Perfumeで… その3

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1わっふるわっふる
このスレは、Perfumeの3人をわっふるしながら愛でるスレです。

わっふらー3ヶ条
・原則sage進行でわっふるすべし
・本スレ及びその他Perfume関連スレに突撃することなかるべし
・erを書く際には予め告知すべし

まとめサイト
PC
http://light.wing2.jp/perfumematomess/
携帯
http://01.mbsp.jp/perfumematome/

前スレ
Perfumeで… その2
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1210094707/
前々スレ
Perfumeで… その1
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1203706124/
2名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 19:59:57 ID:pST+hVb0
>>1
乙ンデレーション♪
3名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 20:02:03 ID:E+X29XqM
<参考リンク>
ワッフル・ケーキのR.L(エール・エル) オフィシャルサイト
http://www.rl-waffle.co.jp/
4名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 20:16:56 ID:erP616kM
直リン危ないw
5名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 20:28:33 ID:3+DTmv+0
>>1
乙です!
6名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 20:59:17 ID:TEKfCsNL
するなっていってるのに直リンしてるやつはなんなの?死ぬの?
>>1
7名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 21:43:06 ID:tb6LOA07
It's brave new world >>1乙したいでしょ♪
8名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 22:19:11 ID:WsfaZlMu
>>1乙です
もうPart3とは景気がええのぅ
9名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 22:19:16 ID:TwxPetL/
繰り返す♪ この百合リズム♪
>>1のスレ立ては♪ まるで乙だね♪
10qp:2008/06/02(月) 22:43:15 ID:2YDcDklW
恋の運命は 愛の証明は
>>!のスレ立てと 何かが似ているかもね
11名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 23:24:52 ID:CmSe0JAJ
>>1
乙レイト・ディスコ♪
12名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 00:27:16 ID:bKT8xaEy
かしのちでかし攻めです
※eroです
嫌な方はスルーの方針でお願いします








今日は久々にゆかちゃん家に泊まり。
本当に久しぶりだからワクワクしてる自分がいた



―ピンポーン―


はぁい、と声がして
ドアの先にはゆかちゃんが。

…やっぱり可愛いなぁ…



「のっち?ぽけーっとして、なしたんよ?」

「へっ?や、なんでもないよ」


変なのー、って笑いながら
家に入るよう促してくれる。


「そういえば、あ〜ちゃんは?」



そう、聞くとゆかちゃんの顔が曇った気がした



「…あ〜ちゃんは、家の用事で来れんけぇ
今日は二人っきりじゃよ」



どくん、と心臓が鳴った。

13名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 00:28:22 ID:bKT8xaEy


くるり、と振り向いたゆかちゃんの顔は
なんだか妖しげな雰囲気をかもし出してて

背中に冷や汗が伝った。



なんだか変な空気のまま、ゆかちゃんの部屋に入る。

チョロとふーくんは相変わらずで
ちょっとだけ癒された。





「―――ねぇ」



後ろから掛かる、甘い艶のある声。


身体の関節が軋んで、上手く動けない



「な、に?」


やっとのことでそれだけ返すと
ゆかちゃんは細い腕を後ろから回してきた。



そして耳元で囁く。

14名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 00:29:34 ID:bKT8xaEy









「さっきも言ったけど、今日は誰も居らんけぇ…
何してもええんよ………?」



ねぇ、のっち?

そう続けて首筋をゆっくりなぞられる。


「や……ゆか、ちゃん…あかんよ、こんな……」

「何が、駄目?」

「…ぁ……っ」



軽く耳たぶを噛まれて、息を吹き掛けられる。

熱い
熱い


心臓がうるさい。



「のっちぃ…感じとるん?」

「ちが…」

「ふふっ、かーわーいーいー」


そのまま強く抱きしめられて
背中に顔をうずめる。


もう…とにかくやばい。

15名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 00:30:58 ID:bKT8xaEy





―――駄目だって!!

そう振り返って強く言おうと思ったのに
ゆかちゃんはするっ、と抜けて


「ご飯食べよっか、お腹空いとる?」

なーんて言うもんだから、一気に身体の力がぬけた。


今の出来事で絶対、寿命縮まったよ…
危うく天国に昇るとこだったわ


「今日はハンバーグですよー」


にこって笑うゆかちゃんは可愛くて
本当に小悪魔だけど、許せちゃうんだよね


そんでもって付け合わせの野菜は全部のっちに回ってくるんだろうな…


それはそれで嫌かも…

16名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 00:32:19 ID:bKT8xaEy





ゆかちゃんが作ったハンバーグはめっちゃ美味しくて
話も盛り上がって、楽しい時間を過ごせた。

ただ…少しは野菜食べよーよ…


「んーっ、お腹いっぱい♪
お風呂入っちゃう?」

「どうしよっか、もう入っちゃおっかな」

「ねぇ……一緒に入ろっ」



……………はい?

意識が一瞬何処かに飛んでった
いきなり何言い出すんよこの子は!!!!



「やだ…?」



あー…もう、その目止めてー!!
上目遣い止めてー!!





「い、いーよ…一緒に入ろ……」


大本彩乃

負けました。完全なる敗北です。

17名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 00:33:49 ID:bKT8xaEy





「じゃじゃんっ♪今日の入浴剤はこれでーす」

「おぉ…」


なんでこうなるんだろう…
今日のゆかちゃんはおかしい。絶対おかしい。



「のっちってさぁ…」

「ん?」

「結構、胸あるんよねぇ」



むにっ


後ろからわしづかみ。
これ、なんの罰ゲームですか
涙が出てきよったよ…


あ〜ちゃんヘルプミー



「なかなかの「お湯溜まったし、入ろっかぁ!!」


無理矢理ゆかちゃんの言葉を遮って
先に浴室に入る。


僅かに文句が聞こえた気がしないでもないけど
聞こえない振り、気にしない振り。

18名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 00:35:17 ID:bKT8xaEy





身体を洗って、背中を流し合いして
シャンプーの泡で遊んだりして、


こんなに疲れる入浴タイムはそうそうないよ…



仄かに香る入浴剤が心地よい。

今は何故かゆかちゃんと向き合う形じゃなくて
のっちがゆかちゃんに後ろから抱え込まれてます。



…何故だ。



「…のっち…あったかぁい…」
ぴっとりと背中にほっぺたをくっつけるゆかちゃん
心無しか手が腰に回されてるような―――





「―――――好き。」


湯気に隠れたその言葉は、はっきりと耳に届いた。

19名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 00:36:30 ID:bKT8xaEy






「え…ゆか「のっち、しよ」



拒否権はないよと言わんばかりに
素早く体制を入れ換わる。


向き合ったかと思えば、すぐに唇に柔らかい感触。



「ん…ん、ぅ…」


長い長いキス

頭がぼんやりして、このままとろけてしまいそう



「あ……んんっ…」


耳元にまたあの意地悪な声。



「のっち…感じとるね…
気持ちいい?」

「ん…やっ……は、ぁっ」


押し寄せる波に、抵抗するのに精一杯で
返事を返すのもままならない。

20名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 00:37:49 ID:bKT8xaEy






「ゆ、かちゃ……」

「なーに?」

「も……止め…っ」

「嫌。」



ぐぐっ、と更に深いところへ。

意識が途切れそう。
湯船に溜まったお湯がぱしゃぱしゃと跳ねる。


「…すごーい…お湯がとろとろしとるよ…」

「言、わ……んで…よ」



顔が熱く、火照る。
唇を噛みしめて、声を抑えるけどほとんど意味がなくて。

浴室という環境が、なおさら声を響かせた。





「―――そろそろ、限界?」

21名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 00:39:09 ID:bKT8xaEy






自分、こんなに高い声出たんだなぁ…
気付かなかった。なんて冷静に思う。



最後にゆかちゃんに耳を甘噛みされて
あたしは天辺まで昇った。


「は……ぁ…」

乱れた呼吸を整えて、顔に張り付いた髪を払いのける。



「気持ち良かった?」

分かってるくせに聞いてくる満面の笑みの小悪魔ゆかちゃん。





今日だけは素直になってあげるよ



「………うん。」



でも…夜、覚悟しといてね

のっちはやられたらやり返す派じゃけぇ



end

22名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 00:40:15 ID:bKT8xaEy
以上です
お目汚し失礼しました…(´・ω・`)
23名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 00:43:12 ID:Q5h9QBqX
ふぎゃああww
え・・えろは・・・たまらんです・・・www
ぞ、続編もお願いします!!ムッハー(*´д`)=3
24名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 00:46:30 ID:1CjMK+Hp
新スレ一発目のSSがeroだなんて、実にけしからん。

わっふる!わっふる!
25名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 00:48:10 ID:Q5h9QBqX
おっと
>>1乙!を忘れてた!スレ立て乙です〜!
26名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 00:49:55 ID:iq46+JNP
今日風呂絵の事を考えていた自分にとってはタイムリーすぐる件(絵は没になったけど)

しかし全くけしからん!このようなものが!許されると!思って!いますからもっと書いてくださいお願いしますはあはあ
GJ!
27名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 00:54:23 ID:wENukluO
>>22
これは・・実にけしからんな
次作を勝手に期待してしまいますお
>>22なら一生養う自信がある
それくらいGJ!!
28名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 01:00:31 ID:4AeQAFvB
>>22
ふ、ふむ

じつ・・・にけし・・・か・らん



ふう。
こんなもの書くのはここだけという条件で許してやるから早く続きを書け
いやおながいします。どうか続編を


わっふるわっふる
29名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 01:02:56 ID:cl94BCcQ
けしからーん!!!!!

わ、わっふる…
30名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 01:19:42 ID:Jnvcxhvx
いやぁ、深夜だねぇw

たまに来るerはスパイスのような感じ

いや別にたまにじゃなくてm(ry
31名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 01:25:48 ID:4AeQAFvB
>>30
そもそもここがpinkだということをお忘れか

えrでもいーんdeath
32名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 01:32:11 ID:bKT8xaEy
続編は書けたら書いてみますw
33名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 01:40:09 ID:Jnvcxhvx
深夜なのに爽やか系投下するねw
設定はすごいベタ

ベタだからいいってのもきっとありますよね…
34名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 01:40:54 ID:Jnvcxhvx
今日は、うちの学校のバスケ部が招待試合をする日。

相手は県で1、2を争う強豪チーム。

対するうちのバスケ部の主将は、のっち。


私とゆかちゃんは、のっちを応援するために横断幕を作った。
何しろヘタレのっちがヘタレじゃなくなる貴重な日じゃけんね。

それに、相手が強豪とあって、
今回ののっちの熱の入りようは尋常じゃなかった。

毎朝早くから練習(後輩が熱い視線を向ける中)。
放課後も毎日練習(後輩が熱(ry

誰かに声をかけられても聞こえないくらいに集中して、
練習し続けていたのを私は遠くからずっと見ていた。


「勝てるかなぁ?」
不安げなゆかちゃん。
「勝てるっしょ」
そう言い切ったものの、相手チームが入場してきた途端に、
その自信は不安に変わる。


なんか…みんなでかい…。
絶対170以上あるよ、あの人たち…。



「勝てるかなぁ…?」
涙目のゆかちゃん。
「さぁ…どうだろう…」
同じく涙目の私。



応援しにきたとは思えないような表情の私たちを残して、
ホイッスルが鳴る。

試合開始。

35名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 01:42:08 ID:Jnvcxhvx
今気付いたけど、ものすごい観客数。
のっちはうちのバスケ部歴代ナンバーワンの実力だと言われている。


それになんだかかっこいいんよね。
ユニフォーム姿…。


のっちを見るために体育館に来たという人も少なくないだろう。


試合開始からしばらく経っても点差はあまり開いていなかった。

長身の選手の間を、鋭いドリブルで駆け抜けるのっち。
誰よりも練習したであろうスリーポイントをどんどんと決める。

相手のマークがきつくなれば、
今度は味方を生かしたパスを次々に送り出し始めた。


「すごい……」



いつもは顔に寝たあとをつけて、
「あ〜ちゃん、さっきの授業のノート貸してぇ」
とか言ってくるのっちが。


いつもは私のあとを犬のようについて回るのっちが。



ものすごい歓声に包まれて、コートを縦横無尽に駆け回っている。


「頑張れぇ…」

私の声は今日一番の歓声にかき消される。


のっちのスリーポイントが決まって、
逆転した。


36名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 01:43:04 ID:wENukluO
>>31
deathだって?カエラさん乙

>>33
萌えられたらいいんじゃ萌えられたらw
37名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 01:46:02 ID:Jnvcxhvx
ここでハーフタイム。

なんと、あの強豪チーム相手にうちがリードしている。


のっちはもう相当汗をかいている。
かなり消耗しているようだ。


「のっち大丈夫かなぁ…」

ゆかちゃんが心配している。

私はもう心配すぎて声もでない。


第3ピリオドを終了しても、まだ点差はほとんどない。
まさにデッドヒート。

のっちが鍛えた後輩たちも、よく頑張っている。


観客も息を飲んで戦況を見守っている。


のっちを止めようとする相手のファウルが増える。
のっちが倒れるたびに観客が悲鳴をあげる。

私はもうずっと唇をかみしめて、
のっちの動きをひたすら目で追う。


気付けばもう、最終ピリオド。


残り時間は、
あと10秒。


2点ビハインド。


ボールはのっちが持っている。

もう勝つにはスリーポイントしかない。


38名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 01:47:32 ID:Jnvcxhvx
のっちが残った力を振り絞ってドリブルで切り込む。

そして…あと3秒…。



のっちが白線の外からシュートを放つ。

私は横断幕をギュッと握りしめる。



シュートは…


無情にも外れた。


のっちはその場で膝をつく。


試合終了のホイッスル。

静まり返る体育館に、
相手チームの主将がのっちの健闘を讃えて拍手する音が響く。


場内が拍手で包まれる。


立ち上がったのっちの顔に、涙はなかった。

そして、笑顔もなかった。





試合後、ゆかちゃんはのっちのために、
冷たい飲み物を買いに行った。


私はおそるおそる、部室に入る。

タオルを被って床に寝転ぶのっちがいた。



「のっち…」

「…入って来ちゃだめだよ」

のっちは、泣いてるみたいだった。


39名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 01:48:44 ID:Jnvcxhvx
「今は…だめ……」


私は思わずのっちに抱きついた。

のっちがびくっとして、顔のタオルがずれた。



「のっちはよく頑張ったよ」

「でも…」

「負けとらん」

「え…」

「負けとらん」

自分が無茶苦茶なことを言っていることは分かっていた。


「あ〜ちゃんねぇ…負けたものは…」


私はのっちの口を閉じるため、自分の唇を重ねる。

のっちの悔しさを私が全部吸い取ってあげる…。

抵抗するのっちの舌を絡めとる。

次第にのっちも私の舌の動きに合わせて、
いやむしろ、リードして…

長い長いキスの末、お互い息が苦しくなって顔を離す。


「くくく…」

のっちが笑い出す。


「ちょっと、何を笑いよん」


「…、ごめん、だって、この体勢…」



「押し倒されてるみたいなんだもん」



この状況でそんなことを考えるか、この変態。


ちょうどゆかちゃんが帰ってくる。


40名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 01:51:02 ID:Jnvcxhvx
「あれ、二人とも…何…して…」

「何もしてない!」


「ぷーっ!あひゃひゃひゃ」



固まって目が点のゆかちゃんと、笑い転げるのっち。


私はその真ん中で真っ赤になってあたふた。



ほんまに、二度と心配してあげんけぇ!


ゆかちゃんから飲み物を奪い取り一気飲みをする。


「あー、それのっちのー」

「ふん、知らんわこんな子」


私が走り出すと、のっちと、
そしてなぜかニヤニヤ顔のゆかちゃんが追っかけてくる。


苦い思い出が、甘い思い出に変わった。

41名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 01:55:53 ID:Jnvcxhvx
終わりー

ほんと超ベタだけど許してねw
42名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 01:56:56 ID:wENukluO
>>41
間入ってたわ…すまんorz
吊ってくる
43名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 02:07:52 ID:Jnvcxhvx
>>42
全然いいよー
ってか自分もやったことあるw

思ったけどこれは深夜のノリではないねwスマソ
みんな朝読んで朝…
44名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 02:12:10 ID:wENukluO
>>43
ありがとう
もうほとんどリアルタイムで読んでしまったよww
あ〜ちゃん積極的で萌えた
のっちウラヤマシス
45名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 02:47:33 ID:txQoaRSn
ニヤニヤ顔のゆかちゃん想像してニヤニヤしたw
46名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 03:06:52 ID:YmUOXhqB
ども、はじめまして。初投下です。
のちあ〜でちょいエロかな。
初めて書くんで、是非感想とかご指摘お願いします!!
47名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 03:07:22 ID:YmUOXhqB
『やっと縮められたキミとの距離は』

■その1
「私、のち男くんのことがすきです! な〜んてねw」
ツアーも折り返し。あたしは一人で余韻に浸る。

なんでこの言葉がこんなに甘い響きとして自分の中に残ってるんだろう。
白い天井を仰ぎながら、ため息をつく。8年も一緒にいたのに。今さらこんな気持ちになるなんて。
思えば、あ〜ちゃんの言葉は昔からよく心にひっかかってた。
「のっちがおらんとPerfumeじゃないけんね!」
「あ〜ちゃんだってたまには元気ないときもあるんよ…」
いつだって、あたしの心に簡単に入っては、すり抜けていってしまう。

「のっち、あんたまたゲームしよるん!」
ゆかちゃんだ。そうか、今日はリハで、ここはスタジオだったっけ。
「ん…考え事にはゲームが一番。けっこう頭使うんよ?」
面を上げて答えてみる。自然と、視線は数メートル先で楽しそうに笑う彼女を追っていた。
太陽みたいにキラキラしてる。アトマイザー劇場の行方を考えてるみたい。楽しそうに笑う。
あ〜ちゃんは、何を考えてあの配役にしたんだろう。

「のち男とあ〜ちゃんはどうなるんじゃろーねー」
ゆかちゃんはあたしのPSPを取り上げながら、意味ありげにこっちを見る。
「どうって…あ〜ちゃんが決めるのが一番おもろいけぇ、まかすしかないね」
「こないだ告られそうになってびびってたじゃろ?」
「え、あ」
…なんでそんな直球なんですかゆたか先生。

ゆかちゃんはニヤリとして、あたしの目を見ながら言う。
「ゆかはずっと気づいとったけどね」
「あ、うう」
なんて答えていいのかわからない。
「来るべき時が来た、ってことなのかなあ」
そう言って立ち上がり、あたしにPSPをぽんと渡すと、腿を外側からグーで叩きながらあ〜ちゃんの方へ歩いていった。
来るべき時ってなんなんだろう。気づいとったって、何に?
「のっちぃ〜!あんたいつまでゲームしよるんね!はよこっちきんさいw」
「のち男く〜ん(ハァト)」
あ〜ちゃんが笑ってあたしを呼ぶ。ゆかちゃんが爆笑しながら手招きしてる。
あたしはPSPを木目の床の上に置いて、大きく息を吐いた。
48名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 03:09:01 ID:YmUOXhqB
■その2
「のっち、なんか上の空じゃね」
帰りの車の中で携帯をいじりながらあ〜ちゃんが言った。
そうだよ、君のことで、なんだか自分が自分でないみたいなんだよ。

「いや、別になんでもないと思うよ」
「なんでも言いんさい。ゆかちゃんも心配しとったよ。あ〜ちゃん聞いたげてって言っとった」
あ〜ちゃんは真顔だ。大きな目でこっちを見る。

「やっぱあれなん、かみかみっていじりすぎたんがあかんかったんじゃろか」
「こないだのパンパカで調子乗って進行邪魔したけぇ怒っとるんじゃろか」
運転してるもっさんが笑ってる。

「…なーんも怒っとらんよ。ちょっと疲れとるだけじゃけぇ心配せんでええよ。」
「ほいでもあんた、そんな顔してから」
そう言ってあ〜ちゃんはあたしの頬を触る。やわらかい手だ。温かい。
あたしは黙りこんでしまう。このままこの温度を味わっていたい。

「もっさん!」あ〜ちゃんが突然大きな声をあげた。
「今日はのっちの家に行くけぇ、うちには寄らんでええよ」
「了解」もっさんは小さな声で答えた。こういうときはあ〜ちゃんに任せるのが一番いいとでも思ってるんだろう。

「昔からヘタレやからねえ、のっちは。こうやって聞き出さんと思っとることなかなか言わんけぇ」
布団がめくれたままのベッドに腰掛けて、あ〜ちゃんがこっちを見る。
あたしはその隣で取りあえず座ってみる。あ〜ちゃんがすぐそばにいることが、奇跡のように感じる。
なんでだろう。ちょっと前ならなんてことのない風景なのに。

あたしが何か言いかけたとき、
「のち男く〜ん、今日ずっとあ〜ちゃんのこと見とったじゃろwなんかついとった??」
あ〜ちゃんがいじわるそうに笑いながら、おでこを突っついてきた。
あ〜ちゃんにとっては、悩みを聞きだすためのアイスブレイキングに過ぎなかったんだろうと思う。

胸が痛む。
こないだからずっと考えていたことを、いきなり言い当てられた気がして、何も言えなくなる。
8年を共に戦い背負い合って過ごしてきた、これほど大切な親友に対して、邪な気持ちがあるなんて。
そんな自分が嫌になる。

「のっち!?」
「ん?」
「あんた何泣きよるん!?」
知らない間に涙が流れていた。なんて言っていいのかわからない自分と、何を言われるかわからないあ〜ちゃんに、あたしの心が教えようとしてるのかもしれない。
49名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 03:09:34 ID:YmUOXhqB
■その3
「なんで泣いとるんねこの子は…」
あ〜ちゃんはあたしの背中をさする。あったかい。いつだってこうやって励まされてきたんだな。
「泣いとらんよ別に」
「泣いとらんゆうてもこんなにぐじゃぐじゃのぶーぶーな顔してから」
あたしの頬を両手で挟んで顔をいじる。髪がゆれて、ふわりといい匂いがした。

頭の中で、何かが外れそうになる。あたしはぶっきらぼうに言った。
「あ〜ちゃんはのっちのことなんもわかっとらんよ」
「…」
「わかっとらんし、この気持ちはわからんままでいいんよ」
「なんでそんなこと言うん。ゆかちゃんもあ〜ちゃんものっちのことどれだけ考えてると思っとるんよ」
悲しそうな目。天使の顔は一瞬にして曇ってしまった。

自分を取り戻したい。平静を装って、笑ってみる。
「ごめんごめん、ほら、最近疲れててさ。何に悩んでるのかわかんなくなっちゃって」
「…のっちはあ〜ちゃんのこと嫌いになってしもたんか。今までならそんなこと言わんもん」
子供みたいに足をバタバタさせながら下を向いてる。
かわいい。そう誰よりもかわいいんだ。あ〜ちゃんは。

「のっちはあ〜ちゃんのことすきじゃけぇ、だいじょうぶよ」
一番核心に近い言葉のはずなのに、こんな形で適当に言ってしまう自分が嫌だ。でも仕方ない。
曇った顔をまた天使の顔に戻さなきゃ。
そう思って精一杯の笑顔で笑って、あ〜ちゃんの肩を小突いた。
50名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 03:10:29 ID:YmUOXhqB
■その4
「…しっとるよ」
「え?」
天使の顔は見えなかった。
「すきってことぐらい、最初からしっとるよ」
そう言って顔を上げたあ〜ちゃんは、Perfumeのあ〜ちゃんでもなく、
天使でもなくて、ただの19歳の女の子だった。
肩が小さく見えた。抱きしめたい衝動に駆られたと思ったときには、もう抱きしめてた。

あ〜ちゃんは思ったより小さかった。腕の中にすっぽり入ってしまう。
今まで何度もハグし合ったことがあるのに、今日は特別なやわらかさを感じる。
「のっち」
「うん」

高くてやわらかくてやさしい声で。あ〜ちゃんは私の耳元で言う。
「そんなことぐらい、最初から気づいとんよ?」
「うん」
「ずっと、こうしたかったんじゃろ?」
「うん」
あたしはどう返していいのかわからなくて、子供みたいに首を振るだけだ。

あ〜ちゃんがクスリと笑う。声はさっきよりもやわらかくなった。
「のっち…、どきどきしすぎw」
あたしの両肩をつかんで引き離した。くしゃっと笑う顔がかわいい。
胸がつかまれてしまう。キスがしたい。でもこんなときどうすればいいんだろ。

「あ〜ちゃん…目つぶってみてくれない?」
「…でもこの流れじゃとのっち絶対ちゅーするじゃろ」
痛々しいぐらいの自分の気持ちが、急に軽くなった。あ〜ちゃんは天才かもしれない。
あたしがあ〜ちゃんのことを好きだという気持ちは、もう一人で抱えてなかった。
このいとしい距離が、急にしあわせに思えて。自然と笑ってた。

「やっと笑ったわ」
そう言って、あ〜ちゃんは天使に戻った。頬の筋肉がゆるんで、安心した顔。
あたしがまだ子供だったら、有無を言わさず押し倒してるんだろう。
あたしがもう少し大人だったら、あ〜ちゃんにこんなこと言わせないだろう。
51名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 03:10:53 ID:YmUOXhqB
■その5(ちょいer)
「ごめんね」
意を決する。あたしは言って、油断してるあ〜ちゃんを引き寄せるとためらいなく唇を寄せた。
あ〜ちゃんは拒まなかった。あ〜ちゃんの唇は思ったより薄くて、でもとても気持ちがいい。
ずっとこうしたかったって思いながら、髪をなでて顔を触って肩を抱きしめて、何度もキスをした。

力が入る。自然と体の重心があ〜ちゃんに傾く。ふわっとベッドに倒れたあ〜ちゃんの唇を追って、
あたしはあ〜ちゃんに覆いかぶさった。目をつむったままのあ〜ちゃんの表情は読み取れない。
ゆるくウェーブのかかった髪がベッドの上に広がってる。

脳が命令する前に、言葉が勝手に口から出ていく。
「すき…」普段はあまり見せてくれないおでこに。
「すき…」よく膨らむ頬に。
「すき…」泣いたり笑ったり忙しいまぶたに。
「すき…」小さな鼻先に。

すきという気持ちが止まらない。
「うん…」
精一杯応えようと、あ〜ちゃんはうなずいてくれる。身を固くして、目をつぶりながら。

「しってる…」
何度か繰り返した後、あ〜ちゃんの手が背中に回るのがわかった。少し震えてる。
「すき…」耳にキスしたとき、冷たいものが当たることに気づいた。
「…あ〜ちゃん泣いてるの?」

ふと我に返り、あ〜ちゃんから体を離して起き上がった。
「ご、ごめん!なんか、その、急にこみあげちゃって、いや、ほんと、なんかごめんね!」
あたしは急にのち男になってしまった。あれは素の自分なんだな…。
「ううん」
仰向けになったまま、あ〜ちゃんは首を振る。
涙をふいたりこらえることをしないのが、余計にいとしくさせる。かわいすぎる。
不意に腕をつかんで引き寄せられた。
「のっちぃ…こっち来て…」
52名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 03:11:20 ID:YmUOXhqB
■その6
体を横にしてあ〜ちゃんを抱きしめた。
なんで泣いてるのかわからないけど、今抱きしめなくてはいけないのは確かだった。
いつもみんなを楽しませてくれて、たくさんの人を一瞬で笑顔に変えられる子が、目の前で泣いてる。

「何を言ったらいいんかわからんよ」
「…?」
「すごくうれしいのに、どうしたらいいかわからんのよ」
「何もしなくていいよ。ただ、ここにおってくれるだけで。」
「そうなん?」
「そうだよ。」
このよくわからない抑えられない感情を、あ〜ちゃんが受け入れてくれた気がして。
あたしは安心してあ〜ちゃんの髪をなでた。

「ありがと」
安心した顔で腕の中で微笑んで、私の首あたりで顔をごろごろする。猫みたい。
何もしなくていいって言ったのに。あたしの右手を触って、やさしく握ってくれた。
あ〜ちゃんのやさしさが伝わってくる。

「ちゃんと覚えとかにゃいけんわ」
「ん?」
あ〜ちゃんの吐く息が、首筋に当たってくすぐったい。しだいに顔を上げて、頬ずりをしてくれる。
「のっちの匂い、忘れたくないけぇ」
「ん…」
「もっとぎゅっとして…」

どきどきしてるけど、でもすごく安心する。あの衝動はいつの間にか消え去っていた。
いつの間にか、あたし達は深い安心感に包まれて、眠りに落ちていた。
53名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 03:11:48 ID:YmUOXhqB
■おまけ
「ふむふむ。まあ今回はここまでが妥当な線じゃろ。」
「思ったよりのっちががんばったけぇ、感謝せんといけんね」
耳につけたヘッドホンを外し、受信機の電源を切ると、
樫野有香は二時間前の電話を思い出していた。

「あ〜ちゃんは今日のっちの家に泊まるって。かしゆかなんか聞いてる?」
「なんかのっち悩んどったみたいじゃけぇ。それがらみじゃろ」
「ふーん。まあこういうときはあ〜ちゃんに任せるのが一番いいからね、了解。おやすみ!」

そしてPCに向かいながら小さな声で呟く。
「もっさん、GJ!」
54名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 03:12:15 ID:YmUOXhqB
以上です・・・スレ汚し失礼しましたー
55名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 07:12:19 ID:z9YqZbHG
GJー!!!

あ〜ちゃん可愛いすぐるW
良ければまた書いて下さい!!
56名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 09:13:57 ID:aq8d6Qaq
>>54
GJ!GJ!
朝からきゅんきゅんしたw
57名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 10:30:38 ID:T43FFBeH
GJ!!!
樫野様ww
58名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 13:42:46 ID:M7lqCtbL
黒ゆか全開GJ!

あ〜のちは基本ですな。わっふるわっふる。
59名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 15:40:05 ID:wENukluO
>>54
GJ!!
のっち受け好きな自分は昨日からずっと歓喜
60名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 18:57:10 ID:BFLyFWgK
職人さん方こんな神SSであたしを(萌)殺してどうするつ(ry

>>22激GJ!新しい風が〜

そしてのちあ〜wwああもぅ!神が多すぎるw
61名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 19:24:43 ID:Z7yudS2d
のちかし書いてみました
ちょい黒かしになった

のっちのびっくりした表情がうまく書けなかったケド投下します…

http://imepita.jp/20080603/694630
62名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 19:32:25 ID:/PFTQwq3
GJ!何かksykの目がエロいw
63名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 19:35:43 ID:1CjMK+Hp
>>61
むほっwwえろっwww
GJでございます
64名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 19:40:36 ID:wENukluO
>>61
黒かしにしてerかしw
GJ
65名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 22:01:14 ID:aq8d6Qaq
>>61
(エロ)いい絵だ
GJ
66名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 23:24:39 ID:Jnvcxhvx
なんか波があるねw
誰かがSS投下したら連鎖反応みたいにSSラッシュになるけど、
今日は谷間の日かな?
67名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 23:44:19 ID:wENukluO
|____
|    `ヽ
|     ヽ  
|//\   .|   
|/ ヽ ノ .ノ
|   ー |/|
|/// ~ |.)|  た、たにま…  
| "  ハノ
|ー /    あ〜ちゃんの谷…
|_フ.ヽ
| ∩ ヽ
| x ・) )


|
|
|
|
|
|ミ ササッ
|   
|   
|
|
|
68名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 23:50:26 ID:5USwuTGh
↑のっち自重wwww
69名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 23:54:52 ID:BIgT9wxN
SSのない日はここでアトマイザーコントアフターが繰り広げられるのか…ゴクリ
70名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 00:14:48 ID:zUDCiYMw
前スレですが、可哀想な白かしを書いていたものですW

いきなりだけど完結させてみたので投下
71名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 00:15:36 ID:zUDCiYMw
1

長い、長い、ゆかの片思い

正面からのっちを見つめるには隠した気持ちが後ろめたくて。
いっそ伝わってしまう事を願った。でもそれが何を意味するのかも分かってたんよ。

『…12位はやぎ座のあなた!』

「……また12位…」

ちょっと前から恒例になった朝の占い
思わずテレビのリモコンを放った


あの時、止めたはずの時間はいつの間にか流れ出しとる。
72名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 00:16:46 ID:zUDCiYMw
2

「なんか、月低くなーい?…オレンジ色だし」

二人だけの帰り道
のっちの間延びした声が夜の静かな道に響く

「…これオレンジって言うん?」

言う言うー!と突然、笑い出すのっちを見つめた

…こんな風にずっと二人で歩けたら。

幸せかな

残酷かも

言えん気持ちが歩くごとに重たくなって、
伝えたい衝動が歩くごとに大きくなって。

「かっしー!ブランコあるよっ!」

「ん。」

ゆかの切ない心はまた一つ大きくなりながら転がる
73名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 00:17:54 ID:zUDCiYMw
3

のっちがブランコに勢いよく駆け寄った
薄暗い公園に綺麗なシルエットが揺れる

「…のっち」

「なーん?」

「あ〜ちゃんに好きって言う時こわかった?」

唐突なあたしの問いに、ええー?って笑いながらのっちはブランコをから飛び降りた

「怖くなかった。」

「え?」

予想外の答えに振り返った

「なんでじゃろ…気がついたら言っとった」

…のっちは正直なんだ

拙いけれど必死に言葉を尽くして、思いを伝えて、あっという間に行ってしまった

ゆかが思ってばかりいるけぇ、どうしたって届かない所まで。
74名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 00:19:14 ID:zUDCiYMw
4

何とか説明しようとするのっちの横顔を見つめる


気付いてたんよ。
どんなに考え続けたって答えなんか無いって事。もう思ってばかりじゃおれん。

のっちがすき。
本当にそれだけ。

どんなにカッコ悪くても、振られるのがわかっとっても、ゆかは何も持っとらんけぇ。
大好きな人に渡せるものなんて、もうこの気持ちひとつしかないんよ。


「のっち…ゆかはのっちが好きよ」

「え…?」

溢れた言葉が時間を止める
なんて身軽だろ。


ちゃんと見れるん?
自分に聞いてみる


出来るよ


ありがと…とだけ呟く、のっちのこと
ちゃんと真っ正面から見つめた


end
75名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 00:21:34 ID:zUDCiYMw
以上です
お目汚し失礼しました

ライブでは本家萌えがスゴいW
76名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 01:17:08 ID:juBHOBbs
>>75
GJです!
真っ白ゆかちゃん…
切ない…

自分だったら受け止めてあげられるのにw
77名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 02:00:37 ID:Ot9uAkfp
めっちゃ久しぶりですが…学園物を書いておった者です。
友達にあげる本用に書き下ろし作ったものの、あ〜のちだった為、
かしゆか好きの友人の需要と合わんかったんで、ここに投下するわ〜。
長いんよ…、ほんま長いんよ…。
ごめん、投下します。
78名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 02:00:42 ID:H6s9SFf+
前スレ975って、流れるの速いよ。見れんかったorz
再UP願い
79名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 02:02:33 ID:Ot9uAkfp
学園卒業編

たった1枚の紙切れ。それが目にとまったのは、見慣れた綺麗な字。丁寧に、きっちりと書かれた「西脇綾香」の署名。
それだけで、あたしの目をとまらせるには十分だ。
あたしは山本先生の机の上に無造作に置かれた書類に、素早く目を走らせた。
…最終進路調査。西脇綾香。第一志望…

あたしの、息が、止まった。

「あ〜ちゃん!!」
あたしが教室に飛び込むと、顔を寄せ合って雑誌を読んでたあ〜ちゃんとゆかちゃんは、あたしの勢いに驚いて、
「の、のっち、どしたん…?」
あたしは荒い息を整えながら、あ〜ちゃんにつかつかと近づいた。
「…あ〜ちゃん、どういうこと?」
「…へ?」
「…第一志望」
そのたった一言で、あ〜ちゃんとゆかちゃんはさっと目を合わせて、苦い顔をした。
80名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 02:04:22 ID:Ot9uAkfp
…知ってたんだ。ゆかちゃんは、とっくに知ってた。
のっちだけが、知らされてなかったんだ。
「…もしかして、二人は同じ大学受ける、とか…?」
あたしが暗い声で言うと、ゆかちゃんはあたしを落ち着かせるように、
「ううん、うちは志望変えとらんよ。のっちと同じ。…あ〜ちゃんだけ、違う大学にしたんよ」
「…っ、何で!?」
声がもつれて、悲鳴のような情けない声を上げた。
あ〜ちゃんはゆかちゃんにちらっと目をやって、ゆかちゃんは万事了解って感じで肩をすくめて、席を立った。
ゆかちゃんはあたしの肩をあやすように軽くたたいて、そのまま教室を出て行った。
教室には、あたし達二人きり。
吹奏楽部の練習する、ビートルズのLet it beが聴こえる。鮮やかな茜色に染まる教室。濃い影を落とす、あ〜ちゃんのうつむいた顔。
見慣れた、いつか見たような光景。
…そうだ。
このいつもあった光景を、あたしは失うんだ。
その動かしがたい、明確な未来に、あたしは打ちのめされた。
「…何であ〜ちゃん、違う大学にしたん?3人ずっと一緒にいよう、っていつも言っとるの、あ〜ちゃんじゃろ…っ」
81名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 02:05:45 ID:Ot9uAkfp
声が震える。
頭をぐるぐる駆けめぐるのは。
教室のドアからぴょこんと顔をのぞかせるあ〜ちゃん。廊下の向こうから駆け寄ってくるあ〜ちゃん。
友達に囲まれて大笑いしてるあ〜ちゃんを、あたしは眩しい思いで眺めてて。あ〜ちゃんがあたしに気付いて、満面の笑顔で力一杯手を振ってくれると、それだけで有頂天になった。
渡り廊下でも、朝礼の体育館でも、通学時の人波の中でも。あたしは真っ先に探す、見つけ出す。
ふわふわの髪が目の端にちらりと入っただけで。あたしの全身が弾むんだ。
そんな日常を、あたしは失うんだ。
82名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 02:11:45 ID:Ot9uAkfp
あ〜ちゃんが当たり前のように側にいた光景が、全て過去になる。
体育祭のお祭り騒ぎも、あ〜ちゃんが機嫌悪くなるバレンタインも、二人きりの帰り道も。屋上で、放課後の教室で、音楽室で、何度も重ねたキスも。
全て、過去にして。置いていかなくちゃいけないんだ。
…嫌だ。そんなの、嫌だ。
「…あ〜ちゃんがおらんのは、のっちには考えられん…。絶対嫌じゃ」
「…のっち」
あ〜ちゃんの甘い声が耳をくすぐる。
あ〜ちゃんがそっとあたしの手を取って、ゆっくりと言った。
「のっちはいつも側におらんと、うちのこと好きじゃなくなる…?」
「違う違う!好きじゃけえ、側におってほしいんよ!そんなん分かっとるじゃろ!?」
あたしはあ〜ちゃんの手をぎゅっとつかんで、強引に引き寄せた。
83名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 02:13:22 ID:Ot9uAkfp
情けない顔を見られたくなくて、柔らかい髪に顔をうずめる。…こんな時でも、あ〜ちゃんの髪はあたしを甘くくすぐる。
「…のっち、うちはのっちの太陽じゃないけえ」
あ〜ちゃんの背中に回したあたしの手が、固まった。
「いつも当たり前のようにのっちの側におる太陽じゃないけえ」
あ〜ちゃんは甘い声で続ける。
「…じゃけえ、うちはのっちに会いに行くよ」
あ〜ちゃんの手があたしの背中にまわされて、ぎゅっとしがみついてきた。
「…会いに行く」
静かな優しさに満ちた声。あやすようにあたしの背中を包む手。
「のっちは、会いに来てくれんの?」
「…行く、行く行く絶対行く!」
「…会えん間も、うちのこと想って」
84名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 02:14:28 ID:Ot9uAkfp
側にいてもいなくても。どんなに空間と時間を隔てても。あ〜ちゃんが駆け寄ってくれるなら。…あたしはただ、想い続けるだけだ。
あ〜ちゃんは顔を上げて、しがみついたままあたしの目を覗き込む。
…最近。あ〜ちゃんのキスをねだる時のバリエーションが増えたなあ。
そんなことを思いながら唇を重ねた。
ああでもやっぱり。こんな風な、放課後のキスをあと何回出来るのかと思うと、切なくなる。
あ〜ちゃんと過ごした思い出と、あ〜ちゃんとくり返したキスを、刻みつけて、大事な宝物みたく永遠にキラキラのまましまっておけたらいいのに。
85名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 02:19:51 ID:Ot9uAkfp
「…のっち」
くり返されるキスの合間に、あ〜ちゃんは耳元で囁いた。
「うちの思い出の中に、全部のっちがおるんよ」
「…うちも。あ〜ちゃんだらけ」
「うちの思い出を全部捧げたようなもんじゃけえ、大事にしてや」
…そんなん。当たり前じゃろ?忘れたくても(まあそんな気になること無いけど)忘れられん。
「さっきゆかちゃんと卒業旅行の話しとったんよ。のっちも行くじゃろ?」
「うん。当然。…でも…あ〜ちゃんと2人でも行きたい」
「ああ〜、じゃああ〜ちゃん卒業旅行3回行かんと…」
「はああっ!?」
「3人と、ゆかちゃんと2人のと、のっちと2人のと」
…この浮気者っ。
「ゆかちゃんとは温泉でしっぽり。貸切露天とエステの旅♪」
な、なんじゃその素敵女子2人の大人モードはっ。
「のっちはアンパンマンミュージアムでいいじゃろ?」
何なんよ、その日帰りファミリープランっ。
86名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 02:21:02 ID:Ot9uAkfp
…じゃけえ嫌なんよ。大学であ〜ちゃんはすぐ友達いっぱい出来て、うちと会う時間は減らされて、犬の散歩を仕方なくみたいなノリで適当な扱いを受けるあたし…。
想像しただけで眉が八の字になってくる。
あ〜ちゃんはふくれっ面のあたしをおかしそうに、きらきらしたいたずらっぽい目で見ながら、すました顔で、
「…で、のっちん家に宿泊」
「えっ」
「のっち大学行ったら一人暮らしする、って言っとったじゃろ?」
あ〜ちゃんは甘えるようにあたしの肩に頭をのっけて見上げながら、
「うちがお泊まり第1号じゃけえ。約束ね」
…もちろん。年間リザーブでも全然かまわんけど。
「…じゃ、予約のしるしね」
87名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 02:27:18 ID:Ot9uAkfp
あ〜ちゃんは素早くあたしの肩を抱いて、あたしの首筋に口をつけた。
…うわ。
あ〜ちゃんの柔らかい唇の感触。意識が、集中する。体温が上昇して、血が甘い芳香をたてているような陶酔。
首筋についたしるしと同じくらい、あたしもきっと赤い顔をしてる。
唇を離したあ〜ちゃんは、何故か切なそうな顔をして。そのくせ強気な口調で、
「…これで売約済みじゃけえね」
なんて言う。
そっか。あ〜ちゃんも、不安なんだ。
あ〜ちゃんは、いっつも一人で色んなことを決めて、ずんずん進んではあたしを振り返って、おいでって笑顔で手を伸ばす。
でももしかしたら。あたしがついて来てくれてるか、泣きそうに不安な気持ちで、振り返ってたのかな。
なんか。可愛いよね。
88名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 02:29:33 ID:Ot9uAkfp
予約したいのはあたしの方だ。あ〜ちゃんの未来全部。売約済みのしるしをつけて。
すべての愛おしい思い出と。すべてのキラキラの未来と。その丸ごとのあ〜ちゃんを、つかまえておきたいんだ。
桜の季節にあ〜ちゃんと出会って。次の桜の季節に、この幸せなまどろみのような時間を、あたし達は去る。
でも。めぐる桜の季節の度に、どの春の思い出にも君がいますように。
あたしは願いを刻むように、あ〜ちゃんの首筋に唇を寄せる。
君の全ての春に、売約済みのしるしを。
花びらのようなしるしを。君に、降らせる。

終わり

…長くてスミマセン…またしばらく潜伏するけえ…

89名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 02:45:58 ID:ZuoPyD0T
>>88
うわあ・・・切ない・・・。だがそこがいい!
あえてBGMはMerry Christmas Mr. Lawrenceで。
また投下にいらしてください。あなたの学園物語、好きです。
90名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 02:57:42 ID:H6s9SFf+
>>88
僕もあなたの文章が好きです。
幸せなのに甘く切なく渇望する・・・ぐっときて、心臓鷲づかみです。
また投下してください。
91名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 04:09:08 ID:daIgmJNJ
GJ
職人さんみんな神すぎるw
皆さんのSS見習わんと
92名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 04:44:46 ID:C2dVaVFe
GJ!>>88さんのSSやっぱり好きだww

今年の夏は例の祭ではパフュ本いっぱい出るのかなー。
93名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 09:17:16 ID:ZuoPyD0T
出るっしょ、パフュ本。
今や邦楽百合シーン(んなもんあるのか?)でもこれだけ新鮮でバラエティに富むアイコンはないんじゃないかと・・・。
94名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 10:01:21 ID:0ZRkKNK4
>>88
ああぁあ心臓がモキュモキュすんぜww
あ〜ちゃんがどんどん可愛くなってってんのは反則だろうよ!
・・・もっとやってくれよ(#´Д`)ハァハァ
95名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 11:03:13 ID:gO0vlNUl
perfumeは3人のキャラの違いが抜群に萌えるね
パターンも豊富でいい
96名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 11:59:04 ID:juBHOBbs
本!?同人誌みたいなものですか?
そんな本格的な…
私とは世界が違うみたい…
97名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 13:05:17 ID:Ot9uAkfp
うちも本格的な同人誌はしたことないっす…
友達に今まで書いた話をまとめて、って言われて、
限定2部でめっちゃ装丁に凝って(布張り、ラインストーンでパフュロゴ)遊んどるよo(^-^)o
マンガとかあったら読んでみたいな。今後増えるジャンルなんかな?
98名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 13:16:27 ID:daIgmJNJ
>>96
俺も世界が違うわorz
普通のパフュファン(ヲタ)がこのスレを見て気に入っていく形が多いだろうから、同じような人たくさんだろうな…w
99名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 13:22:03 ID:KRw4mKAj
あたしがこっそりあ〜スレでここのこと言ってからちょっと人が増えたような気がするw
あたしはわっふるとネタ提供しかできないですが
まだまだ居座りますよw
100名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 13:24:01 ID:C2dVaVFe
うちんちの去勢前の猫は発情期で毎日擦りよってくるんだが
やはりネコヒト科のあ〜ちゃんも発情とまではいかなくても人肌恋しくてうずうずしてるんだろうか。
のっち歓喜、かしゆか困惑。三人とも何か外れそうでさぁ大変!
そんなSSを!誰か!…自重します。

夏の祭はよくよく考えたら行けないからいいんだ…。忘れよう。
101名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 13:27:31 ID:KRw4mKAj
BEEカメでかしゆかが彼氏から電話あったみたいで嬉しそうに部屋から出て行くのみて
寂しそうに「いいね・・・」ってのっちに訴えてるの思い出した
あのあとみんな部屋出て行っちゃったけどその後の展開が気になる
誰か妄想で書いてくれぇい
102名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 15:35:50 ID:RV6qPxZ8
>>99
他スレでここの事を言うのは出来れば自重してほしい
あ〜スレは比較的寛容な人が多いけど、そういう人ばかりとは限らないしな
103名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 15:37:19 ID:KRw4mKAj
>>102
すんません
自重しときます
104名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 16:07:42 ID:0ZRkKNK4
今週(先週?)チャーバスのでものちおは不自然に、「愛しいよあ〜ちゃん愛しいよ」を連呼しとるなww
105名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 18:22:00 ID:daIgmJNJ
>>104
kwsk
てか見てないがどっかに上がってたな
zoomeかつべあたりにあるかな
106名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 18:50:22 ID:arUM9J2h
>>96
たしかに世界が違うなぁー
てかオタバレが怖くて同人誌とか買った事ないしw

>>100
既に萌えたんだがww
107名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 19:05:10 ID:0ZRkKNK4
>>105
ニコニコにあったと思うんだけど消えた?んかな。
私はつべで見たよ

あ〜ちゃんが自分の熱意について語ってて、
「空回りすることもあるけど・・・(こんな私は)愛しいでしょw?」
っていう発言にのっち爆笑して「愛しい!うん、愛しいw」って言ってる件www
百聞は一見に、なのでまぁ見てくれ^^
108名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 20:43:18 ID:KCUV/bWk
>>105
zoomeにあるよん
ネタバレになるが
・見てない角度で手を繋ぐを実演するあ〜のち
・のっちが話してるのに話を聞いてないあ〜かし
もポイント
109名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 21:03:09 ID:gO0vlNUl
CBRっていい番組だよね
全国放送になればいいのに
110名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 21:14:47 ID:daIgmJNJ
>>107-108
thx
今からニヤニヤしてるわ
早速見てくる!w

>>109
だよな
たばっちも福岡に収まってるのはもったいないw
111名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 21:38:10 ID:+JAjYaUL
perfumeに関わってきた司会の中で、一番相性いいと思う>たばっち

>>108
見えない角度で手をつないできた〜と言えばグラミー賞への道、の最終回は最高だったのう
唐突なドッキリに対して素で手をつなぐ二人にもえ
112名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 21:50:12 ID:daIgmJNJ
手繋いだっけ?
アレは確かのっちがかなり一方的だった気がw
さりげなく尻を触る(これはネタw)、袖を摘む、肩を抱くなど
ラーメンの時は腰に手を添えてたね
113名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 21:54:00 ID:KRw4mKAj
袖掴んでるシーンをじっと見てると花束の下でそっとのちあ〜が手繋ぐんよ。一瞬だけどね
114名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 22:04:39 ID:daIgmJNJ
>>113
な ん で す と
録画散々見返してるのに気付かなかったわ
ちょっと見に逝ってくる
115名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 22:11:24 ID:tw5iJu0t
>>101
これはあ〜→かしと考えてよろしいですかw?
116名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 22:20:53 ID:+JAjYaUL
>>114
ニコニコですまんが、perfume のっち で検索すると二倍おいしいかも(曲にpuppy loveが使われてる奴ね)
のっち好きーにはたまらん動画だた
117名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 22:24:07 ID:+JAjYaUL
連投すみませぬ。。これがその動画
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm3082750
118名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 23:17:13 ID:3+Y8FrNf
ずーっと前にystk学園モノ書いた物ですが、今更続き作ってみました。
長くなりそうなんで、ゆっくり時間書けて投下するつもりです。
目線は毎回変わりますが、長い目で見ていただけると嬉しいです。
では投下失礼します。
119名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 23:18:01 ID:3+Y8FrNf
(1)

<side nocchi>

今わたしたちは学園祭の準備に忙しい。
毎年3年生は模擬店をやる事になっていて、今年のうちのクラスは、
「教室をダンスフロアに!ディスコやっちゃいましょう」
という、(半ば冗談でやった)あ〜ちゃんの提案が通ってしまった。
作曲とかが趣味だと言う中田先生をDJに(笑)期間中ノンストップで営業予定。

学園祭2週間前。

中田先生がかっしーを呼び出した。
かっしーは最近生徒会の方の準備とこっちの準備掛け持ちで大変そう。
中田先生も結構苦戦してるみたいで、しょっちゅうかっしーに相談してる。
なんか寂しいねぇ。

なんとなく喉が渇いてボトルのお茶を口に含んだ。
「ねぇ、のっち。中田先生ってゆかちゃんのこと好きなんかね?」
ぶひゃぁっ!!
変な音をたててわたしは暗幕に向けてお茶を吹き出した。
「のっち、なにしとん!?そんなにビックリする事ないじゃろ。」
あ〜ちゃん。ビックリするよ。 って言いかったけど鼻にもお茶が入ってきて咽せた。
「げほぉっ!って、... うぇ。...で変態っぽいじゃん!ゲホッ!」
「言えてないよ。というか動揺しすぎ。どーしたんよ、ほんとに。」
やっと咳が収まってきた。涙目。
「だからぁ、変態っぽいって!年下好きにしても生徒は無いよ!」
「そんなにムキにならんでもねぇ〜♪」
げ、遊ばれた。あ〜ちゃんの目がウキウキしてる。
「のっち〜。そんなにゆかちゃん取られるのが嫌なん?」
「違う!断じて違う!」

その時教室のドアが開いた。かっしーだ。
「おそくなってゴメン!暗幕二人でやるにはキツかったよね?」
かっしーの表情がなんだかいつもより明るい。少し気になった。
あ〜ちゃんもかっしーが来て嬉しそう。
「大丈夫。暗幕一枚お茶まみれだけどそれ以外もうカンペキ!」
「お茶まみれって何よ?」
かっしーは微妙に笑った。あきれてるときの笑い方だね。
「のっちがねぇ、おち..「違う!お茶こぼしたんよ!」
セーフ。あんなこと言われたらもう堂々と生活できない。
「もぉ。いけん子じゃねぇ。」
そう言ったゆかちゃんに頭を撫でられたわたしは何も言えなくなる。
あたしダメな子じゃねぇ。これはこれでいいんだけど。
120名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 23:19:26 ID:3+Y8FrNf
掃除時間。
わたしは教室掃除。あ〜ちゃんは体育館掃除で、ゆかちゃんは保健室掃除。
だから基本的に一緒になることは無いんだけど...。
「大本ぉ〜。保健室行ってこしじま先生にゴミ袋と洗剤貰ってきてくれ。」
意外なタイミングでラッキー来た!ゆかちゃんに会える〜♪

保健室のドアの前に立ってノックしようとしてふと手を止めた。
なんか聞こえる。ゆかちゃんとこしじま先生の声。

「...はかわいくて好きだよ。」
「えぇ〜、先生も意外とそういう感じ好きなんですか?」
「とかいっといて実はアタシ樫野さんみたいな感じが好きだよ?」
「またぁ〜、先生はそう言う事ばっか言うんですからぁ。」
「ほらっ、そろそろ帰んなきゃ帰りのホームルーム始まっちゃうよ。」
「あ、すいません!また今度!」

わたしは絶句した。用件も忘れてダッシュで教室に逃げ帰る。
まさか中田先生じゃなくてこしじま先生だったなんて...。


大本彩乃。頭がおかしくなりそうです。神様、助けてっ!

                          続く。
121名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 23:32:30 ID:u/bUOe1Q
ystk先生シリーズキテる!

わっふるわっふる
122名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 23:32:49 ID:bYxuzE4R
茶吹くのっちww
こしこ先生自重www


もう、こんな寸止め蛇の生殺しですか?

全力で
わっふるわっふる
123名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 23:46:21 ID:a9LW/2Np
この寸止め具合、ドSじゃないっすかw
わっふるわっふる


のちかし描いてみたw
なんか色々狂ってる…スマソ。まだまだ愛が足りないみたいだ(´・ω・)
http://imepita.jp/20080604/852200
124名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 23:53:48 ID:t8j7CJvo
>>123
・・・なんという破壊力ww
のちはかしのほっぺちゅーで舞い上がっておけばいいよw
口ちゅーなんて5年早いわっ!ということですね、わかります
125名無しさん@秘密の花園:2008/06/04(水) 23:55:32 ID:KRw4mKAj
>>123
首がつったw
しかしGJだわ・・のっち羨ましいぞこのぅ!
126名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 00:19:27 ID:CdmGk1Sd
こしこ先生良いなぁw

ニコの中田ヤスタカ男の60分てやつを聞いてたら
前にあったのちかし←こし小説のこしこのキャラが
あながち間違ってないんじゃないかとオモタ
127名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 00:21:29 ID:VVJ9sr3q
>>123
こっ  これは・・・GJ!

目がいい
128名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 01:20:36 ID:QsfM7Wuk
>>119-120
GJ!!のちかし好きの俺としては・・

ぜひ続きを!!
129名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 01:36:44 ID:eecPMaWo
続きwktk
職人さんはスレ住人を手なずけてるな

>>126
こしこがどうしても松井に見える俺orz
130名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 01:39:13 ID:mixVC1iq
にしこり
131名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 03:24:00 ID:T9LxG/xC
需要少なそうなあ〜かしですが、深夜にひっそり投下していきます。
132名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 03:24:44 ID:T9LxG/xC
Melty Honey

その1


朝目が覚めてまっさきに思い浮かんだのは、今日の約束。

駅前に3時、ゆかちゃんと、待ち合わせ!

