>>661 R18の練習に書いてみた。
*
「やあああっ……」
私にしがみついたまま、ビクビクと全身を震わすフェイトちゃん。
もうっ、いつまでもいつまでもひっついて、私もう唇とか腫れちゃって大変なんだからっ!
こうなったら腫れちゃってるついでで、フェイトちゃんの唇を無理やり開かせて舌を差
し込み、強く絡ませあう。
「――はあっ、はあっ」
強く合わさった唇に一瞬隙間が出来た瞬間に息を吸う。
その隙間から混ざった唾液が光り、流れる。
私のそろえた両足は、さっき立った時からフェイトちゃんの両足に挟まれるように間に
入っていたけれど、叩くように右足を広げ強制的に両足を開かせる。
なんだかスースーするけどかまわない。
好きなだけ貪った唇を離し、紅い眼を見据えて言う。
「――左足上げて」
「やっ……!」
フェイトちゃんは抵抗して私の首に抱きついてくる。
私の右膝でフェイトちゃんの左膝をグイグイ押して左足を地面から浮かせる。
「あぁ……」
観念したように左足を絡み付けてくる。
汗で濡れて滑りやすくなった二人の間に右手を割り込ませた。
フェイトちゃんのそこは、私の指がなぞるとすぐに蜜を溢れさせた。
「ンッ……」
その声に、私の下半身にも電流が走り、きゅ…と快感が溢れる――
体全体で壁に押し付けたまま、右手で激しく秘所を攻め立て、左手で胸を揉みしだくと
フェイトちゃんはすぐに頂点を迎えた。
「な、なのは、もっ、もうっ……あっ、いっ、あああ――」
両足を締め付け、体を震わせるとぐったりと力が抜けた。
ちょっ、ちょっと倒れたらここ狭いから危ないよ……
あわててフェイトちゃんを抱えなおす。
汗でびっしょりになった熱い体をわたしにもたれかからせて、しばらく浅い息を繰り返
していたフェイトちゃんはようやく、
「なのは……」
と潤んだ瞳をこちらに向けつぶやいた。
*
GJにより続きの電波を受信。
なんだか入れてないはずの改行が入る時があるんだけど…
プレビューでは大丈夫なんですが。
GJとしか言いようがないな。
フェイトそんエロいよフェイトそん!
GJ作品のシュトゥルム!(嵐と言いたいらしい)
なんでこんなに盛り上がってンの?最高なの?死ぬの?(読者が悶えて)
>>641 そんなシチュエーション、バインドかけられながらも
甲斐甲斐しいフェイトさんからの派生くらいしか思いつかない
665の続きを微弱ながら電波受信したので、投下してもよいでしょうか?
ダメなわけがない!!!
んでは
>>665 の続きです
*
「フェイトちゃん……」
しばらく見つめ合っていると、フェイトちゃんが左足を下ろし、私の両足の間に置いた。
ゆっくりと体を壁から離し、わたしをそっと押す。まだ足に力がまだ入りきらないみたいで、少しふらついている。
今度はフェイトちゃんがわたしを両脇から抱えると、左手を離しドアを開けた。
カチャリ……
途端にひんやりとした空気が、熱気のこもったトイレに流れ込み、大きく息をする。
そのまま後ろ向きに、よろよろとトイレを出た。フェイトちゃんの顔は真横にあって、表情は見えない。
「ね、どうしたの……?」
問いかけても答えてくれず、覚束ない足取りでリビングへ向かって奇妙な二人三脚で歩いて行くだけ。
バスルームでシャワーを……と思ったけどそっちには向かってくれそうにない。
仕方なくフェイトちゃんと抱き合ったまま、後ろ向きにゆっくりと歩く。流れ伝う汗やなんかで足が滑りそうになると、ギュっとフェイトちゃんが腕に力を込め、支えてくれた。
いったいどこに向かっているのかと思ったら、わたしの背後でフェイトちゃんが冷蔵庫のドアを開けた。ペットボトルの蓋を開けるかすかな音が聞こえたのに続いて、ゴクゴクと喉を鳴らす大きな音がすぐ隣で聞こえる。
もう、あれだけ声出してれば喉もからからになるよ……
わたしは冷蔵庫に何か食べるもの入れておかなかったっけ、と考えをめぐらせ、背後を振り向こうとした瞬間、視界を遮られ、フェイトちゃんから口移しでミネラルウォーターを飲まされていた。
「んっ、んぐっ……はあっ、ぷはあっ……」
わたしも一日中荒い呼吸をさせられていたせいで、喉が渇いていたみたい。冷たいミネラルウォーターが喉に染みた。
合わせられた唇が離れて、フェイトちゃんの顔がようやく見えたので、
「ね、どうしたの……?」ともう一度問いかける。
フェイトちゃんは、
「ベッドまで……待てない……」とな何かに憑かれたような眼をしてつぶやいた。
冷蔵庫の扉をバンッと閉める音がして、またフェイトちゃんに抱え歩かされる。足の力が戻ってきたのか、さっきより早い速度で。
何も身に着けていない素肌にヒンヤリととした空気があたるけれど、抱き合ったフェイトちゃんと触れる箇所と背中に回された腕だけが熱い――
ドサッ――
後ろ向きに倒れ、リビングのソファに寝かされたのだと分かった。
*
ゴメン電波弱いわ。続きがんばってみる
>>673 GJ!
