ストライクウィッチーズでレズ百合萌えpart4

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1名無しさん@秘密の花園
守りたいから私は飛ぶ!!パンツじゃないから恥ずかしくないもん!

●スタッフ
監督・アニメキャラデザイン:高村和宏     キャラクターデザイン原案:島田フミカネ
シリーズ構成:ストライカーユニット        助監督:八谷賢一
世界観設定・軍事考証:鈴木貴昭        メカデザイン・メカ総作監:寺尾洋之
キャラクター総作監:山川宏治・平田雄三   美術監督:小倉宏昌(小倉工房)
美術設定:松本浩樹(スタジオイースター)    カラーデザイン:甲斐けいこ・池田ひとみ
3D監督:下山博嗣                  撮影監督:江間常高
編集:三嶋章紀                   音響監督:吉田知弘
音響制作:楽音舎                  音楽:長岡成貢
音楽制作:コロムビアミュージックエンタテインメント
アニメーション制作:GONZO
原作:島田フミカネ&Projekt Kagonish(プロイエクト カーゴニッシュ)

●キャスト
宮藤芳佳(みやふじ よしか):福圓美里     坂本美緒(さかもと みお):千葉紗子
ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ:田中理恵   リネット・ビショップ:名塚佳織
ペリーヌ・クロステルマン:沢城みゆき      エリーカ・ハルトマン:野川さくら
ゲルトルート・バルクホルン:園崎未恵     フランチェスカ・ルッキーニ:斎藤千和
シャーロット・E・イェーガー:小清水亜美    エイラ・イルマタル・ユーティライネン:仲井絵里香
サーニャ・V・リトヴャク:門脇舞以

●放送局
福井テレビ:07/03(木) 25:20〜    テレ玉:07/03(木) 25:30〜
奈良テレビ:07/03(木) 25:30〜    チバテレビ:07/03(木) 26:30〜
KBS京都:07/04(金) 26:00〜     信越放送:07/04(金) 27:00〜
岐阜放送:07/05(土) 25:00〜     テレビ神奈川:07/05(土) 27:30〜
群馬テレビ:07/06(日) 25:30〜    サンテレビ:07/07(月) 26:10〜
東京MXテレビ:07/07(月) 27:00〜  三重テレビ:07/07(月) 27:00〜
TVQ九州放送:07/09(水) 27:38〜  熊本放送:07/14(月) 26:25〜
BS日テレ:07/28(月) 27:30〜

●関連サイト
公式サイト:http://s-witch.cute.or.jp/
まとめwiki:http://www37.atwiki.jp/strike_witches/
人物呼称表:http://www37.atwiki.jp/strike_witches/pages/50.html
百合SSまとめサイト:ttp://lilystrikewitches.web.fc2.com/

●前スレ
ストライクウィッチーズでレズ百合萌えpart3
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1220030408/
2名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 02:29:07 ID:SUE2ukho
容量オーバーみたいだから立ててみたんだが・・・
3滝川浜田:2008/09/07(日) 02:44:18 ID:jYma+2Ck
>>1 乙!
前のスレでは投下出来なかったSSを改めて投下したいんだけど…。
4名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 03:01:37 ID:ONyh0KlW
>>1
よくやってくれた!重複するのが怖くて立てれなかった俺はチキンだw


>>3
わっふるわっふる
5滝川浜田 『mysterious drop』:2008/09/07(日) 03:18:50 ID:jYma+2Ck
では、エーゲル改めて投下いたします。





「こんなに好きにさせてくれちゃって…どう責任取るのかな…?」

私は寝ている恋人に囁く。

「…トゥルーデ」

私は眠るトゥルーデに優しく口付けをした。


―――mysterious drop―――

「ああ、キスしちゃった」

こんな寝込みを襲ったとバレたらさすがにマズい。
バレないうちに私はこの部屋から退散するとしよう。

朝起きて、なんか言われないと良いけど。

私がドアを開けて出て行こうとすると…

「ハルトマン」

名前を呼ばれた。

「トゥッ、トゥルーデ…!」

トゥルーデはムクリと起き上がる。

「人の寝込みを襲うとは…。」
「お、起きてたんだ」
「違う。お前のキスのせいで起きたんだ」
「アハハ」
「まったく…キスなら起きている時に散々やっただろう」
「いや、なんというか、夜は人恋しくなるっていうか」
「…はあ…まったく…」

トゥルーデは呆れたようにそう言った。
でもどことなく、顔は笑っていた。

「トゥルーデの笑顔、可愛いよね」
「なっ…///…バカ言うなっ!」
「照れてる顔も可愛い♪」
「バカにしに来たならさっさと帰れ」
「バカにしに来たワケじゃないよ。…トゥルーデに責任を取らせに来たんだよ」
「…責任?私がお前になにかしたか?」

私は困り顔のトゥルーデに跨った。
6滝川浜田 『mysterious drop』:2008/09/07(日) 03:19:55 ID:jYma+2Ck
「ちょっ、ハルトマンッ…//////…なっ、なにをっ…//////」
「…私をこんなに夢中にさせてしまった責任。今夜一晩かけて償って貰うから」
「やめろっ…ハルトマンッ…!」
「私達、恋人同士なのに、キスから先に進んでないじゃん。
…私、それが一番寂しいんだよ」
「…ハルトマン…」
「ね、いいよね…?」
「……お前には逆らえんな…まったく…」

私はトゥルーデに思いっきり抱き付いて、囁く。

「今日は寝れないと思った方がいいよ〜♪」
「バカか……」
「……好き……トゥルーデ…トゥルーデは……?」
「…何故今更それを聞く?」
「愛の確認…かな」
「…なら、その質問に答える必要は無いな」
「えー」
「答えはこれだ」

と言うと、トゥルーデは私にキスをした。

「…キザ過ぎ」
「何を言っているんだ。お前が質問したから、私は返答しただけだ」
「……好き…やっぱりトゥルーデの事、好き」
「……私も…」
「………私もう我慢出来ない……する?」
「………そうだな…」



7滝川浜田 『mysterious drop』:2008/09/07(日) 03:23:31 ID:jYma+2Ck
《朝

…日差しが、眩しい…

「ん…朝…か…」
「起きたか?ハルトマン」
「おはよう…トゥルーデ」

隣では私より早く起きたトゥルーデが小説を読んでいた。

「早起きだね」
「お前とは鍛え方が違う。いつも寝坊ばかりしているお前と一緒にするな」
「…私、なんか幸せ」
「いきなりなんだ」
「だって、こうしてトゥルーデと一緒に朝を過ごせるんだよ?幸せだよ」
「…お前はどうして聞いてるこっちが恥ずかしくなる事ばかり言うんだ…。少しは自重しろ」
「自重もなにも、コレが私の本心だから、仕方ないよ。私はトゥルーデの事を好きな事は隠さないよ♪」
「……」
「どうしたの?」

トゥルーデは読んでいた小説を置いて。

「…なあ、ハルトマン…」
「何?…もう一回したいの?」
「…私からそれを言わせる気か」
「……いいよ、しよ…?」

私は再び、トゥルーデに跨った。

「へへへ」
「なんだ、ハルトマン」

私は愛してる、と下にいる彼女に微笑みかけた。
そんな、朝。


END


以上です。
…なんかいろいろ重ね重ね迷惑をかけて申し訳無い…。
いきなり前スレの容量オーバーでSSは書きかけで止まるし…。
…本当に申し訳無いです…。
それでもこの作品を楽しんでいただけたら…。

ガッツリへこんだ所で爺は去ります…
8名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 04:44:59 ID:3pNCn580
GJ!アニメでエーゲルを楽しんだ後にSSでもエーゲルを堪能出来るなんて最高だ
9名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 06:15:40 ID:kL3D1eqH
一週間たたずに使い切っちゃったw
950 行かずに用量オーバーは明らかにSSが対策だからだwGJ!

前スレ >>911,>>919
書いてるの ぴぃv の「百合を見つけた〜」の人だったのかw
あの人はいいねw
10名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 07:31:28 ID:XeD0u5e1
最近芳佳分が足りなくて困ってます
11名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 08:15:23 ID:7rtYWisO
最近みっちゃん分が足りなくて(ry
12名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 09:17:08 ID:s5mRyF08
エーリカですこのスレでもエリーカです
もういっそ改名しようかと考えています・・・・・
13名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 09:24:12 ID:ZmEMypoT
GJ
最近エーゲルが増えてきて嬉しい限りです
14名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 09:30:00 ID:A0sg/8Uj
>>12
エーリカならむしろ楽しんじゃいそう…

「はーい、わたしエリーカ・ハルトマンだよー。
 こっちは同僚のゲルルート・バルクホルンです。マジカル・ゲルルートちゃんって呼んであげてね♪」
「マジカルはやめろ」


やっべ、某学校日々みたいに魔法少女化したゲルトが見たいぞw
15名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 09:37:06 ID:/jndS6EK
前スレ918から一連のテキスト制作者です

GJいただいた方々みなさんありがとうございます
SSを書くというのは初めての経験だったので妙に間延びした内容になりましたが、
全部読んでいただけるとは光栄の至り

楽しんでいただけたようならばまた何か書くやもしれません

俺の着想は台詞からなので、
誰か萌える台詞が一言でも思いついたらすぐさま投下するんだ!(CP不問)

ではドSァーニャを一度でも妄想したことのある全ての同士におめでとう
16名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 09:51:42 ID:tsPIvGae
なんか最近、俺の中でペリーヌ株が上がりっぱなしなんだが
10話の少佐に頭撫でられたとこだけでもう鼻血出そうになる
17名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 10:17:50 ID:tbj5cWJI
俺は芳リーネ分が欠乏気味だ・・・。
正妻と言われてるが何か玉青ちゃん化しそうだ。

あと、今朝10話見た。
百合的には確かにいい話だったけど、話の本筋もシリアス気味だったね。
何かストパニ後半の怒濤の展開を見てるような感じだ。
18名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 10:28:39 ID:5eDwcpt4
あんまり同じネタを繰り返したくは無いけど一応まとまったので貼らせてくれ

北欧の百合.─┬─ エイラ×サーニャ派
         │    │
         │    ├─ 年上が攻めだよ派(基本派)
         │    │    └─ サーニャがいろんなことを教わりにくるよ派(お勉強派)
         │    │
         │    ├─ エイラには頑張って欲しいよ派(応援派)
         │    │    ├─ 下手でもサーニャは受け入れてくれるよ派(真実の愛派)
         │    │    └─ 攻めるけど素直になりきれなくてツンしちゃうよ派(乙女心派)
         │    │
         │    └─ エイラもやるときゃやるよ派(勢い派)
         │         ├─ でも最初はサーニャに攻められちゃうよ派(挽回派)
         │         ├─ サーニャのためならエイラは覚醒するよ派(少年漫画派)
         │         └─ 最初ツンするけどデレると獣になるよ派(ツンデレ最燃派)
         │
         ├─ サーニャ×エイラ派
         │    │
         │    ├─ 年下攻めのが燃えるよ派(背徳派)
         │    │    └─ 階級が上であることを利用するよ派(軍規派)
         │    │
         │    ├─ サーニャは天然攻めだよ派(日常派)
         │    │    └─ そう見えて実は狙ってやってるよ派(計算派)
         │    │
         │    ├─ ヘタレのエイラよりサーニャのが上手いよ派(快適派)
         │    │    ├─ でも最初はエイラ攻めだよ派(逆転派)
         │    │    └─ サーニャは夜はすごいよ派(夜の女王派)
         │    │
         │    └─ エイラのために頑張るよ派(胸キュン派)
         │         ├─ ヘタレるエイラを元気づけるよ派(なぐさめ派)
         │         └─ 頑張ったエイラに尽くしてあげるよ派(ご褒美派)
         │
         ├─ 受け攻め無関心派
         │    │
         │    ├─ どっちも攻めるまでには至らないよ派(純情派)
         │    │    └─ どちらからともなく目が合うよ派(見つめ愛派)
         │    │
         │    └─ 受け攻めは一日交代だよ派(日替わり派)
         │
         │
         └─ 芳佳も混ぜて3P派
               │
               ├─ エイラと芳佳でサーニャを攻めるよ派(王道派)
               │    ├─ サーニャが芳佳を誘ったよ派(骨抜き派)
               │    ├─ 自然と3人集まったよ派(チーム派)
               │    └─ 芳佳が乱入してきたよ派(KY派)
               │
               ├─ サーニャと芳佳でエイラを攻めるよ派(覇道派)
               │    └─ 芳佳が乱入してきたよ派(援軍派)
               │
               ├─ エイラとサーニャで芳佳を攻めるよ派(主人公総受け派)
19名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 10:29:21 ID:s5mRyF08
予告で
エーリカ「芳佳はお豆で小さくて
     シャーリーでかすぎ土手カボチャ
     リーネはある意味エース級
     色良し、ハリ良しバルクホルン!」

色良し、ハリ良しってそんなにじっくり見たのか?
とおもったのは俺だけでいい
20名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 10:30:09 ID:5eDwcpt4
途中で切れてた/(^o^)\
また次の機会にする・・・
21名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 13:07:56 ID:4pjH5CIF
料理の最中に包丁で指先を切っちゃった芳佳。
消毒と治療という名目で傷口をちゅぱちゅぱ舐めるリーネ。
段々と興奮してきて、指でリーネの舌を弄ぶ芳佳。
何だかえっちぃ気分になって来て、足をモジモジさせるリーネ。
そして二人は・・・。

アカイイトやってたら、こんなアホな妄想が・・・。
22名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 14:18:40 ID:C72D81+p
少佐×宮藤が好きだ!

芳佳が少佐の愛で優しく包み込まれてるのが分かるシーンを見てるとあったまる
芳佳が「これからも、いっぱい色んな事教えてください!」
って言ったときに目が潤んでる少佐とか最高だった
23名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 15:01:28 ID:u/4cFgmi
書き込みが無いと思ったら容量オーバーだったのかよw
どんだけだ
24名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 15:12:19 ID:ZmEMypoT
まだ容量オーバーだと気付いてない人が多そうだ
25名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 15:23:17 ID:SYyqi5/2
>>22
あれ、俺いつの間に書き込んだっけ

>>24
たった今気付いたよ
更新止まってアルェー?って思ってた
26名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 15:57:36 ID:7rtYWisO
>>22>>25
あれ…俺って何人いるんだっけ
27名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 16:04:23 ID:7MfDrdQD
基本は少佐×ミーナ隊長だけど、少佐×宮藤と少佐×ペリも非常に捨て難いのだ!!!!!

28名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 16:17:50 ID:jYma+2Ck
っていうかどのCPでもイケる自分がいる
29名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 16:27:39 ID:tsPIvGae
俺もどれでもいけるな
最近のマイブームはゲルト×エイラ
30名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 16:38:03 ID:fL3Ph57d
>>29
なんだそれは、気になるな
だが会話シーンが一度もないw
31名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 17:31:27 ID:pXlGsvAy
今日のイベントで、エイラの中の人が
アフレコでサーニャやゲルトからアドバイスしてもらってた
というのを聞いて、ゲルトがへタレ師匠ってのを妄想したw

エイラーニャは中の人まで仲良しで和んだ
32名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 17:35:41 ID:052gaZNc
ミーナ×エーリカを本編で見たいんだぜ
同じカールスラント組なのに絡まなすぎなんだぜ
33名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 17:48:54 ID:Nk9y+I+g
リーネは芳佳の正妻はもう確定事項ですよね?
皆さん?
34名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 17:55:01 ID:fc+l6q/L
リーネ→芳佳は確定だろうが、芳佳→リーネはどうかな?
おっぱい除けば芳佳の心は少佐に傾いているように見える
35名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 17:55:46 ID:fL3Ph57d
玉青ちゃんにならないことを祈るばかりだ
芳佳の嫁はやっぱりリーネじゃないと
36名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 18:04:20 ID:iLyefFVo
ここでまさかの芳佳×もっさんルート
うおおお、眼帯ないもっさんチョー萌えっっす
37名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 18:19:45 ID:tbj5cWJI
もっさん→←芳佳←リーネって感じか?

みんな幸せになって欲しいから、セクトのラストみたいにもっさんと芳佳とリーネの3Pエンドでも個人的にはいいかな。
・・・でも、そうなるとペリーヌが可哀想な気もする。
38名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 18:23:59 ID:FbETnUV8
>>27
少佐×ミーナ→騎乗位
少佐×宮藤→座位
少佐×ペリ→バック

(※魔法使って生やしてます
39名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 18:24:49 ID:iA9POvdw
BURN IN HELL FUTAFAG
40名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 18:25:11 ID:oRmpxDAO
リーネ→芳佳⇔少佐←隊長
だけど、芳佳と少佐のは恋愛感情っぽくない感じかな

正直、公式で正妻とかは勘弁願いたいんだけどな
どちらつかずの感じだから、いろいろなカプが楽しめるんだもん
41名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 18:30:07 ID:s5mRyF08
魔法って便利ですよね
42名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 18:31:38 ID:k1pO16+L
今日は静かだな〜と思ってたら前スレ容量オーバーとかw
43名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 18:57:11 ID:s5mRyF08
前スレがSSの途中で終わってるから、書き込みにくくなかなか新スレに気づかないのが原因かと
44名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 18:59:05 ID:0kAHlcop
サーニャの抱き枕マダァ?
45名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 19:02:08 ID:7MfDrdQD
583 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2008/09/07(日) 18:48:15 ID:wEUdXKUB
そういえば、イベントで仲井さんの弁だが、
11か12話でエイラがサーニャにエロい(?)事するとかしないとか。
そんなことは言っていた。

仲井さんの妄想でない事を祈る
46名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 19:05:26 ID:su32/LkL
貝合わせですね
分かります
47名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 19:07:58 ID:1et6AwSt
ペ「しょ、少佐。」
少「ん?なんだペリーヌ?」
ぺ「いつも宮藤さんの訓練だけしてあげるなんてずるいですわ。私にも…」
少「ほほう。ペリーヌも私に稽古をつけて欲しいのか(ニヤリ)」

少佐のなかのSの部分が目覚める。

ぺ「していただけますか?」
少「いいぞ。じゃあ忍耐力を鍛える訓練だ。いまから何があっても声を出すんじゃないぞ」
ぺ「わかりましたわ。少佐」
少「でわいくぞ」

そう言ってペリーヌの耳に息を吹き掛ける少佐。
思わず嬌声を上げてしまうペリーヌ。
そんなペリーヌを訓練が足りないと言ってどんどん激しく攻め立てる少佐。
感じ過ぎて我を忘れ少佐を求めるペリーヌ。


エイラーニャ好きの俺がなぜかこんな電波を受信した。
48名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 19:08:46 ID:zAhLqlqq
うわああいま気づいた
容量オーバーとかなにごとだよ…
49名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 19:18:02 ID:1et6AwSt
忘れてたけど
>>1乙です。ありがとう。

自分も夕方帰ってきてから容量オーバーに気付いた。
50名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 19:40:47 ID:zAhLqlqq
エーゲル書いたんだけど芳リネ分の不足している方が多そうだったので
即興ですが投下。小ネタレベルの短さです。
このバカップルめ!と叫んでいただけたらこれ幸い。

 
   ○bress you!

「へっくち!」
「bress you!」
「風邪かなー…ありがと」

シャーリーさんとルッキーニちゃんがそんなやり取りをしているのが遠目で見えた。
一緒に歩きながらあれなに?と訊く芳佳ちゃんに、bress youの説明をしてあげる。

「くしゃみをした人にね、bress you!って声をかけてあげるのが…なんていうのかな…
 こっちでは口癖っていうか…、習慣みたいなものなの」
「どうして?」
「うーん…私がきいたのは、だけど…。くしゃみをするとね、口から魂がでちゃうの」
「魂が!?」
「うん。だから、魂を身体に戻すために、言ってあげる…おまじないみたいなものかな?」
「へぇー。そうなんだ…。扶桑にはそんなおまじないはなかったなー」
「ふふ」

すごいねーと笑う芳佳ちゃんに胸がほわっとなる。
ああ幸せだなぁって思ったりして、手を繋いで歩いていた。
と、

「っくし!」
「あ」

…私が、くしゃみしちゃった。
芳佳ちゃん、言ってくれるかな?
なんて思っていたら、軽い音を立てて触れるだけのキス。
唖然としていると、必死になって芳佳ちゃんが弁解を始める。

「あ、えっとね!魂がでるなんていうから、でないように口を塞ごうと思って!…駄目かな?」

小首を傾げて問う目の前の小さな女の子に、私はしまった、と思う。

だって、ハートを撃ち抜かれてしまいました!

 ○Fin!
51名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 19:48:05 ID:zAhLqlqq
以上です。小ネタ集にでも収納していただくとありがたいです…。
本編のシャッキーニのラブラブ具合にむしろルッキーニ×シャーリーなんじゃないのか
と思ったやつはいないのか…
一日中Part3の続きを待ってた愚かな私が通りますw

テンプレがなおるまでこの名前にしますが
中身は今までどおりの反魂協会なので、勝手申し上げますが保管庫の管理人さん、
いままでと同じく@以降は削除した名前で登録していただけるとありがたいです。m(_ _)m

風呂入ったらみちこ×芳佳投下します

>>50
みせつけてくれちゃってこのバカップルめ!!微笑ましいじゃないか!!!
53名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 20:20:42 ID:ZmEMypoT
このバカップルめ!
54名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 20:25:27 ID:t5XvhSAD
バカップルですまん。こんな体験もしてるんだぜ。

国道沿いに歩いてる女を車に引きずり込んで殴打して黙らせて
人気のないところに連れ込んで、レイプ。「わたしビアンだから勘弁して」
「カノがいるの」と泣きながら頼んできたが、ひっぱたいて黙らせ、
全裸にしてから車外でレイプ。「出すのだけは勘弁して」と言ってきたけど
3回中出ししてやった。キモチよかったなぁ。
最後はややこしかったのでそのまま山奥に放置してきた。
でも後で見たらこいつの服は全部オレの車に残ってたんだよな。全裸で
あのあとどうしたんだろうか?面白すぎw
55名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 20:35:20 ID:96yp7XyE
芳リネは俺のゴッド。
56名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 20:36:13 ID:s5mRyF08
>>50
GJ!このバカップルめw
そしてエーゲルをwktkしながら待ってる
57名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 20:48:47 ID:6Ihk8bIh
>>50
砂糖水吐いた
58名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 20:54:14 ID:Uq0V2OqF
前スレ容量オーバーだったのかよww
しかも昼間は少佐×芳佳な流れだったなんて…
完全に乗り遅れたわ
59名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 20:57:55 ID:Uq0V2OqF
あとSS多いのは素晴らしいことなんだが
空行いっぱいあったりレス消費しまくるような長編はテキストにしてうpしたほうがいいんでね
60名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 21:15:23 ID:Vml+OPhn
本スレ転載。芳リネジャケット
ED曲入れすぎててフイタ

--------------------
1000 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で :2008/09/07(日) 21:12:37 ID:RmngjwnO
http://ranobe.com/up/src/up297382.jpg
今日貰ったチラシによるとEDを全放送分ver.とか同じ曲の無限地獄
61名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 21:19:04 ID:Aa1RM88d
それでも買ってしまうんだろうな…………俺は……
62名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 21:22:04 ID:BT4cp1kP
容量オーバーワロタw
投稿専用スレとか作ったほうがいいんかね

休日なので録画してた分一気に見直してみたら
少佐は天性のタラシでありながら本人は至ってノーマルでその気はないんだが
だからこそ何の躊躇もなく無意識に部下をオトシまくる様を見て焦った隊長が
いっそのこと自分から…!と少佐に夜這いをかけるんだが
器のでかい少佐は驚くこともなく隊長の愛を受け入れ
これで隊長安心!と思ったら
一線を越えたことによりある種の色気を増した少佐に周囲はますます魅了されまくりで
ますます焦る隊長を安心させるために
今度は自分から隊長に夜這いをかける少佐であった…という白昼夢を見た

ところでフランチェスカの元ネタの人って紅の豚に出てたような気がするんだが
どうなんだろう
63名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 21:23:31 ID:tbj5cWJI
曲の合間に書き下ろしのドラマみたいのが入ればいいのにね。
まぁ、ジャケットが芳リーネってだけで買ってしまうが。

あと、スレ立てたの俺何だけどテンプレ修正し忘れてたね・・・。
エーリカファンの人、すいません。
64名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 21:28:20 ID:4kswIaPm
>>60
予想通りっちゃ予想通りだが、やっぱ最終話は全員で歌うんだなw
みんなフルネームで書いてあるから長すぎてクレジットがすごいことにw
65名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 21:32:24 ID:7rtYWisO
>>63
今更にも程があるが…乙!
エリーカの件はまあすぐに次スレいくだろうし、何よりエーリカは気にしなさそうなので問題ない!
66名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 21:54:20 ID:gXUHoIO2
スレ見ながら考えてたけど、坂本×芳佳は師弟の信頼関係から発展しないと思うなあ。
むしろ芳佳×リーネの方が対等な分、未来がありそうというか。
スパイ容疑とか玉青ちゃんみたいとか言われて悲しいので、正妻(一応)として頑張って欲しいところ。
67名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 21:57:05 ID:Uq0V2OqF
それ言ったら芳リネだって親友止まりになるじゃないか
本編ではどのキャラも妄想の余地残したまま終わるんじゃないの
68名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 21:59:11 ID:jYma+2Ck
その方がその後を妄想できたりして、放送終了後尚楽しい
69名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 22:00:58 ID:wsX03EeS
どっちにしろ本編でガチになることは無いだろうから
悲しいかな
主にエイラーニャなLunascape4のスキンを作ろうと躍起になってみた。
以前作ったはて●ようせいの改造してようやく完成した・・のだが何故か適用されなくて泣きそうになった。

愚痴りたかったんですすいません;;
では、みちこ×芳佳投下します。
[待ってるから]

「どうしても行っちゃうの・・?」
「ごめんね、みっちゃん・・。でも、決めたんだ。私はお父さんのことを確かめたいの・・・・!」


――――――――――・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
芳佳が坂本美緒について行くと決めたその日、芳佳のいたクラスでは送別会が行われていた。
坂本が教員に話をつけた際、芳佳の担任が「暫く会えなくなるのだから」と思い、気を利かせて開催してくれたのだ。
教室のテーブルには飲み物や食べ物が沢山置いてある。

「でもやっぱり私は淋しいなぁ。」
みちこは食い下がる。
―――これは芳佳ちゃんが決めたこと、私がどうこう出来る様な問題じゃない・・・・
頭ではわかっているみちこだが、どうしても心の底では納得できないようである。

「うん、本当にゴメン・・。」
しかし、芳佳の決意は固い。
「でも、必ず帰って来るから!!だから・・」
だが、取り繕うとするも言葉の出ない芳佳。待たされる側・・・・・・・・「待ってて」と言われ待ち続ける時間はどんなに辛く、どんなに永いか。
それは芳佳自身が一番よく分かっている。

だから、彼女は軽々しく「待ってて」という言葉を使えない。これから赴くのは戦場。
非戦闘員であった父親が消息が不明なのである。そしてその父が消息を絶った場所が安全であるという保証は全く無い。だから芳佳は――
「だから・・ごめん・・・・」
――謝ることしか出来なかった。

「ううん、コッチこそゴメンね!!せっかくゲンキで楽しい思い出を!ってことだったのに・・」
教室の生徒から冗談交じりのブーイングが飛ぶ。(「芳佳ちゃん困ってるじゃない!!」)
「よーし、じゃあいっぱい食べちゃうぞー!」
軽く落ち込みかけたみちこと自分を励ますようにわざと大きな声を出す。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
空が暗くなってくると送別会も終わり、芳佳とみちこは共に帰路に就く。
今日はみちこの祖父は迎えに来ていない。「せっかくだから今日は芳佳ちゃんと歩いて帰りたい」とみちこが頼んでいたのだ。
二人は無言で歩き続ける。なんて声をかけて良いのかわからない―――そんな空気を醸し出すみちこにつられ、口を紡ぐ芳佳。

「あ・・この場所・・・・」

暫く歩き続けると、先日みちこが事故で大けがを負った地点に辿り着く。
「この場所で芳佳ちゃんが私を助けてくれたんだってね・・。」
足を止め、急に芳佳に語りかける。
「芳佳ちゃんのお蔭で私は助かったんだよ、ありがとう。」
「そんな!!結局みっちゃんを助けたのはお母さんだったし、それに・・」
みちこが薄れゆく意識の中で見た、芳佳が懸命に自分を助けようとしている姿が思い出される。
そして、芳佳の運命を変えたあの眼帯の女性。彼女の助けもあっただろう。でも――
「それでも、やっぱりありがとう、だよ。」


それから「今日は泊まっていってよ!いっぱいお話したいことがあるんだ!」という芳佳の誘いを受け、みちこは芳佳の家に泊まることにした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


一度帰って着替えを取って来たみちこが宮藤家にお邪魔する。
送別会でお腹がいっぱいだったので、入浴することにした。

「もう、みっちゃんがこうやって私の背中を流してくれることもなくなっちゃうんだね・・」
「やだよ、そういう『もう二度と会えません』みたいな言い方〜!!」
あまりそのことを考えたくなかったみちこは冗談交じりで返す。
そうでもしなければ持ち堪えられそうになかったからだ。








風呂から上がった二人は一緒の布団に入って思い出話に花を咲かせていた。
幼いころからずっと遊んできたこと、一緒に学校に行ったこと。話は尽きない。だが―――
「どうしても行っちゃうの・・?」
遂に耐えられなくなったみちこが再び尋ねる。
「私は――私は芳佳ちゃんとずっとこうやっていたいよ!今まで通りずっと・・・・・・」
瞳に涙を浮かべながら、しかし必死に泣くまいとして、隣で横になっている愛しい友へと語りかける。


「ごめんね・・でも、私はどうしてもお父さんのことを確かめたいの!」
やはり芳佳の思いは変わらなかった。
「生きているかどうかはわからないけど・・・・だけど」
一呼吸おいて芳佳が続ける。
「たとえどんな結果が待っていようとも、私は自分の目で確かめたいの!それに・・・・」
「・・・・それに?」
「坂本少佐が言ってたの、私の力を必要としてる人がたくさんいるって。
戦争は嫌だけど、わたしはこの力を傷ついた人たちの為に使いたい・・・・!」


 ―― 一度決めた信念は絶対曲げない、それでこそ芳佳ちゃんだよね・・うん!
長い時間を共有してきた間柄だ、それくらいはわかっている。
「自分の決めた事はまっすぐ貫く・・それでこそ芳佳ちゃんだよ!!」
 ―――そしてそんな芳佳ちゃんが大好き・・。
涙を拭き、とびっきりの笑顔を芳かに見せてやるみちこ。


「ありがとう、みっちゃん。でも、また帰ってくるからね・・・・?」
芳佳がみちこを抱きしめる。

 ―――芳佳ちゃんっ!!
みちこは己を抱く芳佳に唇を・・

 ―――ダメ!!何の心残りも無いように芳佳ちゃんを見送ってあげなきゃいけないんだ!
みちこは近づけた顔をそっと離し、芳佳と二人眠りについた。
翌日、芳佳は旅立っていった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

数ヵ月後、みちこの元に一通の便箋が届いた。投函元は記されていない。すぐに芳佳からのものだと気が付いた。
封を切り、中の手紙を取り出す。

『こんにちはみっちゃん、元気ですか?長い間連絡しなくてごめんなさい。
やっぱりお父さんはもういなかったみたい。覚悟はしてたんだけど、でも、辛かったよ。』
 

芳佳は父と再会を果たせなかった―その思いで胸が締め付けられる。 


・・『それと報告がもう一つあります。私、やっぱりウィッチになることにしました。
戦争するは嫌だけど、だけどこの力を多くの人の為に使いたい。それが私の思いでもあるし、お父さんの願でもあったから。
だから・・・・・すぐに扶桑には帰れません、ごめんなさい。
でも絶対無事に帰ってみせるから、その時はまた会って下さい。
    では、お元気で。
                       宮藤 芳佳     』


 


 ――――うん、わかってたよ・・。芳佳ちゃんなら必ずウィッチになるって。芳佳ちゃんらしいよ!
 ・・あのとき、芳佳ちゃんにキスしないでよかった・・・・。余計なことを考えずに、しっかり前を向いて歩けてるみたいだ・・・・。
「ずっと、待ってるから・・・・・・・・。」
みちこは小さな微笑みを浮かべながら手紙を仕舞った。

 ――――――またいつか。信じてるよ、芳佳ちゃん。
74名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 22:20:55 ID:/jndS6EK
>>69その通り

完全に特定のお友達をターゲットにしたネタアニメと違って
それなりのものになるよう制作者は地上波放送の道徳のギリギリで
頑張っているのだから我々は妄想で我々にふさわしい
ハッピーエンドを二次創作すればよろしい
75名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 22:33:47 ID:gXUHoIO2
>>67
うん、確かにそうなんだけど。
上の方の書き込みでリーネ→芳佳は一方通行みたいに言われてたのがちょっと悲しかったので、思わず書き込んじゃったんだ。
不快に思われたなら本当に申し訳ない。
76名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 22:37:54 ID:gNf6U3sd
>>62
その白昼夢をいつかSSに仕上げてくれ
77名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 22:45:49 ID:4KRmx9MN
今日のイベント内容本スレから転載

エイラーニャはガチ
エイラ(の中の人)はミーナ(の中の人)と目が合うといつもドキドキする
芳佳(の中の人的には)が坂本少佐似の男と結婚しそうなところを黒リーネに略奪愛して欲しい
エイラーニャはガチ
シャーリー×ルッキーニは中の人もまさに2人と同じ関係
みゆきちはさえぽんを少佐と呼んでる
2期があったらブラジャーじゃないから恥ずかしくな(ry
エイラーニャはガチ

もうね、スタッフさん最高。中の人もいい感じに壊れてる
78名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 22:48:25 ID:JFYLE/Ma
>>2期があったらブラジャーじゃないから恥ずかしくな(ry

クソ笑ろたwwww
79名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 22:49:06 ID:ZdhSCwLP
>>73
GJ!なんか寂しいけど、あったかい話で良かった。
百合百合もねww

こうなると、みっちゃん追いかけてこないかなーとかおもう。
ストライカーはキ94IIでおねがいします。
80名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 22:52:45 ID:7MfDrdQD
>>77
エイラーニャはガチ
って何回言うんだよwwwww

仲井さんはあれか。蛇(田中)ににらまれた蛙ってやつか。
81名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 22:54:00 ID:jYma+2Ck
>>73
GJ!!
俺にこんな話は書けないよ。良い話の書き方を教えて下さい。


>>シャーリー×ルッキーニは中の人もまさに2人と同じ関係
なんてこった 創作意欲が更に増すじゃないか
82名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 22:55:41 ID:+Nz/BZzl
>>73
みっちゃんきた!
GJ!

>>77
大事なことなので3回言ったんですね、わかります
83名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 23:11:45 ID:1et6AwSt
>>77
あまりにも面白すぎるwww
84名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 23:17:10 ID:Uq0V2OqF
キャスト全員が集まる予定の秘め事スペシャルイベントの模様は
音声だけでもいいからDVDに収録されないと勿体無いよな
85名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 23:20:02 ID:fL3Ph57d
これはミーナ×エイラがあってもいいw
無論エイラーニャ前提で(ry
86名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 23:22:04 ID:zAhLqlqq
>>77 噴 い た w w w w
そのイベントが気になって仕方ないじゃないか。

ところで>>62のネタを勝手にssに起こしてしまったんだが、投下していいんだろうか…
87名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 23:23:30 ID:vP/qsSs/
まぁ、ミーナの中の人は普通に美人だからな。
88名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 23:24:06 ID:7rtYWisO
>>86
悪いわけがない!
89名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 23:27:06 ID:kL3D1eqH
>>86
投下はまだか!
90名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 23:28:36 ID:tbj5cWJI
中の人の事調べてみたら結構、色んなアニメで共演したことある人ばっかなんだね。
リーネとシャーリーの人や、ペリーヌとルッキーニの人はプライベートでも仲いいみたいだし。

あと、関係ないけど、もっさん=ギアスのニーナ、隊長=onちゃんだと知って驚愕した・・・。
91名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 23:30:30 ID:XOgHhVIn
>>86
wktk
92名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 23:35:40 ID:zAhLqlqq
>>62 人が、やっと、エーゲル投下、しようと、思ってたというのに。
こんなネタをみてしまって勢いでやった。後悔はしていない。
ミーナ崩壊注意。


 ○daydream -飛べないウィッチはただのタラシ-

「よし!休憩していいぞ!」

坂本美緒少佐の快活な声が澄み渡った高い高い青空によく似合う
そんな天気の良いいつもの訓練風景をみながら、私は思う。
これは由々しき自体だ、と。何がって…―――、

「宮藤に、リーネ。お前らのここ最近の成長は目を見張るものがあるな!私は嬉しいぞ!あっはっは!」

―地面に足を投げ出して呼吸を整えている二人の間にはいりこみ、
それぞれの肩に腕を置いてイイ笑顔でそんなことを言う、彼女が、だ。
眩しい。眩しいわ美緒。青空に似合いすぎる。あなたは太陽の化身?一万年と二千年前から(以下省略)
ここだけみれば、上官と部下の微笑ましいやり取りにみえるのだろう。
――その部下が、頬を染めてさえいなければ。

「そ、そんな!坂本少佐の指導のお陰です!!」
「そうですよ!本当に感謝してます!坂本さんは私の憧れです!!」

宮藤さん、どこをみているの。
そういうことは、目を、みて、言いなさい。
そんな訴えを乗せた視線は彼女には届かない。
――と、

「少佐!!」

―――ああ、増えた。

「ペリーヌ!どうした?」
「い、いえ!坂本少佐のご指導されてる姿がみえたものですから、その、」
「お、自ら訓練を願いにきたのか?」
「あ、は、はい!!!」
「そうかそうか!流石私の(部下である)ペリーヌだ!あっはっは!」

そう言いながらぐりぐりと頭を撫でてやる美緒は気づいていないでしょう。
彼女の目が、もう、憧れとか、尊敬とか、そういう類のものを超越していることに。
ていうか今の台詞、素?素なの?ええ素でしょうね!!
……何人落とせば気が済むの、貴女は。
そしてそのことに無意識だから、尚のこと性質が悪い。
93名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 23:36:20 ID:PUjLrrik
>>62
いいな、そのssはいつ頃投下予定?www
とりあえず天然ジゴロな少佐が素晴らしいな。

自分も正妻がリーネだろうが少佐だろうが公式とか制作者で決定されて欲しくないなぁ。
妄想出来なくなっちゃうし。複数フラグあるキャラは決定カプにならない方が色々楽しいし。
ただしエイラーニャはガチですけどね。
94名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 23:36:34 ID:zAhLqlqq

昼。
食堂には私と美緒、それからシャーリーさんにルッキーニさんがいた。

「そういえば、シャーリーはここにくる前バイク乗り…だったか?」
「そうだよー!シャーリーのバイクにのってる写真みたけどね、ちょーカッコいいんだよ!!」
「ほぉ…。ルッキーニには敵わないなぁ」
「ふぇ?なにが?」
「いや、シャーリーについてそこまで(上官として部下のことを)知らないというのは、すこし悔しいな。
 そういえばルッキーニについてもあまり知らない。…今度ゆっくり語ろうか」

…お願い。括弧を、括弧内の台詞をお願いだから口にだして言って!!!
そして2人とも赤くならないでー!!悩殺スマイルに騙されないで!
ああ、でも確かに惚れるわ。あの、笑顔は、反則だわ…!
…このままじゃ、駄目よ。しっかりなさい、ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ!
私がちゃんと美緒のハートを射止めなきゃ!

――夜。
私はいま、美緒の部屋の前にいる。
意を決してドアノブに手をかけて、静かに開けた。ノックはしていない。
抜き足で近寄ったつもりなのだけれど、暗い部屋で顔もまともに見えない状況であるにも関わらず、

「……ミーナ?」

名前を呼ばれてしまう。バレるのが、はやすぎるわ。

「…こんばんわ」
「どうした?こんな遅くに」
「………正直に言うわ。夜這いしにきたの」
「…うん?」

流石の美緒でも正しく意味を飲み込むのに時間がかかったようだ。
疑問符を頭にぽつぽつと浮かべているところを、
襲った。
9562:2008/09/07(日) 23:37:08 ID:BT4cp1kP
>>86
wwwwwwwwkkkktttttkkkkkkkkkkkkkkkkkkk
96名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 23:38:24 ID:zAhLqlqq
  ◇

次の朝。
裸のまま未だ眠る彼女の、キレイな黒い髪を撫で上げる。
掬ってみると、さらりさらりと手の平から落ちて、まるで美緒のようだと思った。
どこまでも毅然でいて、太陽のように暖かく笑い、青空のように人を包み込んでしまう。
彼女を捉えていることなど、私にできるのかと本気で不安になってしまうのだ。

「……ん」
「あら、起こしてしまった?」
「…いや、そろそろ訓練の時間だ」
「こんな朝でも行くのね」
「ああ、正直腰のあたりがひどく気だるい。」
「…ごめんなさい。」
「いや、いいさ。ミーナがそんなに私を想ってくれてるなんて思ってなかった。嬉しかったよ」

どこまでも天然でそんなことを言ってのける彼女に顔が熱くなるのを感じた。
正妻ルート?正妻ルートなの?
そんなことをガッツポーズしたい気持ちで考えていると、美緒はさっさと着替え終えてしまう。

「じゃあ、次は午前の訓練後…かな?」
「え、ええ…。あの…、いってらっしゃい」
「いってくる」

そんな夫婦さながらのやり取りを終えて、私はひどく安心していた――。
97名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 23:39:04 ID:zAhLqlqq
 ◇

昼食前、各々訓練を終えた隊の面々勢ぞろいで浴場に集合していた。
特に示し合わせたわけではないのだけれど、大体みんな同じ時間にはいるから、
浴場はなんだかんだいつも騒がしい。
――訂正しよう。いつも は 、騒がしい。

やけに静かなこの場に疑問を持ってるいるのは、恐らくその原因である美緒だけだ。

「ね、ねぇリーネちゃん…。」
「う、うん。こう、なんていうか…今日の少佐…」
「ありゃー何かあったナ」
「な、なんかって!?」

それぞれ身体を石鹸で泡々させながらそんな会話を繰り広げるリーネさん宮藤さんエイラさんの3人。
髪を洗ってもらい上機嫌なサーニャさんはとくに興味がなさそうだ。
一方で湯船に浸かりながら身体を洗い流す美緒をちらりと眺めやはりこちらもこそこそとではあるけれど、
今日の美緒についての会話をはじめている大尉2名にガッティーノ、そして黒の悪魔。

「うわー。今日少佐、色っぽいね」
「…ハルトマン。自重してくれ」
「いやいやいや、でもあれはこう…一線越えちゃった、みたいな?」
「リベリアンお前は誰もが言おうとしていないようなことをさらりと言ってのけるな」
「いっせん?」
「…いや、ごめんルッキーニ。そのままのルッキーニが好きだよ」
「ちょ、なんなのさシャーリー!」
「ていうか、トゥルーデも色っぽいと思ってたんだ」
「う、…まぁ、…流石にな…」
「へぇ…。あとで部屋行っていい?」
「すまなかった。思ってない。全然思ってないぞー」
「ねぇねぇ坂本少佐のさ、身体に赤い点がいーっぱいついてるけど、あれ何かなー?」
「ルッキーニ、君が知るにはまだはやいことだよ…」

なんでよー!!と叫ぶルッキーニさんに美緒がふと振り返る。
目が合いそうになると咄嗟に逸らす辺りで、私は中学生男子ですかという言葉を飲み込んだ。
ああ…逆効果…。本末転倒ってこういうことを言うのよ…

私はどうすることもできず静かに浴場から退室した。
98名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 23:41:08 ID:zAhLqlqq
  ◇

みんなで昼食を食べ終わりその日の午後。司令室で書類の整理をしていたときだった。
ノックが響きどうぞと応えると入ってきたのは美緒だった。

「どうしたの?」
「いや、それはむしろこっちの台詞なんだが…。ミーナ、どうした?元気がなさそうだったが」

…どうしてこんなことには良く気づくのかしら、この人。

「何でもないわ。」
「そうか…?」
「本当に何でもないの。ちょっと疲れただけよ。昨日の夜で」
「あっはっは!散々されていたのは私なのにな。体力が落ちたのかな?ミーナ中佐」
「そうかもしれないわね」

微笑んで返すと一応は安心したようで、じゃあ私は訓練を見なきゃならないからと部屋を出て行く。
貴女が女っタラシだからよ!叫べたらどんなにかいいだろう。
なんとなくもやもやした気持ちを抱えながらその日の夜はベッドにはいりこんだ。

 キィッ

僅かにドアの開く音がして、気配を研ぎ澄ます。
こんな時間に、いったい誰?暗闇に問うと私だ、と返ってくる。
珍しいお客さんねと本当にびっくりしていると、服を脱いでいる気配がした。
…ちょっとまって、おかしいわ、それ。

「み、美緒!?」
「ん?」
「なんで脱いでるの!」
「…いや、やっぱり今日はミーナの元気がなかったような気がしてな。
 別に疲れてたわけじゃないんだろう?」
「それはっ…」
「…よし。正直に言おう」

そうして彼女は自分が昨日言ったのと同じ台詞をもって、私の戸惑いを捻じ伏せた。


「夜這いだよ。」


 ○Fin!


毎度毎度やらかしました。we0UV5E+です。
電波受信したアホが即興で書いたものですがお目を通していただけましたらありがとうございました。
ていうかごめんなさい。タイトルでふざけすぎました。
飛びます。バリバリ飛びます。中佐は永遠にウィッチーズ!
そして >>62 さん勝手に文に起こしてすみません…。
脳内お花畑な可哀そうなやつだと鼻で笑ってやってください。
ところで最近エライがエイラにみえてしょうがないので眼科に行こうかと思案している。
99名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 23:49:50 ID:7rtYWisO
>>98
どぅっはーーGJ!!あんたの文すごい好きだ。
ちなみに俺、エリートがエーリカに見える。重症…
100名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 23:51:04 ID:PUjLrrik
ちょおおおおお!!!93だけどこんなに早く願いかなったよぉぉぉ!!!!!www
仕事早いなーーー!!!!
しかも最高ssブッた切ってしまったスマン.....orz。
GJ!!!まじGJ!!ジゴロ少佐は好物すぎる!!!
しかも隊長の壊れっぷりもかわいいwwww!!
>>62
夢GJ!!まったく同じ夢見てぇ!!!!
101名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 23:54:10 ID:ZmEMypoT
GJ萌えたヨ
あれ俺と同じ病気の人が居る。いつの間にか感染してしまったんだ
そしてエーゲル楽しみに待ってます。
102名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 23:54:29 ID:XOgHhVIn
>>98
GJ!!このノリが好きだw
ふつうにエイラと読んでしまったよ…俺も眼科行くわ
10362:2008/09/07(日) 23:58:14 ID:BT4cp1kP
>>98
GGGGGJJJJJ!!
まさかSSに起こしてくれる人がいるとは思わなんだ!
白昼夢でも書き込んでみるもんだね

もっさんは心根が扶桑撫子であると同時に扶桑男児でもあるので
受けても攻めても相手を幸せにできると信じてる
104名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 23:58:45 ID:gNf6U3sd
>>98
仕事はええええええええ
GJ過ぎるわ
105名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 00:04:50 ID:Imls4M+E
お前らの反応速度が嬉しすぎるwwwありがとう!
>>103 少佐は最高にリバが似合うと思ってる。
ていうか同じ病気のやつが結構いて噴いたww流石だww
106名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 00:08:57 ID:EkrXf2rw
エーゲル!エーゲル!
107ふにゅ太:2008/09/08(月) 00:21:36 ID:RQQYaq4i
前スレの699で書き込みした者なんだけど、何かPCで書き込みできなくなったんだけど俺が書いたSSは場違いで荒らし扱いされたの?
108名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 00:26:10 ID:jrP5PFvI
OCNなら規制中のようだがねえ
109名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 00:28:26 ID:V+TIUJMB
ミーナ×少佐×ミーナは鉄板だ!!!!!
そして色香漂わす二人(特に少佐)に他隊員もソワソワする日常ですね!!!
朝チュンもいいが絡み合いの詳細を.....
110名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 00:55:12 ID:V+TIUJMB
700 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2008/09/08(月) 00:20:26 ID:Phzh54W6
>>663
見えないほうがエロいってのはたしかにあるよな。
エイラーニャとか寸止めだからエロいんであって、小陰唇を口でひっぱるとかそういうなまなましいエロはやめてくれ。
紳士としては
「なあサーニャ、松茸・・・好きか?」
「・・・・アワビのほうが・・・好き」
みたいなさりげない会話でエロスを演出してもらいたい。
111名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 00:56:25 ID:NpiDj+jP
空気読めなくて申し訳ありませんが、
エイラーニャss投下します。前スレ>>811の続きです。

基地に帰ってきたエイラとサーニャを迎えたのは珍しい組み合わせの坂本少佐とリーネだった。

 「ずいぶんと長い散歩だったな。いい気分転換になったか?」
 「ハイ」
 「サーニャはどうだ?」
 「はい。とてもゆっくり出来ました」
 「わっはっは!それはよかった。それとサーニャ、さっき整備の者から連絡があってな、
お前のストライカーの整備が遅れていて今夜の夜間哨戒に間に合わないそうだ。それで今夜の
夜間哨戒はペリーヌが行くことになった。よってお前は休みだ。」
 「よかったナ、サーニャ。それじゃ夕食の前にサウナでもイコー」
 「ちょっと待て、宮藤がサーニャのことを探してたからサーニャは宮藤のところに行ってやってくれ」

 エイラは宮藤と聞いてサーニャに付いて行くことに決めた。サーニャのことを変な目で見る宮藤と2人
きりにさせるのは危険だと考えたのだ。

 「じゃあ私も宮藤のところに付き合うヨ」

 そう言ってサーニャに付いて行こうとするエイラを坂本少佐が止める。

 「まぁ待て、何もお前まで付いて行く必要はないだろ。それより私とリーネは今からサウナに行くのだが、
スオムスはサウナの本場だろ?私たちにサウナの正しい入り方を教えてくれ」
 「デ、デモ」
 「わっはっは!風呂と一緒でサウナの中でも階級は気にせずゆっくりすればいい!」
 「エイラ、いってらっしゃい」
 「エ?ちょ、ちょっと…」

 坂本少佐は戸惑うエイラにお構いなく腕を引いてサウナへと向かう。

 「リーネも早く来い。楽しみだなまったく!」
 「今行きます、坂本少佐」

 こうしてエイラは坂本少佐とリーネとともにサウナに入ることになった。
 3人は服とズボンを脱いで裸になりタオルを巻いてサウナに入った。熱いサウナの中に入ると、
とたんに汗が噴出してくる。

 「ところでリーネ、宮藤はサーニャに何のようなんだ?宮藤と仲がいいお前なら知ってるだろ?」
 「え…」
 「なんだ?女同士、裸の付き合いだ。言ってもいいじゃないか?わっはっは!」
 「えっと…芳佳ちゃん、今日の夜にサーニャちゃんを部屋に呼んで…告白するって言ってました」

 リーネはいかにも宮藤に申し訳ないと思っているように答える。もちろんここまでの話は全部うそで
坂本少佐もリーネも演技しているだけなのだが。
 そうとは知らないエイラはいきなりの出来事に大いに動揺していた。

 「リ、リリリーネ!ソレは本当カ!?」
 「え、えぇ。本人から聞いたので間違いありませんが…」

 ピシリ。そんな音が坂本少佐とリーネには聞こえた気がした。見ればエイラは活動を停止し完全に
沈黙していた。
 リーネはその様子に焦り坂本少佐に耳打ちする。

 「どうしましょう?エイラさん固まっちゃいました」
 「どうしようもないな。まぁ私たちの役割は果たしたし気にするな。わっはっは!」

 そう言って坂本少佐はサウナを後にする。リーネも慌ててそれに続く。エイラをこのまま置いていくのは少々
心配だが、何もしてやれることはないのでしょうがない。
 エイラはサーニャが迎えに来るまでたっぷり10分間、固まったままだった。
112名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 00:57:26 ID:NpiDj+jP

 エイラがショックで固まっていた時サーニャは宮藤を探して食堂に来ていた。どうやら宮藤は今日の夕食の準備を
しているようだった。

 「宮藤さん…」

 サーニャが遠慮がちに宮藤に話し掛ける。それに気付いた宮藤は一旦、調理のしていた腕を止めて笑顔でサーニャ
に言葉を返す。

 「あ、サーニャちゃんおかえり!」
 「ただいま。宮藤が私に用があるって坂本少佐から聞いたんだけど…」
 「うん!サーニャちゃん、今夜大事な話があるから私の部屋に来て欲しいんの」
 「今夜?」
 「そう、今夜。あ、でも途中でエイラさんに声を掛けられたらそっちを優先していいから。私の用事は大切な話なんだけど、
急ぐ話でもないから」

 サーニャは何故そこでエイラがでてくるのかよくわからなかったがとりあえず了承する。

 「わかった」
 「ありがとう。じゃあそろそろ夕食が出来るからエイラさん呼んで来てもらってもいいかな?たぶんまだサウナに居ると思うから」
 
 何故宮藤がエイラの居場所を知っているのか。サーニャは不思議だったが、特に気にせず宮藤の頼みを了解した。

 「うん」
 「ありがとう。よろしくね!」

 そう言って宮藤は調理を再開する。サーニャは食堂を後にしてエイラを呼ぶためにサウナに向かった。
 サーニャがサウナに着くとまだエイラはサウナに入っているところだった。サーニャは全く出てくる気配のないエイラに声を掛ける。

 「エイラ、いつまで入っているの?夕食の時間だよ」

 サーニャの言葉にエイラは反応しない。サーニャは不思議そうに再びエイラに声を掛ける。

 「エイラ、エイラ」
 「うおっ!サ、サーニャ!」
 「なに驚いてるの?夕食の時間だよ。早く行こう」
 「わ、わかった」

 エイラは水を浴びて汗を流し体を拭いて服を着る。サウナから出たばかりのエイラの肌はほんのりピンク色に染まり、すらっと伸びた
綺麗な足や、すっかり大人になった胸元が言葉では表せない色香を放って、サーニャはその姿に釘付けになる。そこに不意にエイラが
声を掛けてきてサーニャはドキリとする。

 「サ、サーニャ…」
 「な、何?エイラ」
 「み、宮藤の用事ッテ、ナ、何だったんダ?」
 「えっと、大事な話があるから夜部屋に来てくれって…」
 「ソ、ソウカ。ナ、ナンダロウナ。宮藤の話ッテ」
 「わかんない」
 「ソ、ソウダヨナ。じゃあ食堂にイコウカ」
 「うん」

 リーネの話は本当だった。エイラは頭のなかが真っ白になり、ふらふらとした足取りで食堂へ向かう。その後をサーニャが付いて行く。
 サーニャはエイラに見惚れていたことがバレないか心配していたが、どうやら大丈夫なようだった。エイラは何か考え事でもしてるのか
ぼぉーっとしながら歩いてるように見えた。
113名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 00:58:48 ID:NpiDj+jP
 食堂に着くと夜間哨戒に出かけたペリーヌ以外もう全員揃っていた。エイラとサーニャは急いで席に着く。

 「みんな揃ったわね。今日は宮藤さんが扶桑料理を作ってくれたのよ。それじゃあ頂きましょう」

 ミーナの挨拶の後、隊員たちは料理に手を伸ばす。

 「わっはっは!すっぽん鍋とは、また精がつきそうだな!」

 坂本少佐の軽快な笑い声が食堂に響く。扶桑料理をよく知らない隊員たちに宮藤が料理の説明をする。

 「ええっと、これはすっぽん鍋といって扶桑では精力がつくと有名な料理なんです」

 宮藤の説明にエイラは驚愕した。そして悟った。間違いない!今夜アイツはサーニャを…



今回はコレで終わります。
あと少し続きます。読んでくださった皆様、ありがとうございます。
114保管庫 ◆YFbTwHJXPs :2008/09/08(月) 01:00:05 ID:iIdQjAAi
24時間延々待機した挙句「じっちゃん大丈夫か?」みたいな内容を書き込もうとして
[容量オーバーです]と言われて初めて次スレの存在に気づいた私は管理人失格だ……。

安価するとキリがないからやめとくがとにかくみんなGJ!!
時代はトゥルミーナからエーゲルに移行しつつあるというのか……?10話の破壊力YABEEEE
115滝川浜田 『リーネ〜心の声〜』:2008/09/08(月) 01:06:17 ID:aLmbK/Ud
こんな深夜にSS(?)投下します。
…先に謝っときます。…リーネファンの皆さん、ごめんなさい。





可愛い。可愛い。ああもう可愛い。
なんでこんな芳佳ちゃんは可愛いのか。

それは私にも分からない。
私にも分からないなら誰にも分からない。
でも何がなんだか分からないけど、芳佳ちゃんはとにかく可愛い。

でも最近私の芳佳ちゃんに、坂本少佐が近付き過ぎ。
なにあの密着度。なにあの顔の赤らめ方。
おかしい。絶対おかしいよ。
あれ絶対デキてる。いやだ。そんなの考えたくない。
芳佳ちゃんとデキるのは私。私しかいない。

またペリーヌさんが芳佳ちゃんにいちゃもん付けてる。
ああ芳佳ちゃん困ってる。困ってる顔すら可愛い。@@@したい。
でもペリーヌさん許せない。絶対許せない。土下座したって許せない。
芳佳ちゃんをあんなに困らせるなんて、許せない。
でも、大丈夫だよ、芳佳ちゃん。
芳佳ちゃんを困らせるものなんて私が×××したり※※※したり☆☆☆したりするから。

116滝川浜田 『リーネ〜心の声〜』:2008/09/08(月) 01:07:23 ID:aLmbK/Ud
あ、バルクホルンさんがまた芳佳ちゃんに話しかけてる。
芳佳ちゃん逃げて。怪しい。バルクホルンさん怪しいよ。
バルクホルンさんハァハァ言ってる。よだれがめちゃくちゃ出てる。
芳佳ちゃんバルクホルンさんの部屋に行かないで。
絶対襲われる(性的な意味で)。
絶対食べられる(性的な意味で)。

さて、ご飯の時間だ。
当然私は芳佳ちゃんの隣。これは決定事項にして重要事項だから。
天地がどうひっくり返っても当たり前だから。これは誰にも譲れないし譲るつもりも無い。
私がこの世から去っても、芳佳ちゃんの隣はずっと私のものだから。

え?なに芳佳ちゃん。ご飯美味しいねって?
うん、美味しいね。芳佳ちゃんの笑顔があれば数億倍美味しい。
っていうか私は芳佳ちゃんが食べたい。
今すぐ食べたい。この場で食べたい。

117滝川浜田 『リーネ〜心の声〜』:2008/09/08(月) 01:09:27 ID:aLmbK/Ud
さて、就寝時間だ。
おやすみ、芳佳ちゃん。また明日ね。
ねえ今日夜這いして良い?ダメ?ダメなんだ。うん、分かったよ。ダメなんだね?
それGOサインじゃない?違う?違うんだ。
ううん、なんでも無い。さっきの全部冗談。多分冗談。おそらく冗談。
ごめん分からない。これが冗談かどうか私にも分からない。
ううん、なんでも無い。じゃあおやすみなさい。

じゃあ今日は芳佳ちゃん等身大抱き枕に抱き付いて録画した芳佳ちゃんの可愛い声を聞きながら寝るね。
おやすみ私の芳佳ちゃん。私だけの芳佳ちゃん。
大好き。愛してる。愛してる。
ううん、大嫌い。ごめん嘘。愛してる。
おやすみなさい。

END


以上です。…もう一回謝ります。リーネファンの皆さんごめんなさい。
なんか魔が差したようです。

では爺は寝ます…。
118名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 01:10:29 ID:v2Z7pXyc
容量オーバーなんて気づかなかったorz
今日はえらい書き込みがないなーと思ってたんだよ
119名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 01:12:01 ID:Imls4M+E
>>113
続き待ってる
>>114
ガチで自分増えたかと思ったんだんだが
>>117
盛大に噴いたwwww
120名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 01:13:07 ID:iIdQjAAi
>>117
ブラックリーネきたあああああああGJ!!!!!!!!
個人的にはリーネはこれくらい病んでもいい。嫉妬に狂うリーネが素敵過ぎる。
121名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 01:14:35 ID:V+TIUJMB
リーネはブラックであるべき
122名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 01:30:14 ID:OJD5FMi1
リーネはブラックでもかわいい
123名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 01:56:52 ID:Imls4M+E
ブラックリーネはよくみるけどブラック芳佳はみないな
わりとアリだと思うんだけど
124名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 01:59:14 ID:CDorwUzA
大好き。愛してる。愛してる。
ううん、大嫌い。ごめん嘘。愛してる。

お前は何がいいたいんだよリーネww
125名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 02:10:09 ID:W1SMSs3S
>>123
>ブラック芳佳
俺、ブラック芳佳好きなんだ…それでブラック芳佳×坂本が特に好きなんだ…

誰か書いてよ
126名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 02:13:05 ID:lpbMmilm
>>124
大嫌い大嫌い大嫌い大好き Ah

古いか…
127名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 02:14:28 ID:YF0ykqJz
ブラック芳佳×坂本って5話みたいなやつか
128名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 02:16:55 ID:V+TIUJMB
少佐のアナル同人思い出した<ブラックよしか
129名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 02:23:00 ID:vzVPoPoT
ブラック芳佳は9話アイキャッチのあれだろ?

で、今更だけど>>21
ゲルトがMG突きつけて
「宮藤から離れろ」って言ってるシーンが頭から離れないんだけど
どうすればいい?
130名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 02:23:21 ID:W1SMSs3S
>>127
俺も思い出したw何という娘。

天然ジゴロな少佐を見て嫉妬した芳佳がですね…
131名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 02:30:30 ID:YF0ykqJz
もしくはいらん子のハルカ×智子みたいな関係しかわからんw
シチュさえあればなんか書くけど

>>130
坂本さんを振り向かせてやる!と健気に振舞うが
朗らかに笑うばかりで一向に相手してくれなくてやけっぱちか
132名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 02:56:31 ID:ynZHutSb
>>21から察するに
桂→芳佳
ユメイ→リーネ
サクヤ→もっさんorシャーリー
烏月→坂本少尉orゲルト
葛→ルッキーニ
ノゾミ・ミカゲ→エイラーニャ
陽子ちゃん→みっちゃん
お凛さん→ペリ


って所か
133名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 03:03:09 ID:W1SMSs3S
>>131
>坂本さんを振り向かせてやる!〜

俺には良いシチュ思いつかないのでこれで書くんだ
いや書いてくださいお願いします
134名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 03:05:08 ID:Imls4M+E
そういや芳佳×もっさんssってないんじゃないか?
135名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 03:07:20 ID:+D2/TKmf
あるぞ一応
かなり少ないけど
136名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 03:10:23 ID:YF0ykqJz
まとめのキャラ別みたらもっさん×芳佳はあったけど芳佳×もっさんはなさそうだったな
137名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 03:13:33 ID:YBYUS2ff
みっちゃん・・・
138名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 03:18:07 ID:ylYtdoQd
もっさん受けといえば、この間のペリーヌのアイキャッチは個人的に意外だった
自分は同じペリーヌの妄想アイキャッチでも
「凛々しい少佐にお姫様だっこにされてうっとりするペリーヌ」だと予想してたんだけど、実際は
「お姫様少佐を助ける騎士ペリーヌ」だったのでびっくりした。
ペリーヌって普段凄くもっさんにかまって欲しそうだから、
その感情は受身的な好意だと思ってたんだけど
あのアイキャッチ見て、ああそうかペリーヌは、少佐に抱かれたいんじゃなくて
抱きたいのか…とか妄想してしまった。

そしてそう思うとペリーヌが何かやたら可愛く見えてきたw
ペリーヌ可愛いよペリーヌ
139名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 03:25:42 ID:+D2/TKmf
SS書くのはじめてだが、>>131のシチュで今書きかけの芳×美を書き直そうと思う

期待せずにいてくれw
140名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 03:26:18 ID:Imls4M+E
>>138
おっかしいないつ書き込んだっけ…
>>113
最終回期待してます!

>>117
ちょww
早くリーネに医者呼んであげてww
142名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 04:01:23 ID:xIVHV4O8
ペリーヌは攻め(S・タチ)希望でも、あの性格からして必然的に受け(M・ネコ)になるよな。
確か前スレ>>800の続きが見たいって人がいた筈だったので続き。


いつもはオチから考えてそれに無理矢理持っていくんですが

煩悩のままに書いたものの続きなのでやっぱり落ちがありません。ゴメンナサイ。

    ミーナ
   /  \
芳佳―――リーネ (?)なのか

上の図がズレなきゃ良いけど 特別三角関係な訳でもないような気がする。
[ミーナのお仕置き強化週間]

前回までのあらすじ
    ―――自室待機命令を無視した芳佳とそれを容認したリーネはミーナから罰を受けることとなった。
        \チャーチャチャチャチャチャーチャチャチャチャチャーチャチャチャチャチャー♪/ 

        ミーナは執拗に芳佳とリネットに仕置きを与え続ける。
        \チャチャーチャーチャチャチャチャー チャーチャチャーチャチャー♪/ 
            
        その内、自分の中に眠る欲望に目覚めるミーナであった。
        \チャーチャチャチャチャチャーチャー チャーチャチャチャチャチャー♪/
            
        芳佳たちは、未だ独房を出ることを許されない。
        \チャチャーチャーチャーチャーチャチャチャチャーチャチャ―♪/
                           (ナレーション:郷田ほづみ)



 地下の独房――芳佳とリーネは互いに手錠で繋がれていた。
背中合わせに互いの左手同士と右手同士、手錠の鎖が×の字になるように繋がれている。

――あの二人、今日は大人しくしているかしら?
ミーナは、芳佳とリーネの様子を見に行く。今日で謹慎期間は4日目。
昨日までは芳佳が手錠を外せ足枷を外せと喚き散らしていたので、ミーナから執拗に責め立てられる羽目になってしまった芳佳。
リーネは甘んじてこの状況を受け入れているようであった。
――と、言うより・・・・・・・
芳佳と繋がっていることが幸せなのだろう。だが、幸福を与えていては仕置きにならない。
どうしたものかと思案している内に、地下牢に到着するミーナ。
格子の隙間から見える二人は、今日は大人しい。
尤も、騒がしかったのは主に芳佳であったのだが・・。

「・・あら?今日は静かなのね?」
威圧的な態度で牢の中の人間に語りかける。
鍵を開け、入ってくるミーナを芳佳は一瞥する。

「愛しい人がこんなに近くにいるのに、背中合わせに繋がれているから顔もみられない。少しは堪えたかしら?」
意地の悪い言葉を浴びせながら二人の大きさの違う双丘をそっと撫でる。
「うっ・・・・」
「くっ・・・・」
芳佳とリーネの押し殺されたた呻きが木霊する。
鳴き声をあげたことに気を良くしたミーナは、二人の双丘の頂上にある小さな赤い塔を摘みあげる。

「ふぎっ!!」
「あああぁぁっ!!」
徐々に嬌声が大きくなってくる。

その反応を確認したミーナは、摘んだそれぞれの塔に捻りを加える。
「うぁぁぁぁぁっ・・・・」
「やぁぁあああぁぁ!!」
二人揃って悲鳴を上げる。


「あらぁ・・やっぱり五月蠅くなったわねえ・・・・?」
恍惚とした表情をしながらミーナは上着のポケトから何かを取り出す。
それは猿轡―――否、ボールギャグであった。
「五月蠅くなるだろうと思っていたけど、持ってきて政界だったわねえ・・?」

それをふたりの口にかけようとした――その時。
「そこまでだ、ミーナ。もういいだろう・・・・?」

「美緒・・・・。」


そこに坂本美緒の姿があった。
               ―つづく?



