ストライクウィッチーズでレズ百合萌えpart3

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1名無しさん@秘密の花園
守りたいから私は飛ぶ!!パンツじゃないから恥ずかしくないもん!

●スタッフ
監督・アニメキャラデザイン:高村和宏     キャラクターデザイン原案:島田フミカネ
シリーズ構成:ストライカーユニット        助監督:八谷賢一
世界観設定・軍事考証:鈴木貴昭        メカデザイン・メカ総作監:寺尾洋之
キャラクター総作監:山川宏治・平田雄三   美術監督:小倉宏昌(小倉工房)
美術設定:松本浩樹(スタジオイースター)    カラーデザイン:甲斐けいこ・池田ひとみ
3D監督:下山博嗣                  撮影監督:江間常高
編集:三嶋章紀                   音響監督:吉田知弘
音響制作:楽音舎                  音楽:長岡成貢
音楽制作:コロムビアミュージックエンタテインメント
アニメーション制作:GONZO
原作:島田フミカネ&Projekt Kagonish(プロイエクト カーゴニッシュ)

●キャスト
宮藤芳佳(みやふじ よしか):福圓美里     坂本美緒(さかもと みお):千葉紗子
ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ:田中理恵   リネット・ビショップ:名塚佳織
ペリーヌ・クロステルマン:沢城みゆき      エリーカ・ハルトマン:野川さくら
ゲルトルート・バルクホルン:園崎未恵     フランチェスカ・ルッキーニ:斎藤千和
シャーロット・E・イェーガー:小清水亜美    エイラ・イルマタル・ユーティライネン:仲井絵里香
サーニャ・V・リトヴャク:門脇舞以

●放送局
福井テレビ:07/03(木) 25:20〜    テレ玉:07/03(木) 25:30〜
奈良テレビ:07/03(木) 25:30〜    チバテレビ:07/03(木) 26:30〜
KBS京都:07/04(金) 26:00〜     信越放送:07/04(金) 27:00〜
岐阜放送:07/05(土) 25:00〜     テレビ神奈川:07/05(土) 27:30〜
群馬テレビ:07/06(日) 25:30〜    サンテレビ:07/07(月) 26:10〜
東京MXテレビ:07/07(月) 27:00〜  三重テレビ:07/07(月) 27:00〜
TVQ九州放送:07/09(水) 27:38〜  熊本放送:07/14(月) 26:25〜
BS日テレ:07/28(月) 27:30〜

●関連サイト
公式サイト:http://s-witch.cute.or.jp/
まとめwiki:http://www37.atwiki.jp/strike_witches/
人物呼称表:http://www37.atwiki.jp/strike_witches/pages/50.html
百合SSまとめサイト:ttp://lilystrikewitches.web.fc2.com/

●前スレ
ストライクウィッチーズでレズ百合萌えpart2
http://babiru.bbspink.com/lesbian/
2名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 02:21:59 ID:hgauWdL5
3名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 02:24:25 ID:JZVL9Bth
アニメ板でやってくんない?
4名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 02:30:33 ID:wmw8e4Wx
「クリス、入るぞ」
 と、ドアをノックする音とともに、ちょっとぶっきらぼうなおねえちゃんの声。
「うん!」
 と私が答えると、おねえちゃんが私のいる病室に入ってきた。
「実は今日はクリスに紹介したい人を連れてきたんだ。
 おねえちゃんと同じ部隊で、妹みたいに可愛がってる人なんだけど」
「ふぅん」
 おねえちゃんの妹は私一人だけなのに……。
「じゃあ宮藤、入ってくれ」
「はいっ」
 病室にその人が入ってくる。
「宮藤芳佳です。バルクホルンさんにはいつもとってもお世話になってます。
 よろしくね、クリスちゃん」
 その人はぺこりと可愛らしいおじぎをした。

 ――その時、私の胸のなかでなにか弾けた。

「あ、あのっ! 今日から私のおねえちゃんになってください……!」
 次の瞬間、私は手を差し出してそう言っていた。


という電波をついさっき受信した
>>1
5名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 02:34:46 ID:FbY70DXT
中佐「はい、あーん」
少佐「うん、うまいぞ。あっはっはっはっ!」

こんな感じのをお願いします
6名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 02:40:49 ID:BonKGwtW
>>1乙です!

っていきなり飛ばしてるなーw
7名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 02:42:18 ID:LMPmd5tW
もともとはリネ芳派なのに、ルキシャリやゲルミーナにも傾いてきた俺はどうすればいい
8名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 02:47:45 ID:hB19QmvY
>>1乙状態

半月1スレとかスゴい加速だなw

ハッ、もしやルッキーニ?!
9名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 02:56:04 ID:bswz6Ow8
エーリカです・・・前スレに引き続き>>1の私の名前がエリーカになってます・・・
10名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 02:57:37 ID:XgRaEkG6
1スレ3年4年モノがデフォな百合板でこの音速は誇れる
ほんと久々に妄想を書き立てられる良百合
11名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 03:01:33 ID:d2mQu+pJ
>>前990
なんでjpgなのにbmpなんだろうかと思った
12名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 03:06:49 ID:yIiz0aUH

またSS考えねば(^^)
13名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 03:25:27 ID:Au6pGNrI
サーニャとエイラの中身入れ替えきぼん
14滝川浜田 『アゲハ』:2008/08/30(土) 04:36:40 ID:LMPmd5tW
新スレ設立記念! SSにも満たない駄文を投下いたします。
一応、美緒<-芳佳<-リーネです。



貴女に愛されたい そう願ってしまった

私のこの想いを伝えるのは

空を舞うアゲハ蝶を捕まえるより

難しくて

―――アゲハ―――

「リーネちゃん」

貴女に名前を呼ばれる度に胸が苦しくなる

でもその瞬間だけは 永遠にも思える

貴女に 好きだと伝える事が出来れば

どれほど楽になるのだろう

でも貴女は私とは違う誰かを見ている

それは 私が貴女に抱いている想いと

同じ想い

分かっていた

私にはもう貴女を独占出来る余地など

無い事は

それでも私は 貴女の事が好き

無理だと分かっていても

私はいつか貴女に この想いを伝える

今はまだ未熟な蛹だけど

貴女に想いを伝える頃には

きっと立派な 蝶になってみせるから

それまで 待っていて欲しい

大好きだよ 芳佳ちゃん


END
以上です。内容?そんなのありません…。朝方また失礼いたしました。
では、爺は寝ます…。
15名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 05:23:43 ID:J4xgnWaJ
>>14 GJ!甘酸っぱいwww

流れを一切合財読まずに前スレで後押しされた
このきもちはなんーだろー♪な隊長とあまり男前ではない少佐シリアス風味ss投下we0UV5E+
時間軸としては8話で歌う前→過去話→8話最後 みたいな。
ちくしょう雷め!近いんだよ!真っ暗じゃないと眠れないんだよ!
でもペリーヌだと思うとちょっと愛しさが込み上げry
あと珍しく長いです。すみません。

ついでにあまり救いのない話なので誰かマジで>>5な感じのをお願いしますw




私が自覚をもったのはいつだったろうか。
ひどく苦しく、とても甘美な、この想いを。
そんなことを思いながら、赤いドレスに着替える。
最後に、重い金属の感触を確かにその手に確かめながら――


 ○In knowing nothing is the sweetest life○


――坂本美緒少佐がこの基地に就任してきて半年が経った。

『この基地に新しく配属された坂本美緒だ。よろしく頼む』

第一印象は、前もってもらっていた資料に書いてあった通称そのまま
まさにサムライといった感じだった。
凛とした佇まい。
礼儀正しい振舞い。
どこをとってもそれは正に私たち欧米の人間の思い描くような゛サムライ゛そのもの。
自分の信じた道はとことん突き進み、
あっはっは!と清々しいくらい快活に笑うかと思えば
他人にも自分にも厳しく律するその姿勢は女の私でも惚れ惚れするほどで、
その強い眼差しに見つめられると時折高く脈打つ心臓を、
けれどこれは単に憧れからくるものだと言い聞かせていた。

恋なんてしていない。
私はもう大切な誰かをつくらない。
――あの日から、強く心に決めた誓いを、そう易々と折られるわけにはいかない

…のに
私は、どうしてしまったんだろうか。
忘れようとした。
でもどうしても忘れられなかった。
あの人を。あの想いを。
重い心を吐き出して泣いた夜があった。
膝を抱えて寂しい期待を堪えた夜があった。
どれもすっぱり吹っ切れるには不十分で、
支えきれなくなりそうな重い身体を無理矢理一日一回ベッドに沈め部隊長を努めた。
時間はけれど確実に流れるし、
そんな時間の経過は私に心の傷を僅かでも癒すだけの隙を与えてくれた。

もう大丈夫。
そう思っていた矢先のことだった。
16名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 05:23:44 ID:wmw8e4Wx
>>7
すべてを愛せ

>>14
いきなりGJ!片思いっ娘って最高にいいよな
つかあんた一体どんな生活してんだw
17名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 05:25:40 ID:J4xgnWaJ
ある夜に彼女が部屋に訪れたことがあった。
私蔵のビールで飲み交わしながらふと発せられた彼女の一言に
私は怪訝な顔しか返せなかった。

『もし、――もしも、ウィッチーズの敵が人間だったなら、
 私たちはどうしていたかな』

考えたこともなかった。

『私とミーナ中佐も戦っていたかもしれない。
  空を舞い、銃を構えて、標的は――、』

親指と人差し指を立てて銃を模し、その銃口を私に向ける。

『――私?』
『あるいは』

今度は自分の米神に突き立てバン、と撃った振りをする。
あまり杯を進めていないようだったけれど、酒に弱い方なのかもしれない。
酔っているのかと、思った。
18名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 05:26:16 ID:J4xgnWaJ
『そんなのは、』
『私たちの敵はネウロイ。それはわかってるんだが、どうもな…
 …ここにいるのは失うことのつらさが泣きたいくらいに解ってる者たちばかりだ
 もう何もなくさないように、皆勇猛果敢に敵に挑んで行く
 しかしもしもその敵が人間だったなら。
 私たちは、その引き金を迷うこと無く引けるだろうか』
『…えらく物騒なことを考えるのね』
『私もそう思う』

ひどく泣きそうな顔でそう笑う漆黒の眼をしたその人は、
いつもの軍人としとの凛々しさはなく、ただのちっぽけな人間だった。
恐らく私の過去のことをきいたんだろう。
何となく、そんな気がした。
彼女は知っている。
いつかなくなる命があることを。
失うときがいつか来ることを。
ずっと前から受け止めていたんだろう。
私は受けとめられているだろうか?

――やっぱり酔っているのね、私も、少佐も。
酒の肴にするには苦すぎる話題だった。

『…坂本少佐、もうそろそろ寝ましょうか』
『―――美緒でいい』
『え?』
『年も離れているわけじゃなし、ぁあ…いや、階級は違うか…
 しかし何となく堅苦しくて、息が詰まりそうだ。
 貴女とは親しくなれそうだし、名前で呼んでくれないか』
『…ミーナ』
『ん?』
『それなら私も、ミーナと』

ベッドに横に並んで飲んでいた美緒を残して立ち上がり手を差しのべる。

『部屋まで送りましょうか、美緒?』
『いや、いい。別に酔ってはいないよ、ミーナ』

そうは言いつつ僅か笑いながら手をとるその優しげな顔に、
私はやはり感じた胸の鼓動に知らぬ振りを決め込んだ。



   ◇
19名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 05:27:49 ID:J4xgnWaJ
   ◇

愛は理屈じゃない
論より証拠
想いに嘘を吐けそうになかった

じわじわと私を染め抜く貴女が占める心の割合に
気づくのが遅すぎた。

守らせて
戦わないで
もう失わせないで
想いがあふれて吐きそうになる。
気をぬくと今にも決壊寸前の涙のダムは水圧にやられてしまいそう。
来るかもしれない最悪の未来を想って目を閉じる。

不毛なことと人は笑うでしょうか。
世界中の誰が笑ったって私は失うことがどうしようもなくこわいのです。
上手く言葉はでてこないし、
何をしたところで貴女をとめることなどきっと出来ようはずもないことは、
きっと私も頭の片隅で理解しているはずなのに



――私は、いま
あなたに銃を突きつける


もう、だれも、わたしのまえからきえないで。


if... continued on episode 08-09,

相も変わらずわっかりにくい文章つらつら書き流しております、
読んでくださいましたらありがとうございました。
当たり前に笑いかけてくれてた笑顔が
もうみれないんだと自覚した時が1番泣きそうになる
それでもどれだけ長くたって時間の経過が受け止められる状態をつくるんだから人間って不思議だ
そんな感じで本編のあらゆるこわいフラグがべっきべき折られますように…

まぁssに関しちゃ全部
妄 想 だ け ど な !
もっさんのあの強さには裏があるような気がして仕方ないと
こんなほとんど明け方ににやにやしながら1人考えていたわけです。
なんという不振人物。

それはそうとスレ立てお疲れさまです!
20名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 09:13:25 ID:JN2gV/vD
さて、ようやく9話を見たわけだが

「あなたの魔力が消えていくのを、ただ見ているだけだなんて我慢できない!
どうせ消えるのなら、いっそ私が……」

と言って房中術で少佐を責めたてて魔力を吸い取るミーナ、なんて妄想が浮かんでしまった……。
21名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 10:22:56 ID:ZSXGW/DA
このスレにはバルクよしか成分がたりない!
22名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 11:00:06 ID:5RYl/8Kf
>>20
ふしぎ遊戯思い出した
23名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 11:07:38 ID:gf1xJeg9
ちょっとゲルト→芳佳なアホssでもかいてこようかな
24名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 12:13:22 ID:xwYaOq1T
>>23
いい子にして待ってる!
25名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 12:56:36 ID:zWKl7I8r
エーリカとトゥルーデのネタSSを受信するも書いた経験もなく悶々と3時間・・・・・
26保管庫 ◆YFbTwHJXPs :2008/08/30(土) 13:20:01 ID:pzFbCURF
>>1おっぱい
新スレ百合板のスレが1クールの放送内に3スレ目とか快挙にも程がある。
本当神作品ですなあもう全くもってけしからん。もっとやってくれ。

>>14>>15GJ!!このスレSSに始まってSSに終わってる。最高だ。

さて、9話があまりにもシリアスだったのでこれはギャグ分を補給せねばなるまいと思って
補完話として無理矢理ギャグ話を挿入しようとしたら
いつの間にか全然笑いどころのない話になってしまった補完SSを投下しようと思います。

リーネ視点の芳佳×リーネで『Lier Alliance』です。例によって芳佳は科白すらありませんが。
微妙に少佐×ぺリ犬分も含みますがあくまで9話の補完なので扱いはまあ……お察しください。
27名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 13:21:23 ID:zWKl7I8r
期待してます!
28Lier Alliance ◆YFbTwHJXPs :2008/08/30(土) 13:22:39 ID:pzFbCURF
芳佳ちゃんは坂本少佐の鍛錬に付き合って毎朝早くから汗を流している。
それはとてもいい事だと思うし、朝に弱い私にはできない凄い事だと思う。
でも私が気になるのは、そのもう少し手前にある事実。

芳佳ちゃんは毎朝坂本少佐と、二人きりの時間を持っている。
芳佳ちゃんの、私が持っていないものを、坂本少佐は持っている。
その事だけが、私の心のどこかで黒い感情を生み出していた。
それが本来あってはならない感情だという事はわかっている。
もっとはっきり言うなら、嫉妬は人間の持つ最も醜い感情の一つだと思う。

ああ……それなのに私は見てしまった。

芳佳ちゃんの部屋に坂本少佐が入っていくのを────


────────


今日はペイント弾を使った模擬戦闘訓練の日だ。とは言っても、私はただの審判係なのだけど。
もうそろそろ……というにはやや早い集合時間30分前、私は芳佳ちゃんの部屋に向かっていた。
一緒の訓練の時は私がさりげなく迎えに行ってさりげなく仲の良さをアピールするのが、
私なりの精一杯のラブ・アタックだったりするわけで。
今日もいつもみたいに「一緒に行こ」って言えば、芳佳ちゃんが「うん」って応えてくれる。
それから手を繋いでハンガーまで一緒に歩く。

はずだったのに。

「し、少佐、良かったらわたくしに……」

廊下を曲がったところで、ペリーヌさんの声が聞こえてきた。芳佳ちゃんの部屋の前だ。
思わずさっと体を引いて角の壁に隠れてしまう。
ペリーヌさんが前にいる坂本少佐に話かけている。が、当の少佐はまるで聞いていない様子だ。

「……って、あら?」

そして少佐は、何の躊躇いもなしに、芳佳ちゃんの部屋に入っていった。

次の瞬間、自分の胸の中で何かがかあっと熱くなるのを感じた。

「(芳佳ちゃんの部屋に……ノックもなしに──!!)」

熱い。
胸が熱い。
心の中で燃え上がった醜い炎が私の胸を焦がして──痛い。

「(どうして──!?)」

頭の中が疑問符でいっぱいになる。なんで、どうして、いつの間に?

壁に背中を預けて隠れたまま、私はただ呆然とするしかできなかった。
29Lier Alliance ◆YFbTwHJXPs :2008/08/30(土) 13:23:18 ID:pzFbCURF

────────


ドア越しに二人の声が聞こえてくる。
内容までは聞き取れないけど、坂本少佐の豪快な笑い声だけははっきりと耳に届いた。

「(私、何してるんだろう……)」

ふと背中の壁の冷たさを感じて、煮えかかっていた頭が少しだけ冷める。
ほんの十数秒の間だった気もするし、もう何十分も経った気もする。
でも、どちらにしてもここでいつまでも盗み聞きしているわけにはいかない。
戦わなくちゃ。坂本少佐と。
私は勇気を振り絞って大きく一歩を踏み出し────ずっこけそうになった。
ペリーヌさんが扉にべったり張り付いていたからだ。

「あの……」
「うひぃ!?」

私がそっと話しかけると、ペリーヌさんは素っ頓狂な声を上げた。

「ど、どういたしましたの、リーネさん!?」

その気迫に思わずあとずさる。
あまりの慌てっぷりにどう切り出そうか考えていると、ペリーヌさんの体が突然傾いた。
芳佳ちゃんの部屋のドアが開いたので、寄りかかっていたペリーヌさんはバランスを崩して倒れたのだ。

「……ペリーヌ、リーネ。」

坂本少佐が部屋から出てきて私たちを見た。

「お前たち何やってるんだ?」
30Lier Alliance ◆YFbTwHJXPs :2008/08/30(土) 13:23:59 ID:pzFbCURF
────────


結局その場では、何故少佐が芳佳ちゃんの部屋にいたのかは訊けなかった。
ただ、芳佳ちゃんがペリーヌさんのおでこに手を当てたのを見て、ちょっと羨ましいな、とか思っちゃったり、
それからそんな些細なことにまで動揺する自分の心の狭さにちょっとげんなりしたりしていた。

「はぁ……」

ストライカーを点検しながら思わず溜息をついてしまう。
こんなことではだめ、しっかりしなきゃ!!
と、思えば思うほど、何故か自信がなくなっていく気がする。
私がしっかり捕まえていなくても、芳佳ちゃんは私のそばにいてくれる。
そんな甘えが、今の事態を招いているのだから──。

「リーネさん、ちょっとよろしくて?」

そんな私の気持ちを知ってか知らずか、ペリーヌさんが話しかけてきた。
彼女の方から話しかけてくるのは珍しい。

「はい、何でしょうか?」
「あなた、あの豆だぬ……いえ、宮藤さんのことが好きなんですの?」

どきん!と胸が鳴る。
まさか、よりによってペリーヌさんに見抜かれていたなんて!!
しかも、ほんの十数メートル先に当の芳佳ちゃんがいるというのにこんな質問をしてくるなんて。

「はっきりお答えなさい。どうなんですの?」

ペリーヌさんも一応気にしてはいるのか、声のトーンを下げて訊いてくる。
どう答えるかいろいろと考えが頭をよぎったけど、ここは堂々としていることにした。

「そうですよ。」
「ああ……やっぱり。」

ペリーヌさんはそういうと少しだけ考え込むような仕草をして、
それから唐突にぐいっと顔を寄せてきた。
何事かと思ったら、どうやらひそひそ話をするつもりらしい。

「ねえ、わたくし達、同盟を組みませんこと?」
31Lier Alliance ◆YFbTwHJXPs :2008/08/30(土) 13:25:01 ID:pzFbCURF
「はい?」
「あなたの趣味に関しては最早口出しする意味もありませんけど、
 あなたと宮藤さんがくっつくと、わたくしとしてもその、都合がいいんですの。」

ああ……そう言えば、ペリーヌさんはどういうわけか坂本少佐のことを溺愛しているのだった。
本人は隠しているつもりらしいけど、普段の態度からしてみえみえだ。

「具体的には?」
「そうね……わたくしにできる範囲で、あなたと宮藤さんがさりげなく一緒になれるよう、配慮して行動するようにしますわ。」
「その代わり、私に坂本少佐に同じ事をして欲しいって事ですか?」
「んなっ……何故それを……!?」
「どうなんですか?」
「う……ま、まあ、そういうことですわ。」

いかにもペリーヌさんらしい、安直だけど堅実な提案だと思う。
ただ、それはつまり、芳佳ちゃん自身の意思を捻じ曲げることになりかねないわけで。

私は芳佳ちゃんとどうなりたいのだろう。
決まっている。私は友達という枠を超えて、もっと、芳佳ちゃんの深いところへ──繋がってみたい。
でもそれは、あくまで私の希望に過ぎない。
今の私がもし芳佳ちゃんに告白して、恋人同士になったとして、
その時芳佳ちゃんは本当に幸せなんだろうか?
本当は一番好きだったかもしれない人を影から引き離してまで自分のものにして、
その時私は本当に────

「おーい、そこの二人、何してるんだー?行くぞー?」

私が躊躇っていると、シャーリーさんが割り込んできた。

「なんだよ、お前たちいつの間に内緒話なんかする仲になったんだ?」
「ぺたんこが仲良くするなんて珍しいじゃん。」
「べ、別に大した意味は……ていうか、ぺたんこって呼ばないで下さる!?」
「あ……」

私の答えを聞く前に、ペリーヌさんはルッキーニさんを追いかけて離陸して行ってしまった。
私の答えは────
32Lier Alliance ◆YFbTwHJXPs :2008/08/30(土) 13:25:40 ID:pzFbCURF

────────


訓練が終わってみんなで一緒にお風呂に入ろうという時、私はペリーヌさんに話しかけた。

「あの、ペリーヌさん、さっきの話ですけど……。」
「ええ、何かしら?」

「私、やっぱりやめておきます。」

「どうしてですの?」
「私は……芳佳ちゃんのことが大好きなんです。
 だから、そういう風に無理矢理仕組むようなことはしたくないって思ったんです。
 もし芳佳ちゃんが、その……坂本少佐と両想いになったとしても、
 私にはそれを邪魔するようなことはできません。
 それで芳佳ちゃんが心から幸せだって思うなら、私も心から「おめでとう」って言えるように……
 そういう風になりたいんです。」

ペリーヌさんはやや呆れたような顔をして、それから溜息をついた。

「全くもって、あなたらしい後ろ向きな意見ですこと。
 わかりましたわ。あなたにはこれ以上言っても無駄のようね。」

上着を乱暴にかごに投げ込み、私をキッと睨む。
明らかに機嫌を損ねた様子だ。
ただ、これだけは言っておかなくちゃいけない気がして、私は最後に付け加えた。

「後ろ向きじゃありませんよ。」
「え?」
「もし芳佳ちゃんに好きって言ってもらえたら、それは100%、芳佳ちゃんの気持ちということですから。」

そうだ。これは決して逃げているわけじゃない。
自分で用意した「好き」の気持ちなんて欲しくない。
私が欲しいのは、私の大好きな人から、心の底から向けてくれる「好き」なのだから。


ENDIF.
33Lier Alliance ◆YFbTwHJXPs :2008/08/30(土) 13:26:25 ID:pzFbCURF
以上です。リーネ視点が難しすぎて心の声がところどころ変な気もしますが勘弁してください。
あとペリーヌの一人称が小説版だと「私」という表記になってましたが紛らわしいので勝手に平仮名にしました。
つくづく世話の焼けるキャラだな!!

さて、エーリカの部屋を掃除するトゥルーデの続きでも書くか……。
削っても削っても掃除シーンが終わらない……!!エーリカいい加減にしろ。

>>25
初☆体☆験vのチャンスだ!!
34名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 13:40:04 ID:zWKl7I8r
>>33
励ましてくれてありがとう
短くなるっぽいけどなんかコツとかある?
35名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 13:46:13 ID:yHNNwvxH
>>34
まずは短くても書きあげて(重要)、発表すること(重要)だと思います。
あとは経験で何とかなると良いなぁ。
がんばれ〜!
36名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 13:47:52 ID:yHNNwvxH
>>28
リーネかわいいよリーネww
GJ!やっぱりヤンデリーネもいいけど、良い子のリーネもかわいいよ〜。
おっぱいおっぱいww

所でSS投下して良い?百合ではないけど空戦物を書いてみた。
37名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 13:48:41 ID:I484OUrw
投下してください
38名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 13:55:27 ID:yHNNwvxH
おk、じゃ投下します。
前スレ828の続きです(管理人さん保管をお願いしますm(_ _)m)。
作者はzgdRiItOです。


―はじまり―

(1/5)

ブリタニアは今日も晴れていた。日差しの差し込む司令室、ミーナと美緒。
「今日の訓練は…あの二人の模擬戦か…楽しみだな」
「ふふふ…そうね、機材を壊さなきゃいいんだけど」

―続・幻のWW2(空戦と百合は女の華)―

シャーリーはハンガーで機材のセッティングに余念がなかった。
さっきまで寝ていたルッキーニが梁から降りてくる。

「シャーリー何のじゅんびしてルノ?」
「おはよう!ルッキーニ。今日はバルクホルンと模擬戦なんだ!」

バルクホルンの名前を聞いてルッキーニはビクンッと固まる。まだこの間の件を忘れていないからだ。
「シャ、シャーリー、ガンバ…フシュルシュルルフルフル」

仔猫のようにルッキーニがすり寄ってくる。サラサラとした髪が太腿に触れてくすぐったい。
私はルッキーニの頭をわしわしとなでる。
「ま、この間のは前哨戦て所だしな…頑張るよ!」

その時、ハンガーにもう一人の人影が。バルクホルンだ。

「おはよう、シャーリー、ルッキーニ」
「おう、おはよう。今日はよろしくな!」
「あぁ、今日はジャガイモのようにはいかないぞ」
「それでこそ、不屈の精神こそ、カールスラントの美徳って訳か」

バルクホルンは満足そうに頷く。
「ああ、何事も諦めはしない。今回も、な」

「まったく、暑苦しいなぁ。ただの模擬戦なのに」
「そう言うシャーリーこそ早起きして整備してたんじゃないか?」

私はレンチを操る手をとめ、バルクホルンを見返す。

「う…、そういえばそうだな。はっはっはは」
「今回は負けないぞ、リベリアン」
「なんの、返り討ちだ」
39名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 13:55:58 ID:yHNNwvxH
(2/5)

基地上空、500フィート。南南西の風、風力2。雲量1、雲高無限。
絶好の模擬戦日和だ。審判員のペリーヌがルールを説明する。

「今日の模擬戦は同位戦です。基地の南北から相対して200km/hですれ違った瞬間から開始となります。何か質問はありまして?」

私たちは二人とも首を軽く振る。空は青く、優しい風に乗せて遠くからツグミの鳴き声が聞こえる。

「これはミーナ隊長からですが、く!れ!ぐ!れ!も機材を壊さないようにとのお達しですわ。お気を付けてあそばせ」
「了解!」「了解だ」

ペリーヌが手に持った旗を高く掲げる。

「それでは反航開始です!」

私はゆっくりと北へと身体を向ける。マーリンの調子は今日も絶好調。こう言っちゃんだが、負ける気がしないね。
魔導エンジンの回転数に合わせて、震動が少しずつ小さく細かくなっていく。気持ちが昂ぶってくる。ゆっくりと、目を閉じ、そして開ける。戦闘へのイニシエーションだ。

身体を傾け、風を掴んで南を向く。2000フィート先に小さな点が見える。バルクホルンだ。
私はペイント銃の安全装置を外し、2発ほど試し撃ちをする。問題無い。
エンジンに圧力を加える。ゆっくりと、エンジンが息を付かないように。私のピーキーなエンジンは急なスロットル操作をすれば簡単にフレームアウトしてしまう。だがその分、伸びは誰にも負けない。

スピードが乗ってくる、120km/h、150…180…、200。さっきまで視界の中の小さな点だったバルクホルンが、あっという間に表情が見える程になる。
「いくぞ!」「おぅ!!」

ペリーヌが旗を振り下ろす。「バルクホルン大尉対イェーガー大尉!模擬戦開始!!」

私はすれ違った瞬間に身体を地面へと向ける。スロットルも限界まで開く。重力を利用して、まずは最大戦速まで加速するのだ。マーリンが喜びに震えている。
加速しながら私は上空を注視する。加速の為とは言え、上位を譲るのは本来得策ではない。特に太陽の中を見る。…居ない?

「どこだ…?」

最大戦速まで乗った私は徐々に機体を引き揚げる。機位の変更によって風に揉まれる。しかし注意は怠らない。

「…っ!いた!」

バルクホルンは私の後方上位300フィートにつけていた。

「リベリアンの加速が良いのは認めよう、だが、私のフォッケだって捨てたものではないんだ!…いくぞ!」
40名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 13:56:29 ID:yHNNwvxH
(3/5)

バルクホルンが身体を反転し、頭から私に突っ込んでくる!この高度差はまずい!
しかし私は姿勢を変えない、バルクホルンが迫ってくるのをゆっくりと待つ。今、旋回しては速度に乗ったバルクホルンに易々と追撃されてしまうからだ。
バルクホルンもそれは分かっていて、降下しながらも身体を細かく左右にゆらし、フェイントを掛ける。

さすがカールスラント…やるなぁ。

私は頭の片隅でそんなのんきなことを考えながらタイミングを図る。まだ早い…早い…バルクホルンが銃に手をかけた!今だ!

私は上昇を中断し、身体を水平に一瞬だけ戻す。上昇するために乱れていた空気の流れが正常にもどる。
バルクホルンのペイント銃から模擬弾が発射される!だがまだ遠い!
「よし!つかんだ!」
私は思い切って身体を九十度傾け、引上げるように左旋回する。儀装がガタガタと嫌な音を立てる。
この速度で無理な旋回をすれば、たちまち高速失速するだろう。

速度に乗ったバルクホルンは急な引き起こしができず。私の右下方へ飛び去る。私に追従する様子を見せない所をみると、そのまま一撃離脱をするつもりだろう。案の定、バルクホルンは1000フィートほど私から離れると、上昇行動に移った。

「そんな一本槍な戦闘方法じゃ飽きられちゃうぜ、バルクホルン」
「そーゆー事は、私に勝ってから言って貰おう」

私は機位を水平に戻し、また上昇に移る。バルクホルンは私の遥か下方だし大丈夫。上昇しながらバルクホルンを正面に捉える様、向きを変える。
バルクホルンは上位から覆いかぶさろうとする私など関係ないように上昇を続ける。

「いくらフォッケでも過信は禁物、だよ、っと」

バルクホルンの前方上位に位置した私は身体を翻し、ヘッドオンの体勢を取る。ペイント銃の照門と照星ごしにバルクホルンを捉える。バルクホルンも銃を構ええ、発射態勢をとる!

「貰ったぁぁ!」「うおぉぉぉ!!!」
引き金に力を入れる!乾いた音と共にペイント弾が発射され、曳航弾がバルクホルンに吸い込まれる!同時にバルクホルンが発射した弾丸が私の身体の周りで唸りをあげて飛び去る!

反航が完了した瞬間に私は身体を姿勢に変え、上昇に移る。
そしてそのまま後ろを向き、バルクホルンの背中を狙う。しかしバルクホルンはヘッドオン後にまた下降に移り、下方に逃れる。

ペリーヌからの通信が入る。
「バルクホルン大尉被弾あり!軽!同じくイェーガー大尉被弾、軽!続行します!」

そうでなくっちゃな!私はますます気分が高揚してくる!視界が広がり、すべてを見渡せるような気分だ!
41名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 13:57:05 ID:yHNNwvxH
(4/5)

「カールスラント!なに逃げてやがる!怖気づいたか!!」
「はっ!これだからリベリアンは単細胞なんだよ!」
「たっ!単細胞だとぉ!!馬鹿にしやがって!いくぞぉぉ」

私は全身の血がたぎり、バルクホルンのいる方位やや上方へ身体を傾ける。マーリンが唸り、チーム随一の速度でバルクホルンに迫る!いくら下方への加速をしてもユモ製魔導エンジンだ、マーリンの敵じゃない!!

私はバルクホルンの上位後方500フィートにつける!絶好のポジションだ!

「ははは!どうしたもう終わりかぁ!」

準星にバルクホルンを捉える、この速度差、この距離では外しっこない。人差指に力を込めると同時に曳航弾がバルクホルンに向かって迫る!
その時、インカムから不敵な笑いが聞こえてきた。

「ふふふっ、…フォッケの素晴らしさはな!速度の格闘性の両方に秀でた所なんだよ!!」

そう言うとバルクホルンは身体をユニットが軋むほど引き上げ、易々と弾幕から逃れる!そのまま身体を傾け、回転を始める!

「くそっ!バレルロールだとっ!!」

このままじゃ後ろを取られる!私は身体を捻り、バルクホルンの射線から逃れる!このまま負けられるかぁ!!!

― ― ―

司令室。ミーナ隊長と美緒が二人の戦闘を見ている。
「いい勝負だな。シャーリーも思ったよりやる」
「そうね、これなら主力も任せられるかも知れないわね」

「しかし、なんだか昔の私たちを見るようだ」
「ふふふっ、全くね」

― ― ―
42名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 13:57:36 ID:yHNNwvxH
(5/5)

その日の夕刻。模擬戦はとうに終わって、私たちは一日の疲れを風呂で落としているはずだった。はずだったんだけど…。

私とバルクホルンは整備長に呼び出されていた。
ティアドロップ型のメガネをかけた、初老の紳士と言っても良い年齢の整備長のこめかみには血管が浮かんでいた。

「あのなぁ、姉ちゃんがた。俺たちはなぁミーナ隊長から必要以上に接触するなって言われてるんだ…わかるな」
「はいっ!」「わっ!」
「だが今回ばかりは言わせてもらうぜ…」

整備長の視線が刃よりも鋭く光る。

「ばっかやろぅ!!!どこに模擬戦でストライカーここまでぶっ壊してくる奴がいるんだぁ!!」

整備兵が作業中のハンガー内に怒号が響く。
ストライカーは模擬戦のあまりの激しさにカウルは吹き飛び、構造材の到る所にひびが入ってしまったのだ。
ネウロイ相手でもこんなにボロボロになる事はそうは無かった。

ルッキーニはとうの昔に逃げた。ペリーヌと一緒に。

「おめぇ、明日ネウロイが来たらどうすんだ!俺たちゃ、せんでも良い仕事で徹夜じゃねぇか!」

「はっ!申し訳ありませんでした!」
バルクホルンは踵を揃えて謝る。カールスラントは本当によく訓練されているなぁ。

「おう!そっちのおっぱいのでけぇ方はどうしたぁ!」
「なっ!もっ!申し訳ありませんでしたぁ!」

整備長は満足そうに頷くと、手を下向きに振る。
「まぁ、元気があるのは悪いことじゃねぇ。次からは気を付けてくれ、この話はしめぇだ」

「「はっ!失礼します!!」」

そう言うが早いが私とバルクホルンは逃げるようにハンガーを後にする。
「なぁ、バルクホルン。やりすぎたかなぁ」
「私としたことが熱くなりすぎたかもしれん」
「実は私もだ…」

「風呂、行くか…」
「あぁ…」

しかし、この時の二人は知らなかった。
風呂上がり後にはミーナ隊長からも正式に、そしてこってりと絞られることになるとは。

―おわり―
43名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 13:59:37 ID:yHNNwvxH
おわりです。最後の整備長はパトレイバーのおやっさんのイメージでお願いしますww
こんなかんじね。
ttp://www.production-ig.co.jp/contents/works_sp/images/minipatopsp/sakaki.jpg
44名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 14:24:07 ID:T+dvGLDf
ニコにあるパトレイバーMADの少佐サングラスVer.を思い出して吹いたじゃねーか
45名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 14:33:25 ID:gf1xJeg9
超特急で書き上げたゲルト→芳佳?な駄文を投下してみる。
とにかくトゥルーデが壊れてます。
ベタなネタのうえに文才が乏しいが許してくれ…
46Call you:2008/08/30(土) 14:35:26 ID:gf1xJeg9
Call you



食堂にはもうみんなそろっていた。

カウンターに食事を取りに行くと、そこには私の後輩…いや、い…いも…妹の芳佳がいた。

「おはようございます、バルクホルンさん」
あぁ…芳佳が、…芳佳が私に挨拶を…(至福)
そ、そうだった。ここは、おはよう、宮藤。とにっこり笑って返事をするべきところだ!
がんばれ自分!
「…あ、ああ。しんじ…じゃない。えっと…
あー、んー…み…」

なぜ出来ないんだ私!

「バルクホルンさん?」
「…いや。お、おは…よう、みやふ…」
「え?」
芳佳が私の顔を覗きこむ。かわいい…。
「う!な、なんでもない!気にしないでくれ!!!」

(どうしちゃったんだろバルクホルンさん…
ちゃんとは聞こえなかったけど、おはよう、って言ってくれていた気がする)

「はぁ…」
自己嫌悪になりながら席についた。
「あれ?トゥルーデ、顔が赤いぞ?」
「‥ハルトマン。気にするな…いつものことだ」
(いつものことって…おい…)

ひととおり食事を済ませた後。

ミーナが私の部屋へやってきて一言。
「トゥルーデって、ほんと照れ屋さんよねv」
「な‥‥、ミーナ!」
「“みやふじ”くらい言えなさいよ」
完璧お姉さん目線。まさかこいつに見られていたとは。
「たった四文字でしょ?」
「その四文字が…どれだけ…」
「はぁ〜、あなたって…」
やれやれといった顔をしながら、ミーナは出ていった。

「なんなんだあいつ…」
いや、むしろ私の方がなんなんだ?
名前ひとつ呼ぶのにこんなに苦労して…
まるで思春期の男子みたいじゃないか!
‥‥そもそも男の考えていることなど知らんが。

いいか、ゲルトルート。
みやふじ。みやふじだ。
何もいきなり芳佳と呼ぶわけじゃない。
みやふじ、だ。かんたん。簡単だぞ!
47Call you:2008/08/30(土) 14:40:10 ID:gf1xJeg9


ちょっと部屋から出よう。ここにいても悶々するだけだ。

ガチャ――ドアを開けた瞬間―、
(よ……芳佳っ!!)
目の前にたった今まで考えていた妹(仮)の姿が!

「あ、バルクホルンさん。こんにちは〜」
なんて人当たりのいい子なんだ…!
――なんてことを思っている場合じゃない。
ここは『こんにちは、宮藤』と言う場面だ。
がんばれトゥルーデ!いけいけトゥルーデ!

「こ…こんちには、…み…みや…みやふじ…」

噛 ん だ っ ! (恥)

「…え?」

な…なんだコンチニハって!絶対変な奴って思われた!
「あはっ」
芳佳の唇から笑いのような息が漏れた。
「あはははははっ!ばっバルクホルンさん!
こんちにはって!」
「頼む…忘れろ…」
「ムリですっ…」
「頼むから!」
「ダメですよ」
「なぜだ!」
「だって、照れ屋のバルクホルンさんが初めて私の名前呼んでくれたんだもん」「……え」
一瞬状況が判断できなかった。
な、なんだって?
「お、お前、」
「もう呼んでくれないんですか?」
「な…」
ああ、暑い!なんかここ暑くないか!?
「かわいい。バルクホルンさん」
「――はぁっ!?だれが!わ、私は寝る!」

なんだこれ…。完全に芳佳のペースじゃないか。
姉失格にも程がある。

言ってから気づいたが、今は明らかに寝る時間ではない。

48Call you:2008/08/30(土) 14:43:13 ID:gf1xJeg9


顔を真っ赤にしながら歩いていると…
げ。ミーナだ。
「あら?トゥルーデ、うまくいったの?」
私を見てうれっしそーに笑っている。
「う‥‥うるさいバカ!」
「バカって…同郷といえども私は上官よ?」
「うるさい!私は寝るんだ!」
そう言い放ってスタスタ歩いた。
夢中で歩いた。

「そっちは貴女の部屋じゃないでしょ〜?」
最悪だ。最悪すぎる。
反対方向に歩いていた…。
仕方なく踵を返した。
「まったく。かわいいわね、トゥルーデは」
「ふん、なにが!!」
怒り飛ばして、部屋へと早歩き。

私という奴は…。どれだけダメ人間なんだ。

こんちには
こんちには
こんちには

頭の中で、さっきの失態と恥ずかしさが何度もリフレインする。
…あの後、芳佳何て言ってたっけ…

(照れ屋のバルクホルンさんが初めて私の名前呼んでくれたんだもん)

ドッキーン!
思い出した途端心臓が跳ねた。

そうだ。私は宮藤と呼ぶことができたんだ。
やったんだ、私は。

私の心は、満足感でいっぱいになっていた。


49名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 14:45:40 ID:85vi9gUO
>>14,>>15,>>28
GJ!!!激しくGJ!!!みんなGJ!!!
妄想だけど本編に沿っとる!!!みんななんなの!?なんでこんな凄いの!?
>>14,>>28
片思いリーネってシチュが好きだったからまさか連続で読めるとは!!
有り難う!!!
>>15
ミーナが少佐の過去とかガチだろJK!!!
GJすぐる!!そしてやっぱサムライな少佐格好良すぎ!!
ミーナが惚れるのも無理はない!!!
50Call you:2008/08/30(土) 14:46:59 ID:gf1xJeg9


そして、こちらは…
「ねぇねぇリーネちゃん聞いて!」
「どうしたの?芳佳ちゃん」
「あのね、バルクホルンさんが初めて私の名前呼んでくれたんだよ!」
「えっ!バルクホルン大尉に!?」
「うん!もう、なんかうれしくって。
すっごいかわいいんだよあの人!」
(わあ…芳佳ちゃんがいつになく興奮してる…
大尉、どんな呼び方したんだろ…)
「真っ赤になって照れちゃって。挙げ句の果てにこんちには、だよリーネちゃん!」
「うん…?」
(なんのことかしら…)
「あぁ〜v」
「よっぽどうれしかったんだね、芳佳ちゃん」
「うんvおかげでバルクホルンさんの胸に一歩近づけたよ!」
(え…?今の、どういう意味…?)


トゥルーデは、次芳佳に会うときのため挨拶の練習をし、
芳佳は、ゲルトの美乳に触れる作戦をたてるのであった……。


Fin...

以上っす。わけわからん内容ですが、暇潰しにでも読んでいただけれたなら幸いです…
51名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 14:54:07 ID:niqMzEmW
お前ら新スレから飛ばしすぎだろw
こんなペースで書くとは化け物か
みんな激しくGJ
52名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 15:00:57 ID:pzFbCURF
休日だからって昼間から投下多すぎwwGJ!!
>>43
このトゥルーデvsシャーリーシリーズ私大好きだ!!これ読むだけで一日幸せになる。
あとおやっさん吹いた。
>>50
仕上げまで3時間ちょっととか早すぎるだろ……遅筆な私にはできない芸当だ。しかもQuality高い!!
"こんちには"はさしずめ"Lehho"といったところだろうか。

>>34
一人称限定だけど、そのキャラになりきって書くことかな。
3期放送中の某ルイズの一人芝居のごとく、部屋中をそれはもう激しく転がりながら勢いで喋らせまくるのが私のスタイル。
おかげで三人称視点の文章が書けません。まるで参考にならないアドバイスだな……。
53名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 15:06:41 ID:J4xgnWaJ
>>38 こういうの大好きだ!GJ!
シャーリーとゲルトは良い友人関係築いてそうだ

>>50
胸 か w w w w
54滝川浜田 『リーネVSバルクホルン』:2008/08/30(土) 15:28:11 ID:LMPmd5tW
この流れに乗ってバカSS投下。
トゥルーデ→芳佳←リーネです。





いつもの静かな朝。一日は朝ご飯から始まる。

「芳佳ちゃん、あーん♪」
「宮藤、口を開けろ。私が食べさせてやる」
「…え、えーと…」

私の隣に座るリーネちゃんとバルクホルンさんが間に私を挟んで火花を散らしている。

「…バルクホルンさん、芳佳ちゃんには私がいますから」
「いやいや、宮藤には私が必要だろう。なあ、宮藤」
「あの…いや、私一人で食べられますから…」

すると、リーネちゃんは椅子から立ち上がって。

「ダメですっ!芳佳ちゃんにあーんするのは、私なんですっ!」

それに負けじとバルクホルンさんも椅子から立ち上がった。

「妹の世話を焼くのは姉の務めだ!妹にあーんするのは私の夢だ!」


……妹……?

「芳佳ちゃんはバルクホルンさんの妹じゃありません!芳佳ちゃんは私の大親友で、私の将来のお嫁さんなんです!」

…ちょ…リーネちゃん……?

「そうか…そんなに宮藤と結婚したいなら…姉の私を倒してからにするんだな!」
「…分かりました…!」

55滝川浜田 『リーネVSバルクホルン』:2008/08/30(土) 15:30:55 ID:LMPmd5tW
ガチャッ

ちょっ…リーネちゃんっ…なんでここにボーイズMk.I対装甲ライフルを持ってきてるの!?

「…良い覚悟だ」

バルクホルンさんもニヤニヤしながらMG42をリーネちゃんに向けないで!

これはマズい…!

「ちょっと、二人とも止めて!」
「芳佳ちゃん…」
「宮藤…」
「私の為に銃まで持ち出してケンカするなんておかしいよ!」

ああ、ドラマのヒロインってこんな気分なんだなぁ(ちょっと違うけど)…。

「…そうだね…芳佳ちゃんの言うとおりだよね…」
「すまなかった、宮藤…」
「分かってくれたんだね…」

良かった…。やっぱり言葉って大事だよね、うん…。

「というわけで、芳佳ちゃん、あーん♪」
「へ?」
「ほら、宮藤、私の分も食べさせてあげるぞ」
「あ…あの…?」
「バルクホルンさんが芳佳ちゃんのお姉さんなら、私は芳佳ちゃんのお嫁さんだから。あーんする権利は私にあるよね?」
「いやいや、嫁より近しい関係はやはり姉だろう。ここは私が宮藤に…」
「私が芳佳ちゃんにあーんするんです!」
「いや、私だ!」

ちょっと二人とも、またケンカっ…!?
っていうか構えた銃何気に変えてるし!

「覚悟しろ!リーネェェェェェェ!!!」
「容赦しません!愛の為に行きますっ!!!」
「ちょっ…二人とも止めてぇぇぇぇぇ!!!!」



…こうして、今日も静かな朝は過ぎて行く…。



END



以上です。っていうかなんだこの作品…。
思い付く妄想をただ心のままに書き殴った作品です。ダラダラ読んでください。

爺は去ります…。
56名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 16:07:27 ID:yHNNwvxH
>>54
GJ!こーゆー愛が溢れて馬鹿っぽくなっちゃうの好きww
そのうちに搭乗割りならぬ宮藤割りができるんだよ。

月曜:リーネ
火曜:バルクホルン
水曜:リーネ
木曜:バルクホルン
金曜:リーネ&バルクホルン
土曜:休み
日曜:坂本
※夜間は別途指示。

ミーナ「あら、こんな所に美緒の名前が…どうしてかしら…?」
もっさん「やっ!訓練だよ訓練だ!わっはっは(汗)」
57名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 16:21:19 ID:pzFbCURF
>>54
だからあなたって人は一体どういう生活以下略
GJ!!ミーナが少佐一筋過ぎて最近もうトゥルーデはお姉ちゃんキャラでいいやとか思うようになってしまった……。
一心不乱のトゥルミーナはまだか!!

>>56
志村、金曜!金曜!!
58名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 16:28:25 ID:J4xgnWaJ
さらに滝川浜田様からアホな電波を受信したwe0UV5E+ ssいきまーす!


「……。」

斜め前に繰り広げられるのどかな朝にそぐわぬ攻防戦をみつめながら、
この基地の部隊長であるミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ中佐は
隣で少しだけ目を点にしながら愛憎劇(?)を呆然と眺めている坂本美緒少佐に話しかけた。

「…あれは、とめるべきかしら?」
「いや…、…どうだろうな…。流石に火気の使用はマズイ気もするが…」

もう完全に落ち着きを取り戻しお茶に手を伸ばす坂本少佐をみて、
大人っぽい静かな仮面の下の顔をにやりとさせて、

もう一度言う。

この基地の、部隊長である、ミーナ中佐が、
言った。

「…私たちも、する?」
「………危うくむせそうになったぞミーナ中佐」

それはそれはいい笑顔だった。
食堂の窓からのぞける真っ青で広い広い快晴の空よりも清々しいほどの。

「はい、あーん」
「ん。」

一瞬の逡巡もみせずに差し出されたフォークを口に含み、
うん、美味いとこの爽やかな朝にも負けぬほどの笑みを浮かべて言う少佐、
不覚とばかりにほんのり頬を染める我らが部隊長の姿をみて、
ああ今日もいい天気だとシャーリーは思った。

朱にまじわれば赤くなる。

そりゃだって、こんな朝っぱらから下も上も熱々じゃ、ねぇ。

「ルッキーニ、はいあーん」
「んな?!」
59名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 16:29:04 ID:uZ3ah5fF
いきなり飛ばしてるスレだなw
60名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 16:32:11 ID:J4xgnWaJ
ssというよりは小ネタに収納していただければ幸いです。
勝手に滝川浜田さん、勝手にインスピしてすみませんでした。
61滝川浜田:2008/08/30(土) 16:39:41 ID:LMPmd5tW
>>60
いえいえ、光栄の極みです。
こんなワケ分からん作品の続きを書いてくださってありがとうございます。

さて、爺は再びネタを練るとしますか。
62名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 16:47:52 ID:85vi9gUO
>>58
甘ーーーーーい!!
少佐と隊長はシリアス多めだからこうゆう甘いのは新鮮でいいなぁ!!!GJ!!!
63名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 17:01:51 ID:pMYe3Shy
ハードプレイ書いてよ
64名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 17:02:28 ID:pzFbCURF
>>58
早くも>>5の夢が実現されたな……!!GJ!!
本編でもシリアスを抜けたらこんな甘々カップルになってると信じてる。

>>62
あまーい!と聞いてスピードワゴンより先に落花流水が出てきた私は頭が始まってる。
65クレイドル反魂協会:2008/08/30(土) 17:35:05 ID:aLaT9sup
調子こいてコテハンつけちゃってすいません。
9話の看護士さんがあまりに可愛かったのでクリス×看護婦でやってみました。
需要無いですよねw
先に言い訳すると、本編ではトゥルーデがすぐに飛んできたので 展開は非常に強引です。
66クレイドル反魂協会:2008/08/30(土) 17:36:55 ID:aLaT9sup
[姉のように]



-この日は数人の同僚と、婦長と共に夜勤の当番だった。今のところは何事もないようでひとまずは安心だ。一旦見回りを終えた午前二時、紅茶でも淹れて一息入れようとしたその時だった。ナース室にナースコールのブザーが鳴り渡る。一瞬で緩んだ気を持ち直す。
「何号室?!」
遠くの方で婦長が問いかける。
「は、はい!」
私が慌てて部屋番号を確認してみると―――――――。


 -あの時・・・・ワタシ・・・・
どうやらあのあとワタシは病院に運ばれたらしい。おねえちゃんは今どうしているのだろう?
ナースコールをかけてから、そのようなことを思っていた。
ふと自分の身体を見てみる。違和感はない。何年も眠っていたわけではなかったようで一安心だ。
そのうち、病室の扉が軽くノックされ、若い看護婦がひとり入って来て部屋の電気を付ける。
「クリスちゃん、目を醒ましたのね!!」
半身を起しているワタシに、そう言いながら小走りで駆け寄ってくる。

―ワタシはどれくらい眠っていたの?ここは何処の病院なの?

そう訊ねようとしたのだが、自分の口から出た問いは別のモノだった。
「お姉ちゃんは無事なの?!」
と、そう訊いていた。看護婦は少し面喰ったような表情をするも、すぐにやさしく教えてくれた。
「ええ、お姉さんは無事よ。毎月アナタの為に治療費を振り込んでいてくれていたわ。
アナタが眠っている間ずっと・・・・。」
そう聞かされた瞬間、ワタシはとても怖くなった。もしワタシがこのまま目醒めなければどうなっていたか――――――
67クレイドル反魂協会:2008/08/30(土) 17:38:11 ID:aLaT9sup
 -私は一通りの説明を終え、彼女も「体調は悪くない」との事だったので、一応夕方頃には検査をすると伝え、一度引き上げようとした時だった。
「待って・・!」
その言葉に呼び止められ、振り返る。クリスが今にも泣き出しそうな顔をこちらに向けながら喋りかけてくる。
「ワタシ本当に怖くなったの!もし私が目醒める前にお姉ちゃんになにかあったら、もしワタシがずっと目覚めなかったら・・・・って。ううん、そんなことにはならなかったのに・・・・。」
今にも泣き出しそうなクリスのそばへ再び赴き、そっと抱きしめる。
「大丈夫、今夜は私が付いていてあげるから―」
彼女はベッドの上で静かに泣いた。

 暫くこうしていると泣くのも落ち着いてきたようなので、彼女の体を丁寧に寝かせる。
「貴女もお姉さんも大丈夫だから・・・・」
・・と寝かせた彼女の耳に軽く口づけをする。少し困惑した表情を一瞬見せるも、わずかにほほを紅潮させながら「アリガトウ・・」と小さく呟く。
「明日、朝一番でお姉さんに連絡してあげるから、良い子にしててね?」
などとからかってみるとクリスは
「ワタシ、悪い子じゃないよぉ!」
と可愛くむくれてみせる。
―このコはもう心配ないわね・・・・
68名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 17:39:28 ID:quBJapBj
エイラーニャの7話妄想から勢い余って人生初ss書いてしまった。
このスレじゃエイラーニャ7話ネタはもうたくさん出てるし
投下しないほうがええかね?

こっそりブログにでも上げるか…
69クレイドル反魂協会:2008/08/30(土) 17:40:56 ID:aLaT9sup
朝に連絡を差し上げたバルクホルンさんが、お昼前にとてつもない勢いで病室に入ってきた。
「わっ 病室ですよ、お静かに。」
「すみません、急いでいたもので。」
-よっぽど急いでらしたのね。自然と笑みが零れる。
クリスも笑ってお姉さんと抱き合う。

「お姉ちゃん私がいなくて大丈夫だった?」
「ん、何を言う!大丈夫に着合っているだろう!私を誰だと・・」
「あーもう全然ダメダメ。この間まではヒドイもんだったよー。
自棄っぱちになって無茶な戦いばっかしてさー」

――ふふっ、やっぱり姉妹ね・・。クリスもあなたがいないとダメみたいね・・いつまでも仲良くね・・・・
私はそっと、部屋を後にした。






何か改めて見るとクリス×ゲルトみたいになってますねw
お目汚し失礼致しました。
70名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 17:48:41 ID:quBJapBj
>>65
うわ〜ん。
途中俺の変なレスが入ってしまい申し訳ない><

しかしゲルトさん少ししか出てないのに非常にいい味出してますね。
終わりもなんだか暖かくてとても気持ちよく読ませて頂きました。
GJです!!
71名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 18:00:42 ID:zItmrcU0
>>68
金と資格とエイラーニャはいくらあっても困らないって言うだろ?
72名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 18:02:59 ID:pzFbCURF
>>69
カップリング斬新過ぎて吹いたwwでもGJ
斬新過ぎて何てつっこんだらいいかわからないww

>>68
我々は常にエイラーニャに飢えているのだよ……そう、たとえそれが既出ネタだったとしても、
書き手の数だけ解釈があり、物語があるのだと思っているのだ!!

というわけで投下よろ。
73名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 18:14:36 ID:quBJapBj
>>71>>72
ありがとう。じゃあちょっと投下してみる。色々捏造してるが気にしないでくれ。

タイトルはありがちだが
              「いっしょだよ」

 「サーニャは私のことどう思ってるのカナ?」

 窓から月明かりが差し込む雲のない満月の夜、私は自分の部屋のベッドの上で
考え込んでいた。
 サーニャはこの501戦闘航空団、通称ストライクウィッチーズで私と1番仲がいい友達で、
いつも一緒に居る。大人しくて、可愛くて、とても純情で歌もうまい。
 サーニャと居ると楽しいし落ち着く。私はサーニャに対して恋心を抱いていると自覚していた。
とても幸せな時間でこんな時間がずっとずっと続いてくれると思ってた。
 しかし、最近ちょっと気になるこたがある。少し前に坂本少佐が連れてきた新人の宮藤と3人で
夜間哨戒の任務でネウロイと戦った後からサーニャと宮藤の仲が親密になってきた気がする。
 サーニャは恥ずかしがり屋だから以前は私以外の隊員とはあまり話さなかったし、
夜間哨戒の任務があるから寝不足でみんなと居る時もずっとウトウトしていて
私が支えてあげないとちゃんと立っていられなかった。
それが、あの夜以降は宮藤のお陰なのか、みんなとも話せるようになってきて、
恥ずかしがり屋も少しは直った。私は最初、それが素直に嬉しかった。
でも、最近サーニャがみんなと笑顔で話しをしてたり、宮藤と仲良くしてたりするのを見ると
胸の奥がチクチクして、私は少しずつみんなと話せるようになってきたサーニャを影から見ることしか出来なくなっていた。
 私はみんなに、宮藤に嫉妬している。前はずっと私の隣に居たのに…。
 今になって気付く。

 「私はこんなにもサーニャのことが好きなんダナ。」

 宮藤が来る前は私はサーニャの特別だという自信があった。
夜間哨戒中にミーナ隊長に内緒で二人でラジオを聴いたり、サウナに入ったり、
訓練中も非番の日も私とサーニャはずっと一緒だった。
 特別だと思ってた…。
 
74名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 18:14:59 ID:J4xgnWaJ
まさかのCPすぐるwwwしかしGJww
うっかりハマったらどうしてくれるんだw
75名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 18:16:45 ID:quBJapBj
 私はどうしても今のサーニャの気持ちが知りたくて、今日、
夜間哨戒に出かける前のサーニャに声を掛けていた。
 前の戦闘でサーニャのストライカーが破損して、直るまでのここ一週間はシャーリーとルッキーニが
夜間哨戒の任務に就いていたが、今日からはストライカーの修理が終わったので今まで通り、
サーニャが夜間哨戒の任務に就くことになっていた。

 「サーニャ。」
 「ん、エイラ。どうしたの?」
 
 サーニャはクリクリした翡翠色の瞳を大きく開き、首をコテッと傾げながら私を見る。
 ヤバイ。めちゃくちゃ可愛いジャナイカー。
 などと心のなかで思いつつ、 緊張しながらもなんとか私は話を切り出した。
 
 「ジ、実は、サーニャに聞きたいことがあるンダ。」
 「なに?」
 「えっと…ソノ…サーニャは…」
 「私が?」
 「えっと…い、いや、久し振りの夜間哨戒1人で大丈夫カ?」

  だめだ。聞きたいことがあるのに。言いたいことがあるのに聞けない。
 私ってヘタレなんダナ…。

 「別に大丈夫だよ。任務だから。」
 「そ、そっか。じゃあ今日もガンバレヨ。」
 「うん。エイラ、いってきます。」
 「イッテラッシャイ。///」

 サーニャは笑顔で私に手を振り、真っ暗な夜の空へ一人で夜間哨戒の任務に行ってしまった。私は
ガックリ肩を落として1人トボトボと部屋へ戻ったのだった。

 「結局聞けなかったんダヨナ。」 
 
 サーニャとのさっきの会話を思い出してひとりごちる。本当に私はヘタレだ、と思いながらゴロンと寝返りを打つ。
宮藤の積極性を少し分けてもらいたいナ。

 「コノー、宮藤メ。」

 そんなことを1人考えながら悶々としていたらいつの間にか意識がぼんやりしてきた。体が眠いと言っている。

 「サーニャァ……」

 私はいつの間にか眠っていた。








76名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 18:22:09 ID:quBJapBj
 バタンッ!
 ん?今誰か入ってきたような気がするけど気のせいカナ?まだ眠い…。

 ドスッ!

 「……エッ!?」

 ドアが開いた気がしたけど気のせいだと思い寝ていたら、ベッドに何かが落ちてきた。
突然過ぎて少し反応が遅れたけど、これは気のせいじゃない。慌てて起きて見てみると、
そこには窓から降り注ぐ朝日に照らされて、下着姿でスヤスヤと眠るサーニャの姿があった。

 「サーニャ…」
 
 そこで私はあることに気付く。 ソウダ。
サーニャはいつも夜間哨戒が終わったあとはいつも間違って私の部屋に来て、一緒に寝てるんだ。
 思い出したときに私はこの一週間みんなに嫉妬していたことが心配しすぎだったことに気付いた。
サーニャが部屋を違ってやってくるのはいつも私のトコロ。
サーニャにとって私はたぶんまだ特別ナンダ。そう思ったら自然と笑顔になる。
 そして気持ちよさそうに眠っているサーニャに聞こえていないとわかっていて声をかける。

 「ッタクー、なに部屋間違ってンダヨー。ホント、今日ダケダカンナー。」
 「フフッ♪」

 嬉しいくせに素直になれない私は、そう言って脱ぎ散らかされたサーニャの服を綺麗にたたんでから
サーニャの眠るベッドへと戻る。
 私はサーニャの隣に寝転がり、サーニャの真っ白な頬にそっと指先で触れてみた。
 とてもスベスベして柔らかくて気持ちがいい。

 「ん…」

 サーニャは甘い吐息をもらし、くすぐったそうに、私の指先から逃げようと顔をベッドにうずめる。 
久し振りの夜間哨戒でよっぽど疲れたのか起きる気配は全く無い。
 
 「い、今ならサーニャにアンナことや、コンナことを…」
 
 そうつぶやきながら私はさらにサーニャの体に手を伸ばす。
 ドクンッ、ドクンッ。私の心臓は緊張と興奮で鼓動が大きく、早くなっている。
サーニャのうなじ、首筋、鎖骨…。
 だめダ!触れナイ!
 寸前のところで手が止まる。って、私ヘンタイじゃなカー。しかもヘタレ…。
でも触りたい、あぁ宮藤の積極性を少し分けてもらいたいナ。

 「コノー、宮藤メ。」

 ん?そんなことを昨日も思ってたようナー?まぁ、いいか。
 今はこうしてサーニャといっしょに寝てるだけで幸せだ。
こうして、特別な時間をいっしょに過ごせる。それがとても嬉しくて…
 起床時刻まではまだ少し時間がある。 私は気持ちよさそうに寝ているサーニャの横で再び目を閉じる。

 「…おやすみ。サーニャ。」

77名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 18:23:59 ID:quBJapBj
以上です。
初ssで色々物足りないと思ってるところもありますが、
読んで頂けると嬉しいです。
78名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 18:24:43 ID:Au6pGNrI
ルッキーニxゲルトというドマイナーなのきぼん
79名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 18:27:26 ID:LMPmd5tW
>>77
GJ!!
コノヤロー
ニヤニヤしてしまったじゃないか!
80名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 18:27:48 ID:pzFbCURF
>>77
乙&&GJ!!最近エイラーニャ分足りてなかったからばっちりだ!!


さて、朝から保管庫更新→新SSキター→保管庫更新という無限ループにはまっているわけだが。
この循環幸せ過ぎる。
81名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 18:29:06 ID:J4xgnWaJ
今日一日だけでss9本とかどういうペースだよここwwwww
>>77 そして割り込みすんませんorz
GJでした。エイラーニャは和むナー
82名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 18:37:09 ID:quBJapBj
>>79>>80>>81
感想あざっす。
楽しんでいただけたのなら幸いです。

俺の中でエイラーニャはふんわり暖かいイメージなので
これからも俺の脳内のイメージを完全に文章に出来るように
書き続けていこうと思います。

満足できる作品が書けたらまた投下するかも??

83名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 18:56:16 ID:gf1xJeg9
ああもうこのスレのみんなもウィッチーズのみんなも大好きだ!
ssが多くてニヤニヤがとまらんw
84名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 18:56:34 ID:/EFhwQZc
保管庫のやつって携帯でみれないのかな?エロパロしか見れてないんだけど(泣)
85名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 20:22:00 ID:hB19QmvY
>>78
ゲルトルート「ルッキーニと…だと?」

・・・・、


ルッキーニ「"ねーねー"ご飯一緒に食べよー」
私「あぁ、かまわんぞ」
タッタッタ…ぽふっ
私「おいおい…なんで私の膝の上に座るんだ?」
ルッキーニ「ここがいい、だめ?"ねーねー"…」
私「ふふ、仕方がない甘えん坊さんだなルッキーニは」
なでなで
ルッキーニ「えひひ、くすぐったいよ"ねーねー"」


‥‥‥!

ゲルト("ねーねー"も悪くないかもしれないな)





芳佳「バルクホルンさん、あんなに真剣な顔…」
リーネ(なんか鼻血出てきてるみたいだけど…)
86名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 21:20:17 ID:fpweNVEZ
http://kissho.xii.jp/1/src/1jyou46849.html

本スレに張ってあったんだがあまりにも素晴らしかったので転。
公式でもこれくらいやってくれんかな。
87名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 21:36:39 ID:FUqQU3p5
一話で正座している少佐にズボンを履かせたコラ画像があったんだが違和感バリバリだった
なんかおかしい気もするがたぶん気のせいだろう
88名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 21:45:01 ID:N7ZswlqK
>>87
そうだよな
少佐はズボンより紺色のワンピースだよな
89名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 21:46:29 ID:I484OUrw
ン?あれはサーニャ?
なんでここにいるンダ?今日は夜間哨戒って言ってたのに・・・
ちょっとつけてみるカ・・・

あの部屋に入るゾ・・・!
ここは・・・ミヤフジの部屋!?
なんでサーニャがミヤフジの部屋に・・・?
しかも私に嘘までついて・・・

「んっ・・・ハァ、あっ・・・!」

サーニャの声?ってこの声は俗に言う喘ぎ声じゃ・・・!?