フェイトそんが舐めて綺麗にしてあげるシーンとやらをwktkして待ってるよ
>>674 ありがとうございます
悶え死にめざしてがんばります
では誤字脱字失礼しました。。
なの半袖
なの半ズボン
なのパンティー
なのハンドタオル
なのバスタオル
なのパジャマ
なの歯ブラシ
>>673のつづきです。
*
狭いソファに寝かされ、フェイトちゃんがわたしの腰の両脇に膝を突いて覆い被さって
くる。
「なのは――」
熱い吐息が首筋をくすぐる。
両手が汗の引かない脇腹を撫で上げる――
「フェイトちゃん、あのね、聞いて?」
恥ずかしかったけど、ちゃんと言わないとたぶんフェイトちゃん止まってくれない。
フェイトちゃんは顔を上げ、戸惑ったように小首を傾げる。
「あのっ、あのねっ、わっ、わたしの……えと……あの…腫れちゃって……指でされる
とっ、もっ、もう痛いかも……」
囁くようにお願いする。
途端にフェイトちゃんの表情が変わった。
「だっ、大丈夫なのは?」
さっきまでの何かに憑かれた様な眼が正気に戻って、涙さえ浮かべるフェイトちゃん。
「ごめん、ごめんね……なのはが私の事好きだって言ってくれて……両思いだったんだ
って分かって……このまま天国に行っちゃうかもって言うぐらい嬉しくて、なのはに触
れて、抱き合って、私を感じて欲しくて、一瞬でも離れたくなくてっ……」
うん、わかってるよ、フェイトちゃん……私も嬉しかったから……
「フェイトちゃん。なのははフェイトちゃんのものなんだから、これからはいつだって
わたしを求めてもいいんだよ?毎日だって……」
「――毎日でもいいの?」
「うん、いいよ」
二人とも仕事があるから毎日は無理だろうけど、本心からの言葉だったから素直に言っ
た。
「なのは……私のなのは……」
「……わたしのフェイトちゃん」
再び抱き寄せられた。
「なのは、本当にごめん……。ね、大丈夫?みせて……」
「い、いやっ、さっきトイレで拭いてないしっ、だめ、ダメっ」
必死で抗ったけれど、上に乗られていたのでは無駄な抵抗だった。
「――なのはの全部、私のものだよね、きれいにしてあげるね……」
両足を肩に抱え上げられて、中心にチュ…と口付けを落とされ、左足の親指を口内に含まれた。
そのまま唇が左脚をなぞり、舌で舐め上げ、内股に達する。
ビクッとすると、今度は右脚も同じように綺麗に汗も何もかも舐めとってくれた。
再び中心に戻ってきたフェイトちゃんが、
「ごめんね……」とつぶやいて、そっとわたしのそこに舌を這わせる。
指とは違うそのあたたかくやわらかい感触は、わたしの腰がビクリと反応してしまうのに十分な快感をもたらした。
「あ……」
思わず声が出てしまう。
フェイトちゃんはそれを肯定と受け取ったのか、
――前ならいい……よ……ね?なのは……
そこに口付けたまま念話で話しかけ、わたしの敏感な部分を舌で刺激した。
「ん……はっ……」
泉から新しい蜜が湧き出す。
「……ん……あふっ……あん……」
ゆっくりと優しく、何度も何度も前の部分を舐められ、吸われ、転がされる。
一日中愛し合った後なのに、ゆるゆるとした快感をずっと与え続けられれば、また大きな波がやってくるのを感じる。
「んあっ……あっ、ふぇ、フェイトちゃんっ、もっ、……だめっ」
――いいよ、イッて、なのは――
「……あんっ、いっ、……っちゃう、いっちゃうよ、フェイトちゃん――」
――なのはっ、愛してる、なのは――
「ぁあああぁぁっ……っ!」
全身をガクガクと震わせ、
両手をフェイトちゃんの指と絡ませたままギュッと握り締め、昇り詰めた――
