Perfumeで… その2

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11
このスレは、Perfumeの3人をわっふるしながら愛でるスレです。

わっふらー3ヶ条
・原則sage進行でわっふるすべし
・本スレに突撃することなかるべし
・erを書く際には予め告知すべし

<Black Yu-ka News>
のっち本、絶賛予約受付中!
 ・初版限定 ヒミツの生写真付き豪華装丁本:3千円
 ・通常使用コピー本:7百円

<参考リンク>
ワッフル・ケーキのR.L(エール・エル) オフィシャルサイト
http://www.rl-waffle.co.jp/

前スレ
Perfumeで… その1
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1203706124/
2名無しさん@秘密の花園:2008/05/07(水) 02:50:36 ID:9q0YKb/j
乙!
3名無しさん@秘密の花園:2008/05/07(水) 03:32:05 ID:1Z+qP885
ケーキ吹いたw
全力で乙!
4名無しさん@秘密の花園:2008/05/07(水) 07:34:46 ID:AV4HUOsL
>>1乙乙
最近はモッフルが人気とかww
5名無しさん@秘密の花園:2008/05/07(水) 09:04:05 ID:kXcgHcEv
乙!
わっふるww
6名無しさん@秘密の花園:2008/05/07(水) 12:02:17 ID:x6LiBPQ4
>>1
乙わっふる。1万冊予約したww

前スレ>>989で既出だけど、
SEVENTH HEAVENは間違いなくゆか→のちソング。
切な過ぎる(´;ω;`)

ブロスのコラムの寝言エピに萌え
71:2008/05/07(水) 12:25:50 ID:de1oiVwn
テンプレに誤字発見orz

×通常使用
○通常仕様
8名無しさん@秘密の花園:2008/05/07(水) 16:48:04 ID:KkLfhUCz
見えない角度で>>1
9:2008/05/07(水) 17:11:28 ID:MnnUXuWP
大本彩乃。白金。白金。白金。白金。白金。白金。白金。
10:2008/05/07(水) 17:12:05 ID:MnnUXuWP
樫野有香。白金。白金。白金。白金。白金。白金。白金。
11:2008/05/07(水) 17:12:36 ID:MnnUXuWP
西脇綾香。白金。白金。白金。白金。白金。白金。白金。
12名無しさん@秘密の花園:2008/05/07(水) 17:12:40 ID:KkLfhUCz
三連続は阻止!
13名無しさん@秘密の花園:2008/05/07(水) 18:07:44 ID:TjCO5QJH
>>1
乙!!!

ケーキWW
14名無しさん@秘密の花園:2008/05/07(水) 18:48:47 ID:Ey6Ip/3Z
>>1の運命は〜 乙!の証明は〜
15名無しさん@秘密の花園:2008/05/07(水) 19:06:44 ID:Ey6Ip/3Z
>>1
乙ふる!乙ふる!
16名無しさん@秘密の花園:2008/05/07(水) 22:22:46 ID:menzqoHh
>>1
繰り返す この乙リズム
あの表現は まるで乙だね
17名無しさん@秘密の花園:2008/05/07(水) 22:33:03 ID:TjCO5QJH
いきなりですがSS投下します
かし→のちで少し暗いんですけど…需要あるといいな
18名無しさん@秘密の花園:2008/05/07(水) 22:34:51 ID:TjCO5QJH
1

『…12位はやぎ座のあなた!』

テレビの占い
ゆかのリモコンを持つ手が止まる。
占いなんて久々じゃ…

『今日のあなたは独りよがり。思いは口に出さないほうがよさそうです!』

「思いって…なんね」

ぶっきらぼうに呟いたつもりの言葉が不安げに宙を漂う。
振り払うようにテレビのスイッチを切った。
今日は、生徒会の仕事の他に日直もある。
…急がにゃいけんわ。

もう1人の日直はのっち。ちゃんと朝はやく来る……はずないか。
これから1人でこなすであろう仕事量に軽い目眩を覚えた。
19名無しさん@秘密の花園:2008/05/07(水) 22:36:28 ID:TjCO5QJH
2

「のっち!?」

予想に反してのっちはもうすでに来ていた。

「どうしたん!?珍しいこともあるもんじゃね!」

のっちはそんなゆかの反応を見越したように得意げに笑った。

「のっちはやれば出来る子なんよ」
…なんて、飄々とあ〜ちゃんの受け売りを口にする。
ヘタレ王子、ご機嫌じゃね。
2人で教室の掃除に取りかかりながら一応、聞いてあげる。

「のっちどうしたん?良いことでもあったん?」

「さすがかっしーじゃねぇ!あのね…あ〜ちゃんが,のっちの事見直したって!!」

「ほぉ…」

「しかもね……」
ゆかの中の見えない手がそっと耳を塞ぐ。

あ〜ちゃんのことを話すのっちの声が聞こえんように。

哀しいほどきつくきつく。
20名無しさん@秘密の花園:2008/05/07(水) 22:37:54 ID:TjCO5QJH
3

「…かっしー聞いとる?」

「ん!?…聞いとるよ。」
慌てて耳元にある心の手を外した瞬間。

「やっぱのっち、あ〜ちゃんじゃなきゃいけん!」

笑顔の、のっちから放たれる不意打ちの言葉。
避ける術もなく胸に突き刺さった。

これがどういう事か、ゆかはよくわかっとる。

…じゃけぇ、ゆかは…
……ゆかだって…

のっちじゃなきゃいけんのよ

なんで、あ〜ちゃんなんよ…?
いつもなら抑えられる言葉が溢れてくる
口を開けば外に出ちゃいそうで思わず唇をかんだ。
でも
気持ちが前に走りだす。

「のっち、ゆかは…」
21名無しさん@秘密の花園:2008/05/07(水) 22:39:10 ID:TjCO5QJH
4

「え…?」

笑顔で振り返ったのっちの顔がみるみるうちに曇った。
ゆか、どんな顔しとんのじゃろ。

「かっしー?どうしたんよ!?大丈夫!?」

ああ…今、口に出そうとしとったのはのっちを困らせるゆかの独り言。

受け止めてもらおうなんて…今日のゆかはやっぱり独りよがりじゃね。

「…何でもないけぇ。ゆか、生徒会があるんよ。後頼んでい?」

「あ、うん。」

「そろそろ、あ〜ちゃん来るじゃろ。頑張って日直やった事褒めてもらいんさいよ」

のっちのはにかんだ顔を横目に見ながら廊下にでた
真っ正面から見れるには後どれくらいじゃろか。

………泣く?
自分に聞いてみる。

ああ、

…胸が苦しいよ。


end
22名無しさん@秘密の花園:2008/05/07(水) 22:43:29 ID:TjCO5QJH
お目汚し失礼しますた

それでは再びROM住人にもどります(´・ω・`)
23名無しさん@秘密の花園:2008/05/07(水) 23:16:50 ID:Ey6Ip/3Z
>>22
さっそくの投下、GJです!
切なさが沁みますね。
自分の誤爆連投もスルーしていただき、ありがとうございますw
また、イイのが産まれたらお待ちしています!
24名無しさん@秘密の花園:2008/05/07(水) 23:26:28 ID:MjREjwdB
>>22
GJ
かっしーメインかなり好きだ

前スレ>>1000もGJ
25名無しさん@秘密の花園:2008/05/07(水) 23:33:59 ID:oztgshVW
>>22
ゆか目線は切なくて良いです。
私はストレートで♂なので百合の方たちの内面は知る由もないのですが
このような繊細な感情を抱えて生活されているのでしょうか?
26名無しさん@秘密の花園:2008/05/07(水) 23:57:52 ID:HMzrt4CU
チャレンジ!
5分以内に、かっしーが出てこなければ
のっちをお持ち帰り
27名無しさん@秘密の花園:2008/05/08(木) 00:02:06 ID:MjREjwdB
持ち帰り?
……わかんにゃい!
28名無しさん@秘密の花園:2008/05/08(木) 00:32:40 ID:mjE8d6up
JKKGJww
華麗に阻止されましたなww
29名無しさん@秘密の花園:2008/05/08(木) 02:35:23 ID:Qyt9KZo3
今前スレ読破してきた
その間、地震とかで揺れまくったけど、萌え死んでたから無問題

とりあえず、わっふるわっふる
301:2008/05/08(木) 03:35:03 ID:t0qux9Tu
前スレ無事に1000レス満了いたしました

これもあ〜かしのちの3人とわっふらー皆様のおかげでございます
31名無しさん@秘密の花園:2008/05/08(木) 03:58:16 ID:N8jiQgt0
たまにゃあ長編なんでどうかいね〜
できれば・・攻めのちデレあ〜がいいな・・
32名無しさん@秘密の花園:2008/05/08(木) 06:40:25 ID:Cb72q4cq
結局投下したくなったのできますた
って覚えてる人いないかw
人がいない今のうちに投下




「あ…」

朝?
あたしは歌い出した携帯に起こされた。
でもあたし、この曲を目覚ましにしとらん。
あ〜ちゃん的に言うなら、キラキラでシャンシャンな曲。
この曲が設定されとるんは
「なんで、かっしー」
慌てて携帯に手を伸ばす。
もう随分鳴ってるけぇ、怒られるかも。

「…かっしー?」
恐る恐る通話ボタンを押す。
あたしはあたしの声の低さに驚いた。
寝起きじゃけんなあ…。
なんて、目覚めていない脳の中をくだらない考えが廻る。

33名無しさん@秘密の花園:2008/05/08(木) 06:41:19 ID:Cb72q4cq
『のっち?』
携帯の向こう側から淡いプラスティックが流れてくる。
「おはようかっしー」
『はは、声怖いよ』
まだ明るくなりきっていない窓の外に、そのプラスティックは反則じゃね。
数十分の儚い奇麗さ、目に染みそう。

『のっちん家行っていーい?』
声の事をいじられて笑ってるとこ、かっしーは声色を変えて言った。
でもなあ…
「のっち寝起きなんよ…」
あたしは泣く泣く言ったのに、くすくすと笑う声が聞こえてくる。
『でももうおるんよねぇ。』
同時にインターホンが静かな部屋に響いた。

「ぇへっ?」

予想外の展開。
あたしは笑いと疑問の混じった気持ちの悪い声を発した。

34名無しさん@秘密の花園:2008/05/08(木) 06:42:22 ID:Cb72q4cq
ああ、でも。
あの窓の外、こんなに透明で淡い景色の中、彼女を見れる。
あたしはそれだけで答えが決まってしまった。

ハンガーから上着をひっぺがして、必需品のフリスクをポッケに突っ込む。
バタバタとリビングを過ぎ、踵が潰れた靴を踏んづけて玄関から飛び出した。

「寝癖すごーい」
機械を通すより何倍もリアルなその声。
それでも全然リアリティが足りないの。
「だっておる言うん…」
早朝のかっしーはなんだか輪郭がぼやけて見える。
露出した首や顔の白さや透明感が、あたしの言葉を遮った。

「のっち?」
その白いキャンバスに、真っ黒でキラキラの宝石と、鮮やかな桃色のルージュ。

あたしはくらくらキテる。
35名無しさん@秘密の花園:2008/05/08(木) 06:43:31 ID:Cb72q4cq
「だめ、なんか眩しい。」
「なにそれ、変じゃねぇ。」
変じゃない、絶対誰だって同じだ。
本当にキラキラで目が眩むんよ。

でも目を反らすには勿体無い。
だって今、のっちが独り占めしとるけんね。

気を抜いたら、にやにやしてしまいそう。
あたしは、脳内で引き出しを開けて言葉を探しまくった。
ようやく見つけた一つの言葉。
てゆーか最初からそれしかなかった。
「こんな時間にどーしたん?」

「…特にない。」
少し悩んだかっしーが呟いたのは、飾り気も味気もない言葉。
ちょっとだけ期待したあたし、虚しいわ。
「可笑しいぃー」
呼ばれたというのに、一方的なのはあたしで泣きそうになる。

じゃけぇ、誤魔化すように笑い飛ばした。
36名無しさん@秘密の花園:2008/05/08(木) 06:44:37 ID:Cb72q4cq
でも…

「でも。」
あたしを横目で見ながら、かっしーは空気に溶けそうな声で付け足した。
「のっちの顔が見たかった。」
ドアの前に座りこんだあたしの横に、音もたてず並ぶ。
あたしの肩に、かっしーの小さな頭がもたれかかる。
心地よい圧力、とろけそう。

「熱ある?」
無意味だとわかっていても出てしまう照れ隠し。
顔がどんどん熱くなる。
熱があるのはあたしじゃん。
「ないよ。」
空を見つめるかっしーが、あたしに視線を移す頃には、朝焼けがあたしたちを照らしていて。
おかげで赤くなった顔がバレる事はなかった。

「熱なくてもいいじゃろ。」

少したっても燃えそうに熱いままの顔、かっしーは女神みたいに笑んで追い討ちをかけた。
37名無しさん@秘密の花園:2008/05/08(木) 06:47:20 ID:Cb72q4cq
ずるいずるいずるい。
かっしーばっかり斜め上。

「ずるいじゃろ…」
我ながら情けない、鳥のさえずりに紛れて消えそうな声。
「聞こえん。」
消えそうな声もかっしーなら拾えるはず。
かっしーはわざとらしく言った。

でも今は、あたしもそれにのりたい気分。
「なら近づけばいいじゃん。」
あたしの言葉にかっしーは満面の白い笑みを溢した。

すっかり顔を出した太陽が作り出した二人分の翳が、重なるまでに時間はかからなかった。
少しして離れたかっしーの顔が赤いのは、きっと朝焼けだけのせいじゃないよね。





終わり
ではでは失礼
技術がレベルアップしてなくてスマソw
38名無しさん@秘密の花園:2008/05/08(木) 09:00:30 ID:SqVD4Fgv
朝からGJ!爽やかなのちかしいい
39名無しさん@秘密の花園:2008/05/08(木) 15:34:51 ID:RsKwhsaC
>>37
GJ!!
もしや,前スレでのちかし書いてた人??
40名無しさん@秘密の花園:2008/05/08(木) 17:03:04 ID:Cb72q4cq
>>39
書いたかな。忘れたwww
最後シクメの書いた者です
41名無しさん@秘密の花園:2008/05/08(木) 19:16:11 ID:L4SDtMgG
相変わらずの激乙ですwのちかしハマりそうだw
42名無しさん@秘密の花園:2008/05/08(木) 20:59:14 ID:1KV5Jnki
GJ!
姫が怒りそうなシチュエーションですな。

43名無しさん@秘密の花園:2008/05/08(木) 21:10:49 ID:ACBnpTbj
のちかしいいなぁ
切ない感じが身にしみる…

あれ何か思い出しちゃった(´;ω;`)
44名無しさん@秘密の花園:2008/05/08(木) 22:05:38 ID:N8jiQgt0
>>43
( ´ω`)ノ(;ω;`)よしよし
45名無しさん@秘密の花園:2008/05/08(木) 22:17:30 ID:mjjC8qB9
本当にここは和むねw
46名無しさん@秘密の花園:2008/05/08(木) 23:42:58 ID:RsKwhsaC
ほんと和む( ´艸`)

流れ変わらずいてほしい
47名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 00:50:53 ID:+Ko/pjHp
百合板の皆さんこんばんは。
上の方でセブンスヘブンの話でてたので
動画を探してたらこんなのありました。
皆さん見たことありますか?
ttp://youtube.com/watch?v=_UGcTnV9oRI

不覚にも目から汗が…と思ったらこれの作者知り合いだw

では引き続きGJ!!な職人様のSSをどうぞ。
48名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 00:58:19 ID:gml/tfhf
前スレ>>759ですがレスくれた方々トンです!&職人さんGJ!!

今回はのちゆかでえrです 苦手な方はスルーお願いします
ただ、めちゃくちゃぬるぽで申し訳ないorz
49名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 00:59:26 ID:gml/tfhf




シーツに広がった黒髪が綺麗で、思わず目を細める。
さらさらと流れる前髪を掻き分けて額にそっと唇を押し当てると、ゆかちゃんがくすりと笑った。
「…なんで笑うん」
「だってのっち、キンチョーしとるじゃろ?」
「し、しとらん!」
「嘘つくの下手じゃね、のっちは」
「……だって…壊しそうじゃけぇ…」
同じ女の子なのかと思うくらい華奢で、きつく抱きしめたら壊してしまいそうで。
こうして至近距離にいるのに、消えてしまいそうに儚いから怖くて。
「ゆかはそんな簡単に壊れんよ」
「…わか、っとる…けど、」
「―ほら。大丈夫じゃけぇ」
でも、ゆかちゃんはそんな怖じけづくのっちに笑いかけてくれた。
だから。

「…ゆかちゃん」
「ん、」
絶対に大切にするからね。
50名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 01:00:16 ID:gml/tfhf











「―はぁ、っ…の、っちぃ…」
頭の中に流れ込む、甘いアマイ声が確実に理性を壊していく。
あんなに誓ったのに、大切にしたい気持ちと、壊してしまいたくなる気持ちの狭間で揺れてる。

「…ゆかちゃん…?」
ふと、ぎゅっとしがみついてるゆかちゃんが、すり、と頬ずりをしてきた。
「どうしたん?…怖いん?」
もしかしたら知らずに怖い顔をしてたのかもしれないと思い、華奢な背中をそっと撫でると首が横に振られた。

「…のっち、…すき」
「――…うん」
ああ、耳元で流れる甘い声に、とろけて消えてしまいそうだ。

でも。ゆかちゃんとなら、それも幸せ。
51名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 01:00:56 ID:gml/tfhf





ゆかちゃんが一際甘くて高い声をあげててっぺんまで登ったあと、横になった身体を背中から抱きしめた。
「…のっち」
「ん…?」
「こうしてると、なんだかとろけてしまいそうじゃねぇ…」
「…ん」
「そうなったら…しあわせじゃねぇ…」
「ん…」
絶対にひとつにはなれないのに、なんて口には出さなくても分かってる。
でも、今だけは願っても罰は当たらないでしょう?神様。


泣きたいくらいの幸せと切なさを抱えながら、二人で眠りについた。
どうか、夢の中でもゆかちゃんに会えますように。



52名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 01:02:34 ID:gml/tfhf
以上
スレ汚し失礼しました

やっぱりえrは難しいねぇ…
53名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 01:05:09 ID:X9NLalpN
GJ!!すごくよかったよw
このスレのせいでどんどんかしゆかが好きになってく・・
あ〜ちゃん派なのにぃ><
54名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 01:13:56 ID:turs55iQ
のちかしいいねぇ
かしゆかが入ると何かこう繊細な感じになるよね

もちろんあーちゃんも好きだけど
55名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 01:14:49 ID:BW0IkisR
ぬるえrスキー的にはGJすぎる。GJ!
そういやあ〜←かしはよく見るけどあ〜かしあ〜はないよね。誰か書かないか?

>>53
このスレのSSって3人への愛があふれてるから誰が一番とかなくなってくるよねwだがそれがいいw
56名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 01:15:35 ID:X9NLalpN
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2033679
19:40あたりのあ〜のちやばい・・
これを参考にあ〜が攻めを・・
わっふるわっふるですぞ
57名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 01:16:20 ID:630N28IB
相変わらずGJ過ぎる!
今このスレのまとめサイト作っちゃおうかなって位の勢いだ…
58名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 01:16:57 ID:X9NLalpN
>>55
そうそうwここに来るとみんな好きになっちゃうw
不思議だねぇw
59名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 01:17:06 ID:630N28IB
ごめん、ageてしもうたorz
60名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 01:33:13 ID:FquIuqDA
>>49-51
GJ!!
たまらんwww

そして、>>1今さらだがスレ立て乙!


みんな、素晴らしい誕生日プレゼントをありがとうww
わっふるわっふる♪
61名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 02:01:29 ID:DnBfsd2H
>>53
オイ、それは俺が前スレで先に言ったぞ(゚Д゚)ゴルァ!
どんどんかしゆかしくカシユカスキーになってゆく者続出・・・orz

>>60
ばすでオメ

ここは本当に好きな人だけがいて快適ですね。
62名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 02:14:17 ID:C83fCK6O
>>60
オメ!!

>>61
自分は最初に貼られたの忘れてないよw
この動画はかしもベッタベタだよね
いいのういいのう
63名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 02:27:28 ID:C83fCK6O
「ヤダ。」

格闘し続けること数分。
針はもうすぐ24時を指す。
依然ゆかの服は強い力で掴まれている。
「や…戻らんと。」
ゆかには甘えん坊なお姫様、ゆかがいないと寂しさで溶けちゃうんだって。
「嫌、いて。」
同じやり取りが繰り返される中、あやちゃんの声は甘くなっていく。
「寮夫さんに怒られるけぇ…」
頭にガンガン響く甘い痛み。
ゆかも離れたくない。
けど、怒られるんはキツイんよ。

困り果てるゆかをよそに、あやちゃんは立ち上がる。

「かっしぃ。」

猫撫で声で囁いて。
ぎゅぅとしがみついてきた、ふわふわで柔らかな体。「もぅ……」
甘い香りがゆかの鼻を抜ける。
あったかいあやちゃんの体には抵抗なんかできない。

それどころか欲求をかきたてられる。
案の定、ゆかは欲求に負けて背に腕を回す。
64名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 02:28:42 ID:C83fCK6O

「帰らんよね。」

って、上目づかいでゆかを見つめてくる。
赤いほっぺはイチゴみたいで、食べちゃいたい。

「帰ら…ん、もぅええよ。」
ゆかはあやちゃんに弱いけぇ、あやちゃんもそれを知っててゆかを振り回す。
でも、ゆかにはそれがカイカン…かも。

だって可愛いお姫様のお気に入りなんて、光栄じゃろ?

「かっし、顔赤いっ。」
けらけらと笑って、あやちゃんは肩に顔を埋めた。
ゆかの頬をあやちゃんの髪がくすぐる。
「あやちゃん。」
ゆか、もうダメ、かも。
イチゴみたいなほっぺが、頭から離れん。

あやちゃんは呼びかけにゆっくり顔を上げた。
ピンク色のぷるぷるな口唇に、イチゴも健在。
顎に手をかけて、そっとそっとくちづける。
65名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 02:30:12 ID:C83fCK6O

「ん…」
微かに漏れたあやちゃんの声。
キスしている時のあやちゃんは、反則的に可愛い。

その表情を一目見たくて。
そっと目を開いた先には綺麗な茶色、あやちゃんの瞳。

「――わ」
見られていたのは、ゆかだった。
あやちゃんは驚いてのけぞるゆかの肩に手をかけて。
そのままゆかたちは、ベッドに沈みこんだ。

「見ようとしたじゃろ。」

あやちゃんは馬乗りになって、勝ち誇った笑みを浮かべてる。
「あやちゃんも見とった。」
「あ〜ちゃんは監視、かっしーは盗み見。」
あたしの反論をピシャリとはねかえすと、同時に顔がぐっと近づいた。

「お仕置きする?」

「嫌じゃ。」

「なら―」


あやちゃんは耳元で囁くと、ゆかの反応を面白そうに待った。
66名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 02:31:31 ID:C83fCK6O

「それがいい。」

心臓ばくばくになったゆかが一言。
それに対してあやちゃんは一つ笑った。
とーっても妖しげに。

それから一瞬離れて、咬みつくようなキスをされる。
あやちゃんの甘い香りと、甘いキス。
そんな甘すぎる毒に脳が痺れる。

たまには可愛がってもらうのも、悪くないかも。
あやちゃんは、実はゆかに負けんくらいの策士かも知れん。


――甘い夢をみる?


お姫様の殺し文句。
ゆかはもちろん瞬殺じゃった。
あやちゃんが誘う夢の扉、誰かが来る前にコッソリ入って、鍵かけた。





あ〜かしあ〜…なのか?w
とりあえず>>55を見て速攻書いてみた。
連投&駄文ごめ
67名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 03:42:42 ID:BW0IkisR
とんとんとんryGJGJGJGJry
リクエストはしてみるもんだなあ。にやけすぎてやばいw
ちなみにあ〜かしあ〜はあ〜かしとかしあ〜の略称のつもりで書いたw
68名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 09:59:01 ID:X9NLalpN
甘えるあ〜ちゃんに萌えた・・・ww
すげぇ〜たまらんwwGJGJ!!
69名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 12:47:19 ID:mSGbc+Zt
新スレ記念麻巳子。SSのラッシュが嬉しい悲鳴ですな。GJすぐる。

文章でもこのあ〜ちゃんにはやられますな。じつにじつにけしからん。

わっふるわっふる
70名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 14:27:30 ID:9k/+pETS
>>66
GJ!gj!
やばい、パソコン見ながらにやけが止まらない
俺が気持ち悪すぎるw
71名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 14:43:56 ID:C83fCK6O
みんなthx

>>67
略とは思わなんだw
想像と大きく違っていたらごめんよ
72名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 18:42:40 ID:pBFLdJZH
そろそろ本命の、のちあ〜でえrが見たいw壁に押さえさえつけたのが最後だったよね
73名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 18:56:46 ID:X9NLalpN
あ〜攻めにオロオロするのっちも捨てがたい・・
わっふるわっふる
74名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 19:23:27 ID:C83fCK6O
どちらも捨てがたいw
最近はのち攻が多かった?から、のち受どうですか職人さん
と、前までのち受オンリーで書いてた自分が言ってみますよ
75名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 20:36:28 ID:pBFLdJZH
のちがまた調子乗って仕掛けたら→思いもよらずあ〜ちゃんが押し倒してきて、のちオロオロ・・・・でまろやかに解決
76名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 20:48:15 ID:b6pe+Qhd
それイイ!!
77名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 20:49:39 ID:X9NLalpN
wktklがとまらないww
78名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 20:51:41 ID:C83fCK6O
>>75
キタコレ
攻あ〜くること期待w
79名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 00:09:55 ID:fiCqtKrO
わっふりんぐしっぱなしで休む暇がないw
80名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 00:47:12 ID:xTJSy/YQ
また見に来てしまった
wktkすぎて眠れないorz
81名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 00:48:15 ID:g48uG4z4
新スレ初書きです。
夜のプールの続編で、旧スレとまたがっちゃったから、
ボツにするか、別のところでのせるか迷ったけど、まあいっか。
とりあえず投下。
82名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 00:51:08 ID:g48uG4z4
夜のプール・あ〜ちゃん&のっち続編

「…はあ、つっかれたあ…」
「…うちも」
あ〜ちゃんとあたしは、プールサイドにごろん、と横になった。
制服はすっかりびしょびしょで。脱ぎちらかした靴下やスニーカーは、プールサイドに転がってる。
失くさないように水道の蛇口に結んだセーラーのスカーフが、微風にかすかに揺れているけど。
今夜はほんと、風が無い。
あたし達は水かけっこや飛び込み、素潜り対決なんかを盛大に繰り広げて(こういう時あ〜ちゃんはほんと容赦ない)、いい加減ぐったりして。
濡れた制服がまとわりつく体が、重い。風も時間も体も止まってるみたい。
「…のっちぃ」
あ〜ちゃんの、とろんとした声。
83名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 00:53:58 ID:g48uG4z4
「ダルいけえ、おんぶして連れて帰って」
「……えっ」
「おんぶして。」
「…無理じゃけえ」
「なんでよ」
なんで、って。…胸が当たるじゃん。
「…あ〜ちゃん、重いじゃん」
「しっつれいな子じゃね!」
あ〜ちゃんは足でげしってあたしを蹴っ飛ばす。
あたしは笑いながら大げさにごろごろ転がってみせた。
あたし達は少し離れた場所で。同じように仰向けになって、同じ夜空を眺めた。
「…のっちぃ」
あ〜ちゃんの声。
「…キスして」
一瞬、思考が止まった。体温が上昇して、あたし達を包む空気が甘い熱をおびてくる。
「…さっき当分キスせん、って言わんかった?」
「もう、当分経ったけえ」
「短かっ。」
「ええんよ。うちにとってはもう充分じゃけえ」
…それには同意。
あたしは身を起こして、ゆっくりとあ〜ちゃんに近づく。
84名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 00:55:54 ID:g48uG4z4
寝っころがってるあ〜ちゃんの横に、あたしはひざまずいた。
身をかがめて、あ〜ちゃんに覆いかぶさるようなかたちで、両手をついた。
あたしの髪から水滴がぽたぽたと落ちる。あ〜ちゃんの髪に、頬に、閉じたまぶたに。
そして唇に。あたしは唇を落とした。
…時が止まった。
動いているのは、あたし達の鼓動と、唇だけ。
時の止まった空間を泳ぐように、深いキスを続けて。
長いクルージングに疲れて陸に上がるように、あたし達は唇を離した。
目を開けると世界はゆっくりと動き出して。あたし達のたどり着いた場所に、目がくらみそう。動き出した恋は、あたし達をどこへ運んでいくんだろう。
85名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 01:07:02 ID:g48uG4z4
あ〜ちゃんはあたしの手首に指をかけて、かすれた声で呟いた。
「…帰りたくない」
「……へっ?」
「何か今日、帰りたくない」
ななななな何だそれ。おんぶしてとかキスしてとか、帰りたくないとか、…何言い出すんだこの人はっ。
何の祭りなんだコレ!?
脳内阿波踊りで思考がフリーズドライ化してるあたしをよそに、
「あっ、そうじゃ!」とあ〜ちゃんはぱあっと顔を輝かすと「ゆかちゃん家に泊まろうや!」
…なぜそうなる。
強烈な肩すかしをくらってほげっとしてるあたしを、「のっち、邪魔」と押しのけて、あ〜ちゃんはカバンから携帯を取り出してゆかちゃん家に電話し出した。
86名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 01:10:15 ID:g48uG4z4
ゆかママと10分くらいしゃべり倒して、難なくお泊まりOKもらって(てゆうかゆかちゃんの了解はぁ?!)、
「夜分遅いと失礼じゃけえ、早よ行かんと!」
あ〜ちゃんは手早く荷物をまとめてずんずんずかずか歩き出した。…さっきまでおんぶ〜って言ってたくせに。
「のっち、何をお座りしとんよ!ほれっ、カモン!」
そう言って片手でおいでおいでする。完全な、わんこ扱い。でも満面の笑顔を見ると何にも言えなくて。
87名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 01:13:33 ID:g48uG4z4
あたしは駆け寄って、
「ね、アイス買ってこ!」
「のっちにしちゃあ気がきいとるね」
あ〜ちゃんは笑いながら、あたしの背中に飛びついて、ぎゅうってしがみついてきた。
…ああもう。そんな無防備に抱きついて来ると、胸が当たるよって、今度きつく(は無理だろうけど)言っとかんと。


樫野有香宅。
「コピー本の複数買いはやめてほしいわあ…」
樫野有香は、コピー本製作の二つ折り作業真っ最中であった。
88名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 01:20:34 ID:oS15pGN9
おわた?
のちあ〜はやっぱりいいなw気ままなあ〜とへたれのち可愛すぎる
そしてゆか様ピンチwww
89名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 01:22:37 ID:xTJSy/YQ
リアルタイムで読みながらドキドキしてしもた
あ〜デレはいいなぁwうらやましいよのっち〜w
90名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 01:23:17 ID:g48uG4z4
これは指先から水分を奪うので、おしゃれさんの樫野にとってはつらい作業である。
「ゆかー」
母親の声にビクッとする。
「あ〜ちゃん達、来たわよー」
「来たわよ、て何ね!?うち何も聞いとらんよ!?」
「さっきお泊まりの連絡あったわよ」
…もうあ〜ちゃんはっ。何でうちを通さんのんよっ。
樫野有香はバタバタと原稿を片付けながら。…まあいっか。最後の一作のネタにつまってたし。
ネギをしょった鴨ならぬ、アイスを持った犬とネコを樫野有香は笑顔で迎えた。

終わり。

うちのあ〜ちゃんはなかなか大人になってくれんわ…
のっち手こずるけえ…へたれにはちと荷が重いねヾ( ´ー`)
夜のプールは書きやすい設定でした。
パフュの水着グラビア拒否に敬意を表して、制服で頑張ってもらいました。
あ〜は2回も制服で飛び込んでるんで、きっとおかんに怒られてます。
91名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 01:25:28 ID:xTJSy/YQ
うお!続きがあったw
GJだよ職人さんww
和むSSありがとう〜
92名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 01:35:38 ID:8m54aPEx
のち受け書いてみますた…若干キャラ崩壊ですが(´・ω・`)

微erなんでダメな方は3つほどとばして下さい
93名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 01:37:27 ID:8m54aPEx
1

「あ〜ちゃん、のっちもう帰るけぇ…」

沈黙…

「…あ〜ちゃん!」

また沈黙。
イライラしとるあ〜ちゃんは、さっきから一言も喋らん。

「あ〜ちゃん、何で話さんのね!?」

思わず出た大きな声
のっちだって限界があるんよ!

「…のっち」
「へ!?」
「来て」

びっくりするような力で腕を引かれた

辺りは不思議な静けさを持った空気
あ〜ちゃんの噛み付くような声だけが響く
94名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 01:39:09 ID:8m54aPEx
2

「…誰にも取られとうないんよ……」
「……え?」

トン、と真っ直ぐあ〜ちゃんのキスが落ちる

鼻先がぶつかっとるよ、へんなの。
でも、下から見上げるあ〜ちゃんの瞳

……こぼれそうな位、綺麗じゃね

ああ…そんな目をして見つめんで
もう……抵抗なんて出来ん

今だけ、のっちのこと連れてって

「…王子気取っとるくせに」

あ〜ちゃんのplastic smile

…なにか外れた
95名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 01:40:54 ID:8m54aPEx
3

のっちに触れるあ〜ちゃんの手は優しくて、少し焦れったい

「…んっ…は……あ」
少しだけ開けた口から漏れる声は甘くて誰かさんみたいじゃね

繋いだ右手、一瞬だけ強く。……一層、甘く

「…あ〜ちゃん」
「何よ」
「…のっちはもう、あ〜ちゃんに取られてるけぇ……」

「…知っとる」

怖い位、眩しいよ

あ〜ちゃんのplastic smile


end
96名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 01:43:30 ID:8m54aPEx
erは難しい…
微妙な感じで終わったorz

スレ汚しすいません
97名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 01:43:50 ID:jvHkigOr
GJ(*´д`*)<* `∀´*>(*´д`*)
98名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 01:46:23 ID:xTJSy/YQ
待ちに待ったあ〜攻め・・GJですww
あたしも何かはずれそうですww
99名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 01:47:36 ID:ZQcmbELr
皆さんGJ
連続投下でドキドキしっぱなしだわw
100名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 02:05:25 ID:7qVf7qfo
GJ!ワッフリングスマイル(*´д`*)
101名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 09:40:29 ID:Q7Zqnkly
GJ!あ〜攻めもっと読みたいww
あと今からコントの続きが楽しみだ(*´д`*)かしお先生とのちおとあ〜ちゃん…
102名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 13:28:52 ID:QNeH77wd
>>97
www半島からお客様がww

それにしてもGJ続きで嬉しい悲鳴が。寸止めが絶妙でwktkが止まらないです。

わっふるわっふる
103名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 13:30:05 ID:ZDb7gPem
のっちは自分の脳内でヘタレ攻めが定番?な感じになってるから
受けもそんなに悪くないなぁ、むしろ良いwwGJ!

話変わって、このスレ…と言うかこのスレのSSの
まとめサイト勢い余って作っちゃったんだけどw
うpしてもいいんかなぁ、まず、作者様達の許可を貰わんとね(汗
104名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 13:52:04 ID:ZQcmbELr
>>103
自分一応作者だけど全然おkだよ
今までの神SS読めるし、自分のSSもあると思うと光栄です
105名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 14:09:48 ID:8m54aPEx
まとめサイト、いいですねえ!!
106名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 14:26:17 ID:B/KAZw0O
じゃ、まとめサイト記念で、番外編を。
近未来パロディです。
(展開の都合上、多少erぽくなりますので、
苦手な方は飛ばして下さい。)
かなり長め。

ヴァンプ&エンゼル
その1

あたしは、黒いコートの影で、
ぐったりしたユカちゃんに、何度も唇をあわせる。
思いをこめて、熱いほどの命を吹き込む。
でも、ユカちゃんの唇は、氷のように冷たいままだ。
「・・、アヤちゃ、ごめん、ね・・。」
細い体が、苦しそうにふるえている。
(・・どうしよう、血が、全然、足りないっ・・!!)

二人のコートをかきあわせて、ユカちゃんを包み込む。
「ユカちゃん、もうすぐ、着くけぇ、あと少し、辛抱して・・」
ユカちゃんは、もうしゃべる気力もなく、
こくん、と小さく頷く。
あたしは、ユカちゃんをあやすように、やさしく抱き締めた。
(・・ユカちゃん、・・消えないで・・!)
飛び乗った、リニア。
あまりの遅さにイライラしながら、ユカちゃんの髪を撫でる。
(どこが高速移動じゃ、こんなもん、、、)
空を飛んだ方が、ずっとずっと早いのに。
でも雨降りじゃ、どうすることもできない。
あたしは、うつむいて唇を噛んだ・・。

この世界は、三つの種族からできている。
ヒトか、アンドロイドか、それ以外か。
それ以外・・、のあたし達は、
闇を支配する、夜の一族。
ヒトは、あたし達に恐れおののき、決して交じりあうことは、しない。
あたし達が、近寄らないかぎりは。
忌み嫌われる、この名。
そう、あたし達は、、、
・・闇の吸血鬼、
ヴァンパイア・・。

107名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 14:28:21 ID:B/KAZw0O
その2

・・ようやく目的の建物にたどり着く。
ユカちゃんの肩を抱いたままで、
銀色の扉の前に、片手をかざす。
手のひらを、青い光が擦り抜ける。
扉の内側から、かすかな機械音。・・壁の一部が回転して、タッチパネルが現れる。
「・・認識中デス。コードネームヲ、入力シテクダサイ」
あたしは、もどかしくコードを打ち込む。
A - C H A N
「・・確認完了。扉ガヒラキマス・・」
吸い込まれるように、扉の向こうに駆け込むと、
暗い廊下の途中に、コシコがたっていた。
「コシコ!今、空いてる部屋はどこ?」
「検索シマス・・。コノ角ヲマガッテ、一番奥ノ部屋ガ、アイテイマス。」
ヒト型アンドロイド・コシコは、抑揚のない声で告げる。
「ありがとう。そこ、使うからね!」
「・・オートリザーブ中デス。・・リザーブ、完了シマス・・」
あたしはその音声を最後まで聞かずに、
奥の扉をあける。
ひんやりと冷たい、リノリウムの床。
部屋の中央には、大型コンピューターに接続された、
ユニットカプセル。
フードを開いて、中のカプセルに、
ユカちゃんを、そっと寝かせる。
必要なプログラムを入力し、スイッチを入れると、
あたしは、床にへたりこんだ。。。
(なんとか、間に合ったみたい・・)
ユカちゃんを包みこむように、カプセルに青い光が、満ちてゆく。
(・・でも、これだけじゃ、足りない・・)
ユカちゃんは、生まれつき血が薄い。
たっぷりと栄養が必要なのに、
ひどい偏食で、気に入らなければ見向きもしない。
あたしがしょっちゅう血を交わさなければ、
すぐに消えてしまうだろう。
(・・ユカちゃんには、
新しい血が、必要じゃ・・)
何度も血を送り込んだから、あたし自身も腹ペコだけど、
そんなこと言ってられない!
さぁ、出かけなくちゃ・・

108名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 14:31:16 ID:B/KAZw0O
その3

雨の中を、フラフラさ迷い、たどり着いた、
町外れのダンスフロア。
飛び込んでくる、音と光の洪水が、
あたしを目覚めさせる。
うだるようなビートのリズムが、本能をかきたてる。
・・・その時、フロアの一遇が、ひときわ輝いてみえた。
軽くしなやかに、淡い光を振りまく、美しい蝶。
甘い、汗の、強いカオリが
あたしに誘いかける。
(・・、見つけた・・!)
あたしは、瞳の色を隠して、
密かに罠を仕掛ける。
「上手いね、ダンス?」
「うふふ、ありがとぅ。」
「・・ねぇ、一緒に、こない?」
「えっ、・・どこへ?」
「ここより、ずぅっと、いいところ・・」
あたしは、手を握る。
(さぁ、捕まえた・・!)
魔法を掛けられたように、そのコはふらふらとついてくる。
・・、おいで、小さな天使。
もっと楽しい、夜の闇に、誘ってあげるよ。。。
「・・ねぇ、あたしの目を、見て・・?」
めまいをさそう、赤い目で、
天使の瞳から光を奪う。
あたしは力の抜けたそのカラダを、
コートの内側にくるむと、
ふわり、暗闇に紛れ込んだ・・。

急いで部屋に戻ると、
ユカちゃんはまだ眠っていた。
あたしは、眠れる乙女を抱き抱えて、隅の椅子に座らせる。
(・・、なんて、美しいんじゃろ・・!)
思わず、喉がなる。
柔らかそうな髪を撫でていると、
カプセルの機械音が止まった。


109名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 14:34:05 ID:B/KAZw0O
その4

ユカちゃんが、短い眠りから、目を覚ます。
ゆっくりと起き上がると、
まだ少しダルそうに、こっちにむかってくる。
「・・ユカちゃん。具合、どう?」
「・・ん。・・ね、アヤちゃん、そのコは?」
「このコは、・・ユカちゃんに。」
「・・食べても、ええの・・?」
「・・、ん、えぇよ。」

途端に、ユカちゃんの瞳の色が、変わる。
ゆっくりと、そのコの前に屈み込むと、妖しい微笑みを浮かべて、
宝物に触れるみたいに、静かに、やさしいキスをした。
最初は、髪に。次に、額に。
それから、眉に、目蓋に、睫毛に、鼻先に。。。
慈しむように、小さなキスを繰り返す。
ユカちゃんの唇が、ゆっくりと、おりていく、、、
顎から鎖骨に、胸元から指先へ・・・
そのコは、指先を噛まれて、
、ほんの少し眉をひそめた。
でも、目を覚まさない。
ユカちゃんの瞳の輝きが、一層強くなる・・・!!

あたしは、思わず目を逸らした。
顔が火照ってるのが、自分でもわかる。
(・・・・こんなの、目の毒じゃ。。)
静かに後退りして、扉の外に出ようとした、その時。

「・・ァヤちゃん、
・・・見とっても、ええんよ。。?」
ゾクッとするほど、甘い声。
ユカちゃんが、そのコの可愛い耳を甘く噛みながら、
語り掛けてくる。
「アヤちゃんも、このコが欲しいんじゃろ?・・そこで、待っといて。」

・・その、やわらかい声が、あたしを、釘付けに、する。

110名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 14:39:31 ID:B/KAZw0O
その5

ユカちゃんが、そのコの、黒いシャツのボタンをはずし、前をはだけさせる。
抜けるように白い肌と、淡い色のキャミソールが、
蛍光灯に照らされ、浮かび上がる。
小さな影をつくる胸が、かすかに、上下している。
「・・・!」
もう、目を、背けることも、できない。
ユカちゃん、が、濡れた唇から、
真っ赤な舌を、覗かせている。。。
「・・ねぇ、アヤちゃん、見て。、、
すごく、綺麗な肌しとる・・。」
「・・そ、そうじゃね。」
「うふふ。・・冷たぁい、ビロードみたい。」
ユカちゃんが、雪のように真っ白な肌に、ゆっくりと、指先を這わせる。

(ユカちゃん・・、ユカちゃん、あたし、我慢できないよっ・・)
あぁ、牙をむいてしまいそう!
ユカちゃんの口元が、ほころぶ。
「おいしそうじゃねぇ、アヤちゃん・・」
キャミソールのラインを緩めて、強いキスを刻む。
「んぅ・・っ!」
そのコは、赤いシルシを付けられて、ため息をもらした。
その甘い吐息、が、ユカちゃんへの合図になる。。。

暗闇に、赤い目が光る。
「イタダキマス・・」
その、細い首筋に、小さな牙を剥く・・!

あたしは、目をつぶった。
時間が、とまる。

・・え?

・・目を開けると、ユカちゃんが瞳の色を戻していた。
そのコをみつめて、真剣な顔で考え込んでいる。
「ユカちゃん・・?」
「・・アヤちゃん、このコ、・・もしかして。」
「うん、、、?」
「・・試して、みる。」
111名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 14:42:47 ID:B/KAZw0O
その6(最後)

ユカちゃんは、そのコを
抱き抱え、カプセルに運ぶ。
プログラムを組みなおし、・・スイッチを入れる!
「ユカちゃん、何をっ!」カプセルの光は、ヒトには猛毒となる。
下手をしたら、、!
ユカちゃんは、カプセルから目を離さずに話しだす。
「・・聞いたことがあるんよ。ごく稀に、ヒトでありながら、
あたし達と、同調できる力を持つものがおるって・・」
「で、でも、もし、そうじゃなかったら?!」
「・・このコね、アヤちゃんと同じカオリがしたんよ。。。」
「え・・?」
「シャツ脱がして確かめたけぇ、間違いないと思う。・・アヤちゃん、最初からわかっとったんじゃろ?
このコは、他とは違うって」
・・無意識に、だけど。
いつもなら、その場で味見しちゃうのに、
このコにはできなかった。
だって、天使のようだったから・・。
光を放つカプセルが、カタカタとリズムを刻む。
「・・認識、デキマシタ。コードネーム、ヲ、表示シマス。」
「コードネーム: N O C C H I」
「・・これで、あたしたちの、仲間入りね。」
ユカちゃんが、ようやくあたしに、ほほえみ掛ける。
(・・ようこそ、ノッチ。あたし達の、暗闇の世界へ・・)

ノッチが覚醒する迄には、まだ少し時間がかかる。
あたし達は、部屋を出ると
雨上がりの空にドライブに出かけた。
手を取り合い、広い星空に浮かび上がる・・。

「綺麗な空じゃ・・。お星さまも、ノッチを歓迎しとるんかな?」
「・・うふふ、アヤちゃん、さっき、めっちゃドキドキしとったじゃろ?」
「ぇっ!」
ふぃをつかれて。あたしは、耳まで真っ赤になる。
「・・もぉ、ユカちゃんの、いじわるっ!」
ユカちゃんが、いたずらっ子みたいにくすくす笑う。「アヤちゃんは、素直じゃねぇ。」
天使の顔した、可愛い悪魔・・・、あたしを夢中にさせないで。
作りものだらけこの町で、ひとつだけ、
うそじゃない真実。
「ユカちゃん、愛しとるけぇね・・。」
あたしは、ユカちゃんをぎゅっと抱き締めて、血を、かわす。
とくんと、流れ込む、、、
とろけそうに甘い、ユカちゃんの、血。。
あぁ、熱くて、唇が焼け付きそう。
燃える目をしたユカちゃんが、あたしの耳元でささやく。
「・・あたしも、食べちゃいたいくらい、
アヤちゃんが好きっ・・」

おしまい

112名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 14:49:39 ID:25wibGM8
うぉー、こんなすごいやつのあと投下するの気が引ける…。
しかも一切erなしだし、無駄に長いし…。

週末は投下が多いみたいだし、平日にしようかな…。
113名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 14:53:27 ID:vHp0OJH5
>>111
GJ!凄いとしか表現できない!新しくて良い!

