ストライクウィッチーズでレズ百合萌えpart5

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1名無しさん@秘密の花園
守りたいから私は飛ぶ!!パンツじゃないから恥ずかしくないもん!

●スタッフ
監督・アニメキャラデザイン:高村和宏     キャラクターデザイン原案:島田フミカネ
シリーズ構成:ストライカーユニット        助監督:八谷賢一
世界観設定・軍事考証:鈴木貴昭        メカデザイン・メカ総作監:寺尾洋之
キャラクター総作監:山川宏治・平田雄三   美術監督:小倉宏昌(小倉工房)
美術設定:松本浩樹(スタジオイースター)    カラーデザイン:甲斐けいこ・池田ひとみ
3D監督:下山博嗣                  撮影監督:江間常高
編集:三嶋章紀                   音響監督:吉田知弘
音響制作:楽音舎                  音楽:長岡成貢
音楽制作:コロムビアミュージックエンタテインメント
アニメーション制作:GONZO
原作:島田フミカネ&Projekt Kagonish(プロイエクト カーゴニッシュ)

●キャスト
宮藤芳佳(みやふじ よしか):福圓美里     坂本美緒(さかもと みお):千葉紗子
ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ:田中理恵   リネット・ビショップ:名塚佳織
ペリーヌ・クロステルマン:沢城みゆき      エーリカ・ハルトマン:野川さくら
ゲルトルート・バルクホルン:園崎未恵     フランチェスカ・ルッキーニ:斎藤千和
シャーロット・E・イェーガー:小清水亜美    エイラ・イルマタル・ユーティライネン:仲井絵里香
サーニャ・V・リトヴャク:門脇舞以

●放送局
福井テレビ:07/03(木) 25:20〜    テレ玉:07/03(木) 25:30〜
奈良テレビ:07/03(木) 25:30〜    チバテレビ:07/03(木) 26:30〜
KBS京都:07/04(金) 26:00〜     信越放送:07/04(金) 27:00〜
岐阜放送:07/05(土) 25:00〜     テレビ神奈川:07/05(土) 27:30〜
群馬テレビ:07/06(日) 25:30〜    サンテレビ:07/07(月) 26:10〜
東京MXテレビ:07/07(月) 27:00〜  三重テレビ:07/07(月) 27:00〜
TVQ九州放送:07/09(水) 27:38〜  熊本放送:07/14(月) 26:25〜
BS日テレ:07/28(月) 27:30〜

●関連サイト
公式サイト:http://s-witch.cute.or.jp/
まとめwiki:http://www37.atwiki.jp/strike_witches/
人物呼称表:http://www37.atwiki.jp/strike_witches/pages/50.html
百合SSまとめサイト:http://lilystrikewitches.web.fc2.com/

●次スレ
次スレは>>970or480KB超を目安に、臨機応変に立てて下さい。
必要な事前準備等があれば、>>920or450KB超を目安にして下さい。

●前スレ
ストライクウィッチーズでレズ百合萌えpart4
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1220722082/
2名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 23:23:26 ID:vMmVBiun
    /| __/|
   . '´  `ヽ >>1
   !| イハXノリ 乙ダナ
 i、 j!(! ゚、 ゚ノ
 ヾ(,__U_U
3名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 23:24:12 ID:15jxseTn
>>1乙です

お世話なっております
4名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 23:27:10 ID:HcnjRk61
>>1 乙です!
また俺達の楽園が甦った…
5名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 23:30:44 ID:xwZCijlw
>>1
乙であります
6名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 23:40:06 ID:mN7vhHfZ
>>1
あなたには敬意を表したいです。

さて、新スレ立ったし、芳リーネネタでも書きますかな。
7名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 01:00:55 ID:37cfTJPA
>>1
乙!
ついにPart5まできたか。最高だよおまえら
8名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 01:19:19 ID:3TnmxQ/J
>>1
いいねぇ、このスレの人たちは実に精力的だ
どんどんやってくれたまへ
9サーニャのエイラ人形:2008/09/18(木) 01:27:26 ID:tSVM+gUC
エイラとサーニャでSS一本投下です。
pixivにあるエイラの人形絵見ないと感じが掴みにくいかもしれません。

サーニャが手作りしたエイラ人形の視点から見た、エイラとサーニャの関係です。
童話風にしてみました
10夢十夜:2008/09/18(木) 01:28:04 ID:tSVM+gUC
私はご主人様に作られました。

ご主人様は、灰色の髪に、たまに猫耳、白い肌に、黒い服

ご主人様は、いつも私を抱いて寝ます。私を抱きしめるときは幸せ一杯の笑顔になります。

ご主人様には、お嫁さんが居ます。いつも「キョウダケダカンナー」なんて言いながら、ご主人様に毛布を掛けてくれたり、エプロンを付けてご飯も作ってくれたりします。

けれども今日のご主人様はどこか寂しそうです。
ご主人様のお嫁さんが原因のようです。
これは、困りました。けど私は動けません。
ご主人様は憂鬱な顔をしています。動けないけど、私は一生懸命ご主人様を元気づけます。きっと想いは届くはずです。
いつも私を抱いて眠る時の、あの幸せな顔をずうっと見ていたいです……

ご主人様は今日も、どこか寂しそうです。
真っ暗な部屋でギュと私を抱きしめます。
寂しそうな表情のまま、スースーと寝始めました。
私も一緒に眠りにつきます……

ガチャ
なんでしょう? ドアが開きます。ご主人様の隣まで近づいてきます。
あっ、この人はご主人様のお嫁さんです。
ご主人様と仲直りするためにきたのでしょうか?
「ナンダ、ネテルノカ……」
そう言って、ベッドに腰掛けます。
「ン? モ〜ォ、サーニャハ、シカタナイナァ〜」
毛布をけって寝ていたご主人様に、かけ直してくれます。やっぱり良い人です。
そのまま、優しい顔でご主人様の頭を撫でてくれます。
すると、どうしたことでしょう。さきほどまで寂しそうだったご主人様の顔が見る見る幸せそうになります。まるで魔法のようです。
ギュと私を抱きしめる力も強くなります。
ご主人様は何か良い夢でも見ているのでしょうか?
ご主人様のお嫁さんは、ご主人様の隣でずっと髪を撫で続けてくれます。
するとご主人様がピクリと黒い猫さんの耳を出しました。
11夢十夜:2008/09/18(木) 01:28:39 ID:tSVM+gUC

「ン? オコシチャッタカ、ゴメン、サーニャ」
少しバツの悪そうな顔をします。
「あれ? エイラ?」
ご主人様は寝ぼけまなこをこすります。
「あれ? どうして?」
ご主人様が少し慌てます。
「ダイジョウブ、サーニャは部屋を間違えてないヨ」
「あれ? じゃあ、どうして?」
「……」
「ソノ……サーニャが…少し寂しそうな顔、してた気がしたから……」
流石、ご主人様のお嫁さんです。ご主人様の事ならお見通しです。
ご主人様は、照れくさそうに頬を赤くして、お嫁さんの袖を掴みます。
「エイラ、ありがとう……」
「キニスンナッテ」
「…じゃあ、一緒に寝てくれる?」
「……」
しばらく悩みます。
「……キョ……キョウダケダカンナ〜」
いつも通りの台詞です。どうやら無事に仲直りしたみたいです。
今日のご主人様の寝顔はとっても幸せそうでした。




……
………
ご主人様の幸せそうな顔が見られて、私も幸せです。
今日も、ご主人様に抱きしめられて寝ます。
すると、ご主人様のお嫁さんが私の頭をナデナデしてくれます。
「オマエモ、アリガトナ」
照れくさそうにお礼を言われました。
ご主人様のお嫁さんも大好きです。
12夢十夜:2008/09/18(木) 01:30:00 ID:tSVM+gUC
以上です。
これくらいなら前スレに投下でも良かったかもしれない
13名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 01:39:39 ID:YUZ8Qu/e
凄い暖かい気持ちになった
こういうの書けるってのは本当凄いな…羨ましい
14名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 01:50:57 ID:joHMTNTR
ゲルト「妹とは言わばパズルのピースのようなものだ。それが姉というピースと重なって完成して初めて真の姉妹になる」
芳佳「すごく説得力ありますね」
ゲルト「そして私のパズルはまだ完成していない。まだ何百というピースが残っているんだ。どうだ宮藤、お前も私のパズルのピースになってみないか?」
芳佳「いえ、私はバルクホルンさんのパズルのピースとは違うと思います」
15名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 01:51:44 ID:/bEReZuZ
>>12
いいねこうゆうの
やはりエイラーニャは最高だわね
16名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 02:11:47 ID:3TnmxQ/J
>>10->>12
こういう視点もいいね
>>14
完成すれば平和が訪れるのか・・・ピースだけに
17名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 03:23:08 ID:k168e1Nt
>>12
ニヤニヤが止まらねえよ
どうしてくれる
18名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 06:36:56 ID:mGe080pq
>>12
GJ
もしかしてブログやってる?
19名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 11:59:42 ID:1aSWGJIB
お兄ちゃんはもとより、お姉さまではなく『おねえちゃん』に成りたがるキャラってバルクホルンが初じゃない?
20名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 12:03:20 ID:1aSWGJIB
↑自レスだがましまろの伸江も同類だけど普段堅物きまじめなトゥルーデのほうが変態度が上な気がする
21名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 17:08:20 ID:BSt/Sd0j
しばらく留守にしていた間にもう5スレ目w
22名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 17:14:49 ID:lTv7pSkR
最速の地方では今日最終回か
羨ましいやら寂しいやら…
いずれにせよハッピーエンドは絶対条件だな
23名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 18:00:37 ID:dbjMW8F9
来期は期待できそうな百合アニメが無いから寂しさも倍増だね。
二年前にストパニとシムーンが終わった時にの事を思い出すわ。
24名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 18:07:35 ID:mOjOaxIl
俺の地域では放送さえしていないけど……見える!見えるぜ!光り輝くウェディングロードを歩く芳リーネとエイラーニャとシャッキーニの姿が!!
どうでもいいけど、エイラって純白のタキシードが異様に似合いそうだ
25名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 18:09:47 ID:cm+j0WU0
>>24
想像して爆発しそうになったじゃねーか。
これで花嫁姿のサーニャが傍らで腕組んでれば完璧。

まだだ……まだ萌え尽きるわけにはいかん……!!
今日の最終回が終わるまでは……!!
26名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 18:14:22 ID:LKDL+fcZ
>>24
エイラはグレーの方が似合わないか?
描きたいけど絵心が無いのが悔しい・・・
27名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 18:15:17 ID:/gPoD15l
サーニャさんがモーニングでエイラさんがドレスというのも!
披露宴では二人揃ってお色直しで服を入れ替えるというry
28名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 18:37:44 ID:cm+j0WU0
転載
ttp://up2.viploader.net/pic2d/src/viploader2d456236.png
ttp://up2.viploader.net/pic2d/src/viploader2d456238.jpg

2枚目の隊長が素敵過ぎる。坂本さん、気付いてええええ!!
29名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 18:44:26 ID:37cfTJPA
式直前
「つ、ついにけこっ、け、けっこん、だナ!!」
「…うん…///」
「き、緊張するナ//」
「大丈夫…」
エイラの手をそっと握るサーニャ
「エ…!サ、サーニャ//」
「エイラと…いっしょだから」

こうですか?わかりまry

エイラは直前になって何度もトイレにいきそうだ…
30名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 18:52:05 ID:lTv7pSkR
シャッキーニの結婚式ならこうだな



「シャーリー…私達、本当に結婚するんだね…」
「ああ…なんだか実感は湧かないけどな」
「どうして?」
「だって私達、いつも一緒にいたじゃん。もう結婚してるも同然だっただろ」
「で、でもこれからはずっと一緒なんだよ?…私、ドキドキするよ…」
「ハハハ、緊張し過ぎだよ、ルッキーニは」
「だ、だって…」
「よし、私が緊張を解いてあげるよ」
「…どうやって?」
「…こう、するんだよ…」

そう言って、シャーリーはルッキーニの頬に手を添え、唇を…


うん、ちょっと病院逝ってくる
31名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 18:53:51 ID:gJQg7Uli
結婚か・・・。

芳佳さんなら、新妻のリーネに裸エプロンさせて・・・。
32名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 18:54:09 ID:tSVM+gUC
>>27
そう言えばエイラ、私のズボン穿いたこともあったね
みたいな昔話もするんですか! 
エイラとサーニャは素晴らしいですね
>>18ひっそりとやってます。恥ずかしい
33名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 19:37:49 ID:mOjOaxIl
>>31
寧ろ芳佳がプランニングして尚且つあの世界なら、エプロンドレスがウェディングドレスになりかねん……
34名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 19:41:07 ID:8cXLvRy8
ウェリングドレスでも下は、はいてないんだろうか
35ゆりたまご「ねこねこもーど」:2008/09/18(木) 19:42:20 ID:gyInvn72
私はエイラがロングドレス、サーニャがタイトドレス派
そしてみなさんのもの凄い勢いに圧倒されつつ
私も祝新スレということで、ギャグネタですが
ペリーヌ×全キャラ投下

「ねこねこもーど」

〜中庭〜ペリーヌ

あ〜ら、よいお天気ですわね
こんな日は空から猫が降って来ても不思議じゃありませんわ
ほ〜ら御覧なさい言ってるそばから…な〜んて、そんなはず…

ひゅ〜〜ん、ずど〜ん、、、んがっぐっ

…ハッ

まったく一体何なんですの、とんだ災難でしたわ
って、あら?あちらからいらっしゃるのはルッキーニさんじゃありませんの
…ってルッキーニさん、いっの間にそんなに背が伸びたんですの?
え?あら…ちょっと!そんな抱き抱えるだなんて
ん?…えぇ〜!

わたくしの体が猫になっていますわ!???


〜ハンガー〜「シャーリー」と『ルッキーニ』

『ねぇシャーリー空き箱ない?この子のおうち作ったんの』
「猫か〜そんなんどーすんだよ、また隊長に怒られんぞ〜」
まったくその通りですわ

『ここで飼うんだよ、この子一人じゃ淋しいでしょ』
「淋しいのはお前の方だろ?お前はあたしにいくらでも甘えていいんだからさ」
「そいつ帰してやれよ、一人が好きなんだよ、猫ってのはそーゆーもんさ」
『ペリーヌみたいに?』
なんですって〜!何故そこでわたくしが出て来ますのよ

「ペリーヌは違うよあいつの場合は、まぁ気高さってやつかな」
「甘える甘えさせるだけが人の繋がりじゃないって事さ」
『ん〜よくわかんにゃい』
「そうか?あたしにはあいつも十分お前のお姉ちゃんしてくれてる様に見えるけどな」
『そうなの?』
「そうなの!それより空き箱だったな、まぁこれでいいだろ」
『ほれっ!あらしいおうちだよ〜にひひぃ〜ん』
ふぎゃふ!なんですの!この油臭さは!これじゃ鼻が曲がりますわ

『あ゙〜んにげるな〜』

…そういえばルッキーニさんもまだ甘えたい盛りでしたわね
まぁ少しくらいなら相手をして差し上げても…ですわね
36ねこねこもーど2:2008/09/18(木) 19:50:09 ID:gyInvn72
〜脱衣所〜「エイラ」と『サーニャ』

ともかくも〜このベトベトを取らない事にはどうにもこうにも
…って誰かおられますの?こちらに気付いた!?

「なんだコイツ」
『ネコさん…かわいい…』
「かわいいノカ?生意気な顔がペリーヌに似てるし、なんか汚いゾ」
なんですって失敬な!
『かわいい…』
よくおわかりでしてよサーニャさん、当然ですわ
「ペリーヌも黙ってれば可愛げがあるんだケドナ」
「まぁしょうがネーカ、ほれ来いヨ洗ってやるヨ」

もふ もふ もふ
じゃぶ じゃぶ じゃぶ

あっエイラさんもっと首の後ろの、そうそこですわ、あふっちょっと激し過ぎまふっ
もうそれ以上は…もうお止しになっ…って、あら本当に止めなくても

『エイラ…?どうしたの…顔…まっか』
「あにゅぁにゃ…つい…ついえう…」
『あの?つい…なに?』
「ついてるんダヨ、コイツ…男の子ダ!!!」

ニャニャー!にゃんですって!
っと…ガリア貴族の令嬢がこれしきの事で取り乱したりしし…しませんわ
全く強がってるくせにエイラさんったら結構ウブなんですわね、ふふっ
こうなったらもう自棄ですわ
サーニャさん、あなたもとことん恥ずかしがりなさい

『じ〜(ガン見)』
ちょっと何ですの?
『じ〜(超ガン見)』
ちょちょっと、ですから!
『モミモミ』
ウニャニャ!!!

『あっ…にげちやった…』

サーニャさん、なんて恐ろしい子…!!
もうあの娘をからかうのは今後一切止めますわ
37ねこねこもーど3:2008/09/18(木) 19:53:14 ID:gyInvn72
〜廊下〜「ゲルト」と『ヨシカ』

あの方は…バルクホルン大尉…まずい人に出くわしましたわね
大尉の事です基地内に侵入した猫なんて見かけたら…ってあら?

「(キョロキョヨ)誰もいないな…よし!」
「あらあら〜かわいいニャンコちゃんでちゅね〜」
!ちょっと大尉?

「ん?よく見ると利発そうな顔立ちが宮藤そっくりではないか!」
「そうだおまえの名前はヨシカにしよう、今日からおまえは私の妹だ」
なんでわたくしがあんなちんちくりんな豆狸なんかと!

「さぁ早くおねぇちゃんと呼んでくれ」
『ニャニャーニャ(なんですの?)』
「そうかそうか!次はおねぇちゃん大好きだ、さぁ言ってみろ」
『ニャニャニャニャニャーニャー(いったいなんですの!?)』
「そうだろう!そうだとも!私もヨシカの事が大好きだぞ!」
「ん〜チュ!」

キッ、キッ、キス!
わたくしの…わたくしのファーストキスが…
坂本少佐のお嫁さんになるわたくしの夢が…
ひぃ〜ん

「おい、待て、待ってくれヨシカ!何故逃げる?」


〜階段踊り場〜「ゲルト」と『エーリカ』

「エーリカ、ちょうど良かった、ヨシ…じゃない…猫を見かけなかったか?」
『ん〜あっちに逃げてったよ』
「すまんな礼を言う、じゃあ急ぐんでな」

『…行ったよ、ほら、もう出ておいで』

わたくしをかばってくださった?
あらこの人苦手でしたけど、結構やさしい所もありますのね
38ねこねこもーど4:2008/09/18(木) 19:56:15 ID:gyInvn72
〜ダイニング〜「四人」と『一人?』

リーネ「あらペリーヌさんどうかしました?」
ペリーヌ?『にゃー』(リーネのおっぱいを揉む)
(注:じゃれてるつもり)
ミーナ「あらあら二人とも仲良しさんね」
芳佳「ちょっとペリーヌさん何やってるんですか、そんなうらやま…いやらしい事」
美緒「そうだ不謹慎だぞ、ペリーヌおまえらしくもない」
ミーナ「いいじゃないの、ペリーヌさんにはこれくらいのおふざけが必要よ」

ペリーヌ『にゃー』
美緒「ん?今度は私に何か用か?」
ペリーヌ?『チュバッ…ペロペロペロ』
(注:じゃれてるつもり)
ミーナ「不謹慎です!」
芳佳「不謹慎です!」

ペリーヌ?『にゃー』
ミーナ「何がニャーですか!ふざけるんじゃありません!」
ペリーヌ?『にゃー』(ミーナの顔を引っ掻く)
ミーナ「ちょっとお待ちなさい!ほらあなた達も追うわよ」

リーネ「あの、それより坂本少佐が…気絶しちゃってます」


〜再び階段踊り場〜「エーリカ」と『ヨシカ』

「ヨ・シ・カ・ちゃーん…ぜんぶ…ぜんぶ見てたんだからね」
「この口が…トゥルーデのくちびると…くちびると…」
「間接キスでもキスはキスだよね…ニヤリ」
「ちょっといい子にしててね〜」ん〜ぶちゅぅ〜

ひぃ〜やっぱりこの人危険人物ですわ!
こうなったら、ここから飛び降りるしかありませんわね
え〜い

…あれ?下にどなたかおりますわ!
いけません!このままだとぶつかるっ!

ひゅ〜〜ん、ずど〜ん、、、んがっぐっ
39ねこねこもーど5:2008/09/18(木) 20:00:06 ID:gyInvn72
〜階段下〜

『…痛たたたっ、確かわたくしは?』

(にゃんこ〜)(ネコさん…)
(ヨシカ)(ヨシカ)
(はい?あの〜え〜っと)(ペリーヌさん!)
(ニャーゴ)

いろんな人のいろんな声がペリーヌの耳に一気に飛び込む
顔を上げるとそこにはミーナの引きつった笑顔があった
「ペリーヌ・クロステルマン中尉!あなたに一週間の自室謹慎を命じます!」

『???……何故ですの〜!!!』

ペリーヌ・クロステルマンの
彼女を取り巻く環境は少しだけ変化した

そして彼女の恋もほんの少しだけだが
確実に動きだしたのだった

〜おしまい〜

以上です、読みにくい構成となり失礼致しました
そして…ありのまま今起った事を話すぜ
ルッキーニと捨て猫とのとってもハートフルなお話を書こうと思っていたら
いつのまにかペリーヌと愉快な仲間達になってい(ry
いつだったかペリーヌが株急上昇した時の電波が今になって影響を
ペリーヌ萌の方々のお力で書き上がりました、お礼申し上げます
そしてなにより毎回読んで頂いた方々、レス頂いた方々ありがとうございます

保管庫管理人様へ
スレたておよび保管お疲れ様です
「夢の百合カップル編」と「湯煙につつまれて」の『oOPxg193』と
「朝日のその先へ!」とこれの『ゆりたまご』は同一人物です
御足労になりますが修正して頂けたら幸いです
お手数おかけして申し訳ありません

それでは是にて失礼致します、ありがとうございました
40名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 20:41:34 ID:Xe/TCLMF
>>39
乙! すんごいよかった!
ゲルトがヨシカと名付けたシーンで思いっきり噴いたよw
やっぱりペリーヌはいじられるけど、愛されてるよなぁ
41名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 20:43:15 ID:cqHoVdeP
エイラがリーネの恋愛相談を受けるというネタを書いたんですが、投下しておKでしょうか?
その中で8話の例のシーンのことを相談するという場面があるんですが。
問題あるようなら(ヘテロネタはNGらしいので)その部分を削るなり、投下を自重するんですが。
42名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 20:46:23 ID:PIIvw/E9
内容が百合ならおk
43名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 21:07:49 ID:cqHoVdeP
>>42ありがとうございます。お言葉に甘えて投下させてもらいます。
百合というかほとんどおっぱいです。
修正はしませんでしたので、トラウマ引きずってる人は読み飛ばしてください(4レス目です)。
前スレの>>512でリーネだけうまく話に絡ませられなかったなぁと反省して、
じゃあエイラにリーネの恋愛相談をさせようと思い立って書きました。
そしたら前スレの>>844と被ったorz まあ俺のが遙かに酷いけどナ。
あ、書き手はOsqVefuYです。


ン? 今、ドアをノックする音がしたナ。
これはもしかしテ……。
ハイハイ、入っていいデスヨ。
――アッ、なんダ、リーネじゃないカ。
今日はなにしにここ二?
エ? 「オモテの看板を見た」ダって。
それはもしかして……ウン、やっぱりそうカ、私に恋愛相談がしたいってことカ。
ウン、そうそう、そうなんダ。私、恋愛相談室を始めたんダ。
エイラさんの豊富な恋愛経験からくる的確なアドバイスで恋の悩みをバッチリ解決、ってわけダ。
それに私、タロットも得意だしナ。
しかも実は、リーネが初めてのお客さんダったりするんダ。

金銭の受け渡しは隊で禁止されてるから、報酬は物品かサービスナ。
リーネならおっぱいを5分間揉ませてくれるだけでイイゾ。
……ダメ?
じゃあ4分間でイイ。
……触るの自体ダメ?
イヤ、そこをナントカ!
……ナニ!? 「このことをサーニャちゃんに言いつける」ダって!?
オイちょっと待テ、今のはただの冗談じゃないカ。
わかっタ、それじゃあ洗濯の当番を代わってくれないカ?
……ヨシ、それならいいカ。交渉成立ダナ。
それで相談したいことってなんダ?
44名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 21:08:51 ID:cqHoVdeP
えーとナニナニ、「芳佳ちゃんが好きなのは私なのか私のおっぱいなのかわからなくなってきた」ダって?
なるほどナ。たしかに宮藤のおっぱいへの執着は、さすがの私もびっくりダヨ。
入隊してすぐルッキーニに揉まれた時は、てっきり揉まれる側なんダと思ったもんダけど、
今ではすっかりおっぱい揉みが宮藤の代名詞だからナ。
特にシャーリーを助けようとしておっぱいを揉んだナンテ話を聞かされた時は思わず吹いたナ。
リーネも宮藤にいっぱいおっぱい揉まれたんダロ?
……ウンウン、やっぱりそうカ。いっぱいおっぱい揉まれたカ。
訓練で疲れて二人で地面に寝そべってる時に、リーネの胸にわざとらしく手を置いてたのカ。
ン? それにまだあるのカ?
「今思い返すと、芳佳ちゃんが私のおっぱいを揉む夢を見たことがあるんじゃないかって気がする」ダって!?
それはどういうことダ!?
ナニナニ……「ある日の朝、芳佳ちゃんがベッドから落ちたことがあった」ダって?
「部屋が隣の私はその音にびっくりして、芳佳ちゃんの部屋に行ってみた」ダって?
「それでどうしたのと芳佳ちゃんに訊いてみたら、芳佳ちゃんは訓練で私とそらを飛ぶ夢を見たって答えた」ダって?
「その時、芳佳ちゃんはものすごく顔が真っ赤にして、毛布をかぶってしまってた」ダって?
「でも視線はちらちら私の胸を見ていた」ダって?
「あの時の芳佳ちゃんはいつも以上におかしかった」ダって?
「あれは、もしかしたら私のおっぱいを揉む夢を見てたんじゃないか」ダって?
ウン、なるほどナ。それはリーネの推測が正しいと私も思うゾ。
……しかし、宮藤はホントにとんでもないキャラになったもんダナ。

――ところで、リーネのバストは何センチあるんダ?
ン? なんダ、その目ハ?
これはあくまで参考のために訊いてるんダからナ。答えてもらえないと相談に乗れないからナ。
エ……はち…………
スマナイ、よく聞こえなかったからもう一回頼ム。
エ!? はちじゅうさんダって!?
ウソつケ!! ていうかなんで私と変わらナイんダ!?
ナニ? 「バストのサイズと相談と、本当に関係あるのか」ダって?
実はこれにはものすごく深い関係があるんダけど、今回はもうイイヤ。
相談に乗ってやるからとりあえず落ち着ケ。ナ?

それで相談は、宮藤が好きなのはリーネなのかリーネのおっぱいなのかってことダったナ。
実は私にはその意味がよくわからないんダけどナ。
そもそもなんで分けて考える必要があるんダ?
たとえば牛タンが好きで、焼き肉屋で牛タンばっか注文する人がいたとするダロ?
で、牛タンは焼き肉のメニューの一つダヨナ?
じゃあ、牛タンが好きな人っていうのは、つまり焼き肉が好きな人ってことダロ?
それと同じサ。
宮藤がリーネのおっぱいを好きっていうのは、つまり宮藤はリーネのことが好きってことダヨ。
これはもしかしたら逆かもしれないナ……。
でもこれだけは言えるゾ。
宮藤がリーネのおっぱいを好きな分だけ、宮藤はリーネのことが好きってことダヨ。
それに、好きな人に、自分のなにかを好きって思って貰えるのはものすごく嬉しいもんダと思うけどナ。
どうダ? 納得してくれたカ?
……ウン、そうカ、納得してくれたカ。よかっタよかっタ。
45名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 21:10:21 ID:cqHoVdeP
エ? 「まだ相談したいことがある」ダって?
でも相談は一回ごとに報酬が発生するって決まってるんダヨナ。
ン? そうカ、それでもイイのカ。
じゃあ10分間おっぱい揉ませてクレ。
ナニ!? 「絶対サーニャちゃんに言いつけてやる」ダって!?
ちょっと待テ、それだけはホントにやめてクレ!
ホラ、少し前までだけ、ほんのちょっといい雰囲気ダったじゃないカ! ナ?
……ダメ?
じゃあ今回の分の報酬はナシでいいヨ。
……ダメ?
じゃあさっきの洗濯の当番代わってクレってのはナシでいいヨ。これならいいカ?
……ダメ?
じゃあ一体どうしたらいいんダ……?
エ? 「私の洗濯の当番を代わってくれたら赦してあげる」ダって!?
そ、それはちょっと……
エ? 「じゃあサーニャちゃんに全部言いつける」ダって!?
ま、待テ! わかっタ! 報酬ナシで相談にのってやるし、洗濯も私が代わりにするヨ!
ウン、そうか、それならいいカ。
はぁー………………オマエって実は結構黒いヨナ。
アッ、いや、なんでもナイ!
私は何も言ってナイゾ!
言ってナイから、とにかくその手に持ってる物を置ケ!
46名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 21:11:38 ID:cqHoVdeP
それで、もう一つの相談ってなんダ?
ウンウンナニナニ……「芳佳ちゃんが男の人からラブレターを貰ったことなんだけど……」ダって!
ちょっと待テ! メチャクチャタブーなんダゾ、それ。
いいカ、世の中にはナ、女の子同士がいちゃついてさえいれば、
ペリーヌいじりたおしたり、バルクホルンのキャラを崩壊させたりしても、笑ってGJと言ってくれるとても気のいい人たちがいるんダ。
ところがそんな気のいい人たちは、話に男が絡んだだけで、突如豹変するんダ。
そりゃもう荒れに荒れまくるサ。あるいは泣くサ。
私にもその気持ちはよーくわかるゾ。
さすがの私も、その相談にはちょっと乗れないナ。

――ア、今回は特別にお許しが出たようだから、その相談に乗ってやれるみたいダ。
まあ、あんまり行き過ぎないように気をつけなきゃダけどナ。

で、そのことダけど、私にはあの時のリーネの行動は、ある意味ミーナ中佐の過去以上にショックダったサ。
それで、どうしてリーネはあの時、ラブレターを受け取るように宮藤に言ったんダ?
ウンウン、その前に宮藤が私たちが男の人と接触しちゃダメってのはおかしいって話をリーネにしたのカ。
それでリーネは、宮藤は男に関心があるんだと勘違いしちゃったわけカ。
それに、あんな風にいきなりラブレターなんて渡されたら、場の空気とかもあるしナ。
まあ心配スンナ、アイツも間違いなくこっち側ダヨ。
けどアイツは優しいヤツだから、こうやって誰にでも構わず優しくしちゃうんダナ。
それが時に、こうやって勘違いを生むってことダ。怖いヨナ。
それにナ、リーネ。オマエも優しいヤツダヨ。
自分の気持ちにウソをついてまで、宮藤のことを考えられるんダから。
でも間違った優しさってのはナ、ときにとてつもない暴力になるんダからナ。
そういうことをちゃんと理解すべきダヨ。オマエも、宮藤もナ。

で、あの時、ラブレターは風で飛ばされちゃったんダロ? 
あれはやっぱりオマエの仕業なのカ?
エ? 秘密ダって?
それじゃ答えてるようなもんダけど、そういうことなら仕方ないカ。
私にも教えてくれないカ?
……ダメ?
まあ、別にいいけどナ。
私たちにはめくれるという概念がナイから、実はあんまり必要性を感じないしナ。

ついでにあそこにミーナ中佐がいたのも、やっぱりオマエの仕業だったわけダナ。
エ? それも秘密ダって?
でも、顔にはちゃんと出てるじゃないカ。
なんダヨ、実はやることちゃんとやってるんじゃないカ。見直したゾ、リーネ。
47名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 21:13:06 ID:cqHoVdeP
エ? 「なんだか芳佳ちゃんがどんどん私から離れていっちゃう気がする」ダって?
どういうことダ、それ?
エ? 「でも、芳佳ちゃんはどんどん立派なウィッチになっていくのに、私は……」ダって。
アー、そうカ。
まあ、宮藤の入隊はリーネよりあとダったし、そういう風に比べちゃうのも仕方ナイかもナ。
たしかに宮藤の成長ぶりは私も目を瞠るものを感じているサ。
でもナ、リーネ。私から見れば、オマエダってちゃんと成長してるヨ。
ホントダヨ、ウソじゃナイ。
それにサ、こないだ、ペリーヌの二番機についたことがあったダロ?
あのあと、ペリーヌがオマエのこと誉めてたゾ。
「もう安心してあの子に背中をあずけられますわ」ってナ。
アイツってツンデレだから、坂本少佐以外の人を褒めるなんてめったにナイの二。
他のみんなだってリーネのことちゃんと認めてるサ。
リーネが自分でそのことに気づいてナイだけダヨ。
オマエだってちゃんと成長してるってことサ。

なぁ、リーネ。この話を宮藤にしたことはあるカ?
きっと宮藤も私と同じことを言ったんじゃナイカ?
……ウンウン、訓練の後にシャワーを浴びてる時にそんな話をしたわけカ。
で、やっぱりそうカ。宮藤も私と同じこと言ったのカ。
ナ? 私の言うとおりダロ?
宮藤だってオマエのことをちゃんと見てるってことダヨ。

そろそろ元気出てきたカ?
エ? まだダメダって?
しょうがないヤツダナ。
――なぁ、リーネ。そこに飾ってある花の花言葉を知ってるカ?
ウン、そう、その花は百合ダ。
その百合はリーガルリリーって言ってナ、私の好きな花の一つなんダ。
実は私は、不安になったり落ち込んだりした時には、この花を見て元気を出すようにしてるんダ。
それでナ、リーネ。リーガルリリーの花言葉は「威厳」なんダ。
茎なんてこんなに細いのに、綺麗な白い花びらをめいっぱい広げてるダロ?
この花を見てると、なんだか元気が湧いてこないカ?
……そうカ、そうカ、だいぶ元気が出てきたカ。そういうことにしといてクレるカ。
まあカラ元気も元気のうちダヨ。
48名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 21:14:22 ID:cqHoVdeP
イイカ、リーネ。
恋は気合ダ! ぎゅっと抱きしめて好きって言えばイイんダ!
こういうことは誰かに話を聞いてもらうだけで自然と落ち着いてくるもんダヨ。
またなにか話したくなったら、遠慮せずにいつでも来いヨ。

じゃあ最後にタロットでリーネのこと占ってやるヨ。
ウントコショドッコイショ…………よし、出たゾ、リーネ。
【死神】のカードだ。
ン? どうしたんダヨ、そんなにしょげテ。
安心シロヨ、だって【逆位置】ダからナ。
新しいスタートを切るには最高のカードダ。
今日はリーネにとって、諦めていたこととか上手くいかなかったことが全部逆転する日ダヨ。
心機一転、気持ちを切り替えてことにのぞんでみろヨ。きっと全部上手くいっちゃうゾ。

人を思いやれる心を持ってるのはリーネのいいところダヨナ。
でも、まわりばっかり気にして、自分のことをちゃんと見ないのは良くないゾ。
それにあともう少し、自分の気持ちに素直に生きてもイイんじゃないカ。
私はいつも、リーネのこと応援してるからナ。
ガンバレ、リーネ。



以上です。
ひでぇ、もはやSSじゃねぇ。
実はこれの続きもいろいろと考えてたりしますが、書くかどうかは評判次第です。
あとちょっと補足。
リーガルリリーは6月11日、つまりリーネの誕生日の誕生花らしいです。
49名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 21:31:26 ID:cm+j0WU0
>>30
最終回を目前にして冴えに冴えた私の直感が囁いている……あなた、じっちゃんですね!?
病院には私も同行いたします。

>>39
何やってんだペリーヌ。お姉ちゃんはしゃぎ過ぎwwGJ!!
この事件の最大の被害者はペリーヌではなくミーナだと思うのだがどうだろうか(ミーナ×美緒的な意味で)

>>48
風呂上りの一本には最高だったぜ……GJ!!
気のいい人たち吹いたww誕生花とか、タロットとか、こういうところに小ネタを仕込めるところに憧れる。
続きがあるというのなら甘んじて受け入れよう。待ってる。
50名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 21:35:56 ID:gJQg7Uli
GJ!!
リーネとエイラが幸せになるなら、続編だろが番外編だろうが何でもこいだぜ!
51名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 21:55:34 ID:K0Yi5x3+
t26gFAxTです。
ゲルトとミーナの「すべてを捧げて」は最終回見たら本気出します!w
つか調子に乗って投稿しまくったらストックが妄想の余地がgaga…

というわけで反省しつつ、秘め事パックの設定資料をきちんと読み直していたら
エーリカのモットーは「愛する者のところへ必ず生きて帰る」とのこと。
このため、前から書きたかったエーリカとウルスラの物語を書いてみました。
エーリカは相変わらずつかめないのと、ウルスラがそれに輪をかけてつかめないキャラなので、
違和感感じる人もいるかも。
エーリカとウルスラの物語、といいつつ、個人的趣味でゲルトとミーナ、ビューリング、サーニャも出てきますが…
投下してみます。
52遠い空の向こうに:2008/09/18(木) 21:57:35 ID:K0Yi5x3+
カールスラントに双子の姉妹がいた。
 名はそれぞれエーリカ、ウルスラ、姓はハルトマン。

 二人はいつも寄り添っていた。
 本を読むことが好きだったウルスラは、遊ぼうとせがむエーリカに困りながらも、そんな日常のやり取りに安心を覚えていた。
 エーリカはなかなかのってこないウルスラに頬をふくまらせながら、暇つぶしに空を眺めることが多かった。

 ――空を飛びたい

 姉妹の年齢が十代に差し掛かった頃、エーリカとウルスラは"空を飛ぶ魔女"の話を聞き、ほどなくして、カールスラント空軍基地にこっそりもぐりこみ、『ストライクウィッチーズ』を目の当たりにする。

 金属の箒――ストライクを操り、空を駆る少女たち。

 ほどなくして、魔女の素質があった二人は、幼いながらも、あっさりカールスラント空軍への入隊が認めらる。

 二人はマイペースでありながらも、戦闘に関する差は歴然と、残酷にあらわれていた。

 エーリカがウルスラに遊びをせがまなくなった頃、
 ようやく曹長になったウルスラと、
 すでに少尉にまでのぼりつめようとしていたエーリカは、別々の部隊の所属となっていた。

 そして、1939年、息を潜めていたネウロイが再度侵攻を開始し、二人の姉妹はそれぞれの部隊で戦争へ身を投じ、離れ離れになっていた。
53遠い空の向こうに:2008/09/18(木) 21:58:11 ID:K0Yi5x3+
 スオムス、カウハバ基地のある冬の夜。
 入浴を終えたビューリングは、少しばかり湿った銀髪をタオルで拭いながら、自室へ向う。
 寒さのせいと、すでに就寝時間を2時間ほど過ぎていたこともあってか、廊下はしんと静まり返り、一部、切れ掛かった電灯がちかちかと頼りなさげに廊下を照らす。
 ビューリングは数メートル先の自室のドアを見ると、足を止める。
「なんだ、こんなところで…」
 ドアを背に、しゃがんでいたウルスラが本から顔を上げる。
「鍵、開けて」
「……自分の部屋はどうした」
「この間の実験で、壁にひびが入って、寒い」浮かぶ、白い吐息。
「キャサリンやエルマの部屋にでも行けばよかっただろう」
「キャサリンは、寝相が悪い。エルマは寝言がうるさい。読書に集中できない…」
 ビューリングは鍵を解き、ドアを開ける。
 ウルスラは腰をかがめて、ビューリングの腕の下をすり抜け、彼女の部屋にすたすたと入っていく。
「なんなんだまったく…」

 コートを着たまま、自分の部屋のように、ビューリングのベッドにうつぶせになり、ウルスラは早速読書にふけっている。
 ビューリングは頭をかきながらクローゼット代わりの木箱を開けると、ねずみ色のローゲージのタートルネックのセーターを引っ張り出し、ウルスラに向かって投げる。
 顔だけ向けるウルスラ。
「そんな重苦しいコートじゃ肩がこるぞ」
 ウルスラは何も言わず、体を起こし、メガネを外すと、コートを脱ぎ、セーターを着る。
 ビューリングにとっては、腰ぐらいのセーターだが、ウルスラが着ると、ワンピースのようにぶかぶかだ。
 ウルスラはメガネに手を伸ばすが、ビューリングがすかさず取り上げて、どんとベッドに座る。
「返して」
 ビューリングは、素直にしたがって、メガネを返すと、ウルスラはすぐにかける。
 やっぱり双子だな。そっくりだ、とビューリングは思ったが、あえて口には出さなかった。
 ウルスラが、姉の話題を出すと、顔が曇るのを何度か見たからだ。
 ウルスラはまた寝転がって、読書を再開する。
 ビューリングは、自分の使い魔であるダックスフントと戯れ始める。
 気がつくと、ウルスラが、読書を中断し、膝を丸めて、ビューリングを見つめていた。
「どうした?」
「……なんでもない」
「お前が読書を中断するなんて、たいてい"なんでもあるとき"だろ」
 ビューリングは声を荒げるでもなく、淡々と言い放つ。そういえば、と彼女は思い出す。ウルスラの姉の使い魔も自分と同じダックスフントだったはず。ビューリングはしばらく考え抜いた後、
「ウルスラ。前から聞いてみたかったんだが、自分の姉をどう思っている?」
「……わからない。たぶん…嫌いじゃ、ない。けど…」
 ウルスラがセーターの曲げた腕の部分をぎゅっと握る。
「悔しさを感じたときもある。だけど、それ以上に……寂しい」
 さらに縮こまるウルスラに、ビューリングの使い魔が近づいて、慰めるように頭をこすり付ける。
 ウルスラは薄く微笑み、頭を撫で返す。
 ビューリングは初めて見るウルスラの笑顔に、驚きながら、静かに彼女の隣に並ぶ。
「双子というのは、比べられるという点においては、普通のキョウダイよりもつらいものなのかもな。同じように見えても、やはり"違う"ところもあるはずだろうし。双子ではない私が言っても説得力に欠けているが」
「自分がエーリカほどの戦闘能力が無いことはもうあきらめている。それを悔しいと思ったことも否定しない。けど、今は、寂しい……。昔は、いつも一緒だった。私は本を読んでいて、エーリカが横で騒いでいて……。でも、気がついたら、エーリカは空の向こうに行ってた」
「空の向こう、か。……もう、どれぐらい会っていない?」
「戦争が始まってからは一度も」
「今は……確か、カールスラント空軍はブリタニアだったか」
 ウルスラはうなづく。
「なら、会いに行けばいいだろう。クリスマスも近い。どうせ他の連中は恋人もいないし、クリスマスに休みをとる必要性も無いだろう」
「でも…」
「気にするな。ブリタニアに行ってみろ」
 ビューリングは、柔らかい金髪に包まれたウルスラの頭をぽんとたたくと、ベッドにもぐりこみ、目をつぶる。
 ウルスラも、本を閉じると、ビューリングと同じようにベッドにもぐりこむ。
「……たばこくさい」
「お前だって、火薬臭いぞ」
 
 数日後、ウルスラは休暇の申請を出すとともに、エーリカに向け、手紙を出した。会いたいと。
54遠い空の向こうに:2008/09/18(木) 21:58:46 ID:K0Yi5x3+
 第501統合戦闘航空団、基地滑走路。
 とある満月の夜――とはいえ、ライトアップされた滑走路の向こうは決して明るいとは言いがたい。
 エーリカは、あくびをしながら、装備の確認をし、がしゃがしゃとストライカーをはいたまま位置につく。
 その隣には、サーニャが立っている。
「じゃ、行こっか」
「はい」
 エーリカとサーニャは暗い夜空へ向け、飛び立っていく。
 高度を上げ、雲よりも高く。
「たまには夜間哨戒もいいね。眠いけど」
「みんなそう言います」
 サーニャはくすくす笑う。二人はある程度基地から離れると、ホバリング体勢に入る。
 満月を背にした二人の少女の影が夜空に浮かぶ。
 エーリカは、眼下に広がる雲の海を鼻歌でも歌いだしそうな笑顔で眺めている。
 サーニャは何とか話題を探そうとして、自分が手にしている武器――フリーガーハマーを見つめる。
「あ、あの…」
「ん?」
「このフリーガーハマーって、ハルトマン中尉の妹さんが発明したんですよね?」
「うん。そうだよ。ウルスラって言うんだ」
 エーリカは誇らしげに、混じりけなしの微笑みをサーニャに向ける。
「ウルスラさんは、今はどこに?」
「えっと、カウハバ基地……かな」
「寂しいですか?」
「う〜ん……。寂しくないとは言わないけど……、けど、約束したから」
「約束、ですか?」
 エーリカは大きくうなづき、昔話を始める。

 数年前のブリタニア。
 ネウロイの脅威に晒されているとはいえ、クリスマスイブのためか、街は密やかながらも活気付いていた。
 ブリタニアに即席で作られたカールスラント空軍用の詰所もご多分に漏れず、である。
 どことなく浮き足立った雰囲気の中、詰所の一室で、ゲルトルートが報告書を書く手を止める。
「落ち着け、ハルトマン。お前らしくもない」
 彼女の周りをうろうろしていたエーリカが足を止める。
 エーリカは少し照れくさそうにして、椅子にかける。
「ねえ、トゥルーデ」
「なんだ?」
「クリスマス休暇、取らせてくれてありがとう」
「さて何のことやら…」
「またまたぁ…」
「エーリカ」
 ゲルトルートは真顔で見つめ返す。
「妹を……、家族を大切にしろよ」
 エーリカは、ゲルトルートの妹のクリスを思い出し、笑顔を抑えて、うなづく。
 ドアをノックする音。二人が振り向くと、ミーナが立っていた。
「二人とも、久しぶりね」
「ミーナ、来週まで遠征じゃなかったのか?」
「それが、私の部隊だけブリタニア待機になったの、美緒たちはまだ向こうよ」
「……そうか」
「よかったじゃん、一人寂しいクリスマスにならなくて〜」と、エーリカがにやつく。
 ゲルトルートは顔を真っ赤にして、からかうなと言い返す。
 ミーナはそんな様子を見て、にっこりと微笑む。
55遠い空の向こうに:2008/09/18(木) 22:01:25 ID:K0Yi5x3+
 同じ頃、飛行船でカウハバ基地から発ったウルスラは近づくブリタニアを窓から眺める。
 かばんには数冊の本を詰めてきたが妙に緊張して、本を開く気にすらなれないでいた。
 まず何から話そう。
 たくさん本を読んできたのに、肝心なときの言葉が見つからないもどかしさにウルスラは唇を噛む。
 その時、同乗していた人々がざわつく。
 ウルスラは目を見張る。見間違えでなければ、空に浮かぶあの黒点は――

 カールスラント空軍詰所一帯にけたたましくサイレンが響いた。
 ミーナはすぐさま立ち上がり、自分の部隊員の召集に走る。
 ゲルトルートも同様に、エーリカを引きつれ、自らの部隊の残りの隊員の招集に向う。

 ミーナの部隊とゲルトルートの部隊はそれぞれ隊列を組み、空を飛ぶ。
《敵は一機。けど、大型よ。進路はロンドン》
「ちょうど、ロンドンに向ってる飛行船がいるんだけど」
「まさか、お前の妹が……?!」
 エーリカは進行方向にいるネウロイを忌々しく見つめた後、ちらりと背後を見て、数キロ先の飛行船を見つける。
《時間が無いわね……。バルクホルン隊、準備はいいかしら?》
「ああ、いつでもいい」
《全機、敵ネウロイに攻撃開始!》
 ミーナの合図を皮切りに、ミーナの部隊とゲルトルートの部隊は左右に分かれ、ネウロイへの攻撃を開始する。
 ネウロイからのビームの応酬を華麗にかわしながら、踊るように空を舞い、カールスラントの魔女たちは徐々にネウロイの装甲を破壊していく。
 ネウロイを破壊できたとしても、少しでも殲滅が遅れれば、飛行船にネウロイの破片が当たりかねない。
 しかし、まだコアは見当たらない。
 いったん攻撃を終え、離脱したエーリカは思わず唇を舐める。
 上部の装甲はほとんど破壊しつくしたがコアが見当たらない。ということは――
 エーリカは攻撃を終え、離脱した他の隊員を見送ると、スピードを上げ、ネウロイの下部にもぐりこみ、装甲を破壊する。
 剥げ落ちた装甲からコアがのぞく。
 離脱していてはまた装甲が修復されてしまう。
 エーリカは離脱をせず、すぐさまUターンし、やや無理な体勢で再度ネウロイの下部に向かう。
「あの馬鹿……!」
 ゲルトルートが血相を変えてエーリカを追いかける。ミーナも、異変に気づくと、エーリカのほうへ速度を上げて近づく。

 隙間なく発射されるビームを最小限のシールドで防ぎ、エーリカはマガジンに残った弾すべてにできうる限りの魔力を込め、コアに叩き込む。
 コアが四散するとともに、巨大なネウロイも夕空に舞う雪のようにくだけていく。
 エーリカは飛行船がまだ安全なところにいることを横目で確認すると一息つくが、右腕に鋭い痛みを覚えて顔をゆがめる。
 黒い軍服が血で濡れて、冷える。
「やば、シールド……」
 ネウロイの破片は、右腕だけでは飽き足らないかのように、エーリカを貫こうと言わんばかりに降り注ぐが、追いついたゲルトルートとミーナが彼女を両脇から抱えると、シールドを張りながらその場から離れていく。
56遠い空の向こうに:2008/09/18(木) 22:02:02 ID:K0Yi5x3+
「痛い痛い痛いって!」
「自業自得だ。我慢しろ!」
 軍医に右腕のぱっくりひらいた傷口を縫われ、包帯を巻かれながら、叫ぶエーリカに、ゲルトルートも負けじと叫ぶ。
 ミーナは二人のやり取りに苦笑いしながら、エーリカに新しい軍服を渡す。
「フラウ、今回みたいな無茶はもうしないでね」
「……うん。ごめんね、心配かけて」
 エーリカはミーナに謝りながら、ゲルトルートに視線を向けるが、彼女は部屋から出て行ってしまう。
「怒らせちゃったかな…」
「あの子なら大丈夫よ。それより、そろそろロンドンへ行ったほうがいいんじゃない?」
「そうだった! じゃあ、またね、ミーナ」
「ええ、いってらっしゃい」
 エーリカは軍服に袖を通すと部屋を後にする。
 詰所を出たエーリカは辺りを見回し、車を探す。
「エーリカ」
 という声と同時に、車のキーが弧を描いて飛んでくる。
 すかさずキャッチすると、ゲルトルートがジープの運転席から降りるところだった。
「急ぐんだろう?」
「うん! ありがとう、トゥルーデ」
 今日一番のまぶしい笑顔を向けるエーリカ。
 ゲルトルートは少し頬を染めると手に持っていた軍帽をエーリカにかぶせる。
「は、羽目を外しすぎるなよ」
「了解!」
「あと……、メリークリスマス」
「メリークリスマス! いってきま〜す」
 エーリカが乗ったジープを見送ると、ゲルトルートは詰所に足を向ける。
 ミーナが見守るような視線を向けて立っていた。その手には2つのグラスが握られている。
「お相手してくださるかしら、バルクホルン大尉」
 ゲルトルートはふと微笑んで、グラスを受け取り、ミーナを見つめる。
「喜んで」


 予定より多少遅れたものの、飛行船は無事ブリタニアに降り立ち、ウルスラはロンドンへたどり着いていた。
 飛行船から見えた黒点はやはりネウロイだったようだが、カールスラント空軍が撃破したと聞き、胸をなでおろす。
 ウルスラは、本の詰まったかばんを持ち上げると、エーリカが指定した場所へ向かい、歩き始める。
 街の中心部に向かうにつれ、徐々にお祭りのような騒ぎに包まれ始める。
 ウルスラは戦争が始まる前、まだ、カールスラントが平和だった頃に、エーリカと二人でクリスマスに色めき立つ街を歩いたことを懐かしむ。
 また、あの頃のような時間を取り戻せるだろうか――

 ウルスラは、エーリカが指定したブリタニア屈指の高級ホテルにたどり着くと、正面入り口を支える柱のうちの一本の元にしゃがみこんで、本を開くが、集中できず、数分おきに顔を上げては群衆の中にエーリカを探してしまう。
 しかしながら、彼女の影すら現れようとしない。
 ため息をついて、再び視線を落とすと、急に目の前が真っ暗になる。
 帽子?
 払いのけると、エーリカがしゃがんでひじを突いた姿勢で、にっと微笑む。
「ひさしぶり、ウーシュ」
 エーリカだけが呼ぶその愛称に、ウルスラは胸がいっぱいになるが、突然の事で、言葉が出ない。
 ただ、しがみつくようにエーリカの胸に飛び込んでいた。
 
57遠い空の向こうに:2008/09/18(木) 22:03:03 ID:K0Yi5x3+
 ウルスラはホテルの部屋を見回していた。
 広さこそそこまででないものの、部屋に飾られている調度品や家具などは、たった一つでカウハバ基地の備品の数年分に相当するのではないだろうか。
「気に入った?」エーリカが頭の後ろで手を組んで、ウルスラの顔を覗き込む。
 ウルスラは、照れた顔を隠すように顔を背ける。
「こ、こんな高い部屋でなくてもよかった…」
 エーリカはきょとんとしつつも、やれやれと息を吐き、ベッドに倒れこむと、体を伸ばす。
「あ〜、今日も戦ったなあ…」
 ウルスラはかばんを床に置くと、恐る恐るベッドに這い上がって、寝転がるエーリカのそばにちょこんと座る。
 エーリカは、ウルスラにじっとやわらかな表情を向ける。
 ウルスラはその視線から逃げないように努めて、意を決したように言った。
「助けてくれて、ありがとう…」
「怖かった?」
 ウルスラは、首を振る。「ネウロイは怖くない。会えなくなることのほうが、怖い…」
 一瞬の間があって、エーリカは体を起こすと、ウルスラの頬に触れ、
 珍しく真剣な面持ちで、そのままウルスラの薄い下唇にそっと自分の唇を重ね、離す。
 ウルスラは体をぐるりと回して、エーリカに背を向ける。
「姉妹で……、こんなの、おかしい…」
「……相変わらずマニュアルどおりだなあ」
「マニュアルとか、それ以前の問題」
「でも、好きだからさ」
 迷いもなく言い切るエーリカに、ウルスラは頬を染める。エーリカはすばやくウルスラの前に移動すると、メガネに手をかける。
「外しても、いい?」
 ウルスラは、拒まない。拒めない。
 エーリカは静かにメガネを外し、今度は頬に口づける。
 ウルスラは小動物のように震えるばかりで、抵抗はしなかった。
 エーリカは軍服とシャツのボタンをすばやく外し、脱ぎ捨てると、ウルスラの着衣にも手をかける。ウルスラはエーリカの右腕の包帯に気づく。
「怪我……」
「ああ、ちょっとしくじっちゃって」無邪気に返すエーリカは、ウルスラのシャツのボタンを外しきり、開く。
 肌をさらしたウルスラは、小さくつばを飲み込む。
 エーリカは、ウルスラの首筋に顔を沈め、下着の上から、薄い胸に手を触れる。
「まだまだだなぁ」
「お互い様……」
 エーリカはウルスラの下着に指を滑り込ませると、ウルスラの体が大きくびくつく。
「声、出していいよ」
「絶対いや…」
 エーリカとウルスラは手を重ねあい、互いの熱を共有し、クリスマスイブの夜を消化していった。

 翌朝、二人はぶかぶかのバスローブを羽織って部屋の中で朝食を摂っていた。
 昨夜は一食も摂っておらず、戦闘の負傷で血もだいぶ失っていたせいか、エーリカは少しお行儀悪く、がっついている。
 ウルスラは静かにスープを口に運ぶ。
「……行儀悪い」
「そんなミーナやトゥルーデみたいな事言うなよ〜」
「誰?」
「あれ、もしかして妬いてる?」
「……違う。単純に興味を持っただけ」ウルスラは照れながら、つっけんどに返す。
 エーリカはいたずらぽく笑いながら、ウルスラと離れていた時期の戦いの日々を話し出す。ミーナやゲルトルートとの出会いも含めて。
 ウルスラも、カウハバ基地での日々を話す。妙に冷静な人物評を付け加えつつ。
58遠い空の向こうに:2008/09/18(木) 22:04:26 ID:K0Yi5x3+
 エーリカはサーニャの周りをぐるりと旋回する。
「……それで、ブリタニアのホテルで待ち合わせして、二人で泊まって、語り明かしたかな」
「それきり、会っていないんですか?」
「なかなか機会がね……。そのあとここに配属になったし。でも、別れ際に約束したから。
 私は必ずウーシュのところに生きて帰る! ってね」
 サーニャのアンテナが桃色に染まる。
「あれ? もしかしてクサいとか思ってるんじゃないだろうなあ?」
「ち、違います。そこまで想われててうらやましいなって…」
「エイラはこういう台詞言わなそうだもんなあ。いや、意外に言うのか。どうなの、そこんとこ?」
 サーニャのアンテナの桃色の度合いがますます強くなり、エーリカから逃げるように速度を上げる。
 エーリカが面白がってサーニャを追いかける。
 そうして、夜が更けていく。

 同じ頃、寝つけなかったウルスラはまだ読書をしていたが、思い出したように顔を上げ、つぶやく。
「私は必ずウーシュのところに生きて帰る、か……」
 ウルスラは、口元を緩ませ、窓の外に広がる夜空を眺めた。



遠い空の向こうに 終わり
59名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 22:11:21 ID:cm+j0WU0
>>58
うおおおおおお!!!!ここに来て漸く小説版キャラきた─────GJ!!!!
ビューリング様渋過ぎる。そしてエーリカとウルスラの姉妹愛に全私が泣きそう。
泣くにはまだ早いぜ……最終回はこれからだ。
60名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 22:20:38 ID:QPGMNDHF
ストラトキャスターズ
61名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 22:36:32 ID:37cfTJPA
>>58
うああああああGJ!!本気でうるっときちまった…姉妹愛最高
んで、トゥルーデとミーナがまた絶妙なタイミングで絡んでくるんだよな。サーニャとの会話からの回想ってとこもいい。
やべえ、GJすぎる!
62名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 22:43:31 ID:nOonJw4o
>>58
GJです!アニメしか知らない私だけど小説すごく読みたくなってしまったよ!

さて、前スレでエーゲル→坂本芳佳の続きものを書かせていただいた者です。
続編のミートゥルができたので、投下して大丈夫ですか?

前二回よりエロを追求したら少し長くなってしまって…
63名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 22:45:49 ID:+adZt9Jw
>>58
ぐ、GJにも程が・・・
ビュースラ、ミーゲル、そしてエースラ・・・最高すぎます


書くの難しそうだけど、小説キャラのSSもっと増えたら良いな〜
64名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 22:47:16 ID:cm+j0WU0
百合なら何でもOKだと何度言ったら以下略
ここ最近ミートゥル分が不足してたから歓迎だ!!

……このスレの職人達は最終回目前とか全然関係ないのな。
真面目な話ちょっと尊敬するわ……よくもまあこの状況下で最終回以外のことを考える心の余裕があるよ。
65名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 22:56:35 ID:gJQg7Uli
自分にとっては、もうこのスレが本編みたいなもんだw
66砂糖専用匙:2008/09/18(木) 23:01:55 ID:qv/A39E2
SS弾幕が濃すぎる、突入するなら今しかない

※アホな替え歌です。所々の無理矢理はご了承下さい

〜♪
あいらぶ・しすたー
あいらぶ・しすた――
あいらぶ・しすたーaaa――――↑↑↑


そんなにお茶目にしないで お前は魅力的すぎる
スカートなにそれ美味しいの? その姿すでに あぁ・嗚・呼〜!

だからそんなサービスばかりしてくれなくても 私はとうにお前のことは

大好きだぞぉぉぉぉぉ!!

縞が見えなくても(7話的な意味で)
胸がなくても(あっても)

ふともも わき うなじ
それだけでドキッとしてしまうよ

それなのにお前はやはり監督の趣味で 今日もおっぱい星人で…

けしかrもっとやれ!!(主に私に)

間奏〜♪

だからそんなに肝油ばかり飲まなくても
ジャガイモだって必要な栄養は摂れるぞ

パッドがなくても シリコンがなくても
もしかしたら 大きくなるかもしれないんだぞ? あぁ〜

ずっと健気で あどけなくて
そんなお前も好きなんだけど おねえちゃんは心配で あぁ〜!

例えば悪い男に告られても
強く はねかえし
なかなか近づけないような たくましさ
わかるだろう そう!
ミーちゃんを見習え!

ミーちゃんを!…「あらあら」
Σ「!!」
「急に『歌を教えて欲しい』なんて頼んでくるから、何かしら?と思ったら…」
「あ…ミーナ、ちょ‥」
1HET

「…うわっ‥くふっ‥」

30HET

「ご、ごめんなさ…」

50HET!
うわぁ!うわぁ…!ぅわぁ…ぅぁ‥(エコー)

〜♪『おしまい』
68砂糖専用匙:2008/09/18(木) 23:11:00 ID:qv/A39E2

キャラスレで某メルトなネタを見て、これだ!と思って飛びついてみた 反省はしている

元ネタはボーカロイドKAITOの「お兄さんは心配性」
ゲルトさんが似合いそうだったんだもんさ…
ではこんなんですが失礼します
69名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 23:12:08 ID:nOonJw4o
投下しようと思ったら何か凄く楽しい歌がww
GJです!

ではミートゥルいきます!



ああ、もう。
全部お前のせいだ、エーリカ。



私は隣でぱくぱくと朝食を食べる人物を軽く睨み付けた。

昨晩は本当に恥ずかしかった。
エーリカと夜を共にするのは、まぁ…恋人として不自然じゃない行為とはいえ、その……一人で、…してる所を見られた事はこのゲルトルート・バルクホルン一生の不覚だ。

朝だって、横で眠るこいつを起こそうとしたら、「トゥルーデを朝ごはんにもらう」なんて言ってのしかかってきた。
もちろん全力で阻止したが。全く、こいつには羞恥心というものがないのか。

ふと、向かいの席に座る坂本少佐と宮藤に目を移した。
この二人も、私と同じものを食べていた筈だが…大丈夫だったのだろうか。

「トゥルーデ、食べないんならもらっちゃうよ」
「すぐ人の飯を持っていくな!手癖が悪いぞ!」

誰のせいで箸が進まないと思っているんだ、全く!



朝食を終え、特に予定もない私は部屋へと向かった。
エーリカにはカールスラントにいた頃から色々と振り回されていた。いつの間にか私は突っ込み役のようになってしまっていたが、嫌にならないのはやっぱり……好き、だからなのだろうか。
そんな事を考えて、少し頬が火照った。廊下に誰もいなかったのが幸運だ。
70名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 23:13:21 ID:8cXLvRy8
最終回で増援として出れそうな小説キャラはウルスラだけなんだよなぁ、出ないかなぁ。
他のいらんこ中隊の方々はさすがに年齢g

あれ、誰かが玄関に・・・
71名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 23:14:07 ID:AL0stL6l
そこでハルカが
72名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 23:14:13 ID:nOonJw4o
「トゥルーデ」

部屋に入ろうとしたら、エーリカとは他のよく知った声に呼び止められた。

「ミーナ、…!」

振り返り、思わず体が固まった。
後ろに立っていたミーナは笑顔だ。しかし、目が笑っていない。
何があったかわからないが、機嫌が悪い証拠だ。

「ちょっといいかしら」
「あ…あぁ」

断る理由もないし、むしろこの状況で断るのは私も少し怖い。
私は頷いて、ミーナの後ろについていった。


ミーナの部屋に着き、中に入った。
バタンとドアを閉めると、途端に空気が張り詰める。
…これはかなり機嫌が悪そうだ。

「トゥルーデ、座って」

ベッドに座るように促され、私は素直に従った。
ミーナは立ったまま、腰を下ろした私を見下ろす。

「昨日の夜の事だけど、」
「なっ…!」

昨日の夜、という言葉に過剰に反応してしまった。
い、いや、落ち着け。カールスラント軍人たるもの、冷静さを欠いてはいけない。
第一ミーナが昨晩の私とエーリカの事を話してくる筈が……

「フラウと一緒にいたわよね」

……甘かった…
73名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 23:15:59 ID:nOonJw4o
「そ…それが、どうかしたか?」

まずい。どもってしまった。
おまけに昨日の出来事を思い出して、顔が熱くなってきた。
私はなるべくミーナに顔が見えないように、視線を下げた。

「あなたたちは付き合ってるんだもの。夜に二人きりで部屋にいても、それは自然な事だわ」

ミーナの言葉に、少しだけ顔を上げる。そう思ってくれるのなら、一体ミーナは何に怒っているのか…

「でもね、」

ミーナの腕が伸びてきて、くいと顎を取られ上を向かされた。
整った美しい顔が近付いてきて、少しだけ体が強ばる。
しかし、次のミーナの言葉に、完全に私は固まってしまった。


「せめて、ドアをちゃんと閉めてからしたらどうかしら?」


…………
おのれエーリカの奴……!!
ドアを閉めていなかった…ということは、廊下に…声が…!
正直、エーリカに服を脱がされたあたりから意識が朦朧としていてあまり覚えていない。
…私は一体どれだけはしたない声を…!

「私以外に聞いた人がいるかはわからないけれど、何にしろ注意力が不足している事に変わりはないわね?」
「……あ、…あぁ…その通りだ…」

パニックになりかけた私はミーナの声でなんとか覚醒した。
74名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 23:17:37 ID:nOonJw4o
だがそれも束の間。

「悪い子のバルクホルン大尉には、お仕置きです」

半分ふざけた上官口調でそう言うと、ミーナは私の体をベッドへと押し倒した。

「なッ、ミーナ!?」

慌てて押し返そうとするが、凄い力で押さえつけられる。
伊達に中佐を任される人物ではないな…
…と感心している場合じゃない。

「ミーナ、やめっ…」
「言う事を聞きなさい!トゥルーデ!」

突然の張り上げた声に、体がすくんだ。
ミーナのこの声は苦手だ。澄んだ声なのに威圧感があって、息が詰まるような感じがする。

私の抵抗が止んだのを見て、ミーナは服を脱がし始めた。また変に感心してしまうほど、鮮やかに。

「いい、大人しくしなさい。そうすれば、早く終わるから」

指先でつん、と唇をつつかれる。
その間に下着も取られ、私は全裸になっていた。

「っ…ミーナ…」

明るい部屋の中で、裸体がミーナの視線に晒されている…
恥ずかしさに耐えられず、ぎゅっと目を瞑った。

「んっ…」

ミーナの顔が首筋に降りてきて、ぺろりと舐められた。
背中がぞくっとして、体が強ばる。

「これだけで感じるなんて、トゥルーデはいやらしいのね」
「ち、違っ…」

くそ、エーリカもミーナも人の事をいやらしいいやらしいって…!
75名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 23:19:07 ID:nOonJw4o
反論する間もなく、ミーナの手は露になった私の胸に伸びてきた。

「ひゃっ…!」
「あら、可愛い声」

ミーナは楽しそうに笑うと、両手でゆっくりと乳房を揉み始めた。

「っ…ん、く…」

シーツを握り締めて押し寄せる快感に耐える。少しでも気を抜いたら、流されてしまいそうだ。

「我慢する顔も素敵よ、トゥルーデ。いじめたくなっちゃう」

何を言うか、この上官は…!
口を開きかけた瞬間、先端の突起をきゅっと摘まれ体が跳ねた。

「いい反応ね、ちょっと強いくらいがいいのかしら」
「あっ、や…やめろミーナッ…んん…」
「なぁに、上官に向かってその口の聞き方は」
「ひゃっ!ぁ、ダメ…そんな、強くしたらっ…!」

頭がだんだん働かなくなってきた。このままじゃ…

「…?…ミー、ナ…?」

すると突然、ミーナが私から離れた。
目を向けると、私の膝の間に座り、にこっと微笑む。

「脚を開いて、トゥルーデ」
「…なっ…!」

かっと顔が熱くなる。自分から脚を開くだなんて…そんな恥ずかしい事できるか!