今だから言える。失敗した。

ttp://niyaniya.info/pic/img/971.jpg
エイラーニャでLunascapeのスキン試作してみた。本当はJaneのスキンやろうと
思ったが呆気なく死んだ。
146名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 05:52:15 ID:Ax4A30xE
とりあえず「その花びらに〜」を閉じておけw

そしてGJ!
147名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 06:21:55 ID:IbxYW0nO
地の文がマジで郷田ほづみで脳内再生されるから困るw笑いが止まらん
GJ!そして早く続きを書くんだ!
148名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 07:31:05 ID:x2rCdIEM
GJ
その花びらにくちづけをは良いよね
149名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 07:59:15 ID:NuR9UQ0y
ググったら百合ゲーのことか
凄く・・・興味があります
150名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 08:01:05 ID:Imls4M+E
>>142

「さ、坂本少佐!今日は、わたくしが少佐を気持ち良くして差し上げます!!」
「…どうしたんだ?」
「だって、いっつもわたくしの方が、その…きもちよく…して頂いてますし、だから、」
「(愛されてるなぁ…)」
「少佐?」
「…ペリーヌ、2人きりのときは?」
「美緒、さん…。それで、今夜はそういう訳で夜這いにきましたの」
「堂々宣言したんじゃ、なぁ」
「なっ、笑わないでくださいまし!」
「よし、それなら私にジャンケンで勝ったらその提案に乗ろうじゃないか」
「本当ですか!?」
「ああ。いくぞ、せーの…」

「…負けましたわ…」
「じゃあ、私をその気にさせた責任はとってもらうぞ?」

こうですか、わかりませry
…すみませんでした。
ていうか朝っぱらから何ちゅーもん考えさせんだこの板wwwちくしょうwww
151名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 08:20:03 ID:m8sDbNgb
>>145
百合アニメ1つと百合ゲ3つを確認。まさか残り2つも百合なのか…?w
そしてわっふるわっふる
152名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 09:34:04 ID:s3SBV/59
>>145
しかもGOMでエルカザド見てるじゃねーか!
ほんとうに ゆりが おすきなんですね
153名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 10:39:37 ID:WbX7CIqR
今日は休み・・・・
今のうちに前スレ>>895の続きをっ・・・・・
154名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 11:50:50 ID:Nse+3z77
もっさんを攻めるが『わっはっは!コッチはまだまだくっれんが足りないようだな!』と逆にもっさんにたっぷりと可愛がられてしまう芳×もorぺ×も
155名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 11:57:10 ID:IbxYW0nO
あー俺の脳内でもそんな感じだわ
終始少佐を攻められるのはエーリカだけだな、俺の脳内では
156名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 12:24:05 ID:Imls4M+E
エーリカ…恐ろしい子…(ごくり
もういっそもっさんを落とすとために隊員全員×もっさんなんて妄想がとまらん
157名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 12:52:37 ID:bglj5N88
次回予告にミーナ×トゥルーデきた!!!!
やっべ、やっべ、ミーナさん可愛すぎwwwww
四話から久々のミーナ×トゥルーデぇぇぇ!!!!!!!!!
158名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 13:01:37 ID:5PWidGam
まさかまたトゥルーナがくるとは思わなかった…神だ
そしてエイラーニャが駆け落ちな件
159名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 13:34:03 ID:QZgjJSjx
もっさんの一番恐ろしい所は自覚ないジゴロって所だよな。
凛々しさに惚れるミーナ。褒められて喜ぶペリーヌ、優しさにときめく芳佳、みたいな。
だがそれがいい。
160名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 13:36:19 ID:u3etkwTE
ミーナさん、地味に間接キスですか
161名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 13:47:17 ID:yaA8cJmu
>>159その3人は確実に少佐に惚れてるよなwまったく罪な女だよ!
ところで…少佐×トゥルーデを書いてくれるお方はいらっしゃらないか
この組み合わせなんか萌える。
162名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 13:55:03 ID:WbX7CIqR
◆juxGFpUaK.です待望の?>>895の続きを投下します


「やはりストライカーで外からききみみをたてたほうが・・・」

ゲルトは完全武装でリーネの部屋を外壁越しから監視し始めた・・・・

「ちっ・・・カーテンさえなけりゃ見えるのに・・・・」

「芳佳ちゃん・・・いいかな?」
「いいよ・・・リーネちゃん」

「なああああああにいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!」

「?何の音かな?」
「きっと鳥の鳴き声じゃないかしら?」

ふう何とかバレないですんだ・・・・
しかしこいつめ・・・宮藤をそこまで・・・・・

「くうっ・・・・芳佳ちゃんすごい締め付け・・・・」
「だって・・・リーネちゃんが喜ぶだろうと・・・・」

なななな・・・・・何をしているんだよ!・・・

「ごめんね芳佳ちゃん毎日毎日・・・・・」
「いいよいいよ。リーネちゃんのためだもん」

いつもいつも・・・・?まさか・・・・もうあの二人は・・・・?
そんなあぁ・・・・
163名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 14:00:07 ID:WbX7CIqR
ちくしょう・・・・・たまらなくなった私は窓を突き破りリーネの部屋に突入した

「宮藤はわたしのもんだー!!!!!」
「「きゃあああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」」
「宮藤の初めてを奪ったおろかな女めーっ!!!!てあれ????」

そのとき目の前にはサラシを巻いているリーネとそれを手伝う宮藤・・・・

「まさか・・・・私の」
「何を勘違いしたのかは知らないけどこれからどうなるかはわかるわよね?トゥルーデ?」

目の前には私に銃を向けるミーナと騒ぎを聞きつけた皆が来ていた

「整備班がトゥルーデのストライカーがないと報告を聞いてこの騒ぎ・・・・」
「違うんだミーナ!私の話を・・・・・」
「言い訳は聞かないわよ?あなたの考えてたことをじっくりと実践してあげるんだから・・・・」
「いやだああ!!!やめてくれえ!!!!皆!助けてくれ!いやーーーーーーっ」

ミーナの自室に連行される私を宮藤が、他の隊員達がかわいそうな目で見送っていた・・・


おしまいです。
希望があればこのあとトゥルーデ×ミーナのアフターエピソードSS書きますよ
164名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 14:02:55 ID:WbX7CIqR
書き忘れましたが前スレの>>895です
165名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 15:05:14 ID:YltRQuXa
リーネの嫉妬、少佐の愛の鞭発言といい今回の歴史講座も飛ばしてんなw

あと今気付いたがペリーヌは4話からずっと下の方に隠れてんのな
よく見ると耳がちょっとだけ出てる
166名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 16:11:21 ID:HtiQPu6Z
>>1のエリーカはいつ修正されますか
>>163
その情けなさこそトゥルーデの魅力w
いいぞもっとやれw

>>166
次まで頑張って我慢して下さい 一応私も微力ながら支援致しますので。
168名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 16:25:40 ID:NuR9UQ0y
ほしゅううううう
169名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 16:37:48 ID:WbX7CIqR
>>167
まさか先輩にリクしていただけるなんて・・・・・(だよね?)
ちょっと急いで考えてきます
170名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 17:17:15 ID:QZgjJSjx
自分が思う少佐×芳佳や芳佳×リーネの理想の関係はこんな感じ。
(ss書けない自分の無能さが悔しい)


リーネ「芳佳ちゃん、坂本少佐の事好き?」
芳佳「え?坂本さん?うん!好きだよ?坂本さんには感謝してるし、かっこいいし!」
リーネ「じ、じゃぁ...芳佳ちゃん...私の事は好き?」
芳佳「リーネちゃん?勿論好きだよ?優しいし、いつも一緒にいて楽しいもん!」
リーネ(顔を赤くしながら)「本当?有り難う!私も芳佳ちゃんと一緒にいるの楽しいよ!」
(嬉しいけどやっぱり芳佳ちゃんには私の本当の気持ち伝わってないのかな...)
芳佳「リーネちゃん何か変だよ?どうかした?」
リーネ「な、なんでもない!!なんでもない!!」

(こうなったら先にライバルの少佐の気持ちを確認しよう!!)

リーネ「さ、坂本少佐!!」
坂本「ん?どうかしたかリーネ?」
リーネ「わ、私は芳佳ちゃんの事好きなんです!...し,少佐は芳佳ちゃんの事どう思ってるんですか!?」
坂本(爽やかな笑顔で)「宮藤?あぁ、私もあいつの事は好きだな。何事にも一生懸命で、かわいい奴だと思うよ。」
リーネ(うつむきながら)「...そうですか...」
(少佐、やっぱり格好いいな...あぁやっぱり、少佐にはかなわないのかな)
坂本(うつむいたリーネの顔を覗き込み、心配そうに頭をなでながら)
「勿論リーネの事も好きだぞ?リーネやペリーヌ、ルッキーニ、他の隊員も皆かわいいし、皆大切だぞ?」
リーネ「あっ、いやその....有り難うございます...」
坂本「どうした?顔が赤いぞ?」
リーネ「何でもないです!!」
坂本「...変な奴だな。私は先に訓練に行ってるぞ。」
 
リーネ「....はぁ」
(...あれじゃペリーヌさんじゃなくてもドキドキしちゃうよ...。少佐はやっぱり強敵だなぁ...)
ミーナ「扶桑の魔女はああゆう人ばかりなのかしら、...お互い頑張りましょうね?」
リーネ「隊長...はい...」

みたいなのが理想。少佐と芳佳は二人とも無自覚。みたいな感じが良いな。
その方がここで読む素敵ssが何倍も楽しく読めるからなー。
少佐や芳佳の気持ちはあやふやな方が妄想しやすいし。
少佐に関してはフラグ立てまくってるからどのカプも捨てきれないんだよな。

ただしエイラーニャとシャッキーニはガチで。
171名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 17:46:02 ID:NuR9UQ0y
もっさんは男前すぎるから基地中のウィッチはメロメロだろう
172名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 17:51:04 ID:jAjcyLFI
もっさん最強w
惚れずにはいられない
173名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 18:11:54 ID:x2rCdIEM
次回予告
ミーナ×バルク復活?
エイラーニャ&シャッキー二愛の逃避行
174名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 18:27:18 ID:qlkOkVdh
>>170

それではガチである4名をのぞいて総勢6名となった少佐殿の暫定エンドのお相手だが、
中でもペリーヌ株を急上昇させているのは先日のアイキャッチで明らかになった能動的な好意の正体

しかし考えてみれば風呂で裸を覗きみる妄想にふけったり、
スク水もとい戦闘服にやたら興奮したりと、
その好意がどういうたぐいのものであったかはすでに七話で語りつくされている

残す放送はあと二話となったが彼女はきっとやってくれるでしょう

信じていますペリーヌ・クロステルマン中尉
175名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 18:56:20 ID:kj0/avMG
pixivでよくエイラが「無理だな」って言ってる絵を見かけるんだけど
あれ何話で言ってたっけ
176名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 18:56:59 ID:Ax4A30xE
三話
177名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 18:58:21 ID:LXtjuFOV
>>175
3話の友情は合体だ!の回であります!
178名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 19:20:52 ID:ylYtdoQd
少佐とペリーヌのラブラブベッドシーン
少佐のテクにとろとろにされるペリーヌ
ペリーヌ「あっ…からだが…痺れ…る…」
痺れすぎてうっかり雷魔法を使ってしまうペリーヌ
文字通り痺れる少佐、雷様ヘアーに
ペリーヌ「いやああああ少佐の美しい黒髪がああああ」
少佐「こ、ここまでくるともういっそ全てそり落としてしまったほうがいいな」
ペリーヌ「私の責任ですわ!私もご一緒します!」


―――少佐とペリーヌの愛が―――
―――ストライク尼僧ズを―――
――――――生んだ――――――
179名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 19:21:34 ID:kj0/avMG
>>176,177
飯食ってる間に・・・w
即レスサンクス!
180名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 20:15:16 ID:yaA8cJmu
>>170
確かに扶桑組はあやふやにしといてくれた方が色んなSSカップルが書きやすくて良いよね
181名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 20:16:42 ID:Nse+3z77
178
きっとソウルフルな少佐もかっこいいんだろうな〜
182名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 20:19:41 ID:tIkmNO+2
自分は公式重視タイプだから
中途半端よりは、これは間違いないってのが有る方が嬉しいのう
183名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 20:31:20 ID:+6u57Tgn
芳佳の中の人がリーネは正妻で少佐は現地妻って言ったらしいから
つまりそういうことなんじゃないの
184名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 20:32:05 ID:LKi9NKFv
ナカーマ
公式CPができあがっても二次創作は二次創作で楽しめるしね
185名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 20:45:31 ID:aLmbK/Ud
10話のシャッキーニってそんなにスゴいのか
186名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 20:47:42 ID:l5jM11YQ
むしろ10話のシャッキーニを俺は五話で期待していた
187名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 21:05:31 ID:oOPxg193
ギャクネタですいません投下します、いちお全キャラで

「夢の百合カップル編」

〜これまでのあらすじ〜
ブリタニアに赴任してきたダメダメ魔女、宮藤芳佳は
百合百合な魔女達ユリィッチーズの祭典、魔女百合ンピックにおける二度の優勝を果し
頑なに百合を否定する親友魔女達からの度重なる挑戦を退け
仲間達との百合情パワーをはぐくみ一流百合魔女と認められるまで成長したのである

そんな中、扶桑国に突如謎のトーナメントマウンテンが出現した
その山頂に突き刺さる百合ィッチ・タッグタイトル・ストライカー
これは古来より真の百合カップルのみが引き抜く事が出来るといい伝わる伝説のストライカーである
芳佳にメロメロだったはずの百合魔女達はなぜか彼女の元を次々と去り
それぞれのパートナーと共にタッグトーナメント大会出場を表明する
「おっぱいハーレムを守るため、私は闘う!」
仲間達との百合情パワーを取り戻すため
芳佳は師匠・美緒扮するもっさんグレートの協力のもと大会参戦を決意した

〜第零試合〜「決定!8組のカップルの巻」
参加8カップルが既に出揃い、遅れて来た芳佳達は出場権利を失いかける
だがそこで親友魔女エイラはある提案を持ちかけたのであった

エイラ「まぁーなんダ、モブキャラのオマエ達ニハ、大会参加はムリダナ×」
クリス「モブキャラ!!!その言葉今すぐ取り消して!」
リーネ「あのね、気にする事なんてないよ、二人とも」
みっちゃん「はなしてよ!嫁泥棒!これは私たちサブキャラとしての名誉の問題なんだから!」
サーニャ「では…実力行使…です…」

×サブキャラ・ボンバーズvsはぐれ親友コンビ○
決め技【キョウダケダカンナーコンビネーション・パート365】

こうして大会参加8チームと各対戦相手が決定した
188名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 21:07:34 ID:oOPxg193
第一試合・Aブロック
「スク水・シスターズ」
芳佳&もっさんグレート(美緒)
vs
「二次元殺法コンビ」
ニパ&ウィルマ[コンプエースの挿し絵キャラ]

第二試合・Dブロック
「2000万パイレーツ」
シャーリー&ルッキーニ
vs
「モスト・いらん子コンビ」
智子&エリザベス[小説版キャラ]

第三試合・Cブロック
「ウィッチ・ツヴィリングコンビ」
エーリカ&ウルスラ[エーリカの双子の妹]
vs
「ヘル・カールスランツ」
ヘル・カールスランツ1号(ゲルト)&2号(ミーナ)

第四試合・Bブロック
「ニュー・アイランズ」
リーネ&ペリーヌ
vs
「はぐれ親友コンビ」
エイラ&サーニャ

準決勝第一試合はAブロック勝者vsBブロック勝者
準決勝第二試合はCブロック勝者vsDブロック勝者
それぞれの準決勝勝者同士により決勝戦が行われる
189名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 21:09:51 ID:oOPxg193
〜第一試合〜「完成!おっぱいドッキングの巻」
ウィルマとニパのついてない空間に翻弄される芳佳達であったが
その窮地の中、二人は奇跡の合体技おっぱいドッキングを完成させるのであった

あの技…私が以前食らったおっぱいバスター、パンツドライバーの2倍…いや10倍の破壊力だろう
(技解説:元親友魔女・シャーリー談)
ニヒッ、あのおっぱいの形、ウィッチ年令18…いや19以上のオバチャンウィッチと診たね〜ん
(おっぱい解説:おっぱいソムリエ・ルッキーニ談)

○スク水シスターズvs二次元殺法コンビ×
【おっぱいドッキング】

〜第二試合〜「謎の第三勢力の巻」
智子&エリザベスは突如乱入して来たハルカ&アホネンという二人の魔女に喰われてしまう
彼女達は百合でも親友でもない第三の勢力
愛情や友情など感情を超越した体を求め合うガチ百合魔女[←レズビアンウィッチと発音]だったのだ!

乱入して来たガチ百合コンビに立ち向かうシャッキーニ
だかついにガチ百合コンビの昇天ネジ回しが炸裂しシャーリーは立ち上がれなくなってしまう
シャーリー「まだ戦えるぞ!下半身が使えなくたって私にはこのおっぱいが残っている!」
シャーリーの決意、ルッキーニはある秘策にうって出た
ルッキーニ「たとえ二人して死んじゃったってシャーリーのおっぱいはワタシがおぶって天国まで飛んでくんだかんねー」

○2000万パイレーツvsモスト・いらん子コンビ(リタイア)→乱入ガチ百合コンビ×
【Gカップ・プレーン】
190名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 21:11:31 ID:oOPxg193
〜第三試合〜「お姉ちゃんと妹達の巻」
ガチ百合の首領を名乗るヘル・カールスランツ1号ことゲルト
なんとその正体はエーリカと同胞、かつての戦友トゥルーデだった
そして明かされる彼女の恐ろしい野望とは!?

ゲルト&ミーナのパンツ狩りにより剥ぎ取られるウルスラのパンツ
ウルスラ「だ…だれか私のアソコをみて笑って…ない?」
エーリカ「だれも笑ってはしないよ…(この私が笑わせるものか!)」
ゲルト「ククク…さすがは小悪魔と恐れられたエーリカ、おまえの妹のパンツだ輝きが違う」
「だが私が本当に‘私の妹パンツコレクション’に加えたいのは…おまえのパンツだ!エーリカ!」
エーリカ「許さないよトゥルーデ!こっ…こうなったら、あの技を出すしか…」うぎぁぁぁ…くしゅん

×ウィッチ・ツヴィリングコンビvsヘル・カールスランツ〇
【掟破りのお姉ちゃんスペシャル返し】

〜第四試合〜「ペリーヌの決意の巻」
ペリーヌ「サーニャさん、お見通しでしてよ、あなたの弱点は…その貧乳ですわ!」
サーニャ「…ニヤッ(胸をはだける)」
ペリーヌ「うきゃぁぁぁ〜何ですの!この程良い揉み心地は!!!あふん…手が勝手に…ダメ…止まら…」
八方美人な芳佳に対するリーネのヤンデレとペリーヌの嫉妬による共闘
だがそんな急拵えな結束など歴戦(の夜)を過ごして来たエイラーニャの前には無力だった

ペリーヌの危機を察し命懸けで助けに入る美緒
だがすでに魔力を消耗しきっている美緒はペリーヌ共々窮地に陥るのだった
ペリーヌ「もっさんグレート手をお放しになって、わたくしの為になんて…」
「あなたそんな無骨なスク水を着用なさってますけど…(その正体は…)」
「素敵なあなたならどうすれば良いかおわかりになられるはず…」
もっさんグレート「し…しかし!!」
ペリーヌ「ユリィッチーズの永遠のために!」
もっさんグレート「すまん!ペリーヌ…」
ペリーヌ「…(ありがとう…ございます…少佐…)」

×ニュー・アイランズvsはぐれ親友コンビ○
【呪いの誘い受け→試合放棄】
191名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 21:12:52 ID:oOPxg193
〜準決勝開始直前〜「誕生!二代目芳佳の嫁の巻」
ペリーヌとリーネを救ったものの自らボロボロに傷ついてしまった美緒
美緒はリーネにスク水を託し、自分の代りに芳佳と共に闘ってくれと頼む
リーネ「坂本少佐!少佐の様な天然ジゴロな動きなんて、私なんかに出来っこありません」
美緒「わっはっはっは、馬鹿だなリーネは、私は代りを務めてくれとは言ったが…」
「私の真似をしろとは言っとらんぞ、ん?」
「おまえには私にはないブリタニアにはぐくまれた若さ溢れるその乳があるではないか〜」
リーネ「若さ溢れるおっぱい!!!」
リーネは二代目もっさんグレートとして芳佳を影ながら支え共に闘い貫く事を決意した

〜準決勝第一試合〜「親友魔女の涙の巻」
エイラ「サーニャをソッ…ソンナ目で視たコトはないンダナ、本当ダゾ!本当ダカンナ!」
断固、百合を否定し続けるエイラに対しリーネは暗中模索していた
二代目もっさん「よっ…じゃない、宮藤!私の乳を揉め!」
芳佳「ちょちょちょっといきなり何言ってるんですか!…それに今、対戦中ですよ?」
二代目もっさん「頼む揉んでくれ!何かが見えかけているんだ!私を女にしてくれ!」
芳佳「本当に本当にいいいいいんですね!?(涎)私、揉んじゃいますよ(滝涎)」

モミモミ イチャイチャ モミモミ イチャイチャ
モミモミ イチャイチャ モミモミ ブチッ!

サーニャ「…らなくなった(泣)」
エイラ「(エイラ面焦り)どっどっどーしたんダ、サーニャ!急にィどっか痛むノカ!?痛むノカ!?」
サーニャ「わからなく…った…エイラが私のこと…どう思ってくれて…のか…わから…くなった…」
エイラ「あんなヤツらに惑わされンナ、サーニャはサーニャ、私は私ダ!(←意味不明)」
サーニャ「ちがうの!そんなんじゃないの!だって私は…私は…」
エイラ「!!!ドキッ」
サーニャ「エイラのことが…だいすきなんだもん(←大声)」
エイラ「バ、バ、バカヤロー…そんなコト…」
「…んなコト…私だって…サーニャのコト大好きに決まつてんダロー!!(エイラ面大泣き)」

エイラ「……ハッ(後ろを振り向く)」
芳佳「いやとっくにバレバレです、たぶん…もうみんな…その…気付いてますよ(ニヤニヤ)」
エイラ「(エイラ面ヘタレ)そっそっそんな目で私をみんナー!!!」
二代目もっさん「あっ逃げた」
芳佳「あっ逃げた」
二代目もっさん「ヘタレだ…」
芳佳「ヘタレですね」

○スク水・シスターズvsはぐれ親友コンビ×
【ヘタレ攻めバスターの自爆】
192名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 21:15:48 ID:oOPxg193
〜準決勝第二試合〜「1000万+1000万の巻」
他の三人に比べ明らかに見劣りするルッキーニの胸
そんなルッキーニを庇いながらの闘いでシャーリーは力尽きてしまう
シャーリー「ルッキーニ…おまえに選ばれて私は幸せだったよ…」

ルッキーニ「シャーリーの1000万の巨乳に私のペッタンコをたしても1000万ちょこっと」
「だけんど私の1000万種の揉み技をたせば2000万になるもんね〜」
シャーリーの最後の言葉がルッキーニをおっぱいソムリエとして覚醒させた
ゲルト&ミーナのおっぱいを次々と揉みしだくルッキーニであったが…

ミーナ「お悪戯が過ぎましたわねルッキーニ小尉、その縞々パンツは没収します!」
ルッキーニ「ギクッ…あゎゎゎ…ふぅぎゅるるぅぅぅ〜」
ミーナの眼力には勝てない!ならばせめて決勝で闘う芳佳のため
パンツ狩り攻略のヒントを与える為、自らはその実験台となる道を選んだ

○ヘル・カールスランツvs2000万パイレーツ×
【パンツ・ジ・エンド】

〜決勝戦〜「この世でただ一つガチなものの巻」
ミーナの攻撃を受けスク水が剥がされリーネの正体はバレてしまう
さらにミーナはかつての恋人から譲り受けたフタナリでリーネの初めてまで奪いにかかる
ゲルト「ミーナ!男などとは付き合わない、それがガチ百合の掟ではなかったのかっ!?」
ミーナ「黙りなさい!時と場合によってはガチ百合魔女も男と付き合うことくらいあるわよ」
裏切られた!!落胆のゲルトに対しさらにエーリカの言葉が追い打ちをかける

エーリカ「あんたは様々な妹魔女を手籠めにかけて来たけど決してバージンだけは奪わなかった」
「つまりそれがあんたのガチ百合魔女としての未熟さであり、百合魔女としてのやさしさよ!」
芳佳「そうです!バルクホルンさん、この世にガチなものなんて存在しないんです!」
「あなたはとても心のやさしい、私達と同じ普通の百合魔女なんです!」
ゲルト「うぐっ(我が心の妹エーリカ、そして…愛しき妹候補、宮藤!)」

ゲルト「(懐に忍ばせたこのクリスのパンツ、これを頭に被ってハァハァすれば…)」
「(暴走したお姉ちゃんパワーで…ミーナ…すまん、そして我が妹達よ…さらばだ)」
パンツゲルト「よく聞け宮藤!おまえはガチなものなど存在しないと言ったが、私はみつけたよ」
「この世にはガチなものが一つだけある、それは…」ちゅど〜ん

ゲルトのミーナへの決死の突攻によりガチ百合魔女の驚異は過ぎ去った
そして芳佳とリーネは二人の愛の証といえる伝説のストライカーを手にしたのであった

「この世にはガチなものがただ一つだけある…それは百合魔女同士の愛情だ」
〜完〜

以上です駄文失礼致しました
193名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 21:24:17 ID:H9kAH9NR
>>187-192
なんというゆで展開…w
194名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 21:57:34 ID:MB9AuBKj
もはやSSとかそんな次元じゃねぇwww
若さ溢れるおっぱい!!
きっとスク水では横からも溢れるおっぱい!!!
196名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 22:20:14 ID:hrTaxz6M
ある程度予測はついていたがまさかのキン肉マンとは
SDキャラだとエイラーニャの髪色が逆になっているだろう?
それはきっとお互いの髪の毛を交換したからなんだよぉぉ!!

な、なんだってー!!!(AA略




これは違うと思ったのは言うまでもない。
198名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 22:38:58 ID:ynZHutSb
>>187-192
「私が宮藤とコンビを組む"もっさんグレート"だ
その正体は坂本美緒、知ってるな?諸君」

「私は宮藤に48の百合技を教えた
だから彼女は私を師匠と呼んでくれるが、私がコンビを組むために戻ってきたのはウィッチーズの百合情パワーを取り戻すためだ」

燃えろ!命の限り 結べ!熱い百合情
もっさんグレート 忘れな〜い

「わっはっはっは、はっはっはっはっはっ」
199名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 23:23:59 ID:tLhWTtmS
いつの間に新スレが立ってた…
>>144-145GJです。
何か微妙に調教ノリにw
200名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 23:27:20 ID:NgptfY6A
このペースで投稿が進めば週末にはまた950前で
用量オーバーになりそうだなw
気をつけないとなw
201名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 23:35:07 ID:5PWidGam
500kb近くなったらすぐに新しいの立てればおk
202名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 23:43:43 ID:x2rCdIEM
この前エーゲル書いてくれると言った人とエイラーニャ連載の人はまだか?
203名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 23:55:30 ID:Imls4M+E
>>202 よもや覚えてる人がいるだなんて思ってもみなかった…。
というわけで投下させていただきます。
雰囲気だけアダルティ風味エーゲルssやらかしたwe0UV5E+
途中で視点が変わります。
11話の胸事件のあとのイフストーリー。


ハートに火なんか点けないでくれ


  touch torch.

唐突に扉を開けて、侵入してくる気配があった。
振り返りもせずノックぐらいしろ、ハルトマンと毎度毎度投げかける言葉を、やはり今日も放ってみる。
言ったって、直らないことは重々承知だ。
言葉のキャッチボールはいつも成立せず、意味もなく楽しそうにえへへと笑う彼女の顔をみるのが常になっていた。
――けれど、今日はどうやら笑ってはいないようだ。
いつもと違うハルトマンの様子を不審に思い振り返ると、存外暗いその雰囲気に驚いた。

「エーリカ…?」

名前を呼ぶ。
あげた顔の攻撃的な表情に、頭の中では知らず知らず警鐘が鳴り響く。
悪魔。その2ツ名の通りの真っ黒な感情が空気を伝って心に染み込んできた。
なにかに怒りのようなものをたたえていることは一目瞭然で、しかし何故そんなことになったのかが私には全くわからなかった。

「どうし、」

た、という語尾は立ち上がった私の傍にきたエーリカの口付けによって遮られた。
それは、いつものようないじわるで優しいそれではなく、噛み付くように暴力的な、口付けだった。
204名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 23:56:19 ID:Imls4M+E

私より幾分背の低いエーリカにされるがままになって、足から力が抜けていくのを段々と削られていく理性が保つ。
そんな理性と欲望の格闘を見透かしたように、離れた二人を繋ぐ架け橋をすぐに切り離してベッドに沈みこまされる。
どこにそんな力があるのかと疑問に思うほど強く腕を抑えつけられて、
驚き覗き込んだハルトマンの無表情さに身震いをした。
文字通り噛み付いてきた首筋の痛みに、それでも嬌声をあげる自分が恨めしい。

「んっ……っは、ハルトマン!…こんなっ、ぁ…、っ無理矢理なのは、いや、だっ!」

必死の抵抗も素知らぬ顔で無視される。
こういった行為の最中に呼ばれることを嫌うのを承知の上でファミリーネームを呼んでみても、
やはりやめてくれなかった。いつもなら、妖艶に微笑んで、名前を呼んで、と、
そう言って唇を押し当てるのに。
服のボタンを千切って前を露にし、今度は鎖骨に噛み付く様は、まさに悪魔の所業であるようにしか思えなくなる。

正直、こわかった。こんなエーリカを初めてみた。
彼女はここへきてから、まだ私の名前を呼んでいない。
愛されているとき、しつこいくらいに呼んでくる、私の、名を。
気づいたら頬を原因のわからない液体が一筋伝っていた。
それを眼に認めてから、ようやく動きをとめた彼女と、やっと目を合わせた。
その揺れる瞳に怒りではないものがみえて私は問う。

「……エーリカ、どうした」

なるべく、でき得る限りで、優しく。

「トゥ、ルーデ……ごめ、」
「いいから、どうしたときいている」

泣くんじゃないかと思った。
そのくらいにくしゃりと顔を歪ませたエーリカは、ひどく弱かった。
それでも、私の知っているエーリカだ。

「だって…、トゥルーデ、わたしのことちゃんと好きなのかなって、っだから、」

驚きで開く瞳に映った悪魔と呼ばれるその小さな体が、僅か震えているのを私はそのとき初めて知った。
205名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 23:57:01 ID:Imls4M+E
  ○

不安に、なった。
トゥルーデは、わたしのことを本当に好きなのかどうか。
今日の大浴場でのことだった。
わたしはみんなの前でそういうことをされるのを嫌うと知っていてトゥルーデの胸に触ったのだけれど、
なんてことをするんだ!なんて返ってきて、なんとなく、不安を煽られた。
そんなにイヤだったのかな
でも、みんなしてるのに

そういえばトゥルーデは、わたしのこと、好きって、言ってくれないな

そういうイヤな欲望の渦がお腹の辺りでぐるぐるして、気づいたらトゥルーデの部屋にきていた。
結果、泣かせてしまった。

「だからって、これか?」
「……。」

呆れた顔を見下ろして、それでも好きだと言ってほしかった。
こんな醜い欲望、いらないよ。ほしくない。
でも、どうしようもなく好きだった。
大好きで、好きすぎて、ひどく不安になっちゃうよ。
熱くて吐き出した想いをぶちまけて、なんてエゴイズム!嘲笑ってそれでもわたしは言って欲しい。

「好きだって、言ってよ…」
206名無しさん@秘密の花園:2008/09/08(月) 23:58:36 ID:Imls4M+E

唐突に下への力を感じて前のめりに倒れこむ。
回された首と頭に感じる腕の暖かさと強い強いその力に、不意に泣きそうになった。

「…おこってないの?」
「怒ってない」
「キライになってない?」
「なってない」

顔はみれないけれど、耳まで赤いのだけはみえた。
依然泣いてはいるけれど、いやな涙じゃなさそうだった。

「なんでまだ泣いてるの?」
「…嬉しかったんだ。びっくりしたんだ。だからだ。」
「…。」
「…不安にさせて、すまなかった」
「……。」
「あー…、その、私は、ちゃんと好きだから、心配するな」

弱まった腕を緩く解いて上半身を起こしてから目を見つめる。
そんなに泳がせなくてもいいのに。

「クリスよりも?」
「うっ。いや、それは、……それとこれとはだな…違うというか…なんというか…」
「もっかい言って?」
「なに?」
「好きって」
「あー……。…あー……」
「ね、もういっかい」
「―――っうるさい、黙って、どうにかしろ。……身体があついんだ」

恋に落ちる、なんて、よくいったものだと思う。底がないじゃない!
耳元で囁くように呟かれて、自分の中にもすぐに火が灯った。
くすりと笑って仰せのままにと口の端をあげてから、
熱くて吐き出した愛はまんまトゥルーデの中にあることをわたしは知る。

  ○Fin!


お目を通していただけましたらありがとうございました。
たまには弱いエーリカだっていじゃない!
けれど私の好物はドSで悪魔なエーリカです、mom.
誰か書いてくry
207名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 00:11:34 ID:bMsRvmxZ
ルッキーニだけ呼称ルッキーニなのは何故なのかとふと思ったんだ
208名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 00:19:37 ID:O7Ro59nv
>>206
GJ
不安に押しつぶされそうになって暴走するエーリカが切なかった

ただ残念なのは東京MX組みの俺がまだ10話を見ていなかったことだけだ
209名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 00:23:12 ID:ogzul0p2
GJ!やっぱこの二人はいいね
210名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 00:48:43 ID:nEqiYiUQ
>>203
うぉw希望したらこんなに早く投下してくれるとは思っても見なかったからかなりうれしい
こういうエーリカもいいなぁ
211名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 00:55:07 ID:vHqtRFBx
ただいまカールスラント組の3PSS執筆中・・・・

もう少し皆がんばってくれよナ
212名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 00:57:42 ID:8WSrW4Ee
うおおおおおおおおお
パン1でまってますZEEEEEEEE
>211
213名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 01:00:43 ID:vHqtRFBx

juxGFpUaK.ですちょっと眠気ひどいから寝ちまう前に序盤投下しときます
第4作目はミッション!の後日談です
隊長は銀様ボイスで脳内再生すると・・・・

―私の部屋で謹慎処分です!byミーナ―

えー・・・・ゲルトルート・バルクホルンだ今私の手違いにより(前作参照)ミーナの部屋に連れ込まれ・・・・なぜかベッドの上に・・・

「トゥルーデもやるねーリーネの部屋に突入とは」
「黙れハルトマン!なんだこれは!」
「何って決まってるじゃなぁい?あなたが想像したことを実践するの・・・・」

ふいに悪寒がするのを感じた。危険だ・・・・この二人本気だ・・・・

「これが正規の取調べなの・・・ひゃあっ・・・」

ふいにエーリカから後ろ手に胸をもまれ声を出してしまう服をはだけさせられて強引に・・・

「ばかっ!やめろ!くうっ・・・・」
「私は命令されてるからやってるだけだよ〜」
「もう・・・・昔から敏感なんだから・・・」

いきなりのミーナからの口付け・・・・胸を刺激されて私は容易に彼女の舌の進入を許してしまう

「んむうっ・・・・」
「隊長大胆〜・・・・ちょっとドキドキしちゃった・・・・」

こいつら正気か?でもなんだか頭がおかしくなる・・・・
214名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 01:02:45 ID:vHqtRFBx
うわ・・・作者名のとこ「◆」入れ忘れてる・・・・
215:2008/09/09(火) 01:28:22 ID:8WSrW4Ee
389 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2008/09/09(火) 01:16:52 ID:rckADuRm
ttp://bull.s11.x-beat.com/src/bull13747.jpg
キョウダケダカンナー
216名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 01:51:10 ID:vHqtRFBx
さっきから執拗な責めに私はどうにかなりそうだったそして

「ふふっ・・・トゥルーデったらこんなにシーツ汚しちゃって・・・・」
「隊長怖い・・・・でもトゥルーデもなかなか良かったでしょ?」

二人の声が脳内に響いてくる・・・・そして私の秘所にミーナが・・・

「きゃあっ・・・ミーナァッ・・・・」
「もう・・・・もっとお仕置きが必要みたいね・・・・」
「あー隊長ずるい・・・・」

エーリカもズボン越しに手をかけてくる耳までなめられてもう何も考えられなかった

「うわーすっごいよトゥルーデもうぐちょぐちょー」
「それはお前らが・・・くうっふぅ・・・」
「ハルトマン中尉は人の事言えるのかしらぁ?」

ミーナはエーリカにまで照準に捕らえその秘所に手を掛けはじめた・・・

「きゃああっ!そんなっ・・・・今びしょびしょなのにいっ・・・・・」
「だって貴女がほしそうなんだもの・・・」

目の前で責められるエーリカをみて私はきれいだと思ったそして気がつくと私はエーリカの胸に口付けしていた

「ひゃあっっ・・・・そこっ・・・・弱いのにいっ・・・・」
「あらあら・・・トゥルーデも乗り気になっちゃって・・・・」
217名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 01:52:10 ID:vHqtRFBx
もうだめだった。快感に身を委ねただの犬のように・・・・

「トゥルーデぇっ・・・・あたしもう・・・・だめえっ」
「私だってこれ以上・・・・・」
「「ひゃあああああああぅぅぅぅうぅぅぅぅ!!!!!」」
二人は発情した犬のように身をくねらせ達してしまった
「はあっ・・・私もう・・・・トゥルーデェ・・・・・」
「ハルトマン・・・・」

私はエーリカをぎゅっと抱きしめた。

「ウフフフフ・・・二人ともきれい・・・・ほんと二人とも痴女みたい・・・」
「「ミーナはどうなの?」」

私とエーリカは一人傍観して自分のことを棚にあげるミーナに襲い掛かった
218名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 01:52:40 ID:vHqtRFBx
「あなたたちやめなさい!ちょっ・・・きゃあっ・・・・」
「なかなかいい胸しちゃってー欲求不満の淫乱の癖にー」
「まったく同意見だこんなに濡らしておいて抵抗など笑わせる」

私はいつの間にかミーナのズボンを脱がし彼女の秘所を愛撫していた

「んんんんっ・・・・トゥルーデェ・・・・・フラウもそんなに・・・・胸を・・・」
「ふっふーん・・・いやだ♪」
「かわいいなミーナ・・・んっ・・・・」

私は秘所からミーナの唇に顔を移動させてキスをした。エーリカが代わりに下を責める

「そこまでやられちゃわたしっ・・・・・あああああああああっっっ!!!!」

ミーナはあっけなく達してしまいそのまま3人とも折り重なって寝てしまった
219名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 01:53:33 ID:vHqtRFBx
翌朝


「お前らこれはどういうつもりだ!!」

翌朝目が覚めてみた光景はドアを破って抜刀している坂本少佐だった

「美緒!!!これは・・・・ちがうの!」
「これは・・・・少佐これはそのぅ・・・・・・」
「これは・・・・・」
「何がちがうだ馬鹿者!おまえら・・・一度私のしごきを受けてもらう必要がありそうだな・・・・」


どうやら事のいきさつを夜間飛行中のサーニャに全て見られていたそうだ
サーニャは事が大きくならないように少佐にだけ報告し、それから1週間私たちは少佐の夜間鍛錬につき合うという処分を下された

ミーナだけは毎夜毎夜少佐の部屋に通わされているらしいが・・・・・私たち二人はそれに触れないようにしている・・・・
220名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 01:55:06 ID:vHqtRFBx
おしまいです
初めてのエロSSでしたがお楽しみいただけましたか?

それでは5作目でお会いしましょう!

おやすみなさい
221滝川浜田 『Joker』:2008/09/09(火) 02:25:18 ID:G08iQvgQ
皆GJ! さてこんなド深夜に投下いたします。ルッキーニ×シャーリーです(シャーリー×ルッキーニではないです)。

※かなり暗いです。注意!




私は罪を犯した。

ルッキーニを無理矢理手込めにした罪を。
抑えられなかった。己の薄汚い欲望を。

でもルッキーニは笑って許してくれた。

その笑顔を見て安心した私は

汚い人間だ。


―――Joker―――

『シャーリー…ッ…ダメだよっ…!』
『私…もうダメなんだっ…ルッキーニ…あんたを…』

また、夢を見た。
あの日以来、こんな夢ばかり見る。
やはり、私の頭はルッキーニを犯した事を許してはくれないのだろう。

あの日以来、ルッキーニの顔をまともに見る事が出来ない。
また、ルッキーニに甘えてしまいそうな感じがしたから。

「どうした、リベリオン。いつもの元気が無いな」
「…ちょっと元気が出ない状況でね。ごめんけど、ちょっと放っといてくれない?」
「…そうか。分かった」

私はトゥルーデに心の中で謝りながら、これからの身の振り方について考えていた。

ルッキーニを犯してしまった私にはもう、ルッキーニに話しかけるどころか、ルッキーニの傍にいる資格すらもう無い。

…ごめん、ルッキーニ。私にはこれしか無いよ。


222滝川浜田 『Joker』:2008/09/09(火) 02:27:01 ID:G08iQvgQ
《数日後

私はミーナ隊長に呼び出しを食らった。
呼び出された原因は分かっていた。

「シャーリーさん、これは何かしら」

ミーナ隊長は私の前に一枚の封筒を差し出した。
この封筒には見覚えがある。
それもそのはず、これは私がミーナ隊長に提出した“辞表”だから。

「見ての通り辞表です」
「それは分かってるわ。…私が聞いてるのは、何故これをいきなり…という事です」
「…私は此処にいる価値が無い…。…それだけの事を私は…犯してしまったから」
「貴女が何をしたかは敢えて聞きません。…ですが、この辞表は受理出来ません」
「……そうですか」

私は部屋を出た。突き返された辞表を握り締めて。

バタンッ

「…良かったのか?ミーナ。隊員の気持ちを汲んでやるのも隊長の仕事じゃないのか」
「…私としては十分汲んだつもりだけど?シャーリーさんに何があったかは分からないけど、シャーリーさんの問題はシャーリーさんが解決するべきだわ。…例え逃げたってそれは、シャーリーさんに一生付きまとってくるわ」
「…厳しいな」


《シャーリーの部屋
「やっぱり…ダメか…。自分の問題は自分で解決しろ…って所かな…」

…もうこんな時間か…。
でも寝たって、多分またあの夢が私を襲う。

私は、もうこの罪からは逃げられない。

そんな事を考えていると、ドアがノックされた。

「はーい」
「…シャーリー…」

ルッキーニの声だった。

223滝川浜田 『Joker』:2008/09/09(火) 02:28:22 ID:G08iQvgQ
「…帰って」
「シャーリー…!私っ…!」
「帰って!」

私達の間に沈黙が流れる。
その沈黙をルッキーニが破る。

「私、帰らない。シャーリーの気持ちが聞きたい」
「私の気持ち?…お前を犯した私の気持ち?…私なんかがルッキーニの言葉を聞く価値なんて無いよ」
「…入るね」

ルッキーニが私の部屋に入ってきた。

「……」
「ねえ、シャーリー…私の事が好きって、本当?」
「……」
「シャーリー」
「…本当だよ。だから私はルッキーニを犯してしまった。ただそれだけの話だよ。
…もういいだろ。ほら、自分の部屋に帰れよ」
「…私を犯したと思ったなら責任は取ってよ」
「…私はもう、ルッキーニに触る事は出来ない。…私はルッキーニを想うにはあまりにも汚れ過ぎた…。
私はもうルッキーニを抱けない」
「私、気にしてないって言ったじゃん」
「ルッキーニがどんなに言ったって私は…」

私の言葉はルッキーニの唇で塞がれた。

224滝川浜田 『Joker』:2008/09/09(火) 02:29:29 ID:G08iQvgQ
「……なんでこんな事するの?」
「…私はシャーリーが好きだから。…犯されたって私、シャーリーが一番好き」
「バカだろ、お前…。自分を犯した相手に対して好きだなんて…。普通言えないだろ」
「私は普通じゃないもん」
「……」

すると、私の頬にルッキーニの手が伸びてきた。

「シャーリー、そんなに自分を責めないでよ。私、いつもの元気なシャーリーが好き」
「……ルッキーニ」

ルッキーニはまた私にキスをした。

「何回キスするんだよ」
「…シャーリーがその気になってくれるまで」
「…お前」
「私、シャーリーのすべてを受け止めたいんだ。ねえ、シャーリー、私だけにシャーリーのすべて見せてよ」

―――私、シャーリーの汚い所も愛してあげる―――


―――どうして。どうしてルッキーニはそんなに優しいんだ?
私はお前を犯したんだぞ?お前の身も心もズタズタに引き裂いたんだぞ?

どうして、お前は私にそんなに優しいんだ…?
私…ルッキーニに優しくされる価値なんて…無いのに…!

225滝川浜田 『Joker』:2008/09/09(火) 02:31:47 ID:G08iQvgQ
「うっ…ううっ…!」
「シャーリー…」
「うわぁぁぁぁっ!なんでっ、なんでルッキーニは私に優しくしてくれるんだ!?…私、お前を犯したんだぞ!?」

私は泣き崩れた。
そんな私をルッキーニは優しく抱き締めてくれる。

「可愛い。シャーリーの泣き顔って私好きだな」
「ううっ…ルッキーニ…お前…っ…」
「ね、シャーリー、私を抱いて…?…私ね、意外と無理矢理されるの好きかも♪」

そう言うと、ルッキーニは私の涙を舐めとって。

「好き。シャーリー」
「…ルッキーニ」
「さあ、シャーリーの本当の気持ち、聞かせて?」
「私は…」

ルッキーニ、お前は優し過ぎる。
私はいつかまた、お前の優しさに甘えてしまう。

「……ルッキーニ…お前の事が」

それでも良いなら、私を抱き締めてくれ。

私の罪が消える事は無い。
けど、お前と一緒にいる事が、この罪を償う事なら私は…


「…好き…だよ…」


ルッキーニ、お前と一緒に生きる事を、選ぶよ。



END


以上です。自分が書いた作品の中ではかなり暗い話になりましたが、一縷の望みを見いだしてくれれば。

では、爺は寝るとします…。
>>219
オチwwwやっぱりこうなるかww

>>225
こういう希望と絶望が混在してるような作品、私は大好きですよ。
227名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 03:05:15 ID:0TovfbRT
>>225
ひとこと。
結 婚 し て く れ 。(2重の意味で)
228名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 03:10:15 ID:87MSIL2d
エイラーニャが頭をごっつんこして身体が入れ替わってエイラがサーニャの身体であんなことやこんなことを…
という内容のSSを思い付いたが時間がないので私の心の中に閉まっておくことにしよう
229名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 03:49:24 ID:enqBTujU
>>228
いいから出してみるんだ
230名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 08:34:33 ID:L3/DlvDB
>>228
成せば成るということわざを知っているか
231名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 08:35:45 ID:zSTXMRXC
>>202
エイラーニャ連載読んでいただけているようで光栄です。
昨日はずっと遊んでいて(まさかこんな時間に寝ることになるとは)
続きを投下できなかったです。
これから寝るので今夜にでも続きを投下したいと思います。

そしてやはり一晩来なかったらたくさんのSSがw
起きてから見るのが楽しみです!
232名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 09:49:27 ID:6hsJsZew
zgdRiItOです。二日投下しなかったら、なんか随分時間が空いたような気分でいます。(ここまで日記)

ルッキーニのおっぱい音頭は、まだ続きがあるに違いないと考えて、勝手に補完してみました。百合じゃないね…。

ウィッチーズおっぱい音頭
(1)
はー ほいさ よいさ
ブリタニア良いとこ 一度はおいで
可愛い魔女が 総出でお迎え

芳佳はお豆で 小さくて〜♪
シャーリー でかすぎドテカボチャ♪

(2)
はー ほいさ よいさ
ブリタニア良いとこ 一度はおいで
お風呂は広くて 桃源郷

リーネは ある意味エース級♪
色良し張り良し バルクホルン♪

(3)
はー ほいさ よいさ
ブリタニア良いとこ 一度はおいで
強くてカワイイ おにゃのこいっぱい

エイラは 美乳が自慢げで〜♪
雪国白肌 小さめサーニャ♪

(4)
はー ほいさ よいさ
ブリタニア良いとこ 一度はおいで
農家も真っ青 桃畑

エーリカ 柔らかマシュマロで〜♪
ペリーヌ まな板メガネっ娘〜♪

(5)
はー ほいさ よいさ
ブリタニア良いとこ 一度はおいで
きりりと麗し 魔女の君

隊長 何気にでっかくて〜♪
さらしじゃキツイよ さかもっさ〜ん♪

(6)
はー ほいさ よいさ
ブリタニア良いとこ 一度はおいで
誰もが夢見る 美女の園

いろいろ揃うよ ウィッチーズ♪
評論任せてルッキーニ♪
----
ルッキーニ「どうだ!ウヒュフフフ」
シャーリー「二日も姿見せないと思ったら…頭痛いよ」
ペリーヌ「なんで私がまな板ですの!それに下品ですわ!!」
もっさん「まぁたしかにさらしじゃキツイがな!わっはっは」
ペリーヌ「少佐…」(この後、想像妊娠)
233名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 09:51:31 ID:6hsJsZew
最近は空戦物、妄想回し、昔話に音頭と全然百合百合してない事を反省して
次回はペリもっさんを書きます。ペリーヌいい子だお!!

以上です!サー!
234名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 11:54:01 ID:f0QxTTQL
ペリーヌって想像妊娠がすごい似合うなw
>>143-145ようやくオチが思いついた。

        [ミーナのお仕置き強化月間]

            \ツチャッチャツツチャチャツチャツチャルルチャン♪/(アイキャッチ)

「美緒・・・・」
ミーナの呼びかけを無視して美緒はこちらに歩いてくる。

「全く困ったものだな・・・・お前のシュミは・・・・。」
「あら・・、何しに来たのかしら?」
呆れ顔で近付いて来る美緒に妖しい笑みを浮かべるミーナ。


「坂本さん!!」
窮地に陥っていた芳佳は安堵の表情を見せる。
そんな芳佳たちを見かねて

「本当にお前という奴は・・・・見ろ、リーネなんか幸せそうな顔をしているじゃないか。」
振り返ってその顔を確認する芳佳。しかし背中合わせに手錠で繋がれているため、その表情をうまく確認できない。


「これ以上変な趣味を持ったものを増やしてどうするつもりだ?責任を持てるのか?!」
美緒は更に一歩乗り出し、ミーナに詰め寄る。

「貴女は自分のやったことくらい責任を持てなくて軍人が務まると思う?」
「フッ、確かにそうだな・・・・いいだろう!ならば責任を取ってもらうぞ、ミーナ。」

美緒はミーナを自分の部屋へと連れて行く。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「それで?私はどうすれば良いのかしら、美緒?」
美緒の部屋、扉の傍に立ったまま、畏怖の念さえ抱きそうな笑顔を美緒に向ける。

「その・・し・・・・にも・・・・」
恥ずかしそうに呟く美緒。その声は普段の美緒に比べ物にならない程小さく、か細い。
「うん?もう一度言ってみて?」
何が言いたいのかミーナには分かっている。しかし、美緒が自分の口で言わない限り彼女の望みを叶えることはしない。

「私にも・・私にもやってくれッ!!私もお前の虜になってしまったんだ!!!」
顔を真っ赤にしながら、自棄になったように叫ぶ。
「あのときお前が私にした事を忘れたとは言わせんぞ!!」

「・・・・・まぁ、よくできまし、た。」
悪魔のような笑顔を見せたまま、ベッドのそばに立っている美緒に近づく。
「でも・・それが人にものを頼む態度なのかしら?それに私はあなたの上官、口の利き方もなってないわねぇ・・。」
ミーナは上着の内ポケットを漁りながら更に接近する。
「上官に対する態度というものをしっかりと教育してあげなきゃあねぇ?私の美緒?」


その日、ミーナの“愛の鞭”の音が日が暮れるまで鳴り響いていた――。
237名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 15:34:51 ID:c9ZRHuK8
ドイツといえばハードコアSMが有名だよね
つまりSM+ミーナ隊長っていいよね
238滝川浜田 『最後に歌ったラブソング』:2008/09/09(火) 16:53:48 ID:G08iQvgQ
投下します。以前投下した『WORLDS・END』のエーゲルバージョンです。





ふとラジオから聞こえてきたその曲は、破滅的までに愛を歌い上げるラブソングだった。

“世界が壊れても貴女を愛してる”

…お前なら、世界が破滅しても、私を愛してくれるか?


―――最後に歌ったラブソング―――

「ヤッホートゥルーデ!」
「何の用だ、ハルトマン」

ハルトマンが私の部屋にいきなり入ってきた。ノックくらいせんか…。

「用なんて無いよ。ただトゥルーデに逢いたくてー♪」
「だったらドアをノックくらいしろ。それが礼儀だろ」
「相変わらずお堅いなあ〜」
「まったく…」
「ところで、トゥルーデ、この曲知ってる?」

と、ハルトマンはいきなり歌い出した。

「ああ、最近ラジオでもよくかかっているな。なんだか救いようの無い歌詞だとは思うが」
「それだけ大きな愛だって事だよ。世界が壊れても、貴女を愛してる。なんかこうジーンと来ない?」
「…世界が壊れても、か。
どうだろうな。人間というのはいざという時は自分しか見えなくなるものだ。そんな無償の愛、私は有り得ないと思うがな」
「もう夢が無いなあ!素敵じゃん、世界が壊れても好きな人と一緒にいたいんだよ」
「…なら、お前は世界が壊れても私と一緒にいたいか?」
「そだね。トゥルーデが浮気しないなら」「バカか…」
「ね、じゃあさ、トゥルーデは世界が壊れても私と一緒にいたい?」

ハルトマンが詰め寄って来る。
まったく、私に選択肢は無いって事か…。

239滝川浜田 『最後に歌ったラブソング』:2008/09/09(火) 16:56:21 ID:G08iQvgQ
「そうだな。エーリカ、私はお前となら一緒にいても良いな」
「…いきなり名前で呼ぶな…///」
「二人きりの時はそう呼ぶルールだろ?」
「…不意打ちだね…ハァ…」

エーリカのちょっと呆れた笑顔があまりにも可愛かったので、私は頬にキスをした。

「…トゥルーデって、そんなにキザだったっけ?」
「お前限定だ」

すると、エーリカは私に抱き付いて来て。

「なら、私もトゥルーデ限定でエッチな娘になる」
「…本当にバカだな、エーリカは…」

私達は深いキスを交わす。
長い長いキスの後、エーリカは私の目を真っ直ぐ見て。

「世界が終わっても、私を愛してね?トゥルーデ」
「そのセリフ、そっくりそのままお前に返すよ、エーリカ」


――世界が壊れても貴女を愛してる――


そうだな。それもまんざら悪くない。

エーリカ、私の考えを変えてしまったからには、責任を取って貰うからな。



END



以上です。
やっぱり自分はこういうちょっと甘々な作品の方が向いてるなと感じた今日この頃。


さて、爺は晩ご飯の準備でもするかな…
240名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 17:04:09 ID:jkO4xHju
>>239
砂糖たっぷりだな!GJ!
とっても萌えました。
なんか最近エーリカが好きすぎてやばいw
241名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 17:12:28 ID:ogzul0p2
GJ!エーゲル好きには堪らん
242名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 18:51:39 ID:nEqiYiUQ
GJ
最近ホントエーゲル増えてうれしいよ
243名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 19:27:53 ID:0TovfbRT
>>239
GJ!!
ここ数日エーゲル分濃過ぎてトゥルミーナ派の私が瀕死なんだが。

ところでほとんど話題になってないから危うくスルーしかけたけど歴史講座も更新されてたのな。
今回のは美緒×芳佳フラグと受け取っていいのだろうか……?
美緒と本気で喧嘩するリーネとか想像すると萌える。
244名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 20:41:43 ID:nEqiYiUQ
二期して欲しいなぁ
245名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 20:57:17 ID:djd3efwG
2期やるのならキャラ総入れ替えというか別の戦線の話かもしれないなあ
246名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 21:01:18 ID:c+llnojj
みっちゃん妹にしたい
247名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 21:10:44 ID:b1xfiCRb
>>221-225GJ
しかし、これはどっちが強姦されたのやら、
248名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 21:53:16 ID:G51dPCsQ
>>232
ttp://karimofu.org/dlp/mofu1_3280.mp3.php

みっくみくにしてみたが・・・ムリダナ(・×・)
249名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 21:58:10 ID:G51dPCsQ
あ、パス書くの忘れてた
muri
250名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 22:20:32 ID:0TovfbRT
>>248
これはwww何だこの微妙なクオリティwww
これ聞いてる間時が止まったわ。とりあえずGJ……なのか?
251虎姫:2008/09/09(火) 22:47:36 ID:4DcbWT/7
お馬鹿ネタ投下 続き物・・・になるのか?
芳佳リーネ、エーゲル(逆か?)、エイラーニャ
シャッキーニ、美緒ミーナ、順番は変わるかもしれません。

『風邪の特効薬』
その日も基地内の林の中、坂本は日課の鍛錬を行っていた。
早朝の空気は冷たく心地よく、神経を研ぎ澄まさせてくれる。

いつもなら朝のサイレンが鳴った後、宮藤が朝の訓練を受けに現れる筈が
今日はまだこない。寝過ごしたのか?だとしても起こしに行くなど甘やかすことはしない、
後で反省に意味を込めて特別訓練を追加するだけだ。

しかし鍛錬終了する時間になっても宮藤は現れなかった。



「おはよう美緒」
基地内に戻るとミーナが忙しそうにしながらも声をかけてきた。
「どうしたんだミーナ、朝から慌ただしいな?」
「それが基地で風邪がはやってるみたいなの、もうの隊員も何人か寝込んでいるわ」
「じゃあ宮藤もか?朝の鍛練に来なかったんだ」
「ああ、たしか宮藤さんもひいていたわ」
基地内では他に、エイラ、ルッキーニ、ハルトマンが寝込んでいた。
「成る程、基地内がやけに静かな訳だ」
「美緒、貴女は大丈夫?」
「私か?日頃の鍛練と気合いがあれば風邪など引かんさ、ハッハッハ!」
「そう?でも気をつけてね」
扶桑の人間は気、気力で乗り切れると考える節がある、
坂本はその気が強いのでそれが不安でもあった。
252虎姫:2008/09/09(火) 22:48:43 ID:4DcbWT/7
【芳佳とリーネの場合】
「芳佳ちゃん、大丈夫?」
「うーん、頭痛いよ〜寒気がするよ〜」
「ううっ、芳佳ちゃん、可哀想。ねえ、何か欲しいものある?」
「今は無いかな〜」
「じゃあ、私に何か出来る事ある?出来る事なら何でもするから」
「本当に?」
「うん」
「じゃあね、寒いからギュってしてくれる?」
「えっ?ギュ?えーと、こうかな?」
ギュー
「は〜、あったかくて(やわらかくて)気持ちいい〜」
むにゅ
「よ、芳佳ちゃん!///手、手が胸に///」
「うっ、ごめんね、でもこうすると安心して楽な気がするの、ダメ?」
「はうっ(そんな捨てられた仔犬みたいに見上げられたら)うん、いいよ」
「わぁ、ありがとうリーネちゃん大好き」
むにむに、もにもに
「うんっ、よ、芳佳ちゃ・・・」
「何?リーネちゃん」
「な、何でもない」
「そっかー」
もにゅもにゅ、ふにふに
「やんっ、あっ、きゃうっ」
「ねえリーネちゃん、風邪を治すのに凄く良い方法があるんだけど協力してくれる?」
くにくに、むにゅむにゅ
「ハァ、うんいいよ、何するの?」
「ソレはね、汗をいっぱいかくことなんだ!」
ガバッ
「キャア!芳佳ちゃん!なっ?待っ・・・やぁぁぁぁん!」

続・・・

書き上げたらまた投下します、次回【バルクホルンとハルトマンの場合】
253名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 23:00:09 ID:Dm1m/Vfr
GJ
早く続きを投下してくれないと俺が爆発してしまうぞ
254名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 23:20:18 ID:fuOKIXOx
>>251->>252
GJ、だが待ってくれ!
続きってのは>>252の続きじゃないのか!?

まぁ十分に芳リネ分は補給できましたがw
他キャラも楽しみにしております〜
255zgdRiItO:2008/09/09(火) 23:31:24 ID:6hsJsZew
>>248
こいつは面白いww
自分の駄文が曲になってるとか感慨深いw

ニコニコあげて欲しいっすw
256名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 23:31:54 ID:wP+lEUXO
>>251
実にGJだ

ところで俺もちょうど今エイラーニャの風邪ネタを
書いているんだが、どうすればいいと思う……?orz
257名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 23:33:57 ID:G08iQvgQ
>>256
迷った時は投下
それしかない
それが正義
258ずっと伝えたかったキモチ…5:2008/09/09(火) 23:34:22 ID:S2c5V06y
>>113の続き投下します。
昨日は事情があり、投下できなかったっす。
本当は今日で完結する予定だったのですが…
相変わらずエイラーニャですが、今回ちょっと他カプを書く伏線を張っておりますw


 エイラは宮藤が今夜サーニャに告白して、あろうことかサーニャにアンナコトやコンナコトをしようとしているという事実に頭に中が大混乱していた。
このままではサーニャを取られてしまう…
 エイラの頭はもはやサーニャのことでいっぱいで食事が喉を通らない。そんなエイラを気遣ってミーナが声を掛ける。

 「エイラさん、あまり食べていないようだけど具合でも悪いのかしら?」
 
 エイラは頭の中のことを気付かれないように焦って言い訳をする。

 「あ、あぁ、サウナに入りすぎてのぼせてしまったみたいダ。」
 「エイラ、大丈夫?」

 サーニャはエイラの言い訳を信じ心配している。

 「大丈夫ダ。心配スルナ、少し休めば治る。私は先に部屋に戻るヨ」
 「エイラ、ゆっくり休んでね」
 「ア、アリガトウ…」

 そう言ってエイラは元気なく食堂を出て行く。サーニャに嘘をついてしまったがほんとのことを言えるわけもない…
 みんなはエイラのことを気にしながらも食事を続ける。






 「みなさん食べ終わりましたね。明日からは訓練を再開します。各自ゆっくり休んで明日に備えてください」

 ミーナの一言で本日の夕食は終わり解散となった。みんな自分の部屋へ戻っていく。その後、人が居なくなりガラリとした食堂に、エイラとサーニャを除く
隊員たちがこそこそと再び集合する。
 
 「ついに作戦も本番よ。みなさん準備はいい?」

 隊員たちは頷き、インカムを装着してそれぞれの持ち場へと赴く。

 「なにかあったら私に報告し、指示を仰いでください」
 
 いよいよ作戦は大詰めを迎える。
259ずっと伝えたかったキモチ…5:2008/09/09(火) 23:35:38 ID:S2c5V06y

 エイラとサーニャをくっつけよう作戦が本格的にスタートしたそのとき、エイラとサーニャは自分の部屋でぼーっとしていた。
 サーニャは自分の部屋で具合の悪そうだったエイラの事を考えていたが、宮藤に呼ばれたことを思い出し宮藤のところへ向かうため部屋をでた。
 その様子を影から観察するルッキーニ。ルッキーニは素早くミーナに現状を報告する。

 『こちらルッキーニ。サーニャが部屋を出てきましたー!どうぞ♪』
 『了解ルッキーニさん。シャーリーさん、そちらの様子はどう?』
 『こちらシャーリー。エイラはまだ部屋にいるみたいだ』
 『まずいわね。ルッキーニさん、エイラさんの決意が固まるまで、サーニャさんを宮藤さんのところに行かせないよう足止めして』
 『りょうかーい!』

 ルッキーニは指示通り、足止めをするためサーニャに声を掛ける。

 「サーニャーいまひまー?」
 「ううん。暇じゃない。宮藤さんに呼ばれてるの」
 「そっかー。私ひまなんだー。何かして遊ぼうよ♪」

 暇じゃないと答えるサーニャをルッキーニは強引に引き止める。

 『その調子よ。ルッキーニさん。』
 『シャーリーさん。エイラさんはまだ出てこない?』
 『こちらシャーリー。エイラはまだだ。』
 『しょうがないわね。シャーリーさん、エイラさんが告白できるように励ましてあげて』
 『了解!』

 シャーリーはミーナの指示通り、エイラを励ますため、部屋のドアをノックした。

 「ハイ」
 「シャーリーだ。入るぞ」

 エイラの返事を待たず、シャーリーが部屋へ入ると、そこには服も着替えないままベッドに倒れこんでいるエイラの姿があった。宮藤がサーニャに告白する
という話を真に受け、そのショックから立ち直れてないようだった。
  シャーリーは部屋の中央にある椅子に腰を下ろし、エイラに問い掛ける。

 「エイラ、何か心配事があるのか?具合が悪いなんて嘘なんだろ?」

 シャーリーはエイラがどうしてこんな状況になっているか知っている。エイラの本音を聞きだすためずばり核心を突く。

 「シャーリー」
 「なんだ?」
 「シャーリーはもし、例えばダゾ、ルッキーニが、他の人から告白するために呼び出されていると知ったらドウスル?」
 
 エイラは自分がどうすればいいか、わからなくなっているようだ。あまりにも真剣なエイラの質問にシャーリーは作戦を忘れて、いつになく真面目に答える。

 「そうだな。私はルッキーニが好きだ。だからルッキーニが誰かに告白されたり、付き合ったりなんて絶対に認めたくない」
 「ウン」

 エイラはシャーリーの言葉に相槌を打つ。エイラはいっぱいいっぱいの状況でシャーリーがルッキーニを好きだとカミングアウトしたことを華麗にスルーする。

 「だから私はもしそんな事実を知ったら先にルッキーニに告白して私のものにする!」
 「ソウカ。でも、その決心が付かないときはどうすればイイ?」
 「なに言ってるんだ?ルッキーニのことを一番好きなのは私だし私が幸せにしたい!だから迷うことなんてない!」

 ルッキーニへの愛について熱く語るシャーリーにエイラははっとする。次の瞬間にはエイラはベッドを飛び起き、シャーリーに礼を言って勢いよく部屋を飛び出す。

 「アリガトナ、シャーリー!」

260ずっと伝えたかったキモチ…5:2008/09/09(火) 23:39:05 ID:S2c5V06y
 エイラは走った。ものすごいスピードで廊下を走り抜け宮藤の部屋を目指す。そして、宮藤の部屋への途中でルッキーニに捕まって
いるサーニャを見つけた。
 エイラは息を整え、サーニャを誘う。

 「サーニャ、今少しイイカ?」

 ルッキーニに捕まりどうしようと悩んでいたサーニャは宮藤の言葉を思い出す。

 『エイラさんに声を掛けられたらそっちを優先していいから』

 宮藤が何故こんな事を言ったのかはわからないがエイラ優先していいと言われていて、そのエイラに誘われた。

 「うん。ルッキーニさんごめんなさい。私行かないと…」
 「いいよー♪私シャーリーに用事が出来たんだ♪」

 さっきまでしつこく絡んできたルッキーニがあっさりと引き下がる。上機嫌で去っていく。

 『こちらルッキーニ。無事2人が揃いました!これからエイラが告白するにゃー』
 『了解。トゥルーデ、エーリカ。そちらはどう?』
 『こちらゲルトルート。基地内の2人が向かいそうな場所に居る人は邪魔者として全員排除完了』
 『同じくー』
 『了解よ。ここまでくれば作戦は成功したも同然だわ。みんなさんお疲れ様。あとはゆっくり2人を見守りましょう』

 ミーナによる作戦は無事成功した。あとはエイラが告白するだけである。





 ルッキーニが居なくなり、サーニャと2人きりになったエイラは、サーニャに告白するため、緊張で固まってしまいそうになる自分に気合を入れ直し、
意を決してサーニャに話し掛ける。

 「サ、サーニャ…」
 「エイラ、具合はどう?もう平気?」
 「ア、アァ。ソレよりコンナところじゃなく別の場所で話さないカ?」
 「うん、わかった」

 そう言ってエイラは歩き出す。サーニャが後ろを付いてくるのをしっかりと確認する…
 




 エイラにとって人生最大の大勝負が始まる!