*
気がつくと、フェイトちゃんが私をタオルで拭いていた。
「フェイトちゃん……?」掠れた声で言いそっと髪に手をやり撫でた。
「気がついた?なのは……」
手を止め、心配そうな顔で覗き込まれた。
しばらく気を失っていたみたい。
「お水飲む?」
コップを持ってきて渡され、背中を助け起こされた。
フェイトちゃんはコップに残った水を自分で飲み干すと、ローテーブルに置き、
私を両腕で抱え上げる。
リビングの時計がちらりと見えて、真夜中を大分過ぎているのがわかった
フェイトちゃんの首にぎゅっと抱きつくと、そのままベッドルームまで運ばれる。
ゆっくりとベッドに下ろされた。
「なのは……」優しく囁く愛しい人。
シーツは新しいものに換えられていた。真新しいシーツの感触が気持ちいい。
「おやすみ……」
フェイトちゃんが横に滑り込んできて、そっと寄り添った。
すぐに睡魔が襲ってくる。眠りに落ちる前に最後に頭をよぎった。
――今度ウォシュレットにしよう、立つと自動的に流れるやつ――――
END
以上スレ汚し失礼しました。
なんか最初とぜんぜん感じが違うんですけど!R18はむずかしいっす。10数kbしか書けんかった
寄り道してないでLove Againに戻ります。投下はたぶん木曜夜あたり
改行が勝手に入るのはまだ原因不明です。
こんなに近くで が消えてる…
結婚しました
高町フェイト・なのは
おめでとうございます!
末永くお幸せに
>>680 GJGJ
だが出来るならフェイトには後ろを舐めて欲しかった……
>>680 グジョーブ!(*´∀`)b
Love Againも楽しみにしてるよー
改行に負けずがんがって欲しいのさ
結婚しました。
スバル&ティアナ・ナカジマ
or
スバル&ティアナ・ランスター
結婚したい。
八神はやて
フェイはや派の人がここにいます
>>683 電波来た。
*
結婚しました
高町フェイト・なのは
出張から戻ると、そう印刷の文字が入った葉書が郵便受けに入っていた。
殆どがメールでの通信のこの時代に、紙媒体の郵便が届くことなどめったにない。
今日もうっかりすると郵便受けを覘くのを忘れて部屋に入るところだった。
葉書には、タキシード姿のフェイトさん、ウェディングドレス姿のなのはさんが仲睦まじく寄り添う写真があった。
裏返すと、なのはさんの文字で、『ティアナ、式に来られなくて残念だったね、今度うちに遊びにきてね?』とあった。
今回の出張が長引き、ザンクトヒルデ教会での結婚式に間に合わなかった。その模様はスバルが通信で、もぉー、なのはさんすっごい綺麗でさぁ〜あたし最初っからずっと泣いちゃってたよぉ〜と興奮冷めやらぬ、と言った様子で教えてくれた。
その後のパーティーでの料理がどんなに美味しかったかもかなり熱弁を振るっていたような気もしたけど……
実はミッドでは結婚式の習慣がない。まぁ、身内の挨拶とかはあるけれど、基本的に役所に届け出るだけ。
同性での結婚は、つい最近認められるようになった。10年以上パートナーとして過ごして来て、浮気をしたことがない事が条件だそうだけど……浮気したことがないってどうやって役所に証明するんだろう。役人の前でキスするとか?
ばかばかしい妄想にちょっと赤くなってしまった。
なのはさんたちはその10年をやっと迎えて、それで盛大な結婚式を開いたんだろう。
私は……あと3年か……
葉書をテーブルに置く。
天涯孤独の身に連れ合いが出来る日が楽しみだった。
*
なんかのSSとかぶってるかも
>>667 フェイトそんはエロ95%で出来ています!