エ?ミヤフジが?サーニャと?まさかまさかまさかまさかまさかまskまかsかまkさ

バァンッ!

「ミヤフジ!お、お前サーニャになにやってンダーッ!」
「エイラ・・!?」
「エイラさん?」

ミヤフジの手がサーニャのあんなところにー!?

「ミヤフジ、てめーサーニャに・・・わ、私だってしてないのに・・・っ!」
「別に私から誘ったわけじゃないですよ?毎晩毎晩サーニャちゃんが求めてきてもう大変で」

な!?サーニャからなんて・・・嘘ダロ!?

「ねーサーニャちゃん!そうだよね?」
「え、えっと・・・」
「正直に言わないと、もうしてあげないよ?」
「わ、私から宮藤さんに頼んだの・・・」
「宮藤さんじゃないでしょ?ほら、ちゃんと言って!」
「私からよ・・・芳佳様に頼みました・・・!」
「ね?わかりましたか、エイラさん。サーニャちゃんはもう私なしじゃ生きていけないんですよ」

そんな・・・ウソダ・・・サーニャがミヤフジの虜だなんて・・・

「まだ信じられないって顔してますね。もうこの際だからはっきりさせちゃいましょう。
 サーニャちゃん、私とエイラさんどっちが好き?」
「そ、それは・・・」
「私って答えてくれたら、今日は後ろの穴でイカせてあげるよ?」
「芳佳様です!私、サーニャ・V・リトヴャクは芳佳様を愛しています!」

ウソダアアアアァァァァァァァァ!!!!
90名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 21:47:00 ID:BonKGwtW
>>86
元はリーネスレだね
二人が可愛いすぎて…実にいい物だ
91名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 21:50:47 ID:pfJJtAI6
>>89
エイラ「という夢をみたから芳伽はサーニャにちかよるんじゃねーゾ」
92名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 21:52:30 ID:LMPmd5tW
一日で90スレ越えって驚異的だな…。
みんな盛り上がっててイイカンジだw
93名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 21:57:30 ID:J4xgnWaJ
今日中に100いくんじゃないか?
94名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 21:58:03 ID:LMPmd5tW
>>92 スレじゃねえやレスだった なんちゅう間違いだ

ところで風呂入ってたら、シャーリーとルッキーニのベッドシーンを妄想してしまった俺はどうしたら良い?
95名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 22:03:03 ID:quBJapBj
>>94
是非書いてくれ!

さっきss投下したばっかだけどまだ書き足りない…
エイラーニャ分を自分で補充したいよー
96名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 22:04:46 ID:niqMzEmW
今日何個投下されたんだ?
97名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 22:09:58 ID:gf1xJeg9
>>93
いやいや。100どころじゃないだろう

>>94
それは文にするべきだ!

>>95
ss書くのに限度はないんだぜ…1日10本でも20本でも書いてしまえ!
98名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 22:11:16 ID:1hO7v5zu
砂糖吐くぐらい甘い芳リーネも見たいであります。
99名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 22:15:47 ID:dSg0l7eQ
「あの……、宮藤さん。ちょっと相談したい事があるんだけど……」
「ん?どうしたの?エイラちゃん」
「あの……エイラって、よくみんなの……その、胸を触ってるよね……」
「うん?おっぱいの話?」
「でも、私の胸には全然触ってこなくて……。
やっぱ私のみたいな小さい胸には興味ないのかな……?」
「おっぱい……」
「エイラに直接聞く訳にもいかないし……。
こんな事相談できるの、宮藤さんのほかにいなくて……」
「うん、残念だけど……、サーニャちゃんの推測の通りだろうね」
「!!、そんな事って……」
「でも、大丈夫!!
私がエイラさんが見向くような、素敵なおっぱいを授ける方法を教えてあげるよ」
「そんなのがあるの……!?」
「うん、じゃあ早速、私の部屋に行って……フヒヒ」
100名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 22:22:00 ID:quBJapBj
>>97
書くのが遅い俺には一日一本が限界なんだな。
今から書き始めたら徹夜になってしまう(´・ω・`)
101名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 22:37:11 ID:niqMzEmW
>>100
明日は日曜日迷わず書いてくれ
102名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 22:38:00 ID:I484OUrw
>>100
俺も一緒に徹夜してやるから
103名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 22:38:30 ID:j6UgeIa3
>>100
付き合いますよ
104名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 22:40:37 ID:xzIVm1tb
>>100
俺たち友達だろ
105名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 23:02:42 ID:RbdsPElp
>>100
俺達家族じゃない
106名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 23:12:12 ID:1VBnsYjP
>>100
俺達はガンダムだろ
107名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 23:14:03 ID:SBW+RV5Z
>>100
俺たちは天使だ!
108滝川浜田 『spider line』:2008/08/30(土) 23:21:38 ID:LMPmd5tW
なんだこの流れw
というわけで風呂場で妄想した例のヤツを投下。
シャーリー×ルッキーニです。





目覚めたら、私はシャーリーのベッドの中にいた。
そばにはシャーリーもいる。そして二人とも裸だ。
いくら私でもこの状況がどういう事かくらいは分かる。

私、シャーリーに喰われた…?


―――spider line―――

…ダルい…。足元が覚束無い。
と、私の目の前に楽しそうに談笑する坂本少佐とミーナ中佐が。

「お、起きたかルッキーニ」
「おはよう、ルッキーニちゃん」
「おはようございましゅ…」

…坂本少佐が私をやけにジロジロ見ている。

「…あの、坂本少佐、私になんかついてます…?」
「ん?ああ、首になんか赤いのが付いてるぞ」
「え?赤いの?」

鏡で確認してみると…。

「っ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」

こっ、これ、シャーリーのキスマークぅっ!?

「アッハッハッ、気にするな、ルッキーニ。私もよくミーナにつけらもがっ」
「全くこの人ったら何言ってるのかしら…?ほっ、ほら、ルッキーニちゃん、早く洗い落としてらっしゃい…!!」

坂本少佐の口はミーナ中佐によって無理矢理塞がれた。
ああ、この二人もそういう関係なんだ…。

109滝川浜田 『spider line』:2008/08/30(土) 23:23:22 ID:LMPmd5tW
私の首筋にキスマークが付いてるのは洗い落とせばどうにかなるとしても、私がシャーリーとそんな関係になったのは、消しようの無い事実。

「おっはよう、ルッキーニ♪」
「シャーリー…!!」
「アハハ、昨日はスマンスマン」
「…スマンじゃ済む問題じゃないよ?だって私の事、抱いたんでしょ?」
「ゴメンね。ルッキーニの寝顔が可愛かったからつい襲っちゃった」
「…へ…?…私が寝ている間…?」
「そ、ルッキーニが寝ている間♪」

…つまりこういう事らしい。

私は昨日、普通に自分の部屋で眠りに就いた。
で、なんかの用でシャーリーが私の部屋に来た。

「おーい、ルッキーニー、なんかマンガ貸してくれない…って寝てるのか…。ちびっ子は寝るのが早いなあ」
「スー…スー……それは…食パンじゃない…よぉ…スー…」
「…なんの夢見てんだよ…」
「スー…」
「…こうして見てみると…ルッキーニって可愛いよな…。……ヤバッ、なんか…ムラムラしてきた……」
「うにゃ…」
「ルッキーニをお持ち帰りー♪」

《シャーリーの部屋

「んっ…」
「ごめん…ルッキーニ…私、ガマン出来ない…」
「にゃっ…」
「ルッキーニが可愛いのが、イケないんだからな…?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ルッキーニッ…可愛い…可愛いっ…よっ…」
「んんっ…あうっ…んんっ…」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜



110滝川浜田 『spider line』:2008/08/30(土) 23:26:10 ID:LMPmd5tW
「ってそれ結果的に私の了解なしじゃん!!それ犯罪だよっ!」
「ごめんっ!本当に反省してるっ!」成り行きとは言え、友達に手を掛けた事は悪いと思ってる!」
「おお…そんな真剣に謝られたら許さないワケには行かないじゃん…」
「…許してくれる…?」
「仕方ないよ。…もう済んだ事だし…///」
「ありがとう、ルッキーニ♪ ルッキーニは良い娘だよー♪」
「調子良すぎ…」
「じゃあさ、今度は合意の上でのエッチ、やらない?」
「へっ…///」
「というわけで、再びお持ち帰りー♪ 私と天国に行こうー♪」
「にゃっ、にゃあああああ――――――っ!!!!!」

私はこの後、ひたすらシャーリーに攻められる事になる。
シャ、シャーリー…激しすぎ…だよ…///




〜ちょっとしたオマケ〜

「スマン…ミーナ…あれはっ…んっ…つい出てしまったんだっ…」
「ンフフ…♪全く美緒は、甘いわね…バレないように隠しているのに、あんた所でキスマーク云々言っちゃうなんて…。
……まだお仕置きが必要ね…美緒……♪」
「あっ…ミーナッ…ああっ…///」




END


以上です。風呂場で妄想したのをそのまま文にしました。おかげで体洗うのもままならない(洗うけど)!

では、爺はここで…。くわばらくわばら…

111名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 23:36:29 ID:dWxkEYmA
爺やまたいい仕事したな!
GJ!
112保管庫 ◆YFbTwHJXPs :2008/08/30(土) 23:37:10 ID:pzFbCURF
>>84の要望に応えて携帯版のインデックス設置してみました。保管庫のトップにQRコードとURLが貼ってあります。
自分のW53Hでは長すぎて読めないSSとかありましたがさすがに全部対応してるとその……現実生活に支障が以下略
Opera等のPCサイトビューワーなら読めると思うのでそっちが推奨環境という事でここは一つ。

>>86
キター

>>101-107
お前たちときたら……

>>110
1日3本とか頭がおかしいとしか思えない(ほめ言葉です)。
GJ過ぎて言葉が出ない。このペースといいQualityといい、まさか本職……!?
113名無しさん@秘密の花園:2008/08/30(土) 23:59:38 ID:J4xgnWaJ
爺様仕事はえええええぇえええGJ!

そして保管庫管理人さんの仕事の早さにも驚愕www
114名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 00:00:15 ID:Rh5GJ394
ちょwwww
洗い流せるキスマークってどんなだよwwww!!!グランパGJ!!
ところでミーナと少佐のネチョネチョももうちょっと掘り下げてみませぬか?
115名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 00:23:20 ID:eDkXJDdP
スレ賑わいまくりワロタ
116名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 00:30:11 ID:3jDlXXXj
>>101-107の流れで確信した
お前ら正義超人だ
117名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 00:30:47 ID:O9nCjmeo
>>88
ウィッチーズのお絵描き掲示板のゴスロリの少佐も素晴らしい
118名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 00:31:17 ID:I3piHdKY
>>114
内出血じゃなくて口紅なんじゃね
119名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 00:34:28 ID:IQUKrF8n
>>118
それ思ったけどメイクするんかねシャーリー
ナチュラルに仕上げて口紅はつけなそう
120名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 01:39:12 ID:0pV8K9Qg
うはw
ここは天国か!もう職人ひっくるめておまえら最高だ!
121名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 01:42:07 ID:pguZMnxf
24時間TVを見ながら9話待ちしてる俺が来ましたよ。
退屈しのぎに2レス程、芳リーネの小ネタでも落としてみるさ。
122しんこんせいかつ:2008/08/31(日) 01:43:00 ID:pguZMnxf
「出来た!」
出来立てほやほやの出汁巻き卵をお皿に盛り付け終わって、芳佳は満足げに頷いた。
うん。今日も美味しそうな朝ご飯が作れた。
ふっくらの卵焼きとカリカリに焼いたソーセージ。
お味噌汁もお母さんの味に近づけたと思うし。
お祖母ちゃんに教えてもらった浅漬けもいい塩加減。
竃で炊いたご飯もそろそろいい頃合だ。
ふふふ。これならきっとリーネちゃんも笑顔で、おいしいねって言ってくれるに違いない。

・・・おっと、いけない。
そろそろ起こしにいく時間だ。
手拭いで汗を拭いて、寝室へと向かう。

「リーネちゃん、朝だよ。起きて」
幼い寝顔で気持ち良さそうに寝ているリーネの身体を揺する。
けれども、彼女は中々起きてくれない。
「もぉー、リーネちゃんったら」
普段はしっかりしている癖に、ほんと、朝は弱いんだから。
まぁ、夜遅くまでイタズラをして寝かせなかった私も悪いんだけどね。
「おーきーて!」
耳元で、さっきよりも大きな声を出す。
だけれど・・・。
「うーん・・・やぁだー」
リーネはコロンと寝返りをうって、モソモソと布団の中に潜っていく。
その様子が幼くて、可愛くて。
・・・リーネちゃん、可愛すぎるよぉ・・・反則だよぉ・・・。
布団の脇で思わず悶絶してしまう。
123しんこんせいかつ:2008/08/31(日) 01:43:41 ID:pguZMnxf
このまま、この可愛い寝顔を見ていたい・・・。
でも、今日は診療の予約が沢山入っているし。
色々とやってもらわなきゃいけない事もあるし。
ごめんね。お礼に今晩も可愛がってあげるからね。
心を鬼にして、ばさりと勢い良く掛け布団を捲る。
冷たい外気に曝されて、顔を顰めながら、リーネは身体を丸める。
小柄な身体がますます小さくなる。
まるで、丸まった子猫の様みたい。
うわ〜〜〜、な、何?何、このかわいい生き物?
目の前の光景に頭がクラクラする。
そして、ふと目に止まるのはパジャマの胸元から僅かに豊かな膨らみの谷間。
昨日の夜に堪能した柔らかくて温かいあの感触を思い出して、芳佳はその谷間に顔を埋める。
蕩けそうな感触と甘ったるい匂いに包まれて、芳佳の意識は桃色に染まっていった。

「 芳佳ちゃんのバカ!エッチ!スケベ!」
「だって、リーネちゃんが誘うから・・・」
「ふん! 芳佳ちゃんなんて知らないんだから!」
ぷいっとそっぽを向いて、リーネは冷めたお味噌汁に箸を付ける。
「・・・ねぇ、リーネちゃん。私が作ったご飯おいしいかな?」
おそるおそる尋ねる芳佳をチラリと見ながら、リーネは卵焼きを口に持っていく。
「・・・どうかな?」
「私、甘い卵焼きのほうが好きなんだけど」
不機嫌そうなリーネの言葉に芳佳はガックリと肩を落とした。
うぅ・・・好きな人の好みも知らないなんて・・・。
私ってお嫁さん、失格なのかな・・・。

「ふふふ。う〜そ。私、芳佳ちゃんの作ったモノなら何でも好きだよ」
顔を上げると悪戯っぽい笑みを浮かべたリーネの顔。
「美味しい朝ご飯作ってくれたから、許してあげる」
「・・・もぉー、何それぇ」
そう呟いてはいるけど、顔は自然とにやけてしまって。
くずれた顔を誤魔化すように、負けじと芳佳も言い返した。
「今晩もリーネちゃんのこと、寝かせてあげないんだからね」
124名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 01:46:22 ID:pguZMnxf
おしまい。
よく分かんないけど、新婚さんってこんな感じなんかね?
何でもいいから、『ストライクウィッチーズ新婚編〜芳佳とリーネの結婚生活』を見てみたいわ。
125名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 01:49:46 ID:OHDfjin1
>>124
GJ!スネットかわいすぎる
126名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 01:54:03 ID:0pV8K9Qg
>>124
おおGJ!こういう雰囲気好きだ。新婚さん…ブフッ(はなぢ)
芳リネ万歳!
127名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 01:59:08 ID:sI/l3NJe
>>124
なんだこの幸せ空間ーーーー!!!
寝る前にスレ覗いて良かった!GJです!

やっぱり終戦後は診療所で一緒に働いてほしいなあ
今週出てきた看護婦さんみたいな格好だとなお良しw
128名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 02:08:31 ID:rrBxM93V
8話でカメラを構えるゲルトを見て、ウィッチーズを激写しまくるのを考えたがうまく話がまとまらんな。
129名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 02:54:48 ID:5W8hoW1z
スライディングしながら超ローアングルで芳佳を激写するんですね
わかります
130名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 03:00:28 ID:IQUKrF8n
いざスライディングしたら頭が誰かの足にぶつかり
顔をあげた先にはミーナ隊長が待っていて顔面蒼白ですね
わかります。
131名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 03:04:58 ID:XFwPxV3W
没収したカメラはミーナが隠し部屋で現像して秘密アルバムにいれるんですねわかります
132名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 04:54:20 ID:lsTJyeIE
なんだこの勢いwGJが追いつかないww

ところで最近マタタビの匂いをかいだリーネが芳佳にすり寄ってゴロにゃんと甘え出す
…という妄想が止まらないんだが誰か代わりに書いてくれないか
133名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 08:27:04 ID:sJzlOX27
>>132から電波を受信したので投下します。
内容は>>132の通りです。



すこし長い上に、ちょっとエロいかも。
134マタタビにゃんにゃん:2008/08/31(日) 08:29:27 ID:sJzlOX27
 日差しもうららかな昼下がり。
 ネウロイ襲撃の予報もなく、わたしたちは思い思いに平和な時間を楽しんでいた。
 わたしはお母さんゆずりのクッキーにレーズンを入れて、すこし甘さをひかえた新作クッキーを焼いてみた。
 試しにつくったものだからちゃんとおいしいかどうかはまだわからない。
 これから芳佳ちゃんの部屋に持っていって味見をしてもらうのだ。
 おいしい、って言ってくれるといいな。
「芳佳ちゃん、入っていい?」
 ドアをノックするとすぐに返事があった。
「うん、いいよー」
 部屋に入ると芳佳ちゃんはテーブルに紙の束を広げていて、熱心になにか書いているところだった。
「いらっしゃい、リーネちゃん」
「おじゃまします。芳佳ちゃん、それは……?」
 わたしがたずねると便箋をかかげて見せてくれた。
「うん、手紙だよ。扶桑のお母さんとおばあちゃんにこっちの生活を教えてあげるの」
 書きかけの文面にはかわいらしい文字がならんでいた。
 『お母さん』という単語を耳にして、頭のなかのスクリーンに実家のみんなの笑顔が浮かび上がってきた。
 そういえば前の手紙を出してからちょっと経っている。
 わたしもそろそろ書こうかな。
 みんな元気にしているかな。
135マタタビにゃんにゃん:2008/08/31(日) 08:32:02 ID:sJzlOX27
「なんて書いたの?」
 便箋の文字までは読めなかったのでそう言うと、
「えー、なんだか恥ずかしいなぁ」
 芳佳ちゃんは便箋をさっと腕で隠してしまった。
 隠されるとなんだかとっても気になる……。
「そんなたいしたことは書いてないよ。みんな優しい人ばっかりで、それに……」
 ごにょごにょ、と最後のほうが尻すぼみになっていく。
 なんだろう?
「それに?」
「えーと、それにね……、と、とってもかわいいお友だちができた、って……」
 わたしのほうを恥ずかしそうに見上げてくる芳佳ちゃん。
 と、とっても、かわいい、だなんて……。
 うう、そんなこと言われたらわたしが恥ずかしいよぉ……。
「あ、わ、わたしも、その……、とってもやさしくて、かわいいお友だちが、できたから……」
「う、うん……」
 芳佳ちゃんのほっぺたがほんのりと赤くなった。
 わたしも恥ずかしいけど芳佳ちゃんも照れちゃったみたい。
 うふふ、これでおあいこだね。
 互いにくすくす照れ笑いして、そこでわたしは思い出した。
136マタタビにゃんにゃん:2008/08/31(日) 08:32:52 ID:sJzlOX27
「あ、そうそう、芳佳ちゃん。じつはさっきね、クッキー焼いてみたんだけど……」
「わぁ、いいにおいがすると思ってたけど、クッキーだったんだぁ!」
「はじめてつくるクッキーだからちゃんとおいしくできてるかわからないけど、食べてくれるかな?」
「もっちろん! リーネちゃんがつくってくれたものならなんでも食べるよ!」
 まあ、芳佳ちゃんったら……。
 わたしたちはテーブルからベッドに移り、小さなバスケットから包みを取り出した。
 クッキーの表面のところどころにレーズンが顔を出している。
 芳佳ちゃんがひとつ摘み、お口に放りこんだ。
 サクサク、とかるい音が聞こえ、芳佳ちゃんの表情が笑みの形になった。
「おいしいよ、リーネちゃん! この前のドーナツもおいしかったけど、このクッキーもとってもおいしい!」
 芳佳ちゃんはまるで小さな子どものように喜んでくれた。
 その笑顔を見ていると妹たちのことを思い出してしまう。
 あの子たちもわたしのつくったお菓子をおいしいおいしいと言って食べてくれたっけ。
 うん、わたしも近いうちに手紙を書こう。
 とってもやさしくて、すっごくかわいいお友だちができたってことも忘れずに書きたいな。
137マタタビにゃんにゃん:2008/08/31(日) 08:34:26 ID:sJzlOX27
 お昼のあとなのに芳佳ちゃんはパクパクとおいしそうにクッキーを食べる。
 そんな光景を見ていると胸の奥があたたかくなる気がした。
 いまこの瞬間、わたしにも居場所があるんだって、そんな気がしたのだ。
 ご機嫌なお友だちから視線を外して、芳佳ちゃんの部屋に目をやった。
 まだまだ物が少なくて寂しい。
 家具だけじゃなく装飾などもかわいい色のものを使ったりして、もっと芳佳ちゃんにぴったりの部屋になったらいいな、と思った、そのとき。
 視界の端っこに見慣れないものが映った。
 ベッドのわきにある、サイドテーブルの上。
 花瓶になにかの枝が差してあって、その先端に小さな白い花を咲かせていた。
「芳佳ちゃん、これはなぁに?」
「あ、それはマタタビだよ。中庭に咲いてたんだけど、花がきれいだったからつい手折って持ってきちゃった」
 えへへ、と頭をかくと花瓶を手に取って見せてくれた。
 葉っぱのまわりはわずかにギザギザしているけれど、それとは関係なしに小さな花はきれいだった。
 元気よく花びらを開いて太陽の光をいっぱい吸収しようとしているようで、どことなく芳佳ちゃんに似ているような気がした。
138マタタビにゃんにゃん:2008/08/31(日) 08:35:29 ID:sJzlOX27
「香りをかいでみていいかな?」
「うん、いいよ」
 手渡されたマタタビの花に顔を近づける。
 お花のにおいより先に葉っぱのにおいがした。
 くさいわけではないのだけれど、青いというかどこか懐かしい自然の香りがする。
 お母さんに抱きついたときに、その特有のにおいを吸い込んで安心するような。
 不思議と落ちついてしまうような安堵感があった。
 だけど、嗅ぎつづけているとなんだか変な気分になってくる。
 体の内側がだんだん熱くなって、頭もクラクラしてきた。
 目の前の芳佳ちゃんがなにか言っている。
「リーネちゃん? ねえ、どうしたの、リーネちゃん!」
「よしか、ちゃん……」
 芳佳ちゃんの声は聞こえるのに意味を理解できない。
 ううん、理解できるけど頭がぼんやりして思考がついてこない。
 体も動きがゆるやかに感じられて、なんだか人形になった自分を操っているような気分だった。
 まるで夢のなかにいるような、ふわふわした感覚。
 ちょっと、けっこう、かなり、気持ちいい、かも。
「リーネちゃん! どうしたの、ねえ……」
 よしかちゃんがわたしをしんぱいそうにみてる。
 だいすきな、よし……んが、わたしを……。
 …………のくちび……らかそう……。
139マタタビにゃんにゃん:2008/08/31(日) 08:37:42 ID:sJzlOX27
 マタタビを嗅いでからリーネちゃんの様子が変だった。
 どこかぽわ〜っとした表情で、目の焦点もあってない。
 何回よびかけても返事はしないし、体は前後にフラフラと揺れている。
 ぜったいに変だ。
「リーネちゃん、しっかりして! えっと、そうだ、坂本さんを呼んでくるから、ちょっとまっ――――」
 待って、と言おうとしたところで言葉が途切れてしまった。
 胸がくるしい。
 なにかがわたしを締めつけていて、その勢いに押されてベッドに倒されてしまった。
 鼻先をくすぐる髪の毛の感触でそれがリーネちゃんだとわかった。
「え、り、リーネちゃん……?」
 ぎゅうぎゅうと抱きしめるちからは弱まることを知らない。
 いつの間にかリーネちゃんの頭には耳が生えていた。
 ピンと立ったかわいらしい猫の耳…………あっ!
 もしかしてリーネちゃん、マタタビのにおいを嗅いで酔っぱらっちゃった?
 使い魔が猫だからって、まさかこんなことが本当にありえるのかな。
140マタタビにゃんにゃん:2008/08/31(日) 08:40:40 ID:sJzlOX27
「ま、まって、リーネちゃん、落ちついて!」
「ぅ……にゃ、ぁ……」
 とろん、とした目つきで見上げてくるリーネちゃんはかわい……、じゃなくて、とても正気をたもっているようには見えなかった。
 体にまわされた手はゆるむどころかさらに強くしがみついてきている。
 ぐりぐりと頭をこすりつけてきたりして、もうどこからどう見ても猫以外のなにものでもなかった。
「リーネ、ちゃん……」
 リーネちゃんの髪の毛からいいにおいがする。
 わたしの首にほっぺたをスリスリしてきて、どうしようもなくこそばゆい。
 でもそれはとても原始的な親愛の表現であって、けっして不快なものではなかった。
 密着したリーネちゃんの体もやわらかくてあたたかくて。
 こんな状態だというのに、ほんの少しのあいだならこれも悪くないかも、とか思ってしまった。
「んにゃ……」
「ひっ……!」
 首すじにぬめっとした感触を覚えた。
 背筋をゾクリと悪寒が駆け抜け、全身が震える。
 ……舌で、なめられた?
141マタタビにゃんにゃん:2008/08/31(日) 08:42:51 ID:sJzlOX27
 使い魔の特性のためにすっかり猫になってしまったのだから、いまのリーネちゃんは猫なのだ。
 だけど、いやたしかに猫なら親しい人のことをなめたりするだろう。
 でもでも、わたしは飼い主じゃないし、リーネちゃんも人間だからさすがになめるのはよくない。
 なぜかわからないけど、とっても"いけない"気がした。
「リーネちゃん、ダメ! めっ!」
 猫の耳を生やしたリーネちゃんに怒った口調を試してみる。
 猫の場合、叱られるとわかればすぐにじゃれあいを止めるものだからだ。
 大好きなリーネちゃんを猫あつかいするのには抵抗を感じるけど、いまはそんなことを言っていられない。
 これは、そう。
 緊急事態なのだ。
「ほら、ペロペロしちゃダメでしょ! わかった? わかったなら放しなさい」
 冷静に、落ちついて説得すればわかってくれるはず。
 ただの猫ならいざしらず、目の前の猫はリーネちゃんでもあるのだからちゃんと聞き分けてくれ――――
「にゃあぁん!」
「ひゃああぁっ!」
 なかった。
 わたしを抱きしめていた手をゆるめたと思ったら今度はわたしのうしろにもぐりこみ、服の裾の部分から手を侵入させてきたのだ。
 お腹をなで、脇腹をなで、みぞおちをなでられたところでわたしの理性がさけんでいた。
 揉まれる!
142マタタビにゃんにゃん:2008/08/31(日) 08:46:55 ID:sJzlOX27
 わたしはたしかに、大きな胸にはちょっと、ほんのちょっとだけ執着しているかもしれないけれど、でもそれはあくまで揉む側として興味があるだけなのだ。
 わたし自身の胸はおせじにも大きいとは言えないし、揉まれたこともないからどんな感触なのかもわからない。
 それでもきっと揉みたいと思う気持ちはなくならないから、たとえ背中にあたるおっきな胸を持つリーネちゃんに揉まれたところで問題はなくて…………あれ、あれれ?
「はぁあ……、よしかちゃん、きもちいい……」
「やあぁあ、わたしは気持ちよくないぃ……!」
 もはやリーネちゃんの侵攻を止めるすべはなく、うしろからまわされた手はわたしのちょっとひかえめな胸を鷲づかみにしていた。
 胸のふもとから押し上げるように、円を描くような手の動きに翻弄されてしまう。
 こんなことイヤなはずなのに、リーネちゃんがやっていると思うと素直に怒れない自分が憎い。
 マタタビのにおいにやられてしまったリーネちゃんに責任はない。
 もしも責任があったとしてもリーネちゃんならぜったい許してあげちゃう。
 だけれども、わたしは――――
「よしかちゃん…………、おいしい」
「にゃああああぁ!」
 耳! 耳!
 わたしの耳が、パクペロされた!
 指は休まることなく胸を揉みつづけていて、それだけでも変な気分なのに耳たぶをパクッ、ペロペロってされたら奇声をあげてしまっても仕方ないと思う。
 耳のくぼみがねっとりした生温かい唾液で濡れて、それだけのことなのにものすごく恥ずかしい。
143マタタビにゃんにゃん:2008/08/31(日) 09:07:24 ID:sJzlOX27
「りー……ね、ちゃん……」
「だいすきだよ、よしかちゃん」
 耳からあふれた唾液が首を伝っていく。
 気が変になってしまいそうだ。
 大好きなリーネちゃんにうしろからこんなふうにいろいろされて、わたしの中のなにかが壊れそうだった。
 耳もとで荒い息づかいが聞こえる。
 あたたかい空気がうなじをなでる。
 おもわず身震いした。
 リーネちゃんの小さくて優しい指がわたしのてっぺんをいじめてくる。
 なんだかお腹の下のほうが熱くなって、わたしまで酔っぱらったみたいにいい気分になってきた。
 うしろから羽交い絞めにされて、こんなことすごくイヤなのに、リーネちゃんに抱きしめられていると思うとこれでもいいや、と思えてくる。
 すごく不思議で、すごく気持ちいい。
 なんでだろう。
 リーネちゃんのことは好きだけど、イヤなことをされたらイヤだと思うはずなのに。
 なのになのに、なんでこんなにわたしは、ウレシインダロウ……。
144マタタビにゃんにゃん:2008/08/31(日) 09:09:45 ID:sJzlOX27
「ん……」
 首をまわすと、火照って赤くなったリーネちゃんの顔があった。
 涙でかすんだ視界にリーネちゃんの顔がいっぱいに広がる。
 近づいてくる。
 ぷっくりとふくらんだ形のいいくちびる。
 光を跳ねかえしていてやわらかそうで、とても、オイシソウ……。
「り、ね……ちゃ……」
 わたしは自分のくちびるを自らささげる。
 酔っぱらったリーネちゃんが優しくほほえんだ。
 それでいいんだよ、という声が聞こえたような気がする。
 リーネちゃんの顔がフラフラ揺れて、わたしの顔に重なり、わたしのなかにリーネちゃんが――――
145マタタビにゃんにゃん:2008/08/31(日) 09:11:59 ID:sJzlOX27
 目が覚めたら夕方だった。
 外はちょうど日が暮れるところで、茜色の光が部屋のなかを見慣れない空間にドレスアップする。
 となりではリーネちゃんがすーすー寝息を立てていた。
 ……あれはいったいなんだったのだろう?
 ベッドのわきのサイドテーブルにはちゃんとマタタビが活けてある。
 わたしやリーネちゃんの服装には乱れたところもないし、ベッドのシーツもまったくきれいなものだった。
 頭のなかを白昼夢という言葉が占める。
 でもあのときの感触、心地は夢ではなかったように思えた。
 あれが夢であるのなら、この世に現実なんてものは存在しないだろう。
 夢現、か……。
 横で静かに眠っている彼女はとても安らかな笑顔で。
 今日は予報どおりネウロイの襲撃のない平和な一日だったわけだ。
 あれが夢であろうと現実であろうと、どうでもいいことなのかもしれない。
 もちろん、リーネちゃんが起きたらそれとなく訊いてみようと思う。
 でも、たとえ返答がどのようなものだったとしてもわたしがリーネちゃんを想う気持ちに変わりはないわけで……。
 わたしはかわいらしい寝顔を見せる子猫が風邪をひかないように、その体にそっとブランケットをかけてあげた。



 おしまい
146名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 09:13:37 ID:sJzlOX27
以上です。読んでくれた人に感謝。
楽しんでもらえたら幸い。

>>132
妄想とちがっていたらごめんなさい。
147名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 09:19:30 ID:pvSu0F22
>>133
なんという職人芸・・・ホンマここは天国や
148名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 09:20:51 ID:r7QBp1ZR
朝から飛ばしてるなぁ
149名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 09:22:50 ID:3f3k0pIZ
>>133
良すぎる…!! GJ!!
150名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 09:24:01 ID:E7fKdXMI
>>133
GJ!
揉まれる芳佳もいいなw

エイラとシャーリーは早くマタタビを探す作業に戻るんだ
151名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 09:50:11 ID:650jcqbc
安西先生…エイラーニャでこのネタを読みだいです…
152名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 10:01:36 ID:0pV8K9Qg
>>132
GJ!こういうネタはいいな。
トゥルーデとか隊長とかに媚薬的なモノを飲ますssを読みたくなってきた…w
やべっ妄想とまんねえ!誰か書いてくれ!
153名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 10:07:01 ID:L928HqI9
少佐×ミーナ×トゥルーデでこう請いいやつを
154名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 10:17:21 ID:JgbLFiF1
>>133
もう素晴らしいという言葉しか思い付かない。GJ!
ところであなたはもしや以前リネ芳のドーナツのSSを書かれた方ではないでしょうか
155名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 10:17:44 ID:P28HaFKi
>>133
朝からなんてもの投下しやがる!!ああ、ジャン・ルイがやられた!!
GJ過ぎてもにゅもにゅする。芳佳は唐突に攻められたら絶対何もできずに落ちるよな。
156名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 10:40:18 ID:U35MUdo2
俺がエイラーニャssを書こうと一晩格闘している間に
素晴らしいssが大量に投下されてるではないか!!

どれもこれもニヤニヤしてしまう要素が大量で…
んーーーGJ!!
157名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 10:53:02 ID:D3oqPhsT
>>151
同じく読みたいです…ぬこ化したサーニャ…ゴクリ
158滝川浜田 『MANIPULATE APHRODISIAC』:2008/08/31(日) 11:13:40 ID:3f3k0pIZ
媚薬ネタ書いてみた。今日のメインを投下する前にまずこっちを。
ミーナ×ゲルトです。





……出来た。これでトゥルーデは私のモノだわ。
これを使えば、トゥルーデは…。

―――MANIPULATE APHRODISIAC―――

私はトゥルーデを落とす為に媚薬を開発した。これを開発するのに3ヶ月も費やした。
これで、トゥルーデを…!

「おっ、これはなんだ、ミーナ」
「みっ、美緒…ジュ、ジュースよ、ジュース」
「そうか、ちょっと飲ませてくれ。ちょうど喉が渇いてるんだ」
「えっ…ちょっ、それは…!」

飲ん…じゃった…。

「ん…ちょっと苦いな…」

あれ、効いて無い…。
おかしいわね…。ちょっと飲んでみよう…。

…ん…あれ、身体が…熱い……しまった…コレは……

「ん?どこ行くんだ美緒」
「ちょっと…トイレ…」

…そうだ、このまま、トゥルーデの所へ行けば……
う…身体が…疼く…。
トゥルーデが欲しい……


《トゥルーデの部屋

「どうした!?ミーナ、具合悪いのか!?」
「トゥルーデ………ごめんなさい………」
「え…?ミー…」
「んっ…んんっ…」

私は身体の疼きのままに、トゥルーデに深いキスをした。
トゥルーデは驚きのあまり、目を見開いていた。
私は存分に、トゥルーデの口内を味わう。舌と舌を絡め取り、トゥルーデを愛する。
「ぷはっ…トゥルーデ……甘い…わ…」
「ミー…ナ……」

そして長いキスを終える。私達の間には、銀色の橋がかかる。

159滝川浜田 『MANIPULATE APHRODISIAC』:2008/08/31(日) 11:15:02 ID:3f3k0pIZ
私達は戸惑うばかりのトゥルーデを押し倒す。怯えた目をしたトゥルーデは小動物の様で、私の嗜虐心を煽るだけだった。

「ミーナ…なんだいきなり…」
「トゥルーデ…貴女が…欲しいの…身体が疼くの…お願い…一度でいいから…」
「ミ、ミーナ…」
「抱かせて欲しいの…」
「ミーナ…ちょ…」

私はトゥルーデの返事を聞くまで待てずに、トゥルーデの服を脱がし始めた。

「トゥルーデ…キレイな肌…んんっ…」
「ミーナ…胸は…やめろっ…ミ…ナ…ッ…」

私はトゥルーデの胸を攻め立てる。トゥルーデったら普段聞かせないような声を出して…

それが余計に可愛くて…。

もっと、したい…。


「トゥルーデ…もっと、したい…。いいかしら…?」
「ミッ…ミーナ…もう、やめてくれ…」

トゥルーデは必死に懇願する。トゥルーデの泣き顔…とても可愛い…。

でも、やめてあげない。
私の身体の疼きが収まるまで…ね…♪

「イ・ヤ・だ・♪」




160滝川浜田 『MANIPULATE APHRODISIAC』:2008/08/31(日) 11:18:09 ID:3f3k0pIZ
…ん…?…ちょっと頭がクラクラするけど、意識はある。…私、何をしていたのかしら?

…服が散らばってる。それにここは私の部屋じゃない。
そして横にいるこの人は誰…?

「…ミーナ……」
「トゥ、トゥルーデ…!?」

って泣いてる…!?

「ミーナ……お前に奪われるとはな…少しショックだ……」

…思い出した。私は媚薬を飲んでそのまま、ここに来たんだった…。
…っていう事は私、トゥルーデを…

ああ…私は何て事を…!!

悔いてもどうにもならない事を今更悔やむ。
トゥルーデの言葉から察するに私はトゥルーデの全てを奪ってしまったみたいだ。

「ご、ごめんなさい……!トゥルーデ…!!」
「……」

黙ったまま…。やっぱり怒ってるわよね……。はぁ……。
私が頭の中で後悔の念を巡らせていると、トゥルーデが口を開いた。

「…責任…取ってくれるんだろうな…?」
「え…?」
「私を奪った責任…取ってくれるよな…」
「トゥルーデ…こっ、これはっ…」

すると私はトゥルーデに強く抱き付かれて、耳元で囁かれた。

「…朝まで愛してくれ…ミーナ…///」

トゥ、トゥルーデが壊れた…!?
…でも願いが叶ったから、これはこれで結果オーライなのかしら…?

そして私は、トゥルーデの宣言通り、朝まで、愛する事にした。

…そういえば、美緒は大丈夫かしら…?




「坂本さん…私、もう…ダメです…///」
「まだだ、宮藤…私の身体はまだ疼いたままだ…もっと…しよう…」
「坂本さぁん…坂本さ…ああっ…///」



END


以上です。完全に即興で書いたので、なんかワケ分からなくなってますが…。

ではまた後ほど…

161名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 11:25:05 ID:P28HaFKi
>>160
トゥルミーナきたあああああああああああGJ!!待ちわびてた!!
やっぱミーナは少佐よりトゥルーデだよな!!うん!!
そして宮藤カワイソスww

で、たまたま部屋の前を通りかかったリーネと少佐が喧嘩するんですね。わかります。
162名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 11:57:10 ID:O9nCjmeo
>>133よっしゃぁああ!!!!GJ!
>>160ミーナ隊長とトゥルーデの組み合わせもいいのぅ(*´Д`)ハァハァ
>>153
少佐×トゥルーデ良いなw本編で絡みが少ないから書くの難しいが…
163名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 12:10:11 ID:0pV8K9Qg
>>160
きたあああああああああああ!!!
まじできたよおい!しかもミートゥル…あんた一体何者なんだw
もう世界の果てまでGJ!
164名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 12:47:11 ID:z+eB9Qkn
>>160
やっぱしミーナはトゥルーデとが落ち着く
GJでした!
165名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 13:22:46 ID:ioJI6Glp
>>160
GJ!
166名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 13:32:18 ID:P28HaFKi
396 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/31(日) 12:51:27 ID:5cbgDu7O
>>369
百合番付を作ってみた

               エロ        
         芳佳  |        
              |        ゲルト 
              |ルッキーニ  
              |        ペリーヌ
     隊長      |シャーリー 
 バイ――――――――――――――――百合
           少佐|   リーネ 
              |           サーニャ
         エーリカ|           
              |           
              | 
             へたれ
                           エイラ


本スレの連中はわかってねえな……隊長がいかに百合寄りになっているのかが……!!
だがエイラだけは果てしなく正しい。
167名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 13:37:03 ID:TsWrldMB
隊長はもうガチガチだよな
後ゲルトって結構へたれっぽくないか?
そういえばエーリカの位置って難しいよな…
168名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 13:41:55 ID:4atfU2rq
エーリカは果てしなくエロ方向
無意識にやってのけるあたりがまさに悪魔w
169名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 13:50:21 ID:EMzTvYXO
サーニャはエイラと同レベルのガチ百合なのか?www
外国人に「エイラセクシャル」とか言われてたらしいけど
170名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 13:52:41 ID:qVE6Y1Vs
>>166
何言ってんですか。
百合萌えが本スレですよ?
171名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 13:58:10 ID:nzcEQgWb
ゲルトはもっと純粋
172名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 14:13:02 ID:WSPxfv6F
隊長がバイとか絶対に許さないよ
173名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 14:55:27 ID:JgbLFiF1
シャーリーが意外と奥手で、まだ子供だと思ってたルッキーニの何気ない大人な一面を見て
ドキドキしてしまう、とかいう妄想をしてニヤニヤしているのは俺だけだろうか
174名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 15:18:14 ID:dXt+w+M3
それにしても元気あるスレだな
本編でガチ描写にならず、程よいキャッキャウフフ度なのが妄想力を鍛えるんだろうか
この板で他に勢いあるのも東方とかなのはみたいな、妄想で補完する系だし
175名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 15:24:59 ID:4MkT56yi
5話の厳しい少佐見てから9話の優しい少佐みると
芳佳と二人きりのときのデレっぷりがたまらん
176名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 15:36:14 ID:toUpqVq1
本編見てると隊長は少佐に惚れ過ぎだろうと思ってしまう。ガチだなー。
少佐は芳佳にお熱だからなー。百合じゃない意味でも。
177名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 15:50:48 ID:vvY+tNnc
>>174
女の子を11人も出して、
しかも本編でちゃんとそこそこ各キャラについて愛を持って描かれていて
そこそこ想像の域がある。

あとミーナ隊長以外は彼氏が出て来ないし、
そのミーナ隊長も過去の話だし。
178名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 16:17:49 ID:H4EtqmHJ
シャッキーニはEDだけで十分な俺ガイル

あのやさしい顔したシャーリーがもうね、もうたまらんですよ
179名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 16:30:05 ID:yz/otyZI
俺はいいともに出演したシャーリーをルッキーニが慰めるのが見たい
180名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 16:31:53 ID:IQUKrF8n
うわあああどちくしょう!いつの間にかにやにやssが!
毎度のことながらGJが追いつかん。
181名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 17:03:50 ID:rrBxM93V
妹は姉バカなだけで男もいけるんじゃないか
182名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 17:07:07 ID:61T/awL5
9話やっと観れた。少佐男前すぎだろw
しかし、嫌な予感がすんなぁネウロイ…。あの男再登場しそうでこえぇぇ。
頼むから坂本ミーナで突っ切って欲しい。
183名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 17:15:46 ID:KjMf6IP8
マタタビ系でシャッキーニss書こうかと・・・
今日中に出来たらいいな
184名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 17:20:50 ID:sJzlOX27
感想どもー

>>154
その通りです
やはり名前つけたほうが保管庫とか見やすいですよね…すみません
保管庫の管理人さんにお願いしてみます
185名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 17:31:43 ID:h1c2m6ZP
シャッキーニもいいよなぁ。
二人でイチャイチャ悪ふざけしたりするのもいいし、
何かのきっかけで凹んだルッキーニを年上らしくシャーリーが慰めるってのもいいなぁ。
186名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 18:13:57 ID:0pV8K9Qg
>>183
妄想しながら待ってる
187滝川浜田 『free bird』:2008/08/31(日) 18:15:00 ID:3f3k0pIZ
今日のメインSS投下。
エーリカ×トゥルーデです。初書きのCPなので、変な所はご容赦を。





―――自由な彼女は、私をこんなにも簡単に虜にしてしまう。

自由というのは、罪だ。

―――free bird―――

今日も起床のラッパが鳴る。
全く、今日も寝坊か…。

「ハルトマン!何をしてる!寝坊だぞ!」
「んん〜……あと5時間……」
「何を言っている!早く起きろ!」

私はハルトマンが被っている毛布を勢い良く剥ぎ取った。

「トゥルーデ…見逃してくれたら…」
「なんだ?」
「キスしてあげる」
「…キッ…///…バッ、バカ言ってないで早く起きろっ!!」

バタンッ

「あ〜あ、怒っちゃった……本気…なんだけどなあ…」


《ドアの前

「…なっ…何を言っているんだアイツはっ…!」

それに…何だこのドキドキは…

『キスしてあげる』

…うっ…キッ、キスって…///

「バッ、バカらしいっ…!全く…!」

私はそう言いながらハルトマンの部屋を後にした。


188名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 18:15:18 ID:cC8Xlwn8
その逆も然り。
なにかで凹むシャーリーをルキッーニが子供らしく前向きに励ますとかなw
189滝川浜田 『free bird』:2008/08/31(日) 18:16:20 ID:3f3k0pIZ
《夜 トゥルーデの部屋



………んんっ……やけに寝苦しいな……。

「トゥルーデ」

…ん…今ハルトマンの声が聞こえたような…?

「ヤッホー♪トゥルーデ」
「ハッ、ハルトマンッ…! 何故ここにいるっ…!?」
「夜這いだっ!」
「だっ!じゃない!早く自分の部屋に帰れ!」
「冷たいなあ。私とトゥルーデの仲じゃん」
「お前なんか知らん」
「えー」

全く、朝のアレがあってから、まともに顔も見られないというのに…。

「……♪」
「なんだ、ニヤニヤして」
「トゥルーデ、私の事意識してるでしょ?」
「なっ…///」

私は自分で自分の顔が真っ赤になっていくのを感じる。

「…図星だね…?」
「ハルトマン…お前っ…」
「だから言ったじゃん…夜這いしに来たって」
「やめろ…ハルトマン…」

ハルトマンが迫る。

「…好き…トゥルーデ…」

私はハルトマンの肩を掴んで押し戻した。

「トゥルーデ…」
「…スマン、ハルトマン…」
「はあ…やっぱりトゥルーデはそう来ると思ったよ」
「ハルトマン…」
「私、ちょっと安心したよ。ここでトゥルーデが私の事を受け入れたら、私もちょっと戸惑うとこだったよ」
「…私は、ハルトマンの事が嫌いなワケじゃない。ただ…」
「ただ…?」
「今はその気になれないだけだ。すまない」
「アハハ、うん、トゥルーデらしいよ!…じゃあ、これ、忘れないように…薬指出して」

そう言うと、ハルトマンは私の左手の薬指に指輪をはめた。

190滝川浜田 『free bird』:2008/08/31(日) 18:18:42 ID:3f3k0pIZ
「…指輪…?」
「そ、おもちゃだけどね。…それが、私とトゥルーデを結ぶ約束だからね」
「約束…」
「うん、いつか、トゥルーデが私をお嫁さんに貰ってくれる、約束♪」
「バッ、バカ言うなっ…///」
「照れてる照れてる♪」
「全く…///」
「…じゃあ、おやすみ、トゥルーデ」
「ああ、寝坊するなよ」
「余計なお世話だよ!…あっ、そうだ、トゥルーデ、最後にもう一つあるんだよ」
「…今度は何だ?」

私が半ば呆れ気味にそう言うとハルトマンは私の頬に軽くキスをした。

固まる私を尻目にハルトマンは、やってやったとでも言うかの様に

「ヘヘッ、お・や・す・み・♪」

バタン

私はそのままベッドに倒れ込んだ。

「……自由過ぎる、だろ…///」


私が、ハルトマンの下に落ちる日は、そう遠くなさそうだ…。



END




以上です。思ったよりエーリカの台詞回しが難しかった…。書き慣れないから余計に難しい…。う〜…


ここいらで爺は去ります…。
191名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 18:20:47 ID:IQUKrF8n
爺さまの仕事の早さに脱帽。GJ!
エーゲルが増えてきて嬉しいんだがどうしたらいいかなw
192名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 18:39:02 ID:P28HaFKi
>>190
遂にじっちゃんのエーリカが拝める日が来たか……GJ!!
エーリカ難しいですよね。出番少ないのに二面性が強いとか書きにくいにも程がある。
このエーリカは暗黒面全開で楽しそうだww

ていうか「今日のメイン」って何ですか「今日の」って。

>>188
ルキッーニ吹いた。ルキッーニは無邪気攻め。
193名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 18:54:00 ID:UUmjIJX7
エーリカ×ゲルトキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
カールスラント組のこの2人はもっと百合百合してもいいはず
194名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 19:14:43 ID:lsTJyeIE
マタタビ云々言っていた132ですが>>133の仕事の早さに脱帽…!
本当にありがとうございます!妄想通りのちょいエロで甘々な二人に癒されましたGJ!!!!
195名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 19:49:43 ID:WPI2BRt+
ニヨニヨすぎるぞw
196名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 21:36:19 ID:IQUKrF8n
どうでもいいが扶桑組はスク水のストックがタンスかなんかにたくさんあるんだろうか
普通にパン…ズボンはけばいいのに
いや少佐の水着姿にはGJと言わざるを得ないんだが
197名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 22:25:58 ID:P28HaFKi
誰もやらないので自分でこのスレ仕様に書き直してみた。

          エロ
           |エーリカ        芳佳
           |        リーネ
           |ルッキーニ
           |        ペリーヌ
           |    隊長
百合 ―――――┼―――――――――――濃百合
           |少佐
           |シャーリー      サーニャ
           |
           |    ゲルト
           |
          へたれ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

                           エイラ
198名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 22:30:46 ID:nDPL5VPs
隊長とペリーヌのX軸座標は逆じゃないかと思うんだ。
199名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 22:34:17 ID:4MkT56yi
少佐がまともすぎるだろ
200名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 22:36:32 ID:toUpqVq1
エイラがwwww
201名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 22:37:25 ID:VcxVr92g
チンポが丸見えじゃないかwwww
202名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 22:44:42 ID:0pV8K9Qg
エイラがあまりにも正しすぎるwww
203名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 22:49:36 ID:XFwPxV3W
なんかある意味隔離されてるみたいだなww
204名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 22:57:43 ID:VcxVr92g
隔離病棟のウイルスババア
205名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 23:04:34 ID:h1c2m6ZP
そんなヘタレのエイラさんが勇気を出して、サーニャに告白するとことか見てみたいな。
出川みたいにピアノ弾いて告白するみたいとか。
206名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 23:05:29 ID:uMxAJZ+j
サーニャにプロポーズ電波送信!
207名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 23:05:43 ID:cZRhsoRt
エイラの告白はDr.スランプのせんべえみたいになると予想
208名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 23:07:31 ID:hFjxM5MC
さーにゃんだけに送る愛の電波放送ですね
209名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 23:11:56 ID:TsWrldMB
ネタがわかんねえw
210名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 23:19:47 ID:VcxVr92g
ボケか?
211名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 23:23:50 ID:XFwPxV3W
むしろ痺れを切らせたサーニャがラブ電波を世界中のネットワークに発信とか
212名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 23:24:32 ID:lwEdNgz0
せんべえってどんな告白したんだっけ?
213名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 23:27:16 ID:3f3k0pIZ
サーニャはラブテロリストか
214名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 23:28:05 ID:lwEdNgz0
わかったぞ、エイラにしかわからない愛の告白の歌を電波ジャックして全世界に発信するんだな。
215名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 23:32:00 ID:IQUKrF8n
駄目だww想像してみたがエイラのあまりのへタレっぷりに
自分から告白するサーニャしか浮かばんwww
216名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 23:32:54 ID:dEBTpr0T
エイラは誘い受けテクを学んでサーニャを誘惑したらどうだろうか

押して駄目なら引いてみる
いや正確には押せないから引いてみる
217名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 23:33:43 ID:cZRhsoRt
ちなみにせんべえの告白は
トイレの前で告白の練習してたら相手がトイレから出てきたってやつ
218名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 23:35:05 ID:ZrrNxQhi
プロポーズといえばしりとりだな。
二人で夜空を飛びながらのしりとり勝負。

「け・・・け・・・また"け"カヨ〜」
「エイラ降参?」
「・・・いや、あるゾ・・・”結婚しよう”」
「エイラ・・・」
「”う” ダゾ・・・早く答えないと、サーニャの負けだかンナ?」
「・・・うん。いいよ」
「ヨッシャ。 エイラの負けダナ」
219名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 23:36:34 ID:TsWrldMB
>>218
これは最高に萌える
220名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 23:37:06 ID:4atfU2rq
エイラが告白するなら、
もうやけくそみたいに言い放つしかないだろうな
平静で言えるものか!w
221名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 23:37:14 ID:hFjxM5MC
>>218
天才きた!!
222名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 23:37:21 ID:lwEdNgz0
>>217
なるほどw
エイラにぴったりかもw
223名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 23:37:52 ID:Jmq3+hzc
>218
おいプラネテス
224名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 23:38:04 ID:cZRhsoRt
>>218
待て!なぜエイラが負けている!?
225名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 23:38:26 ID:4atfU2rq
>>218
!!!!
226名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 23:41:14 ID:b/QAghoP
「サ、サーニャ。この出撃の後で、大事な話があるんダ。」
227名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 23:41:45 ID:P28HaFKi
この空気で突っ込んでいいのかスルーすべきかかなり悩んだが言うことにした。

二人の会話はブリタニア語だからしりとりは無理じゃね?
228名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 23:42:05 ID:cZRhsoRt
>>227
魔女の魔力を信じろ
229名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 23:43:05 ID:ZrrNxQhi
ホントだ・・・ラスト間違えてる・・・。
雨と雷に打たれてくるわ・・・。

ちなみに、プラネテスもいい作品です。
230名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 23:43:25 ID:KjMf6IP8
>>226
それは死亡フラグー!
231名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 23:49:40 ID:IQUKrF8n
>>217
元ネタみたことないがこんな感じだろうか


トイレの前にて。

「今日こそ、今日こそサーニャにこ、こく…告、白するぞ!!
 いきなり本番は、あれだからな、うん。練習ダ練習。
 落ち着いてーー………よし。
 さ、サーニャの瞳に乾杯!…なんか違うナ。
 私は死にましぇー……宮藤に騙されている気がスル…
 シンプルだ!シンプルイズザベスト!よし!
 サーニャ!!私はサーニャの事が好きなんダ!!世界で一番大切だかんな!!!」

ガチャッ

「(○Д○)」

「…エイラ、私も」


はにかみながら微笑むサーニャはこのまま固まるエイラのほっぺにちゅーですね。
わかります。
232名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 23:51:26 ID:P28HaFKi
>>231
全私が幸せで温かな気持ちになりました。
233名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 23:51:29 ID:3f3k0pIZ
>>231
それだ!
234名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 23:55:56 ID:cZRhsoRt
>>231
忠実に再現するなら
ドア開ける前にサーニャが返事だな
それでエイラが「ヘ?」ってなる
235名無しさん@秘密の花園:2008/08/31(日) 23:57:45 ID:IQUKrF8n
>>232
温かな…だって?
何言ってんだ。さっきそんなこと妄想してたら火傷したんだぜ…
畜生、やつらめ熱々すぎる
236虎姫:2008/09/01(月) 00:00:15 ID:KjMf6IP8
流れを切ってシャッキーニSS投下
マタタビに感化されて初SSです(しかも長い)
いじめないで生暖かく見守ってください


『猫のハーブ』
子供っていうのは限度を知らない、遊ぶにしても、食べるにしてもだ。
限度を身をもって知って大人になっていく、そして此処にもそんな例がある。

「ウニュ〜、シャーリーお腹いた〜い 」
ベットの上でゴロゴロと寝返りをうっているルッキーニ
「だから言ったろう、調子に乗って食べるから」
あたしはため息ながら窘めた。

今日は暑かった、ルッキーニは朝からアイス、ジュース、スイカと
食べれるだけ食べた。
みんな注意はしていたが例の秘密基地いるときはまったく目が届かない。
結果がこれだ。

「じゅあ、薬もらってくるから」
「薬はやだー!」
「・・・それは駄目だろ・・・」
「薬持ってきたらシャーリー嫌いになる!」
それは困る、大ダメージだ。
「じゃあ、何か別のもの持ってくるよ」
237虎姫:2008/09/01(月) 00:03:17 ID:L368ong4

そのまま部屋を出たのはいいけど別のものなど思いつかない、
そんな事を考えている所に声を掛けられた。
「ルッキーニちゃんの様子はどうですか?」
リーネが心配して見舞いに来たようだ、
そうだ此処は古きブリテンの知恵に頼ってみよう。
「なあ、リーネ ブリタニアでは薬を嫌がる子供に何を飲ませてるんだ?」
「えっ?薬の代わりですか?そうですね、色々なハーブを使いますね、
風邪とか腹痛とか色々症状に応じてハーブティーを淹れます、
飲みづらいときは蜂蜜を入れると子供にはいいですよ」
「それだ!腹痛に効くハーブって無いかな?」
「たしか実家から送られてきた荷物の中に腹痛に効くらしい
ハーブティーが入ってました、何のハーブか分からないんですけど・・・」
「それでいいよ!分けてくれないかな?」
これでルッキーニに嫌われないでお腹を治せるな。

「ルッキーニ、お待たせ〜調子はどうだい?」
「ウジュ?シャーリー?」
痛みの波が引いているのかゴロゴロすることも無くシーツから顔を出した。
いつもと違って大人しく、いじり倒した可愛さだ。
「ほら、これなら飲めるだろう?ハーブティーだよ、お腹に効くってさ」
「苦くない?」
「大丈夫、ミントっぽい香りなんだ、蜂蜜も入れたし甘くて美味しいよ」
238虎姫:2008/09/01(月) 00:04:21 ID:L368ong4
暖かいハーブティーを受け取ると匂いを確かめてから口にした
「・・・ウニャー、美味しい」
ほころぶ笑顔に思わずこっちも顔が緩むのを感じつつ一緒にハーブを楽しんだ。
「ウニュウニュ〜、フニュ?ウジャウジャ〜」
何やらいつもの擬音が変だ・・・体を左右に揺らしながらポヤンとした顔・・・
可愛い・・・いや変だろ!
「シャーリー・・・大好き〜」
そのまま胸に転がり込んできた、いつもの事だがいつもと違う!
尻尾が足に当たってくすぐったい・・・しっぽ?
ルッキーニの黒豹の尻尾があたしの足を叩いている、
とっさの事に思わず尻尾に手を伸ばした。
「うにゃあんっ!」
思いもよらぬ艶めいた声に驚く、
どうやら尻尾の付け根を触ったようだけどどうなっているんだ?
試しにもう一度撫でてみる
「んあっ!や・・ん・・・!」
「こ、これは・・・」
まるで発情している猫のような状態(黒豹だって猫科だ)何が原因だ?
考えられるのはハーブティーだけどあたしも飲んだが何ともない、どうなってるんだ?
「ふ・・あっ・・・ギュてして〜」
全身を使って擦り寄ってくるルッキーニ、こんな状況で考えなどまとまる筈も無く・・・
【結論】目の前の現状を美味しく頂いてから考える。
「可愛いルッキーニ、大好きだよ」

「うにゃああっ!あんっ・・・シャーリー」

ルッキーニのお父さん、お母さん美味しいルッキーニを造ってくれてアリガトウ
239虎姫:2008/09/01(月) 00:05:49 ID:L368ong4
おまけ
あの後調べたら、あのハーブはキャットニップという猫が酔っ払うような効果があるらしい、
猫科の使い魔だから効いたのか?リーネも猫の使い魔だけど知らなかったのか故意なのかは定かじゃない、どちらにしても感謝だな。
まだ、残っているハーブはエイラとサーニャに差し入れるかな?
これであのヘタレも少しは進展するかもしれないしな。


マタタビ系SS投下すると宣言してこの程度です、ご勘弁ください
虎姫
240名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 00:10:44 ID:IiG8Mymt
>>239
GJ!!シャーリーって割と流されやすそうだよな。
突然不自然に甘えられるも時に気にせずいただいてしまうシャーリー……最高じゃないか
241名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 00:11:47 ID:/bLaOjDw
乙!

使い魔の影響か。
シャーリーって兎・・・性欲旺盛か・・・ついでに本人設定は惚れやすい、と
242名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 00:15:42 ID:EtsZ6jC0
GJでした!!
さぁエイラーニャにバトンが渡されたわけだが、
エイラは今度こそやってくれるか!?
243名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 00:16:30 ID:OcshQYRA
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                  l `ーヘ     r‐;   /: :|     ムリダナ
                | : l :个     _ イ |.: :|
                | : | : |: :r|>‐=1、 | :|.: :|
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244名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 00:18:35 ID:9QLOnACK
噴いたwwwwwww
245名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 00:20:20 ID:/bLaOjDw
サーニャにハーブティーを飲ませた後罪悪感に耐え切れなくなって、エイラは一時トイレと断り退室
そこへ丁度お菓子を作ってエイラの部屋へ持ってきた芳佳が発情したサーニャに遭遇してしまい、そのままサーニャに襲いかかる芳佳

まで夢想した
246滝川浜田 『キミノオモウガママ』:2008/09/01(月) 00:20:50 ID:5t8PfnRz
すまん、マタタビ系のヤツじゃないけど、エイラーニャ初投下します…。
自信?そんなもんありません!






…ああ、告白したくても、私にはそんな覚悟と勇気はナイ。

…今まではそう思っていた。
だが、私は数日前のリーネが宮藤に告白したという話を聞いて、私もいい加減心を決めなければ、と決意した。

…今日こそは、サーニャに告白しよう、と…。


―――キミノオモウガママ―――


…告白すると決めたのは良いものの、どんな手段で告白したらいいのか…。
普通に告白した所で、サーニャの事だから「(友達として)私も好きよ、エイラ」で終わりそうダナ…。

だからと言って変に捻っても私の真意は多分伝わらない。
うー、告白というのはこんなにも難しい事だったのか…。

…そこで実際に宮藤に告白したリーネに訊いてみる事にした。

「なあ、リーネ、少し話良いか?」
「なに?エイラさん」
「どうやって宮藤に告白したんダ?」

突然の質問にリーネは一瞬固まる。

「…えっ…///…ど、どうやってって言われても…///」
「頼む…!今はリーネの意見が必要なんダ」

リーネは茹で蛸みたいに顔を真っ赤にして、ポツリポツリと話し始めた。

「……普通に、好きです、って告白したよ…」
「なんかその時に『愛してる』とか『一生離さない』とか言わないのか?」
「…人によっては言うかもしれないけど、私は言わなかったよ。要は相手に想いが伝われば、言葉は何でも良いんじゃないかな」
「ナルホド……」
「…こんなので参考になったかな…?」
「ああ、十分ダ!じゃあ、宮藤と幸せにナー」
「もう、からかわないでっ…!」


相手に想いを伝える…か…。
私にはそれが足りなかったのかもしれないナ。
愛する人に出来るだけの愛を、込めて…。

247滝川浜田 『キミノオモウガママ』:2008/09/01(月) 00:22:09 ID:5t8PfnRz
それから数日はサーニャと二人きりになるチャンスもなかなか来ず、悶々としていたが、みんな今日、何か用がある、という事で、基地には私とサーニャ、坂本少佐、ミーナ中佐だけがいた。


《食堂

久しぶりのサーニャとの二人きりの時間。
私はこの時間がとても好きで会話など無くても十分幸せに浸る事が出来るんダ。

…だが、今日は浸っている暇はナイ。
今日が私にとっての運命の日だから…。



「サーニャ、二人きりなんて久しぶりダナ」
「…うん。エイラとゆっくり出来る時間がしばらく無かったから、ちょっと寂しかった」

サーニャはちょっと赤くなって、呟く様に話す。

ああ…っ!やっぱりサーニャの可愛さは異常ダァ!
こんな事をサラリと言うなんて、サーニャには私を悶え殺す力があるとしか思えないヨ!

「そ、そうダナ。でも今日はゆっくり時間もあるし、二人でなんか話さないか?」
「…うん…」
「……」
「……」

…しまった。会話が途切れた。何を話すか決めずに見切り発車でサーニャに話しかけたせいダ。

私達の間に気まずい空気が流れる…。
すると沈黙を破り、サーニャが話を始める。

248滝川浜田 『キミノオモウガママ』:2008/09/01(月) 00:24:27 ID:5t8PfnRz
「…ねえ、エイラは、好きな人とか、いる?」
「!!!」

あまりにストレートな質問に私は飲んでいた紅茶を噴き出しそうになった。

「な、なんでそんな事を…!?」
「…宮藤さんに聞いたの。恋は楽しいものだって…」

宮藤め…。サーニャに変な事を…。

…しかしよく考えると、これは告白するには良いチャンスじゃナイカ?
ここでサーニャに“好き”だと伝える事が出来れば、私達は晴れてラブラブだ…!

…ダメだ。そう思うと、胸の鼓動が速くなる…。
サーニャ、今、私の想いを伝えるからナ…!

「…サーニャ」
「…なに?」
「……よく聞いて欲しい…えっと……私は…私は…サーニャの事が…っ…」

もう少しダ…!頑張れ、エイラ・イルマタル・ユーティライネン……!