以上です。
いよいよと言うか、やっと次回で終わります。
今日で完結する予定だったから
今日終わらせたいなと思ったり。

シャーリーのキャラとか、
色々突っ込みどころあるかと思いますがスルーでお願いします。
お読みくださった皆様、ありがとうございました!
261名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 23:44:07 ID:6hsJsZew
>>260
GJ!なんか女子高みたいな可愛いノリですばらしいです!
思惑が入り乱れる感じも良いし。

つづき!つづき!
262名無しさん@秘密の花園:2008/09/09(火) 23:53:56 ID:8WSrW4Ee
ほんとうの女子校は文化祭等で知り合った他校の男子生徒とくっ付け合いだったデスガネ...
(ネガテヴすぐる思い出)


いやいや、今日の職人さん達みなさんGJ!!
&乙!!なのです☆
263名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 00:03:12 ID:f5nhBogf
>>260
とうとうクライマックスかぁ
しかしシャーリーさんマジかっけえ!
264名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 00:07:55 ID:hm7PzFO7
>>260
シャーリー男前過ぎる。GJ!!
ああああ続きが待ち切れねえ!!やれ!やるんだエイラ!!
265名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 00:11:12 ID:r97ZuHBr
>>253
GJありがとうございます

>>254
すいません、ある意味暗転オチでした・・・
寸止めにも程がある

>>256
是非に投下をお願いします、エイラーニャいくらあっても困りません。
266256kb:2008/09/10(水) 00:24:11 ID:3zXWSi05
大丈夫なようですので、エイラーニャ風邪ネタ投下します。
初投稿ですがよろしくです。


『手と手つないで』

 体温計の目盛りは三十八度二分。
「特に変なところもないので、ただの風邪だと思います」
 ミヤフジの診断は一言で終わった。
「ウー、ミヤフジの魔法で治せないのカ?」
「怪我なら治せるんですが、病気だとちょっと……ごめんなさい」
「それじゃあ、今日はエイラさんはお休みね。ちゃんと安静にしていること」
「了解……」

 そんなわけでワタシ――エイラ・イルマタル・ユーティライネンはミーナ中佐に休暇を
言い渡され、自室のベッドで療養中ナノダ。
 あー、頭がぼおっとするナ……さっき飲んだ薬が効いてるのかナ……そのくせあんまり
眠くないからヘンな感じダ……。

 かちゃり、とドアの開く音がした。
「ん……」
 ぼやける視界の中には、ベッドの横に腰掛ける少女の姿。
「さー、にゃ……?」
 返事はない。
 そりゃそうか、サーニャは夜間哨戒を終えて眠ってる頃だもんナ……。
 唐突に、右手に感じる違和感。
 包まれるような、慈愛に満ちたぬくもり。
 手を、握ってくれているのだろうか?
 あったかいな……これならよく、眠れそうダナ……。
 手……サーニャと、繋ぎたいナァ……。

   ◇

 ふと、とてもすっきりと目が覚めた。
「エイラ」
「……サーニャ?」
 ワタシが寝ているベッドの隣には、サーニャがちょこんと椅子に腰掛けていた。
 よく見ると、彼女の両手は、ワタシの右手に――!?
267256kb:2008/09/10(水) 00:24:59 ID:3zXWSi05
「あ、ゥ……」
 眠る前のあの手は、ワタシの思い違いではなく、正真正銘サーニャの手だったのだ。
 一気に頭に血が上ってくるのがわかる。
 繋いでいるのは恥ずかしく、かといって振りほどくことも出来ず、ワタシノキモチは私
の中で暴れるだけ。
「エイラ、顔真っ赤……」
「ゥエ!?」
 思わず変な声が出てしまった。
「熱、下がってないのかな……」
 そう言いながらサーニャはワタシの額に手を伸ばす。
「ァ、ァヮヮ……」
 サーニャの手はひんやりして、とても柔らかかった。
「まだちょっと、熱っぽいかな」
「イヤ、コレハソノ……」
 これは風邪がどうこうの問題ではない。
 そう、ワタシは既に別の病にかかってしまっているのだから……。
「その?」
「えーと、うんと」
 返答に困っていると代わりに答えたのは、
 ――ぐるるる。
「……」
「……」
 ワタシの胃袋だった。
 確かに朝から何も食べてないけど、なにもこのタイミングで……。
「くすっ」
 ああっ、サーニャに笑われた。
「ごはん、食べられそう?」
「エ、ァ、もちろん! 余裕ダゾ!」
「じゃあ、ちょっと待ってて」
 ワタシの返事を聞いたサーニャは立ち上がり、部屋から出て行った。
 体調は今朝と比べて随分良い。明日には通常任務に復帰できることだろう。
 窓の外に目をやる。空は橙から藍へと移り変わろうとしていた。ずいぶんと長いこと眠っ
ていたようだ。
 サーニャの温度が残った右手は汗ばんでいた。
 眠っている間ずっと、サーニャはそばにいてくれたのだろうか。
 ずっと――ワタシの手を握っていてくれたのだろうか。
268名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 00:25:39 ID:3zXWSi05
 かちゃりと音がして。
 戻ってきたサーニャが持っているトレイには、ほんのり湯気を立てるチキンスープ。
「あんまり味が濃いのは、ダメだと思ったから」
「サーニャが、作ってくれたのカ?」
「うん、あんまり自信ないけど……」
「そんなことないゾ! サーニャが作ったんならおいしいに決まってるゾ!」
「……エイラ」
 はっ。
 無意識にワタシは何を言ってしまってるんだ。
 てっきり彼女を引かせてしまったのではないかと慌てるが、
「ありがと、エイラ」
 ワタシに微笑みを向けてくれるサーニャの前では、どうでもいいことだナ!
「……はい」
「ン?」
 サーニャはスプーンでスープをすくい、ワタシの口元へ持ってくる。
 これは? もしかして? もしかしなくても?
「あーん」
「!?」
 え、いや、待っ、エェー!?
「サ、サーニャ……!」
「ほら、エイラ、あーん」
 ちょっと待ってクレ。頭が追いつかない。熱が下がってきたのに、知恵熱その他諸々で
 ぶり返しそうだ。
「ィヤ、ソノ、一人で食べられる、カラ……」
「あーん」
「サ、サーニャ……」
「あーん……」
 サーニャの声と顔が拗ね始めた。
 そうだ。
 サーニャはいつもおとなしくて、あまり自分の気持ちを出さなくて……そのくせ、今み
たいに、ヘンに頑固な時があって……。
「わ、わかったヨ」
 意を決し、ゆっくりと口を開く。
「ァ、アー」
「ん」
 温かいスープが舌に味を残し、喉を抜けて胃へと下りていく。
「……どう?」
「ん、おいしいゾ」
 サーニャに本当のことを言うと、不安そうだった顔が一気にほころんだ。
「よかった」
 彼女の笑顔は、本当に綺麗だ。
『私は実は人間じゃなくて、月夜の妖精なの』と言われても、ワタシは一片たりとも疑う
ことをしないだろう。
269256kb:2008/09/10(水) 00:26:49 ID:3zXWSi05
「……サーニャ」
「なに?」
「その、今日、ずっと、テ、手を……」
「うん」
 彼女は笑顔のままで頷いた。
「ずっと、つないでたよ」
 彼女の頬に赤みが差しているのは、ワタシの気のせいなのだろうか。
「風邪をひいてひとりになるのは、私だったら寂しいから……」
「サーニャ……」
「その、イヤだったらごめんね」
 その子は、
「イヤじゃナイ!」
 何よりも純粋で、
「イヤなんかじゃ、ナイ」
 何よりもキレイで、
「……その、」
 誰よりも思いやりがある、
「……ありがと、ナ」
 ワタシの一番大切なおんなのこ。

   ◇

「……風邪ですね」
 ミヤフジの診断はいつも一言で終わる。
「それじゃあ、今日はゆっくり休んでね。ちゃんと安静にしていること」
「……はい」
「エイラさん、あとはお願いね」
「ン」
 ミーナ中佐から休暇をもらった彼女。
「エイラ」
 二人残された部屋、ベッドのサーニャはワタシに右手を差し出す。
「……今日ダケダカンナ」
 風邪をひいてひとりになるのは、ワタシだったら寂しいからナ。
 彼女の汗ばんだ手を取る。

 この間、寝顔を見られた分、今日はワタシが見てやることにしよう。

 Fin.


以上です。
自分の好みで、とにかくキレイでニヤニヤなエイラーニャを目指しました。
楽しんでいただければ幸いです。
270名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 00:30:28 ID:ABpE3vNM
乙です!
ニヤニヤが止まらねぇwwwwwwww
これはいい夢が見れそうだ
271名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 00:34:45 ID:MBgfBYgv
GJです!!
激しく私のツボを抑えたエイラーニャダ!
最高!

エイラもサーニャも幸せそうでとっても素晴らしい!!
バンザイ!
お、俺も2人を幸せにしてやりたいヨ
272名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 00:43:07 ID:hm7PzFO7
690 名前:名無しさん@お腹おっぱい。[sage] 投稿日:2008/09/10(水) 00:07:37 ID:EEVPkY3H
リーネちゃんのないしょの基地探訪の第7話追加
本編7話での無念を少しでも晴らしたい

http://www2.age2.tv/rd2/src/age0369.zip.html
pass:ヨシカ

キタ─────!!

>>269
「あーん」か……確かに今までありそうでなかったシチュじゃないか。GJ!!

最近他スレで「新参は入りにくい」とか言われてるみたいだからちょっと凹んでたんだ。こちらこそよろしく!!
また昔みたいに単発とかが増えたらいいなあ。解釈は多いほうが妄想広がるしね。
もちろんエース達の作品も楽しみなんだけども。
273名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 00:49:04 ID:t7UqyOLH
t26gFAxTです。
ゲルトさんとミーナさん分が足りないので、本編の合間合間にこんなことになってたりしてナ妄想を書き連ねました。
全何話になるのかわかりませんが、続き物で書いていきます。
先に謝ると、ものすごく甘さ控えめです。
ていうか、塩味。
タイトルは「すべてを捧げて」
274すべてを捧げて 第1話:2008/09/10(水) 00:49:45 ID:t7UqyOLH
 ネウロイの放った閃光がMG42を両断し、弾装内の弾が誘爆する。
 破壊されたMG42本体の破片が胸部に突き刺さり、鋭い痛みと猛烈な虚脱感で意識が飛んでいく。

 ブリタニアへ向けて走る車内の中でゲルトルート・バルクホルンは目を覚ます。
 数日前に死にかけた事実が、額に汗を浮かばせる。

 クリスの居る病院にたどり着いたゲルトルートは、医師に経過を聞き、さっそく病室へ向う。依然意識不明の状態は続いているが、是非話しかけてあげてほしいというのが担当医の言葉だった。
 彼女の給料のほとんどを当て込んでいたためか、病室は広かった。
静謐な空気の中に消毒液の匂いが漂う。
突き当たりの窓のそばに置かれたベッドには、クリスが横たわっていた。
 ゲルトルートはかたくなっていた表情を努めるように緩ませて、クリスの手を静かに握る。
 クリスは自発呼吸こそ行っているものの、そのまぶたは固く閉じられている。
 体は幾分か細り、魔力なしのゲルトルートでもやすやすと持ち上げられそうな程だが、看護士がよく世話をしてくれているおかげか、髪や爪は綺麗に手入れされており、今にも目を開けだしそうな雰囲気だった。
「長らく来られなくて、すまなかった……」
 ゲルトルートはクリスの前髪をそっと撫でる。体は細っていても、指先に触れるその肌からは確かな体温が感じられた。すぅすぅと安らかな寝息が病室に響く。しばらく、その寝息に耳を傾けつつ、つぶやいた。「外へ、行こう」

 ゲルトルートはクリスを車椅子に乗せると、病院の敷地内に設えられた庭園を進んでいき、ベンチを見つけると、端にクリスの車椅子をつけて、隣に座り、手を握る。
何から話せばいいのか。
戦いに関する事以外で、何か話しをすると言うことに対する己の不得手さを呪いつつ、何とか話題を探し出して話し出す。
 基地内での隊員達との日常話から始まって、坂本少佐からの受け売りの扶桑の話、最近入った芳佳のこと、ハルトマンやミーナの近況。
 軍事に関連しないものでの持てる限りの話題を搾り出して話しつくす。
 少しでも、クリスに届くように。
 
 ゲルトルートは病室にクリスを戻すと、電話を借りに行く。
ミーナからは数日の休日を薦められていたが、ネウロイ襲来の予測が続けざまに外れていることもあり、歯がゆくはあるが、一刻も早く基地へ戻りたいという気持ちも止まらない。
「ミーナか? ああ、今は病院にいる。いや、目覚めてはいない……。予定通り、明日には基地に戻れるように帰るから、明後日のシフトに加えてくれ。忙しいところ、すまなかった。じゃあ」
 ゲルトルートは、なかば一方的に、事務的な報告だけをして、すばやく受話器を置くと、踵を返して、クリスの病室へ戻っていった。
重い足音が廊下に響く。

 ミーナは、持っていた受話器を静かに下ろし、寂しげな表情で窓の向こうのブリタニアの大地に視線を向ける。

 その日の夜、ゲルトルートは一睡もせず、ただ、クリスのそばに居た。
 月明かりが照らすクリスの寝顔を眺めながら、彼女の手を静かに握り続ける。
 時たま、クリスの指がかすかに動くことに、小さな希望を感じながら。
275すべてを捧げて 第1話:2008/09/10(水) 00:50:59 ID:t7UqyOLH
 翌日の夜、ゲルトルートは、基地に帰還した。
 すでに9時を回っており、ほとんどの隊員は自室にこもったのか、基地内は静まり返っている。
 そのまま、自室へ戻り、上着を脱ぎ捨て、明かりは点けず、ベッドに寝転ぶが、睡魔は近寄る気配も見せない。
 腰にぶつかるワルサーPPKを抜いて、枕元で分解を始める。
 軍に入り、初めて銃を持たされ、飽きるほど繰り返した行為。
 分解。
 組み立て。
 分解。
 組み立て……。

 幾度か繰り返した後、部屋のドアがノックされる。
 ゲルトルートは手を止め、ノックの主を察知したかのように、ベッドから起き上がり、少し、身を固くする。
 しばらくして、ドアが静かに開き、廊下からの細長い光線がベッドに伸びてくる。
 ドアの向こうのミーナと、ゲルトルートの視線が交わると、ミーナは静かに微笑む。
「いたなら返事をしてほしいわ」
「すまない。少しぼぅっとしていた」
 ミーナは、ゲルトルートの浮かない表情と手元の銃に気づくと、笑顔が消え、そのまま体を部屋に滑り込ませ、後ろ手にドアを閉める。
 部屋が闇に戻る。
「明かり、つけないの?」少し作ったような高い声が響く。
「ああ。もう眠るつもりだったから。明日のシフトには加えてくれているか?」
「……ええ」
 闇に目が慣れると、ミーナはベッドに座るゲルトルートに歩み寄る。
「病院で、なにかあったの?」
「いや。電話で話したとおりさ。何も問題はない」
「そう……」 
 ミーナは、ゲルトルートの右側に座り、銃を持った彼女の手に自分の手を重ねる。ゲルトルートはその行動の意味に気づいたように、ふっと笑う。
「私が自分を撃つとでも思ったか?」
 ミーナは、答えない。
「安心しろ。そこまで馬鹿じゃない。クリスはきっとよくなるさ、そう言ってくれただろ?」
 ゲルトルートはミーナを見つめながら、顔を近づける。
 吐息がかかる距離。
 ミーナは軽くつばを飲む。
「ええ」
「私たちは、"家族"だとも」
「ええ」
276すべてを捧げて 第1話:2008/09/10(水) 00:51:46 ID:t7UqyOLH
 ゲルトルートは、ミーナの手から自分の手を外すと、静かに立ち上がり、ミーナを上から見下ろす。
「それならば、私の願いを聞いてくれ」
 ミーナは、じっとゲルトルートを見据える。
「私が死んだときは、クリスを頼む」
 ミーナは、顔を伏せ、黙りこくってしまう。ゲルトルートは、言葉を接ぐ。
「誤解はしないでくれ。死に急ぐ気はさらさらないさ。ただ……、どうしても、万が一ということもあるからな。
この間の戦闘だって、宮藤がいなければ、私はここにはいなかった。それに、あと数年もすれば、魔力も衰え…」
 ミーナは、立ち上がり、語気強く言った。「私が先に死んだら?」
 ゲルトルートは目を見張り、そして、ミーナに満面の笑みを向ける。
「それはないさ。命に代えても守るから……。絶対に死なせない」
 ミーナは、涙を必死に抑え、つられたように笑顔を見せ、ゲルトルートを抱きしめる。
 ゲルトルートも、ミーナの腰に手を回し、抱きとめる。
 ミーナがゲルトルートの肩もとでつぶやく。
「なぜ、急にこんな話を?」
「久々に、休暇をもらって、クリスと会って……、色々考えてしまってな。嫌な気持ちにさせて、悪かった」
 ゲルトルートは、体を離すと、ミーナの肩に手を置いて、じっと見つめる。
「だが、私は軍人だ。それに、最前線で戦っている以上、どうしても不安は残る。
 だから、話しておきたかったんだ。現に、死にかけたしな…」
 と、言いながら、体を前傾し、ミーナの胸に顔を沈める。
「すまない。昨夜は一睡もしていなかったから…」
 ゲルトルートはそのままミーナに体を預け、目をつぶる。

 ミーナは、ベッドに横たえたゲルトルートの手を握り、彼女の寝顔を見つめる。

 ――クリスが知っている姉はあの日死んだ

 数日前のゲルトルートの言葉が頭を掠める。
 「トゥルーデ、あなたは今でも昔のままよ。誰よりも強く、優しい。そして、私の大切な人……」
 ミーナは、母が子にするように、そっと前髪の上からゲルトルートの額に口付けると、静かに部屋を後にした。


 第1話 終わり
こんな深夜に投下します。
一応連続物(全3話)です。
シャッキーニです。




それは、ある晴れた日に起こった。
トゥルーデとエーリカが、話をしながら歩いていると、エーリカがシャーリーとルッキーニを発見した。

「ねえ、トゥルーデ」
「なんだエーリカ」
「あの二人…キスしてない…?」
「まさか。確かにあの二人は仲は良いが…」

二人を見たトゥルーデが凍った。

「……………してるな…………」

背の低いルッキーニに合わせて、シャーリーが屈んでルッキーニにキスをしていた。それもルッキーニの頬に手を添えて。

「シャーリー…」
「ルッキーニ…」

ルッキーニは涙を浮かべていた。


「トゥルーデ…!!あの二人…!!」
「エーリカ!!この事は誰にも秘密だ!…誰にも話すなよ」
「任せときなさい!」

…しかし、その数時間後、エーリカによってその事はウィッチーズ全員の知る所となる。


―――シャーリーとルッキーニを追え!〜キス疑惑事件〜―――


「…エーリカ。これはどういう事だ」

トゥルーデの声には明らかに怒りが籠もっていた。
食堂にはエーリカの話を聞きつけた芳佳、リーネ、美緒、エイラ、サーニャがいた。

「いや〜…なんというか…その…ついね…」
「はぁ…まあなんとなく分かってたよ…もういい」

トゥルーデはエーリカを見捨てた。


「ねえ本当にあの二人付き合ってるのかな?」
「確かに二人ともいつも一緒だもんね」
「まさかあの二人がそんな関係だったなんてナ…。世の中分からないもんダ」

芳佳達の間では、既に話が広がっていた。
盛り上がるみんなの横でトゥルーデと美緒は冷静にものを見ていた。

「はっはっは、みんな盛り上がってるなあ」
「まったく…みんな少し盛り上がり過ぎだとは思いますけど」
「みんなこういう話は好きだからなあ…よし…」

今まで黙っていた美緒がみんなに話しかけた。

「みんな、聞いてくれ!」

美緒の呼びかけにみんなが一斉に振り返る。

「みんながシャーリーとルッキーニの関係が気になるのは、よく分かる。しかしここでいろいろ話していてもしょうがないだろう。話はここでやめにしよう」

(うん、さずが坂本少佐だ)

トゥルーデが美緒に関心した瞬間、美緒はみんなが予想だにしなかった言葉を発する。

「そこでだ。明日はあの二人は非番だ。それで明日は街に買い物に行くらしい。その二人の様子を尾けないか」
「!?」

食堂がしばらくの沈黙に包まれた後、歓喜の坩堝へと化した。

「ちょっ…坂本少佐…っ…!…それはさすがにっ…!」
「はっはっはっ、たまには良いだろう。だが、全員は連れて行けん。そこでだ。ジャンケンで行くメンバーを決めたいと思う」

「ちょ…」

『最初はグー、ジャンケンポン!』

トゥルーデの抗議はみんなの「ジャンケンポン!」の声でかき消されてしまった。



《翌日

「よし!今からシャーリーとルッキーニ素行調査を始める!」

メンバーは芳佳、リーネ、エーリカ、美緒、そしてトゥルーデ(強制参加)となった。

「二人が出かけた瞬間から、あの二人の尾行を開始する!」
「楽しみだね、リーネちゃん」
「そうだね、芳佳ちゃん」
「はははー、みんな楽しそうだねー」
「…ハルトマン、元はと言えばお前のせいだと言う事は忘れるなよ」
「分かってる分かってるー」
「……」
「あ、坂本さん、二人出かけましたよ!」
「よし、私達も行くぞ!」
「「「おーっ!!」」」
「…………」


嫌がるトゥルーデを尻目に、美緒筆頭とするシャーリー&ルッキーニ追跡隊が動き出す。



続く


第一話以上です。一応予定としては、夕方頃に第二話、明日の深夜くらいに最終話を投下したいと思っています。
…頑張ります。

あと今更ですが、いつも皆さん感想ありがとうございます。
作品の感想が何よりの励みになります。非常に心強いです。これからも何卒よろしくお願いします。…堅いな(笑)…

では、爺は寝ます…
280名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 06:59:20 ID:CpBVQ5rr
未来で待ってる
281名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 07:00:39 ID:Q25mj3lJ
俺は過去で待ってる
282名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 07:10:02 ID:nDpzrWPb
俺は四次元空間で待ってる
283名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 08:31:41 ID:tKis8Ati
>>274
雰囲気とかすごく好みな感じだー。塩味も似合うシリアスな二人がかっこいい!
続き楽しみにしてます。

>>277
爺様の馬力すごすぎる…。GJです。
しかしトゥルーデ可哀想w
284名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 08:46:08 ID:QOxwoNcb
空の彼方で待ってる

ていうか上の方でもあったけど何でルッキーニだけみんなファミリーネーム呼びなんだろう
285名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 10:50:36 ID:nKNwHSTl
夕方カマン
286DIYSXIr+:2008/09/10(水) 11:02:00 ID:iC7wrn5X
久々に芳リーネ書いたから投下してみる。
旅先でケータイで書いたから改行が変だったり、誤字脱字があるかも知れないんで、読みにくかったら言ってください。
287君が好き:2008/09/10(水) 11:05:14 ID:iC7wrn5X
ぎゅっと抱き締められると、ふわりと甘い香りがした。
彼女はいつも良い匂いがする。
どんな匂いなのかは上手く言い表せないけど、どこか懐かしくて、何だかとっても落ち着く匂い。
私はこの匂いがとっても好き。
「リーネちゃん、いつも良い匂いがするね・・・」
「ふふ。芳佳ちゃんだって、いい匂いだよ」
照れ隠しなのか背中に回された細い腕に力が入る。
顔がふっくらとした胸に埋もれてちょっと苦しいけれど、それはそれで幸せな気分。
柔らかくて。温かくて。優しくて。
私は彼女の大きな胸もとっても好き。
「リーネちゃんのおっぱい、ふかふかで気持ち良いな」
「やぁん・・・芳佳ちゃんのえっち・・・」
大きな胸に頬をスリスリとすると彼女は小さな声で呟いた。
恥ずかしそうに。だけれど、ちょっとだけ嬉しそうな表情。
ころころと表情が変わる彼女の顔もとっても好き。
「リーネちゃん、カワイイ・・・キスしてもいい?」
「・・・ちょっとだけだよ?」
つぶらな瞳を静かに閉じて、彼女は唇を少し尖らせる。
甘くて蕩けそうな桃色の唇に口づけするのも私は大好き。
「ふふ。ありがとう・・・んっ・・・」
「う、ん・・・」
ちょっとだけなんてダメ。
軽く唇を重ねてから、更に深く彼女の唇を求めていく。
288君が好き:2008/09/10(水) 11:08:24 ID:iC7wrn5X
舌を絡めて。唾液を注いで。喉を潤して・・・。
二人で作った甘いジュースを飲むのが凄く好き。
「ん、んっ・・・はぁ・・・もぅ、少しだけって言ったのに・・・芳佳ちゃんなんてキライ・・・」
「あ〜ん、そんな事言わないでよぉ・・・」
「し〜らない」
彼女は身体を離してそっぽを向く。
ぷいっと拗ねた彼女も可愛くて好きになっちゃう。
「・・・ふ〜ん。リーネちゃんがそう言うならいいもんね。えい!」
「きゃっ!」
少し乱暴に彼女の身体をベッドに押し倒す。
そして、私の下で不安そうに表情を曇らす彼女に何回もキスをする。
「んっ! あっん! やだぁ・・・イジワルは止めてよ、芳佳ちゃん」
「やだ。止めてあげない」
額に。頬に。首筋に。
キスをする度に、彼女は切なそうな声をあげる。
子猫の鳴き声みたいなその声を聞くのも私は好き。
「リーネちゃんがカワイイからイケないんだもんね」
「やぁ! んっ! だ、めぇ・・・」
イヤイヤする様に彼女が首を振ったのを見て、私は顔を離す。
少しだけ寂しそうに彼女は私を見上げる
「リーネちゃんは私の事、好き?」
「・・・うん」
コクリと彼女は頷いてくれる。
顔を赤くしながら、恥ずかしそうにしている優しい彼女の事が私は世界で一番好き。
「ありがとう・・・私もリーネちゃんが好き。大好き。愛してるからね」
私は世界で一番大好きな彼女の身体を力一杯抱き締める。
好きで。好きで。たまらないほどに大好きで。
何よりも。誰よりも。大好きで。
身体中に詰まっているこの気持ちが少しでも彼女に届いて欲しくて。
私は"好き"という想いを込めながら、また何回も何回もキスを繰り返した。
289DIYSXIr+:2008/09/10(水) 11:13:10 ID:iC7wrn5X
おしまい。
最近は"リーネ→芳佳"の恋の一方通行が定説みたいだけど、
自分の頭の中では、"リーネ⇔芳佳"で、片道三車線ぐらいイチャイチャしてますね。
軽く病気かも知れません・・・。

あと、Mr.Childrenはやっぱ名曲ぞろいだと思う。
290名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 11:29:00 ID:nKNwHSTl
GJGJGJ!
いいなぁラブラブで
291名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 12:06:21 ID:0RhI/gDj
>>274
文上手いなぁ
好きな雰囲気だ。続き楽しみにしてる
292名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 15:08:12 ID:m6z1PvqL
ゲルトはきっと強引なタイプに弱いと思うんだ
エーリカだろうがよしかだろうがちょっと押せばすぐ抱かせてくれるよ!
293名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 16:57:22 ID:nDpzrWPb
>>284
それずっと思ってた。シャーリーでさえフランチェスカとは呼ばないんだもんな
ふと思ったが「ルッキーニちゃん」ってのはどうなの?だったら少佐なんて坂本ちゃんだよな…?
294名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 17:26:40 ID:c/SpPGlY
東大目指して一直線のアレかw

ルッキーニのファミリーネーム呼びは本人がみんなにそう呼ばしてるんじゃね?
コッポラちゃんの逆パターンで、自分の名前にコンプレックスがあるとか
295名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 17:31:30 ID:JM3WTY4S
愛称で呼ぶとしたらフラン
女の子だからフラニー?
イタリアだからフラーニャ

ロシア人ならもっと幅が広がったな
296名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 17:57:22 ID:c/SpPGlY
宮藤芳佳:ちびっ子、豆藤
坂本美緒:サムライ
ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ:スペードのエース、フュルスティン(女公爵)
リネット・ビショップ:リーネ
ペリーヌ・クロステルマン:クロステル、ブループルミエ(青の一番)
エリーカ・ハルトマン:フラウ、黒い悪魔
ゲルトルート・バルクホルン:トゥルーデ
フランチェスカ・ルッキーニ:フランカ、ガッティーノ(子猫)
シャーロット・E・イェーガー:グラマラス・シャーリー
エイラ・イルマタル・ユーティライネン:イッル、ダイヤのエース
サーニャ・V・リトヴャク:リーリヤ(ゆり)


Wikiによると通称はこんなんらしい
実際呼ばれてるのはリーネ、トゥルーデ、シャーリーの3人だけか
エーリカのフラウがよくわからんだけにちょっと気になるな
あとサーニャwww
297名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 18:04:02 ID:LqAv4iS9
エーリカの場合は、モデルのエーリヒ・ハルトマンが童顔で、
「ブービー(坊や)」と呼ばれてたのに対応してるんでしょう。(「フラウ」=お嬢ちゃん)
298名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 18:21:16 ID:hm7PzFO7
>>296
乙女の巻だとミーナが一度だけエーリカのこと「フラウ」って呼んでるんだけどな。
違和感ありすぎてSS書くの躊躇してるが……アニメでもほとんど会話無いから何と呼ばせたらいいのやら。

さて、そろそろ夕方だけどじっちゃんは来るかな?
そろそろ投下しようと思った矢先に、どうやら呼ばれたので、このタイミングで投下いたします。





尾行…もとい調査を始めて一時間。

「おっ、これなんかルッキーニに似合うんじゃない?」
「えー、これ子供用じゃーん」
「良いんだよ、だってお前まだ子供だろ」
「えーヒドいよ、シャーリー」
「ハハハ、ごめんごめん」
「もー、シャーリーのイジワルー!」

シャーリー&ルッキーニ追跡隊は物陰に隠れながら、二人の様子を見張っていた。

「…なんか良い雰囲気ですね」
「そうだな。しかし、まだこれからだ。これから劇的な展開があるかもしれん」
「でも、ちょっとロマンチックだねー。好きな人のために服を選んであげるって素敵だな」
「なんか心なしかルッキーニちゃん、顔が赤くない?」
「そりゃ好きな人の近くにいられるんだ。顔も赤くなるだろう」
「ああ、手なんか繋いじゃって…///」

美緒、芳佳、リーネはすっかり追跡に夢中だった。

その更に後ろでトゥルーデはやる気なさそうにエーリカと話していた。


―――シャーリーとルッキーニを追え!2〜追跡、そして〜―――


「…どうするんだ、エーリカ」
「なにが?」
「なにがじゃなくて。あの二人が恋人じゃなくて、ただの友達だったらどうするんだって言う事だよ」
「ま、その時はその時じゃない?」
「…貴様…」
「仮にこの調査で何にも分からなくても、本人に直接聞けばいーじゃん」
「お前は本当にバカだな。そんなの直接聞ける訳ないだろ!少し常識を把握してから物を言え」
「あーへいへい」
「…っ……!」

軍人として、いや、人間として言ってはいけない言葉を飲み込んだトゥルーデはとりあえず、二人の様子を見守る事にした。


それ以降も、二人の行く先々(映画、食事、そして買い物等)を追跡した追跡隊だが、それらしい展開は見られなかった。

「…んー…やっぱりただの友達同士なのかなー」

芳佳が少し残念そうに呟く。

「でもキスしてたって言ってたよね…?」
「…本当なのか?ハルトマン、バルクホルン」
「いや、私達は確かに見たよ!ね、トゥルーデ!?」
「……まあ、確証は無いがな。…ただキスしていたように見えただけで、別の何かをしていたという可能性も捨てきれない」
「逃げた」
「逃げた訳じゃない。もし外れた場合の保険をかけただけだ。お前が無責任だから私が責任を被ってやる」
「…それを逃げって言うんじゃないの…?」
「何を言う。元はと言えばお前が(ry」

二人が明らかに無意味な言い争いをしていると、後ろから誰かに話しかけられた。

「ん?あれ、みんな何してんの?」
「なんかコソコソしてるー!あやしー☆」

「「「「「!?」」」」」

なんとみんなの後ろからシャーリーとルッキーニが話しかけて来た。

その瞬間、一斉に凍りつく追跡隊。
そして不思議そうな顔をするシャーリー&ルッキーニ。

どうする、追跡隊!
どうなる、追跡隊!


最終章へ続く



第二話以上です。最終章は深夜投下予定です。
もう、執筆はほぼ終わっているので、あとは細かい所を修正するだけです。
……まあ、そんなに期待しない方がいいですが…。

とりあえず、爺は晩ご飯を食べるとします…。
301名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 18:30:31 ID:hm7PzFO7
>>300
なんというシンクロ……間違いなく同志。そしてGJ!!
最終話いい子にして待ってる。

あと今夜私も1本くらい投下できるかも。
302名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 19:52:39 ID:QSBS+cnx
>>289
GJ!
というか、ここまでイチャイチャベタベタされると恥ずかしくて読んでられないのですが
この二人だと何故か許せてしまうという不思議。

リーネ⇔芳佳、いいですね!俺も病気だ!
303虎姫:2008/09/10(水) 21:52:58 ID:r97ZuHBr
>>266
エイラーニャGJ!


『風邪の特効薬』
【バルクホルンとハルトマンの場合】

「ハルトマン体調はどうだ?」
「あー、トゥルーデ」
「まったく、カールスラント軍人たるもの日頃の健康管理にも
気を付けていなければならないのだぞ、
なのにズボンも履かず床で寝てたりするからだ」
「うーん」
「・・・大丈夫か?ハルトマン」
「ふっ・・・」
「ハルトマン?」
「フベックシュ!」
「ウワッ!」
「あー、ズー」
「お、お前、私の軍服が鼻水まみれに!」
「トゥルーデ、ティッシュちょうだい」
「おい、お前!あー!垂れる垂れる!ほら、ティッシュ!チーンしろ、右から」
「ヂーン」
「はい、左」
「ヂーン」
「まったく世話の焼ける」
「エヘヘありがと、トゥルーデ」
「熱はどうだ?頭を貸せ」
ペタ
「うん、トゥルーデの手のひら冷たくて気持ちいいー」
「そ、それはお前が熱があるからだろう・・・(なんだかしおらしくて調子が狂うな)」
「氷嚢持ってくるから待っていろ」
「うん・・・ねえトゥルーデ」「なんだ?」
「今日のトゥルーデ、お姉ちゃんらしいね?」
「なっ///」
「心配してくれてありがと、お・ね・い・ちゃん」
「ばっ、馬鹿者!大人しく寝て待っていろ!」
「はーい、いってらしゃーい」


「・・・へへっ、トゥルーデ、ありがと、大好きだよ」

次回【エイラとサーニャの場合】
304名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 22:07:16 ID:RomorO+m
>>299>>303
GJGJGJGJGJGJ
続きだ続きを早くください
305名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 22:30:28 ID:0V3MDEyi
GJ!
エイラーニャまってる!
てかメガミのポスターのエイラはサーニャをみてるでおk? 
306名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 22:43:39 ID:RomorO+m
本スレより
966 :名無したん(;´Д`)ハァハァ :2008/09/10(水) 16:46:39 ID:qUPAoHlP
イベントで話してたこと

・ラブレターを渡す男は最初は名前が付いていたが、
「男子乗組員」に代わっていた。スタッフが「男なんていらねえんだよ」と言って無くなった。
・リーネは黒い。ラブレターを渡す際に積極的に後押ししたくせに
後から「ミーナ中佐怖かったねー」と他人顔してるから、黒リーネと呼ばれている。
・下を履いてないのはストライカーユニットの邪魔になるからだと
すぐ思ってたので、二人とも自然に受け入れたらしい。
・福圓さんは別のイベントでセーラー服を着る機会があったので、下を脱いで
リアルウイッチになってみたが、鏡を見て「無いな・・・」と思った。

・仲井さんは昔タロット占いにハマっていて実際にやってたらしい。
・おっとり系キャラが多かったので、不思議キャラのエイラで
新境地を開拓したと思っているが、周りからはピッタリだねとか言われた。
・現場でもサーニャの声優さんといつも一緒にいるから、いないと寂しい。
田中さんと目が合うと微笑みかけてくれるんですが、胸がきゅんとします。


こっこれは・・・
307名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 22:46:53 ID:0RhI/gDj
なんというリアルエイラーニャ…
てかやっぱりリーネは黒いのかww
308名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 22:51:35 ID:ZJxebxfu
リーネは黒ければ黒いほどいいw

ところで、
ルッキーニのぐらぐらの歯をシャーリーが抜いてあげようと頑張る妄想ストーリーを思いついたんだが
だれかSSにしてくれナイカ?
>>308
舌で抜くの?
310名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 22:53:04 ID:PPmXh793
>>ラブレターを渡す男は最初は名前が付いていたが、「男子乗組員」に代わっていた。スタッフが「男なんていらねえんだよ」と言って無くなった。

スタッフも良い感じに壊れてるなwww
311名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 22:58:20 ID:BxBHHbOZ
>>308
音速で引っこ抜くのか・・・
312名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 23:04:14 ID:AXyVFmx+
>>311
やめれw
313名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 23:05:02 ID:RomorO+m
ttp://www.imgup.org/iup685949.jpg
だれかのSSで読んだ気が・・・・
314名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 23:05:27 ID:YiqkTxx+
>>308まったく同じネタ浮かべてフイタw

ぎりぎり乳歯ありそうだよな、ルッキーニ…
315名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 23:09:33 ID:XdGAWG80
>313
この人はなのはで百合描いてた人だな。
確か休止してたような気がするが再開したのか。
316名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 23:29:13 ID:kK2NO0Bq
はじめましてー。
エーゲルSSを書いてみたんだけど、ちょっと長くてぬるいエロなんだけど投下してもいいですか?
317名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 23:29:51 ID:nKNwHSTl
黒リーねは公式かよw
しかしエイラの中の人いいキャラしてるな
318名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 23:32:16 ID:AQnKDgGv
>>316
その手の許可に、このスレで拒否は出ない
319名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 23:32:36 ID:r97ZuHBr
>>316
正座して待機してる
320名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 23:47:08 ID:kK2NO0Bq
>>316です
ありがとう。じゃあ投下します



だって、あなたが私の名前を呼んだから。



お風呂から上がって、自分の部屋に戻ろうと廊下を歩いていたら。
トゥルーデの部屋のドアが、少しだけ開いているのに気付いた。
あれ?トゥルーデ、さっき見た時は少佐や宮藤と一緒に食堂にいたのに。
あのトゥルーデがドアをちゃんと閉めないで部屋を出るなんて、あり得ないしなぁ。

私は、そっと中を覗いてみた。
トゥルーデはベッドに寝ていた。窓の方を向いて横になっている。
もしかして食べ過ぎで動けなくなっちゃったとか?
込み上げる笑いを我慢して、ドアを離れようとすると…

「…エーリカ…」

ちょっとギクッとした。覗き見してたのバレたのかな?
またそーっと覗いてみたら、トゥルーデはまだ向こうを向いていた。
空耳…?
そう思っていた矢先に、

「エーリカ…」

また、呼ばれた。
でも私には…気付いてないみたいだな。
首を傾げトゥルーデの背中をよーく見てみると…

「ん…エーリカッ…」

微かに、ぴくっと揺れた。
よくよく見れば、トゥルーデはズボンを膝あたりまで下ろしていて、お尻が丸見えだ。
その白い太ももの間に…同じく白い指が、もぞもぞと動いているのが見えた。

「ぁ、…エーリカぁ…」

トゥルーデ、もしかして。
321名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 23:49:23 ID:kK2NO0Bq
「あっ、…ん、…」
「……」

音を立てないようにドアを開け、中に入る。
トゥルーデに近付けば近付くほど、何やら色っぽい吐息と小さな水音がはっきりと聞こえてくる。

もう、トゥルーデってば。

「トゥルーデッ♪」
「っは……!!え、エーリカ!?」

私が声をかけると、トゥルーデは飛び起きものすごく慌てた様子でこっちを見た。
普段のお堅いトゥルーデからは想像できないような、焦りまくってる顔。
何より、真っ赤に染まったほっぺがすごく可愛い。

「い、いつから…」
「ついさっき。ねえ、何してたの?」
「…っ…」

にっこり笑って尋ねると、トゥルーデは目線をさ迷わせた。

「私の名前呼んで、何してたの?」
「…別に、何も…」
「じゃあ、この手はなにかなー?」

トゥルーデの右の手をくいっと引っ張る。
人差し指と中指が、いやらしく濡れて光っていた。

「トゥルーデってば、意外にえっちなんだね」
「なっ…!何を、そんなっ…破廉恥な事を言うな!」
「ハレンチなのはどっち?私を想像して一人でしてたくせに」
「う…」

上着の裾を引っ張って、濡れた局部を隠す姿もまた可愛い。
322名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 23:51:35 ID:kK2NO0Bq
「そんなに欲求不満だったの?」
「ち…違うっ…」

確かにここ最近、一緒に夜を過ごしてない。
私だって我慢してるのに、トゥルーデが自分を慰めるくらい切羽詰まってるなんてね。

「言ってくれればいいのに」

トゥルーデがまた抗議の声を上げようとする前に、ベッドに押し倒してその口を唇で塞ぐ。
ふわ、トゥルーデの口の中あつい。

口内を犯しながら、トゥルーデの上着を脱がせる。
私の肩を押さえていた腕が、くたりとベッドに落ちた。
今日のトゥルーデは素直。可愛い。

「…は、ぅ…」

ずらしたスポーツブラが胸の突起をかすめただけで、トゥルーデは声を漏らした。
どうしよう。私も興奮しちゃうじゃないか。

「トゥルーデ、やらしい」

囁きながら胸に触れる。
そこそこおっきくて、真っ白で、形も綺麗。
何よりふわふわなのに弾力性があって、触り心地抜群。
こんなの戦いには必要ない、なんて本人は言ってたけど、トゥルーデの胸は私が触るためにあるんだよ。

「や…ぁっ、エーリカぁ…」

緩急をつけて揉んでいると、トゥルーデは私の脚をきゅっと太ももで挟んだ。
うわ、おねだり?珍しい〜。

「触ってほしいの?」
「ぅ……」
「ね、ちゃんと言って」
「……って…」
「聞こえない」
「…触ってくれ、エーリカ…」

恥ずかしそうに、消え入りそうな声でそう告げたトゥルーデ。
あまりに可愛くて、胸がきゅんってした。
323名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 23:54:05 ID:kK2NO0Bq
脱げかけているトゥルーデのズボンを脚から抜き取って、脚の間に体を割り込ませた。
いつもだったらちょっとずつ脱がせて、恥ずかしがるトゥルーデを楽しむんだけど、もう限界、って目が訴えてくるから。
普段はみんなの前でだって平気で脱いじゃうのに、こういう時はウブなんだよね。

「エーリカ…」
「すごい…トゥルーデのここ、びしょびしょだよ」
「…そんな、見るなぁ…!」

局部に顔を近付けると、トゥルーデは両手で顔を覆って掠れた声を上げた。

「嬉しいくせに。嘘つきにはおしおきだね」

ぐいっと脚を広げさせると、そこからとろっと蜜が溢れた。
ほんと、今日のトゥルーデはずいぶんといやらしいなぁ。

「ひゃうっ!」

ぺろ、と蜜を舐めただけで、トゥルーデはびくっと腰を跳ねさせた。

そのまま中心には触れずに、長くて綺麗な脚を擦りながら入り口の周りを丁寧に舐める。

「ぁ…あ、…うぅ…」

焦れったいらしく、細い腰を僅かにくねらせるトゥルーデ。
可愛いけど、まだ許してあげないもんね。

「っ、エーリカ…」
「……」
「エーリカぁ…!」
「……」

トゥルーデが私の名前を呼んでる。
私しか知らない、甘くて蕩けそうな声で。

「エーリカ、頼む…からぁ…」
「……」
「ちゃんと、触って…おかしくなりそうだ…」
「……」
「エーリカぁ…ぅ、うっ…」

ついにトゥルーデは泣き出しちゃった。
そろそろ許してあげようか。
324名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 23:56:10 ID:kK2NO0Bq
「トゥルーデ」
「んっ…エーリカ…」

目尻にたまった涙を舐め、頬にそっと口付ける。
いつもキリッとしてるトゥルーデが、子供みたいにふにゃっと微笑んだ。

「可愛い、トゥルーデ。大好きだよ」

私もにっこり笑顔を返してから、充分すぎるくらい濡れそぼったトゥルーデのあそこに触れた。

「ぅあっ…」
「ぬるぬるだね」

まるで飲み込まれるみたいに、私の指はトゥルーデの中に収まった。
中はぐちゃぐちゃで、あったかい。今日はいつもよりひくひくしてるかも。

「…ぁ、…ッんん…!」
「トゥルーデ、声我慢しちゃダメだよ」

唇を噛もうとしたトゥルーデにそう言うと、また意地悪されると思ったのかトゥルーデは素直にそっと口を開いた。

「あぁっ、ふ…あ、ァ…」
「えへへー、トゥルーデいやらしい」

ぐちぐちと指を動かすたびに、中から蜜が溢れてくる。
この音にも、トゥルーデは恥ずかしくて感じちゃうみたい。自分のなのに。

「あっ、エーリカッ、もう…!」
「うん、いいよ」
「ひゃ…ぁ、ああぁんっ…!」

敏感な突起をきゅっと摘んであげると、トゥルーデはびくんと背中を反らせて達した。

「トゥルーデ、大好き」
「は…ぁ、私…もだ…」

荒い呼吸の合間にそう言うと、トゥルーデは目を閉じた。寝ちゃったみたい。
325名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 23:58:04 ID:kK2NO0Bq
ちゅっと軽く口付けてから、部屋のドアを開けた。
…寝る支度が終わったら、隣に潜り込んじゃお。

とか考えていたら、廊下で少佐と宮藤の声がした。

「坂本さん…なんだか目が冴えちゃって、眠くないんですけど…」
「はっはっは、宮藤にすっぽん鍋はキツかったか。よし、訓練だ。体を動かせばいずれ眠くなる!」
「えぇっ!こんな夜にですかぁ〜」

……
まさかトゥルーデ、一緒にすっぽん鍋食べちゃったんじゃ…
精力ついちゃった…というより、やらしくなっちゃってたけど。

積極的なトゥルーデも良かったし、たまーに食べさせちゃおっと。

「ん……エー…リカ…」

ああ、トゥルーデが呼んでる。


よし、今夜はこのまま一緒に寝ちゃうか。
夢の中でもいっぱい、私を呼んでね。
326名無しさん@秘密の花園:2008/09/10(水) 23:58:54 ID:kK2NO0Bq
おしまい。
お目汚し失礼しましたー
327名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 00:01:16 ID:nDpzrWPb
>>326
えろい、GJ!
やべえええトゥルーデ萌えすぎる!!
328名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 00:03:45 ID:r97ZuHBr
GJ!お疲れ様です!トゥルーデ可愛い
少佐と芳佳はベットの上での訓練だと思った・・・
自分の脳はもうダメかもしれない
329名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 00:09:36 ID:PQpTtOv9
>>320
エーリカ攻め萌え!!GJ!!...えっと、そのまま少佐と芳佳の夜の訓練の方もSSお願いします...土下座
330保管庫 ◆YFbTwHJXPs :2008/09/11(木) 00:09:47 ID:7AgfektJ
さて、じっちゃんの最終話まではまだありそうだからここらで私が一本投下するとしようか……。
スレのトップエースたちが次々とオールキャラを投下していくので
こりゃあ負けてられんな!!と思ってオールキャラに挑戦してみた。HTMLと戯れてる場合じゃないぜ!!
構成の都合上視点が次々と入れ替わるのでちょっと読みにくいかもですが勘弁してください。

エーリカ→トゥルーデ→ミーナ→美緒→芳佳→リーネで、「ゴーストルーム事件」です。
331名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 00:10:32 ID:x1w7v3nh
>>328
一人じゃないから
332『ゴーストルーム事件』 ◆YFbTwHJXPs :2008/09/11(木) 00:10:35 ID:7AgfektJ
夜、唐突に目が醒めた。
一瞬わけがわからない気分になったけど、目を閉じたまま深呼吸してみて気付いた。
これはアレだ。夜寝る前に飲み過ぎると行きたくなるアレだ。

面倒臭いけど行かないわけにもいかないので、
とりあえずなかなか開いてくれない目をこすりながら壁伝いに行く事にする。

────────────────────────────────

夢を見ていた。クリスと遊ぶ夢だ。
どこまでも続く緑の丘で、私はきらきら笑いながら逃げ回るクリスを追いかける。
『ほらっ、捕まえた!』
飛びついて背中を抱き締めると、そのまま勢いで草の上を一緒になって転がる。
斜面の中ほどで止まると、クリスが上になって眩しい太陽を遮った。
『お姉ちゃん……』
『クリス……』
クリスが私に笑いかける。
私もクリスに笑顔を返す。
両手でぎゅっと密着して、その唇に優しく────
………


バフッ!

「うおあ!!」

ものすごい勢いで目が醒めた。見ると、
エーリカが私の腕を枕にしてうつ伏せに眠っている。
「……ハルトマン。」
返事はない。恐らく、夜中に用を足しに部屋を出て、
ほとんど寝たまま戻ってきたんだろう。

「全く……今日だけだからな。」

時計を見ると三時を回っていた。
私もちょっと行ってから寝るか……
333『ゴーストルーム事件』 ◆YFbTwHJXPs :2008/09/11(木) 00:11:07 ID:7AgfektJ

────────────────────────────────

美緒が私を見ている。どこか寂しそうな、しかし決意を秘めた目だ。
この人に、私は何か言ってやらなくてはいけない。
大事な事を今伝えないと、この人は遠くに行ってしまう──
それなのに、私の身体は言うことを聞いてくれない。
声を出そうとすればするほど、まるで金縛りに遭ったかのように
全身が重たくなって私をここに縛り付ける。

ダメ。行ってはダメ。
私のそばにいて。
ずっと、私に笑いかけていて。

声にならない叫びは、あの人には届かない。
最後に短く、ふっ、と笑うと、向こうを向いて歩き出してしまった。
待って。行かないで。
ダメ。
そんなのはダメ。

美緒!!────
………


「────ぁ」

気付くと私はベッドの上にいた。
見慣れた天井、暖かい布団。

夢か…………。

と一安心した後で、あるはずのないものが視界に飛び込んできた。
トゥルーデの頭だった。
「トゥルーデ?」
突っ伏したまま静かに寝息を立てている。
最近疲れてるみたいだったから、部屋を間違えたのかしら。

「……もう、今日だけよ。」

布団を掛け直してやると、むにゃむにゃと何か呟いた。
黙っていれば可愛いところもあるのに……。
何だか落ち着かないし、トイレに行ってから寝ようかしら。
334『ゴーストルーム事件』 ◆YFbTwHJXPs :2008/09/11(木) 00:11:43 ID:7AgfektJ

────────────────────────────────

夢の中で宮藤に逢った。
海の上、陸地も見えない大洋の真ん中を飛行していると、
どこからともなく現れて私の手を取るのだ。
そして私と宮藤は上昇を始める。
風を切り、雲を突き抜け、水色だった天蓋が海よりも濃い紺色に変わる。
ふと下を見ると、水平線がなだらかな曲線を描いて繋がっている。
地球を球体だと認識できる高さまで昇ってきたのだ。
私だけでは決して辿り着けない場所。
宮藤の繋いだ手の温かさに、思わずぎゅっと握り返す。
宮藤、おまえは私の────
………


本能が私に覚醒を命令した。
目が醒めたことを悟られないように、ピンと神経を研ぎ澄ます。
部屋の中に誰かいる。
そいつはゆったりと私の方へ近づいてきた。
どうする?刀は枕元にあるが、鞘に収めたままだ。
銃が相手なら若干出遅れることになる。
接近される前に布団を跳ね上げて目眩ましにするか?
手堅いが賭けでもある。読まれていたら逆手に取られる。
ここは先手必勝!!
「誰だッ!?」
身体を思い切り翻してベッドから滑り降り、同時に刀を抜いて構える。

「────ん?」
その誰かは私を完全に無視して、ふらふらとベッドに倒れ込んだ。
ミーナだった。
「おい、大丈夫か?」
声を掛けるが反応がない。まさか撃たれた!?
駆け寄って仰向けにすると、天使のように穏やかな寝顔が目に入った。
どうやら寝惚けているだけのようだ。
余計な心配をかけさせてくれる。

「やれやれ。今日だけだぞ。」

安心すると同時にまたどっと眠気が襲ってきた。
まったく、私は夜中に一人で何をやっているのやら。
便所でも行ってとっとと寝るとしよう。
335『ゴーストルーム事件』 ◆YFbTwHJXPs :2008/09/11(木) 00:12:23 ID:7AgfektJ

────────────────────────────────

目が醒めたら目の前におっぱいがあった。
な、何事!?
『芳佳ちゃん……』
リーネちゃんだった。
『好き……』
『え?え??』
抵抗する間もなく、柔らか天国にぎゅっと抱き寄せられる。
いや、時間があったとしても、これは抵抗できないに違いない。
何しろリーネちゃんのおっぱいなのだ。
『リーネちゃん……』
湧き上がる疑問が、本能によって打ち砕かれていくのがわかる。
身体中を熱い衝動が駆け巡る。
ええい、ままよ!!
『んっ……』
横に押し倒してすべすべの肌に口をつけると、リーネちゃんは小さく声を上げた。
背中の下の方が、きゅっ、と抱き締められる。
って、よく見たらリーネちゃん、何も着てない!
通りでそこら中がすべすべだと思った!
『は、ぁ……芳佳ちゃん……』
熱気を帯びた吐息が耳を掠めてぞくっとする。
ああ、どうしよう、止まんないよコレ。
モミモミモミモミモミモミ…………
ああああああ、ダメ────
………


耳元の空音が急に生々しくなって私はハッとなった。
真っ暗な部屋の中が視界に入る。
なんだ、夢かぁ……。
「…………zzz」
「ふわぁっ!?」
再びほっぺたを擽る温かい風に飛び起きると、
何故か坂本さんが私のベッドに侵入していた。
「坂本さん?」
返事はない。完全に眠っているみたいだ。
どうしよう。起こすのも悪いしなあ……。

「もー、今日だけですよ。」

まあ、いいか。明日も一緒に朝練に出る予定だったし。
とりあえずおトイレでも行って、朝に備えて早く寝よっと。
336『ゴーストルーム事件』 ◆YFbTwHJXPs :2008/09/11(木) 00:12:56 ID:7AgfektJ

────────────────────────────────

私が息をする度に、芳佳ちゃんの体温が私の中へ流れ込んでくる。
隙間から零れ落ちるのも気にせず、夢中でその甘い唾液を啜る。
絡み合う舌はただ情熱的に、互いの中を蹂躙し合う。
『んく……ちゅ……ちゅ……』
『ちゅ……んむ、ん……』
欲望のままに貪り合うだけの、野獣のようなキス。
私と芳佳ちゃんは、もう何時間もそうし続けていた。
果てる事のない衝動をぶつけ合うように、ただひたすら犯し合う。
それが全て。

芳佳ちゃんが急に唇を離した。
かと思うと、突然肩を掴んで真後ろに私を押し倒す。
柔らかい布団が私を包み込む。
ああ、私、とうとうされてしまうのね……。
いいよ。芳佳ちゃんの好きにして。
私はもう心も身体も芳佳ちゃんのもの。
のしかかってくる体重が心地良い。
もう、芳佳ちゃんったら、そんなにしたら苦しいよ。
ねえ、芳佳ちゃん。ちょっと……もう。苦し……
芳佳ちゃんったら!!ねえ────
………


「──ょしかちゃん!!」

伸ばした手が冷たい空気を掴んだ。
「あれ……」
確かに自分の部屋のベッドにいるはずなのに、激しい違和感を感じる。
カーテンの隙間から、まだ薄い朝日が僅かに差し込んでいる。
夢……だったの?

「んん……」

突然の愛しい声に視線を下げると、私の上に芳佳ちゃんが乗っていた。
胸に顔を埋めて、幸せそうな寝息を立てている。

「ゆ……夢じゃ……なかった……私……芳佳ちゃんと……!!」

思い出して顔がかあっとなる。
どんなことしたか全然覚えてないけど……今はとても満たされた気持ちだった。
でも、さすがに芳佳ちゃんの下敷きになったまま眠るのはちょっと苦しい。
明日からは、ちゃんと言っておかなくちゃ。

「ふふっ……今日だけだからね。」

時計を見ると、もうすぐ5時というところだった。
もうすぐ芳佳ちゃんは坂本少佐と訓練の時間だ。
それまでは……この世界で一番大切な温かさを抱き締めていよう。
337『ゴーストルーム事件』 ◆YFbTwHJXPs :2008/09/11(木) 00:13:56 ID:7AgfektJ

────────────────────────────────
────────────────────────────────


「ううー……今日だけだかんなー。」

朝。
またしても部屋を間違えたサーニャの服を畳み終わったエイラがダイニングに顔を出すと、
妙にローテンションな空気が漂ってきた。

「今日はやけに静かだな」
「全く、どうしたんだろうねえ。何でも、部屋がどうとか言ってたけど。」

エイラの疑問に、キッチンで卵を炒っていたシャーリーとルッキーニが答える。

「朝起きたら、部屋がバラバラになってたんだって。」
「フーン……」

「ふと気付いたら宮藤のベッドで寝ていたんだ。不思議なこともあるもんだ。はっはっはっ!」

美緒がそう言うと、たまたまダイニングに入ってきたペリーヌが凍り付いた。

「で、その私のベッドではミーナが寝ていたらしい。」
「でっ、では宮藤さんは少佐と……!?」
「いや、宮藤はリーネのところにいた。」

ペリーヌが見やると、宮藤は不自然にニコニコ顔のリーネの膝の上で狐につままれたような顔をしていた。

「私のベッドにはトゥルーデがいたらしいわ……」

ミーナが疲れた顔で続ける。

「私のベッドにはハルトマンがいた。ヤツの部屋には誰もいなかったがな。はあ……」

トゥルーデは最後に付け加えると、盛大に溜め息をついた。
そんな隊員の面々に呆れたような視線を投げかけながら、シャーリーは淡々と朝食の準備をするのだった。

「ミステリーな話さ。まあ、とにかく朝飯にしよう。ルッキーニ、これ持ってって。」
「ほーい。」


第501統合戦闘航空団を突然襲ったこの事件の真相は、
遂に解き明かされることはなかった。

ENDIF.


後日談……宮藤はこの後リーネの誤解が解けるまでの一週間、ひたすらパフパフされ続けた。
338保管庫 ◆YFbTwHJXPs :2008/09/11(木) 00:14:49 ID:7AgfektJ
以上です。やたら長くてすまない。
ただエイラ以外にも「今日だけ」って言って欲しかっただけなんだ。
ところでエイラは乙女の巻準拠だと語尾片仮名じゃないんですね。
やってみたら妙な違和感……。このスレに冒され過ぎたか……!!


>>303
>>326
GJ!!
エーリカに「お姉ちゃん」って呼ばれて動揺するトゥルーデは最高ですよね。
でも「トゥルーデ」っていう呼び名も捨てがたい……!!

ところでカールスラント語は西ゲルマン語郡だから扶桑語の「お姉ちゃん」にあたる呼びかけの名詞は無いんだよな。
一応Schwester(ブリタニア語のSisterに該当)が呼びかけとして使えるっぽいけど、甘えたり子供っぽいようなニュアンスは薄いし。
原文で何て言ってるのか超気になる……!!ってどうでもいいですね。言語フェチですまない。
339名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 00:18:09 ID:c25yolKx
乙です
なんという連鎖w
340名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 00:20:21 ID:l7My/FP2
>>337

ムーディーな3人と欲望全開の2人の落差が面白かったですw
皆皆GJGJ!!
さてそろそろ良い時間になったので、最終章、投下いたします。
…百合じゃねえ!という突っ込みは受け付けませんのであしからず。




シャーリー&ルッキーニを尾行していた追跡隊は、とうとうシャーリー&ルッキーニに見つかり、声をかけられてしまう。

「シャ、シャーリー、ルッキーニ…」

その場にいたシャーリーとルッキーニ以外のメンバーは一斉に青ざめた。


―――シャーリーとルッキーニを追え!最終章〜遭遇、そして真実〜―――


「ってか、珍しい面子だなー」
「ニヒヒ、なになに、デート?」

二人はニヤニヤしながら、話しかける。

「い、いや、明日の訓練用の買い物だよ。宮藤がヘアピンが欲しいだなんて言うもんだからな?なあ宮藤?」
「はっ…はいっ…!」

混乱した美緒は訳の分からない言い訳を二人にする。
その身振り手振りはさながら、壊れたマリオネットの様だった。

「(…訓練とヘアピンのどこに関係が…?)そうなんですか…」
「そ、そういうシャーリーさん達は何をしていたんですか?」
「ん?ああ、ルッキーニがあまりにもヒマだヒマだって言うから、買い物に付き合ってあげてるんだよ」
「違うよ!私が付き合ってあげてるの!」
「ハハハ、どっちでも一緒だろ?」
「違うもーん!」
「そう、ですね…ははは…」

芳佳は芳佳で変な相槌を打ち、妙な笑いを浮かべた。
そんな二人の様子を見かねたリーネが、ついに切り出した。

「あっ、あの、シャーリーさん、ルッキーニちゃん!」
「なに?リーネ」
「…お二人は…付き合っているって、本当ですかっ…!?」
「は」
「え」

空気が凍った…ようにトゥルーデは感じた。
するとその空気を破る様に、シャーリーの豪快な笑い声が響いた。

「ハハハハ!何、それ?誰が言ってたの?」

すると、三人はトゥルーデとエーリカに視線を向けた。

「…おいおい…」
「なんで私達がそんな関係だなんて思ったのー?」
「昨日、キスしてたじゃん。しかもルッキーニの背に合わせてシャーリーが屈んで」

さらさらと話すエーリカの横でひたすら青ざめたトゥルーデがいた。
すると、シャーリーはまた豪快に笑い出して。

「ハハハハハ!!それで私達が付き合ってるって思ってたんだ?違う違う!」
「え?」
「あれはさ、ルッキーニの目のゴミを取ってやってたんだよ。ルッキーニがあまりにも目が痛い目が痛いって言うもんだからさー」
「だって本当に痛かったんだもんー」
「涙なんか出しちゃってさ。ああまだ子供だなーとか思って」
「子供じゃないってばー!」
「アハハ、ごめんごめん♪」

驚愕の事実を前にただ愕然とし、生ける屍と化す追跡隊。
そしてあっけらかんと真相を語るシャーリー&ルッキーニ。
その絵面はかなりシュールで。

「…というワケだからさ。私達はみんなが思ってるような関係じゃないんだ。
…なんかゴメンね。期待に添えられなくて」
「いっ、いや良いんだ。勝手に勘違いした挙げ句、お前達を追跡した私達に非がある」

正気を取り戻したトゥルーデが、二人に陳謝する。

「でさ、悪いんだけど、私達まだ用があるんだ。時間ももうあまり無いし、もう行って良い?」
「ああ、そうだな。いや、二人の邪魔してスマン。…もう暗いから早めに帰って来いよ」
「うん。じゃあ行こうか、ルッキーニ」
「うん♪」

そういうと、二人はどこかへと消えて行った。

そして取り残された五人は、棒立ちで突っ立っていた。

そしてトゥルーデが(寒い)言い訳を始める。

「……保険があって良かっただろ?ほら、こうして…なんというか…………いや、なんでもない…。スマンな、みんな…」
「……ゴメン……」
「いや、悪いのは私達だ。話を聞いただけなのに、勝手に盛り上がって…。…非常に恥ずかしい思いだ」
「…そうですね、なんか恥ずかしいですね…」
「…二人に合わせる顔が無いね…」
「…………」
「……帰るか…」
「……はい」

かなりテンションが落ちたメンバーは、大人しく帰る事にした。

ミーナに鬼の如く怒られる事を覚悟しながら。

夕陽に照らされた地面に五人の影が、寂しく映る。

明日からは真面目に訓練しよう。

トゥルーデは心の中で呟いた。

―――――――――――――――――――
《その頃のシャーリー&ルッキーニ

「あーっ、ビックリしたよー」
「見られてたんだね…。だからあそこではやめようって言ったのに…//////」
「アハハ、ごめんごめん。でもいいじゃん、みんな目のゴミで納得してくれたんだしさ」
「もう、シャーリーったら…//////」
「……なあ、ルッキーニ、みんなもいなくなったしさ…キス…しよ……? 私、やっぱ我慢出来ない。ルッキーニとキスしないと死ぬ」
「…バカシャーリー…//////」
「…好き…だよ…ルッキーニ…」
「私も好き…シャーリー…//////」


END



以上です。これが三話費やすほどの作品かという突っ込みは止めてください。
投下した本人が良く分かってます。
こんなオチで本当にごめんなさい。

さて、爺は第10話を見る為にまだ寝ないで待機しときます。
344名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 01:02:39 ID:7AgfektJ
>>343
いやいやとんでもない、GJ!!
オチはあまりにも予想通りだがやはりこのラブラブっぷりこそシャッキーニの魅力!!正義!!
私はこれ読んだからもう寝るかな……。
345名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 01:09:01 ID:bHDiIeX+
>>343
待ちくたびれたぜ、GJ!!!
シャッキーニ最高だこれ
346ずっと伝えたかったキモチ… 6:2008/09/11(木) 01:15:19 ID:Q3IAZQFS
深夜なのにたくさん作品が投下されててGJが追いつかないw
職人のみなさんのネタの豊富さに脱帽!
俺にも才能を分けて欲しい…

こんなときに投下するのは気後れしてしまいますが、
>>260の続きでエイラーニャ連載ラスト投下します。
本当に長々と書いてしまって…
でもこれでラストです!