「トゥルーデ、聞こえた?」
「み、ミーナ…それは…」
「開いて」
「い…いや、あの…」
「開きなさい」
「……」

仕方なく、私はそろそろと脚を広げた。
76名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 23:20:51 ID:nOonJw4o
「自分で脚を抱えて、…そうよ。いい子ね、トゥルーデ」

言われるまま太ももを両手で抱える。脚が左右に大きく広げられた状態がキープされる。
恥ずかしさで死にたくなりそうだ。…しかし、今はミーナを怒らせない方が身のためだ。

「フラウにもこんな格好、見せるの?」
「っ…誰が見せるか、こんな…」

くすくす笑いながら、ミーナは脚の間に手を伸ばしてきた。

「ひっ…」

ぴちゃ、と響いた水音に息を飲む。

「トゥルーデったら…触ってもいないのに、こんなにして…」
「や…やめ…音、いやだっ…」

ミーナはわざと音を立てるようにそこに触れる。
私はこの音が凄く苦手だ。自分から発せられるものなのだと考えるだけで…熱くなって、更に量が増してしまう。

「嫌だって言っても、あなたのなのよ?」

ミーナはそう言うと、今までそこを触っていた手を、あろうことか私の口に突っ込んできた。

「んんっ!?ゃ、うぅっ…」
「どうかしら?自分の蜜の味は」

どうもなにも、気持ち悪いに決まっているだろう…!
エーリカはたまに舐めたりして「甘くて美味しい」とか言うが、自分のなんか甘くも美味しくもない。

77名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 23:22:48 ID:nOonJw4o
ミーナは微笑みながら指を抜き、再び濡れた場所に伸ばしてきた。
今度は、奥深くに。

「あっ、やあぁ…!」

ミーナの長い指は、普段エーリカには触られない場所まで届いた。
もう…声が抑えられない…

「ミ、…ナぁ…んっ、ふあぁ…」
「トゥルーデ…」

快感に耐えられず、手を伸ばす。
その手を取って抱き締めてきたミーナに、ぎゅっとしがみついた。

「ねぇ、トゥルーデ…恋人同士仲が良いのはいいけれど…」
「あんッ、ぁ、…」
「嫉妬する人間がいるってこと、忘れないでね」
「え…、ぁっんん…!」

耳元で囁かれたミーナの言葉。
意味がわからず聞き返そうとした瞬間、奥を強く擦られた。

「あぁぁんッ…!」

びくびくっと体が震え、一気に力が抜ける。
ぐったりした私の体を、ミーナが支えてくれた。

「トゥルーデは、本当に可愛いわね」

ちゅ、と汗ばんだ額にキスをされる。

「ミー…ナ、さっきのは…どういう…」
「ふふ、何のことかしら」

質問をさらりと交わしたミーナは、タオルをぽんと私の横に置いた。

「早く戻らないと、フラウに怒られちゃうわよ」

そう言ってミーナは部屋を出ていった。

自分でやっておいて…全く…
私は体を拭き、服を着て部屋を出た。
どうにもさっきのミーナの言葉が引っ掛かるが…

ああそうだ、エーリカを見つけ出して昨晩の事を説教しなければ。
…その前に風呂に入ってくるか。

ふらつく脚で廊下を歩きながら、心の中で少しだけ、エーリカに謝った。
78名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 23:24:05 ID:nOonJw4o
おしまいです。一応完結のつもり。
また何かできたら、たま〜にきます
お目汚し失礼しました
79名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 23:26:59 ID:8cXLvRy8
GJです。なんか切ないですね。

割り込みすいませんでした。
80名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 23:28:28 ID:IajNwUGG
GJ…なんかもうマジみんなGJ…
もうなんだこのスレ。ここが楽園か。
81名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 23:39:11 ID:sk+BTlu+
ほんんとうにトゥルーデはえっちだなぁ!!!
82名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 00:31:21 ID:5Z3NyLYc
83名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 01:14:24 ID:Tw1FZ5Ac
「・・・リーネちゃんのおっぱい柔らかいね」
「や、やめてよ、芳佳ちゃん・・・」
「干したてのお布団みたいにふかふかだし、凄くイイ匂いがするなぁ」
「く、くすぐったいよ・・・」
「あれ? お口では嫌だって言ってるけど、身体の方は喜んでるね?」
「やだぁ・・・恥ずかしいよ・・・」
「ふふふ。嘘吐きなリーネちゃんには沢山、お仕置きしてあげないとダメだね」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           O 。

     ||\-――-、 /||
     人/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\jj
.     /.:.:./.:./.:.:.ハ:ヽ:ヽヽ
   /.:.:./:_/_∠:/ L_l__.:l.:.',
.  /.:.イ:.:/ィキ /   rュ、:.:l.:.ハ
  //从ハ{ r:::}    r::}リ从ト、\
 ´   `‐へ  r  ァ ノ      ̄ こんな最終回だったらいいな・・・。
        ≧==≦
      / ト込ム八
.     ( ( }_______ {∧
      \勹   ヽ__>
    ミ三Z____ト┘
.         /⌒i-f⌒i
       /  / |  |
      .′ .′ |  |
       ヒフ   ヾ.フ

84名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 01:34:36 ID:IMG7G5B6
>>82
少佐は完全ジゴロだな...。もっさんに惚れた者は辛いな〜。
85名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 01:41:24 ID:0+SVCd8C
もっさんはヘタレキャラ。

そんなふうに考えてた時期が俺にもありました。
86名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 01:47:03 ID:aytH596z
  / / /      /   :::::::/i   ::、       ::ヘ     ヽ  ノ:::|       /
  ,' //{      ,'    ::::::::/ .| i   ヽ、    :::| : ::::|     :i V:::j/|     /ヾ/
   /  ,'::;     / .,i  ::j::/  |:ハ : : 、ヾ、   :i;  ::;;|,  :.  |;. |: //j  /ヾ/
     | :i :    ,ト、ハ. :i ,'   {i ヘ : :i\:::、,,>'ヘ;´::|  :::  |゙i |///
     l::ハ ::    i|`トミト,,i.」__,,  |! 、_V__},,≦<´\  ヘ::l  :::::: jハ V/::`ヽ         /
     !:| ;:::.  .|ヽリ ! :| !ヽ、 j  `ヽxハ´ _ヽ  \ ;!  :::;:::/ }|K;; ;;ノト、 /ヾ/ヾ/
 .    {!. V:::、 {!;ハ zリ=ュ、ヾ.      >Xzr=≠=ュ>; , :::/::/ノ丿:::::`ト、ノ;;;;)
     !  ヽト、:i.  ハ ::::::::`゙       ´:::::::::::::::: /; :::/:;/,イ:::::::::::::l::::::`ミ
         ヽヾ、_} ::::::::   ,       :::::::::::::::::/' l::/ / /:::::::::::::::|:::::::::::
          /゙}:::八    ヽ              イ' / /::::::::::::::::::ト:、::::::        <警告!!警告!!
          ,'::::ヾ::::::\    、_.,       /    /::::::::::::::::::::|::::::`ヽ        <これ以降は最終回のネタばれを解禁としま──す!!
 .         i:::::::::i;::::::::::::>''`V /∧___  ,..ィ´     /:::::::::::::::::::::::l::::::::::::
 .         |:::::::::|::ト:::ノ  r'´>' ´  )´ト、       /::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::        <未視聴組は自主退避してくださ────い!!!!
            |:::::::::!:::/ / ̄´     r{ |i  ヽ.     /:::::::::::::::::::::::::::::!::::::::::
          !:::::::::V  '        ヽリ.   \ /::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::
87名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 01:48:12 ID:1FyiIVLg
エイラーニャとシャッキーニ大勝利!

88名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 01:56:28 ID:pccqkr0w
本スレにあったのを転記
エイラによるサーニャのハマり度

LV0 サーニャ・V・リトビャク?どうせ典型的補充要因ダロ?どうでもいいヨ…
LV1 見た目はあんまり軍人ぽくないナ。ってかコイツ何を受信してんノ?
LV2 肌は白くて綺麗ダナ。放っておくとスヤスヤ寝てて結構楽カモ。
LV3 歌い始めると女神ジャネ?理想の歌声って感ジ・・・
LV4 ピアノも上手で素敵ダナ。ギターとか弦とかリードものとか曲作りもイイ・・・
LV5 隊長、アタシの方が先輩なのにサーニャの方を階級上にシヤガッテ… ウザイ。 隊長シネ!
LV6 サーニャ結婚してクレ!!
LV7 ヤベーサーニャ最高!サーニャとシュールストレミングさえあれば生きてイケル!
LV8 サーニャと同衾した!ワタシはサーニャとベットを共にしたゾ!!
LV9 やっぱ脱ぎ散らかし癖は最悪ダワ
MAX ホントキョウダケダカンナー

ふと思ったんだが、シュールストレミングって
スウェーデンの食べもんだよな……
なぜエイラが?隣の国だからか?
89名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 02:00:59 ID:Pm3c6pEb
最終話キター!!

最後まで百合だったなww
90名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 02:04:33 ID:0+SVCd8C
TVK待ちなんだけど、エイラーニャは最後までエイラーニャだったらしいねw。

ところで、リーネが玉青ちゃんみたいになったってのはホントなの?
91名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 02:09:41 ID:JgP+iCsg
芳佳は最終的には誰ともひっつかなかったな。
これでこそ二期の期待もできるってもんだ
そしてゲルトGJ
92名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 02:11:31 ID:ZtElCXVN
エイラーニャとシャッキーニは最後まで勝ち組だったな
ったく…ストパンすげえわw
93名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 02:16:30 ID:Pm3c6pEb
興奮せずにはいられんなwww
エイラーニャはもう言う事なし!
もっさんと手繋いでたミーナはよかった
オーロック?の中に入るっていった時、何だか不安気に握ってる手に力込めたのにブハァ〃〃ってなったwww
94名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 02:20:34 ID:L1I2moWJ
ケフィアのCMがサウナ+葉っぱでなんかワロタ

ttp://wktk.vip2ch.com/vipper102848.jpg
ちなみにこれはpixivで見つけた絵
95名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 03:06:01 ID:BuQyC0a4
リネ芳が好きだったんだけどなぁ
96名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 03:10:16 ID:gNo+KWfo
まさかのペリーネに驚いた
みっちゃん流石
97名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 03:13:31 ID:/p5mAHyv
98名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 03:32:58 ID:bYUXby22
じつはちょっと期待してた組み合わせだったからEDでビックリした<ペリーネ


芳佳が来る前とか色々どんな感じだったんだろう、それ次第でさらなる可能性がでてきそうだ
99名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 03:37:58 ID:pccqkr0w
もっさん看病した時一緒に寝てたのが伏線だったんだな<ペリーネ
100名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 03:50:07 ID:aytH596z
本スレ追ってたら40分過ぎとる……
とりあえず監督乙!!そしてエイラーニャ大勝利!!!!シャッキーニは砂漠でパスタ!!!!!!!!w

みっちゃんは置いといてペリーネはなんなの?ペリーヌのリーネに対する信頼みたいなのはちょくちょく描かれてきたけど
ここにきて同行の流れはおかしくね?カップリングじゃなくて内容にちょっと疑問。
一緒にいたのがガリアだとしたらリーネは本国を放ったらかしにしてペリーヌに付き添ったことになる。
リーネ……まあ部隊が解散したから別段仕事があるわけではないだろうけど。

さて、天姫姉様登場で2期フラグ立ったわけだけどとりあえず


天姫×芳佳はありますか?
101名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 03:53:31 ID:bYUXby22
>>99
後、個人的には8話の戦闘も
ちょっとの会話だったけど、あれで「もしかすると…アリかも」って思った


少佐×ペリが王子と姫
芳佳×ペリが王道ツンデレだとすると

ペリーネは姫と幼なじみのメイドって感じがする
102名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 04:28:50 ID:nCgWMJ0e
ラブラブフリーガーハマー大勝利すぎてリアルでこのポーズとったわ

   ∩  
   ( ⌒)       ∩
   /,. ノ      l 'uu  GOD JOB!!
  / /      / /"
  / / _、_   / ノ
 / / ,_ノ` )/ /
(        /
 ヽ      |
103名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 04:38:42 ID:NDdh00Xu
百合的にかなり大勝利な最終回だったな
芳リーネはともかく・・・

エイラーニャガチすぎる
104名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 05:15:41 ID:w+D1vQm8
フミカネ、股間督どっちでもいい・・・
芳リネにフォローをいれてくれ
じゃないと死んでしまいそうだ・・・
105砂糖専用匙:2008/09/19(金) 06:41:20 ID:bYUXby22
芳リネな方々がだいぶ傷心な様子なのでSSを書いてみました。

短いですがどうぞ↓
106『蒼』:2008/09/19(金) 06:51:09 ID:bYUXby22
ウィッチーズが解散して、各々が皆散っていく中

リーネはペリーヌと同じ道へ歩んでいた
その事はペリーヌにとっては完全に予想していない事だった

「…リーネさん」
「なんですか?」
「その、よかったんですの? あなた宮藤さんと…」

そう、ペリーヌ自身が美緒に対して抱いていた想いが消えるわけがないように
彼女は芳佳に対して、いや彼女と芳佳の間にはお互いに対しての特別な感情を抱いていたはず

それなのに自分に着いてきてくれたリーネにペリーヌは疑問が尽きなかった

「確かに私達のウィッチーズは解散しましたけど、まだ世界が全部平和になったわけじゃないから…」

確かにまだ敵の脅威が去ったわけではない、解散した仲間達の中には元の隊に復帰した者もいる
それにいくら故郷の無い状態のペリーヌですら、己の勝手で他国に行こうものならば逃亡者の烙印を捺される

忘れたわけではない
あまりに共にあった時間が当たり前で、何時しかそれも許されるのではないか?と錯覚していたのだ

107『蒼』:2008/09/19(金) 06:54:06 ID:bYUXby22
「でも」
と、リーネが空を見上げ口を開いた

「芳佳ちゃんが言ってたんです
『離れてても、信じてれば私の中に皆やリーネちゃんが居て、リーネちゃんが信じてればリーネちゃんの中に私が居るから』って」

「…」

「だからその時まで私は今を進んで行こう、って決めたんです」

そう言ってリーネは芳佳に対して向けていた笑顔を浮かべた

まるで、いやリーネの瞳には確かに芳佳が居た

強くなった、と目の前の彼女にペリーヌは思った
出会った頃は自分に自信が持てず、訓練でしか引き金の引けなかった彼女が
今はまるで陽光のように強く輝いているように見えた


今の彼女なら、今のリーネの信じる事ならペリーヌは自分も信じられる気がした

「信じていれば…私の中に‥」
心の中の想いを真っ直ぐに見つめる
凛々しさも、厳しさも、優しさも、温かさも、知っている全てを

108『蒼』:2008/09/19(金) 06:55:53 ID:bYUXby22
「少佐…」

そこに姿はない、しかし感じられる
想い焦がれた人は今も自分と同じ世界に生きている

だが、それだけで心が温かくなるのをペリーヌは感じた

「リーネさん…ありがとう」
「はい」

互いに微笑むと再び二人は道を歩み始めた



空は繋がっている
彼女達が翼を広げ駆けた空は区切りなどなく、世界を繋いでいる

その想いも途切れる事なく繋がり続けているのだ―。
109砂糖専用匙:2008/09/19(金) 07:08:32 ID:bYUXby22
以上です。

最終回ラストに好きなカプが一緒に写ってない経験ばっかりですが、1カットでも一緒に写って一言交わしてくれれば
そこからなんとか持ちこたえてきました、脳内補完と妄想で


ではほんと短いですが、これにて失礼します。
110名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 07:39:46 ID:NdijG7yg
GJです、芳リネ好きにはつらい最終回だったみたいだね
111名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 07:45:16 ID:L2vBU93v
一方、芳佳はみっちゃんの胸を育てはじめる
112名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 08:39:04 ID:EgjNFvYy
まさかのペリーヌ×リーネと芳佳×みっちゃんEDとは
誰も予想だにしていなかっただろう
113名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 09:03:24 ID:w668y9Yj
バルクホルンさん妹自慢はほどほどにしてくださいニヤ死します
114名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 09:09:19 ID:b0Xwsp5t
エーゲル好きとしては最終回のエーリカがちょっと寂しそうに見えた
115名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 09:35:39 ID:nS2UJobI
芳佳がまさかのフラグブレイクで…芳リーネじゃなかったのか……
二期で芳リーネを上回る芳みつをやってくれるなら文句はないんだがな
最終回で芳みつはどんな感じだったんだ?
116名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 09:44:56 ID:5C2uoCEH
俺、気づいたんだ…

エイラ「ねむくないか?」

↑これが例えば20回繰り返して観たところで語尾すら片仮名に変換できないってこと

なあこれを、どう思う?
サーニャの腰を抱きながら、耳もとで、
キャラ設定にあるまじき感情を込めて喋るエイラを
俺はね、こう思うんだよ
今こそエイラのエイラによるサーニャのための…

次回!ストライクウィッチーズ・アフターストーリー「それから」
宮藤「私、見届けたいんです!(主にリーネの胸的な意味で)」
117名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 10:13:07 ID:ji8UVYn/
ttp://live2.ch/jlab-fat/s/fat1221756857830.jpg

2期発表まだかな・・
さすがにまだ早いか
118名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 10:29:47 ID:axuhBqPZ
まだ見てないけど
ペリーヌはリーネに行ったのか?
ならあれだけ少佐少佐言っていたのにあっさりリーネに乗り換えとは
リーネもリーネだな
とりあえず俺の中でリーネとペリーヌ株大暴落した
119名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 10:44:54 ID:ald/Gjtf
ペリーヌは少佐を追って扶桑に来るものと思ってたんだけどな
120名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 10:56:21 ID:FIMub75C
あんま話に出てないけどシャッキーニはどうなったのよ
それが気になって気になって…
121名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 11:04:42 ID:MdKvu7RR
砂漠でスパゲッティ食ってたな
イタリア軍が砂漠でパスタ茹でてたって言うジョークを意識してんだろうな

エイラーニャ最高でした
122名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 11:33:33 ID:/wt14Xzr
シャッキーニはいつも通りのシャッキーニだったな
おっぱいぱふぱふ
123名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 11:44:04 ID:tOsnSldB
リーネ×ペリーヌか。

そういえば、DVD二巻のパッケージはこの組み合わせだったね。
リーネのところは家族が多いから、ペリーヌには暖かくていいかもしれないね。

とりあえず、二人が幸せならどんな組み合わせでもいいさ。
124名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 11:54:22 ID:cSe/mj/0
>>93
もっさんが赤城に入ろうとしたのをミーナが無言で手をギュッとしてペリーネよしかの3人でイかせたのが一番グッときたね〜
よしこもミーナ隊長も死に急ぐもっさんを止めるのに必死なの 。
125名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 12:03:37 ID:5C2uoCEH
>>118
それは早計かもしれないぜ。

501が解散したところで宮藤以外の人間は元より
軍人であるわけだから原隊復帰するのが正しいだろう。
ED中でも全員が軍服を着ているところでまず間違いはない。
約四名は結婚→帰化→相手国の部隊に従事、または除隊、
または愛の捕虜としての脱走兵と解せる。

するとどうだろう、今までネウロイに占拠されていたガリアの軍人たるペリーヌは
真先に自国の復興に従事するんじゃないだろうか。
祖国と少佐、これをそもそも天秤にかけたわけじゃない。

さて、ここにきて隣国の兵隊としてガリアの復興を手伝っている、というリネットの図が解せる。
面倒見のいいリネットが家族を亡くしたペリーヌに同情を禁じえるわけもなく、
涙を飲んで芳佳とのしばしの別れを受け入れた。
しかし勿論が、芳佳を信頼しているからこその行為なのだとしたら、
つまりこれらが万事片付いた後に彼女たちがどこへ行き、何をするのかは自明のこと。

俺は二人の扶桑の魔女への愛が本物だと信仰しますよ。
126名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 12:07:06 ID:cSe/mj/0
ルッキーニとエイラが愛の捕虜と申したか
127名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 12:08:20 ID:EgjNFvYy
>>125
すまん三行にまとめてくれ
128名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 12:15:53 ID:cSe/mj/0
ミーナと少佐は別れの前日に
濃いいセックスをしたんだろうな
129名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 12:27:14 ID:ald/Gjtf
>つまりこれらが万事片付いた後に彼女たちがどこへ行き、何をするのかは自明のこと。
この辺のフォローは秘め声でお願いします
130名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 12:28:17 ID:nS2UJobI
>>127
要するに125は……

いや
勝負は
これからだ

と言いたいんだナ
131名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 12:30:39 ID:0VGRmgQy
神回だったな
ゲルトさんは色んな意味で凄い人だw
132名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 13:10:39 ID:FIMub75C
要するに解釈は人それぞれって事で

で、>>125の解説通りに解釈すると、ルッキーニはシャーリーとついて行くと解釈して良いのかな?
むしろルッキーニは愛の為にシャーリーについて行ったという解釈で良いのかな?
133名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 13:23:41 ID:5C2uoCEH
>>127
カールスラント及び扶桑組は原隊復帰
シャッキーニ及びエイラーニャは駈け落ち
ペリーヌ及びリーネはガリア復興後、扶桑へ嫁入り

>>132
むしろそうだ
そうだといいんだぜ
134名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 13:27:55 ID:V08Ic7z8
クーは18歳で亡くなったよ。
悲しいな。

なんでレズババアはいつまでも生きてるの?

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080919-OYT1T00327.htm
135名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 13:33:25 ID:R4ktQpJj
宇多田ヒカルのEternallyって曲がサーニャの心の内を唄ってるようにきこえる
…と合体シーンみてるときに思い出した
無論エイラーニャはずっと一緒だけどナ!
136名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 13:37:07 ID:V08Ic7z8
ずっと一緒って言っても
クーは18歳で死んじゃったよ。
ぐすん。
レズババアは長生きしてるのに。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080919-OYT1T00327.htm
137名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 14:23:47 ID:axuhBqPZ
ん〜とりあえず俺達の戦いはこれからだと言うことは判った。
138名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 14:28:00 ID:Pa65OcVJ
エイラ「ミギダナ…ウエダナ…サーニャ」

サーニャ「どうしたのエイラ?」

エイラ「…スキダナ」テレテレ

サーニャ「うん♪」
139名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 14:36:31 ID:1FyiIVLg
>>138
最後の「うん」は、♪のような活発な印象じゃなくて、照れてる印象だと思うんだ

エイラ「ミギダナ」
サーニャ「うん…」
エイラ「ウエダナ」
サーニャ「うん…」
エイラ「サーニャ」
サーニャ「うん?」
エイラ「…スキダナ…//」
サーニャ「……うん//」
140名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 15:09:27 ID:WQdM38yz
>>127
ようするに
しんじたいように
かいしゃくしろってこと
141名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 15:24:41 ID:lx8VW+sW
このスレでリレー式SSをしてみたくて提案をしてみます。

1スレ完結リレー式SS 以下詳細
舞台 ウィッチーズ基地
登場人物 アニメ1〜12話までに登場したキャラ全て
喋る時には人物名(芳佳・ヨシカ・宮藤・ミヤフジ等々判ればOK)を入れる
1スレで消化予定。最後にアンカを忘れずに
用意できないときはそれまでにいいものがあればそのアンカを
それもないときは全裸待機中とし少し先の未来のアンカを

980 名前:名無しさん@秘密の花園
芳佳「リーネちゃんって凄いよね」
リーネ「え…どうしたの急に?」
芳佳「その…ほら…ここがっ!」
むにっ。ぷるっ。
リーネ「きゃぁ!芳佳ちゃん何してるのー!!」
芳佳「えへへ」
坂本少佐「おい宮藤!」 次>>985

985 名前:名無しさん@秘密の花園
もっさん「何してるんだ?」
宮藤「坂本さん…これはその…」
もっさん「全く困ったやつだ。ちょっとこっちにこい」
宮藤「は、はい」
---もっさんの部屋にて---
おもむろに服を脱ぎだすもっさん。
宮藤「坂本さん…?あの…」
もっさん「これから胸を揉む訓練だ!遠慮はいらんぞ」
宮藤「ええええええ!?」
(いいのかな…でも坂本さんはこういってるし目の前にむ、むn、むにゅ)
気付けば宮藤は夢中にもっさんの胸にむしゃぶりついていた。 次>>988

988 名前:名無しさん@秘密の花園
全裸待機中 次>>990

990 名前:名無しさん@秘密の花園
ヨシカ「ハッハフ…坂本さん坂本さん!!」
少佐「いいぞ宮藤!もっとだ!MOTTO!MOTTO!」
ヨシカ「はいっ!」 ラスト>>1000

1000 名前:名無しさん@秘密の花園[sage]
おっぱいマイスター芳佳の誕生である

酷い例ですが流れとしてはこんな感じでいきたいです。反対される方が多ければ勿論しませんので。
賛成だが変えたい要項がある、質問等あると思いますので、
しばらく皆さんのレスを見てお許しが出れば開始したいと思っております。
142名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 15:27:13 ID:PaBNIU05
ペリーヌが芳佳によく突っかかっていたのは少佐の事以外にも理由があったんだな
143保管庫 ◆YFbTwHJXPs :2008/09/19(金) 15:32:42 ID:aytH596z
>>141
エイラスレで話題にしてた方かな?
企画を立てるにやぶさかではないがしかしこの例はww
最終回後にしんみりするのもあれだし、最遅組が終わったらやってみるのもいいかもしれんね。

とりあえず、前準備次第でカオスの楽園になるか稀代の傑作になるか分岐することは間違いないw
144名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 15:36:54 ID:1FyiIVLg
>>141
アンカ立てると、他の人の作品投下がしづらくなったり、流れが止まるから
この後の展開を書きたい人が立候補したり、気楽に書いていく形式で良いと思うよ

リレーのSSだけ
988 名前:名無しさん@秘密の花園
>>965の続きです
〜本文〜次の人へ続く形式、もしくはそのレスで終わらせるとか

みたいにアンカしていけば後から読むのは簡単だし、リレーの間の雑談も出来るし
他の人の作品投下も出来る。 リレーの間の雑談も展開のアイディアになったりするから。
145名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 15:38:56 ID:lx8VW+sW
>>143
そうそうエイラスレからやってきたもんです。
即興で考えたルールと例なので酷くてごめんっ!ダメ出し大いに歓迎です。
146名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 15:44:16 ID:FIMub75C
とりあえず全地域で放送終了次第やった方がいいかもね
そっちの方がキャラもより掴みやすくなってるだろうし

そんな自分は未視聴組 OTL
147名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 15:48:08 ID:lx8VW+sW
>>144
なるほど。それだと気軽に出来ていいですね。以下訂正

最初に書く人は開始宣言(リレー始めるよー等判ればOK)をしてからSS投下
本文を次の人が続けやすいようなものにする。続きを書く人はアンカを入れてから本文を。

もし始められるとしたら放送終了がよさそうですね。これもメモしときます。
148名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 16:21:34 ID:Pm3c6pEb
ミーナ×もっさんは鉄板すぐるwww
またストウィの夢見たしw
最後の女の子が芳佳に手紙わたしてたのを見て「ラブレター」だと思ってしまった自分…orz
149名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 16:23:39 ID:bYUXby22
リレーの流れだと
SSの続きは普通に、>>〇〇の続き
って頭につけて前書きとかあとがき無しでSSをつなぐのがいいかな


とゆうか今起きて冷静に考えたらたら…まだ未視聴の人いるのに最終回後ネタ投下してるよ自分orz
起きっぱのナチュラルハイな勢いで…すみませんです
150名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 16:32:00 ID:0+SVCd8C
電車の中でぼーっとしてたら、リネペリもいいかも知れない、と思った。

家族を失ったペリ犬と、家族に恵まれたリーネ。
不器用に愛情を求めるペリ犬と、優しく包んであげるリーネ。
こんな感じで実は相性抜群なんじゃないだろうか・・・。

少佐の計らいでリーネの家族になる事になったペリ犬とかハートフルでいいかも知れない。
151名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 16:33:48 ID:SJzUz7+O
もう扶桑ペリネの四角関係しか見えない
152名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 17:15:39 ID:nCgWMJ0e
>>151
2期の主題歌をスクエアングラーにせざるを得ない
君は誰とキスをする?私?それともあの子?それともあの子?

ただのエロゲになってしまった…
153名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 17:18:09 ID:Y/j+VZTz
とりあえず戦闘中で百合しまくりなエイラーニャ最高
前スレでエーリカとエイラもいいとか思ったけどな
154名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 17:24:42 ID:IMG7G5B6
>>151
あれ、隊長は?
155名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 17:31:12 ID:bYUXby22
>>154
おや?トゥルーデさんも…
156名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 17:35:41 ID:XS736MZI
芳佳周りの関係がぐちゃぐちゃすぎる
157名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 17:43:26 ID:nCgWMJ0e
pixivに保管庫SSのNo.0154の絵が来てる
最高じゃぁ…!
158名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 18:25:35 ID:8nA4r1p7
>>157
kwsk
159名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 18:30:49 ID:aytH596z
#0154「もしもピアノが弾けたなら」
ttp://www2.imgup.org/iup691846.jpg

コレダナ。

160DlYSXlr+:2008/09/19(金) 18:43:32 ID:8nA4r1p7
>>159
あざっす。
拙いネタでイラストを書いてもらえるなんて・・・。
こんなに嬉しい事は無いとです・・・。

作者さん、ありがとうございます・・・。
161滝川浜田 『眠れる姫を起こす方法』:2008/09/19(金) 18:48:32 ID:FIMub75C
今日はSSの投下も少ないようなので、ここらで投下。
毎度お馴染みシャッキーニ。
…毎度お馴染みっていうか最近この二人しか書けない…




朝。起床のラッパもやかましく鳴って、みんながゾロゾロ起きてくる。

…が、愛しのルッキーニだけが起きて来ない。
どうせまた木の上とかで寝てんだろうけど。
ルッキーニを起こすのも私の仕事になっている。
…っていうか進んでやってるんだけど。


「おーい、ルッキーニー!起きろー」

ハンガーにはいない…か。
だったらやっぱりあそこか。

私は木を見上げて。
「おーい、ルッキーニー!朝飯だぞー」

すると、上の方からちっさい声で聞こえてきた。

「うにゃあ〜」
「やっぱここか。今すぐそっち行くからなー」

私は木を登る。正直、木を登るのは得意じゃないけど、ルッキーニの為ならこれくらい苦じゃない。

「っと、ほらルッキーニ、早く起きろー」
「うにゃあー…うじゅ…」
「まだ寝てるよ…。しっかしよく寝るよな…。これで天才だなんてなー。信じられんよ…」

普段のルッキーニももちろん可愛いのだけれど、眠っているルッキーニも可愛い。

…ん、やばっ、私の中のイタズラ心が疼き出してる…。

「うにゅー…」
「…はぁ…」

162滝川浜田 『眠れる姫を起こす方法』:2008/09/19(金) 18:51:05 ID:FIMub75C
私はルッキーニの髪をかきあげて、自分の唇をルッキーニのそれに近付ける。

「…好きだよ…ルッキーニ……」

もう少しで唇が触れ合う。
…私達の距離はゼロに…

「ん…うにゃ…?」
「っ…!?//////」

ル、ルッキーニが目を覚ましたっ…!?

「なにしてんの…?シャーリー…」
「えっ…?…いっ、いや、あの、アレだよ、額に虫が止まってたんだよ!でね、その虫を取ろうとしてさ…!//////」
「あ…そう…ありがとう」
「ほら、早く来いよ!めっ、飯無くなっちまうぞ!先に行ってるからなっ…!」
「うん」

私はそそくさと木を降りた。

「やっ、やばっ…!バレてるかな…?……いや、バレてないよなっ…!?…うん、バレてない!絶対バレてない!それでいいよな!
アハ…アハハハハハハ!!!!」

私は大声で笑いながら、ルッキーニのいる木を後にした。



「…うにゃぁ…シャーリーの意気地無し…!」


END


以上です。これで最終回の寂しさを少しでも癒やして貰えたら。
多分自分の場合、放送が終わったら、なんかボーっとしたまんまかもしれない。
…終わるのは嫌じゃあ…

さて、爺は今から、晩ご飯ですよ…
163名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 19:33:08 ID:K0Fsa3Jz
リーネ×ペリーヌは、スタッフにとって余りものの抱き合わせなんだろうな。
百合はエイラーニャとシャッキーニで充分と。
2期があれば芳佳は新キャラと絡ませる。
リーネとの関係は実質リセットさ。
164名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 19:36:17 ID:K0Fsa3Jz
>>162
シャッキーニは幸せそうで羨ましいな。
リーネ…。
165名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 19:37:49 ID:y03g1pCf
今見たけど多分二期は有るな
でもエイラとかサーニャとかが出るかは微妙じゃね?
ん〜いろいろ微妙に不満が残るというかもうちょい色々して欲しかったけど12話じゃ無理か
後最後のめがね誰だ?
166名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 19:45:17 ID:aytH596z
>>162
GJ!!相変わらずシャッキーニのいちゃいちゃぶりときたら。
シャーリーは確信攻め派だが意気地なしでもいいな。年下にヘタレ扱い……いいな……。

>>165
最後の子はクレジットに名前出てるよ。諏訪天姫さんね。
漫画版に出てる。

ついでに転載
ttp://up2.viploader.net/pic/src/viploader787797.jpg
ttp://www81.sakura.ne.jp/~morihama

ゲーム体験版キター
Quality高過ぎて自分も密かに作ってたとか言えなくなっちまったぜ。
167名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 19:56:02 ID:lS6YTYhr
諏訪天姫……
漫画版では
寝込みを襲われ喘がされ、空を飛んではズボンが脱げる
挙句の果てに打ち切りくらった不憫な子……
168名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 20:02:45 ID:WzHWPjsj
ペリーヌが国の復興の為に残るのはすごく納得できる。
愛が大事であっても、家族や国をちゃんと思えるペリーヌえらい。
リーネも平時に戻るんじゃなくて、チャンと気持ちを戦時に置いた上で
ガリアの復興を手伝ってるの偉い。

きっとあの二人をつなぐものは、早くガリアを復興させて「扶桑を目指す」
っていうところにあるんだと思う。思いたい。
そうやって考えると、盟友としての親密さを示した最後のピンナップはとても
良いものだと思った。

つか、あれだけ最後にペリ坂と芳リネを見せつけといて、手のひら返す展開でした、
なんて鬱展開をこのスタッフがやるわけねーだろjk

ええ話だったよー。SSかこっと。
169名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 20:09:16 ID:J8Ev/LtK
エーリカ→トゥルーデの片思いがすごくいいって思えてきた。
堅物でうるさいけどなんだかんだで面倒見がよくてかっこいいとこに惚れて、シスコンキャラのギャップに驚きつつ芳佳やクリスに嫉妬。
それを隠すようにからかって、その反応もかわいいとさらに惚れると。。
170名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 20:29:07 ID:0hsiDoOn
エーリカとトゥルーデは結ばれてほしいな
171名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 20:37:05 ID:lS6YTYhr
エイラとサーニャも……いや失礼、既に結ばれておいででしたね
172名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 20:39:00 ID:z/xls/Jl
ペリーヌ×リーネは適当に余り物同士くっつけたとかのじゃなくて
あくまでカップリングの一つとして描写しただけで、この二人で確定ってわけじゃないだしょ

もっさんと芳佳はカプ相手たくさん作って浮気しまくりなのに、
この二人はそんな浮気者に一途なカプしかなくて不幸だ!
なら、その二人同士でくっついて浮気してしまえ!というスタッフの遊び心とかじゃないの?
173名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 20:42:10 ID:FIMub75C
好きなCP作って楽しむのも百合の良いところだと思うなあ






ただしシャッキーニとエイラーニャはガチですけど
174名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 20:46:32 ID:y03g1pCf
エイラーニャとシャッキーニ
それぞれ別部隊なのに一緒に居るのは・・・・・・
と解釈してもおk?

あとスパゲッティーはルッキーニがイタリア軍だからか?
175名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 21:02:35 ID:2E3Yo4Zx
芳リネ好きだけど、EDのあれ見てペリ×リーネが気になった
ツンデレと天然?って結構良いと思うんだよね
176名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 21:03:36 ID:f/NqPHuY
なんであの漫画なんだろう
スゲェ読みたいけど読めないだろうと諦めてたのに
177名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 21:05:08 ID:6V6n+4AZ
ペリーヌとリーネはたまたま一緒名だけじゃね。
フランスなんてすぐ近くだし
178名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 21:05:45 ID:HtrV6t8m
>>174
ルッキーニは祖国ロマーニャと地中海を挟んで向き合う
北アフリカ戦線に転属(同人誌「アフリカの魔女」の舞台)。
シャーリーも「じゃあ一緒に」と志願…と推測。
179名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 21:06:09 ID:ald/Gjtf
リーネがよしかを「一番の友達」って言ってたから多分一番はよしかで、新たに
ペリーヌとも友達になれたというところかな。
180名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 21:07:36 ID:f/NqPHuY
原隊復帰、というか各戦線の統合戦闘団にまた送られたんじゃないのかな
セットになってるのはミーナ隊長の尽力と信じたい。
もっさんは新人育成にまわって、芳佳は除隊?
あんな貴重な戦力を除隊って凄いけどまあ、本人のやる気がないと戦力にならない設定だし
2期があれば、もっさんは元ネタの人物どおりまた戦線復帰かな。戦死ま元ネタ通りじゃないといいが
181名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 21:33:11 ID:nCgWMJ0e
あまりの素晴らしさにED文字消しver作った
ttp://up2.viploader.net/pic/src/viploader788007.jpg
182名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 21:35:23 ID:Y/j+VZTz
>>181
あまりの素晴らしさに涙が出た
183名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 21:36:11 ID:ofs+wwvp
エイラーニャが既に付き合ってるというパラレル設定の
捏造甚だしいssを書いたんですが、投下よろしいでしょうか?
エイラーニャは友達以上恋人未満の今の関係がベストっていう人が
多いと思いますので…

パラレル注意と書いておけば大丈夫ですかね?

>>181
GJです!!!!
エイラーニャは私の大好物です!光速で保存しました。
184名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 21:37:46 ID:WzHWPjsj
>>183
さぁいますぐ投下するんだ!!!
185名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 21:37:54 ID:2E3Yo4Zx
>>181
これ絶対手を繋いでるよねとか思ったけど
エイラだから…どうなんだろうw
186名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 21:38:44 ID:2E3Yo4Zx
>>183
全力で投下してください
187名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 21:40:33 ID:vxUwaVCb
ペリーネENDはペリーヌのツンを風化させないための布石と見た
きっと二期では二人で芳佳と再会→久々に会ったことだし
何か気の利いた言葉をかけようと思ったら仲良しになったリーネは
速攻芳佳とベタベタ!
やっぱり許せませんわあんの豆狸〜!というノリで。
188名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 21:42:55 ID:i8KDB067
>>183
このスレの連中が断ると思うのか・・・?
189名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 21:44:18 ID:y03g1pCf
>>183
既につきあってる設定は大好物だ
190名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 21:48:21 ID:f/NqPHuY
しかしトゥルーデの固有魔法はこう、どうなんだろうなw
ルッキーニのは・・・ごめん、よく判らん。体当り?w
191名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 21:55:00 ID:sJ/ujrtU
>>185
繋いでる……?
まさか。繋がれてる、がきっと正解
192名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 21:55:58 ID:ofs+wwvp
Goサインを頂けたので投下したいと思います。
エイラとサーニャが付き合ってる設定のパラレルなので、見るときは注意をお願いします。

ちなみに、私の前作は『ずっと伝えたかったキモチ…』で
長かったので連載形式にさせていただいたのですが、
今回も長くなってしまったので勝手に連載という風にさせていただきたいと思います。
保管庫さま、
大変だと思いますが宜しくお願いします。作者、quBJapBjです。
また、読んでくださる住人の方々にもご面倒お掛けしますが、
最後まで付き合って頂けると嬉しいです。
では投下します。

   タパーミネン 前編

 私は今、自分の部屋でサーニャとマッタリとくつろいでいる。
 サーニャと付き合い始めてもう一週間が経った。私とサーニャは、夜間哨戒の任務がある日以外、
夕食の後2人でマッタリして一緒に寝ることが習慣になりつつあった。
 付き合い始めてすぐの頃は、何故か私もサーニャも緊張してしまい、いつものように上手く話せない
こともあったが、今ではそういうこともなくなり、私はそろそろサーニャとの関係も次のステップに進み
たいな、と思っていた。
 つまり、キスだ。
 実は前にも1回だけキスしたことはある。しかし、あの時は寝ぼけたサーニャがイキナリ私にキスして
きたのであって、次の日にそれとなく聞いてみたが、やはり覚えていなかった。私はサーニャの唇の
感触をしかっり覚えているのにな…
 ちゃんとしたキスがしたい。なので、私はここ最近、サーニャと2人きりになると、キスをする機会をう
かがっているのだが、なかなかそういうムードにならないというか、肝心なときにヘタレてしまうというか…

 「サーニャ」
 「なぁに?」
 「イヤ、呼んでみたダケダ」
 「フフ、変なエイラ」

 何とかキスをしようとサーニャに話しかけてみるが、なかなか本題を切り出せない。サーニャはそんな私
を見て笑う。そんなとき、ふと気付いたが、いつも2人で部屋にいるときサーニャは私にべったりだ。このま
まキスをしてもいいのか?いや、ちゃんとキスするぞって宣言したほうがいいのか?いや、でも宣言って何
かおかしくないか?

 「…エイラ、……エイラ」

 私がそんなことを考えているとき、ふとサーニャが私を呼んでいることに気が付いた。

 「ん?ドウシタ?」
 「どうしたって…エイラこそどうかしたの?私、何回もエイラのこと呼んだんだよ」
 「ゴ、ゴメン!ちょっと考え事をナ」

 どうやら私はサーニャにどうやってキスをするかを考えているうちに何回もサーニャに呼ばれていたらしい。
私は焦って謝った。

 「そっか。なに考えてたの?」
 「エ!?ソ、ソレハダナ…」

 まさか、サーニャとどうやってキスしようかなんて考えてたなんて、言えるはずも無く、私はとっさに嘘をついた。

 「サ、サーニャと初めて会ったときのことを思い出してたんダ!」
 「そっか。懐かしいね。私たちが知り合ってからもうずいぶん経つね」

 そう、付き合いだしたのは最近だが、サーニャと初めて会ってからは、もうずいぶんと経つ。それでも初めて会っ
た日のことは、まるで昨日のことのよう鮮明に私の心に蘇ってくる…
193名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 21:58:09 ID:ofs+wwvp
ー1年前

 「今日から私たちと一緒に戦ってくれるサーニャ・V・リトヴャクさんです。みなさん仲良くしてくださいね」

 そう言って隊員たちにサーニャが紹介される。サーニャはじっと床を見たまま顔を上げない。そんな様子に他の
隊員たちはさらっと自己紹介を済ませて自室へと帰っていく。私はミーナ中佐にサーニャの世話係を言い渡された
ため、とりあえずサーニャに基地の案内をすることにした。

 「私はエイラ。オマエの世話をしろって言われたからわからないことは私に聞けヨ」
 「…(コクッ)」

 なにも喋らずただ小さく頷くだけのサーニャに基地の中を案内していく。

 「ここがオマエの部屋だ。私の部屋はこの隣だからなにかあったら私の部屋に来いヨ」
 「…(コクッ)」

 その後も食堂、ブリーフィングルーム、談話室、ハンガー、浴場、サウナなど、基地の内部を案内していくが、ずっ
とサーニャは黙ったままたた頷くだけだった。

 「だいたいこんな感じカナ。これで基地の案内は終了ダ。この後は私と一緒に坂本少佐の訓練だからナ」
 「…(コクッ)」
 「…アノナァ、アリガトウくらい言えないのカー?」
 「………」
 
 ひたすら喋らず無愛想なサーニャに思わず口調がきつくなる。サーニャほずっと黙ったまま下を向いて、顔を上げよう
としない。
 なにを言っても返事もしない、目も合わせない。そんなサーニャに思わずイラついてしまう。こんなヤツの面倒見なきゃ
いけないのかよ。
そう思うと少し憂鬱になる…
 はっきり言って、サーニャとの出会いは、あまりいいものではなかった。
 しかし、ミーナ中佐から言い渡された任務だし、ここで放棄するわけにはいかない。私は気を取り直してサーニャを訓練
に行くように促す。
 
 「まぁ、イイヨ。ほら、さっさとイクゾー」
 「………(コクッ)」

 坂本少佐の訓練を受けている最中もサーニャはずっと無言だった。坂本少佐もそんなサーニャを見て、気持ちが萎えた
のか今日の初訓練は予定より大分早く終わった。

 「ずいぶん早く終わったナ。これから夕食までは自由ダ。好きに過ごしていいゾ」
 「…(コクッ)」
 「夕食の後も自由だからナ。さっさと寝るなり好きにしろヨ」
 「…(コクッ)」

 サーニャは相変わらず無言で頷くだけ。いい加減、うざったくなってきた私は、気分転換でもしようと、サーニャをハンガー
に残しサウナへと向かった…


 サウナから出て、夕食の時間になり食堂に行きゴハンを食べる。私はわいわいと騒ぎながらゴハンを食べる。しかし、サーニャ
はなかなか食堂に現れない。

 「サーニャさんどうしたのかしら。サーニャさんに食堂の場所は教えたのよね?」
 「あぁ、一通り基地の中は案内したヨ」
 「そう、初めてこの基地にやってきて、初めての訓練。疲れて眠ってるのかしらね」

 ミーナ中佐がサーニャを心配しているが、私は大した心配もせず、どうせ腹が減ったら食べに来るだろうと深刻に考えてはいな
かった。
 夕食を終えて、みんなでお茶を飲みながら適当な世間話をする。私もその話に加わり、話をしていた。しばらく話し込んだ後、そ
ろそろ明日に備え眠るため眠ろうと、みんな自分の部屋に戻っていく。しかし、みんなが眠るために自分の部屋へ戻っていく時間
になっても、ついにサーニャは食堂に姿を現すことはなかった…
194名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 22:01:42 ID:ofs+wwvp
以上で前編はおしまいです。

タイトルはフィンランド語で出会いという意味らしいです。
タイトルと冒頭のキスネタのように
2人の出会いとキッスのお話になります。

読んで頂いた皆様、ありがとうございます!
195名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 22:09:26 ID:aytH596z
>>194
サーニャに冷たいエイラとか新鮮過ぎる。
早く幸せにしてあげてくれ……!!続きwktkして待ってる。
196名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 22:11:35 ID:y03g1pCf
うおぃここで続くかよw
とにかく続き待ってる
197名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 22:13:21 ID:0hsiDoOn
今の二人からは考えられない関係だな。続き待ってます
198名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 22:17:59 ID:Y/j+VZTz
あぁ、後半が待ち遠しい……
199名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 22:23:43 ID:1FyiIVLg
>>194
出会いって言うのはとっても良いですね。続き待ってます!
ただ、ちょっと長くても(これの3倍程度なら)一気に読みたかった……
200名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 22:34:02 ID:ofs+wwvp
前後編ではなく
前中後編の三部構成なので
ラブパートは後編です><
なのでもう少しタメてから一気にラブを放出します。

>>199
既に完結しているので、そうですね、大体これの3倍くらいの量です。
私も一気に投下しようかと迷いましたが、
分割したほうが読むのが楽かなと思いまして。



でもちびちび小出しにするよりさっさと終わらせたほうが
いいんですかね?
そもそも分割されたほうが逆に読みにくいもんですかね?
201名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 22:37:11 ID:6Sz5c+Qo
さっさと萌え殺してくれ
202名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 22:43:18 ID:Dcd9Hf+0
読みやすい読みにくいじゃなくて、この焦らされっぷりがもう
俺は焦らされるの好きだけどね
203名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 22:44:40 ID:y03g1pCf
そんなにイジメないで早く投下してくれヨ
204名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 22:45:31 ID:FIMub75C
最終回見てない奴が最終回後の話書くってアリ?
このスレやいろんな感想サイトまわりながら書いてるんだけど
205名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 22:47:11 ID:y03g1pCf

>>204
あなた様はこのスレのエースですよ?
迷わず書いてくれ
206名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 22:47:48 ID:ZtElCXVN
投下してくれ頼むwじらされるのも良いが早く続きが見たいw
207名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 22:48:42 ID:sJ/ujrtU
>>194
エイラさんの態度がイイなw
確かにこんなカンジだろうナあ……出会い!いいよ!
208名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 22:49:25 ID:aytH596z
>>200
長い場合は前もって注意書きくらいしておけば別段一気投下で困ることはないと思います。
ここは連投規制もほとんどない過疎板だからな。飢えている住人に愛の手を!!

>>204
じっちゃんちょっとは休めよww
まあ百合で愛がこもってればいつでも歓迎しよう。
209名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 22:50:27 ID:2SFZJBHx
今北産業。

まさか前スレが要領オーバーで止まってたなんてね…。
210名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 22:54:10 ID:axuhBqPZ
じっちゃんホントにエースだな
ネタ豊富すぎw
 
しかし個人的にはエーゲルをもう少し本編でしてほしかった
211名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 23:03:00 ID:ofs+wwvp
早くも連載にするという前言撤回で>>193の続き投下します。
やはり一気に投下するのがよいようですね。
色々お騒がせしてしまい、すみません><

多少長くなりますので大変だとは思いますが
宜しくお願いします。

あと後編にはユルイエロが少し入りますので嫌いな方は注意してください。


   タパーミネン 中編

 夕食を終えて部屋に戻ってきた私は、趣味であるタロットで眠くなるまで時間をつぶしていた。みんなの明日の運勢を順番に
占っているとき、ふと、サーニャのことを思い出す。
 一応、明日の予定だけでも教えといてやるか。夕食にもついに最後まで来なかったし、少し心配だと思いながら、私は、サー
ニャの部屋へと行くことにした。
 サーニャの部屋のドアをノックして、部屋の中にいるであろうサーニャに声を掛ける。

 「エイラだ。明日の予定を伝えに来たゾ」
 「………」

 もう夜も遅いこの時間、部屋にいないなんて事は無いはず。しかし、部屋の中からサーニャの返事はない。私はまたダンマリ
かと、うんざりした気分だったが、かまわずドアを開けサーニャの様子を窺う。
 ドアを開けるとそこには、膝を抱て顔を埋め、ベッドの上にぽつんと座っているサーニャがいた。私はゆっくりと、優しく近づき、
そっとベッドに腰を下ろす。

 「ドウシタ?具合でも悪いのか?」
 「…(フルフル!)」

 サーニャは首を横に振る。どうやら具合が悪いわけじゃないらしい。

 「じゃあどうしたんダ?」
 「………」

 サーニャはまたしてもダンマリで、私の質問に答えない。そんなサーニャについイラついてしまう。

 「アノナァ、何か言わないとわかんないダロー」
 「………」

 それでもサーニャはずっと口を閉ざしたまま。私とサーニャの間にいやな空気が流れる…




 どれくらいの時間が経っただろう。これまでずっと黙っていたサーニャがついに口を開く。

 「…ごめんなさい」

 ぽつりと小さな声で一言。ごめんなさい。

 「何がごめんなさいナンダヨ。ちゃんと言わないとわかんないゾ」
 「……私、すごく人見知りで口下手だから。上手に話せなくて…」
 「それでもハイとかイイエくらい言えるダロー」

212名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 23:04:25 ID:ofs+wwvp
 口下手にもほどがある。返事くらいはどんなに口下手なヤツでも出来るだろう。そう思って私は少し避難交じりの口調になってし
まう。

 「ネウロイが現れて、お父様とお母様と離れ離れになって、それからはずっとひとりで、誰とも話すこと、無かったから…久し振りで
すごく緊張して……」
 「ソッカァ…」

 サーニャから聞かされる事実。ネウロイのせいで両親と生き別れになってからずっとひとりで生きてきたなんて…
 私はそんなサーニャに掛ける言葉が見付からなかった。

 「ほんとは、ウィッチーズのみんなとちゃんとお話したいし、友達になりたいけど、恥かしくて…喋ろうとしても言葉が上手く出てこな
いの…」

 そう言って、サーニャの頬を涙が伝う。初めて会った時は、無愛想で嫌なヤツだと思っていたが、全然違った。私はサーニャのこと
を誤解していた…
 本当は、寂しがり屋の恥かしがり屋。口下手だけど、とても純粋で可愛い子だったんだな。
 助けてあげたい、守ってあげたい。寂しがりやのサーニャのそばにいてあげたい。そう思った。

 「な、泣くなヨ。オマエの本当の気持ちはわかった。私がみんなと話せるように助けてヤルヨ!」
 「えっ!?」

 サーニャは私の言葉に驚いたようでぽかんとした表情で私を見つめる。私はそんなサーニャに優しく言葉を続けた。

 「私がオマエを助ける。守ってやる。友達になってやる、寂しくないように、両親が見付かるまで一緒に居てやる!」
 「………」

 私の言葉が予想外だったのか、サーニャはびっくりした表情でこちらを見つめ、さらに大粒の涙を零す。しかし、やがてその表情も微
笑みに変わる。

 「あ、ありがとうございます。……エ、エイラさん」
 「エイラでいいッテ。私たち、もう友達ダロ?サ、サーニャ」

 緊張しながらサーニャの名前を呼ぶ。その瞬間サーニャは大きく目を見開いて、そして美しい天使のような笑顔をで私を見つめてくる。
そしてテレながら私の名を呼ぶ。

 「ありがとうございます。エ、エイラ」
 「いいッテ。それとナ、友達ダカラ、敬語もイラナイゾ」

 私も笑顔で答える。もうサーニャとは友達だ。

 「ありがとう、エイラ」
 「ソウソウ、いい感じダ」

 そう言って、また2人で笑い合う。そっとサーニャを抱きしめる。抱きしめたサーニャはとても小さくて、ほんのりいい香りがした。私が心地
よい気持ちに浸っていた、そのとき。
 ぎゅる?。サーニャのお腹が鳴った。

 「は、恥かしい!」

 そう言ってサーニャは俯いてしまう。

 「そういえば、夕食、食べてなかったナ。ソリャ腹も減るヨ。恥かしがることないッテ」
 「でもぉ…」
 「気にスンナ。オイデ。何か私が作ってヤルヨ」

 お腹の減っているサーニャに何か食べさせてあげるために私はサーニャを連れて食堂へ行く。
213名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 23:05:47 ID:ofs+wwvp
 「座って待ってナ。すぐ何か作るカラ」

 そう言って先にサーニャを座らせ、私は調理を開始する。夜食にあまり凝った料理を作るのは常識的におかしい。それに、お腹が減ってる
サーニャを待たせるのは可哀相だと思った私は、スモークサーモンとハーブにチーズを加えた、シンプルなグリルサンドを作り、スオムスから
持ってきたお気に入りのコーヒーを2人分淹れた。

 「ホラ、出来たゾ。スオムス料理だけど食べれるカ?」
 「うん」
 「じゃあ冷めないうちにドウゾ」
 「頂きます」

 そう言ってサーニャは私が作ったサンドイッチを一口かじる。

 「ドウダ?」

 感想を聞くが、サーニャはサンドイッチを見つめたまま再び泣き出してしまう。私はそんなサーニャの様子を見て調理を失敗したかと焦ってし
まう。

 「ま、不味かったカ!?不味いなら無理して食べなくてもいいんダゾ」
 「ううん、違うの!とってもおいしいよ。ただ、嬉しくて涙が出ちゃっただけ…」

 そう言われて安心した私は、サーニャの言葉が嬉しくて心が温かくなっていく。

 「それくらいで泣くなヨー。大袈裟ダナー、サーニャは」
 「だって、すごくおいしいんだもん」
 「ソッカ。じゃあいつかまた作ってヤルヨ」
 「ありがとう。エイラ」

 サーニャは私が作ったサンドイッチを残さず綺麗に食べた。その後、一緒にコーヒーを飲みながら色々な話をした。お互いの家族のこと。趣味
や特技。サーニャは音楽が得意で軍人になる前は音楽学校に通っていたらしい。
 サーニャと話をしているうちに、いつの間にか食堂のにある大きな時計は午前12時を指していた。さすがにそろそろ寝ないとまずい。明日も坂
本少佐の訓練がある。サーニャに明日の予定を伝え、私たちは明日に備え寝るために食堂を後にし、部屋へと向った。




 私は部屋が隣同士のサーニャと一緒に戻ってきた。そしておやすみの挨拶を交わして部屋に入ろうとしたとき、サーニャの綺麗な手が私の上着
の裾を捕まえた。

 「ン?どうしたんダ?」
 「エイラ、あのね…」
 「ナンダー?言ってみろヨ」

 続きを促す私だったがサーニャは少し考えている表情で少し俯く。なにやら言いにくい話のようだった。長い話になるんだったら部屋でゆっくり聞
いてやろうと思い、私が声を掛けようとしたとき。

 「あのね、私まだ夜は寂しいの。ひとりぼっちは寂しいの。だから…」

 なるほど。つまりまだ私と一緒に居たいということらしい。

 「エイラと一緒に寝てもいい?」

214名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 23:07:43 ID:ofs+wwvp
 私が答えるのを少し不安そうな、ウルウルさせた瞳で見つめてくるサーニャは、なぜだろう。とても可愛くて、そんな瞳で見つめられたら断れるわけ
がなかった。私と一緒に居たいと思ってくれて、なぜだか、素直に嬉しい。でもちょっぴり恥ずかしくて、私はそれをごまかしながら、サーニャに了解の
意思を伝える。照れを隠しながらも精一杯の優しさを込めて…

 「キョ、今日だけダカンナー」

 そんな私の言葉にサーニャは笑顔いっぱいで頷く。その笑顔は本当に、本当に天使のような笑顔で、私は幸せな気持ちでサーニャと一緒に眠ったの
だった。
 こうして私とサーニャの出会った日は終わった。


以上です。このまま後編も投下します。
微妙に改行ミスってますねorz
215名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 23:11:49 ID:ofs+wwvp
   タパーミネン 後編

 「…エイラ、……エイラ」

 またしてもサーニャの声で意識が思考の中から現実の世界へと帰ってくる。

 「ゴ、ゴメン!また考え事してタ!」

 焦って謝る私にサーニャは大して怒った様子はなく、でもどこか真面目な表情
で、ゆっくりと口を開く。

 「あのときのサンドイッチの味、まだ覚えてる…」
 「ソ、ソッカ。そんなにおいしかったのカ?」
 「うん。とってもおいしかった。今まで生きてきた中であれほどおしいい料理はなか
ったよ」

 適当に作ったサンドイッチをおいしいと誉めてもらえたのは嬉しいが、大袈裟すぎ
る。あのサンドイッチよりおいしい料理はいっぱいある。

 「大袈裟ダナー」
 「ううん。そんなことない。あのサンドイッチには、エイラの優しさと、思いやりの心が
詰ってて、お腹だけじゃなく、私の心も満たしてくれたの…」

 そう言って私を見つめてくるサーニャの頬は、照れているのかほんのり桜色に染まっ
ている。そんなサーニャを見るとドキドキしてしまう。

 「エイラ、あのとき言ってくれたよね。私の両親が見付かるまでずっと一緒に居てくれ
るって…」
 「アァ、言ったナ」
 「もちろん今もその気持ちは変わってないよね?」

 サーニャの意外な質問。まさか私のことが信じられないのだろうか?
 真剣な瞳で私を見つめるサーニャに、すぐに、焦りながら大きな声で答える。

 「ア、アタリマエじゃナイカー!」
 「ふふ、知ってるよ」

 焦っている私をよそに、サーニャは余裕たっぷりに笑いながら、そう言葉を返してくる。
 からかわれた!
 私の焦る様子を楽しむためにあんなことを言ったのだ。そう思った私はサーニャに避難
の言葉をひとつでも返してやろうと口を開いた。でもその言葉を遮り、再び真剣な瞳で再
び訊ねてくるサーニャ。

 「じゃあ…私の両親が見付かったら?…そのあとは?」

 その問に、私はハッとした。サーニャが聞きたかったのはこれだったのだ。
 確かに私は両親が見付かるまでは一緒に居てあげると言ったが、その後のことは言って
いない。恋人同士になったあと、サーニャはそのことをずっと気にしてたのかも知れない。
 あまりに真剣な眼差し。サーニャの心を確かめるように見つめれば、瞳の奥に、かすかな
不安な色を見付ける。
 私はゆっくりと、しっかりと、サーニャに安心を与えるため、限りなく優しい口調で答える。

 「もちろん、サーニャの両親が見付かった後も、ずっとずっと、私たちがおばあちゃんになっ
ても、私はサーニャと一緒に居るヨ…」
 「本当に?」
 「アァ、ホントウダ」
 「ありがとう。すっごくすっごく嬉しいよ!」
216名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 23:12:38 ID:ofs+wwvp
 そう言ってサーニャはとびきりの笑顔で私に抱きついてくる。
 付き合ってから、サーニャはますます私に甘えるのが上手になった。私の胸のなかに飛び
込んで、上目遣いでオネガイされると私は簡単に篭絡させれてしまう。
 今はいつにも増して甘い雰囲気だ。今ならどんなオネガイでも引き受けてしまうだろう…




「ねぇ、エイラ。……キス…して…欲しいの」

 頬を染めて…潤んだ瞳で…甘い声で…、遠慮がちにそんなオネガイをしてくるサーニャは、
いつもの何億倍も可愛くて、私の心臓は大きく高鳴る。ドキドキしすぎて心臓が爆発してしま
いそうだ。

 「キッ、キスだッテ!?」

 イキナリすぎるキスのおねだりに、私の口からは思わず間抜けな言葉がでてしまう。
 サーニャとキス……
 それは最近、いつも考えていたことで、どうやってサーニャにキスをするか悩んでいた私は
すごくビックリしたのだ。
 突然のオネガイにオドオドしている私にサーニャは再びオネガイしてくる。

 「ずっと一緒にいるっていう、誓いのキス。ねぇ、エイラ…お願い。私に…キスを…ちょうだい…」

 誓いのキス…
 サーニャの言葉に私の心は幸せでいっぱいになる…
 …心は決まった。ずっと一緒に居るという誓いのキスをサーニャに送ろう。




 「ワ、ワカッタ。誓いのキスダナ。サ、サーニャ。目を…閉じて…クレ…」

 そう言うと、サーニャは私の腕の中で小さく頷いて、瞳を閉じ、顔を上に向け私のキスをじっと
待っている。
 その様子はとても扇情的で、サーニャを見ているだけで、私のカラダは熱く反応する。
 ドキドキしながら、ゆっくりと、私は唇を、サーニャの唇に近づけていく。サーニャの唇は私の唇
のもうほんの少し先まで迫っている。
 サーニャの頬が桜色に染まっている。サーニャの熱が私に伝わってくる。瑞々しいサーニャの
唇からは甘い吐息が漏れる。意識が飛びそうなほどの興奮が私のカラダを駆け巡る…
 
 「サーニャ…」
 「来て、エイラ…」

 そうして私たちは唇を重ね、ずっと一緒に居ることを誓い合った…




217名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 23:13:09 ID:ofs+wwvp
 一瞬の出来事だったけれど、サーニャの唇に触れた瞬間、私のカラダは今まで経験したことの
無い快感に襲われる。
 カラダが熱く、小さく震えている。心をぎゅうっと締め付けるような快感は、サーニャも同じのよう
で、サーニャの呼吸はハァハァと荒くなっている…

 「エイラ、お願い。もっと…」

 再びのサーニャの甘いオネガイに、私の思考が停止する。触れるだけの軽いキスだけでもこんな
にもカラダが熱くなってしまうのだ。これ以上したらどうなってしまうんだろう…
 私は軽い恐怖を覚えて、そのオネガイに固まってしまう。

 しばらく固まっていた私にお構いなしで、焦れたサーニャの方から唇を重ねてくる。

 「んん…あっ……んはぁ…ちゅぅ…ふぅ…んちゅ」
 「ハァ…んちゅ…あぁ…さ、さーにゃ、…んふぁ…ら、らめぇ…」

 気が付いたら私たちは夢中で何度も何度も唇を重ねていた。
 サーニャの舌が唇を割って私の口の中に入ってくる。口の中を丁寧に舐めまわし、さらに舌を私の
舌に絡めてくる。

 「んふぅ…ちゅる…ちろ…んふぁ…ちゅく…あぁ…き、気持ち…あはぁ…い…い…あぁ…」
 「ンン…あっ…ちゅぅ…はぁ…はぁ…んンン…あ…ぁ…んふぁ…うぅ…ちゅる…」

 激しく責めてくるサーニャに、いつの間にか、私も懸命に応え、自らサーニャの唇を求める。
 息も出来なる程の激しい口付け。互いに舌を絡め、唇に吸い付く。唇を重ねるその度に、私のカラダ
は激しい快感に襲われ、唇から解けてしまいそうだ。
 サーニャ激しくよく舌を吸われた私はあまりの快感にカラダがビクンと大きく反応する。その瞬間、全
身から力が抜け、意思が朦朧となり、ベッドに倒れこんでしまった。
 痺れるような、とろけるようなサーニャとの長いキスが終わり、サーニャの唇が私の唇から離れると、
2人の唇の間にすっと銀糸が伸び、ぷつりと切れる。
 そして、サーニャも私の横に倒れこみ、荒い呼吸を繰り返している。

 「ハァ…こんな、…こんなになるまでキスするなんて…酷いジャナイカー」

 まだ快感の波が引いてないカラダのまま、私は大きく息を吸い込み、呼吸を整え、サーニャに文句を言い
ジトっとにらむ。

 「ごめ…ん…ね…でも、…気持ち…よすぎて…止まら…な…かった…の」

 サーニャはまだ荒い呼吸のまま私に素直に謝ってくる。

 「マッタクー」
 「でも、…気持ち…よかった…」
 「………ソ、ソウダナ」

 サーニャはぎゅっと抱きついてきて、私のカラダに自分のカラダを絡めてくる。

 「エイラ。このまま眠ろう…」
 「ソウダナ…」

 誓いのキスをして、とても気持ちよくなったカラダをサーニャと絡め合いながら、私とサーニャは、幸せな気
持ちで静かに眠りに付いた…
218名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 23:16:11 ID:ofs+wwvp
以上で完結です。
>>216で綺麗に完結できたような気がしてたのですが
妄想が爆発して変なことになってしまいましたw

ずいぶん長くなってしまいましたが最後までお読みいただけたら
幸いです。

最後まで読んでくださった皆様、感想を下さった皆様に
感謝申し上げます。
ありがとうございました!
219名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 23:19:12 ID:n9N76yRv
投下を・・・お願い致す・・・
220名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 23:22:22 ID:y03g1pCf
>>218
お疲れー
&GJ!
にゃはーこの二人はお婆ちゃんになっても幸せに暮らして欲しい
221名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 23:24:23 ID:n9N76yRv
>>218


エイラーニャは素晴らしい。素晴らしい
222名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 23:24:23 ID:aytH596z
>>218
Good Job......GJ,GJGJ!!
ぬおあああああああああああああ!!!!!!!甘々エロイラーニャ最高!!
キスシーンが脳内で鮮明に再生されて爆発しそうになった。ごちそうさまでした。

こんなSS投下して……私を眠らせないなんてひどいじゃないかー
223名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 23:27:41 ID:Dcd9Hf+0
>>218
GJ
やっぱこの二人は素晴らしいなあ。いつまでも見ていたい
224名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 23:36:49 ID:1FyiIVLg
>>218
素晴らしいです! キスまでの想いが集約されて
唇の重なる瞬間が凄い引き立つ
225名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 23:42:24 ID:MBwWNvW4
最終回でまさかのツンデレエイラさん
しかしサーニャにはデレばっかだからなぁ
他にエイラにあうカップリングないかなー
226名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 23:48:20 ID:y03g1pCf
この流に乗じてエーゲル書いてた・・・・が
間違えて別のを投下予定のに上書き保存してしまった・・・・
死にたい
227名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 23:49:19 ID:ofs+wwvp
嬉しい感想をたくさん頂けて光栄です。
エイラーニャを付き合わせるss、
エイラーニャをキスさせるssと書いて
次は…w

チラ裏ですが、
2人が結婚というゴールを迎えるまで
書いていこうと思ってます。

でもこの2人が結婚するまでは長そうでw
我慢できなくて
さきに新婚パロとか書いちゃうかも><

エイラーニャの素晴らしさを完璧に表現できるように
繊細で2人の気持ちが伝わるような描写ができるように
修行しながら頑張ろう(`・ω・´)

何が言いたかったのかわからなくなりましたがつまり、
エイラ!サーニャ!幸せになってくれ!ってことですかね。
すいません。以上チラ裏でした。
228名無しさん@秘密の花園:2008/09/19(金) 23:55:53 ID:ofs+wwvp
>>226
私も何度か書いてたのが消えたことありますorz
すごいやる気がなくなりますよね…
でも私は根性で忘れる前にすぐ書き直すと意外に
早く終わったりしてます。

楽しみにしてるので頑張ってください><
229名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 00:03:11 ID:g/H/dSN/
ちょっと出掛けてただけでこの盛り上がりようw。
マジ、スゲェよwww。
みんなGJ!!