>>112
是非投下して下さい!
週末イパーイSS読んで月曜からまた頑張る皆様の為のビタミンドロップを是非!!
114名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 14:55:04 ID:25wibGM8
じゃあ、投下します…。
こういうの書くの初めてなんで、稚拙ですが…。

かしゆか目線で4連です。
115名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 14:56:09 ID:25wibGM8
【青空編】(プロローグ)

6時間目の体育のあと、私たち3人は急いで売店へ向かった。
コーヒー牛乳を買って、そこから屋上まで競走。
体育の後でへとへとのはずなのに、みんなの体は軽い。

「いっちばーーん」
のっちはコーヒー牛乳を傍らに置いて、大の字に寝転んだ。
私たちもそれにならった。
「のっちは運動神経だけはいいよねぇ」
と、あーちゃん。私は、クスクス笑う。
「まぁね♪」
のっちはむくっと起き上がって、コーヒー牛乳の紙パックにストローをさした。
「ほめとるわけじゃないんよ」
あーちゃんも私も、のっちがおいしそうに飲み始めたのを見て、
慌てて起き上がってストローをのばす。

毎週火曜のこの時間。
私たちはそうじをさぼって、いつもここへ来る。
屋上のそうじ担当の上級生は、まだ7時間目の授業があるから、
それまで1時間は私たちの貸し切り。

何か特別に話すことがあるわけでもないのに、私たちはいつもこの時間を
心待ちにしている。
116名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 14:57:41 ID:25wibGM8
【くもり空編】

今日は、あーちゃんが風邪でお休み。
体育が終わって、私たち2人は歩いて売店へ向かう。
コーヒー牛乳は1つしかなかった。
そのままゆっくり、屋上へ向かう。

「コーヒー牛乳、はんぶんこね」
と、のっち。
「もちろん」
「これであーちゃんがおったら大変じゃ、独り占めされとるよ」
「あーちゃん大丈夫かね、2日も休んどるけど」
「意外と病弱じゃけんね、あの子は」
「意外とって」
2人は顔を見合せて笑う。
屋上についた。くもり空で何となくじめっとした空気。

「そろそろ梅雨じゃねぇ」
のっちは体育座りをする。その隣に座りながら、
「そしたら、ここにもあんま来れんようなるよ」
そう私が言うと、のっちは、
「やだやだぁ」
と、私に寄りかかってくる。
ほんのりとシャンプーのにおい。
なだめるように、私はのっちの頭をなでる。
のっちは私の肩に頭をのせたまま、
「ずっとさ……」
と、何かしゃべりかけてやめた。
「ん?」
私はのっちの頭に、自分の頭をくっつける。

いつもより元気がないのは、あーちゃんがいないからかな?
そんなことを思っていると、のっちは言葉を続けた。

117名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 14:59:07 ID:25wibGM8

「ずっと、こうしていたい」
私は少し驚いて、その心の揺れが体を通じてのっちにも伝わったみたい。
のっちは頭を離した。

最近よく、のっちと目が合うなぁと思っていた。
私自身、のっちのことが好きでたまらない時期があって、つい見つめていたことが
あったけど、そのときみたいにのっちとよく目が合った。
気のせいかな、と思っていたけれど、どことなく、抑えていた熱いものが
こぼれはじめているような気がしていた。

一瞬の間に、いろんな思いが心を駆け巡って、無言になる。
のっちも、黙ってる。
お互いに何かを感じて、何かを抑えている。
のっちと目が合う。
永遠かと思われるほど長く見つめあう。
押さえつけていた熱い想いが言葉となって、口から出てしまいそう。
苦しい……。

限界に達しそうになったそのとき、
私の手がコーヒー牛乳の紙パックにふれた。
ひんやりとした感触が、私の体温を奪い去る。
私は自分から目をそらした。

立ち上がってストローをさしながら、金網のそばまで歩く。
後ろからのっちの視線を、感じる。
コーヒー牛乳を一口飲むと、気持ちが落ち着いた。

振り向いて、私は言った。
「ずっとずっと、私たち3人は、一緒だよ」
のっちは、とても複雑そうな顔をしていたけれど、しばらくしてうなずくと、
私のそばまで来て、コーヒー牛乳を飲んだ。
それからは、とりとめのない話をして、笑って、チャイムが鳴るのを待った。
118名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 15:00:37 ID:25wibGM8
【雨の日編】

梅雨に入ってから、もう二週間。屋上にはずっと行けてない。
そうじをしながら、あーちゃんはうらめしそうに空を見上げる。
「なぁんか雨って嫌いよ。こっちまで暗い気分になるけん」
「まぁまぁ、雨も必要なんよ。雨が降るけぇ、晴れの日が楽しいんよ」
のっちはそう言うと、黒板を消し始める。
「なんなんね、大人ぶってから」
あーちゃん、相当機嫌悪いみたい。
ちっちゃい子がだだをこねるみたいに、その場にへたり込む。
そういえば、のっちとあーちゃん、最近ずっとこんな調子。
私は黙ってそれを見てるしかなかった。
私がなんとかしなきゃ。

「もう少ししたらカラッと晴れるようになるけん、それまでは辛抱せんにゃあ。今日は帰りにアイスクリームでも買おうか」
「あっ、いいねそれ!」
のっちはにっこり。黒板を消しながらこっちを振り向く。
「私、いやじゃ。アイスはお腹冷える」
あーちゃんはへたり込んだまま、私に背を向けてそう言う。

119名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 15:01:45 ID:25wibGM8

嫉妬、してるんだ。
あのくもり空の日以来、私とのっちはどこか通じ合って、前より仲良くなったから、
のっちをとられたような気がして、それが気に食わんのじゃね、あーちゃん。
けど私はずっと、そんな思いをしてきたんよ。
仲良しののっちとあーちゃん。私はその傍らでいつもにこにこしていた。
けど、そうするのが辛い時期もあったんよ。
ワガママじゃろ、それは。

そんなことを思っていると、あーちゃんは急に立ち上がる。
「もう、帰るね」
鞄を持って、走り去る。
私とのっちは茫然として、顔を見合わせる。
言葉にしなくても、気持ちは伝わるんだ。私は自分を責めた。

気まずい空気が流れる。

「あーちゃんはね…」
のっちが黒板消しを持ったまま、口を開いた。
「あーちゃんは、ゆかちゃんのことが、好きなんよ」
私の頭の中が、真っ白になった。
120名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 15:03:00 ID:25wibGM8
「えっ……?」
「だからね」
のっちは黒板消しを置いた。
「私と二人のときは、あーちゃんはいつもゆかちゃんのことばっか話すんよ。あんなとこがかわいい、こんなとこがかわいいって」
私は忘れかけていた記憶をたどり始める。
「あーちゃんはね、告白したら、ゆかちゃんに嫌われるかもしれんけぇ、ずっと気持を抑えとったんよ。私はゆかちゃんの太陽になれたらいいけんって言って。太陽は弱いとこ見せちゃだめじゃけぇって、あーちゃん、いつも笑っとった」

あーちゃんがのっちと出会ってから、どことなくあーちゃんは私から距離をとるようになっていた。
私はてっきり、あーちゃんはのっちが好きなんだと思っていた。
それならそれで、私はあーちゃんを応援しようと思っていた。
だからのっちへの想いを必死に抑えていたのに…。

「それでね…」
途端にのっちの顔がくしゃくしゃになる。
121名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 15:03:49 ID:25wibGM8
「あたしはね……、あーちゃんのことが好きだったんよ…」
私はのっちを見つめる。
「でもね、あんなに毎日毎日、ゆかちゃんが好きなんだって話されたらさ、苦しくて。それで私はね…、私は月でいいやって思った。あーちゃんのそばにおれたら、もうそれでいいって……」
のっちは自分の髪をくしゃくしゃにする。
「そう割り切ったはずだったのにさ、何か今度は…、あたし……、ゆかちゃんのことが気になり始めて…。どうしちゃったんだろうって、何度も忘れようとしたのにね…、なのにね…、あたし……」

のっちが壊れそう。
私は口を開いた。
「もう、いいよ、のっち」
私は自分のロッカーから置き傘を取り出した。

あぁ、私たち3人はお互いに叶わぬ恋をしていたんだ。
それぞれが切ない思いをして、苦しんでいたんだ。
あーちゃんが太陽。のっちが月。それなら私は地球かな。
決して重なることができない3人。

のっちが声を洩らす。
「あたしは………、2人とも失いたくないよ…」

122名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 15:05:49 ID:25wibGM8

「のっち」
私はのっちの手を引いて、屋上へ向かう。
絶対そこにいるはず。
屋上につながる重たい扉を開く。

あーちゃんは雨に打たれて、屋上の真ん中でうずくまっていた。
私は急いで傘を開く。
のっちと私は、あーちゃんのそばに駆け寄る。
「あーちゃん…」
あーちゃんはこっちを向いた。目が赤い。
「太陽だって、いつも笑っとれるわけじゃないんよ。こうして、雨の日やくもりの日に、休憩しとるんよ。じゃけぇ、あーちゃんも無理せんで。うちらは3人で1つ。3人で支えあおうよ」
あーちゃんのつけてる香水がほのかに香る。なつかしい香り。

小さな傘に、3人が入りきれるわけがなくて、3人ともびしょぬれ。
それでも心はあたたかい。

帰り道に飲んだコーヒー牛乳は、なんだか少ししょっぱかった。
123名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 15:07:36 ID:25wibGM8
【青空編】(エピローグ)

「えー、売り切れだよ」
と、あーちゃん。
「今日は暑かったけんねー、みんなのどが渇いたんじゃろ。コーヒー牛乳は人気者じゃしね」
私はそう言いながら、隣のグレープジュースを買う。
「たまにはいっか」
のっちはオレンジ。そしてアップルを買うと、あーちゃんに渡す。
不満顔だったあーちゃんの顔が、ぱっと明るくなる。
「さぁ競走じゃー」
私たちは走る。
窓から見える初夏の緑が美しい。

私たちはまるでトランプタワー。
ほんの少しの揺れで、崩れそうになる。
こっちのカードがあっちに傾き、あっちのカードはそっちに傾き。
それでも崩れないのは、それが私たちだから。

「いっちばーーん」
私は両手をひろげて、くるくる回る。
「負けたぁー」
のっちもあーちゃんも悔しそう。
みんな汗だく。すぐにジュースの飲み始める。
冷たいジュースが体中にしみわたるのを感じる。
「くぅーっ」
のっちはおじさんみたいな声を出す。
私とあーちゃんは顔を見合せてクスクス笑う。
みんな大の字に寝転んで、雲ひとつない空を見上げる。

「ずっとずっと、私たち3人は、一緒だよ」
2人の顔は見えないけれど、2人ともにっこり顔でうなずいてるのがわかった。

またこれから、いろんなことがあるだろうけど、私は3人でつくるこの時間、この空間が大好きだから…。

「永遠」はありえないのかもしれないけど、この真っ青な空を見ていると、信じてもいいような気がしていた。
124名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 15:10:23 ID:25wibGM8
以上です。
何かこのスレ見てたら書きたくなっちゃって、書いちゃいました。

これで最初で最後にしようと思ってます。
読んでくれた人、ありがとうございました。

erなしで期待外れでごめんなさい…w
125名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 16:06:20 ID:xTJSy/YQ
こりゃあもうGJすぐるw切ない気持ちがガンガン伝わってくるw
最後なんて言わずこれからも書いてくれ!
126名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 16:54:21 ID:m9ULlyvv
吸血鬼とか三角関係とかなんなの?萌えるんだけど。
まじGJなんだけど

あとまとめサイトも乙。
127名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 16:58:40 ID:ZQcmbELr
お二人ともGJ!
近未来とか発想力に脱帽

屋上の方は最後だなんて言わないでw

>>126
微妙にツンデレーション乙
128103:2008/05/10(土) 17:02:50 ID:ZDb7gPem
>>106
たまには、パロディ?系も良いなぁ
かしゆかの言葉にゾクッと来て
こっちまで耳が赤くなりそう…
心臓がズキバギしました。

>>115
うわぁ、切ない(;つД`);
こんな気持ちになるの未だにリアルであるから
凄い感情移入しちゃった。
そんなっ、最後だなんて言わず
気が向いた時にでも是非また書いて欲しい!


まとめサイトOKみたいなので安心したw
それじゃ、うpしちゃいます
http://light.wing2.jp/perfumematomess/
なるべくシンプルにしようと思ったけど…
もし、見にくいとことかあったらごめんなさいです><

129名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 17:06:05 ID:xTJSy/YQ
まとめサイトTOP画GJww
お気に入りに入れちゃったw
130名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 17:10:58 ID:D0x81bBD
ここの職人達引き出し多すぎて尊敬する

みなさんGJ
131名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 17:22:12 ID:pmmeLY5x
どのSSも萌える(*・∀・)
自分もパロディ妄想とかして引かれるよなぁと思ってたけど同士がいて安心したw

まとめサイトも乙です!
携帯からだと見れないから早く見たい…。
132名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 17:24:14 ID:A8nWErLw
まとめサイトSSだけ抜き出したら見やすいのにね
133名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 17:31:52 ID:ZQcmbELr
>>128
激乙

>>131
自分携帯だけど見れるよ
携帯によって違うんかな
134名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 17:49:22 ID:RnQ8eAJf
>>115
とか読むと、やっぱり
自分は非erが好きなんだなぁと思った。
135名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 17:51:26 ID:GbBP6uqv
106さんも115さんも素晴らしすぎるw
次回作楽しみにしてまふ。

>>128
まとめサイトのデザイン好きだw
GJGJ!!!
136名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 18:20:46 ID:Q7Zqnkly
>>111
近未来パロいい!目新しくて面白かったGJ
血を吸おうとするとこの描写がエロくてけしからん(*´д`*)

>>124
三つ巴の片思い、密かに読みたかった設定だったんだ…!
あとプラトニックも大好きだよーGJ!
137名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 18:25:15 ID:Q7Zqnkly
あ、忘れてた
まとめさんGJ!いい感じです。
携帯オンリーでまとめが見れない人はファイルシークとか使うといいかも
138名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 18:27:08 ID:Wl2lxrXe
ここの職人さんはホントにクオリティ高いですね
ヴァンパイヤも屋上編も百合板だけじゃ勿体ない

本スレに紹介したい衝動を抑えつつGJGJGJの嵐です。

そしてまとめさんご苦労さまです。
139名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 18:27:09 ID:jvHkigOr
>>128
激しく乙

「フォルテ→フォルティッシモ→フォルティッシシモ」
みたいな感じで
「ツンデレ→ツンデレッシモ→ツンデレッシシモ」
140名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 19:06:54 ID:g48uG4z4
えーん、まとめサイトが見れんよ(T_T)
明日ネットカフェ行ってくるけえ。

しかしGJ続きじゃね。115さんみたいなん、好きです。
最近エ●リクが多かったけえ、
書けんし、はあもうやめよかなと思ってたから、
パロとか色んなの増えると楽しくなってくるねo(^-^)o

相変わらずの学園ものですいませんが、投下させて下さい。
141名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 19:11:18 ID:g48uG4z4
守護天使と番犬編

守護天使のお話

昼休みにお弁当を持ってあ〜ちゃん達のクラスに行くと、ゆかちゃんが一人ぽつんといた。
「あれ、あ〜ちゃんは?」
「…保健室」
「えっ、どっか悪いん?」
「…う〜ん」
ゆかちゃんの歯切れが悪い。
「…なんか、あったんじゃないんかね…?のっち、聞いとらん?」
「へっ?」
「…なわけないか。ゆかにも言ってくれんのじゃけ」
なんだそれ。微妙にキツいぞゆかちゃん。
「あ〜ちゃんが何も言ってくれんけえ、うちの推測じゃけど…。何か言われとるみたい」
「何を?」
「他のクラスの子であ〜ちゃん嫌っとんの、おるじゃろ。ほら体育祭ん時…」
「あー、いたねえ(旧スレの話じゃけどね…)」
あ〜ちゃんは明るくて目立つタイプだから、友達もすぐ出来る分、敵も作りやすい。
142名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 19:13:13 ID:g48uG4z4
あたしなんかは、自分の持ってないもの全部持ってるあ〜ちゃんは、太陽みたいでただひたすら憧れちゃうけど。
ゆかちゃんはお弁当をつっつきながら、ぽそっと、
「あ〜ちゃんは、甘えてくれんよね」
「へっ?!あの甘えっぷりは殺人級じゃあ…」
それともあのデレ甘っぷりはのっちにだけなんかな、って思わずにやけてると、ゆかちゃんは白い目で、
「ああいうのは猫のすりすりみたいなもんじゃろ。相手を喜ばすためのサービスじゃけえ」
…つまりそれは、あたしがわんこ扱いされることに喜びを感じると思われてるってこと?!…まあ、否定は出来んが。
「ゆかが言ってるのは…」
ゆかちゃんは頬杖をついて大人びた表情をした。
143名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 19:15:39 ID:g48uG4z4
「人のための甘えじゃなくて、自分のための甘えってゆうか…。あ〜ちゃんは自分のしんどさを分けてくれん。そういう甘え方はしてくれんけえ」
ゆかちゃんは少し寂しそうに笑った。あたしにもその寂しさは伝播して。
そんなこと考えたことなかった。あたしは犬っころみたくあ〜ちゃんにまとわりついて。あ〜ちゃんがくれるものはいつも気持ちよくて、キラキラしてて。あたしの世界の色が、運命的に変わった。
きっとゆかちゃんにも、あ〜ちゃんとの世界があるんだろうな。二人の絆の強さには、前から気付いてたけど。
…ちょっと、落ち込む。
あたしがしょぼんとしてるのに気付いて、
「のっち、後で二人で保健室行こ?」
やっぱゆかちゃんは優しくて、大人だよね。
144名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 19:22:25 ID:g48uG4z4
あたしとゆかちゃんはあ〜ちゃんのカバンを届けに、保健室に向かった。
「あ〜ちゃん?」
と呼びかけると、あ〜ちゃんは布団からひょこっと顔をのぞかせて、
「二人とも、来てくれたんじゃね」
と、にひゃっと笑った。
いつもどおりの、一点の曇りの無い、快晴の笑顔。
お陽さまみたいなあ〜ちゃんに、あたしはほっとした。
ゆかちゃんはあ〜ちゃんのカバンを出して、
「現国のノート提出だって。ノート、出すよ?」
「あっ、ダメ…!」
あ〜ちゃんの制止よりも早く、ノートを取り出したゆかちゃんの動きが止まった。
ノートの表紙には落書きがされてて。書かれてる言葉とあ〜ちゃんとを結びつけるのが、なかなか出来なくて。
あたしが状況把握にまごついてると、ゆかちゃんの顔色が変わった。
145名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 19:24:03 ID:g48uG4z4
「あ〜ちゃん、何で黙っとったん!?」
ゆかちゃんのいつもフワッとして無機質な声が、低く、震えてた。
「…言うようなことじゃないけえ…」
「何でよ!?」
ゆかちゃんはノートをばんっと投げた。
「何であ〜ちゃんは言ってくれんの!?何で無理するん?!何で頼ってくれんの!?うちは…っ」
ゆかちゃんは肩を震わせて声を詰まらせた。
「…うちは、あ〜ちゃんのことなら、何でも受け入れるけえ…っ」
ゆかちゃんが、怒った。
ゆかちゃんは賢くて、感情のコントロールが出来て、大人で。
そのゆかちゃんが、声を震わせて、怒った。
「ゆかちゃん…」あ〜ちゃんが、困ったような顔をして「ゴメン…」
「…あ〜ちゃんが謝ることじゃないじゃろ…」
146名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 19:28:25 ID:g48uG4z4
「ゆかちゃんを頼ってないわけじゃないけえ…」
あ〜ちゃんは布団からそろそろと手を出して、ゆかちゃんの手を握った。
「…嫌わんといて」
「…何でうちがあ〜ちゃんを嫌いになるんよ」
ゆかちゃんはそう言って、あ〜ちゃんの額に額を寄せて、ふふって笑った。
…なんか。
すごい疎外感なんですけど…。
いきなり急展開で二人は顔を寄せ合って、ごろごろしだすんじゃもんっ。
のっちはどうせアホの子でいらん子なんだろうけど。
ベッドの端で地味にいじけてるあたしに、
「そこのさやえんどうみたいな子」あ〜ちゃんは笑いながら「いじけとらんで、おいで」
…犬どころか今度は豆扱い…。
まあ、いいんだ。
犬でもさやえんどうでも、お陽さまが必要なのは変わりなくて。
太陽が太陽であれば、それでもう、充分だから。

守護天使終わり。
番犬のお話に続く。
147名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 19:32:41 ID:sJQSs3yS
わっふるわっふるわっふるわっっふうううるううるうわっh

 
省略されました。。続きを読むには待つしかありません。。。

gj!!!
148名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 19:43:00 ID:g48uG4z4
守護天使と番犬編

番犬のお話

4組の教室まで行って、ドアの所で呼び出そうとして、あたしは敵の名前を知らないことに気付いた。
…しょうがない。
あたしはズカズカと教室に入り込んだ。他クラスなんてあたしはめったに行かないから、完全アウェイな雰囲気。
…いた。
あたしは性悪そうな子を見つけ出すと、ばんっと机に手をついた。
「あ〜ちゃんに文句あんなら、うちに言ってきんさいや!」
我ながら結構迫力ある感じで決まった、と思ったのに。
まわりは微妙な反応で…。
「なんで、大本さん…?(ダイ●ハウスのCMみたいな反応)」
「…これが、噂のあ〜のち?(じゃけえその謎の言葉は何なんよ?)」
…なんか。やっちゃったかなあ、とあたしは今さら冷たい汗をかいてたら。
149名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 19:44:21 ID:g48uG4z4
バタバタバタっとけたたましい足音を立てて、髪を振り乱したあ〜ちゃんが駆け込んできた。
「のっち、このバカ!駄犬!!何やっとんよ〜!」
あ〜ちゃんはあたしの首ねっこをひっつかんで、あたしを教室から引っ張り出した。
「もう!もう!このバカ犬!!」
校舎の外れまであたしをズンズン引きずって、あ〜ちゃんはものすごい剣幕であたしを叱りつけた。
「だって、腹立ったけえ…」
「何でのっちが」
「…あ〜ちゃんのことじゃけえ、腹立つよ」
あ〜ちゃんはぶわっと耳まで真っ赤になって、涙目を隠すようにそっぽを向いた。
あ。なんか。…スイッチ入りそう。
150名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 19:49:59 ID:g48uG4z4
「のっちみたいなへたれの番犬はいらんけえ」
「…あ〜ちゃんより、のっちんが強いよ」
「はあ!?何言うとるん!?」
あ〜ちゃんの負けず嫌いスイッチが入ったみたいだけど。こっちも覚醒モードだから。
「…この間だって」あたしはあ〜ちゃんの肩を押さえる。「そうだったじゃろ…?」
「…っうぎゃあああああっ」
あ〜ちゃんは寄声をあげて、耳をふさいでじたばた始めた。
子供みたいだけど。真っ赤になって、額には汗をかいてるあ〜ちゃんから、熱をおびた甘い香りがするから。なんか、ヤバい。
151名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 19:53:11 ID:g48uG4z4
「あれはっ、あの時のことは忘れたけえ…っ」
「忘れた、って」
「うちの中では無かっことにしとるけえ!きれいさっぱり消去!」
「…ふうん、じゃあ」
あたしはあ〜ちゃんの頭にくしゃ、って手をまわして、
「もっかいせんと」
「…っふぎゃあ」
なんかわめいてるあ〜ちゃんの唇をふさぐ。
なかなか飼い慣らされようとしないあ〜ちゃんを、なだめるような、あやすようなキス。
何度リセットされても。あたしは何度でもトライする。だって。あたしの世界のスイッチを押すのは、あ〜ちゃんだから。
いつか太陽があたしの手の中に陥落するまで。
追いかけっこのようなキスを終えると、あ〜ちゃんはむくれた顔で、
「…ゆかちゃんに言いつけるけえ」
…殺される。
あたし達のゲームは。守護天使のカードを持ってる姫が、今のところ采配を握ってる。

終わり。


やっぱ携帯はしんどいのう…
152名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 20:05:24 ID:8m54aPEx
GJー!!!!

あ〜ちゃんかわいすぎ
153名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 20:05:37 ID:vHp0OJH5
萌え死にました…
明日カラオケ行くから歌いまくろ
154名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 20:17:12 ID:oS15pGN9
あ〜ちゃん破壊力高すぎるGJ!
155名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 20:25:25 ID:xTJSy/YQ
萌え殺す気かぁああGJすぎるよ!!
もっともっとおおおお
たまらんよぉおおわっふるわっふるぅうううううううううううううううう
156名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 20:31:32 ID:ZQcmbELr
GJ!!
あ〜が反則だろおおお
なんか狂ってる人続出ww
良スレすぐるお
157名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 21:05:03 ID:sJQSs3yS
しぬうううううう。死んでしまううううううう いや!むしろ!本望かっ!これで!死ぬのなら!
gj!!
158名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 21:10:05 ID:VDY9xhio
>>115を誰かはやく映画化してくれ!
>>141を誰かはやくドラマ化してくれ!

あぁん素敵すぎる…
159名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 21:49:39 ID:46yRuFGi
>>1ののっち本と、このスレを書籍化して物販に置けば相当売れるのにねw
いや、黒ゆか様ならそう考えるかなと思っただけです。すいません
160名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 22:06:27 ID:ZQcmbELr
投下しま
Butterflyを使ったんで、>>106さんと被ってるとこあるけど見逃したってください
では




「のっち、」
頭がぼーっとする。
無表情で雑誌に耽る君が、不意にこちらを向いた。
「なに見とるんよ。」
意識していたわけじゃない。
無意識に君を見てたの。

漫画にゲーム、こんなにも魅力的なあたしの部屋でも、君はあたしを夢中にさせるでしょ。

「あ〜ちゃん、あの…」
「今読んどるけぇ待って。」
あたしをするりかわして、視線を記事に落とす。
つまらんよ。

開け放たれた窓。
少し冷たい風が君の髪を遊ぶ。
「寒い。」
一言、言い放つと立ち上がった。
風に吹かれてワンピースが翻る。
161名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 22:07:19 ID:ZQcmbELr

薄い 羽のように
軽くしなやかに

「暑いん?」
暑くはない、けど熱いよ。
「閉めんでもええから。」
あたしの目の前を、ワンピースが通りすぎた。
遅れてきた甘い香り。

ふわり 香り残し
飛んで消えるように

窓の死角にあたるベッドに近づいて。
「借りるね。」
こういう時だけ柔らかく笑う。
あたしの返事は聞かずに、君はベッドに沈み込んだ。

すっかり空気に溶けた、君の香り。
あたしは虚しいよ。
すがるような気持ちで、君を見るけど。
2度は気づいてくれない。

くす、と漏れた笑い声がやけに響く。
シーツに広がる髪は、あたしを刺激する。
部屋の電球はあまり明るくないのに、眩しいよ。

甘い 光の粉
まるで誘うように

取り残されたあたしも、体が冷えてきた。
……気がする。
162名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 22:08:19 ID:ZQcmbELr
だから、ねえ、あたしもそっちに。
「行っていい?」
眉がぴくりと動いて、ちらっとあたしを横目で見た。
「狭いけぇ。」
「…あたしのベッド。」
手を伸ばして、あと少しで君に触れられる。

伸びきった指先がかする。
ひょいと肩を上げて逃げられた。
「やーだ。」
あたしのベッドなのに。
君もあたしのなのに。

君はベッドの上で少し回って、あたしに背を向けた。
遅れてついてゆくワンピースが、あたしを切なくさせる。

fry away
捕らえられない

「ほしーぃ…」
君の消えるような独り言にハッとする。
もぞもぞと動くたび、揺れる髪。

ああ 美しい

あたしが悪いんじゃない。
魅力的なのも、引き寄せるのも全部、
全部…あ〜ちゃんじゃけぇ。

強い磁石みたいに
君は引き寄せる

163名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 22:09:03 ID:ZQcmbELr

ベッドが軋む音。
あたしは上半身だけベッドに乗り出す。
「…何するんよ。」
少しだけ乱暴に取り上げた雑誌。
あ〜ちゃんの手が届かないところへ放る。

「遊ぼ。」
そっと、あ〜ちゃんに跨る。
少し顔をしかめるものの、抵抗はない。
心の内が透けとるんじゃね。

「ねえ。」
柔らかいあ〜ちゃんを潰してしまわぬよう。
あたしは硝子を扱うみたいに、そっと抱きしめる。

愛したいの
ギュッとしてるの

一旦、体を離す。
「あ〜ちゃん」
あたしはあ〜ちゃんの王子だから。
王子は姫に無理強いなんてせんよ。
捕らえたものは逃がさないけど。

164名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 22:10:33 ID:ZQcmbELr
あたしの姿で埋まる黒目が、わずかに揺れた。
「…何。」
なに、大したことじゃない。
決めるのはあたしじゃないし。

采配は君だけ

「あ、そ、ぼ」
意地悪してるわけじゃあないんだけどな。
耳元で呟いたそれに、電気が走ったような反応をした。
いいんよ、別に。
姫のお好きにどうぞ。

選んで 単純に
感情の 方向は

「好きにしんさいや」
やっとこさ素直に笑んで、あたしの髪を撫でた。
あたしは、それを求めてた。
んじゃあ、遊ぼっか。
「…ん」
目を閉じたお姫様に、キスを落とす。
同時に、一際大きく鳴った心臓。

try the new world.

あたしはあ〜ちゃんと、新しい世界にいく。
だから、あたしから離れないでね。

let's play the game…




お目汚し失礼、終わりです
165名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 22:14:17 ID:xTJSy/YQ
SS祭りじゃわっふるわっふるww
ニヤニヤがとまりませんwwGJですw
166名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 22:37:54 ID:Wl2lxrXe
GJ!!!

学園物は王道ですな。保健室で3人でとはもう実にけしからん。
映画の方の「櫻の園」を思い出しました。

あ〜のちあ〜もGJ!のち目線は何故か共感出来るww
167名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 22:51:28 ID:j6k2/O/U
このすばらしいSSラッシュに乗って初投下させていただきます。
もうただ単に学園コメディです。萌えの要素の欠片もないです。しかもキャラ崩壊です。
台詞読み辛いです。超駄文ホントにスイマセン。
168名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 22:53:11 ID:sJQSs3yS
たまらんのうwたまらんのううっっっw
GJすぐる。ドキがムネムネするww

わっふるわっふるw
169名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 22:53:12 ID:j6k2/O/U
「何それぇ?」
「いや、じゃからうちの高校に出る人らしいんじゃよ。」
「大体JKKって名前からしておかしい。」
「女子校の神とか女子高生のカリスマの略だとかいろいろ聞くんじゃけどねぇ。」

ゆかちゃんとこんな話をしたのは昨日。そのJKKって人は悩みを解決してくれる人みたいで。
ゆかちゃんに相談してもいいんだけど今回は言い辛い。
ゆかちゃんの話だし頼ってみようかなんて思ってしまった。
毎週金曜日の4時44分に図書準備室の隣にある閲覧室にくるらしい。
というわけで来てみたんだけど.....

170名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 22:53:54 ID:j6k2/O/U
軽くドアをノックしてみる。
「ふぁ〜い」
間の抜けた甘くてまろやかな声が響く。
「JKKさんですか?」
「うん☆ 誰?」
「西脇綾香って言います。悩みを聞いてくれるって聞いたんですけど。」
「いいよぉ〜。あなたのお悩みをまっっろやかに解決っ♪」
中に入ると、掲示用のボードの向こうにその人はいて、顔どころかシルエットも見えない。
ボードを挟んで向かい合う位の位置に座る。
「綾香ちゃんかぁ...... じゃっ、あ〜ちゃんて呼ぶねぇ。タメ口でいいからねぇ♪」
うっわぁ〜。調子狂う。
「で、なに〜?」
「あの、同級生の子とケンカしちゃって.....
「うん。仲直りしたいんだねぇ〜??」
すごい脱力感。でも話しやすいかも。
「それだけじゃのぅて....その子のことが.........好きで。でもその子の前で
 はいつも意地張っちゃうけぇ、ちゃんと伝わっとるんか不安で。」
「あぁ〜 ツンデレだねぇ☆」
「はいっ!??」
思わず声が裏返る。まるでのっちだ。
「あ〜ちゃんの好きな子ってどんな子なのかなぁ〜?」
話題変わるの早いし。
「えっとっ......子供みたいでアホで無邪気でヘタレだけどたまにカッコ良くて...」
「う〜っん..........よくぅ〜 わかにゃいっ!でもぉ その子のこと大好きなんだねぇ♪」
あたしの顔が火照ってくるのがわかった。顔見られてないからいいんだけど。
「でっ、ど〜したいのかにゃぁ〜?」
ここまで喋っちゃったしって気もする。本音がこぼれだす。
「あっちが自分のこと好いとるかもわからんし、一昨日ケンカしちゃって今はほとんど話できとら
 んけぇ、まずはちゃんと仲直りしたい。でも、いつか下手なこと言ってしまって今の関係が壊れ
 るんも怖いんよ。」
「う〜ん... でも言わなきゃスッキリしないしぃ、まろやかに解決できないしぃ。困るねぇ。。」
一瞬間が空いた空間を埋めるように彼女は言葉を継いだ。
「でもぉ、きっとその子も仲直りしたいと思うよぉ☆見られてるなぁとか思わにゃい?」
「まぁそれは思いますけど...」
いつものことなんじゃけど。
「じゃぁだいじょーぶ。月曜話しかければいいよぉ。これでまろやかに解決っっ☆」
なんか強引に締めくくられた気が...... まぁいいんだけど。
「ありがとうございました...」
「また来てねぇ〜?」
「失礼しました。」
なんか納得はいかないんだけどスッキリした。
そういえば結局JKKってなんだったんだろ?疑問もつきないけどひとまず感謝。
なんでだろう。巧く行く気がする。きっとJKKの声の魔力。明日は楽しい一日にできる気がする。

171名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 22:58:07 ID:j6k2/O/U
その頃の閲覧室。
「ホントにこの声使うんは大義じゃね。」
パネルの向こうには夕日を仰ぐJKK改め樫野有香の姿。
「今回の豪華装丁版の特典どうしようかねぇ?」
もちろん彼女は二人のケンカの詳細ものっちから聞いていて。
それを知っている上でJKKなんて架空の人の話をあ〜ちゃんに振って自作自演。
樫野のネタが切れそうになると必ず二人には何かが起こる。それは気まぐれな女神様の気分次第なのでした♪
                   おしまい
172名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 22:59:05 ID:j6k2/O/U
ホントにすいません。JKK使いたかっただけです。
しばらく自重します。
173名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 23:04:33 ID:xTJSy/YQ
策士かしゆかGJww
今日SS投下多くて嬉しいwwwわっふるんるんww
174名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 23:05:51 ID:VDY9xhio
今日ほんとすごいね!

ファンタジー、プラトニック、あ〜のちと来てコメディだなんて…
恵まれてるなぁ

>>172さん
面白かった!
こういうのがないと息切れしちゃうし、めちゃくちゃ和みましたw
また思いついたらよろしく!
175名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 23:22:29 ID:npuzH9r1
なんかしらんけどとにかくGJ!
176名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 23:32:56 ID:jvHkigOr
GJマツリダワッショイ

誰かコミケでまとめ本きぼんぬwww
177名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 23:45:36 ID:vHp0OJH5
この波に乗って駄文投下。すいません、調子乗りました。

1

「すごい人じゃね…」
あ〜ちゃんはそう愚痴った。のっちは苦笑い。あ〜ちゃん、朝からご機嫌ななめ。
今日は学校の遠足。現地集合で現地までの移動手段は電車。しかも、朝の通勤ラッシュの時間帯。苦しいくらい満員で、息苦しいし、狭くて窮屈。
「バスとか、出してくれんのか学校は」
そう言いながらものっちは、実は喜んでたりするんだ。あ〜ちゃんと密着していられる、そんな邪な想いは、優しいあ〜ちゃんは仕方なく見逃す。
のっちはあ〜ちゃんを扉側に押しやり、あ〜ちゃんとサラリーマンのおじ様達がくっつかない様に、壁になっていた。そんなさり気ない優しさが、妙に嬉しかったりする。
しばらくして、のっちが険しい表情で「暑い」と呟いた。これだけ人口密度が濃いんだ、酸素も薄いし人の熱気が半端ない。
あ〜ちゃんは、のっちの首筋に流れる一筋の汗を眺めた。なんだか色っぽい。最近妙に大人びてきた王子様に、少なからずときめいてしまうのは事実だ。
「ゆかちゃんは今頃、車で快適じゃね。どうせなら乗せてってくれても良ぇんに」
かっしーに【のっちと電車で行くから良ぇよ】ってメールを送ったのは、本人には内緒。
178名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 23:46:56 ID:vHp0OJH5
2

しばらくして。
ガタン、と大きく車内が揺れた。
「うわっ」
バランスを崩したのっちが、あ〜ちゃんに抱き付いてきた。あ〜ちゃんはしっかりと受け止めた。ううん、抱き締めたんだ。
「ご、ごめん…」
耳元でそう囁かれた。どうしよう。なんだか、変な気分になってきた。のっちの香水の香りとか、体温とか、吐息とか。その全てがあ〜ちゃんの神経を蝕んでいく。
「良いよ。」
「苦しくない?」
「うん、」
このままが良ぇ。
そう言うと、のっちの心臓がドクンと跳ねた気がした。たまには甘えたって良ぇじゃろ?
「…あ〜ちゃん」
ガタンゴトンと電車が揺れる。二人も揺れる。ずっとこのままが良いのに。のっちの腕の中は落ち着く。優しくて、あったかい。
「あ〜ちゃん、ヤバいんじゃけど…」
「え?」
「…キスしたい、」
そう言って、のっちは、体を少し離してあ〜ちゃんを見つめた。頬がほんのり桃色に染まっていた。その優しい目に、あ〜ちゃんは弱い。
あ〜ちゃんは目を閉じた。

そっと触れる唇。
車内のアナウンス。
繰り返す緩やかな振動。
今は、君と二人だけの空間。

ガタン、ゴトン。
ガタン、ゴトン。
179名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 23:49:33 ID:vHp0OJH5
3

キスを繰り返す。
何度も何度も唇を重ねる。
愛しさと、優しさを重ねる。
のっちはズルイ。
たまにこうやって、全てをさらって行くんだ。
朝っぱらから、夢みたい。
ガタン、ゴトン。
夢なら、
醒めないで。

『次は、〇〇駅〜。〇〇駅〜。』
「あ、」
アナウンスが流れ、のっちが唇を離した。もう、終わりだ。夢の時間はもう終わり。
「もう次、降りんと」
そんな事を言うくせに、腰に回された手はまだあ〜ちゃんを抱いたまま。名残惜しいのは、二人共同じ。
「…うん」
あ〜ちゃんの手も、のっちの体を離さない。離したくない。だって、電車を降りたら全て終わりなんだ。現実の世界に連れ戻されるんだ。
ゆっくりとブレーキがかかる。さようなら。二人だけの空間に別れを告げる。
現実への扉が開いた。
二人の体が離れる。
のっちの体温が消え去る。
でも、
その手は繋がっていた。
離れはしなかった。
「のっち…?」
その手の温もりは、夢じゃない。二人の世界だ。
「離したくないけぇ」
顔を真っ赤にする王子様は、なんだか変にカッコ良かった。
ごめん。
あ〜ちゃんも
離したくないんよ。

―End―


最後gdgdでごめんなさい;お目汚し失礼しまし
180名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 23:52:13 ID:Tjj255oC
やっとまとめサイト見れたー!
デザイン(・∀・)イイ!!
>>133
携帯古いから対応してないのかも…

まとめサイトお披露目記念に1枚。
微妙にerなので駄目な人はごめんなさい
ていうかこんなの描いてごめんなさい…
http://imepita.jp/20080510/850820
181名無しさん@秘密の花園:2008/05/10(土) 23:56:43 ID:46yRuFGi
>>180
GJ!なんか自分が一番見たかった絵だわ
er苦手な人もいるかもしれんが、これからも気が向いたらお願いします。
182名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 00:01:32 ID:YhhiEezb
>>179GJにやにやしたww甘いのちあ〜いい!
>>180けしからんんn

ていうかSSラッシュやばいなw今日だけで8つもSSがwにやけがとまらんwww職人さんみんなgj!
183名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 00:07:50 ID:2qcOi3zm
>>179
GJ、のっちが珍しくしっかりしとるw

>>180
ちょ、おま
うちに来て描かないか。
自分もerは好きだったりするんでまた書いてほすぃ
GJでした
184名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 00:31:17 ID:qI6uEOnH
>>180
やばいやばいやばい!!萌え過ぎて溶ける!!!
まじでみなさん最高っす
185名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 00:35:19 ID:obAanK34
このスレ神だらけで困るwww
186名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 00:51:37 ID:9Ao7+TSY
>>180あくまでもガードが固いところに愛と恥じらいを感じたw要するにGJってことでw
SSラッシュといいほんとこのスレ好きだww
187名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 00:55:58 ID:Vv9olz92
この一定のクオリティを保ってんのがすごい。gjすぎる

唐突だけど、制服はやっぱVAI●のが好き?セーラーみたいなの
それとも普通にセータのがいいかな

レス求む
188名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 01:47:09 ID:2FTHZRhs
>>179
むっちゃ萌えたww
今までで一番にやにやした(笑
GJGJ!!!
189名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 02:19:44 ID:1FM6ug3r
こんばんは〜
>>115を書いた者です。

書きたかったけどなかなか形にできなくて諦めたテーマに、
もっかい取り組んでみることにしました。

多分また完全プラトニックになると思うけど、出来たら読んで下さい。
いつになるか分からんけど、予告してみましたw

期待はせんとって下さい。他の作者さんみたいな細かな描写ができんので…
190名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 02:49:54 ID:obAanK34
527 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/05/11(日) 01:22:31 ID:fYWMp5AC
最初三人とも片手にブレスレットしてたんだけど、途中であ〜ちゃんのブレスレットがなくなってた。
ふと、のっちを見ると両手にブレスレットしてた。

あ〜ちゃんスレで見つけたよ
のっち・・・ww
191名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 02:57:46 ID:9Ao7+TSY
自分も便乗

943:ファンクラブ会員番号774 : 2008/05/11(日) 00:07:40 ID:9rjndRes
レポの似合わないのちスレなので軽めにサクッと。

のちおとあ〜ちゃん7話。遂にあ〜ちゃんとメアド交換したのちお。
しかし、のちおはあ〜ちゃんの携帯にかしおのアドレスが登録されてる事に気付いてしまう。
そして、かしおからのデートの誘いのメールを受けてしまうあ〜ちゃん。初デートは満喫(プラネタリウムに変更されるかも?)
続く!


そして、のっち「これは精神的にキツイ」

のっち…劇でもあ〜ちゃんを取られるのがイヤなのかww


のっちはこれだから全くww
192名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 02:59:14 ID:Hve/9GcX
なに!?このしばらく見てない間に行われたSS祭りw
しかも、ジャンル豊富で一定のクオリティ保ってるしw
全部一気読みはもったいないので、明日の楽しみにとっておこう。

あと、まとめサイトの方God Job!
193名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 04:04:14 ID:2qcOi3zm
>>187
VAIOのが好きかな
あれカワイイよ
194名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 05:11:25 ID:AtR8NVw0
>>187
FRYDAYの写真とか、過去のもの参考にするとリアルでいいかも
195名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 07:37:42 ID:5GuswWwQ
>>187
やっぱり私もセーラーがすき
196名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 10:30:01 ID:NONnU1Z2
前スレにあったBlackPerfumeおもしろかったw
一気に読んでしまったww
197名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 13:41:23 ID:ckcfXAWQ
GWはとっくに終わったというのにこの大量投下は一体ww
絵師さんもGJ。上品なタッチでそんなの描かれたらもう実に実にけしからん。

>>187
アイテムとしてぱつゆかの持ってる文庫もキーワードになるのでは?
198名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 17:15:07 ID:tCnCykoT
>>189です。

思ったより早く、完成しました。
前より長い上に、進行が遅く、完全プラトニックなので
イライラしちゃうかもしれませんが、許して下さい…w

それでは投下しますね。
199名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 17:16:02 ID:tCnCykoT
赤色の空を見て、君は歌う

【第一章】

11月になって、席替えをした。
のっちと私は窓際のうしろから2番目と一番うしろ、
あーちゃんは教室のど真ん中になった。
「ゆかちゃんが後ろの席とか、心強いわぁ。先生にさされたら、
 こっそり答え教えてもらえる。ワーイ」
「あんたも少しは努力しんさい」
あーちゃんにピシャリとそう言われて、のっちはふくれっ面になる。
「ヒーターが近いからありがたいな。これから寒くなるし」
「ゆかちゃん寒がりじゃもんねぇ」
「あたしがあたためてあげるよ」
のっちが両手をひろげる。
「それはさせん。たとえ授業中でも飛んでいくけぇね」
3人は笑いあう。
すごく幸せ、すごく居心地がいい。

200名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 17:17:00 ID:tCnCykoT
【第二章】

一時間目の授業中、前方からおなかの鳴る音が聞こえた。

キュルルルルル………

のっちが振り向いてニヤリとする。
その顔がおかしくて、私は吹き出した。
「樫野、どうかしたか?」
先生にさされる。
「いえ…、何でもありません…。すみませんでした」
あーちゃんがこっちを見てニヤニヤしている。
あー、恥ずかしい。
授業後、のっちはカバンからパンを取り出して、ほおばりはじめた。
私はまだ恥ずかしくて、机の表面でほっぺたを冷やす。
「もー、のっちのバカ。全部のっちのせいじゃけぇ」
「人の顔見て吹き出すなんて、失礼しちゃうよね」
私は起き上がってのっちをにらみつける。
口いっぱいにパンを入れて、もぐもぐしてる。
「大体、一時間目からおなか鳴らすなんて。それは何?お昼?」
「んん、朝」
のっちは口の中のものをしっかり飲み込んでから、言い訳をした。
「昨日課題仕上げよったら、寝るの遅うなって、
寝坊して遅刻しそうじゃったけぇ、朝食べれんかったんよ」
「ほんまにあわただしい子じゃ。少しは女の子らしくしんさい」
次の授業の用意をしながら、私がそう言うと、
のっちの動きが止まった。

「女の子らしく…?」
また口いっぱいにパン入れてる。
なのになぜか遠い目をして…。
「女の子らしいって、何………?」
その目は、はっとするほど美しくて、私は戸惑った。
あーちゃんがやって来て、のっちのほっぺを両手ではさむ。
「あんたは、さっそくゆかちゃんに迷惑かけて」
のっちはさっきと同じ言い訳を繰り返す。
その間私は、さっきのっちが言ったことを考えた。
「女の子らしいって、何………?」

201名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 17:17:41 ID:tCnCykoT
【第三章】

1週間が経って、だんだんこの席にも慣れてきた。
少しずつ風が冷たくなって、みんな厚着をし始めた。
三時間目が始まる前、私は必死にやり忘れていた宿題をやっていた。
トイレから帰ってきたのっちが、逆向きに椅子にまたがって、
こっちを見てる。
こんなところ見ないでよ、恥ずかしい。
「あのさ…」
「今忙しいんよ、ごめん」
「私…、あーちゃんってかわいいなって思う」
私はペンを止めた。
「ついでに言うと…」
今度はのっちが言葉を止めた。
私は視線を上げる。
のっちと目が合う。
「ゆかちゃんも、かわいいなって思う」
のっちは真顔でゆっくりそう言うと、急に笑顔になって、
「つ・い・で、だからね」
と言って、ペロッと舌を出し、前を向いた。
私は、今何問目を解いていたのか、何の教科をやっていたのかさえ
忘れてしまった。
覚えているのはさっきののっちの笑顔だけ。

202名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 17:18:27 ID:tCnCykoT
【第四章】

あーちゃんと2人っきりになったとき、私はふと聞いてみた。

「ねぇ」
「んー?」
「のっちってさ、好きな人おるんかね?」
あーちゃんは吹き出しそうな顔になる。
「えっ?まさか。おったらもっと女の子らしくするじゃろ」
「そう…かな……」
「それにのっちってさ、いっつもTVの中の人好きっていいよるし、
 身近にはまだおらんのじゃない?」
あーちゃんが大きな目をキラキラさせて、少し首をかしげる。
のっちの言うとおり、確かにかわいい…。
「そうなんかねぇ…。ところで、あーちゃんはおる?好きな人」
「えー、私?」
あーちゃんはモジモジし始める。
着ているセーターの袖口をのばして、指まで隠す。
ほっぺたがほんのり赤い。
「ゆかちゃんにはまだ言っとらんかったっけ?A組の○○君が好きなんよ」
「へぇ、聞いとらんかったよ」
「そう、それで聞いて!」
あーちゃんは両手でペシッとひざをたたく。
「この前のっちにもこのこと話したらね、何て言ったと思う?」
あーちゃんは背筋をのばして、のっちの口調を真似る。
「あんなひょろひょろした奴、だめじゃ。あーちゃんのことは、
 あたしが守ったげるけん」
あーちゃんが元の姿勢に戻る。
「なぁんて、言うんよ。ほんまに、あんな頼りないクセして、
 うちの彼氏気取りなんじゃけぇ」
あーちゃんが、カラカラと笑う。
私もつられて、笑顔をつくる。

のっち、のっち……。
辛いね、切ないね……。
こんなに近くにいるのに、
誰よりも本気で想っているのに…。

203名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 17:19:15 ID:tCnCykoT
【第五章】

ある日の放課後、私とのっちは教室に残って、
美術の課題を仕上げていた。
油絵の具の匂いはキツいから、少し寒いけど窓を開ける。
冷たい風が、のっちの髪を揺らす。
くせのない、まっすぐな髪。

見とれていると、のっちが前を向いたまま私に声をかける。
「ゆかちゃん」
「へ…?」
驚いて変な声が出ちゃった。
「赤い絵の具、貸して」
ふと、のっちのキャンバスを見る。
もう完成しているように見えるけど、赤い絵の具、どこに使うつもりなんだろう。
のっちは、あれだけ何度も色を重ねて、苦心して描いていた空の上に、
赤い絵の具をべた塗りし始めた。
「ちょっ……、のっち!」
私は立ち上がって、のっちを止めようとした。
のっちは動きを止めず、一気に塗りきる。
「なんで……?」
私は、わけが分からずのっちを見つめる。

のっちの瞳に夕日が差し込んで、この世のものとは思えないほど、
美しく光っている。
宝石のような瞳をこちらに向けて、笑顔でのっちは言う。
「あたしには、こう、見えたの」

のっちは…、自分が見たものを、自分が感じたものを、
まっすぐに表現する。
私が描いているのは、写真で見た風景。
カメラのレンズを通して見た世界。
のっちが描いているのは、のっちが見た風景。
そのときの空気、そのときの感情まで含んだ、
のっちの世界。


今の私の感情を、あえて言葉で表現するなら……

それは、「恋」かもしれない。

204名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 17:20:11 ID:tCnCykoT
【第六章】

11月下旬になって、3人でお昼ごはん中、
あーちゃんが心配そうな顔をして、私に問いかける。
「最近なんか、ぼーっとしてない?」
「……そう?」
「体調よくない?」
「いや、元気よ。いつも通り」
私はにっこりしてみせる。
「寒くなって、冬眠モードなんじゃないの?」
のっちは相変わらず、口いっぱいにご飯を入れる。
「あんたは何でそんなにほおばるかね。女の子なんじゃけ、
 一口は小さく!」
のっちはふくれっ面をする。
あーちゃんの言葉は、私にあの言葉を思い出させた。

「女の子らしいって、何………?」
私はつい、声を出してしまった。
2人がこっちを見てるのがわかる。
私は、あーちゃんとのっちの顔を交互に見ながら、もう一度聞く。
「女の子らしいって、何………?」
「ゆかちゃん…?」
「女の子はさ、男の子に恋をしなくちゃいけないの?
 スカートはいて、ピンクのものを身につけて、
 それが女の子らしいってことなの…?」
2人とも驚いてる。
私も、自分に驚いてる。
いつもはしっかり言葉を選んでしゃべるのに、
今は考えるよりも先に言葉が出ていく。

205名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 17:21:01 ID:tCnCykoT

「それはさ…」
のっちが床を見つめながら、口を開く。
「それは、誰にも分かんないよ。だって、辞書にも載ってない」
あーちゃんが複雑そうな顔をしてる。
のっちは無表情のまま、言葉を続ける。
「分かんないけど……、分かんないってことは、
 それって、どうでもいいことなんじゃないかな」

私は今までに、こんなに真剣なのっちを見たことがなかった。
あーちゃんもそうだったみたいで、
息するのさえ忘れて、のっちを見つめてる。


「人を愛せるんなら、それだけでいいんじゃない?」


あーちゃんが泣きそうな顔になる。
知ってたんだね、あーちゃん。
のっちの気持ち、本当は知ってたんだね。

3人が、それぞれの思いをめぐらせる。
にぎやかなお昼の音が、聞こえなくなる。

のっち。
私は、のっちのこと全然知らなかったみたい。
私なんかより、ずっと苦しい思いをして、
葛藤して、
のっちなりの答えを見つけていたんだね。
みんなにいじられたり、何を言われても笑っていられるのは、
鈍感だからじゃなくて、
誰よりも繊細だからだったんだ。
ありがとう、のっち。
私はなによりも大事なことを、のっちから学んだ。

206名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 17:21:50 ID:tCnCykoT
【第七章】

12月になって、本格的に寒くなった。
みんな定期試験の勉強に追われて、休み時間も忙しそう。
そんな中、私たち3人は、集まってクリスマスの計画をたてていた。

「ちょっとさぁ…、これ、カップルのデートスポットだらけじゃん」
私の提案したコースを見て、あーちゃんが文句を言う。
「だってぇ…、イルミネーションがきれいなんじゃもん」
「あたし、いいと思うよ!」
のっちがはしゃぐ。
「ねぇねぇ、誰のうちでパーティーするかも決めようよー。
 プレゼント交換はもちろんするじゃろ?
 あーん、早くクリスマスになればいいのにぃ」
あーちゃんがニヤリとする。
「ところで、のっち。あんた試験の準備はちゃんとしよるんね?」
「ぐっ……」
「追試になったら、クリスマスどころじゃなくなるんよ?」
「それは……」
一転してしどろもどろになるのっち。
「しょうがないねぇ。3人で勉強しよっか」
私がそう言うと、みんなの顔がキラキラ光る。
「そうしよう!」

この2人といると、
すごく幸せ、すごく居心地がいい。

今の私の感情を、あえて言葉で表現するなら…

それは、「愛」だと思う。




≪END≫
207名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 17:25:08 ID:tCnCykoT
前回に引き続き、かしゆか目線であります。
長いので、お時間とって申し訳ない。
さらに進行遅くて申し訳ない…。

あー、もうこれで書きたいことは書きつくしました。
本当にこれで終わり。
ROM専に戻ります。他の作者様、期待しております!w

わっふるわっふる
208名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 17:35:46 ID:Wr3bSwNg
リアルタイム職人さん降臨ktkr
ゆかちゃんの賢さや繊細さが出てて何か外れっぱなしだったw
エピソードのチョイスが上手いなあ。

コンピューターシティ聴きながらまとめサイトのこしことのお話読んでたら、
ystk絡みのお話も読みたくなってきた。
カプとかじゃなくって、3人を優しく見守るお兄さん的なポジションで。
自分で書こうと思ったけど超初心者ystkファンなので知識不足で書けないorz
209名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 17:38:15 ID:obAanK34
SS投下ktww乙です^^
片思いの話多いけどこう・・
なんか両思いになったあとの展開みたいんも見たいなぁなんて・・・

うんごめん贅沢だね
210名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 17:48:25 ID:1FM6ug3r
>>207です。
今回は同性愛に目覚める初期段階の三人のことを書きたくて、書きました。
両想いになってからは私には難しいです…。三人って人数がまた微妙で。

技量不足です^^;
他の職人さんに期待w
211名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 17:50:04 ID:9Ao7+TSY
GJ
投下を待つことしか出来ない自分に出来るのはひたすらわっふるすることのみ…わっふるわっふる
212名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 17:55:47 ID:ujjolBdL
>>207
頼むからやめないでぇ〜〜
むしろこれくらい長くないと話に厚みがでないから
全然問題ないですよ!
>>209さんと同じで、この後の展開も見たいなぁ。
どうしようもない切なさの末にたどり着くくちづけの味は又格別かと。
ROM専のくせに申し訳ない。
213名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 18:28:53 ID:ujjolBdL
百合板のperfumeスレ読んだ後に、
http://blog.amuse.co.jp/perfume/p/index.php?itemid=5545&catid=139
を読むと、のっちが他のメンバー2人とぴったんこしてるカエラに
嫉妬している風でワロタw
214名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 18:31:46 ID:5GuswWwQ
>>207
GJ!

