1 :
名無しさん@ローカルルール変更議論中:
Q.○○書いたんですけど投下してもいいですか?
A.どうぞ、ぜひ投下してください。
条件は「ストライクウィッチーズ」関連であること、
「百合」であることの二つのみです。
ジャンル、エロの有無、本編にないカップリングなどに関係なく、このスレの住人はおいしく頂いております。
妄想だとか落書きだとか気にせずとにかく投下してみましょう。
ただし、SS専用スレではないので20レスを超えるような長編は事前に断りがあると吉です。
sage推奨です。メール欄に半角でsageと入力して下さい。
規制について
★改行規制
1レスにつき61行以上が規制対象です。
★連投規制
30分以内に10レス目を書き込むと規制対象になります。
10レス以上の投下には9レス毎に30分のインターバルが必要です。支援は無効です。
★スレの容量
500kbに達すると書き込めなくなります。
──リレーSSの手引き──
★基本ルール
○始める時は、リレーSSであることを宣言する。
○続ける人は宣言は不要だが、一行目に継承元の安価をつける。
○ただし、結末を書く場合は「次で終わっていいですか?」と訊いておく。
○継承先は指定できない。誰かが早い者勝ちで続きを書く。
○ただし自分自身の続きは書かない。最低2人は挟んでから。
○2レス以上にまたがらない。1レスでクールに。
○重複したら先に書いた方を優先する。
○作者名は名前欄に入れる。名無し希望は未入力でも可。
○リレー進行中は他のリレーは開始しない。
○もちろん普通のSSは、リレーの状況に関わらずどんどん投下してください。
★本文と書式
○語り手や文調はできるだけ継承する。唐突な視点変更は避ける。
○誤解を招きやすいため、科白にはキャラの名前をつける。(例:芳佳「おっぱい」)
○後に文が続く事を意識して、できるだけ色々な取り方ができる終わり方にする。
○「駄文失礼〜」「お目汚し〜」等の前書きやあとがきはナンセンスなので付けない。
★心構えと方針
○無理して面白くしようとしない。ナチュラルに妄想を爆発させるべし。
○不本意なカプの流れになっても泣かない。むしろ目覚めるべし。
○展開を強要したり口を挟まない。流れに身を委ねるべし。
○なかなか続きが来なくても焦らない。気長に有志を待つべし。
○多少の誤字脱字、設定違反、日本語おかしい文章には目を瞑る。スルーすべし。
○参加者はみな平等。新兵もエースもリレー主も一切特権はない。仲良くすべし。
○男はいらねえんだよ!ふたなりネタも自重すべし。
ひな祭り小ネタです
シ「とりあえず、少佐が御内裏様は決定だよな」
ル「似合いそーだね!」
坂「そうか?はっはっは、光栄だな」
ペ「で、では私が御雛様を…」
リ「御雛様はミーナ中佐でどうでしょうか」
ミ「あら、私?嬉しいわ」
ペ「(リーネさんっっっ!!!)」
フ「宮藤はどう思う?扶桑の人形なんでしょ?」
宮「え?えっと…そうですね、ミーナ中佐が…」
ル「芳佳がやれば?扶桑人同士だし、ぴったりだよ!」
宮「ええっ、私!?」
坂「ふむ、宮藤は着物が映えそうだな」
サ「芳佳ちゃん、似合いそう…」
エ「(サーニャと一緒ならなんでもいいや)」
宮「えへへ…そうかな?」
リ「ふぅん…芳佳ちゃん、そっち行っちゃうんだ…(ぼそっ)」
ミ「…美緒が言うんじゃ仕方ないわね(にこっ)」
ゲ「嫁に行ってしまうのか宮藤…いや、でも少佐なら安心して任せられる……だからお姉ちゃん泣いたりしないぞ!…ううぅ…」
フ「トゥルーデは置いといて、そうなると私たちカールスラントがちょうど三人だから三人官女かな」
シ「じゃあ残りが五人囃子…って一人多いじゃん」
エ「にひ、一夫多妻制でいいんじゃないか?」
ペ「!!そ、そういうことでしたら私は御雛様に!」
ミ「あら、私でもいいわよね?」
リ「御雛様のお嫁さんはなしですか!?」
ゲ「むしろ姉妹雛というのもありなんじゃないか!?」
ル「うわー、めちゃくちゃだよ」
サ「決まらなさそう…」
エ「ムリダナ」
ひな祭りならではのあまあまSS期待してます
>>1おつぱ!
>>7 よしそこはお雛様とお内裏さまの上にもう一段つくって誰かが君臨すれば問題ない
…さて、そこに誰が来るかだが…?
>>1乙です
>>7 フが一瞬誰だかわからなかったがGJです。
10 :
名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/03(火) 17:27:26 ID:5arjQuVG
前スレ埋まり申した
>>7 リーネちゃんマジ策士・・・w
専ブラのsageはたまに自分を弄ぶので困る。チェック入れたのに・・・
俺、来年はストライクのねんどろいどで雛祭りするんだ…
続きのwebページはどこですか
スマンミス
>>13 このスレに張り付いてて下さい。
( ´,_ゝ`)プッ 人気作家気取りですか?
ID
>>前スレ632
GJ! リーネちゃんがロリコンビに狙われるのはすごく珍しいですね。
年齢の割にはロリキャラ扱いされにくいのはやはりおっきいからでしょうか…
>>19 個人的には、
年増← ミーナ、もっさん、お姉ちゃん&シャーリー、エイラ、リーネ、ペリーヌ、ハルトマン&芳佳、サーニャ、ルッキーニ→ ロリ
っていう感z……
もっさえいらという意味のわからないことに・・・少し長いかも。そうでもないか。
タイトルは守るための未来。
「お前の見ている光景を私にも視せてくれないか?」
突然の坂本の言葉はエイラにとって果てしなく意外なものであった。
「いきなりなに言ってんダヨー、少佐ぁ。新手のナンパ?」
エイラの返答に、坂本はいつも通りのわっはっはという特有の笑いをもって応えた。
「ふむ。それもいいかもしれんが、それよりも思うところがあってだな!是非にお前の未来予知を借りたいと思ってだ。」
あぁ、なんだ。そんなことか…と、エイラは納得をする。
エイラの持つ固有魔法は未来予知…数ある魔女の固有魔法の中で唯一、この世の理を超越した魔法である。
あまりにも稀有なその能力は、一般人のみならず魔女にとっても羨望の眼差しを向けられるもので、こういった類の頼みごとは決して珍しいものではなかった。
ただ唯一、驚く点と言えば、それを頼んだのが坂本であったということであろう。
エイラにとっての坂本美緒は、努力という行為を非常に大切にしており、未来も自らの力で切り開くことを良しとする人間であった。
だからこそ坂本の頼みはエイラを驚愕させた。
このようなことを頼むのは、専らシャーリーやルッキーニ、エーリカであり、坂本はそれからは最も遠い存在であると認識していたのだ。
「だめか?まぁ私も無理にとは言わんが。」
坂本が珍しく少し拗ねたような表情をとった。
エイラはそれを見て笑いをこらえる。
エイラにとって…いや、このチームにとって坂本は父のような存在であり、皆が信頼を寄せていた。
最高階級は中佐であるミーナであったが、坂本はそれとはまた別の次元で柱となっており、もちろんエイラだって尊敬しているのだ。
そんな坂本の子供らしいところがエイラにとっては可笑しかった。
「少佐なら別にイーヨ。でもなんで未来が視たいんダー?」
坂本にはサーニャも世話になっているし、戦闘でも頼りにしている。
だから、坂本の頼みであるならば断る理由はエイラにはなかった。
「どうしても言わなくては駄目か?」
困ったような顔をつくる坂本に、エイラはまた驚く。
今日は坂本の珍しい表情を随分と見るのだから、それも仕方がない。
「どうしても嫌なら別に言わなくてもいいけどナー。」
これがペリーヌ…いや、ツンツンメガネなら理由までしっかりと問いただすが、まぁ相手は坂本だ…きっと大切なことなのだろう。
エイラはイタズラは好きだが、年の割に大人びていて、人の心の機微に聡い。
豪放磊落な坂本が言うことを渋るようなら、無理にそれを掘り出そうなどとはしない分別は持ち合わせている。
誰にでも他人には言いたくないことの一つや二つはあるものだ。
坂本がそれについて助けを求めるなら、なにも聞かずに手を差し伸べればいいのだとエイラは知っていた。
「すまんなエイラ…今はまだ話せなくてな。いつか話せる時がきたならば話そう。」
すまなそうな顔で坂本はエイラを覗いた。
ニヤリとエイラが笑みを湛える。
「じゃあ魔力発動させるから手をつないでクレ。」
坂本がエイラへとにじり寄る。
手を繋ぐと言ったにもかかわらず、坂本の顔はエイラの頬へと触れており、むしろ腕を組むような形となっている。
突然目の前に現れた坂本の端正な顔にエイラはうろたえた。
エイラは他人の胸を揉むことが好きであるが、他人からの接触には慣れておらず、あまりにも近い坂本の姿に心臓が激しく音を立てていた。
「どうしたエイラ!私に未来を見せてくれるんじゃなかったのか?」
坂本はエイラの様子などお構いなしで頬を寄せる。
彼女にとっては何も変わったことをしているつもりなどないのだ。
「人の気も知らないデ・・・。発動するから少佐も使い魔顕現させといてくれヨ!!」
エイラにぴょこりと黒狐の耳と尻尾が現れる。
彼女の未来予知も高位精霊である黒狐の魔力に強く影響されたものだ。
それに少し遅れて坂本にもドーベルマンの耳と尻尾が顕現した。
魔力を発動した証に彼女の魔眼が怪しく輝きだす。
「私が未来の情報を持ってくるから少佐はそこから必要な情報を探し出してクレ!!」
エイラの言葉に坂本が強くうなずいた。
「ううん・・・私の目的のものはないなぁ。むっ!!これは…」
坂本がいきなり頬を朱に染めた。
何事にも動じない坂本が頬を染めるところなどエイラは見たことがない。
彼女はどちらかと言わなくても間違いなく誰かの頬を染める類の人間だ。それも無自覚でやっているのだから質が悪い。
そんな彼女が頬を染めるのだからあまりにも決定的ななにかを視たのだろうとエイラは結論に至る。
しかし、何度予知しても坂本が頬を染めるような未来はエイラには視えてこなかった。
「少佐ぁ、一体なに視たんダー?」
エイラの言葉に坂本は安堵の溜息を漏らした。
どうやらエイラに見られては困る類のものであったのだろう。
「なんだ・・・エイラは見てなかったのか?良かったような残念なような…よく分からんな!」
エイラには見えず、坂本だけに見えたある未来の図…それを招いたのは坂本の持つ魔眼の力である。
坂本の魔眼は遥か彼方までを見渡す千里眼…その力がエイラよりもさらに未来の映像を目撃させた事は彼女自身も気付いていなかった。
「これは必ず起こる未来なのか?」
坂本はエイラへと問う。
「それだと私のスオムスの同僚は何十回も死んでいるはずダナ。変えられなくちゃ未来を知っても意味はないゾ。」
エイラの未来予知は未来を変える力。切り開く力なのだ。
彼女はいつだって最悪の未来を避けるためにそれに立ち向かうのだ。
「では特に何もしなければ辿り付く未来が視えたということでいいのか?」
坂本は何かに強く執着しているようだ。しきりに首を傾げては思い出したように頬を染める。
そんな彼女の姿を見てエイラも難しい顔をしていた。
「まぁそうダナー。少佐ぁ、なにか意外なものでも視えたのカー?」
じろりと坂本の真っ直ぐな視線がエイラを刺す。
なにか聞いてはまずいことだったのかとエイラは身体をびくりと震わせる。
「意外も意外、あまりにも意外だったからな。まぁエイラには秘密だ!!」
坂本はいつもどおりの精神を取り戻したのかわっはっはと笑ながらそう述べた。
「ちぇっ…。そういえば目的のものは視れたのカー?」
エイラの言葉に坂本はハッと真剣な眼差しを見せる。
どうやら予想外の何かが本来の目的を忘れさせてしまっていたようだ。
「うむ。嬉しいことにまだ視えはしなかったな。」
坂本がやはりいつものように笑う。
坂本といえばこうでないとなぁとエイラは一人納得するのだった。
「だから明日からも1日1回視せてくれるか?」
エイラはその言葉に苦い顔をしたが、渋々と自らを納得させ、気怠そうに頷いた。
−−−−−−−−
それからは毎日エイラと坂本が手を繋いでなにかをしているのが基地では見られた。
ペリーヌは以前よりも一層エイラを目の敵にするようになりツンツンとしている。
中佐までもなにかみえないオーラでエイラを圧迫してくるのだ。
しかし、エイラは坂本にこのことは秘密にしておいて欲しいと頼まれていたため、理由を説明することもできなかったのだ。
そんな日々が2ヶ月も続いた頃であったろうか、坂本が視ようとしていた未来が遂に視えることとなる。
−−−−−−−−
坂本はその日もサーニャが夜間哨戒に出発したことを確認してエイラの部屋を訪ねた。
「私だ。入ってもいいか?」
坂本は律儀にもノックをしてエイラの返事を待つ。
彼女はもう当たり前になったことでも礼節は欠かさなかった。
「あぁ少佐。そろそろ来ると思ってたんダ。じゃあ早速魔力開放してくれるカ?」
エイラの言葉に坂本は耳と尻尾を顕現させる。
随分と長い間続いているため、エイラの使い魔と坂本の使い魔はすっかりと息が合っている。
「じゃあやるゾ。」
エイラの言葉とともに未来の断片が坂本の頭へと流れ込んでくる。
その中の1枚には坂本がずっと危惧していた事象そのものの映像がまぎれていた。
ぶるりと坂本の身体が震えた。エイラは突然の坂本の反応に目を丸くする。
坂本が顔を青くしているのだ。尋常なことではない。
「少佐!大丈夫カ!?」
エイラは坂本へと呼びかける。しかし、坂本は反応を返さない。
「おい、ホントに大丈夫カ!?」
何度も何度もエイラが声をかけると坂本も落ち着きを取り戻し始めた。
けれど、エイラは坂本の目の端になにか光るものが溜まっていたことに気付いていた。
「あぁ、取り乱してしまってすまない。大丈夫だ。」
坂本が、ははっと力のない笑い声をだした。
それはあまりにも頼りなく、普段の坂本からは決して想像出来ないような弱弱しいものであった。
「少佐…なにを視たのか話してくれヨ…。私は心配なんダ。」
エイラの言葉はまるで懇願のようであった。
彼女は元気のない坂本を見ることが辛かったのだ。
「エイラには世話になったしな…伝えておこう。」
坂本が神妙な面持ちで話し始める。
「私はもう二十歳だ…魔力の限界も近い。だからな、私はいつかネウロイに撃墜される未来が視えるのではないかと恐れていたんだ。
黙っていてすまなかったな。そしてそれが今日視えた…私は近いうちに墜とされるだろう」
坂本はその日もサーニャが夜間哨戒に出発したことを確認してエイラの部屋を訪ねた。
「私だ。入ってもいいか?」
坂本は律儀にもノックをしてエイラの返事を待つ。
彼女はもう当たり前になったことでも礼節は欠かさなかった。
「あぁ少佐。そろそろ来ると思ってたんダ。じゃあ早速魔力開放してくれるカ?」
エイラの言葉に坂本は耳と尻尾を顕現させる。
随分と長い間続いているため、エイラの使い魔と坂本の使い魔はすっかりと息が合っている。
「じゃあやるゾ。」
エイラの言葉とともに未来の断片が坂本の頭へと流れ込んでくる。
その中の1枚には坂本がずっと危惧していた事象そのものの映像がまぎれていた。
ぶるりと坂本の身体が震えた。エイラは突然の坂本の反応に目を丸くする。
坂本が顔を青くしているのだ。尋常なことではない。
「少佐!大丈夫カ!?」
エイラは坂本へと呼びかける。しかし、坂本は反応を返さない。
「おい、ホントに大丈夫カ!?」
何度も何度もエイラが声をかけると坂本も落ち着きを取り戻し始めた。
けれど、エイラは坂本の目の端になにか光るものが溜まっていたことに気付いていた。
「あぁ、取り乱してしまってすまない。大丈夫だ。」
坂本が、ははっと力のない笑い声をだした。
それはあまりにも頼りなく、普段の坂本からは決して想像出来ないような弱弱しいものであった。
「少佐…なにを視たのか話してくれヨ…。私は心配なんダ。」
エイラの言葉はまるで懇願のようであった。
彼女は元気のない坂本を見ることが辛かったのだ。
「エイラには世話になったしな…伝えておこう。」
坂本が神妙な面持ちで話し始める。
「私はもう二十歳だ…魔力の限界も近い。だからな、私はいつかネウロイに撃墜される未来が視えるのではないかと恐れていたんだ。
黙っていてすまなかったな。そしてそれが今日視えた…私は近いうちに墜とされるだろう」
ミス
「芳佳ちゃん……ちょっといいかな……」
宮藤芳佳の部屋をリネットが訪れたのは、待機勤務が明けた昼下がりのことであった。
午後からは任務解除となりフリーとなった2人は、揃ってお風呂に行く約束をしていた。
「なぁに、リーネちゃん? どうかしたの」
てっきりリネットが誘いに来たものと思った芳佳だったが、どこか様子がおかしいのに気付いた。
「調子悪いんだったらお風呂はよそうか?」
親友の頬が上気しているのを見て、芳佳は彼女の健康状態を気遣う。
芳佳はリネットと洗いっこして楽しもうと思っていたが、風邪でもひいているのなら止めておいた方がいい。
それならそれで色々楽しみ方があるというものだ。
看護兵ごっこもいいし、雪山遭難シチュの応用で互いに暖め合うのも面白そうだ。
いずれにせよ明日の朝まではタップリ時間があり、ゆっくり楽しめるのだ。
「ううん、そうじゃないの……あの……その……」
リネットは更に頬を朱に染めると、口籠もって俯いてしまった。
「体悪くないのなら取り敢えずお風呂行こうよ。ねっ」
お湯に浸かってリラックスすれば、言いにくいことも言えそうな気がする。
そう考えたリネットは小さく頷いてみせた。
バッシャ〜ン、という音と共に水飛沫が上がる。
大浴場を独占できるとあって、芳佳は大はしゃぎした挙げ句にいきなり飛び込んだのである。
今日はマナーにうるさいペリーヌもいないので、芳佳は思う存分羽を伸ばしきる気でいた。
「ひやぁぁぁ〜っ。徹夜明けのお風呂って、きんもちいい〜っ」
お湯が溢れ出すのにも構わず背泳で泳ぎまくる芳佳を、リネットは苦笑いして見詰めるばかり。
「あの、芳佳ちゃん……わたし入れないんだけどぉ……」
リネットに諭されて、ようやく芳佳は自由すぎる自分に気付く。
「ごめんごめん。早くおいでよ、リーネちゃん」
芳佳は泳ぐのを止め、大きなバスタオルで前を隠したリネットに手を振った。
ようやくリネットは湯船に近づき、きちんと掛け湯をしてからお湯に浸かった。
作法通りの手順だが、リネットは重大なマナー違反を犯していた。
お湯に浸かっても尚、彼女はバスタオルで前を覆ったままだったのだ。
それに気付いた芳佳が、殊更に意地悪そうな口調で指摘する。
「い〜けないんだぁ。リーネちゃん」
リネットはギクリとしたが、観念したようにタオルを外して湯船の縁に置く。
それでも今度はお湯の中で縮こまり、表情を読まれたくないからか、顔の下半分は水面下に没している。
そのため水面にブクブクと小さな泡が連続して弾けていた。
坂本が視ようとしていた未来は自らの限界。いつその時が訪れるかを恐れていたのだ。
エイラの瞳にも雫が溜まり始める。
「大丈夫だ少佐!!もう出撃しなければ撃墜されることもナイ!!」
エイラが声を絞り出す。しかし、悲しいかな、エイラの予知は坂本の答えを知らせていた。
「そんなわけにはいかないんだ!!私は皆を置いて戦場から逃げることはできない!!未来を知りたかったのは逃げるためではない…覚悟を決めたかったからだ。
扶桑の侍は常に決死の覚悟で戦いに臨むものだ。私もその覚悟が欲しかった。突然来られては恥ずかしい話取り乱してしまうだろうからな。」
坂本の言葉にエイラは唾を飲む。
しかしエイラにはそんなこと認められなかった。
自らの力は最悪の事態から皆を守るためのものだとエイラは信じているのだ。それは上官を見殺しにするための力ではない。
「だめだ少佐!!私はどんなことしてでもとめてみせるからナ!!」
エイラが怒鳴り声を上げる。
坂本はそんなエイラの姿を見て涙を零した。
「いつか視た未来の方もその通りになったな…有り得ないことだと思ったのだが。」
坂本は目に涙をためながらも笑う。
そして彼女はいつか視た未来と同じ行動をとった。
「んっ…!?」
エイラの目が丸くなる。坂本の行動は彼女にとってあまりにも意外で、そして当たり前だった。
坂本の唇がエイラのそれをふさいでいた。
「ぷはっ。まさかこんなことになるとわ…」
坂本がいつか視た未来…それは自らがエイラと熱い口付けを交わす未来。
それを視た時の坂本にはありえないことだったが、いつのまにかそれはすっかりとありうる未来へと変わっていたのだ。
そしてそれは視えなかったエイラにとっても同じことであった。
29 :
名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/03(火) 21:41:43 ID:Aoh98WXo
「ところでリーネちゃん?」
いきなり芳佳から名前を呼ばれ、泡の発生がピタリと止まった。
「相談したいことって……もしかしてリーネちゃんの体に関係あることなのかな?」
リネットはビクンと体を震わせる。
そして、「どうして分かったの」と言うような驚愕の目で芳佳を見詰めた。
「そんなの見てりゃ誰だって分かるよ。で、どうしたの」
芳佳はできるだけ気易く聞こえるようにあっけらかんとした態度で尋ねた。
それでもリネットは身を固くしたままで応えない。
「わたしたち、親友じゃないの」
その言葉に反応したのか、リネットの顔の下半分がお湯から出てくる。
「誰にも……言わない……?」
リネットは不安そうに尋ねる。
「言うわけないよ、安心して」
芳佳も真剣な顔になって応える。
「ホントにホントに言わない?」
「ぜぇ〜ったいに言わないから。親友じゃないの」
リネットは思い詰めた顔で黙っていたが、やがて全てを振り払うように首を激しく左右に振った。
その顔が止まったと思うと、大きな目から涙がボロボロとこぼれ落ちてきた。
「芳佳ちゃん、あたし……こんな体になっちゃったぁ」
勢いよく立ち上がったリネットの体からお湯が滴り落ちていく。
「ひぃっ?」
芳佳の顔が引きつったまま硬直する。
「どうしよ……あ、あたし……おちんちん生えちゃったぁ……」
リネットが涙声で訴えかけたとおり、彼女の股間には親指ほどのモノがぶら下がっていた。
「いきなりなにすんダヨー!!」
エイラは文句をこぼすが怒ってはいないことが丸分かりだ。
いや、正確にはそれで肝心の話題を逸らそうとされていることに怒っていた。
「嫌だったか?気付けば最近は毎日時を共にしていたからな…すっかりと私はお前に心を持っていかれてしまったよ。」
坂本の言葉がエイラに深く突き刺さる。
自らは坂本のことをどう思っているのか…それはエイラも気付いていないがとっくに答えは出ていたのだ。
彼女の口付けを決して嫌に思っていない。それどころか確かな気持ちが胸に溢れているのだ。
「嫌じゃナイ…。私も少佐のことは好きダヨ…。だからさ、もう出撃しないでくれるカ?」
エイラは坂本の腕にすがりつき、どこにも行ってしまわないように離さない。
しかし、坂本はエイラの腕を振り払った。
「ありがとうエイラ。これで私は戦いにいける…私は皆を、お前を守るために出撃する!!」
そうい言って坂本は立ち上がる。
計ったように基地にサイレンが響く。サーニャの哨戒網にネウロイがかかったのだ。
「私は行く!!お前は待機だ…分かったか?」
坂本の言葉にエイラはただ頷くことしかできなかった。
坂本の覚悟は本物で、彼女にはそれを遮ることなどできなかった。
「気をつけてくれヨ…。」
エイラの力ない声が部屋に響いた。坂本は微笑むとエイラへと口付けをおとす。
「行ってくる!!基地は任せた!!私もせいぜい墜とされないように精進するさ!!無碍にお前を泣かせはしない。」
エイラはそれ以上なにも言うことができず、坂本の後姿が廊下の向こうに消えるまでずっと眺めていた。
Fin.
>>27 ここでつづくなの?
ふたリーネ最高
このスレでは斬新かつ新鮮だナ
フタナリあんまり好きじゃないけど
このリーネなら食わず嫌いも直せそう
続きwktk
なんか被ってしまって申し訳ない。
エイラさんが1番すきなのだけどもっさんも実はすごく好きなので秘め声とかニヤニヤした。
あと投下ミスしたすみません。2連続で同じものを投稿してしまった…ホントスマン。
埋めをねらっていたけど埋まっちゃたので埋めネタをもてあますRU1ZZ/dhでした。
>>27 当然、このあと芳佳がリーネのナニを使って色々試すんだろうな
責任もって続きを書いてくれよ
部屋のエアコンが壊れているから裸待機はこたえるんだ
ふたリーネとはなんか新鮮な響きがあるなw
ともかく続きに期待
新スレ立ったと思ったら
早くも新作来てた
ふたリーネガンガレ、作者さんガンガレ
これで二人の子供ができますね芳リーネ
>>33 いやいや被ったのは
>>27の作者の方だから気にするな
もっさんとエイラは両方好きだから新鮮だったな
こんな未来予知が出来たら悲しすぎるよ・・・GJです
ふたなりを書いてるやつとプッシュしてるやつは荒らしなのか
それともテンプレも読めない文盲なのか
香ばしい空気を感じたらPCの前を離れてお茶を飲むといいってミーナ隊長が言ってた
>>41 ときどきこの板に現れるいつもの人だろ
触らない方がいい
>>33 RU1ZZ/dh様
GJ! きっと少佐は大丈夫……だと信じたい。だってエイラの予知は。
あと唐突に前スレ埋めちゃってすいません。
と言う事でこんばんは。mxTTnzhmでございます。
前スレ
>>630-631「dynamite」の続きが出来ましたのでうpします。
微妙に壊れ気味ですが、よしなに。
最近、リーネの様子がおかしい。
ちょくちょく隙を見てはシャーリーと何処かへ行ってしまう。
しかも行った先で何をしてるか、二人とも話してくれない。
芳佳はリーネの事が気が気でなくて仕方がない。
ルッキーニは仲間外れにされた上シャーリーにそっぽを向かれたと思い込み不機嫌の塊。
ある日の朝食の席。
「ねえリーネちゃん」
「なあに芳佳ちゃん」
「最近、シャーリーさんと何してるの? よく二人でいるけど」
途端に顔を赤らめて、恥ずかしそうにうつむく。
「内緒」
「ええ〜聞きたい聞きたい。リーネ何してるの?」
いきなり割り込んで来たルッキーニがリーネの服の裾をぎゅうぎゅう引っ張る。
「あ、やめてルッキーニちゃん」
「私も知りたいな。二人でしてること、シャーリーさんでないと、いけないの?」
「うん」
「ゥヘア 何それ〜! つぅまんな〜い!」
「シャーリーさん……は話してくれませんよね」
「悪いけど宮藤、お前にも内緒だ」
「そんなあ。いつから二人はそんな関係に……」
「芳佳ちゃん。ヘンな事、してないよ? 何て言うか、お姉ちゃんみたいな……」
「お姉ちゃんだと!?」
ガタっと席を立つトゥルーデ。
「リベリアン、貴様いつの間に手懐けた!? しかも公然と『お姉ちゃん』と呼ばせるとは……この卑怯者!」
「別に〜。お互い必要だからこうしている」
「何!?」「ええっ!?」「ウニャ!?」
一様に驚く隊員達。
「ま、アンタの国の“電撃戦”みたいなもんかな」
意味深な笑みを浮かべると、食事を終えたシャーリーはリーネの肩を叩いた。
「よし、行こうか」
「はい」
ふらふらと立ち上がり、シャーリーに付いていくリーネ。
「あわわ……リーネちゃん」
虚しく空を揉む芳佳の手。
「こらールッキーニはダメだ。ついてくんな」
「うわ〜ん、シャーリーの意地悪! 馬鹿! サイテー! もういい!」
「『お姉ちゃん』だと……」
席を立ったまま、納得が行かないでわなわなと拳を握るトゥルーデ。横でニヤニヤ笑っているエーリカ。
「お前達、朝食くらい静かにせんか」
美緒が静かにたしなめた。ミーナは苦笑いした。
シャーリーの部屋は、厳重に鍵が三つ付けられていた。
高くしつらえた窓も厳重にカーテンが掛けられ、外から様子も見られない。
「さて……始めるか、リーネ」
「お願いします」
そっと上着を取り、シャツを脱ぎ、ブラを外す。たわわに実ったふたつの果実が、現れた。
部屋の外では、ルッキーニと芳佳、何故かトゥルーデまでもが加わって中の様子を伺い知ろうと奮闘していた。
「何か、声、聞こえる……」
「しーっ、静かに!」
皆一様にドアにコップを当て、耳にくっつけている。おまけに揃って魔力まで解放し、少しでも内部の音声を拾おうとしている。
「必死ダナァ。三人揃って何バカやってんだヨ」
通り掛かって呆れ顔のエイラに向かって、三人は口に指を当てて「黙れ」と合図した。
「中の様子知りたいんダロ?」
「何故分かった?」
「流石エイラさん、予知能力の持ち主ですね」
「あのナア。そんな姿見たら誰でも分かるッテノ。どれドレ」
手持ちのカードをひょいとめくって、カードを目にし、少し仰け反った。すぐさまカードをしまって口笛を吹いた。
「さ〜てト〜」
「待て、何処へ行く?」
「私は何も知らないし何も見てないカラナ」
「ちょっとエイラさん!」
「芳佳黙って!」
「静かに!」
「す、すいません……」
「なんか外で、声聞こえないか?」
「……いえ、特に」
「そっか。まあいいや。じゃあ続き、しようか」
「はい」
シャーリーはリーネをそっと抱き寄せた。
リーネは甘い吐息で応えた。
芳佳の耳は、確かにリーネの喘ぎ声……に近い……音声を拾った。
「aqwsedrbhj!!!!」
「どうした宮藤」
「ねえねえ芳佳、何が聞こえた?」
わめきかけた芳佳の口をぎゅうっと塞ぎながら、トゥルーデとルッキーニは問うた。
「あ、あの……リーネちゃんの、声がする」
「当たり前だろ。中に居るんだから」
「どんな声?」
「そ、それは……」
「ウジャ! 今シャーリーの声も聞こえた!」
「何、それは本当か!?」
「中に居るんだから。で、何を話してた?」
「そ、それは……」
「なんだお前ら。二人揃いも揃って……待てよ?」
トゥルーデは顎に手をやり考えを巡らせた。
朝晩問わずの密会。赤面するリーネ。二人の意味ありげな発言。そして只ならぬ様子の芳佳とルッキーニ。
「退け、二人とも」
「え」
「何すんの?」
「私はこう見えても、隊の最先任尉官だからな。……そう、部下の日頃の行いも把握しないとな!」
ぶわっと魔力を解放すると、指を鳴らした。
「え、まさか」
「ついてこい」
「ちょっとバルクホルンさん……」
トゥルーデは数歩下がり、唐突にドアにタックルし、激しい音と共に中に転がり込んだ。
「ひっ!」
「うわっ何だ!? ……か、堅物! 何て事すんだ!」
「それはこっちのセリフだ。お前達こそ、何をしている!?」
「え」
「うっ」
半裸で、ベッドの上で抱き合っていた二人を発見する。
「ノックも無しに……ひ、卑怯者」
「これが本当の電撃戦と言うものだ。覚えておけ」
「ただ力任せにドアぶち破っただけじゃんか! 直せよ!?」
「その前に、この痴態の理由を話して貰おうじゃないか。なあ、宮藤、ルッキーニ」
「はい。……リーネちゃん、どうして?」
「シャーリー……やっぱりそう言うカンケーだったんだ。ショック、だよ」
「おい待て。誰にだって、秘密のひとつやふたつ位あるだろ?」
「最先任尉官として、看過できん。説明しろ。今すぐに」
「そうそう! 説明説明!」
トゥルーデの横でルッキーニがはしゃぐ。
「貴方達、朝も早くから何をしているの!?」
凛と響く声に一同が固まる。
ミーナだった。横に美緒も居る。その後ろには……ドアの破壊音で騒ぎに気付いた他の隊員もぞろぞろと集まり、
壊れたドア越しに様子を見て囁き合ってる。
「とりあえず、全員連行します。坂本少佐、全員の身柄を」
執務室に勢揃いした一同は、シャーリーとリーネの口から出た言葉に驚愕した。
「おまじない!?」
「胸が小さくなる!?」
「はい」
消え入りそうな声で答えるリーネ。
「いや、この前さ。ちょっとだけしたんだけど、それでリーネのバストが1cm小さくなったんだってよ。
だからこれを続ければ、リーネのお悩み解決って言うか。な? 合理的だろ?」
「嘘を言え! またそんなでたらめを! 大体何処が合理的なんだ!?」
トゥルーデがシャーリーに噛み付く。
「ほ、ホントなんです……」
リーネが恥ずかしそうに言う。
「ホントなの? リーネちゃん」
「うん。本当。この前サイズ計ったら……その……」
「えええ……リーネちゃん……」
別の意味でショックを隠しきれない芳佳はへなへなと崩れ落ちた。慌てて抱きかかえ支えるトゥルーデ。
「大丈夫か宮藤、しっかりしろ」
「リーネちゃん……ああ……」
「おい、宮藤! 気を確かに持て! ……って私の胸を掴んでるんだ」
「ああ……バルクホルンさんも……」
「こらやめろ宮藤!」
芳佳の耳元でひそひそ呟くエーリカ。芳佳は指図されるまま、言葉を呟く。
「お姉ちゃん……」
「可哀想に宮藤。せめて私の胸で泣くといい」
「芳佳ちゃん何にやけてるの!? その手!」
リーネが今度は芳佳をなじった。トゥルーデもがっしりと芳佳を抱擁し、離さない。
「いい加減にせんか、お前ら!」
美緒の怒声で一同はびくりと正気に返り、姿勢を正す。
「とにかく事情は分かりました……。しかし、どうしたものかしら」
ミーナは処分に困り果て、頭を抱えた。
「とりあえずあたし達は何も悪い事してませんよ? 何かを壊したとか、何か規則破ったとか、してないし」
「他の隊員に誤解させる様な行動をしただろうが! 見ろ、宮藤とルッキーニの落ち込みようと言ったら……」
「あんたらが勝手に妄想しただけだろ!? あとあたしの部屋のドア! 絶対直して貰うからな!」
「リベリアン、貴様ぁ」
「なんだよ、堅物」
「やめなさい!」
ミーナにぴしゃりと怒鳴られ、しゅんとする“大尉”ふたり。
「とにかく。ことの誤解も一応は解けた事だし……バルクホルン大尉、貴方には今回の騒動の責任として、
イェーガー大尉の部屋のドア修繕を命じます」
「了解」
「イェーガー大尉は……、“効果”の程はともあれ、他の隊員に誤解されかねない呪術的な行為は今後一切禁じます。
風紀を乱しかねません。いいですね?」
「了ぉ解」
「全員、異議は? ……無ければ、退出して宜しい」
ぞろぞろと部屋を出ていく隊員達。
残された美緒とミーナは、執務室のドアが閉まると、ふうと溜め息をついて、頭を抱えた。
「あの子達……何をしているのよ、まったく」
「まあ、一応年頃の娘達だからな。仕方ないと言えば仕方ない、か」
「随分達観してるのね、坂本少佐」
「ミーナ程じゃないさ。しかし……シャーリーの言ってたおまじないとやら、本当に効果有るのか?」
「私に聞かないで頂戴。まさか今更試す訳にもいかないでしょう?」
「それもそうだな」
ぽりぽりと頬を掻く美緒。もう一度、ミーナは溜め息をついた。
「ミーナ、考え過ぎ、思い詰め過ぎは良くないぞ。眉間にシワが寄って、せっかくの美人が台無しだ」
美緒の何気ない一言で、思わず苦笑するミーナ。
「美緒、貴方って人は……」
とんかんと金槌に釘、壁板やら木材を持って、ドアの修理にいそしむトゥルーデ。
「しかし派手にやったね、トゥルーデ」
木材を手に取るエーリカ。横にはルッキーニも居て暇そうに様子を眺めてる。
「緊急事態だったからな」
「なぁにが緊急事態だよ。そんなに『お姉ちゃん』扱いされたのが悔しかったのか? ……おい、金槌は止めろ、シャレにならん」
顔色を変えて後ずさりするシャーリー。
「貴様……」
「バルクホルン大尉、図星なんだ〜」
茶々を入れるルッキーニ。
「悪かったよ堅物。言い過ぎた、謝るよ」
「まったく……。まあ、私も少し先走り過ぎた事は謝る」
改めてドアに向かう。が、金槌を振るう手が滑り、親指を強打する。
「……っ!」
「トゥルーデ、動揺してるよ。気を付けて〜」
エーリカにたしなめられる。
「言われなくても。しかし……気になる事がひとつある。なあ、リベリアン」
「ん? なんだ堅物?」
「お前の言う『おまじない』、あれはどう見ても……」
「ああ。リーネの乳揉んで吸ってた」
「やっぱり」
「ここだけの話だけど、いつもはルッキーニと一緒の時に、二人で愛し合う時によくやるんだけど。なあ、ルッキーニ」
「うん。そうだね」
「な、なにぃ?」
呆気に取られるトゥルーデ。
「そんな目で見るな。あたしだって一応分別は有るぞ」
「既に分別とかそう言う次元の問題じゃない」
頭を抱えるトゥルーデ。
「って事は……」
エーリカは何かに気付いた様子で、呟いた。
「ルッキーニの胸が……いや、これから成長期だからそんな事無いか」
「ん?」
「何か言ったか?」
「別に〜」
「でも、あたしも気になってたんだよな。リーネ、ここんとこ胸のサイズが急に大きく……」
「それもヘンな話だな」
「ウニャー ヘンなの〜」
「芳佳ちゃん、誤解させてゴメンね」
「いいの、リーネちゃん。私もなんか、追い詰めたみたいで」
リーネは部屋で、ベッドの上で芳佳と抱き合って時を過ごしていた。
口吻を交わし、ゆるゆるとお互いの肌を重ねる。
芳佳の手が胸に伸びる。
「芳佳ちゃん……」
「リーネちゃんの……やっぱりいいなあ……」
リーネは芳佳のそんな行為を感じ、ふうと溜め息をついた。そしていつもの様に胸を揉まれているうちに、はたと気付いた。
「芳佳ちゃん」
「どうしたの、リーネちゃん」
「芳佳ちゃん……もしかしたら芳佳ちゃん、皆の救世主になれるかも?」
「はい?」
end
----
以上です。
一応「続き」と言う事で勢いで書きましたが、
妄想の塊と言う事でお許し下さい。
ではまた〜。
>>49 なんというおっぱおっぱ祭り・・・素晴らしい
芳佳ダメージ受けすぎで吹いたwお姉ちゃんもクリスに修正された方がいいかもしれんね・・・w
それにしても本当に筆が速いなぁ。見習いたい
ありがとうございます
スレが浄化されましたぞ
ゲルトなにやってんだw
>>33 もっさえいら!?と初めはびっくりしましたがすごく良かったです。GJ!
触れあうことで融合魔法発動とかおいしすぎる設定ですよねほんと。
>>49 最高のおまじないをありがとうございました。もう駄目だなこの部隊…w
54 :
名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/03(火) 23:29:07 ID:m9axoM+W
フタナリ擁護派と廃絶派がいるのか
注意書きがあればいいんじゃね
ふたはないと思っていたが、最近はアリになってきた
男出してエロになるより数百倍マシだ
フタナリは百合と違う
>>3はリレーSSの手引きとして書かれてるだけだから微妙なところダナ
まだ引っ張るやつは何者か!萌えオタの延長で百合やってんじゃないよ!
ふたなり物は苦手な人多そうだし、txt上げとかにした方がいいんじゃない?
>>59 香ばしい(ry
まあこれはどうかな?と思うネタは注意書きプラスtxt上げしとけば特に問題ないんでない
そんだけやれば勘弁してくれって人は無難にスルーできる
ていうか細かくルール決めても決まりきらんだろうしそんな議論でスレ消費したくない。以降何事も無かったかのようによろしく
子作りネタだともしかしたら必要かもしれない
個人的にはあまり好ましくはないが
妥協案としては、はじめに注意書き入れるorテキストで上げるとかかな
ID変わってるけど俺
>>50ね。単発で自治臭いレスは胡散臭く見えそうなんでw
レンちゃん二期にでないかなー
↓殺伐としたスレに救世主が!
というわけで以上、注意書きを忘れずにね★というミーナ中佐からのお願いでした。
ヘルマが出るならハイちーが出たっておかしくないはず
ハイーニャ!!ハイーニャ!!
ふたの是非は置いておいても、注意書きもなくsage忘れもある、しかも投下かぶっても何も言わないところが荒らしに見えてしまう
>>66 ハイちーにも是非でてほしいよなぁ
501の人たちなら階級とか気にする人少ないし、すぐになじめるような気がするから
ハイちーもすぐに友達いっぱいになれるしね!
ハイーニャもおもしろくなりそうなカプだしね!
あぁ〜、部屋に暖房付いてないからさみーよぉ。
サーニャさんやリーネさんはこんな日は、嫁さんと一緒に布団でヌクヌクしてて暖かいんだろうなぁ。
ふたも需要があるみたいだし別にいいんじゃね?
俺は普通に続き読みたいよ
>>67 ひょっとして一撃離脱で投下したために被ってるのにまだ気付いてないのかもしれんじゃないか。
俺は選り好みしたくないし、文末に変化を付けるためだけに体言止め連発するお子様SSよりはよっぽど面白かった。
このスレもちょっと最近マンネリ気味だったし、たまには変化球もいいんじゃね?
>>69 いっそ501メンバーみんなでくっついて寝ればいいのに
>>2の
ただし、SS専用スレではないので20レスを超えるような長編は事前に断りがあると吉です。
また、ふたなりやグロなどの趣向に偏りのあるものは注意書きを必ず記し、txtうpなどの配慮を心がけましょう。
と付け加えるのはどう?
需要あるっぽいし、スレ繁栄のためには廃絶派も寛大にならなくては。みんな仲良く住みよい地球。
今日みたいな寒い日はリーネのおっぱいで暖をとりたい。
宮藤はおよびじゃないよ
エイラ乙
>>73 おおむね賛成だな。
テンプレにも
条件は「ストライクウィッチーズ」関連であること、
「百合」であることの二つのみです。
ジャンル、エロの有無、本編にないカップリングなどに関係なく、このスレの住人はおいしく頂いております。
妄想だとか落書きだとか気にせずとにかく投下してみましょう。
と明記され、これだけが縛りみたいだし。
読んで合わないと思ったら以後スルーすればいいだけのこと。
どうも最近アンダー17が多すぎるように感じるよ。
春だからか?
サーニャの部屋。
その扉の前で、エイラは片方の耳に手をあて、室内の様子をうかがっていた。
(サーニャのやつ、誰と話してんだ)
サーニャの部屋の前を何気なく通り過ぎようとした時、サーニャと誰かが会話をしている
ように聞こえたため、こうして会話の相手を確かめていたのである。
(・・・・この声は・・・ハルトマン中尉か)
サーニャと話をしているのはどうやらエーリカ・ハルトマン中尉のようである。
(あの人、意外とサーニャと仲が良いんだよなぁ)
エイラは胸の内に小さな嫉妬心が芽生えたものの、二人の会話の邪魔をするのもどうかと
思い、その場を去ろうとしたが、聞き逃せない言葉が耳に入ってきた。
「じゃあさ、横になってよ」
「・・・・はい」
(横?二人で何してんだ?)
エイラは離しかけた耳を再び扉に近づけた。
「いい?入れるよ」
!
(えっ!い、入れるって何をだよ・・・まさか・・・そんなことないよな)
エイラは自分の突拍子の無い考えに苦笑したが、
「大丈夫?痛くない?」
「・・・平気です」
「そう?じゃあ動かすよ」
!!!
エイラはその言葉を聞き、耳を完全に扉にくっつけた。
(ま・・・まさかな・・・ははっ・・・)
エイラは自分の頭の中のいかがわしい妄想を振り払おうとした。しかし、
「どう痛くない?」
「・・・大丈夫・・・少し・・・気持ちいい」
!!!!!!!
(う・・・ウソだろ?そんな・・・、えっ、ど、どうすりゃいいんだ?)
エイラは扉に耳をくっつけたまま、どうしたらいいのかを考えてみたものの、
頭の中は既に真っ白になり、
「よ、芳佳ちゃん・・・何をしているのか聞いてみた方がいいかな?」
「えっと・・・やめといた方がいいと思う。なんか、すごい殺気だってるし」
廊下を通る二人の視線や会話にも気がつかなかった。
(まっ・・・まさかサーニャが、そ、それもハルトマン中尉と?じゃ、邪魔しない方がい
いのか?で、でも・・・あぁ!!もう!)
エイラは目を閉じたまま、いきおいよく扉を開けた。
>>73 まあこの板はふたなりを嫌う傾向があるんだよ
だから荒れるもとになるから基本ふたなりはやめといたほうがいいと思っていたんだが
エロパロもあるしやっぱふたなりはそっちに投下したほうがいいと思うよ
「そ、その・・・やめろ二人とも!」
エイラは部屋へと突入するなり、そう叫んだ。破れかぶれだった。
エイラは恐る恐る目を薄く開けていった。
「あれ?」
サーニャはベッドに横になりエーリカの膝の上に頭を乗せたまま、
不思議そうな目をしてエイラを見つめた。それと、二人とも服は着ていた。
「どうしたのエイラ?」
「えっ!えっと・・・はっ、ハルトマン中尉となにしてたんだよ・・・」
「耳かきだよ〜」
エイラの質問にエーリカが明るい声で答えた。
手には確かに耳かきが握られている。
「サーニャがさぁ、なんか耳の中がゴソゴソするっていうもんだから、
耳かきしてあげてたんだよ、ねぇ?」
サーニャはのぞきこんできたエーリカの顔を見てコクリとうなずいた。
「で、エイラは何しに来たの?なんか、やめろって聞こえたけど」
エーリカの質問にエイラは戸惑った。
「えっ?えと・・・」
扉の前でのことを話せるわけがない。
「それに顔も赤いし、息遣いも荒くない?」
エーリカの容赦ない質問攻めが続く。
「そ・・・その・・・い、いまさぁ、占いをしてたら、なっなんかサーニャに
厄災が降りかかるって出たから、こ、こりゃすぐにサーニャのとこに行くしか
ないな〜って、それで・・・」
「ふ〜ん」
エーリカは指先で耳かきを器用に回しながら下手な弁解をするエイラを冷めた目で見つめた。
「まいっか、それじゃあ私は部屋に戻るよ」
それを聞きサーニャが半身を起こすと、エーリカは軽やかに立ち上がった。
「ああ、これはもういいか、ほい」
そう言って耳かきをサーニャに手渡す。
そのままエイラの横を通り過ぎようとすると、突然エイラの肩に手を置き
「ねぇ、本当はなんか変なこと考えていたんじゃない?」
そうエイラの耳元でささやいた。
(なっ!・・・まさかこの人、外に私がいるって気づいてて・・・)
「じゃあね〜」
エイラが口を開く前に、エーリカは扉から出て行った。
エイラは夢心地の気分だった。
エーリカがサーニャの部屋から去り、部屋には妙な沈黙が流れていた。
居心地の悪さを感じたエイラも部屋を立ち去ろうとすると、
「する?」
というサーニャの声が耳に届いた。
「へっ?何を?」
エイラは慌ててサーニャの方を向く。
「何って・・・耳かき」
「あぁ・・・そうか、なんだ・・・って!いいの?」
頭をかいていたエイラは、まじまじとサーニャの瞳を見つめた。
サーニャはコクリとうなずいた。
(痛ッ!)
あまりサーニャの耳かきは上手とは言えなかったが、エイラは
サーニャの膝枕の柔らかさを、そのぬくもりを、そしてこの胸の
ドキドキをもうしばらくは手放せないと思った。
end
>>80 割り込みすみませんでした…
gj!!
なんとなくそんな気はしてたけどさw
幸せそうなエイラさんがいとも簡単に想像できるw
こんばんわ、DXUGy60Mです。
3月3日記念に3作品目のSSを書いてみました。
本当は、日付が変わる前に投下できたのですが、ちょっと
込み合ってたので様子を見てたらこの時間に・・・。
では、読んでくれた方がいましたら、私の拙文を読んでいただき
ありがとうございました。
>>80 GJ! エイラーニャはやはりいいものだ。
操作ミスった
許されよ
SSの選り好みとか、いつからこのスレの住民はこんな偉そうになったんだろ
59 :名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/04(水) 00:02:44 ID:FnlFmrzO
まだ引っ張るやつは何者か!萌えオタの延長で百合やってんじゃないよ!
特にこういう厨的な発言は全住民の品位を貶めるから本当に勘弁して欲しい
リアルの方はそれ専用のスレへお引き取り下さい
フタナリにもいいフタナリと悪いフタナリがある
このフタナリはいいフタナリだ
と言うわけで続き待ってます
エロパロスレは何故だか知らんが荒れまくっているからな
かわいそうだけどとてもSS投下できるような状態にないよ
こっちだとほとんど台詞のやりとりばかりの台本SSでも叩かれないし
基本、書きたい人が書きたいものを書けばいいんじゃない
俺たちROMにはとやかく言う資格はないよ
ここまで両論出てるんだから傾向という理屈はなくなりそうだ
それでも嫌って人はその主張と潤滑なスレ運転にかかる理由に接点をみつけて説得するしかない
いずれにしてもテンプレは改変でしょう
ふた有りにしろ無しにしろ規定したほうが平和的ってことで
嫌なら読まずにスルーすればいいだけのような気もしますが?
廃絶派の人って、男そのものよりペニス自体に嫌悪感というか恐怖感を抱いているのでしょうか?
フタナリのペニスなど、所詮は体のいいバイブじゃないですかw
気にすることでもないでしょうに
ふたリーネ読んだけど、描写も丁寧だし心情も真面目に書かれていて荒らしとかいう感じじゃなかったよ。
荒らしとか決め付けてる人は、単にフタ嫌いで我が儘言ってるだけじゃない。
被りに謝罪しなかったのも、百言で謝るより潔く消えた方がいいとの判断からじゃないかな。
気に入らないからって、なんでもかんでも廃絶を試みるのは文章狩りみたいで違和感を覚えるよ。
まあ、注意書き大事ということで。
どっちでも派というよりはつかい方次第派ですが、
苦手という気持ちも分かります。
甘やかされて育ったゆとり世代は「アレも嫌い」「コレも嫌い」で
世の中渡っていけると勘違いしてるからなw
もう数年で実社会に出ていくんだろうに
こんなんで大丈夫か、ニッポン
わざわざIP変えて書き込んでるみたいだな
もうこの話題は終わりにしよう
次スレからテンプレは
>>73で
何かあからさまに臭うし様子見たほうがいいのでは
>>71>>92 決め付けたわけじゃないが荒らしって言葉を出したのは悪かったなすまん。
IP変えるなら書き込みのクセも変えればいいのにな
一人が連投してるってバレバレすぎて吹いたw
こういうタイプの嵐は飽きるのも飽きられるのも早いからほっとけばすぐに元のスレに戻るよ
キャラソンー!はやくきてくれー!!
そんなクリリン的気持ちになった朝です。
最近のマイブームはキャラの名字と名前をくっつけて遊ぶこと。
フランチェスカ・イェーガーだとなんだかカッコいいぞとか、
リネット宮藤ってボクサーとかにいそうだなとか、
坂本ミーナなんかは普通にアリだなとか、そういう遊び。
ペリーヌピンチ!超ピンチ!
>>101 アレクサンドラ・ウラジミーロヴナ・ユーティライネンですね長すぎます
>>美緒・クロステルマン
少佐が嫁、いや婿入りか。
そういえば、ペリーヌが少佐と一緒になったら、少佐の事を何て呼ぶんだろう?
美緒さん? 美緒さま?
美緒って呼んでるssがあったけど自然だったな
美緒さまってのもあったけど俺は呼び捨て押し
他が敬語なのでなお萌える
しかし美緒クロステルマン…いい響きだぜ…
ペリーヌ・サカモトでないところにお前らの愛を感じるぜ
ここであえてペリーヌ・ミヤフジ…
いえ、なんでもないです
ミオ・クロステルマンのほうが単純にかっこいいしね
ペリーヌ(ピエレッテ?)・サカモトって似合わないし
ミーナ・サカモトは全然似合うな、坂本美奈でOK
ミオ・ディートリンデ・ヴィルケも似合う
ていうか美緒って外国名でも馴染みやすいかっこいい名前だから、坂本さんはやっぱり誰でもイケる名前っからのジゴロ
ヨシカ・バルクホルンもありだと思う!
バルクホルンの妹狂いっぷりをなだめるエーリカを見てると
ポケモンのアニメの年上狂いなタケシを引っ張っていくカスミを思い出すのはなぜなんだろう
それはともかくエーリカ・バルクホルンだ
義妹も増えてバルクホルンは超ラッキー!
でもどの名前にも坂本の苗字は残らないんだよな、つまり嫁役
もっさんジゴロに見せかけて総受けなだけじゃね?
>>113 少佐逃げてーわたくしの胸の中へ飛び込んでいらしてー
そういえばペリーヌ、秘め声で芳佳の手紙に対して目茶苦茶嬉しそうだったね。
>>115 あのペリーヌは良きツンデレの鏡のようなやつじゃった…
てか名前ネタと秘め声で思ったんだが
マルセイユがどうしてもルッキが怖いとかいうような奴には思えないんだよ
だからこれって実は圭子のことじゃね!?とかまじめに考えてたけどケイも子供には厳しくなさそうだしなぁ
こんにちは。mxTTnzhmでございます。
名前の話が出ているので、咄嗟に思いついた妄想を短めに。
タイトルは「named」で。
一応……、保管庫No.450「ring」続編と言う事でよしなに。
----
昼食後、ミーティングルームでお茶を飲みながらのんびりと会話するカールスラントのバカップル二人。
「名前、ねえ」
「前にも話したよな」
「結局どっちにするか決めてないんだよね」
トゥルーデは顎に手をやり呟いた。
「うーん。エーリカ・バルクホルン……悪くないな」
エーリカもカップを手に、話し掛ける。
「ゲルトルート・ハルトマンも良いんじゃない?」
「両方足すのはどうだ? エーリカ・ハルトマン=バルクホルン。もしくは……」
「微妙にややこしいよね。長いし」
そこにやって来たのはエイラとサーニャ。
「二人して何話してんだヨ?」
「私達の名前の話だ。結婚したらどうするかって」
「何ダヨ。二人はもうとっくに決めたのかと思ってたヨ」
半分呆れ顔のエイラに、エーリカが言った。
「それが色々ね〜。任務の上ではややこしいから当分今のままだけど」
「将来はどうするか、だな」
頷くトゥルーデ。
「名前なんて何でもいいじゃんかヨ。お互い好き同士ならそれでいいダロ?」
「サーニャ・ユーティライネン……」
エイラの脇で、耳元でぼそっと呟くサーニャ。
「さ、サーニャ!? それでいいのカ!? てかサーニャの本名もっと長かったヨナ……」
猛烈な勢いでサーニャの肩を掴むエイラ。
「じゃあ、エイラ・リトヴャク」
「ううッ……、わ、私は何でもイイゾ? サーニャの好きな様ニ」
「エイラ、慌て過ぎだ。何を必死になっている」
たしなめるトゥルーデ。
そんな四人の会話を聞いていたミーナと美緒。
「美緒・ヴィルケ。ミーナ・サカモト。どっちが良いかしら?」
「んんっ? 何の事だ?」
ミーナのいきなりの発言で咄嗟に意味が分からず、首をかしげる美緒。
「芳佳ちゃん。私達はどうする? 芳佳・ビショップなんてどう? 悪くないと思うけど」
「じゃあ私、リーネちゃんのお嫁さん? なんかワクワクする」
「あ……じゃあ、リネット・ミヤフジなんてどう?」
「リーネちゃん、お嫁さん……」
はわわと何かを想像し、幸せな気分に浸る芳佳。だが端から見ると卑猥な妄想をしている様にしか見えない。
「ウジャー シャーリー、あたし達は?」
「その時になったら考えればいいさ〜」
「あたしシャーリーのお嫁さんになる〜」
「じゃあフランチェスカ・イェーガー、……か?」
「なんか速そうでカッコイイ! それにする! しよう? ね?」
「確かにシャーロット・ルッキーニだと何かしっくり来ないな。何故だろう」
窓際でひとりたそがれるペリーヌ。
「まったく、揃いも揃って何を話してるかと思えば……」
はあと呆れて、窓の外を見る。ぽつりと呟く。
「ピエレッテ・サカモト……もしくは美緒・クロステルマン……嗚呼」
頬が赤くなるペリーヌだった。
end
以上です。
結局ただの雑談で終わってしまったような……。
がんばれ、超がんばれペリーヌ。
ではまた〜。
素晴らしき粗製乱造wGJ
>>118 GJ!朝書いたレスがもうSSになってるとか!