>>668 そのGJこっちが萌えたよ〜
>>667 おといれのはあれで終わりです。Love Againもあと3,4回投下で終わると思います。
>>685 ご期待に沿えず申し訳なかった、自分としてはエロ甘MAXでがんばったんだが。フェイトそんがコンビニでユンケルローヤルを仕入れて冷蔵庫に入れていたらあるいは後ろもいってたかもしれない。でも水しかなかったw
>>686 顔文字GJ嬉しいです。改行の件は大体原因が分かりましたので今後はたぶん大丈夫かと。
ってことでLove Againは4,5時間後には投下予定です。。。。
* * *
季節は変わって。
フェイトは地上本部のオフィスに昼休みのはやてを訪ねて来ていた。
バルディッシュのデバイスチェックのために数ヶ月に一度本局技術部を、脳波の検査で聖王医療院を訪れるだけで、フェイトは地上本部に来た事はなかった。
「八神陸佐、お約束のテスタロッサ・ハラオウンさんがお越しです」
局員に案内されてフェイトがはやての部屋に顔をだすと、リインが迎えに出た。
「フェイトちゃん、いらっしゃ〜いですー」
「こんにちはリインさん」
「こんにちはですー。緑茶でいいですか?いま入れてきますねー」
フェイトは部屋を出て行くリインと入れ違い、はやての大きなデスクに近づく。
「はやて、今日はお願いがあって来たんだけど……」
昼食はすでに済ませた、と言ってフェイトは挨拶もそこそこに本題に入る。
「なんやフェイトちゃん、フェイトちゃんからのオネガイならいつでも何でもドンと来いやで?」
はやてはニンマリとした笑顔で応えた。
「ありがとう、でもお礼に胸触らせてっていうのはなしでね?」
笑いながらフェイトが自分の胸を守るかのように両手を挙げた。
「なんやつまらん、ちょおやる気なくしたわ、で、お願いって何なん?」
「うん。えっと、あさってはなのはの誕生日でしょ」
「そやったな、そろそろ誕生日が嬉しくない年になってきたってこないだ苦笑いしながら言ってたで」
「プレゼントにバースデーカードを添えたいんだけど」
「それはええアイデアやな!なのはちゃんきっと喜ぶで」
「……自分で書きたいんだ」
「へ?書いたらええやろ?」
はやてはフェイトの言っている意味が分からなかった。見た感じ、手は怪我してないようだし……?
「その……日本語で。だから書き方を教えて欲しいんだ」
「……ああ……そっか……そやな……」
今のフェイトは海鳴市で生活したことはない。コミュニケーションは全てミッド語で事足りてしまう。
だがなのはへの特別な想いをどうにか伝えたくて考え付いたことだった。
「その壁にかけてあるの、日本の漢字っていうんだよね、なんて書いてあるの?」
フェイトは木枠の額に入った白い紙に太い黒いインクで書かれた文字に目をやる。
「『絆』。みんなとのつながり、っていう意味や」
「そうなんだ。いい字だね」
「おおきにな。で、フェイトちゃんのカードにはなんて書くん?」
はやてはフェイトが差し出したカードをためすすがめつ訊く。
「ええと、『なのは、お誕生日おめでとう。いつも有難う、フェイト・T・ハラオウンより』みたいな感じかな?」
「んー、それだと漢字ひらがなカタカナアルファベッドの全部入りコースやな……まええか、とりあえずやってみよか。
私も手で日本語なんか滅多に書かんからなぁー。辞書引かな『誕』なんてかけんわー」
「ミッドで日本語書けるのなのはとはやてだけなんだから、しっかりしてよ」
*
「はー。やっぱり休み時間の練習だけで、これいきなりフェイトちゃんが書こうっちゅうの無理やわ。
しゃあない、私が代筆するわ。午後から会議やし、明日は出張やし。もうちょっと早くフェイトちゃん来てくれたらよかったんになぁ。」
はやては溜め息をついた。
「えー、嫌だよ、せめてなのはと自分の名前だけでも自分で書きたいよ」
フェイトは少し焦り気味になり、つい抗議した。
「そやなぁ、私が全部書いたら手書きにした意味ないもんなぁ。じゃあよーく手本見てここに、な、の、は、って書いて……」
はやてはカードの白い面をフェイトの方に向け、指差す。
「わかった。……なんだかまるっこい線ばっかりでかわいいね?これで大丈夫?」
「はいはい。ん、そんな感じでええよ、つぎはフェイト・T・ハラオウンって。ここにね」
やや間を空けて、はやては下の空間を示した。
「私のはまっすぐな線が多いね……ミッドの名前だからかな?」
フェイトが緊張した面持ちで慎重にペンを動かす。
「ま、そんなとこやね。はいこっちに寄越し。お誕生日おめでとう、いつも有難う、ってほれ、出来上がりや」
「ありがとうはやて!」
フェイトの真剣な表情が、ほっとしたような笑顔に変わる。
「お安い御用や。なんや私もなんか書きたくなってきたわ。あの絆っていう字もな、いつかのお正月にうちの子達と書き初めって日本の行事をやって、その時に私が書いたんよ」
「はやてちゃんとってもお習字上手ですー。リインもリイン参上って書いたですー」
無事カードも出来上がり、入れなおしたお茶を一口すすったはやてはフェイトに問いかけた。