 エイラは告白をするため、サーニャを基地内のバルコニーへと連れてきた。エイラはサーニャのほうへ向き直り、
緊張しながら言サーニャに話しかける。
 ここで場面が冒頭に戻るのである。




 いつのまにか、物陰には隊員たちが揃っており、2人を見守っている。そのとき、ペリーヌから通信が入った。

 『ペリーヌですが、少佐、そちらの様子はいかがでしょうか?』
 『作戦は無事成功よ。今からエイラさんがサーニャさんに告白をするわ。ペリーヌさんのインカムにも2人の話が
聞こえるようにしているから』

 少佐に尋ねたはずなのになぜかミーナがペリーヌに答える。ペリーヌはミーナに対して嫉妬してしまうが、今は
それよりもエイラとサーニャのほうが気になって仕方がないので余計なことは話さない。

 『感謝いたしますわ』
 『いいのよ、気にしないで。告白が上手くいくように祈りましょう』

 こうしてエイラは隊員全員に見守られながら告白するのだった…



347ずっと伝えたかったキモチ… 6 :2008/09/11(木) 01:17:03 ID:Q3IAZQFS
 「サーニャ」
 「何?エイラ、話って」

 サーニャはエイラの用事がなんなのかまだ気付いていないようだった。

 「実はナ、大事な話なんダ。コレカラ言うことは全部本当だし、冗談じゃナイ。真剣に聞いてクレ」
 「うん。でもどうしたの急に」
 「どうしても今言わなきゃダメなんダ」
 「そっか」

 エイラは、宮藤に先を越されることは許せない。サーニャを一番すきなのは私だ。と強く心に思って告白しようと
している。しかし、いざ告白しようとすると緊張してエイラは上手く声が出せない。言葉を発することがこれほどに
パワーが必要なことだとは思っていなかっただろう。
 しかし、今日のエイラには絶対告白するんだという覚悟があった。エイラは自分の思いを精一杯、言葉に込める。



 「サーニャ……ジ、実は、ズット前からサーニャのことが好きだったんダ!」

 ついにエイラはサーニャに自分の思いを伝えた。その瞬間エイラは自分の体がカーッと熱くなるのを感じた。自分の言った
言葉の意味に興奮しながら、止まらない想いをさらに言葉にしていく。不思議なもので、どうしても言えなかった言葉も、
1度言ってしまえばどんどん言えるようになる。

 「初めて会ったときはサ、ずっと俯いてて、世話係の私が何を言ってもサーニャは喋らなかったダロ?私はどう接すれば
いいのかわからなかったし、そんなサーニャのことを何だコイツって思ってたンダ。デモその夜、ボルシチを作って私の部屋に
もって来てくれたダロ。そのとき、サーニャはただ恥ずかしかっただけで、私とも仲良くしたいと思ってたいたことを教えてくれたヨナ。
そのキモチを精一杯の言葉と料理で伝えてくれた。嬉しかったんダ。ソノ日から私たちはずっと一緒だったヨナ。辛いときも、楽しい
ときも、悲しいときも、嬉しいときも、一緒にサウナやお風呂に入ったり、歌を歌ったり、占いをしたり。そして私は気付いたんダ…
サーニャが好きだって…もちろんひとりの女としてナ」




 エイラはそこまで一気に喋り通し、大きく息を吸い込む。夜の透き通って、少しひんやりした新鮮な空気も、エイラのカラダの熱を
冷ますことはない。興奮しているエイラは、サーニャに自分の欲望をぶつける。

 「だから……私と付き合ってクレナイカ!?」

 サーニャはずっと黙ってエイラの話を聞いていた。あまりにも突然なエイラの告白に俯いてしまう。エイラはそんなサーニャを見て
少し不安そうな表情をする。
 長い沈黙が訪れる………





 そして次の瞬間、サーニャの頬を一筋の涙が伝った。それは、いきなり告白されたことに対する驚きと、感動の涙だった。
 しかし、それを見てエイラは自分の体からサァっと血の気が引いていくのを感じる。さっきまでの興奮が嘘のように冷めて
なにも出来ないで立ち尽くす。

 「エイラ…」

 まだ顔を伏せたままサーニャがエイラの名を呼ぶ。

 「ゴ、ゴメンナ!サーニャ。突然変なことを言って…私のコト嫌いになっちゃったか?」

 エイラの胸は恐怖でいっぱいだった。サーニャに拒絶されてしまうのではないかと不安でしょうがなかった。
 嫌われたくナイ…
 そんなキモチで必死にサーニャ謝る。
348ずっと伝えたかったキモチ… 6 :2008/09/11(木) 01:22:27 ID:Q3IAZQFS
 一方、サーニャはエイラからずっと待っていた言葉を貰って喜びで満たされていた。しかし、あまりにも突然過ぎて嬉しい
はずなのに涙が出てしまったのだ。だめ。ちゃんと言わないと。エイラ、誤解してる。サーニャは悲しそうな顔をするエイラに笑顔を向ける。

 「嫌いになんかなるわけないよ。私もずっとエイラのこと大好きだったから。突然過ぎて驚いちゃっただけ」

 その言葉は、絶望のどん底に居たエイラの心を、優しく天国へと掬い上げてくれた。






 「ソ、ソレジャ…」
 「これからもずっと一緒に居てね。エイラ…」

 そう言ってサーニャは勢いよくエイラに抱き付く。エイラはそれだけで嬉しくて、顔を真っ赤にして、昇天してしまいそうになる。

 「サ、サーニャ。いきなり抱き付くなんテー」
 「ごめんね、でも今日だけは特別。今日はエイラが私に告白してくれた日。私たちが付き合った日。」
 
 そう言ってサーニャは少し照れたように頬を染めてエイラに微笑む。

 「ッタクー、今日ダケダカンナー」
 「うん。ありがとう、エイラ…」





 そこには、いつもおなじみの会話をする、幸せそうな…2人が居た。エイラとサーニャはこうしているだけで十分幸せなのだ。
 でも、今日からはもっと幸せになれる。二人の想いは、キモチはしっかりと通じ合っている。お互いが、自分と同じように、
幸せを感じてくれていることを知っている。そのことが、さらに2人を幸せにしてくれる…
 エイラもサーニャを抱きしめ返す。



 2人はしばらくの間、そのままで居た。
 きつく抱き合った2人。頬から、背中に回した腕から、触れ合う胸から、触れ合っているところ全てから、相手を愛しいと思う気持ちが伝わってくる…
 2人は嬉しくて。嬉しくて、幸せで……、もう限界だった。







 「ア、アイシテいるゾ!サーニャ!アイシテル!」
 「ありがとう。私も……、いっぱいいっぱい愛してるっ!」




 Congratulations☆ Eila & sanya!

以上で終わりです。
エイラ、サーニャおめでとう!
そして、ここまで読んでくださった皆様ありがとう!
これで私はしばらく書くのをやめて職人様のssを読んで楽しむことに専念しますw
これのおまけくらいは書くかもしれませんが。
349名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 01:29:20 ID:xrZBbSk6
>>348


何というか嬉しくなったw
350名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 01:33:32 ID:f9wxLpzB
>>348
なんという大団円・・・
脳内で再生しただけで全俺が泣いてしまった
この長編は間違いなくGJ
351名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 01:34:53 ID:PZ8rE2KN
>>348
GJ!
エイラさんヘタレ脱却だな!
352名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 01:44:13 ID:mRRP2m1N
>>348
良い話だった
後日談も見たいなこれは
353名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 01:52:38 ID:cqg6xHSh
完結乙!良かったです
後日談はもちろんラブラブエイラーニャですよね
354名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 01:55:43 ID:sLmuFTcb
良作品が投下されてスレがいい具合にふやけているところ恐縮しつつ、
ゲルトさんとミーナさんの連載もの第二話投下します。
1話に対し、レスしていただいた方々、ありがとうございます!
355すべてを捧げて 第2話:2008/09/11(木) 01:56:36 ID:sLmuFTcb
 シャーリーが音速超えを果たし、あられもない姿で、二人の軍曹に抱えられて基地に帰還する。
 大騒ぎしながら、基地に戻っていく隊員達を見送り、一人になると、ミーナはため息をつく。
 「どう報告書をまとめようかしら……」
 無論、虚偽報告などはしようとは毛頭考えていないが、下手な報告をするとマロニー大将の格好の餌になりかねない。
 隊員達を理不尽な糾弾から避け、守るという事も、隊長としてのミーナの役目のひとつでもあるし、ミーナ個人としての大義でもあるのだ。

 ミーナは、滑走路をぺたぺたと歩きながら、頭の中で報告書をまとめ始める。
 さきほどの騒動などなにもなかったかのように、波が静かに揺れ、音を立てている。
 空が茜色に染まる時間が近づく。
 ふいに色々思い出し、表情に、哀愁が混ざる。

「ミーナ」
 呼ばれた声に振り返ると、水着姿のゲルトルートが片方の手を腰に当てて、きりりとした表情で立っていた。
 ミーナの表情に、やわらかさが戻る。
 ゲルトルートは、特に表情を変えず、ミーナの横に並ぶ。
「考え事か?」
「いえ、少し昔を思い出していたの……」
「……そうか」
 ゲルトルートは、何か察したように、話題を変える。
「泳ぐか?」
 潮風が二人の髪を揺らす。
「え?」
「今日、泳いでなかったろ。宮藤たちにつきっきりで」
「でも…」
「今日に限らず、最近デスクワークばかりだ。たまには体を動かせ、なまるぞ」
「あ、ちょっと?!」
 ゲルトルートはミーナの手を握ると、ずんずんと砂浜に向って歩き出していった。
 ミーナはつんのめりながらも、ゲルトルートのぶきっちょな気遣いのようなものに目を細める。
356すべてを捧げて 第2話:2008/09/11(木) 01:57:21 ID:sLmuFTcb

 砂浜に着いた二人は軽く準備運動を始める。
「さ、泳ぐか。とりあえず、あのブイ(灯浮標)まで競争だ」
 と、ゲルトルートは距離にして1kmほど遠くにあるブイを指差す。
「ええ、いいわ」
 ミーナは臆するでもなく、着ていたオリーブ色のパーカーを脱ぎ捨て、普段は重苦しい軍服に覆われている、一部豊満でありながらも、均整の取れた体をあらわにする。
 ゲルトルートはその迫力に圧されてか思わずつぶやく。
「ミーナ、その水着、少し大胆過ぎやしないか?」
「でも、他の子たちも結構着ていたわよ、ビキニ」
「む。そういえば、そうか……」
「あなたはスタイルいいんだから、きっと似合うわよ」
「ビ、ビキニなんて、戦いに関係ない。私は機能性重視だ!」
 ゲルトルートは少しだけ顔を赤らめて海へ向う。ミーナはその背中を見つめながらくすりと笑い、後についていく。

 腰まで海につかる二人。
「何を賭けましょうか?」
「……なんだって?」
「あら、勝負をするからには何かを賭けなきゃつまらないでしょ」
 ミーナはいたずらぽく言いながら、ゲルトルートへ視線を向ける。ゲルトルートはしばし眉間にしわを寄せ、考えるも、根をあげた様に言葉を返す。
「ええい、面倒だ。もし、ミーナが勝ったなら何でも言うことを聞く。私が勝ったら…」
「勝ったら?」
「……勝ってから考える。別に、私はなにか欲しくて競争するわけじゃないからな」
 ゲルトルートはミーナの視線から逃れるように顔を背け、目標のブイを見据える。
「いつもこうだ…」気がつけばミーナのペースにはまっている。ゲルトルートはその事実に思わず唇を噛む。
「何か言った?」
「いや、なんでもない。いくぞ!」
 二人は海に飛び込む。
 規則正しい息継ぎ。
 無駄のないフォーム。
 カールスラントの誇る、二人の魔女は、ただ、目標に向かい、泳ぎ続ける。
 ゲルトルートは最初こそミーナをリードしていたものの、徐々にスピードが落ち始める。
 ミーナはそれを見逃さんといわないばかりにスパートをかけ、距離を詰めたかと思うと、一気にゲルトルートを抜き去り、ブイにたどり着く。
357すべてを捧げて 第2話:2008/09/11(木) 01:58:00 ID:sLmuFTcb
「さすがだな、中佐」
 ゲルトルートは肩で息をしながら、ブイにつかまる。
 ミーナも少し早く呼吸しながら、「でも、この勝利、少し納得しがたいわね」
「なぜだ?」
「だって、あなたは昼間も相当泳いでいたから」
「あ、あれぐらい、私にとっては大した消耗には…」
 言いかけたゲルトルートのお腹からキュルルという音が鳴り、彼女の顔が一瞬で朱に染まる。
 エースの動揺ぷりに吹き出すミーナ。
「と、とにかく、勝ったのは君だ! 約束どおり、何でも言うことを聞くぞ」
 ゲルトルートは照れ隠しをするように声を張り上げる。
 ミーナは濡れた髪を耳にかけながら、少し考え込み、ゲルトルートを見つめる。
 ゲルトルートもミーナを見つめ返す。ミーナの顔つきは真剣そのものだった。
 ミーナは脳裏に浮かんだ言葉を言いかけ、飲み込み、言い直す。
「……今度、一緒に買い物に付き合ってもらおうかしら」
 にっこりと笑うミーナ。さきほどまでの真剣な表情とは裏腹な、隊長ではなく、ただの一人の少女らしい願い事だったので、ゲルトルートは拍子抜けしつつも、ほっとするが、何か言いかけた様なミーナに引っかかりを覚える。
 
 二人が海から基地の滑走路に戻る頃には、空は暁色に染まっていた。
 ミーナの後に続いて歩いていたゲルトルートが立ち止まる。
「ミーナ。本当に、一緒に買い物するという事でいいのか?」
「ええ。どうして?」
「いや、何か言いかけたように思えたから……。私に気を遣って、難易度が低い事柄にしたのか?」
 ゲルトルートは、自分の言葉にはっとして、うつむく。
「すまない。自惚れが過ぎたな。忘れてくれ」
 ミーナを横切り、足早に基地へ戻っていくゲルトルート。
 
 ミーナは、ゲルトルートを追うこともできず、ただ後姿を見送り、着ていたパーカーの胸元をぎゅっと握り締めた。
「これ以上、あなたへの想いを大きくさせないで――なんて無理な願いだもの」
 
 潮風が強く吹き込んで、ミーナの背中を冷やす。


すべてを捧げて 第2話 終わり
358名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 02:02:14 ID:Q7Et6sKP
本当に、GJが、まったくもって、追いつきません。
とりあえずみんなGJ!!!連載終わった方々もGJ!まだまだ続く方も正座して待ってるかんな!
ああもう一日離れただけでこのssの量…幸せすぎるだろ常識的に考えて
359名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 04:21:25 ID:AHCaLJCK
>>236最終話乙です
芳佳リーネはうやむやになっちまいましたが(笑)丸く収まった?様で何より。
360名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 07:39:17 ID:xO7aEyrm
最近ちょっと勢いが無くなってきたと思ったら
ここにきて大量投下
皆さんGJ
361名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 09:21:18 ID:94zySy9J
>>354-357
GJ!素晴らしい!
こういう雰囲気のSSは大好物なんで続き首を長くして待っております
362名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 09:54:07 ID:7AgfektJ
>>348完結きたーGJ!!エイラーニャ万歳!!VIVA!!
>>357ミーナの手を取るトゥルーデを想像した瞬間萌え死にそうになった。GJ!!

>>360
この程度で失速感を感じるようならあなたはもう普通の百合スレには戻れないな。
私もだけど。
363名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 10:01:16 ID:5YwnRUrH
いよいよキョウ最速地域で放送だな。あのサーニャの手の位置が気になる
というか携帯の変換予測で今日と打ったらキョウダケダカンナ−が出た。いい子に育ったなぁこの携帯
364名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 10:03:25 ID:pbSGVWSi
ガチ百合じゃないと満足出来ない体質になりつつある自分は、
本編見なくても、ここのスレだけで満足になりつつある・・・。
芳リーネ、エイラーニャ、シャッキーニ・・・ここのスレのCPは甘々で最高すぎる。
365名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 11:12:11 ID:LHygA0Qj
切ないゲルミーナたまんねぇ!
続き楽しみにしている!
366滝川浜田 『EXTRACTION』:2008/09/11(木) 17:00:15 ID:0ijAYYep
SS投下します。ちょっと複雑なんですが、一応坂本×芳佳です。





―――宮藤、お前は私にとって誇れる部下だ。
思えば私が扶桑からお前をここに連れてきたのは、一種の一目惚れだったのかもしれない。

そんなお前も私の事を想っていてくれたのを知ったのは1ヶ月前。
両想いだった。嬉しかった。

だが、私達は結ばれてはいけない運命なんだ。
それでも、私はお前との愛に溺れてしまう。
私は……どうしたらいい…?

―――EXTRACTION―――

《芳佳の部屋

「んー…」
「うん、よく眠っているな。まったく、飛行中はあんなに凛々しい顔つきだと言うのに、こういう時は子供の顔だな」

自分の想いを抑えきれなくなった私は、いつの間にか宮藤の部屋にいた。
別に何をするという事もなく、ただ宮藤の傍にいたかっただけなのだが。

「…宮藤の唇…柔らかそうだな…。
…いや、ダメだ、この一線を越えてしまうと、私達はただの上官と部下ではいられなくなってしまう…!」

私が葛藤していると、宮藤が起きた。

「坂本さん…」
「みっ、宮藤っ…起こしてすまん」
「なんで坂本さんがここに…?」
「…ちょっとお前の顔が見たくなってな」
「…嬉しい…です…//////」
「……宮藤」

宮藤は顔を赤らめてそう言う。

367滝川浜田 『EXTRACTION』:2008/09/11(木) 17:02:00 ID:0ijAYYep
「こんな夜中に私に逢いに来てくれるなんて…。……坂本さん…私、やっぱり…」
「…宮藤、それ以上言うな。それ以上言ってしまうと、私達は普通の関係に戻れなくなってしまう」
「私は、それでも…!!」

私は宮藤を強く抱きしめた。

「坂本っ…さん…」
「私達は…結ばれてはいけないんだ。私達は上官と部下という身。それに私達にはそれぞれ恋人がいるだろう?」
「それでも私、坂本さんと一緒にいたいですっ…!」
「宮藤…」
「…一度だけ…一度だけ、坂本さんに…抱いて欲しいんです…!」
「……いいのか?宮藤。そんな事をしてしまったら、私達、本当に戻れなくなってしまうかもしれないぞ」
「…私は、それでも…」

すると、宮藤は私の手を引いて、私は宮藤を押し倒した形となった。

「坂本さん……私を抱いてください…」
「……一度…だけだからな…?」

私達は深い口付けを交わす。宮藤の口内はとても甘く、リーネはいつもこれを味わっているのかと思うと、少し嫉妬心が芽生える。

368滝川浜田 『EXTRACTION』:2008/09/11(木) 17:03:07 ID:0ijAYYep
「坂本っ…さぁっ…」
「宮…藤…っ」

キスをしている間も、宮藤は目を潤ませて、私を見ている。それがあまりにも可愛くて私は唇を離す。
私達の間には銀色の糸がかかっていて。

「宮藤…もう止められないぞ…?」
「…坂本さん………好き、です…」
「……私もだ、宮藤……」

―――――――――――――――――――
「すー…」

私は隣で寝ている宮藤を見届けて、宮藤の部屋を出た。

「少佐」

外に出ると、バルクホルンがいた。

「バルクホルンか。どうしたんだ」
「宮藤に手を出したんですか?」
「手を出したという言い方はやめてくれ…」
「…貴女にはミーナがいるでしょう。それに宮藤にはリーネもいる」
「…一応合意の上だがな」
「…私はまだミーナを愛してます。でもミーナは貴女の事が好きだから、私は身を引いた。
…でも、貴女はミーナの想いを裏切った事になる。もしそうなら、私は少佐を許す事は出来ない」

369滝川浜田 『EXTRACTION』:2008/09/11(木) 17:06:44 ID:0ijAYYep
「…そう、だな…。…私は、ミーナもそしてリーネも裏切ってしまった。結ばれてはいけない恋だと知りながら…な」
「……」
「私も宮藤もダメな女だ。私にも、宮藤にも恋人がいると知りながら、互いを求めてしまった」
「坂本少佐」
「…私達は出口の無い迷路に迷ってしまったんだ。ミーナも、お前も」
「……そうかも知れませんね」
「…ミーナには私から謝っておく。まあ、しばらく口は利いて貰えそうにないけどな」
「……少佐、仮に私がミーナと一晩だけ関係を持っても、少佐は許してくれますか?」
「今の私なら、誰も責める事は出来ないな」
「…そうですか」
「……したのか? ミーナと…」
「……」
「した、んだな…。いや、これでおあいこだな。私達は同じ罪を犯した」
「……私は」
「あとでちゃんとハルトマンに謝っておけよ。ハハハ、みんな同じだな。
みんな同じ罪を犯した。…まったく、ただれているな」

すると今まで出ていた月が雲で隠れた。

「もう遅いな。もう寝るか、バルクホルン」
「…はい」
「じゃあ、おやすみ、バルクホルン」
「おやすみなさい」

そう言うとバルクホルンは自分の部屋へ戻っていった。

…バルクホルンの奴、泣いていたな…。


「…本当に、汚れすぎたな、私達は…」

今日も、夜は更けて行く。

答えの無い想いを、抱きながら。



END


以上です。朝起きたら思いついたアイデアをそのまま文字にしました。
実はこの作品には、トゥルーデ視点、リーネ視点がまだあるので、投下したいと思うんですが、どうですかね?

では、爺は晩ご飯の用意をして来ます…
370名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 17:44:06 ID:7AgfektJ
>>369
待ちに待った修羅場展開きた!!GJ!!
散々揉めた挙句美緒とトゥルーデが多重レイプされるんですね、わかります。

どうですかね?なんて訊くだけ野暮ってもんだぜ。wktkして待ってる。
371名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 17:47:54 ID:ugQI9t5p
>>369
うっほぉうGJ!なんというドロドロ展開w好きだw
リーネ・トゥルーデ視点、もちろん投下してくれるよな?
待ってます!
372名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 18:23:40 ID:cqg6xHSh
すげぇwwドロドロすぎだww
GJ!両方の視点、正座して待ってる
373名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 18:32:23 ID:TEImrfd6
もはや発情した豚だな
全フラグ使い切りたい気持ちはわかるが
外道すぎてロマンスも何もねぇw

しかし敢えて言おう、GJであると!
374名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 18:39:35 ID:pbSGVWSi
そうだよな。
ハッピーエンドの裏にはバッドエンドもあるんだよな・・・。

続きも勿論だが、お爺ちゃんの書いた芳リーネも読みたいぜ。
375名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 19:10:38 ID:xO7aEyrm
              ∧        |  \,   ──  、, 
ヽ, -   ̄  - 、  / |        | /      、    `
  >          y'  }        レ    i  ) ハ  i    
./           \ /     ?  /  i ハ ∠/ !  i!
   ,   /    i  } /        {/  i / ヽi 、 / ! / !  
  / イ /  ,  人  | |        レ! i  !i ┃` ` ' レ┃ | / 
  !_/_!_イ- , i!_/ ヽ ト |         V\!' ┃.    ┃ レ 人
 ̄|V' V |/レ'V  ̄|- |`!         / /,,       ,, /  
、 |、/////////////! / 、   ∧ \  | ト `,、 ,------- イ  /
ヽ! ` 7------  ´レ'  \(   /=/\ ` ̄_`_'_/イ_ト、/}_'__'_`'
   k⌒; | /^|   |コ  (   /=/  (ミ、、!-,-/i'Y |^/ /|  \
   || ヽ| ! |   |   ヾ-----イ   |\_ヽY ! ! .レ / |>,、, ,_}  
.   | !  V|  |    !    ! //!    V_/ノ/ /  / i!| ||
 i /_.!  V  | イ 人 !    !//!     || / `/  } |! || /:
V`/==,!  ヽ | `'|| ||  --- ! - !-----  ||/ <   ! | ||/::::
||,ム- '   ̄  ̄    / ̄, -_||_- ̄\        ̄  <:::'_ 
            (   -- ̄-   )


ドラマCDでもいいからして欲しいなぁ
376名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 20:27:28 ID:YkMRhwQB
いいなぁ、ハードなのは苦手だけど、これくらい許し合える展開だと
それそれで胸を打つものがある。GJ!
377名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 20:37:06 ID:f9pJT9Mb
この部隊、姉妹多過ぎる!!!
人生で最もヤりたい盛りなのはわかるが....

しかし敢えて言おう、GJであると!
378:2008/09/11(木) 21:02:36 ID:f9pJT9Mb
238 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2008/09/11(木) 17:24:11 ID:IifARJLi
ttp://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080911_lingerie_league_start/
パンツじゃないから、どころの騒ぎじゃねえ
239 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2008/09/11(木) 17:25:51 ID:MUaCvqiw
それはパンツだろ
379名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 21:04:22 ID:T0J3EShi
世界がようやく日本に追いついてきたようだ
380名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 21:08:18 ID:PQpTtOv9
ミーナとペリーヌは少佐を取り合ったりしないのかな。
ミーナは余裕があると見せかけて内心ペリーヌと少佐の関係にヒヤヒヤしてる、みたいな。
381名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 21:11:25 ID:PQpTtOv9
あ、言い忘れた爺GJ!!毎回あんた最高だよ!!!
爺のシャッキーニと少佐×芳香は大好きだ!!!いいね、秘密の関係!さすが扶桑の魔女だよ!!!
382湯煙につつまれて1:2008/09/11(木) 21:14:09 ID:Gj/tUMq0
>>348さんのラブラブなエイラーニャに触発されて
エイラーニャが付き合い出した場合の(どちらから告白しかのかは不明)
告白翌日のウィッチーズの反応の妄想を投下

「湯煙につつまれて」

長年の想いを確かめ合ったたエイラとサーニャ
二人の気持ちは通じ合った
そして変わらぬ二人の幸せな日々は続く

〜お風呂場にて〜
サーニャ「ねぇ…エイラ…頭…」
エイラ「…うん…目ぇちゃんと閉じてロヨ」
サーニャの頭を洗ってあげるエイラ、いつもと変わらぬ風景だ

〜湯槽にて〜
一方それを眺める他の面々
一見、今までと何ら変わらぬ二人だけど…
(お決まりのキョウダケダカンナーの一言がない!)

シャーリー「ふ〜ん、やっとかー長かったなー」
ルッキーニ「ふにゅ?やっとってなーんのこと?」
エーリカ「ニヒヒ、エイラとサーニャの、ごりょーにん!のコトだよ」
ルッキーニ「にゃにが?ぜーんぜんいつもんとかわんないよ???」
シャーリー「しっかし、あのエイラがね〜」
エーリカ「案外痺れを切らしたサーニャから仕掛けてたりして」
シャーリー「それはあれか?同じ小悪魔としての感ってヤツか?」
ルッキーニ「ねぇねぇ、ねぇ〜てば〜」
エーリカ「そんなんじゃないけどさ、あのエイラだよ〜」
シャーリー「いやあいつはやる時はやる奴だ、私はあいつの男気を信じるね」
ルッキーニ「じぇ〜んじぇんわぎゃんにゃい!!!」
エーリカ「お子様にはわかんなくていいコトだよー」
ルッキーニ「にぃぎぃぎぃぃ〜」
シャーリー「ルッキーニは今のままで十分かわいいよ、よしよし(ムギュ)」
ルッキーニ「むふゅぅ〜」

芳佳「ねぇリーネちゃん私もよくわかんないんだけどいったい何の話かな」
リーネ「さ、さぁ…私も…よっよくわからないから」
リーネは嘘をついた、必死に嘘をついた
もしも私と芳佳ちゃんも…などという妄想は悟られてはならないのだ

ゲルト「おまえらいいかげんにしろ!不謹慎だぞ!」場の空気に耐えられず小声で叫ぶ、これは悲劇の序曲となった
エーリカ「そ〜ゆ〜トゥルーデも、うらやましーとか思ってるんじゃないの〜?」
(↑注:本当はトゥルーデの事が好き)
ゲルト「ばっ馬鹿を言え!私はだな!(芳佳をチラ見)」
芳佳「???」
リーネ「!!!」
シャーリー「よっヘタレ師匠!弟子の幸せくらい素直に祝ってやれよ〜」
エーリカ「ガンバレ!お・ね・え・ちゃん(←さりげなく)」
一同「あっはっはっは!(笑)」
ゲルト「おっ…おまえら!」
芳佳「???」

〜再びシャワーの前にて〜
ゴシゴシゴシゴシ(頭を洗うエイラーニャ)
エイラ「…(バレてないヨナ、バレてないヨナ)」
サーニャ「うぅ…し…しみるぅ…」
383湯煙につつまれて2:2008/09/11(木) 21:17:41 ID:Gj/tUMq0
〜食堂にて〜
同じ頃、アールグレイとスコーンを楽しむ三人
ミーナ「ところで美緒、私の感だとエイラさんとサーニャさんがお付き合いを始めたみたいね」
美緒「ん?黙認してやれ、あいつらもそれ位の幸せでもなけりゃやってられんさ」
ペリーヌ「そうですわよね!流石です!流石ですわ坂本少佐!…あっ」

美緒を挟んでミーナとペリーヌは最後の一個の奪い合いになった
ペリーヌ「あら失礼致しました、隊長どうぞ」
ミーナ「あら?気にしなくていいのよ、スコーンくらい差し上げるわ、スコーンくらいね」
美緒「わっはっはっは、遠慮などするな、なんなら私のをやろう、食いかけですまんが」
ミーナ&ペリーヌ「!!!」
美緒「ん???」

まったく扶桑の魔女ときたらどの娘も天然というか鈍感で
〜おしまい〜
384名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 21:20:03 ID:Gj/tUMq0
以上です御粗末様でした、それと
>>187-192を読んで頂いた方、レス頂いた方、保管庫管理人様ありがとうございました

SS書いたのはあれが二度目だったのですが
だらだらと長くなりいらん子や技描写などできるだけ削除しました
キン肉マン御存じでない方にも話の流れだけでも感じて笑って頂けたら幸いです

本当はエイラに「悪魔にだって友情はあるんだ〜」級の
一世一代の告白をさせたく書き始めました…できませんでした
今回も私の力ではエイラから告白させてあげれなく
でもエイラが頑張ってくれていたらいいなと不明扱いに…
では最後になりますが今回も乱文の中読んで頂きありがとうございます
失礼致しました
385名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 21:22:25 ID:Gw6Qz6Vk
エイラ「私にだって勇気はあるんだー!!!」

ゲェーッ!エイラが告白しただとっ!?
386名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 21:38:44 ID:xO7aEyrm
いいねいいね
GJ!
387名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 22:04:58 ID:7AgfektJ
>>384
やけに甘々だがこんな作風の人いたっけ?と思って>>187-192見たらお ま え か !!
変わり過ぎて全然わからんかったwwとりあえずGJ!!

それにしても扶桑の魔女のやつらときたらほんとにもう……。たまらんね。
388名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 22:27:57 ID:HmbaG6Zz
SWの夏が、終わる……。
寂しさを感じつつ、ゲルトさんとミーナさんの連載もの第3話投下します。
レスしていただいた方々、保管庫管理人さん、ありがとうございます。
389すべてを捧げて 第3話:2008/09/11(木) 22:28:38 ID:HmbaG6Zz
 ウィッチーズたちが戦いの末、パ・ド・カレーにたどり着き、ミーナが、過去からの贈り物を受け入れた日――

 ゲルトルートは、ミーナの部屋をノックする。
 開くドアの向こうの軍服姿のミーナを確認し、驚きの表情を向ける。
「まだ着替えていなかったのか?」
「ええ。ごめんなさい……」
 ミーナはゲルトルートを招き入れるように、部屋の奥へ行く。
「美緒たちは?」
「さっきハンガーに向った。あと十分ぐらいで赤城に向け飛び立つはずだ。頼まれていた機材の準備ももう済んでいる」
「そう……」
 ミーナは窓の向こうを眺めながら、ぽんやりと答える。
 ゲルトルートは、ベッドに置かれた赤いドレスと手紙を見つめる。
手紙の封筒は、少し濡れたのか、皺が寄っている。
 しばし、ミーナとドレスへ視線を配ることを繰り返し、つぶやく。
「……つらいようなら、取りやめるか?」
「いいえ、大丈夫よ」
 ミーナは振り返ると、首もとのリボンを解き、軍服のボタンを外し、脱ぎ捨て、シャツのボタンも外していく。
 ゲルトルートはあわててミーナに背を向ける。
 シルクのドレスが肌にこすれる音。
「トゥルーデ」
 呼ばれたゲルトルートは静かにミーナのほうへ振り向く。ミーナは背を向ける形になりながらも、顔をゲルトルートへ向けている。
「結ってもらえるかしら?」
 ミーナはドレスの後ろにあるリボンに手をこまねいている。
 ゲルトルートはうなづき、リボンを握る。
 ミーナの白い背中がゲルトルートの視界に広がり、手元を狂わせる。
「……ねえ、トゥルーデ」
「なんだ?」ゲルトルートは手を止める。
「自分の心を思いのままに縛れたら――想いをコントロールできたら、強くなれるのかしら?」
「どうしたんだ、急に」
 ミーナは口をつぐむ。ゲルトルートは無表情に、考えをめぐらせる。
「……私は、心を自由に縛れても強くはなれないと思う。
 迷いはなくなるかもしれないがな。だが、それは……戦場においては無軌道の発端になって、自分をみすみす死に追いかねない。
 おまえがもっとも嫌うことだろ?」
 ミーナの体がぴくりと動く。
「大切な――大切な人を失うのは確かに怖い。
 でも、失うことを恐れて想いを封じたって、なんにもならないさ。
 私たち魔女(ウィッチ)は、"想い"も力のうちなんだからな。だからこそ……、絶対に失いたくないからこそ、努力する。それだけだ」
 ゲルトルートは、言い終わると、リボンを結ぶ。
「きつくないか?」
「ええ、ちょうどいいわ。ありがとう」
 ミーナは、悲しみと迷いで張り裂けそうになっている表情を努めるように緩めて、ドレスを翻し、振り返る。
 ゲルトルートは、じっとミーナを見つめ返し、意を決したようにそっと頬に触れる。
「……私は、幸いにして、まだ大切な人を失っていない。失いかけもしたし、落ち込んだが、ミーナがいてくれた。だから、これからは私も支えられるよう、努力したいんだ」
 ミーナの頬が微かに熱くなるが、不安ごとを思い出したかのように、また少し表情が固くなる。
 ゲルトルートの手が静かに離れる。
「そのドレス、とても似合っていると思う。君の事をよく知っている証拠だな。少し、悔しいぐらいだ…」
 ミーナは目を見張る。ゲルトルートも自分自身の言葉に驚いたような顔つきになって、急いでドアのほうに向かう。
「先に行ってる…」
 私は、何を言っているんだ。ゲルトルートは廊下を歩きながら、自分自身の言葉にただ戸惑う。
 ミーナは、ゲルトルートの言葉を反芻し、胸が高鳴るが、まるで押さえ込むかのように、かたく目を瞑る。
390すべてを捧げて 第3話:2008/09/11(木) 22:29:20 ID:HmbaG6Zz
 黄昏に染まる基地。
 基地、そして、戦艦に響くミーナの歌声。
 ゲルトルートは、カメラを操り、ミーナを撮影する。
 
 その日の夜、ゲルトルートは、一人暗室にこもり、夕方の写真を現像していた。
 正装したミーナを囲む隊員たちの写真を除いてはほとんどがミーナを撮影したものである。
 乾燥のため、吊るした写真を眺め、自問自答する。

 私にとって、ミーナは何だ?
 隊長で、友人で、守るべき人。
 でも、同じ守るべき人――クリスや他の隊員たちとは何か違う。
 それに、なぜ、夕方、私は嫉妬めいた言葉を吐いたのだろう。
 なぜ? いや、もうとっくに気づいているはずだ。そうだろう?

 ゲルトルートは吊るしていた写真の一枚を手に取る。
 映っているのは赤毛の、赤いドレスに実を包む少女。
「ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ……。私は君が…」

「あの人を失ったとき、本当につらかったわ。こんな思いをするなら、好きになんてならなければよかったってね。でも、そうじゃなかった。でも失うのは今でも恐ろしいの。それなら、失わない努力をすべきなの」
 ミーナの部屋では、少佐が冷たく光る銃口を、そして、その先のミーナを見つめていた。
「約束して、もうストライカーははかないって」
「それは、命令か?」
 悲痛の面持ちのミーナに、少佐は微笑する。
「そんな格好で命令されても、説得力が無いな」
「私は本気よ。今度戦いに出たら、きっと、あなたは帰ってこない」
「だったらいっそ自分の手で――というわけか? 矛盾だらけだな、お前らしくも無い」

 ――君がもっとも嫌うことだろ?

 唐突に、ゲルトルートの言葉がよぎる。
「違う、違うわ!」
「私は、まだ飛ばねばならないんだ」
 少佐は、状況の異常さとはそぐわない冷静さで言い放つと、すたすたとミーナの部屋から出て行こうとする。
 ミーナは、震えながら、彼女の背中へ銃口を向ける。

 ――絶対に失いたくないからこそ、努力する。それだけだ

 少佐は、部屋を出て行く。
 ミーナは銃を下ろし、大きく息を吐く。
 
 ――これからは私も支えられるよう、努力したいんだ

「今は……今は駄目。私は、あなたを受け止めることが…」

 ミーナの赤いドレスに涙が落ち、血痕のようなしみを作り、広がる。
 だだ広い個室にすすり泣きがこだまする。

 暗室から出たゲルトルートはあくびをこらえ、自室へ足を向けたところ、ミーナの部屋から出てくる坂本少佐を見つけるが、眠気が勝ったので、特に意に介すでもなく、部屋に入るとそのままベッドに倒れこんだ。

「これが、恋か……」

 ゲルトルートは枕に顔を埋め、自分の気持ちを、改めて彫り出すかのようにつぶやいた。


すべてを捧げて 第3話 終わり
391名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 23:21:14 ID:Q7Et6sKP
たまには修羅場もいいけどやっぱりみんな幸せなのがいいなと思い考えついたままアホなssやらかした。
おっぱい星人の暴走
そういう題名にしようかどうかエライ悩んだ。エイラにみえた奴は飲みに行こうか。
>>390の切なGJssを読んでからこれを読むひとがかわいそうだ。
ていうか>>390GJ!マジGJ!正座して待ってた甲斐があった!次回も楽しみに待ってる!!



「や…、っちゃ、った…。」

   ○Aye,mom!

朝起きると横に坂本さんが眠っていた。一糸纏わぬ姿で。…つまり、裸で。
坂本さんも私と同じで裸で眠るタイプではないし、例えそうだとしても私が坂本さんの部屋で、
しかも同じく裸のまま今のいままで眠っていた説明には全然ならない。
こういうことになった経緯は他ならぬ自分がよーく知っているわけで
昨日、ミーナ中佐はリーネちゃんと買出しにでていて、だから私は報告書を坂本さんに渡しにいくことにした。
部屋へ赴くと坂本さんは髪をおろした格好で少し汗をかいていた。自室でも訓練していたんだと思う。
キラキラとする汗が眩しかった。夕方で、沈むお日様を背ににこりと微笑みかける坂本さんは、すごく魅了的だった。うっかり見惚れてしまうほどに!
どうした?と私達を指導してくれる時とは違った声音で問われて我に返った、…と思っていたんだけど。
このときで既にダメだったのかもしれない。
最近、ちょっとだけリーネちゃんと夜を過ごしていなかったから、なんてそんな理由もあった気がする。
…ああ、どう考えたって私が悪い。それはわかってるんだけど。
でもでもあんなに無防備に宮藤も体力をつけなきゃ駄目だぞどうだ一緒にやるかなんて訊かれたらうっかり押し倒すに決まってる。
そんな経緯を思い出しながら身体を起こして横をみると、キレイな黒髪が目にはいる。
私は少し茶色っけのある髪の毛だから、少しだけ羨ましい(リーネちゃんはそれが好きだと言ってくれるけど)。
ちょっと攻めたらすぐに求めるようになってしまった昨日のことを思い出してまた襲いたくなってくる。
無意識ってこわい。むしろいっそ罪だと思う。……やらしかったなぁ坂本さん。
…いや、でも、これ。

起きたらなんて言おう。
392名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 23:21:43 ID:Q7Et6sKP
  ○

昨日、買出しから大分遅く帰ってきて美緒の部屋に向かうと、中からひどく甘い声が聞こえてきた。
ドアのすぐ傍に立ち、ちゃんと耳を済まさなければ聞こえなかったと思う。
けれど、確かにそれはよく耳に馴染んでいた美緒のものだった。
ドアノブに手をかけたまま固まって頭をフル回転させる。
何の打開策も見つからず自室へ足を向ける途中で、リーネさんに会った。
今日はありがとうとその時でき得る限りの笑顔で微笑みかけても、リーネさんの表情は何故か暗かった。
部屋に芳佳ちゃんがいないんです
そう言う彼女の言葉に私は悟りたくないことを悟る。

朝食に揃って現われた美緒と宮藤さんの姿を確認して、にこりと微笑む。
固まる二人。クエスチョンマークを浮かべるリーネさん。どうしてやろうかと考える私。
とても天気の良い朝だった。

  ○

今日、ミーナ中佐がこわい。
何がこわいのかよくわからないけれど…、なんていうか、すごく黒いものがでている気がする。
朝ご飯を食べていたら坂本少佐と芳佳ちゃんがいっしょに食堂にでてきた。
よかった芳佳ちゃんいたと安堵を覚えていると背筋を悪寒が走る。
笑顔のはずなのに、ミーナ中佐はすごくすごくこわかった。
ご飯を食べ終わってから、かの人に呼び出しをされた。
びくびくしながら部隊長用に設置された大きな職務室を訪れる。
中佐はやっぱり笑顔で、昨日あったことを教えてくれた。全ては憶測にすぎないけれど、そう結んではいてもその話には現実味がありすぎて、
私は自分の中に黒い感情が沸き上がるのを知る。
そんなときにミーナ中佐の提案を聞かせてもらった。私はモチロン、乗る。

  ○

朝、起きると身体のけだるさに気づくよりも先に、宮藤の必死のごめんなさいの声を聞いた。
少し面食らいながら寝起きの働かない頭を動かすと、重い身体の原因となる昨日の出来事を思い出す。
熱い。布団を顔まで持ってきて状況を整理する。何がどうなってる。
思考を続ける最中も情けない顔でごめんなさいを連呼する宮藤をみてとりあえず悟る。

ああ、食べられた。

考え至ってから昨夜の反撃の余地すら許さない宮藤のテクニックを思い出してさらに熱くなる。
顔がみれないじゃないか。柄にもない!
随分巧いな、私から何もアクションを起こさないからだろう、不安そうに覗きこんできた宮藤に言う。
思ったまんまを言っただけなのに、私はこのあと少しだけ、朝食に遅れる羽目になった。
今朝の訓練のひどくハードなことといったら。
393名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 23:23:31 ID:Q7Et6sKP
  ○

昨日のことを思い出してにへらとにやけそうになっていたところに坂本さんが起きたらしい気配があった。
開く瞳と眼が合う。起きたらなんて言おうと考え始めようとしていた矢先だったからただでさえ朝で鈍い思考がさらにこんがらがる。
とにもかくにも、謝った。ひたすら謝った。
そんなところに唐突に巧いなと言われて何のことかと考えて昨日のことだと思い至る。
坂本さん、反則です。

ごめんなさい

心の中で叫びながら衝動的にキスをして、…そのあとは割愛するけれどすこし遅めの朝食を2人でとりにいったら笑っているけど笑っていないミーナ中佐に出くわす。
ああ、ばれてる。背筋を冷たい汗が伝った。朝だけれどこの冷気は温度のせいじゃない。魔力でもないのが不思議なくらいだ。
居辛い食堂で咽喉を通らない食事をとるとリーネちゃんにあとで職務室にきなさいと伝えてミーナ中佐はその場を後にした。
なんで昨日部屋にいなかったの?と澄んだ瞳で問いかけるリーネちゃんを直視できない。
知らないんだ、よかったという思いとやっぱり言わなきゃだめだよね、そういう考えが錯綜する。
結局答えをだせなくてそういえばミーナ中佐に呼ばれてなかった?と普段どおりの(なっていればいいけれど!)笑顔を浮かべて逃げてみる。
ちょっと間をあけてじゃあ行くね、食堂をでていくリーネちゃんの後姿を見送り坂本さんをみる。
…こんなに怖がる坂本さん、はじめてみるなぁ…しみじみ眺めている場合じゃないけど恐がり方が半端じゃない。
ミーナ中佐、気づいてたんでしょうか、声をかけると明日が非番でよかったと返ってきた。…本当にごめんなさい。
けれどそんな坂本さんもかわいいと思った私はたぶん末期だ。節操ってなんだろう。
ご飯を食べ終わって坂本さんの部屋のシーツやら何やらの片付の手伝いを提案すると頼むと言ってくれた。
素直に自室に戻るとリーネちゃんがいそうでこわかったっていう訳もある。
まだ顔をあわせられない。どうやって説明しよう。

坂本さんの部屋へつく。
扉を開ける。
よもや、真っ黒な魔力(あれを魔力と言わずになんというのか私のボキャブラリーじゃわからない)を纏ったイイ笑顔のウィッチが2人、
待っているとも知らずに。
私って明日ぜんぜん非番じゃなかったよなぁ
そこまでなら、頭の片隅で考えられた。
息の合った二人の声が私たちの名前でもってその空気を震わせる。

「美緒?」「芳佳ちゃん?」

ゆるりと手招きをされて、逃げ出す足は凍っていたというのにきちんと足並みを揃え地面を踏み鳴らす。
右手はぴしりと額の辺りへ。
これまでの動作を費やすのに名を呼ばれてから1秒と経っていなかったと思う。
それから私たちは多分、軍人という職業に就いていながらその生涯で一番、良い返事をした。


『Yes,ma’am!!!!』


 ○Fin!


遊びすぎましたwww楽しかったです。このネタでシャッキーニ&エーゲルでもやろうか悩んだ。
お目を通していただけましたらありがとうございます。
明日は早く起きなけりゃならないのに今日は放送…楽しみだけど複雑だ…
394名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 23:27:31 ID:r04UQA/h
>>389
切なさにGJ!

アニメがどんな最終回になてっても
此処のssで幸せになれるから私に不安は無い

私もそろそろ、ssエイラーニャ編投下しようかと思います
395名無しさん@秘密の花園:2008/09/11(木) 23:40:24 ID:3ThqSdPX
あとでSS読もうと思ってちょっと後回しにしてると、次の新SSが来てるとか何このスレ
396名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 00:03:51 ID:EAep9atU
>>389->>390
何か脚本ライクな文であるが、
今まで多量のSSを読んできた中でも台詞回しが絶品だ
口調に不自然さが無いと言うか、
アニメのあの声でキャラクターを完璧に掴んでいるという印象

なんと言うか…すごく…GJ…
397虎姫:2008/09/12(金) 00:13:45 ID:LPKLxBYi
風邪ネタ続きです、エイラーニャ編

『風邪の特効薬】
【エイラとサーニャの場合】
「くしゅん!うー寒い、スオムスの寒さは平気なのに風邪から寒さは何で応えるんダロ?
あー、サーニャは今何しているカナ?変な所で寝てないかな?ご飯食べたカナ?
・・・ハァ、気にしてもしょうがないナ、寝よう・・・」



(ここは何処ダ?真っ暗だし冬のスオムスより寒いじゃないカ!
寒くて凍える!暖かいものは無いのカ?
あれ?近くに暖かい気配がスル、手を伸ばせば触れられル。
・・・あっ、柔らかくて暖かい、それに良い匂いダ。良い気持ちダナ〜)

「うーん、あれ?私、随分寝てたのカ?凄く良く寝れたな、
寒気もしないし暖かく気持ちいい感触が・・・」
「スースー」
「さ、サーニャ?!な、何で私の隣?夜間哨戒後で寝惚けた?いや!昨夜は無かったし!
あー!私サーニャを抱きしめて寝てる?!ナルホドだから暖かいのかーって納得するな私!」
「うーん、エイラ静かに寝てないと」
「は、ハイ」
「じゃあお休み」
「うん、お休み・・って違うダロ!サーニャ、起きろヨー」
「何?エイラは風邪引いているんだから寝てて」
「そうだよ、私風邪なんダヨ近くに来ちゃ駄目ダロ」
「お見舞いにきたらエイラが凄く寒がってたから」
「それで一緒ねてたのカ?」
「うん、エイラ寒く無くなった?」
「寒くないヨ(嬉しいのと恥ずかしいので熱いくらいだ)///」
「良かった、じゃあおやすみなさい」
「えっ?サーニャ、ここは駄目ダッテ風邪うつるから」
「ずっと一緒だったから同じ、それにエイラの風邪ならうつってもいいよ・・・」
「・・・えっ、サーニャ///」
「スースー」
「寝てる・・・うー、こっちは寝れない、
その台詞は反則ダゾ・・・また熱が上がりそうダ///」

次回【シャーリーとルッキーニの場合】
虎姫
398名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 00:15:32 ID:9oOPwxao
>>389
マジGJ
その高い文章力に惹かれる
>>397
やっぱりエイラーニャは天使だわ…
399名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 00:21:06 ID:8wTO26yg
>>395
むしろ新作キターと思って読み終わって
さーGJするかと思って書き込み前のリロードすると次が来てる。
ていうか今まさに>>397が来た。
あと保管庫の編集を始めると途中で必ず1本は来る。これは今のところマジで的中率100%。
このスレ絶対おかしい。癖になる。

というわけでGJ!!
>>389 「絶対に失いたくないからこそ、努力する。それだけだ」に惚れた。トゥルーデ格好良過ぎる。
>>391 視点ごとの書き分けが絶妙だ。少佐視点難しくて断念したからすげーと思ってしまう。
>>397 続ききたああああ!!このシリーズ甘々で好きだ。エイラーニャはもう散々既出なのに何度読んでも震え上がるほど萌える。
400名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 00:27:42 ID:E5kmtiLG
>>397
GJ
エイラーニャ最高
401滝川浜田 『no way out』:2008/09/12(金) 00:42:14 ID:yppKyotX
最速地方が羨ましい。そんな羨ましさをSSにぶつけます。夕方に投下した『EXTRACTION』のリーネ視点です。





―――夜中ふと、目が覚めて、私は芳佳ちゃんの部屋に行った。
…私がそこで見たのは、坂本少佐とエッチをしていた芳佳ちゃんだった。


―――no way out―――

…私は今、夢を見ているのだろうか…?

「坂本、さぁんっ…!好き…ですっ…!」
「宮藤…っ!宮藤…!可愛いぞっ…!もっと…お前の声を聞かせてくれっ…!」

芳佳ちゃんは快楽に顔を歪ませて、坂本少佐とのエッチに溺れていた。

「なっ…なんでっ…!?…芳佳ちゃん…そんなっ…!」

私はショックの余り、腰を抜かしてしまった。
すると、後ろから声がした。

「リーネ」
「バルクホルンさん…」
「確かお前は、宮藤と付き合っているんだったな」
「は、はい」
「…この光景、どう思う?」
「……正直、ショックです。芳佳ちゃんが私以外の人とエッチしてるなんて…」
「そうだな、しかし残念ながら人間というのはそういうものだ。
例え、自分に恋人がいようと、目の前の欲望には勝てない。それが宮藤の場合、坂本少佐だった、という事だ」
「……欲望…」
「お前だって宮藤に対して欲望の一つや二つ持ってるだろう?それが宮藤の坂本少佐に向けられた想いだ」
「…芳佳ちゃん…私なんか、どうでもよくなったのかな…」
「さあ、どうだかな。それは宮藤本人に聞いてみないと分からない」
「芳佳、ちゃん…」

動揺する私に、バルクホルンさんは冷静に語りかける。

402滝川浜田 『no way out』:2008/09/12(金) 00:43:34 ID:yppKyotX
「……お前は今の宮藤を見ても、まだ宮藤を好きでいられるか?」
「今の…芳佳ちゃん…」
「……」
「……好き、です。芳佳ちゃんの心が例え坂本少佐に向いたって、私は多分…いや絶対芳佳ちゃんの事を好きで居続ける。
…私、芳佳ちゃんに誓ったんです。ずっと、芳佳ちゃんだけを見続ける。例え芳佳ちゃんの心が他の誰かに移ったって、私は芳佳ちゃんだけ……」
「……」
「…好きでいる、って」
「…そうか。私達は誰かを好きになるにはあまりにも汚れすぎたと思っていたが…お前はまだ大丈夫みたいだな」
「バルクホルンさん…」
「フフッ、今ならまだ間に合う。お前の魅力で宮藤を再びお前に引き戻してみろ。
…お前の恋はまだ終わってないぞ」
「……はい……!」

私はバルクホルンさんに一礼すると、自分の部屋に戻った。

芳佳ちゃん、いつか芳佳ちゃんの心が坂本少佐に向いたって、私諦めない。

私の力で、芳佳ちゃんを私の所へ引き戻してあげるから。


坂本少佐には、芳佳ちゃんは渡さない。



私は月にそう誓った。


END


リーネ視点以上です。次はトゥルーデ視点を投下予定です。

もう眠いので、爺は寝ます…。
403名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 00:48:43 ID:8wTO26yg
>>402
GJ!!リーネがいい子過ぎてたまらんね。芳佳、しっかりしろ!!
404名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 00:51:37 ID:5GohABMO
>>402
GJ!
そして爺はゆっくり寝て疲れを取ってくれ
405名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 01:02:07 ID:F50etvsM
>>402
GJ!リーネの一途さに感動した。
あと、冷静に語りかけるトゥルーデお姉ちゃん最高だ…素敵!
406名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 02:00:09 ID:se+eTuCg
407名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 02:00:13 ID:x3piWN1r
犬はよき妻と...
408名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 02:01:20 ID:GiFNies+
少佐×芳佳キタコレ
409名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 02:08:25 ID:yDeYUQ/6
ゲルトさん芳佳に対してガチだったんすかwwwwww
410名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 02:10:21 ID:N9X8bKSt
ぬわー!ww
11話キター!

ミーナがトゥルーデの口に指あてたのに萌えたのは自分だけ?w


後、おっさん達がジャマだった…orz
411名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 02:35:46 ID:cJsey1oU
予告のエイラーニャが気になる・・・
412名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 02:50:26 ID:o8HRAi/I
ゲルトお姉ちゃん状態ワロタwwwwww
413名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 02:51:24 ID:uFh9UjXr
ペリーヌ帰る所無いんじゃ、押しかけ妻やるしか無いね
しかし次回で終わるというのにオッサン達の尺が長過ぎてイライラしてしまったわ
414名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 02:59:37 ID:N9X8bKSt
>>413

ほんとだよな orz

オッサン(いやオジン)達しゃしゃり出すぎwww
415名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 03:03:07 ID:FOac4uuW
そうか?
悪役&苛つくオッサンたちを主人公たち無視して二、三話活躍させる
アニメがごろごろしてる中0.5話ぐらいに収めてるのは素晴らしいと思うがw

それにしてもサーニャの手が狙い過ぎw
416名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 03:06:55 ID:KihBDEEO
おっさん共はうざかったが、何より心配していた赤城のガキが出なくてよかったわマジ
417名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 03:10:59 ID:uFh9UjXr
そりゃ、製作陣がイラネーっつったんだからw
418名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 03:36:19 ID:PNaOKn/n
というか下手すると吹っ飛んだ高角砲まわりの操作員とか
退艦に間に合わなかった連中(=戦死者)に入ってそうだな。
アイキャッチ決めたスタッフはいい仕事したよ。わかってらっしゃる。

ただそのコンビ二つの尺がおっさんに取られ過ぎて今週はハラハラしっぱなしでした。
リーネだけ一人で同情した。
>>419
アイキャッチじゃなくて提供絵か。

今回アイキャッチの仕様も面白かった。
そう書こうとして興奮しすぎて間違えたという言い訳。
421名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 08:27:35 ID:ZOKkvSmG
最近、シリアス分が多くなって百合分が減ってるよな。
何かシムーンのラストの方を思い出す。

ところで、夢にもっさんと芳佳とリーネが出てきた・・・。
何かポカリとかC1000タケダのCMみたいな事やってた。
こんな感じで。


「よし。今日は気合の練習だ。いいか、お前達、あの海に向かって大声で思いの丈を思いっきり叫んでみろ!
『はい!!』
「まずは宮藤、お前からだ!」
「はい・・・私はぁぁぁ!!リーネちゃんのことがぁぁぁ!!大好きですぅぅぅぅぅ!!!!」
「はっはっはっ。いいぞ宮藤!青春だな!次はリーネ!」
「はい・・・私も好きだよぉぉぉ!芳佳ちゃんが好きぃぃぃ!!」
「う〜む。ちょっと声が小さいな。どれ、私が手本を見せてやろう」
『お願いします!』
「・・・ミーナぁぁぁぁ!!! 愛してるぞぉぉぉぉぉ!!!!!」
『・・・すごい』
「わっはっはっ!愛の力だよ!必ず最後に愛は勝つんだ!覚えておくように!!」


三人とも何か青春してた・・・。
422名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 08:33:56 ID:f0M7dHbr
>>421 お茶返せwwwwwwww
423名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 09:47:54 ID:lMVsd+Zq
>>421
少佐「ペリーヌうううっ! 告白はまだかあああっ!!!」
芳・リ「誘い受けっ……!?」


少佐、はやくペリーヌの気持ちに気づいてあげて…
424名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 09:56:59 ID:EAep9atU
11話の最萌はペリーヌの
「イヤイヤ」
に決定
425名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 11:42:45 ID:lxxbzhE2
ペリーヌ…EDで少佐とデュエットできてよかったなぁ
426名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 11:52:30 ID:zIJVBry3
ペリーヌはよい押しかけ女房だなあ。
しかし少佐の本妻はミーナ隊長だというのは捨てられない
427名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 11:55:03 ID:yppKyotX

「眠い…けど眠れない…。参ったよ…。明日も朝早いのに…。
こういう時は羊を数えると良いって良く聞くよな。…でも羊じゃつまらないな…。何か自分の好きなものを数えよう!

…好きなもの…好きなもの……………………………やっぱりルッキーニしか無いな。
よしルッキーニを数えよう。…ルッキーニが一人…ルッキーニが二人…ルッキーニが三人…ルッキーニが四人…ルッキーニが五人…ルッキーニが六人………だあぁぁぁっ!!
ダメだっ!いっぱいのルッキーニが私に迫って来る!可愛すぎてダメだ!
ルッキーニは数える対象として向いてない!
だって可愛すぎるから!っていうかなんでルッキーニってあんなに可愛いんだろう?ヤバいよなあの可愛さ!ヤバいよな!絶対ヤバい!
何がヤバいかっつって、何がヤバいか分からないからヤバいんだよな!
ウィッチ一、否、人類一、いや、銀河一可愛いよな!
もしもルッキーニが可愛くないって奴がいたら、そいつを音速の彼方に連れて行って体をバラバラにしてやる!
……ん?…あれ、空が明るい……?…もう朝?…私一睡もしてないよ!
…これも全部可愛い過ぎるルッキーニが悪いんだ!そうだよ、ルッキーニが可愛くなかったらこんな事にはならなかったんだ!よし、罰として後でルッキーニにイタズラしよう!
そうだな、まずは@@@に###したり、×××に←←するのもいいな。後は(以下自主規制)…」

「というワケで私が寝不足なのはルッキーニが可愛すぎるのが、原因だと思うんだけど、トゥルーデはどう思う?」
「…………………………」




11話をまだ見られないストレスでこんな小ネタをぶち込んだ私を許してください
428名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 12:06:16 ID:lxxbzhE2
肝油を飲んだ時ばりにゲンナリしてる姿が浮かんでフイタw


しかし起きぬけには胃にクるスレだぜw
429名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 12:42:30 ID:bxtURmIK
シャーリーかと思ったらエーリカか
430名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 12:43:24 ID:tVwhHPE2
エーゲル小ネタ(7話ネタ)

「トゥルーデ、ズボンなくしちゃった」
「はあ?全く…部屋を片付けないからだろう」
「探すの手伝ってよー…くしゅんっ」
「…寒いのか?ハルトマン」
「うん、スースーする」
「しかたないな…私のを貸してやろう(ぬぎぬぎ)」
「わあい、ありがとトゥルーデ」

エーリカの部屋。
「……この中から探すのか」
「私棚とかベッドの上探すから、トゥルーデは床お願い」
「ちょっ…このしっちゃかめっちゃかの状態の床を私が探すのか!?」
「だって私がやると余計散らかるよ」
「………はあ、わかった」
がさがさ。
「…見当たらないな…」
「……(じーっ)」
がさがさ。
「それにしても散らかりすぎだ、まったく…」
「……」
がさがさ。
「ああもうっ、勲章がこんなところに!…っておい、ハルトマン!探していないではないか!」
「だって〜…」
「だってじゃな…(ぐいっ)うわっ!」
「トゥルーデが可愛いんだもんっ!」
「ば、馬鹿者っ!押し倒すなのしかかるなっ!」
「ズボンはあとでいいや〜。じゃいただきまーす」
「あっ…こら、か…鍵が開いてっ…」
「いいよ、そんなの」
「よくないっ!規律違反だっ…あ、ハルトマン…ッ…!」



先日エーゲル投下したものです。読んでくれてありがとう。
例のさかもっさんと芳佳の夜の訓練も、できたら投下します。続きでミートゥルも書く予定です。
しかしここのスレはGJな職人さんが多くて幸せだ

431名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 13:34:40 ID:gaui2XgM
>>430
GJGJ!!続きも楽しみに待ってる!!!!

それにしても11話。帰る所のないペリーヌに少佐は「私と一緒に扶桑に行こう」っ的な事言ったんかな。
それってプロポーズじゃね?
それを聞いたミーナが笑顔で激しく嫉妬する、みたいな妄想が止まらないわ!!!
オヤジのシーン削ってそうゆうのやってくれよ。
432名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 14:29:13 ID:xJqdANI5
俺も百合オタだから気持ちはよくわかるが、話も終盤なんだし、
オヤジのシーン削れみたいな流れは、流石に自重したほうがいいのではないか?
百合的には全然いい回だったしさ。主にお姉ちゃん的な意味でw
433名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 14:35:05 ID:/6ABZAoV
マロニーちゃんがミーナさんよりちょっと年上なお姉さんだったら良かったと思うんだ
434名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 14:45:26 ID:ZOKkvSmG
>>431
ペリーヌって少佐にもツンツンするのかな?
不器用者のペリーヌと頑固者の少佐だから、喧嘩とか多そうだよね。

まぁ、喧嘩した後はニャンニャンするんだろうけど。
435名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 16:18:33 ID:Ij3s9dtE
>>410
ミーナの指振りシーン
芳佳のために必死なトゥルーデを可愛いと思いつつも、
ちょっと嫉妬してしまい、指関節キッスしたように見えた
ていうかそう考えないと、特に意味のない行動じゃないかな?
436名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 16:52:43 ID:zIJVBry3
>>434
も×ぺは明治大正時代の夫婦(めおと)になりそう
愛人にミーナ宮藤居ても甲斐性があるからペリ黙認w
437滝川浜田 『Black Diamond』:2008/09/12(金) 17:12:12 ID:yppKyotX
流れブった切ってスマン SS投下します。
『EXTRACTION』のトゥルーデ視点です。
それにしても11話見れてないから話についていけねぇ…(T_T)





――なあ、ミーナ。私がどれだけお前を想っているかお前は知らないだろう。

お前には恋人がいる。それは知っている。それでも私はミーナを愛してるんだ。

ミーナ、お前にとって私は、どういう存在なんだ…?


