◎
千里「今日から『大浦さん24時間きっちり教育指導』
をするから、一週間ほど一緒に暮らしてくるからね」
晴美「急っ!!ってか、千里と一週間だなんて、大浦さん死んじゃうよ!
加減知らないよ、この子は!いいの、大浦さん!?」
加奈子「う〜ん…」
加奈子「いいよ〜だって、わたし千里ちゃん、好きだもん」
晴美(うわ……悲惨な結末が目に浮かぶ…)
千里「じゃあ決まりね」
☆一週間後☆
千里「うぅ〜かなちゃん、だ〜い好き〜///」
いちゃいちゃ
加奈子「へへへ〜じゃあ、もっとゴロゴロしようね」
千里「う〜ん!」
晴美(ち、千里がただのダメっ子になったーーっ!!)
◇
多祢「ふふ、面白そうじゃないっ!今度はわたしが相手よ!!」
晴美「うわ…違う意味でだらしない人が現れたよ…」
加奈子「おぉ〜、あれが千里ちゃんのお姉さんなんだ〜」
多祢「加奈子ちゃん!次はお姉さんがた〜っぷり可愛がってあげる(はぁと)」
加奈子「う〜ん、お姉ちゃ〜ん」
晴美(キタ姉、本来の趣旨ちゃんとわかってるのかな…)
★一週間後★
多祢「あ…ダ、ダメだ…さっぱりやる気でないわ………」
(そして部屋は以前よりも、もっと汚くなくなった)
晴美「うん…やる前からオチ、わかってたよ」
◎
翔子「美子ちゃん、一緒にお菓子食べようよ〜」
美子「今、お金の計算してくから後でね」
一分後
翔子「美子ちゃん、ちょっと休憩しなよ〜」
美子「私のこと気にしなくていいから、一人で食べといて」
一分後
翔子「ねえ、美子ちゃ…」
美子「ああっ、うるさいな!今は忙しいって言ってるでしょっ!」
5分後
翔子「…ひっく…み…美子ちゃん…ごめんなさい…」
美子「ごめんごめん、私が悪かったから!もう怒ってないから!ね!
翔子っ!本当に大好きだよ!」
▽
ガチャ…
霧「せ、先生っ!こんにちは!」
智恵「ああ、小森さん。いらっしゃい」
霧(今日は先生の家で、ふ、二人きり…緊張してきた…)
智恵「それと常月さんもいらっしゃい」
まとい「先生、失礼しますね」
霧「!?」
霧「ちょっと!あんた何勝手について来てるのよ!?」
まとい「小森さんが、盛りついて、先生に変なことをしないか見張るためよ」
霧「カーッ!どうして、私が先生との二人の時間を邪魔されなくちゃ
いけないのよ。あんたには関係ないじゃない!!」
まとい「か、関係ないってどういうことよ!勝手に変なことはさせないからね!」
ギャー!ギャー!
智恵(まったく…本当に仲がいいのね、この子達。
まあそれはいいのだけれど、外ではもう少し静かにしてくれないかしら…)
〆
二号「…イッタイダレヲマッテルノ?」
マ太郎「う〜ん、それはナ…あ!やっと着タ!」
ことのん「ちょ、ちょっと!私をこんな所に呼び出して、どういう
つもり!?まさか、私のいかがわしい写真をとって、
私のブログを荒らすつもり…!」
マ太郎「オマエ、何か勘違いしてルゾ…オマエをここに呼んだのはナ…」
マ太郎「オマエはこのスレ的に使いにくいキャラだけど
何とか使おうと思ったら、ココにしか使い道が無かったんダ」
ことのん「さ、最後っことは……そ、それって…」
ことのん「オチっ!!?」
二号「ヨンデクレテアリガトウ」
マ太郎「じゃあなっ!バイバイ!」
二号「バイバイ」
以上です。
一応女子は一通りだしたつもりです。
話の薄さは量でカバーと言うことです。
またこのような四コマの形で発表したときは、ぜひよろしくお願いします。
おつです
真夜愛大草さんがツボでした
千里と大浦さんのネタが好きだな
この二人は話題には出ても具体的にはまだだよねえ
ああ、皆可愛い!!
知恵×霧←→まといがたまんないっす!
ハルチリ、チリハルよりもキリチリにひかれるのはおれだけでいい
倫×奈美にときめいたぜ
僕はタネハル派
俺以外に翔子×真夜にはまってる危篤な方はいませんか?
あと、真夜のSSがある程度載ってるサイトってありますか?