ところで、二期ってあるのかな?
230名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 00:05:16 ID:/dUWL0k/
無いと困る
231名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 00:09:02 ID:46i2n5FO
あっても501のみんなが出てこないと困る
232名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 00:12:37 ID:bxby9DkW
とりあえず、戦闘・シリアスシーンは控え目、お色気シーンは現状維持、百合度大幅アップでお願いします。

エイラーニャ、シャッキーニ、芳リーネ、もっペリーが幸せなら尚良し。
233名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 00:14:22 ID:C2zntdzC
信じていれば(主に売上貢献的な意味で)絶対二期はある。俺はそう信じてる
234名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 00:14:22 ID:s03+s+LZ
もうストパン2期は全部7話ののりでやってくれw
235名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 00:15:22 ID:OlCFUK6H
二期は有ると思うけど、漫画版のキャラが主体で501空気なら見る気が失せる
というかよしか自体は正直どうでもいい
236名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 00:16:07 ID:z5mav8AV
戦闘はもう少しほしいな
最終回もっと総力戦になるかと思ったら案外あっさりで物足りない感が
237名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 00:17:14 ID:s03+s+LZ
>>236
それには同意
ウォーロック戦は2話ぐらいかけていいレベル

・・・でも話数がなあ
238名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 00:22:40 ID:RgJBZQsp
人気凄いなぁ。二期安泰ですね。

でも、10月から良さげな百合モノが無いんだよなぁ。
ストパン2週目とストパニでも見直すか。
239名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 00:39:26 ID:Z1q6VOB8
ttp://up2.viploader.net/pic/src/viploader788265.jpg
もいっちょ
三枚目は太陽さんが頑張りすぎてDVDをお待ちくださいだぜ
240名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 00:49:48 ID:Wae3Er0L
百合分の無さそうな来シーズンはストパンを繰り返し見て、DVDも発売日にちゃんと買って(特典目当てにこなた買いも良し)
賢者モードで百合妄想してここで作品を投下とか即売会で本を出したりするのが我々の使命!!!
241名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 00:57:07 ID:Z5K3Axmt
>>239
GJすぎる
このエイラの表情可愛いな。なにか良いカードの結果でも出たのかな
242名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 01:01:44 ID:YXYIonNx
エイラさんって表情豊かだよね
時折見せるこういう無邪気な笑顔がたまらない
243名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 01:02:29 ID:z5mav8AV
サーニャとキスできるかもとか考えてたんじゃないカ
244名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 01:12:57 ID:aSIKhQr7
245名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 01:36:06 ID:Z5K3Axmt
エイラスレでは子供の名前まで決まってるから凄い
サーラとかw
246名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 01:39:39 ID:E+iwST93
もちろんサーラは女の子です^^
247名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 03:04:48 ID:Uz2j1Qbe
エイラーニャの破壊力はやべえ
248滝川浜田:2008/09/20(土) 03:33:32 ID:7Z/36ilo
こんな深夜に失礼。

>>204で言っていた最終回後のシャッキーニ話完成しました。

が、まだちょっと焦らしたいと思いますw
んで、ちょっとここでは諸注意申し上げたく参上しました。作品を投下する時は余計な前振りをなるべく排したいので。

○予想以上に長い作品になりました。
○最終回を見てない人は読まない方がいいかと(自分も見てませんが)
○乙女なルッキーニが許せるなら

…以下が注意です。
だいたい夕方頃の投下になりそうです。
よろしくお願いいたします。


では、失礼しました。


249名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 03:34:20 ID:JdnHnBJG
Saaraかフィンランド系の女性名だな、
考えたヤツはそれなりに詳しいか、調べたと見た
250名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 03:42:25 ID:Z5K3Axmt
いや単純に二人の名前を合わせただけだろう
エイニャとかもあったから
251名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 03:46:02 ID:Z5VeZxIT
のちのフュージョンである
252名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 04:10:27 ID:JdnHnBJG
>>250
そうか……
普通にいる名前だから調べたのかと……
Eenyaはあまり聞かないがEinaならいる、まぁ全然違うけど
名前は調べるとおもしろいぞSuomaって言う名前とかロシアのOlesyaとか、
アッ全部ローマ字読みナ
253名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 05:14:35 ID:APcjJXR2
最終話見た

隊長×少佐がヤバすぎる、何あの、何!?
手繋いでるだけなのに・・・もう鼻血出ちゃったよ
254名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 05:22:24 ID:MxYeYDUS
手をつなぐと言えば、DVD三巻のジャケットもシャッキーニがいい感じに恋人つなぎしてて良いね
255名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 05:24:41 ID:APcjJXR2
何はともあれシャッキーニが幸せそうでよかった、いつまでもお幸せに
256名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 05:33:48 ID:O+O1o/dv
しかし百合を抑えすぎた感はあるな、もうちょっと突き抜けても良かったはずなんだけど
257名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 07:03:52 ID:MIeqxjfi
ラストで芳リネともっぺりがくっつかなかったのがなー。ペリーネも愛称はよさそうだけど。
まぁでもこれぐらいに百合抑えた方が視聴者層は広がるという判断だったのかな。
258名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 07:04:57 ID:/dUWL0k/
>>248
期待してる
しかしじっちゃんホントシャッキーニ好きだなw
259名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 07:20:21 ID:ARFj54Le
>>78
超今更だけど、ミートゥルありがとう!
前スレでエロくして〜なんて言ったけど、予想以上にエロくて良かった。
特にミーナの「開きなさい」には萌えた…。
怪力のゲルトが拒まず従うってことは、そういうことなんだぜ…
260名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 07:26:57 ID:A+RdWqyi
>>956
エイラーニャが受け入れられてる事とかを感じて、二期でもっとやってくれるといいけどな
261名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 09:43:35 ID:OlCFUK6H
漫画版読んだけど微妙だね設定とかいろいろ
262名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 10:49:56 ID:GCufCdTM
>>261
当たり前だべ
基準がOVA版だし
一番最新のアニメ版は一番最後に設定出来て最初に終わるんだから
アニメ基準でラノベと漫画かけるならそれなりになる
263名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 11:26:01 ID:UxLBOMIV
>>253ミーナ×坂本少佐は良かったよな!
ミーナは若干、少佐の手を強く握ってた気がする。
坂本少佐は一時的に芳佳の学校の教師してるみたいだから芳佳とみっちゃんとの接点が増えそうだw
264名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 11:33:10 ID:9/KzR2aS
最終回のエイラーニャの合体技の完成秘話を妄想した

「……ということ(3話の芳リネのあれ)がサーニャが寝ている間にあったんダ」
「へえ……ねぇ、エイラ。私たちも合体技がほしいな」
「エッ?(照れるエイラ) でも、私たちは飛びながらでも魔法で射撃を制御できるゾ?」
「でもエイラは未来予知しながら戦うのは大変でしょ?」
「ウン、まあそうダけど……」
「だからね、エイラが未来予知で私に指示を出して欲しいの」
「なるほどナ。いいナ、それ」
「じゃあ試してみよ。エイラ、私を後ろから抱き締めて」
「エッ!? な、なんでダヨ!?」(動揺するエイラ)
「攻撃は私がするから、エイラは飛行をおねがい。その方がエイラも予知に集中しやすいでしょ?」
「そ、それはそうダけど……」(さらに照れるエイラ)
「じゃあ後ろから抱き締めて」
「だ、だからってそれはナ……」
「もしかして私とじゃイヤ?」
「そ、そんなわけないダロ! じゃあいくゾ」
 エイラはサーニャを後ろからそっと抱き締めた。
「こ、これでいいのカ……?」
「う、うん……たぶん」
(ああサーニャの頭がこんなに近い。シャンプーのいい匂いがするナ……ドキドキしてキタ)
(ああエイラの胸が私の背中に当たってる……ドキドキしてきた)
265名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 11:42:32 ID:qF4WsVDU
うぉおおおおおおおおおおおお
あの爽やかなエイラの声はこういう練習を得て、
優しくサーニャを誘導できるまでになったんダナ?
「眠くないか?」なんて言う気遣いできる余裕も、練習の賜物か!
266名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 12:40:20 ID:gpWxQmVL
芳佳×ゲルト派はいませんか?
少数派だとは思うけど・・・
267名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 12:41:45 ID:6Ts/DHxv
>>266
それも大いにアリだと思うが、SSは少ない気が
268名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 12:49:23 ID:MIeqxjfi
>>264
ああ・・・俺もドキドキしてきた
269名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 13:01:24 ID:Wae3Er0L
よしかが小悪魔ちっくにお姉ちゃんを誘って
その後に鬼の様に乳を攻めるのですね?>>266
270名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 13:09:29 ID:PsSxne6p
転載
ttp://up2.viploader.net/pic2d/src/viploader2d457506.jpg
シャッキーニキター
271名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 13:14:46 ID:7Z/36ilo
シャッキーニラブラブじゃねえか!
もっとやれ!
272名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 13:24:56 ID:6s4cJh0c
本編終わっちゃったが、OVAでもなんでもいいから
王道かもしれないが…扶桑かどっかの温泉旅行みたいなの見てみたいwww
リベリアンとシスコーンの卓球勝負とかwww
273名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 13:56:38 ID:oGBO32wf
ちくしょう今日最終回なのにオールで飲み会だよ…orz
ミーナ中佐は酔うとめちゃくちゃ人に絡みそうだと思うんだ

>>272ちょっと書いてみていいかな
274名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 14:10:46 ID:RID2E/PF
>>273
全力で待ってる
275名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 14:54:00 ID:9xPmO7gN
>>273
>ミーナ中佐は酔うとめちゃくちゃ人に絡みそうだと思うんだ
これも足してくれ
276名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 15:29:10 ID:oGBO32wf
>>275 マジかwww
もうすぐ出かけるんだが他にも要求ある?
いれられるだけいれてみる。
277名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 15:34:03 ID:+ZNJ77+x
まさかの芳ハルトマンで
278名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 15:38:19 ID:Xt+joKbI
酔っ払って変態シスコーン度アップなトゥルーデさん
279名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 15:38:37 ID:qF4WsVDU
>>276
芳佳とリーネ、シャッキーニの子供な入浴場面
それに対比させた、彼女らがあがったあとの二人だけの
美緒とミーナの艶やで大人な感じの入浴場面
280名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 15:43:50 ID:oGBO32wf
>>277 まさかすぐるwww
>>278 王道すぎるwww
>>279 想像してドキドキしたwww
携帯からチェックだけはできるから他にもあればネタ提供お願いします
明日中には投下できるようにがんばってみます
281名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 16:03:03 ID:+ZNJ77+x
>>280
wktkしてまってます!
282名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 16:05:44 ID:2ZGPQ7sm
>>280
あんた神様か!!!!
少佐を取り合うミーナ隊長とペリーヌが見たいです...。そして気がつかないジゴロ少佐。
283名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 16:08:16 ID:qF4WsVDU
>>280
当然、エイラとサーニャは二人っきりで日本風のサウナを満喫です。
手とか繋いじゃったりして、余計に体温上がって、バタンキューとなるエイラが見たい!

サーニャが引きずって、エイラを水風呂まで一生懸命運んで
エイラは気付いたらサーニャと一緒に水風呂に浸かってる。

心配そうに見つめるサーニャ 「エイラ……大丈夫?」
「あ…あぁ、アリガトウ、サーニャ」

二人して良い雰囲気になったところで、キス目前
何故か芳佳、リーネが間違えて水風呂に入ってきて慌てて引き返し

芳佳、リーネは慌てて水風呂から撤退して、エイラもサーニャも大慌て
微妙な空気が流れてる中でサーニャがキスして夜が更けていくようにフェードアウトして終わっていく感じで是非!
284名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 16:36:44 ID:6s4cJh0c
え、えと>>272です
>>280
ぜぜぜ全力待機してます!!!
できれば…オールキャラお願いしたいです!!
あ、あと…この際流れで言っちゃうと…
>>157さん>>159さん>>160さん…いろいろとありがとうございます!
160さん、あの話マジで感動しました!もっと画力があれば…www
嬉しいこと続きでもうこれどうしようwwwww指の震えが止まらんwww
285名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 16:56:14 ID:qF4WsVDU
>>284
あの話も絵もどっちも大好きです! 絵本な感じで本当に素晴らしい
創作っていうのは繋がるんですね! 絵から文章が書かれたり、文章から絵が描かれたり。
ところで勝手にベートーヴェンのバガテルと解釈したけど、それで良いんだよね?
エイラが弾くからForSANYAで
286名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 17:48:41 ID:7Z/36ilo
そろそろ>>204で言っていたSS投下したいんだけど、OKですかね?
長いので、一応許可を、と思って

OKなら投下しますが
287名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 17:50:09 ID:qF4WsVDU
滝川翁のSS投下を妨げるものなどありませぬ!
あとちょっとで50本越えますね! 100本目指して頑張ってください
288名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 17:50:22 ID:Itr4pros
6話のネタでエイラがサーニャの指を舐める4コマを描いた作者様いますか?

あれで最後までいく話を書いてしまったんですが
投下しても良いものか許可を頂けたらと思いました。

やめてくれという場合は勿論ですが、
元ネタがssだった場合にも投下はしません。
289名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 17:50:56 ID:PsSxne6p
>>286
戦闘準備完了。さあ!来い!!
290名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 17:52:45 ID:2s5cxeAy
>>286
おkおk^^
291滝川浜田 『ELOPEMENT FOOTPRINT』:2008/09/20(土) 17:54:23 ID:7Z/36ilo
では投下します。





「さーて、何処行こうか」

トボトボ歩きながら、あたしは石ころを蹴飛ばす。

501が解散になって二カ月。
あたし達は軍に戻る気にもなれず、いろんな所をブラブラしていた。

「リベリオンに戻るか、ロマーニャに行って、ロマーニャ征服するか、かな?ハハハ」
「もう、真面目に考えてよ、シャーリー」
「ゴメンゴメン。でも真面目な話どうすっかな」
「このまま駆け落ちとか?」
「それもいいな。んで扶桑に行って芳佳の実家に押し掛けるか?」
「ハハハ」

石ころを蹴り続けながら、あたしはルッキーニに問う。

「なあ、ルッキーニは軍に戻る気とかあんの?」
「う〜ん、シャーリーがいないと物足んにゃ〜い」
「だ、よな。あたしだってそうだ。
でもこのまま軍に戻らなかったらあたし達は、脱走兵の烙印を押されるワケで」
「…あたしは…それでもいい」

握ったルッキーニの手の力が強くなる。

「駆け落ちってそういうもんじゃん」
「ま、ね。そうなりゃ最悪除隊だよな」
「そうだね」
「二人とも除隊して、二人で幸せに暮らす。あたしはルッキーニとだったらそれが出来る自信があるな。
なんせ砂漠でパスタ食ったもんな」
「ニャハハ、そだね」

そしてあたしは空を仰ぐ。

「楽しかった、よな」
「…うん」
「なんだかんだ言ってみんな良い奴だったもんな。
いろいろあったけど、あたしにとっては、あの時間が一番幸せだったよ」
「うん、うん」
「それに、ルッキーニと出会ったのも幸せな思い出だよ」
「アハハ、シャーリーちょっと浸りすぎ〜」
「ゴメンゴメン、なんかあたしらしくなかったよな」
「あたしはいつものシャーリーが好きだよ?
落ち込んだシャーリーなんか見たくにゃ〜い」
「ハハハ、ゴメンって言ってるじゃん」

あたし達はそんな他愛も無い会話をしながら、いつもこの時間を過ごしていた。

いつものようにルッキーニとくだらない事話して、いろんな事をして。
あたしはそれが楽しかった。

でもそんな時間が長く続かない事くらい、二人とも分かっていたのかもしれない。
分かっていたとしても、それを口に出す勇気は無かった。

292滝川浜田 『ELOPEMENT FOOTPRINT』:2008/09/20(土) 17:56:32 ID:7Z/36ilo
―――――――――――――――――――
昼ご飯を食べながらルッキーニと話す。

「もうそろそろ移動しよっか」
「そだね。もうちょっと色んなとこウロウロしたいしね」
「…今頃みんな何してんだろうな。まあ相変わらずなんだろうけどな」
「もう一回集まる機会とかあるかな」
「…あったら良いよな」
「…うん」
「…行こうか」
「うん!」

あたし達は手を繋いで外へ出る。

「…今日は曇りか」
「雨降りそうだね」
「も少しここにいるか」
「うん」

確かに今にも雨が降りそうだ。今外に出ようものなら、多分びしょ濡れだろう。
そう考えたあたし達はしばらくその場に立ち止まる事になった。

「うにゃ〜雨って嫌い〜」
「そうか?あたしは好きだけどな。なんかさ、雨のこの匂いが好きなんだよな。
上手く言えないけど、なんかこの切ない感じが好きなんだよ」
「ふーん、変なのー」
「それにさ、ルッキーニの服が透けるの見たいじゃん?」
「バカ!エロ!」
「ハハハ、冗談冗談」

雨がそろそろ本降りになってきた。
そのタイミングであたしはルッキーニにあの話を持ちかける事にした。

「…なあ、ルッキーニ」
「なに?」
「お前、このままで良いと思う?」
「…何が…?」
「あたし達の事だよ。…ルッキーニも分かってる筈だろ」
「……あたしは」
「…あたしは、このままじゃダメだって、正直思ってる。
…このままじゃあたし達、進まないだろ」
「……」
「…それでさあたし、一回リベリオンに帰ろうかと思うんだ」
「…えっ…?……軍に戻る…の…?」
「ちょっと違うかな。…除隊届を出して来るんだよ」
「除隊…届」
「うん、今の状態でルッキーニと一緒にいるのは多分無理だと思う」
「……あたしは…どうなるの…?」
「…ルッキーニも一回、ロマーニャへ帰るんだ。そこでルッキーニも除隊届を出して来るんだよ」
「あたしも…?」
293滝川浜田 『ELOPEMENT FOOTPRINT』:2008/09/20(土) 17:58:16 ID:7Z/36ilo
「そう。んでルッキーニはロマーニャで待ってて。そしたらあたしが…」
「シャーリーッ…!」

ルッキーニが抱き付いて来た。
その顔はもう既に涙で濡れていた。
ルッキーニの涙に呼応するかのように雨が土砂降りになっていく。

「ルッキーニ」
「いやっ…だっ…!いやだっ…!
あたしっ…シャーリーと離れたく…っ…ないっ…!!」
「ルッキーニ、ごめん…でもこれは…」
「いやだよっ…!シャーリーと離れたら…っ…あたしっ…死んじゃうよっ…!」
「……」
「ずっと二人でいよ…?…あたし達二人なら、きっとどんな事だって…っ」
「ルッキーニ!」

あたしはルッキーニの言葉を大声で制止した。
ルッキーニの言葉は止んだけど、まだ泣いている。

「…あたしだって、ルッキーニとずっと一緒にいたい。
…でもその為には、しばらく離れる事も必要なんだ。
…ルッキーニが好きだから、あたしはそう決めた」
「シャーリー…」
「ルッキーニ、落ち着いて聞いて。あたしはリベリオンに戻る。
ルッキーニはロマーニャに戻る。それで除隊届を出す。
…ここまでは聞いたな?」
「……うん…」
「それで、ルッキーニはロマーニャに残っていて欲しい」
「……シャーリーはどうするの…?」

あたしはルッキーニの肩をガシッと掴んでルッキーニに言い放つ。

「…ルッキーニを迎えに行く。何があっても」
「シャー…リー…」
「絶対迎えに行くから。どれだけ時間がかかるかは分からない。
…でもあたしは絶対にルッキーニを見つける」
「シャー、リー…」
「泣くな…バカ……二度と逢えない訳じゃないんだぞ…?」
「…シャーリーも泣いてるじゃん……シャーリーの顔、ボロボロ…だよ…」
「バカ、これは…汗だよ…
…あたしがこの事をルッキーニに伝えるのにどれだけ緊張したか…分かってんのか…?」
294滝川浜田 『ELOPEMENT FOOTPRINT』:2008/09/20(土) 17:59:53 ID:7Z/36ilo
あたし達は強く抱き締め合う。
雨もますます強くなる。

「シャーリー…!シャーリー…!大好き…!大好き…!……だから…だからね、あたしね…っ」
「うん…!うん…!」
「ずっと……ずっと待ってるからね…!?…何ヶ月でも…何年でも待ってるから…!」
「うん…!うん…!あたしもルッキーニを迎えに行くから…!!
…ずっと…待っててね…!?…愛してるから…!…ルッキーニ…!!」

あたし達は唇を重ねた。別れを惜しむかのように。
深く、深く、想いを伝える。
口の中の唾液が甘い蜜となって、お互いの口内を行き交う。
もう、長い事、そうしていた。

その時間はまるで永遠に感じられた。
降りしきる雨の中、あたし達はしっかりと抱き合い、想いを確かめ合った。

295滝川浜田 『ELOPEMENT FOOTPRINT』:2008/09/20(土) 18:04:44 ID:7Z/36ilo
―――――――――――――――――――「…雨も上がったな」
「うん」
「さて、一旦お別れ…だな」
「…うん」
心配そうに俯くルッキーニの頭をあたしはクシャクシャと撫で回す。

「心配すんなって。あたしは約束は死んでも守るからさ。
それにあれだぞ、除隊さえすりゃあたし達自由なんだぞ」
「それは、そうだけど…」
「まったくしょうがないなあ…。よし、も一つ約束するよ」
「なに?」
「二人でリベリオンに着いたら、結婚しよう!」
「…えっ…でも…」
「大丈夫!リベリオンは自由の国!同性が結婚するなんてワケ無い!」
「シャーリー…」
「どうだ?これで少しは気が晴れたか?」
「…うん」
「ハハハ、現金な奴だなあ」

あたしはそう言ってまたルッキーニの頭をクシャクシャと撫で回す。
「…じゃあ、行くよ」
「シャーリー」
「ん、なに?」
「…墜落しないでね」
「…なんて縁起でも無い事を……
…大丈夫だよ。墜落してもルッキーニに逢えるまであたしは死なないよ」
「…うん…!//////」
「じゃあ…」
「あっ、ちょっと待って…!」
「なんだ?まだなんかあんのか?」

すると、ルッキーニは私に近寄って来て。
「ちゅっ♪」

あたしの頬に軽くキスをした。

「ルッキーニ…//////」
「…シャーリーはあたしの未来の旦那様だもん。…行ってらっしゃいのちゅーだよ」
「ルッキーニ…お前…」

あたし達の間に涼しい風が吹く。

「行ってらっしゃい、シャーリー」
「ああ、行ってくるよ、ルッキーニ」

バルバルバル…
飛行機のエンジン音が響く。
…ん、ルッキーニがなんか叫んでる。

「だーいーすーきーー!!」
ルッキーニってば…
「あーたーしーもー!!」
ありったけの大きな声で返した。
そして機体は空に飛び出した。
ルッキーニが小さくなる。
ルッキーニが何か呟いてる。
そして聞こえないと分かっていて、あたしも呟く。

「「ありがとう。」」
296滝川浜田 『ELOPEMENT FOOTPRINT』:2008/09/20(土) 18:08:04 ID:7Z/36ilo
―――――――――――――――――――
《十ヶ月後 ロマーニャ

「シャーリー…」

ルッキーニは手紙を取り出す。
それはルッキーニ宛のシャーリーからの手紙だった。
そこにはたった一言だけ。

『○月×日 空を見ろ』


ルッキーニはその手紙に従い、一日中空を見ていた。

今日の空は雲ひとつ無い綺麗な空。
見ているだけでも飽きなかった。

バルバルバル…

すると、聞き慣れたエンジン音がどこからともなく聞こえて来た。

「これ…って…」

そしてその飛行機はルッキーニの元へ降りて来る。


「シャー…リー…!」
「ルッキーニ……」



――――ただいま。――――




END


以上です。こんな感じだったらいいなあと勝手に妄想したヤツですが。
…まあ妄想もなにもまだ最終回見れて無いんですけどね…
あと、長くてすいません。性格上分割で投下とかは出来ないもので。
少しでも楽しんでいただけたら、幸せです。


さて、爺は晩ご飯の用意をして来ます…
297名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 18:14:09 ID:0h3GL/Rw
爺や、いや爺や師匠GJ!
師匠のシャッキーニssはシャッキーニ好きには麻薬ですね、
私のシャッキーニ天国
298名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 18:16:05 ID:0h3GL/Rw
誤字のまま送ってしまった

私の脳内シャッキーニ天国

のつもりがorz
299保管庫 ◆YFbTwHJXPs :2008/09/20(土) 18:24:21 ID:PsSxne6p
>>296
シャッキーニGJ!!お別れのシーンなのに全然鬱じゃなくて爽やかですげえイイなあ……と思ってしまった。
シャッキーニの二人は何か心の中で「いや別れないだろう」みたいな確信があるので安心して読めるだけかもしれませんが……ww
あと数えたらこれでちょうど50本目のSSですね。50本……もはや言葉も出ない。
じっちゃんはまごうことなきこのスレの英雄ですね!!

さて、ドット絵有志は現れないみたいだし、頑張って勲章でも描くか……w
リアルルーデルの活躍に開いた口が塞がらなくて、どうしようもないから新しい勲章を作った司令官の気持ちが今わかったわ。


ついでに宣伝しとくと、エイラスレの有志がエイラコンバータなるものを作られたんですが本スレでなかったことにされてたのでここの保管庫に置きました。
住人が一斉にエイラ化して面白いので、Bookmarklet対応ブラウザをお持ちの方はぜひ一度お試しあれ。
300名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 18:26:32 ID:Z1q6VOB8
今北なんだがドット絵ってなんのことなんだ
301名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 18:42:24 ID:0h3GL/Rw
管理人運営の「ストライクウィッチーズss百合まとめ」にある
勲章のドット絵のことすね
302名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 18:45:23 ID:0h3GL/Rw
あっ、またもや誤字が
ss百合じゃなくて百合ssまとめ

ssのときもそうだけ自分誤字多すぎですorz
303名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 18:48:27 ID:sRx98J07
ここの保管屋は良い仕事してんなあと思った通りすがりの俺
304名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 19:37:42 ID:oOKUD1Gb
>>300
要は点を打って作った絵のことなんダナ
305名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 19:43:11 ID:Z1q6VOB8
>>301
なるほど把握
>>304
バカニスンナーw
それぐらいわかるゾ!
306名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 19:57:56 ID:JdnHnBJG
出来がよく、かっこよかったので
※ニコ動です
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm4664745
307名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 20:43:21 ID:iQDScasf
>>288の言っている4コマってどんなのだっけ?
一日に何回もここを覗いてるのに記憶にない・・・

そして、>>288のSSが気になって今夜は眠れそうにないんダナ、ダナ
308名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 20:46:55 ID:qF4WsVDU
やっと思い出した! 多分
二人だけの秘密んぬ! のやつだと思う
309名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 21:03:28 ID:nnLpraWx
>>306
かっこいいね
かなりいい

既出かもしれないけどこれもよかったよ
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm3987253
310名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 21:08:19 ID:FzwDKetB
311名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 21:09:02 ID:7Z/36ilo
>>280
是非シャッキーニも絡ませて下さい
ラブラブなら何でも良し!
312名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 21:16:05 ID:nnLpraWx
>>310
出オチ噴いた
313名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 21:47:16 ID:iQDScasf
>>308
ぬおおお思い出せぬ・・・!
ちょっとエイラーニャへの愛が足らないみたいなので出直してくるんダナ
ともかく有難う!
314名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 22:00:57 ID:YjlhDrdO
宮藤と3人でいて寝る前のおまじないするんぬ?ってやつか?
315名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 22:30:19 ID:Itr4pros
288です

そうですそれですおまじない
かなりツボに入ったもので
316名無しさん@秘密の花園:2008/09/20(土) 23:33:50 ID:3DqsWGMc
確証はないけど6話放送後にふたばに投下された絵だったような
317名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 00:01:11 ID:hsa1J2Cz
本スレに行けばすぐ画像も出てくるんじゃないか?
318名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 00:18:24 ID:4mOLUe/J
アー、モー、ッタク……
ホレ、コレダロー?
ttp://www2.imgup.org/iup692856.png

キョウダケダカンナ-
319名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 00:38:24 ID:hsa1J2Cz
エイラさん乙w
何回見ても芳佳が笑える
320名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 00:40:35 ID:Parxwova
288です

やっぱりいないかな

ということで待機時間をエンジョイするためペリ少佐を落としていきたいと思いますが

おk?
321名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 00:43:55 ID:iw1azWol
それの解釈に今更気付いた! 
芳佳が見ている→二人の秘密んぬッ!
"指舐めてあげる"から、トイレで"一人"でするんぬ
つまりいつもは二人でするおまじないなんですね! 
指舐めて上げるだけだと勘違いしてたぜ
322名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 00:46:53 ID:4mOLUe/J
>>320
エイラーニャじゃないのかあああちくしょおおお20分くらいかけて>>318探したのにorz
まあなんだ、何にせよ訊くだけ野暮なんだナ
323名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 00:48:08 ID:iw1azWol
>>320
書き上げたエイラーニャを先に!
324名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 01:15:06 ID:Sjvycn21
>>320
ザッツオーライ
325名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 01:23:31 ID:lE0HcZB5
ぺり少佐ってことは.....
エンジョイさせてくれ!!!!!!!!!!!
326滝川浜田 『しりとりしよう』:2008/09/21(日) 01:27:36 ID:f/NbN4Xd
SS投下します。まあ小ネタみたいなヤツですけど一応SSです。
トゥルーデとエーリカのしりとりです。



「ねえねえトゥルーデ、しりとりしよー」
「なんだいきなり」
「いいからいいから。じゃあまずは私からね。しりとりの『り』」
「“り”か…。『リーネには渡さない』」
「『イカ』」
「『可愛い妹』」
「『土地』」
「『小さなお目々』」
「『名刺』」
「『喋り方も素敵』」
「『キリン』」
「『凛々しい姿』」
「『(タ)ダイス』」
「『鈴のような声』」
「『エンジン』」
「『ジッと私を見つめる芳佳』…ハァハァ…」
「……ねえ、トゥルーデ。これ微妙にしりとりになってない様な気がするんだけど」
「そうか?ちゃんと言葉の最後は繋がっているだろう?」
「いや、そういう事じゃなくて…」
「“か”だぞ、“か”」
「えーと、『貝殻』」
「『蘭の様に美しい目の色』」
「『路面』」
「『メガネをかけても可愛いかも』」
「『モデル』」
「『ルビーすらも霞む輝き』」
「…ちょっと待って、やっぱりおかしいよね。それ完全にミヤフジに対して言ってない?」
「…?何を今更。私のすべては芳佳で構成されている」
「……どこまでミヤフジの事が好きなのさ…」
「いや、好きとは違うな。芳佳は私の妹だぞ?姉なら妹を可愛がって当然だろ」
「…………(ダメだ、トゥルーデとはしりとり出来ないや…)」


END



以上です。なんだこれSSじゃないな。
最近、あんまりシャッキーニって需要ない?って思い始めたけど、負けずに頑張りたいと思います。


じゃあ、爺は寝ます…。おやすみなさい。
327名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 01:33:53 ID:Parxwova
ここまで出してくれた人がssの話をしないので台詞だけ頂く形で改変したらすぐ上げます
これからペリ少佐を上げますが、
あんまり楽しい内容じゃないのでエイラーニャ気分だった方は回避をお勧めします

思慮浅く済みません
328テキスト:2008/09/21(日) 01:36:51 ID:Parxwova



宮藤芳佳が見事、ウォーロック及びこれに取り込まれた空母赤城の質量により
超ド級化したネウロイを撃破した日から数日、ガリア地方のネウロイの完全消滅が確認された。
これをもって同月中に、第501統合戦闘航空団ストライクウィッチーズは正式に解散することとなった。
部隊員の解散を翌日に控えた夜を、皆は一様に複雑な思いを抱えて過ごす。
この夜が明ければ、それぞれの運命がまた散々になっていくのだ。



―――――――――――――――

CASE1 ペリーヌ・クロステルマン×坂本美緒



坂本は自室の窓から夜の空を見つめていた。
その体力は未だ自力で歩行できるまでに回復しておらず、部屋には車椅子がおかれている。
彼女はそれを視界の端に捉えながら空から目を離さない。
これからのことを、考えているのだ。

静まりかえったその部屋へ、控えめなノックの音が三回響いた。
ベッドの端に座っていた坂本は身体をやや動かしてドアを見据え、言う。

「入ってくれ」
「お邪魔いたします」

そろそろとドアを押し、入ってきたのはペリーヌだった。
彼女の目はもう幾日もの時間を泣き腫らしたように真っ赤で、
その顔を見られることを厭うように伏目がちに、部屋の中へと一歩二歩、入ったところで立ち止まる。

「あの…御用と言うのは…、、坂本少佐」

坂本はそんな彼女の姿を見ると、困ったように微笑むしかなかった。
ペリーヌは坂本の苦笑の理由を察して、自らの腕にかばうようにしていた身体を申し訳なさそうに縮めた。
それがとても、痛々しくて、坂本の口元からは瞬時にして余裕が消える。
だが、眼をつむり、ゆっくりとまた開き、豪然たる精神でもって感情を押さえ込んで言った。

「ペリーヌ、すまんが私はまだうまく歩けない。もう少しこっちへ来てくれないか」

ペリーヌは相変わらずの俯き加減の姿勢のまま、ゆっくりと坂本の方へと歩を進める。

「呼び出したりして悪かったな」
「いいえ、そんなことは…っ」
「うん?」
「ありませんわ」

ペリーヌは坂本にもう少し近く寄ると、顔を背けるようにしてただ、その側へと立つのだった。
329名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 01:36:57 ID:iw1azWol
いえ、すいません
ペリ美緒も美味しく頂けます。
待ってます
330テキスト:2008/09/21(日) 01:41:19 ID:Parxwova

「ペリーヌ、もう少し。出来れば私の目の前に立ってはくれないか?」

ペリーヌは言われたままにした。
坂本と向き合う形で立ってはいたが、上官を見下ろすような位置であった。
それに気が付くと、膝を折り、フローリングの冷たい床について、目線を合わせる。
失礼にあたると思うその、相手に対する敬意の方が、自分の感情のにくましさより勝ったのだ。

泣いたことは、おそらくは、とっくの昔に筒抜けだろう。
祖国のこと、家族のこと、軍のこと、あの日から彼女には考えることが山ほどもあった。
そしてもちろん誰よりも敬愛する、この目の前の上官のこと、その別れをも考えなくてはいけなかったのだからだ。

ペリーヌは作戦行動のなくなったあの日から此の方、ほとんどを自室に一人引き篭もり、眠れない夜を過ごした。
その小さな胸に抱えきれないほどの不安、責任、懐古、展望、絶望の重圧に耐えてなお、気丈に振舞うことがどうしても無理だった。

一方で坂本は言葉を捜していた。
言おうと思うことは多分にあったはずなのに、今この悲壮な面持ちの少女を目の前にして、
かける言葉が自分にはたった一つもない気がしていた。

――――だが、それでも。

「お前には世話になったな。本当に感謝している」

一度、思い切り泣いてしまうべきなのだ、と坂本は思った。
それが例えば何ものをも生まなくとも、唯一正しい処置であるということは、
自分がそうであったこと、何人もの同志がそうであったことで、経験として理解している。
だから少しずつ、彼女が話をできるように、飲み込んだ涙を吐き出すことが出来るようにと、話しかける。

「そんな、感謝だなんて。あなたの部下として当然のことをしたまでですわ」
「そうか。それでも私はお前に礼が言いたかった」
「お礼だなんて、よしてください。わたくしは…」

彼女がしぼりだす薄い息の中で、少ない言葉はすぐに潰える。
一言ごとに、喚起かせられる事柄に気道を詰まらせるように。
坂本は彼女が今にも逃げ出すのじゃないかと思ったが、ペリーヌはそうはしなかった。
何かを、その小さな身体のいたるところを走る、神経質な精神でもって、必死に抑制している、
坂本の眼には、そのように見えた。

331テキスト:2008/09/21(日) 01:43:42 ID:Parxwova

「あの日からずっとお前は自室に篭りきりだったから、話をする機会がなかった」

ふいに口をついた坂本の言葉に、ペリーヌはますますもって黙り込んでしまう。
必死にこらえ、失礼に当たらないようにと上げかけた顔をまた、伏せてしまう。
坂本は致命的に、絶対的に、最悪な、間違えを犯したと思った。
どんな言葉をかければいいのか、もう、わからない。
坂本は逡巡し、自分もが同調して泣き出してしまうかもしれないと思った。
それほど、痛々しい姿の部下が、肩を震わせ自分の目の前にいる。

「ペリーヌ」
「…す、すみません、少佐。…わたくし…」

壊れ物の積み上げられた繊細な建物の中を歩くよう、そんなおそるおそるの呼びかけにも、
ペリーヌはとても怯えた素振りをかえした。
彼女は反射のように床から立ち上がり、坂本の側から一歩だけ、後退したのだ。
その足取りも危ういほどに、不確かだ。
坂本はペリーヌの、そんな振舞をみとめた瞬間、立たない脚を意思の力で持ち上げて、
彼女のもっと、先ほどよりもっと、至近距離に詰め寄りその震える身体を力一杯抱きしめた!

「っ!…しょ、しょう…さ……」

ペリーヌの身体は坂本の腕の中で信じられないほど小さく、またとても熱かった。
坂本は言葉を失っていた。
どうにも扱いきれないものが、自分の中に去来していた。
他人の傷が、それを目の当たりにするということが、
これほどまでに処置無く、どうしようもなく苦しいなんて。
彼女は幾度、あまたもある戦場で同胞の悲しみに暮れる姿を見てきたことか。
それを見ることがとても嫌いだった。
たまらなかったのだ。
自分が痛みを知ることのできない傷の存在が、怖かった。
だから強くなろうと思った。
誰よりも強くなって、彼女たちを、みんなを、家族を、
一人も取りこぼさずに全員を必ずその手で守ると決めた。
不可能だとは考えなかった。そんな余裕が、なかったからだ。

だがどうだろうか。それがどうだろうか。
こんなに小さな、か弱い女の子がたった一人で誰にも頼ることもできず、
さみしさや悲しさにただただ押しつぶされているのを、彼女がずっとそうしてきたことを、
坂本はこのときにはじめて思い知るような気がした。
332テキスト:2008/09/21(日) 01:46:28 ID:Parxwova

慰めなんて、言葉にならない。
自分の苦しみは彼女の痛みの一部も知ったものではない。
そんな気がした。
だから坂本は、ただ自分の気持ちをどうにかしたいためだけに、ペリーヌを抱きしめていることを自覚していた。

それでも、

「少佐、少佐、わたくしは…」

ペリーヌの瞳から、涙がひと粒、頬を伝ってこぼれ落ちる。
それは坂本の、扶桑の真っ白な軍服へ染み込んで、たちまちにして消失する。
その瞬間、坂本の腕の中で強張ったペリーヌの身体が、一層硬くなり、
次に一気に弛緩したかと思うと、声をあげて泣き出した。
坂本はさらに鋭い苦さが自分の中に生まれるのを感じ、
胸元にうずくまるペリーヌの頭をぎゅっと、だが、精一杯の優しさを込めて抱きしめた。

ペリーヌは泣いた。
久しぶりに人の腕の中で、暖かい人の温もりの中で、
複雑に交差していた感情の線の、そのすべて解放するかのように泣きじゃくった。
声をあげて、嗚咽を漏らし、坂本の軍服をつかむ手はかたく握りしめられて、
その小さな身体のすべてをあげて、深い悲しみを悲しむ。
それは本当に、純粋な子供のような姿だった。

坂本は自分の身体を強くしめつける腕の力を感じたが、こんなものは痛くも痒くもないどころか、
とても、悪いくらいに、自分を安堵させるものだと感じていた。
彼女の心は罪悪感と、溢れんばかりの優しい気持ち、その自己矛盾する感情に張り裂けそうだ。
ペリーヌの悲壮に対し、崩れそうになる意思を律して、色素の薄い美しい金髪に覆われた、ペリーヌの頭をそっと撫でる。
そして坂本の瞳からは、意思を持たない涙がひと粒、たったそれだけ零れ落ちた。
だが、本当に、それ切りだった。

333テキスト:2008/09/21(日) 01:48:41 ID:Parxwova

ひとしきり泣いたあとで、ペリーヌは呼吸を整える。
あられもなく泣き出してしまったことを謝罪しようと、言葉を口にしようとしたができなかった。
坂本はほんの少し落ち着いたペリーヌの肩をつかんで、本当に僅か、会話が通う分の距離を二人の間につくる。

「ペリーヌ」

彼女を決して傷つけることのないために細心の注意を払ってその名前を呼ぶ。
今度は、すっと、顔をあげてくれた。
坂本は自分でも気が付かぬうちに、自然と微笑むのだった。

「方々の戦線に散っていたガリア軍のものたちも、今度のことで解放された国の復興のため、戻り始めている」

坂本はペリーヌの視線を誘うようにして窓の外の空を見た。

「お前の誇る祖国は、どんなところだった?」
「とても、とても素晴らしい国ですわ」
「そうだろうな」

坂本はペリーヌに視線を戻す。
彼女は空の向こうを見ていた。
それは壮麗な眼差しだった。

「お前はこれから、どうする?」
「わたくしも、ガリアへ戻って国の復興に従事いたしますわ」
「そうか」

祖国が戻ってきたことはもちろん幸福であるに違いないが、
そのことを機会として、失った家族への思いがまた、あきらめられないものになってしまう。
その痛みを背負っても、彼女はやはり、向き合うことしかできないのだ。
彼女は祖国を愛し、同じ思いを抱きながらも散っていった、無数の命を何より愛しているのだから。

「扶桑は」

ペリーヌは坂本の目をじっと見つめる。

「扶桑はお前の国のように、そしてお前そのもののように、洒落た国柄ではない。 だが私も、とても祖国を愛しているよ」
「もちろんですわ」
「お前にも、知ってほしいと、気に入って欲しいと思う」
「…少佐」
「なあ、ペリーヌ。ガリアのことが落ち着いたら、一度私の国へ来てみないか?」

坂本はペリーヌの涙で濡れた硝子玉のようにキラキラ揺れる瞳を、真っ直ぐに捉える。

「それは」

ペリーヌは自分の頬が紅潮してくるのを感じていた。

「よ、よろしいんですの?」
「もちろんだ」
「…っ……!」

声にならない声をあげて、坂本にしがみつくペリーヌ。

「是非、国のことが済みましたら、真っ先にお訪ねいたしますわ」
「ああ」

坂本はその頭を今一度強く、自分の胸に抱き寄せ、海の向こうの祖国を思った。

334テキスト:2008/09/21(日) 01:52:27 ID:Parxwova

「あなたのその魔眼には、わたくしの心の中まできっとおみとおしなのですわね」

ペリーヌは坂本をベッドに座らせ、泣いてしまったことを謝罪し、
また感謝の念をいつもの流麗な言葉で述べると、いくらか健やかな面持ちで部屋を後にした。
坂本は彼女が閉めていったドアをしばらく見つめ、またその視線を窓の外へと泳がせる。

「この眼が心の在り処まで読めるものならば、ほんの少し、もう少しでもお前の役に立てるのにな、ペリーヌ」

坂本はベッドに倒れこみ、片腕で眼を覆った。
魔眼でなくとも視力があれば、どんな最悪の顕現の幾千幾万も、眼に映る世界のことを呪った。



「美緒」

坂本の心痛はドアが開く音にさえ気が付かないほどだった。
呼びかけられて初めて気がつく、そこに立っていたのはミーナだった。


____続く
335名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 02:06:06 ID:iw1azWol
うぉおおおおおおおお
投下中に割り込みすいません!
吊ってきます……
336名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 02:10:51 ID:oeVSFL4Y
>>334
GJです
次はミーナか!

やっぱりペリ×少佐はいいなぁ
337名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 02:14:29 ID:RxTPtipe
>>334
おおおおおGJ!!!まさかここでミーナとは!!!この少佐を挟んだ三角関係大好きだーー!!!!
続き楽しみにしてる!!!

ペリーヌは解散前に思い切って告白とかしないんだろうか。
338名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 02:15:20 ID:OvqPrRBk
GJだ
ペリーヌよかったねペリーヌ

続きも楽しみに待ってます
339ゆりたまご「夏への扉」:2008/09/21(日) 02:36:44 ID:YHGJ53se
>>334
続くって!早く続きを
いや急かしちゃだめだだよね
私もこんな真夜中に失礼してエイラーニャ投下します

「夏への扉」

〜プロローグ〜
確かにこの日よね、194X年○月×日、場所はロンドン、間違いない

少女は彷徨っていた
確かに日付はあっている
だけれど正確な時刻と場所までは知らなかった

〜第一幕〜
ロンドンどころかブリタニアに来るのなんて初めてだった
石畳に反射された真夏の日差しが少女を襲う
膝丈のワンピースにロングタイツの重ね履き、どう見ても暑さに不慣れな格好だ
いいかげんタイツの中が蒸れてくる
ワンピースのベルト部分をひらひらさせるとノースリーブの胸元から湯気が吹き出してきた
まるでサウナみたい、少女は思った
そんな少女を悪戯な風が追い越してゆく
少女の青白く透き通った長い髪は風になびき
それを包んでいた麦ワラ帽子は風とともに宙に舞った
『ねえ、ちょっと待ってヨ』
必死で少女は帽子を追った
帽子は何かに引き寄せられる様にふわりと落ちた
遠くで誰かが帽子を拾ってくれるのが見えた、二人組の女の人?
ぼやけてよく見えない、次第に視界が白焼けてくる
少女は気を失った、熱射病だった

〜第二幕〜
「気がついたか、大丈夫カ?」
どこか聞き覚えのある声の主がこちらを見ている
逆光で顔はよくわからないがプラチナの美しい長髪が揺らめいている
『ボクはいったい…それより帽子ハ?』
「はい…帽子はここよ」
もう一人が帽子を差し出してくれた、こちらも聞き覚えのある声だった
その人は青白く透き通った短い髪の上に…ボクと同じ帽子を乗せていた

「ところでその格好にそのイントネーション、おまえスオムス人ナノカ?」
『あの…はい、いちおゥ』
「いちおって何ダヨいちおって、変なやつダナ」
『ハーフなんです、スオムスと…オラーシャ…ノ』
「ふぅ〜ん奇遇ダナ、ワタシはエイラ、スオムス人、そしてこっちが」
「サーニャです…オラーシャ出身です…あなたお名前は?」

『えっと…サーラ…デス』
迷ったあげくボクは本名を告げた
340夏への扉2:2008/09/21(日) 02:38:19 ID:YHGJ53se
〜第三幕〜
もう大丈夫だと、お礼を述べその場からそそくさと立ち去ろうとした…
足がもつれた…ボクは地球にキスをした
こんな時に限って、ボクは両親譲りのあがり性を悔やんだ
エイラ…さんは心配なのか何かと理由をつけてボクをお茶へと誘ってくれた
サーニャ…さんはただ黙ってこちらに微笑んでくれていた

道中エイラさんは間を持て余したのか口を開いた
「何が職人手作りの一点物の帽子だよ、よくある代物だったんダナ」
ボクとサーニャさんの帽子を見比べながらそう呟く
「でもこれは世界に一つだけの宝物だよ…エイラが選んでくれたものだから」
「違うんだぞ、サーニャは日差しに弱いからな、急に倒れられても面倒だシナ」
何も聞いてないのにエイラさんはボクに必死に弁明する
うふっ、そしてボクもサーニャさんも必死に笑みを堪える
見覚えのある光景だった
『これは…古い物だからただの偶然デスヨ』
サーニャさんはボクの帽子をマジマジと見ている
所々繕いであるくたびれた帽子
その帽子は?とでも聞きたそうな素振りだ
『お母さんに貰った宝物なんです、ボクも…その…日差しに弱いノデ』
『お母さんも、大切な人から貰った宝物なのよって言ってマシタ』
「素敵ね」「素敵ダナ」
『はい!』
今度は三人同時に微笑んだ

〜第四幕〜
カフェに入り席に着く
ボクとサーニャさんは向かい合わせに座った
エイラさんはいろいろ悩んだあげくサーニャさんの隣に座った
しばらくしてダージリンとスコーン、いくつかの焼き菓子が運ばれてきた
スプーンにベリージャムをすくいカップに沈める、これを二度繰り返し
カップを両手で持ち上げ三回ふーふーする
恐る恐る口に運んで『「アチッ」』っと言って舌を出す
ここまでの一挙手一投足がシンクロした
「いっしょだね」『いっしょデスネ』
ボク達はお互い見つめ合う

「楽しそうダナ」
エイラさんはショートブレッドを噛りながらつまらなそうにボク達を見ていた
カップはクロテッドクリーム色に染まっている
「べつに…」『そんなんじャ』「ないの…」『デス』
二人揃って淋しげな表情を作る
「うっ、そっ、そんなつもりで言ったんじゃないんダカンナ」
「そうだワタシ、タロットが得意なんだ占ってやるヨ」
あっ話題をそらした
サーニャさんはエイラさんの弱みを知っている…そしてボクも
341夏への扉3:2008/09/21(日) 02:40:05 ID:YHGJ53se
〜第五幕〜
ボクが引いたカードは【運命の輪】正位置だった
「好転を示すカードなんだけど、ん〜?…何も見えないンダ」
「あのな、時間の流れってのは直線じゃなくて、こう螺旋階段みたいに積み上がってくンダ」
エイラさんは目の前でクルクル指を回す
『魔法力学第十一原則に基づく時間理論…ですヨネ』「そう…って何でそんな詳しいんダヨ」
『え〜っと知り合いに詳しい人がいて…はっははナンチャッテ』
「まいっか、で過去だけじゃなく未来も現在に影響を与えてるんだケド」
『確か…三時空における相互作用ですヨネ』
「そう、でだワタシは少し手を伸ばして上の階の時間の流れって奴を…」
エイラさんは目を輝かせながら話を続けてるんだけど…

マズイ…事に…気付いちゃった、ボクはそこにいない…見えるわけ…ない
どーしよー何か話題変えなくちゃ
『そうだサーニャさんは…サーニャ…サン?』
「二人とも…楽しそうだよね…」
気のせいかサーニャさんは淋しげな表情をしている
「べっべつに」『そんなんじャ』「ないんダカンナ」『デス』
二人揃って慌てふためく
エイラさんはサーニャさんのこの顔に弱い…そしてボクも

どうしよう二人は険悪なムードだ
こんなはずじゃなかったのに
こんなつもりで来たんじゃないのに
あの事が本当になっちゃう
それよりも次の瞬間にはボクの存在が消えちゃうかも!
「時間に無闇に手を出す事はとっても危険な事なんダゾ」
魔法の訓練でママが最初に教えてくれた事だ

そしてボクの体は青白く光だした

〜第六幕〜
『あの、ボク、急用があるんで、これで失礼しマス!』
早くしないと、早くしないと扉が開いちゃう
サーラは慌て出口のドアへ飛び込んだ

何でこんなタイミングでなの
もっと話たかったのに
もっと知りたかったのに
まだ何もみていないのに
サーラは時の狭間の中で繰り返し叫んでいた
そしてお茶の代金…いつか肩叩きでも何でもしてお返しします

「あの輝きって…」
「魔法…ダヨナ」
カフェのドアの向こうには、少女はおろか何の人影もなかった
「サーニャ、楽しそうだっタナ」
「そう言うエイラこそ…」二人の喧嘩は続いていた
342夏への扉4:2008/09/21(日) 02:44:34 ID:YHGJ53se
〜第七幕〜
舞台は変わって19XX年○月×日、とある国の、とある民家

ドンガラガッシャーン
ボクは物置へと頭から突っ込んでいた
麦ワラ帽子が床に転がりクルクル回っている
痛たたっボクは?…ボクの存在は消えていなかった
…って安心している場合じゃない
このままだとママとお母さんが離婚しちゃう!
せっかくの婚約記念日なのに
どっちからプロポーズしたかで喧嘩しちゃうなんて
でもまだ間に合うかも、早く止めなくちゃ

〜エピローグ〜
「サーラったらこんなにお顔汚しちゃって、ママに似ておてんばさんね」
お母さん?
「サーラ燭台どこだっけ、キャンドル見つけてな、たまたまダカンナ」
ママ??
『あのね…ママ、お母さん、喧嘩は?離婚は?』
「そんなのするはずないダロ〜な〜サーニャ〜」
「喧嘩する程仲がいいって言うのよ…ね〜エイラ〜」
この夫婦(?)は…娘にこれだけ心配かけさせておいて!
「それにあの日、二人初めての喧嘩がなかったらナ?」
「そうね…あの日ね…」

「ねえサーラ?だからあなたはサーラなのよ」
二人だけの秘密の様に微笑み合ってるママとお母さん
だけどボクも知っている
ボクの笑顔もその輪に加わり
三人揃ってキャンドルに日を灯した
〜おしまい〜

以上です、毎度の乱文失礼致しました
もちろん書き出したきっかけは>>245からの流れです、みなさん感謝致します
そして…ありのまま今起った事を話すぜ
サーラがエイラーニャに変装して、それぞれに告白する感じのドタバタな
典型的なシェークスピアでドラえもん的喜劇を書こうと思っていたら、いつのまにか(ry
あと題名はハインラインからそのままお借りしてますが
内容はタイムスリップする事以外全く擦りもしていません
もしも壮大な伏線を期待して頂いた方がおられたら申し訳ございません

更に申し訳ないのですが設定や呼称、口調については脳内変換して下さい
エイラーニャの娘の口調なんか特に…これじゃ「のだめ」みたいだ
個人的にサーラは妖精とか養子とかではなく
エイラーニャの共同作業によるガチな愛の結晶です
そしてエイラから告白出来たのかはやっぱり謎のままです
それでは最後になりますが読んで頂いた方々、レス頂いた方々ありがとうごさいました、失礼致します
343名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 02:47:11 ID:iw1azWol
まさか夏への扉を使うとはw
344名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 03:17:56 ID:ol5KgcdV
>>334
やっぱ少ペリいいなぁって読んでたら、こんなところで続くのかよ!
続きを超期待して待ってる

>>342
夏への扉wwwww
いや、タイトル見た瞬間ピンときたけどナ
つか娘はボクっ娘かよ
345名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 05:04:49 ID:ognG7KCG
芳佳→故郷に帰って元カノとよりを戻す
もっさん→フラグ立てるだけ立てて誰ともくっつかず今も元気に軍人(教官?)してます。赤毛の冒険者かあんたは
隊長→あなたと恋人つなぎするも少なくとも物理的には離れ離れ。遠恋だといいなぁ…
トゥルーデ→妹もエーリカもミーナもゲット。芳佳が故郷に帰っちゃったこと除けばなんだかんだで勝ち組
エーリカ→とりあえずトゥルーデはガッチリキープ。カップリングにもよるが、あんま隊長に見せ付けてやるなよ…

-------------------------国境の壁-------------------------

ペリ犬→もっさんにほぼ告白してるようなシーンもあったが、結局フラれた。その隣には…なんで?
リーネ→結局、両想いにはなれず。「一番大切」的な意味で。その隣には…なんで?

------------------国境をあっさり超越する壁------------------

エイラーニャ
シャッキーニ
346名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 05:28:42 ID:++60auCD
>>326
師匠!需要はあります!いつでも待ってます!

最終回視聴終わって、シャッキーニss書いてますが、
そろそろ寝ないとダメそうなので起きたら続き書きます
347名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 09:48:58 ID:RxTPtipe
>>345
ペリがもっさんに告白してるようなシーン?どこ?

てか普通に考えて本編でガチでくっついたりはしないのでは...?
妄想出来る程度な終わり方だからいいんじゃないかと思う。
348名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 12:53:08 ID:WZtebk2o
>>334少佐×ペリGJ!!!!
やっぱり純愛物は素晴らしい!少佐は罪な子だよ!本当に!
それにしても文章が上手い!ミーナ編も期待してます。
>>342GJ!!!!ボクっ子サーラ可愛いよサーラ!
タイムスリップしたサーラにお互いの面影を見てエイラーニャはドキドキしてたに違いない!

>>347
ウィッチーズが解散させられた時(ウォーロックを倒す前)に
一緒に扶桑にお供しますって言った所じゃないカナ?
カップルがあやふやの方が妄想しやすいのは同意!
349名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 14:08:57 ID:OHDKLAdx
だが、エイラーニャとシャッキーニはガチ
350名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 14:12:06 ID:RxTPtipe
>>349
それは勿論ガチですとも!!!
351名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 14:15:13 ID:TkrRhTl7
二期はまだかなー
352名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 14:38:04 ID:4mOLUe/J
>>342
GJ!!何だこの幸せな未来像は……。
これでエイラの妄想オチだったら泣ける。

>>349
誰が何と言おうとこれだけは譲れないよな。

最近シャッキーニ推しのレスを見ると「じっちゃんか?」と思うようになってしまった。
じっちゃん、すまん……。
353名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 16:04:50 ID:OHDKLAdx
やっぱり子供を生むのはサーニャがいいね。
エイラは親バカな父親ってイメージかな。

宮藤「サーニャちゃん出産おめでとう!かわいい女の子だね!」
みんな「おめでとう。エイラもおめでとう」
サーニャ「ありがとう芳佳ちゃん、みんな」
エイラ「アリガトナ」
宮藤「ところで名前はもう決まってるんですか?」
サーニャ「エイラ、名前決めてくれた?」
エイラ「も、もちろんダ!私とサーニャの子供だからエイラーニャ!!ドウダ?」
一同「…」
サーニャ「エイラ…他の候補はないの?」
エイラ「エイラーニャじゃダメなのカ?」
一同「………」
サーニャ「じゃあさ、こんなのはどう?私とエイラの名前からとって、サーラ」
宮藤「綺麗な名前!!!」
みんな「そうだな!」
エイラ「さすがサーニャ!いい名前ダナ!!よしこの子はサーラだ!」
宮藤「サーラちゃんかぁ…将来はきっとお母さんに似て美人になるんだろうなぁ…」
エイラ「サーラをソンナ目でミンナーーーーー!!!!!」

って感じかな。
だめだ!妄想が止まらない><
354名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 17:33:29 ID:bm04eT3f
ガチな愛の結晶てwww
355名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 17:44:41 ID:4mOLUe/J
ttp://rainbow2.sakuratan.com/img/rainbow2nd41340.jpg
もっさんの態度について

1.軍人的に考えて「おい、宮藤!!ここは戦場だぞ!!ふざけている場合か!!」
2.常識的に考えて「リーネのやつめ、私の芳佳に手を出すとはいい度胸だ」
3.大穴的に考えて「そのおっぱいは私のものだ!!リーネを新人などに渡してなるものか!!」
356名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 17:56:55 ID:f/NbN4Xd
>>355
2に一票!

>>346
ありがとう!これからもシャッキーニで頑張ります!
357名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 18:02:47 ID:bm04eT3f
4.だがな宮藤!ミーナの胸は私が征服済みだ!
358名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 18:04:10 ID:i7FELS00
常識的に考えて2です
359名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 18:04:40 ID:+gJavYCc
野郎目線のSS書いたんだけど需要ある?
360名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 18:09:58 ID:T2dQkaD3
>>359
そこに百合があるのなら
361名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 18:13:29 ID:+gJavYCc
初投稿です男整備士目線の話です。SS投下って緊張しますね

私はカールスラント出身の19歳、501統合航空戦闘団でストライカー整備の仕事をしている。
生来気が弱く彼女どころか女性と手をつないだことさえない。
今日も先輩たちに仕事を押し付けられ一人ハンガーでストライクユニットの整備していた。

―私の最高の時間―

「おつかれーいつもありがとね」
!?そう言って声を掛けてきたのはエーリカ・ハルトマン中尉、カールスラントの英雄だ
「差し入れにお菓子作ったよーってあれ?一人?」
な…なにっ!こ…鼓動が止まらない…ハルトマン中尉は以前から頻繁に我々男性隊員に声を掛けて困らせているという噂だ…落ち着け…俺は誇り高きカールスラント軍人だ。
そうだこんな時は先輩に教えてもらった言葉をマニュアル通り正確に言えばいいんだ
「す…すすすみません!ひ!必要最低限以外はウィッチ隊との会話を禁じられてるので!」
「あははっ別にミーナの言ったことなんて気にしなくていいのにー」
「そ…そうは言われましても…」
「それともなに?わたしの作ったものは喉が通らないとでも言うの?」
「い…いえ!そんなことはありません!有り難く頂戴させて頂きます!」
正直言うと私はずっとハルトマン中尉に憧れていた。勘違いしないでいただきたいが
もちろん一人の軍人としてだ。決して中尉と恋仲になりたいなどという不埒な思いは微塵もない!……と思う…
「どうかな…わたし普段料理ってあまりしないんだけど…」
「と、とても美味しいです!ハルトマン中尉」
「へーよかった♪トゥルーデも喜んでくれるかなぁー」
反射的に美味しいと答えていた。しかしそれは本音だ。ってあれ?トゥルーデ?
「なんかミヤフジがきてからトゥルーデが変わっちゃてねー…あのちびっこのどこがいいんだか」
確かにバルクホルン大尉は宮藤軍曹がきてから人が変わった。いや変わったというかおかしくなったというか……どうやらハルトマン中尉は大尉のことを心配しているみたいだ
「トゥルーデもトゥルーデだけど他の連中も昼間っからイチャイチャイチャイチャと…」
そういえばさっきイェーガー大尉とルッキーニ少尉がハンガーでキスしているのを目撃してしまった。
確かに私の見る限りでも女色と思しき方が何人もいる。一部では501は女色の方だけを意識的に集めた特別編成部隊(ストライクユリッチーズ)ではないかという
根も葉もない噂まで立っている…いや根も葉もあるか。それに比べハルトマン中尉は正統的な美少女で…
362名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 18:14:29 ID:+gJavYCc
「やっぱり好きな人に気持ちを伝えるのって難しいよねー…はぁ…トゥルーデ…」
「!?そ…そのハルトマン中尉はバルクホルン大尉のことが…」
「ん?好きだよ。意外だった?」
な…なんだって!私は心底驚いた。前々から仲がいいとは思っていたがまさか恋愛感情をもっていたとは…
「はぁまあ…しかしそんな大事なこと自分に言ってもよろしかったんですか?」
「ずっと誰かに話しを聞いてもらいたかったんだよねー…でもほら?お喋りな娘ばっかじゃん?ミーナにはこんなこと相談できないし…」
それからハルトマン中尉はバルクホルン大尉の好きなところを一つ一つ語った。
面倒見がいいこと、妹思いなこと、仲間のために命を懸ける無鉄砲さ、本当に大尉のことが大好きみたいだ
「話聞いてくれてありがとう♪なんかスッキリしたよ、ところで君は彼女とかいないの?」
な!?不意打ちだ
「こ…故郷のカールスラントに自分の帰りを待つ恋人がいます!(嘘)こっ…この戦争が終わったら結婚するつもりであります!(大嘘)」
「へーいいなぁーそういうの憧れ…ミーナ!?」

「こんなところで何をしてるんですか!?ハルトマン中尉?」
私はその後五日間の独房禁固を命ぜられる。独房を出た私の視界に映ったのは手をつないで中庭は歩くカールスラントの二人の英雄だった

おわり
363名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 18:15:09 ID:0MrN/PZg
>>353
俺の中でエイラーニャにサーラという子供がいることが決定事項になりそうじゃねーかw
子供に甘いエイラパパの妄想が止まらない
364名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 18:17:21 ID:+gJavYCc
駄文スレ汚し失礼しました。顔から火が出る程はずかしいです。
設定は八話以前ということで
365名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 18:19:24 ID:skSdkSYQ
最終話、とりあえず四回くらい見た。
ウィッチーズ解散からその後のみんなの過ごし方…そして波乱、という感じだったと思うんだが
解散直後、つまりそれぞれの別れの場面が描写されていない。
きっとすごいドラマとロマンスがあったに違いないのに!
まあつまり何が言いたいかというと、トゥルーデお姉ちゃんは思わず号泣しちゃったんだろうな…とか、隊長と少佐はアダルティに熱いベーゼを交わしたんだろうな…とか、リーネは芳佳と絶対再会しようね的約束をしたんだろうな…その他諸々
妄想が止まらないんだ!!
366名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 18:25:41 ID:Sjvycn21
>>365
あ、それっぽい…と言ってもギャグ気味なヤツだけど書いてみてますぜ

ふぅ、まったく少佐は…
367名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 18:31:19 ID:lE0HcZB5
エイラーニャの子サーラな流れ...
ちょっと前に某日昇アニメの百合ップルにも子供が出来る二次創作が流行った流れがあったが
それに対する反発も少なからず有ったのを思い出した。
エイら−二ゃには今の所サーラ反対派はいないっぽいが...
368名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 18:38:51 ID:lE0HcZB5
>>361
おもしろかったよ!!
なんて物事がわかってる理想的な整備士なんだ
369名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 18:46:40 ID:0MrN/PZg
>>367
平気だ。ネタの範疇を超えん
370名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 19:44:37 ID:3e6HFG8g
☆元帥はあたし!