―――Black Diamond―――

コンコン

「はい?誰かしら」
「私だ。ミーナ」
「トゥルーデね。良いわよ、入ってきて」
「…すまんな、こんな時間に」
「別にいいわ。それで何の用?」
「ああ、ちょっと眠れないんだ。それで少しミーナと話をしたくてな」
「珍しい事もあるものね」
「…私は意外と繊細だぞ?」
「フフッ、そうね。謝るわ」
「…月が綺麗だな」
「そうね。綺麗な満月ね」
「こんな夜は狼男か吸血鬼が現れるんじゃないか?ミーナは美人なんだから気をつけろよ」
「トゥルーデらしくないご忠告ありがとうございます」

月に照らされたミーナはいつも以上に綺麗で、それでいて妖艶で…。

「…なあ、ミーナ、坂本少佐とはどうなんだ?順調か?」
「なに?いきなり。…そうね。上手くいってるわ」
「そうか……」
「…トゥルーデ、話したい事って、この事?…私にはもっと別の事でこの部屋に来たように感じるんだけど」
「…さすがはミーナだな。私がいくら嘘をついていてもすぐ見抜くな」
「…褒められているのかしら」
「ああ、もちろん」
「それで話したい事って何かしら」
438滝川浜田 『Black Diamond』:2008/09/12(金) 17:13:39 ID:yppKyotX
「…ミーナ、お前には坂本少佐がいる事は知っている。…だが、私にはそれが悔しくてしょうがない。
私の知らないミーナを坂本少佐だけが知っていると思うと、私の心の奥が焼け付くほど熱くなってくるんだ。……嫉妬でな」
「…そう」
「…一晩でいい。…私を抱いて…欲しいんだ…」

ミーナは途端に表情を暗くして。

「それは出来ないわ」
「…何故だ? 私が坂本少佐じゃないからか?…お前を好きな気持ちは、坂本少佐に負けてない…いや、坂本少佐以上だ!私ならお前を幸せにしてあげる事が出来る!」
「……私は」
「私はお前をこんなに愛してるんだぞ!坂本少佐よりお前を愛してあげられる自信があるんだ!だからっ…!」

パシンッ

部屋中に乾いた音が響いた。
私の頬をミーナが叩いた音だ。

「トゥルーデに美緒の何が分かるの? 美緒は私の汚い部分も含めてすべて愛してくれるわ。私は美緒が好きなの」
「………」

私達の間に重苦しい雰囲気が漂う。

「………私の事がそんなに好きなの?」
「…ああ」
「……来て、トゥルーデ」
「え?」
「いいから」

私はミーナに促されるままに、ミーナのベッドに座った。

439滝川浜田 『Black Diamond』:2008/09/12(金) 17:16:02 ID:yppKyotX
「…トゥルーデ、貴女に一晩、一晩だけ夢を見せてあげる」
「ミーナ…」
「でも、美緒には内緒ね。あの人、意外に嫉妬深いから」
「…いいのか、ミーナ…。ミーナには坂本少佐が…」

私の言葉はミーナの唇で塞がれた。
ミーナの舌はより深く私の口内を犯し抜く。
そして数分…いや、数秒のキスは終わる。

「せっかく私を求めてくれてるんだもの。一度くらいは…ね」
「坂本少佐にバレたら二人とも殺されるかもな…」

私はミーナに押し倒された。
そして、私達は、重なり合った。

―――――――――――――――――――
バタンッ

私は一連の行為後、ミーナの部屋を出た。ぐっすり眠るミーナを起こさぬよう。

そして私は見てしまった。

坂本少佐と宮藤が重なり合っている所を。
ドクンッ

ダメだ。私の中の黒い部分が叫ぶ。

“今なら、奪える”と。

だが、私は実行に移せるほど大人じゃない。そんな勇気も無い。

今宵は、この綺麗な月でも見とくか。
この時だけは、仮面を外していられる。

今、私を支配するのはミーナを奪いたいという黒い感情だけ。


いつか、ミーナの前でも本当に仮面を外せる日が来るまで、私はミーナを想い続ける。

誰にも、ミーナは渡さない。


END


以上です。とりあえずこのシリーズは終わりです。
いや、こんな暗いのばっか書いてたら次は甘々なヤツを書きたくなりますな…


さて、爺は晩ご飯の用意をしてきます…
440名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 17:29:30 ID:8wTO26yg
やっと11話観た……とりあえずシャーリーはルッキーニをリベリオンに連れて帰ればいいと思った。
どうせ二人のことだからロマーニャの空港に着いても給油してる間はずっと一緒にいるんだろうし、
それでいざテイクオフ!!というタイミングでシャーリーがルッキーニを後部座席に引きずり込むというオチ。
まあそうなる前にこの流れだと基地に帰投して解散キャンセルだろうけど。もしもの話。

>>439
GJ!!この結末は最終話の結果次第ですね……。
今週はカールスラント三人娘の絡みが多かったからこの辺の妄想がおさまんねえぜ!!
441名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 17:31:01 ID:gaui2XgM
爺はもはやこのスレの顔だな。GJ!!!
甘いのも期待してる!!!
442名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 17:54:26 ID:8wTO26yg
転載
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org0826.jpg

お姉ちゃん……。
443名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 17:59:08 ID:DAKoazsL
お爺さまGJです! 

>>442
お姉ちゃん、病気ですねw
444名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 20:55:55 ID:F50etvsM
まだ11話見てないからネタバレは見たくないのに、どうしてもここにきてしまう俺がいる…。

爺やGJ!いいドロドロだ!
445名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 21:13:06 ID:rxCnc9LG
今11話見たけど、
俺にはエイラーニャ分が圧倒的に足りない!
なので自分で補完する!
446名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 21:13:42 ID:fg4zZzz/
11話百合的には神回だったなw

>>442
  三           三三
      /;:"ゝ  三三  f;:二iュ  なぜここまでゲルトを放置したんだ!
三   _ゞ::.ニ!    ,..'´ ̄`ヽノン
    /.;: .:}^(     <;:::::i:::::::.::: :}:}  三三 
  〈::::.´ .:;.へに)二/.::i :::::::,.イ ト ヽ__
  ,へ;:ヾ-、ll__/.:::::、:::::f=ー'==、`ー-="⌒ヽ  
. 〈::ミ/;;;iー゙ii====|:::::::.` Y ̄ ̄ ̄,.シ'=llー一'";;;ド'
  };;;};;;;;! ̄ll ̄ ̄|:::::::::.ヽ\-‐'"´ ̄ ̄l
447名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 22:02:44 ID:aF/5/Rry
zgdRiItOです。ペリもっさんを書いてみました。11話はペリーヌが坂本さん
正妻ルートに入ったに違いないと一人でニヤニヤしています。

では投下します。

(1/3)
−夜を優しさで包んで−

夜。坂本が撃墜されて以来、ペリーヌは毎晩必ず自身が寝る前に
坂本の部屋を訪れていた。

坂本の夜は早い。普段の生活習慣がそうさせているのだろう、
ペリーヌが訪れると、いつもそこには坂本の安らかな寝顔があった。
ペリーヌはそれを確認すると、かすかな安堵と満足を得て、
自室に戻るのだった。

だが、その日だけは違った。扉の隙間からほのかな明かりが漏れていたのだ。
ゆっくりと、音を立てないようドアを開ける。

「少佐…?」

そこには扶桑刀を手元に置き、思案顔の坂本少佐が居た。

「ああ、ペリーヌか…どうした?」
「いえ、その…気になったものですから…」

毎晩寝顔を見に来ているのですとは言えず、ペリーヌは言葉を濁す。

「そうか、なんだか今日は寝付けなくてな…不安なのだ」
「あまり思い詰めるとよくありませんわ、早くお休みになった方が…」
「そうなんだがな…」

坂本は扶桑刀をベッドの脇に置き、身体を横たえる。
基地内は水を打ったように静まり返り、フクロウの鳴き声さえ聞こえない。

「なぁ、少し付き合って貰っていいか?」

と、ベッド脇のイスを指さす。ペリーヌは坂本の雰囲気に言葉が出ず、
ゆっくりと音を立てないよう椅子に座る。
448名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 22:03:15 ID:aF/5/Rry
(2/3)

「どうなさったのですか?今日はなんだか…」
「ペリーヌから見ても私は不安そうに見えるか?」

坂本の視線がペリーヌを捉える。ペリーヌは言葉をつづける事が
出来ず、言い淀んでしまう。

「いえ、そんな、そんな事は…」
「隠さなくていい、自分でもわかっている。不安なんだ、私は」

坂本は視線を天井に向け、ため息をつき、目を閉じる。

「私の魔力はもうすぐ消える。戦うしか能のなかった…この私から、
その力が失われるんだ」

ペリーヌは椅子から身を乗り出し、身体を坂本に近寄せる。

「療養中だから、そんな弱気な事を言ってしまうのです。早く身体を
良くなされば、そんな悩みなど…」
「私とて人の身だ。焦りも感じれば不安にだってなる。それとも
そんなものは似合わないか?」

「いっいえ、決してそんな意味では…」

坂本の言葉の鋭さにペリーヌは言葉を失う。決してやましい事など
無いのに視線が泳ぐ、動揺してしまう。
449名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 22:04:08 ID:aF/5/Rry
(3/3)

「すまない、言いすぎたな…。責めている訳じゃないんだ」

坂本は窓の外を眺める。月の無い夜は世界が死んでしまったかのように静かだ。
ペリーヌは両手を握り、坂本の目を見る。悲しみを感じさせる目にペリーヌの胸が熱くなる。

「坂本少佐。ガリアには"La nuit porte conseil."と言うことわざがあります」

坂本少佐の目が少し大きくなる。ペリーヌは構わず続ける。

「"助言は夜が運んでくる"と言う意味ですの。きっと、早くお休みに
なって明日になれば不安も消えますわ」
「そうか…。では寝るとするか…。すまなかったな戯言に
付き合わせてしまって」
「いえっ!好きでやってることです。謝らないで下さいまし…」

消え入るような声のペリーヌを見ると、坂本は優しく微笑む。

「そうだな。ありがとう、ペリーヌ。感謝している」
「はい…」

その時、坂本の手がそっとペリーヌの手を握る。急な出来事にペリーヌの
顔が熱くなる。

「しばらく、こうして貰っていて良いか…?」
「はっ、はいっ…」

坂本はペリーヌの手を握りしめ、ゆっくりと目を閉じる。

「いい物だな、手のぬくもりと言うのは…」

ペリーヌは願う。この強さゆえにか弱い女性へ、心安らかな時が訪れる事を。
450名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 22:04:40 ID:aF/5/Rry
おしまい。難しいなぁペリーヌは。
451名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 22:11:09 ID:gaui2XgM
>>450
GGGGGGGGGJJJJJJJJJJJJ!!!GJ!!!ペリーヌの片思いは純粋で大好きだー!!!
丁度10話、11話見てペリーヌの一途さに心打たれまくってた所だ!!!!
最初からペリ好きだったが最近のペリはやばいよ、かわいいよ!!!
中佐も好きだけどペリも報われて欲しい...。
少佐は罪な女だ...。
452名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 22:22:05 ID:ZOKkvSmG
ペリーヌの優しさに泣いた・・・。
最初は嫌なキャラだったけど、ホントは不器用で優しいキャラなんだよね。
片想いネタが多いキャラだけど、恋が報われてラブラブになるネタとかも見てみたいね。
453名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 22:24:32 ID:sLjK9LlY
素晴らしいものを見せてもらった!
少佐隊長派だったのに最近は少佐ペリにも心動かされる
454名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 22:36:10 ID:9oOPwxao
最近ペリが好きになってきたよ
これも少佐ペリのお陰
455名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 22:36:47 ID:ojjDif8n
>>442
なるほど…宮藤は少佐との百合でせめられたあとだな
456名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 22:36:47 ID:bFyFFf1D
少佐と絡んだキャラは株上がるってすごいなw
457名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 22:37:58 ID:bFyFFf1D
>>455
自分の軍服着せて尻攻めるとかどんだけ変態趣味だよw
458名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 22:40:05 ID:rQeMUhxk
扶桑の魔女はさすがだなw
459名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 22:43:55 ID:R1SrOHzF
風邪ネタのシャッキーニ編を書いているのだけれど
何故かエロ方面に流れていってしまって困惑気味のトラヒメです
自分で書いている何故だろう

460名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 23:12:17 ID:8wTO26yg
>>450
GJ!!ペリーヌもここ数話の展開ですっかり名誉挽回だな。
何だかんだで最後の一歩を踏み出せないペリーヌはある意味
エイラと同じへたれなのかもしれない……と思ったがやっぱり違う気がしてきた。何でもない。

GJついでに更に転載
ttp://ranobe.com/up/src/up298821.jpg
ttp://www2.uploda.org/uporg1666730.jpg
ttp://up2.viploader.net/pic/src/viploader780185.jpg
ゲルトオオオオオオオ!!!!
461名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 23:19:44 ID:o8HRAi/I
>>460
一枚目微妙…保存したけど
エイラならそこで「キョウダケダカンナー」じゃなくて失神するだろ…保存したけど
そういうところをこの絵の作者はわかって欲しいね。保存したけど
462名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 23:21:44 ID:yppKyotX
>>460
三枚目の画像は一体なんなんだwww
463名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 23:21:59 ID:x9e2JDTG
>>460
3枚目が秀逸すぎるだろw
464名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 23:30:45 ID:x3piWN1r
リーネ×宮藤×もっ×ペ(扶桑の魔女は天然ジゴロハーレム)
もっ×隊長×ゲルさん×ハルトマン(同盟国ハーレム)
で乱交し放題じゃないか!!

その他2組のカポーはノーマルにお互いだけでしっぽりと。
465名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 23:33:33 ID:ut3vrgeU
>>461
なんというツンデレ
466名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 23:36:49 ID:d0zAgfeY
オマイラなんてけちょんけちょんにしてやるよ!!!!
http://yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1221227017/

467すべてを捧げて 第3話:2008/09/12(金) 23:55:46 ID:zhiNzCn/
11話のペリーヌがかわいい。
これは事件だ。
だが、投下するのはゲルトさんとミーナさんのお話。
昨夜もレスをいただきありがとうございました。
今後もネタが尽きるまで頑張ります。
468名無しさん@秘密の花園:2008/09/12(金) 23:56:40 ID:zhiNzCn/
名前が…
すまん…
469すべてを捧げて 第4話:2008/09/12(金) 23:57:12 ID:zhiNzCn/
 クリスが目覚めたという。
 日が昇りきらないうちに、届いた連絡に、ゲルトルートは飛び起きて、思わずストライカーを履いて飛び出そうとして、基地でひと騒動を起こす。
 ゲルトルートは、隊員たちに諌められながら、珍しく早起きしていたエーリカに車に押し込められ、ロンドンへ向った。
 はやる気持ちが、ゲルトルートの胸を打つ。
 
 病院に着いたゲルトルートは、目覚めたクリスを強く抱きしめ、再会を噛み締める。
 エーリカに茶々を入れられながら。

 エーリカが所用のため病室を空けた時、クリスが話題を変えた。
「そういえば、ハルトマンさんのほかにも親友がいなかったっけ?」
「ああ、ミーナか。あいつは隊長だから、忙しくてな」
「そっかあ。早く会ってみたいな。なんか、眠っていたときに"ミーナ"ってたくさん聞いた気がする」
 にひひと言わんばかりの無邪気な笑顔を見せるクリスに、ゲルトルートは頬を緩めるが、心の中は引き締まっていた。
 今度こそ、守る――

 目覚めたクリスとの別れを惜しみつつ、ゲルトルートはロンドンから基地へ戻っていた。
 隣でハンドルを操るエーリカが、ゲルトルートの手元の手紙をちらりと見る。
 駐車中に差し込まれたと思われる、ミーナ宛の手紙、というよりは脅迫文。
「中佐、うちらに内緒でなにしてるんだろうね」
「……そうだな」
 ゲルトルートは少し落胆したようにつぶやく。

 基地に戻ったゲルトルートとエーリカはさっそくミーナが待つ部屋に向かう。
 ミーナの隣には少佐が立っていた。
 手紙を突きつけると、ミーナはまるで聞こえていないかのような面持ちを見せる。
 少佐が、脅迫文が空軍大将マロニーの差し金であろう事を話す。
 ミーナと少佐がネウロイの"核心"に迫ったためだ。
 
 ひとまず、事情を聞いたゲルトルートとエーリカは部屋を後にし、廊下を歩いていた。
「マロニーの奴、前から思ってたけどそうとうウチらの事毛嫌いしてるんだね、やっぱ」
 ゲルトルートは押し黙ったまま、ずんずんと進んだかと思うと、立ち止まり、もう一度ミーナの部屋に向かう。
「ははは、あれは相当ご機嫌斜めだね」
 エーリカは頭をかきながら、苦笑いをした。
470すべてを捧げて 第4話:2008/09/12(金) 23:57:44 ID:zhiNzCn/
「ミーナ、入るぞ」
 ゲルトルートは言葉と同時に入室する。
 少佐はすでに退室したようで、ミーナは手にしていた脅迫文から顔を上げる。
 どことなく、力ない笑顔を向けるミーナ。
「どうしたの、トゥルーデ?」
「他に隠し事は?」
 ミーナは顔を伏せてしまう。
ゲルトルートは、机に乗り出さんばかりの勢いでにじり寄る。
「私の目を見ろ、ミーナ!」
 ミーナは静かに顔を上げる。わずかに瞳が潤んでいる。
 ゲルトルートはその瞳に我に返り、ひと呼吸し、乗り出していた体を起こす。
「私は、守りたいんだ。家族を、仲間を、君を…」
「……私もよ」
 ゲルトルートもミーナも、お互いの、悲哀を含んだ表情を見つめあう。
 サイレン。
 ネウロイの襲撃だ。
 ゲルトルートはハンガーへと向かいながら、叫ぶ。
「ミーナ、少佐を呼んできてくれ!」
 ミーナは立ち止まってしまうが、ゲルトルートは、その様子に気づかずに走り去っていく。
 
 管制室。
 ミーナは少佐を引き止めていた。
「やっぱり飛ぶのね……。見たのよ、この前の戦いのとき。あなたのシールドは機能していなかった」
「自分でも気づいている。私ももう二十歳だ。魔法力のピークはとっくに過ぎた。日ごろの訓練もウィッチの宿命からは逃れられなかったようだ」
「だったらなぜ?」
「私の戦士としての寿命は限界を迎えている。だが、それでも私は飛ばなくてはならないんだ」
「宮藤さんのこと? でもあの子だって、じき一人前になるわ。あなたはもう十分…」
「私はあいつがもっと、もっと高く飛べると信じている。そしていつかみんなの後ろではなく、みんなの前を飛ぶあいつの姿を見てみたいんだ」
 少佐は顔を上げ、すがすがしさすら覚える笑顔をミーナに向ける。
「心配するな。それを見届けるまで、私は――」
「美緒……」
 エレベーターのドアが閉まり、少佐は去っていく。
 ミーナは、少佐を止めたい気持ちと、少佐の意思を尊重したい気持ちが競り合うばかりで、追うこともできず、立ちすくむ。
471すべてを捧げて 第4話:2008/09/12(金) 23:58:17 ID:zhiNzCn/
 ハンガーに遅れてやってきた少佐が隊員たちを先導する。
「すまない。遅くなった。行くぞ!」
 ゲルトルートは、幾分か冷静さを取り戻し、ひとまずは、目の前の任務に集中する。
 皆を守るために。

 途中、ペリーヌと合流する。
 芳佳が独断専行しているらしいが、状況はつかめない。
 どいつもこいつも……。
 ゲルトルートは心の中で目いっぱい悪態をつく。

 少佐が魔眼で芳佳を発見したのか、スピードを上げる。
 ゲルトルートたちもそれに合わせる。
 ようやく少佐以外の一行も芳佳が視認できる距離に近づくと、少佐はネウロイに向け発砲を開始していた。
 が、人の形をしたネウロイが放った一閃にシールドを貫かれ、破壊された自らの武器に傷を負わされた少佐は堕ちていく。
 インカムなしでも届きそうなほど、空に響く少佐の悲鳴。
 芳佳とペリーヌが受け止めるために飛び出す。
 
 ゲルトルートは恐れていた出来事が目の前で現実になってしまい、この一瞬の出来事に唖然とする。
「シールドは張ったのに……。まさか?!」
《……バルクホルン大尉、ネウロイを追いなさい》
「しかし、少佐が…」
《追って、命令よ!》
「わかった…」
 冷静さを欠いた、インカムの向こうのミーナの声に、ゲルトルートは従う。
「ハルトマン、追うぞ」
「了解」

 その後、ゲルトルートとエーリカの二人はネウロイを追ったが、数秒の遅れがあったためか、ネウロイはすでに姿を消していた。
 眼下には、少佐を治癒する芳佳と、そのそばで崩れるペリーヌがいた。
「トゥルーデ、ひとまず帰ったほうが…」
「そうだな……」
 ゲルトルートは、奥歯を噛み締め、叫ぶ。「全機、帰投するぞ!」
 ミーナからの返答は無い。承認ということか、それとも――
 
 基地の管制室ではミーナが泣き崩れていた。
 背後にいるエイラとサーニャは、何もできずに顔を見合わせ、エイラが口を開く。
「あの、うちら着替えて、待機しています……」
 ミーナは、我に返ったように、必死で涙をこらえ、背を向けたままではあるが、なんとか返事をする。
「……ええ、そうしてちょうだい」
 エイラとサーニャを乗せたエレベーターは降りていく。
 ミーナは隊員たちの前で取り乱したことや、不可抗力とはいえ、ゲルトルートに怒声交じりの命令を与えたことを恥じる。
 静まり返った部屋で、涙でぐしゃぐしゃになった顔を拭い、落ち着きを取り戻し、表情を引き締め、顔を上げた。
 
「私は、もう後悔はしたくない……」


 すべてを捧げて 第4話 終わり
472名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 00:05:42 ID:mQGLn9f/
11話の解散は戦争終結後の除隊解散ではなく、いちおう原隊復帰命令だからなー
個人的に「あっちの国が良い」って他メンバーにくっついていくと、それこそ脱走兵

まあつまり命令無視して戻ってきたカールスラント組(ゲルト)はどんだけ芳佳を愛してるんだって話で
473燃料投下:2008/09/13(土) 01:45:18 ID:RqkfoKtq
百合オタならあくしず買うよな!!!!!
ttp://www.ikaros.co.jp/moeseries/

<大人気アニメ「ストライクウィッチーズ」からヴィルケ中佐&坂本少佐という
<超強力な助っ人が登場!! お姉さん二人のプライベートショットに悶絶必至です!
474KDD:2008/09/13(土) 01:51:54 ID:ZUFzGiQe
申し訳ありません。暗殺覚悟で書いてみます。
エイラーニャです。
当方アニメしか見てないため、細かいミス、設定の無視が多々あると思います。
宜しければ指摘お願いします。無駄に長いです。深夜にすいません。
本当にすいません。

《折れた箒》です
475KDD《折れた箒》:2008/09/13(土) 01:55:28 ID:ZUFzGiQe
エイラは一人自室のベッドで寝ころびながらいつもの様にタロット占いをしていた。
なんとなく今日の運勢を占っていたが、カードを表に返すと最悪の絵札が目に入る。
「なんだっテこんなカード…」
一人で頭を抱え悶えるエイラはカードをベッドの上から払い飛ばした。
エイラは自分の能力を過信しているわけではない。しかし、己の意思には関係無くタロット占いは真実の未来を映し出す。
「サーニャに嫌われル様なことだけは嫌だナー…。」


しかしその不安と不幸は全く別の形でエイラに襲ってきた。
476KDD《折れた箒》:2008/09/13(土) 01:57:05 ID:ZUFzGiQe
物凄い勢いで警報ベルが鳴り響く。ネウロイが現れたのだ。
時間は夜10時を過ぎようと言う所。サーニャが夜間哨戒に出るところだった。
いつものようにミーナが作戦指令を説明する。

「今回のネウロイはかなり素早い小型のようです。あまり大勢で攻めても翻弄されてしまうわ。
美緒と私が前方で攻め入るから、芳佳さんとサーニャさん、エイラさんは後方から援護をお願いします。」
「了解!!」

視界も悪い夜と言うことで、夜間飛行に慣れているエイラとサーニャ、防御の幅が効く宮藤が選ばれた。
エイラは、本来夜間哨戒の予定はなかった自分がサーニャと一緒に出撃出来ることが、こんな時でも内心嬉しかった。

《案外タロット占いもあてにならないナ…。結果オーライダゼ!》



出撃して暫くするとサーニャがネウロイを捉えた。
「前方500メートル、こっちに向かって飛んできます!」
美緒が魔眼で確認する。かなり小型の、まるでナイフの様な形をしたネウロイが高速で突っ込んでくる。
「来るぞ!各自陣形を乱すな!」

美緒がそう叫んだ矢先、超高速のネウロイがウィッチ達の間をすり抜ける。

「速い!!あんなの捉えられないよ!」
弱気な声を出した芳佳にミーナが落ち着いた声で言った。

「深追いをしては思う壺ね。みんな、ネウロイが私たちの方に向かって来た時に集中して!
必ず隙が出来るはずよ。捉えられない速さじゃないわ!」

ネウロイがUターンしてこちらに向かってくる。
「今だ!!」
ウィッチ全員の一斉射撃。すれ違い様に芳佳の銃弾がネウロイの右側を削った。
「惜しい!」
「その調子だ宮藤!!期を逃すな!」
「はいっ!!」
477KDD《折れた箒》:2008/09/13(土) 02:00:27 ID:ZUFzGiQe
再びUターンしてこちらに向かってくるネウロイ。
「当たれっ!!!」
一斉にトリガーを引くウィッチ達。前方30メートル辺りでサーニャの弾がコアを打ち砕いた。


「当たった!」
「やったなサーニャ!!」
音をたてて砕けるネウロイ。全員がホッと武器を降ろす。
しかし、その破片はスピードを落とすことなく此方に、
サーニャめがけて飛んできた。サーニャの目線は下を向いたままだ。



「危なイッ!!!」
「えっ!?」
隣にいたエイラがとっさに抱きつく様にしてサーニャを護った。
エイラのシールドの死角からネウロイの鋭利な破片が左肩を掠めた。
「うグッ!!」
服の下からジワリと血が滲む。


「エイラッ!!!」
「大丈夫かエイラ!!!」
「こんなの大したことネェョ…それよりサーニャは平気カ…?」
辛そうな面持ちをしながらエイラは無理してニコッと笑いかけた。
「エイラ…」
思わず涙目になるサーニャ。その時。


「エイラさん!!!足がっ!!!!」
芳佳が叫んだ。エイラの右足の太もも辺りから大量の血が吹き出していた。見る限り傷もかなり深い。
478KDD《折れた箒》:2008/09/13(土) 02:01:51 ID:ZUFzGiQe
「ハハ…こんなトコにも当たってたカ……気付かなカッ…タ……」

「エイラ!!!しっかりして!!!!!エイラ!!!!」
そのままサーニャにもたれるようにしてエイラは気を失ってしまった。
「マズいわ。かなり奥まで入ってる。至急、本部の救護班に準備の要請を!!!!」
「エイラさん!!!エイラさん!!!しっかりして下さい!!!!!!」



遠のく意識の中、サーニャや芳佳の悲痛な叫び声がエイラの耳に入ってきた。


《アア…やっぱりタロット占いはよくあたるナ…》




エイラの傷はかなり深刻だった。肩の傷は縫合程度で済んだが、足の傷は骨まで達していた。
幸い、芳佳の懸命な手当もあり、最悪の事態は免れた。
しかし出血が酷く、骨を痛めたことからエイラは熱を出し、なかなか意識が戻らない。
479KDD《折れた箒》:2008/09/13(土) 02:02:35 ID:ZUFzGiQe
「最悪の場合、何らかの後遺症が残るかもしれないらしいわ…。」
「そうか…」

気落ちした面持ちでミーナと美緒が廊下で話していた。
近くを歩いていたサーニャは、ふと足を止め耳をたてる。


「ーもしかしたら」
美緒の口から信じられない言葉が発せられた。


「エイラはもう飛べないかもしれないな…」
「!!!」



《エイラが…飛べない…?》


サーニャは固まった。声が出なかった。言い知れぬ恐怖と悲しみで体が凍ったかと思った。

サーニャはそんな体にピシャリと鞭を入れ、エイラがいる病室へ一心不乱に走った。
息が乱れる。苦しい。気づけば、サーニャは泣いていた。嗚咽で上手く呼吸が出来ない。
確かに、ウィッチに取って足は羽である。足が上手く動かないようなことがあれば、それはウィッチにとって致命的欠陥となる。

ーエイラともう飛べないかもしれない。いつもみたいに、一緒にラジオを聴いたり、お話したり、歌を歌ったり、出来ないかもしれないー

その事実が、サーニャの涙を溢れさせる。気持ちが悪くなるほどの恐怖にサーニャは押しつぶされそうだった。
480KDD《折れた箒》:2008/09/13(土) 02:03:29 ID:ZUFzGiQe
一回休みます。
お邪魔だったらこのまま消えます。本当にスレ汚しすいません
481名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 02:05:57 ID:7VrpzGUD
いいよいいよ・・・つづき待つよ。
482名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 02:09:26 ID:RqkfoKtq
まってるよ....
483名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 02:11:18 ID:rZPM7x/a
私、信じてますから…
484名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 02:14:07 ID:RG6maSru
>>480
お邪魔な訳ないじゃないですかw
もっとお願いしますorz
485名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 02:19:13 ID:PgRiYeEH
いつまでだって待つさ!
486滝川浜田 『君の瞳に恋してる…?』:2008/09/13(土) 02:24:40 ID:2YttoREo
足りない。シャッキーニ分が足りない!…という事でド深夜にも関わらず投下。
この作品やっと投下出来るよ…





……なんかラブレターを貰った。

まあその場ですぐに断ったけど、なんだかそれも悪いので、一応礼儀として手紙は貰っといてやった。

そもそも私にはルッキーニがいるから、どっちにしても無理だったんだけど。

でもこの手紙が、ルッキーニに見つかったら大騒ぎだ。
ルッキーニが絶対触らない場所に置いとかないとな…。

―――君の瞳に恋してる…?―――

「ここに隠しときゃ大丈夫だろ」

私はルッキーニの身長じゃ確実に届かないタンスの一番上にその手紙を隠しておく事にした。
しかもどういうタイミングなのか、ルッキーニが今日私の部屋に遊びに来る事になっている。
念入りに隠しとかないと。

「シャーリー、来たよー♪」

おっ、来たか。

「今開けるからー」
「シャーリー♪」
「ちょっ、いきなり抱きつくなって!」
「だって早く逢いたかったんだもん♪」
「いや、さっき訓練で会ったばっかじゃん。もう、ルッキーニは…」
「一分一秒でも離れたくないんだもん!」
「ああ、もう可愛い事言うなあ!」

なんかおもてなししたいけど、何も無いや。
しゃあない、台所からなんか持ってくるか。

「ごめん、ルッキーニ、今なんか持ってくるからちょっと待ってて」
「うん」

ガチャッ

そう言うと私は食べ物を探しに部屋を出た。

487滝川浜田 『君の瞳に恋してる…?』:2008/09/13(土) 02:25:57 ID:2YttoREo
―――――――――――――――――――うひひー、さて、シャーリーの部屋探索だー☆
なんか隠してないかなー。

うわっ、このアルバム私の写真ばっかだ!もうっ、照れるなあ…//////

…ん?タンスの上になんかある。
気になる。

ベッドのスプリングを利用してっ…

取れたっ…!

んー、なんだろ、手紙かな。

宛先は…………………男……………………………?

…なっ、なんだよシャーリー…!
ラブレターなんて貰っちゃって…!

……私がいるのに……!
―――――――――――――――――――「こんなもんでいいかな…」

私はクッキー数枚を持ってルッキーニの元へ向かっていた。

そして私の部屋のドアを開けると、暗いオーラに襲われた。

「ルッキーニ?」

…アレ、なんか物凄く落ち込んでる…。
なんかあったのかな…
私は持っていたクッキーを置き、ルッキーニに訊ねる。

「ルッキーニ、どうしたんだよ」
「……」

返事が無い。
本当にどうしたんだよ…。

488滝川浜田 『君の瞳に恋してる…?』:2008/09/13(土) 02:28:47 ID:2YttoREo
「なあ、返事してくれよ」

言い終わったと同時に私はルッキーニに白い便箋を突き出される。
そしてルッキーニはいかにも不機嫌そうな声で私に訊ねる。

「これ…なに…?」

…あちゃー、見つかっちゃったか…。
ってか、どうやって見つけたんだよ…。

「ああ、それね、さっきなんか整備士の人から貰ったんだ。あ、でもね…」

言い終わるより先にルッキーニが私に抱きついて来た。

「バカバカバカバカバカバカ!!シャーリーのバカ!!」
「ルッキーニ…」
「シャーリーには私がいるのになんでラブレターなんか貰うの!?」
「いや、一応人としての礼儀だからさ。冷たい奴とかなんて印象抱かれたらヤでしょ」
「シャーリーには私さえいればいいんだもん!」
「おいおい…」
「…で、シャーリーはその人の事どう思ってるの?」
「は?何が?」
「その人と付き合うの…?」

ヤバい。笑いが…
あ、ダメだ。

「ハッハッハッハッ!!」
「なっ、何がおかしいんだよっ!」
「わっ、私がその人と付き合うって思ったの…?」

私は笑いを堪えながら、ルッキーニに問いただす。

「だって…」
「ハッハッハッハッ!ルッキーニはバカだなあ!」

私はルッキーニの頭をグリグリ撫でる。

「私はルッキーニがいないとダメなのに、なんで他の人に行かなきゃいけないんだよ!
ああもう、嫉妬深いルッキーニもめちゃくちゃ可愛い♪」
「う、うにゃ〜//////」
「…ねえ、今ルッキーニが欲しい言葉が何か当てようか」
「え…」

私はルッキーニをベッドに押し倒して、囁いた。

「“私はルッキーニしか見えないから”」

私は赤くなるルッキーニを見届けてから、深い口付けをルッキーニにあげた。

大丈夫だよ、ルッキーニ。
あの手紙はすぐに捨てるから、ね。

END

以上です。ここのところ暗いのしか書いてなかったから、こういうのはえらい久しぶりな気が…。
いかん、なまってるな…
多分、今日のお昼か夕方また来ます。

さて、爺はここらで…。
489名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 02:38:41 ID:qU7no3a4
>>486
甘ーーーーい!
甘々なシャッキーニ分補充してニヤニヤしちまったぜGJ!
490名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 02:42:39 ID:oUHxoCIi
SS多すぎてとても読みきれねえw
491名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 02:43:43 ID:PgRiYeEH
GJ!
整備員は後で中佐にこってりしぼってもらわなければ
492KDD《折れた箒》:2008/09/13(土) 02:54:09 ID:ZUFzGiQe
流れ切ってすみません。続きです
優しいお言葉有難うございます。


サーニャは病室の扉を音をたてないようにすっと開けた。
エイラはそこにいた。ベッドの上で痛々しく眠っていた。吊された足と肩には見てるこちらが辛くなるほどの包帯。
サーニャはやっぱり涙が止まらなかった。それはエイラがここにいてくれた安心感と自分のせいでこんな酷い姿にしてしまった罪悪感からだった。

サーニャはエイラの右手を両手で包んだ。

「ごめんなさい…エイラ……ごめんなさい…!」

エイラはいつだって傍にいてくれた、食事をする時も、お風呂に入る時も、寝る時も、嬉しい時も、辛い時も――

493KDD《折れた箒》:2008/09/13(土) 02:57:07 ID:ZUFzGiQe
当たり前みたいに感じていたのかもしれない。エイラがいない事なんて考えられなかった。
この先もずっとずっと一緒だと勝手に思っていた。自分からは何もしてあげられないくせに、エイラの胸に勝手にもたれていた。
その結果がこれだ。私は最低の疫病神だ。私なんてエイラの傍にいちゃいけないんだ。私なんて…

自己嫌悪に苛まれたサーニャはエイラから手を離そうとした。

と、その時


「ウゥ……ッ」
「エイラ!」

サーニャが控えめな声で呼んだ。エイラの睫がふるふると揺れ、やがてゆっくりと目が開いた。「ん……サーニャ…カ…?」

エイラは意識を取り戻した。サーニャを探すように目をきょろきょろさせる。

「エイラ!ここにいるよ…!」

包んでいた両手に力を込めて、サーニャは身を乗り出した。さっきまでの不安な気持ちを忘れる位、エイラの声はサーニャを酷く愛おしくさせた。


「サーニャ……泣いているノカ…?」
「えっ!?」
「ごめんナ、サーニャ…。サーニャを泣かせるなんテ、私は最低だナ…。」


どうして、どうしてエイラは自分に謝っているのか、サーニャは解らなかった。
494KDD《折れた箒》:2008/09/13(土) 02:58:29 ID:ZUFzGiQe
「…どうして…どうしてエイラが謝るの!?…こんな目に合ったのは私のせいなのに…どうして…!」
そう言いながら泣きじゃくるサーニャ。その様子を見たエイラはゆっくりと体を起こした。

「!!ダメだよエイラ!熱が有るのに、傷だって…」
「サーニャ。」

エイラの声が遮る。その声は凄く優しくて、暖かかった。
すっとエイラがサーニャの頬に手を伸ばす。
その手は熱っぽくて、柔らかかった。サーニャまるで心臓を触られた感覚に陥った。

「ワタシは、サーニャに嫌われるノガ一番恐インダ…
モチロン、ウィッチとして飛べなくなる事モ恐いケド、サーニャ嫌われたラ、ワタシ死んじゃうかもナ…。」

エイラは笑いかけながらそう言って、サーニャの涙を拭った。
エイラは予知夢で見てしまったんだ。さっきの美緒とミーナの会話を。
サーニャはそう思った。
495KDD《折れた箒》:2008/09/13(土) 02:59:31 ID:ZUFzGiQe
また休みます。テンポ悪くてすみません。
リアルタイムで書いてるんで、ご指摘など宜しければお願いします
496名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 03:05:44 ID:FID5DhvB
リアルタイムかよw
さすがにそろそろ眠いので昼ごろにゆっくり読ませてもらうよ
続きが気になるぜ
497KDD《折れた箒》:2008/09/13(土) 04:03:43 ID:ZUFzGiQe
「デモ、ワタシは大丈夫だゾ!こんな怪我すぐ治るサ…。
それニ……、」

そこまで言って、エイラは下を向いた。顔が紅いのは熱のせいだけじゃなかった。

「それに…?」

サーニャが潤んだ瞳を上目づかいで向けてくる。
その可愛すぎる顔にエイラはウゥ〜…と恥ずかしがりながら、口にした。

「〜そ、そうじゃないとサーニャの傍にいれないカラ!!……ダカラ…その…」

…言ってしまッタ…。エイラはまた下を向いた。返事がないのが恐い。引いてしまったか心配だったが、顔を上げる勇気がない。

しばらくの間、沈黙が流れた。呼吸の音さえ恥ずかしくて出せない。エイラは限界だった。すると、

「……たい」
「へ?」
「私も…居たい…。エイラの傍に…一緒に居たいよ…!!」

サーニャは振り絞った声でそう言うと、また堰を切ったように泣き出してしまった。


「サ、サーニャ…」

エイラは嬉しい反面、サーニャに泣かれるのがたまらなく辛かった。
確かにエイラは意識を失っている間、予知夢を見た。美緒とミーナの会話。それを聞いてしまったサーニャ。
だからエイラはサーニャに泣いて欲しくなかった。サーニャが悲しいと、自分も悲しいから。



熱のせいかボーっとした頭で、エイラは思った。

今しかナイ…今しか…


「サーニャッ!!」
「!!」
498KDD《折れた箒》:2008/09/13(土) 04:05:21 ID:ZUFzGiQe
突然両肩を掴まれたため、サーニャはビクっと背筋を強ばらせた。
エイラはエイラで、肩を怪我しているのを忘れていたため、後から痛みが襲ってきた。

「ッ!! アタタタ…。」
「エイラ!大丈夫…!?」

立場逆転。サーニャがエイラの肩に触れる。同時に顔が近づく。睫が触れる距離。心臓の音が聞こえる距離。
格好つかネェ…、もうエイラは恥ずかしすぎてヤケクソになった。

「ワ」

言うゾ!!もう言うって決めたからナ―!!

「ワタシハ、サーニャが好きダ―!!
好きダ好きダ好きダ!!大好きダ―!!」
「私も」


激しく肩で息をするエイラは自分が叫んだ後のサーニャの声に気付くまで暫くかかった。


「……へ?」

「私も好き…!エイラの事、大好きだよ…!」


なんだッテさっきカラ、こっちガずっと言えなカッタ事をさも簡単ニ…!
499KDD《折れた箒》:2008/09/13(土) 04:06:16 ID:ZUFzGiQe
エイラはなんだかもう良く解らなかった。熱のせいなのか、何なのか。
しかし、素直に嬉しい事態であることを認識し始めると、途端に嬉しくて体が震え上がった。

「サーニャ!」

エイラは無理矢理な体勢でサーニャを抱き寄せた。

「エイラ、肩の怪我が…」
「そんなモンどうだってイイダロッ!!」
好きなんダ。サーニャもワタシのことガ好キ。だったらもう我慢しなくてイインダナ。

「…ずっとこうしたカッタ…」

サーニャの肩に顔を埋めてモゴモゴ喋るエイラ。そんなエイラが本当に愛おしくて、サーニャはたまらなくなった。

「エイラ…」
「サーニャ?……!!」

突然のキス。それは軽く触れる様な物だったが、今のエイラには十分すぎた。
ボッと顔から火が出たかと思うほど、エイラの顔は熱くなった。


「ずるいゾ…!!!」
「お返しだよ」
500KDD《折れた箒》:2008/09/13(土) 04:09:00 ID:ZUFzGiQe
そう言って、サーニャはペロリと舌を出した。涙はもう止まってた。
良かッタ…。エイラは心から安心した。

「ねぇエイラ…」
「ナンダ?」
「今夜は一緒に居て良い…?」
「今夜“モ”ダロ?駄目なわけナイ。」「エイラ…」
「でも、今日ダケダカンナー。」


エイラがイタズラっ子みたいな笑みを浮かべてそう言うと、サーニャも嬉しそうに笑った。そしてエイラのベッドに頭を預けた。手は握ったまま。

カーテン越しの月明かりがまるで朝みたいにやけに明るかった。綺麗な月が二人を見下ろしていた。

「ずっと…一緒だよ…?」
「アア…ズット一緒ダナ…。」


本当はそんな事ワタシにも解らナイ。でも、それでもやっぱりずっと一緒ダ。
ダカラ、今夜ダケハ、何もかも忘れて、こうしてイタイ……。
501KDD《折れた箒》:2008/09/13(土) 04:10:34 ID:ZUFzGiQe
以上で事故直後話終了です。
続きも一応考えてますが、あまりにヘタレなので出直してきます。
改行ミスなど本当にすみませんでした。失礼します
502名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 04:17:48 ID:K68xk5bT

期待してるにゃ
503名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 04:46:10 ID:PgRiYeEH
暗殺覚悟なんて言うからバッドエンドかと思って身構えてしまったw
続き期待してます
504名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 05:18:55 ID:di21i+tB
怒り狂ったゲルトに首を絞められて殺されるリーネ
505名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 12:13:10 ID:2YttoREo
この作品って百合同人誌あるのかな…
探しても野郎が絡んでるヤツしか無い…
506名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 12:22:40 ID:CTqb8OHQ
夏コミにはペーパーとかコピ本に百合は見受けられたよ。あとピクシ部も見とけ>>505
507名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 12:40:07 ID:U9CqQbqg
ストパニの漫画描いてた人の同人も野郎絡みだったな・・・。
それよりもストパニの続きを描けと言いたい。

冬は芳リーネやエイラーニャネタがたくさん出るといいな。
508名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 14:40:51 ID:di21i+tB
男絡んでるやつのほうが多いような
509名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 14:54:11 ID:PcmaK96Y
ストパニ描いてたくせにこの作品の同人で何が求められているのか解らないのかよ、たくみなむちは。
510名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 15:32:13 ID:imW4rJFv
思いついた小ネタを一発

ある夕方の食堂
食事当番の芳佳は相変わらず和食オンリーというメニューだったがルッキーニはご機嫌だった
何故なら扶桑の珍しいデザートが一品ついていたからだ
最後の楽しみに残しておいたそれを、芳佳に教わったとおりにシロップをたっぷりかけてスプーンで口に運ぶ…
だがそれをパクついた瞬間、ルッキーニの笑顔は満面の渋面に変わった
「ウエェ" ナニコデェ〜!?」
デザートの名は冷や奴、シロップはソイソースであったとさ

みんな"甘いと思ったんだな…"
511名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 15:53:41 ID:/uIWMLPE
豆腐の食い方を芳佳に教えてもらったルッキーニは
翌日、杏仁豆腐をライスにかけて、黒蜜と混ぜてからかきこんだという……
512名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 16:01:23 ID:hoN1+4+y
ちょっとご無沙汰でしたが、よくわからないSS投下します。
7話の次の日の朝です。はじめに言っとくと、内容はありません。
シャーリーとゲルトとエイラとペリーヌがただ会話するだけの話です。
なのに長いのは俺の仕様です。スレの容量無駄遣いして本当にすいません。
つか、前スレで投下したの2本だけなのに、あわせて20レスとかどんだけだよ、俺。
タイトルは「茹でとうもろこしのある食卓」、書き手はOsqVefuYです。


「できたっ。さ、じゃんじゃん食べてくれ」
「なぁリベリアン、そう自信満々に皿に山盛りのとうもろこしを出されてもな。とうもろこしを茹でただけのものが、はたして料理と呼べるだろうか」
「お前だってじゃがいも茹でただけだったろ?」
「あれは伝統的なカールスラント料理で……」
「これは伝統的なリベリオン料理なんだ。イヤなら食べるな」
「誰もイヤとは言ってないだろう……まったく、ルッキーニは苦労するな」
「……なぜそこでルッキーニの名前が出てくる」

「おはヨウ、バルクホルン、シャーリー」
「エイラか。おはよう」
「おはよ、サーニャは?」
「夜間哨戒で帰ってきたばっかでまだ寝てるヨ」
「まぁサーニャは仕方ない。だが、他のやつらが一向に起きてこないのはどういうことだ」
「別にいいんじゃない? ――あ、誰か来た」
「みなさん、おはようございます」
「なんだペリーヌかよ。今日は早いな」
「坂本少佐は用事があって、今日は朝から出かけてるって聞いたゾ」
「ああ、だから今日は少佐の朝練に付き合えなかったわけか」
「それでまっすぐここに来たと」
「く、訓練はわたくしが自主的にやっているもので、し、少佐とはなんの関係も……」
「だってさ。どう思う、カールスラントの堅物?」
「動機は不純でも訓練をするのはいいことだ。そういうことにしておいてあげよう」
「そういうことにしといてやるカナ」
「だからわたくしは本当に……」
「わかったわかった、お前もとうもろこし食べろよ」
513名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 16:02:45 ID:hoN1+4+y
「どうかしたのかエイラ。やけに浮かない顔をしているが」
「なっ、なんでもナイ……」
「はーん、さてはサーニャとケンカでもしたんだろ」
「そ、そんなんじゃネーヨ……」
「それでケンカの原因はなんですの?」
「だからしてナイって……」
「昨日のあれじゃないか? サーニャのズボンをエイラが履いてたこと」
「!」
「図星のようだな」
「わかりやすいヤツだなぁ、お前」
「こういったことは速やかに謝罪した方が良いですわよ」
「だから本当にケンカなんて……。ダイタイ、なんで私を悪者にするんダ?」
「じゃあ悪いのはサーニャさんの方だと」
「オイ、ペリーヌ。私は別にそんなこと言ってナイダロ」
「落ち着いてよく考えてみよう。昨日のこと、サーニャ本人は知らないようだったが」
「つまり、エイラは勝手にサーニャのズボンを履いてったってことか」
「!」
「本当にわかりやすいなぁ」
「やはり悪いのはエイラ、お前の方だ」
「まったくですわ。人の履物を勝手に履くだなんてなんてとんでもない」
「ちょっと待て、ペリーヌ。オマエにだけは言われたくナイ。私聞いたゾ。オマエだって宮藤のを勝手に借りようとしたんダロ?」
「あ、あれはあくまでも未遂ですわ。それにあれは間違えて……。じゃなかったらなんであんな豆狸の……」

「なん……だと……!?」
514名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 16:04:32 ID:hoN1+4+y
「ちょ、ちょっと、バルクホルン大尉っ、いきなりなにを……」
「歯をくいしばれ、ペリイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィヌ!!!!」
「ヒイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィツ!!!!」
「落ち着け! 落ち着くんだ、カールスラントの堅物!」
「そうダ、いきなり胸ぐらを掴むのはよくナイ!」

「放せ、放すんだ、リベリアン、エイラ!
 こいつだけは許せない!
 こいつはなぁ、こいつは、芳佳の履物を履こうとしたんだぞ!
 その時くんかくんかしたかもしれないんだぞ!
 さすがの私だってまだしたことないんだよ!
 それをなんの悪びれもせずいけしゃあしゃあと!
 我慢して我慢して、耐えて耐えて、忍んで忍んで、なのにこいつは……!
 それなら芳佳に私の履物を履いてもらおうとしたら、なんかすごく断られちゃったじゃないか!
 なんだあれは!? ツンデレか!?
 じゃあいつデレ期がくるんだよ!?
 いい加減、私だってもう限界なんだよ!
 私だって履いたり履かれたりしたかったんだよ!!!!」

「「「……………………………………」」」

「あ、いや…………急に取り乱したりしてすまなかった」
「いえ、気になさらないでください。わたくしの方こそ、大尉に謝罪せねばなりません」
「そうダ、なんてことナイって。みんな気にしてないからオマエもキニスンナ」
「い、いいのか……? だって私は……」
「正直、みんなドン引きだったけど、別に気にしてないよ。さ、とうもろこし食べよ」
「みんなありがとう……嬉しいのになんだか涙が出てきたよ」
515名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 16:05:51 ID:hoN1+4+y
「でもそもそもの原因は、ルッキーニが私のズボン持ってっちゃったからなんダゾ、シャーリー」
「そうですわ。わたくしのズボンを持っていったのだってルッキーニですのよ、シャーリーさん」
「ちょっと待て、なぜあたしに言う?」
「それはナァ……」
「それはねぇ……」
「…………もういいよ。たしかにルッキーニは悪かったさ――でもそもそもの原因はエーリカじゃないか、カールスラントの堅物」
「ちょっと待て、なぜ私に言うんだ?」
「それはさぁ……」
「…………なにやら勘違いしているようだが、私とハルトマンとはお前たちのような関係では――」
「ア、そういえば私、夜、ハルトマンがバルクホルンの部屋に入ってくの見たことあるナ」
「まあ、そのようなことがあったんですか!?」
「本当なのか、カールスラントの堅物?」
「あっ、あれは、ハルトマンが自分の部屋が散らかって眠る場所がないからと私の部屋に……」
「で、一緒のベッドに眠ったと」
「でも、一つのベッドに女二人が寝て、なにもなかったなんて考えられませんわ」
「邪推するな、ペリーヌ! ハルトマンとは別になにも……」
「『とは』ってなんダ、『とは』って」
「あ、そういえばわたくし、大尉が朝方ミーナ中佐の部屋から出てくるのを見たことがありますわ」
「ナニ、そんなことがあったのカ!?」
「どうなのさ、カールスラントの堅物?」
「あっ、あれは、ミーナが久しぶりにゆっくり話がしたいと……あいつとは旧知の仲だし、積る話もあるさ」
「で、同じ部屋で一晩過ごしたと」
「でも、女二人が同じ部屋で一夜を共にして、なにもなかったなんて考えられませんわ」
「邪推するな、ペリーヌ! ミーナとは別になにも……」
「『とは』ってなんダ、『とは』って」
「とにかく私は、どちらともそんなことにはなってない!!」
「あーあ、そんなに顔真っ赤にしちゃって」
「ますます怪しいですわね」
「いい加減白状しロヨ、バルクホルン」
516名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 16:07:16 ID:hoN1+4+y
「――なぁ、もしかしてこれって二股なんじゃないか?」
「まあ! それは由々しき事態ですわよ」
「バルクホルン、オマエは女の敵ダ」
「わ、私は、断じてそんなことは……」
「いいですか、バルクホルン大尉。女の子というのは、好きになった相手に、自分一人だけを愛してほしいものなのです」
「気が合うなペリーヌ。あたしもおんなじ」
「ワ、私は……」
「そこ、乙女会つくるな! あとエイラは悩むな! そんなことくらい私にだってわかってるさ」
「では大尉はどちらをお選びになりますの?」
「…………喋りたくない」
「優柔不断なやつダナ。じゃあみんなでバルクホルンにどっちがいいか決めてやらないカ」
「いいね、それ」
「な、なに勝手に話を進めてるんだ!」
「では僭越ながらわたくしはミーナ中佐を選ばせて貰います」
「ほうほう、その理由は?」
「中佐は清楚で凛々しく非の打ちどころのない素晴らしい女性です。それに大尉とは隊長と副官の間柄。年齢も同じです。これほどぴったりのお相手は……」
「ペリーヌ、さては中佐が坂本少佐とも怪しい関係になってるから、中佐とバルクホルンがくっつけば――とか考えたんダロ」
「なーる、お前結構計算高いな」
「そ、そんな打算で申し上げたんじゃありませんわ! エイラさん、じゃああなたはどちらがよろしいんですの?」
「エ、私? そーダナ、ハルトマンカナ」
「ほうほう、その理由は?」
「バルクホルンは妹萌えなんダロ? じゃあハルトマンなんてぴったりじゃナイカ」
「エイラ、お前はなにもわかってない。ハルトマンが妹なはずないだろう……」
「なんかいろいろあったみたいダけど、触れないでおいてやルカ。――シャーリーはどっちがいいと思うんダ?」
「え、あたし? うーん、別にどっちでもいいや」
「それじゃ困るダロ、シャーリー」
「そうです。それではわたくしも困ります」
「そう言われてもなぁ……あ、でも、『どっちでもいい』ってのと、『どっちも』ってのは違うからな」
「そんなこと当たり前です!」
「だってなぁ。カールスラントの堅物、お前がマゾで、あの二人はサドだろ? どっちも相性いいじゃん」
「待て、リベリアン! さも確定事項のようにものを言うな!」
「あたしの見立てでは、中佐が直接攻撃系で、エーリカが精神攻撃系とみた」
「だから憶測でものを言うな!」
「じゃあ実際はどうなのさ?」
「そ、それは……いや、ちょっと待て。そもそもなぜ二択になってるんだ!? 他の選択肢はないのか!? た、たとえば……み、み、み、宮藤とか」
「ムリダナ」
「ありえない」
「考えるだけ時間の無駄ですわ」
517名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 16:08:18 ID:hoN1+4+y
「私ばかり責めているが、お前の方こそどうなんだ、リベリアン」
「え? あたし?」
「昨日の夜、お前の部屋にルッキーニと二人で入っていくのを私は見たが」
「あ、あれは、昨日のことで落ち込んでるルッキーニを慰めようとしただけで……」
「『慰める』ダって。聞いたカ、ペリーヌ」
「ええ、しかと耳にしましたわ、エイラさん」
「おいそこ、曲解するな! だいいち、ルッキーニはまだ子供だぞ! まだそんなこと……」
「顔が真っ赤だぞ、リベリアン」
「あんまりルッキーニのこと、子供扱いスンナヨ」
「そうですわ。女の子というのは、体の方は成長していなくとも、心の中はちゃんと成長しているものなのです」
「そ、それはお前の胸がぺったんこなことの言い訳か?」
「そ、そう言ってはぐらかすつもりですか!」
「ペリーヌの言いたいこと、私もちょっとわかるゾ。逆もまた然り、ってナ」
「それはどういうことだ、エイラ?」
「実はそういうことに子供なのはシャーリーの方じゃナイカと私は踏んでるんダけどナ」
「バッ、バカ言え! そ、そんなはずないだろ!」
「なんだますます顔が赤くなったじゃないか、リベリアン」
「これは非常に怪しいですわね」
「アレ? もしかして私、図星ついちゃっタカ?」
518名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 16:09:19 ID:hoN1+4+y
「待ってくれよ。あたしのことは置いといて、エイラの方こそどうなのさ」
「エ? 私?」
「夜間哨戒から帰ってきたサーニャが、そのままお前の部屋に入っていくのを見たことあるぞ」
「それ、私も見たことがある」
「わたくしも何度かありますわ」
「それにあたし、ルッキーニに聞いたぞ。昨日の朝も同じベッドで寝てたって言うじゃないか」
「あ、あれはサーニャが部屋を間違えて……」
「でも一度や二度じゃないんだろ?」
「まあそうダけど……」
「それで、昨日はサーニャが部屋に入ってきて、どうなったんだよ?」
「そ、そんなことなんで喋らなくちゃいけナイんダ!」
「ふーん、つまりあたしたちには言えないようなことがあったわけだ」
「そんなわけナイダロ! ――サーニャが私のベッドでそのまま寝ちゃうから、私はびっくりして飛び起きタ……」
「それでそれで」
「サーニャに布団を掛けタ……」
「それでそれで」
「サーニャの脱ぎ散らかした服を畳んダ……」
「それでそれで」
「眠かったから私も寝たヨ……」

「「「…………………………」」」
519名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 16:10:20 ID:hoN1+4+y
「な、なんダヨ……?」
「なんでなにもしないのさ?」
「据え膳食わぬは女の恥ですわよ」
「そうだ、貴様それでもスオムス軍人か!」
「そ、そんなこと、私がするはずないダロ!」
「だからなんでなにもしないのさ? あたしには、サーニャがお前のことを誘っているように思えるけどな」
「そ、そんなことサーニャに訊かなきゃわからないダロ!」
「やれやれですわ」
「こんなことじゃそのうちサーニャに愛想尽かされちゃうぞ」
「そ、それは……」
「安心しろ、エイラ。その時は私がお前を妹にしてやろう」
「いや、やめロ」
「ほらこのとおり、いつ妹が出来てもいいように こうやって柏葉剣付騎士鉄十字章を持ち歩いているんだ」
「見せるナ。そもそも勲章ってそういうことするために貰うんじゃナイダロ」
「なんならサーニャも一緒に私の妹にしてやろう」

「サ ー ニ ャ を そ ん な 目 で 見 ン ナ――――――――――――――――――ッ!!!!」

「叫ぶな、エイラ。ただの冗談じゃないか」
「オマエが言うともう冗談に聞こえナイんダヨ。ダイタイなんで何人も妹を作ろうとするんダ?」
「なにを言っているんだ? 妹は何人いてもおかしくないだろう。リーネの家は八人姉妹だと言うじゃないか」
「それとこれとは話が違うダロ。オマエは年下ならなんでもいいのカ?」
「そんなことはない! お前が私の守備範囲なのは事実だが」
「今すぐそこから外してくレ」
「……なぁ、カールスラントの堅物。もしかしてあたしもその守備範囲に入ってるのか?」
「いや、リベリアン。お前はあんまり年下って感じじゃないから別に……」
「あーよかったー」
「……バルクホルン大尉、もしかしてわたくしもその守備範囲に入っているのでしょうか?」
「いや、ペリーヌ。お前は……」
「あれ? どうしましたの、大尉?」
「――とにかく、私は妹が何人出来てもいいように、こうやって勲章を複数個持ち歩いているわけだ」
「見せるナ。そして机に並べるナ」
「なんせ私はネウロイの撃墜数が250機以上だから、勲章などいくらでもある」
「そういやお前ってうちのエースなんだっけ」
「そういえばそういう設定でしたわね」
「今となってはとても信じられナイけどナ」
「…………………………」
520名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 16:11:18 ID:hoN1+4+y
「なんだ、みんなやってるんじゃないか」
「いや、カールスラントの堅物。お前だけどうかと思うが……まぁ、みんなやってることだし、もう詮索するのはやめるよ」
「みんなやってることだし、とりあえず痛み分けということにしておくカナ」
「…………………………」
「ん? どうかしたのか、ペリーヌ」
「あっ、いえ、なんでも……その、わたくし、ちょっと用事を思い出したので、これで失礼します」
「あ、そうなの? じゃあまたな」

「――行っちゃったカ」
「まぁ、こんな話が続くとねぇ」
「なぁ、実は前々から思ってたんだが……」
「どうしたのさ、カールスラントの堅物がえらくかしこまって」
「……あいつってなんだかかわいくないか?」
「あーわかるわかる」
「ついからかいたくなるヨナ」

「なぁ、賭けをしないか。ペリーヌの恋がかなうか否か」
「リベリアン、人の色恋でそういうことを――と言いたいところだが、良いだろう。乗ろう」
「私もやル」
「よし、みんなやる気だな。といっても、相手はあの少佐だからな……」
「あの天然ジゴロの少佐だからな……」
「あの超ニブチンの少佐だからナ……」

「恋がかなうに5ドル!」「恋がかなうに2マルク!」「恋がかなうに10マルッカ!」

「おい、みんな同じじゃ賭けにならないだろ」
521名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 16:12:26 ID:hoN1+4+y
「ふー、もうお腹いっぱい。さてそろそろ行くか」
「今日もストライカーのセッティングか? 精がでるな」
「まあね」
「じゃあ私も自分の部屋に戻るとするか。妹のいる病院に返事の手紙を書かなきゃいけないんだ」
「私も行くカナ。そろそろサーニャが起きるころだし、とうもろこし持っていってヤロ」
「ちゃんとサーニャと仲直りしろよ」
「わ、わかってるヨ……」

「じゃあまた昼に」
「ああ、また」
「またナ」



以上です。
たまにはこんなんでもいいですよね?
ゲルトの会話部分の一部が自分が前書いたエーゲルのとちょっとリンクしてるんで、
これ単品だとわかりにくかったかも。暇な人は読み比べてくだされば幸いです。
あと個人的に、別にカールスラントは3Pでいいと思う(むしろ推奨くらい)。
シャーリーの乙女受けはアリだと思う。
522名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 16:43:27 ID:Vc4UU7Kl
>>521
何だこれwww最早シナリオノベルにすらなってないのに笑いがとまらねえwwwwww
不思議だなあ−……めっちゃ面白いなこれ。GJ!!
「一つのベッドに女二人が寝て、なにもなかったなんて考えられませんわ」とかもうね。よくわかっていらっしゃる。

恋は叶わないに10銭。
523名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 16:45:51 ID:qqzS3oi2
なんというGJ
エイラのヘタレっぷりが際立ってるなw


気になったんだがシャーリーとゲルトはいつもああいう風に呼び合ってるんだろうか
524名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 16:48:32 ID:IyXjmtzz
いいエーゲル絵はないか
エイラーニャばかりなんだ
525名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 17:00:22 ID:2YttoREo
エーゲル絵も少ないが、シャッキーニ絵の方がもっと少ないと思うんだ
526名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 17:07:37 ID:LywJbvCx
>>521
なぜかわからないがめっちゃ面白かったw
なんぞこれwww
最高だった!GJ!!!
527名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 17:13:02 ID:hmJ11Mui
>>521
メンバーのチョイスが絶妙ww
年齢真ん中組みは色々抱えてるんだナw
528名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 17:29:54 ID:5IQWB/Py
>>521
らきすた的おもしろさがあると
俺は思う。
529名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 17:33:23 ID:Y3298b0V
>>521
ペリーヌがかわいすぎる!!!
530滝川浜田 『Sorrow White』:2008/09/13(土) 17:38:19 ID:2YttoREo
流れに乗って投下。
リーネ→芳佳×美緒←ミーナです。

悲恋注意!





―――終わった恋なのに。

私はまだあの子が好きで。

終わった恋なのに。

私はまだあの子を想い続けている。

終わった恋なのに。

私はまだ、諦めきれていない。

―――Sorrow White―――

「行こうか、宮藤」
「はい、坂本さん!」

…私は、数週間前、ずっと芳佳ちゃんに抱いていた想いを、芳佳ちゃんに打ち明けた。
でも、神は私に味方してくれなかった。

『ごめん、リーネちゃん、私、他に好きな人がいるんだ…』

その瞬間、私の世界は真っ暗になってしまった。

でも私はその場では

『そうなんだ…。うん、なんかごめんね』

…なんであの時、無理矢理にでも引き止めなかったんだろう。

今更になってそんな後悔が私の頭を巡る。

ここだ。この木の下で、私は芳佳ちゃんに想いを伝えた。
ここは芳佳ちゃんとよく来ていた場所で、私にとっては大切な場所だった。

ここから見る水平線がとても綺麗で、芳佳ちゃんとここにいるだけで、とても幸せだった。

――でも、今となっては、遠い思い出。

「リーネさん」

物思いに耽っていた私に、声がかかる。
…ミーナ中佐だ。

「隣、良いかしら」
「は、はい」

そう言うと、ミーナ中佐は私の隣に座る。
531滝川浜田 『Sorrow White』:2008/09/13(土) 17:39:33 ID:2YttoREo
「ここ、良い風が吹くわね」
「好きなんです、この木の下。向こうに見える水平線がとても綺麗で、なんだか優しくなれるんです」
「そうね。とてもここからネウロイが襲撃してくるとは思えないわね」

ミーナ中佐はクスクス笑う。

「……ミーナ中佐」
「なに?」
「人を好きになるって……とても辛いですよね」
「…そうね。自分だけを見て欲しいと願うほど…その人はどんどん離れて行くのよ」
「……」
「…私ね、坂本少佐が好きだったの」
「…え…?」
「…でも、彼女は私とは違う誰かを見ていた。
…それは前から分かっていた事なのに、世界が終わったような気すらしたわ」
「…ミーナ中佐…」
「…見ちゃったのよ。…宮藤さんと坂本少佐が抱き合っている所を。…涙が溢れて止まらなかった」

……ミーナ中佐も私と同じ、思いをしていたんだ。
そう思うだけで、あの日の出来事が私の頭の中にフラッシュバックしてくる。

……あれ、おかしいな、涙が、溢れてくる…。
涙はあの日涸れきった筈なのに、視界が、夜空が歪んでいく。滲んでいく。

「ううっ…ううっ…」
「…リーネさん…」
「ううっ…うああああああっ…!!」
「……リーネさん」

大声をあげて泣きじゃくる私をミーナ中佐は優しく抱き締めてくれた。

「よしっ…かちゃ…っ…!…なんでっ…わたしじゃないのっ…!?…ううっ…なんっ…でっ…!?」
「リーネさん……リーネさん…」

私を抱き締めるミーナ中佐も泣いていた。それでも、私を優しく抱き締めてくれる。

「よしかちゃんっ…!」
「…………美緒……」

ミーナ中佐は小さく『美緒』と呟いた。

532名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 17:40:42 ID:2xLJlWOM
おもしろかったけど
519と520の間に話抜けてないか?
533滝川浜田 『Sorrow White』:2008/09/13(土) 17:41:31 ID:2YttoREo
私達は、涙が枯れ果てるまで泣いた。
感情を抑える事も無く。ひたすら泣き続けた。

今夜の夜風は私達にはあまりにも、冷たすぎた。

《翌日

「あっ、おはよう、リーネちゃん!」
「芳佳ちゃん、おはよう」
「おはよう、二人とも」
「おはようございます、坂本少佐」
「おはようございます、坂本さん!」
「はっはっはっ、元気がいいなあ!」
「あ、そうだ、坂本さん、朝練に付き合わせてください!」
「そうか、良い心掛けだ!」
「じゃあまたね、リーネちゃん」
「うん、また後でね、芳佳ちゃん」

そう言うと芳佳ちゃんと坂本少佐は消えていった。…手を繋いで。

それだけでも苦しい。辛い。悲しい。

…でも、私はまだ芳佳ちゃんを諦めた訳じゃない。
きっと、それはミーナ中佐も同じ筈。

ごめんね、芳佳ちゃん。私、諦めの悪い女だから。

貴女をまだ、想う。

そして私は窓から空を見る。

「うん、今日も良い天気。洗濯物も良く乾くかな」


その空は淀みなく、綺麗だった。

そして空に誓う。


「私、もう泣かないからね、芳佳ちゃん」


END



以上です。最近ちょっとダークな路線に行ってるなあ…。リーネ&ミーナファンの人ごめんなさい!
次は明るいやつ持ってきます…

では、爺は晩ご飯の用意を…
534名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 19:45:31 ID:Y3298b0V
爺、切ないssGJ!!少佐と芳佳ペアは大好物!!
でもリーネやミーナ中佐も幸せになって欲しい...。
皆が幸せになるためにはもう全員で付き合うしかねーよwwww!!!

