3 :
名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/14(木) 10:58:28 ID:O0jlnEP+
スレタイ変なアレンジしようとしなくていいよ
わかりにくいから立て直せ
何個も立てると無駄だからもうこれでいいよ。
スレタイは検索にかかりにくくしたかったのかな??
5 :
名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/14(木) 16:13:34 ID:jbrdY7d3
バーカ
>>4 そう
検索避けの必要性とか感じなかったのだが
一人したほうがいいって人が居たので
して損はないのでね
>>3 どーぞ
7 :
名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/14(木) 23:34:59 ID:+J1UTI3u
別にして良かったと思う
sage進行にしよう
まああっちにこっちのurlリンクしてるんだし、スレタイはどうでもかまわんよ
知らずにあっちでSS投下していいかきいてきたらここ教えてあげよう
9 :
名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/15(金) 15:33:56 ID:itqJll4S
age
いつ投下されるかわかんないから即死回避だけしとくな
a
k
b
4
8
で
百
合
s
s
では失礼
乙
最近燃料が無いから元スレも過疎り気味だな
だな
誰かこじはると優子かいてくれないかな
24 :
名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/17(日) 02:26:35 ID:Pd5nIIN/
つまんね
25 :
名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/17(日) 22:30:16 ID:sxjQ/0vD
あげ
26 :
名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/17(日) 23:26:55 ID:Pd5nIIN/
うんこ
つーかマイナーなのしか書けないってか
供給する気になんないんだけど、それってスルーされるだろ
そういう人は個人サイトでやったほうが幸せになれると思う。
マイナーなのって例えばどんなの?
人によっては需要があるかもしれないじゃん
30 :
名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 08:00:27 ID:9KRJiQuM
晒しage
何を晒すんだよw
やっぱアンチついてしまったね
あっちゃんブログのこじ優など燃料はあるが、それをまとめる書き手がいない。
>>29 基本的にはBしか書けません
B好きな人すごい少ない印象なのよねここ
K好きが多い気がする
かくいう私もこじぱ×優子推し
この流れからいくと、かなり投下しにくいですね;
反響が欲しければサイトでやれという話かもしれませんが、
書き手さんからすればやっぱりスルーは悲しいですよね
2ちゃんへ投下するときは別に反応なくてもいいや〜って気分でいつも投下してる
たまーにだけど自分の書いたのを読んでそのカプやシチュを好きになったとかそんなありがたいコメントもあるし
マイナーなものでもむしろはまらせてやるぜ!ってくらいの意気込みだw
どうしても反応が欲しいなら個人サイトでやるのが無難じゃないかなあ
>>33 Bなら麻友なつが好きなんだけど、このCPはそちらの趣味には合わないだろか(´・ω・`)
Kが好きだったが、とある人のサイトでもえさしにハマりましたw
>>39 詳しくは言えないけど、曲名がサイト名のとこ
本スレとここはどう違うの?
こっちがSS専用
SSを見たくないという人が居て荒れて分けた
雑談もok?
>>40 そこって携帯サイトさんでしょうか?
よかったら何かヒントくれませんか…もえさし気になる…
>>43 いんじゃね?
いまんとこ投下される気配なさそうだし
SS投下とAKBのSSについて語るスレか
47 :
名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/19(火) 01:44:47 ID:dMjeRRMB
SS
セガサターン
>>44 パソサイトだったような・・・
でも携帯からも見れる。
ひまわり組の曲だから
あんまり言うとダメなんであとは頑張れ!
SSについて語るのは良いけど晒しとかやめてくれよ。
つーか特定の個人サイトについて語るのはやめてくれ。低年齢多いみたいだからそれだけが心配だ
ヒント教えてる人。親切のつもりかもしれんが、特定されて晒されて閉鎖に追い込まれるサイトが多いってこと知ってるか?
信じられん。その気はなくても晒しは荒らしと一緒だよ
いくら萌えたと言われてもそれじゃ管理人さん喜べないと思うよ…
頼むから子供はこの板来ないでほすぃ。ルールぐらい(・A・)マモレ!!
前本スレでも晒しあったろ
あそこはまだ頑張ってるけどただでさえAKB小説サイト少ないんだからやめてくれ
別に釣りとか晒しを誘導したいとかじゃなくて
単純に興味があるんだけど、他の人たちはどうやってそういうサイト見つけてんの?
この世には検索エンジンというものがありまして。
特定と晒しを恐れてるわけだし検索よけつけてるもんかと思った
個人サイトは4つ知ってるけど1つを除いて全部ひっかからなかった気がする
そういう話題は結局晒しと同じようなことになるし
せっかく避けしてたのに避けも知らない人々に見つかるきっかけにもなりうるからあんまり話題にしないのが吉。
>>44です。
私の軽率な発言により、
>>48さんが責められるような形になってしまって申し訳ありませんでした。
つい気になって軽々しく聞いてしまい、それがサイトさんへ迷惑をかけることになるというところまで考えが回りませんでした。
>>48さんには私の責任で大変不愉快な思いをさせてしまって申し訳ありませんでした。
今後このような発言のないよう、気をつけていきます。
スレの空気を悪くしてしまって本当にすみませんでした。
個人サイトを特定させるようなことを聞くとどういうことになるか、そんな当たり前なことを最初に考えないとか怖いこと言わないで…。
ネットマナーについても芸能同人についても、もうちょっと勉強してほしいです、本当頼むから。
私も空気悪くしてごめん。これで最後にします。
59 :
名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 01:18:05 ID:wR23Ziq2
まーまーええじゃないかええじゃないか
勉強って…ww
もうここにくるのやめようwもしサイト晒されたら自分のかもしれないから教えてくださいw
サイト持ちさんは過敏になってしまうのは仕方ないと思うけど
去るなら黙って去るべきだと思うよ
「智もそっちで寝る」
ドライヤーの音が止まって次に聞こえて来たのがその台詞
珍しくホテルの部屋割りで同室になったともが片方のベットから枕を抱っこして佐江の方に向かって来る
え?って聞き返す前にともはもう目の前、ベットの上にうつぶせになってる佐江を垂れ目がじっと見つめてくる
「今日は佐江と一緒に寝る」
「うぇー、狭いじゃーん」
甘ったるい声に甘ったるい笑顔が降ってきて思わず顔がにやけそうになる
それをこらえてわざと嫌そうな顔で嫌そうな声を出してみてもともは何も気にせずに布団に潜り込んで来て
にゅっと布団から出てきた顔はさっき一緒に入ったお風呂の熱のせいかまだ少し頬が赤い
佐江がベットの中心を占領していたので壁側に寄ると、それを追うように今度はともがベットの中心へと移動する
どうやら佐江たちの距離は近づく事はあっても離れる事はないみたいで
仕方ないなと伸ばした腕に素直にともはおさまってくれる
緩みきっちゃってる顔が胸のあたりにすり寄ったかと思えばいきなり佐江を見上げてきた
ビックリしつつも口元にかかる髪をよけてあげて、力の抜けた頭は完全に佐江の腕の上、やっぱり甘ったるい香りがした
「…ちょっとともちゃん近いわよ」
「いーのいーの」
「そんなこと言ってるとチューしちゃうぞ」
「ホントに?」
「するわけないじゃん」
「ぶぅ」
可愛らしくふくれた頬をつつけば簡単に空気が抜けて佐江の前髪を揺らす
すり寄って終わりだったともから腕が伸びて佐江の背中に回った
きゅぅ、と抱き付いてくるともは小さい子供みたいで乾かしたばっかりの髪をそっと撫でてみる
気持ちよさそうに目を瞑ったのを見て佐江も手は止めずに瞼を閉じた
「あ」
その声に閉じたばかりの瞼を開ける、ともは目を瞑ったまま思い出したと呟く
もう眠いと物語っている声色は、まるで寝言みたいで聞き取るのが難しそうだった
「どした?」
「佐江、明日智のこと起こして?」
「あら、それくらい任せなさい」
「優しくね」
「分かった分かった」
「じゃあおやすみのチューして?」
「佐江まだ寝ないもん」
「ぶぅー」
もう半分寝ちゃってるともの声は今日の中で一番甘ったるくて聞いてる方も溶けちゃいそうだった
尖らせた唇は柔らかそうだったけど、前髪をかき分けて額に一つチュッと可愛い音立てて
途端に口元はほどけて言葉になってない声をふにゃふにゃあげながらついに夢の中へと落ちてしまった
自由な片腕で携帯を開くと日付けが変わって15分とちょっと
もう今日になってしまった次の仕事のためにセットしたアラームはいつもより20分早め
頭の上にあるランプのスイッチに手を伸ばして途中で引き返す、再び握った携帯は迷う事なくカメラを起動した
「撮っちゃお、さーんにーいーち、ぱしゃ」
シャッターの音は静かな部屋に良く響いたけど、ともは全然起きる気配が無くて
薄く開いた唇からは規則正しい吐息が佐江の首を掠めてる
携帯の画面には少し薄暗いけど寝ているともと笑顔の佐江が写っていた
それを保存してともから僅かに離れると、背中に壁が当たってひんやりとした
もう一度顔にかかった髪をよけてあげて、何も知らない唇に音もなくキスをした
「おやすみ」
小さく呟いてからともの携帯にさっき撮った写メを送っておいた
離れた距離を元に戻してランプを消すと、誰も居ないベットで携帯が光り始める
連続していた光が消えて、受信を知らせる為に定期的に光るようになったのを確認すると、やっと佐江も目を瞑った
END
保全代わりに、失礼しました
四八(仮)
懐かしいな
こういう、いわゆる燃料に事欠かないのがAKBだよねー
関係ないけど、ひまわり組再開してほしいわ。チーム超えたCPがまた沢山うまれそうだし
全国ツアーでのシャッフル期待してたけど、チーム別って…
72 :
名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 01:17:16 ID:H++XxZ9l
うんこ
なんか変なのきちゃったな
足首程まで伸びた草の上で仰向けにゆっくり寝転がると、空は近くも遠くも見える
真上に向かって左手を伸ばせば小さな手のひらを縁取るように青空が集まって来た
それをぼーっと見つめていると隣に理沙が座って周りの草が少しどよめく、視線を移した先には細い背中と短い髪が風に揺られて
手を降ろすと手の輪郭に添って濃くなっていた藍色が散らばって均等な水色になる
活発に血が巡りだした指先は、降りたその先にある理沙の手のひらと重なって強く脈を打ち始める
何か言おうと思ったのに、さらさらと風が奪い去ってしまって理沙を振り向かせる事が出来ない
視線を空に戻すとふっと私の顔が影になる、一度まばたきをすると亜美菜の顔が逆さまに私を見つめていた
「隣、いい?」
「どうぞ」
よいしょ、と可愛らしく声を上げた亜美菜は私と同じように寝転がると空を突き抜けて遠くを眺めていた
雲一つなくて変わり映えのしない天井に飽きた私は目を閉じて深呼吸をする、しばらくすると亜美菜も深呼吸をしたのが分かった
無数に地面から伸びる草をかき分けて私の右手に温かい指先が触れる
そっと指の間をつなぎ合わせると亜美菜はくすくす笑った
相変わらず理沙はずっと前を向いたまま、手のひらは軽く重ねたまま、何もない草原で太陽だけが曖昧な時間を教えてくれる
目を開けようと思ったのに、瞼の裏の理沙があまりに儚くてその背中を見る勇気を吸い取ってしまった
「私たちってさ、出会えたの運命なのかな…」
亜美菜がそっと呟くと私のせいなのか理沙のせいなのか左手が熱くなる
いつも一緒が当たり前だった私たちに、その疑問が浮かんだのは初めてに近かった
きっと心のどこかで間違いないと決めつけていたものを揺さぶられて、繋いだ右手に力が入る
答えようと口を開こうにも私には肯定も否定も出来た
頷いてしまえばそこで認めなければならない別れがある、首を振れば私たちの出会いの意味が失われる
何も無くしたくない私は欲張りだと分かっていても亜美菜に答える事はなかった
「もし、そうなら」
「え?」
初めて口を開いた理沙に私も亜美菜も僅かに動く背中を見つめた
瞼の裏にいた理沙と違ってはっきりと色も形も持っている筈なのに、目の前の理沙は風に流され消えてしまいそうだった
顔だけこちらを向いて眉を下げると、泣きそうになりながら口だけが笑う
「私、神様の事嫌いになっちゃうかも」
「……そ、っか」
こちらを向いて欲しかった筈なのに、見てられなかった
理沙の言葉は息が詰まるくらい胸を締め付けて、今度は亜美菜が私の手を強く握る
肯定も否定もしていないのに、私の背筋には崖っぷちに立たされたように冷たいものが走った
もしこれが神様の気まぐれなら、きっと今さぞかし楽しいことだろう
世界にすら対して覚える嫌悪感は、この場には間違いなく不釣り合いで、風にさらってもらう事にした
その風に吹かれて少し後ろの方から懐かしい声が私たちの耳に届く
「私は、感謝してるよ?神様に」
理沙の隣に座ったぴっぴは、私と亜美菜を交互に見つめてそう言った
どちらの言うことも納得出来た、私たち4人がここに集まったのももしかしたら運命なのかも知れない
でも、この先にある別れも運命なら、それを乗り越えた時に何を得る事が出来るのだろう
上半身だけ起き上がるとぴっぴが頭についた小さな葉を払ってくれた
ずっと理沙が見つめていた世界はどこまでも草原が広がっていて、地球の上にもう4人しか残っていないみたいだった
もし本当に赤い糸があって、誰かと私が繋がっていても、それを手繰り寄せた先にいるのはこの3人以外考えられなかった
そうだとしたら、私たちがここに集まっていつもと同じように一緒にいれるのは運命とはまた違うものにも思えてくる
神様はきっと、赤い糸は一本しかくれないだろうから
辞書も何もないこの場所でそれを例える言葉はあまりにも少なかった
そんな中で選んだものは、誰でも知っているようなものだった
「奇跡、なんじゃない?」
少し軽々しくも思える言葉に誰も否定はしない
ぴっぴの右手が理沙の左手に重なって、私たちは広い草原の中ひしめき合うように繋がっていた
理沙が笑顔を作ると、それは次々に連鎖して一瞬だけいつものように笑い合う事が出来た
太陽がいつの間にか傾いてそれぞれの爪先から影が長く大きく伸びる
ついさっきまで青々としていた草原は一面オレンジに染まって、まだ夏も始まっていないのに秋がやってきたみたいだった
一つの影が一際長く伸びたと思えば、理沙が立ち上がっていた
ぴっぴ、亜美菜、私の順に笑いかけたかと思えば、重ねるだけだった手のひらが熱を残したまま離れる
「そろそろ、行かなきゃ」
そう言って歩き出した理沙を止めようとしたのは私だけだった
伸ばした私の左手と理沙の右手の中指同士が掠めたかと思うと亜美菜に引っ張られて軽く尻餅をついてしまう
何で、と言いかけたのに、亜美菜が右手で顔を覆って泣いていると気付いたら何も言えなかった
次に見たぴっぴの頬にも、太陽から隠れるように涙が伝っている
「理沙…理沙!」
涙がこぼれる前に叫んだ声は、理沙に辿り着く前に風にぶつかってはじけてしまう
もし、これが奇跡だったとして
ずっと一緒に居る事が出来た奇跡はここに残っていても
ずっと一緒に居る事が出来る奇跡はもう残って居ない
それが分かった時から涙は止まる事を忘れたみたいに流れ始めた
理沙が行ってしまってどのくらいか経った後、太陽が私たちの背中で完全に沈む
真っ暗な中で亜美菜が立ち上がると、手が引っ張られて私も立ち上がった
あんなに青かった空にもう一度手を伸ばすと、暗闇にどんどん吸い込まれてしまいそうですぐに引っ込める
目が慣れて来た頃、私の左手をぴっぴが繋いでくれた
「みんなで帰ろっか」
ぴっぴの言葉に私と亜美菜が頷くと、理沙が歩いて行った方向とは逆に私たちは歩き出す
暗闇がどこまでも広がる中、4人を繋ぐ赤い糸なんて見える訳もなくて
同じ空の下と言ってもきっとその距離は果てしなく遠い
だけど確かに、私たちはこの世界で4人一緒に歩いていた
END
また保全代わりに
あんま百合じゃなくてすいません
GJ!
なるるって卒業しちゃうんだっけ
百合じゃないけどよかったよ
GJ
感動したよ
そして創作意欲が湧いた ありがとう
友x智が見てみたい
自分もみたい
誰か書いてください
お願いします!
私たちがいつも使って
いる楽屋より少し広い
その場所は私たちの第
2の劇場の楽屋。
公演前は相変わらず慌
ただしくて感じなかっ
たけど,公演が終わっ
た今,少し静かになっ
た楽屋を見渡せばやは
りいつもより広いなと
感じる。
でも多少広くなった場
所だからといって彼女
を見つけるのが困難に
なったわけではない。
彼女なら例えどんなに
広い場所でも容易に見
つけることが出来る。
これは誰にも言ってい
ない私の小さな自慢だ。
彼女は3人掛けのソフ
ァーに座り麻里子と雑
誌をひろげて,これが
かわいいとかこれが欲
しいだとか言い合って
いた。
本当はその2人の間に
入りたかったけど,そ
んな勇気もない私は彼
女の隣の空いたスペー
スに腰かけた。
「何読んでるの??」
「雑誌」
いや…そりゃ分かり
ますよ…私だって馬
鹿じゃないんだから
さ…もうちょっと話
を膨らましてくれよ…
なんて思っていても
そんな事を口に出せ
ずに
「ふぅ〜ん」
と私も気のない返事
をしてしまった。
ちらっと麻里子の方
を見るとごめんねと
いうような表情で私
を見てから自分の腕
の方に視線を向けた。
どうやら麻里子は私
に気を使って席を外
したいみたいなんだ
けど,それをさせな
いといわんばかりに
彼女が麻里子の腕に
自分の腕を絡めてい
るのだ。
私はもう一度麻里子
に視線を戻して笑顔
を作った。麻里子も
それを見て軽く頷い
た。
そんなやり取りをし
ていることも気づか
ないであろう彼女は,
この色かわいい〜な
んて声を弾ませてい
る。
私はなんだか少し寂
しくなってなんだか
彼女に無性に甘えた
くなって,彼女の膝
の上に雑誌が置かれ
ているのも気にせず
にその上に頭を置い
た。
すると彼女はちょっ
と怒った口調で
「ちょっと優子!!こ
こで寝るの??陽菜雑
誌見えないんだけど…」
と言った。それでも
私は聞こえないふり
をした。
「ねぇ優子ってば!!」
更に抗議の言葉を続
けようとする彼女を
麻里子が優しく諭し
た。
「まぁ優子も疲れて
るんだし膝くらい貸
してあげれば??」
「疲れてないときも
陽菜貸してあげてる
んだけど…」
彼女はまだ何か言い
たそうだったけど,
あっ!これいいね!と
雑誌を指差し麻里子
が上手く交わしてく
れた。
彼女の膝の上で一番
彼女の温もりを感じ
ることができるはず
なのに,今はそれを
感じることが出来な
かった。
今の彼女は雑誌に夢
中でなんで私がこん
な行動をとったのか
なんてどうせ気にも
とめていないのか,
なんて思うと急に鼻
の奥がツンとして,
目を閉じていても涙
が溢れそうになって
くるのが分かった。
彼女に無言の抗議を
して数分…
あっちゃんが麻里子
を呼ぶ声がした。
麻里子もそれに答え,
「ちょっと行ってく
るわ」
と立ち上がった。
去り際に「優子」と
呼ぶ声がして目をあ
けると麻里子が私を
見て笑顔で「じゃあ
ね」と言った。
どんな意味での笑顔
なのかは分からない
けど,麻里子のこと
だ…
全部お見通しに決ま
ってる。
私は麻里子に笑顔だ
けで返事をした。
2人だけになったソ
ファー。
お互いに何か話しを
きりだすこともせず
に沈黙だけが流れる。
ずっとこうしていた
い気もするけど,そ
ういうわけにはいか
ない。
もう少しすれば送迎
バスをとりにいった
マネージャーが私達
を呼びに戻ってくる
はずだ。
その時まで,ずっと
無言でいるのはかな
り気まずい気がした。
何か話題はないかと
考えてみてもなかな
か浮かんでこず,浮
かんできたからとい
ってこの沈黙を破る
のは相当な勇気がい
る。
彼女の雑誌のページ
をめくる音だけが静
かに響く。
そんな沈黙を破った
のは私のケータイで
この空気には到底似
合わない明るいメロ
ディーが流れた。
私は「ぉわっ!!」っ
とおっさんみたいな
声を出して慌ててポ
ケットからケータイ
を取り出す。
彼女が雑誌をめくる
のと同時にケータイ
をひらけばそれは麻
里子からのメールだ
った。
『優子がんばれ〜!!』
その文字をみて私は
微笑んだ。
なんだか少し勇気が
でてきた気がする。
今ならこの沈黙を破
るのも怖くはない。
呼吸を整えて彼女の
名前を呼ぼうとした
とき,頭の上から彼
女のものとは思えな
いくらいかなり低い
声が降ってきた。
「誰から??」
私はそのトーンにか
なり驚いて,起き上
がり彼女を見た。
「へっ!?」
「誰からのメール見
てそんなに喜んでる
の??」
その表情を見れば怒
っているのは明らか
で,眉間に皺を寄せ
て私を睨みつけてい
た。
「いやぁ…誰からっ
て別に,」
「陽菜には言えない
んだ」
「そうじゃなくて…
ってかなんで陽菜そ
んなに怒ってるの??」
「別に怒ってないし」
「その言い方が怒っ
てるよ!!」
「うるさい!!むかつく」
彼女はそこまでいう
と開いていた雑誌を
バタンと閉じさっき
まで麻里子が座って
いた場所に放り投げ
た。
それでも怒りはおさ
まらないらしく,私
から顔を逸らし手を
握りしめながら,
「むかつく」
とこぼした。
91 :
名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/16(火) 20:10:11 ID:YWSmH3Mz
age
私は何がなんだか分
からなくてとりあえ
ず彼女の怒りを鎮め
たくて,でもどうし
たらいいのか分から
なくて握りしめられ
た彼女の手にそっと
触れた。
「陽菜??」
優しく声をかけると
彼女は私の方を見た。
その顔は今にも泣き
出しそうで,そんな
顔をみた私は彼女を
抱きしめずにはいら
れなかった。
彼女に触れていた手
を彼女の肩に移動さ
せ自分の方にそっと
抱き寄せた。
彼女はなんの抵抗も
せずにすっと私の胸
の中におさまった。
そしてしばらくして
彼女が口を開く。
「陽菜に分かるよう
に麻里子と目で会話
するのやめてくれる??」
「あ,気づいてた??」
「当たり前じゃん!!
そういうのすごいイ
ライラする」
「ごめんね…」
私はそういって彼女
をさらに抱きしめる。
「で…なんて会話し
てたの??」
その質問にう〜んと
答えられないでいる
と,
「陽菜には言えない
こと??」
と更に問いかけてく
る。
「言えなくはないよ」
でもどう言っていい
か自分でも分からな
いんですよ。
またまた私が黙って
いると
「もういい」
と言って彼女は私か
ら離れようとした。
私はそれをさせまい
と腕に力をいれて彼
女を引き戻す。
「なんて言ったらい
いか分かんないけど,
つまりこういう事??」
そう言って麻里子か
ら届いたメールをみ
せる。
「がんばれ??意味わ
かんない」
「じゃあこういう事??」
と言って彼女を抱き
しめる腕に少し力を
入れる。
「もっと意味がわか
んない」
「じゃあこういう事
かな??」
その言葉をいい終わ
ったのと同時に私は
彼女を抱きしめてい
た腕の力を弱め,両
手を彼女の肩に添え
て不機嫌な彼女の唇
にキスをした。
彼女は少し驚いた表
情をしたが,すぐに
それを元に戻しまた
私の胸に顔を埋めた。
「優子説明下手すぎ」
「ふふっごめんね。
でも分かってくれた
??」
返事はしてくれなか
ったけど,私の胸の
中でコクリと小さく
頷く彼女を感じた。
ドアの近くでマネー
ジャーが私達を呼ぶ
声が聞こえたけれど,
私達がそれに答えて
すぐに離れる事はな
かった。
やっと2人が通じ合
ったこの時間を永遠
に感じていたかった。
終わり
95 :
名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/16(火) 21:30:12 ID:5zhgL+OY
GJ!ありがとうございます
めっちゃよかったです
よかったです
ありがとう
97 :
名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/17(水) 02:58:10 ID:yUpph8oa
ハイハイ
よかったです
雨の中誰も居ない公園で一人ぼっちって、他の人からどう見えるんだろう
それかこんなに酷い雨だから、誰かが通りすがる事もないかも知れない
頭の隅で色々考えながら適当に座ったブランコがギイ、と悲鳴をあげる
足元の水溜まりを蹴って飛沫を飛ばすと直ぐに泥水は雨に混ざって消えた
すべり台のそばで誰かが忘れたサッカーボールが、水を弾きながら小さく揺れる
7月って言えばもうすっかり夏と太陽のイメージなのに、空はここ数日不機嫌な雲に覆われてる
一緒に私の事も見えないように覆ってくれたらいいのに、って前髪を掻き分けながら小さく呟いた
濡れた耳が冷えてピアスを付けた耳たぶが痛んだ
そういえば、パパ結局ピアス開けた事気づいてくれなかったなぁ
最後に見た大きな背中は昔私をおぶってくれたそれとは違って、若い女の人を世間の目から隠すものになっていた
どうせ今日も残業と言っては帰ってくるのは朝方になるんだろう、週末だし
「何かダルイなぁ、色々」
少しだけブランコをこぐと派手に鎖が軋んで不愉快な音を立てたので勢いがつく前に止めた
逆に雨の勢いは増すばかりで溜め息すら目の前で叩き落とされる
ポケットの中の携帯は防水とはいえそろそろ限界かも知れない、と開けば相変わらず何も受信していない待ち受け画面
別に壊れても構わないのに、一応ママにかけてみたけど案の定繋がらない、どうせまた習い事に出掛けてるんだろう
まるで向上心に取り憑かれたような瞳にはいつからか私なんて映っていなかった
いつの間にか独りになっていた私は、持て余した時間の使い方が分からずに
ただ雑誌で見た街を誰と歩く訳でもなく、回遊魚のようにさまよっていた
それでも暇は潰れてくれなくて、この公園の次はどこに行こうか考えてみたけれど、どうやらもう行く宛はないらしい
でも家には帰っても意味ないし、もう気になってもいなかったけど雨を凌いだ方がいいのかも知れない
前髪から水滴が続けて二個落ちたのを合図に立ち上がろうとすれば、突然あれだけ降っていた雨が止んだ
「ぇ…?」
「あの、大丈夫?」
「誰あんた」
それが止んだのでは無くて、傘で遮られたんだと気付いたのは意味もなく甘ったるい声が話しかけて来たからだった
見上げると何故か泣きそうな顔が私を見つめて来ていて、ついぶっきらぼうな言葉が口から漏れる
彼女はすいませんと眉を一層下げて謝ったけど、目の前からどく気配は無かった
よくよく見ると確かこの辺の女子校の制服を着ている彼女は、私よりずっと雨に溶けてしまいそうで
どこからこの儚い雰囲気が出てるのか不思議に思ったけれど気にしても意味は無いと考えるのを止めた
「風邪引いちゃうよ?」
「別にとも帰るとこないし」
「とも?ともっていうの?」
「友美だけど?」
「ともも智美っていうの」
名前が同じだと知った瞬間に消えそうだった雰囲気は一気に鮮明な色を取り戻した
"ともみ"なんてどこにでもある名前じゃん、って言いかけたけど嬉しそうな口元を見て引っ込めた
ついに漏れた小さな笑い声は雨が傘を叩く音でほとんど掻き消されてしまう
私が怪訝な顔をしても表情は崩さないまま、伸びてきたカラフルな指先がネイルの所々取れた指先を持ち上げる
久しぶりに感じた体温は今までで一番暖かく思えて思わず握り返してしまう
そのまま腕を引っ張られて立ち上がろうとした足は水溜まりを派手に踏んだ
「うっわ」
「どうせびしょ濡れじゃん」
「ちょっ、何?」
「行こ?智の家」
勝手に決めて勝手に歩き出すと湿気を帯びた茶髪が重たそうに揺れる
自然に相合い傘になったけど、どうせあまり意味はないと左側の肩は雨に打たせたままにした
まだ街に広がっている梅雨の匂いに混じって、きっと彼女のものであろう香水が香った
もう7月なのにね、隣で聞こえた台詞にある事を思い出して携帯のサブディスプレイを点灯させる
日付を確認するとポケットに押し込んで、空を見上げれば一面ピンク色
何となくこの子っぽいな、って感じて見上げたままポツリ呟いた
「友さ、今日誕生日なんだ」
「嘘!?おめでとう!」
「へへ、ありがと」
「帰ったら智のクッキーあげるよ」
「友チョコチップが好きなんだけど」
「えへへー智もー」
「じゃあチョコチップ?」
「んーん、バター」
「何だよそれ」
すぐ足元に転がっていたサッカーボールを蹴ってみたけど水に包まれてあんまり転がらなかった
こーゆーの、嫌いじゃないかも知れない、親指はそっと携帯の電源を切る
ふと漏れた私の笑い声に、彼女はまた嬉しそうに振り返った
やっと笑った
口元がそう言ったように見えたけど、音は私の耳まで届かなくてはっきりした確信が持てない
そういえば最近笑ってなかった気がする、それがこんな子に糸も簡単に、なんて思うと少し悔しかったけど
何かずっと居た友達でもないのに隣を歩いてると妙に落ち着いたから、まぁいっかって自己解決
「何で友に話し掛けたの?」
「んー、なんか」
「なんか?」
「すっごい暇そうだったから」
「…何だよそれ」
あながち間違ってはいなかったし、得意気に言ってのけるもんだから呆れた笑いが漏れる
公園を抜けてアスファルトを歩くと靴の裏から砂が逃げて行く
雨が止む気配はないけれど、髪の毛から滴り落ちていた雫はもう随分と減っていた
「帰るとこないなら、智のそばに居ていいよ」
そっと言われて、何だか優しさに違和感を感じる
ただ単に久しぶりだから、ってのもあると思うけど、彼女だから、もあるかも知れない
なんか調子を狂わされる感じもするけれど持て余した時間の使い方が少しだけ見えてきた
「友、誕生日おめでとう」
今日は7月3日、ただ一人彼女だけが私の誕生日を祝ってくれた
ピンク色の空の下で、やっと私は18歳になる
END
103 :
名無しさん@秘密の花園:2009/07/03(金) 22:15:40 ID:LA1z3pdd
再開
104 :
ねえねえ:2009/07/05(日) 09:45:15 ID:m0WUGOfI
全然関係ないけど
こじはるとコリスまぢでちゅうくらいはしてそうだよね(´∀`)
ある画像見てかなり興奮しちゃいますた…(´∀`)
105 :
名無しさん@秘密の花園:2009/07/06(月) 01:07:52 ID:PwrWXBPo
どんな画像ですか?
こじぱと優子の組み合わせが大好きなので気になる!
106 :
名無しさん@秘密の花園:2009/07/06(月) 01:10:59 ID:cmbCh61u
あkbすれでやれや
ただでさえ重複なのにうぜえ
107 :
うんうん:2009/07/06(月) 02:46:44 ID:beIVgBgq
>>105 画像の張り付け方わからない(>_<)ごめんね
でもこのスレか地下アイドルのとこのコリスかこじはるの板で確かその画像張ってあったょ!
あたしもそれで見たから\(^O^)/
108 :
名無しさん@秘密の花園:2009/07/07(火) 02:59:15 ID:jw5fQNXe
ありがとうございました!
さっそく探して見つけました。
毎日毎日降り続ける
雨のせいでなんだか
最近やる気がでない。
まぁいつもやる気が
ないように見える私
が本当にやる気がな
いのだから周りの人
はそうとう気を使う
だろう。
そう分かっていても,
頑張ろうというやる
気を雨が根こそぎ奪
ってしまうのだから
仕方がない。
だから梅雨の時期は
キライ。
となりにいるたかみ
ななんかは私がため
息をつくたびに,私
の方を気にして見て
くる。
私が目を合わせよう
とすると慌ててジャ
ンプを読みはじめる。
そのページがさっき
から全然進んでない
ことに私は気づきな
がら,それでも私は
ため息をつく。
何回目なのか分から
ないため息をついた
とき楽屋のドアが勢
いよく開く音がした。
驚いてドアの方を見
ると,小さい体を目
一杯広げて楽屋全体
に響き渡る大きな声
で「おはよう!!」と
叫ぶ優子がいた。
近くにいた人間はい
まいち優子のテンシ
ョンについていけて
ないものの,「おは
よう」と口々に返し
た。
優子はそれでも満足
したようで,ニィと
笑顔で楽屋に入って
くる。
その笑顔が私の方を
みて止まる。
私の後ろに誰かいる
のかと思って振り返
ってみたが,そこに
あったのは壁だけで
どうやらその笑顔は
私を見て止まったの
だと気づく。
優子はさっきの笑顔
を倍にして私に向か
って叫んだ。
「陽菜おはよう!!」
「あぁ,おはよ」
「なんかテンション
低くない??」
そう言いながら優子
は私の方にどんどん
近づいてくる。
それを見たたかみな
は「優子おはよ」と
声をかけ自分が座っ
ていた席を優子に譲
った。
なんでそんな事した
のか分からないけど,
なんとなく,バトン
タッチってことなの
だろうか。
まぁいいや。
優子はそんな事を気
にもしていないみた
いで,「おはよう。
たかみな今日も小さ
いね!!」なんて言っ
てたかみなが譲った
席に腰を下ろした。
座るのと同時に「よ
いしょ」って言った
優子に「おじさんみ
たいだよ」と言った
ら,へへへとこれま
たおじさんみたいな
笑いで返された。
そんなどうでもいい
やり取りだけど,そ
れだけでダルいなと
感じていた心が少し
晴れた気がした。
本当にこの子は不思
議な力を持っている。
そんなふうに思いな
がら優子を見つめて
いると,首をかしげ
て「どうしたの??」
と聞いてきた。
本当の事を言うのが
恥ずかしくて「別に」
とそっけなく返すと
「なんだぁそれ〜」
と言ってケラケラ笑
い出した。
「外すごい雨降って
たよ」
「ふ〜ん」
「陽菜傘持ってきて
る??」
「当たり前じゃん。
陽菜が来るときも降
ってたんだし」
「ちぇ…」
「何それ??」
「だって陽菜が持っ
てきてなかったら帰
りに相合い傘できる
じゃん」
そう言って優子は口
を尖らせて机に顔を
乗っけた。
その一つ一つの行動
が面白くてついつい
口元が歪む。
すると優子は急に顔
を上げて
「いいこと思い付い
た!!」
と言った。私は「何?」
と聞き返す。
「私が傘を忘れたこ
とにしよう!!」
「何で??」
「したら帰りに陽菜
と相合い傘して帰れ
るじゃん!!」
「それは嫌。無駄に
濡れたくないし。面
倒臭い。」
「えぇ〜いいじゃ〜
ん!!」
「いや」
そのやり取りを繰り
返しながら優子は私
の腕を掴んで左右に
ふった。
それでなくても雨の
せいでテンションが
下がってるっていう
のに,その上濡れて
帰るなんてゴメンだ。
まだ諦めずに私の腕
を降り続ける優子に
「優子しつこい。怒
るよ」
と強く言うと,
「もう怒ってんじゃ
ん!!」
と返して掴んでいた
私の腕を離す。
その反動で机の上に
あった私のケータイ
がゴトっと床に落ち
た。
「もう優子のせいだ
からね,拾って!」
「ふぇ〜い」
気のない返事をして
優子が床に落ちたケ
ータイを拾う。
優子がケータイを取
り上げただろうタイ
ミングをみて手を差
し出す。
でもいつまでたって
も手の平にケータイ
が置かれない。
妙に思って優子を見
ると,ケータイを取
ろうとしてる体勢の
まま動こうとしない。
「何してるの??」
と言いながら私は読
みかけの雑誌を開い
てまた読み始めた。
「陽菜待ち受け変え
たの??」
彼女の声が足元から
聞こえる。
「別に変えてないけ
ど」
とページをめくりな
がら答える。
「本当に??」
「うん。」
「そっか…」
そう言っても彼女は
まだしゃがんだまま
で,さすがにおかし
いなと思って彼女か
らケータイを取り上
げると,その待ち受
けには笑顔一杯のあっ
ちゃんが写っていた。
「何これ??」
と考えて見ても全く
思い当たる節がない。
私の待ち受けはずっ
と変顔の優子だった
のに。
ふとあっちゃんの方
を見ると,麻里子の
膝の上に座ったあっ
ちゃんがこっちを見
てピースしている。
そういえば優子がく
るちょっと前,私が
濡れたカバンを拭い
てるときに何かコソ
コソ麻里子とやって
いたような気がする。
余計な事を…
そう思いながらしゃ
がんだままの彼女に
合わせて私もしゃが
みこむ。
「優子??」
そう言って彼女の顔
を覗きこむと,目に
うっすらと涙を浮か
べていた。
「えっ!!何っ!?泣い
てるの!?」
とビックリして思わ
ず言ってしまった。
彼女は涙を服の袖で
拭きながら,
「だって陽菜の待ち
受け変わってるし…」
「それだけで泣くの??」
「あの待ち受け絶対
に変えないって陽菜
約束してくれたじゃ
ん!!!!」
「陽菜だって勝手に
変わっててビックリ
してるんだけど…」
「でもっ!!」
そう言って彼女はま
た俯いてしまった。
どうしよう…普通の
人なら多分そう考え
るだろう。でも私は
普通ではないので,
なんかかわいい。
と思ってしまった。
っていうか声に出し
て言ってしまった。
「あっ…」
と口元を手で抑えて
も,もう遅くてその
言葉は彼女にも聞こ
えていて,俯いてい
た顔がこちらに向け
られた。
「今なんて??」
「別に何も…」
「かわいいって言っ」
「言ってない」
言葉を遮るも彼女は
全く気にしていない
みたいで,その顔は
さっきの落ち込んだ
表情が嘘みたいにど
んどん笑顔になって
いった。
「素直じゃないなぁ
でもそういう陽菜が
大好き!!」
そう言って陽菜に飛
びつこうとしたが,
机の下でしゃがんで
いることをすっかり
忘れてしまっていた
彼女は思いきり頭を
ぶつけてしまった。
「いっっったぁ!!」
「何してるの??」
頭を抱え込んで奇声
を発しながら私の周
りを転げ回る。
「ちょっと大丈夫??」
そう言うと,
「はるなぁ…」
と涙まじりにすり寄
ってきた。
私は彼女を優しく抱
き留めぶつけた頭を
優しくなでた。
「すっごい痛かった
ぁ…」
「音聞いてたから分
かるよ」
「ふぇ……」
そう言って私の腕に
顔を埋める。
「ねぇ陽菜…」
「なに??」
「写メ撮らない??」
「なんで今??」
「頭ぶつけてすんご
い痛かった記念??」
「何それ??」
いいからっ!!と彼女
は私のケータイを奪
ってモードを切り替
え,レンズをこちら
に向ける。
シャッターを押す直
前彼女は照れながら
言った。
「これ待ち受けにし
てね」
「え??」
「私がいいって言う
まで絶対変えちゃダ
メだからねっ!!」
そう言えば前にもそ
んな約束したなぁ…
そんな風に思い返し
ていると押されるボ
タン。
フォーカスが私たち
にピントを合わせて
いる僅かな時間に私
は彼女の頬に優しく
キスをした。
終わり。
121 :
名無しさん@秘密の花園:2009/07/07(火) 15:45:35 ID:OoMoj0rH
続く
GJ!
よかったよ
良かった!!
やっぱり、優子&こじぱのカップリングは最高ですね!!
みんなかこうよ
てめぇが書け
喧嘩すんなよw
まったり待とうぜ
127 :
名無しさん@秘密の花園:2009/07/23(木) 00:07:52 ID:VLQhivAL
遅い奴はカス
もう書かない
129 :
名無しさん@秘密の花園:2009/07/23(木) 22:15:33 ID:eGfpsUA1
あげ
好きな人に触りたくなる時って、本当に前ぶれもなくやってくる
それは今日の休憩時間も同じで、自分に抵抗する事なく伸ばした指先は簡単に彼女の髪に触れた
楽屋には狙いすましたように私と彼女しかいなくて、彼女も私の手を目を細めて受け入れる
もっと近づこうと椅子ごと動けば床と擦れて派手な音を立てた
それに驚いてこちらを向いた彼女に苦笑いを零して肩をくっつける
冷房が効きすぎているせいか、触れ合った肩からあまり体温は伝わって来なかった
「麻里子どしたの?」
「んーなんとなくー」
「そっかー」
鏡を使って彼女を見ると、その視線は携帯をじっと見つめて、指はせわしなく動いている
きっとブログでも書いてるんだろうな、って気にしなかったものの、どこか満足していない自分が居て
鏡越しにずっと視線を送って見れば1分くらいして携帯を閉じた彼女が首を傾げて見返して来る
薄く笑って自分の肩を叩くと彼女も少し笑って素直に頭を預けてくれた
私も首を傾けて、頬に当たるさらさらした髪の感触に時計の針がゆっくり進んでいるような気がした
二人の距離は充分に近いし、肩の重みは心地よくて思わず目を閉じてしまいそうだった
それでももっと触れたくなるのは、楽屋に二人しか居ないから
目を閉じるのを躊躇ったのは、彼女の手が私の手に重なったから
「敦子?」
「なぁんか、暇だよね」
「まぁ空き時間だし」
「みんなコンビニ行っちゃったし」
「私と敦子しか居ないし」
「それはそれでいいんだけど」
言い終わった彼女が手を強く握る、そのまま逆の手で軽く体を引き寄せた
嗅ぎ慣れた筈の香水が新鮮で、仮にも仕事中だって事を忘れそうになる
むしろもう忘れていなきゃこんな体勢にはなっていない気もしながら、額同士をくっつけた
黒目がちの瞳は至近距離でもしっかりと私を捕らえて不思議そうに光を反射させた
「ホントにどしたの?」
「んーなんか触りたいなーって」
「珍しいね」
「もっとくっついていい?」
「はーい」
「じゃあチューしよ」
「それはやだ」
即答で拒否されたものの、口調はそうでもないし、表情も本気で嫌がってはいない
瞳だってその先を期待している、と全部都合のいいように解釈しているのを彼女は気づいてる
顔を離せば下がった眉は若干呆れたようにも困ったようにも見えた
この顔はなんだかんだ私の言うことを聞いてくれる顔だと分かって、思わず笑みを漏らせば、わざとらしい溜め息をつかれた
溜め息の後彼女がまた手を強く握ったのを合図に軽く触れるだけ、たちまち赤くなった頬をつつけば目で怒られた
その視線をわざと勘違いしてさっきよりちょっと長くもう一度、今度は違うってはっきり口に出されてしまう
謝る気なんて全く含んでいないごめんを頬を膨らませて聞き流した彼女は横目で楽屋の入り口を見ていた
「あれ、敦子さんチュー嫌い?」
「そうじゃないです」
「…まだ帰って来ないっしょ」
「でも」
まだまだ休憩時間は残ってるし、他のメンバーがコンビニに出かけてからそこまで時間は経っていない
もう数回キスしたところで別に誰に見られる訳でもない、はず
それでもイマイチ私の言葉が信用出来ない彼女は、時計と入り口を交互にちら見していた
「敦子」
「はい?」
「私、キスだけじゃ足りないかも」
「え、待って、チューで我慢して、下さい」
「じゃあしてよ」
「ぁ…」
してやったりな笑顔の私と、してやられたと言わんばかりに口を開けたままの彼女
あまりにも二人の表情が対照的すぎてまた笑えて来たけどそれをグッと我慢する
急かすように自分の唇を指差して軽く二回叩くと、今日二回目のわざとらしい溜め息をついた
彼女の口から小さな幸せが逃げ切った少し後、知らない間に敏感になっていた耳が一人分の足音に気づく
それは彼女も同じみたいで、反射的に手を離そうとしたけどその前に強く私が引き寄せる
バランスを崩してすっぽり私の腕の中に収まった彼女がそのまま見上げて来て、柄にもなく息が詰まった
でもそれは一瞬で私しか気付かずに妙な緊張感が二人を包む
「麻里子」
「まだ大丈夫だって、早く」
「でも、もう誰か」
「いいじゃん、誰か来たらさ」
この問答の間に更に近付いて来た足音に無理だと判断した彼女が私の肩を押した
けれど腕力では私の方が強い、腕力だけじゃないけど
なのですぐに追いつくと彼女の耳元に唇を寄せた
好きな人に触りたくなる時って、本当に前ぶれもなくやってくる
そういう時ってやっぱり誰にも邪魔されたくないし、あまり見られたくもないものだとは思うけど
近付いてくる足音がもし私たちを邪魔しようとしているのなら、私はむしろ
「誰か来たらさ、見せつけてやろうよ」
「まり、こ」
私が彼女に三度目のキスをしたのと、扉の向こうの誰かがノブに手をかけたのは同時だった
END
えがった、GJ
135 :
名無しさん@秘密の花園:2009/07/24(金) 05:23:55 ID:E6xrEQnH
age
136 :
名無しさん@秘密の花園:2009/07/24(金) 19:02:20 ID:Oz9sZyIu
萌えた
良かった!
でも気になるのは
このSSは本人さん投稿??
保守
「ゆーこぉ」
寝室から出てくる人影。
聞こえてくる眠たげな声。
「なにー?さえ」
前髪を一つに縛り上げた髪型が
どーしようもなく可愛い。
「寝ないの?」
そう言ってあたしの傍に座り込む。
「今日のAKBINGOはこじぱが出てるからまだ寝れない」
こじぱショージキ将棋やるから
見なきゃいけないよねー。
残念ながら佐江は出てないんだよね。
「さえよりこじぱなんだ…」
ショックを隠しきれないと言う声で
あたしより大きい佐江がしゅんとなる。
めっちゃ可愛いんですけど。
すり寄ってきてるし。
「さえの方が年下だし…、こじぱの方が可愛いし…、さえの方が色気もないよね…」
頬がうっすらと赤く染まり、
目が潤んできている。
やっばい。
三大欲求の一つのスイッチ入りそう。
てか、入った。
こじぱごめーん。
今日は性欲に負けました。
「大島さんは宮澤さんの方が好きだよ。」そう言ってひんやりとする床に佐江を押し倒す。
「えっ…ほんと?」
佐江の声が少し晴れた。
「うん。可愛いし、色気もあるもん。」
そう言い、佐江の唇に自分の唇を重ねる。
「Σんっ!?」
佐江はびっくりしたのか体が強張る。
舌を侵入させ、じっくり堪能する。
「…っあ…ふっ」
佐江の吐息と声が漏れる。
ほら、色気あるじゃん。
首筋と鎖骨に舌を這わせ、
脱がし慣れたパジャマのボタンを
一つ一つ丁寧に外していく。
「ゆぅ…こ…ここで…するの?」
「優子さん変態だから興奮しちゃう。」
「答えになって…ない…。」
パジャマを脱がし終え、
佐江の胸に手を伸ばす。
「ひゃ…ぅ…あっ」
片方は頂点を舐めながら、
ゆっくり揉んでいく。
一層高くなる佐江の声。
しばらく佐江の上半身を楽しみ、
下半身に手を伸ばす。
「優子さんだけじゃなくて、佐江も変態だったねー。もうこんなんじゃん。」
ちょー濡れてる。
「言っ…ちゃ…やぁ…//」
佐江の目はさっきよりも潤んでた。
周りを撫でるようにして、
ゆっくりと指を内側に侵入させていく。
「痛くない?大丈夫?」
「っはぁ…ぅん…」
指を動かし始め、
佐江の好きな所を刺激していく。
「優子っ…ゆぅ…こ」
佐江はあたしにしがみついて、
背中に爪をたてる。
あたしはそれが好き。
佐江はあたしより大きいから
凄い嬉しい。
「イっていいよ。」
「つぁ…んっ…優子…だいすき」
そう言い佐江は果てた。
背中の柔らかい痛みは、
手の体温に変わった。
佐江に抱き締められる。
「もちろんこじぱには、
優子を絶対あげないから。
優子はさえだけのだから。」
さえはそう言った。
「うん。知ってるよ。」
そう言い微笑んだ。
後処理をし、
二人でベッドに潜り込んだ。
「おやすみ。」
佐江はあたしにキスをプレゼントし、
瞼を閉じた。
あたしの腕の中で。
涙が溢れて止まらないよ
君でなきゃだめなんだ
ゆっくりと近づく 永遠の人
WOW WOW WOW
離さない 離さない 腕の中
世界に一人しかいない
離さない 離さない 神様が
教えてくれた愛のすべて
しゅーりょ。
*おまけ*
「ごめーん!!こじぱ!!ショージキ将棋見れなかった!!」
「別に陽菜見てって頼んでないけど。」
「Σがーん(´;ω;`)!!」
優さえwGJですw
ちょw最後のこじ優w
おー久し振りに見たらGJ!
GJ!!
誰かツインタワーで投下しt(ry
152 :
名無しさん@秘密の花園:2009/08/09(日) 00:19:47 ID:WpNL3g0j
佐江可愛いな
えろいスね、GJ
154 :
名無しさん@秘密の花園:2009/08/09(日) 21:18:43 ID:WpNL3g0j
萌えた
ツインタワー希望
よかったよ
お台場ファイティーン、ツインタワー最高だった
ね
あげ
過疎ってるな^^;
雑誌の撮影の休憩時間にいきなりその
小さくて大きい壁が現れた
「ちょっと、邪魔だからどいて」
「やだよ〜」
「なんで?」
「だって…どいたらこじぱ
あっちゃんのとこ行くでしょ?」
そう言いながらじっと見つめてくる
小さいから自然と上目づかいで…
右に行っても左に行っても通らせてくれないその小さな壁
「ちょっとくらいいいじゃん」
「いや!
あっちゃんは同じチームだから公演とかでも会えるじゃん!
あたしはコンサートとか撮影でしか会えないし…」
なに可愛いこと言ってんだか
いつもの手には乗らないことにしよ
いつもこれで邪魔されてるし…
「すぐ戻ってくるから」
「とか言って5分も10分も帰ってこないじゃん」
5分も10分も…
陽菜にとっては短い時間なのに
優子にはそんなに長いわけ?
「いい加減にしないともう怒るよ」
「…ごめん
でも!!すぐ帰ってきてね?」
優子は謝ったあとちょっと寂しそうな顔で笑った
もーなんでそんな顔するかな〜
行けなくなるじゃん
でも、これは優子の作戦だし…
今日だけは邪魔されない
162 :
名無しさん@秘密の花園:2009/08/22(土) 22:33:08 ID:5SDBH+2s
すかさずage
「はい、しゃがんで〜」
「はいはい」
もう言われるがままでしゃがむと
ちゅ…
と額に柔らかいものが当たった
「行かなかったから、ご褒美!」
優子はそう言いながらニコニコ笑っている
「ご褒美って…」
「ほら!こじぱもちゅーして!」
「なんで?」
「なんでって…してほしいからじゃん?
でこでいいから!!」
なんてことをいいながら優子は目を閉じる
「むかつく…」
「え…?」
そう言って優子の唇にキスした
ちょうどその時優子の撮影の番が来た
「ほら呼ばれてるよ早く行ってきたら?」
「え?あ、うん!」
ニコニコ…いや、ニヤニヤに近い顔で
優子は撮影に行った
あんな顔のまま撮影しちゃだめでしょ
ほんと…可愛くてむかつく
投稿の順番間違えた!!
もっかい投稿します
こじゆう
雑誌の撮影の休憩時間にいきなりその
小さくて大きい壁が現れた
「ちょっと、邪魔だからどいて」
「やだよ〜」
「なんで?」
「だって…どいたらこじぱ
あっちゃんのとこ行くでしょ?」
そう言いながらじっと見つめてくる
小さいから自然と上目づかいで…
右に行っても左に行っても通らせてくれないその小さな壁
「ちょっとくらいいいじゃん」
「いや!
あっちゃんは同じチームだから公演とかでも会えるじゃん!
あたしはコンサートとか撮影でしか会えないし…」
なに可愛いこと言ってんだか
いつもの手には乗らないことにしよ
いつもこれで邪魔されてるし…
「すぐ戻ってくるから」
「とか言って5分も10分も帰ってこないじゃん」
5分も10分も…
陽菜にとっては短い時間なのに
優子にはそんなに長いわけ?
「いい加減にしないともう怒るよ」
「…ごめん
でも!!すぐ帰ってきてね?」
優子は謝ったあとちょっと寂しそうな顔で笑った
もーなんでそんな顔するかな〜
行けなくなるじゃん
でも、これは優子の作戦だし…
今日だけは邪魔されない
「わかった」
「じゃあ…」
そう一言だけ言うと小さな壁は無くなった
小さいからだがいつも以上に小さく見える
しょんぼりした様子で近くにあった椅子に
陽菜に背を向けて座る
その背中が日曜日のお父さんの背中みたいで
すっごく寂しそうに見える
錯覚かも…
「やっぱり行かない」
そう言うと優子はすごくびっくりした表情で
こっちに振り向いた
やっぱり邪魔されちゃった
ちょっとむかつく…
「なんで…?」
「めんどくさくなったし
て言うかあっちゃん撮影中だし」
「行かないの?」
「何?行ってほしいの?」
「そうじゃないけど…」
語尾が小さくなる代わりに
顔はどんどん笑顔になっていった
その大きな瞳を輝かして
「じゃあこじぱこっち来て!」
「なんで?」
「いいから!」
優子に言われるまま優子の前に行く
いったい何考えてんだか…
「はい、しゃがんで〜」
「はいはい」
もう言われるがままでしゃがむと
ちゅ…
と額に柔らかいものが当たった
「行かなかったから、ご褒美!」
優子はそう言いながらニコニコ笑っている
「ご褒美って…」
「ほら!こじぱもちゅーして!」
「なんで?」
「なんでって…してほしいからじゃん?
でこでいいから!!」
なんてことをいいながら優子は目を閉じる
「むかつく…」
「え…?」
そう言って優子の唇にキスした
ちょうどその時優子の撮影の番が来た
「ほら呼ばれてるよ早く行ってきたら?」
「え?あ、うん!」
ニコニコ…いや、ニヤニヤに近い顔で
優子は撮影に行った
あんな顔のまま撮影しちゃだめでしょ
ほんと…可愛くてむかつく
GJ!!
こじゆういいわ〜
いいわー
ちょっとでも一緒に居たいゆーこ可愛い
170 :
名無しさん@秘密の花園:2009/08/23(日) 18:34:43 ID:R6q78T3/
内容がないようって話ばっかだね
しょぼい厨ジャンルって上手い人いないんだなあ
172 :
名無しさん@秘密の花園:2009/08/23(日) 20:48:49 ID:R6q78T3/
いや、書くほど好きじゃないっていうかさw
ちょっとAKBに興味持ったから覗いてみたらガッカリしただけ
GJ
この流れでツインタワー希望
ベランダに出て空を見上げると薄い雲の後ろでぼんやりと月明かりが存在を示している
でもそれは曖昧に街を包む雲の外側を照らすばかりで、掻き分けてまで私たちの所には降りて来なかった
いつまでも空を睨む私に苦笑いしながら溜め息を吐いた才加が、エアコンのスイッチを切って私の隣に並ぶ
「いつまで見てんのさ」
「むー…」
「そんな顔しないの」
言いながら指先が私の前髪を分けて手のひらはそっと頭を撫でてくれたけど、私の視線は拗ねた子供みたいに下へ落ちる
もう日付も変わって随分経った夜中の街は、所々ついている部屋やビルの明かりでなんだか星空のようで
才加も同じ事を思っているのかいないのか、髪を撫でたまま街を眺めていた
遠くのビルの陰から車のヘッドライトが見えたけれど、すぐ別のビルで隠されてしまう
一瞬の光が尾を引いてその間を結ぶ、やんわりとそれを目に焼き付けて閉じれば瞼の裏で幾度も線を描いた
それに願い事を三回唱えて目を開けても、空も街も何も変わらずに、数時間後の朝へと向かっていた
「どうせこんな街中じゃ見えないよ」
「かも知れないけどさぁ」
手のひらが離れて押さえられていた髪が微かに揺れる
確かに本当の夜なんて訪れない東京の街ではニュースで言っていた流星群なんてかき消されてしまうかも知れない
それなら別に今日空を駆ける必要はないじゃないか、なんて何とも自分勝手な呟きが漏れそうになった
どこまでも私たちの世界を覆っている雲にようやく諦めがついてもたれていた手すりから離れる
部屋に戻ろうと振り返る前に、後ろからふわりと才加に抱き締められて、小さく声を上げてしまった
そんな私に少し笑った才加が当たり前だけど凄く近くに感じて、もう何度も経験したはずなのに心臓が落ち着きを無くす
「何お願いするつもりだったの?」
「へ?」
「流星群、見えてたら」
肩に顎を乗せて喋る才加の声が直接頭に響く、落ち着いた口調に目を瞑って深呼吸を一つ
目を開いたビルの先、また車が流れ星のように通り過ぎて何故かその隙間に吸い込まれそうになった
そんな自分を引き止めるように才加の手のひらに私の手のひらを重ねて軽く握る、湿気のせいで肌は少ししっとりしていた
「何もないよ」
「え?」
「佐江のお願いは…もう叶ってるから」
欲しいものだって、行きたい所だって、叶えたいものなんて山ほどあるけれど
今手のひらに触れているしっとりとした肌が私のそばに居てくれれば、それだけで十分すぎる程だった
ただ、ただ二人で空を駆けるいくつもの流れ星を誕生日に見れたらロマンチックだな、なんて思っただけで
それ以上の贅沢なんて望んでいない私に才加はさっきよりも抱き締める腕に力を込める
二人の心臓の位置が重なって頭の先から足の指まで鼓動が伝わるとようやく落ち着く事が出来た
「才加は?」
私の言葉にまた才加は笑って緩く頬ずりをしてくる
それは心地よくてくすぐったくて、少し肩を竦めると頬に一瞬だけ可愛い音を立てて唇が触れる
反射的に才加の方を見れば至近距離にお互い驚いて、それにまたお互い笑った
やや強引に首をもっと才加の方に向けて、重ねた手のひらをさっきよりも強く握る
それだけで全て汲み取ってくれた才加は私が目を閉じてすぐに優しいキスをくれた
数え切れないくらい重ねた唇はいつもより熱く感じて、胸の奥がその熱に比例するように苦しくなる
いつだってそこにある感じた事のないくらい大きな幸せは、同時にそれより大きな不安を伴う
不意に涙に襲われそうになった私に気付いたのか、才加はいつもよりずっと優しく微笑んでくれた
「私も、もう叶ってるよ」
その言葉に背中越しの距離すらもどかしくなって、才加の腕が緩んだと同時に正面から抱きついた
既に予想していたのかしっかりと受け止めてくれた才加がまた頭を撫でた後、数え切れないキスを一つ追加して
唇に足された熱は生温い風では全然冷めてくれなくて、思わず噛んだ下唇をそっと舐めた
「佐江、おめでと、大好き」
「ありがと、佐江も…」
「うん、知ってる」
「なぁんだよぉ」
私たちの世界の外側ではきっと、無数の流星が色んな願いを乗せて空を、もっと上の宇宙を駆けている
始まったばかりの19才が、初めての朝を迎えようとしている
そんな事に気付かないまま、涙が街の光を集めて星のように頬を流れた
END
ツインタワー希望って事で
内容があるかどうかは分からないし、今さら佐江の誕生日ネタだし
小さな暇つぶしになれば幸いです
とっても良かったです
なんかほのぼのしてて癒された
GJ!