シャーロット・ルッキーニがしっくりこないのは、シャーリーが名前呼び、ルッキーニが名字呼びなせいで、
どっちなんだよ?って思ってしまうせいだな、きっと。
どうでもいいけど、宮藤ミーナだとおねがいツインズのピンクになることに気づいた。
妄想レスの流れを作者様が即拾ってくれるこの瞬発力もこのスレの強い魅力
妄想がただの妄想垂れ流しで終わらないってのが大きいと思う
良質な妄想をする住民とそれを形にできる良質な作者様が揃っていてこそ実現する
勢いがあるのも、スレが活気づくのにも頷ける
乙女の巻の袋とじってどんなんだったの?
>>122 エイラーニャのラブラブ添い寝
ちなみに俺は、この袋とじのために乙女の巻の1、2巻セットでポチった
むしろ袋とじがなかったら2巻は買う価値無しと言っても(ry
>>123 そして袋とじを上手く破ることに失敗し二冊目を買った俺に隙は無かった。
サーニャは実は起きてて、エイラが赤くなっているのを楽しんでる。
ちなみにサーニャも恥ずかしいけどここで自分も赤くならないように必死に特訓した。
みたいな話を本スレでした覚えがあるなぁw
袋とじ破る香具師多すぎだろ!w
127 :
名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/04(水) 16:12:15 ID:wlskpUbJ
カッターなりナイフなりで開けろよ……
俺がsageろよみたいな……すまん
あのシーツカバーみたいにカメラ目線ではないの?
しかしエイラはあの状態になるまで気付かなかったんだろうか?
それともエイラが少しは逃げずに我慢出来るようになったのか
乙女の巻か…まだ買ってないなあ
肌寒い様な、温もる様な……
そんな奇妙な感覚の中、ワタシは静かに眠りから醒めた。
薄暗い天井を眺め、心地良いまどろみの中、この奇妙な感覚を楽しむ。
へくちっ
その小さな小さな¨何か¨に気付かなれば、そのまま…また、温もり溢れる夢の中に潜り込んでいたに違いない。
ぼぉっとする頭の中に疑問と言う名で覚醒が始まる。
考えてみれば、そうだ。
何故、ワタシは右手を天井に向けて伸ばしているのだろう?
そんな疑問の答えなんて、全く理解出来なかったが、理由はどうしてか分かっていた。
そろりそろりと横を見ると、私で暖を取るように寄り添うサーニャの姿が……
その瞬間、ワタシの頭は完全に覚醒すると同時に完全にフリーズしてしまった。
どうやら、自他称共にヘタレの異名を轟かせているワタシは、眠りについている無意識下でもサーニャに対してはヘタレらしい。
驚きの余り、叫びそうになった口を慌てて閉じた代償に噛んだ舌が痛い。
徐々にどうにか落ち着きを取り戻しつつある頭は、今までの経緯を断片的に思い出してくれた。
シャーリーの対ネウロイ音速特攻戦のあった日の代わりとして行った海水浴。
お前達は訓練だ!と少佐に引きずられて行った新人二人を他所に、ワタシ達は好きな様に思い思いの時間を過ごし……
そういえば、と着替えを取りに部屋に戻って……どうやらそのまま寝てしまったようだ。
というか、ワタシは水着のままだ。
サーニャはワタシを呼びに来てくれたのか、何故一緒になって寝ているのか……
ま、後でサーニャに聞けばいいか。
このままサーニャの温もりを肌に感じていたかった気もするが、生憎とワタシはヘタレなのだ。
サーニャに気付かれないようベッドから離れようとして……
改めて、ワタシは寝ぼけていたんだ、と実感した。
サーニャの温もりがどこから発生していたのかに何故気付かなかったのか。
小さく、小さく「…キ、キョウダケダカンナ……」と呟いた。
て、掴まってるんだから…しょうがないよナ?
誰に言い訳しているのか、知らず微笑みを浮かべていたワタシは、サーニャとワタシ、二人でベッドに包まった。
心暖まる温もりに身を委ね、意識がまどろみに落ちる前に……
ワタシは¨くすっ¨と笑うサーニャの笑顔を見た気がした。
以上、袋閉じを見て浮かんだ妄想。
俺は今最高の妄想力保持者と出会ってしまった…
破ってるやつ多すぎて怖くて袋とじをあげられないヘタレが通りますよw
マルセイユは前スレで誰かが言ってた様にルッキーニに萌えた結果付きまとわれて怖いっていうシチュがいいなぁ。
っていうか普段なら黙ってSSにして投下するところ何だけど時間が無さすぎてムリダナ。
>>134 書いてるの同じ人じゃね?
早く開けるのをお勧めする。俺はあの絵で三年は戦える
>>129な心配はしなくていいのかい?
百合っぽい絵でもカメラ目線だとマジ萎える
サーニャは目を瞑ってるけどエイラはサーニャを見てるよ。
>>30で思い切りFinとか書いちゃったけど続き物でしたすみません。
普段続きものなんて書かないので勢い余った・・・。
>>136 ぽかぽかとー、サーニャが隣で、にゃにゃにゃにゃーん!
こんばんは、エイラです。
今日も空気読まずに来襲してきたネウロイを粉砕し、軽く汗を流した後、うつらうつらと…ワタシは自室で落ちそうな瞼とまどろみに揺られていた。
ベッドの縁に腰掛け、食堂でミヤフジ達と談笑していたサーニャの楽しげな姿を思い出す……
サーニャが笑顔でいられる時間が増えた。
そも、引っ込み思案であったサーニャの立場を考えれば、喜ぶべき事でしかないハズではあるのだ。
が、それを素直に受け入れられないのは、偏に自身のサーニャに対する気持ちの置き所故だろう。
サーニャの笑顔を見ているだけで、ワタシは幸せだ。
……たとえ、その笑顔が自身に向かっていなかったとしても……
ワタシは幸せと思えているのだろうか。
ため息を一つ、我ながらツマラナイ事を考えてる、と思った。
無理矢理閉じた瞳の端から零れ落ちる涙の訳を、未だワタシは理解出来ない。
こうして、ワタシは時より、得体の知れない恐怖感に怯え、一人暗闇の内に沈むのだ……。
……ラ…。
暖かい……
……イラ…。
甘い甘い彼女の声。優しく柔らかな彼女の声。
ふっ、と静かにワタシを包み込む、自然で儚げな優しさ……
それはまるで、夜空に浮かぶお月様の光……
サーニャの……暖かさ。
そう、これはサーニャの…!!?
ガバッと起きそうになった身体を急制止させる。
そろそろ、と目をやった右腕には、腕を絡める様にしっかりと掴むサーニャの姿。
キョウダケ…カシャ…ダカンナ……
口の中で呟いた言葉に重なる様に、何やら凄まじい違和感を覚えた。
というか徐々に視線を上げると見たくないのに堂々とした違和感が群がっていた。
やっと起きたか、って、何故にカメラを向けるんだよ、バルクホルン大尉。
……オイ、その他大勢、なんでニヤつきながら部屋の中覗いてんだ!!
その中でミヤフジがくいくい、と何やら下を指差す。
下を見ると笑顔のサーニャ……って起きてる!?
あわわわ、と思わず慌てるワタシにサーニャはツイッとある方向を指差した。
カシャッ!
呆然としたワタシと笑顔のサーニャ。
しばらくワタシはこの写真を見る度に悶えるハメになったんだ。
こんな妄想になってしまったぞ?
おいぃ?妄想するにも程があるでしょう??
>>138 ありがとう本当にありがとう
最初の写真のシーンが袋とじなのか
乙女ノ巻2を買った。
読んだ。
なんかこう……デジャヴを感じた気がした。
あと、皆が言ってる意味が分かった。
袋とじはペーパーナイフで万全でした。おまいらありがとう。
>>138 (-x-)(゜д゜ ) カシャ>
(・v・)( ゜д゜ ) カシャ>
今まで以上に時間がなくなってSSが書けず妄想ばかりが募る毎日です。タスケテ~
ちなみに自分
>>134ですが電車ん中で道具を使わずに頑張って開いたデスヨ。上手にひらけますた〜。
>>141 デジャヴだよね、地下とかおにぎりとか……。
>>138>>142 ワロタwww
策士だなリトヴャクは
>>143デジャヴ・地下・おにぎり…おk
お姉ちゃんはご乱心
前略、地上で私達を探してくれているだろうと信じてるよミーナ。あのね、トゥルーデがおかしくなっちゃったんだ……
その日は私もトゥルーデもとりあえず午前中が非番な事もあって、ちょっくら基地周りを散歩と言う名で追いかけっこをして楽しんでたんだ。
「い、いい加減待たんかっ、ハルトマンッ!!!」
「って、あーっ!! 筋力強化は反則だよトゥルーデ…え!?」
「な、フラウ!!」
芝生に隠れてぽっかりと空いていた謎の空洞。
そこに私も私を助けようとしたトゥルーデも落ちちゃったんだ。
「……っ、痛たた……と、トゥルーデ!? ねぇ、ちょっと大丈夫、トゥルーデ!!」
「………ぐ、…ぁ、フラウ……お前、怪我は…?」
暗闇の中、いつ地面に叩き付けられるかもしれない私を包み込む様に抱きしめてくれたトゥルーデ。
身を張って私を守ってくれて、まだ自分より私の心配してくれてるなんて……
「わ、私は大丈夫だよ!! それよりトゥルーデこそ……」
「……なぁ、フラウ」
私の心配を他所にむくりと起き上がったトゥルーデ。
薄暗闇の中、私を見つめて語りかけるようにトゥルーデは口を開いた。
「笑いたければ笑うがいいさ」
「は?」
訂正、他所に置かれた私の心配は大穴を当てて返ってきた模様。
って、いきなり何?
「トゥルーデー? え、と…大丈夫…?」
「ああ、フラウに心配をかけてしまうなんてな。全くカールスラントエースの名が泣くよな。笑えるだろ?笑えばいいさ!あーっはっはっはっ、って笑い飛ばすしかないよな!?あーっはっはっはっ!!!!」
なんか凄まじく失礼な事言われた気もしたけど、それ以上にトゥルーデが色々と危ない!
キャラクター崩壊ってか放棄してる!?
「って…無反応か、貴様ぁあああああああああ!!!!」
両肩を掴まれてガクガクと揺れる視界の中、とりあえずトゥルーデが大口を開けた瞬間を狙って秘密兵器をほうり込む!
んむぅ、といきなりほうり込まれたのに噴き出さずちゃんと食べてくれるんだ……。
さっすが、マジカルウィッチエーリカちゃんの作った愛妻おむすび、愛情たっぷり!と、とりあえず食べ終わったのを見届けて言ってみたんだけど……
後ろ向いていきなり、げげごぼおぅえ……って、酷くない? てか何故か無性にボドドドゥオドーとか言いたくなったのは秘密だよ?
「よし、トゥルーデ、落ち着こう!」
「お前が落ち着けハルトマン! とりあえず深呼吸! そして……筋肉、筋肉〜」
ゴメンねクリス……。私、君のお姉ちゃんを少し、いや、かなりアレな感じにしちゃったかも……。
ため息を一つ、とりあえず…まずすべきは状況確認だよね。
私達は薄暗い洞窟…? というか遺跡っぽい所にいるね。
上を見上げれば遠〜〜〜〜〜くに小さな光。……よく私達無傷だったね。
薄暗い程度に光を感じるのは、何故か壁ってか岩がぼんやりと発光しているから。
「で、トゥルーデ。どっか痛い所とかはないの?」
「無論だ。カールスラント軍人たる者、スパイの一つや二つ完遂出来なくてどうする!」
あ、駄目だ。なんか変な所打ったみたい。
とりあえずさっさと地上に出てミーナに相談しよう……。
「そう、とにかく地上に出なきゃね。トゥルーデ、とりあえず左右のどっち行こうか」
「ふふん。特別にいいことを教えてやろう、いいか? こういう時は壁に手を付けてひたすら歩いて行けば必ず出口へと向かうのだ!」
いや…、のだ!ってアンタ……。
まぁ、とにもかくにも自信あり気なトゥルーデを追いかけることにした。
のだが……
「行き止まり……って言うか、崖っぷち……」
「なるほど……つまりこから飛び込むんだな?」
私に出来る事、一つずつ叶えたい。
全力で遠慮します。出来ることと、やっていいことは違うと思うんだ、私。
高く高く舞い上がれ?
いえ、トゥルーデさん。私達、全力で墜ちてます。てか落ちてます。
そして、ザブンッ!!と地下水脈に叩き付けられると同時に……私は意識を手放した。
「……って、おい…ミーナ?」
「あら、どうしたのトゥルーデ」
「私の記憶が確かなら……怪談話をしていたのではなかったか……?」
「………あら、すっかり忘れてたわ」
カクッとこけるウィッチーズ一堂。
扶桑に伝わる百怪談だかなんだかをしてみようと言う話から始まった怪談大会。
どうやらミーナは途中から目的をすっかり忘れていたようだ。
「仕方ないわね、トゥルーデ、フラウ。数日前、貴女達が行った地下洞窟の話をしましょうか」
「は?」
「へ?」
お互い顔を見合わせるもそんな所に行った記憶はない。
……そういえば、数日前の休暇の日の記憶が……
「ミッション、スタートね」
私達は歳柄にもなく叫んじゃったよ……
これが妄想の限界なのか……
>>147 GJ! 見事なイマジネーションに乾杯ですよ。
ゲーム版が楽しみだなー
芳ミーナとかシャー芳佳が公式で楽しめるなんてたまりませんわ
特に芳ミーナがどういうふうになるのかが見たい
ところでゲームは主人公をウィッチーズの中から選ぶんだろうか
151 :
安らぎの場所:2009/03/05(木) 04:41:11 ID:ZhBcaF0+
初めてその姿を視界に納めた瞬間から、私の想いは水平線に燃え沈む夕焼けの様に――
知っていますか?
私は貴女の事を知りません。
知っていますか?
私は貴女の素顔を知りません。
知っていますか?
私は貴女の想いを知りません。
ねぇ、ミーナ中佐……私は、貴女の心に入ってもいいですか?
誰よりも優しく、誰よりも大切なモノを失う恐ろしさを知っている貴女。
本当は、誰かに頼って、支え合いたい仕事も貴女は私達の為に心身を粉にしています。
私では貴女の支えになれませんか?
私では貴女の安らげる場所にはなれませんか?
ほんの少しでもいいんです。
だから、ミーナさん。
今日は、今日だけは……私がミーナさんを支えます。
今の私には、お仕事で疲れて眠ってしまったミーナさんに、膝を貸すくらいしか出来ません。
だけど、この時、この瞬間だけはミーナさんは、ただの「ミーナ」になれると信じて……
だから私は、今は安らかに眠るミーナの髪を撫でながら呟きます。
「いい夢を見てね……ミっちゃん……」
翌朝、私が目を覚ますと、昨晩のまま顔だけをこちらに向けたミーナさんが優し気に私の頬を撫でる。
「…おはよう……ありがとう……芳佳ちゃん」
そして私達は小さなキスを一つ交わし、また宮藤軍曹とミーナ中佐に戻る。
それは私達の暗黙のヤクソク。
「宮藤さん、今朝の朝食も楽しみにしてますよ?」
「……はいっ!!」
私は貴女を知りません。
ですから、どうか…これからも――
貴女の安らげる、私で居たい……。
おっと、妄想フィルターから何か溢れちまったぞ?
このスレの妄想力には本当恐れ入るぜ。妄想のプロですかあなたがたw!
今日乙女の巻買いに行くが、デジャヴとか…このスレすごすぎ。
エーリカのWebマネーが届いて驚愕した。
今までこういうの当たった事ないから、嬉しいなぁ。
でも何か今年分の運全部使い切った気がする…
この作品パンツじゃないからとかそういうの無しに普通にズボンなりスカートなり穿いてたら
今ほど人気も出ず変な奴も寄り付かず、作りが丁寧な隠れた良作とかになってたと思うんだよな
服装だけはOVA仕様で、スタッフは今の布陣でアニメ化とかだったらよかったのにとさえ最近思うようになった
>>151 こっこれが芳ミーナ……うへへへへへへ、ええのう、ええのうgj!
本編で後半芳佳はミーナさんに怒られっぱなしだったから芳佳に甘える隊長も見たいよね!
ふと妄想が暴走してしまったCRwGA7CAです
乙二巻のエイラーニャは残りのメンバー的に考えて水着だよな…?
やっぱりサーニャは多少小悪魔ちっくのがより可愛いにゃー
>>154 人気があってなにが不満なんだ!打ち切り漫画愛好家の俺に喧嘩売ってるのか?
どうでもいいけど、最近のマイブームはエーリカ×ペリーヌ。
エーリカは年下相手には結構いいお姉ちゃんしちゃうと思うんだ。そんでペリーヌがツンデレしちゃうの。
誰かそういうSSを……って、こういうこと書くとお前が書けとか言われるんだっけ?
まあ書く人いねーだろうから頑張って書きます。
>>156 DVD六巻でもサーニャは小悪魔みたいに語られてるしね
エイラさんも大変だ
サーニャがエイラをみつめると身動き一つできない
この年齢でだ、もはや魔性と言ってもいいゾ……
サーニャにとって特別じゃないが故に最も特別ってのは深い…のか?
深いとか近いとか通り越してもう自分の一部分みたいなもんなんだろう。精神的に
だから近くに来て欲しいとか意識はしないけど(もう近づきようがないし)、離れそうになるのは絶対にノウ!って感じなんじゃないかな
おっぱいの話で怒ってたのはなんで自分以外の方にいこうとするんだっていう理不尽な苛立ちだと思うw
自分とは相容れない意見は全部自演とか、あまりにガキ過ぎて萎える
糞みたいなシナリオにGJとかは笑える範疇だけど
二期で公式が突然芳ーニャやペリーネに走り出したらこのスレ的には男でるのっ同等のことなの?
>芳ーニャ
ニパッル大勝利
>ペリーネ
なにか問題でも?
>芳ーニャ
俺にとってストパン糞になる
芳ーニャは男が絡んでくる以上にあり得なさそうだが
>>164 まず、あなたは勘違いしている、
男が出るのがいやなのでは無く、男が絡むのがいやなのだ!!
ストーリー的に必要なキャラ(艦長とか宮藤父とかサーニャ父とか)は、
個人的には出てもかまわない。
そこの所をはっきりさせてから本題だが、
ペリーネはとりあえず置いといて、
芳ーニャは……何て言うかこう……胸が苦しくならないか?
エイラをどうするのかとか、問題も多いし……
いやっ否定はしないけど……
芳イラに比べれば芳ーニャなんて問題ないと思うけどナ。
エイラってわりとあちこちカプつくってるし。
まあ、秘め声で大勝利確定してんのになにもそんな悲観するようなことないと思うけどナ。
このスレの妄想フィルターにかかれば、だけど。
それよりエイラはちっとは甲斐性見せろ。
あえて言おう!
ムリダナ。
でも、エイラさんは結婚したらもっすごい甲斐甲斐しい嫁(婿)になりそうな気がする。
ピアニストとしてピアノの練習に没頭するサーニャんの為に、覚束無いながらも家事をこなしたり、
「ムリスンナヨ」とか「身体に気を付けろヨ」とかぶっきらぼうに言いながら夜食のサンドイッチを差し入れたりしてそう。
で、公演後のインタビューでサーニャんが「エイラの為に演奏しました」みたいな感じでオノロケて、おしどり夫婦として世界中から尊敬されるという。
エイラは器用そうだし修理得意だからピアノの調律とか出来ると思う
タカインダゾーアレ。マジで・・・オーバーホールだと10万とか軽く飛ぶんだ・・・
>>172>>173 完全に同意
というか、今の時点でも甲斐性が無いわけじゃないんだよな、
サーニャの服たたんだりとかさ、
あとはきっかけだけだな……
キャラに対する決めつけや思いこみが激しすぎる
春だねぇ
十人十色のジャスティスがあるのは解っているけど、公式がエイラとサーニャを
セットで扱ってるしヘタレ百合おいしいですなのでそれ以外が想像しづらいだけなんだ
言われてみればゲルエイラとかニパエイラとかは比較的許容されてる傾向があるけど、
サーニャがエイラ以外とカップリングされることってあんまりないよな。
あっても大抵はエイラーニャ前提で、なんつーか"サーニャからエイラ以外への想い"に真剣に向き合ったSSがほぼ皆無な希ガス。
芳ーニャとかシャーニャの良さを何とかして伝えたい……!!
書けども書けどもうまくならない我が文才よ。
>>177 まったく気にする必要ないよ
ここってそんなに上手い人っていないから
負けずに頑張って
うまいに越した事はないんだろうけどうまくなくてもいい
日本語になっていて、面白ければそれでいいのだ
文がうまくても話のネタにこっちがのりきれなければそれまでだし
むしろ文上手くない人の方が話は面白いことが多いような気がするよ
変にレトリックに凝った文書く人ほど、肝心のストーリーが駄目な傾向が強い
そんなのに限って自己陶酔に浸っているっていうか、「俺のはどうだ」っていう思い上がりがチラホラしてる
大切なのは技巧じゃなく、思いを伝えようとする熱意だと思うよ
>>182 スルーを呼びかけた俺が反応とかテラバカスwwwwwwwwwww
なんか不躾な物言いするやつ多い感じがしたがやっぱそうか。構った俺も荒らしだわ・・・ごめんね他の人
丁寧な口調できな臭い議論されると分かり難いなあ。分からん時は潔くスレ離れた方が良いね
また荒らしかw
そうではなく、一例を挙げるとだ
>>初めてその姿を視界に納めた瞬間から、私の想いは水平線に燃え沈む夕焼けの様に――
って文だけど、“視界に納める”は“収める”が正しいし、水平線に沈むのは夕日だよね
夕焼けは夕日が空や雲に映えて赤く染まる現象だから、そんなものが沈むわけがない
なんとかロマンチックな表現を使おうと試行錯誤したんだろうけど、
かえって意味が通じなくなり、自分でも何を書いているのか分からなくなっている典型的な例だ
こんなのでももて囃されるのだから、
>>177氏には臆せず堂々と妄想を垂れ流して貰いたいだけなんだよ
185 :
名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/05(木) 21:18:16 ID:iFTK9LVB
>>183の中では俺は荒らしか
荒らした気なんかさらさらないんだがな
何がそう感じさせたかよければ教えてほしい
>>184 ん、厳しい意見だと思うけど興味深いな
自分はその手の表現の誤用(と言っておくね)「格好つけようとして失敗」というより「少しでも良く表現して伝えようという挑戦」という風に受け取ってしまうから
自己陶酔だと思ったことは無かったな。甘いかな?w
書き手がどう思って書いてるかなんてのは俺みたいな読解力ないやつには分からんけど、皆それぞれ表現したい事があったり少しでもスレを盛り上げようと思って
書いてると思ってるから駄目なんて言わないで欲しいな。熱意自体は書き慣れてる人も慣れてない人も変わらないと思うよ
意見としてはすごい参考になりました。俺も気をつけよう・・・w
>>185 ああ明らかに荒らし臭いレスの後に間をおかずに「男」って単語を入れたレスがあったからね
昨日か一昨日の連投思い出したんだよ。悪かったね。しばらく書き込み控える
そだね
みんなカリカリしてると悲しいし楽しくやろう
嗜好の差異とか、むしろ楽しめる要因だよね
>>184 自分の文章を言われているようでへこむなぁ
スト-リーを考えるのも文章を書くのも難しい…
書き手失格だ…orz
夕焼けは沈んでも有りだろ。表現として
夕焼けに染まる 夕焼けに沈む は良く聞くかな
俺は推敲するときは誤字に気をつけてるけど、他の人は書くときに気をつけてる事ってある?
今度は逆ギレですか?
夕焼けは闇夜に溶けて消えていくもんですよ
そこまで言うのなら、他の作品ももっと掘り下げてあげましょう
誤字
リズム
言葉遣い
使い慣れない言葉、耳慣れない言葉は使わない
同じ表現を避ける
ぐらいです
俺の妄想を貴方の頭に投影してくれー!って思ってるから、あまり小難しい表現は出さぬよう避けるようにしている
194 :
193:2009/03/05(木) 21:41:21 ID:I5kKUks/
あまり小難しい表現は出さぬようにしている
だったorz
解釈の幅が狭いな。
論文でも無いんだし、空が落ちようが海が燃えようがどうでも良い事だ
プロでもなんでもないからね
そんな事は誰も求めてないよ
求めてるのはこのスレにきたら楽しい時間を過ごせるというそれだけ
気楽にいきましょう
Youはshock
愛で空が落ちてくる
>>194 股監督も言ってたよねそれ。あれ俺も大事だなって思った
>>197 ああ、指先ひとつでダウンってそういう・・・
>>191 誤字と文末の表現だな、1番気をつけてるのは。
しかし何回も見直してるのに投下してから誤字に気付く。漢字は好きだから知らなくはないんだが変換で焦るらしい。
あとは平仮名ばかりにならないとか地の文ありきで構成するとかかなぁ。
あぁ、やっぱ1番大切にしようと思ってるのは自分の好きなものを書くことだな。
あんま風景描写とか得意じゃないんでどっちかって言うと心内表現を大切にしたいと思ってるとかいろいろあるな。
毎回書くときに作品ごとのテーマというか目標を定めるとかも好きだ。
まぁ、俺たちは別に金出して読んでる訳でもないし、職人さんも金貰って書いてる訳でもないしな。
スレでの最低限の決まりとマナーさえ守ってればいいじゃないか。それに、変な文法や変な表現のある文を読むよりも、変に他人の作品にケチつけたりして場の空気が悪くなる方が嫌なんだぜ。
ところで最近、ちょっと大人(エロ)でお姉さまな隊長と、そんな隊長に翻弄されるウブなゲルトさんが好きなんだ。
そんなミーゲルどうでしょう?
>>191 ブリタニア語の表現と文での扶桑語の科白で矛盾が起きないようにするという誰得な注意をしているのは私だけでいい。
それと昔は原作の設定に忠実に書くことにしのぎを削っていたけど、一度無視しちゃってから微妙にどうでもよくなりつつあるw
あとは同じ表現使わないとか、誤字脱字、無駄な文がないかよく校正。そういう基本の積み重ねが大切だと信じてる。
>>200 大人なミーナさんが敢えて押し倒されるトゥルミーナ派です。いやミーゲルでもいいんだけど。
「ちょちょちょちょっとルッキーニちゃん! これってまずくない!!? とっ、止まれないよぉ〜!!」
「アニュワワワワワ!!! ウジャアアアァァ!!?」
かっ飛ばすあたしたちの行く手に、姿を現した巨大な赤岩。
前輪が勢い良く岩に激突する。 芳佳の悲鳴。 その声が、あたしのそれと重なって。
青空の下、あたしたちは仲良く宙を舞った。
「よっしかー! いるぅー?」
ちりんちりんとベルを鳴らして注意を惹く。 今日の非番はあたしと芳佳だけ。
こんな風に窓の外で騒いでたって、だぁれにも分からない。 窓がパタンと開いて、芳佳が顔を出す。
にっひひ。 見てる見てる。 扶桑にもこれ、あったのかな? よく考えたら知んないな。 どっちでもいいけど!
「あれぇー。 自転車だぁ! 綺麗な青色。 ルッキーニちゃん、これ買ったの?」
「ううん。 整備の人が、子供がもう乗らなくなったからって。 譲ってもらっちゃった!」
「へぇー、いいなぁー。」
羨ましそうな声に、ますます鼻が高くなる。 ふふん。 綺麗でしょ、綺麗でしょ。 貰ってから一生懸命に磨いたもん!
足が有ると無いとじゃ、休日の過ごし方も全然違うし。 なんで今まで思いつかなかったのかなって感じだよね!
「それでさぁ芳佳、いきなりなんだけど。 これ。 自転車の乗り方、教えてくんない?」
「へ? ……の、乗り方? ルッキーニちゃん、自転車乗れないの?」
「むっ。 なんだそれ! 今、あたしのこと馬鹿にしたにゃぁ〜!」
「ばっ、馬鹿にはしてないよ! なんか、その年で乗れない人も珍しいなぁ、って思っただけで……。」
「馬鹿にすんなーー!!」
そだよ。 あたしは乗れないよ! あたし、子供の頃から軍隊にいたんだもん。 自転車なんか乗る必要が無かったんだもん!
そもそもロマーニャの町はごちゃごちゃしてて、自転車なんかあってもしょーがなかったんだぞ! 必然的な結果だよ!
「もういいもんね! ふんだ! こんな事、芳佳にしか頼めないから来たのに! あっかんべーだ!」
「あっ、待って待って! 一緒に行くってば!」
芳佳が窓からぴょこりと飛び降りる。 申し訳無さそうな顔。 んふ。 素直なやつ。 よしよし、勘弁してあげよう!
「でも意外かな、私にしか頼めない、なんて。 こういうのって、シャーリーさんが優しく教えてくれそうなのに。」
「…………シャーリーには、乗れるようになってから見せるの。 いいから教えてよ!」
「ふーん、そっかー。 シャーリーさんの前でかっこつけたいんだ! ふーん。 ルッキーニちゃんのかっこつけー。」
ペシペシ芳佳を叩きながら、自転車のとこまで連れて行く。 絶対後で仕返ししてやるかんね!
自転車に跨った芳佳の後ろにちょこんと乗って、残念な胸にしがみつく。 あたしたちは昼下がりの基地を勢い良く飛び出した。
では約束通りに指摘を始めますね。
「かーるすばすたーず」とか言う弾けすぎた作品にもあちこち矛盾やミスがあるでしょう?
>>とりあえず午前中が非番な事もあって──
明らかに非番を休みと勘違いなさっているのでしょうね
当番勤務明けに、午前中だけが非番なんてことはありえませんから
>>芝生に隠れてぽっかりと空いていた謎の空洞。
“ぽっかり”とは口や穴が大きく開いているさまのこと
すなわち、「芝生に隠れて見えない穴」を修飾する副詞として適当ではありません
>>カクッとこけるウィッチーズ一堂。
“一堂”は一つの堂、同じ場所のこと。ここは流れからして仲間全体を意味する“一同”を使うべきでしょうね
つか、奇面組ですか?
>>私達は歳柄にもなく叫んじゃったよ……
多分、多分だけど、新語の試用じゃないとしたら“年甲斐もなく”って言いたかったのじゃないですか?
“百物語”を“百怪談”としてしまったのは外人さんだから仕方ないとしても
字数の割りに誤字誤用が多すぎるのではありませんか?
悪ふざけが過ぎるような弾けた文を書く時は、余計に推敲しなくては
書き慣れた風を装って滑った時は、思い切り恥ずかしい目にあうことになりますからね
あれ、タイミングが被ってしまいましたすみません。
私は後にしますね〜。
>>200 ふたなり貶しておいて勝手な言いぐさだなw
好きな作品がコケにされるのは嫌なもんだろうが
うぇ〜、あんまガヤガヤしてると職人も初心者もSS落としにくくなりますし
そろそろやめませんか?別にいいじゃないですか、楽しくやりましょうよ。
その内エロパロスレみたいに誰もSS落とす人居なくなって、ここも廃れちゃいますよ〜。
そして圧倒的に甘々なエイラーニャが足りないぜ!!
いつからここは完璧な日本語と文のうまさを求めるようになったの?
妄想共有して楽しめればいいじゃない
>>204 いいよ
台詞と台詞の間にト書きがあるだけの台本は不要だから
もう見飽きてるよ
荒らしだからスルースルーngつっこめばみな解決
便乗まで
>>201 あえて押し倒される隊長…すばらしい
ミートゥルは根強いファンが結構いるんだ、もっと数があってもいいよな
>>204 ちょwwwwwww続けてくれwwww
PCから離れらんなくなるだろwww
ほんまあんさんはじらし上手やでぇ・・・いや冗談すけどw
>>それと昔は原作の設定に忠実に書くことにしのぎを削っていたけど、一度無視しちゃってから微妙にどうでもよくなりつつあるw
だったらフタものも普通に有りでいいんじゃね?
気に入らないものを閉め出そうとするからこうやって軋轢が生じるんだよ
>>213 テンプレ読めないの?
文字もまともに読めない本当に救いようの無い馬鹿なの?
このスレは割とスルースキル高いと思ってたが何かあれだな
今スレの空気悪くしてるのはふたリーネちゃんの作者だろ。正直に言えよ怒らないから
昨日読んだ限りじゃあんたの文章嫌いじゃないよ俺は。ふたなりも好きだしね実は
あんたが昨日叩かれたのは投下の仕方なんだから。前置きあれば違ったよ絶対
とりあえず日本語がどうこう回りくどく言って空気悪くすんな
物を書く事にプライドがあるなら人の文を貶めるな
>>214 男やフタナリ自重はあくまでリレー時の心構えと方針じゃないか?
日本語読めてるつもりになってる半島人は氏ねば? 構わないから
つーか、男性器出てくる時点で百合じゃないじゃん
仮にふたもの書くなら俺はエロパロに投下すんぞ
文はヘタでも分別はつけたいからな
文句とか議論とかどうでもいいから早く
>>202の続きを!
>>201 誘い受けな隊長・・・それもまた魅力!
個人的にはバレンタインデー前後に上がってた、指チュパなミーゲルみたいなんが好きだ。
今スレの空気悪くしてるのはかーるすばすたーずの作者だろ。正直に言えよ怒らないから
今日読んだ限りじゃあんたの文章嫌いじゃないよ俺は。おふざけも好きだしね実は
あんたが今日叩かれたのは執筆の仕方なんだから。推敲さえあれば違ったよ絶対
とりあえず知らない言葉や持って回った表現を使って作品悪くすんな
物を書く事にプライドがあるなら貶められるような文を書くな
なんかもうしばらく荒れるの続きそうだなぁー
ID:IXtxzpqWがいなくなったと思ったら今度はid変えて書き込んでくるエロパロの荒らしくるし
てかID:IXtxzpqWはなんで最近投下された同作者の作品んのことしか語らないの?
僕のほうがうまく文章書けるんだー!
って思ってるけど読者が少ないから嫉妬してるんだろ
ソウイウ問題じゃないのにね
新作から順に校正していくつもりなんじゃないの
次は誰の番かな?
新作順だとすれば『ふたりのり』なのかな?
エロパロの荒らしって、保管庫の管理人さんが連れてきたんでしょ?
いや、結果としてというか流れ的にだけど
喧嘩はどうでもいいし文法もどうでもいいよ
ストパンの話で萌え萌えしようぜ
台本形式とか初歩的な文法の間違いとかの指摘なら有りだろうけど
本当に細かい所突っつく揚げ足取りみたいなのは荒らし認定されても仕方ないだろうね
まあ大事なのは楽しむ精神だよね
書き手が多いスレだけど良い空気を保とうと上手くスルーしたり妄想する住人の力が一番の魅力だ
俺も構った一人だし反省するわ
>>202氏ごめんね
>>203の指摘は、細かいところ突っつく揚げ足取りなんかじゃないだろう
突っ込まれたのは明らかな誤字誤用や歳柄とかいう出所不明の語彙だから
こんな間違いに気付かないなんて、ここの読み手が如何にちゃんと読んでいないかよく分かる
そういう俺も読んでいるのはエロパートだけで後は飛ばしてるけどw
>>202 自転車って今までにないネタかも、たぶん。
で、きっとリーネも自転車乗れなくてさ、芳佳と練習してどんがらがっしゃーんでおっぱいむぎゅになるところまで妄想した。
寝て起きてバイト行って帰ってきたら何と言う俺フルボッコw
なんか流れ悪くしたならゴメンねー
色々と突っ込み入れて指摘してくれるんだから、勉強させてもらいます
>>232 「ミーナ、背中に胸が当たるんだが」
「あててるのよ」
>>233 今まで怒りと羞恥心でブルブル震えていたくせにw
今さら常識人ぶって余裕綽々で出てきても遅いよ
反論があるならリアルでやらなきゃ意味がない
余計にスレを荒れさせるのがオチだ
>>235 ID変えるの大変じゃない?
別に変えないで書き込んでも大丈夫だよ?
なんだこのスピード
自演だってバレバレじゃないか
>>234 続きじゃないですが
「サッ…サーニャ?! ムムムムネガ?!アタッ!!タタッ!!」
「うん……ごめんね」
「あっ…謝られてもナ……アノ……ハナシ…テ? )
「やだ……」
「サーニャ……」
>>232を読んだらペリーヌともっさんがそれを見ていて
自転車乗ったことないけどもっさんに指導してもらいたいペリーヌが
「少佐はきっと転んだわたくしを叱咤しつつも優しく抱き起こして下さいますわ・・・。そして
『む・・・すり傷が・・・はっはっは!こんなもの舐めておけば(ペロ)・・・どうだ?痛みは治まったか?』
とわたくしの顔を覗き込んでくださって・・・
・・・い、いけませんわ少佐・・・そんな笑顔を間近でなされたら・・・わたくし・・・わたくしは・・・はぁー!!」
ってワクテカしながら乗るんだけどあっさり乗れてしまって
「あ、あれ?おかしいですわ?こんなはずは決して・・・」とうろたえながら
「ペリーヌさん凄いです!」と芳佳に言われてまんざらでもないところまで妄想してたら
>>234と
>>239で萌え死んだ・・・
>>202氏続き気長に待ってます。気が向いたら投下してください
>>234 >>239 俺こういうの待ってたんだよ
ときに教習用の複座ストライカーというのがあるそうな
二人乗りのストライカーって色々密着してヤバイ
投下しても大丈夫な雰囲気ですかね
もうちょっと待った方がいい?
いや大丈夫
色々指摘してあげるから、遠慮なくどうぞw
「エーリカ、突然だが二人乗りしてみないか」
「どうしたのトゥルーデ?…まあいいけど」
「何で私がこぐのさ〜」
「いつも起こしてやってるだろ?当然だ」
「はいはい、感謝してますよ… ところでトゥルーデ、さっきから背中に柔らかい感
触がするんだけど」
「……あ、当ててるんだよ…」
「い、いきなりトゥルーデらしくないこと言うなっ!…///」
というラジオ放送がサーニャのアンテナを経由して脳内に流れ込んできたぞ?
>>243 大丈夫。荒らしっぽいなと思ったIDは透明あぼ〜んにしちゃえばおk。
>>246 どうしてさっさとSSにしないの?死ぬの?さぁ早く!
おいおい、語感が過激になってきてるぞ
>>244 >>247 ありがとう!
じゃあ投下させていただきます。改めてましてトゥルーデ撃墜部隊です
リーネ×トゥルーデです
食事の時、少し気になる事があった。
リーネが肩を押さえて上げ下げしたり、腕を回したりしている。
どうやら肩がこっているようだ。
まぁ、狙撃に優れたリーネは射撃訓練が多いし武器も大きいし、何よりあの胸では肩もこるだろう。
リーネの隣にいた宮藤も気になっていたようだが、食事後すぐに少佐に呼ばれて午後の訓練に行ってしまった。
「リーネ。肩は大丈夫か?」
「あ…バルクホルンさん」
席を立ったリーネに話しかけてみる。
指摘された事に驚いたのか、リーネはぱっと顔を赤く染めた。
「えと…大丈夫です」
「本当か?体調が悪いまま出撃なんかしたら危険だぞ。正直に言え」
「……あの、少しだけ…痛くて重い感じがします…」
言いにくそうにそう呟くリーネ。
もじもじとしている様は妹にしてしまいたいくらい可愛……こほん、そうではなくて。
「訓練でも無理は禁物だ。ついてこい」
「は、はいっ」
食器を片付けて食堂を出、リーネをロビーのソファーに座らせた。
後ろに回り、肩をほぐすように揉んでやる。
「はう…」
「痛かったら言うんだぞ」
「平気です…はぁ〜…」
随分固いな。よほどこっているようだ。
強くなりすぎないように力を入れていくと、リーネは大きく息を吐いた。
「バルクホルンさん…肩揉みお上手ですね。…気持ちいいです…」
「ふふ、それは良かった。カールスラントにいた頃には、よくミーナの肩を揉んでやっていたからな」
今は少佐がやっているようだからしていないが。
むしろ私が揉んで欲しいくらいだ、疲れの元凶のエーリカに。
しばらく肩をほぐしてやった後、立ち上がったリーネは大きく伸びをした。
「ありがとうございました。とてもすっきりしました」
「うむ。これからは体調が悪かったら無理せず言うんだぞ。宮藤も心配するだろうからな」
「はい!…では、訓練に行ってきます!」
ぺこりと頭を下げ、走っていくリーネ。
うんうん、これで訓練にも身が入るだろう。
……と、ここまでは平和だった筈だ。
問題は、その夜に起こった…
「こんばんは、バルクホルンさん」
就寝時間も近い夜、リーネが私の部屋を訪ねてきた。
「どうした、こんな時間に」
「えっと、その…お昼のお礼をしたくて…」
「気を遣わんでもいいぞ、私が好意でやった事だ」
そう言うと、リーネはぶんぶんと首を振って少し声のトーンを上げた。
「わ、私、バルクホルンさんのおかげで訓練に集中できました。だからお返しをしたいんです!」
そこまで言って、声を上げた事が恥ずかしくなったのか、真っ赤になって俯いた。
「だから、その…私も昔、“お姉ちゃん”によくマッサージしてあげてました。だからバルクホルンさんにも、と思って…」
お姉ちゃん。
そうか、リーネはお姉ちゃんにマッサージしてくれるんだな。
なんて優しい良い子なんだ!
「わかった、ありがとう。お姉ちゃん嬉しいよ。よろしく頼む、リーネ」
顔がにやけてないか心配だったが、リーネはぱっと笑顔を浮かべてくれた。
…その笑顔に何故か少し違和感を感じた。気のせいだろうか。
私は軍服を脱ぎ、ベッドにうつ伏せになった。
「じゃあ、いきますよ」
同じく上着を脱いだリーネが、私の背中を指でぐっと押す。
小さな指がぐいぐいと筋肉をほぐしていく。
「ん…」
上手いじゃないか。押された部分がじんわりとして気持ちいい。
「痛くないですか?」
「ん…大丈夫だ…」
指が徐々に肩の方へ上がっていき、私は目を閉じた。
しかし。
「…!」
ある一点を押された途端、体がびくっとした。
なんだ、と思い体を動かそうとしたら…
…力が入らない。
「リーネ、何を…」
「ごめんなさい、ちょっと秘孔突かせてもらいました」
「ひ…秘孔?」
「大丈夫です、ちゃんとマッサージは続けます」
そう言いながら私の顔を覗き込むリーネ。にっこりと輝く笑顔。
…私は先ほど感じた違和感の正体に気付いた。
ミーナだ。ミーナが怒った時や何か企んでる時の笑顔と同じだ。
これはまずい。
「気持ち良くしてあげますね」
その「気持ちいい」はどっちの意味だ。
と考える間もなく、リーネの手が腰の方へ伸びた。
微妙な力加減でくいくいと押される。
「っ、く…ふあぁっ…」
堪えようとするも、背筋を撫で上げられて思わず声が漏れる。
「可愛い…」
呟いたリーネが、私の体を反転させ仰向けにした。
私を見下ろすリーネはまるでぷにぷにした子猫のような愛らしい表情なのに、後ろに見える黒いものは何なんだ。
「リ、リーネ…やめっ…!」
叫ぼうとすると、リーネはぴょこんと使い魔の耳と尻尾を出し、小さく首を傾げた。
……可愛い。怒鳴れない。
「えへへっ」
可愛らしく笑いながら、シャツのボタンに手をかける。
…小悪魔だ。
胸を露にさせると、リーネは遠慮なくそれに触れてきた。
「私もこれくらいがいいなぁ。…でもそしたら、芳佳ちゃん構ってくれなくなるかなぁ…」
「あ…リーネ、そんな…強くしたら…ぁ…」
体に力が入らない分、ダイレクトに刺激が伝わってくる。
「ここのマッサージはもういいですか?」
「そ、そうじゃなくて…」
「わかりました、お姉ちゃん」
…!駄目だ、リーネの魔法の言葉は強烈すぎる…
リーネは片手で胸を揉みながら、私のズボンを脱がせた。
ひやりと触れた空気に、少し正気が戻る。
「そっ、そこは駄目だ!リーネ…」
「にゃあ?お姉ちゃん…」
………いい、好きにしてくれ。この妹子猫は可愛すぎる。
リーネはマッサージするように、手のひら全体を使ってそこに触れた。
「ひゃっ…」
「わぁ、ぬるぬるですね。バルクホルンさん、えっちなんだ」
頬を赤く染め、楽しげに目を細めて私を見つめるリーネ。
その可愛らしさと行為のギャップに目眩がしそうになる。
「優しくしないとですね」
リーネはゆっくり、わざと音を立てるように手を動かし始めた。
「あっ、ぅ…や…」
「うふふ、中もほぐさないと…」
「あぅッ…だ、だめ…」
内部に侵入してきた指は、壁を撫でるように中を掻き回す。
力が入らないのに、リーネの指を締め付けるのが自分でもわかった。
うぅ…カールスラント軍人がこんな事でいいのか、立派な姉である私がこんな事で……
「気持ちいいですか?お姉ちゃん」
…猫耳を揺らしてにっこり笑うリーネを見たらどうでもよくなってきた。
「リーネ、ぁ…もぅ…んん…」
「はい、わかりました…」
「ひゃっ!あぁ、んあぁッ…!」
急に指の動きが早くなり、私は促されるように達した。
「はぁっ、はぁ…」
まだ自由のきかない体が、大袈裟に呼吸をする。
「大丈夫ですか?」
「…なんとか…」
「じゃあ続き、いきますっ」
「えっ?ちょ、もうこれ以上は…ぁん、リーネ…!」
その後も、可愛い妹子猫のされるがまま。
私は散々喘がされ、何度も絶頂を迎えた……
翌日。
「いたた…」
「トゥルーデどしたの?腰痛いの?」
「…ああ、ちょっとな…」
エーリカに愛想笑いを返す。
腰を痛めてしまったが、子猫に癒された(?)のは事実故、リーネを怒る気にもなれない。
「マッサージしたげよっか」
「い、いい!もう懲りた!」
「もう懲りた?何かあったの?」
「!い…いや、何も」
「…あやしい」
エーリカに追求された私は、その日起き上がれなかった…
おしまいです。
これで一応、宣言していたトゥルーデ501(+クリス)全被撃墜完了しました。
読んでくれた皆さん本当にありがとう!!
またちょこちょこ投下しにきますので、今後ともよろしくお願いします
>>255 GJ
というか、猫耳に妹属性とか、連邦のリーネは化け物か!
>>255 GJ!&全機撃墜おめ!
荒んだ気分が一気に和んだ。
秘孔に思わず吹いたのは俺だけでいい。
「あれ、芳佳ちゃん。なぁに、それ……」
「あ、リーネちゃん。これは、扶桑の遊具で、一輪車って言うの。後で坂本さんと練習するの」
「え、でも…それだけじゃないよね?ハンドルもブレーキも無いよ?」
「あはは、うん。見ててね、リーネちゃん……よっ、と!」
「…わ、わぁ!!すごいすごいよ!芳佳ちゃん!!なんで倒れないの?」
「えへへー、昔みっちゃんと…ええと、扶桑の友達と練習したんだ」
「……よ、芳佳ちゃん…あの、私も練習したら……その、えっと……」
「ほぅ、珍しい物を持っているな宮藤」
「あ、バルクホルンさん!」
「ふむ、なかなかバランス感覚を要する物のようだな。リネット、怪我はほどほどにな」
「あ、はい……って、あの…私が怪我をするのは確実なのでしょうか?」
「スマン、冗談だ…いて、そう叩くなリネット……ああ、そうだ。二人とも、ハルトマンを知らないか?」
「ハルトマンさんですか?」
「ハルトマン中尉なら、ミーナさんが街に用事だとかで車の運転を……」
「そうか……一応坂本少佐には伝えてあるからいいとするか」
「あの、どちらかお出かけされるんですか?」
「ああ、リベリアンと少々ツーリングを、な」
「え、バルクホルンさんてバイクに乗れるんですか!?」
「カールスラント軍人たる者、多少の乗り物なら乗りこなすさ。ああそうだ、滑走路でペリーヌがルッキーニに自転車の乗り方を教えていたんだが…」
「…ペリーヌさんとルッキーニちゃんって、なんだか、変わった組み合わせ…」
「坂本少佐にもとりあえず伝えておいたんだが、まぁ、暇なら様子を見てやってくれ」
「はい、わかりました」
「バルクホルンさんもお気をつけて」
「ははっ、ありがとう。邪魔したな」
「ここにいたかバルクホルン、シャーリーが呼んでいたぞ」
「もう時間か、お手数おかけしました坂本少佐」
「何、気にするな。楽しんでこい!はっはっはっ!」
「でも、今日はなんだかみんな乗り物に乗ってますね」
「アレ、ミヤフジにリーネ?」
「…坂本少佐も」
「エイラさんとサーニャちゃんもお出か…け……」
「…あ、あの…エイラさん…?」
「エイラ…それは新手の冗談か?」
「な、なんダヨ…?皆して」
「エイラさん。はっきり聞きますけど、なんで三輪車なんて乗ってるんです?」
「コケたら大変ダロ?」
(ヘタレだ)(ヘタレです)(弛んでる!)(……はぁ)
「な、なんダヨ!?わ、ワタシヲソンナメデミンナー!!!」
>>255 GJです!
501唯一のリアル妹キャラの本領が発揮されましたね。
このリーネちゃんはきっとウィルマ姉さんもこの調子で撃墜していたに違いないw
>>255 全被撃墜とにかくGJ!!
次は是非トゥルーデの全機撃墜をお願いしますw
>>258 三輪車はひどいw
せめて補助輪付き自転車にしてあげてくださいw
そっちのがシャレにならんだろw
秘孔とかバカらしいというかレベルが低すぎてワロタ
いつから北斗の拳のスレになったの?
ついでにキャラも全然違うんで「これ誰?」って感じ
>>249 あんたのバックナンバー、保管庫で読んだけど
だから、なに?って作品ばかりだな
本人が満足しているのなら別にいいけど
もしかして携帯文学上がりなのかな?
丁寧な批判をしてる人はいつもどこで書いてるの?
ついでにここに居つく価値をどのへんに認めてるのか気になります
もし誰かが言うようにエロパレとかからの出張嵐だったら、その批判には貶める意味しかないわけですが、そんなんじゃないんですね?
ここのものをいくつか読んで、きっと文について真剣に悩んだことのある人がいると思うから批判するんですよね、全員がそうなればもっと進歩すると思うからわざわざ言うんでしょ
ここには保管庫もあって、みんな自分の作文が記録されてることに自覚的なんだから、そういう姿勢で作品に名前をつけるんであれば批判だって受け入れなくちゃなりません
で、実際あなたの話(語彙選択に的確さを求めるっていう)に乗りたい人も多いみたいだし、そういう気概もわかるのですが、
やっぱりここは創作板じゃないから文にたいするあまり厳格な態度は全員が取る必要のあるものじゃないというのが俺の意見です
エロパロは前提として表現・創作に立ってるからあそこの住人は文章をちゃんと読みたいのだし、実際に読んでいるのでその上で叩く、でもここはそうじゃない
繰り返しになりますが、たぶん批判をはじめたからにはこの先を明るく考えてのこと(だろう)で、
そうやって真面目に考えたい人がいるんであれば住人もいつまでも進歩のないことやってるべきじゃないのかもしれない
たしかに作者は、まずはストーリーの意図に実直な語彙を何通りもあるうちから正しく選ぶべきだし、言葉が正確に物象を表すように配慮すべきだし、
設定にもおかしなところの出ないよう勉強すべきだし、そういった礼儀を、たとえ素人だろうと要求したっていいかもしれない、文章的にもうなずけるもののほうがそりゃ好もしいや
だがそんな厳しいことを言って進んだ結果に、いかほどの人がついてくるでしょう、俺は結局それが心配です
書いた人が素人だということをわかって読んでいる俺らにとって読むことにはどんな目的があって、かつまた必要でしょうか
既成品から好都合の要素だけを切り取って娯楽を追及する作業です、目的を複数にするのはちょっと酷な気がします
いつか正当であろうとしてなれないことにばかり臆して投下が減るようなことになれば、俺はそっちのほうが淋しいから
あなたがもし文の表現が好きなら、作者の誤解の文章からでも、彼が表現したくて出来なかったものが何か、理解することができます
そういったことがあまりにも残念に思ったなら、そのときちょっと誤りを指摘してやればいいのではないですか
でもそれが今だとは俺は思いません、なにしろあなたが引き合いに出した作品は今日投下されたんじゃない、するといくら正当な指摘であれ厭味みたいな性格を持ちます
ちなみに俺は先に引用された作品を読んでおもしろかった。言葉の誤用はもちろん減点要因ですが、それでも作者が選んだ表現が作った雰囲気は、作者の書きたかったことの意図どおり何人かには伝わっていたように思えます
もしも少しでも人の目にとまるようなものを書いた人なら、(読者の方に特別な嗅覚がなくても)言葉の選び方や理屈や話の筋じたいに一つも魅力がないなんてことはありえないので、自分の間違いについても反省的な人じゃないかと思えます
というかそういう人たちに言うんじゃなけりゃどんなに丁寧にしてやっても馬耳東風ですし
いや、エロパート以外はスルーされてるから、少々おかしい表現があっても問題にならなかっただけだろ
皮肉にも作者が一番力を入れている部分が、読み手にとって一番目障りな箇所になってるんだよ
ここの主流層たる中高生にとってのエロ文は「抜けてなんぼ」だから責めるわけにいかないけど
それと、残念だけどSS以外で3行以上の長文なんか誰も読んでいないからw
まあ、創作板じゃないというのが一番的を得て射るかと。
というよりは、突っ込まれている部分は主に校正の分野ですからね。
誤用や誤字や文法的な矛盾はそれは無くすに越したことはないですけど、
仮に話としてみる場合大切なのはそこじゃないですし。
そしてまたそれを本格的に語ろうとするのであれば、まさしくスレ違い以外の何者でも無くなります。
ここでする意味はないと思いますし、もし微塵の隙も許せないというのであれば、
まずそういうものを回避する努力を払わなければ誰にとっても有益ということはないでしょう。
住み分けは大事だと思いますよ。
というか、そんな話よりも妄想について語ろうぜ。
DVDで最終回見直し&秘め声聞いてから、ペリ芳リーネの三人組がやたらツボに。
三人でキャッキャウフフしてるシーンが脳内再生されすぎて困る。
この三人で何かいい話ないかなあ…なんかまとまったら書きたい…
誰かが絶対乙女の巻二巻の袋とじのエイラーニャをネタにして
SS書いてくる!とか思ってたけど全然そんなコト無かった。
エイラーニャ分が足りなくて干からびそうだ…
見直したら自演ぽい二連投 orz
意識的に口調を変えてるだけなので、スルーよろしく!
>>266 なんか自動翻訳サイトで日本語→英語→日本語の順に訳したような文章だな
要するに下手くそは書くなってことでいいんだろ
ドシロウトの分際で一端の作家気取りするなっていう
>>269 個人的には最終巻はEDのカールスラント組がヤバかったです。
やっぱあの三人は強い。特にお姉ちゃん可愛すぎるよ…。
秘め声は芳佳からの手紙に嬉しそうにするペリーヌに感動した。
もう豆狸というワードは今後出て来ないんだろうなぁw
>>271 とりあえず冷静になってレス読もう。初めから喧嘩口調だからすぐ分かる。
それにもうとっくに誰も相手にしてないから大丈夫。
>>271 書き手にとって大事な話してるんだよ
乞食読み専には関係ないことだから、黙ってスルーしてろや
まあ、この程度の住民だよw
>>267 中高生がほんとにここの主流層かと小一時間(ry
少なくともここの年齢層は18歳以上だと思う。
ついでにいうなら二十代〜が主流層では。
しかも書き手にも読み手にも女性は結構多いと見た。
だからあんたが思った以上に抜けるエロは少ないよ。
もっと直接的エロを求めるならエロパロに行くんじゃないか?
それと自分が読んでないからって他のヤツが読んでないとは限らないよ。
一時期本スレ荒らしてたヤツと同一かな?
IDを変えて荒らしてくる様がそっくりだw
だからどうして反応しちゃうんだよ…。
無視して雑談続ければその内に飽きて次の遊び場所見つけるでしょうよ…。
スルーでいいじゃないですか。
>>273 ありがとう、余計な気遣いだったか。
以後スルーするよ。
あのお姉ちゃんぶりは何度見てもニヤニヤがこみ上げてくるw
三人組もあの形で動くのはあそこが初めてで、そんな意味でもいろいろ盛り上がった気が。
あんな感じでED後もやってるんだろうなー…と思うと、ドラマCDとかが凄く楽しみに。
ペリーヌははまるとやばいですね。
秘め声改めて聞いてみたら、後半の破壊力の凄さに吹いたw
あの口調だと、相手は芳佳だろうか的な妄想のおまけ付きw
対少佐用のデレオンリーシステムメッセもあるともう帰還できなかったかもw
最近ストパンの魅力に取り憑かれて過去ログ一気に読破してきた
なんなのこの勢いと妄想力マジパネェ
シャーゲルとかミーペリとかリーネイラとかマイナー良作多すぎて死ぬ
王道どころも無論良作揃いで死ぬ
こうしてみそっかすばかりレスして住人の気力減退してりゃ
くやしいけど嵐の勝ちだよなw
残念ながらもう誰にも奴はとめられませんw
ごめん、ちょっと質問
ブリタニアから他の地域、例えばスオムスへ移動するとして、どんな乗り物で所要時間はどれほどかかる?