爺は晩ご飯作る前にSSの流れが習慣化してるのなwww
535名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 20:25:41 ID:jeCeuh5I
>>421の発声ネタをみてたら思い出したネタ

「むぅ、二人ともだいぶマシにはなってきたがやはり気迫が足りんな…」
「ハァハァ…す、すみません少佐」
「なんか…ハァ、感情が入らなくて…ハァ」

「坂本少佐!」ザッ…
「ん、ペリーヌかお前も訓練に加わるか?」
(今こそ私のこの気持ちを少佐に!)
「あなたが好きですッ!!!!」

・・・・・・決まりましたわ
「ペリーヌ…」
「少佐…」「今のだ!」
「へ?」

「ペリーヌさんすごい、今の発声ビリビリきました!」
「うん、心に響く素敵な言葉だったね!」
「ぁ、あの…」

「わっはっは!私も負けてはいられんな
お前が好きだあぁぁぁぁあ!!!!」
「あなたが好きでぇぇぇぇす!!!」
「あなたが好きよー!!!」

「あ…のぅ」
(ふ、ふふ、私の想い散ってしまいましたわね…)
「さらば初恋ぃぃぃぃっっ!!!!」

「おおっ!これもまた心に響く叫びだ!」

「「さらば初恋ー!!!」」

536名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 20:32:39 ID:hoN1+4+y
OsqVefuYです。感想どうもです。
あと>>532へ。実はその間にもいろいろやりとりがあったんですが、
こんなネタで10レス超えるのは気が引けたんで、なくなく省きました。やっぱ問題ありましたかね?
つかなんで俺が書くとこうも長くなるのか……これ、はじめは5レスくらいと思って書いてたのに気づいたら倍にorz
短く纏めてあんなに素晴らしい話の書ける他の人は本当に凄いと思います。

あとついでにもう一本SS投下します。
少佐×ペリーヌ、10話の看病の妄想です。これはがんばって短くしました。
タイトルは「リンゴ日和」です。


「坂本少佐、お体の具合はいかがですか?」
「もうすっかり良くなったよ。……しかし、ずっと寝てばかりだと退屈でな」
「そう思って、リンゴをお持ちしました」
 メロンにするか小一時間迷いました。
 でも、やっぱりリンゴにしました。
 だってかわいらしいネコさんにして、少佐に召し上がっていただきたかったんですもの。
「気が利くな、ペリーヌ」
「はい。今すぐお剥きしますね」
 わたくしは包丁を手にとって、リンゴと向き合った。
 あれ?
 4つに切ったまではいいのにそのあとが……
 思ったとおりに……
「なぁ、ペリーヌ。刃を外側に向けるのはどうかと思うが……大丈夫か?」
「はい、もちろん……」

 ブシュー。

 大丈夫じゃありませんでした。

「大丈夫か!? ペリーヌ、ちょっと見せてみろ」
 わたくしは少佐にさきほど切った指先を差し出した。
「血は派手に出ているが、傷は浅いみたいだな」
 と言うと、少佐は私の指先を滴る血をペロッとなめた。
「ひゃっ!」
「どうしたんだ?」
「いえ、ただちょっと……」
 ただちょっと、心臓の鼓動が高まって、逆に出血が激しくなっただけです。
537名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 20:34:04 ID:hoN1+4+y
「すみません。実はわたくし、包丁に触るのも初めてで……」
 わたくしの視線が自然と下がる。
 指に張られた絆創膏が目に入ると、痛々しいやら情けないやら。
「そんなこと見ていればわかる。どれ、ちょっと貸してみろ」
「はい」
 わたしは促されるまま、少佐に包丁とリンゴを手渡した。
 すると、さきほどのわたくしとは大違い、少佐はするするとリンゴの皮を向いていくではありませんか。
「意外か?」
「いや、そんな……」
 そうは言ったものの、それはわたくしの今まで知らなかった少佐の一面であった。
 扶桑刀を振るいネウロイに立ち向かうご雄姿からはかけ離れた行動に、わたくしの心が揺さぶられる。
 もちろんそれは、さらに惚れ直すといった意味で。
「子どものころは母の台所仕事をよく手伝ったもんだ。今でもこれくらいはな」 わたくしは相槌も打たず、リンゴを剥く少佐の姿にただ見惚れていた。
「剥いたはいいが、実はあまり腹が減ってなくてな」 リンゴを剥き終え、手を置いた少佐がそう口にする。
「一つやるよ」
 そう言うと、少佐はリンゴを一つ、わたくしのぽかんと開いた口に入れた。
 食べてしまうのがなんだかもったいなくて……
 そのリンゴを長い時間、わたくしは口の先でくわえたままでいた。



以上です。
もうこれが俺の限界('A`)
書いてるときのBGMはもちろんアレでした。
538名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 21:05:13 ID:FZ3i9SYJ
爺やGJです!切なさに泣ける
>>535 >>536
ペリーヌに萌え!可愛いよペリーヌ

それにしてもss投下しようとするとGJなssが投下された後で
いつも気後れしてしまうチキンな私・・・
シャッキーニ編ss出来たけどエロに走ってしまい
やっぱり投下に迷うチキンorz
539名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 21:42:51 ID:Y3298b0V
>>535>>536
...もうやばい、ペリーヌがかわいすぎてやばい!!!
少佐幸せすぎるだろ!!!

>>538
行っっっけぇぇぇぇ!!!!
540名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 21:51:06 ID:YUhqKPNP
>>538
大丈夫。ほら、投下するんだ
エロでも何でもどんと来いだぜ!むしろお願いします!
541名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 21:59:14 ID:Vc4UU7Kl
>>533 >>535 >>536
GJ!!もうSS多過ぎてGJに添える感想も出し尽くしてきたがとにかくGJなんだ!!

>>538
何も問題ない。さあ、早くルッキーニとシャーリーをちゅっちゅさせるんだ!!
542虎姫:2008/09/13(土) 22:14:11 ID:FZ3i9SYJ
風邪ssのシャッキーニですが・・・・すいません
何やらエロ気味です、こんなはずでは無かったのですが・・・
不快を感じるならスルーしてください
虎姫
                     
『風邪の特効薬』
【シャーリーとルッキーニの場合】

「ルッキーニ、アイスクリームと桃缶だぞー」

「あー、シャーリーありがとう、でも何でアイスと桃缶?」
「何でも扶桑では風邪にはこれは外せないらしい」
「そうなんだ?変なの」

「食べれるか?」
「うーん、アイスなら食べる」

「他に食べれそうなものは?薬飲んで置かないといけないし」
「ご飯は食べると気持ち悪くなる、薬はやだ」

これじゃあ、薬を飲んでも吐くだろうし何かいい方法は

「でも熱で身体辛いだろ?せめて熱下げないとな・・・あっ、そうだ!」
「?」
「あれなら吐かないし効き目もバッチリだ!
待っていろルッキーニ今もらってくるから」
「???」
543虎姫:2008/09/13(土) 22:15:09 ID:FZ3i9SYJ


「お待たせルッキーニ、じゃあズボン脱いで」
「ふぇ?な、何?」
「だから、ズボン脱いでお尻をこっちに・・・」
「ニャー!何言ってんのーシャーリーのエッチ!」
「えっ?あー、アハハ、違うよ、エッチするわけじゃないよ。
それに、脱げなんて言わないだろう?いつもあたしが脱がしてるじゃん」

「な、何言ってるの//でも何でズボン脱げって・・・」
「だって座薬はお尻から入れるもんだろう?」
「お尻?」
「そう、お尻」
「・・・・でゅやや」

―ルッキーニはにげだした・・・・だがてきにまわりこまれた!―

「とっ、逃がさん!熱で弱ってるルッキーニを捕まえるなんて簡単簡単」
「やだー!痛いのやーそれに恥ずかしい!」
「いや、痛くない痛くない・・・らしい」
「らしいって言ったー」
「わかったよ、無理にはしないて、ねっ?」
「うん」
「だから、こうする」
544虎姫:2008/09/13(土) 22:16:44 ID:FZ3i9SYJ
唇を重ねてそれを深くしていく、口内を舌で愛撫すると
ルッキーニは抵抗できなくなる

「ンッ?フッ・・ン・・シャーリー?」
「ルッキーニの口の中熱があるせいかいつもより熱いな?」
「なっ///ンッ・・やっ」

「ルッキーニはキスに弱いよな、すぐ力が入らなくなる」
「はう、だってシャーリーのちゅー気持ちいいんだもん///」
「くーっお前可愛い過ぎる!」

「ウニャ///」

一気に押し倒し何度もキスを繰り返しながらズボン脱がしていく

「ルッキーニ、こっちの口も上の口みたいに熱くなってるかな?確かめていい?」
「うん・・シャーリー・・・」

「相変わらずルッキーニのココは可愛いな♪」

「・・・や…ふぁ…」
小さな花びらにキスを落とし、そのまま舌で愛撫すると子猫が鳴き声を上げる、
触れた場所はやはり体温が高い

(こんなことして何だけどやっぱり薬使ったほうが良いよな・・・あっ、そうか)

そのままルッキーニに気付かれないよう薬に手を伸ばす

「ルッキーニいい子にしててくれよ」

足を抱え腰を浮かす。舌と唇で刺激しつつ呼吸を見計らい薬を差し込んだ。

「うにゃう!な、何!なにー」
545虎姫:2008/09/13(土) 22:17:20 ID:FZ3i9SYJ
「えーと、座薬入れちゃった、ごめん」
「ふえ?ず、ずるいよーいきなり///」
「だって可愛いお尻が目の前にあって、良い感じに濡れてたし、
入れるなら今がチャンスとばかりに」
「ふぇ〜///」
「それに早く元気なルッキーニに戻って欲しいんだよ。
元気なルッキーニがいないと
あたしが淋しくてしょうがないだろ?」
「うん、わかった」

「・・・・ねえ、シャーリー・・・」
「ん?なに、どっか痛かったか?」
「そうじゃない・・・えっと・・・つ、続きは///」

そうだった、中断したままだった。

「じゃ、続きしようか♪
あたし達の熱々ぶりに風邪の熱なんて吹っ飛んじゃうくらいにな」
「うー、シャーリーのエッチ////]
「エッチなのはルッキーニ限定でだよ」

そしてルッキーニを再びベットに沈めた。




その後、薬が効いたのか熱は下がり、食欲も戻り体力を回復させ風邪は完治した。

「これも愛の力かね♪」
「もーシャーリーは///」


次回【美緒とミーナの場合】
546名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 22:40:39 ID:Vc4UU7Kl
>>545
GJ!!座薬吹いたがシャーリーの攻めっぷりが素晴らしい!!
風邪に桃缶とアイスという風習は知らなかったが……地方によるのだろうか。
あと桃缶って当時あるのか?と思って無粋とわかっていてもつい調べてみたら
案の定本格的生産が始まったのはずっと後だった。戦中は缶詰は貴重だったみたいだね。

ルッキーニのために惜しみなく散財するシャーリーを想像してニヤッとした。
とりあえず続きwktkして待ってる。
547名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 22:45:06 ID:2YttoREo
>>545
GJ!!
最近シャッキーニ分が足りなかったからニヤニヤしちまったよw
やっぱりシャッキーニは良いなあ!
548名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 23:03:21 ID:JU6A+n6X
ざっ座薬だと!?
549名無しさん@秘密の花園:2008/09/13(土) 23:59:46 ID:RqkfoKtq
ええい!
少佐×隊長の無花果遊戯はまだかー
550名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 00:02:10 ID:nGUy8UXd
そういやこの板でペリ芳って見たことないような気がする
551名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 00:12:19 ID:I9Dx6vS3
>>550
お前のせいで少佐の事で喧嘩になって揉みくちゃになってるところを本人に見られて、
「はっはっは、喧嘩するほど仲がいいってな!!」的な事を言われて初めて自分たちがかなりアレな体勢だった事に気付いて
慌てて飛びのいて否定しつつ赤面、でもちょっと意識しちゃうという二人を想像しちまったじゃねーか。
どうしてくれるんだ。
552名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 00:23:12 ID:AdXhOWX/
>>551
で、いつ投下してくれるって?
553名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 00:53:54 ID:I9Dx6vS3
>>552
今はお姉ちゃん状態!!一筋だから無理

というわけで転載
ttp://www.imgup.org/iup688101.jpg
お姉ちゃん状態!!
554名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 01:14:12 ID:x4lVJxwo
キンタマクラじゃないよッ!イェイ☆
555名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 01:28:15 ID:zVOV9sBS
三連休だというのにこの速さ…
扶桑の百合愛好者の恐ろしきこと…
というわけでミーナさんとゲルトさんの続き物第5話目あげさせていただきます。
556すべてを捧げて 第5話:2008/09/14(日) 01:28:46 ID:zVOV9sBS
 全機が基地に戻り、ストレッチャーに載せられた少佐に、引き続き、芳佳が治癒魔法をかけていた。
 ゲルトルートは見守る以外はできないでいる。
 ただ、今は、彼女を信じて、すべてを預けるしかできない。
 後悔はさせたくない。
 芳佳が徐々に力を使い果たし、ゲルトルートに倒れこむ。
 ゲルトルートはとっさに受け止めるが、芳佳は取り乱し始める。
「落ち着きなさい、宮藤さん」現れたミーナが一喝する。
「ミーナ…」

 駆け込む医師たちが少佐を運び、芳佳はそのまま気絶する。
「リーネさん、宮藤さんを部屋に」
「は、はい!」
 ゲルトルートはミーナを見つめる。
 ミーナが気づいたように視線を向ける。
 ゲルトルートには、その視線には悲しみと怒りが入り混じっているように思えた。
 何か、ミーナに対する言葉を探すが、見つからない。それにこの状況では、どんな言葉も見え透いたものにしかなりえない気がして、彼女は、その場を去った。
 ミーナは、ゲルトルートが通り過ぎると、しゅんとした顔をし、表情を引き締め、意気消沈したペリーヌを椅子に座らせる。
「……今は、待ちましょう」

 徐々に日が落ち、夕方となっていた。
 少佐は依然目覚めず、ミーナは、ペリーヌにその場を預け、病室を後にし、自室へ向った。
 廊下を歩き、顔を上げ、目を見張る。
 部屋の前には、ゲルトルートとエーリカが立っていた。ゲルトルートが前へ出る。
「話がある」
「……入って」
 ミーナは、疲れ切ったかのように、椅子に腰掛け、ひじを突く。
 話題は芳佳の今後のことであったが、視線を彼女たちに合わせようとはしない。
 ゲルトルートは、苛立ちを覚えながらも、エーリカの軽口にツッコミを入れつつ、話を進める。
 しかしながら、ミーナは立ち上がると、
「判断は、坂本少佐が目覚めてからにします」
「はーい」
「……甘いぞ、ミーナ」
 ゲルトルートは部下を守りたいというミーナの気持ちを汲みつつも、軍人としての自分の意見も敢えて伝えた。
 ミーナはゲルトルートの視線から逃れるように瞳を伏せる。
557すべてを捧げて 第5話:2008/09/14(日) 01:29:53 ID:zVOV9sBS
 その日の夜。
 少佐は芳佳の魔法のおかげで峠を越え、目を覚ます。
 ミーナは、少佐に寄り添う芳佳を安堵の表情で見守りながら、少佐へ視線を移す。
「美緒……」
 少佐は、目を覚まし、両目でしっかりとミーナを見据える。
 そのまっすぐな瞳に、ミーナは少佐の意思を感じ取った。
 その意思を、決意を、咎める気はすでに失せている。
 後悔はさせたくないから。
「それでも飛ぶのね……」
 
 病室を出たミーナは、意を決したかのような面持ちで、ゲルトルートの部屋に向かう。

 ゲルトルートの部屋のドアがノックされる。
 軍服を脱ぎ、シャツのボタンを外そうとしていた手を止め、ドアを小さく開ける。
「……入ってもいいかしら?」
「ああ……」
 ゲルトルートは、外していたシャツのボタンをまた閉めながら、ミーナを迎え入れ、ベッドに腰掛ける。
「少佐は?」
「ええ、あの様子なら、数日で回復は出来ると思うわ。ウィッチの回復力であればね」
「そうか」
 ゲルトルートはほっとしたように、両手をついて、天井を仰ぎ、体を起こすと、上目遣いにミーナを見る。
 ミーナは、凛々しい顔つきでゲルトルートを見つめている。
 ゲルトルートは、ミーナに言おうと溜め込んでいた――主に非難を含んだ――言葉を選んでいたが、それらをすべて押し込めた。
 自分が何かを叱責をする必要はもう無い。
 すべて、ミーナの表情が物語っている。

 ――甘いぞ、ミーナ
 
 昼間の自分の言葉をそのまま己に返すべきだと、自嘲しながら、ゲルトルートは立ち上がる。
 不意に鼓動が高鳴る。
「吹っ切れたか?」
 ミーナは、ひと呼吸おいて、静かにうなづく。
「そうか。それならいい。ただ、今後、できる限り隠し事はしないでほしいところだな」
「……ごめんなさい」
「私も、隠し事はしないでいくつもりだ。後悔はしたくないからな…」
 ゲルトルートは秘めた想いを伝えようとするが、勇気が出せずにいた。
 タイミングを失い、ミーナが話し出す。
「ええ。私もよ。もう、後悔はしたくない。失う恐怖におびえて、背をそむけたたくない。
 だから言うわ。私は……、あなたが好き」
 ゲルトルートの言葉が止まる。
 思いがけない言葉。
 心の奥底では強く望んでいたかもしれない言葉。
 それが、今、ミーナ本人の口から。
 ゲルトルートの頬が一気に熱くなり、その熱が、頭部全体を覆った。
 口を動かすが、水面で口をばたつかせる魚のような有様になってしまう。
 ゲルトルートは静かに手を上げ、ミーナの頬に触れる。指先に赤い、柔らかな毛が絡む。
「ひ、ひとつだけ確認するが……その好きは、その……」
 ミーナは、頬に触れていたゲルトルートの手を取ると、そっと手のひらに口づけ、彼女に静かに抱きつく。
 ゲルトルートは目頭を熱くするが、ぐっとこらえ、ミーナを抱き返す。
 不意にミーナと初めて出会った頃の記憶が蘇る。
558すべてを捧げて 第5話:2008/09/14(日) 01:30:42 ID:zVOV9sBS
 とても軍人など似合いそうにない、いかにも良家のお嬢様という佇まいだった。
 それでいて、朗らかな少女。
 赤い瞳も髪の毛もゲルトルートにとっては妙に神秘的に思えて。
 たぶん、あの頃から――
「好きだったんだ…」
「……トゥルーデ?」ミーナが体を離し、ゲルトルートと顔を向き合わせる。
 ゲルトルートは真摯な瞳で見つめ返した。「ミーナ、私も好きだ」
 言い切ると、そのままベッドに腰を落としてしまう。
「トゥルーデ?!」
「情けない話だ。カールスラント軍人たるものが……嬉しすぎて、腰を…抜かすなんて…」
 ゲルトルートは声を震わせ、顔を伏せる。
 ミーナは、嬉しさを顔いっぱいに出して、ゲルトルートの隣に座ると、また抱きしめる。
 瞬間、たまっていた眠気が力を奪っていく。
「トゥルーデ、今夜は、このままここに眠らせてもらっていいかしら…」
「ああ」
 ミーナは、ゲルトルート同様、軍服を脱ぎ捨て、枕に頭を乗せる。ゲルトルートも明かりを消すと、ミーナと向かい合って、枕に頭を乗せ、ミーナの腰に手を回す。
 ミーナは、ゲルトルートの髪を結っているリボンを解きながら、ささやく。
「……そういえば、クリスのことを聞いていなかったわね」
「すぐ退院とは行かないが、本人もリハビリには積極的だし、いずれは元の生活に戻るはずさ」
「さすがトゥルーデの妹ね」
「そういえば、君にも会いたがっていたよ」
「私もよ。次は私も連れて行ってね」
「ああ、買い物にも行こう」
「覚えていてくれたのね」
「当たり前だろう…」
 二人は、目の前に控えている雑事をいったん忘れて、久々に、普通の話に花を咲かせる。
 
 翌朝、二人はまったく同じタイミングで目を覚ますと、顔を見合わせて笑った。
 先に起き上がったゲルトルートは髪を結い、軍服を着込み、リボンを締め、ブーツをはく。
 ミーナも、ベッドに腰掛けながら、シューズをはき、軍服を着ると、床に落ちたリボンに手を伸ばすが、ゲルトルートが先に拾い上げる。
「今日は、宮藤への処分を決めなければな……」
「ええ」
 昨夜とは一転して、二人は軍人然とした表情で語り合う。
 ゲルトルートが、ミーナの襟にリボンを通し、締める。
「行こう」
 手を伸ばし、ミーナを立ち上がらせる。
 二人は、手を取り合ったまま、微笑み合うと、一緒に部屋を後にした。


すべてを捧げて 第5話 終わり
559名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 01:51:47 ID:0555dcxo
この時間まで起きてて良かった。
ゲルミーナGJすぎる…。
隊長×少佐は夫婦だけど、ゲルミーナは完全に恋人同士だな…
初々しくてキュンときたっす。
560名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 02:01:12 ID:q1VNvYiP
エーリカって虚勢手術の経験あるんじゃないかと思うようになってきた。
561名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 04:07:02 ID:ncdy95TV
>>558
GJ!隊長のリボンを結んであげるトゥルーデって構図が好きだ

今11話見てきたが、トゥルーデ→芳佳にミーナが嫉妬してるようにみえたのは俺だけか?
最終話が終わってもこのスレの活気が変わらないことを祈る!
562名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 09:26:39 ID:7P8hqE7d
隊長→少佐←ペリーヌ
最近この妄想が止まらない...。隊長とペリーヌの戦い見てぇ。
563名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 09:50:01 ID:8idd31WB
なんかそれ絶対ペリーヌが勝てそうにないんだがw
まぁ俺は最近ますます少ペリ派だけどな
だってペリーヌ可愛いんだもん
564名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 09:57:58 ID:qWCuyKEN
俺はずっとペリ少派だー
ペリーヌみたいにわかりやすい子って可愛いよな

最近の展開で報われてきて俺嬉涙

>>トゥルーデ→芳佳にミーナが嫉妬してるようにみえたのは
やあ、兄弟。
「気持ちは充分よ」と余裕ぶってるが、内心ちょっと寂しいミーナ中佐とか萌える
やっぱり若い子がいいのね…みたいな悩める同い年(笑)
565名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 10:00:16 ID:dQW9SW1p
ペリーヌみたいな片想いの脇キャラが報われた作品ってあるのかな?
何かあーいうキャラって出てきた瞬間に負けが決まってる様な気がしなくもない・・・。

番外でも何でもいいから、報われる話があるといいな。
566名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 10:12:25 ID:I9Dx6vS3
宮藤と少佐が付き合い始めてもペリーヌとミーナが幸せになる方法思いついたわ。

ミ ー ナ × ペ リ ー ヌ



いや、やっぱナシで。というわけで転載。
ttp://ecx.images-amazon.com/images/I/61GP%2B8R0JFL._SS500_.jpg

ttp://up2.viploader.net/pic/src/viploader781735.jpg
ttp://up2.viploader.net/pic2d/src/viploader2d453952.jpg
567名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 10:15:42 ID:3dX0iXrh
>>566
待て。
リーネが不幸せになってしまうじゃないか。
568名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 10:22:54 ID:D6rU0ruC
>>566これ、たぶんコラだけど、相当頑張ったなw 愛やね…
569名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 10:32:16 ID:8idd31WB
じゃあリーネ×ペリーヌでどうだ。なんかカレイドのメイロゼ臭がするが
それでミーナ×トゥルーデ、エーリカ×クリスでもう余りなし

つかそもそも11人ってのが鬼門でかつ面白いところなんだよな
570名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 10:46:58 ID:lTrvVty4
少佐はミーナとペリーヌ両方を嫁にもらえばいいんだよ
これで余り無し
571名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 10:52:47 ID:3I6CvMnN
ぎ、銀様と真紅…
いや、なんでもない
572名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 11:02:47 ID:0555dcxo
ふつーにカールスラント組はゲルト中心の3Pでいいんじゃないかなぁ。11話でそう思った。
あとは芳リネ、ペリ少、シャッキーニ、エイラーニャで万事解決。あまりなし。
ミナ美緒やゲル芳はオプションで楽しめばおK
573名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 11:20:47 ID:3dX0iXrh
ウルスラとエーリカの姉妹百合はダメですか?
574名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 11:24:21 ID:aQUv1vN/
ぜんぜんおkですよ
そういえば小説版では姉妹の関係が微妙そうだった
575名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 11:43:11 ID:8idd31WB
>>573
ノシ実はSS書いてたりするぜ
576名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 11:57:51 ID:3dX0iXrh
マイナーだと思ってたら、SS書いてる人までいて感動したw。

『Candy Boy』の雪奏も『アカイイト』のノゾミカゲも『少女セクト』の狛井姉妹も大好きだ。
577名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 11:59:30 ID:b5u5ve0R
>>569
芳佳が来る前はその二人で組んでたっぽいしね
なんかTV版エンジェリックレイヤーみたいかも、あれはノマカプだけど

しかしCPが考えやすいのに全部くっつけて考えると一人足りないとか絶妙だな
578名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 12:15:07 ID:EAqgvVQQ
ペリーヌ×芳佳は鉄板ダロ
579滝川浜田 『sweet bite』:2008/09/14(日) 12:35:11 ID:AFWptAno
こんなお昼にSS投下。以前投下した『no way out』の後日談(みたいな話)です。
もちろんリーネ×芳佳で。




「ふぅ〜」

私はお風呂に入っていた。

…昨日は、坂本さんと一緒に夜を過ごした。
朝起きたら坂本さんはいなかったけど、私は満たされた気分だった。
でも、それと同時に罪悪感が私を襲った。
私はそんなモヤモヤした気分を吹き飛ばすためにお風呂に入っていた。


―――sweet bite―――


ガチャッ

「バルクホルンさん」
「宮藤。入っていたのか」
「ええ…」
「…元気が無いな」
「はぁ……実は、昨日、坂本少佐と…」
「いや、説明はいい」
「え?」
「すまん、一部始終見させて貰った」
「え、ええええええええ―――――――!? そ、それ覗きじゃないですか!?」
「何を言っている。ドアを開けっ放しにする方も悪いだろ」

「…はあ……まあ、そう、そうなんですけど、朝起きたら罪悪感が一気に押し寄せて来て…」
「…心配するな。それは、私とて同じ事だ」
「えっ…じゃあ、バルクホルンさんも…」
「私は…謝っても許されない事をしたんだ。坂本少佐にもハルトマンにも…ミーナにも」
「……」
「…さて、私はそろそろ上がらせて貰うよ。…ハルトマンにも謝らんといかんしな」
「はい…」

ガチャッ

「ん…?……フフッ、宮藤、頑張れよ」
「?」

私はバルクホルンさんが最後に言った言葉の意味が分からず、そのまま湯船にボーっと浸かっていた。
すると私の隣に誰かが入ってきた。

580滝川浜田 『sweet bite』:2008/09/14(日) 12:36:55 ID:AFWptAno
「芳佳ちゃん」

その声に私の背筋が凍る。
恐る恐る横を見ると、そこには予想通り、リーネちゃんがいた。

「リーネ…ちゃん」
「お風呂、気持ちいいね」
「…う、うん」

しばらく気まずい空気が流れる。

「リーネちゃん、私ね」
「芳佳ちゃん。昨日のアレ、何だったの?」

み、見られてた………っ!!

「あ、あれは…」
「私、かなりショックだったよ。…芳佳ちゃんは私の恋人なのに…坂本少佐とエッチしてたなんて…」
「…あっ、あの……ごめん………」
「…………」

リーネちゃん、物凄く怒ってる…。
目の中に怒りが宿ってる。
そんな沈黙を破るように、リーネちゃんが切り出した。


「……私は芳佳ちゃんの恋人で、芳佳ちゃんは私の恋人。これは間違いないよね?」

「うっ、うん…!」
「で、昨日、坂本少佐とエッチしてた。これも間違いないよね?」
「…うん…」
「…それでね、私ね、決めたんだよ」
「なに?」

リーネちゃんは湯船に浸かっているにも関わらず、私に抱き付いて来て、私の首筋にキスをして来た。

「リッ、リーネちゃんっ…//////」
「芳佳ちゃん…」

581滝川浜田 『sweet bite』:2008/09/14(日) 12:38:18 ID:AFWptAno
首筋にキスを降らせているリーネちゃん、いきなり私の首筋を少し強めに噛んできた。

「いっ…痛いよっ…リーネちゃんっ…!」
「……芳佳ちゃん……痛い…?…でもね、この痛みは、私の芳佳ちゃんへの想いだよ?」
「リーネちゃん…っ」
「芳佳ちゃんも人間だから…気の迷いで浮気しちゃう事もあるよね…?……でも」

瞬時にして、リーネちゃんの目が妖しく光る。

「…もう……私なしではいられない身体にしてあげるからね」
「…リーネちゃん…っ…!…こっ、これっ…!」

そう言うと、リーネちゃんは私の唇に激しいキスの嵐を浴びせて来た。

「リッ…ネちゃっ……//////…んんっ…//////」
「芳佳ちゃん…好きっ…だよっ…愛してる…っ…」

お風呂場中に、舌と唾液が絡む音が響く。音が反響して、ダイレクトに私の耳に音が聞こえる。
それは、とても恥ずかしくて…恥ずかしさで死にそうになるくらい。

「芳佳ちゃん…かわいい…。
…私ね、実は弱気な芳佳ちゃん、結構好きなんだ♪」
「リーネちゃん…ごめん……私、もうしないから…だから、許して…っ」

リーネちゃんは許しを乞う私をジッと見て。
そして恐ろしい程の笑顔で私に言った。

「……私が満足するまで許さないよ。
…だって、芳佳ちゃんは私のモノだって印、芳佳ちゃんの身体に刻み込んであげるんだもん♪」
「リーネちゃんっ…//////」

そして私の耳元で囁く。

「芳佳ちゃんは坂本少佐のモノじゃなくて、心も身体も私のモノなんだから…♪」
「リッ…リーネちゃんっ//////」

リーネちゃんは微笑みを絶やす事無く言う。

「……もう、逃がさない、から……♪」

こうなったリーネちゃんはもう誰にも止められない。
…私はもう、リーネちゃんからは逃げられないみたいだ…。

END



以上です。完全にノリで書きました。
なんかいろいろごめんなさい。

さて、爺はここらで…
582名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 12:40:19 ID:x4lVJxwo
しかし一番濃いいのは少佐×ミーナだな。
隊長は少佐のどんな変態的な要求も断れなさそう。
583名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 12:50:24 ID:x4lVJxwo
うわーーーー爺GJ!!
風呂で実行とはリーネやるぅ!!
584名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 13:02:15 ID:gEZc9zLA
>>582
少佐が変態だと・・・・?
585名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 13:08:26 ID:KZldCAUd
>>582
よし、確認する
少佐をここへ呼びたまえ
586名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 13:27:58 ID:x4lVJxwo
これを見て欲しい↓
ttp://www.ikaros.co.jp/moeseries/images/image_10_02.jpg
ttp://www.ikaros.co.jp/moeseries/
来週発売のMCあくしずの少佐×隊長の悶絶プライベートショットらしいのだが
この若干ほほを赤らめ恥じるような表情の少佐の視線の先にははたしてミーナ隊長がどのような痴..状態で
収まっているのか想像しようじゃないか!
ところでMCあくしずのMCって何の略?MCシスターのMCと一緒?
587名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 13:35:55 ID:uKws8l09
>>582
美緒はとても初なのよ? いつも私がリードしてるの
588名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 13:45:35 ID:KZldCAUd
>>587
なに、それは由々しきことだな
では中佐は直ちにそれについて報告書をまとめ提出してくれ
589名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 14:59:39 ID:FvL0hj5u
ピクシ部最高だな
エイラーニャほどじゃないがエーゲルしっかりあるじゃねえか
漫画だってあるし
590名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 16:47:45 ID:ncdy95TV
さてgf1xJeg9、時期のがしまくりなエーゲル十話ネタいきます。
執筆中に>>203-206というすんばらしいエーゲルssが投下され、こんなショボいの今更ないわ…とか思ったんですが
書いてしまってデータにしてしまったのでとりあえず投下してみます……
比較的初々しい感じ?


591名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 16:48:09 ID:n0o5DCrS
>>573
軍入るまではずっと一緒にいれるもんだと思ってたが、エーリカがあっという間にエースになって自分が置いていかれたような感じなのかもしらん
もしくは自分が足引っ張ってると思ってそう>ウルスラ
592名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 16:49:16 ID:ncdy95TV
『The first one step』

それは、風呂で起きた。

ルッキーニによる馬鹿なセクハラ(?)。
宮藤への全身タッチの後、何を思ったかリーネを追いかけ、半ばで隊No.1(胸的な意味で)のシャーリーの胸へ飛び込んだ。

それは、落ち込んでいる宮藤を元気付けようとの思いからの行動なのか、はたまた欲望に忠実なだけなのか。それは本人にしかわからない。

いや、そこまではいいんだ。よくある現象だしな…。
そう、問題はその後。騒ぎに便乗したエーリカが、あろうことか私の胸を触ってきたのだ。
否。
…あれは、つ…つかんでいた!

普通の精神状態でいられなくなった私は、風呂をあがってすぐ、エーリカを自室へと強制連行。
問いただそうと息を吸ったところで、今に至る。

「ハルトマン!」
「なに?」
「お前…みんなの前であんなこと…!」
「あんなことって?」
とぼけている、こいつ。わかってる癖に、言わせるんだ。
「…だから、その…胸を、だな…」
「あぁ。揉んだこと?」
「揉ん…っ!」
なぜサラリと返せる!
「あんなのみんなやってることじゃん」
何をそんなに慌てているの、という態度。
――くそ、なんで私はこいつに負けてるんだ。
「…いや、でもな」
「そんなに気にすることないでしょ。それともなに?なんか困ることでもあったわけ?」

そこだ。困るんだ私は。
なぜなら私はお前に対して普通じゃない感情を抱いているからな!
…なんて言えるわけがなく。
「人前でああいうことは…!」
「…もしかしてトゥルーデ、胸弱い!?」
「ち……そ、そういうことじゃなくてだな…」
「否定しないんだ?」
「――っうるさい!」
確かに私は、胸はちょっと苦手だ!
でもそこが問題なわけじゃない。

なんて言えばいい。
エーリカ、好きだ。――いや。それはシチュエーション的に違う。不自然すぎる。…しかしそれが一番答えに近いと思うんだ。
私はエーリカのことが好きだから、大切だから、…そう簡単に触れて欲しくない。
多分これが正解なんだろう。
そろそろ覚悟を決めるときか…私も。
593名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 16:50:17 ID:ncdy95TV


―――――――――


お風呂をあがったら急にトゥルーデに引っ張られて、そのまま部屋へと連れ込まれた。
いろいろと期待してしまう私。
まあ思った通りさっきのことについてのお説教らしきものだったんだけど。

突然なにか思案しはじめたトゥルーデ。私は彼女の反応を確かめたくて、問う。
「…まさかあのとき感じちゃった?」
「っ違う!…っ…わかった率直に言おう。私は、その、お前…エーリカのことが…、…」
グワシと私の両肩を掴む。そのときのトゥルーデの表情に、並々ならぬ決意を感じた。

あ、私、告られる。

耳まで真っ赤にしながら…。少しうわずった声と、私を見ようと努力しつつも泳いでいる目。
「…お前、が……」
「…」
「…………」
続く言葉を紡げないであせっている唇。
そして何より、肩に置かれた手が、小刻みに震えているのがわかったから。

私はトゥルーデの両手をとって肩から降ろした。

…まったく、世話のかかる上官なんだから。

持ったままの彼女の右手を引っぱって、もどかしくも閉じられた唇に、そっとキスをする。

「?!」
驚いているトゥルーデをよそに、私は彼女の言葉の続き――またの名を私の本心ともいう――をぶちまけた。

「好き」

トゥルーデは、びっくりしすぎて心がどこかに飛んでいっちゃったみたい。
完全に固まってる。
こっちだってそれなりに覚悟きめてるんだよ?

「エーリカ…、」
まずいな、絶対顔赤くなってるよ私…。トゥルーデがあまりにも真っ赤だからこっちにまで伝染しちゃった。
ああ、ほっぺが熱い!
「…ねぇ、」
トゥルーデも、好きって言ってよ。
そんな思いが伝わったのか、トゥルーデは私を引き寄せた。ぎゅっと抱きしめ、お互いに顔が見えない位置で静止する。
すると耳元にあたたかさを感じた。
「好きだ…。エーリカ…」
594名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 16:51:41 ID:ncdy95TV

わ…。
なんだこれ。なんだこの気持ち。…トゥルーデのことが、どうしようもなく…愛しい。
なんだか心臓がやけに高鳴っているけれど。このドキドキが私のものなのかトゥルーデのものなのか判断できないほど、二人は密着していた。

ゆっくりと身体を離して、見つめ合う。
「ね、キスしてもいい?」次の瞬間、トゥルーデの耳から湯気が出たようにみえた。
「そんなこと、聞くな!」
これはOKのサインだね?

私はちょっと強めに、かつたくさんの愛を込めて、トゥルーデの唇に自分のそれを一瞬、押し当てた。
そして彼女の胸に視線を移す。
「二人きりのときだったら、触ってもいい?」

たとえトゥルーデが了解しなくたって、今の私がやらないわけがない。
トゥルーデの気持ちがわかった今、遠慮する必要なんてどこにもないんだから!
…なんて、ある意味攻撃的に考えていた。
トゥルーデのこんな言葉を聞くまでは。

「優しく…なら…」
「……えっ!?」

うつむきながら小さく言って。
「エーリカなら、いい」


…待って。なんでこんなに可愛いの?この人。
普段なら絶対に見せない表情。ダメ、可愛すぎ。

もうそこからはトゥルーデの意見なんて聞いていられなくなった。

なぜなら、私の中の理性を、目の前の彼女自らが叩き壊してしまったから!


Fin.

以上です。エーリカ視点に挑戦してみました。大丈夫かな…?
内容なんてないに等しいですが、楽しんでいただけたら私は昇天します。
ちなみに今、トゥルーデの部屋の窓が開いていて、外で寝てたルッキーニが一部始終を目撃してしまう…というネタを急に受信したw
595名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 17:01:04 ID:7P8hqE7d
>>590
はぁ、終始ニヤニヤが止まらんかった...。GJすぎる!!!
少佐スキーだがエーゲルに目覚めたわ....。自分は絵しか描けないからここのSS職人さんの素晴らしさに
やられてばっかだ...。....さ、エーゲル絵描くか。
596名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 17:48:12 ID:RcT+aiVf
>>594
やはりトゥルーデは可愛い




ところで、実際原作で本当に百合なのは誰だろう?

ペリーヌとエイラは百合確定で、素質充分なのが
おっぱい星人の芳佳だと俺は思うのだが、どうだろうか
597名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 17:51:36 ID:ssdwLqvT
え全員ガチですよ
598名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 18:08:33 ID:0JQ2RgN4
GJ エーゲルは素晴らしいな

>>596
女の子しかいない環境で思春期を過ごせばどうなるか
599名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 18:33:59 ID:AFWptAno
みんなにちと質問
SSってどのくらいのペースで書いてる?

ちなみに自分はストックが出来た上で前に書いたヤツを投下してるんだけど
600名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 18:47:40 ID:uKws8l09
私の場合は1月ほど前に2本ほど投下して、それ以降は……という感じです。
同人とかやってるわけでもないので、思いついたら書き上げて、それがたとえ不出来でも形にさえなってれば投下という感じで
601名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 20:16:47 ID:5SwS6pyH
>>594
GJ!!読んでて幸せになりました
エーゲルはいいものだ・・・!
602名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 21:03:39 ID:I9Dx6vS3
>>581 これから風呂入ろうと思ったのにどうしてくれるんだ。いろいろ妄想しちまうじゃねーかGJ!!
>>594 エーリカが実はトゥルーデにメロメロ……というのはいいかもしれんね。GJ!!

>>599
毎日通勤電車に揺られてニヤニヤしながら携帯電話で書いてます。どう見ても不審人物です。本当に以下略
進展速度はその日の調子次第だけど、突発妄想時は2、3日、普通に書くには1ヶ月くらい?

そんな事より私はじっちゃんのほうこそどんな書き方してるのか気になるのだがね。
1日1本とかおかしくね?いつ書いてんの?
603名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 21:09:40 ID:x4lVJxwo
じっちゃんちは自営業で仕事の合間を狙って投下してると見た!!!
604名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 21:37:43 ID:lTrvVty4
>>599
私のss書き方は通勤途中、休憩時間に携帯に書いてます。
ある程度書いたら自宅PCに送信して、帰ってから加筆、修正。
605名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 21:45:43 ID:lTrvVty4
604です、途中なのに書き込みしてしまった

ネタが溜まっていれば1〜2日ほどで書き上げ投下してます。

爺やの頭はネタの倉庫で、その手は高速でキーボード打つんでしょうね

熱出して2日寝てただけでアイディアがすっとんで泣きそうになりました

エイラ×サーニャなのか美緒×ミーナなのか分からなくなりました
[ワタシノキモチ]


―――ミヤフジ・・また・・サーニャを・・・・
「サーニャちゃんってほんっと肌白いよねぇ・・・・どうやったらそんなに肌が綺麗になるの?」
朝食を摂りながら宮藤はサーニャの肌を見つめている。
その顔からは涎が垂れているが、それは目の前に食事が置かれているからという訳ではない。
その顔は乱れ切っている。

「サーニャをそんな目で見るナ!そんな顔で見るナ!!」
気が付いたら妖しい目つきを向けてサーニャを見る芳佳に一喝していた。
その隣ではリーネが真剣な眼差しで頷いている。・・が取り敢えずこっちは無視しておこう。
いまはそれどころじゃない。
後先考えず皆の前で熱り立ってしまったので、注目を浴びてしまった。

 そんな私に宮藤は素っ気ない顔で語りかけてくる。
「なんでですか?」
――え??
困惑する私に畳みかけるように追撃する。

「どうして私はサーニャちゃんを見ちゃいけないんですか!?」
「なんで私はダメでエイラさんは良いんですか!?」
――・・私はそんな目でサーニャを見てたのカ?

「エイラさんはなんでそんなにサーニャちゃんのことを庇うんですか!?」
「サーニャちゃんはエイラさんの何なんですか!!」

「答えてください!エイラさん!!」
そして宮藤はテーブルに拳を叩きつける。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
―――――――――ボフッ!!!!
「!?」

突然の衝撃にエイラは飛び起きる。
エイラが見回すと、ベッドにはサーニャが眠りこくっている。
夜間哨戒を終えてそのままここに来たのだろう。
「――またカ・・。」
などと言ってもエイラの顔はニヤついている。

「キョ、キョウダケダカ・・・・・・」
そこまで言いかけてエイラは先ほどまで見ていた夢を思い出した。

――――う・・・・
途端に恥ずかしくなり、いつものような態度が取れなくなる。

「キョ、今日はユックリ寝かせてやるからナ!!」
エイラは体中が熱くなるのを感じながらまだ日の昇ったばかりの外囲へと出て行った。



「どうしたの?エイラさん。顔色が悪いわよ?」
朝食時、エイラの様子がおかしいことに気付いたミーナ。
「分かってるわ。とりあえず話だけでも聞いてあげるから後で私の部屋に来なさい。」
エイラは、やはりこの人は頼れる人だと改めて思いなおした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「・・・・それから妙にサーニャのことを意識しちゃってナ・・中佐、私はどうしたらいいんダ?」
エイラはミーナに助けを求めた。

―――――うーん、困ったわねぇ・・・・下手なことを言って風紀を乱してしまう訳にはいかないし・・でも・・・・
  かと言って無理に引き離してみても隊の空気や任務に支障がでてはならないし・・・・ 
「そうね・・少し、私にも考えさせてくれないかしら?」
自分一人では判断できないと踏んだミーナは、美緒に助けを求めることにした。


先程のことを相談しようと美緒の部屋を訪れたミーナ。
「・・・・ふむ。分かった、何とかしよう。」
ミーナは事のあらましを話すと、美緒は自信ありげにそう断言した。
「それじゃあ頼んだわよ。」
美緒にすべてを託し、ミーナは部屋を後にした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「エイラ、ちょっといいか?」
訓練を終えた夕刻、美緒はエイラに呼びかける。
ペリーヌがその傍で衝撃を受けているが美緒は全く気付いていないようだ。


「話がある。」
そう切り出すや否や、美緒はエイラを人気のない茂みへと連れて行く。
人目の付かないところまで来ると、美緒はエイラに前置きもなしに訊ねる。
「お前はサーニャのことをどう思っているんだ?」
突然の質問に、エイラの思考は追い付いていかない。

「ふむ・・では言いなおそう。お前はサーニャが好きか?」
尚も反応できないエイラに続ける。
「・・聞いたぞ?サーニャのことで悩んでいるとな。」
――ミーナ中佐・・喋っちゃったのカ・・・・

美緒は目の前で項垂れているエイラを意に介さず話を押し進める。
「ま、何事も自分の気持ちに素直になるのが一番だ!」
美緒は簡潔にそれだけを言い残し、わっはっはー!と笑いながらその場を去っていった。


―――自分のキモチか・・


美緒が去った後、エイラはすっきりとした顔をして、その場を後にした。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「エイラさん、なにか吹っ切れたような顔をしていたけどアナタ、何をしたの?」
夕食時にエイラの顔つきが変わっていることに気付いたミーナは、美緒が一人になったところを見計らって訊いてみた。

「ふっ、なぁに、自分に素直になれと言ってやっただけさ。」
「じゃあ、まさか・・・・」
絶句するミーナだったが、美緒は淡々とつづける。
「何も私は強制してなどいないさ。飽くまで決めるのはエイラ自身だ。ただ・・な、」
「ただ・・何?」
「上司としてエイラの身を案じるならばこうするのが最善だと判断しただけだ。」
「どういうこと?」

眼を見開かせ、訳の判らない、という顔をしているミーナの手に美緒は己の手を重ね、その問いに答える。
「想いが魔力を強めることがあるならば、その逆も然りということだ。宮藤なんかは前者の典型だろう。」
「確かに、宮藤さんは訓練はいまいちでも本番では物凄い力を発揮することも多いわね。」

「・・だから迷わずまっすぐ進んで欲しかったんだ。」
――後悔しない為に・・・・。明日にはどうなってしまうか判らないウィッチという立場だからこそ――


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


今日は久しぶりにサーニャとの夜間任務、二人きりだ。
―――自分の気持ちに素直ニ・・
今日こそ。今日こそ自分の想いを告げよう。

そう決心してサーニャの手を取り、漆黒の空へと昇っていった。
若干スレチで申し訳ないですが・・・・
いろいろ弄ってみてこんな感じにしてみたのですがどうでしょう?(´・ω・)


次はシャッキーニ書きます。

ttp://niyaniya.info/pic/img/1000.jpg
611名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 22:13:56 ID:EAqgvVQQ
>>610GJ!
エイラーニャ可愛いよエイラーニャ!
エイラはヘタレだけどペリーヌとかと同じで一途なところがイイ!
少佐も相変わらず格好良いし。

ペリーヌ→少佐←→宮藤
      ↑
     ミーナ  
この関係も上手く共存できればいいんだけどなぁ(´・ω・`)
612名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 22:40:16 ID:LnGsZgGo
GJ!
シャッキーにも期待してる
613名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 22:49:16 ID:sodVmShK
>>610
lunascape?
614名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 22:50:14 ID:sodVmShK
っていうかブラウザのスキン作ってなんでこのスレで制作経過報告するの?(;´Д`)
615名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 22:50:51 ID:uC7YKRKG
すげえええええええとか言われたいんじゃないかな
616名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 23:39:07 ID:zA3Mz4lB
珍しく嫌な雰囲気だな
617名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 23:41:04 ID:dxDv2vXg
>>610
消えるのはえー。何だったの?
618名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 23:43:00 ID:AFWptAno
まあまあ、この話はここで終わりにしようよ
次投下する人が投下し辛くなるから
619名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 23:43:48 ID:dQW9SW1p
気付けば次でもう最終回なのか・・・。
どんなラストになるんだろう?

ガチ百合でHAPPY ENDは無いだろうけど、
妄想を刺激させられる様な、二期を期待出来る様な最後になって欲しいな。
620名無しさん@秘密の花園:2008/09/14(日) 23:57:02 ID:LnGsZgGo
11話今日見たけど
サーニャの故郷は占領されてる

行き場所無い

エイラと同棲

こういうことでおk?

621名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 00:00:48 ID:uiLBZUz4
>>620
それもいいけど

二人でオラーシャ横断の旅
「ショーガナイナー、家族探し手伝ってヤルヨー」
「ありがとう・・・エイラ」

でスオムス空軍涙目w でもいいと思う
622名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 00:14:53 ID:R0Van7ms
>>621
俺もそれに一票!
つかあの場面、リーネだけ一人で可哀想だったよ
シャッキーニもロマーニャついたあとのシャーリーを考えたら……
最終回は私たちの戦いはこれからだENDでいいよ、で2期やってくれ

>>599
5本くらい同時並行で書いてて、投下は週2本できたらいい方
書くの遅いから1本に集中しても2、3日くらいかかる
623名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 00:19:54 ID:ev7uUJ87
>>621
エイラスレの二人の出会い妄想じゃエイラがサーニャと親探し手伝うのを約束してたな
624名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 00:33:06 ID:rMA7mG/z
エイラとサーニャ、親探しの旅へ。

荒廃した大陸を宛てもなくさ迷う。何度か挫けそうになるけど、愛の力で解決。

苦労の末、サーニャの両親と再会。

サーニャ、両親と一緒に暮らすか、エイラと一緒に行くか、決断を迫られる。

エイラに着いていくと決めたサーニャ、エイラに告白する。

エイラ、号泣しながら「ずっと一緒ダカンナ・・・」


これでいいのだ。
625名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 00:43:15 ID:ev7uUJ87
なんだかんだで最後はエイラから告白がいいんじゃなかろうか
626名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 00:57:47 ID:q0GcfuK5
>>626
どもるエイラにサーニャが「エイラ、がんばって…」とか言うんだね?
ああ、いいなぁ
627名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 00:58:35 ID:q0GcfuK5
あ、自分にレスしちゃった…
落ちつけ自分orz
628名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 01:06:48 ID:s/e9LD+R
エイラさんから告白しないと俺はこのカップルを認めんぞ
629名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 01:32:08 ID:4BGm0Wf6
エイラさんはサーニャさんのご両親を見つけて…
ご両親にご挨拶…?
630名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 01:32:49 ID:NYaQXwIA
>>628
前にエイラが告白するssあったね。
631滝川浜田 『black or white』:2008/09/15(月) 01:37:28 ID:wZ4cZ/BY
空気を読まずにSS(という名の短文)投下。
シャーリー←ルッキーニ。





いつも明るい君に

私はいつの間にか

惹かれていたんだ

シャーリー、君は

私にとって 本気で甘えられる

唯一の人

だから 君が他の誰かと

楽しそうに 話していると

胸が焼け付くほど

イライラする自分がいるんだ

ねえ、シャーリー

シャーリーは私の事、どう思ってる?

私は本気なんだ

本気でシャーリーの事が 好きなんだ

もういいよね

そろそろ 白黒つけてよ



以上です。たまに短文を投下したくなるんだよなあ…
空気読まずにスマン



爺はもう寝ます…
632名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 06:28:26 ID:G8Mlaq+p
>>631
GJ!!短文ってのはまたssとは違う魅力があるよな
それにしてもルッキーニはシャーリーが大好きだなあ……萌えるぜコノヤロウ!
633名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 09:37:14 ID:VtPkJR6v
坂本少佐×バルクホルン的な何かができてしまったんだが、
投下してよいものか…。
634名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 09:43:34 ID:IFH3sSEs
>>633
いっちゃいなYO!今俺もトゥルーデSS書いてるからさ!
635名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 09:45:23 ID:G8Mlaq+p
>>633 
いっけええええっ!
636のどっち:2008/09/15(月) 10:11:22 ID:VtPkJR6v
ありがとう。
文下手だし、需要ないよなぁ…と思いつつ投下します。
坂本×バルクホルンで「朝の鍛錬」
637名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 10:13:17 ID:xgBtIfyO
エイラの告白は
「サーニャ、その・・・」
「その?」
「私はサーニャが・・・!」
「私が?」
みたいにサーニャが少しずつ言葉を引き出していくんじゃないだろうか
やっぱりちょっとヘタレなエイラさんってことで
638のどっち:2008/09/15(月) 10:14:51 ID:VtPkJR6v
ある日の早朝。坂本美緒はいつも通り鍛錬のために外に出ていた。
素振りをするために、刀を持って。
すると、いつもの場所に珍しい人影があった。
「バルクホルン…!」
呼ばれたバルクホルンは真剣な眼差しで言った。
「少佐、私も素振りに付き合って…いいだろうか?」


――――――

坂本はバルクホルンの申し出に驚いたが、断る理由もない。
いや、寧ろ嬉しかった。
やる気のある人間は好きだ。
木刀を握ったこともないバルクホルンだったが、
坂本が構え方、素振りのやり方など丁寧に教えてやると、
すぐに覚えた。
その飲み込みの早さに、流石はエースだなと坂本は舌を巻いた。
しばらく二人して朝日を眺めながら、素振りを続けた。
「どうして、急に剣をやろうなんて言い出した?実践で使おうとは思ってないだろう」
坂本が疑問を口にすると、バルクホルンは木刀を振るのを一旦止めて言った。
「剣道というのは…精神を鍛えるものときいた。」
少佐も刀を下ろす。バルクホルンはまっすぐに少佐の瞳を見つめた。
「坂本少佐。あなたの判断にはいつも迷いがない。私はあなたのような鋼の精神を持った軍人になりたいんだ。」
「ほう。それは…私を慕ってくれているとみていいのか?」
639のどっち:2008/09/15(月) 10:21:35 ID:VtPkJR6v
坂本は笑っていたが、他意はなかった。
バルクホルンの言葉が素直に嬉しかっただけだ。
だがその返答が想定外だったのだろうか。
バルクホルンは、はっとすると
「えっ。あ、いや…」
と、否定の言葉を言いかける。
何やら本気で動揺してしまっていた。
それからバルクホルンは、先ほど自分が言ったことを頭のなかで反芻した。
「ああ、そうか…確かにそういうこと…だよな…」
結論を出すと、キッと坂本を見つめ直す。
「確かに、私はあなたをお慕いしている。少佐。あ、といってもペリーヌのようなのではなく…あくまで、ぐっ…軍人としてだな…」
その頬はみるみる朱に染まっていった。
あまりに不器用で真剣な態度に、坂本は妙に気恥ずかしくなってしまった。
「…はっはっは。真面目だな、バルクホルンは」
冗談まじりに笑いとばしてはみたが、心がじんわり温まっていくのがわかった。
ミーナやハルトマンにしか心を開いていないと思っていたバルクホルンが、よもや私を慕ってくれていたとは。
むずがゆくて、坂本は思わず喉から吹き出すようにククッと笑った。
「バルクホルン…お前は、そうやって迷いがあるのがいいところかもしれんぞ」
迷って、悩んで…そんな不器用なバルクホルンが可愛らしいな…と坂本は思った。
「さぁ、鍛錬の続きだ」
「あ、ああ!」
それから二人は隊のみんなが起き出すまで、一心不乱に素振りし続けた。
640のどっち:2008/09/15(月) 10:23:34 ID:VtPkJR6v
以上です。
挑戦してみたものの、ほとんど想像に頼るしかなかったので難しかったです。
駄文失礼しましたっ。
641名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 10:31:30 ID:OQ2SwJyw
サーニャ視点でエイラ攻略ゲーム。

オクテなあの娘をその気にさせるのがゲームの目的。
直接的な手段を使えば使うほどポイントが減る。
最低限のポイントの消費で無効が「しょうがないナー」と手を出してきて
らぶらぶになったらクリア。

ただし、半裸で寝ている横に半裸で特攻して一緒に寝ても
肌にさえ触れてこないくらい攻略は難しい。
642641:2008/09/15(月) 10:32:49 ID:OQ2SwJyw
ごめんなさい。本スレと誤爆しました…
643名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 10:45:11 ID:G47hKer8
>>640GJ!!!!
少佐×トゥルーデは妄想してると
あったかくなってくる大好きなカップルの1つだ(*´Д`*)
ロリっ子の少佐にドキドキするトゥルーデとかは最高!
644名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 10:50:46 ID:lEqCobDo
>>638
GJこれは新鮮でいい!確かにトゥルーデなら
軍人としての尊敬→好意になりそうだ

美緒×ミーネssとペリーヌ超短いss出来たので投下準備します
645名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 10:55:45 ID:oZISo+kQ
まじってるまじってる!!
646虎姫:2008/09/15(月) 11:11:21 ID:lEqCobDo
『風邪の特効薬』
【美緒とミーナの場合】
「はあ、風邪を甘く見てはいけないわね、こう何人も倒れられると大変だわ」
「うむ、そうだな、この前出撃があったばかりで暫くはネウロイの襲撃は無い筈だが
油断は出来ないからな」
「日ごろの体調管理、予防などをこれから徹底していかないと」
「ミーナも気を付けろ、隊長が風邪で寝込んだら様にならないし、私が心配で困るからな」

そう言いながら坂本がミーナの体温を確認するかのように額から頬にかけて触れた

「もお、美緒ったら///・・・あら?」

触れた坂本の手がかなり暖かい

「美緒、一寸こっち向いて!」

坂本の顔に自分の顔を近づけて額を合わせる、熱い

「美緒、貴女熱があるじゃない?」
「熱?私はいつもどうりだぞ、何も問題は無いが」
「問題ありよ!体温計持ってくるから」

そして測った結果、39.5度(日本現在の基準で)

「熱あるじゃない、気付かなかったの?」
「いや・・・、いつもより風邪が冷たくて気持ちいいとは感じていたが・・・」
「とりあえず、部屋に行って安静にして頂戴、私が心配で困るから」
「・・・わかった、いつも心配かけているんだ
せめて風邪ぐらいで心配はかけないようにしないと」
647虎姫:2008/09/15(月) 11:12:22 ID:lEqCobDo

―少佐の部屋―
「どう、具合は?」
「うむ、熱を自覚してしまったからか、だるいくなってきたな」
「何にせよ、栄養を摂ってしっかり休むのが回復の近道よ、
何か食べたいものがあれば持ってくるけれど?」
「そうだな・・・果物かな、缶詰の、」
「缶詰でいいの?」
「子供の頃風邪を引くと缶詰の果物を食べさせてもらったんだ。
魚や肉の缶詰はあったが、果物の缶詰は輸入で値段が高いから
風邪でも引いたとき位しか食べれなかった」
「幼少時の思い出の味なのね?」
「そうなるのかな?」
「ふふっ、何だか可愛いわね、そんな美緒も」
「おい、からかうな」


「お待たせ、持ってきたわよ、桃とパインアップル」
「ああ、ありがとう」
「はい、じゅあ美緒、おーん」
「・・・ミーナ、別に一人で食べられるが」
「いいのよ、私がそうしたいの、それに病人は大人しく言うことを聞くものよ、
はい、あーん」
「・・・わかったよ」

観念したように口を開けて桃を含む、
今食べると甘すぎる味だがあの頃は特別な味だった。
648虎姫:2008/09/15(月) 11:13:00 ID:lEqCobDo

「どう、美緒?」
「うん、懐かしいな、風邪を引くなど随分無かったから忘れていた味だ、ありがとう」
「よかったわ気に入ってくれて」
「では私もミーナにお返ししないとな」
「え」
「ほら、あーんだ、ミーナ」
「えっ、い、いいわよ私は元気だし////」
「何を言うんだ、私の看病で風邪を引いたら大変だ。
それに果物は予防にもなるからな、さっ、あーん」
「わかったわ///あーん///」
「どうだ?」
「おいしいけれど恥ずかしいわね///それにあなたに持ってきたのだから
ちゃんと食べて大人しく寝ていてね」

ミーナが持ってきた果物缶を食べ、薬を飲むとさすがに体は回復させるための
休眠に入ろうとする。
 
「・・すまないな、心配かけて少し眠る」
「ええ、ゆっくり休んでいて」

暫くして寝息が聞こえる。
真っ直ぐで強い意志を感じる眼が閉じられていせいか、
その表情はいつもよりやわらかい。

「本当にいつも心配ばかりかけるわね、あなたは」

そうしてその頬に口付け落としてから静かに部屋を出ていった。
649虎姫:2008/09/15(月) 11:14:55 ID:lEqCobDo
『風邪の特効薬』
【ペリーヌの場合】

「あれ?ペリーヌじゃないか、珍しいなキッチンにいるなんて?
こりゃ明日はハリケーンでも来るかもな?」

食堂にルッキーニの食事を取りにきたシャーリーが
いち早くその珍しい光景に気が付いた。

「なっ、失礼な!」
「いやいや、あまりに見慣れない光景だったから、所で何しているんだ?
なにやらワインの匂いがするけれど」
「・・・これはバンジョーといって風邪を引いたときに飲むものですわ、
暖めたワインに蜂蜜や砂糖をいれますの、
少佐が風邪をお引きになられたというので作りましたのよ」
「へえー、にしても少佐のだけにしてはイヤにカップの数が多いね」
「こっこれは少佐の分を作ったついでですわ、
皆様の風邪が治らないとこちらも色々大変ですもの」
「へー、いいとこあるじゃん」
「そんなんじゃありません!」
「わかったわかった、皆のところに持っていくなら手伝うよ」
「あら、それは助かりますわ」

「まず先に少佐の所ですから」
「はいはい、わかってるって」

バンジョーをのせたトレーを持ち、二人は食堂を後にした。

『風邪の特効薬』以上で完結です
ペリーヌ短い・・・ゴメン
お付き合いいただいて感謝します
                虎姫
650名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 13:37:16 ID:cyT4Ek4K
ペリーヌの健気さに泣いた
それでも隊長少佐派な自分に涙目。幸せになってほしいなペリーヌ…
651名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 13:43:33 ID:1SnxmR+4
病気の時にあーんして食べさせるのは王道
わかってるね
652名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 15:36:47 ID:G8Mlaq+p
>>647
>「はい、じゅあ美緒、おーん」
ちょwミーナどうしたwおーん!?
…完結お疲れ様でした!GJ!
653名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 16:53:19 ID:Q4MvqH9h
サーニャの服には星
エイラの私服にも星が

もしやこれは・・・
654虎姫:2008/09/15(月) 17:20:56 ID:lEqCobDo
>>652
使い魔、狼だからだよきっと・・・
嘘です、アホな誤字で自分で開いた口が塞がらない

正しくは
「はい、じゃあ美緒、あーん」
ですね

眠かったのかな私・・・orz
655名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 18:13:16 ID:rMA7mG/z
"あ〜ん"か・・・。

ペリーヌが風邪ひいて寝込んでる時に、お見舞いに来た少佐に、
お粥をふーふーしてから、あ〜んをして貰うというのはどうかな?
感動してペリーヌの熱が上がるかもしれないが。
656名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 18:27:05 ID:7vZVcL6f
「さ、さ、ささささ坂本少佐、お、お、おお粥ができましたわっ」
「…ん…あぁ、ペリーヌか……すまん、今は体を動かすのも
辛いんだ。後で食べるから置いといてくれ」
「そ、そ、そそれでしたらわ、わ私が食べさせて差し上げます!」



何故かこんなシチュが頭に浮かんだ
しかしペリーヌ語は難しい
657名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 18:30:45 ID:lEqCobDo
>>656
さあ、早くそれをssにする作業を始めるんだ!
658名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 20:04:45 ID:oZISo+kQ
>>656
ペリ犬がわたわたしてる間にミーナが入って来ておもむろに枕元にあるお粥を口に含むと
少佐に口移しする処まで妄想
659名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 20:11:11 ID:7vZVcL6f
「ペリーヌ…どうせなら口移しで食べさせてくれないか?」
「さ、坂本少佐、一体何をおっしゃって…!」
「つれないなペリーヌ、美緒と呼んでくれ」
「はい…美緒…様……はむっ、ん、ちゅ…」

「はっ、私ったら一体なんてことを!?」
「どうしたんだ?急に固まったりして」
「なななななんでもありませんわ!し、失礼します!」
(く〜!坂本少佐の目の前であんな妄想を
してしまうなんて…恥ずかし過ぎますわっ!)