訳が分からないまま、なってしまう切ない気持ちに共感しました…
215名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 18:42:17 ID:ARkWAkl3
>>207
GJ!また書きたくなったらお願いしますw
216名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 18:43:30 ID:zKGs+puJ
久々にきたら・・・神多すぎてにやにや止まらんw
また明日から勉強がんばれる(受験生でサーセン)。まとめサイトもおつ!
あんまりPC触れないからマジで助かったw・・・・本当に助かった。
実は、受験勉強と神SSの間でかなり葛藤してまして。(私信でサーセン)
これで、安心したw後1年は絶対まとめサイト置いといてくださいw

みなさん本当にGJ!!!!
217名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 18:49:21 ID:9Ao7+TSY
ピンク板だから年齢が割れるようなレスは自重したほうが。あと直リンもほどほどに
218名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 19:06:34 ID:1FM6ug3r
しつこいけど>>207です。

何か…続き…
書いちゃった…

携帯でつくったけんgdgdじゃけど、今からご飯食べて、そのあと投下しますねw
219名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 19:11:34 ID:ARkWAkl3
焦らしプレイですね。わかります。
220名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 19:12:21 ID:ZA4ehcdE
>>207
GJです!!!!
切なくて、胸がキュンキュンしてしまいました。

このスレ本当最高だ(*´д`*)
いくらSS投下されても飽きない自信があるw
221名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 19:31:29 ID:obAanK34
ご飯ゆっくり食べといで〜正座して待ってるよ〜
222名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 19:43:58 ID:1FM6ug3r
屋上編・赤色の空編

【最終章】

卒業式が終わって、私たち3人は屋上に立っていた。
「なんか寂しいなぁ…」
私がぽつりと呟くと、あーちゃんが言う。
「卒業しても、うちらいつでも会えるし、そんな顔しんさんな」
「そうだけどさぁ…」

この学校で暮らした3年間。
私はいろんな経験をした。
泣いたり、笑ったり、怒ったり…。
十分すぎるほどいろんなことを経験したはずだった。
けど何か…
やり残したことがある気がして、
私は今日1日、ずっとやるせない気持ちでいた。

「西脇ー!」
先生の声が聞こえる。
「お前、教室に卒業証書忘れとるぞー!」
「あっ、はーい!」
あーちゃんが慌てて階段を降りていく。
その後ろ姿を見送っていると、床に寝ころんだのっちの姿が視界に入る。

何をやり残したのかが、分かった気がした。

223名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 19:46:31 ID:sn1jsWpU
長い間寝食を共にし苦楽を分かち合ったPerfumeの固い絆に胸が熱くなった
224名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 19:47:54 ID:1FM6ug3r

「のっち…」
「ふぇー?」
気の抜けた声。
軽く肩すかしをくらった気分。
それでも私は続ける。
「あのね、私、のっちに伝えんといけんことがあるんよ」
のっちがむっくりと起きあがる。
「えー、なんじゃろー」
のっちが優しい笑顔でこっちを見てる。

いざ伝えようとすると、言葉が出てこない。
私は自分が情けなくなった。
何て言えばいいの?
のっちに嫌な顔されたら、私、どうしたらいい?
もし、もし嫌われたら、この先一生会ってもらえなくなるかもしれん…。

私が泣き出しそうになって下を向いていると、のっちがそばに寄ってきた。
225名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 19:53:14 ID:1FM6ug3r

「ゆかちゃんは、ほんまに、かわいい」
そう言うと、のっちは私を抱きしめる。
思わず私は泣き始める。

のっちはいつだって私の味方だった。
何だかんだで辛いときはいつものっちに頼ってた。
いろんな出来事が次から次へと思い出されて、私は涙を止められなくなる。

「泣かないで、ゆかちゃん」
のっちが耳元で優しく囁く。
私たちの真上をヘリコプターが通り過ぎていく。

その音にのせて、聞こえるか聞こえないかの小さな声で、私はのっちに想いを伝える…。


「好き………」


のっちがかすかにうなずいたのが分かった。


そして、柔らかくてあたたかな何かが、
かすかに、それでも確かに、
私の唇に甘酸っぱいものを残していくのを感じた。


あーちゃんの足音が聞こえる。
私たち2人は、そっと離れて、遠ざかるヘリコプターを見つめる。



これから先、私たちがどこへ行けばいいのかは誰も知らない。
何があるのかは分からないし、すごく、すごく不安。

だけど、不思議とコワくはない。


その先には、
光しか見えないから。


あーちゃんが私たちを呼ぶ声が、空に響き渡る。

≪END≫
226名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 19:57:05 ID:1FM6ug3r
携帯って、めちゃくちゃ難しいわぁ
手間取ってすみません…

さらにその先の描写は、私には無理です…。
焦らしといてごめんなさい。駄文失礼しました。

何か自分もすっきりしたかもw
227名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 21:35:13 ID:1FM6ug3r
あれ、なんか…
みなさんの求めていたものと違っちゃったのかな?
難しいです

そして、わっふるわっふるわっっふるぅわっふる
228名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 21:36:33 ID:Vv9olz92
のっちHAPPYで中指に指輪してた。左手の
ソースつttp://www.nicovideo.jp/watch/sm3253926
229名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 21:40:44 ID:q3C+YuYJ
この前のHAPPYでのっちにツンデレーションなデジカメに萌えたwww
230名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 21:45:12 ID:n0EwbDTr
>>226
なんか切ナス…でもめっちゃ良かったよ〜GJ!
231名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 21:45:49 ID:n0EwbDTr
興奮のあまりsage忘れスマソ
232名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 21:46:39 ID:q3C+YuYJ
>>227
いやいや、俺は好きです。大好物ですとも。
凄い良かった涙が止まらんGJ!!
また書いてくれよう(´・ω・`)わっふるわっふる
233名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 21:49:26 ID:yuiGOh4T
>>227
レスが無くても気にせん方がいいよー
読んだけど上手く感想が書けないから心の中でGJしてるって人もいるし、俺とかwww
234名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 22:16:15 ID:EUSEN87I
>>227
泣けますね。GJ!切ないハッピーエンドというのもなかなか。

終わりだなんて言わずに

わっふるわっふる
235名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 22:22:24 ID:YhhiEezb
投下してから数時間しか経ってないしねw

>>229HAPPYは地味に良番組wスタッフがファン目線にも程があるw
236名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 22:42:36 ID:ARkWAkl3
204 ファンクラブ会員番号774 New! 2008/05/11(日) 21:19:01 ID:393Nxjno
あ〜スレにあった。

のっちジェラシー
http://www.katsakuri.sakura.ne.jp/src/up32227.jpg
237名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 22:48:07 ID:7kdUC3Qi
マンコ丸見えだね
これがあったら今日は5回マンズリできるかな♪
GJ
238名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 23:01:48 ID:zDq6r3hx
>>236
ヤキモチのっちがこのあと覚醒するパターンですね、わかります

ニコニコにある今回のマジカルもいいね!
かしゆかだけ怒ってあ〜ちゃんには怒れないのっちww
惚れた弱みですね^^
239名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 23:20:47 ID:2N/jYwPY
公式への直リンは控えた方がいいと思うんだ
240名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 23:36:08 ID:CDLfEho+
>>>222
なんてものを。
白かしがかしゆかしくて、俺もどんどんかしゆかし。
また焦らしてください。
241名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 23:51:53 ID:yuiGOh4T
>>239
ナマモノだしな
あとまとめサイトに本人達の画像を載せるのもちょいとまずいと思う
その辺は管理人さん次第だけど
242名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 23:57:18 ID:+FSqgUt+
お米の国ライブから今帰宅してスレチェックした
何が起こってるのこのスレwww
243名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 23:57:45 ID:CDLfEho+
>>241
と、いうことで絵師さま、
ご多忙のところまことに申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
244名無しさん@秘密の花園:2008/05/11(日) 23:59:41 ID:1FM6ug3r
>>180
私この画像何度見てもニヤニヤしてしまう…
変態…
245名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 00:07:37 ID:Yh8sEvTI
変態レズばばあだろ
省略せずにちゃんと書け
246名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 00:20:44 ID:ioP0Mdip
>>227
レス遅くなってごめんよ
今読み終わって、胸がキュンとなってたよ
そして、今つたえるね→GJ!

俺はいつでも職人さんたちの作品に
わっふりんぐ全快だってばよw
247名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 00:24:07 ID:rkfmqAjB
こしこ「あら、あなたがこんなもの食べるなんて珍しいわね」
ystk「・・・わっふる」
こしこ「えっ?」
ystk「わっふる」
こしこ「え、ええ。そうねワッフルね。。(電池切れかしら・・・?)」
ystk「わっふるわっふる」
こしこ「・・・あのどうかしt「わっふるわっふるわっふるわっふるわっふr(ry」

キャラわかんね

「・・・・・・・」
248名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 00:26:02 ID:rkfmqAjB
最後の最後で間違えとる/(^0^)\
すま。。orz
249名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 00:27:32 ID:3bj2DgCw
SS投下が定期的にあって良いですね
プラトニック良いなぁ…
そんな自分は>>180ですが好評で嬉しいです(*´∀`*)
引かれなくて良かった…。

>>244
ニヤニヤwwありがとうw
250名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 00:29:39 ID:3bj2DgCw
書き込んでる間になんてものがwww
ystkwwww
251名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 00:29:44 ID:Lu5MmeaI
>>247
ystkきたwww
なんかこしこいいな
252名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 00:35:58 ID:7/0trUCS
ystk可愛いよystkwwwww
253名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 00:36:00 ID:ioP0Mdip
ystk「俺は電池食って生きてる。好きなようにさせてもらう
    アイドルとか全然興味ないし・・・なんだこれ?(ワッフル拾う)」

ystk「パク・・・なんだこれ?まず・・???・・( ゚∀゚)o彡°わっふる!わっふる!」
254名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 00:41:35 ID:rkfmqAjB
うはwwまさかの迫撃w

>>253
ystkなりのツンデレーションなんですねわかります
255名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 00:47:25 ID:4S3MrleQ
>>249

あなたの次回作に
ワッフルわっふるです。
256名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 00:47:51 ID:5sC/7bVz
ystkのキャラ!!WW

でも、彼をSSに登場させるとどういう設定なんだろ…?
257名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 00:48:21 ID:Yh8sEvTI
そのSS読んでマンズリするレズばばあ
258名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 00:49:28 ID:+7jCppF9
>>249
プラトニックな感じの絵もいつでも、わっふるわっふる!

このスレ、男性も多いのかな?
ビアンを経験した人なら今日投下されたようなSS読んだら悶えちゃうよねw
259名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 00:56:27 ID:Yh8sEvTI
悶えちゃうってマンズリするってことだろ?
この淫乱豚ばばあが。
260名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 00:59:23 ID:ioP0Mdip
>>258
やっぱり俺、ちんこ切り落とそうかなw
俺の妄想ですが、読者に男性も多いと思いますよ。

なんていうか、百合萌え(=ビアン?)な方々の感受性の繊細さに
感銘された紳士諸君も多いと思います・・・自分含めて。
261名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 01:02:03 ID:1IITsqjS
>>260
それを 捨てるなんて とんでもない!
262名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 01:16:48 ID:Lu5MmeaI
>>260
妄想ではなく男性多いと思うよw
一人称俺の人もよく見るし
男性が少なそうなこの板で、男性が多いってのはいいことだ

このスレどんどん人増えてて嬉しいww
263名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 01:55:14 ID:mJT/RlAj
マンズリばばあが9割ですね
264名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 01:59:55 ID:+7jCppF9
まとめサイトだけ見るようにしようかなって思ったけど、
職人さんに感想伝えたいし、何よりそれが職人さんの原動力にもなるよね。
また来よう

最後にわっふるわっふるして、寝ますノシ
265名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 02:30:20 ID:d2E5JIGF
>>249
可愛すぎて可愛すぎて
携帯の待ち受けにしてしまいますた!
266名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 02:37:32 ID:8t9bwZWM
>>264
自分は、やっぱSSが第一だけど
絵師も居るしスレ住人のレスが面白いレスばっかりだからそれ読むのも楽しみww
だからスレも欠かさずチェックしてるよ
267名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 13:29:59 ID:+7jCppF9
SSの投下がないときは
まとめサイトでじっくり読み直しができるこの環境w

気分に合わせてジャンル選べるとか贅沢すぎるw
268名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 15:17:18 ID:6iL1qQVT
何のんきなことを言ってるのか
SS投下がないとマンズリできねーだろ
269名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 19:44:41 ID:SWZmMrbP
わっふるんるん
270名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 21:29:15 ID:8t9bwZWM
住人達がわっふる・わっふる言うから
Perfumeかcapsuleでわっふる・わっふるの曲作れちゃいそうw
ここは一つ頼むよystk
271名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 21:33:11 ID:+7jCppF9
ystkとこしこを学園ものSSに登場させるなら教師はどうだろう
無理矢理すぎるかなw

絶対コメディになるw
272名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 21:53:41 ID:5sC/7bVz
平日は圧倒的に人がいないWW

のちあ〜そっと投下
273名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 21:54:55 ID:5sC/7bVz
1

待ち合わせはいつもの所。
最近忙しかったけぇ、ちゃんとしたデートは久し振りじゃ。

チャリで来たの見たらあ〜ちゃん、びっくりするじゃろな…

『のっち、歩いてくるって言ったじゃろ!?』ってちょっと怒るかもしれん。

でも、…なんか。

今日は、あ〜ちゃんと二人乗りしたかったんじゃけぇ。

上り坂
薄いシャツの背中が汗で湿る
スピード落とすもんか。

あの子の所まで
274名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 21:56:28 ID:5sC/7bVz
2

自転車はぐんぐん進む

部活帰りの高校生があたしの速度にびっくりしとる。

あ〜ちゃん、もう来とるかな…
『あ〜ちゃん、待った?』
『…待っとらんよ』
…なんて。本当は待ったのに、そんな風に言ってくれたりするかもしれん。
もうすぐ坂を上がりきる
ほら、
てっぺんに見慣れたふわふわの黒髪


「あ〜ちゃん、待った?」
「…のっち。何でチャリなんよ!?」

思わず吹き出す
あ〜ちゃんの隣には赤いチャリが並んどる

「……あ〜ちゃんもチャリ…?」

…なんだ。同じ事、考えてたんじゃね。
275名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 21:58:35 ID:5sC/7bVz
3

「手、繋いだまんまこげんかねぇ…?」

思わず言ってみる

「無理じゃろ」

つれないなあ…

あきれた顔したあ〜ちゃんが自分のチャリを端っこに寄せた

…ふと後ろに小さな重み。

「あ〜ちゃん?」
「…あ〜ちゃんのチャリ調子悪いけぇ」


あ〜ちゃんの言い訳を流してあたしのチャリは再び動き出す。
今度は下り坂

にやけるのはお腹に回ってる手がくすぐったいからだけじゃないよ。

「のっちー!」
「なーん?」

「……ちゅーしたい…」

ブレーキ音が晴れた空に高く響く
道行く人が途切れた一瞬の隙間、

キスで埋めた


end
276名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 22:00:45 ID:5sC/7bVz
スレ汚し失礼しますた

仲良しなのっちとあ〜ちゃんが書きたかったのです…
277名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 22:04:21 ID:4Nz6BjCR
>>275
あーちゃん萌えw
すっきり爽やかにまとまってて良かったよw
GJGJ!!
278名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 22:06:41 ID:SWZmMrbP
あ〜ちゃんがあたしの好きなおにゃの子像にぴったしww
GJGJ!!たまらんわっふるぅううううううううううううううう
279名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 22:21:34 ID:rkfmqAjB
ttp://uproda11.2ch-library.com/src/1186671_e0je/k1186671.jpg
ttp://uproda11.2ch-library.com/src/1186674_UoDG/k1186674.jpg

スレぶった切るってレベルじゃねーぞ!
あと下に関しては携帯で撮る→pcで編集というよくわからない過程ふんだんで荒いです。。
まあそれ以前の問題なんだけn
erくもなけりゃ絡みもないというこれはあっはあっははっははははあごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんn
280名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 22:29:48 ID:+7jCppF9
>>279
うひゃあぁぁぁ(*´ω`*)
溶けるぅぅぅぅぅ

ひゅるるるる…
281名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 22:38:38 ID:Lu5MmeaI
>>276
爽やかでイイネー
GJです

絵師さんもちついてw
2枚目かわいすぎ和んだw
282名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 22:56:15 ID:8pNf0J2x
新潟萌えネタ投下

コントで
「あ、授業はじまるよ!」
って言ったときにのちおと手を繋ぎましたね、あ〜ちゃん…

トーク中、のっちの二の腕を触ってましたねあ〜ちゃん…

SS作者のみんなごめん
御本尊が最大手 これだけは譲れん
283名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 23:00:40 ID:HkI/Uq6Y
>>265
ありがたいけど誰かに見つかったらやばいんじゃw

>>276
さわやかのちあ〜GJ!!

>>279
絵柄がすごく…好きです…。
284名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 23:05:08 ID:+7jCppF9
まぁもちろん本物が萌えることしてくれたら嬉しいけど
自分はこのスレに出会ってPerfumeにハマったから、
このスレに来るときに楽しみにしてるのはSSだな。
最近絵師さんも来てくれて萌えまくりw
SSに挿し絵つけて本にしたいくらいw

いろんなタイプの人がいるのも百合板ならではだね
285名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 23:15:10 ID:32HJxfby
ystk学園もの書いてみました。駄文です。
ヤスタカのキャラもクソもないです。
耐えられる方のみ読んでください。割とコメディーっぽくなってしまいましたが。








286名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 23:16:29 ID:32HJxfby
朝のホームルーム 教室

今日は何かがおかしい。普通の学級ならこんなものなのかもしれないが。
違和感がある。雰囲気が暗いというか湿っぽいというかいつものように騒がしくない。
気になってゆっくりと教室を見渡してみる。窓際に目をやったところで違和感の正体に気づいた。

西脇がムッとしている。大本がオロオロしている。樫野がピリピリしている。

このクラスにおいていつも騒いでいるムードメーカーの西脇が黙っているところが大きい
のかもしれない。普段あの3人はいつも何かしら騒ぎ、笑っている。
しかし今日は違う。そこからクラス全体に雰囲気が伝染している。
樫野の笑顔が怖い。大本の眉毛の角度がおかしい。何があった?
学園祭一週間前にこれはマズい。担任としてもなんとかしなければなるまい。
こういうときはどうすればいいのだろう?3人の誰に聞けばいい?
あぁ〜っ!わからん!!









287名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 23:17:25 ID:32HJxfby

ー昼休み 職員室
「あの、こしじま先生 ちょっといいですか?」
こういうときは彼女に聞くのが正解だというのが俺が出した解答。
養護教諭にして生徒から絶大な支持を得る俺にとって一番話しかけやすい女性だ。
まぁ、それでも話しかけるときにもごもごしてしまうのだが。
「えぇ、いいですよ。」
職員ラウンジに彼女を引っ張る。
「それが、クラスの雰囲気が変で。原因は見当ついてるんですけど解決策がなくて。」
彼女は困り顔の俺を見てクスクス笑う。
「もしかして西脇さん?」
「! なんでわかるんですか!?」
「昨日の放課後に保健室に樫野さんが来ててね、どうも西脇さんと大本さんがケンカして
 間に挟まれちゃったみたいなの。お互いに意地の張り合いみたいになってて彼女が苦心
 して仲直りさせようとしてもなかなかうまく行かないみたい。」
流石に生徒からの支持率No1だけのことはある。というか俺に相談して欲しかったと思って
ちょっと悔しかったりもする。
「どうすればいいっすかね?」
「う〜ん。 やっぱり彼女たちに任せとくしかないよね。下手に手を出すとうまく行かないし。
 彼女たちも悩んでるし、きっと3人だけにわかる融点みたいなのがあるんだよ。」
融点、か。俺が介入することで何かが変わるってこともなさそうだ。
「こしじま先生はそういうことありました?」
「うん。先生には関わってほしくなかったし、当時の私にしたら難しい問題だよ。
 やっぱまだまだ子供だったし。でも解決するときは速いからね。しばらく見守ってあげたら?」
やっぱ経験者に聞くのが一番だ。
「そうですね。ありがとうございました。」
一番簡単で、正解に近いその解答。まぁもう少し待ってみるのも悪くない。
288名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 23:18:12 ID:32HJxfby
帰りのホームルーム 教室

なんかあっさりと解決した模様。いつも通りに戻ってる。拍子抜けだ。
「もぉ〜、なんでプリントそんなにぐしゃぐしゃなんよ!?」
「ゴメンっ!今先生んとこ謝りに行ってくる!」
なぜか大本がこちらに走ってくる。
「中田先生っ!スイマセンっ!!こないだのプリントぐしゃぐしゃになっちゃって提出できない
 状況なんであ〜ちゃんかゆかちゃんにコピーもらって明日提出します!」
そう言って勢い良く頭を下げる。
何だ。そんなことかよ。俺はむしろお前らがケンカしたことの方が気になってたんだよ。

なーんて言えるはずもなく。
「あぁわかった。明日忘れるなよ。」

走って机に戻る大本。突っ込む西脇。優しく微笑む樫野。騒がしい教室。いつも通りだ。
落ち着く。このクラスはこうじゃなきゃダメだ。この温度がきっとこのクラスの融点だから。
一つ大きく深呼吸して。

「おい、帰りのホームルーム始めるぞー。 にっちょッック!」
「せんせー!声裏返ってます!」 西脇の鋭い突っ込み。沸く教室。
いつも通りの教室が帰ってくる。これが俺の一番落ち着く場所   かも。
                        end

駄文乱文失礼しました。

289名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 23:18:31 ID:/gg4r1v7
>>276
GJ!あ〜デレの破壊力は異常。

>>279うさゆかとは新しい
とりあえず早くを絡み描く作業に移るnry

御本尊が魅力的だからSSや絵の職人さんも増えるし
職人さんがいるから御本尊の魅力が増大する。というポリループですね、わかります。
290名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 23:40:18 ID:rKZUc5fH
>>282

私自身SS作者なんですが、パフュご本尊に萌えを感じないと、
書く気力が半分くらいそがれるんよ…
先月のメディアラッシュはほんま燃料満載じゃったけえ、
今月入って微妙にテンション落ちとんよ…
やっぱ対象に愛を感じんとね、SSなんて書けんよ。
なんで…、萌ネタあったらまた報告よろしくお願いしますm(_ _)m
291名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 23:47:48 ID:ioP0Mdip
夜、寝る前にわっふるして、スレを閉じて
仕事から帰って一息ついて、スレを開いたら
このGJSS&GJ絵祭りww
なんか、こしこを超えてystkなSSもきてるしw

これだもんなー
perfume好きすぎて、頭がわっFOOLになりそうです
292282:2008/05/12(月) 23:52:59 ID:8pNf0J2x
>>290
自分もSS何本か書いたことあるんだが
自分の場合は290とは逆で、本人投下の萌えにおなかがいっぱい過ぎて、
書くテンションめちゃくちゃ落ちた…
自分は飢餓感がないと書けないタイプなのだなーと。

284みたいな人もいるし、面白いねえ。
293名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 23:59:49 ID:d2E5JIGF
>>283
友達にみられそうになりましたwww
でも、携帯を開くたびに二人に会えて幸せです…
294名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 00:10:42 ID:t2e/UkFs
>>285
ystk先生面白い!
すごい和みました!GJですw
295名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 00:18:24 ID:t2e/UkFs
あ…、あの、私土日に長ったらしいSSを投下した者なんですが、
私の場合、Perfumeのことは知っていたけど
最初は「トークの面白いアイドル」という認識でしかありませんでした。

けど自分自身がバイということもあって百合板に来てみたら、
こんな素敵なスレがあって、
三人のキャラクターが見事にハマっていて。

それで、つい、自分が昔体験したり感じたりしたことを文章にして、
三人に演じてもらったんです…
だから自分が切ない体験しかしてないから切ないようにしか書けなくて、
三人を利用しちゃう形になっちゃって、反省しています。

長くなった…わっふるわっふる
296名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 00:21:55 ID:FtsEB1CY
>>295
どんな形であれ、君の書いたSSにはGJ!の文字列が並んでいる。
そんな裏話は胸の隅に置いておいて、また、書くんだよ、SSを。

そして、俺らの胸をキュンとさしてくれw わっふるわっふる
297名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 00:23:15 ID:5qamm5NU
体験でも何でもかまわんよ、これからも書いてくださいw
298名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 00:31:59 ID:t2e/UkFs
ありがとう;;
何かこのスレに似合わない空気にしてしまったw
しばらくはROM専になって幸せな気分になれるSSを考えてみます
ってか>>279このうさゆか!!!!!!!!
素晴らしい…!!!
299名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 00:56:17 ID:LuVkV9dR
人それぞれで萌えの起爆剤は違うよね。なんでもいいと思うよ。
うちの場合結構皆さんの萌目線なライブレポが原動力になったり、
うちの地域じゃ見れん番組の報告とか感想でぐっとくることがあるけえ、
そんなのあったらぜひっ、じゃんじゃかっ。

なんか自分のSSがいつも無駄に長いので、
そういう萌えの呟きを書くタイミングを奪ってたら申し訳ないと思うのに長いんよ…(・_・;)
300名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 01:45:12 ID:5sJCWuhl
のっちといえばあ〜ちゃんが大好きで有名。
そのためのちスレではよく、のっちは(が)あ〜ちゃん云々の話題やレスがつくけど
それにニヤける人が自分含めかなりいるはずw

301名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 02:04:12 ID:XccNnAH3
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm1053978
のちスレより転載。リアディゾンに反応するのっち。
肩身の狭い感じののっち。perfumeやめたいと思ったことは?
の質問でかしゆか、あ〜「まぁあります」の回答に動揺を隠せない
のっち。その後涙目で二人への愛を語るかしゆか。
俺的萌え所多数散見。何かの足しにでも。
302名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 02:12:21 ID:GSBlro3n
>>279
うさゆか良い!
のっちの服をキュッと掴んでるとこに萌えたw
4コマでも良いからPerfumeマンガを描いて欲しいと
思わせるような絵だ(*´ー`*)
303名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 02:19:55 ID:yKHDTF+k
あ〜ちゃんが同級生にいじめられてるとこに
颯爽と現れるのっちわんこを想像したらニヤニヤして眠れない・・・
304名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 04:01:13 ID:smyf7Bm5
http://img227.auctions.yahoo.co.jp/users/0/8/8/2/a1a1rarara-img600x383-1210524718kashiyuka_f2_14.jpg
http://upload.fam.cx/cgi-bin/img-box/3bg80513035053.jpg
あ〜ちゃんとかしゆかの甘々が読みたいです><
あとイケイケセメセメなSあ〜が見たいです><
公式的にはやはりのっちとかしゆかであ〜ちゃんを取り合いっこの図式なのかな。
3人でいちゃいちゃきゃっきゃうふふしてたら嬉しい。妄想はここら辺にして寝よう
305279:2008/05/13(火) 08:22:32 ID:DW+NqmqB
皆さんコメントありがとうございますです。ほんと恐縮極まりない

精進しますのでSSの合間の暇潰しにでもお付き合い下さいな(・∀・)そして絡みを描きt(ry

それでは、わっふるわっふる。
ご本尊様方もわっふるわっふる。ニコニコとようつべで餓えを忍ぶ日々…


306名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 08:26:55 ID:UfkfQfxg
しかしなぜに覚醒のっち×デレあ〜はこんなにも萌える気がするのかしらね
307名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 13:04:22 ID:qX1C3DIl
ちょっと話戻しちゃうけど、
「萌え」の方が盛り上がりやすいし反応しやすいのは事実だけど
自分としては真剣なやつも読みたい。
自分の語彙が少ないために上手く感想が書けないけど、
そういう作品がこのスレに厚みをもたらしてるのも事実だし。

だから職人さん方はあまり考えすぎず、いいものが出来たら
どんどん投下してほしいです。
長編とか書くの大変そうだし、あんま気軽には言えないけど…


わっふるわっふる
308名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 13:42:52 ID:5FeEtrXK
>>306
ギャップ萌えが嫌いな男女なんていません!
普段はツンデレーションだからこそたまに出るデレが引き立つ訳ですよ
309名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 18:21:46 ID:t2e/UkFs
全然みんなのリクとは違うけど、
思いついたから投下

萌えってどうやるんですか?分かりません><
310名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 18:22:57 ID:t2e/UkFs
夏祭り編

待ち合わせ場所を見ると、2人はすでに待っていた。
やばい!怒られちゃう!
待ち合わせより5分も早く来たのにぃ…

「のっち遅ーい」
「まぁ、遅れんかったけ許したげる」
そう言う2人は物凄く浴衣が似合っていて。あたしはごめんを言う前に2人に見とれてしまっていた。

あ〜ちゃん、りんご飴持ってる。似合うなぁ…

「さっ、行くよ」
ゆかちゃんの声で我に返る。
…あっ、あそこにあるのは射的!やりたい!
「ねっ、あっこの射的行っていい?」
あ〜ちゃんの袖をつかんでおねだりしてみる。
「いいでしょう」
あ〜ちゃん、少しおすまししてる。浴衣着てるからそんな気分なんだ。

射的は得意なんだよね♪
あたしはすぐに店に行って、銃を構える。
よーし、狙うはうまい棒の詰め合わせ…

311名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 18:24:47 ID:t2e/UkFs

「あー、あれ欲しいー」
と、ゆかちゃんの声。
指差してるのはプーさんのぬいぐるみ。
仕方ないなぁ、いいとこ見せるチャンスだし。
あたしは一回でプーさんのぬいぐるみを当てる。

「はい」
「ありがとー♪」
ゆかちゃん、笑顔。

かわいいなぁ。華奢な体に浴衣がよく似合って…

あれ、何か視線を感じるぞ…
振り向くとあ〜ちゃんが羨ましそうな顔でこちらを見ている。

「あっ、そうだ金魚すくいしよっか!」
あ〜ちゃんがにっこり。

ふー、よかったよかった。すねちゃったら大変。

あたしは金魚を5匹ほどすくって、あ〜ちゃんにプレゼント。
これで2人ともご機嫌かな?

あれ?ゆかちゃんがいない…
あっ、しゃがんでひよこ見てる!

あたし達が駆け寄ると、ゆかちゃんは上目遣いで聞いてくる。

「うちの子たちと仲良くなれる?」

えっ、ひよこでしょ!?

「うーん、と…鳥とねずみは無理なんじゃないかな…。
 大体脳みそ小さいから相手のこと認識でk…」

しまった…

ゆかちゃんが寂しそうな顔してる。

312名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 18:26:13 ID:t2e/UkFs
「あっ、ゆかちゃん、あそこ綿菓子があるよ」
「わたがし?」
ゆかちゃんが嬉しそうにピョンピョンしながら買いに行く。
「さっ、あ〜ちゃんも買いに行こ!わたがし!」
あたしがあ〜ちゃんの手をとると、あ〜ちゃんなぜかふくれっ面。
「あ〜ちゃんりんご飴あるけん食べれん」


…みんな奔放すぎだよぉ〜

でもちゃっかり握った手はそのままにしてみたり。


ドーーーン


花火だ!
あたし達は花火の見えやすいとこに移動する。

313名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 18:29:45 ID:t2e/UkFs

気付けばあたしだけ何も買えてないじゃん…

けど、いいや。
2人ともいつもより楽しそうに笑ってるし、
あ〜ちゃんとはしっかり手つなげてるし。
これだけでもお腹いっぱい!

そう思っていると、

花火と花火の間の静かで真っ暗な時間に、


あ〜ちゃんの柔らかな髪があたしのほっぺに触れてきて。


あっ、りんご飴の香り…



あ〜ちゃんのりんご色の唇が、あたしのほっぺたに触れた。



「のっち、大好きよ…」



ドーーーーーン



今日一番の大きな花火があたしたちを照らす。


また、来年も来ようね。




≪END≫
314名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 18:40:04 ID:t2e/UkFs
あっ!今回はのっち目線です…
315名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 18:53:26 ID:yKHDTF+k
「のっち、大好きよ…」




むっはーーー!!GJGJGJGJGJ!!!
すげぇええ萌えたぁあああああああああわふるぅうううううう
316名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 20:19:23 ID:VJyYmm3w
くはっ萌え死んだww
あ〜ちゃん、何て事するんすか心臓はちきれそうになったじゃないすか。

昨日漫画読んでて思い付いたネタなんですが、のち×あ〜?なギャグです。
しかも書いてると楽しくなって超長文です。とにかく一話投下して、需要があれば続き投下しようかと…。
ありえん話なんで、ふざけた気分で読んで下さいね。
では、駄文投下。
317名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 20:19:38 ID:5sJCWuhl
>>314
GJ!夏祭りか
夏はネタがたくさんありそうだw
318名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 20:20:44 ID:VJyYmm3w
1:はじまり。

「ぎぃやぁぁぁああ!」
断末魔の様な叫びが、爽やかな休日の朝に響く。
ここは大本家。今、家族は皆旅行中で家にはのっちだけ。その唯一の住人は、洗面所で青ざめていた。
のっちです。事件です。目が覚めると、あ〜ちゃんになっていました。
あぁ、ついにゲームのし過ぎで幻覚が見えるようになってしまったに違いない。寝よう。もう一回寝て、起きたら元に戻ってるんだきっと。と言うより、きっとコレが夢なんだ。早く起きなきゃ。
フラフラと寝室へと向かう。眩暈がする。しかも、パジャマが酷くピンク色に見えてならない。起きなくちゃ。あ〜ちゃんとゆかちゃんが遊びに来るんだ。早く起きて部屋を片付けなくちゃ。
ゴツン、思いっきりドアに足の小指をぶつけた。激痛が走り、言葉にならない叫び声を上げる。
「夢じゃ…ない…、」
今の痛みで完璧に目が覚めたのっちは、ベッドに飛び込んで丸くなった。
なんでなんでなんで!なんでのっちがあ〜ちゃんになっとるん!?顔も、声も、全部あ〜ちゃんじゃけぇ!
落ち着いていられない。とりあえず、あ〜ちゃんかゆかちゃんに連絡せにゃあ…。携帯を持つ手がブルブル震える。
319名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 20:21:13 ID:VJyYmm3w

ピンポーン♪

チャイムがなった。ビクッてなって手から携帯が落ちた。あわわわわ、どうしよう。パニックでおかしくなりそうだ。
すっぽり布団を頭から被ってひとまず深呼吸。落ち着け、落ち着け彩乃。とにかく出なくちゃ。「ごめんなさい、今大本さんなら留守です」ってニッコリ笑って。出来る、のっちなら出来る。
そう自分に言い聞かせて、布団を被ったまま玄関に向かった。のそのそと、ジブリのアレみたく。
玄関の扉をそっと開いた。ほんの数センチ。その隙間を恐る恐る覗いた。眩しい光に目がチカチカする。そこには濃い影が。
マズい、チラリと見えた。絶対ゆかちゃんだ。来るの早過ぎ。今の姿を見られちゃマズい。慌てて扉を閉めようと思ったら、ガンッと鈍い音がして、下を見ると足が扉の隙間に。これじゃ閉めれない。
あわわわわ。あたふたするしかない。どうしよう。どうしよう。
「のっち、」
「今、ちょっと取り込み中じゃけ…」
「あ〜ちゃんが大変なんよ!」
「なんですとー!」
その一言にバァン!、と勢い良く扉を開いた。そこにはビックリ顔のゆかちゃん。あ〜ちゃんが大変って大変だよ!
320名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 20:22:54 ID:VJyYmm3w

「どこ!あ〜ちゃんはどこ!?今すぐのっちが助けに行くけぇ!」
布団を投げ捨て、駆け出…そうとして首根っこを引っ掴まれた。子犬みたいに。
「落ち着いて。あ〜ちゃんならそこ、電信柱の影じゃから」
「……!」
電信柱の影には、パーカーのフードを深く被って、あ〜ちゃんにしては珍しいボーイッシュな格好で、モジモジしている姿が。
「…あ〜ちゃん…?」
「あ〜ちゃん、コッチ来んさいよ。のっち、入って良い?」
「あ、うん」
あ。てゆーか。忘れてました。のっち今、あ〜ちゃんの姿なんじゃった。あわわわわ。どーしよ、ゆかちゃんにバレた。ブルブルガタガタ。
「…あ、あたし…」
「うん。状況は、なんとなく分かっとるけぇ」
ゆかちゃんが頭を撫でてくれた。なんか、ホッとする。ゆかちゃんは大人だ。こんな状況で落ち着いていられるなんて。
ちょっと待て。肝心な事を忘れてた。のっちがあ〜ちゃんと言う事は、あ〜ちゃんは…
振り返ると、電信柱からひょっこり姿を現す影。

「ま じ で す か 。」

そこには自分がいた。頭痛がする。もう何が何やらサッパリ分からん。
のっちは投げ捨てた布団を、再び頭からスッポリ被って家に入るのだった。

◆1:End◆
321名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 20:33:20 ID:u0BZQRJb
>>314のっちがお守り役とは珍しい。無邪気なあ〜ちゃん、かっしーとあ〜デレに萌え死んだ

322名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 20:35:33 ID:u0BZQRJb
途中で送信してしまったwさーせん

>>316なんたる中途半端さ!けしからん。
断固として続きの投下を求める次第である。わっふるわっふる
323名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 21:13:03 ID:5t22AgMm
>>316さん続きの投下をお願いしまッス。
324名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 21:40:40 ID:pzjKaYWJ
この頃寸止めが流行りなんですか?
祭り浴衣もGJだし三つ巴転校生みたいなシチュもGJ

ホントにここは職人さんに恵まれてますな。
当然もう全力で

わっふるわっふる
325名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 21:44:09 ID:I2j26qT9
ここですか?「わっふるわっふる」と書き込むと
萌え死ぬような小説が投下されるスレは?w
326名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 21:49:51 ID:FtsEB1CY
>>314
俺の胸にも萌えの花火が打ちあがった!キタ*・.。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。.

>>316
足りないよ 次を 読みたいの♪
GJ!で目がくらむけ〜ど〜♪
327名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 22:06:55 ID:VJyYmm3w
2:理由。

なんか、凄い事になってるんですけど。
のっちがあ〜ちゃんで、あ〜ちゃんがのっち…。つまりは、お互いの体が入れ替わったんだ。
「とりあえず、原因は何じゃと思う?」
ハキハキしてるゆかちゃん。のっちの姿のあ〜ちゃんは暗い。凄いテンションが低い。そりゃヘコむよね。朝起きたら自分じゃないんだもん。
「あ〜ちゃんは思い当たらん…何も変わった事しとらん」
自分が話してる。信じられない光景。うわーコレ精神的にやられる。衝撃です、一言で言えば。
「じゃあ、のっちは?」
「のっちもいつもと変わらんよ」
昨日はコンビニでご飯買って、フラフラと散歩して、家に帰った。別にこれと言って特別な事はしていない。
「のっちの事じゃ、どうせ変なモンでも拾い食いしたんじゃろ…」
ムスッとあ〜ちゃんが言った。本来の姿のあ〜ちゃんに言われるならともかく、自分に言われたと思うと、なんかイラッと来た。軽く憎たらしい。
「拾い食いなんてするわけ…、あ」
途中まで言って、思い出した。
「しよったん?」
目を真ん丸にするゆかちゃん。あ〜ちゃんは…本気で殺人しそうな目。自分、迫力あるなぁ〜って感心してる場合か。
328名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 22:08:02 ID:VJyYmm3w

「拾い食いってゆーか、えっと…」
「したんね?」
「はい、ごめんなさい」
ここは素直に謝るのが一番。だって袋に入ったままの綺麗な飴が落ちてたんだもん。凄い変わった色してて、美味しそうだったんだもん。
そんな言い訳してみたら、あ〜ちゃんに頭を思いっきり殴られた。アホーっ!て怒鳴られながら。凄く痛い。頭がジンジンする。
「自分を殴るなんて…」
うぅ、それコッチの台詞…自分に殴られるなんて…。
「もしかして、それってこんな飴?」
ゆかちゃんが自分の携帯の画像を見せた。黄色くて、なんかキラキラしてて、星みたいな形。
「間違ないよ!確かにこんな飴じゃった、」
「…¨この飴を舐めると三日間だけ他人と体が入れ替わります¨だって…」
説明文みたいのを読むゆかちゃん。なんてこったい。それより、そんな飴がこの世に存在する事の方が衝撃だ。作った人の顔が見たい。
「なんでよりによって、あ〜ちゃんが入れ替わらにゃいけんのよ!」
そう怒るあ〜ちゃん。ごもっとも。訳が分からん、なんであ〜ちゃんと入れ替わったの。あ〜ちゃん風に言うと、意味が分からん。
329名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 22:09:27 ID:VJyYmm3w

「¨入れ替わる相手は一番好きな人¨…なんじゃと」
ゆかちゃんがそう言って小さく笑った。そっか、それなら納得。あ〜ちゃんの事、一番好きじゃもん。チラッとあ〜ちゃんを見ると、耳まで真っ赤になっていた。
それを見て、今更だけど気付いた。これじゃ告白みたいだ。まぁ好きって前から言ってるけどさ。もちろんあ〜ちゃんも前から知ってる。
照れてる自分を見てたらコッチまで恥ずかしくなってきた。中身はあ〜ちゃんだけど、体はのっち。自分の姿で照れんでよ恥ずかしい。
「とにかく三日経てば元に戻るんよ、それまで周りになんとかバレんようにせにゃ」
冷静なゆかちゃんの声。そっか、バレたら絶対パニックだよね。でも唯一の救いは、のっちの家族が旅行中だという事。家族にはバレる可能性が絶対高いし。
でもあ〜ちゃんの家族はもちろん家に居る訳で。たかしげと、ちゃあぽんも。お母さんと、お父さんも。そう思うと、あ〜ちゃんは大丈夫かもしんないけど、あ〜ちゃんの体なのっちは大ピンチだ。
「どーしよ…」
「大丈夫、あ〜ちゃんがちゃんと助けてあげるけぇ」
「ほんまに…?」
330名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 22:10:59 ID:VJyYmm3w

「ゆかちゃんも、おるし」
ね。と、はにかむ様にあ〜ちゃんは言った。ゆかちゃんは笑顔で頷く。
自分は単純なんだと思う。この二人がそう言ってくれるだけで、全部上手く行くんだと確信してしまうんだ。理由も根拠も、全部二人。
「ありがとう、」
心強い二人に礼を言った。のっちも、頑張るからね。元はと言えば、のっちのせいだし。
「とにかく作戦会議じゃ」
そう言って、あ〜ちゃんはPS3を叩いた。
「何しよるん!?」
大事な大事なPS3。そんな粗末に扱わんでよ!ビックリしてPS3に飛び付き、抱き抱えた。大丈夫?痛かった?そう声をかけても、もちろん返事はない。可哀相にPS3。あ〜ちゃん、恐ろしい事しよる。
「三日はゲーム我慢じゃよ」
「え…!」
「当たり前じゃ、あ〜ちゃんはゲームせん」
「そんなぁ〜」
淡々と言うあ〜ちゃんにのっちはヘタレ犬モード全開。けど、仕方無いよね、緊急事態じゃ。
そんな二人のやり取りを、ゆかちゃんは笑いながら見ていた。あ〜ちゃんがソレに気付く。
「ゆかちゃん笑い過ぎ」
「だって、いつもと立場が逆転しとって新鮮なんじゃもん」
…なるほどね。
とにかく、これからどうなる事やら…


◆2:End◆
331名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 22:13:00 ID:VJyYmm3w
すんません調子に乗って続き投下してしまた;
くだらんネタですんません;
332名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 22:25:36 ID:0frFsV4R
とんでもなく続きが気になる。これはわっふるせざるおえない
GJ!!
333名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 22:42:50 ID:Fj6TxNCS
423 ファンクラブ会員番号774 New! 2008/05/13(火) 22:31:51 ID:jhLPpcRw
昨年の12月(11月かも)に、妹が読んでる若い女性向けの雑誌に新垣結衣のインタビューが載ってて、
最近嬉しかった事っていう質問で、大好きなPerfumeののっちとメール交換した事って言ってたな。
334名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 22:54:20 ID:t2e/UkFs
これは面白い設定!
私あんま漫画読まないんで結構新鮮です。
続き!続き!w

わっふるわっふる
335名無しさん@秘密の花園:2008/05/13(火) 23:49:13 ID:7jZgRUCl
>>320
は…はやく続きを…W

読みたくてならないよ
336名無しさん@秘密の花園:2008/05/14(水) 01:19:26 ID:QlkmzxhZ
まとめサイトの方もGJです
new!ってなっとるけ分かりやすくて素敵です
337名無しさん@秘密の花園:2008/05/14(水) 02:53:45 ID:Ein42EP+
PrimaDVDのビタドロで、のっちがプリンセスあ〜ちゃんにどつかれて叱られてるが
あれはここのSSの関係まんまに見えるw
338名無しさん@秘密の花園:2008/05/14(水) 03:08:41 ID:p8p3s+h4
のっちの恋早く叶うといいね
339名無しさん@秘密の花園:2008/05/14(水) 03:09:47 ID:rGtXwjyj
>>333
そういえばレポートブログにガッキーが表紙の雑誌の写メあったかも…
まさか…浮気w
340名無しさん@秘密の花園:2008/05/14(水) 09:21:36 ID:XtGFavKR
ようつべで見たインタビューで(HOTW/AVEだったかな?)
これからのPerfumeの夢は?
て質問にひとしきり答え終わった後に
ksyk「そう言えば三人連続で結婚式あげるってのあったね〜」て言ったら
のっちめっちゃ暗い顔になってた。ほんと露骨に
でもその後あーちゃんがそっぽ向いて「わーすれた」だか「しーらん」って言って、話逸らしてた。
なんだか、物哀しい気持ちになった。なんとなく、ね
341名無しさん@秘密の花園:2008/05/14(水) 17:56:49 ID:p8p3s+h4
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 わっふる!わっふる!
 ⊂彡
342名無しさん@秘密の花園:2008/05/14(水) 18:03:38 ID:p8p3s+h4
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 わっふる!わっふる!
 ⊂彡
のっちガッキーに浮気
あ〜ちゃんヤキモチ
あたしのこと好きでいてよ!!のっちのバカ!!
みたいな展開どうよわっふるうううう
343名無しさん@秘密の花園:2008/05/14(水) 18:09:13 ID:EmJoTCSD
当て馬なガッキーが気の毒です><ていうかいつメアド交換なんてしたんだww
のっちはメールためそうだからガッキーがアプローチしても敢えなく玉砕してそう。
344名無しさん@秘密の花園:2008/05/14(水) 18:12:40 ID:Ein42EP+
アドレス交換は釣りじゃないの?ソースないし
ガッキー可愛いは言ってるけどw
ま。あ〜ちゃんもグラビアアイドル(アッキーナ)好きだし、どっちもどっちw
これはネタになりますね
345名無しさん@秘密の花園:2008/05/14(水) 20:02:39 ID:rlKuvmbs
御本尊がネタの素を提供してくださるので
けしからん妄想が止まらないwまさに妄想族!
今夜も叫ぼう! わっふるわっふる
346名無しさん@秘密の花園:2008/05/14(水) 21:06:34 ID:/xB9gLQo
続き投下します。
駄文注意…

3:爆弾。

夕方6時。
のっちの家での作戦会議は終了。とりあえず決まった事は、今日からあ〜ちゃんの家に泊まる事に(ただしゆかちゃんは用事があるとかで除く)。
家族の前でのっち(姿はあ〜ちゃん)がボロを出さない様に、あ〜ちゃん(姿はのっち)が監視する為だ。あと、何かあったら助け合えるし。
「ここからが勝負じゃよ、」
「…うん」
ここは西脇家の玄関の前。のっちは頑張ると決めた。あ〜ちゃんの為にも、全力で頑張るよ。
だけど、そんなあ〜ちゃんが暗い。姿は自分だから、なんか笑ってしまいそうになるけど、グッと我慢する。
もしコレが、本物のあ〜ちゃんの姿だったら。きっと抱き締めて、キスの一つや二つ…。
「あ〜ちゃん、」
のっちはそっとあ〜ちゃんの手を握った。あ〜ちゃんは、驚いた表情で顔を上げた。
「のっちが付いとるけぇ、安心して」
ニッコリ笑ってそう言った。あ〜ちゃんの目が細くなって、小さく笑った。
「本当の姿ののっちに、言われたいわ」
「え?」
良く聞き取れなくて、聞き返したけど、はぐらかして教えてくれない。なんて言ったん、気になるじゃろ。
347名無しさん@秘密の花園:2008/05/14(水) 21:07:17 ID:/xB9gLQo

◆◇◆◇

ここは、あ〜ちゃんの部屋。可愛らしい見るからに女の子の部屋って感じ。甘い匂いがする、この匂いが好き。あ〜ちゃんの匂いだから。
「上手く行ったね、」
「のっち演技下手じゃけヒヤヒヤもんじゃったわ」
でも、のっちにしては頑張ったね。って褒めてくれた。うへへ、嬉しくて口元が緩む。
ご飯食べてお腹もイッパイ。凄く幸せな気分だ。なんか、大変だと思ってたけど意外と簡単かも。三日なんて、あっという間じゃ。緊急の糸が切れたのか、急にトイレがしたくなった。
「ごめん、トイレ借りるね」
そう言ってトイレに行こうとするのっちの手を、あ〜ちゃんが掴んだ。え。振り返ると、顔を真っ赤にしているあ〜ちゃん。自分の顔だし、可愛いとか思わんけど、ドキッとした。
「ダメ…絶対ダメ…!」
「え、なんでよ?」
訳が分からずキョトン顔ののっち。あ〜ちゃんは目に涙まで浮かべている。自分の顔なのに、胸が苦しくなった。
「漏れそうなんじゃけど…」
「だって…見えるけぇ!」
「…見える?何が?」
あ〜ちゃんは真っ赤。耳まで赤くして、猿みたい。これが本当のあ〜ちゃんの姿だったら間違なく鼻血モノ。
348名無しさん@秘密の花園:2008/05/14(水) 21:08:51 ID:/xB9gLQo

「分かるじゃろ!のっちのアホ!!」
分からない。見えるって何が?トイレで見える物って何?相田み〇をの日めくりカレンダーくらいしか思い付かん。
「恥かしい所が丸見えじゃろうが…!!//」
あ〜ちゃんが声を振り絞る。ちょっと待てい。恥かしい所って…まさか。
ぶふぉっ!
ちょっとだけ想像したら、鼻血が噴き出した。
エッチ?スケベ?言いたいだけ言え。のっちはあ〜ちゃん限定のド変態じゃ。いわゆるムッツリスケベじゃ。
「みみみ見る訳ないじゃろ!目ぇ閉じてするけぇ!」
「嘘!絶対見るじゃろうが!」
「ち、ちょっとくらいなら良ぇじゃろが!別に減るモンじゃ無し、」
「なんソレ見る気満々ですか!?」
やいやいわーわーと言い合うこと数分、とうとうあ〜ちゃんがキレた。
「なら付いてくわ!」
「はいー!?」
あ〜ちゃんは黙って腕を掴み、ズルズルとトイレまで引きずられる。途中、すれ違った妹のちゃあぽんが変な物を見る様な目で二人を見ていたのは気付いていない様子。
ちゃあぽんからすれば、「なんでお姉ちゃんがのっちに引っ張られとん?」みたいな疑問が生まれるだろう。この瞬間、ちゃあぽんの抱くのっちのイメージが少し壊れた。
349名無しさん@秘密の花園:2008/05/14(水) 21:09:40 ID:/xB9gLQo

バンッ!ガチャ、

勢い良く扉を閉め、鍵をかけるあ〜ちゃん。トイレという狭い空間に、二人がいる。あ〜ちゃんはのっちを無理矢理便座に座らせた。
「な、なにするんよっ」
あ〜ちゃんは持っていたタオルでのっちの目を覆う。いわゆる目隠しだ。のっちの視界は真っ暗で何も見えない。
「これじゃ何も見えんよ」
「いやいや、見んくて良ぇんよ」
これなんてプレイ?目隠しして、用を足す所を好きな人に見られるとか。のっちMだけどここまでハードなのは無理だって。
「のっちは何もせんで良ぇんよ、脱がすのも、あ〜ちゃんがするけぇ足上げんさい」
そう言って服を脱がし出すあ〜ちゃん。おいおいおい。おかし過ぎるよ。マジでどんなプレイなのさ。
「ねぇ…ホント、絶対見んけぇ出てってぇや」
「見るやろ」
「ぜーったい見ん!約束する!」
だって…例え体があ〜ちゃんでも、本人に見られながら出来なくない?
「ほんま?」
「あ〜ちゃんがトイレする時、のっちにこんな事されたら困るじゃろ?」
「…うん」
のっちを信じて。そう言って微笑む。あ〜ちゃんの顔は見えないけど、分かったと呟いて、出て行く気配。良かった。これでなんとか用は足せる。
350名無しさん@秘密の花園:2008/05/14(水) 21:11:13 ID:/xB9gLQo

◆A-side◆

トイレから出て、しまったと思った。そこにはちゃあぽんの姿。
「のっち…お姉ちゃんとトイレで何しとん…」
ドン引きの目だ。今あたしはのっちの体なんだ。明らかに二人でトイレに入ってるなんて怪し過ぎる。
「えーっと…」
うまい言い訳が浮かばない。どうしよう。可愛い妹の冷たい視線が刺す様に痛い。
こうなったのも、そもそものっちが拾い食いなんかするからじゃ。アホ。
「やっぱ…のっちとお姉ちゃんって、そんな関係やったん?」
「は、はぁ?」
急に顔を赤くして恥ずかしそうに尋ねるちゃあぽん。そんな関係って、どんな関係よ。でも、半分正解かも。そんな関係みたいな所はあるし。
「え、えっと…そう…かなぁ」
「やっぱりー!うわぁショック…のっちの事、狙っとったんに」
えーほんまに?お姉ちゃん初耳ですけど。ちょっとショック。てか、本人に言うなよ本人に。本物ののっちだったらパニックで卒倒してるよ。
ガチャ、
背後の扉が開いて、トイレを終えたのっちが出て来た。
「目隠し、もう取って良ぇじゃろ?」
ちょっとちょっと、のっちタイミング悪過ぎ。ちゃあぽんののっちへのイメージがブッ壊れた瞬間だった。


◆3:End◆
351名無しさん@秘密の花園:2008/05/14(水) 21:18:53 ID:tarBCTEh
超おもしろいwwwww
GJすぎるwww

わっふるせざるを得ない!!!ww
352名無しさん@秘密の花園:2008/05/14(水) 21:27:40 ID:EmJoTCSD
ちょwちゃあぽん何気にすごいこと言うなあww
ていうかトイレでその反応だったらお風呂は更に大変なんじゃwwわっふるわっふる
353名無しさん@秘密の花園:2008/05/14(水) 21:33:15 ID:Ein42EP+
GJ
めっちゃ笑ったwww
コメディタッチなとこがいいw
続きワクテカ
354名無しさん@秘密の花園:2008/05/14(水) 21:41:46 ID:bFMPF7II
イメージがぶっ壊れたってレベルじゃねーぞwwww
355名無しさん@秘密の花園:2008/05/14(水) 21:44:27 ID:nXKSgmbQ
GJーーーー!!!