「よっしゃぁあ!ついに来た来た、元帥だぁ!」

 あたしは、元帥と書かれたクジをぎゅっと握り締め、高々と披露した。

「元帥引いたくらいで、随分なはしゃぎようだなリベリアン」

 さっき元帥クジを引き当てて、みんなに「お姉ちゃん」って呼ばせてご満悦だったお前には
言われたくないぞ、堅物くん!いろいろ言ってやりたい所だが、まあ、今はいい。これから下す
ミッションを、何にするか決める方が大事だ。あたしは腕を組むと考え事に集中した。

 事の始まりは、ハルトマンだった。

 あたしたちは、次の出撃まではかなり間が空くと伝達され、各々控え室で寛いでいた。かく言う
あたしも、あたしの乳枕でウトウトしている天使ちゃんの頭を撫でながら、片手に持った雑誌を眺
めていた。

「暇だね〜。ねえ、何か面白い事しない?」
「面白いことって〜?」

 ソファーに蛞蝓のように張り付いたハルトマンの言葉に、タロットを見詰めながらエイラが反応
した。

「余興みたいな?そんなの」
「それなら、わたしが占っ「それは要らない」」

 即答だなハルトマン。まあ、あたしでも断っていたとは思うけど…。お、サーニャがカードを手に
取った。すかさずフォローに入るなんていい子だねぇ。仏頂面だったエイラが途端に嬉しそうにし
てるよ。そう言えばこの2人、少しは進展してるのか?

「そうだ!元帥ゲームしない?」
「元帥ゲーム?」

がばっと起き上がったエースに、みんなの視線が集まる。

「えっと、場所によっては、王様ゲーム?とも言うかな」
「一等クジを引いたものが指令を出す、という類のものか?」
「うにゃ!それ面白そう。やるやる!」

 おっと、お姫様がお目覚めだ。相変わらず喰い付き早いな。楽しそうにしているルッキーニを
見るのはあたしも好きだから、勿論異論は無いけどね。当初難色を示していたバルクホルンも、
何やらハルトマンに耳打ちされ、敢え無く落城。結局ゲームをすることになったんだけど、意外
だったのは、中佐と少佐からストップがかからなかったことだ。身体ばかりでなく心の骨休めも必
要だ、ということだろうか?

 そんなこんなで始まった元帥ゲームだったんだが…
371名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 19:48:36 ID:3e6HFG8g
「シャーリー、シャーリー♪ 命令はなになに?」

 ワクワク感いっぱいのルッキーニがしがみ付いてきた。まったく可愛い過ぎだぞ、マイハニー。
思考が停止してしまうじゃないか。

「ん〜、そうだなぁ…」
 あたしは、みんなを眺めながら考えた。今までの命令は、ミーナ中佐の「故郷で流行ってた歌
を歌って」、坂本少佐の「あー、すまんが肩を揉んでくれ」、そして堅物くんの「お、…お姉ちゃん
と呼んでくれ///」だった。あれは傑作だよ。みんな引いてたもんなぁ…。

「まだなのか、リベリアン?」
「うるさいなぁ、もう少し待ってくれよ、お姉ちゃん」
「お前は呼ばなくていい!」

 やれやれ、宮藤やハルトマンの時には、軟体動物のようにくねくねしてたくせに。呆れながら
ピアノの傍にいるエイラとサーニャへと視線を移すと、ちらっとサーニャが持ってたクジが見えた。
なるほど、大佐クジか…、あ、そうだ、閃いたよ!ふっふっふ、こいつはエイラの尻を叩くいい
チャンスかもな。

「お待たせ!あたしからのミッションは、ずばり「告白」だ!」
 
 ビシッと天を指差し、あたしは宣言した。…んだけど、あら?みんな何できょとんとしてるんだ?

「告白?それは懺悔みたいなものか?」

 少しの間の後、少佐に問われた。そんな意味合いで使われることもあるけど、流石にそれは
ない。勿論恋愛的な意味合いでの告白だ。少佐もここまで天然だったとは…。

「何だシャーリーその顔は。私が本気で意味を取り違えてるなどと思ってるのか?冗談に決まって
いるだろ。はっはっは」

 少佐が言うと冗談に聞こえないから怖い。ほら、みんなだって同じ様な顔して少佐見てるし…。

「それで、具体的には、どうすればよろしいんですの?」

ん?どうしたペリーヌ?若干鼻息が荒いぞ、大丈夫か?

「え〜っと、最初に告白する者、告白される者、それぞれを決める。で、告白をしてもらうんだけど、
告白するからには本気で、落とすつもりで告って欲しい」
「クリア条件みたいなのは?」
「それは、告られた人の判断で合否を決める。だめならやり直しってことで」
「随分と難度の高い任務だが、舞台劇とでも思えば恥ずかしくもないか。はっはっは」

 自分で言っておいて何だけど、舞台劇だとしても恥ずかしいものは恥ずかしいのでは?少佐。
戦歴の長さと肝の太さは比例するものなのだろうか?

「そんじゃ、告白する人決めるよ」
372名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 19:51:22 ID:3e6HFG8g
 控え室が静けさで支配される。あたしは一同の様子を窺った。お姉ちゃんとハルトマン、そして
ルッキーニ。ペリーヌとリーネまでもが身を乗り出してい。20の視線を受け止めながら、あたしは
叫んだ。

「告るのは、中尉のクジを持ってるヤツだぁ!」
「ええぇ!そんなぁ…」

 悲鳴を上げて立ち上がったのは宮藤だった。手にしたクジを見つめ震えている。何やらお姉
ちゃんとリーネに親指を立てられてしまったが、すまん、ご期待には添えられないのだ。それから
ペリーヌ。そんなに愕然と肩を落とすな。それにしても、エイラを引き当てられなかったかぁ。う〜ん、
しかし宮藤ということなら、起爆剤としては最適か。よし当初の計画どおりいこう。これがルッキーニ
なら、計画を変更し、迷わずあたしが告られるところだ。

「告るのが宮藤に決まったところで、今度は告られるほうだけど…」

 一呼吸置いて、さっきと同じようにみんなを見た。2名ほど目をぎらつかせているが、とりあえず
スルーだ。

「告白されるのは、大佐のクジを持ってるヤツだ!」
「「この裏切り者!!!」」
「裏切り者呼ばわりされる意味が分からんわ!」
「ほらほら、元帥に逆らってはだめでしょう?2人とも」

 覆い被さらんが如く、あたしの目の前に立つ堅物&リーネを穏やかに諭すミーナ中佐。おかげ
さまで両人とも引き下がってくれたが…。正直、中佐が当事者だったらやばかったかも知れない。

「それで、大佐は一体誰なんだ?」

 少佐の発言につられるように、みんなは大佐探しを始めた。そして、やがて1人の少女に視線が
集まったところで、あたしは何食わぬ顔で、サーニャを視野に捉えたのだった。頬を薄紅色に染め
た彼女の視線は、手にしたクジと隣にいるエイラを行ったり来たりしている。

「あ、もしかして、サーニャちゃんが?」
「…うん。そう」

 半ベソかいておろおろしていた宮藤が、ホッとしたのか表情を緩めた。反比例してエイラに落ち
着きが無くなってきてるな。カードをぽろぽろと落として、動揺しすぎだろ。先が思いやられるなぁ、
しっかりしてくれよ。は?何でダヨーって?頼むからそんな目であたしを見るなよ。

「よーし、それじゃ役者も揃ったところで、ドーンとやってみて」
「もう、シャーリーさん他人事だと思って…」
「文句はクリアした後で聞いてやるから、さっさと告る告る」
「芳佳、頑張れー!」

 ぶつぶつと悪態をつきながらサーニャに近付く宮藤。彼女の前に立つと後頭部に手を当てながら
照れ笑いを始めた。
373名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 19:53:32 ID:3e6HFG8g
「な、何だか恥ずかしいね。えっとサーニャちゃん、変なこと言っちゃうかもだけど笑わないでね」
「うん。ちゃんと聴くから」

 2人が言葉を交わしている間に、あたしたちは見やすいところに座り直した。ほんと舞台劇見てる
感じだ。宮藤たちは、あたしたちが移動を完了するのを緊張の面持ちで待っていた。最後にミーナ
中佐が、少佐とお姉ちゃんの間に腰掛けたのを確認してから、あたしは、頷く宮藤たちにゴーサイン
を出した。

「準備いーかい?それじゃ行くよ、3、2、1、スタート!」

 静寂の中、見詰め合ったまま立ち尽くす宮藤とサーニャ。何か見てる方もどきどきしてくるなぁ。

「あ、あの、サーニャちゃん。突然呼び出したりして、ごめんね。待った?」
「ううん、平気。わたしも今来たところだから…」

 ほうほう、宮藤がどこぞにサーニャを呼び出したってシチュなわけか…。

「宮藤さん、…大事な話って?」
「え、いや。…あの、何と言いますか。あはは…」
「ん?」

 小首を傾げてサーニャが言葉を促してる。何だこいつら意外にノリノリか?

「あの、時々部屋の前に置いてあるボルシチとかって、もしかしてサーニャちゃん?」
「え?うん。お国料理なの…」
「そうだったんだ。どれもすごく美味しかったよ、ありがとう」
「ううん」

 おいおい、食べ物の話かよ、大丈夫なのか?隣でルッキーニも「ヘタレ〜」って不満そうに呟いてる。

「料理も上手で、歌声も綺麗で、ピアノも繊細で。本当にサーニャちゃんはすごいよね」
「そんなこと…ない」
「ううん、すごいよ。極めつけは、夜間飛行。夜の空があんなに暗いなんて、わたし知らなかったよ。
だけど、サーニャちゃん、平気で飛んじゃうんだもん」
「それは、慣れだから…。宮藤さんだって飛べるようになったじゃない」
「うん、でもそれだってサーニャちゃんのおかげだよ」

 宮藤は、両手でサーニャの手を取ると、胸の前で包み込むように優しく握り締めた。熱のこもった宮藤
の瞳が、翡翠色のサーニャの瞳との隔たりを縮めていく。

「サーニャちゃんのこの手に、震えてばかりのわたしは救われたの。手を繋いでくれたこと、とても
嬉しかったよ」
「宮…藤さん…」
「そっか、今にして思えば、あの時からだったんだ」
「え?」
「気が付くとサーニャちゃんのこと目で追ってたり、サーニャちゃんの何気ない仕草にドキドキしたり、
サーニャちゃんのことばかり考えるようになったり…」
「わたし自身のそんな行動が、ずっと不思議だったの。どうしてなんだろうって。でも分かっちゃったの」
374名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 19:58:36 ID:3e6HFG8g
 周囲で、みんなが息を凝らしている。あたしに抱きついたルッキーニの腕に力がこもったおかげで、
あたしは、少しばかり周囲を見る余裕ができた。それにしても、何故だか宮藤ってここぞという時に変
に力を発揮するよなぁ。すっかり雰囲気に飲み込まれてたよ。バルクホルンなんて、自分の膝がハルト
マンの枕にされてることに、気が付いてないんじゃないか?

「それは…?」

 微かに発したサーニャの言葉に、一度、瞳を閉じて大きく息を吸い込んだ宮藤は、嬉しそうに
微笑んでサーニャを見つめ、静かに、だけど、はっきりと言ったんだ。

「わたし、サーニャちゃんに恋しちゃったみたい。サーニャちゃんのことが、大好きなの。サーニャちゃんと
一緒に、飛びたいの」
「みや…、芳佳…ちゃん…」

 宮藤の眼差しと手の温もり、そして想いを受けて、それだけを言葉にしたサーニャの瞳から、次の瞬間
大粒の涙がぽろぽろと溢れ出した。ギョッとなってエイラを見たら顔面蒼白で震えていた。薬が効き過
ぎた?
ついでにリーネに視点を転ずると、黒い霧のような何かが、俯いたリーネの体から滲み出ていた。
や、やばくね?
 しかし、そんなあたしの杞憂も、宮藤が綺麗さっぱり吹き飛ばしてくれたんだ。

「サーニャちゃん、大丈夫だから。わたしちゃんと分かってるから」
「…!」

 宮藤はそっと手を伸ばすと、サーニャの頬を伝う涙をその指で拭いだした。
375名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 20:00:56 ID:3e6HFG8g
「こんなにまでサーニャちゃんに想われてるなんて。その人って、余程の幸せ者さんだよね」
「…ごめん…ね、芳佳…ちゃん」
「謝らないでサーニャちゃん。あ、そうだ。最後に一つだけお願いがあるの」
「うん?」
「サーニャちゃんのこと抱き締めても、ギュッとしてもいい?」

 サーニャは返事の代わりに、細い白磁のような指を宮藤の鎖骨辺りにそっと添えると、その腕の中へ
すっぽりと収まった。宮藤はそんなサーニャの背中に回した手で、トントンっと優しくリズムを取りながら
彼女に訊いた。

「ね、サーニャちゃん。判定をお願いします」

 背中へと回された手から開放されて、宮藤から少し離れて立ったサーニャは、両の親指と人差し指
同士をくっ付けて輪を作って微笑んだ。

「合格です」
「やった!クリアですよ、どーですシャーリーさん」

 宮藤は、満面の笑みであたしに振り向くと、拳を突き出して見せた。まったく、こうもあっさりクリア
されちゃうとはね〜。しかもいい場所に着弾した。後はエイラが誘爆してくれれば文句なしだが…。

「OK、任務完了だ。よくやったよ宮藤」
「えへへ」
「ふられちゃったけどね〜」
「うぐぅ…。もう、ルッキーニちゃんてば…」
「やるもんだな、宮藤。診療所もいいが、役者でもいけそうだぞ」
「もう、扶桑の魔女って…」

 宮藤が仲間たちからあれこれ声を掛けられている中、エイラがサーニャの手を引いて部屋から出て
行こうとしているのに気が付いた。おぉ、ついに決心したのか!だとしたら朗報を待ってるぞ。まあ、
さっきのサーニャの反応見てる分には、ほぼ「おめでとう」だな。
 2人が抜けたし、これはお開きかな。確認しようとみんなに視線を戻すと、エイラたちが消えたドアを
各々が優しげに見詰めていた。考えてることは一緒か。ったく、これだから戦友ってのは…。思わず
涙ぐんでしまったじゃないか。

 みんなが応援してるんだったら、これはもう、確実に「おめでとう」だな。

 おしまい
 長々と失礼しました。類似ネタ既出でしたらごめんなさい。
376名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 20:04:29 ID:eBo1h922
>>375
GJ!面白かったよ
エイラの告白シーンも見たかったがな
377名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 20:24:49 ID:7FZz6bbf
>>375
GJ!

ここでたまにストパニの名前出るから借りてみたけど
主人公は青色とはくっつかないんでしょ?
途中で挫折してしまった
378名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 20:40:21 ID:RHbwGQHT
>>377
お前の首から上についてるものは何だ?それを有効活用しないでどうする!
379テキスト:2008/09/21(日) 20:52:26 ID:Parxwova

>>288の通りエイラーニャ


昨夜、隊長の判断により夜間防空の命を受けた芳佳、サーニャ、エイラの三人は朝食後、
間も無くして坂本少佐の、

「寝ろ!」

の一言により、
急遽、夜間専従員詰め所として仕度されたサーニャの部屋へと閉じ込められてしまった。

「なにも真っ暗にしなくてもいいのにね」

ベッドの端に座って足をぶらぶら振りながら、芳佳が不満をこぼすのを他所に、
サーニャはぬいぐるみを抱いて寝転び、すっかり眠たそう。
エイラはと言うと、タロットを読みながら、

「暗いのに慣れるためだろ」

と、そっけない調子で言い放つ。
部屋の中は窓にかけられたカーテンから唯一のドアまでをしっかり目張りされているけれど、
昇ったばかりの太陽が射す光が隙間から漏れて薄明るく、お互いの表情を見ることができる。

「暇だったらタロットでもしよう」

エイラが言った。
三人が寝転んでみてもなお余りあるベッドの上に、カードを広げて向かい合うエイラと芳佳。

(エイラさんはわたしの引いたカードを見て、近々会いたい人に会えるって言ってくれたけど、
 わたしのここへきた理由、世界で一番会いたかった人はもういないんだよね。
 だとしたら、今のわたしが会いたい人って、一体誰なのかな…。)

芳佳が全隊員のおっぱいのことを端から並べて検討しようという手始めに、
まずは目の前にあるエイラの方へと手を伸ばそうとした、まさにそのとき、

「なんダァ?」

さっきまで、今にも眠りそうな雰囲気だったサーニャが起き上がり、
ぬいぐるみを胸におしつけるように強く抱いた姿でエイラのスウェットパーカーの端を引っ張った。
サーニャに振り向いたエイラに、いつものつっけんどんな印象は薄くて、優しい声音をしているし、

(もしかして、わたしちょっと邪魔なのかな…)

正常な、今まで気が付かない方がちょっとおかしいことの判断がようやくできる思考を取り戻し、
芳佳の妄想は霧散した。
だが次の瞬間、

「…寝る前のおまじない、しないの?」

耳を疑うような、奇跡の台詞を受信して芳佳はすぐさま発信源を辿る。
すると、頬を染めてたずねるサーニャが上目遣いで、
くいくいっとエイラの服を引っ張りながら、もじもじしている姿を発見するのだった。

380テキスト:2008/09/21(日) 20:54:38 ID:Parxwova

「ちょっ! 二人だけの秘密ジャナイカ! だめダヨ!」

しょんぼりするサーニャ。
だけどあわてふためくエイラに対し芳佳はすかさず、

「何? なになに!!」

たたみかける。
身を乗り出すようにしてサーニャにさえ詰め寄ろうとしたところを、エイラの腕に牽制された。

「う、うるせー! 二人の秘密ダ!」

ふんふんと鼻息も荒く、なぜか姿勢を正して二人を見守る芳佳の視線を遮るよう、
エイラは身体ごとサーニャに向く形で座りなおしてサーニャの手をつかみ、耳もとに顔を寄せる。

「指舐めてあげるからトイレで一人でしろヨ」

そう言ってサーニャの指を舐め出した。
サーニャはこくこくと頷いて、引かれた手とエイラの舌をちょっと恥ずかしそうに見つめている。
それを覗き込むようにして見ていた芳佳ももちろんぶんぶん首を振り頷いた。その圧力は桁違いだった。
サーニャは不審にそんな芳佳のことを見たが、目が合うとすぐにそらした。

「…もう、だいじょうぶ」

そう言って手を引くと、抱えていたぬいぐるみをエイラの胸に押し付けて、
舐められた方の手を、もう片方の手で大事そうに抱えながらすたすたとトイレへ入っていくサーニャ。
トイレのドアが閉まるとき、一瞬エイラの方をみたその視線に、芳佳は傍目で勝手にぐっときた。

サーニャが去ったあとで、ベッドに寝転んだエイラは天井を見るともなしに見て、
芳佳を知らん振りすることに全力で努めている、様子。
だが芳佳はまったく気にせず、もとい気づかず、その視野空域にさもありなんと進入する。

「うあ!」
「ねえ、エイラさん」

肘をついて起き上がったエイラに
芳佳は鼻の穴を膨らませ非常に興奮した様子で、ますます美しい正座姿勢を形成し尋ねる。

「なにすんだヨ」
「おまじないって何?」

エイラはあからさまに動揺し赤面した。だがすぐに立て直して言った。

「なにを想像するのも勝手だけど、なにを聞いても教えないからナ」
「二人は付き合ってるの?」
「な、なに言ってんダ、オマエ。何を根拠に…っ!」
「ちがうの?」
「そ、そんなの、そういうのジャ…」
「やっぱりわたし、邪魔かな?」

芳佳の、空気を読まず早急に無許可単独で深刻ムードに強行突入する天真爛漫に対し、
エイラのヘタレまじりの突っ込みアビリティではまるで歯が立たない。

381滝川浜田 『One Step!』:2008/09/21(日) 20:55:35 ID:f/NbN4Xd
SS投下します。シャッキーニとエーゲル。
注意…長い上にエロ有りです。



あたしがルッキーニと付き合い出して早1ヶ月。
最初はルッキーニの方から告白してきて、あたしは涙が出るほど嬉しかったけど、最近悩みがある。

…あたし達の関係がなかなか進展しないこと。

告白されてからエッチはおろかキスすらしてくれない。
てかいくら何でもガード固すぎだろ…。
正直、欲求不満だ。

そこであたしは強引ではあるけど、行動に出る事にした。

あたし達が、一歩進む為に。


―――One Step!―――

《シャーリーの部屋

「なあルッキーニ」
「なにー?」
「あたしら付き合ってるよな?」
「うん」
「じゃあさ、なんでキスくらいさせてくんないの?
なんか寂しいんだけど」

すると、ルッキーニの顔が見る見るうちに赤く染まる。

「そっ…そんなの出来るワケないじゃんっ…!//////」
「なんで?だってあたしら恋人同士じゃないか。普通にキスくらいすんだろ」
「だ…だって…//////」

こういう事に関して動揺する辺りは天才とは言え、まだまだ12歳のお子ちゃまか。

あたしはそんなルッキーニがますます愛おしくなって、思いっきり抱き締めた。
382テキスト:2008/09/21(日) 20:56:06 ID:Parxwova

「へ?」
「うん、付き合ってるとかじゃなくても、二人はすごく仲良しだから」
「ばかダナ。邪魔って言ったラ、任命されてもいないのに志願したわたしの方ダロ」
「でも」
「中佐がオマエだって言ったんダ。しょうがねージャン」
「しょうがない、か。…でも…」

さらにあからさまに下を向いてへこみはじめた芳佳を見て、
エイラはサーニャのぬいぐるみを芳佳の顔面に投げつける反則技を発動せざるを得なかった。

「ぶはっ」

この距離にして無防備な敵機、攻撃はもちろん的確にヒットした。
エイラはそのままたたみかける。

「サーニャはさ、人見知りだし、夜間任務のせいでなかなか他のヤツラと一緒にいる機会がないンダ。
 本当は友達が欲しいと思ってるはずダヨ。だからオマエがいて、サーニャは喜んでるヨ」
「全然そんなふうに見えないけど」
「見えないから困ってるンダロ?ミヤフジみたいに話せたらいいってきっと思ってる」
「そうなの?」

これでおしまいダナ、とエイラは内心ほくそ笑む。

「し、しらねーヨ、そんなコト」

ツンの発動だった。
しかしエイラは誤認していた。彼女はここでやめることができない。
何故なら彼女は口下手な恋人に極力ツンしないためだけに、良心を鍛えることを怠っていたのだ。

「…でもお前はわたしのことなんて気にしないで、サーニャと仲良くしていいンダゾ」

うっかり漏らしたその言葉に芳佳の顔がたちまちにして明るくなる。
その単細胞ぶりにエイラは両手をあげ、素っ頓狂な次の台詞を聞いた時点で降伏を認めた。

「エイラさんお母さんみたい」
「ナ、なに言ってんダヨ! どこがダ! わたしはお母さんじゃなくテ…」
「なくて?」
「な、なくテ…。う、うるせー! さっさと寝ろヨナ!」

エイラは芳佳にそっぽを向いてベッドにふした。
芳佳は笑った。エイラの耳に、それは勝者の哄笑のように響いた。
383名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 20:56:07 ID:WZtebk2o
>>375GJ!!!!
エイラーニャは微笑ましくて好きだっ!
それにしても、ウィッチーズのSS職人さん達は世界観を創るの上手いな…
少佐が王様に選ばれて笑いながら自信満々に告白しに行こうとするのを
みんなに止められて不満そうな顔をしてるとことかトゥルーデが怖いくらい真剣に告白してるとことか想像してしまった
384テキスト:2008/09/21(日) 20:57:02 ID:Parxwova

そのとき、トイレのドアが音も無く開いて、中からサーニャが出てきた。
サーニャはエイラの舐めた方の指を、自分の口にくわえている。
すぐに注視する芳佳の視線に眼をふせながら、そろそろとやってきて、不貞寝を決め込むエイラの服を引っ張った。
うー、とうなりながら振り向いて、起き上がるエイラ。
見ると、芳佳がその様子を至近距離でまじまじと見つめているので、
その手の中にあったぬいぐるみを取り上げて、エイラは芳佳の顔面へ二度目のヒットを食らわせた。

「エイラ、やっぱりだめ…」
「ったく、しょうがねーナ」

照れ隠しのように頭をかきながらベッドから降りると、サーニャの手を取ってトイレへと向う。

「ミヤフジ、オマエは早く寝ろヨナ!」
「そんなぁー。わたしもおまじな…い…」

エイラは興奮する芳佳を無視して一直線にトイレへと入っていってしまった。
サーニャはその手に素直に引かれていった。
ドアを閉める寸前、物ほしそうに指をくわえる芳佳をかえりみたけれど、やっぱりすぐにぷいっとそらして無言のまま中へ消えた。

「ミヤフジがいるんだから、あんなこと言っちゃだめジャナイカー」

トイレに入るとエイラはすぐにサーニャに言った。敗北を引きずっているようだ。八つ当たりだった。

「ごめん…」
「…まっ、しょうがないけどナ」
「ごめんね、でも、まだ一人でしたことないから」
「ば、ばか! なに恥ずかしいこと言ってんダヨ…」

エイラは誰も見ていないのに赤面した。
声が外に漏れないように二人はほとんどくっついた形で、囁くように喋っていたから。
エイラはサーニャの熱い額に自分の額をくっつけている体勢、そして芳佳はトイレの冷たいドアに張り付き、聞き耳を立てている体勢。

「だめだったって、どういうことナンダ?」

エイラは自分じゃ恥ずかしがっておきながら、恥ずかしさの塊みたいなことをしれっと言う。
今度はサーニャが赤面する番だ。エイラの耳もとに口を寄せてこしょこしょ喋る。

「……な…った…」

(は、恥ずかしいこと…?)

外にいる芳佳は全身これ聴力と言った風体で必死の形相を呈していたが、
中からは、エイラの声が途切れ途切れにしか聞こえない。
心の中で舌打ちし、芳佳は無音の地団駄を踏んだ。その圧力は桁違いだった。
385滝川浜田 『One Step!』:2008/09/21(日) 20:57:07 ID:f/NbN4Xd
「シャ、シャーリー…//////」
「う〜っ、やっぱりお前可愛いよ!!」
「シャーリー、苦しい…!胸が…//////」
「あんまり可愛い事言われると、あたしますますお前の事好きになっちゃうだろ…!」
「あたしだって…シャーリーの事毎日好きになっていってるんだよ…!」
「なら、キスくらいいいだろ」
「そっ、それは…//////」

うーむ、まだ渋るか…。
なら…

「あたし知ってるんだぞ〜♪」
「な、なにが…?」
「お前、毎晩寝言であたしの名前呼んでるだろ〜♪
お前夢の中であたしと何してんだよ」
「そそそそそそれは…っ!!//////」

うん、こりゃ夢の中では欲望爆発とみた。

「…もしかしてお前、あたしとエッ…」
「言うな!バッ、バカシャーリー!!」

あたしの言葉を遮るようにルッキーニはあたしの口を塞いだ。
どうやら図星のようだ。

「…なんだよ、ルッキーニだってシたいんじゃん」
「なっ、なんで服脱ぐの…!?」
「なんでって、そりゃお前、今からするからに決まってるじゃん」
「ええええええええ!!!!!//////」
「だって夢の中にまで見るって事は、あたしとシたいって事だろ?」
「うにゃ〜//////」
「じゃまずは、キスから、だな」

そう言うと、あたしはルッキーニをベッドに押し倒す。

「ちょ、ちょっと待って、シャーリー」
「ん?何?まだ抗うのか?」
「ち、違うよ…。その…あの…」
「?」
386テキスト:2008/09/21(日) 20:58:35 ID:Parxwova
被ったし長いから続くにします
387滝川浜田 『One Step!』:2008/09/21(日) 20:58:43 ID:f/NbN4Xd
ルッキーニはいきなりモジモジし出して、呟く様にあたしに言った。

「や、優しくしてね…?」

………ルッキーニ、お前、あたしをどんだけ壊すつもりだよ。
そんな事言われて、優しく出来るワケないだろ……

「……」
「どうしたの…?シャーリー…?」
「…ごめん、ルッキーニ…」
「えっ…」

あたしは無理矢理ルッキーニの唇を奪った。

「シャ、シャーリー…!!」

あたしは獣の様にルッキーニの唇を貪る。その光景は他人から見れば滑稽だろう。
でもそんな事はどうだっていい。
今は目の前のルッキーニを味わいたい。

「シャ…」
「ルッキーニ…ルッキーニ…!」

どれだけ、口付けを交わしていただろう。唇をようやく離す。

「シャーリー…えっち…//////」
「ルッキーニがあたしを壊したんだよ。
お前があんな事言わなかったらあたしだってあそこまで壊れなかったぞ」

そう言いながらあたしはルッキーニの服のボタンに手をかける。

「ちょっ…シャーリー…!?//////」
「だから言ってるだろ。ルッキーニがあたしを壊したから、あたしもう止まんないよ」
「シャーリー…こういうのって、もうちょっとしてからの方が…」
「大丈夫だよ。あたしがリードしたげるから」

あたしはルッキーニの服を半分脱がして、ズボンに手をかける。
そしてあたしも服を脱ぐ。
388滝川浜田 『One Step!』:2008/09/21(日) 21:00:51 ID:f/NbN4Xd
「シャーリー……//////」
「なんだよ…もう濡れてるじゃん…」
「言わないで…」

ルッキーニの泣き顔は私のS心に火を点けるだけで、抑制力は働かなかった。
私はルッキーニのアソコに指を入れながら、ルッキーニの耳元で囁く。

「あたしに何されるか分かってたから…こんなに濡れてるんだろ…?」
「ちっ…違うもんっ…!」
「隠さなくてもいいって…。
寂しかったろ…。あたしが気持ちよくしてあげるからな…?」
「シャッ…シャーリーィ…!!」

あたしは更にルッキーニの奥へ指を進める。
その度にルッキーニは高い声をあげる。
その声は何かを欲しがるかのように。

「シャー…リー…ッ…」
「なんだ…?」
「…おっぱい…触りたい…」

こんな時でもあたしの胸か。まあ、そこが可愛いんだけど。

「いいよ…ほら」

あたしはルッキーニに胸を差し出しながらも、尚も執拗に、ルッキーニを攻め続ける。

「どう…?あたしのおっぱい…」
「気持ちいい…よ…」
「嬉しい…。じゃあご褒美あげるよ」

あたしは更にルッキーニの奥を強く掻き回す。
強く、強く。

「ひぃ…あっ…!シャッ、リィ…!」
「ほら、手が止まってるよ…。
…そうだ、ねえ、あたしのおっぱい、舐めて…。あたしも気持ちよくなりたいから」
「…うっ…うんっ…!」

あたしはルッキーニのアソコに、ルッキーニはあたしの胸、お互いに刺激を与え合う。

「ルッキーニ…お前の中、スゴく熱い…。お前、本当にエッチだな…」
「違うもん…!シャーリーがあたしをえっちにしてるんだもんっ…!」
「エッチなルッキーニ…あたし、好きだよ…」
「シャーリー…」
389滝川浜田 『One Step!』:2008/09/21(日) 21:01:53 ID:f/NbN4Xd
ルッキーニの目が潤んでいる。
…もう、イくのかな…

「シャッ…リィ…あたしもう…ダメっ…だよっ…」
「イくんだな…?ルッキーニ…。ほらルッキーニ…」
「シャッ…シャーリーィィィ……!」

ルッキーニはあたしの胸を掴みながら、果てた。
ルッキーニの顔は満足そうだった。

―――――――――――――――――――
「あーっ、良かったなぁー!」
「……」

ルッキーニは私とは逆向きに寝ている。

「どうしたんだよ、ルッキーニ」
「……シャーリーのエッチ……」
「何言ってんだよ。ルッキーニだってこれを望んでたんだろ」
「…そりゃそうだけど……うにゃ…」
「あたしだって本当はキスだけで済ませようと思ったんだけどさ、ルッキーニがあそこで『優しくしてね』なんて言うから。
あたし止まんなくなっちゃったんだよ」
「うにゅ〜//////」

あたしはルッキーニの頭を優しく撫でる。すると安心したのか、ルッキーニはあたしの胸に顔を埋める。

「シャーリー…//////…もっとナデナデして…//////」
「はいはい…♪」
「…あたし達の関係、一歩前進、かな」
「一歩どころか二歩も進んじゃったけどね」

390滝川浜田 『One Step!』:2008/09/21(日) 21:03:29 ID:f/NbN4Xd
ルッキーニはあたしの言葉を聞いて顔を真っ赤にする。

「ね、シャーリー」
「ん、なに?」
「……もう一回…しよ…?//////」
「ハハハ、やっぱりルッキーニはエッチな子だな♪」

そう言うとあたしは第2ラウンドを始める為にルッキーニに被さる。

―――――――――――――――――――《その様子をコッソリ覗いていたトゥルーデとエーリカ

「なっ、なっ、何をしているんだ、あの二人は…!!//////」
「シャーリーだいたーん」
「まっ、全く色恋沙汰に現を抜かすなど、軍人のやる事じゃないっ!」
「そう言ってトゥルーデ、顔メチャクチャ真っ赤だよ〜♪」
「うっ、うるさい!」

二人の間に妙な空気が流れる。

「…ねえ、トゥルーデ」
「…なんだ、エーリカ」
「私達も…一歩進んでみない…?」
「………バカか………」
「……好き、トゥルーデ」
「……エーリカ」


この日、501部隊には、二組の「一歩進んだ」カップルが誕生した。

END


以上です。久しぶりに他のCPも絡めてみました。最近ほとんどシャッキーニだったもので…。

爺はお風呂に入って来ます…。
391名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 21:08:38 ID:MvXXU+u8
>>386
わっふるわっふる
392名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 21:12:50 ID:eBo1h922
>>386
は、早く、早く続きを!
393名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 21:16:40 ID:7FZz6bbf
GJ
じっちゃんホントシャッキーだナ
たまにはじっちゃんのエーゲルを読みたいヨ

>>386
わっふるわっふる
わっふるわっふる
394名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 21:17:20 ID:35PRZLfj
重ねてくるとは……スマートじゃないです
気を付けてくださいよ
395名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 21:30:21 ID:4mOLUe/J
じっちゃんGJ!!
でも重なったら最後にソーリーくらい言ったほうがいいんだナ
事故だったとしてもそのほうが穏やかに収まるダロ

>>386
わっふるわっふる
396名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 21:44:02 ID:YSWI5AtQ
まだ〜?
397名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 21:44:51 ID:f/NbN4Xd

事故とは言え、SSを重ねて投下してしまい、非常に申し訳ありませんでした。

多大なるご迷惑をおかけしてしまった事を皆さんに心よりお詫び申し上げます。

今後、気をつけて投下したいと思います。

誠に申し訳ありませんでした。



滝川浜田
398名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 22:01:03 ID:skSdkSYQ
>>386
わっふるわっふるわっふるわっふるわっふる


爺やGJ!微笑ましいぜ。エーゲルの本番がみたい…
399名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 22:06:57 ID:YSWI5AtQ
エーゲル読みたい

ゲーリカ
400テキスト:2008/09/21(日) 22:21:53 ID:Parxwova
>>384続き

「…そうか。でもミヤフジがいるからナー」
「………」

サーニャはまだ指をくわえたまま。もう片方はエイラの服の、お腹のポケットの中だ。
その中で手をもじもじと動かす。
エイラはその様子をみてぐっと息を飲んだ。
サーニャの口から手を取り上げると、サーニャがエイラの眼をとらえる。
エイラはその手を後の壁に押さえ付けて、キスをした。

「っん…えい…、ら…」

(!!!)

ドアの外、芳佳は狂喜乱舞した。サーニャの媚声が耳に入ったのだ。

「…はぁ、サーニャ…声、がまんしろヨ」

エイラは唇のはなれた僅かな隙間で言った。
サーニャはこくこくと頷きはしたが、
いつの間にかポケットから出した手でエイラの腕をつかみすぐに続きをおねだりする。

「エイラ、もっと」
「ったく、しょうがねーナ」

エイラはすぐに次を与えながら、
なんでこんなに興奮してんダ?と、心の中で訝しんだ。
ひょっとしたらサーニャも自分と同じで…と、思いはじめたところで思考はとまった。
いつもより積極的なサーニャのキスが気持ちよくて、何も考えられなくなった。

「…くっ、ふぅ…サーニャ…っはぁ、、」
「…っん、」

気が付くと声を漏らしていたのは自分の方だった。エイラはすぐに唇をはなし、ドアの方をみる。
しかしその視線を奪い返すようにサーニャがエイラの顔にさわり、自分の方へとむかせてきた。
エイラは頬にぎゅっとあてがわれたその手を取って、舐めた。

「もう、いいか?」
「うん」

言ってサーニャはエイラの舐めた指を自分の下半身へのばす。
エイラはその動きを委細も見逃すまいとして注視する。あまりの興奮に吐息が漏れそうになる。

「エイラ、恥ずかしい…」

エイラのそんな眼差しを知って、サーニャは途端に手をとめてしまう。

「な、なに言ってんダ。おまじないなんだから、ちゃんとしなくちゃだめダヨ!」

エイラは思わず声を荒げてしまい、自分でびっくりする。
顔に血が上る。だがすぐにドアの方を見た。
向こう側からは物音一つしない。ほっと胸を撫で下ろす。
寝たのかナ?と、エイラは予定調和の自分勝手な解釈をし、とりあえずは納得した。
なにせがまんできなかったから。

「じゃあこうして、見てないから。ホラ、見えてないゾ」

エイラは掴んでいたサーニャの手の、その手のひらを自分の目に当てて隠した。
401テキスト:2008/09/21(日) 22:26:10 ID:Parxwova
「本当に見てない?」
「み、見てないゾ」
「わかった」
「よし」

サーニャは再び手をのばす。
もちろんエイラはちゃんと見ていた。
言うまでもなく芳佳がちゃんと聞いていたのと同じで。

「…いい」

しばらくしてサーニャがそれだけ言った。

「そうか」
「もう、だいじょうぶ」
「………」
「…エイラ?」
「…サーニャ、そのまましろヨ」
「でも…」
「嫌、か?」
「そんなこと…」
「でも一人でできないと、この先困るジャナイカ」

エイラはわけのわからない理屈をぶちあげた。
だが彼女はすごく正しく、ためになることを説いていると自分で思う。
あふれんばかりの劣情でそう確信する。
それには芳佳も同意した。頭をぶんぶんゆさぶり頷く。その圧力は桁違いだった。

「でもこれ、一人じゃない…」

サーニャが正当なことを言った。
だが、エイラにも譲れない、思いがある!!

「最初から一人でするのはムリだからナ。今日はわたしが少しだけ手伝うんダ」

サーニャはうるうるの眼でただエイラを見る。
これにはいつも、撃墜されっぱなしのエイラである。
しかし、このときばかりはたじろがなかった。
劣情の魔力が、彼女のエンジンをたききつける。

「少しくらい、いいジャナイカ!」

情けない話、最後はごり押しだった。

「わかった。ありがとうエイラ」

しかしいたいけなサーニャは感謝までするのだった。
その言葉に、ついにエイラの良心が被弾する。だが必ず帰投する。終わりよければすべて良し。

エイラは震えるサーニャの手を取ってもう一度丁寧に舐めてあげた。
怖くて怯えているのか、快感に震えているのか、判断がつかない。
402テキスト:2008/09/21(日) 22:28:20 ID:Parxwova

サーニャはズボンの中へとついに手をのばし切り、自分のその指で触りはじめる。

「…え、ぃ…らぁ…んっ、ふあぁ…」

サーニャの嬌声が響く。
エイラはその手の伸びる先を凝視していた。
胸を締め付けるような興奮が身体の中に沸き起こる。
意思せず漏れそうになる声を、サーニャの肌に唇を押し付けることで、押さえ込む。

「…っあ、ダメっ…!…ぁっん」
「…サーニャ、声がおおきいヨ」
「で、でもっ…エイラが…、、やぁっ」
「がまんして、サーニャ」

エイラの喋る声と、耳にかかる熱い吐息にサーニャが刺激されていることを、
エイラは知っててそうしているのか、判然としない。
だがたった一人だけ、そうであることの揺るぎない確信を持つものがいた。
もちろんそれは門外漢であるはずのところの、芳佳である。

「…エイラ、キス、して」

エイラはすぐにそうした。
でもまたすぐにはなした。
サーニャは泣きそうな表情をしてエイラをみる。
エイラはその表情にぞくぞくとした。もうがまんできない。

エイラはサーニャに深く口付けると、サーニャのズボンの中にある手をつかんだ。
唇はまた、すぐにはなすつもりでいたのに、今度はサーニャが
もう片方の腕でエイラの頭をはなすまいとしたので二人は漏れる声を気にすることも忘れて求め合う。
息が苦しくてどちらからとも無く唇をはなすまで。

エイラは呼吸を整えるためにサーニャの首下に顔をうずめてそこに小さくキスをした。
エイラの手の中でサーニャの手があやしくうごめく。
エイラはそれをサーニャのズボンから引き抜いてしまった。
403テキスト:2008/09/21(日) 22:29:53 ID:Parxwova

「…ぁっ……」

サーニャが声にならない声をあげる。
エイラはその、サーニャのもので濡れた可愛い指を丁寧に舐めはじめる。
サーニャはふるふると震えながらもうっとりとした表情でエイラのその行為を見つめる。
やがてエイラはサーニャの手を最後にキスしてはなしてあげると、
自らの手をサーニャのズボンの中へと差し入れた。

「っはぁ…っ!…エイラっ…」
「サーニャ、声、ミヤフジに聞こえちゃうゾ」

サーニャはこくっと一回頷いてエイラに腕を回してしがみつく。
エイラはサーニャの暖かく濡れた感触を味わいながら意識が飛びそうなほど興奮していた。
芳佳は、芳佳はというと、今度はベッドの上にいた。
なぜならもうその部屋の中へ、二人の声はほとんど筒抜けだったからだ。


――――――――――――


「アレ?」
「宮藤さん、いないね」

エイラとサーニャが手を繋いでトイレから出てくると、そこに芳佳の姿はなかった。

「どこ行ったんダ? 隊長命令なのに、背いたらどうなると思ってんダヨ…」
「…聞こえちゃった、…?」
「そ、そんなわけないダロ。ちゃんとサーニャはがまんしてたヨ」
「でも、エイラは?」
「え?」
「……エイラ、すごい声出してたよ」
「ほ、本当かヨ!」
「……うん…」
「……うんって、そのとき言えヨナ!」
「だって…、わたしもがまんしていたし…それに、」
「ソレニ?」
「…エイラ、恥ずかしいこと言うと……、反対にあわてて大声出しちゃうかも、って…」

エイラは完膚なきまでに赤面した。
照れ隠しにサーニャの手をぐいと引っ張ってベッドに入った。
404テキスト:2008/09/21(日) 22:31:17 ID:Parxwova

「いいから、もう寝るゾ。眠れソウカ?」
「うん。おまじない、ちゃんとしたから」
「………」
「………」
「…ミヤフジもきっとトイレだろ」
「…うん」
「ミヤフジのヤツ、無視されたって思ってるかナ…」
「…うん」
「ミヤフジが帰ってきて、夜起きたら、」
「あやまる。わたしもうまく話せなかったから」
「ソウダナ」
「うん」
「案外気にしてないかもしんないケドナー」
「でも、」
「わかってるヨ。サーニャ、あいつ、オマエと仲良くなりたいみたいダゾ」
「…うん。わたしも」
「………」
「エイラ?」
「…オヤスミ」
「おやすみなさい、エイラ」

二人は帰ってくる芳佳が気まずくないように、いつもより少しはなれて眠った。
だけど芳佳が戻ってくる頃には、
そっぽを向いて眠るエイラにサーニャがいつのまにか寄り添っているのはいつものことだ。


――――――――――――――――――――――――FIN!




以上、天才詐欺師ユーティライネン先生の偏執プレイでした

以下は特別スルーされたい無理設定
1,トイレが室内にある
2,就寝時であるのに先生が下着姿でない(水色のもの着用)

補足として
芳佳がいなくなったのはタロットフラグ回収のためであり、
決して疎外感を感じちゃったとかそういう事情はありません断じて

元ネタは4コマで、詳しくは>>314-322あたりのエースパイロット諸氏が談話しています
わざわざ画像をあげてくれた>>318氏並びに作者様は本当にありがとうございます

さても文が間延びして内容も中々詰らなくなってしまったこと、遅延・中断のことと合わせて陳謝いたします
405名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 22:34:20 ID:skSdkSYQ
>>404
GJ萌えた!エイラーニャたまんねえ!!
406名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 22:41:53 ID:MvXXU+u8
>>404
待ってたGJ!エイラエロいよエイラ
407名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 22:42:16 ID:eBo1h922
>>404
最高だったよ!GJ!
こっちが興奮して眠れなくなったじゃねーか!
408名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 22:50:36 ID:OHDKLAdx
帰ってきたらエイラーニャ祭りだったww
みなさんGJです!!
エイラーニャ最高だ。

テンション上がってきたので>>353を本格的なssにしてみます。
最近、本編準拠のss書いてないな…
409名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 23:10:30 ID:LG3vWBfa
>>404


興h・・・いや、愛を感じた
410名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 23:17:13 ID:/RDvdLLl
>>404
珍しくエイラさんが主導権をつかんでて萌えた!
なんかゾクゾクしたヨw
411名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 23:25:31 ID:7FZz6bbf
>>397
どんまい
お詫びには新たなSSを書くしか(ry

>>404
ベットに居ない芳佳はだれの部屋へ?
でさらに書けそうだな

412名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 23:29:25 ID:qb66Tcyp
日曜日だからペース速いな
413名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 23:47:38 ID:5hN4YFfT
SS増えすぎなんだが、とても読みきれぬわ
414名無しさん@秘密の花園:2008/09/21(日) 23:59:39 ID:lE0HcZB5
はぁ......
エイラてんてー....
415名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 00:40:53 ID:4Nf1Ylq7
>>404
すごい読みやすくて好きだ!GJ!
416滝川浜田:2008/09/22(月) 00:49:24 ID:hpLZIQMB
最近ミスが多くてちょっともうダメだ

一日ほど自主謹慎します
417名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 00:57:24 ID:ydtvq5DQ
まとめ管理人さん、できればエロパロ板のもまとめお願いします。
ヘテロ意外もあるみたいなんで。
418名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 01:48:27 ID:Q+auOn7x
t26gFAxTです。
前回投下のエーリカとウルスラの物語にレスいただきありがとうございました。
励みになります。
アニメ本編が終わって個人的にはしんみりしておりますが、
二期またはそれに類する新展開を信じて中断していたゲルトとミーナのお話を投下します。
ひとまず、今回が最終回です。
419すべてを捧げて 第7話(最終話):2008/09/22(月) 01:49:59 ID:Q+auOn7x
坂本少佐の負傷、芳佳の脱走、マロニー大将によるウォーロックの投入、そして、ウォーロックを逆に取り込んで、さらには赤城までも取り込み、空を揺るがしたネウロイ。
 たった数日で様々な脅威に晒された501統合戦闘航空団ではあったが、彼女たち、11人のチームワークにより、ひとまずの危機は去り、そして、ネウロイの巣を消し去ったことにより、ガリアが解放された。
 
 その日の夜、マロニー大将一行が撤退し、501統合戦闘航空団の基地は平穏を取り戻していた。

ミーナは閑散とした司令室を見回し、一息吐くと、ハンガーに向かう。

 照明の落ちたハンガーに気配を感じ、目を凝らすと、少佐が膝をついて自身のストライカーを撫でていた。
どことなく、思い出に浸るように。
「ミーナか?」
「……ええ」
 ミーナは少佐の隣に歩み寄り、目線を合わせるようにしゃがみ、少佐と同じように、ストライカーを撫でる。
「長かったわね」
「ああ。欧州で戦い続けてきて、ようやく前進できた気がする。大きな前進だ……」
 少佐は、目をつむり、言葉を噛み締めるように言い切ると、立ち上がる。ミーナも続く。
「ミーナ、お前にはまだ時間が――力が残されている。お前は、進み続けてくれ」
 少佐は手を差し出す。
 二人が初めて出会った時の、清々しい笑顔を見せながら。
 ミーナは、少しばかり目を潤ませながらも、こらえて、笑顔を見せ、少佐の手を握り返し、二人は固く握手する。
 ハンガーに向ってくる軽快な足音。
「少佐? ここにいらっしゃいますの?」
 やってきたペリーヌに、二人は笑顔を向ける。
「さて。それでは食堂に行くとするか」
「そうね」

 食堂では、少佐、ミーナ、ペリーヌ以外の隊員がありったけの酒瓶とジュース瓶を開け、今か今かと待ち構えていた。
 食事メニューは、じゃがいも、SPEM缶と、予算縮小のあおりをいまだに受けっぱなしの粗末なものではあったが。とりあえずの空腹を満たすためには十分だった。
 ゲルトルートはミーナに気づくと、小さく笑って見せる。ミーナも微笑み返すと、グラスを持ち、乾杯の音頭をとる。
「ガリア奪還を祝して、乾杯」
「「「乾杯!」」」
  
 数時間後、食堂には空き瓶がならび、食事についても綺麗に食べつくされていた。
 芳佳とリーネが片付けを開始する。
 エイラとサーニャ、シャーリーとルッキーニはちゃっかり食堂から消えていた。
 エーリカは、酔いのせいなのか、ゲルトルートの背中に赤ん坊のようにしがみつき、自分の部屋に行くようにもつれた口調で命令する。
 ペリーヌは、恐る恐る、少佐をバルコニーに誘うと、食堂を出て行く。
 ミーナは、グラスを傾け、中身を飲み干すと、手持ち無沙汰で、空き瓶を運ぼうとするが、芳佳とリーネがあわてて止める。
420すべてを捧げて 第7話(最終話):2008/09/22(月) 01:51:33 ID:Q+auOn7x
 ゲルトルートは、エーリカの部屋にたどり着くと、彼女をベッドに横たえた。
「服は自分で脱げよ、ハルトマン」
「あ〜、うん…」
 ゲルトルートは部屋を出ようとドアに手をかける。
「ねえ、トゥルーデ」
「なんだ?」
「うちら……ごぉまるいち統合戦闘航空団は、解散するんだよね…」
「ああ。目標は達したからな。お役御免だ」
「さびしいね…」
「……そうだな」
 ゲルトルートは部屋を後にすると、静まり返った廊下を歩き、自室のドアノブに手をかけるが、思い直したように、手を離し、この基地で一番高いところへ向かう。

 何もすることがなくなってしまったミーナは、エーリカの部屋のドアをノックし、小さく開ける。
 部屋のつきたりのベッドにはエーリカがいたが、すでに寝込んでいるようで、ミーナにもまったく気づいていない。
 ミーナは、ゲルトルートの部屋にも向かうが、彼女の姿は無かった。
 ふらついて、廊下の壁に手をつく。
「少し飲みすぎたかしら…」とつぶやくと、ミーナは天井を仰いだ。この基地で一番高いところへ――

 基地で一番高いところにたどり着いたゲルトルートは、手すりに手をつき、夜風を浴びる。
 アルコールで少し汗ばんだ額が冷えていく。
 輝く星、暗いが、穏やかな海、そして、その向こうのヨーロッパ大陸。
「ここから見る光景も、これで最後か……」
 ゲルトルートは手すりに伏せて、この基地での色々な想い出を振り返った。
 国も妹もろくに守れず、絶望的な気持ちで配属されたあの頃。
 他の、ひとくせもふたくせもある隊員たちとの訓練、戦い、憩いの日々。
 それでも、なかなか消えてくれない傷。
 気がつけば、死に急いでいたように思う。
 そんな最中、戦闘中に周囲への気を配り損ねるというミスを犯し、芳佳に命を救われ、ミーナにもきつい一発を食らった。
 しかし、そのおかげで前に進めた気がする。
 ミーナとも秘めていた想いを通じ合わせた。まだ日は浅いけれども――
 
 足音を感じて、ゲルトルートは振り返る。
「……ミーナ」
「お邪魔だったかしら」
「まさか…」
 ふらつくミーナの足取り。
「酔っているのか?」
「ほんの少し」
 ミーナはゲルトルートの隣に立って、さきほどのゲルトルート同様、風景を愉しむ。
 ゲルトルートはミーナの横顔を見守りながら、語りかける。
「エーリカが、解散を寂しがっていたよ。今週中には、正式に?」
「ええ。休暇でもとりたいところだけど、今はすぐにでも別の戦線に向かいたいわ。勢いを失わないように」
「そうか…」
 ゲルトルートが少しばかり顔を伏せる。ミーナが手すりに指を滑らせ、ゲルトルートの手に重ねる。
「……寂しい?」
「寂しくないといえば、嘘になるな。だが、みんなもわざわざ口には出していなかったから、湿っぽい解散にはならなそうだ」
「でも、宮藤さんを見守れなくなるわね」ミーナがいたずらぽく笑う。ゲルトルートは頬を染めながら、
「お、お前だって、少佐と離れるのは、寂しいだろう?」
「ええ。けど、もう大丈夫。美緒は美緒なりの区切りをつけたはずよ」
 凛々しく返すミーナに、ゲルトルートは安堵の表情を向ける。軍人ではない、ただ一人の少女としての。
 ミーナはゲルトルートの琥珀色の瞳に見とれる。
421すべてを捧げて 第7話(最終話):2008/09/22(月) 01:52:22 ID:Q+auOn7x
「トゥルーデ」
「なんだ?」
「少し、寒いわ」
 ゲルトルートは無表情のままミーナの背後に回ると、手を回す。
「これでどうだ?」
「ありがとう」
 二人は空を見上げ、星を眺める。ゲルトルートは、ミーナの赤毛にそっと頬を預けた。
「……さっきのミーナの意見は尊重したいが、休暇をとらないのは、決定事項か?」
「そうだったわ。クリスが…」
 ミーナは体をずらして、ゲルトルートに顔を向ける。
「いや、クリスの見舞いもしてはおきたいが、ミーナとの買い物の約束が……。わ、我々は軍人だから、もちろん戦闘を優先すべきだが、その……、ひと区切りついたところだし、数日…いや…1日でもいい。お互い、ただの18歳の女の子に戻ってだな…」
「あら、私はあなたと二人きりのときは、ただの女の子のつもりよ。今のあなたは、どっち? バルクホルン大尉? それとも、カールスラント出身の女の子、ゲルトルート・バルクホルン?」
 ミーナはゲルトルートの両肩に手を置く。
 一瞬の間を置いて、ゲルトルートは、ミーナの片方の腕を握って、肩から外し、彼女の腰に手を回すと、引き寄せた。
「今は、ただのゲルトルート・バルクホルンだ……」
 ミーナは、近づいたゲルトルートの頬に唇で触れたかと思うと、そのまま唇を重ねる。
 ゲルトルートはアルコールの香りがわずかに残るミーナの唇を味わうように、小さく口を開けて、唇を沈ませ、離す。
『愛している』ゲルトルートは、しばらくの間使っていなかった、故郷の言葉で気持ちを表す。
『私もよ』
 ミーナは、ゲルトルートの手を握ると、階下へ導くように手を引く。
 そこからミーナの部屋にたどり着くまで二人は一言も交わさなかったが、外側の静けさとは裏腹に、内には互いに燃え上がる想いを平静に保つことに忙しかった。

 ミーナの部屋のドアが閉まる音を合図にするかのように、二人は、互いの軍服に手をかけて、脱がせながら、ベッドに倒れこむ。
 ゲルトルートは、シャツのはだけたミーナの胸元に恐る恐る顔をうずませる。
 ミーナは小さく息を吐き、ゲルトルートの髪を結うリボンを外した。
 ゲルトルートは顔を上げて、少し体を起こし、ミーナと見つめあうと、口付けて、彼女の太ももを撫で、もう一方の手で胸に触れる。
 ミーナは、声を押し殺しながらも、ゲルトルートの背中にしがみついて、シャツを握った。

 二人は次第にシャツを、ズボンを脱ぎ捨て、あらわになった汗ばんだ肌を密着させ、全身全霊で互いを求め、感じあい、夜を明かした。
422すべてを捧げて 第7話(最終話):2008/09/22(月) 01:54:03 ID:Q+auOn7x
 朝日が昇ろうと待ち構えている、まだ薄暗さの残る時間帯に、ミーナは目を覚ます。
 目の前には、じっと目をつぶって寝入っているゲルトルート。
 ミーナは、昨夜の二人の情交を思い出し、頬を熱くするが、同時に、喜びが胸に広がり、ゲルトルートの額に唇を触れる。
「ミーナ……?」
「ごめんなさい。起こしてしまったわね…」
「いや……。夢でなくて、よかった」
 と言って、ゲルトルートは体を起こす。
「夢?」
「まるで夢みたいに、なにもかも、私にとっては怖いぐらい順調すぎてな」
 ミーナがゲルトルートの背に頬をぴったりとつける。ゲルトルートの鼓動が耳に響く。
「夢じゃないでしょう?」
「ああ。確かに君を感じる。夢じゃない」
 ゲルトルートは、しばらくミーナの体温を感じた後に、体をひねって、ミーナの肩を抱き、向き合う。
「いつだったか、ウィッチーズに命を捧げたと言ったが、覚えているか?」
 ミーナはこくりとうなづく。
「あの時の言葉も決して嘘というわけではないが……、今は、そしてこれからは、ミーナにすべてを捧げたい」
 言い切ったゲルトルートの顔が耳まで赤く染まり、徐々に顔がうつむき始める。
 ミーナは、呆然とその様子を眺めていたが、嫌悪とかそういった類の感情ゆえではなく、ただ、彼女の言葉に、胸がいっぱいになっていた。
 普段はすぐに出てくるはずの言葉が浮かばない。それほど、彼女にとっては響いた言葉、想いだった。
 ミーナは、ゲルトルートの顔を持ち上げ、キスをすると、額と額をくっつけ、目を閉じる。
「……ミーナ?」
「トゥルーデ、私も同じ気持ちよ。何よりも、誰よりもあなたが好き。私も、あなたにすべてを捧げたい」
 ミーナは、静かに、目を開け、笑顔を見せた。
 ゲルトルートも、波が打ち寄せるように笑顔が浮かばせ、ミーナの肩を抱く。
 次第に部屋が明るくなっていく。
「夜明けだ……」
 二人は、誓いを結ぶかのように、手と手を固く握り、新しい朝を迎えた。
 

すべてを捧げて 第7話 終わり
423保管庫 ◆YFbTwHJXPs :2008/09/22(月) 02:00:46 ID:I7m/Hv4N
>>416
8月27日から今日まで1日たりとも休みなしならそりゃへたばりますってwマジお疲れ様です。
某エース曰く、優秀な兵士は休息をきちんと取るものです。
十分に英気を養ってからまたお越しください。お待ちしておりますよ。

>>417
いやまったくもって申し訳ない。ここ最近リアル生活のほうで色々ありまして……。
放送終了で投下量も落ちてきたので次の更新では入れられると思います。
とか言ってるそばから投下が被るとかいうありえない奇跡が起きてますがw

>>422
リアルタイム&&最終話キターGJ!!
長かった……けど読んだ甲斐あった!!Ich Liebe Dich!!
バカやってるトゥルーデも好きだけど、私はやっぱこういう大人なところ見せられるトゥルーデの方が好きだ。
そしてその愛を一身に受けるミーナの余裕がもうね。たまらんね。トゥルミーナの真骨頂だと思う。
424名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 06:28:32 ID:xECs4b5n
>>418-422
本当に素晴らしい作品をありがとう GJ!
長編にも関わらず弛みのない高い構成力と細やかな描写に感服しました。
こういう乙女なトゥルーデは新鮮なんでもっと見たいかも
425名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 07:25:08 ID:ctLQ8L9A
>>422
…感動した。大人な雰囲気の二人、すごい好きだ。
長編の〆に相応しい最高のクオリティ。何より二人のセリフ回しが絶妙すぎる!いやあもうGJ!
426名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 10:22:09 ID:ZVx1XULg
今週から楽しみが無いわ
427名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 10:36:32 ID:VdSW4uS/
>>422
うおおおおおおゲルトルート×ミーナ最高です!!
最終話おつかれさま!!
文章うまくて、二人のやりとりが脳内に鮮明に浮かぶ!すげえ!

ところで、このシリーズのトゥルーデは本当に素敵なんだけど、
トゥルーデってミーナより身長低いんだよね…。
逆にそこにすごーーくギャップ萌えしちゃうのは、私だけかなぁ。
428名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 10:47:54 ID:cq4XedaO
327:元組員(東京都) :2008/09/22(月) 10:44:28.34 ID:I/4wPu/J0 [sage]
第501統合戦闘航空団の頃、彼女は二重人格だった。
なんでも、タロットカードを見ると「影羅(エイラ)」という魔族の人格が現れるそうで、
真っ暗なサウナの中へ唐突にミヤフジとサーニャを連れ込んでは、
「……サーニャをそんな目で見んナ!」
などと乱暴な口調で叫んだりしていた。
ある日、夕食の時に「影羅」が出たことがある。
突然おかずのブルーベリーを手掴みでムシャムシャと食べ始めて、「久々の飯だぜ(笑」と言った。
食べ物関係のジョークを一切許さないミーナ隊長が、
影羅の頭にゲンコツ振り落とすと影羅は涙目になっておとなしくなった。
それ以来、食事時に影羅が出たことは無い。
そして別人格とやらは、彼女が20を越えた辺りでパタリと出なくなった。
最近になって、大学生になった彼女にその頃のことを尋ねたら、
クッションに顔を埋めて、手足をバタバタさせてのた打ち回っていた。
429名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 11:59:42 ID:nypOMqHa
>>426
また4月期みたいなアニメ生活 にもどっちゃうんだよね。ショボーン
仕方がないのでコレを機に嵌まり始めた中の人の作品等にふれて2期まで待つとするよ。
430名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 12:00:23 ID:YorQgiXS
エイラっつったら最初にそれ思い浮かべるわなw
431名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 13:50:47 ID:TDglyk0G
ttp://www2.imgup.org/iup694006.jpg

エイラーニャはガチ
432名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 14:20:25 ID:bApDhNfx
今更ですが>>69です。ミートゥル読んでくれてありがとう
やっと最終回見れました。トゥルーデ愛者としては彼女の暴走っぷりに嬉し涙w

ところで芳佳×トゥルーデはアリ?夜にはできそうなんでアリなら投下します
433名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 15:30:30 ID:nypOMqHa
いもうとに撃墜されちゃうのかw
434名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 17:50:40 ID:ctLQ8L9A
>>432
このスレは百合ならなんでも暖かく受け入れてくれる。
…つまりお願いします!
435名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 18:31:37 ID:I7m/Hv4N
転載
http://up2.viploader.net/pic2d/src/viploader2d458792.jpg
http://up2.viploader.net/pic2d/src/viploader2d458781.png
http://up2.viploader.net/pic2d/src/viploader2d458774.jpg
いやはや盛り上がってるね。
あとエーゲルは語呂が悪いからハルバルにしよう、という本スレの流れに吹いた。
でもハルバルって確かに語感いいな。

>>432
wktk
436名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 19:09:19 ID:gbiD5aI6
芳佳×ゲルト好きとしては少数派なので肩身が狭いぜ
437名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 20:16:45 ID:5vJvtQ/o
>>43で書いたエイラの恋愛相談の続きを投下します。
続きと言ってもリーネは出てきませんけど。


ン? 今、ドアをノックする音がしたナ。
これはもしかしテ……。
ハイハイ、入っていいデスヨ。
――アッ、なんダ、ルッキーニじゃないカ。
今日はなにしにここ二?
エ? 「エイラが恋愛相談室やってるのをリーネに聞いた」ダって?
そうカ、リーネからの紹介カ。
よくわからないけど、もしかして思いのほか評判よかったのカ?
はじめてのことをやる時はいつもドキドキダけど、世の中まんざらでもないってことカナ。

じゃあ報酬のことダけど、ルッキーニの胸は……
ア、別になんでもないゾ?
ホントなんでもないから、そんなに睨むナヨ。
――ア、そうダ、洗濯の当番を代わってくれないカ?
ここんところ毎日洗濯ばっかりで、いい加減ウンザリなんダ。
……なんダヨ、そのイヤそうな顔ハ。
だって世の中ギブアンドテイクダロ?
イヤダってんなら相談には乗れないからナ。
ていうかホント頼むヨ。このとおり、お願いダからサ。
……ヨシ、渋々ダけど引き受けてくれるカ。ありがとナ。
じゃあ交渉成立ダナ。
それで相談したいことってなんダ?
438名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 20:17:45 ID:5vJvtQ/o
えーとナニナニ、「なかなか成長期がこなくて困ってる」ダって?
待テ、ここは恋愛相談室ダゾ。相談するなら恋の悩みにしてくれヨ。
エ? 「だから今のままだとあたしとシャーリーとじゃ不釣り合いなんじゃないか」ダって?
ああなるほどナ。
たしかにシャーリーは隊で一番おっきいからナ。背も、おっぱいも。
で、オマエは一番ちっさいからナ。背も、おっぱいも。
――ア、なんダ、そうこれは現在の状況を正確に述べてるだけダから。
だからそんなに落ち込むナヨ。
将来的にはどうなるかなんてわからないサ。
もしかしたらシャーリーより大きくなってるかもしれないダロ?
ほら、ルッキーニが前言ってたじゃないカ。
「あたしはミドルティーンになってから、成長著しいタイプなの。ロマーニャの女は、みんなそう」って。
そんでもって、中年過ぎるとみんなデブ、ってナ。
……もしかしてこの会話は著作権的になんかマズかったりするのカ?
ア、イヤ、なんでもない。だからあんまりキニスンナ。

しかしホント両極端ダヨナ、オマエたち。
なのにバッチリ気はあうんダヨナ、不思議なもんダナ。
アンバランスなバランスってヤツカナ。なんかグッとくるヨナ、そういうの。
ン? 言ってる意味がよくわからないって顔ダナ。
とにかく、私はそのままのルッキーニも悪くないと思うけどナ。
まあでも、オマエ本人が困ってるって言ってるんダから、なにか協力してやるヨ。

アッ、そうダ! あれなんていいんじゃないカ!
深夜の通販番組でその悩みにピッタリなものを見たことがあるんダ。
ちょっと待ってろヨ……たしか雑誌にも広告出てたはずダから。
そうそう、これダこれ――『シークレットかつら』
これなんていいんじゃないカ?
エ? 「全然シークレットじゃないじゃん」ダって?
まあ、頭のしかも頭頂部をかつらで高くしてるだけダからナ。
でも身長は伸びるゾ? これじゃダメカ?
……アア、やっぱりダメダったカ。

まあ、よく食べてよく寝てたら成長期なんてすぐやってくるもんダヨ。
ルッキーニはどっちも充分とってるダロ? むしろとりすぎってくらいにサ。
じゃあ大丈夫ダヨ。きっと……おそらく……たぶん……ナ。
エ? 「本当にそう思ってる?」ダって?
も、もちろんそうに決まってるダロ!
それにオマエまだ12歳ダロ? 私だってそのくらいの頃はそんなもんダったゾ?
とにかくオマエはペリーヌの胸とは深刻さが違うヨ。アイツはもう成長の余地ないからナ。
とりあえず下を見て安心しようゼ。ナ?
……ウン、そうカ。少しは気が紛れたカ。よかっタよかっタ。
439名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 20:19:06 ID:5vJvtQ/o
エ? 「でもそんなに長く待てない」ダって?
そりゃそうサ。一日二日で急に身長が伸びたり、おっぱい大きくなったりするわけないダロ?
成長っていうのは、時間をかけてするもんダヨ。植物ダってそうダロ?
エ? 「だって背が低いままじゃ、シャーリーとキスできない」ダって?
ナニ言ってんダヨ? むしろ身長差がある方が萌えるくらいダゼ?
大きい方がちょっとかがんで、小さい方が背伸びして、そういう共同作業的なのがいいんダヨナ。
ちゃんとキスできるじゃないカ。なにが問題なんダヨ?
エ? 「かがまれるのは子供扱いされるみたいでヤダ」ダって?
わがままなヤツダナ。
まあでも、そういう気持ちってわかるけどナ。
恋をするとついつい背伸びしちゃうもんダヨナ……ア、もしかして私、今うまいこといったカ。

じゃあ私がシャーリーがかがまないままで、ちゃんとルッキーニがキスできる方法を考えてやるヨ。
うーん、そうダナ…………
アッ、そうダ!
相手がかがまないとキスができないっていうのはつまり、二人とも立ってるからじゃないカ!
だからそもそも地面に立たなきゃいいんダヨ。
寝転がった状態なら、どれだけ背の高さが違ってもキスするのには何の問題もないダロ?

