけど、入ってもいいかな?」

ノックをしたのは律だった、もしかして唯かもと期待した自分が情けなく感じた。
だがそれが律でよかったと安心している自分もいた。

「うん、いいよ」

私がそういうとドアを開けて入ってきた。

「よう!怒りっぽい澪さんのために大親友の律さんが、甘いものお届けに参りました!」

いつもの明るい感じで律が言う、そんな律をみて私はいつもの調子をとりもどす。

「怒りっぽいってなんだよ、今日のは怒らなくちゃいけなかっただろー」
「まぁまぁ、確かに唯も悪かったね。澪が怒るのもわかるよ」
「だろ、だから私は悪くない!」

せっかく落ち着いたのにまた思い出して腹が立つ。

「でもさ〜、考えてみなよ」
「何をよ?」
「あの唯だぜ〜。一つのものをなくさずに持ってられかと思うか?」
「ま、まぁ確かにな・・・でも恋人と初めて買ったネックレスをなくすか!?」
「そこだよ!そこが唯と澪の違いだよ」

「ど・・・どういうことだよ」
「澪、お前写真撮るの好きだよな。なんでだ?」
「そ、そりゃあ思い出を形に残しときたいから」
「だろ!つまりお前にとってそのネックレスは初デートの形に残る思い出なんだ」
「う・・・ん、そうなる・・・かな」
「そうなんだよ!だが唯は違う、あいつはその場その場で新たな思い出を上書きしていくんだよ!」
「なんでそう言い切れるんだよ!」

「まぁー勘・・・かな!」
「なんだそれ!」
「まぁつまりさ、自分と相手の違いを認めないと上手くやっていけないってことさ」
「う〜ん・・・仮に律の言うとおりだとしてもさ、私が怒ってんのはすぐになくしたことを言わずに嘘ついたことだよ」
「でもさ、すぐに言わなかったってことは見つかるかもしれないから黙ってたって考えられないか?」
「・・・まぁそれも一理あるかな・・・でも探すのなら言ってくれたら私だって一緒に探すし!」

「だーからー、澪は自分のことわかってなさすぎ!」
「なんだよ、私のことは私が一番知ってるよ!」
「いーや違うね。まず唯からネックレス無くしたと言われた、まずお前はどう思う?」

「うーん、いつまで持ってたかを聞いて、そこからどこでなくしたかを考える」
「ダメだね、まったく違う」
「どう違うんだよ、私だったらこうするよ!」
324ケンカ!  side澪  4/9:2009/05/24(日) 13:02:56 ID:ShjPooA4
「私の知ってる澪だったら、まず泣くね」
「泣く!?そんなはずが・・・ないと思う・・・」
「軽音部に入ってからこれまでのお前を思い出してみろよ、唯はそのお前しか知らないんだから」

私は言われたと通りに思い出してみた・・・確かに・・・ことあるごとに泣いてたな・・・・
私ってこんなに弱い子だったんだ・・・

「うん、律の言うとおりだな・・・」
「だろー、唯もそう思ったんだって」
「えっ!」

「正直に無くしたと言う、そうするとお前は泣く。すると唯は悲しませてしまったと思う。
 好きなお前を泣かしたくない、そうさせないためにはどうするか?はい、澪!」
「なくしたことを黙っておく・・・」
「そう、よくできました!」
「えっ・・・ということは唯は私のことを思って・・・」
「そう!そして見つかったら何食わぬ顔でつけてくればいい。ただ見つからずにお前に問い詰められて正直に言った。すると今日のようなことになった」

「でも見つからなかったら新しいのを買って・・・「それじゃあダメなの!」

急に律が大声を出し私はすごく驚いてしまった。

「ひぃ!」   
「さっき私が言ったこと理解してる?唯は形にこだわらないの!ネックレスが欲しけりゃそりゃ買えばすむでしょーが、そうじゃないの!」
「え、えっ?」

私は頭が混乱し、何も言えなくなっていた。

「もう!つまり、唯にとっては澪と一緒に買ったネックレスだからこそ意味があるの!だから代わりに自分で買ったら意味無いの!」

その言葉を聞いてやっと私は理解した。

「そうか・・・唯、そこまで考えて・・・それなのに私」
「まったくもー、澪ちゃんは本当におバカちゃんですねー」
「おい、それ本気で言ってんのか?」

律のおバカという言葉に反応し睨みつける。

「本当にそう思うなら勉強聞いたりしねーよ」

「えへへー」  「・・・」

「っておい、一緒に笑えよ!」
「え・・・さっきの何?」
「オー○リーのギャグだろうが!全く、澪はノリ悪いなー」
「急にそんなこと言われたって・・・分かんないよ・・・(そういえばオー○リーといえば)」
325ケンカ!  side澪  5/9:2009/05/24(日) 13:03:31 ID:ShjPooA4
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

唯の家でテレビ視聴中

「ねぇ澪ちゃん、オー○リーの春日さんってかっこいいよね!」

「えー、私は若林さんのほうがいいと思うけど」

「もー、分かってないなー。春日さんの良さが分かんないなんて、まだまだだね!」

「そ、そうなんだ・・・」

「でも〜、一番かっこいいのは澪ちゃんだよ!」

「ゆ、唯ぃ・・・」

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

━━━・・・お、おー・・・い、澪!━━━

「は、はいぃ!」

どうやら自分だけの世界に行ってたみたいだ、律の声で我に帰る。

「おい、どうした急にぼーっとして」
「あ、あぁ・・・オー○リーの春日はかっこいいってことだよ!」
「なんだそりゃ?まぁいいや、とりあえずこれからどうするよ」
「ど、どうって・・・何が?」

「おいおい、唯と仲直りしたいんじゃねーの?」
「も、もちろん!ちゃんと謝ってこれまで通りにしたい!」

そうだ、今のままじゃダメだ、今日中に仲直りしないと・・・でもどうすれば・・・

「律、どうしたらいいと思う?」
「はぁー!?お前たちの問題だろー、解決法は自分で考えろよー」
「で、でもこんなの初めてだし・・・どうすれば・・・」
「私だって無いよ!んーまぁ電話かメールで謝れば」
「そ、そうか・・・そうだよね!分かった」

早速私は携帯を手にとり電話帳から唯の番号を選ぶ・・・がそこから発信ボタンが押せない!

「どうしたよ、そこまで行ったら後一息だろ」
「う、うん・・・そうだけど、もし無視されたり着信拒否されたら・・・」
「あーもー!どうしてそこまでヘタレなんだよ!貸せ、私がかけてやる」
「い、いいよ!それくらい自分でできるって!」

「だったら早くやれよ!」    「でも心の準備が・・・」

かけるかけないで律ともめていると・・・
〜♪〜♪〜♪〜♪〜
私の携帯が鳴った。
326ケンカ!  side澪  6/9:2009/05/24(日) 13:04:32 ID:ShjPooA4
「わ、わわ!」

びっくりした私は携帯を落としてしまい、そのはずみで着信ボタンが押されたみたいだった。

『もしもし、澪ちゃん?・・・あれ、聞こえてるのかな?おーい澪ちゃーん』

携帯から聞こえる声は唯だった、私は急いで携帯を手に取る。

「もしもし、唯?」

『あ、澪ちゃん!よかったー出てくれないかもと思っちゃった』

「そ、そんなことあるはずないじゃないか!それよりどうした!」

『あのね、ネックレス見つかったよ!』

「ほ、本当か!」    『うん!』

私は嬉しくて思わず律とハイタッチした。

「で、どこにあったんだ?」   『えっとね、憂が見つけてくれたんだ』

さすが憂ちゃん!さすが将来の私の妹!

「それはよかった」  『それとね、今日のこと謝りたくって・・・』

「えっ!」  『なくしたこと黙っててごめんね。なくしたって知ると澪ちゃんが悲しむとおもって・・・』

横で聞き耳を立ててた律が自慢げな顔をしていたが、気にせず話を続ける。

「私こそ、いきなり怒鳴ってごめんね、もっと唯の話きいてあげればよかったんだ」

『私のほうこそ、あのまま帰っちゃって・・・部のみんなに迷惑かけちゃったし・・・』

「それは明日改めてみんなに謝ろう、そうすれば許してもらえるって!」

『そうだよね!』    「そうだよ」

『ねぇ、澪ちゃん、今から会える?』  「え、今から!?」

327ケンカ!  side澪  7/9:2009/05/24(日) 13:04:56 ID:ShjPooA4
唯の突然の提案に私は戸惑ってしまった。

「え・・・今から?」

時計に目をやると20時前だった

『今日は喧嘩したまま帰っちゃったし、せっかく仲直りできたから今日のうちに会いたいなーって思って・・・だめかな?』

唯の甘えた声が会いたい欲望を駆り立てる。しかし夜に唯を外に出すのは・・・

「でもさすがにもう遅いし、これから外出するのは・・・」

『あ、それなら大丈夫、お母さんが車で連れてってくれるから』

「へ・・・あ、そうなの」

その手があったかと納得しかけたが、お母様の手を煩わすわけにはっ!

「でも・・・さすがにこの時間に車を出してもらうのは」

『大丈夫、お父さんを迎えに行くついでだから』

えー、会社の送り迎えもやってんだー。すごいラブラブだなおい!
横では律が「行っちゃえ行っちゃえ」ってうるさいし・・・
もうここはお母様に甘えちゃえ!

「分かった、それじゃあ私の家の近くの公園でいいかな?」

『りょーかい!それれじゃ、今から行くね』

「うん、わかった気をつけてね」  『それはお母さんに言ってー』ピッ
328ケンカ!  side澪  8/9:2009/05/24(日) 13:05:40 ID:ShjPooA4
「ふーっ」

とりあえず仲直りできて一安心。

「よかったですね、澪しゃん」

ニヤニヤ顔の律がいた。普段ならゲンコツするところだが、今日は助けてもらったし我慢することにした。

「そういうわけで、これから唯に会ってくるから」
「おー。外だからあんまイチャイチャするなよー」
「分かってるって。それと律・・・」
「あれ、怒んない。ん、何?」
「ありがとな、律がいてくれて助かったよ」

「み、澪〜」
「な、何お前が泣いてんだよ!」
「だって澪が私にありがとうって〜、初めて言われた〜」
「そ、そんなことないだろう。まったく、大げさだな」

「ま、それもそうだな」
「っておい!というかもう泣き止んでるし」
「私は澪と違って泣き虫じゃないの!あとこれを唯に渡して」

律が一旦部屋から出て持って入ってきたのは唯のギターだった。

「あ、それ唯の・・・」
「まったく、あいつ大事なギター忘れやがって。代わりに持って帰ってやったんだよ。いや〜しかし以外に重いなギターって」
「そうだったんだ・・・本当にありがとな、律」
「そう何回も感謝されるとありがたみが減るな〜」
「今日は何回も感謝しても感謝しきれないよ!」

最高の友を持てた私は本当に幸せ者だ!
329ケンカ!  side澪  9/9:2009/05/24(日) 13:06:23 ID:ShjPooA4
律からギターを預かった私は待ち合わせの公園に向かった、その前に仲直りできたことをムギと梓に伝えた。
二人ともとても喜んでくれたようだった。明日はムギの代わりにお菓子持って行かなくちゃなー、そう考えているうちに公園に着いた。
ギターをベンチに置き私も一緒に座って待った。そしたらすぐに一台の車が来た。

「あれ、唯かな?」

周りが暗かったため、確認はできなかったが車から一人降りて車は公園から出て行った。
唯が来たと確信した私は、分かりやすいように外灯の下に立った。

「あ、おーい澪ちゃーん!」

いつもの唯がそこにいた私は手を挙げて来るのを待った。

「澪ちゃ〜ん、ごめんね〜」

そう言うと唯が抱きついてきた。唯の匂い、感触・・・仲直りできてよかった!
そして唯の胸に光るピックがあるのを確認した。

「私のほうこそ、ごめんね」
「ううん、澪ちゃんは悪くないよ!もともとはなくした私が悪いんだし」
「そうかもしれないけど、私にも謝らせて」
「うん?わかった!」
「あ、そうだ。ちょっと唯、いい?」

抱きついている唯を離すのは惜しい気がしたが、我慢してギターを渡した。

「あー、忘れてたー。澪ちゃん持って帰ってくれたの?」
「いや、持って帰ったのは律なんだ。私はぞれを預かって持ってきただけなんだ」
「そうなんだー、あとでりっちゃんにお礼しなきゃだね!」
「うん、そうだね」
「ごめんねー、ギー太!もう一人にしないよー!」

ギー太って・・・名前つけてたんだ。ここで唯の新たな一面発見!

「あ、そーだ澪ちゃん!」
「何?」
「仲直りのキスしよ!」
「ここで!?」

さっきの律の言葉を思い返した。だがしたいのは私も同じ、周りに誰もいないのを確認して・・・

「うん、いいよ」
「やったー」

こうして私たちの初めてのケンカは幕を閉じた・・・
これからはちゃんと話し合おう、そしてもっと強くなろうと私は誓った。
330名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 13:19:57 ID:mvUrYCIQ
あれ、こんなところに神が…w
澪唯の喧嘩ネタは考えなかったから新鮮ですなw
バイト前にやる気が出た
ありがとうGJ
行って来ます!
331ケンカ!  side唯  1/6:2009/05/24(日) 14:10:49 ID:ShjPooA4
これからは>>321-329の唯視点です。


「もう帰る!」

あ〜あやっちゃった・・・澪ちゃんと初めてのケンカ、あんなに怒った澪ちゃんはじめて見たよ。
確かにネックレスなくした私も悪いけど・・・

「あら、唯ちゃんどうしたの?」

ごめんさわちゃん!今日は帰ります!でも止まってそれを言えない。
それに今の顔は見せれない、きっと涙でひどいことになってるから・・・
その後まっすぐ家に帰りました、家に誰かいたら困るな〜。
っと、鍵がかかってる。良かった〜、今の私を誰にも見られずに済んだよ。

「ひどい顔・・・」

鏡に映る私の顔はひどいものだった、真っ赤な目、赤く腫れた目の周りこんな私みたこと無かったよ。

「あ〜あ」

着替えず制服のままベッドに横になる、澪ちゃんがいたらちゃんと着替えろって注意されるんだろうな〜。

「澪ちゃん・・・これらどうなるんだろ」

これからのことを考えるとすごく不安になってきたよ、こんな不安な気持ちになったのは初めて・・・

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

━━━・・・ちゃん、お姉・・・起きて!━━━

「ふ、ふぁい!」
「んもー、制服着たままで寝て。お行儀悪いよ!」

あれ、私ったらいつの間にか寝てたんだ。憂の声で目が覚めました。

「おやつ食べに下りて来ないからお母さんも心配してたよ。ってお姉ちゃんどうしたのその顔!」

あっ!しまった、今の私は人に見せれる状態じゃなかった・・・まぁ見られたらしょうがないか!

「学校で何かあったの?」

心配そうな顔で憂が聞いてくる、これじゃあどっちがお姉ちゃんか分からないよ・・・

「え〜っと、別に何もないよー。ちょっと疲れて寝ただけだよー」

嘘だ・・・かんな姿見たら何かあったに決まってるじゃん。

「もしかして・・・澪さんと何かあった?」

さすが我が妹!なんでもお見通しだね!
332ケンカ!  side唯  2/6:2009/05/24(日) 14:11:39 ID:ShjPooA4
「実はね・・・」

全てを憂に話しました、もうごまかせないし。

「う〜ん、それはお姉ちゃんが悪いね」
「はい、そうですね」
「でも、お姉ちゃんの話をよく聞かなかった澪さんも悪いね」
「み、澪ちゃんは悪くないよ!」

そう、澪ちゃんは悪くない。今回は私が全部悪いんだ!

「ふふ、お姉ちゃんは本当に澪さんが大事なんだね」
「え、そんなのあたりまえじゃん!」

そうだよ、大事に決まってるじゃん!あ、憂だって大事だよ、それにりっちゃんもムギちゃんもあずにゃんも・・・

「うん、大丈夫だよ!」
「え、何が?」
「澪さんだってお姉ちゃんと同じ気持ちだよ、だからすぐに仲直りできるって!
「そ、そうかな〜」
「そうだよ!」

(グ〜)
わ、こんなときにおなかの虫が・・・そういえば今日はムギちゃんのケーキ食べずに帰ったし、おやつも食べてない・・・

「ほーら、仲直りする前にご飯食べて元気つけなきゃ!準備できてるから顔洗ってから食べよ」
「うん、分かった」

憂のおかげで元気取り戻せたよ!持つべきものは妹だね!
いつもはお父さんが帰るまで食べないお母さんも今日は一緒に食べたよ。
お母さんにも今日のことを話すと、早く澪ちゃんと仲直りしなきゃねって言ってくれた。
そうだよね、仲直りしなきゃね。

「ところで、いつまでネックレスいつまで持ってたか覚えてる?」

食後のアイスを食べてると憂がそう聞いてきた、う〜ん確か・・・

「月曜にお風呂はいる前まではあったんだよね・・・いつも通り洗濯機の上に置いて・・・」
「で、お風呂から出たらなかった?」
「そう、洗濯機の周りや脱衣所中探したんだけどなかったんだよ〜」
「う〜ん、そうか・・・あ、もしかして」

憂はそう言い脱衣所へ向かった、だけどもう隅まで探したよ。
333ケンカ!  side唯  3/6:2009/05/24(日) 14:14:19 ID:ShjPooA4
「あった!お姉ちゃんあったよ!」

憂の声が家中に響く。嘘!?どこにあったの!?急いで脱衣所に向かう。

「ど、どこ!どこにあったの!?」

気持ちが焦る。私が見つけられなかったのに見つけるなんて、憂は名探偵だね!

「ここだよ!」

憂が指したのは洗濯機の下。え〜ここかー、ここは見てなかったよ。
というか、洗濯機が動いてる!憂、洗濯機動かしたの!?

「え、憂・・・洗濯機動かしたの?」
「うん、そうだよ!」

満面の笑みでそう答える。えー、憂がそんな力持ちだったなんてお姉ちゃん知らなかったよ。

「でもよくここだって分かったね」
「多分お姉ちゃん洗濯機の下までは見てないだろーなって思って」

確かにその通りです、そこは考えてませんでした。もしかして憂ってエスパー?

「とにかく、見つかってよかったね」
「うん、ありがとう!憂」
「いいの、お姉ちゃんが悲しんでると私も悲しくなるから」

憂〜、こんなに良い妹を持てて私は嬉しいよ!
さっそく見つけたネックレスを身につけ、もうなくさないと誓った。
今度からはちゃんと置き場決めとかなくちゃ!

「ちゃんと見つかったから、澪さんに言わなきゃね!」

そうか、そうだよね!それと今日のこと謝らなくちゃ。
334ケンカ!  side唯  4/6:2009/05/24(日) 14:15:51 ID:ShjPooA4
そうと決まれば早速電話!・・・でも澪ちゃんでくれるかな・・・

『Prrrr・・・Prrrr・・・』

1コールがとても長く感じる・・・澪ちゃん、早く出てー!

『プッ』

出た!良かった、早く声が聞きたい!

「もしもし、澪ちゃん?」

返事がない・・・どうしたのかな?やっぱりまだ怒ってる?

「あれ、聞こえてるのかな?おーい澪ちゃーん」

だんだん不安になる。いやだよ・・・声をきかせて・・・

『もしもし、唯?』

「あ、澪ちゃん!よかったー出てくれないかもと思っちゃった」

良かった、澪ちゃんの声が聞けて一安心

『そ、そんなことあるはずないじゃないか!それよりどうした!』

そうか、早く言わなきゃ!

「あのね、ネックレス見つかったよ!」

『ほ、本当か!』   「うん!」

良かった、澪ちゃんもうれしそう。

『で、どこにあったんだ?』  「えっとね、憂が見つけてくれたんだ」

『それはよかった』   「それとね、今日のこと謝りたくって・・・」
335ケンカ!  side唯  5/6:2009/05/24(日) 14:17:52 ID:ShjPooA4
『えっ!』   「なくしたこと黙っててごめんね。なくしたって知ると澪ちゃんが悲しむとおもって・・・」

そう、これが私の正直な気持ち・・・やっぱ澪ちゃんを悲しませたくない、だけど怒らせちゃったらだめだよね・・・

『私こそ、いきなり怒鳴ってごめんね、もっと唯の話きいてあげればよかったんだ』

ううん、澪ちゃんは悪くない。もし逆の立場だったら私も怒ってたと思う。

「私のほうこそ、あのまま帰っちゃって・・・部のみんなに迷惑かけちゃったし・・・」

そうだ、みんなにも謝らなくちゃ。多分心配してるだろうし。

『それは明日改めてみんなに謝ろう、そうすれば許してもらえるって!』

「そうだよね!」   『そうだよ』

あ〜澪ちゃんと仲直りできて一安心。あっ、声聞いたら澪ちゃんに会いたくなったなー。

「ねぇ、澪ちゃん、今から会える?」   『え、今から!?』

あぁ、やっぱり今からは迷惑かな・・・澪ちゃんの困ったような声が聞こえる

「今日は喧嘩したまま帰っちゃったし、せっかく仲直りできたから今日のうちに会いたいなーって思って・・・だめかな?」

ダメに決まってるのに・・・なんでこんなこと言っちゃったんだろ・・・ホント、私ってダメだね・・・

『でもさすがにもう遅いし、これから外出するのは・・・』

私のこと心配してくれてるんだ、澪ちゃんは本当に優しいね。あ・・・そうだ!

「あ、それなら大丈夫、お母さんが車で連れてってくれるから」

嘘だ、でも言っちゃたらしょうがない。これでダメならあきらめよう・・・

『へ・・・あ、そうなの』

拍子抜けしたような声が聞こえる。あれ?もしかしていけるかも!
336ケンカ!  side唯  6/6:2009/05/24(日) 14:20:14 ID:ShjPooA4
『でも・・・さすがにこの時間に車を出してもらうのは』

今度はお母さんに気を使ってるのかー。澪ちゃんはホント優しいね、ますます好きになったよ!

「大丈夫、お父さんを迎えに行くついでだから」

これは嘘じゃ・・・ないかな?そうすれば家までのバス代が浮くし、お母さんも喜んで行くと思うし。

『分かった、それじゃあ私の家の近くの公園でいいかな?』

「りょーかい!それれじゃ、今から行くね」

そうと決まれば善は急げ、お母さんに頼まなくちゃ!

『うん、わかった気をつけてね』   「それはお母さんに言ってー」ピッ

やった!ちょっと苦労したけど、私のこと心配してくれてたからすぐに「うん」って言ってくれなかったんだよね。
ホント、ワガママでごめんね。でも、こんな気持ちになるのは初めてなんだ。それは澪ちゃんも同じだよね?

お母さんに頼んだらOKしてくれたよ、お父さんびっくりするわねって喜んでた。
その後はりっちゃんとムギちゃんとあずにゃんに電話。もう先に澪ちゃんが電話したらしい、澪ちゃんも同じくらい嬉しいって分かって一安心!

「お姉ちゃん!」
「憂」
「良かったね」
「うん!憂のおかげだよ、ありがと!」

ホント、ネックレスが見つからなかったら今日謝れなかったよ。
こんなに良い妹がいて、私は最高の幸せ者だよ!

お母さんと一緒に車に乗って待ち合わせの公園に出発。
車の中でお父さんとお母さんのケンカ話が聞けたよ、私はケンカしてる二人をみたことなかったからビックリ!
お母さんが言うには、どんなに仲が良くても一回はケンカしたほうがいいって。そうしないとお互いに理解できないから。
だったら私たちもお母さんたちみたいになれるかなって聞いたら、なれるよだって!
澪ちゃん、これからはもっともっと仲良くしようね。そして色んな思い出作っていこうね!
早く澪ちゃんに会いたいなー。



以上です、この後は澪編と同じなので省略します。
長々と失礼しました。
337名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 14:46:24 ID:bptKsA7z
GJ!!
素晴らしいSSありがとう。
やはりこの二人は最高だ。
338名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 15:22:33 ID:5ifj0SXO
何この春のSS祭……完全に乗り遅れちまったorz
何はともあれ、全部まとめてGJ!!!!!(←失礼杉)
339名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 15:52:33 ID:6vM1u67+
お前ら、オススメの律澪サイトさんあったら教えてください。
もちろん先方に迷惑かからない範囲で…!
あいつら名前が一文字だからな…
検索するとどうでもいい記事ばっかりあがってて探しづらいったらない。
340名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 16:36:23 ID:hpIzgLd7
けいおん 百合

律澪 百合
でググって数個でるくらいかなぁ
341名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 16:37:47 ID:p8N199zB
すまんコレくらいしか分からん(´・ω・`)

ttp://02s.rknt.jp/rhythmmm/
342名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 16:44:12 ID:t8UmKSbS
晒し上げ
343名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 16:51:09 ID:oJYHCpSv
いまのとこ(アニメで)ムギがビジョン発動したのって、
さわ唯、律さわ、唯澪、和律?

憂唯をスルーしてるしムギちゃんの趣向が良くわかんないぜ…
344名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 16:59:23 ID:FoQ9W01D
>>343
多分そんなもん


律澪もスルーだからなぁ…
あれだけ夫婦なのに…
唯憂だってあんなイチャイチャしてるのに……
ムギはよくわからんな
345名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 16:59:53 ID:npBvAp2j
ただ単に姉妹ならあれくらい
は普通と思っているだけ
346名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 17:13:27 ID:UuhF8Df3
肉体的なスキンシップが重要なのかとも思ったけど、漫画で唯があずにゃんを
しょっちゅう抱きしめたり頬ずりしたりしまくってもスルーだったりするし
かと思えば今まで割とスルー気味だった澪律・和唯で発動したりとよく分からないな
347名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 17:15:44 ID:KQ6R0uAt
>>339
それってイラストサイトでもSSサイトでもいいのかな?

とりあえずイラストなら自分は
ttp://d.hatena.ne.jp/makaronisan/
で紹介されてるとこ全部見にいってる

SSはまだあんまり見ないからここのまとめサイトと
ttp://www.geocities.jp/golden_banded_lily_2004/
くらいかな

マリみて・東方・はブあたりで百合サイト持ってる人はけいおん!も書いてること多し
348名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 17:23:48 ID:A3UH8Bca
あげてる人の正体は◆IMqUeleQxU
あげるスレは「百合姫」「あ、百合」「東方」「けいおん」

http://mimizun.com/search/perl/idsearch.pl?board=lesbian&id=CMCLgd6B
http://mimizun.com/search/perl/idsearch.pl?board=lesbian&id=w16UN3aP
349名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 17:25:51 ID:bs2F4F5g
きっとムギちゃんはまだ百合初心者なんだよ
だから姉妹百合とか幼馴染だとアンテナが反応しないんじゃないか?
まぁ原作では律澪も出てきたし女子大に行こうとしてるし(これは単行本未収録)
確実に百合道を極めつつあるな
350名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 17:30:53 ID:npBvAp2j
>>346
花粉症みたくある程度蓄積しないと発動しないのかも
351名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 17:32:24 ID:5ifj0SXO
7話で唯が「大丈夫。憂が作ってくれるから」って言った直後のムギの表情はただの苦笑いには見えない
352名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 17:33:47 ID:A3UH8Bca
あげてる人の正体は◆IMqUeleQxU
あげるスレは「百合姫」「あ、百合」「東方」「けいおん」

http://mimizun.com/search/perl/idsearch.pl?board=lesbian&id=CMCLgd6B
http://mimizun.com/search/perl/idsearch.pl?board=lesbian&id=w16UN3aP
353名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 17:35:20 ID:A3UH8Bca
あげる理由はこのスレを捨て身であげて
自分のお気に入りのスレを守ること

あげてる人はこのスレの真の住民ではない
354名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 17:45:17 ID:/JU+OlGk
>>349
もうそんな話出てるのか、卒業時にでっかいLIVE的なイベントこなしてそのまま3巻で完結なのかね
らきすたでも思ったけど卒業イベントとか近くで離れ離れもほぼ確定となるとかなり悲しいもんだ、百合好きとしては特に
もっともらきすたは主要キャラが大学行っても続いてるようだが
355名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 17:51:30 ID:A3UH8Bca
昨日の晩とかぜんぜんあがんなかったしね
いつも◆IMqUeleQxU が一人でいろんなスレを無意味にあげてるのバレバレ
あげてる書き込みって内容がないものばかりだしね
あげるのが目的で無理に書き込んでるのがバレバレ
356名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 17:57:48 ID:fGqNDziZ
卒業したら終わりなんかなー残念だ。
まあダラダラ続けるよりはいいかもしれんが。唯は進路どうするんだろ。
つーか唯達が卒業したらあずにゃん涙目すぎるなw軽音部が再び廃部の危機に・・・
357名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 17:58:09 ID:A3UH8Bca
このスレをあげてるのはいつも◆IMqUeleQxU
理由は「どうでもいいスレ」をあげることで自分のお気に入りのスレを守ること
今のターゲットは、けいおん、BOSS、アンソロ、百合姫、あたり

昨日の晩とかぜんぜんあがんなかったしね
いつも◆IMqUeleQxU が一人でいろんなスレを無意味にあげてるのバレバレ
あげてる書き込みってグーグルで調べたような適当な内容ばかりなのも特徴だよ
358名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 18:18:09 ID:SqReOKMS
律と澪→二人揃って同じ大学、同じ学部へ。
ムギ様のススメ(陰謀)で節約の為に、二人でルームシェア(同棲)中。
周りからはすっかり夫婦認定を受けているが、中々、進んだ関係にならない友達以上恋人未満。

ムギ様→卒業後もOGとして積極的に部に顔を出してあずにゃんを支えている。
『憧れのお姉様』として後輩達から絶大な人気を集めてモテモテ。
でも本人はさわちゃんに気があるご様子。

唯→妹とあずにゃんと幼馴染が自分を巡って争っている事なんて露知らず。
基本的に高校時代とはあまり変わらない感じ。

俺の頭の中ではここまで話しが進んでる。
359名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 19:11:13 ID:6vM1u67+
>>340
>>341
>>347
ありがとう!ほくほくだ!
360名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 19:59:52 ID:eCLk2ROX
今さらだがss保管庫見てきた。すごく見やすかったぜ
これからも宜しくお願いしまつ
361名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 20:49:12 ID:lIm9VYKD
>>359
ちょっと遅レスだけど
ttp://bbs5.sekkaku.net/bbs/rmr.html

いわゆる同盟。
まだ加盟者は少ないけど、創作活動されて、HP開いてる人とかは
加盟してみるのもいいかも
362名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 21:13:26 ID:eTUIw7Z2
おまえら、あんま一般サイトのURL貼るなよ。迷惑になるだろ
せめてヒントだけにしとけ
363名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 21:35:08 ID:hpIzgLd7
こういうとこにURLそのままのっけちゃったせいでそのサイト閉鎖なんてこともあるわけだしなぁ
書かれちゃった所が特になんともないことを祈る
364名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 21:43:09 ID:npBvAp2j
四人揃って同じ大学に行ってまたそこでけいおんを
ってのはやんないほうがいいか
365名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 21:47:31 ID:yvfohI0p
このスレをあげてるのはいつも◆IMqUeleQxU
理由は「どうでもいいスレ」をあげることで自分のお気に入りのスレを守ること
今のターゲットは、けいおん、BOSS、アンソロ、百合姫、あたり

昨日の晩とかぜんぜんあがんなかったしね
いつも◆IMqUeleQxU が一人でいろんなスレを無意味にあげてるのバレバレ
あげてる書き込みってグーグルで調べたような適当な内容ばかりなのも特徴だよ
366名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 21:51:32 ID:5ifj0SXO
プロデビューはしないのか
367名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 21:53:41 ID:BAQV7Up7
しなくていいよね
368名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 22:01:24 ID:npBvAp2j
違う道に進んでも時々みんな集まって演奏するくらいでいいかも

あるいは最終回を成人式の日にして新成人代表として式で演奏というのもいいかも
369名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 22:07:52 ID:yvfohI0p
あげてる人の正体は◆IMqUeleQxU
あげるスレは「百合姫」「あ、百合」「東方」「けいおん」

http://mimizun.com/search/perl/idsearch.pl?board=lesbian&id=CMCLgd6B
http://mimizun.com/search/perl/idsearch.pl?board=lesbian&id=w16UN3aP
370名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 22:15:47 ID:yvfohI0p
連投あげして荒らし認定されることに対する予防策として
住民の多いスレをあげている

「けいおん」「アンソロ」「百合姫」
http://mimizun.com/search/perl/idsearch.pl?board=lesbian&id=npBvAp2j
371名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 22:38:42 ID:c+4IUNRc
今日のあげ荒らしID:npBvAp2j
目的はこのスレを無意味にあげることによって
自分の認定した「糞スレ」をさげること

要するにこのスレは捨て身で使われてるだけ
このスレの住民ではない
372名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 23:10:39 ID:TNXs+YcV
>>368
週末に集まって活動するインディーズバンドとか良いかも。
資金的にはムギいるから心配ないだろうし。
373名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 23:26:00 ID:npBvAp2j
どちらにしろお話的には高校卒業で終わってその後は少し触れるだけでいいと思う
374名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 23:37:29 ID:t5DvVQ3Y
今日のあげ荒らしID:npBvAp2j
目的はこのスレを無意味にあげることによって
自分の認定した「糞スレ」をさげること

要するにこのスレは捨て身で使われてるだけ
このスレの住民ではない
375名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 23:37:37 ID:PFp/igLc
376名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 23:38:52 ID:TNXs+YcV
初期メンバー4人はみんな表紙を飾って欲しいんで4巻までは行って欲しいな。
377名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 23:42:31 ID:xkv5FBJ5
378名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 23:43:09 ID:xkv5FBJ5
本文抜けた……

つい本音がでてしまった澪が最高です
(*´Д`) ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア
379名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 23:44:02 ID:/JU+OlGk
>>373
とりあえずその後は少し触れるくらいで詳しくは描いてほしくないよな
ああいうのはヤボだ


>>376
りっちゃんと梓とさわこ先生は確かスペシャルカバーとか裏表紙で出てるからムギちゃんと和ちゃんを…
380名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 23:45:42 ID:AJewArec
>>375
良いっ!
381名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 23:53:13 ID:3hof+pI2
382名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 00:04:35 ID:6HJPMx4s
イイヨイイヨー
383名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 00:28:39 ID:7Dp2q0Em
>>375
これはいいものだ!
384名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 00:36:53 ID:hCsyY+fz
最後は武道館ライブでいいんじゃね
「日本武道館」とは言ってない(と思う)から、テキトーに市の武道館とかで
琴吹家なら武道館くらい持ってそうだな
385名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 00:46:15 ID:LGXNn/b1
今日のあげ荒らしID:7Dp2q0Em
目的はこのスレを無意味にあげることによって
自分の認定した「糞スレ」をさげること

要するにこのスレは捨て身で使われてるだけ
このスレの住民ではない
386名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 00:47:19 ID:L6jFygcs
>>381
無意識に律のこと考えちゃう澪いいね!
387名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 00:52:28 ID:N9/ePK7z
すっかり依存症ですなあ(ニヤニヤ)
388名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 01:07:52 ID:jne2hj6M
澪が自立しようとして律から少し距離をとったりしてみるといいと思うんだ
389名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 01:12:52 ID:psSqnKCn
>>388
いきなり澪に避けられ戸惑う律に
話し掛けたい衝動を無理矢理抑え込む澪か…



うむ、いい構図だ
390名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 01:15:29 ID:J473Lsqd
今日のあげ荒らしID:7Dp2q0Em
391名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 20:05:38 ID:6HJPMx4s
みおーん
392Puppy love MIO:2009/05/25(月) 21:14:10 ID:eN43hVbj
律が調子に乗っている。まぁ年中調子乗りだが、最近のは目に余る。
なんでも新歓ライブ以降、律のファンができたそうだ。どうやらドラム叩く姿に憧れたらしい。
別にファンができることは構わない、律を通じて軽音部に興味を持つ子が増えれば良いことだ。
ただムカつくのは告白されただの、ラブレター貰っただのいちいち報告することだ。
そんなこと自分で処理すればいいのに、いちいち部活で言う必要はないんだよ!
だいたいそんな上っ面だけで憧れを抱いても、律の本当の姿を見れば絶対幻滅する。
本当の津はガサツで、いい加減で、無責任で、仲間思いで、面倒見良くて、優しい・・・
なんかあいつを褒めてるようになったけど、つまり言いたいのは私が一番律を知ってるってこと。
そんな私がいるのにほかの子にうつつを抜かす律にはおしおきしないと!

そうと気まれば早速行動に移す。
まずは部室の席替え、私の席をあいつから一番遠い席にする。
そうすれば自然と律との会話も減り、寂しがるだろう。
次に休憩中は席を外し姿を消す。
そうすれば私に会いに来たあいつはいないのを知り、不安になるだろう。
そして極めつけは他の部員とマンツーマンで練習する。
二人きりで真面目に、かつ楽しく練習する私の姿を見れば焦るだろう。
そうすれば私の勝ちだ、あとはあいつから言い寄ってくるのを待つだけ。
そこで私はこう言う「なんだ律、やっぱり私がいないとダメだな!」
ふふ、完璧だな。どうだ律、私を怒らすとこうなるんだからな!
私がいないと律はダメだということを思い知るがいい!

・・・それなのに
393Puppy love MIO:2009/05/25(月) 21:15:32 ID:eN43hVbj
あいつはあわてる素振りも見せずに楽しそうにやってる。
ふん、別に強がらなくてもいいんだぞ。
素直にいつものように泣きついて来いよ!
それとも私が唯やムギ、梓、さわ子先生にとられてもいいのか?
いくら寛容な私でも、我慢の限界ってものがあるぞ。
早く私のとこに来なさいよ!やっぱ澪がいないとダメだって、言いなさいよ・・・
          ・
          ・
          ・

なんでよ、私がいなきゃ何もできないくせに!
ずっと一緒だったのに!なんで・・・
          ・
          ・
          ・

ねぇ律、私たちの仲ってそんなものだったの?
ちょっと相手にしなかっただけでもうほかの子に行っちゃうの?
私はもう律なしじゃダメな子になってるんだよ・・・
だから答えてよ律・・・

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

「おい澪!なんか最近私のこと避けてねーか?」

来た!