続きがよみたい!
全力でわっふるわっふる
356名無しさん@秘密の花園:2008/05/14(水) 22:06:22 ID:BJATHCUp
このスレ豊作すぎるだろ。。常識的に考えて。。
>>318氏の文章好きだ。面白いけど、的確。適切、まさにGJ!!
357名無しさん@秘密の花園:2008/05/14(水) 22:54:06 ID:QlkmzxhZ
ん〜……
よくわかんにゃい!
358名無しさん@秘密の花園:2008/05/14(水) 23:28:30 ID:rlKuvmbs
くそー!perfume周辺を確実に巻き込みながら
このスレも職人もスレ住人も成長している!
>>318
GJ!GJ!おもすれー!
359名無しさん@秘密の花園:2008/05/14(水) 23:36:41 ID:/iGDJoQp
むっちゃオモロい!GJGJ!!!
続き楽しみにしてまふ♪
わっふるわっふるw
360名無しさん@秘密の花園:2008/05/15(木) 00:52:56 ID:wO4kavPr
尼からbitterが今届いた訳だが、
中の最初と最後の写真めちゃくちゃいいなww
のっちめ、このやろう裏山し過ぎる(#´Д`)ハァハァ
361名無しさん@秘密の花園:2008/05/15(木) 07:48:51 ID:t7fQQT4s
ガッキーとのアドレス交換はガセですよ
ガッキーブログの改変です。のっちじゃなくてCoccoさんだそうです
旧ブログでのっちがガッキーかわいいって言ってたぐらいで、同じ年だけど学校も違うし接点ないもんねw
362名無しさん@秘密の花園:2008/05/15(木) 16:40:38 ID:WRhPHa/o
超自己満を投下

マカロニのPVに合わせて言葉を並べてみました
のっち目線

お時間のある方はマカロニのPVを見ながら、
ない方は、詩として

そして、マカロニのイメージを壊したくない方は
読まない方がいいかもしれません
363名無しさん@秘密の花園:2008/05/15(木) 16:42:34 ID:WRhPHa/o





(前奏)
1月の終わりに
私は思いを持て余して
散歩に出かけた

あたたかい日差しが
私をやさしく包む

いつのまにか
陽気な気分になっていく

****

私の傷は
思い出の中の
二人の笑顔に覆われて
少しずつ癒えていく

無邪気な二人が
私のまわりを
駆け回っているみたい

****
(1:03くらい)

あの距離が
一番心地よかったんだと
改めて私は思った

みんなの
思い出の場所を巡りながら
私は切ない想いに駆られる

思い出の中の二人は
いつだって笑っている

364名無しさん@秘密の花園:2008/05/15(木) 16:44:14 ID:WRhPHa/o






****
(2:00前後)

人恋しくなって
私は街中へ出る
けど そこに
私の求めるものはなくて
何をやっているんだと
自分につっこみをいれて

何か おかしくて
笑ってしまう

****

冷たい冷たい風が吹く
でも どこかあたたかくて

あぁ 私は
生きてるんだなと
実感する

****
(2:37くらい)

道の途中で
幸せを見つけて
私はそっと
心にしまっていく

こんなにも
やさしい気持ちになれたのは
ひさしぶりな気がした

365名無しさん@秘密の花園:2008/05/15(木) 16:45:24 ID:WRhPHa/o






****
(3:00)

自由な鳥を見ているうちに
私の心も解放されて

いま

光に誘われて

飛び立つ

****
(3:17)

新しい世界に
あいさつをしながら
私は思う

****

この距離が 一番
心地いいんだと



366名無しさん@秘密の花園:2008/05/15(木) 16:49:34 ID:WRhPHa/o
自己満ですましておけばいいものを
投下してしまいました…

もしかしたら感覚の似ている人がいて、
楽しんでもらえる…かもと思ったもので…

やっぱ、詩としては微妙なのでマカロニのPVを見ながら読んでみてください

失礼しました…
367名無しさん@秘密の花園:2008/05/15(木) 18:17:03 ID:kOiWgw8g
マカロニPV見てみたよ
やっぱいいなぁ
のっち目線で見ると新鮮だた
368名無しさん@秘密の花園:2008/05/15(木) 18:27:28 ID:4LNk1iPr
散々ガイシュツだと思うけど、マカロニPVの最後でのっちにひっつくあ〜ちゃんが可愛い。

のっち→あ〜ちゃんのボディタッチは良く見るけど、あ〜ちゃん→のっちはあんまり見ないから新鮮でいいね!
369名無しさん@秘密の花園:2008/05/15(木) 18:53:49 ID:quXbODT3
>>366
好きです。その感性が

にしてもマカロニは目頭を熱くするから困る。
三人の笑顔がね、今までの彼女らの苦労とかを考えると、途端に涙腺崩壊する訳ですよ
最後の手を繋いで走り回る所とかは画面が見えなくなるwチラ裏でした
370名無しさん@秘密の花園:2008/05/15(木) 19:37:03 ID:kOiWgw8g
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 わっふる!わっふる!
 ⊂彡
のちあ〜チェンジの続きまだかなわっふるわっふる
371名無しさん@秘密の花園:2008/05/15(木) 20:11:34 ID:ERrYtklM
大林風味なのちあ〜の続きはまだですか?

わっふるわっふる
372名無しさん@秘密の花園:2008/05/15(木) 20:19:40 ID:cHs60ih2
わっふりんぐを止められないw
耳から排気ガスが出てないだろうか心配だw
373名無しさん@秘密の花園:2008/05/15(木) 21:13:38 ID:Dao+JP+G
>>363
今ようつべで見てきた
そして決めたわ、明日GAME買ってくる
実は今までCD買ってなかったんだよね、何か恥ずかしくて…

けど何か妙に感動したし、買おうと思う
ってことで…GJ
374名無しさん@秘密の花園:2008/05/15(木) 22:32:29 ID:A5jhTqIE
続き投下します。
見え見えな展開ですが…では。

4:山場。

◆A-side◆

ちゃあぽんが真っ赤な顔して「お母さんには黙っとくから安心して!」と言ったあの顔はこの先一生忘れないだろう。
…夜9時。
さて、これが最大の山場だと思うんだ。
さっき部屋にお母さんがやって来て「お風呂早う入りんさいね〜」と笑顔で言った。空気が凍り付いた。
「お、お風呂…」
繰り返す様に呟くのっち。その顔はみるみる赤くなる。あ〜ちゃんも赤くなる。って、そんな場合じゃない。
「ど、どうしよっか…」
お風呂に入るって事は、つまり裸になる訳で。体洗ったりとかもする訳で…。
「目隠し、すれば良ぇよね…?」
「いかん」
「じゃどうするんよ」
目隠しだけじゃ不安過ぎる。のっちを信じて無い訳じゃない。だけど、裸で体を洗ったりするんだ…あんな所やこんな所も手を延ばさずとも届く訳で…。
決めた。仕方無い。面倒だけど、やるしかない。

◆◇◆◇

「のっち動くな」
ここは浴室。あたしは服を着たまま、裸ののっちを風呂用の椅子に座らせる。もちろん、のっちの目には目隠しを。裸を見られた時には…責任取って嫁にもらってもらうしかない。なーんてね。
375名無しさん@秘密の花園:2008/05/15(木) 22:33:31 ID:A5jhTqIE

自分の裸をこんな形で見る事になるなんて、なんか新鮮。あ、ちょっと太った?なんて考えながらゴシゴシ洗ってく。
もしも。あくまでももしもの話。もしも、エッチする時が来たとしたら。こんな姿をのっちに見られるって事だよね。…ちょっと待て自分。なんで相手がのっちなんよ。まぁそれ以外考えれんけどさ。
などと一人で想像して、一人で恥ずかしくなった。これじゃアホみたい。のっちに負けんくらいムッツリじゃ。
なんかムカついて、ゴシゴシする手に力を込めた。
「痛い痛い痛い!」
叫ぶのっち。
「静かにしんさい、バレるじゃろ」
ちゃあぽんには、違った意味でバレてしまったけど。変態カップルだと思われただろう。しかも、ドMなお姉ちゃんとドSなのっちって。あぁ、終わった。
泣きたくなるのをグッと堪えて、あたしは自分の背中を流すのであった。

◆N-side◆

こんばんは。のっちです。今、自分の欲望と戦っています。バカみたく強い欲望です。超強敵だ。それはと言うと、
【あ〜ちゃんの裸が見たい。】
ごめんなさい。前にも言ったかと思いますが、大本はあ〜ちゃん限定のド変態です。ムッツリスケベです。
376名無しさん@秘密の花園:2008/05/15(木) 22:35:16 ID:A5jhTqIE

てゆーか。変態とかでなくて、好きな人の裸を見たいとか思うのは普通の人間の精神だよ。生理現象なんだよ。だから、あ〜ちゃんの裸を見たいとか、あわよくば触ってみたいとか、それは人として当たり前の事だと思うんだ。人間の三大欲求の一つは性欲じゃんか。
どうにかして、この目隠しを取りたい。いやいや。そんな事してみろ、あ〜ちゃんに嫌われるよ絶対。「エッチなのっちなんて嫌いじゃ!」とか言ってさ。
のっちの頭の中で天使と悪魔が死闘を繰り広げている。
『見たいんじゃろ〜見てまえや〜』
『ダメじゃよ!あ〜ちゃんに嫌われても良ぇの?』
『あ〜ちゃんの体は、綺麗なんじゃろうな〜スタイルも良ぇし』
『のっち!惑わされちゃダメ!!』
『うるっさいな天使』
『黙ってよ悪魔さん』
ドタバタドタバタ…。喧嘩はやめてよ。のっちは平和主義だからさ。だけど、ヤバいな、悪魔が明らかに優勢だ。
くっそー!見たい!!
「のっち、鼻息荒いよ?」
「…うん、だね」
上手く日本語が話せない。もはや限界に近い。入浴剤の良い香りと、温かいシャワーの湯が、さらに胸を高鳴らせる。
377名無しさん@秘密の花園:2008/05/15(木) 22:36:30 ID:A5jhTqIE

「あの…さ、目隠ししとったら、顔が洗えんよね…?」
我ながら見事な選択。やれば出来るじゃないか。そうだよ、顔を洗うには目隠しを取らなくちゃ。恐る恐るではあるが、あ〜ちゃんに尋ねた。
「顔はお風呂上がってからでも洗えるじゃろ、」
即答だ。その言葉に、悪魔がダメージ。甘かった。爪が甘かった。でもこんな所で引き下がるか。頑張れのっち、負けるなのっち!
「目ぇ痛いんじゃけど、これ緩めても良ぇ?」
「もう少しで終わるけぇ我慢しんさい」
「…うわっ目にシャンプーが!痛たたたた!」
「まだ頭洗ってないから」
……。
こんなんじゃダメだ。こんな最高のチャンス、逃す訳にはいかないよ。くそう、どーすれば…。
「あ、シャンプー切れとる…ちょっと取ってくるけぇ動かんでよ」
そう言って、あ〜ちゃんは浴室を出て行った。ま、まさかの…まさかのチャンス到来!あ〜ちゃん破れたり!悪魔が応援してる。天使は…、何処行ったのかな。
どうしよう、これを取れば…あ〜ちゃんの裸が…。目隠しに手を延ばす。その手がワナワナと震える。は、早くしないと、あ〜ちゃんが戻って来ちゃうよ。
378名無しさん@秘密の花園:2008/05/15(木) 22:38:20 ID:A5jhTqIE

よし、覚悟を決めた。ごめんね、あ〜ちゃん。裸を見た暁には、責任持ってのっちがお嫁にもらうからね。安心してね。
「あ〜ちゃんの裸、オ〜プ〜ン!」
念願の、念願の…!ゆっくり目隠しを外す。外して、閉じていた目をゆっくり開く。あ〜ちゃんの裸が、そこに…。ってアレ?真っ暗。
「なんで…コレじゃあ〜ちゃんの体が見えん!」
なんてこった。
「のっち…何をしとんかな君は」
ビクッ。まさかのご本人様降臨。早過ぎるよ。冷静になって、気が付いた。目の前が真っ暗なのは、あ〜ちゃんが手で目隠ししてるから。怒りのオーラを感じる。背中に、ビシバシと。
「え、えっと…」
「何をしてるんですか」
声に迫力を感じる。めちゃくちゃ恐い。けど、さっきも言ったけど、これは人間として正しい行為なんだ。開き直るのは私の特技ですから。
「裸見してよ!」
「嫌に決まっとるじゃろ」
スパーン。あでっ。なんか固い物で頭を叩かれた。うぅ…今のでアホになったかも…前からアホだけど。
また大人しくタオルで目隠しをされ、頭を洗う。いつか見れる日が来る事を夢見て。
勝負は、最終回の満塁さよならホームランで天使の逆転勝ち。

◆4:End◆
379名無しさん@秘密の花園:2008/05/15(木) 22:43:51 ID:kOiWgw8g
おもしれーwwwwGJGJGJGJ!!!!!!!!!!!
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 続きわっふる!わっふる!
 ⊂彡
380名無しさん@秘密の花園:2008/05/15(木) 22:56:49 ID:KhwqSwXK
超gj!
やっぱりおもしろすぐるw
wktkwktk
381名無しさん@秘密の花園:2008/05/15(木) 22:57:00 ID:quXbODT3
なんだこれおもすれえwwww
心理描写が最高すぐるw激しくGJ!
テンポも絶妙だwわっふるわっふる
382名無しさん@秘密の花園:2008/05/15(木) 23:11:03 ID:Dao+JP+G
のっちがめちゃくちゃ男目線w

女子校だと旅行とか合宿とかで、割とみんな抵抗なく素っ裸になるけど
Perfumeはさすがにそこまでオープンではないのかな
383名無しさん@秘密の花園:2008/05/15(木) 23:29:33 ID:KhwqSwXK
>>382
本スレでかなり前から既出だけど…
東京公演で楽しくて楽しくて、着替え中で裸なのにみんなで「楽しい楽しい!」って言ってたって
だから普通に裸(下着姿)かとw
384名無しさん@秘密の花園:2008/05/15(木) 23:39:53 ID:Dao+JP+G
>>383
あ、そうなんだw
無知でスマソ
「楽しい楽しい!」ってwwww
385名無しさん@秘密の花園:2008/05/15(木) 23:46:47 ID:khiMA5K9
wwww超GJ!
「天使と悪魔が」ってベタだけど小さい白のっちと黒のっちが
本人に囁いてるの想像してフイタww

このシチュ絵師さんぷりーず
クレクレですまそ
386名無しさん@秘密の花園:2008/05/16(金) 00:30:35 ID:TXRvaU2K
のっちの本能に素直な所が面白いwww
ちゃあぽんが絡んできたら、あ〜ちゃんも余裕ぶってられないなw
387名無しさん@秘密の花園:2008/05/16(金) 00:51:45 ID:U858hOAC
夜ちゃあぽんが誘惑してきたら面白いなww妹に言い寄られるという危機ww
wktkwktk
388名無しさん@秘密の花園:2008/05/16(金) 01:11:03 ID:Xm/puN3D
>>373
今さら遅せーよ。
でも、今ここ見てるなら助言してあげよう。

オクでタイ米はたいてでも初回版手に入れたほうがイイ。
あのDVDはまさしく宝だから。
389名無しさん@秘密の花園:2008/05/16(金) 01:35:07 ID:mf7r628T
最初は突拍子無さ杉でついていけなかったけど百合萌え抜きでも面白いwwwwGJ!
トイレお風呂と来て次はやっぱり就寝か、むっつりのっち期待ww
390名無しさん@秘密の花園:2008/05/16(金) 02:09:38 ID:HNFtewBx
127 ファンクラブ会員番号774 New! 2008/05/16(金) 00:12:05 ID:Vx5m/Rb0
http://www2.uploda.org/uporg1424450.jpg
そろそろ貼ってもいいよね。
あ〜ちゃんの尻をなでるのっち。

132 ファンクラブ会員番号774 New! 2008/05/16(金) 00:20:39 ID:Vx5m/Rb0
http://www.uploda.org/uporg1424519.jpg
http://www.uploda.org/uporg1424523.jpg

135 ファンクラブ会員番号774 New! 2008/05/16(金) 00:24:35 ID:Vx5m/Rb0
http://www2.uploda.org/uporg1424540.jpg
もうのっちが何したいのかわかんねーよww
391名無しさん@秘密の花園:2008/05/16(金) 02:11:22 ID:r6QnaUvf
Perfumeの勝因はノスタルジーを切り捨てたこと

http://nomurayo.seesaa.net/article/96791428.html
392名無しさん@秘密の花園:2008/05/16(金) 15:38:24 ID:U858hOAC
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 怒涛のSS投下に期待!!週末わっふるわっふる!
 ⊂彡
393名無しさん@秘密の花園:2008/05/16(金) 21:47:27 ID:U858hOAC
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 わっふるわっふ・・・
 ⊂彡

  _  ∩
( ゚∀゚)   わ・・・・

  _  
( ;∀;)
394名無しさん@秘密の花園:2008/05/16(金) 22:18:15 ID:r0Wj8y8r
のちあ〜チェンジ作者ですが、今週末は忙しくて続き投下は明後日あたりになるかと……
すみませんorz
395名無しさん@秘密の花園:2008/05/16(金) 23:52:49 ID:Xm/puN3D
プレッシャーに感じるような書き方はよしましょ(いや、わたしも期待してますが)
あくまで好意で書(描)いていただいているのですから

作者さまも謝ることもないっす
「やかましぁー、あたしゃー筆が遅いけぇ」くらいの勢いでもよいかと
396名無しさん@秘密の花園:2008/05/16(金) 23:57:14 ID:49KCD+QO
>>394
了解
裸で目隠しして、お待ちしてわっふる!
397名無しさん@秘密の花園:2008/05/16(金) 23:59:57 ID:BQHFteCO
すごい暗いです。が投下させてください。
ちょうど(のちあ〜チェンジという)楽しいお話の合間に。
ひどい話です。暗いのダメな方読み飛ばしてください。いちおうあと3つ明日以降に続き投下
予定です。
398名無しさん@秘密の花園:2008/05/17(土) 00:00:44 ID:BQHFteCO
プロローグ

梅雨が始まって少し憂鬱な気分で家にこもっていた。ゲームに精を出す毎日。

そんな中一本の電話が私からすべてを奪い取った。

着信の相手は有香ちゃん。まぁ遊びの誘いくらいだろうなと思ってケータイを開く。
「もしもし?」
「....!...!!」
電話の遠くで誰の物かわからない嗚咽と絶叫が聞こえる。
「有香ちゃん?」
「すいません。のっちさん?」
たかしげの声だ。
「ちょっと、なんで有香ちゃんのケータイでたかしげが出るの?」
「ちょっとマズい状況で。樫野さんはひどく取り乱してて電話できなかったので俺が代わりに。」
すごく嫌な予感が私をそわそわさせる。
「何があったの?」
「落ち着いて聞いてください。姉ちゃんが事故に遭って重体なんです。命の危険があるって...」
嘘でしょ?あ〜ちゃんに限ってそんなはずない。思考回路が止まる。
「どこ?」
「○○病院の集中治療室です。急いできてください。」
399名無しさん@秘密の花園:2008/05/17(土) 00:01:25 ID:BQHFteCO
最後まで聞かずに電話を切った。雨はどしゃ降りだけどTシャツ一枚で飛び出す。
タクシーを拾うことも思いつかずに走り続けた。全身びしょ濡れだと気がつきさえしない。
周りの世界は色を失ったように暗い。何も考えられない。ただ走り続けた。

ようやく病院に着いた。待合室にはたかしげとちゃあぽんが暗い顔で腰掛けていた。
「あ〜ちゃんは?」
「まだ出てきません。なかなか難航してるみたいです。」
ちゃあぽんは憔悴しきっていてまともに会話もできない状態だった。
たかしげがそれとなくタオルを差し出してくれた。
「ありがと。そういえば有香ちゃんは?」
「ひどく取り乱してしまって。嘔吐を繰り返した末に倒れてしまったので鎮静剤を打ってもらって
 今はそこのベッドを借りて寝かせてもらってます。」
有香ちゃんも大変だったらしい。あ〜ちゃんが事故に遭ったとき一番側にいて、一番間近で敷かれ
るところを見てしまったらしい。ベッドに横たわる有香ちゃんは顔面蒼白で人形のようだった。

それから4時間が経った。それでもあ〜ちゃんは出てこない。私はただ祈り続ける。
普段祈ることなんて滅多にない。神様は私のこと都合いいやつって思ってるかも。
そういえば神様って本当に性格のいい子を見つけると早く自分のとこに連れてきたくて早死に
させてしまうらしい。お願いだからあ〜ちゃんだけは。私の太陽を奪わないで。

それから何百年とも思えるほどの時間が過ぎて有香ちゃんも回復した頃。

集中治療室のドアが開く。
400名無しさん@秘密の花園:2008/05/17(土) 00:03:55 ID:OpFCfYj8
「あ〜ちゃんっっ!!!」
私と有香ちゃんは半ばつんのめるようにして駆け寄る。
たかしげとちゃあぽんは眠ってしまっていた。
担当医の先生が私たちにそっと耳打ちする。

「ーあと5分耐えれるかです。」

到底受け入れられない事実。唐突すぎて。隣で有香ちゃんの心が崩れ落ちるのが分かった。

それでも私たちはあ〜ちゃんの所へ近づく。
「あ〜ちゃん?大丈夫?」
あ〜ちゃんには呼吸器がついていて、話ができるような状況ではない。一方的に話しかけるだけ。
有香ちゃんの目に涙がたまっていく。あ〜ちゃんの表情は安らかで本当に綺麗。
ただそこにあ〜ちゃんがいるだけなのに私の世界には色が戻ってくる。

ー話せなくても。触れられなくても。

そのとき急に。あ〜ちゃんの目がそっと開いた。信じられないほど無垢で純粋な目。
「あ〜ちゃんっ!?」
確かに弱々しく微笑むあ〜ちゃん。ゆかちゃんと私はあ〜ちゃんの手をぎゅっと握りしめる。
わずかに呼吸器が曇って何か言おうとしてるのが分かった。呼吸器越しでもいい。
聞こえない声を聞くために耳を近づける。震えながらも確かに動く唇。
「...。」
そしてあ〜ちゃんはいつものようにわかったでしょ?って表情を作る。
もう目の前がかすんで見えないよ。それでも必死で笑顔を作ってうなずく。
そしたらあ〜ちゃんは安心した表情を浮かべて。体の力が抜けていく。
最後の瞬間まで握っていた腕がするりと抜けた。

ー空の太陽が落ちる。僕の手にひらりと。

私たちは呆然と彼女の安らかな表情を見つめる。失った太陽の温もりを求めるようにして。
   
              
駄文失礼しました。のっち編、かしゆか編、エピローグに続きます。

401名無しさん@秘密の花園:2008/05/17(土) 01:13:16 ID:sg0vPOHw
GJ!!

あ〜ちゃんが!!!!W
しかし続き気になる…
402名無しさん@秘密の花園:2008/05/17(土) 01:16:31 ID:3pRhFuwX
>>397
勝手に落下さすなー!!
でも今3人はちょーライジングサンだから逆にすげーイイ。
GJです。
403名無しさん@秘密の花園:2008/05/17(土) 01:16:34 ID:GiQvcIGb
死んじゃう設定はやめよう
いくらSSでも悲しいよ
404名無しさん@秘密の花園:2008/05/17(土) 01:18:12 ID:GmKF7hTA
ksykが小悪魔だってHAPPYで言ってたな
405名無しさん@秘密の花園:2008/05/17(土) 01:31:54 ID:HDZud7qi
週末にスレが上がると変なのが来るんだよなぁ…

しかし皆さん、色んな設定を思いつかれますな
やっぱ自分的に学園ものが一番好きだな
ラブコメの漫画っぽい設定もいいし、リアルな設定もいいし…
自分の学生時代を思い出しちゃう感じがたまらなく胸キュン

チラ裏スマソ
406名無しさん@秘密の花園:2008/05/17(土) 02:11:09 ID:fQV2oJEU
>>403
注意書きを読もうね!
ゆっくりしていってね!
407名無しさん@秘密の花園:2008/05/17(土) 06:11:51 ID:xL0fAj19
かしおとのちおとあ〜ちゃんの行く末が気になって気になって気になってry
408名無しさん@秘密の花園:2008/05/17(土) 10:00:22 ID:cV0xM4YA
>>397
確かにひどい話だ
しかし、わっふるにシロップと生クリームを
塗りまくったような、甘くてとろける
スレの流れの中で、こんなスパイスもたまには
いいかも。GJです。
409名無しさん@秘密の花園:2008/05/17(土) 10:23:55 ID:9fG4c3hZ
>>397
嫌いじゃないけど、死だけはこの世で唯一のリアリティーなんだから、ふいんき(なry な死が絡むネタは関心しないんだぜ
心理描写もちと甘いと感じる。

でも読み手はただ投稿を待つのみ。わっふるわっふる
410名無しさん@秘密の花園:2008/05/17(土) 11:12:57 ID:sg0vPOHw
HAPPY!であ〜ちゃんが芸人に口説かれてる時、のっちの笑顔が引きつって見えるのはこのスレの住人だからですか…W
411名無しさん@秘密の花園:2008/05/17(土) 11:52:06 ID:WaamHPQ4
やっふるやっふる

言霊のこと考えると死んじゃうシチュは同意しかねますが、自分は筆音痴なので職人さんに期待です。


それとまとめさんいつの間にマイナーチェンジを。SS抽出ご苦労様です。
412名無しさん@秘密の花園:2008/05/17(土) 13:34:24 ID:tPJi6u3O
まだお話の途中のようですが、
・・中断してごめんなさい。

番外編がもういっこできたので、人が少ないうちに投下していきます。

もしも?でパロディ(かしゆか編)。
今回はerなしです。
ちょっと変わった話にしたら、長くなっちゃいました。
7〜8スレ続きます・・・
413名無しさん@秘密の花園:2008/05/17(土) 13:36:16 ID:tPJi6u3O
With you ,Without words
その1

その日も教室で、あ〜ちゃんとのっちは、
いつもの言い合いをしていた。
「のっちなんか、もう知らん!」
「ふぇっ、あ〜ちゃん、そんなぁ〜」
「もっ、寄るな寄るな!」
「いやだぁ〜」
(・・ん〜っ、今日も平和じゃねぇ。。。)
かしゆかは、二人を眺めて、大きな伸びをする。
繰り返される、いつもの風景。
(・・ふふ、まるでペットが戯れてるみたい?)
思わず笑みがこぼれた、その瞬間、窓から差し込む強烈な光。
その直後、かしゆかは、激しい耳鳴りに襲われる。
引力に引きずり込まれるように、視界が、歪んでゆく。
(っ?なっ、なにが、起きとるん??)
世界がぐらぐら揺らいで、二人の輪郭が、ぼやけてゆく・・
「・・、ゆかちゃん?」
「・・かっし〜?」
異常を察した、二人の声が、
だんだん、遠くなっ・・、て、
目の、前、が、
真っ暗に、な、っ、・・・・・。。。


「・・わんっ、わんわん」
「・・ニャア、ニャァ〜」

(・・、んんっ・・?)
目を開けると、いつもの黒板。
かしゆかは、いつもの机から、むっくり起き上がった。
二人が、心配そうに覗き込んでくる。

・・いつもと違うことが、ひとつだけ。
「わぅぅ?」「ミャァ?」
二人の声が、鳴き声にしか、聞こえない。
(・・って、そんなことあるわけないじゃろ!
えーっと、ちょっと、落ち着こう・・)
「あのね、のっち?」
「わんっ?」
「・・。あ〜ちゃん。」
「ニャ?」
「二人とも、からかっとるん?」
二人は顔をみあわせて、同時にしゃべり?だす。
「きゃんっ、きゃん!」
「ニャーアォ、ニャァ!」
(・・まだ、悪い夢、みとるんかな??)
かしゆかは、頬をつねってみる。
(痛っ!)
「わん、わんわんっ?」
(なっ・・、何言ってんだか、さっぱりわからん!!)

414名無しさん@秘密の花園:2008/05/17(土) 13:37:40 ID:tPJi6u3O
その2
その時、教室を通りかかった先生が、ひょいと顔をだした。
「おまえたち、まだいたのか?そろそろ帰れよ。」
「ニャアォ!」
「そうか、西脇。じゃ、戸締まり頼んだからな。」
(先生にはわかるんだ・・、
っていうか、ゆかにだけ、ちゃんと聞こえてない・・ってこと、、、?)
顔が、青くなる。
頭の中が、疑問符で埋めつくされる。
(・・ゆ、ゆかの耳、一体どうしちゃったんっ!?)
思わず頭を抱え、机にへたりこむ。
「くぅぅん?」
「ミュウ〜?」
「・・。静かにして。」
「わん、わぉぉ〜!」
「ニャア、ミャァッ!」
「・・うるさい、二人ともうるさいよっ!
どっかにいっててよ!!」

(・・ぁっ!し、しまった!!)
もう遅い。
顔を上げたとき、二人の姿は、もうそこになかった。
慌てて立ち上がったけど、・・・足が、進まない。
(言葉もわからんのに、追ってどうする?)
幸い、こっちの言葉は伝わっとるみたいじゃけど、
それだけじゃ、会話にならんし。
でも、・・・こんなことぐらい?で、大切なもの失うなんて、、、
そんなの、絶っ対に、いや!
(・・なんとか、するしかなかろう!!)
かしゆかは、覚悟を決めて、教室の扉を開いた。

415名無しさん@秘密の花園:2008/05/17(土) 13:41:48 ID:tPJi6u3O
その3
(・・まずは、ちびっこわんこからじゃね・・。)
性格上、そう遠くには行ってないはず。
予想通り、校庭の隅に、ぽつんとたたずむ丸い影。
・・膝抱えて、土いじりしとる!
くしゅくしゅと鼻をぐずつかせながら、
草をちぎっては投げ、ちぎっては投げてる。
「のっち!」
びくっと顔を上げたのっちは、八の字眉で肩を縮めた。
「のっち、・・」
「ぐるるる・・っ!」
精一杯、虚勢を張っている(つもりらしい)。
「・・が、がうっ、がうっ!」
(・・?、「のっちは、悪くないもん!」とか、か???)
けれど、その漆黒の瞳の奥に、まだ、涙が凝っている・・・。
(・・ともかく、伝えて、みよう。)
「のっち。ゆかが、悪かったんよ。ごめんね。」
「・・ぐぅっ。」
予想外の謝罪に、言葉がつまった(らしい)。
どうしたものか、若葉をつかんだ手に、視線を落としている。
「・・のっち。許してくれない、かな・・?」
「・・・・。」
のっちは、、、顔を上げない。
(・・。やっぱり、言葉がわからんと、ダメなんじゃね・・。)
絶望的な沈黙に耐え切れず、後戻りしようとした、・・その時。

「・・ぅぅ、きゃんっ!きゃん、きゃんっ!」
「・・のっち?」
のっちが、慌てふためいたように、ゆかの視界に飛び込んできた!
爽やかな緑の香りが、胸いっぱいに広がる。
「きゅぅぅん、ふぅぅん!くぅ?」
「(・・これ、は、もういいよ・・ってことかな?)
のっち、、、ありがとぅ。」
「わんわんっ!」
「うふふ、くすぐったいよ、のっち!」
照れ隠しみたいに、ゆかに抱きついて、ほっぺをすりつけてくる。
ゆかだけの、あったかい、お日さま。
もっと近くに、いたくなる。。。
416名無しさん@秘密の花園:2008/05/17(土) 13:45:49 ID:tPJi6u3O
その4

・・だけど・・、
「・・ね、のっちにお願いがあるんよ。。
ゆかのこと、待ってて、、くれるかな?」
「・・ぅぅ?」
のっちが、真っすぐな目をまんまるにして、見返してくる。
やさしく問い掛ける、吸い込まれそうな眼差し。
あたしも、瞳をそらさずに伝える。
「ゆかね、もう一匹・・じゃなかった、
もう一人、迎えにいかなくちゃいけないの。」
「・・。きゅぅ。。」
しょんぼりと俯くかわいい額に、小さなキスを。
とびっきりの愛をこめて。
「くぅぅん・・?」
のっちが、首をかしげて見つめてくる。
そのしぐさ、ゆかの心すべてを奪う、、強い、引力。
(・・ゆかの気持ち、伝えるけぇね・・)
唇に同じ体温を重ねると、
のっちの頬がほんのりピンクに染まり、涙の跡を消してゆく。。。

「・・お願い、いいコで待ってて。ね?」
おすわり、のっち。
すぐに、戻るけんね!
「・・。・・っ、くぅーん、くぅーん!」
校庭を走るかしゆかの背後から、
遥かに響く、せつない遠吠え。
それは、言葉よりもっと語り掛ける、
甘くやわらかい、ゆかを呼ぶ声。
・・お願いだから、そんな風に鳴かないで。
(。。。こんなん、ゆかの方が、泣きそうじゃ!)
後ろ髪を引かれる思いを、必死に断ち切る。。。!

417名無しさん@秘密の花園:2008/05/17(土) 13:48:01 ID:tPJi6u3O
その5

「・・はぁはぁ、次は手強いけぇ・・。
気合い入れていかねば!」
散々探して、屋上のベンチにようやくみつけた。
ゆかの、大きなねこちゃん。
しらんふりで、ふて寝をしとる
片目をちらっとおくったきり、ぷいっとそっぽをむいている。
「あ〜ちゃん?」
ぴくりともしない。
「・・あ〜ちゃん。」
ゆかが一歩踏み出すと、
あ〜ちゃんの髪が逆立った(ように見える)。
「フーッ、フーッ・・」
(うわぁ、怒っとるねぇ・・)
「あ〜ちゃん・・」
「・・フニャアォォッ!」おおっ、目が釣り上がった(ように見える)!
これ以上近寄ると、危なそうじゃね。

・・仕方ない、こういうときは。
「・・ねぇ。かわいい、あ〜ちゃん?
・・ゆかの、お姫様?」
ぴくん・・。
「ゆかの、大事な、大事な、あ〜ちゃん?
・・・ゆかの、宝物の、あ〜ちゃん?」
ほら、こっちを向いた・・!
「あ〜ちゃん、、、ゆかのこと、・・嫌いになったん?」
とらえた瞳、離さないで。少しづつ、距離を縮める。
「・・あ〜ちゃん、いつもみたいに、・・笑って、くれないの・・?」
戸惑う眼差しが、ゆれている。
「・・フーッ、ミュゥゥ・・」
「あ〜ちゃん、、、触って、、いい・・?」
もう、あーちゃんしか、見えない、未来。

「・・!ッフニャアァッ!」
差し出した手が、大きく弾かれた。
(・・っ!!!)
あ〜ちゃんが、涙をいっぱいにためた目を、そらした。

418名無しさん@秘密の花園:2008/05/17(土) 13:50:22 ID:tPJi6u3O
その6

(・・・・・。
・・、あぁ、そうだった。
最初から言葉なんか、
いらなかったんじゃね。。。)
ゆかは、あ〜ちゃんの震える体を、ぎゅぅっと抱き締める。
固く、強ばるのが、わかる。
暴れる気持ちを、落ち着かせるように、
ゆっくりと、髪を撫でる。
ただ、静かに、気持ちを解してゆく・・。
「・・不安にさせて、ごめんね。」
「ミュゥ・・・・」
「本当に、ごめんね。」
「、キュゥッ・・」
「・・あ〜ちゃん」
「あ〜ちゃん。。。」
「・・・ゴロゴロ・・。」

まったく、この手のかかる、甘えん坊さんは!
ふと、あ〜ちゃんが、潤んだ瞳で見つめている。
なにやら伝えたげに、もぞもぞしている。
(・・あ、ひょっとして、・・これ、かな?)
「・・じゃぁ、仲直りのキス、する?」
あ〜ちゃんが、怒った顔で赤くなった。
「ミュゥン!」
その甘い鳴き声じゃ、気持ちは隠せない。
(・・ホントに可愛いったら、ないんだから!)
笑いをこらえて、
あ〜ちゃんのぷるぷるした唇に、顔を寄せる。
想いと同じ位熱く、だけど、ちょっぴりしょっぱい、キス。

(・・うん。こーゆーのも、意外と悪くない、、、のかも・・。)

419名無しさん@秘密の花園:2008/05/17(土) 13:53:25 ID:tPJi6u3O
その7

ベンチで肩を寄せあって微睡んでいると、
ぱたぱた、ぱたぱた足音が響いてくる。
「・・くうぅん。」
しびれをきらした、せっかちわんこが、
屋上の入り口で足踏みしている。
(探しに、来てくれたんじゃね・・?)
「フニャア、ニャァオ!!」
影に気付いたあーちゃんが、さっきまでよりやわらかい鳴き声で、呼び掛ける。
のっちが、うれしそうに駆け寄ってくる!
ゆかを挟んで、あ〜ちゃんの反対側に腰をおろすと、
なにやら楽しそうに語り始める・・。
「きゃん、きゃんきゃんっ・・」

(・・ゆか、ね、ただ、見つめることしか、できん。
ただ、黙ってほほえむことしか、できん。
・・ごめんね、のっち、あ〜ちゃん。
ゆか、、は、もう、・・。)
心配そうに見つめてくる、四つの瞳。
「・・なんでも、ないんよ。二人があんまり可愛いけぇ、
ちょっと静かに見てたい、だけなんよ・・。」

・・そうじゃ、本当に何かを知りたいなら、
このコ達の瞳をみればいい。
たとえ、言葉が聞こえなくても。
もう、言葉がかわせなくても。
瞳を見つめる、
それだけで。
・・つらいときも、うれしいときも、
ゆかなら、わかるはずだから・・。
ゆかの、スポンジの耳では聞こえないけれど、
できるのことならば、
閉じ込めた心のパーツ、すべて、
言葉にかえて、伝えてあげよう。
・・愛してるよって。
何にも心配しなくて、いいよって・・。

空が眩しいから、涙が出そう。
あたしは、目をつぶったまま、両手を広げて天を仰ぐ。
泣きべそわんこと、気まぐれニャンコが、顔を見合わせる。
それから、・・あたしの腕に寄り添うように頭を寄せる。。
(もぉ、なんじゃ、こんな時だけ・・・両手に花、
じゃない、両手にペット?)
このふわふわした生きものたち、
そのうち、ホントに耳としっぽが見えちゃったりして・・。
そんなこと考え始めてる自分に、ぞっとする。
(・・ああーっ、もう、どうとでもなれっ!!)
やけくそな気持ちで、二つの頭をわしわし撫でる。
「くうぅん」「ゴロゴロ・・」
はいはい、わかりましたよ?
「・・ずっーと、二人のそばに、おるからね。。。」
420名無しさん@秘密の花園:2008/05/17(土) 13:56:38 ID:tPJi6u3O
その8(最後)


その時、空から一筋の光。
また、引力に、引きずり込まれ、
かしゆかの、視界は、
真っ白に、染まっ、て、ゆく。。。


「・・ゆかちゃん?」
「かっし〜、おきてよ?」
目を開くと、屋上のベンチ。
「のっち、・・あ〜ちゃん?」
「ゆかちゃんが教室におらんけぇ、探しに来たんよ。
なんでこんなトコで居眠りしとるん?」
「・・えっ!ゆか、眠っとったん!?」
「なんかねぇ、わんわん、言っとったよ?」
「違う!ニャーニャー、言っとったんよ!」
そしてまた、いつもの言い合いが始まる!

(はぁ、ゆ、夢で、よかったぁ・・。)
でも、わんわんニャーニャー、不思議なこの風景、
さっきまでとあんまりかわらないような???
まあ、いいか。
この可愛い天使たちが、そばにいてくれれば、
ゆかは、何だって平気じゃもんね。

そう、これは女神の白昼夢。
もしかしたら、天使の愛に嫉妬した神様の、
ちょっとした悪戯、だったのかもね??

おしまい

421名無しさん@秘密の花園:2008/05/17(土) 17:05:09 ID:lJyp+dfL
>>412
犬のっちも猫あーちゃんもかわええw
GJでした
422名無しさん@秘密の花園:2008/05/17(土) 18:29:34 ID:sg0vPOHw
GJ


本スレとか大変なことに…
423名無しさん@秘密の花園:2008/05/17(土) 18:31:35 ID:GiQvcIGb
平和なのはここだけだね
荒らされなくてよかったぁ
424名無しさん@秘密の花園:2008/05/17(土) 18:39:41 ID:7AWBirtP
そういうこと話題にしてるとわいてきたりするから気にしないふり男の子ですよ。女の子もね。
425名無しさん@秘密の花園:2008/05/17(土) 18:48:49 ID:GJ+gBzpy
たぶん荒らしにも女の子には暴力を振るわないという良心があるんだな
426名無しさん@秘密の花園:2008/05/17(土) 19:03:06 ID:yLUz7914
>>425
Pinkだからですよ
ああいう輩には探せないでしょう

犬のちも猫あ〜も耳付けてる姿が眼に浮かぶwwGJ!

そういえばうさゆかが居たような・・・

もうわっふるせざるを得ない
427名無しさん@秘密の花園:2008/05/17(土) 19:06:41 ID:7AWBirtP
うさゆかは寂しいと死んでしまうから実は一番の甘えんぼうということですね、わかります。
428名無しさん@秘密の花園:2008/05/17(土) 21:00:05 ID:h9B+sDMn
ちょw犬のち&猫あ〜に萌殺されるww

GJです!また書いてくださいw
429名無しさん@秘密の花園:2008/05/17(土) 22:51:57 ID:3pRhFuwX
>>412
GJ 二人(本人)がミミ付けて転がったりしてるところ想像して・・・

まとめさま
どんどん見やすくなっていてGJです
提案、ってかお願いがあります
SSにそって挿絵も貼っていただけたりしちゃったりなんかしたらそりゃ〜もう
430名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 00:17:56 ID:2oU1960k
>>427
そして3人なかよくまとめのトップ写真のように寄り添って眠りに付く、と
うーんやはりこの写真は最強ですな
431名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 00:33:49 ID:KXfOCslY
規制。。なんで携帯から。ちゃんと出来てるといいけど

ttp://www.imgup.org/iup611484.jpg_iIWxIHbEeeOmLzlunkrZ/iup611484.jpg

公式画加工なんで天災は現金で
にしてもちょっと荒すぎるかもわからんね。。
432名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 00:37:45 ID:rWFsCvOX
なんぞこれ
433名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 01:07:29 ID:aKPhAN2w
>>431
うさゆかktkr
違和感ないしかわいすぎるw
434名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 01:20:00 ID:Tey/3kKq
>>431
ってか、ミミとおさげが「シャー」ってクリオネの捕食みたいに・・・
435名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 01:43:12 ID:UDbCAkBW
JKPerfumeを見てると高校の頃に戻りたい・・・
戻らなくていいからJKかしゆかをくださ(ry

こんな時期だがどなたかJKバージョンでクリスマスネタを書いてくれんかのぅ
クリスマス本の準備で大忙しの樫野様の裏側を頼む
436名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 02:52:12 ID:TPpm9EXy
学園もの投下します。のっちの覚醒モードの暴走からの続きですが、萌え少ないけえ…
一つのエピソードを3人の目線で書くつもりだけど、思ったより長くなったけえ、やめるかも。
とりあえず、かしゆか目線から。真昼の花火編です。
437名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 02:52:32 ID:r2QYxesi
さーて一か月弱で夏コミ当落通知が来る
樫野様のところにも…
438名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 02:54:16 ID:TPpm9EXy
真昼の花火編(かしゆかver)

ことの始まりは、あ〜ちゃんの一言だった。
あ〜ちゃんは頬杖をついてあたしとのっちをじっと見つめた後、しみじみと言った。
「ゆかちゃんとのっちって、絵になる組み合わせじゃね」
突然の思いがけない言葉にあたし達はぽかんとした。
あ〜ちゃんはいつもの甘い声で笑いながら、
「うん、うちの理想のカップルに近いわ」
のっちは鳩が豆鉄砲くらったような一時停止状態。あたしは何となく微妙な空気を感じて、
「何でよ!?うちにも理想があるんじゃけえ」
と笑って流そうとしたけど。
いじられ役ののっちが、ゆかちゃんそれひどい、とか受けてくれればいいのに。のっちは呆然としたままで。
もう、使えん子じゃね、って思ったけど。…無理ないか。アナタハ対象外デス、って好きな子に言われたようなもんだから。
439名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 02:56:50 ID:TPpm9EXy
あたしはあ〜ちゃんに目で語りかけようとしても、あ〜ちゃんは目を合わそうとしない。
「西脇〜!ちょっと手伝ってくれ!」
折り悪く、担任の山本先生の呼び出しで、あ〜ちゃんはあたし達を残して席を立った。
後に残されたあたし達は、言葉が見つからなくて。
葬式帰りのような顔ののっちを見るに見かねて、
「…あ〜ちゃんと…ケンカしたん?」
のっちは無言で首を振った。捨てられた子犬みたい。
「じゃあ、何ね?あ〜ちゃんの気まぐれ?」
「…知らん」
「何か怒らせるようなこと、せんかった?」
のっちの肩がぴくりと動いた。あたしはピンときて、
「…まさか…、あ〜ちゃんに何かしたんじゃ…」
「ななな何も、何もしとらんよ!?」
440名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 02:57:30 ID:TPpm9EXy
この噛み具合。あやしい。のっちの顔色が青くなったり、赤くなったり。…もう。何か、したな。ちょっと目を離すとこれだ。
「あ〜ちゃんは純な子なんじゃけえ、強引なことされると困るんよ」
あたしはのっちを見据えて、
「…大事に出来んなら、のっちには任せれん」
どんより度を増したのっちを残して、あたしは教室を出た。
441名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 03:03:39 ID:TPpm9EXy
あ〜ちゃんを見つけ出したのは、屋上だった。
土曜日のあたたかい午後の、明るい空の下であ〜ちゃんはぽつんとうずくまっていた。
あたしが近づくと、嬉しそうに笑って、手を振った。
「ゆかちゃん、花火しようや。先生のロッカーにあったんよ。生徒からの没収品だって」
「…線香花火?」
こんな真っ昼間に?あたしの不思議そうな視線を気にしない様子で、あ〜ちゃんはロウソクを立て準備を整えて、あたしに笑顔で花火を1本渡してきた。
こういう突拍子もないことをする時は、あ〜ちゃんが不安定になってる時。
あたしはあ〜ちゃんの隣に座った。そっと、線香花火に火をつける。
じじっと弱い火花が散る。かすかな光は、夜の闇では刹那的な美しさがあるけど、真昼日のもとでは間が抜けてる。
あたし達は静かに花火を見つめた。
442名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 03:05:37 ID:TPpm9EXy
「…あ〜ちゃん。さっきの、何ね?」
「…さっきの、って?」
「うちとのっちが…ってやつ」
「ああ」あ〜ちゃんは髪をおさえながら新しい花火に火をつけた。「なんか、ゆかちゃんはお人形みたいで、のっちは、まああれで見た目は悪くないけえ、美少年と美少女のカップルって感じでいいじゃろ」
「何なんよ、それ」
…次に続く言葉を口に出す為に、あたしは息を整える。
「あ〜ちゃんは、のっちが好きなんじゃろ?」
自分で言っておきながら、その言葉はやっぱり痛い。あ〜ちゃんは花火を見つめたまま、
「大好きなものと大好きなものの組み合わせって、いいなあって思ったんよ」
「…ウソばっか。あ〜ちゃん、自分大好きなくせに」
あ〜ちゃんはあたしの言葉にははって笑った。でもその笑いは線香花火よりも早く消えて、
「何かを好きになったら、自分なんか一番下になるんよ」
443名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 03:06:39 ID:TPpm9EXy
あ〜ちゃんはもう少しで終わりそうな花火を守るように、静かに続けた。
「好きな人には、自分が一番素敵だと思えるものをあげたいと思うんよ」
…それって。ゆかのこと?
そんなの。嬉しいけど、…嬉しくないよ。
一番素敵なんて思ってくれなくていい。ゆかは、あ〜ちゃんの誰にも譲れないものになりたい。
あ〜ちゃんの一番好きな存在になれなくても、あ〜ちゃんが一番好きな人の一番になって、お姫様みたく大事にされてたら、あたしはそれでいい。
…そう思ってたのに。
444名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 03:11:27 ID:TPpm9EXy
あ〜ちゃんは。自分が一番下になるほど、自信を無くして不安定になるほど、…のっちが、好きなんだ。
そんなに、好きになってたんだ。
線香花火の最後の丸い火の玉みたく。ほんの少しの揺れで落ちてしまいそうな。そんなところまで、気持ちが進んでたんだ。
あたしの心の中で、火花が散る。でもそれは。線香花火みたく、かすかで弱い光だから。
…あ〜ちゃんには、見えない。
きっと。片思いの方がシンプルで迷いが無い。あるのは希望に似た絶望か、絶望に近い希望。混じり気の無い、100%自分だけの感情。
誰かの気持ちを受け止めるってことは。自分を乱し、分け与え、受け入れること。
もう、100%のあ〜ちゃんは手に入らない。
445名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 03:13:33 ID:TPpm9EXy
…出来るなら。あ〜ちゃんを連れて逃げて行きたい。
あ〜ちゃんを大事にしまっておけるように。あ〜ちゃんが100%純粋な黄金でいられるように。
でもそんなとこどこにある?あたしの気持ちはどこに向かえばいい?
あたしの、気持ちは…。
「行き場が無いねえ…」
あたしの心の声を読んだかのように、あ〜ちゃんはぽつんと言った。
あ〜ちゃんは、迷ってる。自分の感情をもて余してる。誰かの感情を受け入れることに、おびえてる。
…ああ、どうか。
もう少しそのままでいて。
Stay gold。100%のままでいてほしいのに。
ゆかの気持ちなんて、気付かなくていい。
真昼の花火みたく、明るい日の下では見えないかすかな火花でいい。見えなくていい、あたしの気持ちなんか。
…だから、どうか。
もう少し、このままで。

終わり

446名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 03:17:15 ID:TPpm9EXy
ごめん、すごく長くなったね…
あとあ〜ちゃんverもあるのに。のっちは…やめよかな。
あ〜ちゃんverが相当難産しとるけえ、これで終わったりして…
447名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 03:20:13 ID:rWFsCvOX
GJ!いやぜひ、あ〜ちゃんverものっちverも読みたいんで、投下してくださいw
細かい心理描写好きですよ。わっふるわふる
448名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 03:25:24 ID:jGz4C+Zt
これで終わりなんて言うなよー
449名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 03:25:38 ID:Y34kpOQs
GJ!あ〜ちゃん、のっちver頑張ってくださいww

明日のライブでご本尊が弾けるの期待wktk

またのっちスレで晒されてたなぁ。>>1に本スレって書いてあるからいいと思ったんだろうか
あと定期的にあがるけど携帯でも専ブラとかあるから各自で対策よろしくー。
450名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 03:39:33 ID:DxAp0oVa
>>446
あなたは屋上編の作者さんではないですよね?