ここのところずっと忙しくて、二人で出かけるなんてできんかったもんね。
久しぶりのデートだから、ばっちり気合い入れちゃうよ。
新作のマスカラに、キラキラのジェルネイル。
思い切って奮発したピンクのワンピにお花の髪飾りを差したら、…準備完了!

待ち合わせの15分前。ちょっと早く来すぎたかな?
もうすぐ会えるから、走り出しそうになるココロを抑えて、
呼吸を整えて、…髪OK、メイクOK、服OK、
も一つ深呼吸して、、、目を開くと…、
ほらね、人波の向こう側に、見つけちゃった!

「…あ〜ちゃん、遅くなって、ごめんね!」

さらさらの髪を風になびかせたゆかちゃんが、とことこと駈けてくる。
涼しげなブルーのチュニック、ミニスカートに小さなカゴバック。
今日のゆかちゃんも、超可愛いっ!

「どうしたん?あ〜ちゃん、今日はオシャレさんじゃね?」
ゆかちゃんに会えるから、…なんて、言えないから、
「えへへ、可愛いでしょ?」って、自分で言ってみたり。
「可愛い!あ、ゆかね、ほら、こないだ一緒に買い物したときの、つけてきたんよ」
ゆかちゃんの耳にキラっと光る、お星さまのピアス。
あ〜ちゃんが、絶対似合うからって勧めたやつじゃね…、なんか…嬉しい!!
とってもよくあってるよ、ゆかちゃん。

「さ、行こ〜よ、あ〜ちゃん。」
「うんっ!」
「今日は、どこ行くん?」
「あ〜ちゃんはね、ケーキが食べたい!」
「いいね!ゆかも、いつものケーキ屋さんに行きたいな〜。」

ゆかちゃんと並んで歩く、お気に入りのカフェまでの道。
ちょっとおしゃべりするだけの、たわいもない時間。
こうしたかったの、今すっごく楽しい。。。
133名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 03:26:03 ID:T9LxG/xC
その2

「あ〜ちゃんは、何にするん?」
「うーん、いつものフルーツタルトかな。」
「じゃあ、ゆかはレアチーズ。あ〜ちゃん、半分コしよーね?」
「もちろん!」

そう、いつだって半分づつじゃもんね。
おいしい時も、すっぱい時も、苦い時も。
いつだって、一緒じゃろ。
だって二人は、…友達だから。

テーブルに並んだ、色とりどりのスイーツ。
あ〜ちゃんのは、生クリームたっぷりのフルーツタルト、
ゆかちゃんのは、ブルーベリーソースのレアチーズタルト。
ミントのハーブティーが、ふんわり香る。
「いっただきまーす!」
「いだだきます…。ん〜、おいしいね〜っ。あ〜ちゃん!」
うん。でもね、どんなに甘いタルトも、ゆかちゃんの笑顔にはかなわない。

「ゆかちゃん、それ、ちょうだい?」
「えぇよ。…はい、あ〜んして?」
「あ〜ん!」
「な〜んてねっ、自分で食べんさい。」
「…ぶぅ〜っ」
「あっ、あ〜ちゃん、こんなとこにクリームついとるよ?」
ゆかちゃんが、あたしの唇を指先でなぞる。
すくい取ったクリームをペロッとなめて
「うわっ、甘〜いっ」って、舌を出した。
「…あ〜ちゃんのクリームだもん、甘いにきまっとるじゃろ?」
「そうね。そりゃ、甘いわけじゃ!」
ゆかちゃんは、おかしそうにくすくすと笑いだした。

なんでかな、…ゆかちゃんは、いつも、そうなんよ。
こんなに甘いのに、こんなにスパイシー。
あたしの温度を上げたり下げたり、
矛盾だらけの不思議な気持ちさせる。
こんな時のゆかちゃんと目が合うと、…ちょっと苦しくなる。

「あ〜ちゃん?」

ゆかちゃんの優しいまなざしが、あたしを見つめてる。

「これ、食べないの?」
「食べる…。」
「じゃぁ、大サービス。…あ〜ん?」
「あ〜ん…」

とろけるようなレアチーズタルト。
ミルクの濃い香りが、口いっぱいに広がる。
胸がキュンとなるのは、甘酸っぱいソースのせい…じゃね。

「あ〜ちゃん、おいしい?」
「うん…、おいしい。」
「よかった!ゆかにも、ちょうだい?」
「はい、ゆかちゃん、…あ〜ん?」
「むぐっ!んん…。ってコレ、結構照れるね〜…」
134名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 03:28:29 ID:T9LxG/xC
その3


ゆかちゃんが、ほんのり赤くなる。
前髪をいじりながら、恥ずかしそうに俯いて、
ハーブティーに手を伸ばした。
「あちちっ!」
ゆかちゃんは、こう見えて意外とおっちょこちょいだ。
そこがまた、かわいい。

それからあたしたちは、お茶を片手に、たくさんたくさんおしゃべりした。
楽しかったこと、嬉しかったこと、びっくりしたこと、
昔のこと、今のこと、それから、それから…。
いくら話したって、足りない。時間は、あっという間に過ぎてく。



「もうこんな時間。あ〜ちゃん、このあと、どうしよっか」
「あ〜ちゃん、お散歩に行きたいな…。」
「外、歩くん?じゃ、出ようか。」

会計を済ませて、外に出ようとしたその時。
ポツポツッ…と、ガラスを叩く水音。
「…雨?」

ポツポツとした雨音が、次第にシトシト、ザーザーに変わっていく。
…天気予報のうそつき。
バックに忍ばせてた折り畳み傘…、全然嬉しくないよ。

「雨じゃお散歩はできんし、…今日はもう、帰ろっか。」
「…。」
「あ〜ちゃん、傘持っとる?」
「…持っとる、けど。」
「よかったぁ!ゆか、傘持ってきてないんよ。入れて?」
ゆかちゃんは、あたしの傘を広げて、肩をすりよせた。

「一緒行こ?あ〜ちゃん。」

ゆかちゃんが、近い距離でにっこり微笑む。


いつも近くにいるのに。
ゆかちゃんがそんな風に笑うから、…触れてる右手が、震えてしまう。
135名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 03:29:06 ID:T9LxG/xC
その4


ザーザー雨音が、ゆっくりと歩くあたしたちを包んだ。
小さな傘の中が、二人だけの世界になる。
ゆかちゃんの体温が伝わってきて、
暖かくて、溶けてしまいそう…。

手を伸ばせば、抱きしめられる距離に、
閉じ込めていた想いが、もう、はじけてしまいそうになる…。
(あたしは、あたしは、、、、ゆかちゃん…。)
危ういセリフがこぼれそう。
(ねぇ、ゆかちゃん、…あたしの願いは。。。)

言葉を紡ぎだせないまま、傘を叩く雨音を聞いていると、
束の間の時間は過ぎ去り
雨の向こう側に、コンコースが見えてきた。

…もう、バイバイしなくちゃいけないの?
もっと、一緒にいたいのに…。


別れたくなくてもじもじしていると、
ゆかちゃんが顔をよせてささやいた。

「あ〜ちゃん…」

ふいに肩に置かれた手と、
頬に感じた、微熱。
鼻先をくすぐるように撫でていくのは、ゆかちゃんの、甘い香り。

(…っ!?)

「じゃ、また明日ね。あ〜ちゃん!」

ゆかちゃんは固まったあたしを残して傘をでると、そのまま改札に向かった。

「…っ、ゆかちゃんっ!」

改札を抜けてホームに出たゆかちゃんが、半分だけ振り返った。

雨のカーテンの向こうに、右顔だけが霞んで見える。
雫を宿した前髪と、茜色の頬。
照れ臭そうに唇を結んで、小さく手を振っている。
あたしも、しっかりと手を振り返した。
手をふった勢いで、傘が、こぼれ落ちる。

「ゆかちゃん、また明日ね!」

小さなあたしの声は、電車の音にかき消されて。
電車の扉にもたれかかったゆかちゃんが、困ったように笑ってる。
ゆっくりと遠ざかっていく、やわらかい影。
あたしの頬に、消えない熱だけを、残して。

「…また、明日。。。」
136名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 03:32:03 ID:T9LxG/xC
その5


傘を拾いながら、空いた方の手でほかほかするほっぺを押さえた。

(…。はぁ、今日も、言えんかった…。)

さっきまで触れていた右手がまだ、ドキドキしている。
幸せな微笑みに包まれて、いつも伝えられない、言葉。
心の中で言うのなら、こんなに簡単なのに。


ゆかちゃん、あのね。
あ〜ちゃんは、、、、

ゆかちゃんのトクベツには、なれなくても。
あ〜ちゃんのトクベツは、ひとつだけ、なんよ。。。


神様、
もしも明日、晴れたなら、

この想いを、伝えたいから。

どうか遠くで、祈っていて。。。。


…お願い、じゃけぇね。




おしまい


おいしいレシピ+ミクのメルト(今回ばかりはパフュの曲だけでは
無理でした、すいません…)で書きました。

あ〜かしって、ホント難しい!
137名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 03:39:07 ID:MX3aXZTp
学園物読んでたらあ〜かしきたー!
職人さんGJ!
138名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 07:34:00 ID:uYTf8EWe
朝からもっふもっふがとまらん。。GJ!
どぎまぎするあーかしにもえ

そういえば、雨の日の傘の中ってのは人間の声が最も美しく聞こえる、らしい、よ
でっていう(AA略
139名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 09:42:53 ID:Eekp3oOT
>>138
朝からいいこと聞いた!

>>131
変態のちが大活躍の流れであ〜かしSSは
秀逸であった!GJGJ
140名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 10:11:27 ID:hGfegs++
ども54です。みなさんあたたかい感想ありがとうございます!
続きを書いてみました。あ〜目線です。
141名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 10:13:24 ID:hGfegs++
『Your hands flash back』 のちあ〜pt2

■その1
次の日目が覚めたら、のっちが隣にいた。
普段は王子様気取りのくせしてこんな間抜けな顔で寝とるよ。
すーすー寝息を立ててる顔を見て、あたしは思わず微笑んでしまう。

体を起こそうとして、自分がのっちの左腕の中にいることに気づいた。
とたんに昨夜ののっちの真剣な声を思い出した。
とても大切なことのはずなのに、なぜか直視できなくて、
あたしは逃げるようにベッドから出た―。


「…ふぅ。仕事は仕事。ちゃんとやらにゃいけん」
自分に言い聞かせるように声に出してみた。
そうしないと自分が保てなくなりそうだった。
声に出すと、自然とスイッチが入った。
控え室のドアを開けると、二人がいた。

「おはよー」
ゆかちゃんが笑顔でこっちを見た。
「お、おはよっ」
のっちは下を向いたままだ。いつもどおりゲームをしてる。
何がおもしろいんかあたしには全然わからん。

「あ〜ちゃん昨夜はのっちの家泊まったって?」
…まさか!全身の血が逆流した気がした。
あたしはのっちをにらんだ。
のっちは叱られた犬のように、目を真ん丸くして必死で何かを訴えている。

「もっさんから聞いたけぇ」
ゆかちゃんは雑誌をめくりながらさらっと言い放った。
のっちはわかりやすい。満足した顔でまたゲームをいじり出した。
でもわかる。夢中のふりをしているだけだ。

「うん、そう。このヘタレがぐじぐじ悩んどったけぇ」
あたしの声に耳を澄ましてもじもじしてる。
その様子がかわいくて、一瞬心がぐらついた。

でも考えてはいけない。
のっちがいくら望んでいたって、
今は、ゆかちゃんに見えない角度で手をつないだりはせん。
142名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 10:13:45 ID:hGfegs++
■その2
一人一人別々の撮影。あたしはひととおり撮り終わって、廊下を歩く。
考えない。そう強く心に思い込ませる。
「すきってことぐらい、最初からしっとるよ」
昨夜の自分の言葉。つらそうなのっちの顔を見たら、つい言葉が先に出てしまった。

気持ちは気づいていた。それがうれしくもあったしおもしろくもあった。
真剣に受け止めないようにしないと、何かを壊してしまうかもしれない。
それがとてもこわい。

控え室のドアを開けようとして、中から声が聞こえた。
「だからのちおはあ〜ちゃんと結ばれるにきまっとるじゃろが」
ドキっとした。のっちの声は明るい。
「おー言うねえ。昨日はあ〜ちゃんにまかせるとか言っとったのにぃ」
「ほうじゃね、まああ〜ちゃん次第ってことにかわりはないかもしれん」

「ねぇのっち…ゆたか先生がのちおとくっついたら面白いと思わん?」
ゆかちゃんの声が甘くなった気がした。少し違和感を感じる。
「そりゃおもろいねー」
のっちは何の気もなしに答えてる。あほが。

「のっち最近ようゆかと二人になるじゃろ」
「んーまあ。ゆかちゃんと一緒じゃと気が楽じゃけん。落ち着くよ」
「…そんなにゆかと一緒がいいの?」
「えっ」
明らかに小悪魔におちょくられてるだけじゃ。赤面してるアホの子が目に浮かぶ。
「やだー真に受けてるーw」
ほれみたことか。

143名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 10:14:06 ID:hGfegs++
■その3
「終わったー」
あたしは控え室に入った。私服に着替えないと。
二人はゲームに雑誌に朝と何も変わらない空気だった。

「のっち」
「??」
「着替えるけぇ鍵閉めて」

あたしが会話を聞いてたことなんて、のっちは全然気づいてない。
にこにこしてでも少し苦しそうな顔でこっちを見てくる。
気にしない。
いつもどおりの手順で着替えていると視線に気づいた。

「のっち」
「??」
「見すぎ」
さっきのことがあるから余計に憎い。にらんでしまった。
のっちはまた犬みたいにしょぼんとしてる。


「…あ〜ちゃんピノ食べよっ」
着替え終わると、ゆかちゃんが満面の笑顔で寄ってきた。
空気読むのうまいなあ。でもピノ大好き。
「あー!ゆか星でたー!!」
「のっちもー」

「あたし、でんかったなー」
でもピノおいしい。
口の中に広がる甘さで心が軽くなる気がした。
なんでだろう。こんなにおいしいのに、こんなにせつない。

144名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 10:14:28 ID:hGfegs++
■その4
「ちょっとあ〜ちゃんのためにピノまた買ってくる!」
ゆかちゃんが出て行って、あたし達はついに二人きりになった。

「あ〜ちゃん」
あたしの名前を呼ぶ。
のっちがおずおずと近づいて、あたしの隣の椅子に座った。
さらさらの髪が揺れる。昨夜何度もあたしの顔に触れた髪だ。

「…何怒っとるん」
机の上に両手を置いて、上目遣いで見てくる。ほんと犬みたい。
思わず心がゆるんでしまう。

「…星出んかったけぇすねとるんじゃろ」
「のっちのあげるけー機嫌なおし」
あたしはあまりの見当はずれなセリフに驚いて、思わず吹きだしてしまった。

「そんなことで怒ったりせんわw」
「そうなん?」
「そうよ」
そう言って笑ってみた。

のっちは顔が真っ赤でもじもじしている。
あたしに触れようとしてる。空気でわかる。
伸ばしてきそうなその手をつかんで、あたしは言った。
「のっち、今は仕事中じゃけ、ね」
「…」

つかんだ指先を見た。take me take meっていう指。
ごめんね。でもあたしはのっちをどこへも連れて行けないんよ。
145名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 10:14:49 ID:hGfegs++
■その5
「かんけーないから〜」
あたしの思いをよそに、ふざけたふりしてのっちが抱きしめてくる。
そうでもしないと思い切りがつかなかったんだろうなあ…。
ドキドキが伝わってくるよ。

「あ〜ちゃん」
あたしの名前を呼ぶ。その声が耳に心地よい。
でものっち、今は仕事中じゃよ。あたし昨夜のこともなんも整理ついとらんもん。

「あ〜ちゃん」
のっちがまたあたしの名前を呼ぶ。
緊張して体が固くなって、でも今度は力強く抱きしめてくる。
「なんでそんな冷たくするん?」
甘えたかんじのその声に、とろけそうになる。

「あ〜ちゃん?」
そう言って、のっちは体を離した。眉毛が八の字になってるよ。
昨日と同じ匂いがする。心が完全にゆるんで、あたしは思わず言ってしまった。
「ゆかちゃんとかみんなの前で、変なこと口走ったらどうしようって思うと
何喋ったらいいんかわからんくなる」

のっちはまた顔が真っ赤になった。慌ててる。でもすごくうれしそう。
その様子がとてもかわいいのに、でも自分から抱きしめる勇気はないよ。

146名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 10:15:18 ID:hGfegs++
■その6
「あ〜ちゃんに冷たくされて、死ぬかと思った!」
テーブルの上に頭を乗っけて、あたしは続けた。
「のっちのこと考えとると、うまく笑えんのよ」

「あ〜ちゃんさあ」
のっちもテーブルの上に顎を乗っけた。顔が近いなあ。
「なに」
「かわいいw」

そう笑う顔はあまりにも無邪気だ。
あたしの気持ちちゃんと伝わってるのかな。

のっちはあたしの肩を起こして、頬に唇を寄せた。
私を見つめるその目はいつになく真剣になってた。
これが王子様の目なのかなあ。

髪を触って、耳の後ろに手を入れてくる。
あったかい手が首筋に触れる。もっと触ってほしくなる。

「キスしたいって言ったら、嫌いになる?」
「…」
ものすごいヘタレな発言。でもあたしも今はうまく返してあげられん。
そんな余裕なんてないよ。何も言えなくなる。

「…困ってるのは、のっちも一緒じゃけ。一人で、悩まんでええけぇ」
そう言って、のっちはキスしてきた。
何度も唇を重ねては、あたしの髪をなでてくれた。

最後にぎゅっとされて、のっちはすっかりあたしの王子様になってしまった。
あたしは思わず言ってしまう。
「…もう終わりなん?」
少し驚いて、でもすぐ優しい目になって。
「あ〜ちゃんはほんまにツンデレーションじゃねー。見習わんといけんわ」

笑いながらまたあたしにキスを繰り返してくれた。
のっちの匂いが自分に移ってくる。
ずっとこうしていたい。
目の前のやさしい顔を見て、素直にそう思った。


(おわり)
147名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 10:15:41 ID:hGfegs++
以上です。スレ汚し失礼しましたー。
148名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 11:22:54 ID:gIKIllE+
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3513200
この動画の3人がそれぞれ性格出てて萌え
すきあらばあ〜ちゃんに触ろうとするアホの子のっちもかわいい
149名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 16:15:37 ID:eecPMaWo
>>147
GJ!!
余計なお世話かもしらんけど、wとかはなくてもいいと思う…雰囲気壊しちゃうかもしれないから


のちスレから
ttp://i221.photobucket.com/albums/dd245/hanahorizon/O3yLtKJrP1cv59v3j7UPYj7e_500.jpg
150名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 18:45:47 ID:puA+zU2J
>>149の写真w「オイシカッタ」で”まさかww”とか思った自分は末期だと思う

151名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 18:48:12 ID:iV2eNHdj
>>147
読んでいる人間を、登場人物みたく、感情移入させてしまう力がある。
つまり文章レベルが高い(=とっても魅力的だ)、とオモタ
心理描写の細やかさがGJすぐる

ほんと萌えるのう。萌えるのう(*´Д`*)このスレは豊作すぎて困るのう
152名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 18:53:43 ID:Q0rZwIpW
何だ、もう食べ終わった後なのか
153名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 19:03:47 ID:SK1OKiXb
>>132-136
あ〜→かしイイ!!GJです!!
2人ともかわいいな。
154名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 19:10:54 ID:eecPMaWo
>>150
それについてはのちスレで議論され尽くしました
オイシカッタのはもちろん・・・あ、誰か来たみたい
155名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 19:27:44 ID:PGy0Fee5
>>149
あ〜ちゃんの隣のイケメン彼氏だれ?w
156名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 19:35:30 ID:55tlkbBm
スレの流れ切ってしまって申し訳ないんですが、SS投下しまーす。
かしのちです。
157名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 19:36:59 ID:55tlkbBm
【1】

今日、12月23日は、

ゆかの誕生日。

けど三人でのパーティーは明日。

毎年こうするように、私から頼んでる。
誕生日は家族で過ごすことになってたから。

家族とゆっくり過ごした次の日に、
三人で盛大にパーティー。
この流れは毎年恒例になっていた。

けど、何か今年は変な感じ。
なぜか寂しい。
去年と同じように、23日に日付が変わった瞬間、
いっぱいメールをもらったし、
今日の夕食はゆかの大好きなステーキ。
それに大きなケーキも。

明日になれば二人に会えるし、
今年はイブだけじゃなくクリスマス当日も遊ぶ計画を立てていた。

幸せな数日間が始まろうとしているというのに、
なぜか寂しい気分。

「ゆかったら贅沢だよねー」
ハムスターに話しかける。

原因は分かっていた。
好きな人に会いたい病。


のっちに…会いたい…。
158名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 19:38:30 ID:55tlkbBm


「明日会えるんだってば!」
自分に言い聞かせる。

だめだよ、贅沢過ぎ。
こんなんじゃサンタさんに嫌われちゃう。

気晴らしに街に出掛けることにした。


コートを羽織ってマフラー巻いて。
ブーツを履いてハムスター達に行ってきますの挨拶をして。


別に大して用事はなかったけれど、
たくさん人のいる場所に行きたかった。


街はすっかりクリスマス色。
なんかそこら中キラキラしてて、
まるでみんなが私の誕生日をお祝いしてくれてるみたい。

街角に人だかりができていた。
路上ライブをしてる人たちがいるらしい。
その近くを通り過ぎるとき、クリスマスソングが聴こえた。



──きっと君は来ない…
ひとりきりのクリスマス・イブ──


159名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 19:40:14 ID:55tlkbBm

お気に入りの店をまわる。

何か買わないと落ち着かなかった。
クリスマスツリーの可愛い飾りをいくつかと、
あ〜ちゃんにはアロマキャンドル、
のっちには漫画をそれぞれ買い足して。

すでにプレゼントは用意してあったんだけどね。
あ〜ちゃんには限定品のテディベア。
のっちには前から欲しがってたゲームソフト。

今年は奮発したなぁ。
ゆかサンタの財布はもう空っぽだよ。


街のウキウキした雰囲気をお腹いっぱい満喫して、
私は帰途についた。


160名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 19:42:59 ID:55tlkbBm
【3】

あと少しで家につきそうになったとき、
ひらひらと真っ白な雪が降り始めた。

「この一週間はずっと晴れの予報だったのに…」

私は家には帰らず、近くの公園で雪を楽しむことにした。



公園の真ん中にはジャングルジムがある。
一番上の位置から街全体が見渡せる。

夜に登ると、
どこよりも綺麗なイルミネーションを独り占めできる。
クリスマスシーズンは近くの家のイルミネーションも見えて、
夢のような景色になる。

今年は二人をここに連れてきてあげる予定だ。



ふとのっちを思い出す。
誕生日メール第一号はのっちだった。

慌てて打ったのか、件名が「誕生日おめどとう」になっていた。

デコレーションしまくりのあ〜ちゃんのメールに対して、
のっちのメールは一見すると殺風景。

けど、最後の一行。

「かっしー、生まれてきてくれてありがとう」

これを読んだ途端に、私は泣いてしまったのだった。

161名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 19:43:30 ID:55tlkbBm

友達の関係を崩したくないがために、
ずっと言葉にはできなかったのっちへの想い。

こんなメールを貰えるのなら、
友達でいられるだけで充分だと思った。


気を紛らわせるために出掛けたのに、
のっちのことばかり考えてしまっている自分に気がついて、
やれやれと私は空を見上げた。

私に向かって雪が降りてくる。
雪の粒がさっきより大きくなったみたい。
雪の降る音が聞こえるような気がした。

雪と共に切ない気持ちも降り積もる。

あぁ…のっちに会いたいよ…

けど…


私は雪の中で歌う。


「きっと君は来ない…」

そのときだった。




「ひとりきりのクリスマス・イブ♪」


はっとして振り向く。
いつも聞いてるあの声を、聞き間違うはずはなかった。
そこにいたのは…


162名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 19:45:58 ID:55tlkbBm
【4】

「かっしーにしては、
 ずいぶんとシブい選曲じゃねぇ」


「なんでここに…?のっち…」

「でも不思議なことに、
 かっしーが歌えばどんな曲も可愛くなる」
「のっちってば…」

「…ここに来る理由なんて一つしかないじゃん」
「え……」

いたずらっぽい笑顔を向けるのっち。
会いたくてたまらなかったはずなのに、
あまりに突然のことでうまく反応できない。

「会って直接、おめでとうって伝えたかったんだ♪」

「……」

「かっしーの家に向かってたら、
 ちょうど見かけたからついてきちゃった」


のっちはジャングルジムを見つけると、
するするっとてっぺんまで登る。


「かっしー、見て見て!」

のっちは両手を広げて、両足を開いて、

「クリスマスツリー!」

のっち…そのポーズ、星のつもりなのね…。
私は思わず吹き出す。

私もジャングルジムのてっぺんに登る。
ブーツで登りにくかったけど、
のっちに手伝ってもらったから平気。
昼間買ったクリスマスツリーの飾りを、
二人でジャングルジムに付けた。

163名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 19:46:50 ID:55tlkbBm
世界で一つだけのクリスマスツリーが出来た。
私とのっち、二人だけの、クリスマスツリー。

雪が強くなってきた。
けど、二人寄り添ってるからあったかい。

街を見下ろす。
まだ暗くないから絶景ではないけど、
のっちと二人で見たこの景色は絶対に忘れない。

耳元でのっちが優しく囁く。

「生まれてきてくれて、ありがとう」

気付けば私は、のっちの唇に自分の唇を重ねていた。

驚くかな、と思ったけれど、
のっちはしっかり受け止めてくれた。


「泣いてるの?」
「違う、雪が…」

のっちが私の涙を指で拭い、舐める。

「雪ってしょっぱいんだぁ」

二人は笑う。
幸せの涙だよ。

164名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 19:49:35 ID:55tlkbBm
【5】

夕食の時間も近づいていたので、そんなにゆっくりもしていられない。

ジャングルジムの飾り付けを片づけていると、
のっちがコートのポケットから、無造作に二つ折りした紙を取り出した。

「これ、あげる」
「ん、なに?」

それはのっちと私が大好きなバンドの、
年明けライブのチケットだった。
前にライブに行こうって話したこと、覚えててくれたんだ。

「ちょっとちょっと、泣きすぎだよぉ」

思わず涙が出る。

「なんか私がいじめたみたいじゃん」

笑いながらジャングルジムの最後の飾りを取るのっちの背中に、
私は抱きついた。

「かっしー…?」

大好き、大好き、大好き…
心の中で三度念じる。

「のっちが風邪ひかんように、おまじないしといた」
「えへへ、ありがとー」
のっちが振り向く。

165名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 19:50:42 ID:55tlkbBm


「のっちもかっしーのこと、大好きじゃけぇ」

「…!」

「そいじゃ、また明日ね」


呆然とする私を残して、のっちは雪の中を走って帰っていった。

今さっきまで私といたのは、本当にのっち?
まさか…妖精?

けど私の手の中には確かにあのチケットがあって…。
もしかしたら私にだけ、
一足早くサンタさんが贈り物を届けてくれたのかもしれない。

「ありがとう!」
空に向かって大声でそう叫ぶと、家までスキップして帰った。


○yuka's diary○


12月23日

今日は今までで最高の誕生日。
また一つ思い出が、宝物が、増えたよ。
想い続ければ気持ちは伝わるんだね。

これからもこの幸せが続きますように…。


ケーキおいしかったぁ☆☆
166名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 19:58:43 ID:55tlkbBm
終わり…なんだけど…
>>158修正
2→【2】

携帯でSS作るのはもうやめた方がいいかもしれん…。
結構ミスが多い。

あぁ、ちなみに前スレでは屋上編とか赤色の空〜とか、
N→K→Aで視点ころころ変わるやつ書きました。
って覚えてる人いないか。しかも全部かしのち…w

しばし休養します。
167名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 20:06:00 ID:Q0rZwIpW
>>166
GJ!かし→のっちへの切ない気持ちが凄い伝わってきた
気が向いたらまた書いてw
168名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 20:25:21 ID:s1MES31b
>166
きゅんきゅんしたwGJGJ!!
前作も覚えてるよー!166ののちかし好き♪
ぜひまた書いてw
169名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 21:47:54 ID:VVJ9sr3q
のちかしGJ!
なぜにこんなに繊細なものの見方ができるのか

TSPSより7thが似合いそうなSSですな

休養明けたらまたよろすくです

わっふるわっふる
170名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 22:40:28 ID:pXXcEaZ4
のちあ〜チェンジ続き投下します。今回は真面目な感じです。

11:憂鬱。

今日もこれで終わり。昨日と同じ様に手錠をかけられ眠る。こんな事せんでも変な事なんて…するかも。
「あ〜ちゃん、今日もちゃあぽんに襲われるかもよ?」
そう言うと、あ〜ちゃんはビクッと跳ねた。あれはもう一種のトラウマだよね。
「…その時は助けてよ?」
あ〜ちゃんが弱音を吐くなんて珍しい。
「えーどうしよっかなー」
「たすけてよ?」
ちょっとふざけただけなのに、この殺気。分かってますって。助けますよ。

◆◇◆◇

灯を消して静かな暗闇の中、あ〜ちゃんがポツリと呟いた。
「明日で、最後なんだね」
そうか、忘れてた。明日の夜には、体が元に戻るんだ。長い様で短かった。なんか少し寂しく感じる。
「のっちの体も悪くないんだよねーモテるし」
そう言われて嬉しいけど、皮肉っぽくてなんかチクチクする。
「…モテないよ」
「あ、今日休み時間とかにラブレター三枚くらいもらったよ。のっちに言うの忘れとったわ」
知らなかった。そーゆーのは早く言ってよ。
「なんて書いてあった?」
「うーん…好きだから付き合って下さいとか書いてあったよ」
「うひゃー困るな〜」
171名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 22:41:51 ID:pXXcEaZ4

なんかテンション上がる。まず好きとか言われて嫌な思いする人なんていないよね。なんか知らないけどモテるんだよね。うち女子校だけど。お母さんとお父さんの遺伝子に感謝だな。
「…ねぇ、のっち」
一人でニヤニヤしてると、あ〜ちゃんが静かに名前を呼んだ。また調子乗るなとかって怒られそう。ひーごめんなさい。
「のっちは…あ〜ちゃんの事が好きなんよね…?」
いきなり何て事を聞くんだこのお姫様は。一気に恥ずかしくなってニヤニヤが収まった。あ〜ちゃん、今更だよ。
「うん…好き」
likeではなくloveな方の感情。間違ない、ずっと君はのっちの太陽でした。のっちに光を与えてくれる絶対な存在。
「…ほんまに?」
なんで。何を疑っとるんよ。いつだってあ〜ちゃんだけを見て来たじゃんか。
「本当だよ。のっちはあ〜ちゃんが好き」
その一言に全身全霊を込めた。それでも信じられないなら、信じてもらえるまで言うだけ。ただ、今のあ〜ちゃんは、いつもと違う。何かに怯えているみたい。
「なんかさ…たまに不安になるんよ」
あ〜ちゃんが小さな声で呟く。それは弱々しくて、暗闇に吸い込まれそうで怖くなった。
172名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 22:44:11 ID:pXXcEaZ4

「のっちが他の子を好きになるかも、って」
気持ちが変わるなんて、まず有り得ない。この感情は揺るがない。そもそも自分で制御できない暴走機関車だから。
「のっちモテるから…イッパイ可愛い子からも告白されとるし…」
うわ何これ、胸が張り裂けそうなくらい高鳴ってる。可愛い。可愛いよあ〜ちゃん。
「凄く…怖いんよ」
その言葉は、震えていた。
不安にさせたくないのに、傷付けたくないのに、笑っていて欲しいのに…。
この手錠が無ければ抱き締めてるのになぁ。もどかしくて手をグーパー。
あ〜ちゃんを安心させたいけど、良い言葉が浮かばなくて、悩んだ挙げ句飛び出したのは
「…体が元に戻ったら、ちゃんと告白するけぇ今は待ってて」
明日、体が元に戻ったら、不安を取り除いてあげるから。正式に恋人同士になれば、皆に示しが付く。
ケジメを付けなくちゃ。あ〜ちゃんを愛するために。あ〜ちゃんを傷付けないために。
「のっち…それ今告白しとるんと変わらんよ」
その言葉に、ハッとした。しまった。のっちのバカ!こんな所でアホ発揮してどうするんだよ。
笑うあ〜ちゃんに、笑わんでよ!と照れ隠しに言う。良かった。これでいつものお姫様だ。

◆11:End◆
173名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 23:17:59 ID:pp05bulL
ystk学園モノ(といってもまだystk出番少なし)の続き投下させていただきます。
なるべく毎日頑張ろうと思います。
やっぱり皆さんをお待たせさせるだけの腕がまだ伴ってないなぁと思うんで。
では駄文失礼します。
174名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 23:20:35 ID:pp05bulL
(2)

<side a-chan>

さっきの掃除時間から、のっちがおかしくなった。
ゆかちゃんをじーっと見てはため息をついたり、頭をかきむしってる。
端から見るとウケるよ、のっち。

でもやっぱりあたしはどこか凹んでる。のっちがこっちを見てくれない。
いつもはゆかちゃんとあたしを交互に見てにんまりするのに。
その視線がこっちに向かないだけで異常なまでの寂しさに襲われた。
まるで飼い主に見放されたペットみたいな気分。

「あ〜ちゃん。放課後いい?」
のっちが急にこっちを向いて勢い良く言ったので、あたしは勢いで答えてしまう。
「うん、いいよ。」
そうやって勢いで答えていいことが起こった試しなんて無いのに。
175名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 23:21:56 ID:pp05bulL
放課後。あたしはのっちと一緒に教室に設置する小道具を作っていた。

「あのさぁ、あ〜ちゃん。さっきの話なんだけどさ、ゆかちゃんのことなんだけど。」
「うん。どーかした?」
やっぱりゆかちゃんの話なだよね。ゆかちゃんの事考えてる顔してると思った。
「こしじま先生かも。」
はい?
「何が?」
のっちは顔を真っ赤にして言い切った。
「だからぁ!ゆかちゃんの事好きなのはこしじま先生かもなんだって!」

ん?こしじま先生って保健室の天使のことですか?
一瞬にして深刻な事だと勘違いしてたあたしの思考回路が切れる。
とにかく爆笑した。笑いすぎて息が切れてヒーヒーのフーフーになった。
なにそれ。無い無い。アホの子発動じゃね。
笑いが収まるのに5分はかかった。

「のっち、アホ。先生がゆかちゃんのこと好きなんて無い。」
のっちの眉毛がみるみる八の字になってく。
「だってさぁ、こしじま先生が言ったんだもん!掃除ん時に聞いた!」
このアホの子は。何を聞いてきたんよ。
「ちゃんと聞いたん?もう一回確認してみぃ。絶対違う。」
のっちは完全に自分が正しいと思ってる、って表情で自信満々に言い切る。
「よし、じゃああたし明日ゆかちゃんに直接聞くけぇ!」

はいはい。分かりましたよ。張り切ったのっちはかわいい。
その挙動不審にも見える動作がぎこちなくて、それがたまらなく愛おしい。
そんな自分の気持ちを確認するたびに胸が苦しくなる。
すぐにこの気持ちを伝えられたらって思うけど。
でもそれは学園祭の日に取っとく。

うちの学校の学園祭は、時期が極端に遅い。
留学生が多いため、秋に生徒の半分がいなくなる。
そのせいで、学園祭が2月半ばになって、バレンタインに引っかかる。
その日に、って思ってるから、もうちょい我慢じゃね。

176名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 23:22:51 ID:pp05bulL
夜。あ〜ちゃん自宅。
やっぱちょっと気になったからゆかちゃんにメールしてみた。

「やっほー♪急にゴメンね。最近ゆかちゃんよく保健室行くよね?どーしたの?
 何も無いと思うけどなんかあるなら相談してね☆   あ〜ちゃん」

それだけ打ってケータイを放り出した。
ベッドに転がって今日の出来事を思い出す。
あの時、心配そうにゆかちゃんを見るのっちの目は、あたしがのっちのこと見る時の目に
良く似てた。多分だけど。
のっちの一番は誰なの?あたしがのっちの一番でいたいよ。
少なくとも一年くらい前まではきっとそうなれるだろうと思ってた。

でも最近は少し違う。のっちの気持ちも、あたしの気持ちも。
確証のない感情の波の大きさも、溢れそうな想いの振れ幅も微妙に変わってきてる。
ゆかちゃんの気持ちはよく見えないけど。
ただ、あたしとのっちがお互いに交わらないところで抱えた一方的な想いだけはよく見える。
一方的だけど、優しい。押しつけじゃない、壊れそうなほど繊細な心。
きっと似た者同士なんだろうね。あたしとのっちは。

そのとき携帯が光った。パネルには樫野有香の文字。
やっぱゆかちゃんの返信は速いね。

「心配してくれてありがとう。ただ学園祭の仕事で中田先生に頼まれて、
 こしじま先生に用事あってよく行ってるだけだよ。もしかしたら近いうちに
 二人にも仕事があるかも♪そのときはよろしくね!   ゆか」

ほら、やっぱり違った。
安心したけど、なんだか気持ちがしんみりしてたから返信はしなかった。
何故だかもうすぐ何かが起こる予感。良い事かはわからないけど。
あたしのカンは良くあたる。それだけに不安も大きい。
疲れた。今日は寝る事にしよう。あたしは電気を消すとすぐに眠りに落ちた。
                          続く

177名無しさん@秘密の花園:2008/06/05(木) 23:24:23 ID:pp05bulL
今更ながら。
172さんGJ!
毎度楽しみにしてます!ドキドキですな。
178名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 00:27:41 ID:Y8wWQ28r
平日なのにSSラッシュ
週末はどうなっちゃうの?w

SS職人さんが増えたね
連載系の方や読み応えある長めのSSを一気に投下していく方等々
嬉しい悲鳴ですな

まとめサイトの方、頑張ってくださいね
179名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 00:36:38 ID:Y8wWQ28r
>>166さん
確かこの職人さん、最初のころはキスの描写さえない純粋プラトニックを書いていらしたような。
キスの描写をさらりと入れられるようになってるとこが個人的にツボw

これからも頑張ってほしいです

>>170さん
のちあ〜チェンジ、毎回楽しみにしてます!
頑張ってください

>>177さん
wktkして待ってますよー!
180名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 00:54:34 ID:+mn99Iwg
なんだこの作品量GJとしか言えない。
181名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 01:27:44 ID:GT211Xxc
・・・追いつけない
手を伸ばしても もう届かない
182名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 01:33:18 ID:kCo4YTMc
前スレでystk絡みをリクした者だけど
もう>173さんgjすぎて自分涙目wwwww(滝の様な感涙的な意味で)
こしこ先生おいしすぐる(*´艸`*)
ystkヲタにはたまらんです。続きをテカりながら待ってます!+(0゚・∀・) +

チェンジの作者さんの文体が好みすぐる。細かい言い回しとかかなりツボ!
本当に嬉しい悲鳴だよ(*´Д`)
183名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 02:37:03 ID:2hEvh4uh
一昨日チャーバス教えてくれた人、thx
このスレにつまらんお土産を持ってきますた
見えない角度で手を繋ぐ、実践と実戦
http://imepita.jp/20080606/091320
http://imepita.jp/20080606/090970
184名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 02:42:59 ID:vNVgvxE1
のちあ〜を見守るかしって感じだ
やっぱりそうなのかな・・
ここのSS読みすぎてそうだと信じて疑わなくなってきた
末期だなww
185名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 02:46:51 ID:bptC9UEC
>>181
(・∀・)人(・∀・)
186名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 02:50:56 ID:ccyn30Bw
3人がいちゃいちゃしてたらそれだけでいい自分のほうがよっぽど末期
187名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 12:06:55 ID:8Hk4PuxD
ガチで百合でも全く問題ないと思ってる自分の方がよっぽど末期w
188名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 20:00:03 ID:sz0KYNue
もはやパフュの曲で妄想できる自分の方がよっぽど末期ww
189名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 20:04:25 ID:vNVgvxE1
ここを見てる時点でみんな末期w
190名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 20:18:45 ID:UwYwYhCb
うまくまとまったw
191名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 20:21:01 ID:+uY72q3C
>>189誰うまwww
192名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 20:36:25 ID:ICumsFWy
つーかあれだけ長い時間苦楽をともにしてきたんだから百合でも驚かんし
193名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 20:40:03 ID:bgtlHMOZ
逆に百合であってほしい
194名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 20:43:18 ID:Zd5pOUDG
さらに逆に百合でないから妄想を掻き立てられる何か
195名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 21:12:28 ID:Y8wWQ28r
そしてその妄想を言葉にしないと気が済まない私。
SS投下します。
196名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 21:13:12 ID:Y8wWQ28r
【夏1】

夏休みに入って、5日が過ぎた。

私は毎日昼過ぎまで寝ていた。

「寝坊できるってほんっとさいこー」

ベッドに寝ころんだまま時計を見る。
なんだまだ10時か。今日は割と早い目覚め。

どうしよう、二度寝しようか起きようか。
迷っていると携帯が鳴った。
あれ、メールじゃなくて電話だ。すぐに誰からか確認する。
あ〜ちゃんだ。

「はーい」
「もう、何度電話したと思っとるんね」
「へ?」

うわー、寝とったけ全然気付かんかった…

「どうせ今の今まで寝とったんじゃろ」

なぜ分かる…。

「いやさ、ちょっと散歩に…」
「この暑いなか?ほぉー、それはそれは」

だめだ…完全に読まれて馬鹿にされてる。



「…何の用なん」

私がムスッとした声で聞くと、
あ〜ちゃんは雰囲気を察してすぐに甘えん坊になる。
こういう所があ〜ちゃんは上手い。

「用がないと電話しちゃだめぇ?」

むぐぐぐ…。

「なんてね、うちに来て三人で一緒に宿題せん?」

197名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 21:13:59 ID:Y8wWQ28r
ふぅ、と少し呼吸を整えて。

「あ〜ちゃん家には行きたいけど…宿題すんの?」
「どうせのっちのことじゃけ、やっとらんじゃろ?」

ちらりと宿題の入ったカバンを見る。
夏休みになってから5日間放置されて、
軽くほこりをかぶっているようにさえ見える。
なんで全部分かるんだろう、この人は…。

「分かった…今から行くね…」
「じゃ、おみやげよろしくー」
プチッ
ツー、ツー、ツー…

さて…着替えて少しだけ宿題やるか。
ほんとに真っ白のまま持っていったら何言われるか分からん。

窓の外を見る。
よく晴れて、まだ昼前なのにとっても暑そう…。
なんか外出るの久しぶりな感じ。

たいぎいと思いつつも、ウキウキしている自分がいた。

198名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 21:17:15 ID:Y8wWQ28r
【夏2】

「お邪魔しまーす」
「はーい、よう来たよう来た」

あ〜ちゃんに促されるまま部屋に入る。
相変わらず女の子の部屋って感じ。ぬいぐるみだらけだ…。

「ゆかちゃんは?」
「少し遅れるってー」
「そっか、あ、あ〜ちゃんこれ」

あ〜ちゃんが好きだと言っていたマンガの新刊を差し出す。
あ〜ちゃんがマンガを返しにうちに来てくれることを計算して、
おみやげはこれにした。
あ〜ちゃんといっぱい会いたいもん。

「やったぁ、ありがと!」

あ〜ちゃんの笑顔が眩しかった。
あ〜ちゃんの表情は万華鏡のようにころころと変わる。
どれも魅力的で、できることならいつまでも見ていたかった。

「さてさて、宿題しましょうか」
「ん…」

せっかく目の前にあ〜ちゃんがいるというのに…。
ノートを開くのが面倒だった。

10分経過…。
宿題しようと言って来てもらったけど実は…な展開を期待してたけど、
そんな気配はなく真面目に勉強するあ〜ちゃん。

そうだよね…、学生の本分は勉強だもの。
おかしなことを考えるのっちがいけないんです。
えぇ、そうですとも。

「ねぇのっちぃ…」

私はついびくっとする。
199名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 21:20:40 ID:Y8wWQ28r
【夏3】

「この前ね…」

何かと思えば、あ〜ちゃんは恋愛の話を始めたのです。
うんうん、あ〜ちゃんモテるもんねー。
って…、悲しすぎるよこの状況。

この暑い中汗かきながらせっかく来たってのに、
好きな人の恋の話を聞かされるなんて。

セミが元気よく鳴いてる。
「ジージージージー」

私と同じ、儚い命よ…。

「それでさぁ…」
「ジージージージー」

いいよ、その調子であ〜ちゃんの声を掻き消してしまって…。

「でもね私…」
「ジージージージー…」

あぁ、早く来てよ、ゆかちゃん…。

「全部、断るつもり」
「ジージージー…」


「あたしには、のっちがいるから」

「ジー…」

窓の外に旅立っていた意識が一気に引き戻される。
今のは聞き間違いではないよね。

真っ赤になったあ〜ちゃんの顔が、
聞き間違いではなかったことを示してくれている。

「なんとか言ってよ!」
「ふぁ…」

来てよかった。
暑い中汗かいてでも、来てよかった。

200名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 21:21:56 ID:Y8wWQ28r

セミたちの声が、私たちを祝福してくれているようだ。

「ありがと…」

体が熱いよ。
なんだか頭もボーっとする。
万華鏡を覗きすぎて、少し酔ってしまったのかもしれない。

「ずっと、そばにいてね…」

あ〜ちゃんにこんなこと言われるなんて。
私はクッションを抱えて寝転ぶ。

「あー、さぼってるー」
「…ちょっと酔ったのー」

ほっぺをほんのりと赤く染めて、
何それ、と言って笑うあ〜ちゃんを見ていると、
体がどんどん熱くなる。

今年一番の暑さです。
と、誰かが予報する声が聞こえた気がした。

201名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 21:25:17 ID:Y8wWQ28r
【夏4】

「お邪魔しまーす」

ゆかちゃんがスイカ片手にやって来た。
一番暑い時間帯を歩いてやって来たとは思えないほど、
涼やかな笑顔。

まるで風鈴のよう。

風鈴はすっかり酔ってふらふらな私を落ち着かせてくれた。

「このスイカ、冷やして夕方食べよう」
「賛成ー!」

「さっきかき氷屋さん見つけたんよ」
「えっ、行きたい!」

私たちは宿題をほったらかしにして外へ向かう。

眩しい日差しが私たちを包む。

夏が始まったのだと、今更ながら実感した。

「ひゃー暑い暑い」

あ〜ちゃんが両手をパタパタさせて自分をあおぐ。

「ほんと熱いね」

私はさっきのことを思い出して、また体を熱くしていた。

「あたしには、のっちがいるから」

いひひ、何度も何度も再生ボタンを押してしまう。

熱いよ、今年一番。

「まだまだ、これからもっと暑くなるよ」
ゆかちゃんが振り向いて言う。
「これからもっと熱くなるって、あ〜ちゃん」
私はさり気なくあ〜ちゃんの腕を持つ。

「なんかのっち、変」

202名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 21:26:16 ID:Y8wWQ28r
さらっと手を払われて少し落ち込む。
ゆかちゃんが首を傾げて前を向く。

なんだよー、さっきのは夢だったの?

少しふくれてあ〜ちゃんを見ると、
あ〜ちゃんはゆかちゃんの方を気にしながら私の腕を引っ張って、
私の耳元で囁いた。

「今は我慢。あとでもっと熱くしてあげるから」


ひゃーーー!


「早く!かき氷!かき氷!」

冷やさなきゃ冷やさなきゃ。


急にダッシュする私を見て暑さで気が狂ったと思ったのか、
ゆかちゃんが心配そうな顔をする。

うしろで二人の会話が聞こえる。

「のっち大丈夫かなぁ」
「知恵熱じゃろ、久しぶりに勉強したけぇ」

なにを言われても平気平気。


ふと、あ〜ちゃんの部屋に風鈴を買ってあげようと思った。
このままじゃ溶けてなくなってしまいそうだから。

「おじちゃん、ストロベリー!」


今年は外にいっぱい出よう。
もっともっと熱くなろう。
君と過ごす夏の色が、いつまでも褪せないように。



[終]
203名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 22:09:39 ID:tzK/aC8M
>今年一番の暑さです。
>と、誰かが予報する声が聞こえた気がした。

のちぐさかおるちゃんですね分かります。

ってかもえたああああああああああああああGJ!!!1
204名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 22:10:49 ID:btVrFerM
GJ!
なんだか、読んでるこっちまで夏が待ち遠しくなるような清々しい作品でした。

イメージはこれで。
ttp://blog70.fc2.com/t/tenslives/file/080301_perfume_vaio_02.jpg
205名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 22:28:21 ID:sz0KYNue
GJ!!「今は我慢。―」で萌死んだw
爽やかでよかった!
206名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 22:48:35 ID:+mn99Iwg
この後何をするつもりなのかとry
207名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 22:52:41 ID:vNVgvxE1
ホントのっちって単純〜♪
208名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 22:57:08 ID:zNPTQvFM
GJ!!気持ちよく読ませてもらいました。

それからystkの続き投下します。読んでくれてる方々ありがとうございます。
では駄文失礼します。
209名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 23:26:20 ID:zNPTQvFM

(3)

<side Mr.Yasutaka Nakata>


学園祭12日前。中田宅。

「出来た....。」
もう3日寝てない。パソコンにかじりついていた。
早速樫野にメール。樫野に頼るのも悔しいが、あいつしか頼れる人もいない。

「おはよう。完成したので今日の放課後また時間ください。  中田」

ひどい短文だが、長文で打つとまた変態とか言われてしまうだろう。
気持ち悪いとか言われるのは勘弁だ。ふと時計を見る。
「時間ヤベぇ!」
オレは急いでスーツに着替えて鞄を引っ掴むと慌てて出勤した。


朝のホームルーム後。教室。

樫野がオレのところに来た。
「先生、今日の放課後の件なんですが、そろそろ二人にも来てもらったらどうかと思います。
 いくら得意でも10日じゃキビシいし、水野先生の件もありますから....」
あぁそっか。オレも考えてなかった。というか実はもう少し手直ししたい...
が、樫野にそんな事言ったらバカにした目で見られるのは分かりきってる。
「分かった。じゃあ二人には樫野から言っといて。それからあっちの件なんだが...」
樫野の目が輝いた。表情も最高の笑顔に変わってる。
「大丈夫そうですよ。でも早くくれって。待たせちゃダメですよ。
 本当はあたしたちのなんて後回しで良かったのに... 優先順位考えてくださいね。」
笑顔でこんなこという樫野って悪魔だよなぁ。つくづく思うけど。
「分かってるよ。また頼む。」
「あれ、先生、頼むってことは分かってますよね?旨ミルクですよ。」
「はいはい。わかってるよ。じゃあ後で。」
彼女には色々と働いてもらってるので報酬にいつも購買一の人気を誇るアイスを買ってやってる。
手痛い出費だが、仕方ないだろう。
210名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 23:27:56 ID:zNPTQvFM


昼休み。職員室。

1現から4現まで全部授業だった。睡眠不足のオレにはかなりキツい。
学校の近くの食堂から買ってきた牛丼を広げた。あぁ、腹減ったな。いただきま...
「中田先生また丼モノ?」
クスクス笑うのは保健室から戻ったこしじま先生。
「いいんすよ。丼モノ腹もちいいんで。そういう先生だって結構食うでしょ。」
「でも毎日それじゃあたしだったら飽きるよ。」
本当に楽しそうに笑う。正直可愛い。ってか大人の魅力か。
「いいんですよ、日替わりですから。」
あぁ、オレ今多分顔真っ赤だ。
「そういえば樫野さん来てた。まだなの?早くくれなきゃ流石にアタシでもキツいよ?」
「あぁ。すいません。明日までには。」
「は〜い。」
手をひらひらと振って去って行くこしじま先生。
こしじま先生は話しかけやすいし一番相談しやすいけど、彼女といるとオレはオレじゃなくなる。
まだ良く分かってない感情がオレの中にある気がする。
多分それをわかってるのが樫野。今思ったんだが樫野とこしじま先生似てねぇ?小悪魔感が。
ごちゃごちゃした頭をすっきりさせたくてオレは飯をかきこんだ。
そして咽せた。


放課後。教室。
ホームルームを終えて教室に残ったのは三人。
気持ち悪い程にニヤニヤする西脇。半分寝てる大本。何度も頭がおちてしんどそうだ。大丈夫か。
そしていつもの笑顔の樫野。
オレは今からこの三人に頼み事をする。
これは三人じゃなきゃ成立しないし、この三人以外は最初から考えていなかった。
樫野はもう了解をくれた。ほかの二人にも了解をもらわなきゃいけない。
本当にいいものが出来るって言う確信がある。
...頼むぞ。 オレは深く深呼吸して話を切り出した。
                          続く
211名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 23:29:00 ID:zNPTQvFM
以上です。短くてスイマセン。
皆さんとしては短いのが毎日くるのと、長いのが時々来るのってどっちがいいんですかね?
212名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 23:42:05 ID:sz0KYNue
>>211
GJでした!
どっちでもいいけど・・・・毎日来た方が毎日楽しいから、毎日に一票!
213名無しさん@秘密の花園:2008/06/06(金) 23:57:17 ID:Y8wWQ28r
>>211
いやーystk面白いわぁw

連載ものも楽しみが続いていいし、
長編が予告なしにどかっとくるのも好き

どっちも楽しめるなんてほんと素敵なスレだよね
214名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 00:35:03 ID:QFkCe1j5
>>211
GJです!!
俺は続きが気になるので・・長編が好きっすw
215名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 00:59:21 ID:Go1R1lv/
>>211
連載てww

そ言えば初版限定 ヒミツの生写真付き豪華装丁本の出版元はどこなんでしょ。
徳間書店? それとももみじレーベル出版?
いいかげん予約しとかないと・・・
人気商品のため、お一人様2個までとか言われると悲しいし。
216名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 01:11:28 ID:pcSDrHHW
連載じゃね?
敢えてジャンル分けするとしたら。

形式は作者さんのやりやすいようにしてくれたらいいかと。
どちらも楽しみにしてますよ。
217名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 02:01:15 ID:TXNBBIrK
今日スポーツ新聞に載るかもだってね。
あ〜のち婚約発表は武道館まで引っ張ると思ってたんだけどな
218名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 02:02:19 ID:3iSYOdzV
のっちは何カラットの指輪あげるのかな〜
219名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 02:07:18 ID:GkdGhUS9
キーホルダーの輪っかだな
220初代1:2008/06/07(土) 02:42:05 ID:rJ9ecsgo
皆さん乙&GJです

私が最初のスレ立てた時は、正直こんなに盛り上がるとは思っていませんでした。
221名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 02:42:10 ID:qjt5gqsr
薬指にうまい輪をはめるのっち
222名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 03:00:11 ID:Z97rXyiy
みなさんあたたかいコメントありがとうございます。
続きを書いてみました。wははずしてみました。

pt1
>>47

pt2
>>141
223名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 03:00:41 ID:Z97rXyiy
のちあ〜pt3

■その1
「あ〜ちゃんなんでゆたかにアドレス教えるんじゃー!!」
ライブが終わった後の楽屋。まだなんか興奮してる。
妬ける。まじで妬ける。笑いながら二人が言う。

「その方がおもろいじゃろ」
「そうよ、のっちはなんもわかっとらんねえ」
ステージ用のメイク。あ〜ちゃんはキラキラしてる。まるでお姫様だ。

舞台袖で見せる緊張からは想像もつかないほどの魅力で、
あたしはつい気後れするぐらいだ。
アトマイザー劇場だって、あんな笑顔するんだもん。
現実とは違うってわかってても。つい感情移入してしまう。


…初めてのちおを舞台でやらされたとき、
好きな人ができたかもしれなかった。あの感情は。
初めて抱きしめたとき、思いは確信に変わった。
あ〜ちゃんの甘い声をきくたび、理性を失ってしまう。

ただただうれしくてどきどきして。ただただ触れたい。
あのとき、あ〜ちゃんはそんな私を受け入れてくれた気がした。

「のっちのこと考えとると、うまく笑えんのよ」
あ〜ちゃんの言葉を思い出した。
…どういう意味なんだろう。

224名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 03:01:18 ID:Z97rXyiy
■その2
「最近よくぽーっとしてるよね」
帰りの車の中。かっしーがぽつりとあ〜ちゃんに言った。
「そうかねぇ。別に普通じゃよ」

確かに。あ〜ちゃんは最近ぽーっとしている時間が増えた。
この半年くらい急に忙しくなったのもあると思うけど、
それだけじゃないのかな。

あたしは窓から外を見た。初めてキスをしてから、一週間が経ってる。
あ〜ちゃんはあたしを避けたりはしない。
いつもと変わらず接してくれる。
でも、なかなか、二人きりになろうとはしなかった。


『最近よくぽーっとしてるよね』
家に着いてからメールしてみる。
拒まれなかったことがどれだけしあわせかってことはわかってる。
でも足りないよ。

『何言っとるん。そんなことないけぇ。いつも機嫌よく笑ってないとめんどくさいん!?』
明るい調子だ。会いたい。
もしあ〜ちゃんがここにいたら、メールなんかしなくてすむのに。

『んなことないよ でも悩んどるんじゃないかって』
『あ〜ちゃんは悩むことがおおいけぇ、心配はいらんよ! はよねんさい』
相手の真意がわからない。もどかしい。
初めてキスする前、あ〜ちゃんもこんな気持ちだったのかな。

好きでいることは苦しい。メールしたのに、こんなにさみしい。
225名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 03:01:49 ID:Z97rXyiy
■その3
「のっち」
いつの間にか気持ちよく眠ってた。鳴った電話。
あ〜ちゃんの声だ!