その方面に疎いので詳しい人教えてください
44年の時点での話で
「ちょちょちょちょっとルッキーニちゃん! これってまずくない!!? とっ、止まれないよぉ〜!!」
「アニュワワワワワ!!! ウジャアアアァァ!!?」
かっ飛ばすあたしたちの行く手に、姿を現した巨大な赤岩。
前輪が勢い良く岩に激突する。 芳佳の悲鳴。 その声が、あたしのそれと重なって。
青空の下、あたしたちは仲良く宙を舞った。
「よっしかー! いるぅー?」
ちりんちりんとベルを鳴らして注意を惹く。 今日の非番はあたしと芳佳だけ。
こんな風に窓の外で騒いでたって、だぁれにも分からない。 窓がパタンと開いて、芳佳が顔を出す。
にっひひ。 見てる見てる。 扶桑にもこれ、あったのかな? よく考えたら知んないな。 どっちでもいいけど!
「あれぇー。 自転車だぁ! 綺麗な青色。 ルッキーニちゃん、これ買ったの?」
「ううん。 整備の人が、子供がもう乗らなくなったからって。 譲ってもらっちゃった!」
「へぇー、いいなぁー。」
羨ましそうな声に、ますます鼻が高くなる。 ふふん。 綺麗でしょ、綺麗でしょ。 貰ってから一生懸命に磨いたもん!
足が有ると無いとじゃ、休日の過ごし方も全然違うし。 なんで今まで思いつかなかったのかなって感じだよね!
「それでさぁ芳佳、いきなりなんだけど。 これ。 自転車の乗り方、教えてくんない?」
「へ? ……の、乗り方? ルッキーニちゃん、自転車乗れないの?」
「むっ。 なんだそれ! 今、あたしのこと馬鹿にしたにゃぁ〜!」
「ばっ、馬鹿にはしてないよ! なんか、その年で乗れない人も珍しいなぁ、って思っただけで……。」
「馬鹿にすんなーー!!」
そだよ。 あたしは乗れないよ! あたし、子供の頃から軍隊にいたんだもん。 自転車なんか乗る必要が無かったんだもん!
そもそもロマーニャの町はごちゃごちゃしてて、自転車なんかあってもしょーがなかったんだぞ! 必然的な結果だよ!
「もういいもんね! ふんだ! こんな事、芳佳にしか頼めないから来たのに! あっかんべーだ!」
「あっ、待って待って! 一緒に行くってば!」
芳佳が窓からぴょこりと飛び降りる。 申し訳無さそうな顔。 んふ。 素直なやつ。 よしよし、勘弁してあげよう!
「でも意外かな、私にしか頼めない、なんて。 こういうのって、シャーリーさんが優しく教えてくれそうなのに。」
「…………シャーリーには、乗れるようになってから見せるの。 いいから教えてよ!」
「ふーん、そっかー。 シャーリーさんの前でかっこつけたいんだ! ふーん。 ルッキーニちゃんのかっこつけー。」
ペシペシ芳佳を叩きながら、自転車のとこまで連れて行く。 絶対後で仕返ししてやるかんね!
自転車に跨った芳佳の後ろにちょこんと乗って、残念な胸にしがみつく。 あたしたちは昼下がりの基地を勢い良く飛び出した。
…………。 カラカラとホイールが回り続ける。 奇跡的にあたしたちには傷一つ無かった。
自転車も奇跡的に助かった。 つまり戦果は被害ゼロ。 でも。 でもね。 これだけは言わなきゃ気が済まないよ!!
「なんだよ芳佳! 芳佳も自転車乗れないんじゃん! 最初にそう言えー!!」
「そうだよ! 私もこの年で珍しい方に分類される人なの! でも話の流れ的に言えなかったんだもん!」
「芳佳のかっこつけ!!」
「かっこつけじゃないもん! そもそも、なんでこんなに基地から離れた場所で練習するの? 基地ならこんな大岩も無かったのに!」
「だって基地だと練習してるとこみんなに見られちゃうかもしんないじゃん!」
「ルッキーニちゃんのかっこつけ!!」
「かっこつけじゃにゃうあーーー!!!」
基地から離れた岬の近くには、なだらかな丘が長い長いスロープを描く林道がある。
そこを抜けると海に面した大きな大きな原っぱがあって、自転車の練習にはもってこいのはず、だったのに。
芳佳がこぎ出す後ろに乗って、悠然と原っぱまでサイクリング。
そのシナリオは、芳佳が実はまともに自転車に乗れなかったという計算外の事態によって、大きく狂わされたのだった。
「大体、曲がれないだけで走れるんだから、乗れないとは言わないよね、うん。 乗れる乗れないで言ったら乗れるの方だよ、絶対。」
「うじゅー、もうその話はいいってばぁ。 まぁ、あんな大岩がいきなり出てきたら、芳佳じゃなくたってヤバイよね……。」
「そうそう、私じゃなくたって危ないよ。 下り坂と曲がり角のロッテだもん! 撃墜必至だよ!」
二人でぶちぶち言いながら自転車を押していたら、林道がようやく終わって、視界がぱぁっと一気に開けた。
「うっ……うわぁーーー!!!」
「にしし。 どんなもんだ芳佳ー。 凄いでしょ! 凄いって言えーー!!」
海を大きく頂いた青々とした草原。 青の岬。 この一帯は、太陽に照らされる事で信じられないほどの美しさを描き出す。
寒々しい景色の多いブリタニアで、ロマーニャの海を思い出させるこの場所が、あたしはたまらなく好きだった。
だから、ここで練習したかったの。 芳佳にも、この光景を見せたかったんだよね。
「あたしだけの秘密の場所だったんだっけど〜。 芳佳にだけは教えてあげる。 二人だけの秘密だぞ!」
「え。 い、いいの、私で? そんな大切な場所。」
「いいのって、何が? 変な芳佳! ほりほり、約束。 ゆーびきーりげんまん、うっそついたらはーりせんぼんのーますっ!」
「ゆーび切った!!!」
二人で顔を見合わせて、くふふと笑う。 そ。 芳佳にだけは教えてあげる。 いっつも優しくて、料理も美味しくて。
シャーリーには甘えたくなるけど。 芳佳といる時は、前に進んでいく気持ちを強く持てる。
親友。 大事な芳佳だから、あたしの大事を教えてあげる。
面と向かって言ったら、扶桑人の芳佳は照れすぎてポックリ逝っちゃうかもしれないから。 今は勘弁してあげるけどね!
「わーい! 見て見て芳佳! てっばなっしうんてーん!!」
「あんまり調子に乗っちゃ駄目だよー! さっきまでちゃんと抑えててね、とか言ってブルブルしてたくせにぃ〜。」
「そんな昔の事はわっすれったもーん!!」
あたしってばやっぱり天才だよね。 あっという間に乗れるようになっちゃった! 左右へ小刻みにシフト。 軽い軽い!
この程度の事もできないなんて芳佳はかーいそうだねー。 ガツッ。 ……はれ? 突然視界がくるくる回って。 ずっしゃーん。
「あぁもう、だから言ったのに。 平気、ルッキーニちゃん?」
「……。 うえ゛え゛えええぇぇぇん!! よしかぁー! 痛いよぉ〜!!」
「わ、わ。 大丈夫だよ、ルッキーニちゃん。 すぐ治してあげるからねー。」
思いっきりこけて膝や顔を擦り剥いたあたしを、あったかい光が包む。 あぁ。 ほっとする。
ほっとするのは、治癒の光だからじゃなくって。 芳佳のあったかさがあたしに伝わってきてるんだよね、きっと。
「はい、おしまい。 もう痛い所は無い?」
「うん! もう痛くなーーい!!」
「きゃぅ!」
ガバッと芳佳に抱きつく。 ゴロゴロと斜面を転がり落ちて、柔らかな草むらに寝転んだあたしたち。
汚れちゃうでしょって苦笑してても、芳佳の声は楽しそう。 自転車、乗れるようになったし。 お休み、お休み、一休み。
何を急いでいるのか、青空に浮かぶ雲が足早に流れていく。 唐突に、何かが込み上げて。 あたしはぽつりと呟いた。
「ねっ、芳佳。 ……芳佳は、ウィッチやめた後の夢とかって、ある?」
「えっ? ゆ、夢? うーん。 考えた事無かったなぁー。 ……ね、どしたのルッキーニちゃん? 何か……変だよ。」
「……変、かな。 そうかも。 あたしね。 最近ちょっと、胸がおっきくなった。」
「へ、へっ? 胸? な、何言ってるのルッキーニちゃん。 その話と胸と、何の関係があるの?」
確かに。 何の関係があんだろね。 分かんない。 でも。 最近あたしは、ずぅっと考えてた事があってさ。
そして。 もしそれを誰かに話すなら、それは芳佳しかいないって。 なんとなくそう思ってたんだ。
だから、こんな風に思いがけず、あたしの口から言葉が零れだしちゃったの、かも。
「あたしさ。 最近何かが変わってきてるの。 自分でもよく分からないし、うまく言えない。
でも、確かに何かが違ってきてるんだよ。 楽しい事だけ考えて。 気持ちよく寝て。 それだけで良かったのに。
最近は、昔はちっとも気にしなかった事が、気になって眠れなかったりするんだ。」
「眠れない!? ルッキーニちゃんが!!??」
むっ。 大袈裟に驚く芳佳を睨み付けると、慌てて口を押さえる素振り。 もう。 こっちは大真面目なのにさぁ。
ごろりと寝心地の悪い胸に頭を乗せる。 芳佳は相変わらず残念賞。 それをいっつも笑ってたはずなのに。 なのにね。
にゃんでかな。 今のあたしには、薄いままで変わらない芳佳の胸が。 やけに羨ましく思えるんだよ。
「あたし、ウィッチ以外の生き方を知らないな、とか。 あたしの責任、とか。 あたしの将来とか。
一度考え始めるとさ。 答えなんて出ないのに、ずっとずっと悩んで悩んで眠れなくなるの。 変な気持ちなんだ。」
「え。 ……んと。 それは、多分。」
「多分?」
ちょっと驚いた。 返事なんて期待してなかったのに、芳佳には答えがあるみたい。 待ってると、自信なさげに芳佳は言った。
「多分、なんだけど。 それは……ルッキーニちゃんが、大人になり始めてる、って事なんじゃないかな。」
「……大人?」
あたしが、大人? 大人って、大人? ……思ってもみなかった答え。 大人って、なろうとしてなるものではなくて。
望もうと望むまいと、必ず訪れる変化なのだと。 そんな当たり前の事に、あたしは生まれて初めて気付いた。
「あたしが、大人になる。 ……変なの。 ねぇ、芳佳。 芳佳は15歳だよね。 あたしより大人。 15歳って……どんな気持ち?」
「え、えーっ? そんな事言われても。 私だって、たったの15歳なんだよ? ルッキーニちゃんと変わらないよ。
毎日悩んだり、立ち直ったり。 それで私が納得したからといって、それが答えなんて思えないし。 ……難しすぎるよ。」
「ふーん。 あーあ。 芳佳に聞けばスッキリするかもって思ったんだけど。 もっとモヤモヤしちゃった。」
芳佳のぺったんこの胸に乗せた頭を持ち上げて、もうちょっと上にずらす。 言えないよね。 最近はさ。
こんな風に芳佳にくっついてる事さえ、甘酸っぱく思える時があるんだって。 そんな事言ったら、芳佳は、どう思うかな。
「そうだね。 なんかモヤモヤする。 どんな風になれば。 大人になった、って言えるんだろうね。」
「分かんない。 毛が生えるとか。 胸がおっきくなるとか。」
「……そういうのだけじゃ、大人って言えない気がする。」
「……うん。 違う気がする。 なんだろうね。 大人っぽい事を当たり前のように考えたり、したりできる人……?」
「大人みたいな事、か……。」
芳佳の手が、あたしの結わえたテールを弄ぶ。 芳佳の匂いはお日様の匂い。 芳佳の鼓動が聞こえる。
とくん。 とくん。 そのリズムに合わせて息を、吐く。 吸う。 吐く。 そよ風が頬を撫でる。
あたしも芳佳も喋らない。 土手の上で、風に吹かれたホイールがカラカラと音を立てている。 ずっとずっとこのままでいい。
このままでいられたら、どんなに幸せだろう。 前までのあたしなら、きっと何も疑わなかった。
「ねぇ芳佳。 ……キス、してみよっか。」
「え?」
呟いてみて。 芳佳の瞳を見つめる。 何も込めないで見つめる。 特別な気持ちも、メッセージも。 必要とは思えない。
口で言う必要も、目で言う必要も無い。 声にしても、たぶん意味なんて生まれない。
ロマンチックな気持ちも無くて。 あたしの心は透明な何かに満たされていて。 それが何だか無性に尊いものに思えた。
「大人みたいな事。 してみれば、分かるかも、しれないから。」
「大人みたいな事って……。」
芳佳の頬が桜色に染まる。 芳佳にあたしはどう見えてるのかな。 あたしに見えてる芳佳みたいに、素敵だといいな。
何となく分かるんだ。 芳佳の心にも透明な何かがきっとある。 あたしたちの間には、熱情よりも尊いものがある。
それが何なのか分からない。 うまく言えない。 うまく言えないのが、とても大切な事に思える。
沈黙。 芳佳は、何も言わない。 何も返さない。 ……困らせて、ごめんね。 あたしは笑って芳佳の肩を叩いた。
「……なんてね。 冗談だよ、芳佳。 赤くなっちゃって、かっわいー!」
そのままでいられたら、どんなに幸せだったろう。 前までのあたしなら、きっと疑わなかった。 でも、今のあたしは。
あたしの勝手な気持ちで、芳佳を途方に暮れさせたくないの。 それって、大人だから、とか。 そういうのじゃない。
そうして顔を離そうとした刹那。 芳佳があたしの手を掴んだ。 時間が、ゆっくりになる。 もう、殆ど止まってるくらいに。
無言で、静かに、その目を見返す。 芳佳の、綺麗な綺麗な黒い瞳。 あたし。 芳佳。 あたし。 芳佳。
見つめ合ってたのかな。 目が開いてるだけで、見えてなかったのかな。 分かんない。
風がそよぐ。 芳佳の匂い。 若葉のそれと混じりあう。
あたしたちの唇は、少しの間触れ合って。
離れてゆく湿り気を感じながら、あたしは、あたしの中にある大切な花を見つけたような気がした。
「……大人のキスとは違ったね。」
あたしは笑う。 芳佳も笑う。
「でも、子供とも違う気がした。 大人じゃないけど、子供じゃない。 ……何か素敵なものだった。」
「……うん。」
「私やっぱり、大人の気持ち、よく分からなかった。 でも。 いいよね。」
「うん。 あたしも分からなかったけれど。 これでいいよ。」
「うん。 これでいい。」
二人で顔を見合わせて、笑う。 しがらみも何もなくて。 たださっぱりした気持ちだけが残っていた。
「芳佳に相談してよかった。 やっぱり芳佳は、何か、特別。 恋人になりたいとか、そういうのじゃないけれど。 残念?」
「ルッキーニちゃんこそ!」
あたしの口ぶりにちょっと拗ねたような芳佳を見て、心が仄かな温度を持った。
やっぱり芳佳は、何か、特別。 恋人になりたいとか、さ。 そんな具体的な気持ちじゃないんだよね。 でも。
芳佳にとって一番のひと。 それがあたしだったらって思うと。 なんかね。 心が、きゅんとするのは、嘘じゃないんだ。
もう太陽は沈み始めていて、とても柔らかな陽射し。 あたしはこの黄昏の光がとても好きで。
これほど優しい輝きなのに、あたしを見つめる芳佳は、何だか眩しそうな顔してて。 迷子みたいな顔で、こんな事を呟いた。
「……ね。 私のこと置いてかないでね、ルッキーニちゃん。」
その芳佳の表情がひどく神妙で、あたしは思わず噴き出した。 あんまり馬鹿馬鹿しくて笑ってたら、芳佳はむすっと仏頂面。
それがますますあたしを楽しくさせる。 分かりきった事を、分かりきったように口に出す。
「あたしが芳佳を置いてくわけないじゃん。 ペリーヌなら分かんないけど! ほらほら。 こうしてれば、安心でしょ。 行こっ。」
「……もー。 真面目に言ってるんだよ? 信じちゃうからね!」
あはは。 信じちゃうってなぁに? おっかしーなー、もう。 拗ねてるその手を握って、強引に走り出す。
青い岬で、青い自転車は、ちゃんとお行儀よくあたしたちを待っていた。 えへへ。 一緒に帰ろ、芳佳。 大事な大事なあたしの友達。
それを口に出そうとして、あたしは良く分からない気恥ずかしさに襲われた。 なんでかなぁ。
いつものあたしだったら、すんなり言えちゃうんだけどなぁ。 にゃんかさ。 今日は胸の奥に、大切にしまっておきたいよ。
あたしたち。 多分もうそんなに長い間は、子供でいられない。 でも、忘れないよ。
ずっとずっとさ。 大人になっても、おばあちゃんになっても。 芳佳はあたしの一番の親友!
ペダルをぐいぐい確かめて、後ろの芳佳を振り返る。 にっと笑いかけると、にっと返してくれる。
あたしが芳佳を大切に思ってるみたいに。 芳佳もあたしを大切に思ってくれてたらいいな。
でも、自分がそうだから相手もそうだって、無心に信じられるほどには。 あたし、もう子供じゃないみたい。
「飛っばすぞー! ぎゅっと掴まってなよー、芳佳!」
「うん! ルッキーニちゃん!」
あたしたちを乗せた自転車が勢いよく坂を滑り出す。 シャーリーならきっとこうするってくらいに、全身全霊でペダルを回す。
そんなの当ったり前。 ゆっくりしてたら勿体無いじゃん。 もっともっとさ。 楽しい事していきたいもんね!
かっ飛ばすあたしたちの行く手に、姿を現した巨大な赤岩。 出ったなぁー。 さっきはお世話になりました!
でもね、悪いけど。 あたしってば天才なんだなぁ。 二度も遅れは取らないかんね!
今度は自分から岩に向かって突っ込む。 あたしと芳佳のハートのリズム。 どっちがどっちか分かんないくらい、ぴったんこ。
思い切り前輪を持ち上げると、芳佳が楽しそうに笑い声をあげて。 その声が、あたしのそれと重なって。
茜空の下、あたしたちは仲良く宙を舞ったんだ。
おしまい
おはようございます。
ちょっと様子を見た方がいいかな?と腰を引いたきり眠ってしまいました。(^_^ ;)
背中を押してくださった皆さん、ありがとうございます。
この流れの中投下した撃墜部隊さんに、どうすべきかという姿勢を教えていただいたような気がします〜。
どさくさに紛れてクリスの誕生日SSが大好きでしたと言ってみたり。
リアルタイムで追いつけてない部類の人間なので、伝説となった感想フォームwに替えまして、今ここで。
>>258さん、三輪車という着眼点は、あぁ、なんで思いつかなかったんだろう、とやられた気分で一杯です。
エイラかわいいです!
ではでは、これからもみなさんのSS沢山読みたいので、ゆるゆるとやっていきましょう。
実は俺…自転車乗れないんだ
>>290 GJです
朝から心がほんわかした!あったかすぎて泣ける
こんな素敵なSSの頭だけ投下されていた状態で黒リーネを落としたのもなんだかアレですが、そう言っていただけて嬉しいです
撃墜部隊でした
>>290 昨日から待ってました! GJです!
芳ッキーニって姉妹っぽくて意外と似合いますね
>>290 gjですやっぱいいですね。
>>291 大丈夫だ俺も乗れない、
というか、うちの近くじゃ坂が多すぎて歩いたほうが早い
>>290 gjです!!芳佳もルッキーニも可愛い(´Д`)ハァハァ
それにしても自転車乗れない奴多過ぎワラタ
田舎者はチャリンコで何処まででも行くんですよ〜w
最近は特に新情報もない・・・か?
公式が更新されてる
リネ芳とエーゲルがw
公式でエーゲルが見られとは今日はもう死んでも良い・・・
エーリカ→ゲルトの一通だと思ってたけど
今回のだとエーリカ⇔ゲルトっぽいな
芳佳のお姉ちゃん発言に動じないバルクホルンワロタ
「こんな不出来な妹はいらん」ってあんた・・・w
しかし基地探訪は参考になるな
リーネの紅茶が1番おいしいと表情変えずにさらっと言う芳佳はやはり扶桑の魔女だな…
公式だとゲルトって芳佳にあんまりデレないからちょっと残念だな
公式の奴は本編中っていう設定だろうから仕方ないけど
ゲルト→エーリカ萌え!!!
やはりゲルトはツンデレですね
アホ作者がアホキャラ使ってSS書いたらやっぱりアホSSになるって見本だな、これはw
厨二病って言うんだろ
公式エーゲルは嬉しいけど基地探訪は担当が好き勝手してるんじゃないかという疑念が拭えない
エイラは私のヒーローしかり
>>301 エーリカの最終話での「わたしの知ってる〜」の意味が更に大きくなった気がする
501で芳佳狂いになる前はエーゲルだったのになんてこったい的な
お姉ちゃんの鑑賞会は毎度のことながら破壊力が高すぎる…。
エーゲルの絡みがこのスレでのイメージとほとんど変わらなくて感動した。
あともっさん注文しすぎw
>>30の続き。引き続きもっさエイラでさーにゃいら。
戦闘終了の連絡がインカムを通じてもたらされる。
通常、待機組はブリーフィングルームに詰めているものだが、エイラは自らの部屋の隅で膝を抱えていた。
坂本が視た未来のヴィジョン…それはエイラには視えなかったものだ。
彼女の魔眼は自分よりも遠くの未来を捉えている。
そのことにエイラは薄々気付きつつあった。
だから、坂本が撃墜される未来は今訪れているものではない。
エイラは自らにそう言い聞かせるが、身体の震えが止まらない。
彼女は、全員無事帰還の連絡が入るまで祈るようにギュッと目を瞑っていた。
10秒なのか1分なのか、それとも10分ほどが経過したのか、エイラには分からない。
きぃ、というドアの開く音が耳に響き、エイラは顔をあげた。
「少佐…?」
しかし、向けた視線の先にいたのはサーニャであった。
いや、本来それが普通なのだ。戦闘から帰還してエイラの部屋を訪ねる人物といったらサーニャなのである。
しかし、エイラの口から漏れたのはサーニャの名ではなかった。サーニャの瞳が曇る。
「あぁ、サーニャ…オカエリ。」
響いたエイラの声は、とても力ない。
膝を抱えたその姿は、北風にさらされている木の葉のような、今にも壊れてしまいそうな弱さを呈していた。
大丈夫だよ…そう言う代わりにサーニャは震えるエイラを抱きしめる。
「エイラ…どうしたの?」
サーニャが耳元で囁くと、エイラは無理矢理に微笑む。
辛くても無理ばかりして…なんでもないと言い張って一人で全てを抱え込むのは彼女の悪い癖なのだとサーニャは痛感していた。
「どうもしないヨ…。誰も怪我とかしてないカ?」
なにもないはずがない。
サーニャに対するエイラはいつも隠し事が下手だったが、今日は特にひどい。
普段はあっけらかんとしたエイラが部屋の隅で震えているなんておかしいのだ。
しかしサーニャは、それならいいの、とニコリと微笑んだ。
「皆無事…誰も怪我もしてないよ。」
サーニャの言葉にエイラの表情が緩む。
いつか起こりうる未来が今日でなかったことがひたすらに嬉しかった。
しかしそれは、行動しなければ必ず起こる最悪の未来が偶々今日は起こらなかっただけだ。
今日という日になにもせずに坂本を見送ってしまったことは、彼女を見殺しにしたことと変わらない。
その事実がエイラの胸をキリキリと締め付けていた。
「少佐はどうだっタ?」
紡ぎ出された言葉はあまりにもエイラらしくない。
彼女の心配する相手と言ったらサーニャであり、また、目の前にサーニャがいるにも関わらず誰か他の人物の話題をだすこと自体が珍しいことであった。
エイラに感じる違和感の正体…エイラの視線の先の光景がサーニャには見え始めていく。
一つ気付いてしまったら全てのピースが連鎖的に当てはまっていき全貌が姿を現す。
まるで作りモノのような笑みを湛えることしか彼女にはできなかった。
「坂本少佐がどうかしたの…?」
常時のようにだしたはずの声が思いがけず震えている。
しかし、エイラはそのことには気付かず、彼女の問いに苦い顔をして渋る。
坂本との約束だ。いくらサーニャにでも言えやしない。
エイラは床を見つめて黙り込み、サーニャはこれ以上問い詰める気はない。二人の間に気まずい空気が流れる。
訪れたその沈黙を破るようにノック音が部屋に響いた。
「エイラ…いるか?」
凛とした呼びかけは真っ暗な部屋を照らす降り注ぐ光のようだ。
声の主はエイラが今一番会いたかった人物…坂本美緒だった。
彼女の声が耳に入った瞬間に、エイラの頬が緩んだことをサーニャはしっかりと気づいていた。
「いるヨ。入ってクレ!」
エイラの返答に、坂本は部屋へと足を踏み入れた。
暗い部屋に坂本の影が伸びていく。
差し込んだ廊下からの光が眩しくて、エイラは目を逸らした。
「おお、サーニャもいたか。今日も哨戒ご苦労だった!」
エイラの隣に座るサーニャに気づいた坂本がいつも通りの様子で話しかけた。
わっはっはという特有の笑いも忘れない。
出撃する前の気弱な…そして、自らと口付けを交わした坂本は現実のものだったのだろうか、とエイラは思わず自らの唇に触れた。
必然か偶然か、ちょうどその時、坂本と視線が交差する。
エイラはなんだか気恥ずかしくなって、ぷいっとそっぽをむいた。
「サーニャはこの時間はいつもエイラの部屋にいるのか?」
サーニャがエイラの部屋を主な生活スペースとしているのは公然の秘密と言ってもかまわないようなことであったが、それでもそういったことに無頓着な坂本には初耳だった。
坂本はもしかしたら怒っているのかもしれない、とエイラは思い込んで狼狽する。
「あっ…エート、あ「そうです!」
エイラの言葉を遮り、彼女にしては珍しい強い口調でサーニャが返答した。
坂本もエイラも目を丸くして驚き、サーニャを見つめる。
しかし、それでもサーニャはかまわず言葉を続けた。
「坂本少佐こそなんの用ですか?もう随分夜もふけているのに。」
彼女の言葉には明確な棘が存在していた。
それはもしかしたら敵意というものだったのかもしれない。
自らの当然が盗られてしまうような気がして、サーニャはただただ不安だった。
当然は特別だということに彼女は気づいているのか気づいていないのか。
胸に燃え上がる敵意のようなそれを、嫉妬という感情だと認めるには彼女は少し幼すぎた。
けれど、確かに存在するそれは彼女には持て余されて、溢れ出し、棘となる。
「あぁ、少しエイラに用があってな。」
「その用を聞いているんです!」
坂本の言葉を遮るほど即座に、サーニャは問い詰める。
おとなしくて温厚な彼女らしくない姿にエイラも坂本も驚愕してしまっていた。
しかし、坂本はすぐに落ち着きを取り戻すとサーニャへと向き直る。
「サーニャ、悪いがこれは私とエイラの問題だ。いくらエイラと仲がよかろうがお前には言えない。」
真剣な眼差しがサーニャを貫く。
どうしてかどうしてか…サーニャの胸ではぐるぐると感情が混ぜこぜに渦巻いて、彼女には抑えられない。
けれど、坂本の返答は正論で、サーニャも言葉を紡ぎ出せなかった。
サーニャは暴れ出した気持ちをぶつけるように強くドアを開けると、きっ、と振り返る。
「今日は自分の部屋で眠るね!」
‘は’のアクセントを強くしたその言葉が勝手にこぼれだす。
パタンとドアの閉まる音が響くと、聞こえたことのないサーニャの足音が遠ざかっていくのが聞こえた。
「怒らせてしまったか?」
坂本はすまなそうな顔でエイラへと視線をおくる。
「私もあんなサーニャ初めて見タ…。」
坂本の動揺に比べてエイラのそれはより強く、言葉が上手くでなかった。
坂本は一人嘆息すると、エイラの髪を撫でる。
「すまなかったな。サーニャの異変は私のせいだろう。私は来ない方がよかったのだろうか?」
坂本の言葉にエイラは首を大きく横に振ることで答えた。
サーニャの行動はエイラを大いに悩ませたが、それとは別のところで坂本の来訪を嬉しく思っていたのも確かだ。
それに、エイラは坂本をとめることをまだ諦めてはいない。
自らに好意を寄せてくれる…そして、自らも確かな気持ちを持ち始めている上官をみすみす死なせるわけにはいかないとエイラは強く思っていた。
どこにも行かないで…そう言う代わりにそっと軍服の袖を握る。
本当は手をつかみたかったが、ひどく臆病な彼女にはそれが精一杯だった。
キスまでしておいてそんなことに臆病になることないだろうと思うが、それが彼女の性分なのだから仕方がない。
代わりに坂本が無言でエイラの手をとる。そこのところやはり坂本は大人だ。
未来を視るためではなく手をつないでいる…その事実にエイラの心臓は鐘のように大きく音をたてる。
こんなに大きな音をたてたら、隣にいる坂本に聞こえてしまうのではないかと、残った方の手で胸を押さえるが益々鼓動が速くなるばかりであった。
「私は飛ぶことはやめない。戦闘だって今まで通り参加する。」
ポツリと、しかしハッキリとした声音で坂本が述べる。
暗い部屋に二人だけ。死をもじさない覚悟を決めた坂本をとめられるのは自分だけ…エイラにプレッシャーがのしかかっていく。
坂本が死のうとしていることを知りながらとめられなかったならば、ペリーヌに…そしてミーナ中佐にも顔向けできない。
いや、501の誰にだってそれは同じだ。坂本は誰からも尊敬され、部隊の父のような存在なのだから。
それになにより坂本に死んでほしくないと自らの心が叫んでいる。
ギュッと握った手にさらに力を込めると、坂本の手が汗ばんでいることに気づいた。
坂本だって死が怖ろしくないはずがないのだ。
自らが戦わなくては代わりに誰かが割を食う。
保身のために誰かを危険にさらすことなど彼女にはできなかった。
胸の奥から染み出してくる怖れを奥歯を噛み締めることで抑え込んでいるのだ。
「少佐がどうしても出撃したいっていうなら私はもうとめないヨ。だけど、その代わりに私を連れていってクレ。」
誰にも言えやしない。けれど自分だけはそれを知っている。
とめたってどうせ坂本は聞かないのだ。それならば私が彼女を守り通す。
エイラは一人そう胸に誓った。
続く
>>290 なんかほのぼのしました!
芳ッキーニも良いものですね。
映像記録鑑賞会今リアルタイム鑑賞中。
芳佳はハルトマンさんと呼ぶのかと思ったら、ハルトマン中尉という呼称が。
場によって使い分けてるのかな。
さて、休憩時間たっぷり楽しみますかー
皆様GJです。
やっぱエイラと誰かを組み合わせるにはサーニャをなんとかしないとなぁと…
もっさんだとミーナさんとペリーヌもなんとかしないといけないし。
まぁできるだけ皆幸せに出来ればなぁと思います。RU1ZZ/dhでした。
うおおおおおお!ゲルトマンうおおおおおお!
全くお姉ちゃんは仕方ないな! あともっさん自重しろwww
>>290 こういう話好きだなー。年も近いし仲良さそうだよねこの二人
芳佳の普通の女の子っぷりも可愛かった!GJ!
>>310 もっさイラとかなんて俺好みな話だ。もっさんパワーはエイラも虜にするのか・・・w
相手が少佐じゃサーニャは気が気じゃないだろうな。読んでてこっちがハラハラした。続きも楽しみにしてます、GJ!
規制がきびしくて しぬ
>>312 GJ! 嫉妬サーニャにヘタレエイラ、天然もっさんどれもイイ!
続きが気になります。どうか続きを!
公式のエーゲル具合やべえな、マジ
まあ他にも妄想すればいろいろと楽しめたね!
ルッキーが隊長のこと呼び捨てにしてたり
敵機だったら撃墜されてるということはあれがお姉ちゃんだったら芳佳を撃墜しているってことなんだね!
ところでお姉ちゃんはお姉ちゃんって言ってほしいのかほしくないのか
この前の秘め声のだとお姉ちゃんと思えって言ってるのに今日はいらないという
本人の前だから恥ずかしがってるのかな?
クリスと比べたらって脳内補完した
お姉ちゃんのことだからちょっと言い過ぎちゃったんだろ
本人のいない所でしかデレないから…デレツン?
>>315 公式の時間設定はまだ本編中盤っぽいからまだデレてないんだろ
最終話とかだとしっかりお姉ちゃんしてたし
>>307さんへ
>通常、待機組はブリーフィングルームに詰めているものだが、エイラは自らの部屋の隅で膝を抱えていた。
通常はピストと呼ばれる待機所に詰めているもの。じゃないと待機している意味がない。
待機は休憩じゃないんだから、自室なんかに帰っていたら軍紀違反で処罰される。
>だから、坂本が撃墜される未来は今訪れているものではない。
氏の文法には「未来進行形」っていうのがあるの?
>響いたエイラの声は、とても力ない。
響くほどの声がとても力ないとは、とほほな描写だな。
>膝を抱えたその姿は、北風にさらされている木の葉のような、今にも壊れてしまいそうな弱さを呈していた。
丸くなった固い防御姿勢と風に揺れる薄っぺらい木の葉が今一つ結びつかないな。
>サーニャに対するエイラはいつも隠し事が下手だったが、今日は特にひどい。
ここはもう少し推敲して、別の表現を使った方がいいな。
力量の限界が露呈している。
>しかしそれは、行動しなければ必ず起こる最悪の未来が偶々今日は起こらなかっただけだ。
なんで主語が2つもあるの?
>凛とした呼びかけは真っ暗な部屋を照らす降り注ぐ光のようだ。
光は照らしているのか、それとも降り注いでいるのか。
構文の基礎からやり直した方がいい。
321 :
名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/06(金) 18:48:14 ID:hhXVkm2V
>彼女の声が耳に入った瞬間に、エイラの頬が緩んだことをサーニャはしっかりと気づいていた。
ここだけじゃないけど、氏の文は「てにをは」があやしげだな。
>「あっ…エート、あ「そうです!」
このカギ括弧は冒険的な表現だが、よく分からない。
それに絵文字とかもそうだが、視覚に頼った手法は邪道だな///
>どうしてかどうしてか…サーニャの胸ではぐるぐると感情が混ぜこぜに渦巻いて、彼女には抑えられない。
混ぜこぜに渦巻いてるのは「ぐるぐる」と「感情」なの?
なんだかよく分からないけど。
>「今日は自分の部屋で眠るね!」
>‘は’のアクセントを強くしたその言葉が勝手にこぼれだす。
もちろん日本語でだよね。
>…その事実にエイラの心臓は鐘のように大きく音をたてる。
斬新な表現だな。ドキドキして鼓動が早くなった状態を早鐘に例えることはよくあるが。
色々と実験的な要素を含んだ野心作ですが、氏の場合はまず構文とかの基本文法をきっちりマスターした方がいいのでは?
それでも、絶対にあり得ないようなサーニャとかが斬新で楽しめました。
続きも期待していますね。
なんだか底辺スレのノリになってきたな。。
相変わらず公式がぶっ飛んでるなぁ・・・w
今回も大分ニヤニヤさせて貰いましたぜ
もっさんって隊長にそんなにわがまま言っていたのか。
こたつが欲しいってw
>>321 一々お前に言われなくったって下手くそなのは承知してるんだよ
鬼の首とった気になって楽しいですかw
>>312 GJ
俺はあんたの文好きだ。
もっさんエイラの続き楽しみにしてる。
1人や2人のSSをもってここの書き手が下手糞呼ばわりされるのは心外だな
上手い人だって一杯いることは古くからいる住民なら知ってるんだよ
エイラが悪の大学教授からサーニャを取り返すって話どうですかね?
公式には自重せずもっとガンガンやってほしいな
完全に男の入り込む余地がないくらい
なんにせよ
>>307みたいな鬱な話はここにじゃ需要ないんじゃないか
もっとほのぼのしたのとか軽いタッチのノリが求められている様な気がする
>>323 「ミーナ、風呂が欲しい」
「はいはい」
「ミーナ、こたつが欲しい」
「はいはい。それは無理だけど茶室を陳情しておくわ」
「ミーナ、お前が欲しい」
「はいは・・・え?」
6巻の秘め声で既に芳佳、もっさん、ペリーネの2期登場フラグが立っていたが、
今回の映像記録鑑賞会の芳佳の発言で501全員2期登場フラグが立ったかな
なんつーか一つだけ
ここは百合萌えスレであってSSスレじゃないからね?
最低限のマナーを守れば、文が下手だからとか批判されるとか需要無いかもとかは考えないで投下していいと思うよ
触れるな危険
触るな危険
書き方でだいたいわかるからスルーしてくれマジ
>>312 GJ! 美緒エイラの続きを早く! 気になりますよ。
>>312 GJ!
続きに期待
今回の公式更新で隊長の可愛さに気付いた
誰か隊長を幸せにしてくれ
SSスレじゃないとか、どこまで言い訳がましい作者なのw
じゃあSS投下するの禁止にしろよって話じゃないか
こんなところに投下した時点で、どんな評価されても構わないってことだろ
その覚悟もないのならチラシの裏に書いて、他人様に見せるのよせばいい
まさかGJだけ寄越せっていう自己中な考えだったわけ?
>>334 触れてるじゃん
百合アンチに好き勝手にされて無様ね
百合アンチというか保管庫管理人アンチなんじゃ?
管理人がエロパレスレから撤退して一言謝罪でもすれば騒ぎも収まるんじゃね
なんかあっちの誤爆スレでヘテロに対して胸糞悪いとか暴言吐いたらしいし
ヘテロが胸糞悪いってのは賛成だけど
公式見た〜。エーゲルいいね。
トゥルーデツンデレ杉ワロタw
ていうかエーリカはあそこで嫌いだと冗談でも言われたらどうなるのか・・・
とりあえずこのままだと誤解されたまま話広がるし
そろそろ管理人出てきた方がいんじゃね。
誰が信じても信じなくても説明だけはしといたら。
そんでエロパロの人には撤退してもらおうぜ。
>>341 冗談を言わない所が好きなんだよ!堅物な所が!
「むぅ……冷えたか……?」
坂本美緒はドーバー海峡の半ばあたりで端正に整った眉をひそめた。
下腹に違和感を覚えたかと思ったら、猛烈な便意が襲いかかってきたのだ。
「むぅぅぅ……」
美緒の食いしばった奥歯の隙間から呻き声が漏れ出してくる。
直ぐにでも個室に入りたかったが、それはできない相談である。
今はガリア奥地への強行偵察に向かう途中であり、列機としてペリーヌを連れている身であった。
更にやや上方、10時の方向にはミーナとエーリカのペアが飛んでいる。
4機編隊はガリアに集結しつつあるネウロイの戦力を見極めるべく、本早朝極秘の任務に就いたのであった。
長丁場の強行軍となるため、昨夜美緒は早く寝て、ベテランらしく水分の摂取も控えていた。
朝のお通じも快調で、しかも自分が納得できるまでしゃがんでいたはずであった。
それだけに今の腹痛は想定の範囲外にあり、美緒としては二重に不快を感じていたのだ。
「私としたことが……うむぅぅぅっ……」
脂汗が美緒の額を伝い、顎へと流れ落ちていく。
全身の筋肉を締めているため、体のあちこちが不本意な痙攣に支配される。
先は長く、この分だとドーバーは越せても、ガリア奥地にある敵の拠点まではとても辿り着けそうになかった。
と言って、自分の離脱が仲間の生還率を下げるとあっては、引き返すことなどできない。
「くっ……しかし……くぅぅぅ……」
美緒は少しでも腹痛を緩和させようと、排気圧を絞りながら腹内ガスを漏らそうとした。
だが、気を抜いた途端に肛門が緩み、いきなり中身が噴出しそうになる。
背後では何も知らないペリーヌが澄まし顔で飛んでいる。
故郷のガリアに飛ぶと知った彼女は、一も二もなく作戦参加を志願した。
その勢いは、一番に手を上げた宮藤芳佳を弾き飛ばしたほどであった。
そんなペリーヌだから、あたかも美緒をせっつくように正規の2番機の位置よりかなり前に食らいついている。
この位置で粗相してしまえば、ペリーヌに気付かれることは疑いない。
「だ、駄目だぁ……」
美緒はガスの放出を諦めると再び全身を緊張させた。
しかし一旦出口に近づいた内容物は二度とは元の位置に戻せない。
美緒は小細工しようとしたことを後悔したが、だからといって今更どうなるものでもなかった。
そうこう我慢して飛んでいると、いよいよ美緒に限界が訪れた。
顔は真っ青になり、ブルブルという下半身の震えは止まらない。
「ほ、ほんとに……もう……あうぅぅぅ……」
仮に今から反転したとしても、もう基地まで保ちそうにない。
途中で下品な爆撃を行うことになるのは確実である。
こんなことならミーナに事情を話して任務を離脱すべきだったと、美緒は自分の優柔不断を呪った。
その時であった。
美緒の眼が直下の海に浮かんだ廃船を捉えた。
すかさず眼帯をずらして魔眼を露出させる。
「ガリア籍の漁船……操業中にネウロイの攻撃を受け漂流……」
美緒は船体のあちこちにある破損状況から判断を下す。
「生存者は……なし……」
次の瞬間、美緒はユニットに多量の魔力を送り込んでいた。
パパンッという乾いた音と共に零式艦上戦闘脚から白煙が上がった。
一時にブーストが高まったため、焼け付き現象が起こったのだ。
「美緒っ」
「少佐っ?」
ミーナとペリーヌが同時に悲鳴を上げた。
「だ、大丈夫だ……無理はできないが、なんとか飛べそうだ」
美緒は弱々しい笑い顔を見せて無事を告げる。
「しかしガリアの奥地までは飛べそうにない。ミーナ、すまないがペリーヌを頼む」
一個小隊になっても、3機編隊なら互いにカバーすることで任務は達成できるであろう。
「ええ、分かったわ。あなたも絶対に無理しないで」
ミーナは心配そうに美緒を見詰める。
作戦を中止しようかとも思ったが、それは無用の時間を敵に与える利敵行為に他ならない。
心を鬼にして強行偵察の続行を決意した。
「ダメです少佐。この空域で単独飛行は危険すぎますわっ」
ペリーヌが心配したとおり、ドーバー東側の制空権は既に敵の手に落ちている。
いつ、どこからラロスの編隊が逆落としに降ってきてもおかしくないのだ。
ペリーヌとしてもガリアの大地を見たかったが、大事な少佐を危険に晒すことはできない。
「バカ者ぉっ、お前もウィッチなら任務を優先させろ。そんな軟弱に教育した覚えはないぞっ!」
美緒の怒りは真に迫っていた。
その迫力に押されてペリーヌの肩がガックリと落ちる。
「ペリーヌ。ミーナを任せたぞ」
美緒は満足げに微笑むと、身を翻して緩降下に入った。
「少佐ぁ……ご無事でいらしてくださいましね……」
高度を落としていく美緒を見守りつつ、3人になった強行偵察隊は東へ向けて進撃を再開した。
「ふぅぅぅ〜ぅっ、バカもんが。危うく漏らすところだったではないか」
額の汗を拭い、美緒は大きく溜息をついた。
ペリーヌに付きまとわれては折角のチャンスが不意になる。
「おぅっ……き、来てるぅぅぅ……ひぐっ」
もはや一刻の猶予もないと判断した美緒は、Gの高まりを承知で背面ダイブに入る。
そしてそのまま急降下爆撃の要領で廃船目掛けて突っ込んでいった。
甲板に降りてユニットを脱ぎ捨てるや、美緒はトイレを探すため駆け出した。
「うむむむっ……どこだ……どこなんだ」
固く締めた肛門からはガスが漏れ出し、事態は切迫している。
しかし空襲で破壊されたトイレなど、最初から見つけることは不可能だったのだ。
「あむぅぅぅ〜ぅぅっ……も、もうダメだぁぁぁっ」
美緒は制服とスク水を脱ぎ捨てると、手近の木箱を足場として甲板にしゃがみ込んだ。
「……うむっ……むむぅ」
気張るほどもなく肛門が全開になる。
ブリ、ブリリリリッ、ブパパンッと豪快な音がした。
痺れるような快感と解放感に目が眩みそうになる。
だがおかしなことに下痢状態だと思っていた大便は、実際に出してみるとそうではなかった。
むしろ、何やら普段とは違う不思議な排泄感すら覚えた。
不思議に思った美緒は、体調チェックを兼ねて、自らの排泄物を目視で確認することにした。
「…………はぅっ?」
その途端、美緒の体が硬直してしまった。
全身の産毛がザワザワと総立つ。
肛門から放り出されたのは大便などではなく、なんと白くて細長い体を持った線形動物であったのだ。
踏み台にした木箱の間に、長さ20センチほどのうどんのような虫が10匹ほど。
それが体を嫌らしくうねらせて蠢いていた。
しかも、虫たちは後から後から、連なるように肛門からひり出されている。
「ひぃぃぃっ?」
美緒は半狂乱になって狼狽えたが、寄生虫の排泄は止まらない。
今や美緒の両足の間には、寄生虫がてんこ盛りになって蠢いていた。
行き場を失った何匹かが木箱を這い上がり、美緒の足へ迫ってくる。
「わ、私の体の中に……こ、こんな虫がぁぁぁ……」
呆然となった美緒の膀胱が緩み、自然と小便が漏れてきた。
ウネウネとくねりながら我先に出口に殺到する虫たちは、無理やり肉を押し広げて肛門を苛む。
「ひぐぅっ?」
ミーナの舌先や芳佳の指責めなど比較にならない快感が走る。
アヌスで生じた電流が、脊髄を駆け抜けて脳を掻き回す。
目から火花が散り、呼吸が止まり掛ける。
「虫に……虫なんかにイかされるぅ……」
いつの間に彼らの侵入を許したのか。
知らぬ間に、体内に卵を取り込んだのに違いない。
既存の寄生虫ではないから、駆除の方法も直ぐには見つからないであろう。
だいたい、不気味な寄生虫に冒されているなどと、たとえ相手が軍医としても申し出るわけにはいかないのだ。
幾らひり出してもたとえ一匹、いや、卵の一個でも体内に残っている限り、虫を完全に駆逐することは不可能であろう。
虫どもは体内で数を増やし、再び便意の形で襲い掛かって来るに違いない。
基地での訓練中に、実戦中の大空で、そして仲間たちとの憩いのひとときに──。
美緒は真っ暗な絶望感の海に沈んでいく自分を感じていた。
全身から力が抜けると同時に、狂おしいまでの快感が襲いかかってくる。
美緒はあっというまに快感に溺れ、何度も何度も登り詰めた挙げ句に半狂乱になる。
「おぉぉぉ……し、死ぬぅぅぅ……」
半開きになった口からはヨダレと悲鳴が止めどなく漏れ出す。
もうどうなってもいい──美緒が完全に堕ちそうになった時だった。
「しょ、少佐……」
背後で上がった小さな悲鳴が美緒を我に帰させた。
美緒が肩越しに見たものは、ガリアへ飛んだはずのペリーヌであった。
やはり美緒が心配になったペリーヌは、ミーナが止めるのも聞かずに反転してきたのである。
「ひっ……」
恍惚となっていた美緒の表情が俄に掻き曇る。
「み、見るなぁーっ」
真っ裸で踏ん張ったまま列機を怒鳴りつける美緒だったが、その間も虫の排泄は止まらない。
「お終いだ……こんなところを見られたのでは……私はお終いだ……」
美緒の全身が今までとは違った震えに包まれた。
ところが、ペリーヌの様子がおかしくなってきた。
最初こそ真っ青になっていた彼女だったが、愛しの少佐の排泄行為を見ているうちに頬が上気してきたのだ。
「憧れの少佐が、私の目の前であられもないお姿を晒していらっしゃる……」
恐らく自分以外には誰にも見せたことのない姿であろう。
自分だけが知る少佐のお姿を目撃している。
それだけでペリーヌは幸せな気持ちになれたのだ。
「見るなっ……頼む、見ないでくれぇ……」
羞恥心の余り、美緒の目には涙が滲んでいた。
しかし逃げ出すことも叶わぬ美緒にできるのは、その場でペリーヌを睨み付けることだけ。
そんな美緒が、ペリーヌにはたまらなく愛しくなってくる。
「あぁぁぁ……少佐のアヌスがあんなに開いて……白いウンチが……」
ペリーヌはタイツの前が湿ってきているのを自覚していた。
それを気にもせず、ペリーヌは恐る恐るといった足取りで美緒に近づいていく。
「来るなぁっ……来ちゃいかん」
美緒の叫びが、舷側に虚しくこだました。
(つづく)
リアルタイムで神キタァー
スーパーGJっす
便意を堪え忍ぶもっさんの切ない姿にハァハァです
続きwktk
まさに神のみがなせる業
God Job !!
浣腸じゃよ
こういう時は浣腸しかあるまいて
寄生虫を綺麗さっぱり洗い流したいのならそれしかないのじゃよ
と長老もおっしゃっておられることですので、続きはなにとぞ・・・
スルー検定実施中…?
やれやれ。手を変え品を変えw
遅ればせながら、乙女の巻二巻買ってきた。
デジャヴ理解したよ。というか、このスレから出版されたのかと思ったw
エイラーニャは袋綴じも良かったが、途中のテディベアみたいな体勢で寝ちゃったエイラの挿絵が良いネ!!
どう見てもサーニャ専用ソファーです。本当にありが(ry
わざとやってるスルーも荒らしだろうが
何を妬いてるのだか
>>356 ほっとけ
自分が気に入らない作風のSSは全部荒らしに見える哀れな人たちらしいから
校正厨よりも質が悪いけど、そんなのは無視して楽しめる人だけが楽しめばいい
しかしこんな自治厨が蔓延るようになったらスレも末期症状だな
好き勝手にやれよ
俺はお前の敵じゃないし
聞きしにまさるマナーの悪さだナ
>>357 何となく買って無かった自分だけど、
だんだん気になってきました。
今週末買いに行こうかな…
というか、公式トップのフラッシュになんか凄い和んだ!
二期決定して、ゲームも出て、公式もまだまだ更新して行きそうで。
なんかどんどん広がって行きそうですね。
長い付き合いになりそうです。
>>目障りな自治厨ども
以下を百回読みかえせ
Q.○○書いたんですけど投下してもいいですか?
A.どうぞ、ぜひ投下してください。
条件は「ストライクウィッチーズ」関連であること、
「百合」であることの二つのみです。
ジャンル、エロの有無、本編にないカップリングなどに関係なく、このスレの住人はおいしく頂いております。
妄想だとか落書きだとか気にせずとにかく投下してみましょう。
>>327 どんな話なのか詳しく聞かせて下さい。
ちょっと気になります。
>>364 すいません、ついさっきパソコンを開いたので・・・
あと、自分は327ではありませんので、そこはご了承下さい。
公式見たんだが、ミーナさんってハルトマンのことは「フラウ」って呼ぶんじゃない
かと思った。実際のところどうなんだろう?
時と場合によって使い分けてるんじゃない?
ゲルトマンは個人的には一番好き。
ゲルトのヘタレ攻めとエーリカは誘い受けとかいいと思うんだ
>>366 俺もそう思った。
プライベート→フラウ
その他→エーリカ
って感じなんかね?
ところで『青い花』がフジTVでアニメかするらしいw。
百合時代が到来しつつあるよ!
ストウィも流れに乗って欲しいね。
>>369 ここだけにいると感覚が麻痺するけど
実際にはこの作品がこっち方向に傾倒しないことを強く望み
こっち方向に傾倒することを好まない声もけっこうあるからなあ
公式ではこれ以上やり過ぎないくらいでやってくれたほうが面倒も無くてちょうどいいかもしれない
そりゃこれ以上やってくれるんなら、やってほしいけどさ
寄生厨の人、荒らしに負けないで頑張って
ここじゃ知恵遅れみたいなロリがなにやらゴチャゴチャやってるSSしか受けないんだよw
>>369 うへーーーーー
ノイタミナ?のいたみな??あれ?退いた皆ってもう無いんだっけ?
しかしフジとは。
百合が一般的さらに浸透ぅ〜〜〜〜〜????
百合オタの思想はきもすぎる
こりゃ色んな所で煙たがられるわけだわ
妄想の余地が残ってたほうがいいってのはあるよな。ストパンはそういう所も好きだし
いや公式がやってくれた時は鼻血が枯れるまで萌えてるけどさww 燃料大事。
遅まきながら
>>310GJ! ヘタレかっこいいなエイラさん。袖をつかむところとか大好きだw
サーニャやミーナペリーヌがどうなるかも気になるけど、
エイラさんが好きでたまんないっていうのが伝わってくる文章は大好物なんよ
百合好きならけいおんは楽しみなんじゃないのって言おうと思ったけどあんまり百合分ないんでやめた
何故、公式の芳ーネについて誰も触れないんだっ!?
小さい声で嬉しいとか、結構、ぐっときたんだけどなぁ。
基地探訪見てきたよ。エーリカにあんな事やこんな事で
翻弄されて照れるゲルトさんが可愛すぎる。エーゲルは
やっぱいいねぇ。
それと、小説2巻も買ってきたよ。袋とじが歪みねぇエイラーニャで、マジで
パネェイラストだったな。カメラ目線じゃない二人組の構図って素敵ね。
袋とじの絵は二人の枕が並べてあるのが良いなぁ
サーニャが部屋間違えたんじゃなくて、同意の上で添い寝ってことなんだよな
なんだかんだいってまだまだ百合は浸透してないと思う
芳リーネ至上主義の俺でも今回の主役はカールスラントだったわ
>>381 ボチボチやね
まあ昔に比べりゃはるかにマシ
百合自体の浸透云々は流石にわかんないけどこの作品が百合作品という認識は限りなく薄いだろうね
某板の百合作品スレとか百合画像スレとかで全く名前上がんないし
やっぱりキャッチコピーのアレな恰好とイメージが先行し過ぎてるんだろう
普通の恰好で目立たず細々やってくれりゃよかったのにと何度思ったことか
最近はスルー強化週間なのか
分かりやすい荒らしが粘着してるが
501でチンコの味を知ってるのは誰だろう
ミーナが男とやってるのは確実として
シャーゲル書きたいけどシュチエーション書き尽くされた感じだなぁ
なんかないですかね?
飛行機を使えばいいと思うよ
逆転の発想でエーリカがゲルトを妹扱いするのは…
>>390 爪とか髪とかについた油汚れを軍人たるものとかいいながら、お姉ちゃんが洗うんですね。分かります。
「ほぅ〜。中々、ご立派な胸をお持ちじゃないか」
「っ?! な、何を言って・・・じゃ、邪魔なだけだ・・・」
「まぁ、私には勝てないけどね♪」
「なっ?!」
みたいなやり取りを妄想した。
元ネタはシムーン。
>>392 「……ふ、ふん!カールスラント軍人たるもの…べつに…その……」
「おっ?何だ、顔赤くなってないか?」
「う、うるさいぞリベリアン!頭を動かすな、洗い辛い」
「…ところでさ、堅物ー」
「なんだ。む、前髪が少々長いな」
「…………当たってるんだけど…」
「………ふん、お、お前ほどじゃないんだし、その…気にならないだろっ!」
みたいなやり取りもあればいいなー、と妄想してみたりっ
>>387 シャーゲル分の不足を妄想で補ってはいるんだがw
それを文にするのは難しい…。シャーゲル書いてくれるの大歓迎!