だからルッキーニがキスをしたくなった時は、シャーリーを投げ飛ばせばいいんダ!

エ? 「でも、あたしにシャーリーを投げることができるの?」ダって?
それはあれカ? 体の大きさが違うからってことカ?
……ウンウン、やっぱりそう思ったのカ。
でも、心配スンナ、大丈夫ダから。
オマエは知らないダろうけど、扶桑にはジュウドーっていう武術があるんダ。
「柔能ク剛ヲ制ス」って言ってナ、これは小さい人でも大きい相手を投げられるものなんダ。
これを習得すれば、ちっさいルッキーニでもおっきいシャーリーを投げられるようになるサ。
じゃあ今から私が教えてやるヨ。
いいカ、ルッキーニ。巴投げってのはナ……
440名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 20:19:53 ID:5vJvtQ/o
ン? 今、ドアをノックする音がしたナ。
これはもしかしテ……。
ハイハイ、入っていいデスヨ。
――アッ、どうしたんダ、ルッキーニ!?
昨日きたばっかりなのに、もう新しい相談カ?
しかも「ウェ、フシュフルフルフル……」ってなってるじゃないカ!
なにか悲しいことでもあったのカ? 話してみロ。
……な、なんだっテ!? 「今日さっそく試してみたら、シャーリーにケガさせちゃった」ダって!?
ちょっと待テ、それはもしかして……アア、やっぱりハンガーでカ。
バカ、コンクリートの上に人を投げるヤツがあるカ。
投げるときは畳の上とか布団とか、とにかく柔らかい場所って決まってるダロ?
それにシャーリーはジュウドーは素人ダロ?
受け身も取れない相手に一体なんてことするんダ!
…………ア、そういえば昨日、そういうこと説明するのをすっかり忘れてたナ。
ホントごめんナ、ルッキーニ。

それでそのあとどうなったんダ?
ナニナニ……「坂本少佐に乱心したかと取り押さえられて、そのあとミーナ中佐におしおきされた」ダって?
それは災難ダったナ。まあ因果応報ダけど。
じゃなくて、シャーリーはどうなんダヨ?
……ウンウン、ケガは大したことなかったのカ。それはよかっタ。
それでサ、シャーリーからはナニか言われたカ? ……もしかしてすごく怒ってたりとかサ。
エ? そんなこと全然なかったのカ?
……ウンウン、事情を話したら笑って許してくれたのカ。
まあシャーリーがルッキーニを怒るところなんて想像できないからナ。
エ? 「それでそのあと……」ダって?
なにかあったのカ?
エ? 「やっぱりなんでもない」ダって!?
イヤ、途中まで言って言うのやめるナ! 気になるダロ!
……ダメ?
そうカ、話してくれないのカ。
まあ別にいいサ。そういうのは二人だけの秘密にしとケ。
これって雨降って地固まるってヤツダナ、きっと。
441名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 20:21:10 ID:5vJvtQ/o
イイカ、ルッキーニ。
恋は気合ダ! ぎゅっと抱きしめて好きって言えばイイんダ!
あとで私が、シャーリーに受け身を教えといてやるヨ。
キスしたくなった時は、シャーリーを畳のあるところまで呼んで巴投げするんダゾ。

これで悩みはバッチリ解決したんじゃないカ?
……ウンウン、そうカ、それならよかっタ。
じゃあいい加減、「フシュルシュルルフルフル……」ってするのやめロ。本当にやめとケ。
エッ!? 「じゃあ洗濯の当番代わるのナシにして」ダって!?
それとこれとは話が違うダロ!
エ!? 「じゃあまだやる」ダって!?
わ、わかっタ。私にも非はあるしナ。今回は特別にそういうことでイイヨ。

そういえば昨日は特訓に夢中で占ってやるのをすっかり忘れてたナ。
待ってろヨ、今占ってやるからナ。
ウントコショドッコイショ…………よし、出たゾ、ルッキーニ。
オ、このカードは【魔術師の正位置】ダナ。
いいカ、ルッキーニ。これは可能性のカードなんダ。
要するに、ルッキーニは不可能を可能に変える力を持ってるってことサ。
はじめはちっぽけな種でも、そこから芽が生えてきて、そして花を咲かせたり、実を結んだりするダロ?
それと同じダヨ。ルッキーニにもきっとそうなる日がくるヨ。
でもそのためには、たっぷりの時間と栄養と愛情を与えてやらないと、ダけどナ。



以上です。
ルッキーニの震え?はzgdRiItOさんの「幻のWW2」から無断で使わせていただきました。
本当にすいません。反省してます。
でも後悔はしてません。だってあれ大好きなんだもん。
あと実はまだ続きをいろいろと考えてたりします(8本くらい)。
さすがに書くかはわかりませんが。
442名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 20:27:27 ID:I7m/Hv4N
>>441
GJ!!シャーリーをブン投げるルッキーニの図が音つきで再生されたわ。このシリーズ大好きだ。
ていうか8本くらい……だと…!?
つまりそれはあれか、最終回はサーニャということですか!?
443名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 21:14:28 ID:bApDhNfx
>>441
GJです!エイラ男らしいっ

>432です。芳佳×トゥルーデ投下します。




私、宮藤芳佳は…

はっきり言って、おっぱいが大好きです。

でも、お友達のリーネちゃんは恥ずかしがって触らせてくれないし、シャーリーさんは触ろうとするとルッキーニちゃんに怒られるし、坂本さんやミーナ中佐はそれこそ怒られるし…

ついつい手が出そうになるのを堪えるのが大変だったんだけど…
とってもいい方法を思いついちゃいました。


夕御飯を終えた私は、早速ターゲットの人物の部屋を尋ねた。

「誰だ……あ、み、宮藤!」

ドアを開けたその部屋の住人は、バルクホルンさん。
私を見て、少し慌ててる。

「こんばんは。ちょっとだけ、お邪魔してもいいですか?」
「あ…あぁ。どうぞ」

私はぺこりとお辞儀して、部屋に入らせてもらった。

「どうしたんだ?こんな時間に」

バルクホルンさんは、ほんのりほっぺたを染めてこっちを見る。
初めの頃は怖そうな人だと思ってたけど、最近はとっても可愛いなって思う。
年上の人に「可愛い」は失礼かもしれないけど…
でも可愛いんだもん。

「あの、バルクホルンさんにお願いがあって…」
「何だ?私にできる事なら、力を貸すぞ」

自分で考えた事なのに、ちょっと言うの恥ずかしいな。
でも言っちゃえ!

「あの……おっぱい触らせてくれませんか!?」
444名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 21:15:50 ID:bApDhNfx
私のそのセリフの後、ちょっとだけ間が空いて。

「は…はああぁっ!?」

バルクホルンさんは間の抜けた声を出した。
…当たり前だよね。

「な、何を言って…そんな、おっぱ……って…!」

真っ赤になって慌ててるけど、怒ってはないみたい。もう一押し!
私は、対バルクホルンさん用に考えた必殺セリフを言った。

「お願い、お姉ちゃん!」
「……!!!!」

バルクホルンさんは固まった。

私に「お姉ちゃん」って言われるのが好きなのかも、って気付いたのは最近の事。
この前、食堂でリーネちゃんの兄弟の話を聞いてる時、何気なく「いいなぁ、お姉ちゃん」って言ったら、横にいたバルクホルンさんが飲んでいた紅茶を吹き出した。

その時は不思議に思ったんだけど、後でハルトマンさんに、私はバルクホルンさんの妹さんに似てるって聞かされてピンときた。
それなら、甘えてみてもいいかもって。

「お姉ちゃん…」

じっと見つめると、バルクホルンさんはますます赤くなった顔でぽそっと呟いた。

「……少し、だけなら……」

やったぁ!作戦成功!

「ありがとうございます、お姉ちゃんっ!」
「わっ…!」

むぎゅっと抱きついたバルクホルンさんの体は、熱が出たみたいにあったかかった。
445名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 21:17:12 ID:bApDhNfx

「じゃあ、ちょっと失礼しますね」

二人でベッドに座って、少し体を固くしているバルクホルンさんの胸に手を伸ばす。
ぷにっ。

「はわ…」

どうしよう。想像してたよりずっと柔らかい。
お風呂とかで見た時、けっこうおっきいな〜って思ってたけど…

ぷにぷにぷに。
うう、クセになりそうな触り心地…

ぷにぷに、むにゅっ。

「うっ…」
「あ、ごめんなさい!」

あまりにも気持ちよくて、思わず強く掴んじゃった。

「痛かった?お姉ちゃん…」
「〜っ…」

胸に顔を埋めると、バルクホルンさんはぎこちない手付きで抱き締めてきた。
ほっぺたに柔らかいのが当たって、すごく気持ちいい…

「はぁ…お姉ちゃん…」
「!ちょ、宮藤っ…」

我慢できなくて、上着のボタンを外していく。
バルクホルンさんは焦ってるけど、止めようとはしない。
下着をずらして、露になった乳房に直接頬擦りした。
はわわ、気持ちいい…

「ッ…みやふじ……ん…」

見上げると、バルクホルンさんは何かを堪えているような顔で小さく震えていた。
目をぎゅって瞑って、りんごみたいに真っ赤。

もしかして、バルクホルンさんも気持ちいいのかな。
446名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 21:18:41 ID:bApDhNfx
ゆっくり撫で回していた手に力を入れて、ちょっと強めに揉んでみる。

「あっ…!」

バルクホルンさんの口から高い声が出た。すぐに慌てて口を押さえてる。
なんだか私も顔が熱くなってきて、こくんと喉が鳴った。

「お姉ちゃん…」
「あ…ん、だめだ…宮藤ぃっ…」

いやいやと首を振るバルクホルンさんを尻目に、私は夢中で胸を愛撫した。
手に吸い付くように滑らかで、壊れないプリンみたいな柔らかいバルクホルンさんのおっぱい…

はあぁ、天国だぁ…

私は甘い香りと柔らかさに包まれたまま、目を閉じた…


――――――


「…ふじ……宮藤」
「んぅ〜…」

目を開けると、バルクホルンさんの顔が、視界の両側から何かに阻まれてちょっとだけ見えた。
あれ…なんだろうこれ?あ、ぷにぷに。
そっか…私、抱き付いたまま寝ちゃったのか…

「全く…全然離れないから、動けないじゃないか」
「ふぁ…ごめんなさい…」

目を擦りながら体を離す。…ちょっと寂しい…

「あの…今度また、触らせてもらってもいいですか?」

衣服を整えるバルクホルンさんにお願いしてみる。
ボタンをはめる手が一瞬止まって、また顔が真っ赤になった。

「…仕方、ないな…」

零れたのは、否定の言葉じゃなかった。

「ありがとう!お姉ちゃん大好きっ!」
「なっ…!」


抱き付いたほっぺたにまた触れた柔らかさに、胸がキュンとした。


えへへっ、優しくて柔らかいお姉ちゃん、ゲット!
447名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 21:19:35 ID:bApDhNfx
おしまいです。きっとトゥルーデはこのあとエーリカにお仕置きされますww
お目汚し失礼しました
448名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 21:58:49 ID:5Nsw5r6b
乙。GJです
バルクホルンが順調に壊れていく。

すっかり忘れてたけどそういえばトゥルーデって、芳佳に「国へ帰れ!」って言った事があるんだったな
最終話後で本当に扶桑に帰った事について、台詞を思い出して泣いてたりして
449名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 22:00:13 ID:GDVJgAbU
エーリカのお仕置き見たいです
450名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 22:00:42 ID:ctLQ8L9A
>>447
なんというおっぱい星人wwしかしトゥルーデかわいいなあ。萌えたGJ!
エーリカにおしおきされるトゥルーデ想像してさらに萌えた…どうしてくれる!?
451名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 22:10:22 ID:0N9oDW7g
>447
GJ

>トゥルーデはこのあとエーリカにお仕置きされますww
おねえちゃん全然わるくないのにw
452名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 22:55:13 ID:bApDhNfx
>>443です
あたたかい言葉ありがとう!とても書き甲斐があります

エーリカのお仕置きもそのうち…
453名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 22:56:33 ID:ZZfJIFRo
GJ 芳佳は本当おっぱい好きだよな
454名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 23:33:33 ID:r0sz4Xil
突然だけどもっさんを想うペリーヌのSSを投下するよ!
おっぱい星人がブリタニアに襲来して少したったぐらいの話だよ!
夜中にベッドの中でペリーヌはもっさんを想うよ!
軽いけどエロだよ!
455名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 23:39:32 ID:r0sz4Xil
あのひとは気づいているのだろうか。
私の、暗く澱んだこの思いに。




ペリーヌは、自分の気持ちがわからない。
いや、確かにわかっている事もある。それは、自分があのひとに…
坂本美緒少佐に、並々ならぬ愛情を抱いているということだ。
しかしペリーヌにはわからない。
一体自分はどうしたいのか。

自分は女性だ。
そしてあのひとも…坂本少佐もまた、女性なのだ。
しかしペリーヌは、自分が彼女に向ける想いが、およそ同性に向ける類のもの
ではないことを十分自覚していた。

故郷を失い、絶望の暗闇の中に居た自分を、再び光の下に連れ出して
くれたのはあのひとだ。
しかし同時に、右も左もわからない想いの迷路に自分を導いたのも、あのひとだった。
ペリーヌは目を閉じる。そして、胸の中であのひとのことを思う。

艶やかな黒髪。黒い瞳。
全てを見通す赤い魔眼。
良く通る声。部下を叱る声。朗らかに笑う声。
わたくしを呼ぶ、その…

(ペリーヌ)

「……っ!」
ペリーヌは自らを両腕で抱きしめた。
そして胸の内で何度も何度も反芻していた。自分を見つめるあのひとの眼、
自分の名前を呼ぶあのひとの声、自分に笑いかけ、自分の肩を抱くあのひとの指…。

ペリーヌにはわからない。
自分はどうしたいのか…どう、されたいのか。
456名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 23:40:25 ID:r0sz4Xil
硬く組まれたペリーヌの両腕が解けていく。
その左手は夜着の下の乳房に、そして右手は下穿きの上、未だ誰も触れたことのない秘部に伸ばされた。

「少佐、坂本少佐…!」
彼女の両手が密やかに動き出す。未成熟な乳房をゆっくりと揉みしだき、
右手は躊躇うように秘部の周辺を彷徨った。
ペリーヌは少佐の指のことを思い出していた。
自分に指示を出すときの、まっすぐに伸ばされたそれ。
力強く刀を握る、その指を。

「あっ…」
秘部の上を彷徨っていた右手の指が、ついに硬いしこりに触れた。
ペリーヌの体がびくんと震える。
「あっ…、あ、ああ…」
指の動きが激しくなる。やがて下穿きにうっすらと小さなしみが浮かび上がった。
ペリーヌの指が、その下に伸びる。
「はぁっ…!」
ペリーヌの塗れた指が、ますます激しく動き出す。腰は何かを求めるように揺れ、
左の掌の下では桃色の小さな乳首がぷっくりとその存在を主張していた。
「あうっ」
ペリーヌに指がその乳首を摘む。くにくにと弄ると何ともいえない切なさで
胸がいっぱいになった。

「少佐、少佐、少佐ぁ…」
ペリーヌの指は止まらない。塗れた指が陰核を押し、捏ね回し、太ももは悩ましげに
すり合わされ、滲み出したものでペリーヌの下穿きが濡れていく。

(ペリーヌ)

ペリーヌは自分を呼ぶその声を思い出す。
「しょうさ、しょ…うさっ、わたくしの、わたくしのしょうさ…」
眼を閉じ、愛しい人のことを想う。

ああ少佐。
わたくしがこのように、…このように淫らにいやらしく、あなたに触れたら。
あなたはどんな顔をなさるのでしょう。
なんとおっしゃるのでしょう。
少佐、あなたの美しい髪に、唇に、肌にわたくしの指を這わせ、
あなたの頬を、首筋を唇で伝い巡り、
胸に、鳩尾に、腹部にキスを落とし、
そしてあなたの快楽に奉仕したら、あなたは一体どんな声をあげるのでしょう。
457名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 23:41:04 ID:r0sz4Xil
「ああ…!」
ペリーヌの指が、濡れそぼったその秘部の奥に沈んだ。
小さな水音が響き、指は益々情熱的に動く。
「ん、んあ、ああぅ…は、」

少佐。いとしいわたくしの少佐。
わたくしの指があなたに触れ、あなたの指がわたくしに触れ、
そして二人同じ想いのもとに口付けを交わせたら。
わたくしは、わたくしは…

「あ、っ…ア――――っ!!!」

ペリーヌののどから一際高い声が漏れた。
気づけば、ペリーヌの眼には涙が溢れていた。
荒い息をつき、枕に顔を埋める。
両手はまだ力なくその場所の上に置かれていた。
「少佐…」

今、ペリーヌの胸の内で、彼女の愛しい存在は
顔を紅潮させ髪を乱し、潤んだ瞳でペリーヌを見つめている。

少佐、少佐、気づいていらっしゃる?
わたくしの想いを。
あさましいわたくしのこの劣情を。

(ペリーヌ…)

胸のうちのいとしいひとは、濡れた声でペリーヌの名を呼んだ。
ペリーヌの体がびくんと震える。
「少佐…っ」

まだ、ペリーヌの夜は終わらない。
458名無しさん@秘密の花園:2008/09/22(月) 23:42:06 ID:r0sz4Xil
ペリーヌの夜はまだあと二回ぐらいしないと終わらない!
でもこのSSはおしまい!
突然ごめんね!!
459滝川浜田:2008/09/23(火) 00:18:57 ID:CwLcW3ZZ
どうも、ちょっとだけだけどお久しぶりです。
滝川浜田です。
今からSSを投下したいと思いますが、日曜のミスを受けて、これからは事前に断りを入れた上で投下したいと思います。

一応エーゲルですが、投下してよろしいでしょうか?
460名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 00:26:21 ID:Bnksn9Ua
いいよ
461滝川浜田 『手錠にトリックスター』:2008/09/23(火) 00:32:33 ID:CwLcW3ZZ
では、早速…。




深夜。

腕に妙な違和感を覚えた私は、とてつもない汗と共に目を覚ました。

何か片手にジャラジャラという音。
よく分からないが、何かで繋がれているらしい。

ゆっくり目を開けると、私の横には何故かエーリカ、そしてお互いの腕には。

手錠がかけられていた。

―――手錠にトリックスター―――

「…何をしている、エーリカ」
「あ、起きた」
「起きた、じゃない!何をしていると聞いている!」
「ん、これ?私とトゥルーデを手錠で繋いだの」
「何故こんな事をしたんだ」

私は起き上がって、半ば呆れ気味でエーリカに問う。

「だってトゥルーデといつも繋がっていたいんだもん」
「バカ言うな。いいからさっさと鍵を使ってこれを外せ」

すると、エーリカがニヤリと笑みを浮かべた。

「な、なんだ」
「それは無理だよ〜♪」

と、エーリカはポケットから鍵を取り出して。

「えいっ!」
「お、お前っ!!」

エーリカはその鍵を窓から勢いよく投げ捨てた。
ピューという音でもしそうなほど鍵は信じられない速度で向こうへ行ってしまった。
462滝川浜田 『手錠にトリックスター』:2008/09/23(火) 00:33:47 ID:CwLcW3ZZ
「エーリカ!なんて事をっ…!!」
「まーまー♪これでいいんだよ、これで♪」
「何を言って…」

私は反論を言い切らないうちにエーリカにキスされてしまった。
それは軽いものではなく、口内にまで侵入してくる様な深いキス。
一瞬にして、私の口内はエーリカに犯されていく。

「おっ…ま…っ」
「トゥルーデ…」

唇を離される。
これほど身勝手なキスを他に知らないというほど、自分一人で勝手に進んだキスだった。

「エーリカ…お前…何をしているか…分かっているのか…?」
「分かってるよ。トゥルーデにキス、でしょ?」
「でしょ?じゃない!お前、私の初めてを…!」
「え?初めてだったの?」
「!!」

しまった!つい口を滑らせてしまった!
慌てて口を押さえるも、もう時既に遅し。一度言ってしまった事はもう戻らない。

「ねえねえ、トゥルーデこれはファーストキスだったの?ねえねえ♪」

ニヤニヤに磨きをかけてエーリカが聞いてくる。

「ああ、そうだ!お前とのキスが初めてだ!なんだ、なんか悪いか!」
「おお、開き直りですか…ん?」

エーリカが何か閃いたらしい。

463滝川浜田 『手錠にトリックスター』:2008/09/23(火) 00:35:36 ID:CwLcW3ZZ
「って事はさ、トゥルーデってまだエッチもしてない?」
「そっ…そんな事を聞いてどうする…//////」
「じゃあさ、私がトゥルーデとエッチしていい?」
「なっ、なんでそんな結論になるんだ!おかしいだろ!」

すると、エーリカが私の上に被さってきた。

「おっ、おい、エーリカ…!」
「トゥルーデ」
「なっ、なんだ」
「いただきます」
「ちょっ…やっ、やめろぉぉぉぉぉ!!!」

―――――――――――――――――――
早朝。
私の隣には、スヤスヤと寝息をたてるエーリカ。
私達はまだ手錠で繋がれたままだ。
この手錠さえ無ければ、私はエーリカにキスされる事も無かったし、エーリカに無理矢理される事も無かっただろう。
この銀色の輝きが恨めしい。

464滝川浜田 『手錠にトリックスター』:2008/09/23(火) 00:36:26 ID:CwLcW3ZZ
「うーん、おはよ、トゥルーデ…」
「…おはようじゃない。お前、私に謝るべき事があるんじゃないか?」
「…昨日トゥルーデの分の芋食べた事?」
「違う!…まあ、それは後で別に問い詰めるが…。私の動きを奪った上にキス、更に私を犯した事だ」
「あれ同意だったじゃん」
「違う!あれはどう考えても無理矢理だっただろ!」
「…だって本当にイヤだったらジタバタして抗うんじゃない?」
「なに…?」
「あの時、トゥルーデ嫌がらなかったよ。もう好きにしてくれ、みたいな」
「…」
「それはつまり、同意の上での行為だから私は謝らない!」
「はあ……。じゃあもうそれはどうでもいい。問題はこれからだ」
「私達の関係?」
「違う!さっきから私に何度違うと言わせる気だ!今日の訓練だ!それにいつネウロイが出るとも限らないだろ」
「二人で出撃すればいいじゃん。私達を見たらみんな羨むよ〜。お似合いのカップルだーって」
「だ、誰と誰がカップルだっ…!!//////」

私はエーリカの言葉につい顔を赤くする。

「と、いうわけで」
「なっ、何をしている…」
「何って、もう一回やるに決まってるじゃん。私達カップルだし」
「ちょっ…ふざけるな!誰がカップルかっ…!!おい、エーリカ、やっ、やめろぉぉぉぉぉ…!!」


…数時間後、基地内の草むらから、エーリカがブン投げた手錠の鍵が見つかった。

しかし、私はその間に、五回もエーリカの好きにされてしまった。

その後、ミーナの手によって手錠は解かれ、私の悪夢は終わった。

…しかしそれ以降、困った事に基地内で手錠プレイが流行りだしたのは、言うまでもない。

END

以上です。

↓ここからは読まなくてもいいです。

日曜自分が起こしてしまったやってはならないミスのせいで、皆さんに多大なるご迷惑をおかけして、本当に申し訳ありませんでした。
ちょっと考えて、今までのミスも含めていろいろ落ち着く為に昨日一日中、自主謹慎という形を取らせて貰いました。

いろいろ考えた末、あまりのご無礼の多さにこのスレを去ろうとも考えましたが、やっぱりこのスレに残る事を決めました。

これからも数々の失礼あるとは思いますが、改めてこれからもよろしくお願いいたします。

長文、失礼いたしました。

では、おやすみなさい。


滝川浜田
465名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 00:43:03 ID:UYceske7
じっちゃあああぁあああん!!!
そこまで謝罪されたらいいんダヨ!グリーンだよ!!
と言わざるを得ないじゃないか!いや自分は全然ss被った人とかじゃないんだが!
GJでした。じっちゃんのエーゲルはエーリカがガチで獣で好きだwww
466名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 00:46:20 ID:r85pqmJu
>>464
GJ!!手錠プレイが流行とか、それはあれか?つまりサーニャがエイラをベッドに拘束するという監禁プレイか!!
あとトゥルーデがヒィヒィ言わされてるとこに鍵を持ってきたミーナの心境を察するに……合掌

それとまあ、なんだ、何にだってミスは付き物さ。
某F先生曰く失敗とは取り返しの付かないこと、じっちゃんはまだまだ取り返せるよ!!ていうかこの一本だけで十分だよ!!
そう深く囚われないで、職人として思うままのことをしてくれ。楽しみにしてるよ。
467名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 00:59:02 ID:VZgGaBSf
>>464
GJ!抵抗しないってのはなんかいらん子みたいだなw

気にしすぎだと思うんだぜ。投下宣言→リロード→投下でほとんどかぶらなくなるんじゃないかな。
それでもかぶっちゃった場合は前の人が終わるまで待機する感じで。
468名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 01:19:12 ID:dKyLKMb9
>>454
GJ!
ペリーヌ×少佐は俺も大好きだ
469名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 01:58:38 ID:BR/IMMyD
百合アニメとしては今までに無いヒット作になりそうだよなこれ
まあ実際は百合アニメってわけじゃないが、ガチ百合キャラがいて全体にも漂う百合っぽさがあるからいいだろ
ストパンから新たな百合ブームが始まれば言う事は無い

とにかく来期が氷河期すぎる・・・
470名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 02:06:35 ID:TDdJLF1t
私は自分でss書いて補給します。
471名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 02:07:30 ID:uiO37LtO
自給自足とは逞しい
472名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 02:19:00 ID:vhN+LU7D
まあ何だ、そこまで深刻に扱われるとは思ってもみなかったので、
(正直どうでも良かったし)、自分はスルーしていたんだ…

しかし>>464はこのスレのエースだ
被った張本人はもう上げる気はない
だからこの話は終了でいいはずだ、キニスンナ

これからもロムラーとして爺さんのssを楽しませてもらいます
473名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 02:22:32 ID:4IZn8JhX
「ねぇ、芳佳ちゃん。ひな祭りってどんな事するの?」
「ひな祭り? う〜んとねぇ・・・そうだ!リーネちゃん、"ひ・な・ま・つ・り"ってゆっくり言ってみて」
「えっ?う、うん・・・ひ、な、ま」

ちゅっ♪

「っ?! よ、芳佳ちゃん!?」
「えへへ。"ひなまちゅり"っていうのはね。自分が大好きな人にちゅーしてあげるお祭りなんだよ♪」



下らない小ネタで正直スマン・・・。
474名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 03:03:10 ID:UYceske7
>>473
くそ和みましたがwww

えー。上の方でちょっと話があった例の温泉ネタのss。
本気で全部つっこもうと思ったらガチで長くなりました…どーすんだこれ…
投下はしますが前編後編になりそうです。しかも読みづらい。南無三。
こんな真夜中ですがアホなテンションについてこれるでしょうか。
475名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 03:32:33 ID:UYceske7
こんばんわ。温泉ネタ書くぜってノリノリで宣言したアホです。we0UV5E+だったりします。
みんな寝てるよね!こっちも眠すぎるので投下してしまいますます。すみません。
思ったより時間食った上に前半までしか書けてないのですが要求はこれで半分くらい消化した積もりです。
全然思ってたのと違う風になってると思いますので先にジャンピン土下座。


「さて、みんな集まったわね?」
「温泉かー!初めてはいるなぁ。な、ルッキーニ!」
「温泉♪温泉♪」
「しかし扶桑は平和だな」
「今度クリスをつれてきてやろう」
「……人の心を読まないでくれるかエーリカ」
「エイラ…もう荷物、もたなくても大丈夫だよ…?」
「いいんダ。旅館は目の前だしナ」
「よくきてくれた、ペリーヌ」
「さ、坂本少佐のためならわたくしどこまでだって行きますわ!!」
「楽しみだね、芳佳ちゃん♪」

「あ、あのー…」

「どうしたの?宮藤さん」
「は、話が読めません!!!」

  ○温泉だから恥ずかしくないもん!

「坂本少佐の言う通りついてきたら皆さん揃ってますし…ていうか温泉ってなんですかー!!」
「あら、細かいこと気にしてたら大きくならないわよ?」

この場に唯一疑問をもつ宮藤芳佳軍曹の極一部を見つめそう言うのはミーナ・ドゥートリンデ・ヴ
ィルケ中佐だった。
何故元501のメンバー揃い踏みでここ扶桑の温泉にくることになったのか、ていうか軍は、とか、
国放置か、なんてこと気にしてはならない。
なぜなら温泉ネタが王道中の王道だからだ。百合がジャスティスだからだ。それ以外にどんな理
由が必要だというのだろう。
だいぶ年季のはいっていそうな堂々とした佇まいの、昔ながらといった気品溢れる大きな木造建
築の建物を仰ぎ見れば早くも疑問なんか吹き飛んで、芳佳は隣でいいおっぱ…笑顔で微笑みか
けるリーネに楽しみだねと音符付きで笑いかけるくらいの素晴らしい順応力をみせていた。
他の隊のメンバーは言わずもがなやる気満点である。

―――そういう訳で、魔女たちのささやか(になればいいが)な小旅行への火蓋は切って落とされる。
476名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 03:35:13 ID:UYceske7
  ○

「さーて、じゃあ早速温泉いきますかー!!」

部屋で荷物を置いて早々、元気にそう切り出すシャーリーに異議を唱える者などいるはずはなく、
賛成を掲げながらいそいそと準備を始める魔女たちの行動力は日々の鍛錬のお陰なのだ。きっと!
カポーン
そんな効果音のよく似合う広い広い浴槽で、眺めはというと最高だった。
まだお昼を過ぎたばかりの時間で抜けるような真っ青の空と臨む緑の爽やかな青さに息を飲むほ
どで、そんな露天風呂に感動する初体験メンバーに芳佳は自国に改めて誇りをもちながら皆と同
様に体を洗い流して静かに湯に浸かる。
するとビバノンなんてしてる暇もなく大きな水柱が黒の悪魔によってあげられた。
大人しくはいれんのか貴様はとモロにお湯をかぶったゲルトマンが怒声をあげるが語尾を消し飛ば
して第二波がグラマラスシャーリーによって放たれる。
鼻からはいった水に噎せながらわなわなと震えこの部隊一のたゆんとした胸の持ち主へびしっと指
を突き付け高らかに宣言した。

「リベリアン、買ったぞ。その喧嘩買ったぁ!!」
「いい度胸だ堅物が!」

空を切る平手!素早くかつ絶妙な角度で入水し、ターゲット目掛け放つ、放つ!
詰まるところただの水の掛け合いだがスピード狂とカールスラント軍人との攻防は呆気なくも味方だ
と思われていた同軍の裏切り行為によって終止符を打たれることとなる。

「ふははは!これで最後だスピード狂いが!!」
「くっ…!ここまでか…!?」
「あれ、トゥルーデちょっと大きくなった?」
「っひ!?」

何が、とはいわない。
その童顔に似合わず悪魔と称される少女は何の悪意もなくただの好奇心でまた、揉んだのだ。
何を、とはいわない。
しかしその様子をみたどこの星からやってきたのか、おっぱいの使者である彼女を引き寄せるには
充分だったのである。

「(ハルトマンさんの胸って私と同じくらいかなぁ…)」

自身のぺったんこな胸とエーリカの胸を見比べ至極失礼な思考を巡らしながら少しの俊巡をみせる
こともなく、彼女は動いた。

「ぅひっ!?ちょ、みみみみミヤフジぃ!?」
「え?…あ。」

かくも本能とは恐ろしいものである。
人間誰しもが持つ欲望というものに忠実なのは何も頭から否定されるべきことではないのだ。
ただ彼女のそれが“おっぱいおっぱい”そういうものであっただけである。
しかし物足りない。
そう心の隅の方、エーリカの胸に手を当てながら考えていることに果たして彼女は気づいているだろ
うか。
そして、背後からだだ漏れる大気をも染める黒いオーラに、気づいているのだろうか。
477名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 03:35:50 ID:UYceske7

芳佳がふと視線をずらすと、目の前に豊満な二双の丘がみえる。
それは隊一を誇るグラマラスシャーリーその人の山だった。
制圧できるだろうか。
いや、せねばなるまい。
使命感のようなものをひしと感じ彼女の暴走は最早止まらない。
じり、詰め寄る。
伸ばす手は――――、
たわわに実るそれに届く前にガシリと、小さな褐色気味の手に掴まれる。

「コラー!芳佳ー!!シャーリーの胸はわ・た・し・の!!!」

叫ぶ声を聞くよりも顔をみるよりも、まず胸でもって誰かと判断した芳佳にはもう何も言うまい。
はたと我に返ると前方にはぽかんと口を開け立つシャーリーと腕を掴みながら唸るルッキーニを左手
側に確認し、右斜め後ろ側に僅か首を捻れば仄かに頬を染め拳を戦慄かせるエーリカと米紙を押さ
えるゲルトマン、そして黒さが怖い後方を振り返ったその瞬間、意外にも盛大にお湯をかけられた。

「ぅわっぷ!」
「よーしーかちゃん?」
「あれリーネちゃん…何か、怒ってる…?」
「すくなくとも私は怒ってるぞミヤフジぃ?」
「あ、ハルトマンさん!あの、さっきはすみませふぶっ!お湯、かけないでくださっ」
「覚悟しろ芳佳ぁ!おっぱいの恨みぃ!!」
「ルッキーニちゃんまで!?」
「お、なんか知らんが面白いことになってきたな。いくぞ宮藤!シャーリーいっきまーす!」
「わ、私だってやられてるばっかじゃないですよ!!」
「おいおいお前たち…へぶっ」
「ぷはっ!きいたか今!へぶっだって!カールスラントの軍人ともあろう者がさーぁ?」
「…いい度胸だリベリアン。さっきの決着つけてやらるえふっ!」
「きゃはは!トゥルーデちょーまぬけ顔ー!」
「うにゃはは!油断しちゃダメだよー!」
「…Ja,貴様ら全員まとめて水底に沈めてくれる!加勢しろリーネ!宮藤ぃ!」
『Yes,ma'am!!』

国境を越えた国と国との攻防戦が今ここに実現する。果たして勝つのはどちらだ!

それは、
夜には良い月の望めそうな晴れやかな午後のこと。

  ○
478名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 03:37:25 ID:UYceske7
  ○

「ぅをー。扶桑にもサウナなんてあるんダナー」
「はいる…?」
「北欧の者としてチャレンジしなくちゃ軍人じゃナイ!」
「途中から支離滅裂…」
「い、いいんだヨ!とりあえずいくぞサーニャー!」
「うん」

優しく微笑むサーニャを視界の端に捕らえながら、彼女は今日、人知れず一大決心を固めていた。
サーニャと想いを通じ合わせてから暫く立つ。そこにこの旅行だなんていう絶好のシチュエーション
だ。彼女は決めた。今日、キスをして驚かせてやるのだ!と。私がへタレイラでないことを見せ付け
てやるのだ!心で静かに、けれど熱く、自分へエールを送る。やるときゃやるんダ!

「やっぱこれだよナー」
「うん」

サウナを満喫する2人を邪魔する者は誰も居ない。いい感じに汗もかいてきたし、これで私がもう爆
発しそうなほど緊張してるなんて気づかれないはずダ。自分に言い聞かせる。ちらとサーニャをみや
るとそのキレイな瞳とエイラのそれとがかち合った。彼女の心の葛藤をお送りしよう。
――今か!?いまがチャンスなノカ!?いや、まて、もうちょっとこう雰囲気的なあれが漂ってからみ
たいな…って尻込みしてるから駄目なんダロー!いくぞ!いっちゃうんダカラナ!

「サ、ササササさササーニャ!!」
「…うん」

 手 !
彼女にはそれだけ確認するので精一杯だった。どんどん上昇する体温を蒸し暑いこの部屋のせいに
してふと意識はそこで途切れる。
エイラが次に目覚めたのは水風呂の中だった。どうやってここまできたかって、だってサウナの中にい
たんだから運ぶしかないじゃないか、あの華奢な身体でどうやって運んだんだろうかなんて考えてい
たけれど不意に視界にサーニャが現われてその近さに心臓が飛び出そうになっていた。
しかし意志は岩のように固かった。今日目的をやり遂げるまではフェードアウトしてる場合じゃない!

「エイラ…大丈夫?」
「あ、…あぁ、サーニャが運んでくれたんだヨナ?アリガト。…あ、あのさサーニャ、」
「なに?」
「その、急に何なんだが、キ、きキキキキきキ、…スを(超小声)、あの…」
479名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 03:42:02 ID:UYceske7

 や ら な い か ! ?
サーニャの肩を掴んですごい勢いで口走りそうになったところで静かに、頬に柔らかい感触が降りた。
頭が冷めるやら身体が熱をもつやら水風呂にいるせいで赤い肌を室温の所為にできないやら、もう爆
発しそうになっていると彼女は微笑む。

「ね、エイラ。私ね、本当に嬉しかったんだよ。エイラが私と同じ気持ちを持っていたこと。だからね?
 ひとりで悩まないで。私だって、…その…、エイラとキス、…したいよ…?」

天 使 か ? そういう笑みだった。少なくともエイラの目には。世界中の誰が否定しても彼女だけ
は言い張るのだろう。
その背中には羽が生えていた!

普段多くを語らないその口はいま数えきれないほどの弾丸を発射した。
泣きそうなほどの幸せを噛み締めて本当にはやくネウロイとの戦争なんて終わればいいと思う。
世界が平和になって軍人もいらなくなってそしたらそしたら私が絶対サーニャをしあわせにしてやるん
ダ。いまもらってるしあわせの分だけいやもっとそれ以上たくさんいっぱい!しあわせに!
誰にでも何にでもいい。誓った。
彼女は上を向いてなにかを堪えてふと明るい空に浮かぶ白い月を見つける。
サーニャの髪の色にも似たそれを依然視界に捕らえながらぎゅっと重ねた手を握る。すぐに返ってくる
力強さに胸が締め付けらていた。
今夜はいい月になりそうだナ。うん。みんなではしゃいで、夜更かししようナ。うん。好きだからナ、サーニャ。私も、エイラのこと大好きだよ。
キス、しようか。

○To be continued!


お付き合いありがとうございました。
後編はこれから執筆なので待っててやるよって優しい方はまた2、3日後にこんにちわ。
最終回録画してたつもりがちょっと時間ずれててガチ涙目。夕日に向かってバカヤローと叫びたい午前3時。
480名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 03:46:37 ID:VZgGaBSf
>>479
GJ!後編も楽しみにしてる。ただ、ドゥートリンデとゲルトマンはないと思うんだ…。
481名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 03:51:25 ID:yJIWnyD8
>>479
GJとゆう言葉しか出てこない!!!!!GGGJJJ!!!
かわいすぎる!!!!エイラーニャやべぇ!!!!!
天才だよ!リクエストに答えるだけでも大変なのに!!!
後編ものすごく楽しみにしてる!!!
482名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 04:10:38 ID:2mKA8PPB
アダモ噴いた!!!!<ドゥートリンデゲルトマン
483名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 04:49:22 ID:pubV6cEN
「お願い、だから……、焦らさないで……」
 ミーナの透き通るように白い尻をさすってやる。
 びくん、と震える様はまるで幼い子どもが未知の感覚に怯えているかのようだった。
 懇願されると余計に焦らしたくなってくる。
 私の悪い癖だ。
 粘液が滴るほどに待ちわびているというのに、私のひねくれた性癖がもっとミーナの鳴き声を聞かせろと私を責め立てるのだ。
 私に“扶桑の撫子”を名乗る資格など、あるはずがなかった。
「ミーナ、私はお前の美声をもっと聞いていたい」
「美緒、ひどいわ……。わたしはこんなにも――――」
「ならなおのこと私の言葉には従うべきだろう?」
 ああ、ミーナの顔が歪んでいく。
 羞恥心に心を明け渡したにもかかわらず、待ち望んだ快楽は訪れぬまま。
 もどかしさと切なさに苛まれ、私の下種な欲望に踊らされる彼女の表情は、なぜこうも美しいのだろう。
 なぜこうも私を興奮させるのだろう。
 醜い欲望をずっと抑えこんでいた。
 だが、ようやくそれを解放させるときが来たのだ。
 ミーナのあごに指をかけて上向かせる。
「み、お……」
 お前はもう私のものなのだから、私の好きにして構わないのだろう?
 どんなに乞われようと、拒まれようと、私なりの愛をその体に刻んでやろう。
 それより先のことなど、どうなろうと知ったことか。
 お前が求めたのだからな、この“私”を。
 私は突き出された艶のある唇を、無造作に、荒々しく奪ってやった。
484名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 04:53:01 ID:pubV6cEN
ごめん、ミスったorz

>>479
乙! すんごいよかった!
エイラーニャやばいなぁ
もう見れないと思うと悲しくなってくる…
485名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 09:36:26 ID:2mKA8PPB
483>>
ちょwwwwww
続きは何処で見れるとですか?
486名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 10:34:19 ID:r+vbqG7b
>>479
GJGJGJJ!あんたの文ほんと好きなんで後編楽しみに待ってます!

>>484
ど…どんなミスですかw続きが気になって仕方がないじゃまいか!
487名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 10:51:07 ID:UYceske7
>>483
続きはやくwwww

ゲルトマンとかね!混じりすぎですよね!!!ドゥートリンデに至っては言い訳の仕様もないね!!!
正直エイラーニャはいる前の文は飲み会後朝電車に揺られながら書いてたから記憶が錯綜してたりする。
いやだからってこの失敗はねぇなぁ…すまない。ちょっと少佐に斬られてくる。
最近少佐にガチで斬られてみたいと思う自分はMなんだろうかと不安になるんだ。感想ありがとう!励みになります!
488滝川浜田:2008/09/23(火) 11:03:35 ID:CwLcW3ZZ
>>465 >>466 >>467 >>472
ありがたいお言葉ありがとうございます。力の続く限り頑張っていきたいと思います。

>>479
後編楽しみにしてますよ!
489名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 11:17:20 ID:4nrKCzg6
>>479
美緒・ミーナと、エイラーニャの場面希望しました。色々と無茶なリクエスト出してすいません
エイラーニャが想像以上に可愛いです。
続編期待して待ってます!
490名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 11:22:00 ID:dhHmdVq1
>>479
すばらしいぃぃ!!!
ギャグありなうえエイラーニャもあるという!
最高だぁぁぁああ!
続きを再び全力待機してますwww
491名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 11:44:58 ID:CwLcW3ZZ
以前投下した「One Step!」をリベンジの意味も込めて、加筆して再投下したいんだけど、そういうのってOK?

OKなら夜くらいには投下したいんですけど
492名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 11:51:20 ID:4nrKCzg6
そういう場合、保管庫での保存は、出来れば改稿前の作品のページに初稿も含めて保存してほしいですね
・改稿版(日付)
〜本文

・初稿(日付)
〜本文

もちろん筆者が初稿を差し替えたいというならば、それは筆者の希望に添うべきで
保管庫管理人さんが大変ならば上書きでも良いでしょうが
493保管庫 ◆YFbTwHJXPs :2008/09/23(火) 12:27:11 ID:r85pqmJu
@>>492
A>>492だが旧本文は別ファイルにしてリンク
B別作品扱いにしてタイトルに[改稿]を付ける
C別作品扱いにして、本文の最後に相互リンクだけ設ける

特に指示がない場合タイトルが同じならA、違うならCにするつもりですが……。
何か案があれば遠慮せずになんでもござれ。
494名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 12:33:37 ID:CwLcW3ZZ
>>493
タイトルは少しだけ変えてるのでCの方が良いかな、とは思いますが
495名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 12:47:45 ID:CwLcW3ZZ
>>494
途中で送信してもうた…

最終的には保管庫様のやりやすいやり方でやって貰うのが一番かと思います。

496晩夏の幻影1:2008/09/23(火) 14:26:08 ID:2oBkNqhC
エイラーニャ?投下させていただきます。
書いてる間に訳の分からないものになっちゃいましたが(集中豪汗

 目の前に、この数週間で見慣れてしまった景色が広がる。無数の銃弾に貫かれ、軍刀を突き立
てられ、蒼穹に紅い華を咲かせて落ちていく少女たち。そんな戦場で、わたしは、一人の少女を、
そう敵軍のウィッチを追い回していた。

 ソビエト軍が国境を越え侵攻を開始してからというもの、わたしたちフィンランド空軍所属のウィッチ
隊は、善戦する地上部隊のため制空権を維持すべく、連日出撃した。祖国と同胞を守るため、それ
だけが拠り所の、今のわたしは、ただの戦闘機械にすぎなかった。
 圧倒的な兵力差。それを補うために、わたしたちは奇襲戦を余儀なくされた。雪雲の中に潜み、
ある時は、仲間を囮にする陽動作戦。正直、気が滅入ったりもしたが、それでもわたしたちは、ドイツ
から配備されたメルスを駆り、飛び続けた。
 その日は、身を隠すべき雲もない、この時期にしては珍しいくらいの快晴だった。だから敵軍来襲
の報を受け、飛び立ったわたしたちの取るべき戦術は、木々の間を抜けるくらいの超低空を、敵編隊
の後ろへ回り込むことくらいだった。
 重火器で構成された敵ウィッチ編隊に、不意の一撃を加えて近接戦に持ち込む。小回りの効かない
重装備の敵軍を、わたしたちは次々に落としていった。

「逃げ遅れか。運が悪かったな」

 9連のロケット砲を装備した黒い飛行脚。使い魔は…、黒猫か?わたしは、右ロールしながら降下
してぴったりと追尾した。機銃掃射の寸前に気付かれて、そいつは左へと旋回。無駄弾を撃たされ
てしまった。なかなか勘がいいようだ。でも、逃がしはしない。

「黒狐の狩、見せてやるよ」

 わたしは、僅かに射線をずらして、そいつの右、そして上に機銃を掃射し続けた。眼下に、断崖
が切り立つ渓谷が見えた。そこはわたしたち空軍の飛行訓練に使われてる場所だ。目論見どおり
黒いウィッチは、渓谷に逃げ込んだが、こちらも弾切れになってしまった。まあ、仕方ないか。
 背中に手を回してベルトに携帯していた銃剣を抜く。サーベルは手に馴染まなかったが、これは
何故だかしっくりと来た。銃剣の側部をぺろりと舐めて、わたしは、彼女を猛追した。

 左右の断崖を縫うように飛ぶその姿は、まるでワルツを踊ってるかのようだった。近付いてみて
分かったが、どうやら歳は2,3下といったところだろう。光の反射で様々な色を放つその銀髪は
少し短めだ。さらに速度を上げて近付くと、振り向いた彼女と目が合った。翡翠色の瞳に驚きの
色を乗せ、動かした唇から発せられたものは、…歌だった。

「…ふざけんな…、ふざけんな!!」

 祖国を蹂躙しておいて、同胞をその手にかけておいて、そんな綺麗な声で歌うんじゃない!
 そんな感情の起伏がどこにあったのか不思議なくらい、わたしは猛っていた。歌い続けるそいつ
に銃剣を振りかざし、肉迫した。
 ガキンっと音を立てて弾かれる銃剣。ロケット砲を盾にわたしの斬撃をかわすと、そいつはその
まま砲を投棄した。賢明だ。速度を上げて振り切ろうとする彼女に、喰らい付こうとするわたしの頬に
…雨?いや、あいつの涙か…。同情なんてしないからな…。
497晩夏の幻影2:2008/09/23(火) 14:28:45 ID:2oBkNqhC
 前方、そして左右。切り立つ断崖に阻まれて彼女は立ち往生していた。そんな憐れな子猫ちゃん
を見下ろしたまま、ゆっくりと近付く。崖を背にし、涙を流しながら私を見詰める彼女は、それでも
歌う事を止めなかった。わたしは目の前に立ち、銃剣を逆手に持ち直し、右手を振り上げた。

「なっ!」

 なんで、両手を広げる?どうして逃げようとしない?迷い無くわたしを見詰めるな、歌うのを止めろ!
お前の歌を聞いてると…、お前の声を聞いてると…。この…声…、お前の声は、…綺麗だナ。
お前の瞳、私はとても好きなんダ。…あれ?何でわたしはこの子を殺そうとしてるんダ?何で銃剣
振り上げてんダ?違うダロ…、この子は、守ってあげたい子だったダロ!いつも一緒にいたいって
想ってた子だったダロ!!

「サァァニャァァアア!!」

 気が付くと自室のベッドの上だった。鼓動が激しくて、今にも心臓が飛び出してきそうだ。

「ぐぅ、…うぅ。何で…、えっく…」

 嗚咽が止まらないヨ…、なに馬鹿な夢…見てんダヨ。

「…エイラ、大丈夫?」

 思わず肩がビクっと反応した。サーニャ…、また寝ぼけてここに転がり込んだらしい…。座り込ん
でる私の隣に膝で立ったまま、心配そうに覗き込んでくる。

「何でも、グス…、ねーヨ」
「嘘…、こんなに震えてる」
「サ、サササ、サーニャ!」

 いきなりだった。サーニャの腕に頭を包まれたと思った刹那、胸元に顔を押し付けられる形で抱き
締められてしまった。待ってくれサーニャ、違う意味で心臓飛び出してきそうだゾ!

「エイラ、どうしたのか話して?」
「そ、それは…だめダ…」
「私では、エイラの役に立てない?」
「そ、そんなこと…」

 反則だゾ、サーニャ。そんな優しく頭を撫でんなヨ。おまけにサーニャ、…いい香りするナ…。
とても落ち着く。あぁ、でも格好悪いとこ見られたナァ。

「変な夢見た…、それだけダ」
「どんな夢?」
「は、話さないと駄目カ?」
「エイラ?」
「ちぇ、わかったヨ。あのな、…サーニャの国と戦争になって、…ウィッチ同士で戦いあう夢ダ…」
「うん」
「それで、戦闘の最中に、サーニャを…、っぐ、くぅ…わたし、殺そうと…グス、…大馬鹿だった…」

 夢の事思い出したら、また涙が溢れ出した。何ですぐにサーニャだって、気付かないんダヨ!
498晩夏の幻影3:2008/09/23(火) 14:31:42 ID:2oBkNqhC
「サーニャ離してクレ!」
「エイラ?」
「わたしとなんか、グス…、一緒にいたら駄目ダ」
「エイラ、聞いて?」
「離してくれサーニャ!」
「エイラ!!」

 声を荒げるサーニャなんて、初めてダ…。驚きのあまり動きが止まってしまった。

「あのね、エイラ。わたしが見た夢のことも聞いてくれる?」
「…ゆめ?」
「うん、夢。わたし、白金の髪が綺麗なウィッチに追いかけられてたの。その人の国と不幸にも戦争
になってしまったけれど、その人とは戦いたくなくて、こんなこと止めよう、違うよって伝えたくて
言葉にしようとするんだけど…。わたしの口からは歌しか出てこないの」
「な、そんな…」

 サーニャ、まさか、わたしたちは同じ夢にいたのカ?聞いたことも無い国の軍人として、戦って…。
そんなこと、そんことって…あるのカ?

「わたし渓谷に追い詰められて、…目の前まで来たその人は、銃剣を振りかざしたの」
「止めてクレ、サーニャ!もう聞きたくない。もう許してくれヨ!」

 腕の中で暴れるわたしを、だけどサーニャは離してはくれなかった。

「エイラ!その人は、その人はね。銃剣を振り下ろしたりしなかったよ!」
「な…何だっテ…?本当…カ?」
「本当だよ。」

 サーニャを見上げると、優しい瞳が、可愛らしい微笑が、わたしに降り注いでいた。そうカ、嘘じゃ
ないんダナ。わたしはサーニャを傷つけてないんダナ。良かった、良かったヨ…。

「…そっカ…。安心した…」
「うん」

 ほっとしたら嬉し涙が止まらなくなってしまった。今日はサーニャの前でみっともない姿を見せて
ばかりだ。ん?でも、その後どうなったんダ?何か気になるナ。
499晩夏の幻影4:2008/09/23(火) 14:32:50 ID:2oBkNqhC
「なぁ、サーニャ。その後どうなったんダ?その人って」
「え?…えっと」
「その人は…」
「その人は?」
「わたしのこと抱き締めて、…好きって言ってくれた…よ」
「サーニャ///、ほ、本当カ?」
「う、うん」
「?…サーニャ?」

 何でそんなに歯切れが悪いんダ?こら、何で目を逸らすんダ?嘘なのカ、糠喜びなのカ?

「…ごめん」

 糠喜び確定!ひどいじゃないカ、サーニャ。

「エイラ、嘘つく子は嫌い?」
「嫌いダ」
「…(しゅん)…」
「で、でもナ、サーニャは嘘つきな子じゃないダロ」
「え?」
「だ、だって、今からそれが、真実になるからナ!」

 サーニャと同じく膝立ちしたわたしは、サーニャとおでこをくっ付けて、その綺麗な瞳を見つめた。
いいカ、サーニャ。い、一度しか言わないからナ。い、いや、何度も言うかもだけど、よく聞いてクレ!

「大好きだサーニャ。ずっと、ずっと一緒だゾ!」


 結局のところ、あの夢は何だったんダロ?妙に現実味を帯びた夢。夏の終わりに見たまぼろしだった
のカ?
 それが夢だったのか、幻だったのかはともかく、現在のわたしは、如何ともし難い現実に直面せざるを
得なかった。
 それは、このままじゃ、いたるところをサーニャの白い指先に、可愛い唇に、熱っぽい舌に、蹂躙されて
しまうということダ。

 もっと手加減してくれヨナ、サーニャ///
500名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 15:03:30 ID:44zh2kJi
>>499
最初、バッドエンド?ってビビッたけど、ばっちりエイラーニャで安心した!
やっぱりややヘタレなエイラさんかっけーっす!GJ!!
501名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 15:24:50 ID:EJjeD66g
アニメ終わったというのにこのスレやっぱすげえw

>>499


地の分上手いなあ
502名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 17:23:19 ID:2CSy5TAv
むしろアニメ終わって妄想力が強化されたんじゃないか
リーネ分が…足りない…ッ
503名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 17:38:27 ID:r+vbqG7b
ミーナ分が足りない!
…なんか隊長受けが読みたい。
504滝川浜田:2008/09/23(火) 17:45:59 ID:CwLcW3ZZ
>>491で言っていたヤツを投下したいんですが、OKですか?
505名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 17:49:40 ID:TDdJLF1t
>>504
GoGoっす!
506名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 17:52:03 ID:2mKA8PPB
壕!壕!
>>483
の続きもすっげー期待シテルゾ!!!
507滝川浜田 『One Step!〜Ver.Re Writing〜』:2008/09/23(火) 17:54:35 ID:CwLcW3ZZ
では、投下します。微妙な箇所を加筆してます。



あたしがルッキーニと付き合い出して早1ヶ月。
最初はルッキーニの方から告白してきて、あたしは涙が出るほど嬉しかったけど、最近それに関して悩みがある。

…あたし達の関係がなかなか進展しないこと。

告白されてからエッチはおろかキスすらしてくれない。
…てかいくら何でもガード固すぎだろ…。
まあなんというか、正直、欲求不満だ。

そこであたしは強引ではあるけど、行動に出る事にした。

あたし達が、一歩進む為に。

―――One Step!〜Ver.Re Writing〜―――

《シャーリーの部屋

「なあルッキーニ」
「なにー?」
「あたしら付き合ってるよな?」
「うん」
「じゃあさ、なんでキスくらいさせてくんないの?
なんか寂しいんだけど…。なんか恋人同士じゃないみたいじゃん」

すると、ルッキーニの顔が見る見るうちに赤く染まる。

「そっ…そんなの出来るワケないじゃんっ…!//////」
「なんで?だってあたしら恋人同士じゃないか。普通にキスくらいすんだろ」
「だ…だって…//////」

ふむ、こういう事に関して動揺する辺りは天才とは言え、まだまだ12歳のお子ちゃまか。
あたしはそんなルッキーニがますます愛おしくなって、思いっきり抱き締めた。

「シャ、シャーリー…//////」
「う〜っ、やっぱりお前可愛いよ!!」
「シャーリー、苦しい…!胸が…//////」
「あんまり可愛い事言われると、あたしますますお前の事好きになっちゃうだろ…!」
「あ、あたしだって…シャーリーの事毎日好きになっていってるんだよ…!」
「そんなら、キスくらいいいだろ」
「そっ、それは…//////」

うーむ、まだ渋るか…。
なら…

508滝川浜田 『One Step!〜Ver.Re Writing〜』:2008/09/23(火) 17:56:45 ID:CwLcW3ZZ
「あたし知ってるんだぞ〜♪」
「な、なにが…?」
「お前、毎晩寝言であたしの名前呼んでるだろ〜♪
お前夢の中であたしと何してんだよ」
「そそそそそそれは…っ!!//////」

ルッキーニの顔がさっきにも増して赤く染まる。
うん、こりゃ夢の中では欲望爆発とみた。

「…もしかしてお前、あたしとエッ…」
「言うな!バッ、バカシャーリー!!」

あたしの言葉を遮るようにルッキーニはあたしの口を塞いだ。
どうやら図星のようだ。

「…なんだよ、ルッキーニだってシたいんじゃん」
「って、なっ、なんで服脱ぐの…!?」
「なんでって、そりゃお前、今からするからに決まってるじゃん」
「ええええええええ!!!!!//////…そ、そんないきなり…!?」
「だって夢の中にまで見るって事は、あたしとシたいって事だろ?違うか?」
「うにゃ〜//////」
「じゃまずは、キスから、だな」

そう言うと、あたしはルッキーニをベッドに押し倒す。

「ちょ、ちょっと待って、シャーリー」
「ん?何?まだ抗うのか?」
「ち、違うよ…。その…あの…」
「?」

ルッキーニはいきなりモジモジし出して、呟く様にあたしに言った。

「や、優しくしてね…?」

………ルッキーニ、お前、あたしをどんだけ壊すつもりだよ…。
そんな事言われて、優しく出来るワケないだろ……


「………」
「どうしたの…?シャーリー…?」
「…ごめん、ルッキーニ…それは出来ない…」
「えっ…」

あたしは無理矢理ルッキーニの唇を奪った。

509滝川浜田 『One Step!〜Ver.Re Writing〜』:2008/09/23(火) 17:59:00 ID:CwLcW3ZZ
「シャ、シャーリー…!!」

あたしは獣の様にルッキーニの唇を貪る。その光景は他人から見ればさぞ滑稽だろう。
でもそんな事はどうだっていい。
今は目の前のルッキーニを味わいたい。

「シャ…」
「ルッキーニ…ルッキーニ…!」

どれだけ、口付けを交わしていただろう。あたしは唇をようやく離す。

「シャーリーの…えっち…//////」
「ルッキーニがあたしを壊したんだよ。
お前があんな事言わなかったらあたしだってあそこまで壊れなかったぞ」

そう言いながらあたしはルッキーニの服のボタンに手をかける。

「ちょっ…シャーリー…!?//////」
「だから言ってるだろ。ルッキーニがあたしを壊したから、あたしもう止まんないよ。これはルッキーニのせいなんだから」
「シャーリー…こういうのって、もうちょっとしてからの方が…」
「大丈夫だよ。あたしがリードしたげるから」

あたしはルッキーニの服を半分脱がして、ズボンに手をかける。
そしてあたしも服を脱ぐ。

「シャーリー……//////」
「なんだよ…もう濡れてるじゃん…」
「いっ、言わないで…」
ルッキーニの泣き顔は私のS心に火を点けるだけで、抑制力は働かなかった。
私はルッキーニのアソコに指を入れながら、ルッキーニの耳元で囁く。

「あたしに何されるか分かってたから…こんなに濡れてるんだろ…?」
「ちっ…違うもんっ…!」
「隠さなくてもいいって…。
寂しかったろ…。あたしが気持ちよくしてあげるからな…?」
「シャッ…シャーリーィ…!!」

あたしは更にルッキーニの奥へ指を進める。
その度にルッキーニは高い声をあげる。
その声は何かを欲しがるかのように。
510滝川浜田 『One Step!〜Ver.Re Writing〜』:2008/09/23(火) 18:01:24 ID:CwLcW3ZZ
「シャー…リー…ッ…」
「なんだ…?」
「…おっぱい…触りたい…」

こんな時でもあたしの胸か。まあ、そこが可愛いんだけど。

「いいよ…ほら」

あたしはルッキーニに胸を差し出しながらも、尚も執拗に、ルッキーニを攻め続ける。

「どう…?あたしのおっぱい…」
「うん…気持ちいい…よ…」
「嬉しい…。じゃあご褒美あげるよ」

あたしは更にルッキーニの奥を強く掻き回す。
強く、強く。

「ひぃ…あっ…!シャッ、リィ…!」
「ほら、手が止まってるよ…。
…そうだ、ねえ、あたしのおっぱい、舐めて…。あたしも気持ちよくなりたいから」
「…うっ…うんっ…!」

あたしはルッキーニのアソコに、ルッキーニはあたしの胸、お互いに刺激を与え合う。

「ルッキーニ…お前の中、スゴく熱い…。お前、本当にエッチだな…」
「違うもん…!シャーリーがあたしをえっちにしてるんだもんっ…!」
「エッチなルッキーニ…あたし、好きだよ…」
「シャーリー…ィ…!…//////」

ルッキーニの目が潤んでいる。
あたしを見つめるルッキーニはひどく魅力的で。

…もう、イくのかな…

「シャッ…リィ…あたしもう…ダメっ…だよっ…」
「イくんだな…?ルッキーニ…。ほらルッキーニ…」
「シャッ…シャーリーィィィ……!」

ルッキーニはあたしの胸を掴みながら、果てた。
ルッキーニの顔は満足そうだった。
511滝川浜田 『One Step!〜Ver.Re Writing〜』:2008/09/23(火) 18:05:02 ID:CwLcW3ZZ
―――――――――――――――――――
「あーっ、良かったなぁー!」
「……」

ルッキーニは私とは逆向きに寝ている。
ちょっと不機嫌そうだ。

「どうしたんだよ、ルッキーニ」
「……シャーリーのえっち……」
「何言ってんだよ。ルッキーニだってこれを望んでたんだろ」
「…そりゃそうだけど……うにゃ…」
「あたしだって本当はキスだけで済ませようと思ったんだけどさ、ルッキーニがあそこで『優しくしてね』なんて言うから。
あたし止まんなくなっちゃったんだよ」
「うにゅ〜//////」

あたしはルッキーニの頭を優しく撫でる。すると安心したのか、ルッキーニはあたしの胸に顔を埋める。

「シャーリー…//////…もっとナデナデして…//////」
「はいはい…♪」
「…あたし達の関係、一歩前進、かな」
「一歩どころか二歩も進んじゃったけどね」

ルッキーニはあたしの言葉を聞いて顔を真っ赤にする。

「ね、ね、シャーリー」
「ん、なに?」
「……もう一回…しよ…?//////」
「ハハハ、やっぱりルッキーニはエッチな子だな♪」

そう言うとあたしは第2ラウンドを始める為にルッキーニに被さる。

「優しくしてやんないからな…?…ルッキーニ…♪」
「…うん…♪」

―――――――――――――――――――
《その様子をコッソリ覗いていたトゥルーデとエーリカ

「なっ、なっ、何をしているんだ、あの二人は…!!//////」
「シャーリーだいたーん」
「まっ、全く色恋沙汰に現を抜かすなど、軍人のやる事じゃないっ!」
「そう言ってトゥルーデ、顔メチャクチャ真っ赤だよ〜♪可愛い〜♪」
「うっ、うるさい!」

二人の間に妙な空気が流れる。

「…ねえ、トゥルーデ」
「…なんだ、エーリカ」
「私達も…一歩進んでみない…?」
「……何を言っている……バカか………」

エーリカはトゥルーデを抱き寄せて…

「……好きだよ、トゥルーデ」
「……エーリカ…私は…」

この日、501部隊には、二組の「一歩進んだ」カップルが誕生した。

END
以上です。微妙な箇所をチョコチョコ修正したのみですが、楽しんで貰えたら。
では、爺は晩ご飯の用意を…
512名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 18:34:45 ID:C8/hx1G8

◆juxGFpUaK.です

お爺様GJ!

さて・・・もっさん×ペリーヌ投下しようかな・・・・よかですか?
513名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 18:43:05 ID:r+vbqG7b
よかよか!どんどん行け!
514名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 18:49:49 ID:C8/hx1G8
どうも。じゃあ投下しますね
◆juxGFpUaK.

―――キズナ―――

ガリア地方のネウロイ殲滅に成功し、501統合戦闘航空団は正式に解散が決定した。私ペリーヌ・クロステルマンはミーナ中佐の部屋に出頭していた。

「第一次ガリア調査支援大隊・・・ですか?」
「ええ、ネウロイから奪還されたガリア地方の現状調査のためにガリア亡命政府とブリタニアの部隊で構成されたいわば、先遣隊ね。その大隊にリーネさんと行ってもらう事になりました。」
「はい・・・」
「難しい任務かもしれないけど・・・今まで以上の活動を期待していますねペリーヌさん」
「・・・・了解しました・・・・」

「何か悩んでいるのかしら・・・・」

ペリーヌの浮かない顔を見たミーナは考えをめぐらせていた

「やっぱり美緒に頼んだほうがいいのかしら」

ミーナは美緒の部屋へ向かった。

「美緒?ちょっといいかし――――」

そこにはベッドになだれ込んでいる宮藤さんと美緒・・・・


「あ、・・・・」
「違うんですミーナ中佐!これは・・・・」
「そ、そうなんだミーナこれはたまたま宮藤とせっ・・・接触して・・・」
「お邪魔しました・・・・・」
「わーっ!!!!!!!!待て!待ってくれミーナ!」



(アイキャッチ)
515名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 18:52:10 ID:C8/hx1G8

「まあ誤解が解けて何よりだ。でペリーヌか・・・・どうしたものか・・・」
「気に病んでいる事でもあるのかしら?」
「まあそれを聞き出してみるさ」
「あ、そうそう・・・・・今日の夜・・・・わかってるわよね?」
「あ、ああ・・・・・了解した・・・・」

この後のミーナと少佐の熱いペーゼに関してはまた次に筆が乗れば・・・・(by作者)

部屋を出た私はどうも複雑だった。


「おいペリーヌ!」
「あ・・・坂本少佐・・・・」
「聞いたぞ!良かったじゃないか!一番乗りでガリアに戻れるぞ!」
「はい・・・ですが・・・・」

私は少佐と離れ離れになりたくない。どうせならこのままネウロイが・・・・

「少佐は扶桑でどうされるのですか?」
「そうだな・・・・退役して嫁入り修行・・・・」

「ええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!」

「どっ・・・どうしたペリーヌ?」
「いっ・・・・いえなんでもありません!」
「といきたいところだが扶桑からの迎え待ちだな・・・・お前の出向先の調査船団の件もあるし・・・それに・・・・上が横須賀で教官やれって五月蝿くてな・・・・」

「そうですか・・・・・」

私はこの人に思いをぶつけてみようと思った。

516名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 18:53:32 ID:C8/hx1G8



「少佐!」

なんで抱きついてしまうんだろう!ああ・・・・馬鹿な私・・・

「どうした。ペリーヌ?そんなにいきなり・・・」
「私・・・少佐と離れ離れになるのが・・・怖くて・・・・」

少佐はそれを聞くと何も言わずただ受け止めてくれた・・・・

「そうだ。いい物をやろう」

少佐はポケットから何かの袋を取り出した。

「これは?」
「百日草の種だジニアと言えばわかるか?」
「これを・・・・どうして?」
「これはかげがえのない友への餞別だ。ガリアに着いたら植えたらいい」
「は、はあ・・・・」

私は面食らった顔をしていた

「何だそんな顔して、まさか知らないのか?」




「百日草の花言葉は絆、そして別れた友を思うだ・・・・・・」






517名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 18:59:37 ID:C8/hx1G8
私ははっとした。
いつも宮藤さんばかり見てたんじゃない。
少佐は私のことをしっかり見ててくれたんだって・・・・

「あ、ありがとうございます・・わたし・・・501のこと・・・絶対忘れません」

私は泣きじゃくりながら坂本さんに甘えていた・・・・


その数日後・・・・
私はブリタニア軍最新鋭航空母艦インプラカブルの甲板上にいた。

「ペリーヌさんって最近すっごく明るいですよね」
「リーネさん・・・そんなことありませんわよ?」
「坂本少佐のおかげですか?」
「んな・・・・・!」
「だって食堂であんなことしてたんですから〜」
「おだまりなさい!リーネさん!!!」
「皆にすごく見られてましたよ?」
「お黙りなさいったら!」


坂本少佐・・・・・

私達は離れてもずっと一緒ですわよね?