「…どうしたの??」
「どうもせん、でも…」
「のっちに、電話しようか思いながらやっぱりやめよう思ってから」
「じっとケータイ見とったら、ついかけちゃった。」
寝起きでぼうっとしてるから、余計に甘く響く。

「どうもせんて、なんかあったからかけてきたんじゃろ」
「なんもないもん」

もう2時だ。
『一人で悩まんでええけぇ』
あのときそう言ったものの、どうしたらいいのかわからない。
あ〜ちゃんの悩みが、自分とのことなのかすらわからん。

「のっち」
かわいい声だ。呼ばれたら思考が止まってしまう。
「うん?」
「…名前、呼んで?」

顔が真っ赤になるのがわかる。そんなん言われも…なんて呼べばいいんだろう。
「…あや、か?」
「そこは本名なんじゃ」
あ〜ちゃんが笑う。

「…なんとなく」
「うん、ありがと」
「それで、ええと、何を言ったらいいんかようわからん」
「なんもいわんでええんよ、ありがと、おやすみ」

あ〜ちゃんはそう言うと、電話を切った。
声からじゃ様子はわからなかった。

ありがと、だなんて。
「のっち」
あたしを呼ぶ声。耳に残る。
もーだめだ。我慢できない。

226名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 03:02:17 ID:Z97rXyiy
■その4
気がつくと、あたしはあ〜ちゃんの家まで自転車を走らせてた。
夜風が気持ちいい。でもきっと、来られても困るんだろうな。

あれから一週間も経ったのに。何もない。ゆたか先生とか言いよるし。
おまけにかぼそい声で電話もしてくるし。
あ〜ちゃんの考えてることがよくわからん。

坂を上ってしばらく進む。見えてくる。何度か行ったことのある家だ。
あ〜ちゃんの部屋には明かりがついてた。

「もしもし。今、下に来とるよ」
「・・・!」
「なんでそんなことするん!」
怒られた。汗が乾く。テンションが一気に下がるよ。
そりゃそうだ。こんな遅くに実家に来られても。困るだろうな。

しょうがない。そう思って帰ろうとしたとき、玄関の扉が開いた。
奇跡みたいに。あ〜ちゃんがいる。パジャマをきて、かみがふわふわしてる。
右手でしーっという手つきをして、左手で手招きする。

あたしはその手招きに応じた。
227名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 03:02:42 ID:Z97rXyiy
■その5
久しぶりに見たノーメイクの顔は、高校生の頃を思い出すようなあどけなさが残ってた。
眠そうなまぶた。やわらかそうなほっぺた。
普段のお姫様もいいけど、素のあ〜ちゃんの方が好きだな。

部屋に入ると、小さなテーブルの前に二人で座った。
ベッドにもたれながら、あ〜ちゃんが困ったように笑う。
「あんたなんできよるが」
「我慢できんかった」
素直に言ってしまった。そう、君の声が頭から離れなくて。

「仕方のない子じゃねえ」
また困った顔で笑う。ふわりと髪がゆれた。
「ちょっと、ごめん」
あ〜ちゃんを目の前にすると、あたしは気持ちが止められなくなる。
一週間ぶりに抱きしめたら、甘い匂いがした。とってもやわらかい。


「…勝手に夢に出てこんでよ」
突然、あ〜ちゃんが言う。
「せっかくはようにねたのに、眠れんくなるよ」
甘えた声。
脳がしびれてて、やわらかい髪が触れるたびに頭は真っ白になった。
すきだ。パジャマの生地が薄いから、よりいっそうやわらかく感じられる。

「ほじゃけえ、のっちがあんなことしてからに、悩んどるんじゃないん」
「…」
「だから、なんかその、ごめん」

抱き合ったまま、少し沈黙が流れる。小さな声がした。
「…のっちは、謝らないかんような気持ちなの?」
あまりにも心外で、びっくりした。
「そんなことないよ!」

あ〜ちゃんは人差し指を立てて、あたしの唇に押しつけた。
「しーっ あんまり大きい声だすとみんな起きるけぇ」
なんでだ。指まで甘い匂いがする。
思わず唇を動かしてはむはむしてしまう。

「かわいいね」
斜め上から。あ〜ちゃんは笑う。すっかり安心してしまうよ。
あれ。なんだか立場が逆だ。
228名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 03:03:06 ID:Z97rXyiy
■その6(ちょいer)
そこからどうして今キスをしてるのか、記憶がとんでる。
衝動。破裂しそうな心臓。体が勝手に動いてしまう。
しばらく触れてなかったせいか、なかなか止まらない。

あ〜ちゃんの耳。髪。おでこ。首筋。
甘い。食べたい。

「んっ・・・」
あ〜ちゃんが息をもらす。初めて聞く声。せつなくって甘い。
体中の熱が上がっていくのが自分でもわかる。もっと聞きたい。
突然、あ〜ちゃんがあたしの手をつかんで、引き離そうとする。
でも止められるわけなかった。

「のっちっ…」
「…」
もう一度首筋にキスをする。また同じ声が出る。ああ。もっと聞きたいよ。
わかりやすい反応に、こみあげてくる愛しさとうれしさで、
同じことを繰り返してしまう。もうここがどこかもわからない。


「…って、こらっ」
あ〜ちゃんの声の響きが変わった。一瞬神経がつながって正気に戻った。
なんでなんで突然。もっともっと。

「もう、あんたここがどこかわかっとるん」
「…」
「ちょっと、目覚ましんさい」

あ〜ちゃんにばしっと頭を叩かれた。
口調はこわいけど、目はやさしい。急に恥ずかしくなる。
「ごめん、なんかその」
「ほんっとにこの子は…いけん子じゃねぇ」

ほっぺたをつねられる。
「あ〜ちゃんどうしよう」
「なにが」
「…全然痛くない!」

あ〜ちゃんが笑った。その笑顔だけで、あたしはもうしあわせでいっぱいだった。


(おわり)
229名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 03:04:29 ID:Z97rXyiy
以上です。

のちあ〜チェンジめっちゃ好きです。
影響されてあ〜side書き始めてしまった。。
230名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 08:29:23 ID:AKqx5LZ9
>>229
あああああ萌えたぁあああ!
指はむはむとか!はむはむとか!!
GJでした!
231名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 09:10:43 ID:aMdpwGbf
>>229
GJ!!
ヤバいよはむはむw


自分チェンジの作者っす。あんなグダグダな駄文好きとか言ってくれて嬉しいです!
番外的な物ですかね?是非読んでみたい!投下してくだされ!!
自分の駄文は明日辺り投下しますんで…!

全力でわっふるわっふる!
232名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 09:18:13 ID:+Xs0+IF4
>>229さん

投下お願いしまッス!!
233名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 12:26:22 ID:CUyjDLIz
こ、これは・・

のっちの声が聞こえるようだ
「わっふるわっふる」と
234229:2008/06/07(土) 14:15:08 ID:Z97rXyiy
あーさっそく感想が。ありがとうございます!!

えっと、影響されたのは両者の視点で描くってとこだったんですが・・・
番外編もチャレンジしてみようかなあ。

作者さんに声かけてもらって感激。涙。
楽しみにしてますよー!
235名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 15:10:46 ID:BVaXSZUQ
>>220
3人の隆盛とともにこのスレも盛り上がりましたね
これからも盛り上げていきましょう、perfumeで・・・w

わっふるもっふる
236名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 18:39:34 ID:3iSYOdzV
のちあ〜チェンジ待ちきれないおおおお
237名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 19:04:11 ID:pcSDrHHW
しかしなぁ…
漫画とか同人誌みたいなの見てオタクきめぇww
とか思っていた自分が、このスレに癒されるなんて…

たまに小説のような綺麗な作品が来るからなかなか侮れない
238名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 19:07:06 ID:GkdGhUS9
>>220
立った時から見ていたが、失礼ながら俺もこんなに盛り上がるとは思わなかったw
けど今や超良スレ、超GJです
239名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 19:18:36 ID:RICvijcj
みなさんGJすぎる…
素晴らしいSSばかりですね!

前にのちかしの絵を書いた者なのですが、今度はあ〜のち書いてみました

設定はこんな感じで↓
のっち「あ〜ちゃん…おやすみのちゅーしていい?」
あ〜ちゃん「ダメ。はやく寝んさい」

横なんで見にくいです
すいません…orz

http://imepita.jp/20080607/688890
あと、前あたしの絵にGJをくれた方ありがとうございましたm(__)m
240名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 20:53:26 ID:CUyjDLIz
>>239
首痛いけどGJ
241名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 20:56:56 ID:+Xs0+IF4
>>239さん
気にしないで投下お願いします(*^-^*)
242名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 21:11:27 ID:U50DXjgj
>>239
あ〜ちゃんが喜んでるようにしか見えない俺は末期
GJです!!
243名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 22:02:26 ID:aMdpwGbf
>>239 超GJ!いやー和んだ!
のちあ〜チェンジ続き投下します。

12:怪我。

体が入れ替わって、二度目の朝が来た。うーん腕や肩が痛い。一晩中、手を固定されてたら嫌でも痛くなるよね。
あ〜ちゃんが、急にのしかかって来た。朝から大胆だよ。
「なんで助けてくれんかったんよ!!」
あ〜ちゃん、涙目。ちょっと待って。何を泣いてるんですかお姫様。
「昨日の夜…!なんべん助けてって言っても起きてくれんし!アホみたく爆睡しとるし…!」
ハッとした。のっちの姿のあ〜ちゃんの首筋には紅い痕が。これは、噂に聞くキスマークという奴では?
つまり昨日の夜、のっちが寝静まった後、襲われたんだね?ちゃあぽんに。
「ご、ごめん気付かんくて…」
「のっちのアホ!もう知らん!」
そう言って部屋を飛び出してしまった。待って!せめて手錠は外してってよ。

◆A-side◆

昨日の夜は、やっぱり…な展開。昨日のっちにも言ったけど、初体験が自分とか最悪。だけどそれよりも最悪なんは初体験が妹だって気付いたよ。
準備をして家を出た。のっちが待ってーとヘタレ声で叫びながら追いかけてくる。
今日でこの非日常的な生活ともおさらばだ。やっと自分の体に戻れる。そう考えると嬉しい反面、少し切ない。
244名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 22:03:12 ID:aMdpwGbf

◆◇◆◇

学校の前でゆかちゃんと合流。ゆかちゃんは、あ〜ちゃんをジーッと見つめる。え何何?顔に何かついとる?
「あ〜ちゃん、首のソレ…キスマーク…?」
あ、隠すの忘れてた。後でファンデーションとコンシーラーで隠さなきゃ。
「……。」
ゆかちゃんはのっちを睨んだ。のっち、慌て気味。
「のっちじゃないよ!それは昨日ちゃあぽんが…もがっ」
そんな事ゆかちゃんに教えんで良ぇって!慌ててのっちのおしゃべりな口をふさいだ。
「あ〜ちゃん、また襲われたん!」
ゆかちゃんの言葉にグサッと心に棘が刺さる。…大丈夫、キスマーク付けられたくらいで他は何も無かったから。って大丈夫じゃないか。
「のっちなんで助けてあげんかったんよ!」
「寝とって気付かんかったんよ…」
「はぁ?どんだけ爆睡しとるんよ」
そうだそうだ。ゆかちゃんもっと言ってあげてよ。のっちがうんと反省するまで。
そんな感じであたし達は校門をくぐった。

◆◇◆◇

靴を履き替えようと大本と書かれた下駄箱を開けたら、そこには数枚のラブレター。全く、毎日毎日懲りないねぇ。
それにしてもモテモテなのっちに軽く嫉妬。なんでこんなモテるんよ。
245名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 22:04:32 ID:aMdpwGbf

まぁ理由は人それぞれだと思うけど、のっちを好きな気持ちはあ〜ちゃんも負けない。誰にも負けないよ。
あ〜ちゃんはライバル達の書いたラブレターをバックに押し込んだ。
けどごめんね。君達の王子様は今夜、あ〜ちゃんのものになるんだよ。体が元に戻ったら、あ〜ちゃんだけの王子様に。
「あ〜ちゃん!早よせんと遅刻だよ」
ゆかちゃんの声にハッとして、慌てて二人の元に向かった。

◆N-side◆

教室に入ってすぐ、チャイムが鳴って先生が入ってきた。おーナイスタイミング。退屈な古典の授業。
でも大丈夫。じゃじゃーん!今日はPSP君がいるからね。あ〜ちゃんと違って不真面目だからね仕方無い。
早く昼休みにならないかな〜。あ〜ちゃんママ手作りのお弁当を早く食べたいよ。

◆◇◆◇

午前の授業はあっという間に終わり昼休みに。やっぱゲームは良いね。やり過ぎて親指が痛い。
ゆかちゃんがお弁当を持ってやって来た。
「あ〜ちゃんまだかな?」
いつもこの教室で三人一緒に食べるんだ。昨日もそうだった。
しばらく経ってもあ〜ちゃんは来ない。もうお腹ペコペコで我慢出来ないよ。
246名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 22:05:21 ID:aMdpwGbf

そんな中、校内放送がかかる。
『生徒会役員は今すぐ会議室に集まって下さい。繰り越します…』
「あーすっかり忘れてた!のっちごめん、ゆか行かにゃ」
「あ、うん…」
慌ただしく走ってくかっしー。どうしよ。一人になっちゃった。
それにしても遅過ぎだよあ〜ちゃん。もしかしたら何かあったのかも。のっちはあ〜ちゃんの分のお弁当も持って、あ〜ちゃんを探す旅に出た。
お腹が空き過ぎてグルグル鳴ってる。足が自然と速まり、目はキョロキョロとあ〜ちゃんを探す。
保健室の前を通り掛かった時、中から聞き覚えのある声がした。間違なく自分の声。あ〜ちゃんだ。
「あ〜ちゃ…じゃなくて、のっち!どうしたんよ」
危ない危ない。危うくあ〜ちゃんって言いそうになった。のっちに気付いたジャージ姿のあ〜ちゃんは気まずそうにうつむいた。
椅子に座ってるあ〜ちゃん。その足首には湿布が。そうか。さっきの時間、体育だったんだっけ。
「これで大丈夫、先生会議だから職員室行ってくるね」
保険医の先生があ〜ちゃんの頭を撫でて、保健室を後にする。
「あ〜ちゃん大丈夫?」
「うん、軽い捻挫じゃと」
「そっかぁ」
なんだ、ちょっとホッとした。
247名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 22:08:48 ID:aMdpwGbf

「ごめんね…」
「?なんで謝るん?」
「のっちの体に…怪我させちゃった」
あ〜ちゃんの顔を覗き込むと、目には涙を浮かべていた。!?やめてよのっちの顔で泣くのだけは。
「ご飯食べよご飯!のっちお腹ペコペコで死にそうじゃけぇね」
そう言って横のベッドに腰を下ろした。お弁当を差し出すと、あ〜ちゃんは嬉しそうに受け取った。
「ゆかちゃんは?」
「会議行っちゃった」
「そうなん。二人きりじゃね」
二人きり?その一言に反応した。元の姿だったら最高のシチュエーションなのかも。
先生の居ない保健室。カーテンに仕切られて二人だけの空間。そして純白のシーツに包まれたベッド。
あぁ、あのエロ少女漫画の読み過ぎかも。でも良いかも…保健室エッチ…。きゃーエッチとか!まだ早いよー!
「のっちキモい」
「あ、すんません…」
あ〜ちゃんが引いた目で見ている。いけないいけない。また一人で想像してニヤけてたみたいだね。自重しないと。
そこに、扉の開く音と共に二人分の足音が。そして鍵をかける音。
「二人きりだね…」
女の子の声。ちょっと待って。まさかの急展開に思わずタコさんウインナーが箸から滑り落ちた。

◆12:End◆

248名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 22:11:10 ID:xBaWO7Nk
つづきを今すぐくださいお願いします生殺しはご勘弁をおおおおおお
249名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 22:17:48 ID:aMdpwGbf
>>246

誤字発見…

×繰り越し
〇繰り返し

申し訳無いです…orz

続きは明日投下します!微eroなんで苦手な方は回避を…。
250名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 22:20:57 ID:xBaWO7Nk
楽しみにしてます!
251名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 22:23:32 ID:738qbrit
GJ過ぎです!あ〜のちチェンジ大好きです!二人とも可愛い!
いつでもいいので次に期待して待ってます!

あと、ystkの続き投下します。一応毎日の方向でやっていきますんでよろしくお願いします。
では、駄文失礼します。
252名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 22:24:20 ID:738qbrit
4)

<side a-chan>

急に中田先生に呼び出しくらうなんてアタシら何した!?
と思った。
でも、中田先生がアガッてるってことは、お叱りではなさそう。
楽しみでついついニヤケてしまう。

「え〜っと... これ。学園祭で歌って欲しいと思ってるんだけど。」
そう言って差し出された一枚の譜面とCD。中田先生の手汗で端っこが少し湿ってる。

チョコレイト・ディスコ   ...?

殴り書きのタイトル。のっちはキョトンとしている。
ゆかちゃんは訳知り顔でニッコリ。絶対知ってたな。

「樫野にはもう話してたんだけど、学園祭の模擬店のやつ。
 オレがずっとターンテーブルまわしてるだけって芸が無いし華も無いだろ。
 そこで、お前ら3人に盛り上げてもらおうってこと。ちなみにお前ら以外は考えてないから。」

中田先生はかなり恥ずかしそうだ。そこがまた先生らしいんだけど。

「あ〜ちゃん、のっち。先生も頑張って曲作ってくれたしさぁ、頑張ってみない?」
ゆかちゃんはやる気満々。あたしは全然オッケーだけど、このヘタレはねぇ...。

「大本。西脇。どうだ?やってくれないか?頼む。」
先生はそう言うと頭を下げた。なんでこんなに必死なんだろう?

横を見ると、さっきまで半分寝ぼけていたのっちの目が据わっていた。
「やります。やらせてください。」
のっちの真っ直ぐなその即答。真剣そのものの眼差し。
その目が、その声があたしの視線を奪って離してくれない。

「西脇。どうだ?」
中田先生の声があたしを現実に連れ戻した。
答えは決まってる。二人に引っ張られて、二人を引っ張って、ここまで来たんだから。
「もちろん!やらせてください!」
253名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 22:25:18 ID:738qbrit
中田先生が笑顔になる。こんな表情するんだ。
ゆかちゃんも心底ほっとした顔でこっちを見た。
3人目を見合わせて笑った。幸せな時間に感じる。どうしてこんなに穏やかなんだろう。

中田先生は言葉を続ける。
「それから、時間あったらでいいんだけど、水野先生のところに行ってくれ。フリ付けて貰った。
 余裕があったら踊ってもらう。そのかわりっちゃなんだが他の係全部免除する。」

「ぃやったぁ〜!!」

三人で飛び跳ねて喜んだ。でも、踊れるんかね?まずは曲を聞かにゃあね。

「じゃあ、また明日。それから樫野。明日朝少し早く来てくれ。完成しそうだから。」
ん?なんだ?
ゆかちゃんは弾けるような笑顔で返す。
「先生、直接渡せば良いのに。」
「無理。だから頼むぞ。また旨ミルクやるから。」
「はーい。お任せくださいっ!」
何の話か知らんけど、入っていけない感じだったから自重した。

先生が教室を出てから、ゆかちゃんのプレイヤーにCDを入れて3人で聞いた。
キラキラした感じのイントロ。楽しげなメロディー。気持ちいいリズム。
そして、なんと言っても歌詞が可愛い。
計算する女の子。期待してる男の子。ときめいてる女の子。気にしないふり男の子。って...
「何て言うかすっごい....先生のキャラに合ってない。歌詞も。」
「中田先生ってこっちのセンスあったんだね!」
「イェイイェイのウォウウォウな感じだねぇ♪」

あたしたちはその日ずーっと学校に残って歌い続けた。
同じフレーズの繰り返しで覚えやすいし、楽しい。きっと来た人みんなですぐに歌える。
「ふぅっ!歌えるようになったね!」
のっちは嬉しそうだ。ヘタレが充実した顔してるのも珍しいね。
「明日は水野先生のところに行ってさっさとダンス覚えちゃおう!」
ゆかちゃんもいつになくノリノリ。 あ そーいえば、
「ねぇ、ゆかちゃん。さっきの中田先生の話って何?」
ゆかちゃんはぱあっと笑うと、
「まだ教えな〜い♪お楽しみにっ!」
ま〜た小悪魔は大変じゃねぇ。気になるなぁ。
そわそわと時計を見ていたのっちが急に大きい声を出した。
「今日はそろそろ帰らん?お母さん待ってるし。」
あ!もう8時半。こんなに遅くまで残ってるの久しぶりだぁ。
あたしたちはさっさと荷物をまとめて駆け足に校舎を後にした。
帰りも笑顔は絶えなくて。今日はいい一日だった。
254名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 22:26:02 ID:738qbrit
オマケ♪

<Mr. Yasutaka Nakata side>

「ぃ良かったぁ〜。」
オレは自宅に帰ると安堵した。後はあっちの件。
スーツを脱ぐと、ベランダに出てビールを手に取った。
「おっ、今日は星が多い。明日晴れるか。」
一気に飲み干す。
よっしゃ。オレはまたパソコンに向き合った。このペースなら今日は眠れるかもしれない。
オレ、頑張れ!
                       続く
255名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 22:34:29 ID:zm/cFxwQ
ちゃあぽんとystkに噴いたwGJ!
わわわわっふぉー(゚∀゚)=3

こんなん見つけた。既出かな?
ttp://imepita.jp/20080607/807780
256名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 22:38:19 ID:+wAbqqXr
さっきからハルウララハルウララって五月蝿いんだけど。
257名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 22:38:58 ID:+wAbqqXr
ゴバーク・・・ごめんみんな。
258名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 22:46:10 ID:AKqx5LZ9
>>247
ああああGJすぎるうううう!この微エロとギャグと甘とが混ざったのはホント上手い!
才能ありすぎw

>>254
GJですw毎日!嬉しすぎる!!明日も来なきゃww
259名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 23:16:58 ID:GkdGhUS9
二人共GJすぎ!
俺も書いてみたが電波になった
載せられるようなの書ける人尊敬だわorz

>>257
パフュ好きに競馬好きが多いことを改めて感じますたw
260名無しさん@秘密の花園:2008/06/07(土) 23:19:10 ID:qjt5gqsr
>>255
かもしてやるぜ でも善玉菌でかもすぜ
ttp://www11.axfc.net/uploader/He/so/107644.jpg
小文字
261名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 00:46:13 ID:lcwcclBh
>>259
せっかく作ったのに投下しないの?
そんなに気張らなくても大丈夫だよ
確かに最近神職人さん多いけど(競い合ってる感もあり)、
いろいろ妄想して楽しむためのスレだから

また納得できるものが出来たら投下してね
262名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 01:26:58 ID:wVPsXEvM
深夜なので…ひっそりerを投下してもよいでしょうか?
263名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 01:28:18 ID:kLPPzpP5
ω・)どうぞどうぞ!
264名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 01:28:41 ID:IxtwBRVC
どぞー
265名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 01:33:16 ID:wVPsXEvM
レス早!
サンクス!
じゃ投下します。7〜9スレ分です。
のちかしerなので、
苦手な方は、華麗にスルーでお願いします。


瞳の虜


その1


あたしとのっちは、廊下を走っていた。
控室に戻る、その途中。

思い立ってアイスを買いに行ったあ〜ちゃんは、
まだ当分帰ってこない。

のっちが、いたずらっぽく提案してきた
「ちょっとここに、隠れちゃおうよ、ゆかちゃん?」

ゆび指した先は、目立たない衣裳部屋。

そうね、これはちょっとした、かくれんぼ。
二人であ〜ちゃんを、驚かせちゃおうか!

「お邪魔しま〜す」

その衣裳部屋は、座るスペースもないほど、
色とりどりの布、布、布で埋め尽くされていた
あたしたちは、衣装の山を崩さないように
壁際で息をひそめ、電気を消した

たくさんの衣装に囲まれた二人の距離、
いつもよりずっと近く感じる

暗闇に二人でいるのが苦しくなって、ちょっとコメントしてみた
「ところであ〜ちゃん、この部屋に気づくかな?」

なぜか返事がない。

「…のっち?」

突然、のっちに後ろから抱きすくめられた。
背中からのっちの激しい鼓動が響いてくる
…い、一体どうしたの、のっち…?
「…ゆかちゃん、えっとね…」
「うん、…なあに?」
「のっち…、のっちは、…ゆかちゃんが、好きなんよ。」
「ぇっ!」
「ゆかちゃん、…のっちのに、なって…。」


266名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 01:34:19 ID:wVPsXEvM
その2


そんな、急に言われて…。
心臓がドラムのようなビートを刻み始める
ドキドキしながら振り返ると、
こぼれそうな瞳が間近に縋っていた。

「…だめ?」
「ダメ…じゃ、ないけども…。」
「ほんまに…?」
「う、うん。」
「よかったぁ!」

のっちが体をくるっと回転させたから
あたしの体は自然と、壁に押し付けられる格好になる

「ゆかちゃん、大好き。」

キラキラと眩しい光を放つ瞳に吸い込まれて
あっという間に、唇を奪われる

キスの合間に繰り返される、
瞬くような、のっちの囁き
「…好き、好き、好き…」
髪に、おでこに、鼻先に、瞼に、降ってくるたくさんの想い。
のっちの髪が、あたしの頬を掠めていく
ふいにのっちが頭を下げて、首筋にキスをした
「ひゃっ!」
驚いて声をあげると、耳に吐息がかかる
「ゆかちゃん、シーッ」
のっちが、あたしの口元に指先を当てる
顔を上げず、首筋から離さないで、唇を這わせていく

耳の後ろ、あごの下、鎖骨の窪み、
…気がつくと、のっちの舌が撫でていた
「んっ…ぅん…」
熱い指先に唇を押さえつけられて、声が出せない
ゾクゾクする感覚に震えだして、のっちの指先を噛んでしまう

「ぃたっ!」
「…やっ…、のっち」
「…嫌?」
「ゆか…、その。。。」
「のっちは、ゆかちゃんが、欲しいんよ。」

のっちが、まっすぐに見つめているから

真っ赤になってしまいそうで、
目を合わせられないまま、小さくつぶやいた

「…ゆかは、優しくしてくれんと、嫌…。」


267名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 01:35:05 ID:wVPsXEvM
その3





あたしの言葉に覆いかぶされたのっちのキス
ハチミツみたいに甘くって
口の中で弾けたみたいに、いっぱいになってしまう
行き場のない舌が、追われて絡み取られる
息をするのが、苦しい…

ワンピースの上を、静かに滑っていくのっちの手
あやすような温度に、心を連れて行かれそうになっていると
指先がもっと下に、降りてきた

ドキッとして、思わず体を閉じる
のっちに穏やかに咎められ、ゆっくりと開かれてしまう
服の中に入って来た温かい手は、
…ほんの少し、震えていた

のっちの長い指が、肌に、
触れてくる

胸に、お腹に、お臍に、腰に
あたしのラインを、なぞるように撫でていく
のっちに触れられたところが、熱を放ちはじめる
痺れるような甘い体温に、
呼吸が乱れて、意識に靄がかかったみたいに、力を、奪われる

そして…、あたしに、たどり着く

その手の温度が
もどかしくて
恥ずかしくて

…気持ち、が、よくて

のっちの指先が、探している
激しくなる呼吸を隠して
あたしの吐息に耳を澄ませるように
顔を近づけて、聞き漏らすまいとしている
そんなにも、せつない顔をして
ピッタリと重ねられた体から
隠せない心臓の音だけが、荒れ狂うように響いてくる

狭くて暗い衣装室の中に、
押し殺された溜息だけが、降り積もる
どんどん上昇する湿度と温度に、目がくらみそう
窒息しそうな距離から、離れられない
こんなにも近くにいるから
自分でもわけがわからない感覚が、勝手に目覚めていく。

268名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 01:35:38 ID:wVPsXEvM
その4




突然、体がビクッと弓なりになる
のっちの勘が、一番深い場所を、探り当てた
顔をあげると、のっちと目が合う
瞳の色だけで、ねだるように、尋ねてくる

(…ココ?)

うまく反応できない
乱れそうな声を、唇を噛んでこらえ、顔を伏せた
下からのぞきこまれても、眼をそらしてしまう。
のっちの息が、細くなった
不安そうな目線が、あたしのカラダを撫でてゆく
汗ばんだ頬を擦り寄せて、あたしの答えを、欲しがっている

(違うん…?)

密やかに手繰るような指に、
噛み殺しきれない吐息が、漏れ始める
焦ったのっちが、わずかに力を込めた

「ぁっ…」

戸惑う指先が、一瞬だけ止まった。

…それから、
…ゆっくりと、静かに優しく触れてくる、…そこが。

おずおずとしたやわらかな刺激に、涙が溢れる
潤んだ目で見上げると、切羽詰まったように唇を求められた
捕らえられた熱い舌に、焼けつくされる
弾む吐息まで、奪い尽くして。
苦しさに瞼を開くと、
キラキラの星を宿した瞳に、射すくめられた。
こんなに狭い暗闇で、のっちの目だけが輝いている
もうそらせないほど、強い眼差しに、
胸が、いっぱいになる

のっちが、見つめている

待っている、あたしの声を
待っている、あたしの言葉を
待っている、あたしの、…あたしを
…言ってほしい…?

「…のっち、…もっと…っ…」


269名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 01:36:15 ID:wVPsXEvM
その5



のっちがあたしに、キスの雨を降らせる
祈るような慈しむような丁寧さで
溶けちゃいそうな刺激を繰り返す
その掌に、導かれていく

のっちの指先が語っているから
もっと、見せてと
もっと、聞かせてと
もっと、こっちへおいでと

溢れ出る声は、たっぷり濡れた唇で、覆い隠して。
のっちが送ってくる快感に、身をゆだねる

次第に鼓動が早まって
何かが、体の中を、駆けめぐる
雷に打たれたみたい、
暴れ出しそうな激しい感覚に、意識が途切れそう
目の前が、真っ白に霞んでいく…

のっち、抱きしめていて
あたしの全部を
…あげる


「んっ…!」


ゆっくりと戻ってきた感覚に目を開くと、
そこは、のっちの腕の中。

力の抜けた体を、ぎゅぅっと抱きしめられた
無意識に、のっちの体を掴んできつく固まっていた両手を、静かに解く
大きく深呼吸をすると、
のっちがおでこにキスをしてきた
あたしの髪をサラサラと撫でて、耳元に囁く

「ゆかちゃん、…好き。」

…好き…、好き…
何度でも繰り返すリフレイン
あたしものっちが、…大好き…

さっきの快感より、優しい気持が満ちてくる
とろけそうな幸せに、のっちの温もりをもっと求めたくなる。。。

270名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 01:36:43 ID:wVPsXEvM
その6




だが!

ちょっと、待って。
…え〜っと、少し落ち着こう。
このままでは、あ〜ちゃんのところに、戻れなくなっちゃう!

いかんいかん、
しかもここ、衣装室だった!
あたしは、はっとして、体を離した。
のっちが、不思議そうに見返してくる。
髪を整えながら、まだドキドキしているハートも服の下に押し込んで、
つっけんどんに言葉を放つ。

「のっち。あ〜ちゃんが待っとるじゃろ。もう、行かんと」
「もうちょっとくらい、いいじゃろ。」
「だめ。戻らんと心配するけぇ。」
「もっとこうしていたいんよ。」
「…。そりゃ、ゆかも、そうだけど…」

のっちが顔を寄せてくる。
「…じゃ、もっかい、しちゃおっか?」
「しないっ!」

まったく、なんでこのコはそんなことばっかり…。
こらっ、ダメだってば。
…こ、これ以上すると、ゆか、ホントに…。

絡みつくのっちを突き放すと
赤い顔を抑えて、扉に駆け寄る。
扉を思いっきり押した。引いた。
…が、びくともしない。
ウソっ、扉が開かない?!
ここって、まさか、中からは出られないんじゃ…。

のっちの熱っぽい声が、背中を撫でる。
「ゆかちゃん…」

こ、こりゃヤバイ、ヤバイよっ!
助けて、あ〜ちゃん!!
271名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 01:37:19 ID:wVPsXEvM
その7



その頃、あ〜ちゃんは。
「一体、二人はどこにいったんじゃろ???」
まだ、廊下を捜索中なのであった。

「…!…ぁ〜ちゃ…!」
「んっ?ゆかちゃんの声…?」
「…、あ〜ちゃん、あ〜ちゃんっ!」
「えっと、ここなのかな?」
暗闇に、光がさしはじめる。
「あっ、二人とも、こんなところにおったん?」

「よかったぁ、あ〜ちゃん!」
ほうほうの体で逃げ出したあたしは、涙目であ〜ちゃんに抱きつく。
「もう!すっごい探したんよ。どこ行ったかと思ったよ。」
「ごめんごめん、こっから出られんかったんよ。」
「そうなんだ。でも…二人とも、なんで赤い顔しとるん?」
「この中、空気が薄かったんよ(誰かさんのせいで)!
 早ぅ、いこっ!!」
あたしはあ〜ちゃんの手を引くと、ダッシュで部屋を飛び出した。

バクバクする心臓を抑えて、廊下を疾走する
のんびりしたのっちの声が、背後に響く

「二人とも、ちょっと待ってよ。早いよ〜!」

早く早く
逃げ出さなくちゃ
慌てすぎて足がもつれそう
急いで急いで
もっと遠くまで、行かなくっちゃ!


…でもね。

わかっているの
知っているの
どんなに遠くに走っても
もう、絶対逃げられないって。

そうでしょ。

だって…、
あたしは、君の、


瞳の虜





おしまい
272名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 01:49:09 ID:lcwcclBh
うまぁー!
神職人が何人いるんだこのスレは…
erの質も高い
表現がしっかりしてるからerでも全然いやらしくない

ごちそうさまでしたw
273名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 01:55:13 ID:ClgxtRDe
erを書きたいから誰かを使う、じゃなくて、誰かのための表現の一つとしてerを絡ませてくるから、とっても美しいんだろうな
これぞまさにハイクオリティ。はあ萌える。最高にもえる

GJ!
274名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 02:06:54 ID:IxtwBRVC
えrっち自重wwwGJ
275名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 02:43:31 ID:LmnKTsRp
ホンと神職人多杉
萌えっぱなしだどうしてくれるwwwwww
皆さんGJGJ!!!!!
276名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 03:25:07 ID:005xS/HQ
ここ読んでたらひさびさに描きたくなったわw
細かいとこテキトーなのはご愛敬ってことで

あ〜のち
ttp://kissho.xii.jp/1/src/1jyou37540.jpg
27747:2008/06/08(日) 04:20:39 ID:qjBi8YRk
pt3のあ〜ちゃんサイドを書いてみました。
別視点で書くっていうのは、のちあ〜チェンジさんの影響です。
チェンジさんリスペクト。

pt1>>47
pt2>>141
pt3(N-side)>>223
27847:2008/06/08(日) 04:21:19 ID:qjBi8YRk
のちあ〜pt3(A-side)

■その1
「あ〜ちゃんなんでゆたかにアドレス教えるんじゃー!!」
のっちが叫んでる。
ただの思いつきが、ライブのコーナーになるとはなあ。
でもまあ、みんな喜んでくれとるみたいだし。悪くないよね。

「その方がおもろいじゃろ」
「そうよ、のっちはなんもわかっとらんねえ」
あたしに対してどぎまぎする様子は、実際とはちょっと違うけど。
のっちはちょっと感情移入しすぎだ。そんなすねた顔しないでよ。

足をじたばたしてまだアトマイザー劇場をひきずってるのっちを見てたら、
不意に最後に抱きしめられたときを思い出した。
のっちの心臓のドキドキは、半端なかったなあ。

「一人で、悩まんでええけぇ」
のっちはそう言った。とてもやさしく、とても頼もしかった。

あたしの気持ちなんて、何もわかってないくせに。
でもその声が頭の中に響くと、少し落ち着いた。
279名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 04:21:46 ID:qjBi8YRk
■その2
「最近よくぽーっとしてるよね」
「そうかねぇ。別に普通じゃよ」
何気なく言ったかっしーに、適当に返してみる。
悩みなんか何なのかよくわからんこの気持ちを、二人には悟られたくなかった。

FMから愛の歌が聞こえる。よく聞くDJの声。
そうか。あれからもう一週間経ったんだな。。
のっちはあたしを好きと言った。何度も。


自分の部屋に着いて、ベッドに体を投げた。
明日は心配されないくらい、平気な顔をできるかな。

『最近よくぽーっとしてるよね』
のっちからのメール。ゆかちゃんに影響されすぎ。わかりやすい。
さっきのゆかちゃんのセリフそのままじゃ。
昔からよく、ちょっと言葉数や笑う数が減るだけで、色んな人に心配されてきた。

『何言っとるん。そんなことないけぇ。いつも機嫌よく笑ってないとめんどくさいん!?』
少し考えて、あたしはライトに返すことにした。
この時間に深みにはまると後がきつい。

『んなことないよ でも悩んどるんじゃないかって』
『あ〜ちゃんは悩むことがおおいけぇ、心配はいらんよ! はよねんさい』

ねぇのっち。
ほんとにあたしを好きでいてくれてるんなら、
この気持ちをなんとかしてほしい。
…言ってもしょうがないよね。のっちは悪くないもう寝よう。
280名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 04:24:38 ID:qjBi8YRk
■その3
気づくとあたしは夢を見ていた。こないだの続きだ。
首筋にやわらかい感触。気持ちが昂ぶってくる。
自分がどうにかなってしまいそうになる。

『のっち』
あたしはのっちの名前を呼ぶ。
でもなんて続けたらいいかわからない。
すき、って言葉が浮かぶ。でも声が出ない。

また、ぞくぞくする感触をのっちがくれる。
あたしはそこにキスされるのが好きらしい。
もっとしてほしい。でも何も声が出ない。

次第にのっちの姿が薄くなっていく。
あたしを呼ぶ声が聞こえなくなっていく。

そこで目が覚めた。
起き上がって携帯をみる。声がききたい。
でも、さっき強気なメールをしたじゃない。
のっちだって困るじゃろ…。

逡巡したあげく、結局あたしは電話をかけてしまった。
「のっち」
夢の中とは違う。あたしの声は乾いていた。

「…どうしたの??」
「どうもせん、でも…」
「のっちに、電話しようか思いながらやっぱりやめよう思ってから」
「じっとケータイ見とったら、ついかけちゃった。」
やっぱり、のっちと話すと変なことを言ってしまう。電話口から驚きが伝わってくる。

「どうもせんて、なんかあったからかけてきたんじゃろ」
「なんもないもん」

時計は2時。明日も早い。わかってるけど。

「のっち」
「うん?」
やさしい声が伝わる。あたしのことを好きな人の声だ。
心がほどかれる。気持ちは整理ついてない。でも、甘えていたい。

「名前、呼んで」
困ってる。夢の中での呼び方を思い出す。あの熱で呼んでくれはしないよね。
「…あや、か?」

予想外の呼び名にびっくりして笑ってしまう。
「そこは本名なんじゃ」
「…なんとなく」
「うん、ありがと」

落ち着きを取り戻して。あたしは言った。
「なんもいわんでええんよ、ありがと、おやすみ」

281名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 04:25:01 ID:qjBi8YRk
■その4
電話を切った。のっちは最後まで釈然としないかんじだった。
ごめん。でも自分でもようわからん気持ちなんよ

まっすぐな愛情を向けられて、かわいいっていってくれる。
のっちには邪念がない。傷つけたくない。

結論なんて出ない。そう思ってもう寝ようとしたとき。
「もしもし。今、下に来とるよ」
「・・・!」

「なんでそんなことするん!」
あまりの驚きで、つい怒り口調になる。
のっちはいつだってそうだ。考えるより先に行動する。
ものすごくヘタレかと思えば突然勇敢になる。

あたしは急いで玄関まで行く。ドア越しに見える姿。
着の身着のまま来たかんじ。
肩が落ちとるよ。
あたしの電話を受けてすぐ来てくれたんだなあ。

息を吐いて、ドアを開けた。
寝静まった家族を起こしてはいけない。
でも、どうしても帰したくなかった。
282名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 04:25:22 ID:qjBi8YRk

■その5
「あんたなんできよるが」
「我慢できんかった」

のっちはまるで夏の子供みたいだ。
照れながらにこっと笑う。
会えてうれしいって気持ちが伝わってくる。

夜中にあんな電話を受けて、心配でしょうがなかったんだろうなあ。
あたしはやさしい気持ちになった。
ありがとう。という気持ちをこめて言った。
「仕方のない子じゃねえ」


「ちょっと、ごめん」
近いな、と思った次の瞬間、のっちはあたしを抱きしめた。
仕方のない子は自分だ。こうやって簡単に抱きしめられてしまう。

「…勝手に夢に出てこんでよ」
「せっかくはようにねたのに、眠れんくなる」
「…」
のっちの匂いを近くに感じると、いつだってこうだ。
知らずに変なことを言ってしまう。

「ほじゃけえ、のっちとあんなことなってからに、悩んどるんじゃないん」
意外に鋭い。そういうとこあるよなあ。

「…」
あたしは黙ってしまう。そうだよ。
「だから、なんかその、ごめん」
のっちが謝った。叱られた子供みたいな声。急に胸が痛くなる。

「…のっちは、謝らないかんような気持ちなの?」
「そんなことないよ!」

大きな声と大きな目。とっさに指をのっちの口にあてた。
「しーっ あんまり大きい声だすとみんな起きるけぇ」

のっちはしばらくそのままでいた。
振り回した挙げ句、謝らせたりしてる。あたしはどうしようもない。
いたたまれない気持ちになった。

触れられたい。でもどうすればいいんだろう。
…?
指にやわらかな感触。

よく見るとのっちはあたしの指を唇でなぞっていた。
上目遣いでこっちを見てくる。あたしは言った。
「かわいいね」

かわいいよ。
でも、してほしいのは、そこじゃないよ。
283名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 04:25:43 ID:qjBi8YRk
■その6(ちょいer)
のっちの顔が近づいてくる。
いつになく真剣な顔。
あたしに底知れない心地よさをくれるんだなと思う。でもすこしこわい。

首筋が熱くなった。
「んっ・・・」
だめだ。気持ちがよすぎる。
自分の感情やのっちの思いを、忘れてしまいそう。

理性がささやかに抵抗しようとして、あたしはのっちの手を離そうとした。
でもその手ごと包み込んで、のっちはあたしを追いかけてくる。

「のっちっ…」
「…」
やめて、と言おうとする。でも言いたいのはそんなことじゃない。
さっきの夢と同じだ。やめないでほしい。何も考えないですむように。
そう思って目を閉じたとき、階下で音がした気がした。


夢の中から急激な勢いで引き戻された。
のっちは全然気づいてない。
あーあ。でも、だめだめ。

「…って、こらっ」
のっちがびくっとした。
「あんたここがどこかわかっとるん」
「…」
「ちょっと、目覚ましんさい」

恥ずかしそうに下を向いて、いつものへたれののっちが帰ってきた。
「ごめん、なんかその」
「ほんっとにこの子は…いけん子じゃねぇ」
ほっぺたをつねってやった。

のっちは固まったと思ったら、いきなり真剣な顔でこう言った。
「あ〜ちゃんどうしよう」
「なにが」
「…全然痛くない!」

さっき自分に触れてきたときの顔とはまったく違う無邪気な顔に、
あたしは思わず笑ってしまった。

(おわり)
284名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 04:28:28 ID:qjBi8YRk
以上です。

ポルノPVのあ〜ちゃんの顔、せつないですねえ。
あんなイメージで。
285名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 05:52:35 ID:5ZnC/TgN
うおおおおお
絵師さんもSS職人さんもGJ!!
もうGJが追いつかないww

>>261
ありがとう。あなたの言葉に背を押されたよw
文才ないから雑な挿絵を書いて補ってみたりしたよ
結局補えなかったが投下してみる
その前に樹海に行く準備をするのでまた後でくる
286名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 06:34:07 ID:5fXMM1/i
収穫多すぎ職人さんGJ!

>>285気持ちはよく分かる。でも初めの一歩を踏み出せば後は案外楽だよw
GJとかレスもらえるといいココロの粒子で胸がいっぱいいっぱいになるww
287名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 06:45:31 ID:RQbjlb93
>>260
d それなんですか? ライブのパンフ?
288名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 07:12:22 ID:VR3ZANqs
なにこの下手なSS
全然濡れないよ
289名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 08:33:42 ID:mXq6Vlsf
>>288さん
そんなこと言わんでよ、、、、
290名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 08:40:01 ID:mXq6Vlsf
>>286
がーんーばーれ(≧∀≦)/"
291名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 08:45:24 ID:P1jc/7JL
>>289
>>288は百合板粘着荒らしだからスルー汁。
292名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 08:55:49 ID:EKfLC1JN
専ブラならIDクリックしてNG登録すれば快適
293名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 08:59:39 ID:5fXMM1/i
ageるとこういうのがわいて面倒、過疎るもとになるから注意。
292と被るけどsage忘れがまず起こらんから専ブラ推奨
294名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 11:08:36 ID:EArJ5zj8
>>265-271
起きたらのちかしキターw
なんという神・・・っ!!この組み合わせ好きだ!!
295名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 14:46:17 ID:o0+U8xxd
>>285
踏み出せばいいと思うよ!確かに神が多すぎて投下しにくいけど、ここの住人なら大抵は受け止めてくれると思うw

296名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 17:07:24 ID:o0+U8xxd
人いないようなので、こっそりSS投下させてください。
なんか猫あ〜です。erではない、と思います。
297名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 17:07:52 ID:o0+U8xxd
今日のあ〜ちゃんはおかしい。どこがおかしいか一言で言うなら「不安定」かな?
ゴロゴロじゃれてきたかと思うと、次の瞬間には毛を逆立たせて(いゃ、ホントは逆立ってないけどさ)怒ってこっちを見てくれない。そして3分もしたら次はなんかボーっとした目をしてる。

今は放課後の保健室で、ゆかちゃんが来るのを待ってる(今日は3人で久々のおしゃべりの予定)。あ〜ちゃんは比較的機嫌がいいみたいだ。二人でベッドに座って話していると
いきなり
「のっちぃ・・・手ぇつなご?」
「ぶはっ!」
お茶ふいた。
「・・・・あ〜ちゃんと手、つなぐの嫌?」
「嫌なわけない!!」
「へへへ」
クシャっと笑って、あたしの手をとる。そしてあたしの指で遊びだした。“うわーほんまにウインナーさんじゃねぇ”とかニコニコしながら言ってる・・・

嬉しい・幸せ・時間とまれ。あたしの頭にはこの3つしかなくて、ほんとに時間がすこし止まってくれるなら、あたしは時間に喜んで土下座しただろう。

298名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 17:08:20 ID:o0+U8xxd
少しすると、指に変な感触が・・・
「!!!」
あ〜ちゃんが、あたしの指を舐めてる・・・
ペロペロと少し舐めて、小さい声で“おいしくない・・・”。・・・・のっちの指はウインナーの味はせんよ。さすがに

しかし、このままという訳にもいかない。もうすぐゆかちゃんが来る・・・。ヤバイ、この状況はいろいろヤバイ、倫理的に。

なんとかせねば!
「あ、あ〜ちゃん?どうしたん?」
「ん〜?」
上目遣いが可愛すぎる、早く止めさせないと、あたしの理性的にもヤバイ。
「なんで・・・その、指・・」
「のっちの指、ウインナーさんじゃけぇ、おいしいかなって思って」
「お、美味しくないでしょ?・・・なんで、まだ、舐めてるの?」
なんという質問だコレ・・・。
「ん〜なんでじゃろ・・?へへ、解らんねぇ〜」
ああもう!いちいち反応が可愛いっ!!

「わからんってそれ・・」
言いかけて、ビックリして言えなかった。あ〜ちゃんが、あたしに抱きついている・・・・。
「のっち・・・好き」
耳元で囁かれて、心臓は破裂しそうで、あ〜ちゃんの髪はいい匂いで、クラクラ、する・・・

何か、外れた・・・

「あ〜ちゃん、ちょっとだけ待ってて」
あたしは立ち上がって、保健室の鍵を
ガチャン。
ゆかちゃんごめん。

一応メールはしておいた“ごめん先帰ってて”

299名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 17:08:54 ID:o0+U8xxd
後日談として、あの日あ〜ちゃんはクラスメートがふざけて持ってきたマタタビで遊んでいたらしい。
誰だか知らんがグッジョブ!!


<おまけ>
「やっぱり!・・・あ〜ちゃんにマタタビ渡して正解!」
樫野有香は生徒会室で、パソコンの前に居た。画面には、保健室の光景が映る
「いゃー最近のちあ〜不足だったからねぇ〜これでまたネタが」
一人で小さく呟いて、ニッコリと微笑んだ。これで新刊もいける
そのとき、メールが来た
“ごめん先帰ってて”
「さすがに、これ以上は見たらいけんね。」
パソコンを満足げに閉じて、鼻歌を歌いながら帰って行った

おわり
300名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 17:13:43 ID:o0+U8xxd
駄文失礼しました。
これでも何回か書き直したんだけどなぁ〜・・・。職人さん達の凄さが解る。

と言うか、猫にマタタビ与えると酔っ払うとばっかり思ってたんですけどw
(「恍惚」とか何とか●ィキで書いてあったんですけど恍惚ってどんな状態なんかな?)
301名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 17:19:57 ID:IxtwBRVC
なんという寸止めええええry
うちんちの猫さんはマタタビあげたらふにゃふにゃのごろにゃんな状態になるよ
302名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 18:07:36 ID:5ZnC/TgN
>>300
GJ!!寸止め…
「のっちが恍惚とした表情であ〜ちゃんを見ている」
コレ簡単な説明w
303名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 18:28:36 ID:ef/uT90t
>>300ムッハー萌えた!wGJ!
>>302適切過ぎる説明に焼きそばフイタww

とにかく皆様GJ!ニヤニヤが止まらんwのちあ〜チェンジ続き投下します。かなりエロ?になりました…苦手な方は回避を。

13:禁断。

余りの衝撃に、数秒固まった。
あ〜ちゃんと目を見合わせた。お口にチャックして、目で訴える。どうしましょ?って。
カーテンで仕切られてるから向こうの二人はのっち達に気付いていない。けど今出てったら気まずい所の話じゃない。でもずっとここに居る訳にもいかないし…。
「でも誰か来たら…」
「大丈夫だって鍵かけたし」
「あ、先輩…」
隣のベッドが軋む音と切なげな声。いやいや、のっち達いますから。てか真っ昼間から何をしてるんですか貴女達。健全な学び舎でこんな事…。
「のっち…このままじゃと…」
声を潜めるあ〜ちゃん。そうだね。このままだと隣で18禁な事が始まっちゃうね。もう始まってるけど。本当にどうしよう。
あ〜ちゃんの顔は真っ赤だ。のっちもきっと真っ赤だろう。だってこんなにも至近距離で他人のエッチを…。うわー絶対無理。頭グルグルしてきた。
「ん…、」
「ちゅ…、はぁ」
うわーキスしとるー!しかもなんてエロいキス…。見えないけど、音と声だけが響いて余計いやらしい想像が膨らむ。
あ〜ちゃんはうつむいてプルプル震えている。かなり辛そう。そっか、あ〜ちゃんはタダでさえ純粋なお姫様なんだ。
304名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 18:34:23 ID:ef/uT90t

のっちはお弁当を横の台に置くと、両手であ〜ちゃんの耳を塞いだ。驚くあ〜ちゃん。こうすれば、少しはマシだと思う。
ありがと、とあ〜ちゃんの口が小さく動いた。良いんだよ。あ〜ちゃんを守るのがのっちの使命ですから。
「あ…ダメ、先輩…っ」
「ここ…もうこんなになってる…」
「やっ、言わないで下さい…」
ど、何処がどうなってるんですか!?ダメだ刺激が強過ぎでクラクラする。しかもなんかクチュクチュ言ってるんですけど…。ひー。
漫画とかでならあるけど、生では初めてだからさぁ。もう全てがリアル過ぎてヤバい。
「のっち…鼻息荒い」
あ〜ちゃんが呟く。はい変態でごめんなさい。興奮しちゃってごめんなさい。だってこんなの…気が狂っちゃうよ!

◆A-side◆

なんか凄い事になってるんですけど…。あ〜ちゃん達がおるのに気付きんさいよ!とゆーか学校では我慢しんさい。どれだけ性欲が強いんよ。のっちじゃあるまいし。
けどありがとうのっち。のっちが耳を塞いでくれてるお陰で何も聞こえない。こういう所、なんか王子様っぽくてカッコ良いと思う。
305名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 18:35:48 ID:ef/uT90t

チラッと見るとのっちの顔は真っ赤。凄い頑張ってるのが伝わってくる。耳を押さえるのっちの手が汗ばんで来た。
なんだか暑くて息苦しい。のぼせちゃいそうだよ。早く終わるなら終わって。神様早くこの拷問から解放して下さい。
伏せていた目を上げると、のっちと目が合った。…なんか気まずい。
元に戻ったら告白するってのっちは言ったけど、やっぱり恋人同士になればこんな事も…。いや学校ではせんよ?そこらへんの節度は守らんと。
どうしよう。そもそも、エッチって何をするの?あ〜ちゃん何も知らんよ?ちゃんと出来るんかな。なんか怖くなってきたぞ。
まぁその時は…ちゃあぽんに教えてもらおうかな…。

◆N-side◆

「あ、はぁ…っ」
「イきそう?」
はい。のっち行きそうです。天国へ。
女の子の高い声が更に高くなる。凄く辛そう。もう早くイかせてあげて!てか早く終わらせてお願いだから!
そう思いながらも、しっかり聞いている所、やっぱり自分はムッツリだな。勝手に二人を頭の中で自分とあ〜ちゃんに変換してる。

ガタガタッ!

入口から音が。ビクッとした。なんだよ良い所なんだから邪魔するなよー。
306名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 18:36:45 ID:ef/uT90t

「おかしいわねー鍵掛かってる…」
保険医の先生の声だ。会議が終わって帰って来たんだ。ホッとした反面、なんかムカついて小さく舌打ち。空気読んでよ先生。
隣のベッドの二人は慌ててバタバタしている。服とか直してんのかな。可哀相に。
カチャンと鍵の開く音。
「もう、勝手に鍵掛けちゃダメでしょ」
「えへへ〜すみませんー」
ちょっとだけ先生に怒られた二人はそそくさと逃げて行った。
手を離すと、終わった?と尋ねるあ〜ちゃん。
「終わったってゆーか…中断ってゆーか…」
そう言いながらベッドに倒れ込む。ドッと疲れた。もうお弁当を食べる体力すら無い。まぁ食べるけどね。

◆A-side◆

足の痛みはすっかり引いた。むしろ忘れたに近い。
教室に行く途中、のっちが恥ずかしそうに呟く。
「あ〜ちゃん…今度のっち達も保健室で…」
その顔は真っ赤。
「?保健室で…?」
保健室で…何?
「や、やっぱ何でも無い!」
変なのっち。そこまで言って引っ込めないでよ。気になるじゃろ。
「じゃ、また放課後ね」
そう言ってのっちは去って行く。
だけど…保健室でするのも有り…かな…?