7話で隊長とリーネが車で出かけたみたいな感じで、
大尉コンビで出かける用事があり、二人っきりでお互い意識して
ドキドキしちゃうみたいなのがいいな。
隊長とリーネのおでかけは母と娘みたいなほのぼの感が萌えた
どうもこんにちは。mxTTnzhmでございます。
>>45-49「dynamite sister」の続編出来ました。
続けて壊れ気味ですが、よしなに。
それは、季節外れの強風が吹く日のこと。
芳佳の部屋。脇には「宮藤診療所 501出張所」と書かれた張り紙が書かれている。
ふらりとやって来たのは、サーニャ。眠い目をこすりながら、部屋をノックする。
「どうぞ〜」
芳佳の声に誘われ、サーニャは部屋に入った。芳佳はサーニャを出迎えると、いつ作ったのか、ドアノブに
「診療中。入室厳禁」
と言う木の札を掛けて、鍵をがちゃりと閉めた。
芳佳の部屋は元々他の隊員のそれと比べていささか殺風景な感じだったが、今日は何やら違う。
椅子やら簡易ベッドやら、医務室から借りてきた聴診器など幾つかの医療行為用途の器具が揃い、
母国の実家(診療所)に居た頃の雰囲気を作ろうと、わざわざ衝立まで用意してある。
当の芳佳は白衣……これまた借り物……を着込んで、いかにも、と言った感じだ。
「いらっしゃい、サーニャちゃん。記念すべき最初の患者さんだよ」
「芳佳ちゃん、話は聞いてるの。お願い」
「うん、分かった。サーニャちゃんの為にも、私頑張るよ。……じゃあ、まずは服脱いでくれる? 上だけで良いから」
言われるまま、もぞもぞと服を脱ぐサーニャ。用意された脱衣かご……風呂場からひとつ拝借してきたもの……に
綺麗に折り畳んで入れる。
透き通る様に白い、サーニャの素肌を見て、芳佳はごくりと唾を飲み込んだ。
「サーニャちゃんって、やっぱり肌、白いよね。すごい綺麗」
「芳佳ちゃん?」
「ああ、うん、大丈夫。では、まず身体をチェックするね。ちょっと失礼して……」
芳佳はそう言うと、腕や肩、背筋、脇腹などを触診し、筋肉の付き具合を確かめる。ふむふむと頷く芳佳。
「何か、おかしいとこでも?」
「ううん、大丈夫。健康的には全然問題ないよ。……じゃあ、ここのベッドに寝て」
おずおずと横になるサーニャ。
「痛く、ないよね?」
少し不安そうな顔で聞くサーニャに、芳佳は笑顔で答えた。
「勿論。大丈夫、私を信じて」
こくりと頷くサーニャ。
「じゃあ、始めるよ」
芳佳はサーニャの横に腰掛け、毛布を掛ける。そして毛布にごそごそと潜り込んだ。
サーニャが甘い吐息を漏らす。
「リーネ、いいとこに居タ! ちょっト!」
「はい?」
食事当番の後片付けが終わってほっと一息ついたその瞬間、リーネはエイラに声を掛けられた。
今日のエイラは妙に落ち着きが無く、そわそわ……というか切迫した表情を浮かべている。
普段のどこかかのんびりして、それでいてしっかりと達観している風な余裕は無い。
「エイラさん、どうしたんですか? 顔色悪いですけど」
「サーニャが、サーニャが大変なんダ!」
「サーニャちゃんがどうしたんです?」
「部屋で、バストのサイズ計ってくれって言うから、一緒にサイズ計ったんだけド……その後……」
「その後?」
リーネの質問を聞き、エイラは両手をおろおろと宙に彷徨わせながら言葉を続けた。
「何を思ったのカ、宮藤のところニ……」
「えっ」
少し驚いた表情をするリーネ。まだ少し濡れていた手をタオルで拭くと、エイラと一緒に芳佳の部屋までぱたぱたと走る。
間もなく部屋の前に辿り着く。脇の張り紙に目が行く。
「『宮藤診療所』……ナンダコリャ?」
「診療所……そう言えば、芳佳ちゃんの実家は治癒魔法を使った診療をしてるって話ですよ?」
「それがサーニャとどんな関係が有るンダ? サーニャ、どっか悪いとこでも有るノカ? でも、だったら医務室ニ……」
「も、もしかして……」
リーネはふと思い当たる事が有ったらしく、顔色が変わった。
「リーネどうしタ? 何か知ってる事でもあるノカ? 中にサーニャ居るノカ?」
ドアノブに手を掛けたが、鍵が掛かっている上、「診療中。入室厳禁」の札がぶら下がっている。
「何だコレ? 診療中? 何の事ダ?」
ドアに耳を付けて様子を窺う。中から微かにサーニャの甘い声が聞こえて来た。エイラはとてつもない衝撃を受けた。
「さ、サーニャ! 中で何ヲ!?」
「芳佳ちゃん! 開けて!?」
リーネもエイラの様子を見て気が気でなく、横で右往左往するばかり。
エイラとリーネの二人は決心してドアをこじ開けようと、二人顔を合わせて頷くと、ドアノブに手を掛けた。
その時、唐突にドアが開き、ずっこける。
ドアを開けたのはサーニャだった。頬がほんのり赤く、満足そうな顔をしている。
「じゃあ、暫く様子みてみてね。またいつでもどうぞ〜」
部屋の中から呑気な芳佳の声が聞こえた。サーニャは微笑んでドアをぱたんと閉めると、ふう、と上を向いて息を整えた。
「さ、サーニャ! 一体中で何ヲ? どっか悪いとこでも有ったのカ? 宮藤と一体何ヲ?」
「エイラ。来て」
「え? サーニャ?」
サーニャにぐいと手を引かれ、連行されてしまうエイラ。
「……?」
おかしな光景を見て、理解不能に陥ったリーネは芳佳の部屋の前で呆然と、立ち尽くした。
サーニャの部屋に引きずり込まれたエイラは、目盛りを見て驚きの声を上げた。
「ほ、ホントだ! サイズが大きくなってル! ……1cmダケド」
胸囲を測る細いメジャーを手に、エイラは衝撃を隠しきれない様子だ。手が微かに震える。
「ね、エイラ」
微笑むサーニャ。
「じゃあ、サーニャは宮藤のとこ行って、胸を大きくしてもらったって事ナノカ?」
「そう。芳佳ちゃんにお願いしたの」
「宮藤の治癒魔法って、そんな事も出来る……ノカァ?」
疑念にかられるエイラ。
「もしかして……宮藤、サーニャにヘンな事してないだろうナ? サーニャにおかしな事したら、私許さないゾ」
「エイラ」
サーニャは改めてエイラに向き直った。
「私ね。もう少し、胸を大きくしたいと思ったの」
「どうしテ?」
「エイラ、胸の話ばっかりしてるし……それに、その、エイラが喜んでくれるかと思ったから」
「サーニャ……私の為ニ……」
自分の為に、わざわざ芳佳のところへ。それを聞いたエイラは複雑な心境になった。
芳佳は胸の事になるとおかしくなる。しかし、サーニャは芳佳が治癒魔法を使って大きくしてくれたと言う。
実際、サイズは大きくなった。僅かだけど。
「でも、サーニャ」
困惑するエイラを前に、サーニャはエイラの手を取り、自分の胸に触れさせた。
「ほら。ね、エイラ」
温かい。均整の取れた膨らみが、エイラを一層複雑な気分にさせる。
そして、目の前に居るいとしのひとが、何故だかとっても……。
「エイラ。一緒に」
耳元でそっと囁くサーニャ。ぺろりと耳を舐められる。
「サーニャぁあああ」
全身から沸き上がる衝動をこらえ切れず、エイラはサーニャに抱きついた。
その頃、リーネは意を決して芳佳の部屋に入った。
「芳佳ちゃん」
「あ、いらっしゃいリーネちゃん。どうしたの? 患者さん?」
「私は違うよ。……何これ。診療所って」
ドアノブに掛けてあった札を芳佳に突きつける。芳佳は受け取ると、脇の机にそっと置いた。
「リーネちゃん、前に、私に言ってくれたよね? 『みんなの救世主になれるかも』って」
「え? ……あ、うん。言ったかも」
「それで私に出来る事、何かなって考えて。頑張ってやってみたんだ。きっと効果有るよ」
「じゃあ芳佳ちゃん。その、もしかして」
「治癒魔法を主に使ってるから、効果はバッチリ。お金とか報酬も貰わないし、ボランティアみたいなものかな?」
「そうじゃなくて!」
「大丈夫、心配しないでリーネちゃん。ヘンな事はしてないから。シャーリーさんのおまじないとは違うよ?」
「えうっ」
数日前の事を思い出し、どきりとするリーネ。思わず胸を隠してしまう。
「まあ、見ててよリーネちゃん」
自信満々な芳佳。しかし、表情の何処かに影を感じる。それは魔力を使った疲労なのか、それとも……。
そしてリーネは納得いかぬまま部屋から出されてしまった。
「芳佳ちゃん……」
501で早いのは朝の始まりだけでなく、噂の巡りも然りである。
「サーニャのバストが、大きくなった」
当事者達は特に何も話していない筈なのに、実に具体的、そして少々誇張気味な表現が、隊の中を駆け巡った。
「ほ、方法は? 一体何処でどうやったら? ……え、宮藤さん? あの豆狸が」と必死に食いつく隊員も居れば、
「別にどうでもいいじゃん、自然体で」と受け流す隊員も。
「なんだよ。あたしのおまじないは禁止で、宮藤の魔法は良いってのか」
そんな愚痴を呟きながら、出された朝食をがつがつと食べるシャーリー。
「宮藤は今回の件について『治癒魔法を使った』と説明している。サーニャもそれについて間違いは無い、と言っている」
美緒は食後のお茶を飲みながら説明した。ミーナは苦笑いしている。二人は既に芳佳とサーニャから事情を聞いたらしい。
「サーニャの言う事に間違いは無い。特にこう言うデリケートな話題なら尚更な」
「そうね。『治癒魔法』と言う明確な根拠が有る方法なら……少し、様子を見ましょうか?」
ミーナも美緒に同意して、リーネの煎れた紅茶に口を付ける。
「……あら? リーネさん、紅茶の種類変えたかしら?」
「いえ、昨日と同じ茶葉ですけど」
「そう。何でもないわ。ごめんなさいね」
ミーナは紅茶を飲み終えると席を立った。これからデスクワークだ。美緒も席を立ち、ミーナと一緒に執務室へ向かう。
「どうしたミーナ。紅茶がどうかしたか?」
執務室への道すがら、美緒はミーナに問い掛ける。
「いえ。ちょっといつもと味が違ったから。濃いと言うか、少し渋いと言うか……リーネさんらしくないと思って」
「まあ、たまにはそう言う時も有るだろ」
「……何も無ければ良いのだけれど」
「ねえねえ芳佳あ! おっぱい大きくして!」
『宮藤診療所』二番目の患者はルッキーニだ。直球過ぎる要求を口にすると、勢い良くドアを閉める。
「ああ、待ってルッキーニちゃん」
芳佳はドアの表に札を掛けると、鍵をしっかり掛けた。
「芳佳すごいね。そんな魔法も使えるんだ」
「魔法って言うか、まあ」
「シャーリーひどいんだよ。シャーリーはあんなにおっきいのに、あたしに全然わけてくれないんだもん」
「流石に、分けられるもんじゃないからね」
「で、どうすんの? 魔法の力でピカーとかガカーッとかやるの?」
「そんな派手な事しないよ。……じゃあ、まず服の上を脱いでくれる?」
「脱ぐの? ほい。これでいい?」
「うん。じゃあちょっと身体の様子見るね。……ルッキーニちゃん、身体スレンダーなんだね」
「あたし、まだまだこれからだもん。よく『幼児体型』だとか言われるよ。みんなひどいんだから」
「そう、まだまだこれからだよね……ええっと、筋肉の付き方とかは問題ないよ。異常なし。しっかりしてるね」
「ありがとー。なんか芳佳、ホントのお医者さんみたい」
「実家は本当に診療所やってるんだけどね」
苦笑いする芳佳。
「じゃあ、早速……ルッキーニちゃん、そこのベッドに横になってくれる?」
「ウジャ? こう?」
「そうそう。じゃあ、始めるよ?」
「ほ、ホントだ……」
メジャーを手に、愕然とするシャーリー。
数時間前に「胸のサイズ計って〜」とルッキーニに乞われて適当にメジャーで測定したが、
帰って来た彼女の胸は、確かに大きくなっていた。1cmだけど。
「芳佳は『暫く様子見て』〜って。続ければ、もっと大きくなるかな? シャーリーみたいに!」
「1cmかあ。確かにサイズは大きくなったけど。……1cmかあ」
「なによシャーリー! この1cmは小さな1cmだけど、あたしにとっては凄い1cmなんだから!」
偉大な功績みたいに言われて、シャーリーも困り顔。
「ま、まあな。続けて良いかどうかは……まあ、宮藤の言う通り少し様子見た方が良いかもな」
「そうする〜。でも楽しみだな〜シャーリーと同じ胸〜」
「そこまで行くのにえらい時間掛かりそうだぞ?」
「なによ!? シャーリー喜ぶかと思って、芳佳に頼んだのに……」
「あたしの為?」
「うん」
「ルッキーニ、勘違いするなよ? あたしはありのままのルッキーニが好きなんだ。胸を大きくしろとか言ってないぞ?」
「じゃあシャーリー、幼児体型が好きなの?」
「うっ……それは違う。と思う」
こつこつと控えめにドアがノックされる。
「どうぞ〜」
芳佳は返事をしたが、反応が無い。誰かの悪戯かなと思ってドアに近付くと、唐突に部屋に忍び込む人がひとり。
余りの素早さに芳佳とその人は衝突し、部屋で尻餅をついた。
「いたた……って、ペリーヌさん。どうしたんですか?」
「貴方、何の恨みがあって、わたくしに体当たりなんて!?」
「ペリーヌさんが急に部屋に入って来たからですよ。びっくりしちゃいました」
芳佳は立ち上がってペリーヌに手を差し伸べるが、ペリーヌは無視して自分ですっと立ち上がった。
そのまま、腰に手をやり部屋を見渡す。
「お医者さんゴッコにしては、手が込んでますこと」
「実績は有りますよ。何せ私の実家は本物の診療所なんですから」
「貴方のご実家の事など何も聞いていませんわ!」
「はあ、そうですか」
それっきり言葉もなく、ペリーヌは部屋の中をうろうろ、あっちへ行ったりこっちへ行ったり。
「ペリーヌさん、私に何か御用ですか?」
「……」
「あの」
「何ですの!?」
「ここ、私の部屋なんですけど……そんなにうろうろされても困ります」
苦笑する芳佳。ぷいと横を向くペリーヌ。
「ペリーヌさん、何か御用ですか? 何も無いのなら、出てって貰えます? ここ、一応診療所なので」
「只の部屋でしょうに! 貴方の!」
「そうですよ? 私の部屋です。何でペリーヌさんがうろうろしてるのかなーって」
「あ、貴方と言う人は、何とデリカシーの無い……これだから豆狸は……」
怒り心頭のペリーヌ。
「ふええ、何で怒られないといけないんですか?」
困惑する芳佳を前に、ペリーヌは顔を真っ赤にしながら、どっかと椅子に座った。
「あの、そこ……」
「ですから! わたくしが真偽の程を確かめようとわざわざ来てあげたのですよ?」
「は、はい?」
「早くなさい!」
ここでようやく、ペリーヌが三番目の患者、と言う事に気付く芳佳。
「ああ、分かりました。じゃあちょっと……」
「何処へ行きますの?」
「診察中の札を外に……」
「そんなもの良いから早く!」
「えええ?」
ぐいと腕を引っ張られて引き戻される。
「いや、これ掛けておかないと誰か入ってくるかも知れないし」
「……早くなさい」
札を掛け、鍵を閉め、とぼとぼと戻る芳佳。何だかやる気が出ないが、仕方ない。
「じゃあ、始めますね。まず服の上を全部脱いでください」
「なっ! 脱ぐって何故?」
「身体の様子見るんですよ」
「治癒魔法でバリバリっと一発でやるとか、そう言うのじゃなくて?」
「ペリーヌさんのトネールじゃあるまいし、無理ですよ。どんなの想像してたんですか」
「まったく……見ないでくださいまし!」
恥ずかしげに服を脱ぎ、かごに服を入れるペリーヌ。
「では、失礼して……」
「ちょっと、何処触るのです!? 馴れ馴れしい!」
「触診ってご存じ無いですか? 直接指とか手で触って、身体の様子や具合を見るんですけど……」
「それが魔法とどんな関係が!? 宮藤さん、貴方そうやって他の皆をたぶらかしてるんじゃなくて?」
疑いの眼差しを向けるペリーヌ。
「……疑ってるなら、別に良いんですけど」
「……早く済ませなさい」
「はあ」
面倒な人だなあと内心苦り切った様子で、芳佳はペリーヌの腕、肩、背筋、脇腹などを一通り触診し、筋肉の付き具合を確かめる。
「筋肉に問題は有りませんね。大丈夫です」
「異常が無くて当然ですわ。日々鍛錬に節制を欠かしませんから」
「しかし……無いですねえ」
「こっこの豆狸っ!!」
「わあ、ごめんなさい! 今のは失言でした。ええっと……じゃあ、次行きます」
「次?」
「ベッドに横になって下さい」
「こう、ですの?」
「はい」
生死に関わる手術直前の患者宜しく、ベッドに横たわるなり硬直してしまうペリーヌ。
「そんなに固くならなくても。大丈夫ですよ。リラックスして貰えれば。あ、眼鏡は外して下さいね」
芳佳はそう言って笑った。
「貴方、気楽な事を……」
ふぁさっと毛布を掛ける。
「では失礼して……」
もぞもぞと毛布に潜り込む芳佳。
「え? ちょ、ちょっと宮藤さ……ああっ……」
芳佳の部屋の前で右往左往する隊員がひとり。
リーネである。
どうにも芳佳の「診察」と「治療」が気に掛かる。
確かに芳佳に「治療」して貰った隊員は一様に「胸が大きくなった。1cmだけど」と効果を言う。
リーネは、その事について異論はない。実測データが有るし本人達も満足しているのだから。
その意味でも、芳佳は正しいのだとリーネは考える。
だが……、気に入らない。
ドアを見つめる。その向こう側では、恐らく、ペリーヌと芳佳が……。
「おい、何をしてるんだリーネ」
「リーネもミヤフジに? って隊で二番目のリーネがねえ」
たまたま近くを通り掛かったトゥルーデとエーリカが、リーネを見つけて声を掛けた。
「わ、私は違います! その、芳佳ちゃんの事が心配で」
「宮藤がどうかしたのか?」
首を傾げるトゥルーデ。
「ええっと、その」
「ははーん。何となく分かったよ」
説明出来ない……強い想いは有っても言葉に出来ないリーネを見て、エーリカはにやけた。
「エーリカ、何がだ?」
「ん〜。何でミヤフジが鍵を掛けてるか、分かるトゥルーデ?」
「それは、診察する以上プライバシーを守る意味でも……」
「おかしくない? やましいこと無ければ、鍵なんて掛けないっしょ」
「や、やっぱりハルトマン中尉もそう思います!?」
「落ち着けリーネ。本人に直接聞いてみれば良いじゃないか」
「それが、芳佳ちゃん全然話してくれないんです。もし、何か有ったら……」
「ね、トゥルーデ。リーネも心配してるよ? 実はシャーリーみたいな事だったりして」
「何!?」
トゥルーデが声を上げた。それはまずい。シャーリーの“呪術的行為”はミーナの通達で禁止されている。
「仕方ない。中の二人には悪いが、最先任の私が確認しよう。様子を見せて貰うとするか」
魔力をゆっくりと解放すると、ドアに近付く。
「ふむ……鍵はドアノブ近くのひとつだけか。ならば容易いこと」
「バルクホルンさん」
息を呑むリーネ。いきなり強硬手段に出るなど想像出来なかったからだ。
ドアノブを片手で掴むと、ぐっと力を入れ……鍵はめきめきっと響き、やがてばきんと乾いた音を出した。
トゥルーデは躊躇わずにドアを開ける。破壊されたのは鍵だけなので、ドアは普通に開いた。
「宮藤、居るか? 少し話を……宮藤!?」
「芳佳ちゃん!」
中に入った一同は驚きの声を上げた。
ベッドの上で、目を瞑って身体に走るあらゆる感覚を必死にこらえるペリーヌ。
ペリーヌの横で両の掌から治癒魔法を発しながら、胸を揉みしだく芳佳。
芳佳の表情は、誰がみても疲労困憊と言った感じだ。
ただごとではないと察したトゥルーデは芳佳の肩を揺すった。
「おい宮藤、その治療とやらを止めろ!」
「あ、バルクホルンさん……」
「芳佳ちゃん! しっかりして!」
「きゃっ! な、何故ここに大尉とハルトマン中尉が!? リーネさんまで」
ペリーヌもほぼ同時に異変に気付き、毛布をひったくって身体を隠した。
「ああ……まだ終わってないです、ペリーヌさん」
「ミヤフジ、顔色悪いよ」
「宮藤さん貴方、本当に顔色悪くてよ? 大丈夫なの?」
芳佳の手が空を揉む。しかし治癒を行うべき魔力は次第に弱まり……耳と尻尾がひょこっと消える。
トゥルーデに身体を預ける様に、芳佳はぐったりと倒れ込み、意識を失った。
「宮藤しっかりしろ! ……魔力の使い過ぎか? ともかく、医務室へ!」
芳佳は目を覚ました。そうだ、ペリーヌさんの“治療”がまだ……がばと身を起こす。
「何処行くの、芳佳ちゃん」
リーネの声。腕が伸び、身体を押しとどめられる。
「リーネちゃん。ここ何処?」
「医務室」
「あれ? 私何で……」
「宮藤さん?」
傍らには、リーネの他にミーナ、美緒、トゥルーデ、エーリカが揃っていた。
「あ、ミーナ中佐。私……」
「魔力の浪費はいけません」
ぴしゃりと言われ、困惑する芳佳。
「え。そ、そんなつもりは……」
「宮藤。お前の気持ち……他の隊員の悩みを解決してやりたいと言う純粋な願い。それは確かに分かるし立派な事だ。しかし」
美緒はミーナの言葉を受けて芳佳に語りかける。
「忘れるな、ここは戦場の最前線だ。お前一人が馬鹿な自滅で出撃出来ぬとなると、他の隊員の負担となる。それは許されん事だ」
「そうだぞ宮藤。有り余っている魔力をほんの少し使うならともかく、立ち上がれなくなる程浪費するとは何事だ。限度を知れ」
トゥルーデも呆れ半分、怒り半分と言った顔をしている。
芳佳は、自分の手を見た。確かに、自分の魔力が酷く消耗している事を感じる。
「宮藤さん。隊長として命じます。今後この様な、魔力消耗の激しい行為は一切禁止します。いいですね」
「すいませんでした」
「あと、問題を起こしたとして、貴方を今日から自室謹慎三日の処分とします。良いですね? 異議は?」
「……ありません」
「以後、気を付けなさい」
ミーナはそれだけ言うと、医務室から出ていった。美緒も続いて出ていく。
「ミヤフジ、ラッキーだね」
エーリカが肩をぽんぽんと叩いて笑う。
「処分を受けて何がラッキーなんだ」
呆れ顔のトゥルーデがエーリカに言う。
「だって実質三日休暇みたいなもんじゃん? ミーナはてっきりそう言う意味で言ったんだと思うけどな」
「考えがポジティブ過ぎだエーリカ」
「まあまあ。トゥルーデだってミヤフジの事、すごい心配してたくせに〜」
「なっ何を言う。一応部下としてだな……」
「ま、そう言う事にしとくよ。じゃ、私達はこれで」
「おい、話はまだ……」
エーリカに引っ張られ、医務室を後にするトゥルーデ。
医務室には、芳佳とリーネだけが残された。
「芳佳ちゃん」
「ごめんね、リーネちゃん。心配掛けて。また私処分受けちゃった」
「処分なんてどうでも良いの。私は、芳佳ちゃんが心配」
「ごめんね」
リーネの手が温かい。そっと握る。リーネは弱々しく伸びる芳佳の手を取ると、頬に当てた。
「リーネちゃん、あったかい……気のせいかな。私なんか、寒気がする」
「芳佳ちゃん」
リーネは芳佳のベッドに入ると、芳佳をぎゅっと抱きしめた。
芳佳の手は無意識のうちにリーネの胸に伸びていた。眠気と幸福感が混じった、ぼんやりとした笑顔を浮かべる。
「リーネちゃん……あったかい。癒される。ありがとう」
「しかし。本当に困った子ね、宮藤さんは」
ミーナは書類を書き終えると、はあと溜め息を付いた。
「まさか魔力をあそこまで浪費するとはな。てっきり軽いかすり傷の治癒程度かと思っていたが……」
美緒も予想外の結末に、ただ呆れる他無かった。
「私もよ。それにしても、どう言う仕組みでみんなの胸が大きくなったのかしら」
「目撃証言だと、胸を揉みながら魔力を使っていたらしいから、血行を良くして代謝を活発化させて……と言った感じか?
よくわからんが」
「しかし、たかが1cm位でどうしてあそこまで……」
「宮藤や皆の気持ちは分からんではないぞ。年頃の乙女たるもの、やはり気になるところは気になるだろう。
その気持ちに己の魔力全てをもって応えようとした宮藤は、ある意味では、立派だと思うがな。
……今回は明らかにやり過ぎだったが」
美緒の言葉を聞いて、ぽかんとした顔で美緒を見るミーナ。
どうした? と言った表情を返す美緒。
ミーナは思わず笑った。
「美緒の口からそんな言葉が出るとは意外だわ」
「そうか?」
「確かに、宮藤さんはいい子なんだけどね」
ミーナは苦笑した。
ミーティングルームでは、皆が芳佳の事を惜しんだりしていた。
「宮藤は謹慎で、診療所はおしまいカー。残念と言うカ、呆気なかったナ」
「芳佳ちゃん、大丈夫かな」
「大丈夫だっテ。宮藤の事だから、そのうち元気になってまた戻ってくるヨ」
「うん」
「それに、大事なのは大きさや数字じゃないって事サ」
「よく言うよ。妙に詳しいくせに」
「くせに〜」
横からニヤニヤ顔で茶々を入れるシャーリーとルッキーニ。
「な、ナンダヨ?」
「宮藤は、限度と言うものを知らな過ぎだ。何を考えているんだか」
「でも皆は喜んでたよ?」
「しかしだな……」
傍らでトゥルーデとエーリカが話をする。
ペリーヌは自室にこもり、鏡の前で恐る恐るメジャーを身体に巻いて、バストのサイズを計測した。
ぐっと鏡に寄り、目盛りを凝視する。
「は、8mm……」
確かにサイズは大きくなったが……。
微妙過ぎる効果に、ペリーヌはメジャーをしまい、服を着、はあと溜め息をついた。
翌日。ぽつんと自室のベッドで横になる芳佳。
そこに、食事の差し入れが来た。勿論、持ってきたのはリーネ。
「芳佳ちゃん、具合どう?」
「うん。魔力もだいぶ戻ってきた」
「良かった。リゾット作ってみたんだけど、食べて?」
「ありがとう」
リーネにあーんして貰い、もぐもぐと食べる芳佳。
「早く元気になってね」
「私、頑張るよ」
「あんまり頑張らなくて良いから」
「そう?」
「あ、少しこぼれてる」
ティッシュで口の周りをそっと拭く。顔が思わず近付く。
「リーネちゃん」
「芳佳ちゃん」
二人は思わず唇を重ねる。リゾットはそのまま、二人抱き合い、ベッドにゆっくりと転がる。
「芳佳ちゃん……もうあんな事しないでね?」
「うん。ミーナ中佐にも言われたし。もうしないよ」
「良かった」
ほっとするリーネ。ほっとする理由は色々有るが、芳佳に全て言うと混乱させてしまいそうで……
もう一度濃い口吻を交わし、お互いの肌を重ねる事で、言葉の代わりとした。
「やっぱり、リーネちゃんが一番だよ」
胸に顔を埋めてにやける芳佳。半分呆れながらも、リーネはそんな芳佳を受け容れた。
end
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以上です。
おっぱおっぱ祭りはもうちょい続くよ! と言う事でひとつ書いてみました。
「お医者さんゴッコ」なら、やっぱり元が本職(?)の芳佳だろう、
あとおっぱい星人と言う事で。
タイトルは「Diablo III」から……ってそんな事はナイデスヨ
ではまた〜。
ナイスおっぱ
こういう馬鹿話好きだぜ
>>380 ほ、本当だ…。
言われるまで気付かなかった…
>>283 スルーされてそうな感じだったんでちょっと調べてみた。
基本的にガリア、カールスラントは経由しない前提での海路と空路。
まず海路、ブリタニアのドーバーからスオムスノヘルシンキまで航行して2750kmくらいだったんで、
時速15ノット程度の船舶で110時間。
空路の場合は6話で搭乗した輸送機に乗るんだったらオスロ経由で補給とか含めて多分15時間くらい。
ストライカーユニットでの移動なら速度が上がる代わりに体力魔力の問題が出てくる上に元の作りもかなり効いてくるんじゃないかと思う。
零式艦上戦闘脚22型なら時速300km程度で巡航して7時間弱。
海軍機な上にもっさんならベテランだし芳佳は魔力もいっぱいあるってことで多分に問題なく一日の行程で着けると思う。
リベリオンのP-51Dなら時速400km巡航で5時間くらい。
陸軍機だけど足が長いしソードフィッシュで大西洋越えるつもりだったことを考えるとシャーリーは洋上航海も心配ないと思うんでやっぱり一日行程と思われ。
で、多分ネタ的に一番重要だと思われるBf-109なんだけど、航続距離が短すぎて一度に600kmくらいしか飛べないという前提で考えるんで結構大変。
基本的に洋上飛行も慣れていないと思うんで安全策をとるとこんな感じかな〜、と↓。
ドーバー→エジンバラ→シェルトランド→ベルゲン→オスロ→ストックホルム→ヘルシンキ。
休憩挟みながらの行程になるのは前提で、昼間だけ飛ぶんなら多分3日、夜間飛行に心配がないのなら2日かな。
ぶっちゃけサーニャがいれば夜も飛べるけど昼間眠くないかどうかが心配かな。
多分に夜間哨戒に使っているMIG-60はある程度ましなんだとは思うけど、それでもいっぺんには飛べないと思われ。
Fw-190はBf-109よりはちょっとまし。
スピットファイアとかチェンタウロは大体いっぺんに1000kmちょっとは飛べそうなんでもうちょっと楽になるかも。
VG.39はよくわかんないけどスピットファイアと大体同じくらいと考えるべきかなぁ。
と、元ネタの機体の性能を元にいろいろと想像をめぐらせて見たんだけど基本的にWikiとgoogleしかみてないっすw
なるべく簡単に書いたつもりなんで修正とかつっこみとかあったらヨロシク。
船室で誰はばかることなくゆったりとラブラブイチャイチャを楽しむか、
あまり広くない輸送機で人の目を気にしながらラブラブイチャイチャしてみるか、
翼を並べてラブラブイチャイチャしながらストライカーで北海を越えるか、
まぁ、いろいろと手はあるし時間は変わってくると思うデス。
あと、いらん子の表現見ると飛行船もアリかもだよね。
で、何気にニパの話にすでに矛盾が発生してることに気づいて修正しようかどうしようか悩み始めてる罠orz
>>404おおお、調べてる間に書き込まれてたw
後で読ませてもらいます〜。
>>管理人さん
保管庫70000ヒットおめでとです〜
>>404GJです。
保管庫7万ヒットおめ。66666は自分が踏みました!
>>404 GJ!
おっぱの予感がしたのでギャクかと思いきや最後は普通に感動してしまいました。
しかも501メンバー全員に魅せ場を用意していたりとかなり凝っていますね。
続きも楽しみに待ってます。
>>404 ウーイーウッアッアー(゚∀゚)ですねわかります。TMNETといい良い趣味してますなw
おっぱおっぱ祭りおいしいです。GJ!
>>407 参考になります。GJしたい
48手が止まりすぎだろうということで第7手の膝枕・逆でえいらにゃ。1レスで短いです。
天地無用天地無用、どう考えたって天地無用。
天地無用は上下の話だというのは今の私には関係のない話で、通常と逆という事実があまりにも強い影響を与えるということのみが頭を席巻していた。
ただただひたすらに目の前の光景が私には信じられなかったのだ。
どうしてこうなったのか。現在の状況は、過程がすっぽりと抜け落ちて結果だけが与えられた格好になる。
側頭部ではとてもとても柔らかくてとてもとても暖かい感触だけが主張していて、それがなにから与えられているものなのかを思うだけで私の心臓は壊れてしまったみたいな音を立てた。
いや、ただそれだけならば以前にも体験したことのある事象だ。以前のものも私には過分な刺激だったがそれでも今回ほどではない。
問題なのはやはり「逆」というものが与えてくる結果なのだった。
−−−−−−−−
目を覚ましてからもいつも通り、うつらうつらと現実と夢の世界を行ったり来たりしようと考えていた私は、ベッドではない温もりに現実へと引き戻された。
パチリとしっかりと目が開いてしまって、さっきまで夢の世界へと戻ろうとしていたなどとは信じられない。
しかし、開いているはずの目が捉えた景色は黒一色で、頭には疑問符がうかんでしまう。
ぽかんと浮かんだその疑問には、自らの記憶がすぐに答えを用意した。
あまりにも近すぎて、そしてあまりにも自分に都合が良すぎたから一瞬理解ができなかったが、その色はよく知っているものだったからだ。
「あのー…もしかしなくてもサーニャさんですカ?」
どうしてかいつも通りに問いかけができなくて、自分で聞いても呆れるほどうろたえているのが分かる。
私の身体は返事を待つ間もすっかりと硬直してしまっていて、視界は相変わらず黒一色だった。
目の前の黒に少し皺が入ると、耳元に風が吹きつけてきてくすぐったさがはしった。
あぁ、私は知っている。それは風ではない。風でなければなんなのか?
その答えはクスクスという笑いが彼女から漏れてきているのだから簡単で、彼女が私の耳に息を吹きかけたということだ。
「どうしてこんなことになっているのでしょうカ?」
文字通り目と鼻の先にサーニャの細い腰があり、鼻腔を彼女の匂いがくすぐるものだから頭の中がサーニャ一色に塗りつぶされてしまう。
視界も頭もサーニャ一色という今の状況は私にとっては死に致る病。死に到る病は絶望なんかではないよ幸せだよ、と私は頭の中で誰か知らない人に語っていた。
なぜなら今私は死にそうなのだもの。幸せは人を死に追いやるよ…間違いなくね。
どうせ死んでしまうのならこのままサーニャのお腹に顔を埋めて深呼吸でもしてやろうか…と私の中の悪魔が囁くが、天使は胸に顔を埋めろと主張する。
究極の2択とはまさしくこのことではないだろうか。とりあえず私はなにもしないこととした。
「エイラったらひどいんだもの。皆でおしゃべりしてる途中で眠っちゃうんだから。」
あぁ、ぼんやりと思い出してきた。
もう既に恒例となったティータイムの後に、やはり恒例となった雑談に花を咲かせていたのだ。確かにそこまでは覚えている。
「それでね、シャーリーさんとルッキーニちゃんが面白がってエイラを私の膝にね…。」
あぁ、確かにあいつらならやりそうだ。けどあいつらだったらこの状態にはならないような気がする。
どうしてか頭には鮮やかな金髪がちらちらと思い浮かんでしかたがない。
「あと一人ぐらい関与してるやつがいるよーな気がスンナー。」
私の問いにサーニャは笑い声をもらす。
この反応は間違いなく、推測が正しいという事を示していた。
「あのね…ハルトマンさんがエイラの身体をひっくり返していったの。」
やはりというか案の定というか…あのぺたんこの金髪はろくなことをしない。
この言い方だと2人ほど候補がいるが、もちろんツンツンしていないほうだ。
黒い悪魔はずっと空を任せているのが一番平和だ。あいつのせいで私の心臓はもう別の生き物みたいになってしまっている。
あぁもう…たまった言葉を吐き出す場所がなくて胸が痛い。
とりあえず私は、胸の中でハルトマンに文句と礼を叫ぶと、もう少しだけサーニャの温もりを味わうこととした。
Fin.
>>407さんへ
283です。詳しい解説ありがとうございました
すごく参考になります
通常移動なら輸送機か飛行船(?)が無難っぽいですね
ストライカーは思いつかなかった...
私のこと嫌い?に卑怯だぞ!としか返せないお姉ちゃん最高だな、好きという答え以外ありえないと明言してるも同様
自分がエーリカを批評するのはいいけど他人がエーリカの悪口を言うのは許せない(たとえ宮藤でも)のも可愛いな
少なくとも8話以降の会話だからお姉ちゃんはとっくに宮藤ラブに目覚めてるのにこの反応
もう私の知ってるトゥルーデじゃないような気がしたがそんな事は無かったぜ!
>>320は校正してくれてありがたいんだけど部屋の種類とぐるぐるの部分の順番以外はわざとやっているのでなんだかなぁと。
部屋についてはあまり知識がなかったから教えてくれてまじでありがとう。
戦争中とかの知識がある人はすごく羨ましい。zetの人という
>>407さんが羨ましいし。
ぐるぐるの部分は確かにどっちにかかるか分かんないな。
自分が書きたかったのは感情がぐるぐると混ぜこぜにという形が一番伝わると思う。
あとはわざとやっていて理由もあるけど、文章で伝えられなかったから力不足だすまなかった。
例えば未来進行形は日本の言語感覚じゃ存在しないけど、未来予知ができるエイラにとっては未来は進行するものだから未来進行形は当たり前の感覚だろうと考えたとか、
降り注ぐは述語じゃなくて光を修飾していて、降り注ぐ光で主部を形成してるとかね。
まぁ全部説明するのもバカらしいしできるだけ意図を文章で伝えられるように頑張るよ。
あとはもっと柔らかく言ってくれれば文句は言われないと思う。
個人的には何度見直しても投下してから漢字のミスに気付くとかよくあるから指摘してくれるとありがたいしね。
>>329 鬱にはしないよ。個人的にはハッピーエンド至上主義だから。
もっさエイラの続きを書くとミーナさんが強敵すぎることに気付いてガクガクしているRU1ZZ/dhでした。
こんにちは
やっとこさ書きあがりました
では最終回、いらん子 ビューリングxウルスラにて4レスです
乳鉢をこすっていたウルスラは、弱々しく鳴ったノック音に首を傾げた。
なぜこんな時に実験をしているのかといえば、火薬のにおいを嗅ぐと落ち着くから。もう夕食の時間だが、扉には『実験中、危険、立ち入り禁止』の札をかけてある。
「……誰?」
誰何しても応答がない。催促もないので空耳かと疑うが、どうにも気になり乳棒を置く。発火しないように材料を離して安全性を確保し、ウルスラは自室のドアに歩み寄って引き開けた。
「痛ぅっ?!」
ゴンという鈍い振動。座ってドアに凭れかかっていた人物が床に後頭部を打ちつけた音。
かなり痛かったのか、もろにぶつけたそこを抱えて呻いている。油断していたというより、くたびれきった風体だった。
「ビューリング、その辺りにさっき木炭落とした」
「…どおりで。かぐわしいと思った」
わかりづらい黒い服をあちこち叩いて炭を落とす。そんな様子を見下ろし、ウルスラは彼女の来室理由を思い浮かべる。その答えを聞くのが怖かった。
「何しに、来たの?」
「夕食をだな、持ってきた」
互いの妙な緊張が伝わってぎくしゃく。ウルスラは押しつけられた紙袋を覗き込み、ビューリングの部屋に置いていったようなセットを見つける。パンの具にポテトが挟んであり、ココアの缶が入っているのが相違点か。
「私もまだなんだ。一緒にいいか?」
「……うん」
どこか空々しくやりとりし、二人はベッドに並んで腰掛ける。
ビューリングは剥き出しのマットレスと丸まったブランケットに目を留めたが、ウルスラに対して特に何も言わなかった。黙々と咀嚼するのはとても気まずい。すると気を利かせたのか、垂れ耳の使い魔が具現化する。
「なんだ食い気か。物欲しげに見てもやらんぞ」
「…大人げない。パンくらい分けてあげればいいのに」
「私はそこまで狭量じゃないっ! エサをやりすぎて太ったらこいつのためにならんだろ」
食い意地が張っているわけではないと、ビューリングは声を荒げて言い募った。こういうところが大人げないと評されているのだが、悲しいかな当人はそれに気づいていない。ウルスラはせつなく見つめてくる瞳に負けて自分のパンを小さくちぎる。
「おいで」
尻尾を千切れんばかりに振って、ウルスラの膝に前足をかけるダックスフント。
そのプライドのなさに主人が顎を落とす。使い魔のくせに餌付け懐柔されたのかと。
「えらく懐いたものだな。私以外の手からは絶対物を食べなかったのに」
「あのチーズ、ちょっとあげたから?」
「そんな物まで…ブクブクになっても知らんからな」
ビューリングは頭を抱えて匙を投げる。実際問題として使い魔が太るのかはわからないのだが。
二人に一匹をまじえて少し和らいだ食後の空気の中、先に切り出したのはウルスラだった。
「ファラウェイランドに、行くの?」
「いや、行かない――――ん? そういえばまだ中隊の奴らに言ってないな」
そうあっさりと返され、ウルスラの時が止まる。まあ明日でいいかとの呟きに、珍しく沸々と感情がわいた。胸がちくちくしたり、もやもやしたり、寒々しかったり、そんな自分が馬鹿みたいではないか。
「ビューリングは、時々すごく、無神経」
ゴンゴンゴンと言葉をぶつけられ、ビューリングは目を白黒。
驚きが通り過ぎると反発心がむくむく、言い返そうとして正面を向いたままの少女に眉をひそめた。両頬が僅かに膨らみ、なんだか怒っているように見える。
「転属にサインすると思ったのか?」
反応なし。いや、頬の膨らみが少し増した。
「私がいなくなると嫌か?」
またも反応なし。いや、それに加えて少し唇が尖った。
「それともやはり…お前にとって私は、関係ないか?」
「――――?!」
今度は大きな反応。ビクンと肩が揺れた直後、伸びてきた小さな手にジャケットを握られる。
「悪かった、そんな顔をするな。嫌味で言ったわけじゃなく」
反応に安堵した自分を嫌悪し、泣き出しそうな表情に心底弱りはてた。どうにも罪悪感が募り、手を伸ばして色の薄い髪をくしゃくしゃ。
偏屈に生きてきた代償に失ったものをかき集める。羞恥に悶死するかもしれないと思いながら腹をくくった。
「私はここでこうしてお前と…ウルスラと一緒にいたい。そう、言いたかった」
ぽかんとして真っ直ぐ向けられる瞳に、ここで逸らせば負けと見つめ返す。ネウロイと戦う以上の緊張感が存在するとは不思議なもので、丸腰の頼りなさに逃げ出したくなる。胸の内を明かした今、後は流れに任せるしかなかった。
「だから、だな…お前さえよければ、私の部屋に戻らないか?」
ウルスラはその言葉に耳を疑う。
さっきからおかしな台詞ばかり聞こえる気がするのは聴覚異常か、さもなくば睡眠時間が足りていないのか。黒い革ジャケットを掴む感覚は確かに現実で、目の前の彼女が幻覚であろうはずもない。
「私がいると、自由にタバコ吸えない」
困惑する思考を放置して勝手に口が開く。
あの部屋を出た理由、それは部屋の主に迷惑だと思われたくなかったから。ヘビースモーカーにとって辛いだろう制限を指摘すると、当人は唇の端を持ち上げて後ろ頭をがりがり。
「お前もうちの使い魔に読書を邪魔されるな。タバコはまあ…吸いすぎを予防してもらっていると思えばいい」
「それって変。一人でいる方がずっと楽なのに」
何故わざわざ不自由な生活を望むのか。いつまで居座る気かと問うたのは、楽になりたかったからではないのか。
「私もそう思ってたんだが慣れは恐ろしい。眠るとき無意識にこう…抱えるものを探してしまう」
体の前に腕を重ねて作られた輪。ドキンとして心臓が脈打ち出す。
「一度憶えた蜜の味か。中々に厄介なものだな、これは」
たった二晩与えられなかったもの、それを見ているだけで動悸がして胸が苦しい。これが『せつない』という感覚なのだろうかと、頭の片隅でこの異変に当てはめる表現を考えていた。
「戻っても、いいの?」
「さっきからそう頼んでいる。で、どうなんだ?」
再度の確認に焦れてズイッと顔を近づけ、ビューリングは結論を迫る。足元では辛抱強くステイして心配そうにしているダックスフント。
「…私もビューリングと一緒にいたい。これからもずっと」
吐息を感じるほどの距離で伝えると、ウルスラは小さな花が綻ぶみたいに微笑んだ。
ビューリングはといえば魂が抜けたふうに呆然としている。眼鏡の奥から怪訝そうに見つめられ、使い魔に鼻先を擦りつけられてやっと正気づいた。
「驚いた…お前が笑ったの、初めてじゃないか」
「…笑わないほうがいい?」
「どうしてそうなるっ?! 大いに結構、遠慮なくやれ。だがあまり頻繁だと心臓がもたないから程々にひとつ頼む」
一体どうしろというのか。ウルスラは矛盾する言い分に呆れるが、なんだか上機嫌なビューリングを見てどうでもよくなった。部屋が元通りになるのなら、エルマやキャサリンに話しておこうと腰を上げる。
「どこへ行く?」
「詰め所。部屋のこと伝えてくる」
「あいつらなら出払ってるぞ。ああ、そういえば―――――エルマ中尉、聞こえるか? ビューリングだ」
取り出したインカムを装着しての呼びかけ。そんなビューリングの正面に立ち、ウルスラは屈み込んで頬を寄せていく。どうやら音声を拾おうとしているらしい。意図を察したビューリングは耳の位置を合わせるのに協力してやった。
『はっ…はいっ? ビューリング少尉ですか? あっあの、もうちょっと隠れておられた方が…トモコ中尉がまだひゃあああーっ!』
ひそひそ声で応答したエルマが魂切る悲鳴をあげる。どたんばたん、インカムの向こうから騒々しい物音。
『オー、ノー! エルマ中尉がケモノの餌食にーっ』
『ああっ羨ましいです! 智子中尉に圧し掛かられて頬をすりすりなんて』
『通話したいならインカム奪っちゃえば簡単なのにねぇ〜』
合間に他の隊員たちの声がちらほら。智子は強引にエルマのインカムを共用するつもりのようだ。
『ビューリングぅ、逃げるとは卑怯よっ!愛人との熱いベロチューを冥土の土産に大人しく一刀両断されなさい!! さあ、どこ、どこにいるの?!』
キーンというハウリングをおこしながらの怒号。
ビューリングは顔をしかめて小さく舌打ち。あれはウィルマの悪ふざけだと訴えても無駄だろう。
「トモコ、私は今――――アホネンの部屋にいる」
『オーケー! 首を洗って待ってなさああぁ〜いっ!!』
『ですから智子中尉ーっ! 抜刀は不味いですってええぇー!!』
『猪突猛進なんだからぁ〜。でもそんなところも、す・て・き♪』
雄叫びと地響きが遠ざかっていく。第一中隊が阿鼻叫喚の地獄絵図になるか、はたまた寝技師アホネンに篭絡されるか、どちらにしろハッキネンに絞られるのは確実だ。
「よし。面倒なやつが片付いた」
「…嘘は良くない」
「嘘も方便、そう言ってたのはトモコだぞ」
少なくとも先にそれを行った人物に非難される謂われはない。近距離からの正論をしれっと流し、ビューリングは唇の端を持ち上げる。
『ビューリング、あのクレイジーなトモコの相手をするのは大変よー』
「キャサリンか…まあ散々心配をかけたみたいだから仕方ない。転属命令は蹴ったし適当に相手してやるさ」
『本当ですかビューリング少尉?! ウルスラ曹長に早く伝えないとっ!』
「もう知ってる、エルマ中尉。それと、ビューリングの部屋に戻ることになった」
インカムのあちらとこちらで耳をくっつけ合っての会話。くすぐったさを誰もが感じつつも、それは決して不快なものではない。きゃいきゃい大騒ぎするエルマとオヘアに呆れながらも、ビューリングとウルスラは普段どおり淡々と応対していく。
『ところでビューリング、トモコが言ってたベロチューは本当ですかー?』
「―――っ! あっあれはだな、ウィルマのやつが悪ノリしてやっただけで深い意味など」
『キスしたうえに舌まで絡ませたなんて…ビューリング少尉、経緯はどうあれそれは浮気じゃ』
「以上、 通信を終わるっ!」
雲行きの怪しさを感じたビューリングは一方的に宣言してインカムの電源をオフにする。そうっと少女の気配を窺うと、なにやら考えこんでいるらしく微動だにしない。この体勢では逃げ出すこともかなわず、じっとして反応がくるのを待つばかり。
「…ビューリング、ベロチューは誰とでもできるの?」
「?! そっそれはだな、本来は好き合っている者同士がするもので」
こないでくれと願う質問がきてしまうのは何故なのか。
だらだらと背中に汗をつたわせて、ビューリングはたどたどしく答える。近すぎる顔とこの体勢に危険な何かを感じとり、暴れ出した心臓を必死に宥めて自分に言い聞かせた。何を不埒なことを考えている、ウルスラはまだ10歳なんだぞど。
「…わかった」
「わあああぁーっ待て待て、大人の場合だっ大人の」
ウルスラが顔を寄せたぶんだけビューリングが仰け反る。反らせすぎて姿勢を維持できず、二人もろともにマットレスへ沈んだ。
結果的にウルスラがビューリングを押し倒したような格好となってしまう。
「私、もう大人」
不服そうに唇を尖らせてウルスラは訴える。ウィルマと自分はどう違うのかと。
「い、いや、事を急いてはいけない。もう少し時間を置いて、それでも気持ちが変わらなかったらにするべきだ」
ウィルマに聞かれたら爆笑されそうな青臭い台詞をはき、ビューリングは下敷きになった状態から腕を回してウルスラの動きを制限する。自由にさせておくと突然予想外の行動に出るあたり油断ならない。
しなやかな拘束を受けたウルスラは、心地良い温もりから伝わってきた心音に耳を澄ます。
「…もう少しってどれくらい?」
「うっ…どれくらいって……そうだな、ウルスラ・ハルトマンがエースになったくらいか」
咄嗟の逃げ口上として、それはとても良い案に思えた。あと何年と具体的に期限を切るより猶予があると、ビューリングは一人うんうん頷く。エースになれずにあがりを迎えてしまったら永遠にお預けなのだが、現時点ではそこまで考えがまわらない。
「了解……がん…ば、る」
急速に意識を溶かされてウルスラはまどろみ始める。この睡魔の誘惑に耐えられるはずもないし、そうしようとも思わなかった。
「まいったな…及び腰なのは私のほうか」
胸の上で完全に眠ってしまった少女に溜め息。とりあえずタバコでも一服と思ったがこの体勢ではそれもままならず、ビューリングは早速の喫煙妨害に噴き出しかけた。ずれてしまっている眼鏡をそっと抜き取り、ベッドの空いた場所に向かって投げる。
丸まったブランケットを掴んでウルスラごしに引っ被れば、仲間外れにしないでと潜り込んでくるダックスフント。片腕を広げてスペースを作ってやると、図々しくも主人の腕を枕にして丸くなる。
「おいおい、身動きがとれないんだが」
ビューリングは懐かしい窮屈さに苦笑し、健やかな寝息に誘われてうつらうつら。この二日間というものまるで寝つけず、強い酒をあおってはどうにか紛らわせていた。
「頑張る、か……私も努力しなければな」
これからもずっと、二人が共に在るために。
呼べば応える、手を伸ばせば届く、笑えば笑い返す――――そんなささやかな積み重ねを大切にして。
重なりあう運命線の先に得たもの。
ここで出会えた仲間と飛ぶ青い空、変化する世界と大きく変わった自分自身。
本国が厄介払いした『いらん子』は、この北欧の地に自らの居場所と大切なものを見出した。
以上です
今までレス返しもせず申し訳なかったのですが、感想等ありがとうございました
ここまで書いてこれたのは皆様のおかげです
燃え尽きたので読み専に戻らせていただきますが、このスレのさらなる繁栄を影ながら応援しています
>>412 GJ!まあサーニャなら仰向けでも顔が見えるどn…
ん?なんだかロケットが飛んでくるような音が
>>421 最終回お疲れ様です。良い物読ませて頂いて心から感謝しています
たまらんぐらいニヤニヤしてます。ビューリングすっかりヘタレロリコンだなあw
ダックスが何気に美味しい役回りでしたねwエーリカが知ったらどういう反応するんだろ
いらん子らしい面白さも満載で(智子的な意味で)終わってしまうのが残念ですが
ともあれ完結おめでとうございます。また氏の話が読めるのを楽しみにしてます
>>412 GJ!
エイラーニャいいですねえ。これは良いニヤニヤ。
>>421 GJ! 最終回乙!
もうこれで終わりかと思うと、ちょっと寂しかったり。……続き、ありませんか?
>>421すごく好きでした。他にも作品が見たいですよ。
>>412 gjです、
何だかエイラーニャは久しぶりな気がしますが、やっぱいいですね。
というか逆の膝枕ってこういう状態の事を言うんですね……
私はずっと、顔を膝に埋めるものだとばかり思ってました。
>>421 完結おめでとうございます。
本当にお疲れ様でした。
続き、または別作品も期待してまってます。
>>425 あぁ、顔埋めるのか!!こっちしか思い浮かばなかった!!
でもそんなことさせたらエイラは死ぬからなぁ。
>>426 ガッシ!ムニュッ!エイラは死んだ。スイーツ(笑)
あれ、IDが変わってるな。1度電源切ったからか?412です。
>>426 死ぬかどうかは解りませんが、
少なくともサーニャの黒い服が真赤に染まるでしょうねwww
まぁ、その時サーニャがどんな反応をするのか見てみたい気もしますが。
>>421 書いてくれ、もっとだ!
いや、また貴方の頭に素晴らしいお話が降って来てくれることを祈るしかないな
面白い作品をありがとう!
>>421 GJ&&乙!!長い間楽しませていただきました。
勲章などなくてもあなたはエースだ。次回作楽しみに待ってます。
それにしても積極的なウルスラか……たまらんなあ。いらん子シリーズもまだまだ妄想の余地がありそうだ。
>>421 GJ!! すばらしいビューリング、ウルスラでした。
終わってしまうのがすこし残念です。
また、いいウルスラを投下してください。待ってます。
ところで、さっきようやく公式を見てきたんですが、エーゲル自重しなさすぎw
Flash作ってる人、ここの住人じゃないよな……。
>>412 RU1ZZ/dh様
GJ! これはニヤニヤ必須なエイラーニャ。
(もっさんと)ミーナさんは……ガンガレ。超ガンガレ。
>>421様
GJ! 最終回感想お疲れ様です。力作マジでGJです。
……IIIとか有りませんかね。ちょっと期待して良いですか?
改めて、こんばんは。mxTTnzhmでございます。
>>411氏
ウーイーウッアッアー(゚∀゚) よく分かりましたねw
勿論、単純にそのまんまの意味でもあったんですけどもw
さて、
>>397-404「witch doctor」の続編出来ました。
今度は「おっぱおっぱ祭り」はちょっと抑え気味です。
芳佳の謹慎が解けて数日経った、とある晩の事。
外でしとしとと降り続く小雨をちょっとしたBGMにしながら……、ミーナはしきりと時計を気にする。
「二十二時に宮藤の部屋まで来て欲しい」
夕食後、美緒にそう言われてから、こなす筈のデスクワークも捗らず、何の事かと考えを巡らせてしまう。
「また宮藤さんが問題でも起こしたのかしら」
誰も居ない執務室で、ぽつりと呟くミーナ。
二十一時四十四分、ミーナは書類を適当に纏めると席を立ち、芳佳の部屋へ向かった。
二十一時四十五分。芳佳の部屋の前に来た。中には美緒と芳佳が居る筈。
ふと、ドアノブに掛けられた木札に目がいく。
「診療中 入室厳禁♪」
まさか。
ミーナの顔が強張った。
中で一体何をしているのか。何が行われているのか。
自分でも気付かぬうちに、ミーナはドアにぴたりと張り付き耳を付け魔力を解放し、中の様子を窺っていた。
「おお……いいぞ宮藤。その調子だ……もう少し抑え気味に……う〜ん、いい……」
「はい。こんな感じでしょうか」
「う〜ん……そんな感じだ。もうちょい下を、そう、続けて……おおお……」
美緒の呻きとも喘ぎとも取れる妙な声を聞いてミーナは仰天し、蹴破る勢いでドアを開けた。
先日トゥルーデに力ずくで壊された鍵はまだそのままで、何の障害もなしにドアはするりとミーナを受け入れた。
「美緒! 宮藤さん! 貴方達一体何を!?」
「おお、ミーナ。入って良いぞ。早かったな」
「とっくに部屋の中よっ!」
ミーナは衝立を退けて二人に近付く。そこで美緒と芳佳の姿を目にし、絶句した。
美緒が上半身裸でベッドに腰掛け芳佳と向き合い、いかにもゆったりとした格好で胡座をかいている。
芳佳は掌からほんわかと魔力を放ち、美緒の胸の辺りを盛んに……
ミーナは頭を二度振ると、二人につかつかと近付いた。
「宮藤さん。私の言った禁止事項を破りましたね?」
「まあ待てミーナ。落ち着いて話を聞け」
「美緒まで、何を呑気に!」
ミーナが思わず振り上げた手を扶桑の柔術の要領ですっと受け止め、そのまま自分の胸に押し当てる美緒。
「ちょちょっと、何するの美緒?」
「ほら。どうだ?」
「どうだって言われても……まさか、胸のサイズ?」
戸惑うミーナを前に、美緒は苦笑した。
「違う。肌の質感とか、肌触りだ。……どうだ?」
「……」
温かく、ほんのりと湿った美緒の胸。その感触は二人で過ごす晩に、夜明けに、十分知っている。
美緒に言われ、改めて気付く。確かに、いつもより肌触りが良く……まるで赤ちゃんの肌の様に優しく、柔らかで……
「確かに、違うわね。いつもと」
思わず呟いて、横に芳佳が居る事を思い出し、はっと口元を押さえるミーナ。
そう言えばさっきから一言も「坂本少佐」と呼んでいなかった事にも気付くが、既に遅かった。芳佳も心得てると見えて何も言わない。
「やっぱりそうか。良かったな宮藤。効果は確実と言う訳だ」
「ですね、坂本さん」
満足そうに頷く扶桑の魔女二人。
「あの……、話の意味がよく分からないのだけど」
美緒は服を着ると、ミーナを自分が座っていたベッドに連れて行き、腰掛けさせる。
そのまま、慣れた手つきでミーナの服を脱がせる。
「美緒、何するのいきなり?」
「まあ良いから聞け。宮藤、準備は良いか?」
「はい、いつでも」
上半身裸になり、ブラまで脱がされてしまうミーナ。
「うわあ……ミーナ中佐、流石ですね。惚れ惚れしちゃいます」
「み、宮藤さん?」
「こら宮藤。凝視するな」
上官二人にたしなめられる芳佳。
「あ、すいません。つい」
「さて、では始めよう」
「はい」
ミーナはまさか自分が芳佳から「治療」を受ける事になるとは思いもよらず、立ち上がり拒絶しかけた。
ぐいと美緒が肩を掴んで押さえる。
「待てミーナ。私の話を聞いてくれ」
「でも……」
「じゃあ、始めますね」
ぼんやりと、ほのかな輝きが芳佳の手から放たれる。水色の柔らかな光りが、ミーナの胸の辺りに触れ、包み込む。
柔らかなのは光り方だけではなかった。肌に受ける感触もとても心地よく、まるで扶桑の風呂に入った時みたいな、
リラックス感を覚える。
「ミーナ。どうだ?」
「ええ……悪くはないけど」
「さて。話なんだが、宮藤の謹慎が解けた時、奴から相談を受けてな」
「相談? はあ……。何か、思わず溜め息出ちゃうわね、宮藤さんのそれ」
「そうですか? 良かった」
「リラックスして良いんだぞ?」
美緒は笑って、話を続けた。
「『この前のアレは確かにまずかったけど、何か出来る事は無いか』、『少しでも役に立てないか』ってな」
「宮藤さんは、戦闘の場で、いざと言う時の……」
「勿論その事は大前提だ。しかし宮藤には有り余る魔力が有る。ほんの少し位なら、と思ったのが始まりだ」
「はじまり?」
「ええ。早速坂本さんと試したんですけど……」
「美緒? 貴方何やってるのよ?」
「まあ、話の続きを聞いてくれ」
苦笑いする美緒と芳佳。
「ミーナ、さっき私を触って分かったと思うが……宮藤の治癒魔法、少し方向性を変えて、魔力をセーブしキープする。
それを微弱ながら当てる事で、肌を活性化出来る、と言う事だ」
「それで、美緒の胸、あんなに肌触りが良かったのね。でも」
「ミーナ中佐、大丈夫です。魔力放出は最小限に絞ってますから、消耗は殆ど無いです。次はお顔、失礼しますね」
ほわわとミーナの顔に光が当たる。
「と言う訳さ、ミーナ。どうだ?」
「どうだって言われても……確かに気持ちはいいけど……何だか宮藤さんが『人間治療器』みたいな扱いで、どうも」
「私、実家で治癒魔法使ったよろづ疾患の治療をやってるんです。診療所なんです」
「それは知っているわ。実家で家業の手伝いをしていたとか」
「ええ。ですから、その延長と言うか。普段でも、何か少しでも皆さんのお役に立てたらと思って」
「宮藤さん……」
「ミーナ、最近疲れ気味だろ? お前の顔を見ればすぐに分かるさ。何年一緒に501(ここ)に居ると思ってるんだ」
「美緒、もしかして」
「そう。お前の為だ、ミーナ。隊長も疲れを癒す事。それも時には必要だぞ?」
「気持ちは有り難いけど……」
「確かに、毎日常にやってたら宮藤も疲れるだろう。だから、今回だけ、特別だ。なら良いだろう? これは私が個人的に、
宮藤に頼んだ事なんだ」
「そうね……」
真剣にミーナに向き合い、淡い光を放つ芳佳を見て、ミーナはふう、とひとつ息をついた。
「ありがとう、二人とも」
夜更け。
ミーナの部屋でいつもの様に肌を重ねる二人。
「美緒の肌、滑らかで……扶桑の撫子って感じなのかしら」
「ミーナも、肌の艶が戻ったな。まさにカールスラントの無垢な乙女だ」
「そんなに私、疲れて見えた?」
「まあな。具体的にあれこれとは言わないが」
「そ、そうね……。ともかく有り難う、美緒」
「たまには休め、ミーナ」
優しく抱き寄せる。解けた髪が緩く絡み、黒と茶のグラデーションをベッドの上に浮かび上がらせる。
「でも、嬉しいけど、少し複雑な気分」
「どうして」
「……これだから、扶桑の魔女は」
ミーナは溜め息混じりに呟くと、そっと美緒にキスをした。
end
以上です。
流れで思い付いて速攻で書いたのですが……
美緒とミーナ、指揮官ふたりの疲れを取ってあげられたらなあと。
タイトルは……お察し下さい(何
ではまた〜。
>>436 GJ!芳佳の治癒魔法は応用範囲が広いなあw
公式の隊長が母親って話のとこで、さしずめ少佐が父親みたいな話題になると期待してたのに・・・
父親:もっさん
母親:ミーナ
長女:トゥルーデ その恋人:エーリカ
次女:宮藤 その親友:リーネ
隣に住んでる悪戯好きのお姉さん:エイラ
その恋人で宮藤の友達:サーニャ
まで幻視した
>>436 これだから扶桑の魔女は…
GJでした!なんか好きだなこんな話。つか宮藤すげえwお肌まで美しくしてしまうとは!