いいよいいよ
最近SS投下率高くて
だれか何でもいいから
佐江受けでなんか投下してくれ
期待
「佐江が風邪引くなんて珍しいね」
「ごめん・・・お見舞いありがとう」
「いえいえ。いつも元気な佐江が弱ってるとこ見れて嬉しいよ」
そういっていつものように髪をなでる。
もう!と言いながらそっと目を閉じる佐江が愛おしくてたまらない。
「熱は?」
「下がってきてる。まだ少しあるけど」
「そっか。ねぇ宮澤さん」
「ん?」
「はんぶんこ・・・しよっか」
「ええっ?なにを・・・えっちょっと!近いって」
「可愛い」
佐江の顔が赤くなってるのはきっと熱のせいではないだろう。
そしてきっと私の顔も・・・
「風邪・・・うつってもしらないよ」
「だからはんぶんこしよって言ってるじゃん。佐江の熱、半分ちょうだい」
「・・・・ばかっ」
そして唇に触れるだけのキスをした。
「宮澤さん、顔赤いよーw」
「だって・・・」
「しかも熱い。熱上がってるんじゃない?」
「誰のせいだと思って・・・」
「もうこの際、熱上げてしまった方が楽になるかもね」
「そんなわけ」
「あるよ。ってかごめん止められない」
今度は長く優しいキスをした。
最初は抵抗していた佐江もいつの間にか大人しくなってる。
それどころか背中に腕を回しさえしてる。
強くも緩くもないこの密着感が私は溜まらなく大好きだ。
「佐江・・・大好き」
聞こえるか聞こえないか分からない声でそう伝える。
そしてまた聞こえたのか聞こえてないのか分からない笑顔で返してくる。
愛する人のであれば熱だろう風邪だろうとと欲しくなる。
そう思ってしまう私はおかしいのかな・・・
そんなことを考えながら佐江とともに眠りについた。
初めて書かせてもらいました。
佐江受けってことで書きましたがいまいち盛り上がりに欠けてます。
佐江の熱を奪いにきたのは誰なのか、その他足りないとこを
脳内補充していただけたらありがたいです。
185 :
名無しさん@秘密の花園:2009/09/07(月) 10:25:12 ID:IQAVPeSM
最近いい天気が続いてるな
保守
保守
だれかもえさしで頼む
補水
ツインタワーキボンヌ
191 :
名無しさん@秘密の花園:2009/09/24(木) 21:24:01 ID:AioLOSb9
たかみな×こじはるでお願いします
あの微妙な距離感でホントはみたいな
保守
ごめん空気読まずにこじゆう投下
「こじぱぁ」
「んー?」
「…なんでもない」
何度目かの呼びかけにもやはり彼女の視線は雑誌に注がれたままで、
なんとかこちらを向いて欲しくて声をかけるけれども返ってくるのは生返事のみ。
繰り返されるそのやり取りに小さくため息をついて、
ソファーに沈み込むように身体を預けた。
せっかく2人でいるのに、とか
もっと話したいのに、とか
構って欲しいのに、とか
そんな願望ばかりが膨れ上がってどうしようもなく胸が苦しくなる。
恋人同士のはずなのに、今隣に座る彼女はとてつもなく遠い。
「…ちょっと、コンビニ行ってくる」
いつまでも続く沈黙に耐え切れずにのろのろとソファーから立ち上がってそう呟いた。
その言葉にもやはり顔を上げることはなく、返ってきたのは雑誌のページをめくる音。
その少し後にわかった、と視線を落としたまま答える彼女にまた胸が締め付けられた。
なんなんだろう、これ。
いつもいつもあたしが追いかけてばかりの気がしてどうしようもなくなって、
急に目の奥が熱くなってきた。
あ、やばい
そう思った瞬間に涙はもう溢れ出していて、自分では止められなくなってしまって
思わず床にへたり込む。
「っちょ、え?優子?」
突然床に座り込んだあたしに怪訝そうな視線を向けた直後、
泣いていることに気付いた彼女は雑誌を放り投げて駆け寄ってくる。
あぁ、やっとこっち見てくれた、
なんて見当違いなことをぼんやりと考えながら手のひらで目を押さえる。
沈黙を破った彼女の声はどこか拗ねたような口調で、
その声色は予想外のものだったから思わず顔を上げると唇を尖らせるこじぱがいて。
その様子があまりにも可愛らしくて小さく吹き出すと、
ますますこじぱは不機嫌そうな顔をした。
「何笑ってんの」
「笑ってないよ」
「笑ったじゃん」
笑ってない、と言おうとした言葉は彼女の唇に吸い込まれた。
ゆっくりと離れる整った顔を見つめていたら
何見てんの、とやっぱり不機嫌な声が返ってくる。
さっきまでの不安とか不満とか、キス1つで吹き飛ばしちゃう彼女は
やっぱり最強だと思った。
「…こじぱぁ」
「なに」
「2人でいる時は雑誌読むの禁止」
「えー?何それ…っ」
予想通りの反論を唇でふさぐ。
そのまま角度を変えながら何度も口付けを落とすと、熱のこもった吐息が聞こえてきて。
音を立てて唇を離すと耳元に顔を寄せて、そのままこじぱを抱きしめた。
「…2人の時ぐらい、あたしの相手してよ」
返事は背中に回された腕と、ばーか、と小さく呟かれた一言。
ごめん終わり。
>>193-196 ごめん1つ飛ばしてたから話がわけわからなくなってる
もう1回やり直します
「こじぱぁ」
「んー?」
「…なんでもない」
何度目かの呼びかけにもやはり彼女の視線は雑誌に注がれたままで、
なんとかこちらを向いて欲しくて声をかけるけれども返ってくるのは生返事のみ。
繰り返されるそのやり取りに小さくため息をついて、ソファーに沈み込むように身体を預けた。
せっかく2人でいるのに、とか
もっと話したいのに、とか
構って欲しいのに、とか
そんな願望ばかりが膨れ上がってどうしようもなく胸が苦しくなる。
恋人同士のはずなのに、今隣に座る彼女はとてつもなく遠い。
「…ちょっと、コンビニ行ってくる」
いつまでも続く沈黙に耐え切れずにのろのろとソファーから立ち上がってそう呟いた。
その言葉にもやはり顔を上げることはなく、聞こえてきたのはページをめくる音。
少し間を置いて視線は雑誌に注がれたままわかった、と答える彼女にまた胸が締め付けられた。
なんなんだろう、これ。
いつもいつもあたしが追いかけてばかりの気がしてどうしようもなくなって、急に目の奥が熱くなってきた。
あ、やばい
そう思った瞬間に涙はもう溢れ出していて、自分では止められなくなってしまって。
溢れてくる涙をどうにか止めようと瞼を押さえながら思わず床にへたり込む。
「っちょ、え?優子?」
突然床に座り込んだあたしに怪訝そうな視線を向けた直後、
泣いていることに気付いた彼女は雑誌を放り投げて駆け寄ってくる。
あぁ、やっとこっち見てくれた、なんて見当違いなことをぼんやりと考えながら手のひらで目を押さえた。
「何、なんで泣いてんの?」
答えようと口を開いてもひゅう、と息が漏れただけで言葉にはならず、
首を横に振ってなんでもないという意思を示そうとしたが、それも彼女の言葉に遮られる。
「なんにもなかったら泣かないでしょ」
まぁ図星、なわけだけれど。
まさかこじぱのせいだよ、なんて言えるわけもなく重苦しい沈黙が続く。
泣きたくないのに、こじぱがあたしを好きでいてくれてることぐらいわかってるのに
どんどんと大きくなる気持ちは止められない。
「…寂しかった、だけ」
呼吸がやっと落ち着いて、呟いた声はやっぱり掠れていた。
こじぱは今どんな顔してるんだろう、と思うけどなんだか怖くて顔は上げられない。
痛い無言が肌を刺して、そんな中鼻を啜る音がやけに大きく響いた。
「…言ってくれなきゃわかんないじゃん」
沈黙を破った彼女の声はどこか拗ねたような口調で、
その声色は予想外のものだったから思わず顔を上げると唇を尖らせるこじぱがいて。
その様子があまりにも可愛らしくて小さく吹き出すと、ますますこじぱは不機嫌そうな顔をした。
「何笑ってんの」
「笑ってないよ」
「笑ったじゃん」
笑ってない、と言おうとした言葉は彼女の唇に吸い込まれた。
ゆっくりと離れる整った顔を見つめていたら何見てんの、とやっぱり不機嫌な声が返ってくる。
さっきまでの不安とか不満とか、キス1つで吹き飛ばしちゃう彼女は最強だと思った。
「…こじぱぁ」
「なに」
「2人でいる時は雑誌読むの禁止」
「えー?何それ…っ」
予想通りの反論を唇でふさぐ。
そのまま角度を変えながら何度も口付けを落とすと、熱のこもった吐息が聞こえてきて。
音を立てて唇を離すとそのまま耳元に顔を寄せて、そのままこじぱを抱きしめた。
「…2人の時ぐらい、あたしの相手してよ」
返事は背中に回された腕と、ばーか、と小さく呟かれた一言。
今度こそ本当に終わり
失礼しました
202 :
名無しさん@秘密の花園:2009/10/04(日) 18:50:39 ID:0S+yK25z
ありがと
あんま書きこみないから、もう誰も書いてないのかと思った
またお願いします。
GJ!よかったよ。
久しぶりのSSGJです!
また是非お願いします。
GJ!こじ優はいいものだなー
最近脳内でたかみな←あっちゃん←ともちんの妄想するw
あつともが仲良しと思ってるのはAKBをよく分かってないみたいな内容の
レスをどこかで読んだら、出てきたw
たかみなに叶わない片思いをするあっちゃん。
その気持ちにつけ込みあっちゃんを抱くともちん。
ちっちゃいともちんがあっちゃんを攻めるの萌え。
そして時にたかみなへの叶わない想いをぶつけるように
ともちんを抱くあっちゃん。
あつともツーショ写メはいい燃料です。
207 :
名無しさん@秘密の花園:2009/10/06(火) 09:23:27 ID:Lb9gKcya
それもいいね〜
俺は最近、たかみな×陽菜かな
生誕祭でたかみなが陽菜って呼び捨てにした時の照れた表情を見てから
表では微妙な距離感でツーショットなんてほとんどないこの二人が
裏ではって妄想にとりつかれている。
保守
「ああぁー」
「優子、うるさい」
「お腹空いてきちゃった」
「こんな時間に…」
「だってー、しょーがないじゃーん」
「はいはい、水でも飲んでくれば?」
「えー、やだよ。ちゃぷちゃぷ言うじゃん」
「文句言うなら黙って、うるさい」
「うわ、ひどい」
「もう寝ればいいじゃん、寝たらお腹空いてるのも忘れるよ」
「空きすぎて寝れないんだよー」
「どんだけ食欲旺盛なの」
「成長期なんですー」
「あーもううるさい、陽菜もう寝たいんだから静かにして」
「うー」
「はい、おやすみー」
「……」
あ、そうだ。いいこと思いついちゃった。
さすがあたし、冴えてる冴えてる。
「こじぱこじぱぁ」
「ちょ、なんで入ってきてんの」
「へへへ」
「へへへじゃな…っ」
お腹空いたけどこんな時間に食べちゃダメ。
でもまあこじぱならこんな時間に食べてもオッケーだよね。
むしろその方が快眠できるよね。
「ちょ、やめ…」
「早く眠りにつけるよう協力お願いしまーす」
「…バカ」
うんうん。これはお腹いっぱいになりそう。
キュルルル
「…あ」
「…どんだけ空いてんの」
END
こじ優。SSとも言えない程の長さだがちょっとしたお遊びってことで。
GJ!
癒されたぜ
流れを読まずに全じゃん
同期4人で投下。もえさし前提。
「てかあそこでバンジー飛べないとかどんだけヘタレやねーん」
「みゃおもっと言ってやってー」
「指原なんか一緒に住んでる時から感じてたけど本当にビビりだね」
「本当に申し訳ないでございます」
「あたしが根性見せて飛んであげたのに」
「萌乃が飛んでくれたのにー」
「萌乃が根性見せたのにー」
「いや、ほんとあの」
「あそこで飛んだのは愛の力かもしんないのにね」
「え、ほんと萌乃ちゃん」
「嘘だってー」
「お前には聞いてねぇよ!!」
「ヨーグルット!!」
「みゃおはうるさい!!」
「ヘタレな指ちゃん可愛いけど嫌いー」
「今可愛いって言った?可愛いって」
「耳腐ってるんじゃない指ちゃん」
「そ、そんな…」
「あー指原がバンジー飛ばないせいで肩こった肩揉んで」
「バンジーやったの結構前なんですけど」
「早くしようか莉乃ちゃん」
「はい…」
「なんだかんだでいいカップルだよね」
「やっぱ好っきやねん!」
「なにがだよ」
えんど
会話だけでスマソです
萌えました!
もえさし良いですね
ごめんきっと需要はないだろうがじゅりまり。
「篠田さん篠田さん」
「うん?」
「一緒にごはん食べましょーね」
「うん」
「一緒にスタジオ行きましょーね」
「うん」
「一緒に写真とりましょーね」
「うん。…フフ」
「一緒に…なんで笑うんですかぁ」
「だって珠理奈、さっきから同じようなことばっか」
「だってー、篠田さん人気者だからちゃんと予約しとかないと」
「予約って、そんなレストランじゃないんだから。それに人気者じゃないよ」
「人気者なんです」
「そ、そうなんだ…」
「それに…」
きゅ
シャツの裾を掴んで、伏し目がちに呟く。
「…篠田さん、やさしいから」
肩にとんと頭が乗る。
「誰かに誘われたら、ついてっちゃうもん…」
あったかい体を抱き寄せて、背中をぽんぽんとたたく。
裾を掴む力が少し強まった。
「…ごめんね。寂しかった?」
「…そういうんじゃ、ないですけど…」
「…アタシは、珠理奈の予約最優先だから」
不器用で、ごめんね。
不安定で、ごめんね。
でも、この気持ちだけは。
「…やっぱり篠田さん好き」
「可愛いねぇ、珠理奈は」
「…篠田さんっ!」
「わ、わ、倒れる!!」
「麻里子様って珠理奈には甘いよねー」
「まぁ見てる分にはほのぼのするけどね」
「っていうかここ楽屋なんだけど明らかに忘れてるよね」
END
お目汚し申し訳ない。こんな2人だったらいいなっていう願望の会話劇。
最後の3人はお好きなメンバーに当てはめて読んでもらえれば。
私は一体このままどこに向かっているのだろう。
細くて白い指をからませた隙間からじんわりと出た汗を見ながらぼんやり思った。
AKBに入ってからの私はなんだか私ではない別の人格が勝手に動いているような感じだ。
ファンの期待に応えなければとの思いで必死でレッスンも耐えて来た。
でもここ最近、どうも気持ちの整理がつかない。窓から見える空は高くそして私には色が見えない。
「み〜ぃちゃん!何ぼっとしてるの?」
「あ、ともか。ううん、別に何でもないよ。」
「なんか落ち込んでんの〜?じゃぁともと一緒にお茶でも行こ!ね!」
「うん。ありがと。じゃあ着替えてからいつのも場所でね。」
早く着替えなくちゃ。それにしても最近下着がキツい。前はこんなんじゃなかったのにな。
スタイリストさんに見られた時、私の胸はEカップだろうって言ってたっけ。
ともはどのくらいあるんだろう。あんまりきちんと見た事なかったな。今度聞いてみよう。
「ごめん、遅くなっちゃって」
「いいよ〜ともはみぃのことだ〜いすきだから何時間でも待てるのだ!」
「とも...ありがとう..あ、なんか、ごめ...」
勝手に涙がポタポタ固い床を濡らした。
「何?どしたの?みぃ。ごめん、私、変なこと言った?」
「ううん、なんかもう、こらえきれなくなっちゃって...ごめんね」
「何があったか話してよ。最近のみぃ変だよ。ともにだけは話して、お願い」
言うつもりはなかった。
自分の中だけで処理しようと思ってた。
後戻りはできない。ここまできたらもうやるしかない。
話した後のともの表情はいつもと違い、それを見るのが辛くて私はできるだけ話題を変えた。
最近買った洋服や、地元の友達とカラオケに行ったこと、どれも精一杯楽しく話したつもりだったのに
ともの表情はずっと同じだった。
その目はあの人と似ていた。思い出したくないのに...歯の奥でけがれた音がプツッとする。
同時にともがもう出ようと言って立ち上がった。
「とも、さっきからどんどん歩いて行っちゃって何処行くの?」
「みぃの話聞いてもう、我慢出来なくなったよ。そういうのって絶対良くない。わかってる?」
「わかってる...だからもう断る事にする。だからとも、ちょっと止まってよ!」
やっと止まった私達の前には錆びれた怪しげなホテルがそびえ立っていた。
ともが今日は二人で泊まろうと言う。
明日は公演もあるけど早くに出れば間に合う。仕方なく私は承諾した。
「み〜ぃちゃん!早く入ろっ!!早く早く〜!!」
私がぼうっとしている間にともはお風呂を沸かしさっさと服を脱ぎ始めた。
楽屋で見る姿とは違い、なんだかドキドキする。女の子ってなんてきれいなんだろう。
私も慌てて真似して脱いだ。今日はピンクのブラに水色のパンツ...揃ってなくて格好悪い。
ともはベージュの大人っぽいレースがついたお揃いの上下を身につけていた。
「何?みぃちゃん、そんなにじっと見ないでよ。とも胸がそんなにないから恥ずかしいもん」
「あのさ、ともは何カップぐらいあるの?みぃ計った事なくてわかんないんだけど」
「ともはCカップだよ。みぃは多分........Eぐらいかな?」
自然な感じで下からすくうように優しく触られた。一瞬、胸が締め付けられた。
こんな風に触られるのは初めてだし、ショーツが濡れたのを気づかれたくなくて慌てて自然に脱いだ。
こっそりクロッチの部分を見ると乳白色の固まりがどろっと付着していた。
こんなに濡れたのは初めてだ。動揺しているのをともに見られないようそっと下着を隠した。
ともはそんな私の様子を全く気にせず、白くてふわっとしたお尻を突き出し鼻歌を歌いながら湯船に消えた。
40℃のお湯は思ったより熱く感じ、冷えた私の体を覆った。
「みぃちゃんと二人でこんな狭い湯船に浸かるのなんて初めてだよね!」
「うん、なんか恥ずかしいよ...」
「な〜に言ってんの!こんなにおっきなおっぱいしちゃって〜。こっちが恥ずかしいよ。」
「ご、ごめん、、、」
「冗談だよ!冗談!ねぇ、冗談ついでにみぃのおっぱい触ってもいい?」
「え?い、いいけど...でもちょっとだけだよ。5秒だけ...」
ともの小さくて柔らかい手は私の大きくなった胸をゆっくりゆっくり撫で回した。
5秒だけって言ったことを取り消したいぐらい味わった事のない快感が私を襲った。
体がどんどん火照ってきて顔があつい。乳首もツンと立ってしまっている。ともに見られたくない!
「みぃのここ、すごくかわいい」
「ともぉ...そんなに見ないでよぉ、恥ずかしいよ...」
「みぃのほうが私より先っぽピンク色で羨ましいな。ずるいからこうしちゃうぞ!」
「アっ!....と...も.....ダメ.....」
ともの顔がふと正面から消え、胸のあたりにサラサラと髪が音を立てていた。
乳首を優しく吸ったり噛んだりしているともをぼーっと見ていた私は、
この髪の音は何かに似ているな、そうだ秋の初めにそっと静かに揺れている木の音だとわかってなぜだか安心した。
「みぃ、気持ちいい?」上目遣いのともは私の乳首を舐め回しながら聞いた。
「う、うん.....でも女の子同士でこんなことするのっていけないんじゃないの?」
「そんなことないよ、私、お姉ちゃんの本棚から女の人が裸でこういうことするの見てるし」
「ともはイヤらしい本とか見てるんだ」
「えっ!みぃはないの?この間も楽屋でレディースコミック回し読みしてたのにぃ〜」
「そうだったんだ、なんかあっちゃんがコソコソ読んでたの、あれそうだったんだ...」
「みぃは子供すぎる!罰として私の乳首も舐めるのだ!!」
そういったともは私の頭を両手で抱え、自分の胸へと押し付けた。
「ハァハァ......みぃちゃん...そこ.....き、もち、いい.....」
私はともにされたように乳首を舐めながら歯で少し噛んだり、片方の手で揉んだりを繰り返した。
ともの顔は私より赤く、だらしなく開いた唇は吸い付きたいぐらい綺麗だった。
無意識のうちに私はともの唇に引き寄せられ、軽いくちづけを交わした。
「みぃちゃん、嬉しい。ありがと.....でももっとキスして...」
私達は長い長いくちづけをした。
ともが絡めて来た舌に必死で吸い付き、歯の裏側までお互い舌で弄り合った。
私の顔をともの舌が這って来た時はさすがにびっくりしたけど、睫毛を愛撫された時、
今まで堪えてきたものが全部抜け落ちるような錯覚を覚えた。
夜の8時でも都会は明るい。
ホテルの窓から見える高速やビルは騒がしく、私は一瞬現実に戻された。
初めて来たラブホテルで初めて好きな女の子とお風呂に入り、初めてルームサービスを頼み、
初めて少しだけお酒も飲んだ。
ピザにタバスコをかけすぎたせいかお酒のせいか、胃の中がカッとした。
ともはバスローブがはだけているのに大して気にも止めず、
テレビに映っている芸人のどうでもいいギャグに手を叩きながら大笑いしていた。
そのうち飽きたらしくチャンネルを変えた途端、いわゆるイヤらしいビデオが目に飛び込んできた。
「とも、チャンネル変えようよ」
「え〜せっかくここに来たんだからこれは見るべきでしょ!」
女の人が制服で男の人が教師のような格好でベッドに座っている。
制服のスカートとパンツは脱がされ、モザイクがかかった所に教師役の男優が顔を埋めた。
「ちょっと!とも!これ何してるの?なんで股の間に顔なんて...」
「もう、みぃ〜しっかりしてよ〜これはクンニっていうの」
「ク、クンニ...それに女の人、靴下何で履いてるんだろう、脱ぎ忘れ?」
「多分こうすると男の人って興奮するんじゃない?あ〜モザイクで見えないよ〜!!」
「このモザイク取るとどんなことしてるか、ともは知ってるの?」
ともの顔が一瞬いたずらっぽく笑った。
「みぃ、ここに寝て。」
やや強い口調なともに私は反抗する気もなくなり黙ってベッドに横になった。
「私、みぃのこと本気で好きだよ。だから今からすること、許してくれる?」
緊張と不安でうまく声が出なかった私は、コクリとだけ頷いた。
ともはほっとしたような表情で何やら聞き取れないくらいの独り言を言い、そっと私のバスローブをめくった。
「みぃちゃん.....すごくきれいだね...とも興奮しちゃうよ.......」
全裸の私は仰向けで、うっすらとしたランプに照らされもうどこも隠せない。
足をそっと開かされカブトムシみたいな格好の私はどうすることもできなかった。
「みぃちゃん、自分で自分のここ見た事ある?」ともは私の大事な部分を撫でた。
「そんなの見た事ないよ。だって恥ずかしいもん。」何かおしっこ漏らしたみたいな感じがする。
「そのすっごく恥ずかしい所、ぐちょぐちょだよ。みぃちゃんいやらしい〜」
ともが細い指を動かす度、私のあそこは大きな音を立ててぐちょぐちょ響いた。静かな部屋に規則正しく。
ともが動かす指で時々すごく気持ちよくなる場所がある。
そこに指が到達すると、声を抑えきれない。
「みぃちゃんはクリトリスが感じるの?ここ私も気持ちいいの。一人でしてる時はよくイッちゃうもん」
「と..もは...ハァハァ..........ともは一人で....するの?」
「うん。小学校5年からしてた。体育の時間の登り棒ですごく気持ち良くなってそれから覚えたの」
「あ、わたしもそれ......ン...ハァ.....わかるよ、なんかジーンとくるんだよね」
「そうそう!ふわ〜っとなってずっと擦ってたくなるんだよね〜。あ、みぃちゃんどこの場所の事?」
「えっ?だから、その、、、股っていうか、、、アン、そこ........とも!ダメっ!!」
「みぃ〜〜〜!きちんと言いなさいっ!じゃないと、ともやめちゃうよ〜」
「あ、やめちゃいや!あの、、、、オマンコです....オマンコが気持ちいいのっ!アン!アン!もうダメっ!!」
頭の中が真っ白になって体が宙に浮いた気がした。
下半身がジンジンする。足もすごくだるい。
私のあそこは茂みも割れ目もなにがなんだかわからないくらい愛液でぐちょぐちょになった。
ともの指もハンドクリームを塗った手みたいに光っていた。
その手をともがぺろっと舐めた。
「ちょ、ちょっと!汚いよ!やめて、とも!」
「あ〜いやらしい臭いがする。みぃのオマンコの臭いすごい好き...」
私は恥ずかしさのあまり気絶しそうだった。
臭いながら舐めるのをやめないともの乳首はさっきよりピンと立ち、片方の手は自分の茂みを弄っていた。
「とも...そこ触るなら私が同じように舐めようか?」
「ほんと?みぃちゃんにベロベロしてもらえるなんて、とも世界一幸せっ!」
オナニーに慣れているともは私が不器用に舐め奉仕している間、
足をピンと伸ばしたり、体の位置を変えたりして気持ち良くなれるよう自由自在に動いていた。
少し物足りなくなったともは私に言った。
「みぃ、あのさ、指入れてくれる?」
「指って、、この指?どうやって入れるの?」
「平気、自分の指も2本ぐらい入れたりしてるし。そのほうが気持ちいいの」
ともに言われた通り、中指を少しずつ少しずつ入れていく。
第二関節まで入ったら、片方の手でクリトリスを触った。すると、ともが悲鳴に近い声を出した。
「アン!!!!みぃ、すっごくいいっ!!!お願い続けてっ!!」
今度は指をそっと抜いたり入れたりしながらせわしなく動かしてみた。
その間もヌルヌルになったクリトリスをなすっていたらどんどん大きくなってきた。
「あ、とも....ここがなんか尖ってきてる...大丈夫なのかな.....」
「ハァハァハァ........ンッ!!!!!もうイキそうなのっ!みぃお願い、もっと早く動かしてっ!」
私は全神経を集中させ、痛くないよう、でも早く動かした。ともが気持ちよくなりますように...
今まで聞いた事のないような声でともはイッた。呼吸から漏れる大人の女の人の声だった。
私達はしばらくの間、放心状態で天井を見つめながら抱き合って眠りについた。
どのくらい眠っていただろう。
なんかゴソゴソするなぁと思って目を開けると、ともが私の茂みをかきわけ、舌を上下に動かしている。
「えっ....とも.....そんな所、汚いよ.....だめだって.....」
「みぃちゃんのビラビラかわいいね〜左のほうが少しぷっくりしてるっ!」
そういってともは私のビラビラを引っ張ったり舐めたり、おもちゃで遊ぶように弄んだ。
そしてまだ誰も知ることのない、秘密の穴に舌をねじ込まれた。
「あっ!とも....ちょっと痛いよ!なんか変な感じがする」
「痛い?ごめんね、ちょっと先っぽだけ入れたけど痛かった?ここにおちんちん入れるんだよ」
「この中に?えーなんか痛そうだね....みんなこんなことしてるんだ...まいまいとか...」
「そうだよ、まいまいはかなりの達人だからね!」楽しそうにともは笑った。
ベッドの近くにおもちゃの自販機がある。
これ、何に使うんだろう。
大人なのにどうしておもちゃなんて使うのかさっぱりわからなかった。
「買ってみる?」ともは私に言った。
「でも、なんか怖いよね....」
「大丈夫だって!実は、私、お姉ちゃんの使ってるローター時々借りてるんだ」
「ともって...なんでそんなに色々経験してるの?もうみぃついていけないよ.....」
「何言ってるの!私はまだみぃと同じ処女だよ!今日は私も使った事のないこれ試したいな〜」
そういってともが指差したのは、男の人のおちんちんそっくりな作りのローターだった。
そそり立った肌色のおちんちんはよくわからないカーブまでついていて、私を不安にさせた。
「えっと。お金お金っと♪」
買う気満々のともは自分のバッグからピンクのお財布を取り出した。
お札を入れてボタンを押すと同時にガタンと大きな音がして、私はビクッと肩をすくめる。
「バイブって書いてあるよ!みぃちゃん!なんかすごくない?」
目を輝かせてともは早口でまくしたてた。
素早くパッケージから商品を出したともは、しばらくじっとその物体を眺めた後、私を見つめた。
「フッフッフッ♪」不敵な笑みを浮かべたともが近寄ってきた。
「ちょ、ちょっと何よ、とも。こわいよ...やだよ、私、そんなの...や、やだー!!」
「みぃ〜待て〜ぃ!!逃げるんじゃな〜いっ!!」
狭い部屋で私達は馬鹿みたいにおいかけっこをした。
枕を投げたり、シーツを引っ張ったり、スリッパで転びそうになりながら必死で走った。
最初は本気で逃げていた私も段々可笑しくなってきて、最後の方はもうどうでもよかった。
「ハァハァハァ、つ、つかれたよぉ...」
「ともが変なことするからでしょ!」
「みぃが逃げるからでしょ!」
なんだかいつもの二人の調子に戻ったな。ふと私が気を許したその時、ともが私の手首を押さえた。
「とも...ちょっと手首が痛いよ」
「あ、みぃちゃんごめん」
時計の針の音だけが響く部屋の中で私達は見つめ合った。
ともの目に吸い込まれそうになりながら、なぜだか私は下半身がジーンと感じているのに気づいた。
ともに触って欲しい、触って欲しい...と心の中で唱えていたその時。
.........ブーンブーンブーン...............
機械的な音と共に、私の足の付け根からさっき買ったバイブが体を這ってきた。
徐々にバイブは私の体の上を動き回りだした。
お腹や首すじ、じらしながら乳首を攻められた時は恥ずかしさも忘れ、喘ぎ声を漏らした。
「とも.......私..なん.....か......気持ちい....い...ハァハァ......」
「みぃの体、ピンクになってきた。乳首もすっごくおっきくなってる」
ともはバイブを私の乳首に当てながら、空いたおっぱいをツバでベトベトにしながら舐めだした。
「ンッ!!ア〜ン!ともぉ〜私もう、変になりそうだよぉ〜.....!!」
いったんバイブの電池を切ったともは、私の足を広げた。
「みぃのここ、すっごく濡れやすいんだね。テカテカ光ってる」
私は恥ずかしさも忘れ、力が抜けた体をともに晒した。
「これだけ濡れていれば大丈夫かも。力そのまま抜いててね」
ともは再びバイブの電池を入れ、私の大事な割れ目にあてがい動かしだした。
クリトリスを攻められながら少しずつ少しずつ未知の穴に進んで行く。
ともに耳たぶを噛まれ、ぼーっとした頭で明日の公演誰が一緒だっけ..と思った直後、私の体に電流が走った。
「アッ!!!!!!!ともっ!!!!!痛いっ!!!!!!!!」
「みぃちゃん、少し我慢して。大丈夫だから」冷静にともが言う。
「お願いっ!!!!こわいよ!こわいよ!もうダメだよ!とも〜!!」
私の願いもむなしく、ともはバイブを私の膣の中でしばらく動かした。
ブーンブーンブーン
ブーンブーンブーン................
しばらくして私の膣が麻痺し、痛みが和らいだその時
ともに舐めてもらったその快感とは想像を絶するような波が私の下腹部に起こった。
「アンアン!!ンッ!!イヤ〜ッ!!!イ、イクッ!!とも〜!イクッ!!」
バイブのうねりにあわせ、ヒダヒダがリズミカルに吸い付く。
自然に腰が浮き、体がどこか遠くに行ってしまいそう。
汗と愛液が混じり合った体はドクドクが止まらない。
こんなにいやらしい体をともは軽蔑しないだろうか。
もうろうとした目でともを見つめた。
するとさっきまでバスローブを羽織っていたともが生まれたままの姿で私の上に乗っかった。
「みぃ...私のここ触って」
ともの割れ目をそっと撫でると、とろけてしまいそうにアツくなっていた。
下から見上げたおっぱいは白くて弾力がありいつもより大きく見える。
くびれた腰、細い肩、陰毛は私よりも少なく頼りなげにそこにあった。
ともはそっとバイブを自分の中に差し入れ、スイッチを入れる。
数秒後、甘ったるい喘ぎ声が部屋の中に響き渡った。
私は顔が紅潮して胸が張り裂けそうに苦しい。もう、恥ずかしさのカケラもない。
もっと、もっと、いやらしくなりたい!全てを忘れてともと一つになりたい!!
しばらくするとバイブの片側が私のオマンコに入れられた。
ヌルッとした冷たい感触で鳥肌が立つ。もう痛みはない。
そして逆の先っぽをともがオマンコにあてがうと、ゆっくりゆっくり腰を振り出した。
「ハァ〜ン.....みぃちゃん.....すっごく奥まで入ってる.....セックスみたい.....ハウッ!!アッ!」
「ともっ....そんなに強くしたらおかしくなっちゃうよぉ....アンッ!!!」
ベッドの上でくの字になって私達は腰を動かし続けた。
下から突き上げると、ともがどんどんバイブを飲み込んで行き二人の陰毛が擦れ合った。
私は自分のはちきれそうなおっぱいを揉みしだき、親指と人差し指で乳首をつねる。
その度に体に電流が走り、何度も何度も同じ事を繰り返した。
汗ばんだ首からはかすかにボディソープの香りがし、
繋がっている部分からは今まで嗅いだことのない臭いが鼻先をかすめた。
「み....ぃ.....もう、ダメ........限界.....」
「うん.......あ、あたしも......もう.....イクッ.........」
私達は声も出ず、深い深い呼吸と共にイッた。
全身が痙攣し子宮の奥がドクドクと波のように、静かに事の終わりを告げた。
.................あれは夢だったのだろうか。
そう思える程、現実と夢の間をさまよっていた朝だった。
隣にはイビキを立てて眠っているともがいる。
窓のカーテンを少しだけ開けるとカラスの群れと眩しい光が私の顔に飛び込んできた。
目の前の小さいテーブルにそっと腰掛け、テレビの近くに置いてあったホテルの便箋とボールペンを置いた。
Dear だ〜いすきな☆ともへ
なんだか面と向かって言えないので手紙を書きます。
昨日の事は今も夢のようで、思い出しただけで体が熱くなっちゃうよ。ってはずかし〜(笑)
みぃはともにすごく救われました。
こんなに好きになった女の子は後にも先にも、ともだけだよ。
スタバで話したこと、あれは誰にも言うつもりはなかったんだ。
あのカメラマンさんはすごくおじさんだったし、マネージャーさんもいたから安心してた。
だから一人で会議室に呼ばれた時も、お菓子食べながら行っちゃったぐらいだったし。
暗い部屋であのおじさんがカメラ持って怖い顔してた姿は今も忘れない。
スタジオでみぃに優しく話しかけてくれたのが嘘みたいだったよ。
これをみんなしてるんだよって言って、上半身裸にされて写真撮られたなんて人に言える?
拒否したら何されるかわかんなかったし、みぃ怖くて体が動かなかったしサイアクだった。
あのあとから全然踊りや歌に集中出来なくて、夏先生に怒られてたよね...
もうこんな仕事辞めようかってずっと考えてた。
でもみぃにはともがいる。一番の見方がいるってはっきりわかったよ。
これからもまた変な事があるかもしれない。
でもやっぱりずっとAKBでいたいの。ともと一緒に。
とにかく、とにかく、みぃはともがすき!ほんとにありがとね!!
P.S これを読んでいる頃には、みぃは仕事場に向かっています。
あ、それと読んだらこの手紙ビリビリに破いて捨ててね!
ともがもし落としてファンの人に見られても知らないからねっ!
From みぃ☆
何だか私って字が汚いなぁ...と思いつつ、そっと便箋をともの寝ている横に置いた。
バスルームに向い、脱ぎ捨てた下着をつける。
昨日濡れたパンツのクロッチの部分がカピカピになっていて、指で擦ったら白い粉になった。
これをまた履くのかぁ..と少し憂鬱にもなったが、しょうがない。
とものパンツはどうなってるんだろうと内緒で見てみたら、私と同じようなシミがついていた。
クンクンと臭いを嗅いで舐めてみる。
その姿がふと鏡越しに飛び込んできて自分の変態さ加減に苦笑した。
ボサボサになった髪とだらしなく垂れたおっぱい、黒くて量の多い陰毛をしみじみ眺めながら、
心が張り裂けそうだった昨日までとは違う私が、鏡の中にいた。
荷物を持ってそっと部屋を出る。
まだ見ることのない未来の一歩へ。
眩しくキラキラした空はきちんと私に色を教えてくれた。
完
227 :
名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 03:18:00 ID:Bq57n6/S
夜中に何してんだか
失笑
229 :
名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 22:26:47 ID:+Vh1u/ai
随分前にあった地下板のエロ小説スレのやつだな
懐かしい
230 :
名無しさん@秘密の花園:2009/10/26(月) 01:42:38 ID:d13dGK5D
ツインタワーでエロ読みたいなぁーさえ受けで
佐江の受けは萌える
あげ
233 :
名無しさん@秘密の花園:2009/11/07(土) 17:30:17 ID:Ws9+Ljn+
ゆきりん×佐江
234 :
名無しさん@秘密の花園:2009/11/09(月) 10:15:58 ID:4TEwhJoc
AKBのエロい小説があるサイトってありませんかね?
サイトは載せちゃ駄目だろ
あげ
あげ
冷たく乾いた空気が街全体を覆う
気温が低く、他の県では雪が降っているところもあるらしい
しかし今日12月24日はそんなことも感じさせないほど
結構賑わっているこの街はより賑やかになり、
その賑やかな街はキラキラ光るイルミネーションに包まれ、やっぱり毎年のように人であふれかえっていた
そのほとんどは
家族、友達、そして恋人。大切な人と一緒にいる
そしてみんな幸せそうに笑っていた
私たちも幸せそうな顔をしている人そのなかにいる。
そう考えると嬉しくて仕方ない!!!
とか、すれ違う大量の人の顔を横目で見ながら考えてると
突然手が触れる。そしてつながれる。
繋がれた手からのわずかな、でも確かな温かさが私の体温をぐっと上げる
少しびっくりして隣を見ると
どうやら繋いだ犯人もそれは同じだったようで表情こそ変わらないが、
かわりに白くてきれいな頬が少しピンクに染まる
照れてるよ。かーわいいなんて思っていると相変わらず無表情な彼女の口が開いた
「こんな人いっぱいななかはぐれないでよ?
てかはぐれても陽菜絶対探さないから。先に帰ってるから。」
『えー!!!じゃあ絶対はぐれない!!!
まぁそんなこと言ってなんだかんだで探してくれるんだよね〜小嶋さんは!!』
「なに?調子のってんの?てか何ニヤニヤしてんの?」
『いやいやいやいやのってませんよ〜
ニヤニヤじゃなくて小嶋さんが可愛すぎるから微笑んでるだけですよー』
「あーはいはい。本当人多すぎ」
『クリスマスだもんねー
そうそう!こじぱはクリスマスプレゼント何が欲しい?』
「土地」
『そんなぁー小嶋さん夢が無いなーもっとあたしがあげられる範囲のもので!!』
「じゃあ優子。優子と一緒にいれればいいや
今日だけじゃなくて毎年ね。」
そっけなく言った彼女は
さっきよりももっと赤くなっていた。
そんな彼女を見て思わず頬が緩む
こんな言葉彼女から聞ける日がくるなんて
誰が考えていただろうか?少なくとも私は思っても見なかった。
いろいろ考えてると急激にこじぱが愛しくなり思いっきり抱きついた
おおお久々の投下GJ!
「何が欲しい?」
「土地」
で吹いたw
投下ありがとう!!
土地の流れイイww
こじぱ天王洲あたりがいいんだっけw
243 :
名無しさん@秘密の花園:2009/12/18(金) 00:59:36 ID:Ikb275pA
こじゆうGJ!
土地吹いたww
良スレ保守
245 :
L.O.D:2010/01/13(水) 02:13:52 ID:kxw1/BlG
あつみなでとりあえず燃料投下。
元羊作家だけど、CP小説とか何年ぶりだろう。
エンディングは続きそうな雰囲気で終わらせたけど
どうなるかは未定ってことで。
246 :
L.O.D:2010/01/13(水) 02:15:02 ID:kxw1/BlG
ホテルの一室、夜中まで続いた別な仕事を終えて着いた今日の寝床
明日も早い。
今すぐにでもベッドに飛び込んでしまいたかったが
メイクを落とさなきゃ、と心の奥で呟いた。
「っだー、眠いっ!!」
ぼふん
と、思ってる横で子供のようにベッドに飛び込む子が1人。
「たかみな、そのまま寝たら駄目だよ?」
「大丈夫!!ジャンプ読んでから寝るからっ!!」
キリッとした表情で親指を立てるみなみの仕草に笑みがこぼれてしまった。
「………ぷっ」
「ちょ、なに、あっちゃん!なんかおかしかった、うち!?」
「やっ………なんでもないけど」
「まぁ、まぁ、まぁ?滑るよりはいいですけどー?」
「そうだね。」
「そこ全肯定ッスか?微妙ー」
みなみは腕を伸ばして、コンビニ袋から買ったばかりの週刊ジャンプを出すと
脚をぱたぱたさせながら読み出した。
その様を見ながら、パソコンを開く。
247 :
L.O.D:2010/01/13(水) 02:15:45 ID:kxw1/BlG
「あっちゃんさー、よく使えるよね、パソコン」
「あんまり分かってない」
「…………マジで」
「うん、ネット見るだけ」
「携帯じゃダメ?」
「あったら、パソコンの方が楽だよ?」
「えー………こないださ!優子に”たかみなのブログって絵文字いっぱいだね”って言われたの」
「女の子っぽいと思う」
「いや、いや、いや!なにを言うんですか、敦子さん!?」
「たかみな、男とか言われてるけどそういうとこ女の子っぽいよね」
思わず顔を見合わせる2人。
流れる沈黙。
「お風呂には入らないからね?」
「…………ちぇっ」
思惑は見破られてたとばかりの顔をして、敦子は視線をパソコンに戻す。
みなみが再びベッドに身体を預ける音が聞こえた。
ブログのチェック、他のメンバーのブログ、お気に入りのサイト……
フと気付くと、寝息が聞こえる。
どうやらそのまま寝てしまったらしい。
「………早っ」
無防備に投げ出された足
ほどかれた髪の毛がベッドに広がっている。
上下する胸
ぱたんっ
パソコンを閉じると、とりあえず自分のベッドに腰掛けてみる。
目の前ではみなみが寝ている。
手にはジャンプを握りしめたまま。
今にもよだれを垂らしそうなほど緩んだ寝顔。
しばらくじっと眺めてみる。
248 :
L.O.D:2010/01/13(水) 02:16:32 ID:kxw1/BlG
「よしっ」
小声で呟くと、すくっと立ち上がった敦子は
みなみが眠るベッドに手をつき身体を寄せると
そのままゆっくり顔を近づけ、唇を重ねた。
「…………またやってしまった」
秘密。
きっとみなみは知らない秘密。
眠るみなみとキスをする。
とすんと数秒前に座ってた場所に腰掛け直すと
倒れ込むようにベッドに寝て
向こう側に見えるみなみの顔を見つめる。
自分の気持ちはきっと知らないし
この気持ちに名前をつけるのを自分は恐れてる。
きっとそれに名前をつけてしまったら
自分はみなみと普通に接することが出来なくて
いろんなことを我慢しなきゃいけなくなるから
だから、キスをして我慢する。
この気持ちを口には出さない代わりに………………
「ダメだ………恥ずかしすぎる」
小難しい顔を浮かべながら立ち上がった敦子は
パーカーを一枚羽織って、部屋を飛び出した。
ガチャン……とドアが締まる音
みなみの寝息だけがひっそりとした部屋に響いた………
【終了】
あつみないいですね!
AKBで飼育みたいなのできないかなぁ
250 :
L.O.D:2010/01/13(水) 12:09:50 ID:kxw1/BlG
飼育は管理人の苦労を目の当たりにしてるのでよほどの酔狂じゃないと……
おぉ!!あつみなGJ!萌えた!
252 :
L.O.D:2010/01/13(水) 15:06:34 ID:kxw1/BlG
「でー、あっちゃんはどうしたいのー?」
「えー・・・分かりません」
優子を腕枕しながら話を聞いていた陽菜は困った顔を浮かべる。
他人の部屋に飛び込んでくるなり正座をしたまま動かない敦子に
ほとほと困ってしまったところである。
話の概略は聞いた。
詰まるところ、どうしたらいいのか分からない、というわけだ。
「だって、チューしちゃったんでしょ?」
「し、し、しちゃったんだけどっ!」
「言えばいいじゃん」
「チューと言うのは違うじゃん!?」
「………んーっ」
うつらうつらしてた優子が目を覚まし
顔を真っ赤にして大きな声を出してしまった敦子に視線を合わせる。
「あー………やっちゃった?」
「やってないっ!」
「コリン、からかっちゃダメー」
「なんだ、やってないのかぁ」
「優子、助けてっ!」
敦子の必死のお願いににまりと笑う。
その顔を見て複雑そうな陽菜
なにせこの手の話を優子は好む。
かといって、もはやメンバー公認の仲など自分と優子以外になく
敦子がここに転がりこんでくるのも致し方ないわけだ。
253 :
L.O.D:2010/01/13(水) 15:07:14 ID:kxw1/BlG
「高いよ」
「お金取るのっ」
「陽菜のケーキを1ホール」
「あたし関係ないじゃん?」
「こじぱ、ケーキ代あげるからっ!」
「お金くれるって!」
「なんか違くない?」
「陽菜のケーキ!」
「こじぱ、私を助けて!」
「ちょ、ちょっと待って!あっちゃんの悩みを聞くのにー
なんで優子が陽菜のケーキを要求してるの?」
「食べたいから!」
「食べたいんだって!」
「えいっ!」
埒が開かず、思わず優子の頭頂部に手刀を落とすと
さすがの痛みにようやく黙った。
「………ごめんなさい、図に乗りました」
布団の中で優子が小さくなる。
「あっちゃんさー、もう何年になる?」
「……三年くらい」
「たかみなだって気付いてないわけじゃないと思うよー?」
「じゃぁ、なんで一緒の部屋に泊まるの!?」
「だーかーら、誘ってんだって!」
布団の隙間から顔を出した優子はにまっと笑う。
「誘ってるとか、だって、私、キスしか………」
ベッドから出た優子が敦子の手を取る。
浮かべた笑み。
何を考えてるのか分からない。
皆は彼女をコリスを呼ぶけども、こんな時の顔は小動物というより
飢えた狼にも似てる気がする。
254 :
L.O.D:2010/01/13(水) 15:07:38 ID:kxw1/BlG
「でしょ?だって、気付かないわけないじゃんか。
うちと陽菜みたいに………さ?
最初、陽菜だって絶対、そんな気なかったと思うよ?
うちが押し切ったみたいなもんだし
でも、みんな知ってたでしょ」
「それは優子がみんなの前でイチャつくから」
「うん、あれはもうスキンシップではなかったよ?」
「でもっ!あっちゃんのもみんな気付いてると思うんだ」
言われた本人のキョトンとした顔
その顔に言った方もキョトンとしてしまう。
「え?」
「え?」
「あっちゃん………もしかしてバレてないと思ってた?」
「え?」
陽菜と優子は顔を見合わせる。
思わぬ返答に返す言葉も見つからない。
「重傷ですよ、これは重傷ですよ、陽菜さん」
「問題だらけですね、優子さん」
「あれっ?あれっ!?えっ……………」
「あっちゃんバレバレだよ?」
「えーーーーっ!!」
見る見るうちに真っ赤になり
いまにも泣きそうな表情を浮かべると
恥ずかしさも極みに達したのか
顔を手で覆い隠してわーわー言い続ける。
最初はそれをからかおうとした優子だったが
振り向いた陽菜に怒られかけ口を閉じる
そして、パニック状態の敦子を柔らかく抱きしめた
「だいじょーぶ、うちらが付いてるから。」
【終】
255 :
L.O.D:2010/01/13(水) 15:11:31 ID:kxw1/BlG
というわけで、続きを。
敦子ってこういうところが鈍い気がする。
それ以上にたかみなの鈍感ぷりが上回ってるのだけども。
乙です
こちらとしてはSSの間に割り込みレス入れたくないし
出来れば投下前に宣言お願いします
257 :
L.O.D:2010/01/13(水) 23:07:08 ID:kxw1/BlG
最終話ですー、まぁ、SSなので。
気が向いたら、これを叩き台にした短編とかもやりたいけど
このスレだとあまり向かなそうですが
かといって別スレ立てるのもなんか板の方向性的に違いそうだし悩んでます。
258 :
L.O.D:2010/01/13(水) 23:07:40 ID:kxw1/BlG
次の日の収録は散々で、自分でもうまく笑えてないのに気付いてた。
横を見ると、みなみがいて
それはいつもの光景なのだけれど、呼吸さえ出来てない気がしてしまった。
ため息を一つつく。
「あっちゃん?」
「!?」
収録の合間、物陰に隠れて、気を落ち着かせてた敦子に
声をかけたのは運が悪いのかみなみ。
びくんっと必要以上に身体を震わせ、目を見開く。
「具合、大丈夫………?」
「具合?あ、うん」
「昨日、寝れなかった?なんかあたし、うるさかった?」
「や、そういうのじゃないからっ………」
「ん、そか。分かった。」
一人うなづくと手を伸ばして、手を握ってくる。
ちっちゃい手。
「あと5分だって。早くおいでよっ!」
「あり………がと」
みなみは手を振りながら、他のメンバーの元へ行ってしまった。
やっぱり自分の気持ちには気付いてないのだろうか
それとも、言い出せずにいるのだろうか。
自分はなにを期待してるのか
自分こそ言い出せずにいるのに。
そんな様子を見てるのは、昨夜押し掛けられた2人。
「にゃんにゃんー、どう思いますー?」
「たかみなはー、にぶちんさんだと思います」
「どうしましょうか?」
259 :
L.O.D:2010/01/13(水) 23:08:06 ID:kxw1/BlG
まだ戻らぬ敦子が気になるのか、みなみは敦子のいた方をちらちら見てる。
「あっちゃんがそんななってるのは君のせいですぞー、と」
「コリンはなんか作戦あるのー?」
「あっちゃんはあのままじゃ言えないだろうし
たかみなの方から言うとかありえないっしょー」
「だねぇ」
「ちょっとあっちゃんの背中を押してあげましょう」
「あげますか。」
陽菜の背中に覆い被さったまま、優子は携帯を取り出すと
ものすごい早さでメールを打つ。
『バレバレ。』
ピッ。
ものの数秒もしないうちに届いたのか、隠れてた敦子は飛び出して来ると
真っ直ぐに2人のところへ駆け寄って来る。
「ど、ど、どうしたらいいのっ!?」
「あっちゃん、とりあえず落ち着…………にゃんにゃん笑い過ぎだよ?」
「…………ごめっ………あのっ…………うん」
「落ち着くっていっても、たかみな横にいるしっ!!」
「今までずっとそれでやってきたでしょ。いつも通り!」
「いつも通りー!?」
「はー………陽菜死んじゃう……………」
「撮影始まるよー」
「はいはーい。ほら、行こう」
「優子!こじぱ助けてね!」
「陽菜、役に立たないと思うけど、頑張って?」
260 :
L.O.D:2010/01/13(水) 23:08:45 ID:kxw1/BlG
収録は何事もなく終わって、東京に戻り、メンバーと解散する。
バスの中で敦子に優子からメールが届いてた
ご飯食べに行こう、というお誘い。
なにかアドバイスでも聞けるかも、と了解の返事を返した。
銘々が散らばる中、その場に残ったのは
陽菜と優子と敦子、それにみなみ。
敦子は思わず優子を見る。
「えーっと…………」
「あ?なに、3人でご飯でも行く感じ?」
みなみは他の3人が残ってた理由に気付き、笑いながら、自分の荷物を降ろす。
「ちょっと待ってね、これさ、あっちゃんに似合うと思って」
バッグから出した袋には今日のロケ先の印
敦子に向かい、無造作に差し出すが手を伸ばせない。
「あっちゃんにだけー?」
「いいなぁ、あっちゃん」
「だって、なんかさ、元気なかったから!」
受け取った袋を開けると、ネックレス。
小さな天然石の入った細いチェーン。
夜の少し冷たい空気が吐息に変わり
まるで、目に映るもの全てを凍らせてしまいそうだ。
「たかみな…………あのね」
「うん?」
「こんなこと………おかしいと思うんだけど…………」
「ど、どうした?」
「その………私、たかみなのこと…………好き………かもしれない」
「ちょーっと………ちょーっと待ってね、んーと、それはさ………友達として、とか
メンバーとして…………とか………こう………プレゼントもらって驚いて、とか……………」
「め、迷惑だよねっ!ごめんっ!!」
しゅんっと小さくなってしまった敦子を目の前にして
みなみはなんと言葉をかけていいものなのか
抱きとめてもいいものなのかも分からずうろたえる。
261 :
L.O.D:2010/01/13(水) 23:09:30 ID:kxw1/BlG
「好きなんだってさ、あっちゃん」
一部始終を見てた優子が言う。
その言葉がやけに重たく感じる。
自分の中でなんとか処理をしようとしてるが到底追いつかない。
好き、っていうのはつまり好きということなのだろうか。
そんな訳の分からない言い訳のような言葉が頭をグルグルする。
「あっちゃん、うちはー………今まであっちゃんのこと
そういう目で見たことなかったから………………
どう言ってあげたらいいか分からないんだけど
………あっちゃんの気持ちには応えてあげなきゃいけないと思うんだ。
その………あっちゃんはうちと………………」
「チューしたいんだって」
陽菜が笑いながら言う。
目に涙をいっぱい溜めてた敦子も思わず顔を上げると頬を膨らませる。
図星だったのか、あまりにも明け透けの言い草に言葉にもならなかったのか。
「チューっすか?」
「私もね………優子とこじぱみたいにくっついてたいか、っていうと分かんないんだ?
でもね…………たかみなに………自分の気持ちは………伝えなきゃって思ってた。
…………だから言えてよかった。
いきなり言われたって………困るよね。
うん………ありがと………じゃぁ、一個だけお願い」
「は、はい。」
「チューしていい?」
「………えっと、うん」
いつもと同じキス
柔らかくて、その温度で溶けてしまうんじゃないかと思うようなキス
いつもと違うのは、みなみが起きていて
自分の気持ちを伝えれた、ということ。
「ご飯…………行こっか?」
敦子とみなみの間に優子が飛び込んできて手を握る。
「ちょ、うちの荷物!」
「陽菜持ってくー!」
「なに食べるの!?」
「敦子のおごりだって?」
「えー!私、そんなにないよっ!」
「いいじゃんいいじゃん、授業料だよっ!」
「てか、優子とかは知ってたの!?」
「知ってたもなにもみんな知ってたよ?」
「ごめんね、たかみな。なんかみんな知ってたみたいで」
「なんすか、それー!うち全然知らなかったんですけどー!」
仲良く手をつないだ四人が夜の街に消える。
一夜の出来事。
一歩進んだお話。
【終】
あつみな&こじ優乙です!
活性化のためにも、短編お待ちしてます!!