「…す…す……すっ」
「あーっ、腹減ったー」
「今日のご飯なにー?」
「あっ…今すぐ作ります!リーネちゃん手伝ってー」
「うん、芳佳ちゃん」


ドヤドヤとどこかへ言っていたメンツが戻ってきた。

……なんだってこんなタイミングで……。
ああ、私は本当にダメダ…。本当にヘタレだ…。
…告白はまたの機会、ダナ…

と、遠い目をしながらボンヤリ考えていると、サーニャは、私の手を握りながら私に囁いた。

「……さっきの話の続き、あとで聞かせて……?///」
「え…っ…!!///」
「…エイラの好きな人、気になるから……///」

……どうやら、私のチャンスはまだ終わってはいないようダ…。



END




以上です。ああ…自信が無いなあ…。
初CPばかり書きすぎてもうよく分かんないです…。

ふぅ…爺はもう寝ます…。
249名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 00:26:03 ID:BsZccgT9
このスレすげえよ・・・

>>246


このSSラッシュに耐え切れないw
250名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 00:29:34 ID:IiG8Mymt
>>246
GJ!!このGJ何度目だもう……。
本当に凄いお方だ……。
251名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 00:48:54 ID:Uur3kdd1
百合スレが大盛況なのにエロパロ板はなぜ盛り上がらない?
252名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 00:50:54 ID:yr0IzYhY
神だ
253名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 00:55:14 ID:dxvr+axa
今日やっと8話見た。
例の手紙のシーンのリーネの反応、顔で笑って心で泣くリーネとか風も操る黒リーネとかをよく聞くけど個人的には
『リーネはまだ恋愛は男女でするものだと思ってるから自分の芳佳への気持ちが恋心だって気付いてない』って説を推したい。
芳佳に好意をよせる男性をみて素直に応援してあげようと思ったのに、何故かそんな気持ちとは裏腹に心がちくちくして、
何でだろう…と悩むうちにようやく芳佳のことが好きなこの気持ちは恋なんだ…と気が付くのさ。
254名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 01:00:38 ID:toBOEEA4
>>251
こっちは百合ネタ、あっちはヘテロネタって感じで分かれてるからじゃないか。
俺は少し前まではあっちも見てたけど、ヘテロネタばっかになって来たから、今はこっちオンリー。

生粋の百合スキーにとって、ここは天国過ぎるぜ。
255名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 01:09:53 ID:fRC9qkkA
>>253
そうそう。それしかないな。
256名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 01:40:31 ID:WLdRUoNF
>>246
エイラーニャのニヤニヤ度YABEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!
顔が歪んで変な事になるw
257名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 02:09:35 ID:9QLOnACK
シャーリーとゲルトってお互いなんて呼んでたっけ?
258名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 02:19:56 ID:ikf9gtOd
七話で「リベリアン」「カールスラントの堅物」と言い合ってるぐらいだな。

それなりにくだけて話せるようだからトゥルーデがシャーリー+大尉で
シャーリーが合わせてトゥルーデ+大尉で呼んでると妄想
(普通は名前に階級つけないんだっけ?)。
259名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 02:20:01 ID:Y4JZYW22
ゲルトはリベリアンって呼んでからそれっきり。
律儀にイェーガーとか呼びそう。
260名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 02:46:40 ID:9QLOnACK
こんな時間にさんくす
261名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 02:52:03 ID:WLdRUoNF
ゲルトは苗字+階級じゃね?
262名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 03:05:06 ID:Uur3kdd1
シャーリーは姉ちゃん
263名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 04:10:03 ID:wbTI0rPJ
今なら言える!

サーニャを好きだけどヘタレで告白できないエイラ。
エイラを好きだけど恥かしくて上手く言葉にできないサーニャ。
そんな初々しくて甘酸っぱい二人の日常の出来事が
俺の脳内には満ちているんだ!!

キモイな俺…orz
264名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 04:12:31 ID:U6lUiBdp
おま
俺の脳内覗くな
265名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 04:20:17 ID:wbTI0rPJ
おおおおお、同士が居るとは!
まったく嬉しいぜ。両想いなのに告白できないエイラーニャこそ
俺のジャスティス。
>>264という同士を見つけて俺は救われた。
266名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 04:30:01 ID:YUhe8uBX
すれ違う両思いってシチュ、最高だよね
267名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 04:44:30 ID:x/81bBWr
>>263-266
お前らとは良い酒が飲めそうだ
268名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 04:46:58 ID:lMx7hFeU
ニュー速VIPでおもしろいSSスレやってるぞ
早く行かないと落ちちゃうぞ
269名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 05:16:27 ID:o9tzqe2V
エイラーニャはお互いにお互いのことを片想いしてると思うんだ
270名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 05:24:41 ID:9QLOnACK
ふいに手が触れ合って

「あ、ご、ごめんサーニャ…」
「ううん…」

「「………。」」

「(やばい胸がドキドキいってとまらないよ聞かれてないかな…
 …こんなにドキドキしちゃってるの、私だけなんだローナー…。)」
「(心臓の音、きかれてないよね…?こんなにドキドキするの、絶対、ヘンだよね…
 エイラはきっと全然平気なんだろうな…)」

お互い顔真っ赤なんですね。わかりry
よし、飲みに行くか
271名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 05:37:05 ID:05IFpy3N
>>270
付き合いますよ
272名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 06:20:58 ID:wbTI0rPJ
>>270
最高です。
273名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 07:12:31 ID:o9tzqe2V
2月15日
いつもと同じ。

2月16日
いつもと同じ。

2月17日
いつもと同じ。

2月18日
今日もいつもと同じように、部屋を間違えたふりをしてエイラのベッドで寝てやった。
今日もエイラはわたしになにもしない。
わたしって女として魅力ないのかなとすこしへこむ。
ううん、嘘。かなりへこむ。

2月19日
ねえ、エイラ。その気がないのにどうしてわたしに優しくするの?
そんなの本当の優しさじゃない。ただ残酷なだけ。

2月20日
エイラのことはもう考えたくない。

2月21日
ブルーベリー美味しゅうございました。
274名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 07:13:11 ID:yr0IzYhY
このスレはオールナイトで百合百合ですか
275名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 08:24:29 ID:5t8PfnRz
Q:ルッキーニの好きなところは?
A(シャーリー):そんなの全部に決まってんじゃん!
まあまずは見た目かな。チビで浅黒い肌でツインテールってのが、私のツボなんだよ!
あと声も可愛い!あんな可愛いくて甘い声で『シャーリー♪』だなんて言われた日には私の理性は(鼻血が出る)…!!
それにいつも私にベタベタなんだ。私がちょっと元気の無い時でも後ろから『元気出してよ〜♪』ってスリスリしてくるんだ!もう、それがたまらなく可愛くて!
あとは…(以下略)

というような事を起きて一番に考えた自分は正常でしょうか
276名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 08:35:20 ID:9QLOnACK
>>275 まごうことなく正常だ
雨降ってきたら嫌だなぁと陰鬱に思ってた気分も消し飛んで元気にでかけられそうだ。ありがとう。
277名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 08:42:42 ID:cYO623Ll
シャーリーの「スピード狂で、おおらかで惚れっぽい性格」というのは
実は「スピード狂で、おおらかで(女の子に)惚れっぽい性格」だったんだよ!
278名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 09:04:55 ID:RXgPTHKQ
まあ、いらん子のオヘアもウルスラ(エーリカ妹)可愛がってたし、リベリオンはロリコンがお国柄かw
279名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 09:13:38 ID:+tjtZvQC
ttp://humikane.asablo.jp/blog/2008/09/01/3727534
>次回は一通り隊員とフラグを立てた宮藤が、正妻ルートに。
>そして、惚れちゃったんだから仕方ないじゃない、そんな
>人たちの物語。
280名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 09:20:05 ID:dtJI8biq
せ、正妻だと!?
それは期待していいんだな?な?
281名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 09:24:01 ID:9QLOnACK
なるほど。百合ENDですね。
信じるぞ。信じるぞGONZO!
282名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 09:31:00 ID:5t8PfnRz
正妻って誰だ!?
少佐?リーネ?意外なところでみっちゃん?
283名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 09:33:44 ID:YUhe8uBX
まさかのみっちゃんだったら吹く
284名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 10:01:13 ID:9opVsPL4
惚れちゃったんだから仕方ない・・・隊長やエイラ、ペリのことですねわかります
285名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 10:19:31 ID:3uVDl1TR
>>281
GONZO信じたら10話でつがいの男が全員分でてくるっつーの
信じるのは股監督だ
286名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 11:06:54 ID:srGIWCu+
これは少佐だろ
正妻とか萌えすだなー(*´Д`*)
287名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 11:16:36 ID:biwAu9tC
少佐の正妻になるルートなのか、リーネを正妻にするルートなのか
288名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 11:18:51 ID:5t8PfnRz
>>287
自分はどちらもおいしくいただけます
289名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 11:22:31 ID:biwAu9tC
ぶっちゃっけ両方とも同時に成立するよな、むしろそっちでお願いしたい
290名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 11:35:12 ID:IiG8Mymt
そんな事よりよ、ちょいと聞いてくれよ。スレとあんま関係ないけどさ。
今朝、エイラの部屋行ったんです。エイラの部屋。
そしたらなんかエイラが先に寝てて私に気づいてないんです。
で、よく見たらなんかタロットで、今日はサーニャは来ない、とか占ってあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前な、タロット如きで今日は私が来ないとか思い込んでんじゃねーよ、ボケが。
タロットだよ、タロット。
なんか抱き枕とか持ってるし。私の代わりに綿か。おめでてーな。
むにゃむにゃ・・・サーニャダメだってバー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前な、私の初めてあげるからさっさと起きろと。
夜間哨戒後ってのはな、もっとうとうとしてるべきなんだよ。
睡魔のせいにすれば何されても仕方ない、
え?寝てる間にそんなことを?みたいな雰囲気がいいんじゃねーか。ヘタレ百合は、すっこんでろ。
で、いい加減に起きるかと思ったら、エイラが、サーニャ大好きだー、とか寝言言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、寝言で告白なんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
幸せそうな顔して何が、サーニャ大好きだー、だ。
お前は本当に私を食いたいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、シラフで同じこと言ってみろってんだよと。
私から言わせてもらえば今、ウィッチーズの間での最新流行はやっぱり、
出撃前の告白、これだね。
この戦いが終わったら結婚しよう。これが通の頼み方。
ネウロイとの戦いってのは何時終わるのか分からない。だから何時果たされるか分からない約束。これ。
で、それに加えて禁断の百合。これ最強。
しかしこれをやるとその瞬間から死亡フラグが立つという危険も伴う、諸刃の剣。
ヘタレにはお薦め出来ない。
まあエイラみたいなヘタレは、さっさと手ぐらい握ってみろってこった。


本スレより
291名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 11:38:44 ID:GLAbGa63
ヤバイ。サーニャヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ。サーニャヤバイ。
まず可愛い。もう可愛いなんてもんじゃない。超可愛い。可愛いとかっても「ウィッチーズNO1くらい?」とか、もう、そういうレベルじゃない。
何しろ天使。スゲェ!なんか形容詞とか無いの。キレイ系とか可愛い系とかを超越してる。天使だし超可愛い。
しかも夜間哨戒任務担当してるらしい。ヤバイよ、夜間哨戒任務だよ。
だって普通は夜間任務とか担当しないじゃん。だって徹夜の連続で肌荒れとか困るじゃん。
いつも寝不足でフニャフニャとか毎回部屋間違えてベッドに倒れ込んでくるとか困るっしょ。
帰還が遅くて、非番のときは当然待ってる私なのに、出勤のときも懲罰覚悟で寝坊したフリとか泣けるっしょ。
だからサーニャが脱ぎ散らかした服とか畳んでると安心するのかもしんない。健気なヤツだ。
けどサーニャはヤバイ。そんなの気にしない。夜間任務担当しまくり。
最も遠くから聞こえてくるピアノとかラジオを通してもよくわかるくらい父親。ヤバすぎ。
可愛いっていったけど、もしかしたら可愛いくないかもしんない。
でも可愛いくないって事にすると「じゃあ、私のこの感情ってナニよ?」って事になるし、それは誰もわからない。ヤバイ。自分にも分からないなんて凄すぎる。
あと超ピアノ上手い。多分プロ級。癒し度で言うと超プロ級の音楽家。ヤバイ。上手すぎ。伴奏で歌なんか聞いてる暇もなく聞き惚れる。素敵。
それに超色白い。超ツルツル。それに超ペタペタ。見とれる宮藤とか平気で出てくる。おっぱい魔て。私でもそんな目で見れねぇよ、最近。
なんつってもサーニャは照れ屋なのが愛らしい。恥じらうとか日常だし。
うちらなんて恥じらいとかたかだかズボンが無くなっただけでスースーするから犯人捜ししたり、ルッキーニを追いかけてみたり、他人のズボンを拝借したりするのに、サーニャは全然平気。
自分のだからと黒タイツを脱がそうとする。酷い。ヤバイ。
とにかく貴様ら、サーニャのヤバさをもっと知るべきだと思います。
そんなヤバイサーニャに惚れてしまった私とか超ヘタレ。もっとがんばれ。超がんばれ。


エイラスレより
292名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 11:51:49 ID:1e/5FHbA
つsm4318344
293名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 12:06:34 ID:86XWZcZd
GONZOを信じたら手紙の少年兵だー
294名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 12:09:54 ID:x5BIvuJl
人類みな婦妻
つまり501全員が……わかるよな?
295名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 12:24:44 ID:h3KTM/RJ
≫294
胸的な意味ですね わかります
296名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 13:13:30 ID:9xQnzMfr
芳佳総受けも見てみたいなー
みんなが芳佳を取り合う中リーネと隊長がどす黒いオーラを放ちまくり………
297名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 13:14:51 ID:toBOEEA4
リーネと結婚する事になった芳佳。
部隊員立ち会いの元に式を挙げている最中に、一線を退いたもっさんが乱入。

「宮藤、愛しているぞ!」
「・・・私もです!」

そのまま二人揃って駆け落ち。
心で泣きながら、笑顔で送り出すリーネ。


こんなラストだった泣く。本気で泣く。
298名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 13:19:56 ID:dCR0nd26
「卒業」なんて、今どきの若いもんは知ってるのか?
299名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 13:59:48 ID:Y4JZYW22
S&Gは最高だよ
300名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 14:12:23 ID:0OkJyeeN
正妻ルート....!?誰と!??
次回予告では全然百合っぽくなかったのに!!!
少佐には隊長がいるし....リーネとか???
301名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 14:16:51 ID:tvKPKtCr
駆け落ちルート臭がします
302名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 14:19:00 ID:NJ/VEkDw
レズババア臭が強くてワシにはわからん。
303名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 14:26:21 ID:vtSUatpC
>>297
リーネが玉青ちゃんとでも言いたいのか
304名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 14:26:55 ID:biwAu9tC
ペリーヌはどうなるんだろ、一番好きなだけに幸せになって欲しいんだが
305名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 14:37:44 ID:9QLOnACK
ああ…ペリーヌはちょっとこわいな。片想いルート一直線ぽくて。
愛が献身的すぎてなぁ。マジで少佐次第だもんな。でも幸せになってほしい
でも隊長少佐夫婦も応援したい派な自分に涙目
306名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 14:39:22 ID:5t8PfnRz
ペリーヌは…俺達の妄想の中で
幸せにしてあげよう
307名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 14:41:14 ID:tvKPKtCr
9話見た感じでは少佐は芳佳しか見てないのが涙目
天然ジゴロのせいか天然でフラグバキバキの帝王でもあるな
308名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 14:54:28 ID:8ZYKmcV8
芳佳がなぁ…なんかみんなをライクの方で好きそうなんだよなぁ…。
ラブはおっぱいだけだし…。
8話の呪いが怖い。
309名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 14:57:06 ID:Y4JZYW22
そっちの方は妄想で補完してくれってことだよ。
310名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 14:59:07 ID:9QLOnACK
>ラブはおっぱいだけだし
ちょっとまてと言いたいところだが全くもって否定できん辺りが芳佳のすごいところ
311名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 15:08:44 ID:Uur3kdd1
実際に百合ってるのはペリーヌとエイラだけか
312名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 15:09:45 ID:biwAu9tC
全ては10話にかかってる
313名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 15:11:14 ID:cYO623Ll
>>311
その書き方だとペリーヌとエイラが百合百合してるみたいでどきどきする。
314名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 15:12:02 ID:tvKPKtCr
ツンデレ同士意外と会いそう
315名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 15:16:13 ID:biwAu9tC
エイラはツンデレとは何か違う気が
316名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 15:20:04 ID:cYO623Ll
サーニャが誘い攻めでエイラがヘタレ受けという印象で固定化されてしまった…
317名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 15:25:17 ID:9QLOnACK
>>316
ドッペルゲンガーっているんだな…
318名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 15:26:47 ID:JqlZjB3s
エイラーニャがストシェの二人と被る
319名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 15:47:24 ID:2IrzQpGQ
>>316
不思議ちゃんって設定はどこへやらw
320名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 15:58:05 ID:f9Wl4zHU
>>319
小説では十分不思議ちゃんです
321名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 16:06:05 ID:9QLOnACK
むしろエーリカの無口設定を信じていいのかどうかわからない
322名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 16:09:27 ID:5t8PfnRz
無口ってワケじゃないけど饒舌ってワケでも無いよな
それがエーリカメインのSSを書きにくい原因でもあるけど
323名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 16:15:24 ID:cZ6/2tI6
以前誰かが「エーリカはキャラがつかめないのがキャラ」って言ってて妙に納得した覚えが
324名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 16:21:19 ID:tvKPKtCr
サーニャの髪を洗ってあげるエイラの頬染めがやばい件
325名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 16:23:24 ID:JqlZjB3s
予告キマシまくり
326名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 16:25:32 ID:5t8PfnRz
なんか今日は静かに盛り上がってるね
327名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 16:38:05 ID:IiG8Mymt
ttp://www2.imgup.org/iup679992.jpg

予告キマシタワー
これは芳佳の正妻=リーネフラグ
328名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 17:06:03 ID:ZXfWGEol
国際情報は飛ばしまくってんなあww
少佐の胸を揉んでた事をリーネに言われて
ミーナが芳佳にバケツを持たせてて笑ったww
329名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 17:07:30 ID:cYO623Ll
サーニャの髪を洗ってあげるエイラ
ttp://up2.viploader.net/pic2d/src/viploader2d445527.jpg
330名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 17:08:11 ID:toBOEEA4
芳リーネ大スキーとしてはニヤニヤが止まらないwww。
331名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 17:09:40 ID:MR5NRV9O
公式飛ばしすぎだろ
332名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 17:14:27 ID:h3KTM/RJ
坂×芳はだめか…
わかってはいたが
333名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 17:15:04 ID:iTcIlG83
4話以降肩透かし食らいまくりだった芳リネがついに見られるのか…
334名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 17:18:07 ID:l3IYUHKT
>>332
さんざん期待させておいて罪やなあ
335名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 17:18:26 ID:mEV0iUeJ
誰かが作った芳佳×リーネのあれと同等くらいのLOVEっぷりだな
336名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 17:19:38 ID:5t8PfnRz
芳リネにwktkだぜ!
337名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 17:41:23 ID:EtsZ6jC0
今度のGONZOは期待を裏切らないのか!素晴らしい!
338名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 18:10:17 ID:9o7zFgZ4
予告もだけど、基地探訪も相変わらず飛ばしてるなw。
隊長×もっさんと芳佳×リーネが凄いw。
339名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 18:29:51 ID:NCfUKIHX
本編より基地探訪のほうがおいしいなぁ
340名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 18:32:23 ID:EC9XHcno
俺がこのアニメ毎週視聴するの決めたの
坂本さんと芳佳の頬ずり見てだから、
このカプが全く無くなるようなことになるとちょっと寂しいな
341名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 18:34:58 ID:dtJI8biq
俺の本命についに動きがwww

お風呂のエイラーニャも気になるw
てかシリアス回じゃなかったのか?w
まあ全面百合回の方がいいに決まってるけどw
342名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 18:36:54 ID:l3IYUHKT
>>340
俺もそうだ…
とっとと扶桑に凱旋すればいいんだ
343名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 18:38:26 ID:srGIWCu+
>>327

リーネルートか・・・
まぁ無難といえば無難だけど俺はもっさんの妻になる芳佳が見たかったぜ
344名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 18:50:32 ID:0OkJyeeN
もっさんじゃなかったのかー!!!びっくりだー!!!
345名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 18:52:28 ID:8ZYKmcV8
みっちゃん「え、私は…」
346名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 18:53:00 ID:mEV0iUeJ
だってそうじゃないとペリーヌが報われないし
347名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 18:57:17 ID:toBOEEA4
EDの様子から察するに3人ルートかもしれないと思う今日この頃。。

「はっはっはっ。お前逹可愛いな!二人まとめて面倒を見てやるぞ!」
『えぇ〜〜〜』

みたいな感じに見えるのは俺の頭がおかしからなのかな・・・。
348名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 19:01:02 ID:dtJI8biq
ttp://www.imgup.org/iup679987.jpg

6枚目サーニャがエイラを吸ってるようにみえるww
349名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 19:02:10 ID:GLAbGa63
さーにゃんの身体洗ってる際に指が大事なところにひっかかっちゃってそのまま……というのを想像した
350名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 19:07:37 ID:0OkJyeeN
少佐が全然出てこないのがまじで気になるんですけど。
このまま引退とかないよね。ないない。
351名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 19:08:20 ID:l3IYUHKT
腕だけ登場してるよ
352名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 19:14:55 ID:0OkJyeeN
>>343
自分も本編では芳佳は少佐と師弟コンビ!ってのが見たかったなぁ。
熱い展開じゃないか。

>>351
あの腕少佐のかwww
353名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 19:18:34 ID:TXEA7a4T
芳佳が少佐とくっつくと隊長犬リーネとたくさんハブられる人がでてくるので、リーネでいいかな

ストパニみたいに最終回でひっくりかえされる可能性も
354名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 19:21:30 ID:yr0IzYhY
風呂は勇気無いエイラが自分から洗うとは言いにくいよな?
つまり・・・・・
355名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 19:26:43 ID:iTcIlG83
もっさん「芳佳!愛してるの!!」

ストパニでは渚玉派だったよorz
356名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 19:27:46 ID:GLAbGa63
違うぜ、エイラーニャのはもっとこう

「なんだ、サーニャ、まだ洗ってないノカ〜」
「水……嫌い……」
「しょーがない、ほら」
出来るだけ目に入らないよう、お湯を優しくかけてあげるエイラ
「キャ!」
「サーニャ、もし染みたりしたら言うんダゾ〜」
「…うん」
シャンプーを手にとるエイラ

こんな感じだと思うんだ
357名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 19:29:42 ID:dtJI8biq
>>355
自分もorz
だからその後1週間欝になった
358名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 19:31:29 ID:biwAu9tC
ストパニは公式カップルに全然魅力沸かなくてすぐに切ってたから大丈夫でした
359名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 19:39:03 ID:ZCGaXCuz
シャッキーニ分が足りないでござる

お姉さん×ロリが大好物な俺としては物足りないでござる
360名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 19:41:44 ID:pnxW7ACq
ゲルト×芳佳をもうちょっと見たかったな
361名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 19:43:41 ID:toBOEEA4
夜蕾スキーとしては、「俺達の闘いはこれからだ!」的なラストだった・・・>>ストパニ

エイラーニャやシャッキーニの関係が一歩進んだところで終わったりしないよな・・・
362名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 19:59:11 ID:uPBL0k7n
最終回でどんでん返しってのはありえるな…
すべてはもっさんがどう出るかに託された。
ちなみにストパニ、俺は要桃派だったぜ
363名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 20:03:22 ID:5t8PfnRz
・もっさん×芳佳ラスト
・リーネ×芳佳ラスト
・もしくは二人以外の誰かラスト

…ふむ…どんでん返しがあるなら
もっさん×芳佳ラストだろうな

364名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 20:06:24 ID:vKtjWGze
>>362
9話までの少佐は芳佳一筋だったから最後までそれを貫いてほしい
365名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 20:14:12 ID:mCl/vcXz
敢えてラストは隊長少佐婦妻といってみる
366名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 20:41:23 ID:/bLaOjDw
芳佳以外に目を向けるもっさんは見たくない。
しかしリーネやペリ犬や隊長があぶれるところも見たくない。

つまり、次回のOPでもっさんの告別式から始まれば皆の胸の中で生きてるぜENDにもっていけr

あれ、誰か来たみたいだからちょっと玄関に出てくる
367名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 20:44:05 ID:vKtjWGze
隊長はゲルトやエーリカと、ペリーヌはリーネとくっつけばあぶれない
368名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 20:46:31 ID:9xQnzMfr
もういっそ芳佳は誰とも結ばれずそのまま2期へ突入してほしい
その方が俺の妄想も救われる
369名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 20:52:34 ID:WcTM18s8
やっぱガチ展開しない方が二次創作では盛り上がるんだな
370名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 21:20:45 ID:uPBL0k7n
>>369
だな。公式でガチにカプ決定しちゃうと二次創作はそれに限られてくる
もっとも、俺たちにそれを越えるだけの妄想力があれば別だが…
371名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 21:22:26 ID:EC9XHcno
おっぱいが大好きな芳佳が好きだからあっ!
女の子自体に恋をする芳佳は公式ではあまり見たくない
372名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 21:24:56 ID:9QLOnACK
しまった。
ガチでおっぱいに恋してるんだと思ってた。
373クレイドル反魂協会:2008/09/01(月) 21:27:29 ID:AfS4lBBP
このスレが求めているエイラーニャをやろうと思ったら、気づいたらまた変な方向に走っていたんですが、
投下してもよろしいですか?
(感想くれた方有難うございました)
374名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 21:28:58 ID:f9Wl4zHU
よろしいです
375名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 21:29:51 ID:GLAbGa63
>>370
公式で決まってしまったカップルに対して、切ない恋心を抱くキャラは人気が出る
ただカップリングSSはつくれないorz

>>373
投下するんだ!
376名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 21:52:59 ID:WcTM18s8
>>373
全く問題はない
377名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 21:56:28 ID:vKtjWGze
初代プリキュアとか一個しかカプないのに酷い盛り上がりようだったけどなw
378名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 22:02:22 ID:5t8PfnRz
>>373
俺達が断ると思うか…?
379名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 22:08:46 ID:GLkIFTZB
スレ進みすぎだろ・・・・
今文章書いて深夜にドサクサまぎれに投下しようと思ってるのに・・・・
380名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 22:08:54 ID:yr0IzYhY
百合といえば俺はマリみてから入ったけど今思えばマリみてってガチ百合では無いなぁ
381名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 22:12:33 ID:2SLwYT/6
>>377
しほりな、ナツコキョウコ、(ユリコ→白w)とかとか…
382名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 22:14:31 ID:U6lUiBdp
俺は神無月から入った。ガチ百合美味しかったです
383名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 22:15:52 ID:GLAbGa63
カタハネから入った。ココ可愛かったです
384名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 22:17:08 ID:hoy9tXf9
ストパンから入った。エイラーニャ美味しかったです

っていう人が増えるとイイナ
385名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 22:21:24 ID:9QLOnACK
いい具合に締めたなw>>384

2レスぐらいの短いssなんだけど、>>373の前座に落としていいかな…
ちょっと上の流れみると隊長少佐ブツはちょいKY?
386名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 22:22:24 ID:f9Wl4zHU
その花びらに口づけを からだな
387クレイドル反魂協会:2008/09/01(月) 22:22:37 ID:F7wjsVbE
このCPで書いてるうちに百合かどうか疑わしくなったのですが取り敢えず投下します。

冒頭はエイラーニャを書こうとしていた名残ですw
アイディアはあるので今度はブレないで書こうと思います
388クレイドル反魂協会:2008/09/01(月) 22:25:14 ID:F7wjsVbE
                             [宮藤芳佳の猛攻]

 陽が昇る午前五時。
夜間哨戒を終えたサーニャが連合軍第501統合戦闘航空団基地に帰投していた。
そしていつものようにエイラの眠っているベッドに倒れ込む。
「むぅ・・今日ダケだからナー」
などと嬉しいのに何だかんだと照れ隠しをしながら、それでもサーニャを受け入れる。
 
 しかし、この日は珍しくサーニャは自室に戻っていた。
「エイラ、ここ私の部屋・・」
いつもは逆の立場にあることも忘れ、半分眠りに落ちながら呟く。
「そんなワケないダロー!」
サーニャを驚かせないよう配慮しつつも、しっかりと否定する。

 
 その時であった。サーニャから使い魔である黒猫の尻尾と耳が生え、頭の周囲にレーダーが発現される。
「ネウロイ・・」
ほぼ同時に基地内にサイレンが鳴り渡る。エイラ、サーニャは部屋を飛び出した。
走り際、サーニャはルームタグを確認する。
「ほら、私の部屋・・。まぁ私は別にエイラの寝てるところに行くだけだけど・・・・」
「なッ――― バッ、バカなコト言ってないで急ぐゾ!!」
一瞬気が浮つくも、エイラは敵襲だということを盾にエイラの無意識の攻撃を躱した。

 
 
389クレイドル反魂協会:2008/09/01(月) 22:26:10 ID:F7wjsVbE

 その朝、宮藤芳佳は一人で飛行訓練をしていた。いや、飛行をしながら考え事をしていたのだ。
人の、少女の貌をしたネウロイ――アレは何だったのか。僅かにだが、意思があるようにも感じられた。

 ――アレは坂本さんを撃墜した敵なんだ!!

そう思う。思い込む。しかし、あのまま誰も攻撃を仕掛けなかったらどうなていたのか。それを払拭することが出来ない。
 ――知りたい。異形と呼ばれるあの存在を――
 突然サイレンが鳴り響き、ミーナの指令が各々のインカムに一斉に送信される。。

<<ネウロイ飛来!現在、ドーバー海峡を飛行中、このままのルートだと約30分後には本基地に到達します!皆、急いで!>>

「宮藤です!現在ドーバー海峡近郊を個人飛行訓練中、このまま先行します!!」
言うな否や、芳佳はインカムの通信を切る。前回のこともある、文句を言われる前に連絡を絶ち、ネウロイを探索する。



 十数分後、芳佳は目的物を発見する。どうやら向こうもこちらを捕捉したようだ。
引き寄せられるように接近し、正面から対峙する。一見すると少女の風貌をしているが明らかに人間ではない存在。
少女の姿をし、ストライカーユニットを装着した真っ黒な異形と芳佳は対峙する。
 ――アナタは何なの?何を考えているの?
ふと、異形の胸元で目が止まる。
 ――コレ、どうなってるんだろう・・・・。
気になった芳佳は意を決して、触ってみることにした。
「うわっ、かったあ〜〜〜!」
人間のモノとは全く違う無機質な触感。これでは芳佳は胸を揉むことは出来ない。
「あ・・・・でもこれはこれで・・・・・・・」
何でも良いらしい。
 暫くその硬質な胸を弄んでいると、ネウロイに異変が起きる。
奇妙にもソレは悶え始めたのだ。その様子を見ていた芳佳は興奮した面持ちで異形の秘所に手を伸ばす。
 ――あ、一応は穿いてるんだ・・・・!
390クレイドル反魂協会:2008/09/01(月) 22:28:41 ID:F7wjsVbE
 十数分後、芳佳は目的物を発見する。どうやら向こうもこちらを捕捉したようだ。
引き寄せられるように接近し、正面から対峙する。一見すると少女の風貌をしているが明らかに人間ではない存在。
少女の姿をし、ストライカーユニットを装着した真っ黒な異形と芳佳は対峙する。
 ――アナタは何なの?何を考えているの?
ふと、異形の胸元で目が止まる。
 ――コレ、どうなってるんだろう・・・・。
気になった芳佳は意を決して、触ってみることにした。
「うわっ、かったあ〜〜〜!」
人間のモノとは全く違う無機質な触感。これでは芳佳は胸を揉むことは出来ない。
「あ・・・・でもこれはこれで・・・・・・・」
何でも良いらしい。
 暫くその硬質な胸を弄んでいると、ネウロイに異変が起きる。
奇妙にもソレは悶え始めたのだ。その様子を見ていた芳佳は興奮した面持ちで異形の秘所に手を伸ばす。
 ――あ、一応は穿いてるんだ・・・・!

 芳佳は楽しそうに下着をずり下ろし(――あ、下着はちゃんと布だ!)
機能するのかどうか判らない花園に触れる。
「うっわ!つるつるだ!!」
初めての触り心地に、芳佳は一層興奮を強める。
芳佳のパンツ――もといズボンは、止め処なく溢れる愛液でぐしょぐしょに濡れていた。
段々と手の動きが激しくなるにつれ、ネウロイは身震いを強めてゆく。
 ――わぁ、感じてるんだぁ・・・・
頬を赤らめ不敵な笑みを浮かべる芳佳。それから数分、芳佳は股間を責め続けた。
秘所を弄ばれ続けた異形は絶高みと近づいてゆく。そして――絶頂を迎えた。
その刹那、ネウロイの核が露出し、砕け散った。躰はバラバラに分解しながら海面へ落下してゆく。

<<宮藤ー!!!>> <<芳佳ちゃぁ〜ん!!!>> <<芳佳ぁ〜〜!!>>
後発の魔女達が続々と集結する。
「あれ?ワタシ、撃墜しちゃいました・・・・・・」





 これはないですね。
「撃墜しちゃいました」って言わせたかっただけです。
笑ってバカヤロウと言ってください。
明日こそはエイラーニャやりますので。ごきげんよう。ちなみにぱn・・ズボンは確認しました。
391名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 22:30:11 ID:9QLOnACK
>>390
ネウロイをも守備範囲な芳佳に脱帽wwwwwwwGJ!!www
392名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 22:35:19 ID:IiG8Mymt
>>390
バカヤロウ

コーヒーン返せwwwwGJ
まさかこんなに早く芳佳×ネウロイが読めるとはwww
393名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 22:40:10 ID:5t8PfnRz
>>390
GJ!!
芳佳はネウロイさえも手玉に取ってしまうのかwwwww

俺もシャッキーニSSを早めに仕上げるぜ!
394名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 22:45:01 ID:uPBL0k7n
>>390
バカヤロウwww
しかし芳佳は実はすごいテクの持ち主なんじゃ…
まさかネウロイを撃墜してしまうとはw
395名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 22:45:29 ID:IiG8Mymt
>>393
じっちゃんはちょっとは休めww次でSS累計20本じゃねーか。
でも期待して待ってる。
396名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 22:47:07 ID:wbTI0rPJ
>>390
ちょいシリアスな話になるのかなと思いながら読んでたら…
後半wwwGJ!!


ところで最近俺の脳内妄想を記録するため
ブログでエイラーニャ書いてるんだが、このスレにも投下していい?
397名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 22:49:11 ID:b/ojyLnA
ttp://www2.uploda.org/uporg1646814.jpg.html

この画像どっかで拾ったんだが、少佐厚着しすぎじゃね?
398名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 22:57:28 ID:ikf9gtOd
>390
ネウロイを落とすなこの性技の味方めwww
399名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 23:00:55 ID:f9Wl4zHU
>>396
おk
400名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 23:16:38 ID:IrHWFKaS
このスレは(ヘテロ以外の)全てを受け入れる
それはそれは残酷なことですわ
401名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 23:25:15 ID:yr0IzYhY
>>396
読めるまで寝ない
402名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 23:26:06 ID:wbTI0rPJ
>>399
ありがとう。

オチのない何の話なのかわからない感じの話だが投下させて
もらいます。
作者quBJapBjです。

                  『シアワセ』

 「ごはんだぞー!おっきろ?♪」

 ルッキーニの元気な声で私は目を覚ます。まだ半分眠っている体をなんとか起こして、
隣で気持ちよさそうに寝ているサーニャを優しく起こしてやる。

 「サーニャ、昼ゴハンダゾ。起きロー」

 昨日の雨が嘘のように空には雲ひとつなく、窓の外の太陽は既に高い位置にあり、
朝ゴハンを食べ損なったのは確実で、ルッキーニのゴハンというのは昼ゴハンを指しているのだろう。
昼ゴハンまで食べ損なえばサーニャは丸1日何も食べないことになってしまう。夕方から夜間哨戒の準備をして、
夕食の時間には既に居ないのだ。
 そんなのダメダ。私は、なかなか起きないサーニャの肩を揺らしてみた。

 「サーニャ。起きロッテー」
 「んん…」

 サーニャの小さくて瑞々しいピンクの唇から可愛い声が漏れた、そして気だるげに体をよじる。
しかし、まだ起きる気配は無く、私は再びサーニャの肩を揺らした。そのとき。 

 「ウワーーー///」

 サーニャの胸元からまだ14歳の控えめな胸のふくらみがチラリと見え、私は思わず大声を上げてしまった。
 サーニャは今、その白くて美しい素肌にシャツを一枚羽織っただけであり、
肩を揺らしたときにシャツが肌蹴てしまったのだ。
 夜の雨の中夜間哨戒を終えたサーニャは、いつものように私の部屋に来てベッドに倒れ込んだのだが、
このまま寝かせたら風邪を引いてしまうと思い、まだ完全に寝付く前のサーニャを無理やり起こして、
私のシャツに着替えさせたのだ。

 「ミ、見てシマッタ」

 私は事故とはいえ不意に見えてしまったサーニャの胸のふくらみが頭から離れずアタフタしていた。

 「エイラ、おはよう」
 
 そんな時、さっきの大声のせいか、サーニャが起きてしまった。





403名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 23:28:08 ID:wbTI0rPJ
 「オ、オハヨウ、サーニャ」
 「エイラ、何で顔赤いの?」
 「エッ?コ、コレハダナ…」
 「これは?」
 「き、気のせいジャナイカ?赤くなんてナイゾ」
 
 私は顔が赤い事も、その理由もはっきりわかっていたが、サーニャに言える訳がなく、
適当にごまかした。ごまかせたよな?

 「そっか」
 「ソウダヨー」
 
 ふう、なんとかごまかせたようだ。

 「ねぇ、エイラ」
 「ン?ナンダ?」
 「どうして私はエイラのシャツしか着てないの?」
 「覚えてナイノカァ?」
 「うん」
 「サーニャが昨日ズブ濡れで帰って来たカラ、私がシャツを貸したんダ」
 「エイラが着せてくれたの?」
 「ソ、そんなわけアルカ!サーニャが自分で着たんダヨ」
 
 私は再び顔が赤くなってくるのを感じて焦って顔を背けた。

 「そんなことより、昼ゴハンの時間ダゾ。ルッキーニとシャーリーに全部食べられちゃう前に早行くゾ」
 「うん」

 私はサーニャに着替えを促し、自分自身も着替えを終わらせた。

 「サーニャ、先に部屋の外で待ってるゾ」
 「わかった」

 
404名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 23:29:07 ID:wbTI0rPJ
 そう言って私は部屋を出て、サーニャの着替えが終わるのを待っていた。部屋の中からはごそぞそと
サーニャの着替えの音が聞こえる。私はその様子をなるべく考えないように、昼ゴハンのメニューを予想していた。

 「エイラ…」

 不意に部屋の中からサーニャに声を掛けられた。

 「ン?」














 「ドウシタ?」
 
 私の名前を呼んでから口ごもっているサーニャに続きを促すため、再び声を掛けた。なんだろうサーニャのやつ。










 そして再びの沈黙の後、サーニャの小さくて、少し恥ずかしそうな声が聞こえた。

 「エイラ…いつも私のこと気に掛けてくれて…その………ありがとう」
 
 恥かしがり屋なサーニャの、精一杯の感謝の言葉。
 たった一言の感謝の言葉が、少し照れくさくて、でも、とても嬉しくて。
 


 私はまた、顔が赤くなっていくのを感じた。

 






「シ、シアワセダナ…///」





405名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 23:32:08 ID:wbTI0rPJ
以上です。

よくわからない話ですが
読んでくださった皆様ありがとうございます。

エイラーニャバンザイ!
406名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 23:36:32 ID:IiG8Mymt
>>405
誰かと思ったら>>100ジャマイカ
ホントに翌日投下してくるとは……GJ!!
エイラーニャ万歳!!!!
407名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 23:43:52 ID:SabdF6zg
GJ!エイラーニャ万歳
408名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 23:47:34 ID:yr0IzYhY
エイラーニャは正義
409名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 23:54:54 ID:9o7zFgZ4
エイラ不器用だよエイラ。
サーニャ優しいよサーニャ。
410名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 23:57:01 ID:wbTI0rPJ
エイラーニャは王道カプだから仲間がたくさん居てくれて
嬉しいよ。

この話を書いていてエイラに幸せになって欲しいと願っていたら
エイラがサーニャに告白する話が浮かんできた。

全力でエイラーニャを幸せにする!
411名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 23:58:16 ID:GLAbGa63
エイラーニャは初々しくて凄い良い! この幸せがずっと続きますように・・・・
412名無しさん@秘密の花園:2008/09/01(月) 23:58:35 ID:L368ong4
シャッキーニss投下してもok?
413名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 00:00:45 ID:GLAbGa63
>>412
このスレでヘテロネタ以外のNOが出るわけないじゃないか
414虎姫:2008/09/02(火) 00:02:24 ID:eAMseMSn
マタタビ系、シャッキーニの続きというか、翌朝をルッキーニ視点で

『猫のハーブ 中間経過』

「ふわあ〜」
目が覚めて欠伸を一つ、あれ?私今日は部屋のベッドで寝たんだ。
なのに体がダルイ

な、昨日何かあったかな?それに夢を見たような?たしか・・・思い出した!
何故か変になった私がシャーリーに「うにゅ〜ん」となって
尻尾がパタパタしてギュとしてもらって、シャーリーがシャーリーと!
「///!」
何て夢みてるんだー!今までチューする夢はあってもココまでのは
想像すらしたことないよ。いつの間にエッチな子になっちゃたんだろ…
こんなの知れたらシャーリーに嫌われちゃう?
「わーんやだー!」
「うわっ!ルッキーニ?」
「・・・シャーリー?」
隣にシャーリーがいた、裸で・・・
「おはよールッキーニ」
「オ、オハヨウ・・・」
あ、あれ?じゃあ夢じゃなかった?
415虎姫:2008/09/02(火) 00:03:55 ID:L368ong4
「ルッキーニ、昨日のこと覚えてる?」
「うん、夢かと思ったけど・・・シャーリーあたしのこと嫌いになっちゃった?」
「へっ?なんで?」
「だって、あたしエッチな子だったんだもん、
そんな子シャーリー嫌いになったんじゃないかって・・・」
「馬鹿だなーエッチなルッキーニは凄く可愛くていつものルッキーニと同じくらい
大好きだよ?嫌いどころかもっともっと大好きになったよ」
シャーリーの言葉に顔が熱くなる、そうだ、今しっかり言わないと
「あのね、あたしシャーリーのこと大好きだよ///」
「あたしも、ルッキーニのこと大好きだよ」
「ウニュー、シャーリーあたしの言ってる好きの意味分かってる?」
「分かってるよ、こういう好きだろ?」
そのまま押し倒されて口を塞がれた、もちろんシャーリーの口で・・・
「ふっ・・・ん、シャー・・リー」
「分かった?これでダメならもっと恋人らしい行為で示そうか?」
「?・・・///わっわかったよー・・・ん?恋人?」
「うん、もう恋人同士だろあたし達、違った?」
「///ちっ、違わないよ!こ、恋人だよ」
「そっか、良かった、じゃあ早速続きをしようか」
「えっ?ちょっと待っ・・・ふあっ・・にゃ・・」
「だって恋人同士の大事な愛の確認だもんな」
「やーん!」

その日の朝ごはんには間に合いませんでした

おわれ!
虎姫
416虎姫:2008/09/02(火) 00:07:37 ID:eAMseMSn
しまった、本文3行目の「ダルイ」と4行目の「な、」の間に行間が!
つめて下さいorz
417名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 00:10:30 ID:jbJ90Y/m
GJ!GJ!
百合は世界を救う
418名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 00:13:57 ID:YkbyTgTD
シャーリー男前すぐるw
419クレイドル反魂協会:2008/09/02(火) 00:14:10 ID:E8J2bqKf
>>404
ニヤニヤが止まらないww
サイトみてるとつい劇中で年齢ひとつ増えたってわすれそうになるなあ。

>>416
了解
お互いのスープでお腹いっぱいだから朝食なんていいじゃないか!
420滝川浜田 『SISTER SYNDROME』:2008/09/02(火) 00:16:46 ID:E4EDjEP/
じゃあ自分もそろそろ…。シャッキーニです。…かなり壊れてます。





ある日、私の部屋でゴロゴロしていたルッキーニが変な事を言い出した。

「ねーねー、おねーちゃん♪」
「……何があったんだよ、ルッキーニ……」
「そんな可哀想な物を見る目で私を見るな!…こんなの拾ったんだ」

そう言うとルッキーニは一冊の本を私に手渡してきた。

「『良い姉になるための方法』…?…こんなのどっから拾って来たんだよ」
「内・緒・♪」


《所変わってバルクホルンの部屋

「あれ…ない…ない…ないない!何処へ行ったんだ、あの本…!あれを使って宮藤に実践しようと思ったのに…!」


《再びシャーリーの部屋

「ふーん…まあいいや…。まあ要するに姉妹ごっこしようって事か」
「そーゆー事♪」
「うん、別にヒマだし、いいよ」
「本当?わーい、ありがとうー、おねーちゃん♪」

そう言うとルッキーニが抱き付いて来た。…ルッキーニが抱き付くのはいつもの事だけど、なんだかドキドキする…。

「…なんだかいつもより可愛いな…ルッキーニ」
「いつもよりとはなんだよ!…じゃあ早速その本読みながら私に接してみてよ♪」
「はいはい…えーと…」

step 1 妹が甘えてきたら、優しく愛を込めて頭をナデナデしましょう。
※その際の注意 思いっきり撫で回すのは厳禁です。

「おねーちゃんー♪だーいすきー♪」
「はいはい…(ナデナデ)」
「エヘヘ…☆ おねーちゃんー♪」

うっ…ヤバッ…!マジで可愛い…!
これは、下手したら間違いが起こりかねない…。…イヤ、ガマンだガマン…!

「じ、じゃあ次のステップ行くか」

421滝川浜田 『SISTER SYNDROME』:2008/09/02(火) 00:18:10 ID:E4EDjEP/
step 2 では、姉妹で会話をしてみましょう。妹の問いかけには、なるべく愛情たっぷりで答えましょう。

「ねえねえ、おねーちゃん、今日ね、私おねーちゃんの絵を描いたのー♪見て見てー♪」
「おー、上手いねー。流石おねーちゃんの妹だ(ナデナデ)!」
「エヘヘー、おねーちゃんの事を想いながら描いたんだー♪この絵は私のおねーちゃんへの想いがいっぱい詰まってるんだよー♪」

…ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい…………!!!!!!!!
これはヤバい…!!
マジで可愛すぎるっ……!!
ルッキーニってこんな可愛かったっけ…?
何コレ、妹フィルター?
ってか私、妹萌え属性あったんだ…。

「……じゃあ次ね……」

last step 思いっきり妹を可愛がりましょう。あなたのありったけの想いを妹にぶつけるのです。さあレッツトライ!

「…本当にルッキーニは可愛いなぁ(ナデナデ)!おねーちゃんの自慢の妹だよ!」
「私もおねーちゃんの事が、誰よりも大好きだよー♪ ヘヘヘー///」
「おねーちゃんもルッキーニの事大好きだよー♪もう本当に可愛いっ…(更にナデナデ)!!…もう一生おねーちゃんの傍にいてっ…!」
「おねーちゃんー♪…私、世界で一番おねーちゃんの事愛してるよー♪///」

422滝川浜田 『SISTER SYNDROME』:2008/09/02(火) 00:19:17 ID:E4EDjEP/
ビキッ

……あれ、私の何かが今、音を立てて割れた。
……これは、そうか、理性だ。
私の理性が、今、ぶっ壊れたんだ。

そう思った瞬間、私は目の前の妹(ルッキーニ)を押し倒していた。

「お、おねーちゃん…?」

目の前の妹(ルッキーニ)は、少し潤んだ瞳で私を見ている。
その瞳は、私に何かされるのを分かっているのか、期待と不安が入り混じっている。

「おねーちゃんね、ルッキーニの事がとても大好きなんだ。だからね、おねーちゃん、ルッキーニの事をもっと知りたいんだ…」
「お、おねーちゃん…?」
「…もう、ガマン出来ないっ…!」
「ちょっ…」
「ルッキーニ――――――――――――ッ!!!!!!!!!!!!!!」
「にゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛――――――っ!!!!!!!!!!!」


…え?普通の姉妹はこんな事しない?
大丈夫。私とルッキーニは血の繋がっていない姉妹だから、何をしても大丈夫なんだ。
さて、ルッキーニが起きたら、もっとイイコトをしよう。
ルッキーニに愛されるおねーちゃんになるために。




423滝川浜田 『SISTER SYNDROME』:2008/09/02(火) 00:21:19 ID:E4EDjEP/
《その頃、バルクホルンの部屋

「ダメだ…。全然見つからん…。本当に何処行ったんだ…」
「…お探しの物はこれかしら?」
「ミーナ…それ何処に…?」
「シャーリーさんの部屋の前に」
「…なんでアイツの部屋の前に…?…まあいい、頼む!返してくれ!それが無いと私っ…」
「これを使って宮藤さんに何をしようとしていたの!?このロリコン!」
「ロリコン…だと…? 違う!私はシスコンだっ!」
「…そこは否定しないのね?…まあでも尚更返せないわね」
「…何が目的だ?」
「あら、察しの良い事。じゃあ率直に言うわ」
「……」
「私にも姉妹プレイをしなさい!」

「……え……?」
「………///」

《そしてその様子を傍らで見ていたエイラとサーニャ

「…エイラ、姉妹プレイって、何?」
「…サーニャは知らなくて良い事ダ。ほら、行こう。アレは目に毒ダ」
「…エイラ、私も姉妹プレイ、してみたい…///」
「………へ………?」





END



以上です。…なんてバカな作品だよ…。
こんな作品を書いた自分はもうなんかいろいろ終わってますね…。

では、爺は寝るかのう…

424名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 00:27:42 ID:eAMseMSn
GJです、シャッキーニ万歳!
このまま妄想を明日の糧に私も寝ます
姉妹プレイのバルクとニーナとかエイラーニャの姉妹プレイの
夢が見れますようにw
425名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 00:36:02 ID:KMvhwj8U
>>423
>「ロリコン…だと…? 違う!私はシスコンだっ!」
426名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 00:36:32 ID:gYjuqxie
>>390GJ!ネウロイまで手玉にとるなんて!!!!芳佳…恐ろしい子!
>>405GJ!エイラーニャは見てて和むし微笑ましくて好きだ!

>>343俺も少佐×芳佳は一番好きだから…まだ分からないぜ!!!!
1話のツンツンしてる芳佳が船内の長い旅の間に徐々に坂本少佐に打ち解けていって
少佐に優しく囁かれて顔を赤くそめながら芳佳が少佐にインカムつけられてる時のシーンとか最高だし…

カップル固定しないほうが妄想しやすいからフラグは今のまま乱立させてるのが一番だ
427名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 00:37:00 ID:KMvhwj8U
とちゅうで送信してしまったorz
>「ロリコン…だと…? 違う!私はシスコンだっ!」
ちょwww
GJ!
428名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 00:43:06 ID:gYjuqxie
また新しい作品がwwwこのスレやばすぎるw
>>416>>423GJ!!!!シャッキーニは最早熟年夫婦の領域に近づいてるw
わたしはシスコンだ!良いぞもっとやry
429名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 00:45:45 ID:8oHlfY2r
>>423のせいで姉妹プレイをするミートゥル(もちろんミーナが妹役)の妄想が止まらないじゃまいかw
いやしかしGJ!シャッキー二は和むなあ・・
430名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 00:46:30 ID:GofDK2d1
さーてそろそとクリス×芳佳が着ていい頃だが…
431クレイドル反魂協会:2008/09/02(火) 00:55:10 ID:E8J2bqKf
>>430
クリス×ゲルト
    ↑
   芳 佳

私はこれをやろうと思っていた。
432名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 01:00:08 ID:GofDK2d1
>>431

  ぜ  ひ  頼  む  orz
433名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 01:02:21 ID:+IURy9WT
姉妹丼をいただく芳佳か
434クレイドル反魂協会:2008/09/02(火) 01:04:49 ID:E8J2bqKf
最初は看護婦×クリスじゃなくてクリス×ゲルトをやろうとしていたんですよ。
                        ↑
                       芳 佳

今書いてるエイラーニャを投下したら即座にかかります。
435名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 01:18:48 ID:jbJ90Y/m
期待してますハァハァ
436名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 02:20:17 ID:cMA5/5xz
今もう少しで完成しそうな初SSがあるんだけど投下していい?


ハルトマン主観で無駄にネタもなくgdgdだけど・・・・
437クレイドル反魂協会:2008/09/02(火) 02:28:09 ID:E8J2bqKf
>>436
ヘテロでなければここでは何でも大歓迎だそうです。
やってしまえw


あと>>383に今更つっこみますが、
ココは百合じゃないだろw(かわいいのには同意だが)
もしくはココ×デュアか?
438名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 02:33:44 ID:WY68LCC9
>>437
>>383じゃないけど、ココの可愛さは異常。百合目当てで買ったのにそんなの抜きでココが一番好きになった。
439名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 02:35:33 ID:cMA5/5xz
ではでは、>>25です初めてですけど読むのに苦しくなければ保管庫にお願いします
ハルトマン中心のSSです

―――幸福の在処―――
明るい昼下がり、ハルトマンとゲルトはクリスのいる病院まで急いでいた
「急げハルトマン!」
「あー、はいはい・・・朝から大騒ぎしてさー、聞いたよ?格納庫の一件」
「うぐ・・・」
「ミヤフジ達に止められてさー、「クリスの邪魔をするなぁーっ!!!」ってぷくくっ・・・・」
「うぐっ・・・・」

わかってる。トゥルーデにとってクリスが全てだって事くらい・・・・

「おい!もっといそげないのかあっ!って・・おわっ」

トゥルーデはつんのめって気絶した
あたし達3人は昔からずっと戦ってきた・・・でもあたしは何のために戦っているのだろう・・・

10歳のころからずっと・・・大人たちは私に銃を持つことを望んだ。
別に嫌ってわけじゃない。故郷を蹂躙されるのはあたしもつらい。

エースとして、英雄として最高の地位も名誉もある。なのにどこか物足りない・・・・

わがままなのかな?
440名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 02:36:08 ID:cMA5/5xz
そうこうしているうちに気がついたら病院の前にいた

「起きろートゥルーデ、着いたぞー」
「んぁ?何?待っててくれクリスーッ!!!」

やっぱり姉バカだ・・・・・

「病院で走らないでよ・・・・」

クリスは元気そうだった。
トゥルーデもいつもの彼女とは思えないほど喜んでいた。


でもやっぱり何かおかしい・・・・


帰りの車であたしは率直にトゥルーデに聞いてみた。

「ねえトゥルーデ」
「なんだハルトマン?」
「トゥルーデはなんで戦っているの?」

彼女は一瞬驚いた様子だった
トゥルーデはしばらく考えてこう言った
441名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 02:36:52 ID:cMA5/5xz
「いいかハルトマン、本当に大切なものってのはな・・・・近くにあって気づかないものなんだよ」
「・・・?でもクリスは?」
「ああ、確かに私の命よりも大事な存在だ。でもあの日、故郷を焼かれて・・・・あの空の下で見知った大勢の人たちが当たり前の日常を・・・明日を奪われたんだ」
「わかってるよ・・・・」
「お前は・・・うちの連中が一瞬でやられたことを考えたことがあるか?」

その時はっとしたおちゃらけていても忘れていた。あそこは最前線・・・いつ仲間が死んでもおかしくないことに・・・・

「・・・・」
「まあ結論は自分で出すんだな。それよりもこの手紙だ。基地に戻り次第ミーナに問い詰めるぞ」
「・・・・・りょーかい」

彼女は答えを出してはくれなかったでもいつか答えを出せる日が来るかもしれない・・・

ありがとう・・・トゥルーデ

「そういえば行きのときに右のミラーこすって取れちゃったんだっけ・・・どうしよう」




はじめに励ましてくれた保管庫さんとスレの皆様に感謝します
442名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 03:07:56 ID:84NMSAeN
エイラの歌

いかしてるよ ん〜んいい
男殺しのサーニャちゃん
セクシーだ
罪つくりなサーニャちゃん
いかしてるよ

部屋に連れて帰りたいよ
悪いようにはしないさ
私のものになってくれよ
うぅ〜っ セクシーだよ セクシーだ
いかしてるよ ん〜んいい

あぁ 現れた
かわいいなぁ
立ちあがって叫びたくなる
私は決めたんだ!
大事な時間を無駄にするのはうんざりだ
私のものになってくれよ

うぅ〜いかした女だぜ
うぅ〜セクシーな女だ イェー イェー
かっわいい 最高だ
おぉ〜 イェー たまんない
イェー わけてくれよ サーニャちゃん
いいなぁ まじで
すっげぇ〜 たまんねぇ
最高にいかしてる

「なに歌ってるの?」
「うわ、サーニャ!もしかして聞いてたのか?」
「全部丸聞こえ」
「聞かなかったことにしてくれないか?」
「無理」
「はぁ、無理かぁ〜」

The End
443名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 05:06:44 ID:kFfFtGCh
>>441
GJ!最近ちょっとずつエーゲル増えてきて嬉しいかぎりだ
オチもいいな

>>442
エイラの声で脳内再生するとマジヤバイwwwww
444名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 05:12:36 ID:tqTdE0SO
なんだこの勢いw加速しまくりだw

うーむ、これは俺もSSを投下しなくては
頑張って書いてみようかな
445名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 05:40:30 ID:fENYWk12
GJが追いつかないw
ほんと休むことを知らないスレだなw

あと、こんなの見つけた(注:ネタ動画
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm4264217
こういうの作れる才能がうらやましい…
446名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 07:18:46 ID:8oHlfY2r
>>439
GJ!エーゲル増えてくるのはいいことだ!
難しいエーリカ視点で書けるとは…すげえな

俺もそのうちエーゲル投下しようと思います…
447名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 08:23:30 ID:Zg4nwPT3
みんなGJすぎて言葉がでない。
ssラッシュの流れにこそこそとのって投下。
すごく短文隊長少佐です。使い魔ネタ。we0UV5E+



おおかみなんて こわくない!

 ○Bang!Bang!


狼にまつわるおとぎ話を聞いた。
人の形を成す狼には、銀でできた弾丸が有効なのだそうだ。

ちなみに私は1匹だけ、狼を知っている。

「ちょっとは、その気になった?」

さらに情報を追加すると、その狼に、私はいま食べられそうだ。

「っは…、…ぁ…っ、」

頬に手を添えながら問われた言葉に充分答えうる余裕なんて既にないというのに。
深紅の瞳で見詰められる。ああ、綺麗な眼だ。そんな場合じゃない。
448名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 08:25:31 ID:Zg4nwPT3

「ミーナっ、まってくれ!明日は宮藤に朝から稽古をつけてやる約束なんだ、だから」

必死の願いもどうやら届かなかったようだ。続く言葉はお互いの口の中でとけて消えた。
甘い。そう思いながら先程まで僅かながら抵抗していた腕を投げ出した。

「……まるで獣だぞ?」
「そうねぇ。あなたが宮藤さんにあまりにもご執心だから、本性がでちゃったかも?」

ぴょこんと耳と尻尾をだして我らが隊長殿は無邪気に、しかし妖艶に笑う。

「私を本気で退けようとするなら、銀の弾でももってきてもらおうかしら」

頼もしいことだな。
あまりにもファンタジックな科白についへらりと破顔してしまった。
なんと甘美な誘惑か!拒絶ができないように刻みついてるこの身が恨めしい。

「今度は用意しておこう」

扶桑では時に神と奉る狼は、犬をも食べてしまうらしい。

…犬は…どうだろう?

「…ふむ。」
「?」
「弾を込める銃はないが、私が銀の弾丸になることはできそうだ」
「それどういう…、っ!」

逃げられぬよう尻尾の根本を掴まえる。
隙をついて形勢逆転。

覚悟しろよ、ミーナ。悪いオオカミを退治してやる

耳元で唸りながら、噛みついた。
Fin!


ああの2人の大人な雰囲気が好きです。
リバーシブルくさい2人がもーっと好ry
ここのssでエネルギー補完したし元気にでかけてくる
449名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 09:44:34 ID:RCqEzjrd
ちょっといつもより早く寝ただけで話題に乗り遅れまくるとかここ本当に百合板かね?
>>414シャーリー はしゃぎすぎ
>>423だから シャーリー はしゃぎすぎ 柏葉付騎士鉄十字勲章おめ
>>439つお赤飯 これでもうこの世界からは戻れませんよ……フフ……
>>448さすが少佐だ。で、どこに噛み付いたって?
みんなとにかくGJ!!朝からテンション上がるぜ!!
450名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 10:17:25 ID:dh50eQW/
 *o ゚ | ・゚   //.i:.:.:i:.:.:.:.:i,|:.i/iハ:.:./ リ\|、;イ:.:.:.:.i、:.:i +・  o |* 。
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     _|\∧∧∧∧∧∧∧MMMMM∧∧∧∧∧∧∧/|_
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  フ ̄  /\   /    フ ̄  /\   /   ヽ|  |ヽ ム ヒ | |
 |二二| ノ .ニ. ヽ. /-、  |二二| ノ .ニ. ヽ /-、.   | ̄| ̄ 月 ヒ | |
 |__|  |_|  /   し |__|  |_|  /   し / | ノ \ ノ L_い o o


定期玉青
451名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 10:31:49 ID:pMuXA9KC
ィェェク    イミェュャ.レ
452名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 12:05:33 ID:VlbP2pF2
>>448
リアルでガチそうな少佐×隊長モエス!!
きっと蜜月にはイかせ合r
453クレイドル反魂協会:2008/09/02(火) 13:01:52 ID:YgLl4dpM
>>442
その歌、一部SSに使用したいのですがよいですか?
454名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 13:39:19 ID:RCqEzjrd
>>453
一体どんなSSを書く気だよw
多分誰も止めないと思うぞ。やっちまえ。
455名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 13:46:26 ID:c30uMkzT
悪い女を演じてみるけれどやっぱりヘタレちゃうエイラですね
456名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 14:00:12 ID:7DR98MQf
課題レポート書きながら職人方の神作品読んでたら、いつの間にか違うモノを書いていたんだ・・・。

短いけれど、2レスほどエイラーニャネタを投下して見る。
457君がいるだけで:2008/09/02(火) 14:02:08 ID:7DR98MQf
「ねぇ、エイラ・・・エイラはどうして私に優しくしてくれるの?」
「ナ、ナンダヨ、急に?」
夜間哨戒の任務を終えて、基地へ戻る帰路の途中、不意に彼女がそんな事を聞いてきた。
月が綺麗ダナ・・・何て呑気にぼ〜っとしてる時に聞いてくるものだから、かなりビックリした。
一体、どうしたんだろうか?
私には意図がよく分からない。
「いきなり、変な事言わないでくれヨ。ビックリしたゾ」
「ごめんなさい・・・」
私が苦笑いで誤魔化しながら話し掛けると、彼女はしょんぼりと俯いた。
元から話すのが苦手な静かな性格だけど、今日は何だかあまり元気が無いように見える。
少し心配だ・・・。
「何かあったノカ? 私で良ければ相談に乗るゾ」
近くに寄って彼女の肩に手を置くと、彼女はブルブルと首を振った。
「そうじゃないよ・・・でも・・・」
瞬く星のようなつぶらな瞳が私を見つめる。
「そうやって、エイラはいつも私の事を気にかけてくれる。私に優しくしてくれる。だから、私はとっても幸せだけれど・・・」
ポロリと一粒の流れ星が頬を滴り落ちた。
「だけれど、私はエイラに何もしてあげられてない・・・」
「サーニャ・・・」
「私もエイラに何かしてあげたい・・・エイラに幸せになって欲しいよ・・・」
そう言うと彼女の瞳からボロボロと大粒の涙がこぼれ出す。
彼女の優しさに、愛しさと嬉しさとで胸が苦しくなった。
458君がいるだけで:2008/09/02(火) 14:03:07 ID:7DR98MQf
「・・・もう、そんなつまらない事を気にしてるなんて、サーニャはバカだナァ・・・」
えぐえぐと泣きじゃくる彼女の頭をよしよしと撫でる。
「だって・・・」
「いいか? よぉ〜く聞けヨ・・・」
何だかこっちまで泣きたくなるのをグッと我慢して、彼女に笑いかける。
「私は、不器用だし、頭も良くナイ。それに、サーニャが思っているほど優しい人間でもナイから、知らないうちにサーニャのこと、傷つけて不幸にするかもしれナイ」
「ううん・・・そんなこと無いよ・・・」
「いや、そんな事あるサ。だから、サーニャを幸せにしてあげてる自信はあんまり無いンダ・・・でもナ」
サーニャの涙を拭ってやる。
キラキラした涙はあったかくて、心がほんわりとしてきた。
「私が幸せでいられる自信はあるンダ。サーニャと一緒に居られれば、それだけでずっと幸せで居られると思う。私はサーニャが居てくれるだけでいいンダ」
「エイラ・・・」
「だからほら、そんなに泣くナヨ〜。スマイル、スマイル」
「うん・・・わかった」
ぐちゃぐちゃの顔で彼女は微笑む。
少し、ぎこちないその笑顔が可笑しくて、私達は静かな夜空の上でケラケラと笑った。
「さ〜てと、早いトコ帰るゾ。リーネが夜食にブルーベリーパイ作っておいてくれてるはずだからナ」
僅かに明るくなってきた東の空を見ながら、基地への家路を急ぐ。
手に持っていた機関銃を仕舞うと、彼女が空いた手をぎゅっと繋いできた。
「エイラ、ありがとう・・・だいすき」
「なッ・・・」
彼女の言葉に顔が熱くなっていく。
「バ、バカ。そーいう事を本人の前で言うなよナ・・・」
「だって、大好きなんだもん・・・」
何だか恥ずかしくて、身体中がムズムズする。
触れた手は小さいけれど、とても温かった。
459名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 14:06:06 ID:7DR98MQf
おしまい。
エイラがへたれて無くてすいません・・・。
でも、釣りバカの浜ちゃんのプロポーズの言葉は最高だと思うんだ。

ちなみに「DlYSXlr+」です。
管理人さん、宜しくお願いいたします。
460名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 14:21:02 ID:q7SAJHag
ニヤニヤしすぎてニヨニヨしてきた

GJ
461名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 14:40:53 ID:Te2RhpVf


素晴らしい
462名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 14:40:58 ID:RCqEzjrd
>>459
「君はどうかわからないけど結婚したら僕は幸せになれます!!」ってやつですね。あれは名言。
とにかくGJ!!このサーニャは絶対自分の名前とエイラの苗字を合わせてみてドキドキするタイプだ。
463名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 14:56:59 ID:2rDX+lC1
>>459
GJ!
やはりエイラーニャはニヤニヤがとまらんわww

俺もちょうどエイラーニャの告白ネタ書いてるところなんだ。
気が合うな!
464クレイドル反魂協会:2008/09/02(火) 15:30:34 ID:TGwouOkf
一番好きなCPとなると迂闊に適当に終わらせられないから困る。

何とか今日中には投下したい。

ブルーベリーネタで「ブルーベリー・パニック!」だれかやってくれないかなぁ。

>>459
やはりこの二人は暖かいから良いですね。
465滝川浜田 『明日への想い』:2008/09/02(火) 16:03:13 ID:E4EDjEP/
シャッキーニ投下します。今までのおバカ路線から一転、シリアスです。





―――いかなる結果にも満足せずに、理想を追い求める彼女の姿は、私から見たらとても格好良くて、憧れだった。

それが気付いたら、恋心に変わっていた。

…でも、それは貴女も同じだったんだね。シャーリー…。

―――明日への想い―――


「シャーリー!好きっ!!」
「はいはい、可愛いなぁ、ルッキーニは」
「エヘヘー☆」

私はシャーリーに気持ちを悟られないように“本当の心”を隠していた。
胸の高鳴りを必死に抑えながら、“シャーリーの親友”を演じていた。

そんなある日突然、私達の関係に変化が生じる。

「これ、読んで」

私はシャーリーから、一枚の手紙を渡された。それは何の飾り付けもされていない殺風景な便箋だった。

「うにゃ?手紙?」
「あっ…ここでは読むなよ!…読むなら、自分の部屋に戻ってから。…あと、一人で読んで」
「うっ、うん…」

こんな焦ったシャーリー、珍しい…。
私はシャーリーの言いつけ通り、自分の部屋に戻ってから、その手紙を読む事にした。

その手紙を読んで私は愕然とした。

――ルッキーニへ

いきなりこんな手紙ごめん。
というのは、ちょっと言葉じゃ伝えられない事なんだ。だから、手紙でしか伝えられない私を許して欲しい。
…じゃあ、率直に言うからな。


…ルッキーニ、私、お前の事、好き、なんだ…。

やっぱりちょっと気持ち悪いかな…?
ハハハ、ごめん。
いやいや、ルッキーニがどうしても嫌って言うなら、私、ルッキーニに関わるのやめるから…。


…でも、もし、もし、私の想いを受け止めてくれるなら、明日の深夜1時、ハンガーに来て欲しい。

…ふぅ、想いを伝えられただけで、満足だよ。
じゃ、また明日ね。おやすみ、ルッキーニ。


466滝川浜田 『明日への想い』:2008/09/02(火) 16:04:41 ID:E4EDjEP/

…あれ、涙が…。おかしいな、別にこの手紙には泣くとこなんて無いじゃん…。

シャーリー…シャーリーも苦しかったんだね…。


《翌日

「あっ、シャーリー…」
「……」

あの手紙の事もあってか、シャーリーは私に声をかけるどころか、目さえ合わせてくれなかった。
別にケンカしたワケじゃないのに、気まずい。私はこんな空気が一番苦手なんだ。

……まさか、シャーリー、私にわざと嫌われる為にやってる…?