私はリーネさんを追いかけながらそう思っていた


おしまい

あとがき
ん〜おそらく個人的に最長のSSなんですが百日草や調査船団とか空母とか突っ込みどころは気にしないでくれると助かります。
皆さんの読んでるとシーンに合ったBGMが脳内で流れる私は今風邪で寝込んでます(^q^)

ではでは〜
518名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 19:18:07 ID:69mK36F5
>>517
すごくよかったよ、こういう淡い感情大好きだ
EDでなぜリーネと?っていう疑問もうまく解消されてるし
最終話後半で無性にペリーヌに萌えまくったから
芳ペリで二人が美緒から巣立つ過程でも書けたらなと思ってたけど
そんなの必要なくたったよ、ほんとよかったよ
あと風邪おだいじにね
519名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 19:18:24 ID:r+vbqG7b
>>517
GJ!よかったねペリーヌ…そして少佐はやっぱりいい人だなあ……
美緒ミーナぜひお願いしますよ!!
520名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 19:44:10 ID:44zh2kJi
こんばんわ。zgdRiItOです。
自分も投下したいんですけど、いいですか?
ちょっとシチュが>>517さんにかぶるけど、リーネ芳とペリーヌさんで、
アニメED後の行間を語らせるような話ですー。
521名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 19:47:35 ID:CwLcW3ZZ
>>520
断る者なんていないさ
522名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 19:53:48 ID:44zh2kJi
よーし。それじゃ投下します!今回はまじめに書きました!
zgdRiItOです。

『恋色の街角』

(1/9)

晴れた日、私は基地からの往復切符を手にして、ロンドンにあるオックスフォード・サーカス駅の
中央口に立っていた。

「ごめんなさいねリーネさん。こんな所に連れ出して」

ペリーヌさんがそう言って、少しだけ申し訳なさそうに、目を伏せる。
普段は厳しい事を言うけれど、決して意固地ではないこの先輩が私は嫌いではない。

「いいえ、気にしないでください。私も来るつもりだったんで」

今日の私は、先輩…ペリーヌさんにロンドンへ呼び出されて居た。二人一緒に基地を出るのはまずいと、
それぞれ別行動で駅に集合する程、念が入っている。

ネウロイの巣が消え、ガリア解放と同時にウィッチーズの解散が決まった。昨日は任務完了を
祝したパーティーだった。ふと、扶桑に帰ると言っていた芳佳ちゃんと坂本少佐の顔が浮かび、
心がチクリと痛む。

私は複雑な気分でパーティーを過ごしていた。浮かれたいような、でも浮かれてる場合じゃないような。
そんな時、ペリーヌさんに声を掛けられたのだ。坂本少佐に記念のプレゼントを買いたいから、
ロンドンを案内してくれ、と。

「その、プレゼントってどんな物を考えてるんですか…?」

ロンドンは未だ戦時下にあったけれど、ガリア解放と言う久しぶりの明るいニュースに沸いていた。
まだ道を行く人々の服装はくすんで暗い。だけど表情は心なしか少しだけ明るくなったように思えた。
私達の戦いが世界の役に立ったんだと思うと、自信のようなものが湧いてくるのだった。

「それが、まだ決まりませんの。なにしろ趣味は訓練、て感じですもの…」
「た、確かに…」

私は苦笑を浮かべ、そう答える。であれば、とりあえず商店街に行って商品を見ながら考えるのが
良いかもしれない。

「じゃ、じゃぁノッティング・ヒルに行ってみませんか?アンティークとかもありますし、プレゼントには
良いかも知れませんよ?」
「そうですわね。とりあえず動きましょう」

私達はノッティング・ヒルへ向かうため、今でたばかりの駅のゲートをくぐった。
523名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 19:54:34 ID:44zh2kJi
(2/9)

「はぁ、すごい人出です事…お祭りですの?」
「ここはいつもこんな感じなんです…。はぐれない様に気を付けて下さいね」
「は!はぐれる訳ないでしょう!何を言ってるんですの?あなたは全く…」
「そ、そうですね…」

ノッティング・ヒルのポートベロー・ロードは沢山の人が溢れかえっていた。幅20m程度の
道路の両脇に、ひさしを出した商店がずらっと並び、そこかしこから呼び込みの威勢の
いい声が飛び交っている。私も軍隊に入る前はたまに遊びに来たなぁ、なんて少し懐かしくなる。


「燈台、カトラリー、ティーセット。靴下、国旗にピンバッチとキリがありませんわね」
「まぁ今日は休暇なんですから、ゆっくり探しましょう」

ペリーヌさんが目に付いたお店に近寄っていき、品物を眺め始める。その途端に店主から
元気に声を掛けられ、慌てて「な、なんでもありませんわ!」なんて言いながら店から
逃げ出してくる。
私はその一連の流れが面白くて、つい吹き出してしまう。

「もぅ!笑うなんて失礼ですわ!ガリア貴族は普段買い物なんてしませんの!」
「ごめんなさい、つい…。一緒に見て回りましょうか?」
「あ、あなたがそうしたいのでしたら構いませんわっ」

私はペリーヌさんを連れて手近なお店に入っていく。それを目ざとく見つけた店員さんに
声を掛けられる。

「お、きれいなお譲ちゃん達、今日は何をお探しだい?」
「ええと、上司へのプレゼントです。何か良いものありますかー?」

通りの雑踏に引きずられて、つい私の声も大きくなる。

「そうだねぇ。無難な所でこのハンカチなんかどうだい?ちょっと値は張るが上等だよ!」

私はペリーヌさんを少し振り返る。ペリーヌさんは気まずそうに首を小さく振る。

「ごめん、おじさん!また来るね!」
「おぅ、またヨロシクなっ!あとお兄さんと呼んでくれ!」
「はーい!お兄さん!」
524名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 19:55:20 ID:44zh2kJi
(3/9)

店員さんは機嫌よく手を振ってくれた。私も手を振り返し、店を出る。
ペリーヌさんは何だか浮かない顔だ。

「どうしたんですか?ペリーヌさん」
「あ、あなた随分こう言うやり取りに慣れてらっしゃるのね…」
「昔は良くショッピングに来てたんです。懐かしいなぁ」

普段は講義でも模擬戦でも全然かなわないペリーヌさんの弱点を見つけたみたいで、
私は少し嬉しくなる。

「さっ!次の店に行きましょ!」

私はペリーヌさんの手を取って、通りを歩き始めた。



日も高くなる頃、ようやくペリーヌさんはプレゼントが決まったみたいだった。

すごく大変だった。3つくらいの候補をあれでもない、これでもないと何回もお店とお店を
行ったり来たりしたのだった。最後の方は店員さんに顔を覚えられて「また来たのかい嬢ちゃん」と
冷やかされたりもしたのだった。
だけど、ペリーヌさんは「大事な一品なんですの、妥協なんてありえませんわ」と意にも介さず、
品定めに全力を上げていた。

私はもうプレゼントは決まっていた。可愛らしい花の飾りがついた万年筆と手紙のセット。
手紙を芳佳ちゃんにねだるようで悪いかな?と思ったけど、最後なんだし強気で行かなくっちゃ!
と思って買ったのだった。自分で見ても欲しくなるぐらい、可愛らしい。

「き…決まりましたわ!」

ペリーヌさんが疲れた顔で商品を持ってくる。全体的に元気がなくなっていた、選び疲れって
あるんだなぁ、なんて暢気な事を考える。

「良かったですねペリーヌさん!じゃぁ買って来ましょう?」
「そうですわね、ちょっと行ってきますわ…」
「ペリーヌさんファイト!」

ペリーヌさんが店の奥に入って行き、レジのおばさんに商品を渡した。私をそれを店の外で見ていて、
これで一安心かな、と思った時だった。

聞きなれた高らかな笑い声が聞こえたのだ。
525名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 19:57:10 ID:44zh2kJi
(4/9)

「わっはっは、さすが宮藤だ!私も鼻が高いぞ!」
「もー坂本さんは…。こっちですよ〜!」

ミヤ…フジ…?

私は思わずお店の中に隠れてしまう。あれ?なんで隠れるんだろう。なんだか心がチクチクする…。
私はお店の外を見ると、案の定、芳佳ちゃんと坂本少佐が二人で通りを歩いていた。二人とも両手
に荷物を持って、なんだかすごく楽しそうだ。坂本少佐が大股で歩き、芳佳ちゃんがニコニコしながら
それに付いていく。

私は声を掛けそびれ、二人が過ぎていくのを店の中から眺めている事しかできなかった。
芳佳ちゃん、坂本少佐と一緒で楽しそうだったな…。
やっぱり、芳佳ちゃんは坂本少佐といるのが楽しいのかな、だから二人でショッピングに来たのかな、
もしかして芳佳ちゃんは坂本少佐の事が…。事が…。

私はさっきまでの浮かれた気分が一気に消えて、なんだか酷く沈み込んでしまった。
そんな私にペリーヌさんが声を掛ける。ペリーヌさんも二人を見つけたようだった。

「なんで声を掛けないんですの?」
「その…芳佳ちゃんが楽しそうだったから…」
「ま、あなたがそうしたいんなら構いませんけど」

ペリーヌさんの眉が少し吊り上っていた。怒らせちゃったかな…。
526名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 19:57:45 ID:44zh2kJi
(5/9)

あのあと、私達は言葉少なに基地へと向かう地下鉄へ乗り込んだ。
車内でペリーヌさんが気分を変えるように私に話しかける。

「リーネさん、今日は本当にありがとう、あとはこれを少佐にお渡しするだけですわ」
「…」
「リーネさんもあの豆だぬ…宮藤さんに渡すんでしょう?元気お出しなさい」
「その、こんなプレゼント渡して迷惑じゃないでしょうか?」

昼間の芳佳ちゃんと坂本少佐の楽しそうな姿が目に浮かぶ。
私は胸の中のもやもやが、身体中に広がって、涙が滲んでくる。

「見損ないましたわ。リネット・ビショップ軍曹」
「…っ!」

ペリーヌさんは戦闘中を思わせる強い目で、私を見ている。

「貴女は、あのミヤフジさんと過ごした時間を、出来事をなんだと思っていますの?
ねぇ、リーネさん。貴女の気持ちはそんな事でくじけてしまうような、ちっぽけな物
なんですの?そうだとしたら、同じ扶桑の魔女を慕うものとして感じていた、私の、この、
連帯感も考え直す必要がありますわね」

少しの時間。私は声を出すことができず、視線に射すくめられるような気持でいた。

「教えて下さい、リネット・ビショップ軍曹。ううん、リーネさん」

そう言ったペリーヌさんの視線はさっきまでの厳しさが消え、私を後押しするような温かい、
優しいそれになっていた。私は涙を拭い、顔を上げる。

「ううん、私!芳佳ちゃん、宮藤さんが好きです!」
「その調子よ。ブリタニアの女性は強くてしたたかでなくては、ね?」

ペリーヌさんは少しおどけたような調子で、私のおでこをつつく。私はくすぐったくて、
身をよじってしまう。

電車が減速する。基地の最寄駅についたみたいだった。
527名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 19:58:26 ID:44zh2kJi
(6/9)

その日の夜、夕食のあと。
私は芳佳ちゃんの部屋に向かっていた。手にはプレゼントを持って。

ドアを軽くノックする。「はーい、どうぞー」芳佳ちゃんのいつもの声が聞こえる。
私は深呼吸を一回。扉の向こうにいる芳佳ちゃんを思い浮かべる。坂本少佐の
顔も一緒に浮かんでしまうけど、頭を振って意識を集中する。

ペリーヌさん、私がんばります!

「入るね、芳佳ちゃん」

いつも奇麗な芳佳ちゃんの部屋は、今日は特に片付いていた。きっと扶桑に
帰る準備が進んでいるんだろう。

「あ、リーネちゃんどうしたの〜?」
「あ、あの、芳佳ちゃんもうすぐ扶桑に変えるでしょ?だから…記念にこれ…」

私は後ろ手に持っていた万年筆の包みを、芳佳ちゃんに差し出す。芳佳ちゃんの眼が
最初おっきくなって、それからすごく嬉しそうに笑う。

「わぁ!ありがとう〜!嬉しいよ!リーネちゃん!」
「喜んでもらって、嬉しいよ、芳佳ちゃん」
「ね、これどうしたの?開けて良い?」

言うが早いが芳佳ちゃんは、包みを丁寧に開けて万年筆を取り出した。

「わぁ!これって…っ!」

芳佳ちゃんが驚いたような顔をする、その、嬉しいってだけじゃ済まないぐらいの顔。

「ど、どうしたの…?芳佳ちゃん」

芳佳ちゃんはビックリ顔が直ったかと思った途端、芳佳ちゃんのカバンをあさり出した。

「ほ、本当は最後の日に渡そうかと思ったんだけど!これ!」
528名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 19:59:30 ID:44zh2kJi
(7/9)

そう言って芳佳ちゃんが取り出したのは、私がプレゼントしたのと同じ包み紙。
え?これって…?
私は包みを指さそうとするけど、指が震えてしまう。

「そうだよ!今日ね!リーネちゃんへのプレゼント買いにノッティング・ヒルに行ったんだよ!
坂本さんに手伝って貰ったんだけど、坂本さん、道に迷っちゃって大変だったんだよ〜!」

芳佳ちゃんは自分で包みを開けると、万年筆をとりだして私に見せた。
それは、私がプレゼントしたのと同じ、花柄だった。

「ほら!同じだよ、奇跡みたいだよ!すごいよすごいよ!リーネちゃん!」

そうか、芳佳ちゃん私の為に坂本少佐と一緒に…。
私は嬉しくて、自分の早とちりが情けなくて、芳佳ちゃんに申し訳なくて、
だけどとても嬉しくて…。また涙が溢れだしてしまった。

「うぅ…芳佳ちゃん!」
「ひゃわっ!」

私は芳佳ちゃんに抱きつき、強く強く抱き締める。

「リーネちゃん、なんだか分からないけど私、嬉しいよ!」

芳佳ちゃんも私の事を同じくらい強く、抱きしめてくれる。

「芳佳ちゃん、好き…大好きっ!」
「うん!私も好きっ!離れても手紙書くよ!」

その後、私達はしばらく訳も分からずわんわんと大泣きをしてしまった。
529名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 20:00:16 ID:44zh2kJi
(8/9)

深夜、広間から続くバルコニー。芳佳ちゃんと大泣きしてしまった私は、あのあと恥ずかしくなって、
逃げるように部屋から出てきてしまったのだった。とは言え、昂ぶった気持ちのまま部屋にいても
寝られる訳もなく、こうして頭を冷やしに来たのだった。

こ、告白しちゃった…。明日からどんな顔をして芳佳ちゃんに会えばいいのかな…。

バルコニーには先客がいた。見とれるほど奇麗な金髪を持った女性、ペリーヌさんだ。月
に照らされた後ろ姿は、まるで昔読んだ絵本にでてくる妖精みたいだった。

「うまく、渡せたみたいですわね」
「はい、ありがとうございます…」
「全く…。二人の泣き声が基地中に響いてらしてよ?」
「えぇっ!」
「皆さんへの言い訳が大変だったんですから」

顔から火が出そうなほど、恥ずかしくなる。

「ま、リーネさんが良かったんなら構う事ではありませんわ」

ペリーヌさんはそう言って、手すりに寄りかかったまま背伸びをする。私もペリーヌさんの隣へ行き、
海を眺める。
夜の海峡は眠ったように静かで、静かで涼しい夜の風が頬をなでた。
530名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 20:00:56 ID:44zh2kJi
(9/9)

「えっと…、ペリーヌさんの方は…?」
「その…まぁまぁ、ですわね…」
「はぁ…?」
「い、私の事はいいんですの!それよりリーネさん!」

ペリーヌさんが改めてこちらを見る。決意と覚悟に満ちた強い目だ。

「部隊は解散しますけど、これからまた忙しくなりますわね」

そうなのだ。私達はこれから立場を変え、自由ガリア空軍とブリタニア空軍から派遣される
第一次ガリア調査支援大隊として、共に復興に尽くす事が決まっていた。

「わたくしはダラダラと復興をするつもりは有りませんわ。一刻も早く祖国を復興して、そして、
私は扶桑に行きます」
「…はいっ!」
「リネット・ビジョップ軍曹。頼りにしてますわよ?」

ペリーヌさんはそう言うと、お茶目っぽく微笑んだ。

「Yes,ma'am!ペリーヌ・クロステルマン中尉!これからもよろしくお願いします!」
「こちらこそよろしくね、"Camarade"」

私達は強く強く手を握り合った。夜空には数えきれないほど沢山の星が輝いていた。
531名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 20:01:27 ID:44zh2kJi
(あとがき)

まずは謝辞。
 ◆juxGFpUaK.さんから支援大隊の設定を借用しましたm(_ _)m
 あとじっちゃのSS速度に元気づけられてます。ありがとう。
 さらにwe0UV5E+さんから軍隊内の言い回しを知りました。ありがとう。
 最後に題名はサニーデイ・サービスからです。ありがとう。

今回は最終回を見て色々思うところあって、割と一生懸命書きました。
起承転結とか、いろんな伏線とか。EDで芳佳が手紙を書いてるとき、
その筆記用具はリーネがプレゼントしたものだったらいいな、とか思ってます。

御目汚しにならなければ幸いです。

以上です!サー!
532名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 20:01:59 ID:44zh2kJi
あと長すぎましたかね…。許してw
533名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 20:19:18 ID:vhN+LU7D
>>531

それにしても最近出てきた最終話EDに解釈を施す主旨のssはクオリティ高いな
俺はいかないんだけど個別スレや本拠地ではこれくらいが普通なのか?

あとこのスレ支援兵さえ余すところなく職人なのかってくらい書き手大杉
素晴らしいぜ!!
534名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 20:21:32 ID:CwLcW3ZZ
>>531
GJ! 画を想像すると泣ける…!
最終回見た後にまたじっくり読もうかな。

あと自分のSSの速度に元気づけられるなんてとんでもないw
ただ出来た作品をボンボン投下してるだけですからw
535名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 20:39:15 ID:dKyLKMb9
>>531GJ!
ペリーヌが少佐にプレゼント渡せてるのかが気になるんだぜwww
536名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 20:49:02 ID:yJIWnyD8
>>531
GJ!!ペリ好きにはたまらん!!
少佐に上手くプレゼント渡せたのかー!??
537名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 20:55:27 ID:C8/hx1G8
>>531
GJ!

設定借用問題なしですよ〜お互いがんばりましょう!
538名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 20:55:41 ID:r85pqmJu
>>499>>511>>517>>531
GJ!!が追いつかないので安価だけ。読み応えのある作品が多くていいね!!

>>533
このスレの勢いは百合・801・エロパロ・創作文芸その他諸々の勢いを圧倒してるよ。
勢い50超えれば盛り上がってる方のこの界隈で、それも代表的過疎板でありながら、
この前まで3桁だったんだから今考えると恐ろしい話だ。今でも十分おかしいけどな。
まさにエース達の競演と呼ぶに相応しいスレだ。
自分ももっとペースアップできれば……!!と思うよ。

ただ、ホントにどうでもいい「○○が××したらどうのこうの」みたいな類の妄想文が減ったのはちょっと寂しいけどな。

冗談でトゥルーデに甘えたフリをするシャーリーを見て激しく嫉妬するルッキーニ……とかね。
さて、保管庫更新してくるか……。
539名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 21:15:19 ID:vJoD2jxc
職人の皆様、
今日もニヤニヤしながら読ませていただきました!!!
こんなありきたりな言葉で申し訳ないですが、GJです!!

あと、エイラーニャss投下します!作者quBJapBjです。
保管庫様、保管宜しくお願いいたします。

まず初めに謝っておきます。
内容は限りなく薄いですが結構長いです…

さらに
・エイラとサーニャが既に付き合っている。
・ウィッチーズの隊員たちが一肌脱いだお陰で2人はめでたくカップルになった。
という設定で書いておりますので、ご注意お願いいたします。

あと、タイトルはロシア語で美味しいレシピという意味らしいです。
ではいきます。



   フクースノエ リツィエプト

 太陽は水平線の向こうに沈み、空は真っ暗な闇に覆われている。いつもなら私は空の上で
夜間哨戒の任務に就いているのだけど、今日は夜間哨戒がない。
 なので私は、いつものようにエイラの部屋に来ていた。暗い部屋の中、いつものように、同じ
ベッドで向かい合って、エイラと私はお話をしていた。
 ふと窓の外を見上げる。

 「エイラ、月が綺麗だよ」
 「あぁ、ソウダナ。でもサーニャの方が綺麗ダヨ」

 突然のエイラの甘い言葉…
 エイラも言うようになったね。心の中でそう思いながらも私は、急に言われたせいもあり、嬉し
いのだけれど、少し恥ずかしくもあり、素直にありがとうと言う事が出来ない。

 「もぅ、エイラったら。いきなりビックリするじゃない」
 「ゴメン。でも本当のことだから」

 エイラは本当に私を喜ばせるのが上手い。いやエイラが上手いんじゃなくて、エイラだから嬉しい
んだ。エイラに好きって言われると、他の誰に言われるよりも幸せな気持ちになる、嬉しくなる。

 「ありがとう。嬉しいよ。エイラ大好き!」

 エイラにカラダを寄せ、そっと頬にキスをする。
 きっとエイラは私の突然の行動にビックリするはず。私だってイキナリのエイラの言葉にビッ
クリさせられたんだから、ちょっとくらい仕返ししてもいいよね。
 でも、嬉しいという言葉も、大好きという言葉も、本当の私の気持ちだからね。エイラ…

540名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 21:16:17 ID:vJoD2jxc
 「イ、イキナリ何するんダヨー」

 エイラは顔を真っ赤にして私をジトっと睨む。思った通りの反応に私は嬉しくなり自然と笑ってしまう。

 「ふふ。エイラもビックリした?さっきの仕返しだよ」
 「わ、私は謝ったじゃナイカー!」
 「許してあげるなんて言ってないもん」

 そんな他愛も無い言葉のやり取り。でもこうしている時間がとても幸せで、エイラと付き合うことが
できて、本当に、本当によかった。私は心の底からそう思った。

 「ねぇ、エイラ。」
 「ナンダヨ」

 私にからかわれたのが気に入らなかったのか、少し拗ねたようなエイラは、私より年上のはずなん
だけど、なんだかとっても可愛い。

 「怒ってる?」
 「別に。怒ってナイヨ」
 「ねぇ、エイラ」
 「ナンダヨ」
 「からかったのは悪かったけど、大好きって気持ちは本当だよ」
 「わ、私も好きダゾ」

 私の言葉ひとつですぐに機嫌が直ってしまうエイラもやっぱり可愛い。こんなに幸せな時間が過ご
せるなんて、みんなに感謝しないと。

 「幸せだね」
 「ソウダナ」
 「みんなに感謝しないとね」
 「アァ、みんなのあの計画が無かったら、今こうして付き合ってることも無いんダヨナ」
 「何かお礼しないとね」
 「お礼?」
 「そう。お礼。私まだちゃんとお礼してないから」

 あのとき、突然現れたみんなに、私は恥ずかしくて、お礼を言ったといえば言ったけど、ちゃんと言え
てなかった。口下手な私では、感謝の気持ちをしっかり伝えられるか不安だから、できれば形のある
何かでお礼をしたいと思っていた。

 「そうだ」
 「ん、ドウシタ?」

 ふいに私の頭の中にひとつのアイデアが浮かんだ。形のあるもの。そして私の感謝の気持ちが伝えら
れるもの。手作りの料理でみんなに感謝の気持ちを伝えよう。

 「みんなに感謝の気持ちを込めてお料理作るのはどうかな?」
 「ナルホド。それはいいアイデアだと思うゾ」
 「じゃあそうするね。エイラも手伝ってくれる?」
 「アァ、モチロンダ」

 こうして私とエイラはみんなに感謝の気持ちを伝えるため、料理を作ることになった。計画の詳細を話し
合い、私とエイラは、明日の朝に近くの町に材料を買いに行き、そして昼食を振舞うことにした。

 「明日がちょうど休みでよかったナ」
 「そうだね。タイミングばっちりだったね♪」
 「予定も大体決まったし、明日は早くから出かけるからもう寝るゾ」
 「うん」

 エイラにそう促され、明日のために私はエイラの胸の中で静かに目を閉じる。こうして私たちは明日に備
えて一緒にエイラのベッドで眠りに付いた。
541名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 21:19:41 ID:vJoD2jxc
 「サーニャ、起きろヨ、朝ダゾ」

 肩を揺らされ、まだ寝ぼけた私の頭の中に、エイラの声が聞こえてくる。私は目を開けて窓の外を見る。
 まだ太陽も寝むそうで、その光は弱々しかった。夜型の私がこんなに早く起きるなんて初めての経験
で、なかなか頭が目覚めてくれない。

 「おはよぅ………」
 「オハヨウ、サーニャ」

 寝ぼけたままエイラと朝の挨拶を交わす。私はあまりの眠気に再び目を閉じる。

 「ッテ、寝るナ!」
 「んん…眠い……」
 「起きろッテ!」

 エイラの元気な声が私の頭に響く、段々と意識が覚醒してくる。そうだ、今日は昼食の材料を買うために
早く起きないといけないんだった。私はそのことを思い出し、ようやく起き上がる。

 「マッタクー、サーニャは朝弱いナー」
 「起こしてくれてありがとう、エイラ」

 ようやく起きることは出来たが、まだノロノロしている私の着替えをエイラが手伝ってくれる。シャツを着せ
てもらい、ボタンも掛けてくれる。さらにネクタイを結んでくれる。きっとエイラは結婚したらいいお嫁さんにな
るんだろうな。

 「ズ、ズボンは自分で穿くんダゾ!」
 「うん」

 そんな会話をしながら着替えを済ませ、顔を洗ったり出かける準備をする。

 「ヨシ。じゃあ行くカ」
 「うん」

 ミーナ中佐に近くの町に行くことと、おおよその帰ってくる時間を書置きに残し、出掛る。エイラが車を運転して
私は助手席。なんか車を運転しているエイラはかっこよくて、さっきはいいお嫁さんになるなんて思っていたけ
ど、今はいい旦那さんになりそうな気がするかな。そんなことを思いながら町へと向かう。
 一番近い町と言ってもそれなりの距離があって、少し時間が掛かると思ったけど、朝早く出てきたためか道が
空いていて、思ったより早く町に着いた。
 車を止めて、朝市をやっている町に出る。そこには新鮮な野菜や魚、お肉など、たくさんの品物が店先に並べ
られ、人々で賑わっている。ブリタニアはまだネウロイに侵略されていないため、人々は幸せそうな日常を過ごし
ているみたい。
 私たちは材料を買うために朝市を見て回る。

 「そう言えば、何作るんダ?」
 「えっとね、オラーシャ料理。ピロシキとボルシチを作ろうと思うの。あとサラダも作ろうかな」
 「おっ、イイナソレ」
 「そう?ありがとう!」
542名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 21:20:31 ID:vJoD2jxc
 ビーツ、たまねぎ、ジョガイモ、キャベツ、レタス、トマト、パプリカ、エビ、スモークサーモン、アボガド、ベイリーフ、
サワークリーム、牛肉などなど、いろんなお店を回り、エイラと一緒に品物を見て、お話をしながら必要な食材を揃
えていく。それだけですごく楽しかった。ひとりで買い物するときとは全然違う。食材を一緒に選びながら買い物な
んて、なんかこう、夫婦みたいで胸がときめく。

 「気合が入ってるナ」
 「うん。みんなに喜んでもらいたいし」
 「そのために料理を作るんだもんナ」
 「そうそう」
 「ア、私ニンジンキライ…」

 話の途中で、私がニンジンを手に取ったとき、不意にエイラがニンジンを見て嫌そうな顔をする。私は構わず代金
を払いニンジンを購入する。

 「ナ、何で買っちゃうんダヨー」
 「好き嫌いしちゃだめだよ。エイラ」
 「デ、デモ…」
 「もしかしたら食べれるようになるかもしれないし。食べてみよう?」
 「チェー、わかったヨー」

 ニンジンが嫌いでワガママを言うエイラが可愛くて私は自然と笑顔になる。私が笑うとエイラも笑ってくれる。エイラ。
ニンジン食べれるようになるといいな。

 「これで材料は揃ったナ」
 「そうだね」
 「まだ時間にも余裕があるし、少し休憩シヨー」
 「うん」

 そういって私たちは食材を車に積んだ後、近くにあった少しおしゃれなカフェに向かった。店内は落ち着いた感じの装
飾が施された木製のテーブルとイスが並んでいて、ラジオからは優雅なクラシックミュージックが流れている、さらに挽き
立てのコーヒーのいい匂いがして、雰囲気がいいお店だと思った。
 向かい合って座った私たちは、ブリティッシュマフィンとコーヒーを注文する。ちょっとしたデート気分で私たちは笑いな
がらお話をして料理が出来上がるのを待つ。
 しばらくすると出来たての美味しそうなマフィンとドリンクが運ばれてくる。

 「わぁ、美味しそう」
 「ソウダナ。じゃぁ、イタダキマス」
 「いただきます」

 そう言って、私たちは少し早めの朝食をとる。

 「おいしいね」
 「ソウダナ。外見がおしゃれで入ってみたけど、味もイケルナ」
 「ふふ、そうだね。あ、エイラこっち向いて」

 エイラのほっぺたにはマフィンに塗ったブルーベリージャムが付いていた。私はそのジャムを指で拭って、その指をぺろ
りと舐める。

 「ナ、ナニしてるんダヨー」
 「なにって、ジャムが付いてたから…」
 「ダ、ダカラッテナー」
 「いいじゃない、私たち恋人同士でしょ?」

 私がそう言うと、エイラは大人しくなる。ふとしたことで恥ずかしがったりするエイラが乙女チックでとっても可愛いと思う。
大人しくなったエイラとお話をしながら、マフィンを食べ、コーヒーを飲む。
 本当に、エイラと町に来てよかった。買出しって言うとなんだかめんどくさそうな気がするが、エイラが隣に居ると、本当に
ドキドキなデートみたいで楽しかった。ありがとね。エイラ…
 基地に戻るため、店を出た私たちは車へと向かう。その途中、私はエイラと手をつないでみた。エイラは初めビクリと反応
し、慌てていた。でも、私が微笑むとエイラも微笑んでくれて、繋いだ手を、そっと、握り返してくれた。
543名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 21:23:27 ID:vJoD2jxc
 基地に着いた私たちは、ミーナ中佐に帰ってきたことを報告し、早速、調理に取り掛かる。

 「私はどうすればいいんダ?」
 「エイラはボルシチ用のブイヨンを作って、ビーツを蒸して。それから具材を切ってちょうだい」
 「ワカッタ」

 エイラにボルシチの下拵えをお願いして、私はピロシキの生地を作る。小麦粉にミルクやバターなどの材料を
混ぜ、捏ねる。捏ねた終えた生地を休ませる間に、ピロシキの中に入れる具を作る。牛肉をミンチにし、フライパ
ンで炒める。そこにキャベツのみじん切りを加え塩とブラックペッパーで味付けをする。エイラのブイヨンも煮込む
段階に入っていて、アクを取りながらボルシチの具材をリズム良く刻んでいる。
 こうして2人で仲良く料理をするなんて、まるで新婚夫婦みたいだと私は思った。

 「エイラ」
 「ン?ナンダ、サーニャ」
 「こうしてるとなんだか新婚夫婦みたいだね」

 私はエイラを呼んで思ったことを素直に口にする。

 「ナ、何言ってるんダヨ!」

 エイラは顔を真っ赤にして恥ずかしそうに私から目をそらす。そのとき、焦って手を滑らせたのか、エイラが包丁で
指を切ってしまった。

 「イテッ」
 「大丈夫!?傷口見せて」
 「ダ、ダイジョウブ。少し切れたダケダヨ」

 私は慌ててエイラの指先を見る。エイラの言う通り、傷は浅いようで、傷口からは血がうっすら滲む程度だった。私
はほっと一安心してから、止血するためにエイラの指を口に含む。

 「サ、ササ、サーニャ!なにしてるんダヨ!」
 「なにって、応急処置」

 エイラは私の行動にビックリしたのか声が上ずっている。私は構わず、エイラの細くてすらっと伸びた綺麗な指を唾
液を絡ませながら舐める。

 「あ、サ、サーニャ…ダメダヨ…」

 エイラは口ではダメだと言いながらも、私に指先を舐められて気持ちよさそうな表情をしている。私は好奇心から、さ
らに、吸ってみたり、舌を使って傷口を丹念に舐め上げてみる。

 「あぁ、ヤァ…ん…」

 私が傷口を舐めるたび、エイラの口から漏れる嬌声にも似た吐息に、私は心の中で笑った。最後に舌先でぺろっと舐
めて、ようやくエイラの指を解放する。

 「ふふ、エイラ、気持ちよかった?」
 「ソ、ソンナコト!」
 「冗談だよ♪」

 
544名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 21:24:09 ID:vJoD2jxc
 ちょっとからかってから、私は本格的にエイラの傷の手当をする。傷口を消毒し、ガーゼを当て、包帯を巻いておく。

 「よし。これで大丈夫」
 「ここまでしなくテモ。これじゃ料理できないゾ」
 「大丈夫、下拵えは終わってるから後は私一人でも出来るよ。エイラはそこに座って見てて。今コーヒー淹れるから」

 私はエイラをイスに座るように促し、コーヒーを淹れてエイラに手渡す。

 「はい。エイラはブラックだよね?」
 「アァ、アリガト」
 「どういたしまして」

 私はエイラに微笑み、調理を再開する。ピロシキは生地に具を包んで焼くだけだし、ボルシチもエイラが刻んでくれた具
材を出来上がったブイヨンに入れて味付けをするだけだ。サラダも簡単に出来るだろう。

 「ゴメンナ。サーニャ」
 「気にしないでゆっくり見ててよ。もうすぐ出来るから」

 私はそう言ってピロシキとボルシチの仕上げに入る。ピロシキをオーブンに入れ、ボルシチも、ブイヨンに蒸したビーツ、
たっぷりの野菜、牛肉を入れ、塩、砂糖で味を調えて、後はもう少し煮込めば完成だ。

 「ナァ、何でさっきあんなこと言ったんダ?」

 調理している私にエイラが声を掛けて来る。あんなこととは、きっと新婚夫婦みたいだねという言葉だと思う。私は素直
にそう思ったからだよと返す。

 「なんか、2人で一緒に料理って新婚夫婦みたいじゃない?」
 「ソ、ソウダナ」

 そう言って恥ずかしそうに顔を赤くしコーヒーを見つめてるエイラを見ると、何気なく言った私のほうまで恥ずかしくなってくる。

 「デモ、確かに料理してるサーニャを見るといい奥さんになりソウダ」

 さらにエイラがそんなことを言うから、私はますます恥ずかしくて、顔が熱くなってくる。顔、真っ赤になってるかも。でもそれ
を悟られないように何気なく返す。

 「そう?ありがとう」
 「ウ、ウン」

 エイラも、私と結婚したらとか考えてるんだなって思ったら嬉しくなる。付き合ってまだ一ヶ月も経ってないのに、こんな想像
してるのもおかしいかもしれないけど、想像すると嬉しくなるんだもん。仕方ないよね。
 そんなことを考えてる間にピロシキもボルシチも出来上がり、残りの一品、サラダを作る。レタスをちぎり、器に盛り付ける。
その上に、スライスオニオン、色鮮やかなパプリカ、アボガド、トマト、表面の色が変わる程度にソテーし、ブラックペッパーと
塩で軽く味付けしたミディアムレアのエビ、スモークサーモンをトッピングする。最後にサラダにつけるサウザンアイランドドレ
ッシングを作り、昼食が完成した。

 「エイラ、出来たよ!」
 「オォ!ウマソウダナ。味見シヨ味見」
 「だぁめ。もうすぐ昼食の時間なんだから待ってね」
 「チェ、ショウガナイナー」

 つまみ食いをしようとするエイラを止めて、みんなを待つ。エイラのおかわりの分と私の分。2人分のコーヒーを入れて一息付く。
 そこへ、お昼になり、お腹を空かせたみんながぞろぞろとやってきた。
545名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 21:27:09 ID:vJoD2jxc
 昼食を食べるため、食堂にやって来たみんなは、それぞれの席に座る。

 「(ホラ、サーニャ。何か言えヨ。折角、みんなに感謝の気持ちを伝えるために作ったんダカラ)」

 エイラがコソコソと私に耳打ちしてくる。こうしてみんなを前にして喋るのは思った以上に緊張す
る。私がテーブルの前に立つとみんながこちらを見てくる。上手く言葉が出てこない。どうしよう。

 「エットナ、今日の昼食はサーニャが作ったんダ。私も少しは手伝ったけどナ。ホラ、サーニャも
一言イエヨ」

 そんな上手く喋れない私をエイラがフォローしてくれる。エイラの優しさが私に勇気を与えてくれ
た。みんなもそんな私を笑顔で元気付けてくれる。

 「えっと、エイラと付き合えたのはみんなのお陰です。ありがとうございました!今日はその感謝
の気持ちを込めて、オラーシャ料理を作ってみました。上手く出来たと思うので、みなさん食べてく
ださい」

 そう言ってみんなにサラダ、ピロシキ、最後にサワークリームを浮かべたボルシチを、エイラに手
伝ってもらいながら配る。
 みんなに配り終わり、私とエイラも席に付く。そしてミーナ中佐の挨拶で食事が始まる。

 「おー、うめー!サーニャもなかなかやるな」
 「おかわりー!おかわり!おかわりー!!!」
 「エビがプリプリしてるー♪」
 「サーニャちゃん後で作り方教えて!」

 みんな美味しそうに笑顔で食事をしている。よかった。うまくいったみたい。私は幸せな気持ちで食
事に手を伸ばす。ふと隣を見るとエイラも美味しそうに食べてくれている。

 「ふふ、エイラ、美味しい?」
 「アァ、サーニャの料理は最高ダヨ」
546名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 21:27:40 ID:vJoD2jxc
 しかし、良く見ると、エイラはボルシチに入っているニンジンを綺麗に避けて食べていた。好き嫌いし
ちゃだめだって言ったのに…

 「エイラ、ニンジンは?」
 「エ!?コ、コレハ…ソノ…」
 「ちゃんと食べなきゃダメ。はい、あーんして」

 エイラは言い訳をしようとして、なかなかニンジンを食べない。私はスプーンでニンジンを掬い、そん
なエイラの口元に運ぶ。

 「ア、アーンってサーニャ!恥ずかしいダロ!」
 「エイラがニンジン食べないからじゃん」
 「デモォ…」
 「いいから、はい、あーん」
 「ア、アーン」

 なおも迫る私に、エイラはようやく観念したのか大人しく口を開ける。私はそんなエイラに、にんまりし
ながらニンジンを食べさせる。
 ぱくっとニンジンを食べさせ、エイラの感想を待つ。

 「ア、ウマイ…」
 「でしょ?よかったね、エイラ。はい、もう一口、あーん」
 「アーン」

 美味しいと言ってくれたエイラにさらにもう一口食べさせてあげる。素直にぱくぱくと食べるエイラがとっ
ても可愛い。

 「いいなー!私もあーんってして貰いたい!」
 「よ、芳佳ちゃん!」

 芳佳ちゃんが羨ましそうに、私を見つめてくる。しかし、そこにエイラのカラダが割り込む。

 「サ、サーニャにあーんしてもらっていいのモ、あーんしていいのモ私ダケダ!ホラ、サーニャ、アーン」
 「えっ、あ、あーん」

 突然、エイラにあーんされて私は反射的にそれを食べる。エイラに食べさせてもらったボルシチはとって
も美味しかった。私は素直にお礼を言う。

 「ありがとう、エイラ。美味しい」
 「ソ、ソウカ!じゃあモット食べロー。アーン」
 「あーん」

 そうして、私はエイラにされるがままに料理を食べさせられていた。

 「うっわー!見せ付けられてるよーシャーリー♪」
 「まったく、やってくれるよなー♪」
 「わっはっは!これがバカップルというやつか!」
 「人前で何をやっているんだ…」
 「とか言いつつ、トゥルーデも羨ましいんじゃなーい?」
 「まったく、なにをしてらっしゃるのかしら」
547名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 21:30:04 ID:vJoD2jxc
私たちの様子を見ていたみんなが、からかってきて、私とエイラは、人前で自分たちのしていたことの恥ず
かしさに気付く。言われてみれば坂本少佐の言うとおり、バカップルみたいで恥ずかしい…

 「………」
 「………」 
 「うふふ、2人は付き合ったばっかりのラブラブカップルなんだら許してあげましょう。それに、2人がそうしてラ
ブラブしてくれると、私たちも頑張った甲斐があって嬉しいわ。さぁ食事を続けましょう」

 私たちが恥ずかしくて黙っているところにミーナ中佐が優しくフォローを入れてくれる。しかし、そのフォローが
ますます恥ずかしい。みんなは何事も無かったように食事の続きを食べている。でもその表情はニヤニヤして
いて、なんとなく居心地が悪いというか、肩身が狭いというか。
 こんな雰囲気になったのはエイラのせいだ。私は小さい声でこっそりとエイラに耳打ちした…



 「(もぅ!エイラがニンジン食べられなかったせいなんだからね!)」
 「(ナ、ナンデそうなるんダヨー!)」

以上です。
こんなどうしようもない話ですが、読んでくれた皆様、ありがとうございます。
サーニャ視点で初めてss書いたのですがめちゃくちゃ難しい…
548名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 21:38:15 ID:Bnksn9Ua
GJ
明日ピロシキとボルシチ作ってみるわ
549名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 21:44:47 ID:4nrKCzg6
フリーダムケータイだっぜ
550名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 21:57:30 ID:bqjPW5KK
GJ!
そういえばサーニャ視点あんまりないですね
551名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 22:38:49 ID:44zh2kJi
>>551
面白かった!
あぁ、こういう雰囲気いいなぁ、って思ったよ!GJ!
552名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 22:44:08 ID:vJoD2jxc
>>548
日本ではボルシチに入れるビーツという肝心な野菜を
手に入れるのが難しいみたいです><

>>550
書いて気付きました。
同じ話ならサーニャ視点よりエイラ視点のほうが簡単で面白いってことにw
553名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 22:59:56 ID:J6oiq6o3
書き主の料理の知識が凄くて良いな
GJダ
確かにサーニャ視点はなかなか無いから良いな
554名無しさん@秘密の花園:2008/09/23(火) 23:04:01 ID:CwLcW3ZZ
>>538を受けて小ネタを一発

「おねえちゃ〜ん♪」
「なっ、何をするっ!リベリオンッ…!!//////」
「おねえちゃん、大好き〜♪(ヒヒヒ、おもしれー♪)」
「やっ、やめろっ…(マッ、マズい…ちょっと可愛い…!)!」
「シャーリー!!!!!!!」
「んあ?なに、ルッキーニ」
「ななななんで…」
「(ちょっとからかっちゃおか)ごめん、ルッキーニ、私今日からおねえちゃんと付き合う事になったんだ」
「えっ……うっ…そ……」
「ほ・ん・と・♪
だからルッキーニ、今日でお別れだ」
「シャッ…」

バターン

「うわぁー!ルッキーニが泡噴いて倒れたー!」

こんな感じに妄想
555テキスト:2008/09/23(火) 23:17:18 ID:vhN+LU7D
>>334の続きをシュツルム!!

ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケは軋む心を抱えていた。
ほどよく酩酊した頭にしても、幸福な観念が何一つ思い出されない。
彼女を支配しているのは、いつの日かの、夜の出来事。
自分の必死の請願に対し、あっさりと逃げてみせた、坂本美緒、その人のこと。

―――――――――――――――――

CASE2 ゲルトルート・バルクホルン+ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ+エーリカ・ハルトマン


最後の夕食の席は誰もが少しずつ無理にはしゃいでいるような雰囲気があった。
彼女もまたそこで、この隊の長として気丈に振舞うことを余儀なくされていたのである。

しかし今、やっとこの日の責務から解放されたミーナは、一人きりでテラスに立っていた。
ぐるっと取り囲む手すりに沿い、一番端まできてみると、思いのほか夜の闇は濃かったが、
そこからは煌々と光を放つラウンジが開け、中に残った何人かの姿がはっきりとうかがえる。
それぞれが、それぞれに、別れを惜しんでいるのだ。
ミーナは自分もがまた、そうであることを思い病む。
しかし彼女が見つめるその先に、もうしばらく想い人の姿はなかった。

「こんなところで何をしているんだ」

ゲルトルートは大分距離をつめてから、やっと声をかけてきた。
ミーナはこちらに向ってくる人影を、ずいぶんと前から視野にとらえていたのだ。
何気ないふうを装い、ふっと微笑みかけようとしたが、しかしこれには失敗した。
吹き付ける風に身を委ねるふりをして、身体を反転させる。
眼に映るのは、重苦しい静寂の支配する海面。その闇は瞬く間に彼女の心を侵食していく。
手すりをつかんでいた手がかたかたと震えた。
何のためだろう?と、ミーナは思う。

高い位置にあるテラスは、周囲に海岸を望む立地も手伝い、頻繁に強い風が吹きつける。
ミーナは風にさらわれた自身の髪を押さえつけ、顔を少し、その方角よりそらした。
そらした側へと、当然のようにして並ぶ、影。
気遣い、ではないのだろう。彼女もまた、逃げ出すようにしてここに来たには違いない。
だからとても、一人にして欲しい、というようなことは言えなかった。
556テキスト:2008/09/23(火) 23:19:35 ID:vhN+LU7D

「暗いな」
「…そう、かしら」
「何を考えているのか、察してくれと言わんばかりの表情だ」

ゲルトルートはぶっきらぼうにそう言った。
何もかもが弥増しに皮肉に聞こえる、醜悪な感情が持ち上がっていた。
自分は今、どんな表情をしているのだろう?そんなことを考える余裕さえ、無い。
ミーナはゲルトルートの言い草に対し眉を寄せ、キッとした表情で彼女を見やった。
だがゲルトルートは暗い空、何を見るものがあるというわけではないそんな虚空を、
憂いをたたえる眼差しで仰ぎ見ており、どうやら自分と目を合わせる気はないらしい。
なぐさめているのか?
だとしたら、

「余計なお世話、か。
 そう、だがその様子じゃ、本当に気づいてもらいたい相手は相当な鈍感と見えるな」

ゲルトルートは眉尻を下げ、心痛の表情で唐突にミーナをふりむいて言った。
その表徴に射すくめられ、ミーナはやっと意図を知り、安らかな気持ちを獲得するにいたる。
そう、ゲルトルートにはいつも簡単に見透かされてしまうではないか。
その関係性はたまににがくもあるが、いつだって心強く、あたたかだ。
そういうところを、この盟友はしっかりと心得ていた。

「あなたこそ」

ミーナはおどけた調子で言った。
ゲルトルートはそれでもほっとしたようだ。表情が緩む。
だが一瞬後にはキッとして、尋ね返す。

「なんだ?」
「もう挨拶は済ませたの? お礼はちゃんと、言えたのかしら?」
「な、何のことだ?」

ゲルトルートは途端にして狼狽する。まるで百面相ね、と、ミーナは可笑しく思った。
そのようにして自然、余裕を取り戻したミーナは身体をかえし、手すりによりかかる形でラウンジの方を向く。

「急がないとまた機を逃してしまうわよ」
「わ、私のことは今はいい。…あっ!」

遠く見える建物の明かり中で、席についていた芳佳が立ち上がったのだ。
その瞬間、声を漏らすゲルトルートに、ミーナは今度、思わず笑みをこぼす。
557テキスト:2008/09/23(火) 23:20:56 ID:vhN+LU7D

「な、なんだ。私は別に宮藤には…もう借りは返したつもりで…」

言い訳を吐きながらちらちらと光源を見やるゲルトルートの眼は、芳佳が再び席につく姿を捕らえた。
ほっと胸をなでおろす。その一部始終をみていたミーナは無意識にくくっと声をもらして笑っていた。
羞恥に耐えるゲルトルートは、人差し指で頬をかき、誰も見ていない夜の中へと視線を泳がせる。
そのようにして弛緩した雰囲気の中へ、明かりの彼方からもう一人、やっくる人影があった。

「トゥルーデー。宮藤がもう眠いって言ってるぞー。早くしないと…」
「何ィ!」

エーリカのその言葉の、半ばで飛び上がる、ゲルトルートの身体が前傾した。
が、たちまち隣人の視線を意識して体裁をとりつくろう。
亜空間を見つけ次第、口笛でもふきかけない有様だった。
ミーナは茶化したしめくくりにと、ふふっとすまして笑い、甘やかすような声で言う。

「いってらっしゃいよ」
「だ、だから私は…」
「あ、宮藤が立った」
「っ!!」
「嘘だよーん」
「エーリカ、貴様!」

あははーと笑いながら、エーリカはゆるりと歩みゲルトルートの隣に並んだ。

「でも本当にもう眠たそうにしてたよー」

くーっと伸びをして、そのままその腕を頭の後ろへ組み、気だるそうに言う。

「そ、そうか。まだそんなに遅くはないんだが、なるほど、そうか。きっとはしゃぎすぎて疲
 れたんだろう。ふふ……フ…、そうか。そんなところもさすが私のいも…いや、そうではな
 いがやはり可愛…いや違う、断じて私は、そう私にはクリスという立派な…だが義理という
 のはまた、それはそれでいい。す、すごくいい…いやむしろもぐもぐ…」

なにやら独りごちはじめたゲルトルートを見て、ミーナとエーリカは目を見合せて肩をすくめる。
が、それだけにとどまらず、エーリカはいたずらな笑みを浮かべ、その背をどんっと押したのだ。

「お、おねえちゃんと呼んでみ…っ!」

ゲルトルートは更に前へとつんのめった。
背中を押され、ごにょごにょと口内に渦巻いていた邪念が口から飛び出す。
558テキスト:2008/09/23(火) 23:22:12 ID:vhN+LU7D

―――お ね え ち ゃ ん と 呼 ん で み な い か !?―――

ぽかんとするミーナと呆れ顔のエーリカに対し、

「なんだ?」

と、とても返答を欲しているかに聞こえない、小声で呟きそっぽを向く。

「いいからさっさとしなよ、おねえちゃん」

エーリカが手すりをはなれて二・三歩、前へ出た。
こともなげにゲルトルートに背を向け、言い放った言葉はしかし、一瞬にして彼女の意識を掌握する。
目を丸くするゲルトルート。
エーリカは平気なものだった。

「あ、宮藤のヤツ席を立ったぞ」
「ああ、うん」

期せずして、
エーリカに鷲づかみにされた心をさすりながらよろよろと前進を始めるゲルトルートの背中を、
最後にそっと押してあげたのはミーナだった。
ゲルトルートが振り返ると、ほんの少し首をかしげて柔らかく目元を細める。
するとゲルトルートの方では敵地に乗り込む英雄の如き力強さで頷くのだった。
その勇敢な歩みで、どこへ向かうともなしにふらふらっと歩を進めるエーリカの後を追いかける。

「お、おいエーリカ。その…今、おっ、おねえちゃんと…」
「あーうんー」
「も、もう一回その、なんだ。ためしにと言うか…」
「あー。宮藤出ていっちゃうよ、トゥルーデ」
「は!」

ゲルトルートはエーリカを追い越してラウンジへとかけ出す。
が、すぐに失速、不安げな顔をしてふりかえった。
エーリカはぷいっと手を振って前進をうながし、それを確認するとやれやれと背中を見送りなが、
その場に立ち止まる。
しばらくして振り返り、

「ミーナは、いいの?」

ミーナの方へとゆっくり戻っていくのだった。
ミーナは高い基地の窓を見上げる。明かりの灯った一室をみやったのだ。
エーリカはその視線に誘われて空を仰いだ。
手すりに背をもたせかけると大きく身をそらして遊びはじめる。

「トゥルーデ、心配してたよ。背中押しにきたつもりで、結局は自分が押されてたけど」
「ふふ」
「でもミーナが笑ったから成功かなー」
「ありがとう、フラウ」
「いいっていいって」
「あなたはどう? さみしくない?」

エーリカは少しの間、考えるように首をかしげていたが、すぐにぴょこっと飛んで手すりからはなれた。
ミーナへ向き合う。その腕は頭の後ろで再び組まれる。
559テキスト:2008/09/23(火) 23:23:23 ID:vhN+LU7D

「そりゃあ、さみしくはなるけど。私たちは他のみんなに比べたら、マシかなって。
 とりあえずはこの先、カールスラント軍で一緒だしね」
「そうね。あなたにはそう、トゥルーデが一緒にいるのだものね」
「にゃはは。やっぱり気づいてたか」
「そうね、気がついていないのは―――――」
「――――本人だけ、かもね。あのシスコン」

反転し、ゲルトルートの姿をとらえて言う。
ミーナは先ほどのおねえちゃんの想いのたけを思い出し、くすっと笑った。

「おねえちゃんと呼んであげたら?」
「だめだめ。それだけはだめ。正攻法で撃墜しなきゃ意味ないよ」
「そうかもしれないわね」
「そうそう」

ラウンジの入り口で立ち止まるゲルトルートは、入り口に立ち止まっている変な人みたいにみえた。
二人はしばらく笑い合い、意を決して建物へと入っていくゲルトルートの背中を最後まで見送った。

「トゥルーデはさ、仲間思いだし責任感強いところとか、 少し少佐と似てるかなって思う、かな。シスコンだけどね」
「鈍感なところも、ね」
「はは。そだね」

エーリカは頭をかいた。
その様子を微笑ましく見つめるミーナはいつものミーナだ。
エーリカはその顔をちらっとうかがい嘆息し、何の衒いもなく言う。

「トゥルーデっていう手もあったんじゃない?」

ミーナがきょとんと眼を見張る。
エーリカは気丈さを装っているようだ。

「あら、いいのかしら?」
「げっ! 本気にした?」
「ふふ。冗談よ」
「そ、そうだよねー。冗談だよね…」

二人はまた少し笑った。

「でも、私たちが三人でずっと一緒なのは同じ。だからミーナ」
「………」
「後悔を残さないで次の戦場に、」

エーリカは足を踏み出す。

「国に帰ろう」

突風が、吹きぬけた。
ミーナが髪を撫でつけエーリカを見たときには、彼女はもう光に向かって歩き出していた。

「じゃね。おやすみー」

後ろ手に手を振って去ってく。

「おやすみなさい」

ミーナはその背中に言った。でもエーリカの耳には届かなかったろう。ミーナはかがみ込んでいた。
胸に灯ったあたたかいものを、風に吹き消されないよう、抱えていた。
それが少しずつ、彼女の勇気を呼び起こす。
ありがとう、そう呟くと、立ち上がり、かけだした。
560テキスト:2008/09/23(火) 23:26:01 ID:vhN+LU7D

―――――――――――――――――


部屋の前で立ち止まった。
中からは声が漏れていたからだ。事情は察しがつく。

ペリーヌが坂本の部屋を去るまでミーナはほんの少しの時間しか待たなかったが、
自分の中に生まれている感情に折り合いをつけることができなかった。

ドアを三回、ノックする。応答はない。
たったそれだけのことで泣き出してしまいそうになる焦燥を感じていた。
だが、ミーナは決心して扉を開ける。

坂本はベッドに仰向けに寝転がり、その腕は眼を覆い隠していた。
どうやら自分にまったく気が付いていないらしい。

「美緒」

声をかけた。
それは震えていたと思う。
坂本は起き上がり、本当にゆっくりと起き上がり、わずらわしそうに彼女をみた。
少なくともミーナにはそのように映った。その表情に、戦慄した。もう余裕なんて、微塵も、ない。

「ああ、ミーナか。すまないが今は…」
「あなたは一体、何人の部下を手篭めにすれば満足するのかしらね、坂本少佐」

ふいに口を吐いた本音。形容するならばそう、どす黒くて悲しい感情があった。
ミーナは茶化すような調子を努めてはみたが、手放してみるとそれはとても冷たい声音をしている。
冗談にはならないだろう。
冗談だとは思えなかった。
坂本は怪訝に眉をひそめる。
だが、無理も無かったのだ。

なにせ誰にも、誰の心の有様を読んだうえで出会うことはできない。


――――――――――――――――――――――――――――――つづく
(こんなものの続きを読むくらいなら
 このままカールスラントに戻って祖国奪還のために戦った方が良かったかもな。
 トゥルーデが読もうって言い出したんじゃん。
 そ、それは宮藤に未練…いや、借りがあるから…。つまりだ、あいつを失意のままにry 
 はいはい、気持ちは十分よ。ところでCASE3を出現させるためには何も
 上官命令だと?ミーナ、まさかお前にこんな趣味があったとはな…と書き込む必要はないようね、安心したわ)
561名無しさん@秘密の花園:2008/09/24(水) 00:43:22 ID:VU1sO3K6
>>560
ちょ、続き、続きを早く!!!!!GJ!!!!!
これ持ちに待ってたんでど!!全何話っすか?
楽しみにしてます!!ミーナ隊長切ない!!
562名無しさん@秘密の花園:2008/09/24(水) 00:57:48 ID:RaOfEuuT
>>560
続き続き!GJGJ!
次はいつですか?
563名無しさん@秘密の花園:2008/09/24(水) 01:00:03 ID:RaOfEuuT
ところで時間遅いけれどシャッキーニのss投下してもOK?
エロ有りだけれども
564名無しさん@秘密の花園:2008/09/24(水) 01:03:58 ID:tDmDyCdb
>>563
やっちゃってくれ!
頼みます
565虎姫:2008/09/24(水) 01:08:41 ID:RaOfEuuT

今日のシャーリーはストライカーの調整じゃなくバイクの調整をしている。
この前やったウォーターシューティングに勝った約束で、
今度バイクに乗って街まで行く約束をしたのだ。
シャーリーと恋人同士(ちょっと恥ずかしい///)なってからの初デート、
あたし人生でも初デート、シャーリーは―知らないや、聞いたことなかったな?
デートくらいしてるかな?だってシャーリー、美人だし、
グラマラスシャーリーなんて呼ばれるくらいスタイル良いし、
バイク乗りのスピードチャンピオンだし、きっとモテたんだろうな。
デートくらいしてたっておかしくないよね?

・・・ あれ?何か面白くない、胸の奥がモヤモヤする、変なの。

「おーい、ルッキーニ?」
「ふぇ?」
「どうしたんだよ急に静かになって」
「にゃ、にゃんでもないよー、ねえねえ、何か手伝う事ある?」
「じゃあ道具置き場の棚に油差しの新しいのがあるから取ってきてくれるかな?」
「りょーかーい」
「上の段にあるから踏み台使えよー」
「大丈夫ー」
566虎姫:2008/09/24(水) 01:09:29 ID:RaOfEuuT
ハンガーにある道具置き場の棚にはシャーリーがバイク用の整備道具が置かれている、
前は自室でバイク整備をしていたらしいけどミーナ中佐に怒られたらしい。

「えーと、油差しはー・・・あっ、あったあった」

棚の上から2段目、ちょっと高い。
前は踏み台を使ったしシャーリーも使うように言ったけど・・・

「無くても大丈夫だよ、今日のあたしは前のあたしより大人だもんね」

手を伸ばしてみる・・・届かない、むむっ後ちょっとなのに

「うーっ」

新しい油差しの入った箱に指先が触れた

「届いた!っと、にゃ?にゃに?」

足が滑った!とっさに伸ばした手が何かにぶつかったけど止まれなかった。
視界がくるりと回り天井が見えたと思った瞬間

ズッダーン!

背中から衝撃を受けた。

「ふんぎゃう!!」

電気の様に体を走る痛みに動けなった、
でもあたしは痛みに耐えている余裕がなかった。
上から缶が落ちてくる!!
あれはヤバイよ!きっと当たるとかなり痛い!それだけは避けたい!
受け止める!

「うりゃりゃりゃ!」

ガッシ!

上半身を起こして何とか受け止めた、やったあたしエライ!
でも次の瞬間・・・

ダポッ、ドポドポッ

全身にかかる冷たくてドロッとして匂いのきついこれは・・・オイルだった。

567虎姫:2008/09/24(水) 01:10:13 ID:RaOfEuuT
「どうした、ルッキーニ?!何かあったのか?って、おおおおっ!」

騒ぎを聞きつけてシャーリーが駆けつけてくれた

「ンニャー、シャーリー〜」
「あーっ、じっとしてろよ目に入ったら大変だからな」

使っていたタオルでオイルを拭いてくれた、もちろん落ちきらないけど

「後は浴場で全部洗うしかないな」
「うん、そーだね、気持ち悪いから早く綺麗にしたいよ〜」
「じゃあ、行くか!よっと!」
「にゃにゃ!何すんのシャーリー?」

お姫様抱っこされていた

「浴場に行くんだろ?」
「一人で歩けるよ!それにシャーリーも汚れるじゃん!」
「何言ってるんだ、そんなベタベタで廊下歩いていったらミーナ隊長に怒られるだろ、
それにあたしが汚れるのなんか気にすんなよ、
ルッキーニの為にする事が厭なはずないだろう」
「はううう///」

そのままダッシュで浴場に連れて行かれた。
568虎姫:2008/09/24(水) 01:12:19 ID:RaOfEuuT
*次からはシャーリー視点


あたしはルッキーニを抱えてそのまま浴場のシャワーコーナーまで連れて行った。


「ほーら、目つぶれよー」
「わぁ待っぷはっ」

髪をほどき温度を調節したシャワーをかけるとルッキーニをシャンプーと石鹸を使い
丁寧に洗い始める。
はじめは暴れていたルッキーニもじきに大人しくなった。

「ルッキーニ、ハンガーにいるときから様子変だけどどうしたんだ?」
「何でもないよ、今度一緒に出かける時の事考えてただけ」
「それにしては、楽しそうな顔じゃなかったな」

正確には始めは楽しそうだった、

「出かけるの嫌になったのか?」
「そ、そんなんじゃないよ!凄く楽しみなんだよ、
ただ・・・あたしは初めてだけどシャーリーはどうなんだろうって、
シャーリーはずっと年上で美人だしレーサーのときももてたんだろうなって、
だからデート位しただろうし、どんな人としたのかなって」

それって・・・

「何か、そんな事考えていたら胸がモヤモヤして・・・シャーリー?」
「あーもう!可愛いなこいつはー!」
「にゃぎゃぎゃ///」

思わず抱きしめてスリスリと頬ずりしてしまう。

「ヤキモチ焼いていたのか?そうかそうかルッキーニは本当に可愛いな!」
「ヤキモチ・・・でも、それ嫌じゃないの?」
「何言ってるんだよそれだけルッキーニがあたしのこと好きだってことだろう?」
「そ、それは・・・にゃ、シャ、シャーリー、どこ撫でてんのー?」

気がつけば可愛さに夢中で体を撫で回していた、無意識って凄いな。
まあ、それはそれでこのまま続けちゃえばいいか。

「うーん、手が無意識に動いてた、今は意識してるけど」
「にゃあ、えっちー」
569虎姫:2008/09/24(水) 01:15:11 ID:RaOfEuuT
暴れるルッキーニを後ろから抱きしめた。
「酷いなールッキーニの体だってこんなにエッチなのにな、
ほら、胸の先立ってる、可愛いな」
「ふっ・・・あっ・・ん」

胸の先を弄ると体を震わせながら甘い声がもれる、、そんな震える体に
口付けを落としながら右手を秘所に滑り込ませた。

「うにゃん!!」
「おー、もうこんなに濡れてる、やっぱりエッチだなルッキーニは」
「ち、違うもん!シャワーのお湯だもん!」
「何言ってるんだよ、お湯がこんなにヌルヌルしてるもんか」
「っふえ〜シャーリーのばかばか///」

顔を真っ赤にしたルッキーニにポカポカと叩かれた

「あーコラやめろって、しょうがないな・・」
「ふむっ・?・・んっ」

少々強引に唇を重ねた、そのまま舌を絡ませじっくり攻めていくと抵抗は少なくなり
あたしの方に体重をかけるように身をゆだねてきた、
力も抜けたところで秘所への愛撫を再開する

「んっ・・ふあっ、やぁ・・・」
「ちゅっぱ、ルッキーニ可愛い」

人差し指で中を刺激しながら反対の手で体を撫でていく
小さな胸はサイズに反して感度がいい、舌先で舐め上げると
子犬のような声が返ってくる

「きゅう・・・シャーリー・・・もうダメ・・・」
「なんだもう限界か?しょうがないな」

あたしはシャワーのお湯と興奮のせいでいつもより早く
のぼりつめそうなルッキーニを一気に追い上げることした。
人差し指の動きを激しくしながら親指の腹で秘所の上に収まっている
小さな真珠粒を擦りあげた。

「やぁっん!」

びくりと体が跳ね上がりしっかりしがみ付いた

「やあ、そこ・・やっ・・・ん・・イッ」
「んっ、イキそう?ルッキーニのイクところ全部あたしにみせてくれよな」
「シャ・・リ・・・やあ・・ぁあ――!」
570虎姫:2008/09/24(水) 01:16:18 ID:RaOfEuuT
――――――――――――――――――――――――――――――――――
力の抜けたルッキーニはあたしの胸に倒れこんで荒く息をついでいる

「んー、やっぱりルッキーニはエッチで最高に可愛いなー
こんなに可愛くてエッチなルッキーニを、誰かに盗られないか心配でしょうがないよ」

それを聞いてルッキーニが慌てたように顔を上げた

「ふぇ、あ、あたしはずっとシャーリーのだよ、盗られちゃダメ!」
「あっはっは、絶対盗らせないよ、だからちゃんと印付けとかないと」

ルッキーニの首筋に唇を落として舌でなぞるときつめに吸い上げた

「ぁ!や」
「これで大丈夫」

誰が見てもわかる所有権の主張

「ああっ、ズルイ!あたしもシャーリーに付ける」
「じゃあ付けてくれよ、あたしがルッキーニのものだって」

ルッキーニがあたしの首に顔埋めて一生懸命吸い付くが力が弱いのか、
コツが掴めないのかなかなか付かない、
何とか同じ場所に口付けてうっすらあとが付いた

「うじゅ〜、これじゃあすぐ消えちゃうよ〜」
「じゃあさ消えない内にまた付けてよ毎日でもさ、あたしも毎日でも付けたいしね」
「う、うん///」
「よーし、早速部屋にいって付けようか?」
「ええー!今からまたするの?」
「ルッキーニはしたくないの?あたしはまだまだ体中に印を付けたいよ?」
「えっと・・・///、したい・・・それにあたしも付ける」
「うーん、やっぱり可愛いな///止まらなくなりそうだな」
「にゃー!シャーリーのえっち!!///」



この後見える所までに付いた印のせいであたし達はしばし注目の的となった
571虎姫:2008/09/24(水) 01:18:35 ID:RaOfEuuT
以上です、お目汚ししました
タイトル考えるのが苦手でまだ決まってません
誰かいい案下さい
572名無しさん@秘密の花園:2008/09/24(水) 01:32:42 ID:tDmDyCdb
>>571
うおおおおおGJ!も一つオマケにGJ!もう一発GJ!
やっぱり俺シャッキーニがあれば生きていける!