>>657
ごめん、こんな展開しか思いつかない
660名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 20:58:26 ID:JCL9i3SW
フミカネさんblog見る限り、最終話もトゥルーデおねえちゃん爆発っぽいからwktk
つーこって、ゲルトさんとミーナさんの物語6話目投下します。
前回分、レス、ありがとうございます。
661すべてを捧げて 第6話:2008/09/15(月) 20:59:04 ID:JCL9i3SW
 ミーナから芳佳へ処分が下され、ほぼすべての隊員で風呂を一緒にした後、ゲルトルートは芳佳を彼女の部屋に入れる。
「あの、バルクホルンさん、さっきの話……」
「私の意見は変わらない」
 ゲルトルートは振り返り、勢い余って芳佳を睨み返す。
 芳佳は酷くおびえるでもなかったが、うつむいて、口を閉じる。
 ゲルトルートは胸にちくりと痛みを感じながらも、部屋を後にする。 
「いいな、宮藤軍曹。必要な時以外は外出禁止だ」
 廊下に、施錠の音が響く。

 並ぶ窓の向こうは、昼間だというのに、夜のように真っ暗な空が広がり、風に飛ばされた雨が窓一面を濡らしている。いつ落雷してもおかしくはない。

 ――今回のネウロイは、他と違います!
 ――お前は、違いが分かるほど戦ったのか?

 ゲルトルートは、ばつの悪そうな面持ちで、廊下を歩き、ミーナの執務室の前で立ち止まる。
 
 ミーナの笑顔が恋しい。
 だが、今は勤務中だ。
 いくら気持ちを通じ合わせたとはいえ、カールスラント軍人たるもの、むやみやたらに接触をするのは憚られるべきだ。
 だが――

 手元の鍵に目を移し、たんたんとブーツのつま先で廊下を足踏みし、意を決したように前進し、ノックをすると、中に入る。
 ミーナが書類から顔を上げて、微笑む。ゲルトルートも、一瞬だけ、微笑み返すと、すぐに表情を引き締め、机に歩み寄る。
「宮藤を部屋に入れてきた。鍵も…」
 ゲルトルートは鍵を差し出す。ミーナの反応が無いため、ふと顔を上げると、彼女は、恐ろしいほどにまっすぐに赤い瞳を向けている。
「隠し事は、極力はなしでしょう?」
 お見通しか。ゲルトルートはどことなくほっとしたような表情で息を吐くと、口を開いた。
「……宮藤が言っていたネウロイの話さ」
「ヒト型のこと?」
「ああ。宮藤は戦いを好まないから、ネウロイと話し合いができるのかと期待をしているのかもしれない。仮に、万が一でもそうだったとしても、あいつらはもう引き返すことができないぐらいの被害をもたらしている。宮藤は大切な仲間の一人だ。力になってやりたい。だが……」
 ミーナは、椅子から立ち上がると、話に熱中するゲルトルートを後ろから抱きしめる。
 窓を叩く雨粒の音が響く。
「トゥルーデ……、あせらないで。ネウロイについては、完全に分かっている人なんていないはずよ。上層部でさえね。だから今は、様子を伺って、判断をするしかないわ」
 ゲルトルートは、ミーナの体温を背に感じながら、向けられた言葉を噛み締めるように反芻させて、静かに振り返る。
662すべてを捧げて 第6話:2008/09/15(月) 20:59:34 ID:JCL9i3SW
「頭では、わかっているんだ……」
「そう。それなら…」
 ミーナは人差し指でゲルトルートの唇に触れる。
ゲルトルートはミーナの手を握り、指を外す。
「ミーナ、今は冗談を…」
「今、あなたの目に映っているのは誰?」
「……ミーナ」
「目を離さないで」
「しかし…」
「今は、私だけを見て」
 ゲルトルートは言葉を接ごうとしたが、近づいたミーナの顔に動きを奪われ、重なった唇の感触に、頭が真っ白になる。
一瞬だったのか、一分だったのか、一時間だったのか。
 時間の感覚を失う。
 気がついたときには、ミーナの顔が静かに離れていた。頬をわずかに赤らめながらも、ゲルトルートからの視線は離さない。
 ゲルトルートの中で、もやついていたものが、消散し始める。
「……わかった」
 と、言いながら、ゲルトルートはミーナを引き寄せ、抱きしめた。少し痛いぐらいに。だが、ミーナは拒まない。その痛みすら受け止めるように、ゲルトルートの背中にしがみつく。
 ゲルトルートは、わずかに手を緩めると、ミーナの髪に指を通し、顔を見合わせる。
「いつも先手を取られてばかりだ」
「あら。気に障ったかしら」
 ミーナがくすりと笑う。ゲルトルートは、ずいと顔を引き寄せ、つぶやく。
「取られたら取り返す、それだけだ」
 さきほどよりも、深く、互いの唇を沈ませて、二人は体を寄せる。
 ミーナは、机にかけ、ゲルトルートの首に手を回した。
 軍服がこすれる。
 窓に雨粒がぶつかる。
 しばらくして、二人は静かに顔を離す。
 ゲルトルートは照れを隠すかのように、ミーナの手を握り、机から下ろす。
「ぎょ、行儀が悪いぞ、ミーナ中佐」
「ご忠告感謝するわ、バルクホルン大尉」
 ミーナが上目遣いにゲルトルートを見つめ、にこりと微笑む。
 ゲルトルートも、顔を赤らめながらも、その微笑みに応えるように笑顔を返す。
 
 ゲルトルートは、執務室を出ると、ドアにもたれかかった。外は相変わらずの空模様。

 ミーナは、執務室の窓から外を眺める。雨は相変わらず降り続け、海は荒れている。

 これからは、雨の日が来るたびに――
「今日の事を思い出しそうだ…」
「今日の事を思いすのね」


すべてを捧げて 第6話 終わり
663名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 21:22:36 ID:O7IwOKXB
>>662
gjとしかいいようがない
664朝日のその先へ!1:2008/09/15(月) 22:21:22 ID:jYinoYPK
みなさんのGJな百合度の高さにハァハァしつつ
たまにはエイラ×サーニャ、ゲルト×エーリカ以外での絡みもいいかなと
百合度の低い私なりにニッチなエイラ×エーリカを投下します(エイラ主観です)

「朝日のその先へ!」

〜プロローグ〜
だからやだったんだ
私は知っていた、こうなる事を
うねる荒波、どよめく暗雲、鳴り止まぬ雨音、横には…ハルトマン

同じだ、夢で観たのと同じ風景だ

〜第一章〜『私はイルカ、迷子のイルカ』
「だってしょーがないじゃん」
『しょうがなくないダロ!』
ここが何処かはわからない
わかっているのはここが大西洋のどこか、名も無い小さな無人島であること
いや無人島というよりは岩礁と言うべきか
その小さな岩礁の小さな洞穴で二人途方に暮れている

事の始まりは長距離飛行訓練だった
実戦では堅実でも何かと破天荒なコイツのお目付け役として隊長は私に白羽の矢をたてた
だが隊長は見誤ったんだ私にコイツの暴走を止めるだけの気迫がない事を
私が言えた義理じゃないんだけど

「ねえエイラ〜」
訓練中ハルトマンは私に微笑んだ、コイツがこういう顔をする時は危険だ
「ほらイルカの群れだよ!追撃かいし〜♪ババババァーン」
いちお上官のコイツの命令に従っただけなど言い訳はしない
ただコイツは時々、相手のツボを弁えた攻撃をして来る
正直こういう遊び心、私だって嫌いじゃないんだ
だけど今は、ちょっと楽しいナなどと感じた自分を後悔している
私達は時間を忘れ、ただひたすら空を泳いだ
気付くと辺りは暗雲に包まれイルカどころか基地の方角さえ見失っていた程に

そんなしょーがないどころかしょーもない理由で私達は今こうしているんだ
おそらくとっくに日は暮れているだろう、腹時計もあてにならない
ただ雨音だけが単調なリズムを刻んでいた
665朝日のその先へ!2:2008/09/15(月) 22:25:10 ID:jYinoYPK
〜第二章〜『夜空を見上げて』

隣にいるのがコイツじゃなくてサーニャなら…
そっと肩を抱き寄せ…いゃそうじゃない、そうじゃない
サーニャになら方角を知る事くらいわけないだろうからだ

確か今夜は新月だ、雲が退けば星座が帰路を示してくれるだろう
そんなの待たずにあの雲を飛び越えればいいだけの話じゃないか?
いやこのたぐいの雲は激しく放電している、突っ切るのは危険だ

「せめて風でも吹いてくれてたらな」
ずっと空を見上げている私の考えを察したのかハルトマンはそう呟く
そうか…晴れ上がるのを待つばかりじゃない
この一帯は偏西風の通り道だ雲の流れを追えば…
それは即ち東、基地への方角を指す!
雲は?…雲はただ混沌と蠢いていた

「まぁなるようになるって、はっはっはっ」
彼女は何も考えてない様に見え冷静に状況を分析している所がある
私にだって一歩下がって周りの状況判断をしている自負はある
だけどそんな私なんかの二手三手は先を読んでいるんだろう
そして今は何もしない事が最良の策と踏んだんだ

『そうダナ』
私はただそう返した


〜第三章〜『くしゃみ』

「ねえスオムスってさ、どんなとこ?」
『どんなトコって、寒くて、とても寒いトコ』
なんでそんな事聞くんだ?と続けようとしたけど思い留まった
確か妹がスオムスにいるんだっけ…
会話の焦点がスオムスではなく別の所にある事に軽い嫉妬を憶えた
「寒いとこ寒いとこって…ひっ…ふっ…へっ…くしゅん」
うゎ〜鼻水垂れてるよ、この娘
それによく見ると小さく振るえて…いる?

私は上着を脱いでそっと差し出した
「びちょびちょじゃん!これじゃ余計寒くなっちゃうよ」
そう言いながらも、ちゃっかり羽織ってるじゃないか!
文句の一つも言ってやろうとした矢先、先手を取られた

「ゴメンね…」
え?
『別に遠慮すんナヨ、こんくらい、寒いんダロ』
「そうじゃなくてさ〜」
んん?
「実はさ、エイラじゃなくてトゥルーデだったら良かったのにぃ〜って」
「そ〜ぅ思ってたんだよね、さっきまではね、…ありがとね」
なんなんだ、なんなんだよ、それは今わざわざ言うべき事なのか

「でも多分、お互いさまだよねぇ〜、あたしがサーニャじゃなくてゴメンね!」


うぎゃ〜!
なんだよコイツ!なんだよコイツ!
666朝日のその先へ!3:2008/09/15(月) 22:28:39 ID:jYinoYPK
〜第四章〜『能力者』

コイツ好きな人いたんだ、そんなの微塵も感じさせなかったのに…
それより何で私がサーニャのこと好きだってわかったんだ?
何故だ?私だって必死に隠して来たのに…

ひょっとしてコイツ…エ ン パ ス か !

私は未来予知が出来る、他のウィッチーズも何かしらの特殊能力を持つ
だけどコイツの能力はまだ一度も見た事がない、間違いない!

うわ〜こっち見てる!?こっち見んな!
どーしよーバレる!読まれる!悟られる!
そうだ別の事を考えるんだ!頑張れ私!

{おっぱい!いっぱい!夢いっぱい!}

ちっ、違うぅ〜だろ!もっと別の事考えろ

「あっ言っとくけど、あたしエンパスじゃないよ」
嘘つけ!読んだだろ!今、私の心読んだだろ!
(注:顔に書いてありました)

私が本当は脳味噌エロエロだらけのエロエロ妖怪だってバレた〜
も〜おじまいだ〜生ぎでいげない


〜第五章〜『いっしょダナ』

「でもさ、お互い辛いよな」
「いつも傍にいるのに想いが伝わらないのって」
『うん…』
エンパスじゃなくたってこのくらい私にもわかる
今の言葉は本音だ

その表情が薄明かりに照らされる
この娘、こんな顔もするんだ…この娘のこんな顔、初めて見た
ちょっと物憂げな…毎晩私が眠りにつく前と…同じ表情だ

正直何考えてるかわからない奴だと思ってたけど
悪戯好きで、思慮深く、強がりで意地っ張り、だけどちょっぴり純粋で
私はそういう奴を他にもう一人知っている…もう十五年の付き合いになる
なんだ私達二人似た者同士じゃないか

「へっくちっ」
彼女は二度目のくしゃみをした
667朝日のその先へ!4:2008/09/15(月) 22:32:14 ID:jYinoYPK
〜第六章〜『真夏の雪山』
体温が下がった時、どうすればよいのか知っている
私は知っている、スオムス人なら誰だって知っている事だ
そして私がこれから何をするのか知っている、私は知っている
その光景は既に夢の中で予見していた事なのだ

これは人命救助だ、止むを得ないんだ
スオムス軍人としての誇が私を駆り立てる

暗闇の中、心なしか薄紅に染まった彼女の顔がぼんやり視界に入る
それだけじゃない確か今夜は満月だったはず
月の魔力が私をルナティックにさせてる、私の本心じゃない

…そうだよ違うよ、私の心、わかってるんだろ、もうバレバレなんだろ
あぁそうさ私はエロエロな事が大好きなエロエロ妖怪だよ!
エロエロ妖怪の底力、その身でとくと味わうがいい!

『あのナ、スオムスじゃ雪山で遭難したらこうやって体を温め合うんダ』
私の手の平が彼女の頬にそっと触れる
その瞬間、私の腕は意識を離れ何か別の生物へと生まれ変わる
やがてソレは首筋を経て襟元から胸元へと伸びていった

彼女は抵抗しなかった


〜第七章〜『雨音の旋律』

そっと彼女を抱き寄せる
彼女の短い髪を伝った雫は胸元を通り私のおヘソを刺激する
生温い雫と熱く火照る彼女の体温
それはずっと私が求めてきたぬくもり…そのものだった

私の心臓は鳴り止まない、いや違うこの音は私じゃなくて彼女の鼓動だ
彼女の胸から私の胸へと伝わる心地好い調べだ
そして彼女は私の耳元で歌声を奏でる

《タン タン タラー ラー ラ タラ ラ ラー♪》

そう、いつものあの歌声だ
私をやさしく包み込むその旋律
あぁ大好きなサーニャ
私の大切なサー…ニャ

サーニャ!?

彼女の歌声は聞えない
ただ雨音だけが単調なリズムを刻んでいた

私はひたすら、ただひたすら雨粒の音を数え続けた
668朝日のその先へ!5:2008/09/15(月) 22:36:01 ID:jYinoYPK
〜第八章〜『朝焼けに抱かれて』

(にひゃくい〜ち、にひゃくにい、にひゃ…ひゃ…)
何度目の二百を数え直した頃だろうか
洞窟内が次第に赤く染まってゆく
火事なのか?違う熱は感じない、ストライカーも二組とも正常だ
その光は洞窟の入り口から差し込んで来ている
太陽だ!朝日が昇って来たんだ
この光の先で、みんなが待っている!
帰れる、基地へと、みんなの所へ帰れるんだ

…、…、ハッ!?
気付くと辺りは依然、暗闇のままだった
雨音が単調なリズムを刻んでいる
夢だった…私はいつのまにか眠っていたみたいだ

だけど…これはただの夢なんかじゃない
そう、予知夢だ!

そうだハルトマンは?
「す〜ぴぃ〜」
私の膝の上で寝息をたてている
大丈夫、風邪をひいている様子はない、それに…何かしちゃった様子もない

『ハルトマン!起きロ!帰れるゾ、ワタシたち帰れるンダ!』


〜第九章〜『朝日に向って翔べ』

あれからおそらく四十分は経過したのだろう
ようやくハルトマンは目を覚ました

『本当なンダ!見たンダ!ワタシを、ワタシの力を信じてクレ!』
「いいよ!もちろん信じるよ!だってあたしたち…戦友じゃん!」

雨はまだ降り続いていた
大丈夫、魔力は回復している、それに二人なら
私達は暗闇に向って翔び立った
私達には見えるその光に向って翔び立った

そして私達は自然に手を繋いだ
何の下心もない、一夜を戦い抜いた戦友として
手を繋いで飛び続けた
669朝日のその先へ!6:2008/09/15(月) 22:42:43 ID:jYinoYPK
〜エピローグ〜

『だってしょうがないダロ』
「しょーがなくないじゃん!」
ここが何処かはわかってる
わかっているのは私が予見したのが朝日ではなく、夕日であったこと
そしてここがブリタニアではなくリベリオンであること
その広いリベリオンの小さな砂浜で二人途方に暮れていた

「やぁ〜い、このヘタレ大魔神!」
『ヘッヘタレ!せっ戦友じゃなかったノカ!?』
『こんな安っぽい友情、夕日と一緒に沈めちゃうンダカンナ』
「でもまた日は昇るっていうでしょ?えへへ」
ハルトマンの笑い声と私の怒鳴り声、
そして寄せては返す波の音だけが、ただただ砂浜に鳴り響いていた

〜おしまい〜

〜おまけ〜
エーリカ's Side「夕日のその先は?」

エピローグ
「なんとかなるんじゃない」
第一章
「イルカだよイルカほらイルカだってば」
第二章
「雨ウゼ〜よな」
第三章
「まぁぶっちゃけね」
第四章
「何かテンパってる」
第五章
「愚痴ってもいいかな」
第六章
「え?そうなん」
第七章
「色よし、張りよし、いいおっぱい」
第八章
「す〜ぴぃ〜」
第九章
「もう七十分だけ〜」
エピローグ
「大切な友達だよ」
〜おわり〜

以上です、乱文失礼致しました
>>382-384に引き続き御愛読ありがとうございます
今後も何か書けるかどうかわかりませんが
毎回アンカー付けるのもアレなので
失礼ながらハンネ「ゆりたまご」で投稿させて頂きます

弁明になりますが一部エイラの妄想や幻影による矛盾点があります
その他の物理的、地理的、装備品、基地からの救援など、
もろもろの矛盾は魔力を信じ(ry
いえ詰めが甘くてすいません、見逃して下さい
そして思ったけどこの二人、口調が似てる…気のせい?
それでは失礼致します、ありがとうございました
670名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 23:11:23 ID:lEqCobDo
GJ!お互い恋の悩みを相談しあえばいいさ!
まさに恋の戦友同士
671名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 23:17:36 ID:G8Mlaq+p
>>669
GJ!新鮮でよかった!似た者同士…恋の相談…
なるほどこりゃあいい組み合わせだ。あんたすげえよ!
672名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 23:17:38 ID:TxXKEVz9
GJ

エーリカ「なんだーオマエ、キスもしてないの?試しに私とする?」
エイラ「エッ・・・!?ほ、本気で言ってるノカ!?」
エーリカ「嘘に決まってんじゃん♪なに?私としたかったの?」
エイラ「〜ッ!んな訳ないダロ・・・!オマエなんかと誰がキ、キキスするカ!」

的な展開を所望する
673滝川浜田 『Lolita Suspicion』:2008/09/15(月) 23:23:49 ID:wZ4cZ/BY
風呂に入ってスッキリした所で投下。
基本的にシャーリーとエーリカの会話劇。途中からシャッキーニ。




ある日、エーリカがいきなりこんな事を言い出した。

「シャーリーってさ、ロリコンだよね」
「……なにいきなり失礼な事言ってんだよ。それにロリコンなのはあの堅物だろ」
「いや、だってさ、ミヤフジを見る度『あいつって可愛いよな』とか言うじゃん」
「いやそれは坂本少佐だって『あいつは可愛いなあ』とか言うだろ」
「違うね。違うよ。シャーリーの『可愛い』には特別な感情が混在してるね」
「例えば?」
「例えば、『ミヤフジを○○○したり××したりしたい』とかそんな感じ?」
「バカ言うなよ。さっきも言ったけど、そんな事考えてんのはあの堅物だけだろ」
「それにだよ、シャーリー。シャーリーがロリコンという決定的な証拠があるじゃないか!」
「…なに?」
「ルッキーニと付き合ってるじゃないか!」
「…!バッ、バカ、ルッキーニとはただの友達だよ!//////」
「え、でも私昨日、シャーリーがルッキーニとキスしてるとこ見たよ」
「そ、そんなわけ無いだろ(うっ…ウソだろ…!?おかしいな…ちゃんと誰もいないの確認したのに…)!」

(あれれ、適当に言ったのに、なんか図星っぽい?)

674滝川浜田 『Lolita Suspicion』:2008/09/15(月) 23:25:42 ID:wZ4cZ/BY
「か、仮に私がルッキーニと付き合っているとしても、私がロリコンである証拠にはならないだろ。恋人ってのはそんなもんじゃないし」
「そうかな。そっから入る愛もあると思うけど。…実際私もそうだし(ボソッ)」
「ん?なんか言ったか?」
「いや、別に」
「とにかく、私はロリコンじゃないから。あと、ルッキーニとは恋人同士でも無い」
「へいへい」

と、そこにルッキーニがやって来た。

「シャーリー!」
「おー、ルッキーニ!何の用?」
「この前借りた本、返しに来たよー」
「んなもん勝手に私の部屋の机に置いときゃいいのに」
「だ、だって、シャーリーの顔が見たかったから…//////」
「ル、ルッキーニ…お前…//////」

私達の間に、甘ったるい空気が漂う。

…はっ…!?後ろから凄い視線を感じる…!

「ふ〜ん、やっぱ二人はそういう関係だったんだ〜♪」
「ち、違う!コレは…!」
「あー、大丈夫、大丈夫!誰にも話さないから!」
「…?」
「違ぁぁぁぁぁう!!!」


…その数時間後、私がルッキーニと付き合っている&私がロリコンだと言う事が、隊全体に知れ渡っていた(っていうかロリコンじゃないって)…。

END


以上です。最近こういうネタ系のSSが書きたくてたまらない。
でも意外と難しいんだよなぁ…。

さて、爺は夜更かしするかね…
675名無しさん@秘密の花園:2008/09/15(月) 23:34:14 ID:lEqCobDo
GJです!シャッキーニ最高!
もう、シャーリーはロリコンで良いじゃないか!ルッキーニ限定でロリコン!

やっぱり私はシャッキーニ中毒です、
シャッキーニのssがあれば幸せ!
爺や、ありがとう!いい夢見れそうです。
676保管庫 ◆YFbTwHJXPs :2008/09/16(火) 03:28:25 ID:4YcyqsFm
ちょっと数日編集休んだだけでSS18本+α投下とかそろそろ投げ出したくなってきたww
とりあえず片っ端からGJ!!久々に新人もたくさんいて盛り上がってるなあ。感想書き始めるとキリがない。
この調子だと最終回から秋番開始までの期間は大変な祭りになりそうだ。かなりwktk

よっしゃ、私もいっちょKIAI入れてエーゲル書くか!!
本スレに上がってるゲームやらMODやらのお陰で深夜なのにものすごいテンション上がってきた。
677名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 04:06:36 ID:DVVYB/vL
>>675
ああ、ロリコンお姉さんは最高ダナ!
10話のあのシーンは本当にもう、マジでしんだ
なんかもう「ルッキーニは私のモノだ」的なあの顔と良い

ああもう、なんか悶々としてきちゃった

>>676
本当にお仕事お疲れ様であります!
まさかこんな凄い状態になるとは俺も思わなかったw
678名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 04:10:15 ID:DVVYB/vL
さて・・・10日分の溜まったSSを読む作業に入るか・・・

うぉぉ!一気読みするぜー!wkwktktk
679名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 05:41:29 ID:HyDFemKH
近頃のスレ動向

美緒芳    本編と相まって徐々に勢力を伸ばしつつあるか
リネ芳    正妻ルート突入と言われながらも以前のような勢いがない
ゲル芳    ネタ的な瞬発力はあるが、最近はあまり元気がない様子
美緒ミナ   8話終了後あたりから潜在していた支持者が表面化
美緒ペリ   ペリーヌ株ストップ高で今一番の注目株、ただし悲恋率高し
ミナゲル   以前は主流派だったが、最近は美緒ミナに押され気味
エーゲル   エーリカのキャラつかめねと言われていたが、ここ最近はSSラッシュ
シャッキーニ 職人さんのおかげでずっと高値安定
エイラーニャ 一番人気と言っても過言ではない不動の人気カップリング
680名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 11:24:10 ID:APAB1crO
国も家族も失ったペリーヌには幸せになってもらいたいところ
681名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 12:18:45 ID:4YcyqsFm
予告と基地探訪来たな。
予告はエイラーニャ大勝利!!密着し過ぎ吹いた。
マジで総力戦になりそうだ。百合抜きにしても本当楽しみ過ぎて爆発しそう。

そして国際情報が歴史講座バリの百合ん百合ん状態になってるww
このスレの影響受けすぎてリーネの「ごゆっくり、ペリーヌさん」が
「私と芳佳ちゃんの二人の時間を奪わないでください。とっとと部屋に帰れ」にデコードされちまったじゃねーか。
682名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 12:46:01 ID:a6mf29c+
芳佳がリーネの胸の浮き輪でドーバー海峡横断
683名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 14:12:37 ID:JETYn3f4
あの2人ならできる。
しかし今回の講座はは芳ペリだった気がしてならないんだが
684名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 16:44:06 ID:JoX7yfUY
ペリーヌって実は芳佳のこと大好きだよなw
685名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 16:44:18 ID:4YcyqsFm
シャッキーニのハマり度LV0〜MAX

LV0 天才少女?どうせ典型的ワガママチャイルドだろ?どうでもいいよ…
LV1 別に傲慢な子っぽくないな。ってかこの子何でツインテにしてんの?
LV2 機動は綺麗だな。遠距離支援中心てのはなんか心強くて結構いいかも。
LV3 ルッキーニって女神じゃね?理想の妹って感じ・・・
LV4 喋り方も幼くてかわいいな。ウジューとかニュニュとかシュルシュルとか鼻歌もいい・・・
LV5 ペリーヌって別にかわいくないのにルッキーニ邪険にしててうぜぇ。ペリ犬死ね!
LV6 ルッキーニ結婚してくれ!
LV7 やべぇルッキーニ最高!ルッキーニと水さえあれば生きていける!
LV8 ルッキーニと結婚した!あたしはルッキーニと結婚したぞ!!
LV9 やっぱルッキーニは最高だわ
MAX ルッキーニたんとちゅっちゅしたいよぉ〜

せっかく休み取ったのに何書いてるんだ私は……。
このテンプレの口調がなんかシャーリーっぽいなと思って気付いたらできてた。しかし捻りが無いな。
686名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 16:46:35 ID:8MXzKLLk
LV5がちょっといただけないでござる
687名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 16:47:41 ID:Gyyf5Rma
LV5 ペリーヌって別にかわいくないのにルッキーニ邪険にしててうぜぇ。ペリ犬犯す!

これだとしっくりくる、不思議!
688名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 16:57:21 ID:ZAZHoaE8
もう放送も終わるのに(こっちの地方はあと2話あるけど)
この作品への愛が加速する自分がいるよ
689名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 17:10:50 ID:dLrSyfzv
俺もだよ
690名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 17:26:57 ID:JkNGuk94
次が最終回なんて嘘だろ…
691名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 17:27:43 ID:Z+bChYEK
2期があるさ!
692名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 17:32:52 ID:XslcIwgN
えー、おまえらに嬉しい報告があります…
詳しくは股間督のブログを見てください。大勝利です
693名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 17:35:03 ID:Z+bChYEK
うぉおお!!少佐×隊長の勝利だああああ!!!!
694名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 17:37:04 ID:ZAZHoaE8
俺達、勝ったんだよな…!?
695名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 17:41:18 ID:jOIl4JP2
キスもしてないとはな
696名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 17:57:07 ID:AQjaIyzA
いや、ゲル×ミーナも勝利だぞ
697名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 18:01:03 ID:oFPi4o3L
あの人とはどう見てもプラトニックだったろ
最初から肉体的な関係はなしと俺は思ってました
698名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 18:08:31 ID:JoX7yfUY
カプ云々はともかく、このスレの完全なる大勝利であることに間違いはない!!
あとさ、リベリオン取材とか二期確実じゃね?
699名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 18:13:14 ID:ZahJ22en
正直に言うと、処女だろうが非処女だろうがどっちでもいいんですけど
処女じゃなきゃ百合じゃないってのもね…まあいいけどさ
700名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 18:16:52 ID:Z+bChYEK
>>699
誰もそんな話はしてないぞ?
701エイラの仕返し:2008/09/16(火) 18:25:51 ID:JzvYfTxb
エイラーニャのエロ投下します。
エイラスレ5の666からネタ貰いました。

ちょっと文章力とか、展開とか、構成とか色々と足りないものが多すぎますが
ご容赦下さい。
702夢十夜:2008/09/16(火) 18:27:01 ID:JzvYfTxb

 ガチャ
 朝の静寂を破るドアを開けた音が部屋に響く。
 既に毎朝、恒例となっている寝ぼけたサーニャの侵入

 バタン
 サーニャが私のベッドに倒れ
「ワッ…!」
 私はいつも通り、驚いて起きたフリをする。毎日ともなれば自然と身体が反応してしまうものダ
「モーッ! キョウダケダカンナー……」そしていつも通りの台詞を言い
 いつもならそのまま、サーニャが隣に居るという至福を味わい、夢の世界のサーニャに逢うため再び眠りに入るのだが……
 今日の私はいつもとは違ノダ! 
 思いついてしまった…… この無防備に眠るサーニャへのお仕置きを……

「フフッ、ネムッテルナ……」
 いつも私の隣で安心して眠るサーニャ
 だけどズボンは紐で結んだだけのもの、上は未発育の胸を隠すパジャマのみ……
(この紐を引っ張ればサーニャの……サーニャの……)私の胸は異常に高まる。心臓のドクンという音が頭に響く。
 この薄いズボンの奥にはサーニャの大切な部分が……
 私はゆっくり、ゆっくりとズボンの紐へと手を伸ばしていく
 サーニャを起こさないように、慎重に…… 紐の端を手に掴んだ……!
「う……ん……ムニャムニャ……」
(!! サーニャ!?)
 サーニャが寝返りを打ち、私にギュと抱きついてきた。私をペンギンと勘違いしてるノカ!? こんな事は初めてダ……
 私の手に掴まれていたズボンの紐は、寝返りの際に引っ張られ、はらりとはだけて下半身には何も付けていないサーニャが抱き枕のように私をギュと抱き寄せ……パチと目を開いた。

「エイラのえっち……」私のことを上目遣いで見て頬を赤くし、私の胸に顔を埋める。
 サーニャが私の手を掴み、自らの秘所へと私の手をもっていく。
「……エイラなら……いいよ……」私の手のひらにサーニャの手が重ねられ、私の手が秘所に触れる。

「サ、サ、サ、サ、サーニャ!?」追いつかなかった思考がやっと戻ってきた私は、驚きの声を上げる。
「エイラ……んっ!」サーニャから軽い吐息が漏れる。重ねられた手で私の中指を自らの秘所へと押し込む。
「……そのまま……動かして……」
 サーニャに指示され、私は自分の指がどうなっているか確認する。
 目に映ったのは、新雪のように白く柔らかなサーニャの肌、その中に薄いピンクの割け目があり、私の中指の第一関節程までが押し込まれている。
703夢十夜:2008/09/16(火) 18:27:54 ID:JzvYfTxb
「サ、サーニャ! イ、イイノカ?」
「うん……エイラ……だから」そう言って、サーニャはずいと顔を近づけ、唇を私のに重ねる。
 軽く触れた唇はぷるんと潤み、柔らかく吸い付く。
 しばらく触れていると、にゅるとしたサーニャの舌が私の唇をこじ開け侵入してくる。
 奥へ、奥へと目指すように、口内を動きまわり、頬をつんつんとついたり、ちろちろと舌の先をついたりと動き回る。

 長い、長いキス。息も出来ずに固まっていた私とは対照的に「ふぅ」と軽く呼吸を整えるサーニャ。
 私とサーニャの唇の間にはトロリと朝日を透かす銀色の糸が紡がれている。

「エイラ……そのまま…指……動かして」
「ウ…ウン」私はサーニャに言われるがまま、きつく指を締め付けるサーニャの膣にゆっくりと指を挿れていく。

「あっ……エイラ……」微かな喘ぎを漏らし、私にギュとしがみつくサーニャ
「イ、痛かったらイウンダゾ……?」
「うん」
 そう、蚊の鳴くような声で頷き、さらに力を入れて私にしがみつく。
「ホ、ホントに痛かったらイウンダゾー!?」
 コクリと無言で頷いたと思うと力強く抱きついていた手をふっと離し、ベッドのシーツを両手でギュ掴んで仰向きになる。
 足を軽く立ててM字を作りながら潤んだ目で私を見つめ……

「エイラ……きて……」甘い声で私を促す。
「じ、じゃあイクゾ?」
 そう言って、サーニャのスベスベの足を片方の手で支え、指をゆっくりと挿れていく。

「んっ……」

 指にはサーニャの温かい体温と、ヒダヒダが吸い付くように絡まってくる。
「う、動かすゾ」
 無言でサーニャがコクリと頷く
「…………っ痛っ!……」
「ダ、ダイジョウブカ!?」私はびっくりしてサーニャの膣から指を抜こうとする。けれどそれよりも早くサーニャが私の手を掴む。
「大丈夫……エイラ……だから……」

 サーニャの膣の中でゆっくりと指を動かしていく。
 最初は熱く、指を締め付けるだけだったそれは、徐々に水気を帯びてくる。

 ピチャピチャ
 動かす指と、入り込む空気、サーニャから溢れてくる水気で部屋に淫靡な音が響く
「あっ……んっ、あっ!……んっ……エイラ……」
 サーニャも徐々に気分が高まったきたのか、自ら腰をくねらせる。
「あっ……だめっ……エイラ…… んっ!」
 ピチャピチャ
 私は同じペースでゆっくりと指を動かし続ける。
704名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 18:28:24 ID:JzvYfTxb

「エイラっ…私っ……ダメ……んっ!」
 ビクと背中を仰け反らせ、その勢いのまま身体を起こして私にしがみつくサーニャ
「エイラ……キス……して」
 熱い吐息を漏らして、私の目の前で、瞳を閉じるサーニャ
 そういえば、私からサーニャにキスするのって初めて……?
 ゆっくりと、顔を近づけていく。目の前にはぷるんと潤む唇。私は顔を少し傾け、自分の唇をサーニャのと重ねる。
 唇が触れた瞬間、身体を抱きしめていたサーニャの腕が私の頭を押さえつける。
 そして最初にした時と同じように、サーニャの舌が私の唇をこじ開け、にゅると口内で舌と舌が絡まり合う。
 私は息が苦しくなり、離れようとするが押さえ込まれた頭は動かない。
 サーニャの膣に入っている指を一生懸命動かし、サーニャは舌を私の奥へ、奥へと目指し絡めてくる。
「んっ……」
 ピチャピチャ
 指の動きを段々と早くしていく……。ピチャ、ピチャ、ピチャ
 サーニャの身体がビクと動き、重ねられていた唇が離れる。 と、同時に私の頭に回していた手を離して、ベッドに仰向けになるサーニャ。

 ピチャ、ピチャ
 サーニャの膣の中はぬると滑り、指を奥まで滑らせる。
「エイラっ!! 私っ……もう……んっ――!!」
 最後にビクリとサーニャが仰け反り、私の手はサーニャのでビシャと濡れた――


 ――「ハァ、ハァ、ハァ……」サーニャが小さな胸を上下させて呼吸を整える……
  2人、仰向けになり、事後の感慨にふける……
 「ハァ……ハァ……」徐々にサーニャの呼吸が整ってくる。

 「……ところで……エイラ」白い肌に、僅かに朱が差し、私のほうに柔らかな頬笑みを向けて呟く……カワイイナァ……
 「ナ、ナンダ?」
  そっとサーニャの手が差し出され、私の手と絡まる。ほんわりとサーニャの体温が伝わってきて温かい……
 「私のズボン……どうするつもりだったの?」
  繋いだ手にギュと力が込められる。まるで私の心臓をわしづかみにされたような気がした。
 「ソ、ソレハ……」
 「それは?」サーニャの顔を見ると、やけに嬉しそうに微笑んでいる。
 「サ、サーニャがあんまり無防備に寝てるカラ……キケンナンダゾー! って教えようとしたんダ!」サーニャがきょとんとなる。
 「ミ、ミヤフジとかの部屋に間違えて入ってみろ! ム、ムリヤリされちゃうんダゾ!?」
 「大丈夫だよ、芳佳ちゃん、そんな事しないよ…」
 「ダイジョウブナモンカー、アイツのサーニャを見る目ナンカ……」私はミヤフジの危険性をサーニャに説く。

 「それに……」

 「エイラの部屋にしか入らないもん……」サーニャがぼそっと呟く

 「エッ?」熱弁していた、私の口が止まる。
 
 「ふふっ」嬉しそうに笑うサーニャ
  掴まれた手が引っ張られ、サーニャは起きあがる。
  そのまま私に馬乗りになり、ゆっくりと私の顔にサーニャの顔が近づいてきて
  サーニャの唇と私の唇が重なる……

  柔らかな口づけに幸せを感じながら、私は一つ仕返しを思いつく。
  今日、隊長に同室で生活する許可をとってサーニャを驚かせてやろう。

705夢十夜:2008/09/16(火) 18:31:09 ID:JzvYfTxb
以上です。
つたない文章でお目汚し失礼しました。
ちなみに、私の中ではサーニャは既にミーナ隊長から、エイラの部屋を使う承諾を得て
毎朝エイラの部屋に侵入しています。知らぬは本人ばかりなり

あと管理人様、投稿者名のコテハンの右にある英数字? 
みたいなのはお手数ですが、削除しておいてください。
706名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 18:46:30 ID:R6YCzs0l
こっちってハードなエロだめなん?
エロパロのほうが絡み多いみたいだけど
707名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 18:50:58 ID:Z+bChYEK
これは良いですな、ああもうこの2人は最終話で幸せになってくれー!

>>706
おkですよ?
708名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 18:52:56 ID:XslcIwgN
>>705
GJGJ
どうしてもありがちなのに「エイラの部屋にしか入らない」というのが大好きだw
709名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 18:53:21 ID:jOIl4JP2
>>705
なんだ……これは……!?
危うく賢者タイム突入するかと思った。
エイラーニャ最高だよ!>>705最高だよ!
激しくグッジョォォォォォォォォブ!!!!!

すみません。テンションあがリ過ぎました。
710名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 19:07:32 ID:94fNvrdP
>>705
うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!やっぱりエイラーニャはやべええええええええええええええ

・・・ふぅ・・・ヘタレエイラ最高です
711名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 19:23:58 ID:czCQP4Kw

ttp://www.imgup.org/iup689865.jpg
がっ合体攻撃だと・・・・

後エーリカ何してるの?
ttp://www.imgup.org/iup689865.jpg
712名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 19:47:53 ID:s6VY0MWl
>>705
電車の中でニヤニヤしてしまいました。
責任とってください。
713名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 19:48:02 ID:wVrsfZ78
>>711
本スレより

899 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/16(火) 19:28:15 ID:1VzA3OFY
エーリカスレより
ttp://file.tanpoko.blog.shinobi.jp/12-3.jpg

714名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 20:02:01 ID:XslcIwgN
>>713
超級覇王電影弾じゃありませんか!
その画像で使ってるのはマロニーだけど…
715DlYSXlr+:2008/09/16(火) 20:09:10 ID:CKdkqf5A
>>705
GJ!!何てえっちぃ二人なんだw。
ところで、そのコテハンは夏目先生のあの名作が由来ですか?

>>713
リーネが走っている先には芳佳が居て、そのまま飛び抱きつくってことでいいですよね?


あと、エイラーニャ大勝利の流れに乗って一ネタ置いていきます。
716もしもピアノが弾けたなら:2008/09/16(火) 20:11:47 ID:CKdkqf5A
それは戦争が終わってからしばらく経ってからのこと。
サーニャさんはエイラさんから、街にある小さなピアノバーに呼び出されました。

"本日、貸切り"の看板の掛かったドアを開けて小さなバーに入ると、サーニャさんの事をウィッチーズの仲間達が拍手が迎えてくれました。
そして、サーニャさんが案内された席には、タキシードを着て何だか強張った顔をしたエイラさんが待っていました。

「サ、サーニャ・・・よ、よく来てくれタナ・・・」
「どうしたの、エイラ? へんな格好・・・それにガチガチに緊張してる」
「そ、そんなは事ナイ・・・き、今日は君に伝えたい事があるンダ」
「なに?」
「ま、まずはこれを聞いてクレ・・・」

そう言うとエイラさんはお店の真ん中に置いてある大きなピアノの前に進みました。
席に着いているみんなからは、大きな拍手と頑張れという声が聞こえます。
ピアノの前でエイラさんが大きく息を吐くと、ぴーんとした緊張感が漂いました。
「こ、この曲をサーニャに捧げマス!」
高らかにそう宣言すると、エイラさんはゆっくりとピアノに指を置きました。

エイラさんが弾き始めた曲は、世界中の誰もが知っているカールスラントのある作曲家が、好きになった人の為に作った曲でした。
その曲はサーニャさんも子供の頃によくお父さんに弾いてもらっていた曲で、サーニャさんがピアノで始めて練習した曲でもありました。
聞き慣れた旋律にサーニャさんはとても懐かしい気持ちになって、何だか涙が出そうになりました。

ところが、耳を澄まして聞いてみると、エイラさんの演奏があまり上手ではない事にサーニャさんは気づきました。
ところどころ音程が間違えていたり、指がもつれそうになって、曲調がバラバラになったり。
ついには楽譜の一部を見間違えて、全く違うところをエイラさんは演奏していました。

それでも、エイラさんは一生懸命にピアノを弾きました。
顔を真っ赤にして、額に汗を浮かべながら、一生懸命にピアノを弾きました。
サーニャさんに聞いて欲しくて。
サーニャさんに気持ちを伝えたくて。
下手くそでも、間違いだらけでも、一生懸命にピアノを弾きました。
717もしもピアノが弾けたなら:2008/09/16(火) 20:13:18 ID:CKdkqf5A
曲の演奏が終わると、お店の中がしーんと静まり返りました。
エイラさんは黙ったまま立ち上がるとサーニャさんの顔を真っ直ぐ見て、大きな声で叫びました。

「わ、私はサーニャの事が大好きダ!! 大好きで・・・大好きで・・・愛しているンダァァァ!!」

愛しているンダァァァ、という叫び声が小さなお店中に響き渡ります。
しばらくして、おぉ〜、という感嘆の声が上がりました。
大きく息をして、エイラさんは続けます。

「私はサーニャといつも一緒に居たいンダ。 ずっとずっと・・・一緒に居たいンダ。 だ、だから・・・こ、これからも、隣に居させてもらってもイイカ?」

エイラさんがそう問いかけると、またお店の中が静かになりました。
告白されたサーニャさんは、いつものようにあまり表情を変えずにエイラさんを見ていました。
そして突然、クスクスと笑い始めました。

「ふふふ。エイラ、ピアノ弾くの下手だね・・・」
「うっ・・・」
「間違いばっかで、私の子供の時みたいだった」
「面目ナイ・・・」
「・・・でも、大丈夫。私が教えてあげる」

そう言うと、サーニャさんは笑顔を浮かべたまま、エイラさんの頬っぺたにキスをしました。

「サ、サ、サーニャ! なっ、何ヲ・・・」
「大好きだよ、エイラ」

サーニャさんはそのまま、エイラさんに抱きつきました。
途端に、やったぁ! おめでとう! という歓声と拍手がみんなから上がります。
静かだったお店の中はお祭のように賑やかになりました。

「エイラ、大好き・・・ずっと一緒だよ・・・」
「う、嬉しいけど、恥ずかしいから、くっつくなヨナ・・・」
「エイラ、鼻声だよ。 泣いてるの?」
「さ、サーニャだって泣いてるじゃナイカ・・・」

ポロポロと嬉し涙を流しながら、二人は笑顔で笑い合いました。
二人のクシャクシャの顔が面白くて、みんなも笑顔で笑い合いました。
718名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 20:15:37 ID:CKdkqf5A
おしまいです。
元ネタは言わずもがなです・・・。

最終回は芳リーネもシャッキー二もエイラーニャも幸せになって欲しいです。
719名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 20:33:15 ID:JzvYfTxb
>>718
本当に素晴らしい!
一生懸命ピアノを練習したエイラも、エイラに協力するウィッチーズ達も良い関係すぎです。
頬っぺにキスするサーニャというのも、何か少女らしさがあって可愛いです。

>>707-715
コメント有り難うございます。
>>715夏目先生です。
720滝川浜田 『CRY WOLF』:2008/09/16(火) 20:46:30 ID:ZAZHoaE8
SS投下します。以前投下した『EXTRACTION』の後日談です。
美緒×ミーナ。



「…ミーナ、まだ起きてるか?」
「ええ」
「入ってもいいか?」
「…ええ」

…私は昨日の事を謝る為に、ミーナの部屋に来た。
…そしてバルクホルンを抱いた理由も一緒に。


―――CRY WOLF―――

バタンッ

「昨日の事は、すまない」
「…何の事かしら」
「私は、宮藤を抱いてしまった。お前がいながら、私は宮藤への想いを抑える事が出来なかった」
「……そう」
「だが、バルクホルンから聞いた。…お前もバルクホルンを抱いたんだってな」
「…内緒にしといてって言ったのに…トゥルーデったらお喋りね」
「……私達は所謂似たもの同士だったって事だな」
「そうかしら」

ミーナはクスクス笑う。
そう笑うと、私はミーナのベッドに腰掛けた。

「ミーナ。お前は私の事が好きか?」
「ええ、好きよ。愛してる」
「ハハハ、それなのにお互い浮気してしまったな」
「しょうがないわ。それも人間の性だもの」

そう言うと私達は自然にキスを交わした。

「…今日は月が出てないわね」
「そうだな、少し物足りないな」
「月が出ていないと、貴女は狼にならないものね」
「…月なんか無くても、私は狼になる事くらい出来るぞ?」

721滝川浜田 『CRY WOLF』:2008/09/16(火) 20:47:41 ID:ZAZHoaE8
そう言うと私はミーナに跨る。

「…まあ、怖い」
「怖いなら逃げ出せば良いじゃないか」
「…私が逃げ出したら私、また、トゥルーデと浮気しちゃうわよ?」
「…そうだな。私もまた宮藤としてしまうかもしれないな」
「……ねえ、美緒、宮藤さんの事はまだ好きなの?」

ミーナが、チクリと刺す。

「……そう、だな……」
「フフッ、別に良いのよ。私さえ好きでいてくれたら、誰と浮気しようが構わないわ」
「…お前、ちょっと優しすぎやしないか?」
「あら、貴女の浮気を容認しているのよ?貴女にとってこれほど良い女はいないと思うわよ」
「……そうか」

すると、ミーナは私の頬に優しく手を添える。

「…さあ、狼さん、私を食べて♪」
「ミーナ」

私は深くキスを交わす。お互いの口内を犯す。

「ミーナッ……//////」
「美緒…愛してるわ…っ…」

私達は唇を離す。私達を銀色の糸が繋ぐ。

すると、ミーナは私の服を脱がせ始めた。

「ミーナ、服くらい自分で脱げる」
「イヤだ、今日は私に脱がさせて?」

私はもう一度キスをして、ミーナに囁く。

「好きだ。ミーナ」
「…私も好き。美緒」

私達は想いを確かめ合った。

722滝川浜田 『CRY WOLF』:2008/09/16(火) 20:49:29 ID:ZAZHoaE8
―――――――――――――――――――
「…本当に許してくれるのか…?」
「なにが?」
「…宮藤の事だよ」
「さっきも言ったじゃない?私さえ愛してくれたら、誰と浮気しても構わないわ」
「なら、明日は宮藤のところへ行こうかな?」
「どうぞ」
「…ちょっとは止めてくれないか」
「フフッ♪」

ミーナはイタズラっぽく笑う。

「もう、朝か」
「もうすぐ朝の訓練が始まるんじゃない?」
「…そうだな…。じゃあ用意するか」
「行ってらっしゃい♪ あ・な・た・♪」
「…ああ、行って来るよ」
「あっ、ちょっと待って」
「なんだ?」
「キス、して」
「……アホか…」


私は呆れながら、ミーナにキスした。

今日の夜は月が出ると良いな、ミーナ。

END

以上です。このシリーズは本当にこれで打ち止めです。予想以上に長くなりましたが…。

さて、爺はお風呂に入ってきます…
723名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 21:24:05 ID:4YcyqsFm
>>718
サーニャに隠れて必死でピアノにしがみつくエイラを想像して泣きそうになった。GJ!!
今のエイラに足りないのは勇気を振り絞るための努力だ!!

>>722
修羅場シリーズ完結か……GJ!!
欲を言えば隊長にはキスの前にビンタの一つでもかまして欲しかったがw
優しいんですね中佐……トゥルーデに対する態度といい、このミーナは実に懐が広い。

>>706
何故か投下が敬遠されがちだが住人的にはいつでもOKなんだぜ?
wktkして待ってる。
724名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 22:20:48 ID:rVJP9Q30
◆juxGFpUaK.ですこれから新作のかっぷりんぐ指定ナシ短編を投下します。
もしかしたらこのシリーズ続くかも・・・

それぞれの帰路〜ミーナ編〜



ミーナ編あらすじ
ウィッチーズを追い出されたカールスラント三人組。そんな中トゥルーデが基地に戻りたいと言い出してどうしようかといったところ・・・・

「こらーっこのセクシーギャルを無視すんなーっ!」
「ハルトマン中尉、気を落とさないの・・・・」
「だって・・・・」

目の前でヒッチハイクを無視されたハルトマン中尉その背中はさみしげだった

「はっはっは・・・これだからハルトマンは・・・」

珍しくトゥルーデは勝ち誇った顔をしている。

「なんだとーっならトゥルーデもやってみなよ!」
「ああやってやるさ!」

トゥルーデは通りかかった車に向かって・・・

「そこのおにいさーん!ちょっと乗せてってーっ(はぁと)」

トゥルーデも必死だったろう・・・あんなに太股アピールして・・・

しかし無常にも車は通り過ぎた
725名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 22:22:38 ID:rVJP9Q30





「なぜだぁーーーーーーっ!!!!!!」

トゥルーデあんなに泣いちゃって・・・・少し涙が出そうになった


しかし



こ の 3 人 で 一 番 美 人 な の は あ た し !


こればかりは譲らない

「なら今度はあたしがやってみようかしら♪」
「「え?」」

「そこのトラックーっ!乗せてくれませんかー!?」

われながら完璧だった・・・・しかし・・・・無視・・・・・・


20分後・・・

「もう・・・歩かない?」
「そうだね・・・・」
「ああ、全くだ・・・・」

私たちはうなだれながら基地に向かって歩き出した


ミーナ編終了です

もしかしたらエイラーニャ編、シャッキーニ編、その他書くかも・・・・
726名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 23:29:20 ID:1a1w/ApY
エイラとエーリカの百合か微妙なもの書いてみた
エイラーニャ好きの俺がなんでこんなものを書いたのかはわからない






それはある日の夕食後のことだった。
その日は私とハルトマンで片付けをしていたんダガ――

「エイラってサーニャともうキスしたのかー?」

――なんてことをいきなり聞いてキタ。

「ナ、ナンデいきなりそんな話になるんダヨ!」
「だって気になるしー。で、どうなの?したの?」

やっぱミンナからも私達はそういう風に見えるノカ……なんだか嬉しいナ。
だが残念なことに私達はまだキスしてない。
というか手を繋ぐことすら……だ、だって恥ずかしいんだからしょうがないダロ!
って私は誰に言い訳をしてるんだ……。
とりあえず目の前の似非魔法少女に返事するカ。

「してないゾ……まだ」
「ふーん。けどまだってことはしたいんだ?サーニャとキス」

うっ……やっぱまだって最後につけない方がよかったカ。
これ以上こいつになんか言うのはやめよう。
もし下手なこと言ったら一時間後には隊員中に知れ渡ってるだろうからナ。
727名無しさん@秘密の花園:2008/09/16(火) 23:30:42 ID:1a1w/ApY
「じゃあ私とキスの練習しよっか?」

そうだな、こいつとキスの練習でもしてサーニャとの本番に備え――

「ってエエッ?ほ、ほほ本気で言ってるノカ!?」
「割とマジで」
「なんで急にそんな……キ、キスだなんて……」
「いやー私もトゥルーデとキスしたいんだけどなかなか難しくて。だからとりあえず練習だけでもしとこーかなぁって」

こいつ、バルクホルン大尉が好きだったノカ……確かに普段から仲良かったナ。
けどそれで他のやつと練習ってなんか本末転倒な気がするんダガ。

「キ、キスって好きな人とするもんダロ?特に最初は……それを練習で済ませちゃっていいノカ?」
「私は構わないよー。まあそっちがいやならやめるけど」

私は……やっぱ最初はサーニャとがいいケド、初めてしたときにサーニャに「エイラ、下手……」とか言われたくないしな……。
ここは練習しておくカ?でもやっぱり初めてはサーニャに……。

「で、どうすんだ?してみるかー?」
「うう……ウン……」
「よーし♪じゃあ早速いただきまーす!!」
「っておい!心の準備んがぁ……んっ……ふぁ……っ!」

な、なんだこれ……これがキス……舌がとろけるみたいで、気持ちいい……。
っていうか練習って言っときながらなんでコイツはこんなうまいンダ?
まあいいカ……気持ちいいし、これはこれで悪くない……。

「っぷはぁーっと!ごちそうさまでした♪」
「んっ、はぁ……はぁ……」
「なんか目がトローンとしてるぞ?もしかしてそんなに良かった?私のキス」
「バッ……!誰がオマエのキスなんかに……ま、まあ悪くはなかったケドナ!」
「素直じゃないなー。もう一回、する?」
「……うん」

結局この日ハルトマンと五回もキスをしてしまった。
これは決して私が快楽に負けたからじゃないゾ!アイツがうますぎるのがいけないンダ!
そう、アイツが可愛くて、キュートで、プリティなのが……ってまた私は、誰に言い訳を……。
とりあえずサーニャのとこ行くカ……。



終わり
728名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 00:04:20 ID:qb5bbS+2
今日ふっつーに平日だよなぁ…
って思いながら日付3回くらい確認しちゃったよ。
みんな、投下しすぎ。いいぞもっとやれいややってください。

GJの追いつかなかった全員に乙とGJと敬礼を。
729名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 00:07:40 ID:phbE8YWO
予告見てると、魔力放出でゲルトの胸がへこんだように見える
730名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 00:11:36 ID:R0c7f0Vy
ニャニャ止まらないwwwww
エイラーニャは最高げと
エイラとエーリカもいいがな
731名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 00:21:36 ID:CQgN1vTT
平日にこの投下数・・・恐ろしいスレ!

乙です
732名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 00:29:48 ID:+Kqdhcva
皆GJ
733虎姫:2008/09/17(水) 00:45:56 ID:15jxseTn
ロマーニャ、リベリオンと別れるのに明るいシャッキーニを
自分なりに妄想保管です
シャッキーニss投下します

『ずっと一緒』

「原隊復帰かー、あたしらもう此処に居られないんだな」

突然のことに現実感の無いままシャーリーは呟いた。

マロニー大将から下った命令によってストライクウィッチーズは解散、
隊員たちはそれぞれ自国の所属していた部隊に戻る事になった。

「シャーリーはリベリオンに帰るんだよね・・・」
「そうなるな」
「リベリオンは遠いね」
「まあ、大西洋の向こうだからね」
「もう、シャーリーと一緒にいられないんだ・・・」
「!」

そう、国に帰るという事は、シャーリーはリベリオン、
ルッキーニはロマーニャに帰るという事になるのだ、
当たり前のように一緒にいたのに一緒にいられなくなる、そ
の現実が目の前に突きつけられた。

「ふぇ、嫌だよ、シャーリーと離ればなれは嫌だよ〜」

ルッキーニは目から大粒の涙がこぼれだした。

このままリベリオンに帰還してもウィッチとして空を翔ることはできる、
でも其処にはルッキーニはいない、それはとてもおかしなことに感じた。
自分が音速を目指していたとき、いつもルッキーニがいてくれた、
だからこれからも側には彼女が必要なのだ。

「大丈夫だ、あたし達は離れ離れにはならない」
「ぐずっ・・・本当?」
「あたしは国に戻ったら除隊申請する、そしてロマーニャに行く」
「ふええ?」
「スピードを追及するのはどこでも出来る、でもルッキーニが側にいないのは考えられない!
それに原因はともかくあたしが音速を超えられたのはルッキーニのおかげじゃないか、
ルッキーニはあたしのスピードの女神なんだからな」

「シャーリー・・・一緒にいてくれるの?本当に?」
「そう言っているだろ、まあ一度本国に戻らないといけないけど我慢してな」
「うん、大丈夫、シャーリーがロマーニャに来るの待ってるから」
「いろいろ、案内してくれよな」
「うん!美味しいお店がいっぱいあるから楽しみにしてよ!」

やっとルッキーニに笑顔が戻った

「でもロマーニャの男は気をつけて、すぐ口説いてくるから
女性は口説くのが礼儀と思ってるから」
「大丈夫だよ、あたしが一番好きなのはルッキーニなんだから、この先もずっとな」
「あたしもシャーリーが一番だよ、一番大好き!」

「「ずっと一緒にいよう」」
734名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 00:50:33 ID:OsabxsbS
>>733
GJ
ルッキーニの涙は反則だ
しかし死亡フラグにしか見えない…シャーリーはロマーニャに向かう途中で墜落しそう
735名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 00:59:17 ID:vibxOsWL
GJ追いつかねえええええ!!今本当に平日の夜かw
みんなGJ!
>>734 何を言っている?
736名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 01:12:29 ID:vjdSfJUo
すごい、いつきても新作SSが投下されてる!
そんな訳で私も投下します。
かなり前の話ですが>>320のエーゲルの続編(?)坂本×芳佳です。
前回よりエロぬるめですがよろしくお願いします
737名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 01:14:47 ID:vjdSfJUo
ああ、あつい。

あついあつい、熱いよぅ〜…


夜、ちょっとお腹が空いたな〜なんて思っていたら、坂本さんがお鍋を作ってくれた。
すっぽん鍋っていって、食べると栄養ドリンクみたいに元気が出るんだって。
最近私がちょっと疲れていたのを気にしてくれたみたい。坂本さん、優しいなぁ。

「じゃあ、食べるか」
「いただきま〜す」

たまたま食堂にいたバルクホルンさんも加えて、三人で小さなお鍋を囲んだ。

ぱくっ。
うーん、美味しいっ!