「―――…」
思わず声を上げそうになって、慌てて自分の口元を手で押さえる。
大きめの窓を覆うカーテンの向こうはきっとまだ、朝よりは夜に近い空の色で、
少しの睡眠時間を使い終えたばかりで。
普段ならもっとぼんやりしたまま布団の温もりを楽しむのに。
目蓋を持ち上げた一瞬で、すっかり頭は冴えてしまった。
見慣れない天井と、見慣れているはずの、寝顔。
淡いオレンジ色の照明に浮かぶ部屋の中は静かで、
頭がぶつかりそうなくらいすぐ近くにある微かな寝息が、やけに耳に響いているような気がした。
『いいよ、わかった』
昨夜聞いた、言葉とは裏腹の拗ねたような彼女の声が頭をよぎる。
翌日の集合時間が早いからと用意されたホテル。彼女と同じ部屋になるのは珍しくない。
彼女に一緒にお風呂に入ろうと言われるのも、珍しくない。
昨夜だってそうだった。
自分がそれを恥ずかしいから、と断るのも、いつもと同じ。
『みんなとは一緒に入ったじゃんかー』
『あー、えっと、あれはほら、なんていうか、クリスマスで浮かれてたし、勢いで、っていうかね?』
『なんだよー、もぉ』
『いやだってやっぱ恥ずかしいし!』
無理無理、と繰り返す自分に、むぅとむくれてみせた彼女は、小さく溜息を一つ。
諦めたように、けれど拗ねているのを隠せないまま、わかった、と言った。
『その代わり、一緒に寝よ? それならいい?』
『あー…、うん。いい、けど』
『今迷ったでしょー』
答えに一瞬空いた間に突っ込む彼女は、けれど怒っても拗ねてもいなくて。
ふわり、と。花が咲いたように笑った。
唇から八重歯を覗かせて素直に笑う彼女は、本当に嬉しそうで。
つい自分の口許も綻んでしまったのを思い出す。
目の前にある、今は閉じられたその唇からは、変わらず規則正しい寝息が零れている。
昨日の笑顔も、無防備な寝顔も。あどけない子供みたいで。
知らず、口許が緩んだ。
一つのベッドに寝ているせいか、目が覚めてびっくりしたくらいに、距離は近い。
彼女が身体ごとこちらを向いていて、自分がそれに向かい合っているから、尚更。
いつも誰かしらくっついている彼女には、そう珍しい距離ではないのだろうけれど。
その距離のせいか、薄暗さに目が慣れてきたのか。
薄い唇の輪郭まで、はっきりと分かる。
長い睫毛が目許に薄い影を落としているのが、幼く見える寝顔の中で、やけに艶を帯びているような気がして。
額にかかる黒髪はやわらかそうで。不意に。
――その髪に、触れたく、なった。
そう思ったのと、枕元で携帯電話の震える音とが聞こえたのと、きっとほとんど同時だった。
弾かれたように顔を上げて、バイブだけに設定した携帯電話のアラームを止める。
いつも通り、彼女より早く起きてシャワーを浴びて、メイクまで済ませるつもりでいた。
だから。早くベッドから出て、準備しなきゃいけなかったのに。
携帯電話を握り締める手に力が籠もる。
頬が、熱い。
自分の心臓がどくどくと速く鼓動を打つ音が頭の中まで響いてくる。
やけに大きく。眠っている彼女に、聞こえてしまうんじゃないかと思うくらい。
勿論聞こえるはずもなくて、彼女は変わらず、気持ち良さそうに夢の世界にいる。
早起きして準備、するつもりだったのに。彼女の寝顔なんて、見慣れているはずなのに。
視線を、外せなかった。
もう一度、心臓が大きく鳴った気がして、ごまかすみたいに上半身を起こす。
手のひらでぎゅっと頬を押さえると指先まで熱くて、どちらの熱が高いのか判断がつかない。
まだ残る頬の熱を振り払うように小さく頭を振ってみたけれど、あまり効果はなかった。
――シャワー浴びて頭冷やそう、そうしよう、うん。
誰に言い訳するでもなく一人で頷く。
ベッドから降りようと絨毯に足をついたのと同時に、ベッドが軽く軋む音を立てた。
思いがけず大きく聞こえたその音にぎくりと振り返る。
下りたままの瞼にほっとして、視線を戻そうとした、次の瞬間。
ベッドの上についた手に触れた、やわらかな感触。
「…………ん…」
微かにシーツの擦れる音と、声ともつかない吐息。
重そうな瞼が少しだけ持ち上がる。
「…たかみな…?」
「――…あ、え、っと、まだ寝てていいよ、あっちゃん」
「んー…」
まだ眠そうな声を唇に上らせて、ゆるりと視線を上げる。
きっとまだ寝ぼけているだろうに、寝ぼけているからか、ふにゃり、と敦子が笑う。
「…たかみなだ」
「そーでス、たかみなさんでス」
無防備すぎる笑顔は、正直、心臓に悪い。
おどけて返したつもりが、思いの外上擦ってしまった声を彼女は気に留めてはいないらしい。
眠たげな、言葉になっていない声が聞こえた気がした。
「……たかみなぁ…」
「はい」
「…きのう、ね」
「うん」
「…すっごい、たかみなに、会いたかった」
寝起きのせいか少し掠れた声は、全部を言葉にはしないけれど。
自分にはそれで充分だと、これくらいは自惚れてもいいだろうか。
先日聞かされた、信頼していたスタッフの急な異動。
仕事なんだからと割り切ってしまえるほど、まだ大人にはなれない。
自分の知らない間にいなくなってしまっていたから、尚更だ。
ただでさえ人見知りで、その分仲良くなった人を大事に思っている彼女にはきっと、もっと。
その別れは辛かっただろう。
昨夜は二人してひとしきり泣いて。
少し落ち着いてから、晩ご飯に合流したメンバーといつものように下らない話をして、笑った。
「…たかみながいてくれて、よかった」
彼女の小さな手が、ベッドの上についた自分のそれをきゅっと握る。
寝起きのせいか、いつもより少しだけ、体温は高い。
――自分のいないところでも、彼女は泣いただろうか。
応える言葉を探し出せなくて、ただ手を握り返す。
幸せそうに綻んだ彼女の口許から一言二言、声が漏れた気がしたけれど、
眠たげな意識に紛れて聞き取れなかった。
微かな寝息が再び規則正しく時間を刻み始める。
269 :
名無しさん@秘密の花園:2010/01/15(金) 00:16:54 ID:avsANB1W
v
静けさを取り戻した部屋の中でよく聞こえる、やっぱりまだ少しうるさい心臓の音とか。
シーツの上に広がるやわらかそうな髪とか。
どうして、それに触れたくなったのか、とか。
自分のことなのに、自分がよくわからない。
小さく息をついて、みなみは視線を落とす。
頬の熱はいつの間にか、繋いだ手に移ってしまったらしい。
自分の手を握ったままの寝顔は、普段より幼く見えて。
さっき、自分でも気付かないくらい自然に見とれていた時と同じ。
ひどく無防備で。
じんわりと、胸に熱が積もる。
――この気持ちに、何て名前をつけたらいいだろう。
今はまだ、わからないけれど。
わかるのは、ただ。
お風呂に一緒に入るのが恥ずかしいのも、
一つのベッドで眠るのがちょっと緊張するのも、
相手が彼女だから、だろうということ。
彼女の肩から少しずり落ちた布団を、空いた方の手でそうっとかけ直してやる。
照明の仄かなオレンジ色に染まったあどけない寝顔を見下ろしながら、
その温度を確かめるように、みなみはもう片方の手にやわらかく力を込めた。
―――繋いだ手の温度が心地いいのも、
君だからで。
どんなに照れ臭くても、
君が子供のように眠れるなら。この手を、繋いでたいと思うんだ。
終わりです
先週のあつブロ読んで書きたくなったあつみな
えーけーびー初心者なのでキャラとか違ってたらすみません
少しでもここの活性化になればいいんですが
良いっ!GJ!
これはいいあつみな!wwGJ!
また投下してやってくださいね!w
あつみな&こじゆうで書いた方乙すぎるwww
素晴らしいSSありがとうございました
ぜひまた投下よろしくお願いします
たかみなが好きになるのは年上の人な気がするけど違う?
あつみなとても良かったでス!リアルネタで凄いッス。
>>275 ここでは自由に楽しもうぜ☆
L.O.Dさんktkr 羊の時も読んでました。
あつみな&こじ優すごくよかったです!!
また書いてくれるのまってます^^
271さん、素敵な小説をありがとうございました。
あつみなだけでなく色々な小説を読んでみたいです。
また萌えることがありましたら、よろしければ書いてください!
279 :
L.O.D:2010/01/16(土) 22:44:40 ID:XOLPko1m
新作いきまーす。
若干、百合とは違う気がしますが、まぁ、カップリングという意味で。
今回は読み切りです。
280 :
L.O.D:2010/01/16(土) 22:45:23 ID:XOLPko1m
なんで私はここにいるんだろう。
何度もそう思った。
こんな所にいちゃいけないのに。
みんなそう思ってるのに。
誰も望んでないのに。
私も望んでないのに。
「前田!!やる気ないなら帰れ!!」
罵声が飛ぶ。
掴まれる。
投げ捨てられる。
誰も助けてはくれない。
唇を噛み締めて立ち上がると
しがみつくように私はそこへ戻る。
「………音楽スタート」
鏡に映る。
自分。
目の前のトレーナーに離されぬように
いや、後ろにいる誰にも見捨てられぬように
踊っていた。
そうやって気持ちをごまかしてた。
281 :
L.O.D:2010/01/16(土) 22:46:06 ID:XOLPko1m
「どいて」
きつく投げかけられる言葉。
よろめくように身体を避ける。
冷たい視線を投げ掛け、荷物を置くメンバー。
「…ごめん」
「別に」
分かっている。
誰も自分を受け入れてはくれない。
それもそうだ。
自分はここにいちゃいけないのだから。
タオルを手にすると、部屋から飛び出す。
正確に言えば、逃げ出した。
声が言葉にならない。
身体が震えてるのが分かる。
駄目だ。
ここで泣いたら、全部が壊れる。
全てを投げ出してしまう。
「……………はぁっ………………はぁ」
深呼吸が出来ない。
壁を背に座り込む。
ここまでして、自分は何になりたいのだろう
もう分からなくなっていた。
俯いた床の先に影が出来る。
光を遮るのは誰?
「………たかみな?」
濡れた髪の毛。
逆光で表情が見えない。
差し出された手を握ると、引き起こされた。
「なんか………みんな殺気立ってるね?いやー……うち、ああいうの……苦手だからさっ!」
「…………」
「やっぱ公演近いしねっ!あっちゃん、今回、ソロの曲もあるでしょ。渚のなんだっけ。」
282 :
L.O.D:2010/01/16(土) 22:46:43 ID:XOLPko1m
「…………いいよ、私、大丈夫だから」
みなみの声を振り切るように歩き出す。
何故か、同情されてるようで悔しかった。
「………あのさっ!辛いんだったら辛いって言いなよ!!
うちら………チームじゃん!?」
「辛くなんてないよ………辛いのは、みんな一緒でしょ」
「本当にそう思ってる!?ねぇ……」
「そうやって味方面しないでっ!たかみなだって本当は私のこと…………」
「私のこと、なに!?そういう風に思ってんの!?
何のためにうちがこうやって来てると思ってんの!?」
「……構わないでよ。もう……………いいんだ」
歩き出そうとして、掴まれた腕。
振りほどこうとしても、その力は強い。
無理矢理振り向かされると、私の顔には痛みが走った。
パシンッ!!
「…………!?」
「いい加減にしなよ……かっこ悪い。
あっちゃんさ、自分がなにをしてるか分かってないんだ。
そうやって逃げてばっかでさ………」
「………放っておいてよ」
「うちだって………みんなだって、あっちゃんの場所になりたいんだ
けど、あっちゃんはそこを任されてんだよ!!」
「私は…………なりたくてなったんじゃ………」
「かもしれない!だから、手抜いて踊ったり、握手会で愛想悪かったりするんでしょ!?
ほんっっと、横から殴りたい時、いっぱいあるんだよ!!
代われるなら代わりたいよ
だから、言ってるんだ……………うちらは………チームなんだ」
283 :
L.O.D:2010/01/16(土) 22:47:59 ID:XOLPko1m
みなみは目に涙を溜める。
言葉が出ない。
こんな仲良しこよしみたいな事は好きじゃない。
いっつもそうだ。
いつか掌を返して、誰かを標的にして……
「あっちゃん………うちは……正直、一人じゃ舞台に立てないよ。
そんなこと怖くて出来ないよ。
だけど、うちらは……みんなが揃ってチームなんだ。
あっちゃんだって……一人じゃ立てないでしょ。
それと同じでしょ、一人じゃ立てないなら、少しは周り見てよ!!」
「…………一人」
一人だった。
誰からも必要とされてないと思ってた。
みんな自分ではなくて
”前田敦子”というモノを求めてると思ってた。
歓声、握手
心が押しつぶされそうになった
倒れまいとふんばり
息が出来なくなっても
そこにしがみつこうとしてた。
孤独だった。
284 :
L.O.D:2010/01/16(土) 22:48:25 ID:XOLPko1m
「……………ごめん」
「あっちゃん………………」
そんな言葉を交わした瞬間、2人して
みっともないくらいに泣き出してしまった。
あまりにも大きな声に、スタッフもメンバーも飛び出して来て
囲まれて、何事かと騒ぎになった。
泣き止むのにしばらく時間がかかって
状況の説明も後始末もみなみが全部してくれて
自分は困った子供のようにしゅんとしてるだけだった。
帰り際、手紙を一つ渡された。
リボンの形に折られた折り紙。
『私がいるから、一緒に頑張ろう』
それまで一人だった私に居場所をくれた。
きっとまた倒れそうになったって
肩を貸してくれる人がいる。
だから、歩き出そう。
【終】
285 :
名無しさん@秘密の花園:2010/01/17(日) 03:30:32 ID:SOed//Rh
はーいはーいはいはいはいはい
286 :
名無しさん@秘密の花園:2010/01/18(月) 17:51:54 ID:DJ1l5ieo
有難うです
ニヤニヤが止まりません
昔書いたやつを名前だけ書いてリメイクしたって感じだなあ
違ったら申し訳ないけど女子バレー的な匂いがする
288 :
L.O.D:2010/01/18(月) 19:19:57 ID:LRCgeQdM
>>287 多分、別作者と思われ
この手の雰囲気は好きなので、文体やらは自分の作品の中では似てるものもあるかも
289 :
名無しさん@秘密の花園:2010/01/26(火) 09:59:52 ID:KXH7S+xI
素晴らしい!!
また頼みます。
290 :
名無しさん@秘密の花園:2010/02/04(木) 08:32:23 ID:5tFejnFA
291 :
名無しさん@秘密の花園:2010/02/09(火) 07:48:17 ID:ypJfNCpQ
ツインタワーお願いしまス☆
さえゆき読んでみたいです!
誰かお願いします
293 :
名無しさん@秘密の花園:2010/02/10(水) 23:40:01 ID:5ekdXuVq
さえゆきよりゆきさえがいいなぁ
さえはどー考えてもネコだもん
294 :
名無しさん@秘密の花園:2010/02/11(木) 00:10:40 ID:OpCh0zul
うん
さえがあごのところで両手をグーにするポーズかわいすぎるw
びびった時とかよくやってるやつ
そうだね ドSゆきりんに 攻められる佐江がいいなwww 朝からスマソw
296 :
名無しさん@秘密の花園:2010/02/11(木) 18:44:52 ID:3GTHJL0t
可愛いよね佐江
297 :
名無しさん@秘密の花園:2010/02/13(土) 15:22:11 ID:4EEHOqVi
地下板で百合SS書いてるところがある
ツインメインかな?
最近あつみなが激アツなので、ssを書いてみました〜
下手ですが読んでいただけたら嬉しいです!
「あ!あっちゃん!ねぇ〜見てみて!猫がいるよ〜!」
そう言うと嬉しそうにたかみなはイスから立ちあがり猫に近づいていった。
外での撮影の休憩中のことだった。
あたしと話してたのに…。猫にたかみなを盗られた、そんな気分になった。
その猫は人なつっこいらしくたかみなが近づいても逃げるどころか、たかみなの足に頭をすりよせている。
あたしもたかみなの所へ行くと、しゃがんで隣りに座った。
「お前は人なっこいなぁ〜!どこからきたんだぁ?うりゃうりゃ」
あたしが隣りにすわったことなんて気にも留めず、たかみなは猫に話しかけている。
たかみなは本当に猫が好きだよな、あたしも動物は大好きだけど、どちらかといえば犬派だもん。
猫と遊んでいる時のたかみなは凄く幸せそうな顔をしてる。悔しいけど凄くかわいい。
たかみなになでられている猫も甘えた声をだして気持ち良さそうにしている。
「……」
あたしはその様子をなにも喋らずじっと見つめていた。
が、不意に
「にゃー…」
と声をだしでみた。
「…え?何…?あっちゃん?」
よく聞えなかったのか猫に夢中だったたかみなが笑顔のままこちらを向いた。
「にゃー、にゃー」
「…え?え?ど、どうしたのっ?」
焦るたかみな。あたしはたかみなを見つめたまま、また「にゃー」と鳴いた。
「あっちゃん、な、なんで急に猫の鳴き声のまねすんのっ?!」
ただでさえ大きいたかみなの目が驚いてさらに大きくなっている。
「あたしもね、猫だよ?」
「…ねこ?」
たかみなはあたしの言っている意味をよく理解してないみたいだった。
だってずるいと思ったんだ。この猫ちゃんだけが幸せそうで。
たかみなの優しい手を独占して。
「そう猫。にゃー。たかみな猫すきでしょ?」
ねぇ、だからあたしの頭をやさしく撫でてくれるんだよね?
ねぇ、そうしたらあたしはきっとこの猫ちゃんにみたいに幸せだよ?
「す、好きだけど…!えーと…」
たかみなは戸惑っていたと思うと、何かを決意したかのように黙った。
そしてたかみなの手がゆっくりと伸びて、
ふわっと、あたしの頭に手をおいた。
ゆっくりと優しくたかみなはあたしの頭をなでた。
無言で、顔が真っ赤にしているたかみなを目に焼き付けて、あたしはそっと目を閉じる。
ほら、やっぱり思ったとおり幸せになれた。
以上です!
ちょっとある漫画を参考にしたので似たところもあるかもしれませんが…(´Д`lll)
はぁ〜…あっちゃんとたかみな付き合えばいいのに…w
やびゃあ…!にやにやしちまったw
猫あつカワユス!真っ赤になるみなみカワユス!
GJ!!
304 :
名無しさん@秘密の花園:2010/02/14(日) 12:35:57 ID:g1LklnJj
ありがとーございます!
いいね〜あつみな
昨日のたかみな椅子もいいSSの題材になりそうだな
素晴らしい
可愛いすぎるあつみな
あつみな最高です
ありがとう
個人的にはやっぱあつみなのカップルが一番萌えます
>>304 あ 一応sage推奨です
307 :
sage:2010/02/15(月) 23:23:55 ID:y5yv3tmM
>>297 リンクお願いします。駄目ならヒントを・・・
ごめん間違ってageちゃった
sageてるけど期待age
ちょっと前にあつみなを投稿したものですが、
レスありがとうございます!めちゃ嬉しいです!
あつみながやっぱり激アツなので、懲りずにまた書いてみました!
読んでいただけたら嬉しいです!
あっちゃんは時々何を考えているかわからない。
あっちゃんは単にマイペースだから、特に気にしているわけではないんだろうけど。
「うわぁ〜!あっちゃん若っ!っていうか幼っ!」
「えぇ〜、どれぇ〜?本当だ、めっちゃ若い!」
撮影の移動中のバスの中。隣に座るあっちゃんとメンバーが持ってきたAKB結成当初の写真をみて盛り上がっていた。
本当にみんな今は大人っぽくなったと思う。あたしも自分からみてもこの頃の自分よりは
今の自分のが大人になったと思う。身長は伸びないにしてもだ。
「たかみなはこの頃どんなこと考えてた?」
あっちゃんは写真に目線を落としたまま、あたしに質問を投げかけた。
「う〜ん、とにかく目の前のことにがむしゃらであんまり覚えてないかも、あっちゃんは?」
「あたしも同じだな〜」
そう答えた後、アルバムを捲る手が止まった。そして「でも、」とあっちゃんは付け加えた。
「この頃は特に何も考えてはなかったな〜…」
先ほどの盛り上がりとはうって変わって、静かにあっちゃんは言葉を発した。
「それってAKBのことでってこと?」
ちょっとあっちゃんのその様子が気になって質問したら、「ううん」と首を横にふった。
「え〜、なんだろ〜!プライベートってこ…と…?」
さっきまでアルバムにおとしていた、あっちゃんの視線がいつのまにかこちらを向いていた。
「……」
あっちゃんが何も言わないから、そしてその眼差しがあまりにも強いから、
あたしは驚いて言葉が出なかった。
「なんだと思う?」
そしたらあっちゃんはその黒い大きな瞳であたしをまっすぐ見つめたまま問いかけてきた。
「え…、と…、…あ、あたしについてとかっ?!なんちゃって!…あはは…は」
失敗した、と激しく思った。ここは冗談をいうところじゃなかったと、あっちゃんの先ほどと全く変わらない表情を見て思った。こんなところでも滑るあたし、さすが。
大すべりしたあたしを少し見つめたと思うとあっちゃんは、また視線をアルバムにおとした。
やっちまった〜…とあっちゃんの無表情な横顔を見つめている時だった。
「…そうだよ」
ぽつりと、あっちゃんが呟いた…気がする。
「…へ?」
相当な間抜けな顔をしているだろうあたしなんか気にせず、あっちゃんは「見てみて〜!ともちん超若いんだけど!」と楽しそうに笑顔になっている。
聞き間違い…?かな?…だよね!
……やっぱり、あっちゃんは時々何を考えてるのかわからないや。
はぁ……、なんだよ、もう、顔が熱い…。
end
以上です!
言い訳maybeのPVの最後のシーンのあっちゃんの、何を考えているのかわからないような
表情が大好きなので、それを想像して書いてみましたw
読んでいただきありがとうございます。
GJ!ありがとう!
ニヤニヤしながら読みましたw
また投下お願いします
乙!
次回作楽しみにして待ってます!
もえさしで投下
投下ってあるけど書かれていないみたいなので
もえさしではないですが
ちょっとお邪魔させてもらいますね
「――あ、ここ」
不意に引っ張られた手が揺れて、持っていたコンビニの袋が小さく音を立てる。
ここ? 聞き返す間もなく、背中で戸を閉める音がした。
入った部屋の中に並んでいるのは、使われていないスチール製の棚や机。
教科の準備室あたりに使われていたのだろうその部屋は、
撮影で使っている教室よりはだいぶ狭いけれど、特に珍しいものは見当たらなかった。
「ここがな…――」
言いかけた質問が飲み込んだ息と一緒に喉の奥に逃げていく。
振り返った瞬間に近づいてきたきれいな茶色の髪のせいなのに、気付いているのかいないのか。
自分を映し出した瞳が、三日月の形にやわらかく細められる。
「…まりこ、ちかいよ」
「えー、そう?」
「どう見ても、そう」
「まぁまぁ、気にしない」
「そういう問題じゃないきがする…」
反論する声と一緒に、息まで届いてるんじゃないかと思うくらいの、距離。
色素の薄い瞳も、柔らかそうな唇も、見とれてしまうくらい綺麗な笑顔も。
もう何年も、数え切れないくらい見てるのに。
ずっと、そばにいるのに。
「敦子」
今もまだどきどきするんだよって言ったら、彼女は笑うかな?
「チューしよっか」
「な…っ」
とん、と心臓が跳ねる。
彼女が唐突なのには慣れているつもりだったけれど、この距離で。
不意打ちなくせに、まるで返事なんかわかっていると言いたげな、心得えた声は、ずるい。
「あ、だめ? じゃあ、チューしようぜ?」
「や、待ってまって。曲のタイトルみたいに言えばいいとかないから」
「えー、じゃあなんて言えば」
「言い方じゃなくて、急に、なに」
「んー? これ」
小さく首を傾げたままの彼女の手がすっと伸びてくる。
ちょん、と爪の先が当たったのはほんの一瞬で、軽く金属の揺れる音がした。
「これ、って、…眼鏡?」
「ん」
彼女の手があったところに自分のそれを伸ばすと、指先に細いフレームが触れた。
普段家でかけているものとは違う、撮影用の小道具だ。
次の出番は夜のシーンで、長い待ち時間になるからと二人して出かけたコンビニへの買出し。
すぐに戻ってくるし、一応の変装にもなるからと、そういえば外さなかった。
「眼鏡かけてるとさ、チューする時邪魔だって言うじゃん? だから」
「だから?」
「ホントかなーって」
「…人を実験台にしないでくださーい」
イタズラを思いついた子供みたいに楽しそうに見下ろしてくる視線に、ちょっとだけ低い声で抵抗してみる。
拗ねたみたいに小さく頬を膨らませてみせるけれど、彼女の表情は変わらない。
「やー、実験台とかじゃないって」
「でも試してみたいんでしょ?」
「敦子は気になんない?」
「てゆうか、私麻里子の家でも眼鏡かけてることあるよ?」
普段はコンタクトだけれど、家に帰ってからとか、お風呂上がりとかは眼鏡をかけるのが普通で。
ないとほとんど見えないのは、彼女の家に泊まる日でも同じだ。
「あー、かけてるね」
「だから」
少し語気を強めてみるけれど、やっぱり彼女には通用しなくて、ん?と顔を覗き込まれる。
柔らかな眼差しに頬が熱を持った気がして。
悔しいけれど、ほんの少し俯いてしまう。
「したことあると思う、けど」
「あ、そっか。――…覚えてない、かも。邪魔かどうかって」
「―――…」
それはそうでしょ、と思ったけれど、口にはしない。
そう思う理由の纏う熱に、気付かれそうな気が、して。
覚えていないのはお互い様だけれど。
―――だってそれは。
彼女が、すぐに外してしまうから。
たぶん、無意識。
邪魔というよりはきっと、危ないから、なんだろう。
不意にレンズ越しの視界に入ってくる長い指、とか。
ぼやけた世界に、くっきり見える瞳の落ち着いた茶色とか。
唇に触れてくるやわらかい熱の、鮮やかなくらいの輪郭とか。
「――ってことは言うほど邪魔じゃないのかな」
最近やっとわかるようになった、滅多に見せない余裕のない表情。
そんな時だって、絶対にそっと外してくれることとか、を。
「篠田さんは確かめてみたいんですが」
思い出して、しまう。
「…だーめ、だってば」
「えー」
「えーじゃないよ、誰か来たらどうするの」
「誰も来ないよ」
手から不意に、僅かな重みがなくなる。
後ろにある広い机の上で、彼女が持っていた分と二つ、コンビニの袋が少し大きな音を立てた。
「鍵かけたし」
「…鍵?」
「そ。中から鍵かけられるんだよね、ここ」
ビニール袋を持っていた指が、熱を帯びているのがわかった。
わざと低く出した声に紛らわせたはずの吐息の温度が、ごまかしきれないと言っているように。
「この間、見つけてさ。撮影で使ってる教室からも遠いしね」
見上げた視線の先には、綺麗に曲線を描く口許。
でも、と零れた声は自分のものじゃないみたいに遠くに聞こえた。
「ね、敦子」
いつも通りの、少し低めのやわらかな声音。
それなのに、やけに耳朶に響くのはどうしてだろう。
頭の奥が甘く痺れて、次の言葉が出てこない。
「キスしよっか」
二回目の、疑問符のない問い。
背中にぶつかる高いスチール棚の固い感触が、ベンチコートの生地越しに伝わってくる。
「―――…いっかいだけ、だからね」
コドモみたいだ、と自分でも思うけれど。
すんなり認めてしまうのは何だか悔しくて、ちょっとした抵抗のつもり。
けれど、すぐ近くにあるセーラー服の赤いスカーフを弄る指の上に落ちてきたのは、
彼女の楽しそうな笑みを孕んだ声。
「一回だけ、でいいんだ?」
――せっかく誰にも見られない秘密の場所で、待ち時間もたっぷりあって、それなのに?
わざと下から覗き込んでくる、からかうような視線。
彼女は、ずるい。
たったそれだけで、カラダの奥の方まで体温を上げる。
「……麻里子ってさ」
「ん?」
「サドって役名、ぴったりだよね」
「いやいや、篠田さんはMなんで」
「嘘ばっかり。優しいけど、すぐ今みたいにイジワルするじゃん」
「あっちゃんはー、なんで今のがイジワルだって思うの?」
小さく首が傾げられて揺れた髪に、声が詰まる。
返事の代わりに少しだけ唇を尖らせると、ふ、と息をつくように笑う声が聞こえて、
スカーフの上の手に、少しひんやりした手のひらが重なった。
「――――」
「―――…んー。そこまで、邪魔でもない、かな」
手のひらと同時に重ねられた唇の、やわらかな感触は。
ほんの一瞬、掠めるように触れただけなのに。
唇の持った、熱が消えない。
「…で、なんで?」
敦子、と名前を呼ぶ優しい声。
レンズ越しに見える世界がそのトーンに満たされて、身じろぎひとつ、できなくなる。
どんなにずるいと思っても。
コドモみたいにむきになって意地を張っても。
きっと、ずっと。自分は、彼女には敵わない。
だって、ほら。
彼女は邪魔じゃないと言ったけれど。
薄いレンズ一枚の壁さえ。
眼鏡ひとつ分の距離さえ、今はもどかしい。
「……てよ」
「んー?」
少しでも距離を埋めるように、彼女の腰に腕を回す。
背中に回した手できゅ、とセーラー服の裾を掴んだけれど、どうしてだか思うように力は入らなかった。
「…もっといっぱい、してよ…」
言葉と一緒に零れた熱に、気付いているのかいないのか。
彼女の指先が、少しだけ俯いた眼鏡越しの視界に入ってくる。
そっと眼鏡を外されて、思わず視線を上げると、嬉しそうに細められた彼女のそれとぶつかった。
レンズのない視界に響いた、フレームをたたむ微かな音と、嬉しそうに細められた視線。
「―――…やっぱちょっと邪魔かも」
唇のやわらかな体温が目許に触れるのを感じながら、ゆっくり瞼を下ろすと、
少し掠れた声が、耳朶の熱を揺らした。
以上です
最近この二人の絡みが少なくて寂しいので自己補完
お目汚し、失礼しました
>>326 gj
凄く良かった!また、期待しています。
328 :
名無しさん@秘密の花園:2010/02/22(月) 21:43:16 ID:2EW15ffM
学ランお願いします(^^)
GJです!ドキドキした!
萌乃←指←北
さっきからずっとベランダで空を眺めてるさっしーは、いつものさっしーらしくないんだと思う
ベランダよりソファの上の方が好きそうだし、こんな休日は大抵テレビばっかり見てるから
その背中を何も言わずに見つめてる私も、きっといつもの私らしくない
いつもなら私に構ってくれない事に怒って、色んなワガママ言って、振り回すのに
ただ少し斜め後ろから体育座りで見ているだけ、床が固いせいでお尻が痛くなって来たってそれは変わらなかった
夕方の生ぬるい風が私たちを撫でて通ると、髪が舞い上げられてバラバラに落ちて行く
さっしーの黒髪も同じで、その横顔は憂いを帯びた太陽の光に染められてる
ついつい見とれてしまったのは、きっと二人の間に会話がないから
久しぶりにまじまじと見てみると、初めて綺麗だと思った日と同じ表情がそこにあった
「さっしーはさ」
「ん?」
「分かりやすい」
その綺麗な横顔が嘘を隠せないのは知っていた
いつも良く喋る口元が嘘を吐けないのも知っていた
誰よりも真っ直ぐに不器用に、守りたい人がいるのだって
全部知っていたと言えば凄く驚くんだろうな、って小さく息を吐く
でも分かっちゃうんだよ、特に私には何もかも伝わってくる
それは私がさっしーを人より見ているからかも知れないし、なんだかんだ二人で居る事が多いからかも知れない
だからこそ、分かりやすいさっしーの事は大嫌いで大好きだった
立ち上がって横に並ぶと一度だけ私の方を見て分かるか分からないかくらいの笑顔を零す
そしてまた前を向けば今度は空じゃなくて下を通る道路を見つめ出す
同時についた溜め息は排気ガスに混ざって黒く煙りながら夜への手助けをしていた
手すりに置いた肘同士が触れそうだったけど、気になるのは私だけだろうからそのままにしておく
「やっぱり」
「何だよ」
「好きなんでしょ?」
「誰が」
「さっしーは、」
「やっぱダメ、言うな」
沈みかけた僅かな夕陽に照らされて、困ったように眉を下げて、下唇を軽く噛んで
何もかもを閉じ込めた手が、手すりを強く掴んで指先が震える
最近気付いた自分自身の想いを、きっとさっしーも私も認めたくないんだと思う
認めちゃったらもしかすると、こうして風に吹かれながらベランダに出る事はないかも知れない
でも認めないと、認めてくれないと、私はどうすればいいのか分からなくなる
こうゆうことに関しては凄く消極的で、自分に自信が無いことだって知ってるから
私が背中を押してあげないといけないのに、言葉を選んでいるうちにもうこんなにも時間は過ぎてしまっていて
何もかも言い出せなくなった私は、こうやってそばにいる事しか出来ない
小さく鼻を啜る音がして、さっしーの方を見たけど反対側を向かれて表情を見せてくれない
肩を叩いて振り向かせたかったのに、私の手のひらは触る事を躊躇った
「…好きなんじゃんか」
「だから言うなよ、私泣きそうなんだから」
「もう泣いてんじゃん馬鹿」
「お前だって」
やっぱり今日は、一緒に渋谷でも行って買い物するべきだったって、今更寝坊した事を後悔した
部屋でいつもより話し込んだから、さっしーも私も泣いちゃうんだ
ほっぺを乱暴に拭いて、肩を叩こうとしたらタイミングがいいのか悪いのかさっしーは振り向いてくれた
もう太陽はほとんど沈んじゃって泣き顔は見えなかったけど、ポトっと涙が落ちた音がした
私の涙は一滴だけで、中途半端な水分が睫毛の先にぶら下がってる
私を通り過ぎて部屋に入ろうとしたさっしーの指先を掴もうとしたのに少し掠っただけだった
それでもその感触に立ち止まると、震える声を無理矢理抑えるためなのか拳を強く握っていた
「お前さ」
「言わないで」
「………」
「全部、分かってるから」
さっしーが私の気持ちに気付いてる事も、もうずっと前から知っていた
指先の感触が風に冷やされて徐々に消えて行く
カラカラと少しだけ窓が閉まる音がして、隙間からは足音が聞こえる
そっと窓を全部閉めて、道路を走る車に溜め息を落とせば、いつの間にかまた涙が一緒に落ちた
「私も…大好きなんじゃんか」
握った手すりに爪がこすれて何とも言えない音が鳴る
後ろの部屋からテレビの光がベランダに差し込んだ
そっと見たソファの上のさっしーは
目を赤くして小さくなって、やっぱりいつものさっしーらしくなかった
END
以上です。結構前に書いたものなのでお目汚し失礼しました
とか言いつつ、また投下させて頂くかも知れませんw
GJ!
ありがとうございます!!
お疲れ様ですなんだが
相手が誰なのかわからない
339 :
名無しさん@秘密の花園:2010/03/01(月) 02:07:34 ID:wNZHrPTo
まりこさまだろ
340 :
L.O.D:2010/03/01(月) 02:38:29 ID:2nmKUaqm
ゆきはーで投下。
341 :
L.O.D:2010/03/01(月) 02:39:11 ID:2nmKUaqm
絡めた指にドキドキしてた。
細くて長い指。
いつも一歩先を歩く。
何かを見つけて振り返る顔はまるで子供のようにはしゃいでて
それだけで自分も楽しくなってしまう不思議な人。
その笑顔に笑顔で返す。
「片山氏、プリクラ!!プリクラだよっ!」
通りがかったゲームセンターの店先
手を引き、颯爽と入って行く。
「なんか懐かしいかも、プリクラとか」
「学校卒業しちゃったらなかなか撮らないでしょ」
「そういうゆきりんは?」
「しばらく撮ってないかも」
「でしょ?」
「なんか緊張するんですけどっ」
「カメラとも違うしー」
お金を入れて、ライトの明るさや背景を選んでる。
いつもの撮影風景とは違うチープな感じ。
だけど、他には誰もいない事に気付く。
さっきまで向かい合ってご飯を食べて
メンバーの事とか曲の事とか
インテリアを買い替えたいとか
キーボードを買ったとか
他愛も無い話をして
手をつなぎながら歩いていた。
「行くよ」
「あ、うん」
342 :
L.O.D:2010/03/01(月) 02:39:49 ID:2nmKUaqm
本当は少しの間、見つめてたことに気付かれぬようにごまかしたけれども
きっとぎこちない笑顔を浮かべていた。
「もっと笑ってよー」
「ゆきりんみたいにはうまく笑えないよ」
「じゃぁ、スネちゃうもんね」
怒った顔
思わず笑って、シャッターが切れた。
「笑ってくれた」
「だってさ」
「はーちゃんの澄ましてる顔も好きだけど、笑顔も好きだよ」
なんでこんなこと言うんだろう
自分の胸がドクンドクン音を立ててるのが分かる。
どうして自分の気持ちを乱してしまうのだろう。
この気持ちに名前をつけてしまったら
きっとこんなに近くにいれないから
そっと閉まっておきたいのに
言葉に出来ずに手を握る
「ん・・・・」
瞬間、見つめ合う。
手を握られたことに驚いたのか
じぃっとこっちを見てる。
「・・・・・チュ」
「はーちゃ・・・・・」
カシャン
343 :
L.O.D:2010/03/01(月) 02:40:14 ID:2nmKUaqm
タイミング良くシャッターの音。
『それじゃぁ気に入った写真を選んでねー!』
「・・・・・・」
「・・・・・・」
撮影ブースから出ても、二人とも押し黙ったままで
落書き用のブースに入ってペンを握ると
さっき撮れたキスの写真にそっとこう書いた
「好きだよ」
自分のペンを手にすると、その文字の下に書き足された文字
「一生一緒」
一体、どんな顔をしてるんだろう
きっと今にも泣きそうな顔をしてるのだろう
少し背の高い彼女は私を抱き寄せて、キスを重ねた。
344 :
L.O.D:2010/03/01(月) 10:33:04 ID:2nmKUaqm
【終】をつけるのを忘れてました
お目汚しを
>>336 乙
だけどオレも誰なのかわかんないわ
みんながみんな知ってる訳じゃないってことだけは
覚えといて欲しいね
テレビ局の廊下を曲がってすぐの所。
偶然会った篠田さんとお話していた時、私の後ろの方からオーバーリアクションな声が聞こえた。
前は遠い存在で一緒にお仕事をさせていただいてる時も胸がドキドキと落ち着かなかったのに、最近では聞き慣れたせいか安心感さえも覚えるあの声。
「玲奈ちゃん久しぶり〜!」
「柏木さん!」
「今日も可愛いね〜っ」
そういって彼女は私を抱きしめる。
柏木さんにこうされると頬が緩んでしまいます。
細くて柔らかくていい匂いがして頭がクラクラしてくるんです。
他の方じゃこうはならないんですけどね。
「ほら〜細すぎるからもっと食べなきゃだめだよ?」
「食べてますよ〜」
「何を?」
「メロンパンです!」
自信満々にそう答える私に
そんなんじゃもっと痩せちゃうよー!
と、目を見開いてさらに強くぎゅっとしてくる柏木さん。
そ、そんなに大きい声を出さなくても聞こえてますよ。
でも好きなんですもん。メロンパン。
大体そんなこと言ってる柏木さんだって細すぎます!
「柏木さんこそ何食べてるんですか?」
「メロンパンだけでは生きてないかな」
「むぅ・・・」
なんだかちょっぴりバカにされたようで拗ねたようにほっぺを膨らませる。
すると柏木さんは少し微笑むと私の頬に手を添えた。
チュッ
かすかに音を立てて私の左頬に感触を残す彼女の唇。
途端に力が抜けてしまってぷしゅーっと空気を吐き出すと、なんだか顔が熱くて少しの間ぼーっとしてしまう私。
「顔真っ赤」
そう楽しそうに言う彼女は私と同い歳。
同い歳なはずなのにお姉さんのようでAKBさんの番組や公演に出させていただく度に安心させてくれた。
でも今は違う。
――
少し前、AKBINGO!の収録で東京に来た時の空き時間。
柏木さんとジュースを買いに行った時に告げられた。
『ねぇ、玲奈ちゃん?』
『はい、なんでしょう』
『気づいてなかったと思うんだけど・・・』
『何にで・・・『好きなんだ玲奈ちゃんのこと』』
『えっ』
何を買おうか迷っていた私の手は思わず止まってしまった。
あの柏木さんが私を?
そんなはずないと思ってた。
それに柏木さんの周りには宮澤さんや片山さんという素晴らしい方達がいるというのに、気づく訳ないじゃないですか。
だって・・・あなただって気づいていなかったでしょう?
私がどんな思いであなたを見つめていたか。
『ダメかな・・・ダメだよねごめんね』
『ダメ・・・そんなわけないじゃないですか!』
『え?』
『私もあなたのことが好きでした』
『う、嘘!?・・・ほんとに?』
『あなたに嘘はつきません』
私がそういうとあなたは泣き出しましたよね。
自身の顔を手で覆って静かに涙を流した。
不謹慎かもしれないですけどあの時不覚にも綺麗だと思ってしまったんです。
そして守りたいとも思った。
こんなもやしだけれどあなたの盾にならなりたいと思ったんです。
―――
そんなことがあってから早1ヶ月。
収録の度に私と柏木さんは親密になっていってる気がします。
まだ少しずつですが、柏木さんは大胆なのでいつもドキドキさせられるんです。
そんな状況にちょっぴり悔しさを覚えている私。
いつか私だって大胆にちゅ、ちゅーとかしてやるんです!
い、いつかですけどね!
・・・そういえば篠田さんはどこにいったんですかね?
【END】
以上です
初投稿
見かけたことがないゆきれなを書いてみました
さしりえを書いたかたも、
ゆきはーを書いたかたも、
ゆきれなを書いたかたも、
皆さんGJです!!!!!!
凄くニヤニヤさせていただきました!
文章が上手でうらやましいです^^
もしかしたらどっかで見たことある方もいらっしゃるかもしれませんがツインタワー支援で。
もうそろそろ教えてくれてもいいんじゃないかな。
そう思った優子は、輪になってメンバーと話していた佐江を楽屋の隅に連れてきた。
いきなり皆の前では言い難いだろうという優子なりの配慮だ。
向き合う形になり、背の高い佐江を見上げた。
「佐江ちゃん、なんかあたしに報告することない?」
「優子に報告すること?」
少し遠回りに言った所為か、佐江は意味が解らなかったようで首を傾げた。
直球でいかなければだめか、と一度周囲の様子を確認してから優子は自分の口元に手を当て背伸びをして佐江の耳に近付ける。
条件反射で寄ってきた佐江だけに聞こえる声で、ずっと気になっていたことを尋ねた。
「付き合ってんでしょ?才加と」
言ってからにっと佐江に笑顔を向けた。
優子に合わせて屈んだ姿勢のまま、佐江は動かない。
今度は優子が首を傾げる番で、固まっている佐江の顔の前でひらひらと手を振ってみた。
「おーい……佐江ちゃ」
「ななななに言ってんの優子!!」
呼び掛けを遮った佐江の声の大きさに驚いて、危うくひっくり返るところであった。
もちろんその声は楽屋中に響き、メンバー達が何事かと二人を見ている。
なんでもないと手を振り、佐江の腕を掴んだ優子は急いで楽屋の外へと駆け出した。
とりあえず人気のない場所に辿り着き、はーっと大きく息を吐き出す。
「佐江ちゃん、あんなでかい声出しちゃだめだって」
「だ、だって…優子が、変なこと言うから…」
言葉は尻窄みになり、しゃがみ込んだ佐江は膝を抱えてその間に顔を埋めてしまった。
何が変なことなのかと首を捻って腕を組み、優子も小さくなっている佐江同様そこにしゃがむ。
つんつんと佐江の肩をつついてみると、僅かに顔を上げて優子を睨んできた。
「なんだよー、別に変なこと言ってないじゃん」
「…言った」
「あたしはただ、家族なのに報告がないのは寂しいなーって」
今や本当の家族より過ごす時間が長いこのチームで、隠し事があるのは正直寂しい。
自ら言い難いことならばこっちから聞いてしまおうと考えた結果なのだが、佐江の反応は予想と違っていた。
微妙な空気が漂っているけれど、どうせここまできたのだから質問への返答がほしい。
「で?」
「なにが」
「隠すなって、あたしと佐江ちゃんの仲じゃんか」
優子が笑って見せても佐江の表情は曇ったまま。
黙ってじっと待っていると、視線を落として床を見つめた佐江が蚊の鳴くような声で呟いた。
「……、なんもない」
「へ?」
「だから、佐江と才加は付き合ったりなんかしてないっ」
吐き捨てるように言って、佐江はまた俯いて顔を隠してしまった。
「…嘘、マジで?」
微かに頭が縦に動く。
だてに数年一緒にいるわけではない、佐江の様子からして嘘を吐いていないというのは解る。
けれど、優子は佐江の言葉をなかなか信じられなかった。
端から見ても佐江と才加の関係は特別だと解るし、当然優子もそうだと信じて疑わなかったのだ。
「えっと…佐江ちゃんは才加のこと、好きなんだよね?」
「………ん」
「でも二人は付き合ってない、と」
「……」
ということは、佐江の片想い。
だがしかし、見ている限り才加も佐江と同じ気持ちなのは確かだ。
つまりお互いに矢印は向いているのにその先に進めていない状態、両片想いとでも言うのだろうか。
「…っていうか、優子知ってたの?佐江が才加を好きって」
「あー、まぁ…」
優子どころか、きっとチーム全員知っている。
そして才加も佐江を好きなことも。
となると、気付いていないのは当の本人達だけである。
よく漫画やドラマで見る、一番厄介な時期だ。
そして同時に、とても嫌な予感がして背中に嫌な汗が伝った。
「あ、あれだ、好きなら好きって言っちゃえばいいんだよ!」
「…言えるわけないじゃん…才加、佐江のこと相方としか思ってないし」
あぁ、やっぱりこんな展開。
なぜこうもベタな展開になるのか、優子はがくりと項垂れて額に手を当てる。
そして自分は二人の間に挟まれて苦労する役になってしまったと自覚した。
そもそもの切っ掛けを作ってしまったのは自分なので、自業自得なのだが。
なってしまったものは仕方がない、こうなったらその役目を果たしてやろうじゃないかとポジティブに捉え、気合いを入れて勢い良く立ち上がった。
「佐江ちゃん、あたしに任せて」
「え?」
「あたしが才加の気持ち聞き出してあげるから」
不安げな瞳で優子を見上げる佐江の腕を引いて、楽屋へと戻る。
中を見渡すと、才加は椅子に座り携帯を弄っていた。
躊躇う佐江をよそにさりげなく才加の隣に座った優子は、佐江に少し離れた場所に座るよう指示を出す。
佐江が指定の場所につくのを見届け、机に頬杖をついて下から才加の顔を覗き込む。
一度横目で優子を見た才加は、何か勘づいたのか片眉を上げてすぐに視線を携帯に戻した。
「ちょっとー、シカトとかひどくない?」
「何?」
「あのさー、才加に聞きたいことがあるんだけど」
「聞きたいこと?」
ようやく携帯を閉じた才加が優子の方を向く。
怪訝な顔をした才加にばれないように、とびきりの笑顔を作った。
「才加さ、好きな人いる?」
佐江以上に鈍い才加には変化球など無意味、完全ど真ん中ストライクな直球で勝負に出た。
言ってから優子は内心どきどきしながらじーっと才加を見つめる。
一方の才加は驚くとか戸惑うとかではなく、きょとんとして優子を見つめ返していた。
こんな簡単な質問すら意味が解らないと言われたらもうどうしようもない。
ちらりと才加の斜め後ろにいる佐江を盗み見ると、緊張しているのか椅子の上で先程のように膝を抱えている。
「好きな人って?」
「そのまんまの意味だよ」
「んー、好きな人ねぇ…」
ふと気付けば、それとなく集まってきているメンバー達。
それぞれ話したり弁当を食べたりしているが、二人の会話に聞き耳をたてている。
やはり気になっているのだろう、全員が才加の返答を今か今かと待っていた。
「あ、」
「だれだれ?」
「優子」
「…………はい?」
「だから、優子」
ついに才加の口から出た名前に、そこにいたメンバー達は盗み聞きしているのも忘れて一斉に聞き返した。
当の優子は唖然として、才加に何も言えずにいる。
「ちょ、ゆ、優子って…ほんまなん?」
思わず口を挟まずにはいられなかった有華が横から入ってくる。
才加は平然と頷いて、周りに集まるメンバー達を見回した。
「有華も、ともーみも、めーたんも、明日香も、みんな好きだよ」
「さやかー、えれなは?」
「もちろん恵令奈も好きだよ」
「やったー!」
後ろから抱き付く恵令奈の頭を撫でつつ、その爽やかな笑顔でその台詞。
不覚にもどきっとしてしまったと落ち込む有華、赤くなっている智美と明日香、なぜかごちそうさまでしたと手を合わせる恵。
はっと我に返った優子は好きの意味が違うと訂正しようとするが、
「才加っ、好きっていうのはそういう意味じゃなくて」
「え、何が?だってみんな好きだし」
さらりと言ってのける才加に、脱力して机に突っ伏した。
天然というのは恐ろしい。
「…なぁ、佐江はどうなん?」
「佐江?佐江は…好きとはちょっと違うかな」
「え…」
有華の質問に対するまさかの才加の言葉に、一瞬楽屋の空気が凍りついた。
優子が急いで佐江を見るが、そこにいるはずの佐江がいない。
慌てて姿を探すと、ふらふらと楽屋から出て行く佐江の背中があった。
これは、最悪の事態である。
「さ、才加…佐江のこと好きじゃないの?」
「そうじゃないけど、なんて言うのかな。好きよりももっと上?んー、言葉じゃ言い表せないや」
照れ臭そうにはにかむ才加。
隣にいた有華が優子の肩に手を回し、こそこそと耳打ちする。
「これって、自覚ないん?」
「…そうみたい」
「ってことは自分が佐江を好きやって分かってないんか」
「ですね」
顔を見合わせた優子と有華は盛大な溜め息を吐く。
優子は不思議そうに二人を見ている才加の腕を叩いて、楽屋のドアを指し示した。
「才加、佐江ちゃんが落ち込んでるみたいだから慰めてあげてよ」
「佐江が?分かった、行ってくる」
原因が自分だと知る由もない才加はすぐに廊下へ飛び出していった。
佐江に関しては誰よりも敏感なのに、どうして一番重要なところだけ鈍感なのだろう。
この日からチーム内で、ツインタワーの色恋沙汰には関わるなという決まりが出来たとか出来なかったとか。
終
以上です。
まだ新規なものでもし呼び方とか間違ってたらすみません。
朝からニヤニヤが止まりません!!
>>362 GJですよーツインやっぱええわぁ〜
GJです〜!
ツインタワーからはまった身としてはこのSSはうはうはですw
前にあつみな書かせていただいたものですが、
ゆきさえを書いたので読んでいただければと思います。
「やったー! 今日はゆきりんと撮影が一緒だー!」
ドラマの撮影の為に学ランに身を包んださえちゃんが私をみて嬉しそうに笑った。
メンバーも言うようにその学ラン姿は本当にかっこよくて、似合っていた。
でも今無邪気に笑うさえちゃんはやっぱり可愛い女の子で、私はその笑顔にいつも心を乱される。その瞬間は凍えるような夜の寒さなんてどっかにいってしまった。
「私もさえちゃんと一緒で嬉しい」
私がそう言うとさえちゃんはふざけて「本当〜っ?」と冗談っぽく笑った。けど、その言葉に嘘なんて1つもない。
「私は、さえちゃんと一緒で嬉しい・・・」
今度はさえちゃんの目をじっと見つめて、同じ言葉を繰り返す。
私の想いが届くように。
「・・・ちょ、ちょっと! 何ぃ? ゆきりん! そんなに真剣に見つめられたらドキドキするじゃん!」
やっぱり・・・、通じるわけないか。
いつものさえちゃん。
鈍すぎるさえちゃん。
私の言葉にいつもの大きなリアクションで驚いた様子ではあったけど、本気で受け取っているようには見えなかった。
私はおもむろにポケットから手を取り出して、さえちゃんの頬へと手を伸ばす。
そしてそっとさえちゃんの頬に触れた。
さえちゃんの鼻と頬は寒さのせいで赤く染められていて、手から伝わる頬の冷たさで、夜の寒さを改めて実感する。
「・・・・・・ゆき・・・りん?」
今度のさえちゃんはさっきと違って笑顔はない。
そこにあるのは何が起こっているのかわからないといった戸惑いの表情。
368 :
名無しさん@秘密の花園:2010/03/03(水) 21:58:21 ID:KmZCmgIJ
――本当に、さえちゃんは鈍感だよね。
だったら――、
気づかせてあげる。
私はさえちゃんの頬からゆっくり手を離すと、さえちゃんの顔の前にこぶしを突き出した。
「私のマジはさえのためにある」
「・・・!!」
私は拳をつきだしたまま不敵に微笑む。
鈍いさえちゃんでもこれなら伝わるでしょ?
大丈夫。
わからないなら、これからもっと伝えていくから――
end
最後sage忘れてすいません!!
以上です!マジすか学園の学ランの名セリフを
ちょっと使わせていただきましたw
最近GJなSSがいっぱいあって嬉しいです〜^^
>>369 GJ!!ゆきりんとさえちゃん好きすぎるw
またお願いします!
ゆきさえ最高!
十年桜の設定でとか、パロっぽいけどあり?
書こうかと思うんだけど。
香菜とさえちゃん書ける人いたらお願いします!
最近投下多くて嬉しいわぁ
>>372 ぜひお願いします
菊地×小森で投下します。
この二人意外と一緒にいるので…。
ちなみにえろです。
あんまキャラ掴めてないかも…。
小森に告白してから早数ヶ月。
OKされたけどあたしの心は複雑だった。
だって小森だから付き合うの意味わかんないかもしんないし…。
ちゅーもしたけど小森結構他の子としてるし…。
それをゆきりんに相談したら、
二人で話し合いなさいと言われた。
ちなみに今日は収録で小森もいる。
早めのほうがいいとゆきりんに言われてあたしは小森を誘って楽屋を出た。
その時ゆきりんが一番端の会議室が誰も来なくてお手頃だよ、時間もたっぷりあるし。
と囁いた。
よく利用するんでしょうか。
その言葉で完全にテンパったあたしは小森を置いてすたすたと前を歩いていてしまった。
どうしようどうしよう。
そしたら、手に暖かいものを感じた。
左手を見たら小森の右手が絡まっていた。
「あやりんの手暖かいねー」
「うっ、うん」
「なんか今日おかしいね」
小森に言われるということは
相当あたしはテンパっている。
そんなこんなやっているうちに一番端の会議室の前についてしまった。
「ここでっ、話そ」
「うんー」
ガチャりとドアを開けたら
椅子が何個かと机が一つしかなかった。
一応鍵も閉めて、ってあたしは変態か。閉めたけど。
薄暗い空間の中、小森は
あたしの手を掴んだまま床に座った。
「あやりん、話ってなに??」
どうしよう、
「あのさっ」
「うん」
とりあえず、
「あたしのこと好きっ??」
これだけは聞こう
「うん」
ほっ、これで嫌いとか言われたらウケる
「あのっ、それは恋愛としてだよ、ね??」
「うん」
小森はいとも簡単にうんと言った。
「だってあやりん付き合ってって言ったでしょ??」
あ、小森でも付き合うの意味わかってた。
「…ちゅーしていい??」
「う、ん」
目をつぶった小森が見えて、
ゆっくりとその唇にあたしの唇を重ねた。
もう駄目だ。あたしこんなに我慢できなかったっけ。
気が付いたら繋いでいた手は
小森の腰に回されていた。
小森の唇から自分の唇を離すと
ゆっくり小森を冷ややかな床に押し倒した。
きょとんとした小森があたしの下にはいた。
「ちゅーよりさっ、先、していいかな」
言った後で後悔した。
小森はまだ中学生。
それに小森に拒否られたら
あたしは生きていけない。
「あやりん、泣きそうな顔しないで」
そう言って小森はあたしの頭をぽんぽんと叩いた。
「あやりんとだから、」
いいよ。
その言葉はあたしの耳元で囁かれた。
小森がこんな言葉を言うなんて。
感動よりも愛しさのほうが増していた。
さっきと同じように
小森に口づける。
さっきとちょっと違うのは
さっきの口づけよりもっと深いもの。
ぎこちない小森の舌の動きと
少しあいた唇の間から聞こえる吐息の音であたしの理性は完璧にノックアウト。
小森の口から流れるどちらのかわからない唾液が妙にエロくて。
「、っは」
「あや、りん」
「怖かったりさ、痛かったら言ってね、」
そう言ってあたしは小森の白い首筋に舌を這わせた。
「、んっ」
小森がエロい。
小森のブラウスから手を入れて、そこにある胸の膨らみにあたしは手を出した。
ぎこちなくも触ってみると、
甘い声が漏れた。
調子に乗ったあたしは膨らみの突起をやんわりと刺激した。
「っ、ん」
やばい超やばい。
右手は小森の胸の上で、
左手は小森のスカートを捲り上げていた。
今日は制服のまま小森は着ていた。
小森の下着の中にあたしの指は消えていった。
そこは凄い潤っていた。
ゆっくり指を入れていくと
より一層小森の声は甘くなった。
「あや、りっん、」
ぎゅっと小森はあたしの服の袖を掴んだ。
「痛く、ない?」
ゆっくりと小森は頷いた。
上気している頬と潤んだ瞳、
それにはだけた制服。
たまらなくエロい。
指をゆっくりと動かすと中がきゅっと反応した。
それと胸への刺激を繰り返していると小森に限界が近付いてきた。
「、美果、好きだよ」
「う、ん…っあ」
「っはぁ…あぁ、っあ」
小森に限界がきて高い声を出して指への締め付けが一気にきて抜けていった。
小森の服を整えてあげるあたしは幸せでいっぱいだった。
大事なこと、確認できました。
菊地あやかはもう小森以外見えません。
「あ」
「ん?」
壁に寄り掛かって幸せに浸っていると小森が突発的に声を発した。
すると、あたしにちゅーしてきた。
「小森さん??」
「あやりんしてほしそうだったから」
と言ってふにゃりと笑った。
「好きだよあやりん」
小森好きになってよかったと
改めて実感。
もう離さないもんね。
おまけ
「もう一回したら駄目??」
「疲れたからやだ」
「そうですか…」
「あたしがするならいいよ」
(小森なんか学習してるし)
ゆきりんSide
(小森ときくぢが付き合ってたとは…ふふふ♪)
「柏木なに笑ってんの??」
「アデージョなんか知らない??」
(また怪しいこと考えてるんだろうな…)
えんど
終わりです。
なんか申し訳ないとです。
需要なかったらすいません!
385 :
名無しさん@秘密の花園:2010/03/06(土) 00:18:54 ID:2DhAWZny
GJです!
エロ好きなんでマジやばかった!
よかったら佐江×ともーみでエロ書いてもらえませんか?すみません。
>>384 GJでした!小森のオーラというか雰囲気好きだw
枕投げで爆笑して以来気になってたので嬉しかったです。
歌劇団DVDの勢いで誰かさえゆきよろしくお願いします!