「別にそんなことないよ、考えすぎじゃないか?」
「そうかな。う〜ん・・・なんかお前と一緒にいないと調子狂うんだよな」
「な、なんだよそれ!?」
「いやさ、こう付き合いが長いといつも一緒にいるのが当たり前になってて、そうじゃなくなると気持ち悪いなーって」
「ふ、ふん!やっぱり私がいないとダメなんだな!」
「そうだな、私のお姫さま」

なんだよ、その余裕に満ちた顔は!それにいつからお前のお姫さまになったんだよ!
おしおきがまだ足りなかったか?・・・まぁでもあいつから言ってきたし、良しとするか。
          ・
          ・
          ・

でも・・・良かった律が帰ってきてくれて。まだ私と一緒にいてくれるんだね。
394Puppy love RITSU:2009/05/25(月) 21:16:23 ID:eN43hVbj
どうも最近澪の様子がおかしい。
突然部室の席替えするって言い出すし、休憩中に会いに行くと決まっていないし、しまいにゃ今までやってなかった一対一での練習。
その練習は私にはやろうと言ってこないし・・・
和には「あなた達ケンカでもしてるの?」って聞かれるし、でも別にケンカしてる覚えはない!
ん〜、まぁ澪にちょっかい出したりはしてたけど、それは前からだし。何か避けられるようなことしたかな?
最近私たちの間で変わったことといえば・・・あ!あれ・・・かな?

最近私の周りで変わったことといえば、告白されたり、ラブレター貰うようになったことかな〜。
まぁ確かに嬉しくて部で言ったりしてたけど。告白されてもちゃんと断ってたし、別に避けられるほどのことは・・・
いや、そういやあの時の澪はおかしかったな〜。
唯たちは私をからかう程度だったけど、澪だけは「何喜んでんだよ!」とか「その子たちが律の何を知ってんだよ!」とかツンケンしてたよな・・・
考えられるとすればそれしかない・・・

澪は昔から変わんないよな〜、私が他の子と仲良くしてるとすごく悲しそうな顔するんだよ。
勉強を他の子に教えてもらおうとしたり、体育で他の子とペア組もうとしたときとか。
まるでかまってほしいときの子犬のような目、まぁあれを見たくてやってたとこもあるな。
我ながら趣味が悪い(笑)
まぁ今回もそのパターンなら私のほうからいけば元通りになるんだろうけど・・・
そんなこと回りくどいことしなくても、「私だけを見て!」とでも言やぁ落ちちゃうんだけど。
まったく、澪さんは相変わらず恥ずかしがりやさんだなぁ〜。
とまぁ、原因と解決法も分かったし、あとは頃合を見計らって澪のとこに行きますか。
395Puppy love RITSU:2009/05/25(月) 21:18:20 ID:eN43hVbj
          ・
          ・
          ・

さて、部活の時間だ!今日の澪さんは梓と音楽談義ですか、そんな部室の隅で話さなくても。
なんか唯とムギがニヤニヤしながらこっち見てるし・・・バレてるの分かってないの澪だけかよ。
ってあれ、澪の顔・・・あの時の顔してるよ。おいおい、そんな顔して話されると梓困るでしょーが。
まったく、お姫さまの目を覚ますのはいつも王子様の役目か。
まぁ私も浮かれすぎたかな、でも人生最大のモテ期だったなー。ただ女の子からだけど(笑)

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

「おい澪!なんか最近私のこと避けてねーか?」

さて、どんな反応を示すか・・・

「別にそんなことないよ、考えすぎじゃないか?」
          ・
          ・
          ・

やれやれ、手のかかるお姫さまだ。
本当は澪が私のこと必要としてるくせに、当の本人は私には澪が必要だって思ってんだよなー。
ホント、ツンデレの相手は大変だぜ!まぁ、そこに惚れた私も私だけど(笑)




以上でございます。>>388,389からヒントを得ました。
ちなみに「Puppy love」とは、Perfumeの最強ツンデレソングであります。
ttp://www.youtube.com/watch?v=SgN701kbIOU
396名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 21:44:47 ID:HU1EvJiL
なんというかこのスレ絶対未成年いるよね?
397名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 21:49:42 ID:D1kMTEXA
あんもう乙だぜ
398名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 21:50:38 ID:wTEaw7WC
晒し上げ
399名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 21:52:03 ID:RVusxuyI
>>395
ストーリー自体は悪くないんだけど、(笑)って表現は正直ないわ
400名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 21:58:22 ID:TNeC9/Xx
>>395
かんわいいいいいいいい
GJ!!
401名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 22:00:57 ID:5Iwcg3YL
PUPPY LOVEはハスキー&メドレーの動画で知ったがいい曲だよな
Perfumeの曲の中で一番好きかもしれん
402名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 22:23:36 ID:XHj5KT69
>>395
うひょーGJ
みおさんテラかわゆすwwwりっちゃん男前ww
イイヨイイヨー
403名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 22:44:27 ID:6HJPMx4s
イイヨイイヨー
404名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 23:15:01 ID:be/w6cbU
いいぞもっとやれ
405名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 23:33:18 ID:OuO6J1FN
>>396
いるけど…なにか悪いのか、と。
406名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 23:33:37 ID:hCsyY+fz
唯:ギター、ボーカル
澪:ベース、作詞、ボーカル
律:ドラム
紬:キーボード、作曲、財布

律っちゃん一番何もしてないのにあれだけカッコイイとか
いや一応部長という肩書きだけど
407名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 23:43:29 ID:gYXSdND8
>>405
一応ピンク板だからな…
18歳以上ならいいけど、18歳未満はノノノ…だ
408名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 23:47:21 ID:HKuckd2n
ニコのやつなんだが、

http:/www.nicovideo.jp/watch/sm7105369

律澪だぜ。
あと、その動画のタグの「律澪動画」で検索すると・・?

最後に、この作者達に感謝!
409名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 23:48:12 ID:Kq/273i9
>>406
律は澪の作詞インスピレーションを刺激させる存在なので無問題。
410名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 23:52:13 ID:N9/ePK7z
>>395
ニヤニヤニヤニヤニヤニヤwwwwwwwwwwww


あんたさいっっっっっっこおううだぜ!!!!!!
411名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 00:10:48 ID:cDXeYyQC
>>406
そもそもりっちゃんが「そっかー、んじゃ私も澪と同じ部活入ろっかな」だったら軽音部は終了していたという非常に大事なことを忘れている
412名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 00:23:15 ID:+65chIOT
>>408
同じ曲で唯澪バージョンがあるけど
俺はそっちの方が好きだな
ラスト付近が良すぎる
413名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 00:26:26 ID:0ttALSmB
>>412

それはわかるな。
花火のシーンがヤバイと思った
414名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 00:29:21 ID:4An2Jslk
ニコ死ね
415名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 01:38:15 ID:BIuyPN1K
花火をバックに演奏する唯を見て
澪が眼を見開いたり頬染めたり
恋に落ちたみたいな
416名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 02:19:06 ID:0c4jjGig
>>415
俺もそれ思ったわw
あそこぐらいから澪唯いいなと思い始めた

唯の天然攻めは…たまらんなw

417名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 02:57:29 ID:cZ1lFDuz
みみずんであげ荒らしの正体暴露

けいおん! で百合萌え #2(388)
アンソロ】つぼみってどうなの?【芳文社(459)
東方Project part21(91)
咲 -saki- で百合萌え 2局(425)
418名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 03:04:45 ID:cZ1lFDuz
あげ荒らし常駐スレ(荒らし範囲を急速拡大中)

★本当はどうでもいいので捨て身で上げてるスレ
 けいおん! で百合萌え
 アンソロ】つぼみってどうなの?【芳文社
 【【TVで見た百合っぽい場面】】
 女子高生×女子小学生でレズ
 レズビアン動画うpスレッド 
 東方Project
 咲 -saki- で百合萌え
 百合姫
 【デュオで】アイドルマスターで百合

★上記スレを上げることで死守したい本命スレ
 「あ、百合」と呟いた瞬間
 ■■■ レズ・百合萌え板自治スレ  ■■■
 深夜になると百合(´Д` )ハァハァageるスレ
419名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 03:18:35 ID:Nv17vrst
>>415-416
あれ、俺がこんなところに(ry
唯のパフォーマンスにマジ惚れする澪でキュンと来た。
420名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 06:52:00 ID:oBvJxt8t
>>395
GJ!しかも私の好きなPuppy loveがタイトルじゃないか。
あの曲はかわいい。マジで。
421名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 08:18:36 ID:+Mp9+awx
律ってノンケっぽいんだよなあ
422名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 08:28:33 ID:hJT3hseC
同性からラブレターとかもらったことありそうだな律
423名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 08:32:06 ID:S1hsU//H
ノンケの方が自然体だからもてる罠
424名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 09:05:49 ID:78QoW6RR
ガチ→ノンケの一方通行大好きですが、何か?
でも、りっちゃんって確かにノンケっぽいけど、もし澪に迫られたら拒絶したりはしないと思う

新歓ライブで汗ふいたときの表情は、普通に男前だったなw
まあ、下級生にはホントにモテそう。
425名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 09:11:36 ID:IkByfWoS
>>407
18でも19でも未成年のくくりにはいるぜ。
まぁ、18未満とかも普通にいそうだよな。

と、これだけだとスレチだ

何話だつたか忘れたけど
ムギはさわ先生のことがすきなのかな?とかいう澪に
女の子同士でそれはない、って律が言いきったときの澪はちょっとかわいそうだったな。

だが、律は澪への接し方が自分では自然すぎて、
友達にではなく恋人にするようなことをしても自覚をもたなそうだ。
ある日ひょんなことで澪への気持ちに気づいて戸惑う、とかもいいんじゃないか。
426名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 09:27:51 ID:LI+Sx4OK
戸惑ったり、悩んだりして、澪を避けちゃったりしちゃうけど、最後の最後には
「私も秋山澪が好きだー!!」と某ジブリ映画のラストシーンばりに澪を抱き締めるに違いない。
427名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 11:02:01 ID:fpTuOqUV
>>425
いやそんなこと言ってないから
あのシーンで俺は律は同性愛に対してニュートラルなんだと思ったけどな
澪やさわ子先生のファンクラブがある校風であれだけ気配り力のある律ちゃんが
そこだけ無神経だっていうのも考えにくいんじゃないか?
428名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 12:01:15 ID:oBGqgR/r
今日のあげ荒らし
ID:+Mp9+awx
429名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 12:34:45 ID:BIuyPN1K
>>416>>419
ね。普通に律澪派だったけど
唯澪にも萌えられるようになった瞬間だったw

りっちゃん自体はノンケというか、女の子同士なんて
考えたこともなさそうだけど、嫌悪したりとかはなさそう。
澪にムギのこと言われた時も、驚きながらも
「さわ子先生のこと好きなのか?」ってストレートに訊いてたし。
澪に告られても、「私も好きだ!」っていきなりくっつく感じじゃなく
「澪となら嫌じゃない」って感じでだんだん関係が深まっていく感じの
SSをそのうち書きたいけど需要はあるかな。
430名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 12:42:36 ID:Nv17vrst
>>429
どんと来いです。
431名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 13:40:33 ID:c9TdFNUw
PC規制中でして携帯から投下します
律唯になってるかな?下手くそですが失礼します
432名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 13:41:29 ID:c9TdFNUw
今日は室温がやけに高い。夏は好きだが、暑いのは嫌いだ。
隣で昼寝している唯の寝顔も、普段の倍以上崩れている。

寝る前まで唯が使っていた下敷きを団扇代わりにし、唯に涼風を送る。
「うおぉ、おぉぅ」
「ふふん……それそれぇ」

しばらく唯を使って遊んでいると、入り口の向こうから足音が聞こえてきた。
「これは、むぎ」
唯が喋らないとこんな音まで部屋に入る。まったく、普段どれだけうるさいのか。
「こんにちはー」
「よっし正解!むぎ、こっちこっち!」

「あらぁ、唯ちゃんお昼寝中?可愛い」
「ん、そだな」
椅子に腰を下ろしたむぎに私はある提案を持ちかけた。
「なぁ、悪戯してやろうぜ?」
「い、悪戯!?」
てっきり賛成してくるかと思ったら、信じられない言葉を聞いたかのように狼狽するむぎ。

「そ、そんなに驚いた声出さなくても……あ」
すると先程まで白かった頬が突然赤く染まり、目が輝き始めた。
「む、むぎ?悪戯っていっても深くない、フツーのだからな?」
「うふふ」
「むぎ、フツーのだぞ?おーい、聞いてるか!?」
「えぇ……本当に、楽しみだわぁ」
(絶対分かってないだろっ)
「やっぱ悪戯、やーっめた!」
「ええっ!?……じゃ、じゃあ、私、紅茶を淹れてきます……はぁ」
「え?あ、ああ……よろしくー」
私の一言にむぎは酷く落胆したようで、紅茶を淹れに隣の部屋に行ってしまった。
唯からは寝息、窓からは運動部のかけ声とセミの鳴き声、音がたくさん聞こえる。

「深い悪戯、ねぇ」
唯を見つめる。透き通るような白い肌に細い腕――運動部に所属してなくて良かったな。
起こさないようそっと唯の手を取り、自分の手と重ね合わせる。
「唯の手、私と同じくらいだ」

「でも、なんか……可愛い」
静寂に包まれた音楽室には、私と唯の二人だけ。先程まで聞こえていた音が、全く耳に入らない。
聞こえてくるのは、速くなった心臓の鼓動音だけ。

「少しくらい、いいよな?……唯」
私は唯の手にキスをした。


その日。私が待つ足音が、入り口の向こうから聞こえることはなかった。
433名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 13:46:18 ID:c9TdFNUw
以上です
律×唯の場合、一般的に二人のハイテンションから構成されるので、今回はそういうの皆無で書いてみました
流れ的にありえない、と思われる方もたくさんいらっしゃるでしょうが……どうか見逃してやってください
失礼しました
434名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 14:12:21 ID:IHLNnOUm
落ち着き気味の律唯とはこれまた斬新なGJ!
今度は口にしちゃえよりっちゃん
435名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 14:16:59 ID:1CnVurDH
>>433
うおぉぉ!GJ!いつも騒がしい2人がこんなに穏やかになるとはww律唯もいいな
436名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 14:46:03 ID:IkByfWoS
>>427
あれ?いってなかった?
…どうやらオレの脳内で化学変化がおきてしまったようだ。
ちょっと見直してくる!!
437名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 15:16:10 ID:0c4jjGig
>>432
律唯とは…
新たなる風が吹いたな…w
SS書いて下さるだけでありがたい、ありがとう!GJ!

あとは今週か
唯と梓の絡みに期待するとしようw
438名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 16:36:27 ID:Pw1sKx4t
>>430
あれ?俺いつ、書き込んだんだ?

>>429
もちろん、どんとこいです。
439名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 16:41:09 ID:4An2Jslk
もっとくれ
440名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 17:47:29 ID:Nv17vrst
>>432
最後の一文に修羅場の予感を感じ取ったのは俺だけでいい。
441名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 18:09:58 ID:IEshtZZs
律唯GJ
もっと律唯を・・
442願い  みお:2009/05/26(火) 18:41:50 ID:MnTHHGsH
>>392-395の続きです。>>424,426からヒントを得ました。
今回はPerfumeの「願い」からイメージしました。
ttp://www.youtube.com/watch?v=AMkdUhbBfvI

________________________________________________________________

「澪、好きだ!」

「な、何だよ律!?冗談もたいがいに・・・」

「いや、本気だよ。私は澪が好きだ。何回でも言ってやる!」

「そ、そりゃあ私も律が好きだけど・・・」

「私は友達としてでなく、一人の女性として澪のことが好きなんだ。いや、愛してる!」

「え、えぇと・・・急にそんなこと・・・言われても・・・」

「急なのは分かってる、でももう抑えきれないんだよ!澪、私の気持ちに答えてくれるか?」

「                   」

________________________________________________________________

っ!!なんだ、夢か・・・って何ちゅー夢見とんだ私は!
なんかやけに律が男前だし!私の中での律ってああいうイメージなのかな?
いやいや、突っ込むべきはそこじゃない!なんで律に告白されてるかってとこよ。
もしかして私がそうなることを望んでる?
そりゃあ律のことは好きだけど、別に両思いとかそんな関係になりたいとは・・・
それにもし律が私のことただの友達としか見てなかったら・・・
それはそうとして、夢の私、なんて答えたんだろう・・・あ〜もう!どうでもいいわよ、そんなこと!
それより今何時?・・・5時か。あ〜あ、嫌な夢で起こされちゃった。二度寝しよ!
                   ・
                   ・
                   ・

結局二度寝はできず、そのまま起きちゃいました・・・
それにずっと頭の中であの夢がぐるぐるして授業に集中できないし、全部律のせいだ!
まったく、人の夢の中にまで勝手なことして!
443願い  みお:2009/05/26(火) 18:43:25 ID:MnTHHGsH
「澪、ちょっと澪!」
「わわ!な、何?」
「どうしたのよ、今日のあなたずっとボーっとしてたけど」
「へ、そ、そうかな!?」
「そうよ、珍しいわね。何か悩みあるの?」

す、するどい!さすが和、ノー天気な唯とは違うわね。
でも律に告白される夢見て悩んでるとは言えないし・・・ここは!

「いや、友達から相談されてて、どう答えたらいいかなーって考えてて」
「ふーん、そうなの。で、どんな相談なの?」

ナイス私!これでさりげなく自分の悩みを入れれば完璧!

「幼馴染の子に告白したいんだけど。もし相手が好きじゃなかった場合、これまでの関係が壊れるかもしれないからどうすればいいかって相談なの」

あれ、逆よ逆!これじゃあ私が律に告白するかどうか悩んでるみたいじゃない。

「ふーん。ねぇ、その相手っていうのは、女の子?」
「ち、違うわよ!男の子に決まってるじゃない!もー、冗談きついわよ」

え、もしかしてバレてる?まさかね、和風のジョークよね。

「まぁ、そうよね。この場合、友情をとるか恋愛をとるかね。結局は自分のやりたいようにすればいいんじゃないかしら」
「それじゃあ何の解決にも!」
「あら、私は自分の見解を言ったまでよ。」
「そ、そうだよね」

やっぱり自分から行動しなきゃ何も起こらないよね・・・

「がんばって」
「え?」
「そのお友達によ、案外相手も同じ気持ちじゃないかしら」
「そ、そうかな・・・?」
「ただの予想だけどね。私これから生徒会の用事があるから、じゃあね」
「う、うん。引き止めて悪かったね」
「いいわよ、聞いたのは私だし」

同じ気持ち・・・か、そう思えたなら気が楽だけどね・・・
ってあれ、和がいないってことはお昼一人?
こんな状態で一人でいても落ち着かない!かといって2組に行くわけにも・・・

「澪先輩どうしたんですか?」  「澪さんが1年の教室に来るなんて珍しいですね」
「え、たまには後輩とお昼もいいかなー・・・なんて」

梓、憂ちゃんゴメン!今日だけはお昼一緒にいさせて!
444願い  みお:2009/05/26(火) 18:44:56 ID:MnTHHGsH
あっというまに帰宅時間、梓と憂ちゃんにはお昼のこと黙っててと念押したし大丈夫よね。
部活では何か変に律を意識して見ることできなかった・・・
ムギには心配されるし、これから毎日こんな感じなのかな〜。
やっぱ律に告白するしか・・・イヤ!やっぱり今のままでも・・・

「それでは、失礼しまーす」

「じゃあねみんな、バイバーイ!」

「りっちゃん、澪ちゃん、また明日」

あっという間に律と二人きり。そうだったー、帰る方向同じなんだ。
ん?今日は全然律を見る余裕なかったけど、こうして並んで歩いてみると何か律も私のこと意識してる?
部活で私に全然話し振ってこなかったし、今もそう。
いつもならこの帰り道でも部活動について、曲の作成についてとか他にも話題は尽きないのに今日に限ってだんまりだ。
もしかしてこの前の仕返し?そうだとしても今は助かるけど・・・

「あ、それじゃあ」

律が口を開く。あ、もうここか。
律の家は右、私の家は左。いつもここで分かれて帰る。

「うん、それじゃあ」

今日初めての律との会話、いつもならもっと話してたいと思うけど今日は違う。
律といるだけで気持ちがモヤモヤする、いなくてもするけど・・・
でもなんでモヤモヤするのかが、もう分かった。

今日一日考えて分かったことは、私は律が好きだということ。
これまでは認めたくない、女の子同士だからおかしいとか自分の理性が邪魔したけど今は違う。
性別とか関係なく律のことが好きだ、もう自分に嘘はつかない。
律に告白しよう、もしだめでも今まで通りの私達でいられるよね。だって、律は優しいから・・・
445願い  みお:2009/05/26(火) 18:46:10 ID:MnTHHGsH
                 ・
                 ・
                 ・

「・・・ハァ、ハァ・・・ハァ」

私は走っている、ある場所を目指しただひたすらに。

「・・・ハァ、ついた・・・ハァ・・・」

ある場所とは近所の土手、ここで小さい頃、律とよく遊んだり話したりした。私達の思い出の場所。
そういえば日が暮れても遊んでよく怒られたな。
あの頃は一人の友達として好きだった、そしてかけがえのない親友だった。
それがいつしか恋心に変わった、いつからかは分からない。
もうここまでいくと後戻りできない、昔のようにはなれない。
だから私は思いを伝える、田井中律という一人の人間に。

「り−つー、すきだー!だーいすきだー!」

夕焼け空にこだまする私の声、それにびっくりする周りの人。
そう、これでいい。律に知られなくてもいいんだ、確かに私は言った、律への思いを。
臆病者だって構わない、もし断られてただ一人の親友を失うよりいい。
明日からは律への恋心は封印し、これまで通り律の親友、秋山澪として過ごすんだ。
これでいいんだ!
                 ・
                 ・
                 ・
    
                                そう・・・これで・・・
446名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 18:54:40 ID:Bb7wi1LR
支援
447名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 19:35:54 ID:4An2Jslk
wktk
448名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 19:42:00 ID:8aoopuBe
しゃらんらしゃらんら〜
449願い  りつ:2009/05/26(火) 19:46:51 ID:MnTHHGsH
今日はとんでもない夢を見た、澪に告白されるという夢だ。
しかも私が答えるところで目覚ましが鳴りやがった、いいとこだったのに・・・
しかし澪が私を好きだって?確かに私は好きだけど、澪がどう思ってるなんて考えたことなかった・・・
なんてこと考えてたら危うく遅刻しそうになり、朝ごはん食べれなかったよ。チキショー!
澪が夢で変なこと言うからだ、実際もこれくらい素直になれってんだ!
                   ・
                   ・
                   ・

「あ〜あ、やっと昼休憩だー」
「なんか今日のりっちゃん元気なかったね?」
「あぁ、今日遅刻しそうだったから朝飯食ってないんだよね」
「えっ!?そうだったの。だめだな〜りっちゃん、私なら遅刻しても朝ごはんはちゃんと食べるよ」
「それって褒めるべきなのか?」
「そうだよ、遅刻より健康のほうが大事だよ」

ったく、そんなこと誇らしげに言うなよ。
確かに朝ごはん食べなくて元気ないのもあるけど、どーもあの夢がひっかかって・・・

「でも、遅刻せずに朝ごはん食べるのが一番よね」

とここでムギがするどく突っ込む、ムギんとこはメイドさんが起こしにきたり準備手伝ってくれるんだろーなー。
まぁそんなことどうでもいいや、早く教室帰って昼飯食いてー!

「あ、和ちゃん」
「あら、2組は移動だったの?」
「うん、科学ー。もうちんぷんかんぷんだよー、和ちゃん教えて〜」
「もう、ちょっとは自分で考えなさい」
「え〜ん、いじわるぅ〜」

おいおい、いちゃつくなら時と場所を考えろよ。こっちは早く昼飯食べたいの。

「唯、先行くぞ〜」
「そういえば、澪が悩んでたわね」

何!?

450願い  りつ:2009/05/26(火) 19:48:17 ID:MnTHHGsH
「へー、そ「澪の悩みってどんなの?」
「もーりっちゃん、私にかぶってるよ!」  「うるさい!」
「りっちゃんがうるさいって・・・」   「よしよし」

唯とムギは無視だ!で、澪の悩みって何だ?

「友達から幼馴染に告白するべきかどうか相談されて、どう答えていいかっていう悩みよ」
「へぇー・・・」
「で、和ちゃんはどう答えたの?」

っておい唯、もう立ち直ったのかよ!

「私は本人のやりたいようにやればって言ったけど」

まぁそうだよな、私でもそう言うよ。

「私は生徒会の用事があるから、それじゃあね」

「あぁ、悪かったね引き止めて」
「うん、お仕事頑張って!」
「はい、それでは」

「そっかー、澪ちゃん悩んでんのかー・・・あ、そうだ!」

何だ、何か嫌な予感が・・・

「私達も一緒に考えてあげようよ!3人寄ればモンブランって言うし!」
「それを言うなら文殊の知恵よ、唯ちゃん」
「あれ、そうだっけ?とにかく、一人で悩むより4人で悩んだほうがいいよ!」

やっぱりね・・・でも澪にそんな友達いたっけ?新しくできたのかな・・・
でも私と澪に似ているよな、その状況。まぁ考えすぎか。

その後3人で1組の教室に行ったが澪の姿はなかった、澪と顔を合わせずに済んで安心した私がいた。
部活で相談に乗ろうって話になったが、部活中唯はそんなこと忘れて梓にベッタリだし・・・
澪はなんだか私を避けてるようで話しかけ難いし、そんな私達をみてムギは心配するし、結局話できなかった・・・
帰り道では私と澪は端同士、会話どころか一回も顔も見れなかった。なんだ、またこの前の続きか?
二人だけになっても会話はなし、あっという間にいつもの分かれ道。

「あ、それじゃあ」     「うん、それじゃあ」

今日初めてで唯一の会話・・・
451願い  りつ:2009/05/26(火) 19:49:13 ID:MnTHHGsH
澪と別れ一人家へ向かう

「あ、そうだ・・・」

澪の数学の教科書借りたままだった。昨日返すようにメールが着たのに忘れてた。
思い出したら返さなきゃな、まだそんなに離れてないだろうし。
そして振り向いた私の目に映ったのは・・・夕日に向かって走る澪だった。

「あいつ、何してんだ!?」

家とは違う方向に走る澪、見失わないように追いかける私。
あいつ・・・あんなに足速かったのかしかもベース背負って。

「ハァ・・・あれ、ハァ・・・この道」

見覚えのある道、小さい頃は毎日のように通った道、私と澪の思い出の場所へとつながる道・・・

「ハァ・・・ハァ・・・いた・・・」

土手の上に立つ澪がいた、声をかけようにも息が整わないと・・・よし!

「おーい、み「り−つー、すきだー!だーいすきだー!」

・・・ってあれ、これって・・・もしかして告白?しかも私に向けて!?
というか、私がいないのに告白してどうするのよ!・・・しかし告白されたなら答えないと。

「わたしもすきだー!みおがだーいすきだー!」

あーあ、言っちゃった・・・まぁ、本当だからしょうがない。おっ、澪がこっち向いたぞ。
452願い  りつ:2009/05/26(火) 19:50:47 ID:MnTHHGsH
「り、律!何でここにいるんだよ!?」
「いや〜、借りた教科書返そうと思って」
「あっ!そういえば、返してもらうの忘れてったってそうじゃなーい!」

おぉ、澪のノリ突っ込み。レアなもの見たぞ!

「おぉ、愛の告白だろ。しっかり受け止めたぞ!」
「えっ、え、何?え、えー!」

なんか混乱してるし、告白したのはお前だろ。

「だって、わだじ、もうあぎらべるっで・・・」

おいおい、今度は泣き出したぞ、忙しいやつだな。しょーがない(ギュッ)
久しぶりだなーこの感触、やっぱ澪はやわらかいなー。

「ぶぇ!び、びず!」
「まったく、夢の通りになるなんてな」
「ぶぁ、あっ・・・えっ!夢!?」
「あぁ、お前が私に告白する夢」
「なら、私だって律に告白される夢見た!」

おいおい、マジかよ。お互い告白される夢見たのかよ、どーりでぎこちないわけだ。

「でさ、澪」
「な、何よ?」

私の腕の中で澪が下を向いてる、私にお前の顔みせてくれよ。

「私達両思いってことでいいのかな」
「そ、そうなるな」

澪の耳真っ赤、きっと顔もこれくらい赤いんだろうな。どうにかして見れぬものか・・・
ま、いいか。これから何回でも見れるだろーし、今はのこの余韻を楽しみますか。




以上でございます、時間開けてこちらを投下しました。
さっきのだけで終わると思った方、申し訳ありませんでした。
けいおん!にはバッドエンドは似合わない!
453名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 20:02:28 ID:4An2Jslk
え、ええ話や…
454名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 20:04:33 ID:y2mvBhaU
>>452
感動した…

ところでこのスレ的にヤンデレssはありなの?
455名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 20:06:34 ID:xqJIV0NZ
晒し上げ
456名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 20:07:02 ID:NF6+I1wG
>>452
続くって信じてた!GJ良い話や〜

>>454
ダメってことはないと思うよ
ただ投下する前にそういう断りが欲しいかも
457名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 20:16:07 ID:8aoopuBe
>>452
GJです
いいものをみせてもらいました〜
458名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 22:26:50 ID:Pw1sKx4t
>>452
GJ!
やっぱ、ハッピーエンドだよな
459名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 22:52:18 ID:fpTuOqUV
>452
18禁の板なんだし注意書きすればいいでしょう
やっぱり多様な話があったほうが活性化するしな
460名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 22:55:48 ID:4An2Jslk
もっと、もっとだもっとくれ
461名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/26(火) 23:26:06 ID:As48vpjx
それにしても最近よく伸びるな。いいことだ。
現在この板では勢いトップみたいだね
462名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 00:12:26 ID:Yyt19/iE
かなり遅くなったが、>>137-141の続きを投下。
しかもまだ続くっていう・・・orz


足りないところは各自脳内補完でお願いします。
463ぐらふぃてぃ!:2009/05/27(水) 00:13:58 ID:Yyt19/iE


「あーくそー。・・・あー。」
せめて日本語喋れ、あたし。

家に着いてからも、考えることはただ一つ。
家にいる筈なのに、あたしは自分がどこにいるかわからない。

『所謂、思春期特有の・・・』
こんなフレーズが頭の中をぐるぐる。
そう、これはそういうものなんだと自分に言い聞かせる。

でも・・・もし本当にそうだったら・・・なんだか自分が許せない。
こんなに苦しいのに。
・・・こんなにも終わりの見えない気持ちが『思春期特有の』一時的なものなのか?
それすらも時間が経てば過去のものになるのか?
大人になったら笑い話にできる日が来るのか?

そんなの、イヤだ。
ずっと好きでいるのは辛いけど、でも、ずっと好きでいたい。
この気持ちを打ち明ける日は恐らく来ないだろうけど、それでも構わない。
今のあたしの想いを茶化せる日が来るなんて、到底思えないし、そんなことしたくない。

いや、でもその考え方自体が思春期特有の・・・

こんな感じでぐるぐるぐるぐる。
そろそろ、あたしの頭の中でバターが出来るんじゃないかな。

どちらにせよ、今のあたしは澪のことしか考えられない。
簡単に言うと、ただそれだけだ。

昔から。
本当にいつからかわからないけど、あたしは澪にずっと片想いをしている。
もちろん、ハッピーエンドなんて望んじゃいない。
いや、言い方を間違えたか。
ハッピーエンドを夢見るほど、あたしは馬鹿じゃない。
464名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 00:14:30 ID:Yyt19/iE

ずっと連れ添ってきた気持ちだから、扱い方は知っているつもりだった。
それなのに、今朝の夢であたしの気持ちはいとも簡単に暴走を始めた。

友達でいるという結論は出ている筈なのに。
自分の澪への気持ちを認めた上で一緒にいたつもりなのに。

あたしの中のもう一人のあたしが『友達?クソ食らえだ、そんなもん』と悪態をついている。
『一緒にいるだけで苦しい。好きだって気持ちがなくなればいいのに』と弱音をはいている。

おかしいな。友達としてずっと一緒にいるって、決めたのは自分なのに。
結局あたしは・・・昨日までのあたしの気持ちの処理の仕方に納得なんてしていなかったんだ。
今になってようやく、好きでいる気持ちを抑えることも、その想いを伝えことも出来ないのが本当のあたしだと知る。
臆病でちっぽけで、情けないヤツだなぁ、田井中律は。

夕飯、入浴、宿題。
どんな風にその時間を過ごしたのか、全く覚えていない。
もう駄目だ、寝よう。寝ても何も解決しないのはわかっている。
だけど、これ以上考えてもどうしようもない。
布団に入る前になんとなくノートの中身を確認する。

「あ・・・宿題はやってなかったか、たはは。」
やってないんだから覚えてるワケ無いよな・・・。
・・・ホントに、大丈夫か?あたし。

もうこの際、やってない宿題は放置。
順番的に明日は当たらないだろうしな。
あたしは全てを放棄して布団に入った。



465名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 00:15:16 ID:Yyt19/iE

「そうそう。今ね、新しい曲を考えてるの。」
昼休み、一緒に食事をしていたムギの一言だ。
もちろんあたしは食いつく。

「マジで!?楽しみだなー、もう完成したの?」
「うーん、あとはCメロが出来れば形になるから、近いうちに。」
「よっしゃ!どんな曲?ドラムのイメージは?」
「ドドタン!って感じかしら。」
「じゃあドシャーン!もあり!?」
「うん!ありあり!うふふ、私もみんなにお披露目するのが楽しみだわ。」

一気に会話が弾む。
こういうときにあたしは『みんな音楽好きだなー』と改めて実感するのだ。
それに、こうやって話しているだけで暗い気持ちが少しずつ前向きになっていくみたいだ。
うん、やっぱこうじゃなくちゃな。

あたし達のバンドはムギが作曲担当。
これがまた毎回いい曲を作ってくれるんだよな。
流石のムギも他のパートのことまではわからないから、こうやって事前に簡単な打ち合わせをするのがうちらのルール。
後は流れを確認しながら、何度も合わせて曲を作っていく。
この過程があたしは大好きだ。もちろん、ライブはもっと好きだけどなっ。

「あー早く聴きたいなー、ムギの新曲。」
急かすことがよくないって、それくらいわかってる。
プレッシャーをかけられた状態じゃ出来るものも出来なくなるだろうし。
それでも今のあたしはそれに縋りたかった。

あたしがどんな状態だろうと、きっと音楽だけはあたしの中に入ってきてくれるだろうから。
このもやもやしたマイナスのベクトルも、そのままドラムに向けることが出来ると思うんだ。

466名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 00:15:50 ID:Yyt19/iE


「うん、頑張ってみるね。・・・それで、りっちゃんの元気が少しでも出てくれると嬉しい。」
あたしは耳を疑った。
頭の中を見透かされてるみたいで、正直ちょっと驚いたけど。
すぐにそれとなく誤魔化した。

「え?なんで?・・・あぁー。昨日はちょっと具合が悪くてさ。ほら、もう元気だから!」
両手をあげてジェスチャー付きでアピールするが、ムギの表情は変わらない。

「無理、しなくていいよ?私達・・・メンバーじゃない。」
『友達』じゃなくて『メンバー』と言ったムギの真意はわからないけど。
少なくともあたしには『ただの友達じゃないんだよ?』と言っているように聞こえた。

頼って、いいのかな・・・?
ムギに、もちろん唯にも。
一人じゃ立っていられなくなったとき、寄りかかっていいのかな。
ホント、あたしは幸せ者だな、うん。

ムギ。ありがとう。


でも。


「・・・おう!いざって時はよろしくな!」
これはあたし自身の問題だ。

それに、あたしはまだ立っていられる。
もし本当に駄目になっちゃったら、そのときはよろしくな。

「ん、予鈴だ。次の授業、なんだっけ?」
「あら、なんだったかしら。」
タイミングよく鳴った予鈴を使ってあたしはその話を終わらせた。

つもりだった。
467ぐらふぃてぃ!:2009/05/27(水) 00:16:31 ID:Yyt19/iE


「りっちゃん、・・・いざって時は、私達のことはいいからね。」
「・・・へ?」
「りっちゃんのことだから、私や唯ちゃんのことも考えてると思うけど。
私達は大丈夫、だから・・・自分のことだけ考えていいんだよ?」
「ムギ・・・。」
「さ、次は古典ね。宿題はやってきた?」
「あ!!やってない!いやいや、でも多分当たらないから大丈夫!」
「りっちゃん・・・次、当たるよ?」
「何ぃ!?なんで!?」
「だって、昨日の授業で先生のこと無視してたじゃない。先生カンカンよ?」
「う・・・わ・・・。」

ムギは言いたいことだけ言ってすぐに話を戻す。
お礼を言わせる隙を与えない、か・・・憎いヤツだな。
そんで、すげぇいいヤツだ。

きっと、いつも怪しげなフィルター越しにあたし達を見てきたムギには察しがついているのだろう。
でも今のあたしはそれで焦ったりしない。
事情を察してくれている仲間がいるんだ、頼もしい限りじゃないか。

またチャイムが鳴る。授業開始、か。
あたしはんーっと伸びをして、午後の『我慢大会』に備えた。
468名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 00:19:48 ID:Yyt19/iE
ここまで。

続きが出来たらまた投下させて下さい。

それじゃ。
469名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 00:24:22 ID:402gjlaC
>>468
GJ!GJ!
ほんとにここはパラダイスじゃ
続き楽しみにしてます
470名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 00:33:24 ID:eJWEn24Z
ありがたやありがたや
471名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 00:35:53 ID:QF4ZCFW9
>>468
GJ!GJ!
待ってたかいがあった……!
続きが気になるぜ。
また待ってます。
472名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 01:12:52 ID:/i7KnIla
otu!
473名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 01:17:31 ID:AcX1J+zN
otuintuin!!
474名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 01:33:05 ID:NqN7CWzp
>>432の続編を投下します
続きといっても……今回は唯×律です
それでは失礼します
475名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 01:33:49 ID:J5A/KdYa
ヤキモチ焼きの律って設定は需要ある?
やっぱり澪だろうか…
476名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 01:35:20 ID:NqN7CWzp
律っちゃんが隣にいる。澪ちゃんとムギちゃんは見当たらない。
「律っちゃん律っちゃん」
「どーした?」
「他の二人はどこぉ?」
「……」
私が問いかけても、律っちゃんは答えてくれない。

すると突然、律っちゃんが私の手を掴んできた。
少し驚いたけど、左手を強く握り締めてくる律っちゃんの手はひんやりと冷たくて、それでいて……ふふ、なんだか逞い。
「唯」
「なぁに?律っちゃん」


―――・――・―――――・―――・―



「ふぁあ、って……ありぇ?」
ここは雰囲気的に、いいや!ぜったいに音楽室だよ。
「あ、起きたぁ?」
私は机に突っ伏した状態で、声のする方に顔をあげた。
そこには微笑んで私を見ているムギちゃんの姿。
「ムギちゃん、もしかしてまた私……寝てた?」
「ええ、可愛らしい寝顔で」
「あはぁ、澪ちゃんに見つかったら怒られちゃうよー……ん?」
頭を掻くため左腕を上げようとすると、左手を何かに握られてることに気付いた。
「うわぁ!?り、律っちゃん!?」
手を握っていたのは律っちゃんだった。それに、すやすやと寝息を立てて寝ている。
あれ?こんなこと前にもあった気がする。

ああ!そうだ、さっきのは夢だったんだ!それで、律っちゃんに現実で握られてるから……ほーほぅ。
「うふふ、さっきからずーっと握り締めてたのよ?」
「ずーっと?てへへっ……なんだか恥ずかしいなー」
「おかげ様で良いものが見れましたぁ」
何故だかムギちゃんがうっとりし始めた。理由はよく分からないけど、何か良いことがあったのかな?
それより私は、どうして律っちゃんが自分の手を握って寝ているのかが気になる。
「よーし、問い詰めちゃう……」
いいや、やっぱり起こすのは止めよう。昼寝してる人を起こすのは、澪ちゃんの役目だし!