こういうプラトニック特有の切なさは大好物!
心理描写が丁寧で感情移入しやすい。

もちろん萌えも好き!w
色んなタイプの作者さんがいて嬉しい悲鳴だわ、ほんと。
451名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 08:18:52 ID:TPpm9EXy
>>450

>>446
> あなたは屋上編の作者さんではないですよね?

違います(^_^;)
学園ものでワンパターンにgdgd書き続けてます…
あ〜のちとかし→あ〜しかパターンが無く、
あ〜のちがのっち暴走で萌え進み過ぎると、次は絶対シリアス展開でプラトニックに戻すことにしとんよ。
あ〜のち推進派には悪いけど、…あ〜ちゃんはまだのっちにはやらんけえ!

452名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 09:21:09 ID:AC9Cv7x9
>>451
もしや、樫野さん?W
453名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 11:08:23 ID:nqeQ+0qB
SSのクオリティさらにあがってきてるじゃまいかww
何かが外れまくるw
454名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 13:05:22 ID:DxAp0oVa
>>451
それじゃ守護天使の作者さんかな?
作者さんによって色んなカラーが出ててなんかすごい楽しいわw

どの組み合わせも好きだよー!
これからもどうぞよろしく…
455名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 13:38:12 ID:aKPhAN2w
うんうん
これからもどんどん書いてほしい
自分は最近全く書けなくなってしまったから尚更w
456名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 13:42:01 ID:TPpm9EXy
真昼の花火編のあ〜ちゃんverを投下します。

イメージは昭和乙女なんで、なんかgdgdしとるんよ(^_^;)
こんなんあ〜ちゃんじゃない!って人は華麗にスルーしてほしい…m(_ _)m
457名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 13:48:25 ID:TPpm9EXy
晴れた土曜日の午後って、なんでこんなにのん気で平和なんじゃろう…。
屋上で一人、ぼんやりしてると、何か自分だけ取り残されてるみたいな気分になる。
だから、ゆかちゃんがゆっくりあたしに近づいて来るのが見えて、あたしはほっとした。
ゆかちゃんのすうっとしてスラーっとしたスタイル。サラサラの髪がお人形さんみたい。うちはぷにぷにしとるから、ゆかちゃんのフォルムには憧れちゃう。
あたしは嬉しくなって手を振ったけど。ゆかちゃんは難しい顔をしてる。
…あ。怒られるかな。
ゆかちゃんは、あたしののっちへの気持ちも、のっちの…多分まあ…うちへの気持ちも知ってるから、あたしがゆかちゃんとのっちがお似合いなんて言うの、無神経に聞こえただろうな。
458名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 13:50:36 ID:TPpm9EXy
案の定、ゆかちゃんは少し厳しい顔で、
「あ〜ちゃんが好きなのは、のっちなんじゃろ?」
そう確認するように強い口調で言った後、
「あ〜ちゃんは自分の気持ちに素直でええんよ。大好きな人に、一番大事にされとったら、ゆかは安心出来るけえ」
…ありがと、ゆかちゃん。
でも。何でなんじゃろう。あたしはあと一歩が踏み出せないでいる。
好きになればなるほど、あたしは遠回りをしたくなる。キスを重ねれば重ねるほど、指が触れるだけのときめきに帰りたくなる。
…横顔を見つめるだけで、幸せだったのに。相手になんかされんくって、良かったのに。
ただ、好きなだけで良かったのに。
エンドレスに、一方通行な気持ちで。何も始まらなければ、何も終わらないから。
ゆかちゃんとのっち。大好きな二人が王子様とお姫様みたく並んでて、その横顔を眺めれたら、何も不安が無い気がした。
…なんか。ほんま、子供じゃ。
459名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 13:52:41 ID:TPpm9EXy
犬っころみたいなのっちを引っ張って振り回してるのは自分だと思っとったのに。
もうのっちは、昔みたく、あたしに恐る恐る触れない。
あたしは他愛なく、引き寄せられ、押さえ込まれ、かき乱される。
もうあたしは。のっちにとって、簡単な存在になっちゃったのかな。
…そしたら。その後はどこに行けばいいんじゃろ?
460名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 13:56:31 ID:TPpm9EXy
この間夜のプールで、何か二人の時間がとても大事に思えて。「帰りたくない」と口にしてしまって。
…その後、あたしは途方に暮れたんだ。
あたし達これからどこに行けばいいのかな?
あたし達がずっと一緒にいれる場所なんて、どこにあるのかな?
あたしはちっぽけで、子供で。のっちの手を引っ張って行ける場所なんて、無かった。
だから。ゆかちゃんのいるとこに、逃げ込んだ。
「行き場が無いんよ…」
あたしが新しい花火を取りながら呟くと、ゆかちゃんが自分の花火を近づけて火をつけてくれた。
461名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 13:59:18 ID:TPpm9EXy
「あ〜ちゃんは、自分でどんどん進んじゃうとこあるけど、ゆっくりでええんよ」
ゆかちゃんが静かな声で言う。
ゆかちゃんは、うちに呆れとらんのかな?
多分。ゆかちゃんは、あたしが一緒に逃げようって言ったら、何だかんだと常識的なこと言いながら、着実に手はずを整えてくれそうで。あたしはいつも甘えてしまう。
…まあ、ゆかちゃんもいい加減、うちに避難所扱いされるの困っとるかもしれんけど…。
あたしはゆっくりとゆかちゃんにもたれかかる。
ゆかちゃんは、黙ったまま、花火の最後の光の玉を、落ちないようにじっと見守ってる。
462名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 14:00:24 ID:TPpm9EXy
のっちはあたしのことを太陽みたく言うけど。
ほんとは自分の行き場に迷うような子供で。わずかな風に揺らぐ線香花火みたいな、弱い光かもしれない。
真昼の花火みたいに。周りが眩しく光ってたら、見えなくなるような。
そう。見えないのは、あたしの気持ち。
どうしたいの?壊したいの?愛したいの?
…分かってるのは、たった2文字の感情。
それが、胸の奥で。ぱちぱちと火花を立てる。その、刹那的な光。かなしいほどの儚さ。
…どうすれば、永遠は見える?

終わり

463名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 14:14:05 ID:TPpm9EXy
かしゆか目線は切なく(樫野様は除く)、
のっち目線はマヌケに(覚醒モード除く)、
あ〜ちゃん目線は乙女にいじらしく、をテーマにしとるけど、あ〜ちゃん難しいんよ…。
元々あ〜ちゃんを書きたくてSSを書き始めたんですが…。のっち目線のあ〜ちゃんは書きやすいけど…。
何か激しくねつ造なあ〜ちゃんでごめん。一応ミュージックフェアと堂本兄弟での発言を参考にしとる。
464名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 18:40:02 ID:AC9Cv7x9
GJ!!!!

のっちVer.も期待しても良いですか???
465名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 20:14:23 ID:UDbCAkBW
いいのぅ、いいのぅ。切なくてキュンキュンくるぜ・・・
幸せになってくれ、三人とも・・・
466名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 22:24:16 ID:gciSVzt9
              (⌒─‐⌒)
             ((´・ω・`))
              ( O┬O   
          ≡ ◎-ヽJ┴◎   記念パピコ ヨロ


【テクノポップユニット】Perfume@競輪板【広島郷土愛】
http://money6.2ch.net/test/read.cgi/keirin/1211040906
467名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 22:31:04 ID:2oU1960k
GJ!
線香花火編いいですね
繊細なタッチが吉田秋生さんのようですな

のち目線も
わっふるわっふる
468名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 23:14:03 ID:TPpm9EXy
土日のうちに、さくさく投下しときます。
最後ののっちverで、終了。
469名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 23:16:57 ID:TPpm9EXy
真昼の花火編・のっちver

ゆかちゃんに手厳しく怒られて、あたしは一人、反省モードに入っていた。
「大事に出来んのんなら、あ〜ちゃんはのっちに任せれん」
ゆかちゃんの最後の一言はずっしりと胃にのしかかってきた。
大事に…しとるつもりなんだけど。
時々、なんかセーブが効かなくなるだけで。
…なんか。やっと距離を縮められた気がしてたから。元々は、あ〜ちゃんいわく、のっちがへたれなせいで、いらん遠回りをしてたけど。
あたしはずっとあ〜ちゃんに憧れてた。あ〜ちゃんはキラキラしてて、あたしを新しい世界に引っ張り出してくれて。
意地悪だったり、ワガママだったり、理不尽なことやムチャクチャなことを言っても、その全てが砂糖菓子みたいに甘い、そういう特別な存在。
470名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 23:19:22 ID:TPpm9EXy
手を伸ばしても届かない気がして、あたしにはあ〜ちゃんを捕まえられない気がして、もたくさとまとわりついてたけど。
でも。あ〜ちゃんが、手を伸ばしてくれた。
そして、その手を引き寄せたら。
あたしの手の中のあ〜ちゃんは、余裕なんて無くて、すぐ耳まで真っ赤になって、じたばた無駄な抵抗をする、そういう…もろくて、愛おしい存在だった。
大事にする、ってことは距離と時間がキーなんだろうけど。なんか、難しい。
せっかく近づいたものを離したくなくて、強くつかみすぎたのかもしれない。あ〜ちゃんの手首は、弱く震えてたのに。
あたしの欲しいものは、単純明快だから。なんか、暴走しちゃったんかも。
そんなのっちに、あ〜ちゃんはウンザリしたんかな。重たくなったんかな。
…考えてると、本来の暗い自分に支配されそうで。
あたしは気持ちを浮上させようと、屋上に向かった。

471名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 23:20:02 ID:n0lSGJeS
400の者です。先に謝らせていただきます。
プロローグだけを先に投下したことでまるでそういうシチュのSSかのように
なってしまいまして本当に申し訳ありませんでした。
本当に書きたかったのはこの先です。時間かかって完結すると思いますが、
どうか見守ってください。では駄文失礼します。
472名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 23:20:43 ID:n0lSGJeS
のっち編

「うぅっ... 」
最悪な目覚め。あまりにもリアリティが有りすぎる夢。
外に目をやると細かい雨。夢に酷似した景色。不安が急に襲いかかる。

「電話して... いや、この時間はないな。」

午前4時。こんな時間にかけたらあ〜ちゃんなら絶対不機嫌になる。

怒られんのもイヤだけど。怖い。ホントに夢なの?確かめたいよ。

不安に流されそうで、怖くて、毛布の端をぎゅっと強く握った。

でも、もし本当にあ〜ちゃんを失ったら?自分の心は壊れない?
あまりにも大きな存在すぎて、想像がつかない。

色々考えてたらなんとなく部屋の隅に置いてあったアルバムに手が伸びた。

473名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 23:21:35 ID:n0lSGJeS
Perfume結成直後の写真。この頃有香ちゃんとまだ上手に話ができなかった。
あ〜ちゃんの家に皆で合宿しに行った記憶が鮮明に蘇ってくる。
会話が弾まない私と有香ちゃん。あ〜ちゃんはお風呂に入る時に私たちに
ケータイを預けて、
「暗証番号解いてみんさい。」とだけ言ってお風呂に行ってしまった。
結果的に私たちは全く話さなかったし、暗証番号も解けずじまいだったけど。

ページをめくる手が止まらなくなってくる。

上京したばっかりの頃の写真。
3人いつも一緒だった。環境の変化になかなかついて行けず、精神的に不安定
になりがちだった。そんな時もあ〜ちゃんは絶対に弱音を吐かなかったし、
笑顔が絶えることはなかった。私たちの前でさえも。
だけど写真に写る顔は無理してる感じがありありと伝わって来る笑顔。

最初のアルバムが出た時の写真。
みんな漠然と解散という不安を抱えてて、重い空気になることもよくあった。
それでもあ〜ちゃんは笑顔だった。私も有香ちゃんも口には出さなかったけど
あ〜ちゃんの存在がPerfumeを引っ張っていることはみんな気づいてた。
私たちはあ〜ちゃんを頼りすぎていた。

一番最近の写真。3人とも満面の笑顔。
やっと「売れてる」と言えるような状況になった。
8年が報われた。あ〜ちゃんが安心しきった表情で笑ってる。

「あ...これだ。」

私が本当に見たかったあ〜ちゃんの表情。
大好きな人の最高の笑顔が近くで見られるならそれ以上は無いよね?
でもやっと見せてくれたこの表情が見れなくなることが余計に怖くなった。

どうすればもっと笑ってくれる?
474名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 23:22:38 ID:n0lSGJeS
答えはきっと、過去の中。
私たちに頼ってくれなかったあ〜ちゃん。いつもどこか無理してた。心の底から笑って。
今度からは私があ〜ちゃんに頼らないようにしないといけんね。

「いつまでもヘタレじゃおられんね....。」

気がつけばもう8時。電話しても怒られないよね?

電話帳の一番最初。あ〜ちゃんのケータイに掛ける。
長い空白の後に、ベルが鳴り始めた。
1回、2回、3回... 待っても待っても出ない。
全身に刺すような冷たい汗を感じる。

出てよ.... 早く出て.......

「留守番電話サービスに接続します。」
感情なんて微塵も含まれない声。私の中で考えてた一番最悪なパターン。
不安が募りに募って涙に変わった。

その時握りしめたケータイからプチッという変な音がした。

「ふぇ?」
慌ててケータイを耳に当てる。

「ふぁい。のっち?何したん?てゆうか早いよ。まだ寝とったんよ?」
「あっ...と ごめんね。起こしちゃって。今日3人で遊ばん?
 有香ちゃんも誘って。」
「おっ!オッケーよ。じゃあ10時にのっちん家いくけぇ。後でね!」

ブチっ!!......

切られた.....。寝ぼけてたけど後で怒られるな。
しかし.....

「安心したぁ〜。。」

後は有言実行するだけ。
絶っっ対に無理させんけぇ。
だから....

心の底から笑って。

            

         end
          後日かしゆか編投下します。
475名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 23:31:05 ID:TPpm9EXy
(混ざっちゃいましたね…書き込みのタイミングって難しいよね…

どうしよっか…

もっかい最初から投下します↓)
476名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 23:41:04 ID:TPpm9EXy
…続き投下しようと思ったけど、スレ上がってるね…

書きにくいから、中断(^-^)ノ~~

中途半端スマン。
477名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 23:42:26 ID:dlntAMKE
ええええええええええええええ
そんなぁ・・・
478名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 23:45:21 ID:n0lSGJeS
474ですが二度手間かけさせてしまい申し訳有りません。期待してお待ちしとります
479名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 23:47:17 ID:lg9TFvA4
さげようぜ
480名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 23:52:05 ID:aKPhAN2w
ま、まじで・・orz
しばらくお預けかw

>>471
GJだが・・お願いだからsageてくれ
メール欄に半角小文字でsage、次から頼む
続き待ってるよ
481名無しさん@秘密の花園:2008/05/18(日) 23:55:26 ID:TPpm9EXy
>>478

後でまた投下するんでいいですよ。
ただ、メール欄に半角でsageを入れるのが、このスレのルールなんで、よろしく。
うちも前1回SSを投下中にやらかしたんで、人のこと言えんけど…
482名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 00:31:09 ID:ojFLw9gU
あまり引っ張ったら、次の人が投下しにくいので、洗い物もすませて来たし、
投下します。
最初部分、さっき読んだ人には繰り返しでくどいけど、
ポリループ部分だとでも思ってね。
483名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 00:35:47 ID:ojFLw9gU
真昼の花火編・のっちver

ゆかちゃんに手厳しく怒られて、あたしは一人、反省モードに入っていた。
「大事に出来んのんなら、あ〜ちゃんはのっちに任せれん」
ゆかちゃんの最後の一言はずっしりと胃にのしかかってきた。(何せ、あ〜ちゃんの守護天使の重い一言じゃけえ)
大事に…しとるつもりなんだけど。
時々、なんかセーブが効かなくなるだけで。
…なんか。やっと距離を縮められた気がしてたから。元々は、あ〜ちゃんいわく、のっちがへたれなせいで、いらん遠回りをしてたけど。
あたしはずっとあ〜ちゃんに憧れてた。あ〜ちゃんはキラキラしてて、あたしを新しい世界に引っ張り出してくれて。
意地悪だったり、ワガママだったり、理不尽なことやムチャクチャなことを言っても、その全てが砂糖菓子みたいに甘い、そういう特別な存在。
484名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 00:40:07 ID:ojFLw9gU
手を伸ばしても届かない気がして、あたしにはあ〜ちゃんを捕まえられない気がして、もたくさとまとわりついてたけど。
でも。あ〜ちゃんが、手を伸ばしてくれた。
そして、その手を引き寄せたら。
あたしの手の中のあ〜ちゃんは、余裕なんて無くて、すぐ耳まで真っ赤になって、じたばた無駄な抵抗をする、そういう…もろくて、愛おしい存在だった。
大事にする、ってことは距離と時間がキーなんだろうけど。なんか、難しい。
せっかく近づいたものを離したくなくて、強くつかみすぎたのかもしれない。あ〜ちゃんの手首は、弱く震えてたのに。
あたしの欲しいものは、単純明快だから。なんか、暴走しちゃったんかも。
そんなのっちに、あ〜ちゃんはウンザリしたんかな。重たくなったんかな。
…いらんくなったんかな。
考えてると、本来の暗い自分に支配されそうで。
あたしは気持ちを浮上させようと、屋上に向かった。

485名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 00:45:12 ID:ojFLw9gU
屋上へと出るドアを開きかけて、ガラス窓越に、二人の姿が見えた。
あ〜ちゃんと、ゆかちゃん。
もちろん話し声は聞こえない。
二人は肩を寄せ合って。始めはよく見えなかったけど、花火をしてるんだ、と気づいた。
それは、不思議に穏やかな光景で。
とても密やかで、とても静かだった。
あ〜ちゃんの花火にゆかちゃんがそっと火をつけてあげて。あ〜ちゃんが、ゆかちゃんの髪に火花が散らないよう、そっとかき上げて。
あ〜ちゃんは、ゆかちゃんにもたれかかった。
そして、ほんとに穏やかに、花のように笑った。
のっちが見たことが無い、そして、のっちが見たかった笑顔だった。
486名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 00:51:16 ID:ojFLw9gU
それは、静かで穏やかで。あ〜ちゃんが完全に守られてる世界だった。
あたしは、ただ立ちつくして。
遠い憧れの世界のように、ただ見つめていた。
のっちが欲しいものは、もうずっと決まってる。もうずっと、憧れ続けているもの。
もし手に入らなかったら、なんて考えたことがないくらい、ただ憧れてた。
…そうだ、考えたことなかったんだ。手に入らない、なんて。
やっぱり、あ〜ちゃんが言う通り、のっちはアホの子だ。
あ〜ちゃんから、決定的なことを何も言われたこと無いのに。
たった、2文字の言葉を。
一度も、ちゃんと言われたことなんて、ないのに。
487名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 01:01:57 ID:ojFLw9gU
いつも。見えそうで見えない、あ〜ちゃんの気持ち。真昼の花火みたいに、あ〜ちゃんの光の下で、見えにくい気持ち。
あたしは、あ〜ちゃんの気持ちなんて、大事にしてなかったのかもしれない。
ただ、小さな犬っころみたく、ご褒美を欲しがってただけのかもしれない。

あたしは明るい光に包まれた屋上に背を向けて、暗い階段を下りて行った。

終わり

前半部分、ついでだからマイナーチェンジしました。
こっちが決定稿。
今週から仕事忙しいんで、傷心のまま、のっちは放置。
488名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 01:29:20 ID:yngeNA3y
>>487
三人それぞれが思いを巡らせて、より一層相手のことを想うようになる。
いやぁ素敵なお話でした。素晴らしい。
お仕事頑張って下さい。

あの…やはり、テレビなどで見かけるような
のっち→あ〜
かし→あ〜
ってのが定番というか、基本なんですかね?
私はつい、かし→のちにしてしまってPerfumeらしからぬSSにしてしまう。
やっぱ現実味のあるSSの方がいいですよね。
489名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 01:29:26 ID:HfoypQTj
のっちいいいいいていうかみんなせつねええええ
GJ!GJ!続きを心待ちにしております
490名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 01:31:33 ID:HfoypQTj
連投すまん
>>488
どれも二次創作に変わりないしそんなこといってたら全部ねーよwwってなっちゃうw
自分はどの組み合わせも好きだし需要は確実にあると思うから好きな組み合わせで楽しく書くのが一番じゃない?
491名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 01:33:11 ID:qmg5rZG+
前スレで雨の日ののちかしを書いたものです
切ない系のSSが続いてたので
いっちょここらで甘々の王道(?)あ〜のちを書こうと思いますw

駄文ですが、良かったらどうぞ↓
492名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 01:34:58 ID:qmg5rZG+


今日はゆかちゃんが居らんからのっちと二人きり
なんだか少し照れるけど、態度には出さない

のっちはのっちで相変わらずで、ゆかちゃんみたいに物事を上手く運べない
だからあたしはわざとつまらなさそうな顔をする


「…あ〜ちゃん、」



躊躇いがちにあたしの名前を呼ぶのっちはすごく可愛くて
実際はあたしの方が小さいのに
とてもちっちゃく、ちっちゃく見えた



「次、どこ行こっか」

「…のっちが決めてええよ。
あ〜ちゃんの行きたいところはもう全部回ったけぇ」



じゃあ、とのっちが指をさしたのは


…ゲーセン。


この子は…どんだけゲームすれば気が済むんじゃろ。

493名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 01:35:26 ID:xY1i3z7S
のっち(´;ω;`)ウッ
最後胸が苦しくなったよ
感情移入してしまうw
GJ!!

代わりにのっちが幸せなSS書いてみようかなw
494名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 01:36:25 ID:qmg5rZG+



でも

予想は大きく外れて、のっちが好きそうなわけのわからんゲーム機はスルー。

たどり着いたのは、プリクラのコーナー。


「三人では撮ったことあるけど、二人ではないじゃろ?
だから今日は絶対撮るって決めてたんよ」


はにかみ笑いを浮かべるのっち。
なんだ、何も考えてないようで、ちゃんと考えとったんじゃなぁ…


「どれで撮る?」

「これ!!」



見た目がピンクでキラキラのシャンシャンで
あたしの好みにぴったりのやつ。

のっちの顔がひきつったのは見ないふり。

495名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 01:38:05 ID:qmg5rZG+


あたしは手早くモードと背景を決める
のっちは手の速さに目が追い付いてなくて、しぱしぱさせていた。


「はいっ、撮るよ!!」


のっちをぐい、と引っ張って
自分の中で100点満点の笑顔を浮かべる。



触れ合った肩と肩が

絡めた腕と腕が

いつもより近い顔と顔



全てにドキドキした。



「あ、ボーナスショット。
変顔でもする?」

にへらっ、と笑ったのっちの首に抱きついて



合わさった唇

華やかな音と共に切られたシャッター

離れるのが惜しいよ
腰に回した手は離さないでね。

496名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 01:39:53 ID:qmg5rZG+


『あと10秒だよ♪』


流れた機械の音声にハッとして
急いでプリントアウトするプリクラを決めて
あと1秒ってとこで選び終わる。


ほっと一息ついて、重なった視線
込み上げた笑いに耐えきれなくて


笑いながらもう一度あたし達は唇を重ねた。



「これ、ケータイには貼れんね」


ちょっと赤い顔でプリクラを眺めるのっち

あたしは意地悪をしたくなって
一枚だけ切り取ったプリクラをのっちのケータイに貼っつけてやった。



「あっ!?」

「隙あり♪」



たぶんこんなプリクラ、のっちじゃなかったら恥ずかしくて貼れんけど
のっちだから、貼れるんだよ。


自分のケータイの電池パックカバーの裏に
ちゃっかり貼っといたんよ


のっちは何かが違う、不思議な存在だから

497名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 01:42:03 ID:qmg5rZG+
以上で終わりです

Perfumeの三人はプリとか撮るかはわかんないですけど…
ちょっと書いてみたかったので(´・ω・`)
お目汚し失礼しましたっ
498名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 01:48:24 ID:XTWUJs6d
GJ!!!!!!
リアルタイムに乾杯!
499名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 01:55:57 ID:xY1i3z7S
>>497
GJ!!
てか間に入っちゃっていたみたいでスマorz
次からはリロってから書くわ
500名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 01:57:12 ID:HfoypQTj
あ〜ちゃんかわいすぎるGJ!
501名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 02:00:18 ID:9IQHZwAT
あ〜のち交際中のSSが読みたいっ
ぜひぜひっ
502名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 11:19:37 ID:TAqqLlAL
平日の内にこっそりかしのち投下します
長いので気をつけてください
503名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 11:20:13 ID:TAqqLlAL
自分で言うのもなんだけど、あたしはそんなに頭の弱い方じゃない
次に何を言うべきか、大体すぐわかるし、あ〜ちゃんやのっちの気持ちも大体よめる
でも、肝心な自分の気持ちが
全然解ってなかったんだと思う

最近、のっちはよく誰かとメールしてる。だけど、のっちにはのっちの友達が(少しは)いるんだろうと思ってたから特に何も言わなかった
「・・・・・・」
昼休み、またもメールしてるけどそんなに楽しそうではない
「のっちぃ〜」
隣のクラスから駆けつけたあ〜ちゃんは言いながら、ニヤニヤした顔で
「あ〜ちゃん聞いたんよぉ〜?」
「なにを?」
「へへへへへへ」
あ〜ちゃんはあたしとのっちの顔を交互に見ながらニヤニヤしている
「のっちが最近ずぅっとメールしとるから、おかしいとは思っとったけん」
悪い予感が、全身を駆け巡る
「うちのクラスのイケメン君と仲良ぉなっとるんじゃろ〜?」

504名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 11:20:47 ID:TAqqLlAL
え・・・?
思考が、止まった。瞬きさえできない。いろんな単語が出てきては消える。
何も考えられない。ただ、何となく、痛い・・・・。
ああ、あ〜ちゃんが何か言ってほしそうな目であたしを見てる。何か言わなきゃ・・・何を?何を言えばいい?いつもはこんな時何を言ってた?
解らない。
何が解らないのかさえ

「・・・・・ゆかちゃん?どーかした?」
あ〜ちゃんがちょっと心配そうに覗き込んでいた
「え・・?あ・・・ちょっと、気分悪いから保健室行くけぇ」
保健室?このタイミングで?さっきまで元気だったのに?何いってるんだ自分
あ〜ちゃんは「着いていこうか」とかなりしつこく言ってくれたが
のっちは、何も言わなかった

それからと言うもの、あたしとのっちの間にはすっごくちっちゃなスキマができたみたいで
のっちは相変わらずメールをする。だけど、それについてはお互いふれなかった。でも、のっちがケータイを触るだけで、短いメールを打つだけで
心臓が、痛い。思考が止まる。涙が、溢れそうになる

505名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 11:21:24 ID:TAqqLlAL
ある日、3人で屋上でお喋りでもしようってことになって、のっちと屋上へ行った。あ〜ちゃんはまだ来ていなかった、たしか先生に呼び出されたとか言ってた気がする
あたしたちは並んで座って、ジュースを飲んだ
なんだか、よく覚えてないけど、他愛も無い話をしたような記憶がある
のっちが笑うのが、ただただ嬉くてあたしはいつもよりたくさん喋った気がする
でも、不意にのっちのケータイが視界に入るたび、なんとも言えない気持ちになった。その無機質な物体をこの世から消したいとさえ思った

ピピピピピ・・・
初期設定のままの味気ないメール着信音が響く
「あ・・・・」
のっちがケータイに手を伸ばす

506名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 11:21:48 ID:TAqqLlAL
「ゆかちゃん?!」
のっちより先に、のっちのケータイを掴んだ。ほとんど無意識だった
「・・・・・・やめて」
「え・・・?」
気付いたら、あたしはのっちを押し倒していて
のっちの頬に水滴を見つけて、自分が泣いているのが解った
「ゆかちゃん・・・?」
「いやじゃ・・・のっち、他の人のもんにならんで・・・」
「・・・・・・・・」
「ゆかは、のっちが好きじゃ・・・そのメールの人よりも、絶対、ゆかの方が好きじゃ・・・だから・・・」

のっちが、笑った。そしてあたしの頬を両手で優しく包んだ
「あたし、ゆかちゃんのことどうにかして諦めようとしてたんよ・・・。だって、迷惑かけたくなかったけぇね。だから、たまたま声かけられた人とメールとかしてみた」
ああ、のっちが泣きそうな顔をしてる
「・・・でも、ダメじゃった。あたしは何をしてても、ゆかちゃんの事しか考えられんかった」

「ゆかちゃん、好き」
それから一呼吸置いて
「・・・・ちゅう、しよっか」
のっちが顔を真っ赤にして言った

のっち、あたしもう他に何も要らないよ

507名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 11:22:29 ID:TAqqLlAL
後日談としては、実はあのときのメールはあ〜ちゃんからだった。しかもあたしのケータイにも同じメールが送られていて
『あ〜ちゃんは空気よんで先に帰るけぇ、いい加減素直になりんさい!!』
あ〜ちゃんありがとう。本当に


<おまけ>
「実はフジギに思っとたんじゃけど、のっちがメールしてたイケメン君ってどんな人?」
あたしはふと思い出して、あ〜ちゃんに尋ねてみた
「ほら、あの人あの人!」
あ〜ちゃんが指差す先には

「ラーメン、つけ麺、僕イケメン!!スタッフゥーーーー」

あたしは絶句した

〜END〜


うわ・・・長っ!長すぎて読みにくかったらごめんなさい。
実際にSS書いてみると職人さん方の文章がどれだけ凄いかよく解りますねw

508名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 11:32:39 ID:KySkB6kC
GJ(*´д`*)

スタッフゥ〜の人かw
509名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 13:10:55 ID:3JWOHuZf
オチに全部持ってかれたw相手があの人じゃそりゃダメだwww乙!
510名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 15:02:39 ID:xY1i3z7S
gj!!やっぱかしゆかが一番ドキドキするw
かし攻めイイ!!
511名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 16:45:38 ID:RY97f0pb
なんというイケメンwww
面白かった!GJ!
512名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 16:49:18 ID:VjDTicni
のっちの友達が(少しは)ってのワロタww
物書く人はコネタの使い方もうまいねー

かしのちイイヨーイイヨー
かしゆかに「他の人のものにならんで・・・」なんて言われた日にゃ(#´Д`)ハァハァ
513名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 18:59:59 ID:tOhUvE3r
何故か無理矢理かしゆかに、野菜を食べさすのっちをなんとなく色々とハレンチに妄想してしまったw
514名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 19:42:53 ID:QLlQ2Xt/
なんかそう言えば
いつだったかブログに、のっちがかしゆかに
プチトマトを食べさせてる写真があったような・・・
「ゆかちゃん、ちゃんと野菜も食べんといけんよ」みたいな感じで。
515名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 20:05:29 ID:Kf75z0fN
皆様の神SS読み耽ってすっかり忘れてた…。遅くなりましたが、のちあ〜チェンジの続き投下します。

5:悲劇。

「のっち、次に変な事したら、タダじゃおかんよ」
お風呂を上がり部屋に戻る。髪をタオルで拭きながら、のっちの姿のあ〜ちゃんが睨む。
うん。ごめんね。もう欲望には負けないよ。少し腫れた後頭部を擦りながら、あ〜ちゃんの姿ののっちは頷いた。タンコブかな?コレ。
夜11時。
もうそろそろ寝ないと。今日は疲れた。かなり眠い。
入浴中に、あ〜ちゃんのママが敷いてくれた布団に潜る。あぁ、目を閉じたら今すぐにでも眠れそうだ。
「のっちはベッドで寝て。誰か入って来た時に逆やと変じゃろ?」
そっか。あ〜ちゃんは賢い。細かいことまで気が付く。凄いなって思う。あ〜ちゃんのベッドかぁ。ごめん鼻血が出そう。
「じゃ、遠慮なく…」
「枕にヨダレ垂らさんでよ」
はい。無理だと思うけど。のっちはベッドに潜り込む。あ〜ちゃんのベッドだ。フワフワで気持ち良い。しかも良い匂いがする。あ〜ちゃんの匂いだ。
何かムラムラした物が胸の奥を熱くさせる。間違いない、風呂場の時と同じ物だ。殺られたハズの悪魔が、地獄の谷の底から甦る。さらにパワーアップして。
516名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 20:06:31 ID:Kf75z0fN

良く考えたら、電気を消して、あ〜ちゃんが眠ってしまえばコッチの物じゃんか。触り放題だ。
悪魔が雄叫びを上げた。天使は影すら見えない。これが最大のチャンスだよ。やってやるよ。
「…のっち」
「はい?」
「またやらしい事、考えとるじゃろ」
ドキッ。なんでバレたん!もしかして、のっち、サトラレ?
「か、考えとる訳無いに違いない!」
しまった。動揺し過ぎて、もはや日本語すら危うい。完璧にバレた。
「もー、のっちのアホ!なんでそんなスケベなんよ、信じれんわ」
クッションを投げられた。素早くキャッチ。危ない危ない。まぁ当たってもダメージは少ないけど。
もうバレたんなら仕方無い。開き直る。これしかない。
「だって、あ〜ちゃんの事が好きなんじゃもん」
そう言うと、あ〜ちゃんの顔が真っ赤になった。あ、これじゃ告白みたいだ。バカバカ、のっちのバカ。
「…そーゆーのは、体が元に戻ってから言いんさいよ…」
「え?」
小さな声で聞き取れなかった。だけど、照れてるあ〜ちゃんを見ていたら、コッチまで恥ずかしくなるよ。
「ね、寝よっか!」
空気に耐え切れずに、そう言った。頷くあ〜ちゃん。
517名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 20:07:53 ID:Kf75z0fN

「その前に」
あ〜ちゃんの目が変わった。うん。凄い迫力だ。自分って、こんなに目力あったんだね。ビックリ。
あ〜ちゃんが、引き出しを探っている。何を探しているんだろう。取り出したのは、手錠のオモチャ。オモチャだけど、鍵付きでしっかりした作りだ。なんか昔、祭りのクジで当てたとかって言ってたっけ。
「それ…何に使うんよ」
疑問に思って尋ねる。すると、
「のっちが変な事をせんように…、こうするんよ」
カシャン、カシャン。
…ちょっと待って。両手に手錠をかけられ、ベッドの柵に固定された。手が動かせない。ベッドに寝転がったまま、のっちは状況整理のため、しばらく放心。あ〜ちゃんは鍵を引き出しに戻した。
これは、どんなプレイだ。
「のっち、悪く思わんでね。これはあ〜ちゃんの純潔を守る為に仕方が無い事なんよ」
わお。凄い芝居掛かったセリフ回し。純潔を守るって…のっちからって事ですか。悪魔が倒れた。瀕死状態だ。
これじゃ、触れない。生殺しだ。生殺しの使い方は合ってるのか分からないけれど。
「じゃ、おやすみ」
電気を消すあ〜ちゃん。暗闇の中で、泣きたくなるのをグッと堪えた。
518名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 20:09:03 ID:Kf75z0fN

◆A-side◆

ちょっとやり過ぎかもしれないけど、丁度良い。これくらいじゃなきゃ、のっちがまたやらかすに違いない。
「ふんっ…うりゃっ」
暗闇の中、ベッドの方からジタバタと暴れる物音。
…諦めの悪い人じゃの。良い加減にしてよ。眠いんだから寝かせてってば。
起き上がって電気を付けた。ベッドの上で「やばっ」と呟き慌てて寝た振りをするのっち。アンタは一体何がしたいんよ。
「のっち…良い子は早よ寝んさい」
馬乗りになって、頬を抓った。プニプニしてて、我が頬ながら気持ち良い。
「痛たたた」
涙目になるのっち。手を動かせないから足をバタバタさせる。朝まで我慢してね。

ガチャ、

扉の開く音。振り返ると、そこには。

「…ち、ちゃあぽん…」

ちゃあぽんが、凍り付いている。あ〜ちゃんも凍り付く。のっちもつられて凍り付く。
…この状況。マズい。
誤解だ。誤解だよちゃあぽん。違うんだよ。妹の手から、持っていたノートと鉛筆が滑り落ちた。学校の宿題でも教えて欲しかったのかな。
「お、お姉ちゃん…のっち…」
呟くちゃあぽんの顔は真っ赤。あぁ、まさかの展開。
519名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 20:11:02 ID:Kf75z0fN

今のちゃあぽんの心境は…。考え無くとも察しが付く。頭がグルグルしてきた。どうしよう、誤解を解かないと。
「こ、これは…その…」
上手い言い訳が思い付かない。のっちに助けを求めようと、目をやると、寝た振りをしているのっち。
こんのアホー!!一人だけ逃げよってからに!
「ご、ごめんね邪魔して…し宿題は自分で頑張るけぇ、気にせんで!」
ちゃあぽんは落としたノート達を拾い集め、慌てて出て行こうとする。ちなみにちゃあぽんの部屋はココの隣。
「ま、待って!これは違…、」
「だ大丈夫じゃよ!耳栓するけぇ、気にならんし…」
大丈夫じゃないよ。てゆーか、何を想像してるか知らないけど、全然そんなんじゃないからさ。
ちゃあぽんが逃げる様に去って行く。なんで。なんでこんな事に。お姉ちゃんは、そんなんじゃないんだよ。ちゃあぽん…。

バタン、

むなしく扉が閉まった。
終わりだ。もう、終わりだ。電気を消して、布団に潜る。なんだろ。目から何かが溢れてくるよ。止まらないよ。
「あ〜ちゃん…ドンマイ」
のっちの声が聞こえた。
全部アンタのせいだろ。一生呪ってやる。

しかし夜はまだ、終わらない…。

◆5:End◆
520名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 20:18:41 ID:3JWOHuZf
投下キター!相変わらず面白い
ちゃあぽんのバッドタイミングっぷりとあ〜ちゃんの墓穴掘りっぷりが絶妙だw
521名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 20:25:42 ID:J68IOHhI
たまらなく面白いwにやにやしながら見てしまうw

わっふるわっふる
522名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 20:33:25 ID:9IQHZwAT
夜は終わらない!?まだつづくの!!
わくてかすぎるうううううううううううううううううう
523名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 20:46:40 ID:cnypv5JB
グッジョブすぎる!!!!
またお待ちしておりますW
524名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 20:51:26 ID:/GwvCwQU
続きが気になって眠れねーw
525名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 20:52:08 ID:xY1i3z7S
GJ!!
ほんとにやけるw
ちゃあぽんナイスすぎる
526名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 20:55:51 ID:EFNAEYoP
GJ!
のっち寝た振りしてるけど、体戻ったら…w
527名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 21:08:32 ID:tOhUvE3r
GJ!!
ニヤニヤが止まらねーw
528名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 21:41:22 ID:TAqqLlAL
GJ!ちゃあぽんナイスタイミングでワロタww
自分がPCの前でニヤニヤしとってキモイww
529名無しさん@秘密の花園:2008/05/19(月) 22:51:05 ID:YViwG99m
GJ!
のっち、どたんばの寝た振り吹いたw
530名無しさん@秘密の花園:2008/05/20(火) 00:49:37 ID:uH+rZjEk
寝たふりなんかしても
元にもどったら大変なことにwww

531名無しさん@秘密の花園:2008/05/20(火) 00:51:03 ID:JVHwdBGq
wwwwおもろい
ドラマが見てーwww

わっふるわっふる
532名無しさん@秘密の花園:2008/05/20(火) 02:09:27 ID:UMBqGPdR
あ〜スレの流れがまるでここのSSのようで吹いたww
あれはここの住人の仕業か?それとももはや共通認識なのか?w
533名無しさん@秘密の花園:2008/05/20(火) 02:56:30 ID:Ylqaompk
>>532
のっちがボロクソで笑ったww
キモい言われて最後真っ白w
みんな考えること同じなんだなとオモタよ
534名無しさん@秘密の花園:2008/05/20(火) 02:57:15 ID:i3NL/uw8
385 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/05/20(火) 01:49:28 ID:OQVXsPbe
>>383
      .______
    /       `ヽ
   /          ヽ
  /  //  //\   .|  
  | ノ   // ヽ ノ .ノ
  | | /(―)  (―) |/|  
  | |(.| ///   ///|.)|    ・・・・・・・・
.  ヽ.八    "   ハノ   
      |\. З /       
    ノ  \_フ.ヽ
   |_ ∩ ∩ ヽ
.   | |( ・ x ・) )



387 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/05/20(火) 02:06:21 ID:j4OTqjMp
>>385
     .______
    /       `ヽ
   /         ヽ
  /   /\      |
  |   i| ノ \\\ ノ
  i| (  i| (●) (●)ソ  
   ) ( ソ ~"  ) "~ |)   のっち、それはちょっときもいけぇ、
.  (  ) )   __   /         やめてもらえんじゃろか・・・・・・?
   ) ( (i\   / )  
  ( ノ )\_フ.ヾ ) (  
   |_      ヽ    
 .  | |ももんにゃ)   


388 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/05/20(火) 02:12:07 ID:OQVXsPbe
>>387
      .______
    /       `ヽ
   /  ∠二二二ゝ ヽ
  /   //  //\  .|
  | ノ   // ヽ ノ .ノ
  | | /(○)  (○) |./   
  | |C| ~"     ~ レ   ・・・・・・
.  ヽリ八    "  ./      
      | \.  ̄ /
    ノ  \_フ.ヽ        
   |_ ∩ ∩ ヽ
.   | |( ・ x ・) )

535名無しさん@秘密の花園:2008/05/20(火) 15:34:18 ID:NUhe4VLD
>>534
何度見てもワロスww
ここの妄想そのままじゃないかwww
536名無しさん@秘密の花園:2008/05/20(火) 20:24:26 ID:cZ0e1b5A
>>387様のネタを拝借させて頂きました。続き投下します。

6:妹。

◆A-side◆

あれからしばらくして、心地良さそうな寝息が、暗闇の中から聞こえてきた。のっちはもう、夢の世界へ旅立ったみたい。
本当にもう、史上最悪な一日だったよ。誰かさんのせいで。体は入れ替わるし、ちゃあぽんには誤解されるし、のっちは変態だし。マジで最悪。
明日からは学校かぁ。ますます大変そう。のっち、授業真面目に聞いていられるかな?あ〜ちゃんは真面目じゃけぇ居眠りなんてせんからね。
心配事が募る中、睡魔が襲ってきた。うーん眠い。今日は疲れたからね。体力的にも、精神的にも。よし寝よう。明日に備えなきゃ。
ゆっくり目を閉じる。のっちの寝息が、何故かホッとするんだ。安心出来るんだよね。なんでだろ。
それはきっと。のっちの事が、好きだから。

◆◇◆◇

夢の世界から、無理矢理連れ戻された。扉が開く音がして、ゆっくり近付く足音。誰?目を開けて人物を確認する。
ちゃあぽんだ。
「…ちゃあぽん?」
あ〜ちゃんとお揃いのパジャマ姿。あ〜ちゃんは起き上がって、首をかしげる。ちゃあぽんが静かに扉を閉めた。
ちゃあぽんの様子がおかしい。どうしたんじゃろ…。
537名無しさん@秘密の花園:2008/05/20(火) 20:25:17 ID:cZ0e1b5A

「宿題…分からんかったん?」
さっき教えて欲しいっぽかったもんね。でも、今何時だろ。真夜中だよね。ずっと宿題してたのかな?
「……。」
ちゃあぽんが黙ったまま首を横に振る。暗闇の中でも、目が慣れてきたから、なんとなくだけど姿が見える。
のっちの方を見ると、スヤスヤ眠っている。あの姿勢で寝れるなんて天才だ。のっちは寝る事となると必死で貪欲だもんね。あ、それとゲーム。
「…、ちゃあぽん…?」
のっちの幸せな睡眠の時間を邪魔する訳にはいかない。起こさない様に、小声で尋ねる。
てかさ。ちゃあぽんに誤解されてるって事、すっかり忘れてた。手錠で身動きを取れないあ〜ちゃん(中身はのっち)に、のっち(中身はあ〜ちゃん)が馬乗りになっている所を見られたんだ。
誤解を解かないと。このままじゃダメだよ。のっちのイメージもあるけど、お姉ちゃんなりのプライドみたいなのもあるし。
「ちゃあぽん…さっきの事じゃけどね、違うんよ…」
上手く説明出来ない。なんて言えば納得してくれるだろ。
「うん…のっちがそっち系でも、あたしの気持ちは変わらんから…」
ありがと分かってくれて!ってアレ。そっち系ってどっち系?
538名無しさん@秘密の花園:2008/05/20(火) 20:26:39 ID:cZ0e1b5A

「…のっち…!」
ガバッ、
押し倒された。
驚いて目をパチクリする。目の前には、ちゃあぽん。顔が赤いのは気のせいかな?
「やっぱり…のっちの事が好き…!」
はーいー?ちょちょちょちょっ。ちょっと待って。さっきソレっぽい事言ってたけど、マジだったんだ。
冷静に考えてみる。コレは、いわゆる夜這いだよね。ちゃあぽんってば、大胆。我が妹ながら驚き。てか、もはや驚きってレベルじゃない。
「ま、待って…あ〜ちゃんが起きたら大変…」
とにかく。落ち着こうと、優しくちゃあぽんに言い聞かせる。だが、その目はキラキラと輝いている。こんな目、今まで一緒に生活してきて、一度も見た事ないよ。ヤバい。
「…ちち中学生には、まだ…は早いんじゃないかなぁ…」
何ばあさんみたいな事を言ってるんだ自分。けど正しいよ。中学生にはまだ早い。
「子供扱いしないで、」
ちゃあぽん…なんて名言だ。あ〜ちゃんの知らない間に、大人びちゃって。おませさんだなぁ。
「あたし、のっちになら何されたって良ぇんよ…?」
キャーッ。何て事を言ってるんですか。そんなの、本人が聞いたら鼻血ブーッてなって頭ボーンだよ。
539名無しさん@秘密の花園:2008/05/20(火) 20:27:23 ID:cZ0e1b5A

「お姉ちゃんには、秘密にするけぇ…ね?」
つまりは浮気しろと。残念ちゃあぽん。本当ののっちに浮気出来る程の甲斐性は無いよ。
だけど、大人顔負けの色っぽさ。妹で無かったら今頃、もしかしたら…。って何考えてんの。止めないと。上手く乗り越えないと。
「…のっち、年下には興味無いんよ…」
「嘘。前に年下は有りって言ってたじゃろ」
そんな事を言ってたのかロリコン女。前にストライクゾーンは熟女から幼女まで、とかふざけた事をほざいてたっけ。ミジンコ以下じゃな。将来、犯罪を犯さんか心配じゃ。
「のっち…」
ちゃあぽんが目を閉じて、顔を近付けて来た。これは。そう、キスだ。
抵抗する間もなく、唇を奪われた。柔らかくて気持ち良いなーなんて。
そして、唇を割って舌が…。うわー大人のキスじゃ。
その瞬間、頭の中で何かが破裂した。パチンッ、て。
ちゃあぽんの肩を押す。唇が離れ、不満そうな表情のちゃあぽん。お姉ちゃんとして、妹に忠告するよ。
「のっちとこんな事したら、アンタ妊娠してまうよ!?」
つい大声で叫んでしまった。だってさ。大事な妹が変態女とキスするなんて、黙ってられない。たとえ中身があ〜ちゃんであろうと。
540名無しさん@秘密の花園:2008/05/20(火) 20:28:45 ID:cZ0e1b5A