さえともでもさえゆきでもないですが投下
花ちゃん×もっちぃ
「なんか、いっつも雨ですね」
ぽつりと呟いた言葉はもしかしたら雨の音に掻き消されてしまったかもしれない
なんて思っていたけど少しだけ耳に届いていたようで、目だけでもう一度聞き返された
別に何度も伝えるような事じゃないし、とゆるゆる首を横に振る、濡れた髪のせいできもち頭が重く感じた
突然振り出した雨から逃げるように小さな軒先に駆け込んで、もう結構な時間が経つ
まったく持って私たちを家に帰す気はないらしく、今も更に勢いを付けては街を浸していく
それに流石にうんざりしてきたのは私も花ちゃんも同じようで、ほとんど同時にため息が零れた
「なんかさぁ」
「はい」
「いっつも雨じゃない?」
呟かれたのはついさっき私がポツリ水溜りに浮かべた言葉
「確かに」
「滅多にないでーとなのにねー」
前々からあまり表情に出るほうじゃない花ちゃんが、つまらなそうに口を尖らせた
僅かにあたりが薄暗い中で、雨に濡れた輪郭が浮かび上がる
じぃっと空を見つめて、尖っていた唇が「ばーか」って厚い重い雨雲に悪態をついていた
そんな花ちゃんとは対照的に地面の水溜りを見つめる、休むことなく広がる波紋は世界を歪めながら次々と広がっていった
お互いの都合上休みの日がぴったり合うなんて早々ない事で
今日みたいに二人とも丸々何もない日なんて一ヶ月にあるかないかなのに
結構な確立で冷やかしよりもやっかいな邪魔者が私たちのプランを水に流してしまう
しかも今日に至っては完全な不意打ち、傘も何も用意してない私たちはあっという間にびしょ濡れになってしまって
せっかくお揃いで緩く巻いてもらった髪もそのウェーブがほとんど取れかかっていた
雨に濡れたのとまだまだ冷たい風のせいで左手の指先がじわじわと冷えていくのが分かる
気休め程度に閉じたり開いたりを繰り返してみたら右手もそれにあわせて少し動いてしまったらしい
空を見つめていた顔がこちらを向いて、私よりほんのちょっと高い位置からその瞳に捕らえられる
普段はライオンなんて言われてる癖に、私を見る瞳はいつだって誰よりも優しい
今更ながら見惚れてしまって、徐々に心拍数が上がって行くのが分かった
それに追い討ちをかけるみたいに、家を一歩出たときから繋いでいた右手が引っ張られて、これ以上ないくらい距離が近くなる
あからさまに動揺した私に、花ちゃんのからかうような笑い声が響いた
「まぁ別に、嫌いじゃないけどね、雨」
「そうなんですか?」
「だって、ほら、今とか」
目の前の綺麗な顔が自分より年下に思えるくらいに、にいっと笑う
それはライオンと言うよりかは、いたずら盛りの子猫の方が似合っているように思えた
「世界にさ、あたしと明日香だけみたいじゃん?」
得意げに言い切ったかと思えばすぐに照れくさそうにまた視線を空に戻した
どんどん夜へと進んでいく街が私たちの赤い頬を隠してくれてる
ほんの少しだけ本当にそうだったらいいなぁ、なんて贅沢なお願いをしてみたけど、目の前を通った車に切り裂かれた
「でも降るなら朝から降って欲しかったです」
「まぁ確かに」
「だったら最初からお家でのんびり出来たのに」
「出掛けようって言ったの明日香じゃんかぁ」
「そうですけどぉ」
片方だけ頬を膨らませれば、すぐに伸びてきた人差し指につつかれてぷしゅっと空気が抜けた
雨と一緒にクスクス降ってくる笑い声がなんだか心地好良くて
見上げた花ちゃんの笑顔は道路の向こう側、切れかけの街灯がうっすらと照らしてくれた
さっきまでびしょ濡れだった髪や服は、幾分か水分を地面に落としてくれたみたいで、体中の湿度が何割か下がった気がした
そして最後の水滴が私の顎の先から落ちたのを合図に、花ちゃんの顔がずいっと私に近づく
それはあまりにも一瞬で、私が一度瞬きをしている間に、呆気なく奪われてしまっていた
今度は何度もパチパチと瞬きをすればまたクスクスと笑う花ちゃんがうっすら照らされていて
そういえば今日してなかったから、なんて余裕ありまくりな顔で言ってのけるもんだから
私だって、とあまり意味のない背伸びをして、花ちゃんより少し長いキスをする
ゆっくり離れた後の花ちゃんは、想定内だったのかあまり驚いていなかった
口づけを追うように唇をなぞる人差し指が綺麗で、思わずまた背伸びをしてしまいそうだった
「明日香って、さ」
「はい」
「好きだよね、ちゅーすんの」
「…………………は、い」
「返事までの尺長いよ」
「だって」
言いかけて止まれば、口元は楽しそうに嬉しそうにニヤリと弧を描いた
口ごもる私を催促するように容赦なく見つめてくる瞳を恐る恐る見つめ返す
「だって、キスしてる時って」
「うん?」
「世界に、私と花ちゃんだけみたいじゃ、ない、で、すか」
言い終わると何故か花ちゃんは固まってる
不思議に思って鼻の頭を突いてみたらくすぐったそうに怪訝な顔をして動きだした
柔らかい掌が頭に降ってきて、ぽんぽんと湿った髪を優しく叩くと反射的に目を閉じてしまう
その掌が髪から肩まで滑ると一気に引き寄せられて、繋いでいた手が離れてしまったけれど
背中に回ってきた腕に気が付いて、私も両腕を腰の辺りにそっと回した
「なんか倉持さん今日めちゃくちゃかわいーんだけど」
「…今日だけ?」
「…言ってやろうか」
「私が恥ずかしいからいいです」
なんだかんだ言って、花ちゃんには絶対に敵わない
きっとこれを伝えたら、「知ってる」なんて言ってクスクス笑うんだろうから伝えてあげないけど
それなのに勝手に人の心を読んだのか、花ちゃんは私の本当に目の前でクスクスと笑っていた
遠くから車のエンジン音が聞こえてきて、どちらからともなくお互いに距離を空ける
その時に初めて、もう殆ど雨が降っていない事に多分二人同時に気が付いた
「明日香」
「はい」
「そろそろ帰ろっか」
「はい」
自然に差し出された掌に掌を絡めて、踏み出した一歩はギリギリ水溜まりを越える事が出来た
降っているかどうかも危うい雨の中、大部分を見知らぬ軒先で過ごしたデートは終わりを迎えようとしていた
本当は色んな買い物したり、プリクラ撮ったり、美味しいご飯食べたり、やりたい事なんて山ほどあったけど
なんだか今日は今日で、ちゃんとしたデートだった気がしてきた
「花ちゃん」
「ん?」
「私も、雨嫌いじゃないかも」
だってこれから終電までは、二人だけの世界で過ごす事が出来る
END
収録が終わり、いつもならうるさいくらいひっついてくる姿が見えなくて、私は首を傾げた。
「なんか優子、トイレー!って猛ダッシュしてったよ。」
聞いてもいないのに教えてくれたのは麻里子だ。ていうか、なにその笑顔。なんでそんな楽しそうなわけ。
「私別に、なんにも言ってないんだけど。」
ちょっとムッとして、私は唇をとがらせた。
「や、顔に書いてありますよ?」
「何も書いてないし!」
「何怒ってんの。早く行ってあげれば?」
麻里子はやっぱり半笑いで、明らかに面白がってる。その麻里子の言う通りにするのはシャクだ。だから、別に麻里子に言われたからってわけじゃない。
トイレに行きたいだけ!
私はむーっ、と麻里子をにらんでから、踵を返した。
「優子、いるの?」
楽屋から一番近いトイレ。収録の直後だからまだみんな休んでるのか、トイレには誰もいなかった。ただ一番奥の個室が閉まっていて、私が声をかけるとがた、と中から音がする。
「こりん?」
優しい声で言ってみるけど、中から答えはない。しばらくの沈黙が落ちる。
「ていうか答えない時点で、中にいるのが優子だってわかるんだけど」
「へっ!?」
中から聞こえた素っ頓狂な声は、やっぱり優子のもので。
「やっぱり……」
はぁ、とため息をつくと、慌ててるみたいでなんだかガタガタいってる。
「なにしてんの?」
「何って……」
「早く出てきなさいよ。ほら」
「……」
また、沈黙。
いい加減イライラしてきて、でも怒ると多分逆効果ってわかってるから。
「優子、陽菜のこと……無視するの?」
「えっ!? 違うよ陽菜!」
悲しそうな声で言うと、優子は途端に慌てる。本当に、操りやすいんだから。
「……出てきてよ」
駄目押しで、それだけ言う。優子が私のお願いを無視できないのはわかっている。
だって、優子は私のこと好きなんだもん。
しばらくしてからようやくドアを開けた優子は、明らかに目を赤くしていた。
「泣いてたの?」
「な、泣いてないよぉ。もう戻ろ、ね!」
さっさと私に背を向けてトイレを出て行こうとする優子の腕を、私は咄嗟に掴んだ。
おかしいな、いつもは逆なのに。優子が私を追いかけて、くっついてくる。逃げる優子を私がつかまえるなんて、なんだか変な感じ。
「陽菜にうそつくの?わからないと思う?」
私の言葉に、優子は目を瞠った。
なんで驚いてるの。言っておくけど、私そこまで鈍くないよ。私が優子を睨むと、優子は情けない顔になった。
「だって、自分でも馬鹿みたいって思うんだよ」
くしゃりと優子は顔を崩した。俯いて、まぶたが腫れることを気にしてか拭われない涙がぎゅう、と握った手の甲にぱたぱた落ちる。
「あ、あんなの、演出だしなんかいろいろ……わかんないけど、きっとうそだもん。陽菜が私のこと嫌ってるはずないもん。そう思うけど、思うけどっ」
私は優子の頬に両手を添えて、顔を上げさせた。優子はなんか本当に悲しい、って顔をしている。眉はハの字になってるし顔をくしゃくしゃにしてて、なんだかかわいい。言わないけど。
コドモみたいに臆面もなくぼろぼろ泣いて、うかがうようにちらちら私を見ている。
「でもやっぱり、私ばっかり陽菜のこと好きだし、くっつくのとか好きだし、そういうの迷惑かもしれないじゃん! 陽菜迷惑とか言わないけど、好きとかも言わないし、わかんないよ……」
優子の声はだんだん小さくなっていく。すっかりしょげている。優子は単純だし、やっぱり気にしてたんだ。
どんだけ陽菜のこと好きなの、もう。かわいいんだから。
「ほんと馬鹿みたいだよね」
「え……っ、」
なんかいろいろ言うの、めんどくさいや。
えい。
ちゅーしちゃえ。
すごく近い、優子の顔。びっくりしてるみたい、目を零れ落ちそうに見開いてる。
「え……なに、なに! なんすか陽菜さん!!」
「戻るよーこりんー」
「えっ、ええええぇぇぇぇぇぇ!!」
ちょ、うるさい。
さっきまでめそめそ泣いてたくせに、なんかにやにや笑ってる。
「うっ……うれしー! どうしよー!! わーどうしよ!!」
優子はぴょんぴょん飛び跳ねた。えーとかわーとか良いながら私の周りをくるくる回る。なんだか気に入らなくて、私がムッと唇を突き出してるのに優子はにーっこり笑っている。
反応しない私を置いて、優子はすごい勢いで走っていった。
「ねーねーみんな聞いて! こじぱにキスされちゃった!!」
「ちょっと優子、ヘンなこと言わないでよ!!」
End,
こじゆうー。
こないだのしょーじき将棋の後を妄想してみた。
>>397 GJ!GJGJ!!
ちょ、こじゆう萌えw
ツインタワー支援。
「才加才加」
「何?」
「あれ、ほっといていいの?」
傍でしゃがんでいる麻里子が指差す先には、敦子達と話している陽菜を盾に身を隠してこちらの様子を窺う姿が見える。
それはずいぶん前から才加も気付いてはいた。
しかし、今はどうにもできない状態だった。
「あー、完全に拗ねた顔してるね」
「…分かってる」
「で、いいの?」
「そんなこと言われても、これじゃ無理だろ」
今現在、床に仰向けで寝ている体勢。
そして才加の上には、うつ伏せに乗っかって寝息をたてている優子がいた。
敷いてあったシートになんとなく寝転がってみたら、勢いよく飛び乗ってきてしばらくじゃれていた優子がそのまま眠ってしまったのだ。
「動けないし、どかすのも可哀想だし」
「優しいねぇ才加は」
「うっさいな、私はただ優子が疲れてそうだから寝かせ」
「でもあっちがねー」
才加の言葉を遮った麻里子が、にやついた顔で瞳を動かす。
それを追ってみると、遠目でも分かる程の膨れっ面。
あれは、かなりご機嫌斜めの証拠。
「…まったく、仕方ないな」
優子が落ちないよう支えながらゆっくりと上半身を起こす。
それから優子を抱きかかえ、またゆっくり慎重に立ち上がった。
寝ている人間を運ぶには自然に、所謂、お姫様抱っこという形になる。
「おー、かーっこいい」
茶化す麻里子は無視して、傍にあった椅子に優子を降ろす。
変わらず寝息をたてている優子に、起こさなくてよかったと安心した。
だがそれも束の間、最大の仕事が才加を待っていた。
「佐江」
近付いて名前を呼ぶと、大袈裟にそっぽを向かれた。
これは困ったことになってしまったと一旦下を向いて垂れてきた髪を掻き上げる。
再び視界に入れた佐江の横顔。
顔を背けていても、ちらちらと才加を気にしている視線。
さっきまでの膨れっ面はなくなり、口元が緩むのを必死に我慢しているようだった。
―――ほんと、可愛いやつ。
「佐江」
「……」
「ほら、おいで」
佐江に向かって腕を広げる。
ようやく才加の方を向いた佐江に笑って見せれば、すぐに胸に飛び込んできた。
ぎゅっと力強く抱き付いて首筋に顔を埋める佐江。
あまり長くない髪を指で梳くと、「才加のばか」なんて小さな声が聞こえた。
「はいはーい、秋元さんと宮澤さん、ここは楽屋ですよー」
ぱんぱん手を叩きながら麻里子がわざと楽屋中に響く声を出した。
一気に才加と佐江に集まる無数の好奇の視線、見えない場所にいたメンバーまで出てくる。
慌てて佐江から手を離すと、我に返った佐江も才加から離れて周囲を見渡す。
状況を理解した佐江の顔が真っ赤に染まった。
「んあー寝てた!」
微妙な空気が漂う中、能天気な声がして全員が振り返る。
そこには目覚めた優子、立ち上がって大きな欠伸をしていた。
「…ん?なに?なんかあった?」
全員の注目の的になっている優子は、訳が分からない様子できょとんとしている。
すると才加の隣にいた佐江がふらりと歩き出し、優子に近付いていく。
手前で止まった佐江は黙ったままで、首を傾げた優子が不思議そうに見つめていた。
「……」
「おーい、佐江ちゃんどうした?」
「…お前のせいだ大島優子ぉ!!」
「なになに!?あたしなんかしたぁ!?」
佐江の恥ずかしさと気まずさが頂点に達した瞬間、タイミング悪く起きてしまった優子。
元々の原因が優子だったと思い出したのだろう。
ものすごい形相で追い掛けてくる佐江に、なぜ自分がこういう目に合っているか解っていない優子はただ逃げ惑っていた。
佐江と優子の鬼ごっこを見ながら、しばらくは優子に関わらないようにしようと誓った才加であった。
おわり
以上です、短くて申し訳ない。
いいよいいよー!!
GJです!
>>397 GJGJGJGJ!!
やっぱツインタワーは萌えるなー。
学校って楽しいのかも。
そう思い始めたきっかけは君だった。
なかなか起きない体を無理やり起こして仕方なく学校に行く。
勉強なんてしたくないし、先生のくだらない話だって嫌。
友達と話すのは楽しいけどなんか物足りない、そんな毎日。
君は突然現れた。
「はじめまして!今日からここに転校してきました、松井珠理奈です!」
やたらに元気の良いハキハキとした声で自己紹介をする彼女。
身長は高めでほっそい体、顔は整ってて人懐っこい笑顔を見せている。
私の心臓が何故だかすこし跳ねた気がして、男子達があげるオーという声が癇に障った。
「じゃああそこの席に座って」
先生の示す指の先には私の隣の席。
彼女はハイと言うとこちらに向かって歩いてきた。
またもせわしなく動き始める私の心臓。
なんでこんなに緊張してるんだよ。ただの転校生だろ?
そんな私の気も知らず、彼女は私の隣の席に座ると初めましてと言って私に笑いかけた。
END
以上、中西と珠理奈のお話のつもりですw
すみません
410 :
L.O.D:2010/03/11(木) 01:51:48 ID:vTeE0fvq
今夜のBINGOのDANSO選手権より。
松井JR、18禁。
411 :
L.O.D:2010/03/11(木) 01:52:16 ID:vTeE0fvq
収録終了後・・・・・
よほど玲奈の男装が気に入ったのか皆が集まっては写メやらを
代わる代わる撮って行く。
人だかりの山と化していた。
「玲奈ちゃん、うちもっ!」
「あ、はいっ」
「待ち受けにするっ!!」
「そんなっ」
「このままでいてっ」
「えぇっ!?」
玲奈は先輩方の声に反応しながら、探していた。
珠理奈はその輪の中にいない。
スタジオの中にもいない。
ボタンを押してくれなかったのも寂しかったのに
コメントも冷たくて気になっていた。
「みんな撮りましたよね?着替えますよ」
「かっこよかった!!」
足早にスタジオを出る。
視線を巡らせる。
どこにもいない。
楽屋にもいない。
「玲奈、衣装、衣装っ」
「すいませんっ、ちょっと忘れ物しちゃって・・・・」
と言った瞬間、腕を掴まれた。
空き部屋の一室。
引きずり込まれると、珠理奈がいた。
「珠理奈・・・・良かった・・・・会い・・・・・!!」
何も言わず塞がれた唇
畳の上に押し倒される。
恐る恐る開けた目に映るのは上気したその頬
412 :
L.O.D:2010/03/11(木) 01:52:47 ID:vTeE0fvq
「珠理奈・・・・ダメだよ・・・」
「玲奈ちゃん・・・あんな・・・みんなにキャーキャー言われてっ」
「そのっ・・・そういう企画・・・・」
「玲奈ちゃんは私のなんだっ・・・・」
今にも泣き出しそうな、怒ったような表情を浮かべて珠理奈が声を上げる。
独占欲
どんなに大人に見えても、こういう時に見せる顔はまだ幼い。
「大丈夫、うちは珠理奈のこと大事だからっ」
「ちゃんと分からせないとねっ・・・・」
そう言うよりもはやく首もとの吸い付く。
布がずれる音。
知っている、こうなったら抵抗が出来ない。
それは彼女がではなく、自分が。
求められるままに答えてしまう。
「珠理奈っ・・・・・・ふあぁ」
「玲奈ちゃんっ・・・・・」
「衣装っ・・・・・」
「かっこよかった・・・・精悍で・・・・・」
「あっ・・んぅぁ・・・・・・・・・」
珠理奈の長い指が首筋を撫でる。
「たかみなさんと代わりたかった・・・・私の玲奈ちゃんだよ・・・・・」
「あっ・・・やっ・・・・」
乱暴に剥がれる胴衣。
はだけた胸元に口づけをされる。
「ダメだよ・・・珠理奈・・・・・ここっ・・・・・」
「はぁっ・・・・はっ・・・・途中でやめれる?」
「・・・・・・・・・・・・・・」
袴の裾から差し込まれる腕
するりと太ももを撫で、奥まで入り込む。
下着の布地をなぞると、熱くたぎるのが分かる。
413 :
L.O.D:2010/03/11(木) 01:53:32 ID:vTeE0fvq
「男だもんねぇ・・・・・・?」
「んぅっ・・・・はぁ・・・・・」
「私にもあったら良かったのになぁ・・・・・・・
でもっ・・・・・まぁ、いいや・・・・」
触られて、少しトロンとした意識で何を言っているのか考えていなかった。
だが、珠理奈の指が溢れ出た汁をすくうと秘壷ではなく
さらにその後ろの穴に伸ばされる。
「ひゃぁ・・・・・珠理奈、そこっ・・・・・」
「って言っても・・・・玲奈ちゃん好きだもんねぇ?」
「そんなっ・・・」
「言ってみてよ、俺、って」
「やぁっ・・・・やっ・・・・・そんなの」
「男の子の松井君のお尻イジってあげたいなぁ・・・・」
「うぅっ・・・・・・・・」
「もうヒクつかせてるのに、我慢しちゃうの・・・・松井君?」
「あぁっ・・・・・・・・」
年下なのに言葉攻め。
このギャップに負ける。
なんて挑発的な態度なんだろう。
初めてしてしまった時も、珠理奈の挑発的な目にやられたんだ。
「俺のっ・・・・・お尻・・・・いじってくれよ」
「松井君、お尻好きなんだ?」
「っはぁ・・・・いじられたくてっ・・・・たまんないよっ」
「ヘ・ン・タ・イ」
クニクニとその周囲を撫でていた指がするりとねじ込まれ
その肉壁をかき回す。
本来の使用目的とは違うその背徳の美は
全てこの娘に教え込まれた
一体、どこからそんなことを覚えて来たんだろう。
もう自分はこの子の言いなりになるしかない。
1本などすぐに慣れて、2本、3本と増える指
ゆっくりと出し入れされる度にあられもない声を上げてしまう。
「松井君、こんなのじゃ足らないでしょ?」
「もっと・・・太いのくださぃっ・・・・・」
「ほらっ・・・・男なんでしょ、男らしくしてよっ?」
「俺のお尻に・・・太いのハメてくれよっ・・・・・・・・」
414 :
L.O.D:2010/03/11(木) 01:53:57 ID:vTeE0fvq
鏡の前にあったスプレーを手にすると
ぬるぬると流れる淫汁を塗りたくり
袴をはだけて、露にした菊門に押し当てる。
指で広げられたところには痛みも無く入ってくる。
「こんなので・・・感じてるんでしょ、松井君」
「っはぁっ!・・・・あぁああ!!・・・・・・・」
「私も男だったら・・・玲奈に入れたいよ・・・・」
耳元で囁かれる
なんていう卑猥な言葉なんだろう。
頭の中がかき乱されて行く。
乱暴に出し入れされるスプレー缶
肉をえぐるようにぐじゅぐじゅと音を立てる
廊下にまで聞こえてしまわぬか不安になりながら
でも、声を我慢出来ずにいた。
「やっ!!やっ・・・・・・・やぁっ!」
「もうイッちゃうんでしょ・・・・・お尻で気持ちよくなっちゃうんだね、松井君・・・」
「あぁっ!!あっ!!あぁあああああああっ!!!!!」
痙攣する身体
前は触られることなく、それだけで達してしまった。
男装の格好で、男の子のようにしゃべらされながら
気恥ずかしさとしてはいけないことをしてしまった気持ちで
泣き出しそうになってしまった。
「・・・・・あー興奮した」
「興奮したじゃないよっ・・・・!!?」
「玲奈ちゃん・・・・かっこよかったんだもんっ」
「なら押せば良かったでしょ」
「・・・・・悔しくて」
「えーっ・・・・・」
415 :
L.O.D:2010/03/11(木) 01:54:35 ID:vTeE0fvq
衣装の袴はぐしゃぐしゃだけど直しようがないから
そーっと部屋を抜けて、トイレに行くと
そこには、篠田さんがいた。
「珠理奈・・・・・?」
「はいっ」
「お痛は程々にね?」
「えっ」
「・・・・・ちゅーん」
「ちょ、麻里子・・・・・戻・・・・・」
個室から出て来たのは服の乱れを直す敦子
互いに何が起きたのかを知る。
「そう・・・・なるよねっ?」
「なりますよっ!」
「だって・・・・・・かっこいいもんねっ!!」
こんなことは日常茶飯事だ。
【終】
416 :
L.O.D:2010/03/11(木) 01:55:13 ID:vTeE0fvq
【後書き】
テンションと酒の勢いです。楽しんでいただければ。
417 :
名無しさん@秘密の花園:2010/03/11(木) 01:58:53 ID:QwEQj640
ありがとう!
gj
>>416 当たり前の事すぎて突っ込むのも面倒なんですけどナマモノなんでsageませんか?
420 :
L.O.D:2010/03/11(木) 14:55:10 ID:vTeE0fvq
たかみなХあみな
の組み合わせ好きなんで
書いたんですけど
需要なかったらすみません><
「あみな…」
あーしは寝ているあみなのベッドに座り
頭にそっと手を置いた
こんなあーしを好きだといってくれるあみな
公演中目が合う度に微笑みかけてくれる
それがあーしにとっては一番好きな瞬間なんでス
だけど最近仕事が忙しくて
なかなか公演に出れない
だから今日マジすかの撮影で1日一緒に過ごせるし
同じ部屋に泊まれると聞いてあーしはめっちゃ心が弾んだんスよ
だけど撮影が順調に進まず
終わったのは12時すぎ
せっかく同じ部屋なのに…
「そりゃ寝ちゃうっスよね」
ボソッと呟いたと同時に目に涙がたまってきた
劇場でのあの瞬間を思い出す…
あーしとあみなの気持ちが一つになる瞬間
でもそう思ってるのはきっとあーしだけなのかな
「…あみな大好きだよ」
置いてただけの手であみなの頭を優しく撫でた
あーしの好きと
あみなの好きは別物でスよね
『ぅー…ん。たか…みな?』
あみなのクリクリした目と目が合った
「あ…」
あーしはびっくりして手を引いた
「っわ…わりぃ」
『たかみなの手あったかい…』
「っえ…」
大好きなあみなの声にいつも心を乱されまス
そんな事を言われると思ってもなくあーしは何も言えなくなってしまった
ヤバイ…顔が熱い
すると、あみなの細い指が私の手を力なく握ってきた
『たかみなあったかいね』
触れている部分から
あみなを感じる
とても心地よい感触
「ねぇ、あみな」
『ん?』
「あーしさ、・・好きな」
『聞きたくない!』
「え!あみ…な?」
あみなの指があーしの指に絡まってきた
困惑と羽上がる心拍数を必死にこらえながら
あみなの方を見ると
大きな目に涙がたまっていた
「ちょっあみな!」
『うぅー…』
何でそんな泣きそうになってんスか…
そんな顔されたら、余計愛しくなるじゃないスか…
あーしは耐えきれず
あみなの手を強く握り
あみなの方に体を向き直した
そして覆い被さるように自分の顔をあみなの顔にぐっと近づけた
あみなは目をパチパチさせている
そりゃ顔がこんなに近づいたらこうなるっスよね…
『たったかみな?』
「あみなわりぃ。あーし…許して」
チュ…
状況を把握出来ずに無抵抗のあみなにあーしは優しく口づけた
『っん!!!!』
握ってる手がさらにギュッと繋がれる
…可愛い
あーしは唇を離すのがもどかしくなって10秒位だろうかずっと口づけていた
唇を離すと
苦しかったらしくあみなが胸を上下させている
『はぅ…。た…かみな?』大きな目がさらに大きく見開いていた
それに消えかかったあみなの声
やっぱ傷つけちゃったスよね
「ご、ごめん」
あーしは泣きそうになりながら繋いだ手を無理矢理ほどき部屋から飛び出した
「っ!…あ…あみな?」
『何であみなちゃんにキスしたの?』
肩に顔を埋められ、耳の近くで発せられるあみなの声に、体に緊張が走る
「…ごめん」
『ごめんじゃない。あみなは今まで沢山苦しんできたのに、また余計に苦しくなっちゃうんだよ!』
さっきまであーしがあみなに体を預けてたけど
今度はあみながあーしに寄りかかってきた
全身にあみなを感じる
――何でたかみな私にキスしたんだよぅ
もっと好きになっちゃうじゃん……
あみな知ってるもん!
…たかみなはあっちゃんが好きなんでしょ
『うぅ…』
―――どうしよう
もう後戻り出来ない
あみなのあんな表情初めて見た
もうあみなと笑い合えなくなるのかな…
そう思うと
自然と涙が溢れてきた
それでも私の心臓はまだドキドキしてる
本当に好きなんだな
あーしはあみなのこと
これからどうしよう
パジャマで外出てきちゃったし
すごいさむいし
キスするつもりなんかなかったのに
寝顔見るだけで良かったのにな
あみなとの関係が壊れるのを想像しただけで
本当に辛くて誰かに支えてもらわなきゃ倒れてしまいそうだった
―――どんくらいたったんだろう。
指先まで冷えきって
凍えている所を後ろから誰かが抱き寄せてくれた
すごい温かい
たまらずあーしは身を任せた
優しく頭を撫でてくれる
それだけで心が満たされてる気がした
でもこんな時間に誰だろう…
不思議に思い振り向いた
「あみな…」
密着しすぎで心臓に悪い
つか上手く頭が回らない
あみなは何を言ってるの…
『あとどんくらい想い続ければ良いの…ずっと我慢してきたのにぃ、あみなは…ぅ……ったか。みなのことぉが・・好き、なのにぃー』
―へ?今好きって言った?
それはメンバーとして
それとも・・・
『たか…たかみなぁ、は。あっちゃんがぁ好きなのに何で、あみなちゃんにキスしたんだよぅ』
「違うっ!!!」
あーしは思わず叫んでしまった
くっついていた体が離れる…
あーしはあみなの腰に手を回し引き寄せた
あみなの体は柔らかくて半端なくドキドキした
『たかみな??』
「あーしはずうっと前からあみなの事が好きなんでスよ」
『でもあっちゃ』
「あーしはあみなが大好き」
『っん…』
あーしは背伸びしてあみなにキスをした
「あみな付き合お…//」
するとあみなはうるうるの目で
『あみなちゃんもたかみなが大好きで大好きで大好きだから良いよ』
あみなが背中に手を回してきた
やっと気持ちが一つになった瞬間
あーし達はしばらくお互いの温度を感じあっていた…
おわり
>>425すみません間違えました。
最初から中間あたりの全身にあみなを感じるは飛ばして読んで頂けると幸いですorz
駄文失礼しました
>>425何度もすみません
あっあみなから全身にあみなを感じるを
425の振り向いたの後に持っていくと話が繋がるんですが…
ぐちゃぐちゃになってすみません
(゚皿゚)ムキー
敦子「私のたかみなが。。。」
萌乃ちゃーん
指原
「萌乃ちゃんかわいいよー」
萌乃
『さっしーうるさい』
指原
「すっ、すいまへん」
萌乃
ニヤニヤニヤ
相変わらずツンデレな萌乃であった。
世間は案外するどくて、『女の子が好きなの?』とか、『男目線だよね』とか、
冗談混じりにではあるが、そういうような意味合いのことをけっこう何度も言わ
れてきた。
だから、以前まではりなてぃんに夢中ですアピールをしたり、『メンバーで付き
合うなら』なんていう定番の質問には、ゆかるとか麻里子さまとかお姉さん的な
人を答えてみたり、最近ではあみなを彼女扱いしてみたり、とにかくたくさんの
予防線を張って、みんなに本当に好きな人がバレてしまわないようにしてきた。
いや、もちろん予防線に利用しているだけじゃなくて、前述した方たちも大好き
なのは事実なのだけれど。
やっぱり、特別な、本気の『好き』は彼女だけ。
「今日も一緒だねっ」
部屋割りを発表され、隣のあっちゃんが無邪気に微笑む。
私は下手くそな笑顔を返しながら、内心でため息をついた。
勘弁してよ。
今夜もまた邪念との戦いだ。
私の本当に好きな人は、この人。
あっちゃんこと前田敦子。
AKB発足当時はただのライバルだったし、仲良くなってからも友達以上に見る
ことはなかった。
だけど、あっちゃんからのアプローチが激しくて、軽くはないはずの私でも、落
とされずにはいられなかった。
もしかしたから、昔から好きだったのを、自ら気付かないようにしてきただけな
のかもしれないけど。
「ねぇ、今日こそ…」
「いやぁ…無理でしょう」
二人で部屋に向かって歩いていると、あっちゃんが恒例のお願いを口にした。
私が先回りして答えると、案の定、頬を膨らませて怒るあっちゃん。
「お風呂くらい、いーじゃん!!」
「うーん…ね…ははは」
苦笑いを返すだけの私に、みんなとは入ったくせに、とクリスマスの話を蒸し返
す。
私は聞こえないふりをして、逃げるように到着した部屋のドアを開いた。
「おー広い」
「ほんとだぁ!テレビもおっきぃ!」
仕事中とは違って、年相応ないしそれ以上に子供っぽいあっちゃんが、両手を挙
げてはしゃぐ。
ご機嫌が直って一安心。
「ねー何するー?」
「明日も早いから寝る」
「撮影の合間もずっと寝てたでしょ!」
そんな可愛い顔で訴えられたって、こんな密室に二人きりでどうすればいいのか
わかんないし。
「と、隣の部屋、麻里子様じゃん。かまってもらってきなよ」
言い逃げして洗面所へ向かい、パジャマに着替え、歯磨きをする。
ちなみに、化粧は落とさない。
好きな人にノーメイクを見せるなんて、恥ずかしい。
「あっちゃん?」
部屋に戻ると、彼女の姿がなくなっていた。
自分が言ったくせに、少し寂しくなる。
だけど、正直安堵もする。
「おやすみなさーい…う、うわぁ!!」
いつからか決まりになっている私のベッド、右側のベッドの毛布をめくると、そ
こに寝ていたあっちゃんがケラケラ笑い声をあげた。
「びっくりした?」
「もう!」
つられて笑っていると、あっちゃんの綺麗な手が私の腕を掴む。
まずい、と思ったときには遅く、ベッドの中に引きずり込まれる。
「捕まえた」
「あ、あっちゃ…」
「リボンしてないたかみなも可愛い」
私の上に乗って、ポンポン頭を撫でる。
どうしよう。
心臓のはやさが半端じゃない。
「一緒に寝ていい?」
「えぇ!?」
私の了承を待たず、あっちゃんは隣のベッドから枕を取り、一緒に寝る準備をす
る。
「あの…」
「ほら、早くっ」
「う、うん…あ、化粧取らなくていいの?着替えもまだ…」
「たかみな、その間に寝ちゃいそうなんだもん。あとでにする」
そんな風に甘えられたら、余計に胸のドキドキが…
諦めた私は素直に横になって、赤い顔を隠すように布団を深めに被った。あっち
ゃんは満足げに微笑んで、照明を落とす。
「・・・いい匂い」
「え?」
「たかみなも、なんだかんだで女の子だよね」
いい匂いなのも、女の子らしいのも、あっちゃんの方だ。
そう思ったけれど、布団の中で繋がれた手に驚いて言葉にできなかった。
「すごい落ち着く」
私も。
けど、明らかに緊張の方が勝っている。
「ふふ、たかみな好きぃ」
私も。
けど、あっちゃんの『好き』と私の『好き』は違うよ…
「おやすみ、たかみな」
「うん…おやすみ」
ちょっとだけ勇気を出して、あっちゃんの手を握り返す。
応えるように絡められた指が、嬉しくて、切なかった。
初なので不安です。
何かやらかしてたらゴメンなさい。
あつみなイイ!
続いてください
あつみなGJです!
ふたりともかわいくてニヤニヤするw
ありがとうございます。
あつみなは正義ですよね。
こじゆうも好きだけど↓
「優子って、ガチで女の子が好きなの?」
相変わらず整っている顔が、私をまっすぐに見つめる。
普段から『女の子好き』を公言していて、隙あらばメンバーたちにセクハラまが
いなことをしている私。
だけど、本気で片想いしている相手からそんな質問をされてしまったら、さすが
に動揺してしまう。
「え、な、なんで?」
「目がマジだから」
とっさに目を伏せる。
今さら隠しても、無駄かもしれないけれど。
「えっとぉ…あのぅ…」
「好きなの?」
「いやぁ…」
不意に顔を引き寄せられて、至近距離で視線が合う。
「質問、変える」
「こ、こじぱ…」
「私のこと、好き?」
なんか甘い匂いするし、手のひらめっちゃ柔らかいし、瞳がウルウル綺麗だし
。
好き好き好き。
超好きです。
でも…
「…言えない」
「なんで?」
「フラれたくないぃ」
涙を堪えたら、声が震えてしまった。
仕事仲間なのにとか、女の子同士だとか、そりゃあいろいろ思うところはあるけ
れど。
本心はこれ。
とても単純で、驚くほどに情けない理由。
案の定、こじぱは呆れ顔で深いため息をつく。
「ご、ごめんなさ…」
「フラないし」
『へ?』と間抜けな声を漏らした唇に、こじぱの唇が重なる。
キスなら何度かしたことがある。
だけど、それは戯れを装って私が強引に奪ったもので、『された』のは初めて。
唖然とする私に、こじぱはニッコリ微笑む。
「私も好き」
「こじ…」
「たぶんね」
「え?」
「まぁ、いいじゃん。人生なんてノリだよ、ノリ」
出た、顔に似合わぬズボラな性格。
でも、いいや。
とりあえず、今はいいや。
「こじぱ、好き!大好き!!愛してる!!!」
抱きつくと、さっきの優しいキスが嘘みたいに、ぐいぐい押し退けられる。
しばらく格闘を続けた後、諦めたのか、抵抗するのに飽きたのか、こじぱが腕の
力を抜いた。
「チューしていい?」
「ダメって言ってもするくせに」
うん、する。
だって。
「大好きなんだもん」
「はいはい」
適当な相づちを返すこじぱの頬が、少しだけ紅くなっているように見えるのは、
きっと気のせいではない。
「こじぱ、可愛い!」
「知ってるし」
そういうツンデレなところも含めて、ぜーんぶ、大好きだからね?
>>437-441 の続きです。リクエストいただいたので。
私ばかりが書いていて申し訳ないので、しばらくは自重します(・ω・`)
こんなちっちゃい身体のいったいどこに、そんなに大きな包容力を備えているん
だろう。
私がいくらイジっても、ワガママを言っても、いつも受け入れてくれる。
たがら、ますます調子に乗って、私は彼女にちょっかいをかけてばかり。
…本当は、彼女が私を好きなことにも気づいているけれど、ついつい鈍感なふり
をして惑わしたくなる。
「おはよ」
目を覚ました彼女に微笑みかけると、しばらくの無反応の後、突然ガバリと上半
身を起こした。
「え、いま何時、なんで、あっちゃん、てか、私、ノーメイク…」
顔を伏せ、支離滅裂な言葉を発している彼女。
たかみなこと、高橋みなみ。
こんなにも慌てているのは、いつもならば必ずたかみなが先に起きて、シャワー
を浴び、着替えもメイクも済ませてから、眠っている私を起こすはずだからだ。
「寝起きのたかみな、見てみたかったから」
「い、いつも見てるじゃん。仕事の空き時間とか」
「そういうのじゃなくて、ちゃんと朝の寝起きを見てみたかったのっ。ね、こっ
ち向いて?」
ベッドの上に身をのり出して覗き込むと、必死に顔を背けてくる。
何がそんなに恥ずかしいんだか。
そういう可愛い反応が、私のイタズラ心を疼かせるって、なんでわかんないのか
な。
「シャワー浴びてくる!」
裏返った声で叫び、浴室へと逃げ込む。
私は笑いをこらえながら、近くのソファーに腰を落ち着かせた。
「可愛いなぁ…」
誰よりも努力家なのに謙虚で、優しいけれど厳しさも持ち合わせていて、AKB
には絶対に欠かせないリーダー的存在。
だけど、プライベートでははっきり言ってただのヘタレ。
そんなところも、好きなんだけど。
…うん、好き。
かなり好き。
携帯電話を開いて、『AKB』フォルダの画像を眺める。
『AKB』というより、『たかみな』フォルダに近いけど。
「ブログ?」
急いで支度を終えたらしいたかみなが、私に問いかける。
…そのバナナパーカーには、突っ込まなくていいか。
「ううん、画像」
「ふうん」
「好きな人の」
「えっ…」
硬直するたかみなを、真顔で見つめ返す。
「あ…あれだ、ハリウッドの…」
「ロバートパティンソン?違うよ」
「じゃあ、あれでしょ、韓国の…」
「そういうのじゃなくて、本気の方」
あ、めっちゃ動揺してる。
てか、涙目?
相変わらず、泣き虫だな。
「ダメだよ…恋愛は禁止…」
「わかってるよ。そういうのは大丈夫だから。信じて」
「…どんな人?」
頭にでっかいリボンのっけて、バナナまみれのパーカー着て、超真剣にジャンプ
読む人。
「可愛い感じ」
「へぇ…そうなんだ…」
「見る?」
「え、いや、いい。見ない」
「送っておくね」
「ほ、ほんとにいいって。届いても見ないから」
必死に拒絶するたかみなを無視して、私はメールを送信する。
添付ファイルは、たかみなが起きる前に隠し撮りした寝顔。
そして、本文は…
「見ないからね」
「見た方が良いと思うけどなぁ」
「見ない…てか、見られない」
「ふーん?」
バカだなぁ。
せっかくのチャンスなのに。
…ま、いいか。
今の関係も、嫌いじゃないし。
やっぱり告白は、直接する方がいいし。
「…言わせたいしな」
「へ?」
「ううん、こっちの話」
いつか、たかみなの口から聞きたいな。
さっき、メールに打った言葉。
『大好きだよ。』
リアルタイムで見れたことに感動!
あっちゃんのキャラ良いな〜
自重なんてしないでください
ちょっ、奇跡w
ありがとうございます。
私の脳内あっちゃんはドS。
あつみな こじゆうGJです\(^o^)/
自分の脳内のあっちゃんもドSですw
あとたかみなが可愛い!!www
自重なんてしないでくださいw
ぜひまたよろしくお願いします。
誰か
まゆゆ→ゆきりん頼む!
>>454 ありがとうございます。
たかみなは、あっちゃんの鬼畜な愛情表現に半泣きになりつつも、優しく見守っ
てあげてればいいよね(・∀・)b
また書きますね。
こじゆうもあつみなも最高だ
二組共ツボw
また書いてくだされ〜
>>437-451 らへんの者です。
みなさん、レスありがとうございます。
自重宣言したくせに、春休み暇すぎて無理でした(´・ω・`)メンゴ
>>455 のリクエストに応えたかった。しかし、まゆゆが謎すぎてオワタ。
サイボーグと言われるだけあって、どんなに冷たい態度をとっても、めげずにキ
ャッキャとなついてくる。
本当は根暗で、二次元世界の住人で、暴走しだしたら止まらない困った奴なのに
、残念なことにルックスは完璧だから、ちょっと微笑まれたらみんなイチコロだ
し。
「ゆきりん、これ聞いて!フランシスお兄ちゃんの神曲!!」
「は?フランシスコザビエル?」
「ちょっ!ラジオネタはいいから!じゃあ、これ見て!デュラララのシズちゃん
!!」
「あ?デュララララララ?」
「ラ多すぎるから!」
AKBいちの残念な美少女、まゆゆは今日も絶好調だ。
「相変わらず、良い感じにブラックですなぁ」
ナゼか嬉しそうなまゆゆを、私はいつものようにあからさまな愛想笑いであしら
う。
はぁ。
話してること、三分の一くらいしから理解できないや。
何を考えているのかまったくわからないし。
ファンの方から見ればそのミステリアスさも魅力の一つなんだろうけど、仲間と
しては、特にまゆゆを含むチームBをまとめなきゃならないキャプテンに就任さ
せていただいた私としては、正直、ちょっと厄介だ。
もちろん、可愛くて、大切なメンバーだけど。
将来、まゆゆの恋人になちゃった人なんかは、私以上に大変なんだろうな。
「…ね、まゆゆ。まゆゆの好きなタイプは?」
私の質問に、ルラララのシゲさんだかの画像を、極上の笑みで見せつけてくる。
「そうじゃなくて、リアルで」
冷静に突っ込むと、腕を組んでマジマジとこっちを見つめてくるまゆゆ。
え、なに。
怒った?
「なんだかんだ言って、かまってくれる人かな」
「へ、へぇ…」
珍しく真面目なトーンで話すから、ちょっとドキッとしてしまった。
「…あと、肌は白いが腹は真っ黒…」
「ん?何か言った?」
「いや、なんでもないです」
まぁ、厄介だけどイイ子だからね。
可愛いし。
どんな人でも、本気で攻めたら落とせちゃうんじゃない?
「…いつか、あなたをいただきまゆゆ…」
「ん?また何か言った?」
おわり。
なんだ、ただの神か
ありがとうございます。恐縮です。
あ、誤字発見しました。すみませんでした。
まゆゆw
まゆゆは可愛いけど
残\(^o^)/念
だが、そこがいいですよね。レスありがとうございました。
Gjです!
ありがとうがざいます!!!
もえさし、誰かお願いします!
>>466 むしろ、題材をありがとうございます。
ちょっとでも萌を提供できていたら光栄です。
もえさし書きたいけど知識が足りない…誰かおねがいヾ(*´∀`*)ノ キャッ
春休み中の中学生丸出しレスはやめろ
不快な思いをさせてしまってすみませんでした。
また、いつか。
誰かー
まゆゆ→ゆきりん←れな
お願いします!!!
カイ×あっちゃん
図書室での勉強を終えて下校しようと自転車の前、鞄に手を入れて鍵を取りだそうとしたまでは良かった
「ん?ぇ、あれ?」
そこに鍵が入ってないなんて思ってもいなかった私は、夕陽を頼りに鞄の中をくまなく探す
いつもの内ポケットに入ってなかったとしたら一体どこにあるっていうのか
振り回したみたいに中の物を漁っても、目印のうさぎのキーホルダーすら見えて来なくて
学校内に戻って探すにも、今日一日でかなりの教室に出入りしている、それにもう戸締まりが始まってしまう時間
諦めは早い方なので既に肩はがっくり落ちていた
学校から家まで徒歩だと約一時間半、話し相手が居ればまだマシなのに
ここには私の自転車と少し古びたもう一台だけ、それも知り合いとは限らない
鞄の中に溜め息を落として長い長い通学路を歩き始めようとした時、後ろから小さな影がやって来た
「お、前田じゃん」
「…なんだカイ君か」
「なんだってなんだよ」
振り返ったら本当に小さいカイ君がさっきの古びた自転車にまたがってて
夕陽に照らされて髪の毛はいつも以上に明るく光る、私の所まで漕ぐと足をブレーキ代わりに止まった
「あれ前田の自転車じゃねえの?」
「鍵、なくした」
「ばっかでー」
「カイ君だってどーせその頭怒られてたんでしょ」
「だってしつけーんだもんあのクソババア」
頭をポリポリかきながら心底嫌そうな顔をして、職員室の方向へ生意気なあっかんべー
した瞬間に先生が出てきて直ぐ様私の方を向くカイ君がなんだか可愛くてついつい笑ってしまった
「で、前田歩いて帰んの?」
「そうするしかないもん」
「超遠いじゃん」
「超遠いよ」
「…途中まで後ろ乗ってくか?」
「乗ってく」
「マジで乗るのかよ」
また頭をポリポリかいて、わざとらしい嫌な顔、言ったもん負けって事で取り消されない内に後輪の上腰掛けた
しゃーねーな、自分で言った癖に、なんて小さな言い合いをしながらゆっくり自転車は進み出す
なんだかんだ優しいカイ君にいつも私は遠慮なく甘える事が出来る、それが特別かどうかは分からない
けどきっと誰にでも優しいカイ君の事だから、今日はたまたま私だったのかな、なんて流れる景色を見ながら思った
いつも私が漕ぐよりちょっと遅めで走る自転車、常に前を見てなくて良い分無駄にキョロキョロしたりして
毎日通ってるのに全然違ってみえる街並み、山の間から太陽が私たちを道路に焼き付ける
「あ!新しいパン屋出来てる!」
「一週間前からオープンしてんぞ」
「嘘ぉ!?早く教えてよぉ」
「うっせ、舌噛んでも知んねーからな」
そう言うと近道と称してデコボコな砂利道を走りだす
ガタガタ跳ねる自転車と私、スカートはあまり衝撃を和らげてはくれなくてお尻と太ももが痛くなった
アスファルトに出てから抗議をしたけど踏み切りに捕まったのをいいことに聞こえない降りをされた
線路沿いの上り坂に差し掛かって、さすがに二人乗りではキツいからと降りようとする私に一言「掴まっとけ」
私より小さい癖にその背中はどんどん自転車を進めて行く、素直にお腹に腕を回したら息が上がるみたいに早くなる鼓動の音
春の夕陽とカイ君の体は暖かくて、その鼓動がどっちのものなのかは分からない
見事に坂を登りきった後も、私はお腹に回した腕をほどかなかった
「キッツ」
「カイ君すごーい」
「まぁな、てかお前重っ…てぇ!」
「そりゃカイ君は小さいから軽いでしょ!」
「なっ、小さいって言うなよ!」
電車が通り過ぎた街に私たちの声は良く響く、背中にあてた私の耳にもカイ君の声は良く響いた
丁度心臓の裏側、坂を登りきってしばらく経つのにまだカイ君の心臓はバクバク鳴っていて
そんなに重かったかな、ってほんのちょこっとだけへこんだ
「ごめん、疲れたよね」
「まだまだ余裕だから気にすんな」
暖かかった夕陽は半分以上沈んで辺りは薄暗くなってくる
目の悪い私の世界はグッと狭くなってカイ君と二人っきりになったみたいだった
やっと落ち着いて来たカイ君の心臓と、私の心臓の音が重なって心地いい
瞼を閉じて聞き入ると錆びた車輪がギイと悲鳴を上げて直ぐに重なっていた音はちぐはぐになった
「明日七時半に家の前な」
「え?」
「歩いて間に合う時間に起きれないだろどうせ」
「今馬鹿にしたでしょ」
「じゃあ乗ってかない?」
「乗ってく」
「即答じゃねぇかよ」
薄暗い中でも明るい金髪が風に揺れる
最後は呆れた口調だったけど、口元が少し笑っているのが頭に浮かんだ
今日はたまたま私だった優しさに、どうやら明日も遠慮なく甘えていいらしい
遠くに見えた家の明かりに、何故だかがっかりしている自分がいて、何故だか自転車の速度も落ちた
もう一度ぎゅっとお腹に抱き付いて、暇を持て余した足が揺れるのを見ていた
「って言うか、カイ君家過ぎてない?」
「おせーんだよ気付くのが」
ノロノロ進む自転車を片手で操縦しながら、空いた片手は私の腕を軽く叩いた
なんだかんだ優しいカイ君に遠慮なく甘える事が出来るのは特別かどうかは分からないけど
「ごめんね」
「別にいいよ、前田だから」
この後輪の上が私の特等席になればいいのに、なんて大きく足を揺らした
END
さっきのともたんみたいだね
転載はいくない
本人が載せてるんだろうから別にいいんじゃないか
そうじゃないならよくないけど
さえゆきが読みたい
480 :
名無しさん@秘密の花園:2010/03/19(金) 11:16:03 ID:qiEu4yLN
さっきの人が書いたのかなり好きだったのにな
なあ誰か
もえさしを書きたいんだか
アイディアをくれないか?
482 :
名無しさん@秘密の花園:2010/03/20(土) 02:42:22 ID:c/D8M6eQ
萌乃がデレてるとこ見たい
必死なさっしーが見たい
484 :
あきら:2010/03/20(土) 22:04:59 ID:zUiyKsCW
もうアイディア無視する
一言すぎて妄想ふくらまないww
今からもえさし投下
へたれじゃないさっしーがみたいです^^
486 :
あきら:2010/03/20(土) 22:07:47 ID:zUiyKsCW
もう私の恋は恋をした瞬間に終わっていた。
だって、相手はヘタレ。
しかも女。
もう文句を言い出したらとまらないけど、それでも私はヘタレが好きだった。
そんなヘタレが今日は泊まりに来ている。そして私の下にいる。
なんでかって?もう我慢できなくなったから。
もう好きすぎてどうしようもなかったから。
こんな簡単な理由。
そんな幼稚な理由で今さっしーを困らせてる。
まださっしーはこの状況を理解できていない。
まぁ…当たり前だけど。
「萌乃ちゃん?」
さっしーは目でどうしたの?って語りかけてくる。
その目が純白で
私がこれからしようとすることに初めて罪悪感がわいた。
決してどいて、と言わないさっしーが憎い。
ねぇ早く言ってよ、
そしたらすぐどくから、
これ以上苦しめないで、
そんな優しい目で私を見ないで。
すると、この空気を切るように
さっしーの携帯が鳴った。
今は携帯でさえも憎かった。
…でも、さっしーは
携帯さんのことは憎くないみたい。
487 :
あきら:2010/03/20(土) 22:08:55 ID:zUiyKsCW
「あの…萌乃ちゃん?ほんとどうしたの?携帯とって…?」
「やだ」
多分さっしーを押してから
初めて私は喋ったと思う。
さっしーは困ったように
萌乃ちゃーん
ってくしゃっと笑った。
多分お遊びと思っているのだろう
だってこの状況でふつう笑えるわけないじゃん。
「もー、」
そう言ったさっしーは
またくしゃっと笑って
私を少し押して
机にある携帯を取りに行った。
…携帯に負けた。
さっしーにとっては
ただ、じゃれあってて
携帯が鳴ったから取りに行った。
ただそれだけのこと。
本当、憎い。
一度、テレビで誰かが言ってた
好きすぎて憎い
テレビを見ていたときは
そんなバカなって思っていたけど
改めて実感した。
だって電気の塊でさえも嫉妬してしまうんだもん。
488 :
あきら:2010/03/20(土) 22:12:25 ID:zUiyKsCW
「あ、里英ちゃんからメールだー」
そう言ってさっしーは携帯を開いて
メールを確認する。
…ちょっと待って
なんでニヤニヤしてんの?
私はいますぐさっしーの携帯を奪って携帯を折りたいけど
そこは一応常識人。我慢します。
「なんて?」
私なりに怒気を隠して言えたと思う。
だって今まで隠し続けたからこんなもん慣れっこだよ。
「な、な、なんでもないよ!!!」
「なんで赤いの?」
「えぇ!?」
「携帯貸して、見せて」
私がそう言うとさっしーは
いやだ!!と言わんばかりの表情で
携帯を胸に隠す。
489 :
あきら:2010/03/20(土) 22:13:13 ID:zUiyKsCW
ごめんなさい
もう、我慢なんてできなくて
私は指原に向かって歩いていた。
「見せて」
もう怒気なんか隠せてない。
「嫌!!!…です」
「なに?里英からの告白のメールとか?」
「ちっ違うよ!!!!」
「じゃあ見せれるでしょ?」
「いや…でも…」
「もういい」
私はそう言い放って
さっしーの胸の近くで
大事に握っている携帯を無理やり奪った。
もう嫌われることなんて気にしなかった。
ただ確かめたかった。
里英からなんてメールがきたのか、
そしてなんでさっしーが照れたように笑ってたのか。
「あっ……!!」
さっしーは奪い返そうとしなかった。
490 :
あきら:2010/03/20(土) 22:16:06 ID:zUiyKsCW
もう嫌な結果がでたら
諦めよう。無理だけど。
そんな事を考えながら開いた携帯は
里英からの告白とかじゃなく、
相談でもなく
ただ
今日は言え。
の短文だった。
491 :
あきら:2010/03/20(土) 22:17:13 ID:zUiyKsCW
里英らしくない
質素なメールで思わず
ちょっと笑ってしまった。
「なに…これ?」
さっしーより
鈍感じゃない私は
もうさっしーの想いに気づいてるけど
気づかないふり。
だっていっぱい苦しめられたんだもん。
その口から
私のずっと望んでた言葉を聞かせて?
「あの…その…」
早く、早く。
もう一秒も無駄にしたくない。
「え…と」
その赤い顔も
もっと近くで見たい。
「なに?」
ねぇ…早く言って。
「ずっと、だ…大好きでした」
そう言った瞬間
私はさっきのように押し倒した。
でもさっきと違っていたのは
さっしーの顔が赤くて
笑ってなんていなかった。
492 :
あきら:2010/03/20(土) 22:18:30 ID:zUiyKsCW
すいません、改行多いですよね
目汚しすいませんですた
よかった!また書いてほしい!
もえさし良いですね
すごく良かったです!次もお願いします
ちょっと拙いけどドキドキ感があってよかったです
もえさしさいこー!
496 :
あきら:2010/03/20(土) 23:09:17 ID:zUiyKsCW
もうちょっとしたら
この続きも書きます
もち裏でww
498 :
名無しさん@秘密の花園:2010/03/22(月) 00:42:51 ID:s72Hdntp
GJ!GJ!
499 :
名無しさん@秘密の花園:2010/03/22(月) 02:47:44 ID:Px+mqwpO
すごい良かった
続きが気になるw
続き投下
「さっしー」
そう言って彼女の頬に手をそえる。
ただ、頬を触っただけなのに
びくっとした彼女がすごく愛おしかった。
「も、萌乃ちゃん…」
「顔…ものすごく赤いね」
「だって…萌乃ちゃんが上にのるから…」
「さっきだって乗ってたじゃん」
「いや、その、あれは」
どんどんさっしーの顔が赤くなってくる。それに比例して
どんどん私もさっしーの顔に近づいていく。
「萌乃ちゃ、、近い、、」
「うん、キスするつもりだから」
「えぇ!?え…だって、、その、、」
「なんで?嫌なの?」
「だってまだ…萌乃ちゃんに好きって言ってもらってない…」
さっしーの声が小さすぎて
最後らへんの声がじゃっかん聞こえにくかった。
指原のくせに、生意気。
私の顔が赤いのわかるでしょ?
さっしーのせいなんだよ?
「ヘタレのくせに頑張ってるね」
「だって、やっと、萌乃ちゃんに好きって言えたから」
「………………」
「ほんと、萌乃ちゃん大好きだよ」
「こうゆう時にヘタレじゃなくなるとか変態」
「うぅ……」
さっしーが反抗できずに下唇を噛んだ。これはさっしーの癖。
私はその下唇を癒すように舐めた。
今までキスなんてできなかった分
口の端から唾液があふれるほど舐めた。
そのあふれた唾液さえも愛おしくて。
「んんっ…」
「莉乃ちゃん、大好きだよ」
「萌乃ちゃん…はぁっんんっ…もっと…」
「ん?なに?」
「もっと…して」
「っっ!……よく言えたね」
正直さっしーがこんなこと言うなんてびっくりした。
これはさっしーも、私のことがずっと好きで
ずっと欲がたまってたとか想像してもいいよね?
私もたまってるんだから、今日は相手をしてもらうことにする。
もちろん許可なんてとらない。
強制執行。
「本当にいいの?」
一応再確認、
私も嫌がってるさっしーを
襲いたくありませんから。
「う、うん…
も、萌乃ちゃん…初めてだから…その…」
やっぱりさっしーは肝心なことは言えないみたい。でも私には伝わってるから大丈夫だけど。
「わかった。激しく犯すね」
「えっ!?ちょっ!!」
…やっぱりさっしーはいじめなきゃ。
私は黙ってさっしーの上着のチャックを開け始めた。
あら、指原さんは
チャックを開けただけで
口が止まっちゃった。
「りのちゃん」
そう言って私は
彼女の首筋に舌をはわせる。
さっしーはもう諦めたのか
私の首に手を回してきた。
「あっん…ぃっ…。」
「首を舐めてるだけでそんな反応って…莉乃ちゃんエロいね」
「だってぇ…んんっ萌乃ちゃんっが」
「胸舐めたらどうなるんだろうね?」
「………」
「言ったでしょ?激しく犯すって」
首筋にキスを落としながら、手を動かす。
もうすでにさっしーは半裸状態。
さっしーのずぼんを脱がせようとしたら手でおさえられた。
そっか…そこは後だよね。
多分さっしーはただ単に恥ずかしいだけだったんだと思うけど。
「じゃあここから」
そう言って私は
さっしーの手に収まりそうなぐらいの大きさの胸を見た。
「もう立ってる。
首を舐めただけで感じたの?」
「だっっ!だってっ、」
さっしーが無駄な反抗する前に
私はその胸の先端を指でつついた。
「んっっ…萌乃ちゃあっん」
「もっと聞かせて?」
私はそう言って
さっしーの胸にかぶりついた。
歯形がつくくらいに。
「んんっ!!あぁっ痛いよ、はぁんっ萌乃ちゃん」
「感じてるくせに。硬いよ?こーこ」
「そんなっんぁっ…」
「まさか…もう濡れてる?」
さっしーは感じやすいみたい。
じゃあ下のお口も溶けてそうだね。
「わかんなっあっ…んぁ…」
もう私の手は
さっき脱がす時拒まれたずぼんに手が届いていた。
「脱がすよ」
ちょっとたってからさっしーは無言で頷いた。
その姿は一番淫らで可愛いかった。
「ねぇ?莉乃ちゃん?開いて?」
やっと脱がせたのに今度はこれか。
クスっと私が笑ったのを見て
さっしーの足にもっと力が入った。
「もうやめるよ?」
私がそう言った瞬間
さっしーの足の力が少し緩んだ。
その隙に手を滑り込ませた。
「やっぱり…めちゃくちゃ濡れてる」
「だ…め…んんっ!!」
私はさっしーの
声が聞きたくて
彼女の甘くとろける部分に口をなすりつけた。
もちろん噛みはしないよ、
噛むのはちょっと痛さになれてから。
「んぁっ!萌乃ちゃあぁんっ」
さっしーは私の頭に手をおいて
力をいれてくる。
これがさっしーにできる唯一の抵抗、
それが愛おしくて、
私はもっとさっしーの蜜を舐める。
息ができないくらい
「入れるね」
もう我慢できないよ。
「っはぁ…アアッ…んっぁ」
もう返事なんかできないみたい。
私は彼女に口づけ、心の中でごめんと謝った。
濡れ具合で2本いけると思って入れてみたら以外と入った。
以外とか言ったら怒られるかもだけど。
指を動かすにつれ
彼女の悲鳴にも近い声が耳元でダイレクトに聞こえる。
その声がエロくていつものさっしーじゃないみたいに思えて
私の下もどんどん熱くなっていった、
「もえのっちゃあん」
彼女が揺れながら
私の名前を呼ぶごとに
今まで感じたことのないゾクゾク感が背中に通った。
エロイイ!
509 :
名無しさん@秘密の花園:2010/03/23(火) 23:54:01 ID:VmC0MQgU
誰かどうか
佐江ともーみでエロお願いします!