「どうだ宮藤、美味いか?」
「はい!とっても美味しいです」
「はっはっは、そうか!作った甲斐があるというものだ」

私が頷くと、坂本さんは満足そうに笑った。

「バルクホルンはどうだ、口に合うか?」
「はい、本国では食した事のない味ですが…美味しいです」

バルクホルンさんも美味しそうに食べてる。
凄いなぁ、私ももっと美味しい料理が作れるように頑張らなきゃ。



お鍋の中身が半分ほど減ったところで、バルクホルンさんが突然席を立った。

「?どうした、バルクホルン?」
「……いえ、なんでもないです…少佐、ご馳走様でした」

なんだか真っ赤な顔をしたバルクホルンさんは、そのままフラフラと食堂を出ていった。

738名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 01:16:05 ID:vjdSfJUo
「どうしたんでしょう、バルクホルンさん…」
「……アイツには効きすぎたか」
「えっ?」
「バルクホルンには、すっぽんの精力は強すぎたのかもしれん」

…元気が出すぎちゃったって事かなぁ。
その割りには、普段のぴっしりしたバルクホルンさんからは想像できないくらい、フラフラしてたけど。

残りは、私と坂本さんで食べた。
片付けをして、部屋に戻ろうとしたんだけど…
なんだか目がぎらぎらしちゃって、いやに体が熱い。

「坂本さん…なんだか目が冴えちゃって、眠くないんですけど…」

廊下を歩きながら、坂本さんに漏らしてみる。

「はっはっは、宮藤にすっぽん鍋はキツかったか。よし、訓練だ。体を動かせばいずれ眠くなる!」
「えぇっ!こんな夜にですかぁ〜」

普段ならもう寝るしたくをしてベッドに入る時間なのに!
でも、確かにこんな調子じゃ眠れそうにないし…動けば眠くなるかなぁ…

…でも…
熱い……
なんだか、体全体が熱を持った感じ…

「坂本さん、あの、やっぱりわた……し……」
「ん、どうした宮藤…宮藤!?」

脚がふらついた瞬間、視界が回って、なんにも見えなくなった。
何かバタッと音がした……
739名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 01:17:28 ID:vjdSfJUo

「……あれ…?」
「起きたか?宮藤」

気が付くと、私はベッドに寝かされていた。

「部屋まで運ぼうかと思ったが、私の部屋の方が近かったから連れてきた。大丈夫か?」
「さかもと…さん…」

声のする方に目を向けると、坂本さんが私の顔を覗き込んでいた。

「すまないな…元気を出させるつもりが、逆に倒れさせてしまうとは」
「いえ、大丈夫です。ありがとうございました…坂本さん」

私が言うと、坂本さんは微笑んで私の額に手を当てた。

「ひゃっ…」

あ、あれ?なんだろう。
額に触れられただけなのに、何故か体がびくんってした。
熱が一気にそこに集まってきているような感じがする。

「どうした?宮藤」

坂本さんは不思議そうに顔を近付けてくる。

綺麗な顔…
前に、インカムを付けられる時も、ドキドキしたっけ…

「坂本さぁん…」

たまらなくなって、私は坂本さんに抱きついた。

「宮藤…」

坂本さんは驚いてるみたいだけど、そっと抱き締め返してくれた。

「坂本さん…私、体が、熱くて……どうかしちゃいそうです…」

ぴったり体を密着させると、坂本さんの柔らかい胸が私のそれに当たる。
それがドキドキを加速させた。
740名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 01:18:58 ID:vjdSfJUo
「全く…仕方がないな」

坂本さんは苦笑すると、私をベッドに寝かせた。
軍服を脱いで椅子にかけて、髪をほどく。
広がる髪から香った坂本さんの匂いに、クラクラした。

「訓練代わりの体力作り、だな」
「ふぇ…?」

スクール水着だけになった坂本さんは、私に覆い被さって口付けてきた。

「ふっ…んんっ…」

唇を割って舌が入ってくる。
坂本さんの舌も熱くて、それだけで溶けてしまいそうだ。

唇が離れ、力が抜けてしまった私の服を、坂本さんが器用に脱がす。

「なんだ、びしょ濡れじゃないか宮藤」

そう言われて、体が汗だくなのかなとぼんやり考えた。
でも、坂本さんが見てたのは私の体じゃなくて…

「きゃっ、さ、坂本さん…!」
「ずいぶん辛かったようだな」

ぐいっと脚を広げさせられる。
坂本さんの視線は、その脚の間に注がれていた。

は、恥ずかしいよぅ…
そこがじわじわと熱を持ってきた。

「キツかったら言うんだぞ」

坂本さんはそう言って、私の水着をずらした。
引っ張られた部分がちょっとキツい、と思ったけど…そんなの忘れるくらいの衝撃が体に走った。

「あっ、あぁん…!」
「ん、痛かったか?」
「い、いたく…ないですっ、はぅ…」

坂本さんの長い指が、私の中に入ってる…
どうしよう……熱い、熱いよぅ…
741名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 01:20:53 ID:vjdSfJUo
坂本さんの指は、ゆっくりと中の壁を擦り始めた。

「ひゃっ…ぁ、あッ…」

指が擦れる度に、そこからじわっと熱が広がる。

気持ちいい…頭がぽーっとしちゃう…

「宮藤…、どうだ?」
「ぁっ、い…きもちぃ、れす…はぁンっ…」

呂律が回らない口でなんとかそう答えると、坂本さんはにこっと微笑んだ。

「可愛いぞ…宮藤」

耳元で低く囁かれ、背中が震える。

「さ、さかもとさ…ああぁッ…!」

同時に奥を強く引っ掻かれ、体がびくびくって跳ねた。
目の前に星が散って、一瞬何もわからなくなる。

「っ…はぁ、はぁ…」

ぐったりとベッドに沈んだ。
熱が、ちょっとずつだけどすーっと引いていくみたい。
でも…

「ひゃんっ!」

中の指がくいっと曲げられて、腰が跳ねた。

「まだだぞ宮藤。体力作りだと言っただろう?」
「さ、坂本さんっ…私もう無理です…!」
「何を言うか。始まったばかりだろう。行くぞ、宮藤!」
「きゃあっ、あぁん…あぁッ…」


――――


結局…その後私は気絶するまで「体力作り」して、そのまま坂本さんの部屋で眠ってしまった。
はぁ、腰が痛い…今日がお休みの日で良かったぁ…

朝、二人一緒に食堂に出たら、想像はしてたけどやっぱりペリーヌさんに睨まれた。

バルクホルンさんは、いつもと変わらない様子で席についていた。ちょっと安心。
珍しく、ハルトマンさんも遅刻しないで来てた。

ミーナ中佐が、何故かちょっとだけ機嫌悪そうで、怖かったけど…


隣で朝食を食べる坂本さんの横顔を見て、

あんな訓練もたまにはいいなぁ、なんて思ったりした。
742名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 01:22:00 ID:vjdSfJUo
おしまいです。
お目汚し失礼しました。

続編のミートゥルも、できたら持ってきたいと思ってます
743名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 01:33:18 ID:bKxcBYQ+
おそくなってしまったけど...
>>720
自分少佐×隊長派なので狼なもっさんにサディスティックに攻められたがるミーナとかwww!!!もう!!!
たまらん!!!!!
GJでした....
積極的なサーニャもよすぎ。>>705
なんか積極的に犯られたがるキャラに弱いです。

って感想書いてたら早速少佐×宮藤キテルぅ〜
少佐は本妻がミーナ隊長(怖い妻的役割)とペリーヌ(主にお世話的役割)で宮藤にはいろんな事教えてあげる仲で落ち着いて来たw
ミートゥルもまってるよ!!!>>742
744名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 01:33:24 ID:FM/D7eTs
>>742
ふぅまったく、こっちまで眠れなくなりそうだぜ…GJ

続編も待ってます。
745名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 01:35:15 ID:A5r/x5/j
746名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 03:42:19 ID:nxMXiLBn
>>745
まったくワケが判りません><
747名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 03:42:35 ID:SzNfgDir
もっさん×芳佳エロすぎGJすぎ
748名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 04:25:10 ID:SLeEOVsH
坂本×宮藤いいなぁあ!!
今し方セアカゴケグモに刺される悪夢に目がさめたんだが、一瞬で気分が回復したわ。
来てよかった。
ミートゥル大好物なんで、続編マジ正座して待ってます!
もちろんエロいの(笑)
749名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 04:54:54 ID:5opQ73Jt
「リーネちゃん…ダメ、舐めないで」
「え〜いいでしょ?」
「ダメ…汚いよぉ…」
「私は平気だよ。だから、ね?芳佳ちゃん…」
「あっ…ら、らめぇ…」
「大丈夫大丈夫」レロレロレロ
「やっぱり、地面に落ちた飴を舐めるのやめた方がいいよ」
750名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 06:37:33 ID:gIkSz8Qx
エーリカ「ミーナてなんなの?マジで」
ゲルト「どうした?」
エーリカ「部屋の前通ったら美緒、美緒って声聞こえてくるの。マジキモい」
ゲルト「取り込み中だったんじゃないか?」
エーリカ「真昼間からそんなことするなって。萎えるから」
ゲルト「まだマシじゃないか」
エーリカ「トゥルーデもなにかあったの?」
ゲルト「私が通った時はトゥルーデ、トゥルーデって聞こえたぞ。」
エーリカ「嘘!?何人オカズにしてんだよ」
ゲルト「お前も対象になってるかもしれんぞ」
エーリカ「えー、キモいよ。オナミーナキモすぎ」
ゲルト「オナミーナ(笑)」
751名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 07:12:07 ID:vibxOsWL
>>749
ちょwwww
752名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 09:44:29 ID:OsabxsbS
エーリカとエイラならエーラかな?
753名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 12:53:55 ID:qb5bbS+2
逆だとどうなるんだ?
754名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 12:58:21 ID:qFT1bOqJ
>>737
この二人のレッスンは最高ですね(;´Д`)ハァハァ GJすぎます!!
755名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 13:23:45 ID:OsabxsbS
>>753
エイリカじゃね?
756名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 13:40:25 ID:HcnjRk61
今日は11話…
なんかシャッキーニ的にニヤニヤ出来る所とかある?
757名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 14:08:07 ID:VflxZ+37
>>755
普通だw
758影の人:2008/09/17(水) 15:22:25 ID:kahWH+zL
投下します。
ルキシャリで、視点はルッキーニです。


ちょっと、長いかも。
759リベラルな騎士さま:2008/09/17(水) 15:23:56 ID:kahWH+zL
 王女さまは手をさしのべました。
 騎士の誓いは手の甲にほどこすものだからです。
「わが忠誠は姫君の御心に、わが身は剣となり盾となりて姫君をお守りすることを誓います」
 騎士はそっと口づけして離れました。
 ですが王女さまはさらにもうひとつの誓いを求めました。
 それは愛の誓いでした。
 身分も人種もこえて好きになった人に、それだけは答えてほしかったのです。
 騎士は両手で王女さまの頬をつつみこみ、優しく誓いをほどこしました。
760リベラルな騎士さま:2008/09/17(水) 15:24:45 ID:kahWH+zL
「う〜、むむむぅ……」
 リーネになにかおもしろい本はないか、とたずねて借りてきた本はとっても甘々で、大声でわめきたくなるほどむずがゆかった。
 つまらなくはなかったけど、むしろかなりおもしろかったけど、あたしには合わない本だった。
 国籍の異なる騎士がさらわれたお姫様を助けだし、身分その他のちがいを乗り越えて結ばれる、ありがちなファンタジー。
 リーネの好きそうな本だから彼女にたずねたあたしが悪いのだけど、これはちょっと胸焼けがしそうだ。
「キライじゃ、ないけどさ……」
 最後の誓いを立てるシーンを思い出すとなぜか恥ずかしさが込み上げてくる。
 愛の誓いで顔を近づけたのなら、きっとそういう誓いだったはず。
 好きな人と愛を誓い合うというのは、どういう感覚なのだろう。
 あたしは枕に顔をうずめた。
 火照って熱くなった顔を隠したかった。
 部屋にはあたし一人しかいないけど、誰にも見られていないけれども、なんだか無性に恥ずかしかった。
761リベラルな騎士さま:2008/09/17(水) 15:26:06 ID:kahWH+zL
 シャーリーの部屋、シャーリーのベッドを借りて、これまた借りた本を読んでいた。
 ここのところネウロイの襲撃も小規模なものが続き、あたしがもっともキライな"退屈"が芽生えてきたので柄にもなく本を読んでみることにしたのだ。
 ふだんは活字なんて読む気も起きないのだけれど、おなじことのくり返しな毎日にはさすがにうんざりしてくる。
 習慣化された日常にちょっとした変化を取り込みたくて読んだ本がこれだった。
「悪の魔王が弱っちいのも納得いかないけど、騎士をあんなに簡単に認めちゃう王様もなぁ……」
 枕にうずめていた顔をあげ、仰向けになった。
 単純なストーリーに予定されたハッピーエンド。
 子ども向けだからしょうがない、と言われればそれまでだけど、できすぎた話にいまいちあたしは共感できない。
 もしあたしが魔王だったら罠をふんだんに仕掛けるだろうし、もし王様だったらもっと過酷な試練を課して騎士の人となりを知ろうと……、とか考えながら本のページをぱらぱらめくっていると廊下から足音が聞こえてきた。
762リベラルな騎士さま:2008/09/17(水) 15:27:49 ID:kahWH+zL
 聞き慣れた重みのある足音。
 彼女は部屋の前で立ち止まると、当然のごとくノックもなしに入ってきた。
「おやつのプリンだぞー」
 この部屋の主、シャーリーだ。
 両手に小皿を乗せた状態でドアを開けてきたらしい。
 みんなには大雑把に思われているけど、ストライカーユニットの整備もきっちりこなすシャーリーはなかなかに器用なのだ。
「わーい、おっやつ、おっやつー」
 シャーリーから片方を受け取ると付属のスプーンで黄色いプリンをすくいあげた。
 こげ茶のカラメルがたっぷりかかった、見るからにおいしそうなプリンだった。
「いっただっきまーす!」
 ぱく、もぐもぐ、ごっくん、ぺろり。
 口のなかいっぱいに広がるぷるるんとした感触がたまらない。
「ごちそうさまー!」
「ルッキーニ……、もうちょっと味わって食べないとリーネが浮かばれないぞ」
「ちゃんと味わってるよぉ……。プリプリつるつるしててとってもおいしかったもん」
 あたしは食べ終えた小皿をサイドテーブルに片して、ひざの上で甘々な本を開いた。
 甘さも絶妙なんだよなー、とシャーリーがスプーン片手に舌なめずりをする。
 そのときなんとなく、あたしは思った。
 シャーリーはこの本を読んで、どう感じるのだろう、と。
763リベラルな騎士さま:2008/09/17(水) 15:29:15 ID:kahWH+zL
 やっぱりあたしとおなじようにできすぎた話だと思うだろうか。
 たぶんからかったりはしない。
 シャーリーのおおらかな性格からして自分に合わないものをあざわらうようなことはしないはず。
 だからといって子ども向けのおとぎ話と割りきって楽しめるのだろうか。
 とくに最後のワンシーンは、あのキザったらしい締めくくりに関しては甘ったるいな、と苦笑いしちゃうのだろうか。
 なんか、イヤだな……。
 あたしが楽しめたものをシャーリーが楽しめなくたってぜんぜんおかしいことじゃない。
 あたしたちは別人なのだから感性はちがって当然だ。
 べつにすべてがおんなじである必要もないし、それはわがままというものだ。
 ちがうからこそ噛みあう部分もあるし、ぜんぶおなじなんて気色悪い。
 ううん、楽しめないだけならそれでいいのだ。
 ただ、子どもに合わせて笑うシャーリーだけは、なんだか想像したくなかった。
 ましてやその笑顔があたしに向けられたりしたら、あたしは明日からどんな顔でシャーリーに向き合えばいいかわからなくなる。
 それだけはぜったいイヤだから、訊いてみたい気持ちはあるけれど実行することはできなかった。
764リベラルな騎士さま:2008/09/17(水) 15:31:47 ID:kahWH+zL
「あー、この食感だー。さすがリーネだね。今度あたしがなんか作ってあげよ」
 ちょうどいい甘さのプリンに舌鼓を打つシャーリー。
 意識したわけではない。
 にもかかわらず、黄色いおやつが吸い込まれたその入り口に、つい目がいってしまった。
 シャーリーの唇はやや肉厚で、プリンを咀嚼するごとにむにっと潰れてとてもやわらかそうに形をゆがませる。
 普段はなんてことないのに、いまにかぎってカラメルソースを舐めとる仕草がやけに色っぽく感じる。
 肉感があって、あたしにはない大人っぽさがただよっていた。
 たったそれだけのことで、シャーリーがあたしより何歳も年上である事実をまざまざと思い出させられた。
 歳の差なんて関係ない。
 実力と信頼によって築き上げてきたシャーリーとの関係は確固たるものなのに、こんな些細なことで妙なへだたりを感じてしまう。
 疑っていないけれど、ぐらつく心は隠せない。
 あたしを子どもあつかいしないシャーリーと、どんなに努力してもあたしは子どもに過ぎないという現実。
 彼女はあたしのことをどう思っているのだろう。
 表面上だけでなく、心の底からあたしのことを一人前として認めてくれているのだろうか。
 こんなこと、思うだけでも失礼なのにあたしは惑ってしまう。
 ゆえに子どもなのか。
 はたまた、子どもだから揺らぐのか。
 答えの出ない堂々巡り、大キライだ。
765リベラルな騎士さま:2008/09/17(水) 15:36:09 ID:kahWH+zL
「ん、ルッキーニ?」
 大事なのはあたしがシャーリーを信頼していること。
 そしてシャーリーもあたしを信頼してくれていること。
 子どもであることを気にもかけていないなら、あたしのことを一人前のパートナーとして信じてくれているはずだ。
 そう、きっとそのはず。
 たぶん、信じてくれているはず。
 ……ホントに、そうなのかな?
「おーい、ルッキーニ?」
「え、あ、うん聞いてるよ」
「いや、べつになにも言ってないけどさ……。なにか空想でもしてたのか?」
 プリンを食べ終えたシャーリーはことのほか上機嫌だった。
 いつも以上にニッコリと優しい笑顔を向けてくれる。
 疑うだけでもひどいことなのに、うしろめたさよりも大きな不安感がはやく安堵を覚えたいがために少しだけなら、とあたしにささやいた。
766リベラルな騎士さま:2008/09/17(水) 15:37:28 ID:kahWH+zL
「あ、あのね、空想とかじゃないんだけど、そのぉ……、シャーリーはあたしの頼みとかなら、聞いてくれる、よね……?」
 とても遠回しになった。
 さすがに直球で「あたしを信頼してる?」「一人前だと思ってる?」なんて訊けるはずがない。
 それでもシャーリーはいぶかる素振りもなく、
「ん? まあ、たいていのことなら。あ、でも当番とかの代わりはヤだよ?」
「ううん、そうじゃないんだけど……」
 表紙を閉じた本に視線を落とす。
 こげ茶色のしっかりした装丁で、やや低年齢向けのおとぎ話。
 王女さまの騎士は忠誠をもって求めに応えてくれた。
 あたしの騎士は――――
「あのね、ちょっとこの本で読んだんだけど……」
「その本、リーネのか?」
 本を一瞥して持ち主を当ててみせる。
 さすがはシャーリー。
「うん、ちょっとまあ試してみたいなぁ、というか、べつに変な意味はないんだけどさ……」
「なにさ、歯切れが悪いね」
 なるべく自然に、さりげなく切り出した。
「あ、あ、あたしの手の甲に……、誓いを立ててくださらない?」
 言ってみるとけっこう恥ずかしいセリフだった。
 どこかペリーヌっぽい口調なのも気になる。
 顔がじょじょに赤くなっていくのがわかった。
 もしかしたら、耳たぶまで真っ赤かもしれない。
 当のシャーリーはきょとんとした表情で、あたしの言葉が理解できていないようだった。
767リベラルな騎士さま:2008/09/17(水) 15:39:04 ID:kahWH+zL
「だ、だからさ、その、手の甲にね……」
「あー、はいはいはい、なるほど、わかった」
 あたしの意図するところに気がついてシャーリーはにんまりと笑った。
 ちょっとだけからかうような、でもどこかほほえましそうに。
 差し出した指先をそっと引き寄せ、ちょうどベッドに座るあたしに対して床にひざまずく格好でシャーリーが見上げてくる。
 背の高いシャーリーが下から仰ぎ見てくるのは新鮮だった。
「美しき姫君よ、わたくしの永劫に朽ちることなき忠心を、ここに……」
 一瞬で緊張感をまとい、真剣な面差しを作って低く重みのある声を発した。
 おおらかでニヒヒ、と笑うシャーリーも好きだけど、こういう凛々しい顔つきもまた魅力的かもしれない。
 透明感のある蒼い瞳があたしを見据え、その眼差しにおなじ女性だというのにドキリとしてしまう。
 引き寄せられた手の甲にかるいキスが乗せられる。
 まじめぶったあたしの騎士の、まじめぶった忠誠の証。
 どれだけ心が込められているか、あたしにはわからない。
 お遊びに応えた形だけのキスかもしれない。
 とはいえ、あたしのわがままに付き合ってくれるくらいにはあたしのことを……、と考えたとき、顔を上げた騎士さまはキスされて呆けている王女のあたしに向かって思ってもみないことを口にした。
768リベラルな騎士さま:2008/09/17(水) 16:06:57 ID:kahWH+zL
「姫君よ、もうひとつの誓いはいらぬのかな?」
「ふぇ……?」
 あたしは一瞬なにを言われたのか理解できなくて、すぐにあの本のラストシーンを思い出した。
 でもなんで、どうしてそんなことをシャーリーが知っているのか。
 疑問符が浮かび上がっては次から次へと泡のように弾けているうちに、シャーリーがあたしの脚のあいだに体を割り込ませてきた。
 そしてそのまま、わけのわからないあたしをベッドに押し倒したのだ。
「え、え……?」
「その可憐な唇に、いま誓いを刻もう」
 勢いづいた騎士さまを止める暇もあらばこそ、気づけばすでにシャーリーの唇があたしのそれに重なっていた。
 シャーリーの髪がカーテンを作り、二人だけの空間に閉じ込められた。
 ほのかに香るシャンプーのいいにおい、至近で一直線に見つめあう綺麗な瞳。
 つながった部分から入り込んでくる、生温かいもの。
 それは肉厚で、ねっとりと甘い粘液を大量に運んできた。
 あたしの口内は二人分の唾液であふれそうになり、こくんと飲み込む。
 カラメルの味がした。
769リベラルな騎士さま:2008/09/17(水) 16:08:40 ID:kahWH+zL
「んむ、ぅ……」
 舌と舌でワルツを踊り、螺旋に絡みあった自分たちがひどくいとおしい。
 あたしの右手にはシャーリーの左手が、左手には右手がそれぞれ指を交互にして噛み合わせられていた。
 密着した体は重みがあるものの、それは逆にシャーリーを感じている証拠であってイヤな気持ちなど欠片もなかった。
 彼女の鼓動が直に聞こえてくるようで、彼女のことを完全に理解できるような気がしてうれしかった。
 あまりに近すぎる濃密な誓いだけど、あたしは満足していた。
 これはたぶん手の甲とはちがって、演じられた"誓い"なんかじゃない。
 形は違えど、シャーリーはちゃんとあたしのことを想ってくれている。
 それは信頼を含んでなおも上回るつよい気持ちなのだから。
 あたしはそれを感じることができただけで充分だった。
770リベラルな騎士さま:2008/09/17(水) 16:10:49 ID:kahWH+zL
「えー! シャーリーあの本読んだことあったのー!?」
「ごめんごめん、前にリーネに借りて読んだことがあってさ。まさかルッキーニまで借りるとは思わなかったよ。普段あんまり本とか読まないし、さ」
 愛の誓いから解放されて一番にたずねた答えがこれだった。
 これならシャーリーが"もうひとつの誓い"だなんて言葉を口にした理由も納得がいく。
 あのときはまさかとは思ったけれど、ひそかに運命的なものを感じずにはいられなかった自分もいて。
 ある意味、あたしの純情をもてあそんだことになる。
「シャーリーのバカー! バカバカバカー!」
 ぶんぶんと両手でつくった拳を振りまわす。
 だけど上背のあるシャーリーは難なくそれを受け止め、
「だからごめんってば。悪かったよ、ルッキーニ」
 あたしの頭を子どもにするように撫でてくるのだ。
 子どもみたいなあつかいはイヤだけど、シャーリーに頭を撫でられるのはキライじゃないから複雑な気分だった。
 あたしがほっぺたをぷーっとふくらませていると、シャーリーがふと真顔になって言った。
771リベラルな騎士さま:2008/09/17(水) 16:12:24 ID:kahWH+zL
「それとさ、なにを心配していたのか知らないけど……」
 シャーリーはあたしの頭をぐっと抱き寄せて、その自慢のバストに押しつけた。
 頭の上から優しい声が降ってくる。
「あたしはいつでもそばにいるんだから、なにかあったらあたしの胸に飛び込んできなよ。ぜったい受け止めてあげるから。かならず、味方になってあげるから……ね?」
 あたしはハッとなった。
 本のことはべつとして、シャーリーはあたしに心配ごとがあることを察していたようだ。
 それってあたしのことをしっかり見ていてくれたからこそ、気がつけたはずで。
 そこから導きだされる答えに、あたしは心にぬくもりが広がっていくのを感じた。
 おっきな胸はやわらかくて、あたたかい言葉に涙腺がゆるんでいくのを止められなかった。
 あたしはなにも心配する必要なんてなかったのだ。
 これっぽっちも疑う必要なんてなかった。
 シャーリーはあたしを愛してくれているし、こんなちっぽけな不安にも目ざとく気づいてくれた。
 そんなシャーリーに試すようなマネをした自分がすごくイヤだった。
 でも誰よりもあたしを想ってくれるシャーリーのために、自分を嫌いになってはいけない気がした。
「ぐしゅ、ごめんね、しゃーりぃ…………、だいしゅき」
「ははっ、あたしもだよ。かわいいかわいいお姫様」
 壊れものをあつかうように優しく、ゆっくりと頭を撫でてくれる。
 ぎゅっと力強く抱きしめてくれるシャーリーは頼もしくて。
 シャーリーのにおいを嗅ぐと自然と心が落ちついて。
 安心して身と心をあずけられる騎士さま。
 これからもずっとずっと、あたしのそばにいてね。



 おしまい
772名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 16:13:07 ID:kahWH+zL
以上です。読んでくれた人に感謝。
楽しんでもらえたら幸い。
773名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 16:44:22 ID:qb5bbS+2
うおおおぉお用事の前にちょっと覗いてみてよかったぁー!!!
GJ!マジGJ!読みやすいし何となくロマンティックのかほりが好きだ!
774名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 16:56:59 ID:HcnjRk61
>>772
ぅあぁぁぁぁぁGJ!!
こういう関係に弱いんだよなあ…!
くそぅ、俺もシャッキーニのSS完成したのに投下しづらいじゃないか!
775名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 17:56:54 ID:S5xWmuJ8
これはなんというGJ!
このあとじゃ俺もSS投下しづらいなぁ。でもエーゲルだからきっと大丈夫なはず。
ゲルト出したのに俺にしては短いです。頑張りました。
タイトルは「純情理性批判」、書き手はOsqVefuYです。


 風呂場での一件以来、私に悩みの種が一つ増えた。
 エーリカのことだ。
 エーリカの胸は、実はペリーヌより小さかったりするんだが、
 本人としては「自然体です」と、あまり気にしていない様子だった。
 それは、ペリーヌのようなみすぼらしい虚栄心を持つより良いことだと私は思う。
 そもそもエーリカは、他のみんなと違って、そういうことにはあまり関心がないらしい。
 しかし――

 私は自分の部屋に帰ろうと、廊下を歩いていた。
 と、その背後に、何者かの影が立つ。
 私がそれに気づいた時にはもう遅かった。
 その影の両腕が私の両脇を通り抜けると、そのまま後ろから私をぎゅっと抱き締めた。
 ――そして、胸を揉む。
「トゥルーデ、おっぱい揉ませて」
 その影は私にそう言った。
 聞きなれた声、よく知った手の感触。
「な、なにをするんだ! ハルトマン!」
 どうにもエーリカは、そういうことに興味を持ってしまったらしい。
776名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 17:58:10 ID:S5xWmuJ8
「さっ、触るな! 揉むな!」
「え、ダメなの?」
「ダメだ!」
 私はエーリカの両腕を振りほどき、くるっと半回転してエーリカと向き合った。
「どうしてそう、私の胸を揉もうとするんだ!?」
「減るもんじゃないし別にいいじゃん。シャーリーもそう言ってたよ」
 まったく、リベリアンのヤツ……。
「――いいかハルトマン。こういうことは好きな相手同士がするものだろ。わかるか?」
「うん、なんとなく」
 エーリカがうなずいたので、私はホッとした。
 ――が、エーリカは再び私の胸へと手を伸ばすと、掴み、揉む。
「だから揉むんじゃない、エーリカ!」
「なんで?」
「人の話を聞いてなかったのか? こういうことは好きな相手と――」

「私はトゥルーデのこと、好きだよ」

 照れるでもなく、さらっとエーリカは言う。
 まるでそれは、「私は茹でたじゃがいもが好きだよ」と言うのと同じような感じで。
 なんでそんなことを、そんな簡単に言えるんだ!?
 私はその憤りをぶつけるように、エーリカの手を振りほどいた。
 エーリカの言う「好き」は、私の言いたい一般的なそういう「好き」とは違うんだ。たぶん。
 しかしそんなこと、こいつに言っても通じるとは思えない。
「じゃあいいよね」
「よ、よくない!」
「よ、よくない!」
「なんで?」
 必死で拒否する私と、不思議そうに首をかしげるエーリカ。

「トゥルーデは私のこと、キライ?」
777名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 17:59:11 ID:S5xWmuJ8
 その問いかけに私が答えあぐねていると、エーリカは私の顔を下から覗き込むように見てくる。
 そのしぐさに私は、不安に怯える小動物を思い浮かべた。
 その視線がじり、じり、と私を急かす。
 なんて答えれば……いや、何を考え込んでいるんだ、私は。
 だいたい、なんでそんなことを私が答えなきゃいけない。
 世の中には答えなくてもいい質問というのがあるんだ。
「――言い方を変えよう。こういうことは恋人同士がするものだろ」
「そうなの?」
「そうなんだ。私とお前は恋人か?」
「違うね」
「そうだな。じゃあもう、胸を揉むのはやめてくれるか?」
「じゃあ今から私をトゥルーデの恋人にして」
 なんでそうなるんだよ……。
「ダメ?」
 エーリカはまた、私の顔を覗き込むように見る。
 だからそんな目で私を見るな!
「――いいか、エーリカ。たとえ恋人になっても、すぐに胸を揉めるわけじゃないんだ」
「そうなの?」
「当たり前だろ。胸を揉むのはキスよりもあとだ。付き合いはじめて何ヵ月か経ってから……」
「じゃあそれまではなにするの?」
「そ、それは……手をつないでドキドキしたり、休みの日に二人で映画を見に行ったり、
 夜、なんでもないことで電話してみたり、交換日記をしたり……」
 なぜだか、そういうことを口にするだけで、自分の顔が赤くなってくる。
 エーリカはなにそれ?といでも言いたげな表情を浮かべた。
「トゥルーデってば、じゅんじょー」
 にやにやとした笑みを見せるエーリカ。それはまるで私のことを嘲りでもしているように。
「そ、そんなことはない! こ、これはあくまで一般論を言ってるだけで……」
「おくて、へたれ、意外とおんなのこ、でも実はむっつりすけべ」
「だから私はそんな――」

「でも、トゥルーデのそういうところ、私は好きだよ」
778名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 18:00:48 ID:S5xWmuJ8
 エーリカは私の顔を再び覗き込み、笑う。
「な、なにを言ってるんだ!」
「手をつなぐ、映画を見る、電話で話す、交換日記をする……」
 エーリカは一つずつ指を折りながらつぶやいていく。
「そういうのもいいかもね。うん、トゥルーデとならきっと楽しいよ」
 だからどうしてこいつは、こういうことをさらっと言えるんだ?
 これじゃ、いちいち照れてる私の方が恥ずかしくなるじゃないか。
 ……もういい。
 そういうことにしておいてやるか。
「それで、私のこと恋人にしてくれるの?」
「か……」
 世の中には答えなくてもいい質問というのがあるんだ。

「考えておく」



以上です。
エーゲルとヘーゲルって似てますよね。音の響きが。
でもタイトルはカント。ドイツ観念論つながりでおkってことにしといてください。
779名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 18:06:30 ID:S5xWmuJ8
さあ場を汚してやったぜ
>>774早く投下するんだ!いや、してください!
780滝川浜田 『空のメロディ』:2008/09/17(水) 18:19:51 ID:HcnjRk61
>>779 GJ!! やっぱりトゥルーデは純情なのが一番良い。というわけでシャッキーニ投下します。




「ルッキーニ、デートしよう!」

シャーリーがデートに誘ってくれたのは、数分前。
…でも今日は二人とも非番じゃないし…と思ってたら、シャーリーが私を連れてきたのはハンガー。

「え、ここでデートするの?」
「ハハハ、まさか。空でデートするんだよ。最近はネウロイもあんまり出ないし。
今くらいしかタイミングが無いかなって思って」
「空で?」
「そ。ほら、ストライカーユニット履いて」

シャーリーらしいデートだ。
普通だとここはムードが無いとか怒るところなんだろうけど、いかにもシャーリーっぽくて、ますますシャーリーが好きになる。

「でも、なんで空でデートすんの?」
「私の好きな場所があるんだよ。そこにルッキーニと一緒に行きたくて。私の好きな場所にはルッキーニがいなきゃ」
「シャ、シャーリー…//////」
「ほら、行こうか」

と、シャーリーは私の手を繋いで、飛び立った。
こうして、ちょっと変わったデートが始まった。


―――空のメロディ―――


いつも訓練や出撃の時には、空を飛んではいるけど、シャーリーと2人っきりとなると状況はかなり違う。

そして私は、空を飛びながら隣にいるシャーリーを見る。

…ああ、普段のシャーリーも素敵だけど、空を飛んでいる時のシャーリーもカッコいい…//////
…ああ、どうしよう、ますます惚れちゃうよ…!//////

と、シャーリーは私の視線に気付いたのか。

「私に惚れ直すなよ?なんてね!ハハハ」
「シャ、シャーリー…//////…バカ…//////」

ムリ!シャーリーに惚れ直すななんてムリだよ!
私は心の中で叫ぶ。

781滝川浜田 『空のメロディ』:2008/09/17(水) 18:21:13 ID:HcnjRk61
しばらく経って私はずっと気になっていた事をシャーリーに聞いた。

「…ねえ、シャーリーはさ、なんで私の事なんか好きになったの?」
「ん?なんだよいきなり」
「シャーリーって美人だから…私なんかで釣り合いが取れてるのかなって」

そういうと、シャーリーが握っていた手の力を少し強くして。

「理由なんかいらないだろ?私にとってルッキーニは誰よりも大事な人なんだ。
私はルッキーニさえいたら、他には何も要らないよ。それに、釣り合いは取れてるよ。…ルッキーニは?」
「わ、私は…えと、その…//////」
「ハハハ、分かってる分かってる!もうルッキーニは私無しじゃ生きていけないよな!
だって、ルッキーニの身も心も全部私が貰っちゃったからな」
「なっ…!//////」

反論しようとしたけど、まさにその通りだから、反論出来ない。

「シャーリーのバカ!//////」
「いてて、叩くな、ハハハ!」

そんな事を言い合っていると、シャーリーが何かを見つけたみたいで、私の手を引いた。

「見てほら、ルッキーニ!ここだよ」
「うわあ、スゴい…!」

私達の目の前には眩しい程の夕陽が。

782滝川浜田 『空のメロディ』:2008/09/17(水) 18:22:51 ID:HcnjRk61
「キレイだね…シャーリー…」
「一度さ、ここにルッキーニを連れてきたかったんだ。この景色をルッキーニと見たくって」
「シャーリー…」
「うん、その顔を見たかったんだ。ルッキーニの嬉しそうな顔を見ると、私まで嬉しくなるよ」

そういうと、シャーリーは私を抱き締めて来て。

「シャーリー…//////」
「ルッキーニ…」

私達は空中でキスをした。夕陽に照らされながら。

「シャーリー…」
「空でするキスってのも、なんかいいね」
「そうだね、へへへ//////」
「あ、でもそろそろ帰らないとまた怒られちゃうな。じゃあ、帰ろうか」
「うん」
「ほら、しっかり手を握っとけよ」
「…うん!」

私達は夕陽を背にして、基地へ戻る事にした。

お互いの手をしっかり握って。

帰り道、シャーリーが私に囁いた。

「ルッキーニの手は何があっても離さないから」

私は離れ離れにならない様に手の力を強めた。

「…私もシャーリーと離れる気なんて無いもん…」

私はシャーリーには聞こえない程の小ささで呟いた。

「ん?なんか言ったか?ルッキーニ」
「いや、何も」
「? まあいいや」

783滝川浜田 『空のメロディ』:2008/09/17(水) 18:25:19 ID:HcnjRk61
もう、陽も落ちて、少し暗い。

「ああ〜、こりゃミーナ隊長にこってり絞られるなあ…」
「私はシャーリーと一緒なら怒られてもいいよ」
「お、良い覚悟だな!よし、もうちょっとゆっくり行くか!」
「うん、そうだね!」

私達はスピードを落として夜の空をゆっくり飛ぶ。

「ねえ、シャーリー」
「ん、なに?」
「もし私達が離れなきゃいけない時が来たら…シャーリーはどうする?」
「…そんなの考えた事無かったなあ…。仮にそんな日が来たとしても、私はルッキーニを追っかけて来るね。
ルッキーニがどこにいようと、私はルッキニを追っかけて来るね。
ルッキーニがどこにいようと、私はルッキニを追っかけて来るね。
ルッキーニがどこにいようと、私はルッキーニを見失わない。…私はそう決めてる」
「シャーリー…」
「それに今はそんな事を考えるより、今はこの時間を大切にしたいな。ルッキーニは違う?」
「シャーリー……」
「ちょっ、何泣いてるんだよ…!私なんか言ったか!?」
「違うよ…違うよ、シャーリー…。私嬉しくて…。
シャーリーがそこまで私を想っていてくれたんだって思うと、なんか涙が…」
「ルッキーニ、私と付き合い出してから涙脆くなったよな」
「…シャーリーのせいだよ…バカ…」

シャーリーは私の涙を指で拭って。

「今日は一緒に寝るか?」
「…うん!」

さっきよりも一層力強く手を握って、私達は帰路につく。

そして私はさっきよりも小さな声で呟く。

「好き、だよ。シャーリー…」

そう言って、私はシャーリーの頬に小さなキスを落とした。


手は、繋いだまま。

END


以上です。なんか最近シャッキーニしか書いてない気がするけど、それは気にしない!

さて、爺はもうすぐ晩ご飯だ…
784滝川浜田 『空のメロディ』:2008/09/17(水) 18:27:02 ID:HcnjRk61
もう、陽も落ちて、少し暗い。

「ああ〜、こりゃミーナ隊長にこってり絞られるなあ…」
「私はシャーリーと一緒なら怒られてもいいよ」
「お、良い覚悟だな!よし、もうちょっとゆっくり行くか!」
「うん、そうだね!」

私達はスピードを落として夜の空をゆっくり飛ぶ。

「ねえ、シャーリー」
「ん、なに?」
「もし私達が離れなきゃいけない時が来たら…シャーリーはどうする?」
「…そんなの考えた事無かったなあ…。仮にそんな日が来たとしても、私はルッキーニを追っかけて来るね。
ルッキーニがどこにいようと、私はルッキーニを見失わない。…私はそう思ってる」
「シャーリー…」
「それに今はそんな事を考えるより、今はこの時間を大切にしたいな。ルッキーニは違う?」
「シャーリー……」
「ちょっ、何泣いてるんだよ…!私なんか言ったか!?」
「違うよ…違うよ、シャーリー…。私嬉しくて…。
シャーリーがそこまで私を想っていてくれたんだって思うと、なんか涙が…」
「ルッキーニ、私と付き合い出してから涙脆くなったよな」
「…シャーリーのせいだよ…バカ…」

シャーリーは私の涙を指で拭って。

「今日は一緒に寝るか?」
「…うん!」

さっきよりも一層力強く手を握って、私達は帰路につく。

そして私はさっきよりも小さな声で呟く。

「好き、だよ。シャーリー…」

そう言って、私はシャーリーの頬に小さなキスを落とした。


手は、繋いだまま。

END


以上です。なんか最近シャッキーニしか書いてない気がするけど、それは気にしない!

さて、爺はもうすぐ晩ご飯だ…
785滝川浜田:2008/09/17(水) 18:30:00 ID:HcnjRk61
>>783は送信ミスなので無視してください。

ミスった…OTL
786名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 19:00:32 ID:TMttNuC0
エイラーニャ祭りの次はシャッキーニ祭りですかwww。
ここは百合っプルの巣窟だぜ。

ところで、アニメ版の小説読んでから、お化けを怖がるリーネと、
怖くないからねと言いながら、無理やりパヤパヤしちゃう芳佳という妄想が・・・。
787名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 19:26:25 ID:S5xWmuJ8
>>784
GJ!シャッキーニは何本あってもいいものです
つかじいちゃん九州人かよ

>>786
「よ、芳佳ちゃん……」
「で、出たあっ!」
「ど、どうかしたの芳佳ちゃん?」
「ああ、リーネちゃんかなんでもないよ。リーネちゃんこそこんな夜中にどうしたの?」
「トイレに行こうとしてたんだけど、その……お化けとか出そうで怖くて」
「私もトイレに行くんだ。リーネちゃんも一緒にいかない」
「うん、ありがとう。芳佳ちゃんと一緒なら怖いのもちょっと平気」
「そ、そうかな……」
「でもやっぱりまだ怖いよ。芳佳ちゃん、腕組んでいい?」
「うん、いいよ」
 芳佳と腕を組むリーネ。
「芳佳ちゃんはお化けとか怖くないの?」
「だ、大丈夫だよ」
(私だって本当は怖いんだけどな)
(でも、自分より怖がりな人と一緒だと、なぜか落ち着くんだよね)
(ああ、リーネちゃんの胸が私に当たってる……)

とかいうのを妄想した
788名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 19:37:19 ID:xwZCijlw
もうみんなGi過ぎて大変です
789名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 19:47:44 ID:TMttNuC0
>>787
それもいいな!
リーネさんは誘い受けですね
790名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 19:51:42 ID:vMmVBiun
466KBだから、そろそろ気を付けないといけないな
次スレ立てる時↓みたいなテンプレ入れて
次スレは>970or480KB超を目安に、臨機応変に立てて下さい。
必要な事前準備等があれば、>920or450KB超を目安にして下さい。
↓こんな感じにする?

守りたいから私は飛ぶ!!パンツじゃないから恥ずかしくないもん!

●スタッフ
監督・アニメキャラデザイン:高村和宏     キャラクターデザイン原案:島田フミカネ
シリーズ構成:ストライカーユニット        助監督:八谷賢一
世界観設定・軍事考証:鈴木貴昭        メカデザイン・メカ総作監:寺尾洋之
キャラクター総作監:山川宏治・平田雄三   美術監督:小倉宏昌(小倉工房)
美術設定:松本浩樹(スタジオイースター)    カラーデザイン:甲斐けいこ・池田ひとみ
3D監督:下山博嗣                  撮影監督:江間常高
編集:三嶋章紀                   音響監督:吉田知弘
音響制作:楽音舎                  音楽:長岡成貢
音楽制作:コロムビアミュージックエンタテインメント
アニメーション制作:GONZO
原作:島田フミカネ&Projekt Kagonish(プロイエクト カーゴニッシュ)

●キャスト
宮藤芳佳(みやふじ よしか):福圓美里     坂本美緒(さかもと みお):千葉紗子
ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ:田中理恵   リネット・ビショップ:名塚佳織
ペリーヌ・クロステルマン:沢城みゆき      エリーカ・ハルトマン:野川さくら
ゲルトルート・バルクホルン:園崎未恵     フランチェスカ・ルッキーニ:斎藤千和
シャーロット・E・イェーガー:小清水亜美    エイラ・イルマタル・ユーティライネン:仲井絵里香
サーニャ・V・リトヴャク:門脇舞以

●放送局
福井テレビ:07/03(木) 25:20〜    テレ玉:07/03(木) 25:30〜
奈良テレビ:07/03(木) 25:30〜    チバテレビ:07/03(木) 26:30〜
KBS京都:07/04(金) 26:00〜     信越放送:07/04(金) 27:00〜
岐阜放送:07/05(土) 25:00〜     テレビ神奈川:07/05(土) 27:30〜
群馬テレビ:07/06(日) 25:30〜    サンテレビ:07/07(月) 26:10〜
東京MXテレビ:07/07(月) 27:00〜  三重テレビ:07/07(月) 27:00〜
TVQ九州放送:07/09(水) 27:38〜  熊本放送:07/14(月) 26:25〜
BS日テレ:07/28(月) 27:30〜

●関連サイト
公式サイト:http://s-witch.cute.or.jp/
まとめwiki:http://www37.atwiki.jp/strike_witches/
人物呼称表:http://www37.atwiki.jp/strike_witches/pages/50.html
百合SSまとめサイト:ttp://lilystrikewitches.web.fc2.com/

●次スレ
次スレは>>970or480KB超を目安に、臨機応変に立てて下さい。
必要な事前準備等があれば、>>920or450KB超を目安にして下さい。

●前スレ
ストライクウィッチーズでレズ百合萌えpart4
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1220722082/
791名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 19:53:26 ID:OeGuDvjr
ちょい古い少女漫画を読んでたら
熱が出たときに早く熱を冷ますために一緒に寝るという展開があった
こんなことをやるカップリングと言えばやっぱりエイラーニャかな
792名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 19:55:36 ID:HcnjRk61
次のテンプレはエリーカをエーリカに戻さないとな
793名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 20:09:06 ID:8+nC+xMg
何だか今日は凄いな!!1級以上のエースライター達が勢揃いじゃないか。
勢いに任せて私も投下したいところだけど今は在庫が……くっ……!!
とにかくGJ!!シャッキーニ万歳!!エーゲル万歳!!

>>790
容量の事とかもう忘れてたわw危ない危ない。ナイス注意喚起。
そうだな。この勢いだと500はギリギリ過ぎる予感だし、480くらいがいいんでね?
あとSS保管庫のURLはh抜かなくてもいいのでは?

それと>>792な。次ミスったら某一名報われない人が……w
794名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 20:12:02 ID:xwZCijlw
次こそはエリーカをエーリカに修正しなければ
795名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 20:27:27 ID:FcRCg5q8
素晴らしい団結力だ!
796名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 20:35:39 ID:EtUq2bj/
zgdRiItOですが、投下してもよかとですかー?
797名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 20:35:53 ID:OeGuDvjr
よかたい
798名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 20:40:58 ID:EtUq2bj/
こんにちは。zgdRiItOです。
前回書いた「夜を優しさで包んで」が後で読んだらOsqVefuYさんの「うたかた」にそっくりで、知らず知らずに影響を受けていた事に驚愕しています。しかもOsqVefuYさんのが面白い。

悔しいので誰にもかぶりっこないSSを投下します。
なんとクトゥルフ物。百合じゃねぇのはいつもの事と諦めて下さい…orz

-------------------------

(1/5)

これを残しても、誰の目にも触れないかも知れない。これは漆黒の限りなき深淵に沈みゆくだけの運命かも知れない。

しかし誰かに読まれる事を、荒野に放たれた子羊のような、ちっぽけな存在であるあたしが、ここに居た事を記す為にも、ここに書き残したい。

あなたがこれを読むとき、もはやあたしと言う存在は、世界から消えてなくなって居るかも知れない。

たった一つ望むのは、この日記があなたの役に立つ事を。

CHARLOTTE.E.YEAGER
リべリオン陸軍第363戦闘飛行隊

◆◇◆ブリタニアからの呼び声◆◇◆
799名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 20:41:39 ID:EtUq2bj/
(2/5)

それは偶然から始まった。夕食も終え、広間で談笑をしていたあたしにルッキーニが、基地の地下深くにある、今は使われて居ない倉庫から一冊の本を見つけたと。

「これだよー!」

そう言って、あたしに示した本の表紙にはこう書いてあった。

『無銘犯津書』

あたしは一目見ただけで、ルッキーニの犯した罪深さ、神々の祝福すら及ばぬ煉獄の所業を感じ取った。

「ばっ!それはアーカムのっ…!」
「なにシャーリー言ってるのー?もう乗り悪いなぁ^^」

あたしは母国のタブロイド紙で読んだことがある。世界の淵を覗いた魔術師が、自らの命と引き換えに書き残した書がある事を。その名を語る事さえ恐れられる書、『無銘犯津書』と…。

「じゃー私は、部屋で読んでるかな〜。おやすみ〜^^」
「まっ!待つんだルッキーニ!」

しかし、今思えばその時に既に"始まっていた"のだと思う。ルッキーニは私の声に反応を示さず、うつろな目とずり足で部屋に帰って行ったのだった。

私は心の底から恐怖が湧いてくるのを感じた。理屈では表現できない、原始的な恐怖。暗闇より暗い、静寂よりも静かな、ただただ、そこにあるだけの圧倒的な恐怖。

あたしは身体の震えを抑える事が出来ず、壁にもたれながら広間を出て自室へ向かう。確か、母国から持ってきた本の中に、もはや名を呼ぶ事すら叶わぬアレに関する資料があったはずだ。
800名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 20:42:42 ID:EtUq2bj/
(3/5)

廊下をゆっくりと歩く。基地は闇につつまれ、月すら輝かぬ夜に、禍々しい狼の鳴き声が響く。それはまるで、名状しがたき者たちの晩餐を告げる始まりの鐘のようだった。

その時、ブリタニア基地にひときわ大きな大きな悲鳴が響く。

「あっ!あんっ!芳佳ちゃ〜ん!そんなに強く揉んだららめぇ〜!!!」

リーネの悲鳴だ。ついに恐れていた事がが始まってしまった。ルッキーニが招いた災厄は芳佳を取り込み、この基地を包み込もうとしているのだ。

なんという事だ。あたしは自分の心臓が、戦災から逃げ出す馬車よりも早く打ち続けるのを感じる。リーネはもはや助かるまい、基地すべてに響くほどの勢いで揉まれたら。それは死刑宣告に等しいのだ。

いや、ルッキーニが本に手を伸ばした時点で、あたし達は始まって、そして終わっていたのかも知れない。すべての始まりとすべての終わりを統べる異形の神々の手によって。

あと50メートルであたしの部屋だ。恐怖に駆られ、足がもつれる。早く進もうとすればするほどドアが遠くへ逃げるように感じる。
あぁ、あたしがこれから行おうとしている事など、ルルイエの主からすれば児戯にも等しい、滝に向かう小舟を漕ぐがごとき愚かしい行為に違いない。その名を呼ぶ事すら狂気であり、姿を見るれば理を失う、おぉ!遥か星雲の神々よ!

その時、恐怖に怯え、もはや這いずる事しかできなくなったあたしの前に、一人のウィッチが立ちふさがった。全身から魚のような生臭い匂いを発しながら、粘り気のある体液に包まれたそのウィッチはバルクホルンだった。
変わり果てた姿のバルクホルンは私に手を伸ばす。指と指の間にうっすらと鰭が付いているのが闇夜でもわかる。澱み、如何な光さえ落ち続ける事しかできぬような暗闇を湛えた眼があたしを捉える。

「…シャーリー、芳佳と…ルッキーニが…呼ん…でいる…ぞ…」
「うあっぁぁぁぁ!!!!!!!あぁぁぁ!!!!!」
801名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 20:43:52 ID:EtUq2bj/
(4/5)

声は深い崖の底から這い上がってくる瘴気よりもおぞましく、もはやバルクホルンとは思えない、悪魔など比較にならぬ程、禍々しかった。
あたしは身体に残されたすべての力を振り絞り走った。右手と右足が同時に前に出る、転び、顔をしたたかに打ちつける。しかしそこに痛みなどありはしなかった。ただただ圧倒的な恐怖だけがあたしを支配した。

部屋の鍵を開けるのももどかしく滑り込み、閉めると同時に鍵を掛ける。
「はぁっ!はぁっ!!!」

あたしは破裂しそうな心臓を抑えながら、本棚へ歩み寄る。蝋燭の消えた部屋は闇に包まれ、本を探すことさえままならない。畜生!!

部屋の外からは何人かの足音、いや、もはやそれは足の立てる音ではないソレが、響いている。ひどく忌々しいあの水音、聞くだけで心の核を深淵へと引きずり込むような悪意に満ちた音。

「シャーリー…お姉ちゃんと…仲良くお姉ちゃんごっこをしようじゃないか…」
「ルッキーニさんが…首を長く…して…まって…いらしてよ…」

あたしの心は億に千切れ、絶望だけが支配した。
そして私は自分の日記を開き、覚悟を決めてペンを走らせ始めたのだ。

(この日記はここで途切れている)
802名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 20:44:25 ID:EtUq2bj/
(5/5)

-----------------------------------------------------------------
シャーリー「ってゆー本を書いてみたんだけどどうだろうか」
ルッキーニ「てか、私出番ほとんどないじゃん〜!」

バルクホルン「それよりも私の扱いがひどすぎるじゃないか、リベリアン!」
ペリーヌ「バルクホルン大尉はまだいいですわよ!私は一体何なんですの!」

リーネ「(よ、芳佳ちゃんは揉むとき優しくしてくれるかなぁ…)」
芳佳「(おっぱいおっぱい)」
803名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 20:45:57 ID:EtUq2bj/
あー、シャーリーのおっぱいは本当にぷりぷりして柔らかそうだよね!

以上であります!サー!
804名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 20:49:03 ID:8+nC+xMg
>>803
まさかこのスレでクトゥルフなどという単語が飛び出るとは思わなかったwwGJ!!
この緊迫感がSUGEEEE!!描写力が素晴らしい。分けてくれ。
あと犯津吹いた。インパクトありすぎてシャーリーが漢字読んでる事とかどうでも良くなったわ。
805名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 21:03:18 ID:S5xWmuJ8
>>803
まさかのクトゥルフwwwww
あなたの作風の広さにもう脱帽しまくりです

ところで今、「12人の揉まれる女」なるものを書いてるんだが、
軽く20レス超えそうな勢いなんだがどうしたらいいだろうか?
806名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 21:30:47 ID:CQgN1vTT
>>805
多分スレがもたないw
807名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 21:32:05 ID:/IyP/Wqv
>>805
投下はまったくもって問題ないだろうけど、>>790で触れられているとおり、
途中で容量オーバーの恐れがあるかもしれぬよ
808名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 21:34:55 ID:15jxseTn
>>803
トゥルーデがダゴンに・・・
ストパンでクトゥルフやるとは、そして反応の早いココの住人達は何者だろう

>>805
5レスづつ間を空けて投下するとか?
何にせよ投下するが吉
809名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 21:38:12 ID:vMmVBiun
>>805
執筆中なら推敲繰り返して、次スレを待った方が良い
スレまたぐと管理人さんも読者も大変だから

3レスくらいの普通の長さのSSなら後3本程度投下可能だろうけど
490程度残るとか中途半端な容量になったらAA使って小ネタとかで埋めたら良いし
810名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 21:45:42 ID:vibxOsWL
>>805
大作なら次スレを待つのが賢明だろうな
しかし揉まれる女て…wすんごく期待!
811名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 21:45:49 ID:xwZCijlw
小説の親睦会の派生ネタで全員で劇するの考えたが
全員出すとぐだぐだというか収拾がつかなくなったorz
812名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 21:50:04 ID:HcnjRk61
>>大作なら次スレを待つのが賢明だろうな

そうだよ。じゃなきゃ俺みたいになっちゃうぜ…
813名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 21:58:36 ID:8+nC+xMg
さすがじっちゃんの科白には重みがあるな。前スレの最期悲惨すぎるw
とりあえず480kb達したみたいだし、長編投下待ちが多いなら次スレ立てて埋めかな?
814名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 22:00:16 ID:OsabxsbS
エーリカとエイラって需要あるかね?
スレ見てたらネタ思いついたんだが
815名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 22:01:02 ID:wgucH4do
どんなカプも需要ありまくりんぐですよ
816名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 22:03:41 ID:xwZCijlw
次スレはくれぐれもエーリカに気をつけてくれ・・・・
ところで次スレだれが立てる?
817名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 22:05:20 ID:OzTRZyZp
ここでスレ立て時に間違えたらフルボッコになりそう
818名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 22:06:34 ID:vMmVBiun
立ててくる
変更はエーリカだけで良いんだな?
一応上のテンプレ、前スレの番号も変えといたからそのまま使えるし
819名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 22:06:35 ID:wgucH4do
そういや間違えたまま4スレ目まで来てたんだなw
820名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 22:07:04 ID:S5xWmuJ8
>>806-810
サンクス
まあ並行して他にもいろいろ書いてるので、投下はずっとあとになりそうですが
つか削れとか投下すんなとか言われないとか、このスレはどこまで寛大なんだw

>>811
そういうのって配役決めるのが最高に楽しいよな
そういえば以前、デスノートの最後の倉庫のとこのパロ考えたことある
(月=ゲルト、リューク=クリス、ニア=エーリカ、魅上=ペリーヌ……)
821名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 22:16:44 ID:FM/D7eTs
>>820
新世界の姉になるゲルトさんですね。


そして魅上ペリ想像して早速フイタ
822名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 22:22:15 ID:vMmVBiun
なんか書き込めない
823名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 22:23:35 ID:vMmVBiun
ゴメン、やっと書き込めた
スレ立てられなかったから、誰か頼む

>>790
修正エーリカと百合SSのアドレスにtを入れるのを忘れずに
824名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 22:35:03 ID:phbE8YWO
風邪を治すといえば、ここに塗る風邪薬というものが。
胸部や背部に塗り広げるという代物
8251:2008/09/17(水) 22:38:00 ID:TMttNuC0
テンプレミスったリベンジで立ててきていいですか?
826名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 22:40:41 ID:xwZCijlw
>>825
お願いします
827名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 22:44:17 ID:vSlftQzI
>>825
ゆっくり立てていってね!!!
828名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 22:48:42 ID:TMttNuC0
ダメだ。
リベンジ失敗した・・・。
撃墜されてくる。
829保管庫 ◆YFbTwHJXPs :2008/09/17(水) 23:09:31 ID:8+nC+xMg
ではこの不肖保管庫管理人が人生初のスレ立てに挑戦するとしようか……。
830保管庫 ◆YFbTwHJXPs :2008/09/17(水) 23:20:16 ID:8+nC+xMg
      __ 
   ,.へ  `ヽヘ
   (__,ノ/ハメハ)〉,)
 ___゙メ(!`゚Д゚ノ゙====rァ  http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1221661041/
ヽ`m !ヘ/ヘ/ ̄

次スレが立った!!行くぞ、ハルトマン!!
831名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 23:24:17 ID:vMmVBiun
    /| __/|  >>830
   . '´  `ヽ 流石管理人さん
   !| イハXノリ 乙ダナ!
 i、 j!(! ゚、 ゚ノ
 ヾ(,__U_U
832名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 23:27:03 ID:wgucH4do
>>830
なんとスレ立てまで

乙であります!
833名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 23:33:14 ID:C61P/4WA
このアニメで男と恋愛するキャラってのはミーナ(?)ってやつだけ?
834名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 23:35:13 ID:wgucH4do
>>833
Yes

ちなみに相手は死んじゃってます
835名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 23:35:25 ID:oFkkByq7
>>830
Yes ma’am !
スレ建て乙です

>>800
>全身から魚のような生臭い匂いを発しながら、粘り気のある体液に包まれたそのウィッチはバルクホルンだった。

肝油ネタかとオモタw
836名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 23:40:43 ID:phbE8YWO
ついでに設定として、
膜が破れたらシールドが張れなくなる=引退?らしいですな
837名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 23:54:02 ID:xwZCijlw
うめ
838名無しさん@秘密の花園:2008/09/17(水) 23:55:14 ID:vMmVBiun
>>837
埋めって、番号進んでも埋まらないぞw
AA小ネタとか、百合シチュの議論とかで埋めていけばいいんじゃないかな?
それにあと、2本くらいは投下できると思うし
839名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 00:02:59 ID:mN7vhHfZ
リーネ→芳佳とか、ペリーヌ→少佐とか、隊長→少佐とか、エイラ→サーニャとか、片想いブーム到来中の今日この頃。
840名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 00:03:45 ID:37cfTJPA
トゥルーデとシャーリーで小?ネタやらかしてみた。果てしなく即興。

「なあ、バルクホルン」
「トゥルーデ、でいい」
「あぁそう?んじゃあたしもシャーリーで」
「わかった。…シャーリー(ニコッ)」
「うおう!」(こいつの笑顔の破壊力すげぇ!)
「ん?なんだ?」
「…いや。早速呼ばれたなと思ってさ」
「呼ぶと決めたらその場で一度呼んで確かめてみるもの…なんじゃないのか?」■
「お前…見かけによらず乙女だよな」
「どういう意味だ」
「キスは恋人になってから、とか考えてそう」
「…?あたりまえだろ」
「うっは!さすが堅物だよ。リベリオンじゃ挨拶だぞ?」
「お前らリベリアンと一緒にするな!」
「…で?キスする相手は見つかったか?」
「んな、なんでそんな話になる!」
(お、慌ててる慌ててるっ)
「そういうお前はどうなんだ!」
「あたし?あたしの唇はもうルッキーニに捧げてるからね」
「…そこまでいってたのか…」
「もっちろん」

「でさ、トゥルーデ」
「……」
「トゥルーデ?」
「いや!すまん。ミーナとエーリカ以外にそう呼ばれたの、実は初めてだったから」
「本当にいいの?」
「…何がだ?」
「いやさ、うまく言えないんだけど、あたしをそんな特別な輪の中に入れてもらっていいのかな…って」
「…シャーリー」
「ん」
「お前とは確かに考えも性格も正反対だが、だからこそわかりあえる気がするんだ。それに…、私達は家族。そうだろ…?」
「家族、か。そうだよな。ありがとう、トゥルーデ」
「いや…」

「で、エーリカとキスはしたのか?」
「…やっぱりさっきの話は嘘だ」
「なんでだよ。ただ言うだけじゃん、ほら」
「っどーしてお前は話をそっちに持ってくんだ!」
「トゥルーデってほんとウブだよな…。年上とは思えないよ」
「お前とはやっぱり話が合わないようだ、リベリアン」
「お前が真面目すぎなんだよ、カールスラントの堅物!」
「……ふふっ」
「ははっ!」
「なんかバカらしくなってきたな」
「な!」

「規律バカにスピードバカ。バカ同士、案外相性ぴったりなんじゃないのかー?」
「…エーリ」
「カ!!」
「ほら。息もぴったり」

「あ、ちなみにトゥルーデの唇は私のだから、そこんとこよろしく」
「なんだよ、やっぱデキてんじゃん」
「な…、はああああああ!?」

というのを受信した。…長っ。
841滝川浜田 『鼓動』:2008/09/18(木) 00:06:37 ID:lTv7pSkR
じゃあ、SS(短文)投下するかね。
ルッキーニ←シャーリー。



本当は 私だけのモノにしたい

本当は ルッキーニだけのモノにされたい

まあ でも無理だよな

きっとルッキーニは

私をそんな目で見ていない

だから この感情は

一生 胸に閉まったまま

誰にも この想いを

見せる事は無いし

知られる事も無い

でも 少し怖いんだ

ルッキーニが私の胸にすり寄ってくる度

私の胸の鼓動は

有り得ないくらい

速度を増している

ああ これじゃ

私の想いが

バレるのも時間の問題だ

もし、そうなったら

ルッキーニ

君は私の想いを受け止めてくれる?



END


以上です。一応スレ埋めの為に急遽書きました。

じゃあ、爺は放送開始までおとなしく待ちます…


ってか、コレスレ埋めになってるのかな…
842名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 00:09:25 ID:HbUJxDyu
>>839
びっくりするくらい同意見。片思いいいよね。
エイラとペリとリーネで恋占いとかしてたら最高。
ミーナは最近のペリと少佐に嫉妬してるといい。
843名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 00:11:49 ID:cm+j0WU0
長編の人だけ先に移行してもらうだけで後は平常どおりだって言ってるのに
いきなり埋め短編ラッシュとかここの職人どんだけQuality高いんだよwwGJ!!
というわけでSSの無い私はただの転載


501部隊が解散になり国に帰る事になって悲しい反面、私は少し喜んでいた。
そう、久しぶりにカールスラントに帰って3人で居られる事に・・・。

バスの中で突然トゥルーデが帰ろうと言い出した、聞かなくてもわかる宮藤の為だろう。
ミーナも同意しバスを降りるがトゥルーデを思う嫉妬心からか、つい茶化してしまった。
「ふふ〜ん・・・・や、やっぱり宮藤のためなんだ〜?・・・っ」
トゥルーデは顔を赤くして反論するが、その表情と言葉が私にはとても辛かった。
いつもの様に笑顔を作り明るく振舞いながら、私は溢れる涙を堪えていた。
戦場で背中合わせの私になど顔を向ける事はないんだと気づいてしまった――
 ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   O。
     _/´  _,_   `丶、
   /   ^^  _____   \
   ( ,,,r-=ニ@,ニ,,__ ヾ,,   )
   `ト,-=7 ̄ ̄  `>ェ=´
    Y´ィェ,ャr-=≠ミ| |.|
    />イ!::リ`  !::リハ:::リ
   ハ;;;;∧  、_   イ:::'' <トゥルーデのばか・・・
   \;;;;ミ;゙>,,、, ィヾ!/
     `ヾ,〉ヾ∧ノ`i
       ノ;;;//;;;;イ;;|


本スレも捨てたもんじゃないな……と思った。妄想ネタは長いから転載自重してたけどこれだけは張らせてくれ。
最後の一文巧すぎる。
844名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 00:27:13 ID:tSVM+gUC
>>842
ある昼下がり
トントン
ドアをノックする。

ハイ

ドアの奥から、返事が聞こえる。よく聞くとボソボソと話声が(…ニャ……寝…フリ……)
「エイラさん、私です」

ナンダ、リーネか〜ハイッテイイゾ〜
私は承諾を貰って、ドアを開ける。
部屋にはエイラさんの他にサーニャちゃんが居て
サーニャちゃんは静かに寝息を立てている。
エイラさんは多少不機嫌そうに目を擦る。

「エイラさん、実はお願いがあるんです」
「ナンダ?」
「あの、エイラさん…わたしの事…占って貰っていいですか?」
「イイケドヨ〜」
(ッタク……クウキヨメヨ)よく聞き取れなかったけど、エイラさんがボソッと呟いた


「で? ナニヲ占うんダ?」
エイラさんが机の上にカードを扇状に広げる。
「その……自分の……気持ちが分からないんです」
「ハァ〜?」
(……ドウセ、ミヤフジとのコトダロ……)またも聞き取れなかったけど、エイラさんがボヤいた。
「何だか分からないんですけど、芳佳ちゃんの事を想うと……胸がドキドキして」

ダメだ、ここまで書いたけど続きがよく分からない
845名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 00:39:05 ID:Xe/TCLMF
お、宮藤か、体の調子はどうだ? なに? キスしたい相手だと? またお前は
不埒なことに現を抜かしているな。なんなら私が鍛えなおしてやっても……、なに?
宮藤……、お前は私を馬鹿にしているのか? たしかに私は戦いにすべてを賭けて
いるがな、なにも女であることを捨てたわけではないぞ。好きあいは戦に勝れり、と
言うではないか。恋愛も戦争のひとつだ。……聞いたことがないだと? はっはっは!
それはそうだ。私がいま考えたのだからな。だがな宮藤、恋とは人を変えるものだ。
お前も好意を覚えた者がいたら少しだけちがう角度で見てみるといい。良いところも
悪いところも含めて、よりいっそうその者を好きになれるだろうからな。


あら、宮藤さん。え? な、きき、キスですって……? そ、そりゃあもちろん、
少佐に決まってますわ。ええ、もちろん、わたくしの唇はずっと前から少佐だけに
捧げるものと心に決めてありますからね。まあ、失礼な! わたくしが本気を出せば
少佐とてイチコロですのよ。そのときはあなたも祝福してくださって構いませんわよ。
……ちょっと、なにをぶつぶつおっしゃってるの? はっきり言いなさいな!
え、少佐はとっくに気づいておられるですって? そ、そそ、そんなことは
ありえませんわ! わたくしのこの気持ちは秘めたる想いですもの。
想い人には面と向かって言葉を告げるときまで隠しとおすのが乙女というものでしてよ。
と、当然ですわよ! べ、べつにあなたに言われなくても、その……ありがと。


ダメだ、眠い…
846名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 00:39:12 ID:tSVM+gUC
>>842
3人で乙女〜な会話してる図とか想像すると凄い微笑ましいですね
リーネとペリーヌの間で共同戦線が組まれるわけですね!
エイラは何だかんだでリーネとペリーヌを応援に一生懸命になって

それで構って貰えないサーニャがスネて、エイラの部屋にはあまりこなくなって……

そんな展開になると思うんだ!
847名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 00:43:38 ID:lTv7pSkR
ペリーヌで妄想しようとしても、結局陰からもっさんをストーキングする図しか浮かばないんですよ
でも悲恋物(片思いとか)書こうとすると何故かリーネメインになっちゃうんですよ
848名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 01:11:22 ID:dbjMW8F9
>>842
今度、飲みに行きましょうぜ。

だけど、片想い好きでも悲恋なシチュは苦手だったりする。
ペリーヌとかエイラみたいな不器用キャラが回りの皆に応援してもらって、
皆に見守られながら、勇気を出して告白して報われる、みたいな話が好きかな。
849名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 01:16:20 ID:t9DX82gk
このスレがこんなすごいスレになるなんて1の時には、
思わなかったなぁ。で、こんな時にしか言えない。
シャーリートゥルーデの、水と油コンビが好きだなんてっ。
850名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 01:30:54 ID:cm+j0WU0
>>849
ナカーマ発見

SSは未だ数本しかないけどシャルーデの絶妙な距離感は他のカップリングには出せない空気があると思うんだ……。
本当はもっといろんなこと知りたい。お互いのことを知り合いたい……
でもそれは無粋だし、急に真面目になっても変だから今まで通り軽口叩き合う程度の関係。
そんな感じ。

何かの拍子にどっちかが自分の故郷の昔話でも始めれば、
案外いいところまで行けるのかもしれない。

と思っているのは私だけではないと思いたい。
で、ルッキーニとミーナ涙目。これがまたネックなわけだが……
851名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 01:42:58 ID:cm+j0WU0
連投ですまないがこれは張らざるを得ないと思った転載

ttp://www5.atpages.jp/strikewitches/b/src/1221627682516.jpg

サーニャイラきたああああああああああああああぁぁぁあああぁあぁぁぁぁぁあああ
852名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 01:44:07 ID:sk+BTlu+
シャルーデww!!
二人にはいつまでも軽い悪態つきながらゆでじゃがを貪り喰っててほしい。
853名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 01:47:23 ID:lTv7pSkR
「なあリベリオン」
「ん?なんだ」
「なんでお前の部屋にはこんなにアルバムが沢山あるんだ」
「ハハハ、そりゃ愚問だよ。これはルッキーニ専用アルバムだ」
「ルッキーニ…専用アルバム?」
「そ。あらゆるルッキーニがここに詰まっているんだ」
「そうか…」
「見てみ、このルッキーニの寝顔最高に可愛くないか?このあとチューして怒られたんだけど」
「…」
「でもやっぱりルッキーニは笑顔が最高だね!この笑顔で『シャーリー♪』だなんて微笑みかけられたら私、死んじゃうって!
でもルッキーニはそこを自覚してないんだよね。でもそこがまた可愛いんだけどさ!」
「……………………」




俺は深夜に何を書いてるんだ……

だが、シャッキーニは正義なのだよ!
シャーリーはルッキーニ自慢をトゥルーデにして欲しいと思ってるのは多分俺だけ
854名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 02:03:04 ID:t9DX82gk
>>849
うわーん、ありがとう。うれしい! こそっと勇気を出して言って
みてよかった。シャーリーの初対面から壁を崩してく感じと、トゥ
ルーデの生真面目さがね。言い感じだと思うんよ。
トゥルーデが寄っかかる先が、カールスラント組の過去を話でしか
知れない、シャーリーってのはなんか切なくて良いなぁと。
>>852
7話のジャガイモ会話は良かった。でもあれぐらいなんだよなぁ。
>>853
ありがとうございます。会話してくれるだけで嬉しい。
で、妹自慢がエスカレートとかなんかな?
855名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 02:14:25 ID:sk+BTlu+
隊長が「好きにしていいわよ」と少佐にお尻を突き出してきたりするSSがそろそろ読みたいです><・・・
856名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 03:14:29 ID:PeDuIJcz
もうすぐ容量オーバーか。
前スレの教訓を生かし、ssの改行少なめで書いてたのに
無駄な努力だったな。
857名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 03:21:28 ID:k168e1Nt
900行く前に容量オーバーかよw
どんだけ
858名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 03:56:50 ID:88IxLx1A
梅梅
859名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 06:34:29 ID:mGe080pq
うめー
860名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 07:13:17 ID:37cfTJPA
ミーナ分が足りません

ミートゥルはまだか!



861名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 07:18:23 ID:tJ0rOBgs
うめ
862名無しさん@秘密の花園:2008/09/18(木) 07:45:33 ID:+5FlmRUz
               //  / /  // j   /  /\  rヾ、     ヾ;::ヾ;:::::::
             /   / /  //  j  /  /   \、 { ヘ\    ヾ;:ヾ::::
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  i                /     人              i `ヘ \',
.  i         ,<      /  \          __ニニ}  ヘ  .ヘ
   i       ,イ_  `ヽ、__/     \__ -‐─  ̄      i  ヘ   ヘ
    i     / ├-`、..._\             /        i     ヘ
.   i   /   l    ヾ、三三三二=───/─,==─=コ      ヘ
    i  /     .l       ヾ二二二二二二ニフ´´        ト.、     〉
    i ./     |        ヾニニ二二ニ/            i:::ヽ   /
    {      |         ゙ヾニニニイ              V:::ヘ  /
    {      l              `、フ'´Y                ト、:::::V
     `\     l            {   }              V.V:::ヘ
       `ヽ、 .l            V  ハ                  V ヾ::::\
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863名無しさん@秘密の花園
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