まとめスレにも結構な数が溜まってきたね
昔の読み返したりするのが楽しい
それで、自分が昔書いた作品に、沢山の拍手があると涙が出てきそうなくらい感動するよ…
皆さんこれまでありがとう。そしてこれからもよろしく!
たぶん、あなただけだと思うw
真夜はすっごこ好きなんだけど、SSにすると喋らないから
すごい書きづらいので、真夜SSは少ないんだろうな。
実際、あんまり見たことないし。
まあ自分は愛×真夜を押す。
なら俺は可符香×愛を推すぜ
それじゃ敢えての可符香×まといで
じゃあ俺はまとい→霧で
倫×奈美前提の、奈美総受けで
母性的な包容力で
大草さん×千里とかどう?
やおい&ショタ倒錯的な観点で晴美×霧
他には中の人繋がりの智恵×倫とか真夜×霧とか
952 :
名無しさん@秘密の花園:2009/09/07(月) 03:37:35 ID:wcRfEXIg
まとい×霧こそ至高だと思ったけど、まとめサイトの作品読んであびる×愛、可符香×愛、可符香×奈美、智恵×霧に目覚めました。私の中では加賀ちゃんは総受け。
倫「ああ、憧れの普通生活」
望「お前は普通をなめてますね!」
奈美「二人して普通って言うなぁっ!」
倫×奈美はこんな具合じゃないかな
>>952 ここの作品読んでるとどんどん目覚めていくよねw
偏に職人さん達のおかげですな
でもどうしても晴美×千里だけはやめられないんだ…
>>954 ハルチリはあぶないおくすり並の中毒性だからな……
ええい、可符香×倫はまだなのか……
957 :
名無しさん@秘密の花園:2009/09/07(月) 23:48:18 ID:XgvdsxTM
まと霧が大好きだけど、霧まともいいなと思い始めた今日この頃。
普段とは受け攻めを逆にすると意外な発見が
個人的なジャスティスはあび愛かな・・・
あびるが愛ちゃん抱きしめてハート散らせてるのを想像するだけでおなかいっぱい
可符香×愛もいいな
心の隙間に入り込まれてる加賀さんは最高だよ
960 :
名無しさん@秘密の花園:2009/09/09(水) 07:34:14 ID:rt0+W602
アニメ一期の智恵霧には衝撃を受けたよ。
霧好きで百合好きだった自分には悶えるほどのご褒美だった。
よく考えたらあり得るシチュなんだけど、それを気付かせてくれた一期と、
絶望少女の百合という新たな楽しみに目覚めさせてくれた智恵霧には今でも感謝してる。
一期だけとはいえ、公式でやってもらうのと想像だけで補うのとは天と地ほどの差が出てくるよね。
智恵霧自体はともかく、アニメで原作にはない人間関係作られるのは嫌だったなあ、個人的に
非公式の二次創作ならともかく、公式の二次創作でキャラ変えるのは
>>955 幼なじみの女の子コンビなんていっぱい居るけど
どうにもハルチリの独特の空気感はたまらない
何なんだろうか…
それはね
晴美の余裕と千里の葛藤からできているんだよ
カエレ除く全員が基本黒髪だから、清楚な中での背徳感というか、凄くリアルな生々しさがあるよね。
残るカエレもそのお陰でリアルだし。
何が言いたいかって言うと、黒髪セーラー百合が最高ってことですよ。
毛布の娘と袴の娘が良いよ
あび愛で短いのを、投下させてもらいます
あびるって天然たらしだと思うんだ、とか考えてたらこんなんなった
968 :
飛行機雲:2009/09/10(木) 23:36:06 ID:EHg+cWi0
「あ、飛行機雲」
染みの無い真っ青な絨毯に、細長い一筋の白いきれ。
青い日差しを照り返す校舎は、古さを微塵も感じさせない。
今日はそんな日差しとは裏腹なバイオレンスな社会についての社会科見学だったのだが、なぜか私は置いてけぼりをくらってしまった。
さっさと帰ろうと靴を履き替え校庭に出たときに、後ろで聞こえたのは何かを盛大にバラまく音。
「い、いけません、私ごときが校庭を汚してしまうなんて」
目を遣ると加賀さんがゴミ箱ごと派手に転んでいた。
「大丈夫?」
「小節さん!?す、すみません、私なんかが!」
「血、出てるから」
言いながら、彼女の肘にできたかすり傷にガーゼを当て包帯で軽く縛る。
誰かが手当てをしないと、彼女が傷だらけになってしまう気がしたから。
「そ、そんな、私ごときのために手当てなど!」