続きが気になって寝れない
さえゆき読みたい!
誰かお願いします!
513 :
名無しさん@秘密の花園:2010/03/24(水) 22:11:31 ID:Jomn19H5
とりあえずみんな
さえ絡みのエロ希望ですね(^^)
誰かお願いします…
もえさしの百合ssサイトが
携帯からしか見れない…
みれる奴は
誰かサイト主にでも言ってくれ
あm
それわかる
もえさし!もえさし!
誰か マジすか妄想で
ブラック×ゲキカラ書いてくれー
お願いします!!
サド×トリゴヤが読みたいです
もえさしってなんかいやらしすぎるw
もえさし読みたいです
くれくれ言い過ぎるのはよくないと思うぞ
「みぃちゃん、みぃちゃんっ」
「まゆー!今日も可愛いね〜」
「ありがとみぃちゃん!」
最高の笑顔と共にそう返すと、嬉しそうに私にかぶりついてくる彼女
今日もみぃちゃんは私にいっぱい構ってくれる
私が追いかけてるのもあるんだけど…ちゃんと反応返してくれて大好き
みぃちゃんを引きずったまま楽屋の椅子に着席、勿論みぃちゃんも一緒
いっこの椅子に2人で座ってるわけだから…すっごい狭いんだよね
でもぴったりとくっついてられるのはいいかも
幸い?なのかな、今は楽屋にはだーれもいない、2人だけ
みぃちゃんはいつも私を可愛い可愛いって言ってくれる
ファンの人とかスタッフさんとか、他のメンバーもいっぱい言ってくれるんだけどね
でもやっぱり…みぃちゃんに言われるのが一番嬉しいな
「ねえねえ、みぃちゃんっ」
「ん?何、まゆ〜」
私に覆いかぶさって、肩に首を乗せたまま喋るみぃちゃん
声がすぐ耳元から聞こえる
大好きな声がこんなに近くから響いてくるのは…うん、気持ちいいなぁ
あ、でもこれだと顔見えないじゃん
「みぃちゃんさ、私の事、好き?」
首をひねって何とか顔を見ようとするけど、うまくいかない
身体をよじった所為で、嫌がられてると思ったのかな
しがみついたみぃちゃんの腕にぎゅっと力が入った
…もっとぎゅっとしてもいいのになあ
「え?好きだよー、何言ってんの?大好きだよまゆ〜」
顔は見えないけどきっと目を閉じて笑顔で言ってくれてるんだろな
そう思うとすっごく嬉しくなる
あー、私いまにやにやしてるのかな、でもあっちからも私の顔見えないし?
うん、いいや、ばれてないばれてない
「じゃあさ、私のどこが好きー?」
ちょっと調子に乗って質問重ねてみたりね
「えー何それ、彼氏かーい!」
「いいじゃんー…みぃちゃん、まゆのどこが好きなのか言ってくれないの…?」
自分でも笑っちゃうくらいキャラ作っておねだり
肩に乗った珍獣はくすくす笑いの後に小さく「ん〜…」て唸ってから口を開いた
「やっぱり可愛いところかなっ」
「それはしってるー」
「お、言うじゃんこのこの!」
おどけた私の返答に、みぃちゃんもおどけて顎で肩をごりごりしてくる
痛いーやめてー食べられるー、なんて狭い椅子の上できゃっきゃとじゃれあう
こういうの、すっごい好き
今はみぃちゃん独占してるもん、誰にも奪えないじゃん?
顎が疲れたのかな、みぃちゃんは私の肩をいじめるのをやめた
代わりに抱きついたまま私の髪をいじりだした
私も右手でみぃちゃんのふわふわした髪の毛先をさわってみる
なんか、こういうのなんだろう…尻尾をかじった龍?ほら、ハガレンのウロボロスみたいな
なんか繋がってるーって感じでよくない?って思うの私だけなのかな?
「まゆは可愛いねー…」
「しってるー」
「まゆ、妹みたい」
「…しってるってば」
妹、かぁ
「ねぇ、みぃちゃん」
「んー?」
いつの間にか私もみぃちゃんも、互いの髪をいじるのをやめてた
私は自分にしがみつくみぃちゃんの腕を外して一度椅子から立って、また座りなおした
でもさっきと違うのは
「まゆ?どしたの?」
私の目の前には、きょとんとしたみぃちゃんの顔
1個の椅子に向かい合ってる座ってるわけだから、すっごい近くにみぃちゃんの顔がある
写メとか撮る時に寄る事はいっぱいあるけど、この距離で向かい合って…ていうのは初めて、かな?
「みぃちゃんさ、私の事、好き?」
さっきした質問を、もう一度してみる
「え、さっきも言ったじゃん、好きだってば」
この状況にびっくりしてるのかな、みぃちゃんは丸い目を見開いて慌てたように答えてくれた
「妹みたいだから、好き、なの?」
「えっ…」
「ねぇ、みぃちゃんはさ、私が妹みたいだから好きなの?」
「あ、いや、別にそういう意味じゃないけどさ、あれ…まゆ、怒った?」
立て続けの質問に、みぃちゃんはちょっと焦ったように取り繕う
何がそういう意味じゃないのさ、言ってる事意味わかんない
さっきまで私にぎゅーってしがみついてたのに、今はしどろもどろとか
何か面白くなってきて、思わず笑っちゃった
「え、ちょっと何?なになに??」
つたれたようにみぃちゃんも笑う
その笑顔がすっごく可愛くて、つい…
みぃちゃんに、ちゅーしちゃった
「!?」
いちいち表情ころころ変えて忙しいね、みぃちゃんの顔芸
「…え、え…えっ!!?」
状況が飲み込めないみたいで、みぃちゃんめっちゃ慌ててる
でも私が前に座ってるから椅子から立ち上がれなくって、なんか変な中腰になってオロオロしてるの
「みぃちゃんの唇、いただきまゆゆー…なんちゃって」
「え、ちょ…ま、まゆ?今のって…」
「ねえみぃちゃん、私さ、妹じゃないんだよ」
「まゆ…?」
「妹じゃない私は嫌い?こういう事する私は、嫌いになった?」
中腰のみぃちゃんを上目遣いで見ながら、そっと聞いてみた
「えー…っと、え、まじでどうしたの?まゆ?」
「答えてよ、みぃちゃん」
逃がさないように袖をひっぱって無理に椅子に座らせて、じっと目を見つめる
みぃちゃんの目は泳ぐけど、私は絶対目をそらさないから
私の態度で、ガチ本気なんだーって事が分かったのかな
みぃちゃんはすごく困ったようなバツの悪そうな顔で大人しくなった
こんなみぃちゃん滅多に見れない…カモ
なんか今日はみぃちゃんの百面相って感じだよね
「あーのさ、うん、いや、まゆの事はぁ…す、すきだよ…うん…」
途切れ途切れに言葉を紡ぐみぃちゃんの顔は真っ赤
ガチャピンっていうか…ムック?
なんてそんなこと考えてる場合じゃなくって
「さ、さっきのキスもさ、びっくりしただけで…べ、別に、うん、びっくりしただけ」
「じゃあさ、嫌じゃなかったって事でいいの?」
「あー…うん、まあ…まゆ可愛いし、なんで私ー?って思うところもあるけど…」
そこまで言うと、みぃちゃんは私をまっすぐ見て
「まゆのこと、好きだから、いやじゃないよ」
…うん、不覚にもドキっとしちゃった
わがままな妹になっちゃってごめんね、みぃちゃん
でもどうしても、どうしてもその言葉が聞きたかったんだもん
私はにっこり笑って、満面の笑顔で調至近距離のみぃちゃんに抱きついた
ぎゅーって、さっきみぃちゃんがしてくれたよりも強くつよーく抱きしめて、耳元で言ってあげる
「私も、みぃちゃん大好きっ!」
勢いだけで書いてしまったまゆみぃ
ワロタ風呂の「みぃちゃん、みぃちゃんっ」とまゆゆにかぶりついてるみぃちゃんが可愛くってw
口調とかキャラとか滅茶苦茶難しい…他のSS書きさんの凄さを思い知りました
脳内補完でお願いします…
GJです!!みいちゃんとまゆゆって新鮮ですね〜!
前あつみなとゆきさえ書いたものですが、久しぶりにあつみなを書かせていただきます。ちょっと長いので暇つぶしにでもどうぞ!
『両思いは禁止』
それがAKB48の鉄則。
じゃああたしは大丈夫だ。
だって完璧片思いだもん。
「さぁーー!!今日も始まりました!AKB48のオールナイトニッポン!本日のパーソナリティはたかみなこと私高橋みなみと・・・!」
「あっちゃんこと前田敦子で〜す・・・」
「今日はこの二人で2時間生放送をお送りしますよ〜っ!」
そう、そうなの。今日は二人でのラジオ。
目の前でいつも通り元気よく喋ってるのはたかみな。
そんな元気がいいたかみなとは、反対にテンションが低いあたし。
またファンの人に「やるきない」って思われちゃうのかな〜。
でも!だって!仕方ないじゃん!
今日はどんなに想っていても想いが伝わらなくて、どんなに想っていても想いが通いあうことはない相手が目の前にいるんだもん。
『たかみな』
そのたった四文字で、あたしはいとも簡単に心を掻き乱される。
好きになったのがいつかなんて知らない。
ただちっちゃいのに、頑張りやで、バカがつくらい真面目で、でも誰よりも仲間思いで、涙もろくて、可愛くて、そんな姿を近くで見ていたら。
気付いたらたかみなの隣だといつでも笑顔のあたしがいた。
ねぇ、あたし頑張ってるよ?
たかみなはあたしのブログ見てくれてるよね?なんであたしの気持ちに気付いてくれないの?
こんな気持ちのまま、二人きりのラジオなんて嬉しくなんかないよ・・・。
・・・・・・嘘。たかみなと二人きりで、独占できて嬉しい・・・。
「お〜い、あっちゃん!今の話聞いてた?」
「・・・え? あ・・・、確か恋愛の話しだよね?!」
まずい、ぼーっとしてた。何となく耳に入った言葉を口にだしてみた。
たかみなはそんなあたしの様子を見て「仕方ないな〜」というような顔をして笑った。
「そうそう!『二人は好きな人にはどんな態度になる?』っていう質問のメールがきてます!」
ほらね、こうやってたかみなはいつも自然にフォローしてくれるんだ。だからあたしはその優しさにいつも甘えちゃう。
「で、あっちゃんどう?」とたかみなは質問してきた。
「う〜ん、あたしは好きな人には態度にでちゃうタイプかな?あ、でもいじわるもしたくなっちゃうかも」
たかみな「おぉ〜!小悪魔発言!」とか言ってるけど、ぜんぶあなたに対してやってるんですけど。
「じゃあたかみなは?」
「あたしですか〜・・・」
たかみなはそう言うと目線を下に落とした。同時に長い髪の毛が揺れた。
たかみなにしては珍しく言葉につまってるかも。
「あたしは・・・興味がないふりをする・・・かな?
「え?」
「興味がないふり、例えば相手のことが好きでも好きじゃないふりをしたり・・・、相手があたしのことを好きだとわかっても気づかないふりをする・・・かもです・・・」
たかみな・・・、
もしかして、もしかしなくともそれってあたしのこと?
今のって・・・たかみなもあたしのことが好きだってこと?
え、え、え? よくわかんないよ、たかみな?
「さぁー!次の質問いきましょうか!」
あたしの気持ちなんて置いてきぼりにして、たかみなは何もなかったかのように話しを先に進める。
ちょっとまってよ、たかみな。
「たかみ・・・「この質問はどうよ?!あっちゃん!」
あ、かぶせられた。
いいもん、ラジオが終わったらきくから。
だったら、今は気づかないふりをしてたかみなの顔をみていよう――
***********************
つづく
ラジオが終わったと思うと、たかみなはスタッフさんに挨拶するやいなや、すぐにブースから飛び出した。
あたしはたかみなの後ろを追いかける。
廊下で前を歩くたかみなに「たかみな」 と呼びかけたけど返事はなかった。
こっちふりむいてくれてもいいじゃん!
あたしはたかみなの態度に少しムカッとして、もっと大きな声で「たかみな!」と呼んだ。
そしたら、前を歩いていたたかみなは急に走りはじめた。
ふ〜ん、そうやって逃げるんだ。
運動は得意なほうじゃないけど、逃げられたらやっぱり追いたくなるじゃん。
――絶対に捕まえてあげる。
あたしだってやればできる。最初距離があったたかみなとの距離はみるみる縮まって、ついには手を伸ばせば届く距離までになった。
そして、あたしは走るたかみなの手を掴んだ。
「たかみな!」
たかみなはこっちを向こうとしない。
体と顔を前に向けた状態で、走り疲れて肩を上下させている。
「たかみな・・・、なんでにげるの?」
「・・・別に、特に意味はないっす・・・」
たかみなは相変わらずこちらを見ないまま答えた。
嘘つき。何かあるから逃げたんじゃん。
「ふ〜ん・・・、じゃあたかみな、さっきのラジオで『好きな人にとる態度』のやつってさ・・・、あたしのこと?」
「・・・違う・・・」
また嘘。だって耳が真っ赤だよ?
「たかみな・・・、こっち向いて?」
暫くうごかなかったたかみなもあたしが手を離す気がないとわかったのか、ゆっくりと顔をこちらに向けた。
――やっぱりたかみなって可愛い、顔が真っ赤だよ?
俯いていたけど、耳ぐらい顔も真っ赤だった。
「ねぇ、たかみなは好きな人にどんな態度をとるタイプ?」
あたしはさっきより優しくもう一度同じ質問を投げかける。
「・・・興味がないふりをするタイプ・・・」
聞き取るのが難しいくらいの小さな声で恥ずかしそうに答えた。
あたしはたかみなのそんな様子をみて思わず笑みがこぼれる。
「あたしは・・・ね、」
あたしはたかみなを掴んでいた手を、指と指を絡めるようにして繋ぎなおした。
たかみなはあたしのその行動に驚いたのか、俯けていた顔を上げた。
たかみなと目があう。
「態度にでちゃうタイプ」
繋いだ手を更に強く握る。
「・・・・・!!」
たかみなは口をパクパクさせてるだけで、声がでてない。
「たかみな、目、つぶって?」
「え?」
あ、やっと声がでた。
「だから〜、目つぶって?」
「な、なんで・・・?」
「えー、そんなこと聞くの?」
あたしは少し拗ねたような声をだすとたかみなは急いでわけもわからず目をつぶった。
その様子が可笑しくて、可愛くて、あたしは顔を真っ赤にして固く目をつぶっているたかみなを観察していた。
――ちっちゃくて、可愛いなぁ〜。
たかみなを見てるとこっちまで笑顔になれるから大好き。
たかみなは何にもおこらない状況を変におもったのか、恐る恐る目を開けた。
あたしはそんなたかみなを満面の笑みで迎えると、たかみなはそこで騙されたとわかったらしい。
「なんだよーっ!騙したなーっ!」
子供みたいにたかみなは顔を真っ赤にして怒った。
「えー、何されると思ったの〜?たかみなのえっち〜!」
「なっ・・・! 」
あはは、動揺してる動揺してる。たかみなは反応がいちいちおもしろいんだから。
ぶつぶつ文句をいっているたかみなにあたしは不意にに顔をゆっくりと近づけた。
それは息遣いがわかるぐらいの近い距離。
あたしは空いていたもう片方の手で、たかみなの頬にそっと触れた。
たかみなは突然のことに動かない、動けない。
暫く見つめ合った後、あたしはそっと口を開いた。
「あたしは・・・ね、」
そして、今より、もっと、二人の距離を縮める。
近さに堪えられなくなったのか、たかみなはギュと目をつぶった。
あたしはまさに唇に触れるといったその時、キスすることなく、顔をたかみなの耳元へともっていった。
そして、そっと囁いた。
――「好きな人には意地悪したくなっちゃうタイプ」って。
end
自分でも予想以上の長文になってしまいました〜;
あつみな愛は人一倍あるんですけど、文字におこしてまとめるのは難しいですね。
とりあえず、いいぞ、あっちゃんもっとやれ!
GJ!!
あつみな(*´Д`*)ハァハァ
あなた様の書かれるあつみな凄く好きです
GJ!
でも、文章は予め完成させてから投下のほうが何かと良いと思います
539 :
名無しさん@秘密の花園:2010/04/14(水) 22:09:00 ID:wq358vr+
GJ
540 :
名無しさん@秘密の花園:2010/04/15(木) 12:47:53 ID:ykSzKNZi
感想も書かずにリクエストだけとか頭狂ってんのか
あん?
こっちはさえーみじゃなきゃ抜けねんだよ
GJです!!!
あっちゃんいいぞ!!
もっとやれwww
544 :
名無しさん@秘密の花園:2010/04/15(木) 20:30:17 ID:1nFwVZYo
GJ!
かなりいい!
あっちゃんいいw
あつみな萌え
GJ!
王道な展開だけどかなり上手い!w
勉強になりますw
皆さんレスありがとうございます!読んで頂けるだけでも嬉しいのに、レス頂けるのはもっと嬉しいです^^
あっちゃんのたかみなに対してのツンデレぶりがたまりませんw好きです、Sな敦子。
駄文ですがとも〜み×佐江で投稿いたします。
佐江ちゃんはいつも人気者。
私も佐江ちゃんに相手してもらいたくて、ちょっかいをかけたら笑顔で答えてくれる。
でも、それはみんなにしてることで、ともに対してだけぢゃないんだ。
私はボソッと呟いた。
「思わせぶり…」
『えっ?』
「好きだよ。佐江ちゃん?」
『佐江もとも〜みのこと大好き!!』
また思わせぶり。
チュッ
私は思わずキスをした。
続きはまだか?
550 :
名無しさん@秘密の花園:2010/04/17(土) 13:16:19 ID:woXDpCJw
しょっしょお待ちを〜〜( ̄ω ̄o)
552 :
名無しさん@秘密の花園:2010/04/17(土) 16:25:12 ID:PxZyiaC0
あつみな良かったです!こじゆう好きなんでお願いします!
(゚皿゚)ムキー
555 :
名無しさん@秘密の花園:2010/04/20(火) 01:33:39 ID:I+i8AwW8
556 :
名無しさん@秘密の花園:2010/04/20(火) 01:34:54 ID:I+i8AwW8
誰かゆかともでお願いします!!!
こじゆう・・・、書いてみましたので、長いですがどうぞ。
「はぁ〜〜〜っ」
雑誌の撮影後、控え室であたしは机に向かって大きな溜息をはいた。
溜息の原因は今日の雑誌での質問だ。
間違った答え方をして落ち込んでるとかそんなんじゃなくて。
むしろその質問のみんなの答えが正しすぎて落ち込んでる。
机に頭をつけて、悶々とそんなことを考えたら、また大きな溜息がでた。
「ねぇ、溜息うざいんだけど」
隣から聞こえた不機嫌そうな声の持ち主の方にあたしは顔をむけた。
そこには雑誌に視線を落とした小嶋さんがいた。
「小嶋さ〜んっ・・・」
ひどい。誰のせいでこんなに落ち込んでると思ってるんだ。
「なにそんなに落ち込んでんの?」
相変わらず雑誌に視線は落としたままで、こっち向いてくれないけど、にゃんにゃんなりの心配の仕方だってわかってる。
なんかにゃんにゃんのそういう不器用な優しさにさらに泣けてきた。そういう所やっぱり好きだぁ〜。
「小嶋さん・・・、結婚しちゃうの〜・・・?」
「は?なにいってんの?」
にゃんにゃんはあたしの突拍子もない言葉に露骨に顔を歪めた。
「さっき雑誌で『一番早く結婚しそうなメンバー』でみんなからこじぱって言われてたじゃん・・・」
あたしが落ち込んでいる原因は今いったこと。
たかがアンケート。
されどアンケート。
でも急におもい知らされた気がしたんだ。
小嶋さんもいつかは『結婚』しちゃうってこと。
しかもそれがそんなに遠い未来じゃないかもしれないってこと。
それって、つまり、あたしの側からいなくなっちゃうってこと――
「はぁ?なにいってんの?優子だってさっき、『にゃんにゃん早く結婚しそ〜』とかいってたじゃん!」
にゃんにゃんは頬づえをつきながら、呆れた顔でこちらを見た。
「それは仕事だからだもんっ!」
言葉にしたら、我慢していた涙が溢れそうになってしまった。
だから涙を見せないようにあたしはまた机に俯せになった。
「・・・」
にゃんにゃんは何にも言わない。
こんなんで泣くなよって呆れてるよね?
わかってるよ〜、でも涙がでてきちゃうんだよ〜・・・。
「・・・優子だって結婚しちゃうでしょ?」
――え?
ぽつりと、にゃんにゃんが呟いた。
「優ちゃん結婚したら陽菜つまんないじゃん。だから、陽菜も結婚するから!」
あたしはにゃんにゃんのその言葉でゆっくりと顔をあげた。
にゃんにゃんの視線はまた雑誌に戻っていて、あたしがにゃんにゃんの方を見ていることに気づいてるはずなのに、全然こちらを向こうともしない。
無関心なにゃんにゃん。
だけど、そのつまらなそうに雑誌に視線を落とすにゃんにゃんの透き通るような白い肌が、ほんのりピンク色にそまっているのをあたしは見逃さなかった。
――無関心でもいい。
無関心でもいいから――
ギシギシと音をたてながら、あたしは座ったまま椅子を動かして、にゃんにゃんの隣へくつっついた。
「にゃあんにゃあん?」
さっきの泣きそうな声とはうって変わって、自分でもわらっちゃうくらい甘ったるい声で名前をよんだ。
「腕、くんでいい?」
いつもはそんなこと聞かなくても勝手にくつっくんだけども。
なんか今は改めて聞きたくなって聞いてみた。
雑誌をペラペラとめくる白い手。
無表情なままのその横顔。
「別に・・・、いいけど」
ちょっと遅れて、興味なさげに返事をしたその唇。
――無関心でいい。
あたしはにゃんにゃんの右腕に自分の両腕をギュッと絡ませた。
たぶんあたし、今最高の笑顔してる。
――無関心でいいから
こうやって隣にいさせて?
end
ありがとうございました。あつみなは私の中では最強ですが、やはりこじゆうもいいなとおもいはじめました。でもゆきさえも好きです。
これは日経エンターテイメント?か何かの記事を元に書いてみました〜
>>564 こじゆうまじ最高でした!ありがとです(´∇`)
また機会があればおねがいします!
こじゆうGJ!
ぐっじょぶ、こじゆう
568 :
L.O.D:2010/04/23(金) 02:52:35 ID:2n3YmYW6
こじゆう空気感出まくってて良かったです!
てわけで
ゆきさえ書いたので
楽しんでいただければー
569 :
L.O.D:2010/04/23(金) 02:58:10 ID:2n3YmYW6
「ありがとうございましたー」
「ありがとうございましたー」
撤収作業をするスタッフ。
二人はジャンパーを羽織りながら歩き出す。
「遊びたいなぁー・・・・・」
佐江が辺りを見回す。
キラキラとした照明
メリーゴーランドが回っている。
楽しそうに遊ぶ子供。
非日常的な世界が全てを彩っている。
「きれいだねー・・・・・」
横を歩く由紀が呟く。
「りんちゃんはチームの子と遊びに行ったりするの?」
「あんまりー・・・」
「それ、メール返さないからだよー!」
「や・・・否定は出来ない・・・・」
「あははははは!!佐江もオフは一人でブラブラしてるからなぁー」
「Kの子と遊んだりしないんだー?」
「あんまり・・・なんだろ、Kって個人主義というか、放置と
いうか。」
「放置!?」
「めーたんと梅ちゃんとか遊びに行ってるけど、佐江誘われないん
だよなぁー」
うーん、と困った風に首を捻る佐江の一歩前に飛び出して由紀が聞く。
「メール返してる?」
「ちょ、ゆきりんと一緒にしないでよー!佐江、メール返すよー!」
「本当?」
「返しますよー」
「じゃぁ、後でメールしよっ・・・・・」
570 :
L.O.D:2010/04/23(金) 03:02:20 ID:2n3YmYW6
囁いて、ととっと先を歩く由紀の後ろ姿。
佐江はその手を捕まえる。
「絶対だかんね」
「う、うんっ?」
「待ってるからねー、マジで」
笑いかけた佐江の顔が胸に焼き付く。
ゆっくりと頷いた。
その後は、お互いに違う仕事で、ラジオの収録を終えると時計は1
日を終えようとしていた。
「あ・・・・・」
携帯を見る。
さっきの約束が頭をよぎる。
「どうしたの、ゆきりん?」
「携帯持って固まってますけど??」
みなみと明日香に言われ、はっと我に帰った。
おそらく数秒以上はその格好で止まっていたのだろう。
「今からメール送るって非常識じゃない!?」
「誰?友達ならいいんじゃない?」
「たかみなさんが送る友達って言っ・・・・・ちょ痛い!!痛いで
すっ!!」
「このぉっ!言うようになったなぁ、おいっ!!」
二人がぎゃぁぎゃぁと騒いでる横で携帯を開く。
早く寝てそうなイメージ。
案外、まだ起きてるかもしれない。
送らずにいたら、きっとこのままこの後も送れずにいそうな自分に
気付く。
こうやって悩んで、結局面倒くさくなって送らずにいる。
だけど、彼女とはもっと近づきたい。
571 :
L.O.D:2010/04/23(金) 03:04:15 ID:2n3YmYW6
「よし、送ろう!」
「お、めずらしいゆきりんがメールだなんて」
「誰かに怒られたんですか?」
「さすがにマズいと思いまして」
「うーん・・・ま、面倒な時あるのも分かるけどねー」
「・・・・・・」
明日香が何か言いたげにみなみの顔を見る。
思わず見返すみなみ。
「・・・・なんだよ」
「さ、行きましょう、たかみなさん」
みなみの腕を掴んでぐんぐん先を行く明日香。
ラジオ局のエントランスで別々のタクシーに乗り込む。
いつもならぼーっと過ごしてるが、携帯を握りしめたまま
液晶に視線を落としている。
送ってしまえば良いのだ。
なんてことはない。
時間なんて気にする暇があるのだったら
たった一言、送ってみればいいのに。
「・・・・・起きてる?起きてますか・・・・・ごめんね、今,終
わったよー・・・・やっ、どうしよう」
ぶつぶつと呟いては消して、呟いては消し
気付くと、時計はさっきから三十分も経っていた。
「『起きてる?』・・・・・・・えいっ!!」
まるで何かの念を送るように力を込めて送信ボタンを押した。
ものの数十秒もしないで携帯が光り出して、流れ出す大声ダイヤモンド。
「わわっ・・・えっと・・・・・『お疲れさまっ・・・・佐江はス
トレッチしてたよ』・・・」
行ったこともないのに、部屋での姿を思い浮かべる。
572 :
L.O.D:2010/04/23(金) 03:06:26 ID:2n3YmYW6
行ったこともないのに、部屋での姿を思い浮かべる。
白を基調にした部屋で、あんまり物はないんだけど
ところどころにぬいぐるみが飾ってあったりして
実はちょっとかわいいものとか好きでジュエリーボックスがあったりして
整頓された化粧品の類い
CDはちょっと乱雑に置かれてて、何十枚も入るようなケース
動きやすそうなスゥエットにタンクトップ
いつものおでこ出しで柔軟をする佐江の姿を・・・・・・・・
「私、何を想像してるんだろう・・・・」
思わず呟いた。
さっきみなみに友達ならいいんじゃない、と言われて少しドキっとした。
元々、チームは違えど選抜で一緒になることはあったし
Kのアンダーで入ることになって優しく声をかけてくれた。
仲良くなったのは、歌劇団の時にずっと一緒にいてからだ。
だけど、メンバー同士であまりプライベートなことは話さない。
友達なら話してもいいんだろうか。
「『えらいなー、私は帰ったらすぐ寝ちゃうよー』・・・・」
もし、自分の部屋に遊びに来てくれるとしたらどうしようか
一緒に歌劇団のDVDを観る?
自分達のキスシーンを観るのか
それは恥ずかし過ぎる。
他にあるDVD・・・・・・ハロプロしかない。
それより、奥の部屋に張ってある石川様のポスターはどうにかしな
いといけない気がする。
良く考えたら、自分の部屋はかなり痛い子の部屋なんじゃないか。
そういえば、昨日、食べたコンビニ弁当を袋の中に放り込んでテー
ブルの上に置いてる気がするし
洗濯して畳んでない服がそこら中に転がってる気がする。
「『りんちゃん、一人暮らしでしょ?家事はー??』・・・・・・
してません」
しばらく掃除機をかけていないかもしれない。
前に母親が来た時にかけて以来だから・・・考えるのも嫌だ。
「『忙しくてなかなか出来ないよー。佐江ちゃん、家に
573 :
L.O.D:2010/04/23(金) 03:09:07 ID:2n3YmYW6
「『忙しくてなかなか出来ないよー。佐江ちゃん、家に呼べない
よー』・・・・と」
送信した後に気付く。
家に呼べないだなんて、なんて事を送ってしまったんだろう。
そんな仲だと言っていいのだろうか。
今まで自分の家には相方と呼ぶ片山氏しか来たことがないのに。
その片山氏ですらドン引きしていたことを思い出した。
あの部屋は近日中にどうにかしよう。
「・・・・『じゃぁ、今度、デートしよう?』・・・・・でー
と?・・・・・デート!?」
思わず驚いて、大きな声を出してしまった。
運転手さんにどれだけおかしな子と思われてるのだろう
しかし、デートに誘われた。
これはどう取ればいいのだろう。
どうもこうもあるだろうか。
何を自分は考えてるのだろう。
何を着ていけばいいだろう、とか頭の中がわーっとなっている。
それよりもまずは返信をしなければ。
「『佐江ちゃんはどこ行きたい?』・・・・・・」
そう、デートの場所。
自分の家じゃなくて、二人で行くならどこがいいだろう。
いっつも一人でブラブラしてると言ってたから
買い物に行くのもいいかもしれない。
どんなお店に行くんだろう。
きっと自分が知らないような場所に行くのだろう。
でも、多分、一緒にいるだけで楽しいはずだ。
あの笑顔を見てるだけで嬉しくなる。
「『りんちゃんと遊園地にもう一回行きたいな。』・・・・・・遊
園地!!!?」
意外過ぎる答えに目を見開いた。
どんだけ驚いた顔をしているだろう。
遊園地。
二人で手をつないで、ジェットコースターに乗ったりお化け屋敷に
入ったり
夕方になって少し休んで陽が沈んで来て、観覧車に乗ろうって言って
今日見た風景みたいに少しロマンティックで
横には佐江がいて、指を絡めて
フと横を見たら目が合って
「・・・・・・・・わー・・・・・・・・・・」
自分が想像したことのあまりの酷さに声を出してしまった
574 :
L.O.D:2010/04/23(金) 03:11:16 ID:2n3YmYW6
そこでタクシーが停まる。
チケットを渡して降りると、いつもの自分の家だ。
玄関を開ける。
乱雑な靴、面倒くさくて脱ぎっぱなしにしたパンプス。
自分に幻滅だ。
リビングのドアを開ける。
脱ぎ捨てた服、出したままのDVD
惨状は思ってたよりも酷かった。
「・・・・片付けよう・・・・メール返さなきゃ」
ソファに身体を沈めて、携帯を見る。
さっきあんなことを考えてしまったから言葉が出て来ない。
行きたい、と言っていいのだろうか。
でも、行ったら、きっと観覧車に乗るだろう。
さっきの撮影でも観覧車で上に上がって、夜景を見てはしゃいでいた。
その姿にドキドキしたことは口にしなかったけど
横顔を見て、キスしてほしいなと思ったなんて言えない。
返事を返さなきゃいけない。
遊園地で、その時、自分はどんな顔をしてるだろう。
考えるだけで胸が張りつめる。
携帯をぎゅっと握りしめた。
「『佐江ちゃんと遊園地に行って、観覧車に乗りたいで
す』・・・・・・・・」
575 :
L.O.D:2010/04/23(金) 03:13:10 ID:2n3YmYW6
ぼふんっと寝転がって、携帯の画面を見ている。
送信されてしまった。
待ち受けの画面。
待っていたってどうせ携帯は鳴るから見ていなくてもいいのに
と、思った瞬間だった。
いきなり電話が鳴って、メールじゃなくて着信。
相手は佐江だった。
携帯を一瞬、落としそうになりながら、慌てて出た。
「は、は、はいっ!!柏木ですっ!!」
『なんで名乗ってるの、おっかしーのー、あはははははは』
「ビックリしたんですよっ!・・・・電話なんて来ると思わないか
ら・・・・」
『なんか電話の方が早いかな、って』
電話口から聞こえる佐江の声
元気で柔らかくて心地の良い声
『遊園地・・・・・行きたい?』
「行きたいっ!」
『いつ行こっかー、そろそろあったかくなるしね』
本当はいますぐ会いたい。
側にいて、あの時の舞台の上のように抱きしめられて
口付けをしてほしいと思う。
我が侭な願い。
少しでも近づきたくて、メールをして、声が聞こえて
泣きそうになっている自分を知る。
まるでガラスのI LOVE YOU
10cm そばに寄れるなら
小さな声でも聞こえる
1cm 近くに行けたら
気持ちが伝わるのだろうか
ちょっと震えた声を隠して答えた
「佐江ちゃんとならなんだって楽しいよ」
【End】
576 :
L.O.D:2010/04/23(金) 03:17:21 ID:2n3YmYW6
【後書き】
パソから書こうとしたら
規制されてて泣きそうでした。
慌てて携帯にメールで移して
コピペしました。
いつもとリズムを変えた文体にチャレンジ。
他様々なことは
サイトでアナウンスしてますので
探してみてください。
すごくよかったです
てかサイトわからないよ><
もしできればヒントください
578 :
名無しさん@秘密の花園:2010/04/23(金) 23:28:07 ID:fvgWQum/
ゆきさえGJ!
579 :
名無しさん@秘密の花園:2010/04/23(金) 23:48:06 ID:fvgWQum/
♪〜♪〜♪〜
読んでいた雑誌から目線を上げる。
携帯から尊敬する歌手の着うたが流れている。
ディスプレイには着信中の文字が表示されている。
「もしもし?」
「もしもしゆったん?」
携帯の向こうから聞こえる少し鼻にかかった声。
「どうしたん?こんな時間に。明日は千秋楽やで?早く寝な。」
時計は午前1時を示している。
「うん。ちょっとね。ゆったんの声聞きたかったから。」
彼女の一言に、つい赤面してしまう。
しかしそのことよりも、有華の心の中は嬉しさでいっぱいだった。
(そんなこと言われたら、期待するやんか…)
「こんな遅くに電話してごめんね、ゆったん。迷惑じゃなかった?」
(全然迷惑じゃないねんけど…むしろ嬉しかったし…。)
電話の向こうで戸惑っているであろう彼女の姿が目に浮かび、有華はまた彼女を愛しく思った。
「大丈夫やで。うちも起きとったしなー。」
嬉しさを隠すように、気持ちを抑えて返事をした。
「そっか。あのね、ゆったん…」
寂しげな声。
「うん?どうしたん?」
優しく声をかけた。
「えれな…みんなと離れたくない…」
それは、彼女が初めて漏らした弱音だった。メンバーやファンの前では気丈に振る舞い、チーム改編に悲しみの一片も見せなかった。
「そうやな…うちやって離れたくないで。」
落ち込む彼女を同意することで励まそうとしていた。
(うちは…えれなと離れることが…)
言葉にしたくてたまらないのに、できないもどかしさに心が痛んだ。
580 :
名無しさん@秘密の花園:2010/04/24(土) 00:09:56 ID:/gcTOpLA
有華にとって、恵令奈は特別な存在だった。
4年前、チームKメンバーとしてオーディションに合格した日から、共に笑い、共に泣き、共に頑張り続けてきた。
恵令奈はいつも有華を慕っていた。
そして有華もまた、小さいながらに精一杯頑張る恵令奈の姿にいつしか心惹かれていた。
「ゆったんと…離れたくない…」
電話の向こうの彼女は泣いていた。
有華を思っての涙なのか、チームを思っての涙なのか…それは分からなかった。
有華は電話越しであることをもどかしく思った。
今、自分が恵令奈のそばにいられたら。彼女を抱きしめ、慰められるのに。
それさえもできない2人の距離を、有華は嘆いた。
(うちには…恵令奈を抱きしめる資格なんてないよな…)
もしも自分が男だったなら、今すぐ彼女の元へ向かい、力の限り抱きしめるのに。
『仲間』という関係が、有華を苦しめていた。
「あんな…うちはBへ行くけど、いつまでも恵令奈の仲間やろ?何も変わらへん。恵令奈はこれからKをもっと良くしていかなあかん。恵令奈なら大丈夫や!うちはいつでも応援してんで!」
本当は自分だって苦しくて寂しくて仕方ないのに、彼女の背中を押した。いつまでも『仲間』だと。
彼女のためにそれ以外にできることが見つからなかった。
「うん…ありがとうゆったん。えれな、頑張るから。ゆったんも頑張ってね。」
ようやく泣き止んだのであろう、彼女の声が少し明るくなったことに有華は安心した。
「うん、頑張るから。明日は千秋楽や。最後までやりきろうな?」
本当は、もっと彼女のそばにいたい。
どんどん綺麗になっていく彼女の横で、いつまでも笑っていたかった。
声に出せば本当に短い言葉なのに。
「恵令奈、好きやで。」
どうしても言えなかった。
有華のせめてもの思いやりだった。自分が気持ちを伝えれば、今の関係を壊してしまうかもしれない。
拒否されて、今の関係がなくなるのが怖かった。
彼女を悩ませたくない。
彼女の重荷にだけは、なりたくなかった。
581 :
名無しさん@秘密の花園:2010/04/24(土) 00:17:10 ID:/gcTOpLA
「わかった。もう寝るね。ゆったん、話聞いてくれてありがとう。それとね…」
「うん?」
「ゆったん愛してるよ。」
おやすみ、という言葉と共に電話が切れた。
彼女のその言葉は、友達同士で言い合うような、軽いものかもしれない。
そうだとわかっていても、有華はその言葉が何より嬉しかった。
「うちも…愛してんで…」
届かないとわかっていても。切れてしまった電話に優しく呟き、そっと目を閉じた。
END
駄作すいません!
初投稿&初小説で未熟すぎます…
設定は有華えれで、チームKのMCをもとに書いて見ました(^O^)
アドバイスなどありましたら、よろしくお願いします。
GJ!最高だった
ゆったんって優しいしかっこいいよな
MCkwsk
583 :
名無しさん@秘密の花園:2010/04/24(土) 05:38:37 ID:/gcTOpLA
ありがとうございます!(^O^)
MCは深夜にえれぴょんが有華に電話をかけ、普通に話していて、切る間際に「ゆったん愛してるよ」って言ったという話があったので、それとチーム改編を組み合わせて書いてみました。
なにぶん女子高生なので表現力がなく、書くのに苦労しました(>_<)
ちなみに執筆したのは授業中ですw
GJだけどsageようね
あとここR18だし
あんま女子高生とか言わない方がいいんでない?
>>583 MC詳細トン
また書いてくれ
ゆったん関連でもなんでも
586 :
名無しさん@秘密の花園:2010/04/24(土) 07:24:14 ID:/gcTOpLA
すいません(>_<)
気をつけます…
感想ありがとうございました!
こじゆうで。
コンビニの袋をがさがさ言わせながらホテルの廊下を小走り。
中身のアイスが溶けないようにと走ってきて、ドアの前で優子はぴたりと止まった。
そうして、なんとなくひとつ深呼吸してから。
「にゃーんにゃん!たっだいま〜!!」
ノックをしながら軽快に声を上げる。
もちろん廊下にうるさくない程度の音量。
「おかえり。早かったね」
「だって早くにゃんにゃんのトコロへ帰りたかったんだもん!」
「はいはい」
ドアを開けた陽菜へハートをあふれんばかりに飛ばしながら優子は部屋へ入る。
もちろん陽菜は飛ばされたハートを華麗にスルー。
あきれる位にいつもの光景。
「あのねー、小嶋さんが言ってた生チョコ入りナントカってやつ無かったよ」
「そっかぁ残念。なに買ってきたの?」
「えっと、スーパーカップのキャラメルチョコとチョコチップでしょー、
ジャイアントコーン、牧場の濃厚バニラとー」
「・・・いくつ買ってきたの?」
「だぁって・・・」
あまりは冷凍庫いれとけばいいじゃない、と。
そう言いながらテーブルの上は軽くお店屋さん状態。
そもそも、本当は二人でコンビニへ行くはずだった。
しかしいざ出かけようとしたときに陽菜の携帯に電話があり、
気を利かせた優子が一人で出かけた、とゆうわけ。
「お母さんがね、優子ちゃんによろしく、って」
「いやん。親公認の仲だね」
「濃厚バニラアイスいただきー」
「無視ですか小嶋さん」
こちらのハートをさくっと無視してアイスへ一目散の陽菜を横目にしつつ、
口ほどにはあまり気にしていない優子もジャイアントコーンを手に取る。
そして他のアイスを手早くホテル備え付けの冷凍庫へと放り込んで、
陽菜の隣へと腰を下ろした。
「んー、やっぱり夜中のスイーツは格別だにゃー」
ぺりぺりと包み紙をはがして、いざ現れる誘惑の塊。
ナッツとチョコを噛み砕けば、次いでバニラアイスの甘さが口の中に広がる。
夜中の間食という多少の罪悪感と満たされていていく食欲とがせめぎあいながらも、
舌を埋め尽くす幸せな甘さが口元をにんまりさせる。
むしろ、そういう一種の罪悪感があるからやめられない、
というのも事実。
「太るってわかっててもやめらんないねー」
スプーンをくわえながら陽菜も同意。
目を閉じて濃厚な味に浸りまくる。
「にゃーん、あーん」
「同じバニラでしょ」
「えー、小嶋さんにあーんってしてほしいのー!」
「もー・・・はい」
「ん〜、おいひー」
駄々をこねて口を開ける優子に、
木のスプーンですくった牧場の濃厚バニラを差し入れる。
次の瞬間ほころぶ優子の口元に、思わず陽菜も苦笑した。
「そういえば、生チョコとかなんとか言ってたけどチョイスは濃厚バニラ?」
「だって、濃厚、とか言うと惹かれるでしょ」
思い出したように優子が言い、陽菜は少しだけ頬を膨らませた。
手の中で少しずつ溶けていくカップアイスは濃厚な白。
半液体になりつつある円の外周あたりにスプーンを差し込み、
バニラアイスの塊をすくいあげる。
「んん、でも小嶋さんが『濃厚バニラ』とか言うとちょっとエロいかも」
「何それ」
「なんとなくだよ、なんとなく」
言いながら優子はコーンの部分をさくさくと食べ進め、
時折唇の端へついたアイスを舐め取る。
真っ赤な舌が、同じくらい赤い唇へついた白いアイスを、舐め取る。
「優子だって、エロいよ」
思わずしてその光景を一部始終目撃してしまった陽菜は、
がじがじと木のスプーンをかみしめる。
手の中のカップアイスが体温で更に溶ける。
「小嶋さん?」
コーンに包まれたアイスの甘さ。
その最後の一口を名残惜しそうに噛みしめながら無邪気に笑う優子に、
何となく首筋の辺りがいらつくような痺れを陽菜は感じた。
それはたぶん言葉にはできない、魔が差すような感覚。
だから。
「・・・あたしも、一口ちょうだい」
「え、ぁ?」
開きかけた唇が、
しかし彼女が気付いたときには唇によってふさがれていた。
口の中に残ったバニラとチョコ、ナッツのかけら。
全部を舐め取る位に丁寧なキスは、
ベッドサイドに置かれたカップアイスが半液体になるまで続けられた。
初投稿失礼しましたー。
好きになって日が浅いのでカプとか詳しくないんですが、
こじはる、ゆうさえ、あつみなあたりにモエモエしとります。
あ。こじはる→こじゆうの間違いっす。
再度失礼しました↓↓
こじはるてw
乙でした
優子×佐江 好き
コンビニシリーズの人のブログって消えちゃったのかな
だよね。
サッカーの物語に無理があって
やめちゃったんじゃないかな。
もう一度やってほしいな
>>596 まじで!?!?!
コンビニめっちゃよかったのに・・・orz
チョコレート 口移しして いつものキスじゃ〜♪
大好きな柏木さんの声が聴けるこの曲はお気に入り。
でもちょっとあのー、あれな歌詞だから恥ずかしいんですよ。
なのでイヤホンで聴いていてもなるべく音漏れしないように頑張っているのです。
そんな努力をしなくてもいいことはわかってるんですが、やっぱりなんとなく。
「・・・ちゃん♪・・・なちゃん?れなちゃん!」
「へ?あ、柏木さん!」
私ができるだけ音量を下げて音楽に集中しているといきなり視界に柏木さんの顔が。
思わずすごいスピードで耳からイヤホンを引っ張り取って返事をする。
ししし、心臓がっ。寿命が1年くらい縮まった気がします。
そして彼女はというと、やっと気づいた私の前の席に座ると何聴いてたの?と問いかけてきた。
「忘れました。」
「え?もう?!」
そりゃその反応になりますよね。
でも口移しのチョコレートを聴いていたなんて私の口からは言えないんです!
だって柏木さんの、しかもこんな曲を聴いてましたなんてなんか恥ずかしくて。
「はい!綺麗さっぱり!」
「え〜、気になるー。ちょっと見せてよ。」
そう言うと柏木さんは近くに置いてあった私の音楽プレイヤーを手に取って、画面に表示されているタイトルを読みあげた。
「口移しのチョコレート?」
「ちょっ!」
慌てて奪い取るが時すでに遅し。
柏木さんは合点がいったようにふふっと笑うと、鼻歌で口移しのチョコレートを歌いながら私の方へ近づいてくる。
いつにも増して私の心臓はバックバクで、心なしか顔まで熱くなってきているような。
やっぱり柏木さんに見つめられるのは照れるというか恥ずかしくなるというか。
平常心を保っていられなく
て、あの、どこまで近くに来るんですか!
内心パニックな私を知ってか知らずか、彼女は目の前で突然歩みを止めた。
そしてふいに私の肩に手を置くとさらに距離を縮め、とうとう柏木さんは膝の上に腰掛けた。
ほんの数秒の出来事に、思わず口が半開きのまま固まっている私。
そんな私を見て彼女はこんな感じ?と微笑んでみせた。
「か、柏木さんっ。」
「なに?」
「こ、ここ楽屋ですよっ。」
「でも二人っきりだよ?」
「え・・・?」
言われて初めて他のみんなが居なくなっていることに気がついた。
それでも、ここは楽屋だしこんな状態で居たら誤解とかされちゃうし、いやでも誤解じゃないんですけど・・・あーもうっ。
「玲奈ちゃん。」
私がこんなふうにパニックになることは彼女にとっては予想通りだったようで、そんな私を弄ぶみたいに首に手を回すとゆっくり顔を近づけてくる。
あと少しで、そう思った時、突然何か閃いたように彼女は動きを止めた。
ちょっと待っててね♪
そう言って私の頬を少し撫でると、彼女はバッグの中から何かを取り出して口に入れた。
そして私のほうへ戻ってくると再び膝の上に腰掛けて、今度は焦らすことなく私に口付けた。
はじめは唇を合わせるだけのキス。
その後彼女の腕が首に回る感触を感じたと思ったら、すぐに唇を割って入ってくる彼女の舌。
突然の鼻をくすぐるチョコレートの香りと味に少しびっくりする。
ん、ふ
口の中は甘ったるいチョコレートの香りでいっぱいで、受け止めきれなかったチョコが口の端に少し溢れる。
彼女のペースにのまれている私は、どんどん激しさを増すキスに頭がくらくらして力が入らなくて・・・。
「ねぇ、目開けて?」
「え」
「もっとちゃんと顔見たいから。」
「でも恥ず、ん」
反論をする前にキスをされて思わずまた目を閉じる。
するとすぐに唇は離れていき、3cm程の距離で止まった。
「お願い。」
「・・・」
話したら息がかかるくらいの至近距離で、猫なで声を出して私にせがんでくる。
彼女の“猫なで声”私はそれにものすごく弱い。
それを知っていてやってくるから、とんでもなく小悪魔だと思う。
「わかりましたよ。」
虫の鳴くような声で答える私。
「可愛い。」
彼女はそう呟くともう一粒チョコを口に含んで、私に口付けた。
表情を見られながらのキスは今までに経験した事が無いくらい恥ずかしくて、できることならすぐにでも目を閉じてしまいたかった。
そうして口の中のチョコが溶けてなくなった頃、いきなり視界が明るくなったのと同時に膝の上の重みが消えた。
「そろそろタイムオーバーかな?」
「・・・」
柏木さんはそう言うとテーブルの上に置いてあった水をゴクリと飲んだ。
さっきまでの熱が冷めない私は気づかないうちにその様子をボーッと見ていたみたい。
「ん?飲む?」
「・・・はい。」
ふわふわとする頭でなんとか判断して返事をする。
そしてペットボトルを受け取り一口飲むと、なんだか夢から覚めた気分になった。
でも夢じゃない。
それを証明するのは鏡に映る口の端にチョコレートをつけた私だった。
[END]
あまり需要が無いかもしれませんが、ゆきれなです。
ゆきれな良い!!
もやし同士で何気にお似合いな気がするw
GJでした
GJ!!!
2人とも同じ系統なのに正反対で、玲奈は受けが似合いすぎるw
GJ!
玲奈受けの需要はここにありますよw
女の子の唇が好き。
やわらかくて、なめらかで、ほんのり香る。
ハチミツみたいにとろける甘さのときもあるし、
綿菓子みたいにふわふわしたときもある。
だから。
「やめらんないのよねぇ…」
それが彼女の唇だったなら、なおさら。
何度も、何度も、何度でも味わいたい。
「め、めーたんっ、唇腫れちゃうよぅ…っ」
「大丈夫よぅ。智ちゃんはあたしとするの、イヤ?」
「そうじゃないけど…っん」
あぁ、もう。
そんな顔されたら、もっとしたくなる。
熱っぽく潤んだ彼女の瞳はあたしだけを見て、
あたしだけを感じてくれてる。
その何とも言えない恍惚感に下腹部が締め付けられるように潤む。
キスをしてる間もうっすらと目を開ければ、
細かく震えるまつげがすぐ目の前。
触れた唇から彼女の熱さと戸惑いが感じ取れて、愛しさがつのってく。
「っ…ん……ぁ、」
背中に回された手が、舌に翻弄されるように緊張と弛緩を繰り返す。
だからそれに答えるようにもっと舌で口内を撫で上げる。
厚い唇をなぞって、歯列を割り、舌をまさぐって、
絡ませる。
それに大しておそるおそる絡み返してくる彼女の反応がたまらなく愛しい。
「智ちゃん、可愛い」
息をつく暇も惜しいくらいに繰り返すキスでほてった彼女の頬は
淡いピンクに上気して熱を持ち、
時折指先で触れるとほのかに震える。
それはまるで花びらに触れているような感覚。
傷つきやすい貴方に触れて、危うげなバランスを全身で楽しむ。
なぞるように撫でて、爪を立てたくなる悪戯心を押さえ込む。
今はまだ、花を愛でる時間。
「いっぱい、いっぱいさせて?」
「…ふぁ、め、ぇた…っ…!」
彼女の甘ったるい声が頭の奥を真っ白に埋め尽くし、
なのに指先は冷静に彼女の肌へと触れていくから不思議。
本能むき出しの自分に自嘲のような微笑みを浮かべ、
もう一度キスを。
すべてを忘れるくらいに濃厚で、焦げ付くくらい甘いキスを、
貴女へ。
...end
需要あるのか?めーともです。
めーぶろのアレは智ちんだろうと勝手に思い込むことにした。
ありです!めーとも好きですよ!
こじゆう投下します。
エロなんで、苦手な方は光速スクロールを。
「女の子で良かった」
ベッドの上で膝枕を借りて、綺麗な顔を、思う存分ニヤニヤしながら眺める至福
の時。
思わず口にした私を見下ろして、眉をひそめる陽菜。
「『禁2』歌う度に思うんだよね。この曲、大好きなんだけど、共感はできない
なーって」
「あ、秋P批判」
「批判じゃないよっ。そういう感覚の人もいるんだろうけど、私は違うかもって
だけ」
だって、『男に生まれていたら』とか『罪は女同士』とか、そんな風に感じたこ
とはない。
女の子である陽菜を、女の子である私が好きになったのだから、もしも、どちら
かが男の子だったら、私たちが恋に落ちることもなかったのかもしれない。
それに、こんなに深く、純粋な想いを、罪だなんて思えない。
「女の子だから、こんなに柔らかいんだし…」
陽菜の手をそっと握る。
それは、不安になるほど白く透き通っていて…
「ちょっと」
「はっ!ごめん!」
気がつくと、私はそれを喰わえ込んでしまっていた。
鋭い視線と、『エロオヤジ』という冷たい台詞が突き刺さる。
オヤジじゃないもん。
女の子だもん。
…エロいのは認めるけど。
「…にゃんにゃんは」
「ん?」
「どっちかが男だったら良かったのにって…思ったことある?」
口にしてから、やめておけばよかったとすぐに後悔した。
肯定されてしまったら、何と言えばいいのかわからない。
「いや、女でも、好きだなんて言った覚えないんですけど」
私の心配をよそに、相変わらずのツンデレ攻撃。
ショックで半泣きになっていると、その無表情がこっちに迫ってきた。
ボーッとしているうちに視界が陽菜だけになって、その厚めの唇が私の唇に重な
る。
「嘘。こんなちっちゃい男、やだもん」
囁かれた言葉は、内容とは裏腹にとても優しい響きで、私は必死で涙を堪えた。
ごまかすように抱き着くと、陽菜も腕を回してくれる。
「女同士の方が気持ちいいしね」
一旦身体を離し、何のことかと瞳で尋ねる。
陽菜は小さく笑って、再び私に口づけた。
「にゃんにゃ…んっ…」
「なーに?優ちゃん」
胸に触れられた瞬間、私の理性は崩壊する。
陽菜がキスに集中している隙をついて押し倒し、抵抗してくる腕を押さえつける
。
体格的には劣っていても、運動神経では完全に私の勝ちだ。
「もー…たまには私が攻めてあげようと思ったのに…」
文句を言う唇をキスでふさぐ。
いつも思うけど、陽菜の口の中ってなんでこんなに甘いんだろ?
「んっ…優ちゃ…」
苦しげな声がさらに私の興奮を煽って、もっと激しく舌を絡ませたくなる。
「やっ…しつこ…」
「ダメ。もうちょっと」
歯の裏側まで味わい尽くして、やっと解放してあげる。
責めるような目は涙の膜で潤んでいて色っぽく、危うくまた口づけてしまいそう
になった。
「このまま、するね?」
まだ、眠りに就くような時間ではない。
他の部屋にいるメンバーが突然訪ねてくる恐れもあるから、服は着せたままの方
がいいだろう。
「あっ…」
太ももに触れると、陽菜の声が一段高くなった。
軽いキスで宥め、スカートの中に手を伸ばす。
「やだぁっ」
「大丈夫、痛くしないようにちゃんと濡ら…す…」
その感触に、私は言葉を失う。
まだキスしかしていないのに、陽菜のそこは十分に潤っていた。
「…生理前だから」
ふてくされた表情で言い訳をする陽菜。
もともと濡れやすい方ではあると思うけれど、ここまでなのは珍しい。
「ふーん?」
「なに、その顔」
「べつにぃ?」
「っ…ムカつく!もう触んないで!!」
しまった。
嬉しくて、調子に乗ってしまった。
起き上がろうとする陽菜を慌てて止めて、何度も謝罪を繰り返す。
「ごめんなさい!」
「やだ。知らない」
「ほんと、すみませんでした!もうしません!」
「知らないって言ってるでしょ…ちょっと…」
「心から反省してます!」
「どこがぁっ…」
首筋や耳の近くを舐めながら、既に剥けかけているクリ●リスを親指の腹で撫で
る。
だんだんと陽菜の身体から力が抜けていき、中指の先を入れた頃には、降参した
ようだった。
「奥まで入れてほしい?」
「んっ…早くっ…」
「ちゃんと言って?」
悔しそうに唇を噛み締める陽菜。
私はとぼけたふりをして、指を抜いてしまう。
「まだ、慣らさなきゃダメかぁ」
私がそこに顔を近づけると、これからされることに気づいたらしい陽菜が慌てて
脚を閉じようとした。
残念ながら、手遅れだけど。
「舐め…ないでぇっ…」
必死の訴えを無視して、クリ●リスを擦りながら舌を抜き挿しする。
しばらくすると内腿が痙攣し始めたが、気づかないふりをして舐め続けていると
、不意に、陽菜の腰がピクリと浮き上がった。
「無理ぃっ…」
私の後頭部に手を回し、そこに押さえつけるようにして、陽菜はイってしまった
。
「…あれ?慣らすだけのつもりだったのに」
ごめんね、と、からかうように顔を覗き込むと、頬は紅潮し、瞳は少し虚ろで、
あまりにもイヤラシイその表情に私は息を飲んだ。
「…にゃんにゃん、可愛い」
抱き締めながら、中指と薬指を中に埋め込んでいく。
「大好きだよ」
根元まで入りきったあたりで、陽菜が私の肩を掴んだ。
「痛かった?」
「違う、気持ちぃ…」
普段からこのくらい素直だったらいいのに…ってこともないか。
ツンデレな陽菜も可愛いし。
私はキスをして、肩にある手を空いている方の手で握ってあげる。
「ここ、ザラザラしてる」
「うあっ…」
「気持ちいいの?」
「うんっ…やばい…」
お腹側のざらついた部分を押し上げるようにして擦ると、陽菜の中が私の指を締
め付けた。
その反応に、攻めている私の子宮までキュッと収縮する。
「はぁっ…イキそ…」
「いいよ?」
「っ…チューして…」
もう。
憎たらしいくらい可愛いな。
私はキスしながら、手の動きを速める。
「あぁっ…イっ…」
一度目の絶頂よりも激しく、陽菜の身体が痙攣する。
私はそれがおさまるまで、きつく陽菜を抱き締めていた。
「…おやすみ」
「え?いきなり?てか、もう?」
濡れたそこを拭き取ってあげていると、イキ疲れて本気で眠たいのか、恥ずかし
いのをごまかしたいのか、瞼を下ろしたまま陽菜が呟いた。
「やだぁ!かまってよぉ!」
すり寄って訴えても微動だにせず、拗ねた私は背中を向け、ベッドの端ギリギリ
に寝転ぶ。
「おやすみなさい!!」
にゃんにゃんのイジワル!!
わざと大きな声で叫ぶと、背中に柔らかな感触があった。
それに、この甘い匂い。
「にゃんにゃん…?」
「おやすみ」
単純な私は、すぐにニヤニヤ顔に戻る。
そして、回された腕に手を重ね、今度はご機嫌で『おやすみ』と答えた。
やっぱり、にゃんにゃんが女の子で良かった。
私も、女の子で良かった。
出逢って、恋をして、本当に良かった。
おしまい。
すごい、、、
こじゆうGJ!
エロこじゆうの者です。
レスありがとう。
あつみなも書いてみたけど、長くなったからちょっとずつ投下。
相変わらずエロいから気を付けてね。
どうしよう。
泣くのは得意だけど(わざとではないよ!涙もろいだけだよ!)、泣かれるのは得
意じゃない。
それも、ありったけの勇気を込めた一世一代の愛の告白のあとに泣き出されるっ
て、何この状況。
やっぱりキモいのか?