宮藤の前なのにLoversなやりとりしちゃう美緒ミーナ最高
>>439 それは妄想の基本だな
シャッキーニの立ち位置が難しいが・・・
>>441 トゥルーデの同級生とその婚約者辺りでどうだろうか
むしろペリーヌが……
>>442 こんなところでもペリーヌははぶらr(ry
家政婦さんとか。
ペリーヌがもっさんの奥さんになったら、凄い古風な奥さんになりそうだ。
胸無いから和装も良く似合いそうだし。
ペリーヌとサーニャは姉妹って感じ。
父と母がもっさんとミーナで、エイラはこの家に居着く伯父さん。
むしろお嬢様ペリーヌと執事もっさん。
そしてそのお嬢様にかしずく9人のメイド……って位ペリーヌ史上主義な猛者はおらんのか。
でもメイドのイタズラとかでお嬢様いつも泣かされてそうダナ。
一番泣かせるのは天然ジゴロの執事だろうが……。
っていうかメイド長ミーナと執事もっさんの組み合わせも萌える。
ハヤテ?
452 :
名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/08(日) 01:09:34 ID:66+180DH
>>447 メイド長ミーナに執事もっさんとか天才ですか?
クリティカルヒットだ
しかもメイド長は中の人まで同じじゃね?
メイちゃんの執事的なイメージだったんだけどハヤテなんだ
父 美緒
母 ミーナ
長女 トゥルーデ
次女 シャーリー
三女 エーリカ
四女 リーネ
五女 ペリーヌ
六女 エイラ
七女 芳佳
八女 サーニャ
九女 ルッキーニ
501坂本家
456 :
447:2009/03/08(日) 02:04:40 ID:X5n2NdBL
予想外の反応にフイタwww
っていうかハヤテとかメイちゃんとか見てないんでよくわからんです。
メイド物っていうとエマとか殻の中の小鳥辺りかなぁ。
メイドはロングスカート派な自分にとってこの世界の服装はこの部分だけは逆境だぜ。
SSは投稿できるかどうかわからないんで落ち着いて服を着て風邪をひかない様にしてほしい。
「……ーヌ……う様……ペリーヌお嬢様」
心地のよい声。私の毎朝の至福のひと時。
毎朝毎朝、私を起こしてくれる執事の声が降り注ぐ。
例え起きていたとしても、もうしばらくの間…後少しだけ、と聞いていたいと思うのはいけない事だろうか?
「……ん…ぅ」
「ふむ、致し方ないな……すぅ」
けれどそんな至福の時は、無情な程に早く終わりを迎える。
ああ、私を揺する執事の温もりが離れていく。私がまだ起ききっていない頭でその様な事を考えていた、その瞬間
「喝ぁああああああああっ!!!!!」
怒号一喝。毎朝お決まりになりつつあるバトラー坂本の朝の挨拶を受けましたの。
「ひゃわぁ!!?……ば、バトラー坂本!?」
「寝坊はなりませんぞ、ペリーヌお嬢様。はっはっはっ」
文字通り飛び起きた私を前に、高らかに笑うのは私の執事、そう、私の執事…大事な事なのでもう一度。「私の」執事、バトラー坂本。
密かに恍惚とした表情になる私を余所に、バトラー坂本は一通り笑うと入り口へと視線をやった。
そこには、メイド長のミーナさんが悠然と待ち構えておられました。
このメイド長。さり気なくバトラー坂本を見る目が…等と考えると、ひっ!?
また突然どこからともなくと言うか一直線に殺気が突き刺さるのが怖いです。
毎朝お馴染みになりつつある殺気洗礼を受けた後、ミーナさんの手伝いで着替えを行う。ふと見るとバトラー坂本は、また何時もの様に姿を消していた。
そうこうして着替えた後、私達は食堂へと向かうのです。
朝特有の日差しを窓から存分に取り込む長い長い廊下。食堂に向かう途中、私達の耳に、また「何時もの様に」怒鳴り声が聞こえてきます。
「ええい、毎朝毎朝!さっさと起きんか!カールスラントメイドたる者が主よりも寝ている等と!!…って、ああっ!!き、貴様またメイド服を布団代わりに!?」
「……にへへぇ……ぐぅ…」
「だぁ、寝ぼけて着替え……ってエプロンの下にはちゃんと服を着んか!穿かんかぁーっ!!!」
……何故だか、毎朝の事ながら無性に頭が痛いですわ。
が、横を見るとやはりミーナさんも同様なのか、ふっ、と窓から空を見上げて
「……あらあら、うふふ。今日も平和ですわね、ペリーヌお嬢様」
「……ええ、そうです、わね」
共に現実逃避することで、暗黙の内に聞かなかったことにしました。
ええ。毎朝の事ですけれど……。
「あ、おはようございます。ペリーヌさん、メイド長。朝食の仕度は調ってますよー」
食堂に着くとメイド見習いである宮藤さんが出迎えてくれます。
けれど、今日の食堂は……
「……なんだか、甘ったるい香りが…」
「はいっ!リーネちゃんの実家から送られて来たそうで…」
「おはようございます。ペリーヌ様、ミーナメイド長」
食堂に入る私達に、厨房から宮藤さんと同じくメイド見習いであるリネットさんも姿を現しました。
「おはよう、リーネさん。ところで本日のメニューは…」
私を席へと座らせながら、ミーナさんは見習い二人に質問します。
それにリネットさんは、とても良い笑顔で答えてくださいました。
「はい、ブルーベリータルトにブルーベリーパイ。ブルーベリーケーキとブルーベリーとブルーベリーソースをふんだんに使ったブルーベリーブルーベリー等他多数を作ってみました」
「って、ブルーベリーブルーベリーってなんなんですの!?ブルーベリーにブルーベリーかけただけというかその前にブルーベリーしかないんですの!?」
見習い二人の手によって運ばれてくる朝食(?)群。テーブルの上がほぼ白と紫の二色で埋め尽くされた様子は正直圧巻ですわね。
そして呆然とした私とミーナさんを見て、宮藤さんが慌ててトドメを刺して下さいました。
「あ、ちゃんとお口直しもありますよ!……はい、肝油です。ヤツメウナギの」
私はミーナさんに後を任せ、食堂を立ち去りました。
「あれ、お嬢。こんな時間にどうかしました?」
ふらふらと歩いていると、中庭に着いていたようでした。
洗濯物を干す為か、ロープを張り巡らせているシャーリーさんと出会いました。
「あ、あら。シャーリー、さん。いえ…その、良い天気ですわね」
「ええ、洗濯物干すには調度いいです。今ルッキーニが…っと来た来た」
ふと振り返ると大量の洗濯物を籠に乗せたルッキーニさんが走ってきました。
「あちょーぅぉ!!!あれ、ペリーヌ。おはよー、おわ!?」
「今日も元気いいみたいですわね、ルッキーニさ…ん…!!!!?」
何があったかは語るまでもなく、段差で躓いたルッキーニさんの持っていた洗濯物の山に押し潰されたところで
「目が覚めましたの。エイラさん、この夢は一体……」
「……ツンツンメガ……えと、ペリーヌ。ほら、お前色々と疲れてんダヨ。ウン」
「エイラ…昨日むぐ」
終われ
>>458 仕事早い〜GJっす〜。
自分でも一応書き始めちゃったんだけどなんかもういらない感じかな。
カールスラントメイド二人のやりとりが特に萌えましたw
聞きたいんだけどビューリングのCPは何が人気?
>>459 ああ、そんな御無体な……
寒風摩擦しながら待ってます
>>461 穴拭かウィルマ…辺りがなんだか落ち着く感じが
k7pmWPXBです。ペリーネばっかり書いてるアホです。
なんとも情けないことにペリーヌ誕生日SSがやっと完成しました。
信じられないだろ…? この短いのに2週間かかったんだぜ…
文庫本一冊書き上げるのにいったいどれだけ時間がかかるやら。
このスレの速筆な方たちや小説家諸氏を心底尊敬します。
いまさら貼るのははずかしいのでうpしました。
良かったら読んでやってください。
ttp://www1.axfc.net/uploader/He/so/202970 それでは。
言い忘れました、パスはswです。
大変失礼をいたしました。
予想以上に投稿前のテンパりがひどいようです。
465 :
459:2009/03/08(日) 13:38:12 ID:4UTvY6g3
書きますた。で、帰宅しますた。
せっかくかいたんで投下するけど
>>458のがおもしろいですよw
あと、健康には気をつけ、風邪など引かぬように……。
466 :
1/2:2009/03/08(日) 13:40:53 ID:4UTvY6g3
●ガリア……パ・ド・カレー19XX ご主人、執事、メイドの日々
と、いうわけでなし崩しにネウロイを殲滅し、平和になった世界であぶれてしまったウィッチ達を慈愛の心に溢れたこの私、パ・ド・カレー伯ことペリーヌ・クロステルマンが就職支援してあげましたの。
どういうことかと申しますと、復興なった領地の我がお城にてメイドとして雇ったという事ですわ〜。
そして、今日もなんでもない日常が幕を開けるのです。
愛しいあの方の一声によって……。
「ご主人、朝です。起床なさってください。鍛錬のお時間です」
隙無く着こなされた男物の執事の制服、無造作にまとめただけにも関わらず美しく流れるみどりの黒髪、魔眼で他人を威圧しない様に気遣いで着けられている眼帯。
私の寝起きは完璧といっていいですわ。
この朝の一言を余すことなく聞き取り、その手を煩わせる事が無いように心がけているのですから。
「は、はい坂本少佐っ! すぐに支度をしますわっ!」
「おいおい、ペリーヌ……いや、ご主人。今はもう軍ではないのだぞ。私はただ個人的にお前に雇われる身。私にとってお前は目上の存在だ。だから美緒と呼び捨てにしてくれと何度も行っているではないか」
「はい、申し訳ございませんサ……いえ、執事美緒」
「はっはっは! それでいいぞご主人」
あああああ……毎朝繰り返されるこのやりとり……呆れられてるかもしれませんがやめられませんわぁ。
美緒、美緒、みお、Mio……なんて素晴らしい響きなんでしょう!
もう私、死んでも構いませんわぁ。
と、浸っているともう一人の気配。
「ではご主人様、こちらにお召し物でございます」
そこにはいつの間にか侵入していたメイド長にして女狐、ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケがいた。
こちらもカールスラント製のメイド服をヘッドドレスの皺の一本まで計算して調整しているのではないかというほど隙無く着こなし、私の蒼い扶桑製鍛錬服を手にして控えている。
全員まとめて救済と思ってこの方も雇用リストに入れたのは失敗でしたわ。
私と美緒様――心の中では思わず様をつけてしまうなんて主人失格ですわね――の幸せなひとときに必ずといって良いほど割って入り、邪魔をするのです。
しかも、何か言っても口で勝てる気がしないなんて……流石は元上官、元中佐な上に年齢査証疑惑の年上女狐ですわっ!
立場を利用すれば幾らでも排除する方法はあるのでしょうが、隙も落ち度も無い方を貶めるなど、貴族には許されない行為ですのっ。
ああもうっ歯痒いですわっ!
「おはようございます。毎朝ありがとう、ミーナ」
そういう事ですので私は表面上笑顔を作りミーナに手伝わせて服を着る。
針が刺さっているとか、破けているとか、汚れが残っているとか、そういった落ち度があればと何度願った事か……そんな私の真情を見透かすように、ミーナの口元には微かな笑み。
腹立たしいですわ〜!!!
「あら美緒、肩に糸くずがついているわ」
追い討ちをかけるが如く美緒様に密着し、肩口に顔を寄せ、手で払いながらフッと息を吹きかける。
勿論その時に流し目でこちらを視界に納めつつ勝ち誇った笑みを浮かべる事も忘れない。
「お、おいミーナ、くすぐったいぞ。それに、ご主人の前だ」
「あら、私とした事が……ごめんなさいね、美緒。失礼致しましたわ、ご主人様」
そこまでしておいて素直に謝罪し、半歩引いたポジションへと下がる事を忘れないミーナ。
ほんっとうに腹立たしいですわっ!!!
467 :
2/2:2009/03/08(日) 13:41:30 ID:4UTvY6g3
…………。
と、すっかり上がったテンションも日課である鍛錬に入ると平静を取り戻しますわ。
何せ美緒様から直々に教えを受ける扶桑の剣術の基本は平常心にあるのです。
下々のものが何かしたとして、いちいち腹を立ててなどいられませんわ。
そう、平常心平常心。雑念を追い払いつつ竹の練習刀で素振り。
心静かに明鏡止水。
「フム、動きが硬いぞご主人。フェンシングのクセが抜けきらんか? ……ここはもうすこし……こうだな」
執事姿のままの美緒様が私の背中側に回りこみ、素振りを行う腕や腰の位置を調整する。
ああああああ……密着しすぎですわ美緒様っ! それでは微かな吐息がドーギの脇からっ、くびすじにぃっ!
そ、それでは折角の平常心がっ明鏡止水がの心得がががっ!
するとそんな幸せをぶち壊す女狐ミーナの余計な一言。
「美緒、ご主人様は体調を崩しておられるわ」
なんという事をっ!
私と私の執事である美緒様との距離を引き裂きたいがためにその様な口からでまかせを言うとはっ! 私はっ、私は健康そのものですのよっ!
ですが私が大丈夫と口を開くよりも早く、赤面している私の目の前距離数センチの場所に美緒様のご尊顔。
「何っ!? 大丈夫かペリーヌ……いやご主人っ!」
そして、言うが早いか美緒様はそのキリッと揃えられた前髪を書き上げ、私の眼鏡取り上げつつ前髪を軽く払い、おでこに自分のその部分を密着させる。
近い……近すぎますわ美緒様っ!
余りにも近すぎるその距離によって、先ほどから平常心を失って上がりっぱなしだった体温に歯止めが利かなくなりますます顔は真っ赤に。
「むっ、確かに熱があるようだ」
美緒様の言葉と共にギリッと奥歯を噛む音。正しく邪悪な気配。
「み、美緒は宮藤さんを早く呼んで。私はご主人様を寝室まで運びます」
「いや、私が運んだ方が早いだろう」
今度はその言葉よりも行動を先行して美緒様は私をお姫様抱っこ。
お姫様抱っこ……。
お 姫 様 抱 っ こ !
ふふふ……たまにはミーナも良い事をしますのね。賞与を差し上げてもよろしくてよ。
バキン、と遠くで奥歯の砕ける音を聞きながら、上がりすぎた体温と幸せの余り意識が遠くなっていく。
ああ……何て、幸せ〜……ガクッ。
以上となります。
っていうかペリーヌへの妄想から始まったというのに自分の中での萌え度はついうっかり想像してしまった執事もっさん&メイド長ミーナのほうが高かったり……。
でもそうしちゃうとあまりにもペリーヌが不憫なんでちょっと最後は幸せにしてみました。
あと、あえて下半身の服装については言及してないので各自いろんなベルトやズボンを想像してみて下さい。
以上。
>>458 GJ!ブルーベリーづくし&肝油吹いたw環境が違っても501は501だなあ
>>468GJ!
ミーナを呼び捨てにするペリーヌw
執事もっさんメイド長ミーナはヴィジュアル的にやばすぎる。
>>447は天才すぎる
>>464 かなりらぶなペリーネきたーーー!GJ!俺ビートルズファンなんで嬉しいぜガリアとブリタニアをつなぐ、という考え方に惚れた。
キャラの動かし方&寝てるペリーヌとかの描写も丁寧でよかった。またペリーネかいてください
>>469 ぜぜぜひデレビューリングを!相手はウルスラでもいいな
途中までCV千葉さんだったのに
>「はっはっは! それでいいぞご主人」
あれおかしいな?なぜかここだけCVが力ちゃんに
もっさんのメイドガイミラクルア(ry
乙女の巻ってどんな内容?
みんながつまらないって言ってるから買うかどうか悩み中
リードキャラは誰々かだけでも教えてもらえたら嬉しい
どうも敬語の使い方から勉強し直さなければならない書き手が多いな
国語の成績余りよくなかったろ?
大体だけど4〜8までの裏話たいな感じで
エイラ、もっさん、ルキニ、ゲルトオオ、中佐が主人公みたいな話だったよ
私はゲルト好きだったから大満足だった
>>469 ビューリング×キャサリンとか夢見る少数派もいます。
まさかのペリーヌ投下ラッシュ… 皆さんGJです!
ところで本スレみたいに避難所を設立した方がいいですかね?
最近見たら面白いじゃないか、あと2期おめ。
食わず嫌いしてた自分が恥ずかしいってことで1つ書いてみたss自体かなり久々だから諸々大目に見てね。
5分後に2レス程使います。
>>474 ありがとー
ゲルちゃんのために買ってくるかな
全年齢向けのところに立てるのはどうかと思うんだが
そういえば保管庫のあるfc2って、アダルト禁止だったような
大丈夫なのか?
はんっ、もきゅもきゅ……。
朝食のジャガイモを咀嚼しながら。
これまた隣でジャガイモをパクつくエーリカを見る。
……今日の寝起きの良さは異常だ、いや良いにこした事はないんだが。
もしや心機一転、規律を守るカールスラント軍人になるのだろうか?
もしそうなら日頃から口を酸っぱくして怒鳴りつづけた甲斐もあるというものだ。
こいつの技量の高さ、実績は誰もが知るところ。
普段のだらしなさを克服したのなら名実共にカールスラント軍のトップエースと認めてやろう。
でも、なんだか……あ、べ、別に寂しくなんかないんだからな!
「どったの?トゥルーデ
食べないんならもらっちゃうよー!」
言うや否や私は返答する隙さえ無く、フォークに刺されたジャガイモを攫われてしまう。
ってこらっ、ハルトマン!
何時ものように怒鳴ると何時ものようにエーリカやシャーリーにからかわれる。
エーリカは一通り話し終えると食器を片付け私を急かした。
「こるぁ!トゥルーデ
早く食べるのも仕事だぞ!」
むぅぅ、今日は朝から調子が狂いっぱなしだ。
私は最後のジャガイモを水で流し込み食器を片付けた後エーリカの後を追った。
先日撃退したネウロイに関する報告書を作成しているわけだがどうにも進まない。
何か集中できないというか……。
暇そうにしているペン先で机を二、三度叩くと同時にエーリカが入ってきた。
ん?今ノックしたか……?
「なにしてんのさ
早く行くぞぉ」
楽しげに言うエーリカに何処へだ?と質問する。
今の私の顔はなかなかに間抜けだろうな。
扉に寄りかかっていたエーリカはというと信じられないといった表情を作り頬を膨らませた。
不機嫌さを漂わせ始めた彼女に、私はもう1度質問を重ねた。
「あ、あのエーリカ。何処へ行くのか?と聞いているんだ、が?」
「ぇー、トゥルーデ……一昨日約束したよね
わざわざ早起きしたんだぞー」
約束?
私がエーリカとの約束を忘れることがあるだろうか?
エーリカは私と約束をしたと言っている。今日早く起きたのもどうやらそのためのようだ。
しかし……。
少しの間沈黙が漂う、それを破ったのはエーリカだった。
すぅぅ、と大きく息を吸い留める。
「ピクニック行くぞー!!」
ゆらゆらと揺れる葉を通して柔らかな陽が降り注ぎ。
木々の梢がさやさやと音色を奏でている。
ふわふわのピクニックシートの上で本を読む私と膝枕で眠るエーリカ。
太股の上にある確かな暖かさが心地良くて私まで眠くなってきた。
思えば此処のところ忙しくこういう時間を取れなかった。
寂しかったのか?と問いかけるも返事はない、当たり前だ。
自分の行動が気恥ずかしくて誤魔化そうとエーリカの髪を手で梳いてみる。
さらさらとした指通りが気持ちよくて、やはり気恥ずかしい。
いよいよ眠さが勝ってきた私は栞を挟んで本を置き一つ伸びをした。
久しぶりに良く眠れそうだ。もしかして私を気遣ってくれたのか?
と心の中で言うとエーリカが微笑んだ気がした。
「おやすみ……フラウ」
「ようやく眠ったね、トゥルーデ
やっぱり約束覚えてなかった罰はしっかり与えないとね♪」
一応ここで終了しておきます、続きはまた機会があれば。ちなみにこの板は18禁?
エーリカとトゥルーデいいですよね、いいですよね!では。
>>475おま俺
>>481 fc2のアダルト用のスペースだったような気がする。なので大丈夫
避難所は一般にあたるので、一応は18禁コンテンツとなるここのことを持ち出すのは若干まずいと思われ
>>484 18禁です。なのでトゥルーデにえっちな罰を与えちゃってもOKですよ。
>>478の避難所は全年齢設定なので無理ですが、そのしたらば掲示板はR18設定のものも作れるので、新規に設立することは可能です。
まあ問題は設立すべきかどうかなんですが。
まずいと言えば、ここのポエムモドキのSSも拙いがね
どうせ避難所の内容は18禁にならないんだから全年齢板でも問題無いと思ってたが
意外と厳密なんだな
エロ描ける作者いない(良い意味でも悪い意味でも)んだから全年齢板でも問題ない
そうだね
問題はまともにSS書ける作者がいないってことなんだ
わざわざ回線つなぎ直して乙でありますAA略
なあ・・・
足りないと思わないか?
エイラーニャが・・・
特に足りないと思わないか?
喫茶店が…
>>487 私としては、立てれるならば、
立てたほうがいいと思いますが……
>>493 喫茶店の人はエイラの誕生日前くらいから暇が無いから大変的なことを言ってた気が
絶望的かも
何度も回線繋ぎなおして一日粘着するとかとてもじゃないけど真似出来ないな…
SSラッシュ最高です
>>458 & 468
メイド編GJです。 やっぱりもっさんには燕尾服が似合いますね。男前だし。
メイド長ミーナも雰囲気がぴったりです。
エース二人のコラボレーションに乾杯!
>>487 そういえば18禁なんでしたね。あんまりにエロが少ないのと、
あっても愛のあるエロ(?)ばかりなので、忘れかけていましたが。
48手、後3つか。
第23手 キス・頬に 未投稿 ---
第38手 プレゼント 未投稿 ---
第43手 浜辺でおいかけっこ 未投稿 ---
コメントありがとっす^^
>>493うう、ごめん。
思いついて書ける話から書いていってるんでまだ喫茶店に手が回って無いっす。
今回のメイドネタはたまたま自分内で妄想が盛り上がったところに時間が確保できてたんで一気に書いちゃった感じです。
次に投稿できるのは多分ニパ話の続きで、その後は同時進行で進めてるペリーヌの誕生日話とか思ってるんだけど今更なきもするんで、
突発妄想が無ければ喫茶店投稿できるようにします〜。
っていうか単純なんで待ってる人がいるってだけでなんかうれしくなってがんばれちゃったりします。これからもヨロシク^^
(エロが少ないと聞いてリネ×芳の続きも書かないとな〜とか思ってしまうんだけど後回し後回し……。
智子×ビューリングがほしい人…いる?
プリーズ
なんかあんまりビューリングがデレてないけど…。
あと呼称とかも違うかも?
そのへん目を瞑って下さないな。
>>500 いやいや、喫茶店話と同じくらい、ニパ話も大好きなのでノー問題ですよ。
いつまでも待ってますから、無理無いペースで執筆してください。
朝目覚めると両隣にハルカとジュゼッピーナがいた。
「…また、私…」
なんで拒めないのかしら、私。
やっぱり私はレズなのか…。
穴拭智子は溜め息をついた。
「毎晩よくやるな、トモコ」
顔をあげると、ビューリングがいた。
「…ねぇ、なんで私拒めないのかな…やっぱり私…」
「話がある」
「え…何?」
「ちょっと来てくれないか」
智子はビューリングに誘われた。
ハルカたちを起こさないように抜け出そうとしたら…みごとにハルカに脚をつかまれた。というより抱き締められた。
「どこ、いくん…ですかぁ…」
半分寝ていた。意識あまりないのに、この反応の良さ。これがもっと空でいかせたらいいのに。
「ハルカ、トモコを借りるぞ」
「…口説いちゃ駄目ですよぉ…」
と言ってまた眠りに落ちた。
2人は廊下にでた。
「借りるぞって私は別にハルカのモノじゃないわよ」
「じゃあジュゼッピーナのモノか。とゆうか、本当にモノになったな」
「ちーがーうー!私はノーマルなの!」
言うと刹那、ビューリングの表情が悲しそうになった。
「で、話って何よ」
「…本当に、あいつらのモノじゃないのか?」
「しつこいわね。そうよ。私はなんでか拒めないだけなんだから…で、話って?」
「もう済んだ」
そう言うとビューリングは、去っていった。
残された智子は何が何だかわからずぼやいた。
「…はぁ?」
◇
ビューリングの様子は変だった。
ビューリングがいない間に、いらん子中隊のメンバーに智子は聞いた。
「ねぇ、最近ビューリングに何があったか知ってる人いる?」
「なんでですかー?」
エルマは答える。
「何か最近、変じゃない?ボケーッとしてるっていうか」
「いつも黙っているけど別にボケーッとはしてないねー。きっと気のせいねー」
「そうかしら…何かいつもと違う感じがするんだけど」
「ミーには普通に感じるがねー。ウルスラ、ユーはどう思うねー?」
「……別に変わらない」
気のせいなのだろうか、そう思っていると後ろから何やら妙なオーラが。嫉妬に満ちた、オーラ。智子は後ろをみると、ハルカを見つけた。
「智子中尉…私というものがいながら、他の人を気にかけるなんて!」
「いや、別に気にかけてもいいじゃない…」
「あれですか、ビューリング小尉の方がやっぱり姉系だからいいんですか!?」
「あーもう。何ですぐにそっちに持っていくのよ…」
「だってビューリング小尉は別に普段通りなのにぃ!そんなに観察ばっかするなんてぇぇ!!」
智子はハルカに言われ、ふと気付く。
確かに観察ばかりしていた。
言われるまで気付かなかったがそう言えば最近ずっと目で追っていた。
ビューリングが気になったから。
あの日の朝、意味の分からない呼び出しがあったあの時から、ずっとビューリングが気になっていた。
ずっと観察していた。
なぜ?だって元気がないから。
なぜビューリングに元気がないと気にかけるのか?
それはビューリングが元気ないと心配だから…
思考を巡らせた智子はあることにきづいてしまった。そして直後、顔を赤らめた。
「なんで顔を赤らめるですかー!やっぱり好きなんですかぁー!」
すると智子は、
「いいいいやだな、そんなことないったら、もう。わ私は…ねぇ、そんなことないんだからぁ…」
頬を赤らめたまんまなぜかもじもじする智子を見て、隊のみんなは瞬間的にわかった。
こりゃもうダメだ、と。
何がダメかって、いつかの智子に通じるものがあった。
あの恋する乙女だった智子に。
◇
「ねぇ、ビューリング。ちょっと来て」
その日の夜。智子はビューリングを呼び出した。
「…何だ?」
少しだけ、期待があるようなないような瞳のビューリング。
隊の皆は、これは告白か!?と期待した。当然ハルカは黙っていない。
「私も行きます」
「ハルカ、あんたは待ってなさい」
「嫌です」
「あのねぇ…」
そんなやりとりをしているとキャサリンはハルカの腕を掴んだ。
「まぁまぁ、2人だけにしてやるねー?」
「いやぁ、離してください!智子中尉は私だけのものなのにぃ〜…」
そんなこんなで邪魔が入らなくなった2人。2人は外へ出た。月が2人を照らす。
「話って何だ?」
「…わたしね、やっぱりレズみたい」
ビューリングは智子の方を見ない。というより、顔をあわせたがらない。
「ねぇ、こっちむいて」
「……」
無視。ビューリングは聞こえないふり。
「こっちむきなさいよ」
智子むりやり顔をグイッとビューリングに近づけた。2人の顔は息がかかる程に近い距離で見つめあう形になった。
「……」
より一層沈黙するビューリング。頬が染まっているのは確かだった。
「あんた今…照れてる?」
「照れてない」
「だって今頬赤いし目が泳いで「話の続きは?」
無理矢理話を戻す。
「…ビューリング、あんたが好きみたい」
2人は物凄く近い距離でみつめあっていた。耐えられなくなり、ビューリングは顔を横にそらし後退り。
「前あんた私に妙なことを聞いたわよね。あれって、そういう意味…?」
「違う」
「じゃあなんで私があの2人の恋人かどうかなんて聞いたのよ?」
「………」
黙るビューリング。
「ねぇ、聞かせてよ。ビューリングは私のこと、嫌い…?」
顔がますます赤くなるビューリング。いつもの彼女からは考えられない。
そういう智子も顔は赤かった。
「……………嫌いじゃないさ」
「じゃあ……好き?」
「………………ああ…」
目はそらされたまま、智子にそう言った。智子は嬉しくなった。
「ちゅぅぅぅぅぅいぃぃぃぃ!!!!」
後ろから物凄いスピードで走ってくる音がした。もちろんハルカだった。
キャサリンは抑え続けることはできなかった。
智子に飛びつこうとするハルカ。だったが…ビューリングが智子の前に立ち、それを遮る。
「なんで遮るですか…智子中尉に愛の抱擁をさせてください」
「…済まないが、今日からはダメだ」
「…どうゆうことですか…」
するとビューリングは振り返り、智子の唇に自分の唇をつけた。スッと、音もなく。
「え……」
突然のことに智子はなにもできなかった。ただ、目の前には目を瞑り唇を押し付けるビューリングの顔を眺めていた。
少しして、離す。智子は今になって自分がキスをしていたことに気づき、顔が真っ赤に染まっていった。
ビューリングは振り返りハルカに、
「こういうことだ」
とだけ言った。
ハルカはビューリングの大人な様子に圧倒され、
「…負けました……」
とだけ言ってがっくりした。
「びびゅびゅーりんぐ、あんた、い今…」
顔を真っ赤にしたまま、自分の唇に指をあてて智子は言う。
「突然悪かった。…もしかして、いやだったか?」
不安げな声で聞くビューリング。
「い、イヤじゃないわよ…ただ驚いただけよ…」
「そうか…よかった」
そう言って、ビューリングは微笑んだ。
以上でおしまい。最後に…ビューリング可愛いよビューリング(≧▽≦)
ビューリング可愛いぃ!!
なんとなくハルカとジュゼピーとの三つ巴戦になっても圧勝しそうだw
口数の少なさをカバー出来るだけの行動力にビューリングの強さを見た
何と言うか、GJ!
宮藤芳佳のお料理教室
ある日、私はふと思った。
料理とはなんだ!
野菜をちぎってバラ撒くのは料理か?否!
豆腐を茹で温めるのは料理か?否!!
白米を圧縮して固めるのは料理なのか?断じて否ぁ!!!
と、朝練ついでに叫んでいたのがどうと言う訳ではないが、食堂で暇そうにしていた宮藤を発見した。
そんな訳で、宮藤に扶桑料理を教えてもらえることになった。
―――
「え、と…坂本さん。扶桑料理の基本は物を切ることです。とりあえずきゅうりでも切ってみましょう」
「はっはっはっ、よし!私はやるぞ!宮藤ぃ!」
「はい!では、まず左手を猫の手にして――」
ふむふむ、お。切れた!もう一度…よし!おお…なんだか楽しくなってきたぞっ!
「あれ…な、坂本さん?坂本さん!坂本さぁああああああんっ!!!!」
「さ、さささ坂本少佐がどうなさいましたの!!!?宮藤さん!!!」
「お、おぉペリーヌか」
「坂本少佐、ご無事でしたか!?……あの、坂本少佐…その薪は…?」
「……まな板です。あ、えと…まな板¨だったもの¨です。ペリーヌさん」
「はっはっはっ!その、なんだ…つい力を入れ過ぎてしまったようだ!スマン、宮藤」
「なんで包丁でまな板が……ブツブツ」
―――
「では…坂本さん。扶桑料理の基本。その2は、物を焼くことです。とりあえず七輪を用意しましたので秋刀魚でも焼いてみましょう」
「はっはっはっ、よし!私はやるぞ!宮藤ぃ!」
「はい!では、まずうちわを右手に持って――」
ふむふむ、お。こうやって火に風を送ると火力が上がるのか!手首にスナップを効かせて…よし!おお…なんだか楽しくなってきたぞっ!
「げほげほっ…な、坂本さん?坂本さん!坂本さぁああああ…っ、げほっ、けほっ…煙い…ケホっ…!」
「こ、今度はな…な、ななな火事ですの!?火事なんですのー!!?」
「お、おお…スマンなペリーヌ。また驚かせてしまったようだな」
「ご、ご無事でなによりですわ坂本少佐!……ところで、その…坂本少佐の後ろで火柱の上がっているそれは……」
「うむ。外に出ていて正解だったな!はっはっは…あー、すまない宮藤。そんな目で睨まないでくれ」
「ぐす…睨んでなんて…ぐすん……ないですよーだ……」
―――
「気を取り直して…坂本さん。扶桑料理の基本。その3は物を炒めることです。とりあえずそこらにあった野菜でも炒めてみましょう」
「はっはっはっ、よし!私はやるぞ!宮藤ぃ!」
「はい!では、まず手首の動かし方ですが――」
ふむふむ、お…っと!手前にひっくり返す感じで…もう一度…よし!おお…なんだかすこぶる楽しくなってきたぞっ!
「………………へ。な、坂本さん?坂本さん!坂本さぁあああああああんっ!!!!」
「今度は何事でして宮藤さ…熱!?」
「ああ、ペリーヌさん!気をつけて下さい!天井に……って遅かったですか……」
「はっはっはっ!いやぁ…まさかあんなに飛ぶとはな!はっはっはっ……な゛、み、ミーナ…!?いつからそこに!?ま、待て話を聞……」
―――
「…坂本さん。何故か私までミーナさんに凄まじく叱られましたので、今日は終わりです。はぁ…」
「…はっはっはっ。よし、宮藤!今日の礼だ!私が全身をマッサージをしてやろう!」
「え、あ…あの坂本さん、べつに私はお礼とか――あっ、…んぅ…っ!」
なんだ、中々肩も固くなっているな。お、リラックスしてきたな!ここはどうだ宮藤…うむ、いい反応だ!こっちならどうだ!おお…なんだか楽しくなってきたぞっ!
「…あっ…はぁっ!さっ、坂本さん?坂本、さん!坂っ本、さぁああああああぁぁあ…ぁん〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!」
「な、なんて声上げやがってやがりますの宮藤さ……」
「……あ、スマン宮藤!つい反応が楽しくて!」
「ハァ…ハァ……ぁ、ん…………」
「む、気絶してしまったか。まぁ、宮藤も色々と弱いところがあるのだな…はっはっはっはっはっ!」
今日の成果…宮藤を美味しく頂きました。うむ。
「坂本少佐が……坂本少佐が……ま、豆狸と……きゅう」
「む、何故ペリーヌまで気絶を…?」
終われ
ビューともはやっぱいい夫婦してるよなー
516 :
名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/09(月) 09:46:14 ID:lUSIq8fP
だがしかし、やっぱりハルカ×智子が好きな俺
XRp1SOaoです。
映像記録鑑賞会見てたら、妄想が湧いてきたので…
せっかくなので書いてみました!
芳佳とゲルトの話になります。
映像記録鑑賞会の後の話になります〜
うぅ、何かうまく投稿できないので、ちょっと時間を置いてみます。
すみません orz
なんて生殺し!
一行目に改行が入ってると投稿できなかったようなおぼえがあります。
全角スペースでも入れると解決するんですけど…ちがうかな?
>>510 ナイスビュー智、GJ!!智子流され過ぎw
>>514 クソワロタww不器用もっさん伝説は夢が広がりまくるから困る
>>518 改行制限60行、書き込み間隔60秒以上だ。参考までに。という芳ゲル支援。
……30秒だったかも。
10連続書き込みで規制だったかな
>>514 好きだこういうバカ話。少佐素敵ですw
>>510GJ!
なんかビュー智を読んでたらMy脳内で勝手にひとこま生まれたんだ
仲睦まじいビュー智を見てわめくハルカ、叫ぶハルカ、くやしがるハルカ…
「――ねえ」
ジュゼッピーナはそんなハルカの肩に手を置く。
振り向くハルカ。
「なんすかパスタじゅん……い……」
遠慮がちなまばたきのあと、開かれる灰色の瞳に映っているのは智子でもビューリングでもない、ハルカの姿だった。
「パス……ジュゼッピーナ准尉……?」
そう、忘れていた。智子を挟んではいたものの、ハルカとジュゼッピーナは幾度もベッドを共にしてきたのだ。
「ねえ、ハルカ一飛曹。わたしたちって……」
文字にするの\(^O^)/断念
ハルカとジュゼッピーナは結構いいコンビだし、お互いガチだし、案外結ばれちゃったりしてもいいんじゃないかな
くっそ誰かジュゼハル書いてくださいな!
>>522 なんと俺以外にも迫水パスタを押す人がいたとは…っ!
なんだその内藤ちゃん×まーやみたいな展開w
坂本少佐が喋っていることを表すには「はっはっはっ」しかないわけだね
つまり「はっはっはっ」は坂本少佐を示す記号と言うことか
これは技量のない書き手にとっては便利だな
下手くそでもカギ括弧の前に名前を書かなくても坂本少佐の台詞だと一目で分かるもんな
で、何で台詞ばかりで作品を書くの?
頭に浮かんだ画をまともに文章にできないからなのw
私は圧倒的にビューリングとエルマ派ですね。
そしてそのうえでのえるまいらこそ至高だと・・・正確にはエイラハーレムこそ究極の幸せの形だ!!
エイラならきっとやってくれるさ。
エイラ好きだけどハーレムはどうなのか
女の子にもてたいとか言ってたけどサーニャが懐いてくれてるだけで十分じゃないのかと
エイラってちょっと優柔不断?
>>529 女の子にもてたい→サーニャから告白してきてくれ!=ヘタレ
そうだよ。エイラは優柔不断。
もしももっさんが飼い猫みたいになってたら、ペリーヌなら華麗に決めてるだろうね。
XRp1SOaoです。
改めて行かせてもらいます。
今度はうまく行きますように…
芳佳とゲルトの話になります。
映像記録鑑賞会の後の話になります〜
多分、5レスほどになると思います。
533 :
その後1/5:2009/03/09(月) 22:26:27 ID:hjmaJERx
世界で一番深い海溝とは何処のことだっただろうか。確か扶桑近くにあるものがそれだった記憶がある。もしくは、太平洋の真ん中
辺りに位置したものだったろうか。まあ、どうでもいいことではある。ただ確かなことは、今のわたしの心はそれよりもはるか深く沈み
こんでいるということだろう。
空気がまるで鉛のような重さを持って、わたしにまとわりついている。時刻は確か昼下がりほどのはずで、カーテンを閉め切っている
わけでもないのに部屋の光量は恐ろしく少なく、まるでうらぶれた監獄の一室に腰を下ろしているような気分にさえさせられる。空気は
からからに乾いており、ひび割れそうな喉から乾いた呼吸音が漏れて、それがいやに耳障りだ。しなびた肺はただひたすらに空気を
求め、鋭さを失った脳はただひたすらに酸素を求め、鈍い痛みを伴わせながらただ浮上する為の何かを必死に探している。
ぱたりと右腕が崩れ落ちる。まるで糸の切れた操り人形の一部のように、自分のものであるはずのそれは、何処か異質のもので
あるかのような質量感を持って、シーツに沈み込んでいた。残り支えていた左腕もやがて崩れ落ち、支えを失ったわたしは後追いする
かのようにバタリと倒れこむ。腕だけではないな、体全体が人形になったような気分だ。沈み込もうとする体を支えるベッドは、まるで
底なし沼じみた芯の無さを持ってずぶずぶとわたしを飲み込んで行く。這い上がろうにも、わたしの体はぴくりとも動かない。そもそも
そんな意志すら沸いてこない。かまわないさ、こんなわたしなど深遠の闇へと飲み込まれてしまえばいいんだ。
「おー、落ち込んでるね、トゥルーデ」
声に、ぱちりと音を立てて瞼が持ち上がった。久しぶりに目にした光景は、昼の光に溢れ整然としたありようを維持した自室であり、
先程までの感覚は自分の錯覚でしか無かったといやがおうにも自覚させられる。開いた目はいわば自動的な習慣であり、少なくとも
常日頃からやれ軍規だの規律だの口にしている自分が待機時間にあるにもかかわらずベッドに倒れこんでいるなどあってはならない
ことであり、ましてやその言葉を最も かけているだろう相手を前に晒していい醜態ではない。
そう、本来であればガバっと飛び起き、慌てて取り繕っていただろう自分は、何故かその瞬間を持っても横たわる視界を正す気すら
おきてこなかった。実際、自分は気だるげな視線を部屋の入り口に向けただけで、またその瞼を落としていたのだから。
再び昏さを取り戻した世界の中で、ギシと床が軋む音が響く。それは少しずつその大きさをまし、耳慣れたその音質は部屋の
入り口にいたはずのそいつが近づいて来ていることを示している。やがてとすんというその重さに応じた振動がベッドを介してわたしの
体を揺らし、まさしく普段どおりのポジションにそいつが着いたことを伝えてきた。
ああまったく。そしていつもの表情でそいつはわたしの顔を覗き込んでいるのだろう。瞼越しに目を指してくるその視線に耐えかねて、
わたしはついに目を開けた。そして、予想通りのにやりと言う文字をその背景に添えたくなる笑顔が再び光を取り戻した視界を埋めて
くれた。
「なんだ、ハルトマン…用が無いなら帰ってくれ」
「折角慰めに来てあげたのに、その物言いはないよね〜」
何が慰めだ。そのにやけた面の何処にそんな要素が潜んでいるのかまずそれを教えろ。そもそもお前にこの気持ちが分かってたま
るものか。
「せっかくミヤフジに念願の『お姉ちゃん』って呼んでもらえたのに、跳ね除けたんだって?」
そのくせに正確に出来事を把握しているものだから性質が悪い。反射的に睨みつけたその笑顔は、ますますその色を濃くするだけで、
以前宮藤の教えてくれた扶桑のことわざがいくつか浮かんでくる。
「まったく、いないところじゃミヤフジミヤフジ言ってるくせにさ」
「な…!誰が宮藤宮藤などと!」
「言ってたよね?あのときとかあのときとかあのときとかあのときとか。ほら見てよこの耳のたこ。こんなんできちゃうくらいにはねー」
「ぐっ…」
「そのくせ本人の前では模範的な上官であろうとか、理想的な軍人であろうとか、そんな風にかっこつけてばかりいるからそんなことに
なるんだよ」
534 :
その後2/5:2009/03/09(月) 22:27:24 ID:hjmaJERx
反論したいところではあるんだが、悔しいことにそれに言い返す言葉はなかった。ああ、その通りだ。元々そう心がけているつもりだっ
たが、あいつの前になると必要以上頑なにそれを守ろうとする自分を確かに感じていた。それは、そうだな。ある種自戒のようなものが
あるのだろう。元来それは必要ないもののはずだ。前述したとおりそれはわたしの常であり、しかしあの新人は容易くそれを崩してしま
いそうになるから、わたしはああいう態度を取らざるを得ないのだろう。
「では、どうすればよかったんだ」
「ちょっとは素直になりなよってこと。いいじゃん、ミヤフジのこと好きなら、そう言っちゃえば。自分の気持ちに素直になるってのも悪くな
いと思うよ」
それは一向に部屋を片付ける気配の無いことを一角とする自分の生活のだらしなさを指していっているのか。ああ、そうだな。こいつ
ほど自分の欲望に忠実な奴もいないだろうな。まったく、それでいて自分と肩を並べるトップエースだというのだから、世の中色々おか
しいと思わざるを得ないんだ。
「素直にか」
目を閉じ、その言葉を反芻する。
ふ、それが出来ればどんなに楽か。ああ、そうだ。確かに自分はあの新人―宮藤芳佳のことを気に入っている。いや、気に入って
いるという言葉だけでは済まないのだろうな。
そうだ、その発端はそのときまだ病床に伏していたクリスとその姿が重なったからだった。気にかけるきっかけになったのは確かに
それであり、しかし今ではそれとはいえなくなっていることも確かだ。
今でも覚えている。あの頃のわたしはまるで取り付かれたかのように戦い続けていた。いや、今でもわたしの意味は戦いにあると思
っている。だがあのときの自分は明らかにその手段と目的を取り違えていた。その妄執を解いてくれたのは、少なくともそのきっかけを
くれたのは宮藤だった。あのとき、失血と苦痛に霞む視界の中、懸命にわたしを治療してくれたあの姿を、わたしは生涯忘れることは
無いだろう。
前線に立つ軍人としてはあってはならないその甘さも、あいつの元にあればまるで光のように目映い利点に思えてしまうのは何故
なのだろうな。そうだな、あいつは決して甘いだけではない。その甘さは否定しがたいものだとしても、少なくとも何者にも負けない真っ
直ぐさを持っている。その理念が幻想に過ぎないにしても、いやそれを思い知らされたとしてもそれはきっと変わることなく、そしてその
点だけは誰にも否定することはできないのだろう。
それはまるで、憧れじみた庇護欲だ。わたしはそれを守りたいと思っているのだろう。そして、それを為し得ることが可能な、あいつに
とって特別な立ち位置にある存在でありたいと思っているのだろう。それはまさしく、あのとき宮藤が口にした単語が示すものに他なら
ない。ハルトマン、別にお前に言われなくても自覚してるさ。そう、わたしはそう呼ばれたかった。あいつにとってそう呼ばれることが
相応しい存在になりたかった。
だが、それは出来ない相談だろう。宮藤にとってわたしは頼るべき上官であり、軍人として模範となるべき存在だ。ああそうさ。それ
こそ宮藤と姉妹のように仲むつまじく戯れることができればどんなに幸せなことだろう。おまえも知ってるだろう、あいつのあの小動物
じみた愛らしさを。発育はまだまだといわざるを得ないが、だがまたそこがいい。少々跳ねたクセ毛も、活動的なあいつらしくてとても
似合っている。くりくりとした大きな目も、コロコロと変わる表情も、その全てがかわいくて仕方がない。そんなあいつから最高の笑顔で
「お姉ちゃん」なんて呼ばれようものなら、わたしはおそらくいつ死んでもかまわないとすら思えるほどの至高の幸福を手に入れることが
できるだろうさ。
「だが、そんなこと口にできると思うか?」
「いやー…無理かもね。わたしだったら、まずその正気を疑うと思う」
「そうだろうな」
ああ、だからあれは仕方がないことだったんだ。そう、仕方がないんだ。だから落ち込む意味などないことは分かっている。分かって
いるんだが。
「でもさ、やっぱりトゥルーデはそう思ってるんだよね。そう呼ばれたいって」
「…そうだな、それは認める」
「お姉ちゃんって呼ばれたい?」
呼ばれるだけでは意味が無いんだが。そうだな、端的なその表現も、それはそれで間違いではないようだ。
535 :
その後3/5:2009/03/09(月) 22:28:24 ID:hjmaJERx
「そうだな」
「そうだったんですか…」
「ああ、今更嘘をついても仕方がないだろう。こんなに落ち込んでるところを見られたのならな」
「じゃあ、さっきのは嘘だったんですね。こんな妹いらん、というのは」
「勿論だ。あれはあくまで上官としての言葉であり、本心ではない」
「そうなんですか、よかった」
そこで違和感が生じた。「ですね」「ですか」―?これは一体なんだ。ハルトマンがわたしとの会話で丁寧語を使うところなんて機会には
遭遇したことは無いし、仮にあったとしたら間違いなくわたしは全身総毛立つほどの寒気を感じていただろう。
だが今その兆候はない。それは本当に何の疑いようもない自然さを持って認識へと変わっていた。だとするならば、だ。
―わたしは今誰と話しているのだろうか。
「……っ!」
それは本当に油断としか言いようが無かった。目を開けたわたしが捉えたのは先程と変わらないニヤニヤとした笑みを浮かべるハルト
マンの顔で、そしてその視線はわたしの背後を示している。さすがのハルトマンも虚空を眺めてニヤニヤする趣味はないだろう。つまりは
そこには視線を向けるべき何かがある―いやいるということであり、普段の鋭敏さを取り戻したわたしの感覚はそれを裏付けるかのように
三人目の気配を感じ取っていた。
振り返るまでもない。その声は耳にしていたし、そしてこの気配を持つ人間は、少なくともこの第501統合戦闘航空団では一人しか該当
しない。
「ハルトマン、貴様…!」
「別にわたし、一人で来たとか言ってないけど?」
「そ、それはそうだが!」
「それにさ」
急にハルトマンが真面目な表情を作る。それは戦闘時においては見慣れた表情ではあったが、平常時においてはまず一年に一度見ら
れるか見られないかというほどの希少なものであり、まさしく不意打ちと言うしかなかった。
思わず怒声を止められてしまったわたしを、ハルトマンはその表情を維持したままじっと見据えている。
「トゥルーデ、ミヤフジのこと考えた?自分が落ち込むだけだったでしょ?あんなこと言われて、ショック受けてたって思わなかったの?」
その台詞に、思わずハッとなる。確かにわたしは自分のことしか考えていなかった。いや、そもそもその必要があるとは思って無かった
のだ。わたしの思いはこちらの一方的なものであり、宮藤にとってわたしはただの上官でしかないはずだった。あの台詞はわたしにとって
は裏腹なものではあったが、決して上官という立場の範疇を超えているものではない。だから、それを問題とすべきなのは、わたしだけだ
と思っていた。
だが、ハルトマンの台詞はその間違いを指摘するものだった。つまり、事実はその逆であるということになる。
馬鹿な、そんなはずは―
「は、ハルトマンさん…」
しかし、背後から聞こえる声、その声色が、それが真実だと告げていた。
「ミヤフジ、落ち込んでたよ?そりゃそうだよ、あんなこと言われちゃさ。なんていったんだっけ?100倍?いくらなんでもそんなに差をつけ
ること無いじゃん」
「それは…場の勢いでだな」
「場の勢いがあれば、何をしてもいいわけ?」
「…すまない」
536 :
その後4/5:2009/03/09(月) 22:29:18 ID:hjmaJERx
まさかハルトマンに説教をされる日が来るとは思わなかった。部隊の記録係としては是非映像として残しておきたいところだが、今はそ
んなことを考えている場合ではないだろう。
「わたしに謝られてもねー」
「そうだな…宮藤」
「は、はいっ!」
ぴょこっと小さく跳ねたような気配と共に、いつもの元気な返事が返ってくる。それに少しだけ安堵を憶える。ハルトマンの言うとおりなら、
宮藤は落ち込んでいたはずであり、けれども今の声色ならばその状態は脱せたということなのだろうから。
身を起こし、体ごと振り返る。その仕草に僅かな緊張の色をにじませた宮藤の姿は、つい先程目にしていたものであるにもかかわらず、
何故か千年のときを経て巡り合うことの出来た何者にも変えがたい大切な何かのようなそんな輝きを湛えているように見えた。
心境の変化によるものか。思わずそれに目を奪われてしまっていた自分を、早急に取り戻す。抗いようも無い情動ではあるのだが、今は
後回しにしておくべきだろう。
「すまなかった」
頭を下げる。本来であれば立場的に決して取る事を許されない行為。そう、そもそもその行為をとらざるを得ない状況を作り出すこと自体
が、彼女との相対的な立場において許されないもののはずだった。―いやあえてこのような述懐をはさむということは、またそこに逃げ場を
作ろうとしているのか。
かまうものか。
今こうして彼女と相対している自分は、バルクホルン大尉としてではなく、ゲルトルートという一個の存在としてあるべきなのだ。ならば、
躊躇う理由など何一つ存在しない。
「そ、そんな!頭を上げてください!」
慌て戸惑う声色が後頭部に当る。だが、それは聞けない。これは贖罪だけではなく、罰でもあるのだ。
繰り返されるその台詞を、わたしは全てきちんと胸に焼き付け、その上で黙殺した。それこそが自己満足と分かっていながらも、今の
わたしにはそのような振る舞いしか出来ないのだから。
やがて言葉が止む。数えるほどの瞬間、静寂が室内を支配する。
537 :
その後5/5:2009/03/09(月) 22:30:27 ID:hjmaJERx
「わかりました」
そして紡がれたその言葉と同時に、わたしの両即頭部に何か柔らかいものが触れる感触が生じた。
それを認識した瞬間、床を移していたはずのわたしの視界がぐいっと音を立ててスライドした。何ごとかとそれを確認する間もなく、突然
目の前に現れた宮藤の顔にわたしは冷静さを取り戻す機会を失ってしまう。いまだかつて無い距離にあるその瞳―驚愕に染まる自分の
顔が映し出されるほどの近さにある―に、まるで魅入られたかのように身動きが取れなくなる。
ああ、違うな。かのように、ではなくまさしくその通りなのだろう。
「謝る必要なんてありません」
その言葉にゆっくりと硬直していた意識が動き出す。
わたしの頭は宮藤の両腕でまるで抱えられるかのように持ち上げられており、ああつまりこいつはいくら言っても頭を上げないわたしに
業を煮やしてこういう強硬手段に出たということか。ふふ、全く、本来であれば怒るべきであろうに、それが全くこいつらしいゆえに笑いしか
浮かんでこない。
だが、その言葉は聞けない。何故ならわたしはお前を悲しませてしまった。
「違います。そりゃ、確かに悲しかったですけど…でも今は嬉しいんです」
合わせた眼差しは、確かに微笑を象っており、それが嘘ではないということを教えてくれる。
「何故だ」
「だって、今こうしてバルクホルンさんの気持ちを確かめることが出来ましたから…だから、もう謝られても困るんです」
それでも疑問を返すわたしに宮藤はそう告げた。なるほどな、本当に自己満足以外の何者でも無かったらしい。
「そうか」
それを合図に、わたしは全身の力を抜いていまだわたしの頭を抱えたままの腕に体を委ねる。それに合わせてわたしを支えようと、
その腕に小さく力が篭る。それが、自分で思っていたよりもずっと暖かいものをわたしの胸に生じさせてくれた。
今のわたしの状態は、戦士としては程遠い形にある。その観点で見れば隙だらけであり、撃墜を重ねてきたエースの姿にはとても
見えないだろう。けれども、それでも宮藤はわたしを支えてくれており、わたしと言う確かな形は今ここに存在している。そう、それを離れ
ても、わたしは確かに存在しているのだ。
それはもう忘れかけていた自分であり、それをこいつが確かに思い出させてくれた。ああ、きっと宮藤はずっと―意識的にではないの
だろうが、わたしにこの形を思い出させようとしていたのだろうか。そうだな、こいつのおかげでわたしは出会ったあのときよりもずっと
こちら側へと歩いてこれていた。そして今、その最後の一歩を踏み出せたということなのだろう。
そして気が付く。これは甘さなどではなく、これがあるからこそ戦士としてのわたしがいるということに。
これをなくしては、決して戦士などとは自称できないだろうということに。
「バルクホルンさん」
「…なんだ」
かすかな緊張が、腕越しに伝わる。それで、その先の言葉が予想できた。
「お姉ちゃん、と呼んでいいですか」
ああ、全く予想通りだ。そして、それはわたしがずっと待ち望んでいた言葉でもあり、それを今こんなにも自然に受けられていることに、
わたしは感謝すべきなのだろう。
「勿論だ。プライベートにおいてならな」
「はい!ありがとうございます!…その」
くっくっと喉がなる。その呼称をはじめてつかうことに小さな羞恥を憶えている宮藤と、そしてそれを今か今かと千秋の思いを持って
待ち焦がれている自分に。
「…お姉ちゃん」
鼓膜越しに脳髄を溶かそうとするその甘美な響きに、わたしは最早こみ上げて来る笑いをかみ殺すことなく、ただそのぬくもりに身を
委ねることにした。
以上となります。
ホントはこの後ちょっと続きがあるのですが、余計かと思って切ってあったりします。
エーリカが空気になっているのはそのせいです…すみません。
しかし、ペリーヌ誕生日SSがまだ完成してないのに、つい。
ひょっとしたら近々時期遅れのそれを上げさせてもらうかもしれません。
それと、ゲルトとエーリカは初書きで、違和感あったらすみません…精進します。
>>519〜521
アドバイス、ありがとうございます。
本文長すぎというエラーでした。それを訂正しているうちに時間になってしまいました。
一行当たり何文字までいけるものなのでしょう…
キャサリン×ウルスラ もっとでてこい!!