あ、今気付いた。今日はなんだかすごく暑いなぁ。
だから、もう少しだけ……。



律っちゃんの冷たい手で、私の熱を吸い取ってもらおっ。
477名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 01:38:00 ID:NqN7CWzp
以上です
>>432に感想書いてくださった方々、遅れましたが本当に嬉しかったです。ありがとうございました

>>476は昼間投稿した律×唯の数分後の、今度は唯×律です
あれから律は唯の手を握り締めたまま……同じく寝ちゃった、的な
後、本当に分かりにくいと思いますが、少しだけ唯をツンデレにして書いてみました
失礼しました
478名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 01:40:29 ID:AcX1J+zN
>>475
どうせ書くくせに早く下手糞オナニー小説かけよ
この豚ばばあが
479名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 03:40:50 ID:YGlmBQYP
480名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 03:47:56 ID:2HG5Lu1Q
嗅ぐのはともかく何故リボンにするw
そして一枚目可愛すぎる
481名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 09:31:53 ID:X/sxdCnz
>>479
一枚目の破壊力すげえ・・ムギいいいいいいいいいい
482名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 10:25:41 ID:J5A/KdYa
これが律澪だったらやばかったなwww
483名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 11:14:02 ID:qKaQvzjQ
りつみおいいよりつみおいいよ
484名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 14:36:36 ID:KecaaJAC
この憂を見ても、変態とか思う前にまず「やっぱり憂は頼もしい!」
とか思ってしまった自分は多分毒されてる
485名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 15:10:30 ID:BOzd1DYl
平沢姉妹は仲良すぎw
いいぞもっとやれ
486名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 16:38:14 ID:KhYNVz4R
けいおんのOP変わるって本当ですか
487名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 18:15:48 ID:hZuX4Moh
「あのさー」
「ん、なんだ?」
「澪ってさー」
「だからなんだよ」
「…可愛いよな」
「なっ!?」

なんとなく言ってみたりっちゃんの発言に本気で焦る澪
488名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 18:24:37 ID:7X5WTaVS
>>479
二枚目のちょっと変態なくらいがタマランな
489名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 18:25:57 ID:402gjlaC
>>486
・新OP:『Scramble Dash!』
・新ED:『ぼんぼん!ぼん!?』
放課後ティータイム [平沢唯・秋山澪・田井中律・琴吹紬・中野梓
 (CV: 豊崎愛生、日笠陽子、佐藤聡美、寿美菜子、竹達彩奈)]

これかな
詳しい情報でなかったから本当かどうか知らんけど
490マカロニ  ういゆい:2009/05/27(水) 18:31:32 ID:mCsQgjmE
Prrrr・・・Prrrr・・・ガチャ
「はいもしもし、平沢です」
『あ、うい〜、これから帰るね〜』
「うん、気をつけて帰ってきてね」
『分かってるってー。ところで今日の晩御飯なーに?』
「お姉ちゃんの好きなマカロニグラタンだよ」
『やったー!早く帰るね!』
「これから作るから、そんなに急がなくてもいいよ」
『わかったわかった、楽しみだな〜』ピッ

「ふふ、お姉ちゃん嬉しそうだったな。おいしく作らなくちゃね!」
お母さんがいないときの晩御飯担当は私。
前はお母さんが作り置きしてくれてたけど、一回私がやって以降は私が作るってことになりました。
まぁ私がお母さんにやらせて欲しいって頼んだんだけど・・・
なぜそうなったかというと、ある楽しみを見つけたからです。
それはお姉ちゃんの笑顔を独り占めできるということです。
私が作った料理を嬉しそうに食べるお姉ちゃん。そしてその空間には二人だけ、その時は今の私にとって人生最良の時です。


私はお姉ちゃんのことが大好きです。
多分、いや絶対私よりお姉ちゃんのこと好きな人はいない!と言い切れる自信はあります!
ただ・・・私達には姉妹という絶対超えることのできない壁があります。
だからいくら好きでも、お姉ちゃんと結ばれることはできません。
でも今はそれで良かったと思えます。
だって、いくらお姉ちゃんに友達や、お姉ちゃんのことが好きな人ができても、妹という存在は私一人だけだから・・・
ずっと妹としてお姉ちゃんのそばにいれる、それだけで私は満足です!

・・・でもいつかはお姉ちゃんは誰かと一緒になり、この家を出て行く。そうなれば今のよう一緒にいられなくなる。
分かってます、永遠はないんだってことくらいは・・・
だけど今はお姉ちゃんがいる。その幸せをかみ締めながら、今はそんな先のことは忘れて一日一日、一瞬一秒を大切に過ごしています。
その時が来るまではお姉ちゃんのそばにいさせてね!それだけが私のワガママ。

さて、あとはオーブンで焼くだけ、お姉ちゃんもそろそろ帰ってくるかな。

ガチャッ
「ただいま〜!うい〜、おなかすいたよ〜」
「おかえりー!もうちょっとだから、着替えて待っててね」
「はーい!楽しみ楽しみ〜」

これから始まる私達だけの時間、私にだけ見せるお姉ちゃんの笑顔。
私たちにはこれくらいでちょうどいい。これ以上を望むとばちが当たる、だって私たちは姉妹なんだから!
491マカロニ  のどゆい:2009/05/27(水) 18:34:00 ID:mCsQgjmE
「お〜い、和ちゃーん!」
「あら唯、今日は澪たちと一緒じゃないの?」
「うん!澪ちゃんたちはCDショップに行くみたいなんだけど、私今お金ないし。それに・・・」
「それに?」
「和ちゃんと一緒に帰れるかもって思ったから、今日は一人なの!」

うっ、来た!この子って、甘えるポイント抑えてるのよね。
この何気ない一言でどれだけドキドキされたか。
それも自然にこれができるんだから、ホント天然ってあなどれないわ。

「そ、そうなの。でも久しぶりね、唯と二人きりで帰るのって」
「そうだねー。2年になってクラスも違うし、前みたいに話す機会も減ったしねー」
「でもそれだけお互い大きくなったっていえるわね」
「そうだね!私は部活やってるし、成長したよね!」

誇らしげに言うけど、それって成長したって言えるのかしら?
でも確かに唯は変わった。部活を通じ新たな仲間ができ、以前のように私を頼ってくることも減った。
それは唯の成長を感じることができ、嬉しくもありまた寂しくもある・・・

「うぉぉ・・・」
「どうしたの?」
「いや〜、最近暑くなったなーって思ったけど、まだ涼しいときもあるなーって。むしろ今寒いかも・・・」
「そうね、特に夕方からは一気に涼しくなるから。まだ半そでは早かったんじゃない?」
「だってー、昼間は暑いし・・・あ、そうだ!」
「まったく、あなたって本当に・・・きゃっ!」

腕が急に重くなった、その原因は唯が私の腕にしがみついてるからだった。

「ちょと唯、これは何?」
「う〜、和ちゃんあったかーい」
「もう、私は湯たんぽじゃないのよ」

腕から唯を引き離そうとしたけど、できなかった・・・だってあの幸せそうな顔見ると悪い気がして・・・
はぁー、唯に甘いのは昔っからかわらないわね。

「やっぱ和ちゃんがいないと私はダメだぁ〜」
「まったく、都合のいいことを・・・」

でもそう言って貰え、嬉しい自分がいた。
唯は私を必要とし、私も唯を必要とする。昔から変わらない関係、そしてこらからも。
近づき過ぎず、離れ過ぎず、これが私たちの長く友だちでいられる秘訣なのかもしれない。
これからもよろしくね、唯
492マカロニ  ゆい:2009/05/27(水) 18:35:20 ID:mCsQgjmE
今日は二ついいことがあったよ!
一つ目は久しぶりに和ちゃんと一緒に帰ったこと!
二つ目は憂が私の大好きなマカロニグラタンを作ってくれたこと!
こんなにいいことが一日で二回もあるなんて・・・私の日頃の行いがいいからだね!

軽音部のみんなと一緒にいるのも楽しいけど、和ちゃんと憂と過ごす時間は特別なんだよね。
二人と一緒にいると、すっごく安心できるんだよね!なんでかはよく分からないけど・・・
やっぱ一緒にいた時間が長いからかな〜?

ところで、なんでマカロニグラタン好きか知ってる?ホントは私、熱い食べ物苦手だけど、これだけは特別なんだ!
マカロニグラタンのマカロニが私、マカロニを包むホワイトソースが憂、そして上から覆うチーズが和ちゃん!
こんな風に考えて、私たちに似てるなーって思ってから好きなんだ!
ホント私ってずっと二人に支えられてばっか。そう、昔から・・・

和ちゃんには勉強教えてもらったり、他にも色々手助けしてくれた。
憂にはお母さんの代わりにご飯作ってもらったり、身の回りのことやってくれた。
それなのに私は二人に何もできてない、ただ一緒にいるだけ・・・
ホント、二人には何回ありがとうを言っても足りないよ。ありがとう以上の感謝を伝える言葉があればいいのに・・・

だけど一緒にいるしかできないからこそ、私は二人のそばにいたい。
いつまでかは分からないけど、続けていきたい。
それが私のできること、だから二人とも覚悟しててよね!

それにしても今日はいい日だったなぁ〜、明日はもっといい日になればいいな♪




以上です。百合分が低くてすいません。今回はPerfumeの「マカロニ」がテーマです。
ttp://www.youtube.com/watch?v=layv9yquu-8&feature=related
いや〜しかし、女の子同士ってホントいいですよね!
493名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 18:47:42 ID:eJWEn24Z
Perfume嫌い
494名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 19:52:59 ID:zCOZc7Yl
SSみんなイイヨイイヨーGJ!


某塚本姉妹を思い出したのは拙者だけですな

>>487
萌え萌えキュン
495名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 21:32:30 ID:h1FYmBJ7
いかんわ、今までアホの子に関するキャラ萌えもカプ萌えも無かったが、
ここに来るようになってそれが変わった。
唯かわいいよ唯、和や憂達とからんでる時は尚更に。

そして律澪婦妻はもう結婚いつだよってな作品ばかりだから困る。


よーするにみんな愛してる!



と、僣越ながら沢庵様やさわちゃん先生が言いそうな台詞をほざかせてもらうw
496名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 21:43:02 ID:F9/7iyhf
ムギさま×先生ってあんま無いよな。
某百合姫漫画の影響で生徒×先生が好きな自分としては、
もっと普及して欲しいCPなんだが。
497名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 21:51:27 ID:0qxXvyAc
晒し上げ
498名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 21:52:14 ID:bXg7MVFj
>>492
GJ!唯がいつになくまともな子になってて面白かた!
しかし腹減ってきたなあ……www
499名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 22:08:09 ID:9HU5h4bH
>>496
まあ先生はムギちゃんと違って作中描写で完全にノンケだし彼氏彼氏言ってるし
女性だったらそんなの関係ないぜでカップリングできちゃうだろうけど
けいおんの百合好きはほぼ男だろうからそうもいかんのでしょう
500名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 22:15:15 ID:hUpKiOfM
唯はもう王国築けば良いと思うよ
501名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 22:43:39 ID:KhYNVz4R
ゆとりくせぇスレ
502名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 23:14:01 ID:wPw4g9b2
>>500
ゆい総受けですね、わかります

何も分からない唯にひそかに思いを寄せる澪、
それをからかいつつも唯の何気ない言動にどきどきしてるのを隠すのに大変な律
見ているだけが幸せだからとにこにことしているが、内心ではふざけ合う律や、かわいいって言われる澪がうらやましい。
妹は急激に仲良くなっていく部活仲間に嫉妬めらめら


とかどうかね。
503名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 23:20:11 ID:We8fHRxO
>>502
さぁ早くSSを(ry
序に後輩の事も忘れずに。
504名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 23:21:39 ID:JN3iGX++
唯の総攻めも好きです
505名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 23:38:39 ID:5XoX/LNb
律×澪っていいね
506名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 23:46:20 ID:eJWEn24Z
SSくれ
507名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 23:50:53 ID:3is3Fi9C
はやく梓でねーかな

こっちまだ文化祭までしか放送されてねえ
妹が入学してくるのにもwktk
508名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 23:51:52 ID:oOJRvayJ
唯は天然で総攻めです

なぜ作者は梓澪押しなんだ
509名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 00:05:14 ID:3Xna/3mo
どうでもいいからSSよこせ
510名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 00:38:49 ID:q35U1s2t
むしろ作者は唯梓押してる気も
文化祭とか新歓(3年時)とかでどんどん傾いてるというか
ただアニメだとそこまで進まないよねどう考えても…修学旅行の話とかも見たかった
511名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 00:40:16 ID:dP436wPr
>>508
あずにゃんが唯の事を気にしてツンデレプレイする話あったじゃないか
唯×梓→澪は良い
512名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 00:45:01 ID:VPJ8TnYI
>>510
あずさは澪に対して先輩としての敬意はあるけどいわゆる百合っぽさは控えめだよな
むしろ積極的にスキンシップ求めてくる唯にたいしてはもはや一種のツンデレっ子状態で・・・
どうみても百合です本と(ry
513名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 01:08:02 ID:c04Zfwe1
514名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 01:10:01 ID:TeasM+ct
唯って結構女の子好きだけどあずにゃんはどストライクだったのかな?
相当お気に入りだよね
515名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 01:16:14 ID:0xOcyGh8
この板でこのスレ異様に浮いてます
516名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 01:33:59 ID:tKxp9Vtc
ここ2、3日中学生みたいなんばっかだしね
517名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 01:45:26 ID:x7Rqa8Ig
このスレどんだけ上げられてるんだよ
518名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 01:47:18 ID:c04Zfwe1
このスレ痛い
519名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 02:28:26 ID:BsJ7+pP2
                  ___ ..
          /    ,.. . イ⌒: :___: `ヽ、:...
           {乂 __ ノ /: :/<´丁: : フ: ミ:.i⌒ヽー 、.
      . --.廴 : : : : | :/:>一'^ー' 一<:{: :} : :rヘ{:   /
    /⌒ヽ: : / : : : :|:厂             ヽ:| : :丶廴 _ノ{__
       〈: :/: ′ : : :{′ __       __   }! : : {: ヽ : : : {:
        .:}:/:/: :′ : :|/´ ̄      ̄`\|: : : : : : : :_:ノ:.
       .:ノ:{/: /: : : : :|    `    ´     ; : : : i: ミ:.)::..
      ..:_フ: : :/′: : : :}    - 、   rー     ': : : :ヽ : \:..
    乂 __, : / : : : : : / ァ=='^      '`==ャ. ∧: : : :\r‐ミヽ
       :/ : / : / : : :从  ..::::::.   ,   .:::::::... ,.ハ : \: :ヽ:.:}′仕事もあるし無理しないで寝ようよ
      /. イ: :/ : : :人 ヘ            ムィ∧ : : ヽ. :}:. まったり百合、そしてみんなおやすみ……
     ノ′.:|.:イ : : :/イ:丁ヽ.    n       /:.:. : :ハ: : 八ソ:
        ハ : /:.八 {ヽ:}:> .      . イノヽ:. :トー}:/:..
          ヽ{:.   ヽ: ノ: 人}`  ー  ´{人{:.. :}ノ:  ′
                / ´....:ノ      V::...:.....
             _rァ‐ ´ ヽ     `  ..:..
         , -‐ ´ |{ ー- ―- 、 , ― - ≧ー<う}、::..
        /     }|                  ノノ ヽ:...
      /      /,′                  //   ::..
      /   、   八    ___          //    i::..
     ノ     ヽ /ヘ ミ<    >ー―z.=‐ 彡{ /    {:::..
   :/       }'′    ̄`ミ<___r≦z     V      ヽ::..
..:/       /::{          ー ´ノ´        'ヘ.      ヽ::..
'        ..:.. |           ィ        }:∧      ヽ::...
       /::.  '.           ̄  ′       ,′ :ヽ.     ヽ::..
520名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 04:12:59 ID:CR6LK47Y
むぎ唯こそ至高
521名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 05:26:27 ID:If2tWoSR
基本: 唯×梓、律×澪、憂×唯
変則: 澪×唯、唯×澪、紬×律
新天地: 唯の天然総攻め、澪の総襲い受け
魔境: 澪の襲われ総受け、唯の鬼畜総攻め

追加、訂正よろ
522名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 05:39:09 ID:CR6LK47Y
組み合わせは人それぞれだからあんまり固定し過ぎると楽しめなくなるじぇ
523名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 06:10:56 ID:ZS5HK+PU
通はむぎむぎ
524名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 06:30:48 ID:x0d+reXq
律×さわ子

さわちゃんは澪がお気に入りだけど
一番絡みがあるのは何気にりっちゃん

無理か…
525名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 06:35:17 ID:1Ys2Pg2M
さわ子先生はストシェの冴木さんみたいに、ノンケのツッコミ役ポジがいいな
作中では一緒にボケてるけど…
526名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 07:48:52 ID:on7T6udq
唯×和が入ってないとかマジキチ
幼馴染みはいつの時代だって鉄板だぜ?
527名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 08:10:30 ID:VPJ8TnYI
のどかが男だったら間違いなくそのまま結婚コースだったな
528名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 09:29:35 ID:zRlNSVcd
女だって結婚しちゃえばいいと思うよ
529名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 09:34:44 ID:c04Zfwe1
男は要らない必要ない死ね
530名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 09:54:21 ID:VPJ8TnYI
しかし日本では法的な問題はあってな
531名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 10:03:40 ID:eYh66vKA
>>514
梓は最初は新歓ライブの唯に惚れて軽音部に入ったみたいだし
自分を尊敬してくれた(初めての)人だったから嬉しかったんじゃないの

と俺は解釈している
532名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 11:08:34 ID:/MJqf6JO
唯を尊敬してる最初の人は憂じゃね?
533名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 11:18:10 ID:gBXujY0i
そもそも唯は尊敬されてるのが嬉しいとか考える娘じゃないと思う
多分「あずにゃん可愛いよあずにゃん」くらいしか考えてないんじゃないか

あとはサイズ的なものかな…
534名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 12:10:21 ID:YSx0BDG7
原作未読だから梓にデレる唯が早く見たい
535名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 13:25:26 ID:lqYSoyMV
>>526
(・∀・)人(・∀・)ナカーマ
536名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 14:42:57 ID:riOedtJ7
>>528
黙れブサイクあげババアID:zRlNSVcd
おまえみたいなブサイクは一生結婚できねんだよ
537名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 20:31:24 ID:ATgP0BLm
澪「いたっ!」
唯「澪ちゃんどーしたの?」
澪「ひっ!ゆ、指切った・・・血、血が!」
紬「まぁ大変!えーっと救急箱は・・・」
澪「あわわわ・・・」
律「あーあー、しゃーねーな」パクッ(澪の指くわえる)
澪「えっ・・・ちょっ、律!!」
紬「!?!??!」

律「これくらいつばつけときゃ治るだろ」
唯「おー、りっちゃん男前ー!」
律「へへーん、そーだろ!」
紬「(りっちゃんが澪ちゃんの指を!ごちそうさまでした)」ハァハァ

律「それにしても澪、お前何年ベースやってんだよ。これくらいは慣れろよなー」
澪「こ、怖いものは怖いんだよ!・・・でもありがとう、律」
律「え、何て?よく聞こえなかったなー」
澪「う、うるさい!(ボカッ)さぁ練習、練習!」
律「ちぇー、殴ることとねーだろー・・・ふふ、どういたしまして」
澪「ん、何か言ったか?」
律「別にー」

紬「ねぇ唯ちゃん、どっか切れてるとこなーい?」
唯「うん、私は大丈夫だよ!ほら」(両手を開いて見せる)
紬「まぁ、唯ちゃんの手綺麗・・・」(さわさわ)
唯「ちょっとー、くすぐったいよー」

梓「なんなの、この空気・・・」
さわ「そのうち慣れるわよ」(背後から登場)
梓「ひっ!先生、いつの間に!」

今日も軽音部は平和です。
538名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 21:34:52 ID:y72pWaC+
GJ!!
りっちゃん男前だな〜
ほんと平和で何よりです
539名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 22:28:31 ID:3Xna/3mo
もっとクレ
540名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 22:48:16 ID:/Amat9mu
唯澪っぽいなにか
会話のみです


「みーおちゃん! 」
「うわっ…なんだ、唯か」
「なんだとはなんだい」
「いや、こういう不意打ち的な事をしてくるのは大体律だからな、すぐに唯だと分かって良かったよ」
「なんで?」
「律だったら迷わず関節技を決めてるからな、毎日同じじゃつまらないから曜日ごとに技を変えてるんだ、ちなみに今日はフロントチョークの日だ」
「そ、そーなのかー(りっちゃん隊員、乙であります・・・!)」
「で、何の用だ?」
「んー、特に用は無いよ」
「じゃあ何だよ」
「いや、目の前に美少女の背中があったら飛びつくのが紳士としての嗜みと言いますでしょー」
「言わないし、第一女だろ唯は、というか美少女ってなんだ美少女って」
「だって澪ちゃん可愛いんだもん、美少女、いや全方位美少女と評されるべきだよ!」
「そ、そんなに可愛くない!」
「あははっ、照れてる澪ちゃんもかわいー」
「照れてなんかないっ!」
「澪可愛いよみおー」
「だからっ・・・って引っ付くな!」
「柔らかいなあもう、きっと澪ちゃんの前世はおっぱいマウスパッドに違いないよ!」
「なにその嫌すぎる前世!ていうかどこ触っ…あっ…やめ…んっ…」


「なあむぎ」
「何ですか?りっちゃん」
「この紅茶、やけに紅いんだが」
「気のせいですよ、ふふっ」
「笑いながら鼻血をたれ流すのは止めてくれ、軽音部を淑女の集いの場にした覚えは無いぞ」
「すみません」
「…さりげなく額を舐めようとするのも止めてくれ」
541名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 22:57:09 ID:Ncm5OOib
>>540
癒される……アホの子と沢庵様に乾杯(*´Д`)


しかし律よ、類友という言葉を知ってるかね?>淑女の集いの場
542名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 23:50:39 ID:cOpKXyJG
>>537
>>540
GJ

春ももう終わりだっつーのになんかここ最近変なの沸いてるな
543名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 23:54:00 ID:c04Zfwe1
544名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 00:07:45 ID:ELiOtzM+
>>542
一匹いる基地外は前から百合板に粘着してる奴だから気にしなくていいと思われ
545名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 00:14:43 ID:DsCZQL2f
ここ基地外しかいねーじゃん
546名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 00:46:33 ID:l2TTnD8V
なんと言う褒め言葉w
547名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 00:57:02 ID:k5VqPG3x
>>540
おつ

前世がおっぱいマウスパッドwww
548名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 01:00:57 ID:YjCDsjwQ
晒し上げ
549名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 01:59:54 ID:dMu0b5j1
あえてのムギ総受けを主張

律「なぁ、ムギー」
紬「なあに?」
律「ムギは女の子同士が好きなんだよな?」
紬「…どうしたの?いきなり」
律「じゃあ、あたしは?」
紬「……えッ!?」

唯「あー!!りっちゃん抜けがけだよぉー」
澪「こら律!!」
律「わーったわーったよ。みんなで、な」
紬「私は見るの専門で…きゃっ」(…イイ、かも)
550名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 02:35:04 ID:KqZH6S10
どうしてアニメは律澪をプッシュしてくれないんだろうか(´・ω・`)

しかし今日の放送はシリアスに逆に違和感がw1クールだから仕方ないけどちょいと詰め込みすぎではなかろうか
551名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 02:36:36 ID:segA147b
9話の百合度は原作そのままの水準だったね
次回以降に期待。

>>549
意外とムギは受け体質だと思うんだ
552名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 02:36:58 ID:CIED+nyf
553名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 02:39:22 ID:DsCZQL2f
何かが違う気がする
554名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 02:40:43 ID:KqZH6S10
そういえばかがやけのギターパートもちょいと変わってたなw
梓パートを弾く奴が増えてきそう
555名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 02:43:08 ID:pgziVKV9
何故だかけいおん飽きてきた
556名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 02:57:14 ID:3293Gijp
>>555そんな事いちいち言わんでええがなサノバビッチ
557名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 03:43:09 ID:CIED+nyf
558名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 03:53:24 ID:GKu3w//Q
いやそこ変なところだけ切り取らないw
559名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 03:53:27 ID:4MT0LVvH
次回合宿だと…
試験勉強全カットの線が濃厚になってきたorz
560名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 04:08:45 ID:k5VqPG3x
原作だけのお楽しみってことで、諦めようぜ…
1クールだもの、仕方ない
561名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 04:08:59 ID:XbEFek74
まぁ一番飛ばしやすそうな回だし、OPのカット=本編でやらないフラグなのかな
2クールあればあの辺の話も出来たんだろうけど……
562名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 04:13:01 ID:GKu3w//Q
特典映像でつけてくれればいいよ
563名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 04:35:39 ID:OPVloVn8
自演でつければいいんじゃない?
564名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 04:36:13 ID:y5lRWdjG
次週ついに梓が登場か…原作見てないからどんなキャラか楽しみだぜ
by2週遅れ
565名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 04:39:08 ID:FkzViHfS
憂のお姉ちゃん大好きっぷりがガチすぎるww
入学してきたらどうなるんだww
566名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 08:01:59 ID:YCg38HbE
9話はみんなでアイス食いに行ったときに澪が「アイスついてるぞ」って
唯の口もと拭いてあげるところが地味によかったw
567名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 08:58:36 ID:JFv8zJ9R
唯→梓→澪⇔律

9話見終わって、こんな感じじゃないかと思う今日この頃。
568名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 09:09:19 ID:s9C0ZD4U
>>542 >>556
ぼやいてるのは原作厨とかアニメ嫌いとか
569名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 09:11:21 ID:f82E0Gme
>>550
プッシュしてたじゃないか
こっそり澪が猫耳付ける事を予期していたの律だけだったようだし
さすが旦那だけのことはある
570名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 12:20:59 ID:0n56BMbA
あずにゃんの可愛がられ具合が原作超越してたなww
拾った猫を軽音部で育ててるみたいだった
571名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 12:22:36 ID:DsCZQL2f
てゆうか何この糞アニメ
572名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 12:39:10 ID:jqcmdrSi
なら、アニメもここもみなきゃいい
はい、さようならw
573名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 12:40:48 ID:pgziVKV9
何かキャラがウザいよな
574名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 12:55:07 ID:jqcmdrSi
作品の文句ならアニメ板本スレで喧嘩売るかアンチスレいけ
575名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 13:14:15 ID:DsCZQL2f
梓がいじめられてるようにしか見えない
576名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 13:31:33 ID:5bVtXy6s
>>573
さげてるふりしてあげんな豚ババア
577名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 13:39:48 ID:Zmbwp6Uk
おちつけ

叩いていいのはドラムと、澪限定でおでこだけだって、りっちゃんが言ってた
578名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 13:55:21 ID:0at9fBVq
あんまり急に反応するとコンビ打ちと疑われるじぇ?
579名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 13:57:23 ID:oTGcZBkA
sage
580名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 14:02:05 ID:pgziVKV9
hage
581名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 14:33:13 ID:Zmbwp6Uk
ttp://nagamochi.info/src/up12815.jpg

とりあえず、これでも見て落ち着け
582名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 14:50:01 ID:WPBaQLl5
>>581
落ち着いた
583名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 15:28:04 ID:VI9T1VZm
>>581
逆に興奮した
584名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 15:34:35 ID:k5VqPG3x
>>581
唯と変わらんなw
お姉ちゃんのお世話してるとき以外は
こんな感じなのかあ
585名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 15:44:05 ID:jHPBqIHj
>>581
さすが唯の妹、甘え上手っつーか何かしてあげたくなるっつーか……w

>>570
ほほう、それは楽しみだな>拾った猫を軽音部で育ててるみたい

アニメ見れんとこに住んでるのが悔しいな(w
586名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 16:03:23 ID:DsCZQL2f
やっぱこのスレ痛い
587名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 16:06:53 ID:YEwGQ339
ダメ姉のおかげで身についたしっかり者、面倒見の良さと
これも皮肉にもダメ姉のおかげで身についた天性の人なつっこさ、愛らしさ

できた妹のおかげで快適な生活を送れる姉

まさに平沢姉妹は一蓮托生、今までもそしてこれからもお互い無くてはならない存在

何が言いたいかというと憂は唯の嫁
588名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 16:32:51 ID:1nHkaQoi
逆に考えるんだ
憂はかように梓と接しうる性格であり、かつ唯の人当たりの良さは御存知の通り

即ち、あの人懐っこさは血筋による物であると
589名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 18:17:40 ID:nvGGFuzQ
「イエイッ」とスキップしてた両親の背中は忘れられない
590※注意:2009/05/29(金) 19:11:29 ID:UTLsgaCG
皆さんが憂で盛り上がってるとこ恐縮ですが、憂×唯ssを投下します

この憂はヤンデレですので、苦手な方、こんなの憂じゃないという方は全力でスルーしてください!

それでは↓からスタートです
591私だけの・・・  1/3:2009/05/29(金) 19:13:29 ID:UTLsgaCG
「お姉ちゃん、まだかな・・・」
いつもの帰宅時間より1時間以上遅い。電話しても出ないし、何かあったのかな?
もしお姉ちゃんの身に何かあったら・・・

「こんなことなら、軽音部に入ればよかったかな・・・」
イヤ、ダメ!もし部で他の子とイチャイチャするお姉ちゃんを見ると・・・
おかしくなって、その子をどうにかしちゃいそう!
そんなとこお姉ちゃんに見られたら嫌われる・・・お姉ちゃんに嫌われたら生きていけない!
「うん、今のままでいいよね」
そう自分に言い聞かせていると・・・

ガチャッ
「ただいまー。憂〜帰ったよ〜」
お姉ちゃんが帰ってきた!

「もー、お姉ちゃん何してたの?」
「ごめんごめん。次の曲の歌詞はみんなで考えよってことになって考えてたんだけど、部活時間内で終わらなくて・・・」
「それでどっかによって考えてたら遅くなったの?」
「そうなんだよ!さすが憂、勘がいいね!」
「うん、それは分かったけど、電話にでなかったのは何で?」
「えっ、電話!?あっ、ない!部室に忘れたのかなー、それじゃ出れないね。あはは!」
「笑い事じゃないよ!連絡無いから心配したんだから!」
「ご、ごめんね憂・・・」(涙目)
「あ、私のほうこそゴメン・・・強く言い過ぎたよ」
「うぅん、連絡しなかった私が悪いんだし。これからは気をつけるよ」
「分かった。今日はお姉ちゃんの好きなカレーだから、早く着替えてきて!」
「えっ、カレー!?やったー!うん、早く着替えてくる!」

ふぅ、とりあえずお姉ちゃんが無事でよかった。
あと危うくお姉ちゃんを泣かすとこだったよ。でも今回はお姉ちゃんが悪いんだし、たまにはいいかな。
           ・
           ・
           ・
592私だけの・・・  2/3:2009/05/29(金) 19:14:53 ID:UTLsgaCG
「カレー、カレー、まっだかな〜」
「ふふ、もう少しだから」
お姉ちゃん可愛い、この姿を見れるのは私だけ。
そして私の料理を食べるお姉ちゃん、私たちだけの時間・・・この時間がずっと続けばいいのに!

「今日もあずにゃん可愛いかったな〜」
最近のお姉ちゃんは梓ちゃんがお気に入り。梓ちゃんがどうだったか報告するのがお姉ちゃんの日課。
しょうがないよね、梓ちゃん可愛いし。それにお姉ちゃん昔から可愛いモノ好きだから・・・

「あっ、今日あずにゃんにチューしちゃった!」
「・・・えっ」カランッ!

「憂、どうかしたの?」
「な、なんでもないよ!」
手が震えてる・・・思わず持ってた包丁落としちゃった
・・・でもチューって、どこに?

「ね、ねぇ。チューってどこにしたの?」
「えー、ほっぺに決まってるじゃーん。変なこと聞くね」
「そ、そうだよね」
頬でよかった、とりあえず安心。
でも手の震えは収まらない。このままじゃ何もできない、どうすれば・・・あっ、そうだ!

「ねぇお姉ちゃん」
「ふぇ、何?」
「今日まだお風呂の掃除してないから、やってきてくれない?」
「了解しました!それくらいならお姉ちゃんにまかせて!」
「うん、頼んだね」
「よーし、ピッカピカにするぞー」

お姉ちゃんがお風呂場に行ったことを確認した私は震える手に持った包丁を指に・・・
           ・
           ・
           ・
593私だけの・・・  3/3:2009/05/29(金) 19:16:35 ID:UTLsgaCG
「ふふ〜ん、カレー、カレー」
「はい、どうぞ」コトッ
「おぉ、今日のカレーは赤いね」
「うん、トマト入れてみたんだ」
あれから急いでトマトを入れた、あるモノを隠すために・・・

「あれ憂、指どうしたの?」
「あ、包丁で切っちゃって・・・」
事故ではなく、自分の意思でね。

「えー、大丈夫ー?」
「うん、ちょっと切っただけだから」
「もう、憂に何かあったら私が不安になるんだから!気をつけてよー」
お姉ちゃんが心配してくれてる。
でもね、原因はお姉ちゃんなんだよ。梓ちゃんにチューなんてするから・・・

「それじゃ、食べよっか」
「うん、いただきまーす!」
ふふ、お姉ちゃん気づくかな?

「おぉ、トマトの酸味が効いてておいしーね!あれ、あと少ししょっぱい」
「秘密の隠し味を入れたからね」
「えー、何ー?気になるなー」
「行ったら秘密にならないじゃない」
「ぶー、憂のケチ!」
そう、本当に秘密。だってお姉ちゃん知ったらこのカレー食べれなくなると思うよ。
だって私の・・・

「うん、カレーおいしー!」
あぁ、お姉ちゃんの中に私が入っていく。今はこんなことしかできなけど、いつか・・・
お姉ちゃん、気をつけてね。他の子と仲良くすろとどんどん料理が赤くなるから・・・
それとも、ほかのモノも入れなきゃいけなくなるかも・・・
それはそれで楽しみかも!

そんなことより、今はお姉ちゃんとの時間を・・・



以上です、こんなに良い子を壊したいと思う自分は病気です。
594名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 19:26:27 ID:ye3UgizR
ヤンデレ憂に目覚めました。
GJ!
595名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 19:43:51 ID:DsCZQL2f
えー…
596名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 19:45:22 ID:Lex+7hIL
9話は梓唯
597名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 21:00:01 ID:LU7tDPVt
>>593
個人的には面白いと思う。
もうなんか憂じゃない感もいなめないけど。
そうか、こういうのをヤンデレっていうんだな。
598名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 23:02:48 ID:qKojpELP
唯の腰つきがエロかったので横向きにしてみた
ttp://hirame.vip2ch.com/up/hirame039305.gif
うん、やっぱなんでもないわ

>>593
GJ!!病ん百合スキーにはたまらん一本でした。
好きな人に自分のことを食べてもらうって至高のプレイだよね!
599名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 23:39:55 ID:JZzrTtYx
>>581
う〜、気になる…梓の本命って誰なんだ?
600名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 23:42:34 ID:DsCZQL2f
りっちゃん
601名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 01:27:06 ID:6PuJZDGp
原作読むと澪にぞっこんらぶ・・・な感じだけど、本命は唯っぽい。
602名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 01:34:54 ID:aY4CTj7E
いつも唯にベタベタされて嫌がってるあずにゃん。
しかし、ある日、唯がりっちゃんとかと仲良くしてるの見て、何だか胸がモヤモヤしてる自分に気付く。
しばらくして、それが『嫉妬』だと気付くあずにゃん。

こんな感じ?
603名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 01:51:41 ID:u+pzahB7
さあ早くSSを
604名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 02:05:52 ID:pICb+0pu
>>599
その直前に、「澪先輩にあげたら喜んでくれるかなー」
的な台詞がある。
でもその話の最後には、梓→唯っぽい描写もある。
梓自身は気づいてないけど、だんだん
唯の存在が大きくなってきてるのかも。

>>602
なにそれすごくいい
605名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 02:06:52 ID:zhbXNUzn
>>598

ぎゅっとしたのが唯だからこそほんわかしたんだろうな
606名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 02:09:00 ID:8p2SPoNb
>>602
すばらしすぎる
607名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 02:09:28 ID:ePRk2P5P
>>602
OK 君一本書いてみようか
608名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 02:10:54 ID:UEz5efxg
>>597
某百合漫画の「私はあなたのもの」って台詞を思い出した
609名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 02:18:28 ID:O4G6IU+5
>>607
なんだ偉そうだな
おまえアール子だろ
610名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 03:24:25 ID:jWeoh/9/
アール子って誰だよ
611名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 03:28:21 ID:hHbjOBVC
>>610
なんかたまに名前聞くけど、なんなんだろうな
612名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 04:56:57 ID:9OW1bmlL
>>602
貴様
そこまで書いたからにはもう分かってるんだろうな?
613名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 06:28:34 ID:/CLH07bx
おまえら他力本願すぎっていうか
飢えすぎだろww
614名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 08:36:19 ID:XiPmvpf4
615名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 09:58:22 ID:y6sVYcYw
唯は天然の女たらしだなw
616名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 10:09:24 ID:XFQzREQD
>みなさまこんにちは、芳文社の篠原です。

(中略)

>そんな梓が唯といい感じで表紙を飾る
>「まんがタイムきらら」7月号は6月9日発売です!