で、タイトルですが、誠に勝手ながら考えさせていただきました。
「Bubble a Loveaffair」ってのはどうでしょう。
いや、別に気にいらなかったらスルーでOKです。


さて、こっちもそろそろ仕上げんとな。
573名無しさん@秘密の花園:2008/09/24(水) 01:37:22 ID:hkuVFI3Y
フォォぉぉ…
シャリルキは相変わらず安定感のあるエッチだなあ〜

一方扶桑とカールスラント(+英)はちょっとドロドロしてるか。だがそれがむしろいい。
とゆーわけで>>560の続き待ってるぜ!
>>483 の続きも小ネタでないと信じて引き続きお待ちしております…


つまりだ。少佐×ミーナの大人エロ最高だ〜
574名無しさん@秘密の花園:2008/09/24(水) 02:26:09 ID:bwA39sxY
>>554
じっちゃん仕事早過ぎw
そんなとこで寸止めしたら部屋のベッドで目覚めたところを襲うシャーリーとか想像しちまうではないか。

>>560
文章UMEEEEE!!お姉ちゃんはしゃぎまくりw
上官命令だと?ミーナ、まさかお前にこんな趣味があったとはな…と一応書いておこう

>>571
GJ!!ラブラブいちゃいちゃなシャッキーニ最高!!
注目の的ってことはつまりエイラーニャの間に波紋発生ということでよろしいんですね?
575名無しさん@秘密の花園:2008/09/24(水) 03:08:27 ID:BMjEHx2r
>>573
あー…、ネタで書いてたやつだから完成させるつもりはなかったのだけど…
えっと、なにか希望とかあります?(雰囲気、ストーリー性、バナナ有無、NG要素、etc…)
完成させられるかわからないけど、いちおう聞いておきたいです
576名無しさん@秘密の花園:2008/09/24(水) 03:32:56 ID:hkuVFI3Y
>>575
も、もしかしてエロパロスレのペリ犬バナナの作者さまだったのですか??!!あれも少佐がワイルドにエロくて良かった!!
続きを書いてくださるのなら……この板でありえないと思うけどあえて言うなら男要素くらいかなw
もう少佐が変態攻め攻めでいつも強気の隊長がなんかしおらしければバナナでも3P(無いか)でもどんとこい!です!あと基地で一番高い場所での青k
577名無しさん@秘密の花園:2008/09/24(水) 03:36:53 ID:BofCw6qw
バナナでもいいから続ききぼんぬ!読みたいんぬ!
578名無しさん@秘密の花園:2008/09/24(水) 05:36:35 ID:KL0PM3Tp
338 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 10:02:43 ID:cLImSqX00
参考:
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579虎姫:2008/09/24(水) 06:26:40 ID:RaOfEuuT
>>572 
そのタイトルもらいます!!
初の横文字タイトルw
今回のシャッキーニss
「Bubble a Loveaffair」でお願いします
580名無しさん@秘密の花園:2008/09/24(水) 08:40:40 ID:7PkoQR6v
>>561
何話とか、特に考えていなかったけれども何となしに構想のある組合せは以下、
(本命以外のものは未来永劫跨らないという純愛志向により「+」にて表記)

済―――坂本×ペリーヌ
済―――ゲルトルート+ミーナ+エーリカ
ほぼ完―ミーナ×坂本
芳佳+ゲルトルートながらにペリーヌ+(リーネ×芳佳)
ゲルトルート×エーリカ
サーニャ×エイラながらにシャーリー×ルッキーニ

テーマは有体に言って傷の舐めあい。
なので前者が舐めるほう、後者が舐められるほうというイメージでおk。一番下は例外で。
よりいやらしく舐めるか消毒と言える内容に落ち着くかは僕には全然読めません。嘘です。

あまりにも長くてうんざりってことは僕も想定の範囲内ですので、
前を読んでいなくてもわかる内容にて書いていきたいと思います。
ごめんなさいうざかったらすぐにやめます。読んでいただいてどうもありがとう!
581名無しさん@秘密の花園:2008/09/24(水) 12:51:42 ID:kRFMsUWk
>>575
ヘテロネタじゃなきゃなんでもいいと思うんだ!
ふたなりは邪道と自分は言いたいんだけど他の皆的にはどうなんだ?

>>580
続き全身全霊でまってる
582名無しさん@秘密の花園:2008/09/24(水) 14:05:19 ID:BMjEHx2r
>>576
えっと、男要素がNGということでいいのかな?
あと感想ありがとう。でもべつに偉いわけじゃないので“さま”づけは、ちょっと…
>>577>>581
アイ、ショーティ

ちゃんと完成するかわからないので
宝くじが当たればいいなくらいの気持ちでお待ちください
583名無しさん@秘密の花園:2008/09/24(水) 18:20:54 ID:tDmDyCdb
えっと、SS投下したいんだけどいいかな?

美緒×ミーナ(オールキャラ)なんだけど
584名無しさん@秘密の花園:2008/09/24(水) 18:29:56 ID:G2BLVCLs
かまわん投下せよ
585滝川浜田 『すべては月のせい』:2008/09/24(水) 18:36:47 ID:tDmDyCdb
じゃあいきます。 長いです。


――月を見ていると、素直になれる――

そう思っていた頃もあった。
自分は融通の効く方の人間だと思っていたのが、あの人の一言一言で自分が自分でなくなっていくような気がして。

あの人は、私を簡単に壊す。

――すべては月のせい――

訓練終了後、私は美緒に呼び止められた。

「なあ、ミーナ、今夜暇か?」
「ええ、貴女の為なら忙しくても暇にするわ」
「ハハハ、そうか。では今夜の12時、私の部屋に来てくれ」
「ええ」

夜は美緒と私が触れ合える数少ない時間。

まだ“愛してる”とか“好き”だとか、いわゆる告白は出来ていないけど、今の私にはそれくらいが丁度いいのかもしれない。

それにせっかくの美緒からのお誘いだ。
この時間を無駄にするわけにはいかない。

「――早く、夜にならないかしら」

私は空を見上げて、今は恨めしい青空に言い放った。


《夕方 食堂

「ミーナ」
「あら、トゥルーデ。どうしたの?」
「少し話したい事がある。時間、あるか?」

私は時計をチラッと見て。

「…ええ、いいわよ」
「すまんな」

そう言って、トゥルーデは私の隣に座る。
「それで、話って何かしら?」
「…その…あれだよ…」

トゥルーデが珍しくモジモジしてるわ。
なんだか似合わないわね。

「いいから、話してみなさい?」
「……実は、宮藤に告白したいと考えているんだが…告白の仕方が分からないんだ…」
「あらあら」
「今まで好きな人なんて出来た事が無くてな…。どう想いを伝えたらいいか、分からなくてな…」

…今の私と同じね…

私は心の中でそう呟いてから、トゥルーデにアドバイスを贈る。
586滝川浜田 『すべては月のせい』:2008/09/24(水) 18:38:50 ID:tDmDyCdb
「そうね。下手な小細工は使わずに真っ正面から想いを伝えるのはどうかしら。
その方が想いも伝わりやすいと思うけど」
「そ、そうか…!…いや、すまん、なにぶんこんな事は初めてなものでな。勝手が分からなくて困っていたんだ」
「フフ、隊長として少しはお役にたてたかしら?」
「あ、ああ!ありがとう、ミーナ」
「頑張って告白するのよ」

そう言うと、トゥルーデは急いで宮藤さんの部屋へと向かった。

――頑張って――

この言葉はまさに私に向けられた言葉。
ううん、本当に頑張らなくちゃいけないのは、多分私の方。
私も想いをろくに伝える事の出来ない“臆病者”だから。

…美緒との時間まで、あと30分。

私は時間潰しの為にハンガーをウロウロしていた。
そこにはシャーリーさんとルッキーニさんがいた。
しかしその二人は。

「シャーリー…んんっ…」
「ルッキーニ…好きっ…んっ…」

見てるこっちが恥ずかしくなるような濃厚なディープキスを交わしていた。
私には気付いてないのか、完全に自分達の世界に浸っていた。
そして長い長いキスの後。

「…シャーリー……もっと…して……//////」
「ハハハ、本当にルッキーニはえっちだなぁ♪」

そう言うと、二人はどこかへと消えていった。

――私も美緒と結ばれたら――

そんな柄にも無い事を考えていたらなんだか、顔が熱くなったような気がして、私はハンガーを離れた。

――美緒との時間まで、あと20分。
587滝川浜田 『すべては月のせい』:2008/09/24(水) 18:40:28 ID:tDmDyCdb
もう一度、食堂に戻ると、そこにはエイラさんとサーニャさんがいた。

「仲、良いのね」
「ミーナ隊長」
「エイラァ…」

サーニャさんはエイラさんの肩に寄り添って寝息をたてている。
私はそんな二人の真向かいに座る。

「もしかしたら、二人付き合っているんじゃない?」

私が冗談混じりでそう言うと、エイラさんは慌てて。

「わわわ私とサーニャはそういう関係じゃナイ!た、ただの友達ダ!」
「はいはい」

この二人を見ていると自然と笑みがこぼれる。
エイラさんの肩にサーニャさんが寄りかかって眠っている様子は、どう見ても、恋人同士のそれ。

「…ねえ、エイラさん。恋ってなにかしらね」
「なっ、なにいきなり…」
「いいから」
「…恋は、とても素敵な事だと思う。その人の事を考えるだけで、なんかこう、優しい気持ちになってくるんダ」
「優しい…気持ち」
「ミーナ隊長がそんな事を聞いて来るなんて珍しいナ」
「ん?ああ、ただの気紛れよ。気にしないで」

私はそう言って席を離れた。
すれ違いざまに私はエイラさんに

「ガンバレ」

そう、言われた気がした。

――美緒との時間まで、あと10分。
588滝川浜田 『すべては月のせい』:2008/09/24(水) 18:42:01 ID:tDmDyCdb
廊下では、リーネさんとペリーヌさんが何か話している。

「こら、貴女達、もう寝なきゃいけないわよ」
「あっ、すいません、ミーナ中佐」
「あの…中佐…?」
「なにかしら、ペリーヌさん」

ペリーヌさんは表情を少し険しくして。

「坂本少佐の事…どう思いですの…?」
「……好きよ。大好き。出来れば…」
「………」
「…恋人になりたいと思ってるわ」
「そう、ですか…」

落ち込むペリーヌさんの頭を撫で、私は言う。

「だから、ペリーヌさんと私はライバル同士よ。…想いが強ければ、その想いは届くわ」
「中佐…」

ペリーヌさんの表情はまたいつもの表情に戻って。

「わたくし…負けませんわ!」
「フフ、私だって」

私達のやりとりを見ていたリーネさんがニコニコしていた。
リーネさんも何かを決意したのかしら。

――美緒との時間まで、あともう少し。


私は、美緒の部屋の前にやって来た。
するとそこにはニヤニヤ顔のハルトマン中尉がいた。

「何の用かしら、ハルトマン中尉」
「覚悟は決まったのかなぁ?ミーナ」
「…知ってるのね」
「同じカールスラントの軍人として、戦友の事は知っとかないとね♪」
「…ええ、もうここまで来たら、ね」
「…振られたら、どうすんのさ」
「その時はその時よ。天に運を任せるわ」

「あ、そ。…まあ、頑張ってね。…私の恋は終わりそうだけど…ね」

そう言って、ハルトマン中尉は闇へと消えて行った。
…心なしかその横顔は、涙で濡れていた様に見えた。

――そして、私は美緒の部屋のドアノブへと手をかける。

ここからが、私の戦いだ。
589滝川浜田 『すべては月のせい』:2008/09/24(水) 18:44:01 ID:tDmDyCdb
「美緒」
「おお、ミーナか。待っていたぞ。まあここに座ってくれ」

そう美緒が手を置いたのは、美緒のベッド。美緒の隣。
私は静かに美緒の横に腰掛ける。

「…綺麗な満月だな」
「ええ。一点の欠けもない、綺麗な満月ね」
「ミーナ、私は月というのは非常に自分勝手だと思っている」
「…どういう事?」
「月は自分の都合で形を変えるだろ?三日月だったり半月だったり、それこそ満月だったりな」
「そうね。自分の欲に忠実、と言った所かしら」
「…そう。…だから、私もそんな月と同じなんだ」
「えっ、どういうっ…」

刹那、私の唇に美緒の唇が触れた。
軽いものでは無く、奥まで入っていく、深いキス。

ようやく唇が離れたかと思えば、二人の間には銀色の架け橋がかかる。

「美緒…」
「…私も自分勝手で欲望に忠実な人間だ。…だから私はお前にキスをした」
「…本当に自分勝手なキスね。自分勝手で、なんて我が儘なキス」
「ミーナ」
「…でも私、貴女の子供っぽいところ、好きよ」
「ハハハ、子供っぽい、か。
ミーナがそんな私を愛してくれたら、私はもっと子供になるぞ」
「フフ、期待してる」

しばらくの沈黙があった後。

「なあ、ミーナ」
「なに?」
「私はまだ、お前からキスのお返しを貰って無いぞ」
「あらあら、本当に子供ね」
「…私は欲望には忠実だからな」

私は美緒の両頬に手を添え。
顔を寄せる。

「美緒…」
「ミーナ…」

顔を近付ける。
そして次第に私達の距離はゼロになる。

――――そして…
590滝川浜田 『すべては月のせい』:2008/09/24(水) 18:46:26 ID:tDmDyCdb
―――――――――――――――――――《翌朝

「あっ、ミーナ中佐、おはようございます!」
「おはよう、宮藤さん。…その、昨日はどうだったの?」
「は?何がですか?」

…トゥルーデ、まだ告白出来てないのね…。
どこまでヘタレなのかしら…。

「そういうミーナ中佐こそ、なんだか嬉しそうですね」
「…そう見えるかしら」
「はい!」

笑顔の宮藤さんに向かって私は言う。

「そうね。…これもすべては月のせいね」

END

以上です。

…あれ、もっさんの出番少ない…。それにやっぱりオールキャラは難しい…。
いろいろと反省点はありますが、楽しんでいただけたら。


では、爺は晩ご飯を食べて来ます…
591名無しさん@秘密の花園:2008/09/24(水) 19:14:00 ID:POFwT0+E
>>590
GJ!ミーナさん乙女…!
美緒ミーナは初っぱなから大人だなあw

自分も最終回ネタで美緒ミーナらしきもの書いてるんだが、どんどんシリアスな方向にいってしまうんだ…
592名無しさん@秘密の花園:2008/09/24(水) 19:15:59 ID:z8uCTXH2
公式、歴史講座の更新来てるよ
今回もかなりあれだった
593名無しさん@秘密の花園:2008/09/24(水) 19:32:29 ID:H4OvL7EZ
>>590GJ!やっぱ少佐×ミーナは素晴らしいものだなっ!!!!
少佐×芳佳で扶桑に着くまでの蜜月の日々を書こうと思ったんだがなかなか難しい
594名無しさん@秘密の花園:2008/09/24(水) 19:38:37 ID:pzj4lZSE
ところでトゥルーデが全裸で寝てる設定を生かしたSSマダー?
595名無しさん@秘密の花園:2008/09/24(水) 19:51:20 ID:nxnOci2Z
こんばんわ。zgdRiItOです。

最近は長いのが多いので、ここらで軽く読めるシチュのを書いてみました。
短いSSは発想勝負な所がありそうなので、これはこれで難しいのですね。

「てをつないだらせかいはへーわ」

エイラとサーニャが大変、仲よさそうに手をつないでいる。

  エイラ「サーニャの手はあったかいんダナ」
  サーニャ「エイラの手はあったかくて柔らかいよ」

エイラ、同じ事を言われてサーニャの顔を見る。そして、ちょっと考える。

  エイラ「サーニャの手はあったかくて柔らかくて、きれいなんダナ」
  サーニャ「エイラの手はあったかくて柔らかくて、きれいですべすべだね」

エイラ、負けじと頭をひねる。サーニャ、ニコニコしてる。

  エイラ「サーニャの手はあったかくて柔らかくて、きれいですべすべでかわいいんダナ」
  サーニャ「エイラの手はあったかくて柔らかくて、きれいですべすべでかわいくて、
       やさしい感じだね」

エイラ、うぬぬ…と唸る。そしてピコーン!!とひらめく。

  エイラ「サーニャの手はあったかくて柔らかくて、きれいですべすべでかわいいくて、
      その上やさしい感じで、しかも可憐なんダナ!!」
  サーニャ「エイラの手はあったかくて柔らかくて、きれいですべすべでかわいくて、
       やさしい感じで…ええと、ええと…」

エイラはサーニャの顔をみて、少しだけ優位に立てた気がして嬉しそう。

  サーニャ「この手、大好き…チュッ」
  エイラ「☆■▽∀□〒∈▲ーーー!!!!!!」

この勝負、エイラの負け。

(あとがき)
こうゆうシチュで相手を萌え殺す、さういうものにわたしはなりたひ。
596名無しさん@秘密の花園:2008/09/24(水) 20:51:45 ID:G2BLVCLs
歴史講座
リーネが良すぎた
597名無しさん@秘密の花園:2008/09/24(水) 20:56:41 ID:hkuVFI3Y
本命は少佐×ミーナなんだけど
据え膳は必ず喰らうジゴロな少佐が好きナンだー!!!
というわけで少佐×宮藤の艦上蜜月カモン!!
あともっペリも。
598名無しさん@秘密の花園:2008/09/24(水) 21:54:27 ID:VU1sO3K6
>>590
GJ!!少佐のSS増えてきて嬉しい〜!!!感謝です!!!

>>591>>593
ちょ、激しく楽しみ!!!!少佐ネタは誰と組み合わせてもおいしく頂ける!!
もう本命が何か自分でも分からなくなってきた!!少佐ネタってだけで全然楽しめる!!!
599名無しさん@秘密の花園:2008/09/24(水) 22:09:52 ID:RYa7C+99
>>595
エイラーニャかわいいーー!!!
600名無しさん@秘密の花園:2008/09/24(水) 22:29:27 ID:ZU+AZMnI
>>595
これはやられたぜw
601名無しさん@秘密の花園:2008/09/24(水) 22:47:35 ID:SK+0f/eF
なんという公式…
やはりリーネは芳佳の嫁
602名無しさん@秘密の花園:2008/09/24(水) 23:20:24 ID:POFwT0+E
>>595
少なくともあなたの発想は最高だ、GJ!ある意味必死なエイラーニャたまらんぜ
603名無しさん@秘密の花園:2008/09/24(水) 23:31:19 ID:ErTVk54y
アニメ放送終わったと言うのにこの賑わいはなんなの?死ぬの?
少なくとも俺は萌え死にそうです
604名無しさん@秘密の花園:2008/09/24(水) 23:33:16 ID:dzYp5Ps8
>>601
芳佳「おっきいと狙われやすいのは仕方ないよね、リーネちゃん!」

・・・狙ってんのはお前だこのおっぱい星人!
考え方がもう親父レベルだ芳佳ちゃん。
605名無しさん@秘密の花園:2008/09/24(水) 23:36:14 ID:ioXYXTb6
「芳佳ちゃんのことだもん、それくらいしってるよ〜」
 ↓
「有名な人だし、ね?」

普通逆だろ……? 隠す気が無いなさすがリーネちゃんかくすきがない
606名無しさん@秘密の花園:2008/09/24(水) 23:40:08 ID:QMiBF93M
>>595
こういうシチュは仮定されたエイラーニャのひとつの萌えです
607名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 00:07:17 ID:u5WrWw8k
>>595
砂糖吐くわ
608名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 01:18:23 ID:PO2Eg8SE
公式が職人さんが作ってる基地探訪に近づきつつあるw。
お母さんがご健在だから、もうお嫁さんになるしかないよね?

しかし、勢いに乗ってえっちぃ芳リーネ投下しようと思ったら、アクセス規制でPCから書き込めない・・・。
609名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 01:35:06 ID:wT1L3ltM
転載
http://up2.viploader.net/pic/src/viploader794367.jpg

みっちゃあああああああ─────ん!!!!
だが病んデレ属性持ちの私は不覚にも「コレはコレで……」と思ってしまうのであった。

>>608
規制解けるように念送っとくわ。
610名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 01:42:05 ID:EAlI+7zT
とあるお見合いの席

ゆーてぃらいねんさん「サーニャさん、得意ナお料理は?」
りとびゃくさん「 ビーフストロガノフ 」

 ガラッ!

よし・るき・げる「「「うそうそおおうそ♪……

よし「……って嘘じゃない――――!!?!」
るき「にゃああああああああああああ!?」

っていうCMをご存知の方は私と同年代以上です(西日本限定)w
611名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 01:49:14 ID:7Tk16JW0
>>608
どこかにテキストでうpして、代理とか
612名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 01:50:38 ID:J9aqB0WC
もう少し経てば自分の住んでいる地方では最終回。
この作品が終わったら俺は何を見ればいい?
俺は何をすればいい?
そうだ、SSを書こう!
小ネタも思いついたら投下しよう!
録画したやつを見返そう!
EDテーマ集を買おう!
DVDは…金銭的に……ちと難しいか…?


…そんな俺の夏はもうすぐ終わりを告げる。

さらば、俺夏…。
613名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 02:08:08 ID:7eSawsCV
t26gFAxTです。
前回投下の「すべてを捧げて 第7話(最終話) 」にレスいただきありがとうございました。
これからも我が道(主にゲルトとミーナのお話書きまくり)進みますw
保管庫管理人さんも、保管ありがとうございます。
んで、すぐ上に「ゲルトとミーナのお話書きまくったる」と書いておいてあれですが、
今日は少佐の過去話的なものを投下します。
なんか、501内でのもてもて少佐も好きなんですが、
過去の戦友との絡みもなんか書いてみたいなあ、と思いまして。
アニメでは出てこない魔女さんですが、個人的には好きですね。竹井醇子少尉。
614リバウの誓い:2008/09/25(木) 02:08:45 ID:7eSawsCV
 1944年より数年前。
 遣欧艦隊リバウ航空隊の一員として欧州にいた坂本美緒は、照明を消した薄暗い自室で、椅子にかけながら、ぽんやりと虚空を見つめていた。昇進祝いという名目で本国より贈られてきた酒をついだ杯を片手に。

 軍服のボタンは開けられ、紺色の上着が除く。その膝の上には、封の切られた真白い封書が置かれている。

 ドアがノックされる。美緒はドアの外の人物を感知したかのようにあっさり言い放つ。
「入ってきてもかまわんぞ」
 振り返り、廊下の照明に照らされていた人影の中に、リバウ航空隊でともに戦ってきた戦友の一人である、竹井醇子の笑顔を見つける。
 ドアが閉まり、部屋は再び薄暗くなる。
「飲んでるの?」
「ああ」
「少しぐらい、明かりつけなさいよ」
 醇子は美緒の前に立つと、やわらかい口調で、テーブルに置いてあるひとつの燭台のろうそくに火を灯す。
 温かいろうそくの光の中に浮かぶ、醇子の穏やかな表情をしばらく瞳の中にとどめて、美緒はひざの上の封書を握りつぶす。
「不機嫌そうね、坂本"少佐"」醇子は微笑みをくずさない。
「……よせ。私はなにも成し遂げていない。どこも奪還できていないのに、昇進、ましてや転属なぞ…」
「世界各地の魔女の精鋭を集めた統合戦闘航空団――とても名誉なことじゃない。カールスラントからはヴィルケ中佐、バルクホルン大尉、ハルトマン中尉の三名が派遣されるのよ。彼らの実力は一緒に戦ってきて十分すぎるほど…」
「そこになぜお前が加わらない?」
 と、美緒は思わず立ち上がって、やや乱暴な口調で話を切るが、はっとしたように口をつぐみ、うつむく。膝の上からすベリ落ちた封書が床の上でかさりと音を立てた。
 醇子は一瞬だけきょとんとした表情になりつつも、封書を拾い上げ、テーブルに置くと、しわを伸ばす。
「……それは上が決めることだから。それに、後進の育成もとても重要なことだわ」
 醇子は美緒を覗き込む。美緒はその言葉を理解しつつも、同意の言葉が出てこない。
「……いつ扶桑に?」
「明朝に、発つわ」
「そうか……」
 その刹那、醇子が美緒を包み込むように、抱きしめる。
「あなたは今までも、十分すぎる功績を残しているわ。だから、それを無下にはしないで。決して焦らないで、確実な一歩を……あなたなら、できる」
 醇子は静かに美緒から離れると、また、健やかな笑顔を美緒に向け、彼女の横を通り過ぎていく。
「醇子…」
 美緒は、母親に置いていかれまいとする子供のような、少しおびえた表情で、醇子の手をつかむ。
「美緒、痛いわ」醇子は振り返って、なだめるような口調で、返す。
「私にはお前が必要だ。そばに…いてくれ」
 醇子は返事を返さなかった。
 ただ、まっすぐな瞳で美緒を見据えた後、彼女の頬に両手を添え、自らの唇を重ねた。
 しかし、二人の中では何も燃え上がらない。
 まるで、気付け薬代わりのような、味気も情熱のかけらも無い接吻。
「……美緒。私もあなたとは離れたくないわ。けど、今はそばにいてあげることはできない。お互いするべきことをしなければいけない時なの」
 醇子は美緒の頬から手を下ろす。
 美緒は、瞳をかすかに潤ませながらも、醇子の想いを感じ取ったのか、口をぎゅっと引き結び、凛々しい顔つきを見せる。
 醇子も、美緒の決意を感じ取ったのか、相好を崩した。
「落ち着いたら、連絡を頂戴」
「ああ。必ずする」
 醇子は部屋を出て行く。
 美緒は大きく深呼吸をすると、壁にかけたヨーロッパの地図を一瞥し、拳を握る。
「今度こそ…」

リバウの誓い 終わり 
615名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 02:19:10 ID:6Dy2h4Hf
ちょ、小説版の登場人物一切わからんけど全力で読みたくなったつまり何が言いたいってGJ
616名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 02:23:37 ID:wT1L3ltM
ぬああ!!放送終わったら漫画版のキャラでSS書いて新ジャンル築こうと思ってたのに先を越された!!
GJ!!竹井少尉いろいろおいしいとこにいるから密かに妄想してたんだ……。
617名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 02:45:49 ID:7Tk16JW0
ちょwなんという熾烈な戦いw
618名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 02:52:38 ID:WV4Ak6Zt
たった今人生初SSを書き上げたんだが投下しても大丈夫だろうか?

619名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 02:55:06 ID:J9aqB0WC
>>618
迷ったら投下すべし
620名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 03:10:52 ID:WV4Ak6Zt
では、お言葉に甘えまして

カップリングは美緒×芳佳です。


(1/3)
私と宮藤が付き合いだして一ヶ月がたった。

宮藤から告白された時は上官と部下という関係上はじめは断わろうと思っていたのだが…

しかし…まるで捨てられた子犬のような目をされたら断れるわけがなかった。

ただ他の隊員に知られると面倒な事になりそうなので付き合ってることは秘密にすることにした。

だから私たちの逢引は夜中にこっそりと行われる。


「ん……んっく」
「ふぁ…ん…」
私たちが逢い引きするのは決まってハンガーである。
物陰には事欠かないし、なにより行きすぎた雰囲気になっても押し倒す場所がないため(なんとか)踏みとどまれるからだ。

今日も例に漏れず物陰に隠れながらお互いの唇を求める。

「ふ…あむ…んん」
「んちゅ…ふぁ…ん」
キスをする時は私の方が背が高いので私が屈んですることになる。

「はむ…ぷぁ、まて…ん…」
「んむ…ふぁ…いやぁ…」
宮藤は私が空気を求め、唇を離すために立とうとすると離れるのが嫌なのか必死に背伸びをしてキスしてくる。

「あ…くはぁ…んぷ…ぷは」
「んぁ…なんで…あむ…はなすんですか…」
立ち上がろうとする度に必死に背伸びをするその姿がかわいく、何度も立ち上がる意地悪をする。
あまり良い趣味ではないと自覚しているのだが、これはやめられそうにない。
「…あむ…ちゅ…」
「ふあ…ちゅ…んんん!」
いじわるをやめて屈み激しいキスを浴びせてると、感じてきたのか目がとろんとしてくる。

宮藤のような純粋な少女の口を犯している背徳感が私の興奮を最高潮まで引き上げる。
「はぁ、芳佳ぁ!」
「きゃっ」
私は劣情を抑えることができず、宮藤を押し倒してしまう。

ごちん

しかし押し倒した途端に宮藤が木箱に頭をぶつけ、ムード台無しの鈍い音がする。
「いたた…」
「す、すまない、大丈夫か?」
なかなか鈍い音がしたのでケガの有無をたしかめる。
幸いケガはなく瘤もできていなかった。
「すまん、やりすぎた」
私は盛り上がり過ぎた事に気が付き赤面しながら謝罪する。
「だ、大丈夫です…それより…その…」
「なんだ?」
「その…」
もともと真っ赤だった宮藤の顔がさらに赤くなり、懇願するように体をすり寄せてくる。

「さっきのつづき…してください」
621名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 03:13:33 ID:WV4Ak6Zt
(2/3)



それはあまりに魅力的な提案だった。

一度はおさまった劣情が津波のように押し寄せてくる。

本能が一線を越えてしまえと、このまま抱いてしまえと甘い誘惑をしてくる。

だが、それだけは決して許されない。

「それは…だめだ」

「坂本さん…」

秘密の関係なのだから我慢する必要は無い

「私からしておいて何だが、それは無しの約束だろう?」

「でも…」

この劣情をぶつけてもきっと受け入れてくれると理解している

「お願いだ芳佳、このままじゃ私はお前を傷つけてしまう」

正論を吐き、想い人を拒む自分に嫌気がする。

「それだけは駄目なんだ…」

それでも、明日にはどうなるか分からないこの身で応えることはできない。

だから、いつか平和になり隠すことなく堂々と好き会える日が来たら、そのときは精一杯その気持ちに応えたいと思う。

「…」

宮藤が泣きそうな顔になる。

想い人をを悲しませてしまった罪悪感にさいなまれる。

「宮藤…」
「…はい」
「すまない」
そう言ってなんの慰めにもならないと分かっていながら、宮藤の体を抱き寄せる。
宮藤はうつむいたまま身を固くしている。
(嫌われた…かな?)
それだけの事をしているのだから当然だと思う。

だが

「謝らないでください」

宮藤はそう言って抱き返してくれた。

622名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 03:18:53 ID:WV4Ak6Zt
(3/3)

私達はしばらくそうして抱き合っていた。

「ごめんなさい、私はしたない事口走っちゃて」
宮藤はそういっていつもの笑顔を向けてくれる。
今日もなんとか嫌われなかったようだ。
「ふふっ、目がとろんとして可愛かったぞ」
「むぅ、はじめに押し倒したのは坂本さんじゃないですか」
「うぐ…」
それを言われるとつらい。

「あとさっき、名前呼んでました」
「ん?」
「押し倒すとき『芳佳』って」
「あ、しまった」
本当は大切な日のために取っておこうとしていたのだが…自制しきれなかった戒めとしておこう…
「えへへ」
「ん?なにがおかしいんだ?」
「だって、はじめて名前で呼んでくれたんだもん」
そう言って太陽のように笑う
あまりのかわいさに本日数度目の押し倒したくなる衝動を抑えるのに苦労する

「ば、バカなこと言ってないで戻るぞ」
そこにいるのが恥ずかしく、抱きしめている手を離し自分の部屋へ向かう

「あ、待ってください」
宮藤が横に並び、部屋に着くまでの間の短いデートが始まる。

二人でいっぽ一歩幸せをかみ締めながら歩く。

日取りの窓から差し込む月明かりが幻想的なムードを作る。

(普段我慢しているんだからこれくらいは、許されるよな?)

いつもの私ならこんな事は考え付かないだろう。

きっと、月明かりに当てられたのだ。

歩みを止める。

宮藤が不思議そうに私を振り返ったところに

自分の唇を合わせた。

もうハンガーをでているため私達を隠すものは無い。
もし今見つかってしまったら二人の関係はばれてしまうだろう。

それでも宮藤はキスを返してくれた。

そのキスはいつもよりずっと甘かった。



以上です。
扶桑コンビのssが少ないので思い立って書いてみたのですが・・・
今もう一度読み返してみると・・・あああああああ文章力の無い自分が恥ずかしい

駄文&板汚しすいませんでした
623名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 03:27:53 ID:wuv8Ih3V
レッド・ツェッペリン/ (宮藤に)幻惑されて
624名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 03:53:07 ID:lW7vT5Vm
>>622
うぉぉぉぉぉぉ!超GJ!扶桑コンビイイヨイイヨー!
理性と本能の間で葛藤する少佐と、それを理解して受け入れる芳佳。
この組み合わせもいける!
いつかちゃんと結ばれる2人を楽しみにしてるぜ!
625名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 04:09:04 ID:J9aqB0WC
>>622
GJGJ!!
今、最終回見終わって寂しかったから余計にGJ!
勢い余って自分ももっさん×芳佳のSS書いちゃったじゃないか!
626名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 04:38:15 ID:fjnORolN
>>622
ちょ〜〜少佐×芳佳カプ大好きだ〜〜!!!だけど自分で書けないしこの二人のSS少ないから
結構諦めてたのにGJ!!!!!!
やっぱ少佐×芳佳はいいカプだよな、うん!!
>>625
最高!!もの凄く楽しみにしてる!!!!
627名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 05:56:28 ID:kq5ttYMn
少佐×芳佳は他のカプより危ない感じがしていい意味で読んでいると恥ずかしくなる
628名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 06:33:03 ID:oSqxMEBh
立場が先生と生徒カプだしねw
>>627
宮藤可愛さにおさえきれなくて してしまう少佐が好き。
629名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 09:21:13 ID:++Oh/G9r
美緒×芳佳がこうも良い物だとは……
気付かなかった
630名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 12:03:21 ID:oSqxMEBh
前スレあたりにあった誘う宮藤に対して『これはおしおきだからな』と宮藤に大人なキスをしてしまう少佐のssがこれまたよかった。
つまり堪らなくなったもっさん最強

早く会社終われ
631名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 12:25:16 ID:kq5ttYMn
それ多分3スレぐらい前
続き頓挫しかけて今の流れでもっかい書き始めた。今度は頓挫しないように頑張る
632名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 12:43:47 ID:O5s1ZZ6/
秘め声は百合的には別に何もないのかな
633名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 13:21:45 ID:6Dy2h4Hf
芳佳×美緒だと本気で信じてる自分の少数派加減に笑えてきた

>>632
基地探訪レベルのものを期待したい
634名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 15:04:28 ID:aC3TDCaC
基地探訪はDVDに声付きで収録してほしいなあ
635名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 16:00:27 ID:eDPhG+Vj
>>632
某スレ(本スレじゃないよ)によるとシステムボイス集みたいなものらしいよ
残念だけどドラマCDかなんかが発売されることを期待するしかないね
636名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 16:12:32 ID:J9aqB0WC
みんなはEDテーマ集買う?
自分は芳リネVer.とシャッキーニVer.聴きたさに購入予定だけど
637名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 16:40:46 ID:/6uMjalu
SS投下します。
最終回エンディングの本を読んでるペリーヌのところの妄想です。
ここのところのあまりの酷さに反省して、ひさしぶりにガチで書きました。
そしたらまた長くなりました。一万字を軽く超えましたorz
なので分割して投下します。たぶん3回か4回になると思います。
タイトルは「シャルトリューの魔王」、書き手はOsqVefuYです。


 1944年9月、ガリア地方のネウロイの完全消滅が確認され、ストライクウィッチーズは解散する。
 隊員11人はひとまずお役御免の身になった。
 そしてわたくしは、まっさきにガリアへ戻ることに決めた。
 心残りがなかったわけでは決してない。別れを名残惜しいとも思う。
 しかし、わたくしには使命があるのだ。
 ネウロイに侵された祖国ガリアの復興。
 それがガリア貴族クロステルマン家の人間であり、ガリア空軍の中尉であるわたくしの使命である。
 ――そしてそんなわたくしに、なぜかリーネさんはついてきてしまったのだった。
 彼女の故郷はブリタニアだ。そこには彼女の帰りを待つ家族もいるというのに。
 どうしてわたくしについてきたの?
 彼女からはなにも話してはくれなかった。
 そしてその疑問を、わたくしはずっと訊けずにいた。
638名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 16:42:04 ID:/6uMjalu
 リーネさんは瓦礫に腰を下してうとうととしていると、やがて船を漕ぎだした。
 無理もない。彼女だって疲れているのだろう。
 なにもないところからまた新しくなにかをつくるというのは、とてつもない労力がいるものだ。
 連日の忙しさに追われる日々、ゆっくりと眠る時間だってないのだから。
 わたくしもリーネさんの隣に座り、少し休憩をとることにした。
 いったいどうしてあなたはわたくしについてきたの?
 この質問を、今日もできそうにない。 
 わたくしは傍らに座るリーネさんに視線を向けた。
 ――と、わたくしの目にそれが入った。
 彼女の持っている鞄の口から、本が一冊、顔を覗かせていたのだ。
 わたくしの手は無意識に、鞄のなかの本へと伸びていた。
 装丁のしっかりした、少し大きめの手帳だ。
 ガリアヘ向かう船の中で、あるいは休憩時間や眠る前のちょっとした時間に、
 彼女がこれになにかを書いているのをわたくしは何度か目撃している。
 それにどうやら、それはわたくしの目を忍んでのことらしい。
 ここにはいったいなにが書かれているのだろうか。
 日記だろうか。あるいはポエムかもしれないわ。
 わたくしは自分の膝の上に本を置いた。
 さっそく本を開いてみようとした――が、そこでわたくしの手が止まる。
 わたくしは手をいったん本から放し、逡巡する。
 それは人の持ち物を勝手に覗き見るという罪悪感が一つ、
 そしてもう一つは、彼女のプライベートな領域に、わたくしが入り込んでよいのかというもの。
 なんだかその膝の上に置かれた本が、わたくしにはずっと遠くにあるものに感じられた。
 鞄のなかに戻そうか、そんな考えがよぎった。
 今ならまだ大丈夫。彼女は眠っているのだから、気づかれることはないだろう。
 しかし、わたくしはそうしなかった。
 リーネさんのことを知りたい、その衝動はけして抑えられないものだったから。
 わたくしは再び本に手を置く。
 重い扉を開くようにゆっくりと、本のページを開いてみた。
639名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 16:43:37 ID:/6uMjalu
 そこにはびっしりと丁寧な、可愛らしい文字が埋めつくされていた。
 きっと彼女は、ゆっくりと文字を書くのだろうな、ということをわたくしは思った。
 わたくしは最初のページに目を落とした。

  むかしむかしあるところに、豆柴のお姫さまがいました。
  そのお姫さまは、スコティッシュホールドという猫の騎士ととっても仲良しでした。

 ……これはなにかしら?
 わたくしは思わず首をかしげた。
 どうやらこれは、日記やポエムといった類いのものではないらしい。
 というより、どう見てもこれは物語だろう。
 しかしこんな書き出しの話を、わたくしは見聞きしたことがない。
 いや、あまり深く考え込んでいても仕方がない。
 わたくしは続きを読み進めることにした。

  あるときお城に、シャルトリューという、青い毛色の猫の魔王があらわれました。
  シャルトリューの魔王は、豆柴のお姫さまをさらいにきたのでした。
  スコティッシュホールドの騎士はそうはさせまいと、魔王に戦いをいどみました。
  しかし、剣の未熟なスコティッシュホールドの騎士は、その戦いにやぶれてしまいます。
  そしてシャルトリューの魔王は、豆柴のお姫さまを連れ去ってしましました。

  スコティッシュホールドの騎士はお姫さまを助けにいこうと思いたちます。
  しかし、剣の未熟なスコティッシュホールドの騎士は思います。
  私一人では心もとない。
  だって、騎士一人では、お姫さまを守ることができなかったからです。
  そこで騎士はあることを思いつきました。
  あの方についてきてもらおう、と。

  スコティッシュホールドの騎士は、その犬の住む家に向かいました。
  その犬はドーベルマンで、スコティッシュホールドの騎士の剣の師匠でした。
  この方についてきてもらえれば百人力だ、とスコティッシュホールドの騎士は思ったのです。
  スコティッシュホールドの騎士は事情を説明し、お願いしました。
  「わかった。私も行こう」
  ドーベルマンの剣の師匠はこころよく引きうけてくれました。
  こうして二匹は、魔王のもとへ旅立ちました。
640名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 16:45:09 ID:/6uMjalu
 わたくしはピンときた。
 この物語の主人公らしいスコティッシュホールドの騎士というのは、
 つまりリーネさんのことではないかしら、と。
 豆柴のお姫さまというのは宮藤さん、剣の師匠というドーベルマンは坂本少佐のことだろう。
 それぞれの使い魔に対応しているのが安直といえば安直だ。
 そして……シャルトリューの魔王は……わたくしのことなのだろう。

 それともう一つ、わかったことがある。
 どうやらこの物語は、リーネさんが考えた創作であるらしい。
 そうでなければ、こんなに都合よくキャラクターがあてはまるはずはない。
 創作といっても見たところありがちなファンタジーだし、まあ素人だからこんなものだろう。
 しかしこれは……あまりにキャスティングセンスが無さすぎるわ。
「何を考えているのよ、この子は……」
 わたくしは一人ごちた。

 たとえばわたくしならば、こうキャスティングする。
 もちろんお姫さまはわたくし――と言いたいところだけど、意外と坂本少佐なんていいんじゃないか。
 そしてそのお姫さまを守る騎士がわたくし、ペリーヌ・クロステルマン。
 少佐を連れ去る魔王の役にはあの豆狸、もとい宮藤さん。
 そしてその子分にはシャーリーさんとルッキーニなんてどうだろうか。
 いやでも、宮藤さんが魔王の器とは思えない。
 恐ろしさという意味では魔王はミーナ中佐の方が(以下自粛)
 それでリーネさんは…………メイドなんていいんじゃないかしら。
 でもそれだと、あまり話にはからんできそうにないわね……。
641名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 16:46:25 ID:/6uMjalu
 まあとにかく、このキャスティングはあまりに酷い。
 とりあえず、少佐を剣の師匠としたところはなかなかだとわたくしは思う。
 リーネさんが騎士というのはちょっと意外だけど、
 こういうものに書いた本人を出してしまったら、得てしてそうなるものだろう。
 少佐と師弟関係だというのも、まあ納得ではある。
 とりあえずここまでは良しとしよう。
 しかし、宮藤さんをお姫さまにするというのは、ない。ありえない。
 リーネさんが宮藤さんのことをどう思っているか、薄々わたくしも気づいてはいる。
 ――だけど、それでもさすがにこれはない。
 いったいどこの国の姫が、音を出して紅茶を飲むというの?
 そしてなにより気に入らないのは、このわたくしのを魔王にしてしまったことだ。
 これは酷い。酷すぎる。
 たしかにわたくしは彼女にきつい物言いをしたこともあるし、ちょっとケンカになってしまったことある。
 でも、だからって、こんな仕打ちはないだろう。
 もっとまともな役をくれたっていいじゃないの。

「もしかして、わたくしって嫌われてる?」
 わたくしの胸のなかに、暗いもやもやしたものが広がっていく。
 別にわたくしは、彼女に好かれたいとか、そういうことを思っているわけではない。
 でもだからって、積極的に嫌われたいとか、そんな風に思っているわけでもないのだ。
 もやもやした感情はやがて全身に広がり、わたくしの体を重たくする。
「じゃあどうして、あなたはわたくしについてきたの」
 わたくしはつい、傍らで眠る彼女に訊ねてしまう。
 もちろん、眠っている彼女からの答えはない。
 彼女のことを知りたいと思ったのに、ますます彼女のことがわからなくなってゆく。
642名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 16:48:06 ID:/6uMjalu
 それに腑に落ちないところがもう一つある。
 なぜわたくしが、宮藤さんをさらわなければならないのかしら。
 思い浮かぶ理由を胸のなかで探ってみるが、それらはすぐ否定される。
 わたくしが宮藤さんをさらう理由なんて、ない。
 じゃあどうして?
 ……もしかして、わたくしが彼女のことが好きだとでも?
 それこそありえない話だわ。
 きっと彼女はただ、騎士を自分に、助けを求めるお姫さまを宮藤さんに、
 そして敵役をわたくしに割り振っただけなのだろう。
 そう思うと馬鹿らしくなって、本を投げ出してしまいそうになった。
 ――でも、とわたくしは思う。
 でも、そうしてしまったら、この暗いもやもやとした感情はきっと治まらないまま。
 これは確信ではない。ただの予感でしかないけれど、そんな気がするのだ。
 わたくしは気を取り直して本と向き合うことにした。
 だってやめることはいつでもできる。
 だからもう少しだけ、続きを読んでみよう。
 深く息を吸い込むと、わたくしは再び視線を本へと戻した。



以上、今回はここまでです。
もうほとんど書きあがっているので、続きは近いうちに投下します。

>>636
エイラーニャほしさに買ってしまいそう
643名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 17:07:11 ID:6Dy2h4Hf
GJ。続き本読んで待ってる。
だけどこの調子だとまた800レスまで持つのかって感じだなw
644名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 17:23:50 ID:o5vp40DU
>>642
GJ!うおお…おもしろい。これはかなり期待!ss書きながらまってる!
645名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 19:40:35 ID:J9aqB0WC
最終回見て速攻で仕上げたSSがあるんだけど、投下OK?

芳佳×リーネで
646名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 19:50:28 ID:XVWCgpUG
>>645
考えるな
食いつかない奴がいると思うか?
647名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 20:01:41 ID:siPtghUM
>>615
竹井醇子はコミック版(今連載されているほう)に出てくるぞ 
小説では出てないな
648滝川浜田 『風』:2008/09/25(木) 20:02:29 ID:J9aqB0WC
では、投下行きます。




――貴女は、どうですか…?

私を、想ってくれていますか…?

風は、吹いていますか…?

―――――――

私はウィッチーズ解散後、ペリーヌさんと一緒にガリア復興に貢献していた。
復興はなかなか大変だけど、やりがいはあって、意外と楽しい。

芳佳ちゃんと離れ離れになったのはやっぱり寂しいけど、芳佳ちゃんも扶桑で頑張っているんだと思うと、こっちまで元気になるよ。

「リーネさん、お手紙ですわよ」
「えっ、誰からだろう」
「宮藤さんからですわ」
「芳佳ちゃんから…?」

そんなある日、芳佳ちゃんからお手紙が来た。

「良かったですわね」
「うん!」

私はドキドキしながら、封筒を開ける。
そこにはみんなで写った写真と一緒に、一枚の手紙が入っていた。
649滝川浜田 『風』:2008/09/25(木) 20:04:34 ID:J9aqB0WC
―――――――――――――――――――――リーネちゃんへ

お久しぶりです。
リーネちゃんはお元気ですか? 私は元気です。
私は扶桑に戻って、診療所の手伝いをしています。
リーネちゃんのガリア復興も大変だとは思いますが、頑張ってくださいね。

と、お堅い挨拶はここら辺でいいかな。

久しぶりだね、リーネちゃん。
ウィッチーズが解散してからもう長い事会ってないけど、リーネちゃんは元気?
ガリア復興が大変過ぎて、体を壊してなきゃいいんだけど…。

私の方は、ブリタニアに来る前と別に何も変わらないかな。
唯一変わったのは私の通ってる学校に臨時教員として、坂本さんが来たくらいかな。
坂本さんの教え方が凄く厳しくて、みんな参ってるみたい。
その度に『アッハッハッ』なんて笑ったりして。
だから、みんなから好かれてるんだよ。

リーネちゃんはどう? そこは楽しい?
って復興なんだから楽しい訳ないか。
いやいや、今の質問は無しね? うん!

そこで、リーネちゃん、ちょっと提案があるんだ。

…ガリア復興が終わったら、扶桑に来ない?
あ、もちろん、ペリーヌさんも一緒にね。
復興が何年かかるのかは分からないけど、私、何年でも待ってるよ。

大好きだよ、リーネちゃん。
いつまでも、待ってるから。

じゃあ、また手紙書くね。


宮藤芳佳
650滝川浜田 『風』:2008/09/25(木) 20:06:20 ID:J9aqB0WC
―――――――――――――――――――
…私の目からはいつの間にか、涙がこぼれていた。
涙で、手紙が読めないほど、私の目には涙が溜まっていた。

「芳っ…佳ちゃっ…ううっ…うっ…」
「リーネさん…」

ペリーヌさんが私の肩に優しく手を置いてくれる。

「…そんなに泣きながらでは、せっかくのお手紙がびしょ濡れになってしまいますわよ。
ほら、これでお拭きなさい」

と言ってペリーヌさんはハンカチを差し出してくれる。

「ありがとう…ごさいます…」

ペリーヌさんは優しく微笑んで。

「さあ、復興作業の続きですわよ!」
「ペリーヌさん…」
「…貴女も早く宮藤さんに逢いたいのでしょう?
わたくしも早く坂本少佐の元へ行きたいですし…。
ほら、早く終わらせますわよ!」
「…うん!」

私は涙を拭いて、また立ち上がる。

芳佳ちゃんからの手紙をポケットにしまって、私は大地を踏みしめる。

想いを力に変えて。

651滝川浜田 『風』:2008/09/25(木) 20:09:14 ID:J9aqB0WC
―――――――――――――――――――
――芳佳ちゃんへ

芳佳ちゃん、お手紙読みました。

私は元気です。大変な事もあるけれど、ペリーヌさんと一緒にガリア復興の為に頑張っています。
楽しい事、嬉しい事、悲しい事。
すべて、毎日味わっています。

私は、芳佳ちゃんが元気で本当に嬉しいです。
そちらには坂本少佐も、芳佳ちゃんのお友達もいるから、きっと寂しくないよね。


芳佳ちゃん、扶桑ではどんな風が吹いていますか?

涼しい風ですか? それともちょっと寒いですか?

こちらは良い風が吹いています。

ガリアが復興したら、必ず、必ず、芳佳ちゃんの元へ向かいます。

何があったって、必ず貴女の元へ…。

また、逢える日を夢見て…

この想いを風に乗せて…


END


以上です。最終回を見終わったらすぐにこんなネタが出てきて、寝る前に書き上げた作品です。
やっぱりこの二人は夫婦でいいよ。ってかむしろ夫婦だよ。

…爺は最終回を見直してきます…
652名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 20:34:45 ID:lW7vT5Vm
>>651
読みながらいつの間にか泣いていた。
いつもながら素晴らしすぎる!
近くでラブラブやってるのもいいが、遠距離で想い合ってるのもグッとくるな!
653名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 20:44:13 ID:qTit6M3F
今度からはよしゆきも登場させてくれ
654名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 22:31:43 ID:2PBjuzGR
ちょっと>>594にヒント貰って書いてみましたので、投下していきます
あまり百合っぽくはないんですけど・・・ 4レスの予定です
655名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 22:33:06 ID:2PBjuzGR
今回のミッションを説明する。今から4時間26分前、こちらの基地から機密とされる『ある物』が奪取された。
これが敵の手に渡ることは、すなわち我々『ストライクウィッチーズ』の機能麻痺を意味する。
ネウロイの魔の手がすぐ側に迫っている以上、一刻の猶予も許されない状況だ。
君には今から敵基地に潜入し、その『ある物』を速やかに奪還してもらう。
無論任務は極秘であり、敵に姿を見られてはならない。また、わずかな潜入の痕跡も残してはならない。
ターゲットや敵基地の位置については通信機を通して伝達していく。
健闘を祈る。



「ええと・・・こちら宮藤、応答願います」
『こちら司令部。通信は良好だ。では早速敵の基地を通達する。』
「あのー・・・・・」
『どうしたスネーク。』
「す、すねーく?」
『君のコードネームだ。敵に通信を傍受されては困るからな。』
「はぁ・・・」
『時間がない。余計な事は後にしろ』
「(この人は誰なんだろう・・・声がくぐもってて分かんないよ・・・)」
『ターゲットはある部屋のどこかに保管されている。そのある部屋だが――ゲルトルート・バルクホルン中尉の自室だ。』
「ええっ!?バルクホルンさんの部屋に忍び込めっていうの!?そんなの無茶だよぉー・・・」
『なぁに大丈夫だ。この時間彼女は就寝中、それに一度寝るとなかなか目を覚まさないからな。』
「で、でもぉ・・・」
『おっと報酬の話を忘れていたな。任務成功のあかつきにはリーネ軍曹の胸を好きにしていい。』
「やります!やらせてください!私、守りたいんです!(?)」
『では作戦開始といこうか!』



「こちらみや・・・スネーク、部屋の前につきました」
『よし、ここからが本番だ。音を立てずに潜入し、部屋のどこかにある‘液体の入った緑の瓶’を回収せよ!』
「瓶、ですか?」
『そうだ。た・だ・し、ラベルに機密事項が書いてある。君はそれを見てはならない。分かったか?』
「そんなものがどうしてバルクホルンさんの部屋に・・・」
『文句があるなら報酬は肝油になるが。』
「なんでもありません!」
『では通信はここまでだ。目標は回収後、キッチンの二番目に大きな鍋に入れておくように。以上だ。』
「え、ちょっと!あの・・・」
656名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 22:36:30 ID:2PBjuzGR
お、お邪魔しまーす・・・バルクホルンさん、寝てるよね。
よしよし、窓の方向いてる。
それにしてもこの部屋は荷物が少ないなぁ・・・家具らしい家具はほとんどないし・・・
えーっと緑の瓶、だよね部屋を見渡してもなさそうだなぁ・・・どこかにしまってあるのかな
うーん・・・引き出し開けても平気かな・・・バルクホルンさんごめんなさい・・・
・・・・・・あ、あれぇ?瓶なんて入ってないよ?そんなのどこにも――

ガタッ!

や、やばっ!引き出し外れちゃった!
「うーん・・・」
うわわわわ!仰向けになっちゃったよ!起きちゃったのかな!?
「すぅ・・・・・・すぅ・・・」
ほっ・・・よかったぁ・・・冷や汗かいちゃったよ・・・
ちょうどよかった、引き出しにハンカチが――
って、これは・・・バルクホルンさんのブラ!?
どどどどどうしようこれ!持ち帰ったほうがいいのかな!?
リーネちゃんにあげたら喜ぶかな!?でもリーネちゃんのほうが胸おっきいよね!?
その前に落ち着かないと!一応バルクホルンさんの・・・下着、だし・・・
これ、伸び縮みする布でできてるけど・・・おっきぃ・・・
バルクホルンさんもおっきいほうだよね・・・仰向けになってると分かりやすいけど
鎖骨きれいだなぁ・・・首も細いし・・いつもはきりっとしてるけど、寝顔は結構かわいいんだぁ・・
・・・あれ?まさか・・・バルクホルンさんハダカで寝てるの!?
ぱっ、パジャマは着て――ない、よね・・・あはは・・・
うーん、カールスラントの人はハダカで寝るのかなぁ・・・
それにしてもいい胸だなぁ・・・揉んでみたいけど起きちゃうよね・・・
でもなかなか起きないっていうし!少し触るだけなら!
見つかったら怒られちゃうかも・・・でもでも!横から指でつつくぐらいは・・・平気だよ、ね
大丈夫!私は、できることをしなくちゃ!『これくらい一人でできないとダメだ』って訓練で言われないようにしないと!
気付かれないようにそーっと、そーっと・・・なんだか興奮してきちゃった・・
まだ起きてないよね?平気だよね?あと少し、あと少し――
「――宮藤?」
「ははははわあっ!!??」
起こしちゃった!!??やばっ!ひっくり返っちゃ――
バターン!
「いたた・・・」
シーツ掴んだのに全部とれちゃった・・・ってあれ?これシーツじゃなくて――
これって毛布!?うそっ!?じゃ、じゃあバルクホルンさんは・・・
657名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 22:39:08 ID:2PBjuzGR
「・・・さ、寒いから返してくれないか?」
「えっ!?あ!ごごごごめんなさい!ごめんなさい!」
「声が大きい・・・」
「ごっ、ごめんなさい・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・いつまで見ているんだ!」
「へっ?いや!そのっ!」
「まったく・・・こんな夜中になんの用だ?明日も早いんだろう?」
な、なんでだっけ?
「その・・・私、夜一人で寝るのに慣れてなくて・・・・・・怖くなっちゃって・・・(ウソです)」
「・・・・・・」
「こんなのバルクホルンさんにしか言えないから・・・(ウソです)」
「そそそそれはつつつまりだな、どういうことなんだ?」
「――おねぇちゃん・・・」
「!!」
「おねぇちゃんみたいだから・・・私、一人っ子だったからおねぇちゃんが欲しくて・・・・・・ワガママ言ってごめんなさい!」
咄嗟の言い訳にしてはいくらなんでも無理があるよね・・・
なんだか小さく震えてるみたいだし・・・怒らせちゃったかな・・・
「・・・宮藤」
「へっ?」
「そうだよな、怖かったよな。いきなりドーバー海峡まで連れてこられて、奇人変人ばかりの部隊に入り毎日訓練でしごかれ、
夜は部屋でひとりぼっち・・・あげくクロステルマンには因縁をつけられ!ルッキーニにはセクハラされ!!ミーナと少佐にはパワハラを!!!
辛かったよなぁ!よく堪えたよ芳佳は!よく頑張った!感動した!でももう平気だぞ?おねえちゃんがずっと側にいてやる。
嫌なことがあっても助けてやるからな!芳佳!そうかそうか怖いならおねぇちゃんと一緒に寝よう。こっちに来なさい。」
「え、えと・・・でも、バルクホルンさん服・・・」
「おねぇちゃん、だろう?敬語も必要ないぞ。」
「ば・・・おねぇちゃんハダカだから・・・」
「へへへ平気だろう?わ、私たちはしっししししっ姉妹なんだから!なんなら腕で抱いてやるぞ?むしろ抱くからな、抱かせてもらうハァハァ」
こんなバルクホルンさん知らなかったよぉ〜!早口だし興奮してるし〜!
もし断ったらどうなるのかな・・・真っ青な顔でずっと追いかけてきそうだな・・・部屋にも来そうだよね・・・
・・・これってもしや・・・・・・断れないのかな・・・
あれ?ベッドの下にあるのって・・・あれが緑の瓶?そうだ、あれを持ち帰ってキッチンのお鍋に――
「嫌なのか(ぼそっ)」
「いっ!嫌じゃないです!全然!そんなことなくて!私、おねぇちゃんと一緒に寝たいなぁーって・・・」
「じゃあこっちに来なさい・・・?」
658名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 22:41:35 ID:2PBjuzGR
(翌朝、食堂にて)

「おはよう芳佳ちゃん」
「リーネちゃんおはよー。ごめんね朝ご飯の支度遅れて」
「ううん、大丈夫だよ。どうしたのその瓶?お酒みたいだけど・・・」
「へっ?えーっとね、お酒を二番目に大きいお鍋の中に入れるとおいしくなるんだって、おばあちゃんが言ってたから!」
「へーっ。扶桑にはいろんなおまじないがあるんだね〜」
「う、うん!そうなの!」
「ところで芳佳ちゃんは、昨日の夜どこにいたの?」
「えっ!?えーっと、き、昨日はお腹が痛くてずーっとトイレにいたんだ。そしたらいつの間にか寝ちゃっててさぁーあははは・・・」
「もー芳佳ちゃんたら。風邪ひいちゃうよ?」
「う、うん。気をつけるね・・・・・・ねぇリーネちゃん、リーネちゃんはバルクホルンさん見なかった?」
「バルクホルンさん?今朝はまだ見てないけど・・・どうかしたの?」
「なんでもない!なんでもないの!ただいつもはもう食堂に来てるはずなのに・・・」
「そうだね・・・朝はいつも早いのに、どうしたのかなぁ?」
「トゥルーデならミーナがどこかに連れていったよー」
「あ、ハルトマンさんおはようございます。もう少し待っててくださいね?」
「おはようございます・・・それ、ホントですか?」
「うん。さっきあたしが食堂にいたら二人の声が聞こえたから。」
「そうなんですか・・・ハルトマンさん、今日は早起きですね?」
「んー?ちょっと用事があってねー♪」
「こんな朝早くにですか?」
「おつかいを頼んだんだー♪あ、そうそうヨシカ。そこの二番目に大きい鍋こっちに持ってきて。」

                                                             (おしまい)
659名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 23:18:54 ID:wT1L3ltM
キターーーーーーというわけでリーネスレより例のアレ転載
367 名前:名無しさん@お腹おっぱい。[sage] 投稿日:2008/09/25(木) 22:19:47 ID:M+2Ljwxp
公式の基地探訪であそこまでやった鈴木氏に敬礼

リーネちゃんのないしょの基地探訪の第8話追加
今回は何度もシナリオ練り直して作ったんだがまだ変かな

http://www2.age2.tv/rd2/src/age0466.zip.html
pass:ヨシカ

>>658
GJ!!トゥルーデ取り乱し過ぎww
でも結局緑の瓶が何だったのかわからん……
私読解力ナサスorz
660名無しさん@秘密の花園:2008/09/25(木) 23:39:45 ID:6Dy2h4Hf
>>658
どこまでいってもおっぱい星人な宮藤に惚れたwwww
661名無しさん@秘密の花園:2008/09/26(金) 00:00:33 ID:Kb14RiKq
>>658
なんかツボったwリアルに吹いたところが何か所もあったぞ!!
GJ!俺もこんくらい楽しいのが書けたらなあ・・
662名無しさん@秘密の花園:2008/09/26(金) 00:21:05 ID:LEKi8Kb4
>>658
GJ
ハルトマンの知らない「壊れたお姉ちゃん」トゥルーデ暴走
    ↓
ミーナに見つかりお仕置き

このパターンが最近のお気に入りですwww
663名無しさん@秘密の花園:2008/09/26(金) 01:43:22 ID:kWxzVtjT
>>659
深夜に8話だけ見たが激甘すぎる程の百合っぷりに最高の気分になったよ
うp主にマジ感謝
664名無しさん@秘密の花園:2008/09/26(金) 01:55:53 ID:W+npFEps
ほんわかエイラニャ。既出だったらゴメン。
ttp://ranobe.com/up/src/up303196.jpg
665名無しさん@秘密の花園:2008/09/26(金) 12:12:53 ID:vYHekS0v
ここの紳士淑女達は勿論もっぺりのシステム秘め声の拡大縮小はおっぱおか生えてきてしまったやつとして考えるよな!!??
666名無しさん@秘密の花園:2008/09/26(金) 17:01:10 ID:3Pud+rrD
設定資料集48ページの、サーニャの表情(視線)+解説見る限りやはりあそこは

「エイラ…また新しく入ってきた子に手を出すのかな…」

と少しヤキモチを妬くサーニャさんと解釈して良いんでしょうか!?
ちなみに自分の脳内ではその後、エイラにお咎めするサーニャがくぁwせdrf
667名無しさん@秘密の花園:2008/09/26(金) 17:37:15 ID:5VIDq5aE
>>666
落ち着いてそれを文章にする作業に戻るんだ
668名無しさん@秘密の花園:2008/09/26(金) 19:21:12 ID:iY9AfZfx
>>666
早くSSに
669名無しさん@秘密の花園:2008/09/26(金) 19:29:43 ID:GLvmGDof
ドラマCDじゃなかったのは残念だったけど、それでも秘め声CDの破壊力はすごいな
つかみゆきちマジすげえ。惜しむらくはツンデレじゃなくてもっさんに対してのがほしかったけど
あとこれの芳佳ver聞いてるゲルトとか妄想してみるとすっげえニヤニヤしてしまう
670名無しさん@秘密の花園:2008/09/26(金) 20:45:47 ID:QbyuXjHv
もっさん×ペリーヌSS(悲恋だけど)投下したいけどOKかな?
671名無しさん@秘密の花園:2008/09/26(金) 21:04:38 ID:IX4L0DHn
どんとこい
672滝川浜田 『蒼き遥か』:2008/09/26(金) 21:11:37 ID:QbyuXjHv
じゃあ、お風呂入る前に投下していきます。




――涙が溢れて、止まらない。

でも、わたくしはあの方の前では、そんな姿は見せない。

そう、決めている。

わたくしには、泣いている暇など、無いのだから。

―――蒼き遥か―――

月はこんなにも、綺麗なのに、どこか冷たく、悲しい。

わたくしのそんな気持ちを知ってか知らずか、月はなおも輝く。

ウィッチーズの解散が決まって、みんなそれぞれの道を行く事が決まった。

わたくしはもちろん、祖国、ガリア復興の為従事するつもり。

だけどそれは、坂本少佐と離れる事を意味する。
わたくしにはそれが耐え難い苦痛で。
でも祖国の為なら、わたくしはどんな悲しみも心の中に押し込める。

コンコン
「ペリーヌ、まだ起きてるか?」

坂本少佐の声。

「ええ、まだ起きてます」
「ちょっと入っていいか?」
「えっ、もっ、もちろん!」

ガチャ

「これから寝る所だったか?」
「いいえ、そんな…。ところで何か用ですの?」
「あ、ああ…」

急に坂本少佐の表情は暗くなって。

673滝川浜田 『蒼き遥か』:2008/09/26(金) 21:15:09 ID:QbyuXjHv
「…すまんな。私が不甲斐ないばかりにウィッチーズが解散という事になってしまった」
「いいえ、それは坂本少佐のせいではありませんわ!これは…」

これ以上は言葉が続かない。
いや、続けられない。

「ペリーヌ。お前はどうするんだ?」
「解散後…の事ですか?」
「ああ。私は宮藤と一緒に一度扶桑に戻ろうと思っている…少し自分の在り方を見つめ直したくなってな」
「そうですか…わたくしはガリアに戻ってガリア復興に貢献する事に決めましたわ」
「そうか。まあみんなそれぞれの道があるみたいだからな。みんなどこへ言ってもやって行けるだろう」
「……坂本少佐…」
「ん…なんだ?」

ここで言わなくては、もうっ…!