怯え泣きか?
ああ、私も泣いてしまいたい。
「長い」
「え…?」
「だから、なげーよ!!」
「すみませんでした!」
涙まみれの顔で叫びだしたあっちゃん。
よくわからないけど、反射的に謝ってしまう私。
だから、何この状況!!
「やっとかよぉ…」
「え、な、なにが」
「ちくしょー…こんなヘタレのために泣いてしまった…」
わ、わからない。
あっちゃんがわからない。
ずっと一緒にいた(案外単純な)あっちゃんのことなら、もう何でもわかっている
つもりでいたけれど。
「詫びろっ」
えぇ?
告白からのお詫び要求?
好きになってんじゃねぇよってこと?
つまり…私はフラれたのか?
「ごめん…なさい…」
実は、両想いかもしれないなんて思っていた自分が恥ずかしい。
両想いどころか、完全なる私の片想いみたいだ。
むしろ、迷惑がられる始末。
「ほんと…ごめ…」
「許さないし」
追い討ちをかけられ、瀕死状態の私の肩を、あっちゃんがポンと軽く押す。
うしろにあったベッドにヘナヘナと倒れ込んだ私を見下ろして、深いため息。
な、殴られる?
好きな人からボコられちゃう?
「なに、そのデカいリボン」
「一応トレードマークで…」
「なに、その無数のバナナ」
「これ勝負服…」
「なに、その泣き顔」
「あっちゃんに…フラれたから…」
「可愛すぎるでしょ」
驚きで漏れかけた声が、口づけで塞がれる。
…あれ?
告白からの押し倒し、そしてキス。
これって、もしかして…
「あっちゃん…?」
見上げると私の大好きな笑顔があって、もう一度触れるだけのキスが降る。
「お、オーケー?」
「じゃなきゃ、キスしないでしょう」
「あっちゃんも私のこと好きってこと?」
「わかってるくせに」
「い、いや、そうかなぁーとは思ってたけど、直接言われたことってほとんどな
いし…ブログとかでは凄いけど…っていうか、何してんの?」
「脱がせてんの」
はぁ!?
「待って!ちょっと待って!」
「十分待った。むしろ、長すぎ」
「いやいや、だからってこういうのは早いって!パニックでキスの余韻にも浸れ
てないのに!」
「はいはい。キスなんてこれから何回でもしてあげるからね」
慌ててバタバタ暴れてみるが、148.5センチと余裕の160越えでは勝負にならない
。
あっちゃん、スタイルもいいんだよなぁ…写真集もやばかったもんな…ニヤニヤ
…
じゃなくて!!
「したことないし!」
「私だってないよ。はい、バンザイして」
ついつい素直に手を挙げかけ、慌てて下ろす。
あっちゃんの口角が下がってきて、なんだか不味い雰囲気。
「…じゃあ、あっちゃんも脱いでよ」
「え?いいけど?」
あっさり承諾したあっちゃんはポンポン脱ぎ始め、呆然としている間にキャミソ
ールに手をかけていた。
「ま、待った!」
私は身体を起こし、咄嗟にその手を掴む。
「み、見れない!無理!」
「はぁ?みなみが脱いでって言ったんじゃん」
「そうだけどっ…」
ちょっとは動揺してくれるかと思って言ったのに。
ダメだ。
やっぱり、この人には敵わない。
「…電気消していい?」
「やだ」
「お願いします!」
「じゃあ、間接照明はつける」
「えー…」
「つける」
「でも…」
「つ・け・る」
「…はい」
この人には、敵わない。
一回目おしまい。
>>620 なかなかエロ編も珍しくて好きですw
また更新楽しみにしてます!
あつみなでエロ!
楽しみにしてる
やばい・・・
優こじもあつみなもGJすぎるw
エロいんだけど下品じゃないところとか、リアルなんだけど綺麗なところとか神すぎるわ。
エロい人です。
レス嬉しい。
ありがとうね。
あつみなの続き投下。
はじめはこの二人でのエロには罪悪感あったけど、
今では脳内敦子がエロス様で大変だよ。
待って、いいよ、待って、いいよ、待って、いいよ、待って、いいよ…
抵抗しまくりのみなみを何十分もかけ、根気よく少しずつ脱がしていき、やっと
下着姿までたどり着いた。
だけど、ここが最大の壁らしく、いくら粘っても先を許してくれない。
「…よし、交代しよう」
「え?」
「私が触ってもらう」
「む」
「無理なら脱いで」
「…やります」
のそのそと起き上がるみなみの腕を引っ張り、私がベッドの上に横になる。
みなみは、一旦着させて、と、せっかく脱がせたキャミソールを着直した。
「…あのさ」
「ん?」
「私とするの、嫌?」
「へ?」
「嫌ならいいよ。無理矢理したって寂しいだけだし」
別に、イヤミを言ったわけではなかった。
みなみのことだから多少強引にいくしかないとは思っているけれど、本気で嫌が
っているならばするつもりはない。
みなみはまた泣きそうな顔になって、ブンブン首を左右に振る。
「嫌じゃない。嬉しい。したい。ずっとしたかった」
「…そっか」
小さい身体を引き寄せて、そっと口づけ…ようとして、寸前で止める。
「キスして?」
これから、もっともっと凄いことをしてもらうのだ。
とりあえず、キスくらいはみなみからしてもらわなければ。
「…うん」
リボンを外して、AKB48のリーダーから、ただの女の子になったみなみが目の
前にいる。
目の前のみなみは、普段以上にヘタレで、だけど普段以上に可愛い。
私が誘うように瞼を下ろすと、みなみの震える唇が私の唇に触れ、チュッとくす
ぐったい音を立てて離れた。
「あー…緊張する…」
「大丈夫、期待してないから」
「うぇ!?」
「みなみ、下手そう」
「なっ…」
「たぶん、私は上手いよ。手先だけは器用だもん。めっちゃ小さい鶴折れるし」
「く、くそぅ…」
くだらないやり取りに微笑み合って、再び軽いキスをする。
本当は、私だって緊張している。
みなみのことが大好きだから。
きっと、みなみが私を好きな気持ちより、ずっとずっと。
「…触るね?」
キャミソールをめくり上げられ、ブラジャーがあらわになる。
下着姿くらい何度も見せているはずなのに、思わず視線を逸らしたくなる。
「黒、好きだね」
「みなみはピンク好きだよね。下着もピンクだったし」
「黒とピンクって相性いいよね」
「…口説いてんの?」
恥ずかしさをごまかそうとしてからかうと、みなみは照れ笑いを浮かべ、でも、
真っ直ぐな瞳を向けて、口説いてるよ、と呟いた。
…それはずるいよ。
また、好きになっちゃったじゃん。
「背中、上げてもらっていい?」
みなみの言葉に従うと、身体の下に腕を回され、さすが女の子同士なだけあって
、難なくブラジャーのホックが外された。
恐る恐るという手つきで、みなみがそれを取り去る。
「やばいです…これはやばいです…」
私の胸を一瞬だけ見てすぐに目を閉じ、うなり声をあげるみなみ。
しばらくそのまま硬直していたが、やがて、その右手が私の左胸を包んだ。
「やわっ…」
「ふつーでしょ?」
「ふ、ふつーよりは柔らかいんじゃない?わ、わかんないけど」
薄暗い部屋の中でも、その頬が真っ赤に染められているのがわかる。
可愛いなぁ。
好きだなぁ。
「んっ…」
不意に、ピリッと電流が走ったような感覚があった。
引っ込められてしまった手を胸元に連れ戻して、もっとして、とお願いする。
「ここ…気持ちいいの?」
「うん…なんか変な感じ…」
乳首を撫でられているはずなのに、お腹の奥の方が熱くなっていく。
下手そうだなんて言ったけれど、実際はどうなのかわからない。
比べる人がいないし、知識も少ないから。
だけど、上手いとか下手だとか関係なく、みなみに触れられれば、それだけです
ごく気持ちよくて。
「固くなってきたね」
「なんか、立ちすぎて痛いっていうか…痺れてるっていうか…」
「へぇ…舐めてみるね」
「ん…」
みなみの柔らかな舌が、私のそれをなぞる。
体験したことのないぬるぬるとした感触が、びっくりするくらいの刺激を与えて
くる。
「あっ…やっ…」
「暴れないで…?」
「だって…んんっ!」
「すごい、ビクビクしてる」
「っ…ねぇ…ちょっとだけ噛んで?」
私のおねだりに、みなみはすぐに応えてくれる。
強い刺激に、腰が浮く。
「なんで膝、擦り合わせてるの?」
「わかんなっ…」
「下も触ってほしいの?」
みなみの唇が、私の肌の上を滑りながら、下へ向かっていく。
スカートを脱がしながら、寒くはないかとか、体勢は苦しくないかとか、労りの
言葉をくれる、こんなときにまで優しいみなみに私はすっかり安堵して、まだ少
しだけ残っていた緊張も完全になくなってしまった。
今はもう、みなみに気持ちよくしてほしいという思いでいっぱいだった。
「下着、湿ってる…」
「だって、気持ちいいんだもん」
「あっちゃんって、エッチなんだね」
「みたいだね。自分でもビックリ」
フッと嬉しそうに笑いをこぼすみなみ。
つられて私も笑顔になるが、そこに触れられた瞬間、快感の中へと引き戻された
。
「んっ…みなみぃ…」
下着越しなのがもどかしい。
涙目でみなみを見上げると、私の気持ちを汲み取ってくれたのか、下着に指がか
けられた。
「…力抜いて?」
早くしてほしいと思う反面、いざとなるとやっぱり恥ずかしくて脚を開くことが
できない。
みなみは一旦手を離し、温かい口づけをくれる。
「怖い?」
「…もう、大丈夫」
みなみは微笑み、再びキスをしながら、そっと私の脚を開いていく。
「すごい…エロい…」
「み、見すぎ」
「ごめん、すごく濡れてるから、つい…」
天然で辱しめてくるみなみの腕を、軽く叩く。
みなみはもう一度謝って、そこへと手を伸ばした。
「どうしたら気持ちいいのかな…」
みなみの指がヒダをかすめ、それだけで背筋のあたりがゾクゾクした。
「あ…これって…?」
既にこんな状態では先行きが不安だなんて考えていたら、一番敏感なところにみ
なみの指が当たった。
止めようとしたが間に合わず、私の喉はヒクリと鳴いた。
「や、そこやだぁっ」
「でも、どんどん濡れてくるよ?」
ネチャネチャといやらしい音が響いている。
そんな羞恥にさえも快感を煽られて、ますます音量が上がってしまう。
「きもちぃよぅっ…」
体内で、何かが急速に膨張していく。
気を抜いたら、破裂してしまいそうだ。
「入れていい…?」
わけがわからずに答えられないでいると、みなみの柔らかい指が私の中に埋めら
れた。
左手では、敏感な部分を擦られたまま。
「あ、何かある…」
`何か´の感覚は私にもあった。
そのコリコリしたところを撫でらると、目の前がチカチカ光った。
「あっ…みなみっ…もぉっ…」
必死で手を伸ばすと、みなみがキスで応えてくれる。
好き。
大好き。
誰にも触られちゃダメ。
誰かに触るのもダメ。
私だけを見てくれなきゃ嫌だよ。
重すぎる愛を潜ませた口づけを交わしながら、私は絶頂に達した。
勝手に脚が震えて、全身から汗が吹き出る。
熱くて、頭がイカれてしまいそうだ。
それならそれで構わない気もするけれど。
ああ、もうイカれているのかな。
「あっちゃん?大丈夫?」
心配そうに私の顔を覗き込む。
私は、まだ荒い呼吸の零れる唇をみなみの唇に押し付け、薄い笑みを返した。
「大事にするから」
「え…?」
「あっちゃんのこと、大事にするから。私じゃ、頼りないかもしれないけど…」
まーたそうやって、ますます好きになっちゃうことを…
私はなんとか起き上がり、みなみの身体を少し乱暴に押し倒す。
「ふぅ。次は私の番ね」
「…本気で?」
「やられるのも好きだけど、やっぱり、やる方が好きだもん」
「エスや…この人エスや…」
「大丈夫。私もみなみのこと、大事に大事に扱ってあげるから」
「嘘だ!絶対嘘だ!目が笑ってるもん!」
しょうがないじゃん。
可愛すぎるみなみが悪いんだよ。
こんなに好きにさせる、みなみが悪いんだよ。
「抵抗しないのっ」
「た、だって」
「私のこと、好きでしょう?」
「…大好きです」
いーっぱい気持ちよくしてあげるからね?
大事な大事な、彼女さん?
おしまい。
長々失礼しました。
>>634 めっちゃいいww
もっと書いてほしい…
あつみなもこじゆうも最高!!
あつみな続いて欲しい!
全米が泣いた
あつみなあああああああああああああああああああああああああああ!!!!
すっげー・・・・
めっちゃ良かったです
にゃんにゃんと優子もよかったし
あつみなもいいよー!
みなみかわいいよみなみ
いざとなったらやっちゃうみなみいいわー
続きかっこいい(ドS)あっちゃんver期待してますw
639 :
sage:2010/05/02(日) 23:21:00 ID:qu1EDP2v
GJ
sage
全力でGJ!
ドS敦子の続きもお願いします!
個人的にこじゆう好きなんですけどあつみなもよかったです!またこじゆうお願いしたいですm(._.)m
エロい人です。
いっぱいレスありがとう。
浮かれちゃうよ。
あつみな投下。
最近のこじたかブームにプンプンでエロエロな敦子。
みなみ頑張れ!超頑張れ!!っていう話。
一瞬だけこじゆう。
エロ苦手な方は回避でー。
「優子と陽菜って、仲良いよね」
「同い年だしねぇ」
「入り込めない空気があるよね」
「優子の鉄壁ガードがなぁ」
「でもさぁ…最近仲良いよね」
ジャンプから顔を上げると、二つ目のお弁当をパクパク口へと運びながら、ぱる
とぱるにべったりな優子を眺めているあっちゃんがいた。
この人はなんで太らないんだろう…さすがアイドル。
「誰が?誰と?」
「陽菜とみなみ」
「私?そうかな?確かに、ノースリーブスの仕事もあるから、一緒にいる時間は
長いけど」
「敬語じゃなくなったし、呼び方も変わったし」
「ああ、言われてみれば…」
「邪魔しちゃダメなんだからね」
「へ?」
「陽菜は優子のなんだからね!!」
その叫びは本人たちにも届いたようで、あっちゃんはわかってるねぇ、と、はし
ゃぐ優子。
その冗談おもしろーい、と、言いつつも、全くもって面白くなさそうなぱる。
「あっちゃん…?」
「あ…ごめん…忘れて」
引きとめる間もなくトイレへと向かってしまい、ポツンと取り残された私…と、
ちゃっかり完食されているお弁当箱。
食欲には問題なさそうだけれど、その後の収録でも、あっちゃんはなんとなく元
気がなくて、しかし、無言の圧力によって、私は話しかけることができなかった
のだった。
大好きなワンピースを、嫌いになってしまいそうだ。
ホテルに戻ってからもあっちゃんの口数は少なくて、漫画のページをめくる音だ
けがいやにクリアに聞こえてくる。
恋人同士になってからは、二人きりになると常にくっついてくるようになってい
たのに。
「あっちゃーん…」
「なに」
「楽しい?」
「うん。チョッパー可愛い」
「へぇー…」
ヘタレにも、やらなければならないときがある。
恐ろしいけれど…頑張るしかない。
「あっちゃん」
「あ」
その手から漫画を奪うと、大きな瞳で睨み付けられた。
丁重にお返しして、頭を下げる。
「…なに?」
「なんかあったのかなーって思って…」
「べつに」
「…あれかな?私、そんなにぱるに馴れ馴れしかったかな?優子に失礼なくらい
…」
「そんなことないよ」
いや、その顔は怒っている。
(愛想悪め&ドエスなだけで)温厚なあっちゃんが、珍しく怒っている。
私、無神経だったかなぁ?
今度、優子に謝ろう…
「違うの」
しょんぼりしていると、あっちゃんは強い口調で、そう一言。
「な、なに…?」
「私が悪いの」
「へ?」
「心が狭すぎる。しかも、ズルいし」
突然、頭を抱えてうずくまるあっちゃん。
オロオロしながら近づくと、顔を上げたあっちゃんと、久しぶりにちゃんと視線
が合った。
「…嫌いにならないでね?」
…この人は、何を言っているんだろう。
こんなに好きになってしまって、今さら、嫌いになれるはずなんてないのに。
「よくわかんないけど…どんなあっちゃんでも、私は」
好きだよ、という続きは、強引な口づけによって飲み込まれてしまった。
「…したい」
「へ!?」
「する」
「お、お風呂!お風呂に入ってから…」
「ダメ。匂いが消えちゃう」
まずい。
暴走モードに突入している。
ベッドに押し倒されて、首筋に顔を埋められる。
しかも、クンクン嗅がれてるし。
だ、誰か助けてー!!!
「今日は私がするから」
「えぇー…」
「電気も消さないから」
「そ、それは無理!」
いつも、必死で拒めば最後には許してくれたけれど、今日こそはそうはいかない
予感。
なんか、目がイヤラしいし、いつもよりキスがねちっこいし…
「…どうしても?」
「うん。っていうか、お願いじゃないから。決定事項の報告だから」
ひぃぃ!
鬼畜がいるぅぅ!!
怯えているうちに、あっという間に服を脱がされ、下着姿にされてしまった私。
胸元を必死で隠してみるものの、耳たぶを甘噛みされて腕の力が抜ける。
せめて、ホックを外されてしまわぬよう、背中を浮かせないように気をつけてい
たけれど、まさかのずり下ろしで胸がこぼれ出てしまった。
「ちょっ…」
「ふーん…こんな色してたんだぁ…」
「あ…あっちゃ…」
「案外、薄いね」
自分の乳首の色の説明なんて、正気で聞いていられるはずがない。
カッと頭に血がのぼって、視界は涙でぼやける。
「あーあ…すぐ泣くんだから…」
呆れたように笑って、あっちゃんが私の瞳を覗き込む。
何をされるのかと緊張していると、あっちゃんは舌を出し、私の眼球を舐めた。
「うわぁっ…」
もちろん、初めての経験。
不快感からではない鳥肌が、全身に広がる。
「可愛いね…」
そう呟いて触れた唇は、私の涙で少し塩辛かった。
激しいキスは呼吸する隙を与えてくれず、だんだん息があがってきて、思考能力
も低下していく。
「もっと…」
思わずねだってしまった私に、あっちゃんは満足げに微笑み、ブラジャーを取り
払ってその先端に吸い付いた。
自分のものだとは認めたくない甘い声が漏れて、恥ずかしくて死んでしまいそう
だった。
だけど、揺れる視界に映るあっちゃんが愛しそうに私を見つめていて、嬉しくて
、もうどうでもよくなってしまった。
「大変なことになってるよ?」
「やっ…」
「や?嫌なの?」
「ちがっ…嫌じゃない…です」
「だよね。ビショビショだもんね」
意地悪な言葉を囁かれながら、下着の上から、そこを緩く擦られ続ける。
我慢できなくて、揺れてしまう腰。
「そろそろ、脱いじゃおっか」
「うん、脱ぐ…」
「ふっ…素直だね?」
もう、限界だった。
下着を脱がされるとき、私の脚を滑る手のひらの感触にさえ背中があわ立った。
「見ちゃおー」
あっちゃんの視線が、私のそこに注がれる。
再び涙の気配で鼻の奥が痛くなったけれど、もう抵抗する気はない。
「私のより、肉厚?」
「っ…わかんないよっ」
「中、ピンクだ」
「もぉ…言わなくていいからぁっ…」
「あ、反抗した」
冷たい口調にギクリとした私の予感もとい悪寒は大正解で、あっちゃんはその細
く長い指を、いきなり中に突き入れてきた。
「だめだってばぁっ…」
興奮しきっていた身体は突然の刺激に耐えられず、数回往復されただけで軽くイ
ってしまう。
「え?嘘でしょ?」
「…ごめんなさい」
「前から思ってたんだけど…みなみって、早漏だよね」
ソーロー?
なんだ??
「まぁ、女の子同士のエッチは何回でもイケるから、べつにいいんだけどさ」
「そ、そうですか…」
「…いや、何回もイカせてたら、いつかはイケなくなるのかな?」
「さぁ…」
「確かめてみよっか」
「…は?」
やっぱり、この提案も決定事項の報告であって、私はうつ伏せの状態で、腰を上
げさせられる。
「ここ、パンパンになっちゃってるね」
うしろから、敏感な部分を小刻みに撫でられながら、もう一方の手の指が、中に
埋められてゆく。
今回は呆気なくイってしまわないようにとシーツを握りしめるけれど、あっちゃ
んの器用な指は的確にいいところを突いてきて、すぐに絶頂に襲われてしまった
。
「二回目」
「んっ…はぁっ…」
「次はどこでイキたい?」
「うぁっ…あっちゃ…」
指が増やされ、私の中があっちゃんでいっぱいになる。
「ねぇ、みなみ」
「な…にぃっ…」
「私のこと、好き?」
「すきっ…すきだよぉっ…」
「私だけ、好き?」
「あっちゃ…だけっ…」
「そう。じゃあ、ご褒美に三回目」
「んんっっ!!」
その後も私はイカされ続け、明日の仕事に響くからと必死で懇願し、二桁に突入
したあたりでやっと解放された。
ちなみに、結局、あっちゃんが不機嫌だった理由はわからずじまいだった。
悔しいから秘密、と。
だけど、そう言ったときのあっちゃんの頬が少し紅くなっている気がして、なん
となく嬉しかったから良しとする。
私はあっちゃんを好きで、あっちゃんも私を好きでいてくれて、とってもとって
も幸せだから、ぜんぶ良しとしちゃうよ。
おしまい。
あつみながエロかわいくて妄想が止められん。
すげぇ
永久保存します!
あつみなよかった!こじゆうもお願いします!!
続きもよかったです!
また期待してます!!
エロい人です。
レスありがとう。
みんなヤラシ…ヤサシイね。
こじゆう投下。
小嶋さんに攻めさせようとしたんだが、どうしても下手くそな攻めしか想像でき
なくて…正直、大変だった。
ちなみに、今回は前フリなしのエロのみです。エロくない人は全力で飛ばしてね
!
身体は敏感に反応しているけれど、私の大好きな甘ったるい声が聞こえてこない
。
顔を覗くと、眉間にシワを寄せ、意地でも無言を通そうとしている。
「…わかったよぉ」
諦めて手を離すと、まだちょっとだけ不機嫌そうな表情で乱れた服を直す陽菜。
私は壁を背もたれにして、上半身を少しあげている形で横になる。
前々から、たまには私が攻めたい、ということは言われていた。
もちろん、嫌なはずはないし、実際にお願いしてみたこともある。
だけど、どうにも陽菜が可愛すぎて、私は我慢できずに押し倒してしまうのだ。
さっきもそんな感じで攻めに回ってしまったのだけれど、今日こそは私がする、
と、きかない陽菜は、頑なにそれを拒むのだった。
「触んないでよ?」
「はい。頑張ります」
数えきれない前科のせいか、まだ疑いの目を向けてくる。
私は両手を背に回して、無抵抗を示す。
「うん、そのままでいて」
納得した様子の陽菜は、四つん這いになって顔を寄せ、まずは触れるだけのキス
をした。
超柔い。
超甘い。
ああ、ムラムラする。
「痕つけたいけど…明日、撮影だもんね」
鎖骨のあたりを控えめに舐めながら、残念そうに呟く。
可愛い発言に理性が飛びそうになり、ほっぺたの内側を噛んでグッと堪える。
だけど、綺麗な髪の毛の間からチラリと見えた、立ち気味の耳に胸がキュンとし
て、私はほとんど無意識のうちにそれに手を伸ばしていた。
人差し指でなぞると、陽菜の身体がビクッと跳ねる。
「…こら?」
「だってぇ…」
陽菜はじっとりと私を睨み、おもむろに服を脱がせ始める。
そして、キョロキョロとあたりを見回し、落ちていたベルトで私の腕首を縛り上
げてしまった。
「…え?まじで?」
「変態には、変態な方法でいくしかないじゃん」
変態って…
まぁ、否定はできないけど。
「これで抵抗できないね…」
陽菜の手のひらが、私の顔を挟む。
長い間一緒にいるけれど、こんなにじっくり見つめられるのは初めてかもしれな
い。
「ハの字眉毛が可愛い」
「えー…?」
「あと、前歯」
「…さっきから、コンプレックスばかり指摘されるのですが…」
「わざとじゃないよ。ほんとに好きなんだもん、これ」
チュッと眉のあたりにキスをされ、動揺している間に前歯を舐められた。
飛び付きたい衝動に駆られるけれど、腕が不自由でどうにもできない。
せめて、言葉で反撃してやろうと考えたが、その整っている顔立ちには欠点なん
て見当たらず。
「うー…」
「優子いじめるの、楽しい」
再び、柔らかい口づけ。
脳みそが溶けていくような感覚。
心地よくて、幸せで…
「にゃんにゃん、大好き」
知ってるよ、と笑う陽菜にさらに鼓動が速まった。
いったんおしまい。
続き気になるー!
GJ!
続き頼むぅ
エロい人です。
レスうれしす。
こじゆうの続き投下します。
二人がイチャイチャイチャイチャしてくれるもんだから、
話がなかなか完結しません。
エロくない人は逃げてね!
「チビッコのくせに…」
それが、私の胸を見たあとの第一声。
やっぱり、ひどい。
身長、気にしてるのに。
「…お尻上げて?」
「はぁーい」
パンツも脱がされて、これで完全に丸裸の私。
あ、ベルトはしてるけど。
なぜか、腕に。
「優ちゃんは、どこが好きなんでしょうかねぇ…?」
首を傾げ、白い指で肩から肘のあたりをなぞってくる。
手つきがエロい。
瞳もエロい。
口元なんて特にエロい。
攻められている陽菜ももちろんエロいけど、攻めている陽菜は予想以上にエロい
。
「触りたいぃ!」
「はい、うつ伏せになって」
聞く耳なしの陽菜は、うしろから覆い被さるようにして、私の背中に唇を寄せた
。
天然なのか、故意なのか、はたまた悪意なのか。
触れるか触れないかのその愛撫はもどかしくも気持ちよくて、泣いているような
喘ぎ声が漏れる。
「どうしたの?」
「うぅっ…」
耳元で囁かないで欲しい。
吐息が触れて、身体の震えがひどくなる。
「…この体勢、服従させてるっぽくて楽しい」
「っ…にゃんにゃんも変態じゃん!」
「でも、やっぱ、顔が見たいな」
陽菜は私を仰向けにさせ、しばらく顔を眺めた後、ゆっくりと視線を下ろしてゆ
き、内腿にそっとキスをした。
力の抜けてしまった隙に脚を開かれて、抵抗しようとしたが、ベルトの金具のす
れる音がして、それは不可能であることを思い出す。
「残念でしたぁ」
意地悪な笑みを向けられて、一層頬が熱くなる。
「うわぁ…こんな風になってるんだ…」
大きな瞳でそこを見つめ、感嘆の声をあげる陽菜。
これは、さすがに照れるっ…
「ぶっちゃけ、グロいね」
「しょ、しょうがないじゃん!誰のだって、そんな綺麗なもんじゃ…」
不意討ちの生ぬるい感触に、私の声は途切れた。
グロい、と言い放ったわりに躊躇なく、陽菜は私のそこに口づけていた。
「やっ…そんな…しなくていいってぇ…」
「なんで?気持ちよくない?」
「いいけどぉっ…」
「アレはどこ?ここ?」
「うわぁっ」
「やっぱり、ここか。ちっちゃいね」
陽菜は私のクリ●リスを剥き、舌先で擦り始める。
腫れてきた、とか、しょっぱい、とか、イチイチ実況してくるのは、嫌がらせな
のかなんなのか。
パニック状態の脳みそで、陽菜に片想いしていた頃の自分に、この人と付き合う
ならば、いろいろと覚悟しておいた方がいいと忠告してあげたい、なんて思う。
「あれ?味、変わった?」
それはイキそうだからです、と心の中で答えながら、私は全身を痙攣させたのだ
った。
「だ、大丈夫?」
自分でイカせておいて、明らかに笑いを堪えながら尋ねてくるのは、限りなく悪
魔に近い天使。
いや、天使の顔をした悪魔か?
どっちにしろ、彼女に恋をしてしまったただの人間である私は、必死でその背中
を追いかけていくしかないのだけれど。
「気持ち良さそうにしてくれると、テンション上がるねー」
愉快そうに語りながら、私の手首に巻かれたものを解く。
小嶋さんが楽しかったんなら、それでいいですよ、もう。
「する方が好き?」
「優ちゃんは?」
「んー…どっちも好き」
「私も」
「…じゃあ、触っていい?」
陽菜が強く否定しないときには、肯定を意味していると知っている。
私は短いキスを繰り返しながら、陽菜の身体を、できるかぎり優しく倒した。
前半戦はおしまい。
ありがとうございました。
ちょw
GJ
選抜メン関心薄かったけどこじぱ好きになりそうです
やっぱかわいいし懐深そうだしいいな
また書いてくださいね
こじゆう最高GJGJ
なんでもGJで済ますな
わぁ!こじゆうめっちゃ良かったです!!
こじゆうも良いけどこのあつみな萌えるな〜
こじゆうGJ!
たかみなのキャラが童貞ww
どっちも良かったです
後半戦クルー?
こじゆう後半戦気になる!あつみなもよかったです!
エロい人です。
レスほんとに嬉しい。
ありがとう。
こじゆう後半戦投下。
小嶋さんの泣き顔が見たくて、やりすぎてしまった感は否めない。
エロ注意ですよー。
口が腫れる、と本気で怒られるまでキスをした。
苦しかったのか、生理的な涙で揺れる瞳にゾクゾクしながら、服の下に手を入れ
る。
いつも通り、柔らかい。
柔らかい…けど。
「にゃんにゃん、ちょっと痩せた?」
「うん。ダイエット成功した」
「えぇ!やだやだ!プニプニ万歳!!」
「うるさい、エロオヤジ」
嫌だよぉ。
小嶋さんは程よいムチムチ具合が最高なのにぃ。
「細い方が可愛いじゃん」
「そんなことない!変態ごころをわかってない!」
ポカポカ叩いて訴える私と、ウンザリ顔で無抵抗の陽菜。
綺麗な顔は、真顔も笑顔も泣き顔だって絵になるけれど、こういうときのウンザ
リ顔も結構お気に入りだ。
可愛くて、ついつい、わざと困らせてしまうようなことも多々。
「くそぅ、なんでそんなに可愛いんだよぅ!」
「え?話変わってない?」
「お仕置きじゃ!立ちなさい!服を脱いで、膝立ちになりなさい!」
「…はいはい」
相手にするのが面倒なのか、陽菜は素直に服を脱ぎだす。
ただ脱いでいるだけなのに、そんな仕草もイチイチ可愛くて興奮してしまい、途
中、鼻息荒いから、と鋭い口調で注意されてしまった。
「さぁ、少し脚を開きなさい」
「はいはい」
「…届かないから、ちょっと頭を下げなさい」
はいはい、と笑いながら顔を寄せる陽菜。
キスは何度しても飽きないどころか、する度に愛しさが増していく。
フワフワの唇が、卑怯すぎる。
「んっ…」
口づけを続けたまま、胸の先端に触れる。
ピクピク震える眉間が可愛くて、目を閉じるのがもったいない。
「っ…ダメだ…下、触っていい…?」
必死でコクコク頷く陽菜にもう一度キスをして、私はそこに手を伸ばす。
「んぁっ…やばいかもっ…」
既にヌルヌルのそこに、中指の腹を滑らせる。
陽菜は私の頭を抱いて、甘ったるい声で鳴いた。
「入れるよ?」
返事はなかったが、私の方が限界なので構わずに指を入れた。
陽菜の中はとても狭くなっていて、プックリ膨れ上がっている箇所があった。
「んあぁっ!やぁっ!」
押し上げると悲鳴のような声があがって、私は指を二本に増やし、そこばかりを
刺激する。
ふと、手首のあたりに温度を感じて見てみると、肘の近くにまで陽菜の汁が伝っ
ていた。
「あっ、やめてっ!!」
その声には本気の拒絶が含まれていたが手遅れで、指を動かす度に陽菜のそこか
ら大量の液体が飛び散った。
「…おしっこ…ではない…かな…?」
ふやけてしまった指を眺めていると、頭上から嗚咽のような声が聞こえた。
顔を上げると、自分の反応にビックリしてしまったのか、綺麗な顔を歪ませて、
涙を流している陽菜がいた。
「ああ…えっと…だ、大丈夫。大丈夫だから。泣かないで?」
抱き締めて、身体を寝かせてあげる。
陽菜は、私に対して何か文句を言っているみたいだけれど、声が震えているので
うまく聞き取ってあげることができない。
「…ごめんね?」
軽いキスをして、そっと頭を撫でる。
「よしよし」
「…っ…ばかぁっ…」
「本当にごめんね?」
「…やめてって…いっ…のにっ…」
大人っぽくて、いつも余裕のある陽菜の素顔に、不謹慎ながら胸がときめいてし
まう。
顔を背けようとする陽菜に、少し強引に口づける。
まったく、可愛いんだから…
「心配しないで。超可愛いから」
うるさい、と小さく反抗する陽菜に微笑んで、私は視線を下げる。
脚に手をかけると、ビクリと怯えるような反応を見せたが、大丈夫だよ、と念を
押すと力を抜いてくれた。
「掃除しないとね…」
太股のあたりまで濡れてしまっている。
私は舐めたり軽く吸ったりしながら、それを拭っていく。
「きたな…」
「汚くないよ。大丈夫」
止めようとする手を握って、私はそれを続けた。
やがて、敏感な箇所にたどり着き、陽菜の身体に少しの緊張が走ったのがわかっ
た。
「うぁっ…」
「気持ちいい?」
「っ…うんっ…」
すぐにイカせてしまわぬよう、緩くクリ●リスを舐めながら、少しずつ指を埋め
込んでゆく。
奥に当たったところで指を止め、動かさないまま舌での愛撫を続ける。
時間をかけて、愛情を込めて。
「優ちゃっ…」
「ん?」
「イカせてほしぃ…」
「いいの?怖くない?」
「もっ…へーき…」
そこから顔を離し、陽菜の唇に自分の唇を重ねる。
ワガママなふりをして気遣い屋さんなところも、冷たいセリフを口にしていたっ
て瞳はとっても優しいところも、もちろん、綺麗な顔もエッチな身体も、ぜーん
ぶ…
「…大好きだからね?」
中をかき混ぜると、焦らしていた分、すぐに絶頂の前兆があった。
不意に、陽菜のことが愛しすぎて、泣いてしまいそうになる。
私は瞼を下ろし、グッとそれを飲み干した。
「ゆうちゃ…優ちゃんっ…」
私の名前を呼びながら、陽菜は頂点へと導かれた。
しばらくして呼吸が落ち着くと、私の背中に腕を回し、甘えるようにすがり付い
てくる。
「…可愛すぎて困る」
天使でも、悪魔でも。
神様でも、異世界人でも。
私はひたすら、あなたが好きです。
おしまい。
他のカプも書きたいなー。
できたら投下するかもしないかも。
お付き合い、ありがとうございました。
681 :
g:2010/05/05(水) 01:03:55 ID:5Jm/wjvv
こじゆうGJ!
わがまま言うことだけだがまりこじが見たい
ひゃああエロい人最高!
エロい人ありがとう!w
こじぱの優ちゃん呼びにキュンキュンした!!
やっぱ王道こじゆう最高!こじぱのツンデレと優子の子供っぽいとこいい!
他のカプもぜひ書いてくださいw
エロなしのきゅんきゅんするのとかも書けたら書いてほしいです
最近ツインタワーはツインタワーでも多分超マイナーなさえさやに萌える
誰か書いてくれたら嬉しいなあ
エロい人ありがとう!
うけうけしい小嶋かわいすぎビビる\(^o^)/
いつも素敵な小嶋受け書いていただいてありがとうございます
こじゆうもあつみなもすごくよかったです!
次はまりこじ希望。
にゃんにゃん可愛すぎGJ
とても素晴らしいのですけども、
クリ●リス←この表現だけはどうしても萎えるので変えてほしいでス
さえちゃん攻め、ゆきりん受けが読みたいです!
エロい人ありがとう。ほんとありがとう。
まりこじも佐江さやも佐江ゆきも捨てがたいが、自分はゆき佐江でゆきりん鬼畜攻め(SMちっく)希望。
また書いてくれてる!
ありがとう!!
自分は まりあつ 希望w
まりこ様のSと
敦子の時々Sな感じで
出来たらの話だけど
更新毎回楽しみにしてるw
まあGW厨だろうから次は夏休みだろうな
しつこい程にあつみなが良い派
696 :
名無しさん@秘密の花園:2010/05/06(木) 07:57:27 ID:R6LZcwnr
こじゆうGJ!
エロいのたまらない!
でもやっぱさえゆきのエロ激しく希望!
お願いします。。
エロい人です。
レスありがとう。
ほんと感謝してます。
せっかくリクエストしてくれたんだから応えたいとは思うけど、知識不足などで
無理なカプもあるかも…。
とりあえずは、まりこじ投下。
個人的に、麻里子様には弱めな小嶋さんに萌えてるんで、小嶋さん→麻里子様の
片想いという設定にしました。
せつなめ、エロめが苦手な方には回避推奨。
>>490 ごめんね、みなみ。
伏せ字にしない方がいいってこと?それとも間接的な表現がいいのかな?
とりあえず、後者にしておくよー。
私たちくらいの年齢になれば、そりゃあ、そういう気分のときもあるよね、みた
いな話になって、でも、自分で選んだ仕事なんだから仕方ないよ、と言った私に
、じゃあ、私たちでしちゃおうか、と麻里ちゃんは悪戯っぽく笑って。
冗談だろうと思ったけれど、その薄めの唇は本当に私の唇を奪ってしまった。
そんな風にして、缶チューハイ一杯の力だけで身体の関係を持ってしまった私た
ちは、ホテルで同室になったときや、どちらかが一人部屋に泊まることになった
ときには、セックスをするようになっていた。
気持ちいいからいいか、なんて思っていたけれど、ある日、ふと、口づけの途中
で、私はこの人のことが大嫌いかもしれない、と思った。
それくらい、私は麻里ちゃんのことを、大好きになってしまっていた。
「最近、元気ないね」
どうした?と、私の頭を撫でる麻里ちゃん。
どうしたもこうしたもない。
全部、麻里ちゃんのせいなんだから。
「ねぇ」
「ん?」
「私のこと、どう思う?」
絶対に知られたくないという気持ちと同じくらいに、気付いてほしいと、届いて
しまえと祈りながら、麻里ちゃんを見つめる。
「好きだよ?」
あっさりそう答えると、私のほっぺを摘まんで、満面の笑み。
「どーしたぁ?誰かに何か言われたのかぁ?」
まるで、子どもをあやすみたいに、私のことを慰める。
明らかに、友達としての『好き』。
わかってたけどさ。
やっぱり、キツいなぁ…
「イジワルしてくる奴がいるなら、麻里ちゃんがやっつけてあげようか」
「…この人」
「え?」
「イジワルしてくる人」
指を差すと、さすがにちょっとだけ動揺の色が見えた。
私は手を下ろし、嘘だよ、と呟く。
「しよ?」
返事を待たずに唇を寄せる。
泣きそうな顔を、見られてしまわぬように。
「っ…まり…ちゃ…」
始めは驚いていたものの、負けず嫌いの麻里ちゃんは、すぐに反撃を開始した。
弱点の上顎を執拗に舐められ、唾液が溢れそうになる。
麻里ちゃんは躊躇うことなくそれを飲み干してくれて、嫌われてはいない、なん
て確信して安堵する私。
キスを拒まれない時点で、嫌われているはずはないのに。
どれだけ、臆病になっているのやら。
「…発情ネコめ」
意地悪な笑みに胸が締め付けられるけれど、もっともっと酷く扱ってほしいと思
う。
優しくされると嬉しいけれど、あり得ない期待を抱いてしまうから。
こんな脆い繋がり、いつ終わってしまうかもわからないというのに。
「早く触ってよっ…」
抱き着くような形で、背中でベットに倒れ込む。
「…ニャロ、カワユス」
ふざけた口調の麻里ちゃんだけど、その瞳には確かに興奮が宿っていた。
もっと私に欲情してよ。
それしかないもん。
私が、その瞳に映ることのできる理由。
いったんおしまい。
エロい人です。
まりこじ投下再開。
もう内緒でイってしまおうと考えた直後に、指が抜かれてしまった。
「今、黙ってイこうとしたでしょ」
「だって…」
「躾がなってないなぁ、このニャンコは」
麻里ちゃんは、うしろからだっこするような体勢で私に愛撫をしている。
自分のされていることを見せやすく、羞恥心を与えやすいから、とかなんとか。
サドにもほどがあると思う。
「もぉ…許してよぉ…」
上り詰める寸前で放り出されて、もういい、と諦めかけたところで再びそれを与
えられて。
さっきから、そんなことばかりを繰り返されている。
「これ、やばくない?」
「っ…き…」
濡れた指先を見せつけられて、思わず、嫌い、と言いかける。
だけど、やっぱり、そんなことは言えなくて、私は口を閉ざした。
「…なんて言おうとしたの?」
「べ…つに…」
「素直じゃないよね。気持ちいいこと、大好きなくせに」
わかってない。
気持ちいいことも、確かに好きだけど。
私が本当に好きなのは、麻里ちゃんの方だよ。
「すごい汗だね…」
麻里ちゃんは、笑いながら私のうなじのあたりに歯を立てた。
甘い痛みに身体が跳ねて、咄嗟にその腕をつかむ。
「お願い…我慢できないっ…」
「しょうがないなぁ」
こっち向いて、と囁かれ、私はヨタヨタと頼りない動きでなんとかそれに従う。
久しぶりに見た気がする麻里ちゃんはやっぱり綺麗で、鼻の奥が痛くなった。
「脚開いて」
「っ…」
「ちゃんと見ててね?」
麻里ちゃんの指が、私の中に入っていく。
耐えられなくて顔を背けると、ダメだよ、と頭を押し下げられて、強制的にそれ
を見せつけられる。
「やだよぉ…」
さすがに限界でかすれた声で訴えると、麻里ちゃんは、ごめんごめん、と私の頭
を撫で、そっと唇を寄せた。
「…やめて」
触れ合う寸前で、私は告げる。
散々虐めぬいておいて、最後には優しいキスだなんて。
そんなの、幸せすぎて、辛くなる。
「なんで?」
「今はイヤなの」
麻里ちゃんは微かに眉をひそめ、だけどすぐに、まぁいいや、と呟いて指を動か
し始める。
もともとギリギリのところにいた私は、あっという間に果てそうになる。
「イッ…んっ」
酷い。
しないでって言ったのに。
私は麻里ちゃんの口づけに酔いしれながら、最高に幸せで不幸せな気分の中でイ
ッてしまった。
身体の震えがおさまり、唇が離れる。
私は、その頬を叩いてやろうと思って手を伸ばした。
だけと、それは私のことを裏切って、麻里ちゃんの身体に必死でしがみついてし
まった。
おしまい。
小嶋さんのこといじめすぎですかそうですか。
まりこじGJ
ほんとにありがとう。
個人的に弱い小嶋さんが好きだから
こんな雰囲気のまりこじ好き!
小嶋さんのこともっといじめたらいいな
麻里子さまのSっぷりたまらないですエロい人ありがとうございました
よければまたたかみな関係で書いてくださると嬉しいですw
よいですwwww
にゃんは甘くいじめられればいい←
でもにゃんは「麻里子」って呼び捨ての方がしっくりくるかも
「エロい人」wさんの世界観で麻里ちゃん呼びにしてたならごめんなさい
エロい人もう最高!!!
GJGJ!!
まりこじって存在がエロイイよね
こじゆうまた読みたいです!!
それを言うならあつみなも!
いや、もうエロい人は小嶋さん受けだということで、・・・たかこじを(小声
エロい人です。
レスありがとう。
涙ちょちょぎれます。
さえゆき…ゆきさえ…迷ってるけど投下。
モテモテなぽっちゃんにブラックゆきりん発動。
でも惚れてるから弱々の甘々。
エロ注意です。
>>708 リアルで麻里ちゃん呼びだった気がしてそうしたんだが…得意の脳内変換だった
かな?
それはそうと、確かに麻里子呼び萌えますね。
それでいけばよかった。
この人に恋しちゃいけない。
初めて、その笑顔に出逢った瞬間、思ったことだ。
だけど、そんなことを考えている時点で、特別な感情が芽生えていたということ
で、つまり、一目惚れだったのだと思う。
神様からのダメ押しのように歌劇団での共演が決まって、役の上でとはいえ、キ
スまでさせられて。
気持ちをおさえられなくなってしまった私は、ほとんど自棄になって佐江ちゃん
に告白をした。
当然フラれるものだとばかり思っていたから、佐江も好き、と微笑まれた瞬間は
、嬉しくてというよりは驚きで、わんわん泣いてしまった。
「りんちゃん、久しぶり!」
「久しぶりって…まだ三日しか経ってないよ?」
「うっそ!たぶん、めっちゃ会いたかったから、長く感じちゃったんだ」
…っていうか、こんな天然ジゴロ、好きになっちゃうに決まってる。
私はもともと、女の子のアイドルが大好きなんだし。
可愛い上にカッコ良い佐江ちゃんなんか、好きにならないはずがない。
「あ、優子!おはよう!」
心の中で悶えていると、佐江ちゃんは他のメンバーのところへ行ってしまった。
思わず、ため息が漏れる。
出逢ったときの私の懸念は当たっていた。
佐江ちゃんは、誰にでも優しい。
佐江ちゃんに恋をしてしまった私は、優しくされる度に浮かれて、他の子に優し
くしているのを見る度に、嫉妬しなければならない。
「才加、才加!佐江ねっ、昨日ねっ…」
ほら、また。
そんな笑顔で、他の子に話しかけたりしないでよ。
「佐江ちゃん!」
「ん?なに?」
くっ…振り向く姿もカッコいい…。
「…なんでもない」
「えぇ!?りんちゃん、謎だなぁ」
謎なのはそっちだ。
本当に、私は佐江ちゃんの`特別´なんだろうか。
みんなと同じなんじゃないだろうか。
「そんなりんちゃんも可愛いんだけどねー」
「…やめてよ」
「え?」
「可愛いなんて思ってないくせに」
私、何言ってるんだろ。
佐江ちゃん、ポカンとしてるじゃん。
「り、りんちゃん?」
「…ごめんなさい」
「佐江、なんかした?したなら言って?」
私の頭を撫でながら、優しく微笑む佐江ちゃん。
…した。
しまくった。
好きになっちゃうようなことも、そのくせ、不安になっちゃうようなことも。
佐江ちゃんのバカ。
私は、いけないと思いながらもその手を払いのけ、楽屋から飛び出した。
使われていない会議室らしき部屋に入り、はぁ、と肩を落とす。
だけど、直後にドアの開く音が聞こえて、私は慌てて頭を下げた。
「すみません!勝手にはいっ…」
「りんちゃんは可愛いよ。本当に思ってる」
「…佐江ちゃん」
嘘なんてつかないよ、と、ちょっと頬を膨らませる。
「りんちゃん。何、怒ってるの?」
「怒ってるっていうか…やきもち」
佐江ちゃんの大きな目が、さらに大きく開かれる。
「誰に?」
「…みんな」
「みんなって?」
「佐江ちゃんのまわりにいる子、全員」
ついに、白状してしまった。
重いと思われてしまうだろうか。
怖くて顔を伏せていると、頭上で、佐江ちゃんのため息が聞こえた。
「佐江だって妬くよ」
「え?」
「らぶたんとかまゆゆとかさぁ、めっちゃ仲良いじゃん。嫉妬しちゃうよね」
「そんな…言ってくれれば…」
「重たいって思われたら嫌じゃん」
…一緒だ。
私の気持ちと、佐江ちゃんの気持ち。
「佐江ちゃん…私のこと、好きなんだね」
「はぁ?なにそれ」
当たり前じゃん、と、尖らせた唇に、私の唇を重ねる。
「…まだ時間あるよね?」
「に、二十分くらいだけど…」
「よし、急げば間に合う」
私は鍵を締め、その身体に抱き着いた。
胸に耳を当てると、ドキドキドキドキ、大きな音が響いていた。
いったんおしまい。
ゆきりん攻めかな…
まちがいた
エロイ人イイヨーイイヨーのめりこんでます
エロい人を待つ間に小ネタ的な何か
新規だから先に謝ります、すまん
―――――――
「…みなみ。」
ジャンプを読んでいて不意に呼ばれたのは私の名前。
その先にいたのはあっちゃん。
「どうしたの?」って言おうとして気付く。
なんか、不機嫌?
「みなみ?」
「なに、あっちゃん?」
「たかみな?」
「ん〜?」
「高橋!」
「はいっ!」
そこまで呼んで、飽きたのか、はぁ〜ってあっちゃんは溜め息をつく。
暇だったのかなぁ?
まぁあっちゃんってどこか抜けてるからなぁ。
なんて思いながらジャンプに目を戻す。
しばらくしてから聞こえる唸り声。
あの?前田さん?
私、そういうのほっとけないんでスけど?
「あっちゃ〜ん?」
「うぅぅぅぅぅぅぅぅ」
「どしたんですか〜?お腹痛いの?」
「うぅぅぅぅぅぅうぅぅ」
うぅ…まだ唸ってるよ。
どうしよう。
「みなみはさぁ……なんで呼んでくれないかなぁ」
「えっ!?」
なんのことだろう?
呼ぶって何を?何て?
「……敦子、ってさぁ。」
「え?今何て言ったの?あっちゃん?聞こえなかった。」
白状します。
聞こえてました。
ごめんなさい。
「…もういいもん。寝ちゃうもん。」
「え、と、ごめん。おやすみ。」
でも、なんか恥ずかしいんでスよ。
今まで“あっちゃん”って呼んでたからさぁ。
いきなり“敦子”って呼ぶの恥ずかしいんでス!
そ、そりゃドラマじゃ敦子って呼んだけど。
恥ずかしいったりゃなかったよ。
「……あ、敦子。」
ほぉーら〜…やっぱり恥ずかしい。
「なんだよー?みなみ。」
「うへっ!?」
マエダサンオキテタンデスカ?
「えへへ〜。みなみ。みなみ〜」
まぁ、あっちゃんが嬉しいそうにしてるからいいとしますか。
……。
あ、あつ、敦子が嬉しいんなら…ね。
これから努力しますよ、…敦子。
おわり。
いろいろすまんかった
さてエロい人を待ちますか
エロい人です。
さえゆきの続き投下。
やっぱり、ぽっちゃん攻めにしました。
激しめって感じのリクあったけど、二人がお互いにデレデレすぎて甘い感じにな
っちゃった。
さっしーが、あんなものをブログに投下するのが悪いんですよ。
エロ注意。
>>721 あっちゃんのえへへ最強説。
「りんちゃん、好き」
「私の方が好きだよ」
「えー?佐江だって」
「絶対、私」
「じゃあ、どこが好き?」
「あご」
「おい、ブラック」
「嘘、全部好き」
机の端に腰をかけた私に、おでこ同士をくっつけて、何度もキスをくれる佐江ち
ゃん。
始めは、こんな所じゃダメだよ、と拒んでいたけれど、わざと密着してほっぺを
スリスリしていたら、なんとか負けてくれた。
今ではもう、ノリノリでイチャイチャ。
「ふっふっふ…」
「なに?怪しい笑い」
「んーん。佐江ちゃんが好きなだけ」
「佐江もだーい好き」
再び、キス。
誘うように唇を開くと、柔らかい舌が入り込んでくる。
佐江ちゃんの味。
胸がきゅんきゅんする。
「さすがに、脱げないよね」
「うん。パンツだけ脱ぐ」
「…相変わらず、意外に大胆だね」
「イヤ?」
「ううん、大好き」
今日だけで、一生分、好きと言い合っている気がする。
一生分、幸せを感じている気がする。
「あ。あと何分?」
「えーっと…十分ちょいだ。急がなきゃ」
うりゃっ、とスカートの中に手を入れ、私の下着をずり下ろす。
「どれどれ…」
「ちょっ、ちょっ、ちょっ!」
下着の裏を確認しようとする佐江ちゃんを、慌てて止める。
いいリアクションだねぇ、と、笑う顔が可愛いから許すけど。
「じゃあ、直接確認しようかな…」
佐江ちゃんの手が触れて、ピチャリと音が鳴った。
私には見えなくても、自分のそこがどうなっているのかわかってしまった。
「んっ、はあっ」
「声は我慢でしょ?」
佐江ちゃんが、キスで唇を塞いでくれる。
だけど、快感の逃げ道がなくなってしまって、どんどんそれが体内に溜まってい
く。
「っ…しゃえちゃ…」
「急ぐ必要なかったかな?」
佐江ちゃんは、わざと私の好きな部分を避けて刺激する。
気持ちいいには気持ちいいけれど、ちょっと辛い。
「こっち…」
思わず、佐江ちゃんの手を取って、その指がいいところに当たるように動かして
しまう。
佐江ちゃんはグッと顔をしかめて、噛みつくようなキスをした。
机の上に押し倒されて、椅子がガタンと音を立てる。
「ずるいよ、りんちゃん」
「あっ…やっ…んんっ」
「絶対、佐江の方が好きだ」
「っ…ああっ!!」
やっぱり、この人に恋しちゃいけなかった。
一度ハマったら、もう二度と抜け出せなくなるから。
おしまい。
次のカプ迷ってるから投下まで時間空くかも。
待ってくれてる奇特な方には申し訳ないです。
ひとまずは、ありがとうございました。
…エロばっかでごめんなさい怒らないでくださいいややっぱり怒ってください我
々にとってはご褒美です。
メモ:エロい人はドMっと…
ホントエロい人の文章好きです
迷ってるなら片っ端から全部書けばいいじゃない
エロい人ほんっと最高す
あなたの文才は素晴らしい
>>721 あつみな乙です
ニヤケ顔の敦子がすぐ浮かんだw
エロい人さん素晴らしいですね
全部のSSのめり込んで読んじゃってます
基本こじゆう好きでしたが、まりこじとかさえゆきとかも好きになりました!!
是非また書いてください
待ってます!!
エロなしでは生きられない
エロい人・・・・あんたはエロい!!いや、偉い!!
もうじゃんじゃん書いちゃってくださいw
個人的にゆかとも好きなんですが最近は需要ないんすよね・・orz
よかったらエロい人にゆかとも書いてほしいです
ここエロい人専用のスレなの?
あなたも書いていいのよ
エロい人です。
>>733 そうなんだよね。
自分もどうなのかなって思ってたところだから、そのうち個人的にサイトでも作
ることにするよ。
そんな人いないと思うけど、733さんのせいで・・・とか勘違いレスは勘弁なんだぜ。
むしろ、ありがたいから。
>>728 メモを捨てなさい。
さもなくば、お仕置きだぞ?
むろん、君が私にな。
みんなレスありがとね。楽しかったよー。
みんなもどんどん書こう!過疎ってたから救世主が現れた気分だけど、みんなが救世主になれる!
>>721 あつみなGJでした!
私もたかみなにあっちゃんのこと敦子って呼んでもらいたい(*´Д`*)
エロい人ありがとう!
個人サイト作ったら、どっかのらんくに登録していただきたい!
そういやさ
あのランクが変なことになってから
自分のお気に入りサイト様が見れなくなった
んーお気に入り登録しとけばよかった
もえさし最高だったのに
>>733 頼むぜ
っていうかエロい人が個人サイトになったら見つけられる自信ないし
742 :
733:2010/05/09(日) 05:09:49 ID:/sZLEXDY
進む秒針の音が広い部屋に淡々と響く
ノルマの書類を種類ごとにプラスチックケースに収めて一つ深呼吸
思い切り伸びをして時計を見やれば放課後まで後数分、少しの期待感が胸を埋める
今日は保健医が暇を持て余す職員会議も行われず、恐ろしく勘の鋭い戸島先生も調子に乗って出張中
テスト期間中なので部活動も行われず、怪我で来る生徒もほぼ皆無
と、いう事は放課後の時間は割と自由に使える訳で
友人との勉強会はしないと昨日言っていた
いつもパタパタ廊下をかける足音が待ち遠しい
無意識に開いた携帯と同時に学校の終わりを告げるチャイムが校舎全体に響き渡る
待ち受け画面を一度堪能して優しく閉じた
徐々に階段を降りて来る騒がしい生徒たちの声、人の波が過ぎて消えかける喧騒の中
パタパタ聞こえる足音がいつものように一度部屋の前で止まる
一呼吸置き開くドア
「失礼します」
律儀に挨拶をして入ってくる制服、ドアを閉め振り返り鞄を適当な椅子へ置く
意味もなく立ち上がり出迎えれば小走りで近付く体は何の迷いもなく白衣ごと私に抱きついてきた
始まったばかりの放課後に似つかわしいであろう禁じられた二人
閉鎖的な保健室で僅かに周りの酸素が薄くなる
肩口の頭をさらりと撫でれば指は髪に絡まず通り抜けた
髪、伸びたなぁ
今更ながら彼女といる時間の流れを実感した、随分と大人びてきたようにも思う
そういえば禁煙始めてどれくらいだっけ…頼まれた訳ではないけれど、苦いキスをしてしまってからもそれなりの時が経っていた
743 :
733:2010/05/09(日) 05:11:16 ID:/sZLEXDY
そんな事を考えているとふいに顔が上がり視線が不自然なくらい近い距離でぶつかる
そのまま初めからそうなる事が分かっていたかのように躊躇いなく数秒触れ合う唇
少し驚いていると照れくさそうな笑顔を零した
愛しさに任せて再び髪を撫でる、掌に添って額は首筋に埋められた
「どしたの?」
ポツリ呟いた疑問に即答は返ってこずにしばしの沈黙
彼女が部屋に入って来て始めて秒針の音が耳につく、腰に回した掌がリズムを刻みかけたとき
「充電です…」
「ん?」
「テスト始まっちゃうから、頑張れるように」
言いながら強く押し付けられる額、自然と笑みが零れて今度はこちらから抱き寄せた
確かに、少し前にテスト中は会えないねって話をして肩を落としたんだった
明日からまた机をボールペンで叩き続ける日々が始まる
ただでさえ最近友人達に独占されていたというのに次は勉強に拘束されてしまうなんて
心の奥の奥で本音が漏れる
我慢、出来るかな―――――
「ねぇ」
呼び掛けに素直に顔を上げた彼女、疑問を浮かべる瞳をすり抜けて1秒にも満たない口付け
反射的にキスをなぞる彼女の指に誘われかけて
「充電終わった?」
744 :
733:2010/05/09(日) 05:12:45 ID:/sZLEXDY
一歩離れて問い掛ければ首は横に振られる
予想外な答えを結ぶのは彼女の遠慮がちな声
ずるいです
何がずるいのか見当もつかず首を傾げる
持て余した指先がブレザーの裾を握り締めていた
時計の針が夕方を走る
長く伸びた窓枠の影の中潤んでいるようにも見える瞳に捕まえられて
「余計頑張れないじゃないですか」
「何で?」
「…考えられなくなるんです」
本能が一瞬にして知らせてくれた
「先生で、頭がいっぱいになる」
ズルイ、ってこうゆう事だ
先程思ったばかりの自問自答は無駄になっていた
無意識に足が動き出す
外部から侵入者を完全にカットしようとドアへ
しかし到着する前に白衣の裾を掴まれそれを阻まれた
「もう…閉めたから」
もしかしたら、理性の限界を見抜かれていたかも知れない
だとしても構わなかった
彼女に崩されるなら歓迎だ
745 :
733:2010/05/09(日) 05:13:53 ID:/sZLEXDY
ブレザーの中に掌を入れて腰を抱き寄せる
バランスを取れずに腕の中に収まってしまえば
そこからはずっと私のペースで事を進められる
少し肩を押され見上げてくれば
間髪入れずに呼吸を、言葉を、唇を
全て、全て、塞いで奪って
沸々と火がついて行く欲望任せの体
ブレザーを脱がし一つ呼吸をさせてまた塞ぐ
首の後ろに回された腕
時間がこの世になければ一生捕まえられていたかった
「あっち、行こうか」
静かに頷いた彼女に、笑みを抑えきれない
強めに押し倒したベッドの上、まだ足りないと唇をせがまれる様に引き寄せられて
絡み合う吐息の中思考回路が溶け出していく
ブラウスを脱がせて素肌へ触れる
逃げないように押さえ絡める掌
汗ばんでしまいそうなくらい忙しく脈打つ鼓動
これがイケナイ事だとか、常識を大きく脱線していようが関係なく体を這う指先
無意識に跳ねた腰に離れる唇
酸素を求め荒くなる息それと
その眼差しは、狡い――――
言われなくても、見つめられるだけで
加速は止まる事を忘れて彼女の肌を幾度も啄む
746 :
733:2010/05/09(日) 05:15:08 ID:/sZLEXDY
徐々に色付き出す吐息を人差し指で制する
見下ろした恋人はいつも以上に艶美で、オトナだ
少し動けば耳障りに軋むベッド、触れていた唇が揺れる
「も…っ」
「ん?」
「も…と」
自然とついてしまった声を押し殺す癖がどこか切なく感じられても
彼女に求められている事実が消えないだけで充分だった
これからの数日分、私本位で充電させてもらうことにしよう
少し橙色に染まる床に白衣と制服が折り重なった
掴まれた髪から感じる痛みが
我慢の利かない私へのせめてもの罰だと苦笑した
END
中途半端にエロくないし、クオリティも高くないですが
最近あつみなフィーバーだけど、やっぱりまりあつも好きだ
>>747 分かりづらくなってしまいましたが、書いたのはまりあつです
説明不足申し訳ないorz
エロい人ミスユー
サイト発見した俺は勝ち組
>>750 同じくエロい人のサイト発見した
勝ち組ww
これからも期待してる。
俺負け組み
探す気もない
>>747 お疲れ様です、とても萌えさせていただきました!