…シャーリーの、バカ…。



《深夜1時 ハンガーにて

「…はあ…私何やってんだろ…。ルッキーニが来てくれるハズなんて無いのに…」

(…あんなに昼間、ルッキーニに嫌な態度をとったのに。これでここに来たらルッキーニも相当な大バカだよ…)

「…シャーリー…」
「…ルッキーニ…!な、なんでここに来たのっ…!?」
「なんでって、シャーリーが呼び出したんじゃん」
「それは…そうだけど……ああ、そうか、断りに来たんだな…?…そりゃそうか、同じ女から好きだって言われたらそりゃ気持ち悪いもんな…。…ごめん、ルッキーニ、これから一切ルッキーニに近付かないから…」

そう言うと、シャーリーは立ち上がった。

「じゃ、おやすみ、ルッキーニ、また明日…」

私はシャーリーの服の裾を掴んだ。

「ルッキーニ…?」
「…自分だけで勝手に話を進めちゃダメ…私の答え聞いてないじゃん」
「…答えなんて……離して、私はルッキーニと一緒にいる価値も無いんだ」
「シャーリー…」
「勝手に恋心抱いて、勝手に告白して…。その挙げ句、昼間はルッキーニを無視したりして…。私、最低だよ」

そう言うシャーリーからは涙が零れていた。

467滝川浜田 『明日への想い』:2008/09/02(火) 16:06:14 ID:E4EDjEP/
私は衝動的にシャーリーを抱きしめていた。

「…ルッキーニ…離して…同情なんかいらない」
「…なんで私の答えを聞かないうちから諦めちゃうの?…そんなの私の好きなシャーリーじゃない」
「…私は…ルッキーニに好かれる様な人間じゃない…!!」
「…私の答え、教えてあげようか?」
「……」
「…シャーリー、私に嫌われようと昼間無視してたでしょ?でも、私は分かっていたよ。シャーリーは私を嫌いになったりしない」
「……ルッキーニ……」
「はい、コレ、あげる」
「…百合…?」
「そ、芳佳に聞いたんだけどね、百合の花言葉って日本ではさ、『あなたはわたしを騙せない』って言うらしいんだ」
「……ルッキーニ」
「…シャーリー、シャーリーは自分を騙していたみたいだけど、シャーリーは…」


…私を騙せないんだよ…?


「ル、ルッキーニ…///」

シャーリーの顔が一面、紅に染まる。

「…これで、分かってくれたかな…シャーリー?」

シャーリーはまだ涙が止まらない様子で、でも少し笑いながら。

468滝川浜田 『明日への想い』:2008/09/02(火) 16:08:48 ID:E4EDjEP/
「フフッ、ルッキーニのクセに何乙女チックな告白してんだよ…。そういうのルッキーニには似合わないって」
「にゃっ!?私だって恋する乙女だよ?そういうシャーリーも涙なんて似合わないよ!」

シャーリーは私の手を固く握って、少し照れくさそうに言った。

「私達、多分スゴい大バカなんだよ。もうとっくに両想いだったのに、それに気付けずにいたなんて。互いの想いに縛られて動けなかったんだ」
「でも、今は違うね…?」
「…ん…」
「…ね、ちゅーしよ♪」
「なっ、なんだよ、いきなりっ…///」
「せっかく恋人同士になったんだから、ちゅーくらいしようよ。私のファーストキスあげるからさ♪」
「…私もキスは初めてだよ。…ははっまさか初めてのお相手がルッキーニだなんてな」
「それを望んでいたんじゃん」
「…そう、だね…。確かにそうだ」

すると、シャーリーは私の頬に手を添えて私の目を真っ直ぐに見据える。
昼間全く目を合わせなかったから、余計ドキドキする…。

「…するね?」
「…うん…」

そして徐々に近付く二人。
唇が触れ合う直前に、シャーリーが呟く。

「……私はルッキーニになら、騙されても、いい」

シャーリー…


私達は誰もいないハンガーで、初めてのキスを交わした。


「なあ、今日はずっとここにいないか?」
「風邪引いちゃうよ」
「大丈夫だよ、こうすれば…」

シャーリーは、私に身を寄せて…

「こうすりゃ暖かいだろ?」
「う…うん…///…ちょっと恥ずかしいけど…///」
「いいじゃん、二人しかいないんだし♪」「…シャーリー」
「ん?なに?」


私はありったけの想いを込めてシャーリーに笑いかけた。


「大好きっ!!」

END


以上です。シリアスものを書くのはかなり体力がいるのでもうなんか疲れました…。
ちょっと昼寝してきます…。


では、爺はこれで…
469名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 16:58:00 ID:RCqEzjrd
>>468
またしてもシャッキーニきたぁぁぁあああああああGJ!!
ロマーニャ人のくせにルッキーニ乙女過ぎるだろ。だがそれがいい。

気付いたんだが同じカップリングで全然違う解釈の話を何本も書けるって実はかなりすごくね?
じっちゃんシャッキーニの話もう6本目なのに毎回全く違う切り口から攻めてきて感動する。
自分は想像力に乏しいのである一定の妄想世界に完全に収まっちゃうクチなので違う解釈がなかなかできない・・・・・・。
470名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 17:45:17 ID:8oHlfY2r
>>448
うはぁGJ!リバっぽいところ萌えるよな!?な!

>>459
ええわエイラーニャ…

>>468
シャーリーの涙って、いいな…
じっちゃんほんとすげえよ
471クレイドル反魂協会:2008/09/02(火) 20:40:21 ID:5zw/nq3h
PSP化記念に(持ってないけど)フォルテールを弾きながら書いていたら丸1日かかってしまったエイラーニャ投下
もっとまとめるつもりが風呂敷を広げ過ぎて小さく折り畳めなくなってしまいました;;

買い物行って入浴したら予定通りクリス×ゲルトやります。
                         ↑
                        芳 佳
472クレイドル反魂協会:2008/09/02(火) 20:41:35 ID:5zw/nq3h
           [フタリノミライ]

「エイラ、もし・・・・この戦争が終わったらどうするの?」
いつものように二人で部屋のベッドの上にいると、サーニャがおもむろに訊ねてくる。
そんなこと考えたこともなかった。戦争が終わるということは・・全ネウロイが消滅することだろうか。
それとも、ワタシの魔力が尽きるということか―魔力が尽きたとき、ワタシの戦争はそこで終わりを告げる。
「ンー、そんなの、考えた事もナカッタナ・・。」
ワタシはサーニャより1〜2つ上。僅かではあるが、魔力が切れるのも早いだろう。
魔力が切れてもこの基地に居続けることはできないだろうか。
せめてサーニャを見守っていることは・・・・。

「私はね、」
悩んでいるところにサーニャがエイラの答えなど関係ないかのように続ける。
「お店を持ちたいと思ってるの。」
「お店?」
「うん、喫茶店・・・・。」
「・・・・へ?」

呆気にとられるエイラであったが、無理もない。喫茶店なんて人付き合いを根底としたものを望むなんて思ってもみなかったことだ。
「どうしてマタ・・その・・・・喫茶店なんかやりたいと思ったんダ?」
エイラの問いに、サーニャは静かに答える。
「私はあんまり皆とあまり仲良くしてこなかったでしょ?
でも、宮藤さんのおかげで少しだけど、変わることができたの。
だから、この気持ちを大事にしたいと思って。」
 ――サーニャはサーニャで考えているんだナ・・・・。でも、宮藤かぁ・・・・ワタシはサーニャの力にはなれなかったのかナ・・・・

「だから、もし良かったらなんだけど・・エイラ、良かったら・・一緒にやってくれる?」
 ――へ?
「エイラは今までこんなワタシとずっと一緒にいてくれた、とても感謝してる。
そしてこのまま緒にいたい・・。今のワタシがあるのはエイラのおかげだから‥。」
「サーニャ・・」
安心し、同時に嬉しくなる。
 ――良かった、ワタシはサーニャの力になれてたんだナ・・

「うん、アリガトウナ、サーニャ。でも、歌の道はいいのカ?」
ウィッチとしての力が目醒める前には声楽を学んでおり、今でもよく唄を唄うサーニャだ。
自分のせいで本当にやりたいことを我慢するというのなら、それでは納得ができない。

「心配しないで、歌はやめないよ? ただ、それ以上にエイラといたいの。」
ふいにエイラは胸の奥が熱くなるのを感じた。
「お店をやってても唄は唄えると思うし・・それに・・・・エイラの好きなタロットも活かして欲しいから。」
 ―――二人で店を営みつつ、自分の好きなこともできる。フム、悪くないナ。
473クレイドル反魂協会:2008/09/02(火) 20:44:31 ID:5zw/nq3h
        ――――数年後――――

 連合軍第501戦闘航空団基地から程遠くない村に1件の小さな喫茶店が建てられていた。
ここの切り盛りをしているのは、以前ウィッチだった経験のある若い女性の二人である。
一人は歌の上手い、水色のショートカットのサーニャ。
もう一人はタロット占いを趣味としている、長いブロンドヘアのエイラだ。
 この店では毎夜、女店主の美しい歌声が流れている。普段はラジオが流れているが、
夜になると店からは静かで、しかしそれでいて芯がありよく通る歌声が溢れる。
 昼はもう一人の店主が“よく当たる”タロット占いを行っている。

「一回でいいから俺とデートしてよ?」
「サーニャをソンナ目で見るナ〜!!」
「クスッ、ありがと、エイラ。」

 この店では頻繁にこのようなやりとりが行われる。エイラのソレは、明らかに客に対するものではない。
だがここの客たちは特に不快になった様子もなく、むしろ楽しんでいるようだ。
歌や占いも勿論あるが、店主達の仲が良いのがこの店の最大の持ち味である。
この二人の生み出す空気が皆を幸せにする、だから客たちは頻繁にここへ通うのだ。


「よーし、今日はワタシも歌うゾ!サーニャ、伴奏頼んだゾ!」
マイクを取り、少女のような声で歌いだす。
いかしてるよ〜♪ ん〜んいい〜♪
女殺しのサーニャちゃん〜♪
セクシーだ〜♪
罪つくりなサーニャちゃん〜♪
いかしてるよ〜〜〜♪
 
「エイラ、その歌キライ・・・・。」
474クレイドル反魂協会:2008/09/02(火) 20:46:44 ID:5zw/nq3h
――――――――――・・・・・・・・・・
「今日もお疲れ様、エイラ。」
そう言い、微笑みながらサーニャは二つのカップに紅茶を注ぐ。
「お疲レ、サーニャ。」
サーニャは紅茶に手をつけながら
「今日のエイラも可愛かったね。」
という言葉をある種の悪意を込めて放ち、ベッドに腰掛けるエイラに口移しで紅茶を飲ませる。
 ――ゴフッ!!
怯んだ隙にエイラの下着を脱がし、自分も裸になるサーニャ。
そして未だ侵入を許したことのない花園を擦り合わせる。

「サ、サーニャぁ・・ああッ!」
「フフっ、たまには不意打ちも悪くないでしょ?」
最初は乾いていたその場所は、段々と二人の蜜で濡れそぼってくる。
「エイラって、私がいつ求めても感じてくれるんだね?」
「ぅぁぁぁ!!」
エイラはサーニャの挑発を返すこともできず、押し寄せる快感に身を委ねるのみである。
「大好きだよ、エイラ・・・・。」
こうして夜は更けてゆく―――――。







 ――――いいかも知れないナ、こんなのモ。 
そんなエイラの想いを見透かしたかの様に
「じゃあ、今のうちからタロット上達しないとね。」
と、天使のような悪魔の笑顔で囁くサーニャ。
 ――――やっぱりサーニャには敵わないみたいだナ・・。





以上です。・・・・・力み過ぎて何かいま一つになった感がありますね。
歌のくだりはエル・カザドのパロです。そのうちお気に入りになるとこまでちゃんとやりたかった。
475名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 21:08:51 ID:RCqEzjrd
>>474
なにこの超展開と思ったら妄想オチかよちくしょおおおGJ!!!!!!!!
エイラの歌早速使われてて吹いた。
こんな喫茶店ができたら私今から死ぬほどブリタニア語勉強してブリタニアに引っ越すわ。
476名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 21:29:44 ID:q7SAJHag
妄想落ちかよw
でも激しくGJ
ニヨニヨした
477名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 22:12:31 ID:2rDX+lC1
>>474
おもいっきりPCの前でニヤニヤしたわwww
激しくGJ!!!

ここの職人さんはホントに俺をニヤニヤさせる天才ばかりで
困るわw

俺も今エイラーニャss書いてるんだが
脳内の妄想をうまくまとめるのが難しくて
もし完成品を投下するなら20レスくらい消費するくらいの
大作になってしまいそうだ…(もちろんそんなものを投下できるわけも無く)
ここの職人さんたちみたいに上手くまとめるのは
本当に難しいよ…orz
478厨房の神鯖:2008/09/02(火) 22:16:02 ID:7EvTb5Cr
やぁ、こんにちは、こんばんわ、おはよう、はじめまして、ひさしぶり。
なにやらSS張るスレここだと聞いてやってきたキングオブ厨房だよ☆
初めてだから色々とダメだし言ってくれるとハァハァしちゃうよ!
479厨房の神鯖:2008/09/02(火) 22:17:04 ID:7EvTb5Cr
ん〜。今日もいい天気!さて、朝の訓練いかなくty・・・!?
あれ?あれれ??なんで私犬になってるの!?
あ・・・あれだ。とにかくROMってる人に状況説明しなきゃ。
こんにちは!私宮藤芳佳。先日ウィッチーズに入隊したの!
先日初めてネウロイ撃墜したの!
でだけど、今の状況いうとね、なんか私犬になってるみたい・・・
なんで犬になったかって?そんなのわからないよ。
強いていうなら食堂でペリーヌさんがなにやらジュース作っててそれ
間違えて飲んじゃったくらいのこと。
(あ〜きっとあのジュースだなぁ・・・)
あっ、よく見ると私の使い間の種類だ。
ははは、肉球きもちいいや。ははは・・・
(って!こんなことしてる場合じゃないよ!とりあえず誰かにこのk・・)
このこと伝えて信じてくれるかな・・・というか伝えられるかな・・・

コンコン

「芳佳ちゃ〜ん、そろそろ起きないとだめだよ〜。」
リーネちゃん!タイミング良過ぎなきもするけどたすかった〜。
「とりあえず、入るね〜。あれ?芳佳ちゃん?もう出かけたのかな?」
(リーネちゃん!私ここだよ!!)
とりあえず、リーネちゃんに近づいてリーネちゃんの足に体を擦り付けた。
「?あれれ?このわんちゃんどこから入ってきたのかな?」
というとリーネちゃんは私をもって自分の顔の前に近づけた。
「ワン!ワン!<訳(リーネちゃん!私だよ!芳佳だよ!!)>」
う〜、リーネちゃん全然気づいてくれないよ〜。
「とりあえず、ミーナ隊長に伝えなくっちゃ」
「く〜ん・・・<訳(リーネちゃ〜ん・・・)>」
リーネちゃんは私を抱えながら私の部屋を後にするのでしたまる

つづくかもね!

p.s 下げ忘れた(・ω・)
480名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 22:17:30 ID:Zwvlg7OP
>>477
連載形式で細切れに投下してもいいじゃナイカ。
エイラーニャの告白ネタ楽しみにしてるゾ。
481名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 22:23:05 ID:WzJzOOzg
一生懸命書きました。
シャッキーニSS投下しても良いですか?
482名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 22:25:40 ID:eAMseMSn
>>481
全力で待ってる!
483名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 22:28:22 ID:WzJzOOzg
作者はzgdRiItOです。シャッキーニの優しい話。

(1/5)

―夏の記憶、海の記憶、涙の記憶―

夏の日、基地上空は今日も晴れていた。
シャーリーが滑走路脇に海に向かって腰かけている、手には釣り竿。

---

今日も日差しが強いなぁ…。

空を見上げる。戦乱が続く世界でも、太陽だけは等しく仕事に精を出している。
いつも非番はストライカーを弄ってるけど、今日は何となく釣りに来てたのだ。

「…っと、また餌だけやられたかー」

浮きが少しだけ動いたので引き揚げたけど、見事に針だけになっていた。
まぁ、いいか…。もとよりこんな太陽の高い時間にやって掛かる訳もないものな。

私はときどきこうやって釣りをする。いつもはエンジンオイルに塗れて機械を弄ってるけど、たまには静かに海を見たくなったりするのだ。

海。奇麗だな…。
小さく波が砕ける音も心地よく、静かに流れる風が髪を揺らす。

基地の前に広がる海は穏やかで、戦争の影なんて感じられなかった。
でも、この海の向こうにはカールスラントがあり、ガリアがあるんだ。
そう思うと、不思議な気持ちになってくる。戦争ってなんなのかな、ネウロイって…。

「あっ…」

浮きが動いたのを見逃してしまった。釣り竿を上げるとまた針だけ。

「あーあ、だめだこりゃー」

私は釣り竿を放り出し、仰向けに転がる。空は青く、どこまでも高い。

484名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 22:28:35 ID:c30uMkzT
>>477
エイラーニャ長編SSか!是非見たい。投下する時は小分けにすれば良いと思うぞ
485名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 22:29:18 ID:WzJzOOzg
(2/5)

「南南西の風、風力2、雲量3、雲高500フィート、…晴天だー」

すると、不意に空が暗くなった。太陽をさえぎる人影。

「シャーリーなにやってんのー!」
「ああ、ルッキーニか、見てわかるだろう?」
「お昼寝?じゃ、わたしもー!」
「違うよー。釣りだよ、釣り!」

ルッキーニがにやりと笑う。
「へー、釣れなくても釣りって言うの?」
「こ、これからなんだよ!」

私は胡坐をかいて身体を起こし、釣り竿に手を伸ばす。
「じゃぁ私も釣り手伝うー!!」

言うが早いがルッキーニが私の胡坐の上に座ってきた。
「わっ!なんだよ突然!隣に座ればいいじゃんか!」
「やだー!あたしここがいーのー!手伝うー!」
ルッキーニはちっちゃなお尻で私の脚を押しのけて、さっさと私の前に収まってしまった。

「もー、ルッキーニはー」
「…怒ってる?」
「もー!お、怒ってなんかないよ!」
「じゃぁ釣りれっつごー!」
ルッキーニはケラケラと笑うと、海峡を指さして勇ましく声を上げる。
「あいあいさー」
私もそれに付き合って竿を振る。
海面に針が飛び込む音も聞こえる位、静かな海。静かな時間。
486名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 22:30:22 ID:WzJzOOzg
(3/5)

「…静かだねー」
「なんだか、眠くなっちゃうよー」
「そうか?」
「うん!だって良い枕もあるし!」
ルッキーニが私の自慢の胸に頭を押し付けてくる。
「こっ、こら!くすぐったいよ…っ」

しばらくもぞもぞと動いていたけど、納まりの良い位置を見つけたのかルッキーニは静かになる。
丁度、私のあごの下にルッキーニの頭がある形だ。シャンプーの良い匂いが鼻孔をくすぐる。

「じゃぁ、私もルッキーニを枕にしよっと…」
私はルッキーニの頭の上にあごを載せるような感じで密着する。ちょっと髪の毛の感触がくすぐったいけど、なんだかとても自然な感じだ。
「やわらかーい」これはルッキーニ。
「いいにおーい」こっちはわたし。

二人してふふふ、と笑う。大陸を見て沈んでしまった気持ちが、少しだけ晴れるような気がした。

「ねぇ、シャーリー。シャーリーの故郷にも海があったのー?」
「ううん。ウェストバージニアには海はなかったよ」
「へー。ねぇ、海って広いよねー、びっくりした」
「ああ、私もびっくりした。川と違ってずーっと水があるんだもんな」

ルッキーニが少し顔を上げる。
「この海の向こうにシャーリーの故郷があるのかなー」
「そうだねー」
487名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 22:31:22 ID:WzJzOOzg
(4/5)

めずらしいな、ルッキーニが故郷の話をするなんて…。
第501統合戦闘航空団を始めとして、沢山の国籍を持ったウィッチが集まる時、普通は故郷の話をしない。それは家族や親類を失い、故郷を追われ、望まぬ形で戦っているウィッチが少なくないからだ。

ルッキーニも普段は故郷の話なんかしないし、私も聞かない。それがルッキーニを一人前として認めている態度だと私は思うし、優しさでもあるハズだから。

ただ、ウィッチとしては一人前でも、ルッキーニはまだ12歳だ。

家族の事は聞いた事がないから分からないけど、お母さんやお父さんと離れてブリタニアまで来て、戦争して…。そう思うと、なんだか無性に胸が苦しくなった。

海の向こうのガリアが重苦しい雰囲気をまとって見える。

「シャーリーの故郷に行ってみたいなー」
ルッキーニは何気なくつぶやく。声も心なしか沈んで聞こえる。
私はルッキーニに何をしてやれるんだろう…。そう思うと、釣り竿の穂先が滲んで、なんだか分からないけど涙が出てきてしまった。
「…うっ、ルッキーニぃ…」
私の情けない声を聞いて、ルッキーニがびっくりして振り向く。

「えっ!なっ!なにシャーリーないてんのー?」
「うう…、わかんないよぅ」

ルッキーニの顔を正面から見ると、ますます涙が出てきた。やだ…とまんないよ…。

「もー、シャーリーは泣き虫さんだなぁ」
ルッキーニは身体をこちらに向けると、両腕を私の肩にまわし、顔を近づける。
「涙が止まるおまじないしてあげるっ!」
488名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 22:33:37 ID:WzJzOOzg
(5/5)

ルッキーニの唇が私の頬に近寄る。洩れる息がくすぐったい。
そして、ルッキーニの小さな可愛らしい舌が私の涙を舐めた。
1回、2回、3回、何度も何度も。私の止まらない涙をすくうように。

私はルッキーニの優しい気持ちが嬉しくて、そして、こんなちっちゃな女の子一人助けられない事が情けなくて。
私は涙を止める事が出来なかった。

風の音が聞こえる。潮の匂いがする。

どれくらいそうして居ただろう、私の涙は枯れていた。
ルッキーニが顔を離し、私の眼を見る。

「シャーリーの涙…なんか、にがじょっぱい」

いたずらっぽく笑うルッキーニ。

「きっと海の味だよ」

そう言って私も笑う。ルッキーニも一緒に笑う。
ありがとう、ルッキーニ。大好きだよ。
そう心の中でつぶやく。


「ねぇシャーリー。あたし、魚のフライが食べたいなっ!」

湿った雰囲気を変える様に、ルッキーニが陽気にねだる。

「よしっ!今日のお夕飯は決まりだな!がんばるよっ!」
「おー!シャーリーいっけー!」

私は竿を強く振る、釣り糸が太陽の光を受けて白く輝く。

―おしまい―





後日談:ボウズでした。
ルッキーニ「魚のフライたーべーたーいー!!!」
シャーリー「ま、またがんばるよ(汗」
489名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 22:35:50 ID:WzJzOOzg
僕が書くと主人公はヘタれるの法則。
シャーリーは良い嫁になるに違いない。

ルッキーニ「シャーリーは俺の嫁ですが何か?」
シャーリー「ルッキーニはもー!…///」

保管庫に勲章がついててワロタ。頑張ろうと思った。
あとそろそろコテが欲しい。

以上です、サー!
490名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 22:43:37 ID:8oHlfY2r
>>489
ぬああああgj!
一貫して静かな雰囲気なのがいいな。
やっぱシャーリーの涙たまんねえっ
491名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 22:53:19 ID:2rDX+lC1
>>480
>>484
ありがとう。お陰で続きがノリノリで書けそうだ。
恐らく想像されてるのとは全く違ったものだと思うけど…

>>489
ルッキーニにからかわれるシャーリーに激しく!
激しく萌えました!!GJ!!!
492名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 22:58:48 ID:RCqEzjrd
>>489
>「やわらかーい」これはルッキーニ。
>「いいにおーい」こっちはわたし。
このたった2行にシャッキーニの魅力がものすんごい凝縮されてると思う。
Good Job!!
493名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 23:32:36 ID:84NMSAeN
エイラの歌2

「今日は私が子守唄を歌うぞ」

いいかい
聞いてくれよ サーニャ

私のことなんてなんとも思っちゃいないだろうけど
そんなことどうでもいいのさ
もう一晩おばかさんをどう? ねぇ?
私はそれでいいんだ

どうしてもしたいんだ
サーニャと寝たいだけなんだ(性的な意味じゃなくて)
サーニャと寝たいんだ サーニャと寝たいんだ サーニャと寝たいんだ サーニャと寝たいんだ

バカなまねは止めて
さぁ 聞いてくれ サーニャ
任務の時間だってぇ?
知ったこっちゃない
寝るだけなら 火傷しなくてすむぜ!

どうしてもしたいんだ
サーニャと寝たいだけなんだ(性的な意味で)
サーニャと寝たいんだ サーニャと寝たいんだ サーニャと寝たいんだ サーニャと寝たいんだ

「眠くなったか?」
「眠れない」
「サーニャを眠らせるための歌なんだぞ」
「歌詞が激しすぎて」
「じゃあ一緒に歌おう」

The End
494名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 23:39:06 ID:tUPJHTE3
495名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 23:39:55 ID:tUPJHTE3
みすったw
どっからつっこめばいいかわからんw
496名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 23:44:17 ID:FI4CGa4V
ダメだ今日はここといいエイラスレといいエイラーニャ分を補給しすぎて悶え死にそうだ
497名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 23:46:40 ID:Zg4nwPT3
>>489 ちょ、好きすぐるwwGJwwww
「れっつごー!」「あいあいさー」のやり取りが異様にツボった自分が訳わからん

>>493 誰かwwww
 メ ロ デ ィ つ け ち ゃ え よ
498名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 23:48:23 ID:XYr5ayU9
おぉー何か知らないけど勲章が付いてるじゃないか! これは良いセンスだ
けどコテの付け方とか意味わからんorz
499名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 23:55:24 ID:fUACPHux
半角英数字の#でそのあと任意の半角英数字
500文鳥 ◆8c/Sw4f94s :2008/09/02(火) 23:58:22 ID:XYr5ayU9
テスト
こんな感じかな? 
文鳥#abcdef で打ったんだけど、関係ない人が同じ文字列で打てば同じコテになるの?
501クレイドル反魂協会 ◆8c/Sw4f94s :2008/09/03(水) 00:00:13 ID:ED8AoeOQ
>>500
テス
〜協会#abcdefでやってみた
502名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 00:06:29 ID:veZrXATp
エイラスレの職人ラッシュやリーネスレの例のやつ、それにこのスレとここんとこ天国すぎる
503夢十夜 ◆qI7CDpFQyQ :2008/09/03(水) 00:11:20 ID:7dBvjvSq
このトリップでこれから投下します
Part1 no.11「ありがとう」Part2 no.17「ごめんナ」
が同一作品です。管理人様 宜しくお願いします
504名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 00:25:41 ID:zln5CkxS
SS投下します。
新しいカップリングを考えました。ミーナ×リーネです。
実は3話見た時からずっと考えてました。今となっては完全な妄想ですが。
タイトルは「どうしようもない馬鹿ばかり」、書き手はOsqVefuYです。


「わざわざ私の部屋まで来て貰って悪いわね、リーネさん」
「いえ、そんな……それで用事って一体なんですか?」
「実は別にそんなものはないの。ただ貴女とゆっくり話をしてみたくなって」
 私は嘘をついた。
「そうですか……」
 と、心ここにあらずといった返事をするリーネさん。
 私は椅子に座るようにリーネさんにうながした。
 しかしリーネさんは、ちらちらと時計を見て立ち尽くしている。
「どうかしたの? 時計を気にしてるようだけれど」
「いえ、別にそんなことは……」
「宮藤さんと約束があるんでしょ?」
 リーネさんの表情がはっきりと変わる。
「知ってらしたんですか?」
「ええそうよ」
 私から思わず笑みがこぼれる。
「だって、貴女をあの子のところに行かせないために、ここに呼びつけたんですもの」
「あの……私にはよく意味が……」
 困惑の表情を浮かべるリーネさん。
「こういうことよ」
 私はリーネさんにすっと近寄って、その柔らかな唇にキスをした。
「あの子なんかに貴女を渡さない」
「こ、これはなんの冗談ですか……!?」
「いや、言い方を変えるわ」
 わたしは動揺するリーネさんの瞳をじっと見据えた。
「貴女は誰にも渡さない」
 宮藤さんはもちろん、僕の嫁ですと言う監督にも。
 私は貴女を、私だけのものにする。
505名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 00:27:11 ID:zln5CkxS
「貴女は私がこんなこと思ってるなんて気づきもしなかったでしょうね」
 リーネさんは沈黙をする。
 それは肯定を意味するもの。
「だって貴女の瞳はいつも宮藤さんを追いかけていたから――」
「そんなこと……!」
「否定しなくていいのよ。私にはわかってるんだから」
 私はリーネさんの胸を両手で強く押した。
 きゃっ、と可愛い声をあげる。
 後ろにあるベッドの上で無防備な仰向けになるリーネさん。
「宮藤さんのところに行きたい?」
 リーネさんは怯えるまなこで私を見つめ、何度もうなずく。
「じゃあ行かせないわ」
 私はリーネさんの上に乗り、その下半身に手を伸ばした。
「なっ、なにをするんですか……!?」
「ズボンがなければとても宮藤さんのところには行けないわよね」
「そんな……お願いです、やめてください……!
 私のズボンを返してください……!」
506名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 00:28:47 ID:zln5CkxS
「ねぇ、リーネさん。少し昔話をしましょう。
 貴女がこの基地に来た日のことを今でもはっきり覚えているわ」
 これからのことを考えてとても不安そうな顔をしていた。
 まるで売られていく子牛を見ているみたいだった。
「一目惚れだったわ」
 その言葉を口にすると、私の体温が上がっていくのがはっきりとわかった。
「恋に落ちるというけれど、どこまでも落ちていきそうだった」
 落ちて、落ちて、落ちて、
 いつまで経っても底のない暗闇の中を、どんどんその速さを増していってしまう。
「今まで多くの人と出会ってきたけど、こんな気持ちを持ったこと、一度だってなかった」
 ペリーヌさんの時は特になかった。 
「貴女はどうしようもなく手のかかる子だった。
 口ではみんなのことを守りたいと言っていたけれど、貴女はまるで駄目。
 訓練ではちょっとはできたけれど、実践では役立たずだった。
 私がいくら貴女に優しい言葉をかけて励まそうとしても、貴女はどうにもならない。
 私にできることはもうないのかもしれないと思った」
 その頃のことを思い出したのだろう、リーネさんの表情がどんどん暗くなる。
「そんな日々が続いていたある日、少佐が宮藤さんを連れてきた。
 あの時の貴女に必要なのは、ずっと先から貴女を励ます私ではない。
 そうでなくて、後ろから貴女の背を押して、貴女と一緒に歩いてくれる人が必要だと思った。
 だから私は貴女に新人だった宮藤さんの面倒を見るように言ったの」
 リーネさんの表情がはっきり変わる。
 みるみる恋する少女の顔になってゆく。
「貴女がどんどん宮藤さんに惹かれていくのが私にはわかった。
 気づいた時にはもう手遅れだった……。
 諦めようと何度も思った。でもこの気持ちはもうどうしようもないじゃない?
 だって、私が貴女とあの子を引き合わせてしまったんだから」
 でも、私はこう思うことにしたの。

「だから、私が貴女とあの子を引き離しても問題ないじゃない?」
507名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 00:30:06 ID:zln5CkxS
「いつか、配送物を届けに行くと言って貴女と二人きりになったことがあったわよね。
 ブリタニアの地理に詳しくないと理由をつけて。
 あれは嘘。本当は貴女よりずっとブリタニアの地理に詳しいの。
 助手席に座る貴女を見てドキドキしていた」
 そう、私はあの時、下半身を濡らしていた。
「はじめからこうしていればよかったんだわ。
 ルッキーニさんの件がなければ、きっとあの時、私は貴女をこうしていたでしょう」
「そんなことって……お願いです、全部ウソだって言ってください」
 リーネさんは今にも泣き出しそうな顔をする。
 嗚呼、なんて可愛そう。
「いいえ。受け止めて、リーネさん。全部本当のことなのよ」
「お願いです、ミーナ中佐! 私、そんなこと信じられない!」
 聞き分けるということを知らないのか、リーネさんは何度も同じことを懇願する。
「本当にしょうがない子ね。
 ――ところで、その『中佐』というのはやめてくれない?
 貴女と私ははただの女と女。
 ただ『ミーナ』とだけ呼んでくれればいい」
「それは……」
 リーネさんは困惑の表情を浮かべる。
「いえ、やはりこうしましょう。『ミーナちゃん』と、そう呼んで」
 リーネさんはぎゅっと口をつぐんだままだ。
「仕方ないわね。言ってくれるまで何度でもキスするわ」
 私はリーネさんの口の中の唾液を飲み干してしまいそうな激しいキスをした。
「どうかしら、呼ぶ気になった?」
「そ、そんな……私には……」
 私はリーネさんにもう一度熱いキスをする。
「これでどうかしら?」
 しかしリーネさんは一向に口を開こうとしない。
 さらにもう一度、熱いキスをする。
「さあ呼んでくれるかしら?」
「……ミーナ……ちゃん」
「いい子ね、ご褒美のキスよ」
 私はリーネさんに今までで一番熱いキスをした。
508名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 00:31:08 ID:zln5CkxS
 私はリーネさんの胸を揉んだ。
 私の指の運動にしたがって、それは無限に形を変えていく。
「やっぱり私よりおっきい」
「そんなことは……あ、あのっ、やめてください、恥ずかしいです……」
 熟れた林檎のようにリーネさんの顔がどんどん真っ赤になってしまう。
「貴女は本当に可愛い子ね」
「あ……あっ……いやっ…………!」
「そんなに嫌? でも絶対にやめない」
 いやですいやですと何度もリーネさんは声をあげる。
「ねぇ、そんなにやめてほしい?」
 リーネさんはうつろな目を私に向ける。そして、こくりと頷いた。
「いいわ、やめてあげる」
 私が手を止めると、リーネさんはほっと安堵した。
「貴女が私のことを宮藤さんより好きだって言ってくれたら」
 リーネさんの表情が一転、みるみる青ざめていく。
「もうやめてください、こんなこと……!
 私は中佐のことを嫌いになりたくないんです……!」
「また私を『中佐』と呼んだわね。いけない子にはおしおきが必要ね」
 私はリーネさんの股の間に手を伸ばした。
「貴女、もうこんなに濡らして」
 私は指の腹で、リーネさんの割れ目をやさしく、情熱的に撫でる。
 指はどんどんリーネさんの奥へ奥へと入ってゆく。
「どう? 私のこと好きになってきた?」
「な、なってません……!」
「じゃあどうしてここのところがこんなに濡れてるのかしら?」
「それは……」
 はあはあと激しく息を乱すリーネさん。
「正直なのはその口と体のどちらかしら?」
509名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 00:32:48 ID:zln5CkxS
「気持ちいいわよね。私はこんなに貴女を気持ちよくさせてあげられる。
 ねぇ、私のこと好きになった?」
 リーネさんは一度だけ、小さくこくりとうなずいた。
「いい子ね。でも、それだけじゃまだ駄目。私のこと、宮藤さんより好きって言って」
 リーネさんは反抗的な目を私に向ける。
 それは今まで私になされるがままだった彼女のものとは違う。
 強い意志と、固い信念と、それとどこか悲しげな感情を感じさせるまなざし。
「どうして!? どうしてなの!?
 さっきうなずいてくれたじゃない!
 私が一番上手に貴女のことを感じさせてあげられるのよ! あの子にはなにができるの!?
 ねぇ、私の方が好きでしょ!? あの子のことなんてもう嫌いに――」

 リーネさんは私の頬を平手で打った。
 私のなかで、なにかが終わった。

「芳佳ちゃんのことを悪く言わないで!
 なにができる? 芳佳ちゃんは私にたくさんのことをしてくれた!
 それはあなたなんかには絶対できない!
 私は芳佳ちゃんが好き! 芳佳ちゃんを嫌いになんてなれるわけない!
 ミーナ中佐、あなたに私のなにが――」
 普段の彼女からは考えられない、激しい剣幕でまくしたてると、
 一転して血の気のひいた表情をリーネさんは浮かべた。
「ごめんなさい、私……」
「どうして貴女が謝るの。悪いのはすべて私なのに」
 叩かれた頬はたしかに痛い。
 でもその痛みを感じないくらい、ずっと胸の方が痛い。
「本当にごめんなさい。私はどうしようもない馬鹿だった。
 人の心を縛りつけるなんてできないのにね」
 私はリーネさんにズボンを返した。
「もう行きなさい」
「でも……」
「なにを迷うことがあるの。宮藤さんが待っているんでしょ」
「……はい!」
「いい返事ね」
 リーネさんはベッドから立ち上がって、そして私におじぎをした。
「あの、私、やっぱりミーナ中佐のこと嫌いになれません。
 今まで私に優しくしてくれたのも本当に感謝しています」
「ありがとう。とっても嬉しいわ――でももういいの」
「今日のことは全部忘れます」
「いいえ。お願い。もし貴女が嫌じゃなければ、ずっと覚えておいて。
 だって私の思いまで全部なかったことになっちゃうなんて、そんなの辛すぎるわ」
 リーネさんは黙ってうなずくと私に背を向け、私の部屋から出ていった。
 私はそれを見送ると、頬に手をあて長い時間惚けた。
510名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 00:33:31 ID:zln5CkxS
「伝えられたのか?」
「ええ」
「そうか……」
「訊かないのね、どうだったのか」
「訊いて欲しかったか?」
「ううん、ありがとう。これでよかったのよ。きっとこれで――」
「私の胸で泣くか?」
「馬鹿言わないで」
「お前は本当に強いな――なぁ、ミーナ。これからどうするんだ?」
「新しい恋を探すわ……と言いたいところだけど、まだ心の整理がつきそうにない」
「いくらでも待つさ」
「貴女もどうしようもない馬鹿ね」
「惚れたか?」
「本当、どうしようもない馬鹿ばかり」



以上です。
一番どうしようもない馬鹿=俺。
勝手に考えて、勝手に終わりました。やりたい放題です。
最後に関しては書いた本人が言っちゃうと野暮なんで、自由に受け取ってくだされば幸いです。
それはそうと俺もコテハン名のった方がいいんでしょうか。
511名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 00:35:47 ID:GiG4HemX
>>510
シリアスっぽいのに

>宮藤さんはもちろん、僕の嫁ですと言う監督にも。

でフイタww

いや、でも結構好き。こういうの。
512保管庫 ◆YFbTwHJXPs :2008/09/03(水) 00:45:29 ID:DhMO6HVK
勢いでやってみたが勲章好評っぽくて何よりだ。
誰か描いてない分のドット絵50*50くらいでいいから描いてくれ……私には無理だったよ……。
まあ絶対使わないだろうけど。

リーネスレのアレもこっそり保存しといたらだめだろうか。

余談ですが#の後の任意の文字は全角字でもOKですよ。専ブラならプレビューでどうなるか確認できたりする。

>>510
な、なんだってーなカップリングだが最後の少佐とのやり取りでこれが正史な気がしてきた。
もにゅもにゅするぜ!!

おまけ転載
ttp://www2.imgup.org/iup681014.jpg
513名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 00:55:25 ID:CP2XOQ39
>>485
> 雲高500フィート

晴天どころか未曾有の濃霧だと思う。

514虎姫:2008/09/03(水) 00:56:11 ID:LJfOn513
シャッキーニ投下します、ちょっとした日常


『繋いだぬくもり』
「おーいルッキーニ、お昼に行こう」
「むにゃ、シャーリー今降りる」
木の上で寝こけていたルッキーニに声をかけると寝ぼけた声が降ってくる。

「今日のお昼は何かなー?」
「何かなー?」
並んで食堂に向かう
パタパタと軽快な足音をさせて宮藤とリーネが手を繋いで走っていく
「仲いいなあの二人はー」
「だねー、あっエイラたちだ」
宮藤達に続くようにエイラとサーニャが食堂に歩いていく、
サーニャは普通だが、エイラが何やら挙動不審だ・・・
サーニャの手を握ろうと手を伸ばすが触れる寸前で距離をとっている。
全く何をしてんだか・・・典型的な恋愛チキンだな。
あっ、サーニャから手を握った、いや握るというより添えた感じだ。
あー、エイラ顔真っ赤だよ、しっかりしろよなー。

クイクイ
「んっ?」
服の袖が引っぱられた
「何?ルッキーニ?」
「えっと、あのねシャーリー」
顔を赤くして落ち着きがない、どうしたんだ?
「手、繋いでいい?」
なっ、何?手を繋ぐなんて今更なのに、そんな可愛くお願いして・・・
「い、いいよ」
「え、えへへ、ありがと///」
キュと暖かいルッキーニの手があたしの手を握ってきた、
いつもギュと抱きしめたり、キスしたりしてるのに手を繋ぐだけでドキドキしている。
「えっと、じゃあ食堂行こうか?」
「うん」
ドキドキしているのが繋いだ手から伝わるんじゃないかと思いながらも
できるだけゆっくり歩いていった。

END
虎姫


515名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 01:14:54 ID:vtIQS/21
>>510
どろどろしてるんだがさらりとしてるんだかわからんwwだがそれが味wwwwGJ!
「惚れたか?」の少佐に惚れた。これ以上惚れさせないでくれ。

>>514
ロリコンなシャーリーが最近すごい好きなんだがどうしてくれる
516名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 01:16:57 ID:BnKD9Dgj
GJ!!シャッキーニもエイラーニャも和む〜+。:゚(*´∀`)゚:。+
517滝川浜田 『譲れないたった一つのもの』:2008/09/03(水) 01:25:04 ID:UaqyQ92A
深夜なのにSSラッシュだなあw GJ!

というわけで自分も投下。ミーナ×トゥルーデです。





―――私は軍人だ。
軍人である以上、戦場で散る覚悟もあるし、そうするつもりでもある。

……しかし、ミーナ、私はどうしてお前の前では一人の人間になってしまうんだ…?


―――譲れないたった一つのもの―――

訓練中、私はちょっとしたミスが原因で、軽傷であるが、怪我を負ってしまった。

そしてその怪我をミーナに治療して貰っていた。


「…すまんな、ミーナ」
「いいのよ。…でも治療なら宮藤さんがいるんじゃない?」
「ああ、あいつには前に一度迷惑を掛けてしまっているからな。少し頼みづらいんだ。まあ、負い目という奴かな」
「…強情ね」
「私が強情なのはミーナが一番よく知っているだろう?」

そうね、とクスクス笑いながら、ミーナは私の腕に包帯を巻く。
穏やかな空気を壊すのを覚悟で私は、話を切り出す。

「…なあ、ミーナ、もしも、もしもの話だが、私がネウロイとの戦いに散ったらどうする?」
「…何いきなり」

明らかにミーナの声のトーンが落ちたのが分かった。

「私達はネウロイという得体の知れん化け物と戦っている内はいつ命を落とすか分からない。しかし死して栄誉を得られるのなら、それは軍人としてとても名誉ある事だ」
「……ええ」
「…だが、最近、私はそれが怖くなって来ている。……死にたく無いとさえ思っている……」
「……」
「なあ、ミーナ、教えてくれ…。私は…弱い人間なのか…?」

ミーナはしばらく黙ったまま、呟くように話し始めた。

518滝川浜田 『譲れないたった一つのもの』:2008/09/03(水) 01:26:24 ID:UaqyQ92A
「…そうね、トゥルーデ、貴女は弱いわ。ウィッチとしてじゃなくて、人間として」
「…そうか」
「でも、それは普通よ。死ぬ事が怖くない人なんていないわ。…私は、貴女のそういう所が好きよ」
「…だが、それでは軍人失格だ…。死ぬのが怖いようでは、私は誰も守れない……ミーナ、私はどうしたら良いんだ…!?」

するとミーナは優しい声で…

「私は…何か一つ怖いものがあった方が、人は強くなれると思うわ」

ミーナは私の頬に手を添えて。

「人は、弱さを失ってしまったらそこで終わりなの。私はね、弱さを乗り越えた強さがあると信じてるの」
「弱さを乗り越えた…強さ…?…ミーナ、それは…」

私の言葉は、ミーナの唇によって、塞がれた。

「ミッ…ミーナッ…///」
「そこから先は自分で見つけ出さなきゃ意味が無いわ。人に言われて自分を乗り越える事が出来たらみんなそうしてるでしょ?」
「…そう、だな……すまんな、ミーナ」
「フフッ、でもトゥルーデなら必ず見つけ出せるわよ。本当の強さを…」
「…ありがとう…ミーナ…」
「もし本当の強さを見つけ出せたなら…」
「?」

519滝川浜田 『譲れないたった一つのもの』:2008/09/03(水) 01:28:52 ID:UaqyQ92A
ミーナは優しく微笑んで…

「私を守ってね? ミーナ」

ミーナのその言葉は、私を腰砕けにするには十分だった。

「…なっ…/// …なんでお前は、素でそんな事が言えるんだっ…///」
「あら、私は別に恥ずかしくないわよ? ……でも、本当の私は貴女にしか見せないわ♪」
「…すまん、謝るから許してくれ…///」
「フフッ…♪ …今夜は一緒に寝る?」
「…私が嫌だと言っても、どうせ無理矢理連れて行くんだろ…?」
「…どうかしら♪」

私はため息を一つ吐いて。

「…好きにしろ…」



《翌日の訓練

「…怪我はもう良いのか? バルクホルン」
「ええ、いつまでも腐っている訳にはいかないので」
「しかし、昨日のお前の動きには迷いが見られたぞ。もう少し休んでいた方が良いんじゃないか…?」
「……私は…弱さを乗り越える為に飛ばなきゃいけないんです。…そう、約束したので」

少佐はクスッと笑って言った。

「…そうか…約束…か…。…約束は守れよ」
「…はい…!」


見ていてくれ、ミーナ。私は、強くなるために飛ぶ。

お前を、守るために。




END



以上です。うーん、最近妄想が止まらなくてちょっと困るw
ちょっとでも楽しめたなら幸いです。

では、爺はこれで…

520滝川浜田:2008/09/03(水) 01:32:20 ID:UaqyQ92A
ちょっと訂正。
>>「私を守ってね? ミーナ」
のところをトゥルーデに置きかえて下さい。
あと管理人さん、直せたら直しといて下さい…OTL
521名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 01:32:47 ID:MKPXCNJn
>>519
爺や夜遅くにGJ

しかしこのスレは活気があっていいね
522名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 01:34:25 ID:DhMO6HVK
>>519
リアルタイムきたあああGJ!!
トゥルーデはミーナの騎士ですね。もう間違いありませんねこれはもうえっへへへへ
523名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 01:42:53 ID:EYxio2b+
ミートゥルGJ!
このトゥルーデのちょっと頼りなさげなところが良いんだ
524名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 01:52:26 ID:DXT9OsTm
>>519ミーナ×トゥルーデは良いですなぁ(*´Д`)ハァハァ

個人的にインカムとか9話のいっぱい教えてくださいとか今までの話で芳佳は少佐の嫁で固定なんだが…どうなることやら
525名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 01:52:50 ID:vtIQS/21
コテハンつける人が増えるなか知るかとばかりに獅子奮迅。マイナーCP書きwe0UV5E+、
>>462のネタやらかした。ちなみにやっぱり元ネタはみたことない。

初めて書くカプだけで挑戦してみてあばばばば


 「君はどうかわからないけど結婚したら僕は幸せになれます!!」



「リーネちゃんリーネちゃん」
「なーに。芳佳ちゃん」
名前を呼び合うたびに愛しさが増していく。
そんな現象があるだろうか。
けれど確かにここに立証できる事実なのだから否定のしようがないわけです。
可愛い可愛いその女の子にこの想いの丈をどうしたら全部伝えきれるでしょうか!
私は心の底から叫びたいのです
世界の中心で叫びたいのです
あの真っ青な空に染み渡るほどに、叫びたいのです。
「好きだよ」
「私も好きだよ、芳佳ちゃん」
にこりと笑顔で微笑みあってちょっと触れてまた離れて。
いまきっとわたし、だらしなくにやけてるんだろうなぁ
しあわせだな、ずっと、一緒にいられたらいいのに
あなたはどうですか?

「リーネちゃんはどうかわからないけど、結婚したら私は幸せになれます!!」

思い切って超特急。口からでた言の葉はまっすぐまっすぐ終着駅へ。届け、届け、
震える空気を飛び越えて、耳にはいって驚き開く目おもしろい。
届け、届け!
なんでそんなこというのってあれ?もしかして回送ですか戻ってきちゃう?
依然びっくり顔のまま続く言葉に線路はつづくよどこまでも。
「私の方が幸せに決まってるのに!」

想いをぜんぶ伝えるなんて無理だな、と思った。
だって、あふれて溺れちゃう!


526名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 01:53:51 ID:vtIQS/21


本日ハ晴天ナリ
マイクテストの常套句。
ついついやりたくなるってその気持ちわかるよわかる
ほんで絶対叱られるんだ。
誰かあの子をとめてくれ。
思い出す。ほんの10分前。
「ねーねー。リベリオンって同じ性別の人同士が結婚できるってほんとー?」
「…どこできいたのさそんなこと。まぁ、一応、そうだね。場所によるけど」
「おおきいもんねリベリオン。さっすが自由の国ー!いっかい行ってみたいな!」
「じゃあいつか一緒に行くかー。バイクに乗って走る私に惚れるなよ?」
「そっかー…。好きな人同士で結婚できるなんてステキだねー」
もう興味の対象だうつったようだ。
うにゅだのうにゃだのよくわからん発音でふわふわとやってきた蝶をみる彼女に苦笑い。
ステキ、ねぇ。そうかもしれない。
でもね、もっと、難しい問題なのよ。それがわかるにはまだまだはやい。
ああやっぱりお子ちゃまだなぁ笑う顔は聖母のそれよりやわらかかった。たぶん。
「ね、シャーリー。ちょっとまってて」
「うん?」
言うがはやいか整備の道具を取り替えついでちらりとみた時には
ハンガーから走り去るルッキーニの小さな背中がみえていた。
なんだ?と思いながら調整を続けて続けて10分後。
『It's a fine day!』
「っぐ」
ハンバーガーが詰まる寸前。wait a minuteこの声ルッキーニか幻聴か?
『惚れるなよって、シャーリーはいってたけど、もう遅いんだよー!!』
ヘイヘイおもしろいジョークだやんちゃガール。
でもお姉さんちょいと笑えないかもしれないよ?
頭にどんな快心の一撃を喰らってもいいようにハンバーガーは食べてしまう。

『シャーリーはどうかわかんないけど、結婚したらあたしは幸せになれるよ!!!!』

…オーライそうきたか。
白昼堂々公衆全面公開プロポーズとは。
しかも、よもや12歳のリトルガールが、こんな4つ歳の離れたスピードマニアに。
情熱の国ロマーニャは大変な子供を育てあげました。
真っ直ぐに澄んだどこまでも広く青い青い空を見上げる。
いいスピードがだせそうだな、今日は。
勢いあまって太陽にも突っ込んでいけそうだ。

だって、太陽の方がこの顔の熱よりきっとずっとマシなはずだ!


○Fin!

無邪気はときに きゅうしょに あたった! というナレーションが流れてくるよねという話。
題名は『晴天マリ』、で。
何が晴天って私の脳内ですよ。
目を通していただけたらありがとうございました。心に残ればこれ幸い。
これでやれよ、みたいなCP申しつけられたら電波全開でやるかもしれない。かもしれない。
527名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 01:59:18 ID:FJsPrTFJ
もうやだこのスレ…
もっとやれ
528名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 02:03:15 ID:DhMO6HVK
さて、9月に入ったらもうないだろうと思っていた編集⇔新作投下ループが再来しているわけだが
>>526
GJ!!こういうぶちまけるような文体大好きだ!!
「…オーライそうきたか。」の一文だけで飯が食えるね。
529名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 02:07:57 ID:aKniu6e/
このスレは天才の集まりか?!
ニヤニヤが止まらなくて寝れないじゃないかwww。
職人様方マジスゲェよ!!

>>526
確か正確な元ネタの台詞は

「僕はみちこさんを幸せに出来ないかも知れない。でも、僕はみちこさんと結婚したら、間違いなく幸せでいられます」

だったと思う。釣りバカ日誌1で見れるぞ。
百合スキー兼西田局長スキーの俺としては最高すぎるぜ。
530名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 02:15:38 ID:vtIQS/21
反応のはやさに噴いたwww感想ありがとう。正確な元ネタ提供ありがとう。
シリアスをよけるとこんな文体になっちゃうんだが好きだと言われてすごい嬉しい。さんくす。
本当…ここいいとこだよな…
ニヤニヤがとまらなくて眠れないのは何も1人じゃないんだぜ…
531名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 02:19:49 ID:+zaGQKmC
乙が追いつかん
532名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 02:49:16 ID:OzlD9UQU
前々スレでいらん子中隊電子書籍版の話あったけど、3巻やっとでた
http://dl.rakuten.co.jp/attr/92209035/da30_1.html
533名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 03:40:14 ID:S2WqQU0O
スレの速さに追いつけません!GJすぎですがな!
534名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 03:45:35 ID:OVcnoMe9
>>525-526
寝ようと思ったのに!寝ようと思ったのに!
GJすぎてもう寝られんわい!
芳リネ好きの自分は付き合いはじめたバカップルみたいな>>525の二人がたまらんのです
全ての百合ップルに幸あれーい!!
535名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 03:59:22 ID:vJWAGoKl
転栽推奨らしいので、リーネスレから。
http://www.age2.tv/rd05/src/up1412.zip.html
pass:ヨシカ
公式の基地探訪が楽しめるなら。
536名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 04:19:43 ID:gtHDVaXu
>>535
ズボンがビショビショ(*´д`*)ハァハァ
537滝川浜田:2008/09/03(水) 04:35:39 ID:UaqyQ92A
管理人さーん、誤植の修正ありがとうございます! 感謝感激!
…ってここに書き込む事じゃないのかな?
538名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 07:24:03 ID:ExcxmdIL
>>513
ごめん。単位まちがえた。脳内で3倍しといて。
500フィート→1500フィート
539名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 08:19:44 ID:vtIQS/21
>>535
ちょ、すげwよくつくったなこれwww
540名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 12:41:32 ID:0ZLiEDEF
>>535
感動したww
541滝川浜田 『乙女 Go A Head!』:2008/09/03(水) 14:29:52 ID:UaqyQ92A
リネ芳の更なる活性化の為に昼間っから投下します。






今日は芳佳ちゃんとお出かけ。
手を繋いで仲良く街へ。
天気も良くて、世界で一番大好きな芳佳ちゃんと一緒にいられるなんて、私は、幸せだ。

特に何か用があるという訳じゃない。私は芳佳ちゃんと一緒にいれさえいれば、それで良いのだ。

「リーネちゃん、顔、ニヤニヤしてるよ」
「へっ…?///」

あまりにも嬉しくてどうやら顔に出ていたようで、芳佳ちゃんに指摘された。
恥ずかしいけど、それすら嬉しい。

「芳佳ちゃん、映画見よう」
「うん、いいよ。何見る?」
「今の時間やってるのは…」
「…恋愛映画…だけだね…///」
「…ど、どうする?芳佳ちゃん」
「せっかくだから見ようよ!リーネちゃんが一緒ならどこでも良いよ♪」
「よ、芳佳ちゃん…///」

私達は早速チケットを買って劇場に入ると…

542滝川浜田 『乙女 Go A Head!』:2008/09/03(水) 14:31:51 ID:UaqyQ92A
「…み、見事にカップルばかりだね…///」

すると、芳佳ちゃんは私の腕にくっついて来た。

「よよよよ芳佳ちゃん…!!/// い、いきなりなにっ!?」
「……いや、私達も、その、一応恋人同士だし…これくらいした方が良いのかなって…///」

芳佳ちゃんは頬を赤く染めながら、恥ずかしそうに呟いた。

かっ、かっ、可愛すぎるっ…!!
もう今すぐこの場で押し倒したい所だけど、そういうワケにも行かない。
ここは我慢だよ我慢っ…!!

「そ、そうだね…!…ほ、ほら、始まるみたいだよ」

映画が始まる。暗いからよく分からないけれど、芳佳ちゃんは映画に夢中の様だ。
登場人物に自分を重ねているのだろうか。
すると、握っていた手の力が強くなる。

たったそれだけの事なのに、私の胸の鼓動が速くなる。もう映画なんか頭に入らない。

映画が終わる。

「芳佳ちゃん、夢中で観てたね」
「えっ…あの…キャラクターに、私とリーネちゃんを重ねてただけで…その…あの…//////」」

あああああっ!!!! 芳佳ちゃん今、私の心を撃ち抜いた!
もうダメ!芳佳ちゃん私を殺す気なのね!?
イイ!私、芳佳ちゃんになら殺されてもイイ!

と、私がトリップしていると、芳佳ちゃんの声が私を現実世界へと呼び戻してくれた。

「だ、大丈夫?リーネちゃん」
「はっ…よ、芳佳ちゃん、ご、ごめんなさい…」
「あっ、よだれが出てる。ちょっと待ってて、今拭いてあげるね」

よだれ? ああ、トリップし過ぎて口元も緩んでいたんだ。ちょっと恥ずかしいけど、芳佳ちゃんが拭いてくれるなら…//////

543滝川浜田 『乙女 Go A Head!』:2008/09/03(水) 14:33:05 ID:UaqyQ92A
そして私達はまた歩き出した。

せっかくのデートだから、なにか記念に芳佳ちゃんに買ってあげたい。
でもあまり高いものは買えない。

そう悩みながら歩いていると、目の前に良い感じの小物屋さんが。

…よし!


「ねえ、芳佳ちゃん、ここに入ろう!」
「うん!」

店内には可愛いアクセサリーがたくさんあった。
このくらいの値段なら…買えるよね…?

「芳佳ちゃん、このイヤリング、買ってあげるよ」
「えっ…悪いよ、そんなっ…」

謙遜する芳佳ちゃんメチャクチャ可愛い。可愛すぎる。

「良いんだよ。今日の記念だから」
「…じゃあ、私もリーネちゃんにこのイヤリング買ってあげる!」
「えっ…いや、私は良いよ、芳佳ちゃんだけで…」

…はっ、ちょっと待ってリネット・ビショップ。
芳佳ちゃんにこのイヤリングを買って貰えば、お揃いになるよね?