エーリカってトゥルーデが何しようが好きにすれば?って感じなのが俺のイメージ
なにせ自然体だから
>>538 GJ! お姉ちゃんがw
お姉ちゃんとエーリカは、ご自分のイメージを素直に妄想&表現すれば良いと思いますよ。
職人皆様、それぞれのパターンと言うかイメージをお持ちだと思うので。
これと言ったパターンは……、せいぜい有っても相手の呼び方とか一人称とか口調位かなあと
個人的には思いますので。
お姉ちゃんお姉ちゃん言ってるのになぜか変態に見えないゲルトだ…
gj!
サーニャが使い魔に取り込まれて性格だけ猫になるってネタ考えたけどもう出てる?
同人誌でなら見たな
けどネタ被りなんて気にせず書いてもらいたい
ゲルしかはいいねぇ〜
実にいい。
ハルカ×ジュゼッピーナ支援…したいがジュゼッピーナってなんか書きにくいな。いらんこムズイなぁ。呼称とかも本から探すの大変だし
その場合略称はハルッピーナになるのか、いいのか悪いのかわからん語呂だw
もしくはハルィンニとか。いやもちろん逆でジュゼルカでもいいんだけど。
個人的にはパスタ受けのが萌える気がする。先に惚れた方が負けルール的な意味で。
ハルッピーナwなんてハッピーなネーミング。いーねw
四巻マダー?
ハルッピーナ激しく推すわ
>>550 四巻がまさかのアホネンワールドだった場合は……
てか、パスタさんって記憶なくてしまったゆえにスオムスに来たんなら
次の巻ではいない(ry
ハルカ好きの書き手を見たことがないのが問題だ。ジュゼ好きも見ないな。
いらん子だとビューリングとウルスラとエルマに書き手が付いているイメージ。
イラストコラムキャラも格差があるし・・・まぁ好きなキャラに偏るのは当然のことなのだけど。
ビューリングファンとは俺のことさ
ハルカはエロイのがちょっと・・・
ジュゼはまだ資料少ないけど明るそうだから好き
こんばんは。mxTTnzhmでございます。
>>434-435「human system」の続編出来ました。
これ以上の続きは無理……。
では、いきます。
ここ数日、芳佳はたびたびミーナの部屋に呼ばれる事が増えた。
増えたと言っても元々ミーナからプライベートな部屋に呼ばれる事など、芳佳には殆ど無かったのだが
何故かしら、こそこそと入室し、数十分程度経って、そろりそろりと出てくる。それが一度でなく何度も続いた。
ストライクウィッチーズの朝は早い。そして噂の広がりも。
「宮藤が中佐と二人で?」「一体何が始まるんです?」「大惨事……」「でたらめを言うな、あてずっぽうで答えるな」
「じゃあ、芳佳がミーナ中佐のお気に入りに?」「では少佐はこのわたくしが!」「ペリーヌ必死ダナ」
二人の居ない所で、隊員達の会話が交わされる。
そんな事も知らず、芳佳は今日も人目を気にしながらミーナの部屋へと入った。
我慢ならないのはリーネである。
芳佳が今度はミーナの所へ……しかも何度も……まるで逢い引きの如く……
「わたしの芳佳ちゃんが」
食事の当番でひとりぽつんとジャガイモの皮を剥きながら、リーネは呟いた。
ピーラーで皮をしゃかしゃか剥いていくが、わきあがる感情のせいか、動きは鈍く、また剥ける皮が分厚い。
「芳佳ちゃん……」
ぴっ。ぴっ。剥くと言うより毟られた皮が、シンクに散る。
「宮藤がどうかしたか?」
「きゃっ! 少佐」
「ちょっと喉が渇いた。すまんがコップに水を一杯貰えんか?」
「お茶、お煎れしましょうか? ジュースも有りますけど」
「いや、水でいい。……おお、有り難う」
腰に手を当てごきゅごきゅと飲み干す美緒。
「う〜ん。やはり訓練の後の水はうまい!」
「はあ……」
相変わらずマイペースな美緒を見て脱力するリーネ。
「ところでリーネ、どうした? 宮藤が気になるのか? 何か有ったのか?」
「いえ……あの、少佐はご存じないですか?」
「何をだ?」
「その……芳佳ちゃんが、しょっちゅうミーナ中佐の所へ出入りしてるのを。隊で噂になってるんですよ?」
「私は噂には疎いからな。しかし、ミーナの所に? はて?」
顎に手をやり首を捻る美緒。思い当たるフシはない。
「もしかして……芳佳ちゃん、ミーナ中佐と……」
「なに? それは……」
リーネの言葉を聞いて初めてぎくりとする美緒。
おかしい、と美緒は思った。昨晩もその前も更にその前の晩も、美緒はミーナと夜な夜な愛し合っていたのだから。
こめかみに指を当て、何かミーナに変わった事は無かったか、思い出す。
「少佐、何か心当たりでも?」
「いや……まさか。まさかな」
「少佐、何かご存じでしたら教えて下さい! 私、芳佳ちゃんが心配で」
「うむ。私も宮藤の上官として、何よりミーナの補佐として気になるな」
よし、と美緒はぽんと手を叩いた。リーネに向かって、言った。
「二人で、あの二人を調べようじゃないか」
午後の休憩前、芳佳はきょろきょろと辺りを見回すと、ミーナの部屋へ向かい、小さくこつこつとドアを叩く。
小さく開けられた扉をすっと抜け、中に入り、そっとドアが閉まり、静まりかえる。
「芳佳ちゃん」
「全く……。我々が見ているのにあいつはスキだらけじゃないか。周囲への警戒がまるでなっとらん」
「でも、私達隠れてるし」
「心眼で気配をだな……」
「少佐の魔眼じゃないから無理です」
「そうか。まあ宮藤も入ったし、我々も踏み込むとするか」
「どうやって? まさかバルクホルンさんみたいにドアを壊したり鍵を壊したりとか」
「何故そこまでする? なぁに、簡単な事だ」
美緒は懐からおもむろに合鍵を取り出すと、部屋に向かい、慣れた手つきで鍵を開け中に入った。
「少佐、その合鍵って」
リーネのツッコミにはあえて答えず、美緒はずかずかと部屋へと踏み込んだ。
「み、美緒! 一体どうしたのよ?」
「坂本さん……リーネちゃんも」
突然の乱入に驚きを隠せないミーナ。芳佳も完全に不意打ちを食らった顔をしている。
ミーナは上半身をさらけ出し、肌を露わにしていた。芳佳は限りなく胸を揉むに近い位置に、手をやっている。
そして芳佳の手から出ているほのかな光り。それは以前、美緒が芳佳と編み出しミーナに施した「お肌つやつや」美顔・美肌術。
「やはりそう言う事か……」
美緒は頭を抱えた。
「芳佳ちゃん……ミーナ中佐に何してるの? また揉んでるの!?」
美緒の後ろから声を掛けるリーネ。
慌てふためくミーナと芳佳。服も着ず、魔法も垂れ流したまま、何とかしようと試みる。
「坂本さん、実は……」
「ち、ちっ違うのよ美緒、これは宮藤さんが」
「ええっ? ミーナ中佐、話が違うじゃないですか」
珍しく取り乱すミーナと、おろおろする芳佳。
「お前ら……」
呆れ半分、少し怒り混じりの美緒が一歩近付く。
「い、良いじゃない! 少し位!」
ミーナがらしくなく声を荒げた。えっと驚く周囲をよそに、一人テンションが上がる。
「私だって、隊の為に一生懸命頑張ってるのに、『肌が荒れた』だの『見た目は○※』だの『眉間にしわが』とか
『ミーナさんじゅうはっさい』とか言われてみなさい! 分かる? この気持ち? この身体の疼き! 分かるわよね、美緒!?」
呆気に取られる芳佳とリーネ。美緒は珍しく取り乱し、何とかミーナを宥めに入る。
「ミ、ミーナ落ち着け。何も悪いとか責めたりはしてない。二人が納得するなら私は……」
「美緒、貴方のせいよ! 全て貴方のせい!」
「何故そうなる?」
「ああ止められないこのこの胸の高まり……とりあえずっ」
「んきゃっ……んむっ……」
傍らで光を出していた芳佳の首根っこを掴むなり、ぎゅーっと抱きしめ、唐突に濃厚なキスをかますミーナ。
芳佳の手の光は一瞬極大まで輝き、すぐに消え、使い魔の耳と尻尾も消えた。すっとミーナの胸に手が行き、動く。
「こらミーナ、宮藤で遊ぶな!」
「芳佳ちゃん! 手! 手!」
「ぷはあっ……やっぱり物足りないわね」
唇を離し、舌なめずりするミーナ。
「ああ……ミーナ中佐の胸……かなりいいです」
一人理性が抜けた芳佳をリーネが奪還し、ミーナとの間に入る。
「ミーナ中佐、私の芳佳ちゃんで遊ばないで!」
「二人ともやめんか。と言うかリーネもさりげなく個人の所有物扱いするな」
「次は美緒、貴方よ! 扶桑の魔女は私が貰い受ける!」
「乱心したかミーナ!?」
「芳佳ちゃん、しっかりして!」
「……はっ! リーネちゃん、私何を?」
「さあ美緒、私の胸に飛び込んで!」
「お前が突っ込んで来てるんじゃないか!」
タックルされて押し倒される美緒。馬乗りになったミーナは澱んだ目で美緒を見ている。
「ミーナ、やめろ」
「ああ、爛れてるわ、美緒」
「お前の言動が膿んでるぞ……こ、こら、服を掴むな! 脱がすな! 破るな! 部下の前で何て事を!」
ミーナは美緒を全裸にすると、ずぅりずぅりと物凄い力で美緒をベッドに引きずって行く。想定外の行動に半ばパニックに陥る一同。
「ま、待てミーナ! おい!」
「あわわ……」
「み、宮藤、こういう時に何か良い治癒魔法は無いか? 頭冷やすのとか」
「そんなの無いです」
「行こ、芳佳ちゃん」
「リーネちゃん、何処行くの?」
「ここに居てはいけない気がする」
ミーナの只ならぬ雰囲気を察して、リーネは芳佳を引っ張り退室する。
「おい、二人とも待て、ちょっと……うわあ!」
背後で美緒の悲鳴にも近い叫びが聞こえる。
二人は聞こえないふり、見えないふりをしてドアを閉めると、一目散に逃げ出した。
刹那、中からがちゃり、と鍵が掛けられた。そんな気がした。
501の朝は早い。台所では早速朝食の準備が始まっていた。
「おはようございます、バルクホルンさん」
「おはよう宮藤。朝も早くから食事当番か。……そう言えば少佐は? 珍しいな、早朝のトレーニングをしていないとは」
「ええ、まあ」
笑って誤魔化す芳佳。それ以上喋っちゃだめといわんばかりに、リーネに服の裾をぐいと引っ張られる。
「?」
いまいち事情が飲み込めないトゥルーデ。同じカールスラントの仲間を思い出す。
「そう言えばミーナも起きて来ないな。どうしたんだろう」
「ハルトマン中尉はもう起きました?」
リーネが話を振る。
「いや、奴は相変わらずまだ寝てる。起こしに行くか。まったくたるんでるからな」
トゥルーデは思い出したと言わんばかりに、エーリカの部屋へと向かった。
入れ替わりにやって来たのあペリーヌ。
「あら宮藤さんにリーネさん。今日も食事当番ですの。少佐はどちらに? 今朝は何処にもお姿をお見かけ……」
「何処かでトレーニングでもしてるんじゃないですか?」
芳佳が口を開く前にリーネが即答する。
「何処かって……。まあ、そりゃ何処かにはいらっしゃるでしょうけど」
呆れ気味で、美緒を探しにそれとなく台所から離れるペリーヌ。
「リーネちゃん、坂本さん達……」
「私達、何も知らないんだよ? そうだよね、芳佳ちゃん?」
とんとんとニンジンを切っていたリーネが、包丁を持ったまま振り返る。
「う、うん。リーネちゃんの言う通り……」
鍵が掛かったままの、ミーナの部屋。
開ける者は誰も居ない。
中で繰り広げられている光景を目の当たりにしたら、皆何と言うか。
二人全裸で、ベッドの上で激しく愛し合う行為に及んでいる。
いや、「行為」と言うよりは、ミーナが一方的に美緒を責めたてている様にしか見えないのが恐ろしい。
ベッドに突っ伏し、呼吸も途切れ掛け、肩で息をする美緒の顔をすくい上げると、ミーナは耳元で囁いた。
「美緒。私のもの……」
「はあっ……。もう、何度目だ? 勘弁してくれ……」
ミーナは許す筈もなく、濃厚なキスを美緒の身体全てに這わせる。
「私の可愛い可愛い子犬ちゃん。……おかわりは? さあ」
「ううっ……」
薄れゆく意識の中、美緒は考えを巡らせていた。
芳佳の魔法……あれは美肌効果だけでなく、精が付くものでもあったかも知れない……
でなければ、ミーナの“けだもの”にも似た情欲の激しさが説明出来ない。
まさに「美女で野獣」か……。
うまいこと言うな、などとどうでも良い事をぼんやりと考えていると、ミーナはぐいと美緒の顔を自分に向ける。
「私だけを見なさい。そう、それでいいの。他はダメ。私だけ……」
「ミーナ……」
「ああ……貴方に見られていると身体が火照る……美緒ッ!」
「嗚呼……」
美緒は諦めの境地に達していた。
いつ解放されるか。それは誰にも分からない。ミーナ自身さえも。
end
----
以上です。
芳佳の魔法、新境地(違 ……てか便利過ぎですね。すいません。
ご覧の通り、ミーナ中佐壊れ気味です。
さすがにじっちゃんのミーナさん程崩壊出来てないですが。
あの境地にはとても到達出来ません(誉め言葉
じっちゃんの崩壊シリーズ面白かったなあ……と。
帰って来ないかなじっちゃん、と言う感じで。
ではまた〜。
>>560 GJ!
というか、美緒さん智子さんの境地に達してるなw
別に叩かれたわけでもなく、宣言したわけでもなく突然の失踪
あの人の自らの呼称「爺」つまりお年を召した方
この二つから出る結論は……死?
まさか、まさかね、ははは冗談ですよ…ふぅ
いらん子4巻はどうなんのかね
智子が結局男に走るとかにならなきゃいいけど
ストウィの中ではパスタ准尉が一番好きだ
ぜひ智子と絡ませて欲しい
明日はミーナの誕生日
もっさミーナがきたら嬉しい
いらん子でアホネンが一番好きなのはきっと俺だけ
普段もいいけど、3巻がカッコ良すぎだろ
>>562 そんな縁起でもないことはやめてくれ
せめて生存確認だけでもあれば……
>>563 「超百合小説」と銘うっている以上その可能性はないでしょう。
むしろストライクにおいては今後どのキャラも男と恋愛沙汰になるような
ことはないと思うけどね。公式もあんなだし、8話の件といい、この作品は
百合方面で展開させたほうがいいってのは明白だもの。
むしろ4巻はビューリングさん覚醒の巻で。連日ケモノのような声をあげる
智子にビューリングは頭をかかえつつも一体どんなことをされたらあんな風に
なるのだろうかと気になってしかたがない。でもやっぱり止めさせないと
いけないんだと決心して、ちょうど変態コンビが留守のときに智子の部屋に
いくんだけど、いざ言おうとすると恥ずかしいやらなんやらで
「あー、その、夜中の、ことなんだが…」
とかなかなか言い出せないの。そしたら智子が
「なに、ビューリングもしかして興味あるの」
とか言ってきて、もちろん否定しようとするんだけど、なぜか黙っちゃって、
そんなビューリングに智子も顔真っ赤にしながら、
「あ、あなたがいいなら…」
とか言い出しtあー、こんな展開ならんかなー。
こんなこと書いたら叩かれるけど普通に男と結婚するでしょ
>>570まあ、俺はそういうのは無視せず女の子同士のキャッキャウフフを楽しんでいるけどそれすら許さない人もいるみたいだからなあ
>>568 激しく同意。やっぱビューリング覚醒展開希望…ビュー智大好き!
>>572 と、思わせた実、怒涛のウルリングな展開を期待してみたり
こんばんは〜
ミーナさん誕生日なのに全く関係ない話持ってきましたw
最終話見てて浮かんだ、解散前夜です。ありがちなネタですが
ネウロイの巣の壊滅、ガリアの解放……
これにより、ストライクウィッチーズは解散が告げられた。
ミーナの口から全員に解散が伝えられた夜。皆が故郷へと帰る、前の夜。
ウィッチーズは、それぞれの大切な人と過ごしていた。
――エイラの部屋。
ベッドの上には北国の白い肌が二人並んでいる。
「明日で、解散なんだね…」
寂しげに呟くのは、エイラに寄り添っているサーニャ。
「そうだなー…サーニャ、あの…ほんとに一緒にスオムスに来てくれるのか?」
「うん…エイラと一緒がいいの…」
「そ、そーか…」
微笑むサーニャに、エイラは頬を染めて笑った。
「スオムスの人と、仲良くなれるかな…」
「大丈夫だって。変な奴ばっかだけどみんないい奴だし。ちゃんと紹介してやるかんな」
「ありがとう」
笑い合うと、エイラはサーニャの肩に布団をかけ直してやった。
「でもあれだな、またここのみんなでも集まったりしたいよな」
「うん。…芳佳ちゃんや、他のみんなとももっとお話したい…ミーナ中佐の伴奏も、またしたいな」
「そうだなー、向こうの奴らってちょっと揉むにはボリュームがなー」
「………」
「うっ、嘘!じょーだんだってサーニャ!」
「ダメよ、エイラ…」
サーニャはそっとエイラの頬に口付けた。
その頬は薄暗い中でもわかるほど紅く染まり、それを隠すようにサーニャを抱き締めるのだった。
――シャーリーの部屋。
「落ち着いた?ルッキーニ」
「ぐす…うん…」
ベッドの上に突っ伏しているルッキーニ。
シャーリーはいつも部屋に散らばっている工具を片付けていた。
「びーびー泣いちゃって、まだまだ子供だな〜」
「子供じゃないもん!みんなの前では我慢したじゃん!」
「あたしの前では無理だったけどね」
「う〜…だってぇ…」
一通り片付けたシャーリーはベッドに腰かけた。その腰に小さな腕がよじよじと絡みついてくる。
「みんなに会えなくなるのは寂しいけど、シャーリーに会えなくなるのが一番いやだ」
「…ルッキーニ」
「やだやだ、やだよぅ…うぅ、ひぐっ…」
また肩を震わせ始めたルッキーニを、シャーリーは優しく撫でる。
「なぁ、ルッキーニ。それぞれ国に戻ったらさ、派遣志願しようよ」
「…はけん?」
「そ。どっか、同じとこに志願してさ。そしたらまた一緒にいられる」
シャーリーの言葉に、涙に濡れた瞳が輝いた。
「うんッ!するする!そーする!」
「またロマーニャ離れる事になるかもしれないけど。それでもいいのか?」
「アタシ、シャーリーと一緒が一番いいもん!」
ぱふっと胸に飛び付くルッキーニ。シャーリーはまるで母親のような眼差しで微笑んだ。
「アタシ達が一緒にいられるんだから、またみんなにも会えるよねっ」
「そうだね。またみんなでわいわいやりたいな」
「芳佳はおっきくなるかにゃ〜?」
「お前もにゃ〜」
くすくすと笑い合う。涙はどこかにいってしまっていた。
――トゥルーデの部屋。
「今夜でここも最後か〜」
「長いようで…短かったな」
エーリカは大きく伸びをし、傍らのトゥルーデの肩に頭を預けた。
「クリスもカールスラントに帰れるんだっけ」
「ああ。一旦帰国して準備をしたら、病院へ迎えに行く」
「そっか。運転手は任せといて」
「…ありがとう」
どことなく寂しげなトゥルーデに、エーリカは悪戯っぽく笑った。
「もう一人の妹と離れるのは寂しいか」
「なっ…なんだ、もう一人って」
「そりゃ宮藤でしょ」
「べ、別に寂しくなんかない!私には可愛い本当の妹が…」
「はいはい」
指でトゥルーデの唇を押さえるエーリカ。
トゥルーデは赤くなった顔のままそっぽを向いた。
「ま、みんなと離れるのは私も寂しいけどね。トゥルーデが一緒だから、じゅーぶんだよ」
「そ、それは……私だって…」
ますます赤くなるトゥルーデ。エーリカも嬉しそうに頬を染め、きゅっと抱きついた。
「ミーナは、ちょっと可哀想だけどね」
「…ほう。そう思っているなら、向こうに帰ったらベタベタするのは控えたらどうだ」
「それは無理。だって帰ったら、ヘルマとかハイディもいるしさ」
「…?そりゃあいるだろう。それがどうした」
きょとんとするトゥルーデに、エーリカは心の中で呟いた。鈍感、と。
「まーいいや。とりあえず、このベッドでのヤりおさめー」
「うわっ!ちょ、こら…!」
二つの影は一つになり、ベッドへと沈んだ。
――ミーナの部屋。
スタンドライトだけを付けた仄かな灯りの中、ベッドの上には生まれたままの姿で抱き合う二人がいた。
「寒くないか?」
「大丈夫よ」
ミーナと美緒はぴったりと寄り添い、お互いの温もりに包まれていた。
「ようやく終わった、という感じだな」
「ええ…でもまだいまいち実感が沸かないの」
「…実は私もだ」
ミーナは自分の頬に添えられた美緒の手をきゅっと握る。
「…私達がブリタニアにいなくてもよくなったのは、良い事なのよね」
「…ああ。そうだな」
「そう、わかってるんだけど……このまま、ずっとここにいられたらいいのに、って…思ったりしてるの。…軍人失格ね」
そう言って苦笑するミーナに、美緒はそっと口付けた。
「…私も、心の隅でそう思っていた。平和なのが一番だが、お前と離れるのは辛い」
「美緒…」
顔を隠すように抱きついてきたミーナを、美緒はしっかりと抱き締める。
「…扶桑に戻ったらどうするの?」
「ウィッチ養成所の教官をやろうと思う。まだ戦いは終わっていないからな」
「そう……ちゃんと連絡してね。浮気したら許さないから」
「はっはっは、心配症だな」
「上官命令です、坂本少佐」
「了解した。ヴィルケ中佐」
ミーナは抱き締められたまま、微かに肩を震わせた。
「…やっぱり寒いわ。暖めて、美緒…」
「…わかった、ミーナ」
濡れて冷えた頬に、美緒は自分の頬を優しくくっつけた。
――ペリーヌの部屋。
「うわぁーっ!すごーい!お姫様のベッドみたい!」
豪華な天蓋付きのベッドを見た芳佳は、目をキラキラさせた。
「全く、田舎者丸出しですわね。私の実家のベッドは、もっと大きく豪華ですのよ」
ペリーヌは自慢気に髪を掻き上げる。
「これなら三人簡単に寝れそうだね、リーネちゃん」
「う、うん。…でもペリーヌさん、私達も一緒に寝ていいんですか?」
芳佳の後ろにいたリーネは、おずおずと尋ねる。
するとペリーヌはぱっと顔を赤くし、視線をさ迷わせた。
「か、勘違いしないで欲しいですわ!最後の日だから、あなたたちを私の部屋に寝かせてさしあげるだけであって、別に寂しいとかそんなのではありませんわよ!」
「私も一人じゃ寂しかったから、嬉しいです。ありがとう、ペリーヌさん」
「なっ…宮藤さんあなた人の話を聞いてらっしゃるの!?」
「私もです。ありがとうございます」
「〜っ、リーネさんまで…!」
耳まで真っ赤になってしまうペリーヌだったが、にこにこと嬉しそうに笑う二人を見て自然と笑みが溢れる。
「ほら、明日も早いのですから。さっさと寝ますわよ」
「はーい」
ペリーヌを真ん中に、三人の少女は横になった。芳佳の言った通り、ふかふかのベッドは窮屈にはならなかった。
「ねぇ、リーネちゃんは…解散したらどうするの?」
少し体を起こし、芳佳が声をかける。
「一度家に帰ってから、ガリアに行こうと思ってるの。ずっとネウロイに支配されてたから、復興活動のお手伝いをしようと思って」
「ガリアを、1日でも早く…元の美しい大地に戻したい。だから、私からもお願いしましたの」
ペリーヌがリーネをちらっと見た。お礼を言うように、小さく頭を下げる。
「二人とも、落ち着いたら扶桑にも遊びに来てね」
「うん、絶対に行くよ」
「宮藤さん!坂本少佐にご迷惑をおかけしたりしたらただじゃおきませんわよ!」
「あう、は、はい〜…」
ずいっと指を突き付けられ戸惑う芳佳。
その目に、涙が浮かびぽろぽろと溢れ落ちた。
「ちょ、ちょっと宮藤さん?」
ペリーヌは驚き顔を覗き込む。
「しばらく、こうやって…お喋りもできないんですね…うぅ…やっぱり、寂しいよぉ…」
「み、宮藤さん…」
「芳佳ちゃん…泣いちゃダメ、だよ…ひっく…」
「リーネちゃぁん…」
「ちょっとお二人とも、情けないですわよ!そんなに…泣いたりして…」
「ペリーヌさんも泣いてるじゃないですかぁ…」
「わ、私は…泣いてなんか…ぐすっ…」
「ぅ…うわあぁん…リーネちゃん、ペリーヌさぁん…!」
ぎゅっと抱き合った三人は、子供のように泣きじゃくった。
翌朝。
「では、私からの最後の命令です」
一列に並んだウィッチーズ。ミーナが一人一人の顔を見つめ、朗らかに笑った。
「全員、必ずまた会いましょう。それまで元気でいる事!」
「了解!!」
みんなの声が一つに揃った。
離れていても。
みんなの心は、いつでもここにある。
おしまいです。
ちょっと普段と書き方変えてみたんですが…どうでしょうか
では読んでくれてありがとうございました〜
>>581 相変わらずいい仕事するなー、GJ
もっミーナがアダルトな雰囲気だしまくりで吹いた
サーニャのヤキモチ?とシャーリーの母性もいいね!
>>581 凄くよかった…GJ
鉄板カップルの目白押しで安心して読めました。ペリーヌあぶれなくてよかった
500超えても次スレいかないなんて何スレぶりだろうか
すごいスレだ
こんなので小説とか言い切れる心臓が羨ましすぎ
>>585 確実に勢いが落ちてきてるよな
パターンも出尽くしたみたいでマンネリ化してるし
どうでもいいようなシナリオ作品が目立ってきてるような気がする
今までが速すぎただけじゃないかな?
気がつくとスレが次になってるような時があったし
百合萌え板でパート23とか初めて見た
>>581 トゥルーデ撃墜部隊様
GJ! それぞれの光景が目に浮かびますね。
こんにちは。mxTTnzhmでございます。
とりあえず一本出来ましたのでどうぞ。
「ミーナ、今日は何の日か知ってるか?」
朝食の席上、不意にトゥルーデから声を掛けられたミーナ。
ネウロイ来襲に隊員の哨戒シフト、ブリタニア空軍との連絡など、朝から任務の事で頭が一杯の彼女には
トゥルーデが言っている事の意味が理解できなかった。
「おいおい、自分の誕生日も忘れたのか?」
きょとんとしているミーナを見て、トゥルーデは苦笑した。
「あら、そういえばそんな日も有ったわね」
「ウジャー 他人事すぎー」
「おめでとうございます」「おめでとう隊長」「おめでとうございます」
いつの間に用意したのか、そして隠していたのか、サーニャ、エイラ、ペリーヌからミーナに花束が贈られた。
「あら、ありがとう」
「これ、ミーナ中佐のために、芳佳ちゃんと一緒に作りました。宜しければ」
リーネと芳佳が持ってきたのは、やや小ぶりな……と言っても普通の家族で食べるには大き過ぎる……デコレーションケーキ。
ミーナの目の前にどんと置かれる。ケーキの上に並ぶ十九本の細いろうそく。
「さあ吹いて吹いて」
「え? 朝から? ……まあ、しょうがないわね」
息を吸い、ふうーっとろうそくの火を吹き消す。微かに煙が流れ、隊員全員から拍手される。
「おめでとうミーナ。私達三人よりも、やっぱりたくさん居た方が楽しいよね」
エーリカがミーナの横に来て言った。エーリカは不思議とにやけている。
「まあね。でも、本当に忘れてたわ。このところ忙しかったから」
「そこでだ、ミーナ。私達からもう少し、プレゼントがある」
「そうなんですよ中佐」
腰に手を当て、何故か自信たっぷりのトゥルーデとシャーリー。
「あら、何かしら?」
「今日一日、お前に休暇を与える」
命令口調で言うトゥルーデ。
「はい?」
笑顔で聞き返すミーナ。
「つまりは、隊に関するミーナの仕事は我々先任尉官が代行するから、ミーナは自由に過ごしてくれ、と言う事だ」
「そうそう。今日はあたし達にぜぇ〜んぶ任せて」
トゥルーデの肩をがっちり掴んで、シャーリーも頷き、笑った。
「流石に基地の外に出るのは無理だが、ミーナ、最近休みらしい休みも無かっただろう? だから少し休め」
「良いの?」
「たまには良いだろ。指揮官こそ、しっかりと息抜きが必要だぞ」
「そうね。そうかもね」
目を伏せて、思いをめぐらせるミーナ。そこで、ふと思い出した事があった。
「あら、そう言えば……」
「ともかくケーキだ! さあ分けるぞ!」
「え? ちょっと……」
有無を言わせず隊員からケーキを押し付けられ、微妙に困惑気味のミーナ。
そしてケーキを食べ終わるや否や、両脇をがっしりと大尉二人に掴まれ、食堂から連れ出された。
「な、なんか私懲罰を受ててる感じするんだけど」
「そんな事ないですよ中佐」
「なんか独房に連行されるみたいで」
「向かう先はお前の自室だぞ?」
「あらそうなの?」
後ろから隊員達がぞろぞろと付いて来る。妙な光景だ。
「ねえトゥルーデ、シャーリーさん? さっきから気になってたんだけど……」
「気にするな」
「そうそう。気にしちゃダメですよ」
「え? どう言う事?」
部屋に着くなり、ドアを開け、明かりもつけずにミーナをよいせ〜っと放り込む。
ぞんざいな扱いに、流石のミーナも困惑を隠せない。
「ちょっと二人とも、待ちなさい! どう言う事、これ?」
「じゃあ、あたし達はこれで」
有無を言わさずばたん、とドアを閉めた。中でミーナが何か言っているが気にしない。
「なあ、リベリアン」
「どうした堅物?」
帰り際、大尉同士での会話。
「本当にこれで良いのか? ミーナが喜ぶかどうか」
「大丈夫だって。あたしの勘なら間違いない。何せ他の皆もそう言ってるんだしさ」
「ウニャー 問題なし!」
「ミーナはあれでいいと思うよ」
ルッキーニとエーリカがシャーリーに同意し、頷く。
「なら良いんだが……何か、二人には悪い事をした様な気がする」
「気にしたら負けだって」
「何が何に負けるんだ」
「さて、大尉殿、隊の仕事が待ってるぞ。執務室へGO!」
「お前だって大尉だろ」
へへ、と暢気に笑うシャーリー。半分呆れながらも、トゥルーデは執務室へと向かった。
「全く。あの子達、ものの限度を知らないんだから」
ミーナはぱちりと部屋の電気を点けて仰天した。部屋のど真ん中に、何かが転がっている。しかももぞもぞと動いている。
「!?」
恐る恐る近付く。色鮮やかなリボンで結ばれ、毛布にぐるぐるに巻かれた何か。
札が付いている。読むと「プレゼント」と書かれていた。
「何、これ?」
恐る恐るリボンを解き、毛布をはがすと、中から出て来たのは美緒だった。目隠しをされ、両腕もリボンで縛られていた。
「美緒! これ……貴方一体何の冗談よ?」
慌てて目隠しを取り払うミーナ。
「……それはこっちのセリフだ」
美緒は両手を突き出した。手錠を掛けられたみたいに、見事なロープワークで……と言ってもリボンだが……
きゅっと縛られている。ここにも「プレゼント」の札が。
美緒の頭は……いつもの髪の結びではなく、ここにもリボンやブーケがふんだんにあしらわれ、花嫁に近い華やかさだ。
「全く。私は生贄か何かか」
リボンを解いていたミーナは美緒の呟きを聞いて不意に笑った。
「な、何だミーナ。何がおかしい」
「確かに、美緒にとってはそんな心境だったかもね」
「『話がある』『頼みがある』と言われて皆に色々飾りを付けられてだな……気付いたら縛られるわ放置されるわで散々だ」
何となく想像出来てしまうミーナ。多分、あれよあれよと色々されたに違いない。
「ホント、いけない子達ね。でも、美緒も話に乗った時点でダメよ」
「まさか、こんな事になるとは思わなかったんだ」
「これホントに固いわね、縛り方が……ああそうそう。今日、私お休み貰ったわ」
「あいつらにか?」
「ええ。トゥルーデとシャーリーさん達が一日、代行してくれるって」
「気楽に言うがな、掃除当番じゃないんだぞ」
「でも、あの子達なりに気を利かせてくれたんだと思うわ。だからたまには良いかなって」
「気の利かせ方が間違ってる気がする。……ミーナ、まだ解けないか? 縛られたままだと何かこう、落ち着かん」
「でも。こうして見ると美緒、貴方やっぱり扶桑の撫子って感じよね。この髪、とても綺麗」
「おいおいミーナ、冗談はこれを外してからにしてくれ」
「美緒も今日は『一日休み』とか言われたんでしょう?」
「ま、まあな。しかしだな、私は上官として……」
ミーナに顎をすくわれ、そのまま唇を奪われる。
いつになく情熱的なミーナにゆっくりと身体を倒される。
「み、ミーナ?」
「プレゼント、よね?」
「私が? お前の? ……私はモノかっ」
「モノじゃないわよ。大切なひと。で、今はプレゼントなのよね」
「何か違う気がする」
ミーナは美緒のリボンを解く事を止め、“プレゼント”を頂く事にした。縛られているので抗えない美緒。
そのままベッドに「お持ち帰り」されてしまい、後はなすがまま。
何度目の極みに達したか既に忘れた二人は、頬を寄せ合い、ベッドの上で微睡んだ。
「美緒、愛してる」
「有り難うミーナ。私もお前を……ところでこのリボン、いつになったら解いてくれるんだ? あとこの髪飾りとか」
「美緒が言ってくれたらね」
「何を?」
「じゃあ、このまま」
お人形宜しくベッドに転がる美緒を抱きしめ、肌に唇を這わすミーナ。美緒は、服は半脱ぎ、髪はデコレート、
おまけによくよく肌を触ってみると美緒らしくなく化粧までしていた。
道理で普段と唇の滑りが違う筈、とミーナは思った。美しい扶桑の人形の様な姿に見とれ、うっとりと、美緒の頬を撫でる。
美緒も慣れたものと言うか、まんざらでもないらしく、そっとミーナに身体を預けた。
ミーナはふと時計を見た。まだ十一時過ぎだ。
「たまには、時間を考えずにゆっくり二人で過ごすのも、良いわね」
「ああ。そう言えば、こんな事本当に久しぶりだな」
「そうね。忙しいから」
「あいつらには、少し感謝しないとな」
「貴方、そんな目に遭ったのに?」
くすっと笑うミーナ。
「このカッコとはまた別だ」
少し口を尖らす美緒を見て、ミーナは笑顔。
ゆっくりと流れる二人だけの時間。穏やかな刻は、静かにミーナと美緒を包み込む。
「そうだ、言いそびれてた事がある」
「何かしら」
「誕生日、おめでとう。ミーナ」
「有り難う。覚えていてくれたのね」
「当たり前だ。大事な人の誕生日は覚えていて当然……じゃないのか?」
「有り難う、美緒」
「私からもプレゼントをと思って用意してたんだが、持って来る前に皆にこうされてしまったからな……」
「じゃあ、取りに行きましょうか?」
「ああ……ってミーナ。このリボンまだ解いてくれないのか? あと髪飾り」
「似合うからこのままで良いじゃない」
「良くないと思う」
「そうね、約束だから。リボンは」
もう一度リボンの結び目に挑戦するミーナ。しばし奮闘した結果、右半分だけ解け、辛うじて腕の自由が戻った。
「やっと腕が自由になった。拘束されるのは意外としんどいな。残りの左半分も頼む」
「じゃあ、こうしましょう」
解けた方のリボンを、自分の右の腕にきゅっと巻きつけ、縛った。
「ミーナ、何やってるんだ」
「これでどう?」
「どうって、離れられないじゃないか」
「良いじゃない、今日一日。今日だけ」
「今日だけ、か」
「今日、私の誕生日よ?」
顔を覗き込まれ、うーむと美緒は唸ったが、ミーナの魅惑的な瞳の色に負け、何も言わない事で返事の代わりとした。
少し頬を赤らめた美緒を見、ミーナは喜び、唇を重ねる。
「じゃあ美緒、貴方からのプレゼント、頂きたいわ」
「なら、部屋から出ないと」
「行きましょう」
「この姿で?」
「おかしい?」
「いや。行こうか」
絡まったリボンのまま、二人は手をぎゅっと握り、ベッドから降りた。乱れた服を一応直すだけ直し、姿勢を正す。
ドアノブに手を掛ける。
「何だか……、生贄というか、何と言うか」
「花嫁になった気分?」
「近いかも知れない」
「さ、行きましょう」
二人は手を重ね、扉を開いた。
end
以上です。
何となく二人らしくない感じもしますが、ミーナさんお誕生日記念と言う事で。
少佐から何を貰ったかは皆様のご想像にお任せします。
しかし誕生日と言う事は、ミーナさんじゅうきゅうさい?
永遠のミーナじゅうはっさいですよね、わかります。
ではまた〜。
>>589 リリカルなのははパート25なんダナ…orz
台詞だけで強引にことを進めようとするのは文才がないからではないな
画と会話だけでストーリーが進行していくお手軽なマンガ文化が全ての元凶と見た
何にしても嘆かわしい
>>594 プレゼントそのものとかwwwGJすぐるwww
続きをわっふるわっふる。
つか俺の前ってなんでいつもこうなのか。いや嬉しいんだけど。
そんなわけでSS投下します。
シリーズものの1話目。7レスの予定。
あとちょろちょろ一人称の語り手が変わります。すいません。
タイトルは「名探偵ニーナ」です。
ミーナ【目を覚ましたと思ったら、見た目が子供になっていた】
私は目を覚ましたと思ったら、見た目が子供になっていた。
な……何を言っているのかわからないと思うけれど、私も何が起こったのかわからない……。
頭がどうにかなってしまいそう……。
私はまだ夢を見ているだけだとか、実は過去話だとか、そういうチャチなものでは断じてないの。
もっと恐ろしい超展開を味わったわ……。
と、とにかく。まずは状況を整理してみないと。
目を覚ましたのはお風呂場の更衣室だった。私は床にうつ伏せにねそべっていた。
どうしてそんな場所に私がいたのかはわからない。
更衣室ということはお風呂に入ろうとしたか、入ったあとだったのかもしれない。
服は着ている。
着なれたカールスラント空軍の制服だ――そう、18歳の私には着なれた制服。
けれど、今の私はすっかり体が縮んでしまっていて、裾はだぼだぼになってしまっている。
私は大きな鏡の前に立つと、そこに映されるちっちゃい自分とじぃとにらめっこをした。
戸惑いの表情を私は浮かべていた。
一向にこの状況が受け入れられないんだから、そうなるのは仕方ない。
背は130センチ程度といったところだろうか。
顔立ちも幼くなっている。年齢でいえば8歳くらいといったところ。
髪がぼさぼさに乱れていることと、なんだか頭がズキズキ痛むということ以外は、
別に体に異常はないようだった。
私は後頭部をさすってみた。どうやら頭のてっぺんにコブができているらしい。
だけど、そんなことって……。
やっぱりこれは夢なんじゃないかしら……?
私はもう一度だけ、自分のほっぺたをぐぃっとつねってみた。
…………やっぱり、痛ひ。
鏡に映る表情がそのせいでゆがんだものに変わった。
わかっている。見た目が子供――これが私に、ありのまま今起こっていること。
ずっと拒んでいたけれど、もういい加減に観念して、すっかり認めてしまうしかない。
この状況は、どう考えてもアレしかない、と。
見た目は子供、頭脳は大人、ってヤツだ、と。
私は鏡から視線をはずし、ぐるりと更衣室を見まわしてみた。
よく見慣れた光景。けれど、今の私の低い視線から見てみれば、それはなんだか違ったものに見えた。
世界が広い。それに高い――
それは奇異ではあったけれど、同時に懐かしい感じもした。
8歳のころの私はどんなだったろうか。ふと、そんなことを思った。
ストライクウィッチーズの隊長をするどころか、まだウィッチの訓練を受けるよりも前のことだ。
カールスラントのポズナニアで過ごした幼少時代。
かつて私が置いてきた時間。
そのことを自覚すると、その懐かしさを素直に愛おしむ自分がいる。
それに――あの頃に戻りたいな、なんてことを思っている自分もいることに気づく。
すると急に、はてしない虚しさが私のなかに広がっていった。
どうして私はこんなことを思ってしまったのだろう? 今の自分だってけっして嫌いではないはずなのに。
きっと私は疲れているのね。日々の激務に、それに――
私の頭にある人の顔が浮かんだ。
トゥルーデ。
彼女のことを考えると、なんだか頭痛がする。それは、できたコブとはまた違う痛みだった。
私はトゥルーデのことで悩んでいた。
トゥルーデがあんな人だったなんて、私は知らなかった。
多少シスコンの気があることは承知していたけれど、でも……
まさかあんなにも妹煩悩の姉バカだったなんて。
もちろん私は、そんな彼女のことも包みこむように愛している。
でもだからって、近頃のトゥルーデは酷すぎる。
普段は非常に優秀なウィッチであり軍人ではあるけれど、いざ妹に絡んだこととなれば、
その奇行、その存在そのものが、曲者揃いの部隊のなかでも随一といえるほどに様変わりしてしまう。
実妹のクリスだけならまだわかる。そこまではまあ妥協できる。
だけどそのクリスに似ているという理由で、彼女は宮藤さんにまで手を出し、
近頃は年下というだけで、他の隊員にまで興味を示す始末……。
私というものがありながら、これはどうなの? あまりにもあんまりじゃないの?
浮気なんじゃないの? そうよね? そうでしょう?
もちろんそうした彼女の行為の果てには、私のきっつういお仕置きが待っていたりだったけれど。
でも、トゥルーデは決して懲りたりなんてしなかった……。
そんな日々が続いたある時のことだった。私にある考えが浮かんだ。
私だってトゥルーデの妹になればいいんじゃ――
青天の霹靂が私を走った。コペルニクス的発想の転換だ。
そうして私は綿密に計画を立てた。
あらゆる情報網を駆使し“妹萌え”について調べ上げた。
ゲームもいろいろプレイしてみた。ちょっとエッチなのも。鏡の前で受けそうなしぐさとかの研究もした。
万全だった。私は“妹萌え”のすべてを体得した。
そして私は、ついにその計画を実行に移したのだった。決行は夜。私はその成功を確信しきっていた。
――だけど、失敗した。
見事なまでに失敗してしまった。それがなぜかは私にはわからない。
トゥルーデは見てはならないものを見るような目で私を見てきて、そして言った。
『ミーナは――――けど、妹じゃない』
あまりに辛辣な言葉で、断続的にしか思い出せないけれど。
たしかに私とトゥルーデは同い年。誕生日は私の方がちょっとだけ早い。
妹というのは、多少の無理があったのかもしれない。
だけど、これは酷すぎる。
つまるところ要するにこれは、私という存在の否定ってことじゃないの。
そのあとにも何か言われたけれど、あまりのショックによく覚えていない。
私はは逃げるようにトゥルーデの前から立ち去って(もちろんその前にビンタをした。往復で)、
そしてあてもなく行き着いた先が…………あれ、ええと、どこだったかしら?
記憶が混乱していて、これ以上は思い出せそうにない。なにかがあったはずなんだけど……。
とにかく、そうして気づいた時には、お風呂場の更衣室に私はいた。
見た目が子供になった姿で――
シャーリー【お得意の電撃戦はどうしたのさ?】
食堂にて。あたしはカールスラントの堅物こと、ゲルトルート・バルクホルンとふたりきり。
ネウロイ予報もずっと先だし、他のみんなはまだ寝ているのかもしれない。
呑気なもんだ。いいことだ。
まあ、向かいに座る堅物に言わせれば、たるんでいるとかそういうこと言っちゃうんだろうけど。
――だけど、今日はそんなこと口にしない。
それどころか皿に山盛りに盛られた茹でじゃがに、ぜんぜん手をつけようとはしてはこない。
「どうしたのさ、堅物? 食欲ないのか?」
あたしは手にしたフォークを持て余すように、顔の前で行ったり来たりさせて言った。
まるで飛行機のおもちゃで遊ぶ子供のようなしぐさ。
効果音をつけるなら、ぶーんぶーん、といった感じ。
「そ、そんなことはない」
堅物のヤツはそう言い返してくるけど、どうにも歯切れが悪い。
「じゃあ、お得意の電撃戦はどうしたのさ?」
フォークで今度は空をつつきながら、あたし。フェンシングみたいな動き。
「なんでもないと言っているだろう。気にせず食べろ」
気にせず食べろとか言われたって、そんなむすっとした表情をされてたんじゃ、
あたしの食欲だってなくなってしまう。
まあ、なにが起こったかはだいたいわかる。
「なんでもない、ねぇ……」
あたしは堅物の顔を見た。
口にこそしなかったけど、堅物の両の頬には手形のあとが紅葉のはっぱみたいにくっきりとなってて、
それがコイツになにがあったのか語りかけてくる。
「ふーん。ミーナ中佐とケンカでもしたのか」
と、あたしが言うと、堅物は口元に運ぼうとしたフォークからぽろりとじゃがいもをこぼした。
じゃがいもはころがって、床に落っこちた。あーあ、もったいない。
「わかった。お前が悪いっ!」
「なぜ私が悪いんだ!? というか、なにも知りもしないで断言だと!?」
「謝れ! ミーナ中佐に謝れ!」
「お願いだ、話だけでも聞いてくれ、リベリアン。きっとわかってくれるはず――」
「なんであたしなんだよ。話ならミーナ中佐とするんだな」
あたしは堅物の後ろに立つと、脇の下に手を入れて持ちあげた。
立ちあがった堅物の、頼りなげな背中。
そうしてその背中をぱあんと叩いて押してやった。
「ほら、行ってこい」
そうして、残されたあたしはひとりぼっち。
堅物の席に腰をおろすと、じゃがいもにフォークを伸ばして朝ごはんを再開する。
ひとりで食べるごはんはあんまりおいしくない。
けど、まあいいさ。
だって、あの堅物にいつまでもあんなふうでいられたんじゃ、あたしがつまらないから。
それ以上の理由が必要か? 必要ないね。
――と。
「おはよう。お前だけか?」
そう言って現れたのは坂本少佐だ。
「そうっすけど。おはようございます」
ハルトマンやサーニャ、それにエイラなんかはともかく、他のは一体なにしてんだか。
「少佐も今日は遅かったっすね」
まあ、朝は誰よりも早く起きて自主的に訓練してたんだろうけど。
「ペリーヌに説教をしてたら遅くなった」
少佐は椅子に腰かけると、むずかしい表情になって言った。
「説教?」
「ああ。実はペリーヌがな……」
眉根を寄せて、坂本少佐は話しはじめた。
まったく。あたしは相談員じゃないってえの。
トゥルーデ【私はなにも、悪くなんてないのに……】
背中が痛い。リベリアンに思いっきり張り手をされたせいだ。
あいつ、人の話も聞きもしないで……
そもそも、なにも知らないくせに……
私はなにも、悪くなんてないのに……
ぐるぐると私のなかにいろんな気持ちがうずまいてきて、どうにも心の居心地が悪かった。
それでも私は、ミーナを探して基地の廊下をとぼとぼと歩いていた。
昨日の今日ということもあって、ミーナと顔を向け合わせるというだけで気が重かった。
かといって、ずっとこのままというわけにもいかない。
話だけでもちゃんとしておかないと――
ミーナのヤツ、私の話なんて上の空だったんだからな。
ああ、でも――だったらもう一度言わなきゃならないのか。
それを思うと、気はさらに重くなった。
――と、私がそうして歩いていると、廊下の向こうにハルトマンがいた。
今日は起こしにいってやらなかったが、なんだ自分で起きてたのか。
床に這いつくばって、なにやらはいはいのようなことをしている。
「どうかしたのか?」
私はハルトマンの元へと行って、訊ねかけた。
ハルトマンは顔をあげると、目を細めて私の方を見てきた。
「探し物」
と、再び視線を床へと落としてハルトマン。
探し物……? こんなところでなにを探してるんだ?
「いっしょに探そうか?」
と、私はしゃがみこんでそう言った。
一向にミーナと会う踏ん切りがつかなかっただけに、口実になると思ったのが半分。
それに、なんだかハルトマンがとても困っている様子だったから。これがもう半分。
――が、ハルトマンは押し黙ったまま首を横に振った。
「そ、そうか……」
いつもなら私にありとあらゆる迷惑をかけてくるのに、こんな時に限って……。
まあ本人がそう言っているのだし、あまり私から言うようなことでもない。そんなことすると後が恐い。
「探し物、見つかるといいな」
そう言うと私は立ちあがって、ハルトマンの元を後にした。
持てあました手をポケットにつっこむと、硬い感触にぶつかった。
ルッキーニ【黒の組織に!】
あたしは逃げるように走って、そうしてやってきたのはお風呂場の更衣室だった。
ぜえぜえと息を切らして、そのせいで喉が渇いた。
トマトジュースが飲みたくなったけど、それはかなわない。困ったもんだ。
でもここなら、誰もいないはず……。そう思ったのに、先客がいた。
誰だろう、この子?
椅子の上に乗っかって、脱衣棚をなにやらごそごそしている。
あたしよりちっちゃい女の子だ。7、8歳くらいかな?
どうしてこんな子が、こんなところにいるんだろう?
それは不思議なことだった。だって、あたしはこの部隊で最年少だからだ。
あたしがその子の背中から目をそらせないでいると、その子はあたしの気配に気づいたのか振り返った。
――あっ!
この子、ちっちゃいちゅ……
いや、なんでもない。あたしは叫びそうになった言葉を呑みこんだ。
「ルッキーニさん?」
その子は嬉しそうにあたしの名前を呼んだ。
どうしてあたしの名前を知ってるんだろう? あたしは疑いの視線を向けた。
本当ならあたしよりずっとチビなはずなのに、椅子の上に立ってるせいで見あげる格好だ。
「――あんた誰?」
あたしはその子に歩みよる。
「ミーナよ! ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ!」
「は?」
「だから私はミーナ中佐なのよ。ほら、ルッキーニさん、あなたもよく知ってる――」
「そんなわけないじゃん。だってミーナ中佐はさんじゅ……」
あたしの言葉は降りそそぐゲンコツによってさえぎられた。
うじゅー。うめき声を出すあたし。
――その瞬間、あたしはなにが起きたのか悟った。
「このゲンコツの痛み、それにふんぞり返った偉そうな態度……。ホントにミーナ中佐なの?」
頭をさすりながら、あたしは訊いた。
「ええ、そうよ――ていうより、そんなことを思われてたのね……」
なんだか悲しげな顔をしてミーナ中佐は言った。
「でもどうしてこんなことになったのかは、私にもわからないの……」
と、已然として椅子の上のミーナ中佐。服のサイズがあわないので、代わりになるものを探してたらしい。
「それはアレだよ! 薬を飲まされたからだよっ!」
「そんなっ……薬を飲まされたって、一体誰に?」
「ほら、アレだよ! 黒の組織に!」
「く、黒の組織っ……!?」
どうやらミーナ中佐は混乱しているらしい。あたしの方がずっと冷静だった。
でもそんなミーナ中佐も、ようやく事態が呑みこめてきたようで、あたしはほっとした。
「とにかく、他のみんなにも事情を説明しないと――」
「ううん、それはダメだよ!」
まだ事態が呑みこめてない……。あたしは両手でバツをつくって止めた。
それに、どうやって信じてもらうつもりなんだろ?
まさかひとりひとりにゲンコツやビンタをしていくとか……?
「ど、どうして?」
「他のみんなに知られたら、その人まで黒の組織に狙われちゃうじゃん」
「そっ、そうだったわね……私としたことが」
とにかくこのことは秘密にしなきゃいけない。あたしたちは約束を交わした。
――がっ。
「おーい、ミーナ」
と、入口の方から声。
バルクホルンだ。こんな時にタイミングが悪っ……!
ミーナ中佐は顔をしかめると、ぷいっと背を向けてしまった。
なんだろう? なにかあったのかな?
いや、今はそんなこと考えてる場合じゃない。バルクホルンは刻々と近づいてきている。
なんとかしないと……そうだっ!
「ミーナ中佐、これっ!」
あたしはポケットからそれを取り出して、ミーナ中佐に押しつけるように渡した。
ミーナ【トゥルーデと、ちっちゃい私】
ルッキーニさんから手渡されたのはメガネだった。
メガネ? なぜ……?
ああ、そうだわ。これは、少しでも怪しまれることがないよう、変装をしろということなのね。
私はその意図をくみ取ると、さっそくかけてみた。
メガネにはしっかりと度が入っていた。くらっとする。私には視界が歪むほどにきつい。
ルッキーニさんはトゥルーデを止めにいった。
「どうしたんだ。またなにか悪さでもしてたんじゃないだろうな」
「そ、そんなわけないじゃん!」
私も早く隠れないと……!
それは私が現在こうなっていることは秘密だということの他にも、
昨日の今日で彼女と顔を合わせるのがイヤだったという気持ちもあった。
――けれど、私が身を隠すより前に、トゥルーデは更衣室に入ってきてしまった。
ルッキーニさんはといえば、トゥルーデの背中にくっついている。
背中にまわりこんで抑えようとするも、そのままずるずると引きずられてきたのだろう。
「君は、誰だ……?」
私を見て、トゥルーデはそう訊ねかけてきた。
トゥルーデと、ちっちゃい私。
悪夢の決別から一晩、私たちは再会した。
「こっ、この子はミーナ中佐の親戚の子で……」
と、已然背中にぴったりひっついたルッキーニさん。
「親戚? たしかに似ているが……」
疑わしげに言ってくるものの、トゥルーデの表情はゆるんでいる。
顔を合わせたくないなんて思ってたけど、やっぱり顔を見ると嬉しくなっていることに気づく。
「可愛い子じゃないか」
私の頭に手をのせて、トゥルーデは言った。
昨日から180度、その態度を変えている。
そうか。トゥルーデったら私にすっかり胸キュンでラヴめきしているのね。
ムカついたけど、嬉しく思う気持ちの方がずっと強かった。
――ふと、私は思った。
もしかしてこれは、神が与えたもうたチャンスなのではないか、と。
「ところでお名前はなんていうの?」
トゥルーデは中腰になると、そう訊いてきた。
同じ視線の高さ。乱れた私の髪をトゥルーデはかきあげて、そのせいで頭の働きが一気に鈍くなる。
「どうかしたの?」
いけないっ。早く答えないと、怪しまれてしまう!