「で、フェイトちゃんは最近は勉強ばっかり?どのぐらい進んだん?」
「もうすぐミッドの義務教育レベルが終るよ、それになのはには内緒だけど、執務官試験の勉強も前からしているんだ。来年の執務官補佐考査試験にも申し込んだ」
「ホンマか?そうなん?」以前なのはからは、フェイトは教導官になりたいらしい、と聞いていたのだが……
「執務官になるまでは時間がかかりそうだけど、なのはもリンディ母さんもきっと賛成してくれると思うんだ」
はやては何か思い出した、という顔をし、フェイトに告げた。
「ちょいまち。フェイトちゃん執務官は自分で辞めたけど、執務官資格自体は剥奪されてないと思うで?」
「そうなの?」
フェイトは目をしばたいた。
「当時の記録を確かめてみないとわからんやろうけど、確か資格停止処分だったはずや」
「もし本当にそうだったら?」
「補佐官はパスや。執務官試験は再受験せなあかんやろうけど。とにかくいっぺん確かめてみんとな。後でなのはには内緒で連絡するわ」
「うん、ありがとうはやて。連絡待ってる」
「親友のためなら出来ることはなんでもするで、じゃあなのはとヴィヴィオにもよろしくなー」
フェイトははやてに再度礼を言うと、部屋を出て行った。
はやてはリインに確認した。
「リイン、会議までまだ時間大丈夫?」
「はいです、準備は出来てるので大丈夫ですー」
「よし、じゃ善は急げや」
通信装置の回線を開いた。
「もしもし、八神ですが。突然連絡差し上げまして申し訳ありません。はい、ご無沙汰しております。はい、うちの家族もみな元気でー。ええ、実は少しお伺いしたい事がありまして。来年の執務官補佐考査試験の受験者に、ハラオウンという名前はありますか?……」
しばらくのやりとりのうち、通信回線を閉じ、やっぱりや、とつぶやいた。
「制度的には問題なしや。せやけど制度のクリアだけじゃ、今回のケースはどうにもならへんかもしれん」
画面を見つめたまま言う。
「どういうことですか?」
「執務官資格を取り戻しても、雇用されるかっちゅう問題や」
はやてはリインのほうを向き直り、続けた。
「フェイトちゃんの場合、辞めた経緯が経緯やし、検査の結果はあれからずっとOKでも、また記憶が無くなるリスクがゼロっちゅうわけやないやろ。そのへん、絶対どっかから物言いがつくとおもうんよ」
フェイトに連絡する前に少し考えなければ、とはやては思った。
「まあ、そない心配せんでもええかもしれん。私もフェイトちゃんも前科者みたいなもんやって影でずっと言われながらも、中学で管理局に雇われてここまでの立場になったし、
記憶をなくしたのだって管理局の管理ミスっちゅう一面もあるやろし、だいいち、高ランクの魔道師はいつも人手不足やしな」
「そのとおりですね〜」
リインが頷く。
「でも……あれやな、一応、各方面に根回ししておいたほうが確実やな」
「はやてちゃん、さすがです〜」
「海では捜査総指令、陸では一等陸佐の八神はやてさん、キャリアと人脈はだてに海と陸を放浪したわけやないでー?」
書類を手にはやては立ち上がった。
「はいですー、あ、そろそろ会議の時間ですね」
今日はここまでです。はやてさんさりげなく昇進w
連投しすぎなので少々自粛します。
生殺し中のティアナさん、他CPさん、後お願いします。
>>658 ベースキャンプの部屋で、なかなか洗濯出来ないからね〜と部屋に手洗いの下着干すフェイトさんの妄想電波来たw
>>696 乙
でもはやて→なのはの呼び方が気になるな
>>697ご指摘ありがとう
ぐはっホントだ。1箇所あってるのに2箇所間違えてる。。
鬱だ…吊ってくる。
本スレでは読んでないけどまとめwikiで読んでるから
職人さんはがんばってくだしあ
言い忘れたけどタイトル付いてるとまとめでは優先されやすい
からなるべくタイトルつけたほうが良い
>>701 職人さんより今はまとめ管理人が不足という事態なのだよ
SS投下します
まず4レス
しばらく任務やら戦闘やらでつまんないかもです
ほんとは人間関係とかだけ書きたいんです
でも物語の展開上しょうがなく……
はしょってしまおうかとも思ったんですがわけわかんなくなると思うので
>>659 生殺しティアナ…すてきなネーミングw
そうなんです、嫉妬するなのはさんかわいいんです
続き頑張りますありがとうです
>>660 じゃあ上りきった後はジェットコースター並みの急展開に!!
…はあまりならないと思いますがw
―*―*―*―
今日からはフェイトさんと別行動になった。
陸士たちの報告によるとほとんどの街は捜査したとのこと。
「もう、この世界にはいないのではないでしょうか?」
「きっと犯罪者は別世界に逃げ出したのでしょう」
陸士たちが口々に言う。
そうなのかもしれない……これだけ探しているのにロストロギアどころか
不審な魔力反応も無いというのだ……作戦を練り直すべきなのか……。
「捜査の指示はフェイト執務官からあります。
今日のところは残りの場所の捜査を終わらせましょう」
「……了解しました」
……なんだろう?気が進まないのだろうか?