◆13:End◆
307名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 19:44:55 ID:ClgxtRDe
もうだめだあああにやにやが止まらないいいいい

神が多すぎるスレはここですねわかります。
いや、ほんと簡単に神、なんてコメント使いたくないんですけどねそれが適切としか思えないから困りますよねくぁwせdrftgyふjこ

GJ!
308名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 22:49:14 ID:yY9IlZ6R
のちあ〜チェンジ最高です!こういう展開をSSに巧みに交ぜられるその才能に嫉妬です。
心からGJ!
それから、ystk続き投下しときます。ちょっと長いうえにあんまり話が進みません。
一番最初に書いたやつの別バージョン的な物になってます。
では、駄文失礼します。

309名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 22:49:59 ID:yY9IlZ6R
(5)

<side nocchi>

学園祭10日前。

「のっち、おはよっ。」
下駄箱で朝からゆかちゃんに遭遇。ラッキー。いつもながら髪の毛サラサラでいいねぇ。
「おはよー!あれ?あ〜ちゃんは?」
「うん、それなんだけど。」
そう言うとゆかちゃんは素早くあたしの制服のリボンを引っ張って体を寄せた。
いい匂いだぁ... うっとりしちゃうよ。
「のっち、あんたあ〜ちゃんに何したん?不機嫌っぽいよ。」
耳元で囁くゆかちゃんの声は、いつもの甘さの中に刺を含んでいた。なんか怖いんですけども。
...って あたし何もしとらんよねぇ?昨日も上機嫌で別れたし。
「何もしとらんよ? あたしの所為っぽかったん?」
「いや、分かんないけど。あれはのっちの事考えてるときの顔じゃった。」
えぇっ!?こういうときのゆかちゃんのカンはまず外れてない。何したんよ、あたし!
ゆかちゃんはあたしを離すと、さっきまでのふわふわな声に戻っていた。
「じゃあ、後で教室でねぇ。」
「あぁ、うん...」
思い当たるところが無い。何だ? 

その時ケータイがポケットの中で震えた。一件のメール。

「なんだ、クーポンか。レンタル新作半額じゃ!ラッキー!」

ん?メール? 昨日あ〜ちゃんとメールしてたよね。昨日のメールの内容確認。
8時半頃からやりとりが始まって...11時であたしが寝て...
ヤバい。最後返信してない。最後の内容なんだっけ?急いで最後のメールを開く。

「のっちアタシの事嫌いになったん?」

はぃ!? 寝ぼけてたからその前後の内容が思い出せない。
しかもなぜかそれの前のメールがすべて消去されていた。
これに返信しないってヤバすぎる。
あたしは教室に駆け込んで、ダッシュでゆかちゃんのところに行った。
310名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 22:51:13 ID:yY9IlZ6R

「のっち、心当たり見つけた?」
既に笑顔がコワい。悪魔の微笑になってる。
あたしは事の一部始終を説明した。

「はぁ... 本物のアホじゃね。どーやったらそんな深刻な話忘れるん?」

ゆかちゃんは本気であきれてるみたい。そりゃそうか。
「後であ〜ちゃんに謝りんさい。許してくれると思うけど... 前後の話が分からんからねぇ。」

そして噂をすればなんとやら。あ〜ちゃん登場。あたしを睨みつけるようにして横を通過。
最高の笑顔で振り返ってくれた、と思ったら、
「ゆかちゃんおはよっ!」
無視ですか。
「あ〜ちゃんおはよ〜。」
ゆかちゃんもまたフツーに笑顔で返しちゃう。
「ゆかちゃん、ヒドい。のっちの味方してよ。」
「悪いのはアンタじゃろ。後でなんとかあ〜ちゃんに言ってみるけぇ我慢しなさい。」
流石!
「ありがと!やっぱゆかちゃんはいい人だねぇ。」

あたしがゆかちゃんの所を離れて自分の席に着くと、早速ゆかちゃんはあ〜ちゃんの所に行った。
なにか話してる。どんどんゆかちゃんの表情が曇っていく。何だ!?
二人の会話は終わったみたいだけど、こっちを見るゆかちゃんの笑顔がコワい。

とりあえずホームルームが終わって、あたしはゆかちゃんのところへ。
ゆかちゃんの冷たい目があたしを見据える。
「のっち、あんた昨日のメールの内容ホントに覚えてないん?」
「うん、ホントに覚えてない。」
ゆかちゃんからここでトドメの一撃。

「あんた、サイテーじゃ。」

なっ... 本気で凹んだ。でもこのまま引き下がるワケにも行かない。

「あたしが何したのか教えてください。お願いします。」
本気でビックリしてる。あたしは知らずにあ〜ちゃんを傷つけたかもしれない。
答えを待っていると、ゆかちゃんはゆっくりと話し始めてくれた。

「のっちは昨日あ〜ちゃんとダンスの話しとったんよ。学園祭の。
 そこからあたしの話になったって。忙しそうだとか、保健室通ってるとか。
 それで、あ〜ちゃんがふざけて、あ〜ちゃんとあたしが同時に具合悪くなったらどっちを
 先に保健室に運ぶかってメールしたら、即答であたしって送ったって。
 んで、のっちが最後に見たメールに続いたみたい。
 のっちが寝ちゃったこととかは一応説明しといたけぇ、あとは自分で何とかしんさい。」

あたし、なんて事を。バカだ。ある意味本音だけど、絶対に二人とも一緒に助けるのに。
「ゆかちゃん、ありがと。」
311名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 22:53:13 ID:yY9IlZ6R

あたしは走り出していた。移動教室で、体育館から教室に向かおうとするあ〜ちゃん。
廊下を人目を気にせずに走り抜けた。後ろから腕を掴んで強引に引き寄せる。

「ちょっ、 何すんのよ!?」
じたばた暴れるあ〜ちゃんを思い切り引っ張って、トイレに連れ込んだ。
少し息を整えて、あ〜ちゃんの目をきちんと見る。
あ〜ちゃんの視線は揺れている。絶対にあたしの目を見ないようにしてるのがわかった。
「で、何よ?」
あたしは勢い良く頭を下げた。出来る限り深く、少しでも届くように。
「ごめん!あ〜ちゃんの事すごい傷つけた。無責任にメール返してゴメン。
 もし二人が一緒に倒れたらいっぺんに二人とも担いで助ける。二人とも同じぐらい大切じゃ。
 嫌いになんてなるワケないじゃん。大好きだから。許して...」
しばらくしてあ〜ちゃんはやっとあたしを見た。穏やかな、菩薩みたいな目で。
その瞬間あたしは下げた頭に優しい温もりを感じた。あ〜ちゃんの手の温度。
「許す。」
そっと上を見ると、半分泣き笑い状態のあ〜ちゃんの顔。
「ありがと。」
あたしとあ〜ちゃんは顔を見合わせて笑った。最高にキラキラした笑顔で。

「しっかし、まぁ、ホントに手のかかるコ達じゃね。」
樫野有香にしてみれば、自分がネタになっていたのは気になるが、子供のケンカみたいな物。
二人ともまだまだじゃね。
制服を綺麗に畳むと、二人のところへ向かった。

帰りのホームルーム。

「さっ!終わったら水野先生にしごかれに行くよ!」
元気のいい、いつものあ〜ちゃん。
「その前にちゃんと提出するものしなきゃ。」
ゆかちゃんはやっぱりしっかりしてる。
二人の後についていくのがやっぱり一番しっくりくる。あたしのポジションはここ。
いい位置にいるとつくづく思います。幸せモンだなぁ、あたし。

って... ん?プリントって...

「あぁ!プリントが!弁当のドレッシングでメチャメチャになっとる!」

あ〜ちゃん爆笑、ゆかちゃん苦笑。
「やっぱりのっちはオチ担当じゃ。」
「そうそう、もーちょっとしっかりしてもらわにゃ。」

「先生に謝ってくる!」

あたしは猛ダッシュで中田先生に謝りに行った。
冷めた中田先生の反応。沸く教室。やっぱりあたしはオチ担当なのか。

大本彩乃。まだまだ成長が必要そうです。学園祭までにもーちょっとレベル上げ頑張ります! 
                         続く
312名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 23:02:25 ID:o0+U8xxd
>>311
黒ゆか!!GJです!
のっちのリボン掴んで天使(のような悪魔)の黒ゆかに萌えまくったw
313名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 23:11:23 ID:kLPPzpP5
あれはこうゆうことだったのか!!
GJ!!
314名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 23:41:55 ID:pjVgUWz1
のちあ〜が多いんですかね??
でも・・俺はかしゆか絡みに弱いっすw

311さんGJです!!
315名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 23:45:38 ID:5GS9dXcr
>>311
百合板に押し込んでおくなんてもったいない

GJですよ

わっふるわっふる
316名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 23:57:04 ID:5ZnC/TgN
チェンジさん、ystk学園さんGJ
遅くなりましたが、樹海に発つ準備ができたので投下しまつ
切ない系書こう思ったら電波入ってしまったSSですが
では次レスから
317名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 23:58:05 ID:5ZnC/TgN
学校が終わって家に帰ると、2人と1人の時間が始まる。
のっちは家に入れば、そこからはのっちワールド。
ゆか達が入れる扉は、見当たらない。

「うん、うん」
日課になりつつある、あやちゃんとの長電話。
電話に出たその瞬間から、二人を繋ぐアンテナは、あやちゃんの作り出す五線譜に変わる。
「ほうなんじゃ、すごいね」
止まる事を知らないマシンガントーク。
呆れるのが普通かもしれない。
けど、あやちゃんの柔らかい甘い声、ゆかは聴いてるだけでも幸せじゃけぇね。
フワフワのベッドに仰向けに転がり、真っ白な天井を見上げる。
映写機で映し出されるみたいに、あやちゃんの百面相が浮かんでは消える。
すごく幸せな…時間。

「あ、もうこんな時間じゃね」
あやちゃんがサラリと言い放つ、ある意味凶器な言葉。
時間、ゆかは時間が嫌だ。
あやちゃんとゆかを切り離すのは、いつも時間だから。
「…切ろっか?」
映し出せなくなった映写機、白い天井も眩しいだけ。http://imepita.jp/20080608/195220

318名無しさん@秘密の花園:2008/06/08(日) 23:59:30 ID:5ZnC/TgN
「こっちからかけたんに…ごめん」
「平気よぉ、明日ね」
…あんなにしっかり繋がっていたアンテナは、プツンと簡単に切れてしまった。
見えない電波で繋がるだけじゃ嫌。
あやちゃんのところまで今すぐ走り出したい。
そして、あの綺麗な手をしっかり繋ぎ止めるの。
電波と違って、簡単には切れないから。

…なんてね。
「…ご飯食べよ」
無理なんよ。
ゆかの好きとあやちゃんの好き、似ている様で全然違うから。
だから、ごまかしてるんよ。
ゆかの気持ちも、きっとlike。
実は大きな勘違いだった…、そんなふうにこの気持ちがなくなればいいのに。
…ご飯を食べていても、ぉフロに入っていても、脳内から最高の甘い笑顔が消えることはないけれど。

自分の顔が曇っているのが、わかる。
あと十数時間で、また会えるのに。
なんでこんなに寂しい?
見えない何かが、あやちゃんを連れていってしまうから?
違う。
知ってるあの子が、あやちゃんにベタベタするから?
違う。
違う違う、全部違う。
ゆかの気持ちのせいなんだ。
本当は、本当はね――――

319名無しさん@秘密の花園:2008/06/09(月) 00:00:37 ID:5ZnC/TgN
「まだ9時…かぁ」
まだ朝にならんの?
素敵な朝が来て二人で過ごしたら、当たり前の幸せがくる。
なのに、ゆかはこんなに焦ってる。
おかしいでしょ?
朝が来ればいつも通り、あやちゃんと一緒にいれるのに。

朝になって、あやちゃんの笑顔で初めて1日が始まって。
ふわふわなあやちゃんの隣では、ゆかはおだやかで優しい人になれる。
…そこで初めて天秤が平行になるんよ。

それから…
あやちゃんを独り占めするには、柔らかで綺麗なスタイルでキラキラ。
これが必要で…、そんなゆかをあやちゃんは誉めてくれる。
その優しい手が、おでこを撫でるの。

http://imepita.jp/20080608/190150

ああ

だめだ。
人工の夢いっぱい、違和感だらけ。
描いたものは素晴らしい新世界。
でも、自分を隠してアンテナも届かない。
それでも恋をしたいから、テレパシー信じて。


…君に伝わる、ずっとそう信じてるだけ
だって、
この気持ちだけは作りものじゃないでしょ


「say love me girl…♪」


――――loveなんよ、恋をしてるんよ、本当はね。
320名無しさん@秘密の花園:2008/06/09(月) 00:03:34 ID:5ZnC/TgN
終わりです
挿絵も雑で下手でスマン
実はギャグのっちの者だったんだが、ギャグは軽い気持ちで投下出来たんだけど、皆さん神すぎて今回はプレッシャーかかりまくりですたw

じゃ樹海に行ってきますね
321名無しさん@秘密の花園:2008/06/09(月) 00:06:43 ID:7SL6pds9
>>320
樹海行かないでw行くならせめて後2、30本書いてからにして下さいww
電波ってそーゆーことか!GJでしたw
322名無しさん@秘密の花園:2008/06/09(月) 00:13:38 ID:WRIOLW/M
>>320
かしあ〜GJです!!
ystkはかしゆか目線で曲を作ってたんですねw
続き、期待しています。
323名無しさん@秘密の花園:2008/06/09(月) 00:51:46 ID:IaXzarHp
>>321
ちょwハードルたけえwwでも同意

GJですた!
324名無しさん@秘密の花園:2008/06/09(月) 01:58:52 ID:/YomZnv+
320いいじゃんいいじゃん(;゚∀゚)=3ムッハー

>>287
bitterの冊子
325名無しさん@秘密の花園:2008/06/09(月) 03:32:09 ID:b2Ls9TuA
のちあ〜pt4です。
今回はかしゆか目線で書いてみました。

pt1>>47
pt2>>141
pt3(N-side)>>223
pt3(A-side)>>278
326名無しさん@秘密の花園:2008/06/09(月) 03:32:39 ID:b2Ls9TuA
のちあ〜pt4

■その1
「あ〜ちゃん、俺と付き合ってくんない?」
はー。もう少しでツアーもファイナルだ。
かしおゆたかって。もっといい名前ないんかいね。
しかも日に日にチャラくなっとるし。

…それにしても最近、うちの王子様とお姫様は二人とも浮かない顔をしてる。
見てみい、のっちなんかさっきからテーブルの上に突っ伏したまま動かん。

そう思って見ていたら、
のっちが突然がばっと起き上がった。
「…ゆかちゃんにこんなこと言うのもなんなんだけど」
「ど、どうしたん?」

「はああ。なんか、すごいせつないんよねえ」
「あ〜ちゃんのこと?」
「うん、まあ…」

また顔をテーブルの上に乗っけはじめた。
「あ〜ちゃんはのっちのことどう思っとるんじゃろ」

のっちがあ〜ちゃんを好きなことなんて、もう何年も前から知ってるけど。
今さらすぎてちょっとおかしい。さりげなくかまをかけてみる。
「どうって…もう、ちゅーしちゃったんじゃろ」
「なんでわかるん!」

「二人を見てればわかるけぇ。で、あ〜ちゃんも拒みはせんかったじゃろ」
「すげー。やっぱゆかちゃんはすごいねえ」
目をキラキラさせてのっちが感心してる。でもすぐに表情を曇らせる。

「のっちのこと、すきって言ってくれんのよ」
「のっちは、ちゃんと言ったの?」
「そりゃ、まあ」
そうか。そりゃ王子も姫もご機嫌ななめ上なわけだ。
せつなそうに背中を丸めるのっちを見ると、なんだか急にかわいそうに思えてきた。

「あのときと同じ顔してから」
「あのとき…?」
「そんな顔見よると、こっちまでせつなくなってくるわ」
「ごめん。。じゃから、ゆかちゃんに言うのはなんかほんと、どうかと思うんじゃけど」

「別に謝らんでええけぇ。」
そう言って、私はつい後ろから抱きしめる。
「せつないねえ。つらいじゃろ。」
「…」
327名無しさん@秘密の花園:2008/06/09(月) 03:33:02 ID:b2Ls9TuA
■その2
一年前。やっぱり今日と似たやりとりがあった。
「あ〜ちゃんは好きな人いるのかなあ」
「さあ。あ〜ちゃんは気まぐれじゃけね」
「うん…」

私はのっちの小さな背中を見て、つい気持ちが昂ぶってしまった。
「のっち。こっち、おいで?」
「えっ…」

やさしくしてあげたい気持ちと、ちょっとからかう気持ちで。
「ゆかがやさしくしてあげるけぇ。甘えてええよ」
「…」
「今日だけだから。ほら。」

私の膝の上に頬をすりよせて、のっちは簡単にお言葉に甘えてくる。
単純な子だなあ。でもかわいい。
「ゆかちゃんは細いねぇ」
「あ〜ちゃんだったら、どんなかんじがすると思う?」

のっちは目をつぶってしかめっ面をした。
「それは今考えたくないけぇ…」

私はのっちのおでこに手を置いて、あやすように言った。
「いーい?のっち。」
「ゆかは、のっちのことすきよ」

「ゆかちゃん…!」
のっちが突然起き上がって私の手をつかむ。力が入ってる。
いやいや、のっち。相手が違うでしょ。
でものっちは真剣な顔をしてる。

あまりにかわいくて、私はつい、いじわるを言った。
「ねぇのっち。…キスしよっか」
「そ、そんなこと、許されんよ。だってのっちは…」
のっちの顔が赤くなってる。

「そんな顔せんで。ドキドキしてるくせに…」
耳元で囁いて、私はのっちにとって生まれて初めての、大人のキスをあげた。
328名無しさん@秘密の花園:2008/06/09(月) 03:33:23 ID:b2Ls9TuA
■その3
後ろから抱きしめながら、私はのっちの耳に唇をつけて言う。
「・・・一年前の続き、する?」
「ゆかちゃん」
のっちの体が固くなった。

その気になりやすい子じゃねえ。笑えてくる。
「冗談じゃよ。だって、今ののっちなら」
「??」
「…たぶん我慢できなくなるじゃろ?」


大事なことを教えてあげよう。
抱きしめた頭をぐじゃぐじゃに遊びながら、ぽーっとしてる王子様に言ってあげる。
「なんであ〜ちゃんが、あんなに明るくて、
いつもみんなを色んなとこに連れてってくれるかわかる?」

「…わからんよ、太陽みたいじゃけ。」
「あんたほんとにわかっとらんねぇ」


私の腕の中でのっちが振り向く。きょとんとした目。
「こっちを向かせる方法は簡単よ」
「…?」
「置いてかれたくないだけなんよ、あのお姫様は。」
329名無しさん@秘密の花園:2008/06/09(月) 03:33:44 ID:b2Ls9TuA
■その4
「いーい?」
「うん」
打ち上げの店に移動。車を降りたらすぐ、私とのっちはあ〜ちゃんより先を歩く。

「出来る限り、楽しそうに笑うんじゃ」
「でも、手までつないで…」
「そうしんと雰囲気出んじゃろ。絶対にあ〜ちゃんの方振り返ったいけんよ」

あ〜ちゃんの視線が自分の後頭部に刺さるのがわかる。
絶対に見とる。ニヤリと笑ってしまう。

「ゆかちゃーん。あ〜ちゃんなんかかわいそうじゃ」
のっちが情けない声を出す。

「のっち。だからあんたはヘタレって言われんのよ」
「でもこれじゃあ。仲間はずれみたいでかわいそうじゃ」
王子様。もっとしっかりしてくれんかねぇ。


…打ち上げの間も私とのっちはしばらくぴったりとくっついていた。
あ〜ちゃんは何でもないようなそぶりをしてるし、
のっちはのっちで効果ないわーと肩を落としてる。

不意に、のっちが誰かに呼ばれた。私は必然的に一人になる。


…来るぞ。
330名無しさん@秘密の花園:2008/06/09(月) 03:34:07 ID:b2Ls9TuA
■その5
「かっしーはその、、好きな人とかおるん?」
あ〜ちゃんが伏せ目がちで話かけてくる。きたきた。
「んー好きな人か。別におらんねえ。イケメン多すぎじゃろ」
「そっかあ」

このお姫も見かけによらず単純なところがある。
安心感いっぱいの笑みを浮かべる。
普通友達に好きな人おらんって答えられたら、つまんないって顔するとこじゃろ。。

さあ勝負はここから。私はにこにこして言ってみる。
「んーでも、近い人じゃったらうちの王子様とかいいよね」
「やさしーし、かわいいもん。」

「えっ…。そ、そうかなあ。ちょっと頼りなくない?アホだし眉毛ハの字だし」
「わかっとらんねぇ。そこがかわいいんよ」
「そーなん!?」
「昨日もなんかせつない顔してから、つい押し倒したくなってしまうんよね」

あ〜ちゃんが完全に下を向く。意外と打たれ弱いんよね。
「あ〜ちゃん。」
「…」
「あ〜ちゃんてば。」
「じょーだんよ、じょーだん」

「そうなん?」
「今さら、さすがにあのヘタレはないじゃろ」
「そっかあ」
手を合わせて今度は笑う。甘い笑顔だなあ。
そりゃのっちもイチコロにもなるよ。
331名無しさん@秘密の花園:2008/06/09(月) 03:34:29 ID:b2Ls9TuA
■その6
のっちもすきだけど、同じくらいあ〜ちゃんのことだって大事だ。
私はいじわるな態度をやめた。
「今、昨日ののっちと同じ顔しとったよ」
「?」
「すきで仕方ないのに、どうしていいんかわからん顔」

黙りこくってしまったあ〜ちゃんの頭をなでながら言う。
「すきって言えんのじゃろ」
「…」
「のっちは、すごくせつない顔しとったよ。あ〜ちゃんがすきって言ってくれんて。」

あ〜ちゃんが顔を上げた。目が潤んでる。
「…のっちがあたしを好きなのは気づいとった」
「ほうじゃろうねえ。わかりやすいもんね」

「でもすきって言えん」
「どうして?」
「…だって、うちらは三人でPerfumeじゃけぇ」
「ほじゃけえ、あたしとのっちが変なことになったら…」

あ〜ちゃんは今にも泣き出しそうだ。
そんなことだろうと思った。あ〜ちゃんはいつだって、三人のことを考えてる。

私はできるだけやさしい声で言う。いつもあ〜ちゃんが言うセリフだ。
「だいじょーぶよ。8年もやってきたんじゃけぇ」

あ〜ちゃんがびっくりした後、こっちを見て笑う。
「ゆかちゃん、それあたしのセリフ」
「たまにはゆかにも言わせてよ。ね。ゆかは全然だいじょーぶじゃけ。」

「でも、今さらタイミングがないよ。。」
「あ〜ちゃん」
お姫様の肩に手をまわして、私は耳打ちした。
「ゆかに、いい考えがあるんよ」
「…ファイナルでね、のちおくんにちゃんと言ってあげんさい」


視線を先に向けると、数メートル先でのっちがこっちを見ているのがわかった。
愕然とした表情で口をぱくぱくしてる。

…のっち。
そんなわけないでしょう。あんたはどこまでアホなんよ。



(おわり)
332名無しさん@秘密の花園:2008/06/09(月) 03:36:36 ID:b2Ls9TuA
以上です。

微エロで萌えるのが書きたい…
今日エコライブ行ってきました。あ〜ちゃんかわいすぎ。
333名無しさん@秘密の花園:2008/06/09(月) 07:56:37 ID:qIDIk8u1
かしあ〜いいなぁ。かしあ〜とかあ〜かし少ないから嬉しいGJ!
334名無しさん@秘密の花園:2008/06/09(月) 09:05:50 ID:IaXzarHp
もうだめだ。。萌えしぬ。。あとエコライブめっちゃ羨ましいいいライブ行きたいよううう
>>333氏の作品はいつもイイ!まあ全部いいんですけどねこのスレは

ほんと、GJ!
335名無しさん@秘密の花園:2008/06/09(月) 11:05:14 ID:6P/StZP3
週末のSSラッシュに乗り遅れて神々へのGJが追い付かないw
あれですか?ここは八百万の神が乱舞するスレですか?
皆さん、Good job!じゃなくてGod job!です。
336名無しさん@秘密の花園:2008/06/09(月) 18:45:01 ID:7SL6pds9
職人さん(もはや神様と呼ぶべきかもw)相変わらずのGJです!

何かSS書いてみたので、MOTTAINAIの精神で投下してみます。
あ〜→のちかしで妙にシリアスなので、嫌いな方はスルーでお願いします。
337名無しさん@秘密の花園:2008/06/09(月) 18:45:41 ID:7SL6pds9
あたしは、そこに入れない。のっちとゆかちゃんの間に入れない。
そう思うと、ちょっと、心臓が痛かった

「あ〜ちゃん、どうした?」
「別に」
のっちに思わずそっけない返事を返してしまった・・。
「あ〜ちゃん?」
あたしの、心配なんか、しなくていいよ
「はは。のっちホンマに心配してくれとるん?冗談にきまっとるのに」
久々に、作り笑顔に自信が無い

昨日、バスケ部の試合で負けて、無理して笑うのっちにあたしは何も出来なかった。
その日の夜、公園でゆかちゃんに抱きしめられて泣いているのっちを見た。
敵わないと思った。どれだけ頑張っても、のっちの1番には、なれない。

のっちの1番がゆかちゃんだって事は、あたしはもう随分前から知ってた。ただ、あんな風に、見てしまうと、さすがにキツイ。
338名無しさん@秘密の花園:2008/06/09(月) 18:46:21 ID:7SL6pds9
「もぅ、あ〜ちゃん。からかわんでよ」
「のっちは単純じゃけぇねぇ〜?」
「あ!馬鹿にした!?」
のっちが笑ってくれるだけで、幸せだ。それは今も昔も変わらない
けど、
「でもね、あ〜ちゃんがホントに悩んでたら、のっちはいつでも力になるよ」
そんなあたしの気持ちに、気付いてくれなくて、いいよ
「う〜ん、のっちじゃちょっと頼りないなぁ」
「あ、じゃあ、ゆかちゃんにも手伝ってもらうけぇ、安心して!」
ほら、名前を呼ぶ声が、違うじゃん
「そりゃあ、100人力じゃね」

「そうかなぁ?」
笑いを含んだ柔らかい声とともに、ゆかちゃんがやって来てあたしを後ろからフワッと抱き締めた
「ゆかちゃん遅かったねぇ!」
ほら、名前を呼ぶ声が、全然、違うじゃん・・・


帰り道、のっちとゆかちゃんとはここでお別れ。少しして振り返ると、遠くでのっちがなんかカクカクした動きで、ゆかちゃんの手を握ろうとしているのが見えた。
あたしはケータイを取り出して
“手ぐらい繋げ!このヘタレ!!”
339名無しさん@秘密の花園:2008/06/09(月) 18:48:12 ID:7SL6pds9
送信完了とともに、走った。のっちが振り返る頃には、あたしは見えないだろう。
これでええんよ。
これで・・・

ちょっと、あたしは故障してるかもしれんね。「報われんでいい」なんて。「結ばれんでいい」なんて。
そう思うほど、ただただ愛しい。


次の日、朝、下駄箱で
「あ〜ちゃん、あ〜ちゃん」
のっちがこっそり話しかけてきて、ビシっと親指を立てた。きっと“うまくいった!”と言う意味。
やっぱりまだまだ苦しい。たぶん、これからもずっと苦しい。

のっち、あたしはのっちの1番にはなれんよ。
でも、あたしの1番は、たぶん、ずっと・・・・

おわり

まとまりがねぇww
駄文失礼しました。
340名無しさん@秘密の花園:2008/06/09(月) 19:27:14 ID:qIDIk8u1
せつねえええいろいろツボだったGJ!
341名無しさん@秘密の花園:2008/06/09(月) 19:38:49 ID:Z3P7QmU1
>>337-339
おぉ!!新しい展開w
GJです!!
342名無しさん@秘密の花園:2008/06/09(月) 19:48:11 ID:6P/StZP3
>>339
おお!あ〜ちゃんセツナス(´;ω;`)
新たな流れ。GJ!
343名無しさん@秘密の花園:2008/06/09(月) 21:24:44 ID:IaXzarHp
天使の涙はこころが痛むのう。。

でもGJ!切ない感じがね、いいよね
344名無しさん@秘密の花園:2008/06/09(月) 21:27:52 ID:Gytlrp7l
あ〜ちゃんのせつない顔を想像するだけでキュンキュンする・・・
345名無しさん@秘密の花園:2008/06/09(月) 21:30:10 ID:0uw2J0kJ
>>344
もしかして…のっち?
346名無しさん@秘密の花園:2008/06/09(月) 21:33:36 ID:Gytlrp7l
>>345
ちょwww
347名無しさん@秘密の花園:2008/06/09(月) 23:10:39 ID:HoSpjiDq
ここのところのSSラッシュがもう嬉しい悲鳴ですよ
皆さんクオリティ高いのでクレクレの身としては贅沢ですが「おなか一杯」です
348名無しさん@秘密の花園:2008/06/09(月) 23:17:21 ID:jo3Iashz
ystk続き投下します。長いですがご勘弁ください。
あと5回くらいで終われるように頑張ります。では駄文失礼します。
349名無しさん@秘密の花園:2008/06/09(月) 23:17:56 ID:jo3Iashz
(6)

<side kashiyuka>


学園祭7日前。
今日のあたしは保健室にまた行かなきゃいけない。
やっと中田先生が仕上げたからね。すごい必死じゃったけぇ、報われなきゃ可哀想じゃ。

実は、今回の学園祭。あたしは大半の係から外された。
三年後半にもなって、生徒会もバトンタッチしたのに、なぜか働き続けていたあたし。
後輩は、最後の学園祭くらい自分のクラスで思いっきり楽しんで欲しいと言ってくれた。
だから今回の学園祭であたしがする仕事は、模擬店の統率をとること、そして執筆活動。
のはずだった。

「樫野、ちょっといい?」
ちょうど一週間くらい前、中田先生が顔を真っ赤にしてあたしに頼み事をした。
ホントならのっちとあ〜ちゃんの動向を常にチェックしなくちゃいけない。(ネタ探し)
だから、本当は中田先生の仕事を請け負うのはイヤだったんだけど、状況が変わった。
どうやら、こしじま先生が...  うん。やっぱ分かるけど言わにゃい。
とにかく、あたしは先生のお手伝いをすることにした。旨ミルクついてくるしね。
350名無しさん@秘密の花園:2008/06/09(月) 23:18:53 ID:jo3Iashz
昼休み。保健室。

中田先生から受け取った大きめの封筒。薄っぺらだけど、先生の本気が込められてる。
保健室のドアをノックした。
「失礼します。樫野です。」
しばらく沈黙。あれ、今日は職員室にいるのかな?
「はいはーい、待って待って!」
こしじま先生のハスキーだけど明るいトーンの声が響く。
「こんにちは〜。」
「やっほー。かしゆかちゃんまた来たの。今日は何?」
「かしゆかちゃんって... なんで急に。 あぁ、すいません、また中田先生の用事です。」
こしじま先生は小さく笑った。女のあたしから見てもすごく可愛い仕草。
「ん?西脇さんがかしゆかって言ってたから言ってみた。で、中田クンまたなんかあるの?」
「これ渡して欲しいって。」
あたしは封筒を渡した。こしじま先生は受け取るとすぐに開封した。
中に入っていたのは、数枚の紙と、CD-R。
「なんだコレ。 っとstarry sky... あぁ、約束の曲か。学園祭の。」
「はい。学園祭のうちのクラスの模擬店のゲストヴォーカルで歌っていただく曲です。」
「うん。大丈夫そう。同じフレーズの繰り返しみたいだね。あ、CDプレイヤー持ってない?」
あたしは自分のポーチから愛用のCDプレーヤーを抜いて先生に渡した。
先生は手持ちのイヤホンを繋ぐと、自然な感じであたしに片方よこした。
「ほら、聞いてみ。」
「はい。」
イントロはキツめのビート感。というかイントロ長い。こういう音楽に慣れてないあたしにしたら
結構辛い。やっとメロディーが入る。歌パートは中田先生の声で入ってる。
英詩?歌詞がすこし聞き取り辛いけど。歌パートの後のメロディーの疾走感が気持ちいい。
しばらくして2回目の歌パート。今度こそキチンと歌詞を聞こう。
ちゃんとは聞き取れないと思うけど。

I sing for you, I think of you. I remember where I lost my mind,
remember when you catch my eyes.

あたしは英語が得意。歌詞は聞き取れた。この文章の意味が簡単に分かるくらいは勉強してる。
それでも最初は意味が分からなかった。言葉の意味が中田先生のイメージと結びつかなくて。
中田先生はどれほど強い想いでこの曲を作ったの?
これはある意味こしじま先生に対するメッセージとも取れる。
なんてこと書いてるんだ、中田先生。日本語でやったら結構恥ずかしいだろうな。
その後も、ずっと泣かされる歌詞の連続。なぜだか、のっちとあ〜ちゃんの事を思い出した。
そして、最後の歌詞。
          Come for me... starry sky.
わたしのところに来て、こんなにも星が綺麗なんだから。  か。

先生らしい。適当な理由でごまかす感じが。だけどそれは何故だかあたしにも通じる物を感じた。
二人に対するあたしの想いにも似てるその言葉。涙が溢れそうになった。
こしじま先生はどうも歌詞の意味をよく理解していないみたいだった。
「ねぇ、かしゆかちゃん。意味分かった?あたし全然ダメなんだけど。後で中田クンに聞くわ。」
「ふふっ。次の授業あるんで、もう行きますね。」
声が震えて、うまく舌が回らない
「うん。あと一週間よろしくね。」
「はい、失礼しました。」
あたしは、こしじま先生に涙目見られるのもなんか嫌だったから、走って教室に戻った。
351名無しさん@秘密の花園:2008/06/09(月) 23:21:40 ID:jo3Iashz
教室の窓からふと外を見た。快晴。きっと今夜は星が沢山出るだろう。
あたしは今更ながら思う。いつだって、誤算になるのは自分の感情だ。
気づかないフリをしてもいつしかそのフリが自分に通用しなくなる。
二人の事が大好きなんだよ。だけど、それをうまく表せないから、そのままにしてる。
あたしは斜めから二人に恋をしたから、だから想いが二人に伝わる必要は無い。
それでもいいから、二人の側にいたい。

今回の学園祭であたしはもしかしたらボロを出すかもしれない。
それがもとになって何かが起きてしまう事もあるのかもしれない。
自分をごまかしきれなくなってきてるからね。
だから神様、もしあたしがウソをつききれなくなっても怒らないでください。
あたしから二人を引き離さないでください。それだけがあたしの今のお願いです。

学園祭まであと一週間。何かが起こる予感がしていた。
                             続く
352名無しさん@秘密の花園:2008/06/10(火) 00:49:55 ID:YeDGxO5E
投下終了?

絡めてきましたね。GJ!
あの曲capsuleで一番好きだ
353名無しさん@秘密の花園:2008/06/10(火) 01:30:49 ID:HsfYEsk1
面白いの拾いました。
http://www8.axfc.net/uploader/H/so/48838.zip
perfume
354名無しさん@秘密の花園:2008/06/10(火) 01:31:28 ID:E/hbx4+W
各自 現行あ〜スレ135の動画のおまけをチェックしておくように
355名無しさん@秘密の花園:2008/06/10(火) 01:33:28 ID:E/hbx4+W
>>353
ケコーンw
356名無しさん@秘密の花園:2008/06/10(火) 01:42:11 ID:F3kMI+uw
音声のみという生殺し・・
自分だけか見れないのはorz
357名無しさん@秘密の花園:2008/06/10(火) 01:45:25 ID:3LtdrgKJ
コーデックの問題じゃない?いろいろぐぐるといいかも。
しかしのちあw天テレ一応見たはずなのにww見落としてた不覚ww
358名無しさん@秘密の花園:2008/06/10(火) 01:53:21 ID:E/hbx4+W
DivXコーデックが無いのかな GOM PLAYERいれてみたら?

852x480 24Bit DivX 6.5.1 29.97fps 305f 2628.03kb/s
MPEG1-LayerIII 48.00kHz 2ch 192.00kb/s
[RIFF(AVI1.0)] 00:00:10.176 (10.176sec) / 3,599,360Bytes
359名無しさん@秘密の花園:2008/06/10(火) 01:55:57 ID:HNPl7G8f
>>357
今PC使用不可な携帯の俺にkwsk願えんかorz
DVDに焼いてあるw点照れ見てくるけぇ頼んます…
360名無しさん@秘密の花園:2008/06/10(火) 01:56:07 ID:dWE/p+U7
あ〜ちゃんの肩にあごを載せるのちやんかわええ
隙あらば触ろうとするから困るよな
361名無しさん@秘密の花園:2008/06/10(火) 02:23:24 ID:HNPl7G8f
見て北
位置変えるだけなら触る必要はない
のっちは触りたかっただけなんですね
362名無しさん@秘密の花園:2008/06/10(火) 02:34:36 ID:F3kMI+uw
初心者じゃけー何だかわからん
肩にのちのあごか・・見たいな
ぐぐって探してみる
363名無しさん@秘密の花園:2008/06/10(火) 02:35:19 ID:HNPl7G8f
連投すまん
「私達は出てないんだけど」でハリセンが吹き出した直後、のっちがあ〜ちゃんの胸元を覗いtうわなにをするや(ry
364名無しさん@秘密の花園:2008/06/10(火) 10:06:56 ID:40dJts24
>>353
Thx!
もうね、のちが優しくあ〜の肩に手を添えて顔をすりよていてね
萌え狂いそうだ。
365名無しさん@秘密の花園:2008/06/10(火) 12:32:01 ID:tK4lhW7J
いつもヘタレじゃないんよ byのっち
http://imepita.jp/20080609/753730


【Perfumeで王様GAME】


・かしゆかが王様の場合の命令
か「1番と2番がポッキーゲームね。1番が食べてく事〜」


あ「!!!」
の「のっち2番だわ…ニヤニヤ」

か「王様の言う事は絶対じゃけぇね」
あ「ぐっ…すればえぇんじゃろ///」
の「ん〜…vV」

http://imepita.jp/20080609/763480


ってな感じw 文章も絵もヘタですんませんorz
Perfumeで王様GAMEってやりたい放題www
このネタSS職人さんどっかで使ってくれませんか?
366名無しさん@秘密の花園:2008/06/10(火) 12:34:10 ID:tK4lhW7J
連投すみません。2枚目首つらないように気を付けて下さい(´・ω・)
367名無しさん@秘密の花園:2008/06/10(火) 14:17:35 ID:830BrF0Z
GJ(*´д`*)

さあ首つってくるか(違
368名無しさん@秘密の花園:2008/06/10(火) 14:39:04 ID:CiEADK+n
イケメンのっちの絵師さんktkr!GJ!
369名無しさん@秘密の花園:2008/06/10(火) 14:53:02 ID:40dJts24
>>365 GJ!
   ___    ゴキッ
  / || ̄ ̄|| <⌒ヽ ))  
  |  ||__|| <  丿
  | ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
  |    | ( ./     /
370名無しさん@秘密の花園:2008/06/10(火) 19:29:06 ID:SQ1V3WDg



















































371名無しさん@秘密の花園:2008/06/10(火) 20:26:11 ID:IxpDk5nV
>>353
もっ萌死んだ・・・。のっち、ひっつきすぎww
372名無しさん@秘密の花園:2008/06/10(火) 23:38:53 ID:pYuIwFQc
ystk続き投下します。今日は番外編的に。本編は全く進みません。
書いてみたかっただけです。では失礼します。
373名無しさん@秘密の花園:2008/06/10(火) 23:39:17 ID:pYuIwFQc
7)

<side Ms.Toshiko Kosijima>

なんてゆーか面白い。あの四人。からかい甲斐にかけては史上最高。
全員にちょっとずつウソをついて調節したり、ずらしたり。楽しい。

特に、かしゆかちゃん。よく保健室に来るからいじりやすい。
たまに来るのっちちゃん(で良かったっけ?)とあ〜ちゃん(だよね?)にも入れ知恵する。
ちょっと把握してきたかな。あの三人の関係。
二人を弄んでるかしゆかちゃん。二人に夢中ののっちちゃん。
つれないフリして結構ツンデレなあ〜ちゃん。かな?
意外とあたしのタイプはあ〜ちゃんだったりする。かしゆかちゃんも好きだけど。

それから中田クン。彼は独特だよね。生徒想いのいい先生かなって思うけど。
あたしを見る目が変な物を見る目なんだよね。かと思うとゲストヴォーカル頼んできたり。
すごく分かりにくいね。彼の思考回路は。

学園祭5日前。昼休み。保健室。

ートントン。
来た。この品のいい感じのノック。かしゆかちゃんだね。
「はーい。」
「失礼します、3年の樫野です。」
「入って入って。」
小さめのイスにちょこんと腰掛けた。人形みたいなんだよねぇ。細いし白いし。
さぁ、今日もちょこっといじらせてもらうね。

「中田先生が今日放課後に一回合わせたいって。大丈夫ですか?」
「うん、大丈夫だよ。ただし、かしゆかちゃんとあ〜ちゃんとのっちちゃんが一緒なら。」
「えっ?」
ほら、照れてる。かーわいい。こーゆーとこがいいんだよ。かしゆかちゃんは。
「ジョーダンだよ。そんなに真に受けなくても。なに?嬉しかった?」
「いえっ! って... じゃなくて、 あぁもぉっ!そうやってからかわないでくださいよ〜」
真っ白な頬に赤みがさす。もっといじりたいけどやりすぎはダメだからね。深みにハマる。
「だって、三人ともかわいいんだもん。ほら、中田クンと二人ってなんか気詰まりだし。」
「あ〜それはわかります!きっとこしじま先生にはまともに話しかけれないと思います。」
「なんで?」
「う〜ん。まあ中田先生もね、複雑だと思いますよ。」
うん。なんとなくわかるけど。 気づかないフリしとこう。ここは。
「へぇ。そーいえばさぁ、かしゆかちゃんヤじゃないの?昼休み潰されて。」
すこし考えてる顔。不思議なオーラが出てる。
「そうでもないです。こしじま先生面白いし。」
「あはは。ありがと。あたしもかしゆかちゃんと話すの好きだよ。
 ってゆーかかしゆかちゃんが好き。」
彼女は呆気にとられた顔になる。口半開きだしね。やっぱ一番からかいがいがある。
「いや、いえ、そのぉ... そろそろ戻ります!次体育なんで!」
「うん、じゃあ後でね。」
「っし、失礼しました!」
「はーい。」
374名無しさん@秘密の花園:2008/06/10(火) 23:41:00 ID:pYuIwFQc
彼女の足音が聞こえなくなった。
くくっ。なんて楽しいんだろ。学園祭がこんなに面白いのは初めて。四人のおかげかな。
あの三人ともっとゆっくり話できるといいんだけどな。次の目標はあ〜ちゃんの懐柔かな。
彼女は一番抵抗すると思うし。なんか猫っぽい。なつくまで気を許さない感じとかが。
のっちちゃんは一日で仲良くなれちゃいそうだから後回し。
中田クンは放置。   でいいや。
あと5日。存分に楽しもう。   とあたしは心に決めた。


こしじまとしこ。彼女の意地悪な楽しみはもう少し続く。
                            続く
375名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 00:39:04 ID:EyFkWliq
GJ!
策士こしこww
黒い。
このスレ的にこしこは総攻なのですね。
376名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 01:01:44 ID:BiE0Qv+b
GJ!黒こしこいいな・・こっしこしだわ

>>375
こしこはksykに通ずるものがあるような
ま、俺が単にksyk総攻めが好きだからでしょうな
377名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 01:09:29 ID:kNCqlJL5
学園ものを連作で書いていた者です。
久々の投下なんじゃけど…
最初に言っといた方がいいよね…学園ものじゃないんよ。
多分、萌え系じゃないけえ(^_^;)
あんま、可愛くないけえ(・_・;)
パラレル…っていうんかな、3人がバンドみたいな音楽活動してる設定です。
ハッ…よく考えれば学園もパラレルじゃん( ̄口 ̄)
んで例のごとく長い…。苦手な人は、スルーしんさい、ほんま。
378名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 01:12:32 ID:kNCqlJL5
No Music,No Life 前編


ベッドがきしむ音がして、仰向けに寝っ転がってるあたしの上に、ふわり、と柔らかい気配がした。
忍び笑い。あたしの頬をくすぐる髪。甘い、シャンプーの香り。
目を開けなくても分かる。
あたしは目を閉じたまま腕を伸ばして、気配を抱きすくめようとしたけど、あ〜ちゃんは猫のようにすり抜けて、
「のっち、いつまで寝とんよ?もう夕方じゃけえ」
そうお母さんみたいな小言を甘い声で言いながら、あたしの額をぐりぐりとこづいて笑う。
あたしは重いまぶたをうっすら開けた。
ベッドサイドであ〜ちゃんはすました感じで後ろ手を組んで、あたしを笑顔で見下ろしていた。
379名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 01:12:59 ID:L5VKZy31
>>372GJ!
こしこは全体的な雰囲気が攻めっぽいからね。Perfumeで年下攻めも面白そうだけどw

ところでこのスレで一番人気のカプはやっぱりのちあ〜?
自分は三人がいちゃいちゃ絡んでたら楽しいのでなんでもおkな雑食なんだがw
380名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 01:15:03 ID:kNCqlJL5
開け放した窓から差し込む西日で、あ〜ちゃんは柔らかく、溶けるようで。
そのふわりとした甘さに、あたしは今さらながらこの存在が側にいてくれることに、切ないほど心が震えた。
「のっち、寝てばっかおらんと、少しは部屋を片付けんさい」
「ん〜、今度」
あたしがのそのそ言うと、あ〜ちゃんは顔をしかめて、もうとか何とか言いながら。あたしの散らかしたCDとか、脱ぎ捨てたTシャツとか、がさがさ片付け始めた。
あたしはあ〜ちゃんがあたしの部屋にいるのを見るのが好きだ。
あたしのTVゲームとか食べかけの菓子袋とかに悪態つきながら、猫が踏み踏みしてマーキングするみたく、あ〜ちゃんは甘い気配を残していく。
あ〜ちゃんはあたしのシャツをつまんで、
「タバコ臭〜い」
と睨んだ。
「ああ、昨日クラブとかライブハウスはしごしたけえ…」
そう言いながら、あたしの気分は急激に沈んだ。
そんなあたしの顔色を読んだのか、あ〜ちゃんは明るい声で、
「またオール?のっち、ほんま好きじゃね」
と笑った。
381名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 01:22:50 ID:kNCqlJL5
その眩しい笑顔にあたしは自分が情けなくなって。
ベッドにごろんとうつ伏せた。
…あ〜ちゃんは、きかない。
分かってて、きかないんだ。
そう、分かってる。さっき部屋を片付けた時に、あたしのギターの周りに散らばった五線譜が、まっさらの真っ白なのを見たはず。
あたしが連日連夜、爆音の洪水に身を浸しながら、あたしの音が見つからずにもがいてることを。
あ〜ちゃんは知ってて、黙ってる。
あたしの曲作りが行き詰まってて、作詞のゆかちゃんにも迷惑をかけてる。
ゆかちゃんに先に詞をイメージとして書いてもらうこともあるけど、今回はあたしがどうしても作りたい曲がある、なんて大きいことを言ったのに。
…そう。イメージはあるんだ。
攻撃的なガンガンに響く重低音。暴れるような高速のビート。そこにゆかちゃんの繊細で切ないピアノアレンジを加えて。
そして、あ〜ちゃんの甘い声。攻撃も痛みも、すべて柔らかく包むような。
…イメージは、出来てるのに。
あたしの、音が見つからない。
382名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 01:24:08 ID:kNCqlJL5
「…のっち」
うつ伏せになったあたしの髪をあ〜ちゃんが撫でる。
勝手な言い分だけど、こんな時に優しくされたくなくて。
あたしはあ〜ちゃんの腕をつかんで、引きずり込むように荒いキスをした。
あ〜ちゃんの肩が少し震えたけど、抵抗は無くて。すぐにあたしに合わせるように、唇は柔らかく動いた。
…ああ。慰められてる。子供みたいに。
…ふがいない。
あたしはあ〜ちゃんを押しのけて、
「…出かけて来る」
とパーカーをひっつかんだ。
あ〜ちゃんの方は見なかった。見れなかった。
部屋に一人ぽつんと残されるあ〜ちゃんを思うと、かわいそうで愛しくて胸が痛むから。
あたしはパーカーのポケットに突っ込まれた携帯をつかんで、ゆかちゃんに電話した。
383名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 01:29:48 ID:kNCqlJL5
呼び出したカフェに向かうと、ゆかちゃんは既に来ていた。
暗い照明の中、ほっそりとしたシルエットは目立つ。
薄いグレーのシックなロングTシャツにスキニー、ルーズなストールや大ぶりのアクセが決まってる。重めのバングスがフランスのモデルみたいで、あたしは一瞬見とれた。
ほんと、女神みたいな女の子だ。
「のっち、ここんとこ毎晩夜遊びしとるじゃろ」
ゆかちゃんは横目であたしを冷たく見ながら言った。
「姫をほったらかしとったらいけんじゃろ」
「あ〜ちゃんは連れて来れん」
「何でよ?」
「タバコの煙とかひどいけえ、喉を痛めたらいけん」
「…変な男もおるしね」
ゆかちゃんは全てお見通し、って顔でニヤリと笑った。
可愛い顔と声で、クリティカルヒットをはなつ女神だ。
「相変わらず、のっちは過保護じゃねえ」
384名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 01:31:26 ID:kNCqlJL5
ゆかちゃんのにやにや笑いに、あたしはパーカーのポケットに手を突っ込みながらそっぽを向いた。
…カッコ悪。
でも。あたしは誰にも渡したくないんだ。
例えばあ〜ちゃんのメールアドレスとか。あ〜ちゃんの肩に触れる権利とか、あ〜ちゃんの髪飾りを直す権利とか、そんな些細なものまで全部。
そして。一番渡したくないのは。
あたしが最近気分が乗らないのは、アイコ先輩のバンドとセッションしてからだ。あの時のあ〜ちゃんの歌声。楽しそうに跳ねる、のびのびとした甘い声。
あ〜ちゃんがアイコ先輩の作る歌が好きなのは前から知ってた。あ〜ちゃんの声質と合うだろうななんて、むしろ楽しみにしてたのに。
自分でもやばいくらい。誰にも渡したくないんだ。あ〜ちゃんと、あたしの音楽。あたし達の絶対領域。
誰の歌も歌わせたくないほど。あ〜ちゃんと音楽は、あたしの中の唯一で絶対的なもので。…ほんと、情けないくらい。あたしを、狂わすんだ。
385名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 01:35:27 ID:kNCqlJL5
「のっち、難しい顔しとるよ。考え過ぎ」
ゆかちゃんの細い指があたしの眉間をつっつく。
「ゆかは前から思っとるんだけど」
ゆかちゃんの黒い瞳が光る。
「のっちは才能、ゆかは頭脳、そしてあ〜ちゃんは感情」
「…え?」
「考えるのは、ゆかの仕事じゃけえ。のっちは何も考えんで、感性のまま突っ走りんさい」
「……」
「…で、うちらに喜びを与えてくれるのが、あ〜ちゃん」
…なるほど。さすが頭脳を司る女神の言うことは違う。
あたしはゆっくりと口を開く。
「うちは、あ〜ちゃんを喜ばせとんかなあ…?」
「…のっち?」
「あたしの音楽で、あ〜ちゃんを縛りつけとらんかな?」
あたしのどうしようもない独占欲で。あの、伸びやかな声を。
「…ほんと、のっちはろくなこと考えんね。やっぱり、考えるのはゆかの仕事じゃね」
386名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 01:37:33 ID:kNCqlJL5
ゆかちゃんはそう言って、あたしと目を合わせたまま、ゆっくりと顔を傾けてきた。
黒い瞳が近づいて。誘われるように唇を重ねる。
ジンのツンとした強い香りと、ライムの爽やかな香りが口をつたう。くらりとするような。女神からの励ましのキス。
ゆかちゃんは身を離しながら微笑んで、
「のっちには頑張ってもらわんと。音楽をとったら、うちらは何も失くなるんじゃけえ」
…そう。音楽以上にあたし達をつなぐものはない。
ゆかちゃんはソファから立ち上がって、あたしを促すように見下ろした。
あたしは頷いて、立ち上がった。
「古いロック聴けるとこ、行ってみよっか」
「ジャズも行っとく?」
カオスみたいな音の海。そこに埋もれたあたし達の音楽を見つけ出す為に。
ゆかちゃんとあたしは、肩を並べて歩き出した。

前編終わり


明日会議なのに何やっとんじゃろ…。寝よ。
387名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 01:40:21 ID:imcnSQO6
初の超リアルタイムで感動!!!
後編が気になる〜
388名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 01:46:54 ID:L5VKZy31
割り込みすいませんでした。しかも初代学園物作者さん…恐れ多すぎる…。
SSは相変わらずGJ!描写が細かくて好きです。後編も楽しみ
389名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 01:51:25 ID:BiE0Qv+b
ほぼリアルタイムで出会った…GJ
続きwktkして待ってます

>>379
簡単に言ってしまえば全部いいが、特に好きなのはかし攻めとのち受け
うん。異端な俺乙。
390名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 02:09:41 ID:ijdkv386
うおぉ、素敵な設定じゃないですか!
のっち超男前!
後編が楽しみすぎる…

あ、私屋上編とか書いてた者なんですが、
学園ものさんが後編投下なさったあとくらいに超長いの投下しようかと…。
皆さんSSラッシュで満腹ですかね…

ていうか告知みたいな感じになってすみませんm(_ _)m
391名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 08:05:51 ID:kNCqlJL5
>>390

> 学園ものさんが後編投下なさったあとくらいに超長いの投下しようかと…。
ゴメン、続き遅くなると思うけえ、待たずにお先にどうぞ。のらくらやってんで、すいません…

昨日チェックせずに寝ちゃったけど、380が上手く表示されんけど、ちゃんと投下出来てんかな?
一部抜けてるかも…後でPCでチェックします(^_^;)
文章変になっとったら、仕事後に訂正します、すいませんm(_ _)m
392名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 14:18:16 ID:k9rfHCmO
よし、誰もいないな











http://imepita.jp/20080611/502270

おじゃましました
393名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 14:23:53 ID:PbmyPtmx
ω・)あ〜かしいいよあ〜かし・・・
394名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 14:27:10 ID:I7QyLMsp
>>392
GJ!かわいらしい絵で好きだ
こんどはもっと大きく描いてくれ
395名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 15:12:48 ID:BiE0Qv+b
>>392
GJ
チョコデス踊るのかと思ったのは内緒だ
396名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 16:58:09 ID:6gtj6dj0
>>390
満腹になってもすぐまたお腹すきますよw
投下wktkして待ってます!
397名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 17:11:39 ID:PbmyPtmx
398名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 18:05:13 ID:Ua3tdHf0
>>392かっしーの企む目がたまらんww

>>397あ〜ちゃんに見つかるフラグとしか思えません
399名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 18:30:28 ID:ijdkv386
どうも、屋上編の者です。もうね、サクッと投下しますね。
それでは、長い前置きをさせて下さい。

ずっとかしのちを書いてきたんですが、今回はスタンダードなのちあ〜です。
毎度のことながら長いです。あと、好き嫌いがはっきり分かれそうな感じ。
内容自体は珈琲片手に読めるようなものです。
では投下します。
400名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 18:31:25 ID:ijdkv386
この青空は、君のもの

【1】

月曜日の放課後に、いつも立ち寄る店がある。

街の隅っこにひっそりと佇むビルの二階の喫茶店。
白い板に手書きで「山中珈琲」と書かれた小さな看板が、階段の横に無造作に立てかけられている。

この店は、珈琲はもちろんのこと、ケーキがまた格別に美味しい。
特に最近、私たちが気に入っているのはチョコレートケーキ。
何度食べても飽きのこない控えめながら濃厚な味わいのチョコレートに、
私たちはすっかり虜になっていた。

ただ、学生の財布には少し厳しい値段なので、週に一度、月曜の放課後にだけ立ち寄ることにしていた。


そして今日がその月曜日。

私たちは15時に校門前集合と約束していた。
いつもは15時前には三人とも集まるのだが…、

「遅いね、あ〜ちゃん」
「そうだね…何かあったのかな」

ゆかちゃんの長い髪を風が揺らす。右手で髪を整えながら校舎を見つめる。その目は何となくけだるげで。
最近、ゆかちゃんのちょっとした仕草に色気を感じるようになった。

私も髪をのばそうか…。

401名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 18:32:15 ID:ijdkv386

「ちょっとメール来てないか見てみるね」

ゆかちゃんはそう言うと鞄から携帯を取り出した。

「あー…」
「あ〜ちゃん、なんて?」
「先生に用事があるから今日は来れんって」
「そっかぁ…」

用事って何だろう。

「じゃ、行こっか」

くるっと私に背を向けてゆかちゃんが歩き始めた。
私はそっと自分の携帯を確認する。見なくても大体見当はついていた。メールは一通も来ていない。
あ〜ちゃんはこういう事務的な連絡を、いつもゆかちゃんにする。
そこには自分が決して割り込むことのできない二人の信頼関係があった。

沈んでいく気持ちを振り払うように、小走りしてゆかちゃんの背中に追いつく。
途中、水たまりを避け損なう。冷たい水が飛び散って、あじさいの花を揺らした。

402名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 18:35:09 ID:ijdkv386
【2】

山中珈琲の店内には、外からは想像もつかないような高級な雰囲気が漂っている。

クリーム色の壁に品の良い絵が飾ってあって、ところどころに置かれた小物はどれもセンスの良いものばかり。
落ち着いた色のテーブルは手触りが良く、一見シンプルに見える椅子はとても座り心地がいい。

私たちは指定席である店の一番奥の席についた。
店から少し離れたところには線路が通っていて、
店内のBGMが静かなもののときに時折電車の音が聞こえる。

その音が心地良いからと言って、線路に近い側の席に座りたがったのはあ〜ちゃんだった。

そのあ〜ちゃんが、今日はいない…。

「用事ってなんだと思う?」
ゆかちゃんが珈琲に角砂糖を落としながら聞く。
「さぁねぇ、行事のある時期じゃないし、テストはまだ先だし…」
私は角砂糖2つにミルクを入れる。

そういえば、普段は口数の少ないマスターに話しかけられたことがあった。

403名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 18:35:49 ID:ijdkv386

「ブラックで飲めるようになるまで、通ってくださいね」
そうにっこり笑って手渡してくれたのは手作りのくまのキーホルダー。
手芸に凝っているというマスターの奥さんが、私たち三人のために作ってくれたらしい。
お揃いって恥ずかしいね、と言いながら私たちはそのキーホルダーを鞄につけた。
大事な大事な宝物のひとつ。

あれからしばらく経ったというのに、私はまだ角砂糖の数もミルクの量も減せていない。
いつの間に角砂糖の数減したんだろう、ゆかちゃん。

珈琲を一口飲んで、ゆかちゃんがこちらを見た。
「最近あ〜ちゃんの様子、変だと思わない?」
「え…」

そういえば確かに、ここのところあ〜ちゃんは何か理由をつけては一人になろうとしていた。
あまり意識はしていなかったが、その不自然な行動は心のどこかで引っかかっていた。

404名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 18:38:08 ID:ijdkv386

「恋人が、できたんじゃないかな」

そんな重大なことを、ゆかちゃんはさらりと言ってのける。
いつだってこんな調子。何が起こっても動じない。怖いくらいに落ち着いている。

あ〜ちゃんに恋人…。
いたとしても不思議ではない。私たちは、もうそういう年頃になっていた。
友達が幸せになったのだから祝福すべきところなのだろうが、なぜかそんな気になれなかった。

「どう思う?もしそうだとしたら…」

反応を楽しんでいるかのような表情を浮かべて、ゆかちゃんが私に問いかける。

「別に…、いいんじゃない、いても」
動揺を悟られないよう低い声で言いながら、ケーキを口に運ぶ。
いつもと同じ味。けど何か足りない気がした。

「何となく…寂しいけどさ」
ポロリと本音が出る。
ゆかちゃんが遠い目をして小さく溜め息をついた。

405名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 18:39:17 ID:ijdkv386

「下手な小説に、よく見かける」
「…へ?」
「なんとなく寂しい、とか、わけもなく悲しいって表現」
「……」

私はゆかちゃんの瞳に吸い込まれそうになる。

「大抵そういう小説って、わけわかんないまま終わっちゃうの」
「ん…」
「けど確実に理由はあるはず、気づけてないだけで」
「……」
「理由があるから、心が動くし、なければ何も感じない。
 これって当たり前だと思わない?」
「うん…」
「曖昧なままにしとくの、もうやめなよ」

言い終えるとゆかちゃんは、ケーキを食べ始めた。
私は寂しく感じる理由を考えたが、
片付いていない部屋を見渡すだけでは探し物は見つからないように、とてもすぐには分かりそうになかった。

ドアの開く音がして、お客さんが入ってきた。一瞬、外の風が店内に入ってくる。
雨になりそうな風。

406名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 18:41:48 ID:ijdkv386
【3】

翌朝、私はすっかり寝不足だった。
一晩中探しても、探し物は結局見つからなかった。

私って頭の中までぐちゃぐちゃなのか…。
教科書を取りだそうと机の中に手を突っ込むと、今日が提出期限のプリントがくしゃくしゃになって出てきた。

はぁ、と溜め息をつくと、後ろからあ〜ちゃんの声がした。
「朝から溜め息とは、よろしくないねぇ」
原因は君だよ、と言おうとしたとき、見慣れないキーホルダーがあ〜ちゃんの鞄についているのを見つけた。
「あれ、これって…」
「あぁ、山中さんのやつ、ちょっと金具のとこ壊しちゃって…」
「そうなんだ…」

チャイムが鳴る。

「じゃ、またあとで」
「うん」

あのキーホルダーは、確かどこかのゲームセンターで見かけたな…。
あ〜ちゃんが一人で行くとは思えないし、ということはやっぱり…。

あぁ、またごちゃごちゃになってきた。
今日は一人で山中さんのとこに行こう。落ち着いて考えごとをするにはうってつけの場所だ。

407名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 18:42:25 ID:ijdkv386
【4】

「あれ、珍しいですね、お一人で…」
「なんか、来たくなっちゃって…、今日は珈琲だけでいいです」

一番奥の席につく。
少しして、マスターが珈琲とケーキを持ってきた。

「これ新作なんですよ、息子のヤスタカが作ったんですけどね、
 是非味見してほしいって」
「え、ありがとうごさいます…私なんかに…」
「悩みがあるときはね、甘いもの食べた方がいいですよ」
マスターはにこりと笑うとカウンターへ戻る。
そんなに分かりやすいのかな、私の顔…。
マスターの優しさが、心にしみた。


あ〜ちゃんの近くに私の知らない誰かがいることは確かだった。まだ恋人と決まったわけではないが…。
鞄につけたくまのキーホルダーに目をやる。
こんな頑丈な金具が壊れることはそうそうないはずだ。
あ〜ちゃんが自主的にキーホルダーを取り替えたとしか思えない。
そんなに簡単に取り替えられちゃうような関係だったのかな、私たちって…。

408名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 18:44:41 ID:ijdkv386

─ガタンゴトンガタンゴトン…

遠くで電車の通り過ぎる音が聞こえる。
私の胸にぽっかりと開いた穴をさらに広げるように、その音は私を貫いて、そして消えていった。

どこにも行かないで…。君が求めるものは何だってあげるから。
それとも、私には与えることのできない何かを、君は求めているの?
私の全てを捧げても、君は満足してくれないの?