◆N-side◆

のっちです。実は、途中から起きてました。「やっぱり…のっちの事が好き…!」って辺りから。
ずっとドキドキドキドキしながら寝た振りをしていました。ちゃあぽん…のっちの事、好きだったんだ…。初耳だ。叫びたいくらい嬉しいんだけど、我慢我慢。
それより、大胆過ぎてビックリ。あんな風に誘惑?されたら、のっちだったら暴走してるだろうな。
しばらくやり取りを聞いていると、大事件が起きた。
「のっち…」
き、ききキス…!?
あいやぁぁあ。どうしよ。ちゃあぽんにキスされちゃったよ。中身があ〜ちゃんな自分が、だけど。
そしてあ〜ちゃん、グッジョブ!そのまま行っちゃっても良いよ。のっちの体で、ヤっちゃって良いよ。…なんて邪な事を考えていると、あ〜ちゃんが叫んだ。
「のっちとこんな事したら、アンタ妊娠してまうよ!?」
ちょっとあ〜ちゃん。変な事を教えんでよ。
「に妊娠なんてせんよ!」
あ、しまった。やべ。
ビックリして思わず自分で突っ込んでしまった。
二人がギョッとしてコッチを見る。
「お姉ちゃん…起きとったん…?」
沈黙の後、ちゃあぽんが部屋を飛び出したのは、言うまでもない。


◆6:End◆
541名無しさん@秘密の花園:2008/05/20(火) 20:29:21 ID:cZ0e1b5A
なんかもう…ちゃあぽん、ごめんなさいorz
542名無しさん@秘密の花園:2008/05/20(火) 20:31:39 ID:5lobOasw
リアルタイム遭遇キターーーーーーー!!11
のっち変態すぎワロタww

面白かった!GJです!
543名無しさん@秘密の花園:2008/05/20(火) 20:33:55 ID:UMBqGPdR
急 展 開
ていうかのっち変態過ぎてワロタw何か外れすぎwww
あとちゃあぽんは高校生じゃなかったっけ?それとも数年前の設定なのかな
544名無しさん@秘密の花園:2008/05/20(火) 20:38:50 ID:PinXX0WS
妊娠ww
545名無しさん@秘密の花園:2008/05/20(火) 20:39:20 ID:Ylqaompk
>>541
GJGJGJ!!
のっちに超きびしいあ〜ちゃん萌える!
もうのっちがムッツリとしか思えなくなってきたw
546名無しさん@秘密の花園:2008/05/20(火) 20:41:06 ID:cZ0e1b5A
一応のっち達が高校生くらいの設定なので、ちゃあぽんは中学生くらいが妥当かなと。
そこら辺の設定は適度ですw
547名無しさん@秘密の花園:2008/05/20(火) 20:42:48 ID:i3NL/uw8
すばらしい。毎日これを楽しみに生きてると言っても過言ではない。
あんた天才や!
548名無しさん@秘密の花園:2008/05/20(火) 23:32:35 ID:Ylqaompk
今気づいたけど、ちゃあぽんがブログで髪型をのっちみたいにすると言ってるww
のっちに惚れててもおかしくな(ry
549名無しさん@秘密の花園:2008/05/20(火) 23:37:40 ID:uH+rZjEk
のっち起きてたんかwww
550名無しさん@秘密の花園:2008/05/20(火) 23:42:38 ID:NUhe4VLD
のっち盗み見してんじゃねーよww
あんま色んな子に現を抜かしてると、酷いことになるぞ!
ってかのっちはあ〜ちゃん一筋じゃないのw?
551名無しさん@秘密の花園:2008/05/21(水) 01:20:04 ID:hfnR1TRX
もうなにがなんだかw
とにかくGJ!を連呼せざるを得ない!
元気出たよ、ありがとう! わっふるわっふる
552名無しさん@秘密の花園:2008/05/21(水) 01:30:54 ID:TtqHNY33
入れ替わり続きキテター!
ちゃあぽん一体どこでそんなことやあんなこと憶えたんですかw
後二日あるわけで、一日目の夜まででこんなに盛りだくさんなんて
もう期待せずには


わっふるわっふる!!
553名無しさん@秘密の花園:2008/05/21(水) 06:55:18 ID:rLONubJA
このままだとあ〜ちゃんとちゃあぽんの・・・
いかんいかんそれだけはいかんw
554名無しさん@秘密の花園:2008/05/21(水) 13:21:52 ID:AC6IJmV0
ちゃあぽん×のっちが頭の中をぐるぐる巡っているのはどう考えてもここのせいww
あと二日もあるのに気まずいこの状況でどう過ごすんだわっふるわっふる
555名無しさん@秘密の花園:2008/05/21(水) 14:03:42 ID:z7KwSaXn
ちゃあぽん×あ〜ちゃんが(ry

NHKのトップページの動画でわっふるわっふる
556名無しさん@秘密の花園:2008/05/21(水) 14:15:34 ID:B4GFX6Pk
>>541
ネタ採用ありがとう〜GJです><b
557名無しさん@秘密の花園:2008/05/21(水) 19:22:25 ID:3MxNMG0x
のっち変態クソワロタww熟女から幼女までってw
ちゃあのちktkrw
ちなみに自分は姉妹百合はイケル口ですよ

次回も楽しみにしてますねw
558名無しさん@秘密の花園:2008/05/21(水) 19:51:25 ID:B4GFX6Pk
ちゃあぽんファンでもあるのでこの展開にwktkしっぱなしです
続きが楽しみww
559名無しさん@秘密の花園:2008/05/21(水) 20:05:23 ID:o2ZlWH1O
このスレでクソワロタとかいう言葉使うんだw
560名無しさん@秘密の花園:2008/05/21(水) 20:26:10 ID:pAeBG9lk
続き投下します。段々文が雑になってきました…

7:学校。

◆A-side◆

キスの感想をしつこく聞いてくるのっちをグーパンチで黙らせ、あ〜ちゃんは布団の中で目を閉じた。
妹の上手なキスに動揺を隠せないまま、あ〜ちゃんは眠りについた。

◆◇◆◇

体が入れ替わって、二日目を迎えた。
爽やかな朝。
良く寝れた。すっかり体が軽い。のっちの手錠を外して、朝ご飯を食べて、着替えて、準備して…。
だが、ちゃあぽんの顔がまともに見れない。なんか、あのキスの感覚が甦ってくる…。色んな意味で成長した妹に複雑な心境です。
「ちゃあぽん、早いね?」
でも、やっぱり可愛い妹だから、他愛も無い会話くらいしたいんだ。
「あ、のっちおはよう。今日、日直当番だから早く行かにゃならんのよ」
昨夜の事は、忘れたみたいな明るい笑顔。いつもの爽やか美少女なちゃあぽん。眩しいよ。
「行ってきまーす、」
手を振って出て行くちゃあぽん。
「行ってらっしゃい!」
そう言って手を振ってお見送り。すると、駆け出したちゃあぽんが立ち止まって、振り返った。ん?忘れ物かな。
「…お姉ちゃん…?」
首をかしげるちゃあぽん。
え…。
「まさかね」
小さく笑って、ちゃあぽんは駆けて行った。
561名無しさん@秘密の花園:2008/05/21(水) 20:26:47 ID:pAeBG9lk

ちゃあぽんの後ろ姿に目を細める。ビックリした。バレたかと思った。
「あ〜ちゃん、遅刻するよ?」
のっちが靴を履きながら言う。うちらも早く学校に行かなくちゃ。
ちゃあぽんの後を追う様に、うちらは家から駆け出した。

◆N-side◆

二人で登校。なんだか緊張する。自分は今あ〜ちゃんなんだ。周りの子達の視線が無駄に気になる。
学校の前で、ゆかちゃんと合流した。二人が入れ替わった事を知っているのは、ゆかちゃんだけだ。
「昨日あれから、大丈夫じゃった?」
「大丈夫じゃないよぉ、のっちがやらしい事ばっかするけぇ」
あ〜ちゃん、それは言わなくて良いよ。ゆかちゃんがクスクス笑う。
昨日の事を報告しながら、生徒玄関に辿り着いた。あ〜ちゃんはのっちの下駄箱に向かう。のっちだけクラスが違うから、少し離れているんだ。ちなみに校舎も一人だけ別。
靴を履き換えて、あ〜ちゃんを見る。なんだか、固まっている。様子が変だ。
「どうしたん?」
近付いて、声をかけた。あ〜ちゃんの手には無数のラブレター。今日は多い方だな、なんて考えてると、あ〜ちゃんが口を開いた。
「モテるねぇ、のっちは」
562名無しさん@秘密の花園:2008/05/21(水) 20:28:17 ID:pAeBG9lk

そう言ってニッコリ微笑むあ〜ちゃん。なんか恐い。目が笑ってないよ。
「え、…そう?」
恐いよ。逃げ出したいよ。助けてゆかちゃん。ゆかちゃんの方を見ると、あからさまに目を逸らされた。なんて薄情な。
「ちゃあぽんにも迫られとるしねぇ」
そ、それは…。てか実際に迫られたのはあ〜ちゃんだし、のっちは見てただけだし。
「え?のっち、ちゃあぽんに迫られたん?」
ゆかちゃんが食い付く。もう、こんな話好きだよね、女の子って。まぁ事実ですよハイ。
なんてゆーか、気まずい。ラブレターは毎日貰ってるけど秘密にしてた。すぐにバックに隠してバレない様に。バレたら嫌われる様な気がして、言えなかった。
「のっち、こんなモテるんじゃったら誰か可愛い子と付き合いんさいよ」
その言葉に、胸が痛んだ。張り裂けそうに痛い。苦しいよ。沈黙が襲う。耐えれんわ、もう。
「あ〜ちゃんが付き合ってよ」
のっちはこの時、何を考えてたんだろ。自分で抑制出来ない冷たい感情が一気に熱を奪った。
「のっちが好きなんは、あ〜ちゃんじゃ。他の子に何言われようが変わらんけぇね」
563名無しさん@秘密の花園:2008/05/21(水) 20:33:32 ID:pAeBG9lk
そう言って、ゆかちゃんの手を引いて教室に向かった。あ〜ちゃんを残して。
「のっちーそんな怒りなさんな」
「だって…他の子と付き合えとか言うんじゃもん…」
「本気で言っとる訳無いやん。アレは嫉妬なんよ、可愛いヤキモチじゃ」
え。嫉妬?ヤキモチ?あ〜ちゃんが?
「それほんまなん!」
「もう、のっち乙女心分からな過ぎじゃろ」
ゆかちゃんは、やれやれと溜め息。ヤキモチ焼くなんて、どんだけ可愛いんよあ〜ちゃん!ツンデレーションめ。素直じゃないんだから。
「どーしよ…謝って来た方が良ぇんかな…?」
「今はやめといた方が良ぇよ。あ〜ちゃんも今頃…」
そこまで言って、ゆかちゃんは教えてくれない。あ〜ちゃんも今頃…何よ。気になるじゃろ。
うちらは教室に入る。あ〜ちゃんの席は、確か窓際の一番後ろ。

◆A-side◆

のっちの言葉が信じられない。ずっと頭の中でリピートされている。
「のっちが好きなんは、あ〜ちゃんじゃ。他の子に何言われようが変わらんけぇね」
…凄くドキドキした。あのヘタレのっちが、あんな事を言うなんて。ずっと胸の高鳴りが止まらない。
564名無しさん@秘密の花園:2008/05/21(水) 20:34:22 ID:pAeBG9lk

どうしよう。カッコ良かった。王子様みたいだった。
でもやっぱり、言われるんなら本当ののっちに言われたいよ。また言ってくれるかな?言って欲しいな…。なんて考えながら、のっちの教室に入るのだった。

◆◇◆◇

午前の授業は難なく終了。意外と順調で拍子抜け。大変だと思ってたのに。
「お腹空いたぁ〜」
そう言いながら、のっちとゆかちゃんがお弁当を持ってやって来た。
「のっち、変な事してないよね?」
お母さんの作ってくれたお弁当を食べながら尋ねた。ビクッとして、小さくなるのっち。
「またやらかしたん!」
そう声を荒げると、さらに小さくなる。子犬みたいにプルプルしながら。
「ちょっと居眠りして先生に注意されただけだよね?のっち」
ゆかちゃんが慰める様に言う。
「ダメダメダメ!あ〜ちゃん居眠りなんてせんけぇね」
先生には優等生で通ってるんだ、評価下げる様な真似だけはよしてよね。
「ごめんって!午後からは、ちゃんとするから許して!」
謝るのっち。眉毛がハの字。自分の顔だから微妙な感じだ。
「午後からは内科検診じゃよ?」
ゆかちゃんの言葉に、うちらは固まった。


◆7:End◆
565名無しさん@秘密の花園:2008/05/21(水) 20:36:26 ID:pAeBG9lk
今回はギャグは少なめな感じです…。しかも授業とかかなり飛ばしたりで…なんか雑ですみませんorz
566名無しさん@秘密の花園:2008/05/21(水) 20:37:47 ID:B4GFX6Pk
ぐあああああ!!気になる終わり方してぇえええええええ
いけずぅううううう!!!!
567名無しさん@秘密の花園:2008/05/21(水) 20:41:15 ID:g+1uhEX/
内科検診ktkr!!!
wktkystkwktkksykwktk!
gjだぜ
568名無しさん@秘密の花園:2008/05/21(水) 21:45:09 ID:aVekhnW5
GJです
あのね、ほんとに些細なことなんだけどね、
「〇〇じゃよ」って、広島で使わないかも…

「じゃろ」とか「じゃけど」は使うんだけど。。
いや、でもPerfumeは使うのかもしれない。
569名無しさん@秘密の花園:2008/05/21(水) 21:50:31 ID:RTfJ+FFV
王子格好いいなぁww
570名無しさん@秘密の花園:2008/05/21(水) 21:58:04 ID:IPGK8Z7u
毎回GJすぎる!!!

PSPSの製作秘話を知って、目から汁が出てきた(´;ω;`)
ystkありがとうystk
この曲が無かったらあのアイマスMADも無かったわけで、違う結末になってたのかも。
これくらいの感じで3人がいつまでも仲良しでいてほしいよ。

スレチ&チラ裏スマソ
571名無しさん@秘密の花園:2008/05/21(水) 22:18:11 ID:sGTlXdVC
未だかつて2ちゃんでこんなにもわっふるな気持ちになったことはない。。GJであります!1
でも自分のペース大事にしてくんろー

>>570
ystkも粋な事するよね。マカロニとかもさ、そういう視点から見ると目からマカロニが溢れるよね
572名無しさん@秘密の花園:2008/05/21(水) 23:12:16 ID:ICRUHDdX
ちゃあぽんblog
ttp://ameblo.jp/nishiwaki-sayaka/entry-10097796278.html

のっちみたいな髪型にしたいらしい
このスレ見られてるのかな
573名無しさん@秘密の花園:2008/05/21(水) 23:16:54 ID:Vbbd9TAo
GJ!!
あぁあぁあぁ続きが気になるー…のっちが好きなのに最近あ〜ちゃんに惹かれまくってる…ダメだダメだダメだよ(*´Д`)一途で居たいんだ〜このスレ浮気心を生み出すよ〜

でも、とりあえず
わっふるわっふる
574名無しさん@秘密の花園:2008/05/21(水) 23:20:12 ID:hfnR1TRX
おもしれー!次が気になってわっふりんぐを繰り返すw
まさにわっふるーぷ!
575名無しさん@秘密の花園:2008/05/21(水) 23:23:06 ID:g+1uhEX/
>>572
ちょw昨日言ったのに(´;ω;`)ブワッ
リンクは控えた方がいいかも
どっから入ってきたかわかっちゃうから・・w

>>573
このスレにきたおかげで、随分前からかしゆかに浮気中ですwww
きっとポリループするから浮気しちゃっていいんだぜ
576名無しさん@秘密の花園:2008/05/22(木) 00:23:59 ID:IHQ2jSTe
とりあえず投下失礼します。
単発です。


577名無しさん@秘密の花園:2008/05/22(木) 00:24:34 ID:IHQ2jSTe
今朝ケータイにメールが入った。有香ちゃんからのメールで内容は一行。

「風邪引いた。今日のレコーディングはお休みさせて。ホントにごめん。」

のっちにも同じ内容のメールが行ってたみたいで、仕事の後二人でお見舞いに行くことにした。
中田さん家から二人で有香ちゃん家まで歩き。
「というか有香ちゃんが仕事休むってヤバくない?」
そう、普段なら体引きずってでも仕事に来るような有香ちゃんがお休みって珍しすぎる。
「しかもメールに顔文字入ってないってかなり体調悪いのかなぁ??」
う〜ん。心配だなあ。最近かなり忙しくて有香ちゃんがムリしてるのはなんとなく分かってたし。

有香ちゃんの家は今誰もいない。両親はそれぞれの用事で家を出てて、お兄ちゃんは就活中。
「そういえばさ。有香ちゃんが寝てたら家に入れてもらえないよね。」
あっ... 気づいてなかった。
とりあえずチャイムを鳴らしてみる。
「ダメかなぁ?」
「のっちがそういうこと言うから有香ちゃんが出てこなくなるんじゃよ。」
悔しいから言ってみた。
「は〜い。すいませんでしたぁ。」
ふてくされたのっちの反応が面白すぎ。
しばらく待っているとドアの向こうで錠が開く音がした。
ドアが開く。そこには顔が真っ赤で足下のおぼつかない有香ちゃんの姿があった。
578名無しさん@秘密の花園:2008/05/22(木) 00:25:05 ID:IHQ2jSTe
「いらっしゃい。ごめんね、今日行けんくて。朝計ったら熱が高かったんよ。」
かなりふらふらな様子の有香ちゃんを二人掛かりで支えて歩く。
「ちゃんと食べとった?」
のっちもかなり心配な様子。有香ちゃんがふらふらな所を見てかなり焦ってる。
「あんま食欲無くってねぇ。さっきもっさんが持ってきてくれたけぇあれ食べた。」
有香ちゃんが指差したのはベッドの枕元に置いたゴミ箱。積み上がったウイダーインゼリーの袋。
「あんなんばっか食べとったの!?よくなる訳ないじゃん!」
のっちがこんなに心配してるなんてあんまり見ない。
とりあえず有香ちゃんをベッドに下ろして寝かせた。気づくとのっちがキッチンに立っていた。
「なんか作るけぇ、待ってて。」
のっちなんかに出来んのかねぇ?のっちに目をやると唖然としている。
「どしたの?」
「すっごい材料がない....」
冷蔵庫の中に目をやるとすっからかん。あんなに物入ってない冷蔵庫ってあんま意味ないよね?
「よし、買い物行ってくるけぇ。あ〜ちゃん。有香ちゃんは頼んだからね!」
のっちは気合いが入っちゃったみたいでドタバタと出て行った。全く.....。
579名無しさん@秘密の花園:2008/05/22(木) 00:25:17 ID:5ov86HDy
基本的にのっちが好きだけどあ〜ちゃんは字綺麗なとこがいい
580名無しさん@秘密の花園:2008/05/22(木) 00:25:28 ID:IHQ2jSTe
有香ちゃんはもう眠ったみたいで寝息が聞こえてきた。
起こさないようにそっと近づいてみる。
うっわ〜 改めて近くで見ると睫毛長くて綺麗だなぁ。触ったら壊しちゃいそう。
急にもぞもぞと寝返りを打った。長い髪が顔にかかってしまう。もっと顔を見てたい。
有香ちゃんを夢の世界から連れ戻さないようにそっとそっと髪の毛を払う。
天使なんかよりももっと強く人を引きつける魔力。ホントに小悪魔なんだから。
あまりにも穏やかな時間。緩やかな眠気が襲って来る。ベッドについた肘が沈んで軋んだ音がした
「んんっ....」
あ やばっ
「ごめん、起こしちゃった?」
「あぁ 大丈夫大丈夫。お客さん来てるのに寝るなんて失礼だね。」
弱々しく微笑んで有香ちゃんはもう一度目を伏せた。

もう少し近くで見ていたい。口実が欲しい。
「冷えピタ取っ替えよっか?」
「うん ありがと。お願いする。」
有香ちゃんは笑顔だけどちょっと辛そう。余計に触ってみたくなるじゃん。
冷えピタのテープを剥ぐ前にそれとなくゆかちゃんのおでこに自分のおでこをくっつけた。
「まだずいぶん熱あるんじゃない?」
内心大テレだけにうまく言えたか不安。
「う〜ん、朝よりずいぶん良くなったと思うんじゃけどね。」
よかった、有香ちゃんも弱っててあんまりこっち見てないからバレてなさそう。
火照りが収まった頃に、有香ちゃんの前髪をそっとかきあげて冷えピタを貼る。
「ひいっ!冷たい冷たいっ!」
いちいちリアクションが可愛い。もぅ。この距離が煩わしい。すぐにでも抱きしめたいのに。
「よっし。ちゃんと貼れたしもっかい寝てえぇよ。」
そういって体を離そうとした時。首に暖かい重さがかかった。引っ張り込まれて行く。
気がついたら目の前に有香ちゃんの顔があって。心臓がすごいバクバクなってる。
「やっぱもうちょっと起きてる。あ〜ちゃんはええの?二人っきりだよ?」
そんなことをそんな目をして言わないでよ。わかってるんだからさぁ。
二人の距離が限りなくゼロに近づく。唇が触れるか触れないかのギリギリの距離。
この距離さえも楽しんでる。さて、もっと楽しんでみる?
二人の視線が絡まった。その瞬間ー

ガタガタ―。  「ただいまー!いまからおじや作るけぇ!」
  KYのっちがお帰り。私たちはあわてて体を離した。
「ん?どーかした?」
のっちは全然気づいてない。
「うん。あ〜ちゃんが冷えピタかえてくれたんよ。」
有香ちゃんお得意の最高に甘い笑顔。ほんとにどーしよーもないコじゃね。
ホントにもぉ........  大好きだからね。続きはまた今度ゆっくり。

                    end
         駄文失礼しました。
581名無しさん@秘密の花園:2008/05/22(木) 00:31:14 ID:7xy9dAsN
のっち自重www

582名無しさん@秘密の花園:2008/05/22(木) 00:33:37 ID:W7sE8tSa
なんというKYのっちwww
ガタガターっと帰ってくるのっちがリアルすぐるww
583名無しさん@秘密の花園:2008/05/22(木) 00:52:18 ID:782TNDe+
のっちってやつはwww
こんなにのっちを邪魔と思ったのは初めてだw
584名無しさん@秘密の花園:2008/05/22(木) 01:20:26 ID:D67haK5R
さっき指摘あってから「じゃよ」が気になるw
じいちゃんがしゃべってるみたいw
広島出身の俺が言うんだから間違いない、普通にそこは「だよ」でおk
いいムードの場面のときなんかは気をつけていただきたいです、SS職人さま
585名無しさん@秘密の花園:2008/05/22(木) 02:23:48 ID:GbzcLbBC
>>564GJ!のっちはやれば出来る子。続き楽しみすぎるwwわっふるわっふる
>>580GJ!こっちがドキドキしたわ!したわ!のっちは…これくらいのかんじでたぶんちょうどいいよね?w
586名無しさん@秘密の花園:2008/05/22(木) 04:01:27 ID:fx3+6ohD
二日、三日ココ見てなかったんよ。んで、今リロードしたら新着95レスあってwktkなんよ。
なんかもう、まだ読んでないけどGJ(*´д`*) って言っとく
587名無しさん@秘密の花園:2008/05/22(木) 07:14:48 ID:/ADC/0+W
のっちさんwwおじやには鮭茹でたのいれないでくださいよwww
朝からGJ!
588名無しさん@秘密の花園:2008/05/22(木) 07:26:53 ID:c+bsUueH
ご指摘d。
広島弁むずいっすね
589名無しさん@秘密の花園:2008/05/22(木) 16:12:29 ID:2ms038Jh
広島弁むずいっすよねww
かといって標準語っぽく書くとパフュらしくないし、やりすぎるとおじいちゃん同士の会話になるw

590名無しさん@秘密の花園:2008/05/22(木) 16:16:28 ID:JZj3t22b
ブロスにさりげないかしあ〜を発見。
のっちといい、あ〜ちゃんは本当に大事にされてるねw
591名無しさん@秘密の花園:2008/05/22(木) 16:58:44 ID:782TNDe+
>>590
kwsk…は無理かなorz
明日買ってくるかな
592名無しさん@秘密の花園:2008/05/22(木) 17:07:00 ID:pR3zdMfF
http://www.tfm.co.jp/lock/perfume/onair/2008/0521/ill01_1.gif

SOLで3人で住むならどんな部屋って企画で書いたものなんだけど
のちあ〜が隣同士なんですww
コレで1ネタできませんかね職人さん
593名無しさん@秘密の花園:2008/05/22(木) 17:11:32 ID:2ms038Jh
>>592
のちあ〜があんなに近いのにksyk遠いww
594名無しさん@秘密の花園:2008/05/22(木) 17:13:55 ID:JzIxka+d
>>593
創作に没頭するためだと脳内補完w
595名無しさん@秘密の花園:2008/05/22(木) 17:16:26 ID:qGdE3Mm+
あ〜部屋の窓は、のっちの夜這い用ってもっぱらの噂w
596名無しさん@秘密の花園:2008/05/22(木) 18:22:41 ID:4nsWxGZE
のっちが毎晩夜這いを仕掛けてきてあ〜ちゃんがかしゆかの部屋に避難
かしゆかは嬉しい反面締め切りが近付き悶々のっちは別の意味でもんもn

>>590あ〜ちゃんは愛されてるよなぁw流石鉄壁のディフェンダー
597名無しさん@秘密の花園:2008/05/22(木) 18:43:27 ID:782TNDe+
ナタリーにツアー物販で貼ってあったポスターktkr
さすがナタリーキモイ
598名無しさん@秘密の花園:2008/05/22(木) 19:18:39 ID:Srz9JOqY
7/9にニューシングルktkr(*´д`*)
599名無しさん@秘密の花園:2008/05/22(木) 20:13:34 ID:GwdpdG/s
昨日、newシングルのことで本スレ大変だったねW
600名無しさん@秘密の花園:2008/05/22(木) 20:42:48 ID:/ADC/0+W
うひょー!シングルとか!普通に嬉しいから困る

ご本尊様にも職人にもわっふるがとまらないwわっふるわっふる
601名無しさん@秘密の花園:2008/05/22(木) 22:21:03 ID:zY1bPq1W
livedoorの画像はナタリーより大きかった
ttp://image.news.livedoor.com/newsimage/N/5/2644551ab7ee93d5c79ca95c44338f57.jpg
602名無しさん@秘密の花園:2008/05/23(金) 03:48:35 ID:UCWWi30d
>>592
これネタに書いてみますた
のちあ〜のちです
でもめっちゃギャグ入ってるw
それでも需要あるならうpします
603名無しさん@秘密の花園:2008/05/23(金) 04:15:55 ID:ZPXnas7T
お願いしますwわっふるわっふる
604名無しさん@秘密の花園:2008/05/23(金) 07:03:38 ID:6ZdvQh+a
わっふるわっふる

是非ともよみたい!!
605名無しさん@秘密の花園:2008/05/23(金) 07:18:24 ID:UCWWi30d
じゃあ投下していくよ
長いんで小出しにしていきます




「見えなくするとか、どう?」
「ほうじゃね、そーする」
「ゆかも手伝うよ。」

のっちにしては少し早めの起床。
のそのそと洗面所へ向かう途中、ドアの隙間から漏れる会話が耳に届いた。
あ〜ちゃんとかっしー、もう起きとったんね。

履いていたスリッパをその場に置き去りにして、音を立てずにドアに近づく。
そして、
「なんの話しとるん?!」一気にドアを開ける。

「朝から騒がしいねぇ…」
なのに二人は大したリアクションもなく、ふつーに振り向いた。
程なくして、あ〜ちゃんの眉間にしわが寄る。
「のっち、あそこにスリッパ放ったじゃろ。」
「あ…」
あ〜ちゃんの指差す先に置き去りのスリッパ。
朝からあ〜ちゃんの説教か…、今日の運は末吉ってとこかな。

606名無しさん@秘密の花園:2008/05/23(金) 07:20:22 ID:UCWWi30d
「てゆーか起きるの遅いよ。」
かっしーの苦笑い。
それ一番キツイんよ…やっぱ今日は凶。
うわ、今日は凶って、のっちウマー!

「なににやけとん!はよう準備しんさい!」
うわうわ、やばっ。
また怒られちゃった。
大好きな人から睨まれてねー…もう大凶じゃん、今日の運勢。

それから大急ぎで身支度整え、迎えに来たもっさんを少し待たせ、あたしたちは仕事に向かった。

レコーディングに、取材に、取材…。
月が真上にきた頃、あたしたちはやっとこさ帰宅した。

「お風呂誰からー?」
まとめ役のかっしーは、こうして毎日あたしたちをうまく転がしている。
「のっち最後でいいや、ゲームやるし。」
そう、買ったばかりのあのゲーム…まだ全然進んどらんけぇ、進めなきゃ。
「最後呼んでね!」
返事を聞く時間も惜しいので、お先に失礼!
607名無しさん@秘密の花園:2008/05/23(金) 07:22:07 ID:UCWWi30d
2時間ほど立ったかな。
PSPから出る派手な音だけの部屋に、ノックが響く。
ノックをするって事はかっしーだ。
あ〜ちゃんはぶっきらぼうに、いきなり開けてくるけんね。
「はーい。」
のっちの返事と共にドアが開く。
さらさらの黒髪がビューチフルなかっしーが登場。
「上がったけぇ、のっちだよ。」
それだけ言うと、ひらひらと手を振ってかっしーは戻って行った。

お風呂に行くには、必然的にあ〜ちゃんの部屋前を通る。
廊下側につけられた奇妙な窓。
のっちのお気に入りの窓。
通りすぎる時にさりげなくチラ見してみる。

可愛いらしい窓の向こうには、あ〜ちゃんとかっしー。
楽しそーに何か話している模様。
「…のっちも後で行こ。」
今すぐ部屋に駆け込みたい気持ちを抑え、早足で風呂場に向かった。

608名無しさん@秘密の花園:2008/05/23(金) 07:23:22 ID:UCWWi30d
とりあえず3つに分けてあるので1つだけ
続きはまた後で投下しにきます
では失礼
609名無しさん@秘密の花園:2008/05/23(金) 08:03:24 ID:B2IXAICp
朝からわっふるが止まらない
そしてのっちの今日は凶〜のくだりワロタw
610名無しさん@秘密の花園:2008/05/23(金) 08:53:14 ID:R1yKwa3H
さすがのっち師匠!別にくだらねえwなんて思ってませんよ><
611名無しさん@秘密の花園:2008/05/23(金) 09:43:09 ID:hIg5UUoJ
>>601
抱きしめちゃってるじゃんww
612名無しさん@秘密の花園:2008/05/23(金) 10:29:52 ID:Pe3QsxGA
超新参だけどperfumeのデフォはのちあ〜なんだねw
ルックス的にはのっちとかしゆかがカップルっぽく?見えるから意外だった
テレビの印象だけだと強烈なあ〜ちゃんとその他二人って感じだから想像できないw
のっちは見た目ボーイッシュだけど本人も女の子好きなの?あ〜ちゃんが好きなの?w
613名無しさん@秘密の花園:2008/05/23(金) 14:23:27 ID:pNmM4ChC
>>601
これ三人の手の位置が気になって仕方ないww
614名無しさん@秘密の花園:2008/05/23(金) 14:50:17 ID:JVV0rC3R
女の子好きって言ってもあ〜ちゃん限定だと思う
インタビューでもあ〜ちゃんのココが可愛いとか
ここに惚れるとか言ってるしねww
615名無しさん@秘密の花園:2008/05/23(金) 15:03:37 ID:UCWWi30d
のちスレから引用だけど、これとかね

のっち:あ〜ちゃんは「Puppy love」が好き。あ〜ちゃんのソロバージョンが聴きたいくらい好きです。

かしゆか:「シークレットシークレット」といえば、のっちの♪うしろ姿がせつない あの下がるとこがいい。
中田さんが編集したんですけど、あそこが好き。「Twinkle Snow Powdery Snow」のあ〜ちゃんの♪色々想うよも。

のっち:のっちも大好き!

かしゆか:あそこは一緒に歌っちゃうよね、可愛くて。

のっち:超可愛い。

616名無しさん@秘密の花園:2008/05/23(金) 15:07:45 ID:JVV0rC3R
あぁこれこれw
のっちはホントにあ〜が好きなんだねえw
617名無しさん@秘密の花園:2008/05/23(金) 18:04:35 ID:Sgoj4Mvh
のっちの『あ〜ちゃんは私の太陽』発言が忘れられませんwww
618名無しさん@秘密の花園:2008/05/23(金) 22:06:15 ID:+fcxXWXH
約2年前のラジオだけど、
12分〜)のち「もし生まれ変わったら♂になりたい」
19分30〜)かし「(変な男に声かけられた時、)のち男が守ってくれた」

ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm3401949
619名無しさん@秘密の花園:2008/05/23(金) 22:37:11 ID:A2vVCJMQ
>>618
読んだ瞬間この前の絵師さんの、うさゆかといぬのちの図が思い浮かんだw
たまにしっかり者のっちカコイイ
620474:2008/05/24(土) 00:31:48 ID:U72+7eVr
遅くなりますがかしゆか編投下します。
駄文ですがよろしくお願いします。
621474:2008/05/24(土) 00:33:02 ID:U72+7eVr
かしゆか編

「...った! 」
あ。夢? 現実じゃないの? 視線を下げると枕がぐしょ濡れになっていた。
顔も涙でびしょびしょ。寝たまま泣いてたんだ。
外は雨。今の気分をそのまま絵に描いたような風景だった。本当に夢なの?
時間を見るとまだ4時。私は夢の中の自分を思い出した。

私は気絶した自分を幽体離脱みたいな状態で見ていた。
でも私の記憶にこびりついたのは倒れた自分の姿でも真っ白い顔をしたあ〜ちゃんでもない。
見たこともない抜け殻のようになったのっち。
あ〜ちゃんは太陽で、のっちは月だから、あ〜ちゃんという光を失ったらのっちは輝けない。
私がもしあの場面に本当に遭遇した時に私は耐えられるの?
私の世界から全ての光が失われる状況を頭の中に描いた。
ヤバい。想像するだけで胃が苦しくなってきた。戻しそうになってトイレに駆け込んだ。

「現実に起こる訳ないのにバカバカしすぎだよね。」

苦しみが収まる頃には5時半を回っていた。
もし、もしも二人を失ったら? 頭の中を駆け巡る問い。頭がおかしくなりそう。
でも考えずにはいられなかった。
じゃあどうして二人がいないと苦しいの?もしかして私二人に頼りすぎてた?
でも二人に頼られてる気もする。まぁあ〜ちゃんが本当に頼ってくれたことがないのは分かる。
でものっちはどう?私に頼ってくれてる?迷惑かけてない?

すごく不安になった。自分の非力をひしひしと感じてる。私は二人にとって何か大事な存在?
自分って二人にとって必要なの?自分の存在意義まで疑わしい。
一人失うことで二人を失うことになるのなら、自分も一緒に。
それくらい二人のことを想ってる。だからこそ余計に不安になる。

その時急にケータイが鳴った。背筋が凍った。あの夢が現実に起ころうとしてるんじゃないか。
ケータイがこんなに怖いなんて初めて。でもとらない訳に行かない。
手が震えながらも何とかケータイを開き通話ボタンを押す。

「はい、樫野です。」
「もしもし!有香ちゃん?あ〜ちゃんじゃけど今日遊べない?」
ふぅっ。体の力が抜けた。何だ。こんなにノーテンキに。人の気も知らないで。
「うん。OKよ。」
「じゃあ10時のっちん家ね!」
「は〜い。」
電話が切れた。よかったぁ〜。普通に無事じゃん。
安心して糸が切れたように私の意識は遠のく。
じゃあ二人とも後であおうね。

                エピローグ(あ〜ちゃん編)に続きます。
622名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 02:46:49 ID:bU6z+Wlm
かしゆか自信ないってよく言うもんね
しんみりしちゃった・・GJです
623名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 03:46:03 ID:Vnx6DkHB
Mステで「あなたの家にPerfumeがやって来る」の模様を放送してたね
当選したファンの自宅でライブするってやつ
3人で一緒に「いくよ?せーの」とかいいながらピンポン鳴らして、ファンの自宅にお邪魔して
3人しかいない観客相手にBaby cruising Loveとポリリズム歌ってた(でも、TVを通してでもわかる口パクだったw)
最後は3人でポリリズムの振り付けをファンにレクチャしてたんだけど
ライブしにきたというより遊びにきたって感じなアットホーム感が羨ましかった
624名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 04:27:21 ID:y4MKhV+o
マジカル☆シティの3人トークおもしろすぎw
特に 2/3 のあ〜ちゃん突っ込みとのっちの天然ぶりは最高!笑いすぎて腹痛いwww

http://jp.youtube.com/watch?v=_AeKQiCEZEI 1/3
http://jp.youtube.com/watch?v=D-gYvGflOaU 2/3
http://jp.youtube.com/watch?v=mA7o361g2uc 3/3
625名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 05:15:41 ID:5Vtip6m4
>>601
これ、のっちの右手どこに行ってるの・・・?ksykの腕の下から背中にまわしてるのかな
626名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 05:38:39 ID:zbENaFTG
>>625
PTAの動画で確認してきた
それであってる 右手だけksykを背負う感じになってる
627名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 06:08:43 ID:QoufR8Vl
あの回はかしゆかもいいけどあ〜ちゃんもいい
あ〜ちゃんがベタベタするのは珍しいw

じゃ、ギャグのっちの続きを



#2

お風呂場に着いて、タオルやらスポンジやら軽い準備。
その最中にも、さっきの二人が頭に浮かぶ。
あ〜ちゃんの部屋は、あ〜ちゃんのにおいがするんよ。
のっちはそれが大好きで…ね………うっわ。
お風呂の鏡に映ったのっちの顔は、もうアレな感じで。
悲しいかな、変態という言葉が似合う表情でした。

とりあえず、のっちも輪に入りたい!
というわけで早めにお風呂から上がって、髪を乾かして。
パタパタ小走りで、あ〜ちゃんの部屋へ。

小走りの勢いのまま止まらず、ドアノブに手をかけて一気に開く。
628名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 06:10:34 ID:QoufR8Vl
「やっほ!のっちで――」
「ノックしんさいよ」
…あ〜ちゃんだってしないんだから、いいじゃん。
そこ!かっしーも笑ってないでさー。
「おあいこじゃんおあいこ!」
いい加減なのっちに、ため息つきながらも、あ〜ちゃんは隣を叩いた。
「ほらっ」
まさか、のっちにそこへ座れと……?
うひょー!あ〜ちゃんの隣!
「お邪魔します…」
もちろん表情には気をつけつつ、あ〜ちゃんの隣に腰をおろした。
かっしーが、ニヤニヤと黒い笑みを浮かべていたけど、気にしないふりおと…女の子。

それから、他愛もない話を1時間近くして。
「おやすみね!」
「おやすみぃ…」
「あひゃ、おやすみ!」
個性あふれる挨拶で、あたしたちは解散した。

…おやすみ、二人とも。

629名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 06:12:07 ID:QoufR8Vl

し・か・し、パーチーナイトはこれから!

あ〜ちゃんの部屋の窓から、あ〜ちゃんの寝顔を眺めてから寝るのが、のっちの密かな日課。
あ〜ちゃんが眠りにつくまで約30分、それまでゲーム。
のっちの1日は完璧な計算で造られているのだ。

「お…」
携帯のアラームが鳴った。
30分を計っとったんよ、完璧な計算じゃけん。
「よっし。」
部屋を出るのも慎重に、ドアをそっとそっと開ける。
この時点でもう可愛い寝顔を想像しちゃって、心臓がドッキドキオンエア…。

部屋を出て、まるで忍者のように、のっちは無音で歩く。
一年以上続けた覗…人間観察のおかげで、のっちはきっと世界忍び足クイーンだ。
今日も無事にやってまいりました、窓のま……え?

「なんで?!」
やばっ!
てゆーかなんで?なんで?
なんでカーテンが!
さっきまではカーテンなんて、付けられてもなかったのに!
完璧な計算が狂った。
これじゃのっちの連続寝顔観察記録が……。

630名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 06:14:26 ID:QoufR8Vl
駄文で申し訳ない
次で最後だから我慢したってくれ
ってことでまたきますw
631名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 06:35:38 ID:+rYV5VHj
のっちあほのこw>>618とのギャップがwww
632名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 08:40:39 ID:RCvtWOtO
>>618
その発言でのちかし萌したw自分相当きてるなぁwと

同居SSGJです!変態のっち好きなんだがw
633名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 09:07:58 ID:2MhwLASh
相当間があいたけど、学園ものの続きを投下します。
屋上で花火してのっち傷心の続きです。
634名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 09:12:18 ID:2MhwLASh
※視点があ〜ちゃんとのっちで交差します。分かりにくくてすまん。

学園完結編

【あ〜ちゃん】
ゆかちゃんからの呼び出しで、あたしは音楽室のドアを開けて、驚いた。
「…あ〜ちゃん」
のっちが、ピアノの椅子に腰かけたまま、あたしと同じように驚いた顔をした。
何で、のっちが?
のっちとは、先週から気まずい感じになって(まあ、うちが仕掛けたんじゃけど)、ここんとこロクに口をきいてない。口、どころか。…久しぶりに、顔を見た。
うちがのっちを怒るのは毎度のことで、のっちは慣れっこでめげずにひょこひょこついて来るのに、今回はのっちが距離を置いてきた。
あたしは時々、遠くからのっちの視線を感じながら。その真っすぐさが怖くて、気づかないふりをしてた。
…どうしよう。ゆかちゃん、早く来てよ。
その時、ポケットの携帯からメール着信音がした。ゆかちゃんからだ。
あたしは急いでメールを読む。
635名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 09:14:38 ID:2MhwLASh
『あ〜ちゃん、お節介かもしれんけど、ゆかなりに仕組んでみたよ(^_^)v
あ〜ちゃん、自分に正直にならんといけんよ。
あ〜ちゃんのいいところは、好きなものに全力でぶつかっていくところで、そんなあ〜ちゃんにうちらは引っ張られて来たんじゃけえ(*^ー^)ノ
自分に自信が無いなら、うちらを信じんさい!
ゆかは、あ〜ちゃんが世界で一番好きじゃけえ、幸せになってほしいんよ。』
…ゆかちゃん。
メールをもう一度、かみしめるように読んで、深く息をついた。
逃げちゃダメだ。
あたしはゆっくりとのっちに近づいて行った。

【のっち】
あ〜ちゃんが、あたしに近づいて来る。
「のっちも、ゆかちゃんから呼び出されたん?」
あ〜ちゃんの声。久しぶりの、あ〜ちゃん。
あ〜ちゃんは、少し怒ったみたいな顔。でも怒ってるわけじゃなくて、これは緊張してる時。
636名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 09:16:16 ID:2MhwLASh
…そうだ。あたしは沢山のあ〜ちゃんの顔を知ってる。
可愛い時ばっかりじゃなくて。どっちかってゆうと、ぷんすかしてたり、からかったり、すました顔で意地悪なことを言ったり(…えーと、あ〜ちゃんに怒られそうじゃね)。
そうかと思えば、大口開けてバカ笑いをしたり、悔しくても嬉しくてもボロ泣きをしたり…とにかくジェットコースターみたくめちゃくちゃなあ〜ちゃん。
でも、そのめちゃくちゃさが。
…可愛くてたまらなかったんだ。
この間、あ〜ちゃんとゆかちゃんが二人でいるところを見て、あたしじゃ、あ〜ちゃんをあんな穏やかな表情に出来ないと思ったけど。
その代わり。あたしはあ〜ちゃんの怒りも涙も暴言も意地悪も、あ〜ちゃんの表情なら全部好き、なんだ。
あ〜ちゃんがのっちのそんなとこを鬱陶しく思っても。
その鬱陶しい、って表情すら好きだから(まあへこむけどさ)、…しょうがないんよ。
のっちに出来ることは。ただ、好きでいること。それを頑張るしかない。

637名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 09:24:14 ID:2MhwLASh
【あ〜ちゃん】
のっちは椅子に腰かけたまま、あたしを見上げて、
「うち、あ〜ちゃんに内緒で練習しとった曲があるんよ。まだ下手くそじゃけど…」
のっちは照れ臭そうに笑って、ピアノの鍵盤に向き直った。
ゆっくりと、奏でられる曲は。
うちの、大好きな曲だ。最近こればっかり聴いてるねと、のっちに笑われた。スウィートな、ラブソング。
のっちのピアノはもちろんたどたどしくて。サビのフレーズばかり、よろよろと繰り返す。
所々つまづいたり、音程の外れる、不器用で間抜けなラブソング。
でも。あたしにはとびきり甘くて、泣きたくなるほど愛おしい。
あたしは、のっちを後ろから抱きしめた。
のっちの髪に、あたしの顔をうずめて、ぎゅうっ、とした。
「…どうしてあげたらいいんか分からんよ…」
あたしは途切れ途切れにささやく。
「のっちに、してあげられることが無いよ…」
「え、色々もらっとるよ。あ、冬にマフラー貰ったよ」
…ばか。そういうんじゃないけえ。
「のっちの為に、色々してあげたいのに、何をしたらええんか分からんよ」
あたしはもっとぎゅう、ってする。
638名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 09:26:17 ID:2MhwLASh
「…あ〜ちゃん」
のっちがかすれた声で言う。
「のっちのこと、そんなに想ってくれとったん?」
…そういう言われ方は負けたみたいでカチンとくるけど(こういうとこが、いじめたくなるんよ)。今日は天の邪鬼は休んでもらって。
「あ〜ちゃんも、色々想っとんよ」
とささやいた。

【のっち】
あ〜ちゃんのささやき。柔らかい感触。甘い香り。
…くらくらするほどの、幸福。
あたしはゆっくりとあ〜ちゃんの腕をほどいて、振り返った。
すぐ近くに、あ〜ちゃんの顔。あ〜ちゃんの目とあたしの目が合う。その潤んだ瞳に誘われるように。唇を重ねた。
引き寄せるように、手をあ〜ちゃんの頭にまわす。柔らかい髪の感触を楽しむ。
あたしの手の中に、あ〜ちゃんがいる。何度もキスなんてしてきたのに。今さら、そんなことがおそろしく奇跡的に思えて、左手であ〜ちゃんの髪を、右手であ〜ちゃんの頬を、存在を確認するように撫でる。
639名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 09:28:20 ID:2MhwLASh
唇を離した後、お互いの額を寄せ合ったけど、あたしはすぐに唇が恋しくなって。
もう一度キスしようとしたら、あ〜ちゃんがにらんで、
「のっちは、キスしすぎ。いやらしいけえ」
「…それはあ〜ちゃんが悪いけえ」
「何なんよそれ」
「あ〜ちゃんがおったらキスしたくなるけえ、あ〜ちゃんが悪い」
あたしが開き直って言うと、あ〜ちゃんはむうう、と真っ赤になって、
「もう、10回に1回しかキスせん」
「何それ、少なっ」
「うちはそういうことには真面目じゃけえ、軽々しくされたら嫌じゃ」
とか何とか可愛いことを口とんがらして言うから。
「…じゃあ、式でも挙げる?」
「…ほんまばかじゃ」
そう憎まれ口を言いながらあ〜ちゃんは、あたしをぎゅっとしてきた。
640名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 09:32:13 ID:2MhwLASh
【あ〜ちゃん】
あーあ。のっちの肩に頬をのっけて、あたしは密かにため息をつく。
また、負けてるなあ、あたし。
動き出したのっちのペースにさらわれて、どんなにじたばたしても、もうあたしは、のっちから逃げられない。
ああもう。…だって気づいてしまったから。
リセットして後戻り出来ないくらい、あたしの気持ちも進んでた。
のっちと距離を置いてた日々で、あたしが懐かしく想ったのは、のっちの腕の中だ。切なく恋しかったのは、のっちの唇だった。
…もう、しょうがないんよ。
あたしはのっちの耳元に口を寄せて、今まで言えないでいた言葉を小さくささやいた。
「 」
途端に、のっちはガタガタガタっと椅子から滑り落ちて転がった。
「のっち、何しとん!?」
「…っえ、え、え、今何て…何て!?」
…もう。ほんま、ムード台無し。泡ふいたカニみたいなのっちに、あたしはがっくりした。
「え、え、え、あ〜ちゃん、もっかい、もっかい言って」
…のっちって。おかわりばっかり。
「嫌じゃ」
「何で何で何で!?」
「…一生に1回しか言わんけえ」
「あ〜ちゃんのドケチ〜!!」

641名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 09:37:22 ID:2MhwLASh
地団太踏んで悔しがるのっち。…ったく。気づいてないんじゃね。
あ〜ちゃんは一生に1回しか言わん、って言ったんよ。
その言葉を、のっちに言ったんじゃけえ。一生分の言葉を、言ったんじゃけえね。どこがケチなんよ。
…そう。一生に1回な気持ちなんよ。のっちはうちとの出会いを運命って言うけど。あたしはただ運ばれるだけじゃ不安なんだ。
たどり着きたい場所があるから。
あたしはあたしの気持ちを信じて。
あたしはしゃがんで、転がってるのっちを抱きしめた。
あたしの腕の中に、のっちがいる。この空間。…あたしの、居場所。
あたしはやっと帰り着いた場所のように、のっちを強く抱きしめて、安らぎに身を委ねた。

樫野有香は、イヤホンをゆっくりと外した。
秋葉原で購入した高性能の盗聴器は、音楽室に仕掛けられていた。
「二人とも、世話が焼けるわあ」
樫野は苦い笑いを浮かべた。
「…まあ、これはネタにせんでおこう。二人だけの大事な世界じゃけえ」
樫野有香の白と黒の振り幅は広く、フレキシブルである。

終わり

今まで長々と学園ものを書いて来ましたが、これで区切りがついたんで終わらせます。
樫野様を思いついて、ツンデレあ〜ちゃんが書きたいという軽いノリで始め、
ずるずると今まで駄文失礼しましたm(_ _)m
642名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 09:44:32 ID:pSv+qs6t
GJです!!
リアルタイムで読んでしまったW

最後なんて言わんでください…orz
643名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 10:30:25 ID:+rYV5VHj
GJ!GJ!
もちろんPerfumeの3人ってことで萌えてるんだけどひとつの読み物としても面白いし
そういう意味でも毎回楽しんで読んでました。またなんか気が向いたら是非書いてください。今までお疲れさまでした。
644名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 10:51:02 ID:jdGBFwH9
連日の疲れで、綾香は居眠りをしているようだった。
隣でいつものようにPSPに興じていた彩乃はその瞬間を見逃さなかった。
「あ〜ちゃん、寝てるの?」
小声でそう声をかけたが反応がない。彩乃は千載一遇のチャンスに胸の鳴りを感じた。
そして、気づかれないように静かに綾香の太ももに手を差し伸べた。
「や、やわらかい・・」
それはいままで感じたことのない未知の感触だった。
彩乃は激しく鼓動する胸を押さえながら、さらに手を奥の茂みに・・
645名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 11:47:56 ID:pSv+qs6t
ええええ
646名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 12:51:53 ID:UZL6uevQ
いきなりすぎwww
647名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 13:22:49 ID:pSv+qs6t
のっちギャグの続きとのちあ〜チェンジを待ちながら書きますた

かし→のっち
どうか暇つぶしに↓
648名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 13:23:54 ID:pSv+qs6t
1

「かっしー」

廊下からゆかを呼ぶ声に顔を上げた
のっちのセーラーは夕日で熱に浮かされたみたいに染まっとる

「…のっち」

「ちょ、寝てたん?あ〜ちゃんが屋上に集合だってー」

「ん…りょーかい…」

カタンとイスを引きずる音がしてのっちが向かいに座った
たちまち早くなる脈が耳障りで胸を抑える

「かっしー疲れとるん?最近、生徒会とか忙しそうだし」

「んー…そうかな…」

意識して出した声がかすれた。のっちといると、ゆかは声さえ上手く出せんね

疲れとる事になったゆかを元気づけようと少し大袈裟にハシャぐのっちを見ながら、世界が止まってしまえばいいと本気で思った

……本当に思ったんよ
649名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 13:25:55 ID:pSv+qs6t
2