アニメのスタッフブログでも本誌の人は流石に違うなw

ttp://www.tbs.co.jp/anime/k-on/blog/blog.html
617名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 10:56:12 ID:ySPHmZer
>>616
音速でおれは死んだ


何このラブラブ素敵すぎる
618名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 12:01:18 ID:OQViI4iU
>>616
いやイイ感じってレベルじゃないだろ、何この萌殺し表紙。

今からちょっくらタイムマシーン作って買ってくるわ。
619名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 12:28:50 ID:y6sVYcYw
>>616
この表紙は反則過ぎるw
620名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 12:39:49 ID:M7Y6yNoK
憂×唯
唯×梓
梓×澪
澪×律

あわせると。
憂×唯×梓×澪×律
つまりりっちゃん総受け
621名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 13:08:24 ID:3uyhHEQI
ちょっと待て、食物連鎖と総受けは違うw
622名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 13:15:16 ID:Nqvja/aF
先生、「襲い受け」の概念は百合にも適用されますか?
623名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 13:49:11 ID:h8m8gBe3
それってリバじゃないのか
624602:2009/05/30(土) 14:17:09 ID:pWDAq20T
>>622
ヘタレ攻め澪×襲い受け律はアリだと思う。

ところで、>>602ネタを文にしてみた。
ただ、期待に答えられている自信は無い・・・。
625ゆいあず―1:2009/05/30(土) 14:18:12 ID:pWDAq20T
「ねぇねぇ、りっちゃん、この服似合うかな?」
「う〜ん、ちょっと地味だな」

何でだろう・・・。
いつものやりとりなのに。
いつもの光景なのに。

「唯にはこっちの方が似合うんじゃないか?」
「えー、これはちょっと・・・」

何でだろう・・・。
スコアが頭に入ってこない。
演奏に集中できない。

「いいからいいから♪ ほらほら、脱いだ脱いだ♪」
「もー、りっちゃんてばぁ〜」

何でだろう・・・。
胸がモヤモヤして。
凄くイライラする。

「あれ? あずにゃん、どうしたの? 顔色悪いよ?」
律先輩とじゃれあっていた唯先輩が私の顔を覗き込む。
"無邪気"という言葉がピッタリの透き通った瞳。
その瞳が、私の内側をみているような気がして、居た堪れない気持ちになってくる。

「・・・すいません。気分が優れないので今日は帰ります」
「えっ?」
「失礼します!!」
「あっ、ちょっと待って・・・」
ギターと鞄を乱暴に抱えて、私は音楽室を飛び出す。
心配そうに声を掛けてくれる唯先輩から逃げるように。
626ゆいあず―2:2009/05/30(土) 14:18:54 ID:pWDAq20T
帰り道にある小さな児童公園には誰もいなかった。
木製のベンチに座って雲ひとつ無い夕空を眺めていると、"自己嫌悪"で胸が破裂しそうになる。
一体、私は何をしているんだろう。
一人でおかしくなって。
勝手に逃げ出して。
誰も悪くない。
ただ、私が悪いだけ・・・。

「あずにゃん、みっけ♪」
背後から聞きなれた声がして、はっと振り返る。
人懐っこそうな"無邪気"な笑顔。
「唯先輩・・・」
「大丈夫?」
すっと、先輩の腕が伸びてきて、私の身体を包み込む。
いつもは、こうやって抱き付かれるのは恥ずかしくて苦手。
だけど、今日は違う。
温かくて、柔らかくて、優しくて。
心がふわぁってなって、凄く安心する。
「先輩・・・」
「さっき、音楽室で寂しそうな顔してから心配したんだ」
・・・あぁ、そうか。
私、唯先輩が律先輩と楽しそうにしてから、寂しかったんだ。
仲間外れにされてるみたいで、それが辛かったんだ。
「先輩・・・ごめんなさい・・・」
優しさに甘えて、私は先輩の胸に顔を埋める。
唯先輩は何も言わずにそっと、頭を撫でてくれた。
627ゆいあず―3:2009/05/30(土) 14:19:27 ID:pWDAq20T
「心配かけてすいませんでした・・・」
別れ際、私はもう一度先輩に頭を下げた。
「ふふ。別にいいよ♪」
唯先輩は笑いながらパタパタと手を振る。
「明日も一緒に練習しようね。 あっ、教えて欲しいところがあるんだけど、教えてくれる?」
「はい、喜んで」
私も笑って、先輩に答える。
もう、寂しくないから。
先輩がいてくれるから。
だから、笑って私は答える。
「うん、じゃあ、またね」
ギターを背負いなおして、唯先輩は家路を歩き始める。
年上なのに頼りなくて、子供っぽくて、だらしのない先輩。
だけど、変なところで気が利いて、誰にでも優しくて。
私の尊敬する素敵な先輩。
「私も頑張ろう・・・」
ぐっと拳を握って、私も家のほうに歩き出す。
何だか温かくて不思議な気持ちを胸に抱きながら・・・。

(おしまい)
628名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 14:20:16 ID:pWDAq20T
正直、あずにゃんのキャラがよくわからなかった・・・。
629名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 14:29:35 ID:A/Mir6fP
>>628
>>616とのコンボで美味しく頂きましたwGJ!
630名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 15:33:27 ID:x+r0yfuu
クリスマスに平沢家両親が留守にするのは、
2人の娘が恋仲になっていることを知っているから、
この日は2人きりの時間をすごさせてやろうという親心にちがいない
そうだ、そうに決まってる、そうに決まった!
631名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 15:52:12 ID:zP1lT80Q
そうか、学生なんで外泊なんてもってのほかだからな。
いい親御さんだな。
632名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 16:45:19 ID:y+CVvo5J
>>622
亀だが、襲い受けは百合でも有りだろ
633名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 16:47:38 ID:9OW1bmlL
>>630
親公認とかwどんだけフリーダムな家庭だよwwwwww
634名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 17:00:28 ID:UcS/votS
アール子さん早く続きを!!
635名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 18:39:52 ID:MX90c5ko
やっぱり唯は憂の嫁
636名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 19:13:48 ID:dMsy3OVl
アニメだと今のところほのぼの仲良し姉妹が強調されてるけど
憂のお姉ちゃんハァハァっぷりはやってくれるだろうか
637名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 19:47:13 ID:GTzDQ7T3
>>636

「やたらとスキンシップしてくるし!!」
「お姉ちゃんってあったかくて良い匂いがして脳がトロケそうな声質で
お肌スベスベしてて流れる髪の隙間からみえる首筋やうなじがちょっと
色っぽくてふみゅーと吐く息の音が可愛くてそれに併せて大きすぎず
小さすぎもしない胸が動くのがいじらしくて二の腕がぷにぷにしてて
ひんやりとした手が心地よい冷たさで家でゴロゴロしてる時にみえる
おへそがきゅっとしててでも食べても太らない体質だからお肉はあまり
付いてなくて時々さわ子先生から借りてくる衣装がどれもこれも反則的に
似合っていてその服を着てエアギター!とかファッションショー!とか
言って私の前ではしゃぎ出す姿がこれまた反則的に可愛くて気分がいいと
ギターのギー太を構えて私一人の為に演奏会を開催してくれる優しさが
とても素敵で黒ストッキング脱いだ足を時々嗅いでは悶えている姿が
微笑ましくて話しかけて一緒に嗅いでみてお姉ちゃんの一日の汗臭さが
濃縮された刺激にトロケそうになりながら話を合わせてあげると照れて
笑い出す仕草に更にトロケそうになったりしてとっても気持ちいいよね」

「いや、そういう話じゃなくて……」
638名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 19:53:21 ID:H5Q9HUlV
憂がどんどん壊れていく……いいぞもっとやれ
風邪の時の「風邪うつるにはやっぱり……」はアニメでやってくれるのかなぁ
639名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 20:06:38 ID:u+pzahB7
ぬぅ…
640名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 20:28:10 ID:pICb+0pu
>>638
学祭絡みのエピソードだし、やるんじゃない?
律澪と比べると唯憂はスタッフに愛されてるし
641名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 20:47:46 ID:ZKIW8va0
最新話で外バンのことで澪をおちょくる律に
抱きついてたのはよかった
642名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 21:14:12 ID:YfTLB5nV
>>628
ニヤニヤが止まらないからいいと思う
643※注意:2009/05/30(土) 21:27:30 ID:IHYqQwsM
ヤン憂「>>635さんありがとっ♪でも、私がお姉ちゃんのお嫁さんだから間違えないでね」

というわけで>>891-893の続きでヤンデレ憂です。

苦手な人はスルーでお願いします。
644LOVE弁当   1/2:2009/05/30(土) 21:30:49 ID:IHYqQwsM
「梓ちゃん、お昼一緒に食べよ」
「うん、いいよ。でも珍しいね、憂と一緒にお昼って」
「えへへ、たまにはいいかなーって」
梓ちゃん、昨日のチューの件は許してあげるね。
だけどあんまりお姉ちゃんに近づきすぎると・・・ちょっと警告しとかなきゃね!

「へぇー憂ってお弁当作ってんだ」
「うん。いつもは私の分だけだけど、今日はお姉ちゃんの分も作ったんだー」
「あー、唯先輩って夜更かししていつも朝ギリギリっぽいから、お昼購買とかで済ましてそーだよね」
「うん、いつもはそうだけど・・・
あとお姉ちゃんが朝ギリギリなのは合ってるけど、それは夜遅くまでギターの練習してるからなんだよ!
梓ちゃんにお姉ちゃんの何が分かるの?!」
「あ・・・うん。ごめんね、勝手なこと言って(憂ってこんな子だったっけ?)」
「私こそ、言いすぎてごめんね。でもあんまりお姉ちゃんのこと悪く言わないでね」
「うん・・・気をつけるよ(唯先輩と仲いいって聞いてたけど、これは度を越してるような・・・)」
「分かったらいいよ。さ、お昼食べよ」パカッ
「う、うん・・・(ってこのお弁当何?!)」

ご飯の上にでんぶでハートが描かれている
さらにハートの上にのりで「ゆい×うい」と書かれている

「う、憂・・・ご飯の字・・・」
「あ、これ?別におかしくないよね、姉妹なんだし」
「そ、そうなのかな・・・(私姉妹いないから分かんないけど、これって恋人同士がするんじゃ・・・)」
「そうそう、別におかしくないよ!」
「そう・・・なんだ・・・(なんだろう、憂の威圧感は・・・)」

ブーッブーッブーッ(携帯のバイブ)
「ん?あっ!お姉ちゃんからメールだ!・・・わーっ!」
「何、唯先輩に何かあったの?」
「ううん、お姉ちゃんお弁当喜んでくれたみたい!ほら!」(写メを見せる)
「ふーん、良かったね・・・ってこのお弁当っ!」
「写メ保存しとこ」
「う、うん・・・良かったね・・・っ!!」(憂の携帯の待ち受けをチラ見する)

唯の写真に「お姉ちゃん大好き」の文字が書かれたものが憂の携帯

「うん、どうかした?」
「い、い、いや、ど、どうもしないよ(これはただの姉好きを超越してるよね・・・)」
「そーお?」
ふふ、梓ちゃん驚いてる。これで私がどれだけお姉ちゃんが好きか分かったよね。

「そうそう!早く食べないと休憩終わっちゃうよ!」
「うん、そうだね」
いい警告になったかな。だからね、あんまお姉ちゃんと仲良くすると・・・だよ。
645LOVE弁当   2/2:2009/05/30(土) 21:32:51 ID:IHYqQwsM
一方、2年2組

律「おーっ、今日の唯は弁当か」
唯「うん!憂が作ってくれたんだー」
紬「まぁまぁ、仲がいいのね」
律「おい、早く開けてみろよ!」
唯「うん!何が入ってるかなー」パカッ

ご飯の上にでんぶでハートが描かれている。
さらにハートの上にのりで「ゆい」と書かれている。

律「おいおい、これはまた気合がはいってるなー!」
唯「わたしが好きなものばっかだー、やったー!」
紬「これは・・・まさに・・・」ゴクッ
唯「そーだ、憂にお礼のメールしよっと」
律「それじゃ、弁当と一緒の写メも送ったら?撮ってやるよ」
唯「あ、そーだね!じゃりっちゃんお願い!」
律「よーし、いくぞ。はい、チーズ」パシャッ
唯「ありがとっ!あとは・・・送信!」

律「しかし、新婚夫婦みたいな弁当だな」
唯「お母さんがこんな感じでお父さんのお弁当作ってるから、真似したんじゃないかな?」
律「なるほど。親と同じく仲良し姉妹をアピールってか。熱いねー」
唯「いやー、それほどでもー」
紬「そ、そうね・・・(いいえ、これは憂ちゃんの愛情アピールよ!私の百合センサーがそう告げてる!」
唯「んー、おいしーっ!これから毎日憂に作ってもらおっかなー」


憂「うふふ、これから毎日お弁当作るのも悪くないかも・・・」
梓「・・・(こんな苦しいお昼初めて・・・澪先輩、助けて!)」



以上です。ヤンデレの狂気っぷりを表すのは難しいですな。
646名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 22:14:43 ID:dMsy3OVl
>>645
ムギの百合センサーに笑ったww
647名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 22:37:29 ID:VpkHaODx
>>645 梓がなにげに澪の事頼っているね。
648名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/30(土) 22:37:57 ID:9OW1bmlL
>>638
あのシーンは憂のお姉ちゃん好き好き度が濃縮されすぎてるからヤバイ
あんなの見てしまった日には日常生活に支障をきたすぜ?
649名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 00:34:36 ID:Uk7qPFzQ
ヤンデレ憂はしっくりくるなー。
ってかホントになんで憂は軽音部入らなかったんだろう
650名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 00:38:16 ID:8w5eUX7X
軽音部入ったら普段やってることがいかに異常か唯が気付いちまうだろ!
651名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 00:56:28 ID:6zMECpWS
>>650
「おはようのチューといただきますのチューといってきますのチューとただいまのチューと……」
『娘がスゴい勘違いしてるぞラブラブ夫婦っ!』
(いや……やるわね憂ちゃん)
652名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 01:20:41 ID:J87v2E2Z
ヤン憂な流れをぶった切るSS投下
※唯中一、憂小六
では、5レスばかり拝借
653名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 01:21:29 ID:J87v2E2Z
『Diamond』



さっきまで大合唱をしていたセミ達も耳障りにならないくらいに大人しくなった
夕方、唯はいつものように自分の部屋でごろごろしていた。
中学に入って初めての夏休みも半分以上が過ぎ、暑さも盛りを迎えたこの時期、
冷房の効いた部屋でのん気に漫画を読んでいるところを見ると、大量に出された
宿題など早々と片付けてしまい悠々と過ごしているように思えるが、そうでは
ない。むしろほとんど手付かずの状態だ。
では彼女は怠けているのかというと、そうでもない。

『休みの日は遊ぶ』

この崇高な信念に裏打ちされたプライドが、休日に勉強をするなどという異常な
行為を許さなかった。ただそれだけである。
だからといって、新学期早々先生に叱られるつもりもさらさらない。
それならばさすがにそろそろ取りかからないとまずいのだが、このぐうたらの
権化からは焦りの色というものがまったく感じられない。
その理由はこんなところにある。
唯は、人一倍周りの人間に恵まれていた。
例えば、優等生の幼馴染み、和。そして、面倒見のいい妹、憂。
提出期限ギリギリになってから二人に泣きついて手伝ってもらう、というのが唯
の魂胆であり、両親までも巻き込んで大勢が深夜まで机に向かう光景は、もはや
平沢家における夏の風物詩とさえ言えた。
中学生となった今年もその例外ではなく、宿題のことなどすっかり忘れ去った唯
が熱心に読書に耽っていると──。

コンコン──ノックの音。
「ふぁ〜い、どうぞー」
あくび混じりの返事をすると少しだけドアが開き、隙間から妹の憂が遠慮がちに
顔を覗かせた。
「お姉ちゃん、ちょっといい?」
「あー、憂。どうしたの?」
読んでいた漫画本を閉じて体を起こし、二つ折りにされあご置きと化していた
クッションを本来の姿に戻してその上に座る。
憂はなぜか緊張した様子で部屋に入り唯の隣に座ると、背中に隠していたものを
テーブルに置きながら切り出した。
「あのね、ちょっと宿題でわからないところがあるんだけど……」
「……はぇ?」
ぽかん──そんな言葉がピッタリの間抜け面を見せる唯。
これまで妹から何かを相談されるという経験があまり無かったし、ましてそれが
勉強のこととなると、全くないと言っても過言ではない。
基本的にあまり物事に動じない性格の唯だが、この時ばかりは珍しい出来事に
思わずあっけにとられてしまったようだ。
だが、これは普段世話をかけてばかりいる妹に姉としての威厳を示す絶好の機会
でもある。そう思い直し、唯は目の前に置かれたそれに目を落とす。心なしか
いつもより偉そうな態度で。
「どれどれぇ?」
「えっと、ここなんだけど……」
「ぐ、これは……」
算数だった。苦手科目だった。唯は基本的に数字というものを受け付けない体質
だった。
「お姉ちゃん、わかる?」
「も、もちろんっ! お姉ちゃんに任せなさいっ」
そう意気込んでどーん、と胸をたたいた数分後、妹にいいところを見せるという
姉の野望は、もろくも崩れ去る。
「んんんん……」
数字に対する拒絶反応なのかなんなのか、シャーペンを持つ唯の手は、本人の
意思とは関係なく小刻みに震えていた。
654名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 01:22:03 ID:J87v2E2Z
「お、お姉ちゃん、無理しなくていいよ? わからなかったら私あとでお母さん
 に聞いてみるから。ね?」

『わからない』

その言葉に唯はカチンときた。
たかが小学生の宿題。中学生の自分にわからないなんてことがあるはずがない。
……はずだ。
「待って、もうちょっと!」
とは言ったものの──。
認めてしまうのは癪だが、唯は、いくら考えても自分にはこの問題を解ける気が
しなかった。
なぜなら、近頃はマイナスとかプラスとかで忙しくて、分数とか小数とかは記憶
の片隅に追いやってしまっていたのだから。

いたずらに時間ばかりが過ぎていく。
期待と不安と励ましと諦めがごちゃまぜになった憂の視線が痛い。
気まずい空気に、つぅ、とこめかみを汗が伝う。
ちなみに唯が今必死に考えているのは問題の答えなどではなく、どう言い訳して
この場を切り抜けるか。ただそれだけである。

──とその時、沈黙に耐えかねて最初に声を発したのは、階下の電話だった。
「あ、私出てく──」
「あっ、電話だー! ちょっと待っててね、憂」
「え……あ、うん」
立ち上がろうとした憂を遮り、唯は逃げるように部屋を出た。
たとえ一時しのぎでしかなくても、とにかく今は少しでも数字から離れたかった
らしい。



電話は唯が中学に入って仲良くなった友達からで、「明日家に遊びにおいでよ」
とか、「そろそろ貸した漫画を返してほしい」という内容のものだった。

「うん、わかった。じゃあね、バイバーイ」
翌日遊ぶ約束を交わして電話を切り2階に戻ろうとすると、ちょうど買い物に
出ていた母親が帰ってきたところだった。
「あら唯。ただいま」
「おかえりー。さようならー」
「あ、ちょっと待ちなさい唯!」
逃亡はあえなく失敗に終わった。
「な、何?」
「今年はちゃんと宿題やってるんでしょうねぇ」
はぁ……。唯はばれないようにため息をついた。
例年が例年だけに、顔を合わせると二言目にはこの質問が飛んでくる。
「ちゃんとやってるよぉ」
取り繕ったような笑顔で言うと、「ほんと〜?」と探るような目つきで顔を
覗き込まれる。
例年が例年なので、やはり母は簡単には騙されない。
「ほ、ほんとだってばー。あっ、今部屋で憂と二人でやってたんだよ! 宿題」
「へぇ〜」とあからさまな疑いの視線を向けられて思わずたじろいでしまうが、
嘘はついてないのだから大丈夫、と自分に言い聞かせる。
「まあいいけど、あんまり憂に手伝わせちゃダメよ」
瞬間、唯の目がキラリと光る。形勢逆転だ。これには反論できる材料がある。
「ふっふっふ、残念でしたー。今日は私が憂の宿題手伝ってあげてるんだぁ」
えっへん、と胸を張る唯。
一応事実ではあるが、とてつもない後ろめたさが込み上げたのは言うまでもない。
655名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 01:22:34 ID:J87v2E2Z
「はいはい。あ、ついでに麦茶でも持ってってあげなさい」
──相手にされなかった。(ほんとなのに……)
やるせなくなった唯は、二人分の麦茶を入れてさっさと2階に戻ることにした。



「お待たせー。お茶入れてきたよ、憂」
「ありがとうお姉ちゃん」
コトン、コトン、とテーブルにコップを置きながら例の宿題に目をやると、つい
先程まで唯が悪戦苦闘していた問題の答えが埋まっていた。
「あれ? 憂、それ──」
「あ、それがね、今一人でやってたらできちゃったみたいで……」
自分の宿題を自分でやっただけなのに、なぜか申し訳なさそうな顔の憂。
「そ、そうなんだ……。うぅ、ごめんねぇ、役に立てなくて……」
「ううん、いいよ」
「あ、ねぇねぇ憂、ほかに何か私に手伝えることとかない?」
眠れる“お姉ちゃん魂”に火がついてしまったのか、唯はここぞとばかりに妹の
世話を焼こうとしていた。
「う〜ん、宿題はこれで全部終わりなんだけど……」
「え〜、なんかないの〜? 私も憂の役に立ちたいんだよ〜ぅ」
「そう言われても……。あ──」
「んっ、なになにっ?」
何かを思いついた様子の憂。
唯は身を乗り出して次の言葉を待つ。
すると、しばらく言いにくそうにもじもじとしていた憂が蚊の鳴くような声で
言った。
「じゃあ……今日、一緒に寝てくれる……?」



家族そろって夕飯を食べた後、憂と一緒に寝ることになぜかウキウキしている唯
は、せっかくだから久しぶりに一緒にお風呂に入ろう、と持ちかけた。
恥ずかしいから、と最初は断った憂だが、唯がしょんぼりしながら入浴の準備を
していると、意を決したように、「やっぱり一緒に入る」と言ってきて結局一緒
に入ることになった。

風呂場での憂は、体を洗う時も浴槽に浸かる時も常に唯に背を向けていたり、湯
に入って間もないというのに体中真っ赤になってしまったりと、一言で言えば
挙動不審だった。
唯は憂がのぼせてしまったのかと心配になり、この日の入浴はいつもよりかなり
短いものになった。



「おねえちゃんのベッド……」
まるで愛おしむかのように唯のベッドのシーツを撫でる憂。風呂上がりである
ことを差し引いても、その頬はほんのりと赤く染まっていた。
放っておくとシーツに頬擦りし出しそうな姿がなんだかおかしくなって、唯は
思わず小さく吹き出してしまう。
はっ、と我に返った憂は、恥ずかしさをごまかすように口をとがらせた。
それを見た唯がまた笑い、憂がぷうっ、と頬を膨らませる。
同じようなやりとりを2、3度繰り返したところで憂は拗ねてしまい、ぷい、と
背中を向けてしまった。
「あーんごめ〜ん。だってぇー、なんか憂じゃないみたいだったんだもん」
本気で怒ったわけではないと分かってはいたが、背中に頬を擦り寄せて許しを
乞うポーズ。
656名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 01:23:06 ID:J87v2E2Z
「でも、ほんとに今日はどうしちゃったの?」
やや声のトーンを落として問いかけると、
「だって、お姉ちゃん、最近あんまり私と遊んでくれないし……」
ぼそぼそとこんなことを言われる。
人差し指でシーツにくるくると円が描かれるのを肩越しに見ながら、唯は今日
一日の憂のおかしな言動の理由がわかった気がした。
──言われてみれば、確かに。
去年までは、夏休みといえば毎日のように憂や幼馴染みの和と過ごしていた。
それは彼女達にとっては当たり前のことで、わざわざ約束なんてしなくても、
いつも自然と三人で集まっていた。
「なんかお姉ちゃんが遠くにいっちゃったみたいな気がして、だから……」
「憂……」
この春からは部屋も別々になり、持ち前の明るい性格からか唯には新しい友達も
たくさんできて、そうなると、必然的に姉妹が共に過ごす時間は以前よりも
減ってしまう。
小学生の憂にしてみれば、姉に対して学年がひとつ違うという以上の距離を
感じていたのだろう。
(急に環境が変わって、憂にさみしい思いさせちゃってたのかな……)

「ごめんね、憂」
「え? あっ、お、お姉ちゃん?」
さっきまでのふざけたものとは違う色を含んだ声に、驚いて振り向いた憂。
気づくと、唯はその身体を抱きしめていた。そして、洗いたてのふわふわとした
髪を柔らかく撫でながら、言い聞かせるように囁く。
「憂、私はずぅ〜っと憂のお姉ちゃんだからね?」
いきなりの出来事に最初こそどぎまぎする憂だったが、その言葉を聞くと唯に
身体を預けて小さく呟く。
「……そんなの、当たり前だよ」
「あはは、それもそうだね。じゃあ、こんなふつつかな姉だけど、これからも
 末永くよろしくお願いします」
「お姉、ちゃん……うん……」
憂は、電気スタンドの薄明かりでもわかるほど真っ赤になってしまう。
慌てて目の前の肩に顔を埋めても、頬と同じく赤い耳までは隠せなかった。
漫画に出てくるセリフを真似てみただけのつもりだったのにな、と不思議に思い
つつも、可愛い妹のいつもは見られない姿に唯は思わずくすりとする。
穏やかな沈黙が、しばしその場を包んでいた──。

「うい」
「ん……?」
不意に優しい声で呼ばれて顔を上げれば、吐息で吐息を感じるほどの距離。
唯の潤んだ瞳の中、何かを期待している自分を見つけた気がして、憂は思わず息
を飲んだ。
二人だけの空間に、二人だけの時間が流れる。
互いの存在の他には何も見えない。何も聞こえない。
──もうこの世界には自分達以外誰もいない。
そんな錯覚すら覚えるようなゆっくりとした静寂は、しかし否応なしに憂の鼓動
を速め、胸をざわつかせていって、そして──。

「そろそろ寝よっかぁ」
657名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 01:23:35 ID:J87v2E2Z
「……そうだね」
フッ、と身体から力が抜け、憂は少しがっかりしたように苦笑いを浮かべた。
だがその表情は、いつもの二人の空気にどこか安心しているようでもあった。


今は夏。一緒に寝るにしてもにこのままではさすがにちょっと暑いから、と唯が
体を離そうとすると、きゅ、とパジャマの袖をつかまれた。
「お姉ちゃん……手、つないでても、いい……?」
──上目遣い。
いつもは基本的に唯がする機会が多い仕草だ。
耐性がない人間にとって憂がするそれの破壊力は相当なものだった。
「……うん、いいよ」
クラクラしながらもなんとか返事をすると、憂は嬉しそうな、でも少し恥ずかし
そうな笑みを浮かべて、唯よりもちょっとだけ小さな手をそっと重ねてきた。
「おやすみ、お姉ちゃん」
「おやすみぃ」
明かりを消して目を閉じると、隣から「あっ」と小さな声があがる。
「うん?」
「……お姉ちゃん、目覚ましセットした?」
「あ」
言ったそばからさっそく“ふつつか”が出てしまい、これは本格的に末永く面倒
を見てもらうことになるかもしれないなぁ、と思う唯なのだった。

唯は基本的に目覚ましで起きるタイプの人間ではないので、寝る前にうっかり
かけ忘れることも珍しくない。
しかし今日ばかりはそういうわけにはいかなかった。
時計より優秀な“目覚まし”を起こすために。
慣れない片手での作業に手間取りつつ、いつもの時間に目覚ましをセットする。
「これでよしっ、と。今度こそ、おやすみ」
「うん、おやすみなさい」

「………………」

じいぃ〜〜〜〜〜。

「……寝ないの? お姉ちゃん」
「んー? 憂の寝顔が見たいなーって。へへへ」
「わ、私だって見たい……ょ」
とっさにそう返してしまってからそのやりとりの恥ずかしさに気づいたのか、憂
は再び茹でダコになった。これではまるでバカップルである。
「えー、憂は朝見ればいいじゃ〜ん」
「……私のほうが先に起きるのはもう決まってることなんだね……」
「とーぜんだよ! ほらほら、早く寝なさいっ。お姉さんが見ててあげるから」
鼻息も荒くそう言われ、渋々といった様子で目を閉じる憂。それにつられてつい
うつらうつらとした数秒後、普段見られない妹の寝顔を見るという姉の野望は、
もろくも崩れ去る。
「くかー」
「ふふっ、おやすみ、お姉ちゃん。……大好き」


ちゅ。



おわり
658名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 01:24:28 ID:J87v2E2Z
以上でおしまいです
なんかいろいろとおかしかったり無理があるのは気にしたら負け
ちなみにタイトルは良いのが思い付かなかったんで安直に石言葉から
ではノシ
659名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 01:33:36 ID:3CkayUDE
アカン…自分和唯萌えだったんだが、>>643-645>>652-658で憂唯も悪くないわと揺らぎそうだ……両氏にGJと乙を捧げたい。

しかし沢庵様の見境の無さとか唯のぐーたらっぷりはホントにもう……w
660名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 01:39:55 ID:xYzHlvuI
すんごい良かったもっとやれ
661名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 02:08:33 ID:EKwFywX7
662名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 03:55:10 ID:E/plAHNP
>>658
素晴らしい憂唯をありがとう
てかこんなエピソードほんとにありそうw
663名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 04:05:28 ID:8Lmp37f9
スーパー平沢姉妹タイムの合間に、ちょこっと律澪SS投下します
664Kiss×Kiss… (side”Mio”):2009/05/31(日) 04:08:55 ID:8Lmp37f9
律が拒絶したら――少しでも抵抗したら止めるつもりだった
私が何をしようとしてるか、分からないはずはなかったのに…


ほとんど力ずくで――無理矢理に律の唇と自分の唇を重ねた



〜〜〜〜〜〜『Kiss×Kiss…』〜〜〜〜〜〜



なぜそんな事をしたかと問われても、自分でもうまく言葉にできないし、誰にも理解できないだろう。


そして、律と自分の唇が触れあったのを確認すると目を閉じ、外の風景を遮断する。
貪るように、律の唇だけを感じていたかったからというのもあったが、同時に怖くもあったから。

もし、目を開いたとき律の顔に嫌悪の色が浮かんでいたら――
律に軽蔑されてたら――

怖い

律に軽蔑されるのが怖い
律を困らせてしまうのが怖い
律と離れるのが怖い

律に嫌われるのが…すごく怖い

今更ながら、一線を踏み越えてしまった自分に、死ぬほど後悔してしまう。
どうして親友のふりを続けていかなかったのだろう…
いつだって律は、私にかけ値なしの友情を示してくれたのに、私は律に『普通』じゃない気持を抱くように
なってしまっていた…

目を開けるのが怖い
目を開けて律の顔を見るのが怖い

律の言う通り、私は本当に怖がりで弱虫だ…
665Kiss×Kiss… (side”Ritsu”):2009/05/31(日) 04:09:43 ID:8Lmp37f9
――気がついたら澪にキスされていた

驚いたことは驚いたけど、不思議と『気持ち悪い』とか『嫌だ』とかいう気持ちはなく、むしろ私は間近で
見た澪に見惚れてしまってさえいた。


――ホントに、なんて綺麗なんだろう…


私の中で、澪は世界で一番綺麗な女の子だ。
少なくとも、私は澪より綺麗な子を見たことがない。

そんな澪と私は今、唇を重ねあっている。

澪の柔らかい唇の感触と一緒に心地よいぬくもりが――
シャンプーとちょっぴり汗が混じった澪の香りが――
どくんどくんと打ちつけてくる澪の鼓動が――

そして、混じりっけ無しの澪の気持が、唇を通して私に伝わってくる。

それは、私にとってはとても嬉しくて、ちょっぴり恥ずかしくて、申し訳なくもある『いけない気持ち』
私なんかが受け取るには、ちょっと勿体ないくらい『素敵な気持ち』
同時に澪のかすかな『不安』も伝わってくる。

ああ、そっか…
澪ってば、きっと私が怒ってるとか、嫌がってるとか思ってるんだろうな。
ちっちゃい頃、澪が初めて私にゲンコツを返してきたとき、ぶたれた私より、ぶった澪のほうが
オロオロして泣きそうな顔してたっけ…

あの頃の私は、ただ澪の気を引きたくて、とにかく澪にちょっかいばかり掛けて、時には澪の嫌がる
ことまでしてたけど、あのとき私は確か――

うん、ちゃんと目を開けて、澪の顔を見て言ってあげないといけない。

怒ってないよ――
嫌いになんてなるわけないじゃん――
澪のことが大好きだよ――って…
666Kiss×Kiss… (side”Mio”):2009/05/31(日) 04:11:08 ID:8Lmp37f9
――『大好きだよ』って律が言ってくれた。
私の大好きな、あの笑顔でそう言ってくれた。

「怒ってない…の?」
「怒るわけないじゃん。澪が気持ちぶつけてくれたんだし…逃げないよ、ゲンコツだって、キスだって――」
「ぅ、あぅ゛…――」
「まあモチロン、貰えるならゲンコツよりキスのほうが――って、コラ!泣くなって…」

感情があふれて止まらなかった
嬉しかったから――
安心したから――

多分、私の『好き』と律の『好き』は少し意味が違う…
でも律は応えてくれた。

「あ〜もう、せっかくの美人が台無しだぞ」
「だ、だって…り゛つが…りつ゛…が――ふぇ…う、ぇえ゛ぇ…――」
「ホントに…怖がりで泣き虫なトコは全然変わってないんだから…」
「う゛ぅぅ…」

律が少し呆れたように溜息をひとつついたかと思うと、その手で私の髪を優しく撫で、
そのまま抱き寄せられる。
そして――

「…んっ!?――」
「――ん…ん、ぷはぁ――…これで、おあいこ。さっき、いきなりしてきたお返し」

突然…そして一瞬のことに、私は感触を確かめるように唇をなぞる。
律らしい『お返し』――

「…わ、私はもっと気持ちを込めてしたぞ!大体、さっきのなんてほんの一瞬だったじゃないか…」
「私だって、ちゃんと気持ちこめてしたぞ〜」
「律のは短すぎて、そんなのわからなかったぞ…」
667Kiss×Kiss… (side”Mio”):2009/05/31(日) 04:11:50 ID:8Lmp37f9

一瞬でもちゃんと伝わってきた、律の気持ち。

焦らなくても大丈夫だよ――
ちゃんと澪の傍にいるから――

大好きだよ――って…

だから、もう焦らない。
焦って自分の気持を押し付けようとしたり、律の気持ちを確かめようとしたりしない。
私は律が好きで、律も私を好きと言ってくれた。その『好き』は少し意味が違うのかもしれなくても
律が私の傍にいてくれるって言ってくれた、その言葉と気持ちは信じられるから…

「――で、何をしようとしてるんだ、お前は…」
「いや〜、澪が短すぎて不満だって言うから、もっかい濃厚なのを――」

"ごすっ!!"