友達にこんなこと思うなんて、どうしちゃったんだろう。

苦笑いしてケーキを一口食べる。
甘ったるいチョコクリームに、爽やかで甘酸っぱいダークチェリーがよく合って。
そう、それはまるで…。

恋…。

全ての辻褄が合った。
私は落ち着くためにブラックのままの珈琲を飲んだ。

「にが……」

私はまだまだ子どもだ。気持ちを抑える術を知らない。
一度転がり始めた気持ちは、もう止まらないんだ。

409名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 18:45:59 ID:ijdkv386

店を出るとき、厨房にいたマスターの息子さんに声を掛けられる。
「ケーキ、いかがでした?」
「あ…、とても美味しかったです…」
「ほんと?よかったぁ」

本当に嬉しそうな顔をして、ヤスタカさんは笑った。ものを作るのが大好きなんだろうな。

「恋の味がしました…」
「お、そういう感想って一番嬉しいんだよ」
「え?」
「僕が本当に作りたいのって、お客さんの気持ちなんだ」
「………」
「食べた人の気持ちや周りの空気が、
 動き出すようなものを作りたくて…」
ヤスタカさんが照れ笑いをする。
「それじゃ大成功ですよ、このケーキ」
私はニッと笑うと、走って階段を降りた。

やっと探し物が見つかった。
今まで「友情」の下に隠れて、なかなか見つからなかったけど。

雨の中を全速力で駆け抜ける。足を大きく踏み込んで、たまった水を跳ね上げた。

410名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 18:49:04 ID:ijdkv386
【5】

あ〜ちゃんと二人きりになれないまま2日が過ぎた。
私はとうとう金曜の昼休み、あ〜ちゃんを屋上に呼び出した。

「なに…急に…」
周りに人がいないのが心細いのか、あ〜ちゃんはさっきからずっと下を向いている。
「あ〜ちゃん、私に隠してること、ない?」

「……」
唇をギュッと噛みしめるのが見えた。
「あ〜ちゃん…言ってほしい、私は何だって構わないから」

しばらくの沈黙。
私は更に言葉を追加する。

「あ〜ちゃんのことなら、何だって受け止めてあげられるよ…」

あ〜ちゃんが顔を上げた。

やさしさは時に傲慢で、

純粋は時に残酷だ。

「付き合っとる人が、おるんよ…」

分かっていた、無謀であることは。
分かっていた、無防備なまま受ける傷はどこまでも深いこと。

「私じゃ…だめかな…」
「………」
「私はあ〜ちゃんの恋人にはなれないのかな…」
「………」
「いつだって想ってるんだよ、あ〜ちゃんのこと…」
あ〜ちゃんが苦しそうな瞳を伏せた。
「やっと気付けたんだ。私、あ〜ちゃんのことが好き」


走り去る君の後ろ姿。
遠い世界の出来事のような気がした。

411名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 18:49:32 ID:ijdkv386
【6】

ここは錆びれたビルの二階にある喫茶店、山中珈琲の店内。

金曜日の午後2時は、普段は近所の主婦が何組かいるだけで、ひっそりとしている。
しかし今日は店の奥に、二人の女子高生の姿があった。


「気にすることないよ…」
「でも…、あんな表情ののっち、初めて見たけぇ…」
今にも泣き出しそうな表情のあ〜ちゃんを、かしゆかが必死になだめる。
「でも隠してたこと言えたんだし…」
「隠すつもりじゃなかった…」

あ〜ちゃんは、マスターがサービスしてくれた新作のケーキを口に運ぶ。
荒れた心が少し落ち着いて、素直な気持ちが口をついて出てくる。

「何なんだろう、昔からのっちって苦手なんよ」
「え?」
「嫌いってことじゃなくて、なんかのっちの前だと違う自分を演じてしまう」
「……」
「いつだって真っ直ぐじゃけぇ、あの子。
 太陽を直視出来ないのと同じ感じかな」
「ふーん…?」
「それになんかここんとこ、のっちのこと思う時間が増えた気がする。」
「あ〜ちゃん、それって……」

412名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 18:51:52 ID:ijdkv386

かしゆかはやれやれ、と溜め息をついた。
ここにもいたか、曖昧な気持ちを持て余した女の子。

「あ〜ちゃん、私はあ〜ちゃんのことを本当に大切だと思ってる」
「え?ちょっと、ゆかちゃん、どしたんね急に」
「…だから、言うんだけど、」
「え…」
「焦って、恋に恋しちゃだめだよ」
「……」
「ちゃんとした恋が来るのを待たないと」
「けど…」
「気づかないものなの、中にいるときは。その愛が本物なのか偽物なのか」
「……」
「それどころか信じて疑わないの、この糸は絶対に切れないって」
「ゆかちゃん…」
「見極める方法なんて私も知らないけど、ただこれだけは言えると思う」

「本当に人を愛してるときって、空を見上げても雲は見えない。
 明日雨が降るかもって不安はあっても、その瞬間はきっと快晴にしか見えないはず」

「今度その人に会ったとき、空を見上げてみて…」

413名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 18:52:23 ID:ijdkv386
【7】

少し熱くなり過ぎたと思ったのか、かしゆかは黙って俯いた。

いつもはどんな状況も楽しんでしまうような性格のかしゆかが、
なぜこんなにもあ〜ちゃんを説得するのに必死になったのか。

三人お揃いで付けたキーホルダーをいとも簡単に取り外してしまったあ〜ちゃんに、
彼女自身も不満を感じていたのかもしれない。

もしくは、実らぬ恋を表したかのような甘く切ない味のケーキが、
彼女の気持ちを揺り動かしたのかもしれない。

どちらにしろ、かしゆかの言葉によってあ〜ちゃんの心は大きく変化し、一時の恋に終止符を打ったのだった。



裏でそんなことが起きていたとは知らないのっちは、絶望の淵で打ちひしがれていた。

414名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 18:55:00 ID:ijdkv386
【8】

月曜日の朝。

私は二日酔いでもしているかのような足取りで、学校に向かっていた。
週末はあ〜ちゃんのことを考えないようにするためゲームをしたのだが、
ぶっ通しでやり続けてエンディングにたどり着いたのは昨晩深夜3時だった。
途中セーブし忘れて二度データを失ったのが痛かった。あれがなければもっと早く終わってたはず。

私は寝不足で重たい頭を抱える。
太陽の光が目に入るとキーンと頭が痛むので、なるべく目を開けないようにしている。

太陽というのは誰にでも平等だ。
明けない夜はない、と、人を励ますのによく使う言葉があるが、
昨晩の私はこのまま夜が明けないでほしいと切実に願っていた。
それでも人の気も知らずひょっこり顔を出すのだ、太陽は。

「太陽のバカ…」
と、なぜか太陽に八つ当たりしてみたり。

しかし、これからのことを思うと苦しい反面、気持ちを伝えられて清々しくもあった。
一点の曇りもなく純粋に透き通った好きだという気持ち。
あのまま想いを守り続けたところで、自分は子どものまま前進出来そうにもなかった。

415名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 18:55:37 ID:ijdkv386

「たくましくなろう、のっち」
そう小声で呟いたときだった。
校門の前にひまわりを見つけた、と思ってしっかり目を開けると、そこにはあ〜ちゃんがいた。

「おはよー!」

一体どういうつもりなのか。
また友達としてやっていけるほど精神力は回復していない。

「今日は山中さんとこ一緒に行けるけぇ」
「………」
「のっち?」
「……」
「嬉しくないん?」

いい加減にしろ、と、言いかけたときだった。
あ〜ちゃんの鞄に元通り、くまのキーホルダーが付いているのを見つけた。
私の目線に気が付いて、あ〜ちゃんは慌てて口を開く。
「あ…、金具直ったんよ」
「え、だってこの前のやつは…」

「……もうない」

「へっ…?」
あまりに突然のことで、思考が追いつかない。
それってつまり…

「……別れたけぇ」

「なんで…」

「もう、迷わん…」

涙を隠すため、人目もはばからず抱きついてくるあ〜ちゃん。
私の胸の中で、小さく、くぐもった声が聞こえる。

「傷付けてごめんなさい…」

ようやく事態を把握する。
私はゆっくりと、あ〜ちゃんの耳元で囁いた。

416名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 18:58:00 ID:ijdkv386

「もう絶対、離さない…」

胸が一杯になり、あ〜ちゃんをぎゅっと抱き締め空を見上げる。
気づかなかった。今日は雲一つない青空が広がっていたんだ。

「この青空ごと、あ〜ちゃんにあげる。
 私の全てを、あ〜ちゃんにあげる」

「………のっちぃ…」

さっきよりも涙声が聞こえた。
全部全部、君のもの。
だからずっとそばにいて…。


「…お二人さん、もう予鈴が鳴ってるんですけど」

ゆかちゃんの声で現実に引き戻された。

「しかも一時間目、体育」

「うわぁやばっ、走ろう!」

走ろう、この恋をかかえて。
悲しかったことも、未来への不安も忘れて。

417名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 18:58:46 ID:ijdkv386
【9】

月曜日の午後3時。山中珈琲の店内。

いつになくマスターはそわそわしていた。
今日あの子たちは一体何人で、どんな表情でやって来るのか。ひょっとしたら誰も来ないかもしれない。

しきりに時計に目をやっては拭いたばかりのケーキ皿をもう一度拭くの繰り返し。
うしろの厨房ではヤスタカが鼻歌を歌いながらケーキを用意している。

「こんにちはー」
笑顔の三人がやって来た。
「おぉ、いらっしゃい!お待ちしてましたよ」
「マスター、今日はねぇ」

「チョコレートケーキと新作ケーキ2つ、特別価格でどうです?」
ヤスタカが笑顔で厨房から出て来る。

「あっヤスタカさん」
「そういえばまだそっちの二人にケーキの感想聞いてなかったね」

「はい!」
あ〜ちゃんが満面の笑みを浮かべて身振り手振りを交えてしゃべり始めた。

418名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 19:00:56 ID:ijdkv386

「えっとですね、いかにもって感じの、
 フルフルでキュワっとした味わいの中にもですね…」
「だめですよ、あ〜ちゃんに聞いちゃ!長くなるから」
「あっ、えっ、んじゃ、君は」

かしゆかがふふっと笑って前髪をさわる。

「私ですかー?そうですね、『若きウェルテルの悩み』の読後感に似てると思いました」
「……」
「えっ、ご存知ないですか?ゲーテの有名な作品」
「えーっと……」
「それじゃお話します!主人公はウェルテルという……」
「要するに恋の味なんです!」
「フルキュワ!!!」
「あれ、あ〜ちゃん感想一言にまとめられてる!すごーい」
「えへへ、まぁこれくらいちょちょいのちょいよー」
「すごーいすごーい!」
「…そして、そこである女性に出会うんです。その女性の名は…」

三人に圧倒されて目を白黒させるヤスタカの隣で、マスターが珈琲を淹れ始める。

419名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 19:01:29 ID:ijdkv386

常連客には絶品と評されるマスターの珈琲。芳しい香りが店を一杯にする。
マスターは薄く生やした顎髭をさわりながら目を瞑り、物思いに耽る。

早く大人になろうと焦る必要はない。
若いときにしか味わえない疾走感というものもあるのだ。

大人になると立ち止まって、後ろを振り向くばかり。
だから、それまでは全力で走ればいい。
珈琲の味は、大人になってから分かってくれたらいい。


マスターはふと昔を思い出した。
そういえばあの日もこんな天気だった。

梅雨の季節の、束の間の青空。
天を指差して、愛する人に永遠を誓った。



──この青空は、君のもの




≪END≫
420名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 19:03:09 ID:ijdkv386
以上です。
実は真面目に終わらせたかったために、少し省いた部分があるんで、
番外編として投下します。
421名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 19:05:04 ID:ijdkv386
この青空は、君のもの(番外編)

【山里くんの憂鬱】
〜彼と彼女の空模様〜

今回の話における一番の被害者は、
あ〜ちゃんの一時の恋のお相手、山里くんだろう。

彼は放課後のグラウンドで一人、悲しみに暮れていた。

「何でだい、あ〜ちゃん…」
その手には、お小遣いの大半をはたいて手に入れた、キーホルダーが握られている。

「これを手に入れたときはまだ良かったんだ…」
その数日後、突然あ〜ちゃんに呼び出され、別れを告げられた。

──あなたといるときは、いつも曇り空なの

そして、キーホルダーをつき返された。

「当たり前じゃないか…梅雨なんだから…。ロンドンなんか毎日曇り空だよ…。
 ハート型に繋いだてるてる坊主でも贈れば良かったのかい、あ〜ちゃん」

「アホやなぁ」
「しずちゃん!」
「乙女心がなぁんにも分かっとらん」
「教えてよ!しずちゃん!」
「ほんまに、アホやなぁ…」

両手を羽ばたくようにひらひらさせて、しずちゃんは走る。
まるで人間界に迷い込んだ妖精のように。

「待ってよしずちゃーーーん!」


彼は気付かなかった。
二人の真上に、美しい夕焼け空が広がっていたことに。




≪END≫
422名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 19:08:11 ID:ijdkv386
Perfumeの三人以外のとこの描写が多くなってしまったので、
いやだった方もおられるかもしれません。
すみませんm(_ _)m

まぁ、Pefumeがいると周りまでハッピーっていう感じ…じゃだめかのう…

また休養します
423名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 20:05:06 ID:JGtUrKrO
良い小説とは、感覚器官を反応させる、だったっけ
コーヒー飲みたくなったですGJ!あと南海キャンディーズの二人ワロタw

幸せじゃのう。わっふるわっふる
424名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 20:07:39 ID:PbmyPtmx
読み応えあっていいね!長いの好きだわ
それにこういう色々出てくる感じあたしは好きだなw
また書いてねw
425名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 20:11:32 ID:J8lpEFNG
うわぁ…、一気に読んでしまった…
ほんとにコーヒー片手にゆったりと読むべきものだった…

秀逸。印刷して本にしたくなりました、ありがとう
426名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 20:13:46 ID:I7QyLMsp
コーヒーが飲みたくなるいい話ですね
のっちがあ〜ちゃんの太陽っていう表現も面白い
427名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 20:30:21 ID:J8lpEFNG
さっきも感想書いたけど、じっくり読みなおしたからもう一度

ところどころ心に残る詩みたいなのがあってすごい良かった
あれ…わざわざ二度も書き込むのにまともな感想もかけない自分…w
428名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 21:14:49 ID:kNL0QFYA
よかった!深いよ。深くていいよw

最後にオチもついてるしwまた書いてくださいね〜ww
429名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 21:18:28 ID:AArGysb3
で、夏の例のお祭りには当然>>422さんの小説が入った小冊子が購入できるんですね。


っちゅうかクオリティ高過ぎ。もうわっふるがとまらない。
430名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 21:55:30 ID:Y8Oq6Mll
ドラマみたいだった!
素敵過ぎる( ´艸`)
431名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 22:06:30 ID:abtJzrq1
>>397
また画像がねえ・・・orz
何、このスレ? 2、3時間覗かないだけで
なんという進み具合!おちおち外出も出来ねえよorz
432名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 22:30:04 ID:TRINVRYN
>>431
拾いもの転載
ttp://niyaniya.info/pic/img/572.jpg

むらむらしてやった。今は後悔している。
433名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 22:54:00 ID:k9rfHCmO
GJです!二人を優しく諭すかしゆかが素敵すぎて惚れました…


後、レスくださった方ありがとうございました。
434名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 23:14:48 ID:abtJzrq1
>>432
ありがとう(つД`)変態のち男ワロタww
こんな素晴らしい絵が2、3時間経ったら見れないってorz
常時スレチェックしなきゃいけねえwww
てか小説も多くて読みきれねえよorz
435名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 23:30:06 ID:NB8/I5nq
学園さん、絵師さん、GJ!
神作者様とはこのような方のことだと思いました!
これからもどんどん描いてください!

それからystk続き投下します。では失礼します。
436名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 23:30:27 ID:NB8/I5nq
(8)

<side a-chan>


学園祭まで後二日。迫ってくるその日に向けて踊りと歌の練習にも熱が入る。
本番では中田先生が後ろでDJをやってくれる。リアルタイムで声にエフェクトをかけてもらう。
息が切れるとエフェクトのノイズがヒドくなるから、一曲しか歌えない。
だからこそその一曲を全力でやりたいし、最高のパフォーマンスでお客さんを楽しませたい。
あたしたちは今日の放課後も教室で練習する事にした。

「かっしー、今のとこ足曲がっとるよ。」
「のっちもそこの手のフリ遅れとる。」
「あ〜ちゃん今の ディスコ ってとこちょっと遅れた。」
あたしたちはお互いの欠点を指摘し合って少しずつ完成度を上げてきていた。
なんといってもダンスが難しい。いじめかと思うくらいに水野先生のフリは細かかった。

のっちは持ち前の柔軟性で難なくダンスをこなしていた。楽しそうな表情。
普段ののっちからは想像もできない。これでもっとモテモテになったらどうするんじゃ。

ゆかちゃんはあたふたしながらも常に笑顔。ゆかちゃんにはお客さんの姿が見えてる。
少し傾いた首の角度。頭の中のお客さんの事を見てるその目。すごく綺麗。

窓から差し込む夕日があたしたちを照らす。あたしはしゃがみこんで二人を見上げた。
眩しい。
直視できないけど、二人の目は深いオレンジ色に染まってこの世の物とは思えない輝きを放つ。

やっぱりあたしはこの二人の事が大好きなんだ。
のっちが好きとか、ゆかちゃんが好きとかじゃなくて、三人の距離が、この状態が好き。
本当は二人に引っ張られて、助けられて、いっぱいいっぱいの時も支えられて。
そんな風にしてやってきたんだよね。あたしも二人に寄り添って過ごした日々。
あと一ヶ月もすれば卒業だという事に今更気がついた。あたしたちの時間は確かに進んでる。
でも、止まったままの様でもあって、不思議と嫌じゃなかった。

437名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 23:30:47 ID:NB8/I5nq
「あ〜ちゃん?どーしたの?」
ゆかちゃんの綺麗なオレンジ色の目があたしの目の前にあった。
「うん、ちょっと疲れただけ。休憩にしよっか。」
のっちがくるっとこっちを向く。
「やったー!休憩〜♪」
はしゃぐその姿もそろそろ見納めかねぇ。
ゆかちゃんのその穏やかな声も毎日聞いていられなくなる。
学園祭が始まるのが急にイヤになった。
始まれば終わる事は十分に分かってるから。

あたしたちはその後3時間歌い踊り続けた。
汗びっしょりで喉もからから。疲労の限界が来て、あたしたちは教室の床にばたっと倒れた。
笑いがこみ上げる。あたしたちは上体を起こすと、背中をぴったりくっつけるようにして座る。
「明後日かぁ。」
ゆかちゃんがしみじみと言うから、なんかおばあちゃんみたいで笑ってしまう。
「明後日だよ。」
のっちも少し寂しそうだ。みんな考えてる事は同じ。
終わるってことを自覚したくなくて、あえて深く突っ込んだ話はしなかった。
ただ二人の体温を感じてるだけでいい。幸せだった。


438名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 23:31:08 ID:NB8/I5nq
「あ、ごめん!今日お母さんの用事あるからあたし行くわ!」
のっちが急にぴょんと立ち上がってそそくさと荷物をしまうと行ってしまった。
「じゃあ、明日また頑張ろね!」
変な走り方。ゆかちゃんもちょっと笑ってた。

「ねぇ、あ〜ちゃん。大学の第一志望違うんよね?」
急に切り出されたから少し驚いた。ゆかちゃんの声が少しだけかすれた。
「...うん。先生と話し合ったんだけど、やっぱり第一志望変えない事にした。」
「そうだよね。あ〜ちゃんによく合ってると思う。すごいいい大学みたいだし。」
ゆかちゃん泣いてる?背中合わせで顔は見えないけど、触れた指先がかすかに震えていた。
「ありがと。ゆかちゃんに毎日会えないんだよね。なんか変な感じだわぁ〜。」
「毎日メールするよ。電話でもいい。会えなくても多分大丈夫。」
ゆかちゃんの声は揺らぎながらも、確信に似たものを含んでいた。
「何が大丈夫なんよ?」
「あたしらの繋がりはきっと切れないよ。そうだ、学園祭の時にこしじま先生が歌う曲の歌詞。
 英語なんだけどさ、あ〜ちゃんならすぐ分かると思うから。よく聞いてみて。」
なんだろ?すごく気になるけど、後になって分かる事もあるから今はいいや。
「うん。」

会話が途切れたとき、背中からすすり泣きが聞こえた。夜中の静かすぎる教室に優しく響く。
あたしはそっと体を離してゆかちゃんの前に回った。
目を真っ赤にして、音も無く涙を流すゆかちゃんの表情。きっと一生忘れない。
これまでに見た事も無い、神聖な物を見たような気分。
なんか込み上げてあたしはそっとゆかちゃんを抱きしめた。

あたしも泣きそうだった。バレるのが嫌で、一層強く力を込めた。
「泣かなくてもいいのに。まだ終わってないんだから。」
「なんかさぁ、こんなに二人と一緒に行事に入れたの初めてでさ、もっとやっとけば良かったって
 今更になって思うの。悔しいよね。生徒会とかもっと投げ出しても良かったのかも。」
そっかぁ、あたしからすればゆかちゃんは生活の中に当たり前にいて、いつも一緒にいたつもり
だったから、ちょっと意外。でもそう思ってくれたんだ。
普段感情がなかなか表に出てこないゆかちゃんがこんなにはっきり言ってくれた事が嬉しかった。

「いいんだよ、そんなこと帳消しになるくらいゆかちゃんとの時間は中身が濃かったから。」
涙が止まらなくなったゆかちゃん。どうしようもなく愛おしくなった。
わなわなと震えて言葉がうまく出てこなくなったその唇にそっとあたしの唇を重ねた。
ゆかちゃんの震えが止まっていくのが分かった。
しばらくしてそっと唇を離すと、ゆかちゃんはニッコリ微笑んだ。
「ホントにあ〜ちゃんは優しいねぇ。最後くらい文句言われても怒らんよ?」
そんなものない。ゆかちゃんには感謝しても感謝しても足りないくらいだから。
こうやって、この先も、少しずつ地道に恩返しできたらなって思うよ。
でも、このタイミングでちゃんと本音聞けてよかった。

「そろそろ帰ろう。」
ついつい遅くまで残ってしまった。名残惜しいけどそろそろ帰らなきゃね。
帰り道あたしとゆかちゃんはなんとなく手をつないだ。
お互いの一部を共有してるみたいで、その感覚が大好きだった。
ゆかちゃんの家の前で別れるまでその手はほどける事は無かった。

「じゃあ、また明日。」
その笑顔はいつものゆかちゃんに戻ってた。
「うん、明日ね。」
あたしは角を曲がるまでずっと手をふり続けた。
残りの日々を大切に過ごせるように神様に祈りながら。
                        続く

439名無しさん@秘密の花園:2008/06/11(水) 23:31:53 ID:NB8/I5nq
以上です。あともう少しで終わるので、グダグダですが、お許しください。
440名無しさん@秘密の花園:2008/06/12(木) 00:27:28 ID:oaXJWCeI
GJです
毎日書けるなんてすごいっす
441名無しさん@秘密の花園:2008/06/12(木) 00:31:01 ID:oaXJWCeI
連投すいません
夏の祭って、なんかあるんですか?
442名無しさん@秘密の花園:2008/06/12(木) 00:34:56 ID:JDarZQhR
GJ!毎回ちゃんと話としてまとまっててすごいなあ

>>441分からないままのあなたが素敵です><
443名無しさん@秘密の花園:2008/06/12(木) 00:46:02 ID:oaXJWCeI
>>442
同人誌とかそっち系のなんですかね
じゃだめだ、未知の世界

職人さん方コテかなんかつけてくんないかなー
学園もの初代さんとか屋上さんとかじゃ分かりにくいよう
過去の作品も読みたいし…
ごめんわがままだねw
444名無しさん@秘密の花園:2008/06/12(木) 01:02:56 ID:twxegbJJ
>>443
わかりやすいけど、コテっていい思い出がないんだよな
コテが叩かれてるのを見てしまうとどうも…今コテつけても過去のはわからないしな・・
1から見てきたからか、俺は文面で大体わかる
だからこの意見なんかな
445名無しさん@秘密の花園:2008/06/12(木) 01:09:16 ID:JDarZQhR
自分もコテは反対派。コテつけると特に自らつけた場合なんかは荒れる元になりやすい
まぁ自分は誰がどの作者さんとか気にしてないのもあるんだけどw
446名無しさん@秘密の花園:2008/06/12(木) 01:11:00 ID:SNJ8tIdg
>>443
残念だけどここの職人さんは繊細な人が多そうだからコテは付けない方がよいとおもはれ
「○○書いたものです」とか「xx物です」とかで良いのでは?
時々嵐が来るしね
447名無しさん@秘密の花園:2008/06/12(木) 01:23:47 ID:ws1huviR
>>332
ツボに入りました(*´ω`*)

それよりおぬし、エコライブでぽけ〜と口あけて
幸せそうな顔しながら見とらんかったか?

テレビで見とって、思わずにやけてしまったぞw
448名無しさん@秘密の花園:2008/06/12(木) 01:31:42 ID:oaXJWCeI
そうだなぁ皆の言うとおり
どうしても気になったら過去スレ辿ればいっか
妙なこと言ってごめんよ
449名無しさん@秘密の花園:2008/06/12(木) 02:30:42 ID:j/3HBpmQ
いやー。
学園もの初代さんやらystk学園ものさんやら屋上さんやらチェンジさんやら、、
みなさん最高っす。こんな中で投下なんておそれおおい…。
もーしわけないですが、投下させてください。


のちあ〜pt5です。

pt1>>47
pt2>>141
pt3(N-side)>>223
pt3(A-side)>>278
pt4(かし目線)>>326
450名無しさん@秘密の花園:2008/06/12(木) 02:31:09 ID:j/3HBpmQ
のちあ〜pt5

■その1
ツアーファイナル。

「うちらが楽しまにゃ、お客さんも楽しくないけぇ…」
いつものあ〜ちゃんの声が響く。薄暗くてひっそりした廊下。

不安と緊張で押しつぶされそうになる。
たくさんのことを共有してきた、6つの手が重なる。
二人の手も緊張で冷たい。あたしは目を閉じる。

数分の静かな時間が流れる。
8年の軌跡、ステージ上のイメージ、MCの内容。二人は何を考えてるかな。
あたしは心を空っぽにする。
これから起こる全てのことを、残さず受け止められるように。

ゆかちゃんが暗い廊下を歩き出した。あ〜ちゃんもその後に続く。
前方の非常灯が、後光みたいに射している。
後ろ姿が強くて美しい。少し気後れするぐらい。

あたしも歩みを進める。どす。何かにぶつかった。
甘い香りとふわっとした髪が頬をなでた。見えなくてもわかる。
立ち止まって、振り向かずに言った。


「のっち」
「ちゃんと聞いててね」

そう言ってまた歩き出した。
何のことを言っているのかはわからなかった。


…ステージからはもうイントロが流れ始めてる。
歓声が沸き起こる。みんなが待ってくれてる。

あたしは大きく息を吐いて、ステージに向かった。

451名無しさん@秘密の花園:2008/06/12(木) 02:31:41 ID:j/3HBpmQ
■その2
泣かないって決めてたのに。
舞台袖にはけるとき、ついに号泣してしまった。
結局、あたしなんかの心を空っぽにしたぐらいじゃ、
受け止めきれないほどの感動と興奮は、溢れて涙になった。


…連れていかれるがままに打ち上げの店に入ると、
みんな泣いたり笑ったりしてる。興奮はなかなか覚めない。

それがとっても自然なように、少し先にあ〜ちゃんを見つける。
スタッフさんに囲まれて太陽みたいに笑ってる。


「あたし、のちおくんのことが…すきです!」
ドン!And I〜!!
フロアタムの音が鳴り、甘くて重厚なヴォーカルが響いてた。
アトマイザー劇場はなんとも言えない興奮で幕を引いた。


キラキラ笑う顔を遠くから見てみる。
ちっちゃくて子供みたいに後ろにくっついてるだけだったあたしを、
ここに連れてきてくれた。感謝と敬意が入り交じる。

そうだ。好きだって気持ちだけじゃない。
君がいなかったら。今日のこの日もなかったんだよ。

あ〜ちゃんは、こっちに気づくと笑いながら手を振った。
その手はこないだあたしの背中に回してくれた手だけど、
8年もの間あたしの手を引き続けてくれた手でもあった。

あたしたち色んなもの背負ってるけど。
あ〜ちゃんだけは荷物の重さが違うよ。
これ以上、その荷物を重くするなんてできない。

納得がいった。
すっきりした気持ちになって、あたしは親指を立てて微笑んだ。
はやく、ありがとうって言いたい。


ゆかちゃんがあたしを見つける。
「あ〜ちゃんのとこ、早く行こっ」
似たようなこと、考えてるのかな。

歩きながら、あたしの肩を小突いていたずらっぽく笑う。
「のちおくん、よかったじゃんー」
「ま、これが現実じゃったらねえ…」
でももうええんよ、とあたしが苦笑いで続けようとしたとき。
ゆかちゃんがグラスを手渡しながら言った。

「のっち知ってる?」
「どんな物語だって、王子様とお姫様は結ばれる運命なんよ?」

…知ってるよ。
でも、今から迎えにいくのは大事な大事なお姫様だけど、
あたしはきっと王子じゃないよ。

452名無しさん@秘密の花園:2008/06/12(木) 02:34:15 ID:j/3HBpmQ
■その3
あーやっぱいつまでも寝てられるって最高だ。。
枕に顔をうずめて、あたしはうなった。
昨夜ファイナルだったなんてちょっと信じられないくらい、
普段どおりの自分だった。

昨夜はひとつの結論が出た。
でも、今はいつもどおり、眠くなくなるまで寝てよう。
いろんなことを考えるのはそれからでいいや。

そう思って寝たのに。
二度目に目が覚めたのは、それでも恋しい人の声が聞こえたからだった。


「…もしもし」
「のっち、あんたまだ寝よるん?開けんさい!」

開けんさいって…まさか。玄関のドアを開けると、
そこにはなんだかよくわからない色のワンピースを着たあ〜ちゃんがいた。

「いきなりどーしたん」
「どうもせん。せっかくの休みじゃけ」

あ〜ちゃんはあたしの部屋に入ると、物が散らばってる床の上に座った。
いつもなら、あたしはうれしくて、慌てて、顔が赤くなってるだろう。
でも今日は違う。
とりあえず空っぽの冷蔵庫からペットボトルを取り出して、飲みながら部屋に戻る。

お姫様の荷物を降ろしてあげる王子様になるんだ。
見下ろすと、あ〜ちゃんは下を向いて、ただ座ってるだけだった。
なんだか今日は、肩が小さいな。
たぶん、何か言いたいことがあるんだよね。
抱きしめたい衝動に襲われながら、あたしは昨夜の気持ちを思い出した。


「もうあ〜ちゃんを困らせるようなことは言わんけえ、いつもみたいに笑ってや」
返ってくる言葉を待つ間、そう言えた自分に、あたしは誇らしい気持ちになった。

「…やっぱり!」
でもあ〜ちゃんの言葉はあたしの想像の斜め上だった。くすくす笑い出す。

「あんた何真面目な顔しとん」
「へ?」
全身の力が抜ける。

「あ〜ちゃんの言うこと聞いとらんかったじゃろ」
「へ?」

「人生初の告白じゃったのに」
「へ?」

もう、へ?しか言えない。
「じゃああれって…?」
「うん」

あ〜ちゃんは小さくうなずいた。
その瞬間あまりの出来事に、あたしはへなへなとベッドに腰を落とした。
逆転満塁ホームランじゃないか。

453名無しさん@秘密の花園:2008/06/12(木) 02:35:02 ID:j/3HBpmQ
■その4
なんじゃそりゃ。
目の前で恥ずかしそうに笑うふわふわパーマの子は、姫か?天使か?女神か?

あ〜ちゃんはあたしに思考の余地を与えてはくれない。
「でも、もらってばかりでなんもあげるもんがないんよ」
「…そんなこと」
ないよ、と続けようとしてすかさずあ〜ちゃんがかぶせてくる。
下を向いて、静かだけど、強い口調。
「そんなこと、許されんのよ」

「…そんなこと」
ないよ、とまた言おうとする。自分の声が情けないほどかぼそい。
何て言ったらいい。何て言ってほしい。

そう思うのに。
かわりにあ〜ちゃんは、あたしが言ってほしい言葉をいとも簡単に発した。
髪を耳にかけながら、あたしを見上げてくる。

「…でもすき。どうすればいい?」

テーブルの上に置かれた手。細い指。数日前のあの衝動がよみがえる。
その手ごと奪いつくしてしまいたい。
頭が真っ白になる。目が合ったまま、あ〜ちゃんを引き寄せた。
454名無しさん@秘密の花園:2008/06/12(木) 02:35:49 ID:j/3HBpmQ
■その5
「…ふわぁ」
え?今ふわぁって言った?
展開がめちゃくちゃだ。口を押さえてあくびをしてる。

空気が和らぐ。あたしはやっと言葉を発するタイミングを見つけた。
話をするきっかけまで作り出してくれるなんて、やっぱりこの子は神がかってる。

「せっかくの休みなのに、朝からよう動けるねえ」
「寝とらんのよ」
「なんかすごく疲れてるのに、ふわふわして全然寝れんかった」
とかなんとかむにゃむにゃ言う。
むにゃむにゃって声。もっと近くで聞きたい。


さっきまでのシリアスな顔が嘘のように、あ〜ちゃんが笑う。
「だから寝にきたんよ」
「のっちのとこが、一番安心して寝れると思ったけぇ」


ほう。そうか。
…いや、「ほう。そうか。」じゃないって。
なんで眠れなかったの。一人で、ここに来るまで何考えてたの。
泣いたの。いろいろ聞きたかった。

でもあ〜ちゃんはやっぱりあたしに空白をくれない。

「のっち」
「だっこして」

なんて奇跡だ。
王子様じゃなくなったはずのあたしは今、お姫様から抱っこをせがまれてる。

455名無しさん@秘密の花園:2008/06/12(木) 02:36:38 ID:j/3HBpmQ
■その6
ベッドに腰かけたあたしの首に腕を回して、
あ〜ちゃんが膝の上に乗ってくる。
胸の上あたりに顔をすりすりしながら、満足気な顔をしてる。

あ〜ちゃんを抱きしめるようになってから、
あたしの中の柔らかいの意味が変わった気がする。

「だっこだっこ」
そう言いながら、あ〜ちゃんはうれしそうに笑ってくれる。
足をばたばたさせて、スカートの裾が揺れる。
自然にその唇に目がいく。

「待ちんさい!」
「えっ?」
「今日は、あ〜ちゃんからするけぇ」

そういや今までキスしたことで頭がいっぱいで。
あ〜ちゃんからされたことなんて一回もなかったっけ。
目を合わせたまま近づいてくる。

早くその柔らかさで包んでほしいと願いながら、目を閉じた。
ちゅっ…ほっぺにやさしい感触がした。
んんん?今ちゅってなった?

なんだこのミラクルな音色。心が揺さぶられる。
「…あ〜ちゃんのちゅーは音がするんじゃね」
「えっ…」
あ〜ちゃんの顔が真っ赤になった。あたしはやっと余裕を取り戻す。

「かーわいい」
そう言ってあ〜ちゃんをまた引き寄せた。
さっきよりも、きっと力強いに違いない。

ばしっ
「そんなこと言う子には、もうしてあげんけぇ」
顔を真っ赤にしたまま、ものすごい形相をしてる。
ああ。こんな幸せなやりとりを、これから重ねていくんだね。

「ごめんごめん!ご飯おごるけえ」
「のっちと違ってあ〜ちゃんは食べ物にはつられん」

456名無しさん@秘密の花園:2008/06/12(木) 02:37:07 ID:j/3HBpmQ
■その7
きっと何も変わってない。
好きな人に好きって言ってもらっただけ。
ただそれだけのことなのに。

…外に出ると、昼の光がまぶしくて目が眩んだ。


「どこ行こっか」
「おいしいごはんやさん」

二人で並んで歩く。肩が触れて体温が伝わる。
あ〜ちゃんはまだふくれっ面だけど。

先を歩くカップルが照れくさそうに手をつないでる。
いつもなら舌打ちするとこだけど、今日は微笑ましい。
あたしもたいがい現金なやつだ。


「のっち」
あ〜ちゃんが数歩先を歩いたと思ったら、不意に振り返った。
それがスローモーションに見えて、言葉を失ってしまう。
眠そうなまぶたのくせに、いつものキラキラした笑顔をくれる。


「…うらやましいんでしょ、手つないでみる?」

どこへでも連れていってくれると思ってたこの手を、
今はどこへでも連れていってあげたい。

あたしそっと深呼吸をして、差し伸べられた柔らかい手を握った。


(終わり)
457名無しさん@秘密の花園:2008/06/12(木) 02:39:50 ID:j/3HBpmQ
以上です。一応これで完結かなあ。


>>447
それ自分かな…
やっぱあ〜ちゃんは天使でしたよ!
458名無しさん@秘密の花園:2008/06/12(木) 02:55:33 ID:F5M9eXwo
んはぁ〜夜更かししててよかったw
やっぱのちあ〜はほっこりするなぁ〜
ふへへへ・・・GJです〜
459名無しさん@秘密の花園:2008/06/12(木) 03:18:51 ID:HePoO2f0
たった一晩、留守にしただけでこんなにたくさんの萌えに遭遇するなんて!!

職人ども!けしからん!!




GJ
460名無しさん@秘密の花園:2008/06/12(木) 08:57:02 ID:7MUPOA21
>>457
なんだよ、この幸せなカップルは!電車の中でニヤニヤさせるなっ!
あ〜ちゃん可愛すぎだろ、クヌヤロー!
・・・王子か天使どっちかでいいのでください(#´Д`)ハァハァ
461名無しさん@秘密の花園:2008/06/12(木) 19:48:38 ID:AgRZencN
>>460大量殺戮を得意とする殺し屋にそんなにロックオンされたいのかw
462名無しさん@秘密の花園:2008/06/12(木) 23:08:17 ID:02m7RiI8
最近Perfumeファンになったもんです。
ここ見つけてからネ申SSを萌え萌えしながら読んでおります。

失礼な質問で申し訳ありませんが、Perfumeさんはオフの同人界で人気はありますでしょうか?
自分、同人女なので夏に出したいな〜。と思ってるんですが、まった需要がないとちと嫌なので…。
冬に見たよ。とかで結構ですので教えて下さい。お願いします。m(__)m
ちなみにCPはあ〜のちです。後、絵はあんま可愛くありません。
↓こんなです(エンピツ描きで汚くてスマソ)
ttp://bbsp.net/?f=D0FA3AF2
463名無しさん@秘密の花園:2008/06/12(木) 23:37:14 ID:twxegbJJ
>>461
樫野さんにはもうロックオンされ済みなんじゃね?w
>>462
どうだろ
俺は流れてきただけの奴だからそっちの世界はわかんないわ
464名無しさん@秘密の花園:2008/06/12(木) 23:45:54 ID:xszj9dPI
>>492 さん GJです!
コレまでにない感じで綺麗な絵だなぁって思いました。

ystk続き投下します。昨日と同じ時間軸です。話進まなくてスイマセン。
ystk変態みたいに描いちゃってスイマセン。では駄文失礼します。
465名無しさん@秘密の花園:2008/06/12(木) 23:46:23 ID:xszj9dPI
(9)

<side Mr. Yasutaka Nakata>


学園祭二日前。放課後。
オレは当日流すトラックのマスタリングを終えて、一息ついていた。

今年の学園祭の準備楽しかったなぁ。
あの三人とゆっくり話せたのも楽しかった。彼女たちの若さと勢いは強烈だ。
それから作詞にゆっくり取り組めた事。
気持ち込めただけに照れくさくて全英詞にした。聞いて欲しかっただけだからそれはそれでいい。

急に眠くなってきて、俺はコーヒーを一気飲みした。
ふと気になってケータイをチェックする。新着メール一件。

樫野有香           

おっ、樫野か。なんだ?
「今日は8時くらいまで練習してから帰ります。」
あんま内容無いな。なんでだろう。ガッカリしてないか?俺。
樫野からのメールに期待してた俺の存在に気づいた。
ここ最近の放課後はずっと樫野と話してたからなぁ。妹みたいな感じに思ってたのかもな。

癖で軽く首をまわした。小気味よい音をたてて首の骨が入る。
ちょっと疲れてるかな。最近ずっとパソコンの画面と格闘してたし当然か。
今日は早めに帰宅しようか。明後日は本番だし、睡眠は取っておきたい。
466名無しさん@秘密の花園:2008/06/12(木) 23:46:56 ID:xszj9dPI
残業を片付けるともう8時を回っていた。結局早く帰れなかった。
そういえばあいつら練習終わってちゃんと消灯したんだろうか?
後で言われるのは担任の俺だ。気になって教室に向かった。

教室の前の廊下に立つと、まだ光が漏れていた。
あいつら案の定電気消してなかったか。確認しに来てよかった。
教室のドアを開けようとドアノブに手をかける。
誰かの声がした。

ん?あいつらまだ残ってたのか。随分頑張ってたんだな。
西脇と樫野の会話のようだ。でも二人とも蚊の鳴くような声。
誰もいない静かな学校でさえも響かない。それほどに細くて砕けそうな声。

「いいんだよ、そんなこと帳消しになるくらいゆかちゃんとの時間は中身が濃かったから。」

西脇の声がいつになく優しかった。きっと二人にとっての大切な時間なんだろう。
これ以上話を聞くのも野暮だなと思い、俺はその場を離れようとした。

ただ、見てしまった。

ドアの上部についた小さな窓。見ようと思った訳じゃないし、本当に偶然だった。
教室の後ろでしゃがみこんでキスする二人の姿。二人とも泣いてるのか?
お互いを慈しむようで、まるでそこだけが天国になったみたいで、芸術品のように美しかった。

でも、俺の思考回路はそんな事をすべてすっとばした。
一番最初に感じた感情。どうしようもない程に強い嫉妬心。
俺の中で何かが外れてしまったんだ。ただ一つウソじゃない気持ち。

俺は、樫野の事が好きだ。

今確信になった。俺はこしじま先生に対してその感情を持っているんだろうと思っていた。
でも違った。話しかけられなくなって寂しいのは樫野で、メールが来なくて辛いのも樫野だった。
生徒だ。そんな感情を抱いちゃいけない。でもこの数週間の俺は何かが違うんだ。
これまでに無いくらい生きてる事が楽しい。
まるで初めて感情を知ったコンピューターみたいな気分だ。

この想いを伝える事は絶対にないけれど、せめて卒業するまではちょうどいい距離で見ていたい。
一緒にいられる最後の時まで彼女を守れるように。

よくわからないけど自分の中の何かに決着がついた気がした。
俺はきっと明後日何かを知る。その何かに期待して俺は足早に学校を出た。
                        続く

短くてスイマセン。
467名無しさん@秘密の花園:2008/06/12(木) 23:55:16 ID:Mwx0tHDo
わあーーーGJ!!

ystkが…続きが気になりますW
468名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 00:15:41 ID:EAeDIrlY
GJだけどystkが恋愛とゆーかそっちの方向に絡むのはなんか百合萌えとは違う気が…。
まぁ片思いくらいなら問題無いかwww
469名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 00:26:25 ID:EwSdG3nX
男女がメインになったりしてたらスレチだけど続き物だしこれくらいならいいんじゃない
あんまりあれこれ制限つけて作品の幅を狭めるのは勿体無いと思う。

のちスレで話題に挙がってたからQJ77見返してたんだけど63ページの初回特典DVDの欄
>3人が8ミリでお互いを撮影した「マカロニ」PV
ってあるけどあの3人の最高の笑顔はカメラの向こうの他メンへ向けたものだったのかww萌え尽きたw
470名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 00:37:33 ID:MlvWTS1v
しまった…山ちゃん絡めてしもうた…
繊細な住人もいる板だからなー。
もし傷ついた人いたらごめん…;;

あと>>462さん
同人系の話は私はさっぱりなんで分かる人が来るまでしばしお待ちを。
同人誌とかってどんなシステムなんだろ。
471名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 00:39:12 ID:QiaZKnfK
>>469
あの「マカロニ」かしゆかを撮影したのはのっちかあ〜ちゃんか・・?
どっちでも萌え尽きますw
472名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 00:42:08 ID:VZ3oOl/A
>>469
お互いを撮りあうというシチュは、自分の中でかなり萌えツボ

ttp://www1.axfc.net/uploader/He/so/109206.jpg
小文字
473名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 00:44:20 ID:cpRCEm0y
随分前にマカロニのその話してヌルーされた俺wwww
あ〜ちゃんのはかしゆかが撮ってたら萌える
のっちカメラには素直に笑いそうにない・・w
474名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 00:54:33 ID:vHFuXx7b
>>464
コレまでにない感じで綺麗なロングパスだなぁって思いました。
475名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 01:06:02 ID:fCQvnTvv
もうそろそろキスとかして欲しい、とか考えている俺は末期超えて異常者w
476名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 01:25:07 ID:pkpvPXtd
初回版のレア企画が目の前でのちあ〜のキスが見れるとかだったら
あたし何百枚でも買うわww
477名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 01:30:52 ID:fCQvnTvv
>>476
>目の前でのちあ〜のキスが見れるとか

発狂確実w
478名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 01:37:06 ID:Ik3fi93+
のちかしはほっぺちゅー(らしきこと?)は
してるよ@シクレMVメイキング
479名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 01:42:54 ID:pkpvPXtd
>>478
な、なに!?ど、どこのシーンだ!?探す!!探すぞ!
480名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 01:52:06 ID:cpRCEm0y
>>472
これも一応撮ってたねw
のっちの表情に笑ってしまうww

>>479
最後の方だね。PV始まる少し前の右上の画面だったっけ
カメラの位置もあるかもだけどそう見える
481名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 02:07:53 ID:WkpQygpD
>>479>>480
17:00ぐらいですね。

同じくその40秒後ぐらいで、かしにピノ食べさせてもらって満面の笑みののっちに
あ〜ちゃんが「ん〜おいしいの?」ってとこもたまらん
482名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 02:12:27 ID:MlvWTS1v
ライブとかでダンス中に三人が向かい合ったとき微笑みあってるの見たら、
なんかもうこっちまで微笑んじゃう

ほんとこのスレのおかげもあって、どんどんハマっていくわ…
483名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 02:15:35 ID:cpRCEm0y
こんな夜中だから聞いちゃうけど、住人の皆が殺された場面とか動画ってなに?
すごい興味があるんだがw
俺はBSでやったカウントダウン密着で、KSYKがあ〜ちゃんを抱きしめたやつ
484名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 02:31:35 ID:WL6BqNO1
>>483
最近だと7番天国の3人が向かい合って踊るところかなあ
あそこの3人の幸せそうなのに寂しげな絶妙な表情と雰囲気がたまらん
てか最近本当にPerfumeが好きすぎてどの動画も甲乙つけがたいww
485名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 03:03:08 ID:4YI160G7
バンド編みたいなのの続きを投下します。
実は中編なんよ…
「後編楽しみにしてます」というありがたいレスを裏切っとるよ…
ごめんなさい。

486名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 03:04:58 ID:4YI160G7
No Music,No Life 中編