お揃い→恋人同士→スゴいラブラブ

「…じゃあ、お言葉に甘えようかな…//////」


「ありがとうございましたー」

「買っちゃったね…///」
「ね…///」
「せっかくだから、付けてみようか?」
「うん!」

私達は互いにイヤリングを付け合った。

544滝川浜田 『乙女 Go A Head!』:2008/09/03(水) 14:35:27 ID:UaqyQ92A
「わー、芳佳ちゃん似合うよー!」
「リーネちゃんも物凄く似合ってるよ!」「芳佳ちゃんの方が私の数倍似合ってるよ!」
「いやいや、リーネちゃんの方が、私より似合ってるって!」

私達のどっちがイヤリングが似合ってるか議論していたら、いつの間にか、陽が沈みかけていた。

「…帰ろうか、芳佳ちゃん///」
「…うん、リーネちゃん///」

帰りもしっかりと手を繋いで。
今日は結局、キスもなにも出来なかったけど、私はそれでも満足なんだ。

隣に芳佳ちゃんがいれば、他には何もいらない。

そう心の中で呟く私の横には、私と同じイヤリングを付けた芳佳ちゃんが、嬉しそうにしていた。

大好きだよ、芳佳ちゃん。




END



以上です。昼間っから失礼いたしました。

…新しいSSの作業があるので、爺はひとまず退散させていただきます…
545名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 14:42:42 ID:GdPtttu+
真昼間から乙w
芳リネのバカップル度は他を遥かに凌駕するな・・・
546名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 15:18:53 ID:w9VH3Mhr
エイラーニャで寸止めしておきます。


かすかな物音に目を覚ますと、サーニャは背を向けて、ベッドの端にすわっていた。

わずかしかない、サーニャの夜間哨戒の休みで、ふたりで過ごす夜だった。

だけど、一緒に眠ることは叶わなかったようで、やっぱりサーニャは夜に目が、冴えてしまうらしい。

エイラは寝ぼけたままの頭でしばらく、サーニャの、月明かりにうかびあがった美しい肌にみとれた。

開け放したカーテンの向こう側で、月はやわらかい光をはなち、華奢な彼女の身体を、うっとりするくらい、におやかにする装置だ。


ふと気が付くと、サーニャの上半身を隠した服が、肩のところで解けそうになっている。

エイラはドキリとして、すぐに、内緒で顔を真っ赤にしたが、その美しさにすいよせられるように、いつしか、手をのばしていた。

エイラは一人分の体温であついくらいの毛布の中からそっと手を伸ばすと、まず、ふたりの間にある、ひやりとした空気をつかんだ。

それからためらいがちに、サーニャの、うっとりする白さの背中へ触ったのだ。



「ぁ……」



まさかエイラが起きているとは思っていなかったサーニャは、一瞬、エイラが驚くくらい身体を震わせたあと、ゆるりと体ごと振り返った。

だけどもっと、おおきい衝撃で、しびれたのは、自分の手の方だと、エイラはおもった。

なにせ、サーニャのちっちゃな身体は、夜の冷えた空気の中で、信じられないくらい熱をおびていたから。


「エイラ、起てたの?」
「、、うん・・・さっきナ…」


振り返ったサーニャの、この夜みたく、静謐が支配する目に、とらえられ、また、急に恥ずかしくなったエイラは、触れたままのばしっぱなしだった手をそうそうに引き戻そうとして、一緒にサーニャの身体を隠していた最後の服を、ひっぱってしまった。

圧迫感の消えた胸元に視線を落とすサーニャ。

だからエイラは目をそらそうとして、失敗した。

見ていると、気が疲れないうちに全部みようと欲張って、頭がくらくらするほど、見つめることに成功した。

するとサーニャの方では、肩に引っ掛かったままの部分をあっさり脱ぎ捨て、エイラの体温だけであつくなった、布団の中へ入ってきた。
547名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 15:23:22 ID:w9VH3Mhr
「あったかい・・・・」

「また、私だけ先に眠っちゃったンダナ、、ゴメン・・・サーニャ・・・」



甘えるように腕を伸ばしてくるサーニャを、エイラはとまどいながら抱き寄せ、

まっしろくてミルクみたいなにおいのする、その首筋に顔をうずめた。


「エイラ、眠っちゃったから、私もひとりで、シャワー、浴びてこようと思っていたところだったんだけど」



サーニャは耳もとにかかる、エイラの息がくすぐったいのと、

彼女の言葉に、おかしそうにくすくすと笑いながら、とてもせまくなったふたりの身体の間で、

ささやくように、ゆっくりと、やさしく喋るのだ。



「でも、エイラがエッチなことするから」


そう言ったサーニャの、いたずらするような口調に、エイラは途端にたじろいでしまう。

でも、すぐに、ぎゅっと、サーニャのほっそりした腕があたえてくるちからが、

彼女のとまどいを、不安でいっぱいのその胸から、いつもちょっとだけ、奪ってゆくのだ。



「サーニャが逃げるからダロ」
「逃げてないよ、わたしは」


そしてまた、ふふ、とエイラの腕の中で、小さく笑う。


「悪いのは、この手・・・・・・?」


サーニャは自分を抱き寄せているエイラの手首を、とがめるように掴むと、

上目でエイラの表情をうかがいながら、そっと親指に噛みついた。

柔らかなサーニャの舌に、当たる指先がくすぐったくて、エイラはすぐに堪え切れなくなり、

声を出して笑いだした。
548名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 15:27:04 ID:w9VH3Mhr
サーニャはじいっと、だんだん熱をおびてくる視線を意識しながら、

エイラを見つめ、ゆっくりと口をはなす。

エイラはだから、笑うのをやめて恥ずかしそうに、サーニャにバレないように、

ほんの少しだけ身をよじった。

普段からは想像できないくらい熱い、彼女のその眼差しから、

ほんの少しだけ、バレないようにちょっと、逃げるつもりでそうしたのだ。



エイラはまだ、数えるくらいの経験だったが、サーニャと愛を交わすとき、

決まっていつも怖気づいた。

自分がこわれものののように大事に、たまらなく愛おしくおもっていた相手から、

そのように、熱烈に愛されていることをおもいしる、今のようなときが、

その小さな胸がはりさけてしまいそうなくらい、幸せすぎたから。



「エイラ」



サーニャはそんな、エイラの感情のなみに寄り添うように、

大切に、大切にして、彼女の名前を呼んでくれた。

そのときに、エイラの中で繊細な、心臓だけのいきもののような愛情が、勇敢に、ふくれあがるのだ。



エイラがその勇敢さで、頬を赤く蒸気させたサーニャのひたいに、

そっと触れるだけとばかり、くちびるをおしあてると、

今度、愛情がふうせんみたいにふくれあがるのはサーニャの胸の裡だった。



ふたりはしばらくみつめあったが、次に動いたのも、やっぱりサーニャが先なのだった。

サーニャはまた、ちっちゃくて可愛いくちびるから真っ赤な舌をぺろっとだして、

すぐ目の前にあったエイラの鎖骨をなめた。

そうして実はずっと、はずかしいくらい裸のままだった、エイラの乳房にそっと触れるのだ。
549名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 15:28:59 ID:w9VH3Mhr
「っ……こ、こらッ、サーニャ」
「なぁに?」


だんだん、押し付けるようにちからを増す、サーニャの愛撫の手の中で、

エイラの乳首は、すぐに硬くなっていった。

それを優しく摘まれたままで、とろけそうに熱い舌をおしあてられた肌がうずいた。

声を漏らしそうになって、どうにか、堪えた。


「・・ふぅ、……ダメダヨ…サーニャ」
「どうして?先に仕掛けてきたのは、エイラじゃない」


サーニャは惚けて笑った。


柔らかさを味わうように、指に力を込めて、エイラのはりつめた美しい流線型をつかむ手の中、

緊張に、胸をうつ、あふれそうな欲望のうずきが苦しくて、ぎゅっと閉じた目の隙間から、

エイラはサーニャを盗みみた。

しっとりと、汗ばんだ、サーニャの肌は、今ではエイラの熱が手伝って、

綺麗にピンク色に染まり、おかしみたいに甘いにおいをはなって、とめどなく、エイラの欲望をさそうのだ。

そうして、べったりとくっ付いてくるサーニャの、肌の感触に、

エイラは湧き上がる興奮を抑えられなくなるまえに、まだ少し、抗いたい。


「シャワー……浴びる、んジャなかったノカ・・・・・?」
「エイラが一緒に入ってくれるなら。だって、ひとりは、イヤでしょう?」


せっかくの夜に、先に眠ってしまうことをやっぱり怒っているのだと、エイラはおもった。

試しに、肩に手を掛けると、普段なら、想像できないくらい強いちからで、

しっかりシーツの上に押さえ付けられてしまうのだった。

その、意外な姿でしめされる、サーニャの情熱が、エイラに何とも言い難い心地良さをあたえる。
550名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 15:34:01 ID:w9VH3Mhr
休憩.

サーニャ攻めだった。
読みづらい上に、このふたりにえろえろな展開は需要ないかな。
脳内では、一応、行くところまで行ってしまっているんだが・・・

スレ汚しすません
551名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 15:49:52 ID:b6bVoDkc
おぃぃぃ
いくところまでいくと聞いて続きを希望しないわけがないでしょう
552名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 15:52:14 ID:EYxio2b+
うぉぉぉおおい!
続き希望だ続き希望!
553名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 15:55:59 ID:zn7BuKtF
>>550
続きを書いてくれと芳佳さんが血涙を流しております
554名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 16:14:09 ID:uqsZFbzD
エイラーニャにだってえろえろな展開は需要あるよ?
二人の愛に溢れた情事が見たい。というわけで続きを書くんだ
555名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 16:17:39 ID:w9VH3Mhr
これからちょっと出かけるので後半は夜になりそう
昼間から煽ってしまって申し訳ない
556名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 18:07:50 ID:xVdFStiV
突然エーゲル投下します。
…いや、ゲルエー?やっぱりエーゲル?
長いかも。あ、作者はgf1xJeg9です。
557名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 18:09:17 ID:xVdFStiV

『白い天使』

夜。
電気を消し、今日は平和な一日だったな…と考えながらベッドに腰掛ける。
干されたばかりの布団がとても心地いい。
ゴロンとうしろに倒れて、天井を見つめていたときだ。
ガチャッ
ドアの開く音。誰だ、ノックもなしに。
いや、ノックもなしに入ってくるのは一人しかいないっけ。

「…ハルトマン」
声を先にかけてやったというのに反応がない。不思議に思って上体をおこす。
思ったとおりそこに立っていたのはエーリカ・ハルトマンであった。
「ハルトマン?どうしたんだこんな時間に…」
さっき時計を見たとき、短い針はたしか10の文字を通りすぎていた。
「トゥルーデ…」
「ん?」
質問に答えず、ゆっくりと歩み寄ってくる。

「!」
ガシッと両肩をつかまれた。光ってみえる青い眼が近づいてきている。
「おい、何を…んっ!」
突然の口づけ。瞬時に溶けてしまうような感覚。
いや、頭がクラッとしたぞ。こいつまさか…

ハルトマンの舌が侵入してきた。
「‥ん…ふ…っ」
歯列をなぞられ、思わず声が漏れる。
ゆっくりと唇をはなしていくハルトマン。熱い吐息が私の鼻にかかり、確信した。

「お前、酔ってるな…?」
「んふ…トゥルーデ…」
明らかに酒くさい。そして話を聞いてない。
まったく…、夜にネウロイが攻めてくることだって珍しくないんだぞ?今の状況では。
いつでも気を引き締めているべきカールスラント軍人のくせして酒に溺れるとは…

「酔ってるんだろ?さっさと寝て酔いをさませ!」
「酔って…らいもん…」
いや‥呂律が回ってないし。
「よってらい‥!よってらい!」
「わ、わかったわかった」
なんか声が強くなってきた。
558名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 18:10:14 ID:xVdFStiV
「トゥルーデ!」
「はひ!」
急に名前を呼ばれて驚いているうちに、ドンと胸を押された。
どさりとベッドに倒れこみ、先ほどと同じ体勢になる。
またハルトマンにキスをされた。

こいつは、やたらとキスがうまいんだ。
キスだけで私の脳はまるでとろけたかのように鈍い働きになってしまう。

気づくと私の上にハルトマンが覆いかぶさっていた。
口づけの合間にハルトマンの瞳を見つめると、
なんだかいつもより澄んでいるようにも、濡れているようにも見えた。
彼女の頬に手を伸ばしたら、思った以上に熱くて、びっくりした。
「ねぇ‥‥」
「…なんだ?」
「………」

ハルトマンの身体が私に乗り、軽い体重が私に預けられる。
そして細い腕が私の背中の下へ入りこんできた。
私は小さな彼女を抱きしめ、そのまま彼女が下になるよう、くるりと寝返った。
「‥トゥルーデ、…して…」
大胆でストレートな言葉にドキリとする。

こいつ、きれいな顔…してるんだよな…。

いてもたってもいられなくなった私は、ハルトマンの首筋に顔をうずめて――金色の髪の香りを感じつつ――強く吸った。

「ん…っ」
紅く跡がついたそこにもう一度唇を落として…


見ればひどく扇情的な表情をしているではないか。
速い脈と、赤くなった耳。
乱れた髪、そして濡れた青の瞳。

私はこいつのことを愛しているんだな…と感じながら―――ならそれをすべて伝えたいと―――
細い身体を抱きしめたんだ…。

559名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 18:11:34 ID:xVdFStiV


次の日
チュンチュンと小鳥の鳴き声が聞こえる。
…ふぅ…。朝か…
ゆっくりと起き上がる。
「あ、トゥルーデ起きた?」
「…ん」
布団の中から声がした。
……ん?
「っは、ハルトマン!」
「なに。急におっきな声ださないでよ」
び、びっくりした。いたのか、ハルトマン。
布団から顔だけ出している。
「ふぅん…」
「な、何だ」
「やっぱトゥルーデでも寝起きは頭はたらかないんだ?」
「……」

そうだった。結局昨日ハルトマンに一回してあげた後、体勢を逆転されて、何度も何度もこいつに…
思い出しただけで顔が熱くなる。
2つも歳上なのに…情けない。
そのうえ私は疲れて先に寝てしまい…、ハルトマンもその場で寝たというわけだろう。
「ずぼんずっぼん〜♪」
布団の中でモゾモゾと服を探している。
私も自分の服を探しにかかる。

見つけた服を着てハルトマンが言った。
「…ホントはね、昨日私酔ってなんかいなかったんだよ」
何を言いだすんだ、こいつ。
「は?でも」
「お酒のニオイがしたのは、口にちょっとウイスキーを含んでたから」
「…なんでそんな」
まわりくどいことを…。
「…だって」
ん?なにやら赤面しているハルトマン。

「そうでもしないと言えそうになかったんだもん」
「…え…な、」
まさか、照れているのかこいつは。
そっと私の左耳に唇をよせて、

「“して”って…」

560名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 18:12:43 ID:xVdFStiV

うっ。なんだ、おい…こっちが照れるじゃないか。
ハルトマンはベッドから降りてドアの方へすたた、と走った。
そして振り向く。
「きのう…、すごくよかったから。また…来る、かも…」
言うが早いか、ガチャン!バタン!と乱暴とも思える速さで部屋を出ていった。
そしてベッドに取り残された私。
思わず自らの口を押さえる。

「‥‥‥‥エーリカ」

なんなんだ。なんなんだあいつは。可愛すぎるじゃないか。

“また…来る、かも”

ハルトマンにあんなしおらしい部分があったなんて。
ドキドキと鳴り止まない胸の鼓動。
なんだろう、この気持ちは…。
あいつは、悪魔なのか天使なのか…。いや、今のは絶対天使だったけれども。
彼女のことで頭がいっぱいになってしまった。

…もうすぐ朝食の時間だ。
食堂に行けば、隣の席にきっとハルトマンがいる。

意味もなく深呼吸をした。えほん、と咳払い。

よし、今夜は覚悟しろハルトマン!
とりあえず心の中で叫んで、左耳をきゅっとおさえてみる。

…やっぱりまだ熱かった。

Fin.

561名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 18:16:33 ID:xVdFStiV
なんつうタイトルだ。自分で書いといて…

エーリカほどss書くのが難しいキャラはいないと思うんだ…
もっとトゥルーデをタジタジさせたかった。
まあ、エーリカにあのセリフを言わせたかっただけだし、私にはこれが精一杯だ…

ほかの誰かが素敵なエーゲルを書いてくれることを願って…
んじゃ、失礼しました

562名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 18:19:01 ID:ZcVuNkep
僕がタジタジです

GJ
563名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 18:30:01 ID:DhMO6HVK
>>561
何だこの可愛らしいエーリカは……こいつ本当にエーリカなのか……!?
ミートゥル派だがこれはかなり揺らいだぜ。GJ!!
564名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 18:41:58 ID:GR5SV7Pp
GJ!本編でももっと二人の絡みが見たいな
565名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 18:58:25 ID:OBdJX/NT
ちょっと変わったカプもみてみたい
ゲルト×ルッキーニのデレ姉SSとか
ペリーヌは需要ないか。。。
566名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 19:25:07 ID:Yb2bNF0m
このスレ最近甘々だな
けしからん
もっとやれ
567名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 20:02:48 ID:OVcnoMe9
家に帰ってくるともうレスが追いつかないくらい投下されてるってすげえw
職人様方GJ!!
568名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 20:18:23 ID:ExcxmdIL
>>546
GJ!すげぇ!描写うますぎww

>>557
エーリカに翻弄されるトゥルーデかわいいww
もっと翻弄されろ!!w
569滝川浜田 『シャッキーニ的サバイバル日記』:2008/09/03(水) 20:33:09 ID:UaqyQ92A
シャッキーニ投下します。
……期待しない方が良いと思います…。





「…お腹すいた…」
「…我慢するんだ…ルッキーニ…」

どうも、シャーロット・E・イェーガーです。
突然ですが、私達は今、無人島にいます。
原因は、私です。


――シャッキーニ的サバイバル日記―――

《経過》

「シャッ…シャーリー…ッ…ちょっと速すぎっ…!!」
「何言ってんだよ、ルッキーニ!このくらいの速さについて行かなきゃ私のパートナーは務まらないぞー? ほら、もっと音速の彼方(ピリオド)へ―――――――――!!!!」
「…ちょっ…シャーリー…!!」

…超高速で飛ぶという事は、それだけ魔力を消費するのも早いワケで。
案の定魔力をすぐ失った私とルッキーニは、どこかの島へと墜落した。
それと同時にストライカーユニットも故障してしまった。

ピー…ガガッ…ピーッ…

「あーダメだ。通信も出来ないや」
「もう!シャーリーのせいだよ!シャーリーが調子に乗りすぎたんだよ!バカシャーリー!」
「いや…ついつい速さに酔っちゃうと、何もかも忘れちゃうんだよね…」
「…私達、助けが来るまでここにいなきゃいけないんだね…」
「…まあ、そういう事になるな」
「………はあ」
「……」
「……」
「ああもう、腐っててもしょうがない!ルッキーニ、ついてきて!」
「どこ行くの?」
「果物を採りに行くんだよ。まずは食いもんだよ食いもん」
「…そだね」

私達は手を繋いで、ジャングルの奥深くへ。
570滝川浜田 『シャッキーニ的サバイバル日記』:2008/09/03(水) 20:34:10 ID:UaqyQ92A
なんか見たことも無い植物がいっぱい生えてる。ルッキーニは今にも泣き出しそうだったけど、私はそんなルッキーニの手を強く握ってやる。

まあ、その後、ルッキーニが蛇を踏んだりして、そんな苦労の末、果物は採れたものの、数は少ない。
多分二日分と無いだろう。

「…少ないね」
「い…いや大丈夫、これを小さく分ければ一週間は保つだろ…じゃあ食うか」

「「いただきます」」
「「ごちそうさまでした」」

…多分人生のうちで一番早く終わった晩ご飯だろう。

「…お腹すいた…」
「…我慢するんだ…ルッキーニ…」
「……」
「…寝るか」

空腹を紛らわすには寝るのが一番、と誰かが言っていた。なのでそれに倣って私達は早めに就寝する事にした。
当然と言えば当然なのだが、毛布は無いしベッドも無い。
なにぶん、夜の海は寒い。
私達は身を寄せ合う事にした。

「ルッキーニ、こっち来い」
「…シャーリー、暖かい…」
「これで寝られるか?」
「…なんとか。…おやすみ、シャーリー」
「おやすみ、ルッキーニ」

こうして、私達は眠りに就いた。
…これからどうなる事やら。


571滝川浜田 『シャッキーニ的サバイバル日記』:2008/09/03(水) 20:35:26 ID:UaqyQ92A
《三日目》

「うおりゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

私は木で作った槍で魚を穫っていた。
人間とは恐ろしいもので、三日もすれば、その環境に適応してしまうものらしい。

傍らでは、ルッキーニが火を起こしている。
……なんだか、夫婦みたいだな……。

「魚穫れた?シャーリー」
「ああ!大量だよ!!」
「凄い!じゃあ早く焼いて食べよう!」

火を囲んでルッキーニが話を始める。

「…なんか私達、ここに適応しちゃったね」
「ああ…人間やれば出来るもんだな…」
「……ねえシャーリー、ここ、誰もいないんだよね…?」
「まあ、だから無人島なんだよな」
「……………私、シャーリーとえっちしたい」
「……………何言ってんだよ、ルッキーニ……頭まで野生化したのか?」
「…私は正常だよ、シャーリー。ここ数日のシャーリーを見てて、私、シャーリーになら抱かれたいって思うようになっちゃったんだ」
「……私は別に良いよ。…でも後々ルッキーニが後悔しないって言う約束が出来なきゃ私はルッキーニを抱けない」
「…後悔…しない…よ…//////」

…目が潤んでいる。…こりゃ本物だ。

…しょうがない。…ここで抱かなきゃ私は死ぬまでルッキーニに恨まれるだろう。

覚悟して、私はルッキーニの上に乗る。
ルッキーニは期待に顔を赤らめている。

「じゃ、行くよ、ルッキーニ…」



572滝川浜田 『シャッキーニ的サバイバル日記』:2008/09/03(水) 20:37:27 ID:UaqyQ92A
《シャーリー、ルッキーニ捜索隊・坂本美緒、宮藤芳佳

「確かここら辺に飛んでいったハズなんだが…」
「坂本さん、あそこの島、誰かがいますよ!」
「どれどれ……」
「どうでしたか、シャーリーさんとルッキーニちゃんだったんですか?」
「………ああ、二人には違いない。……だが、今は近付かない方が良いな………」
「え………???」





END




以上です。……なんだこれ…。中身が無くて申し訳無い…。今度はもっとマトモな作品持ってきます…。

爺はとりあえず去ります…。
573名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 20:43:12 ID:Yb2bNF0m
爺やww過労死しちゃうwww

いいぞもっとやれ
574名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 20:48:56 ID:uqsZFbzD
爺、毎度GJだ!

エイラスレがもう百合スレと変わらない流れになっててワロタ
575名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 21:13:24 ID:DhMO6HVK
>>572
じっちゃんそろそろ休んでくれないとこっちが持たねえwwGJ
シャーリーの「……なんだか、夫婦みたいだな……。」で今日一日の私の表情が決定した。
576名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 21:20:12 ID:LJfOn513
爺や最高ですGJ!帰って来るなり天国を見ました。
シャッキーニは正義です。

私もシャッキーニss頑張って書かないと


577名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 21:37:52 ID:ExcxmdIL
>>572
野生化したシャッキーニに萌えたぜww
GJ!!
578名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 21:57:57 ID:ExcxmdIL
昨日に続き、思いついたので投下します。
作者はzgdRiItOです。コテハンはなんとなく中止してみた。

― 夢^11 ―

(1/6)

ある日の昼下がり。今日はネウロイの予報もなく、久しぶりにテーブルを滑走路に出して、みんなでお茶会をしていた。

「皆さん、いつも本当にありがとう。今日は羽を伸ばして鋭気を養ってくださいね」
『はーい!』

一番元気よく返事をしたのは宮藤、スコーンをこぼしそうにしながら声を上げている。

「芳佳ちゃん!こぼれちゃうよ〜」
「あぅあぅ、でもリーネちゃんのスコーンすっごく美味しいんだもん!」

口一杯に頬張りながら宮藤がそう答えると、リーネはモジモジと恥ずかしがる。

「お口に合うならうれしいけど…」
「まったく、豆狸は何から何まで粗忽ですこと。坂本少佐の爪でも煎じて飲めばいいのですわ」

と、言った後に『爪を煎じたなら私が飲みたいですわ…』等と妄想して、一人で顔を赤くしているペリーヌであった。

「そう言えば坂本さん20歳って大人だよねぇ」
「えっ!芳佳ちゃん…あんまり年齢の事は…」
「(聞いてない)大人だなー、あと6年後かー。私はどうなってるのかなぁ」
「芳佳ちゃんはきっと良いお嫁さんになってると思うな」

リーネは『もしくは良いお婿さん、当然嫁は私!!!!』と言う言葉を飲み込んで答える。

そこに、後ろでルッキーニとスコーンの取り合いをしていたシャーリーが割って入る。

「おっ、なんだか盛り上がってるじゃん、なに話してんだ?」
「芳佳ちゃんと私たちが大人になったら何になってるか?って話してたんです」
「いいねぇいいねぇ、夢が広がる話じゃん、あたしも混ぜてよ」

こうして、みんなで自分の将来について語る事になったのだった。
579名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 21:58:48 ID:ExcxmdIL
(2/6)

◆坂本's case◆

わたしはそうだな、扶桑に帰ったら京都の嵯峨野に家を構えたいな。
青い竹林の奥に純和風の家を持って、そこで暮らすんだ。

ペリーヌ「さすが少佐、素敵なご趣味ですわ…」

なんだ、ペリーヌもわかるのか、気が合うな!(ここでペリーヌ昇天)
朝は竹林の広場で鍛錬して、休日は焼き物を作ったりな。
そうやって自然に触れながら毎日を過ごすのが夢だな!

ミーナ「いいわね〜私も一緒についてっちゃおうかしら」

◆ミーナ's case◆

私はね、最近、扶桑の文化に興味が出てきたし(大嘘)、美緒に扶桑を案内して貰おうかな。
(意訳:美緒に付いていきます。異論は認めません)

でもね、そんな時、私に軍上層部から指令が入るの。戦地転属の指令ね。
夕刻、船着場。私と美緒は夕陽の中に佇むの。

私は涙が堪え切れなくて、ぽろぽろと泣いてしまうけど、そんな私を美緒がギュッて抱きしめてくれるの。

「ミーナ!必ず迎えに行く!だから泣くな!」

って。そして美緒は私に小さく「愛してる」って言おうとするの。するの!するの!!!
だけどそれを私は唇でさえぎるの!だって別れ際に愛してるなんて寂しすぎるじゃない!!

「あなたが迎えに来てくれる日まで、その言葉は取っておいて」

なんて!わたし健気すぎ!でも私はその言葉を残して出発しちゃうのよ!
運命に引き裂かれる二人!だけど本当の悲しみはここから始まるの!!!!

(事情によってこの後500行省略)

ってわけ。ちょっと簡単すぎたかな?

芳佳「じょ、情念の炎が眩しくて、ミーナさんが見えないよぅ!」
シャーリー「今後の部隊運営が非常に不安になったな」
580名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 21:59:31 ID:ExcxmdIL
(3/6)

◆エーリカ's case◆

えっ?わたし?大体こんな感じ。

じゃがいも酒寝るじゃがいも寝る夜遊びひるあそびバルクホルンじゃがいも寝る遊ぶ酒酒じゃがいも寝るじゃがいも寝るごちそう昼遊びじゃがいも寝る酒酒良い酒高い酒寝るあそぶバルクホルンじゃがいもじゃがいも酒寝る遊ぶすごく遊ぶじゃがいも寝るごちそうじゃがいも酒寝る

こんな感じだよっ☆

芳佳「全然理解できないのに…。なんでかな、すごく良く伝わってくる…」

◆バルクホルン's case◆

私は、そうだな…。このまま軍に残ると思う。希望としてはウィッチーズの養成機関の教官になって後輩達をビシバシとしごいてやりたいな!

ミーナ「まぁ、バルクホルンてば真面目なのねぇ」
エーリカ「違うよミーナ、あの目を良く見てごらん」

  バルクホルンの目は澄んでいた。
  ただ、よく見ると、よーく見ると。

  淀んでいた。



まぁ、ウィッチーズの養成機関だから、生徒はだいた10歳〜16歳ぐらいの旬な…いや違う、育ち盛りの子達だな。
私は厳しく指導するんだ「中途半端な気持ちなら帰れ!ここは既に戦場なんだ!」ってね。
だが、いもう、いや生徒たちは私を慕って、必死について来てくれるんだ。

ある夜、私の部屋に一人の生徒がくるんだ。その子は私が特別見込んだ子なんだが、この所成績を落していてな、私も心配していたんだ。
その事を私が伝えると、その妹はこう言うんだ。
「私、お姉ちゃんの事を考えると、胸のドキドキが止まらないんです!これって病気なんでしょうか…」
「心配するな、こっちへおいで…」
そう言って私は妹の手をとりベッドへと向かうんだ…。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

           O 。
         __
       ,.=, ´:::::::::::`::>=、- 、
     ,ィ´;;;;ノ:::::::::::::::::::::!:::::::ヽ;;!
   /;;;;;;;;/::/:::::::;イ::/ハ!;:::::::ヘ;!
.  /;;;;;;;;;;;/::/:;イ:/ ,イ::l! ! V:::::!;;l
  |;;;;;;;;;;<::イ:/j/Tt- Vl ィTVV;;;!
  ヽ ノ .Y|ハ Vリ  `' lリ lノ `   ……この先を読むためにはわっふるわっふる
       ゝ=-、  _   ノ        と書き込んでください。
      , ィノ _ヘ>- <
     //  ハ: :ゝ-Y-'^.i
     ヾ=-' l: : i:. ̄ハ:):l
        l: : ノ: : :.l!: :l:.l
        V/: :二 l!: :.V

ミーナ「さすがバルクホルン。本格的ね…(ゴクリ)」
581名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 22:00:27 ID:ExcxmdIL
(4/6)

◆シャーリー's case◆
あたしはもう音速も突破したし次は…そうだなー、宇宙!宇宙を目指すよ!

ルッキーニ「シャーリーかっこいい!」

世界で初めて月に行って、リベリオンの旗を立てるんだ!
ルッキーニはどうするんだ?

ルッキーニ「あたし?あたしはねー」

◆ルッキーニ's case◆
地中海に浮かぶ美しい島。白い街並みが太陽の光を受けて輝き、人々は生を謳歌していた。

(ここでゴット・ファーザーのテーマがどーーん!)

下っ端「ボス」
ルッキーニ「どうした…」
下っ端「港のカジノにサンドロ家の連中が姿を現したとか…」
ルッキーニ「…シンプルに行こう。生きて返すな、一人も、だ」
下っ端「はっ!」

こんな感じかなー!

芳佳「ちょっと!本格的に怖いんですけどーー(涙目)!!!」

582名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 22:02:32 ID:ExcxmdIL
(5/6)

◆ペリーヌ's case◆
わたくしは貴族としてお家を再興する使命がありますから、所領に戻るんですわ。
そんなある日、領民達から妙な噂を聞きますの。

「あの山を3つ超えた所にある山奥に、麗しの姫君が3馬鹿魔人に囚われてる、らしい…」

そんな事を聞きましたら、貴族であるペリーヌ・クロステルマンはほっとける訳がありませんわ!
颯爽とレイピアと鎧を身にまとい、白馬に乗って駆け付けるのです!

美しい黒髪の姫君は、野人のような豆狸魔人および他二人に囚われておりましたが、わたくしが稲妻のごとく助け出すのです!

そして…そして…。

「ありがとうペリーヌ。感謝のキスを受け取ってはくれないか?」

あぁーーー!少佐!何度この日を夢見て涙を流したことでしょう!少佐!!少佐!!!
わたくしはあなたの物なのですわ〜〜〜〜!!!

エーリカ「うわっ涙でメガネが曇ってるぞ」
リーネ「ペリーヌさん帰ってこれるかな…(精神的な意味で)」

坂本「ペリーヌはファンタジックだなぁ!わっはっは!(届いてない)」

◆エイラ's case◆

わたし?わたしかぁ…。わたしは北の国で育ったから、この基地に配属されたとき、結構感動したンダ。
この国の海の青さと太陽の輝きに。

だから、もっと他の世界も見てみたいと思うんだ。旅に出ようカナ。

旅の道具は(サーニャと)小さなリュックと寝袋、あと楽器と山高帽があればいいかな。
静かに世界を旅して、いろんな風景を見て回るんだ。

芳佳「へー、ムーミンもスナフキンに憧れ(ry」
リーネ「それ以上言っちゃらめぇ!!!」

----------------------------------------------------
583名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 22:03:25 ID:ExcxmdIL
(6/6)

和気あいあいと若干の狂気の中にお茶会は終わり、隊員たちは三々五々解散していった。


夜。エイラが部屋でタロットをしていると、夜間哨戒を終えたサーニャが、寝ぼけた顔で部屋に入って来る。
服を脱ぐのももどかしそうに服を脱ぐと、サーニャは布団に倒れこむ。

「また!キョ!キョウダケダカンナー!」

言った後で、エイラはある考えがひらめく。
身体を起こすとサーニャの肩をゆする。
「なぁ、サーニャ。サーニャ!」
「…うん?なぁに…」

◆サーニャ's case◆

エイラは一呼吸置き、サーニャの目を見てたずねる。

「サーニャは大きくなったら、何になりたい…?」

サーニャは眠そうに目をこすっている。

「だ、大事なことなンダ(私的に)。ちゃんと答えてクレ」
「んー。じゃ…エイラの…お嫁さん…スピー」
「☆▽◆□♪※◆□∈♪=@*ーーー!!!!」

その夜、エイラは眠れなかったと言う。

―おしまい―
584名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 22:08:38 ID:ExcxmdIL
ここ数日妄想がとまらねぇぜ、どうしてくれるww
585名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 22:09:21 ID:DhMO6HVK
>>584
リアルタイムきたー!!
何だこのキャッキャウフフワールドは……ここが天国か……!!
ミーナはしゃぎ過ぎ吹いた。
ていうかどいつもこいつも本当にもう……とにかくGJGJGGGJ!!
586名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 22:21:01 ID:2231fe+5
>「ペリーヌさん帰ってこれるかな…(精神的な意味で)」

これに吹きましたw
587名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 22:58:18 ID:zln5CkxS
>>583
激しくGJ!全キャラをこんなに巧みに動かせるなんてあなたは神か!
特にエーリカには思わず吹いたぜ
588名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 23:01:29 ID:vtIQS/21
ちょwwww進みすぎwwww
ああああマジでGJ追いつかねえぇえええええ!
みなさん乙です。もう幸せすぎて駄目だこれ。本当にありry
589名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 23:17:01 ID:657jj70u
トゥルーデwwwwwww!!!!!



わっふるわっふる
590名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 23:17:53 ID:ExcxmdIL
やべ、カールスラント組がバルクホルンて呼んでるww
バルクホルン→トゥルーデに脳内変換ヨロww

ありがとうありがとう。もっと頑張ります。

あと>>546でおっきしたのを言い忘れた。

以上です!サー!
591名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 23:19:46 ID:+s6j7Quh
このスレ盛り上がりすぎだろw
キャラスレ凌駕してるぞ
592名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 23:25:26 ID:vtIQS/21
こんな流れのなかこそこそと小説投下。we0UV5E+
シャーリーとゲルトの良き友達具合がたまらん。
youたち、両想いになっちゃえよ!
なエーゲルとみせかけてもしかしたらゲルエリss。あいまいミーマイン。
エーリカがあまり悪魔じゃありません。




自分がわからなくなった。


  Count down.



「で」

昼だった。
うららかな昼下がり。

ネウロイ侵攻の予報もなく、今日は平和に過ごせるな、
そんなことを思いながら2個目の芋にフォークを突き刺そうとしていた矢先だった。
隣で大人しくもさもさと食べていると思ったら…――

「エーリカとはどこまでいったんだ?」

…これだ。この万年発情期の兎め!
狙いを定めていた獲物を逃した。あまりの理解追いつかぬ発言にフォークの軌道がずれたのだ。
そう、決して動揺したわけではない。断じてだ。

「この静かで、のどかな昼の風景に、あまりに不釣合いな質問だとは思わないか、リベリアン?」
「あー、ここ最近いい天気が続いてるねぇ」
「……。」

会話不成立。国境の壁は厚かった。
しかし確かにいい天気だと澄んだ空を見上げ食事に戻る。

「無視ですか、バルクホルン大尉殿」
「うるさい。大人しく食べることもできんのかお前は」
「っかー!これだから堅物は!」

食べ物を刺したままフォークをくるくると回すんじゃない!
言おうとしてやめた。不毛だ。あまりにも不毛だ。訳がわからない。
私は再度芋の山に手を伸ばす。

「…大体、なんで私とハルトマンなんだ」
「またまたー。隠すことじゃないって♪で、ABC?」
「無視ですか、イェーガー大尉殿」

咀嚼しながらちらりと横を見やれば、心底楽しそうにニヤニヤと笑うイェーガーと目がかち合う。
ああ、つぎに模擬戦があるときはこいつとカードを組んでもらおう。
例え一筋縄でいかなくとも、必ずぼこぼこにしてやる
そんなことを心に決めながら、次に奴の続く言葉に私はガタンッと椅子を鳴らして立ち上がることになる。

「え、だって付き合ってんじゃないの?」

「 ア ホ か ! !」
593名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 23:26:28 ID:vtIQS/21
  ◇


考えがまったくもってまとまらない。
自分がわからなくなってきた。
ハルトマンと私が付き合ってるだって?そんな訳あるか!何がどうなってる!
頭が痛い。胸の中がぐるぐるして考えもまとまらない。
脈が早いのはさっきからずっと早足でいるせいだ。そうに違いない。

「ハルトマン!!!」

椅子を鳴らして立ち上がり、ヘイと呼び止めるイェーガーの言葉も無視して
私は黙々とある部屋へ向かった。
バンッ!と音が鳴りそうな勢いでドアを開けながら部屋の主の名前を呼び、
相変わらず汚い部屋を見回してベッドで船を漕ぎ出しているハルトマンを発見する。
ええい、もう昼だ!シエスタならロマーニャでやれ!
言いながらずかずかとベッドの前まで歩みを進め、
がくがくと肩を揺らして無理矢理こちらに引き戻すと少しだけ眠そうな声を出して応じる。

「もー、吼えないでよ…」
「吼……いや、いい。この際そんなことはいい。きさま!あのリベリアンに何を吹き込んだ!」
「…シャーリー?」

そうだ!と声高らかに言うが、それでもハルトマンは顔を傾げるだけだった。
ふ、どうあっても白をきる気か。さすが悪魔と呼ばれるだけあるということだな。
その可愛らしい仮面の下にどんな魔物が潜んでいたとして、私は退かない!
しっかり覚醒してきたらしいハルトマンのベッドに陣取って座り、じっくりと攻め落とすことにした。
594名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 23:27:16 ID:XW1XdF0k
7話見直してちょっと疑問に思ったんだけど
・ミーナとトゥルーデは裸で寝る派?
・ペリーヌはノーブラ?
595名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 23:28:02 ID:vtIQS/21
「シャーリーがどうしたの?」
「…落ち着いて聞けよ。ヤツはどうやら私とお前が付き合ってると勘違いしてるらしい」
「へぇ」

…無駄に正座して真剣な顔で言う私が馬鹿みたいじゃないか。
それだけか、と問うとなんで?という顔で返される。身も蓋もない。
しかし、どんな場面に置いても冷静に対処する、それが軍人というものだ!

「それで、だ。私はお前が何か、あいつに吹き込んだんじゃないかと思ったわけだ」
「失礼だね…」

苦笑いで返されるとどうしていいかわからない。
なんでちょっとしおらしいんだ。調子が狂うだろう!

「…隠してるつもりだったんだけどな」
「ん、なにか言ったか?」
「なにもー」

しかしどうやら違うとなると、どうしたものか。

「でもさー。それで私がそうだよ、って言ったら、どうする気だったの?」
「へ?」

考えてもみなかった問いかけに、私は一瞬頭が真っ白になる。
どうする、……って。どう、したいんだ?私は、ハルトマンと…ハルトマンのことを…

「私は、トゥルーデとそういう関係になるの、全然いやじゃないよ」

いつの間にか側にきていたハルトマンとの存外近い距離に聞こえたんじゃないかと心配になるほど高くどくんと脈打つ。
この部屋に向かっている時よりももっとずっと掻き鳴らされた鼓動のせいで、もう心臓が破裂しそうだ。
私はどうしてしまったんだろう。叫びだしたい気分だった。
頬へ添えられた手から伝わる温度が熱すぎて火傷してしまう。
僅か残った理性に、それでも遠慮なく噛み付いて、奴は言った。

「キス、する?」

カウントゼロまであと5センチ。

視界にはもうハルトマンしか映っていない

3、2、1

596名無しさん@秘密の花園:2008/09/03(水) 23:31:13 ID:vtIQS/21

「…まっ、まままままてハルトマン!」
「うん?」

あと数mm、というところで噛み砕かれた理性の破片が飛び込んできた。
制止の声をかけるとハルトマンの動きがとまる。
頼む、上目遣いで、見上げるな。

「あのだな、唐突すぎて頭が追いつかなくて、その、だから」

そんな眼で、見つめるな!
なけなしの理性が喚き散らして、混乱で回りそうな目はけれどしかとハルトマンを見つめる。
ふいに頬から伝わっていた熱が消えた。
目を閉じて口角を少しだけ上げて呟くその声がいつもより弱かったのは気のせいだろうか。

「……ごめんね」
「は」
「いきなりだったし、やっぱりいやだったよね。ごめん。」
「いや、その」

嫌じゃない。嫌じゃないから、困ってるんだ!!!
心の叫びはされど口から溢れだしてはくれなかった。堅物め。どこぞのウサ耳の言葉が耳に痛かった。
ぐ、と咽喉がなる。
それでも叫びだす寸前だったのだ。
笑っていても少しだけその顔が曇ったから。
少しだけ寂しそうに、みえたから。
きっと気のせいじゃなかったから。

気づいたら私は離れようとする悪魔の腕を引っ張りもどしてカウントゼロをきっていた。

Fin!


わぁい純情!そんなのを書いてみたかった。
Sすぎないエーリカの違和感に涙目。
お目を通していただけた方ありがとうございました。
趣味で買う犬のカタログに、
  ダックスフント ― 情熱的で、辛抱強い。時として攻撃的で負けず嫌い。
と書いてあるのを見てから
エーリカ、好きなんだけど相手がOKっていうまで待つのかよ!
そしてそれも計算の内かよ!な妄想ノットストッピング。
保管庫の勲章はちょっとテンションあがるなぁあれw

あ、それと管理人様、みてるでしょうか。
私のところにある「フタリノミライ」はクレイドル氏のものです…。
あんな素晴らしいの書けない…!

>>594
小さいとくずれる心配もないからブラつける必要ないんじゃないかと思ったんだが
そんなこと言うと雷に打たれそうでドキドキするな
597名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 00:07:58 ID:DQfS6gn6
>>596
GJ
トゥルーデが妙に可愛く見えるw




リロ忘れで割り込んでしまって申し訳ない
598保管庫 ◆YFbTwHJXPs :2008/09/04(木) 00:08:55 ID:AFUGvt10
>>596
このスレは◆YFbTwHJXPsに監視されています(AAry
ちょうど編集中だったので音速で修正しました。申請thx!!

でもってわぁいエーゲルきたあああああああああああGJ!!
シャーリーの動かし方うめえ。私もエーリカに挑戦してみてはいるが全く進まない……。
599滝川浜田:2008/09/04(木) 00:14:37 ID:78oZkeS0
管理人さんへ自分もちょっと修正申請します。

作者別の保管庫の滝川浜田のところ、『想いを言葉にする方法』が抜けております。
良かったら、修正してください。
お願いします!
600クレイドル反魂協会:2008/09/04(木) 00:22:14 ID:c7ciiT6y
>>596
「見上げるな」→「見つめるな!」→「困ってるんだ!!!」の三段活用、とても好きですww
段々と慌てふためく様子がとても良い。


お褒めにあずかり光栄です、と共に訂正感謝致します。

誉めて下さったのに申し訳ないですが今までで1番ろくでもない展開になってしまいました。
クリス×ゲルト
    ↑
   芳佳
投下します。
601クレイドル反魂協会:2008/09/04(木) 00:25:01 ID:c7ciiT6y
             [宮藤少女の華麗なる事件簿]


「クリス!!今日はこの前言っていた宮藤を連れて来たぞー!」
ゲルトルート・バルクホルンは病院だというのに騒々しい。その顔には満面の笑み。
芳佳は申し訳なさそうに苦笑いしながら、バルクホルンの後ろからひょっこりと顔を出す。
「いらっしゃい、宮藤さん、お姉ちゃん。」
ベッドでクリスが微笑む。
 ―――なっ・・・・宮藤が先に呼ばれるだとっ・・!
「クリス!何でお姉ちゃんを先に呼んでくれないんだ!!」
バルクホルンは病室に入るなり、猪のようにクリスに駆け寄り、詰問する。

いつもの態度と違うバルクホルンに、芳佳は驚きを隠せない。
あまりの衝撃にクリスに挨拶するのと土産を渡すのも忘れ、クリスに尋ねる。
「あの・・クリスちゃん、バルクホルンさんってクリスちゃんと話すときはいつもこんな感じなの・・?」
「あ・・あははは・・・・」
クリスの笑顔が引き攣っている。当のバルクホルンは、芳佳の発言など全く意に介していない――というかいっぱいいっぱいのようだ。
「いや、ね?お見舞いに来てっ下さったとはいえ、初めて会うお客様だからね?」
「そ、そうか・・・。」

芳佳はバルクホルンの変貌ぶりに吹き出しそうになるのを涙目になって堪えながら、
やっとの思いでクリスに挨拶する。
「初めまして、宮藤芳佳です!芳佳って呼んでね!」
「う、うん。よろしくね、芳佳ちゃん!」
挨拶を終えたところで、芳佳は後ろから激しいプレッシャーが放たれるのを感じる。
恐る恐る振り返ると、バルクホルンが物凄い形相で睨んでくる。
 ―――近づき過ぎだ!馴れ馴れしくし過ぎだ!!
そう言わんばかりの態度が少し恐ろしくなった芳佳は
「あ、お土産にお花買ってきたの!花瓶にお水いれてくるね!」
と逃げ出すように病室を出る。
602クレイドル反魂協会:2008/09/04(木) 00:26:19 ID:c7ciiT6y
「おねえちゃん、芳佳ちゃんのことが嫌いなの?せっかくお見舞いに来てくれたのに。」
芳佳を心配して、クリスはバルクホルンに問いただす。
「いや・・だってクリス宮藤にばっかり話すし・・・その・・・・」
一呼吸おき、意を決して続ける。
「寂しかったんだよ・・・・・」
急にしおらしくなるバルクホルン。

「護れなくて、クリスを失うんじゃないかって、ずっと・・・・」
「大丈夫だよ、お姉ちゃん。私がいるのはお姉ちゃんのお蔭なんだよ?」
瞳を潤ませながらクリスは姉への心からの感謝を伝える。
「ねお姉ちゃんのお願いを何でも一つ聞いてあげるから」
トゥルーデには効果覿面だったらしく、頬を真っ赤に染め上げる。
ややあって、トゥルーデがクリスに懇願する。

「・・・・キス・・してくれないか?」
頬どころか顔を真っ赤にしてクリスに迫る。
「そ、そうしてくれればまたお姉ちゃんは頑張れるから。」
しどろもどろになり、苦し紛れの言い訳をする。
「まったく、おねえちゃんはしょうがないなぁ。」
それを合図に、トゥルーデはクリスの唇を近付ける・・・・・・・・。
603クレイドル反魂協会:2008/09/04(木) 00:27:50 ID:c7ciiT6y
――――――パシャッ!!
「!?」
奇妙な音がしたと思ったトゥルーデが振り返った視線の先には――芳佳。
「えへへへ、撮っちゃいましたー」
悪戯に成功した児童のような笑みを浮かべる芳佳の手にはカメラ。
「随分と仲が宜しいんですねぇ。」
―くっ、マズイ!ここは何とか切り抜けて姉の威厳を保たなければ・・
クリスに対しては既に威厳はないことに気付いてないのだろうか。

慌てるトゥルーデをよそに悪びれた様子もなく
「そうなんですよ、いつもこうなんですよー」
と笑顔のクリス。
 
「私も混ぜてくれますか〜?まぁ、嫌なら嫌で写真を現像してみんなにバラまいちゃううだけですけどね〜」
 ―鬼かコイツは。
しかし予想外の人物から許可が下りる。
「いいよ!じゃあ芳佳ちゃんはおっぱい、お願いね!」

姉の立場、皆無。妹からは口、義妹(トゥルーデが勝手に思っている)からは胸を責められる。
「むはっ、はぁ‥‥バルクホルンさんって、本当にシスコンなんですね・・・」
「すぐべったりくっついてきて、・・ふぅ、どっちが妹だかわからなくなるんですよ。」
妹たちは言いたい放題,
姉は自分の不甲斐無さに涙をにじませながら歯を食いしばっている。
604クレイドル反魂協会:2008/09/04(木) 00:30:50 ID:c7ciiT6y
「おねえちゃんはほんっと妹離れできないんだから。」
「だからこんな簡単な罠にも引っかかっちゃうんですよ。」
 ―罠・・だと?
呆気にとられるトゥルーデを無視してクリスは続ける。
「そ、おねえちゃんがいつまでたっても情けないから、この前ハルトマンさんに相談したの!そしたらね、」
「そこで私に話が回ってきたんですよ、バルクホルンさんのヘタレっぷりを皆にばらしちゃおうって!
だからわざわざカメラを持って見張ってたんですよ。嫉妬させたあと二人きりにさせたら絶対甘えるだろうから、って。」
芳佳はにへらにへらとししている。

「じゃあこの事は・・」
「はい!最初から何があったのか隊のみんなに教える予定だったんですよ。クリスちゃんとも実は一度連絡取っていましたし。」

芳佳の言葉で狼狽するトゥルーデにクリスは、冷ややかな顔で更に言い放つ。
「だからもっとしゃんとしてね、お姉ちゃん?」








それから暫くの間、バルクホルンは隊の誰からも、何と美緒からも「お姉ちゃん」と呼ばれ続けた。
ペリーヌだけは上品に、いや、嫌味たらしく「お姉様」と呼んでいるらしい。




>>603
「バラまいちゃううだけ」 「う」1個多いですね。
ていうかニヤニヤするところないっすね。次は楽しそうなのやります。
605保管庫 ◆YFbTwHJXPs :2008/09/04(木) 00:41:21 ID:AFUGvt10
>>604
何言ってるんだ、お姉ちゃんモード全開のトゥルーデに終始ニヤニヤしっ放しだったぜ。GJ!!
あとリーネがトゥルーデのこと恥ずかしそうに「……おねえちゃん」って呼ぶとこ想像したら新しい何かに目覚めかけた。危ない危ない。

>>599
ちょwwこれ以上作品数増やしてどうする気ですか。
というのは冗談で直ちに修正しました。

あとちょっと言いにくいことなんですが、保管庫の話が増えるとSS専用スレみたいな流れになっちゃうので
訂正や編集ミスなどの報告は保管庫の掲示板の方で申請していただけると幸いです。>職人様方
ミス多くて本当すいません。
606名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 00:41:40 ID:TbL+lcgR
ペリーヌがお姉様と呼ぶ姿がありありと想像できるw
そしてもっさんがお姉ちゃんと呼ぶ様が是非みたいwwww
毎度のことながらオチが秀逸。乙&GJでした!
607クレイドル反魂協会:2008/09/04(木) 00:52:43 ID:c7ciiT6y
>>605
そう言っていただけると幸いです&了解しました。

>>606
こちらも了解。お姉ちゃん設定、繋げますww
608滝川浜田:2008/09/04(木) 00:53:52 ID:78oZkeS0
>>604
どんだけバルクホルンヘタレなんだwww GJ!

>>605
修正ありがとうございます。
そうですね、今度から何かあった時は保管庫の掲示板の方に書き込みさせていただきます。
いろいろとうるさくて申し訳無いです。
いつも保管お疲れ様です。





さて、そろそろ準備も出来たので、新しいマトモな作品を投下しようかなw
609名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 00:58:47 ID:DQfS6gn6
>>605
確かに。リーネやサーニャ辺りは
凄まじい破壊力を秘めていそうだ。

ミーナは母親が娘に語りかけるように呼ぶ気がする
610滝川浜田 『Unnamed World』:2008/09/04(木) 01:02:56 ID:78oZkeS0
それでは連投申し訳無いですが、投下します。 一応ミーナ×バルクホルンのつもりです。


―――私の世界には、名前が無かった。

夢中になれる事もなく、私は毎日を生きていた。

でも、その世界は、貴女と出逢ってから、変わった。

私の世界は、貴女の為にある。

―――Unnamed World―――

「ふぅ…」
「大丈夫?トゥルーデ」
「あ、ああ。大丈夫だ。心配しなくていい」
「そう、あまり心配かけないでね?」
「…すまんな」
「なにかあったら言ってね? 私、貴女の為なら出来るだけ力を貸すから」
「ああ、ありがとう、ミーナ」

―――私の世界には、自分しかいなかった。

あの人一人さえ、守る事さえ出来なかった私の世界は、霧がかかっていた。

私の世界には名前が無かった。
見渡す限り灰色の寂しい世界。

そんな私のモノクロの世界に、光を与えてくれたのは、トゥルーデ、貴女だった。

貴女は私にも優しく接してくれた。

…そして私はいつの間にか貴女に恋をしていた。

恋をすると世界が変わるとよく言うけど、まさにその通りだと思う。

私を優しく呼ぶ声は、私の壊れかけていた世界に、色を取り戻してくれた。
そして、名前を与えてくれた。

夢の中でも良い。一度だけでも良い。
私は私の世界の中で貴女に愛されたい。
誰にも邪魔される事の無い、私、そして貴女の世界の中で。

今、私の本当の世界は始まったばかり。
まだ、貴女の事を深く知れていない。

貴女が与えてくれた私の世界の名前は、

「永遠」。

そして私は今日も貴女の名前を叫ぶ。

私の世界に貴女が来てくれる日まで。

END

以上です。今回は少し短めに決めてみました。気にいってくれれば幸いです。

では、爺はこれで…。
611クレイドル反魂協会:2008/09/04(木) 01:43:29 ID:c7ciiT6y
>>610
ゲルトはミーナの気持ちに気付いてないんですね;;
612厨房の神鯖:2008/09/04(木) 02:05:27 ID:EMiowfFN
壁|ω・`)


壁|ミ サッ


壁|っミ□
613厨房の神鯖:2008/09/04(木) 02:07:26 ID:EMiowfFN
「ん〜・・・<訳(芳佳ぁぁそこまで私のことを・・・)>」
芳佳・・・自分の体が危ないのに・・・、私のことを・・・・やっぱりお前は最高だ!!!
「いいのよ!それに、トゥルーデには二人きりのとき『おねえちゃん』って呼べって
 言われてるんでしょ?」
「!?<訳(特になし)>」
「えっ!なんでそれを!」
「ふふふ。私はなんでも知ってるのよ〜♪」
くそ・・・ミーナめ・・・絶対観察してるな!
「んー・・・<訳(ミーナ・・・お前何者だ・・・)>」
「宮藤さんも迷惑してるんでしょ?」
「えっと・・・私一人っ子だから・・・その・・・・ちょっとだけ憧れが・・・」
「ん!んんんんん!!!!<訳(そうだったのか!それならこれからもっとかわいがってやる!!!!)>」
そうだったのか!だったら今度私がもっとかわいがってあげよう!
「ふ〜ん。なら今度から私を『おねえちゃん』って読んでもいいのよ?
 もちろんみんなの前でもいいわ♪私もみやふ・・・芳佳見たいなかわいい子
 妹にほしかったの〜♪」
えっ・・・ミーナなにいってるんだ!?
「ん!?<訳(ミーナ!お前なにを!?)>」
「えっ・・・えっと・・・あの・・・」
ミーナ!自分の顔を芳佳の顔にそれ以上近づけるな!!
「んー!!んー!!!!んーーーー!!!!!!!
 <訳(芳佳ぁぁぁ!!だめだぁぁぁ!!ミーナの魔の手に落ちないでくれぇぇぇぇ!!!)>」
「じゃ・・・じゃぁ・・・そっその・・・おっおねえちゃん・・・」
「なぁに?聞こえないわよ♪」
くそ!絶対聞こえてただろ!ミーナめ・・・このドSが!!
「おねえちゃん!」
「ふふふ♪なぁに?芳佳〜〜♪」
あ〜・・・芳佳ぁぁぁぁ。私以外にその言葉をつかわないでぇぇぇ
「ん〜・・・<訳(芳佳ぁぁぁぁ)>」
「わっわたし・・・実はおねえちゃんに・・・おねえちゃんの胸に憧れてて・・・」
「えっ」
「んっ!?<訳(芳佳!?)>」
なっ!いってくれれば私の胸いつでももませてやるのに!なんでなんだ・・・なんで・・・・
「そっその・・・どっどうやってらそんなに大きくて形良くなるのかなぁって思ってて」
「ふふふ。そういうこと〜♪ならおねえちゃんがたっぷり教えてあげるわ♪」
おい!ミーナ!!!芳佳の胸をもむなぁぁぁぁぁ!!もむんじゃなぁぁぁぁい!!!!
「えっ・・・ひゃんっ」
あぁ!芳佳があんなかわいい顔して・・・くそぉぉぉぉぉこのロープさえなければぁぁぁぁぁ!!!!
「ん〜!!んーーー!!<訳(うわぁぁぁ!!ミーナぁぁぁぁ!!これをほどけぇぇぇ!!)>」
「芳佳、かわいいわ」
「えっそっそんな・・・そんなこと・・・ないです。おねえちゃんの方がかわいいです!」
あぁ・・・・だめだぁ・・・それ以上は本当によしてくれぇぇぇぇぇ・・・・・・ガクっ
「・・・<訳(バルクホルン氏はあまりのショックで気を失いました)>」
614厨房の神鯖:2008/09/04(木) 02:07:58 ID:EMiowfFN
「あら?トゥルーデ相当ショックだったようね♪」
「えっと、ミーナさんこれくらいでいいんですか?」
「ええ♪十分よ♪」
「えっと・・・じゃぁ離してもらえませんか?」
「ふふふ。だ〜め♪なんだか少しだけトゥルーデの気持ちわかっちゃった♪
 このまま姉妹プレイもいいわね。そうだ!このまま本当に私の妹になっちゃう?」
「えっ・・・えええええええええええ」
「ふふふ♪私は大歓迎よ〜♪とりあえず、芳佳は明日非番にしとくから今夜は寝かさないわよ?」
「えっ?えっ??・・・えっと、よっよろしくお願いしますぅ・・・」
「ふふふ♪本当にかわいい♪」

----------------------------------中略----------------------------------

んっ・・・。もう朝か・・・・。はっ!芳佳!芳佳はどうなった!!!!芳佳ぁぁぁぁ!!!!!
「はぁ・・・・はぁ・・・もっもう朝ですよ・・・・」
「あら?もうそんな時間?それじゃぁ今日はこれくらいにしておきましょうか」
くそ!ミーナめ!!!あのあと一晩中芳佳といいこといいことしてたな!!
今度は私がミーナを忘れるくらい激しく・・・・
「そっそうですか・・・」
「あら?名残惜しそうね♪なら、最後に1回はげしくいくわよ♪」
「えっ、今までかなり激しかったのに・・・・ええええええええ」
うわあああああああああ!!!もうよしてくr・・・・ガクっ

( ・ω・)<おしまいだよ!
615厨房の神鯖:2008/09/04(木) 02:09:24 ID:EMiowfFN
あぁ・・・これじゃぁただのへたれ会話文でわなか!!

くそ・・・くそ・・・・欝だ・・・・くそ・・・・・

AA略
616>>25 ◆juxGFpUaK. :2008/09/04(木) 03:03:17 ID:kCLt6pOX
一応トリップつけることにしました

>>439が私の作品です

よろしくお願いしますそしてただいま執筆中

617名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 03:07:00 ID:w5r1UAt9
ここがヘブンか…
618虎姫:2008/09/04(木) 04:39:06 ID:9///oMJj
シャッキーニss投下、またもやダレダレですが宜しければ

『勝利の賞品』
あたしは今危機に直面している。
敵は間近に迫っている、選択は『身を潜めて敵を何とかやり過ごす』
『残りの弾を起死回生に懸ける』冷静に考えれば前者の方が可能性はある、
だが!このシャーロット・E・イェーガー!スピードを追い求めるあたしに
止まることは敗北だ!
あたしは銃を構えると周りを窺った。
カサリと左前方の木の上から微かな枝を擦る音、その木に注意を払いながら
茂みから茂みへと身を低くして移動する。
揺れの位置からすれば次で射程距離に捕らえることが出来る、よし!
一気に走った、木の中に隠れているはずの敵に向けて銃を構えた!
「なっ!い、いない?!」
確かに木の枝の揺れからすればこの位置で間違える筈がない、
だが良く見るとその枝に糸が巻きつけられていた、
「ま、まさか」
と、その時
「背中ががら空きだよ」
背後からの声に銃を構えようとする。
だが遅かった。
619虎姫:2008/09/04(木) 04:41:39 ID:9///oMJj
ピシュウー!!
あたしに向かって弾が真っ直ぐ飛んでくる。
避けきれない!相手の構えた銃(水鉄砲)はワタシを直撃。
ビシャビシャー
水鉄砲の攻撃を上着部分に攻撃を受けた
つまる、わたしは敗北したのだ。
「へへへ、あたしの勝ちー」
銃(水鉄砲)を構えたルッキーニが勝利の微笑を浮かべた。
「あー、負けたーくそー」
当然こちらは敗者だ、
木の枝が揺れていたのは糸を木に這わせ引っぱっていた訳だ。
そんな簡単な手に引っ掛かるとは情けない・・・
「じゃあ約束ー、負けたほうは?」
「『一日相手の言うことをきく』だろ?じゃ、何をすればいい?」
「うーんとね、まずバイクに乗せて」
「うんいいよ」
「んでね、街に行くの!そして買い物して、お昼食べて映画観て、
公園を二人で歩くの」
ワクワクした眼で要求を語るルッキーニだが、その内容は・・・
「何だ、ルッキーニは“デート”したいのか?」
「ふやっ?そんな事ないよ、ただシャーリーと一緒に
そんな場所行ったこと無いから///」
そうだな、一緒はいるけど基地内ばっかりだもんな
「よし!じゃあ明日はデートだ!」
「で、デートじゃないってばー///」
空は綺麗に澄んで雲ひとつない
「明日はルッキーニとデートだー!」
「シャーリー!///」
明日はいいデート日和になりそうだ。

END
虎姫
620名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 08:18:47 ID:TbL+lcgR
朝っぱらから和んだー…GJ!

>>605
気がつかずすみませんでしたorz
そうですね、了解しました。いつも管理お疲れさまです。
621名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 10:15:55 ID:pMZGWUvG
早過ぎてGJが追い付かない
622名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 12:13:15 ID:tzJXVfpx
>>550のエイラーニャ寸止めの続き



――――――

「エイラ……」
「ん、ッ…サーニャ、…」

絡みついてくるサーニャのからだが熱い。
エイラのあらわな肌に、ぴったりと、すり寄るようにして動くその熱が、触れたところから一瞬で脳にとどき、欲望をかきたてる。
なめらかな皮膚の感触をもちながら、力強いサーニャの足が、股座に滑り込んでこようとすると、エイラはもうそろそろ、辛抱の限界であるように感じるのだった。
それでもまだ、気恥ずかしさに、ちからなく脚を閉じ、かすかな理性をもって抵抗する。
サーニャはエイラのそうしたふるまいに、どうしようもないさみしさと、それ以上の、こらえきれない高ぶりを、自分の中に発見するのだ。

「どうして。エイラ、わたしに触られるの、イヤ?」
「ち、違ッ…」
「じゃあ、どうして?」
「だ、って」
「だってじゃない」

顔を真っ赤にして抗弁するエイラをみていると、サーニャの中で欲望はむくむくと大きくなる。
すると、なかなか靡かず拒絶ともとれるような態度を示すエイラに、やりきれない、苛立ちさえおぼえ、目頭が熱くなるのを感じるのだ。
その、静かに熱く、射抜こうとするサーニャの視線に、エイラの身体は震えた。


「怒るなヨ…」

エイラはおずおずと手を伸ばし、サーニャの幼い顔の輪郭をつかまえる。
エイラの、やさしく触れた手は、そのまま彼女の気持ちの高ぶりをしめすように、ふるふると小さくふるえていた。
サーニャはその振動を感じ取ると、暗くなった心に、一瞬であたたかなあかりが点るのを感じるのだ。
それはやさしい気持ちだった。身体を内側からしめつけるような、苦しさでもあった。
相反する、感情に、処置がわからなくて、熱っぽくうるんだ瞳の奥にまた、あらたなうずきをおぼえる。

「怒ってない。ただ、・・・エイラが、わたしを受け入れてくれないから」


もう、なんだか、名前を呼んだだけで、涙がこぼれてしまいそうだ。

「そんなんジャ、ナイって」
「それなら、いいでしょう?・・・・ねぇ、エイラ…」

エイラの声に、なげかければ必ずかえしてくれる、気遣いに、愛おしさがあふだす。
それを甘い吐息にかえて、たっぷりと、言葉の隙間にひそませて、媚びるようにささやくサーニャ。
いつまでも耳に残りそうなその声に、エイラは小さく呻き、紅潮した顔で細く息を吐く。
ふくれあがる期待のさそう、もどかしさから、うっかり声をもらしてしまうのを、まだ、はしたなくおもっているのだ。
623名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 12:14:32 ID:tzJXVfpx
そうして、いつまでたっても慣れない、臆病なエイラの仕草に、先に辛抱できなくなったサーニャの透き通った瞳から、あふれた涙がひとつぶこぼれた。
エイラはその、熱のかたまりみたいなものが落ちるのを、身体の一部に感じると、そこからじわじわと生まれてくるおもいに、胸がいっぱいになり、もう、欲しがる以外、考えられないほど、その感情のとりこになる。
おもいきって、エイラはちょっとおきあがり、小さなサーニャのくちびるに、いたわるように触れるだけのキスをした。
痛いほど、鼓動する、胸がとても苦しかった。
つまり、サーニャの頬をつたったふたつぶめの涙は、ふたりの重なった瞬間の、くちびるのうえに落ちたので、エイラはサーニャのかなしみを、まるごと知るようなおもいがしたのだ。

「――サーニャ、、わたし・・・」
「・・うん、エイラ。なあに」

エイラは言葉を継ぐことができなかった。
サーニャがその、開きかけたくちびるのうえにキスをしたから。
おそるおそる、感情をたしかめるような、触れるだけのつたないキス。それを何度もくりかえした。
ちゅっ、ちゅっ、と、静寂の中にひびきわたる音が、やがて唐突にとぎれる。

「エイラ、わたしもう、がまんできない」

エイラが、薄目をあけてみたとき、サーニャの顔はせつなさにゆがんでいた。
サーニャはしばらく、そっとそえたままだった手を動かして、ふたたびエイラの乳房を揉みだした。
エイラのからだがびくっと反応する。

「ぁ…サー、ニャ……」
「優しくしてあげるから」

そのエイラの、快感に寄せた眉、ぎゅっとつむった瞳、シーツを強くつかむ手を、サーニャは今度、笑みをうかべてみつめていた。
ほんの少し、撫でただけで、敏感に反応するからだのすべてと、恥ずかしがり屋の可憐な精神をおもうと、サーニャは背筋をかけのぼる興奮に、ぞくぞくと身ぶるいするのだった。
624名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 12:18:16 ID:tzJXVfpx
続く……かな?