実は余裕のない感じの篠田先生素敵です
あなたさまの文章、大好きです。よろしければまた書いてくださいませ
自分も勝ち組
必死で探してるのにみつからない自分は負け組
みんなすごいな
ものの1分で見つかったけど
地下板の「ブラックマンション」スレがとんでもないことになってる・・・
俺も探せない・・。
1分でどーやって探せたんですか?
頼む。ヒント下さい。このままじゃ寝れん
ググルとでてくるよ
さっそくググって見つけました。
ありがとう
761 :
名無しさん@秘密の花園:2010/05/09(日) 21:11:32 ID:ONhmKtT7
どう検索すれば出てきますか?
必死で探してるのに・・・
エロい人大人気ですね
>>747 GJ
俺を含めみんなエロいからね。
でもエロくないのも好きだよ。
ということでどんなSSでも待ってるぜ!
やっぱり見つからない
それらしいワードで検索してるんだが・・・
百合系のランキングサイトを探したらどうだろうか
あとは知らん
ていうかググって出るサイトってどうなんだよ…検索避けかけろや
いや 普通に検索じゃ出ないけど
パス無しで見れてたランキングサイトがパス付きになって見れない。。。orz
頑張って
エロい人のサイト見つけましたw
ヒントとしては、兎に角百合ランク系巡ってれば自然にたどり着くかと思う。
後は努力。がんばれ!
今はもう無理
ここ読んでかどうかはわからんが、避けつけたと思われ
この板のお願いを聞いてくれているし、
なおかつ場所がみつかりさえすればヒントも出てますよw
最高です。
板があの人のおかげで活性化していていいですね
もぅこの話やめろよ
ここ以外で読む気ないからうざい
そうだね。
空気読んでわざわざサイトまで作ってくれたエロい人にも悪いから、荒れる前にやめよう。
ここでストップで。
なまものぉぉぉお
777 :
L.O.D:2010/05/10(月) 05:01:47 ID:mAiJZCaG
落ち着いたところで
ゆきまゆ投下
778 :
L.O.D:2010/05/10(月) 05:07:29 ID:mAiJZCaG
「ゆきりんのことが・・・・・好きだっ」
「・・・・えっ」
麻友の瞳は真っ直ぐとこっちを見ていた
だが、すぐに泣きそうに潤み、下を見てしまった。
そんな言葉を伝えられて、自分はどんな顔をしていたんだろう。
我に返り、なにか言葉を返さねばと思うがうまく口に出来ず
視線を泳がせていた・・・・・
「・・・・・やっぱりダメだよね」
「えっ・・・やっ・・・・・・」
「ゆきりんには・・・・佐江ちゃんいるもんね」
深く溜息をついた麻友が歩き出そうとして思わず手を掴んだ。
驚いて振り向いた麻友の頬には何本も涙の跡がついていて
思わずぎゅっと抱きしめそうになり
頭が真っ白になってしまいそうになる。
「最後でいいから・・・・キスしてほしいな、ズルいかな、こんなの」
消えそうな声で呟く麻友。
779 :
L.O.D:2010/05/10(月) 05:10:09 ID:mAiJZCaG
鳴り響く携帯電話。
騒々しい遊園地の一角、カフェみたいな休憩所のテーブル。
由紀は携帯を手に取る。
「あ、麻友でしょ」
隣でにっと笑うのは陽加。
まるで何も思ってませんよと言わんばかりに由紀は澄ました顔をし
てみせる。
「またまたー」
「はーちゃん、どうしよう。麻友のメールの意味が分からない」
「意味が分からない、って・・・・・」
何かに高まって送ってきたメールの内容はアニメの話みたいだ。
「・・・・麻友からメール来たのに」
しょんぼりとした顔を浮かべて、あからさまに肩を落とす。
陽加はぽんぽんと肩を叩いた。
「残念。」
「いやっ・・・・これは返そう!うん返さなきゃダメだ」
「いっつも、返事なに書くか迷って結局返せないとかダメだと思うよ」
「だって・・・なんかもう分かんなくなって面倒臭くなっちゃうん
だよ!!?」
「好きな人からメール来て面倒くさいは無い。」
「うぅーー・・・・・・」
「てかさー・・・麻友の何処が好きなの?」
「・・・・全部?」
「うわ、すっごいアバウト」
「だって、全部。してることも、言ってることも全部かわいい!」
「メールなに返したらいいか分からないけど?」
「やっ・・・だって・・・カップリングとか言われても・・・・」
頭を抱える由紀の姿に陽加は堪えきれず笑い出した。
怒ったように頬を膨らませる。
780 :
L.O.D:2010/05/10(月) 05:14:18 ID:mAiJZCaG
その頬をぷにぷにとつつきながら陽加が言う。
「告白しないの?」
「し、し、しないよっ!?」
「なんで?」
「だって、メンバーだしっ・・・・・」
「女の子だからダメってわけじゃないんだ??」
「・・・・だって、それじゃ・・・好きになった自分を否定するみたいだ・・・」
そう声にした由紀の頭を陽加は引き寄せる
「なら、メンバーだからって、我慢するのも自分を否定してない?」
「・・・・・・・。」
「私はそう思うけどな」
「はー・・・・・ちゃ・・・ん」
思いがけない言葉に泣きそうになる。
きゅっと唇を結ぶと、頭を撫でられた。
いっつも泣きそうになるとこうだ。
すごく気持ちが落ち着く。
「ほら、メール返さなきゃ」
「うんっ・・・・・」
あーだこーだ言いながら、やっとの思いでメールを返すと
すぐに返事は来た。
あんなに考え込んでたのがなんだったのかと思う。
くだらないメール。
だけど、それだけで嬉しかった。
781 :
L.O.D:2010/05/10(月) 05:15:21 ID:mAiJZCaG
イベント会場の廊下、リハーサルが終わって歩いてると、後ろから
飛びつかれる
「りーーーーーーんちゃんっ!!!」
「わわわわっ、佐江ちゃんっ」
「へへーっ!」
「なになになに、どうしたの??」
「なんでもないよぉーーー」
少し焼けた肌、ゲンキングの名の通り、こっちまで元気になりそう
な笑顔。
ようやく離れたと思いきや、背中ごしに腕を回して体重をかけるよ
うにおぶさってくる。
女の子特有のスキンシップといえばそれっぽいが
あまり佐江がそういうことを他の子にしてるのも見たことがない。
「佐江ちゃん、甘えん坊だ」
「りんちゃんには甘えちゃうんだー」
「なんでー?」
「わかんなーい」
「うちが頼りがいがあるからっ!」
「・・・・なんか違くない?」
「そうかなぁ」
「りんちゃんはー・・・なんか女の子、だからかな」
頭の中で言葉を繰り返す
”女の子だから”
「ねぇ、佐江ちゃん」
「んー?」
「佐江ちゃん、メンバーから告られたことある?」
「うん」
「あ、ほんとに?」
「うん、ある。面倒になりたくないから、ごめんねしたけど」
「面倒・・・・・か」
思わず黙ってしまって、顔を覗き込まれる。
「告られた?」
782 :
L.O.D:2010/05/10(月) 05:17:11 ID:mAiJZCaG
「ううん」
「相談を受けた?」
「ううん」
「告りたい?」
「そーじゃなくて・・・・」
「佐江が好きだ」
「佐江ちゃんは好きだけど」
「佐江もりんちゃんが好き」
「・・・・・・???」
「好きだよ」
「それは・・・・・好きと?」
「うん、好きだよ」
「好きってことですか?」
「好き」
「女の子として?」
「好き」
「・・・・・・・自分、面倒になりたくないから断ったんでしょぉー!」
「言うだけタダかなぁと思って」
しれっと言ってみせる佐江の余裕の表情に泣きそうな顔をしてみせた。
「りんちゃんが佐江のこと、そんな風に見てないのも知ってたけどね」
「佐江ちゃーん・・・・・」
「で、りんちゃんは何が聞きたかったの?」
「なんか好きとか言われちゃって・・・・・申し訳ないです」
「りんちゃんが誰かを好きなんだったら、佐江はそれを応援してあ
げなきゃさっ?」
「・・・・あのねっ」
783 :
L.O.D:2010/05/10(月) 05:18:19 ID:mAiJZCaG
と言った瞬間、背後から腕にしがみついてきたのは麻友。
目を見開いて見てしまう。
「ゆきりんつーかまえたっ!!」
「な、なにっ!?なんかの遊び!?」
「ゆきりん見えないから、麻友つまんなくて」
「つまんないってー。楽屋でみゃおとかえれぴょんとかと遊んでた
でしょー」
「麻友はゆきりんの隣にいるのー。」
まるで子供のように言うと、ぎゅぅっとしがみついてきた。
背中から離れた佐江と目が合う
なにかを悟ったように笑う佐江。
少し胸がきゅっと痛む。
”女の子だから”
それでも好きだと言ってくれた人がいて
それでも好きな自分がいて
好きな人は近くにいる。
だけど、どんなに近くにいても手が届かないことを感じてる。
ただ、自分が臆病なだけで。
784 :
L.O.D:2010/05/10(月) 05:19:41 ID:mAiJZCaG
湯船に浸かりながら天井を見上げた
真っ白な天井。
「・・・・女の子だから」
まるで禁じられた二人の歌詞みたいだ
こんな風になるなんて思わなかった
好きになってしまった苦しみが胸を襲う。
女同士じゃなければこんなに悩むこともなかったのだろうか。
まるで陶器のような肌
何かを飲む唇
楽しそうにしゃべる声
全て、手に入ったら、どれだけ幸せなのだろうか。
「・・・何がしたいんだろう」
愛しさばかりが胸を埋める。
もしも、この恋が叶わぬ恋だと分かっているのに
思い続けるのは愚かなのだろうか。
でも、きっと忘れようと思っても忘れることなど出来ないだろう。
そんな言葉が頭をぐるぐると回るのだ
「・・・・好き」
呟いた
本当の言葉。
これを言える日は来るのか。
いや、そもそも伝えたいのか。
言ったらどうなるんだろうか。
佐江のように真っ直ぐに言えるのか。
どう受け止められるんだろう
幾つもの疑問が浮かぶ。
と、その時、脱衣所に置いてた携帯が鳴った。
アッカンベー橋の音。
麻友からのメール。
「・・・・・・・・会いたい?」
785 :
L.O.D:2010/05/10(月) 05:20:37 ID:mAiJZCaG
たった一言のメール。
呼び出された場所まで来ると、すでに麻友はいた。
「麻友っ」
「・・・・・・・・・」
「急だけど・・・なんか困った?」
「・・・・・ね」
「ん?」
「ゆきりんは・・・」
「うん・・・・」
「や・・・・えと・・・・・」
麻友は言葉を濁す。
心臓がばくばく言っていた。
どうしてこんなことになっているんだろう。
まるでこんなに告白するみたいだ。
「ゆきりんのことが・・・・・好きだっ」
「・・・・えっ」
麻友の瞳は真っ直ぐとこっちを見ていた
だが、すぐに泣きそうに潤み、下を見てしまった。
そんな言葉を伝えられて、自分はどんな顔をしていたんだろう。
我に返り、なにか言葉を返さねばと思うがうまく口に出来ず
視線を泳がせていた・・・・・
「・・・・・やっぱりダメだよね」
「えっ・・・やっ・・・・・・」
「ゆきりんには・・・・佐江ちゃんいるもんね」
深く溜息をついた麻友が歩き出そうとして思わず手を掴んだ。
驚いて振り向いた麻友の頬には何本も涙の跡がついていて
思わずぎゅっと抱きしめそうになり
頭が真っ白になってしまいそうになる。
「最後でいいから・・・・キスしてほしいな、ズルいかな、こんなの」
消えそうな声で呟く麻友。
786 :
L.O.D:2010/05/10(月) 05:39:22 ID:Zw3PktK3
「麻友」
「んぅ?」
「ずっとキスしていい?」
「ゆきり・・・・んぅっ・・・・んっ・・・・・」
抱きしめて、奪うようにキスをした。
何度も重ねる小さなキス。
「麻友、うちね、麻友のことが本当は好きだったんだ・・・・・
でも・・・・ずっと怖くて言えなかった・・・・・
どう思われるかとか・・・メンバーだからとか・・・・
佐江ちゃんは本当にうちのこと思ってくれてて・・・
うちの気持ちにも気付いてくれて・・・・・
いろんなこと言ってくれて・・・・・・・・・
でも、麻友に本当のことを言えなかった・・・・・・」
「ゆきりん・・・今聞いたからだいじょーぶ。
麻友だって・・・・怖かったよ・・・・
けど・・・・伝えなきゃって思ったの」
「ありがとう、麻友・・・好き」
「麻友も好き」
「好き」
「麻友の方が好き」
「うちだって麻友が好き」
「いや、麻友の方が10倍好き」
「うちは百倍好き!」
「じゃぁ、麻友は1兆!!」
「ぷっ・・・・・・あははははは、いきなり位上がったじゃん!」
「ははははははっ」
「もーぅ・・・・」
額をくっつけて、手を握る。
優しいキス。
ゆっくりと舌を絡める。
少しの恥ずかしさと愛しさが混じる。
「好き」
呟いた言葉
それに麻友は大きくうなづいた。
赤く火照った頬をそっと指でなぞり
涙の跡を拭き消した。
【End】
787 :
L.O.D:2010/05/10(月) 05:44:47 ID:Zw3PktK3
【後書き】
プロバ規制されてるわ
携帯から書き込みしたら最後一個残してはじかれるわ
●導入してしまった・・・・・・・・・・・・・・・orz
ゆきまゆです、何書こうか考えた瞬間
ゆっきゆきまゆゆーを思い出して
そういえばそんなに見ないCPだなと思って書きました。
途中でゆきさえがあったりとか
色々な見方が出来る作品かなと思います。
エロい人さん、サイト、リンクさせてもらいました。
メール送れるようになったら連絡します。
>エロい人さん、サイト、リンクさせてもらいました。
>メール送れるようになったら連絡します。
こういうの要らない
サイト知ってるんなら直接連絡取れ
>>787 めっちゃいいです
目の奥が痛い><
泣きそうになったよー;;
>>788 直接連絡取れるならそうしてるに決まってるだろ
なんでもかんでも突っかかるのは(・A・)イクナイ!!
結局荒れるのが一番不利益なんだし。嫌ならスルー
ということでL.O.Dさんは相変わらずGJ!
L.O.Dさんの作品は人物がリアルで好きだw
>>790 いや、どう考えても
>>788が正しいでしょww
ここはお前らだけの掲示板、スレじゃないんだよってどんな所でも言われてるだろうが
何的外れなこと言ってんの?
>>788の方が仕切ってて掲示板私物化してるように見えるけど
何が的外れなのかわからないから教えてください
個人的には
>>749あたりからの一連の流れにうんざりしてた
>>774とか
>>775とかでこの話をやめようって話題が出て、一応落ち着いたにも関わらず
エロい人さんの名前出して、しかも内容が私信じゃ
>>788の気持ちはものすごく分かるし、間違っていないと思うが…
私信って私物化してるようなものじゃないのか?
最近あっちゃんはツンをすっかり忘れてるな
>>749あたりからの一連はまぁ仕方ないと思う。
でも、確かに一旦おさまったのを私信でぶり返しちゃった
>>787は失敗だった。
でも、もうその注意は十分にしたし、
>>788に言い返しちゃった人たちも
>>793のおかげで意味がわかったと思うから、この話題は終わりでいいんじゃないかな。
>>794 なんというタイミング。
ごめん、あなたの優しさを無駄にしたww
んじゃ偉そうにすまんかった。
まあサイトに何も書いてないのに勝手にリンク貼ったのがそもそもの原因だと思うけどね、とだけ
798 :
L.O.D:2010/05/15(土) 06:09:19 ID:eQjdD4Ht
海の底にいた。
何故そう思ったかというと
上を見上げたら、空ではなくて
ゆらゆらと光が揺れていたからだ。
乱反射して、キラキラと降り注いでいたのだ。
苦しくはなかった。
ただ、「あぁ・・・・光だ」とぼぅっと眺めていた。
見渡しても魚などはいなくて
周りに誰も見当たらなかった。
音のない世界で光だけが揺らめいている。
少し寂しくなって本当に誰もいないのか声を出そうとしたが
その声も自分で聞こえず
座り込んで今にも泣き出してしまいそうになった。
「あっちゃんっ・・・・・・あっちゃ・・・・・・・・」
遠くから聞こえる声に導かれるようだった。
いや、実際には身体を揺さぶられる程に起こされていたのだが
意識が少しずつ周りを把握していき
さっきのは夢だったんだと気付く。
うっすらと開いた目に映るのは、高橋みなみの姿。
「あっちゃん・・・・起きた?」
「んぅ・・・たかみ・・・なぁ」
かすれた声で彼女を呼んだ。
まるで夢の続きを見てるようで
人がいたことに無性に安心した途端
涙がこぼれ出して、それを見たみなみが声を上げた。
「え、ちょっ・・・・怖い夢でも見た!?」
799 :
L.O.D:2010/05/15(土) 06:09:39 ID:eQjdD4Ht
「んっ・・・・」
「大丈夫!私がいるからっ・・・・・」
そっと頭を撫でてくれる小さな手。
そこに手を重ねて、指を絡める。
あたたかな手。
「ぎゅってして・・・・・・」
「・・・・・」
照れたように頭をかいてたみなみだけど
布団の中に身体を滑り込ませると
優しく抱きしめてくる。
公演前とかに不安になってる自分を慰める時はいつもこうだ。
「どんな夢だったの・・・・?」
「海の中にいた」
「うん」
「声を出しても・・・・・・誰にも聞こえなくて、寂しかったよ・・・・」
「大丈夫・・・・」
ちょっと強く抱きしめられて、息苦しくなったけど
抱きしめられる事が気持ちよくて何も言わずにいた。
「あっちゃん、もう・・・準備しないと」
「ダメ・・・もうちょっとこうしてる・・・・」
「・・・・・」
「もうちょっと・・・・」
まるで駄々をこねるように甘い声を出したら
みなみはそれ以上,何も言わずにただ抱きしめてくれた。
そっと目を閉じる。
洗い立てのTシャツの匂いとシャンプーの甘いのが混じる。
それは誰でもないみなみの匂いで、すぅっと胸いっぱいに吸い込んだ。
ただそこに彼女がいることを確認するように。
【End】
800 :
L.O.D:2010/05/15(土) 06:12:26 ID:eQjdD4Ht
【後書き】
ANNの寝起きあっちゃんが可愛かったので。
私信に関しては申し訳ありませんでした。
GJです!!!いつも楽しみにしています♪
頑張ってください☆★
あ
素敵なあつみなありがとうございました〜!あっちゃんの心の支えはたかみなだと信じてます!!
以前にあつみなを書いたものですが、久しぶりにあつみなを書いてみました。
あっちゃんブログにたかみなの登場回数が多くなった、言い訳maybeの撮影の頃ですが、それは総選挙に何かあったからでは?!という勝手な妄想をしています。
「前田!前田!前田!前田!・・・」
――もうやめて・・・
「前田!前田!前田!・・・」
――お願いだから・・・!
「第2位は大島優子!」
「えぇ〜っ・・・!」
後ろにいるファンの方から不満の声が漏れた。
その不満は優子が二位だったことに対することではない。
私が一位をとるであろうことに対しての不満の声。
わかっているてもりだった、私のことを好きじゃない方もいるってことくらい。
だけど、私はわかっていなかったんだ。
私が想像するより、もっと多くの人が私のことを嫌ってるということを。
その「前田コール」に私は思わず耳を塞ぎたくなった。
でも実際耳を塞ぐなんてできるはずもなくて、嵐が過ぎ去るのを待つように、ただじっと拳を握りしめて堪えるしか私にはできなかった。
「第一位は前田敦子!」
まわりから拍手が聞こえた。
無意識に私の足はうごいていて、いつの間にか私は壇上にいる。
壇上からはメンバー、スタッフさん、ファンの方々が拍手をおくってくれていた。
こんなに沢山の方々が私の一位を祝ってくれている。
――なのにどうしてかな?
なんで私はこんなに孤独なんだろう――
控室では、メンバーが笑ったり、泣いたり、それぞれの想いを胸に総選挙の余韻に浸っていた。
一位だった私にお祝いの言葉をかけてくれるメンバーもたくさんいた。
純粋にお祝いしてくれているはずなのに、『本当にそう思ってる?』なんて、嫌なことを考えてしまう。
なんとなく、控室には居づらくて、トイレに向かおうと扉を開けた時だった。
廊下側に人がいた。
その人は私と反対に控室に入ろうと思ったらしく、勝手に扉が開いて少し驚いたような顔をしている。
そこにいたのはたかみなだった。
たかみなは私に話しかけるでもなく、扉の前からどくでもなく、ただ私の顔をじっと見つめている。
しかし強い瞳でわたしを見つめていたたかみなの表情は、次第に崩れていき、今にも涙がこぼれてしまいそうになっていた。
『たかみな』と声をかけようと思ったその時、頬に微かな風を感じた。
・・・たかみな?
私は――
たかみなに抱きしめられているらしい。
首に手をまわされて、強く、強く、抱きしめられている。
「あっちゃ〜ん・・・、おめでとう〜・・・!辛かったよね・・・・、プレッシャーだったよね・・・!」
私に顔を埋めて、泣きながらたかみなは話す。
「・・・たかみな・・・」
「あっちゃんはさ・・・、普通の女の子なのにね・・・、『あんなこと』言われて辛くないわけないよね・・・、あたしは知ってるよ・・・、あっちゃんすごく頑張ってること・・・!」
――そんなこと言わないで
そんなことを言われたら私は・・・
たかみなは顔を上げて私の顔をみた。
「でもね・・・、あっちゃん・・・、一位って凄いことだよ?誇りをもっていいと思う・・・!おめでとう・・・!」
涙でぐちゃぐちゃになった顔で、たかみなはニッコリと微笑んだ。
今まで誰かに『おめでとう』って言われても、私の心には届かなかった。
でも、たかみなの『おめでとう』は他のものとは違って、私の心に深く染み込んでくる。
たかみなの想いが伝わってきて、嬉しすぎて、優しすぎて、胸が苦しい。
痛い・・・、胸が締め付けられすぎて痛いよ・・・。
――あぁ、そうか、だからかな、私の頬から涙が流れてくるのは。
私の中で我慢していた何が崩れた気がした。
その途端私は大声で泣いていた。
たかみなに抱き着いて、声をあげて泣いていた。
控え室には他のメンバーもいる。私が泣いているのをみんな見るだろう。
だけど今の私にはそんなことはどうでも良かった。
あんなに人がいたのに寂しさを感じた壇上。
だけど今は寂しくない。
ここに温もりを感じられるから。
一人じゃない。
孤独じゃない。
――こんなにも温かなものが、私の側にあるんだ。
――私はそれが、嬉しい。
end
ありがとうございましたm(__)m。
総選挙のガイドブックを元にしたんですけど、あっちゃんのインタビュー記事良かったと思います!
この後続きがあるので、それはまた書けたらなと思っています!
良いあつみなです!
あそこで泣いちゃうのがらしいです
続き期待してます
私、麻里子は今日は久しぶりに野呂さんに会った。
あまりにも久しぶりすぎて、その夜は何回もお互いを求め合った。
そして、終盤に差しかかった頃
「キャプのここ、すっごく濡れてるよ?いやらしいね」
『アンアンアン』
「とっても大好き」
『ドラえーもんー♪
って、言わせるなぁぁ!』
野呂さんは相変わらずネタである。
おしまい。
総選挙のあつみなを書いたものですが、続き書いたのでどうぞ。
かなりの長文になってしまって申し訳ないです。
暇潰しにでも読んでくださると嬉しいです!
まだ、あっちゃんがたかみなを好きになる前という設定になってます。
――ここ・・・どこだろう?
まぶたをゆっくり開くと見知らぬ白い天井が見えて、私は今どこにいるのかわからなくなった。
だけど、すぐにたかみなが視界に入って私は今の状況が理解できた。
と、同時にたかみながいてくれたことに凄く安心感を覚える。
――あぁ・・・、そっか〜、私泣きつかれて眠っちゃったんだ〜・・・
総選挙の控え室で、たかみなの温かさに触れて、私は自分では、もうどうしようもないくらい泣いてしまった。
途中たかみながソファーまで連れていってくれたところまでは覚えてるんだけど。
そのあとはよく覚えていないんだよね。
「あっちゃん、起きた?」
膝枕をしてくれていたたかみなは、私の顔を覗きこむように声をかけた。
顔を近づけられると、なぜだか心臓がドクンと高鳴る。
「・・・・・・・」
「あっちゃん?」
「・・・たかみなの膝枕やっぱり気持ちいい」
「あははは、何それ〜」
本当のことを言ったんだけど、たかみなは私が冗談を言ったと思ってわらった。
たかみなは人を励ます時凄くやさしく笑うと思う。
つい私はその優しい笑顔に見とれてしまった。
できればずっとこうしていたいんだけど、そうもいかないので、私はゆっくりと起き上がった。
控え室には――
誰もいなかった。
「あれ?みんなは?」
不思議に思ってたかみなに尋ねると、軽い口調で「帰ったよ」と答えた。
「え?」
私は急いで時計を見ると、総選挙が終わってからすでに2時間近くたっている。
「たかみなは・・・?」
「え?ここにいるよ?」
「そうじゃなくて・・・!」
そうじゃなくて、なんで帰らなかったの?
マネージャーさんに任せて帰ることもできたのに・・・。
たかみなは私が言いたいことが伝わったのか「あぁ」と頷いた。
「だってあっちゃん気持ち良さそうに寝てるんだもん!猫みたいで可愛くて!」
ニッコリとたかみなは笑う。
「っていうのは冗談で、あっちゃんが目を覚ました時、誰もいなかったら寂しくない?あたしだったら寂しいなぁって」
「たかみな・・・」
「あ、それより、あっちゃんお腹すかない?あたし、パン持ってるから一緒にたべよ」
そう言うとたかみなはソファーから立ち上がり、私に背をむけた。
その時、
私は無意識に手を伸ばしていた。
しかし、その伸ばした手は何も掴むことはなかった。
だってその掴もうとしていた『もの』がちょうど自分のバックの方へと歩き出してしまっていたから。
私は無意識に『何か』を掴もうとしていた自分の手をまじまじと見つめた。
――私・・・
そして、掴めなかった『何か』に目をむける。
小さな後ろ姿。
パンが中々見つからないのか、しゃがみこんでバッグの中を一生懸命探している姿はたまらなく愛おしく思えた。
――あぁ、そっか・・・、たぶん私・・・
私はゆっくりと立ち上がると、まだパンを探してポニーテールを揺らす小さな後ろ姿に近づく。
「あ!あっちゃん!パンあっ・・・・・た・・・・よ・・・?」
たかみなの嬉しそうな声が、急に小さくなったのは、たぶんびっくりしたから。
後ろを振り返ろうとしたその時に、私が背中から抱きしめたからびっくりしたんじゃないかな。
「あ、あっちゃん・・・?」
「ん〜・・・?」
私に首に手をまわされて、身動きがとれずにいるたかみなは顔を俯けて、じっとしている。
「・・・急に、ど、どうしたの・・・?」
カシャリと、パンのビニール袋を弄る音が聞こえた。
「・・・たかみな・・・」
「・・・う・・・ん・・・?」
「髪の毛良い匂い〜・・・」
「・・・そう・・かな?」
「・・・たかみな・・・」
「ん〜・・・?」
私はたかみなの肩に乗せていた顔を、たかみなの顔にもっと近づける。
そして私は自分の頬をたかみなの頬にくつっけた。
「たかみなの肌って暖かくて気持ちいい・・・」
「え・・・・あ、・・・うん、ありがとう・・・」
そのまま、私はまた「たかみな」と呼んだ。
「・・・なに・・?」
「ん〜・・・呼んだだけ」
たかみなは「なんだよ〜」と優しいような困ったような声をだした。
――たかみな困ってるかな?
でも、たかみながいけないんだよ?
私はそっとたかみなから自分の頬っぺたを離す。
そしてたかみなの顔を覗き込むようにして話しかけた。
「たかみなってさ・・・『彼女』いる〜?」
「いないよ・・・って『彼女』ってなんだよー!」
――あ、目があった。
たかみなは私の顔が隣にあるのを忘れて、思わず横をむいちゃったもんだから、凄く近くでみつめあうことになった。
驚いて声もでない様子のたかみなを、私はじっと見つめる。
――たかみな、顔真っ赤。本当に、可愛いんだから。
でもね、いつもよりもっとたかみなが可愛く思えるのは気づいちゃったからかな?
誰にでも優しいたかみなだけど、私にだけはもっと優しくして欲しいとか。
困った顔が可愛くて、もっと困らせたくなっちゃうとか。
もっと、ずっと、ぎゅーってしたいとか。
――それって、つまりさ・・・
「たかみな彼女いないんだ〜!」
「い、いるか!」
ニヤリと笑った私に、強張っていたたかみなの表情も和らぐ。
「じゃあさ・・・」
私はさっきより、強くたかみなを抱きしめた。
「もう少しこうしててもいいよね?」
――気づいちゃったんだ。
この温かくて、愛しいものを離したくないなっていう気持ちに。
それはきっと「たぶん」よりもっと「確かな」好き――
end
本当に長々とすいません。読んでくださったかた、ありがとうございます。
言い訳メイビーの頃のお話で、言い訳メイビーをちょっと意識してかいてみました。
乙乙乙
たかみならしさがリアルに出てていいです
GJすばらしい!なんかリアルっぽくてどきどきしたw私の中のあっちゃんのイメージとぴったり合ってました^^
825 :
L.O.D:2010/05/28(金) 05:16:58 ID:S7/4ws+A
カウントが聞こえる
身体が動く
鏡の向こうにいる自分を見る
上着が重たくなる程汗だくになって息が上がる
今すぐにでも倒れ込みたいぐらい疲れてるし
足はもうパンパンになって動かないぐらい辛い
顔は真っ直ぐ前に、笑顔は絶やさず
そこがあたしの居場所なんだ
とずっと思ってた…………
「あっちゃん重いよぉー」
テレビの音楽番組収録前、リハが終わって控え室の畳の上
みぃちゃんの膝に頭を乗せてあたしは携帯をいじってた。
「んー?」
「話聞いてないフリかぃー」
「んー・・・・」
声を聞けるだけで幸せだった。
仕方ないな、と呟きながら、優しく頭を撫でてくれるうちに
その手の動きがゆっくりになって頭の上に置かれて止まった。
ブログの更新を終えて、視線を上げるとあたしよりも先にみぃちゃんが寝ていた。
なんとなく一緒にいてリラックスしてくれてるんだなと安心して目を瞑る。
うっすらと聞こえる吐息、薄れて行く意識の中で携帯のシャッター音が聞こえて
重たい瞼を開けると、麻里子がニコニコしながら携帯を向けてた。
「みぃちゃん、瞼閉じ切ってないよ、やっぱ」
「もぉー・・・なに撮ってるのぉー・・・・・」
「これ見てよ、寝顔ー」
826 :
L.O.D:2010/05/28(金) 05:17:21 ID:S7/4ws+A
麻里子のいたずらっこの顔
ドアップで言ってしまえば、ひどい写メ
起きてから見せたら怒るレベルのひどさだ
そっとみぃちゃんの膝まくらから頭をどけて立ち上がる。
まゆゆと優子がふざけてるのを、こじぱがぼーっと眺めてて
みゃおは恵令奈とたかみなになにかネタを見せてる。
きたりえは一人漫画を片手に泣きそうになっていた。
お天気と佐江ちゃんは2人で雑誌を見てる。
いつもの楽屋。
差し入れのお菓子をつまみながら、机に体を預ける。
軽い喧噪
劇場の狭い楽屋で三回公演の休憩中に
みんな好き勝手に過ごしてるとちょっとやそっとの音では動じない。
家族よりも長い時間をいるかもしれないメンバーの声や行動は
心地よい程度のノイズだ。
「これ美味しい?」
「んー、しょっぱい」
「しょっぱいのかぁ」
横に座ったともちんとの何気ない会話
一口食べて、残りをあたしの口の中に放り込む。
「しょっぱい」
「でしょ?」
「とも、もういいかなぁ」
「あたしに食べさせてから言うかー」
「あ、いらなかった?」
「別にー」
そう言って笑った。
それだけで良かった。
あたしはその瞬間まで気付いてなかったんだろう
ずっと一緒にいたからいつまでも一緒だと。
別れなんて何度も経験してたつもりなのに
今度は本当にお別れなんだって。
827 :
L.O.D:2010/05/28(金) 05:18:20 ID:S7/4ws+A
「ねぇ、ともち・・・・・・・」
チームレッスンの休憩中、何気なく振り向きながら呟いた言葉
あたしは自分の顔から笑みが消えて行くのが分かった。
そこに彼女はいなかった。
まるで悪い夢のようだと思った。
もう新チームのレッスンが始まって何日も経ってるのに
あたしの心のどこかで引っかかっていたというのか。
「前田さーん、板野さんはいないっすよー!」
指原が笑いながらつっこむとメンバーから笑い声が起こる。
なにをしてるんだろう。
少し恥ずかしくて苦笑いを浮かべると頬をつままれた。
視線を向けると、麻里子だった。
「あっちゃん、寝ぼけてた?」
「まりひゃん・・・・・」
こじぱがちょっと悲しそうな目をしてる。
彼女の横にみぃちゃんはいない。
そう、いない。
心の底へと突き刺さる剣
串刺しにされて、動きが止まりそうになる。
理解してるつもりでも、本当のことを受け止めれていなかった。
もう彼女達はここにはいない。
828 :
L.O.D:2010/05/28(金) 05:18:34 ID:S7/4ws+A
「泣くな」
麻里子の声が低く響いた。
自分が泣いてるのも分からなかった。
指でそっと涙を拭われる。
みんな分かってるんだ。
口に出さぬだけで何かが変わってしまったことを。
成長するためだなんてまるで後付けの口実で
奪われた真実だけが残っていた。
深く息を吸って、堪えようとした瞬間
口をへの字に曲げたたかみなの顔が見えた。
あたしよりも泣き虫なキャプテンは
今にも泣きそうな顔を見てるだけで泣きそうになっている。
「たかみな・・・・・・」
「っ・・・・・さぁーーー!!Aもういっちょ頑張るかぁあああ!!」
可能な限りの大きな声を上げるみなみ。
「がんばろーーーーーーーーーー!!」
それに、はるごんが応える。
みんなが立ち上がる。
みなみはあたしの手を握った。
「あっちゃん、行こう。」
「…………………ん」
消えることのない絆
離れたって共に歩いた時間は変わらなくて
いつだって側にいるというコト。
それぞれが色んな道を歩き始めても
みんなの居場所はここにあって
いつでも待っているというコト……………
【End】
829 :
L.O.D:2010/05/28(金) 05:19:31 ID:S7/4ws+A
【後書き】
百合要素少なめ。一つの記録として。
>>825 乙でス!
チームK、Bバージョンもみたい…!
超乙です!
シャッフルは移動する子はもちろん、残った子も寂しいね(´;ω;`)
某エロい人のサイトのアンケート
連投がひどすぎる><
明日は早朝からのロケ。
選抜メンバーでホテルに泊まっている。
今日私と同室なのはー…
すこし憂鬱な気分で、私は部屋へと向かった。
「あっちゃん。」
ふと声をかけられ顔を上げる。
凜としたその声。
聞いた瞬間、誰のものかすぐ分かる。
「みなみ。」
「今部屋戻るとこ?」
「うん、みなみも?」
「コーラがきれちゃって、自販機で買ってきたとこ。」
「も〜みなみはコーラ飲み過ぎだよ〜!」
なんて軽くふざけあったり。
腕に触れてみたり。
すこし、ちょっとだけ2人の距離が縮まって、
ちょっとだけドキっとする。
長い長い片思い、やっと最近みなみもすこしは私の気持ちに
気づいてくれたような気がする。
「あ、あっちゃー」
と、そこに。
カチャリ、と音がして。
廊下の少し先のドアが開き、陽菜と麻里子が出てきた。
一瞬の沈黙。
「ー敦子、みなみ。
どーしたの?」
麻里子が笑顔で話し掛けて来る。
ーなにしてたの?
「敦子?」
目を合わせようとしない私を不思議そうな顔で見る麻里子。
ー見ないで。
みなみも陽菜も?って顔してる。
「‥麻里子ー行こーよー」
陽菜がちょっとだるそうに、麻里子を急かした。
「篠田なんか邪魔した?」
みなみがううん、って首を振る。
「まあいいや、後でね、」
そう言って麻里子達は行ってしまった。
「あっちゃん…?」
「ーーつく。」
ーかき乱される。
「え?」
「…」
「大丈夫?」
ーみなみが目の前にいるのに。
ー心配してくれてるのに。
なんで。
「部屋、戻るね」
みなみに手短に別れをつげると、私は自分の部屋に戻った。
ベットに倒れ込む。
すぐにイヤホンを耳にはめ、ipodで音楽を流した。
ーみなみ、驚いてたな…胸がずきんと痛んだ。
大好きな人の前なのに、どうしても、感情を乱されてしまう。
私は、みなみが好き。
ずっとずっと、前から。
みなみが気持ちに気付いてくれなくて、
何度も好きでいるのを止めたくなったけど。。
寂しくて、報われない気持ちが痛くて。
ーそれを埋めるように抱いてくれたのは麻里子だった。
なんだか溺れていくみたいだな。と思う。
なんでだろ。いつの間にか戻れないくらい求め合うようになってた。
麻里子をみなみの代わりにした訳じゃない。
麻里子が、私を誰かの代わりに抱いてるのかは、
知らないけど。
ーどれくらいの時間が経ったんだろう。
ドアの開く音がした。
薄暗い部屋に、ふ、と香る彼女の匂い。
「ただいま。」
そう言って今日の同室の相手、麻里子はベットに腰掛けた。
私はちょっとipodの音量を下げて、視線はそのまま画面上に
留めたまま話した。
「おかえり。。」
「起きてたんだねぇ。」
「…」
「敦子。」
「…麻里子が言ったんじゃん。後でって。」
「そだね。」
「…」
「…敦子さぁ、みなみとずっと一緒にいたの?」
「…なんで?」
ー関係ないじゃん。
「いや、なんでそんな避けるかなーって。
敦子帰ってこないし暇だから陽菜とー」
「避けてないし、聞きたくない。」
ー急に、少し乱暴にイヤホンが抜かれる。
ばっと顔を上げる。
「てか、篠田といるのに音楽とか聞いてんなよ。」
冷たい目。
あ、やばい、かも。
「待っ…!ん、ぁっ。」
抱きすくめられて、あっという間に唇を奪われる。
「っ…や、まり…」
噛み付くようなキス。
頭の中にいる誰かを、追い払おうとするようなキス。
心の中はいっぱいになるのに、麻里子のキスに捕われて、
訳がわからなくなる。
目の奥が熱くなってくる。
涙が流れそうになって、やっと唇が解放された。
「ーやっぱり敦子はかわいいね。」
耳元で囁かれて、くやしいけど体が震えてしまった。
服の下に器用に入り込んできた手を押さえる。
「だめ、だって…、」
まだなんとなく頭がぼーっとしてる。
麻里子は私の意見なんか一切聞かずに、続ける。
「嫌ならもっと必死に抵抗しなよ。
てかシャツ邪魔だね、ボタン取っちゃおっか。」
麻里子の舌が首を這う。
はむはむって唇で甘噛みされる。
耳のそばで濡れた音がして、ぞくりとする。
そのままシャツのボタンを外され、ブラが露わになった。
手慣れてて、ちょっとむかつく。
キス。
麻里子の手はブラをたくし上げている。
「だれかと、っ」
「んー?」
「誰かと、今日も…ん…キス、したんでしょ?」
「ーうん。」
「陽菜と、なにしてたの?」
「…」
「ねえ。」
「んーこんなこと、とか。」
そう言うと麻里子は私の肩に手を置くと、
後ろを向かせて、強引に私の体を押さえ付けた。
「ちょっと、麻里子…なに…ひゃぁっ」
「…。」
「ねぇっ、てば、」
お尻を突き出すような格好になった私のスカートをめくって、麻里子が下着の上から舌を這わせてきた。
もどかしい動きと温度に、一気にそこに意識が集中していく。
思いっきり焦らされる。
「ちょっ…と、ぁ、それ無理…っ」
「フーッ」
「んっ」
麻里子がそこに、布越しに熱い息をふきかけてくる。
もっと、
熱くなる。
「敦子変態。とりあえず脱いじゃおっか。」
「わ、だm「拒否権なーし。」
必死に下着に手をかけるが遅し、下着は簡単に足首までずり下ろされてしまった。
「うわ、パンツすごいよヌルヌル(笑)
これ穿いて帰るの?」
なんて麻里子は笑ってる。
羞恥心から顔が熱くなる。
「だ、からダメって、」
「うーん。よく見えます。」
「ーっま、」
ビク。
涎で潤った舌で大きく一舐めされる。
「んっ、ぁ」
もう一舐め。
体がビクつく。
中とか回りとか散々舌で遊ばれたと思ったら、敏感なところを指で擦られる。
下着の上から焦らされた分、舌とか、
指のどこで擦られてるとか、分かっちゃう気がする。
ーもう、だめ…
麻里子は無言で、そこを攻めてくる。
弱いところ、知られていてくやしい。
声を出さないのがつらくなってくる。
「は…みなみは、こんな風にしてくれないの?」
「…ぁ、っ、わかって…くせに…っやぁっ」
ーこんなときに、やめてよ。最低。
「ふーん…」
口調とは裏腹に麻里子の愛撫は激しさを増していく。
「ま…りこ、…しっと、してるの?」
「…」
「ーっ、ぁ…んんーッ」
麻里子がなにか囁いたと思ったと同時に、一気に後ろからいいところを攻められて、私はあっさり果ててしまった。
熱を放つ私の髪をなでて、
「やっぱり顔がみたい。」
そういって起こされると、麻里子は私を抱きしめた。
「敦子。」
力がまだ入らない。
サラサラの髪と彼女の匂いにぐっと胸が熱くなる。
「今日は呼んでくれないんだね、名前。」
麻里子が突拍子もないことを聞いてくる。
今の今まで散々いじめておいて何を…と思う。
「麻里子、って呼んでるじゃん。いつも通り。」
「違うよ。イクときですー。」
「!
じ、自分だって質問に答えてくれてない。。」
「答えたよ。敦子むちゅーで聞こえなかったんじゃん。」
抱きしめたまま、耳を優しく唇で挟まれる。
「…なんて言ったの。」
「嫉妬、してるよって、言ったー。」
ーずるいよ、麻里子。
「…」
「…」
「体だけじゃ物足りないんですか。」
「篠田はこれでも我慢してます。」
ーこんなに貪るように私を求めておいて、まだ私が欲しいんだろうか。
他の子だって、きっと抱いてるくせに。
麻里子の目を見つめる。
「私。たかみなが好きだよ。」
「分かってるよ、」
なに今更、と麻里子が目を細めた。
「わがままなの、敦子には。」
見つめあったまま、麻里子が言う。
ー心まで、奪うの?
「もう1回、次は篠田の名前呼びながら、目見て、イってね。」
いつかは、解けるのかな。
この手を。
無理かも、って自虐的に笑う。
重ねて来た麻里子の手に指を絡ませた。
ーENDー
初投下。長文すみません。
乙でし!
攻めるドS麻里子がエロい(*´Д`)ハアハア
もえさし
―素直になれなくて
.
「もーえのっ」
静かに寝息をたてている彼女を呼ぶ。
ヘタレな指原は萌乃ちゃんが寝ている時くらいしか呼び捨てに出来ません。
起きている時には一度も呼び捨てをしたことが無いから、たぶん萌乃ちゃんは自分がそう呼ばれていると知らないはず。
今だって気持ち良さそうに夢の中。
それにしても
「可愛いなぁ」
思わず口に出してしまうほど。。
こんなことだって萌乃ちゃんが起きている時にはできません。
そりゃあ普段だってどさくさに紛れて言ってみたりもしますよ。
可愛いとか、す、好きとか。
でもそれもノリと勢いがないと言えないっていうね。
付き合ってるのにまともに好きって言えないのってどうなんでしょうね。
本当は真剣に言ったりもしてみたいけど、どうしても恥ずかしくてできない。
萌乃ちゃんはあきれてるだろうなぁ。
でもね。
いつかは絶対に面と向かって気持ち伝えるから。
だから今はこんな指原で許してください。
「萌乃、好きだよ。」
-END-
ヘタレ指原最高!!!!
DD指原だけど、最後は萌乃に戻っていって欲しい・・
もえさし大好き!
846 :
名無しさん@秘密の花園:2010/06/11(金) 07:42:51 ID:6mAbXEy0
保守
フィジカル
昔はともかく、ホテルで麻里子と同室になるのは最近では久しぶりで、とても珍しいことだった。
仕事を終えて、部屋へと歩きながら携帯に目をやるともう深夜といってもおかしくない時間だ。
別の仕事をしていた麻里子はとっくに終わっているはずで、先に眠っているかもしれない。
音に敏感な彼女を起こさぬよう静かにカードキーを差し込み、後ろ手に扉を閉めながらローライトだけをつけた部屋には人の気配がなかった。
ひんやりとした空気。微かに鳴る空調の音。
誰かが眠ったどころか腰をかけた感じさえしないベッド。
窓際のテーブルにカードキーを置こうとして、ちいさなバッグが無造作に放り出してあるのが見えた。
バッグを置いて、麻里子はこの部屋からどこへ行ったのか。
メンバーのプライベートを詮索する趣味はなかったが(しかも自分より年上の大人だ)、何か真夜中のこの部屋の静けさはいやな感じがした。
疲れていた神経が漠とした不安に尖り始めた。
再びカードキーを手に取り、部屋を出た。
人気のないロビーを横切ったとき、ふとさっきも通ってきたはずのラウンジを振り返った。
何の根拠もなく、導かれるようにそちらへ足を向ける。
灯の消えた、がらんとしたラウンジの深いソファ。
黒いレザーは闇に溶け込んで、微動だにせずそこに沈み込んでいる長身を隠していた。
どこか放心したように闇を見つめている、その表情のなさは人形のようだった。
「麻里子」
低くてよく通る、聞きなれた声が呼んだ。
「帰るよ、部屋に」
その声は耳に気持ちがいい。
まっすぐ前を見たまま言葉だけを返した。
「心配しなくていいから、先に寝な」
「こんなとこで何してんだよ」
答えるつもりはなかった。
なかったのに。
勝手に唇は、囁くように言葉を落としていた。
「腹黒麻里子でいるのも、疲れるんだよ」
ひとつ嘘をつけば、その上に塗り重ねるための嘘は増えてゆく。
したたかに、素顔を見せずに、欲しいものを掴み取るために。
誰のせいでもない、自分のせいだから。
誰も責められないから。
だから逃げ道も、帰る場所も、もうない。
毎日微笑んでいる。
平気な顔をしている。
それでも、少しずつ少しずつ、息が苦しくなっていく。
緩慢にあたしは、溺れていく。
同情なんていらない。
けれど無言であたしの手を強く引いた彼女は、部屋への道をもう戻り始めている。
逆らうことさえも面倒で、ただその手に任せて歩いた。
のろのろとベッドに上がろうとして、隣のベッドに腰をかけたままこっちを見やっている視線にぶつかった。
「心配いらないっつの。もう寝るし」
それでもこちらを見ているもの言いたげな瞳に苛立ち、投げやりに続ける。
「なに、それとも抱いて慰めてくれるの」
「抱く?」
「エッチしちゃう?って言ってんの」
「はあ?!」
あたしだって女としたことなんかない。単にできなさそうなことを言ってやりたくなっただけだ。
あたしはわりと何に対してもアバウトに対応できるほうだし大してモラルもないけど、四角四面のこいつにできるわけがない。
予想通りの沈黙が落ちてきたので、さっさとベッドサイドにだけついていた灯を消して横になった。
高層階の気楽さでカーテンを引かずにいたから、月明かりが差し込んでこれでもお互いの顔が見えてしまう。
眠れそうもないけど、目を閉じてれば眠ったと思ってくれるだろう。
座っていた影が静かに立ち上がる。
「そんなんで楽になれるなら、抱くけど」
「え、」
目を見開いたあたしのベッドへ、信じがたい言葉を口にした才加が歩いてくる。
無造作に枕元へ腰をかけた。
柄にもなく焦って、体を起こそうとしかけたその時、両の手首を押さえ込まれて、もう顔は至近距離まで近づいていた。
「え、ちょっと、才加まさか…」
腹が立つ。微かに自分の声が震えた。
よく知っていたはずの人間を知らなかった驚き。
いつもの真面目で初心な表情で、いつもの強い眼で、だけど一度も見たことがない才加を今あたしは呆然と見上げている。
「ないよ」
女の子としたことないけど、でも、麻里子を抱ける気がする
言い終わるのと同時に、迷いなく才加はあたしの唇をふさいだ。
才加は頭がいいしスポーツも万能だ。
頭脳派であり肉体派だ。
前から思ってたけど、頭で考えているときの才加は小心で臆病で優等生で、限りなく女だ。
でも体で考えているときの才加は本能的で野性的で勘がいい。無意識にセクシーで、男っぽい。
本人は気づいてないのかもしれないけど、二人の才加がひとつのからだを共有している。
言葉を紡ぐ隙を与えないように、貪るようなキスを繰り返されて、体が熱くなる。
リップノイズと、吐息と、絡み合う舌の立てる音だけが耳を侵して。
言い訳程度に抗ってみたけれど、もう自分が未知の快楽への期待に負けていることを知っていた。
シルクのパジャマも、シンプルなブラも、簡単に床に落とされて。
息を乱したあたしから唇を離して、身を起こした才加がショーツだけにされた体を抱き起こす。
才加もいつの間にかブラとショーツだけの姿になっている。
あっという間に体勢を入れ替えられ、ヘッドボードにもたれかかるように座った才加の膝の上に、後ろから抱き上げられていた。
才加が立てた膝をひらくと、その膝の上に乗せられている両脚はそのまま大きく開かされてしまう。
「やだ、こんな格好…!離せ、才加、やだって…!」
この体勢だとものすごく抵抗しづらい。これでほんとに経験ないんだとしたら、恐ろしいセンスというか素質の持ち主だ。
才加はさっきからまったく口をきかない。あたしを愛撫することにだけ集中している。
おまえはセックスにまで全力か!と胸の中で悪態をついた。
秋元才加が全力で集中しているときの身体能力たるや、無駄に人数の多いうちのメンバーでも誰一人勝てやしないのだ。
馬鹿なことを考えている余裕があったのもそこまでだった。
「……っっ!」
大きな掌があたしの胸を包み込む。
唇が耳から首筋へとくちづけをくりかえす。
そして、もう片方の手の指が、ショーツの上からゆっくりそこをなぞり始めた。
恥ずかしいくらい濡れたそこを。
「あ、あっ…!はっ、あ、ああ…才、加っ…」
太腿がぶるぶると震える。つまさきがぴんと伸びる。無意識に上体がのけぞって、才加の胸に髪が当たる。
感覚がすべてそこに集中したみたいだ。
怖い。
気持ちいい。
こんなに感じるなんてありえない。
びしょびしょに濡れたショーツの横から指が入ってきた。
はっと息を呑んだときには、あたしのそこはもう才加の指に奥まで犯されていた。
「んぅ…っ!んっっ、んっ、んっ、ぅんっ、く…ふぅっ…!」
膝の上で体が跳ねる。
張った胸を優しく揉まれて、確かめるように長い指を中で動かされて。
「麻里子」耳元で才加が低く囁いた。
「我慢すんな」
「だめっ…そ、こっ!いや、さや、か…もう、イク…いっちゃ、う、あああ……っっ!」
的確に感じるところを探し出した指の動きがだんだん激しくなって、
こらえきれずに大声を上げてあたしはイった。
正直、男としたときでもこんなふうに感じたことはないくらいの勢いで。
膝から下ろされて、ベッドの上にぐったりとくずおれる。
指一本動かせる気がしない。
ショーツが脚から抜き取られ、仰向けにされて片方の腿を抱え上げるように才加が上にのしかかってきた。
すべてを取り去って、ぴったりとふたりのそこが密着する。
才加のそこもすごく熱くて、濡れていて、ああ、欲情してくれたんだ、と頭の片隅で思う。
引き締まった才加の裸は綺麗だった。
ゆっくり、擦り合わせるように、あたしの腿を抱えたまま才加が腰を動かす。
首に腕を回して、その体にすがりつく。
お互いの乳首が触れることにまで感じる。
イったばかりの体はまだ蕩けていて、すぐに再び快感の波が襲ってくる。
「もっと」
「もっとして」
あたしはうわごとのように囁く。
抱きしめている背中をすうっと汗が伝い落ちて、二人は淫らなひとつの影になる。
才加の唇から呻くような声がこぼれる。
「く…っ、麻里…子…っ」
「ああ…またっ…また、イっちゃ、う…おねが、い……」
何度も繰り返し抱かれながら、あたしは自分が泣いていることを知った。
涙が、あとからあとから溢れては才加の唇に吸い取られていった。
「篠田もうへとへとなんですけど」
「そりゃいっぱい抱いたし」
「この体力馬鹿、絶倫、エロ才加」
「うるせー」
ぐったり眼を閉じた麻里子が眠そうな声でそれでも悪態をついている。
適当に返事しながらその細い体を抱き寄せれば、気を失うように眠りに落ちていった。
あたしの首筋に顔を埋めて、無防備な姿を晒して眠る麻里子。
頬に残る涙の跡。
麻里子とこんなふうになるなんて、数時間前まで思ってみたこともなかった。
ぞっとするほど深い闇の色を映した、表情のないあの瞳を見てしまったとき、
自分でも予想外のことを口走っていた。
ただ、何もかも忘れさせてやりたかったから。
誰も誰かを助けるなんてできないけど、それでも。
一晩くらいは夢も見ずに眠れるように。
朝が来ればまた、あたしはいつものあたしに戻り、
麻里子はいつもの麻里子に戻って余裕の顔で微笑むだろう。
こんな夜を分け合ったことなんて、忘れたみたいに。
忘れていい。
同情じゃない。
恋でもない。
何も考えずに、欲望に堕ちて眠れ。
夜明けまで、あと少し。
END
遅れたがお疲れさま!GJ
楽しく読ませてもらった
855 :
名無しさん@秘密の花園:2010/06/20(日) 19:34:58 ID:S3oc/wkr
もえさし投下
856 :
名無しさん@秘密の花園:2010/06/20(日) 20:01:02 ID:S3oc/wkr
「ねえ」
「何」
「…なんでもない」
「なんだよ」
萌乃ちゃんの苛ついた口調に焦らされて、絞りだすように言葉を発した。
「……嫌いにならないでほしい…」
「別に、最初から好きじゃないから」
そうきっぱり言われ、打ち明けたことを後悔した。
寒空の下、公園のベンチに腰掛ける萌乃ちゃんは私を一瞥さえしない。私は萌乃ちゃんの横に立ち尽くしたまま何もできずにいた。
「それ、どうするの」
「えっ…」
「傷。位置が不自然すぎる」
「………」
「黙ってないでさ、なんとか言―」
「私、辞めよっかな…AKB…」
彼女の言葉を遮るように言った。
勿論こんなのは本心じゃなかった。ただ、気を引こうとしている。
萌乃ちゃんが、私の為だけに存在すればいいと思った。
857 :
名無しさん@秘密の花園:2010/06/20(日) 20:03:59 ID:S3oc/wkr
ようやく私の顔を見上げた萌乃ちゃんの目は大きく見開かれ、口は何か言いたげにしている。
「……だって…居場所がないんだ…」
私はアイドルという立場を見失い、気づけば自身の肌を傷つけ、今もこうして萌乃ちゃんを困らせている。
最低だ、私って。
「…――よ」
「え?」
「あるよ」
萌乃ちゃんは私の腕を力強く引っ張って顔と顔を近づけた。あまりの近距離に耐えられなくなり思わず目を逸らしてしまう。
「逸らさないで」
一瞬、その優しい声音に心臓が高鳴った。恐る恐る視線を彼女に戻して、また、心臓が高鳴る。
萌乃ちゃんは泣いていた。目を真っ赤にして今にも大粒の涙が零れそうだった。しかしその目は力強く、私の泳ぐ目を捕らえている。
「萌乃ちゃ…ん」
「ねえ、さっしー」
彼女は私の頭の上に右手をそっと乗せた。その腕にはつい最近に“付けた”青い痣がある。
そして左手で私の腕を掴んだまま、萌乃ちゃんが言う。
「傍にいてよ、ずっと」
嬉しかった。涙が出た。今すぐに抱きつきたかった。
だけど私は疑っているんだ。疑ってしまうんだ。
私は自分に自信がなくて、弱くて、友達すらも信じられない。きっといつかみんなが私から離れていく。萌乃ちゃんだって例外じゃない。いくら愛しているとしても。
「怖いよ…うっ…っく…萌乃ちゃんがっ…怖い…っ」
嗚咽を交えて言った本音に、誰よりも、自分が泣かされた。
「寂しいよ、さっしー」
寒空の下、萌乃ちゃんの唇が私の唇に触れようとする。
私はそれを受け入れると、優しい彼女に甘えるように、彼女を何度も殴った。
いつもみたいに。
858 :
名無しさん@秘密の花園:2010/06/20(日) 20:06:40 ID:S3oc/wkr
【後書き】
萌乃=ツンデレ
さっしー=まさかのDV
何だかんだ言って報われないのが一番萌えるかなと。
本当にごめんなさい。
便乗して、もえさし投下
掌の上で転がされるというのは、こういうことなのだろうか。
「う゛ー」
声にならない声を出して唸れば「さっしーうるさい」とキタリエ。
誰のせいだと思ってんの、誰のせいだと。
心の中でぼやいたって、ただの異常な漫画オタクキタリエはワンピースに夢中。
いったい何回読み返すんだよ。
指原が頭を痛めている原因は、もちろんあのブログの写真で。
一度ならず二度までもというか、近すぎというか、むかつくというか。
DD指原は確かに最近浮気しすぎましたよ?!ええ、しましたとも。
だ け ど も 。
さすがに二度目は堪えました。目が覚めました。
胸がぎゅっと掴まれたみたいに痛かったんですよ。
「もえのー……ちゃん」
楽屋の片隅で名前を呼んだって、彼女は対角線の向こう側。音楽聴きながら、これまた漫画に夢中。
ようせいのしっぽだってさ。指原の知らない漫画。
「そんなに気になるなら行けばいいのに」
しれっとした顔で漫画から目を離さずそう言うキタリエ。
音楽聴いてるときは、ほっといてって事くらい、指原でも分かる。そんなリスクを犯して怒られたら立ち直れない。
「……うっさい」
「ヘタレ」
しょーがないな。と急に立ち上がるキタリエ。嫌な予感しかしなかった。
思わず「ちょっ」と止めようにも、彼女は無視して突き進んで行った。
おろおろして待っていると、萌乃ちゃんを連れてキタリエが帰ってきた。若干不機嫌な萌乃ちゃんが怖い。
「なに、さっしー」
「え、いや、その」
「さっしー、話あるんでしょ」
じゃーねー。と軽やかに対角線へと逃げるウナギ野郎。覚えとけよと三下台詞を心で叫んだ。
「なに」
なに、なに。と言われましても。立ったままの萌乃ちゃんに見下ろされて、頭が真っ白になる。
こういう状況、ほんと弱いんだってば。
視界がぼやけたのが自分でも分かってしまう。
小さく萌乃ちゃんがため息を吐いた。絶対に呆れている。そして、怒ってる。
「もー、わけわかんない」
ぽん。と口調とは裏腹に、優しく左手が頭に置かれた。びっくりするぐらい、安心した自分がいた。
「ほら、泣かないの。メイク崩れちゃうよ」
そんな事言われたって、久しぶりに萌乃ちゃんに触れられたのが嬉しくて、指原高まっちゃったんです。
ぼろぼろ泣く指原は、そのまま萌乃ちゃんのお腹辺りに抱きついた。
萌乃ちゃんはちょっと乱暴に、それでいて優しく頭を撫で続けてくれた。
「も゛えのちゃ゛ーん」
「はいはい」
ヘタレを、これからもよろしくお願いします。
―対角線側―
「萌乃がデレてる!」
「そうだねー」
「キタリエは、ああなるって分かってたの?」
「そうだねー」
「適当に返事すんなやコラー!」
「いたっ!ちょ!痛いってみゃお!」
【あとがき】
萌乃さんは、指原に甘えたりするタイミングを掴めないでいるという妄想
↑のss、報われないのが萌えるって凄い分かります
自分も頑張って書いてみよう
もえさしラッシュに高まった
863 :
名無しさん@秘密の花園:2010/06/24(木) 19:56:09 ID:DQL1Q1B2
柏木×宮澤
>>847 さえまりエロい(*´Д`)
GJ
もえさしもいいのぉ
865 :
うん:2010/06/27(日) 17:40:07 ID:eVEtR+Wy
友X智見たいな
866 :
名無しさん@秘密の花園:2010/06/28(月) 00:32:32 ID:WLsNogMz
こじゆうが好きだなー
867 :
名無しさん@秘密の花園:2010/06/28(月) 22:18:37 ID:kcgnAOHm
でもあつゆう見てみたいなー
>>863 逆でアスパラかけるかぼちゃが好き
こじゆうも好きだけどこじ×誰かをもっと見たい
test
自分はあつゆう推しです!