「うう…澪の気持ちが痛い…」
「当たり前だ!大体お前はデリカシーが無さ過ぎる!!」

そう、焦らないでゆっくりいこう。
律と二人で…

(END)
668名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 04:15:34 ID:8Lmp37f9
以上です
澪が何かと情緒不安定なのと、律が精神面でしっかりしすぎなのは個人的なデフォです
この二人の幼少からの付き合いを、あれこれ想像(妄想)するだけで、幸せになれる今日この頃です

ではまた〜
669名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 04:21:02 ID:UbqlUqFm
律澪待ってたよ!
ありがとう、ありがとう!
670名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 04:28:34 ID:E/plAHNP
>>668
思わず3回ほど読み直した
二人のそれぞれの心情が違和感なく描かれてて素晴らしいな
是非また書いて頂きたい
671名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 04:40:27 ID:VGyurBzb
>>657
死んだ(萌え的な意味で)

石言葉にも色々あるようだけど、不変の絆って解釈であってる?
672名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 05:01:01 ID:PrzCBz1y
>>668
GJ!
これで安らかに眠れる
673名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 06:20:51 ID:x6BwtEih
サイコーだな
674名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 08:27:28 ID:J87v2E2Z
>>668
心理描写とか苦手だからこういうの書ける人に憧れる今日この頃
ああいう半分ネタみたいなのしか書けない者から見ると……ね

>>671
まあそんなところ
永遠にともにかた〜いきずなに乾杯ってことで(←あんま寝れなくて変なテンションの小心者)
675名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 12:42:19 ID:vbeSODbS
もっとよこせ
676名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 13:25:31 ID:+wOC7fbX
待ってました!律澪最高だ!ニヤニヤニヤニヤww
677名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 14:14:36 ID:I1NWjaAu
>>668
GJ!!!
律澪いいねいいねー
678名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 16:18:48 ID:ouOd2J6X
りつむぎ「デコマユ」
ttp://node3.img3.akibablog.net/09/may/31/402.jpg
679名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 16:44:07 ID:4LnkOR4D
スレ違いだけど、貧乳じゃないりっちゃんなんて
680名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 16:45:44 ID:x6BwtEih
確かに
681名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 17:58:16 ID:9tp276wT
りっちゃんが貧乳コンプだからこそりっちゃんの魅力、そして律澪コンビがなおさら輝くのにな

この作者は貧乳嫌いかけいおん見たことないか
りつむぎだから別にいいやみたいな感じで描いたのかとにかく愛が感じられない
682名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 18:04:13 ID:nT5/CbUS
そもそもこの表紙の構図からして、男が絡んでる物件な気がする・・・。
百合にはまりかけた当初はよく騙されたぜ。
683名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 18:07:13 ID:3CkayUDE
>>681
件のブツは輪姦ネタの核地雷じゃなかったか?
そのタイトル、どっかで聞いた覚えが
684名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 18:11:55 ID:Kv8sof8/
けいおんに限った訳じゃないが……もっと百合百合してる物増えても良いよなって気はする…
……今度のけいおん絡みのイベントは確か7月だったっけ??
685shit!   1/4:2009/05/31(日) 18:17:15 ID:svCJNjom
新入部員も加わり、にぎやかになった軽音部

澪「ここは、こういう感じで・・・」
梓「さすがです!やっぱ澪先輩は巧いですね!」
澪「やだなー、褒めすぎだって」

唯「ムギちゃ〜ん、澪ちゃんがあずにゃん独り占めしてるぅ〜」
紬「はいはい。それじゃ私と練習しましょ」
唯「分かった!」

より一層活発となった部活動、しかしそんななか・・・
この状況をおもしろく思わない者も・・・

律「・・・」

梓「澪先輩と一緒にできて光栄です!」
澪「私も梓みたいに真面目な後輩ができて嬉しいよ」
梓「えへへー」

唯「おりゃー、私の指使いを見せてやるぜー」ポロポロポロロン
紬「まぁ、唯ちゃんお上手」
唯「そーでしょー、キーボードもいけるよね!」

律「・・・」イライラ

ドンドンドン!ジャーン!

澪唯紬梓「「「「わっ!!」」」」

澪「なんだよ律、突然!」
梓「あわわ、びっくりした・・・」
唯「そーだよー!あずにゃんもびっくりしてるよ」

律「個人練習もほどほどにして、合わさねーか?」

唯「おぉ、そうだね!やろーやろー!」
澪「ったく、なら口で言えばいいのに・・・」
紬「(あらあら、りっちゃんたら)」
686shit!   2/4:2009/05/31(日) 18:18:00 ID:svCJNjom
ジャーン・・・

澪「おい律、走りすぎじゃないか?」
律「そうかぁ〜?」
澪「梓も慣れてないんだし、ちょっと抑えたほうが・・・」
律「・・・」イラッ

律「あーそーかい!梓梓って、そんなに梓が好きなりゃ一緒にやりゃいいだろ!」
澪「な、なんだよ急に?!」
律「別に・・・あーもーっ!こんなんじゃやる気おきねーよ!帰る!」ドタドタ・・・
澪「お、おい律・・・」

静まり返る音楽室

澪「ど、どうしよ・・・」オロオロ
紬「澪ちゃん、行ってあげて」
唯「そーだよ、りっちゃん救えるのは澪ちゃんだけだよ!」
澪「ムギ、唯・・・でも」チラ(梓のほうを見る)
梓「わ、私なら大丈夫ですから!」
澪「そ、そうか・・・分かった!それじゃあ、自主練しててね!」タッタッタ・・・
紬「はい、分かりました」
唯「いってらっしゃーい」

梓「あ、あの・・・私何か律先輩の気に障ることしたんでしょうか?」
唯「うぅん、あずにゃんはぜーんぜん悪くないよ!そうだなー、りっちゃんのヤキモチかな!」抱きっ
梓「え・・・それってどういうことですか?って唯先輩抱きつかないでください!」
唯「いーじゃーん、私がなぐさめてあげるからー」ナデナデ
梓「べ、別に落ち込んでなんかいません!(でも、気持ちいいかも・・・)」
紬「うふふ、梓ちゃんは知らないものね。そうだわ、ちょっと見にいってみようかしら」
唯「おーっ、いいねー」
梓「え、澪先輩たちをですか?でも、練習してろって・・・」
唯「いーからいーから!」
紬「きっといいものを見れるわ!」
梓「は、はぁ・・・(どういうことだろ)」
687shit!   3/4:2009/05/31(日) 18:18:42 ID:svCJNjom
澪「・・・ハァ・・・ハァ・・・おーい、律!」
律「んっ?・・・っておい澪!追っかけてきたのかよ!」
澪「・・・ハァ・・・だって・・・今日の律・・・ハァ・・・おかしかったし」
律「わ、分かったから!とりあえず、息整えて!」
澪「わ、分かった・・・ハァ」
           ・
           ・
           ・
澪「で、今日のは何なんだよ?」
律「何って何が?」
澪「みんなで合わせたときだよ!梓と一緒にやってろとか・・・」
律「あ〜、あれね・・・澪が原因かな」
澪「な、何だよそれ?」
律「だって最近の澪、梓に構いっきりで・・・それ見てたらなんかイライラしてきたっつーか、寂しかったっつーか・・・」
澪「ん?それってつまり・・・私が梓といるのを見て嫉妬してたってこと?」
律「うっ・・・そ、そうだよ!なんか澪とられたみたいで悔しかったの!」(顔真っ赤)

澪「・・ぷっ、ふふ、あははは!なんだ、そうだったのか!」
律「あーそうだよ!子供みたいな理由で悪かったな!」
澪「あーおなか痛い!・・・でも大丈夫だよ」(律に抱きつく)
律「わっ!・・・って、どういうことだよ?」
澪「私の一番は律だから、ほかの子のものにはならないよ」
律「そ、そんなこと分かってるよ!」
澪「ふふ、そうか?」
律「そうだよ!」

澪「よし!それじゃあ戻るか」
律「・・・へっ?戻るってどこに?」
澪「音楽室にだよ!みんなに迷惑かけたし、謝らないと」
律「そんなんメールですましときゃいいだろ!そんなことより、仲直りのキスしよ♪」
澪「ちょーしに乗るな(ゴン!)」(律にゲンコツ)
律「いっつー・・・へーへー分かりやした」
688shit!   4/4:2009/05/31(日) 18:20:14 ID:svCJNjom
塀の影
唯「お二人さん、熱いねー」
紬「あらあら、いいわねー」
梓「まさか・・・二人がそんな関係だったなんて・・・」
唯「私はあずにゃんさえよければいつでもいいよ!」
梓「な、何言ってるんですか?!私にそんな趣味はないですよ!」
唯「よーし、あずにゃんを振り向かせてやるぞー!」
梓「勝手に張り切らないでください!」

紬「まぁまぁ、それじゃ先に戻って二人を迎えてあげましょ」
唯「そうだね!よーし、行くぞー」(梓の手を握って走る)
梓「ちょっと先輩!痛いですって!(で、でも悪くないかも)」ドキドキ
紬「ふふ(この調子じゃ梓ちゃんも時間の問題ね・・・軽音部はパラダイスね!)」



以上です。澪と律は両思いの設定です。
たまには澪が優位に立ってもいいですよね。
689名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 19:29:19 ID:EadpLePH
表紙で女の子二人でもカメラ目線ならまず百合なしなのは常識ですよね
690sage:2009/05/31(日) 19:51:43 ID:W05xOJR4
良い!
良すぎる。
グジョブ。
私的に律澪は律が受けだと思うんでこれは非常に嬉しい。
萌え。
691名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 19:55:46 ID:XuuEnj+6
>>689
>>678なんて一発で中身は百合じゃなと分かるな
692名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 20:02:55 ID:n8Wxr3zc
>>690
sageはメル欄だよ!ww
693名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 20:08:12 ID:o/99iDkS
>>692
>>690はわざとやってんだよ
694名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 20:09:20 ID:xYzHlvuI
ウ ザ い
695名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 20:19:09 ID:yT/nxECB
憂「まずい、お姉ちゃん分が不足してきた」
696名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 20:21:38 ID:I1NWjaAu
>>688
GJすぎる!!
嫉妬するりっちゃんかわいいすぎだ
697名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 20:51:05 ID:SHeNkHWL
>>688
ちょw沢庵様自重wwしなくていいですwwww
律澪も唯梓も美味くいただきました
698名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/31(日) 23:51:57 ID:EKwFywX7
699名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 00:01:31 ID:xYzHlvuI
絶対夫婦…か
700名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 00:12:09 ID:NK6VJHrB
オリキャラってあり?
701名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 00:12:39 ID:FDR3YOrF
沢庵さんマジぱねぇ
矢印が沢庵さんに向けられたらどうなんだろうなぁ、この人
702名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 00:25:45 ID:LMH5ahRI
SSありのスレでオリキャラの話題が出たら高い確率で荒れる
703名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 00:31:28 ID:6eZ2K88B
サブキャラ程度のオリキャラならいてもいいんじゃない?
オリキャラ苦手な人も多いから、どっちにしろ注意書きは必須だと思う
704名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 00:48:06 ID:iAK2Jdj+
やめとけ
705名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 01:12:29 ID:o1aJJC8a
オリキャラはあんまり使ってほしくないな

オリキャラ使うとホントにオナニーSSになっちゃう
706名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 01:13:15 ID:NK6VJHrB
律澪を書いてるんだけどその中で梓の従姉妹って設定でオリキャラちょっと出したかったんだが…
707名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 01:14:11 ID:NK6VJHrB
律澪を書いてるんだけどその中で梓の従姉妹って設定でオリキャラちょっと出したかったんだが…

A子的な存在でも構わん設定に変えるわ
708名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 01:23:32 ID:HFp/5Kqj
オリキャラは自己主張が激しくなる傾向があるしな
性格が濃すぎたりやたらキャラと絡んだりで目障りと思う人多い
梓の事を語らせたいならクラスメイトの憂でもA子さんでもお母さんでもいいんだし
どうしてもオリキャラ入れたいならtxtでロダにでも上げたほうがいいと思う
709名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 01:30:28 ID:NK6VJHrB
わかった
できたら投下する
710名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 01:38:17 ID:o1aJJC8a
wktk
711名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 02:21:19 ID:HKDwqWpn
個人的に、この組み合わせもアリだと思うんだが
どうだろうか?  紬律

http://blog-imgs-30.fc2.com/b/k/h/bkht/ritsumugi4.png
712名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 02:23:32 ID:klwuD9ry
アッー!律がムギに捕食されてる!

構わんもっとやれっ!
713名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 02:30:23 ID:8uDS/LNd
律紬が急に増えてきたな
714名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 02:55:41 ID:H2lMd2WB
りつむぎは個人的にはありなんだけど、
一話くらいしか絡みが…
715名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 03:23:56 ID:nc094U8R
5話のやり取りでは普通に律引いてるしその他のシーンでもつくづく絡み無いからな
他の組み合わせと違って流石に絡むような状況を考える難易度が高い
むぎが突然デコの魅力に目覚めて無理矢理か、入部した理由が律に惚れたからだった…くらいしか思い付かない
716名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 03:32:03 ID:Mfoixxc4
もはや何でもあり
717ぷゎぷゎ 1/6:2009/06/01(月) 07:58:56 ID:9ERWs0N4
「ひゃー! やばいやばい! 冷たっ! て言うか痛っ!」
「だぁっしゅ! もう少し! あと10メートルくらいだから!」
ばっしゃ、ばっしゃ、ばっしゃ。 ダッシュダッシュ。 一歩踏み出すごとに、足元に水飛沫があがる。
うちのドアをがちゃっと開けて、澪の手を引っ張り込んで、乱暴にドアを閉める。 ふぁ〜。 ようそろ!

「もう、いきなり降ってくんなよなー! あーあー、下着までびしょびしょ。」
「やっばい……ベース大丈夫かな。 このケース、防水だっけ。」
ようやく人心地。 夏の夕立は、唐突だ。 空の底が抜けてしまったかのような豪雨にあって、私らはすっかり濡れねずみ。

「よかったぁ、きもち湿ってるけど大丈夫だ。 ハードケース買おっかなぁ。 心臓に悪すぎるよ。」
「とりあえず、そこら辺で乾かしといたら良いんでない? ちょい、じっとしてて。 髪、絞ったげる。 重いでしょ。」
「ん。 サンキュ。」
腰まで届く綺麗なロングヘア。 普段から肩こりを誘うほど重いそれは、水を吸ったら冗談抜きのヘビー級。
ぎゅー。 だばば。 おぉー。 絞れる、絞れる。 スカートも、ぎゅー。 だばばば。 玄関もすっかり水浸し。
お母さんが持ってきてくれたタオルで、体中を拭く。 あー、張り付いた服、鬱陶しい。

「化粧、アイプチ、まつ毛のエクステ。 おぉ、哀れな少女たちよ。 今こそ本当の顔で恋人と向き合う時なのだ……。」
「くすっ。 なぁに言ってんだか。 ま、すっぴんの私らには関係ないけどね。」
「お互いキュートなすっぴんでよござんしたねー。 うわっ! ひょっとして今の私、やばすぎ? いわゆる、水も滴るいい女?」
「んんー。 仮に私がそう思ったとして。 私の感性は痒くて当てにならないって、誰かさんが言ってたっけなぁー。」
ぽこぽこぽん。 くすりと笑う澪の頭にファイブストローク。 ぴぴぴ。 ぴぴぴ。 んっ。 この電子音は。

「お母さん、ナーイス。 みおー。 お風呂入れてくれたみたいだから、入ろっぜぃ……くしゅん!」
「あー、助かる。 ありがとうございまーす……くしゅん!」
二人でくしゃみしながら、だだだと脱衣所に駆け込む。 もー、なんで濡れた服ってこんなに脱ぎにくいんだろ。
くつした。 スポブラ。 ぱんつ。 半ば力任せに引っぺがす。 ふぅ。 マッパになったら、ようやく気持ちが落ち着いた。
澪は、と……あははは! ブラウスのボタンも外さずにTシャツ脱ぎしようとしたのか、澪は茶巾状態でふらふらしていた。
なんだそれ! お前ねー、髪がばらばら垂れて、なんか妖怪みたいになってるよ。

「り、りつー。 なんとかしてぇ。」
「こら、動くな。 今、ボタン外してやるから。 くす。 あんた、髪長いんだからこんな脱ぎ方すんなよ。 横着すぎ!」
「ふ、普段はしないぞ! 今はもう、一秒でも早く脱ぎたかったの!」
にひっ。 わぁかってるって。 澪が髪の毛をとても大事にしてるのは先刻ご承知。 全てはこのいきなりの夕立のせい、だよね。
脱いだものをポイポイ洗濯機に放り込む。 気持ちをさっぱりさせる準備はオーケー。 んし、それじゃあ。

「たんま、律。 カチューシャつけっぱだぞ。」
ととと。 澪がカチューシャを外してくれる。 出鼻をくじかれたけど、今度こそ。 お風呂に入ると致しましょっか!
718ぷゎぷゎ 2/6:2009/06/01(月) 07:59:39 ID:9ERWs0N4
「いてて! もー、なんで冷えた体へのシャワーってこんなに痛いのかねー。」
「あ、それ知ってる。 あのね……。」
「あ、教えてくれなくていいよ。 言ってみただけで、興味は無いから。」
ぽかりと小突かれる。 やったなぁ。 お返しに、顔にシャワーを当ててやる。 きゃあきゃあと騒ぎながら、体を洗う。
はぁー、生き返る。 冷えた体に血が通ってくるのが分かるよ。

「なんか律んちのお風呂入るの久し振りだね。 こんなんだったっけか。」
「なにぃー。 覚えてたよりも風呂が小さいだとぉ! 悪かったな!」
「そんな事言ってないだろ! 合宿で一緒にお風呂入ったりしたけど、違う感じ。 子供の頃に戻ったみたい。」
ん。 言われてみれば、そうだね。 ごく自然に洗いっこするのも、考えてみれば子供の頃以来。
高校生の女の子二人では、少し手狭に感じる洗い場。 澪の髪に薄めたトリートメントを撫でつけながら、嘆息する。

「……子供の頃はこんなに差、無かったのになぁ。 ふ。 やはり男子に触られると違うのね。 よよよ。」
「どこ見て言ってるんだよ! 触られてないってーの。 これはじ・ま・え・だ!!!」
わしゃわしゃ髪を洗ってくれていた手が、突然ぎゅーと引き絞られる。 痛い痛い! やめて! はげちゃう!
こうして向かい合ってると、私は自然と見上げる形になる。 旦那さまってこんな感じなのかしらん。 なんちって!

「よーし、しゃがめー。 頭からいくぞー。 準備はいいかー!」
「ばっちこーい!」
風呂桶いっぱいの湯を、頭からざばーとかける。 私の頭にもざぱーとお湯がかけられる。 よっし。 洗うのおーわりっ。
今日のお仕事はおしまいですよーっと。 髪から水気をきって、バスタブに浸かって。 澪が言いにくそうに目線を投げてきた。

「その……あのさ、律。」
「皆まで言うな、澪。 ……敗北を、認めるわ。 やっぱり。 うちの風呂は狭かった……。」
向かい合って入ってみたものの、これは辛い。 碌に足、伸ばせやしない。 これはお互いの成長を喜ぶべきなんだろうか……。
解決策を考えてみて、一人頬を染める。 んん。 さすがにこれは、ちょっと恥ずかしい、けど。

「ん、しゃーない。 これしかない。 スパッとやってやろうじゃないの!」
「こら! 立ち上がるなら、前隠せ!」
赤くなって叫ぶ澪の前で、くるっとターン。 事態が理解できていないであろう澪に向けて、ぽそりと呟く。

「澪。 もうちょい、足開いて。」
「へ。 え? なんで? ……こう?」
戸惑う声が聞こえたけれど、眼下にすすすと動く足。 ……。 えぇーい。 何ためらってるんだよ、私。
恥ずかしくない。 これしか無いんだから! 澪の視線が、私のお尻に集中してる気がする。
うん。 そっちの方が、よっぽど恥ずかしい。 すぅぅ。 はぁぁ。 一回だけ、深呼吸。 覚悟を決めて、かがみこむ。
私は、背を向ける形で、澪の両足の間にすっぽりと収まった。
719ぷゎぷゎ 3/6:2009/06/01(月) 08:00:20 ID:9ERWs0N4
沈黙。 小窓の向こう、夕立が降りつける音がうるさい。 それ以上に。 私と、澪の、呼吸。 うるさくて。
足に、背中に、お尻に、澪の柔らかさが触れるのが分かる。 ううん。 触れるなんて、控えめすぎる表現。 融けている。
意識しないようにすればするほど、逆に強く意識してしまう。

わたし、いま。 澪と、恋人座りしてる。

「り、律……これは、その。 こういうのって……。」
「ほかに、無いじゃん。 あーもう! 澪のむっつり! 変な事考えるな! 私と澪の仲だろー!」
ぎゅむーと背中を思いっきり押し付ける。 中途半端に恥ずかしがってるから、あぶない感じになるんだ。
分かるよ。 分かってるよ。 もう高校生だもん。 いくら親友でも、幼馴染でも、これはちょっとデンジャラスなふんいき。
でも、妙な意地があった。 ここで恥ずかしがったら、認めてしまう気がする。
大人になったから、澪との距離が開いたんだって。 それは癪だった。 距離が開くなら、それは私の意志でなきゃいけない。
私は私。 澪は澪。 振る舞い方は、自分で決める。 他の何かに決められて、たまるもんか。

また沈黙。 密着してしまったぶん、お互いの息遣いが嫌になるほどはっきり分かる。 どき、どき、どき。
澪の脈拍、速い。 私も多分、速い。 聞こえる脈は一つ。 それはつまり、私と澪のハートは、同じリズムで動いてるという事。
ぴかっ。 どどどーーん。

「きゃぁ!」
「わぁ!」
いなびかり。 轟音。 近くに雷、落ちたみたい。 ぐぎゅ、と私にしがみついて震えている澪。
体を少し倒して斜めに振り返れば、息のかかるくらい近くに、目をつむって怯える顔。 ぷっ。 ほらね。 私の知ってる、澪じゃんか。

「ほら、もう雷、鳴ってないから。 目ぇ開けなよ。」
「ほんと……? ……え。 あははははは! なひ、その顔! あはははは!」
目を開けた澪の前に、とっておきの面白い顔を置いておく。 気詰まりが笑い声に溶けていくのが嬉しくて、微笑む。
しょうがなさそうに笑う澪の指がぴん、と私の鼻の頭を弾く。 澪のてのひらが、優しく私の前髪をあげる。
んねっ。 変わってないじゃん、私ら。 リラックスできたのか、澪は私のお腹に手を回して抱き締めたまま、少し体を伸ばした。
今なら変な気構え無しに、このいとおしさを受け容れられる。 さっきとは違う、沈黙。 幸福な静けさが、満ちた。

「やっぱり、額出してる方が律らしい。 律、肌、きれいだね。」
「なんだよー。 せっかく方向修正してやったのに、またまたあぶないぞー。 いいんですかこれ? ふたりモードですか?」
「そ。 ふたりモードです。 今更かっこつける意味なんて、あっりませーん。」
二人して、けらけら笑う。 澪はすらりと背が高くて、こうして抱きかかえられていると、本当に恋人になったような気分。
ま、いいよね。 今、ふたりモードだもん。 優しげな時間、だったのに。 私の不用意な一言で、それは、壊れてしまった。

「こんな時間もきっと、高校終わるまでだね。 そしたら……ちょっとずつ、疎遠になってくのかも。」
720ぷゎぷゎ 4/6:2009/06/01(月) 08:01:00 ID:9ERWs0N4
二つ返事で否定とも肯定ともつかない言葉が返ってくる……そんな私の予想は外れた。 澪は返事をしなかった。
訝しく思って、また体を横倒しにして、斜めに振り返る。 固い表情。 澪は、私の言葉を、適当に受け止めてはいなかった。

「なんで……そうなるわけ? これまでも、クラスとか違ったけど、疎遠にはならなかっただろ。 これからも、そうだよ。」
「そうかなぁ。 友情とか、恋愛とか。 私、遠距離なんて、信じてない。 会えなかったら、薄れるよ。」
「私は信じてる。 薄れないと思う。 もう十年来の付き合いじゃないか。 そんなの、簡単に薄れたら、たまらない。」
ここまで強い調子の言葉が返ってくるとは、思ってなかった。 まずったかな。
澪は現実にリアルに向き合ってるように見えて、根っこの部分でどうしようもなく乙女。 なんて言えば、伝わるだろうか。

「その十年、ずっと一緒にいたからだよ。 ただの、一般論。 同じもの見て、同じ事して。 私たち、誰よりも近かった。
 これからは、無理だよ。 例えば五年。 一度も同じ時間を共有してない人より、身近にいる人の印象の方が、強くなるよ。」
「……なんで突然そんな事言うんだよ。」
いたっ。 左足の内ももに置かれた、澪の手。 その爪が、食い込んだ。 なぜ? なぜって? ……なんでだろ。 分かんない。

「私は信じる。 でも、律が信じないなら。 律が遠ざかるつもりなら、どうしようもないじゃないか。 ばか律。
 なんでそんな事言うんだよ。 距離とか、時間とか。 そんなの言い訳じゃないか。 律は。 どうしたいんだよ……。」
はっとする。 澪。 ふるえてる。 傷つけた。 私の想像より、ずっとずっと深く、澪は私との時間を大切に想ってくれていた、のに。
澪の言う事は、さっきの私の気持ちそのままだった。 どうするかは、自分で決める、なんて。
裏を返せば、それは根拠の無い意地。 おさなさ。 時間と、生活と、折り合うために。 きっともう、捨てなくてはいけないもの。
分かった気がする。 私は否定したかったんだ。 大人になる事を。 とどめておきたかったんだ。 過ぎていく幸福を。
変化も、挑戦も、嫌いじゃない。 そんな自分の根幹が歪んでいるのに、気付かないほど。
幸せだったんだ。 澪。 唯。 ムギ。 和。 梓。 さわちゃん。 みんなと過ごす時間が。 大切すぎたんだ。
だから私は、ささやかな嘘を、口にする。 おさなさを、優しく眠らせるために。 ちゃんと未来に、踏み出していけるように。

「変な事言って、ごめん。 私は。 澪と一緒にいたいな。 ずっと。 おばあちゃんになっても。 澪は、特別、だから。」
そらぞらしさが、悲しい。 分かってる。 二人で完結させるには、私達の世界は広すぎる。
私がそうするように。 澪も羽ばたいていって、私よりも上等な止まり木に出会うのだろう。 でも、今はこれでいい。
一つだけ、ほんとを混ぜた。 それは。 私は少なくとも今、誰よりも澪の特別なのだという、小さな自負。

「……律の嘘、すぐ分かる。 それが律の考えだって言うなら、もういい。 でも、一個だけ、知っててほしいよ。
 私も律のこと、特別だと思ってる。 ほんとだよ。 今までも。 これからも。 いつまでも。 律が、私を。 忘れても。」
聞かなければよかった。 そしたら。 きっと大人に、なれたのに。
このおさなさを、眠らせる事ができたのに。 いつまでも、どこにも行かないで、なんて。 馬鹿を言わずに済んだのに。
つまらない意地も、すかした嘘も、失くしちゃって。 ほんとの気持ちだけが手元に残って。

「……き、だよ。 りつ……。」
澪の顔が近付いてきた時。 ぽそりと何か、耳元で、囁かれても。 目を閉じたりしないで済んだのに、な。
721ぷゎぷゎ 5/6:2009/06/01(月) 08:01:40 ID:9ERWs0N4
離れても、甘い痺れが、頭の芯に残ったような感じ。 ふたりモード、やっぱり、あぶない。
心が震えるから、声も出せないくらい、なんて。 こんな気持ち、初めて。
あぁ。 私、この感じも知らずに、なに分かったふうな事、言ってたんだか。 澪は、知ってたんだ。 だから、ああ言ったんだ。
今なら私も、遠恋、信じると思う。 いま、わたし。 澪にそれを信じさせたのが、私だったらいいな、なんて。 思ってる。

「……これで、私ら、特別だから。 もう、律の一般論の、外だから。 だから、もう。 変な心配しないで、いいよ。」
ぽそり、と呟く声。 へっ? なんだ、その理屈。 これ以上なく真っ赤な顔。 これ以上なく、真面目な瞳。
……そだね。 澪って、こういう奴。 とてもいとおしく、思う。 微笑みが零れた私は、小さく、うん、って返事した。
額を澪の頬に擦り付ける。 どこかに走り出していきたいような、変なエネルギー溢れてきて、どうしようもないけれど。
逃げずにいよう。 隠さずにいよう。 あるがままの、私でいよう。 澪の前でなら。 それでいい。

「……爪たてて、ごめん。 痛かった?」
「ちょっと。 今度やったら、噛み付いちゃうぞ。」
かじ、と優しく首に歯を当てて、噛み付くふりをした。 びびってほしかったのに、なんでか澪は、ちょっぴり赤くなっただけ。
なんだよ。 普段はびびりのくせに。 へんなやつ。 ぴったりくっついて、身を委ねる。
爪をたてた場所から、澪の指が、つつつ、と内股をなぞり上げる。 わゎ。 今度は私の方が赤くなる。 今日の澪さん、大人!

「そ、それで、あのさ、律。 ……返事は?」
「へっ。 返事って、何の?」
「だーかーらー! さっき言っただろ! その……ス、する、前に。 す、す……だって。」
へ? さっき言った、何か? ……すする前に、スス? なんだそれ。 ぼそぼそ言われても、さっぱり分からないぞ。
きょとんとしていると、段々と澪の眉間にシワが寄ってきた。 あれ。 不機嫌になってきてる!? まずげな空気に、慌てて言い繕う。

「まま待って! ほら、私にも心の準備とか、あるじゃん? 100数えて、あったまろ? 数え終わったら、返事するから。」
「……べ、別に、そんなに急がなくてもいいけど。 そろそろお風呂出る頃だし、100数えるってのはいいかもね。 ……いーち。」
い、いーち。 危なかった。 なんとか100カウントの間、延命した。 この間に思い出さなければ、私はまた宙吊りに……ノォー!
返事? 何か、返事を要求されるような事、言われたっけ? ……さっぱり思い出せにゃい。 あ、あと90カウントしかないぃ。

「じゅーいち。 じゅーさん。」
「待て待て待て! 今カウントとばしただろ! ズルすんな!」
「え? 私がいつズルしたって言うんだよ。 じゅーよん。 じゅーご。」
うそーん。 澪の表情に、悪気は見られない。 甘かった。 これ、ナチュラルに間違えられたら、訂正する方法がなぁーい!
つまりカウントよりも実際の猶予は少ないわけで。 すする前にスス……すする前にスス……うあぁ! 何の暗号だよ、これー!

「にーじゅう。 さーんじゅう。 よーんじゅう。」
「オマエ絶対わざとやってるだろ!!!」
上機嫌でカウントを間違える澪の横で、私は絶望的な気分で頭を抱えるのだった。
722ぷゎぷゎ 6/6:2009/06/01(月) 08:02:20 ID:9ERWs0N4
湯あがり、さっぱり、雨あがり。 夏至も近付く夕まずめ。
夕立が去って雲が晴れてみれば、まだまだ空が明るいって辺りに、季節を感じる。

だんまり。 二人して、ふてくされた表情で歩く。 結局、100数えても言われた事を思い出せなくて、澪はへそを曲げた。
教えてと言っても教えてくれないので、私もへそを曲げた。 つむじ曲がり同士、コンビニへ向かって並んで歩く。
しょせん私らを繋ぐものなんて、お風呂あがりのおやつだけですよーだ。 ふんっ。

かちゃかちゃ。 石鹸水の入った容器をストローでかき混ぜる私を、澪が不機嫌そうに見やる。
気付かないふりして、ストローから吸い上げた水を飛ばす。 ぷゎぷゎぷゎ。 綺麗なシャボン玉が、夕明かりの空に舞う。

「……泊まってけば。」
「やだ。」
このやり取り、何回目だろ。 相変わらず、澪の声は不機嫌そう。 まだ、返事もできてないままだし。
そんなの抜きにしても、今日は、もう少しだけ。 ううん。 ずっと、一緒に、いたい。 この、わからずや。
誰ともすれ違わない、初夏の夕暮れ。 私達は仏頂面のまま、コンビニに到着した。

「これ持って入るわけにいかないし、私、買ってくる。 持ってて。」
「……私、ブラックサンダー。」
容器を受け取って、ぶっきらぼうに澪が言う。 実にらしいセレクション。 お菓子コーナーをぶらり。
このコンビニの品揃えは、なかなかにマニアック。 平たく言えば、微妙。 私は……おや。 ……これに、しよっと。
会計を済ませて外に出ると、澪もぷゎぷゎとシャボンを吹いていた。 くちびる。 お風呂での事を思い出して、一人で赤くなる。

「はい。 チョコ、買ってきた。」
「あれ。 ブラックサンダーじゃないじゃ……。」
商品名を見て、澪の言葉が止まる。 赤い顔で私を見る。 私だって恥ずかしい。 ぼそりと商品名を読み上げる、澪。

「チョコラーメン……好きやっちゅうねん。」
「……私。 言われた事、頑張って、思い出すよ。 ね。 ……泊まってけば。」
「……。」
もっぺん言ってみる。 ほんのり染まった澪は、しばらく私を睨むようにしていたけれど、やがて黙って携帯電話を取り出した。
これ見よがしに、画面を覗いてやる。 澪はちら、と私を見ると、登録した電話帳を繰り始めた。
ん。 あれ。 じろじろ見てると、へんな事に気付いた。 こいつ、家の電話が001で、私が、000。 ……ふーん。

澪、わざと見せたのかな。 ……別に、どうでも、いいし。 ちょっぴり浮き立った心を誤魔化すように、石鹸水をかき混ぜる。
ぷゎ、ぷゎ。 背中合わせ。 今なら、むくれた顔する必要も、無い。 石鹸の匂いに、目を細める。

そう、律んち。 うん。 教科書は、ロッカーに置いてるから……。 澪はまだ001番とお話中。 000番はとってもおひま。
薫る黒髪にもたれた私は、夜風と落日の彩りの中、シャボン玉をぷゎぷゎと吹き続けた。

おしまい
723名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 09:14:11 ID:OfiJmXLx
あーもう素晴らしいなもう
724名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 09:17:48 ID:GLJzBTnE
出かける直前に素晴らしいものをみた
今日も一日頑張れそうだ
超GJ!
725名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 09:33:04 ID:RvyURviZ
>>721
あ な た が 神 か

GJ!GJすぎる!
律の鈍感さがまたいいですな
今日一日頑張れます。
ありがとう。
726名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 10:28:20 ID:4iUsxN4J
GJ!!最高じゃぁ!!!
727名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 10:43:36 ID:n4pQRHaF
晒し上げ
728名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 11:40:27 ID:WJGNee/H
全力でにやけた
今日から本気ダスわ
729名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 12:11:27 ID:b9Agsh4t
>>722
踏み切りの方…ですか?
違っていたらごめんなさい。
あなたのお話大好きです!
730名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 14:31:42 ID:eluV8R6T
731名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 15:12:01 ID:iAK2Jdj+
 
732名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 15:34:04 ID:H2lMd2WB
律澪。最後の方に微エロあり。

1

「りっちゃん、いくら何でもそれはベタだよ〜」
「何だとー!お前にだけは突っ込まれたくねえっ」
「ううう…ギブギブっ…」

律が得意のチョークスリーパーで唯を絞め上げている。
二人が子どものようにじゃれ合う、放課後の音楽室。
そんな軽音部の「いつもの光景」を見るのが、ここ最近
面白くないと感じるようになってきていた。

我慢出来なくなって、思わず席を立つ。
「ごめん、何か体調悪いみたいだ…。今日は帰る」
鞄を肩に掛けながら言うと、すぐさまムギと唯の心配そうな声が返ってくる。

「大丈夫?澪ちゃん…」
「澪ちゃんどうしたのー?風邪?」
「ありがとうムギ、…唯。大丈夫、大したことないから…」

言い終わる前に、今度は律の、デリカシーの欠片もない言葉が飛んできた。

「何だよ澪、生理かあ?」

いつもなら、すかさずゲンコツをお見舞いしてやるところだけど、
とてもそんな気分になれなかった。

「…さわ子先生が来たら帰ったって言っといて…」
律を見ないようにして言いながら、部室を後にする。

「え…おい、澪」

ドアの向こうから、律の戸惑う声が少しだけ聞こえた。
733名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 15:35:44 ID:H2lMd2WB
2

家に帰ってからも、律のことばかり考えていた。
ベッドに横になり、深く溜め息をつく。
律と唯の仲が良いところを見て、嫉妬している。
唯は大切な仲間なのに。嫌だな、こんな自分は…。

幼いころから淡く抱いていた思い。
その感情が何なのかということにはっきりと気づいたのは、中学のとき、
同じクラスの男子に告白されたことがきっかけだった。

          ・
          ・
          ・

「俺、秋山のことが好きなんだ。付き合ってる奴とかいないんなら、俺と…」
「あ、ありがとう。でも、ごめん。私…」
「……好きな奴、いるのか…?」
「……うん。だから、付き合えない…。ごめん」
         
          ・
          ・
          ・

そのとき、脳裏に浮かんでいたのは――



律の顔だった。



734名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 15:36:46 ID:H2lMd2WB
3

律に対する自分の気持ちに気づいたものの、
告白なんて出来るわけもない。するつもりもなかった。
幼い頃から育んできた友情が壊れてしまうのが、律に嫌われるのが、
何よりも怖かった。

(律は友達だ。)
(そもそも、女の子じゃないか…。)

気持ちに無理矢理に蓋をして、二度と沸き上がって来ないようにと
心の深いところに押し込めた。

律の為にも、こんな気持ちは伝えるべきじゃない。
そう決めたはずだったのに…。

唯が軽音部に加わってから数ヶ月。律と唯が一緒にいるところを見るだけで、
心がざわつく。いとも簡単に揺らぐ決意…。

言いたい。律に、好きだと伝えたい。

「律…」
小さく呟いて、枕に顔を埋めたときだった。

ドンドン。

乱暴にノックする音。
「おい澪ー。入るぞー。」

律!?
735名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 15:38:05 ID:H2lMd2WB
4

ちょっと待て、今はダメ。どんな顔して律の顔見たら…

なんて私の焦りなど露知らず、返事を待たずに律が勝手にドアを開ける。

「…何しに来た」突っ伏したまま言う。
「何って…えっと…お見舞いに来てやったんだよ。それに」
「部室にベース、忘れてったろ」
「あ…」
ここで初めて顔を上げ、律と目が合った。

「あ、ありがと…」
体を起こしながらぎこちなく応える。

「ん。ここ置いとくぞ」
机にケースを立て掛け、律が私の隣に腰を下ろした。

「で?」
「え…?」

「ここんとこずっと、何か変だぞ。何かあったのか?」
律が心配そうに覗き込んでくる。
ちょっ…と…顔が近いっ…。

「私にも話せないことなのか…?」
「……」
「体調が悪いなんて嘘なんだろ?
…澪が言いたがらないのを無理に聞き出すなんて、間違ってるかも知れないけどさ。
何かあったんなら、どんなことでも相談して欲しい。
澪のことは何でも解っていたいんだよ」

律は、幼馴染みとして、友達として言ってくれてるんだ。分かってる。けど。

「どんなことでも…?」
「うん」
「どんなことでもって、今言ったな…?」
「?う、うん…?」

私はずるい…。

「律が…」
「律が唯と…他の娘と仲良くしてるのを見るのが嫌なんだ…」
「へっ?」
すっとんきょうな律の声。無理もない。でももう止められない。
律の目を真っ直ぐ見つめる。
このときの私の顔は、きっと西瓜より赤かったに違いない。


「律が好きなんだ…」
736名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 15:39:17 ID:H2lMd2WB
5

あれから一週間。律は部活を休んでいる。
クラスでも、休み時間になると決まって律の方から寄って来ていたのに、
あれ以来ほとんど話さなくなっていた。
恐れていた最悪の事態。あんなこと、言わなければ良かった…。
沸き上がってくるのは、後悔の念ばかり。
          
          ・
          ・
          ・

「律が唯と…他の娘と仲良くしてるのを見るのが嫌なんだ…」
「へっ?」
「律が好きなんだ…。友達とか幼馴染みとか、そういうんじゃなくて…!」
「そ、それって、手繋ぎたいとかキスしたいとか、そういう好きってことか!?」
「っ…、はっきり言うな馬鹿っ…そうだよ。…律は友達として私と仲良くしてくれてて、

でも私は、律に友情以上の感情を持ってて…」
「つまり、私と付き合いたい、ってことだよ…な?」
「うん…」
「………」
律が黙り込む。見たことのない表情で、考え込んでいる。

「…ごめん」
沈黙に耐えられなくなり、つい謝罪の言葉を発してしまう。

「…何謝ってるんだよ」
律がようやく口を開いた。

「悪い、澪。今すぐに返事、出来ないや」

「ちょっと、色々考えさせて。何か、頭の中がぐちゃぐちゃだ。
今日は…とりあえず帰るよ」

律が早口になるのは、少なからず動揺しているときだ。

「う…ん…。分かった…」
私がそう返すと、律は立ち上がり、部屋を出て行く。

はっきりと拒絶されたわけではない。でも受け入れられたわけでもない。
その夜は一睡も出来なかった。
737名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 15:40:29 ID:H2lMd2WB
6

「りっちゃん、どうしたのかなあ…」
お母さんの帰りが遅いのを心配する子どものような顔で、唯が呟く。

「今日で一週間ね…」
続けてムギ。

「ねーねー、澪ちゃん何か聞いてない?」
「え?い、いや…私は、何も…」
二人にまで迷惑を掛けてしまってる…。やっぱり、言うべきじゃなかったんだ…。

そのとき、音楽室のドアが開いた。律!?…ではなく、現れたのは和だった。
「なあんだ、和ちゃんかあ〜」
「なあんだとは何よ。それより唯、あんた今日日直でしょ!?
学級日誌、先生待ってるわよ」

「あっ!すっかり忘れてたよお、ありがとう和ちゃん!
澪ちゃん、ムギちゃん、ちょっと行ってくるね!」
呆れ顔の和と一緒に、ドタドタと唯が音楽室を出て行く。

二人が出て行ってすぐ、ムギが話し掛けてきた。

「澪ちゃん…もしかして、りっちゃんと何かあった?」
「えっ」
「澪ちゃんが体調悪いって言って帰った日、
りっちゃんは澪ちゃんの家にお見舞いに行く、って言ってたけど…。
その次の日からよね、りっちゃんが来なくなったの」

さすがムギ。やっぱり鋭い。

…何故かそのとき、ムギにならすべて話しても大丈夫だと思えた。

「ムギ、驚かないで聞いてね…」
私は、自分の律への気持ち、一週間前にあったことを、ムギにすべて打ち明けた。
738名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 15:41:22 ID:H2lMd2WB
7

「…そう…。そんなことが…」
ムギは特に驚く素振りは見せなかった。

「私が、あんなこと言ったから…。律、きっと私とどう接したら良いか
分からなくなったんだ…。好きだなんて、言わなきゃ良かったっ…」
ぽろぽろと涙がこぼれる。

「そんなことないわ、澪ちゃん」
ムギがハンカチを差し出しながら、優しい声で言う。

「好きな人に気持ちを伝えるって、とっても素敵なことだもの。
例えそれが女の子同士であっても。だから、
それに対して引け目を感じる必要はないと思う」
「ムギ…」
「りっちゃんは考えさせて欲しいって言ってたのよね?
…りっちゃんの出す答えが、澪ちゃんにとって良いものか悪いものかは
分からないけど、りっちゃんは澪ちゃんを傷つけたりする娘じゃないでしょう?」
「だから、ねっ?もう少し待ってみましょ。
その間は、澪ちゃんも自分を責めるのはやめて…」

「うっ…、ムギ…ムギ〜っ…」
気がつくとムギに縋りつき、声を上げて泣いていた。
心につっかえていたものが、すっと消えていくのを感じた。
739名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 15:42:13 ID:H2lMd2WB
8

それから一週間経っても、律はまだ軽音部に姿を見せないでいた。
教室でも、律とは相変わらずぎこちないままだけど…。
あのときムギに話して良かったな…。唯にも、いつか話さなきゃ…。
お風呂から上がり、ベッドの上でそんなことを考えていると、しんとした部屋に
携帯のバイブの音が響いた。

律だ…!