サーニャさんドSですね。
こんなはずじゃないファンの方はすまない。
625名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 12:33:19 ID:3mY5R15f
昼間からによによが止まらんwww
626名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 12:44:57 ID:yB5sjg/H
いやこれは最高ですよwwww
どストライクですw
627クレイドル反魂協会:2008/09/04(木) 12:59:02 ID:ysjTZ0Wk
やっぱりエイラって、いやなんでこんなにエイラってヘタレが良く似合うんだw
628名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 13:30:54 ID:zQ2/3pUx
>>624
こういう雰囲気いいなぁ
続き期待してます
629名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 14:00:18 ID:Yn+I7vWS
>>624
正座して続編待ってますw
630滝川浜田 『シャッター・チャンス』:2008/09/04(木) 14:07:53 ID:78oZkeS0
シャッキーニ投下します。最近シャッキーニばっかだな…





「シャーリー、こっち向いてー」
「ん?」

パシャッ

私はルッキーニのその声に、反射的に笑顔になっていた。


―――シャッター・チャンス―――

「シャーリーのナイス表情いただきー☆」
「カメラか。それどうしたんだ?」
「ミーナ中佐に貸して貰ったんだー」
「いいけど、調子乗りすぎて壊すなよ?」
「大丈夫、大丈夫☆ あっ、そうだ、この写真出来たらシャーリーにあげるよ」
「うん、期待して待ってる」

《数日後

「シャーリーさん、これ」
「ん?何ですかこれ」
「この前、ルッキーニさんがカメラでいろいろ撮り回ってたでしょう?その時、貴女も撮られたのよね?」
「ああ…そんな事もあったような…」
「その時の写真よ。シャーリーさん、とても良い笑顔してるわね」

…うん、写真の中の私は、とても良い笑顔をしている。
でも、それはきっと、ルッキーニに名前を呼ばれたのが嬉しくて自然と笑顔になっただけであって。
ルッキーニ以外の人の前では、多分あんな風に笑わない。

って、私どんだけルッキーニの事が好きなんだよと半ば自分に苦笑しながら、写真を受け取る。

…ハハッ、本当に、良い笑顔だ…。


631滝川浜田 『シャッター・チャンス』:2008/09/04(木) 14:09:08 ID:78oZkeS0
《シャーリーの部屋

私は隣で寝っ転がりながら漫画を読んでいるルッキーニに、お礼を言う事にした。

「ルッキーニ、あの写真ありがとうな」
「喜んで貰えて、何よりだよー☆ 私がシャーリーへの愛を込めて撮った結晶だからねっ☆」

ルッキーニは私に猫のようにじゃれついて来る。これもいつもの事。
でも、今日はそれがやけに愛しくて。

「…ルッキーニ、おでこ、出して」
「にゃ?」

私はルッキーニのおでこに優しくキスをした。

「シャーリー…//////」
「写真のお礼だよ。ルッキーニが愛を込めて写真を撮ってくれたなら、私は愛を込めて、ルッキーニのおでこにキス。なんかコレ良くないか?甘々じゃないか?」
「うにゅ〜…//////」

ルッキーニは赤くなったまんま、私の胸に顔を落とす。
そして、私はルッキーニをちょっと力を込めて抱きしめた。

「ルッキーニ、可愛い」
「うにゃ〜…シャーリー…反則過ぎ…//////」
「なあ、ルッキーニが撮ってくれたあの写真の笑顔、ルッキーニにしか見せないんだよ?あの笑顔はルッキーニしか見られないんだ。だから、ルッキーニは凄い幸せ者なんだ。感謝して欲しいね」
「…シャーリーのアホ……//////」

私はルッキーニの耳元で囁く。

632滝川浜田 『シャッター・チャンス』:2008/09/04(木) 14:11:36 ID:78oZkeS0
「ねえ、もう一回私を撮ってよ。もっと良い笑顔見せてあげるよ?」
「うう…////// …これ以上シャーリーの笑顔撮ったら、私死んじゃうよ…///」

私は小さく笑って。

「…大好き、だよ、ルッキーニ」
「…私も、大好き、シャーリー…///」

私達はキスをした。



今度写真を撮る時は、前より良い笑顔で、ルッキーニに微笑みかけるからな。
覚悟しとけ、ルッキーニ?




END



以上です。夕方か夜くらいに、これとは別のシャッキーニ長編を投下したいと思います。それも楽しんでいただけたら…。

爺は一旦退散いたします…。
633名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 15:06:12 ID:wyK18COt
エイラーニャやシャッキーニ天国だな最近!!みんなGJ!!
以外なのはペリや少佐目線、宮藤目線が少ない事だな。書きにくいキャラなんかな。
需要がないんかな。
634名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 15:18:45 ID:pMZGWUvG
一日中ヘブン状態だな
635名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 15:29:40 ID:AFUGvt10
>>632
GJ!!シャッキーニはいくつあってもいいものだ。

ところでこれは脱がせているのか着せているのか……
ttp://www2.imgup.org/iup681898.jpg
636名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 15:46:55 ID:6TTKk29O
ここは普通に脱がせてる、で
エイラさんがついに覚悟決めて頑張ったんだよ・・・!
637名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 16:25:06 ID:5GylkYmO
どう考えても脱がせてます、ありがとうございました
638名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 16:27:44 ID:lSTd7QE+
>>635
この二人の不安そうな恥ずかしそうな表情が良いね。
やっぱり脱がしてるんだろうな。

ところで今日、最速地域の放送だっけ?
芳リーネのキマシタワー展開に期待。
内容によってはテンション上がりまくって、えっちぃ芳リーネを書いてしまうやもしれん。
639名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 18:01:38 ID:bvFIJk5X
おうう!!
期待してまってるわん?。
640名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 18:43:30 ID:KMfWm2X5
SS投下します。
少佐×ペリーヌです。長いです、すいません。
9話の続きを勝手に妄想したものです。
タイトルは「うたかた」、書き手はOsqVefuYです。


「撃て! 撃つんだ、宮藤!」
 張り裂けんばかりの怒号をあげ、坂本少佐は単機ネウロイに急接近する。
 その形相がどのようなものであったか、後ろを飛ぶわたくしにもわかった。
「ダメです! 待ってください!」
 宮藤さんは両手を広げ、その間に割って入る。
 なにをしているの、あの子は!
 まるでネウロイのことをかばいでもするように。
「撃たぬならどけ!」
 少佐はモーゼル機関銃を構え、連射する。
 するとずっと沈黙を保っていたネウロイはそれを回避、そして反撃――
 二本のビームが少佐に向けて放たれる。
 あわてて少佐はシールドを展開させ、それを防ごうとする。

 ――しかし、そのシールドをすり抜け、ネウロイのビームは少佐の体をつらぬいた。

 悲痛な呻き声をあげ、坂本少佐は落ちていった。
641名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 18:44:36 ID:KMfWm2X5
 坂本少佐はもう丸一日以上眠っている。
 不幸中の幸いにも命だけはご無事だけれど、負った傷は重い。
 宮藤さんは今も、治癒魔法で懸命に少佐の治療をおこなっている。
 わたくしは少佐の眠るベッドの傍らで、ただじっと立ち尽くしてそれを見守る。
 今だけではない。
 もしあの時、彼女がいなければ、少佐の身にもしものことがあったかもしれない。
 彼女のこの力に比べたら、わたくしにできることなどただ少佐の身を案じるだけ。
 自分の無力さに心底嫌気がさす。
 今、少佐の傍にいるべきなのは、わたくしではなく、彼女――
 しかしわたくしはこうも思う。
 もしもあの時、彼女がああしていなければ、と。
 命令を無視して一人先走った彼女。
 それに、あの時の彼女のとった行動――
「あなた、一体どういうつもりだったのよ!?」
 わたくしはもう何度となく繰り返した質問を、また宮藤さんにぶつけた。
 そのたびに彼女はなにか言いたげな顔をするが、口をぎゅっと結んでなにも言わない。
 少佐のことを抜きにしても、わたくしは彼女のことが嫌いだ。
 銃を持つことも、銃口を向けることも拒むその姿勢。
 それはわたくしの嫌悪する、甘えやためらいという心の弱さだからだ。
「またなにも言わないのね」
 わたくしのその言葉に、彼女はただ一言、ごめんなさいと力なく言った。
642名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 18:45:47 ID:KMfWm2X5
 なぜわたくしは彼女ばかりを責める。
 そもそもわたくしが彼女に決闘を申し込んでいなければ――
 先走ろうとする彼女をわたくしが止められていれば――
 胸のなかで、わたくしの取り得たいくつもの可能性がぐるぐると駆けまわる。
「あなたに治癒魔法が使えなければ、少佐に近づけさせなんてしないのに……!」
 わたくしの口からその言葉が出る。
 彼女がどれほど少佐の身を案じているか、わたくしは知っているのに。
 本当に自分が可愛くない。
 とうに限界を超えているはずなのに、それでも懸命に魔法を使い続ける彼女。
 彼女の持つ甘えやためらいという心の弱さ、
 しかしそれは同時に、優しさやひたむきさという心の強さの裏返しでもある。
 彼女とはもっと別の出会い方をしていたら……お友達になれていたのかもしれない。
「少佐のことはわたくしが見ています」
 わたくしは宮藤さんの後ろに立つと、彼女の肩に手を置いた。
「あなたは一度休みなさい。ずっと魔法を使って、もう疲れたでしょ」
「うん……ありがとう、ペリーヌさん」
 振り返った宮藤さんは空元気の笑顔をわたくしに見せる。
 それはわたくしのことを励ましでもするように。
 なんて可愛い子なんだろうか。
 宮藤さんはおねがいしますと頭をさげると、部屋から出ていった。
643名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 18:46:36 ID:KMfWm2X5
 わたくしは先ほど宮藤さんの座っていた椅子に腰かけた。
 少佐の寝顔をそっと覗きこむ。
 少佐の寝顔は何度か見たことはあったけれど、そのどれとも違って見えた。
 誰よりも朝早く目覚め、自らに厳しい訓練を科す坂本少佐。
 おそらく深く眠られることはないのだろう。
 それが今、わたくしにこれほどまでに無防備な寝顔を見せている。
「坂本少佐……」
 わたくしは少佐の力ない左手を両手でそっと包み込んだ。
 ――と、少佐の手がかすかに私の手のなかで動いた。
「少佐……?」
 わたくしは少佐の手に目をやった。 
 もう一度かすかに、しかし先ほどより強く、少佐の指先がわたくしの手のひらを撫でる。
 決してわたくしの気のせいではない。
「さ、坂本少佐っ……!」
 わたくしは我を忘れて名前を呼んだ。
 その呼びかけに応えるように、少佐の重く閉じた左のまぶたがゆっくりと持ち上がっていく。
 少佐はぐるりと視線を一周させ――わたくしの顔を仰ぐ。
「ここは……?」
「坂本少佐っ……! 坂本少佐っ……!」
 わたくしは何度も何度も名前を叫んだ。
 涙がとめどなくあふれ出てくる。
 そのまま胸が張り裂けてしまいそうな激しい脈動を体中を駆け巡る。
「坂本少佐っ……! 坂本少佐っ……!」
「頭に響く。少し声を小さくしてくれないか」
「すみません、わたくしったら……。坂本少佐、ご無事でなによりです」
 わたくしはそっと胸を撫でおろした。
 わたくしと少佐はしばしの間、見つめあった。
「なぁ、ペリーヌ。もう少し顔を私に近づけてくれないか」
 少佐はわたくしの目をじっと見据えて言う。
 眼帯をして左目だけのその視線はしかし、今までわたくしの感じたなによりも強い光を持つ。
 まるでわたくしが視線を放すことを禁じるように。
 わたくしが言われるがまま少佐に顔を近づけると、少佐の左手がすっとわたくしの顔に伸びた。
 少佐はわたくしの目の下をつたう涙をぬぐった。
「私のために泣いてくれるのか?」
 当たり前じゃないですか、そんなこと!
 わたくしは力強く何度もうなずいた。
644名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 18:47:27 ID:KMfWm2X5
「私は見てのとおりこのざまだ。しばらくは戦闘はおろか訓練もできん」
「そんなことは気になさらないでください。今はゆっくり体を休めることだけを――」
「そうも言ってる暇はないからな」

 わたくしの胸がざわめきたつ。
 少佐の焦点の定まらぬその視線は、部屋の天井を越えて、もう空を見ている。

「こんな時まで訓練の話だなんて、少佐らしいですね」
「訓練バカと笑うか?」
「そ、そんなことしません! とても心の強い人だと、そう申し上げたかったんです」
「心の強い、か。私はそんな人間ではないさ」
「そんなこと……」
 わたくしは少佐の言葉を否定しようとして、でもそれを途中でやめた。
 それが謙遜といったものを意味するのではないと感じられたから。
 少佐は穏やかな声で言葉を続けた。
「私はただ、人に自分の弱さを見せないようにしていただけだ」
 少佐は憂えた瞳でわたくしを仰ぐ。
「いや、人に自分の弱さを見せられなかったのかもしれない」
 わたくしは相槌もうたず、ただ少佐の声に耳を傾けた。
「気丈に自分を律することで、私は強い人間であろうとした。
 自分は強い人間だと思い込むことで、私は自分自身を保っていられた。
 私にだって泣きたい時はある。でも、私は誰かの前で泣くことができない。
 そんなことをしてしまったら、今までの自分がすべて崩れ去ってしまいそうで、
 ずっと本当の自分を偽って、心の強い人間を演じていただけだ」
645名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 18:48:12 ID:KMfWm2X5
「少し愚痴をきいてくれないか」
 愚痴などという、普段の少佐からは似つかわしくない言葉を少佐は口にした。
 わたくしがはいと応えると、少佐はゆっくりと体を起き上がらせた。
「まだ寝ていてください!」
「話をするのに寝たままというわけにはいかないだろう。
 それに、ずっと寝ていては体が鈍ってしまう」
 わたくしの言葉など聞きもせず、少佐は起き上がり、そして話し始めた。
「私ももう二十歳だ。ウィッチを引退する日がすぐそこまで近づいている」
 魔法力のピークは二十歳、それを過ぎれば次第に力が衰えていくのがウィッチの宿命だ。
 わたくしもそのことには薄々気づいていた。
 気づいていたのに、気づかないふりをしていた。
「少佐は、引退なさるおつもりはないのですね」
「ああ、私はまだストライカーを脱ぐことはできない」
「もうやめてください、こんなこと!」
「お前も止めるのか」
 わたくしの悲痛な叫びに、少佐はただ穏やかな言葉を返す。
「そんなの当たり前です!」
「ミーナにも言われたよ。あいつ、銃をつきつけて言うんだからな」
 少佐はいつものようにはっはっはと笑った。
 でもその笑い声が、どうしてでしょう、わたくしにはひどく虚しく聞こえた。
「そんなことが……」
 それはミーナ中佐も、今のわたくしと同じ思いを抱いていたということだろう。
 でもわたくしに、ミーナ中佐がそうしたように、少佐を銃を向ける覚悟があっただろうか。
 いえ、そんなものないわ。
 わたくしがこの方を撃てるはずない。ただ口でなにかを言うだけだ。
 銃を突き付けられても、ネウロイとの交戦で大きな傷を負うても、けして曲がらなかった意志。
 それがわたくしの言葉などで止められるはずはない。
 少佐の意志がわたくしの言葉で折れてしまうようなものなら、
 わたくしはこれほどまで、坂本少佐、あなたに惹かれていなかったでしょう。
 ――でも今は、そのことがこんなにも憎い。
「私にはまだやり残したことがある」
 凛然としたその顔を、少佐はわたくしに見せる。
 でもその瞳は、わたくしのことを映していない。
「それは――宮藤さんのことですか?」
「ああ」
 はっきりとした肯定。
 わたくしの胸のなかで、なにかがざわざわと音をたてる。
646名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 18:49:04 ID:KMfWm2X5
「私はただの学生だったあいつをスカウトして、ブリタニアまで連れてきてしまった。
 反対する母や祖母からあいつを引き離すことになっても。
 けして心が痛まなかったわけではない。
 だが、私はそれをしてしまった」
 少佐のまなざしが、少し昔を懐かしむような、そんな風にわたくしには見えた。
「私はあいつに約束した。私がお前を一人前のウィッチにしてやる、と。
 だがあいつはまだ半人前だ。私はまだ約束を果たせていない。
 今、私があいつのことを投げ出してしまったら、とてもあいつの家族に顔向けできん」
 たしかに少佐が悔いる気持ちを、わたくしも汲み取ることができる。
 しかし、だからって――
 そんなこと、宮藤さんだって望んでなどいないはずだ。
「わたくしには、それがご自分の命と引き換えになるやもしれぬほどの約束とは思えません」
「だろうな。だが私には、もう一つ約束がある」
「もう一つ……ですか?」
「ああ。あいつの父、宮藤博士との約束だ」
「宮藤博士との……?」
 少佐は以前、博士と一緒に過ごしていた時期があると聞いている。
「博士の墓標に刻まれている言葉を知っているか」
「もちろんです」

『その力を多くの人を守るために』

 博士が生前、よくおっしゃっていたという言葉だ。
 わたくしも少佐や他の人から幾度となく聞き及んでいる。
「私にできることはもう残り少ない。
 でも、私にまだその力が残されているなら、私は私にできることをしたい」
647名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 18:50:02 ID:KMfWm2X5
「これは私が背負わねばならない業だ」
「そんなことは……」
 そう言いかけて、わたくしは首を横に振った。
 そうじゃない。
 止めること、慰めること、否定すること。
 わたくしが今、少佐のためにできることはそうではない。
 今、わたくしが少佐の力になれること――

「それではわたくしにも、その業を半分分けてください」

 わたくしは少佐の手の甲に、そっと両の手を添えた。
「少佐はまだ無理のできないお体。
 ちゃんと怪我が癒されるまでの間、少佐に代わって宮藤さんはわたくしがびしばし鍛えあげます。
 少佐の手を煩わせずとも、宮藤さんはわたくしが一人前のウィッチにして差し上げますわ」

 少佐の演じるその舞台に、わたくしも立たせてください。
 きっと名脇役になってみせますわ。

「ありがとう。お前はいい教官になるよ」
「当然です」
648名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 18:50:52 ID:KMfWm2X5
「長々と愚痴につきあわせて悪かったな」
「いえ、そんなこと……」
「こんなところ、宮藤にもミーナにも見せられないな」
「でもわたくしには話してくださいました」
「ああ、そうだな」
 少佐が肯定してくれる、その声の優しさ、その言葉の重さがただ嬉しくて。
 わたくしは宮藤さんのようになれない。ミーナ中佐のようにもなれない。
 それでも少佐はわたくしのことを認めてくださいました。
 それだけで、わたくしは生きていける。
 だから坂本少佐――
 あなたのすべてをわたくしは受け入れますわ。
「もしまた愚痴を言いたくなったときは、遠慮なさらずわたくしに言ってください。
 わたくしの胸に飛び込んでくれて構いません。
 ……わたくしの胸はぺったんこですけれど」
 その笑えない冗談に、少佐は苦い微笑みを浮かべてくれた。
 つられるようにわたくしも笑う。
「ペリーヌ、お前にはいつも迷惑をかける」
「いえ、気になさらないでください。
 だってわたくしは、坂本少佐の一番の部下ですから」

 たとえわたくしの思いを受け入れてもらえなくとも、
 せめてこう思うことだけはお赦しください。

「お前を部下に持てたことを私は誇りに思う」
「光栄です」
 わたくしの頬を細い涙がつたった。
 その言葉を、しっかりと胸に刻みつける。
 もうわたくしは迷ったりしません。
 物陰にこそこそと隠れ、少佐のことを伺うような、そんなことはしません。
 わたくしはいつもあなたのすぐそばに胸を張って立ちます。
 いつもあなたの数歩あとを歩きます。
 いつもあなたのすぐ後ろを飛びます。
 それがあなたのためとあらば、わたくしはこの命さえあなたのために捧げましょう。
649名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 19:02:04 ID:GnoQ5sFZ
「なぁ、ペリーヌ。実はもう一つ話しておかなければならないことがある」
「はい。なんでしょうか」
「ペリーヌ、お前のことだ」
 えっ、とわたくしは間の抜けた声を出す。
「お前が私を慕ってくれることがただ、嬉しかったんだ」
 その言葉に、わたくしの胸がいっぱいになる。
「はい」

「それでだ――私は恋愛とかそういったことに疎い。
 だがそれでも、お前が私のことをそう思っていることには薄々気づいていた」

「そ、それは……」
 声が震え、息が苦しくなる。
 わたくしの顔がみるみる紅潮する。
「なんだ、これは私の勘違いだったか……」
 肯定も否定もできないわたくしを置いて、少佐はぽつりつぶやく。
 ここでその言葉を受け入れてしまえば、わたくしは楽になれる。
 胸に秘めたこの思いに重く蓋をしてしまえば、わたくしは何の気兼ねもなく少佐と共にいられる。
 しかし少佐、わたくしはもうこそこそ隠れたりしないと胸に誓ったのです。
 わたくしは少佐の顔をじっと見据えた。
「いえ、少佐のおっしゃるとおりです。
 わたくしは坂本少佐をそのように思っております」
 きっとあなたが思っておられるよりもずっと、強く、深く。
 少佐は、そうか、と静かにつぶやく。

「すまない。私はお前の気持ちに応えてやることができない」

 わたくしの胸のなかを、冷たい風が吹き抜けていった。
 恋などというあさましい感情を、この方は受け入れてはくださらない。
650名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 19:03:09 ID:GnoQ5sFZ
「はい、わかっています」
 わたくしは懸命にくしゃくしゃな笑顔をつくった。
 ペリーヌ、泣いてはいけない。笑え、笑いなさい。
 すべてわかっていたことでしょう。この恋は実ることがないと。
 それでもわたくしはこの方に恋をした。
 悔いてなどいない。だってこれはわたくしの誇りなのだから。

「でもこれだけは忘れないでください。
 わたくしがいつまでも、少佐のことをそう思い続けていることを」

「どうやら私はまた一つ業を背負わねばならないらしい」
 少佐は自らを蔑むように笑う。
「いえ、わたくしはそんなつもりで言ったのでは……」
「『人の一生は重荷を背負うて遠き道を行くが如し』
 なぁ、ペリーヌ。こんな言葉を知っているか?」
 わたくしは首を横に振る。
「私が生まれてまだ二十年、それでもずいぶん遠くまで来てしまった気がする。
 違う時代に生まれていれば、もっと別の生き方もできたかもしれない。
 だがまあ悪くないさ。
 いいことも悪いこともあった。
 過ぎてしまえば、そのすべてが私には愛おしい」
 少佐のその声、その言葉を、わたくしは胸にしまいこんでゆく。
「ペリーヌ、お前と出会って過ごした日々、それもちゃんと入っている。
 お前の気持ちに応えられない代わりに、この業を私に背負わせてくれないか」
 わたくしはうながされるように、はい、とうなずくしかなかった。
651名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 19:05:21 ID:GnoQ5sFZ
「ではわたくしのこの業を背負ってもらいます。……一度でいいです。
 わたくしも少佐のことを、『坂本さん』とお呼びしてもよろしいでしょうか」
 宮藤さんが坂本少佐をそう呼ぶように。
 もう一歩だけわたくしを、あなたへと近づけさせてもらえますか。
「なにを遠慮することがある。ただ『美緒』と、そう呼べばいい」
「そ、それは……」
「いやか?」
「めっ、滅相もありません」
「私のことをこう呼ぶのは親とミーナくらいなもんだ」
 わたくしの息がとまる。
「妬いたか?」
「そ、そんなことは……」
「呼んでくれるか、ペリーヌ」
 少佐はわたくしの頬に右手を添える。
 わたくしはこくりと一度だけうなずいた。
「はい…………み、美緒」

 わたくしの唇に、少佐はほんの軽く触れるだけの口づけをした。

 少佐は唇を放しても、わたくしは暫し惚けたままで、
 ようやくわたくしのなかの時間が動き出すと、体中に高い熱をおびていった。
 顔が耳まで真っ赤になっているのが、鏡を見なくてもわかった。
「どうかしたのか?」
 飄々と少佐はわたくしに訊ねてくる。
 やはりこの方は、わたくしのことなどなにも気づいていない。
「実はわたくし、その……こういった経験ははじめてでしたので」
「それはすまないことをしたな」
 少佐は悪びれる風もなくしれっと言ってしまう。
 この方はどこまでもずるい。

 こうして坂本少佐はまたもう一つ、業を背負いこんでしまうのだ。
652名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 19:06:34 ID:GnoQ5sFZ
「長く話していると疲れてきたよ。少し寝かせてくれないか」
 わたくしがはいと伝えると、少佐は体を寝かされた。
 少佐の左のまぶたがそっと閉じてゆく。
 わたくしは少佐の左手にそっと手を添えた。
「落ち着く」
 と、安らかな声で少佐は言った。
「私が眠れるまで、少しそうしていてくれないか」
「はい」
 そして少佐は静かな寝息をたてて眠られた。
 わたくしはじっとそれに耳を澄ます。
 窓の外はかすかに秋色に染まり、ひだまり。
 なんて心地よい時間だろうか。
 うたかたの午後を、わたくしは少佐と二人、このまま溶けていってしまいそうだった。
 せめて夢の中で……。
 そっとまぶたを閉じていると、やがてわたくしも眠りに落ちていった。

 わたくしが目覚めたとき、日はすでに傾き、部屋のなかを鮮やかに赤く染め上げていた。
 すでにベッドに少佐の姿はなかった。
「もう行ってしまわれたのですね」
 わたくしを一人残して。

 坂本少佐、少佐は自分は強い人間ではないとおっしゃいました。
 いいえ、少佐。やはりあなたは強い人です。
 わたくしのことなどもう必要としないくらいに。

「美緒……」
 もういないあの方の名前を呼ぶ。

 あのキスの温度に思いを馳せれば、
 じりじりとまた、この胸を焦がすのだ。
653名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 19:08:10 ID:GnoQ5sFZ
以上です。途中で連投規制かかった時はどうなるかと思った('A`)
あと今回だけは長々と余談。長いSSの後にすいません。
読んでくださってる方には関係のないことなのですが、
このSSは自分にとってちょっと特別な一本でした。
と言うのも、実はこれで11人全員分のSSを書くことができたからです。
(前にオールキャラで一本書いてるけど)
1話を見た時は、1クールなのに11人もいるのかよ、覚えられるか自信ねぇよ、
ってよく思ってたもんですが、出来はともかくこれだけ書いたなんて自分が一番びっくりです。
書くことは基本的には楽しく、GJの言葉とちょっとした感想をいただけるのはとても嬉しいことです。
こんな長文を読んでくださる皆様、それに保管庫の管理人様に心からの感謝を!
で、いつも散々ネタにしているペリーヌに今までごめんねと甘々のを書こうとしました。
ネタ抜きのガチで書きました。全力を出しました。
書いているとだんだんおかしくなってきました。
書きあげるとこんなことになってました……('A`)ニガイ
ペリーヌ好きな人は本当にごめんなさいorz
では長々と失礼しました。
654名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 19:23:22 ID:AFUGvt10
>>653
全私が泣いた。SSが投下されただけで感動して中略今の私はあとがきで感動して泣くから困る。
心の底からGood Job!!!!
ペリーヌのことずっとペリ犬って言ってきたがこれからはちゃんとペリーヌって書く事にするわ。
あなたの多彩で流麗なSSにもうすっかりファンです。
655名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 19:26:51 ID:wyK18COt
>>653
切ないけど良いSSだった!!!激しくGJ!!!
ペリーヌはネタ扱いされてるが一途な片思いキャラなんだよなー!!!
ますますペリ好きになったよ、サンクス!!!
それにしても11人全員のSS書けるなんてあんた天才だよ!!!
656名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 19:50:11 ID:ZhHxSROF
>>653
ペリーヌ、なんて健気なんだ
やっぱり少佐は優しすぎるんだよ…
切ないのに綺麗なssをありがとう。GJ!んでキャラ制覇おめ!
657名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 20:09:58 ID:GYiesNYO
>>653
超GJです!!
ペリと少佐のCPもいいなぁ〜……
そして全キャラ制覇おめでとうございます!!

自分もSS投稿します。
CPはサーニャ×エイラで。


『ヘタレと小悪魔』

最近、マトモにサーニャと話が出来ない。
サーニャの姿を目にするだけで鼓動が爆発寸前まで高鳴り、気がつけば私はサーニャを避けるようになっていた。
まったく、ヘタレにも程があるよナ。

「あー…どうすればいいんだヨー……」

そんな私の呟きも虚しく時間は刻々と過ぎていく。
やはりここは思い切って告白するべきだろうか。
でも、サーニャに拒絶されたらどうしようという気持ちだけが先走ってなかなか勇気が出せない。

「はぁ……ホント、困るナァ」

ふと時計を見ると、もう夜11時を回った所だった。
まあ特にする事もないし、いつまでも悩んでいても仕方がない。……寝よう。
サーニャの件は明日またゆっくり考えよう。


―――――――――――――――

眠り始めてどのくらい経っただろうか。
何か呟く声が私の耳に入ってきた。

「……イラ………エイラ……起きて……」

誰か私を呼んでいる?
まったく、こんな夜中に非常識な。
眠い目を擦りつつ、声の主に文句をつけてやろうとゆっくり起き上がる。

「うーん……誰ダヨこんな時間に……今何時だと…………っ!?」

「思ってるんダ!」と言葉を続けようとしたが、できなかった。
そこにはサーニャの姿があったからだ。
え、これ……何が起こってんダ!?
眠気のせいもあって今の状況が全然理解できない。
夜間哨戒があるわけでもないから寝ぼけて……な訳ないよナ。

「あの、サーニャ、何でここに……」
「あのね……エイラにちょっと話があるの」
「え…?」
658名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 20:10:55 ID:GYiesNYO
サ、サーニャが私に話!?
落ち着け、冷静になれエイラ・イルマタル・ユーティライネン!!

「な、何だサーニャが私に話なんて……珍しいナ」

よしよし、いつもの私ダ……落ち着け落ち着け。
なんとか平静を装ってサーニャに返答する。

「エイラ、最近私の事……避けてるよね?」
「いいっ!?」

その言葉はまるでナイフのように私にグサッと突き刺さった。
否定はできないけど……直接言われるとやっぱショックだ……。
や、やっぱり嫌われたかナ……?

「そ、その……ゴメン」
「ねえ……私、何かエイラに悪いこと……しちゃったかな……?」
「そ、そんなこと……」

よく見るとサーニャの目尻に涙が浮かんでいる。
ヤバい。本当に困った。
私がヘタレすぎたとはいえ、結果的にサーニャを泣かせてしまうだなんてナ……。
あーっ、私はなんて最低なんダ!!
とにかくここはサーニャの誤解を解かなければ。

「っ……本当にゴメン!!私が悪かったよ……だから……」
「私の事……嫌いになったの……?」
「なっ!?」

私がサーニャを嫌いになる!?……そんな訳がない。
ていうか、あってたまるか!!
気がつくと、私は無意識に大声で

「そんな訳ないダロ!私はサーニャが好きダ!!だから泣くな!!」

と叫んでいた。……今が深夜だって事も忘れて。

しかし時すでに遅し。
無意識とはいえとんでもない事を叫んでしまったことに気づき、思わず俯いてしまった。
……顔が熱い。
この後サーニャに何と言われるのだろうか。
なんだか拒絶されそうでとても怖いナ……。

しかし、サーニャから返ってきた言葉は予想と大きく違っていた。
659名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 20:12:06 ID:GYiesNYO
「ふふ……エイラ、顔真っ赤だよ」
「……へっ?」

サーニャは、笑っている。
てっきり拒絶されるか引かれるかと思っていたもんだから思わず拍子抜けしてしまった。

「サーニャ……嫌じゃないのか……?」
「何が?」
「いや、だって私、一応女ダゾ?」
「そんなの知ってるよ?」
「いや、そりゃそうだけどナー……」

サーニャは相変わらず微笑を浮かべながら答えている。
……サーニャ、なんか楽しんでないか?

「あ、あのナ……私の『好き』は仲間としてじゃなくて………その…」
「なぁに?」

サーニャは余裕めいた笑みを浮かべながら私に続きを促す。
…ダメだ。その先を言う勇気が出てこない。
ああああ私のバカ!ヘタレ!!

「その……まぁ……あれダヨ」
「…恋人として?」
「ああそうそう、恋人……って、サーニャ!?」
「ふふっ」

な、なんでサーニャが続き知ってんダー!?
しかも何だその「してやったり」みたいな笑い……。

「ナ、ナ、ナ、ナンデ……!?」
「やっぱり……エイラ、私を意識してるのバレバレだったから……」
「アノ、サーニャ、ソレハマジデスカ……?」
「うん」

思わぬ事態に片言めいたガチガチな喋りになった私を尻目に、サーニャはペロッと舌を出しながら笑っていた。
その姿はまるで悪戯好きな小悪魔といったところか。
私は恥ずかしくなってまた俯いてしまった。
660名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 20:13:37 ID:GYiesNYO
「何だヨ……分かってたのかヨ……」
「うん……ねえ、エイラ」
「うー…ナンダヨー……」
「顔、上げてくれる?」
「いいけど何を…………んっ」

顔を上げた瞬間、唇に柔らかい感触がした。
目の前には一面サーニャの顔。
アレ?もしかして私…キスされてんのか!?

思考がそこまでたどり着いた時にはもう唇は離されていたが……全身がかぁっと熱くなる。

「い、い、い、今っ……!?」
「私もエイラが好き……だから、今のはその証明……」
「えぇっ!?ま、マジカヨ……?」

うろたえる私とは対照的にサーニャは悪戯じみた笑顔で答える。

「うん、マジだよ……エイラ、好き」
「そ、そうか……あ、ありがとナ……」

そして、サーニャは自らの服をゆっくりとたくし上げる。
……ん?ちょっと待て、なぜ脱ぐ!?

「ちょっ、サーニャ、何やってんダヨッ!?」
「だって、私とエイラは恋人同士になったでしょ?」
「そ、そりゃまあ…そうだけど……」
「だからね、エイラ……しよ?」
「なっ…なっ…!?何言って……んむっ!」
後の言葉はサーニャからの情熱的なキスによって封じられる。

ま、マジで私どうなるんダヨ〜〜〜〜っ!?



♪〜〜〜♪〜〜〜♪〜〜〜♪〜〜〜

「はっ!?……朝?」

起床ラッパの音が聞こえてくる。もう朝だ。
なんかサーニャとアンナ事やコンナ事をしたような記憶がボヤーッとあるケド……あれは夢だったのか?

「そ、そうだよナ……サーニャとキスしたりアンナ恥ずかしい事したなんて夢に決まってるヨナ。うん」

とりあえずあれは夢という事にして、早く着替えなければ。
それにしても生々しい夢だったナーと思いつつ、着替えを取ろうとベッドから起き上がった時。

「裸!?それにサーニャ……マジカヨ……?」

そこには深夜、私にアンナ事やコンナ事をした可愛い顔した小悪魔が寝息を立てていた。
おまけに2人ともスッポンポンだ。そしてお互いの身体には赤い斑点がポチポチと。
ああ神様、どうやらあれは夢じゃなかったようダ……。
夢じゃない事の嬉しさと、アンナ事をしたのが現実だった恥ずかしさが交差して私はそのまま固まってしまった。

それが原因で朝のミーティングに遅れ、2人揃ってミーナ隊長にキツ〜イお叱りを受けたのはもう少し後の話だったり。
661名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 20:15:41 ID:GYiesNYO
以上です。
SS保管庫の管理人様、作者はhtH3wt+Tです。
保管の際にはよろしくお願いします。

それでは失礼しました…。
662名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 20:25:01 ID:F1WMg6+Q
>>653
あぁ、いいなぁ。
悲恋はかわいそうと思うんだけど、すごく似合ってしまう。
ペリーヌってそーゆー強さを感じさせるところがいいよね。GGGJJJ!!

>>661
なんという朝チュンwwww
エイラーニャは鉄板やなぁ。GJ!!
663滝川浜田 『キスの行方〜where abouts〜』:2008/09/04(木) 20:47:15 ID:78oZkeS0
みんな良いSS書くなあ…GJ!
さて、シャッキーニ長編を投下したいと思います。…とにかく長いです。





あ――――――……

私達は偶然、芳佳とリーネがキスしているのを目撃してしまった。
横にいるルッキーニは真っ赤になって固まっている。

「リーネちゃん…んんっ…」
「…よっ…しかちゃっ…ん…」

二人は顔を紅潮させて、自分達の世界に入り込んでいる。
あの様子だと多分、私達にも気付いていないだろうな。

それからというものの、ルッキーニの様子がおかしくなった。
私とは普通に話せるし、魔力を使う分にも何ら影響は無い。
何が変っていうか、目が泳ぎっぱなしていうか。妙によそよそしい感じ。

そして私はまだ気付いて無かった。
この二人のキスが私達の関係を変える事を。

―――キスの行方〜where abouts〜―――

「ん―――…」
「どうしたんだ?リベリオン。お前らしくもないな」
「ん?ああ、ちょっと…ねぇ…」
「悩みがあるなら私が相談に乗るぞ」
「へぇ…」
「…どうした? そんな驚いた顔して」
「相談に乗ってやる、なんて…熱でもあんの?」
「…失礼にも程があるな。私は本来優しい性格なんだ。お前らが私を怒りっぽくしてるだけだ」
「あーハイハイ」
「……で、悩みはなんだ?」
「うん、最近さ、ルッキーニの様子が変なんだよ」
「何かあったのか?」
「いやさ、芳佳とリーネがキスしてるのを見てからちょっと変なんだよ。なんか私に対して妙によそよそしいって言うかさ」
「…リベリオン、それは――」
「ああ、ワケ分かんねえ!もう何なんだよ!!あいつ一体なんだよ!!」

(…人の答えは聞かないのか…?)

「ん?なんか言った?」
「…いや、別に…」

664滝川浜田 『キスの行方〜where abouts〜』:2008/09/04(木) 20:48:50 ID:78oZkeS0
やっぱりルッキーニの態度がよそよそしい原因がまるで分からない。
…私に原因があるのか?
…いや、私はルッキーニとキスをただ見ていただけだ。
そんな事をボンヤリ考えながら歩いていると、目の前からあの芳佳とリーネがやって来た。

「よっ、お二人さん」
「シャーリーさん、こんにちは」
「この前はお楽しみだったねえ」

私はニヤニヤしながら、二人に問いかける。

「みっ、見てたんですかっ…!?」
「もうそれはじっくり♪」
「うっ……//////」
「…でさ、二人のキスを見た後、ルッキーニの様子が変なんだよ。なんか変によそよそしいっていうか。ポーッとしちゃってさ。私を見る度になんか目が泳いじゃってるんだよ」

すると、リーネが真っ先に口火を切った。

「…それ、多分ですけど、シャーリーさんとキスしたいんじゃ…?」
「私と…?」
「私も芳佳ちゃんに片想いしてた時はそんな状態だったんですけど、好きな人とは目線もろくに合わせられないんです」
「すると、あれか、ルッキーニは私に恋してると?」
「多分ですけど」
「アハハハ!そりゃないだろうな!第一、アイツ私みたいのなんかタイプじゃないだろうし」

すると、リーネが少し怒ったように、言った。

「す、好きになったらタイプとか、関係ありません!…その人がすべてになっちゃうんです!!」

リーネ、いつにも増して熱いなあ。
で、横にいる芳佳はかなり赤面してるけど。

「でも恋してるルッキーニってこう、いまいちイメージしづらいよなあ…。色気より食い気っつーかさ…」
「あれ、でも最近、ルッキーニちゃんあんまり食べてませんよね? それでバルクホルンさんが不思議な事もあるもんだって」

665滝川浜田 『キスの行方〜where abouts〜』:2008/09/04(木) 20:51:05 ID:78oZkeS0
…そういやそうだった。最近のアイツは飯すらろくに食べない。
私も心配になったから声をかけたけど、ルッキーニはいつもの調子で「大丈夫!」だなんて言ってたから…。
…あれが恋する乙女のシグナルだとしたら、ルッキーニは間違いなく私に惚れてる。
だとしたら、私はルッキーニにどう接すりゃ良いんだ…?

ビーッビーッ

「警報っ!?」
「こんな時にネウロイかよっ!チクショウッ!」

考え事がある時に限って襲撃して来やがって…!
空気読めよ!ネウロイ!

ミーナ中佐からの指示で私とルッキーニはフォーメーションを組む事になった。

「よし行くか、ルッキーニ!」
「…うん…!」

今回のネウロイは追尾型のレーザーを撃ってくるタイプのネウロイ。こいつがまた厄介なんだよな。

「私とバルクホルン大尉は正面から、ペリーヌさんとハルトマン中尉は右から、宮藤さんとリーネさんは左、シャーリーさんとルッキーニさんは後ろからお願い。
坂本少佐、貴女はコアを探して頂戴」

ミーナ中佐の的確な指示が飛ぶ。

「くっ…なんだこいつの装甲はっ…!」
「硬いとかそういうレベルじゃありませんわっ…!」

ヤバい、想像以上にこのネウロイが手強い。
私達がいくら弾を撃ち込んでも、動じる様子すらまったく無い。

「ほら、ルッキーニもバンバン撃ち込め!」
「……えっ…?…ああ、うん…」

…こんな危機的状況なのに、ルッキーニは心ここにあらずと言った感じで。
そんなつもりは無いのに、つい語気を強めて言ってしまう。

「…ルッキーニ、お前死にたいのかよ!
訓練中ならともかく、今は戦闘中なんだぞ!」
「あっ……ごっ…ごめん…」

……んー、なんか、イライラするな……。

そしてやがてみんなに坂本少佐から報告が入る。

666滝川浜田 『キスの行方〜where abouts〜』:2008/09/04(木) 20:52:20 ID:78oZkeS0
「みんな気を付けろ!もう一機いるぞ!シャーリー、ルッキーニ、お前らの後ろだ!」

なっ…!二機とか卑怯過ぎだろっ!
そう思った瞬間、ルッキーニの方に、もう一体のネウロイが放ったレーザーが…!

「シールドを張れぇ、ルッキーニィィ!!」

坂本少佐がそう叫ぶも、突然の事でルッキーニはシールドを張る事が出来なかった。

あんのっ、アホルッキーニ…!!

「ルッキーニ―――――――!!!!!」

バシュゥン

「う…わぁぁぁぁあっ…!!」
「シャーリー―――――!!!!!!!」
シールドを張るのが間に合わなかった私はルッキーニを庇って、ネウロイに撃たれた。

「ペリーヌさん、宮藤さん、シャーリーさんをお願い! 残りのみんなは続けてネウロイ撃墜に専念して!」


……ああ、落ちていく。…胸が、痛い。
あ、ルッキーニ、メチャクチャ泣いてる。…何か言ってるけど、何も聞こえない…。

あ………意識が……遠のいて………………

667滝川浜田 『キスの行方〜where abouts〜』:2008/09/04(木) 20:53:43 ID:78oZkeS0
――――ん…?…ここは…医務室か……?

……そうか、私、ルッキーニを庇ってネウロイに撃たれたんだっけ。
ああ、もうちょっとシールドを張るのが、早かったらなあ…。

「…ううっ…うっ…シャーリー…ッ…」

―――泣き声が聴こえる。これは……ルッキーニの声だ……。

「…ルッキーニ…」
「シャー…リー…!!」
「…なんで泣くんだよ…私は死んでないぞ…。『グラマラス・シャーリー』をナメんな…?」
「みっ、みんなを呼んでくるっ…」

私はルッキーニの裾を掴んだ。

「シャーリー…?」
「その前に聞きたい事が二、三あるんだ。いい?」
「う、うん…」

私はちょっと無理して、少し起き上がる。

「ちょっと、寝てないとダメだって!傷が…!」
「大丈夫だよ、こんくらい…。……で、ネウロイはどうなったんだ?」
「大丈夫、ちゃんと撃墜したよ。二機とも」
「そっか…。良かった。ちょっと安心した」
「聞きたい事ってそれ?」
「…いや、もう一つある」

私はルッキーニの手を軽く握って。

「この前さ、芳佳とリーネのキスを見ちゃったじゃん。その時から、ルッキーニの様子がおかしくなったよね」
「……っ……」

ルッキーニが途端に黙りだした。
ルッキーニの顔は心なしか赤くなっている様で。

「最近食欲が無いのも、私と話す時妙に目が泳いでるのも………今日の戦闘中も。最近のルッキーニ、変だよ」
「シャーリー…」
「……ルッキーニ…まさかとは思うけど、私の事……好き…なのか……?」

ルッキーニはやっと泣き止んだのに、また涙を浮かべ始めて。

668滝川浜田 『キスの行方〜where abouts〜』:2008/09/04(木) 20:55:24 ID:78oZkeS0
「………ごめん…………気持ち悪いよね……」
「……誰も気持ち悪いとか言ってないじゃん…。ただ、私の事が好きかって聞いてんだよ」

すると、ルッキーニは顔を林檎みたいに真っ赤にして、頷いた。

途端にちょっと笑いが出た。

「…アッ…ハハハハ…!!」
「なっ…何がおかしいのっ…!?」
「いやいやごめん。ルッキーニがそんな乙女だとは思わなかったからさ」
「…私だって女だもん」
「…だからって、戦闘に私情を持ち込むなって、私があの堅物だったら、ルッキーニ、間違いなく怒られてるね」
「…そうだね」

しばらく二人で笑い合った後、私は再び本題へ話を移す。

「……で、ルッキーニ。詰まるところルッキーニは私とどうしたいんだ?」
「どっ…どうしたいって……//////」
「恋人として、お付き合いしたいのか?手繋ぎたいのか?ハグされたいのか?」

私はちょっと悪戯っぽくルッキーニに質問する。

「………シャーリー………分かってるクセに………//////」
「ハハハ、それはルッキーニの口からはっきり言って貰わないと、さ」

やや間があってから、ルッキーニは小さな声で話し始めた。

「…シャーリーと恋人になりたい…。それで、シャーリーと……」
「私と……?」
「…ちゅ……ちゅー……したい……//////」

……やっと言ってくれたか…。
私も胸のモヤモヤがやっと取れたよ。

「うん!上手く言えた!…ご褒美あげるよ」
「…ご褒美…?」

私はルッキーニを抱きしめて。

「シャッ、シャーリー…!//////」
「キス、あげる。私も初めてだから、よく味わえよ?」
「……はっ……初めて……!?//////…シャッ、シャーリー……そんな、私なんかに……っ」
「……それはお互い様だろ?」

私達の距離は徐々に近付く。
そして私はルッキーニの近くでとどめの殺し文句を吐く。

「…ルッキーニ、キスで壊してやるからな…?」

669滝川浜田 『キスの行方〜where abouts〜』:2008/09/04(木) 20:58:20 ID:78oZkeS0

「ふんふふ〜ん♪」
「やけに機嫌が良いな、リベリオン」
「ん?ああ、悩みはスッキリ解決したからね〜♪」
「そうか。まあ、悩みでネウロイとの戦闘に支障をきたして貰っては困るからな。良い事だ」
「………なあ、初めてのキスってどんな感じだった?」
「……いきなりなんて事を聞くんだ」
「いやさ、昨日ルッキーニと初キスしちゃったんだけどさ、なんかこう変な感じだったんだよ。体が浮く感じって言うかな」
「そんな事知らん」
「知らんわけないだろ。ミーナとキスばっかしてるクセに」
「………お前は何を言っている…?」

明らかに動揺している。冗談で言ったのに、図星か、こりゃ。

「もうみんな知ってるよ」
「……ハァ」

ため息をつく堅物の後ろから、ルッキーニがやって来た。

「シャーリー!トランプしよー♪」
「おう!そうだな、しようしよう!」
「ちょっと待て、リベリオン」
「ん?なに?」
「……彼女は大事にしろよ」

…ビックリした…あの堅物からこんな言葉が出るとは思わなかった。

「ルッキーニ、ちょっと来い」
「ん?ってわあっ!」

そして私はルッキーニを抱き寄せて答えた。

「言われなくてもそうするつもりだ!!」

END



以上です。初の長編、ちょっと疲れました。思えば朝から執筆を始めて、ちょっとずつ修正…。その作業の繰り返し…。
もう、疲れました。

とりあえず、爺はお風呂に入ってリフレッシュしてきます…。
670名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 21:02:29 ID:AFUGvt10
>>669
最近リアルタイムに当たってばっかりだ……!!GJ!!
これだけの量を1日で書き上げるとはさすがじっちゃんだ!!
シャーリーの殺し文句で私が殺されそうになりました。
671名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 21:04:12 ID:XqGqJ1iQ
なにこの凄まじいSSラッシュ、俺もう嬉しくてしんじゃいそう
672名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 21:09:45 ID:28+HmqCn
もう最高だ
俺を萌え殺すきかw
ニヨニヨしすぎて口がいてぇ
673名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 21:29:29 ID:JhOrUAny
ラッシュすぎて全く追いつけてないw
GJ!GJ!

>>669
ああんもうーああんもうー
長い分ニヤニヤしすぎて顔がやばい事になってるwww
しかもメインの二人の他にもさりげなく混ぜてくるし!
ほんとすごいっす
674名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 21:29:43 ID:AyqrW1Hd
おいちょっと離れてるうちになんだこのSSの量は
675名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 21:35:34 ID:28+HmqCn
圧倒的では無いかこのスレの勢いは
676名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 21:47:37 ID:5GylkYmO
677名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 21:54:02 ID:F1WMg6+Q
>>669
じっちゃんの底無しの技に2828しっぱなしだwwGJ!!

>>676
うぇwwwエイラ変態すぎるwwだが最高!w
たんのうさせていただきましたはぁはぁww
678名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 22:08:28 ID:tQUz5Xfh
う〜今日はついにヤンデレミーナがくるなー(・∀・)
679名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 22:13:40 ID:F1WMg6+Q
SS投下します。
コメディ寄りのエイラーニャ?ちょっとカオスで良くわかんないけど、
最速放送待ちの時間を楽しんで貰えたら嬉しい。

作者はzgdRiItOです。


扶桑昔話〜最後の"キョウダケダカンナ"〜

(1/5)

テーマソング
 さ〜にゃ〜 よいこだ ねんねしな〜(略)

ナレーター(CV:市原悦子)

むかーしむかし、ブリタニアには、エイラとサーニャと言う、
大層仲の良い二人の女の子がおったそうじゃ。

サーニャは毎日、夜間哨戒が終わって帰ってくると、エイラの部屋に
忍び込んでは服を脱ぎ散らかして、そのままベッドイン!しておった。

ある日のこと。

毎日毎日忍び込んでくるサーニャに、いつもエイラは「キョウダケダカンナー」
と言っておったのじゃが、その日、エイラがそう言うとサーニャが、
「じゃぁ…自分の部屋に戻るね…」
と言ってエイラの部屋から出て行ってしまいおった。

これにはエイラも目玉が飛び出るほど驚き、慌ててサーニャを追いかけたんじゃ。

「ま、まってくれサーニャ!今のは言葉のあやでダロ〜!」

そう声をかけてももう遅かったんじゃ。
サーニャは基地を抜け出し、夜空に消えてしまいおった。
エイラはあわててハンガーへ駆け込むと、「すとらいかぁゆにっと」を
装備するのももどかしく、サーニャをおったのじゃ。
680名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 22:14:34 ID:F1WMg6+Q
(2/5)

「サーニャ〜!サーニャ〜!」

月夜は静かで、森も道も町も、みぃ〜んな寝静まっておった。

「どうしよう…そうだ、草原ネズミどんに聞いてみよう」

エイラは草原に着陸すると、冬支度をしている草原ネズミに尋ねた。

「草原ネズミどん、草原ネズミどん、サーニャをみかけなかっカナ」

草原ネズミは首を傾げながら答えた。
リーネ「サーニャ?サーニャってどんな空なんですか?」

「サーニャと言うのは、月のように美しくて、太陽のように暖かくて、
星のようにきらめく女の子の名前なんだ」

エイラがそう答えると、草原ネズミは合点が言ったようにこう、答えた。

「ああ、それなら東の方、スオムスの方に飛んで行ったよ」
「ああ、草原ネズミさんありがとう。このご恩は一生忘れません」

エイラはそう言い残すと、第一戦速で草原を後にして東へと向かったんじゃ。

「ああ、スオムスは森と湖ばかりでサーニャの居場所がわからないなぁ。
そうだ、森の長寿フクロウどんに聞いてみよう、フクロウどんなら何かを
知っているに違いない」
681名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 22:15:30 ID:F1WMg6+Q
(3/5)

森の長寿フクロウどんは、大きな北欧杉の洞で眠そうにしておった。

ミーナ「サーニャ?サーニャってどんな鳥かしら?」

エイラは気持ちを込めてこう言った。

「サーニャは隼のように機敏で、インコのように可憐で、オウムのように
かしこく、夜鷹のように凛々しいのです」

ミーナ「ああ、それなら知ってるわ。もっと南の方に飛んで行ったよ」

「ありがとう長寿フクロウどん、このご恩は一生忘れません」

エイラは南へ飛んだ。スオムスよりずっと南、オラーシャまでの。

「ああ、オローシャは夏でも寒いなぁ、ウラル山脈は崖ばかりで
サーニャの居場所がわからないよ。そうだ、山岳オオカミさんに
聞いてみよう」

エイラは山に降りると山岳オオカミさんにサーニャの居場所を尋ねたんじゃ。

「オオカミさんオオカミさん、サーニャを見ませんでしたカ?」

坂本「サーニャ?サーニャとはどんな生き物なんだ?」

「サーニャは蝶のように可憐で、猫のように軽やかで、鈴虫のように歌声が
美しく、犬のように優しい、そんな女の子の名前なんダ」

坂本「それなら、この杉道をまっすぐ行った所にいたぞ」

「ああ、オオカミさん!このご恩は一生忘れません。さようなら」
682名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 22:16:13 ID:F1WMg6+Q
(4/5)

エイラは「すとらいかぁゆにっと」を投げ捨てると、道を走った走った走った。
何度も転んで息が上がって、涙が流れて汗が目に入って、だけどエイラは
走って走って走ったんじゃ。

「サーニャァァーー!!!」

道が途切れたそこは、森の中の小さな広場になっておった。
あたり一面に白百合が咲いておった。月の光に照らされて、まるで幻想の
風景のように見えたんじゃ。

「サ、サーニャ…」

サーニャは白百合に囲まれて、広場の真ん中に立っておった。

「エイラ…」
「サーニャ!ごめんなさい!わたしは、わたしは!サーニャがいなきゃ
だめなンダ!どこにも行かないでくれ!頼む帰ってきてクレ!」

エイラは涙と汗を一緒に流しながら、サーニャに言ったんじゃ。

その時、キラリと光るものが見えた。
それはサーニャの涙、だった。
683名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 22:16:45 ID:F1WMg6+Q
(5/5)

「サーニャ…」

エイラがゆっくりとサーニャに近づく。
サーニャもエイラに近づく。

「うん…かえろう。ごめんね、心配させちゃった…」
「さ、サーニャの為ならこれくらいなんでもないンダナ…」
「ありがとう、すごくうれしいよ…」

こうして、二人はオオカミさんとフクロウどんと森ネズミどんに挨拶を
しながら帰ったのじゃった。

そしてエイラとサーニャはず〜っと仲良く暮らしましたとさ。

めでたし、めでたし。

テーマソング
 くまのこみていたかくれんぼ〜パンツを出した子いっとーしょー(略)
684名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 22:17:51 ID:2CpxXjZc
ゆーやけこやけでまたあしたーまーたあーしーたー
なんかすげえ和んだw
GJ!
685名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 22:18:03 ID:F1WMg6+Q
あとがき。

人はエイラーニャに始まり、そしてエイラーニャに還るのです。
以上です!サー!
686名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 22:19:14 ID:AFUGvt10
>>685
爆笑しながら萌え悶えた。GJ!!
テーマソング自重しろww
687名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 22:25:21 ID:5GylkYmO
これは和んだ
語り口とか、表現とか凄い良い

けどオラーシャまで行ったなら両親との再会ネタがあったらもっと良かった
688名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 22:26:18 ID:ZhHxSROF
>>685
なんだこれ果てしなくGJ!
テーマソングが勝手に脳内再生されちまったじゃねえかw
笑う場面じゃないのにナレーションのせいで笑わずにはいられないw
689クレイドル反魂協会:2008/09/04(木) 22:32:16 ID:Asc/k3Ci
>>683
一等賞じゃない子が少ないww
面白かったww

ところでこれ、昔話のモデルってある?それともF1WMg6+Q氏のオリジナルですか?
690名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 22:54:41 ID:F1WMg6+Q
>>689
オリジナルは自分が作った朝日を探す女の子の話です。
それを閃いてアレンジしました。
(ただ、良くある話のパターンかも知れない)


あと恒例のエラッタ。

(2/5)
 誤:「草原ネズミどん、草原ネズミどん、サーニャをみかけなかっカナ」
 正:「草原ネズミどん、草原ネズミどん、サーニャをみかけなかったカナ」
(5/5)
 誤:森ネズミ
 正:草原ネズミ

なんか全体的にごめんリーネww
長寿ミーナさんじゅーはっさいバンザイ!!!

以上です!サー!
691名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 23:27:57 ID:GYiesNYO
>>685
GJwwwwwすごく面白かったwwwww
「そのままベッドイン!しておった」の所が市原悦子声で脳内再生されて吹いたわwwwww
692名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 23:46:53 ID:TbL+lcgR
半日いないとこんなにも進むスレってどうなの…なぁどうなの…
GJすぎて言葉もでません。
素敵ssが多すぎる。全部に感想書きたいけど多すぎるwwww
みなさん乙&グッドジョブでした。
693クレイドル反魂協会:2008/09/04(木) 23:50:25 ID:Asc/k3Ci
寧ろ書く方より全部読んでる人の方が強者な気がするのは私だけだろうか。
694名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 23:52:45 ID:5GylkYmO
エイラーニャだけは欠かさず読んでるが
他はまとめログに入ってから全部読んでいる
695名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 23:56:06 ID:28+HmqCn
せっかく投稿してくれるんだ
読むのは当たり前ダロ
696名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 23:57:01 ID:TbL+lcgR
part1の頃からスレで全部よんでる。
そっちの方が感動もおおきいと思うんだ
697厨房の神鯖:2008/09/04(木) 23:59:05 ID:EMiowfFN
|・ω・) ジー

|ミ サッ   

|っ ミ□
698名無しさん@秘密の花園:2008/09/04(木) 23:59:12 ID:jRAJ0ftJ
1の頃から居た奴は俺を含め幸せ者だぜ…
699厨房の神鯖:2008/09/05(金) 00:01:17 ID:OAVk22Hp
やぁ(´・ω・)ノ
電車の中で化粧の広告みてて思いついたんだ。
一応内容はウィッチーズ+クリスあたりを動物化して書くつもり。
動物化はウィッチーズの個々の使い魔と同じ設定にするつもり。
ちょっと文学系苦手だけどがんばって1話?目書いてみたよ。
一応長編じゃなくて中編?まぁなるべく短く納めるつもり。
本編は下記からどうぞ。ヽ(・ω・)ノ

----------------------本編--------------------------
ダンボールの中に私は一人夏の夜の下にまるまってました。
なぜ私がここにいるのかすらわからない。誰が生んだのか。
何のために生きているのかすら。そして、どうやって生きていくのかさえ。
ただわかることは、私が芳佳って名前の犬であることと丸まっていれば暖かくて
夜の寒さも耐えられること。あとトイレやその他少々・・・。
もう、このダンボールに入って何日たつのかさえわからない。
最初は心優しい人が拾ってくれると思ったけど、現実はそんなに甘くなかった。
道端に捨ててある私を見て、ただ哀れみをこめて「かわいいね」といい去っていく。
・・・あっまた人達だ。
「わ〜。かわいいワンちゃん。ねぇおかぁさん〜うちで飼おうよ〜」
「だめです!ただでさえ家計厳しいのに犬なんて飼えません!」
「え〜、私世話するから〜ねぇ〜ねぇ〜!」
「だめです!さぁいくわよ!」
「ん〜・・・じゃぁねぇわんちゃん」
あぁ、また行ってしまった。もう何人目かな・・・。
まぁ、もうどうでもいいんだけど・・・・。何で私が生まれてきてなんで
私はここまで苦しまなくきゃいけないのかな・・・。
(ぐぅ〜)
あぁ・・・おなかすいたなぁ・・・もう何日食べてないのかな・・・
そういえば最初はおなかすいて泣いてたなぁ・・・今じゃ泣く気力もないや。
もういっそ死んでいいのかな・・・。いや・・・もう死んでいいだ・・・
どうせ、誰も何もいわないもんね・・・。
(ぐぅ〜)
はははっ。またお腹なった・・・。なんだか死のうって思ったらすっごくたのしいや。
ははははは・・・はぁ。そうだ、もう寝よう・・・なんだかとっても眠くなっちゃった。
寝て目が覚めたらどうなってるのかな・・・。どうでもいいか・・・
どうでもいいんだ・・・。もうねよっと・・・考えるのも面倒になってきた・・・。
「ん?おい!大丈夫か!」
「どうしましたの?坂本さん」
「ペリーヌ、この箱の中に子犬が!」
「あらほんと・・・ずいぶんよわってますわね」
「そんな冷静になってる場合じゃない!私達の家に連れて行くぞ!」
「えっ・・・えええええ!?」
「ほら、早くいくぞ!」
「まっまってくださいまし〜坂本さ〜ん!!」

          ∧_∧
つづく・・・つもりヽ(・ω・)ノ

ps そういや最初に投稿したSSは見なかったことに・・・(*ノω)
   って誰も見てないか(´・ω・`)
   ついでに120secってなんなの!?死ぬの!?

700クレイドル反魂協会:2008/09/05(金) 00:26:08 ID:lYbaSQfA
>>699
ペリ犬がもっさんとデートしてたことには触れないぞ、絶対に。


1つのSSに全員登場・活躍させようと躍起になったらエライこっちゃな状況にorz
701ずっと伝えたかったキモチ… 1-1:2008/09/05(金) 00:33:30 ID:GTiZS3RB
エイラーニャss投下します。
職人の皆様の素晴らしいssに触発されて勢いで書きました。
エイラがサーニャに告白するお話です。かなり長いので投下するか迷ったのですが、
住人のかたに細かく分ければいいとアドバイスを頂いたので投下します。
保管庫様には負担をかけてしまうと思いますが、
連載?みたいにしています。
連日のssラッシュで読むのも大変だと思いますが、よろしければどうぞ。作者quBJapBjです。
エイラーニャといいつつ今回はあまり出番ありません…





 
 「サーニャ……ジ、実は、ズット前からサーニャのことが好きだったんダ!」





ずっと伝えたかったキモチ… 1




 

 夜空にたくさんの星たちが輝くロマンチックな夜。エイラはウィッチーズ基地にあるバルコニーでサーニャに愛の告白をしていた。
 ヘタレのエイラがどうしてこんな思い切った告白をしているかというと、きっかけは今から数時間前のエイラの何気ない一言…





 「サーニャ。チョット散歩に行かないカ?」

 ウィッチーズの隊員たちは昼食を取り終え、それぞれの午後を過ごしていた。先日、ネウロイを撃退したばかりで、今度の襲来予想は最短でも1週間後。
今日は戦闘の疲れを癒すため、午後の訓練は中止となっている。
 そんな中、食堂でくつろいでいたエイラがその隣の席で同じくのんびりくつろいでいるサーニャを散歩に誘ったのだ。あわよくば夜間哨戒の時間まで
サーニャと二人っきりで過ごそうという魂胆だろう。
 そんなエイラの欲望など知りもしないサーニャは、快く承諾する。

 「うん、いいよ。どこに行くの?」
 「特には決めてないんダ。どこか行きたい所アルカ?」
 「エイラに任せるよ」
 「そっか。じゃあ適当に基地の周りでも歩コー」
 「うん」

 こうしてエイラとサーニャは散歩に出かけて行った。
 その様子を面白そうに見つめていたルッキーニはいいネタを見つけたとばかりにシャーリーに声をかける。ちなみに今食堂に居るのは
ルッキーニ、シャーリー、バルクホルン、ハルトマン、宮藤にリーネの6人だ。

 「ねぇねぇ、シャーリー。エイラってさー絶対サーニャのこと好きだよね!」
 「そうだな。私のカンだとサーニャもエイラのこと好きだから両想いだな!」
 「んにゃ?そうなんだー。サーニャってあんまり喋らないからよくわかんないんだよねー」
 「確かにあまり喋らないけどなんとなくな。いつも2人は一緒にいるし」
 「なーるほどー」

702ずっと伝えたかったキモチ… 1-2:2008/09/05(金) 00:35:31 ID:GTiZS3RB
 ルッキーニとシャーリーがエイラとサーニャの話で盛り上がっているとバルクホルンが話しかけてきた。

 「それは甘いぞ、リベリアン。よく一緒に居るからといって好きだとは限らない。2人はよくペアを組んで任務に当たるからな。
常に一緒に居るほうが何かと都合がよいのだろう」
 「これだからカールスラントの堅物はー」

 シャーリーは呆れた口調でバルクホルンに言葉を返す。

 「好きでもないのにいつも一緒に居るわけないだろー?好きな相手と少しでも一緒に居たいと思うのは当たり前のことだろ。
お前もその気持ちくらいわかるんじゃないか?」
 「確かにそれはあるな…」

 そう言ってバルクホルン少し頬を染めてうつむいてしまう。
 バルクホルンにはクリスという可愛い妹がいて、さらに、クリスなら目に入れても痛くないと思っているほどのシスコンである。
今も、恐らく妹のことを考えているのだろう…

 「トゥルーデは、まぁーた可愛い妹のクリスちゃんのことを考えてるのかなー♪妄想もほどほどにねっ!」

 そんなバルクホルンを見てハルトマンがからかう。そうするとバルクホルンは顔を真っ赤にして反抗する。

 「だ、誰がいかがわしい妄想など!私はクリスをそんな目で見たことなど…」
 「誰もいかがわしい妄想だなんて言ってないよー♪」
 「カールスラントの堅物でもそんな妄想するんだな」
 「にゃにゃー♪」
 「お前らー!だからそんな妄想などしていないと言ってるだろ!」

 バルクホルンの失言をハルトマンだけでなくシャーリーやルッキーニまで一緒になってからかう。
その様子を食堂の少し離れた位置に座って見ていたリーネが不安そうに隣に座っている宮藤に声を掛ける。

 「どうしよう、芳佳ちゃん。バルクホルン大尉が今にも爆発しそうだよ」
 「そ、そうだね。なんとかしないと…」

 そう言って宮藤は大騒ぎをしている4人に少し大き目の声で話題を変えようと声を掛ける。

 「エ、エイラさんとサーニャちゃんって付き合ったりしないんですかね?」
 「ど、どうだろうな。いずれはそうなるんじゃないか?」

 宮藤の振った話題に、助かったと思ったのかバルクホルンが反応する。

 「あっトゥルーデ、逃げたな」
 「そ、そんなわけないだろ!」
 「まぁ、今日はこの辺で簡便してやるか」

 そう言ってハルトマンは満足したように笑った。

 「あぁ、十分いいもの見れたしな」
 「そうだにゃ♪」

 
703ずっと伝えたかったキモチ… 1-3:2008/09/05(金) 00:39:03 ID:GTiZS3RB
 シャーリーとルッキーニも珍しいものを見れて大いに満足したのかあっさりと引いた。

 「私もエイラさんとサーニャちゃんはそのうち付き合うと思います」
 「甘いなーリーネは」
 「えっ?」
 
 リーネの予想を甘いというのはシャーリーだ。

 「サーニャが自分から告白すると思うか?むしろ告白されるのを一途に待ってるタイプだ」

 「た、確かにそうですけど…」
 「大丈夫ですよ。リーネちゃん、シャーリーさん。エイラさんは自分から告白するタイプだと思います」
 「そうだね。さすが芳佳ちゃん」

 「甘いなぁ。2人とも肝心なことを忘れてるぞぉー」
 「「え?」」

 ハルトマンの一言に宮藤とリーネは不思議そうに声を揃える。

 「エイラはヘタレだ」
 「「あ………」」

 宮藤とリーネはハルトマンの言葉でエイラが超ウルトラスーパーヘタレっ娘だと思い出して沈黙してしまった。

 「何とかしてやりたいんだがな…」

 面倒見のよい、根っからのお姉ちゃん気質の持ち主、バルクホルンも何とかしてやりたいと思っているが、いい考えが浮かばないのか
黙り込んでしまう。

 「そうですね。私たちにも何かできることがあればいいんですけど……」

 宮藤もそう言って黙り込んでしまう。ほかのメンバーも同じ気持ちのようだがやはりいい考えが浮かばないのであろう。
さっきまで騒がしかった食堂に沈黙が訪れる。

 「なんだ宮藤。先日ネウロイを倒したばかりだというのに浮かない顔して。便秘にでもなったか?わっはっはっ!」
 「あらあら、みんなで何をしているの?」

 みんなが集まってる食堂へ残りの隊員であるミーナ、坂本少佐そしてペリーヌがやってきた。


とりあえず以上です。
読んでくださった皆様、ありがとうございます。
 
704名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 00:45:53 ID:+/+SKiVy
エイラスレで一万文字のを書いたって言ってた人?違ったらスマソ
面白かったよ。続き期待して待ってるぜ!
705名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 01:01:35 ID:WnLHCXk6
>>703
おもしろかった。…特にトゥルーデあたりがw
これは期待!続き待ってます
706名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 01:09:22 ID:l8e89HcJ
>>615,>>699
ちょっ、「厨房」がNGワードになってたから完全にスルーしてました。
>>700がいなかったら危なかった……。ミーナ×芳佳なんて新しいじゃないか。GJ!!
ただ、お節介ですが、勘違いを招くようなコテハンはやめた方が……。

>>703
ついに連載来たあああGJ……って言うにはまだ早いか。続きいい子にして待ってる!!
707名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 01:12:47 ID:ct9NtDLP
ちょっとエイラーニャとシャッキーニが多すぎなんじゃw
もうちょい他のカプも見たいっていうのは贅沢?www
708名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 01:13:48 ID:GTiZS3RB
一万文字のやつです。

この話は前フリの部分なんですが、油断すると本題に至るまでの
ただの説明文みたいな感じになって…
面白いって言ってもらえて感謝!