「…わたくしはっ…坂本少佐の事をっ…!」

そう言うと、坂本少佐は立ち上がって。

「…邪魔したな。今夜はゆっくり眠れよ」
「坂本…少佐…」
「じゃあおやすみ、ペリーヌ」
「……おやすみなさい」

ガチャ

そう言い残すと坂本少佐は部屋から出て行った。

わたくしは知らず知らずのうちにシーツを力強く掴んでいた。

そして、出るのは、涙だけ。

「坂本っ…少佐…っ…!…わたくしっ…はっ…ううっ……っ…!」

涙がシーツを濡らす。
涙は止めどなく溢れる。

涙は、止まらなくて。

それでも、月は冷たく輝く。
わたくしを嘲笑うかのように。

「…すまん…ペリーヌ…」

――涙が溢れて、止まらない。

でも、わたくしはあの方の前では、そんな姿は見せない。

そう、決めている。

でも今やその想いは、蒼き遥か。

END

以上です。なんでペリーヌでSS書くと悲恋orギャグしか思いつかないんだ…?
誰か幸せなペリーヌをください。

…爺はお風呂に入って来ます…
674名無しさん@秘密の花園:2008/09/26(金) 21:43:50 ID:GylNWVK1
>>爺GJ!!ペリなんか切なくなるよな。
ほんと、誰かペリともっさんの甘いSS書いてあげて><
それにしてももっさんは誰と組み合わせてもおいしいポジションだ。
675名無しさん@秘密の花園:2008/09/26(金) 22:16:42 ID:Kb14RiKq
>>673
いったいぜんたいその…あなたという人は…どういう脳ミソ&生活してるんですかw
GJ!ペリーヌは悲恋が似合いすぎる…。いや、幸せになってほしいんだが!
676名無しさん@秘密の花園:2008/09/26(金) 23:18:45 ID:sFqm9Oxk
ペリーヌはビルフランと一緒になって幸せになるよ
677名無しさん@秘密の花園:2008/09/26(金) 23:21:08 ID:H1CksoLE
フミカネさんのブログの解説、ハルトマンの能力は風をあやつるでいいのかな?
てことは8話でのあの風はまさか…!!!
678名無しさん@秘密の花園:2008/09/26(金) 23:24:14 ID:gzmIdR3m
>>673GJ!
少佐×ペリーヌも良いなぁ!
秘め声CDの少佐の声聴いてたら元気が出てきた。まさかオニギリを三角にできないとわwww
679名無しさん@秘密の花園:2008/09/26(金) 23:30:26 ID:Q7yQ6Thy
DVD限定版はいいできだな
設定も異様に書き込まれているしw
迂闊に書けなくなっちゃったぜ…
680名無しさん@秘密の花園:2008/09/26(金) 23:34:50 ID:QbyuXjHv
俺、DVD買えないからEDテーマ集買うよ…
DVD買える人が羨ましいよ本当に…
681名無しさん@秘密の花園:2008/09/26(金) 23:51:26 ID:EGKlYNXj
>>679
そんな重要な情報なのか
限定版は買えそうにもない俺には手厳しい話だ……
682名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 00:07:50 ID:7YZf8HTX
OsqVefuYです。>>642のつづきを投下します。
前回のあらすじなんかも書いたのですが、ただでさえ長いのでボツりました。


 物語は進み、お姫さまを助けにゆく旅がはじまる。
 二匹は、海を渡り、いくつもの山を越えてゆく。
 そしてその道行きには、数々の困難が待ち構えていた。
 魔王の放った刺客と戦ったり、病にかかったり、嵐にあったり……
 よくもまあ、こうもいろいろと思いつくものだわ。
 わたくしは思わず感心せずにはいられなかった。

  あるとき2匹は、草原で魔王の手下と戦いました。
  ドーベルマンの剣の師匠は、その手下をかるくあしらいます。
  しかし、剣の未熟なスコティッシュホールドの騎士は、その戦いで足をひっぱってしまいます。
  私にもっと力があれば、とスコティッシュホールドの騎士は思いました。
  これから先の戦いのことを考えると、とても不安な気持ちになりました。

  するとそこで1匹の、赤いたてがみの灰色狼に出会いました。
  そのうしろには、ジャーマンポインターとダックスフントという2匹の犬もいます。
  「どうかしたのか?」
  ジャーマンポインターは問いかけました。
  「実はシャルトリューの魔王にさらわれた、豆柴のお姫さまを助けにいくところなんです」
  スコティッシュホールドの騎士は答えました。
  「でも2匹だけじゃ大変でしょ。私たちもついていってあげる」
  ダックスフントはそう言いました。
  「そうね。悪い魔王にはきついお仕置きをしてあげなくちゃ」
  灰色狼はそう付け加えました。
  騎士と剣の師匠はふたつ返事でその申し出をうけいれました。

  ずっと心ぼそい旅を続けていた2匹に、心づよい仲間が加わりました。
  灰色狼は普段はやさしいけれど、怒るととっても怖い、みんなのリーダーです。
  ジャーマンポインターは一見気むずかしそうだけど、実は照れ屋さんです。
  ダックスフントはいつも天真爛漫で、仲間思いな犬でした。

  灰色狼はたたかいになると、みんなに的確な指示を出しました。
  ジャーマンポインターとダックスフントはとっても強く、せまりくる魔王の手下をどんどんたおします。

 どうやら登場人物――いや登場動物が増えたらしい。
 灰色狼がミーナ中佐、ジャーマンポインターがバルクホルン大尉、ダックスフントがハルトマン中尉のことだろう。
 いくら坂本少佐がいるとはいえ、この波乱万丈の物語だ。
 この3人が加わるのならば、たしかに心強い。
683名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 00:10:03 ID:7YZf8HTX
 ――しかし、2匹が5匹になったところで、その先の旅がけっして楽なものではなかった。
 ある時、魔王の手下との戦いのなかで、ドーベルマンの剣の師匠は重い怪我を負ってしまう。
 そのあんまりな展開に、わたくしは思わず息をのんだ。

  一行は砂漠の真ん中で休憩とることにしました。
  おたがい、顔を見合わせました。
  みんな口にこそ出しませんが、その表情には諦めの色がうかんでいました。

  そこに大きな体の白いウサギと、小さな体の黒ヒョウが通りかかりました。
  「なんかあったの?」
  ウサギは問いかけました。
  「実はシャルトリューの魔王にさらわれた、豆柴のお姫さまを探しているのです」
  スコティッシュホールドの騎士はいきさつを話しました。
  「なんかおもしろそう。あたしたちも連れてって」
  黒ヒョウが笑ってそう言いました。
  旅は道づれです。みんなはよろこんでそれを受けいれました。

  一行にあたらしい仲間が加わりました。
  ウサギはとっても足が速く、おおらかな性格をしていました。
  まだこどもの黒ヒョウは、わんぱくでいたずら好きです。

  ウサギと黒ヒョウは、落ち込む一行に笑顔をもたらしました。

 また登場動物が増えた。
 ウサギはシャーリーさん、黒ヒョウはルッキーニのことだろう。
 読み進めていくとこのウサギと黒ヒョウは、役に立つよりも問題を起こすことの方が多い。
 まあ、あの二人らしいといえばらしいけど。
684名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 00:11:43 ID:7YZf8HTX
 ともかく、今は猫の手も借りたい状況だ。
 5匹が7匹になり、これでさらに心強い。
 その旅路は相変わらず楽なものではないけれど、それでも7匹は、もう悲しい顔をすることはなかった。

  ついに一行は魔王の城のすぐ近くの森までやってきました。
  しかしその森は、昼間でも月のない夜のようにくらく、みんなは道に迷ってしまいます。

  するとそこで、泉で水浴びをしている黒狐と黒猫に出会いました。
  どちらも「黒」とつくけれど、雪国生まれなためでしょうか、その毛色は2匹とも雪のように真っ白でした。
  「どうかしたのカ?」
  黒狐が問いかけました。
  「魔王の城にさらわれたお姫さまを助けにいきたいのですが、道に迷ってしまったんです」
  スコティッシュホールドの騎士はこれまでのことを話しました。
  「わたしたちが案内する」
  黒猫が言いました。
  その申し出に、みんなはよろこびました。

  一行にあたらしい仲間が加わりました。
  黒狐は占いが得意で、みんなのことをよく占ってあげました。
  黒猫はちょっと恥ずかしがり屋さんだけど、とってもかわいい女の子です。

  黒狐は占いをして、みんなをただしい道へとみちびきました。
  夜目のきく黒猫は、暗い森のなかをみんなの前に立って案内しました。

 さらに登場動物が増えた。
 黒狐はエイラさん、黒猫はサーニャさんのことだろう。
 二人の固有魔法をこういう風にアレンジしたわけね。なかなかうまく考えたものだ。
 知らぬうちにわたくしは物語に熱中していた。
 ページをめくる手がとまらない。本を握る手についつい力が入ってしまう。
685名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 00:13:44 ID:7YZf8HTX
 7匹が9匹になり、さすがにもう大丈夫だろう。
 この9匹ならばなにが起ころうときっと乗り越えられる。
 わたくしは自信をもってそう断言できる。
 9匹は暗い森を抜けて――そしてついに、魔王の城に到着する。

  スコティッシュホールドの騎士は、城の重い扉を開きました。
  するとそこでは、お姫さまと魔王が、とても楽しそうに遊んでいました。



以上、今回はここまでです。
続きは近いうちに投下できるのですが、スレ容量の都合で次スレになるかも。
あともろもろのツッコミどころ(ウサギの数え方は匹じゃなくて羽だろ、とか)は勘弁してください。
686名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 00:48:09 ID:xIfE6pMM
今、すぐでも、構わない。ていうか続きが気になって仕方ないんだが!
687名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 00:50:26 ID:4g2L4P8w
688名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 00:51:36 ID:4g2L4P8w
↑あ、上の画像はトゥルーデおねえちゃんファンに捧げます
689名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 03:32:52 ID:2LVy2dPS
>>685
わわわわっふるわっふる!おもしろい!しかし今後の展開が予想できない…
とにかく続き待ってます

さて、こんな時間に>>591でこっそり言っていた美緒ミーナ投下しちゃいます。
ミーナ視点、シリアスっぽい感じ。
作者はgf1xJeg9です…
690名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 03:32:57 ID:gPwzBi4J
もうあかんわ
このお姉ちゃん…
691名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 03:34:42 ID:2LVy2dPS

涙と約束

 ガリア解放の夜。それぞれが達成感とともに『終わり』を意識し、いつにもまして明るい雰囲気の中にも寂しさという感情がところどころ顔を出していた。
だれもがそれに気づいていたが、だれも口に出そうとはしなかった。

 お酒まで入った夕食の後

 酔って火照った身体と、どうしても湿っぽくなってしまう心を落ち着けるため、私は砂浜へ来ていた。

 私はこの部隊の隊長として、長い間みんなを引っ張る立場にいた。
大きすぎる責任の重みに押しつぶされそうになって、声を殺して泣いたことが幾度あっただろうか。
 泣きたくなった夜は決まってこの場所へと走り、大いなる海と、海の向こうの故郷へ、言葉にならない想いを打ち明けていた。
 そんな涙を吸った砂を両手で掬いあげる。
指と指の隙間からサラサラとこぼれ落ちる様を見て、なんとも言えない切なさに胸がいっぱいになった。
もう一度、もう一度と掬いあげるも、彼らは潮風にのって空へ飛んでいってしまう。

「…なんだ、18にもなって砂遊びか?」
後ろからの静かな声。私はゆっくりと振り返る。
「ここにいるだろうと思ったよ」
優しすぎるその瞳と私の瞳が出会ったとき、不意に泣きそうになるのをようやく堪えた。
「…美緒」

美緒は海の方を見ながら腰を下ろした。私も隣に座る。
「ミーナ。まずは、おめでとう」
ガリア解放のことだろう。
「ええ…、おめでとう」
「そして、ありがとう」
「…え?」
「お前がいなかったら、おそらく私は使いものにならなかっただろう。
 ――それに、お前にはずいぶんと世話になったしな…」
なぜだろう。美緒の表情が急に改まった。
「そんなこと…。いつも支えてもらっていたのは私の方よ」
「いや、そんなミーナに精神的に支えられていたのは私の方だったんだ。
 本当に、ありがとう」
真っ直ぐ目を見据えて言われた言葉は、なぜか心を強く締め付けた。
「思えば、出会った頃からお前は人一倍責任感が強かった。仲間を想う気持ちの強さはそれ以上、だな」
「……」
もしかして美緒は…――うまく言えないけれど――、なにか区切りをつけようとしているのではないか。


「そうだ。覚えているか?あのとき…」


692名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 03:36:12 ID:2LVy2dPS
 しばらくの間思い出話に花を咲かせた。
いや、花が咲いたと思っているのは美緒だけだ。
美緒は懐かしげに遠くを見つめながら柔らかい声音で話し続けたが、相づちを打つ私の心にはどんどんと重いものが広がっていった。

「ミーナ、お前には、感謝してもしきれないんだ。
 今まで本当に…ありがとう」
三度目の“ありがとう”。前に“今まで”がついたから、間違いなくこれは別れの言葉なのだ。

 この人は…美緒は、私との別れの儀式をしようとしている。
二人で思い出を分かちあって、そう…区切りをつけて、今ここで話していることも…感じた想いもすべて思い出にして。
そして故郷へと帰るつもりなのではないか。

「……ミーナ!」
気付くと、私の頬に熱いものがつたっていた。
「…美緒ぉっ…!」
嫌。貴女との関係を、思い出にしたくない。
私の気持ち、わかってよ…美緒!

ふと、いつもの香りが漂った。大好きな漆黒の髪の香りだ。
私は美緒に抱きしめられていた。

「すまない、ミーナ」
 愛する人の温もりに、とめどなく溢れる涙。
この温もりを感じられなくなるのだと考えると、にじんだ視界はさらに潤みを増していく。

「お前の気持ちを聞かせてほしい」
「私…はっ、貴女を…貴女が、好き…」
言葉を選んでいる余裕などない。
「……ああ…」
「美緒は…私と…っ、別れの儀式、をしようと…してるんでしょ…!?」
「別れの、儀式?」
「っん…。私、いや…いやなの…っ!はなれたくない!はなれたくないよぉ…っ!」
私は自分の気持ちを抑えることができなかった。

「――ミーナ…」

少し身体を離して口づけを交わす。
長くて深いそれに塩の味が混じった。

唇を離し、目を開いて初めて、美緒の瞳から光る粒が零れているのに気づく。
「悪い…こんなつもりじゃ…」
美緒はそう言って私の肩に頭を預けてきた。

自分に厳しく、また気丈で豪快で、恋人にでさえ弱みをみせない彼女が、
初めて私にみせた涙だった。

693名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 03:41:30 ID:2LVy2dPS
今のところここまで。近いうちに続きを投下できるといいんですが…あ、それほど長くはなりません
なぜか私はシリアスを書くのにかなり時間がかかるようです。
うーん、とりあえずここまで読んでくださった方、ありがとうございます。

694名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 08:17:02 ID:Z8MALsgp
イイヨイイヨ〜
695名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 10:13:18 ID:FIAhHopX
「あ」
「おっ」

バルクホルンが風呂場へ入ると、そこには既に先客が
グラマラスな身体を浴槽に沈めている。シャーリーだった
まったりと浴槽の縁に手を組み顎を乗っけている

「あれ、ハルトマン中尉はご一緒じゃないんですねぇ、大尉殿」
「・・・ハルトマンなら部屋で寝ている。全くだらしない・・・」

はぁ、と軽いため息を付きながら鏡に向かうバルクホルン
それをじろじろと目で追うシャーリー。その口元はニヤついていた



「・・・ふぅ」
身体を一通り流し終え、バルクホルンは浴槽へ浸かった
するとシャーリーが近づいて来る

「・・・なんだ?」
「いやー、こうして2人でお風呂ってのは初めてだなと思って」
「そういえばルッキーニ少尉は一緒じゃないのか?」
「あー、どっかで寝てるんじゃない? ここに来るまでに見つからなかったんだ」
「そうか」

しばらくの沈黙

「あーあ、素っ気無いねぇ。もっとこっち見て話なよ」
「え、そ、そうか?」

シャーリーはバルクホルンの方に身体を向けて喋っていたが、バルクホルンは視線を背けながら話していた

「なんだなんだ、私のこと嫌いなのか?」
「そういうわけじゃないが・・・なんだ、その」
696名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 10:13:50 ID:FIAhHopX
ちらっ。とシャーリーに視線を向ける
やはり、大きい

「・・・はっはーん、これか」

バルクホルンのそれに気づき、自分の胸を自慢げに持ち上げるシャーリー
横目で見ていたバルクホルンはそれから視線を逸らした

「そうかそうか、私の胸の大きいのに嫉妬してるのか。宮藤はコレが大好きだと聞いたし」
「なっ・・・!」

シャーリーを直視するバルクホルン。何故か顔は赤くなっている

「な、なんで宮藤が出てくるんだ! あいつは、その、そういう話ではない!」
「おやおや、でもあんた、宮藤が来てから変わったよ?」
「私の何が変わったと言うんだ!」
「面白くなった」
「〜〜〜ッ!!」

「怒るような事じゃないじゃないか、大尉殿?」
「もういい! 私は出る!」

――ざばぁっ

バルクホルンはと立ち上がり背を向け風呂から上がろうとした
が、そこに伸びてきた2本の腕によって、再び風呂に引き込まれる

「ひゃぁっ!?」

――バシャーン!

「まーまー、大尉殿もなかなかのモノをお持ちですよ?」
「ど、どこを触って・・・!」

シャーリーの胸に頭を預けるような形で胸を揉まれる
両手はばしゃばしゃと湯をかき上げていた
697名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 10:14:24 ID:FIAhHopX
「やめ・・・っ! ひっ・・・は、離せ!」
「いやはや、カールスラント軍人さんは美乳ですなぁ」

悦に入ってシャーリーはバルクホルンの胸を揉みまくっていたが
するりと腕から離れてしまい、脱出されてしまった

「ぷはっ・・・き、貴様! なんてことを!」
「声、裏返ってるよ」
「そんなことはどうでもいい! 下品な奴め・・・」
「じゃあ宮藤も下品ってことになるのか?」
「なんで芳佳の話をそこで出すんだ! あいつは別だ! 別!」
「おやおや、下の名前で宮藤を呼んだ挙句、特別扱いとは。そんなにあいつが好きなのか」
「はっ・・・しまった、つい・・・」

先ほどから真っ赤だったバルクホルンの顔が羞恥心で更に赤くなる
それを見て「あっはっは」と笑い出すシャーリー
わなわなと震えながら叫ぶバルクホルン

「こ、このリベリアンめ!!」

――ザバーン!

「わっ!?」

笑いに気を取られていたシャーリーに抱きかかるバルクホルン

「こんな乳袋を垂れ下げて、恥ずかしくないのか!」
「ちょっ・・・その揉み方はやめ・・・あっ!」

さっきと真逆の立場になり、バルクホルンがシャーリーの胸をまさぐる
が、これまたすぐに脱出されてしまう

「よ、よくもやったな!」
「なんだリベリアン、やるのか?」
「カールスラントの堅物め!!」
「雷撃戦だ!」
698名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 10:15:00 ID:FIAhHopX




「・・・あなた達、お風呂で2時間半も何をしてたの?」

ミーナ中佐がソファでへばっている2人に問う

「う〜〜」
「あー・・・」

のぼせあがって2人ともうなるばかりだ

「のぼせるまで一緒にいるなんて、随分仲が良くなったのねぇ」

「うぅー・・・」
(胸を揉みあっていたなんてとても言えない・・・)

「トゥルーデ、やっぱり性格変わったなぁ」

バルクホルンの隣で扇いでいるエーリカがつぶやく

「お風呂行くなら誘ってくれればよかったのにぃ」

シャーリーの隣で扇いでいるルッキーニもつぶやく


「もういいわ。2人はこのまま寝かせておいて、ご飯にしましょう」
「「はーい」」

3人が部屋を出て行き、2人だけが残された
699名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 10:15:48 ID:FIAhHopX
「・・・なぁ、大丈夫か?」
「あぁ・・・頭が痛い・・・」
「さっきは悪かったよ、ちょっと、やりすぎたかもな・・・」
「いや、いいんだ。私こそすまなかった」


しばらくの沈黙


「あのさ、私たち、いい友達だと思わないか?」
「突然何を・・・」
「私、結構あんたとの関係は好きだぞ? そっちは嫌いか?」
「・・・別に、悪くは思ってない」
「そっか、それはよかった・・・ちょっと寝るよ、おやすみ」
「私もそうしよう、おやすみ・・・」




なんか2人が風呂に入ってるカオスな夢を見たので書きました
本編でももっと絡んで欲しかったなぁ
700名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 10:18:24 ID:TFlwH6LX
ほんとになあ
701名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 10:26:23 ID:DGWGwbfS
458KB。 そろそろ次スレの季節かな。
702名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 10:39:23 ID:4g2L4P8w
今回も完スレする前に容量オーバーになりそうだなw
703名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 13:50:42 ID:QT82kl+J
週末だし、一応新スレ立てといて新スレは長編SS、こっちは雑談、小ネタみたいにします?
もし立てるんなら、立ててきますけど?
704名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 13:52:29 ID:anuAxEIk
少し早いかな
小ネタで流石に40KBは埋まらない
だから480KB越え 490KB程度に近づいた頃に立てるのが良い
705名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 14:31:50 ID:4g2L4P8w
じゃあ小ネタを一発投下してみよう


「宮藤、恋人として付き合う人は選んだ方が良いな」
「そうですね、バルクホルンさん」
「しかし、自分に理想的な恋人を見付ける事が出来ればそれに越した事はない」
「はい、分かります」
「宮藤にもいつか恋人が出来るだろう。宮藤、そこで提案なのだが」
「はい」
「私と恋人ごっこをやらないか?ハグ、キス、宮藤が望むなら、もちろんその先もアリだ。
呼び名はそうだな、やはり、おねえちゃん…いや、それだと恋人らしくないな、うむ、トゥルーデと呼んでくれ。私は芳佳と呼ぶ。
あっ、くれぐれも最大級の愛を込めてな。『トゥルーデ♪』と。エーリカくらいのトーンが望ましい」
「イヤです」

姉としてトゥルーデは芳佳にこれくらいの事は要求してそうな気がした土曜の昼下がり



オマケ
エーリカだいたーん

http://bbs03.gazoubbs.com/2ji2nd/img/1217507859/116.jpg
706名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 16:08:06 ID:3V/Y/DMt
>>693
GJ!少佐の涙ってのは見てみたいな。あとミーナが言った恋人ってのは宮藤かペリーヌだと思っとくよ
707名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 20:47:14 ID:4C/chZZd
>>443続きのエーリカお仕置き、もう少しでできそうなんですが次スレまで待った方が良さそう?
708名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 20:53:16 ID:2LVy2dPS
>>707
たぶん大丈夫。実はすっごく楽しみにしてるんだ
待ってます
709名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 21:52:53 ID:9ybztmzx
なんか最近異色カップリングが流行?
710名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 22:11:05 ID:3Sd5ym1L
異色というか、本編が終わったからパッと見てすぐわかるカプ以外を
じっくり検討する時間が出来たんだと解釈してる。

何しろ基本の11人だけで55通りのカプがあるのだ。
それにクリスや看護婦やネウ子や他メディアミックスのキャラを加えようもんならそりゃあもう……。

今長編書いてるんだが、その途中で合理的な解釈を求めるにあたってエーリカ×ミーナの可能性を追求している。
立場に追われる司令官と楽観主義の同僚…むむ…簡単そうで難しいな……。
711名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 22:25:31 ID:D3HbHTDm
>>710死後だが、激しく同意。

>エーリカ×ミーナの可能性
その二人は本編ではバルクホルンとかもそばにいたから二人きりとかは確かに簡単には想像できないなあw

でも、頑張って欲しい
俺も頑張る!
712名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 22:38:43 ID:D3HbHTDm
>>711 訂正。死語だな…orz
713名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 22:38:50 ID:4g2L4P8w
でも逆を言えば、それだけ可能性があるって事だよね。
ワンクールなのに、ここまでCPの幅があるアニメってそんなに無いと思う。

そんな自分はもっさん×ルッキーニ執筆中。
クソ難しいよこの二人…
714名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 22:51:45 ID:3Sd5ym1L
>>713
数分間考え続けたが難しいってレベルじゃねーぞ!!ww
どういう解釈になるのか超楽しみだ。頑張ってくれ。
715名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 22:53:45 ID:4C/chZZd
>>708ありがとう!
じゃあお言葉に甘えていきます。エーゲルでエーリカのお仕置きです



就寝時間が近付いたある夜のこと。

廊下を歩いてたら、宮藤が「よしっ」とか言って軽く気合いを入れていた。
何故か、トゥルーデの部屋のドアの前で。

そのままドアをノックし、トゥルーデは宮藤を部屋に入れた。
ちょっと気になって、外から聞き耳を立ててみたら…

「あの……おっぱい触らせてくれませんか!?」

うわ。なんてストレートなセクハラ宣言だ。
しかしトゥルーデは、それを了承したらしい。
「お姉ちゃん」とか言われてデレデレしちゃって。
えっちな声まで出しちゃって。

これはちょっと、お仕置きが必要だよね。



宮藤がトゥルーデの部屋から出て、自分の部屋に戻ったのを確認してから、ノックしないでトゥルーデの部屋に入った。

「うわっ…エーリカ!」

ちょっと慌ててるトゥルーデ。顔が真っ赤。

「ノックをしろといつも言っているだろう!全く、お前は…」
「トゥルーデ」

いつものお説教を遮るように呼ぶと、トゥルーデは少し驚いたみたいだった。

「今さ、宮藤と何してた?」
「…!」

かあぁっと赤くなるトゥルーデ。
可愛い。可愛いんだけど…今回は許さないよ。

「ここ、触らせてたでしょ」
「っあ…」

つかつかと近づいて、トゥルーデの胸をきゅっと掴んだ。

「トゥルーデのここは、私のなのに」
716名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 22:55:22 ID:4C/chZZd
クリスに似てるからって、ほんと宮藤に甘いんだから。
私以外の人になんて触らせたくなくなるように、しっかり教え込んであげなきゃ。

「お仕置きだっ、トゥルーデ!」
「うわっ!ちょ、エーリカ!」

がばっと飛びかかって、二人一緒にベッドに沈んだ。

「や、やめろエーリカ!」
「い、や、だっ」

トゥルーデは口ではやめろって言うけど、ちょっと罪悪感を感じているのか本気では抵抗してこない。
なんだかんだ、私のこと大好きなんだよね。へへー。

「トゥルーデ、自分で服脱いで」
「っ…」
「ほら、早く。私にも見せてよ」
「…今回だけ…だからな…」

トゥルーデは素直に上着のボタンを外し、シャツも脱いだ。
胸元はほんのり赤く色付いてて、じっくり宮藤に弄られたんだっていうのがわかる。
また、ちょっと嫉妬心が生まれてきちゃった。

「トゥルーデのえっち」
「あっ、こら…!」

ぐいっと下着をずらして、ぷるんって飛び出たトゥルーデの胸を両手で鷲掴む。
やっぱりふわふわで柔らかい。宮藤にはもったいないよ、この極上のおっぱいは。

「は…ぅ、ん…」

ちょっと強めに揉んだだけで、完全に表情がとろけちゃってる。
717名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 22:56:55 ID:4C/chZZd
「ん…」

胸に顔を寄せて、起ち上がった先端に軽く口付ける。

「!や、エーリカ…!そこはやだっ、あ…!」

口に含んで軽く吸い上げると、トゥルーデはびくびくと背中を反らせた。
胸、弱いんだから。

「ほほでいっひゃいイふまで、ゆうひへあげにゃい(ここで一回イくまで、許してあげない)」
「ひゃ、喋るなっ…」

ぴちゃぴちゃ舐めたり軽く歯を立てたり。
空いてる方も、指でたくさん捻ってあげる。

「あぁっ、ぁ…ひうぅっ…」

トゥルーデの声にだんだん余裕がなくなってきた。
きゅっとシーツを掴んで耐えてる姿がたまんない。

「エー…リカぁっ、…ッッ!」
「むぐっ!」

突然むぎゅっと頭を抱き締められ、トゥルーデは大きく痙攣した。
…あー、柔らかい…でもちょっと苦し…

「…っは…ぁ…」
「ぷはっ!ふぅ…」

トゥルーデがくたっと脱力し、それと同時に解放される。

「もう、窒息死するかと思った」
「大袈裟だ、馬鹿…はぁ…」

絶頂の余韻が残ってるのか、トゥルーデの瞳はとろんと潤んでいて、とても扇情的だ。
これはお仕置きだもんね。休む暇与えちゃダメだ、よし。
718名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 22:58:33 ID:4C/chZZd
私はすぐにまたトゥルーデに覆い被さって、ズボンを脱がせた。

「うわ、トゥルーデのズボンびっしょびしょ…」
「ちょ、エーリカ!まだするのか!?」
「当たり前じゃん、トゥルーデだってこんなに濡れてるし」

ズボンをひらひらとなびかせてみせると、トゥルーデは真っ赤になって目を反らした。

「これだけ濡れてれば、慣らさなくても大丈夫だね」
「え、あ…あんっ!」

想像通り、トゥルーデのそこはなんの抵抗もなく私の指を飲み込んだ。

「ほら、二本一気に入っちゃった」
「やっ…言うな、そんなことっ…」

トゥルーデがきゅっと目を瞑ると、同時に下も私の指をきつく締め付けてくる。
Mっ気あるからなぁ、トゥルーデは。
ミーナと相性いいんだろうな、いろんな意味で。私のだからあげないけど。

「ね、トゥルーデ」
「ひうっ…」

くいくいと指を曲げながら顔を覗き込む。
快楽に歪んだ顔で、恐る恐る私を見つめるトゥルーデ。

「トゥルーデは誰のもの?」
「あ、なに…言って、んん…」
「だーれーの?」
「ああんっ!」

親指でぐっと敏感な肉芽を押し潰すと、トゥルーデはびくんと仰け反った。

「ほら、トゥルーデ…」
「…、エーリカぁ…」
「ん?」
「エーリカの、だから…も、許してくれ…」

719名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 23:00:10 ID:4C/chZZd
きゅっと軍服を掴まれて、涙をためた綺麗な目に見つめられた。
……反則だよトゥルーデ。

「仕方ないな、もう」

そっと額にキスして、許してあげるのサイン。

「ぁんっ、あ…エーリカぁ…」
「トゥルーデ、可愛いよ…私の、トゥルーデ…」

優しく指を動かして、絶頂へ導いてあげた。



トゥルーデは、イったと同時に意識を手放しちゃった。
このまま隣で寝たいけど、最後の仕上げしなきゃ。
トゥルーデの部屋を出て、宮藤の部屋へ走る。

「あ…ハルトマンさん。どうしたんですか?」

もう寝ようとしていたらしく、宮藤は寝間着姿だった。

「宮藤〜。今度私のトゥルーデに手を出したら承知しないからなっ」
「え…あ、ああのっ…ごめんなさい!」

何の事を言ってるのかわかったらしく、宮藤はぺこりと頭を下げてきた。

「触りたけりゃ、リーネにお願いすればいいのに」
「だ、だってリーネちゃん、すごく恥ずかしがって…」
「馬鹿だなー、それは宮藤の事が好きだからだよ。本当はたっくさん触ってほしいんだよ、リーネは」
「えっ…」

宮藤はぽっと頬を赤くして、ぱちぱち瞬きした。

「ほら、きっと宮藤の事待ってるよ。行ってこい!」
「は、はいっ!リーネちゃん待っててね!」

宮藤は真っ赤な顔のまま、ばたばたと廊下を走っていった。

「いしし、たんじゅーん」

明日二人がどうなってるのか、楽しみだ。
さあて、私専用の胸枕で眠りにいこっかな。


720名無しさん@秘密の花園:2008/09/27(土) 23:02:06 ID:4C/chZZd
おしまいです。
私は王道カプしか浮かばないから、異色カプを見るのが凄く楽しみだ!
でもトゥルーデが下ならなんでも書ける気がするw

お目汚し失礼しました
721名無しさん@秘密の花園:2008/09/28(日) 00:07:31 ID:2pSZWgRd
>>720
GJ!
嫉妬エーリカ可愛いよ
トゥルーデは芳佳以外の妹にももっと愛を与えるべき
722名無しさん@秘密の花園:2008/09/28(日) 00:07:41 ID:2LVy2dPS
>>720
GJ!萌えまくった!
あなたのトゥルーデ受けは最高すぎっすww
723名無しさん@秘密の花園:2008/09/28(日) 00:09:14 ID:QSbi6myc
エーゲル最高だろw
724名無しさん@秘密の花園:2008/09/28(日) 00:10:24 ID:HZWxS0HQ
いやらしいトゥルーデお姉ちゃん最高でした!
GJ!!
ミーナにもこのあとされちゃうのかな?されちゃうのかね?
725保管庫 ◆YFbTwHJXPs :2008/09/28(日) 00:30:10 ID:CT6jn+FM
気付いたらSS累計200本に到達してました。なんて速さだ……ゴクリ
200本目をゲットしたのは滝川浜田さん。おめでとうございます。
何か記念行事でもあれば面白いんですがね。

>>720
GJ!!お姉ちゃんの受けっぷりには最早言葉も出ないw
さりげなく織り込まれた芳リネも短いけど何とも妄想を掻き立てられる……ぬう。

ついでに間接シャッキーニ転載
http://rainbow2.sakuratan.com/img/rainbow2nd41540.png
726名無しさん@秘密の花園:2008/09/28(日) 00:34:51 ID:FMDRdBJZ
>>713
ミーナ×ルッキーニとか少佐×ルッキーニは俺も少し妄想してたwww
訓練参加させられてウジューってなってたりお風呂場で少佐を心配してたりと意外と少佐と絡み有るんだよな
>>720エーゲルは良いなぁ!トゥルーデさんは実の妹のクリスにも愛をもっと分け与えるべきだw
727名無しさん@秘密の花園:2008/09/28(日) 13:01:33 ID:pZnh2qP9
ついさっきまで、少佐×ペリーヌの凄い夢を見たので書き込み。

夢の中で自分はあるTV番組を見ていた。
その番組は一部でカルト的な人気を誇り、自分も再放送を毎週見ている『水曜どうでしょう』。
あの気の抜けた御馴染みのOPが流れると、早速、どうでしょうには欠かせない企画の予告がスタート。

ところが、この予告がいつものノリとはかなり毛色が違っていた。
いつものガメラ2のBGMではなく、聞いたこともない静かな曲に乗せて流されるのは何故か少佐とペリーヌの映像。
二人で空を飛んだり、ソフトクリームを食べたりするシーンがゆっくりと進んでいく。
そして、最後には"性別の壁なんて簡単に越えられると思っていた・・・"というシリアスなテロップ。

「?」と思って見ていると、本編がスタート。
画面に移るのは大泉&鈴井の二人ではなく少佐とペリーヌ。
ただし、その他スタッフは同じで、藤村Dが二人に企画の説明を開始。
どうやら、二人で電車やバスを乗り継いで1泊2日の旅行に向かうとのこと。
別にサイコロを振ったり、定められた期間で途方もない距離を移動するわけでもなく、
どうでしょうには似つかわしくない何ともまったりとした旅がスタート。

ところが、何故か行く先々でトラブルが連続して発生。
電車が遅れる。駅弁が売り切れている。泊まるはずの宿が見つからない・・・etc。

トラブルが起きるたびに、少佐はD陣を叱りつけ、何だか険悪なムード。
しかし、その都度でペリーヌが上手く機転を利かせて、問題を解決。
時には場の空気を和ませる様な冗談を言いつつ、徐々に目的地へと近づいていく。

やがて、二人は紅葉の綺麗な湿原に到着する。 (ちなみにここは、自分が小学生の頃に遠足で行った場所にそっくり)
ここで唐突に流れる藤村Dのナレーション。
今まで起こっていたトラブルは全て番組が用意したもので、"ペリーヌが少佐に告白するのが企画の本当の目的"だった事が明かされる。
そして、美しい湿原のど真ん中で愛の告白を始めるペリーヌ。

最初に会ったときから好きだった。女性が女性を好きになってすごく悩んだ。でも、やっぱり、気持ちには嘘をつけない・・・。
途中からは泣いてしまい、言葉に詰まりながらも一生懸命告白するペリーヌ。
一通り言い終わった最後に、ペリーヌは「こんな私でも受け止めてくれますか?」と手を差し出す。

しばらくして、「私でいいのか? 後悔しないか?」と問いかける少佐。
涙を拭きながら、コクリと頷くペリーヌ。
少佐は差し出された手を引いて、ペリーヌを強く抱きしめる。

ここで、『1/6の夢旅人2002』が流れ始めて、「はい!おめでとうございまぁ〜す」という藤村Dの場違いな台詞と共にEDへ。
感動的なラストと『1/6の夢旅人2002』のサビで号泣してたら目が覚めた・・・・。 


これを夢占いするとどんな結果になるんだろうか・・・?
728名無しさん@秘密の花園:2008/09/28(日) 13:16:15 ID:HZWxS0HQ
なんで水どうなんだよwww!!!!
これからもっペリイベントだというのに...
729名無しさん@秘密の花園:2008/09/28(日) 13:24:38 ID:5i+r5ZRQ
自分もちょっと前、リネ芳の夢(らしきもの)を見たんだけど、これがまったく内容を覚えてないんだよな

仕方ないから起きた後第3話を見たよ









今思うと、自分の記憶力の悪さに絶望ですけどね…
730名無しさん@秘密の花園:2008/09/28(日) 13:39:59 ID:MFf3VFp4
ちょっと長いですが、投下します。
☆ 桃色調律師1

 拡散しようとする魔力をおにぎりを作る要領で凝縮する。何度かこれを繰り返し、魔力光が水色
から桃色へと変化したところで定着させ、手袋を嵌めるように両手に固定する。

「やった!できたぁ〜!これで今よりもみんなの役に立てるよ」

 数日前、基地の敷地内で見付けた傷ついた小鳥。瀕死だったその子をどうしても助けたくて、
無我夢中でかけた治癒魔法は、いつもより強力で、薄紅色の光を放っていた。その後、何度も
再現を試みて、ようやく成功させることができた。それがあまりに嬉しくて、わたしはお茶の時間
でみんなが寛いでいるであろう控え室に、大騒ぎで飛び込んだのだった。

「坂本さ〜〜ん!やりました。桃色です、ピンクなんですよ?ピンク!」
「ぴんくぴんくと騒々しいぞぉ宮藤ぃ〜!」

 手にした扶桑刀の鞘でコツンと頭を小突かれて、落ち着いて順序立てて話すようお叱りを受けて
しまった。う〜相変わらず厳しい。

「実はですね…」

 わたしは、これまでの経緯を事細かに説明し、桃色の魔力光に包まれた両手を、みんなに翳し
て見せた。

「なるほど、強化版というわけか」
「すごいよ、芳佳ちゃん」
「ですけど、効果の方は実際に見てみないことには…」
「いいじゃんペリーヌ、色が変わっただけでも大進化だよ」
「色が変わっただけって…、ひどいよルッキーニちゃん」
「はっはっは。どれ、私が試してみよう。見た目の効果は分からなくても、魔法の密度くらいなら
分かるだろう。宮藤、手を当ててみてくれ」

 坂本さんに言われるまま、わたしは手をお腹にそっと当ててみた。

「どうですか?坂本さん」
「う〜ん、ずっしりとして温かい感じではあるんだが…、正直なところ、よく分からんな、はっはっは」
「う、うぅ〜、そうですか」

 完成させた時の喜びが大きかっただけに、かなりがっかりした。そう、ここまではわたしは間違って
いないはずだ。今思えば、道を踏み外したのはこの後だ。落胆して力が抜けたわたしの手は、坂本
さんのお臍を通過して下腹部へとすべり落ちてしまったのだ。

「な、これは!宮藤ぃ、…手を、…て…を」
「さ、坂本さん!どうしちゃったんですか?坂本さん!」
「ん、っく…。ぁぁああぁん…」
731名無しさん@秘密の花園:2008/09/28(日) 13:42:54 ID:MFf3VFp4
☆ 桃色調律師2

 普段の坂本さんからは想像もできないような艶っぽい声を出した後、坂本さんは、力なくペタリと
その場に座り込んでしまった。
 え、ええ?何?わたし?わたしのせいなんですか?
 肩で激しく息をしながら、扶桑刀を杖にして立ち上がろうとした坂本さんは、そのままぐったりと
横になってしまった。

「少佐!少佐ぁあ!」
「美緒?しっかりして美緒!」
「…気を失ってる…」

 音速で坂本さんを膝枕したペリーヌさん、手を握って呼びかけるミーナ中佐、そして坂本さんの
状態を確認するバルクホルンさん。わたしは、その様子を呆然と見ていた。

「宮藤さん…、どういうこと?」

 スッと立ち上がり、私の正面に立ったミーナ中佐の抑揚の無い声。あぁ、みっちゃんごめんね。
扶桑には無事に戻れそうにないよ…。縁側でみっちゃんと食べたスイカおいしかったなぁ。

「答えなさい。宮藤軍曹」
「あ、あの、これは…。治癒魔法を強化しただけのものだから、人体に害は無いはず…です」
「坂本少佐をこんな風にしておいて?信じられないわね」

 もっとみんなの役に立ちたくて完成させた、その気持ちに嘘は無い。それだけは信じて欲しくて
わたしはミーナ中佐に縋り付いた。

「信じてください!ミーナ中佐」

 わたしは、ミーナ中佐を説得すべく、その腕に手を添えようとした。そう、ここまではわたしは間
違っていないはずだ。今思えば、道を踏み外したのはこの後だ。わたしは目測を誤り、ミーナ中佐
の腕ではなく、胸を掴んでしまったのだ。

「ちょっと!宮藤さん、一体何の…真似…んぁ」
「ち、ち、違うんですミーナ中佐!こ、これは…」
「何…こ…れ…、ダ…ダメ…飛んじゃう!」
「ミーナ中佐!」

 眼前でミーナ中佐がゆっくりと膝から崩れ落ちていく。坂本さんと折り重なるように横たわると、
ミーナ中佐は気絶してしまった…。
 こういう時でもミーナ中佐って綺麗な声なんだ、ってそうじゃなくて、えっと…、これもわたし…
なのかな?わたしのせいなんだよね?うぅ、みんなの目が痛いよ…。リーネちゃんの視線は別の
意味で痛いよ…。あ、ペリーヌさんは坂本さんを膝枕して妄想モードっぽいな…。

「ち、違うんです、バルクホルンさん。信じて…ください」
「み、宮藤…」
「何で後ずさりするんですか?ひどい…ですよ…」
732名無しさん@秘密の花園:2008/09/28(日) 13:45:01 ID:MFf3VFp4
☆ 桃色調律師3

 どうしていいか分からなくて、頼りがいのあるバルクホルンさんに近付こうとしたら、ギョッとした
ような顔をして数歩引かれた。それがとても悲しくて、わたしはバルクホルンさんに訴えた。そう、
ここまではわたしは間違っていないはずだ。今思えば、道を踏み外したのはこの後だ。わたしは
どうしてもバルクホルンさんに見放されたくなくて、つい使ってはいけない単語を涙声で口にして
しまったのだ。

「いや、一人にしないで、お姉ちゃん!」

 一気に間合いを詰めると、わたしをその腕で包んでくれたバルクホルンさん。あまりに嬉しくて、
つい、腰元に回していた手で、背筋をなぞり上げてしまった。

「ふぁあぁん…。あっ、はぁぁあ…」
「ご、ごご、ごめんなさい!事故、事故なんです!」
「よ、芳…佳…。もうっ、らめぇ…」

 大きく仰け反ったバルクホルンさんは、わたしを道連れにソファーへと倒れこんでしまった。
もそもそと這い出すように腕から逃れ起き上がる。随分と幸せそうな表情で気絶していた。
 さっきのバルクホルンさん、なんだか可愛いかった、ってそんなこと考えてる場合じゃない!
どうしよう、もう終わりだよ。わたしを相手にしてくれる人いなくなっちゃうよぅ。
 未だに桃色に発光する手を眺めて、わたしは絶望感に苛まれていた。

「芳佳ちゃん、大丈夫?」
「…リーネちゃん」

 いつの間にか隣に腰掛けたリーネちゃんが、心配そうにわたしのことを見詰めている。そうだ
わたしまだ一人じゃなかったよ。

「リーネちゃん、ありがとう。わたしまだ一人じゃないんだね」
「芳佳ちゃん」
「あ〜ゴホンゴホン!宮藤〜、失意のヒロイン立ち直り直前モード中に悪いんだけどさ…」
「芳佳!あたしたちのお願い聞いて!」

 見上げると、とてもいい笑顔をしたシャーリーさんとルッキーニちゃんだった。経験則から判断
するに、この2人ってこういう笑顔のときは危険だ。だから気持ちを引き締めないといけない。そう
ここまではわたしは間違っていない以下略。結局、2人のあたしたちはお前の味方だからという
言葉に踊らされ、道を踏み外したわたしは、「お願い」を了承してしまった。世の中には、どんな
状況下でも楽しもうとする人はいるものなんだ。人間って強いんだね、お祖母ちゃん。

「それじゃ、キスしてる間にお願い。いくよ〜?」

 2人がそういう仲だというのは知ってるけど…、まさかキスしてる時に魔法をかけさせられるとは
思わなかった。立派な魔女になりたくてここに来たはずなのに。ごめんね、みっちゃん。わたし
大人のお○ちゃ的存在になっちゃったよ。あなたは、こんなわたしを今でも親友だって言って
くれるかな?うぅ…。
 向かい合ったシャーリーさんとルッキーニちゃんの傍に立つわたし。気が付くと、エイラさん
とサーニャちゃん、さっきまで一番遠くで様子を窺っていたハルトマン中尉、妄想モードから復帰
のペリーヌさん、そしてリーネちゃんが、興味津々といった風情で取り囲んで見ている。
733名無しさん@秘密の花園:2008/09/28(日) 13:46:59 ID:MFf3VFp4
☆ 桃色調律師4

「え?ギャラリー?別に気にならないから遠慮しなくていいぞ」
「いえ、まあ、それならいいんですけど…」

 背伸びしながらシャーリーさんの首に腕を回すルッキーニちゃん。腰に手を回してそんな彼女を
抱き寄せるシャーリーさん。なんだかとても絵になるよね?わ、唇重ねた…。わわ、舌絡ませ合って
る///
 見てるのが恥ずかしくなったわたしは、早速行動を開始した。それぞれの膝裏に手を添えると、
太腿の内側を上へと手を滑らせて、最後にお尻をぎゅっと鷲掴みにした。

「ふ…んん!くちゅ…ふぁん、シャ…ぁリぃぃい、もぅ…あたし」
「はぁ、んちゅ、ルッキー…ニ、い…一緒…に」
「「んぁ!はぁああぁ…ん…」」


「さて、残るは5人だけど。つぎは誰がいく?」
「え?全員するってことで決定なのカヨ?」
「エイラさんの仰るとおりですわ!残りで豆狸を成敗するという選択肢もございましてよ!」
「いや、そこまでは言ってナイッテ」

 至福の表情で絡まり合って横たわるシャーリーさんとルッキーニちゃんの横で、突如として始まった
議論。なんだか、ペリーヌさんに随分な事言われてる気もするけど、結果として隊が半壊している
状況なのは否めないわけで…。

「せっかくだから、わたしは志願するけどね。でもその前に、ペリーヌだね」
「何で、わたくしですの!嫌ですわよ、ガリア貴族が衆人の前で醜態さらすなど!」
「本当に、それでいいのか?…ペリーヌ」

 意味深に微笑するハルトマン中尉の真意を探るように、中尉を見詰めるペリーヌさん。

「だって今なら、少佐に密着したまま楽園確定だよ?」

 私たち5人には、ペリーヌさんが盛大に道を踏み外す音が聞こえた…。
 ペリーヌさんに出された条件は、たった一つ。触っていいのは首筋のみということだった。坂本さん
を膝枕したまま、ペリーヌさんは金色の髪を後ろへと流し、首筋を露にしてくれた。
 今の仕草色っぽかったなぁ。肌も結構綺麗なんだ。

「宮藤さん、何をじろじろと見ていますの?」
「ペリーヌさんって、綺麗だなって…」
「ま、豆狸に言われたって嬉しくなんてありませんわよ///」
「うう、ひどい」
「ほら、さっさとなさいな」

 俯き加減に首筋を曝け出しているペリーヌさん。わたしは、そっと中指を添えるとツィーっと、首筋を
上下に往復させた。

「ぁ、そんな…。こん…な…に、…すごい…なんて…」
734名無しさん@秘密の花園:2008/09/28(日) 13:48:44 ID:MFf3VFp4
☆ 桃色調律師5

 あれ?今までより随分と時間がかかってるような?魔力は減少してないはずだけど…
何度首筋を行ったり来たりさせても、それ以上の変化は起こりそうになかった。

「宮藤…さん、…イジメです…の?…こんな、状態のまま…だ…なんて、…あん」

 そんなこと言われたって、触れてる場所が悪いのかな?わからないよ…、もう、こうなったら!
 わたしは、首筋から指を離すと、前触れも無くペリーヌさんの耳へと人差し指を差し入れた。

「…っ!!!」

 小刻みに全身を震わせて、天井を仰いで上り詰めたペリーヌさんは、坂本さんを包み込むように前
へと上体を倒したのだった。

「やるなぁ〜宮藤。最後は声になってなかったな」
「…もうわたし、治癒魔法ってなんだったのか…、忘れそうです…」
「そんなへこむ事ないって。これはこれですごいって」

 わたしなんて、リーネちゃんやエイラさんたちがどんな顔して見てるのか、怖くて顔が上げられない
って言うのに、なんでハルトマン中尉ってば、こんなに陽気なのかしら…。

「宮藤ぃ〜、準備いいよ」

 うわ、わたしがほんのり落ち込んでる間に、もう準備できてるし…。

「あの〜ハルトマン中尉?」
「ん?」
「この後、ネウロイ来たらどうしたら…」
「宮藤が何とかしといて?」

 そんな、爽やかな笑顔されても…、とほほ。
 これ以上は何を言っても駄目だろうと判断したわたしは、バルクホルンさんに抱きついてるハルトマン
中尉に近寄った。バルクホルンさんは、ソファーにもたれかかり未だ気を失っている。

「わたしは、脇腹、腋、最後は胸のルートでお願い♪」

 今度はルート指定来たよ、みっちゃん。もうここに至っては淡々と遂行するのみだけどね、…ははは。
 ハルトマン中尉の注文どおり、脇腹に手を添えて、ゆっくりと指定ルートを撫でていく。

「ん…、ひぅ。…すご…く…、いい…かも」

 頬を紅潮させて、バルクホルンさんにギュッとしがみ付いている中尉に、思わずドキッとさせられる。
 うまく言葉では説明できない罪悪感を抱きつつ、わたしは、腋まで来た手を胸へと回り込ませた。

「ん!…はぁ…、トゥルーデ…。わたし…を…ふぁあん、…見て…よ、…んぁあ!」

 バルクホルンさんに寄りかかって目を閉じた中尉の表情は、随分と安らいでいるように感じる。
 あの、ネウロイ来たら、ちゃんと起きてくださいね?
735名無しさん@秘密の花園:2008/09/28(日) 13:52:04 ID:MFf3VFp4
☆ 桃色調律師6

「なぁ〜宮藤?」
「あ、はい。何です?エイラさん」
「その魔法解除して、いつもの治癒魔法で、みんなを起こせないのカ?」

 エイラさんをまじまじと見詰め、しばらくしてから、あっと小さく声を上げた。
 言われてみれば、そうだよね…。じゃあ、早速…、って、あれ?

「エイラさん!」
「何だヨ、宮藤」
「解除できません!」
「うわ!それ以上近寄んな、宮藤!」

 サーニャちゃんの手を引きながら、ソファーを挟んで移動するエイラさん。

「あの、結構傷付くんですけど…」
「しようがないダロ。これ以上、隊の機能を麻痺させるわけにはいかないんダ!」
「分かってます。だけど、わたしだって、本人の意思を無視して触れたりなんてしません!」
「少佐や、中佐や、大尉については、どうなんダ?」
「うぐっ!」
「待って、エイラ。少佐たちのことは、本当に事故なんだと思う。…だから、芳佳ちゃんを信じて
あげて?」
「サーニャ…」
「サーニャちゃん!ありがとう。サーニャちゃんは、わたしの天使様だよぉ」
「お前の天使じゃネェェェエエ!!!」
「それじゃ、誰の天使なんです?」
「わたしに決まってるダロ!文句は言わせないゾ!」
「…だってさ。良かったね、サーニャちゃん」
「もう、…芳佳ちゃん」
「み、み、宮藤ぃぃいいい!」

 サーニャちゃん絡みだとすぐにペースを乱すエイラさんを宥め賺すのに、多少時間はかかった
ものの、魔法の効果は消えそうになかった。

「あの、これ消えそうにないので、折角だからエイラさんもどうですか?」
「何が折角なんダ?何が。それ本来治癒魔法なんダロ?何でこんなことになってんダヨ?」
「ずっと考えてたんですけど、健康体な方にだけでる副作用とかじゃないんですか?」
「リーネのいうとおりなら、迷惑な魔法ダナ。本人が解除できないし」
「それは、そうですけど…。あ、サーニャちゃんはどお?試してみない?」

 もうここまで来てしまったからだろうか、何だか試さずにはいられない気分に…。

「サーニャをそんな目で見ンナァァァアア!いい加減にしろヨ、宮藤!サーニャだって、そんな
こと嫌ダロ?」
「一人なら嫌だけど、…エイラと一緒なら試してみたい…かも」
「サ、サーニャ!」

 ブリタニア中に、エイラさんが道を踏み外す音が響いた。
736名無しさん@秘密の花園:2008/09/28(日) 13:54:22 ID:MFf3VFp4
☆ 桃色調律師7

 そんなこんなで、わたしは、エイラさんの部屋に連れて来られた。リーネちゃんは控え室で
お留守番だ。
 とうとう出張依頼まで来たよ、みっちゃん。これってば往診?

「エイラさん!」
「何だヨ、宮藤」
「見えません!」
「絶対その目隠し外すんじゃないゾ!」

 わたしは、真っ暗闇の中で、手を繋ぎ合ってベッドに横になっている2人をぺたぺた触り捲くる
わけだけど、みっちゃん、これなんてプレイ?あ、これエイラさんの脚かな?こっちがサーニャちゃん
のか…。ゆっくり辿って膝に到達。あ、2人ともなんか震えてる?触れるか触れないかくらいの状態を
維持しつつ、さらに進軍。震えが激しくなってきてる割に、時々吐息が微かに聞こえる程度って?
 さわっと何かが手に触れた。これは尻尾…、ということは魔法で耐性を上げてるのかな?
 わたしは、お尻に沿って手を這わせ、グイっと2人の尻尾を掴むと、握った手の中を通すように
尻尾を撫で上げた。

「ん!…だめ…、声…漏れ…ちゃう…。あん!…エイラ、ごめん…ね…、エイラァ…」
「こっち…も、…無理…ダ…。んくっ!…サ…サー…ニャァア…」

 タオルケットを2人に掛けて部屋を出た。エイラさんとサーニャちゃんて本当仲良しさんだと思う。
 控え室に戻るとリーネちゃんが笑顔で迎えてくれた。みんなをソファーや椅子に運んでくれてた
ようだ。わたしは、リーネちゃんの横に腰掛けた。

「おかえり、芳佳ちゃん」
「リーネちゃん、ただいま」
「少し長かったね」
「えと、リーネちゃん。もしかして…、怒ってる?」
「うん、怒ってるよ」

 リーネちゃんの前で散々やらかしたわけだし、故意じゃないって分かってても許せないことって
あるよね…。

「ごめんなさい、リーネちゃん。どうしたらわたしの事、許してもらえる?」
「芳佳ちゃんは、意地悪さんだね。それをわたしの口から言わせようとするんだもん」

 口元に手を当て、クスクスと笑うリーネちゃんは、すごく可愛くて、つい押し倒してしまった…。
だってそこは、わたしが一番安らげるところだから。
737名無しさん@秘密の花園:2008/09/28(日) 13:58:07 ID:MFf3VFp4
☆ 桃色調律師8

 魔法の効力が消えてから少し経って、みんなは意識を取り戻した。そして…。
 わたしは、控え室の真ん中で両手にバケツを持たされて、立たされているわけだけど…。

「で、結局何だったんだ?あの魔法は」
「負傷者には、特効があるようだけど、そうでない者には副作用が強すぎるようね」
「どうしたものかな」
「こんなこと報告書に書きたくないわよ、みっともない」
「そうだな…。宮藤ばかりが悪いわけでもなさそうだしな」

 事の詳細を各隊員から聴取した後、ミーナ中佐と坂本さんは、今回の件をどう処理するか、
頭を痛めていた。決定が出るまでは、わたしはこのままだ。そろそろ肩が痛くなってきたなぁ。

「今回の件について、特に処分は下しませんが、宮藤さん」
「はい」
「緊急時以外の当該治癒魔法の使用は、禁止とします。いいですね?」
「了解しました」
「良かったな〜宮藤、ピンクチューナーの称号を剥奪されなくて。あはは」
「そんな称号いりませんって、シャーリーさん!」

 心底楽しげに肩を叩くシャーリーさんに口を尖らす。

「大体何のチューナーなんですか?何の?」
「何のってお前、なぁ、みんな?」

 周囲を見回して、同意を得ようとしたシャーリーさんだったが、みんな一様に顔を紅くして
目を合わせようとしなかった。

「コホン。それはそうと、リーネさん」
「あ、はい?」
「どうしてあなたは、宮藤さんに触れられても何ともなかったの?」

 小さく咳払いをして、ミーナ少佐がリーネちゃんに質問する。

「えっと、健康体では、無かったのかも知れません」
「?どこか具合悪かったのかしら?」
「リネット・ビショップ!そういうことはきちんと報告しないと駄目だぞ。編成にも影響するんだ」
「すみません、バルクホルン大尉」
「で、どこが悪いんだ?」
「えっと…」

 何だろう?リーネちゃん調子悪かったの?そんな風には見えなかったけど。わたしのこと
ちらちら見てる?病気の原因ってわたし?風邪をうつしたって事もないし…。

「芳佳ちゃんに、恋煩い///」

「はいはい」×9人
☆ おしまい 長々失礼しました。
738名無しさん@秘密の花園:2008/09/28(日) 14:03:55 ID:Fmp3OxpB
GJでした!こういう百合ん百合んだけど日常風なコメディ大好きです!!ありがとうございます!!!
739名無しさん@秘密の花園:2008/09/28(日) 14:34:20 ID:5i+r5ZRQ
>>737 GJ!
シャッキーニを混ぜてくれて非常に嬉しゅうございます。

おっ、コレもう次スレ立てんとダメじゃね?
740名無しさん@秘密の花園:2008/09/28(日) 14:38:25 ID:hVxY0EwJ
>>739
ナイス注意!
気付かなかったぜ
741名無しさん@秘密の花園:2008/09/28(日) 15:30:46 ID:usQIG8NA
立ててくるけど、放送終わった局はテンプレから削っといておk?
742名無しさん@秘密の花園:2008/09/28(日) 15:49:28 ID:5i+r5ZRQ
OKなんじゃなかろうか
743名無しさん@秘密の花園:2008/09/28(日) 15:58:39 ID:usQIG8NA
すまん、立てられなかったorz
他の人お願いします
744名無しさん@秘密の花園:2008/09/28(日) 16:13:12 ID:+gJL+Wtz
>>737

この後も皆にこっそりと使われるピンクチューナー芳佳を幻視したw
745名無しさん@秘密の花園:2008/09/28(日) 16:30:05 ID:Mq1QIqfj
>>737
オチがうまいなwwwwww大好きだwwGJwww
746名無しさん@秘密の花園:2008/09/28(日) 19:06:15 ID:usQIG8NA
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1222596182/
ほい次スレ
誰も立ててくれないので、仕方なくもう一回自分でやってみたらなぜか立った

さて、SS投下の準備すっか
747名無しさん@秘密の花園:2008/09/28(日) 19:08:38 ID:RFhEVMC4
>>746
748名無しさん@秘密の花園:2008/09/28(日) 19:31:25 ID:5i+r5ZRQ
>>746
乙!
じゃあ今夜中になんか一本投下するかな
749小ネタで埋めるんダナ:2008/09/28(日) 22:15:02 ID:RFhEVMC4
空気が澄んで星がよく見える小高い丘、少し肌寒い空気
自然と手が触れ合って、お互いの体温を感じる私とサーニャ
ロマンチックな雰囲気になり、思わず心臓が高鳴る私
そんな空気にサーニャがそっと目を瞑って、私のほうへ向き
私は逆の手でサーニャの頭をそっと抱えてゆっくりと唇を重ねる
ほんのりと甘い、初めての口づけ
私はゆっくりと唇を離し、ほぅと息を吐いて決心を固める
「サーニャ・・・この旅が終わったら・・・サーニャの両親が見つかったら・・・」
サーニャが少し潤んだ目で私を見つめる
「見つかったら?」
「見つかったら・・・結婚・・・してくれ」
サーニャはトロンと甘い表情になり・・・
静かにコクリと頷いた
そうして私はもう一度、誓いの口づけを交わし・・・
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


           O 。

  ,  ´ ̄ ̄ `  、
 /           ヽ
/      /|',   / ヘ
 i .:i  ,' ./ ! ',.  メ、 ハ
ハ | .i ./    ',イ ハ i | |
|ハ |/ ー-- ι ナ\|ノリ
:( ヽリ >    < ハ  サーニャ、さ、寒い時は人肌が良いらしいんダナ
| ヘー、 uxx   ' xx }ノ  
| |  |i>ト   △ _ノ 
 | | /`ー`ヽ{<ヽ
750名無しさん@秘密の花園:2008/09/28(日) 22:57:53 ID:Sl7WRBnI
まだ書けるのかな?
ゲルトスレに書かれたイベントレポ見る限り、
ハルトマンの中の人はバルクホルンの中の人を慕っているようだな
百合とは違うがw
751名無しさん@秘密の花園:2008/09/28(日) 23:03:45 ID:CT6jn+FM
ナヌ、帰ってきたらもう次スレの流れか!!すんばらしい

>>737
GJ!!シャッキーニエロ過ぎるだろwwていうか公認かよもう!!全く!!けしからん!!
でもこれでリーネにも効果抜群だったら夜の生活は……とか考えたがそしたらリーネが攻められないのでやっぱいいや
752名無しさん@秘密の花園:2008/09/28(日) 23:43:08 ID:bRKBdeKR
最近、ぺリーニャがマイブームだとここに残しておこうと思うw
753名無しさん@秘密の花園:2008/09/29(月) 00:30:07 ID:21X2w2Ib
投下しようと思うんだけど、こっちは流石にもうやばいかな
754名無しさん@秘密の花園:2008/09/29(月) 00:31:48 ID:G3fUfoT9
ムリダナ
後4KBしかない
755名無しさん@秘密の花園:2008/09/29(月) 00:37:07 ID:21X2w2Ib
ありがとう
次スレで投下してくる!
756『真実』by砂糖専用匙:2008/09/29(月) 01:29:55 ID:ZPAJyw8m
「では、ここで宮藤とリーネに一つある真実を教えよう」
「ある真実、ですか?」
「なんなんですかハルトマンさん?」
「このスレッドの歴代テンプレでこのエーリカちゃんの名前が4度『エリーカ』と間違ったまま続いてたのは覚えてるよね?」
「あ、はい、そういえばありました…」
「あれ、じつは昔同じ事した人がいたんだよ〜、ちなみに二人とも知ってるよ」
「え、誰だろう…わかる、リーネちゃん?」
「ん〜ハルトマン中尉を名前で呼べる人だから…あ、坂本少佐かな?異国の言葉は解りづらいって言ってたし」
「ブッブーはっずれ〜、正解は…」
「何を話しているんだ、ハルトマン」
「あ、来た」
「「えっ?!」」
「な、なんだ?急に…それよりハルトマン私に代わりを頼みにきたアレは終わったのか?」
「そんなわけないじゃないですかバルクホルン大尉殿」
「堂々と言うな!大体お前はカールスラント軍人として…(ry とにかく終わるまで私が監督する、いいな!」
「はいはいしょうがないなぁ…じゃね〜、お二人さん」

じ〜っ…×2
「わ、私の顔に何かついてるか?…まぁいい、またな宮藤、リーネ」
ズルズルズルズル…




「…おい、エーリカまだあの頃のことを根に」
「持つよそりゃ、だって始めてトゥルーデに名前呼んでもらえると思ったら『エリーカ』だよ?」
「だからあの時に謝って今はちゃんと呼んでるだろう…」
「あれは私に一生消えない心のキズを〜、だから、はい」
「何!?…ここでか?」
「早く、トゥルーデ」
「…わかったよエーリカ…チュッ‥ん、エーリカぁ」
「チュ…ほらほら早くしないと‥ん…だれか来ちゃうよ〜トゥ・ルー・デ、ふふっ」
「そんな…むぅ‥えーりか‥ンッ」



じ・えんど。



こんな事がきっとあったに違いないと思ってみたりしたり、では次スレで
757名無しさん@秘密の花園:2008/09/29(月) 01:44:59 ID:pjyY4AbN
>>576
有終の美を飾るにふさわしいニヤニヤエピソードGJ

>>保管庫氏
ついにキャラ別のページが携帯で観覧できない量に到達したので
小ネタ集の様にキャラごとにページを区切ってもらえないでしょうか
もちろんお暇な時でよろしいのでお願いします
758名無しさん@秘密の花園:2008/09/29(月) 01:52:20 ID:NQtGjG3c
スレが700ちょっとで埋まるってお前らドンだけwwww
759名無しさん@秘密の花園:2008/09/29(月) 02:41:39 ID:Zl6H1QWM
tp://www2.vipper.org/vip938488.zip.html

埋めついでにもっさん×芳佳の蜜月、二と三。冗長なのでtxtでうpしてみました
ビューアとか使うと読み易いかも。メモ帳で開く場合は右端で折り返すにチェック入れといてください。
あと言い訳。遅筆&禿筆でごめんなさい。エロ書くの苦手ですがエロ有です。もしよかったら感想、批評ください。
次があったらペリ犬×少佐×芳佳のほのぼのとか書くかもしれません
760名無しさん@秘密の花園:2008/09/29(月) 03:03:15 ID:YNPpSW0N
百合スレ、Part20くらいは行こうぜ
761名無しさん@秘密の花園:2008/09/29(月) 03:09:30 ID:ZAf+U6Ib
>>759
GJ!!しかし自分のパソでは何故か2しか読めなかったorz
百合SSまとめサイトにアップされるの待つ...。早く続き見てぇ!!
もっさんエロいなぁ!!ペリ×少佐×宮藤も是非!!楽しみすぎる!!!
762名無しさん@秘密の花園:2008/09/29(月) 03:30:08 ID:7nJJk14z
読めないなら老眼鏡を買えばいいよ
763名無しさん@秘密の花園:2008/09/29(月) 04:18:55 ID:8AXmIaW5
このスレも、そろそろ埋まっちゃうなー。最終回周と同時期に始まって
DVD発売イベと同時期に終わるなんて、しかも今日は熊本ゴールだし。
みなさん、乙でした。次スレもヨロ。
764名無しさん@秘密の花園:2008/09/29(月) 04:31:56 ID:7nJJk14z
ワシが次スレ立てといた
765名無しさん@秘密の花園
次スレ:ストライクウィッチーズでレズ百合萌えpart6
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1222596182/
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 ストライクパンティーズ     ペリーヌ・クロステルマン(15)