だがそうなるのも無理は無いのかもしれない。
もう1ヶ月以上も人海戦術のようなことを続けているのだ。
疲れが溜まっていておかしくはない……。
彼らの分もあたしが頑張ろう。
みんなの負担を軽くし、あたしがエリアサーチをかけて入念に探索する。
自分がやらなければ……その思いがあたしをサーチに集中させた。
あまり強力なサーチは使えないので普通よりも集中して制御しなければならない。
……むしろ集中し過ぎていたのかもしれない
他のことにはあまり気が回らないほどに。
夜、フェイトさんがシャーリーさんを部屋に呼んで3人で打ち合わせをした。
「ティアナ、街の方はどうだった?」
フェイトさんの質問に、今日の様子を伝えた。
今日のところは特に何も見つけられなかったこと
そしてこれまでの陸士の捜査を含めると全ての街の探索は終わったことになること。
犯罪者もロストロギアももうこの世界には無いのではないかという
陸士たちの意見も報告した。
「うん、そうだねその可能性もある。
でも犯罪者の方は魔力を抑えているかもしれないし
ロストロギアも一時的に封印している可能性も捨てきれない」
「そうですね、そもそも管理局で反応を確認したときも一瞬でしたし
任務期間ギリギリまでは捜査を続けるのが妥当だと思います」
あたしの答えに、フェイトさんは満足したように頷いた。
「シャーリー、今日までの陸士のみんなの捜査データ
オリジナルの方を私の端末にまとめて送ってもらえる?」
「あ、はい了解しました。
でも毎日フェイトさんに渡しているものとそんなに変わりませんよ?」
「うん、シャーリーは書類作成は優秀だからね、ちゃんとまとまっているよ
わかっているんだけど……ちょっと調べてみたいなと思って」
「わかりました、部屋に戻ったらすぐに送ります」
「ありがとう」
シャーリーさんに指示を出し、私の方に向き直るフェイトさん。
「ティアナ、私の方の探索はもう2〜3日かかるから
それまでまた、一から街の探索をしてもらえるかな?
それと、陸士たちは疲れているようだしその間休みをとらせようと思う」
「はい、了解しました」
シャーリーさんが部屋に戻り、あたしもシャワーを浴びて休むことにした。
今日もフェイトさんはもう少しやりたいことがあるからと、起きているようで。
陸士たちのデータを洗いなおすのだろうか……
もう見慣れた、モニターに照らされるフェイトさんの横顔。
いつもよりすごく真剣で、綺麗だと思った……。
1人で街を探索して2日目、あたしは少し違和感に気づいた。
エリアサーチをしていると住民たちの魔力は確かに感じる……
だけどそんなに邪魔になるものではないのではないのではないかと思ったのだ。
陸士たちのサーチ能力は確かにそんなに高いものではない。
だが、これくらいの魔力を探知の邪魔になるほどやっかいなものと捉えるだろうか?
……それともあたしが成長してる?
わからない。
ただ、あたしは自分に出来ることをすることだけだ。
2日間必死で捜査した結果、少しだけ収穫があった。
どうやら住民の中には、先天的に魔力値の高いものがまれにいるらしい。
そしてそういう住民はみな幼い子供ばかり。
たぶん、成長とともに魔力が失われていくのだろう。
まあ、特に訓練するわけでもないのだ、それが当たり前なのかもしれない。
不思議なものが見えたりする子供や動物が
成長とともにその力が薄れていく……よくある話だ。
そして3日目、その日訪れた街のうちいくつかには
そういった魔力値の高いものが1人もいなかった……。
そういうこともあるだろう、だが一応フェイトさんには報告しておこう。
この3日間、なんだか疲れた……。
なんだか常に誰かに見られているような気がしていたからだ。
たぶんあたしはこの世界の住民たちからすると外国人を見るようなものなのだろう。
服装とか……ちょっと違うのもあるだろうし。
陸士たちもこんな思いをしたのだろうか……
だとしたらこの3日間でちゃんと休養を取れているといいんだけど。
日も暮れてきたので、あたしはシャーリーさんに通信を入れて本部に戻ることにした
「以上が、この3日間のまとめです」
「うん、ありがとうティアナ、だいたいの状況はつかめたよ。
それからシャーリー、頼んでおいたデータ、私の端末に送っておいてもらえるかな」
「あ…………はい、わかりました」