調子にのって次回予告。

悩むメンバーにミーナの助言が?
そしてペリーヌの運命は!?
709名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 01:15:14 ID:3DxhgRNH
そう言う前にとりあえず自分で書けばいいじゃまいか
710クレイドル反魂協会:2008/09/05(金) 01:21:47 ID:lYbaSQfA
>>706
多分期待を裏切ることになると思う;;
711名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 01:24:44 ID:ZzB728Zt
スゴイSSの質と量だなぁ。ホントに質が高いのばかりなのがすごい。
そして、早いトコではそろそろ10話なんだが、このスレ的にはどう
なんだろ? 正妻ルートだったり、好きになったらしょうがないって
事がありそうだったりと楽しみなような怖いような。
712名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 01:27:03 ID:8RM0ZHDM
全裸大気中だ
713名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 01:29:00 ID:E1ciQ2/5
わっふるわっふる!!みんな凄すぎるw。
連載とか連続投下とかスキルが凄い人たちばっかだし。

TVはもう少しで終わっちゃうし、いらん子の最新刊も来年になっちゃうけど、
このスレは廃れないで行って欲しいな・・・。

あと、他スレで投下した小ネタを弄ってこっちも流して見る。
放送待ちしてる最速組の暇つぶしなるかどうか分かんないけど・・・。
714名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 01:30:07 ID:E1ciQ2/5
「・・・ねぇ、芳佳ちゃん」
「なぁに? リーネちゃん」
「あのね・・・寒いから芳佳ちゃんのお布団に行ってもいいかな?」
「えっ?・・・う、うん」
「ありがとう・・・・・芳佳ちゃん、あったかいね・・・」
「り、リーネちゃん・・・その・・・あの・・・く、くっつき過ぎじゃないかな?」
「だって、寒いんだもん・・・それとも、芳佳ちゃん、私の事、嫌い? 私にくっつかれるのヤダ?」
「そうじゃないけど・・・む、胸が当たってるし・・・」
「私は芳佳ちゃんの事、好きだよ。 芳佳ちゃんになら、どんなにベタベタされても平気。 それに、胸だって・・・触られても平気だもん・・・」
「っ?! リーネちゃん!!」
「きゃっ?!」

『・・・・・・』

「・・・芳佳ちゃんのえっち」
「・・・ご、ごめんね。リーネちゃんが可愛かったからつい・・・」
「だからって・・・」
「だってリーネちゃんの胸、柔らかくて気持ちいいし・・・してる時のリーネちゃんの顔も可愛いし・・・」
「もぅ・・・じゃあ、責任取ってくれる?」
「えっ?」
「責任取って、私の事、お嫁さんにしてくれる?」
「リーネちゃん・・・うん! 勿論だよ!! 私、リーネちゃんの事、一生面倒見る!! ずっと可愛がってあげるからね」
「ホントに?! 芳佳ちゃんがそう言ってくれて私、嬉しいな。 芳佳ちゃん、大好き♪」
「私もだよ。 私もリーネちゃんの事、大好きだからね♪」
715名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 01:32:14 ID:E1ciQ2/5
おしまい。
投下したトコでも書いたけど、最近、好きな百合CPがイチャついてるイメージが
常に脳内で再生されるんだ・・・。

末期の百合ヲタですいません・・・。
716名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 01:40:23 ID:hWxbcssx
>>715
GJ!!やっぱりリネ芳は良いね!
妄想をかき立てられるよw
あと、好きなCPがイチャついているのが
脳内再生されるのは、ごくごく普通だから、気にしなくて良いよ
自分もしょっちゅうリネ芳やシャッキーニがセ(ry
717名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 01:44:03 ID:VUpxl2zd
【芳佳の日記】
今日は基地のみんなに扶桑の料理をごちそうすることにした。
カールスラントはジャガイモの料理が充実していてとても美味しいのだけど、流石に毎日は飽きてしまう。
栄養にもかたよりが出てしまうので、野菜をたくさん使った料理をと思ったのだ。
幸い、坂本さんが都合していた醤油もあったので肉じゃがときんぴらごぼうに決めた。これで倉庫のジャガイモ
も処理できるし、なにより野菜も使える。
できあがった料理は概ね好評だった。
スオムスやカールスラントではごぼうが珍しいらしく、バルクホルンさんに「これはなんだ?」と訊ねられた。
ちょっと先生になったような気分だ。
納豆が嫌いでいつも文句を言うペリーヌさんも、今回ばかりは何も言わずに食べていた。得意になってしまう。
久しぶりの扶桑の料理に、坂本さんも嬉しそうだった。
あれからみんなが優しい。バルクホルンさんはなぜか飴玉をくれるようになった。
特技があるのはいいことだと思った。

【リーネの日記】
今日はヨシカちゃんがフソウの料理を作ってくれた。
「ニクジャガ」と「キンピラゴボウ」と言う料理らしく、どれも珍しい味でとても美味しかった。
しかし。
「キンピラゴボウ」というのは食べなれないものだった。バルクホルンさんも気になったようで、素材について
ヨシカちゃんに聞いていた。彼女の説明は以下の通りだ。

「ごぼう」というのはですね。植物の根っこです。

根っこ……。
それを聞いた基地のみんなが黙ってしまったのは言うまでもない。
私も実家に仕送りをしている立場で、バルクホルンさんも妹さんの治療費を負担している。貴族のペリーヌさん
ほど裕福ではないが、それでも木の根を食べるほど困窮したことは、なかった。
バルクホルンさんは目頭を熱くしていた。
いつも文句を言うペリーヌさんも、これはこたえたらしい。気丈に明るく振舞うヨシカちゃんがいっそう健気に見えた。
「きっとたくさんの苦労があったのね」というのは、食事のあとのミーナ中佐の言だ。
ヨシカちゃんには美味しいものをいっぱい食べさせてあげよう。
そう強く思った。
料理は本当に美味しかった。
718名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 01:44:35 ID:VUpxl2zd
すまん。百合じゃないけど。
719名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 01:57:34 ID:P2pKy4/d
あああああ放送待ちきれない!
のでここに来てしまう

>>715
芳リネ最高ゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!
小ネタもイチャイチャがぎゅっと濃縮されてて良い物ですなあ
今日の展開次第ではこういうのも見られなくなるんだろうか、不安…

>>717
裁判にならなくてよかったwww
やはり文化の壁は厚いが乗り越えろー!!
720名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 01:59:45 ID:MpZzpMFn
放送みた
エーゲル好きな全私のにやにやがとまりません。
ペリーヌが幸せそうでこっちまで幸せだ…
721名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 02:00:09 ID:8RM0ZHDM
何処にナニを入れてたというんダ!!!!!!!
何処にナニを入れてたというんダ!!!!!!!
何処にナニを入れてたというんダ!!!!!!!
722名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 02:00:21 ID:01dr+jKI
今日は、百合レーザーぶっ壊れるかと思ったぜww


あの最後のロボットは一体?
結局ネウロイってなんなんだwww
723名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 02:12:56 ID:qzH8Lo9x
芳リネが神すぎた
724名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 02:15:06 ID:01dr+jKI

>>723

あのシーンは叫びそうになったw

「私じゃだめなの?」と「早く帰ってきてね」って言って抱き締めたシーンんなんて…クハァ〃〃
725名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 02:19:21 ID:qzH8Lo9x
>>724
ですよね。正妻の名はダテじゃねーぜ!
726名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 02:23:31 ID:MpZzpMFn
ていうかもっさんが天然タラシすぎる件
727>>25 ◆juxGFpUaK. :2008/09/05(金) 02:24:20 ID:wlr7YyPx
>>25です新作を投下します

秘め声ぱにっく!  チャプター1

ある夜・・・カールスラント組と坂本少佐がミーナ隊長の部屋に集まっていた
「トゥルーデ、ハルトマン中尉よく来てくれました。」
「で、なんだ?その極秘任務とは?」
「なんかただならない感じがしたけど」
「私から説明しよう。」
「少佐・・・」
「先日予算がカットされたのは覚えているな?というわけで我々は独自に予算を調達することにした!」
「どうやってー?」
「ええ、題して秘め声レコード大作戦」

は?   
2人は状況を理解できなかった


果たして秘め声大作戦の詳細はいかに!



とりあえず続きは反響が良けりゃ後であげるねー
728名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 02:25:26 ID:8RM0ZHDM
待つ女リーネ!!!!!

淫獣撃墜命令の時リーネにさり気なく自室待機命令を下したミーナ隊長
さすがわかってらっしゃるww

扶桑の魔女ってやつはどいつもこいつも.....
もう坂本少佐の女って事ですね!!!!!

729名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 02:25:51 ID:hWxbcssx
そんなニヤニヤ展開が…!?
こっちは来週水曜放送…
誰か!誰かタイムマシンを造ってくれ!






キェェェェェェェイ―――――!!!!
730名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 03:53:22 ID:NUnzjhqQ
脚本的にはアレだったけど、百合的にはニヤニヤすぎるな
731名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 03:58:59 ID:goK6N7XK
シャッキーニ分とエーゲル分が豊富だったな
エイラーニャは、まあ髪洗ってあげてるだけで十分か
732名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 04:04:29 ID:RKrPakyW
ペリ犬いらねぇ…。うぜぇ…。
733名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 04:05:08 ID:/fBlATan
洗髪よりエイラとの乳比べでがっかりサーニャに萌えるべきだナ
734名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 04:06:57 ID:uSd/ItSg
>>732
雷落ちてくるぞ
735名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 04:07:51 ID:TbjFEtjO
736名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 04:29:15 ID:nVsAZAOL
何で坂本さんはあんなにフラグを立てまくって放置してくんだw
737名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 04:33:49 ID:8W6V+y2q
10話は百合的に盛りだくさんだったなw
738名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 04:40:19 ID:N+KD92hq
>>736
己の百合性が宜なり少女たちを虜にしてることに気づいてないせいだ
無自覚って恐ろしい
もし自覚してたら少佐は相当な鬼畜
739名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 04:43:44 ID:qzH8Lo9x
>>737
芳リネ
ペリ少佐
エイラーニャ
シャッキーニ
か。
あと芳佳少佐もだな
740名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 05:15:16 ID:P2pKy4/d
>>724
見てきた、そのシーン最高でした、ごちそうさまでしたw
ちゃーんと芳佳が「うん、うん」って応えてくれるからもうねもうね!
予告見た感じ、来週は離れ離れになるっぽい?不安だわー
741クレイドル反魂協会:2008/09/05(金) 06:22:51 ID:PyOWBU0V
皆出撃した中エイラーニャはなにをやってたのかな。

取り敢えずもっさんの魔眼が消えたと落ち込んだのだが、いつの間にか眼帯してたから元に戻ったのかねぇ。

懲罰房でミーナにおしおきされる芳佳が頭から離れない。
742名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 06:30:09 ID:8RM0ZHDM
間接的だが少佐×ミーナも忘れちゃいけない
743クレイドル反魂協会:2008/09/05(金) 06:31:13 ID:vVqm7tNb
あの看護婦に甲斐甲斐しく下の世話をされる美緒も浮かんでしまって困ってしまった。
744名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 06:32:12 ID:TjThhsDR
ペリは少佐と隊長の尺を削ってるんだべ
ペリがずっと引っ付いてるから少佐と隊長の会話できないふしもあるし
ペリはペリで可愛いけどなんか幸せになる位置にいない気がする
745名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 07:03:10 ID:w24nxrmX
最速放送の話題に盛り上がる中、
空気を読まない末期が>>624の続きを投下。

エイラーニャ寸止め、もとい、エイラーニャ寸止めない



―――――――――

サーニャはまだ、戸惑いの色をのこすエイラの、その苦しそうな乳房を、
最後のこわばった感情までゆっくりと解すように揉みながら、今度は深く、エイラのくちびるを奪った。

サーニャの小さな手のひらから、じわじわと与えられる快感に、
エイラは身体をふるわせながらも素直にくちを開いて、サーニャの舌を、おそるおそる招きいれる。

口内の、つるつるした滑らかな感触を味わい、歯列のかたい綺麗なカーブをなぞって、
エイラの高ぶる心まで愛撫するように、あやしくうごめくサーニャの舌は、驚くほど熱かった。
エイラはもう、夢中になって、ざらついた、熱い舌のまじわりをもとめはじめる。
しびれるような快感に、身体を小刻みに、ふるわせながら。

そうして彼女のおさえきれない喘ぎが、
ふたりの舌の、ふれあうときの水音とともに、サーニャのくちの中へと漏れるのだ。
だからサーニャは、欲望の輪郭を撫でさするようなその、かたちのないもの、
それすらも全部のみほしてしまうつもりで、エイラのあまい唾液を、もっともっとほしいとおもった。

「ん…はぁっ、エイラ」

可憐なサーニャのくちからこぼれだす濡れた声に、エイラの胸はざわざわした。
その激しいくちづけに、
焦らすように、たくみに、核心にふれないまま間断なく与えられる、乳房への愛撫に、
苦しくて、息をつく。

「…ぁ、ぅ…っふぅ」

そんな自分のあげる声に、エイラはまた、たまらない恥ずかしさがこみあげてくるのを感じたが、
今度はそれをごまかす方法として、いっそう自分からサーニャのやわらかなくちびるを求めた。
おたがいに、おたがいを、狂おしいほど求めたその口づけは、
つめたく静やかな月明かりの夜の中に、息苦しいまでの熱をはなちはじめる。
その熱におかされて、気が遠くなるほど、満たされるエイラだった。

だが、うっとりと、つむった瞳の、彼女のかおを盗みみて、サーニャは絡めていた舌をひっこめると、
いたずらにエイラからくちびるをはなしてしまう。
746名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 07:04:52 ID:w24nxrmX
突然のおあずけを食らい、どうしようもない焦燥が、
すぐさま恥ずかしさにとってかわられるどこまでも臆病なエイラは、
自分にむかってまっすぐにふりそそぐ、熱いサーニャの眼差しから、
逃れるような不可能事をまた、ちょっとだけ考えていた。

「エイラ、わたしのこと、ちゃんとみて」

エイラのそんな企てを、サーニャはとっくにお見通しだ。
サーニャは、くちびるからこぼれた唾液で濡れた、エイラの頬と、
ぷっくりとはれあがった彼女の薄いくちびるを、撫でるように指先でぬぐってから、
少しだけちからをこめて、彼女の視線をまっすぐ自分にすえた。

このときしばらくぶりに、恥ずかしそうに、エイラがやっと、サーニャの瞳をみつめるのだ。
そのかおは、細い髪のあいだからのぞく耳までが、かわいそうなくらい真っ赤だった。

「…サーニャ、あ、あのナッ…わたし」
「がまんできない?」

沈黙にたえきれず、何か言おうとしたエイラのことばをさえぎるように、首筋に吸い付くようなキスをする。
同時に、手のひらでずっと焦らしつづけ、いたいくらいに立ち上がったエイラの乳房の先へと、
サーニャの指が触わったのだ。

「んっ…!」

しっとりと湿った肌どうし、重なったからだのしたで、エイラが大きく身をよじった。
そうしてすぐさま逃げようとする、彼女のふるえつづけるからだを、
サーニャはもう片方の腕で強く抱きしめてはなすまいとする。
魅力的で、ちょっぴりいじわるな笑みをうかべながら、
エイラにはきっとこたえることの無理な問いをもって、その情熱のあふれだすときを誘う。

「ここが、すき?」

敏感になった乳首をやさしく刺激しながら、首筋へおとしたキスを、耳もとまで移動させ、
ひくく芯を刺激するように、あまったるい声をその中へしのばせると、エイラの背が反るのがわかった。
その様子に、おもわずサーニャも吐息をもらしてしまうのだ。

「サ、…ニャっ、、、んぁっ!…ダ、ダメ、、」

サーニャの吐いた熱い息が神経を蝕んだのか、一際あまい声をあげて、エイラは肩をすくめる。

わきあがる快感に切羽詰った、その甘美な声をやっと、とらえた成功のよろこびに、
サーニャはこっそり、いじわるな笑いを笑う。
こんな表情は、こんなときに、この人のまえでしか、したことがない。
だけど恥ずかしがりやのエイラは、いつも必死に目をつむってしまうために、
そんなあやしいサーニャの表情を、まだ知らずにいるのだ。
747名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 07:06:06 ID:w24nxrmX
「…かわいい、エイラ…」

今度は耳もとでわざと吐息をもらしながら、エイラの赤く火照った耳たぶを食んだ。

「やっ…、サ、、ニャ…」
「イヤ、なの?」
「…んぅ…、、ち、ちがッ…ゥ」
「すき、なんでしょう?」

吐息と一緒に、
いつまでも羞恥と戦い続けるエイラには、とてもとてもこたえられない疑問符をなげかけをながら、
しっとりと汗ばむ手のひらの中で、はりつめた乳房の、立ち上がった先を指にはさみ、持ち上げるように胸を揉む。
やわらかな肉に指がうまる、その感触を楽しみながら、先をはさむちからを強めた。

「はぁ…」

エイラのくちから漏れた声を、たったひとつも聞きのがさない。
そうして、すっかりちからの抜けた脚のあいだに、自分の足をすべりこませ、
今までよりずっと身体を密着させてから、たちあがったそれをくちに含んだのだ。

「ぅ…っぁア、」

エイラはまたかたく目をつむったままで開こうとしない。
だが、じぶんがあたえる刺激にたいして、必死にこらえている愛おしい人のそのさまは、
サーニャの胸のいちばん奥にかくされた、よくばりな情熱を、すこしづつ確実に、なぐさめている。
ときおり漏れる、切ない悲鳴をひとつ残らずおなじ場所にきざみながら、
だけどどうしようもなくあふれだしてしまう分の熱情だけを、すぐにエイラに、かえしてあげる。
その方法は、やさしく、くるおしく、たくさんのキスを、もとめる場所に落とすことだ。
つまり、ふるえつづけるエイラの白い身体には、そのようにして隙間なく、熱っぽい愛撫があたえられる。

サーニャは乳房をつつんでいた手をはなし、満足げに、決して痣を残したりしないキスのあとを撫でる。
もしも誰かにみつかってしまったら、こんな気持ちを、こんな行為を、とがめられるかもしれない。
だけど、それでも、本当はだれかれかまわず触れまわりたいほどの愛のよろこびが、
かくしきれずいちばん最初に首筋につけてしまった痣については、今はまだ、エイラには秘密だ。

エイラはそんな想いにふける、サーニャの仕草に焦らされて、たまらなくなり、目をひらく。

「…サーニャ」
「ふふ、エイラ、エッチな顔してる」

エイラの心臓はサーニャの言葉に、真っ赤な皮膚の内側でとびはねた!

だが、もう、それにつながる平常の神経はさっき、焼ききれてしまったので、
触れたいとおもうがまま手をのばし、じぶんを見つめるサーニャのかわいい顔へと、
簡単にさわってのけるのだ。
そのように吐息がまじわる近さまで誘うと、彼女のにおやかな髪の中へ情熱的なキスをして、
みかえりに、その、みえないもの、サーニャの髪のにおいを鼻から、吸い込むように盗みとった。
彼女はまるで、白いもののいっぱいいつまった箱からでてきた、香水のビンだった。
748名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 07:10:11 ID:w24nxrmX
続く。
つまり、投稿は寸止めです。

それにしても10話のリーネが積極的でごちそうさました!
749名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 07:27:39 ID:WnLHCXk6
>>748
出かける前に来てみたら…GJ!
こういう文体優しくていいな。続き待ってます
750名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 07:35:18 ID:01/d58EO
なんかアーマードコアに出てくるMTみたいなロボのおかげで不評な10話だけど…

芳佳×リーネが公式になった
ペリ犬と少佐がアツかった
エイラのおっぱいを見るサーニャ
サーニャの「芳佳ちゃん」
エーリカ×ゲルトが見れた
シャーリーのおっぱいが一番ルッキーニ
ゲルトのおっぱいチェックシーン
ウォーロックがロボでほぼ確定(男ではない)

こんだけあれば大満足ですよ
DVDは先ほどamazonで予約してきました
751名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 08:18:40 ID:MpZzpMFn
>>748
好きな文の書き方だ。続き正座して待ってる。
最近でかける前に必ずここで百合補給してるwww

>>750
あと「エーリカ」って呼ぶゲルトな!カールスラント組だけになると呼んじゃうのか?

しかし10話は正直芳佳が最悪だった。
芳リネはGJと言わざるを得ないけれど、
少佐をあそこまでにさしておいてちっとも懲りてない辺りがみててミーナがかわいそうだ
752名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 10:29:11 ID:NzBGSMa1
話し進行のためとはいえ今回の芳佳はちょとうざかったな。
 
しかし旧知メンバーのときはエーリカと読んだりで、エーゲル好きな私にとっては嬉しい回だった
753名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 10:32:10 ID:ct9NtDLP
エーリカはあきらかにゲルトに惚れてんだろ・・・
754滝川浜田 『MOON RISE』:2008/09/05(金) 10:43:06 ID:hWxbcssx
10話はまだ見れない自分が朝からSSを投下します。
一応少佐×ペリーヌで。短いです。




“明日こそは、坂本少佐に私を見て貰えますように”

少女は柄にも無く、月に向かってお願いをする。

何も、そこまで深い関係になりたいという訳では無い。
少しでも、自分を気にかけてくれれば、それだけでいい。

だから少女は、月に祈り続ける。

憧れの坂本少佐が自分―ペリーヌ・クロステルマン―を見てくれる日まで。


―――MOON RISE―――


「はっ!はっ!」
「宮藤!もっと腰に力を入れろ!」
「はいっ!」

私の朝は朝練中の坂本少佐をストーキ…いえ、見守る事から始まる。
坂本少佐はいつでも、凛々しく麗しい方。
…なのにっ…それなのにっ!あんの豆狸…!
坂本少佐に近付き過ぎですわぁぁっ!

……失礼、とにかく、私は坂本少佐のお姿を拝見出来るだけで幸せなのです。

「ん?おお、ペリーヌ、どうだ、こっちに来て一緒にやらないか?」

ああ…っ!坂本少佐から直々のお誘いっ!
行きますっ!私ペリーヌ・クロステルマン、今すぐ貴女のお側へ参りますっ!!

「おお、よく来たな、ペリーヌ、まあ見て行け」
「はい♪」

ちゃっかり坂本少佐の隣をゲットですわ♪

755滝川浜田 『MOON RISE』:2008/09/05(金) 10:45:38 ID:hWxbcssx
豆狸…いや、宮藤さんはまだ朝練中。
という事は実質的に今私は、坂本少佐と二人きりですのねっ!?

「ペリーヌ、お前には感謝しているぞ。いつも私の援護をしてくれているだろう?あれには助かっている。お前がいなければ、危なかった局面もあった」
「そんな…私なんて…///」
「ハッハッハッ、そんなに謙遜するな。私は本当に感謝しているんだぞ」
「いや、私は当然の事をしたまでで…」

すると、坂本少佐は私の頭を撫でながら…

「これからも頼むぞ、ペリーヌ」
「はっ、はい!!!!!」

ああ、私幸せですわぁ〜〜〜〜〜♪
もう、死んでも良いですわあ……!!!!!!


《夜

少女は今日、自分の身に起きた出来事を思い出しながらニヤニヤしていた。
憧れの坂本少佐が自分を褒めてくれた事。
そして頭を撫でてくれた事。

しかし、少女はこれに慢心する事無く、次なるステップを目指す。

そして少女は今日も、月へお願いをする。

憧れの坂本少佐が、自分だけを見てくれる日が来るまで。



END



以上です。何故かペリーヌでネタを考えてもこんなのしか出ない…。何故…?

では爺はひとまずここいらで…
756名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 10:58:03 ID:8Gq1QXHo
朝から爺GJ!!!本編で少佐×ペリ見れたとこだから嬉しいよ!!!

芳佳×リーネが公式になったとゆうよりはリーネ→芳佳が公式になったとゆう感じか。芳佳は今回
ネウロイで頭いっぱいだった気がする。
でもフミカネブログで正妻ルートとか言ってたから芳佳×リーネになるのかな?
少佐とペリが良かったよ。
757名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 11:27:35 ID:UGZOOT44
>>756
うち10話放送まだなんだけど芳佳×リーネ成立したの!?てっきり友情程度で終わっちゃうんだろと諦めてたんでめちゃ嬉しい

お赤飯炊かなくっちゃ
758名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 11:34:10 ID:8Gq1QXHo
>>757
いや、成立はさすがにしてないけど。
759名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 11:49:08 ID:w24nxrmX
ガチにはなり得ようがないだろうなあ

やっぱり上にちゃんと男がいる世界なので、
良くも悪くも常識の範囲内へ収まるのだろう

フィルターを持つ人間にはそうとしか思えない吐血絶倒シーンを用意しつつ、
健常者には幼児性の強い共依存的な友情として理解される

まあやりすぎないという意味で妙に生々しくならないのが作り話の優れた点
760名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 11:53:02 ID:NzBGSMa1
アニメでいらん子レベルの朝チュンとか撃墜とかしたらそれはそれで凄いけどな
761名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 11:54:30 ID:DbyN0xTQ
まあガチはいらん子中隊で堪能すべし、だな
762名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 11:54:50 ID:08KoPg8W
あれだけ狸とペリが騒いでも反応0だった少佐が『美緒』ってミーナが呼んだ途端眼を覚ましただけで満足な少佐×隊長派の自分はお赤飯炊けるのなんてこの先あるのだろうか。
763名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 11:57:37 ID:08KoPg8W
きっと産栗か冬コミには501全員が宮藤を性的ないみで撃墜って内容の本出るね
764名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 12:18:09 ID:NzBGSMa1
サ「・・・・頭洗うの苦手」
エ「しょうがないなぁ、キョウダケダカンナ〜」
765名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 12:21:16 ID:MpZzpMFn
>>763 とみせかけて逆に全員食べちゃうおっぱい星人しか浮かばないこの頭をどうしたらいい

ペリーヌがすごい幸せそうだったのはいいんだけど
それでも隊長少佐ペアを正座して待ってるwe0UV5E+がほのぼのほんのり甘めのssやらかしました。



その日の朝はよく冷えた。

   ○crazy hands.

まだ霧のかかる時間に走り込みを終わらせ今は一心不乱に剣を振る。
身体も軽いし朝の空気を吸い込んで心の中から洗われる感覚。
昨日に続いて天気もよさそうだしと素振りを終え今日一日に気合いをいれて基地への帰路へつくと、
目の前によく見慣れた上官の姿がうかがえた。
どうしてこんな処になどという疑問よりもはやく何故だか穏やかになる心が一番疑問だ
姿をみかけた途端ひどく安堵に似た感情を抱く己に陶中苦笑いしていたつもりで
どうやら顔にもでていたようだ。なにをにやついているのと言われて気がついた。

「いや、何でもない。それよりどうして此処へ?」
「あなたに会いにきたのよ」

静かに微笑みながら、そんなことをさらりと言う彼女につい目をぱちくりさせながら基地で会えるだろうにと言うと今、すぐに、会いたくなったのよと真っ直ぐに返ってくる。
心の中があたたかくなる感触がしてああ嬉しいのかと判ると自分も女だなと思う。

「そういうときってあるものよ、女の子って。これから帰るんでしょう?」

肯定を示すとじゃあ帰りましょうと手を握られる。
すこしどきりと鳴った心臓の意味をこの時の私はまだ知らない。
ただ彼女の手の温度にびっくりしたのだと思った。
766名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 12:22:42 ID:MpZzpMFn

「…手、つめたいな」
「そう?まぁ、今朝は冷え込むものね」
「うん、冷たくて気もちが良い」

心が冷たいからかしらとけらけら笑って言う彼女にそんなことないさと返すとふと閉じられた瞳を縁取る睫毛が長いことに気づく。

「軍人はつめたい心であるべきだと思うわ」

どうして泣きそうな顔をしてそんなことを言う人間がつめたいだなんて、言えるんだろうと
その細く綺麗な手をみながら思う。

「そうあることができれば容易いな、生きることは」

この手が銃を握り敵を薙ぎ払い隊を支えるようにはとてもみえなかった。
彼女はいろいろなものを抱え込みすぎている。
私はすこしでも、彼女の荷を軽くすることができているだろうか?
ほんのすこしでも、支えになれていればいいのだけれど。


「…なぁ。知ってるか。」
「なにを?」

問いながらのぞきこむ彼女の視線をしっかり捉えてその手を自分の頬まで持ち上げる。
ああほら、つめたい。運動して火照った身体にちょうどいい。

「手が冷たいひとっていうのはな、心があたたかいんだ」

今度はミーナが眼をぱちくりとさせる番だ。
そんな様子に微笑んで、跪き手の甲へ、
火照った身体の私から熱いくちづけを。
悪戯っぽくにやりと笑うと彼女は笑う。そんな彼女をみて私も笑う。

私たちに許された、これが幸せだというのなら神様は残酷だ。
するりと流れて刺さる感傷に身震いをひとつ、した。


  ◇
767名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 12:28:07 ID:MpZzpMFn
  ◇

「…ねぇ、じゃあ、こんな言葉を知ってる?」
「なんだ?」
「手の上なら尊敬のキス。額の上なら友情、頬の上なら厚情のキス。唇の上なら」

すす、と順番になぞる指先がいやらしい。

「愛情のキス。」

僅か数センチ、赤の瞳にうつる私はなんとも形容し難い表情をつくっている。

「閉じた目の上なら憧憬のキス。掌なら懇願のキス。腕と首なら欲望のキス。」

首でとまるひやりとした手の感触に背筋がぞくりとする。
吸い込まれそうな瞳が澄んでいるのかが私にはわからない。


 さてそのほかは、みな狂気の沙汰。


ふたりして色々な場所にキスを降らせながら昇ってきた朝日を浴びる。
清々しい朝に似つかわしくないこんな光景は誰にもみせられないな
おもっていながらやめない私たちはさて、なにに狂っているのだろう。

Fin!


ミーナの悩みの種がもっさんだったりする罠。
お眼を通していただけましたらありがとうございました。
報われないミーナもペリーヌもみたくない…
エーゲルは確定すぎて(嬉しさで)涙目…
768名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 12:50:06 ID:8Gq1QXHo
>>765
GJ!!GJすぎ!!!この夫婦やっぱいいよな!!!!!
朝っぱらからアダルティーな甘々かよぉ!!!ニヤニヤしてしまうじゃないかー!!!!
769名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 13:11:35 ID:AU27bFUr
10話みた。まさかのエーゲルで俺歓喜
770名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 13:20:00 ID:nwb4RErn
エーゲルよかったなー

カールスラント3人組で一緒にいるシーンが好きな俺
今回ゲルトがミーナを「甘いぞ」ってたしなめたりとかが個人的にちょっと驚いた。
力関係はミーナ>ゲルトだと思っていたから、ゲルト>ミーナだったとは

そしてエーリカ>ゲルトだな(笑)
771名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 13:37:24 ID:BmZ4Y4/p
今まで興味なかったけど今回でシャッキーニに目覚めたよ
772名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 13:44:40 ID:HQ5D3Pys
今回は百合的にはすごく良かったんだが
お風呂でもゲルトが髪をほどいてるのが見れないとはorz
773名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 16:20:57 ID:C+P/ZZur
ゲルト「「甘いぞ(私がカールスラント式のおしおきをしてやりたかったのに、いけない子だ芳佳!)」
774名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 16:21:47 ID:eUtUPNHo
みんな何気に気にして無いが今回トゥルーデは「エーリカ」って名前で呼んでるんだぜ?
これはかしこまった時はハルトマンでプライベートでは名前で呼ぶと解釈するか
ずっとハルトマンと呼んでたが「何か」があって名前で呼ぶようになったのだと解釈するかによって
イロイロと妄想の広がり具合が違うと思うんだが
775名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 16:22:21 ID:g9rNzba2
まあ前者だな
776名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 16:22:43 ID:AnCK5l8y
けどゲルト→宮藤がないと痛感した
777クレイドル反魂協会:2008/09/05(金) 16:53:25 ID:QnfbAkYV
>>776
本物の妹が出てきてしまったからねえ・・
778名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 17:07:13 ID:rdgHgFQ3
非番のときはデレデレしてるんだよ
うまく切り替えられるのがカールスラント軍人たるトゥルーデの良いところ
779クレイドル反魂協会:2008/09/05(金) 17:08:18 ID:QnfbAkYV
頑張って全員登場+見せ場ありの作品を作りました。主人公はもっさんです。
>>606の通り、引き続きお姉ちゃん設定です。
780クレイドル反魂協会:2008/09/05(金) 17:11:30 ID:QnfbAkYV
>>601のその後 
   [blueberry panic!−ブルーベリー・パニック!]

    _人人人人人人人人人人人人人人人人_
    >ぅ起ぉぉぉきぃぃぃろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!<
     ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


朝っぱらから坂本美緒の怒声が木霊する。

「むー、なんなんだよぉー、まだ寝てたいよぉー。」
「まぁそう言うなルッキーニ、取り敢えずはブリーフィングルームへ行こうじゃないか。」
まず起きたのはシャーリーとルッキーニ。二人でシャーリーの部屋からブリーフィングルームへと向かう。
眠いのか、二人とも目が開いていない。遅くまで二人して起きていたのだ、自業自得とも言えなくはない。


 哀れなのはサーニャである。夜間哨戒が終わり、エイラの部屋で一息ついたと思ったらこの騒ぎだ。
「ん・・眠い・・・・。」
一度は起きたものの、そう言うなりまた眠りに落ちてしまったサ−ニャを、エイラは優しく起こし、
身体をいたわりながらブリーフィングルームへと連れていく。
「マッタク、一身体何なんダヨー。」


 この騒ぎの中、服やら何やらをいろいろ脱ぎ散らかした部屋でエーリカは熟睡している。
「まさかとは思ったが、やはり寝ていたか。起きろ、ハルトマン!」
心配になって起こしに来たのはトゥルーデ。
「‥‥あ、おはよう、お姉ちゃん。」
「私をお姉ちゃんと呼ぶなぁぁぁぁぁぁ!!」
美緒に勝るとも劣らない声量で叫ぶバルクホルンがそこにあった。


 「わたくしは既に起きております、坂本少佐!!」
――あの豆狸に負けて堪るもんですか!!!
と、既に起床してトレーニングをしていたペリーヌは、疾風怒濤の勢いで声の主の元へと駆け出した。
781クレイドル反魂協会:2008/09/05(金) 17:12:38 ID:QnfbAkYV
「芳佳ちゃん、起きて!!」
トゥルーデと同じく、目の醒めない芳佳を起こしに来たリネット。
「むにゃ‥‥もぎたておっぱい‥‥」
――ちょっ、芳佳ちゃん、何て夢見て‥ってそんな場合じゃないよ!
「んあ‥今日のリーネちゃん髪下ろしてるんだね‥そっちの方が可愛いよ‥」
――もうっ!!






 数分後、ブリーフィングルームにはウィッチ達が集合していた。
「諸君、よく集まってくれた!!今日は諸君らにやってもらいたいものがある!」
坂本は何やら怪しげな円盤と4色の円が1列ずつプリントされたマットを取り出す。
「『ツイスター』だ!」
実に堂々たる態度の美緒。


「芳佳ちゃん、ツイスターってなぁに?」
「ツイスターっていうのは、指示盤の針が指した手足ををシートの色まるに置いてくゲームだよ。」
芳佳はツイスターを知らないらしいリーネにざっくばらんな解説をする。

 なんでそんな遊びをしなきゃならないんだ!とでも言いたそうな顔をしている面々をよそに
「人数が人数なので、本日は二班に分かれてやってもらう!!」
美緒はマイペースで話を続ける。


「やってられるか!!そんなこと!!!」
激昂するバルクホルン。だが、美緒の
「やってくれるよな?お姉ちゃん?」
という言葉に挑発されてしまう。

「だから私をお姉ちゃんと呼ぶなぁぁぁぁぁぁ!!!」
「よかろう‥‥なら、参加するというならその件については考えよう。」
「わかった、参加しよう!」
赤子の手を捻るかの如く、あっさりとトゥルーデの参加にこぎつける。

このやりとりを聞いていたリーネは
「私は、バルクホルンさんをお姉ちゃんって呼べなくなるのはいやだなぁ‥」
と呟く。それをしっかりと聞き逃さなかった芳佳は、
――むっ、じゃあ呼ばせない!
「ハイ坂本さん!私達もやります!!」
強引にリーネまで参加させる。



 ――ハッ、わたくしは何をしているのかしら?!本来ならば坂本少佐の二番機として、真っ先に名乗りを挙げるべきでしたのに!!
 ‥‥‥あの豆狸イイイイイイイイイイイイイ!!!!
「少佐!わたくしもやりますわ!!」
芳佳に遅れてペリーヌ。

「わっはっは、流石は私の二番機だ!」
美緒から褒められたペリーヌは恥ずかしそうに俯く。
「――だが、有無は言わさん!!貴様らも強制参加だああああああああ!!!」
なんという傍若無人。
782名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 17:12:53 ID:8Gq1QXHo
ゲルトのあの厳しい態度は個人的には好感持てたよ。
締めるとこは締める、規律を守れ、はゲルトの厳しい優しさだと思う。
宮藤の事はちゃんと想ってると想う。

>>779
おーーーい!!!!超楽しみにしてるぞ!!!!
783クレイドル反魂協会:2008/09/05(金) 17:13:28 ID:QnfbAkYV
「少佐、サーニャは哨戒明けで疲れてるんダ、休ませてやってくれないカ?」
エイラはサーニャの身を案じ、美緒に提案する。そのサーニャは立ったままエイラに寄り掛かって眠りこくっている。
「坂本少佐、あたしとルッキーニも戻りたいんだけど‥」
シャーリーも寝ぼけ眼で美緒に物申す。
しかし美緒はそれを承諾しない。
「駄目だ!それは許さん!!それにこれは柔軟な筋肉を付ける訓練にもなるのだ!!」

「えー、やーだーよー!めんどくさい〜。」
それでもやりたがらないルッキーニ達。

そんな彼女たちに美緒は



「暇!」―眼帯に手を掛け、
「なん!!」―魔眼を顕にし、
「だああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」―叫ぶ!


どこか螺子が外れたらしい、一体何があったのか。
皆の心配を余所に美緒は
「では第一グループ!ペリーヌ、バルクホルン、ハルトマン、サーニャ、エイラ、前へ!」
「ああ、ひとつ言い忘れていたが失敗した者には罰ゲームを受けてもらう!」


その言葉で張りつめた空気となり、ウィッチーズに動揺が走る。
「で、その罰ゲームとは一体なんだ?少佐。」
「いい質問だぞ、お姉ちゃん!罰ゲームはこれだ!」
そう言って美緒が取り出したのは――ブルーベリー。
「これを歯が真っ青になるまで食べて貰う、いーや私が食べさせる!そしてお姉ちゃんは失敗したらずっとお姉ちゃんのままだ!!」
「約束が違うぞ!」と言いかけるトゥルーデを遮るように美緒がことを進める。

指示盤のルーレットを回し、出た目に従って指示を出す。
「ハルトマン、左手・黄色!」(「ほいっと。」)
「ペリーヌ、右手・青だ!」(「嗚呼、坂本少佐が私に命令して下さっている‥‥。」)
「お姉ちゃん、右足・黄色!」(「だからお姉ちゃんと呼ぶなと‥。」)
「エイラ、左手・緑!」(「ブルーベリーまみれだけは勘弁ダ」)
「サーニャ、左足・赤!」(「ゔ〜、眠い‥」)



―――――数ターン回った現在の状況‥‥‥‥

エイラとサーニャは頭部を起点に直角に交わっている。サーニャがエイラの上にある状態だ。
トゥルーデとハルトマンはある意味で一触即発。
ペリーヌは幸運にも接触はなく一番安全な状態である。
784クレイドル反魂協会:2008/09/05(金) 17:14:00 ID:QnfbAkYV
「次、お姉ちゃん!いくぞ!」  
 ――今だ!スマン、サーニャ!!
盤を回す美緒に注意が逸れている間にエイラの攻撃が炸裂する。眼前のサーニャに、頭を交錯させるように口づけをする。
 ――あっ‥‥
不意を突かれ、サーニャは踏ん張る力を失い崩れ落ちる。
「サーニャ、エイラ失格!!」
 ――アレ?何でわたしまで?‥‥あ゙。
上にいるサーニャが崩れ落ちた衝撃でエイラまで体勢を崩してしまったようだ。


「ふっふっふぅぅ、さぁ喰え!!喰えええ!!!」
美緒はブルーベリーを掴み、エイラとサーニャに喰わせる。
「ちょ、ちょっ、ゴフッ!!」
「く、苦しい‥」

美緒に無理やりブルーベリーを食べさせられ、色々と汚れてしまった二人はサーニャの
「お風呂、行こっか。」 
の一言でその場を離れていった。


 ――フッ、なるほど。
エイラの攻撃をみていたトゥルーデ。
「お姉ちゃん、左手・青だ!」
青サークルに向かう左手。その途中で近くのハルトマンの腋の下を擽ってやる。
「きゃははははは!お姉ちゃん狡い!!」

「ハルトマン、アウトだ!! ――さぁ喰え!!!」
お姉ちゃんの擽り攻撃に撃沈したエーリカの口に、先程のようにブルーベリーをに突っ込む美緒。
「ふがぁぁぁぁぁぁぁ!!」
更なる追撃に、ハルトマン、再び撃沈―――


「あら、随分と姑息な手をご使用なさるのね?お姉様?」
「なっ――、クロステルマン中尉、もう一度言ってみろ!」
「姑息だと申し上げたのですよ、お・ね・え・さ・ま?」
「貴様ァァァァァァ!!!」
先程は美緒の挑発に乗ったと思った矢先、今度はペリーヌの挑発に乗るトゥルーデ。


「アウトだ!お姉ちゃん!!」
気付けばお姉ちゃんは立ち上がり、ペリーヌに襲いかかろうとしていた。
しまった、と思うも時すでに遅し。
「本っっ当にお姉ちゃんは単純だなぁ‥‥喰らええい!!!」
ニヤリと笑う美緒の猛攻にバルクホルン―――撃墜。
785クレイドル反魂協会:2008/09/05(金) 17:15:30 ID:QnfbAkYV
勝利したのはペリーヌだった。
「よくやったぞペリーヌ!」
「はい!」
頬を赤らめ、嬉しそうなペリーヌ。そんな彼女に美緒は
「よし、褒美だ!!」
美緒はおもむろにブルーベリージュースを取り出し、口移しで飲ませた。
「〜〜〜〜〜〜!!!‥ゴクン」
嬉しさの余り、卒倒してしまった。倒れた彼女を見た芳佳は
「うわ〜〜、幸せそうな顔してますね〜〜〜〜!」
次は自分の番だということも忘れ、実に呑気である。




・・・・・・・・・・
「それでは第二班!シャーリー、ルッキーニ、リーネ、宮藤、前へ!!」
一回目の惨劇を見せられた4人が前へ出る。

「どどどどどどどうしよう芳佳ちゃん?!」
「大丈夫だよ、リーネちゃん!‥‥‥‥多分。」

「言っておくけど、負けてやる気はないからな?」
「あたしだって負けないよー!」
さっきまで寝たい寝たいと言っていたのはどこへいったのか。


「――うむ、そろそろ腹も減ってきた頃だろう。」
これでお開きかという空気が流れる。
「じゃあこれで終わりですね!?」
瞳を輝かせながら希望を見出すリーネ。

しかし、ブルーベリーを無理矢理喰わせ、気持ちが昂っている今の美緒に常識は通じない。
「駄目だ。私に意見するとはいい度胸だなリーネ‥‥お前が失敗したら全身にブルーベリージャムを塗りたくってくれるわ!わーっはっはっはっは!!」
「ひぃっ!」
美緒の体から溢れ出ているのは魔力か闘気か、それとも狂気か。
絶望を与え、快感に打ちひしがれている。


気付けば両目とも魔眼を発現していた。その様相は【鬼に遭っては鬼を斬り、仏に遭っては仏を斬る】、まさに無一物。
実質的な指揮権はもはや美緒のものとなっていた。
「にゃははははー、じゃあ早いとこ始めましょうか‥‥」
あまりの恐怖で珍しく敬語を使うルッキーニ。
「いいだろう、第二班、始めるぞ!!」
3つの死体を部屋の外へ運び出した美緒が高らかに告げる。
786クレイドル反魂協会:2008/09/05(金) 17:16:01 ID:QnfbAkYV
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
宮藤芳佳は2つの大きな山脈に挟まれていた。リネット・ビショップの胸とシャーロット・E・イェーガーの胸に。
なんと幸せそうな顔をしているのだろう。まるで極楽浄土にでもいるかのようだ。
少し顔を動かすだけで存分に柔らかな胸を堪能できる。
「よ、芳佳ちゃん動かないでぇ!」「顔がニヤついてるぞ、宮藤?」

それに対し、浮かない顔のルッキーニ。
―――むぅぅ、シャーリーのおっぱいはあたしのなのにぃ〜〜!
ブルーベリーなど既に関係ない、おっぱいをめぐる聖戦の火蓋が切って落とされる。
「芳佳ばっかりズルイ〜〜〜!あたしも〜〜!!」
ルッキーニはおっぱいに囲まれて幸せ絶頂の芳佳に突撃する。

「シャーリー(のおっぱい)はあたしのなんだからー!!」
「うわぁぁっ!?」  「きゃぁぁっ!!」
ルッキーニの突撃でシャーリーとリーネが声を挙げて崩れ落ちる。
しかし芳佳だけは、笑っていた。ルッキーニの体重、そしてリーネとシャーリーがのしかかってきた事により、
芳佳の顔面ほぼいっぱいにおっぱいが密着する楽園となっていた。


――わッ、まだやってたのカ。
離脱していた第1グループが様子を見にきた。
「もう一回やる?お姉ちゃん?」
「誰がッ!」
先程の軽い仕返しのつもりか、エーリカがトゥルーデをからかう。
ペリーヌは未だ気を失っていたようだったがサーニャの、
「そろそろ逃げよう、アレが始まるよ。」の言葉で先程の惨劇を思い出し、退散することにした。




サーニャの予測は見事だった。
「貴様ら全員失格だぁ〜〜!!‥‥リーネは全身ブルーベリージャムだったなぁ‥‥‥‥」
身もたじろぐ程の視線をリネットに向ける。
「いや‥‥この際貴様ら全員ブルーベリーまみれになってもらおうかぁ‥‥‥‥」
<<<<いやああああああああああああああああああああああ!!!>>>>

4人の悲鳴とも言える絶叫が基地全体に響いていた。
787クレイドル反魂協会:2008/09/05(金) 17:16:50 ID:QnfbAkYV







その夜――――――――――

コン、コン、と扉をノックする音が聞こえる。
こんな時間に誰かしら?と思ったミーナは警戒することもなく
「どうぞ、鍵は開いているわよ。」
と応答する。

入ってきたのは美緒。ミーナは彼女の顔を見るなり、狼狽え始める。
「やぁ、ミーナ。今朝はどうした、心配したぞ?」
優しそうな微笑を浮かべながら、美緒はミーナの元へ歩いて行く。
しかしその目は――――笑っていない。

「ど、どど、どうしたの美緒?こんな時間に。」
平常心を保てず、明らかの動揺の色が見えるミーナ。

「どうしたんだ今朝は?せっかく皆集めたというのに‥‥‥‥」
美緒の瞳は再び両目とも魔眼を発現している。
あまりの恐怖に言葉が出ず、失禁しまいそうになる。


「そうか、ミーナは楽しみは後に取っておくタイプだったなぁ。
よくハルトマンに最後に残しておいたハンバーグを食べられて怒っていたもんなぁ‥‥‥‥」

美緒は持っていた大きな袋から大量のブルーベリーを取り出し、ミーナの口へと押し込む。
突然の出来事にむせ返るミーナ。しかし。今の美緒はミーナが苦しめば苦しむほど悦びを感じている。

「ふごっ、も、もうはいふぁふぁい(もう入らない)!」
口いっぱいにブルーベリーを含みながらのささやかな抵抗――――――だが。
「そうか、口は一杯か。ならもう一つの口に食べて貰おうか‥‥‥‥。」
美緒はそう言い放つなりミーナをベッドに押し倒し、パンツ――もといズボンを脱がしてゆく。

「ふがー!ふがーー!!」
必死に抵抗するも、鬼すら喰ってしまいそうな美緒の勢いに抗うことが出来ない。
「うむ、よく食べてくれそうな良い桃色の口だな!」

こんなことになっているとはつゆ知らず、ペリーヌは眠りについている。
「わ――――――――っはっはっはっは!!!」
「ふごぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」




彼女たちの叫び声は、夜通し発せられたという‥‥‥‥‥‥‥‥。
                               

                               〜Fin
788クレイドル反魂協会:2008/09/05(金) 17:18:23 ID:QnfbAkYV
オチまでの前振りが長い長い。

因みにツイスターが発売されたのは1960年代中頃らしいで、本来ならばあり得ませんww
789名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 17:23:55 ID:8Gq1QXHo
>>788
超楽しみにしてるとか言って、ブッた切ってスマン...orz
自分の馬鹿!!!それにしてもGJ!!少佐主人公はなかなか難しいはずなのにGJ!!!
790名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 17:54:04 ID:WnLHCXk6
>>788
少佐鬼畜すぎるww
お姉ちゃんネタ結構好きなんだ。トゥルーデ総受け的な(ry
791名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 18:26:02 ID:01/d58EO
関係者がブログで百合SS書いてくれるとは思わなかったぞ
詳しくは闇文
792名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 18:29:33 ID:ZVKE4m7z
つーかここ見てるだろ鈴木w
なんでその展開にしなかったんだ・・・っ!
793名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 18:39:39 ID:wsI0PWj7
ドラマCDでもいいから出してくれ
794名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 18:53:37 ID:+125vPQg
そういうアイデアがあるのに、つくづく8話のムダが勿体無い…
795名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 18:56:10 ID:3DxhgRNH
これはドラマCDを出すべきだろ…
796名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 18:59:34 ID:teE3UvWB
エイラの「今日ダケダカンナ-」って、いつかサーニャと別れる時が来てもいいように毎回「今日ダケ」なのかな…

って、ふと思った
797名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 19:06:50 ID:goK6N7XK
エイラがサーニャにパフェ二人で一つ食べるのを提案するなんて、
とてもとてもできないと思うのだが

でも、「芳佳ちゃん」についてのくだりはGOOD、てか公式もあの呼び方気になってたのか
798名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 19:32:49 ID:0QRRsxEW
ドラマCDといえば秘め声CDはどんなのになるんだろうか
百合百合してたらいいなぁ

>>778
激しくGJ!少佐鬼畜すぐるwww

つか前からだけど最近さらにスレ賑わいすぎだろw
SS少なかったエーリカやペリーヌが増えてきたり、1本に複数キャラ平気で出したり
正直、ここの職人の熱気についてくだけでシンドイわ。みんなもっとやれ
799名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 20:01:34 ID:08KoPg8W
今アキバで例のルッキーニ車見た
800クレイドル反魂協会:2008/09/05(金) 20:13:42 ID:cPA/2lsy
                [ミーナのおしおきタイム]

パシィィィン!ぱしぃィィン!!
乾いた音が鳴り響く。

「謹慎中に勝手に抜け出したりして!!」
自室待機命令を破った芳佳。
そして、それを黙認したリネット。彼女たちはミーナからその罰を受けている。

「リーネちゃんは何も悪くありません!すべて私のせいなんです!だから‥‥」
お尻をたたかれながら、せめてチーレだけでも救おうとする芳佳。しかし。

「本来、軍に属するということはこういうことを意味するのよ!!」
ミーナが許すはずもない。
ターゲットを芳佳からリーネに変えたミーナは、同じようにおしりを手の平で叩く。
何度も何度もたたかれた綺麗な曲線を描く尻は赤く腫れ上がっている。

「悪い子ね!ほんっとうに――悪い子!!」パシィィィィンン!!
「ひあぁぁぁぁぁっ!!」
 芳佳とリネット、二人を交互に叩いている内にミーナは何かに目覚め始めた。
その顔には歪んだ笑みがあった。

「ふぅぅ、ふぅぅ・・今日からあなたたちは1週間、独房に入ってもらいます。手錠と足枷を外すことは許しません。」
リーネと芳佳はそれから毎日、ミーナの折檻を受け続けた・・・・。




書きたいのはこんなんじゃないのになにやってんだろorz
ちょっと頭捻ってきます。
801クレイドル反魂協会:2008/09/05(金) 20:14:33 ID:cPA/2lsy
>>800
しかもチーレってなんだよ。
吊ってきます
802滝川浜田 『WORLDS・END』:2008/09/05(金) 20:15:09 ID:hWxbcssx
突然ですが、SS投下します。
前半は美緒×芳佳、後半は美緒<-ミーナです。



――世界の終わり、とは良く言ったもので、人間、“破滅”を恐れている。

無論、私も怖くない訳では無い。
だが、私にはそんなものを恐れている暇は無い。

私には、例え世界が滅んでも一緒にいたい人がいる。

…宮藤、お前はどうなんだ…?

―――WORLDS・END―――

「はっ!」

朝の鍛錬は欠かせない。
私の魔力がいつ尽きようとも、この身をかけてもこの世界を守るつもりだ。

「坂本さん!私も付き合います!」
「おお、宮藤か!うむ、良い心掛けだ!」

宮藤との朝の逢瀬は何より楽しみな時間だ。
最近あった事、ちょっとしたグチ、そんな些細な事を話し合う。
そんな時間は一分でもあれば、幸せだ。

「ふぅ…少し休むか…」
「坂本さん、おにぎり作って来たんですけど、食べませんか?」
「ああ、悪いな」

雲が流れる。優しい空だ。

「良い天気ですね」
「ああ、いつまでもこの天気が続けばいいんだがな」

すると、宮藤は私に寄り添って来て。

803滝川浜田 『WORLDS・END』:2008/09/05(金) 20:16:34 ID:hWxbcssx
「坂本さん、私幸せです」
「なんだ、いきなり」
「みんなと出会えて、みんな良い人達で、毎日が充実してるんです」
「そうだな。少々騒がしいが、優しい奴らだな」

宮藤は顔を赤らめて、

「…でも、私、坂本さんに逢えた事が一番嬉しいです…//////」
「ハッハッハッ!嬉しい事を言ってくれるな!まったく、本当に可愛いなあ!」

私は宮藤の頭を優しく撫でる。

宮藤の作ってくれたおにぎりを食べて一息ついた所で私は宮藤に話を始める。

「宮藤、明日でもしも世界が滅ぶとしたら、お前は誰と最期を過ごす?」

私の質問に宮藤は少し首を傾げて。

「……私には選べません。みんな大切な人で、みんな私に優しくしてくれていますから」
「そうか」
「…でも、私はやっぱり坂本さんの事が一番好きだから…。いざそうなると、私、坂本さんと一緒にいる事を選んでしまうかもしれません…//////」
「お前…///…私から話を振っといてアレだが、ちょっと照れるな///」

宮藤は私の腕に自分の腕を絡ませて。

「坂本さんは、最期まで私と一緒にいてくれますか…?」

そんな目で見つめられたら、イヤとは言えんだろう…。

「…当たり前だろう。宮藤…」
「坂本さん…」
「宮藤…」

私達の影は徐々に近付く。



804滝川浜田 『WORLDS・END』:2008/09/05(金) 20:18:41 ID:hWxbcssx
ガチャ

「ふぅ…」
「随分長い朝練だったのね、美緒。宮藤さんとの逢瀬は楽しかったかしら?」
「見ていたのか」
「ええ。楽しかったわよ、貴女達のラブラブっ振り」
「…私達は越えてはいけない一線を越えてしまった」
「…それでも世界が滅ぶまで一緒にいたい。…背徳の世界ね」
「ハッハッハッ、背徳の世界、か。…そうかもしれんな。私はこれが人の道に背く事だと知りながら、宮藤の想いを受け入れた。だがな、ミーナ、私は後悔などしていない」
「…ええ」
「宮藤と出逢えた事は、私の中でも大きな意味を持っている。宮藤といると私は、生きるのが楽しくなるんだ。
喜ぶ宮藤、怒る宮藤、泣く宮藤、いろんな宮藤を見ていると、世界が明るくなるような気さえする」
「美緒」
「…すまんな、ちょっとのろけすぎたかもしれんな」
「…いいえ、甘々でお腹いっぱいです」
「ハハハ、さて、朝ご飯の時間だな」
「先に行ってて、私は後から行くわ」
「…そうか。じゃあまた後でな」
「ええ」


バタン


「……世界が滅ぶまで、ね…。私なら、誰を選ぶかしらね、美緒……」



今日は、晴れのち雨だ。


END




以上です。ちょっとミーナの扱いがかわいそうだったかな…。

では、爺はこれで…
805クレイドル反魂協会:2008/09/05(金) 20:51:57 ID:BKHILKTe

芳佳×みっちゃんでもやろうと思って1話観てたら
思春期でもないお母さんやお婆ちゃんが魔力を使ってたことに疑問を持ったんですが
何故魔力があるかどこかに解説みたいなものありますか?
806名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 20:58:55 ID:+125vPQg
失われるのはシールド張る能力だけじゃなかったっけ
807名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 21:00:14 ID:885bKxiE
>805
まれに魔力を失わない(とはいえおそらくシールドは張れない)
魔女の家系が存在するらしく、宮藤家はそれに該当。
808名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 21:02:52 ID:LByTYnIU
>>804GJ!

ttp://tv2ch.net/2/jlab-tv/s/72854.jpg

やっぱり、少佐×芳佳はずっと恋愛しててラブラブで良い!
809名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 21:56:35 ID:l8e89HcJ
>>748,>>755,>>767,>>788,>>800,>>804
GJ!!って言う対象が多過ぎて何が何だかわかんねえ。
放送直後のこのスレのクオリティは通常の256倍だな。

さて、そろそろ今回出てきた例の飛行型パラディンの中身が女性パイロットだった場合の
片想いの相手が誰なのか検討しようか……。


かつてミーナの親友だった少女。しかし、魔力を持たなかった彼女は、
ウィッチとして軍に志願したミーナをただ見送ることしかできなかった……。
しかし、ある日彼女の家に空軍の士官が訪れ、彼女の持つDNAが開発中の新兵器との適正が非常に高く、
対ネウロイの切り札の研究に是非協力して欲しいと言われる。
ミーナとの再会のチャンスと考えた彼女は直ちにパイロットに志願し、研究に協力する。

そして数年後。遂に完成した機体の最初の任務として、ネウロイの巣への攻撃を命じられる。
初めての戦場に鼓動が高まる。しかし、彼女が現場に着いて最初に見たのは、夢にまで見たミーナの姿……!!
事態を飲み込めない彼女に、司令部は冷たく言い放つのだった。
「ネウロイの巣を破壊し次第、ウィッチたちを基地まで強制連行せよ」と……。


という妄想をしてみた。
こんな話だったら不自然にロボットが出てきたことには目を瞑ってもいい。
810ずっと伝えたかったキモチ… 2-1:2008/09/05(金) 23:40:45 ID:DPZTcmPL
>>703の続き投下します。
エイラーニャといいつつ今回は出番無しです。
話を進めるのにいっぱいいっぱいで…





 「ミーナ中佐、今エイラさんとサーニャちゃんのことを話してたんです」

 宮藤がミーナの質問に答えさらにバルクホルンが今来たばかりの3人に今までの話の内容を手短に伝える。

 「なるほどね、私にいい作戦があるわ」

 ミーナはそう言って笑った。さすがはウィッチーズ隊の隊長、経験豊富なお姉さんだ。みんなが頭を悩ませていた
ことに、素早くいい作戦を考えてくれる。

 「さすが中佐殿、頼りになるな。わっはっはっ!」
 「もぅ、美緒ったら。からかわないでよ」
 「はっはっはっ!すまんすまん。ミーナが可愛いからつい、な」

 突然バカップルみたいな会話を繰り広げるミーナと坂本少佐、ミーナは嬉しそうに頬を染めるが、坂本少佐は恐らく
天然で言っているのであろう。しかしペリーヌはそれを見て嫉妬に体を震わせる。隊員たちはこの三角関係については
深く触れないように、話を続けた。

 「ところでミーナ、その作戦というのは?」
 「よく聞いてくれたわ、トゥルーデ。私たちでエイラさんがサーニャさんに告白するしかなくなるように仕向けるのよ」
 「ミーナ中佐、そんなこと可能なんですか?」

 宮藤は不安そうな顔でミーナを見つめる。ミーナはそんな宮藤に優しそうに微笑み話を続けた。

 「作戦は簡単よ。宮藤さんがサーニャさんに告白するという嘘の情報をエイラさんに教えてエイラさんを焚きつけるの。焦った
エイラさんはサーニャさんに告白するしかないってわけね。でも、これにはみんなの協力が必要なの」

 ミーナの言葉にウィッチーズ隊のメンバーは頷く。大切な仲間の幸せのため今、みんなの心がひとつになる。

 「それでは役割を発表します。まず美緒とリーネさん。あなたたちはエイラさんとサーニャさんを見つけたらエイラさんを
サウナにでも誘って引き離して」
 「了解です」
 「了解」
 「ちょ、ちょっとお待ちくださいまし」

 ここで今までずっと黙っていたペリーヌが初めて口を開いた。

811ずっと伝えたかったキモチ… 2-2:2008/09/05(金) 23:43:57 ID:DPZTcmPL
 「坂本少佐とペアを組むのはわたくしの方が自然ではないでしょうか?」
 
 ペリーヌが坂本少佐ラブなのはウィッチーズ基地に居る人なら全員知っている。知らないのは本人と宮藤くらいである。
坂本少佐と一緒にサウナに入りたいというペリーヌの思惑に、坂本少佐と宮藤を除く全員が一瞬で気付く。

 「いえ、ここはリーネさんが適任よ」
 「しかし…」
 「い い で す ね?」

 しかしミーナはペリーヌの意見を全く聞こうとせず話を続ける。坂本少佐をめぐっての三角関係は現在ミーナが優勢のようだ。

 「宮藤さんはサーニャさんを夜、自分の部屋にでも大事な話があるからと言って呼び出して」
 「わかりました」
 「シャーリーさんとルッキーニさんはエイラさんとサーニャさんが作戦通りに動いてくれるように2人の監視を」
 「了解っと」
 「りょーかーい♪」
 「エーリカとトゥルーデは2人の告白タイムに邪魔が入らないように周辺の監視」
 「了解した」
 「はーい」
 「そしてペリーヌさんにはこの作戦の最も重要な任務をお願いするわ…」
 「…な、なんでしょう?」
 「サーニャさんは今日も夜間哨戒の任務があります。しかしサーニャさんが夜間哨戒に行ってしまっては作戦が実行できません」
 「まさか…」
 「なのでペリーヌさんにはサーニャさんに代わって夜間哨戒の任務を命じます」
 「ちょ、ちょっと…」
 「い い で す ね?」
 「りょ、了解しましたわ…」

 ミーナの一通り説明を終えて隊員たちは作戦の細かいところを詰めていく。

 「これで完璧ね。みんなよろしく頼むわね。」

 ミーナの言葉に隊員たちは大きく頷き返す。

 「それでは、エイラさんとサーニャさんをくっつけよう作戦開始!」



以上です。
今回は少し短めですかね?
これからようやく本番突入です…
読んでくださったみなさん。ありがとうございます。
812名無しさん@秘密の花園:2008/09/05(金) 23:59:26 ID:3DxhgRNH
和やかな軍隊で安心して見れるなw
続き楽しみにしてます
813名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 00:04:05 ID:K4E0r1rK
素晴らしい仲間が周りにいて幸せだなエイラーニャw
814名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 00:04:52 ID:fndV4TMl
ペリーヌの扱いがひでえw
815名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 00:26:15 ID:ID0pOF59
ペリーヌ好きなんですけどね。好きだからこそこんな扱いにw
816名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 00:29:03 ID:3/2cKzXr
スレスピード早いなw
817名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 00:42:41 ID:pm9yDvm6
観覧の皆さんの笑い声が入りそうなほのぼの基地、いいじゃないか

>「なるほどね、私にいい作戦があるわ」

なんだか嫌な予感がw


>>816
半月経たないうちに埋まりそうだもんなw
818名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 00:51:49 ID:1EEUbpCi
なんで隊長のパ、おずぼんは赤銅色なんだろね....
819滝川浜田 『Crazy Desire』:2008/09/06(土) 00:52:48 ID:qsi5mgNz
>>804の続きみたいなものを投下します。
美緒<-ミーナ。





―――私は 貴女が思ってるほど
優しくない 綺麗でもない

私を支配するのは ただ 貴女が欲しい

それだけの汚れた 欲望

貴女には見えない 私の瞳の奥に潜む
誰にも見せない 見せられない
黒い欲望

いや これは貴女への一途過ぎる想い

分かっている 貴女が私を見ていない事は

それでも 私は貴女を見ている

いつか私の身体が 塵と崩れたとしても
この想いは 残る



私は 貴女が思ってるほど
優しくない 綺麗でもない

私を支配するのは ただ 貴女が欲しい

それだけの汚れた 欲望


ほら 今日の空模様は 晴れのち雨


もうじき 雨が 降る



END



以上です。なんかいろいろすいません…。
なんか自分の書くミーナって異様に暗いですね…

爺はもう寝ます…
820名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 00:52:51 ID:9l0fUVHS
てかまだ一週間しか経ってないw
しかも中身はSSが大量なんだから神スレすぎる
821名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 00:55:25 ID:iBPBmyqr
もう800越えかwwおっそろしいなww
もっとやれ!
822名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 00:57:55 ID:HsryI8rZ
>>820
そんな馬鹿な
と思って確認したら8月30日に立ったばかりだったw
823名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 00:58:31 ID:1EEUbpCi
爺!!爺やぁあああああ!!!!