「包帯とか余ってるから……、それとゴミ出し手伝うよ」
「す、すみません、すみません!私ごときのために帰る時間を延ばしてしまって!」
「気にしてないよ」
顔面蒼白で私を見つめる彼女をよそに、散らばったゴミを拾い集め始める。
どう見ても、うちのクラスのゴミだけではない。
「社会科見学には行かなかったの?」
散らばったゴミを拾い上げながら、聞いてみた。
「私ごときは皆様のご迷惑になってしまうので……」
「そんなことないと思うけど……」
「す、すみません、私なんかに同情させてしまって!」
「まあ、これでゴミは集め終わったかな」
「す、すみません!後は一人で十分なので!」
「つかみかかった尻尾だから」
そう言って私はゴミ捨て場に向かって歩き出す。
一人で持つには重過ぎるゴミ箱も、二人で持てば楽になれる。
そうわかっていても彼女の性格がそうさせない。だからこそ、私は彼女を手伝おうと思う。
「……」
「ねえ」
「すみません!すみません!」
「いや、そうじゃなくて」
「へ?」
「手、出して」
彼女が出した左手の薬指に優しく包帯を結んだ。
細くて綺麗な指先は少しだけ震えていて、私が触れていいものかとためらわせた。
「おまじないだから、はずさないでね。
それと、これからつらいこととか私が半分持ってあげるからさ、言ってね」
「こ、これはその、いわゆる、えっと、す、すみませんー!」
なぜか顔を真っ赤にして、彼女は校舎のほうへ走っていく。
何か、気に障ることしちゃったかな……。
「あ、飛行機雲」
ふと見上げれば、飛行機雲。消えずにいつまで残っているの。
あなたと流れてゆらゆらと、移る心が飛行機雲。消えずにいつも残っていたい。
969 :
飛行機雲:2009/09/10(木) 23:36:43 ID:EHg+cWi0
〜次の日〜
「おはよ」
「おはよう。
ねえ、加賀さん指をどうかしたのかな、顔真っ赤だし」
「あれは私が結んだ、傷とかはないけど」
「え、左手の、薬指に?」
「そういうことになるかな」
「そっか、それで加賀さん顔が真っ赤なのかー。
って、もしもし、あびるさん、ことの重大性に気づいてます?」
「あ、飛行機雲」
「って、聞いてないし!」
「飛行機雲って、白くて細くて長くて、包帯みたいであびるみたいだナ」
「そうかな?」
「アア」
「……そう、だといいな」
以上、超短編です・・・
お目汚しすみませんでした、暇があればまた何か書かせていただきたいと思います
後、あび愛ってジャスティスだよね
あびるの雰囲気は良いよねぇ
972 :
名無しさん@秘密の花園:2009/09/11(金) 01:54:25 ID:G+tAVk2P
GJ!
ほんわかした。
>>969gj、いいね
さぁ、あびるのターンだが私はまといと霧を投下しよう
駄文だが見てもらえると嬉しい
先生が失踪する。そしてすぐに帰ってくる。世間ではとんでもないこんな状況を2のへは当たり前のように過ごしていた。
皆、慣れて油断していたのだろう、どうせすぐに帰ってくると。しかし私はずっと傍にいたから分かる。誌上用のネタなんかじゃない。
今回、先生は本当に失踪する。きっと帰ってこないだろう。私はそれを見通していた。日々の情報収集や先生の観察は伊達にしていない。
そして案の定私は、深夜宿直室から出てきた先生を捕まえることができた。
「ははは、いたんですか…」
「えぇ、ずっと」
先生はいつも通りの凛々しくもどこか暗い印象な表情をしている。普段と違う点といえば日用品の入ってると思われるトランクを引きずっているということぐらいだろう。
「先生、もう此処に帰ってこないつもりだったでしょ。どこに行くかは知りませんけど私はずっと一緒ですよ……」
私はそんな先生の顔をじっと見つめて言った。やった。出し抜いた。ミイラにきっちり、そして座敷童もいない。本当の意味での二人きりで生活できる。そのことを想像すると興奮をも覚える。待ちに待った夢が現実となる。それがたまらなく嬉しかった。
この時の私は浮かれていたのだろう。顔を見ていたのにかかわらず先生の表情が変わったことに気付くことが出来なかった。
「ああ、全てお見通しでしたか、しかし」
そう言った先生は冷たい眼をしていた。
「もう私につきまとうのはやめてください。はっきり言って迷惑です。」