レッスン室からピアノの音と歌声が聴こえた。
正確なピッチと、よく伸びる声。高音部の安定感が心地よい。時々独特の甘さがまろやかに加わる。
…今日も熱が入ってるなあ。
あたしはクスッと笑って、レッスン室のドアを開けた。
「あ、ゆかちゃん!」
「あ〜ちゃん、うちがピアノ弾こっか?」
「うんうん、お願い」
あ〜ちゃんはいそいそとあたしに席を譲り、ピアノの横にちょこんと立った。
あたしとあ〜ちゃんは目を合わせる。
その瞬間、何かがぴたりと重なり合う。
あたしのピアノにあ〜ちゃんはぴたりとついて来る。あたしはあ〜ちゃんの呼吸のタイミングが分かる。あ〜ちゃんの感情の高まりが、あたしと同調する。
ここはゆっくり。ここはピッチを上げて。あ〜ちゃんを心地よい波にのせるように。
あたしはピアノを弾いてるのか、あ〜ちゃんを奏でてるのか分からなくなる。
あたし達は共鳴する。こわいくらいの一体感。完全で、完璧な。
487名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 03:07:39 ID:4YI160G7
一曲歌い終わると、あ〜ちゃんは息が上がって、ほんのりと赤らんだ顔で、
「…ふわあ、気持ち良かったあ…」
と、無邪気にふにゃあと笑った。
「…なんかそれってエロいよ、あ〜ちゃん」
ってあたしがからかうと、
「もー、何言っとんよゆかちゃん」
あ〜ちゃんはぱあっと頬を染めて、ぷんすか怒りながら、にひゃっと照れ隠しに笑った。
…のっちが見たら、何するか分からん笑顔。
「ずいぶん熱が入っとったね」
「まあ、うちは歌うだけじゃけえ。ゆかちゃんやのっちが曲作ってくれる分、がんばらんと」
あ〜ちゃんは少し首を傾げて、かすかに微笑みながら、
「…のっち、まだあがいとるん…?」
あ〜ちゃんがのっちを気遣う時、本当に柔らかい表情を見せる。とろけそうに優しい、何かを慈しむような顔。
のっちの前ではあまり見せないけど。だから、あたしの役得かもしれない。
「ちょっと、スランプかね…?考え過ぎとんよ」
「ふうん…」
あ〜ちゃんはうつむいて片手で鍵盤をいじる。
ぽーん、ぽーんと頼りない音が響く。
488名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 03:11:56 ID:4YI160G7
「…のっちはうちには全然言わんのんよね…」
ぽんぽんぽんと人差し指で乱暴に鍵盤を叩きながら、
「のっちって男の子みたいなとこあるよね」
「…男の子ねえ」
「男の子って女の子を守りたがるじゃろ?自分より弱いものみたく、守ろうとするんよ。のっちもそういうとこあるけど、うちは…」
あ〜ちゃんは真っ直ぐに前を見た。
「…うちは、戦える」
前を向くあ〜ちゃんの横顔。戦う意志に満ちた、真っ直ぐに進む表情。
それは、ステージ上で見せる表情。あたしはいつもななめ後ろから、そんなあ〜ちゃんを見てる。
あたし達の姫は、最前線で戦う姫だ。
489名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 03:17:18 ID:4YI160G7
あたし達がまだ人気も知名度も無くて、全くのアウェイな戦場に放り出された時。
観客の冷たい無関心も、容赦ない罵声も無遠慮な視線も、全てがフロントに立つあ〜ちゃんに向けられた。あ〜ちゃんが矢面に立った。
あ〜ちゃんは、受けて立った。
その瞳その背中その声に。あたし達は守られて。
…でもだからこそ。あたしには、あ〜ちゃんが限りなく弱く、守るべき存在に思える。
それはきっとのっちも同じだろう。
あ〜ちゃんが最前線に立つならば。その手に最強の剣を、最高の盾を。
どんな観客も一発で黙らせ、酔わせ、熱狂させるような最高の音楽。それが、あたし達の最強の武器だ。
490名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 03:22:16 ID:4YI160G7
「あ〜ちゃん、もう少し待っといて。あたしとのっちで、最高の歌を作るけえ」
あたしは腕を伸ばして、あ〜ちゃんの頬に触れる。
「…そしたら、あ〜ちゃんを思う存分戦わせてあげる」
あたしがそう言うと、あ〜ちゃんは小さく笑う。
「ゆかちゃんも大変じゃね。のっちの相談役と、うちのお守りで」
あ〜ちゃんの手が、頬に伸ばしたあたしの手を包む。
あ〜ちゃんの体温が伝わると。とても安らかで愛おしい気持ちが、こみ上げてくる。
「大変じゃなくて、役得なんよ」
「へ?何それ?」
あたしは笑う。
あたし達3人はピアノ教室で出会った。親に言われて教室に通い始めたあたしは、何となく音楽をしてる、空っぽな存在だった。
そのうちあ〜ちゃんはよりストレートな感情を込められる歌に、のっちはエッジの効いたエモーショナルな表現の出来るギターや作曲にハマり出して。
あたしは二人に必要とされるままに、作詞を担当したり、アレンジに加わったり、曲によってベースをやったりピアノをやったり。
491名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 03:27:40 ID:4YI160G7
あたしがハマったのは、二人の情熱だ。3人で作る音楽だ。
のっちの才能があたしに翼を与え、あ〜ちゃんの感情があたしを潤す。
空っぽなあたしが、満たされる。
自分でもおかしいくらい。あたしはこの3人でいることが大好きで。
あ〜ちゃんとのっちといる自分が、好きなんだ。
だから本当は、あたしが一番自分大好きで、わがままな存在なのかもしれない。
あたしがクスクス笑ってると、あ〜ちゃんはきょとんとした顔をしたけど、あたしが楽しそうだからいいや、って感じでふわっと笑った。
492名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 03:28:59 ID:4YI160G7
「ねね、ゆかちゃん」
あ〜ちゃんは笑いを含んだ上目遣いであたしを見つめる。
「ドの音のイメージのキスって、どんなん?」
「何ねそれ?」
「うちは…ドはおでこのキス」
あ〜ちゃんはちょっと背伸びしてあたしの額に軽いキスをした。
ふわりと髪が頬に触れた。甘い香りが鼻をくすぐった。
「じゃあ、レは…まぶたにキスかな?」
素早くあ〜ちゃんのまぶたに口付ける。
「ミは耳じゃろ」
「えー、あ〜ちゃんそれ単純じゃ」
「ファは、ふぁな、鼻で」
そんな戯れ言でふざけ合う。笑いながら、あ〜ちゃんとあたしの距離が縮まる。じらすように、誘うように。
「ソは大人っぽく、首筋にキス」
「ひゃ、ゆかちゃん、くすぐったい」
あ〜ちゃんの首筋に軽くキスをすると。加速度をつけてあたし達の体温が上がる。
493名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 03:35:13 ID:4YI160G7
「ラは、ほっぺのキス」
ささやきながら、頬を寄せる。
「シは…」
「…しあわせ、でしょ?」
あ〜ちゃんの頬を包み込むようにして、あたしは唇を重ねた。
あ〜ちゃんが鍵盤の上に後ろ手をついて、ぽろんと不協和音が響いた。レッスン室の空気が震えた。
やがてその残響も消えて、静寂の中。
あ〜ちゃんを腕に抱いて、髪を撫でながら。あたしは、音楽に満たされていた。
途切れることのない音楽。あたし達を駆り立て、つなぎ止める、唯一無二なもの。

あたし達の、永遠。

中編終わり


自分の中で鉄板はあ〜のちですが、あ〜ちゃんとかしゆかを共犯っぽくするの好きです。
てゆうか、一人余らせたりのけたりするのが書いててつらいんで、
あ〜ちゃんには浮気者になってもらってます。
494名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 03:44:48 ID:cpRCEm0y
>>493
超GJ!!
リアルタイム遭遇して寝れんくなったわw
余らせたりするのは俺も苦手かな…
何か書くときは、あ〜ちゃんかかしゆかをプレイガールな感じにするか、相手の想い人はわからない状態で片想いにしてまろやかに解決させてるww
495名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 04:15:20 ID:EwSdG3nX
GJ!中編2とか3とかどんどん増殖してもらってもおkですよwww
自分もどのカプでも余らせるのやで途中で混ぜたくなってくるなぁ。そしてまとまらないw
496名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 08:31:46 ID:RpMRs3Rb
昨日、同人の質問したものです。スンマセン。ウザい質問しちゃって。
同人板彷徨ってきます。ありがとうございました。
497名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 09:00:01 ID:mYqf795Z
お宝を発見したらすぐ報告するように
498名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 12:23:22 ID:Ik3fi93+
>>483
ベタだけどチャーバスでのかしゆか涙目の「大好きなんです」
にぶっ殺されないのは人間として損してるぜwww

>>497
ちゃっかりしててワロスww
499名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 14:27:13 ID:dPJKElsH
初めて投下します。erです。まずはのちかし。

"hush"

 (side.N-K)1/2
 
 「…っ…あぁっ…はぁ」
 すごく、甘い声。
 「のっちっ…もっとぉ……あぁっ!…」
 長くてサラサラな髪が、乱れてベッドに広がる。
 いつもあたしを慈愛の女神のように後ろから見守ってくれる、ゆかちゃん。
 ゆかちゃんは、あたしの大切な人。
 
 「んん…はぁ……のっちぃ…」
 あたしの体を、手を、体温を、気持ちを、華奢な体で全て受け止めてくれる。
 ゆかちゃんと体を重ねたのは初めてじゃない。数えきれないほど重ねた。
 どこをどうすればゆかちゃんが喜ぶのか、あたしの体はもう覚えている。
 「ゆかちゃん、ここ…すごいよ」耳元で囁く。
 「やぁっ…言わないで…っ」
 本当は言って欲しいくせに。それもわかってるんだよ、ゆかちゃん。
 
 あたしはゆかちゃんの中に入ってる指を、さっきよりもっと激しく動かす。
 「あっあっ…はぁ、んっ…ぁぁっ」
 ゆかちゃんの蜜が溢れてくる。クチュクチュ音が鳴ってすごくやらしい。
 「ゆかちゃんは、ココが好きだよね」
 中の指をあるポイントで執拗に動かす。
 「っ!!…っ…」もう声も出ないみたい。
 「ゆかちゃん…気持ちいいならいいって言ってくれないと、のっち止めちゃうよ?」
 「やぁっ!止めないでぇっ…」
 離さないとばかりにきつく抱き締められる。
 クールなゆかちゃんも好きだけど、素直なゆかちゃんはもっと好きだよ。
500名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 14:29:03 ID:dPJKElsH
(side.N-K)2/2

 「ゆかちゃん、気持ちいい?」
 指を激しく動かしながら聞いてみる。
 「ぅんっ…気持ち……はぁ…いいよぉっ…あぁっ!!」
 ゆかちゃんの中はすごくきつくて、蕩けそうな位熱い。
 いつもの慈愛に満ちた瞳も、もう淫蕩に溺れたみだらな瞳でしかない。
 もう限界、かな。イかせてあげるよ、あたしの女神様。
 
 あたしはゆかちゃんの弱いところを執拗に責める。
 首も、耳も、唇も、痛いくらいに勃ってる胸の頂点もなにもかも、全部。
 「っ…ああぁ…もう……だめっ、あぁ!!」
 さあ、ゆかちゃん。ゆかちゃんの一番やらしい顔、あたしに見せて。
 「のっちっ…のっちぃっ!……んああぁっ…!!」
 ……やっぱりイク時の顔が一番綺麗で淫らだよ、ゆかちゃん。

 
 疲れて眠ってしまったゆかちゃんの頭を撫でてあげる。
 「んっ…」
 ちょっと反応したけど起きはしない。
 「ゆかちゃん…愛してるよ」
 頬に軽く口付ける。額にも、綺麗な髪にも。
 あたしはさっきのことを思い返してみる。
 
 ゆかちゃんは激しく抱かれるのが好きだ。
 ちょっとくらい乱暴にしても、あたしを受け止めてくれる。
 あたしの言葉では表せない感情を、あますことなく全部。
 ゆかちゃんの好きなアイスみたいに、甘くて蕩けそうな声であたしを呼んでくれる。
 ゆかちゃんは、あたしを愛してくれている。
 あたしもゆかちゃんを愛してる。幸せだ。

 でも、あたしは…

                  (side.N-K END)
501名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 14:45:03 ID:FNpuMe/S
(*゚∀゚)=3ハァハァ
502名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 14:56:34 ID:pkpvPXtd
のっちどんだけテクニシャンなんww
うらやましい・・・
あたしにもそのテクニックくれ・・・orz
503名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 15:12:40 ID:cpRCEm0y
続きアリ?wktk!

>>498
それ多分Yahooライブトークなんだぜw既に殺され済みなんだぜw
違ったらすまんorz
俺の暇つぶしまじりの質問に答えてくれた人サンクス
504名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 16:55:57 ID:dPJKElsH
>>499
>>500
 続きです。erです。のちあ〜。

 "hush"

 (side.N-A)1/4

 「やぁ…のっち、エッチじゃ……はぁ…ん」
 すごく甘い声だね。のっちは大好きだよ。
 耳元に、首筋に、優しくキスしながらちょっとずつ服を脱がしていく。
 「恥ずかしい…のっち…」
 すごく恥ずかしそうに呟く。顔も首も、見えるところが真っ赤になっててすごくかわいい。
 あ〜ちゃんと体を重ねるのは初めてじゃない。何回も何回も重ねた。
 でもあ〜ちゃんはこういう事に慣れることなんてなくて、毎回初々しい反応を返してくれる


 あたしはそんなあ〜ちゃんがすごく愛しくて、ぎゅっと体を抱きしめる。
 「好きだよ、あ〜ちゃん…」羽のように優しい口付けを。
 「ん…あ〜ちゃんも、好き…」
 見る者全てを魅了してしまう、天使のような笑顔であたしに応えてくれる。
 
 あ〜ちゃんは天使だ。あたしにとって。
 いつもそばにいて、笑いかけてくれる。あたしを導いてくれる。
 あ〜ちゃんは、あたしの大切な人。
505名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 16:57:18 ID:dPJKElsH
(side.N-A)2/4
 
 「あ〜ちゃん、好き…」
 少しはだけた服の裾から手を差し入れる。
 「あっ、のっちっ…!」
 緊張をほぐすように、でももっとその気になるように優しく揉んであげると、
 あ〜ちゃんは恥ずかしそうに、控え目にだけどあたしに応えてくれた。
 「…はぁ…ん……のっちぃ…っ…」
 甘い、腰砕けになりそうな声であたしを呼ぶ。
 「のっち、キス…して」
 「うん…」
 あ〜ちゃんの唇にあたしの唇を重ねる。
 「ぅん……ん」
 好き勝手動くあたしの舌に応えようと、睫毛を震わせながら真っ赤な顔で舌を絡ませる。
 「ん…ふ…ぅん…ぁっ、ぅんん!………はぁぅ…」
 フッと、あ〜ちゃんの体から力が抜ける。
 トサリ、とあ〜ちゃんはベッドに横たわった。まさか。
 「あ〜ちゃん、もしかして…イっちゃった?」
 あっ、こんな聞き方したらあ〜ちゃん絶対怒るじゃんか!バカだのっち…
 でも、あ〜ちゃんの反応はあたしの予想をはるかに裏切った。
 
 「んはぁ…のっちぃ…」
 とろん、とした瞳であたしを見つめて、頷いた。
 いつものキラキラした天使のような瞳は、情欲に侵されたように淫らな光を放っていた。
 今日はいつもより感度がいいな…なんて思いながらあ〜ちゃんを見つめる。
 甘い吐息と恍惚とした顔に、あたしまで蕩けてしまいそうだ。息が荒くなってしまう。
 「のっちぃ…もっと…もっと…あ〜ちゃんに触ってぇ…」
 …あたしの天使は、砂糖のように甘い声で、淫魔のように淫らにあたしを求めた…
506名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 16:58:16 ID:dPJKElsH
(side.N-A)3/4
 
 「あぁ…あっ、はぁ…んっ」
 ふわふわの髪を揺らしながら、あたしの耳元で甘い声と吐息を紡ぐ。
 頭がクラクラする…
 あ〜ちゃんの声が甘すぎて、頭の中が熱くて溶けてしまいそうだ。
 「はぁ、はぁ…あ〜ちゃん…っ」
 「やぁっ、のっちっ…そこ、だめぇっ…」
 いつもなら手を緩めるところだけど、今日は無理…みたい。
 あたし自身が、もっともっとってあ〜ちゃんを求めている。
 「あっあっ…のっち、…やぁ…っ」
 「ごめん、あ〜ちゃん。のっち…止められん」
 この言葉を紡ぐのが精一杯だった。
 あ〜ちゃんにもっと奥まで触れたくて、甘い声が聞きたくて、やらしい顔が見たくて。
 あたしは手も舌も休めずにあ〜ちゃんを責め立てていく。
 
 「あはぁ…のっち……ああぁ…はぁ」
 あたしの暴走はあ〜ちゃんには刺激が強すぎたみたいだ。
 「あ〜ちゃん、よだれ垂れてる…」
 言いながら舌であ〜ちゃんのよだれを舐め取っていく。
 そのままあ〜ちゃんの唇にあたしの唇を重ねてキスをする。
 その間も手は緩めない。あ〜ちゃんの気持ちいいところを執拗に責める。
 「んあぁ…んん、んふぅ…」 
 
 あ〜ちゃんは元々感度が良いけど、キスにはもっと弱い。
 その証拠に、キスした途端あ〜ちゃんの中はすごくきつくなって、あたしを離さない。
 今日のあたしの責めは、いつもの優しい責めとは違って執拗だった。
 あ〜ちゃんには刺激が強すぎて、すごくキツかっただろう。
 それでもあ〜ちゃんが涙を流してもあたしを拒まなかったのは、
 あ〜ちゃんがあたしを愛してくれているから。だから。
 あたしの愛しい天使さん、今楽にしてあげるからね。
507名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 16:59:02 ID:dPJKElsH
(side.N-A)4/4
 
 指で気持ちいいところをピンポイントに責めながらも、キスでもあ〜ちゃんを責める。
 舌であ〜ちゃんの歯列をなぞり、舌を絡ませて。
 あたしの気持ちを全てぶつける。
 「んんぅ…は…んん?!」
 息をする時間なんて与えない。少し苦しそうにあたしの肩をトントン叩く。
 でもあたしが与える刺激に翻弄されて、肩を叩いてた腕はあたしの首に回される。
 「愛してるよ、あ〜ちゃん。誰にも渡さない」
 耳元でそう紡いで、あたしはあ〜ちゃんの舌を絡めて強めに吸った。
 「んん!…ぁぁっ、は…ああっ!!!」
 あたしの天使は、あたしの腕の中で果てた。


 あ〜ちゃんのふわふわの髪を撫でながら柔らかな頬に口付ける。
 あ〜ちゃんの寝顔は本当に天使さんみたいだね。
 涙の跡を舐め取ってあげる。少ししょっぱいけどそれさえも愛しい。

 あ〜ちゃんは優しく抱かれるのが好きだ。
 お伽話のお姫様のように優しくキスされるのが、抱きしめられるのが。
 エッチな事は少し苦手みたいだけど、あたしが求めると応えてくれる。
 傷ついた心を癒してくれるような笑顔で、声で、あたしを呼んでくれる。
 あ〜ちゃんはあたしを愛してくれている。
 あたしもあ〜ちゃんを愛している。幸せだ。

 でも、あたしには…

                  (side.N-A END)
508名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 17:02:23 ID:dPJKElsH
"hush"

一段落。ラストは出来次第、投下します。
なるべく早く落とせるよう頑張ります。
509名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 17:03:44 ID:FNpuMe/S
(*゚∀゚)=3ハァハァ
510名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 17:10:34 ID:pkpvPXtd
イカせ屋のっちGJww
>>509
お前ってやつはもうww
便乗してあたしも(*゚∀゚)=3ハァハァ
511名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 17:18:33 ID:EwSdG3nX
前々から怪しいと思ってたがやはり両手に花を実現していたのかのちお…。
次で終わり?とりあえず続きwktk
512名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 17:19:03 ID:FNpuMe/S
>>510
(*゚∀゚)=3ハァハァ これ以上の褒め言葉が存在しようものかwww
一緒に(*゚∀゚)=3ハァハァ
513名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 17:40:25 ID:cpRCEm0y
おまえらなにしてんだよ
俺もまぜろ!(*゚∀゚)=3ハァハァ
514名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 18:23:48 ID:fCQvnTvv
>>508
ここがPINK板だということを思い出したよw GJJJJJ!

>>510
おまいも便乗しちゃってほんとにもうwww
さらに乗っかっておれも(*゚∀゚)=3ハァハァ
515名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 19:28:47 ID:rYpzk101
スタッフが燃料を投下したぞ!
516名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 19:30:41 ID:pkpvPXtd
しゃべってるもっさんのうしろでイチャつく設定かな?w
なんにしても楽しみすぐるww
まさかきききききキスしちゃったりとか!??
なわけないよなぁwwww
517名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 20:40:37 ID:9YqS6Nb+
>>480
今見てきますた・・のちかし萌え死にますw
dクス!!
518名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 21:10:41 ID:o1hMeObA
同人誌の話がちょっと出てたけど、作ってる人いるよ。
1人しか知らないけど…。
内容は百合じゃないと思うけど絵は可愛かった。
519名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 21:33:04 ID:cpRCEm0y
そういやミクシで見た事あったわ
かなり前みたいだけど百合ではなかった。同じのかな?
520名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 22:21:29 ID:C0QQPCK9
>222読んで影響されて描いたけど結果よくわからなくなった。けどうp。
ttp://www.uploda.org/uporg1479047.jpg

わっふるわっふる
521名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 22:29:57 ID:+B6HTQ3l
けけけけけけしからn
一体何を書いてムッハー

わっふるわfっふる
522名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 22:32:08 ID:YRYP+iB9
け、けしからんもんを書きおって
また頼むぞ
523名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 22:36:20 ID:EwSdG3nX
あ〜ちゃんかわいすぎる
524名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 22:57:58 ID:fCQvnTvv
左腕をギュッとしてるところなんかが、もう(*´Д`)/ヽァ/ヽァ
525名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 23:21:41 ID:C8qrA7Sk
ystk続き投下します。明日で終わらせようと思うので、少し長いです。
昨日は若干スレチ気味な内容ですいませんでした。
では、駄文失礼します。
526名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 23:22:10 ID:C8qrA7Sk
(10)

<side nocchi>

2月14日。いよいよ学園祭当日。
昨日の前夜祭が終わった後、あたしたちは一度だけ中田先生と合わせをした。
その時の感じだと好感触。きっとお客さんを巻き込んで楽しめるだろう。
おとといあたしが帰ってからゆかちゃんとあ〜ちゃんに何があったのかは分からない。
だけど、明らかに変わっていた。うまく説明できないけど、凄くいい感じに仕上がっていた。

「のっち、おはよっ!」
いつものことながら晴れやかな笑顔のゆかちゃん。今日もさわやかだねぇ。
いつもよりも歩いてる姿から軽やかな感じを受けた。
日差しを受けたゆかちゃんのサラサラな長い髪の毛がキラキラしてる。眩しい。

後ろから走って来たあ〜ちゃん。
「おはよー!」
あたしの前でピタリと止まる。ふわりと甘い香りがした。
いつも以上にはつらつとした表情を見せるあ〜ちゃん。楽しみにしてたんだね。
「ほら!早く行かにゃあもうすぐ開店時関よ!」
しまった!模擬店のオープン時間が迫ってる。
歌の出番は午後イチだけどそれまではウェイトレスをやらなきゃいけない。
あ〜ちゃんはあたしとゆかちゃんの手をぎゅっと握ると猛ダッシュした。

足が速いあ〜ちゃんにはついていくのでも精一杯。必死で後についていかなきゃ行けない。
でも、あたしはそれをイヤだと思う事は無いし、むしろ あたし今青春してる! とか思う。
その瞬間があたしにとっての最高で、そのまま時間を止めたくなってしまう。
だけど、時間は確実に流れていくから、あたしはその瞬間を網膜に、脳に、強く焼き付ける。

527名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 23:22:35 ID:C8qrA7Sk
「大本、西脇、樫野!遅い!!」
いきなり中田先生のお叱り。
教室に飛び込むと、雰囲気はすでに立派なディスコ。
あたしがお茶を吹いたあの暗幕もバッチリ貼ってあった。
飲み物などのセッティングももうすべて終わっていて、後は中田先生とあたしたちの頑張り次第。
ターンテーブルもセットされていて、そこには緊張でガチガチの中田先生の姿があった。

「あ〜ちゃん、のっち、これ着けて。」
ゆかちゃんにエプロンを差し出されて急いで着けた。若干丈が短かったけど、まぁ我慢。
「午前中はあんまり気張らんと頑張ろう!」
「おー!」
あ〜ちゃんのかけ声であたしたちはそれぞれの持ち場についた。
時間がやって来た。2日間だけディスコへと変貌する教室。ギラギラの照明のスイッチが入る。

開店時間が来ると同時にドアが開いた。中田先生が挑発的なビートを刻み始める。
待っていたお客さん達がなだれ込む。結構忙しそう。これはガンバらにゃいけんね。
お客さんは自由に踊りまくっていた。飲み物のオーダーも多かった。
午後は踊るのに、午前中だけでへとへとになりそうなくらい動いた。
中田先生は、ワケわかんないおっきいサングラスかけて、すごい怪しかった。
でも、いつものなんだか頼りない感じが無くて、カッコ良く、上手くやっていた。

そして、午前の部が終了。昼休みは生徒の昼食時間があるので、一時的にBGMだけの時間になる。
あたしたちの向かいの教室では、バレンタインに絡めてカフェなんかもやっていた。
チョコを大々的に売ってる。そういえば今年も二人にはチョコあげたいなぁ。
あたしはそのカフェに入って散々悩んだあげく、ゆかちゃんには苦みが強めのビターを、
あ〜ちゃんにはミルク多めのスイートを買った。
午後のあたしたちのパフォーマンスが終わったらプレゼントしよう。

約束の時間。あたしたちはそれぞれ昼食をとって、教室に集まった。
3人それぞれお互いに制服を整えた。
ゆかちゃんは髪の毛を後ろで結って、あ〜ちゃんは髪にお気に入りのコサージュをつけていた。
最高の姿をお客さんに見せるためだ。あんなに遅くまで毎日練習した。
いじめかと思うような水野先生の気合いの入った指導にも頑張ってついていった。
高校生活の最後に最高のステージを三人で作りたい。それだけだ。
二人もきっと同じ気持ちだと思う。
「緊張する。」
ゆかちゃんがポツリと呟いた。あ〜ちゃんが笑う。
「じゃ、気合い入れよう。 いい?大丈夫、こんなに頑張ったんじゃけぇ。頑張るぞっ!」
「おぅ!」
あたしとゆかちゃんはテンション高く返事した。なんか大丈夫そう。不思議な安心感に包まれた。


「準備いいか?」
中田先生がこっちに来た。先生はすっかり慣れて来たみたいでさっきの緊張は消えたようだ。
「はい。」
先生はあたしたち一人づつの目をゆっくりと見た。
「うん。お前らが頑張ってたのはわかってるし、もし本番でミスしても俺はなにも文句無い。
 変な頼みを引き受けてくれてありがとう。感謝してる。」
中田先生が笑った。同士を見るような目暖かくて優しい目。
あたしたちは手をつなぐと、目を閉じてステージに立った。
ギラギラの照明に目が眩むけど、確かにステージを強く踏みしめた。
目をゆっくりと開ける。そこにはずっと想像の中だけにあったお客さん達の顔があった。
528名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 23:22:59 ID:C8qrA7Sk
<side kashiyuka>

目の前に広がるお客さん達の笑顔。期待に満ちた表情の小さい子供もいてあたしは嬉しくなった。
あ〜ちゃんが繋いだ手をほどくと、マイクのスイッチを入れた。深呼吸が聞こえた。
「みなさん、こんにちはー!早速ですが自己紹介します。西脇綾香、あ〜ちゃんです!」
あ〜ちゃんが笑ってこっちを見る。あたしの番だ。目線のバトンを受け取った。
「樫野有香、かしゆかです!」
今度はあたしがのっちにバトンを渡す。のっちは変な顔で笑った。
「大本彩乃、の... のっちです!」
うわ、噛んだ。お客さんから笑いが起きる。まぁのっちらしいしOKか。
そして、あ〜ちゃんがびしっと締める。
「短い時間ではありますがよろしくお願いします!」

あたしは中田先生の方を見た。
目が合った気がした。サングラスで目が見えないから分からないけど、たしかにニッと笑った。
先生に対する絶対的な信頼があったから、こんな提案を受け入れて、今ここに立っている。
あたしは先生をいじり続けたから伝わってるか分からないけど、本気で感謝してる。
大好きで、大切で、他の何にも変えられない二人と一緒に最後の学園祭をやらせてくれたこと。
この日のために何日も寝ないでパソコンに向かってくれた事。
最高の先生、お願いしますよ。

あ〜ちゃんは、何事かを話し続けていた。お客さんの反応も上々。
ミニライブのMCのような物だから、あ〜ちゃんにはうってつけの仕事のように思う。
あ〜ちゃんがあたしとのっちに目配せする。中田先生はもうゴーサインを出していた。
「では聞いてください。チョコレイト・ディスコ」

キラキラしたイントロが流れ始める。多幸感に溢れたメロディー。
あたしたちの高校生活もすごくキラキラしてたんだろうなぁ。この曲に何か近い物を感じた。
そして、歌が入る。二人とも楽しそうな表情。
サビの振り付けが可愛い。手をくるくる動かしてピョンピョン跳ねる。
一番が終わった頃から、隣のカフェからカップル客が入ってくるようになった。
この曲の歌詞の内容がバレンタインだから反応するのもまぁ当たり前かな。
終盤に差し掛かると、あ〜ちゃんがお客さんを煽り始めた。
「みんな、一緒におどってくださーい!」
あ〜ちゃんの呼びかけに答えるようにお客さんが手を動かしだす。
♪〜チョコレイト・ディスコ
教室中にいる人たちでサビを大合唱。みんな踊りながら歌ってる。嬉しそうに。
お客さんの表情が鮮明に分かるほど強い照明。お客さんの笑顔が輝いてる。サイコー。
曲が終わっても、あたし達がはけても、まだ会場は盛り上がっていた。

最高のステージで、最高のメンバーで、最高のパフォーマンスを見せた事。
間違いなくあたしの高校生活で一番最高の思い出になった。
ステージを降りたあたしたちは一昨日と同じように言葉も無く寄り添った。

「写真撮ろう。」
あたしが何故急にそんなことを言ったのかは自分でもよくわからない。
でも、その時間をただそのまま流してしまうのがもったいなくて、
その瞬間を切り取ってずっと心の奥深くにしまっておきたいと思ったんだ。
その時の写真の中のあたし達の笑顔はこの3年間が凝縮されて詰まっていた。
最高の一枚。二人とも、ありがとう。

                                続く


529名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 00:10:14 ID:7BAN1h0I
中田先生w
530名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 00:12:37 ID:orKNVy7U
>>1のまとめサイトに繋がらないの自分だけかな。
携帯の方は見れるんだけど、PCの方が見れない
531名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 00:33:39 ID:42abwuND
>>530

相当ROMってたw、まとめサイトの中の人です。
2〜3日前から繋がらないからサーバーの調子が悪いのかな?しばらく様子見するしかないですね(><。)
PCの方が見れない間は携帯サイトの方で辛抱してくださいすみません;、…と言うかPC版より携帯版利用者の方が絶対多いですよねたぶんw
532名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 00:48:59 ID:grtRWe/9
>>499 >>500 side.N-K
>>504>>507 side.N-A

続きです。erなし。

 "hush"

 (side.N) 1/4

 あたしは二人を愛している。
 ゆかちゃんも、あ〜ちゃんも。同じくらい。
 誰にも渡したくない。離したくない。
 ゆかちゃんは女神のようにあたしを包んでくれて。
 あ〜ちゃんは天使のようにあたしを導いてくれる。
 二人とも愛しているから、どっちかなんて決められない。
 あたしは楽屋で二人の顔を見つめながら一人悩んでいた。
 
 ゆかちゃんはいつも通り、雑誌を読んでいて、
 あ〜ちゃんは差し入れのドーナツを美味しそうに食べてる。
 
 これって世間じゃ二股…なんだよね。
 ゆかちゃんは、あたしとあ〜ちゃんの関係を知らないし、
 あ〜ちゃんは、あたしとゆかちゃんの関係を知らない。
 
 二人を愛しているから傷付けたくない。だから本当のことは言えない。
 でもこのままじゃそのうちいつかきっと二人にバレて…
 二人を傷付け二人とも失ってしまう。
 でも二人に嘘をついてるのは辛くて…でも…。
 
 のっちどうすればいいの?どうしたら…。
533名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 00:49:49 ID:grtRWe/9
 (side.N) 2/4
 
 とりあえず、今の状態が持続できればいいんだ。そう考えてみよう。
 まず二人は本当のことを知らないわけで。あたしも言いたくないわけで。
 ってことは、バレなきゃ今の状態は維持だよね。
 うん、そうだ。バレなきゃいいんだ!!
 
 「バレなきゃ…」
 「のっち?何か言った?」
 「えっ?」
 ハッとして顔を上げると、ゆかちゃんとあ〜ちゃんがあたしのすぐそばにいた。
 「うあっ!!」
 驚いて思わず立ち上がってしまった。椅子が倒れる。
 「どうしたの?のっち?そんなに驚いて」
 「失礼じゃね、のっちは。二人の顔見て驚くなんて」
 な、何で二人がこんな近くに?!
 それもなぜかあたしの体が、少しずつ壁際に追い込まれてるような…。気のせいだよね?
 「い、いや、ちょっと考え事しとったけぇ…」
 「へぇ〜珍しい…」
 「のっちの事じゃから、変な事でも考えてたんじゃない?」
 うわわ…どうしよ〜?!何て答えればいいの?!
     ドンッ
 「へ?」
 あたしの背中が壁に当たる。やっぱり気のせいじゃなかった〜っ!!
 「「もう逃げられんよ、のっち」」
 二人に追い詰められて、あたしは完全に逃げ場を失った。
 「のっち…」
 ゆかちゃんの顔があたしの方に近づいてくる。
 「なっ!」
 何ィィィ!!何、何すんの?!何しようとしてるのっっ?!!
 助けを求めてあ〜ちゃんの方に振り向く。
 「のっち…」
 あ〜ちゃん、近っ!近いよ!!あ〜ちゃんまでっ?!
 「な…なななっ!?」
 左右から二人の顔が近づく。
 あたしはパニックと恥ずかしさに耐えられなくなって、ぐっと目を瞑る。
534名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 00:50:33 ID:grtRWe/9
 (side.N) 3/4
 
 ………?

 何の柔らかい感触もないぞ??
 瞑っていた目を少しずつ開く。
 「「……ぷっ」」
 「ほえ?」
 「くくっ…あはははっ!!」
 「あははっ…ダメ苦しい〜!!」
 笑われた。あたしの脳はまだ働いてくれない。
 「のっちっ…あははっ」
 「冗談、冗談よ!のっちっ、あはは…っ」
 ………冗談?………?!
 「なあぁぁっっ!?」
 ようやく動き始めるあたしの脳。
 からかわれた!!二人に!!
 「あ〜っ…苦しかったぁ」
 「はぁ、はぁ…苦しい…」
 二人とも思う存分笑ったみたいだね……のっちへこんでいい?

 「ヒドいよ二人とも…」
 「ごめんごめん、のっちがすごく難しい顔してたから…」
 「のっちを励ましてあげようとしたんじゃ」
 それは嬉しいんだけど…でもあれは、下手に寿命が縮まるよ…
 「二人ともありがとう…でもすごくドキドキしたよ」
 「それは、ゆかみたいな美人さんと」
 「あ〜ちゃんみたいな可愛い子に迫られたら」
 「「ドキドキするに決まってるじゃろ?」」
 うう…それは、まぁ…うん。ドキドキしてクラッと来たけど。
 あたしは、てっきりお互いの関係がバレてるのかと…。

 「それとも…のっちはゆか達に隠し事でもあるの?」
 ギクッ。
 「そ、そんなわけないじゃろ…!」
 「そうじゃね。のっちがあ〜ちゃん達に隠し事出来るとも思えんしね」
 「それもそうだね〜」
 これは誤魔化せたのかな?…良かったぁ…。
 でも、のっちが隠し事出来ないって、何で?
 のっち、そんなにわかりやすい人間じゃないよ!ちゃんと隠し事してるもん!!
535名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 00:51:29 ID:grtRWe/9
 (side.N) 4/4
 
 「出番です!お願いしまーす」
 スタッフさんに呼ばれた。もうそんな時間なんだ…。
 「じゃあ、行こっか!」
 「うん、頑張ろうね!」
 ゆかちゃんとあ〜ちゃんがドアに向かっていく。
 
 …あたし、やっぱり二人とも好きだ。
 どっちが上とか下とかそんなのない。
 二人を愛してる。あたしは。
 あたしは、うまくやってみせるよ。バレないようにうまく。
 女神様と天使さんを幸せにできる王子様パワー発揮させるよ。
 ………それに、もしバレちゃったとしても、あたしは迷わない。
 むしろ3人で…とか…。うへへ…。

 「のっち〜?」
 「行くよ〜のっち〜!」
 二人が呼んでる。行かなくちゃ!
 「うん!行こう!頑張ろうね!!」
 
 あたしは、絶対に二人を幸せにして見せる。
 二人の事を愛してるからねっ!!

                  (side.N)+"hush" END
536名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 00:53:38 ID:grtRWe/9
続けて、番外編投下します。
erなし。


 "hush"番外編

 (side.K)

 あたし達は、仕事が終わってのっちと別れたあと、歩きながら二人で話していた。
 話している内容は、もちろんのっちの事。
 「ふふっ…」
 「どうしたんじゃ?ゆかちゃん」
 「さっきののっちの顔、思い出して」
 あの慌てた顔…すごく可愛かった。
 「あぁ…ふふっ。可愛かった…のっち」
 すごく難しい顔をして、あたしとあ〜ちゃんを見つめていたのっち。
 「多分、ゆか達のこと、悩んでたんだろうなぁ」
 「…うん。たぶんね」
 
 あたし達は、知っている。
 のっちと、お互いの関係のことを。
 気づいたきっかけは、本当に些細なことで。
 のっちの、あたしやあ〜ちゃんに対するまなざしが変わったこと。
 二人ともすぐに気づいた。のっちわかりやすいから…。

 のっちのあ〜ちゃんを見つめる目は、何者も寄せ付けない強い光を宿してる。
 まるであ〜ちゃんを守るように、愛しさを込めたまなざしを向けているのだから。
 気付かないわけないじゃない? 二人の関係に。
 それであ〜ちゃんに聞いたところ、やっぱりそうだった。
 のっちは、あたしと付き合いながら、あ〜ちゃんとも付き合っていた。
 知った時はさすがにショックを受けたし、のっちに対する怒りもあった。
 でも…やっぱり好きだから。愛しているから。
 あたしはのっちを許してしまったんだ。
537名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 00:54:31 ID:grtRWe/9
 (side.A)
 
 仕事が終わり、のっちと別れて私はゆかちゃんと帰途に就いた。
 ゆかちゃんと話しながら、私はのっちの顔を思い浮かべていた。
 「ふふっ…」
 「どうしたんじゃ?ゆかちゃん」
 「さっきののっちの顔、思い出して」
 なんだ、ゆかちゃんものっちの事考えてたんだ。
 「あぁ…ふふっ。可愛かった…のっち」
 すごく真剣な顔で、私とゆかちゃんを見つめてたのっち。
 「多分、ゆか達のこと、悩んでたんだろうなぁ」
 「…うん。たぶんね」

 私たちは知っている。
 のっちと、お互いの関係のことを。
 気づいたのは、本当に些細なことがきっかけだった。
 のっちの、私とゆかちゃんを見つめる瞳の色が変わったから。
 私もゆかちゃんもすぐ気付いた。のっち、嘘つけない子じゃからね。
 
 のっちのゆかちゃんを見つめる瞳は、すごく輝いていて。
 まるで女神様に憧れている人間のように、切なさを宿した熱いまなざしを向けている。
 さすがにそんな瞳をしてたら、気付かないわけない。
 ゆかちゃんに聞こうと思ったけど、勇気が出なくて聞けなかった。
 
 でも、ある日ゆかちゃんからこの話をしてくれて。
 ショックだった…ゆかちゃんとも付き合ってたなんて…。
 予想はしてたけどやっぱりキツいよ、のっち…。
 別れようと思った。でも…やっぱりのっちを愛してるの。
 のっちはダメな王子様だけど、愛してるから…離れられない。
538名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 00:56:16 ID:grtRWe/9
 (side.K+A)

 「でも、のっちすごく慌ててたね」
 「のっちの事じゃから、バレなきゃいいとか考えとったんじゃ?」
 「ふふ…ありえるよ、それ」
 「ね〜。ありえるね」
 「…とりあえずは、のっちがどこまでうまく隠せるか見物じゃね」
 「どうせ、すぐバレるじゃろ」
 「もうバレてるしね。ふふ」
 
 「ゆかちゃん、覚えてる?…のっち、楽屋出る時鼻の下伸ばしてた」
 「うん。覚えてる。鼻の下伸ばして、やらしい事考えるときの顔しとったね」
 「………」
 「………」
 「ゆかちゃん、あ〜ちゃん嫌な予感がする…」
 「うん、あたしも。のっちの事だから、バレてるってわかったら開き直りそうじゃ」
 「うん…」
 「3人でしよう!とか言い出すかも」
 「なっ…。それは…」
 「もし本当にそうなったらどうする?3人でする?」
 「…ゆかちゃんは?」
 「う〜ん…それもいいかもね。あたしはあ〜ちゃんも好きよ」
 「あ〜ちゃんも、ゆかちゃんのこと好きじゃけど…恥ずかしいよ…」
 「まぁ、最終的にはのっち次第かな。ね?」
 「そうじゃね。のっちが3人でしたいって言うなら…あ〜ちゃんは…」
 
 のっちが望むなら、なんだってしてあげる。
 あたし(私)達は、のっちを愛しているから。ね?のっち!


 
{その頃のっちは}
 
 「ふぁ、ふぁ……はっくしょんっ!!」
 ん〜…風邪かな?服着ないで抱き合って寝てたからかな。
 でも3人でかぁ…いいかも…。
 ……はっ!何でバレること前提なの?!
 バレちゃダメなんだよ〜!のっち頑張るんだから!!
 でも3人でしてみたいな〜……!……だからダメだってばっ!!
 
 {一人で妄想と闘っていた}

                  "hush" 番外編 END
539名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 01:04:07 ID:Ky6Rp+dw
3人で…フラグですね、わかります。

>>525
GJ最近ystk萌えに目覚めてきたんだ…あれここどこだっけ?

あとまとめさん乙です!いつもお世話になってます。
540名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 01:24:34 ID:IPZBoha9
>>520
また画像がねえ・・・orz
絵を上げる人は出来たら、もうちょっと持つロダにしてくれ
仕事が遅くなる事も多いので何回見逃したか分からん;;;
541名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 01:25:48 ID:u9rBl9zn
(*゚∀゚)=3ハァハァ

で、出遅れた…さぁみんなで。(*゚∀゚)=3ハァハァ
542名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 02:16:53 ID:IHkEsiOZ
うひゃあwGJw(*゚∀゚)=3ハァハァ
私事ですがHEY3の歌収録当たりました
のちあ〜を主に凝視してこようと思います
うはwwwなことあったら書き込みますんで
よろしくぅw
543名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 03:37:19 ID:ZMMU5Sfd
544名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 03:38:07 ID:ZMMU5Sfd

おいしそうにチンポ咥えてる写真あり
注意
545名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 07:11:05 ID:rz8KZFw4
おいしそうには見えないな。
むしろ髪の毛掴まれて無理矢理されて嫌がっていないか?
546名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 09:20:47 ID:j2WgEnbE
>>538
この世のパラダイスを見た!GJ!
>>542
スネーク!後は頼んだ!うらやましすぐる!

もういろいろ(*゚∀゚)=3ハァハァ
547名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 10:00:20 ID:4gL3m2aP
旅の恥はかきすて也。。故にうp
今までの画像の総まとめです(自作のみです><)だから大体見た事ある人は見なくてもよろし。
むしろ見ないでくださいおねがいしmくぁwせrふじこp

あと多分重いです。。
>>540これでまた流れてたらすまぬー
ttp://upload.fam.cx/cgi-bin/img-box/oyg80614095404.jpg
548名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 10:29:10 ID:a1EzlJ16
ああ見てないのあるわwマジGJ!
549名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 11:07:05 ID:XqW4J173
>>547
なんだただの神か
初見がいくつかあるけど、やはり電車のかしゆかが秀逸w
ボツの字の汚さが愛しいな
550名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 11:29:02 ID:dm/ub5Qb
>>547
色つきのうさゆかって概出?
水彩っぽい色使いが合いますな。GJです。
551名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 12:03:42 ID:B4F1BjHA
>>538バレた後は‥2人からお仕置きをうける受のっちですね、分かります。
552名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 14:33:07 ID:iccqm69I
>>547
色彩とか雰囲気がgj!
これからもいい画像お願い。
553名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 14:38:29 ID:XqW4J173
メール欄に半角小文字でsage
554名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 14:53:46 ID:+4DhcP5Y
>>552
553も書いているけど、あげちゃダメですよ。
メール欄に半角小文字でsageと書いて投稿するのです。

>>547
見てないのもありました。ありがとう!
絵が描ける人って尊敬する。
555名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 14:56:55 ID:zfSxSWXY
見てない間に本格えrがww
投下乙です。たまにはね、いいですよねw
556名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 16:02:30 ID:zfSxSWXY
>>547
ちょっとホントに萌殺されるwのっち可愛いw
全部いいけど、雨のやつが一番いいww
557名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 16:58:35 ID:zfSxSWXY
>>336の続き(?)みたいな感じなのこっそり投下してみます。
無駄にシリアスなんで、嫌いな方は再度スルーでお願いします。
558名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 16:59:06 ID:zfSxSWXY
なんで、そんなこと、するんよ・・・

3人で晩御飯を食べに行って、写真好きのゆかちゃんが、カメラを持ちだした。
「はい、チーズ」
ゆかちゃんが言った瞬間に、のっちがあたしの肩を抱いた。
と、思ったら、すぐに離した
「上手く撮れた?」
なんて言いながら、ゆかちゃんのカメラから写真が出てくるのを待ってる。
のっちが、嬉しそうだ。
嬉しそうなのっちを見るのは、最近はちょっとだけ心臓が痛い。

なんで、肩なんか抱くんよ。なんで、あたしに触るんよ。
なんで、いっつも一緒に居ってくれんのよ・・・。

――友達だから

そんなコト、わかってるのに・・・。

「次、あ〜ちゃんが撮ったげるよ」
喋ってないと、自分が壊れてなくなる気がした
「ほら、いくよ〜」
ニッコリとピースをするゆかちゃん
「はい、チー・・・」
のっちは、ゆかちゃんには、触らないんだ・・・
違う、触れないんだ。のっちとゆかちゃんは“友達”じゃないから。
559名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 16:59:45 ID:zfSxSWXY
「あ〜ちゃん?」
のっちの心配そうな声
「ボ〜としてた!」
「そのタイミングで?!」
のっちがすかさず言った。

あたしは、ちゃんと、笑えていただろうか


帰り道、のっちは「寄りたい所がある」とか言って、ゆかちゃんと別れて、あたしと同じ道を選んだ。神様も、相当残酷な事をする
「あ〜ちゃん、ちょっと遊んでいこうよ!」
公園を見つけたのっちが言う。
ブランコに二人で座って、のっちは立ちこぎする。

「あ〜ちゃん!!何でものっちに言ってよ!!力になるって、言ったじゃん!!」
のっちが大きな声で空に向かって叫んだ。
「・・・・・立派な近所迷惑じゃ」
動揺が、バレないように。心臓がうるさいのが、聞こえないように。泣きそうなのを、悟られないように・・・・ちゃんと返事が、出来ただろうか


のっちがブランコを降りて、あたしの目の前に立った
「あ〜ちゃんが、元気ないのは、分かってたんよ?いつまで経っても無理しとるし・・・。うちらに位頼ってよ。これでもあ〜ちゃんの為になりたいんよ?」

ああ、なんで・・・なんでそんなコト言うんよ。なんでそんな真っ直ぐな目で・・・
「あ、あ〜ちゃん?!」
ボタボタと、涙が溢れた。

560名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 17:01:20 ID:zfSxSWXY
柔らかい、感触。のっちがあたしを抱き締めてる・・・。
「あ〜ちゃん、大丈夫だよ。大丈夫」
優しい声が、降ってくる。でも、答えられない
「言ってよ、あ〜ちゃんが悩んでる事・・」
言えない、言えないんよ・・・。言いたいけど、言ってしまってもいいかもって思うけど、ダメなんよ・・

あたしが、何にも言えずに居ると、のっちはもっと力をこめてあたしを抱き締めた。心臓が、ギュウっと痛んだ。


「のっち・・・」
「なに?」


「・・・離して」

あたしは、のっちの体を押しのけて、

「のっちなんかじゃ、全っ然、頼りにならん!!」
グシャグシャの顔で、笑って見せた


おわり


もう、自分でどう収集つけたらいいのか分からんw
駄文失礼しました。
561名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 17:06:44 ID:TvKvDB4B
GJGJ
こうやって後の2人はお姫様に振り回されてゆくのですね。

562名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 17:11:27 ID:IPZBoha9
>>547
サンクス!>>520の画像も見れて嬉しいぜ;;;
乙!あんたの絵柄好きなのでこれからもガンガン描いてくれw
563名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 17:57:43 ID:orKNVy7U
のちスレより 既出だったらスマソ
ttp://up2.viploader.net/upphp/src/vlphp211528.jpg
動画 H_48838
564名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 19:27:59 ID:1eF3QOf+
ここでは初投下です。
かし目線ののちかしで、白かしとかっこいいのっち(多分)
方言わからんしかなりgdgdで申し訳ない‥orz
設定はピロートークですが、eroは無いです。
565名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 19:28:51 ID:1eF3QOf+


白濁した意識と涙で歪んだ視界がゆっくり戻ってくる。
目の前にはのっちの顔。
おっきな目を少し細くして、甘く優しく笑う。ゆかの大好きな、ゆかしか知らない笑顔。

髪をなぞる手とあたたかく触れる唇。
…しあわせって、多分きっとこういうことじゃ。
目を閉じて、強くつよく思う。

そんな満たされた時間の余韻に浸ってると、のっちがゆかの髪で遊び始めた。
くるくる指に巻き付けてみたり、ぱらぱらーって落としてみたり。
せわしない子じゃねって、
気の利いた言葉の一つも言えんのかって。
言ってやろうにも、のっちがこんなにも穏やかに笑うから。
少し、せつなくなる。
566名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 19:29:47 ID:1eF3QOf+


「‥ゆかちゃん?泣いとるん?」

「え…」


言われて気付く。のっちの眉が下がっとる。
なにしとん、ゆかは。
早く、何か言わなくちゃ。


「‥っち、」

「ゆかちゃん?」

「どこにも行っちゃ、嫌じゃ…」


口をついで出たのは、思ってても絶対言わん言葉。
違う。こんなのいつものかしゆかじゃない。
かしゆかは急に泣いてのっちを困らせんし、
泣きながら抱き着いたり、
こんな無理な我が儘なんて絶対に言わん。
……でも、ゆかは。ゆかの気持ち、は。
567名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 19:30:30 ID:1eF3QOf+


こんなにもいとおしい時間も、大事な温もりも、いつか離れていくのじゃろ?
ゆかは、あとどれくらいのっちといれる?
不安ともちょっと違う。ただ、せつないんよ。


「おるよ、ずっと傍に」


少し体を離して、のっちはそのでっかい瞳でゆかを見た。


「難しいことはようわからんけぇ、聞かんでよ?
でも、今この瞬間、のっちはゆかちゃんのことが大好きで…」

−−昨日までののっちも、ゆかちゃんのこと、ぶち好いとうよ。
…そんで、明日ののっちは、今よりもっとゆかちゃんのこと、好きになっとるけん。
じゃけぇ、のっちはゆかちゃんからずっと離れないよ−−
568名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 19:31:07 ID:1eF3QOf+


きっと、幸せとせつなさは1セット。
あたたかい気持ちも、苦しい気持ちも、全部ぜんぶきみがくれたもの。
光に比例して広がる影も、魔法の一言で救われる。
胸がつまって窒息しそうなゆかの手を、いつもそっと握ってくれる。

…根拠なんて無くてもいいのかもしれんね。
だって、まぶたに落ちるキスがこんなにもくすぐったい。
計算も論理も持ち合わせとらんけど、この王子様なら、もしかしたら‥。

目を閉じる間際に感じたのは、大切な人の体温と、穏やかな心音。
明日の朝、目を開けて最初に感じるのもこの心地だと思うと、ゆかは安心して眠りに落ちていった。


end.
569名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 19:44:23 ID:u9rBl9zn
(*゚∀゚)=3ハァハァ よかよ、みんな、よかよ。
酒が進むばい。
570名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 20:37:14 ID:ISK5uLmB
>>565
GJ!!白かしの繊細な感じが大好きだぁ―!!
571名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 20:39:05 ID:NNLbOmoY
綺麗なSSですね(*^-^)bGJです。
自分広島人だけど、コテコテのは恋愛モードの時は使わないんで、
方言は難しかったら適当でいいと思うよ。
広島弁って使いよるとケンカ腰になるんよ…


えっと、SS投下していいですかね。
572名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 20:41:52 ID:NNLbOmoY
No Music,No Life 後編


インターフォンを何度か押したが、応答は無かった。
留守かな。来る前に連絡は入れていない。…逃げられそうだったから。
どうしよっか。
あたしは差し入れに買って来たアイスだけでも冷凍庫に置いて帰ろう、と合い鍵を取り出した。
「のっち、入るよ〜」
一応了解をとろうと、小声で呼びかけた。いないんだけどね。
玄関に転がってるのっちのスニーカーとかブーツをいそいそと整え、あたしのパンプスを並べた。
のっちの部屋は相変わらず雑然としてる。CDにゲーム、少年マンガ、お菓子にジーンズ、パーカー。そしてギターにキーボード。好きなことしかしてないって感じの部屋。
愛しくて、微笑んでしまう。
窓が開けっ放しだから、多分ちょっとそこまで出かけただけだろう。
あたしはのっちを待つことにした。
573名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 20:42:35 ID:XqW4J173
やべー。皆さん超GJ!