今日もフェイトさんとシャーリーさんと、夜の打ち合わせ。
明日からの作戦として
休養明けの陸士たちにもこれまでどおりの捜査にあたってもらい
居住区外の捜査を今日で終わらせたフェイトさんは
あたしと一緒に行動することになった。
「明日の捜査地域は、こことここ、それからこの街を中心にします」
フェイトさんの指定した地区を確認し、細かい作戦を立てる。
「シャーリーは、私とティアナのフォローと陸士たちとの通信をお願い。
常に回線は繋げておくように指示も忘れないで」
「了解しました」
「うん、じゃあ今日はもう休んでいいよ、ありがとうシャーリー」
「はい、ではまた明日お疲れさまです。ティアナも、お休み」
「お休みなさい、シャーリーさん」
シャーリーさんが部屋に戻りフェイトさんと2人になる。
――いつまで経っても慣れないな……
まあ、最初の頃よりはましか。
フェイトさんと同室になりたての頃は
着替える仕草やベッドに入るとこ、あくびをするフェイトさんにすらドキドキしてた。
一緒にいる時間が積み重なるほど、フェイトさんへの思いが強くなっていく。
でもこの任務が終わればもうこんな時間もほとんど無くなるんだろう。
もうすぐあたしも執務官試験を受けてひとり立ちする……。
……試験に受かってもいないのに考えてもしょうがないか。
だいたい一発で受かるわけもないのだ……
まだまだフェイトさんの側にいることになるかもしれない。
なんか、いろいろ複雑な気持ちになってきた……。
早く寝て明日の捜査に備えよう……。
とりあえずここまで
後ほどまた4レス投下します
翌日、捜査は急に進捗した。
フェイトさんの指示のもと移動し、サーチをすると結界が張られた街があったのだ。
どういうことだろう?
まるでフェイトさんはそれを知っていたかのように的確に行動した。
そして、半日とかからずに犯罪者の拠点をつきとめたのだ。
フェイトさんに対してもそうだが、陸士に対しても疑問が尽きない。
これだけの結界、陸士たちだって気づかなかったはずはない……
それとも組織はあたし達をかわして拠点を移動させていたのか。
……そこまで考えて思い当たった結論。
「フェイトさん、陸士に通信を入れて彼らと一緒に突入しますか?」
「いや、その必要はないよ。たぶん彼らはもう中にいる」
やっぱり。
「ティアナ、もう気づいたよね?」
「はい……彼らは犯罪者側の協力者ってことですね」
「うん、たぶん間違いないかな。
ごめんね、彼らに私が気づいたことを悟られないようにティアナには黙ってた」
「そうですか……そうですね
一緒に捜査するのにあたしが知っていることがわかったら警戒されますもんね」
「まあ、そういうことかな」
そうか、だからフェイトさんは陸士たちのデータを考察していたんだ。
昨日シャーリーさんから貰っていたデータも休養中の彼らの動きを探った結果だろう。
「おかげでこの場所が割り出せたよ。
それにティアナの単独捜査のおかげで
魔力値の高い子供がたぶん囚われていることも……確実だと思う」
「この付近の町には魔力値の高い子供たちが1人もいなかったからですね」
「うん、さすがティアナ、優秀だね」
優しくあたしに微笑みかけたフェイトさんは次の瞬間真剣な顔つきになる。
フェイトさんは通信を開くとシャーリーさんに連絡する。
「シャーリー、中の状況はわかる?」
「いえ、結界が強くて状況はわかりません、陸士たちとの回線も切られています」
「了解、ティアナと突入します。結界を破った後の管制と
子供たちを開放したのちの保護の準備をお願い。
局員たちには、陸士たちを拘束したときの準備をさせておいて」
「わかりました、フェイトさん、ティアナ、気をつけて」
結界を破り建物に突入する。
思っていたよりも広い建物だ……。
中にいた研究員らしき人達は抵抗を試みようとはしたが……
この世界の人達のようで、しょせん一般人のレベルなのであたし達には通用しない。
むしろ砲撃系の魔法を数発打ったとこで勝ち目はないと判断したのか
抵抗をすることは諦めてしまった。
「シャーリー、聞こえる?」
「はいフェイトさん、結界が破られたので通信は可能です。
建物の北側に被保護者がいると思われます!おそらく陸士たちもその付近に。
ロストロギアについてはジャミングがかけられているのか、未確認です」
「了解!引き続きロストロギアの反応を探って!