え?私には何を言っているのか理解ができなかった。昂揚していた私の脳が固まり興奮が冷めていく。一気に目頭が熱くなる。聞こえていたのに私は思わず復唱を要望してしまった。
「だから失踪先ではもうつきまとわないで下さい。迷惑です。」
先生の釘を刺すかの言い方が胸に響く。私は嫌だった。認めたくなかった。
私の愛が「迷惑」の2文字で片づけられたことを。そしてこんな現実を。
「なんでですかっ!先生っ!今までずっといたじゃないですか!そんなの嫌です!私はついていきます!絶対ついていきますから!!」
感情を剥き出し声を荒げて願望を吐き出す。夜の学校に私の荒声が響く。
「今までが迷惑だったって言ってるんですよ。それが新天地でも続く?冗談じゃありません。私はまっぴら御免ですよ。」
私の感情に任せた願望は先生にはっきりと否定された。「はいえ」とか言っている先生に。
もう私は我慢ができなかった。頬を雫が濡らす。先生にとって私は厄介者以外の何者でもなかった。そんな考えたことのない最悪な現実が私の固まった脳を激しく揺さぶる。気持ちが悪い。胸が苦しい。肩が震える。嗚咽が洩れる。
「泣かせてしまいましたか。はぁ……、貴女は最後まで迷惑な人ですね……」
泣きっ面に蜂、追い打ちを受ける。一度流れ出した涙は止まらない。
「では、もう行きますね。多分、もう会うこともないでしょう。さようなら。常月さん」
そう言って先生は振り返りもせず校門を出る。私は何も言えないし追いかける事も出来なかった。
私に出来ること。それはその場で蹲り泣く。ただそれだけだった。
私が泣き崩れて何時間たっただろうか…実際には1時間も経ってないのかもしれないが今の私にはとても長い時間泣いたという覚えしかない。
もう涙も出し切ったのだろうか。一滴も出てこない。
先生とこんなに離れているのに何も感じない。頭が重い。
そんな私はフラフラと魂が抜けたかのように宿直室のドアを開けた。此処が先生が住んでいた部屋。
生活感が残っている。しかしなくなっているものの多く感じられる。それは多分今頃、トランクの中だろう。
ゴミ箱にはカップラーメンの容器が捨てられている。私にはもう持ち帰る気力もない。ただのゴミにしか見えない。
実際、ただのゴミなのだが
そして先生の寝室。布団が無造作にひかれており枕はなくなっていた。それも持っていったのだろう。
しかし枕の代わりに布団の上には何かが置いてあった。いや、居た。
布団の上にはあの座敷童が居た。まぁ元々、校内に居るんだから驚きはない。
うつむているので顔は見えない上に髪を散乱させポツンとしているため、本当の妖怪のようだった。
そんな観察をしていると座敷童はか細い声で私に話しかけてきた。
「……先生、いなくなっちゃったよ………」
なんだ。コイツも知ってたのか。盗聴していた時は知ってる素振りもしなかったのに。
「知ってるわよ……そんなことぐらい……」
「じゃあなんでこんな所にいるの?なんでついて行ってないの?」
間髪を入れずにきたこの質問に迷惑、って言われたからよ。とは答えられなかった。
「別にどこにいようと私の勝手よ、そんなことどうでもいいでしょ」
「ふぅん、そう………」
投げ遣りな返事に適当な返事が返される。目も合わさずに行われたこの質問の後、沈黙がしばらく続いたがそれを破ったのはアイツの方だった。
「アナタ、ついてくるな。って言われちゃったんだ」
それを聞いた瞬間、私の中で何かが弾ける。考える暇もなくジャージの襟を掴み座敷童を押し倒していた。
「適当なこと言わないでよ!!アンタに何がわかるっていうの!!先生と私の何が分かるのよ!言ってみなさいよ!!」
「わかるよ!!邪魔者だったん
パチン
気付いたら手が出ていた。前髪が散らばり素顔が見える。叩かれた右頬が朱に染まっていたがもう一つ、いや二つ朱に染まっていたところがあった。彼女は私の襟を掴み起きあがる。
「叩くことないじゃない!私だって先生において行かれたんだよ!?最後なんて言ったと思う!?
「もう会うことはないでしょう」だよ!!先生は結局、私のことなんてなんとも思っていなかったんだよ!?」
パチン
右頬を叩かれる。それでも私の勢いは止まらない。
「別にそれぐらいならいいじゃない!なんとも思っていなかったぐらい!私なんて迷惑と思われていたのよ!!