もし私の正体に悟られようものなら、黒の組織の手がトゥルーデにまで及んでしまう!
「えっと、ミ……」
「ミ?」
あっ! いけないっ! うっかり本名を名乗ってしまうところだった。
落ち着いて。落ち着くのよ、ミーナ。
なにか別の名前を考えなければ――そうして思考に要した時間は約3秒。
「じゃなくって、ニーナ! ニーナって呼んで、おねえちゃん!」
以上です。いや、続くんですが。
>>594とか言われた矢先に10歳若返らせてしまうという。
シリーズは書かないと自分のなかで決めてたんですが(力量的にも体力的にも相当きびしいし)、
アイデアの段階からとても数回の投下ですむようなもんでもなく……。
しかもミーゲルです。これも書かないと決めてたんですが。
まあそんなわけで、個人的なきまりごとをいろいろと破ってしまったやつです。
どれくらい続くのかは書いた本人にもわかりませんが(おい)、
よろしければおつきあいください。続きの方はぼちぼちと。
なにはともあれ、あらためてミーナ誕生日おめ!誕生日関係ない話だったけどな!
>>ここ数日、芳佳はたびたびミーナの部屋に呼ばれる事が増えた。
「たびたび」は何度も繰り返し行われるさまを表す副詞だろ
「たびたび呼ばれるようになった」が正しく、上記は二重表現の悪例だ
>>増えたと言っても元々ミーナからプライベートな部屋に呼ばれる事など、芳佳には殆ど無かったのだが
と、自分でも訳が分からなくなっているようだが
>>ストライクウィッチーズの朝は早い。そして噂の広がりも。
「早い」と「速い」を混同してしまっている
しかも何故だか日本語で
>>ピーラーで皮をしゃかしゃか剥いていくが、わきあがる感情のせいか、動きは鈍く、また剥ける皮が分厚い。
しゃかしゃかって、随分テキパキしてるように思えるが
なんかここまでで読む気が失せた
やはり会話だけで話を進めたくなるのも理解できたような気がするよ
無理してもこんな愚かな文章になっちゃうんじゃな
ミーナはチンポの味を知ってしまってるからな
解散して女だらけの環境から逃れたら、直ぐに男を作ってチンポに溺れるんだろうな
それが自然なんだけど
>>607 その意味じゃ、みんな仕方なく女を相手にしてるんだろう
真性のレズなんかおそらく一人もいないと思うぜ
コピベミスってるorz
本当なら最後にタイトルいれるはずだったんですが、
第1話 ニーナって呼んで おわり
という行をコピベすんの忘れた……。
管理人様、すみませんが修正しておいてくれると助かります。
今のこのスレはあれか
一時期の本スレみたいな状況?遅れてネウロイ襲来か
確かに芳佳がチンコに興味津々だってのも作中で明らかにされてたしな
ミーナはあからさまに欲求不満だし
ID変えて何処まで必死なんだ、ここまで来るとむしろ憐れだな…。
ミーナさん誕生日おめでとう!今日くらいもっさんに甘えまくってほしいね!
エイラはベッドに寝て、頭上の照明群を見詰めていた。
これが人間として見る最後の光景だと思うと、余りにも味気なかった。
今更逃げだそうにも、もう遅かった。
第一、麻酔が効き始めた体は意のままにならなかったし、手足は頑丈な革ベルトで固定されている。
抗議しようにも、胃の中まで達している太いゴムチューブのせいで、呻き声一つ出すことはできないのだ。
全ては愛しのサーニャのためであった。
政府の人工ウィッチ計画は全会一致で可決され、速やかに本格始動することになった。
アンドロイドウィッチを開発して、ネウロイの新型機に対抗しようというのが計画の骨子である。
そのアンドロイドの叩き台として、まず既存のウィッチをサイボーグ化することが急がれた。
白羽の矢は501部隊に立った。
ミーナは全力で反対したが、軍部と政府の圧力は凄まじいものであった。
結局、501部隊はウィッチを一人サンプルとして供出しなければならなくなったのだ。
公平なクジ引きの結果、サーニャがその生け贄となることが決まった。
当然ながら他のウィッチたちは猛反対をしたが、心の底では自分が選ばれずに済んだ幸運を神に祈らずにはおれなかった。
そんな中、エイラだけが最後まで折れなかった。
挙げ句、自身が代わりにサンプルとなることを志願したのである。
「出来損ないのサーニャが代表だなんて、笑わせてくれるナ」
思ってもいない憎まれ口をきいてしまったことだけが、エイラの気掛かりであった。
今となってはどうにもならないことだが、こんな計画を考えた政府首脳をエイラは恨んだ。
そして、人間の胸の内に潜むエゴというものを、エイラは心底から恨まずにおれなかった。
準備が終了したのか、マスクを着けた医師たちがベッドの周囲を取り囲んだ。
光のない虚ろな目が不気味であった。
医師の一人がエイラの体を覆っていたシーツを剥ぐ。
真っ白な、そして一つまみの贅肉もないスレンダーな体が顕わになった。
手足が自由にならないエイラは、恥ずかしい部分を隠すことも出来ない。
しかし、自分を見詰める複数の目はいずれも人間のものとは思えず、そのため彼女は羞恥心を覚えずにすんだ。
「こいつら、あたしを人間だなんて思っていない……」
まさしくエイラが思ったとおりであった。
最高司令部直属の科学者である医師たちにとって、ウィッチなどただの実験動物同然だったのである。
無性に腹が立ったが、不思議と恐怖感はなかった。
むしろサーニャがこんな目にあわなくて本当によかったと安堵さえした。
サーニャの命を救うには、やはり自分が犠牲になるしかない。
エイラはそう決意して、この実験に自らの体を捧げることにしたのだ。
しかしそれは将来の夢も、愛しいサーニャのことも全て忘れ去ることであった。
エイラの目の前で何かがキラリと光った。
それは研ぎ澄まされたメスに照明が反射した光であった。
その冷たい眩しさが不快で、エイラは視線をずらす。
「あたし、もうすぐ人間じゃなくなるんだナ……」
それでもサーニャが救われると思えば後悔はなかった。
今、自分ではなくサーニャがベッドに寝ていると想像するだけで耐えられない。
エイラは胸元の一点に圧力が掛かるのを感じて身をすくめようとした。
しかし麻酔の効いた体には痛覚はなかった。
胸元に感じた触感は、生身に突き立てられたメスの先端であった。
その感覚が滑るようにヘソの辺りまで降りてくる。
「何をされたんダ?」
恐る恐る目を開けたエイラが見たものは、縦一文字に切り裂かれた自分の胴体であった。
「…………!」
エイラが呆然とする中、毒々しい色の内臓が腹圧でせり出してきた。
「…………!!」
悲鳴を上げようにも、チューブに押し潰された声帯は役に立たなかった。
嘔吐感が込み上げてきて、続いて目の前が真っ暗になった。
途端に大脳に突き刺さった電極に電流が走る。
それは失神を許さないよう、脳波計と連動した覚醒システムであった。
なぜ全身麻酔が許されず、また失神するのもダメなのかエイラには分からない。
意識を失うと魔力がどうとか教えて貰ったが、エイラには話の半分も理解出来なかった。
嘔吐感は治まらず、胃の中のモノが食道を逆流してきた。
喉の奥にまで差し込まれたチューブが、胃液をメインとした吐瀉物を吸い込んでゴボゴボという音を立てる。
だが、腹の中でパチンという音がしたかと思うと、胃液の逆流は治まった。
ホッとしたのも束の間、医師の一人が腹部に手を突っ込み、血塗れの胃を取り出してきたのを見てエイラは半狂乱になる。
胃液の逆流が止まったのも当然、その供給元が断たれたのであった。
意識が遠のいていくが、脳への電気刺激で現実に引き戻される。
続いて長い小腸がズルズルと引きずり出され、適当な長さに切断されてポリバケツに投げ込まれる。
そして大腸も同じく古びたゴムホースのような扱いで手早く処分された。
その後も、医師たちはエイラのはらわたを不要物として次々に廃棄していく。
それを直視したエイラは、自分がまな板の上で下ろされる魚になったような気がした。
余りに非現実的な、発狂してしまってもおかしくない状況であった。
エイラの傍らに何かの装置が置かれ、チューブが何本か取り付けられる。
「これ以上、何をする気なんダ……」
エイラが不安に思う間もなく、胴体の裂け目が力任せに広げられ、胸部の皮下組織が顕わにされた。
「あぁ……オッパイが……」
小さいが形のいい乳房は、エイラの密かな自慢であった。
その自慢の乳房を盛り上げている脂肪細胞群がグチャグチャになり、基部から台無しになってしまった。
エイラは泣きそうな顔になるが、冷酷な医師たちは気にもせずに作業を続ける。
表層部の筋肉が切除されると、白い肋骨が見えてきた。
巨大なペンチのような器具がエイラのあばら骨を次々にへし折っていく。
その度、バキン、バキンという身のすくむような音が部屋中に響き渡る。
痛みは無いが、嫌でも伝わってくる衝撃が不気味であった。
やがて、プラモデルのパーツをライナーから外すように肋骨が取り除かれた。
エイラは胸の中央部左寄りに、トクントクンと収縮している毒々しい色の自律器官を見つける。
「あたしの心臓……?」
むろん自分の心臓を見る機会などこれまでなかったが、内臓の位置や形くらいは知っていた。
メスを持った手が心臓に近づくのを見て、流石にエイラも身震いした。
「そ、そんな……あたし死んじゃうダロ。や、やめ……」
エイラの両目が一杯に見開かれる。
怯えるエイラの目の前で、心臓の大動脈がさっくりと切断される。
途端にもの凄い勢いで鮮血がほとばしった。
胸の中から赤黒い心臓が取り出され、鮮血がボタボタと滴り落ちた。
文字通りエイラは目の前が真っ暗になり、意識が薄れていくのが分かった。
すぐさま動脈の切断面に人工心臓のチューブが接続され、脳内への血液流入が再開される。
この時、エイラの全身の筋肉が弛緩し、股間からは糞尿が漏れ出ていた。
これが、彼女が人間として行った最後の排泄行為になった。
循環呼吸器系の内臓が完全に取り払われると、手術は腹部の下層部へ移行していった。
鋭いメスが一振りされる度、エイラは自分が人間から遠ざかっていくのを感じた。
そして遂に、メスは彼女の子宮に及んだ。
女性にとって最も神聖な器官が、汚らしい生ゴミ同然に汚物入れへと投げ捨てられる。
つづいて股間の外性器が一気にえぐり取られた。
「サーニャ、ごめんナ……」
もう、そこに愛しのサーニャの口づけを受けることは永久に叶わない。
そう考えると自然に涙が滲んできて視界がぼやけた。
「サーニャ……さようならダ……」
固く閉じられた目の端から、銀色の滴が流れ落ちた。
(つづく)
長編です。戦闘シーンあるので苦手な人は避けてくださいね
開け放たれたサウナにある扉の一つから、湯気が白さを増しながらこの時間帯には夏の陽光を受け輝きながら、
すがすがしい緑の木立や茂みへと流れて行った。芳佳の肌には、夏の昼下がりの外気もひんやりと冷たく感じら
れた。
彼女は訓練の後に、まだ魔力を制御しきれず未だにほてっている身体を冷やすという目的でもともとはここに来
ていた。今ではわざわざ水浴びをせずとも我慢できるし、美緒にはそうやって風呂場まで耐えるべしと教育され
ていたが、それでも人工池ですることは、彼女達にとって重要で、結局毎日天候に拘わらずここへ来ていた。
人工池とその周囲は、そこにいない誰からも視線が遮られるし、そのことも芳佳は知っていたがしかし恥じらう
ような仕草をしてなかなか外へ出なかった。彼女は自分の胸と女陰をタオルで隠しながら期待と甘えの籠った、
熱い視線を前方の少女へと向けた。
彼女は少しばかり頬の赤みを増すとやや笑みを押し込めて振り返った。彼女は垂れ目気味の、やさしい顔つきの
美少女だ。
細い体格だが艶めかしく発育していて、彼女が芳佳のほうへ振り返ると色よし張りよしと詠われた乳房が動揺し、
その動きから芳佳は触らずしてその感触を感じ取った。彼女の、白い肌と一緒に湿って艶艶と輝く長髪は深く紫
がかた色でさらさらとしていて、芳佳の羨望の的だ。彼女はゲルトルートという名の芳佳の上官で、暑さに喘ぐ
芳佳に人工池を紹介したのだった。
ゲルトルートは芳佳に向かって言った。
「なんだ、恥ずかしいか。私以外、誰もお前を見ていないが」
「はいわかっています。でも」
「恥ずかしいか」
「はいっ。・・・やっぱり私シャワーを浴びようかと」
そう言ってためらう芳佳に対してゲルトルートはその虹彩の色が芳佳と姉妹のように似ている眼の両方ともに、
一層優しい光を宿らせてほほ笑むと両腕を広げた。
このような仕草も26回目ともなればその意味は自明だが、芳佳はちょっとくびをかしげた。
ゲルトルートは小走りで芳佳に近づくと正面から抱きすくめて、一呼吸置いてから優しく言った。
「ほら、これで私にも見えない。ずっとこうしていてあげるから、おいで」
「はい」
芳佳は全くゲルトルートに一目惚れしたような状態になった。普段との違いが新鮮に感じられたし、彼女の鎖骨
の辺りにゲルトルートの乳房が当たり、密着すればするほど当たっている範囲が広がるため芳佳はゲルトルート
の乳房の絶妙な弾力を受けとめながら、彼女の両腕をゲルトルートの背中に廻し身体に巻きつけて抱きついた。
ゲルトルートの肌も芳佳の肌もきめが細かく滑らかでしっとりとしているため、互いのやわらかい身体は求めあ
うように密着した。ゲルトルートの身体からは細かく振動と動悸が伝わってきたし、芳佳もびくびくと震えて、
どきどきしていた。ついさっきまでの浅い関係が信じがたいほどだった。無意識に芳佳がゲルトルートの首に唇
を這わせると密着した彼女の身体は悦びに震え肌が熱くなった。
彼女等はそのまま少しずつ移動して、抱き合ったまま人工池に入った。大木に隠された人工池には木漏れ日が差
していてなかなか良い感じである。
そこで彼女等は郷里の話をした。ゲルトルートは球根植物の開花が知らせる春の目覚めや短い夏に実る、桃や梨
や杏をもいだりベリーを採りに行ったりする話をしたし、芳佳は扶桑式の魔法の獲得のために雑木林や川や海で
生命に触れさせられたのでイシガメが熟柿を食べていたりタコが上陸して大根を食べる話をした。田舎育ちまる
出しの話題だがゲルトルートはよく聴いてくれた。彼女は規則以外に関しては特によく芳佳を尊重してくれた
日を追うごとに彼女等の親密さは増して、三日目には、ゲルトルートが持ってきたチョコレートが苦いと言った
芳佳に、ゲルトルートは彼女の妹にそうしてやったように口移ししてやった。とはいえ、この行動の真意が判る
のは彼女の妹だけだったので、芳佳は単純にキスをする仲になったのだと解釈して、胸をときめかせながら応じ
た。チョコレートの風味が消えてもなお彼女等は唇を重ね舌を絡めあわせて限界まで、互いに吸い合い続けた。
芳佳はその時に自分の女陰から溢れる体液に気付いた。心配そうに何事かと問う芳佳の、愛液に濡れた細い指を、
ゲルトルートはなめて、そして恥じらいながらゲルトルートの女陰も濡れていることを触れさせて知らせ、芳佳
を安心させた。
その三日後には彼女等は敷いた布の上で、顔からつま先まで唾液と愛液、汗に濡れながら互いを求めあい、慣れ
ない芳佳はしばしば脚にまで接吻の副産物をつけるので、ゲルトルートはそれを化粧して隠しながら下着を重ね
履きする制服って好いよね、などと語った
雨の日も木のお蔭で雨だれに打たれることはなかったが気温は低いので彼女等は抱き合って語り合うだけだった。
時間帯の関係か、エイラとサーニャと鉢合わせすることもなく、そこはゲルトルートと芳佳だけの世界だった、
のだが。
「トゥルーデ、芳佳、来ちゃった。えへへ」
今のシフトは今日を以て終了で、だからこんなに長い間人工池での時間を過ごせることは少なくなるのだが、自
重することを敢えて忘れたエーリカが現れたのだった。
「エーリカおねえちゃん、私たち明日からは―」
「いいじゃない、いいじゃないみんなの前でもトゥルーデと仲良くすれば」
「そうですけど」
芳佳のエーリカとの関係もまた大きく変わった。どうやって知ったのかは判らないが芳佳がゲルトルートのこと
を愛称より響きが良く感じられたのでゲルトルートお姉ちゃんと呼んでいるのを知った彼女は、だったら私を、
エーリカお姉ちゃんと呼ばなければ本物の妹にはならないと言い、ゲルトルートもほぼ同意したのでそうするこ
とになった。
三姉妹のうち、赤ん坊の三女を長女に抱かせてもらいたがる次女のようにふるまう彼女を、芳佳は好いていたが、
キスしたり胸に触ったりするタイミングが独特なので苦労もした。部屋に何もないからと言ってゲルトルートの
部屋と、芳佳のそれを間違え、芳佳の寝間着を無理やり脱がすほど私生活はテキトーで、本人はその時寝間着を
脱がせるプレイのための道具と勘違いしたらしい。
「なんだフラウ、私たちは午後の演習のための打ち合わせをするだけだが」
ゲルトルートは、じゃれ合っているとよくそうするのにエーリカがじろじろ見ていることを意識すると芳佳と甘
い言葉を交わす気には、照れくさくてなれないようだった。
エーリカがじゃあ“鉤爪”を全員集めてくる、と言うとゲルトルートは、替わりに全員を彼女の部屋に集めるよ
うに言った。
ゲルトルートといちゃつけなかったのは残念だが、芳佳にとって午後の演習の意味は大きかったので、彼女は闘
志を燃やしながらゲルトルートと一緒に人工池を後にした。
その90分後―
「鉤爪、鉤爪此方鷹巣。割り箸は攻撃隊主力等と直掩隊の二群に分散すれども進路を変更せず。特に修正の必要
を認めず。前方を進撃せる一群はハシゴ20へ降下す。制空隊にあらず、攻撃隊主力の公算大なり。後方からの
奇襲に注意せよ。目視までの時間・・・、」
鷹巣―今回の演習のために用意された、巡洋艦のCICからの通信が途絶えた瞬間、それを予期していたのかの
ように芳佳のインカムからもゲルトルートの威勢の良い大声が流れ込んだ。
「鈎爪全機、通信状況知らせよ」
「鈎爪2感度よーし」
「鈎爪3感度良好です」
[鈎爪4か、感度、良好・・・」
「把握した。いいか、さっきの通信から判るように我々の使用周波数帯はとうとう断定されたに違いない。油断
するなよ、この近距離ならば、割りば、いやミーナにも我々の声が聴こえている筈だ。こうして今交信出来てい
るのには裏がある。各自万全の体制を整えよ。第一小隊が攻撃隊主力を叩く。第二小隊はハシゴ80を進撃、敵
直掩隊の攻撃を阻止せよ」
鈎爪という符丁を与えられた飛行隊は、高度を上げつつ、四条の、実際には八条の白い雲を発生させながら二群
に分かれた。
>>614 切ないなぁ
自己犠牲の精神は何よりも崇高で美しいな
悲しいけどGJ
その四人の魔法少女が抱えているのは模擬銃だった。ネウロイの空襲の翌日は全隊員が非番になるため、全員参
加の501空発足以来最大の演習が行なわれることになったのだ。想定では四人は輸送船団の護衛を任されており、
電探からの情報を基に、サーニャによる妨害を封じ船団から100km以上離れた空域で攻撃隊役を務める七人と
吹流しを曳いている三機の彩雲を捕捉、特に高速型役の吹流しに撃墜と判定される数の命中弾を与える任務が与
えられていた。
これまでにない厳しい条件での演習だが、とりあえず最初の試練である電波妨害は、使用波長帯を複数にし、使
用していない波長にも指令を出し、大量に偽電を放ちこれを直前まで無力化出来ていた。CICからは、相手の
位置情報が刻一刻と伝えられてきた。どうやら、苦労の甲斐があったようだ。
演習の目的は、技量の向上のほかにも、あまり実戦を知らない隊員に実戦の様子を知らしめる目的があった。
501空の隊員の中には、好みだが、全く実戦に適さない銃砲を選択するものが少なくなく、だからといって簡単
には変更させられなかった。
例えばリーネの使っているライフルは重く連射できないうえ、魔法弾を使ってやっと毎秒945mと初速も大した
ことがなく、並みの航空用中口径銃とあまり変わらないのだが、彼女はブリタニア製のこの火器に誇りを持って
いるため、大規模な空戦を経験させ、撃墜するために機銃が必要なことを実感させない限り、彼女の戦意を損な
わずに火器の変更をさせられない。彼女は不利な空戦を強いられる防衛側として参加している。つまり、四人の
うち一人は彼女である。
列機として参加する彼女の長機はエーリカだ。彼女等は第二小隊と称された。
第一小隊のメンバーはゲルトルートと芳佳である。この編成は実験的な意味合いが大きかった。ゲルトルートの
怪力は、割と使い勝手よく、筋力のみならず、活動時間の延長に見られるように、様々な用途に使われるためも
う19歳になる美緒とでは過剰気味の魔力を抑えきれない芳佳と相性が良いのではないかといわれ、実際に他の
隊員が休養を余儀なくされる時も彼女等は訓練を続けられた。
26日間に及ぶ彼女等の研鑽努力の結果は、早くも現れていた。第一小隊と第二小隊とでは、ベテランの飛び方に
変わりはなく、基本的には首だけを動かし予め未来の死角を遥か遠くから見張る洗練された飛び方だ。それに対
して、新人の飛び方には大きな違いがあった。視力というより自信の差である。
芳佳が自信を持っているのは単に飛行時間が長くなったからだけではなく、彼女なりの索敵法を発見していたか
らだ。芳佳は頑固で美緒は彼女を訓練する際に苦労していたが、反面実戦には強くどちらかというと創意工夫に
よって急成長するタイプでプライドも強い。だから危険運転への対処は美緒よりずっと厳しく、かなり怖い人と
いうその印象は消えなかったし、地上では交流も少なかったが、彼女の思い付きを真面目に受け止め訓練に反映
してくれるし、なぜかはよく判らないが自分に一目置いてくれるようになったゲルトルートが好きで、信頼して
いた。
きっと今回の演習でもよい結果が出ることだろう。
標的はエーリカが最初に彼我の距離13kmで発見した。報告どおり、低空を攻撃隊主力役が進撃し、直衛隊が数
名いるが、後上方には絶対に直掩隊が占位しているはずだ。編成を変えなかったのはネウロイに人の言葉が理解
出来ない筈で、より実戦に近い状態にするためだろう。
雲量が多いので様子は見難いが、だからといって攻撃隊主力役ばかりを見続けるわけにもいかない。ミーナと、
サーニャ、そして美緒相手に奇襲はあり得ないからだ。相手はよほど強気と見えて、この期に及んで電波妨害を
してこない。
予定通り第一小隊は攻撃隊主力役の後上方に占位した。その後上方に占位しているのは第二小隊である。状況か
らして、相手はこちらが攻撃を開始した直後に発生しがちな隙を衝く心算らしい。予想は正しかった。サーニャ
は苦労して、複数設定された芳佳達の使用周波数帯を全て割り出していた。
一応芳佳達も互いを符丁で呼び合った。
>>614 キャラが知恵遅れに見える自己満SSが多い中、こういう作品は貴重だな
こういう書き手がもっと増えて欲しい
「第一小隊、突撃隊形つくれ」
「鈎爪3準備よろし」
「第一小隊突撃開始」
芳佳はゲルトルートに続いて降下を開始した。彼女とゲルトルートが使用する戦闘脚は交渉出力がまるで違うが、
それが問題にならないのは、美緒が501空のほかの隊員と行動を共に出来ている事から判るように、実際の出力
は気合次第で増強出来るからだ。
攻撃隊主力役との間には大きな雲が浮かんでいて、そこに敵が潜んでいるのは確実だと芳佳たちは考えた。不思
議と恐怖感はなく、寧ろどう反撃しようかということばかり頭に浮かぶ。それゆえペリ−ヌに嫌われたり美緒に
苦笑されたりするが芳佳は新人でも、心構えはベテランのそれとよく似ていて、彼女の優れている所の一つとさ
れている。
「イェーガー隊、5時の方向より降下しつつあり。第二小隊、これを邀撃―」
インカムからサーニャの歌声が大音量で流れ込んできたのはやはり雲の塊の傍を過ぎたときだった。
ゲルトルートとの取り決めに従い、その瞬間に芳佳は魔力を全開にして降下した。
その瞬間完璧な位置からミーナとエイラが第一小隊に攻撃を仕掛けた。彼女らはこの増速を予期せず、思いがけ
ず芳佳達と向かい合うようにして降下してきたが、迷わずインメルマン旋回の派生の機動で180度方向転換し
て、ミーナは芳佳をもはや新人でないと認めたのか、全く容赦することなく彼女の後ろをとりにきた。既に速度
を稼いでいた芳佳はとっさに宙返りの旋回でこれに応じた。事前の打ち合わせである程度はゲルトルートと別行
動をとってよいことになっていた。
Bf109は宙返りに関しては不得手だが垂直面内での格闘は得意なのでミーナは支援を任されたエイラが芳佳を助
けるために仕掛けてきたゲルトルートに応じるのを確認して尚、芳佳を追撃した。
芳佳は一回の旋回でけりをつける心算だった。彼女は、利き脚の関係で左斜め宙返りの頂点で魔動機の出力、特
に左の魔動機のそれを急激に落とし、更に大きく体をよじりながら横滑り(軸線に平行でない方向へ飛ぶこと。
実際の進行方向を敵に悟られ難くなる効果があり、抗力が増し速度が低下する)に入った。
速度を殺すこれらの動作は、一見自殺行為のようだが、降下しながらの旋回を小さい旋回半径で行なうには必要
で、そして初心者には技量と度胸の限界ゆえ容易に出来ない機動である。
芳佳は体が垂直に横たわっているような状態で、通常の宙返りより遥かに小さい半径でミーナに肉薄した。振り
向いたミーナは吃驚していて、芳佳にはその顔が少し蒼ざめて見えた。
芳佳が行なったのは若干不恰好で強引だが、捻り込みの一種ともいえる機動だった。少なくともミーナの対応時
間は削減された。
上昇に転じた芳佳は勝利を確かにすべく、自分の安全を確保するためミーナの後方を射撃しながら自慢の強い魔
力を推力に変えて左後方から急接近し、直前に前方へ射撃してミーナを牽制した。
しかし芳佳は彼女を捕捉し損ねた。ミーナは間一髪で模擬弾をかわしつつ軸線を芳佳のそれに一致させたのだ。
直後芳佳は尻ではたかれたような衝撃に揺さぶられた。芳佳がよけ続けていたミーナの魔力によって発生した後
流が彼女に直撃し、照準を困難にしたのだった。
しかし、芳佳の反撃は大きな意味を持っていた。彼女が直前に前方へ射撃したためミーナは、衝突しないために
も降下し、空戦から離脱せざるを得なかったからだ。
対照的に芳佳は高度を稼ぎ、ゆるく旋回しつつ、ゲルトルートと激しく格闘しているエイラの腹側、つまり芳佳
にとってはおっぱい側に、高度を犠牲にした極めて半径の小さい旋回で回り込んだ。
既にミーナとサーニャから芳佳の接近を知らされていたエイラは即座に、ぐらつくような不安定で難解な横転を
わざとして逃げた。
エイラとミーナがゲルトルート達を追撃しなかったのには切実な訳があった。
ルッキーニが横着をやってリーネの上側を通過したために撃墜判定を受け、そうとは知らないシャーリーは、本
来ならルッキーニが牽制している筈のエーリカの追撃を受け、高度を保ったリーネも追撃に加わったためまさに
轍鮒の急といった状況に追い込まれていて、ミーナたちの支援を必要としていたからだ。結果的にシャーリーは
被撃墜と判定されたが、第二小隊はミーナとエイラに高位から襲撃されることになる。
ゲルトルートと芳佳は、危なげなくすれ違うと、無線による補助なしに編隊を組んで攻撃隊主力役へと向かった。
直衛隊が反応してこちらへ向かってくる。編成はサーニャとペリーヌだった。美緒はまだ動かずに空戦官制を行
なっていた。
サーニャは、さすがに苦しいのか妨害が一瞬中断するのがアンテナの輝き具合から、他の者にも判った。
芳佳とゲルトルートは期待してインカムを再起動させたが、エイラがサーニャを励ます声が大音量で彼女等の耳
に流れ込んできた。咄嗟に電源を切る前に思わず赤面するようなあまーい言葉ばかりだった。
これならサーニャがどんなに苦しくても念じ続けられるらしくて、加えて戦闘時の相手の集中力を奪う効果は、
サーニャが自分の歌声を念ずるときよりも大きかった。
無線で交信する手段は、サーニャではなく、実際に妨害機役として参加している美緒に勝利しなければ得られな
さそうだった。
ゲルトルートと芳佳は暫く寄り添うようにして降下したが突然編隊を崩壊させ、ゲルトルートはなんと背面降下
でサーニャとペリーヌに襲い掛かり、その一瞬前には芳佳が引き起こしつつ斜め方向へのすばやい旋回で高度を
意図的に喪失し、下方から内側に回りこみつつ上昇旋回でサーニャとペリーヌに接近し、彼女等をゲルトルート
と協力して挟撃した。性格の違いを利用した戦法として、一度オラーシャ空軍が運用に失敗したのと同じ方向性
の戦法ではあるが、ゲルトルートと芳佳で、一緒に創りだした戦法だ。
この戦法が効いたのかどうかはよく判らなかった。何しろ、小回りの聞く相手を背面降下で狙撃するということ
自体通常ありえず、対応に失敗したサーニャに撃墜判定が下りたからだった。極めて狙い難い姿勢からの射撃だ
が、模擬弾は全て、サーニャの体に直接当たることなく、戦闘脚に命中していた。
今度は降下の反動を利用してゲルトルートがペリーヌに下から接近し、芳佳が、先程の上昇旋回で稼いだ高度を
代償に小さな旋回半径で旋回してペリーヌの動きを引き続き牽制する。
このままではペリーヌが確実にやられるため美緒が、芳佳とゲルトルートが攻撃隊主力役に近付きつつあること
もあって救援に現れた。
サーニャはこの瞬感に妨害を打ち切った。通常ネウロイの妨害機は格闘の最中には妨害を止めていたからだ。
ゲルトルートと芳佳、エーリカとリーネはインカムの電源を入れなおすと再度無線の補助を得られるようになっ
た。しかし、演習はそこまでだった。
「全員交戦止め。此方巡洋艦オークランドCIC、全員交戦止め。TF37より入電、ネウロイ方位0−2−0、距離
不明、高度7500よりTF37へ向かう、数、20以上。TF37との通信回復を実行中」
午前の訓練のため披露していると判定された芳佳、美緒、リーネとゲルトルートは、基地近辺の船団の護衛など
を行う予備兵力として基地に残され、他の者は、とりあえずTF37の上空でTF37の基幹をなす空母エセックス
の母艦航空歩兵隊とともに敵を迎え撃つことになった。
>>614 マロニーだな
マロニーの奴がやらせたんだな
誰にせよエイラをこんな目にあわせる奴は許さん
基地で待機するのは、今日の場合かなりしんどかった。味方との交信は途絶し、味方の劣勢を思わせるネウロイ
の目撃情報に従って、続報を待たなければならなかった。敵はかなり手強そうだった。
重苦しい雰囲気の格納庫の隊内電話が鳴ったのは待機を初めて20分も経たない頃だった。
「ネウロイ方位0−5−5距離110海里高度2000より基地南方の船団へ向かう。数、7」
「と、いうことだ。出撃するぞ、全員離陸せよ」
かくして501空からの邀撃第二波(総指揮官は坂本美緒少佐)は出撃した。第一小隊は美緒と芳佳が隊員で、
第二小隊はゲルトルートとリーネが隊員である。
ゲルトルートは身長よりはるかに大きい20o機銃、Hispano MkVを二丁抱えていた。発射速度はMG42の半
分強だが弾丸の重量は12倍で、炸薬の割合も多かった。初速も毎秒840m/秒と強力だ。ちなみにHを発音し
ないためヒスパノスイザよりイスパノイザのほうが呼び方として適切である。
反動を制御できるリーネにも使えたが、前述の理由でまだ装備を変更していない。
芳佳は13o機銃に、赤城から送られた炸裂弾を装填していた。本来なら12.7×99に炸裂弾は用意されて
いないが、扶桑で特別に製造してもらっていた。
12.7×99は本来使用するM2が過熱し易すぎるために炸裂弾を用意されていないが、エリコン系の機銃な
ら普通過熱はしない。炸裂弾以外ではコアを直撃しないとネウロイを撃破し得ないので若年の魔法少女には使い
難く、また破壊力に劣るためしばしば敵による攻撃を阻止し得なかった。おそらくTF37もそのせいで劣勢なの
だ。
「こちら501空」
「坂本だ、感度良好送れ」
「敵7のうち主力は5、三週間前に出現せる回転翼型なり。残り2は護衛と思しき新型なり」
シュヴァルム全体に緊張が走った。敵の主力はゲルトルートを撃墜した物と同一の型らしい。
坂本少佐は第一小隊の目標を敵直掩隊、第二小隊の目標を攻撃隊主力とするよう命じた。
敵に対しては、奇襲は為し得なかった。直掩隊はためらうことなく高度を得ようとはせず、明らかに格闘戦を挑
んできた。
その動きと、主力が割合脆弱なことから美緒には敵直掩隊が相当手強いことを知った。
空戦と言えば一撃離脱を基本とした編隊空戦が理想と言われるが、ときとしてそうではない。脆弱な機体を直掩
する時がまさにその場合で、劣位だからと言って離脱しては、軽快で弱武装の敵に護衛対象を撃滅されてしまう。
P51が戦えたのは敵に重武装と鈍重化を強いることが出来たからだ。
零戦が、設計途中の段階で護衛戦闘機としての役割を与えられたのも、陸攻隊の損害が甚だしく、また中攻しか
調達できない自軍にも航空艦隊を用意するべく20o機銃を満足に敵双発重戦に指向し得る、島嶼や艦上で運用
可能な単発機が求められたからで、空中艦隊構想が消えた現代からすると一見奇妙だが、その格闘能力は決して
副次的なものだけではあり得ない。
今回のネウロイも格闘性能のよい型なのだろう、かなり小さい半径で旋回してきた。
「宮藤、危なくなったら遠慮なく反転してシールドを張れ。命令次第で第二小隊に合流し攻撃隊主力を叩け」
返事をしながら芳佳は厄介なことになったと思った。場合によっては芳佳が隙を作り出さず、名人の美緒が敵直
掩隊を二機とも引き受けるほうが良い可能性すらある。芳佳は、禁じ手に出ることにした。一度限りなら出来そ
うな気がした。もちろん抗命まがいの行動で殴られるだけで済めばよいほうだ。
第二小隊はわざと攻撃隊主力からそれた位置に向かって降下し、結果として正しく攻撃隊主力を目指した第一小
隊は敵直掩隊を釣り上げることに成功した。敵直掩隊は第一小隊の美緒と芳佳の眼先に、エネルギーの喪失を防
ぐため直進しながら光線を放ってきた。通常ならこれを宙返りでかわすが、芳佳は、気づかれぬようネウロイと
衝突する程度に速度を落とした。
敵は直前まで気付けなかった。芳佳は衝突寸前に一連射で敵を仕留め、崩壊しきらない敵の残骸がシールドに当
たって砕けた。次の瞬間美緒の怒りに満ちた叫びが無線から聞こえた。
「宮藤っ、後ろをとられるぞ」
芳佳は反転して辛うじてシールドで光線を跳ね返した。
任務に忠実な敵は芳佳を無視して美緒の妨害へ向かった。
「第二小隊より全員へ。ネウロイの型によってコアの位置は決まっているようだ」
ゲルトルートが編隊最後尾の敵を一連射で落伍させ、リーネが検査射撃を行ったらしい。
「ようし、第二小隊よくやった。宮藤は第二小隊に合流せよ。敵が私に掛かりきりになってからだ」
「宮藤、ビショップと組んで私を援護せよ。合流のタイミングは私が指示する。私は指揮官機から順に前方から
仕留める。互いに回り込む敵を発見次第報告、適切に対処せよ」
「突撃準備せよ、宮藤っ」
「合流せよ」
芳佳とリーネは、前方から突撃するゲルトルートの後ろへ回り込もうとする敵のカモ番機を標的とした。
芳佳がビーム座を炸裂弾で破壊し、射撃技量のより優れたリーネがコアを狙うがしかし数回の突撃を要し、その
間にゲルトルートは3機を単独撃墜して敵攻撃隊主力を全滅させた。20o機銃の為せる業だ。
その様子を見た敵直掩隊の残存は離脱していった。空戦は終わり、ネウロイにさらに多くの標的を撃破する能力
も意思もなくなったことからそれは明白だった。
「芳佳ちゃん、がんばってね」
「え、ああ、?られてくるよ」
「大丈夫かな」
「たぶん大丈夫じゃないね、リーネちゃん」
芳佳に近づいてきた美緒とゲルトルートは、ちらりと、帰還する7人の501空の魔法少女の姿を視界に収めたこ
ともあって、その場で芳佳に対し、美緒が左頬、ゲルトルートが右頬に激しく一回、平手打ちした。流石の芳佳
も涙を溢れさせているところへ、美緒はお前のような莫迦は生まれてこのかた初めて見たと言い、ゲルトルート
は、策敵不十分と分不相応な対応について魔力が持つ限り空中で説教をした。
?られることは判っていたのでゲルトルートの無表情が一番かなしかった。
ゲルトルートは、芳佳が自室謹慎処分にならなかったので、皆の前では甘い、などと言っていたが実際には喜ん
でいた。
「お姉ちゃんに心配かけるような子はつぶしちゃうぞ、むぎゅう」
芳佳に覆いかぶさるようにして抱きつくゲルトルートを、彼女は笑いながら、その痛む頬をゲルトルートの身体
にそっと押しつけた。
「大丈夫、おねえちゃんはやわらかいから」
「芳佳だってやわらかいぞ」
「でも大丈夫」
「なんでそう思うんだ」
「だっておねえちゃん、やさしいから」
ゲルトルートは感激して、ミーナとエーリカが見ているのに芳佳にキスしはじめた。
エーリカは笑っていたが、ミーナは今日の日記に何と書こうか、考え込んでしまった。その結論はあまりに意外
な出来事が連続したため全く出なかった。
よりによってなんで俺のエイラなの?
いらん子なら他にもいるだろうに
他人の文章にケチつけてるやつは自分の文章には具体的な感想を書かないんだよな
>>614 エイラのサーニャに対する思いが溢れかえっていて涙なしでは読めなかった
今後の展開が気になるな
補足です。方位を示す方法ですが、たとえば0−0−0は北、0−9−0は西、1−8−0は南、2−7−0は東です
米国海軍の呼称に従いました
>>614 まともにお話を書ける人はここでは貴重だ
続きよろしく
期待しているよ
本当に残念な生き物だなぁ。自演ばかりしていて恥ずかしくないのだろうか?
>>634 電撃さんの悪口は許さんぞ
半年ROMってろや
>>631 どこがそう感じたのかいつもみたいに文章から引用して説明してみてくれない?
まあそんなことできないんだろうけどな
他人へのすり替えも得意だよね。
なんというか知恵遅れな生き物だ。
乙女塾の続き読みたい今日この頃
>>614 なんで麻酔効いて感覚がないとか書いてるのにメスがあたる触感て使ってるの?
A.作者が得意なのはバレバレの自演だけであって文章作成能力はないから。
1個前の話でも短期間に2度も半狂乱してて吹いた。さっさと狂乱しろよ。
>>639 この野蛮人は局部麻酔されたこと無いらしい
もしくは親不知抜くのにも全身麻酔掛けるヘタレなのかなw
意識も触覚も普通にあるんだよ、この知ったかぶりが
>>640 では、お言葉に甘えて出だしの部分だけでも狂うよ
電撃さん、恨まないでね
>>湯気が白さを増しながらこの時間帯には夏の陽光を受け輝きながらすがすがしい緑の木立や茂みへと流れて行った
湯気は流れるにしたがって気温に近づくんだから、白さを増すなんてことはありえない
それと「ながら〜ながら〜」という描写も幼いというか稚拙に過ぎて、読んでるこちらが恥ずかしくなる
>>芳佳の肌には、夏の昼下がりの外気もひんやりと冷たく感じられた。
そんな体調にあるのなら、体内の蛋白物質がダメになって死んじゃうだろ
>>まだ魔力を制御しきれず未だにほてっている身体を冷やすという目的でもともとはここに来ていた。
「まだ〜未だ」という部分も書いてて自分で引っ掛かるところがなかったのかな?
>>今ではわざわざ水浴びをせずとも我慢できるし、美緒にはそうやって風呂場まで耐えるべしと教育されていたが
「そうやって」が何処に掛かるのかよく分からないな
>>彼女は自分の胸と女陰をタオルで隠しながら
胸はおおざっぱに隠しながら、なんで股間は女陰だけを隠すエロチックな仕草なの?
つか、どんなちっちゃいタオルなのか
>>彼女が芳佳のほうへ振り返ると色よし張りよしと詠われた乳房が動揺し
色よし張りよしなんて和歌に詠まれたのか? 謳われたんじゃなくってw
>>湿って艶艶と輝く長髪は深く紫がかた色でさらさらとしていて
「紫がかた」ってのは2ちゃん語ですね、わかります
自演ばかりしているとIDが信用できないらしいね。
なんで自演ばかりするのかには答えられないんだよね。
電撃さんは一文に動作や情報を詰め込みすぎだね
更に言えば、読点をまともに打っていないから、誰が何をやっているのか分かりにくい
要らない部分を削除するか、二文に分けるとかした方がスッキリするよ
文を修飾するために、アレも入れたいコレも入れたいってのは分かるけどね
>>614 大変お上手なんですが、
このスレに来ている方すべてに、グロ態勢があるわけではないので、
こういう内容のssを投下する場合には、
はじめに“グロ注意”と書いていただくか、txtで上げていただけると、
スレが円滑に進むのではないかと思います。
それと、皆さんに聞きたいのですが、
やはり次からテンプレに
>>73を追加したほうがいいでしょうか?
触らないでスルーしとけば良いのに
648 :
>>646:2009/03/11(水) 19:24:09 ID:oC+knJGn
すみません確認しないで書き込んだので……
私は
>>642さんとは別人です
紫がかた の部分は単なる脱字じゃないの?
そんなの指摘していたらキリがないだろ。
>>649 結局詠んだ以外は詭弁なんだよなー今回
なんだかんだではじめてでてきたときのこの人の批評は切れ味があったのに
無理矢理粗探しをやってる感が
まあこんなとこでわざわざ批評するほどの暇人なんだから粗探し好きなんだろ
電ちゃんに教えて貰いたいのだけど「交渉出力」とか言うのは、メーカー側に出した要望の馬力であって、
実際に製造されたユニットの公称出力よりかなり高いものなのか?
それとボーイズMk.Iが嫌なら、素直にビッカース使えとリーネにも言いたい
あと、気合い次第で性能がどうこうなる云々は非常に悲しかった
それじゃ各機種の特性を活かす意味が無くなるし、苦手な宙返りくらい気合いでどうにかしろって話になってしまう
電撃さんは飛行機や空戦が好きでSWファンになったクチだろうけど、空戦描写も余りにトホホで寂しい
インメルマンターンや左捻り込みの部分、多分まともに読んで、かつ理解できてる人はほとんどいないだろうね
折角の捻り込みだけど、ミーナクラスの相手にこのタイミングで行ったら──
上昇中の背面に機銃弾を受けて穴だらけにされちゃうことくらい、電ちゃんなら分かりそうなものだけどな
この次は横の格闘戦が得意な者、縦の格闘戦が得意な者、一撃離脱に特化した者って個性を生かして欲しい
>>646 個人的に入れた方良いんじゃないかと思う
ふたなりはエロパロでやれって意見の人もいるけど、向こうには投下しにくいって人が結構いるだろうし
>>グロ態勢
グロ耐性
無料で読ませて貰ってて我が儘言うな
書けもしないくせに内容に口出しするな
すまん、この機会に言わせてくれ
軽いキスなら何ともないんだが、唾液を交換するような描写は吐き気を催すくらいグロく感じるんだ
アソコから変な汁が出てきたりそれを啜ったりとかはとても耐えられない
マジそう言うのも次からグロ認定頼む
いや、少数派の意見かも知れないが、そう言う気の弱い人間もいるってことを勘案して貰いたい
ここにはもっとプラトニックでライトな百合好きもいるんだし
656 :
>>646:2009/03/11(水) 20:06:56 ID:oC+knJGn
>>654 あれ? そこも間違えてましたか? すみません
グロ注意のところも、
誤変換で寸前までグロ中尉になっていたので、
ほかにも間違えてるかもしれません。
今日はミーナさんの誕生日だぞ!
まあ今回ハッキリしたのは電撃作戦氏の作品はたいしたことなく
かつ、いつもお義理GJばかりでみんな読んでいないってことか
なんて偉そうに言ってる俺も読んでいないんだけどナ
今回は他人の投下直後に被せてしまった電撃氏に落ち度があるのは間違いない
すんなり謝罪して和解の道を探ってみては?
>>658 読んでないのにどうやって批判したの?
あとマジレスするとここエイラ関係以外にはgjなんて一個か二個しかつかないよ
ゲルトでもそれなりについてるような
スルーするつもりだったけど言わせてもらう。
なぜ電撃作戦さんが謝る必要がある?
むしろ投下中に割り込み受けまくった被害者だろう。
あと俺は面白く読んだよ。特にラストとか。
欲を言えば1本の中にいろいろ詰め込んでて話がまとまってないのと、
センテンス長くとる文章が辛いとこあったくらい。
とにかく力作に心からGJを言いたい。
あと
>>638へ。今度こそ投下します。
最後にヘプバーンの言葉を引いておく。
美しい唇である為には、美しい言葉を使いなさい。
美しい瞳である為には、他人の美点を探しなさい。
>>663 被害者面するのはどんなもんかな
みんな
>>614を読んで感動し、直ぐさまGJ付けずにおれなかった熱心な読者じゃないか
まさか他人の投下、僅か1分後に被せてくるマナー知らずの無法者がいるなんて夢にも思わずに
変な言い掛かりを付けるのは止めようよ
俺たちは、美しい文を読みたいのであって、自分自身が美しくある必要などどこにもないんだしな
なんだなんだ、次は乙女塾が批評の対象になるのか?
どういうことになるのか実に興味深いな
グロ、ふたなり系はエロパロ池
向こうは人いないからそっちで好き勝手にやってくれ
>>614を絶賛するのはすべて単発IDな件について。
このスレの愛読者へ
一時避難を提案するー...みんな落ち着こうよ
>>1本の中にいろいろ詰め込んでて話がまとまってないのと、
>>センテンス長くとる文章が辛いとこあった
それって、構成力が欠如してて主題が絞り切れていないってことと
推敲において余分な語句を整理、削除できないってことですか?
いずれにしても書き手として致命的な欠陥じゃないの
乙女塾さんも割りと厳しいことをサラリと言うね
そんな偉そうな氏が、いったいどんな素晴らしい文章を書くのか楽しみにしてるよ
よく見りゃSS投下以外は、GJも批判もお諫めも全部単発ばっかじゃん、このスレw
今に始まったことじゃないだろww
>>663は「俺くらいの大物書き手がGJって認めてんだからGJなんだよ」って選民思想が見え隠れしてて不快だ
いったい何様のつもりなんだろ
ああ乙女塾様ですか、そうですか
これって保管庫の中の人がエロパロの誤爆スレでヘテロに向かってキレたのが原因なんでしょ?
早いとこ詫び入れてお帰り願おうよ
SSと感想で攻撃されても、それはAA連張りとかと違って荒らし認定されないから防ぐ手はないし
幾らグロでも投下されたSSに対してギャアギャア言ってたら、逆にこっちが荒らし扱いされちまうぞ
綺麗な百合しか我慢できない人間なんだろ
ここが百合スレだと理解できない人は勘弁して欲しいな。
あと文章力を指摘する前に
>>3に書いてある「心構えと方針」を守ってくれ。
グロに関しては
>>646の言うように注意書き、txt上げなどの方法をテンプレに追加しておけば良いかと。
百合関係のスレは香ばしくならなかった試しがない
ここも例外ではなかった
程度が低いんだろうね
あと、煽り耐性が低い
>>678 表情からするとシャーリー×ゲルトかな
シャーリーはやっぱり攻めが似合う
春休みになったからなのかこの流れは?
春はキ印の季節だからな
しばらくの間は仕方がない
春だからな、仕方ない
春で思い出したんだがいらん子のハルカって
SW時代に活躍してんだよなw
自分的にビューリングはシールド張れなくなってから
どうなったのか気になる
綺麗に辞めたのか、必死に現場に残ろうとしたのか…
どちらにしろ悲しい話に成るんだけどな
>どちらにしろ悲しい話に成るんだけどな
それって確定?
>>685 例え魔力無くなって戦えなくなったとしても、元エースなら経験を生かしてストライカー開発とかの
裏方の仕事に携われるんじゃないかな?
もっさんみたいに教官になるって選択肢もあるけど、ビューリングのキャラじゃないしなあw
え?ビューリングは智子と一緒に扶桑に来るんじゃないの?
>>キャラじゃない
うん…しかも、なんだかんだといって過去の事件もあるし
良い区切りだ、とか言ってスッパリ辞めそうな気がするんだわ
やっぱりビューリングにとって
過去の事件は大きなウエイトを占めていると思うし
いらん子じゃ一番好きなキャラだし、ずっと現役でいてほすいおおぉぉ…
そしていつかビューとウルスラのぱん
―――ズボンをカラーで!
>>685 まじですか…ビューリングのそんな話しらなかった。なんか悲しいなぁ…それって何の情報?
その後ヤクのやりすぎでぽっくり逝った
彼女が死亡した時にはデューク・エリントン楽団のレコードが流れていたという
史実に近付けるならビューリングは中東に行くことになるんじゃないかと思うのです
それ死亡フラ(ry
あのマルセイユが死亡フラグ回避してるんだしビューリングが回避できないはずがない、
と思う俺ナッシュ。
マルセイユを助けたウィッチってやっぱりヒガシさんかな?
史実どおりだと結構悲しい結末のキャラが多かったりするから、公式のスタンスである欝展開にしないっていうのは多分そういうところのフォローも含めてのことだと思うんだよね。
本来なら1944夏前に戦死してる人とかもいるし。
自分的に印象的なのはアフ魔女のマイルズ少佐。
「ブラディガンが〜」の台詞って最期に残した言葉だったのが、アフ魔女では「助けてくれたのね」になってる。
こういう演出ってグッとくる。
だからきっとビューリングにも孤独のまま輸送機の事故で亡くなったバーリングとは別の展開が用意されてると思うんだ。
いらん子の誰かが助けに来るとか、そもそもそっち方面へ行かないというか行くのを阻止されるというか。
考えてみれば、三巻までで孤独ではなくなり大切な仲間ができてる。
そうなると、スオムスに残るかブリタニアに帰るか…
ファラウェイランドに行くというのもありだが。
軍ヲタって気持ち悪いな
>>678 カーーーールスラント軍人(ものすごい堅物)がぁあああああああ
鼻血ブーーーーー
「…なんなんですのよ……まったく」
ペリーヌはつむじ風と戯れる草花に身を預けながら呟いた。
チラリと横を見れば、すぅすぅと気持ちの良さそうな寝息を奏でる輩が一人。
「……………はぁ」
本当に気持ち良さそうな寝顔をしている彼女を起こすのも忍びなく、ペリーヌは今日何度目かになる溜め息を吐いた。
―――――
「ペリーヌッ」
「ハルトマン中尉?」
朝のミーティングの終わった後、午後の訓練までどの様に時間を費やそうか考えていたペリーヌに、意外な人物から声がかけられた。
実の所、彼女ほど掴み所のない隊員は他にいない、とペリーヌは考えていた。
不思議ちゃんと名高いエイラの方がまだ分かり易い様に感じる位だ。
「一緒に散歩に行こう」
「………は?」
はい決定、と勝手に宣言され、あれよあれよと言う間に、基地から少し離れたなだらかな丘へと連れて行かれた。
丘一面に広がる草花の群生。
501に配属されてからこれまで、この様な場所があるなんて気付きもしなかった光景。
日に照らされ色鮮やかな花弁を広げる花々、風と戯れ青々とした葉を泳がせる草葉。
普段何気なく見ていた自然を、改めて目の当たりにしたこの気持ち。
そんな感動に浸っていたペリーヌは、ふと頬を突つかれる感覚で我に返った。
「どう?凄いでしょ」
「……ええ…、本当に…」
見ればどこか得意気なエーリカがほがらかに笑っていた。
そして私達は、どちらともなくその場に腰を下ろした。
「ペリーヌも、さ…気を張り過ぎなんだよ。たまにはこうやって…心をリフレッシュさせなきゃ」
「……心を…?」
エーリカはごろりと寝転がり、軽く息を吐いた。
「…トゥルーデのこと、まだ気にしてるでしょ?」
「…ッ!?」
やっぱりねー、とエーリカは小さく笑う。
やはりこの気難しいシャルトリューは、相方のジャーマンポインターと同じ位に感情の処理が下手な様だ。
そのくせ、無駄に思い込みが激しかったりするからなー、と口の中で一人ごちる。
「ペリーヌーッ」
「な、わっ!?」
ポスン、とペリーヌの頭がエーリカの身体の上に落ちる。
何か言いたそうなペリーヌの頭を、エーリカは髪を梳く様に撫でる。
「もしかしたら、だけど…取り返しのつかない失敗をしてしまうことだってあるよ」
顔を赤くしていたペリーヌがハッとしたように押し黙る。
エーリカは少し横に転がり、ペリーヌを抱きしめる様にして囁く。
「でも、今回…トゥルーデは無事だったよ。……ミヤフジが居たからって言うのもあるけど……」
エーリカは顔を少し離し、ペリーヌの正面から顔を合わせて言った。
「治療の間、二人をペリーヌがしっかりと守ってくれてた。だからトゥルーデは助かったんだ。ありがとう、ペリーヌ」
「…でも…も、元はと言えば…わたくしが……」
「次からまた気をつけよ。トゥルーデもペリーヌに余計な思いを背負わせたって落ち込んでたしね」
はらはらと涙を流すペリーヌをエーリカは頭を撫でてやりながら抱きしめる。
一つ年下の彼女は、自分同様やはり歳相応の少女でしかないのだ。
積み重なさる重圧を時には解いてあげないと、私達はきっと気持ちに潰される。
頼りになる友人にして上官である二人を見ていて、エーリカはよくよく思っていた。
「……シュトルム」
サンサンと照り注ぐ太陽と、小さく起こしたつむじ風。
柔らかな風に身を任せ、腕の中の彼女をさっきより少しだけ強く抱きしめた。
どのくらい時間が経ったのか、腕の中で眠りについたペリーヌに習い、エーリカも静かに眠りについた。
―――――
「………はぁ」
数刻の後、目を覚ましたペリーヌは眠りに落ちるまでの経緯を思い出し溜め息を零した。
人前でああまで泣いたのは幾年ぶりか。
生来の負けん気の強さも手伝い、他人に弱味を知られることを嫌うペリーヌにとって、エーリカは確実に苦手な部類に入っていた。
「………不思議な人ですわ……」
やはり彼女は¨シュトルム¨だとペリーヌは思った。
遠慮も確認もなく自分の心に入っては、なんでもかんでも掠って行ってしまう優しい嵐。
繋いだままの右手に感じる彼女の温もりを確かめる。
何故だか…今だけは、この温もりを手放したくなかった。
「まったく……どんな顔をして話せば………はぁ…」
ペリーヌは、起きてから何度目かになる溜め息を吐いて
「……起きてから考えればいいですわよね……」
隣で安らかに眠るエーリカに寄り添う様に眠りについた。
余談だが、気持ちよく熟睡していたペリーヌ達は訓練時間に遅れ、坂本少佐の喝を貰う事となったとさ。
おーわれ
サーニャはよく夜空を見上げている。
月明かりの下にいるサーニャはどこか儚げで、でもすげぇ綺麗で、神秘的だった。
私は、その姿を遠目で見ているだけの時もあれば、隣に腰を下ろして星々の伝説を
話してやる時もあった。でも、大抵は二人、ただ黙って輝く月を、煌めく星々を見
ているだけで時が過ぎた。静寂と光に満ち溢れた世界に余分な言葉は不似合いだっ
たし、それに、サーニャの隣にいるだけで、なんかこう幸せで、今、この世界が二
人だけのものみたいで、他には何もいらないような気がした。
ただ、その日は何か違っていた。
空には暗雲が立ち込めて、サーニャはそれを物哀しげな瞳で見つめていた。私は、
サーニャの隣の腰を下ろしたものの、何かしゃべりかけた方がいいのか、それとも
何もしゃべらない方がいいのかわからなくて、ただ黙って膝を抱えていることしか
できなかった。
「・・・エイラ」
「ん?」
「私・・・時々怖くなるの・・・見失うんじゃないかって・・・」
サーニャの声は悲痛なものだった。
「見つけられないんじゃないかって・・・向こうがこっちに何か伝えようとしても、
こっちが探し続けても、何かに邪魔されて、何かに隠されて、もう会えないんじゃ
ないかって・・・」
そう言いながらうつむき、自分の腕を見ているこっちが痛々しくなる程強く握った。
「それで・・・」
言うなって・・・。もう言うなって・・・。
私は、まだ何かを語ろうとするサーニャの体を思わず抱きしめた。
「私はそばにいるから!サーニャが見失いたくても見失えないぐらい近くにいるから、
手ぇ握ろうとすればいつでも握れて、抱きしめようと思えば抱きしめられるぐらい近
くに、それに二人でならきっとなんとかなるだろ?だからさ・・・もう、そんなこと
言わないでくれよ・・・」
抱きしめた私の位置からじゃサーニャの顔を見ることはできなかった。けど、サーニャ
の手が私の体を強く掴む感触は伝わってきていた。
二人のぬくもりが、触れあった体を通して伝わる鼓動が、二人が“ここ”にいることを
教えてくれる。私はどこにも行かないから、でもサーニャのためならどこへでも行ける
から、私はサーニャを見失わないよ、絶対に。 fin
こんばんは、DXUGy60Mです。
先日NHKBSで放送された「秒速5センチメートル」をついさっき
見て、その切なさを原動力に書いてみました。
>>700 こんな時間じゃ誰もいないと思ったら、まさかいるとはwww
おまけにGJです!!