こんなにも近いのに。
ちょっと手をのばせば触れられるのに。

魔法がかかったみたいに動けんよ

ゆかはこんな気持ちひとつ伝えられなくて。
…捨てることも出来なくて。

のっちのケータイの着信音が響いた

「あっ…あ〜ちゃん!ごめ…やっ違う…い、今行くけぇ!」

あ〜ちゃんの不機嫌そうな声が電話を通して静かな教室に響く

いつもその声色に赤くなったり、青くなったりするのっちを見ていると早くなってた脈が静かに戻っていくんよ

「…やっべ!かっしーいこ!」

のっちの手が思いのほか強くゆかの手を引いた
650名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 13:27:37 ID:pSv+qs6t
3

ふわりと立ち上がる。
一瞬、ぶつかる視線。

「…のっち、前髪切った…?」

「あ、さすがかっしーじゃねぇ!あ〜ちゃんは全然気が付いてくれんかったんよ」

…だって。
ゆかはいつも、のっちのこと見てるけぇ。
のっちがあ〜ちゃんばかり見てるから気がつかないだけなんよ。

のっちに手を引かれたまま屋上まで駆け上がる


「…のっち、好きよ」

絶対、絶対、聞こえないように囁く
2人の足音に紛れて消えてしまうように

…のっちの耳だけに届くことをほんの少しだけ、願いながら。


end
651名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 13:29:35 ID:pSv+qs6t
駄文失礼…

ギャグ系好きなのに書けないから楽しみに待ってますー
652名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 14:12:17 ID:bU6z+Wlm
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3413884

これ・・・www
653名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 14:31:32 ID:NS7XRqt9
職人さんみんなgj
照れあ〜可愛すぎるし
ギャグのっちアホ過ぎだし
かしゆか切ないよううう

>>652
かし→のち⇔あ〜で
途中に出てくるのちあ〜連発はかしが顔は笑顔・心は涙で2人を見てるということですね、わかります。
654名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 15:14:33 ID:T0V/KVYM
>>652
やべぇ※で泣けてきたww3人とも好きすぎる自分きめぇwww
かっしーはリアルでも2人が仲良くしてるのを見るのが好きって感じだよなあ。
いい意味で傍観者というか一番ファン目線だと思う。
そんなかっしーとあ〜ちゃんのっち、3人合わせてPerfumeが好きだああ
655名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 16:03:26 ID:RCvtWOtO
>>652
かし→のちあ〜・・・たまらんw
誰かいつかやると思ってたけど、ついにやったかww

656名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 20:32:16 ID:3Eu+j9dK
遅れてすみません。のちあ〜続き投下します。

8:身体計測。

◆A-side◆

「どうするんどうするん、どうするんよ!」
「…内科検診かぁ、すっかり忘れとったねぇ」
パニックのあ〜ちゃんを余所に、のっちはマイペース。いや違う。絶対何か企んでる。
内科検診と言えば、お医者さんが聴診器で胸とかポンポンするアレだ。軽くセクハラ紛いの。
お医者さんに見られるのは、この際どうでも良い。だけど問題は、のっち。
「いやーこればっかりは仕方無いねぇ」
のっちがニヤニヤ笑う。
このやらしい顔…。ダメ!絶対ダメ!見る気だ、絶対見る気じゃろ!
「のっち、見たらどうなるか分かっとるじゃろうね」
満面の笑みで言ってやった。顔は笑っていても、もちろん心の中では殺意が渦巻いている訳だが。
のっちが涙目でビクッてなった。察してくれたみたいだね。良かった良かった。

◆◇◆◇

昼休みが終了した。
クラスの子達と保健室に向かう。保健室の前には長い列が並んでいた。その最後尾に、のっちとゆかちゃんを発見。あ〜ちゃんは走って二人の元に向かった。
「お、あ〜ちゃん」
気付いた二人は笑顔で迎えてくれた。あ〜ちゃんは二人の間に入る。
657名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 20:32:55 ID:3Eu+j9dK

「列長いねぇ」
「あと30分くらい待たんなんのでない?」
はーまだまだじゃないか。ヒマだねぇ。まぁこれで授業が潰れるんだから嬉しいけど。
保健室から出て来る生徒達が、何やらヒソヒソと話している。どうしたんだろ。
「どうしたん?何かあったん?」
あ〜ちゃんは声を掛けた。話し掛けられた子達が驚くと同時に頬を赤く染めた。ほーう、皆のっちにはこんな反応をする訳ね。モテモテじゃのう相変わらず。
「なんか、医者の先生の目が超やらしいの」
「ニヤニヤしてて気持ち悪くてー」
なるほど。それで出て来た子達が皆、嫌そうな顔をしていたのか。そりゃ気分悪くなる。女の敵だ。
「けどお医者さんじゃから何も言えんしねー」
「医者の特権?」
こればかりは、どうしようも無いよね。先生に言っても意味無いだろうし。
話し込んでいると、いつの間にか列は進んでいた。のっち達は保健室の中だ。
「教えてくれて、ありがとね」
そう礼をして、二人の元に向かう。とにかく伝えよう。何も変わらないと思うけど。

◆◇◆◇

「えーほんまに?」
「そんな羨ま…じゃない、不届きな!」
のっち、今一瞬、本音出たね?
658名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 20:34:18 ID:3Eu+j9dK

そんなこんなで、次はのっちの番。
「見たら承知せんよ」
「分かっとるって!」
そう言って、仕切りになっているカーテンの向こうに、のっちは姿を消した。

◆N-side◆

カーテンの向こうには、中年で小太りなオジサン(多分先生)とかなり年配のオバサン(多分助手の看護婦さん)がいた。
このオジサンが噂の…。確かにやらしい顔しとるわ。のっちは静かにオジサンの前に置かれた椅子に座った。
「前開けますねー」
そう言って、オバサンがのっちの制服の前の所を捲りあげた。もちろんブラも。ちょっと、まだ心の準備が出来てないよ。
「ジッとしててね」
オバサンが動けない様に肩を掴んで言う。意外とバカ力だ。
どうしよう。今、視線を下ろせば、あ〜ちゃんの胸が…。いかんいかん。考えるな、邪念を捨てろ!
のっちはギュッと目を閉じて耐える。あ〜ちゃんの信頼を、裏切る様な事はしたくないんだ。昨日ののっちは生まれ変わったんよ。もうのっちの心には天使しかいません。
オジサンが聴診器を当てる。ヒヤッとして、気持ち悪い。
「緊張してるのかな?ちょっと心拍数が多いねぇ」
うわっ声までやらしい!
659名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 20:35:32 ID:3Eu+j9dK

オジサンの手(らしき物)が胸に触れた。ハッとした。オバサンの手を振り切って、制服を直す。
「あ〜ちゃんに触るな!」
もう、自分でも何が何だか。
のっちはそう叫んで、カーテンを開け、保健室を飛び出した。皆が驚いた顔で見ていた。けどそんなの、ちっとも気にならなかった。

◆◇◆◇

辿り着いたのは、屋上だった。乱れた息を整える。
やってしまった。ついカッとなって…。どうしよう。あ〜ちゃんに怒られる。
「のっち!」
声がした方に目をやると、入口にあ〜ちゃんがいた。
ヤバい。とんでもない事をやらかしたんだ、絶対怒られる。
「なんで、あんな事したんよ」
顔を直接見る勇気が無くて、うつむく。
「ごめん…」
「ごめんじゃ、分からんよ」
なんだか、慰める様な優しい声。怒ってる訳じゃないのかな。逃げ出した理由は…簡単な事なんだ。
「あ〜ちゃんの体…誰にも触らせたくないんよ」
相手は例え、お医者さんでも。今回は変態ぽかっただけ余計にね。
「…のっち…」
絶対バカだって思われた。幻滅された。嫌われた。もう、今すぐ消えて無くなりたい。
660名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 20:40:42 ID:3Eu+j9dK

「このヤキモチ焼き」
そう言って、抱き締められた。何が起きたのか分からなくて、慌てて状況整理。
「ほんま、ヤキモチ焼き屋さんじゃね」
小さく笑うあ〜ちゃん。なんで、何がおかしいんよ。すっごく恥ずかしい気分。多分、のっち顔真っ赤だろうな。
「相手はお医者さんじゃろ」
「お医者さんでも嫌なもんは嫌なの!しかも超やらしい顔しとったけぇね」
一発くらい殴ってやりたいよ。笑うあ〜ちゃんが、体を離す。温かい体温が、去って行く。
「おかしーのっち」
「そんな笑わんでよっ!」
目に涙を浮かべて、腹を抱えて笑ってる。でも、怒ってないみたいで、なんか安心。ホッとした。
「ありがと、のっち」
そよ風が髪を弄ぶ。
「嬉しかったよ?」
眩しい笑顔に、目が眩んだ。自分の笑顔のくせに、なんでこんなに眩しいんだろ。
「はい撤収〜」
そう言って中に入ろうとするあ〜ちゃん。
「今度二人で、診断書持って病院行けば良ぇじゃろ」
そっか。休んだ人とかはそうなんだっけ。やった。デートじゃないけど約束しちゃった。
「あ、」
思い出した。気持ち悪いあの出来事。思い出したくもない。
「胸触られたんだった」
「え?先生に?」
「のっちも触った事ないのに…」
そうしょんぼり呟くと、あ〜ちゃんは苦笑いを浮かべた。

◆8:End◆
661名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 20:52:03 ID:TKWskC7u
やきもちのっちかわええ
662名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 20:56:12 ID:bU6z+Wlm
待ってましたあああああ
んもぅのっち可愛いなぁ!
663621:2008/05/24(土) 22:23:48 ID:U72+7eVr
最後のエピローグ投下します。長くなっちゃってすいませんでした。
664621:2008/05/24(土) 22:24:22 ID:U72+7eVr
エピローグ(あ〜ちゃん編)

今日は妙な気分。朝遅いのっちから超早い時間に遊びの誘い。
誘いの電話を入れた時、有香ちゃんも声が震えてた。何だ?
気にはなったけどとりあえずのっちん家に向かう。
有香ちゃんはもう着いていて、のっちの仕度が整うのを待った。
「遅い。」
「ごめん!」
今日はとりあえず買い物とランチすることにした。
雨はまだ止まないけど朝方に比べたらずいぶんよくなった。
そして普通にいつも通り歩き出したんだけど....

「ねぇ、二人ともなんでそんなに必死で脇固めとるん?」

気持ち悪いくらいにがっちり左右を固める二人。
異常なまでに車道に目をやるのっち。私の服の袖をつかんだままそわそわしてる有香ちゃん。

「ん?なっ、な何でも無いよ。」
有香ちゃん顔怖い。しかも車が来ないから道路を渡ろうとした二人に強く引き戻された。
「あ〜ちゃん、危ない。」
のっちが目を見開いて真剣そうに言う。今日ののっちはヘタレ加減が足りん。

も〜 今日は二人ともなんなんよ!?
665621:2008/05/24(土) 22:24:57 ID:U72+7eVr
しかしそれだけじゃ終わらない。
買い物してる間ものっちは窓の外をひっきりなしに眺めて、トラックが来るたびに私を見る。
しかもかなり不安そうな目で。

その後のランチもやっぱり変で。
私とのっちはピザとパスタ、有香ちゃんはちょっとしたステーキみたいなのを頼んだ。
もちろんステーキには付け合わせに野菜がついてきた。
その野菜は私のお皿に知らぬ間に乗ってて、それを食べるのは私の係。 いつもなら。

今日の有香ちゃんは違った。 ピーマンとナスを異常に細かく切って涙目になりながら口に運ぶ。
食べてる(というか飲み込んでる)。

「有香ちゃんど〜したん!?」
「野菜克服しないとダメじゃと思ったんよ。」
超強引な作り笑い。顔が歪んでるよ。

帰るときもやっぱり二人ともわたしの両脇をがっちり固めていた。
気になる。気になりすぎる。

「ねぇ、二人ともどうかしたん?今日おかしいよ?」

のっちはかなり噛みまくりながらも必死で答えを返す。
「や、や、や、なにんも 違う! 何も無い!」

有香ちゃんは笑ってるけど目がちぐはぐになってる。
「あやちゃんこそどうしたん?私は普通よ?」

う〜ん、そんなことないんだよなぁ?なんか手がかからないというかつまらないというか....

もしかして昨日いった神社でのお祈りが悪かったんかなぁ?
一日でいいから本当の意味での休日が欲しいってやつ。これじゃなんか違うんだけど?

まぁ分かったことが一つあるとすれば、私は二人のお世話係が一番私の性に合うのかもってこと。
野菜を食べる有香ちゃんなんて違和感すごいし、へたれてないのっちなんてのっちじゃない。
これじゃ歯車バランス悪すぎなんよ。これぐらいでちょうどいいはず。
明日戻ってくれてることを祈りながら私は微笑んだ。
666621:2008/05/24(土) 22:25:20 ID:U72+7eVr
おまけ♪(かしゆか目線)
今日ののっちはおかしい。どうも何か心配事あるっぽい。
気になったからあ〜ちゃんがトイレに行ってるときに聞いてみた。
「ねぇ、のっち今日ど〜したん?おかしいよ。」
「有香ちゃんこそ。どーしてそんなにそわそわしとんの?」
「じゃぁせーので言ってみる?」
「よし、いいよ。せーのっ...」

「悪い夢見てあ〜ちゃんのことが不安なだけじゃっ!!」

わ。ハモった!!!   え〜!!!!!!!
「その夢って!?」
「あ〜ちゃんが あの、えっと、その、うん.......。言い辛い。」
「分かった。えっと あのあ〜ちゃんがばーんってなってあたしらが号泣してるやつじゃね?」
「そう!なんで一緒の夢みてんのよ!!?」
「分からんよ。でも正夢にならんようにあたしらがやらにゃ!」
「おっ.....おぅ!!」

なんか頼りないけど、今日だけは持ちこたえられるようにお互いファイトだよ!
あ〜ちゃんには今日一日絶対頼らんけぇ!
                       end
   
長い話&駄文失礼しました。今度はコメディに戻ろうと思います。
667名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 22:38:46 ID:QoufR8Vl
>>666
GJ!
もしかして元々はコメディ書いてた人なの?w
楽しみにしてます
668名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 22:54:23 ID:3Rvvup4B
職人さんGJです!!!
ムッツリヤキモチのっちぶちかわえぇー(*´Д`)
あ〜ちゃんを守る2人にも禿萌えたw Perfumeの3人はガチで同じ夢見てそうだわw
669名無しさん@秘密の花園:2008/05/24(土) 23:00:14 ID:+rYV5VHj
そうかそんなエピソードがあったから今でもあ〜ちゃんは二人によってガッチリガードされてるのかww
コメディ期待してますw
670名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 00:15:03 ID:uY3Wd632

あ「のっち…あのさ、あ〜ちゃんのっちの事好きじゃけぇ付き合ぉてくれんかね…///?」


の「…かんっっがえられへん///でも…ひゃっひゅ──────────ヾ( ´ー`)」




ブログでのちが使ってた“かんっっがえられへん”と“ひゃっひゅ―”が使いたかっただけですw


すんません。自重しますorz
671名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 00:53:55 ID:5Rr+0IEY
ラジオでのちかしキテしまって、勢いで書いてしまったヨ・・・
急展開&妙にシリアスで
672名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 00:54:31 ID:5Rr+0IEY
<k-side>
「何か用ですか?」
あたしと声をかけてきた男の間に割って入って、普段なら考えられないキツイ口調ののっち
ポタポタと雨が降る。
のっちの背中が、いつもと違く見える

なのに
「ふぅ。ゆかちゃんアイドルじゃけぇ気ぃつけなあかんよ」
振り向いた笑顔はいつもののっちで

ぽたぽたと雨が降る。
「アイドルって、のっちもそうじゃん」
あたしは笑っていったけど、のっちと目も合わせられない
「ん?どぅしたん?」
のっちと、いつも一緒に居るのっちと、目も、合わせられない

ポタポタと雨が降る。
視線が泳ぐ。顔が熱い。のっちが何を話しても、相づちを打ちながらあたしは・・・

「あ・・・・」
傘の先から、水滴がこぼれてのっちの肩にかかりそうになって、あたしはとっさに身を離した
「・・・・・っ!」
え・・・?
「のっち?」
のっちはあたしの腕をつかんでいる。のっちの傘が、開いたままで寝っころがってた

673名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 00:56:17 ID:9UAUbV8D
ギャグのっち…はSSの名前じゃないけど、ギャグのっち続き投下します
最後になります


#3

一面ピンクになった窓の向こうに、呆然とする。
呆然とするのっちの目の前で、突然カーテンが揺れた。
「な、な…」
お、おお、お化け?!
びびるのっちをよそに、シャッと勢いよくカーテンが開く。

「のっち、あんた…」
「あ…ちゃん…」
窓を開けてあ〜ちゃんが、ひょこっと顔を出した。
やばい。
怒鳴らんでよ…かっしーに知られたら殺されるけぇ…。
「かっしーがカーテン付けろ言うたんよ」
え、知られとるん!
お母さん…生きてあなたに会う事は、もうないかもしれません。
「朝、洗面所で相談した結果じゃけんね。」
あ、あれはこのことだったのか。
のっち、よく今日まで無事でいられたなー。

674名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 00:56:28 ID:5Rr+0IEY
のっちの髪が、濡れる。のっちの目が、真剣にあたしを見ている。
「・・・・・・でよ」
のっちが呟いた一言が雨のぽたぽたに混じって消えた
「・・・?」
「・・・・離れんでよ・・・」

トクン・トクン・
心臓の音ってこんなにはっきり聞こえるものだろうか
「あたしの傍から、離れんで・・・ゆかちゃんはあたしが守るけぇ・・」

<n-side>
自分が何を言ってるのか、よく解んない
「のっち」
ゆかちゃんは小さく呟いて、あたしを抱き締めは、しなかった
ただ、あたしの服のお腹あたりをギュウっとつかんで、震えていた

「のっちの傍から、離れられんよ・・・」
ゆかちゃんは目を合わせない、俯いたままで、その黒髪が濡れていくのが見えた
「そんなん、言われたら・・・もっともっと、離れられん・・・」

そして、顔を上げて泣きそうに潤んだ目で
「もぅ、どうなってもいい位、」
あたしはゆかちゃんを抱き締めた
「・・・・・・・すきじゃけぇ」


あたしは、なんて弱いんだ。なんて怖がりなんだ
誰かを失う事をこんなに怖いなんて、思ったこと無かった
でも、それでええんよ。
ゆかちゃんと居れるなら、どんな孤独も、辛さも、平気なんよ

だから、ずっとこのまま。出来る限りでええけぇ、一緒に・・・・

END


もっとスイーツ(笑)な感じにしようとしたんじゃが、書けんかったんじゃ
堪忍してくれ
675名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 00:57:23 ID:5Rr+0IEY
うわ!やっちまった。
自分のは全然無視でおkなんで!
676名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 00:58:35 ID:9UAUbV8D
>>675
いえいえいえ!
こちらまだ1つしかレスないので、お先どうぞ!w
失礼したorz
677名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 01:04:40 ID:97iNZTcS
>>648
GJす。
白かしだいっ好きです。
らせん階段を駆け上がる先には青空が待っています。
暗い夜道ものっちに守られてるしね。

BGMはこれが。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3286798
678名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 01:06:28 ID:9UAUbV8D
あ、終わってたのか・・失礼。
自分焦りすぎワラタw
次のレスから続きです

679名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 01:07:32 ID:9UAUbV8D
…感心している場合じゃない!
「ごめん、可愛いから…つい」
つい、なんかじゃないッス。
でも、今は生きて部屋に帰還することが最優先なんです。

のっちはもちろん、すごく怒られると思ってたよ。
「そんなん…言い訳じゃろ…」
けど、あ〜ちゃんは暗がりでも、わかるくらいに赤くなってて。
これは…いける!
「可愛いから、見逃せなくて。」
甘い言葉であ〜ちゃんの心を奪ってしまえばいいんよ。
「だから許してくれん?」
あ〜ちゃんはまだまだ赤くなる…気がする。
けどまあ、ここは退こう。

ってゆーのっちの考えは、あ〜ちゃんに見事ぶち壊された。
「やだ…許さんもん」
何のつもりか、林檎ほっぺに上目づかいで殺人級のセリフ。
もんだってよもん…のっちが悶々してきたよ。
680名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 01:09:25 ID:9UAUbV8D

「寝顔見ないと戻れんのじゃけど。」
あー、言っちゃった。
もう退けんね。
「見せん。」
そんなのはわかってるよ。
見せてくれるなら夜這いなんて、するわけないって。

「絶対見せんけぇ戻って」
頑だねぇ、もういいよ。
…のっち、本気になっちゃうから。
「絶対戻らん。」
のっちの言葉に、あ〜ちゃんはキッと睨みつけた。
おうおう、猫みたいで可愛いよ。
「一晩ここにおったら風邪ひくかも」
風をひいたら、仕事に影響するからね。
あ〜ちゃんが悩ましい表情で、睨んでいた目を反らした。
いいねいいね、たまにはのっちの掌で転がりなさいな。

…今ののっちは本気じゃけんね、贅沢してもいいかな…
681名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 01:10:55 ID:9UAUbV8D

「キスしてくれたら戻ろっかな」
…なんちゃって。
そんな固まらないでよ、返事くれんとスベっちゃ――
「わ、」

強く引かれた腕、崩れかけたバランス。
硬い冷たい壁にあたる手、柔らかな熱い唇に触れた…唇。

離れた瞬間、今度は強く押される。
一瞬だけ見えたほっぺは、ほっぺじゃなくてもはや林檎だった。
「もう…帰れ!」
ピシャンと音をたてて窓が閉まる。
カーテンまでも閉められた。
それっきり静まった空間。

でも。
「ま、まじで……?」
観察史上初の、最高の結果が。
…今日は眠れないな。
「つんでれーしょん君が〜♪」
のっちは夢より信じがたい現実を、部屋にお持ち帰りした。
唇に触れた熱は、まだ残ったまま。

あ〜ちゃんに提案をありがとう、かっしー。
明日、ハムスターでもなんでも買うよ。



おわり
682名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 01:12:37 ID:eD3IuudS
>>674GJ!!別の意味でスイーツで砂糖吐きそうですだがそれがいい
>>678仕切りなおし乙GJ攻めなやれば出来る子のっちいい!
黒ゆかはきっといつぞやの豚さんをおねだりしたな

てかSSって被るの珍しいのにもう二回も。
活発なのが裏目とは贅沢な悩みだなあwいつもいつも職人さんGJです!
683名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 01:13:49 ID:9UAUbV8D
これで終わりです
くだらんSSにお付き合いありがとう
次はまともなの書いてきますw

>>675
先程は失礼orz
男前のっち最高です
GJですた!!
684名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 01:36:25 ID:97iNZTcS
>>681
夢より信じがたい現実を部屋にお持ち帰りしたのっちはもちろん
あ〜ニーを                                         (ひつこい)
685名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 02:10:56 ID:uY3Wd632
あ〜ちゃんもきっとのちニーしてるはずw
686名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 02:14:58 ID:xbYZ2QHg
ももんにゃ
687名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 02:16:19 ID:ERLHJAFQ
あ〜ちゃんは純な乙女だからいつまでもキスだけでドキドキしてて欲しいw
その分のっちは年々変態になってますます悶々…
688名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 03:44:54 ID:MNlZjjE7
えっと、番外編でもう一個書いたんですけど、激しく長くなっちゃったので・・。
人が少なそうな時に投下していきます。

もしもでパロディ(あ〜ちゃん編)です。
7〜9スレ続くので、お時間のあるときにでも、お好みで。
あ、erなし(のっちのみ妄想あり)です。
689名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 03:45:59 ID:MNlZjjE7
tiny princess

その1

「おっはよーございます!…って、あ〜ちゃん、一番乗りじゃね。」
誰もいない、がらんとした控え室。
鞄をおろし椅子に座ると、…どこからか、甘〜い香りが漂ってきた。
あっ、電子レンジの中に、たくさんのドーナッツ!
やったぁ!あ〜ちゃん、ドーナッツ大〜好き!
せっかくだから、独り占めしちゃえ。
レンジのスイッチ、オン!
早く、温まらないかなぁ〜、…もう、中に入っちゃいたいくらいだよ!

…えっっ?な、なんだか、急に、、、、眠気がっ…。
意識が、急に遠ざかり、机に、ぱたっと、うつぶせに、なる…。

再び目をあけると、そこには、巨大なドーナッツ(等身大)!
うわぁ〜、あ〜ちゃん、ドーナッツおなかいっぱい食べるの、夢だったんよね〜!
…って、感激している場合じゃない!!
(…ま、まさか、も、もしや…)
まさかではない、もしやでもない、…こっ、ここって、…電子レンジの中!?
しかもあたしっ、…ドーナッツサイズに、縮小されちゃってるっ!!
(なんでっ、…っていうか、どど、どうしよう!)

「…おはよぉ、ございます」
珍しく、のっちが二番乗りでやってきた。
(のっち、、、、助けて!!!)
声が張り上げて叫んでも、にぶいのっちは、まったく気がつかない。
レンジの扉を目いっぱい叩く。
あっ…、のっちの鼻が、ピクピクしはじめた。
目を輝かせたのっちが、おもむろにレンジの扉を開き…、
「ドーナッツ、いただきっ!」
のっちがドーナッツに伸ばした手に、必死にしがみついて、思いっきり噛みつく!
「いったぁっ!!!…って、…うあああああああああ!!!!」
(やっと、気がついた!)
「しっ!のっち、大声出さんといてっ!…気がつくのが、遅いんよっ!!」
「あ〜ちゃん、なの?ほんまに、ほんものの…、あ〜ちゃん?」
…そ、そんなわけないと思うけど、…のっちの目、さっきより更に、輝いてない??
「ちっちゃい、あ〜ちゃんっ…、超可愛い〜!!」
(は、はいっ???)
あたしはのっちにすくい上げらて、抵抗する間もなく、大きなシャツの胸ポケットに、…しまいこまれた。
「の、の、のっち、こらっ、なにしよんっ!!」
「ちっちゃいあ〜ちゃん、見つけた、あたしのもの〜♪」
(なんじゃ、その変テコな歌!って、こりゃぁダメじゃ!
 こうなったら、もう、ゆかちゃんに助けてもらうしか…。)
690名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 03:46:51 ID:MNlZjjE7
その2

ゆかちゃんを待つ以外できることもないので、のっちの胸ポケットで休むことにした。
のっちのポッケの中は、ふわふわして、やわらかくって、いい香りがして、…意外に、イイ感じだ。
発見が、ひとつ。…のっちって、結構胸あったんだ…。
不満が、ひとつ。「のっち…、心臓の音、うるさいんですけど。」
「そっ、それは生理現象じゃけぇ…。我慢してよ。」
はぁ、ドキドキしすぎなんじゃよ、もうっ。
「…そうじゃ、あ〜ちゃん、これ、使って?」
ポッケの上から、淡い色の、クッションが投げ込まれた。
違う…、この甘い香り…、マシュマロじゃね?
ふかふかしたマシュマロを敷き詰めて、体を伸ばす。
思いのほか快適な環境に、うとうとまどろみかけると…、
「おっはよー。あ、のっち、先に来とったん?」
(…待っとったんよ、ゆかちゃ〜ん!)
立ち上がろうとするあたしを、のっちがポッケの上からぎゅっと締めつける。
「ゆかちゃん、おはよう!」
「あ〜ちゃんは?まだ来とらんの?珍しいね。」
「の、のっち、なんも、知らんもん…。」
「ふぅん…?」
(ゆっ、ゆかちゃん、あたし、ここにおるよっ、助けて〜っ!!)
のっちが、なかなか手を放さないから。…暴力はキライじゃけど、いたしかたなし!
のっちの胸に、うりゃっとパンチを入れる。
「はぁうっ!!」
のっちがヘンな声を出して、手を緩める。
そのすきに、ポッケの縁に手をかけて、顔を出す!
「ふぅっ、ふぅっ、あ、熱かった!ゆ、ゆかちゃん、助けてっ!!」
「・・」ゆかちゃんの目が…、点に、なっている。
「っ、あ〜ちゃん?って、のっち…、これ…、どういうこと??」
のっちがしょんぼり、うなだれる。
「あ〜ちゃんの独り占め・・・、失敗じゃ。」
アホのっちは、放っておいて、ゆかちゃんに説明しないと。
「ゆかちゃん、実はね…」
身振り手振りを交えながら、こうなったいきさつ
(ドーナッツを独り占めしようとしたことは除く)を説明していると…、
のっちが、なんだか、妙におとなしくなった。
ん?心なしか、ポッケの温度が上がったような?
「はぁはぁ、あ〜ちゃん、…そこ、のっちの、む、胸じゃけぇ…。
 あんまり暴れられると、そっ、その…、色々と…。」
見上げたのっちの目が、とろんとしている。
「ばっ、ばか、のっち!何考えとんのっ!!」
「…あのぅ…、あ〜ちゃんなら、何しても、いいけども…、
 さすがに、こ、こんなところでは…、のっち、恥ずかしい…。」
のっちが、真っ赤に染まった顔を両手で隠す。
(恥ずかしいのは、こっちじゃけど!!!)
っていうか、この状況で一体何を妄想しとるんよ。呆れ果てて、返す言葉もないよ。
691名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 03:48:16 ID:MNlZjjE7
その3

突然、ふわっと、からだが宙に浮く。やわらかい温度に包まれて、真っ暗な空間に閉じ込められた。
光の隙間を探して、よじ登っていくと…、そこはゆかちゃんの両手の中。

「…のっちには、危なくて任せられんね。」
「ふっ、ふぇぇぇっ!!!」
のっちが空のポッケをおさえて、慌てふためいとる。
「何されるか、わからんじゃろ? なぁ、あ〜ちゃん?」
こくこくとうなずくあたしと、あせるのっち。
「…お願い、あ〜ちゃんを、返して?」「だめじゃ!」
「なんも、せんって!!」
「のっち、ほんまに約束できるん?あ〜ちゃんを大事にするって?変なコトはしませんって?」
「すっ、するする!いや、しないしない!!あ、あわわっ、じゃなくて、
 えーっと…、あ〜ちゃんに、変なコトはしないし、ちゃんと大事にするっ!!」
のっちが急に真面目な顔をするから、…不覚にも、ドキッとする。
「……だって。 あ〜ちゃん、どうする?」
ゆかちゃんのやさしい手も、捨てがたいけども…。
のっちの懇願するような眼差しが、離れてくれない。
「…。じゃぁ、…まぁ。」
「えへっ、ありがとう!あ〜ちゃん、ほらっ、おいで?」
(おっ、おいでとは、どういうことじゃ!あたしはペットか!)
ムッとしつつ、ゆかちゃんの手の平から、のっちの手の平へ、とことこ歩いて渡る。
(…しっかしねぇ、これじゃまるで、リスじゃね…。)
宝物みたいにゆっくりと、のっちのポケットにしまわれる。
あたしは、マシュマロを踏み台にして、ポッケの縁から、ひょっこり顔を出す。
またしても、のっちを見上げる格好になる。

(…なんね、得意げな顔して!ドキドキしとるのっ、バレバレなんよ!!)
…でも、ずっと近くにいるからか、のっちのハートのリズム、
 あたしに移ったみたいで、ちょっとテンポが狂う。
ゆかちゃんと目が合って、うっかり、はにかんでしまった。

「…じゃ、あ〜ちゃんは、しばらくのっちに預けるとして。。。
 どうやってあ〜ちゃんを元に戻すか、ゆか、ちょっと表で考えてくるわ。」
「ゆかちゃん、あっ、ありがとう!」
「まかせんしゃい。…のっち、もし変なコトしたら…、わかっとるね?」
ゆかちゃんは、のっちににらみを利かせると、あわただしく外に出て行った。
692名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 03:49:13 ID:MNlZjjE7
その4 

「ゆかちゃん、こわっ…!ねぇ、あ〜ちゃん…」
「…、の、のっち、ポッケん中、あっついけぇ。出してよ!」
のっちの高まる心臓音に危険を感じたため、いそいそと脱出し広いテーブルに降り立つ。
「なんじゃ、つまらん…。あっ、あ〜ちゃん、これ、食べるじゃろ?」
のっちが、袋からピンク色のマシュマロをとりだし、ぽいっと放る。
あたしは空からふるマシュマロを受け取ろうとして、尻もちをついた。
あ〜ちゃんの顔と、おんなじくらい、大っきなマシュマロ。
くんくん…、これはあたしの好きな、イチゴ味かな?
両手で抱えて、はむはむとかじっていると、
頬杖ついたのっちが、にこにこしながら見つめてくる。
「あ〜ちゃん、可愛い」
上目使いで見返すと、いつもより大きなのっちの瞳に、あたしだけが、映っている。
(なんだか、吸い込まれちゃいそう…。)
急に恥ずかしくなって、マシュマロで顔を隠す。
「あ〜ちゃん、顔隠さんといてよ。…のっち、なんもせんって、約束したじゃろ?」
ちょっとさみしそうな、のっちの声。
「…のっち、手ぇ貸して」
差し出されたのっちの右手に、マシュマロを抱えたまま、ちょこんと腰かける。
「テーブルに座っとると、お尻が冷えるけぇ…」
そしたらのっちが、あたしを片手に乗せたまま、机にうぶ伏せになったから、
顔の距離が、ぐっと近くなる。
のっちの吐息が、あたしの髪をやさしく撫でていく。
(いっ、いかん!今、この距離は、いかんよ!)
「…いいな。あ〜ちゃんは。」
(ダメじゃ、…か、顔が、上げられない…。)
「…ほんまに、いいなぁ。」
「…。」
「あ〜ちゃん。…あのね、のっちは、…」

(…はい?)
のっちが、ふいに静かになったから、マシュマロから目線をあげてみる…。
…ねっ、眠っとる!
寝るの、早すぎるじゃろっ!!
まったく、あわてたり、コーフンしたり、眠ったり、忙しいコじゃねぇ…。
話の続きも気になるけど、…もう、なんでもいい。
あたしも、少し休もう。
食べかけのマシュマロを枕にして、手のひらのベットにカラダを横たえる。
のっちの右手の薬指に、あたしの左手を、合わせてみる。
のっちの手、あったかくて、甘い眠りに寄り添うと、…溶けちゃいそう…。
693名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 03:50:32 ID:MNlZjjE7
その5
コンコン、控えめなノック。
「のっち…、あ〜ちゃん?」

扉の隙間から、ゆかちゃんが覗いている。
あたしは、むっくりと体を起こす。
どのくらいの時間がたったのだろう、ゆかちゃんが心配そうに見つめている。
「あ〜ちゃん、大丈夫?なんも、されんかった?」
「大丈夫よ。のっち、ずっと眠っとったけぇ。」
「ふわぁぁぁ、…あ〜、ゆかちゃん。」
のっちがふにゃふにゃと起き上がる。

「あのね、結論だけ言うわ。ゆか、考えたんじゃけども、あ〜ちゃんは、レンジの中から来たんじゃろ?
 ということは、…レンジの中に帰れば、戻れる、と思う。」
(えっ、…そんな簡単なのっ?)
「そうじゃそうじゃ。そもそもあーちゃんが、レンジの中のドーナッツを
 独り占めしようとしたことが、原因なんじゃけぇ。」
(の、のっちっ!!)
ゆ、ゆかちゃんに怒られる!

恐る恐る見つめると…、ゆかちゃんはなぜかふぃっと、目をそらした。
そのまま…、言いにくそうに、聞き取りづらい声で、話しだす。
「…そんなことよりね、
 実際レンジのスイッチ入れると、高温になるけぇ。…で、もし、それで失敗したら…、死ぬかもしれん。」
(…へっ…、し、んじゃう…?)
衝撃に、言葉を、失った。
「っ!じゃっ、だッ、ダメッ、ゆかちゃん、そんなん、絶対ダメじゃろっ!」
動揺したのっちの声も、裏返ってる…。
「ゆかも、よっく考えたんよ!…でも、…それ以外、方法がみつからん。
 …それに、このままじゃ困るじゃろ。」
「こっ、困らんよっ!のっち、一生面倒みるけぇ、なんもなんも心配いらん!!
 あ〜ちゃんを、危ない目に合わせるなんてっ、絶対ダメじゃ!」
「…のっちは、このままでもいいかもしれんけど。…あ〜ちゃんは、どうなるん?」
「だから、あ〜ちゃんはっ」
「このままじゃ、うちらと一緒に歌えんしっ、踊れんじゃろっ!」
「で、でもっ」
「あ〜ちゃんが歌大好きなの、知っとるじゃろ?ほんまに、このままでいいって言えるん? …のっち。」
「…っ、」
「…あ〜ちゃんのこと、大事に思うなら…、ちゃんと考えんと、いかんじゃろ。」
「……。」

(…そうじゃ。二人を困らせるわけには、いかんね…。)

694名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 03:51:47 ID:MNlZjjE7
その6

「そうじゃね、ゆかちゃん。ほいじゃあ、あ〜ちゃん、やってみるよっ!」

「あ〜ちゃん?!そんなっ、ほ、本気で、ゆっとるん!?」
「…あ〜ちゃん。。。ごめん、ね。」
ゆかちゃんが、苦しそうに唇を噛んでいる。
のっちの方は、…見るまでも、ない。

「のっち。ゆかちゃんの、言う通りなんよ。そりゃ、うまくいかんかもしれんけど…、このままでは、おれんし。」
「のっちは、絶対嫌じゃ!反対じゃ!!」
「…やってみるしか、ないじゃろ。わかって、のっち」
「わかっとるよっ!…じゃけどっ、…いっ、いやじゃ、イヤじゃっ、イヤじゃぁぁっ!!」
のっちが、耐え切れずにしゃくり上げる。両手をきつく握りしめて、ボロボロと大粒の涙をこぼしている。
見なくても、わかっとるよ。だから、…絶対、のっちのこと、見ない。

「ゆかちゃん、あたしがレンジに入ったら、扉閉めて、スイッチ入れてね。」
「…。うん、あ〜ちゃん…。」

「なんねなんねっ!あ〜ちゃんもっ、ゆかちゃんもっ、どアホじゃっ!!
 のっちより、ずーっとずーっと、どアホじゃっ!!」
「のっちっ!このっ、わからず屋っ!大バカものっ!!どアホっ!!!」
ゆかちゃんが、大声で、力いっぱい怒鳴っとる。
…そいから、目に涙をいっぱいに溜めて、のっちの頭を、ぎゅっと抱きしめる。
「一番つらいのは、誰じゃ…。なぁ、のっち…っ」
「…っ、うぅっ、うぅぅっ〜!!」

(…。 もう、ここには、いられないんじゃね…。)
震えそうになる体に、ぎゅっと力を入れて、レンジに向かう。
「じゃっ、いくけぇね!」

ガクガクする足を必死に前に出そうとして…、
ふっ…と、し忘れたことを、思い出す。
(…。あぁ、そうじゃった。最後に…、)
「のっち、…ちょっと、こっち向いて?」
ゆかちゃんの胸にしがみ付いてたのっちが、ゆっくり振り向く。
涙でぐしょぐしょになった顔を、目を合わさずに近づける。
…あたしは、精一杯背伸びをして、のっちの唇の端に、キスをした。
「…ふぇッ!?」
…こんな時に、なんて間抜けな声、だしとるんよ。
泣きべそのっちの頬は、みるみる、あたしの大好きなイチゴ色に染まっていく。。。
「胸と手を、借りたけぇね。…その、お礼じゃ!」
ありがと、のっち。精一杯の笑顔を贈るから、もう泣かないでね。
涙目のゆかちゃんが、あたしを見て、微笑んでいる。
「…のっち。よかったね?」
のっちが、ゆかちゃんに頭をぐしぐしと撫でられ、また瞳を潤ませる。
歯をくいしばり涙をこらえて…、目を、そらした…。

(それで、いいんよ。…のっちは、強いコじゃもんね。)
695名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 03:53:03 ID:MNlZjjE7
その7

あたしはくるっと方向転換して、真っ暗なレンジの中に、ずんずん進む。
後ろで、パタンと扉が閉まる音。
振り返ると、レンジのガラス扉の向こう側が、かすんで見える。
ゆかちゃんが、八の字眉ののっちの肩をしっかりと抱いている…。
「あ〜ちゃん。じゃ、スイッチ…入れるからね?」
ゆかちゃんの唇の動きを読んで、こっくりとうなずく。
…瞳を、のっちに移して。心の中で、つぶやいた。
( バイバイ。…あたしの、おっきな、王子様…! )
のっちが、何か叫んでる!
でも、それは、レンジの音に吸い込まれて、光とともに、消えて、いく…。
あぁ、意識が、とろけて、遠くに、…飛んで、、、…。


ふわり漂う、甘い、香り。。。。
目を開くと、…そこは。

「…あ〜ちゃん!…あぁっ、やっと起きた!」
「よかった。うなされとったから、のっちが心配して大変だったんよ。」
「ゆかちゃん、それナイショじゃ!
 あっ、あ〜ちゃん、甘い物好きじゃろ?差し入れにもらったのがあるんよ。
 のっち、ちゃんと、とっといたから!起き抜けじゃけど、食べるじゃろ?」

…目覚めの悪さに加えて、自慢げなのっちの言葉に、
なんだか、すっごく、いやァ〜な予感がして、横を見ると…。

ほら、山盛りのドーナッツ(普通サイズ)!!

「ひゃああああっ!!!!!」
「あ、あ〜ちゃん、どうしたん??」
「…あ、あ、あ〜ちゃん、そんなの、よう、食べん…」
あたしは、ふるふると後ずさりをする。。。。
ゆかちゃんとのっちが、不思議そうに顔を見合わせる。
「とっ、とにかくっ、いらんったら、いらんの!
 あ〜ちゃんは、ドーナッツなんて、絶対に、絶対に、いらんのっ!!」
あまりの剣幕に、のっちが目をまん丸にしている。

…すまん、ドーナッツさん…、
ちっちゃくなるのは、もうこりごりじゃ!
独り占めはせんから、しばらく、あーちゃんに近寄らんといて。

どうかどうか、お願いじゃけぇ…。


おしまい

長々、すいませんでした。
696名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 04:06:06 ID:dTaqkWrs
おもしろいww
読んでてニヤニヤしたり涙目になったり大変だたw
GJですー!!
697名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 08:29:07 ID:m0c45frm

やばい…
全てGJすぎる!!
感動したり笑ったり…大変だーW
みなさん天才WW

一つわがままいうと
あ〜かしがもっと見てみたいです
698名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 09:50:35 ID:5Rr+0IEY
おもしろかった!GJ!
自分は久しぶり(?)にかし攻なSSが見てみたいですw
699名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 14:23:05 ID:uY3Wd632
おじょママにPerfumeがVTRメッセで出てたね〜。
700名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 15:39:35 ID:ERLHJAFQ
さっき気付いたんだけど携帯版まとめってカウンタついてるよね?
もう800も回っててびっくりしたんだがwもしかしてかなりROM多いのか?ww
701名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 15:48:41 ID:9UAUbV8D
>>699
それローカルだよね。見れないわorz

最近のち攻めが多いからのち受見てみたいかも
自分で書いても萌えないのでww気が向いたら職人さんおながいします
702名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 18:07:46 ID:KQWcDUEG
久しぶりにイラストがみたいなー
703名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 18:30:19 ID:XGRVDOmI
ちよみ状態のあ〜ちゃん萌えww

そういや「ああっ!女神様」でも小さいベルちゃんが出てきたの思い出した
704名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 19:52:46 ID:PM8150Tr
>>641
亀レスだけどほんとGJGJGJ!!
幸せにくっついてほんとよかったw
あなたの書く話にはほんと萌えさせられたよー
学園物は終わりでも執筆活動は止めないで・・・樫野様ぁ ・・・

>>700
こっちでリアルタイムで見てるけど
なぜかまとめも一日に一回は行ってしまうなw
705名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 20:06:11 ID:Oa0mx6zF
もう寸止めは嫌です
もう少し奥までずずずいと踏み込んだ作品待ってます
706名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 20:24:18 ID:S4MQVjwP
浮気者のっちで遊ぶ小悪魔ゆか攻が見たいw
707名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 21:19:37 ID:5Rr+0IEY
>>701
見たけど、めっちゃチョットやった・・・しかし藤井とはいい酒が飲めそうだw
708名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 23:06:35 ID:jP+0KXBz
季節感なしですが、とりあえず投下。
普段と役回りが違うかな?短めです。
709名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 23:08:18 ID:jP+0KXBz
初雪編

「あっ。」
窓の外に白いきれいな粒が舞っている。もう初雪かぁ。

外をうっとりと目を見ていたらポケットに入れていたケータイが鳴った。
送信者はあ〜ちゃん。授業中だったから机の下に隠してこっそりメールを確認。
あたしとゆかちゃんに一斉送信したみたい。

「初雪記念☆ 今日の6現終了後に屋上に集合!」

二人の方を見ると二人ともニッコリ。 可愛いなぁ。
その後の授業はちょっといつもより長く感じた。
帰りのホームルームが終わると私たちは屋上に猛ダッシュした。
710名無しさん@秘密の花園:2008/05/25(日) 23:09:24 ID:jP+0KXBz
「お〜! 雪じゃぁ。」

あ〜ちゃんは嬉しそうに笑った。制服の白と雪の白さがあ〜ちゃんの存在をより一層際立たせた。
確かにそこにいるっていう安心感をくれるそのまっすぐな笑顔。
粉雪があ〜ちゃんを包み込んであたしたちとあ〜ちゃんの世界を切り離してるみたい。

「今年はいつもより少し早かったねぇ。カメラ持ってくればよかったわ。」

ゆかちゃんは楽しそうにくるくる回っている。ゆかちゃんの髪は雪をそのまま受け流した。
ゆかちゃんの肌は雪と同じくらいに白くて、ゆかちゃんの周りだけが透明になったみたい。
本当にそこにゆかちゃんが存在しているのかさえ分からないほどにキラキラしてる。
あ〜ちゃんとは対照的に輝く最高に甘いその笑顔。

「のっち?どーしたん?目が点よ?」
ゆかちゃんがあたしから数センチのところでぴたりと止まってしゃがみこんで私の目を覗き込む。

あ〜ちゃんがゆかちゃんの背中を見て笑ってる。少し寂しそうな目をして。

「あ〜ちゃんもこっちおいで?」
ゆかちゃんはさすがに空気が読める人。こっちに来たあ〜ちゃんを不意に抱きしめた。
「あ〜ちゃん可愛いんよ。」
ゆかちゃんはそう言ってあ〜ちゃんのおでこを撫でる。

あたしには入って行けない世界が二人にはある。絶対的な信頼関係のような不思議な繋がり。
それは前から分かってたこと。
それでもそれを目の前にすると嫉妬しちゃうんだよ。

でも粉雪の中でしゃがんだまま抱き合った二人は信じられないくらいに綺麗だった。

眩しいくらいにキラキラしてて、ずっと見てることはできない。

だけど目が離せない。二人してズルすぎるわ。
でもあたしの立ち位置はこれくらいが一番。だからじっと二人を見つめてた。

「のっち?」
意識が戻ってきた。今あたしが行ってたのは夢の世界?
「そろそろもどらにゃ風邪引くよ?」
「うん。」
そういってあたしの手を引くゆかちゃんは妖精みたいに綺麗で、あたしの目を魅了してしまう。
その後に続くあ〜ちゃんもふわふわな髪が風に弄ばれるように揺れて、幻想のように写った。
やっぱりこれは現実だね。

この想いが満たされることは無いのかもしれない。だけど今本当に幸せなんだよ?
だからもう少しだけこの距離でいさせて。手を伸ばせば届く。こんな距離で。

                         end

711名無しさん@秘密の花園:2008/05/26(月) 00:22:57 ID:Y1IQ4KA5
GJ!ちょっと TSPS鳴らしてくる!!!
712名無しさん@秘密の花園:2008/05/26(月) 00:26:03 ID:8tajJjyr
このスレ見るようになってから
テレビでのちあ〜の行動に見入るようになっちゃった
どうしてくれる・・///
713名無しさん@秘密の花園:2008/05/26(月) 00:31:45 ID:Y1IQ4KA5
>>712
あーわかるわかる。
3人ぴったんこの写真は待ち受けにしてる・・・・俺きめえwww
714名無しさん@秘密の花園:2008/05/26(月) 00:39:36 ID:JGsEVwEz
>>713
ナカーマ
新曲の記事の画像をすぐ待ち受けにしたww
715名無しさん@秘密の花園:2008/05/26(月) 00:44:20 ID:Y1IQ4KA5
>>714
そうそれそれw
三者三様のうっとり具合に百合のかほり・・・。
716名無しさん@秘密の花園:2008/05/26(月) 00:54:10 ID:JGsEVwEz
PTATVの方はもっとすごかったよね
ここの住人は光速で保存しただろうw
717名無しさん@秘密の花園:2008/05/26(月) 00:54:25 ID:9GNBkNzM
アイドルを待ち受けにする日が来るなんて思いもよらなかったさ。
今では3人が日々の癒しです。
>>710GJ!3人のバランスの良さとか空気とかほんと好きだ
718名無しさん@秘密の花園:2008/05/26(月) 04:03:06 ID:9r6ph9k4
夜中にこっそり投下します
遅ればせながら間取り企画にちょこっと便乗してみました
あ〜とksyk家族が上京してなかったらっていうif設定です
719718:2008/05/26(月) 04:03:39 ID:9r6ph9k4
いま、なんじだろ…

窓がなくて、全く日の差し込まないこの部屋は、時間が分からない。
枕元の携帯を開くと、デジタル表示が7:45と表示していた。
今日は2限が休講で4限だけ。
二度寝、いや三度寝はいけるな、とゴロリと寝返りを打った時。
部屋の外で2つの足音が聞こえた。

血統書付きの猫みたいにしなやかに歩くのはかっしー。
ハミングで歌うように歩くのはあ〜ちゃん。
3人一緒にこの部屋に住むようになって1年が過ぎた。
最近は足音で、廊下を誰が歩いているのかわかるようになってる。

…かっしーは、1限からだっけか。
あ〜ちゃんも、一緒にガッコ出掛けるのかな。

あたしは布団の中から二人にいってらっしゃいをして、またウトウトし始めた時、また足音がした。



──この足音は、あ〜ちゃんの足音。しかもちょっと怒ってるときの。
あたしはこれから起こる嵐を避けようと布団に慌てて潜った。
「朝ですよー!」
ドアを勢いよく開ける音とあ〜ちゃんの声。
「今日は、4限だけ…まだ…ねかせて…」
「人間、朝が来たら起きる!」
「この部屋、日が差さないけぇ…朝かわからん…」
「あたしの部屋も窓ないけど、6時にゃあ、ちゃんと起きとる!」
あたしの布団を剥ぎ取って、太陽みたいな笑顔であ〜ちゃんはニコッと笑った。
「のっち、おはよう!」
うわ。今日も、あ〜ちゃんは可愛い。エプロン姿、超可愛い。
720718:2008/05/26(月) 04:04:09 ID:9r6ph9k4
あたしたち3人が一緒に住み始めたきっかけは。
高校卒業時にBEE-HIVE寮を出なくてはいけなかったことだった。
それぞれが思う条件で一人暮らしする部屋を探し始めて、
割と簡単にかっしーとあたしはそれぞれ部屋を決めた。
寮の狭い部屋にうんざりしてたかっしーは、駅から遠いけど部屋が広いマンション。
コンビニ好きのあたしは1階にコンビニがあるマンションにソッコー決めた(笑)
でも、あ〜ちゃんは卒業式が近くなっても、まだ部屋が決まっていなかった。

寮の食堂のテーブルに並べられた物件リストとにらめっこしながら、あ〜ちゃんは腕組みして
「どこも、ちがうんよ」
と泣きそうな顔で言った。
「何が、違うん?」
「譲れない条件とか…?」
あ〜ちゃんを挟むようにして座っていたあたしとかっしーは質問する。
しばらく黙っていたあ〜ちゃんは、ちょっと息を吸って、
「…一人暮らしじゃ、ない部屋」
小さな声でポツリと言った。

一人暮らしするのに一人暮らしじゃない部屋がいいなんて、他の人が言ったら変な答えなんだけど。
言ったのがあ〜ちゃんだったから、あたしは納得してしまう。

寮でもいつも自分の部屋にみんなを招待してたあ〜ちゃん。
学校でもいっぱいの友達に囲まれてたあ〜ちゃん。
誰もいない暗い部屋に一人で帰るあ〜ちゃんなんて、
そんなの。そんなの悲しくて想像できないよ。
721718:2008/05/26(月) 04:04:34 ID:9r6ph9k4
だったら…

あたしの頭にはひとつの思いつきが浮かんだんだけど。
あまりに馬鹿馬鹿しい考えすぎて、2人に笑われると思って、黙ってモジモジしていた。

その時。

「…ねえ、3人で一緒に、住まん?」

涙目のあ〜ちゃんが、あたしが考えてたそのまんまの言葉を呟いた。

「ゆかも、今同じこと考えとった…」
「あたしも…」
「嘘!やだ!ヤッバイ!」
「あ〜ちゃん、泣くか笑うかどっちかにしなよ!」


次の日。
あたしたちは親と不動産屋さんに頭を下げて、もう一度3人で暮らせる部屋を探した。
それで、退寮期限ギリギリにようやく見つかったのがこの部屋。

かっしーは、最初の部屋と比べたら、ちょっと自分の部屋は狭くなっちゃったけど。
あたしは、コンビニまで歩いて10分かかっちゃうけど。

でも、そんなことはどうでもよかった。
あたしたちは知ってる。
あ〜ちゃんの決めた道の先には絶対楽しいことが待ってるって。
722718:2008/05/26(月) 04:05:05 ID:9r6ph9k4
「朝ごはん作ってあるけぇ、はよぉ起きんさい…何ソレ」
ぎゅっと目をつぶって口を尖らせてるあたしにあ〜ちゃんは聞く。
「…キスでおこして」
「aikoさんのパクリじゃん!」
いつもならここでケリのひとつも入るところで、あたしは身を固くしてたんだけど(あたしもつくづくドMだ)
敬愛するaikoさんネタで機嫌をよくしたのか、あ〜ちゃんは笑いながら優しくキスしてくれる。
「…ねぼすけのお姫様は起きた?」
「お姫様は、あ〜ちゃんじゃん…」
あたしは手を伸ばしてエプロン姿のお姫様を抱きしめた。
朝のお風呂大好きのあ〜ちゃんの、シャンプーのいいにおいが鼻をくすぐる。


「へへ。のーっち」
あたしの腕の中で、あ〜ちゃんは人指し指であたしの顔の輪郭をなぞった。
やばい、ちょーえっち。小鳥みたいなキスだけじゃ、物足りない。
「今からキスの続き、してもいい?」
「だーめ、今日はいい天気じゃけぇ、これから3人のお布団をフッカフッカに干しちゃうんだもん」
「じゃあ、今夜そのふかふかの布団でー」
「しーつこーい」
「いだっ!」

「朝ごはん、冷めちゃったじゃん、顔洗っておいで」
あ〜ちゃんはキスでおこしてを鼻歌で歌いながら、歌うような足音でキッチンへ行った。
…ちくしょう、負けんもん。絶対、今日こそ。
デコピンされてヒリヒリ痛むおでこを押さえながら、あたしは今日も誓ったのだった。


──大本彩乃ただいま19歳。毎日元気に生活しています。
でも、あ〜ちゃんと一つ屋根の下で毎日のように寸止めのこの状況は、非常につらいです。
723718:2008/05/26(月) 04:05:50 ID:9r6ph9k4
以上です。
オチてないやら、隣部屋とか窓とかの大事なポイントが全然書いてないやらですいません。。
ただ、PTATVの動画見て、いちゃいちゃドンドンの新婚さんぽいのが書きたかった…
それだけなんだ…
724名無しさん@秘密の花園:2008/05/26(月) 04:11:14 ID:sL+vpiNZ
何この新婚さん。SS読み直しにきたら思わぬ収穫に萌え転がったwwwGJGJ
725名無しさん@秘密の花園:2008/05/26(月) 04:15:06 ID:Y1IQ4KA5
落ちる前に更新チェックしてたらこんな萌える新作が。
これでいい夢が見られそうです。ありがとうございます。
726名無しさん@秘密の花園:2008/05/26(月) 06:17:46 ID:oRnWxkvx
けしからん!!!
たのむ、もっとやれ!!!