「も、もしもし…」
「もしもし…。澪…今から澪ん家行っても良いか?…話があるんだ」
「い、今から…?良いけど…」
「じゃあ今から家出るから。ちょっと待ってて」
いつもより少し落ち着いたトーンの律の声。
話って、当然この間の…だよな。

10分後、インターホンが鳴り響き、程なくしてドアをノックする音。

「澪、入るぞ」
「う、うん」
ドアを開け、律が部屋に入って来た。あのときと同じように、ベッドの上に腰掛ける。

「…この間の、話だけどさ…」
「いつから、私のこと好きだったんだ?」
意識してそうしているのか、さっきより少し明るい律の声。

「いつからって…」
「小さいころから…、ずっとだよ…」
「…そっか」
「そんなに長いこと…。そんなふうに私のこと思ってくれてたなんて、
これっぽっちも考えなかったからさ。澪の気持ちにどう応えてあげたら良いのか、
分からなくて…。ちょっと逃げてた。…ごめんな」

そんな、謝らなきゃいけないのは私の方なのに…。
律が続ける。
「幼馴染みとして澪が好きなのか、それともそれ以上の好きなのか…
よく考えると、今までちゃんと考えたことなかったんだよね。
側にいたい、なんて思わなくても、一緒にいるのが当たり前だったし」
「んで、もっとシンプルに考えてみた」
「シンプル…?」
「澪とするのが嫌か、嫌じゃないか」
740名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 15:43:56 ID:H2lMd2WB
9

「えっ?」
律が何を言っているのか、一瞬理解出来なかった。

「どういうこと…?」
「だぁから。…澪とキス…、それ以上のことが出来るどうか、ってことだよ。
あーもう、あんまり言わせんなよ!私だって恥ずかしくないわけじゃないんだからな」

「…それで、こ、答えは…?出来るの、出来ないの…?」
「わかんない」
何だよそれ。思わず肩透かしを食らう。

「わかんないから…、確かめに来たんだ」
「えっ」

律が私の肩に手を掛ける。今まであまり目にしたことのない、真剣な顔。
その頬は、少し紅潮しているように見えた。

ドクン。

心拍数が一気に上がる。頭の後ろのところが熱くなる。
恥ずかしさに耐えられず目を閉じた瞬間、唇に柔らかい感触。
数秒経ったところで一旦離れて、至近距離で見つめ合う。
再び唇を重ねると、今度はそのままベッドに押し倒される。

頭が痺れて、何も考えられなくなり、無意識に律の背中に手を回す。

「んっ…、りつっ…」少し息苦しくなって口を開くと、
その隙を逃さず律が舌を入れてきた。

閉め切った部屋に、熱を帯びた二人の吐息と水音が響く。

律がTシャツの中に手を入れてきところで我に返った。

「ちょ、ちょっと待て、律っ…」
律の腕を掴んで、力ない声で制止する。
「…い、嫌か、嫌じゃないか…、わかった…?」
息を整えながら、今さらな質問だけど一応訊いておく。
「あ、ああ…」
律も息が上がっている。
「…なはは、全然、大丈夫だったな」
少し乱れた髪を直しながら、律が笑いながら答える。

「好きだよ、澪。
…女の子同士って、簡単じゃないと思うけど…。
出来るだけずっと、一緒にいよう」

「律…」
嬉しいのと、恥ずかしいのと、ほっとしたのと、
色んな気持ちが涙になって溢れだす。
741名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 15:49:40 ID:H2lMd2WB
10

「わっ、わっ。おい、泣くなよ。ほら、ティッシュ」
「うう、ぐすっ」
「澪の泣き虫は昔から変わんねーなあ」
呆れながらも、ぎゅっと抱きしめて、背中をさすってくれる。
「うるさい馬鹿っ、お前のせいだろっ…」
「はいはい。悪かったよ。…じゃあ、泣き止んだところでさっきの続きを…」
「え?こら律っ、調子に乗るなっ…あっ…」


その夜は、朝まで一睡も出来なかった…。

          ・
     ・
          ・

二週間ぶりに、律が軽音部に戻ってきた。
「うぃーっす」
「りっちゃん!もー、二週間も休んで、何してたの!?みんな心配してたんだよー!」

「悪ぃ悪ぃ。色々あってさ。」

律と唯のやりとりを眺めていると、ムギが耳打ちしてきた。
「良かったわね、澪ちゃん」
「あ、ああ。うん。ありがとう…。…ムギ、何があったのか、訊かないのか?」
「ええ。澪ちゃんが話したくなったときに聞かせてくれれば」
「そ、そっか(おかしいなあ、ムギのことだから絶対聞きたがると思ったんだけど…)」

「ふふ。さ、お茶が入りましたよ(澪ちゃんの首筋のキスマーク…
きっとりっちゃんが付けたんだわ。どこまで進んだのかしら、どきどき)」
742名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 15:54:28 ID:L+TVferH
GJ!!!
律澪はだいすきなので、これからも気が向いたら書いてくだしあ
743名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 16:12:48 ID:H2lMd2WB
11

「え〜、そんなのりっちゃんのキャラじゃないよお」
「何〜?お前が言うかっ」
「ぐ、ぐるじい、りっぢゃん、ギブ…」
律が新技のバックチョークで唯を絞め上げている。
二人が子どものようにじゃれ合う、放課後の音楽室。
そんな軽音部の「いつもの光景」を見るのも、今はもう辛くない。


『好きだよ。出来るだけずっと、一緒にいよう――』


あの夜の律の言葉が、私の胸を今も満たしてくれているから。





おわり
744名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 16:19:32 ID:H2lMd2WB
以上です。
昨晩のことなのに「あの夜の律の言葉〜」とか言っちゃってますが
細けぇことは良いんだよ!の精神で許してくださいorz
745名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 16:31:10 ID:tah0hekY
ハイパー律澪タイム!!!!!
澪→律の律澪はたまらん、職人GJ!!!
746名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 17:08:46 ID:c/60nBg+
にやけが止まんないよー!!!なにこの律澪時間!!GJ!!
747名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 17:52:30 ID:SfTlhpiP
>>722,743
GJ!!!!!
律澪最高すぎる!!!

>>730
よく見つけてきたなwwww
748名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 18:39:12 ID:cS6FMXXv
1日ぶりに来て見たら凄い作品が・・・
どちらも読んでる間頬が緩みっぱなしでした。

>>722
こういうなにげない(?)日常の中で、本人達の自覚無くイチャイチャしてるのたまらないですw

>>744
澪の告白を受けしっかり悩みつつも、その後前向きな行動に出る律に漢を見たw
749名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 19:27:47 ID:jZS63nP7
>>730
GJ!!!!!!!!
750名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 20:06:45 ID:kMUwEs0W
なんと素晴らしい律澪!

ですがここで流れを変えて三角関係?です

組み合わせは唯×澪、梓です
751トライアングラー  1/3:2009/06/01(月) 20:09:09 ID:kMUwEs0W
放課後、軽音部いつもの練習

梓「あ、そこはミュートで・・・」
唯「ほえ、ミュートって何?」
梓「え!ミュート知らないんですか?!」
唯「うん、コード覚えるので精一杯だから用語とか全然なんだ」
梓「そうなんですか・・・(だったら私が教えます!手取り足取り・・・うふふ)」
唯「で、ミュートってどーやるの?」
梓「・・・っへ?!あ、すいません。えぇと、こんな感じで・・・」

澪「唯!ちょっといいか?」
唯「あ、今は 梓「今は唯先輩にギター教えてるんですけど!」
澪「そ、そう。でも私は唯に用事があるの、梓は黙っててくれる?」
梓「ぐっ・・・そうですね」

唯「何、澪ちゃん?」
澪「(小首傾げる姿も可愛いぜ!)あぁ、新しい曲の歌詞について相談なんだけど・・・」
唯「あー・・・えっと、今あずにゃんにミュート教えてもらってるから、後でもいいかな?」
澪「そうか。なんなら相談しながら私がミュート教えてもいいけど」
梓「なんでそうなるんですか!唯先輩はギターで右利きだから、ベースで左利きの澪先輩より私が教えたほうがいいです!」
澪「でも練習と相談が一緒にできてよくないか?」
梓「そんなことないです!どっちも中途半端になると思います!」
澪「おいおい、やけに今日はつっかかるなー。最初はそんなことなかったのに」
梓「澪先輩が唯先輩を盗ろうとしたからです!」
澪「盗るって・・・人聞きの悪いこと言うな!」
ギャーギャー
唯「あ、あれ?練習と相談どうするの?」

律「梓もすっかり軽音部になじんだなー」
紬「うふふ、そうね。りっちゃんもあの中に混じってみたら?(そしたら四角関係になるかも・・・)」
律「私はいいよー、弦楽器は弦楽器で話したほうがいいだろ」
紬「それもそうね(今のままでもおもしろいわよね)」

唯「ムギちゃーん、お茶いれてー」
紬「はーい」
律「おい唯、澪と梓ほっといていいのか?」
唯「うん、なんか二人で話してるから」
紬「はい、どーぞ(二人が唯ちゃんのとこで話してるの気づいてないのね)」
唯「わーい、ムギちゃんありがとー」

結局、練習も相談もできないままその日の練習は終わった
752トライアングラー  2/3:2009/06/01(月) 20:10:13 ID:kMUwEs0W
翌日、昼休憩音楽室

梓「なんですか、呼び出して」
澪「あぁ、昨日のことなんだけどな・・・」
梓「あれは、私たちが練習してるのに先輩が割り込んできたのが悪いんじゃないんですか?」
澪「いや、そうじゃなくて・・・梓、お前唯のこと好きなのか?」
梓「・・・っ!な、何を急にいうんですか?!」
澪「私は唯を好きかどうか聞いてるんだ」
梓「う、うぅ・・・(かぁっ)す、好きですよ!澪先輩はどうなんですか?!」
澪「私も好きだよ」
梓「そ、そう・・・ですか(だから唯先輩と一緒にいたがったんだ)」

澪「で、いつから唯のこと好きなんだ?」
梓「え、えぇと・・・新歓ライブでの演奏を見てからです!」
澪「ふーん、まぁ普通だな」
梓「で、でも、歌うときはあんなにカッコいい唯先輩が、普段はとっても可愛らしいと知ってもっと好きになりました!」
澪「まぁ、普段の唯を見て惚れない奴はいないだろうな」
梓「ですよね!ところで澪先輩はいつから唯先輩のこと好きなんですか?」
澪「軽音部に入る前、職員室で初めて見たときかな」
梓「・・・まさに一目惚れですね」
澪「あぁ、そして唯が軽音部に入部したとき、運命を感じたね!」
梓「ぐっ!・・・でも好きになったきっかけはお互い似ていますね」
澪「ふふ、そうだな(ここで1年の差は大きいとこを見せつけるか)」

澪「梓、私は唯の家に行って一緒に勉強したことあるんだよ」
梓「友だち同士ならそれくらい普通じゃないですか?」
澪「まぁな、しかし私はマンツーマンで唯に勉強を教えた!つまり、個人レッスンだ!」
梓「えぇー!(ガーン)」
澪「(ムギもいたけど、ほとんど私が教えたし嘘じゃないよな)それに、クリスマスも一緒に過ごした!」
梓「え、えぇー!!(ガガーン)」
澪「(まぁ部のクリスマス会だけど)あと、一緒にお風呂はいったし、一緒に寝たりもしたんだ!」
梓「え、え、えぇー!!!(ガガガーン)」ガクッ(膝から崩れ落ちる)
澪「(まぁ、部の合宿でだけど)私たちには、これだけの思い出があるんだよ。だから、あきらめるんだな(勝った!)」

梓「ません・・・私・・・負け・・・ん」ボソッ
澪「ん、何だ?『負けました、唯先輩はあきらめます』だって?」
梓「違います!私負けませんから!澪先輩以上の思い出これから作ってみますから!覚えててください!」ダダダー

梓が去った音楽室

澪「ふ、ふふ・・・あははは!おもしろい、受けて立つわ!でもね、唯にふさわしいのは私よ!」
753トライアングラー  3/3:2009/06/01(月) 20:11:45 ID:kMUwEs0W
その日の部活も終わり、アイス屋で寄り道

唯「うーん、アイスおいしーっ!」
律「唯は甘いもの食べるの早いよなー。あんまり早いと腹壊すぞ」
唯「だいじょーぶ!おなかは頑丈だから」
紬「ふふ。うれしそうに食べる唯ちゃんを見てると、こっちも幸せになるわ」
唯「ありがとー、ムギちゃん!」
紬「それってほめてんのか?」

澪「(はぁ、今日はさわ子先生が衣装持って来てコスプレショーになった・・・)」
梓「(先生に唯先輩とられて何もできなかった・・・)」
どよんど

唯「ねぇムギちゃん、澪ちゃんとあずにゃんなんか暗いんだけど・・・」
紬「ふふ、大丈夫よ」
唯「んー、ムギちゃんがそう言うなら大丈夫だよね!」

澪「(でも、唯のセーラー服可愛かったなー)」ニヤニヤ
梓「(はぁー、体操服にブルマよかったなー)」ニヤニヤ


唯「今度は嬉しそうな顔してる」
紬「ねっ、大丈夫でしょ」
律「あれは大丈夫なのか?・・・」

唯「もー、二人ともアイスが溶けてるよ。もったいないから食べちゃえ!」
パクッパクッ(澪と梓のアイスをコーンの上まで食べる)

澪「う、うわ?!」
梓「え、えっ?!」
唯「もー、二人ともボーっとしすぎ!」
澪「あ、あぁごめん・・・(え、もしかしてこのまま食べると関節キス?!)」
梓「す、すいません・・・(うわ!アイスに唯先輩の歯形が!)」

澪・梓「「(えっと、どうしよう・・・いっちゃおっかな)」」

唯「またボーっとしちゃったよ」
律「もうほっといて行こうぜ」
唯「そうだね、なんか二人共おんなじで仲良いね」
紬「澪ちゃん、梓ちゃんまた明日ね(二人の思いは唯ちゃんにはまだ届いてないみたいね)」



以上です。唯が選ぶのは澪?梓?それとも・・・って感じです。
754名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 20:26:44 ID:JDTONunZ
こ、これはこれで…

さあ早く続きを書く作業に戻るんだ。いや是非書いてくださいお願いします。
755名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 20:39:30 ID:GLJzBTnE
唯×澪、梓より澪→唯←梓
って表現のほうが近いな
756名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 20:44:34 ID:OOb6Lz4D
だがそれがいい!
757名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 21:01:40 ID:Mfoixxc4
やっぱ律澪が良い
758名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 21:09:18 ID:Ik6Jwhef
>>755
IDがGL
759名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 21:10:20 ID:bQIxoRdh
ふひひw
ラブコメは良いものだ!
760名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 21:20:06 ID:iAK2Jdj+
ういゆいくれー
761名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 22:24:45 ID:49dwxKf4
亀だが。

>>684
近いところで6/7の川崎と7/20の蒲田。
今度の日曜日は東方のイベントも同居しているようで、人大杉の可能性が高そう。
762first contact 1/3:2009/06/01(月) 23:13:56 ID:P5WCBdsE
 「律、なにぼんやりしてるんだ」
こっちへ振り返った澪の長い髪がゆるく散り広がった。
「律、最近練習に身が入ってないぞ」
「ん、そうかな?」
「そうだよ。今だってぼーっとして。……ほんとに大丈夫?」
少しだけ真顔になってのぞきこんでくる。
「大丈夫だって。ほら、この通り!」
少し強めにスティックをふるう。いつもどおりの音に澪は苦笑いを返した。
「あ、唯。いまのもう一回やってみてー」
澪がギターの二人の方へ向くと、心の中で安堵のため息をつく。心配させたくなかった。

 澪が梓に何か教えている。澪はすっかり懐かれていて、部活中は、梓の隣にいる時間が一番多いかもしれない。まんざらでもなさそうだった。最近は和も澪に誘われてお茶に来るようになった。そして澪といっしょに唯に説教をしていたりする。
 前にも増してにぎやかになり、みんな楽しそうに部活をしている、それが私も嬉しい。でも……。
 「あたしは、なんで軽音部を始めたんだったっけ」
763first contact 2/3:2009/06/01(月) 23:16:17 ID:P5WCBdsE
 次の日の放課後。澪は、律が部活を休むと聞いて追いかけた。ムギには、サボると言ったらしい。
 ほとんど走るような早足で下駄箱の前に着くとちょうど律が靴を履いている。
「あれ、澪、どうしたの?」
「あ、えっと、今日は自主練だから」
「へー。澪もサボりかー。悪い子だ」
「じ・しゅ・れん・だ」
律はくつくつと笑う。
「まーいいや。いっしょに帰ろうぜー」
「ああ」
 下校直後の混雑を過ぎた校門には人影がなかった。午後から広がった雲に日差しがかげって暗く、部活の喧噪も遠くに聞こえる。バス停も前の便が出たばかりで誰もいない。話をするにはちょうど良いのだが、澪にはきっかけがつかめなかった。
「自主練なのに、急いで出て来たの?」
律はそれとなく話を促す。
「うん、まあ。時は金なりだよ」
何を言っているんだ、私は、と澪は自分を叱咤する。
 こんなことを言いたいわけではない。律も澪が話すのを待っている。
 落ち着いてゆっくり話せばいいだけだ。
「ねえ、サボるって、どうしたの?」
「ん……」
「今までこんなことなかった。……最近変だよ、律」
「うん」
聞いているのか、いないのかはっきりしない。
「……律?」
律は静かに話しだした。
「……んと、最近ね。ときどき考えちゃうんだよ。あたし、なんで軽音部を始めたのかなって」
「え、それは、バンド組んでライブやって、それから……」
「ううん。そうじゃないんだ。たぶん」
「……」
思ってもみないことを口にしてしまうことはある。口にした後で自分がそれを考えていたことに気づくのだ。
「よくわからなくなって。もしかしたら、あたし、軽音部やめた方がいいのかなって」
「いやだ!」
澪が自分でも驚くくらい大きな声だった。
「絶対いやだよ。どうして? 軽音部たのしくないの? ねえ、どうして?」
「……たのしいよ、すごく。でもどうしてだか、何かツライ。だから……」
「律がいなかったら、私は軽音部にいなかったよ。……それはいまでもそう。律がいないなら」
「待って。澪は軽音部すきでしょ? 唯やムギ、さわちゃん、梓。みんなと仲良くなって、澪、少し変わった。きっと良い方に変わったと思う。澪は軽音部にいたほうがいい」
 澪はうつむいてしまって表情が見えない。律は澪が話すのを待った。
「律は、軽音部、すき?」
「すきだよ」
「わたしのことは?」
「うん、すきだよ」
 澪の肩が震えた。何かマズイことを言っただろうか。律が声をかけようとしたとき、澪は顔を上げた。
 律を見すえる瞳が潤んでいる。
「私は律がすき」
律は視線をはずすことができない。
 そうやって向かい合っていたのが、一瞬だったのか、長い間だったのか、後になっても律は思い出せなかった。
 「澪」
操り人形のようにぎこちなく、逆らえないものにしたがって、律の体が動いた。肩を抱き寄せて、首をかしげて、伸びをするように。
 目を閉じる前、澪の長い睫毛の間から涙のしずくが落ちるのが見えた。
764名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 23:17:05 ID:sXiQKN1V
>>286の続きを投下します
澪視点、暗いです。続きます。
765名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 23:24:46 ID:iAK2Jdj+
イイヨイイヨー
766first contact 3/4:2009/06/01(月) 23:25:22 ID:P5WCBdsE
 降り出した雨の音がバス停に響く。そのうちにバスが来て二人は乗り込んだ。
 バスを降りるころには、雨脚は弱まったようだ。
「あ、傘ないや」
澪は自分が傘を持っていないことに気づいた。
「あたしのに入って。折りたたみのやつを持ってきてる」
いつもなら、澪の傘に私が入るんだけどな、とふと思った。それは澪も同じらしく、そのまま顔に出ている。
「いかにも意外そうな顔をするなよ! 澪がしっかりしてないだけだろ」
澪が屈託なく笑う。今日始めて笑顔を見た。
 「律。走ろう。うちで雨宿りしてれば、すぐにやむよ」
 律がかすかに逡巡している間に、傘を取り出そうとしていた手をとられる。
「行こ」
笑いかける澪に引っ張られて、雨の中へ走り出た。


 「はい、タオル。やっぱりちょっと濡れちゃったな」
「うん。でも平気」
「部屋でゆっくりしてて。お茶もってくから」
 律を家に呼ぶのは、久しぶりだ。軽音部を始めてからは自然と互いの家を行き来することが少なくなった。
「律ー。お湯わかすからもうちょっと待っててー」
 この前、部屋を片づけておいてよかった。前みたいに写真を撮られてはかなわない。今も家捜しなんてしてなきゃいいけど……。

 「お待たせー……っと」
律は膝から下だけをベッドの外に出して、横になっていた。ゆっくりしていて、とは言ったが、ゆっくりし過ぎだろう。
「律? 寝てる?」
仰向けの律の胸がゆっくり上下している。手にはベッドに置いていた読みかけの本を持ったままだ。読んでいるうちに寝入ってしまったのか。
「髪、ちゃんとふいたのか? カゼひくぞ」
カチューシャは外されていて、水気はとれていた。額にかかっていた前髪を耳の方へ流してやる。
 不意に唇を見てしまい、さっきのことを思い出して胸が高鳴った。びっくりしたけど、なんだか、とても……。
 澪はあたりを見回した。
(よし、誰も見ていない)
誰も見てなくて当然だ。
 はねる鼓動とは裏腹に、律が起きないように、ゆっくりと静かにかがみ込んで、そして、そっと触れ合わせた。
767first contact 4/4:2009/06/01(月) 23:27:42 ID:P5WCBdsE
 離れたか離れないかの瞬間、カシャッと電子音が鳴った。
「ふぇ?」
律の右手に握られた携帯。そのカメラはまっすぐこっちを向いている。
「……撮った?」
「撮ったよ」
「起きてた?!」
「うん」
口をぱくぱくさせる澪をよそに、起きあがって写りを確認する律。なにやら満足げにうなずいている。
「消せ。はやく!」
「えー、どうしようかなー」
「はやく消せー」
「あー、おとめの唇を盗んでおいて、何かなー、その態度は」
恥ずかしさもあいまってぐっと詰まってしまう。それを見ている律。数瞬、静まる部屋。
「澪。うれしかった」
「え?」
「澪からしてくれて」
「律」
今度は律の方から求めた。舌先が澪の唇を分け入っていく。濃く甘い感覚に身をゆだねるうち、体の奥の方がうずくのを感じる。
 律は豊かな胸の上に張ったブラウスのボタンに指をかける。その手を澪が押さえた。その意味を推し量って、律は凍り付く。
「……ごめん。イヤだったよね。あたし調子に乗って」
澪はぶんぶんと音が出そうなほど首を振った。おずおずと枕元に手を伸ばしてリモコンをとる。部屋の電灯のものだ。
「明るくて……は、はずかしい」
暗転する刹那に見えたその表情が律を揺り覚ます。
 澪が愛しい。
 その想いをずっと抑えて、抑えることの辛さもまた抑えつけてきた。それも今日で終わり。
 強く抱きしめてささやく。
「澪はあたしの」
澪はこくりとうなずきを返した。
 そして二人はベッドに倒れ込む。
 溶暗。


改行制限にひっかかったorz
お気に召しましたら、こちらもどうぞ。
蛇足というか続きというか……
http://www1.bbiq.jp/pensee/keion/first_contact.html#sec4
768名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 23:33:49 ID:gZ6CXviA
>>764
リ.ロード位しろボケ!
769名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 23:42:38 ID:5xbY+/je
>>764

待ってたよ!
続き気になってたから嬉しい。
770名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 23:44:35 ID:UhJu5bwe
いきなり伸びてびびったw

なんか二人の関係が理想的てよかった
771名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/01(月) 23:46:54 ID:MqLS7Toq

ついに二つ目IDであげ荒らし開始
772名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 01:09:40 ID:xEm6wdOV
>>767
最高

もう、

最高
773名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 01:36:34 ID:kQx6yN5M
ど、どうしたんだ今日は・・・ 投下ラッシュじゃないか
職人さんたちGJです
774名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 01:54:37 ID:QgEUUhB1
割り込みになってすいません。
>>286の続きを投下します
775Recycling:2009/06/02(火) 01:58:10 ID:QgEUUhB1
淡雪のように優しくとろける、そんなキスを夢見ていた。
けれどファーストキスの後、私に残されたのは焼け付くような欲望と鉄のように頑なな唇の記憶だけだった。
律があんないたずらを思いつく所まではうまくいきすぎて怖いくらいだったのに、結局現実は小説のようにはいかなかった。
律は逃げた。倒れた椅子が私のしたことの意味をはっきりと突き付けてくる。欲望のままに唇を奪うなんてまるで痴漢のようだ。

「澪ちゃん……」

律が開け放しっていったドアの脇に呆然とした顔のムギが立っていた。
ムギに名前を呼ばれた途端本能に押し込められていた感情が一気に逆流して、私はたまらなくなって泣き出してしまった。
ムギは私の所に駆け寄ってくると黙ってハンカチで私の目元を拭ってくれた。
けれど涙はいつまでたっても止まる気配がなくて、ムギは私の手にハンカチを握らせると一人でお茶の準備を始めた。
しばらくして湯気を立たせた紅茶がなみなみ注がれたティーカップと、マドレーヌの乗った小皿が私の前に置かれた。
ティーカップの端に口をつけて紅茶を啜ると、鼻をぬける湯気が泣き疲れてひりつく喉を潤してくれた。

「どうしよう…ムギ、私、律にひどいことしちゃった」
「律ちゃんと、何かあったの?」
「……キスした、私のほうから、無理矢理」
「澪ちゃんって意外と情熱的なのね」
「そんなんじゃない。私はずるいんだ、ムギのことも利用したし」
「どんな風に?」
「ムギが私達のことも付き合ってるみたいに見てるんじゃないかって言った……そう言えば律も少しは私のこと意識してくれるんじゃないかって」

ムギの眉がぴくっと動いた。律を傷つけてその上ムギにまで八つ当たりして、今日の私はダメすぎる。

「澪ちゃんは昔から律ちゃんの事が好きだったの?」
「意識し始めたのは軽音部に入ってからかな……でも律が行くからこの学校に決めたって所もあるし、昔から好きだったのかもしれない」

普通に成績とか通学時間とかそういうことも考えたけど、最後に私を動かしたのは律だった。
だって当然のように「また三年間よろしくな、澪」なんて言われたら、しかたがないじゃないか。
776Recycling:2009/06/02(火) 01:59:31 ID:QgEUUhB1
「女の子を好きでいるのはつらい?」
「好きな人に好きになってもらえないのはつらいよ」

キスしたって聞いても表情一つ変えなかったムギが悲しげに目を伏せた。

「……律ちゃんが澪ちゃんの事を好きになるのってありえないことかな」
「ないよ、律は普通の女の子だもん。中学の時は男子の友達も一杯いたし、それに、男子と一緒に遊んでる時の律はすごく楽しそうだった」

一緒になって馬鹿をやれる友達、そんな建前に隠れて男子が何を期待しているか律だって分かっていたはずなんだ。
幸い中学時代に律が男子と付き合うことはなかったけど、もしもうちょっと気の利く男子がいたら、律は付き合うことに躊躇しなかったと思う。
そういう時の男子と女子は、まるでそれが運命だったかのようにすんなりくっついてしまうのだ。

「今まではそうだったかもしれないけど、律ちゃんは澪ちゃんの気持ちを知ったわ」
「知って、それで律は逃げたんだ、どうしようもないじゃない」
「律ちゃんにも受け入れるだけの時間が必要なのよ、だから今は待ちましょう、ね」
「待ったって何にも変わらない!もう友達に戻ることだってできない!」

律のいない未来なんて考えられない。けれどその未来は確実にやって来る。それが心細くて、怖くて、私はムギにすがりついた。
ベストを着たムギの身体はふわふわと柔らかくて、それがますます記憶の中の律の身体を引き立てた。

「そんなことない、律ちゃんは絶対澪ちゃんから離れたりしないわ。律ちゃんのことが好きなら、自分がどれだけ律ちゃんにとって大切な存在なのか分かるでしょう?」
「私だってそう思ってた、けどもう何もわからないよ。律は私の事怖がってた、もう私は律の知ってる私じゃない」
「一人で納得しないで、澪ちゃん」
「ムギにはわかんないよ!現実はムギが頭の中で考えてるみたいにうまくいったりしないんだ……!」

私は怒鳴ったつもりだったけれど、喉から出た声は拗ねた子供のように情けなく裏返っていた。

「わかるわ、澪ちゃんと律ちゃんはお似合いだもの……うまくいかないなんて、そんなことあるはずないんだから」

ムギの声も震えていた。ぽつぽつと私の頬に水滴が落ちた。混ざり合った私とムギの涙が集まって流れる。

「ごめん、ごめんね。ムギは慰めてくれようとしてるのに、こんなことしか言えなくて」
「私は二人が好きだし、この部が好きなの、だからあんまり寂しいこと言わないで」

この涙のように、心を一つにすることができたらいいのに。こんな身体なんてものがあるから、私はただ好きなだけではいられないんだ。
律、律は今どこにいるの?帰ってきて、いつもの笑顔を見せてよ。ねえ、律……
777名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 02:02:18 ID:QgEUUhB1
以上です。
778名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 02:09:41 ID:ywEFJSDA
澪切ない!!続きが気になります!!!!!
779名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 02:20:19 ID:tcNvRmDb
男子って文字を見るだけで腹が立つ俺は病気
780名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 02:37:31 ID:kQx6yN5M
>>777
あなたの文章めっちゃ好きだわ
781名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 03:04:07 ID:p9W95xyk
ちょ…何この良作ラッシュは…!

便乗して投下。
律澪であんまハッピーじゃない感じのです。
初投下なので大目に見て頂けると幸いです。
782オレンジ(律澪):2009/06/02(火) 03:09:48 ID:p9W95xyk
オレンジ(律澪)




『律。…少し、ゆっくり帰らないか』


唯たちと別れた帰り道。
ボソボソと小さな声は人通りの少ない道で紡がれた。


『澪がそう言うの、珍しいな。…いいぜ、のんびり帰るかぁ』


マイペースに返事をすると澪はホッとしたように息を吐いた。
それでもいつもと比べると、まだ表情が硬い。


『澪〜、元気ないな。もしかしてケーキの食べ過ぎで体重増えたのか?』


ニヤニヤとからかうと、すぐさま飛んでくるであろうゲンコツに身を竦める。


『…違うもん』


いつものゲンコツは降ってこず、返ってきたのは消えそうな弱い声だけ。


『そっか…』


拍子抜けしながら、いつもと違う様子の澪に嫌な予感が頭をよぎる。
会話も途切れ、沈黙を持て余すように私は足元の石を蹴る。

小学生の頃、澪とのお喋りと一緒に夢中になったものだ。
だけど澪の泣きそうな声で言われた『聞いてる?』の一言でゲームはすぐに止めなければならなかった。



石を蹴る、軽いけれど硬い音が二人きりの道に響く。
783オレンジ02:2009/06/02(火) 03:12:42 ID:p9W95xyk
『ねえ、律』


少し緊張した声。


『私、律と一緒が一番楽しい』


『ん、私もだよ?皆で賑やかなのも好きだけど、澪は幼馴染みだからな』


コロコロと転がる石に視線を合わせたまま笑う。


『…私には、律しかいないから』

『唯とムギが泣くぞー?』


『律っ!』



袖を引かれ、やっと隣を見る。

沈みゆくオレンジに照らされたその姿は呼吸をする事すら忘れてしまうくらいに綺麗だった。



『な、なんだよー澪〜。宿題なら、見せてやんないぞー?』


おどけてみせるも、いつものツッコミとゲンコツはやっぱり無い。


『…律は、強引で適当でだらしのないヤツだけど…いつも私を外に引っぱっていってくれた。
…こんな事、言うべきじゃないのは分かってる。
でも、もう…!』


『私は、律が、』



世の中、嫌な予感ほど良く当たるものだ。
784オレンジ03:2009/06/02(火) 03:14:52 ID:p9W95xyk
『ダメだよ、澪』



蹴った石は低い軌道を描き側溝の中に落ちた。
ゲームは終わりだ。


『律?』


『そっから先は口にしたらダメだよ』


『…な、んで……』


可哀想な位、震えている声と赤く染まった顔。
触れたいけど触れてはいけない。



『澪、錯覚だよ。小さい頃から一緒にいて、友達の少ない澪のすぐ傍にずっと私がいたから。
錯覚、だよ…』


『…なんで…そんな事っ、分かるの…!』


とうとう澪は大きな瞳にいっぱいの涙を湛え始めた。


『気持ちを…伝えさせてもくれないの…』


『今のままでも、澪と離れる気はないよ。
澪が一番大切で特別なんだからさ』


澪は遂に両手で顔を覆ってしまった。

細い体を抱き締めてしまいたい。
785オレンジ04:2009/06/02(火) 03:17:05 ID:p9W95xyk
でも、そうしたら全てが終わってしまうから。
それを言ったら、もう戻れないんだよ。
笑い合った日も喧嘩した日も全部変わってしまう。


ねえ、澪。
いつか別れる時が来るのなら、このまま親友でいさせてよ。
厳しい世界に足を踏み入れたら、澪を守る余裕もきっとなくなる。
私は臆病だから、変わって失う事がとても恐いんだ。
今のままなら、守ってあげられるから。




『ずっと、傍にいるよ』




俯いている澪の手を引いて、家路を進む。
震える手に、思わず好きだと叫んでしまいたくなるのを堪える。


沈黙の続く道。
傾いたオレンジが涙で揺れていた。

好きな気持ちも震える手も同じなのに。

少し後ろで必死に声を押し殺している澪と、ただ前を向いて歩く私。
隠している泣き顔も二人、同じだと思ったら、少しだけ笑えた。




終わり
786名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 03:19:47 ID:p9W95xyk
以上。
改行多くてすみません。
自分が書くとどうしてもこんなんにorz
787名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 03:21:11 ID:h57xqyBX
せつねえええぇぇぇ!!!
G J !
788名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 03:29:09 ID:ywEFJSDA
連続で切ないSSキタ!!!なんだか胸が苦しくなるじゃないかー!
もうGJ!!
激しく続き読みたい!!