871 :
うん:2010/06/29(火) 01:38:56 ID:x8QkWE1S
ともとも推しです〜
こじゆう、あつみな、さえゆき推し
test
需要はないと思いますが、さえゆう。
エロになってしまったorz
本日のルームメイトは・・・
「佐江ちゃ〜ん、怖いから一緒にお風呂はいろ〜」
そう、優子。
いつもは子供みたいにワーワー騒いでるけど、
佐江の前では、一人の女の子。
「いいよ!でも、ちょっと準備するから先に入ってて」
「うん、わかったぁ」
ほんとに年上!?って思うくらい可愛らしい子。
でも、そこが好きなんだ。
「遅いよ〜怖かったんだから」
ごめん、ごめん。そう言いながらシャワーの蛇口を捻る。
「ねぇ、佐江ちゃん?」
「どしたー?」
「また黒くなった?」
・・・シャワーを止め、湯船に。
こんにゃろ〜、人の気にしてることサラッと言ったな?
「どの口が、そんなことを言ってるんですかねー?」
両手で頬っぺたをグリグリしながら問いかける。
違うよ!と、否定する彼女の肩を掴み、体を反転させ、
後ろから抱え込む。
「ちょっ、佐江?どこ触ってんの?」
「ん?おっぱい星人のおっぱい?」
「じゃあ・・・なに・・・してるの?」
「お仕置き〜」
軽く頬にキスをして、首筋に顔を埋める。
彼女の匂いが堪らなく好き。
左手で胸を。右手で太ももをなぞる。
首筋から耳元へ、舌を這わせながら。
「やっ・・・・・・っん・・・」
普段なら絶対聞けない、色っぽい声。
何度となく、この声に理性を壊された。
「・・・佐江・・・はや・・・く」
彼女は私の右手をつかみ、敏感なところに運ぶ。
私はその周辺を中指でなぞりながら焦らす。
「どーしよっかなー」
「おね・・・がい・・・」
「佐江が・・・っ・・・欲しい・・・」
吐息交じりの彼女の台詞。
私は我慢できずに指を滑らせる。
「佐江も優子が欲しい」
「あげ・・・る・・・から・・・」
「ほんとにほんと?」
コクコクと頷きながら、私の腕を掴む。
「優子は佐江だけのものだからね」
そう告げ、指の動きを速める。
「もっ・・・と、さえ・・・」
「・・・ぁんっ・・・イッ・・・」
私の腕をギュッと掴み、全身を震わせながら、
あっという間に尽き果てた。
彼女の震えが止まるまで、優しく体を抱きしめた。
「今日から優子は佐江のもの」
「だれにも渡さないんだから」
誓いの言葉と、彼女の背中に、
ひとつのキスマークを残して・・・
end
初挑戦でした。
駄文で失礼しました。。。
GJ!
本当にありそうだ
優子はさえのこと両方いけると暴露していたが
なんでそれを知ってるかって話だもんな
>>879 両方って男も女もってことか?
とにかくGJ!初めてなのにすごいな。また書いて欲しい。さえゆきやゆうこじも好きだ
>両方って男も女もってことか?
そう
ゆうこじ?
失恋の巻? 行きまーす!
鏡越しに楽しそうに電話をする彼女がみえる。
ーー片思いして何年経つんだろう?
そんな事を考えていた。
「ひぃちゃん、ホント面白いんだから」
ケラケラ笑う彼女の声が、胸に突き刺さる。
ーーもう聞きたくない・・・
その場に耐えきれず、楽屋を飛び出した。
屋上へ続く階段。崩れ落ちるように座り込む。
ーー好きって気持ちは伝わってる?
ーーもう少しかまってくれたって・・・
知らぬ間に涙が頬をつたう。
「こじぱ・・・もぅ苦しいよ・・・・・・」
本音が口をついて出る。
「こじぱが誰を好きでもいいよ。でも、ほんの少しでいいから私を見てよ・・・
もっと私にかまってよ・・・矛盾してるって分かってるけど・・・」
「・・・分かってる・・・・・・けど、もぅ限界だよ・・・?」
心が・・・折れた・・・・・
「収録行かなきゃ・・・」
涙を拭い、体を奮い立たせスタジオへ。
ーーこじぱにはひぃちゃんがいる。
ーーひぃちゃんなら、こじぱを任せられる。
ーー2人を応援しなきゃ。
収録中、ずっと考えていた。自分に言い聞かせるように。
今、彼女に会ったら泣き崩れるだろう。
「よし!もう考えないようにしよう」
誰よりも早く楽屋を出た。
でも、エレベーターの前には彼女が・・・
ーー目が合った。
私は咄嗟に顔を伏せ、逆方向へ歩き出した。
異変に気づいた彼女は、私のほうへ駆け寄ってきた。
「優子!」
「こじぱの声・・・」
思わずその場に立ち止まる。
ーーでも振り返れないよ?
ーーだって・・・涙でいっぱいだもん。
「優子?」
「ごめんね、こじぱ。今日、用事あるんだ・・・またね」
・・・嘘。そう言って私の腕を掴み引き止める。
「優子?泣いてるの?」
「ち、違うよ!・・・目にゴミが」
「嘘。私の顔見て逃げた。陽菜のこと避けてるの?」
顔を伏せたまま、大きく首を振る。
「じゃあなに?ちゃんとこっち見て話して」
見上げると、彼女の真っ直ぐな瞳がこっちを見ている。
私は、涙でぐしゃぐしゃな顔を無理やり笑顔にして、今の気持ちを伝えた。
「・・・んーっとね、こじぱのことが・・・陽菜のことが、ずっと好きだったのね・・・。
でもね、今日で諦めたの・・・陽菜を守るのは私じゃなかった。
陽菜にはひぃちゃんがいた。私の想いは叶わなかったの。
まぁ失恋ってやつかな・・・w」
普段どおりにおどけてみせる。
「だからね、2人を応援しようと思ったの!ちゃんと仲良くするんだよ?」
「でも、気持ちに整理がつくまで、もう少しだけ好きのままでいさせてね」
自分の想いを一方的に伝え、彼女に背を向け歩き出す。
ーー少し涙で声が震えたけど、いつもみたいに話せたかな?
ーーちゃんと私の気持ち伝わった?
ーーねぇこじぱ?これでよかったんだよね?
「・・・・・・んないし」
「・・・ん?」
私はその声の先を辿る。
「・・・全然、意味わかんないし。ホント一方的で・・・。勝手に好きになって、勝手に諦めるってなに?」
「はる・・・な?」
「好きなら好きのままでいいじゃん!」
彼女が泣きながら怒ってる。
「陽菜・・・なんで怒ってるの・・・?」
「陽菜の好きって気持ちはどこに行けばいいの?」
「・・・?」
「・・・鈍感」
涙を拭いながら、クスッと笑う。
次の瞬間、私の唇に彼女の唇が触れる。
「・・・えっ?」
「なに?」
「だって・・・陽菜にはひぃちゃんがいる・・・じゃん?」
「なに言ってんの?ひぃちゃんはただの友達」
ーーえっ?どぅなってんの?
ーーひぃちゃんは恋愛対象じゃなかったの?
ーーってことは・・・ずっと両想いだったの?
そう気付いた瞬間、私は子供のように飛び跳ねて喜んでいた。
「やったー!」
「ほんと単純だよね」
「だって嬉しいんだもん!やったやったー!」
「・・・もぅ、わかったから」
「やったね!」
「はいはい」
そっけない返事。
忘れてた。これが彼女なんだ。
そっけない態度も、たまに甘えてくる彼女も、全部ひっくるめて好きになったんだ。
「よし!行こっ!」
「どこに?」
「どこ?って、デートに決まってるじゃん!」
「やだよ〜めんどくさいじゃん」
駄々をこねる彼女の手を握り、歩き出す。
ーーそう。これがいつもの私たち。
ーー当たり前のことを忘れてたんだね。
当たり前ことが当たり前じゃなくなるって・・・
こんなにも愛おしくて、切なくて胸が張り裂けそうになるなんて。
涙が零れ落ちそうになる。
ーーでも、もう大丈夫。
愛する人が隣にいるから・・・
.....
書いてる人子供?
888 :
名無しさん@秘密の花園:2010/07/03(土) 00:13:25 ID:5kmDHFG9
某サイトのゆとり代表主と同じような書き方がうける
しかも、1つ上の順位の人のマネが多い気がする…あれいいのかな…
そういうのは本人に言え
内容薄すぎワロタw
何故久々の投下に喜ばず叩くのか。文句があるなら自分でそれ以上の物を書いてみろよ。それと他サイトの話をするな
893 :
名無しさん@秘密の花園:2010/07/03(土) 01:40:07 ID:x7xlzyxP
叩かれるのは仕方ないけど確かに他サイトの話はしないほうがいいな
ゆうこじGJ!
変なの気にせずまた投下してくれ
前あつみなとかを書いていたものですが、久しぶりに投下します〜。
ツインタワーです。
「あー!こら、優子!そこはさえの場所だぞ!!」
さえは楽屋に入ってきたかと思うとこちらを指さして叫んだ。
「いいじゃ〜ん、へるもんじゃないんだし」
さえに注意された優子は、へらへらしながら、そこから移動するでもなく、さえに返事をする。
「減るの!」
『ずんずん』という効果音が聞こえてきそうなほどの足並みで、さえはこっちに向かってきた。
「ゆぅこぉ〜っ!」
優子の脇にたつと、さえは不機嫌そうな声をだした。
「ん〜、何ぃ〜?」
優子、絶対確信犯。
だって目つぶりながら、顔がすっごいにやけてるし。さえをからかうのが楽しくて仕方がないんだろう。
「どいてよぉ〜っ!」
「えー、やだ」
いっこうにどきそうないに優子にしびれをきらしたのかさえは強行手段にでた。
優子の腕を引っ張って無理矢理どかそうとする作戦らしい。
「んーっ!」
「なんだよ〜」
むくれた声をだして、優子の腕を引っ張るさえだが、優子はそれでも『その場所』をどかない。
――まったく・・・、子供かっ!
あたしが止めないといつまでも、この子供じみた争いは止まらないんだろう。
「優子!さえ!そんなことでケンカすんなっ!」
『仕方ないやつら』と心の中でため息をつく。
「だってぇ〜、さやかぁっ〜!」
さえは怒られたことに納得がいかないのか唇をとがらせている。
「『だって』じゃないの! 優子もダメじゃん、そんなにさえをからかっちゃ」
あたしは隣にいる優子に目線をむけると「は〜い」とニヤニヤしながら返事をした。
「しょうがないな〜、ほら」
優子は立ち上がって、さえに『その場所』をゆずった。
むくれていたさえの表情が徐々に笑顔になっていく。
そして、さっきまで優子がしていたこと、それはあたしの肩の上に顔をのせるということなんだけど、さえも同じようにあたしの肩の上に顔をのせた。
「へへっ」
欲しいものを手に入れた子供のように幸せそうな顔をしている。
本当さえは単純だ。
さえにとってあたしの肩は『お気に入りの場所』らしい。
――まったく・・・、その肩に誰かが顔をのせたぐらいでむくれるなっつーの。
「さーやかっ〜」
さえはあたしの頬に自分の頬をくっつける。
あたしは特にそれに反応することもないんだけど、さえはそんなこと関係なしに嬉しそうにしている。
『さえのこと好きじゃないの?』って聞かれたら、もちろんこう答える。
――『大好き』だって。
可愛くないわけないじゃん。
こんなに懐いてくれてさ、あたしのことを誰よりも考えてくれる。
ベタベタしないのは・・・恥ずかしいじゃん。 こう見えても中は乙女なんだから。
そんなことを考えていたら、もう片方の肩に重さを感じた。
なんだろうと思って顔を向けると、さっきさえに怒られたのに、また優子があたしの肩に顔をのせていた。
優子の顔はニヤついている。
でたな、確信犯。
反対側のさえをみると・・・みるみる表情がかわっていく。
眉間にシワをよせて、唇をとがらせて、『私不機嫌です!』って顔になってる。
「ゆぅこぉ〜〜っ!!」
さえが吠えた。
――あ〜あ、もう知らない。
end
ありがとうございました!エロくも萌えもなんにもないですが、日常でありそうだなってことをかいてみました。
ツインタワーが最近仲良くて何よりです。でもゆきさえも大好物です。
>>883です
空気壊してごめんなさい
お邪魔しました
>>901 ツインタワーありがたやありがたや(^人^)
905 :
名無しさん@秘密の花園:2010/07/06(火) 23:59:13 ID:GTqQtbst
さしりえ希望
>>901 遅くなったけど、GJ!よかった。
ツインタワーは和むw
もえさし投下
携帯から失礼
泣かないでと言えない自分が、少しだけ嫌いだ。
リハーサルでちらりと見えた辛そうな顔が、頭から離れない。私は笑っていたのに、あのヘタレは眉毛を下げていた。気に食わない。
家に帰って携帯をぱかぱかさせたところで、何も光りはしない。きらきらとデコレーションされたそれだけが虚しく光る。
悩んでいるのがバカらしくなり、お風呂へと向かう。そんな気分の時に電話が鳴った。開いた画面のサシハラの文字に、体がかゆくなった。
ポリポリ
「もしもし」
「もえのー」
「何?」
すん。と聞こえた鼻をすする音に篭る声。また指鼻になってるよと言えない自分はいつも通りだ。視線が泳いでる自分は、彼女に何を思っているのだろうか。下がりきった眉毛や、潤んだ瞳なんて見慣れていたはずなのに。頭に浮かぶだけで、あったかくなる。
「さしはら」
名前を呼んだって返事は返ってこない。すん、すんと控えめな音で泣くのは、泣くのに慣れているからだろうか。
飽きてきた。
しばらく待っていたものの、一向に話す気配の無いサシハラ。ぷつりと頭で途切れた思考に、私は自分で呆れた。
「好き」
ふっと浮かんだのは、頭を叩きたい衝動と愛しさ。
「ばっ…か」
「バカなのはさしはらだし。ね、お風呂入りたいんだけど」
「あ、うん」
至って冷静にそう返されて、私はよっこらせとベッドから腰を上げた。
「ていうか、絶対もえのの方がバカだし」
「なんだとー」
いつの間にか泣き止んでいるサシハラは、ちゃっかりしていると思うんだ。腰に手を当てて、次の言葉を待っていると、笑っている自分に気付いた。
「ありがとう。萌乃ちゃん」
また体がかゆくなる。むずむずとくすぐったくて、体をポリポリとかいてしまう。わざとなのか、自然と出たのか。久しぶりに聞いた呼び名には赤面せざるをえなかった。
「ヘタレのくせに」
おやすみ。と続けてしまえばさよならだから。もう少しだけ立ち話がしたいと思う自分が、何とも憎たらしかった。
――
あとがき
サシハラブログが疲れている印象を受けたので書いてみた
いつもながら乱文失礼しました
書き手の板離れが著しいな・・・
>>910 みんなサイト作り始めたから秋葉百合ランクが人気
912 :
名無しさん@秘密の花園:2010/07/12(月) 20:19:26 ID:8/IEEUZg
クソガキふざけんなよ
916 :
L.O.D:2010/07/15(木) 13:40:15 ID:FB7/5bHr
あっちゃん×さしこで。
917 :
L.O.D:2010/07/15(木) 13:40:42 ID:FB7/5bHr
「このTシャツどうっすか、前田さん!!どん」
「かわいくなーい・・・・」
「え、めっちゃかわいくないっすか?」
「さしこ、それはないよー。どこで買ったの?」
「原宿ですけど・・・・・」
「一緒に歩きたくないなぁ」
チームAのレッスンが始まって意外だったのは
一番しゃべってくれるのが前田さんだった、ということだ。
うちは人見知りのしゃべりたがりという困った性格で
オリメンの皆様とちゃんとコミュニケーションが取れるか
不安で不安で前の日の夜から吐きそうなぐらいだったのに。
最初はうちが着ているおかしな(いや、自分としては至って真面目に面白かわいい、と思う)
Tシャツやらファッションの組み合わせに
おしゃれくそ野郎な前田さんがまさに微妙な反応をしてくれた上に
それをブログで晒してくれたところから始まる・・・・
雨の日だった。
しとしとと音を立てて雨は降っていた。
ベッドの際に背をもたれ、スーパーカップの味噌をずるずる食べてる時に携帯が鳴った。
「え、ちょ・・・・前田さんからメール!?なに、なんだっ!?」
『さしこ、服買いに行くけど来る?』
「はぁっ!?な、なんなんすか!?え、これは罠かっ!?・・・・・・・『どこですか?』」
『原宿がいいんだよね?』
「・・・なんか原宿で服買う人みたいになってるけど・・・『あ、はい、お願いします』」
『じゃぁー、カフェで待ってるね』
918 :
L.O.D:2010/07/15(木) 13:41:09 ID:FB7/5bHr
その後、カフェの場所が送られてきて
ものすごい勢いで化粧をして、出来る限りのおしゃれと
北原から借りパクしているブーツを履いて家を出た。
不思議な感じだった。
バカなこと言ったり、ともちんさんにキレられたりするのを見て
笑ってる前田さんに呼び出されて、服を買いに行くだなんて。
そもそも呼び出される、という言い方がすでにパシリ感が漂ってるなど
悶々と思いながら、着いた先では前田さんが先に飲み物を飲んでた。
「すいません!遅れましたっ!」
「なんもだよー」
「ってか、いきなりメール来て、マジビビったんですけど」
「近くで撮影しててー、次のお仕事まで空いちゃったからさ」
「板野さんとか小嶋さんいなかったんすか??」
「なんかさしこ呼んであげた方がいいかなーと思って」
「あ・・・・ありがとうございます」
カフェを出て、なんとなくブラブラと歩きながら
前田さんにくっついて回るだけの簡単なお仕事
いつも自分じゃ入れないようなお店にガンガン入って行く様だけで
ゲームで言うならHPが削られて行くような気分だ。
「これ、着てみて」
「ちょ、これですか!?難易度高っ!」
「大丈夫、スキニーとかでも合わせれるから」
言われるままに着せ替え人形。
着たこともないようなブランドの値札を見て、鼻血を吹きそうになる。
あぁ、地元にいたら、袖を通すこともなかっただろうに。
「前田さんっていつからオシャレに興味あったんですか」
「いつだろ?んー・・・撮影とかで着せてもらって、かなぁ」
「いっぱいかわいい衣装ありますもんね」
「こんなデザイン好きだな、とか、スタイリストさんの他の仕事見たり、とか」
919 :
L.O.D:2010/07/15(木) 13:41:49 ID:FB7/5bHr
服を選びながら、ちょっとした会話。
北原と着たって、ネタ要素のあるものを探すばかりで一向に選べないのに
今日はもう服を選んでるフリをしているだけだ。
「ファッション雑誌とか読んでも、全然頭に入らないんすよね」
「えー、うなちゃんとか普通にファッションの話するよー」
「北原、そんな話するんですか!?うちと一緒にいたら、一切ないですよ!?」
「気心知れてるってことなのかな?」
前田さんがふにゃっとした笑顔を見せる。
そんな顔いままで見たことなくて、思わず手が止まった。
「ねー、さしこ、やっぱこれかわいくない?」
「あ・・・・はい」
「ん?」
「え、いや、かわいいと思います!」
「これにしようかなぁー・・・・」
レジで支払いをしている姿を尻目に他のアクセサリーとかも手に取る。
不思議な時間だった。
自分が前田さんと一緒にデートをするだなんて。
店を出ようとしたその時、前田さんが袋を突き出す。
920 :
L.O.D:2010/07/15(木) 13:42:05 ID:FB7/5bHr
「え?」
「さしこにプレゼント」
「な、な、なんですか!?だって、何もないですよ!?」
「あまりに恥ずかしい服着てるから」
「ヒドッ!!ドSとかそういうレベルじゃないですよ、前田さん」
「格好だけでもかわいくするべきだよ」
「だけ、ってなんですか!??!」
すごく真面目な顔でそう言い続けてた前田さんだけど笑いながら、こう続けた。
「嘘。似合うかな、と思って」
「本当ですか、ありがとうございます!!」
「じゃぁ、お礼は・・・・・・」
顔が近づいてきて、奪われた唇
立ち尽くすことしか出来なくて、ほんの一秒が長く感じられた。
「ま・・・えだ・・さ・・・・ん?」
「んふふっ・・・今度、またデートしようね」
「・・・・・はぁ」
気まぐれな彼女は手を振りながら去っていった。
うちは何がなんだか分からないまま、原宿の街中に立っていた。
【Fin.】
921 :
L.O.D:2010/07/15(木) 13:42:36 ID:FB7/5bHr
最近、あっちゃんのブログでなにかといじられてるんで一ネタ書いておきました。
ありだな、と思った自分にビックリしましたw
あっちゃんはドSだし相性バッチリですね
面白かったです!
実際女の子が好きなの?
何度この質問が優子に尋ねられただろう。
そのたびに優子は「えー・・・いやーw」
なんて少し意味深な発言をしたり大事なとこで言葉を濁らせたりしている。
きっと曖昧にしておいたほうがいろいろと都合がいいんだろうってことくらい分かるし、
それにファンの皆さんを期待させてるんだろうなって思う。
でも期待してるのはファンだけじゃないんだよ・・・。
「こじぱーーーー!!」
そう大声で叫びながら小さいのに存在は人一倍大きい子が楽屋に入っていきなり私のところに飛び込んでくる。
いつものことだからもう慣れてるけど。
「今日も抱き心地抜群だね!」
・・・べたべた触られるのも慣れた。
「・・・動きにくいし、それに陽菜暑いんだけど」
本当は動くつもりなんてないし冷房が利いてるこの楽屋で暑いなんてことはないけど。
「えーいいじゃんか『駄目』」
「素直じゃないなー小嶋さんは。あ、そだ、じゃあこじぱがあたしに抱きついてよ!それなら文句ないでしょ!」
陽菜の拒否をすんなりかわして逆にお願いをしてきた。
「なんで陽菜が抱きつかなきゃだめなわけ?」
「だってこじぱのこと好きなんだもん!毎日触れたい!でも抱きつくのが嫌ならちゅーでもいい・・・・」
また変態発言しようとしたその時、
優子ー、と楽屋の奥にいる佐江に呼ばれて優子はそのままあっちへ行ってしまった。
「・・・はぁ」
一人ため息をつく。
幸い楽屋はいつも通り賑やかで誰一人陽菜のため息には気づかない。
優子がべたべたしてくるのも変態なのも会えば必ずのことで慣れてるはずなのに。
ちゅーだって優子から何回かされているのに。
でもいつも、どれだけ慣れても、優子の真意は分からない。
ねえ、本当に女の子が好きなの?
それともただのスキンシップ?
これだけ近くにいるのに本当の気持ちはわからない。
聞きたい、でも聞いてしまったら優子は離れていきそうな気がする。
だから陽菜はわからないまま優子に触れられるのを待つしかないんだ。
触れた部分が熱く反応することも、いつか離れてしまうんじゃないかという不安も、
好きと言われるだけで胸が苦しくなることも、陽菜も好き!って言いたいことも全て隠して。
「こじぱが好き!」なんて笑顔で言ってくるけど、好きなのは絶対に陽菜のほうなんだよ。
毎日触れたいのも陽菜のほうなんだよ。
「にゃんにゃんお待たせ!」
そんなことも知らずに君はそのあたしの大好きな笑顔のまま抱きついてくる。
「暑いんだけど・・・」
今日も触れられた部分が熱を帯びていく。
分かりにくくてすみません。
BINGOの次週予告をみて、
優→こじは多いけど、こじ→優ってあんまり見かけないなと思い
初めて書かせていただきました。
小嶋さんの無抵抗だったり軽い拒否の裏側があればいいなっていう妄想です。
失礼いたしました。
萌え!
GJです!!
あっちゃん×さしこもこじゆうもいいぜぇ(*´Д`)
GJです
929 :
名無しさん@秘密の花園:2010/07/16(金) 14:50:31 ID:QdjLkcYX
にゃんさん最高に可愛いです
っとスマン上げた
931 :
L.O.D:2010/07/19(月) 02:00:20 ID:eVNsl4CO
病みはー×ゆき
苦手な方は飛ばしてください。
932 :
L.O.D:2010/07/19(月) 02:00:39 ID:eVNsl4CO
パタンッ
携帯を畳む。
何件かのメール。
じっとそのままサブディスプレイを眺めていた。
「はーちゃん?」
「・・・ん?」
はるごんに呼ばれて、顔を上げた。
「疲れたの?」
「そうだね、疲れたよー」
汗を拭いたタオルなどを片付けながら、そう答える。
後はなにげない会話。
荷物を片付け、スタジオを出る。
陽はすでに陰り、夜を告げる。
おもむろに携帯を取り出して、電話をかけた。
「起きてた?」
933 :
L.O.D:2010/07/19(月) 02:01:03 ID:eVNsl4CO
目を覚ましたのは昼時過ぎで母の影は無く
せっかくの休みに食時すら忘れて眠ってしまったことに多少の後悔を感じ得ない。
もそもそと寝床から這い出して、用意されてたらしき昼食にありつく。
メモが残されていて、母は夜まで帰ってこないらしい。
出かけようかとも思っていたのに、用事が特にある訳でもなく
いつものめんどくさがりが災いして、家から出るのを諦めた。
アイドルのDVDを散々見て、部屋の片付けでもしようかと思った時
電話が鳴った。
「はーちゃん」
「起きてた?」
「うん」
「お母さんいないんだね」
「・・・え」
「家上がっていいでしょ」
「はーちゃん・・・・どこいるの?」
「家の・・・前だよ」
すぅっと息を吸った。
手が震えてるのが分かる。
扉を開ければ、彼女はいる。
ドアノブに触れて、一瞬、戸惑う。
彼女との関係はずっと前からだった。
何も知らずに上京してきたばかりで子供だった自分に対し
彼女は優しく、時に年上として、様々な事を教えてくれた
一方で、その隙間に入り込むように
自らの欲望のはけ口のように扱われることもあった。
怖いと思いながらも、濃い蜜のように絡むその熱に
犯されてしまっていたのは自分のせいなのかもしれなかった。
ゆっくりとドアが開く。
せっかく起きてるけどもう寝る
935 :
L.O.D:2010/07/19(月) 02:01:25 ID:eVNsl4CO
「なにしてたの・・・?」
「お昼まで寝てて・・・DVD見て」
身体が寄せられる。
レッスンの後、香水はつけてるが汗の匂いが混じる
抱きしめられるだけで、頭がクラリとする匂い
「嘘だ・・・」
「本当だよ・・・・」
「片山がいない間に誰かと会おうとしてたんだ」
「そんな事・・・・・」
言いかけて、唇を塞がれる。
無理矢理、歯の中にねじ込まれる舌。
乱暴に押し倒され、逃れようとしても離してはくれない。
「んぅうっぐっ・・・・・」
「ほら、拒もうとする・・・・やましい事があるんだ・・・・・」
「違っ・・・・・・・」
936 :
L.O.D:2010/07/19(月) 02:01:55 ID:eVNsl4CO
脱がされるというよりも剥がされる。
怖くて、身体が言う事を聞かない。
殴られたりするわけじゃない
だが、まるでそれは主従のようだった。
白い肌につけられるのは赤い指の跡
壊されるんじゃないかという恐怖を覚える
「誰にも見られないように・・・・・すればいいんだよね」
「・・・はーちゃん・・・なに・・・・するのっ」
風呂場に連れていかれ、シャワーを捻る音
水浸しになりながら、目を開くと、彼女はカミソリを手にしていた。
「ダメッ・・・・・ダメだよ・・・・・はーちゃん、それは・・・・・」
「無くしちゃえば・・・・・・浮気なんてしないよね」
「・・・・無くっ・・・・やめてっ・・・・・・」
「動かないで・・・・痛くしないから・・・・・・」
力づくで足を掴み、広げると、彼女が手にするカミソリは
ゆっくりとその柔肌をなぞり、恥丘に触れる。
震える身体を強ばらせ、背ける耳に聞こえるのは
黒々とした茂みを刈る音色。
丹念に、膨らみに合わせ、やわやわと
時折、きゅっと強く摘みながら奪われていく。
「由紀は私のだから」
「・・・・・・・・・・・うん」
「誰にも渡さないから」
「・・・・・・・・・・・うん」
そう呟きながら、全てを剃り落すと、柔らかく抱きしめられる。
何も言わず、ゆっくりと目を閉じる。
光は収束し、闇の中に消える。
彼女を受け入れれば、ラクになる。
何も考えずに。
【Fin.】
937 :
L.O.D:2010/07/19(月) 02:02:49 ID:eVNsl4CO
【後書き】
このスレでも病み物ってあまり見ないので挑戦として。
乙
スマン間に挟んでしまった申し訳ない
初書き込みです。
最近ハマったので性格や細かい点が違ってたら申し訳ないです。
「あっちゃん可愛いかったなぁ…」
優子は今日の撮影を思い出し、ポツリと言った。
「…」
陽菜は何も言わず自分の手元を見つめている。
「佐江も最近益々可愛いよね」
優子がニヤニヤしながら言うと、陽菜は少し機嫌が悪そうにボソリと呟いた。
「…陽菜は…?」
「え?もちろん可愛いに決まってるじゃん」
優子がそう答えても
「そんなついでみたいに言われても全然嬉しくない」
陽菜は益々機嫌が悪くなったように優子から顔を背けた。
「いやいやついでじゃなくて、心からかわいいと思ってるよ?」
優子は少し焦って陽菜の顔を追いかけた。
「ウソつき」
「嘘じゃないって。どうしたら信じてくれるかな〜」
優子が頭をかくと陽菜は言った。
「言葉だけじゃ信じない。行動がないと信じられない」
「行動って…」
見ると陽菜は何かを求めるように目を閉じていた。
これは…キスしても良いのか?
ちゃんと付き合い初めてからはなんか照れ臭くて、ちゃんとキスをしたことがなかったから…
それじゃ遠慮なく…
唇に少しずつ近づき、あと1cmで触れるという距離で不意に陽菜の目が開いた。
「…あ〜…えっと…」
その目は優子の方をじっと見つめている。
思わず顔の温度があがるのが分かった。
「ヘタレ」
陽菜は軽く優子の頬をつねって背を向けてしまった。
だって、見られてると緊張するじゃんね?
優子は小さくため息をつき、陽菜の背中を見つめた。
【終演】
いいね
素敵なお話ありがとう。
次も期待してまーす。
ありだと思います
物凄く空気読んでない書き込みだったらすみません。
AKB48というか、マジすか学園の妄想が溢れてるんですがマジすかSSはさすがにスレ違いでしょうか?
全然アリと思います
>>945 ありがとうございます。
もう少し内容を練ってから書き込みしたいと思います。
書き込んだあかつきにはよろしくです。
マジすかこの前見終わった所で自分の中ではかなり熱いです。
トリゴヤとサドのでこゴッツンみた日にゃあ仕事も手につかねぇ。
期待してます!
では今から投下します。
少しでも誰かに喜んでもらえれば嬉しいのですが…
「それじゃ優子さん、そろそろ失礼します」
サドはそう言うと立ち上がり優子に頭を下げた。
「また来まーす」
今日は珍しくトリゴヤを連れての見舞いだった。
「おう。悪かったな。気をつけて帰れよ」
優子は病人らしからぬ笑顔で手を挙げ、二人を見送った。
病室を出るとトリゴヤはサドの腕にしがみついた。
「優子さんいつ退院できるのかな」
「もうじきだ」
サドはトリゴヤの方は見ずに一言で返した。
「あいつ忘れ物してんじゃねえか」
サドとトリゴヤが病室を出たあと、優子は二人の忘れ物に気付いた。
「しっかたねぇなあ」
髪をかきあげて、優子は病室を出た。
幸い二人の後ろ姿がすぐに見えた。
「おーぃ…」
優子は声をかけようとして動きを止めた。
「サド冷たーい。ま、私は優子さんじゃないから仕方ないか」
トリゴヤが言うと、サドはキッとトリゴヤの方を見た。
「なにを…っ!」
その瞬間自分の唇にトリゴヤの唇が触れた。
「サドの唇ゲット」
トリゴヤは悪怯れずにこりとした。
「あの二人…」
優子は丁度二人のキスシーンを目撃して困惑した。
結局声をかけることができず、部屋に戻ってきた。
「付き合ってんのかな…」
冗談とも考えたけれど、サドはジョークでもそんな事しないような気がして…そんな言葉が浮かんできた。
「んだよ…」
翌日、サドは一人で病院にやってきた。
「優子さん、調子はどうですか?」
何も無かったようにいつもと変わらずサドは言った。
色々と考えていた優子は何だか気が抜けて笑ってしまった。
「お前、昨日これ忘れてっただろ」
忘れ物を優子が差し出すとサドはハッとして謝った。
「すみませんでした」
「謝んなよ。ところでさ」
優子はなるべくさり気ない言い方で切り出した。
「お前トリゴヤと仲良いよな」
「ええ、同じラッパッパの仲間ですから」
サドは逆に不自然なくらいさらりと言った。
「あー…なんかよ、昨日見ちまってさ」
優子が言うとサドの顔色が少し変わった気がした。
「見た…?」
「あぁ。お前トリゴヤと付き合ってんのな」
優子が言うと、サドは俯いた。
「水くせえな。部長の私にだまってるなんて…」
優子がそこまで言った時、
「優子さん!」
サドが強く肩を掴み、その勢いで優子はベッドに押し倒されたような体制になった。
「お、おい…」
いつもと違うサドに優子が何か言おうとした時、
「ん…」
サドの唇が優子に触れた。
少し時間を置いて唇が離れ、サドがゆっくりと立ち上がった。
急な出来事に優子は身動きが取れず、ベッドに横になったまま呆然としていた。
サドは何も言わず病室から走り去った。
(何だったんだ?)
優子は唇に触れ、今の出来事を思い出した。
唇が物凄く熱くなっているように感じる。
(キスなんて簡単にできねえだろ)
優子はサドの目を思い出した。
その目は真剣で…とても冗談とは思えなかった。
「トリゴヤとじゃねえのかよ」
ぽつりと呟いた。
「ねえサド」
部室で二人きりになった時、トリゴヤがサドに後ろから抱きついてきた。
「ここではやめろ」
「なんで?」
トリゴヤがクスクスと笑いながら聞き返した。
「優子さんに見られたら困るから?」
「違う」
「じゃあ良いじゃない。シブヤもブラックも今さら何も言わないんだし」
そう言ってトリゴヤはサドの前に移動した。
「やめろ」
サドはトリゴヤから顔を背け、しかし体を振り払うことはせず言った。
丁度サドの首筋がトリゴヤの目の前にきた。
「サド…」
トリゴヤは優しくサドの首筋に口付けた。
「んっ…」
思わずサドの口から艶めかしい吐息がこぼれた。
「私は別にサドが優子さんのこと好きでも良いよ」
そう言いながら自らのセーラーのタイを解き、サドの手を後ろ手に縛った。
「今この瞬間、サドが私だけのモノであることは揺るぎない真実だから」
サドの耳元で囁く。
(私は…)
サドの脳裏に優子の笑顔が浮かんだ。
「ウジウジ考えるのは私らしくねえ。いっちょ話を聞きに行くか」
優子は昨日の夜眠れなかった。
サドの瞳を思い出すと何故か心が痛くなって、とても眠ることなんて出来なかったのだ。
「何を思ってあんなことしたか聞かねえと。悩むのはそれからだ」
優子はセーラー服に着替え、学校に向かうことにしたのだった。
「サドは綺麗だよね。ロングスカートで足隠してるの勿体ないなぁ」
トリゴヤはそう言ってサドの足を優しくなぞった。
そして鎖骨に口を付け、強く吸った。
さっきまで白かったサドの肌が赤みを帯びる。
「可愛い」
トリゴヤはサドの頬にそっと触れ、口付けをした。
サドは抵抗できず、トリゴヤの舌がすぐに口に侵入してきた。
二人の舌が絡み合い離れたときには唾液が交ざりあいしたたり落ちた。
「一つだけ約束してほしいの。私とこうしている時だけは…優子さんのことを考えないで」
優子は階段を上っていた。
「今日みたいな日は上まで登るのももどかしいな」
最近あまり外に出ないからか少し息があがる。
やっと最上階に着き、優子はドアに手を掛けた。
「トリゴヤ…私はお前をとても大切に思っている」
サドは静かに言った。
「ありがとう。じゃあ約束守ってくれる?」
トリゴヤが甘い声で問い掛けると、サドは俯いた。
「どうしてだろう…」
その声は震えていた。
「ダメなんだ。こんなにもお前を愛おしく思っているはずなのに、目を閉じて浮かぶのは…」
最後まで言わないうちにトリゴヤに唇で言葉を遮られた。
―ガラッ
その瞬間部室のドアが開いた。
「………」
「ゆ、優子さん!」
サドは驚いて大声を出した。
優子がゆっくりと近づいてきた。
「てめぇ…」
思わずトリゴヤはサドと距離を置いた。
優子は後ろ手に縛られたままのサドの胸ぐらを掴んだ。
「なにハンパなことしてんだよ」
優子の瞳から涙が一筋流れ落ちた。
「なんでだよ」
優子は涙を拭わず、サドの目をまっすぐ見つめた。
「なんで私のとこにまっすぐこねえんだよ」
「優子さん…」
「トリゴヤと付き合うならけじめ付けてトリゴヤを一番に考えろよ」
「………」
「私にとってお前は一番のダチだ。お前にとっては違ったのかよ」
「優子さんがそう思ってくれているように私も思ってます。でも…でも私の気持ちはダチではおさまらない。優子さんを悩ませたくなかったから」
―パシッ
優子はサドの頬をうった。
「お前は悩んでたんだろ?その悩みは私が背負えるもんじゃねえって決めつけんのかよ」
優子の言葉に胸が痛くなる。
「トリゴヤを悩ませてもあたしを悩ませることはできねえのかよ」
「………」
「お前はトリゴヤを傷つけた。私はそれが許せねえ。それ以上に、お前が一人で抱え込むことが許せねえんだよ!」
優子は怒鳴って部室を出た。
【終演】
ハンパな終わり方で申し訳ないです。
また続きも考えてみたいです。
駄文失礼しました。
乙
待ってるぞ
ヘヴィー・ロー・テンション
(M)
そういえばあんまり顔を見ていないな、と思っていたところだった。
レッスンもあったし、撮影もばたばたしてたし、福岡に帰ったりしていたし。
その顔を、まさか新聞の一面で見ることになるとは。
(…そういうことか)
最後に泊まりに来たときに、妙に沈んでいた。
いつもならもっとうるさく寄ってくるところを、ずっとぱちゃとムッシュ相手に遊んでいた、ような気がする。
あのときに既にこの記事のことを打診されていたとしたら。
なるほどこれは優子にしかできない、優子にしか頼めない、はずだ。
(…やれやれ)
しかも今日は水曜日ではないか。
これはもう、PONで気の利いたことのひとつも言ってくれと、そういうことだろう。
わかりましたよ、やりましょう。
普段はもったいないから言わないようなことも、サービスしましょう。
<数時間後>
「優子大好きなう」
この貸しは、大きい。
ヘヴィー・ロー・テンション
(Y)
(朝見てびっくりなんて、そんなわけないじゃん)
白々しいブログを打ちながらため息をつく。
テレビは朝からなにかと騒いでいて、いろいろと申し訳ない。
佳代ちゃんから来たメールで気持ちが軽くなる。持つべきものは友達だ。
これでブログもシリアスになりすぎない方向に持っていける。
…もちろん、それを狙っていたんだろうけど。
(ああ、そういや今日解禁だっけ?)
テレビでヘビーローテーションが流れてる。
そういや、あっちゃんとキスしたっけ。つい最近のことなのになんだかもうずいぶん前のことのようで。
とにかく、忙しすぎるのだ。
だから、会いたい人とも時間がとれない。
(その会いたい顔をテレビで見るとか)
しかもテロップには自分の名前。
なにかコメントしろとか言われてんだろなーと思うとそれだけで頭が痛い。
しかも、うまくやってくれちゃうんだろう?
<数時間後>
「優子大好きなう」
この借りは、重い。
そんなわけで今朝のすぽにち1面記事のネタで
初投下失礼しました
乙
麻里子様のシュールで吹いたw
お疲れです!
また見せてください。
昨日のAKBINGO見て妄想してしまいました。
はぁ……一人楽屋から離れてボーッとしていた。一人になりたかったからだ。優子とみぃちゃんがベタベタしてたのは陽菜も知ってたけど……
同じチームになってから前より距離が縮まったみたいで、
前よりベタベタしている。
その上優子は女の子好きでブレンドリーだから、陽菜の知らない所でみぃちゃん以外の女の子にも手を出しているんだろう。
一人ボーッとしながらそんな事考えていると、
コツンコツンと足音が聞こえてきた。後ろを振り返ると、
「麻里…子」
稚拙でごめんなさい。また後から投下します。
まりこじキターーー!!!!!!
正座して待ってます!
焦らしw
>>968 遅れてすみません。
こじゆう、まりこじendがあります。
超駄文ですがお付き合い頂けると嬉しいです。
まりこじ〜麻里子side〜
ショージキ将棋でのあんな君の悲しい顔を見たら心配せずにはいられない。
君は猫のように気まぐれでするりと離れてくっついて、
誰ともくっつかないのだと勝手に思い込んでいた。同期でり一緒にいる時間は長いし、苦楽を共にしたニャロだから優子に心が傾く事はないと思っていた。
けれど、優子はニャロの…陽菜の心にどんどん入っていつの間にか陽菜の心の中にいたんだ。
君に優子の事を話される度心が痛んだ。
ニャロの前じゃ元気出してなんて言うけど心の中じゃ絶対思わない。
好きと伝えればどんなに楽なんだろう。
けれど、陽菜に拒まれたら私は……
そう考えるだけで口は紡いではくれなかった。けど、陽菜が優子を好きでも私は陽菜の心の支えになりたい。
そう思いながら私はニャロを探して、
一人佇む君を見つけた。
「ニャロ?」
勇気を出し口を開く。「麻里…子?」
その顔は明らかに元気がなかった。
心が痛むけど、平静を装い、
「ニャーロ。篠田が来たんだからそんな顔しないでよ」
「そんな顔ってどんな顔」
不思議そうに聞いてくる。
「だからそんな顔だよ。優子との事ショックだった?」
「別に…いつもの事だしもう慣れたから。麻里子は何でここに来たの?」
正直に自分の気持ちを言おうか迷った。
けど頭より体動いた。
「陽菜が心配だったから」
いつものおちゃらけた顔とは違う。
「なにそれ…麻里子らしくない……でも…嬉しい」
そう言う陽菜の笑顔にドキッとしてしまい、言葉が出て来ない。
「麻里子?」
「え……ああ……そろそろ楽屋に戻ろ」
そう言って立ち上がろうとしたら、手をニャロに捕まれた。
「ニャロ?」
陽菜は黙ったまま私の耳に口を近づける。そして今まで聞いた事のない甘い声で呟いた。
「愛してるよ」
まりこじ
陽菜side
優子が他の女の子に手を出す光景なんてもう見慣れた。
けれど、そんな事よりも陽菜は違う事で一人考えていた。
麻里子の事だった。
ドSでロリコンだけど、本当は優しくて面倒見が良くて気遣いが出来て。そんな麻里子が陽菜は好きだった。
陽菜は弱音とか吐かないタイプで泣きたくても表には出さない。けれど、麻里子はそんな陽菜の心を見破って、一人ぼーっと悩んでいる時とかに
「おーいニャロー?」なんていっかいちょっかいを出してくる。周りから見たらじゃれあったりしてるけれどね、
陽菜は知ってる。麻里子が元気づけようとしてくれてるって。
素直になれない陽菜の心の中に入ってきて陽菜を闇の外へ連れ出してくれる。
そんな麻里子に嫉妬してもらいたくて、
わざと優子の事を相談したことも多々あった。
けれど、最近麻里子ははるごんやまぁちゃん達といる回数が多くなって、今日だって陽菜よりあっちゃんと必要以上に絡んでいる。
ねぇ?陽菜をもっと見て?陽菜だけを見てよ
そんな光景を見たくないが故に楽屋を飛び出し、一人ぼーっとしていたら…麻里子が来た。
「ニャロー?」
いつものポーカーフェイスで陽菜を見つめる。
「麻里…子…何でここに来たの?」
陽菜が心配で来る筈がない。そう思ったら
「ニャロが心配だったから」
いつもより真っ直ぐ真剣な眼差しで陽菜を見つめる。
その姿にドキッとした。
「何それ…麻里子らしくない…でも…ありがと」
いつも素直になれない陽菜が少し素直になって笑顔で言ってみた。
麻里子は硬直していて
「麻里子?」そう訪ねると
「ああ…ニャロそろそろ楽屋に戻ろっか」
照れたように俯きながら麻里子が愛おしくて
「愛してるよ」
そう呟いた。
麻里子がいるから頑張れる、麻里子が好き。
そんな気持ちをこの言葉に乗せた。
完
変な終わり方文が稚拙で意味わからなくてすみません。
非常にありだと思います
こじゆうの場合
優子side
迂闊だった。小嶋さんの名前を出され動揺しただけなのに、
針は動いてしまった。
その様子を小嶋さんは切なそうに見ていて、けれどそんな顔も可愛くて。
収録終わり真っ先にこじぱを探した。さっきの事を説明したくて、小嶋さんの顔を見たくて。
「たかみなー。こじぱ見なかった?」
楽屋にいるたかみなに聞いた。
「ぱるー?ぱるならさっき楽屋出ていったけど。泣きそうな顔してたよ。」
自分の日頃の行いを呪った日はこれほどない。
「優子ーあんまり他の子にちょっかい出すとぱる他の人に取られちゃうよ?可愛いし、麻里子様の元へ言っても知らないよー」
こじぱが可愛いのは知っている!最愛の妻なんだから。
けど、麻里ちゃんに取られるのは絶対に嫌だ。
小嶋さんを捜して、ようやく見つけた。
けれど、麻里ちゃんと抱き合っていて、バレないように隠れて二人の会話を聞いてしまった。
「ニャロ…篠田にしてみない?篠田ならニャロを悲しませないし、幸せにできる…」
やっぱり麻里ちゃんはこじぱの事が好きだったんだ。
麻里ちゃんが小嶋さんと話すときの目はどこか切なげで、悲しみを帯びていて…
「麻里…子…」
小嶋さんは泣きながら麻里ちゃんに抱きしめられていた。
「篠田はニャロ以外の子に手を出さないし」
「ちょっと待った!」
二人の間に割って入る。
「優…ちゃん…」
いとしい彼女が私を呼ぶ。
「篠田とニャロのラブラブを邪魔しないでよ」
「いやこじぱはあたしの妻ですから!」
「そんな妻を放って他の子にちょっかい子出す方が悪いと思うんですが?」
こじぱは渡さない!
「麻里子…もうやめて……陽菜が好きなのは優子なの…捨てられても」
麻里ちゃんはわかっていたかのような台詞を残し、去っていった。
「小嶋さん……」
この重苦しい空気を破ったのは小嶋さんだった。
「優子……陽菜に飽きちゃったの?陽菜の事嫌いになっちゃったの!?」
そう泣きながら私を見る小嶋さん。
そんな彼女が愛おしくて抱きしめる。
「優…ちゃん…」
「そんなことない!みぃちゃんとは前よりも仲良くなっただけで、小嶋さんを嫌いになる訳がない…」
続く
続き
「そんなの信じらんない!離して!みぃちゃんのとこにいけばいいじゃない!」
私から離れようとする小嶋さん。けど離さない。
「みぃちゃんの方が陽菜より可愛いし、
性格だって!んっ……んふっ!…」
気づいたら小嶋さんの唇を塞いでいた。
「私の…私の好きなは人を否定しないで!小嶋さんは私が惚れた……最愛の人…なんだから…」
小嶋さんの目が大きく見開いて私を見つめる。
「優子…の…馬鹿…陽菜…寂しかった…。優子が違う子の…とこへ…行っちゃうんじゃないか…って…」
「ごめん。他の子にちょっかいを出していたのは小嶋さんに嫉妬してもらいたかったから」
自分の気持ちを素直に告げる。
「嫉妬…?」
「そう…私だけの片思いなのかなってずっと不安で…だから小嶋さんに嫉妬してほしくて他の子に…」
やっと正直に言えた。
「優ちゃん…陽菜が好きなのは…優ちゃんだけだよ?…優ちゃん以外の人とキスとかしたくないもん」
ただいま妻のデレさMAXでございます。
「小嶋さん…」
「離さないで…優ちゃんだけのものだから……」
上目遣いであたしを見る目は破壊力抜群な訳で、
「んっ…ふぅ!んあっ…!」
激しい濃厚なキス。
「離さない…好きだから……愛してる……」
彼女な華奢な体を抱きしめる。こんな細い体で、たくさん不安にさせていたんだ…
「優ちゃん……今夜優ちゃんの家に泊まっていい?」
「いいよ!こじぱを襲っちゃうから!」
あぁ…しまった…雰囲気を台無しにしてしまった。そんな想いとは裏腹に
「優ちゃんに襲われたい…陽菜……抱いて」
家に着いた途端玄関で襲ったのは知る由もない
>>963 何度読んでも難解すぎてわかんないw(そこが面白くもあるんだけど)
『あのときに既にこの記事のことを打診されていたとしたら。
なるほどこれは優子にしかできない、優子にしか頼めない、はずだ。』
ここがさっぱり分からんw
誰がどういう理由で優子に頼んだんだ?
作者さん、いらっしゃったら解説お願いしますw
>>977 作者さんじゃないけど
一連の報道は運営側の宣伝(新曲も出るし、常に話題を出すのはアイドルには重要なこと)を
目的としたものでは?という説を基にしているんじゃないかな
頼んだのは事務所の大人で理由は前述の通り話題づくり
あくまでも予想なんだけど
「ねーねー。玲奈ちゃん、怒ってる?」
「怒ってません。呆れてるだけです」
廊下をすたすた早足で歩く玲奈を追いかける珠理奈。
「だって全然こっち見てくんない」
くるっと振り返って珠理奈を一瞥して、また早足で歩き出す。
「はい、見た」
「今の見たって言わない!」
珠理奈は駆け足で玲奈を追い越して、とおせんぼするようにその前に立つ。
ぶつからないようにぴたりと足をとめて、玲奈はため息をついた。
「なんなの、さっきから」
「だって玲奈ちゃん怒ってるんだもん」
「だから怒ってないって」
その口調が怒ってる、とでも言いたげに珠理奈は口をへの字に曲げている。
玲奈はもうひとつ、ふかくため息をついた。
「…キスしたこと、怒ってるなら」
「またその話?」
(そりゃ確かにはじめてでしたけど、珠理奈と違って)
玲奈はがっくりと肩を落とした。もうその話はたくさんだ。
「怒ってないから。ていうか珠理奈なんか誰にでもキスするんだからそんなことでいちいち怒ってらんないから」
「怒ってないんだ」
なぜか珠理奈は残念そうな顔をする。
玲奈には何を考えているのか、さっぱりわからない。
「怒ってほしいの?」
「怒ってほしいの」
珠理奈のお願いが謎すぎて、玲奈はますます混乱する。
「怒ってくれたら、もうキスしない」
やけに真面目な顔で、珠理奈はそんなことを言う。
その様子がなんだか。
「だからもういいって。1回されたら2回も3回も一緒だから」
玲奈の返答に一瞬きょとんとした顔をして、すぐにしまった!とばかりに言い直す。
「違う違う!」
「なにが」
「玲奈ちゃんにキスしない、じゃなくて、他の子とキスしない!」
珠理奈が真剣な顔でそんなことを言う理由がますますわからない。
玲奈は首をかしげるばかりだ。
「そんな約束、守れる気がしないんだけど」
「なんでそんな意地悪言うの?」
「意地悪じゃないし。だって珠理奈だし」
それに、と言いかけて玲奈はきゅっと口をつぐんだ。
(べつにそんなの、自分と約束することじゃないし)
「珠理奈が誰とキスしても関係ないし」
「えー!?」
「えーって何、えーって」
あからさまにがっかりしている珠理奈の様子が妙におかしい。
「だってキスするのなんか、珠理奈にとってはもう挨拶みたいなもんでしょ」
「…う、うん」
玲奈にそう指摘されて、珠理奈はなにごとか考えているようだ。
落ち着かなく足元に視線を泳がせて、止めて、また泳がせる。
「…もう行っていい?」
「待って!」
珠理奈は慌てて立ち去ろうとする玲奈の腕を掴む。
「玲奈ちゃんにしか挨拶じゃないキスなんかしない!」
「……はい?」
玲奈は珠理奈の真意が汲み取れず目を丸くするばかりだ。
「…ごめん、意味わかんない」
「なんでわかんないの!?」
珠理奈は明らかに怒っている、ように玲奈にはうつる。
だが、何を言われているのかもよくわからないしもちろん怒られる理由もわからない。
「…珠理奈こそなんで怒ってんの?」
「なんでって…だって…玲奈ちゃんが…」
「だって、なに?」
珠理奈は急に泣きそうな顔になった。
口をぱくぱくして、何を言ったらいいのか、探しあぐねているようにも見える。
「だって玲奈ちゃんは友達じゃないから!挨拶みたいなキスなんてできないよ!」
まくしたてるように、早口で。
珠理奈は真っ赤な顔をしている。
「え、なに、友達じゃないって、ひどくない?」
「違うよ!」
(……だって、ふざけたみたいなキスだったし、他の子とするのとどう違うのかわかんない)
玲奈は、だんだん泣きそうな顔になる珠理奈の頭に手を伸ばした。
子供でもあやすようにぽんぽん、と軽くたたく。
「とりあえず泣くな」
「泣いてないし!」
泣くな、と言われたのが逆に引き金になったように珠理奈の目から涙が溢れる。
玲奈はその頭をそっと撫でた。
「…ごめんね」
「なんで謝んの」
「だって泣いてるし」
「…だから泣いてないし」
そう口では言ってみるものの、珠理奈の涙は止まらない。
(……こうして見ると、やっぱり子供だなあ)
友達じゃない、と珠理奈は言った。
じゃあ何?と聞かない自分のずるさを玲奈は知っている。
「ごめんね」
「……また謝る……」
(……もう少し、まだこのままでいたいから)
泣いてる珠理奈の頭をずっと撫でながら、玲奈はそっと目を閉じた。
松井JRでした。