少佐を想いひとり耽るミーナのいやらしい雌の姿が脳裏を駆け巡りますっっっ
824名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 01:06:55 ID:3/2cKzXr
百合は世界を救う
825名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 02:11:07 ID:Y/I233bZ
早いところで10話が放送され、話数あとわずか・・・
しかし私はシャッキーニを愛で続ける
でも書いてたssはエイラーニャ
826名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 02:12:43 ID:iBPBmyqr
救えそうにもないサーニャイラss。このカプは初の試み。we0UV5E+
ちょっと長くなっちゃいましたorzもうみんな寝たカナー



こんな想いを抱く自分が心底いやだった。

   I want to shout " "

「サーニャをそんな目で見ンナー!!」

相も変わらずサーニャの胸を(いや、何もサーニャだけじゃなく隊全員ではあるけれど)
ターゲットに狙っている宮藤に叱咤を飛ばしてその間にはいりこむ。
グルルルと云いそうな勢いで威嚇してやると宮藤撃墜に成功。してやったりと自分を
褒めてサーニャに向き直るとその案外近い彼女との距離に心臓が口から飛び出そう
になった。
はたと口に手をやる。
危ナイ。とびでてはなさそうダ。

「どうしたの?」
「な、なにがだヨ!」

さらに顔を近づけてふいにつ、と頬へ触れたサーニャの綺麗な手の感触に今度こそ
でた、と思った。
なにがって心臓が!!!
しかしでていないところを認めるとどうやら心臓というものは眼にみえないらしい。
そうったらそうなのだ。
それ以外認めない。もう認めないったら認めない。

……落ち着ケ、私。

「熱?」

……無理ダロ、私。

だって今、おでこっ…!
おでこぴたーって!!

「ーーー〜っ!」

訳のわからない擬音語を発しながら、気づいたら私は走り出していた。

  ○
827保管庫 ◆YFbTwHJXPs :2008/09/06(土) 02:13:29 ID:HsMgkK5y
一日間が開いただけで最初に保管庫立てたとき以上の本数が投下されてるとか何事だよ。
おかげさまでついにSS累計100本突破しました。ここの職人たち仕事早過ぎる。みんなとにかくGJだ!!
自分ももっと貢献しなくては……!!とりあえず今書いてるエーゲル音速で仕上げるとしようか。
828名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 02:13:38 ID:iBPBmyqr

自室のベッドにばふんと沈みこむ。
今朝もここで寝ていたサーニャの香りが刹那して、それを肺にいっぱい吸い込んで
から私は変態かと頭を抱えて自己嫌悪をした。

ここ最近私はおかしい。
どこかネジが飛んでしまったとしか思えなかった。
サーニャといると何故かしどろもどろになる。
サーニャに触れられると、そこから熱が広がって、燃えて、灰になってしまいそうだ
った。
昨日だって、そうだ。
寝ているサーニャの白い肌にいやでも目が吸い寄せられた。
そんなの嘘だ。
そんな綺麗なものじゃあない。
魅いられていた。目が離せなかった。わかりやすくいうとガン見だ、ガン見!

サーニャをそんな目でみるなと豪語しておきながら一番不純な目でみているのは
私に相違ないのだ。
そのことに心底嫌気が差す。
わたしは、最低だ。
気持ちの正体を知っている
この焦がれるような想いの正体を。
それでも見てみぬフリを決め込んで結果サーニャとまともに接せなくなった私はや
はり最低なのだ。
さっき走り出す寸前にみたサーニャの目の色の意味を知っている。みえた。ちゃん
とみえたよ。寂しいって色だった。気づいていながら声なんてかけられなかった。

「サイテー、ダナ…」

枕に顔を押しつけながらうぁあああと妙な呻き声をあげる。
つまるところ私は叫びたいのだ。
サーニャのことが好きで好きで、好きで好きで好きで仕様がないんダ!!と。
誰もいない部屋でもましてや枕に顔を埋めているから声がくぐもっていようともそん
なことは叫べそうになかった。

弱虫は罪デスカ

わからないけれど私に限ってはとっても罪である。
だから変わりに自分を責めた。

「サーイテーーだーー〜ぁあーーー」

うっすら自分の不甲斐なさに涙さえ浮かでくる。
泣いたってきっと楽にはならないけれど、少しだけ泣いてみようか
そんなことを思っていたらガチャリと扉の開く音がして、続く足音と纏うその空気だ
けで誰かわかる自分が恨めしい。
いま一番、会いたくなかった
829名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 02:14:34 ID:iBPBmyqr

顔も上げずに名前を呼ぶとうんと返ってくる。
デスヨネー!冷や汗いっぱいに心の中で叫んで
ちょっと、ひとりになりたいなー…なんて…とこんな時でも力なくそう弱々しくしか言
えない私の腰抜けさ具合に挫折しそうになっていると近い場所からイヤという声を
きいて次の瞬間にはサーニャのやけに軽い心地のいい重さを腰の辺りに感じてい
た。
うつ伏せのままマウントポジションをとられたので無論彼女の表情は窺い知れない。
どんな顔をしてそこに陣取っているのか
けれど知りたくもなかった。
ごめんねサーニャごめんごめんなさいマジでごめん
喉からでることもない言葉をされど心の中で唱えながら本格的に泣きそうになってい
た。

「…どうして最近わたしのこと避けるの」

怒っていますネ。そりゃそうだもっともだ怒らないほうがおかしいこんな理不尽な避け
方されちゃ誰だってたまったもんじゃないのだわかってるのに、わかってるのに。

「……ゴメン。」

依然枕に埋もれたままふごふごと声をだしていまの精一杯で謝った。

「…急に避けられて、泣きたいのは私なのに、どうしてエイラが泣きそうな声、だすの」

はたと顔をあげる。サーニャの声が震えていたからだ。細胞レベルで刻みつけられた
”守らなきゃ”という使命感のようなものがが重い重い頭を持ち上げさせた。
あげたところで背中に乗られていちゃ振り返ることもできない。顔もみれない。
泣いていなければいいのだけれど
なんていうのは私の勝手なエゴだ。やっぱり私は最低だ。
振り返ろうと思えば無理矢理にサーニャをどかすことだってできるのに、それでも顔をみ
たくないと思い身動きひとつできずにいる私はいま声の限りに叫びたい。好きダ。
 ごめんな、サーニャ
 サーニャを好きって気持ちがとまらないんダ

ついに一筋頬をしょっぱい水が伝った。

  
830名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 02:15:30 ID:iBPBmyqr
  
「……」
「………。」

もうなにも言えないでだんまりを決め込む私の背中を不意に猫よろしくサーニャがたした
しと何度もたたきだした。
とまったと思ったら途端にズルイよ、と声が降ってきて思わずへ?と間抜けな声をだす。
そのまま聞いてとサーニャにしては珍しく芯のよく通る声で命令されて思わずはいと敬
語で返事した。

「わたしね、エイラのこと好きなの」

「…………………はい?」

ずっとずっとずっとずっと私が思っていたことをさらりと言ってのけた彼女の言葉に私の脳
は働くことをやめてしまったようだ。処理能力が追いつかない。自分の辞書を引っ張りだし
ていま言われた単語の意味を必死に考える。
”すき”。”好き”?
好き、ダッテ?そんなバナナ。
痛くなってきた頭と格闘をはじめていたら斜め45度から右ストレート。

「最近ね、気づいたの。わたし、エイラのことが好き」

サウナにはいってると、頭ポワポワしてくるよな。
いま、そんな感じ。思考、ムリ。放棄。

「だからね、…せっかく、そうやって気づけたのにエイラが私のこと避けるから…。だから、
 エイラ、私のことキライになっちゃたのかなぁ、って」

サウナにはいってると、体熱くなってくるよな。じわじわじわじわ。
いま、そんな感じ。
私の否定速度といったら光より速かった。ぜったい。

「そっ、そんなことあるわけないダロ!!!!!!!!」

がばちょと起き上がるとその衝撃に耐え切れずサーニャの身体が私の上からころんとベ
ッドに落ちる。
その顔は笑っていた。
831名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 02:16:49 ID:iBPBmyqr

「……やっとこっちみたね。」
「…。」

ぽかんとしていると起き上がってきて真正面にきた目の強さに負けそうになる。
視線だけで溶けてしまいそうだった。

「エイラは、私のこと、キライになった?」
「そ、…んなわけ、ない、ダロ」
「じゃあ、なに?」
「…ー〜っ」
「私は、言ったよ」

笑顔で問うサーニャに見惚れた。かわいい。かわいいかわいい。
全部が全部、好きだった。大好きだった。

嬉しそうな顔とかふいにみせる悲しそうな顔とか敵を倒そうとする強い顔だとか私にいま
向ける熱い眼差しだとかその後で知ることになる潤んだ瞳だとかたまに悪戯っぽく笑う顔
だとか名前を呼ぶときに満面に咲く、なによりもその、笑顔だとか。

何ものにも変えられないくらい、もう、大好きだった。

「わたし、は、」


I want to shout "I love you"!!



Fin!





どこまでもどへタレなエイラをやらかすテスト。
お目を通していただけましたらありがとうございました。
ちなみにサーニャは相思相愛なのをわかっててエイラに希望を持ってみて告白をまってました。
モーションをかけるも気づかないヘタエイラに我慢できずに結局自分から
なんてシチュしか浮かばない。がんばれエイラ。
他の職人様のところでやるときゃやるエイラを待ってる!
ちなみに脳内BGMはきみがすきだーとーさけびーたーい♪こんやはかえさなーいー♪
832保管庫 ◆YFbTwHJXPs :2008/09/06(土) 02:20:35 ID:HsMgkK5y
>>831
びゃあああ割り込み申し訳ない。GJ!!
自分の中で妄想してたサーニャイラの告白シーンに今までで一番近かった。
突然サーニャに迫られてぐるぐるぽわぽわしちゃうエイラとかもうね。最高ですね。
833名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 02:24:38 ID:Y/I233bZ
GJです!ヘタレエイラが可愛い
このssの後では今書いていたエイラーニャ投下しにくい
どうしよう
834名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 02:27:45 ID:iBPBmyqr
>>833
ごめんなさいorz
全力で謝るから投下してくれ!!!
835名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 02:33:20 ID:CSzkDnq7
>>831
うはあこれはいい!GJ!やっぱ告白はサーニャからだな。
背中に乗るあたりがたまんねえ。あと、泣きそうになってるエイラと泣いちゃったエイラに心底萌えた
836名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 02:35:39 ID:Y/I233bZ
>>834
あまりに素晴らしいサーニャとエイラなもので気後れしてました、
しかもエイラーニャ初投下、お眼汚し申し訳ないですが

シャッキーニの『繋いだぬくもり』エイラーニャサイド

『繋いだ思い』
「サーニャ、起きろー昼食食べに行くゾー」
今朝も、夜間哨戒から帰ったサーニャは私のベッドに転がり込んでいた。
「ホラ、ちゃんと着替えろヨー」
まだ眠そうなサーニャの着替えを手伝ってやる。
「今日だけダカラナー」
いつも同じこと言ってルナ。

二人並んで食堂に向かうと、前を宮藤がリーネと手を繋ぎながら
小走りで食堂に向かって行くのが見えた。
あんなに自然に手を繋げられて、宮藤の性格が羨ましい、
私もサーニャと何の気負いも無く手を繋ぐ事が出来たらいいノニ。
「あ、あいつらホント仲良いヨナ」
「うん」
「何で特に理由も無いのに手を繋ぐんダロウナ?」
そんなの繋ぎたいだけに決まってるダロー!少しはましな言葉を考えろよ
「仲が良いと理由が無くても繋ぎたい?」
チョコッと首を傾けて尋ねてくる、そんな仕草が可愛いしゃナイカ!
「そうダナ」
「・・・」
そうだよな、仲が良いなら手ぐらい繋ぐヨナ?
そっとサーニャの手に自分の手を近づける・・・。
いや!待てヨ!もし、サーニャが
仲が良くても手を繋ぐんのは別。とか思っていたら?近づいた手が離れる。
だけど普段から一緒に寝てたり(部屋間違えてダロ)
一緒にサウナ行くし(宮藤も一緒に行った)
他にも色々・・・
考えるたび近づけては離すを繰り返す。
こんな姿誰かに見られたらさぞみっともない姿ダロウ。
くっ、ダメだ・・・何か理由があるならともかく、ただ繋ぎたいだけナンテ、
「・・・エイラ・・・」
「エッ?」
837虎姫:2008/09/06(土) 02:39:52 ID:Y/I233bZ
サーニャがこっちに身を寄せたかと思うと、手に暖かな感触が・・・って!
手が、手が、サーニャの手が私の手を握っている!いや、握る感じでなく
軽く触れるような、彼女らしい控えめな感じ。
「サ、サーニャ?」
「ダメ?」
上目遣いで尋ねてくる、その眼は反則だゾー!
「ダメじゃナイゾ!」
「良かった、エイラと手を繋ぎたかったの」
えっ?繋ぎたかった?サーニャも?
・・・何だ、一緒だったんダナ。
「わ、私もそう思っていたんダナ」
「本当?じゃあ一緒」
サーニャの笑顔、
「一緒ダナ」
私もつられて笑顔になる、
手を繋いでいることより、同じ思いだったことが一番嬉しい。

二人で少しでも長く繋いでいられるように、ゆっくりとしょくどうに向かっていった。

END
虎姫

シャッキーニばかり書いていたので感覚が掴みにくかったです(精進します)
もっと色んなCPも書きたいですね、少佐×隊長とか
838名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 02:54:41 ID:iBPBmyqr
GJ
やっぱりエイラはやるときゃやる子だった。
少佐隊長正座して待ってるwww
839名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 02:56:20 ID:hE5klUP5
リアルに砂糖吐きそうなくらい甘いSSラッシュだなw
ニヤニヤ止まらねえよ
840DlYSXlr+:2008/09/06(土) 04:26:34 ID:ZKzwu0tf
エイラーニャ素晴らしいよエイラーニャ。

きっと芳リーネとエイラーニャは戦後もずっと一緒にいるんだろうな。
まるで新婚夫婦の様に仲睦まじく、平和に暮らしていくんだろうな。
職人様方のSSを読んで、そう考えるだけで、凄い幸せになるんだ・・・。

そんな幸福感を感じつつ、少佐×ペリーヌネタを投下していく。
片思いネタが多いペリーヌだけど、ちょっと可哀想だから、
自分のネタの中でぐらいはラブラブにしてあげているので、ご了承ください。
841薔薇:2008/09/06(土) 04:27:59 ID:ZKzwu0tf
「・・・なぁ、ペリーヌ、どうしてさっきから怒っているんだ?」
「別に怒ってません・・・」
どう見たって怒ってるじゃないか・・・。
そんな事を思いながら、私は乾かし終わった髪をまとめた。
一緒に大浴場で風呂に浸かった時から、彼女はこんな調子だった。
彼女はよく感情を露にする。
宮藤やリーネなど他の隊員に彼女が噛み付く光景は日常茶飯事といっていい。
集団生活の観点から見れば、あまり褒められた事ではない。
だけど、私は知っている。
他人に噛み付くのは不器用な彼女なりの親愛を表す表現方法なのだという事を・・・。
彼女が本当は優しい人間だという事を・・・。
それに、自分の気持ちを偽らない、彼女の真っ直ぐなところが私は凄く好きだ。
あなたが好きです・・・、と真っ直ぐに気持ちを伝えてくれた彼女を、私も真っ直ぐ受け止めようと思ったから、私達は今のような関係になった。
しかし、こんな風に『怒り』をぶつけられたのは始めてのことだ。
一体、どうすればいいのか。皆目、検討もつかない・・・。
「何か言いたい事があるならハッキリと言ってくれ。私達は恋人同士じゃないか。もし、私がペリーヌの事を傷つけてしまったのなら、謝らせて欲しい・・・」
「ですから、何でもありませんと言っているじゃないですか!」
聞く耳持たずといった感じで彼女はぷいっとそっぽを向いた。
やれやれという言葉をぐいと呑み込んで、仕方なく通い慣れた彼女の部屋の中を見回す。
大きな天蓋付きのベッド。
煌びやかなカーテン。
装飾された家具の数々。
貴族の出身とだけ合って、部屋の内装もどこか気高く気品を感じる。
相変わらず、落ち着かない部屋だなと思って眺めていると、ひっそりと窓際に置かれていたモノに目が留まる。
いつの間に飾ったのだろうか。
そこに合ったのは、汚れの無い真っ白な白磁の花瓶とそこに活けられた一輪の真っ赤な薔薇だった。
842薔薇:2008/09/06(土) 04:28:59 ID:ZKzwu0tf
「ほう、これは綺麗だな・・・」
ふと、子供の頃の事を思い出す。
母が華道を嗜んでいて、扶桑の実家では、居間や客間など家中に花が活けられていた。
私も母と一緒に活ける花を選定したり、父と一緒に花を愛でながら色んな話をしたものだ。
何だか懐かしくなって、可憐に咲き誇る薔薇に手を伸ばす。
鮮やかな花を視覚と感触で楽しんでいると、指先がチクリと痛んだ。
「むやみに触ると怪我をいたしますわよ。薔薇には棘があるんですから」
「あ、あぁ・・・」
私は慌てて手を引っ込める。
茎の部分を見ると、見るからに痛そうなするどい棘がこちらを睨んでいた。
「まったく・・・少佐は意外と鈍いんですのね。普段はウットリしてしまう程に凛々しくて勇ましいのに」
「ははは。面目ないな」
「ホントですわ・・・今日だって、私の気持ちも知らずに訓練のときに宮藤さんとあんなに仲良くして・・・」
「えっ?」
寂しそうな声の方に視線を向けると、彼女はぎゅっと唇を噛みながら俯いていた。
今にも泣き出しそうな彼女の雰囲気に頭が混乱しそうになる。
「ま、待ってくれ!あれは違う。ただ、宮藤の成長が嬉しかったから、ただ単に褒めただけで・・・」
今日は訓練で久々に宮藤と模擬戦を行った。
しっかりとストライカーを使いこなしている宮藤を見て、上官として嬉しかったから少し褒めてやっただけだ。
「訓練の時だけじゃありませんわ。夕食の時は二人で扶桑の食事のことばかり話して・・・少佐は私が会話に着いて行けなくて、一人ぼっちになっても全然、平気ですのね・・・」
「あれも、宮藤とちょっと話しただけじゃないか。別にペリーヌを無視していたわけじゃ・・・」
今日の夕食はパスタだった。
"トマトソースの絡まったパスタもいいですけど、うどんも美味しいですよね"。
なんて、宮藤が言うから、"いや、私は蕎麦の方が好きだな。薬味にネギと山葵と梅干を添えたざる蕎麦が特に美味いな"と返しただけだ。
それに食事中のマナーがどうこうといって、私と話さないのはペリーヌの方じゃないか。
思わず、そんな風に言い返しそうになったが、それも大人気ないなと思い、私はぐっと堪えた。
「えぇ、分かっていますわ。ですから、私は嫉妬もしていませんし、怒ってなんかいませんでしてよ・・・」
そう言いながら、彼女はぐっと拳を握った。
その小さくて細い指の先に、痛々しく沢山の絆創膏が貼られている事に私は始めて気が付いた。
843薔薇:2008/09/06(土) 04:30:11 ID:ZKzwu0tf
「ペリーヌ、その指は?」
「っ?! 別に何でもありません・・・」
傷だらけの手先を彼女はさっと隠した。
「何でも無いということはないだろう。一体、どうして?」
そこでふと、さっきの彼女の言葉を思い出す。
むやみに触ると怪我をいたしますわよ。薔薇には棘があるんですから・・・。
「・・・もしかして、あの薔薇を活ける時にやったのか?」
「別に大した事ではありませんわ。少佐の喜ぶ顔が見たくて、私が勝手に怪我しただけですから・・・」
「しかし・・・」
私は彼女の傷ついた手をそっと包み込む。
「私のせいで痛い思いをさせてしまったな・・・」
「・・・少佐に喜んで貰いたくて・・・褒めてもらいたくて・・・初めて自分の手で花を飾りましたの」
指先が触れ合うとお互いを求めるように静かに絡み合った。
柄にも無く、恥ずかしいような嬉しいような気持ちになる。
「なのに、少佐は宮藤さんにばかり優しくして・・・酷いですわ」
「すまないな・・・寂しい思いをさせてしまって」
華奢な身体をぎゅっと抱き寄せると、白くて美しい肌が仄かに紅く染まった。
・・・そういえば、こんな話を聞いた事がある。
薔薇は寂しがり屋で恥ずかしがり屋な不器用な花だと。
誰かに愛して欲しいから綺麗な花を咲かす。
だけれど、じっと見られるのが・・・優しく触れられるのが恥ずかしいから、鋭い棘を持っている。
愛されれば愛されるほど、相手を傷つけてしまう、悲しいまでに不器用な花。
そんな不器用な美しさが堪らないほどに愛しい・・・。
「少佐・・・」
「こんな時ぐらいは名前で呼んで欲しいな・・・ん、うぅ、ん・・・」
どちらからとも無く、口付けを交わして舌を絡めあう。
とろりとした唾液で喉を潤して、口唇を離すと、透明な糸が名残惜しそうに私達を繋いだ。
「寂しい思いをさせた代わりに、今夜は一杯、可愛がってやろう・・・」
「美緒さん・・・」
とさりと、柔らかいベッドに彼女の身体を横たえる。
首筋に顔を埋めると、ほんのりと薔薇の香りがした。
甘く官能的な匂いに包まれながら、私は紅く染まった彼女の身体に愛を刻んでいった・・・。
844名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 04:36:08 ID:ZKzwu0tf
おしまい。
いつも訳分かんない話に感想頂いて恐縮です・・・。
この二人は二人とも不器用なので、付き合い始めたら、
些細な事で衝突しながら、仲良くなっていくんだろうな・・・。

ちなみに、自分が百合ヲタになった某百合CPの受け側のキャラの声が、ペリーヌの中の人で、
自分が始めて買った某百合漫画のドラマCDのヒロインの声が少佐の中の人でした。
845名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 06:59:57 ID:qIzu/gVI
>>844
いいな、いいな!!実に素晴らしいな!!甘いよ!!GJ!!!
ペリが幸せなSSはあんましなかったからめちゃ嬉しいよ!!
隊長とペリなら圧倒的不利だもんな、ペリーヌ(涙
でもこの三角関係好きだー。
846名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 07:33:00 ID:nDyHXguu
朝からGJ!
というかこのスレになって一週間だよな
一日100ちょいのペースだから明日には新スレ?
百合スレにあるまじき速度だな
847名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 08:02:57 ID:OncwF17w
本当にGJ!なssが多すぎる件について
848名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 08:48:05 ID:aCcomuO0
>>831
エイラが変えたいのは明日より今の関係か、それとも自分の不甲斐無さか
ともかくGJだぜ

>>837
やっぱりサーニャにリードされちゃうエイラかわいいよエイラ
GJすぎるぜ
849名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 09:59:35 ID:CSzkDnq7
>>844
GJ!なんか二人、特にペリーヌの不器用さが泣ける。
ペリは幸せになってほしいけど、幸せになってはいけない感じもするんだ…


さて今日は土曜だ。いつにも増してたくさんのSSが投下される事を願うぜ!
850名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 11:07:44 ID:te7MHZea
百合板で勢い100超えとか初めて見たわ
851名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 11:55:29 ID:TH4qGFhy
もしかして次の百合オンリーはちょっとしたストパンオンリーになっちゃう予感??
852名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 12:11:15 ID:JrIQMdVz
みんなGJ
ヘタレエイラ可愛いよエイラ
853名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 13:03:09 ID:nDyHXguu
最近ペリーヌ株が上がってるな
個人的にはもう少しエーゲルが増えて欲しいけど、出番がなぁ
854名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 14:41:39 ID:iBPBmyqr
>>844 あっまーーーい!!!!
和んだ…ちょう和んだ…ペリには幸せになってほしい…
ほしいけど隊長ともくっついてほしいので一夫多妻制とかではどうだろう。

>>853 今から絞り出すわ。エーゲル、大好きなんだぜ…
855名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 14:45:42 ID:nKn3YEWG
>>851
そうなったら嬉しいな
856名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 15:15:48 ID:nDyHXguu
>>854
ものすごく楽しみにしてる
じゃあSSを投下します…。
オールキャラでアンケート方式です。




Q:貴女に好きな人はいますか?また、その人の好きな所は(プライバシー保護の為、好きな人の名前はは匿名でお願いします)?



《宮藤芳佳の場合》
「…一応、います。その人はとても綺麗で強くて…。見る度にドキドキして…。私をここに誘ってくれたとても大事な人です。あの人がいなかったら私……。
…本当に、大切で、大好きな人です…
…え?…その人の好きな所?…そっ、そんなの選べません…//////」


《坂本美緒の場合》
「そうだな。まあいるにはいる。…ただ、まあ私の一方的な片想いだろうな。最近、そいつの事を単なる部下として見れなくなってしまってな…。少し困ってるんだ。
…いつか、この想いを伝えたいと思っている。…どんな結末になっても…な…
好きな所か……。良くも悪くも無鉄砲な所かな。まあそこが可愛い所でもあるんだがな」


《ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケの場合》
「好きな人…います。けれど、私の想いは多分あの人には届かないと思います。…あの人の目はいつも私とは違う誰かを追い掛けている。…ちょっと暗くなっちゃいましたね…。
…好きな所ですか?…何にしても一途過ぎる所です…ね……そこが、悪い所でもありますけど…」


858虎姫:2008/09/06(土) 15:24:23 ID:Y/I233bZ
>>851
ここの作家陣が参加してスペースを占拠
《ゲルトルート・バルクホルンの場合》
「好きな人…か…。(長考中)…まあ、やはり、クリ…そうか、名前は言ってはいけないんだったな。だが、好きとは少し違うかもしれんな。
私の×××(こちらの都合で名前はカット)は好きという言葉では語り尽くせない程、可愛いんだ。あの笑顔で『おねえちゃん♪』なんて呼ばれた日にはその日一日はまるで気分は花畑だ。そしてなんと言っても(以下略)」


《エーリカ・ハルトマンの場合》
「え?好きな人?いるよー。…でもあの人、超が付く程のシスコンだからなー。多分私の事なんか目に入ってないと思うよ。
…告白?…ま、多分すると思うけど。結果がどうであっても…ね
…え?好きな所?んー…姉バカ過ぎるのが可愛い所かな。…ハァ…」


《リネット・ビショップの場合》
「…います。私にとって本当に大事な人で。心の底から愛してます。…でもあの子は私とは違う別の人を見ている…。
そんな事、分かってたんですけど、やっぱり悔しくて…。
…それでも私はあの子が好きなんです…。…例えこの想いが彼女に届かなくても…」


《ペリーヌ・クロステルマンの場合》
「好きな人?…もうあの方しかいませんわ!私はあの方に頭を撫でて貰うだけで幸せいっぱいなのです!
…なのに…なのにっ…!あんの豆狸っ…!私の…私の…っ!!…もう、我慢なりませんわぁっ!!(強制終了)」


《シャーロット・E・イェーガーの場合》
「好きな人?いるもなにも、もう恋人同士だしなー。…え?好きな所?…うーん、難しい質問だよなー。
だって、好きな所があるから好きになったんじゃなくて、その人が好きだから、恋してた訳で…。…んー、なんか違うかな」


《フランチェスカ・ルッキーニの場合》
「いるいるー☆ っていうか付き合ってるんだけどねー。もうちゅーもしたし、えっちもしたし♪
やっぱ私にはシャーリーしか考えられないよー☆ …え?名前言っちゃいけないの?なんで?」


《エイラ・イルマタル・ユーティライネンの場合》
「フッ…愚問ダナ。私にはあの子しかいない。私にとってあの子は天使であり悪魔の様な存在だからナ。
…なに?意味が分からない?…要するにダ、天使の様に美しく可憐だけど、悪魔の様に私を翻弄するんダ。…まあ、告白は…出来ないけどナ…。私にそんな勇気があればとっくにしている。あの子がどう思っているかは分からないが…」


《サーニャ・V・リトヴャクの場合》
「(寝ぼけながら)………エイラ…………(横にいたエイラ鼻血を噴き出して倒れる)」

END

以上です。…なんか片想いがやけに多くなっちゃいましたね…。
最初はギャグのつもりだったのに、大半が寂しい感じに…。


では、後ほどエーゲルを投下しに参ります。
一旦爺はここいらで…
861名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 15:36:21 ID:OGsMrhG8
エロきぼんぬ
できればディルド使って挿入するくらいの
862名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 15:43:31 ID:nDyHXguu
>>859
GJ
ほんと爺は何者だと言うくらいで投下してるな
エーゲル楽しみにしてます
863pinkman ◆IQ64WVvgjQ :2008/09/06(土) 16:11:56 ID:HuezC8IO
 百合板はホスト規制で投下できなかったのでゲルトかわいいスレ3に出したものを転載します。
 ※ちなみにこのネタは、>>66-69>>441-442のネタに影響されたものです。

 9話でゲルトがお見舞いに来た日のクリスの日記です。※一部改定しております。

  〜〜〜〜〜 おねえちゃん(そしてミヤフジさん?) ありがとう 〜〜〜〜〜

1944.8.28 *1

 今日は久しぶりにおねえちゃんがお見舞いに来てくれたけど…おねえちゃんったら
廊下をバタバタ走ってくるから病室に着いた早々看護婦さんに静かにしなさい!って
怒られちゃってて…わが姉ながら必死すぎて恥ずかしいよ//

 思わず笑っちゃったけど、久しぶりに見たおねえちゃんは以前より優しい顔になってて、
なんだか大人っぽくなったような気がする。

 カールスラントにいた頃はすごい真面目でキビキビした感じ…悪く言えば規律規律で近寄りがたかったのに、
今日のおねえちゃんはなんだか「優しいお姉さん」って感じ。

 ハルトマンさんの話だと、あれからおねえちゃんは戦場でかなり無茶してたみたいで、私がいない間に
そんなに荒れていたなんてちょっとショックだな…
 もしおねえちゃんにもしもの事があったらわたしはひとりぼっちになっちゃうよ(泣)
 私、そんなのイヤだよ!元気になったらいっぱい甘えるんだから!

 でも、そんなおねえちゃんが昼間みたいな優しい感じになったのって、最近ウィッチーズに新しく入隊した
ミヤフジさん?とかいう人のおかげみたいなんだけど…今日はおねえちゃんをこんな風に変えてくれた
ミヤフジさんにちょっとだけ感謝しちゃおうかな。


 『おねえちゃんを支えてくれてありがとう』


 ところでミヤフジさんって、わたしに似てるっておねえちゃんが言ってたけど、どんな子なのかな?
 おねえちゃんがあんな風になるなんて、よっぽど私に似てるんだろうなぁ…
 いつかおねえちゃんが連れて来てくれるみたいだけど、おねえちゃんみたいに堅物じゃなかったらいいんだけどなぁ…

 …それにしてもおねえちゃんったら…フフッ、あの堅苦しいしゃべり方は変わらないなぁ。
 姉妹なんだからもうちょっと普通に話せればいいのに…まぁあの性格じゃ無理かな。

 また来るって言ってたけど、今度はいつになるのかなぁ…とりあえずミヤフジさんにも興味あるけど…ね。

 おねえちゃんやウィッチのみんなが戦争でやられたりしないようにちゃんとお祈りしておかなくちゃ。


        〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 end 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 *1
 ※日付は西暦以外は放送が一番早かった地域の日付に合わせました。

 すみません、なんか変な文章になってしまったですorz
864pinkman ◆IQ64WVvgjQ :2008/09/06(土) 16:17:50 ID:HuezC8IO
 ↑ホスト規制=先週です。が、自宅からはまだ無理なので図書館から緊急投下しておりますw

 あと、>>441-442じゃなくて>>439-441でした。元ネタの方申し訳ないorz
865名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 18:49:54 ID:YETROaTb
エイラーニャ構想中・・・・・


何か希望ある?
866名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 18:51:01 ID:3/MBLpRd
>関係者ブログ
「宮藤とリーネの子供が〜」で吹いた
867名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 18:53:20 ID:egjZsl8y
>>865
なんか俺も創作意欲が湧いてきた
868名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 18:57:12 ID:HsryI8rZ
>>865
エロ無しなら、エイラとサーニャのウィンドウショッピングなど

エロならエイラがサーニャの身体を洗ってる途中に、サーニャの割れ目にひっかかって、そのまま……みたいなの
869名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 18:58:12 ID:4QU6hZIE
書き終えたが携帯からしか書き込めない

なぜ?
870名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 19:09:13 ID:Cn2Su/jF
エイラニャー多すぎw
871名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 19:15:16 ID:nlBJqr5h
>>865
些細なことでけんか。
872名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 19:28:27 ID:YETROaTb
>>870
えー、こんな要望でたんでカップリングも自由で・・・
気に入った設定を採用して忘れ去られたころに投下します!
873名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 19:39:02 ID:Cn2Su/jF
ごめん、いい意味(性的に)でエイラニャー多すぎって書いたのよ
職人さんはどんどん投下してください!
874名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 19:40:52 ID:DMKib9QQ
鈴木氏の小ネタをエイラーニャサイドで
875名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 19:42:08 ID:qsi5mgNz
自分はなかなかエイラーニャ書けないんだよなぁ
最近はもっぱらシャッキーニw
876名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 20:14:54 ID:DraXptXg
一通り書いちゃったからもうネタないんだよなぁ
最近はゲル芳少なめだからネタ絞り出してそれ書こうかな
877名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 21:02:28 ID:6U/tF556
正妻ルートが確定した芳リネ分が足りないぞ!
878名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 21:15:08 ID:Doco5+2S
>>877
右に同じ。誰か芳佳×リーネを頼む。正直あの二人は正妻フラグ立っただけでまだまだ不安なんだ
879名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 21:22:04 ID:XKt8uHlL
芳リネはスパイ疑惑が結構説得力あって不安なんだよな…
予告のトランク持って車に乗るシーンとか
撃墜命令に対して冷静すぎるとか
芳佳が飛んでるシーンで隊長がなんかいい案出したのかもしれないけど
880名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 21:23:11 ID:kpQhqB7p
前に二人の新婚ネタがあったけど、あーいうのが読みたいな>>芳リーネ

扶桑で二人で診療所を切り盛りしつつ、家事も交代でこなして、二人っきりの時はイチャイチャして。
リーネは良い子だから、嫁姑で悩むこともなく、普通に宮藤家に溶け込んでるんだろうな。
881名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 21:29:18 ID:1D3RVnan
芳リネが足りない。そんなあなたへ、リ―ネスレから転。
http://www.age2.tv/rd05/src/up1446.zip.html
pass:ヨシカ
例の基地探訪フラッシュに第1話が追加されてた。
写真一枚でリーネさん、飛ばし過ぎです。
882名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 21:41:10 ID:I74MBT3W
>>879
もし本当にスパイだったら更に妄想が萌えるんだが
883名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 21:42:53 ID:a8t5OZk4
>>879
あと2話しかないし後味悪くはしないだろうから
スパイ疑惑は考え過ぎだと思われ。

あなたが本人だったら申しわけないけど、
本スレでも主張してる人がすごく頑張ってるようにしか見えなかった。
884名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 21:52:33 ID:kpQhqB7p
スパイ・・・つまりはリーネがパスタ食い化するのか?
「私はりんごより、芳佳ちゃんが剥きたいなぁ・・・」
885名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 21:56:58 ID:ID2yIPim
いらん子中隊のSSってないのかな…
886名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 21:59:41 ID:YETROaTb
>>865です
芳リーネを書こうかなとおもいます

受けがいいか判断するためにはじめだけ即興で書いてうpしていい?
887名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 22:00:59 ID:XKt8uHlL
>>883
本人どころかスパイ疑惑考えたやつを呪ってる最中
金曜日まで俺を苦しめるこんな疑惑をかけやがってor2
888名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 22:03:02 ID:qsi5mgNz
>>886
ヘテロネタ以外なら断らない俺達に
その質問は愚問だな


投下してください お願いします
889名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 22:06:17 ID:YETROaTb
ヘテロって何かわからない・・・・
890名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 22:08:42 ID:XKt8uHlL
>>886
是非頼む!
>>889
男×女
つまりノーマル
891名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 22:09:24 ID:0WrLtPBM
>>889
要は「百合ならばおk」
892名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 22:10:16 ID:HsryI8rZ
ヘテロというのは、異種の結合
ホモというのは同種の結合
そこから派生した同性愛、異性愛の呼び方
893名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 22:10:29 ID:nDyHXguu
ヘテロって普通に考える異性というかノーマルの事か?
ヘテロ接合体とホモ接合体とか思い出した
894名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 22:26:13 ID:Doco5+2S
つーかスパイ疑惑ってどうせアンチか荒らしが言い回してるガセだろ?気にスンナ
仮にスパイでもリーネは命令に背いてでも芳佳を選ぶ
895名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 22:28:28 ID:YETROaTb
◆juxGFpUaK.です皆様の要望を尊重したはずだけど・・・・

前もってごめんなさいと言っておく
ではでは・・・・


――――――ミッション!―――――

私はゲルトルート・バルクホルン・・・カールスラントの軍人だ
今私が何をしているのかというと・・・・・

「芳佳ちゃん!また・・・今日も部屋に来てくれないかな・・・・」
「うん!いいよ!」

最近私のクリ・・・もとい宮藤にまとわりつくあの女・・・

「きょうもがんばろうね!リーネちゃん」
「そうね芳佳ちゃん!」

りーねちゃん・・・・・だとう・・・くそうここの所宮藤があの女の部屋に居つくことが多い・・・・

「これは調査しなければならないようだな・・・・・」

こうしてゲルトは行動を開始した・・・・

896名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 22:31:03 ID:3lYLXOM9
仮にスパイだとしてもリーネの愛は本物だろうし
障害を乗り越えて結ばれる展開も悪くないかなーとは思う
でもそれだと最終回まるまる芳リネになっちゃうし、やっぱり無いかなw

というわけで>>886さん期待してます!
897ずっと伝えたかったキモチ… 3-1:2008/09/06(土) 22:47:44 ID:egjZsl8y
みなさん芳リネを心待ちにしているところ申し訳ない。

>>811の続き、エイラーニャss投下します。
読んでくれてる方で続きを楽しみにしていた方は
今回は期待を裏切ると思いますのであらかじめ
謝っときます。
ごめんなさい。今回まったく話が進みません。



 一方、こちらは散歩をしているエイラとサーニャ。2人は今、ウィッチーズ基地から少し離れた海が見える小さな丘の上に来ていた。

 「サーニャ、座って少し休憩しヨー」
 「うん」

 2人は丘の上に腰掛け、海を見ていた。聞こえるのは遠くからのさざ波の音、周囲の木々を通り抜ける風の音。それだけ。とても静かな午後だった。

 「静かダナ」
 「うん」

 会話が途切れる。しかし2人はそれを気にした様子はなく、ただ海を見つめている。それだけで十分だった。ただ好きな人と、こうして一緒に居られる。
常にネウロイとの戦いの最前線にいる2人にとって、それは最高の贅沢だった。エイラも、そしてサーニャもこの瞬間、確かな幸せを感じていた。





 「眠くなってきたナ」

 エイラはそう言って大の字にゴロンと寝転がる。見上げるとそこには綺麗な青空と、愛おしい人の横顔。



 この時間がずっと続きますように…





898名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 22:48:11 ID:tx3amH0t
国道沿いに歩いてる女を車に引きずり込んで殴打して黙らせて
人気のないところに連れ込んで、レイプ。「わたしビアンだから勘弁して」
「カノがいるの」と泣きながら頼んできたが、ひっぱたいて黙らせ、
全裸にしてから車外でレイプ。「出すのだけは勘弁して」と言ってきたけど
3回中出ししてやった。キモチよかったなぁ。
最後はややこしかったのでそのまま山奥に放置してきた。
でも後で見たらこいつの服は全部オレの車に残ってたんだよな。全裸で
あのあとどうしたんだろうか?面白すぎw
899ずっと伝えたかったキモチ… 3-2:2008/09/06(土) 22:49:22 ID:egjZsl8y
 エイラがそんなことを考えてるとサーニャも寝転がり、エイラの腕に顔をうずめる。

 「サ、サーニャ?」

 エイラはサーニャを腕枕した形になりドキリとする。

 「私も眠くなってきた。エイラ、もう少しこうしてて。ね?」

 サーニャに上目遣いで見つめられエイラは頬を染める。心臓の鼓動がいっそう大きくなる。それがサーニャに聞こえてしまわないかドキドキしながら、
エイラはサーニャの言う通りにする。

 「ッタクー、今日ダケダカンナー」
 「ありがとう。エイラは優しいね」
 「ソ、ソンナンジャネーヨ」
 「ううん。優しいの…」

 サーニャは知っていた。エイラの優しさを…
 夜間哨戒のあと、いつも部屋を間違ってしまうサーニャを、エイラはいつも今日ダケダカンナーと言って暖かく迎えてくれる。
 その言葉から、エイラの優しさが溢れ出てくるのを感じて。サーニャはいつもすぐに甘い、幸せな眠りに吸い込まれてしまう。

 「エイラ」
 「ナンダ?」
 「…幸せだね」
 「ソ、ソウダナ」

 そういってサーニャは目を閉じる。すぐにサーニャから規則正しい寝息が聞こえてくる。そんなサーニャを微笑ましく見つめながらエイラも寝ようと
そっと目を閉じる………






 「ダ、ダメダ。緊張して寝られナイ!」

 エイラは寝るのを諦めて聞こえてくる海の音と風の音に耳を傾ける…





900名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 22:51:15 ID:A/kJBQL/
>>800亀ですが、折檻の続きプリーズ
GJですた。
901ずっと伝えたかったキモチ… 3-3:2008/09/06(土) 22:51:38 ID:egjZsl8y
 幸せな時間はあっという間で、太陽が水平線の向こうに沈んでいく。いつの間にかあたりは夕日に染まって、夕食の時間が近づいてくる。
それにサーニャには今日も夜間哨戒の任務が待っている。
 エイラはサーニャを優しく起こす。

 「サーニャ、起きロ。そろそろ基地に帰らないと」
 「んん…」

 サーニャがゆっくりと目を覚まし、まだ眠そうに目を擦りながらゆっくりと体を起こす。

 「おはよう、エイラ」
 「オハヨウ、サーニャ」

 2人は笑顔で朝の挨拶を交わし、基地に向かってゆっくりと歩き始めた。





 基地への帰り道、サーニャは歌を歌っていた。エイラとずっと一緒に居たい。この幸せな時間がずっと続きますように。そんな願いを込めて…
 エイラは静かにその歌を聴いていた。未来への希望を歌っているのだろうその歌は、2人の未来を優しく包み込んでくれるようで、
そして、まるで綺麗な宝石のようにキラキラと輝いて、エイラの心を暖かなキモチで満たしていった…







以上です。
これでやっと全体の半分到達です。かなり長いです…
次回からは話進みます。
読んでくださった皆様、ありがとうございます。










902名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 22:51:56 ID:nDyHXguu
みっちゃんの本名って「やまかわみちこ」だったんだな
903名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 22:52:26 ID:tx3amH0t
国道沿いに歩いてる女を車に引きずり込んで殴打して黙らせて
人気のないところに連れ込んで、レイプ。「わたしビアンだから勘弁して」
「カノがいるの」と泣きながら頼んできたが、ひっぱたいて黙らせ、
全裸にしてから車外でレイプ。「出すのだけは勘弁して」と言ってきたけど
3回中出ししてやった。キモチよかったなぁ。
最後はややこしかったのでそのまま山奥に放置してきた。
でも後で見たらこいつの服は全部オレの車に残ってたんだよな。全裸で
あのあとどうしたんだろうか?面白すぎw
904名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 23:02:24 ID:JrIQMdVz
>>897
続き続き早く早く
楽しみにしてます。
 
どうでもいいけどサーニャのスカートとはベルトだったんだな
905名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 23:05:55 ID:HsryI8rZ
連作ならブログより、こっちで一本にまとまるほうが読みやすいね
906クレイドル反魂協会:2008/09/06(土) 23:06:28 ID:rAKrKMz6
執筆に夢中になってると次々新しいSSが出てくるから書くのが怖いww
皆さんGJです


>>900
今更黒歴史をほじくり返さないで下さいww

今書いてる芳みちが終わったらちょっとだけ続きやります。今度は名前打ち間違えないようにorz
907名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 23:13:58 ID:qsi5mgNz
>>888では、ちょっといろいろお騒がせして申し訳無い。
お詫びに深夜になりますが、予告通りSSを投下します。

しばらく待ってて下さい。
908名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 23:35:32 ID:tx3amH0t
>>904
では続きを書きますね。

国道沿いに歩いてる女を車に引きずり込んで殴打して黙らせて
人気のないところに連れ込んで、レイプ。「わたしビアンだから勘弁して」
「カノがいるの」と泣きながら頼んできたが、ひっぱたいて黙らせ、
全裸にしてから車外でレイプ。「出すのだけは勘弁して」と言ってきたけど
3回中出ししてやった。キモチよかったなぁ。
最後はややこしかったのでそのまま山奥に放置してきた。
でも後で見たらこいつの服は全部オレの車に残ってたんだよな。全裸で
あのあとどうしたんだろうか?面白すぎw
909名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 23:38:54 ID:Le/x3x/B
>>895
続きはまだか!プリーズ!
910名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 23:39:18 ID:tx3amH0t
>>909
リクエストどうも。では続きを書きますね。

国道沿いに歩いてる女を車に引きずり込んで殴打して黙らせて
人気のないところに連れ込んで、レイプ。「わたしビアンだから勘弁して」
「カノがいるの」と泣きながら頼んできたが、ひっぱたいて黙らせ、
全裸にしてから車外でレイプ。「出すのだけは勘弁して」と言ってきたけど
3回中出ししてやった。キモチよかったなぁ。
最後はややこしかったのでそのまま山奥に放置してきた。
でも後で見たらこいつの服は全部オレの車に残ってたんだよな。全裸で
あのあとどうしたんだろうか?面白すぎw
911名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 23:42:25 ID:HsMgkK5y
>>897
まだ……まだ半分だと……!?
この勢いだと完結してから一気読みでもしようもんならニヤニヤし過ぎて
頬の筋肉が痙攣して病院送りになりそうなレベルじゃないか……!!

GJついでに転載
ttp://www.imgup.org/iup683207.jpg
912名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 23:43:46 ID:tx3amH0t
>>911
また半分ですよ。お互いがんばりましょう。どんどん投下しますね。

国道沿いに歩いてる女を車に引きずり込んで殴打して黙らせて
人気のないところに連れ込んで、レイプ。「わたしビアンだから勘弁して」
「カノがいるの」と泣きながら頼んできたが、ひっぱたいて黙らせ、
全裸にしてから車外でレイプ。「出すのだけは勘弁して」と言ってきたけど
3回中出ししてやった。キモチよかったなぁ。
最後はややこしかったのでそのまま山奥に放置してきた。
でも後で見たらこいつの服は全部オレの車に残ってたんだよな。全裸で
あのあとどうしたんだろうか?面白すぎw
913名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 23:47:00 ID:Le/x3x/B
>>911
これわっかが二つってことはミーナも首にかけるのかww
914名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 23:48:51 ID:3lYLXOM9
>>913
結婚首輪ですな
首輪じゃないけどw
915名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 23:51:48 ID:nDyHXguu
>エイラの腕に顔をうずめる
激しく萌えた

>「ダ、ダメダ。緊張して寝られナイ!」
さすがエイラさんw
916名無しさん@秘密の花園:2008/09/06(土) 23:57:36 ID:CSzkDnq7
>>911
萌えたwこういう関係いいw
917名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 00:01:15 ID:HsryI8rZ
うみへび座が赤く光ってるらしい
918テキスト:2008/09/07(日) 00:03:40 ID:/jndS6EK
>>748のエイラーニャ寸止めじゃないから恥ずかしいもん!の続き




―――――――――――
エイラの心が、それを内包する身体が、
そのようにして開ききる瞬間を待ちわびていたサーニャは、
上気する肌にいっそう赤く浮き上がった首筋の傷痕へ、齧るように、甘く歯を立て口付けた。
これから一体どんなことがはじまるのか、身体におしえようというように。

さっきまであんなに情熱的だった手のひらが、
今では触れるか触れないかの微妙な距離をとったまま、もどかしく動きまわるようすに、
エイラはサーニャのたくらみ通り、その意図を知る。
すると悪いことに、期待と不安がひとりでに、ますます気分をあおりたてるのだ。

サーニャはその、欲望の捕虜となったエイラの思考の、うごきを知って焦らしている。
その証拠に、吐息まじりのしとやかな笑いを漏らし、上目遣いにちらちらと、
エイラの視線をとらえるのだ。
エイラはもう、そのせいで、せつないほどに焦れた胸の熱におしあげられた、
涙を瞳にたたえていた。

「……優しくするって、言ったジャナイカ…」
「そう?、だっけ…、ふふ…」

サーニャはとぼけた。いたずらをたくらむ、こどもみたいに首をかしげた。
そんな仕草をみせつけられたら、エイラはもう、たまらない。
背筋が戦慄き、股の間に、あたたかなものがとろりと流れでるのを感じた。
瞬間、急にまた、赤面した顔をみて、
じぶんの下で、もじもじと動く四肢を感じて、
エイラを襲ったうずきの存在は、あっさりとサーニャにばれる。
サーニャは高ぶるおもいにぞくぞくとした。
エイラのふるえる顎にかみついて、先を知られるよりはやく、膝を股のあいだにおしつけたのだ。

「っ……!」

触れ合う部分を隔てるものは、昨夜のうちに、サーニャのその手が奪いさっていたので、
隠すもののなにもないエイラのやわらかなそこは、
とくとくと溢れだす欲望に、はしたないほどぬれていた。

ゆるやかにおしあてた膝にあたたかなその感触に、言いがたい充足感がわきおこり、
エイラの視線のとどかない首もとで、サーニャは、うっとり目を細める。
薄い胸の、はりつめた先端が、ときおりエイラの肌を愛撫するようにかすめた。
その下でこわばるエイラの体は、あたえられた快感に、びくっと、反射的に逃げるのだった。
919名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 00:07:30 ID:7MfDrdQD
もおおおおうみんなGJ!!!
ここのおかげで会社から早目に帰る毎日だぁ

>>911
この絵書いてる人台湾の人だって〜。すげぇな。

みっちゃんの本名....自分とニアミスor2
920テキスト:2008/09/07(日) 00:08:58 ID:/jndS6EK
さらに、噛みつくような口付けが、
おのぞみ通りの場所へとは、触れてくれないもどかしさといったら!

じれて顔をそむけると、あとを追うようにしてサーニャの舌が、肉のうすい顔の輪郭を舐める。
そうしてうまれた、じぶんでは、どうにもできない体の内に蟠るものをエイラは、
サーニャに押し付けるようにしがみ付くのだった。

サーニャはそれを楽しんでいるように、もっとくっつけと言わんばかり、
エイラが知らず知らずのうちに浮かせた腰に手を回して、ぐいっと身体を掴み寄せる。
そしてエイラの蜜の滴る割れ目へと、すばやく手をさしいれた。

「…サ、サーニャ…あぁ、っ!」

嬌声が部屋にひびいた。
火照った身体を押さえつけられ、濡れそぼったその場所へ、あっさりと進入を許してしまった。
また、サーニャのじゃれ付くような笑みが、忘れていたはずの恥ずかしさをあおる。
力の入らない腕で、差し込まれた手を引こうとしたが、易々と掴みかえされてしまう。
華奢な身体のいったいどこに、そんなちからがあるというのか、
どれだけエイラが疑おうとも、すっかり興奮したサーニャにたいして、手も足も出ないのだった。

「ん、ふ……ん…」

サーニャは、指にまとわり付く生温かさにくらくらし、エイラの首にかじりついたまま、
くぐもった声を漏らす。
指先に力をいれず、柔らかい肉のあいだをなぞって、かたくなった突起をさがしあてた。

「うぁっ、やっ、そこは...!」

エイラの身体は敏感に疼いて、あたたかな液体をとめどなく滲ませる。
サーニャは、指のはらでやさしく、突起を包むように、ときおり押しつけるようにして、
生々しい肉の感触と、漏れる嬌声に興奮をおぼえながら、ゆっくりと痛くしないように、
そこに刺激を伝えていく。
エイラのそこは、サーニャのゆるやかで執拗な愛撫にたいし、更に固く尖り応えてくる。
やがて全体がひくひくと痙攣し、あたらしい蜜をまたたっぷりと垂らした。

「…んぅ…ふ……ぁ…」

サーニャはそのまま熱い入り口を擽り、すっかり解れたエイラの中へ指を押し入れていく。
いつのまにじぶんから、サーニャの脚に絡みついた、エイラの足がふるふると震えた。
行き着くところまで指が埋まると、サーニャは満足気に溜め息を吐くのだった。

「はぁ……エイラ…」

921テキスト:2008/09/07(日) 00:11:40 ID:/jndS6EK
自分の中の熱を、一気に逃がしてしまうことのないように用心して閉じていた瞳を、
ちょっとだけ開いて覗くと、眉尻を下げ、泣きそうに歪んでいるエイラの顔をみてしまった。
やっぱり、かわいそうなくらい真っ赤にそまったその顔に、
サーニャの心臓がドキリとはねる。
そして自らの秘裂から、蜜が零れ出すのを感じていた。

「エイラの中、溶けそう…」

優しく囁きながら薄い耳朶を咥える。
エイラはぶるっと体を震わせ、サーニャの指を締め付けた。
その反応にサーニャは恍惚となり、指をゆっくりうごかして、柔らかなエイラの中をじっくりと味わう。
エイラは薄く目を開き、どこか寂しげにサーニャを見つめた。

「エイラ、の、そんな顔…みてるだけで、わたし…っ」

サーニャは途切れとぎれの息の中で、そう呟いたが、
エイラは自分の中でとめどなく溢れる快感に意識を奪われ、こわばる視線をまっすぐに、
サーニャにそそいではなさなかった。
瞳はすっかり溶けきっている。
サーニャは指の甲でエイラの熱い頬をそっと撫でた。

「ねぇ…きもち、いいの?」

サーニャのその問いかけに、エイラは手ばなす寸前だった意識を、またここへ、引き戻される。
いじわるな、いじわるなサーニャだ。

「…ぁ……あっ…ん…、ソンナの、、しらなッ」
「うそ。エイラ、言って」

エイラはサーニャにしがみ付く。だけどサーニャはゆるさなかった。
小刻みにふるえるエイラの肩を、ゆっくりと引きはなし、
もういくつかの涙がこぼれたあとで、うるうると揺れるその瞳に自分を映した。
エイラは勇気をふりしぼった。
サーニャのくちびるにキスしたのだ。それがサーニャの弱点だとおもった。
そして見事に成功した。
サーニャの胸に、あたたかなものが伝わったのだ。

「エイラ、すき…。ごめんね」
「サー、ニャ…わたしは、、っん」

言葉を遮るようにして、舌を口腔へすべり込ませる。
謝ったふりをして、やっぱりサーニャはずるい。
922テキスト:2008/09/07(日) 00:14:04 ID:/jndS6EK
エイラは少しでも想いが伝わるように、
一度とりあげられてしまったサーニャの身体を引き寄せ、抱きしめ、今度こそ、自分のものにした。
そうした攻防の間中、ずっとエイラの中へ、静かに埋まっていた指がまた、うごきだす。
すぐに、やさしい口付けと共に、やわらかく、弱い部分を押し上げる。
その度にサーニャの指を締め付けるのが、エイラ自身、はっきりと分かった。

「そんなにきつくするなんて、エイラ、たりないの?」
「ちがっ…あ、ァ…」
「…そうなの…?」

あまく誘うようなことばと一緒に、耳もとで息を吐き出すと、
さらに強く指を中へと引き込もうとして、エイラの膣内が波打った。
サーニャはそれを感じて、うれしそうにエイラに頬擦りする。
エイラは、いじわるな言葉と裏腹に、とてもやさしくあたえられる愛撫に、目を閉じて浸るのだった。
そうしていると、触れ合っているあらゆる部分から、熱いおもいが染み入ってくるようだ。

その心は、わずかなやりとりの中で激しく、怒ったり、泣いたりと、なんて神経質ナンダ!

それにたいして自分の中身は、どこもかしこも恋ばかしだ。
いったい何がしてあげられるだろう。
いったい何が?
彼女の燃え上がるような熱情にたいし、自分はさみしいおもいをさせているのだ。
こうして肌を重ねているのに、いつまでも恥ずかしくて、ちっとも素直になれないことで。

快感と、そうした感情にせめられて、エイラの閉じた瞳からなみだがこぼれた。
その別の嗚咽のせいで、いっそう息があがるのだ。
溢れだした涙の意味を、サーニャにばれてしまうのが怖くて、そおっと目を開くと、
こころの中をみすかすような、優しい瞳にぶつかった。
彼女はもう、笑うのをやめていた。
ほんの少し、見つめあい、どちらからともなくくちびるを求めた。

「っ…ん……」

いったんはなれ、息をすべて吐き出すまもなく、すぐに顔の角度を変えてくちづける。
うめられない精神の距離は、身体を求めあうことで、正確に発見される。
その隔たりをうんでいるのは、たがいに相手以上だと信じるほどの、愛おしさだ。

「ん…ぅ……」
「…はぁ…ぁ……サ、ニャっ…もうダ、メ…ダ……」
「しってる。いいよ、エイラ、…っエイラ…」

切羽詰ったように言葉を漏らすエイラを、
サーニャはきつく抱き寄せて、あやすように名前を呼んだ。
923テキスト:2008/09/07(日) 00:15:35 ID:/jndS6EK

その腕の中で、びくびくっと身体をはずませて、エイラは強い快感に果てる。

サーニャはエイラの身体のふるえがおさまるまで、かわらないちからで抱きしめてあげた。
やがて、ゆるやかにその体勢を解くと、
急に大人しくなってエイラに覆い被さり身を預けるのだった。
エイラは、いっぺんに子供のような姿にかえる、サーニャのちっちゃな頭を撫でる。
目を細めると、それはかわいらしい、子供の表情だ。

一見おだやかなふたりの間にある空気はしかし、
もう夜明けの冷え冷えする残酷さをもって、可哀想な恋人たちから、熱を奪いさろうとしていた。
サーニャはぎゅっとエイラにしがみつく。
無理やり冷まされた心のはしっこを、罪悪感が噛みつこうとしていた。
エイラは決してわたすまいと、サーニャの身体を引っぱってあげる。
エイラの心は、サーニャ以外にたいしては、つねに気丈であったので、
そんな得体の知れないもののことはしらんぷりした。
エイラはやさしくサーニャの身体のまわりに腕をまわし、髪の毛の下の優雅な首を、
子猫でもつまむようにして触る。

「エイラ、そうして、ずっとさわっていてね。わたしひとりぼっちだと怖いの」
「…ひとりぼっちナンかジャナイ。サーニャには…」
「わたしには?」
「わ、わたしがいるダロ」

サーニャは笑おうとした。
でも出来なかった。苦しくて。

「エイラ、さっきね、なにか言おうとしたでしょう?」
「え…?さっきッテ…、ああ、さっきのナ…」
「いって。エイラ、さっき言おうとしてたこと、聞きたい」
「―――ッ……」
「エイラ」

サーニャはわかっている。知っていて、その上で聞きだそうというのだ。
でもそんないじわるまでがすばらしい。
エイラはめちゃくちゃに幸福だ!

「いっ、いっかいだけ…、ダカンナー」
「うん」
「…サーニャが、すきだ…って、言おうとしたンダ…」
「ふふ」
「わ、わらうナヨ!」
「だって嬉しいの。わたしもエイラがだいすき」

エイラは赤くなった。胸がちくちくしてくすぐったかった。
その下に心臓があったから、サーニャをだきしめることで、自分の胸をおさえつけた。

「…ウー、ん」
「エイラ、だいすき」
924テキスト:2008/09/07(日) 00:16:38 ID:/jndS6EK
サーニャはエイラのあたたかな体温と、やさしい圧力の手の中に安心をみつけだし、
逃げるように眠りの中へ落ちていく。
エイラは気だるい快感のなごりとともに、ひとりで世界にとりのこされた。
このとき、彼女世界の残りの大部分がバターほどの価値もなかったから。



―――――――FIN!

925テキスト:2008/09/07(日) 00:20:50 ID:/jndS6EK
>>924訂正



サーニャはエイラのあたたかな体温と、やさしい圧力の手の中に安心をみつけだし、
逃げるように眠りの中へ落ちていく。

エイラは気だるい快感のなごりとともに、ひとりで世界にとりのこされた。
このとき、彼女がさみしさにくじけなかったのは、めろめろに解けた思考の中では、
世界の残りの大部分がバターほどの価値もなかったから。



―――――――FIN!


ずいぶん長くなりましたが終了です

926名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 00:21:52 ID:zAhLqlqq
やべえ、GJすぎて言葉がでない
すごい個人的に好みな文の書き方だし、なんかキレイだ
エロなのに!笑 キレイだ!
 エイラはめちゃくちゃに幸福だ!
にすごい和んだ。あたたかいヨー
ともあれGJでした!
927名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 00:22:11 ID:4zhxZlBG
>>925
ふおおおあああああああああ────────!!!!!!!!
長かった……そして全部読んだ甲斐があった!!
この二人は今最高に幸せだ。
震え上がるほどのGJ!!
928名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 00:22:50 ID:96yp7XyE
素晴らしいエイラーニャだった。


だがsageろ。
929名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 00:23:16 ID:s5mRyF08
>>925
かなりGJ
エイラとサーニャかわゆす
930名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 00:24:49 ID:7MfDrdQD
うわあああああああ
へんなタイミングで割り込んでごめんなさい!!
そしてやべえええええええええええGGGJJJJJJJJJ!!!!!!!!!
931名無しさん@秘密の花園:2008/09/07(日) 00:27:21 ID:41Tnp8Dz
SSが多すぎて読みきれないとかどんなスレだよ・・・
932滝川浜田 『mysterious drop』
皆皆GJ!!
…というわけで予告通りエーゲル投下。
ちょっと遅れましたが…




「こんなに好きにさせてくれちゃって…どう責任取るのかな…?」

私は寝ている恋人に囁く。

「…トゥルーデ」

私は眠るトゥルーデに優しく口付けをした。


―――mysterious drop―――

「ああ、キスしちゃった」

こんな寝込みを襲ったとバレたらさすがにマズい。
バレないうちに私はこの部屋から退散するとしよう。

朝起きて、なんか言われないと良いけど。

私がドアを開けて出て行こうとすると…

「ハルトマン」

名前を呼ばれた。

「トゥッ、トゥルーデ…!」

トゥルーデはムクリと起き上がる。

「人の寝込みを襲うとは…。」
「お、起きてたんだ」
「違う。お前のキスのせいで起きたんだ」
「アハハ」
「まったく…キスなら起きている時に散々やっただろう」
「いや、なんというか、夜は人恋しくなるっていうか」
「…はあ…まったく…」

トゥルーデは呆れたようにそう言った。
でもどことなく、顔は笑っていた。

「トゥルーデの笑顔、可愛いよね」
「なっ…///…バカ言うなっ!」
「照れてる顔も可愛い♪」
「バカにしに来たならさっさと帰れ」
「バカにしに来たワケじゃないよ。…トゥルーデに責任を取らせに来たんだよ」
「…責任?私がお前になにかしたか?」

私は困り顔のトゥルーデに跨った。