>>571
どうぞどうぞどうぞ!wktk
574名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 20:44:18 ID:NNLbOmoY
アイスをしまって、手持ち無沙汰に、雪崩を起こしそうなのっちの机の上の雑誌やマンガを片付ける。
机や本棚に並べられた写真立て。壁にも無造作にピンでとめられた写真。3人で写ったのもあるけど、あたしとゆかちゃんのが多い。
写真立てに大切に飾られてるあたしの写真は、修学旅行の時ので写りが良くて気に入ってるんだけど、のっちは自分が写ってない写真をわざわざ注文したのかな。
「ほんま、恥ずかしい子じゃね…」
あたしはくすりと笑った。
窓から爽やかな風。揺れるカーテン。あたたかい陽光。
…気持ちいい。
あたしはごろんとのっちのベッドに仰向けになった。ベッドサイドに置かれたCDプレイヤーのボタンを押す。
ジャジィでけだるい音楽とセクシーでクセのあるボーカル。のっちの好きな曲。
あたしは目を閉じた。少し大きめの音量で流れる、のっちの好きな歌。ベッドからは、のっちの匂い。まるでのっちに包まれてるみたい。
575名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 20:46:05 ID:NNLbOmoY
あたしは気持ち良くなって、CDに合わせて歌う。あたしは楽しくなるとすぐ歌いたくなっちゃう。
2番の歌詞とかよく分かんないとこは空耳で適当に。サビは思い切り声を伸ばして。
…突然、歌う口をふさがれた。
びくっとして目を開けると、のっちがいた。
のっちはあたしの口を手でふさいだまま、ゆっくりとベッドに上がって、覆い被さるようにあたしを見下ろした。
「…歌わんといて」
のっちの切なく歪んだ顔。
「うちの歌以外、歌ったら嫌だ」
そうつぶやくと、あたしの唇をふさいだ。のっちの唇で。
不器用で乱暴な、ぶつかってくるようなキス。のっちがベッドについた手で、あたしの髪が引っ張られて少し痛い。
576名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 20:52:40 ID:NNLbOmoY
抑えつけられた肩。のしかかってくるようなのっちの匂いに、あたしは自由を奪われる。
そしてあたしを襲うのは。
のっちへの、抑えがたい愛おしさだ。
のっちははあ、と深い息をついて、あたしの胸元に頭をのっけた。
「…ごめん。あたしわがままじゃ…」
くぐもった弱い声。あたしの心をくすぐる。
「のっち、曲相変わらず難航しとるん?」
指でのっちの髪をすきながらそっと尋ねた。
「…かたちには、なってきとるけど…」
「けど、何ね?」
「…自信が無い」
のっちは額をあたしの鎖骨のあたりに押しつけた。あたしからのっちの顔は見えない。
「自信が無い…。あ〜ちゃんにふさわしいか。最高の歌か」
「……」
「なんか、うちがしたいようにしとるだけで、制御出来とらん…」
「ゴリゴリに暴れとる感じ?」
「…うん、めちゃくちゃ…」
「ふうん、いいじゃん」
えっ、てのっちは顔を上げた。
「のっちのしたいようにすりゃあいいんよ。のっちの曲なら…」
あたしは真っ直ぐにのっちの目を見た。
「うちは、飼い慣らせるけえ」
そう言ってあたしはにひゃっ、て笑ってみせた。
577名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 20:54:11 ID:NNLbOmoY
のっちはガクッと力を抜いた。あたしの体にのっちの体重がかかる。
「…やっぱあ〜ちゃんにはかなわないなあ…」
ぐりぐりと押しつけられる額。のっちの鼻先があたしの胸元をくすぐって。なんか、不器用な獣みたい。
「あたしもあ〜ちゃんに飼い慣らされたようなもんじゃしね…」
とのっちは笑った。
あ〜ちゃん、とのっちはあたしの名前を呼びながら、背中に手を回してくる。よし、いい子いい子。ほんと、動物にじゃれつかれてるみたい。
578名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 21:00:48 ID:NNLbOmoY
…飼い慣らした、か。
出会った頃ののっちは、警戒心が強くてなんか閉じられた印象だった。内側に言葉にならないものを秘めたような。言葉を持たない、しなやかな野生。
あたしはそれを捕まえたいと思った。そして捕まえた、と思った。
でも捕まえられたのはあたしかもしれない。だって、あたしは今のっちの腕の中にいる。
のっちはあたしがのっちを開放し、光を与えてくれたように言う。
でも私は。救ってなんかいない。導いてもいない。
あたしはただ、愛しただけだ。
エネルギーを持て余した、そのくせ自分の才能の自覚の無いのっちを。のっちの中で、覚醒を待ってる音楽を。
579名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 21:02:44 ID:NNLbOmoY
あたしはのっちの髪をくしゃくしゃにする。のっちの回した腕に力が入り、あたしの体がしなる。
「めちゃくちゃでいいんよ、のっち」
あたしは甘やかすように言う。
「あ〜ちゃんの為とか考えんでいいんよ。のっちの好きなようにしんさい」
「…あ〜ちゃん」
「ずたずたのぼろぼろでも、うちは平気。うちは戦えるよ」
「…それはダメ」
「…のっち?」
のっちは身を起こしてあたしを強い目でて見つめた。
「あ〜ちゃんは、うちに守られとったらいいけえ」
「…のっち、過保護すぎ」
「それゆかちゃんにも言われた」
あたし達は額を寄せて笑う。
580名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 21:05:10 ID:NNLbOmoY
のっちの唇がゆっくりと近づいて。甘く、軽いキス。
あたしの髪を弄びながら何度もキスをするのっちに、少し意地悪な気持ちで、
「のっち、早よ曲作りにかかりんさいや。ゆかちゃん待たせたら許さんよ」
「…あ〜、それゆかちゃんにも言われた…」
「何て?」
「姫をこれ以上待たせるな、って」
「のっちはうちらの下僕じゃけえ」
ひどいなあ、なんてぼやきながら。のっちは一向にあたしから離れる気配がない。
あたしはのっちの頭をげしげし叩きながら、
「の〜っち、曲作らんとー」
「…作りよるよ」
「へ?」
「あ〜ちゃんと、こうしとると曲が生まれてくる」
「…ほんま?」
「ほんとほんと」
のっちが強くあたしを抱きしめる。首筋にあたるのっちの唇。途端に意識するお互いの鼓動。
…ほんとだ。
あたし達の音楽が聴こえる。
あたし達の吐息、ささやき、指先、ため息。全てがリズムをうち、旋律を奏で、音楽が満ちあふれる。
鼓動は響き合って。そしてキスで伝えあう。
あたし達の歌を。


後編終わり

581名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 21:08:52 ID:NNLbOmoY
ほんと長くなってすいませんでした…
やっぱ学園もののがラクじゃ…
いつものっちをマヌケにしとるんで、カッコよく書いてあげようと思ったのに。
まあ書きたいものが書けたんで、しばらく休みます。
582名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 21:28:46 ID:XqW4J173
すまんまたやっちまった…何回だorz
なぜこんなにタイミング悪いんだ俺
吊ってくる
583名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 21:51:11 ID:NNLbOmoY
>>582

そんな気にせんでもいいっすよ(^_^;)
それだけこのスレに人が多くなったってことじゃ。
昔はこんなに頻繁にSS投下は無かったし…
584名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 21:56:49 ID:Obmt0y+i
なんかSSの質が下がったような
585名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 21:57:49 ID:Obmt0y+i
「なら自分で書け」というコメントはご遠慮ください。
586名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 22:00:59 ID:XU2hOkkN
質はむしろ高くなってない?どのへんでそう感じたんだろう…
SSが増えて読む側が雑に読み流すようになったとかじゃなくて?
587名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 22:06:46 ID:BFCWIDtr
こんなにソテキSSが投下されてる所にヘンなもんを置いていきますよ。ポイ
最近、タラシでヘタレなのちおが好きスギて、頭がアフォーな事に。
ttp://upp.dip.jp/01/img/7508.jpg
ど〜しても↑の写真がこう見えてしまう…。orz ※アホな絵です。
ttp://bbsp.net/?f=948A22A5
588名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 22:07:46 ID:Y0dN4elV
>>584
マンネリズムですかね・・
589名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 22:08:55 ID:XqW4J173
なら自分で書け
590名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 22:11:21 ID:ZYti2aBr
>>586
同感。
普通にめちゃ面白いよ。

>>581
グッジョブ(`・ω・´)b
591名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 22:13:00 ID:ZYti2aBr
あばばばばばsage忘れた
すんませんっ!
592名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 22:20:25 ID:Ky6Rp+dw
>>584
どんな反応を期待してるんだ?煽りじゃなくて素朴な疑問。
そういう文句ともとれる言葉だけだと見た人に不快感を残すだけだし荒らしと思われても仕方ないよ。
個人的には以前は読みたくても語りたくても場所が無くて悶々としてたからスレがあるだけでありがたい。
読み手は読ませてもらっている、書き手は読んでもらっているって意識が大切じゃないかな。
スレ汚しサーセン
593584:2008/06/14(土) 22:31:51 ID:xQRy4zDk
何釣られてるんだよ
豚ばばあども
594名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 22:34:08 ID:8F8qYule
別に私は萌えたり燃えたりするから特に無問題

わっふらーはただわっふるするのみ・・・ 
わっふるわっふる
595名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 22:43:51 ID:LDol5w/X
そうそうわっふるするのみ。わっふるわっふる
>>581GJ!あ〜のちはいい。次の投下も心待ちにわっふるわっふる
>>587同じこと思ってたから吹いたwww
596名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 22:52:56 ID:xQRy4zDk
マンズリ小説をけなすとすぐにムキになる豚ばばあw
やっぱり自分がマンズリしたネタをけなされるのは悲しいのかな
597名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 22:53:59 ID:j2WgEnbE
ここのSSは心のビタミンドロップだ。
寝る前の楽しみにしているのは俺だけではないはずw
そして、今夜も叫ぼう!

わっふるわっふると。
598名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 22:57:30 ID:NNLbOmoY
えっと、自分のSSの後に空気が悪くなって申し訳ないですm(_ _)m
私自身、自分がSSを書きたいと思ったのはパフュが初で、スレ1からだらだらと、
ただ書きたいから書いてるだけで、読んでもらってるという気もなく、
レスとかリクエストとか意識しないで自由にやってます。
だからどんな感想を持つのも読む人の自由で、「つまらないなら自分が書け」とは思いません。
書き込む以上読み手にあけ渡すことだし、感想の制約をすることは出来ません。
自分自身、そろそろ個人サイトに移るべきかな、と思ってたし。
自由に書く、ってなかなか難しいですね(^-^)ノ~~
599名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 22:57:52 ID:xQRy4zDk
>寝る前の楽しみ

マンズリと正直に書け
このブサイクなメス豚が!!
600名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 22:58:30 ID:xQRy4zDk
以降、マンズリネタを求めてさまよう
ブサイクババアのコメントが続く

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
601名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 23:02:58 ID:IHkEsiOZ
あたしはみんなの作品好きだし
マンネリなんて思わないよ
だから職人さんずっとここにいてください
お願いします
602名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 23:03:50 ID:V+Agb7JV
一人をNG登録すれば問題ない
603名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 23:04:28 ID:8F8qYule
そこですかさずフレッーシュ!!!!1
604名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 23:06:53 ID:1hw+N/45
NG登録しても、マンズリネタを求めてさまよう
ブサイクババアのコメントはまだまだ続くのであった

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
605名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 23:07:56 ID:XqW4J173
レス番飛びまくりわらた

>>598
あなたのSS読み応えあって好きなんだけど・・個人サイトに移るのは寂しいわ
少なくとも俺はここでやっていてほしいな
606名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 23:10:53 ID:TO9jdIYn

自演ババア
607名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 23:12:14 ID:j2WgEnbE
推奨NG登録ワード:マンズリ

>>598
個人サイトに移っても、SSここで投下してくださいねw
他の職人さん達の、っぱねぇ神作品も俺は好きっす。読みてっす。

わっふるもっふる
608名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 23:14:11 ID:IDvxaR6K
推奨NG登録ワード:俺、職人さん
609名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 23:14:38 ID:IDvxaR6K
そしてブサイクババアのコメントはまだまだ続くのであった

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
610名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 23:16:40 ID:7aJY8tMK
俺は職人さんのチンポしゃぶりたいっすよ
611名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 23:18:09 ID:SkAzXYyx

NGID:j2WgEnbE, ID:7aJY8tMK

NG登録ワード:俺、職人さん
612名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 23:26:58 ID:oOHiJ2px
のちスレで宣伝するアフォ
613名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 23:38:11 ID:enwZgSFZ
まあマソズリできればよしとしませう
614名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 23:54:22 ID:uGiqoAmt
流れぶった切ってスイマセンが、ystk最後投下します。
これで終わりです。長々と申し訳ありませんでした。
そして、これまで読んでくださった方々ありがとうございました。
では失礼します。
615名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 23:54:56 ID:uGiqoAmt
(11)

<side a-chan>

あたしはその後しばらくステージの横で泣いていた。
今の舞台上での数分間の刺激が引き金になって、3年間の記憶が蘇る。
あたしたちの最高の思い出がループする。繰り返されて、また戻って、涙になって溢れ出る。
一気に噴出した感情さえも二人と共有できる。そのことがただただ嬉しい。
言葉が無くてもわかり合える。最高の友達、いや、友達以上の二人。

「写真撮ろう。」
ゆかちゃんの急な提案。
ゆかちゃんが提案する時は大概何かあるけど、今回は衝動的に言葉が出たみたいだった。
ずっと持ち歩いてたゆかちゃん愛用の一眼レフのカメラ。セルフタイマーにして机に置いた。

「さっ、笑って。」

あたしは、半泣きで笑顔を作る。二人はあたしの顔を見て微笑んだ。
「カメラ目線よー... はいっ!」
光ったフラッシュでさっきのステージで浴びた照明を思い出して、また涙が溢れそうになった。
あたしの半泣きぐしゃぐしゃの笑顔と、ゆかちゃんの3年間で初めて見たような無邪気な笑顔と、
のっちの珍しく大人びた笑顔。
あたしたちの3年間の意味をやっと理解できた気がした。


あたしは、2年の終わりくらいに、のっちに友達以上の感情を持った。
そのことに気がついた時から、あたしはすごくいろんな事を考える時間が増えた。
だけど、3年に上がってから、ゆかちゃんにも複雑な感情を覚えるようになってしまった。
自分の事が全く分からなくなってしまった。困った。
そんな時、相談に乗ってくれるゆかちゃんがいて、なんとなく一緒にいてくれるのっちがいて、
別に何も分かっていないけど、意外と的確なアドバイスをくれる中田先生がいて、
なんて事無いとでも言わんばかりに、(意図せず)人の悩みを吹き飛ばしたこしじま先生もいた。

沢山の人に、いろんな事に揉まれて、救われて、あたしは過ごして来た。
のっちとゆかちゃんの近くにいる事で、お互いに成長してこれたんだと思う。
そして、二人に守られて、引っ張られて。二人を守って、引っ張って。そうやってやって来た。

ーそして、これからも同じように。

大学が違っても、しばらく会えなくても、二人の存在を近くに感じているから大丈夫。
今回の学園祭で本気でそう思った。だから、二人と離れる事が今は怖くない。

616名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 23:55:25 ID:uGiqoAmt

この優しい時間がずっと続く事はない。
あたしたち3人がダンスフロアへ戻ると、こしじま先生のスタンバイが終わっていた。
そういえば、一昨日のゆかちゃんが言ってたやつ。こしじま先生の曲の歌詞。
中田先生がサングラスを外した。気分が乗って来たのか大きく手を突き上げた。
フロアが沸く。
こしじま先生は2曲歌う事になっていた。

前フリも無くいきなりイントロが鳴り始める。
キツいベース音。音が割れるくらいに強い音圧。体に電気が走るような、そんな感覚。痺れる。
こしじま先生が楽しそうにマイクを握る。中田先生の目に火がついた。
そしてやっとこしじま先生の歌が入る。あたしの体に歌詞が流れ込んだ。

I sing for you, I think of you. I remember where I lost my mind,
remember when you catch my eyes.

君に歌うの、あたしは君の事を考えてる。
どこであたしの心を見失って、いつ君が目を覚まさせてくれたのか覚えてる。  か。
 
あ...。 ゆかちゃんの目が潤んでいた。今にも泣きそうな表情でこちらを見ると、いつもの笑顔。
ゆかちゃんの気持ち分かったよ。ありがとう。そういうことなんだね。
きっとゆかちゃんもあたしと同じ事を考えてたんだろう。やっぱりどこか似た者同士だ。

曲の疾走感と、気持ちのよいビートがあたしを包んだ。
気持ちが落ち着く。周りは盛り上がり、騒がしいはずなのに、あたしの周りだけは静かに感じた。
その空間の穏やかさに心が洗われる気がした。

2曲目。この曲はゆかちゃんも聞いた事が無いらしい。
中田先生の顔が汗で光っている。かなりアガッてるみたい。
そっとイントロが流れ出した。優しいギターのフレーズが熱の迸るフロアを静かに冷していった。
こしじま先生の良く伸びるボーカルがフロアに響いた。

甘い愛には罠があるの You're wonder girl  雲に今日も声かける 
笑いかけて誘い出して 君の心はsugirless GiRL

そのときあたしは気づいた。中田先生の目線が、外に出ようとするゆかちゃんを必死で追ってる。
なんだ。あたし当たってたんじゃん。のっち、何がこしじま先生なんよ。中田先生で正解じゃ。
しかも、良く聞くと歌詞がまんまゆかちゃんを描いたみたいな感じだったのが余計にウケた。
そっか、そうだったのか。でもゆかちゃんは先生には渡さない。
あたしとのっちが守るけぇ。


暑苦しくなって来て教室を出た。すると、向かいの教室のカフェで、
「チョコレイト・ディスコ フェア!」なるものが開催されていた。
うちのクラスの模擬店のチケットを持っていると、チョコが20パーセントオフになるらしい。
チケットは腐るほど持っていたので、二枚出して、二人分のチョコを買った。
いつも安いやつだけど最後くらいのっちにもサービス。二人ともちょっと高いやつにした。
617名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 23:56:13 ID:uGiqoAmt
4時半集合の約束だった屋上に向かう。まだ4時だけど涼みたかったので、少し早めに行った。
屋上のいつものポジションに座る。風がそっとあたしの頬を撫でた。

「終わりかぁ...。」

始まったら終わるのは当然で、その時間が来ただけの事。分かっててもいざとなると少し辛い。
今日も夕日が綺麗で、その綺麗さが余計に切ない気持ちにさせる。
すると、後ろから急にゆかちゃんとのっちが近付いて来た。
「何、もう来とったん?」
ゆかちゃんが呆れた顔で笑った。のっちは夕日を見て嬉しそうにフェンスに駆け寄った。
「綺麗じゃぁ!」
あたしとゆかちゃんは目を見合わせて笑う。のっちはホントに子供みたいで可愛いね。

「あ、そーいえば。」
ゆかちゃんがごそごそとバッグに手を突っ込んで何かを探していた。
「はい、バレンタインじゃ。今年は手作り♪」
ゆかちゃんらしい小ぎれいな包装。のっちとあたしに一つづつ渡した。
あたしもさっき買ったチョコを取り出した。
「はい、買ったやつだけど。」
二人に渡す。するとのっちの顔がこわばった。
「ん?のっち、どーしたの?」
「ごめん、ゆかちゃんにあげるやつ、被った。」

一瞬の静寂。あたしとゆかちゃんは同時に吹き出した。

「 あはははは! のっちってなんでこうもお笑い担当なんよ!?」
「あたしは被ってもいいけど、のっち面白すぎ!」

のっちは膨れっ面でこっちを見てる。あー おもしろっ。
618名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 23:57:44 ID:uGiqoAmt
あたしたちの笑いが止まったと思った瞬間、屋上のドアが開いた。
誰?
すると、汗だくの中田先生と、それに続いてこしじま先生がそこにいた。

「先生!」
「お疲れ。これ、褒美。」
そう言って差し出したのは、本日三個目のチョコ。
「あー!!!! また被った!」
ゆかちゃんの手元には、同じ包装のチョコが二つ。のっちと中田先生の。

「あっ!ゴメン!」
中田先生は悪くないのに謝った。それを見てこしじま先生が笑う。
「中田クン、謝るとこじゃないよ。面白いけど。」

それを見てあたしたちはまた爆笑。おなか痛くなるまで笑い続けた。

「あ〜っ 最高!」
そう言ってあたしたち3人は屋上のひび割れたコンクリートの上に寝転んだ。
その横にこしじま先生も横になり、最後に気恥ずかしそうに中田先生も並んで横になった。
みんなで大の字になって体を仰向けにした。

見上げた空は高くて、とても手が届きそうにないけど。
でも、いまなら天に昇れるような、そんな気がした。
今日の夕日は一昨日見た夕日よりもずっと綺麗で、人生最高の景色。
隣を見れば大好きな人たちがいて。
天に昇るような気分。 
ーみんな、ありがとう。もうすぐ終わりだけど、その時まで一緒にいて。
 そして、最後の時もこんな風に迎えられたら。  そんな事を思った。 
      
                                完


619名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:02:40 ID:VFNIHHqy
  \
:::::  \            >>1の両腕に冷たい鉄の輪がはめられた
\:::::  \
 \::::: _ヽ __   _     外界との連絡を断ち切る契約の印だ。
  ヽ/,  /_ ヽ/、 ヽ_
   // /<  __) l -,|__) > 「刑事さん・・・、俺、どうして・・・
   || | <  __)_ゝJ_)_>    こんなスレ・・・たてちゃったのかな?」
\ ||.| <  ___)_(_)_ >
  \| |  <____ノ_(_)_ )   とめどなく大粒の涙がこぼれ落ち
   ヾヽニニ/ー--'/        震える彼の掌を濡らした。
    |_|_t_|_♀__|
      9   ∂        「その答えを見つけるのは、お前自身だ。」
       6  ∂
       (9_∂          >>1は声をあげて泣いた。
620名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:03:19 ID:VFNIHHqy
              「 ̄ ̄了
              l h「¬h < はーい>>1が通るからどいて
       / ̄ ̄\__,ト、Д/____
     /   / ̄Yi. /  jテ、      f ̄ヨ
    /   /∧ / /  /.i l iー――‐u' ̄
   ./  / Д` / /  / / l l
   i'  /   l ヽ../  レ'  l l
.  /  _/ \  !、 lヽ____」 l
.  !、/ \. \ \l      ト./
   ト、__\/ト、/ト、  y   l
   l    ̄(  )y )  /l   i
   l   l   Y''/ー'  / .l   l
   !、  l  l./   /  l   l
   /  /  l/   ,/  i'    l
  /_  ./l   l`ー‐〈   ト.__」
  L_``^yト._」、ー"   `ヽ_」
   `ー' `ヽ_」
621名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:03:49 ID:VFNIHHqy
       / ̄ ̄ ̄\
      / _      ̄ ̄\
      ヽ |☆|         )
      /──二二二二二二l
      ヽ二二二二二/   丶
      /__             |
      |    ひ    |    │
     ノ          |    |
    (;;;)          |    |                      (⌒)___(⌒)
    ヽ           |    ヽ                    / ̄       ̄\
     \_____ノ  \__/                   /            l
         __|       /  \                   |  ⌒    ⌒    |
        / ヽ____/   /\            →>>1 │ ■■■■■    │
       /| │__丿;;;\_/\_/\ ヽ                |    (⌒)       |
      /  ヽ/|ヽ;;;;;;;;;ノ/ \   丶/丶               |   ___T____      |
      |   | | /;;;;;|/\─       丶              ヽ   l-- l      /__
      /   | |/;;;;;;;/  >__  /   |               \___ ̄____/;;;;;;ヽ
      j  | | |;;;;;;;/  /|--┌│ |   │               / ヽ;;;;;|     /⌒l;;;;;;;;;|
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  /\   /;;;;[__];;;;;;;;;;;彡(二二 ││ /          (_(_ノゞゞ|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
  ゝ\\/ ̄|      ̄ ̄巛(____ノ_/              彡彡 |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/|
 (Ο Ο)\_ノ         彡彡∠彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡    |;;;;;;;;;;;;;;/ ̄ ̄ ̄ /
  ( Ο丿 |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|                      ヽ;;;;;/      /
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622名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:04:21 ID:VFNIHHqy
         ,. ― 、
        `t‐_‐イ             ,. ― 、
         WWj      ___     `t‐_‐イ
          _rニL _  /   ヽ    WWj
         / 、____l  | ヽ---イ  r‐ ' ̄`ー 、
          | | ', |_| ヽノ人ヽン ハ ー ―' l |__
         H  l \\/|、_,|ヽ く__l   !  |__|    )
         | |ー┴―'|ヽヽ-、 | |丁| |   l   | | ̄ ̄ ̄ ̄ \
         V      | / ̄  lノ`| | |―┴ーリ         \
         |  l  lノ、__   _|__,|_U|    |_\_________\_
        |   |   |ヽく_|_-_|_〉rュ | | !rュ    ``丶、――――‐\
         /|,  !l.  |  | | |  l   |  |  |       __|__|__ ̄__|__l
          |_|  l l  |―| | |ー┴―|   |  |‐、、――イ'  |   |     !   |
          | |  | |  |―| | |ー――|   |  |  い―‐┴―┴‐┴―‐┴― 、
       ヽ|_|_|_|_|-'|-'|____|   |  | ノ ノ___________ノ
         {____l |_}__ノ | |     |__|_|ニイ       ヽニニノ
                ̄   ̄ ̄     └‐┴┘
623名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:05:01 ID:VFNIHHqy
                        /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
                        /              ヽ
                     |     ど     >>614     |
                       |    こ は.         |
                      |     だ           |
 / ̄ ̄ ̄ ̄\              |     °            |
/' あ た え   ヽ             \     、─------‐ァ /
.  っ し  l     |               ヽ   __`Yj─---┤ノ
  ち か と   |                 ヽ/ ∠ニニユ__」
  で        │                 _kク    Lb    , -──‐-、
  す         /                  L    l  |   / o       l
ヽ  °      / _____            ,ニ二⊃ 人  `lー──‐rイ
 \____ハ/ \___@_ノ           ゝzvv‐<7  ヽ  | 'c'   l_j__
              r'y─⊂ニ⊃            〈  |Y|  |   丿 ̄〉、__,ハ
           7   . . │       ┌‐┴┴┴┴‐┴─┴──┐_ノニl|
           |   U |        |                    | ノ| ||
    「|    t┬─ヽ、_。_,イ        /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|  | ||
 ヘヘ| |,,TT   `ー┐  VV `ヽ ‐「|-l∠----────────‐r'  |_ノ ||
           | 四/l 四 |_|    | i´二ヽ        i´二ヽ |  │_/
           G|、__/ l   レ'   | ヽ二フ「「「「「「「「「| ヽ二フ  |      /
           ||、___ハ___,〉   ,フ ─┐ | | | | | | | | | ┌‐,─-、     /
           |ト、__人__〉   /  _」 | | | | | | | | | | /  / ヽ /
,,zjjt、,、         ー─' ー─'   |  [二二二二二二二二]  |  |    ゙
                       ヽ ヽ `フ┴[___]┴‐ヽ  ヽ.丿, "
           、,,             ,,_`ー─'  _        ,、ij,, `ー─'
624名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:05:26 ID:oWyyVG7L
         ____
        /_ノ  ヽ、_\
 ミ ミ ミ  o゚((●)) ((●))゚o      ミ ミ ミ  こんなんで逮捕されるわけないおwww
/⌒)⌒)⌒. ::::::⌒(__人__)⌒:::\   /⌒)⌒)⌒)
| / / /     |r┬-|    | (⌒)/ / / //   バ
| :::::::::::(⌒)    | |  |   /  ゝ  :::::::::::/      ン
|     ノ     | |  |   \  /  )  /    バ
ヽ    /     `ー'´      ヽ /    /     ン
 |    |   l||l 从人 l||l      l||l 从人 l||l
 ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))

625名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:05:47 ID:oWyyVG7L
        ____
       /      \
     /  ─    ─\
    ./    (●)  (●) \
    |       (__人__)    |、
r―n|l\      ` ⌒´   ,/ ヽ
  \\\.` ー‐ ' .// l     ヽ
.     \        |      |
.       \ _  __ | ._   |
        /,  /_ ヽ/、 ヽ_|
\      // /<  __) l -,|__) >
  \.    || | <  __)_ゝJ_)_>
    \.   ||.| <  ___)_(_)_ >
      \_| |  <____ノ_(_)_ )
626名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:06:04 ID:oWyyVG7L
        rーー、                     r‐- .,_
        l   |   =                 __>==‐、ノ
     _,.>ー〈____  ___                l_ゝ、 ̄フ
    /         | |Y__〕 ニ            __レ'´ ̄L _==
   /   _       / ̄:|\            _/´       \  ==
 / / |       |   |、 〉         /            \_
/:: /  |   >>1  |   | / =      /   /            \ =
ヽ;;|    l       i   |/         ノ    |/            ニ=ヽ
ヽう   /       |   |  ==      ヽ   /           |/    |
     i    l   |ー┤           ̄ |ヽ          / ̄|   |‐
     |   - 、ノ  /-‐' ==           |          /  |   | =
      'l    | /                |         /  ノ_ /
      ∧.   |' ニ=               |         /   |ー九l =
     / ヽ  |                  ヽ_____/    ーイ ニ=
     ノ  ヘ  l                 / \     ヽ
627名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:06:35 ID:oWyyVG7L
 ┌───┐
 ||\_./||
  .|.|_ _|.|
  [^■:=:■^]
  | L。。」 |    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  \/⇔|/_  < 実名入りのポルノは名誉毀損で犯罪です
 _ 「 ̄/∠\_, \
  | | |介處  |  \ \_____________________
 | |./|/  |∧  |
  || // 「 ̄し',\|
  ||/ |警 |/\)
   | v /!|   | ./|
   \/   :L___.」 ̄ |
628名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:07:21 ID:oWyyVG7L
  ____|
  |      | 実名入りのポルノ小説を書いただろ
  | ___.\_  _______________
  | ヽ=@=ノ ||  |/               /
  | ( ・∀・)..||_____| ガラッ      | あっ
  |./| ̄У フつ|O ※※※|          \_  ____
  |∪=◎=| ||.※※※※|              ∨
  | (__)_) ||.※※※※|             ΛΛ
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄        (⌒ヽ (゚Д゚;)
                    ,(⌒⌒⌒   ヽ⊂  )
                   (          )_ノ ヽ
                   (______ノ___)
629名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:08:12 ID:oWyyVG7L
        \   |    /
         _┌┬┬┬┐_
       ――┴┴┴┴┴―、         __________
      //    ∧// ∧ ∧||. \      /
  __[//____(゚_//[ ].゚Д゚,,) || _ \__ <  614を逮捕しにきました
 lロ|=☆= |ロロ゚|■■|■■∪警視庁■■||   \__________
 | ∈口∋ ̄_l__l⌒l____|___l⌒l___||
   ̄ ̄`ー' ̄   `ー'  `ー'   `ー'
630名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:11:19 ID:oWyyVG7L
        rーー、                     r‐- .,_
        l   |   =                 __>==‐、ノ
     _,.>ー〈____  ___                l_ゝ、 ̄フ
    /         | |Y__〕 ニ            __レ'´ ̄L _==
   /   _       / ̄:|\            _/´       \  ==
 / / |       |   |、 〉         /            \_
/:: /  |   >>614|   | / =      /   /            \ =
ヽ;;|    l       i   |/         ノ    |/            ニ=ヽ
ヽう   /       |   |  ==      ヽ   /           |/    |
     i    l   |ー┤           ̄ |ヽ          / ̄|   |‐
     |   - 、ノ  /-‐' ==           |          /  |   | =
      'l    | /                |         /  ノ_ /
      ∧.   |' ニ=               |         /   |ー九l =
     / ヽ  |                  ヽ_____/    ーイ ニ=
     ノ  ヘ  l                 / \     ヽ
631名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:13:28 ID:oWyyVG7L
              「 ̄ ̄了
              l h「¬h < はーい>>614が通るからどいて
       / ̄ ̄\__,ト、Д/____
     /   / ̄Yi. /  jテ、      f ̄ヨ
    /   /∧ / /  /.i l iー――‐u' ̄
   ./  / Д` / /  / / l l
   i'  /   l ヽ../  レ'  l l
.  /  _/ \  !、 lヽ____」 l
.  !、/ \. \ \l      ト./
   ト、__\/ト、/ト、  y   l
   l    ̄(  )y )  /l   i
   l   l   Y''/ー'  / .l   l
   !、  l  l./   /  l   l
   /  /  l/   ,/  i'    l
  /_  ./l   l`ー‐〈   ト.__」
  L_``^yト._」、ー"   `ヽ_」
   `ー' `ヽ_」
632名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:15:39 ID:R4mF6b9O
荒らされてるな…NG登録。
633名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:20:45 ID:eVlFfNiF
悪質な名誉毀損の犯罪カキコがあったからね
634名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:24:01 ID:yRbzbT3J
>>632
犯罪には目を瞑って、それを指摘するレスにはNG登録
日本人の道徳も堕ちたものですね
自分の住んでいるアメリカでは考えられないです
635名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:25:56 ID:JzoPxBPn
ここも某バンドのスレみたく修復不可能なまでに荒らされていくのかね
636名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:26:46 ID:XVi0MVHg
このスレの住民の道徳なんて秋葉原の事件の犯人レベルでしょ
俺も含めての話だけどw
637名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:28:54 ID:wPnL2TiY
>>635
あそこはSSを分けてから落ち着いたんじゃない
638名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:32:31 ID:0Xd0jjS2
個人的にはここもSSを分離してほしい
狂信的なSS信者や自演が明らかに荒らしを助長してる
チャットモンチーがいい例でしょ
639名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:33:26 ID:zl31wyvV
最っっ悪だな
ageるからこういう事になるんだよ全部ageた奴の責任だぞ
640名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:33:46 ID:JzoPxBPn
じゃあここもそうしたらいいな
向こうと違ってご本尊からのネタが豊富だから過疎らないだろうし
641名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:40:14 ID:0YLIXPGH
>>638
はあ??何その書き方は。まるでSS書く方が悪いみたいないい様。
誰のために書いてくれてると思ってるの?よくそんな書き方ができるね。
あなたみたいな人がいるから荒らしが来るんでしょ。反省すべきは
あ・な・た。
642名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:42:41 ID:muzORG/G
てか荒らしてる人はたぶんほとんど同一人物で2、3人だし他のスレも荒らしてるっぽいし24したらいいんじゃね?
SSも萌え語りも出来るからこのスレは賑わってると思うんだが
分割するとしたらどの板にいくんだ?
643名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:43:45 ID:1wkRcVmz
言い合いになるからやめてくれ
ヌルーしれ
644名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:49:05 ID:sw7hs9c3
SSをやめれば荒らしがやむのはスレを分離して落ち着いたチャットモンチーの例からも
明らかなのに、この期に及んでも自演で必死になってSSを擁護するのはもはや見苦しい
645名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:50:26 ID:wFOCmPkz
なんか必死な人いるね
このスレの雰囲気壊さないでほしいな
みんなでさげて仲良くやってんだからさ・・
646名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:51:05 ID:wirWol9o
荒すのやめてくれよ
神様のss読んでわっふるわっふるしたいのに

つぃうかまとめサイトは接続ができないね
647名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:52:38 ID:1wkRcVmz
>>642
板ってないよな
この板から離れたいけどそうはいかないしな
648名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:53:28 ID:BK4SuDK6
>>645
はあ?必死なのはあ・な・た。でしょ。ID変えて何回も現れて。SS潰そうと
必死になってるけど、あなたこそ荒らし本人なんじゃないの?
649名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:54:52 ID:BDp0lyL5
自分は分割してほしくないけど、したらば作ってまとめサイトにリンク貼るっていう手もあるね。
650名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:56:00 ID:HCmIyZCL
1スレから続けてたけど、
なんか…すごい寂しくなった。もうちょいで出来そうなのあるのに…すごい残念。

もうダメ、なのかな…。
651名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:56:28 ID:wFOCmPkz
単発嵐ばっかり・・・
突然どしたのここ・・
652名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:58:30 ID:BDp0lyL5
>>651
sage忘れとのちスレに書いたりしたのがまずかったと。
あと、放置すればいいのに釣られちゃった人とか。
653名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:59:10 ID:mqqPV8Wb
いつかこういう日が来るかもって恐れ畏れ見てたけど
ついに来たかって感じ。
今の状態だと荒らしの思うつぼだと思う。
(分割談義ふくめて、住人同士の罵り合い等)

一度、徹底的にスルーしてみませんか?
654名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 00:59:26 ID:muzORG/G
分割云々は荒らしか…かまってしまったよすまん。
>>650わっふるわっふる
655名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 01:01:25 ID:R4mF6b9O
すまんSS作者なのに、かまってしまった。。
もーしわけない。
656名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 01:02:35 ID:wFOCmPkz
>>652
あぁ・・そっかぁ。
のちスレでものちあ〜萌えに反発してる人いたもんね・・・
どうしたものか・・
せっかくSS投下してくれそうな人いるのに・・残念orz
657ワシのチンポでもなめてろ:2008/06/15(日) 01:04:38 ID:Js/mmdla
>>653
>ついに来たかって感じ。
>今の状態だと荒らしの思うつぼだと思う。

馬鹿じゃねーの。罵りあいも含めて全部ワシの自演だよ。
>>633-648のカキコは罵り合ってるのも含めて半分以上は
ワシのカキコ。それに釣られて勝手にスレ分割を議論してる
醜いババアたち。

あーおもしろい。
658名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 01:07:16 ID:h3VYMQOF
今まで通りでいいんじゃないの。
多少の荒らしがいるのは仕方ないこと。

>>653の言う通りスルーで行こう
659名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 01:08:57 ID:V0QW36Wj
>>650
超わっふるわっふる
660名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 01:09:14 ID:wirWol9o
無視すればいい
661ワシのチンポでもなめてろ:2008/06/15(日) 01:11:34 ID:BB0qLhIs
>>660
してねーじゃんw
662名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 01:12:56 ID:mqqPV8Wb
>>650
ワックワクのテッカテカに光りながら投下お待ちしています。
わっふるわっふる。
663ワシのチンポでもなめてろ:2008/06/15(日) 01:16:54 ID:fA03KywR
>>662
テカテカのチンポをほしがる淫乱豚ババア
664ワシのチンポでもなめてろ:2008/06/15(日) 01:20:12 ID:fA03KywR
罪滅ぼしにSS投下してやる

これでも読んでマンズリしてろ
665名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 01:20:46 ID:fA03KywR



「じゃじゃんっ♪今日の入浴剤はこれでーす」

「おぉ…」


なんでこうなるんだろう…
今日のゆかちゃんはおかしい。絶対おかしい。



「のっちってさぁ…」

「ん?」

「結構、胸あるんよねぇ」



むにっ


後ろからわしづかみ。
これ、なんの罰ゲームですか
涙が出てきよったよ…


あ〜ちゃんヘルプミー



「なかなかの「お湯溜まったし、入ろっかぁ!!」


無理矢理ゆかちゃんの言葉を遮って
先に浴室に入る。


僅かに文句が聞こえた気がしないでもないけど
聞こえない振り、気にしない振り。
666ワシのチンポでもなめてろ:2008/06/15(日) 01:21:41 ID:fA03KywR
おい。読んだか?

こんなので濡れるのか?え?淫乱ババアめ。

単純でいいのお。
667ワシのチンポでもなめてろ:2008/06/15(日) 07:46:19 ID:2K77REbz
マンズリわっふるマンズリわっふる

これからはテカテカチンポを妄想してマンズリするときは
「わっふる」と書こうぜ
668名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 12:29:16 ID:G5+Jwv1R
wwwスレ番がばんばん飛ぶんだが
669名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 13:12:18 ID:xwimyAyJ
前に本スレで話題にしてる人もいたし、人増えてここも追いつけなくなったな
670名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 14:15:52 ID:C9I1jXDk
職人さんGJ!!なぁ〜んも気にせずSS書いてくれ!需要はここにあるw
671名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 14:36:33 ID:h3VYMQOF
       .______
      /       `ヽ
     /          ヽ
    /  //  //\   .|
    | ノ   // ヽ ノ .ノ
    | | /(●)  (●) |/|
    | |(.| ~"     ~ |.)|
.    ヽ.八    "   ハノ   
        |\. ⌒ /
      /    |
     /       .|
 ∩  / "⌒ヽ.|.イ |
 | | ノ    ノ | || |
 ゝノく__つ∪∪
672名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 14:44:00 ID:VYNTjKx4
>>581GJ!やっぱあ〜のちは最高にいい。次の投下も楽しみにしてます。
>>587俺もそう見えてしかたがなかった。カッコいい絵ですね、ぜひまた描いてください。
>>614最後まですっごくよかったです。新作に期待してます!

職人さんGJ!! 俺文才も絵才もないからここに投下してる人たち尊敬するな。
673名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 14:45:29 ID:GLOe9Yk5
>>671
のっち、チョロとふーくん食べないでね
674名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 16:15:00 ID:4jJnNemQ
>>673
かしゆか乙w
675名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 16:18:36 ID:1wkRcVmz
>>669
ぬっちもそう思うゆ
単発が増えてきて実感する
面倒だから数えたことはないけど
676名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 16:27:34 ID:xwimyAyJ
>>671
これは室内犬?鮭しか食べなさそうだけど
677名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 16:35:53 ID:HCmIyZCL
本スレも落ち着いたみたいですな。

書きあがったのでひっそりer投下したいのですが、 
…もう少し下がってからのがいいかな。
678名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 16:43:19 ID:xwimyAyJ
いやいいですよ、お願いします。わっふるわっふるw
679名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 16:47:53 ID:HCmIyZCL
>678 ありがとう

じゃ投下します。あ〜かしerです。8スレ分くらいかな。
苦手な方は、華麗にスルーでお願いします。

ANGEL EYES


その1

それは、梅雨の合間の出来事。

束の間の晴れ渡った空の下、
ゆかちゃんから、突然のメールが届いた。

「 もう歌いたくない 」

ゆかちゃんは、ここのところ様子がおかしかった。
レコーディングでも振り付けでも、なぜかうまく出来ず、
ひとりで何度もやり直していた。スランプかもしれない。
こんなに悩んでいたなんて、…気づくのが遅すぎた。

あたしは走った。息を切らして、全力で駆け抜ける。
目指す場所に着くと呼吸を整える暇もなく、玄関のチャイムを鳴らした。
待っても返事がないのでノブを回すと、扉が開いた。
ほんの少し身を乗り出して、奥に向かって声をかける。

「こんにちは!」

反応がない。思い切って中を覗き込んでも、人の気配がない。
たたきに上がって、もう一度声をかける。
「お邪魔します…、ゆかちゃん、いますか?」

静まり返った玄関に、あたしの声だけが響いた。

「…ゆかちゃん、おるんでしょ?勝手に上がるけぇね!」

みんな留守なんだ。ただ一人を除いては。
家の中をずんずん進んで、目的の部屋の前に来ると、
深呼吸をひとつして、ドアをノックした。

「ゆかちゃん、返事して。」

なにも返ってこない。時間が、止まっている。
部屋に鍵はついてないから、ノブを回せばドアは簡単に開く。
ノブを握ったまま、ドアに頭をつけて耳を澄ます。

「…ね、ゆかちゃん、お願い。…声、聞かせて。」

「――ッ…。」

空気が、かすかに揺らいだ。ためらいながらノブを捻ると、
扉の隙間から、冷えた空気が廊下に流れ出してきた
680名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 16:48:25 ID:HCmIyZCL
その2

勇気を出して部屋に入ると、
日差しがゆるやかに差し込む部屋の中で、ゆかちゃんが凍えていた。
小さなベットの上に、シーツを頭からすっぽりかぶって、丸まっている。

「ゆかちゃん…」

真っ白いカタマリに手を触れると、弱弱しくかすれた声が、絞り出された。

「…来ないで。」

途端に心の中に、言葉が溢れだす。
ゆかちゃん泣かないで、どうしたの、何がそんなに悲しいの、
何でも言ってよ、どんな話も聞くから、あ〜ちゃん何もできんかもしれんけど、
ずっとそばにおるよ、ねぇ、ゆかちゃん…。
だけど、どんな言葉も、きっと、―――届かない気がした。

シーツの上から頬をあてて、ゆかちゃんの体温を確かめる。
こんなにも温かいのに。震えが伝わってくる。

「…ゆかは、…もう、必要ないコなんよ…。」

「そんなわけないっ!ゆかちゃんは絶対必要に決まっとるじゃろ!
 なんでそんなこと言うんよっ!あ〜ちゃん、怒るよ!」

ゆかちゃんの言葉にカッとなり、シーツを乱暴に剥ぎ取った。

その中に。

…ゆかちゃんが、ガタガタと震えていた。
 髪を乱して顔をぐしゃぐしゃにして、泣いている。
 両手で自分を抱いて、赤ちゃんみたいに小さくなって…。

思わずゆかちゃん抱きしめると、耐え切れないように叫びを漏らした。

「…もう、ダメなんよっ…―――ぅぅぅっ!」

「ゆかちゃん!」

ゆかちゃんの隣に横たわって、回した腕に力を込める。でも、震えは収まらない。
(…だめ、こんなんじゃ、ダメ…!)
どんな言葉を連ねても、今のゆかちゃんには届かない。
抱きしめた腕の中が、寂しさと悲しさで一杯になってしまう。
こんなに近くにいるのに。

681名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 16:49:02 ID:HCmIyZCL
その3




溢れ出る涙は止めることもできず、あたしの腕を濡らしていく
あたしは、ただ抱き締めることしかできないの、
どうすればいいの、どうして欲しいの、こんな時…。


ゆかちゃんの背中から荒れ狂う気持ちが、零れ出している。

…あぁ。
そう、なんじゃね。
あ〜ちゃんも、ホントは知ってる…。

ゆかちゃん。

今のゆかちゃんには、言葉より欲しいものが、あるんじゃろ?
きっと、そうなんじゃろ。
だけどね、それは、…あ〜ちゃんに、できるのかな…。

言葉の接ぎ穂を見つけ出せず、無言で背中を撫でていると、
ふいに首を回したゆかちゃんが、消え入りそうな声で、囁いた。

「…ゆか、…あ〜ちゃんになら…」

「…何、されても、…いい……、…――――っ」

傷ついた心を、唇を、強いキスで塞ぐ
…ゆかちゃん。わかったから、もういいから。
ゆかちゃんのどんな嘆きも悲しみも、全部あ〜ちゃんのものにする。
その代わりあ〜ちゃんが持っとるものは、
何でも、すべて、みんな、ぜんぶ、ゆかちゃんにあげる。
そうしよう。それで、いいじゃろ?…


背中から抱きしめたまま、ゆかちゃんの髪にキスをする。
顔を前に戻したゆかちゃんの表情は、見えない

ゆかちゃんの小さな左胸に、手を導かれる
あたしより、もっとドキドキしている。
手に力を込めると、ゆかちゃんが…はぁって、溜息をついた

後ろから抱きすくめたまま、キスの雨を降らせる
弱っていた吐息に甘みが足されて、ダンスをしている時みたいに不規則に乱れ始める

やわらかいカラダが、手の中でしなやかに跳ねる
折れちゃいそうに細い腕は、あたしとはまるで違う生き物みたい
同じ女のコ、なのに。

ゆかちゃんがパジャマ代わりにしている
柔らかいコットンのキャミワンピに手を触れる
長い髪をまとめて左肩に流すと、肩のリボンストラップが見えた
そのリボンに、小さな小さなキスをする

ゆかちゃんは、何も言わない。
682名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 16:49:32 ID:HCmIyZCL
その4





戸惑いながらリボンをほどくと、雪のように白い背中が浮かび上がる
はっと息をのむ。…なんて、…綺麗なんじゃろ…
肌に触れる指が震えてしまう
くすぐったいみたいに、ゆかちゃんが体を小さく震わせた

唇をうなじに押し当てて、小さく赤い花を咲かせると
切ない声を洩れてくる。その声がもっと聞きたいの。
ゆかちゃんの首、肩、背骨、それから…天使の羽に、やわらかなキスを。
背中の窪みに鼻先を押し付けると甘い汗と、淡い女のコの香りがする

ゆかちゃんは酸素が足りなくなったみたいに、浅い呼吸を繰り返す
何かをこらえるように、シーツの裾をぎゅっと握りしめて、唇にあてている
時折、堪え切れないほど甘い声が、零れ出す

午後の太陽のやわらかい光の中で、
ゆっくり上昇する温度に、目の前がクラクラしてきた
むせかえるような体温に、意識を保つのも精いっぱいだけど
…でも、ゆかちゃんがあたしを求めている、欲しがっているから…

ゆかちゃん、そんなに苦しまないで
積もった不安と悲しみを、癒してあげる
ねぇ、ひとりで遠くに行かんといて
そんな風に気持ちを閉じ込めんで
あたしはいつだってここにおるよ

気がつくと、
指先がすべるように、ゆかちゃんに…潜っていた
その激しい吐息に操られ惑わされ、夢中になる
吸い込まれるように、もっと深くもっと奥に、
…どこにおるのか、知りたくて

…もっと、もっと…

「ゆかちゃん…」

いつもと違う匂いがするから、いつもと違う温度だから
いつもよりずっと近い距離にいるから
背筋から鼓動を確認するように顔を離さないで、心の中だけで問いかける

(…これで、イイ…?)

あたしのたどたどしい指先に反応する
ゆかちゃんの吐息が、ふわふわと浮いている。
漂う先が見えなくて、たゆたうように熱に浮かされる。
683名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 16:50:01 ID:HCmIyZCL
その5





とろけそうな吐息の合間に紡がれた、密やかな囁き

「…ぁっ…、あ〜…ちゃっ…、、上、手だ…よ……」

溜息に紛れた言葉が途切れがちに届いて、思わず手を止めた

ためらいを感じ取ったゆかちゃんがかすかに振り向く
熱っぽい眼差しが、不安そうに揺れている
自分の言葉に戸惑ったように、
一瞬合った瞳をそらした、その横顔は、
恥ずかしそうにうつむいて

でも、…何かを、ねだっていた。

あたしは…、
ゆかちゃんが、欲しくて
壊しちゃいそうで、可愛くて、たまらない
怖がらないで、全部を見せて、隠さないで教えて、
もっとそばに来てよ、気持ちを全部伝えてあげる
あたしはどうなったって、かまわないんよ
…ゆかちゃん、ゆかちゃん、ゆかちゃん…

ゆかちゃんが、あたしの腕の中で歌っている。
いつもよりずっと高くて、甘い声。

小さなカラダを丸めて、逃げてしまいそう
どこかへ行ってしまいそうで、消えちゃいそうだから、
ぎゅうぅって抱きしめる。
ゆかちゃん、どこにも行っちゃダメ。
唇から微熱を放つ溜息も、
悲しみも、怒りも、寂しさも、叫びも、寒さも、
何もかも、あ〜ちゃんが全部、掬いとってあげるから。

どんどん熱が上がってきて、あたしも泣きそうなの

痛みも、快感も、光の中に、溶け込んでいく

ゆかちゃん

もう

解き放っていいよ…

「―――…ッ!」

腕の中の震えがゆっくりと止まり、
体中の力がクタッと抜けたみたいにもたれかかる
この温かい温度を、この両手の中に、永遠に封じ込めてしまえればいいのに。
684名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 16:50:25 ID:HCmIyZCL
その6




頭を撫でて、キスをして。深い吐息で包みこむ

「…こっち向いて?」

「ん…」

顔を下げたまま、体の向きを変えてくる
向かい合ったゆかちゃんの顎に手を添えて、顔を上げさせる
瞳も頬も真っ赤になっている
涙の跡をたくさん残して、まるで子供みたいじゃね

ずっと一緒にいたのにね
知らなかった、こんな顔するなんて

まだ落ち着かない呼吸が可愛くて、唇を合わせる

熱い…、口の中を、探って
舌を捕まえて、離さないで
泣き出しそうな気持ちも奪い去る

こんなことができる自分にちょっとびっくりする

ゆかちゃんが、涙目のまま囁いた

「…あ〜ちゃん、…ありがと、ね…。」

「ん…。」

「…ゆか、…もう、大丈夫。」

「――ゆかちゃん、」

愛おしさに強く抱きしめると、甘えるように体を預けてきた。
あやすように、髪を撫でているうちに、すやすやと安らかな寝息が聞こえはじめた
涙の跡を残したまま、穏やかな眠りに溶けていく

その夢を解いてしまわぬように、そっと、腕を開いた
685名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 16:51:11 ID:HCmIyZCL
その7(最後)


ゆっくりおやすみ
目が覚めた時にはきっと
いつもの元気なゆかちゃんに戻っているから

起こしてしまわないように、
ゆかちゃんの服と髪を静かに整える
も一度頬にキスをしてから、密かにベットを抜け出す
シーツを肩まで掛け直し、前髪をふわりと撫でる

忍び足で扉にたどり着くと、音をたてないようにノブを回した
扉が閉まる寸前に、ほんの少しだけ振り返った

ゆかちゃんの眠る真っ白いベットに、
午後のやわらかな光が小さなシルエットを作っている
キラキラのお日さまが、ゆかちゃんをやさしく包んでいる

(…オヤスミ。)


玄関を出ると、さわやかな緑の風が吹き抜けた。
汗ばんでいたあたしの体、さらさらとほどかれていく。
陽だまりに誘われるように、ゆっくりと歩み始める。



ねぇ、ゆかちゃん

今日は、とってもいいお天気なの
抜けるような青空に吸い込まれそう
だからあたしの気持ちも、この空に溶かしちゃうね


ゆかちゃん、あのね。

気づかなくていい

忘れていい

だけど、あ〜ちゃんは。

いつでも、何していても、遠くにいても、近くにいても、
寝ても覚めても、ずっと。。。



あなたを、見ている

あなたを、想っている




おしまい
686名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 16:53:33 ID:QdUh+1Yx
うわあ
キモイ
687名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 16:55:16 ID:QdUh+1Yx
                        /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
                        /              ヽ
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                       |    こ は.         |
                      |     だ           |
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/' あ た え   ヽ             \     、─------‐ァ /
.  っ し  l     |               ヽ   __`Yj─---┤ノ
  ち か と   |                 ヽ/ ∠ニニユ__」
  で        │                 _kク    Lb    , -──‐-、
  す         /                  L    l  |   / o       l
ヽ  °      / _____            ,ニ二⊃ 人  `lー──‐rイ
 \____ハ/ \___@_ノ           ゝzvv‐<7  ヽ  | 'c'   l_j__
              r'y─⊂ニ⊃            〈  |Y|  |   丿 ̄〉、__,ハ
           7   . . │       ┌‐┴┴┴┴‐┴─┴──┐_ノニl|
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688名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 16:56:42 ID:QdUh+1Yx
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689名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 16:57:21 ID:QdUh+1Yx
         ____
        /_ノ  ヽ、_\
 ミ ミ ミ  o゚((●)) ((●))゚o      ミ ミ ミ  こんなんで逮捕されるわけないおwww
/⌒)⌒)⌒. ::::::⌒(__人__)⌒:::\   /⌒)⌒)⌒)
| / / /     |r┬-|    | (⌒)/ / / //   バ
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|     ノ     | |  |   \  /  )  /    バ
ヽ    /     `ー'´      ヽ /    /     ン
 |    |   l||l 从人 l||l      l||l 从人 l||l
 ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))
690名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 16:57:56 ID:QdUh+1Yx
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691名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 16:58:50 ID:QdUh+1Yx
        rーー、                     r‐- .,_
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ヽう   /       |   |  ==      ヽ   /           |/    |
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      'l    | /                |         /  ノ_ /
      ∧.   |' ニ=               |         /   |ー九l =
     / ヽ  |                  ヽ_____/    ーイ ニ=
     ノ  ヘ  l                 / \     ヽ
692名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 16:59:38 ID:QdUh+1Yx
        \   |    /
         _┌┬┬┬┐_
       ――┴┴┴┴┴―、         __________
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  __[//____(゚_//[ ].゚Д゚,,) || _ \__ <  679を逮捕しにきました
 lロ|=☆= |ロロ゚|■■|■■∪警視庁■■||   \__________
 | ∈口∋ ̄_l__l⌒l____|___l⌒l___||
   ̄ ̄`ー' ̄   `ー'  `ー'   `ー'
693名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 17:00:52 ID:QdUh+1Yx
  ____|
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  | ヽ=@=ノ ||  |/               /
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                   (          )_ノ ヽ
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694名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 17:01:36 ID:QdUh+1Yx
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 (Ο Ο)\_ノ         彡彡∠彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡    |;;;;;;;;;;;;;;/ ̄ ̄ ̄ /
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695名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 17:02:23 ID:QdUh+1Yx
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696名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 17:02:55 ID:QdUh+1Yx
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697名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 17:05:45 ID:mqqPV8Wb
>>685
最初切なくてしゅんとしたけど後半の巻き返しがGJ!萌えますた(*´Д`)
698名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 17:13:53 ID:QdUh+1Yx
>>697
実名入りのポルノ小説を不特定多数が読む掲示板に
書くのは名誉毀損で犯罪行為です

推奨する行為も犯罪です
699名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 17:20:32 ID:QdUh+1Yx
**** ファンのみんなの共闘で犯罪行為を撲滅しましょう!! ****

己の性欲のことしか頭にない心無い人間の行為によって傷つく人、
泣いている人がいます。

犯罪行為は許さない!!!!!!!!!!!!!!!
700名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 17:27:19 ID:hTly0CCu
職人さんたち本当にGJ!
701名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 17:30:39 ID:QdUh+1Yx
>>700
実名入りのポルノ小説を不特定多数が読む掲示板に
書くのは名誉毀損で犯罪行為です

推奨する行為も犯罪です
"GJ"と煽るなど共犯行為です
702名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 17:34:12 ID:wirWol9o
職人さんたち本当にGJ!
703名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 17:36:09 ID:QdUh+1Yx

真のファンのみなさんの良心に問いたいと思います。

自らが題材とされたポルノ小説の書き込みをPerfumeの3人がどう思うか

ということ。それを考えてこそ真のファンでしょう。

ポルノの題材としてしかPerfumeを見れないエセファンを追放しよう!!!