ティアナ、子供たちの囚えられてる場所の方が近い、まずはそこに行くよ!」
「はい!」
フェイトさんに従い、目的の場所まで急ぐ。
「この先は……行かせないっ……!」
子供たちが囚われているであろう部屋の手前で、陸士たちが立ちはだかる。
彼らは……彼らのせいで捜査は撹乱され、こんなに時間がかかったのだ。
あたしは簡単に騙されていた自分自身にも腹を立てていた……。
「フェイトさん、ここはあたしが!」
「了解!私は救助に回る!」
陸士たちの攻撃を簡単にかわし、フェイトさんは部屋の中へ突入した。
「クロスミラージュ!」
"Yes sir"
「クロスファイアー!」
あたしの周りに複数の魔力光が浮かび上がる。
「シュート!!」
立ちはだかる陸士たち全員に向けて一斉射撃する。
「うわぁぁぁぁぁ!!」
陸士たちは次々と倒れ、そのままバインドをかける。
「く……くそっ…………」
抵抗しようとはしたが、Bランク程度の陸士に破られるようなことはさすがに無い。
フェイトさんも無事人質を助け出したようだ。
…………なんだかあっけない。
陸士たちを拘束し、フェイトさんのもとへ駆けつける。
「フェイトさん、人質は……?」
「うん、大丈夫、全員救出した」
「良かった、無事だったんだ……」
ほっとしたあたしにフェイトさんはちょっと難しい顔をした。
「そうとも言えないかな……シャーリー!聞こえる?」
「はい、フェイトさん」
「人質は保護したけど、意識レベルが弱い。
魔力による影響だとしたらこの世界では治療出来ないから、管理局に転送したい。
それから、ティアナが拘束した陸士たちもお願いしたいんだ」
「了解しました!もうそちらに局員を向かわせています、到着まであと2分。
陸士は局員の監視のもと本局に緊急転送します。
被保護者には私が付き添いますが、それでよろしいですか?」
「うん、人手が足りないから……それで構わない。
私とティアナはロストロギア回収のために残る」
ただでさえ人員が少ないのに……一度転送ポートを使えばすぐには戻れないだろう。
あたしは唇を噛んだ。
けど、しょうがない。
人質を一刻も早く治療するためには迎えの艦船を待っている時間は無い。
罪も無い子供たちに何の研究をしていたというのか……怒りがこみ上げる。
「フェイトさん!ロストロギアらしき反応を確認しました!2箇所です!」
シャーリーさんからの通信に、あたしとフェイトさんは顔を見合わせる。
これだけの施設なのにあっさり人質救出が成功したり
組織がバラバラになり過ぎることがお互いに府に落ちない。
そしてこのタイミングでのロストロギアの反応……どちらかはフェイクだろう。
「了解!シャーリー、後は頼んだよ!
ティアナ、私はあっちを、ティアナはそっちをお願い。
ロストロギアもしくは首謀者を確認したらお互いをすぐに呼ぶこと」
「了解しました!」
あたしとフェイトさんは別々にそれぞれの反応へ急いだ。
あたしが向かった反応の方は思いの他近かった。
…………ここだ。
シャーリーさんに示された部屋の前に立つ。
中からは膨大な魔力を感じる。
フェイトさんの方がフェイク?
いや、考えている暇は無い、突入するっ!
ドカンッ
部屋のドアを吹き飛ばして中に入った。
中は、薄暗い研究室で……魔力をまとった人物が後ろ向きで立っていた。
『フェイトさん!聞こえますか!?』
念話で呼ぶが返事が無い……。
『フェイトさん!?首謀者と思われる男を発見しました!フェイトさんっ!』
返事が無い。
何か……!?一瞬不安が頭をよぎったが、フェイトさんに限って大丈夫!
今はこの男を確保することが優先だ。
「おとなしくしなさいっ!
あなたの協力者たちは全員確保して人質も保護しました!
ロストロギアの不法所持と私的利用および誘拐の罪で逮捕します!」
クロスミラージュを構え、男に向かって叫んだ。
男がゆっくりと振り向く。
その顔を見て驚愕した……。
今日は終わり?
続きが気になる・・・・
…ということでここまで
前回投下と間が空いてしまいました…
仕事が忙しくて今後少し投下ペースが落ちそうです
書いてるとこまでうpしたいのですが
規制がとにかく恐ろしくて…
このスレではないのですが前に1ヶ月以上規制くらったことがあって…
ちなみにプロット上はまだ物語の半分にもなっていません
長すぎのくせに投下ペースが落ちるとか最低です
でも最後まではかならず投下します
まったりとお付き合いいただければ嬉しいです
ところで今さらなんですが
自分の大好物は フェイ×なの ですほんとです
なので「それぞれの優しさ」も根本はそのつもりです
…まったくそんな展開になってないけどw
では、お読みいただきありがとうございました
…スイマセン、計算ミスで10連投してしまいましたん
>>713 ということでありがとうございます!
おかげでやっと書き込めましたー
とりあえず今日は終わりです気になるとこでスイマセン