こんな状況のスレで超乙
だが避難所の方がいいかもしれない
>ペリーヌはつむじ風と戯れる草花に身を預けながら呟いた。
つむじ風とは直径50メートル以下の小規模な竜巻のことで草花が戯れるような柔な風じゃないよ
>ペリーヌは今日何度目かになる溜め息を吐いた。
ため息はつくもの。吐くものじゃない
>501に配属されてからこれまで、この様な場所があるなんて気付きもしなかった光景。
気付きもしなかったのは「この様な場所」じゃないの?
日本語おかしいよ
>普段何気なく見ていた自然を、改めて目の当たりにしたこの気持ち。
目の当たりにするも見るも同じ意味で、別の言葉で言い直しただけだろ
つまり自然を二度見した気持ちって、ペリーヌが何に感動したのかまるで伝わってこない
>そして私達は、どちらともなくその場に腰を下ろした。
もしかして、どちら“から”ともなくって言いたかったの?
なんとか乙女チックに仕上げようとしている気概は伝わってくるが、全てが空回りしている
つか、こんなどうでもいいお話を書いて一人で感じ入っている暇があったら、もっと有意義なことに時間を使おう
時間もレスも限られているんだから
溜め息を吐いた。と書いて「ついた」って読むんだよ。アホ
小学校からやり直してこい
>>705 手厳しいねwここで書くぐらいだからそうとう暇人なんだろうねw
>数刻の後、目を覚ましたペリーヌは眠りに落ちるまでの経緯を思い出し溜め息を零した。
じゃあ“零した”ってのも“ついた”って読むんだねw
そこ以外は返すところなかったってことで、後はズバリその通りってことでいいの?
まあ、文章は絵や音楽と違って、取り敢えず誰でも手軽に書けちゃうからね
自分が上手いって勘違いしちゃうのも仕方がない
無責任な住民にGJGJ煽てられれば尚更だろうよ
人間って弱い生き物だもの
頭悪すぎる。「こぼした」も読めないとは
その頭悪い奴にコケにされてる書き手って……クズ以外の何ものでもないな
それをありがたがって集るハエどもは、推して知るべしってとこか
乙女塾ってもっさんをキ印にして笑いものにするシリーズなの?
それよか作者さん、弱視や半盲症などの視覚障害者やその家族のことを気に掛けたことあるのかな
自分の身内にそういう人がいたら、ああいう差別的表現は絶対にできないだろうね
笑いをとるために発した何気ない言葉でも、人を傷つけるのに充分だってことを知っておかなきゃ
荒らしさーん、ID変えて必死に自演して一人でスレ盛り上げてるトコ悪いけど、
もうホントに誰も見てないってば〜。
>ペリーヌは今日何度目かになる溜め息を吐いた。
ため息はつくもの。吐くものじゃない
そこ以外は返すところなかったってことで、後はズバリその通りってことでいいの?
じゃあ“零した”ってのも“ついた”って読むんだねw
こぼした だよ〜。アイタタタタタタ
触るなっつってんのに・・・反応するのが多いから荒らすのが楽しいってのが分からないのかね
>>713 >こぼした だよ〜。アイタタタタタタ
悪いけど、それ
>>710にも聞いたよ。アイタタタタタタw
きっと興奮してリロードするの忘れちゃったんだねw
お子様が鬼の首を取ったつもりになっちゃって……
保管庫の人、ホントにお願いします
>>714 ほっとけばいいじゃん。
煽る方も荒らしが反応するのが楽しくてやってるんでしょ多分。
反応する方も荒らし。勿論触れてる貴方もそうなっちゃうよ。
もう殆ど避難してるんだし、荒らしはあっちには手出し出来ないみたいだから
落ち着くまではあっちで雑談&SSで問題ないっしょ。
>荒らしはあっちには手出し出来ないみたいだから
今さら何言ってるの、あれだけ楽しく雑談しておいてw
俺だってSWが大好きでここに来ているんだし、ギスギスするのはこっちだけで充分だからね
ただ、あっちじゃSS書いても読んでくれる人が極度に限定されてしまうから
書き手にとっちゃ投下先としてはあんまり宜しくないようにも思えるな
作者が文章のおかしい所を指摘してほしいと言ってない限りは文章指摘自体いらないだろ
ここは百合妄想書いておけばいい所
その妄想をSS化する人が多いんであってここはBBSPINKだが表現・創作の場所じゃない
最初から創作物の質を求めるスレじゃない
>>3にも書いてあることを守ればいい
指摘が正しくてもここのスレでは場違い
>>719 お前向こうで荒らせないからこっちで吠えてるんだろうがw バレバレ・自演にも程がある。
もうここには誰もいない。
どうせ暇なんだろうから、せいぜい保管庫の全作品を検閲でもしてろ校正君。
>ここはBBSPINKだが表現・創作の場所じゃない
んなら、SSを発表すること自体が場違いってわけで
自分に都合のいい解釈するのは止めようよ、お互いに
>>721 うふふっ
引っ掛けようったってダメダメw
個人のサイトに立ち入って、うっかり足跡を残すようなヘマはしないよ
とんでもない暴言を吐くお方ですからね、あそこの管理人ってのは
顔の見えないネットにおいては、丁寧な言葉で喋ってさえいれば人格者に見えるもんですがw
>>721 もう本当にほっといておk。
こっちに書き込む人間は居なくなれば、取り敢えずはもう荒らしようが無いんだから。
ID:aLNreURR
いつにもまして基地外ですな^^;
う〜ん、避難所に投下しても読んでもらえなくなるんじゃなあ
書き手としてはたくさんの人に読んでもらいたいしGJだって一杯欲しい
夜間哨戒もなく、エイラにきちんと許可を取って眠りについた翌日。
目覚めると、横には可愛らしい寝顔をさらけ出している私の大切なヒトがいた。
その日は珍しく…というより、初めて私が先に起きた。
夜が明けたばかりの薄明るい部屋。
小さな欠伸を一つ、まだ眠い目を擦りながら横を見ると、エイラは無防備な寝顔を見せてくれた。
「……くす。エイラ、よく寝てる」
時刻はまだ夜が明けたばかり。そういえばエイラの寝顔を眺めるのは久しぶりだ。
いつもエイラの部屋までなんとか堪えるものの、どうしてもそこで寝てしまう。
あともう少しだけ眠気が堪えられれば……、と毎回目が覚めてから思う日が続いていた。
……情けないな、私。
大好きなこの人に、私は何一つ返せてはいないのだから……
夜明け前の冷たい空気がより一層目を冴えさせる。
その時、私はとある香りに気が付いたのです。
それは、とても甘い香り……
大好きな、エイラの……香り……
もっとその香りを吸い込もうと私はエイラの傍へと近付いた。
その時、ふとエイラの奥に視線がズレた。
見れば床に昨晩脱ぎ散らかしたままの私の服が散乱している。
が、あえて言います。
そんなことは問題じゃないんです。
と言うより私の服なんてどうでもいいんです。
私は、そのすぐ傍に、無防備に置いてあるソレを見てしまったのです!
エイラの……ズボン……
いいえ、あれはズボンじゃない!!
毎回毎回、あんなエイラこんなエイラを見続けつきた私には分かる!!!
あれは、エイラの―――!!!!
なら、私がしなきゃいけない事なんて……一つだよね、エイラ。
……サーニャ・V・リトヴャグ、状況を開始します!
しばらく私は熱に浮かされた様にエイラの¨ソレ¨と戯れていた。
しかし、ベッドから物音がした気がしたので振り向くと、なんと……エイラが起きていた。
芳佳ちゃん、事件です。
芳佳ちゃんのマネをしていたらエイラに見つかりました。
354 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 07:47:14 ID:xMxWny+Z
掲示板に削除作品の表示を全て消すように要求しといた
これで対応しないなら新しく保管庫作ったほうがいいかと
355 :保管庫 ◆YFbTwHJXPs :2009/02/27(金) 00:17:29 ID:QcdtLa3Z
何だか揉める原因になってしまったようで申し訳ありませんでした。
依頼を受けたものは完全削除して、以降の番号を繰り上げとしました。
>>353の件ですが、自分から入れて欲しいとはなかなか言い出しにくいのでは、と思ったり。私が言うのも妙な話ですが。
別に盛り上がってる風に装いたいとかそういうのではありませんが、削除はともかく掲載が申告制というのはあんまりだと思います。
とりあえずは他スレに倣って、申請があったものを非掲載、掲載済なら削除するという方針でいかがでしょうか。
359 :名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 20:50:38 ID:kqROOPmb
まず保管庫ありきって考えが本末転倒
ここに餌を投下してもらうことによって管理人が肥え太れるんだろ
それならば保管させていただきますって態度とるのが普通じゃないか
何が「保管されるのが嫌なら先にそう言え」だ
希望者だけが投下されるシステムにしろ
それが著作権を持ってる作者に対する最低限の礼儀だろ
他のスレ?
そんなもん関係あるか
嫌なら他のスレ行ってそこで管庫作ってろや
371 :保管庫 ◆YFbTwHJXPs:2009/02/28(土) 07:15:05 ID:IwJ3x8Qt
なにが肥え太れる、だ!
百合厨の俺がいくらへテロなSSを収集したところで胸糞なだけだっつーの!
レズ物書いてる人がいたからついでのつもりで始めただけだし、誰か代わってくれるなら今すぐにでも投げ出してやる!
あの人のファンだから消したくはなかったけど、これは諦めて全部無かった事にする他無いかもわからんね。
372 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 07:22:28 ID:Tmg8G7eC
保管庫の管理人はただでさえ趣向と心の広いやつでないと勤まらないのに、
なんで百合厨で他シチュに対する許容度も低そうなお前がそもそも管理人なんてやったのよ
その人の作品が好きなだけなら、自分で保存するだけにしとけばよかったのに
正直に「実は俺は百合以外ダメで〜」って言って引継ぎ頼んだらどうだ(誰も引き継がなければ自然消滅ということで)
いきなり消したらスレ大騒ぎになってめっちゃ荒れそうだし、それくらいなら放置で失踪しとけ
373 :保管庫 ◆YFbTwHJXPs:2009/02/28(土) 07:28:47 ID:IwJ3x8Qt
ホント言うと元々百合板のスレの保管庫だったんだけど、こっちでもスレ立ったときにどうせなら一緒にってことで兼用してたんだ。
中身はともあれ創作物に対しては敬意を持ってきちんとやるつもりだったし、最初はちゃんと棲み分けできてたから良かったんだけどね……。
変ないざこざのせいで職人たちが離れていくのは悲しいことだよ。好きなジャンルには賑わってほしい。
376 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 08:53:02 ID:r3TekGH7
まあ、保管庫管理人のこのスレへのスタンスが判明しただけで充分じゃないか
こんなこと考えている奴にここのSSの保管を任せることはできないな
379 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 13:33:01 ID:PpaVAzMR
この「ホントは嫌なんだけど、SWの誼でお情けで載っけてやる」って上から目線が頭に来るな
こんな奴がウロチョロしている限り、まともな書き手は来ないだろうね
一刻も早く隔離スレへ帰ってもらいたいものだ
馬脚をあらわした今、撤退宣言がなされるのも近いだろうけど
止まる時間。微動だにしないエイラ。
なんとなく私はそのままエイラに近づいて――
「な、さ、ささささ、さーにゃ!?なん、わたっ、かぶって…ん!?」
「ちゅ〜っ」
くちびるを奪ってみた。
うん。いい感じにエイラ味。
何か言おうとしていたエイラは、今度は顔を真っ赤に染めた後、鼻血を盛大に噴いて倒れてしまった。
私を放っておいて一人また眠りにつくなんて、今日のエイラは意地悪だ。
だから私も、ちょっとくらい意地悪してもいいよね?
私はベッドに転がっているエイラを後ろからしっかりと、逃げられない様に抱きしめて、二度寝をすることに決めた。
数時間後、目を覚ますと頭がぼぅっとして、しかもなんだかくらくらした。
私…さっきまで、何かをしていた様な…?
私の調子が悪そうだ、とエイラは慌てて芳佳ちゃんを連れて来てくれた。
芳佳ちゃんが言うには私は風邪を引いているらしい。
記憶が朧げな理由はなんとなくわかったのだが……
「………エイラ…?」
「な、なな何ダ?ダイジ…あー、えとー、その、ダイジョウブかさーにゃ…?」
何故かエイラが顔を真っ赤に染めて、いつも以上にオロオロとしている理由が私にはまったく分からなかった。
おーわる
371の書き込みってトリ付いてなかったよね
>>何故かエイラが顔を真っ赤に染めて、いつも以上にオロオロとしている理由が私にはまったく分からなかった。
心配しないで。スレのみんなもさっぱり意味分かんないから
分かっているのは書いた本人だけだよ
>>728 みんなが避難所へって協力している時になんなんだこいつは
足並み乱しているのはチヤホヤされたいからなのか
お前はもう来なくていいよ
割り込まれてザマミロと思ったの初めてw
中年乙
自称ヘマしない男w
>>731 俺はちょうどエイラーニャが読みたかったんだGJ
ヘタレエイラといたずら好きなサーニャはたまらんな
捏造してまで荒らす男の人って……><
捏造というか、完全版というかw
エロパロには誤爆スレという、本スレで言えば荒れそうなことを名無しで思い切り吐く専用スレがあるんだ
件の部分はストレス溜まった管理人さんが、ついエロパロ名物の誤爆スレに本心を暴露しちゃったんだっけ
それを荒らしに見つかって、ここぞとばかりあっちの本スレに晒されたって訳だ
誰も気付かないとでも思っていたんだろうか
どうせここでしかいきがれないくせに頑張っちゃう男の人って><
避難所には来なくてもいいけど;><
エロパロなんて過疎スレどうでもいい
しかしながら保管庫さん「誤爆は荒らしのトラップで、アレは自分ではありません」って嘘つかないのは立派だなw
まあ本当のところは、嘘つきたくてもつけない厳然たる理由があるからなんだけどね
そんなことより百合の話しようぜ
恋人の正位置だッ!
愚痴が出るようになったらやめたらいいと思うんだ。
必要以上にでしゃばりでまとめについて以外の事でもコテとしてレスしてたんでウザかったし。
>>746 ユリでふと思ったんだけど501隊員を花で例えると何だろう
サーニャ … ユリ
エーリカ … チューリップ
ミーナ … バラ
ってのはなんとなく出てた気がするんだけど
次スレは要らないだろ
もうあっちの隔離病棟が機能しているようだしさw
そういや702は全く相手にされてないな
どうでもいいけど、避難所で自演GJや一人で何度もGJ付けたら
IPアドレス丸見えの“管理人さん”に全部ばれちゃうんだよw
ダメだなあ、ネットのこと何にも知らない奴ばかりでww
分かってたけど糞みたいな住民だな
そんな事どうでもいいがエイラニャいいよね。
>>753 おいおい今更かよ。
エイラーニャは正義です。
最近シャッキーニ分が足りない
エイラーニャと同じくらい好きなんだけどな
エロとまではいかなくても親子、姉妹的な関係はいいと思うんだ
>>755 シャーリーはやっぱ、ルッキーニにとって母親的な存在なのかな
乙女の巻2でルッキーニがシャーリーをマーマみたいに思ってる的な発言した時に
シャーリーが複雑な気持ちになったのは実はルッキーニが好きだからとか妄想してみる
>>742 そんなの探してわざわざ晒す方がどうかしてるんだがなw
アンチ百合厨の粘着ぶりは異常
その割りにゃ神無月とか百合優勢のスレじゃ何もできんヘタレばっかだがw
こっちではいちいち穿鑿するヤツがいないお陰でまだ立場を保ってるっぽいな
だがログは残るわけですよ
とりあえず誰か管理代わってやりなよ
素直にサイト閉鎖して欲しい。
コテハンとしてスレを私物の様に仕切っていて非常に気持ち悪かった。
それにしてもキャラソンの発売日が近づいて来て非常に楽しみなワケだが…
エイラーニャ(´Д`)ハァハァ
3/18発売か・・。
待ち遠しいな。
ただCDのラッシュが続くとお財布が大分ヤバイワケだが
忘れていたけど、オヘアさん誕生日おめでとー
>>755 シャッキーニは今は親子とか姉妹みたいな関係が良いと思う。
で、ルッキーニが少し大人になった時に自分の恋心に気付くってのはどうだ。
戦争が終わり、それぞれの故郷へ帰ったシャーリーとルッキーニ
離れていても手紙などで普段から連絡を取ったり、お互いに遊びにいったり
それから数年の月日が流れ、ルッキーニがシャーリーと同じかそれ以上の身長になった頃、
シャーリーからの手紙に記された結婚の話…
で、仔猫から黒豹に成長したルッキーニが結婚式場に現れて花嫁をさらうんですねわかります
>>765 想像つかないけどたまらない2人になりそうだなぁw
シャッキーニいいなぁ…
少し大人になったルッキーニがむかし甘えてたみたいに泣きじゃくりながら「行かないで!」みたいな。
あ、やばい良いな。
ルッキーニが身長180cmぐらいのモデル体型になって逆にシャーリーによっかかられる
ところまで妄想した
すらりとした長身に褐色の肌で中性的な容姿のルッキか…同姓にもてそう
長身で縞ズボンとか反則級だろ……
まずルッキーニに成長しないでほしいのは俺だけか?
>>771 ギャップを考えると長身の方が面白いけど、そのままでも全然おk
大人ルッキーニもロリッキーニもどっちも…いかん鼻血が
20歳になったシャーリーがウィッチを引退して、国に帰る所で
それを引き止める16歳ルッキーニとかはあると思います
なのはが大人になった過ちをトレースしてるような・・・>成長ルッキーニ
>>752で言ってるけどもし荒らしが避難所に来てID変えては荒らして…をやったとしても
管理人には全部同じ奴と分かるし規制もかけれるってこと?
したらばってすげー便利だな、ていうかマジで怖いな
>>776 個人の掲示板だからね。
荒らされたらそれなりに対策はとれることを
示さないと。
ここだって自分たちが見れないだけでIPは記録されてるし
管理人や削除人は見れる。
つか荒らし本人乙。
シャーリーは果たして成長したルッキーニのもつ艶っぽさに
絶えられるか!?
ムリダナ
>775
いやあれは公式だからでしょ
妄想する分には何も問題ないかと
EDの時、ルッキーニが頭をシャーリーの胸にうりんうりんしてるときのシャーリーの目がたまらない…愛おしげな瞳がテラヤバス
あの視線はいいものだ
成長したルッキーニがシャーリーと同じ髪型にしてるの想像すると萌える
なんといってもロマーニャ人だからな
やっぱシャッキーニって素晴らしいですね・・・
百合厨の諸君は、あくまで敵が一人だけだと思っている、否、思いたがっているようだね
どう思おうとそちらの自由ではあるが、思わぬことで足元をすくわれることになるよ
そうそう、避難所の新作も読ませてもらったよ
おっかけっこの方はキャラも立ってて話の組み立ても巧みだし、非常に楽しく読ませてもらった
ここに来て間もないが、好意的な気分のまま読了できたのは初めてじゃないかな
迷惑かも知れないが、ともかくありがとうを感謝の辞を述べさせてもらうよ
それに引き替え、もう一つの劣悪なポエムはどうだろう
出だしの部分から当然能動態をとらねばならない部分に受動態を使って、
あたかも501の誰かが撃墜されたように書いてみたり、下と元という同音語の選択ミスを犯したり、
他にも誤字脱字がチラホラしていて、単に文章としても評価に値しない
それっぽい単語を並べ立てるだけでは作品として成立しないことを肝に銘じておきたまえ
一つの駄作がスレ全体の迷惑になると認識していれば、あんな似非ポエムを投下することはできないだろう
分かっててやったのなら荒らしも同じだ
>>784 アンチ百合厨の諸君はここ荒らせば、エロパロが賑わうと、否、思いたがっているようだね
安心したまえ、永遠にそんな日は来ないのだから
エロパロ住民が皆自分らの味方なんて考えているなら、思わぬことで足元をすくわれることになるよw
二度に渡って乙で〜す
両方自演ですね、解ります
保管庫さん、ホントにお願いしますよ
押し掛け保管庫さえ撤退してくれたらエロパロにもSS投下してくれる書き手さんがいるんだよ
間接的に保管庫氏、即ち百合スレの象徴たる人物がエロパロを荒らしているのと同じなんだ
簡単なことだろうに、なんで普通に棲み分けできないんだろう
長文でバイト数稼ぎ乙です
エロパロスレと百合スレ荒らしてるのは同一人物だろ
文体似てるし
短文でレス数稼ぎ乙です
いつも思うんだけど、2ちゃんで文体似てるとかってどうよ?
特に持論を振り回してる内容のレスとかは
誰が書いてもだいたい似たような文体になるんじゃないのか
編集者や評論家じゃないんだからそんなのに気付く方がおかしい
事実指摘されて焦って長文乙です
勘違いに気付かされても文才無いので短文鬱です
やっぱIPが個人に丸見えになる避難所じゃGJ一回しか付けられないから、格段にGJの数が減ったみたいだな
乙
道は違っても、同じSWファンだ
約束は必ず守ると誓おう
エロパロ保管庫撤退したのか。
とりあえずこのスレで意見が分かれそうなふたなりを始めとして男出没、グロ、スカ等については
最初に注意書きを書く(嫌いな人はNGできるように)、または斧等にtxt上げする方法をとる。
とテンプレに追加しておいたほうがいいかと。ふたなり自重だけでは曖昧。
百合妄想を自由に垂れ流す場所だからあまり細かいルールはよくないかもしれないが
他の百合スレ含めふたなり関係は擁護派と廃絶派で荒れることが良くあるから決めておいた方がいいと思うんだ。
>>799 あらしにSWファンを名乗る資格はない。
百合ならエログロなんでもありかと思ったら違うのか。
保守的になりすぎだろうと。
>>803 せめて最初に一言付け足すだけでいいと思う、カップリングを最初に言うのと同じく軽い感じでね。
自分はどれもおいしく頂けるけどグロ苦手な人が後で作品に対する愚痴や文句が無いようにする為にテンプレを追加して欲しい。
ただどこまでをグロとカテゴリするかはわからないけど流血がある場合※流血表現ありと書いておくだけで無駄なトラブルは避けられるかと。
>>805 アホかお前・・・
嵐を憎む気持ちはわかるが、何の関係もない人を巻き込むなよ・・・
807 :
名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/15(日) 05:08:03 ID:hr1H7gsM
2期楽しみだな〜
いやこいつもただ荒らしたいだけだろ
男が出るのを極端に嫌ってるとか、リアル女だろう
>>2修正案。
Q.嫌いなジャンルのSSを読みたくありません。
A.「ふたなり」、「男出没」、「シリアス」、「エロ」、「グロ」、「スカ」、「SM」、「オリキャラ」、「キャラ崩壊」
以上をNG登録してください。
好みではないカップリングに直面した場合は新たな可能性に目覚めましょう。
上記の方法で対応できない場合や文法の誤りなどは愚痴らずにスルーしてください。
──SS投下の手引き──
Q.○○書いたんですけど投下してもいいですか?
A.どうぞ、ぜひ投下してください。
条件は「ストライクウィッチーズ」関連であること、
「百合」であることの二つです。
本編にないカップリングや書式に関しては問題ありません。
ただし「ふたなり」、「男出没」、「シリアス」、「エロ」、「グロ」、「スカ」、「SM」、「オリキャラ」、「キャラ崩壊」
以上を含む場合は最初に注意書きとしてキーワードを必ず明記(嫌いな人はNGできるように)、またはtxt上げする方法をとってください。
またSS専用スレではないので20レスを超えるような長編は事前に断りがあると吉です。
sage推奨です。メール欄に半角でsageと入力して下さい。
投下終了また中断時には文末に一言添えてください。
──規制について──
★改行規制
1レスにつき61行以上が規制対象です。
★連投規制
30分以内に10レス目を書き込むと規制対象になります。
10レス以上の投下には9レス毎に30分のインターバルが必要です。支援は無効です。
★スレの容量
500kbに達すると書き込めなくなります。
>>1に追加。
非難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/12483/ >>3のリレーSSの手引きから矛盾を避けるため以下の一文を削除。
○男はいらねえんだよ!ふたなりネタも自重すべし。
以前のまったりしたテンプレが好きだったけどしかたないか。
手引き遵守のSSに対する愚痴や批判、手引き無視のSSをスルーする目安として息苦しい手引きです。
逆に言えば手引き通りのSSなら荒らしにならない大義名分になり不安な人もいるかもしれません。
ですが嫌いなジャンルならNG可能であり、手引き遵守なら誰の作品であろうと問題ないと思います。
無駄な猜疑心が減るだけでも価値はあります。
>>810に問題があれば代案、追加NGワードの提案などお願いします。
カテゴリ分け難しいね
シリアスの線引きも難しいし具体的に分けてしまうとどうしても穴ができる
エログロ・男要素は一声欲しいとは思うけど本来は読み手は気に入らなければスルーすべきで
書き手は注意書きを善意で書くだけで済む話だもんね
そこは大きい範囲で意味を取れる文がいいかなあ・・・
そもそも次スレなんて現実的に無理な気がするけどね
残り容量まだまだあるし彼はまだ謝罪を求めてるみたいだし・・・
test
テンプレに小学生でも分る様な規範をいちいち書かねばならんとは…
そもそも荒らしやマナー違反する様な奴はテンプレ読まないから効果は期待できない
てかめっきり投下なくなった(´・ω・`)
というか一旦こっちに書き込むのヤメにしませんか?
荒らしはあっちには書き込めないから、どう頑張ってもこっちで一人で暴れるしかなくなる。
一切反応しなければ、その内に飽きると思うのですが。
>>816 そうやって、追い出すんですね・・・荒らしって奴は・・・
もし新規の書き手が来たら荒らしの雑音が届かない避難所に誘導、を提案したい。
あとこの荒らしはアク禁にでもならない限り自演でスレを荒らし続けると思う。
エロパロスレもそうやって潰されたし。
初期に比べるとだいぶ狭苦しい連中が増えたってだけ
ちょっとしたエロでもダメとかただのエゴ
>>810です。
投下は非難所でも、このスレのテンプレはこのスレで決めたいんだ。
気持ちも理屈も理解しているが知らないうちに非難所で勝手に決めるなと言う人がでてくる可能性もあるから。
自分の希望だけ垂れ流すと、テンプレを変えたくはない。
嗜好に合わない作品への不満発言もなくしたい。
雑食派と個人嗜好派は住み分けせず同居して欲しい。
無理な願望なので妥協案を述べました。
非難所で「シリアス」、「「キャラ崩壊」明記はいらないのではとの意見について自分も同感です。
ただ「ふたなり」、「男出没」、「シリアス」、「エロ」、「グロ」、「スカ」、「SM」、「オリキャラ」、「キャラ崩壊」
これらは今まで不安や難癖が述べられたカテゴリです。
エログロ好きで三角関係苦手など個人嗜好の予測は不可能なので羅列しました。
シリアスの線引についても「戦闘」、「におわす程度の浮気」、「悲恋」など同じく個人差があるので「シリアス」とまとめました。
>>2に
ただし「ふたなり」、「男出没」、「グロ」、「スカ」、「SM」
以上を含む場合は最初に注意書きとしてキーワードを必ず明記(嫌いな人はNGできるように)、またはtxt上げする方法をとってください。
の一文を追加する程度の変更に落ち着きそうですね。
テンプレが決まれば過敏な空気も変わるかと思いましたが早足だったでしょうか。
住人からの不満がなく制限も少ないテンプレになれば自分は賛成です。
荒らしが如何の問題じゃなくて、住人間の嗜好性の衝突が原因な訳?
これは酷い
嫌ならスルーすればいいのに頭悪いバカばっか
Part23もいけばニワカが増えるから当然といえば当然だけど
もうID変えることすらやめたのか、嵐は
ビートルズをウィッチにして書いてみる
頑張れ!!!
レノン
17歳。リーダー肌。ウィッチの才能は高い。
長髪、胸は普通。
マッカートニー
16歳。優等生タイプでプライドが高い。なんでもこなす。レノンが好き。
短髪、胸が大きい。
ハリスン
15歳。人懐っこい性格。レノンが好き。
セミロング、胸は大きめ。
スターキー(リンゴ)
17歳。病弱で休むことが多い。
年下のハリスンより身長が低く貧乳。
ファーストネーム考案中
避難所が公開プロキシ規制とやらで
携帯で書けなくなっちまいましたよー
自演とか荒らし防止のためか何かですかね?
書けるようになるとうれしいんですけど
お使いの機種は何ですか?
DOCOMOの場合リファラを送らないのでリファラ規制にかかります
「リファラを送らないホストを拒否」の部分だけ許可に変更してもらうのがいいかもしれませんね
レノンxマッカートニーもいいがレノンxサトクリフのほうが鉄板
キャラ崩壊って……ここじゃデフォなことじゃないか
バカじゃないの?
坂元さんっw
知らんうちにグロ・フタナリ嫌悪派は自主的に避難所へ去ってくれたんか
こっちはグロ・フタ有り、向こうは無しと棲み分ければ争いも起こらないな
誰か知らんが頭いいな
ありがとう
ちょっと違うぞ。荒らしが難癖付けて面倒だから書き手一切があっちに行ったんだ
>>834 そういう解釈の余地もあったかw
なるほど、グロ嫌い、フタ止めろ、とか物事に否定的な連中が
自主的に出ていくのはよく考えたら自然な流れだわ
出てった連中、どうせフタとかも難癖つけて荒らし扱いするんだし
向こうは既に機能してるようだし、誰にも不都合はないだろ
これはこれで渡りに舟だったのかもな
450じゃなくて480じゃね?
ともあれ乙
テンプレよくみてみろ。
荒らしがたててるぞ・・・
なんで500kまで大丈夫で投下も全然無いのにもう立ててんのよ
この調子なら
>>980で立てても問題なかったのに
>>830 ジュリアン・レノン
ポーラ・マッカートニー
ジェシー・ハリスン
リサ・スターキー
他
エミリア・クラプトン
こんなもんでどうかなと
荒らしがきついな。2chなんてこんなもんか。
なんか、避難所の方では「ここで24thスレ立てりゃいいじゃん。もう本スレイラネ」的な方向性になってるし
そもそもあの連中はここを見捨ててあっさり逃げ出しちゃった逃亡者つか敗北者だろ
捨てたエロ本を他人に拾われた途端、急に惜しくなった童貞君みたいな反応だね
だいたいスレってのは子猫じゃあるまいし、簡単に捨てたり拾ったりできるようなもんでもないでしょう
こっちにフタとか投下されるたびに荒れるんじゃ、フタスキーとしてもかなわない
共存共栄の道がないのなら、両方甘受できる人はこちら、フタは絶対ダメだって人が避難所に専従するしかないよ
だいたい一方的に噛みついてくるのは甘々派で、フタ了承派は甘々派だって自然体で受け入れているんだ
一方が出て行かねばならないのなら、どっちが出ていくかは自明の理だね
幸か不幸か、甘々派が避難所に出ていった今こそが、後腐れ無く別れるいい機会なんじゃないかな
新スレだって避難所を否定しているわけではなく、むしろURLを貼って誘導までしてくれている
あれが荒らしだというのなら、狂ったようにフタを叩きまくる連中も荒らしだろ
実際、自分たちだけで都合のいいルールを作って、フタグロを閉め出そうというファッショな動きもあったろう
その意味じゃ、新スレは双方に気を使った良心的なテンプレとさえ言える
480KBまで待たなかったのにも理由があるんだろう
テンプレにも“必要な事前準備等があれば、
>>920or450KB超を目安にして下さい。”とある
例えば
>>1が50KB級の作品を投下しようと考えていたとする
当然23thスレには収まりきれないので中途でぶつ切りになってしまう
その投下準備として新スレが必要だったとすれば、24thスレは瑕疵あるスレとは言えなくなる
むしろ新スレ冒頭から「荒らしだ、荒らしだ」「ここは使うな」と口汚く喚き散らして、
>>1の投下意欲を永遠に失せさせてしまったことの方が、スレの運営上重大な違反行為だと思うな
まあ、俺としてもあれが一部過激な思想を持った者たちの暴走だと信じてはいるが
避難所の連中が永久に帰ってこなければいいって、俺も思ってる
ジュリアン・レノン
17歳。リーダー肌。ウィッチの才能は高い。
長髪、胸は普通。
ポーラ・マッカートニー(通称パティ)
16歳。優等生タイプでプライドが高く表裏が激しい性格。なんでもこなす。ジュリアが好き。
短髪、胸が大きい。
ジェシー・ハリスン
15歳。人懐っこい性格。ジュリアが好き。
セミロング、胸は普通。
リサ・スターキー(リンゴ)
17歳。病弱で休むことが多い。
年下のハリスンより身長が低いが巨乳。
他
エメリア・クラプトン
15歳。ジェシーの友達。「スローハンド」と呼ばれる天才ウィッチ。
自己虫で傲慢な性格。麻薬やお酒を多量に摂取する危険な人物。女の子にすぐに手を出す。
これでやってみる
SW関係ないじゃん
ビートルズがどうこう言ってるのも荒らしだ
いちいち触るなボケ
>>847 避難所を見て1行目の発想に至るのはよくわかりませんね。
誰も本スレイラネとは言ってないし避難所はあくまで避難所、本スレはここ。テンプレも整備して落ち着いていけばいずれ戻る。
避難所行き=敗北者ってそもそも誰とも戦ってるわけじゃないんだから・・・一方的なものは戦いではないよ。
あと避難所見てもフタは絶対ダメなんて人はそこまでいませんよ?
今スレでフタについて少々荒れたのはテンプレ書き方の認識の違いが生んだもの。
今まではフタはエロパロ行きだったが今のエロパロでは無理だからこちら側でも受け取れるようにテンプレ改変を議論している最中。
グロを追い出そうとしていると言うけどグロは過去スレにもある(ある程度許容されている)今スレのグロは割り込みをしたことが問題でしょ。
新スレに関しては950で立てたことが問題ではなく次スレ立てる宣言をしていなかった(テンプレに書いてある事前準備ができていない)状態で立てたのとテンプレ改変について。
フタグロ駄目な人は避難所推奨と書いてあるけど避難所の使い道が違うと自分は思います。
あそこは荒らしが沸いていてSS投下ができる状態じゃない時の為にあるものでは?
「フタグロSS駄目な人はそのSSをスルーまたはNG推奨」でいいはず。
そのフタグロを認めない甘々派とやらがSS内容を見ないでも(過激な甘々派にとっての)地雷なSSを回避できるように
txt上げまたは注意書きをするという方法をテンプレに追加するんですよ?
これによってテンプレが守られればフタ、グロについての問題は起こさずに済みます。住み分けとなってしまえば何の為にテンプレについて話しあっているか分からない。
避難所は住み分けすることを目的に作ってるわけではないですよ。
例えばフタグロSSを投下したい場合先に注意書きをする、txtを上げるなら避難所で投下してもいいはず。
「百合」「SW」という共通点があれば2つに分ける必要は無いと思います。長文失礼します。
避難所っていつからここの上部組織になったんだ
連中、参謀にでもなったつもりで勝手に話進めてるが
あっちで出た少数派の意見を本スレの決定事項にされてもな
>>847 ID変えてまでの新スレへのコピペ、乙であります!
> 捨てたエロ本を他人に拾われた途端、急に惜しくなった童貞君みたいな反応だね
例えが下品だね。こんな品性のかけらもない例えしか持ち出せないの?^ ^
> こっちにフタとか投下されるたびに荒れるんじゃ、フタスキーとしてもかなわない
結局ふたは一回しか投下されてないんだから、「たびに」とはイエナイヨネ〜^ ^試してみれば?
> 共存共栄の道がないのなら、
大東亜共栄圏ですか?^ ^
> だいたい一方的に噛みついてくるのは甘々派で、フタ了承派は甘々派だって自然体で受け入れているんだ
> 一方が出て行かねばならないのなら、どっちが出ていくかは自明の理だね
そりゃ甘々に拒否反応起こす人なんていないでしょう。
一方、ここは百合スレですからふたに拒否反応起こす人も当然いるわけで。
「少数」の意見に考慮することは民主主義の基本ですよ?^ ^
> あれが荒らしだというのなら、狂ったようにフタを叩きまくる連中も荒らしだろ
狂ったようにふたを叩きまくる連中のレスのまとめ、お願いします^ ^
> 実際、自分たちだけで都合のいいルールを作って、フタグロを閉め出そうというファッショな動きもあったろう
甘々を締め出そうとするあなたもファシストですね^ ^
> 例えば
>>1が50KB級の作品を投下しようと考えていたとする
>
>>1の投下意欲を永遠に失せさせてしまったことの方が、スレの運営上重大な違反行為だと思うな
仮定したことをあたかも事実であるかのように言って、人を騙せると思ったの?^ ^;
> まあ、俺としてもあれが一部過激な思想を持った者たちの暴走だと信じてはいるが
あなたも、あなたが過激だと言う人たちと変わりませんよ?その偏狭ぶりが^ ^
このレスに対するいつものような文法的誤りの指摘、お願いしますね、去勢された豚さん^ ^(この文句の典拠は多分キケロだと思います。間違ってたらゴメンね^ ^)
現在このスレは荒らされているのでテンプレの話は避難所の対策スレにお願いします
>ID変えてまでの新スレへのコピペ、乙であります!
誰と間違われているのか存じませんが、あなた達のことをよろしく思っていないのは一人や二人じゃありませんよ
自分が多数派だと思い上がるのは勝手ですが、思いこみはよくありませんねぇw
>例えが下品だね。こんな品性のかけらもない例えしか持ち出せないの?^ ^
あなた達が品性の欠片もないってことを表すのに、高貴な例え使ってどうするのです?
怒りの余りか、論理が破綻していますよ。もっと落ち着いて
>結局ふたは一回しか投下されてないんだから、「たびに」とはイエナイヨネ〜^ ^試してみれば?
で、待ってましたとばかり叩くのでしょうw
>大東亜共栄圏ですか?^ ^
共存共栄でまず浮かんだ語彙がそれですかw
>そりゃ甘々に拒否反応起こす人なんていないでしょう。
>一方、ここは百合スレですからふたに拒否反応起こす人も当然いるわけで。
>「少数」の意見に考慮することは民主主義の基本ですよ?^ ^
がっつりした百合もの大好きだから、イチャイチャしてるだけの甘々作品読めば、たまにイラッとすることもありますよ
>狂ったようにふたを叩きまくる連中のレスのまとめ、お願いします^ ^
スレの頭から読めば?
>甘々を締め出そうとするあなたもファシストですね^ ^
ファシストに対抗するのはレジスタンスって言うのですよ。覚えておいて損はありません
>仮定したことをあたかも事実であるかのように言って、人を騙せると思ったの?^ ^;
さあ、当方には何故だか彼の考えていることが手に取るようによく分かりますので
>あなたも、あなたが過激だと言う人たちと変わりませんよ?その偏狭ぶりが^ ^
あなた“も”と仰ったと言うことは、ご自分が過激であるとお認めになったわけですね?
それで充分です
>このレスに対するいつものような文法的誤りの指摘、お願いしますね、去勢された豚さん^ ^(この文句の典拠は多分キケロだと思います。間違ってたらゴメンね^ ^)
ごめんなさい、もともと去勢されるようなモノはついておりませんのでw
(ここが一番笑わせてもらったところです。重ね重ねゴメンね)
流石は本家だけあって荒らしのレスの方がウィットに富んでるなw
はねっかえり書き手の方は無理やりこじつけた言い掛かりばかりで妻欄
やり方はどうかと思うが、この荒らし、割りといいこと言ってると思うぜ
>>857 す、スゲェ
ここまで綺麗に釣れるモンなのか…。
好きなスレを荒らされるのは悲しいね
ほんとに早くやめてほしいと思う
こんなとこで一人で自演してないでエロパロスレ(笑)行ってやれよw
凄まじく過疎ってんだからw
なんで自演ばかりするのだろうか。
自信があるなら大人しくID変えずに主張すればいいのに。
まぁとりあえず自演君をからかってるヤツの言葉もアレだけど自演君は輪をかけてアレだな。ただ目先を逸らそうとしてるだけだし。
とりあえず去勢は女でもできるので、荒らしは人間でないことだけは分かった。
個人的にはふたなりでも問題ないけど…最初の方にあるふたなりが叩かれたのは投下に被せたことと自演でのGJばかりしてるからだろ?注意書きもないし。
てかそんなにふたなりがやりたいならエロパロいけよ。無理にここでやる必要ないじゃん。過疎ってるから喜ばれるだろ。
>>なにが肥え太れる、だ!
>>百合厨の俺がいくらへテロなSSを収集したところで胸糞なだけだっつーの!
問題はこの部分だけだと思うよ
SW好きでSS書いた本人としては、せっかく書いたものを胸糞悪いなんて評価されたら怒って当たり前だろ?
ここの住民だって、他人が投下した作品を批判されただけで同じ反応しているじゃないか
作品を汚物扱いされて黙っているほど、彼も人間ができている訳じゃないだろうし
本当の汚物はこういうモノだという見本の一つも見せてやりたくもなるでしょう
しかも謝罪は名無しの上、誤爆スレでも構わないって保管庫氏のプライドまで考えてあげているのに
それすら無視されたとなると、これはもう本格的な挑戦を受けたととるしかないのでしょうね
ま、これから長いお付き合いになるんだし、彼のことをよろしくお願いしますね
そして少しも早くこちらに返していただけるよう、なにとぞよろしく
仮にそれが本当だとしてももう少し穏便な解決方法を取ってくれよ・・・
>>とりあえず去勢は女でもできるので、荒らしは人間でないことだけは分かった。
キケロ曰くの去勢された豚について対応したつもりでしたが、そう言うことを仰るんですね
つまり、病気で卵巣や子宮の摘出を余儀なくされた女性は大勢いますが、彼女たちは人間ではないと
なんという不謹慎なレスなのでしょうか、これは到底許されるような発言ではありませんね
若くして子宮を失い、妊娠することができず苦しんでいる女性のことを考えたことはないのですか
過日紛糾を起こした幸田発言は、まだ記憶に新しいというのに
幾らここが百合スレと言っても、看過できない発言です
願わくば、このレスがその筋の団体関係者の目に触れないことを……スレの存続のため心よりお祈りしています
エロパロで保管庫の話題が出てからは嫌な物言いをされたし、憤慨する管理人の気持ちもわかるがな
だが重要なのは、あっちは名無しだってことだ
名乗ってる人がそれに釣られて暴言吐くというのは趣が違うしやはりまずいことだよ
板内でIDモロバレなんだし、狙ってやったととられてもしようがない
名乗る以上はどんな発言にも責任が伴うってことはわかってるだろうに
所詮荒らしの自演なんだから謝罪なんかするなと言ってるヤツもいるが
自演だろうがなんだろうが当然の責任問題突かれちゃったのは事実ですよ
管理人は向こうのスレへはもちろんだが、このスレの住人(のため)にも謝罪すべきだ
まあ例の彼ももっともな主張があるわりには名乗らないので
荒らしと見なすのも住人としては当然だし、彼らにしてみれば巻き添えを食ってさぞかし遺憾だろ
ただ管理人を無責任に庇ったりしちゃまずいということだな
なりきるならもっとちゃんとなりきれよな
管理人の口調を調べて、前後の会話の脈絡をつかんでさ
いきなり肥たる豚とか言ったり自分で百合厨言ったりさ
だから存在しない板の名前あげたりしなきゃいけなくなるんだよ
でエイラーニャssマダー?
管理人になりすますというのが今一つ理解できません?
掲示板上の口調など、その時の感情しだいでどのようにでも変わるものでしょう
まして悪意を伴って吐かれた文言が、通常の冷静な口調である方が不自然ですしね
当方は以前からの経緯を知った上で、保管庫管理人が真にあのような発言をしたと認めているわけです
誤爆スレのレスは文字通り誤爆であり、元スレに遡ってまで云々する類のものではないとは重々承知しております
しかし、せめてどこのスレのことか確証を持たせるような文言は避けて欲しかったです
本当に謝罪が目的なの?
しかし向こうのスレでは謝罪なんてどうでもいいという意見が出てるんだ
それについてはどうですか
主流派と異なった意見を吐く異分子が荒らし扱いされることは承知しています
住民を人質に取るような行為がどれだけ悪質かも充分に理解しております
しかし、こうでもしなければ誰も当方の意見に耳を貸してくれませんし、
戦いのリングに上がることすらできなかったのです
早く解決しないともう猶予はありません。今なら当方が撤退すればスレは元通りです
しかし、状況を知った便乗荒らしに目をつけられれば、たとえ私が消えてもこの状況は延々と続くことになります
そのような事態を招かないためにも、一刻も早くの解決を望みます
リングーにーいーなづまはっしりー
>>872 汚物と侮辱されたのは私が書いた作品です
私が憤慨するのに、なんでスレの同意を必要とするのでしょう
これは個人と個人、侮辱した者と侮辱された者との問題なのです
無関係の人を巻き込んでしまって申し訳ないとは思いますが
単にエロパロSSをサイトから削除しただけでは、何の解決にもならないことをご理解下さい
だから侮辱で返すのか
侮辱される気持ちがわかるなら普通はそんなことはしない
あんたが自分の作品にもつ気持ちやこの作品への気持ちはそんな安いものってことだ
1人が意地張ってる所為でその他大勢が迷惑してます。
本人に直接メールして此処に愚痴を書き込まないで下さい
>>875 そもそも汚物と書かれたのですか?
自分の気に入らない作品を胸糞悪いと言われても作品内容自体を汚れるわけじゃない。
そりゃヘテロとしてはどんないい作品でも百合厨からしたら胸糞悪くなるのは当然なわけで。
そりゃ胸糞悪いと言われた側は良い想いはしないでしょうがね・・・。そこは管理人にも問題があるでしょう。
しかし管理人の発言を見てもひとつの作品を罵倒したようには思えません。
管理人「ヘテロSSとか胸糞が悪い」→作者「汚物と言われた」の発想は少々おかしいかと。
個人と個人の問題と言ってるのにこのスレを変えてしまった方が遥かに問題でしょ。
そもそも個人的に謝罪してほしいのなら保管庫のメールフォームにでも出せばいい。
謝罪したところで「責任として管理人を辞めろ」と言うことになりそうですけどね。
管理人自体がどんな人だろうが、そしてどうこうなろうが知ったことでは無い。
自分は管理人には管理能力しか求めてません。少なくとも保管庫管理に関してはかなり優秀です。
もし管理人が辞めたとしてもプログラム作ってまで迅速に保管してくれるような後継者がいないんですよ。
そういうことがあって管理人を援護するしかないないんです。
これだけやっておいて4行目を書けるのが考えられない。
そもそも管理人に文句を言うなら別にスレでも立てるかメールでも出せばいいよ。
流れは知らん!とにかくキャラソン買ってきた!
1巻2巻ともに百合スレ住人にはやさしいCDだぜ
ドラマパートは結構長く入ってるし意外な人まで登場(声はないが)するぜ!
特にやっぱりエイラーニャのデュエット曲が素晴らしい
歌詞を見るともうね!テンションがあがってきた!
>>879 キャラソンとしては期待してないけど百合的においしいの?
得にエイラーニャに関しては気になる
>侮辱される気持ちがわかるなら普通はそんなことはしない
分かってるからこそ、もっとも効果的な手だと考えたのです
戦術的に間違っていなかったことは明らかですね
ただ、当スレの全住民を敵にしてしまったことは戦略的に間違いだったともいえますが
他にとるべき手段はありませんでした
元々が勝利を目指しての戦いではありませんので、それも仕方のないことです
>1人が意地張ってる所為でその他大勢が迷惑してます。
>本人に直接メールして此処に愚痴を書き込まないで下さい
全て彼をテーブルにつけるための手段です、メールしても無視されるのがオチでしょう
>謝罪したところで「責任として管理人を辞めろ」と言うことになりそうですけどね。
あなたも他人のこと言えないほど曲解癖があるように思えます
管理人を辞めろなどとは誓って言いませんし、もし立場が逆なら絶対に辞めるわけありませんから
聞いてもらえないようなお願いは、するだけ無駄だと分かっておりますので
ところで、当方には保管庫氏の管理能力にも人間性にも全く興味はありません
ただ氏が辞めることで困る人が大勢いるのなら、辞めないでもらいたいと言うのが本心です
それを踏まえた上で、こんなことをするのはどうかと思いますが、
胸糞悪い思いをさせられたことに対して謝罪を求めるのは、そんなに無茶なことなのでしょうか?
書き手の皆様なら、作品を公然と罵られた時の私の気持ちは察してもらえると信じております
>全て彼をテーブルにつけるための手段です、メールしても無視されるのがオチでしょう
実際に無視されてからやってくれ
勝手な予想をもとに他人に迷惑のかかる手段とるなよ
480kbを超え、もうすぐに埋まりそうです。
このままでは難民が発生してしまう恐れがあるので、とりあえず次スレを立ててきます。
テンプレを変更しているのですが、疑問や意見などがあれば、
ここではちゃんと話合いが出来ないので、議論については避難所でお願いします。
こちらが避難所です↓
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/12483/ 後もうひとつ、荒らしには何を言っても無駄です。
荒らし、煽りは完全無視。
荒らし、煽りには放置が最も効果的です。
構えばあなたも荒らしです。
>>882 実は1週間前にメールを送ったのですが、まだ返答がありません
と私が言った時、誰が何をもってそれを証明するのでしょう
結局はダンマリを決め込んでる保管庫氏自身が出てくるしかないじゃありませんか
それならメールなど面倒臭いことは無しにして直接出てきてください
俺は管理人の現在の態度には責任が欠けていると先に書いたように、その主張はわかるし、
あなたのしたと思われる発言を頭から拾ってみたりもした上で自演というのにも頷けなかった
いつも丁寧に返事を作っているところを見ると何か目的があるのではと思って聞いたのだけど、答えてくれたのでよかった
俺は保管庫について
>>878とは意見が違うし、その人間に興味があるわけではないが、書き込みの件では思慮が浅かったと言わざるを得ない
特定できないよう措置をとらなかったことが名前が持つ影響を考えていない証拠だし、明確な目標がないからと言って粗暴な言葉自体に人を傷つける力がなくなるわけでもない
でもあなたはスレの総意という態度をとってレスをされたでしょう
そのやり方はあなたの自覚にあるようにまずいことだった
でもこうするしかなかった、というのはこの流れに今ついたレスを見るからに、誠意なんて中々期待できないなと俺が感じてしまったので、納得します
これであなたの意見がわかった、目的がはっきりし、一人の人がそこにいることがわかったので、俺は保管庫管理人にはそれに応対して欲しいと思います
そしてあなたにはストレス発散の目的しかない(あなたによって発生したストレスだが)ここの人たちのケンカ腰のレスは無視して欲しいとお願いしたいのです
つーかまずは荒らしたことに対して謝罪しろよ
そして二度とこっちこないと誓えば管理人さんもでてくんじゃね?
>>886 それはわざわざエロパロスレまで渡洋爆撃的に出張してくれた“ここ発の荒らし氏”にも伝えましたが
もちろんここの皆様にも心からの謝罪するつもりでいます
謝罪して許してもらえるとも思ってはいませんが、
今だって結果的にとは言え、自分がしたのと同じ嫌な思いをさせてしまい
関係各位には本当に申し訳ないという気持ちで一杯です
一刻も早く、正式に謝罪できる日が来るのを心待ちにしています
>>880 おいしいよ
歌もだけどもちろんドラマパートもかなり!
てかなんかSSじゃない長文ばっかなんだけど何が起こったのか3行ぐらいで説明してくれ
流石に全部読むのはつらい
口は出さんけど何が起きたかぐらいは知りたい
>>890 とりあえず、避難所に行ってみてください。
いやもうマジで
>>883 完全同名の重複スレを後立てですか
遂に板レベルの問題に発展しそうな雰囲気になってきましたね
ところで、その
>>1のテンプレ、当方が作った(この板的に言うところの)荒らしテンプレじゃないか
具体的に言えば“避難所(甘々、ほのぼのはこちらに)”の部分だけど
二重に荒らし行為をするとは、どうかしているのでは?
場所にこだわらるつもりはないけど、もっと冷静に落ち着いて話し合いしましょう
事態は少しずつだけどよい方向に向かっていると思いますから
何が何だか訳が分らない
どっちが荒らしでどっちが住人か
わからなくなってきたwwwwwwwwww
もしかして今回の嵐って本当のキチガイなのか?
春だからそこまで驚きはしないけど……
この文章の無駄な多さを見ると、過去に遭遇してきたアッチの世界に行っている系統の方々と酷似してておっかないなあ
経緯を知れば知るほど保管庫管理人に手落ちがあったと思えてくるな
敢えて気付かせようとして誤爆したようにしか見えんぞ、あれは
そろそろこっちも投下開始していいんじゃまいか?
というか結局、次スレはどうなったの?
その夜、サウナは異常な緊張と驚くほど濃い湯気に包まれていた。
この向こうで展開しているであろう事象は、普段のあたしなら嬉々として踏み込むであろう状況ではあったのだが張り詰めた空気がそれを許してはくれなかった。
さして広くも無いこのサウナの中の現状を擬音であらわすなら「ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!」とでも言った所だろうか。
とにかく、今サウナに踏み込むのはヤバイ。
それだけは断言できる。
空飛ぶ鉄槌の5、6発は覚悟の上で踏み込まなければならないだろう。
流石のあたしだってこんな所に踏み込んでいく勇気は無い。
無いがしかし、好奇心を殺しきる事はできなかった。
狩猟で鍛えたストーキングスキルでサウナへと潜入する。
まるでブリタニアで失業した湯気を集めてきたとしか思えないほどの濃さで狭い空間を満たしていた。
そして、明瞭に声が聞こえ始めた。
まずはあたしの嫁たる愛すべきヘタレの声だった。
「さささささささーにゃ……ほんとに、ソノ……スルノカ?」
全く情け無いヤツめ。チャンスはしっかりモノにしろ!
次に響いてくるのはサーニャちゃんの声だ。
「……だって、約束、してくれたよ、エイラ」
声が、殆ど同じあたりからする。
これはかなり近接しているな。
そう、二人は今、追加された日課をこなす為にサウナで見詰め合っているはずだ。
っていうか、お姫様抱っこなんて色々うらやましいことを日課にしてるくせに更に追加とは……へたれだと思っていたら意外と侮れん奴だな、イッル。
しかし……サーニャちゃんも大胆な提案をしたもんだぜ。
「な、なんだか、いつもよりも湯気が濃いね」
「ウ、ウン、あの、あんまり見えすぎてると色々緊張しちゃうだろうから、トントゥにお願いシタンダ」
湯気が濃いのはそういうことかよ!
「うん……ありがとう、エイラ」
「ととととりあえず、どちらが先に、ししししようカ?」
「え、ええと……エイラが先に、わたしので、いいよ……」
「ゐっ!」
バスタオルがはだけられる気配!
こ、こここここから先はっ、ちょっと聞くのに集中するとしようか……。
「エト、あの、ソレはっ、ソノッ!」
「……エイラ……」
「は、はひっ!」
「わ、わたしも……す、すごく、そのっ……」
「ささささささーにゃ」
「……面と向かってると、湯気が濃くても、ちょっとはずかしいね……」
「ウ、ウンッ……じゃ、じゃあアノソノっ……う、ううう後ろから、トカ?」
「……うん」
「そ、それじゃその、い、イク……ゾ……」
「ひゃ」
「ふぁん」
「え、えいら……背中に、その……」
「う、うんっ、ゴメン。あ、当たった……」
「えいらっ……あのっ」
「はひっ!」
「や、やっぱり前からで、その、一緒に……同時に、とか……どう、かな?」
「ッ!」
「お互い見えてないし、公平だと思うの……どうかな……エイラ」
「ウンッ」
「そ、それじゃ、その、エイラ……いく、ね……」
「お、おう……わたしも、イクゾ……サーニャ」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
お、おいっ! なんだか動きが無いぞっ!
いったい何がどうなった!?
って、オイッ!
と、いうわけであたしは両手の運命線合わせたままのぼせて行動不能になった二人を一人づつお姫様抱っこで水浴び場までつれてったわけだ。
安心してくれ、二人の日課はあたしが代わってこなしておいたからな!
フフン、今日はツイてたぜ!
●スオムス1946 霞の濃いサウナ室の光景 おわり
終わりよければ、って感じにしたかったんで埋めてみますた。
次のスレは心機一転でいきましょ^^