704名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 17:37:25 ID:QdUh+1Yx
>>702

GJではありません。

法律に抵触する名誉毀損行為で犯罪行為です。

705名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 17:38:54 ID:QdUh+1Yx

犯罪行為を誉めそやすのはやめましょう。

法は最低の道徳です。
706名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 17:41:26 ID:QYkcJtsM
GJです!
可愛い あ〜ちゃんも良いけど、こーゆうのも良い!
707名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 17:42:49 ID:QdUh+1Yx
>>706

貴女は自分の自慰行為のことしか考えられない身勝手な女性ですね
だから恋人ができないのです。
708名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 17:43:07 ID:HCmIyZCL
ごめん、タイミング悪かった。
潜りますんでスルーで。
709名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 17:44:43 ID:Ma48jRQ6
久々?の切ない系にキュンときた!
GJです。
710名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 17:50:38 ID:wirWol9o
切なくてgj!
711名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 17:54:55 ID:GaQXNlyx

はしたない猿女たちの自演連投です
712名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 17:55:08 ID:4SmPko5R
GJ
あ〜ちゃんとかしゆかのが最近増えてきてうれしい
713名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 17:55:31 ID:GaQXNlyx
GJではありません。
法律に抵触する名誉毀損行為で犯罪行為です。
GJではありません。
法律に抵触する名誉毀損行為で犯罪行為です。
GJではありません。
法律に抵触する名誉毀損行為で犯罪行為です。
GJではありません。
法律に抵触する名誉毀損行為で犯罪行為です。
GJではありません。
法律に抵触する名誉毀損行為で犯罪行為です。
GJではありません。
法律に抵触する名誉毀損行為で犯罪行為です。
714名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 17:56:25 ID:GaQXNlyx

ID変えて何度も出てきてGJと繰り返すのはやめましょう

犯罪行為です
715名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 17:57:38 ID:GaQXNlyx
GJではありません。
法律に抵触する名誉毀損行為で犯罪行為です。
GJではありません。
法律に抵触する名誉毀損行為で犯罪行為です。
GJではありません。
法律に抵触する名誉毀損行為で犯罪行為です。
GJではありません。
法律に抵触する名誉毀損行為で犯罪行為です。
GJではありません。
法律に抵触する名誉毀損行為で犯罪行為です。
GJではありません。
法律に抵触する名誉毀損行為で犯罪行為です。
716名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 17:58:13 ID:GaQXNlyx
GJではありません。
法律に抵触する名誉毀損行為で犯罪行為です。
GJではありません。
法律に抵触する名誉毀損行為で犯罪行為です。
GJではありません。
法律に抵触する名誉毀損行為で犯罪行為です。
GJではありません。
法律に抵触する名誉毀損行為で犯罪行為です。
GJではありません。
法律に抵触する名誉毀損行為で犯罪行為です。
GJではありません。
法律に抵触する名誉毀損行為で犯罪行為です。
717名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 17:58:54 ID:GaQXNlyx


「GJ」という書き込みが止むまで、この指摘は続きます。

718名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 17:59:48 ID:GaQXNlyx

「GJ」という書き込みが止むと、この指摘は終わります。
719名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 18:01:10 ID:h3VYMQOF
GJ!
720名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 18:41:40 ID:3qxf8oX2
GJではありません。
法律に抵触する名誉毀損行為で犯罪行為です。
GJではありません。
法律に抵触する名誉毀損行為で犯罪行為です。
GJではありません。
法律に抵触する名誉毀損行為で犯罪行為です。
GJではありません。
法律に抵触する名誉毀損行為で犯罪行為です。
GJではありません。
法律に抵触する名誉毀損行為で犯罪行為です。
GJではありません。
法律に抵触する名誉毀損行為で犯罪行為です。
721名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 18:42:55 ID:3qxf8oX2

暇人職人の法律違反の下手糞淫乱小説

BJ!!二度と書くなメスブタめ!!!!!!!


暇人職人の法律違反の下手糞淫乱小説

BJ!!二度と書くなメスブタめ!!!!!!!

暇人職人の法律違反の下手糞淫乱小説

BJ!!二度と書くなメスブタめ!!!!!!!

722名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 18:44:02 ID:3qxf8oX2

下手糞職人の自慰作文

マンズリのネタにもならずみんながシカトする中

自演で必死で「GJ」を連投

笑えるぜ
723名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 18:46:42 ID:3qxf8oX2

自演で必死で「GJ」を連投する3流ポルノ小説家

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓v
724名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 18:58:28 ID:L4wcKU4A
5−6分の一定間隔をあけて続いていたGJレスが突然止む不思議
モデムON/OFFでID変えて自演してた可能性大
725名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 18:58:44 ID:ZCCx3o/J
見ててなんか楽しいわ〜♪
726名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 18:59:30 ID:V0QW36Wj
ナイスです!
727名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 19:06:00 ID:QYkcJtsM
やっぱり楽しんでた人いたんだw
流石に休みませてあげないと酷…?
728名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 19:12:57 ID:9sAa+7lH
たとえ1度であっても自演はアウトでしょ
読む気うせた
729名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 19:22:49 ID:h3VYMQOF
>>724>>728の流れが理解できないんだが
どういう意味?
730名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 19:24:23 ID:DezLM0CQ
嵐に反応したらいかんよ・・・
731名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 19:33:43 ID:h3VYMQOF
えっこれも荒らしなの!?
すんません(´・ω・`)
732名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 20:23:28 ID:ABd3jD5Y
>>730自演疑惑の火消しに必死
733名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 20:35:51 ID:G5+Jwv1R
空気にマジレスカコワルイ
ヌルーでよいのではww
734名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 20:38:44 ID:ABd3jD5Y
>>733 スルーしろと必死に叫んでるあなた
735名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 20:47:26 ID:vb2XVQOG
自演と言うレスにだけ過剰に反応してるの見ると余計に勘ぐりたくもなるよな
736名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 21:01:29 ID:jTnZg/ZR
まあ疑いはじめたらキリがないしなあ

とりあえずわっふらーはただわっふるするのみ。。わっふるわっふる
737名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 21:11:13 ID:DezLM0CQ
わっふらーはただ投下を待つのみ。
わっふりんぐわっふりんぐ
738名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 21:18:52 ID:9UD4U5BZ
自演説をうやむやにしようとさらに自演を重ねた上、
「あとは投下を待つのみ」と話題変えw
739名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 21:23:01 ID:kVDj3Fat
SS投下の前に予兆の書き込みがあり、
SS書き込んだ後はGJが延々と続くパターンに
今は亡き某スレをかぶらせるのはオレだけか?
740名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 21:30:30 ID:h3VYMQOF
そんなことはどうでもいいんですよ

それより明日のスマスマ何歌うんだろ
741名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 21:33:01 ID:K3S4rZfk
「アール子さん早く続きを!!」とレスがつくと数時間後にSSが投下されるあれねw
懐かしい
742名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 21:35:22 ID:zl31wyvV
ポリは確実だな
でもあのライブはSMAPがゲスト歌手の邪魔をしてるようにしか見えないんだよなww最高に歌いにくいだろうなw
743名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 21:39:34 ID:BDp0lyL5
>>742
それわかる。
しかもPerfumeとセッションって一体何をどうするんだ。
SMAPもエフェクトかけんのかな?w
744名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 21:40:44 ID:mqqPV8Wb
自演だろうとなかろうと、そんなことは証明もできないし、
どうでもいいこと。住人はここでSSを読みたいだけなんです。

今は嵐に十分に栄養がいっている為、ひどい荒れ模様ですが、
しばらく放置して嵐が枯れれば、また蘇ると信じています。
その日まで、しばらくこの大好きなスレを離れます。
わっふるしながら。

自分は男ですが、このスレで百合萌えを知りましたw
ぜひ、また神SSを読ませてくださいね。
745名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 21:43:06 ID:Gw5T5ALR
SMAPの演出もいいけどアール子さんの自演のほうが素晴らしいですよ

フレーフレーアール子さん!!早くSS投下して!!
フレーフレーアール子さん!!早くSS投下して!!
フレーフレーアール子さん!!早くSS投下して!!
フレーフレーアール子さん!!早くSS投下して!!
フレーフレーアール子さん!!早くSS投下して!!
フレーフレーアール子さん!!早くSS投下して!!
フレーフレーアール子さん!!早くSS投下して!!
746名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 21:47:26 ID:jHk5qWYd
自演だろうとなかろうと、そんなことは証明もできないし、
だから自演したい放題なんですw。

自分は豚ババアですけど、このスレでマンズリを覚えましたw
ぜひ、また自演SSを読ませてくださいね。
747名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 21:48:55 ID:jHk5qWYd
自演もっと投下して〜〜〜〜!!!!

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
748名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 21:50:39 ID:h3VYMQOF
エフェクトどうすんだろねw
ディーバな感じのperfumeが見てみたい
749名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 21:57:52 ID:CA5Gpp/R
自演もっと投下して〜〜〜〜!!!!
もっともっと投下して〜〜〜〜!!!!
おねがーーーーーーーーい!!!

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
750名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 22:07:48 ID:Ri9nDnrv
荒らしにはみんな基本はスルーで対応してるのに
自演ネタにだけは必ずいろんなIDで反論があるんだよな
だから荒れる

なんで自演ネタだけ必死で反論して潰そうとするのか
ある種の意図を感じざるをえない
751名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 22:17:03 ID:jTnZg/ZR
そうして>>750にもこんなかんじの注意レスが飛び交うんですねわかります

自演ネタに反論しているプロセスも自演かもわからないしなあー。ネタをネタと(ry
まあ今週中はこんな感じでgdgdとレスが伸びるだろうね

長く続いてればこうなるのは必然かもしれんね。哀しい事だけど
752名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 22:17:27 ID:9HS/Yg/W
明日はSMAP×SUMAPでperfumeが見られる(^皿^)v
753名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 22:18:55 ID:1wkRcVmz
今夜のベビスマも予告あるかもよ
チェックしてみたらいいかも
754名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 22:22:59 ID:DezLM0CQ
ベビスマって何時からだっけ?
755名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 22:25:24 ID:9HS/Yg/W
アドバイスあざーッすm(_ _)m
夜更かしして見ます♪
756名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 22:46:18 ID:BDp0lyL5
>>748
キューティーハニーのときみたいなあ〜を見たいな。
パフュはガチで歌上手いよね。

>>753
わかったサンクス。

ystk学園さんのおかげで、Starry SkyとSugarless GiRLがポリループ中…
757名無しさん@秘密の花園:2008/06/16(月) 01:12:06 ID:G+1mS++j
予告見たけどここの予想通りになりそうだw
758名無しさん@秘密の花園:2008/06/16(月) 01:54:22 ID:Ctjiv+mn
>>756
ksykは…
彼氏募集中のイントロのかしゆかパートでずっこけそうになる俺ガイル
759名無しさん@秘密の花園:2008/06/16(月) 02:03:50 ID:OwOhMwn6
>>758
ずっこけるなんて死後の世界を知っているアナタがスキ
760名無しさん@秘密の花園:2008/06/16(月) 05:33:21 ID:ZXWuYpou
おまえらレズババアは死後の心配する前に
ちゃんと年金を払って生前の心配をしろ
 
               衆議院議員 亀井静香
761名無しさん@秘密の花園:2008/06/16(月) 14:37:40 ID:nAvUYFJc
sage
762名無しさん@秘密の花園:2008/06/16(月) 17:41:48 ID:7zYqXZ2O
>>760さん

優しさありがとう(*^_^*)
763名無しさん@秘密の花園:2008/06/16(月) 23:58:33 ID:ED0dK44W
来週は初恋の相手に嫉妬のっちが見れるのか。楽しみだw
764名無しさん@秘密の花園:2008/06/17(火) 00:55:39 ID:YL2nWQtL
>>763
全く同じ事考えてたw
765名無しさん@秘密の花園:2008/06/17(火) 01:14:07 ID:1boaWwrp
鉄壁のディフェンダーにも期待。のちあ〜をニヤニヤ見てる可能性が高いけどw
766名無しさん@秘密の花園:2008/06/17(火) 01:17:18 ID:OSkhXd2X
1日だけかしゆかになれたら楽しそうだ
色んなのちあ〜を間近で見れるからね
レア企画にどうですか徳間さん
767とくまんこ:2008/06/17(火) 01:28:59 ID:vgEsR8P4
そうですね
768名無しさん@秘密の花園:2008/06/17(火) 12:12:06 ID:+gcrRv8R
>>763
何の話?
769名無しさん@秘密の花園:2008/06/17(火) 12:24:07 ID:OSkhXd2X
>>768
来週のHEYHEYHEYで
あ〜ちゃんの初恋の人が出るんよ。
770名無しさん@秘密の花園:2008/06/17(火) 12:26:21 ID:7z7OZ/QK
のっち………W
771名無しさん@秘密の花園:2008/06/17(火) 14:07:49 ID:wsIb8AGo
アール子さん、SSまだですか?
772名無しさん@秘密の花園:2008/06/17(火) 17:40:23 ID:2hzl/Nxl
sage
773名無しさん@秘密の花園:2008/06/17(火) 20:55:29 ID:+gcrRv8R
>>769
ありがと(・∀・)そりゃのっちは妬きまくるねw
774名無しさん@秘密の花園:2008/06/17(火) 21:09:49 ID:2gwVjdAT
スマスマの夜空のムコウrmxはystkが作ったのかね?前からあったのかな
あれ普通に音よくてワロタ。格好良すぎ
HEY3も楽しみじゃのう。ニューシングルも楽しみじゃのう

わっふるわっふる
775名無しさん@秘密の花園:2008/06/17(火) 21:17:23 ID:OSkhXd2X
テロップに編曲ystkって出てたよ
夜空rimixすごいよかったよねw
776名無しさん@秘密の花園:2008/06/17(火) 21:28:25 ID:1boaWwrp
ポリが一部入ってたよね。
8人だから被りまくりだったけどダンスもかっこよかったし思ったより楽しめたw
777名無しさん@秘密の花園:2008/06/17(火) 21:41:44 ID:hRvxPkUk
SMAPよりのっちのがよっぽど男前だった…
778名無しさん@秘密の花園:2008/06/17(火) 22:28:51 ID:/AWrBtYU
>>774
テロップに「編曲 中田ヤスタカ」って出てたね」
779名無しさん@秘密の花園:2008/06/17(火) 23:43:22 ID:uUepAd0l
話ぶった切っちゃうけど
ようつべで三年前のBEE-HIVEのやつを見ていたんだが


あ「ぴと」
(あ〜ちゃんがのっちに抱きつく)
あ「なんでのっち顔紅いん」
の「知らん…わからん」


このやり取りに萌えました
既出だったらごめん
780名無しさん@秘密の花園:2008/06/17(火) 23:46:29 ID:TpwW4B1J
あれksykに隠れてるけど、キスしてるように見えるw
781名無しさん@秘密の花園:2008/06/17(火) 23:51:00 ID:7z7OZ/QK
>>779
見たいっ!!
ヒントを…
782名無しさん@秘密の花園:2008/06/18(水) 00:19:12 ID:Fwr0tpY2
もしかして3人で1時間近く歌ってるやつ?
783名無しさん@秘密の花園:2008/06/18(水) 00:20:07 ID:kVPONG2K
>>781
perfume webで検索して
一番長く続いてるやつのパート7だったと思う
わかりづらくてごめんね
784名無しさん@秘密の花園:2008/06/18(水) 00:42:11 ID:Rw1D0pB3
>>783
見れたぁ!ありがと!!
すぐわかりました( ´艸`)
785名無しさん@秘密の花園:2008/06/18(水) 00:43:53 ID:2NR/9lBN
>>784
http://jp.youtube.com/watch?v=EzK0ZBExe1o
これのどこらへん?
786名無しさん@秘密の花園:2008/06/18(水) 00:48:16 ID:2NR/9lBN
見つけました、3:38ぐらいですね
うわーこれは・・・
787名無しさん@秘密の花園:2008/06/18(水) 00:58:28 ID:WvCDKNfn
3人仲良さすぎだろ・・・
のちおうれしかったんだろうな
788名無しさん@秘密の花園:2008/06/18(水) 01:07:48 ID:0Niei5Wf
いやいや、これは
積極的なあ〜にのちドキドキ。
「こ、こんなとこで…みんな見よるのに…」。
ちゅーされて真っ赤になっちゃった乙女のち子ですよ。


…ごめん、逝ってくるわ。
789名無しさん@秘密の花園:2008/06/18(水) 01:16:08 ID:Mwi7pPkE
あのあ〜ちゃんはやたらのっちにからんでるよね
790名無しさん@秘密の花園:2008/06/18(水) 01:38:09 ID:5dRviVx4
>>788
あ〜は最初から計画してたんですね。わかります
つまりのっちへの羞恥ぷれうわなにをするやめろ(ry
791名無しさん@秘密の花園:2008/06/18(水) 01:45:43 ID:T4Wd3W0Y
アール子さん続きはまだでしょうか?
他の話題は関心ないのですがアール子さんのSSが読みたくて
ここにチェックに来ています。よろしくお願いします。
ageとくので早く気づいてね♪
792名無しさん@秘密の花園:2008/06/18(水) 03:00:58 ID:g2cFM9t4
sage
793名無しさん@秘密の花園:2008/06/18(水) 04:46:56 ID:KUKXzVJr
アール子さん続きはまだでしょうか?
ageておきます
みなさんも気づいたらアール子さんに一言応援お願いします。
わっふるわっふる
794名無しさん@秘密の花園:2008/06/18(水) 06:49:18 ID:OB+SuSpr
sage
795名無しさん@秘密の花園:2008/06/18(水) 14:25:39 ID:pUSqV1kF
アール子さんまだ?
わっふるわっふる
age*1000(下げないでね♪)
796名無しさん@秘密の花園:2008/06/18(水) 17:12:45 ID:xuVVNR86
sage
797名無しさん@秘密の花園:2008/06/18(水) 19:24:42 ID:TGKQ/5fh
Perfumeもビックリの鉄壁のsageディフェンスわろた

Love the Worldサビのみ聞いたけど、あれはにわかファンを振り落とすystkの作戦にしか思えない件
サビがイマイチ=Aメロがいい、のがystkの曲には多いし、楽しみだ
798名無しさん@秘密の花園:2008/06/18(水) 20:02:30 ID:OQVAb6Mi
板違い
799名無しさん@秘密の花園:2008/06/18(水) 20:20:16 ID:v0KxFPqH
むしろPVでのいちゃいちゃきゃっきゃっに期待
今までのPVを見る限りじゃ本人達の絡みはあんまり無さそうだが…。
800名無しさん@秘密の花園:2008/06/18(水) 20:23:08 ID:Fwr0tpY2
最近PTAがのちあ〜を推してきてる気がするw
ありがたいw
801名無しさん@秘密の花園:2008/06/18(水) 21:27:52 ID:5dRviVx4
>>799
トゥインクルの目合わせるところはのっち王子とあ〜姫にしか見えないw
802名無しさん@秘密の花園:2008/06/18(水) 22:05:36 ID:ZtTPtJJI
チュチュチュでのっちがあ〜ちゃんに・・・
803名無しさん@秘密の花園:2008/06/18(水) 22:59:21 ID:kVPONG2K
>>800
そこんとこkwsk
804名無しさん@秘密の花園:2008/06/18(水) 23:43:11 ID:HLss6w7E
のっちksykのほっぺにちゅーするの好きだよね?
1:03あたり 大胆すぐるw
http://jp.youtube.com/watch?v=BlM5mXaMFIU&feature=related

3:22あたりものっちksykに軽くちゅーしてない?
その様子を見て嫉妬したあーちゃんのっちにちゅーしたみたいに見えるw
http://jp.youtube.com/watch?v=EzK0ZBExe1o
805名無しさん@秘密の花園:2008/06/19(木) 01:06:42 ID:/OjCYad7
わっふるわっふる
age
806名無しさん@秘密の花園:2008/06/19(木) 01:24:50 ID:nHqNZW0f
sage
>>804
ほんとだwww特にシクレメイキングとかww
普通にちゅーしちゃうのっちとそれに妬いちゃうあ〜ちゃんに萌える
普通に受け入れてるksykも愛しいのうw

やっぱのっちは天性の男前なんですねわかります
807名無しさん@秘密の花園:2008/06/19(木) 01:31:10 ID:Hs9hW0H9
保守age
わっふるわっふる
808名無しさん@秘密の花園:2008/06/19(木) 01:56:50 ID:hKRgslzo
ほんとに仲の良さが魅力だよね
のっちは解散なんて考えられないんだろうな
809名無しさん@秘密の花園:2008/06/19(木) 02:29:19 ID:ymHxJzvX
のっちモテモテだな〜
3人とも仲良くて見ててほんわかする
ファンになってよかったなぁ〜
810名無しさん@秘密の花園:2008/06/19(木) 03:00:51 ID:7mCPZqtm
レズ・百合萌え板全板人気トーナメント出場中!
板住人のご協力をお待ちしております。
詳しくは以下のスレへ

【百合萌え】第3回全板人気トーナメント【パヤパヤ2】
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1213196891/
811名無しさん@秘密の花園:2008/06/19(木) 06:56:34 ID:TbvFQ2Zt
ぴとってしたあ〜ちゃんも顔火照ってるじゃんカワユス
812名無しさん@秘密の花園:2008/06/20(金) 01:09:09 ID:HM89qLSl
やばい…
なんでのっちそんな顔赤いん?
って。。。言えんわ、そんなこと。あ〜ちゃんすごいわ。
萌える。。
813名無しさん@秘密の花園:2008/06/20(金) 02:29:39 ID:SGkmLgab
PCが直ったんで、一週間ぶりぐらいに来てみたら
何で過疎ってるんだ?あれ程毎日あった小説の投稿も
止まってるし、一体何があったんだ?
814名無しさん@秘密の花園:2008/06/20(金) 02:43:33 ID:aoQiebZ0
ゆっくりログを読んでいってね!
815名無しさん@秘密の花園:2008/06/20(金) 02:44:13 ID:EARRuMyY
ココこないだ荒らされたからみんな警戒してるんよ
816名無しさん@秘密の花園:2008/06/20(金) 11:58:29 ID:ZPQesQfY
今日は地上波でのちおが拝める記念すべきひですよ。
予告では直ちゃんとにしおかさんだけみたいだけどあ〜かしには絡まないのかなぁー。
817名無しさん@秘密の花園:2008/06/20(金) 12:17:03 ID:bLQUtgAC
関西の自分は涙目orz
818名無しさん@秘密の花園:2008/06/20(金) 12:27:12 ID:QE68v7C4
>のっちが、女性役に男性役にと大活躍!
HAPPY公式ではこう書いてあるからあ〜かしにも絡むかも
しかしのちおを持ってくるとはHAPPYスタッフは分かってるな。

>>817見ようと思ったら見れんこともない。携帯だと大変だろうけど
819名無しさん@秘密の花園:2008/06/20(金) 16:01:29 ID:Fx9nLpX+
>>817
つ鍵穴
820名無しさん@秘密の花園:2008/06/20(金) 16:24:31 ID:EARRuMyY
SS投下がないのがこんなに寂しいとは・・・
職人さん書き溜めしてくれてるかな・・・
821名無しさん@秘密の花園:2008/06/20(金) 18:00:00 ID:easthBwd
荒しもなくなったし、
職人さん
ss書き留めて下さい。
822名無しさん@秘密の花園:2008/06/20(金) 18:54:22 ID:Fx9nLpX+
クレクレはやめようぜ
823名無しさん@秘密の花園:2008/06/20(金) 19:09:27 ID:8KzNV6Vo
にしてもまとめサイトは消されてしまったのかのう。。
824名無しさん@秘密の花園:2008/06/20(金) 19:22:58 ID:dMB9+fvl
まだ潜伏してそうだし安心は出来ないね
まとめサイトは確かに消されちゃったのかもなぁ…
825名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 01:04:13 ID:ADn9DlC7
のち男は本当に男前だなwww
今回は今までで一番面白かったかも試練
826名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 01:12:04 ID:QzhV91Yf
>>825
今週やばかったねw
かしゆかの小悪魔演技が手慣れてたのは、普段のっちに同じことをしてるからですねわかります。
827名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 01:15:53 ID:rHSJhMvc
冒頭であ〜ちゃんを引っ張るのっちに
釘付けになった
はわわわ・・・(//ω//*)
828名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 01:27:45 ID:EYFME/d+
ときどき3人でいるとのっちが一番お姉さんに振舞うときがあるよね
829名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 01:56:47 ID:iI0nLbR3
ttp://nocchinochi.web.fc2.com/
本スレから。のっちカードのシークレットカードがいちいちおもろいwww
もう共通認識、てかネタなのか?w
830名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 02:34:42 ID:NkFYfJER
もうお決まりなんじゃね?
のっちのあ〜ちゃんスキスキは会い板なら当たり前のように通じるし、話も出るww
831名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 02:40:12 ID:EYFME/d+
のちおは基本あ〜ちゃんに夢中だけど
かわいらしくて小悪魔なかっしーにも心動かされている
できれば二人ともいきたいと考えるのちお
832名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 02:51:48 ID:VTjMfp7O
たまたまメタルスレ覗いたらレズネタうぜえって愚痴ってる人いたなぁ。
まさかのち→あ〜をネタにしてる人皆がここ見てるわけないしむしろ自分の場合ここ以外じゃ自重してるんだが勝手に敵視されてて困った。
そしてHAPPYが神回過ぎて更に困った。
833名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 03:02:11 ID:rHSJhMvc
のっちが珍しくやる気で
のっちを見るあ〜ちゃんの目が優しかった
ksykのいじわるっで一瞬意識なくなったし
すごい回だった
834名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 03:15:53 ID:NkFYfJER
>>832
むしろというか自重はもう鉄則だw
レズネタうぜー言ってるやつは、のちスレにもよく出る単発と一緒のヤツかも
てかのっちは漢だからレズネタではないと、あれだけ言われているのに!w
ノリ切れず脱落したやつが言ってんだろうな…
835名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 03:20:56 ID:ADn9DlC7
>>832
全員がここのスレの住人って決め付けるのは良く無いけど
全く居ないって訳じゃないかもしれないし、そこんとこの判断は難しいね
836名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 04:32:39 ID:BSLb7SWw
わっふるわっふる
837名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 07:35:54 ID:SiRoPWlI
sage
838名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 09:17:47 ID:XxI17+I1
質問してもいいでしょうか?
1ヶ月ほど前からこちらにお邪魔するようになった者です。
「わっふるわっふる」という言葉にはどのような意味がある
んでしょうか?またどういうときに使う?
GJ!みたいな感じかなとも思ったのですが・・・
839名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 09:44:55 ID:S3l6DMHE
一回ぐぐってみたらいかがでしょうか?
840名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 10:07:12 ID:XxI17+I1
>>839
838ですが、検索してみました。
ここのスレだけで使われている用語かと
思っていたのです。
そうではなかったんですね。
841名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 14:43:05 ID:afONa0yA
pinkがまだ2ちゃんねるの一部だった頃からあるネタだからなぁ。

寸止め→わっふるわっふると書き込んで下さい

みたいな流れの
842名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 16:10:55 ID:ZWzGH15H
一応紹介。わっふるなSS待ちの方は暇つぶしにどぞ↓
「ワッフルワッフルのガイドラインrigel7」
ttp://society6.2ch.net/test/read.cgi/gline/1196560885/
843名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 18:43:38 ID:Sg074CE7
直筆ブロより
>もっとスキスキオーラ出せば良かったなぁ〜


妬かせる作戦ですね分かりま(ry
844名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 20:06:09 ID:gXkPpBsa
わっふるわっふる
845名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 20:18:59 ID:rHSJhMvc
職人さん・・もうそろそろ投下してくれぇ・・・
お願いだぁ・・・
846名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 20:24:48 ID:NdLoXGr5
今書いてます
あと15分くらいで投下できます
少々お待ち願います
847名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 20:26:56 ID:ZWzGH15H
>>846
それは、荒らし生存確認の予告ですね。わかります。
848名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 20:31:07 ID:NdLoXGr5
ちがいますが

あなたこそ他人のSS投下を認めない「アール子」なんでしょ
849名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 20:32:31 ID:rHSJhMvc
>>848
やったぁ!!
わっふりんぐしながら待ってます^^
wktkwktk
850名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 20:37:00 ID:NdLoXGr5
いつもの調子で、自演で>>845で「職人さん投下して〜」書いてから
SS投下する予定だったのでしょ。

ところが、私が「あと15分で投下します」って書いたから
慌てて>>847でそれをやめさせようとしたんでしょ。全部分かってますよ。

あなたが「アール子」という名前であちこちのスレで似たようなことを
してきたことも。そしてスレの他の職人さんと軋轢を起こして追い出された
ことも全部知ってますよ。

同じ愚をまたここで繰り返しましたね。
851名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 20:37:10 ID:u57pNvYr
やった〜!久々でうれしすぎ!
http://imepita.jp/20080621/730900
852名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 20:42:46 ID:rHSJhMvc
一応言っておくけどあたし嵐じゃないよ・・
1スレ目からわっふるしてきたのに
なんだか寂しい。
あんまり書き込まないほうがいいみたいだね
ごめんね。
この空気が収まるまで
しばらく書き込まずにロムします
職人のみなさんがんばってくださいね
853名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 20:45:29 ID:EYFME/d+
>>852
誰が悪いわけでもないけど
空気的にはしばらくうpしないほうがいいみたいね
残念です
854名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 20:46:32 ID:NdLoXGr5
>>852
違います。あなたのような方のレスは大歓迎ですよ♪
>>846に対して>>847のようなレスを書くのが荒らしなんです。
でもタダの荒らしじゃなくて、SS職人が他の職人を排除しようと
書いているところがたちが悪いのですよね。
855名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 20:50:29 ID:NdLoXGr5
>>853

誰が悪いかなんてはっきりしてますよ。

それにあなたはさりげなく「しばらくうPしないほうがいい」とか
書いてるけど、これもまったく意味が分からない。
856名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 20:57:50 ID:0Mp6+vs8
このスレはSS職人も住民もみんな仲良しだよ。排除する流れなんて今までなかったしこれからもないと思う。
857名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 21:02:41 ID:e3XvceiG
とりあえず空気が悪すぎる…
前みたいな和やかな空気に戻りたいね(´д`)
あと、荒らしは無視してsageを徹底しなきゃだめだと思う。
858名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 21:03:46 ID:1DouNXAW
>>856
同意

855は粘着荒らし
859名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 21:06:54 ID:NdLoXGr5
>>858

856のどこにもそんなこと書いていない

あなたは私を荒らし認定しようとID変えて何回も登場してますが
そのID変えて何回も登場するのはいつもやってるのではないのですか?
アール子さん。
860名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 21:15:02 ID:1DouNXAW
>>857
そうだね。
とりあえずsage
861名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 21:15:52 ID:NdLoXGr5
拝啓 アール子さん

 あなたがここでSS書いてID変えて何回も自演で「GJ!」と
 連投しているのはあなたの自由で私はそれに干渉しません。
 
 でもここはあなたのスレではありません。私がここにSSを書くのは
 私の自由です。その基本的なことをあなたは未だに理解できないでいます。

 他人のSSを排除するためなら荒らしや自演など手段を選ばないその姿勢。
 それも昔とぜんぜん変わりないですねアール子さん。

 あなたはもう忘れたい過去でしょうが、過去スレを貼っておきます。
 http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1196843010/

 お大事に。敬具
862名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 21:21:48 ID:CoSW56fT
他の職人排除するために必死なんだな
キモ過ぎる
863名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 21:23:18 ID:yGG8+b2P
>>861
更年期?あんま気にしすぎない方がいいよ
864名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 21:24:22 ID:VTjMfp7O
>>851
何気に久々の投下ktkr!
荒らし気にしてたら投下なんて永遠に出来なくなるし気にせずもっと投下するといいと思うよ。
わっふるわっふる
865名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 21:26:37 ID:QzhV91Yf
ここの住人凄い好きだけど、明らかな荒らしや釣りに反応しすぎ。
ナマモノは1回粘着されると長いから甘く見ない方が…

対バン行った人いるのかな。
いたらレポよろ。
866名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 21:51:11 ID:hHwnr3et
>>863
アール子火消しに必死すぎwwwwwwwwwwwwwww
867名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 21:55:33 ID:VdF/YICz
他人のSSに文句をつけたのがやぶ蛇だったようだなアール子
868名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 21:56:49 ID:hHwnr3et
所詮アール子クオリティはそのレベル
869名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 21:57:49 ID:VdF/YICz
SSのレベルも低いし
870名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 21:58:41 ID:hHwnr3et
レベルは低いのにプライドだけ高い
それがアール子
871名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 22:00:10 ID:VdF/YICz
アール子涙目で反論もできないようだな
872名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 22:01:19 ID:hHwnr3et
まあ自業自得だろ
アール子
873名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 22:02:30 ID:VdF/YICz
ところでアール子のへたくそSSで濡れる人はいるのか?
長年の疑問
874名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 22:03:32 ID:hHwnr3et
いるわけねーだろ
馬鹿かおまえ
気でも狂ったか?
875名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 22:04:55 ID:VdF/YICz
だよな。すまん。
すると濡れてるのは書いてる本人だけ?
876名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 22:05:51 ID:hHwnr3et
どうかな。
アール子はもうババアだからもう濡れないというウワサも根強いし。
877名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 22:10:50 ID:VdF/YICz
都合が悪くなるとROMに徹する
これまたアール子の特徴
878名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 22:13:13 ID:hHwnr3et
ここで何事もなかったようにアール子が一言
879名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 22:47:22 ID:u57pNvYr
今日は投下ないのかな?残念…。
でもまたいつかSS職人さんが復活するのを楽しみに待ってます(^-^)
880名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 23:09:37 ID:yGG8+b2P
いいボケ思い付いたんだけど間に合わなかったかw
881名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 23:22:27 ID:u57pNvYr
失礼しました(^^ゞ
882名無しさん@秘密の花園:2008/06/21(土) 23:32:44 ID:ZWzGH15H
自分>>847ですが・・・なんかすいません!
あのレスはSS投下をやめさせるとかいう意味ではなく、
「前もって投下予告して、また嵐が出てくればやめておきます」
という意味ですよね?スレの空気を確かめているのですよね?
という意味でした。

殺伐とした空気なのに、あやふやなレスしてすみませんでした。
アール子とか全然わかりませんが、もうこの際、荒らし認定した
レスは完全スルーがいいのだと思います。このレスを含め。

自分はパフュへの愛に溢れているこのスレが大好きだったので
わっふるROMしながら投下を待っています。
投下お待ちしています。わっふる。
883名無しさん@秘密の花園:2008/06/22(日) 00:19:49 ID:DZFEtrjx
Perfumeが好きで何か面白いことやってるみたいだから、
初めてこの板に来た自分からしたら嵐の煽り文句の意味がまじで分からん

投下して荒らされる様子を目の当たりにした職人さんはもう投下してくれないんじゃないの
わざわざ貶されてまで書きたくないでしょ、自分が職人だったら。
無視して書けってのも酷だと思うけど

粘着されたんだからここでまた前のようにSSを楽しむのは当分無理だと思う
違う場所に移ってまで続けようとする人がいるなら別だけど
884名無しさん@秘密の花園:2008/06/22(日) 00:25:17 ID:RpkLbP+T
なんかしょうもない事になってるから避難所作ってみたよ
良かったら使ってくだしあ
ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/11533/
885名無しさん@秘密の花園:2008/06/22(日) 00:26:56 ID:cDmVvpg+
そんなのどうでもいいよ。
アール子さん早く続きを!

わっふるわっふる
886名無しさん@秘密の花園:2008/06/22(日) 00:27:30 ID:4YDVUvkT
>>883
前からいる私にも分からんから大丈夫
887名無しさん@秘密の花園:2008/06/22(日) 00:34:18 ID:Odeo3pHq
みんなローカルルールを熟読すればいいと思うよ。

かしゆかがMacを買ったのはあんな写真やこんな写真をまとめるためか…?
888名無しさん@秘密の花園:2008/06/22(日) 01:20:03 ID:Oplx9zJs
うーん・・・。気長にSSの復活を待ちますか。
残念だ。全く、ここのSS楽しかったんに・・・。

頑張れ職人w負けるな職人w
889名無しさん@秘密の花園:2008/06/22(日) 01:22:28 ID:cDmVvpg+

自演ババア引っ込め
890名無しさん@秘密の花園:2008/06/22(日) 02:00:47 ID:cDmVvpg+
ババア職人の自慰小説
891名無しさん@秘密の花園:2008/06/22(日) 07:57:00 ID:4xC38VQY
>>851
のちかし(*´Д`)=з
GJです、最高です!
892名無しさん@秘密の花園:2008/06/22(日) 11:34:25 ID:u0Vxu0Bh
百合板のルールやらコテはよーワカランけど
基本ageてるのは安置ってことでおk?

所詮pinkだし、今までお行儀良過ぎたのかな。
893名無しさん@秘密の花園:2008/06/22(日) 11:50:29 ID:4YDVUvkT
>>892
だね。
あとsageてても明らかに荒らしてる時もあるからそれもスルーでいこう。
894名無しさん@秘密の花園:2008/06/22(日) 13:33:06 ID:mDxF4HfH
にしてもFC上のageてる奴レベル低すぎwww

ID2個ってことは串も使えねぇんだろ。PCと携帯代わる代わる打って嵐ってwwwww

次はPCと鯖の電源消してまた入れてとかやるんだろwww

頑張れ暇人。応援してるぞwwま、専ブラで透明あぼーんしてっから永久に見えないけど。
895名無しさん@秘密の花園:2008/06/22(日) 13:46:06 ID:UNZUkSPz
SS職人達の過去からの怨恨渦巻くスレ
896名無しさん@秘密の花園:2008/06/22(日) 17:30:01 ID:qL832XdG
>>894
携帯とPCをIDで区別できないおまえさんw
897名無しさん@秘密の花園:2008/06/22(日) 17:57:08 ID:H/MZPX1p
わっふるわっふる
age
898名無しさん@秘密の花園:2008/06/22(日) 20:29:43 ID:qMmnTLMX
わっふるわっふる
age
899名無しさん@秘密の花園:2008/06/23(月) 01:17:41 ID:CeWvdEW8
sage
900名無しさん@秘密の花園:2008/06/23(月) 11:37:10 ID:GlLUzwy6
sage
901名無しさん@秘密の花園:2008/06/23(月) 15:17:07 ID:9SoeOfX2
さらにsage
902名無しさん@秘密の花園:2008/06/23(月) 17:15:31 ID:vZEVPQca
さらに倍
903名無しさん@秘密の花園:2008/06/23(月) 17:29:59 ID:4NrCz5La
16・20・4・8・18!
904名無しさん@秘密の花園:2008/06/23(月) 22:21:13 ID:NvdmUuO6
905名無しさん@秘密の花園:2008/06/23(月) 22:55:51 ID:X2zSJDuW
まとめサイト落ちてる?
906名無しさん@秘密の花園:2008/06/23(月) 23:00:42 ID:NvdmUuO6
自分だけかと思った
数日前からつながらないよ
消えちゃったのかな
907名無しさん@秘密の花園:2008/06/23(月) 23:08:27 ID:C+n+8nMW
携帯版は見れるよー
908名無しさん@秘密の花園:2008/06/23(月) 23:30:02 ID:Z8zZRIMM
909名無しさん@秘密の花園:2008/06/24(火) 00:39:26 ID:0XqCw7vm
新曲のPV、最後のサビで最後にカメラに近づくとき、
かしゆかとあ〜ちゃんが見つめ合うとこ、やられたわ…
萌へ…
910名無しさん@秘密の花園:2008/06/24(火) 00:59:29 ID:Tgq5g8Qf
>>909
それぞれの肩にちっちゃい三人が順番に乗ってるように見えるところもかわいいww
911名無しさん@秘密の花園:2008/06/24(火) 01:37:55 ID:yFYI6aWS
最近のち→あ〜絡みにに目がいきがちだがksykとあ〜ちゃんは某猫風に言うと共犯関係だからなあ
たまに垣間見れる絶妙の間合いと息の揃い方には何度萌えたやら…。
二人で日頃からいちゃいちゃしつつのっちいじりを実行してるんだろうなww
912名無しさん@秘密の花園:2008/06/24(火) 02:27:17 ID:G81h90lO
まんずり
わっふるw
913名無しさん@秘密の花園:2008/06/24(火) 03:21:21 ID:xiN5lLnV
あれ?ksykの肩に手を回すのっちの画像がまだ貼られてないぞ?
どうしたんだい?
914名無しさん@秘密の花園:2008/06/24(火) 03:22:27 ID:G81h90lO
スマソ
まんずりに夢中でw
915名無しさん@秘密の花園:2008/06/24(火) 03:25:43 ID:QABDoxBv
アミューズの株主総会でPerfumeライブしてたね
916名無しさん@秘密の花園:2008/06/24(火) 04:09:05 ID:G81h90lO
株主総会ではじめてマンズリしてしまったよw
917名無しさん@秘密の花園:2008/06/24(火) 04:18:09 ID:gevcVxOw
>>913
あったっけ?HEYHEYHEY?
918名無しさん@秘密の花園:2008/06/24(火) 04:38:20 ID:xiN5lLnV
うん。江川っちがあ〜のチョコを兄貴にあげちゃったってあたりだったかな?
出先だから今は確認できないけど
そんなとこばっか見るようになったのもこのスレのせいだぞ!w
919名無しさん@秘密の花園:2008/06/24(火) 04:40:17 ID:YQcGcEM9
のっちはかわいい女の子が好きなんだろうね
HEY3では絢香とも知り合えたかな
920名無しさん@秘密の花園:2008/06/24(火) 14:27:15 ID:XtDoA5D4
3人でマンズリ大会とかかもねw
921名無しさん@秘密の花園:2008/06/24(火) 17:53:37 ID:M2kEYa+s
まとめさん、どうなってるのか出来れば報告を…
922名無しさん@秘密の花園:2008/06/24(火) 20:23:14 ID:yFYI6aWS
誤爆?
923名無しさん@秘密の花園:2008/06/24(火) 22:02:20 ID:VQdU1B1Q
>>922
アイ板のまとめさんのことじゃなくて、ここのまとめサイトの人の
ことでしょ?誤爆じゃないと思うけど。
とりあえず、>>531に書いてあることがすべてかなぁ。
924名無しさん@秘密の花園:2008/06/24(火) 22:32:32 ID:GSFkkuYj
>>921
まとめサイトの中の人です。PC版相変わらず繋がりませんね…
携帯版は普通に機能してるのになぁ
気になってサーバーの某スレを覗いてみたら
ちょくちょくサーバーが落ちるらしいです(汗)
でもぉ、他の住人の言うとおり消されたって場合もあるからぁ
ん〜、わかんにゃいっ><
もし、このまま繋がらなくても移転…は今のところ無いです。

あっ、後避難所の方乙です!


925名無しさん@秘密の花園:2008/06/24(火) 23:28:43 ID:JdJotMaj
>>924さん避難所ってなんですか??
926名無しさん@秘密の花園:2008/06/25(水) 00:07:41 ID:LRHeKqKa
927名無しさん@秘密の花園:2008/06/25(水) 00:19:04 ID:ek+zsgji
>>924
鯖が不安定だったのか
じゃあどうしようも無いですね…


あとまとめのTOP画像なんですけど、本人達が写ってるのを使うのはまずいんじゃないかと
928名無しさん@秘密の花園:2008/06/25(水) 16:26:10 ID:61qRmASO
>>927
生モノを扱ってる訳だし画像使用はマズいですよね…盲点でしたすみません(汗
TOPの画像外しておきます。
929名無しさん@秘密の花園:2008/06/25(水) 19:42:43 ID:JYIJ6WtK
>>928
残念だけど権利者の申し立てにより云々かんぬんする前にそうした方がいいかもですね。

ふいんき(ryがぴったりの写真だったのに
930名無しさん@秘密の花園:2008/06/25(水) 20:41:45 ID:03cQSTnL
931名無しさん@秘密の花園:2008/06/25(水) 20:44:33 ID:7gBBXrVD
>>930
何の画像?
932名無しさん@秘密の花園:2008/06/25(水) 21:05:36 ID:/3blmF3A
コンティニューVol39
表紙だし誌内連載あるから見てる人は見てると思われ
933名無しさん@秘密の花園:2008/06/25(水) 22:46:29 ID:vdRnWwMx
>>930
最近この画像よく見掛けるけど夫婦みたいだなっていっつも思うw
934名無しさん@秘密の花園:2008/06/25(水) 22:56:29 ID:9Eeobgh/
>>930
あ〜ちゃんとけっ(ry
935名無しさん@秘密の花園:2008/06/25(水) 22:59:50 ID:XSCOQv5a
のっち→かしゆか
かしゆか→のっち

あ〜ちゃんどうなるん(´;ω;`)ブワッ
936名無しさん@秘密の花園:2008/06/25(水) 23:02:42 ID:MfL/okuD
>>935
のっちはツンデレを実践したんです
カモフラージュですよww
937名無しさん@秘密の花園:2008/06/25(水) 23:08:11 ID:RPvPPwJI
>>930
ほら、みろよのっち。
あーちゃんにはもうこんなイケメン彼氏がもういてだな、ん?誰か来たな・・・
938名無しさん@秘密の花園:2008/06/25(水) 23:28:53 ID:XSCOQv5a
>>936

あ〜ちゃん寂しそうだった

のちお、ぎゃはははじゃねえよヽ(`Д´)ノ
939名無しさん@秘密の花園:2008/06/26(木) 03:16:24 ID:h98u2076
まぁのちおの浮気性は前々から指摘されてたしw
てか今ログ読んでるんだがのちスレがSOLで持ちきりわろたwwwここ以上に盛り上がってるとかww
940名無しさん@秘密の花園:2008/06/26(木) 04:49:02 ID:xdo1gtYb
>>935
っ[ちゃあぽん]
941sage:2008/06/26(木) 06:47:18 ID:imvgWB7D
わっふるわっふる
942名無しさん@秘密の花園:2008/06/26(木) 15:27:00 ID:nly6rnFt
sage
943名無し@秘密の花園:2008/06/26(木) 17:48:34 ID:MTBawHFb
落とします
944名無しさん@秘密の花園:2008/06/27(金) 05:48:59 ID:kZ68kRi/
わっふるわっふる
945名無しさん@秘密の花園:2008/06/27(金) 06:27:32 ID:tm3OgSAo
sage
946名無しさん@秘密の花園:2008/06/27(金) 07:21:20 ID:kZ68kRi/
わっふるわっふる
947名無しさん@秘密の花園:2008/06/27(金) 09:18:59 ID:sz9HAeds
さすがpinkですね。粘着力がちがうww
948名無しさん@秘密の花園:2008/06/27(金) 12:29:22 ID:B/SXT+F3
避難所がい感じだね。
もう移転して、ここはご案内板にするのがいいかと。
949名無しさん@秘密の花園:2008/06/27(金) 22:07:25 ID:nOO56agO
わっふるわっふる
950名無しさん@秘密の花園:2008/06/27(金) 22:42:05 ID:nbC0BnjX
さげ
951名無しさん@秘密の花園:2008/06/27(金) 22:45:53 ID:nOO56agO
わっふるわっふる
952名無しさん@秘密の花園:2008/06/28(土) 01:03:51 ID:7U22C4fe
さげさげ
953名無しさん@秘密の花園:2008/06/28(土) 01:12:40 ID:DQE2LPGK
さげ
954名無しさん@秘密の花園:2008/06/28(土) 08:29:56 ID:ikDlfr4C
わっふるわっふる
955名無しさん@秘密の花園:2008/06/28(土) 12:07:42 ID:wT7md4BQ
sage
956名無しさん@秘密の花園:2008/06/28(土) 14:53:44 ID:a772NqYZ
わっふるわっふる
957名無しさん@秘密の花園:2008/06/28(土) 15:17:51 ID:7U22C4fe
まげ
958名無しさん@秘密の花園:2008/06/28(土) 15:42:42 ID:7Twv/AVf
わっふるわっふる
959名無しさん@秘密の花園:2008/06/28(土) 16:13:11 ID:9MUMos84
はげ
960名無しさん@秘密の花園:2008/06/28(土) 16:33:20 ID:GRJWyOEz
わっふるわっふる
961名無しさん@秘密の花園:2008/06/28(土) 18:09:49 ID:wT7md4BQ
。。。
962名無しさん@秘密の花園:2008/06/28(土) 19:43:28 ID:pHPuOCtS
次スレどうしようか?(´・ω・`)
963名無しさん@秘密の花園:2008/06/28(土) 19:52:44 ID:7Dz+w2yI
どうしようね・・
避難所あるししばらくはいいんじゃないかな・・・
964名無しさん@秘密の花園:2008/06/28(土) 19:57:33 ID:wf4sG0NG
ここに立てるか別のとこに立てるか
避難所オンリーだと新規さんが来れないのが難点。
965名無しさん@秘密の花園:2008/06/28(土) 20:22:28 ID:GPvnHcbZ
ここに立てればいいと思うよ。
長々続くようならそれはそれで報告すれば良いだけの話だし。
966名無しさん@秘密の花園:2008/06/28(土) 20:33:49 ID:qi6TiK+t
はげがまた来るじゃろ?
967名無しさん@秘密の花園:2008/06/28(土) 21:27:46 ID:eFV9wvFy
仕事帰りにこのスレを見てにやけてたのは夢の中の事だったんだろうか…w
968名無しさん@秘密の花園:2008/06/28(土) 21:31:54 ID:GPvnHcbZ
来たら遊ばせておいて貯まったところで報告すれば良いだけ。
969名無しさん@秘密の花園:2008/06/29(日) 01:25:29 ID:AWc9NDsO
また平和な日々がくるようにもかねて、新しいスレもここに立ててほしいなぁ。
と願いつつ、わっふるわっふる
970名無しさん@秘密の花園:2008/06/29(日) 06:24:20 ID:xmgp5JeB
わっふるわっふる
971名無しさん@秘密の花園:2008/06/29(日) 06:25:15 ID:xmgp5JeB
何をがやがや騒いでおる
次レスはワシが立てるから安心しろ
972名無しさん@秘密の花園:2008/06/29(日) 10:29:20 ID:DKhXdzhw
テンプレ改変してみた。
今のペースだと次スレは980くらいかな?

このスレは、Perfumeの3人をわっふるしながら愛でるスレです。

わっふらー4ヶ条
・原則sage進行でわっふるすべし
・本スレ及びその他Perfume関連スレに突撃することなかるべし
・erを書く際には予め告知すべし
・荒らしさんはスルー

避難所
ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/11533/

まとめサイト
PC(消された模様?移転予定なし)
http://light.wing2.jp/perfumematomess/
携帯
http://01.mbsp.jp/perfumematome/

前スレ
Perfumeで… その3
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1212403845/
過去スレ
Perfumeで… その2
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1210094707/
Perfumeで… その1
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1203706124/
973名無しさん@秘密の花園:2008/06/29(日) 11:38:09 ID:618EBFBh
こっちに立てるスレは雑談オンリーにして
ssは避難所にドゾーみたいな感じにした方がいいんじゃないかな
974名無しさん@秘密の花園:2008/06/29(日) 12:44:10 ID:ABIdut0v
>>972
>・荒らしさんはスルー

ここは、「徹底的に」を付け加えた方がいいかもです。
荒らしに巻き込まれて職人さん同士が罵倒しあう場面も
ありましたから・・・。
975名無しさん@秘密の花園:2008/06/29(日) 12:50:05 ID:kuLFxEuk
>>974
あれは釣りでしょ。

自分もSSは避難所でいいと思う。
職人さんを守るためにも。
976名無しさん@秘密の花園:2008/06/29(日) 12:51:21 ID:7Q/7/a1N
どっちでやるかなんて強制する事じゃないと思うけどなあ。
書く人の判断でやればいいと思うよ。
977名無しさん@秘密の花園:2008/06/29(日) 12:51:47 ID:ABIdut0v
>>975
ああ、嵐の自作自演だったのか。
とすると、やはりここは雑談&御案内板ですかね。
978名無しさん@秘密の花園:2008/06/29(日) 12:59:47 ID:DKhXdzhw
>>973雑談とSSは同じ場所の方が投下しやすいと思うけどどうなんだろ
>>974なるほど
そういやあげに対抗してさげしてる人は自重したほうがいいと思ったり
悪気がないのは分かるんけど荒らしにかまうほうも荒らしって言葉もあるし。

このスレは、Perfumeの3人をわっふるしながら愛でるスレです。

わっふらー4ヶ条
・原則sage進行でわっふるすべし
・本スレ及びその他Perfume関連スレに突撃することなかるべし
・erを書く際には予め告知すべし
・荒らしさんは徹底的にスルー

避難所
ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/11533/


まとめサイト
PC(消された模様?移転予定なし)
http://light.wing2.jp/perfumematomess/
携帯
http://01.mbsp.jp/perfumematome/

前スレ
Perfumeで… その3
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1212403845/
過去スレ
Perfumeで… その2
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1210094707/
Perfumeで… その1
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1203706124/
979名無しさん@秘密の花園:2008/06/29(日) 13:14:36 ID:618EBFBh
>>978
今の状況から考えると、一旦分けておいた方が無難だとおも
980名無しさん@秘密の花園:2008/06/29(日) 13:15:51 ID:7Q/7/a1N
とりあえず>>978で立てようか?
981名無しさん@秘密の花園:2008/06/29(日) 13:25:50 ID:5C/VZ8c4
スルーすべし ってかくと、語尾が「べし」で揃う
982名無しさん@秘密の花園:2008/06/29(日) 13:30:51 ID:DKhXdzhw
SSも雑談もどっちでも各個人の判断でいいんじゃないかなぁ
変なのはあぼんでおk
>>980これでどぞー

このスレは、Perfumeの3人をわっふるしながら愛でるスレです。

わっふらー4ヶ条
・原則sage進行でわっふるすべし
・本スレ及びその他Perfume関連スレに突撃することなかるべし
・erを書く際には予め告知すべし
・荒らしさんは徹底的にスルーすべし

避難所
ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/11533/


まとめサイト
PC(消された模様?移転予定なし)
http://light.wing2.jp/perfumematomess/
携帯
http://01.mbsp.jp/perfumematome/

前スレ
Perfumeで… その3
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1212403845/
過去スレ
Perfumeで… その2
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1210094707/
Perfumeで… その1
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1203706124/
983名無しさん@秘密の花園:2008/06/29(日) 13:33:01 ID:7Q/7/a1N
ではいってまいります。
984名無しさん@秘密の花園:2008/06/29(日) 13:34:54 ID:7Q/7/a1N
わっふるわっふる

Perfumeで… その4
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1214714052/
985名無しさん@秘密の花園:2008/06/29(日) 13:41:05 ID:Pl+Lq8fl
>>984オチュチュチュ love love the world♪

なんだかんだ皆さんいるんですね
覗いたら人いてビビッタw
986名無しさん@秘密の花園:2008/06/29(日) 13:56:11 ID:DKhXdzhw
>>984
987名無しさん@秘密の花園:2008/06/29(日) 14:40:55 ID:uXq782c/
わっふるわっふる
988名無しさん@秘密の花園:2008/06/29(日) 14:59:56 ID:XoN/68pY
>>984
乙!
989名無しさん@秘密の花園:2008/06/29(日) 14:59:56 ID:F7kIGwEm
>>984
乙ちゅちゅー らぶらぶだわっ
990名無しさん@秘密の花園:2008/06/29(日) 15:04:44 ID:uXq782c/
わっふるわっふる
991名無しさん@秘密の花園:2008/06/29(日) 17:08:16 ID:vTo+atDw
>>984
繰り返すこの乙リズム
992名無しさん@秘密の花園:2008/06/29(日) 17:10:16 ID:ABIdut0v
>>984
この衝動はまるで乙だね
993名無しさん@秘密の花園:2008/06/29(日) 17:13:29 ID:ezWLqqGE
>>984
3人あわせてパ乙ュームですっ
994名無しさん@秘密の花園:2008/06/29(日) 19:51:22 ID:PS8lMV4D
>>984
下がりきってないのに、わっふるしてすいませんでした。。
995名無しさん@秘密の花園:2008/06/29(日) 21:47:48 ID:pytbRTbB
>>984
(゚д゚ )乙 これは乙じゃなくてポニーテールなんたらかんたら
996名無しさん@秘密の花園:2008/06/29(日) 23:34:50 ID:TH6t/gMj
>984
こっそり 乙をあげるわ ずっと好きにしていいのよ
997名無しさん@秘密の花園:2008/06/30(月) 02:15:40 ID:uXarCmRb
>>984
( ゚д゚  )お つ
998名無しさん@秘密の花園:2008/06/30(月) 02:16:00 ID:uXarCmRb
埋めとくか
999名無しさん@秘密の花園:2008/06/30(月) 02:16:50 ID:uXarCmRb
うめうめ
1000名無しさん@秘密の花園:2008/06/30(月) 02:17:10 ID:uXarCmRb
1000なら次スレは前みたいに平和になる
10011001
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。