ただ先生のことが知りたいだけだったのに!なんでよ!なんでなのよぉ……!」
また、泣いてしまった。枯れ果てていたはずの涙がまたこぼれ落ちる。私は襟を掴んだまま彼女の胸に顔を埋める。
彼女に当たって勝手に泣いて、自己嫌悪を覚える。もう、何も考えたくなかった。
「そんなの……そんなの…私がっ…聞きたいよ………せんせいっ、なんでぇ…」
彼女もまた泣いていた。今の私なら分かる。彼女もまた、あの男に捨てられたのだろう。結局のところ、私と何一つも違わなかったのだろう。
彼女は手を私の背中の方にまわし眼を押し当てる。そして私たちは声をあげて泣いた。
その後のことは覚えていない。
夜の宿直室に愛する男に置いて行かれた少女達の泣声が響く。
勝者のいない恋、その参加者であるひきこもりとストーカーの夜泣きは長く長く続けられた。
「あのさ、さっき叩いてごめんね…」
眼は赤いもの落ち着いたまといが謝罪する。まといの顔に水滴はもうついていなかった。
「いいよ、私も叩いちゃったしおあいこだよ」
霧はまといを見つめながら返事をする。一夜を共に泣き続け和解した二人の間には何とも言えない関係が垣間見れる。
忘れることで前に進む。その決断をした彼女達の表情は清々しかった。
「どうしようか、もう朝だよ?」
鳥の囀りが聞こえる。一夜中泣いていたため二人は一睡もしていなかった。
「サボっちゃえばいいじゃない、担任もいないし一応は出席もしてるんだし。それに…」
「それに?」
もじもじするまといに霧が問いかける
「今日はもう寝たいわ。霧と一緒にね」
二人の顔が朱に染まる。少し恥ずかしそうに、しかし幸せそうに。そんな朱色をしていた。
「ちょ…ちょっと待ってね!今、お布団直すから!!」
霧は焦りながらくしゃくしゃになったシーツを伸ばし乱れた布団を再生させていく。
「ふふっ…そんなに慌てなくてものに」
「こういうのは早くやらなきゃ駄目なの!ほら、出来たよ」
そう言って整った布団の中にもぞもぞと入っていく霧。そして掛け布団をめくり、
「さ、一緒に寝よっ」
言われたまといはブラックホールに吸い込まれるかのように霧の居る布団の中に潜っていく。
狭い布団の中だが二人にはその狭さが嬉しかった。
「まといちゃん…温かいね……もっと近づいてもいいかな…?」
細い眼をした霧が呟く。まといは何も言わずに霧を抱きしめた。
霧もまた、絡みつくかのように手を背中にまわす。
「温かいなぁ……ずっとこうして……
彼女の口とが閉じた。それと同時に細い眼が線になった。
「おやすみ…霧……」
そう言って彼女もまたまぶたを綴じた。
朝の宿直室に傷を舐め合った少女達の寝息が聞こえる。彼女達の恋は昨夜終わった。
しかし彼女達は今朝、新しい恋を見つけた。
数日後、不下校少女が二人に増えた。ただ、二人目ははひきこもりなのではなくひきこもりのストーカーだったという。
彼女達は互いに傷付き、そして互いに傷を舐め合った。
そんな二人はずっと一緒に居たという。そう、ずっと
お疲れ様でした
横書きなので改行がおかしいかもしれない
そこは業務上、縦書き野郎なんで勘弁して下さい
では、次スレでまたなにか投下したいと思います
まとい×霧に至るために少々展開が強引すぎやしないかな
絶望先生の人間性を考えたらああも突き放した物言いができるかどうか疑問
正直絶望少女達の誰かと心中でもしたという方がまだ自然に思う
それはそうとまとい×霧の背徳感は何なんだろう
私はうれしいよ
GJ!
まときりの背徳感は、もともと先生をめぐっての関係だったのに、先生を捨てて(もしくは捨てられて)くっついちゃうからかな。
二人とも依存心が強そうで、お互いがお互いに依存しあう関係になりそうなことも、あるかもしれない。
まあライトなのも好きですが。
ともあれGJ!次スレは自分は携帯なので立てられませぬ。
マジ自殺でもしそうな雰囲気だし、そういう精神状態なら先生もこのくらい言っちゃうんじゃない
じゃあ次スレ立てに行ってみる