789名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 03:43:17 ID:JdU+oMl5
シリアスばっかりです
たまには明るいのお願いします
790名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 04:00:04 ID:nfJI7R/l
>>789
感謝の気持ちを忘れんなよ無能ハゲ
791名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 05:02:33 ID:JPRZtu6x
やばい何この良作ラッシュ
感動で俺死にそう
みんな最高ですGJ!

明るいのもシリアスなのも甘々なのも王道カプもマイナーカプもバッチコイですぜ
792名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 05:27:26 ID:hiZ8Mh2J
オレンジ(律澪)




『律。…少し、ゆっくり帰らないか』


唯たちと別れた帰り道。
ボソボソと小さな声は人通りの少ない道で紡がれた。


『澪がそう言うの、珍しいな。…いいぜ、のんびり帰るかぁ』


マイペースに返事をすると澪はホッとしたように息を吐いた。
それでもいつもと比べると、まだ表情が硬い。


『澪〜、元気ないな。もしかしてケーキの食べ過ぎで体重増えたのか?』


ニヤニヤとからかうと、すぐさま飛んでくるであろうゲンコツに身を竦める。


『…違うもん』
いつものゲンコツは降ってこず、返ってきたのは消えそうな弱い声だけ。


『そっか…』


拍子抜けしながら、いつもと違う様子の澪に嫌な予感が頭をよぎる。
会話も途切れ、沈黙を持て余すように私は足元の石を蹴る。

小学生の頃、澪とのお喋りと一緒に夢中になったものだ。
だけど澪の泣きそうな声で言われた『聞いてる?』の一言でゲームはすぐに止めなければならなかった。



石を蹴る、軽いけれど硬い音が二人きりの道に響く。淡雪のように優しくとろける、そんなキスを夢見ていた。
ムギに名前を呼ばれた途端本能に押し込められていた感情が一気に逆流して、私はたまらなくなって泣き出してしまった。
ムギは私の所に駆け寄ってくると黙ってハンカチで私の目元を拭ってくれた。
けれど涙はいつまでたっても止まる気配がなくて、ムギは私の手にハンカチを握らせると一人でお茶の準備を始めた。
しばらくして湯気を立たせた紅茶がなみなみ注がれたティーカップと、マドレーヌの乗った小皿が私の前に置かれた。
ティーカップの端に口をつけて紅茶を啜ると、鼻をぬける湯気が泣き疲れてひりつく喉を潤してくれた。
793名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 12:56:54 ID:43nk30+o
律澪最高!

職人さんホントにGJです!!
794名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 15:00:28 ID:LH9AvkiB
職人GJ!
素晴らしすぎる!
しっかし、切ないぜ………
795名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 15:21:41 ID:tcNvRmDb
たまには明るいのお願いします
796名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 15:29:37 ID:JdU+oMl5
感謝の気持ちを忘れんなよ無能ハゲ
797名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 15:33:24 ID:ufl8K2HI
>>796
お前が言うなwwwwww
798名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 15:51:04 ID:DtVhLZWZ
>>751
遅レスながらGJ!続き書いてくれ!いや、書いて下さい。
799名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 16:22:41 ID:il9Mznru
久々に来たら律澪SSいっぱいキテター
ありがたやありがたや
800名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 17:03:03 ID:ux1/EdAD
最近の澪律祭はGJ過ぎる
どの作品も描写が綺麗過ぎ、地の文うますぎで感動した


澪がほぼガチなのに律は完全にノーマルだからねー
展開的に悲しい話になっちゃうのはしょうがない事かもわからんね
801名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 18:28:49 ID:ywEFJSDA
>>800
だけど澪の思いを知って受け入れるりっちゃんとか想像しただけで最高に男前だよな。

さ、職人さんの切ない→イチャイチャまでの続きを全裸で待機するか。
802名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 18:34:37 ID:R8fs4A23
803トライアングラーU 勉強! 1/5:2009/06/02(火) 18:34:58 ID:G5eG+bjy
素晴らしい律澪の流れですが、ここで>>751-753の続きです

放課後、いつも通りのティータイム

律「はぁー、明日からテスト週間だな」
唯「えーっ、もう?!早いなー・・・」
律「梓は初めてのテストだけど、大丈夫かぁー?」
梓「私はちゃんと授業受けてるから大丈夫です!」
澪「おいおい、それじゃ唯が真面目に授業受けてないみたいじゃないか?」
梓「な、なんでそうなるんですか!」
唯「そ−だよ!あずにゃんそんなこと思ってないよねー」抱きっ
梓「(あ、あぁ唯先輩の・・・)と、当然です!唯先輩はやればできるんです!」
唯「さっすがあずにゃん!分かってるね」(梓の頭なでなで)
梓「えへへー(もう死んでもいいかも・・・)」
澪「ぐっ!・・・」
紬「あらあら(今日は梓ちゃんリードね)」

唯「うーん・・・でもやっぱ数学は不安だなー」
澪「(これはチャンス!)だったら、また勉強会するか?」
律「おー、いいねー!よろしくたのむぜ澪!」
澪「いや、今回は私と唯だけでやろう」
律「えーっ、なんでだよー」
澪「律は自力でやっても、平均点は獲れるんだから大丈夫だよ」
律「み、澪・・・」
澪「私は律のこと、信じてるぞ」
律「お、おぉ!私だってやればできるんだよ(澪の期待は裏切れないぜ!)」
紬「りっちゃん、がんばって!(澪ちゃんったら、お上手)」
澪「あぁ、がんばれよ(よし、これで唯と二人っきりで勉強・・・二人っきり・・・)」ニヤニヤ

唯「で、いつやる?・・・おーい澪ちゃん、聞いてる?」
澪「・・・はっ!聞いてる聞いてる。そうだな、早いほうがいいから明日はどうだ?」
唯「うん、私は構わないよ」
澪「よし!それじゃ明日の放課後、唯の家でいいかな?」
唯「うん、いいよー」
澪「それで決定な!(ふふふ、どうだ梓!さすがに2年の勉強を一緒にはできまい!)」
梓「・・・」ゴソゴソ(携帯をとりだす)

prrrr・・・prrrr・・・
梓「あ、憂?明日テスト勉強しに家に行っていい?・・・うん、そう!分かった、よろしくね」

梓「唯先輩、明日私も憂とテスト勉強するんで、おじゃましますね」
唯「いいよー。にぎやかになるね!」
梓「そうですね(澪先輩、抜け駆けは許しませんよ!)」
澪「ぐぬぬ・・・(そうか、憂ちゃんがいたか。盲点だった!)」
紬「まあまあ(明日はどうなるのかしら♪)」
804トライアングラーU 勉強! 2/5:2009/06/02(火) 18:36:51 ID:G5eG+bjy
翌日、放課後

澪「おーい唯、帰ろ!」
唯「あ、澪ちゃん!早いねー。それじゃりっちゃん、ムギちゃん、また明日ね」
律「おぉ、がんばれよ!」
紬「ふふ、がんばって」
唯「うん!今度は赤点とらないよ」(ピース)
澪「(あぁ、自信にあふれた唯・・・大丈夫だ、私がついてるからな!)よし、行こっか」
唯「うん!あっ、澪ちゃんお願いします」(お辞儀)
澪「(くっはぁ!)お、おぉ!私に任せなさい!」


帰り道

澪「(そういや唯と二人っきりで帰るのって初めて?あぁ、こんな幸せなときがあるなんて!)」
テクテク

梓「おーい、唯せんぱーい!」
唯「あっ!あずにゃんに憂ー!」
澪「(げっ!)あれ、二人とも今帰り?」
梓「当たり前じゃないですか!もー、2組に行っても先に帰ったって言われたから、急いでおっかけたんですよー!」
唯「澪ちゃんが終わってすぐに来たから、そのまま帰っちゃった」
梓「(やっぱり!)そうだったんですか。もー澪先輩、待っててくれてもいいじゃないですか!」
澪「(待つわけないだろ!)いや、1年がいつ終わるか分からなかったし・・・少しでも長く勉強したかったから」
梓「(嘘だ、私と一緒に帰らせないためだ!)そうだったんですか・・・ならしょうがないですね」
憂「まぁまぁ、とりあえず合流できたし、一緒に帰りましょ」
唯「そうだね、みんなで家にレッツゴー!」
澪「そ、そうだな(はりきる唯もなんて可愛いんだ!)」
梓「そうですね(あぁ、なんてこんなに可愛いんだろ!)」


平沢邸

唯「さ、どーぞごゆっくりぃー」
憂「スリッパどうぞ」
澪・梓「「おじゃましまーす」」
梓「(こ、ここが唯先輩の家・・・)」ごくり
澪「それじゃ、1年と2年分かれて勉強するか」
梓「えっ?!何でそーなるんですか?」
澪「だって範囲や内容が違うし、一緒にやっても意味ないだろ」
憂「でも、分からないとことか先輩に聞けますし、一緒にやったほうがいいと思いますよ」
唯「そーだよ、みんなでやったほうが楽しいよ!」
澪「う・・・唯がそういうなら・・・」
梓「そうですよ、みんなでやりましょう!(憂GJ!)」
805トライアングラーU 勉強! 3/5:2009/06/02(火) 18:38:04 ID:G5eG+bjy
現在の位置(唯の部屋)
 澪  梓
| ̄ ̄ ̄ ̄|
|____|
 唯  憂

カリカリ・・・
唯「ねー澪ちゃん、ここってどうやるの?」
澪「えーっとそこは・・・」
梓「・・・」チラチラ
憂「梓ちゃん、なんか落ち着きがないけど、どうしたの?」
梓「へっ?!ううん、なんでもないよ(唯先輩の部屋にどんなものがあるか気になって集中できない・・・)」

澪「・・・で、ここにxを代入して・・・」
唯「もーっ!向かい合ったままじゃよく分かんない!澪ちゃんこっち来て!」バンバン(唯の隣をたたく)
澪「お、おぉ・・・そうか(やった、唯に近づける!)」

現在の位置
       梓
   | ̄ ̄ ̄ ̄|
澪 |____|
   唯   憂

梓「(ぐぬぬ。澪先輩め、唯先輩の近くに!私も・・・)ねー憂、場所変えない?」
憂「えっ、どーして?」
梓「あ、えっと・・・今日の私のラッキー方位が東なんだ。だから、憂の場所が東向きだから・・・」
憂「ふふ、何それぇー」
梓「だから、東向きならもっと勉強はかどるかなーって・・・」
唯「だったら私が代わってあげる!澪ちゃん、あっち行こ」
澪「あ、あぁ(ふふ、梓め作戦失敗だな!)」
梓「えっ?!・・・あ、ありがとうございます(失敗か・・・でも後輩思いの唯先輩!もっと好きになりました!)」

現在の位置
澪   唯
| ̄ ̄ ̄ ̄|
|____|
梓   憂

そして時間は過ぎてゆく・・・
806トライアングラーU 勉強! 4/5:2009/06/02(火) 18:39:53 ID:G5eG+bjy
澪「それにしても、今日の唯はおかしなくても集中できてるな」
唯「へへーそうでしょ!今日の晩ご飯が昨日のカレーだからね!」
梓「確かに、一晩置いたカレーはおいしいですよね。私も好きです!(そして唯先輩も・・・キャッ)」
澪「私も好きだなー(そして唯も・・・なんてね)」
唯「あーっ、カレーのこと考えたらおなか減っちゃった」
憂「あ、もうこんな時間!(20時前)そろそろお開きにしませんか」
梓「ホントだ、集中してると早いね(唯先輩と一緒にいると時間が過ぎるの早い・・・)」
澪「そうだな(あーあ、なんなら徹夜しても構わないのに・・・)」

憂「それじゃ、澪さんと梓ちゃんはお家の人が心配するといけないので」
梓「え、私は大丈夫だよ!」
澪「私も大丈夫だぞ」
唯「二人が大丈夫だって言ってるし、一緒にカレー食べようよー」
梓「唯先輩・・・(どうしてそこまで優しいんです!もうあなたしか見えない!)」
澪「ゆ、唯ぃ・・・(あぁ、唯も私と一緒にカレー食べたいのか)」
憂「でもお姉ちゃん、4人で食べるとカレーの量減るよ」
唯「あっ!そ、そうだったー!というわけでごめんね、澪ちゃん、あずにゃん。バイバイ、また明日ね!」
梓「へっ?!あ、あぁそうですか・・・失礼します(でも私と一緒に食べたいって言ってくれただけで嬉しいです!)」
澪「そ、そうか・・・じゃあな(そんな気まぐれな唯も好きだぜ!)」
唯「ばいばーい!」
憂「それでは、お疲れ様でした」バタン


それぞれの家への帰り道

澪「今日は私の勝ちだな」
梓「な、何を!それくらいで勝った気にならないでください!」
澪「ふふ、負け惜しみを。やっぱ1年の差は大きいなー」
梓「くっ・・・そ、それくらい・・・ぜーったい澪先輩よりいい点とって、唯先輩に褒めてもらうんですから!」ダダダー
澪「おいおい、あいさつなしかよ・・・まぁいいさ。それより私よりいい点だと?・・・くふふ、せいぜい頑張りなさい梓!」
807トライアングラーU 勉強! 5/5:2009/06/02(火) 18:41:44 ID:G5eG+bjy
一方平沢邸

唯「カレー、カレー、カッレー♪」
憂「ふふ。ねぇお姉ちゃん、ご飯の前にお風呂はいらない?」
唯「んーそうだなー・・・勉強して疲れたし、さっぱりしよっか!」
憂「うん!だったら、泡風呂にしない?」
唯「おーっ、いいねー!洗いっこしようね」
憂「分かった!(今日は特にほかのコと長くいたからね、よく洗ってヨゴレを落とさなくちゃ・・・)」
唯「泡風呂、泡風呂、あっわぶーろー♪」
憂「もー、お姉ちゃんはしゃぎすぎ!(そう、お姉ちゃんに一番ふさわしいのはこのワタシ・・・誰にも渡さないんだから!)」


そして田井中邸

律「ムギ、勉強教えてもらったこと、澪には内緒な!」
紬「えぇ、分かってるわ」
律「うおぉー!澪の期待に応えてやるぜー!!」ガリガリ
紬「りっちゃんがんばって!(この思いが澪ちゃんに届くのか・・・これはこれで楽しみね♪)」


二人にそびえ立つ憂という高い壁!はたして乗り越えることができるのか?!
そして唯のテストは?点数が上なのは澪、梓?
律の思いは澪に届くのか!そしてこの現状をムギはどう思う?
次回、ついにヤツが動き出す!・・・すいません嘘です、調子に乗ってすいませんでした
以上です
808名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 19:54:58 ID:f3LEKM3j
GJ、いいねえ、こういうのも
809名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 20:26:18 ID:cMKuIrwB
関係ないことかもしれんが、四角関係じゃないのか
810名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 20:35:26 ID:gPjY9c2N
>>807
GJ!
次回が楽しみだ!
811名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 20:41:47 ID:Do9rTsee
GJ
りっちゃんが片思いって珍しいね
そしてまさかの憂ヤンデレ(?)にふいたw
812名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 20:48:37 ID:FAAY6+eU
>>807
本人達は至ってまじめなんだろうけれど読んでるうちに噴き出してしまった。
GJ。続きが気になりすぎる。
813名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 21:40:05 ID:sEyc7hI8
なんという律澪祭…!
書き手の皆さんGJ!!!
これで面接も頑張れそうです

嫉妬に狂ったりっちゃんとかも見てみたいなw
待つばっかりじゃなくて、自分で書けたらいいんだけど…orz
814名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 22:08:53 ID:eyKQyb/M
>>807の関係図は多分…
憂→唯←梓
  ↑
  澪←律
ムギ様傍観者…或いは次で何か一泡吹かせてくれるのか…>>807氏に期待w
815名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 22:26:31 ID:SGw7mP8u
  紬
  ↓
憂→唯←梓
  ↑
  澪

816名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 22:29:09 ID:Do9rTsee
>>815
唯…
何というハーレム
817名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 22:35:08 ID:xVt01mTX
本編からして唯と澪にフラグ集中しすぎなんだよなw
唯×澪が好きだけどこのカップリングにすると他が二進も三進も行かなくなるから困る
818名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 22:57:12 ID:MQXHnPh8
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org88968.jpg
久しぶりに駄コラを作ったので、よそに貼ったのをちょっと手直しして貼り
819名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 23:05:12 ID:lRV8Y/rp
>>818
うめぇww

そして、りっちゃんと澪の蒲団が一組しかないように見えた俺は
いろいろと終わってる…
820名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/02(火) 23:49:57 ID:r3VJ9fsb
>>818
違和感なさすぎるw
821名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/03(水) 00:37:11 ID:6u2KqCI5
梓「えへへー(もう死んでもいいかも・・・)」
澪「ぐっ!・・・」
紬「あらあら(今日は梓ちゃんリードね)」

唯「うーん・・・でもやっぱ数学は不安だなー」
澪「(これはチャンス!)だったら、また勉強会するか?」
律「おー、いいねー!よろしくたのむぜ澪!」
澪「いや、今回は私と唯だけでやろう」
律「えーっ、なんでだよー」
澪「律は自力でやっても、平均点は獲れるんだから大丈夫だよ」
律「み、澪・・・」
澪「私は
放課後、いつも通りのティータイム

律「はぁー、明日からテスト週間だな」
唯「えーっ、もう?!早いなー・・・」
律「梓は初めてのテストだけど、大丈夫かぁー?」
梓「私はちゃんと授業受けてるから大丈夫です!」
澪「おいおい、それじゃ唯が真面目に授業受けてないみたいじゃないか?」
梓「な、なんでそうなるんですか!」
唯「そ−だよ!あずにゃんそんなこと思ってないよねー」抱きっ
梓「(あ、あぁ唯先輩の・・・)と、当然です!唯先輩はやればできるんです!」
唯「さっすがあずにゃん!分かってるね」(梓の頭なでなで)
翌日、放課後

澪「おーい唯、帰ろ!」
唯「あ、澪ちゃん!早いねー。それじゃりっちゃん、ムギちゃん、また明日ね」
律「おぉ、がんばれよ!」
紬「ふふ、がんばって」
唯「うん!今度は赤点とらないよ」(ピース)
澪「(あぁ、自信にあふれた唯・・・大丈夫だ、私がついてるからな!)よし、行こっか」
唯「うん!あっ、澪ちゃんお願いします」(お辞儀)
澪「(くっはぁ!)お、おぉ!私に任せなさい!」


帰り道

澪「(そういや唯と二人っきりで帰るのって初めて?あぁ、こんな幸せなときがあるなんて!)」
テクテク
『律。…少し、ゆっくり帰らないか』


唯たちと別れた帰り道。
ボソボソと小さな声は人通りの少ない道で紡がれた。


『澪がそう言うの、珍しいな。…いいぜ、のんびり帰るかぁ』


マイペースに返事をすると澪はホッとしたように息を吐いた。
それでもいつもと比べると、まだ表情が硬い。


『澪〜、元気ないな。もしかしてケーキの食べ過ぎで体重増えたのか?』


ニヤニヤとからかうと、すぐさま飛んでくるであろうゲンコツに身を竦める。
822名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/03(水) 01:21:03 ID:BjNtsDNV
あ、ゆりスレの自演と同じ駄作だな
823名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/03(水) 01:24:57 ID:BjNtsDNV
でも自演で「アール子さんGJ!!」とか書きに来るんだよコイツ
ブサイクレズ◆IMqUeleQxUだからなw
824名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/03(水) 07:29:55 ID:Wk82a8Si
アール子って誰だよ
825名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/03(水) 14:18:26 ID:2aO+3ym/
私だ
826名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/03(水) 14:46:44 ID:Cqp5wwHu
お前だったのか
827名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/03(水) 15:32:29 ID:qiyl0nu8
暇を持て余した
828名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/03(水) 15:51:50 ID:KMnGV143
神々の
829名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/03(水) 15:54:39 ID:2aO+3ym/
飽きた
830名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/03(水) 15:57:25 ID:2EV5JeAz
堪え性の無いやつめ
831名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/03(水) 23:05:28 ID:JBsF1Od5
なんだよこの流れww
832名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/03(水) 23:14:33 ID:LfAN8IjN
暇を持て余した沢庵がノンケなりっちゃんを襲うと聞いて
833名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/04(木) 00:01:28 ID:MV1Uftur
それはそれで良いが、あくまで沢庵様は
妄想を楽しむ中立(?)ポジションであって欲しくもある
834名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/04(木) 00:16:58 ID:9HDXGaZz
もし組ませるとしたら当初澪が想像したさわムギがいいと思う
ムギならさわちゃんが何しても笑顔で許せそう
835名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/04(木) 00:45:06 ID:K5+oFCEO
あれ、律ムギって需要ないのか?
まあ自分はりっちゃん相手なら誰でもおいしくいただけますw
836名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/04(木) 00:48:40 ID:itrBSo7/
俺はムギ律のが好きだな
むしろりっちゃん受けなら誰が相手でもw
837名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/04(木) 00:49:26 ID:KH/p1bW5
あっそ
838名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/04(木) 00:54:44 ID:ppau49yC
839名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/04(木) 01:02:26 ID:5LhXWcHf
いいえゆいむぎです
840名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/04(木) 01:06:57 ID:/0Q+codI
一応さわ×ムギです

「あら、今日はムギちゃんだけ?」
「はい、みんな今日は遅れてくるらしいです」
「そうなの。あっ、ミルクティーね」
「はーい、分かりました」

ケーキとミルクティーが用意される

「う〜ん、ムギちゃんが持ってくるケーキは最高ね」
「喜んでもらえて嬉しいです」
「そういえばムギちゃん、あなた女の子同士が絡むと喜ぶわよね」
「(ギクッ)そ、そうですか?」
「みんなは誤魔化せても、私は誤魔化せないわよ〜」

「えっ、えっと・・・確かに女の子同士を見るのは好きですが・・・」ぼそぼそ
「ふーん・・・なんなら、センセイが色々教えてア・ゲ・ル」顔を近づける
「せ、先生・・・顔が・・・近いです・・・」
「近づけてるのよ」口にキスしようとする
「(そ、そんな・・・自分がされるとこんなに混乱するなんて)」顔真っ赤で硬直

「・・・て冗談よ!」寸前で止める
「・・・え?」
「さすがに生徒だし、私もそれくらいの分別あるわよ!」
「そんな・・・先生、ひどいです」ポロポロ
「ちょ、ちょっとムギちゃん?!」

「私・・・ひっく・・・初めてで・・・ぐすっ」
「あ・・・えーっと・・・えい!」ムギを抱く
「わっ?!・・・先生?」
「ごめんね、純真な乙女をからかうなんて。調子乗りすぎたわ」
「そ、そんな・・・私こそすいません、泣いたりなんかして」
「ううん、誰だって始めては不安なものよ。ましてそれが同姓なら・・・ね」

「今回は心の準備ができてなかっただけで・・・今度はちゃんと言ってくれれば・・・」
「んっ?!・・・ということは、私でいいの?」
「はい。私・・・先生みたいな人・・・好きです」
「もーっ!嬉しいこといってくれるじゃないの!」ぎゅーっ
「先生、苦しいです!」
「あ、ごめんごめん!つい嬉しくって・・・」
「ふふ、私も嬉しいです」

「もーっ、かわいい!」ちゅっ(ムギのおでこにキス)
「えっ?!」
「ふふ、今度はゆっくり・・・ね」人差し指をムギの唇に
「ふぁ、ふぁい」


以上です。ムギ様受けは難しいですな。

841名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/04(木) 01:13:46 ID:KH/p1bW5
良い感じだ
842名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/04(木) 01:21:14 ID:U0ucic6K
これは新しい
843名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/04(木) 01:23:40 ID:KMSYb+ko
自演でフォロー
844名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/04(木) 02:10:57 ID:ja/ZaR+g
ぼっちみんの人の絵でゆいむぎに目覚めた
845名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/04(木) 09:57:02 ID:udWsUOb8
受けムギ・・・・これはなかなか・・・・!
846名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/04(木) 13:50:20 ID:V1YWud64
甘くて美味しいムギチョコってトコだな
847名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/04(木) 14:02:16 ID:eYoYHHZu
>>840
ムギ受けもなかなか‥
GJ!
848名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/04(木) 14:40:50 ID:ppau49yC
じーじぇいってなに
849名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/04(木) 16:24:23 ID:b/gR60dp
>>848
ほんとに?
850名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/04(木) 16:53:08 ID:wWZxiBIU
釣られるなよ?
851名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/04(木) 18:55:54 ID:aN25rGPS
>>848ぐっじょぶだったかな?
852名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/04(木) 19:16:22 ID:qdCimOQm
ちがうよゴッジョブだよ
853名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/04(木) 19:18:21 ID:vldTPNmJ
神の御業

God Job
854名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/04(木) 20:08:06 ID:EmYurpAE
GIRLS JOINT
ryしてGJ
855名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/04(木) 22:19:00 ID:fJkJxZUD
まとめ機能してないのか?
856名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/04(木) 23:12:29 ID:KvYzItCe
まとめる人がいなければ機能するはずがなかろう
857名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/04(木) 23:22:49 ID:KH/p1bW5
ゆいうい
858名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/04(木) 23:32:46 ID:cgfEa2OU
ゆいういゆいういゆい
859名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/04(木) 23:42:10 ID:5LhXWcHf
あずゆい
860名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/04(木) 23:54:01 ID:EbJYQfCD
これは3スレ目で過疎って終わりだな
861名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 00:01:29 ID:KH/p1bW5
まだだ、まだ終わらんよ
862名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 00:06:31 ID:iu4luPjM
まとめは誰でも編集できると思うので出来る人がやってくれれば幸い
863名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 00:16:21 ID:fZzxL0Or
ここは憂vs和による唯争奪戦の方向で
864ある日のこと 1/2:2009/06/05(金) 00:26:14 ID:VuarT1Or
 「しぬ……」
 「律……」
向こうの方で肩を寄せ合う二人。
 さわ子が首を巡らせつつ訊いた。
「何なの。あれ」
「律っちゃん、女の子の日だそうですよ」
「あれじゃ、部活できないんじゃないの?」
「うん、でも、どこにいてもいっしょだし、ここだと気が紛れるからって」
「もー、なによそれ」
さわ子はため息混じりに立ち上がり、律の前に立った。
「律。具合が悪いんだったら、早く帰りなさい。みんな心配するでしょ……それに、そんな子を学校に残しておけません。教師として」
最後のところだけ、ゆっくり発音する。
「たはは。さわちゃんに怒られちった」
「律」
さわ子は少し顔をしかめてみせた。こればかりは問答無用ということらしい。
「はーい、わかりました。それじゃ、おとなしく……」
「あ、あの……律は、帰ったらひとりだし、それに、部活が終わったら私が家まで送っていきますから……だから、あの……」
澪は二人に割って入ったものの尻すぼみになってしまう。
 上目遣いのまま言葉に詰まった澪に、さわ子が折れた。
「……保護者がそう言うなら、しょうがないわね」
「さわ子先生」
「無事に送り届けたら、ムギと憂ちゃんにメールすること。いいわね?」
「はい!」
「それじゃ、遅くならないようにね。お茶、ごちそうさま」
865ある日のこと 2/2:2009/06/05(金) 00:27:40 ID:VuarT1Or
 「さ、律のことはほっといて練習練習」
律は頭を押さえている。減らず口は体調には関係ないのだ。

 「今日は、律っちゃんのためにゆったりした曲はどうかしら?」
「あ、いいね」
唯は乗り気だ。
「まかせる」
「うふふっ。……それじゃあ『翼をください』にしましょうか。この前、楽譜をみつけたの」


 演奏が終わると、三人の意識は自然と律に向かう。
 「ふんふん。やっぱり、あたしのドラムがないと、物足りない感じかなー」
「何をえらそーに」
「ということで……」
律はつかつかとドラムに寄ってきて、座った。
「一回だけ、あわせよ」
「おい、無理するな」
「大丈夫、一回だけ。な?」
「……一回だけだからな」
ムギはいつものうっとり、唯は待ちきれないでいるようだ。
「よーし。それじゃボーカルも入れよう……一番のAメロはムギ、Bメロが唯、サビは二人で合唱。二番のAメロがあたしで、Bメロが澪、サビは四人。あとはアドリブ、でどう?」
提案を反芻し、うなずく三人。
 律がスティックを掲げ、4つ数える。
 そのたった4拍で集中できる。その一体感がバンドの強み。

 4人だけの音楽室が熱気に包まれる。夢中で、あっという間に曲が終わってしまう。
 ギターの残響がまだあるうちに、律は快哉を叫んだ。
「うっしゃあぁぁ」


 「よし、今の感じでもういっかい……って、律?!」
右に左に傾ぐ律に澪が駆け寄る。音楽室には似つかわしくない、高い足音がこだました。
「大丈夫か?」
「……澪しゃん。肩かして……」
「無理するなって言ったじゃないかぁ」
ちょっと湿った声だった。



「やっぱり、律を送っていくよ」
「うん」
「その方がいいわ」
 どうにか歩く律を支える澪。二人を見送るとかわりに放課後の寂しさが入ってきた。
「さっきの……よかったね」
「ええ。ここに4人しか居なかったのがもったいないくらいに……」
 流れ星のように輝いて通り過ぎた一曲。それに巡り会ったのは彼女たちと……。
866名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 00:31:03 ID:VuarT1Or
次回予告

 ふっ。顧問を忘れてもらっちゃ困るわねぇ(メガネをはずしながら)
……トゥルルル……もしもし、キャニオンおじ様?……はい、今から送ります。
ええ……それは仕方ありません。キョウ兄さんには、もうしばらく冷や飯を食っていただきます……ええ……ピッ
 ……これとマシュマロをもってすれば、オリコン3位は確実ね。
 あははははっ! このポニーさわ子をなめんじゃないわよ!!!

 続きません。


 冒頭部分など、某サイトのイラストにインスパイヤ!されたものです
(どんなに文章書いても一枚の絵にかなわんのが切ねえっす)

 あと、>>860 は誘ってるとしか……

867名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 01:08:24 ID:c3dStw/r
>>866
ウテナか?w

なにはともあれGJ
こういう日常って良いよなぁ
868名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 01:14:52 ID:pK+vOWEF
>>866
GJ!
ひとつだけ気になったんだけど
送り届けたら連絡するのはムギと憂ってとこは唯でなく憂なのかな?
一瞬「唯じゃ不安だもんなぁ」って納得しかけたんだけども・・
869名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 01:45:03 ID:8B7zH9p5
>>866
GJっした
そのイラスト、澪側の漫画みて自分が拍手で送ったのがきっかけらしいんだよね
そう考えると誰かが誰かに影響しあってくっての感じるなあ
そして、逆に考えるんだ!
SSを書いて、それを誰かが絵にしてくれるのを目標に頑張ればいいんだよ!!

ってなわけで続いて律澪いきます
870とある土曜日の夜:2009/06/05(金) 01:46:28 ID:8B7zH9p5
密着した肌の温もり。

お風呂上がりの甘い匂い。

上気した頬。

潤んだ瞳。

早鐘のように鳴っている心臟の音。

震えるその瞳に囚われて私は動くことも出来ない。

田井中律、ただいまピンチです。

 ◇  ◇  ◇

もともとは毎度恒例のお泊まり会のはずだったんだ……。
今日は土曜日で澪と一緒に一日中遊んで、そしてそのまま澪の家にお泊まり。
呆れるくらいいつもどおりだ。
……あ、今エロいこと考えたやついるだろ?
お泊まりと言ったって別にそういうことをするわけじゃないぞー。
いくら澪と恋人同士とはいえ、おじさんもおばさんも同じ屋根の下にいる中でそんな大胆なことをする度胸はない。
壁だってそんな厚いわけじゃないんだらな・
いや、したくないわけじゃないだけど。
というか、むしろどんとこいってな心境なんだけど、流石の私だって時と場合くらいは選ぶ。
あと、できればムードも。

ま、そんなわけで。
外から帰ってきて、晩ご飯を食べて、お風呂に入ったわけだ。
二人とも上がってきても時刻はまだ十時前。
寝るにはまだ早い。
なんかないかな〜って探した私の目に入ってきたのは鞄からはみ出たムギから借りたDVD。
借りるときムギが

「是非澪ちゃんと一緒にみてね」

なんて言っていたこともあって、せっかくだから一緒に見ようと思って持ってきたのだ。
……ああ、うん、そうだな。このときに気づくべきだったんだよな。
今考えてみればムギもなんだかいい笑顔してたし。
でもまあ、結局気づかず取り出したそれに澪は当然興味津々。

「なんの映画なんだ?」
「私もまだ見てないから分かんないんだよね。今から一緒に見ようぜー」
871とある土曜日の夜:2009/06/05(金) 01:47:08 ID:8B7zH9p5

近寄ってきた澪に私もそんな風に返して映画を見始めて数十分。
とりあえず何のジャンルかは分かった。
ホラーだ。
私はこういうの全然平気なんだけど、澪がなぁ……。
最初は普通に隣に座っていたんだけど、だんだん近づいてきて今では私の腕を抱き込むようにして見ている。
見るのも怖いが、まるっきり見ないでいるのも怖いらしい。
そして話は冒頭へと戻る。

要するに現在進行形で大ピンチなわけだ、主に私の理性が。
正直映画はかなりそっちのけで澪ばかり気にしている。
澪は恐怖に耐えるのでいっぱいいっぱいで私の様子に全く気づいていない。
ああ、なんか目を閉じるとムギの笑顔がやたら浮かぶなぁ。
しかも「ごちそうさまです」とか言ってやがる。
想像のくせにやけにリアルだな、ちくしょーー!
テレビから悲鳴があがるたびに、ビクッと私の腕を抱く力が強まる。
澪さーん、胸当たってますよー!
正確に言うと当たってるってレベルじゃないんだけどな、正しくは押しつけてるっていうと思うんだコレ。
しかし、相変わらず胸でかいなコイツ。
……はっ、どうにも思考がそっち方向にいってしまう。
うああ、このままじゃまずいって。
自分自身にブレーキをかけながら澪に提案してみる。

「えっとさ、そんなに怖いなら見るのやめない?」
「……やだ」
「やだって……。澪、もう半分泣いてるじゃん」

そういうと澪はこちらを向いた。
あぁ、だからその潤んだ瞳を真っ直ぐこっちに向けるなっての。
ほんと自分の可愛さに自覚がないなぁ。
澪が素直に弱さを見せるのも甘えてくるのも私だけだと分かってるけど、それでも時々不安になる。
こんなの見せられたら誰だってイチコロじゃん。
私が上の空でそんなことを考えてるとき、澪はというと

「だって解決したところみないと呪われそうじゃないか」

そうボソボソと答えていた。
872とある土曜日の夜:2009/06/05(金) 01:48:08 ID:8B7zH9p5


そして結局こんな状態のまま2時間弱の映画を見ることになった。
うん、私は頑張った。
誰も褒めてくれないから自分で褒めよう。よく我慢した、私。
途中、驚いた澪が「ひっ!」と言いながらしがみついてくるとかいうベタベタなアクシデントもあったけど、残ったカスのような理性を総動員して優しく抱き止めるだけにとどめた。
ともかく映画は終わった。
いろいろと眼福だった反面、精神的にものすっごく疲れたけど、終わったんだ。
とりあえず頭を冷やそう。
このままじゃ興奮してて眠れそうにない。
軽く伸びをして立ち上がる。
ホラーものにしては珍しく後腐れもなく綺麗に終わったので、今の澪はだいぶ落ち着いている。
ホラー系は解決したと見せかけて、実は元凶はそのままですよーって終わり方が多いからなぁ。
そんなのだったら今でも澪は震えてただろうから、そうじゃなくて本当に良かった。
今回はそれどころじゃなくて大体しか見てないけど、きちんと見ればなかなかに面白そうな映画だった。
明日帰ったら見直そうかな。
そんなことを考えながら澪に声をかける。

「それじゃ、ココアでも飲んで寝るかぁ。持ってくるからちょっと待ってて」
「!」

澪の家には幼稚園から通ってるんだ、台所に立った数は両手でも足りない。
自分の家と変わらないくらい何がどこにあるのか把握している。
風邪を引いた澪に卵雑炊つくってやったりしたもんなぁ。
歩きだそうとするとクイッと引っぱられる。
ん?と思って振り返れば、立ち上がった私のTシャツを澪がつかんでいた。

「どした?」
「……ココアは、いい」
「あ、そう?」
「…………」

なんか様子が変だな。
戸惑っている私に気づいたのか澪が意を決したように言った。

「怖いから一緒に寝て」

え〜っと、この状況が分かるかな?
私、立ってる。澪、座ってる。
つまり澪と話すと必然的に澪が見上げる形になる。
落ち着いたとはいえ未だに涙目の澪。
そこで出る先ほどのお願い。
簡単に言えば、上目遣いのお願い(涙目)。
結論、断れるわけがない。
873とある土曜日の夜:2009/06/05(金) 01:49:54 ID:8B7zH9p5


ってなわけで、私たちは今二人でベッドの中にいる。
いつもだったら私はベッド脇にふとんを敷いて、そこで寝ているんだけど今日はベッドだ。
結局頭冷やしにも行けてないし、これは徹夜決定かな〜なんて考えていたときに澪の声が聞こえた。

「律、起きてる?」
「んー、心配しなくても澪は寝るまでは起きてるよ。だから安心していいって」

澪の背中に回した手でぽんぽんとなだめるように軽くたたく。
すると澪はくすっと笑った。

「うん、ありがとう」
「お? なんか今日はえらい素直だな。明日は槍が降るかも」
「む、私だってたまには素直にくらいなる。いいから黙って聞け」
「あたっ」

おでこにチョップをくらう。
ようやくいつもの調子に戻ってきたみたいだ。
澪は静かな表情で話し始める。

「私はどこで、誰といるよりも、律と一緒にいるときが一番安心するんだ」
「……」
「どんなに最高の環境にいても、私は律がいなかったら不安でしかたないと思う」
「ほんとにどうしたんだ? 怖いのか?」
「怖い…のかな? そうかも。なんだか幸せすぎて」

「律とこんなに近くになれるなんて夢にも思わなかったから」

そう言って微笑んだ澪の顔があんまりにも綺麗で、私は時が止まればいいのにとぼんやりと思った。
その時私の中を駆け巡った感情をどう表せばいいだろう。
一陣の風が吹いたように様々な感情が身体を巡り、全てを攫っていった。
さっきまであった興奮や変な緊張はなくなり、澪が好きだというただ一つの想いだけが残った。
その想いのまま、私は澪を抱き寄せ、その額にキスをした。
驚いてその大きな目をパチクリとさせている澪。

「おやすみのキス、な。これだけ触れてれば夢じゃないって分かるだろ。まぁ、私としては澪の夢にまで出張したいとこなんだけどな」

そう笑いながらいうと、澪も笑いながら目元にお返しのキスをしてくれた。

「律が夢に出てきたら、すごく騒がしそうだな」
「そうだぞぉ、不安に思う暇がないほど引っ張り回してやるからなー」
「ははっ、それは大変だ」

そしてお互い見つめ合うと、今日最後のキスをした。


しばらくすると澪の寝息が聞こえてきた。
穏やかなその表情を見て私も目を閉じる。
腕の中の温もりを感じながら、今日はいい夢が見られそうな気がした。
漂っているような眠気に身を任せ、私は眠りについた。
874名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 01:55:45 ID:8B7zH9p5
おしまい。

りっちゃんと澪をイチャイチャさせたかっただけ
今もう1本シリアスっぽいもの書いてるけど、まだ途中のくせにこの3倍くらいある
シリアスって無駄に長くなるから大変だ
うまく書ける人本当に尊敬する

ちなみにこのりっちゃん、ムギにDVD返すとき「ゆうべはお楽しみでしたね」的なことを言われました
875名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 02:06:33 ID:Zxy7dCS8
乙乙GJ

そろそろまた最新話の話題で盛り上がるはず…
でもあと3〜4話で終わりか…寂しくなるな
ストパンスレみたいに放送終わった後も盛り上がるといいんだけど
876名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 02:16:15 ID:tNZMX+g2
GJっす!

律澪は凄く良い

そして最近妹を間違えて「澪ちゃん」と呼ぶ自分は病気だ
877名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 02:17:17 ID:zLj0z4i5
うわキモ…
878名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 02:30:37 ID:xP9BUxu6
>>874
ムギw
879名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 02:40:21 ID:NlYeLjpk
見た。律澪はもうべたべたした描写はいらない仲なんだなと思った
あと梓は憂の一線を越えないようそろそろ気をつけるべき
880名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 02:42:32 ID:/5CZur2B
このアニメもあと少しで終わりか…
881名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 02:44:00 ID:7YLmL+n3
澪律いいよいいよー>>874いちゃいちゃ最高だよー
まとめ整理して欲しいよー
882名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 02:45:52 ID:/CHN9Zhu
「澪先輩と良い感じだった」って……やっぱ梓からも律澪は明白なのか
883名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 02:53:47 ID:WJNnluLv
>>882
あずにゃん「でも律先輩に澪先輩は渡しません!澪先輩を嫁にするのは私です!」という展開を期待
884名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 03:03:34 ID:xP9BUxu6
律スレによると
律と澪のケータイ色違いのお揃いらしい
ああもう何なのこの夫婦
885名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 03:03:47 ID:l3PZwh2i
でも澪先輩とはいい感じだった
いい感じだった・・・

い い 感 じ だ っ た ・・・


これってつまりそういうことですよねウフフ
真面目なあずにゃんにもバレバレな程イチャこいてるんですね分かります
886名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 03:15:18 ID:BDXX3GIT
唯は年下組とフラグ立てすぎ。
つーか、妹が思ってたよりガチだった‥

あと律とすごい息合ってて萌える
887名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 03:38:45 ID:zLj0z4i5
りつゆい
888名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 03:48:58 ID:yYzrBezl
>>886
wktkがとまらんじゃないか
889名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 03:58:25 ID:aqIiVAMA
唯とりっちゃんがセックルしてる
890名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 04:07:04 ID:yYzrBezl
律唯ですね……わかります。
891名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 04:29:44 ID:yYzrBezl
なんだ最後のシーンは!
あずにゃんと憂の修羅場勃発か?
つかあずにゃんなんだかんだで唯に惚れてるだろこれ・・・
892名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 04:34:47 ID:hai1fWZ9
梓と澪を百合で絡ませてる奴のわかってなさは異常
893名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 04:35:14 ID:l3PZwh2i
確かにあんな写真見せられたらいくら憂といえども嫉妬大爆発かもなw
894名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 04:38:39 ID:+w5pJkfL
「たはは。さわちゃんに怒られちった」
「律」
さわ子は少し顔をしかめてみせた。こればかりは問答無用ということらしい。
「はーい、わかりました。それじゃ、おとなしく……」
「あ、あの……律は、帰ったらひとりだし、それに、部活が終わったら私が家まで送っていきますから……だから、あの……」
澪は二人に割って入ったものの尻すぼみになってしまう。
 上目遣いのまま言葉に詰まった澪に、さわ子が折れた。
「……保護者がそう言うなら、しょうがないわね」
「さわ子先生」
「無事に送り届けたら、ムギ
 「しぬ……」
 「律……」
向こうの方で肩を寄せ合う二人。
 さわ子が首を巡らせつつ訊いた。
「何なの。あれ」
「律っちゃん、女の子の日だそうですよ」
「あれじゃ、部活できないんじゃないの?」
「うん、でも、どこにいてもいっしょだし、ここだと気が紛れるからって」
「もー、なによそれ」
さわ子はため息混じりに立ち上がり、律の前に立った。
「律。具合が悪いんだったら、早く帰りなさい。みんな心配するでしょ……それに、そんな子を学校に残しておけません。教師として」
最後のところだけ、ゆっくり発音する。
895名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 04:57:20 ID:e5UdTXXn
>>874
最高にGJ!!!!あぁイチャイチャ律澪ってなんでこんな最高なんだよ。
シリアスなのも楽しみにしてる!頑張って!
896名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 05:21:00 ID:nWarBldq
>>893
「お姉ちゃんあったかかったでしょ?」
「うん…とっても…」「でしょ!それにいい匂いで、やわらくって、あぁ…おねえちゃん大好き♪
(やっぱり何か違う気が…)

「だから」ズイッ
「ひゃっ…」

「私 の お ね え ち ゃ ん と っ ち ゃ ダ メ だ よ?」ボソッ
897名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 05:37:16 ID:nhfs8ZY+
アール子さんGJ!!
898名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 05:43:08 ID:mOaoGIy0
けいおんと咲、どっちが百合度高い?

麻雀はぜんぜんわからんけど。
899名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 05:44:29 ID:etAJhO2d
けいおんは妄想できるネタが豊富
咲はいろいろとガチ
900名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 05:46:10 ID:kzjkhL+2
唯は天然タラシ
901名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 05:53:21 ID:/n/HGUX9
けいおんはあくまで妄想で百合的な解釈が十分可能なレベル
咲は完全にガチ
902名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 05:58:03 ID:EG2s3FMq
>>898
昨日ネカフェ行ったんで初めて(2巻まで)読んでみたんだけどビックリするくらいガチだったw
903名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 06:04:13 ID:kzjkhL+2
アニメは原作に輪をかけてガチだからな
904名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 06:09:49 ID:/CHN9Zhu
夕食の買出し行ってたのが唯・紬・梓で、留守番してた律と澪は何をしてたんだろ
905名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 06:43:34 ID:SWNpX/k+
律と澪が同じ携帯なんてかわいすぎませんか・・・
夫婦なら家族割がきくもんね〜とか唯の天然攻めが炸裂するんですね
906名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 06:53:16 ID:mOaoGIy0
>>899
>>901
どうもありがとう。
参考にします。
907名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 06:55:53 ID:BDXX3GIT
アニメ板のテンプレFAQによると、

けいおん
Q: 百合アニメですか?
└ A: 一部百合妄想するお嬢様がいますが、百合アニメではないです。


Q:百合アニメですか?
└A:登場人物の大半が百合キャラの百合アニメです。


けいおん、結構百合っぽいと思うけど(今回とかクリスマス回とか)、
アニメ板の基準はよく分からんね。

まあ俺は最近、夏のあらしとパンドラハーツは
なんとなく雰囲気だけ分かるようになってきたよ。
908名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 07:49:10 ID:EG2s3FMq
昨日のけいおん今見たけど憂は十分ガチで通用するなw
あと最後梓が写真見せるシーンが宣戦布告にしか見えなくなったり_| ̄|○

>>904
いい雰囲気だったんですよw
909名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 08:34:23 ID:WJNnluLv
>>908
「あずにゃんは見た!」
910名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 09:16:26 ID:TYtRRr/8
1週遅れるだけで辛いな…
それでも唯に抱かれて餌付けされて悦ぶ梓を見れたのは満足だと宣言w

>>567な印象が強いのか此処の住人的に…唯×梓も良いと思うんだが…
911名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 09:18:02 ID:yYzrBezl
>>910
今週であずにゃん→唯もありだとおもった
憂→唯←あずにゃん
912名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 09:22:26 ID:D5jdBT/f
憂「律さんは?」
梓「澪センパイとは良いカンジだった」

おいおいおいおい
913名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 09:23:57 ID:N7Eosx3n
>>912
あずにゃんににまでそう言わせるくらいラブラブってことですね!
もう律澪は結婚すればいいと思うんだ
914名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 09:36:38 ID:VpUbzPP4
夜中の唯梓練習はありゃ絶対あの後お楽しみだったな
915名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 09:50:23 ID:OVSiy7FS
ゴンッ!

「いてっ!」
「おまえが悪いんだろうが!」


「ねえ、りっちゃん」
「ん?」
「澪ちゃんにいつも叩かれて痛くないの?」
「いや、普通に痛い」
「ならやめてって言えば?」
「んー、そうか?」
「うん。だってりっちゃんが今よりバカになっちゃう……」
ムギュ!
「い、痛い! ほっぺたちぎれちゃう!」
「おまえが悪いだろうが」
「ひどい……わたしはりっちゃんのために……」
「やかましい」

帰宅中

「律……今日もごめん…」
「許さない」
「っ!?」
「……って言ったらどうする?」
「……許して……許してください……」
「ほ、本気にすんなよ!」
「だって……このまえも約束したのに……」
「…わかってるから」
「律……」
「だから気にすんな」

唯、知ってるか?
澪に叩かれるのはあたしだけの特権なんだぜ?

人見知りの澪があたしだけにするちょっと過激な愛情表現

「まぁ今日のは痛かったけど」
「ご、ごめん!」
「んー、じゃあ澪からチューしてくれたら許してやる」
「わ、わかった……」

あとキスするのもな…




やたら殴られるりっちゃんが不憫に思えて妄想した
916名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 09:54:46 ID:WJNnluLv
>>914
「あずにゃん、これからはちょっと大人の練習だよ」
「だ、駄目です。唯先輩。私には澪先輩という心に決めた人が・・・」
「澪ちゃんなら、きっと今頃律っちゃんといい雰囲気だよ。」
917名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 10:05:48 ID:EG2s3FMq
>>916
その後二人で確かめに行って「いい感じ」発言に繋がるわけですね
918名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 10:15:06 ID:5UnsmLB/
アニメ板のスレ、238までいってる。
すごい人気アニメなんだね。

人気は、涼宮ハルヒの憂鬱に匹敵?
919fall in love:2009/06/05(金) 11:04:18 ID:wTA754Fp
「あずにゃんに出会えてよかったよ〜・・・あーずにゃーん!」
「うわっ!・・・」
                ・
                ・
                ・
あの深夜の練習以降、唯先輩が頭から離れない
合宿の残りの日の練習や遊ぶときは、自然と視線が唯先輩を追っかけていた
律先輩と一緒に何かしてるのを見て何かモヤモヤした
でも私のとこに来てくれて安心した
どうしたんだろ、私・・・

今は家で夏休みの宿題やってるとこ、でも全然すすまない
頭の中でずーっと唯先輩がぐるぐるぐるぐる・・・
唯先輩に会いたい、あずにゃんって呼んで欲しい、先輩の暖かさを感じたい・・・

「もう我慢できない!」

それから私は、ギターを持って唯先輩の家に向かっていた
夏の日差しがジリジリと肌にさす、体中から汗が吹き出る
でも関係ない。早く、もっと早く、唯先輩に会いたい!

『ピンポーン』

唯先輩、いるかな?もしいたとして、いつも通りの私でいれるかな?

「はーい」ガチャ

・・・憂か、先輩は、唯先輩はいるの?

「あ、梓ちゃんどうしたの?」
「う、うん・・・唯先輩と練習しようと思って・・・」
「お姉ちゃんならいつも通りゴロゴロしてるよ。あがって」

やった!・・・でも胸がドキドキする、前まではこんなことなかったのに

「おねえゃーん、梓ちゃんが来たよー!」
「あ〜、あ〜ずにゃ〜ん、ど〜し〜た〜の〜」

はうっ!ゴロゴロしてる唯先輩も可愛い!・・・と、そうじゃなくて

「え、えっと・・・唯先輩ともっと練習したいと思って」
「おぉ!分かった!やろーやろー」

良かった、唯先輩がやる気になって・・・この前の続き、やりましょうね

私、恋に落ちました。相手は唯先輩!

あ〜あ、早く夏休み終わらないかなー。そうすれば毎日唯先輩に会えるのに!


920名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 11:11:30 ID:EG2s3FMq
>>919
GJです、綺麗に纏めるなぁ。
同じシーン元に浮かんだ妄想でも私のなんて
擦り付けられた体の感触思い出しながら唯のピックでトイレで自慰とかサイテーなネタですよ_| ̄|○
921名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 11:16:07 ID:yYzrBezl
>>919
GJ!仕事はやいな。
梓唯に落ちりそうだ。

梓はなんかツンデレっぽいので、しばらく本人の前では隠しそうだねw
「唯先輩またさぼって……だめですよ!」
とかいいつつ、内心では「あああかわいいなあ、ケーキたべてる唯先輩も……あ、律先輩があーんてしてる。いいな、私も……」
でもやっぱり言えないあずにゃん。もごもごしてたらぎゃくにケーキを差し出されたり。
「どうしたの黙って? はい、あーん」とか。真っ赤になるといい。

今日は妄想が止まらんな。
922名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 11:22:07 ID:KR9Xs3c9
>>919
ちょうど妄想してた所だったのでダイミング良すぎるGJ!

>>920
沢庵「ry」
923名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 12:38:15 ID:xP9BUxu6
唯「りっちゃん、死ぬときは一緒だよ」
律「ああ…」←このりっちゃんの声が男前すぐるw

新大陸発見とか合体とか律唯フラグ乱立回だった…。
「アホ…」と表向きは呆れてるように見せて
実は嫉妬してる澪
924名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 13:20:08 ID:ha/XmI5B
合体ってこれか…
ttp://www.uploda.tv/v/uptv0024219.gif
925名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 13:21:10 ID:NiJVuu1O
すみません。ニヤニヤが止まりません。
926名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 13:28:20 ID:exTDjxkG
りっちゃん隊員はジゴロやでホンマ
927名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 13:30:47 ID:Cy3zsl/h
ニヤニヤすんなあげババア
928名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 13:33:58 ID:pK+vOWEF
律と唯は仲良し描写結構多いよね
同調しやすいからだろうか?
それともアニメは唯主導で進んでるからそう見えるだけなのかな
929名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 14:19:03 ID:aeS0ciF7
なんていうか、昔でいうセラムンのうさぎと美奈子みたいなもんかと
930名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 14:23:40 ID:+vvKnDMq
唯の天然誘いと律の天然たらしが融合した結果だな。


憂は唯のこと好きすぎるだろ。姉が居ない間、家でなにやってたんだか。

唯「ただいま〜…あれ?なんで私の下着が干してあるの?」
憂「あ、えと、汚しちゃって」
唯「?」
931名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 14:24:04 ID:exTDjxkG
>>929
いい例えだ
932名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 14:26:14 ID:pK+vOWEF
>>929
分かりやすすぎる・・・納得した
933名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 14:44:19 ID:/4LcXGG2
律唯は息ピッタリの遊び友達って感じだね
934名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 15:10:03 ID:U1mu0T0N
百合関係ないけどあずにゃんが憂ちゃんに見せた写真
誰が撮ったんだろう
935名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 15:11:22 ID:hai1fWZ9
キャメラマンが
936名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 15:12:27 ID:fnFnMzmC
さわちゃんじゃね?あずにゃんが日焼けしてるし
937名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 15:16:32 ID:aeS0ciF7
さわちゃんといえば「胸の大きさで〜」を止めたのって律だよね?
あのタンコブの位置からして後ろからやったっぽいし
938名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 15:22:44 ID:fnFnMzmC
澪・梓「ひぃぃぃぃ」
唯「わたしももむ〜」
ムギ「あらあらあらあらあらあらあら」
律「」

律しかいないな
939名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 15:24:25 ID:/4LcXGG2
>>937
それすんごい気になってた
でも澪が先生殴るとは思えないしやっぱりっちゃんかな?
940名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 15:26:48 ID:GT6GZ2Ae
なるほど、嫁の危機を救ったわけですね
941名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 15:33:45 ID:SKIRoOhI
2巻の部活紹介のトコもそうだけど、
普段は澪を弄る側(苛める側)なのに、他人が同じ事をすると怒るよね>>律っちゃん
小学生の頃とか、澪が男子にからかわれたりしたら、「澪を苛めるな」とか言ってそうだ。

まぁ、律っちゃんのそんな男前な所に澪は惚れたんだろうけどw。
942名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 15:47:01 ID:pK+vOWEF
ライブの前のMCやって緊張ほぐしたのもそうだけど
今回の風呂で澪が酷い目にあったって暗くなってるところを
すかさず笑わせてフォローするのが凄く良い
943名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 16:03:03 ID:57Yrvyky
ぶっちゃけりっちゃんが澪に惚れたのが始まりだよね
そんで最初はなにかと構ってくるりっちゃんに戸惑いながらも徐々に心を開いていく澪
気づけば肝心な時にはいつも守ってくれたり支えてくれる大切な存在に
幼馴染うめええええ
944名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 16:22:57 ID:GTohJBCn
つぎのメンテ?の回も唯梓っぽいな
予告で部屋にはいってたような…
945名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 16:36:50 ID:k+pq+EPz
ピンチってのが風邪展開なら、梓唯も憂唯も見られる美味しい話になりそうだけど
終盤なだけに色々弄ってくる気もする
946名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 17:47:47 ID:tNZMX+g2
さてそろそろ…
947名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 17:51:48 ID:wTA754Fp
ここで>>803-807の続きです。
もはや三角関係でないですが、軸は唯、澪、梓ですので、このままでいきます。
一応現在の関係図を
                  梓→唯←澪←?律
                     ↑ 
                     憂     

という感じです。?は恋愛感情か曖昧という意味です。それでは、始めます!
948トライアングラーV 唯の好きなヒト? 1/4:2009/06/05(金) 17:53:18 ID:wTA754Fp
ある日の昼休憩

澪「ねぇ、唯のタイプってどんな人かな?」
和「何よ、急に」
澪「いや、ただなんとなく・・・(幼馴染の和なら知ってるかも)」
和「うーん・・・そういえばあの子、浮いた話とかないのよねー。好きな男の子とか聞いたことないし」
澪「そう・・・なんだ(ん?!でも好きな男子がいたことないってことは・・・女の子好き?!脈あり!」
和「そういう澪はどうなのよ?」
澪「えっ、私?・・・そうだな・・・一緒にいて安心できて、癒される人・・・かな?(唯みたいに♪)」
和「ふーん。澪はしっかりしていて、守ってくれる人が好きかなと思ってたけど」
澪「な、なんだよそれ!私だってしっかりしてるんだから!そういう和はどうなのよ?」
和「私!・・・そうね、だらしなくない自立した人がいいわね」
澪「なるほど、唯とは正反対みたいな人ね!」
和「なんでそこに唯がでるか分からないけど・・・」
澪「まぁ例えよ例え!(ふふ、これで和は消えたわね。以外に強敵だと思ってたけど)」

唯「おーい、和ちゃーん!」
和「あら、唯」
澪「えっ?!(唯が来た?!ちょっと、髪型乱れてない?鼻毛出てない?歯にのりついてない?)」鏡でチェック
唯「澪ちゃんも一緒なんだね・・・って何してるの?」
澪「あっ!あぁ・・・ちょっと身だしなみチェックを(よし、異常なし!)」
唯「あはは、変な澪ちゃん!」
澪「そ、そうかぁ〜(変って思われた・・・まぁ唯の笑顔がみれたしよしとするか)」

和「で、どうしたの?わざわざ1組に来るってことは用があるからでしょ」
唯「あ、そうそう!貸してもらってた本返しに来たの」
和「そうなの、思ったより早く読めたわね」
唯「うん!おもしろかったからスラスラ読めちゃった!続き早く読みたいな〜」
澪「(唯が好きな小説・・・どんなのだろ?)・・・って、こんな表紙の小説があるの?」
和「あぁ、これはライトノベルといって、そんな難しくないのよ」
唯「そーなんだよ、だから私でも読めるんだー」
澪「そうなんだ、でも和がこういうの読むのって以外ね」
唯「和ちゃんはねーすごいんだよ!色んな本読むのが好きなんだよね」
和「すごいかどうか分からないけど・・・本読むのは好きね」
澪「(そういえば和、休憩時間に図書室よく行ってるよな・・・)ふーん、和らしい趣味ね」

唯「あ、そうだ!今日続き借りに和ちゃんの家行ってもいい?」
和「えぇ、いいわよ」
唯「やったー!じゃあ部活終わるまで待っててね」
和「私も生徒会があるし、構わないわよ」
澪「(これは唯の趣味を知るチャンス!)わ、私も行ってもいいかな?」
和「構わないけど、家の方向逆じゃない?」
澪「大丈夫!それに、興味あるし(唯がどんな本読んでるかね!)」
唯「それじゃ、澪ちゃんも一緒に行こうね!」
澪「あぁ(よし!梓に一歩リード!)」
949トライアングラーV 唯の好きなヒト? 2/4:2009/06/05(金) 17:54:52 ID:wTA754Fp
部活も終わり放課後

唯「和ちゃん家久しぶり〜」
和「先週来たばっかじゃない」
唯「え〜、そうだっけー」
和「そうよ」
梓「どんな本があるか楽しみです〜」
澪「・・・」
唯「あずにゃんにも、私のオススメ教えるね」
梓「わーい、うれしー」
澪「って何で梓がいるんだ!」
唯「1組から出た後、偶然あずにゃんに会って教えたんだよ」
澪「そ、そうなのか(くっ!知らぬ間に)」
梓「そうなんですよ〜(1組に入る唯先輩を見つけて張ってたら、思わぬ収穫♪)」

和「あの子が軽音部の新入生?」
唯「そっ、あずにゃん!かわいいんだよ〜」
梓「中野梓です。自己紹介遅れてすいません(唯先輩かわいいって・・・キャーッ)」
和「真鍋和よ、よろしくね」
梓「は、はい。よろしくお願いします(落ち着いた感じの人・・・軽音部にはいないタイプ)」

澪「ちょっと梓!」グイッ(梓の袖を引っ張る)
梓「痛っ!な、何ですか?」
澪「なんでいるのよ?」ヒソ
梓「それはさっき言ったじゃないですか!」ヒソ
澪「それは分かったけど・・・もしかして唯のことつけてたの?」ヒソ
梓「な、人聞きの悪いことを!偶然です!(嘘ですけど)」ヒソ
澪「ふーん・・・まっそいうことにしておくわ」ヒソ
ヒソヒソ

和「何か澪と梓ちゃんって似てるわね」
唯「ねーっ。ああやって二人だけでよくお話してるし、妬けちゃうなー」ぴとっ(和の腕に抱きつく)
和「ちょっと、重いわよ」
唯「えへへー、たまにはいいじゃん!」
和「もー、甘えん坊は変わらないわね」

梓「!!ちょっと澪先輩、あの人と唯先輩ってどんな関係ですか?」
澪「えっ、ただの幼馴染だけど・・・」
梓「ただの幼馴染があんな感じで歩きますか?」ぐいっ(澪の顔を正面に向ける)
澪「イタッ!・・・ってまぁ、あれくらいなら大丈夫じゃない?」
梓「そ、そうなんですか?!」
澪「だって、律もよくあぁやってきたし」
梓「そ、そうですか・・・(幼馴染ってああいう感じなんだ・・・)」
950トライアングラーV 唯の好きなヒト? 3/4:2009/06/05(金) 17:56:53 ID:wTA754Fp
真鍋邸

唯澪梓「「「おじゃましまーす」」」
和「とりあえず、私の部屋にあがって」
唯「和ちゃんの家〜、お部屋〜♪」
和「あなたは毎週来てるでしょ」
唯「何回来てもいいものなんだよ〜」
梓「・・・(なんだろう、あの人といるときの唯先輩・・・)」
澪「・・・(私たちといるときは、あそこまで甘えた感じじゃないのに・・・)」


和の部屋

澪「わっ、すごい本!」
梓「図書館みたいです!」
和「これは一部だけどね」
唯「そーだよ、もっと大きな本棚あるんだから!」
和「うち家族みんな本が好きだから、どんどん増えるのよねー」
澪「へー・・・歴史モノに推理モノ、恋愛モノも・・・」コトッ(何気に一冊本を取り出す)

澪「ひっっ!!―――――」(猟奇殺人を彷彿とさせる題名に表紙絵)
澪「見えない聞こえない見えない聞こえない見えない聞こえない・・・」ガクブル

和「唯はい、続き」
唯「わーい、どうなるのか気になるぅ〜」
梓「(唯先輩、小説も読むんだな・・・でも表紙からじゃ内容が分からない・・・)」
唯「あ、そーだ。あずにゃん!」
梓「ひゃ、ひゃい!」
唯「ひゃいって、かわいーなー」すりすり(抱きついてほおずり)
梓「(ふあぁ・・・幸せ・・・)な、何ですか?」
唯「そーそー、はい!おすすめの小説!」
梓「あ、ありがとうございます!(唯先輩の・・・頑張って読まなくちゃ!)」
唯「どーいたしまして!」
和「私の本だけどね」
唯「はうっ!・・・まぁいーじゃーん!ってあれ、澪ちゃんは?」
和「澪なら・・・あそこ」
澪「見えない見えない・・・」ガクブル

唯「みーおーちゃん!」がばっ(後ろから抱きつく)
澪「ひ、ひぃっ!・・・って、唯!」
唯「もー、どうしたのー?ほらほらー」なでなで
澪「(あぁ・・・唯の匂いが・・・)な、なんでもないよ・・・」
唯「そーお?ならいいけど。はいこれ!」
澪「・・・これは?」
唯「私オススメの小説だよ!」
澪「(唯のオススメ・・・)あ、ありがとう」
唯「どーいたしまして!」
和「だから私のだからね」
951トライアングラーV 唯の好きなヒト? 4/4:2009/06/05(金) 17:59:56 ID:wTA754Fp
そして

澪「和、ありがとね」
梓「ありがとうございます」
和「どういたしまして。それに、本に興味持ってもらえたら嬉しいし」
唯「二人とも、おかしとかジュースこぼしたらだめだよ!汚して返したら和ちゃんすっごく怒るから!」
和「それはあなただけでしょ」(唯のおでこをつつく)
唯「えへへ、そうだっけ?」
和「そうよ・・・まったく」
澪「(私たちに見せない唯の表情・・・)それじゃあ、また明日」
梓「(何か二人と壁を感じる・・・)失礼します」


帰り道

澪「ふぅー、借りた小説読まなきゃな」
梓「そうですね、これで唯先輩に話しかけるきかっけが増えました!」
澪「おいおい、それを私の前で言うかー?」
梓「うっ・・・いいんです!澪先輩より先に読んで話するんですから!失礼します」ダダダー
澪「今日はあいさつありか・・・私も早く帰って読も」


一方真鍋邸

和「ちょっと唯、そろそろ帰ったほうがいいんじゃないの?」
唯「えへへー、いいじゃーん。和ちゃんのひざまくら気持ちいいのが悪いんだよ」
和「もー、憂ちゃんが心配するわよ」
唯「あー・・・そうだね、だったらあと5分だけ!」
和「分かったわ・・・(我ながら、唯には甘いわね・・・)」なでなで
唯「う〜ん・・・和ちゃん、もっとなでてー」
和「はいはい(この甘えた感じ・・・何でも許してしまうのよね)」


そしてマクド○ルド

律「はぁーあ、せっかくテストで澪よりいい点とったのに・・・澪のヤツ『あ、そう』の一言だけ」
紬「まぁまぁ(唯ちゃんは赤点回避、澪ちゃんと梓ちゃんは合計点が同じ・・・もう奇跡ね!)」
律「せめて『よく頑張ったな』ぐらい言えよなー」
紬「私は、りっちゃんが頑張ったの知ってるから・・・おめでとう」
律「うおぉー!ムギ、ありがとー!心の友よー」がしっ(紬の両手を握る)
紬「ひゃっ!・・・えーっと(そんな顔でありがとうって言われると・・・)」ドキドキ
律「ん?ムギ顔赤いけど、大丈夫か?」
紬「へっ?・・・あ、あぁ大丈夫です。ちょっと暑いのかも(どうしたのかしら・・・)」ドキドキ
律「そうか?ならいいけど」


二人に新たにそびえたつ和という壁!はたして唯の好きな人は和なのか?!
そして紬の胸の鼓動は何を意味する?
次回、眠れる獅子が目を覚ます!!
以上です
952名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 18:11:20 ID:/n/HGUX9
いいぞ!もっとやれ!
953名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 18:13:42 ID:qOEk93q7
>>951
おk、さぁ早く続きを書きたまえ、GJw

次週が気になると共に次スレは如何する??
954名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 18:16:53 ID:rjTwQjeA
>>980くらいが立てればちょうどいいかな
955名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 18:58:06 ID:hw3XZG9y
保管庫があまり機能してない状況でギリギリに立てると
あっという間にスレがSSもろとも墓場行きになる可能性もあるので
少し余裕見て建てるのもアリかと思う
956名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 19:22:56 ID:aDp1bBsd
なんか今急に「和が唯を無理矢理……」っていう怪電波を受信した
疲れてるんだなきっと
957名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 19:30:54 ID:er0W9XAm
つまり>>802
958名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 19:34:17 ID:eXb51Cdr
>>951の書くばかっぽい澪が好きだGJ
959名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 19:51:42 ID:AKkC/tJv
>>955
別にSS専用スレ「けいおん! で百合SS」立てて
ここが落ちるまでにコピペしとくとかもアリかと思う
960名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 20:01:02 ID:eXb51Cdr
なんだブラウザ使ってないやつ以外に多いのかここ
961名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 20:03:29 ID:ihfiWdKV
dat落ちしても過去ログ見れるとこあるんだし大丈夫だろ
建てるなら>>950超えたし立てといたほうがいい
962名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 20:05:08 ID:AKkC/tJv
だったら>>954に同意しとく
963名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 20:43:05 ID:GxTyn78e
今は>>336まで保管庫に入ってるってことでいいのか?
964名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 20:52:54 ID:hEq+Sbvt
>>964
そうだね
965名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 20:55:21 ID:hEq+Sbvt
ごめん 間違えた >>963
966名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 21:15:56 ID:Ma79bBbv
>>937
>>939
あれじゃあ原作見ていないと分からないなのも当然だが犯人は澪
どうしてと思うなら原作を読もう
967名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 21:52:59 ID:85EwqSBi
968名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 21:54:35 ID:U1O7nNpH
>>966
その前のコマの梓って言ってる子
唯っぽいけど 律ちゃん?なの?

スレチでごめん
969名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 21:56:03 ID:9iHpexAo
>>967
こうしてみると唯がフリーダムすぎるww
970名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 21:58:20 ID:HraZR2Te
>966
原作でそうであってもアニメの演出的には律だと信じたい
澪は律以外に手を上げるとかできなそうだし
971名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 22:06:38 ID:er0W9XAm
>>968
たぶん律。唯は梓のことあずにゃんって呼ぶからな。後々呼び方関連で一ネタあるし
さわちゃんは澪と梓が紛らわしいって言ってたけど、あの辺は唯と律の方がよっぽど紛らわしいから困る
972名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 22:48:30 ID:pK+vOWEF
>>966
原作見ても殴った人は分からなくね?
973名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 22:49:50 ID:Ma79bBbv
もーしょうがないなぁ
原作ではさわちゃんがいきなり鷲づかみしてるんだよ
974名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 22:58:17 ID:9iHpexAo
ちなみに別の話でりっちゃんもさりげなく澪の乳を鷲掴みにしてるけど
その時は殴られてないな…(さわちゃんが邪魔に入ったけどw)
975名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 23:02:34 ID:aeS0ciF7
>>973-974
ナンダッテー!
976名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 23:11:23 ID:Ma79bBbv
さわちゃん→暴漢
りっちゃん→旦那

こういうことですよ
977名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 23:23:41 ID:SV9jrXee
あのチョークスリーパーは嫁を暴漢から守るために習得したのかもなw。

ちなみに、もっと腕を深く(肘の内側が喉仏にくるくらいまで)入れて、
尚且つ、上にある手と自分の顔で相手の頭を押すとガッチリ極まると、百合ヲタ柔術家がアドバイスしてみる。
978名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 23:58:47 ID:tNZMX+g2
律澪はまだ需要ある?

あるならちょっと長いから次のスレにでも
979名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/05(金) 23:59:50 ID:VuarT1Or
保管庫更新した。
全部はムリなんで、自分が読んだもののうち、好みのやつをセレクト
そういうスタンスのメンテでもいいんじゃないかな?

>>959-960
専用ブラウザは、この機会に導入することをすすめる。
サーバの負担が減るから。ひいてはネットの負荷が減る。
980名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/06(土) 00:02:09 ID:ihfiWdKV
建てれなかったしょぼん
981名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/06(土) 00:04:59 ID:fcv1WTJ3
>>979
うむ良いセンスだ
982名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/06(土) 00:05:46 ID:Iqbvkla2
んじゃ俺たてるわ
983名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/06(土) 00:08:18 ID:KpbvKvum
1レス60行までおkだよ
984名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/06(土) 00:10:09 ID:w4RQ8odZ
60行フルは読みにくくなるから35〜40行くらいで分けたほうが見やすい
985名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/06(土) 00:13:34 ID:Iqbvkla2
スマン俺も無理だった
テンプレはっとくから>>987たのむ。

けいおん! で百合萌え #3
まんがタイムきららで連載中&まんがタイムきららCaratで隔月連載中
この春からアニメも絶賛放送中のけいおん!について語りましょう

前スレ
けいおん!でレズ百合萌え
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1236274351/
けいおん! で百合萌え #2
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1242525057/

●公式サイト
http://www.tbs.co.jp/anime/k-on/
●SS保管庫(エロパロスレと共有)
http://wiki.livedoor.jp/keionclub/
986名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/06(土) 00:14:08 ID:oz/XLjbJ
>>978
律澪待ってる!!
987名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/06(土) 00:16:42 ID:KpbvKvum
>>984
いいよ
でも連投規制に注意
988名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/06(土) 00:17:54 ID:SYRuezS4
うむ。
989名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/06(土) 00:22:29 ID:6dMqgMfu
>>978
食事の基本である「ごはん」は
いくら食べてもおいしいです
990名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/06(土) 00:24:04 ID:V4obx6LM
>>987いけそう?
駄目なら立ててくるけど
991名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/06(土) 00:25:21 ID:P3irZWVy
立ったね。乙乙
992名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/06(土) 00:26:03 ID:KpbvKvum


けいおん! で百合萌え #3
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1244215419/
993名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/06(土) 00:26:18 ID:XRYgCzHS
乙です

けいおん! で百合萌え #3
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1244215419/l50
994名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/06(土) 00:26:51 ID:V4obx6LM
と、おもってたらたってたわ
次スレhttp://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1244215419/

>>987
乙です
995名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/06(土) 00:26:56 ID:6dMqgMfu
>>987
立った!
乙です♪
996名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/06(土) 00:28:51 ID:Iqbvkla2
>>987
乙!
てことで>>978に期待
997名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/06(土) 00:32:10 ID:P3irZWVy
寝ずに待ってる梅
梓が入った分、4人が上級生らしく見えていいなぁ。憂のシスコンぶりも良い
ゴロゴロする唯の姿も可愛く見えるってw いや確かに可愛いが
998名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/06(土) 00:34:25 ID:8uq9mIqu
>>981
おうよ。だが、おまえのセンスもみたいぞw

「Kiss×Kiss…」 はSSの完成形のひとつだと思うんだ。
限界まで省略して、しかも、レス単位での投稿という様式を活かしてる。

「ぷゎぷゎ」 は、そこはかとなく筆力が感じられる。
あえてこういう文体を選んでいるのかわからないけど、
他のスタイルのも読んでみたいね。


>>987 乙です! 次スレにも期待!
999名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/06(土) 00:36:35 ID:P3irZWVy
「ぷゎぷゎ」好きだ。そこはかとなく澪攻めというか、澪からアクション起こす所がツボ
1000名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/06(土) 00:36:40 ID:eBQC/vYl
10011001
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。