このまったり萌え進行な今ならなら言える。
5分書き込みがなかったら、もっさんは俺の嫁!!

おはよう。みんな。
727名無しさん@秘密の花園:2008/05/26(月) 08:49:42 ID:+B6fcs8i
ツンデレも良いが子悪魔あ〜ちゃんもいいのぅ
のっちはずっとお預けくらっておけばいいよw
けどあ〜ちゃんはかしゆかには添い寝をねだるんですよね、わかります
728名無しさん@秘密の花園:2008/05/26(月) 09:00:47 ID:VzatCt66
>>726
もっさんを頼んだぞw
729名無しさん@秘密の花園:2008/05/26(月) 10:51:15 ID:JGsEVwEz
>>726
おめでとう
もっさんを幸せにしてやってくれよw
730名無しさん@秘密の花園:2008/05/26(月) 11:06:01 ID:9GNBkNzM
>>727のっち更に悶々ww

>>726式には是非呼んでくれw
731名無しさん@秘密の花園:2008/05/26(月) 12:54:42 ID:RcFsg0cd
ジコロのっちみたいwで、結局あ〜ちゃんには頭があがらないと
732名無しさん@秘密の花園:2008/05/26(月) 21:34:30 ID:3N6ngJVJ
萌えたの一言につきるwGJですw

>>726にならもっさんを任せられるw
733名無しさん@秘密の花園:2008/05/26(月) 22:17:30 ID:oRnWxkvx
みんな、ありがとう。
必ずもっさんで幸せになるよ!
734名無しさん@秘密の花園:2008/05/26(月) 22:42:00 ID:JGsEVwEz
>>733
もっさんでかよ!w
735名無しさん@秘密の花園:2008/05/26(月) 23:32:18 ID:5dhk57G7
もっさんで…というスレはこちらですか?W
736名無しさん@秘密の花園:2008/05/26(月) 23:39:23 ID:wiiLWgZd
この勢いなら今週中に新スレだな
737名無しさん@秘密の花園:2008/05/26(月) 23:49:43 ID:4nvhbsqc
SS投下します。コルテモニカ好きな人なら少し楽しんでいただけるかなと思います。
では駄文失礼します。
738名無しさん@秘密の花園:2008/05/26(月) 23:50:13 ID:4nvhbsqc
sleeping beauty

今日は3人が同居し始めて1周年。
ということで夜明けが来るまでパーティー!ってことにした。
ちょっとムリしていつもは行かないような代官山の高級食品店(笑)でたくさん買い物した。
フィレステーキ、スパゲッティ、ガレット。オードブルも高かった。
ちょっと頑張ってアンチョビなんかもちょびっと買ってみた。結構高くついたなぁ。

完全予算オーバー。またゆかちゃんに怒られちゃうよ。
だけど怒られてもきっとウキウキしちゃうだろうな。ホントに楽しみ。

ゆかちゃんとのっちは大学に行ってたけど、5時くらいには3人が揃った。
「あ〜ちゃん、いくらしたん?買い過ぎじゃない?」
ゆかちゃん、気づくの早いよ。
「え〜っと...7千円 いや 6千円 ではなく五千円?」
「いやいや、いくらなんかよく分からんよ。」
「うん、そんなもん。」
「う〜ん 分かんないけどまぁいっか。」
よし、うまくはぐらかした。
「じゃあ みんな準備OK? よく一年暮らせたね! 今日からもよろしく! 乾杯!!」
みんなでおいしくいただきます。

「ねぇねぇ、あ〜ちゃん!これおいしいよ!」
のっちががつがつとオードブルを口に放り込みながらしきりに話しかけてくる。
「ちゃんと飲み込んでから言いんさい!聞き取り辛くてしょうがないんよ。」
のっちは犬みたいにゆかちゃんに擦り寄る。
「ゆかちゃん、あ〜ちゃん怖い。」
ゆかちゃんは子供を諭すみたいにしてのっちを撫でると、一言。
「うんうん。でも今のはのっちが悪いよ。」
のっちは叩きのめされたようにその場に突っ伏した。
もう。ホントに今日くらいもっといい雰囲気で食べてよ。
どっかのお城のディナーみたいなメニューなんだから。
739名無しさん@秘密の花園:2008/05/26(月) 23:51:13 ID:4nvhbsqc
どーでもいい話で盛り上がりまくって気がつけば12時。
満腹感が私たちの瞼を重くした。夜明けまでもつかなぁ?

「ごめん、お先に寝るわ。」
ゆかちゃんが最初にリビングを出た。のっちと二人になると何されるかわからん。
「あたしも寝るからのっちちゃんと電気消してくるんよ。」
とりあえず部屋に戻ってベッドに横になった。

「つまらんわぁ。」
これじゃ面白くない。いつもと一緒じゃん。こんな日くらいもっと弾けてもいいかな?
思いついちゃったし。
そろりと部屋を出る。すると足下に何かが転がっていた。

「げ! のっち!?」

私の部屋にある妙な窓。そこを毎晩覗きにくるのはのっちの(悪い)習慣。
今日は眠気に襲われて私の寝顔を見る前に力尽きちゃった模様。
のっちはとりあえず放置。天罰じゃ。

ゆかちゃんの部屋の前に来た。部屋から明かりが漏れている。
まだ起きてるのかな?
扉を開けたい衝動に駆られる。でも鍵が無い。
ドアノブに手をかけてそっと引いてみた。

「あ 開いてる」

中をのぞくと、ゆかちゃんはベッドに腰掛けて壁に寄りかかったまま眠っていた。
そろそろと近付いていく。わずかに開いた窓から夜風が流れてゆかちゃんの髪を揺らした。
さらさらと流れる髪の毛がゆかちゃんを覆うみたいになった。
レースのカーテンがなびいてゆかちゃんを隠す。うっすらとしか見えないその姿。

「眠り姫みたいじゃね。」

でも寝ててもらいたい訳じゃない。今日は特別なパーティーの日じゃけぇ。
眠り姫に目を覚ましてもらわにゃね。

そっとレースのカーテンを払った。ゆかちゃんはすやすやと寝息を立てている。
寝息が流れ込む夜風にかき消されそうなほど静かな部屋。
揺れるゆかちゃんの髪が甘い匂いを運んでくる。
私はゆかちゃんの手をそっと取った。お姫様は目を覚まさない。
そのまま少しづつ顔を寄せた。全く気づかないみたいだね。
深い眠りから帰って来れなくなったのかな?でもそろそろ目を覚ましてね。
私は目を開けたままゆかちゃんに口づけた。鼻をくすぐるような優しい香り。

永遠のキス。このまま溶けてみたい。ずっとこのままで。

優しい時間はあっという間に流れて、お姫様は目を覚ます。

「んっ? あ〜ちゃん?」

「ゆかちゃん。パーティーはまだ終わってないよ。」

その目は気づいてるね。本当のお楽しみはこれからだから。
さぁ、光を見つけにいくよ。ついてきてね。
                      end

若干間取りネタも入れつつ(笑)
この先はみなさんのご想像にお任せします。失礼しました。
740名無しさん@秘密の花園:2008/05/26(月) 23:56:53 ID:WXIprgwB
職人さんGJ!


こういう寸止めの時こそ全力で

わ っ ふ る わ っ ふ る!!
741名無しさん@秘密の花園:2008/05/26(月) 23:58:55 ID:8tajJjyr
ま た 寸 止 め 

た ま ら ん !
742名無しさん@秘密の花園:2008/05/27(火) 00:00:55 ID:cjJGj6Fu
一番SなのはPerfumeの誰でもなく職人さんだと確信した…!
続きを求めてただわっふるすることしか出来ない自分の無力さを呪いつつわっふるわっふる
743733:2008/05/27(火) 00:06:27 ID:+RSe5y3T
なんてこった。
みんなに祝福されたのでピノ買うついでにゼクシー買って来たら素晴らしいSSが。
perfumeの三人から、いやこのスレのみんなからもっさんを貰うわけだから、明日嫁に離婚を切り出してみる。
744名無しさん@秘密の花園:2008/05/27(火) 00:17:49 ID:z8WDQE0I
寸止めキタ――(゚∀゚)――!!
職人様、スレ住人にお預けしすぎw
しかしGJ!!

>>743
おちけつwww
てかパフュ関連スレで既婚者の方をたくさん見るが、このスレにも既婚者さんが!w
745名無しさん@秘密の花園:2008/05/27(火) 00:24:43 ID:RdIpzrmb
733嫁いるのかよww 祝福イサキ改変支援

「はっ!はぁぁぁあんっ!ゲ、GAMEは?GAMEは、う、売れたの??」
「ああ。オリコン初登場1位だよ。プラチナ越える売れ行きだ。」
「1位っ!!GAMEぅぅ!!もっさんかっこいいいいぃぃぃい!」

あ、もっさんが嫁か
746名無しさん@秘密の花園:2008/05/27(火) 00:29:35 ID:NjjOcagQ
あ〜かしキタ!もちろんあ〜攻かし受ですよね?ね!w

>>743
嫁もまさかの展開だよwwでも、もっさんと幸せになるためにはしょうがないww
747名無しさん@秘密の花園:2008/05/27(火) 00:35:59 ID:lQNMTpBp
これだけSS投下されてきて、皆さん絶妙に寸止めで納めているあたりに、Perfumeへの愛情を感じるなあ・・・。
748名無しさん@秘密の花園:2008/05/27(火) 03:09:03 ID:EV1eny5B
>>727
で、かっしーはさらにさらに白かしになってゆくのですね
白かしの涙がすき
749名無しさん@秘密の花園:2008/05/27(火) 20:12:23 ID:qX6Mpah2
かしゆかが制服でウェルテル読んでるって設定の画像あったけど、よく考えると深い!
(ウェルテル→主人公が友人の婚約者に恋をしてしまう話)
750名無しさん@秘密の花園:2008/05/27(火) 20:45:46 ID:EV1eny5B
Say love me girl
751名無しさん@秘密の花園:2008/05/27(火) 20:59:47 ID:0zx59sVz
のっち可愛いよのっち
752名無しさん@秘密の花園:2008/05/28(水) 01:29:47 ID:8PcLjLiy
ttp://www.uploda.org/uporg1448138.jpg_6ACVYhPzF6yzdDgIV1Vr/uporg1448138.jpg
過疎っている今のうちにうp

ごめんねぬるくてごめんね。マカロニがリフレインしてね。
つかそれ以前の話もあるんだけどね。あばばばばあb
753名無しさん@秘密の花園:2008/05/28(水) 01:33:53 ID:WxgYT7HA
>>752
これくら〜いのペースでたぶんちょうどいいよね
雰囲気いい!GJ!
754名無しさん@秘密の花園:2008/05/28(水) 01:41:43 ID:wS+nOsPq
>>752
うおおいおおおいお
gggggj!!
淡くていい!
755名無しさん@秘密の花園:2008/05/28(水) 01:49:45 ID:+DxZUa5l
>>752
すごい好きだ
中田ヤスタカは神!
752も神!
756名無しさん@秘密の花園:2008/05/28(水) 02:20:45 ID:WpKolhW9
>>752
あ〜ちゃんにがっつくあほのこもいいんだけどこういうほのぼのが一番見たかった!GJ!
757名無しさん@秘密の花園:2008/05/28(水) 02:21:32 ID:jGZQMyXf
>>752
なぁんだ、ずいぶん古いな。70年代のセンスだ
ま、色使いもそれっぽいし、一応保存しとくか
758名無しさん@秘密の花園:2008/05/28(水) 02:49:01 ID:LN6/pUdo
>752
ほわんとしててPerfumeっぽい!
最近ムッツリスケベなのっちが多かったからw
こののっちは珍しくw紳士的?だわ
759名無しさん@秘密の花園:2008/05/28(水) 02:55:47 ID:7DwWFceF
ツンデレーションがいるな
760名無しさん@秘密の花園:2008/05/28(水) 03:13:50 ID:wS+nOsPq
>>757
これはいいツンデレーション
761名無しさん@秘密の花園:2008/05/28(水) 16:49:23 ID:w9MZmHfQ
>>752
後ろだっこ(人間椅子っぽいけどw)ktkr(・∀・)w
のっちはまわした手を何処におけばいいか悩んでればいいよ^^
ってもう消しちゃったのか・・・
762名無しさん@秘密の花園:2008/05/28(水) 19:20:24 ID:gDHUqq+7
>>752
いいなぁ・・のっちのポジションに行きたひ・・・
763名無しさん@秘密の花園:2008/05/28(水) 22:34:34 ID:GWMkQQjJ
>>752
(ToT)404
764名無しさん@秘密の花園:2008/05/28(水) 22:53:21 ID:wS+nOsPq
人がおらんうちに投下
ギャグのっちの者ですが、のっち視点だとどうしてもギャグになりがちw




「ねぇ、午後から雨だって」
「でも降っとらんじゃん」
「んまぁ…早めに戻ろーよ」

散歩に行こうと言い出したから、2人でスタジオを抜け出した。
衣装のまんまで、なんかヘンなの。
かしぃはソロ撮影中で、でも置いてくのは悪いと思った。
なのに、チラッとかしぃを見たら目で合図をされたんよ。
あ〜ちゃんに甘いかしぃの事だ、のっちが代わりに満足させてあげてって事だと思う。

「見てあれ、チョーヤバイ!」
前を歩くあ〜ちゃんが、目を輝かせて振り向いた。
「エー?」
「あのピンクの家!チョーほしーい…」
あぁ、ほんとだ。
確かに可愛いし、あ〜ちゃんが好きそうだ。
けど、ほしいなんて…それ家だから。
なんて、思っていたら不覚にも吹き出した。

765名無しさん@秘密の花園:2008/05/28(水) 22:54:02 ID:wS+nOsPq
幻覚かな、猫耳がピクンと揺れた。
「なに笑っとんのよ」
そう思った途端にふくれっ面、肩を小突かれる。
えぇと、こうゆう時かしぃはどうしてたっけ。
えー……
「無邪気なあ〜ちゃんが可愛くて。」
のっちの最強スマイル付きでプレゼント。
あ〜ちゃんは耳まで真っ赤になる予定。


「くっさ」


…え。
「ちょちょ、待ってよ!」
かしぃの時は、にゃんにゃんするくせに!
一言吐き捨て、踵を返したあ〜ちゃんの腕を慌てて掴んだ。
ゆっくりゆっくり、嫌味ったらしくあ〜ちゃんが振り向いた。
「機嫌取りは3年はやいんよ」
「っな……イッ!」
反論もさせないつもりなのか、おでこを人差し指で弾かれた。

「のっちのばーか」
軽やかなスキップで、衣装の布という布が翻り、髪もふわっふわ。
そう、まるで妖精。
766名無しさん@秘密の花園:2008/05/28(水) 22:54:40 ID:wS+nOsPq
って、あれは気まぐれ猫だ、騙されたらいけんのよ。
大体かしぃの時はそんなん言わないじゃん!
てゆーか3年ってなんよ、半端すぎてのっち泣きそうよ。
…いんやいや、心が泣いても逃げない。

「あ〜ちゃん!」
ついキツイ声が出てしまった。
あ〜ちゃんは、すぐにピタリと立ち止まる。
やば…お願いじゃけぇ謝ったりはせんでよ…。
かしぃに半殺しにされるけぇ…。

「のっち、」
そんなのっちの心配も虚しく、不思議そうにあ〜ちゃんが両手を宙に差し出した。
少しして、さらさらと落ちてくる雨粒。
「雨じゃね」
心なしか弾んできこえた、あ〜ちゃんの甘い声。
ずっときいていたいかも。
「なんかいいねぇ」
あ〜ちゃんは雨の中、両手を広げてくるくる回り始めた。
遠心力により綺麗な円を描くワンピース。
霧雨の中踊る妖精は、淡くきらきら輝いていて。
すごく、美しい景色。

767名無しさん@秘密の花園:2008/05/28(水) 22:55:20 ID:wS+nOsPq
…じゃなくて!
「衣装……!」
まだ霧雨だけれど、強くなられたらたまんない。
じゃなくても、衣装が濡れるんはよくない!

のっちはハイスピードであ〜ちゃんに駆け寄る。
「屋根あるとこ行こ……ねぇ?」
腕を引っ張っても、あ〜ちゃんは一歩も動かない。
絶え間なく降り注ぐ雨を、ずっと見上げたまま。
「あ〜ちゃん?」
返事も返ってこない。
どこか切ない横顔に、鼻先から落ちる雨粒。
微動だにしないあ〜ちゃんは、彫像みたいに美しい。
のっちだってずっと見ていたいくらい。
でも、
「濡れるけぇ…」
もう一度腕を引こうとした、瞬間。
あ〜ちゃんがこちらを向いた。
綺麗な三日月を描いた口唇が、一瞬、のっちのそれに触れた。

雨粒に濡れた冷たいキス。
それと正反対、暖かい笑顔のあ〜ちゃん。
「あ〜ちゃん…?」
いつもと違う。
のっちが、よく知らないあ〜ちゃん。
時が止まっちゃえば、のっちが独り占めできるのに。
のっちたちに時間の雨が降る。
768名無しさん@秘密の花園:2008/05/28(水) 22:56:01 ID:wS+nOsPq
同時に衣装の事が、頭の中で蘇る。
もうかなり濡れちゃって、絶対もっさんに怒られる。
さらに時間も迫って…。
ああ、あああ。
幸せから、どんどんおちていく。
「もう、帰らんともう…」
「大丈夫じゃけん」
あ〜ちゃんが、のっちの言葉を遮った。
「だーいじょーぶよ」
のっちの好きな間伸びした話し方。
濡れてぐしゃぐしゃになったのっちの前髪を、あ〜ちゃんの優しい手がかきわける。
冷たいけど…あったかい。
「雨宿りしとった」
「…へ?」
「そう言えば、まだ二人でおれるじゃろ。」
さらっと言い終え、にゃんっ、と笑うとのっちの手を取って歩き出した。
どこでそんな小悪魔…かしぃじゃろ吹き込んだん…。
けれど、おかげで幸せよりも上に心のエレベータが上がっていく。

769名無しさん@秘密の花園:2008/05/28(水) 22:57:25 ID:wS+nOsPq
雨も降り、街ゆく人も少ない街。
シャッターがおりた小さな店の屋根の下、のっちたちはちょこんとお邪魔する。
「雨も悪くないねぇ」
「そ、だね…」
すんごい密着しとる。
冷たい空気の中、繋がれた手から伝わる体温は、妙なリアリティがある。
なによりも、ツンデレーションからいきなりのデレ期。
その上、ご機嫌斜め上のご様子。
「ねぇのっち今日うち来んさいよ」
「っうぇ?!」

スタジオに戻る前に、のっちはオーバーヒートしそうです。
5本指の先まで体温を共有する今、どうかどうか熱が伝わりませんように。




おわり。
竹目のbeautiful sight(日本語訳)とかを使いたいがために書いた。スマンw
あとかしゆかの呼び方は、チョコメイキング1を見て使いたくなったので使ったww
770名無しさん@秘密の花園:2008/05/28(水) 23:27:01 ID:cltlpHrE
SSきたーー!!

GJ!!!
771名無しさん@秘密の花園:2008/05/28(水) 23:28:09 ID:8PcLjLiy
この物語には、このBGMなんかはどうでしょう(会わなかったら申し訳ない)
キリンジ/雨は毛布のように
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm2853423

あーちゃんの好きなaikoがコーラス。何はともあれGJ!!感情描写の細やかさが好きだ
772名無しさん@秘密の花園:2008/05/29(木) 01:04:35 ID:QNCdI3Dq
携帯→pcの為画質諸々悪いです。。深夜にこそこそうp

ttp://www.uploda.org/uporg1449790.jpg_05DRpcRO6oarbLTtwlGk/uporg1449790.jpg
あー「ほんと満員電車は憂鬱じゃねえ」
のち「そうじゃねえ。。」
のち「あ!じゃあのっちがおまじないかけたげるよ!」
あ「えっ?」
ttp://www.uploda.org/uporg1449793.jpg


かしゆか「朝から早速ネタ発見じゃね?」
773名無しさん@秘密の花園:2008/05/29(木) 01:10:10 ID:QNCdI3Dq
ちょwwwMac変換ふざくんなww
かしゆかのキャラがおかしな事になっとるがなwwww

脳内で?→おんぷか☆に変換してくださ。。orz
774名無しさん@秘密の花園:2008/05/29(木) 01:14:31 ID:3xAQ7ZdF
>>773
ちょwwwじゃね?ワロタw
てか樫野様どうやってそこにw
もーGJすぐる!!
とりあえず誰かあのドア開けてくれ
775名無しさん@秘密の花園:2008/05/29(木) 03:57:11 ID:AUiePIhZ
>>772
のっち大胆すぎる。いいぞもっとやれ
776名無しさん@秘密の花園:2008/05/29(木) 08:56:40 ID:l/1sPvS7
>>772
おおい、のっちぃい!!
(私の)あ〜ちゃんにどこでなにをしとんじゃ!!
・・・もっとやれ(#´Д`)ハァハァ
777名無しさん@秘密の花園:2008/05/29(木) 16:07:57 ID:/PZnGxZr
なんか・・・ネタがマンネリになってきたね・・・
778名無しさん@秘密の花園:2008/05/29(木) 16:31:19 ID:3xAQ7ZdF
>>777
昨日投下した者だが、それはすいませんね
結構難しいんですよ、ネタを探すのとか
一応前スレから投下続けてきたから、自分のはマンネリかもな
しばらくROMに徹してみるわ
779名無しさん@秘密の花園:2008/05/29(木) 17:01:54 ID:MEEzXLhf
>>778
うぅ(;_;)…ROMに徹するなんて言わないで。。。
私の日々の楽しみがなくなってしまいます。

お昼寝 のっちに癒される? ゆかちゃん…
ttp://www.uploda.org/uporg1450379.jpg
780名無しさん@秘密の花園:2008/05/29(木) 18:14:30 ID:AUiePIhZ
>>779
GJGJ二人をずっと眺めていたい。でものっちが起きた後も気になるw
781名無しさん@秘密の花園:2008/05/29(木) 20:39:39 ID:AjeoaCkd
少し時間かかるかもですが投下してもよかですか?
782名無しさん@秘密の花園:2008/05/29(木) 20:42:46 ID:4IvhreAt
>>778ネタが思いついたらいつでも投下まってるわっふるわっふる
>>779透明感溢れる雰囲気がすばらしい
>>781おk
あとsageましょう
783名無しさん@秘密の花園:2008/05/29(木) 21:17:01 ID:nrD8ALGP
>>779
ここは絵師さんも神レベルだから困る(いい意味で)
784名無しさん@秘密の花園:2008/05/29(木) 21:25:45 ID:Kc7BL9ys
絵師さんもSS書きさんもGJ!マンネリなんてとんでもない!わっふるわっふるぅ
785名無しさん@秘密の花園:2008/05/29(木) 22:09:48 ID:v8tMBNXx
>>781
是非!!

ギャグのっちの方GJです。デレあ〜ちゃんとか可愛すぎて困るw
自分はマンネリってないと思うよ。むしろ色々よめて楽しいったらないw
786名無しさん@秘密の花園:2008/05/29(木) 22:45:08 ID:MEEzXLhf
積極的な のっちファンと怒りオーラあ〜ちゃんに
ビクビクのっち…。
http://www.uploda.org/uporg1450997.jpg
もう怒ってないけどツンな あ〜ちゃん。
http://www.uploda.org/uporg1450999.jpg

>>781
楽しみに待ってます!
787名無しさん@秘密の花園:2008/05/29(木) 23:16:00 ID:21EPCFCF
GJ!
のっち男前杉萌え死んだ
788名無しさん@秘密の花園:2008/05/29(木) 23:34:12 ID:X8gmoLdI
のっち,格好良すぎる…W

SS楽しみに待ってます
789名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 01:05:24 ID:KHjyqgFA
まだかなまだかな
わっふるわっふる
790名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 01:07:08 ID:UBmhOitu
ツンあ〜かわいいww

本スレまとめさん見てたらここの話題出ててお茶吹いた心臓に悪すぎる。頼むからスルーしておいてください
791名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 01:07:55 ID:rbdhv1c7
誰か>>779の画像再うpお願いします。
保存したいぐらいにすばらしいできだったのにorz
792名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 01:40:03 ID:Bbd8ZgJn
>>791
これでいいのかな?779さんじゃないけど・・・
ttp://www2.uploda.org/uporg1451468.jpg
793名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 01:45:08 ID:edaMwiOF
SS投下待ってたらこんな時間にwwもうすることないし寝よう。寝た途端に投下あったら悲しいな…わっふるわっふる
とりあえず>>791は専ブラいれるべき
794名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 01:46:47 ID:rbdhv1c7
専ブラいれてますよw
795名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 01:50:06 ID:edaMwiOF
あ、いれてるのかすまんw
専ブラなら一度見た画像はキャッシュ残るもんじゃないのか
janeしかまともに使ったことないから他はしらんが
796名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 01:52:39 ID:rbdhv1c7
ギコにはそんな高等な技はないようで…
そろそろ乗り換えかなぁと思いながらみんな投下を心待ちにしてんのね。
まだ途中だから、書き終えるまでしばしお待ちください。
797名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 02:37:57 ID:D0LAzVbP
>>786
画像がない・・・orz
ちくしょう・・・後、1時間帰ってくるのが早ければorz
798名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 02:43:25 ID:KHjyqgFA
待つぞ待つぞ
俺は待つぞ
799名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 02:48:24 ID:ImiHRM1A
人多いなあw
ROMに徹するとか言っといてなんだけど、宣言した職人さん来るまでつなぎで投下してもいい?
でも途中で職人さん舞い降りてまた被るのは嫌だぞw
800名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 02:53:41 ID:KHjyqgFA
ぜひぜひ投下してくんさい!><
801名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 03:00:56 ID:D0LAzVbP
投下に初遭遇したwぜひぜひ
802名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 03:14:02 ID:ImiHRM1A
じゃ投下します
のっちはお泊まり設定でよろ
黒ゆか注意でおながいしますね





静かな部屋に、外の灯りがカーテンの隙間から差し込む。
カリカリと軽やかなペンの音と、規則正しい柔らかな寝息。
ゆかの部屋なのに、ふわふわした夢みたいな空間だ。
意識が持っていかれそうになる。


「あっ」
カクンと頭が落ちた拍子に、ペンの芯が折れた。
寝たらダメ、課題終わらせんとね。
「……ん」
規則正しく鳴っていた呼吸音が止まると同時に、テーブルの向こうから頭が現れる。
「のっち…起こした?」
まだ開ききっていない瞳がなくなるくらい、のっちは微笑んで首を振った。
のっちはそのまま、のそのそと這ってゆかの横に落ち着く。
「ごめんね、寝てて」
言いながら課題を覗き込むのっち。
目の前のまあるい髪から、ゆかのシャンプーのにおい。
普段のスパイシーなのっちとは違って、柔らかいにおい。
803名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 03:14:45 ID:ImiHRM1A
「いつもこんな時間まで課題やるん?」
「うん、やる。」
えー!っと大げさなリアクションが返ってくる。
もともと大きな目が更に大きく丸くなって、落ちてしまいそう。

「のっちはゲームやっとるよぉ」
「ないわ…」
あっひゃっひゃと、のっちの特徴的な笑い方。
笑いの中で、さりげなく下から腕を取ってきた。

こうゆうとこ、のっちはカッコよくない。
もっとドキドキさせてくれんと、飽きちゃうかも。
「…もっとガッと腕取れんの?」
潮笑まじりに、改善を持ちかけてみるけど。
のっちはすぐに眉を八にさせながら、頬を膨らましちゃう。
「だって…引かれるの嫌だし…さ」
いやぁ、控え目すぎるじゃろ…。
これで引くなら、ゆかはとっくにのっちの前から姿を消してる。
のっちはしょんぼりしたまんま、これじゃつまらん。

「…のっちのこと好きだから引かないヨッ☆」
「え?まじで!まじで!」
のっちはいじり甲斐があり…転がし甲斐がある。
なのにのっちったら、両手を前に突き出してわーっと騒いでいる。
804名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 03:15:27 ID:ImiHRM1A
「かっしーはのっちが、す・き…」
静かになったかと思うと、確かめるように呟くのっち。
のっち……面白すぎ。
チョロんぼとフーくんに続く、ペットみたいな感じ?
う〜ん、よく…わかにゃい!

「ねえねえ、かっしー」
不意に顔を覗き込まれる。
愛嬌のある整った顔立ち、近くで見ると見惚れそうになる。
「…のっちもかっしーが好きっ!」
大きな目が、ゆかだけを映して光る三日月になる。
綺麗な…すごく純粋な目。
のっちの言葉を最後に、緩やかな静寂が訪れた。
予想外だったのっちの言動に、頭の中が真っ白。

「コレりょー想いじゃん!」
ひょいと立ち上がって、何故か仁王立ちでピースするのっち。
…転がしてるのはゆかなのに。
まっすぐな目で見つめられて
心の自由が利かないの

805名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 03:16:38 ID:ImiHRM1A
切られた心の回路を修復するのには、時間がかかる。
ゆかはピースするのっちを、見上げる事しかできない。
「一緒に課題やろーよ」
のっちが横に座ったかと思うと、今度はしっかりと腕を抱えるように取った。
その弾みで、切れていた心の回路が繋がれる。

頭の中に色が戻っていくのが、自分でも解る。
とりあえず、このニヤけるえんどう豆を懲らしめなきゃいけん。
「ばか。」
「ええ!なんでぇ!」
また無駄に大げさなリアクション。
しながらも、腕は離さないのっち。
恋をするって言うのとはちょっと
違うけどわりとドキドキした

そう。
これは恋とかじゃないんよ。
のっちが好きなんじゃないんよ、ゆかは。
きっとこうゆうこと…
えっと…あんたの目が好きだ!




END
806名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 03:18:55 ID:ImiHRM1A
誤字脱字があっても見逃してくだされw
Dreamin DreaminをBGMにして読んだりしてくれww
ではROMに戻ります
807名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 03:26:19 ID:KHjyqgFA
わっふー!GJGJGJ!!
のっちかわゆすwww
808名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 03:31:13 ID:D0LAzVbP
やっぱかしのち、いいわ(;´д`)ハァハァ
GJ!また書いてほしいぜw
809名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 05:03:46 ID:C5a9m7CN
>>786の再うpお願い
810名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 08:03:50 ID:ewRry30c
GJすぎてやばいなこれは。。!朝からテンションあがってきた
(記事名は忘れたけど、)ksykがのっちへのコメントに、でかでかとあんたの目が好きじゃ!、って書いていたのを思い出したw

ドキがムネムネするよう。ほんとGJ!
811名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 08:08:10 ID:zHcHRNTX
>>786のロダはすぐ流れるから
シャイなうp主さん向けのロダだねw
812名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 09:02:08 ID:VcPGfaab
黒ゆかスキだから嬉し過ぎる。。。
のっちも可愛い!!

>>786
こんなもので良ければ…。どーぞ。
http://www.uploda.org/uporg1451801.jpg
http://www2.uploda.org/uporg1451802.jpg
813名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 09:06:32 ID:VcPGfaab
間違えた。上の画像は>>809さんあてです。
814名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 09:09:31 ID:edaMwiOF
朝からSS読んでテンションうp!今日も1日がんばろう。
明日明後日行く人はレポよろ(百合萌え的な意味で
815名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 18:15:41 ID:MwXx20oT
>>810
Quick Japanのメンバーがそれぞれに宛てたメッセージってやつだね

自分はのっち→ksykの「頼れよ」に萌えたW
816名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 18:19:00 ID:KHjyqgFA
いつのQJ?

読みたい!!
817名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 19:14:07 ID:ImiHRM1A
>>815
そうそれw
ちなみに77号。
ksyk→あ〜への熱いメッセージなどなど読む価値アリ
818名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 19:37:58 ID:CANVpUUq
>>815

>のっち→ksykの「頼れよ」に萌えたW

やべぇwニヤニヤしすぎの俺キモイww
のっちかっこよすぎるw
確かにかしゆかってあんまり他人に頼らなさそうだもんな

819名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 19:52:50 ID:VG6NG4HR
初めは「頼れよ」が「頼ってよぉ」だったに違いない
覚醒時を除き、のっちは二人に頭があがりません
820名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 20:10:23 ID:YIOCF7hw
「頼れよ」でどなたかSSを…
821名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 20:27:18 ID:Lb0mu1V8
>>820
そのネタでちょっと書いてみようかな…
遅くなる&駄文でも良ければ(´・ω・`)
822名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 20:37:02 ID:KHjyqgFA
ぜひ書いてくらさい!
待つのは慣れてますからああああああ
823名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 20:38:29 ID:ImiHRM1A
>>821
よろ!
楽しみにしております

824名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 21:06:44 ID:VcPGfaab
SSにワクワクし過ぎな自分がコワイ…どうしよう。

ゲームを取り上げて のっちで遊ぶ ゆかちゃんです。。。
(変なことはしないよ)
ttp://www.uploda.org/uporg1452431.jpg
ttp://www2.uploda.org/uporg1452434.jpg
825名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 22:12:57 ID:wmq1Dv3B
一枚目の、日常でありそうな何気ない感じが大好きですムハー
826名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 22:34:46 ID:ImiHRM1A
>>824
もう変なことしとるw
ksykいい!GJ!!
827名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 23:06:12 ID:UBmhOitu
かしゆかかわいいGJ!
828名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 23:39:30 ID:taiOMFau
何の予告もなしですが、PSPSネタにSS書いてみましたんで投下します。
820さんのネタも少し拝借しました。
では駄文失礼します。のち目線です。
829名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 23:40:59 ID:taiOMFau
Perfect star Perfect style

「ふぅっ。」
やっと今週が終わり。一週間長かったなぁ。
疲れきってて頭がぼーっとしてくる。宙を見るようにぽかんとしていた。

「..... ばぁっ☆」

気がついたら目の前に寄り目のかっしーの顔。ドアップだよ。
私は吹き出した。

「かっしー、急に何よ?」
「え?別に。元気無いなぁと思ったから。」

そう言ってニッコリ。かっしーはいつでもふわふわだねぇ。気楽そう。
さりげなく私たちを励まし続ける。意図してやってるのかさえわからないくらいに。

本心は分からないけど、きっと「樫野有香」はパーフェクトなスター。
だから辛さは表に出てこないし、みんなの前では笑顔を絶やさない。
「かしゆか」が半分お芝居なのはよく分かってる。
でもつかみどころのない気楽そうに映るそのスタイルもお芝居?
なんか心配になった。
830名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 23:41:31 ID:taiOMFau

「ねぇ、かっしー。」
「ん?」
「なんか悩みとかないの?」

そう言ったらかっしーはクスクスと笑った。

「ないよ。急にどーしたんよ?そんな深刻な顔してのっちらしくもない。」

あたしそんな顔してた?でも本気で心配なんだよ。
「や、最近なんか頼りっぱなしだなぁと思ってさ。」
ほんとは最近どころかもう8年近くなんだけどね。

かっしーは少しだけ表情を柔らかくした。さっきまでの作り笑いっぽい笑顔じゃない。
もっと人間らしいというか、素に戻った、優しくて、でも寂しそうで壊れそうな笑顔。

「いいんだよ。もっと頼ってくれてもいい。あたしは頼ってもらうしか脳がないから。
 人に頼ってもいいほど自分がやらにゃいけない事こなしきれてないんよ。」

一瞬真顔になったかっしーの表情も、言葉も、まだ離れない。

きっと私が手を伸ばしてももう届かない。それほどに遠い存在に感じた。

いつも笑ってて、いつも優しくて、いつも甘えさせてくれる。
すごく近くで守ってくれているようで、心は遠くにいるみたいな感覚。
私たちに頼らないで何でも一人でこなして、なのに私たちには頼ってもいいって言うの?

頭の中では、かっしーの気持ちが私の言葉なんかで揺らぐ事はないって思ってる。
それでも口をついて言葉が溢れてくる。

「かっしーはいつでも全力でやってるじゃん。やろうとしてるじゃん。
 いつも完璧で、余裕な顔して、でも裏では必死でさぁ、なんでそーなるんよ?
 私とあ〜ちゃんにぐらい本音見せろよ!頼れよ!信じて無いん!?」

いきなりキレたみたいな口調になっちゃった私にかっしーはぽかんとしていた。
ただわずかに表情に変化が現れた。
うまく言えないけど、喜びと苦しみを一度に知ったような表情。
長い沈黙の後にかっしーはぽつりと言葉をつなぎ始めた。

831名無しさん@秘密の花園:2008/05/30(金) 23:42:25 ID:taiOMFau
「心配させてごめん..... でもね、やっぱりのっちとあ〜ちゃんにしてあげれる事が無いんよ。
 だったらせめて迷惑はかけたくない。それだけ。本当に二人の事は信じてるよ?.....」

そこまで言ったところでかっしーは言葉に詰まった。目から一筋の涙があふれた。

何年ぶりだろ。「かしゆか」じゃなくて「樫野有香」が泣いてるの見たの。

「かしゆか」はしょっちゅうではないにしろライブで時々涙を見せる。
でも、「樫野有香」は違う。ステージ上のパーフェクトなスターなんかじゃない。
自分より友達優先で、ちょっとの事でもすごく心配してくれるお姉ちゃんみたいだ。
穏やかでこうして気持ちを吐き出す事なんて滅多にしない優しすぎる人。
やっとちょっとだけ本音見せてくれたね?

「かっしー、大丈夫だよ。いつも私たちはかっしーに助けられてる。
 たまにこんな感じで話してくれたらいいんよ。」

私はそっとかっしーのおでこを撫でて、優しく抱きしめた。かっしーは笑う。
だけどその笑顔はさっきまでの笑顔じゃない。子供みたいで、普段とは違う。
優しさとか穏やかさを取っ払った無邪気さがそこにはあった。

なんだ、こっちの方がかわいーじゃん。

かっしーの笑顔はその後も絶えることなくそこにあった。
あぁ、やっと手が届いたね。私の完璧なスターさん。
                        end
832名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 00:03:44 ID:KHjyqgFA
ふにゃあ・・いいなぁこの雰囲気・・・
GJですお〜
833名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 00:44:33 ID:aWzzMSBI
GJ!!!萌えた!


それにしてもHAPPY!酷いW
山ちゃんを見るのっちの顔こわかったW
834名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 00:52:50 ID:2zIyBeh/
い〜〜なんかウルウルきます。
835名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 00:56:13 ID:xKDSzGne
のっち男前だなぁwあとへたれお馬鹿がデフォになってきてるから冷静な語り口は新鮮だったwGJ!
836名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 01:04:58 ID:pOpTghx+
1個できたので…、今投下しても、大丈夫かな?
837名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 01:07:29 ID:K8gsd4hU
どうぞどうぞ
838名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 01:07:52 ID:KIoUXB61
かもーん
>>828GJ!
839名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 01:11:07 ID:pOpTghx+
危険なシチュエーションに挑戦!

会話だけで進みますので、
想像力を膨らませて読むと…?


sweet pain



「…ええよ、あ〜ちゃん。」

あたしは、あ〜ちゃんの手を引いた。
二人の、距離が、ぐっと、近くなる・・・。

「のっち…?」
「…あ〜ちゃん、じゃぁ…。」
「ぅ、うん…。」
「…。これ…はずしちゃ、だめ?」
「…ぇっ、、このままが、いい。」
「ダメ…。とって、いいじゃろ。」
「…ぅ、、やっ…。あぁっ」
「…。ぅわっ、や、やわらかい。。。。」
「…っ、ふふっ、くすぐったいっ、…!あ、いやじゃ、のっち…っ。」
「こっ、こら笑うな。こっちは真剣なんよ。」
「ごめん。…でも、眉が八の字になっとるよ?」
「もっ、そういうこと言うと…!」
「ぁあっ、ちょっ…、あっ…」
「逃げちゃ、ダメ。」
「、だってぇ…」
「…あ〜ちゃんが言ったんよ。やってみてって。」
「…そ、そう、じゃけども…。」
「今は、おとなしくしないと、いけんよ。」
「…ぅん。…。」

「…じゃぁ、」
「…。」

「…、んと…、こっ、ここ…?」
「…ぅん、ううん、…」
「…ぇっ、違うん?…っと、じゃぁ…、こ、こ…?」
「…んっ。はぁっ、ぁっ…」
「…もっと、こっち、…かな…?」
「…った、あ、、ち、ちがっ…」
「違うん…?」
「…ん、ん、んん」
「…はっきり、言わんと、わからんよ」
「…ぇ、わ、わかんにゃい…。」
「わかる、じゃろ…?」
840名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 01:11:53 ID:pOpTghx+






「ねぇ、…言って。」
「…。」
「ちゃんと、言って?」
「やっ、いや…じゃ…」
「…じゃ、やめちゃう…よ?」
「…。ぁ。ん、…も、もっと…」
「…もっと?」
「…もっと、…そっちじゃ…」
「…、ここ…、じゃね?」
「あっ、ぁぁっ…」
「…こう、するん?」
「…はっっ…、ぁ。あ…んまり、触ると…」
「…ここ、…ぁ、ふくらんどるね…。」
「あっ、はぁっ、った、っ。のっち…、だ、だめじゃ」
「…何で?」
「そっ、それ以上は、だめじゃっ…」
「…だめじゃぁないよ、あ〜ちゃん」
「はぁ、あっ、…、のっちっ」
「…ん?」
「っ、痛…、たっ、…のっち…」
「…。あ〜ちゃん…。我慢、して」
「だ、だめ…、はぁぁっ、…ダメ、ダメ…ッ!」
「いい子だから…、ね?」
「うぅん、イヤじゃっ、…ヤっ」
「もうちょっと、…ね、…でしょ?」
「やっ…、やぁぁっ。…もっ、や、優しく…」
「…泣かないで、あ〜ちゃん。…優しく、は、無理じゃ…」
「…の、のっち?」
「…ごめん。…優しくは、できんよ」
「ぅぁっ、…痛いよっ、のっち」
「あ〜ちゃんっ。」
「のっ、ち…??」
「あ、…もう、少しじゃっ…」
「ぅ、ぅんっ。。。!!!」

ガタンッ…、
奥の扉が、開いた。

「ふっ、二人とも、な、何やっとるん!!!」

「…ゆっ、ゆかちゃんっ!」
「あ〜ちゃんっ!?」
「ふぇぇ、ゆかちゃ…っ」
「ちっ、ちがうんよ、ゆかちゃん、これはっ!」
「のっち…っ」
「…。」
「ゆ、か…ちゃん?」
841名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 01:12:41 ID:pOpTghx+





「…。のっち、代わって。…ゆか、が、してあげる。」

「っ!!!!」

「あ〜ちゃん、泣いとるじゃろ。
 …ゆか、のっちより優しくできるよ」
「だ、だけども」
「あ〜ちゃん、…ゆかのほう、向いて?」
「ゆ、ゆかちゃ…」
「おいで」
「…。」
「…こんな、ことしたら、いかんよ。」

「…ゆかちゃん、ゆかちゃんっ」
「…見せて。」
「…えっ…。」
「もっと、ちゃんと…見せて。…隠さないで。」

「やっ、…あ、赤くなっとる、から…」
「見ないと、わからん」
「…、い、痛いんよ。」
「痛むん?…じゃぁ、これ、使おうか」
「え、、、、そ、そんなん、使うの、怖いよっ」
「痛くせんから、大丈夫」
「ゆかちゃん…?」
「苦しくせんから…。ね、…力、抜いて?」
「ぅぅっ、や、こ、怖い…っ。の、のっち…っ」
「あ〜ちゃん、のっち、ここにおるから。大丈夫だから、…ゆかちゃん、早ぅ?」
「うん、いくよ…あ〜ちゃん」
「痛っ…!…ぁあっ、…っ!!」

842名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 01:13:26 ID:pOpTghx+



するっ…


「…とれたぁっ!」
「すっごい、こんな大きなトゲが刺さってたんじゃね。」
「こりゃぁ、痛いわけじゃ。。。」
「ふっ、ふええ〜ん!」
「よしよし、あ〜ちゃん。もう泣かないで。
 のっち、ばんそうこう、ばんそうこうっ!!」
「はいはい。…あ〜ちゃんね、手袋、外さんと落ち葉で遊んどったから、
 中にトゲが入っちゃたんよ」
「この手袋、お気に入りなんじゃもん」 
「最初ねぇ、手袋付けたままトゲ探してって言ったんよ。」
「あはは、そりゃ、無理じゃね〜!」
「手袋さんの、せいじゃもん…。」
「ゆかちゃん、それ、えらい細い毛抜きじゃね。」
「意外なところで役立つじゃろ、結構便利なんよ?
 あ〜ちゃんの手に刺さったトゲを抜くとかね?」

「もうっ、二人とも、なんでそんなにいじわるなん??」

あ〜ちゃんが涙目のまま、
トゲが抜けて血がにじむ指をくわえて、あたしたちを睨んでくる。

(うん、泣いてても、可愛い…)

「…で、のっちは、なんで赤い顔しとん?」


えっ、いやいや。

この状況で、変な妄想なんて、したりするわけ…、ないじゃろ?


でも…。

あ〜ちゃん、、、、いつか。

きっと…、ね。




おしまい


ぇぇっ、何を想像してるんでつか?
のっちも、ゆかちゃんも、あ〜ちゃんの指にささったトゲを
抜こうとしていただけですが、…何か?


っていうか、一体何を書いてるんだ、私 …orz
すいません…。
843名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 01:18:49 ID:K8gsd4hU
ちょwwwこのニヤニヤした顔どうしてくれるww
844名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 01:25:11 ID:KIoUXB61
ベタベタだなぁと思いつつニヤニヤしたw別に変な想像してないよ!
あ〜スレの1000が大変な件について
845名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 01:30:04 ID:s0eiba6W
>>842
わかっているにも関わらず読み終えたらニヤニヤしていたんですけど
この責任を取ってほしいわけだが
次は本tうわなにをする(ry
846名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 03:03:20 ID:TpzL77Ir
ここらでガチer一発くださいな
847名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 03:34:05 ID:ErOgW+rE
あげねーよ
微だからいいんだ、微が。
848名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 04:02:39 ID:s0eiba6W
>>847
そうか
でもIDを見てくれないかw
849名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 04:56:08 ID:vXIhEzRG
昨日投下宣言しといてできなかったんで早朝爆撃します。
初&SSぽくない感じですがお許しを
850名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 04:57:07 ID:vXIhEzRG
2008年4月27日ゼップ大阪ツアー初日


のっちはこの場所でライブをすることがまだ夢のように感じていた。
広島から出てきて5年…ぱふゅーむ結成から8年…


私たちがまだ子供だった頃に描いた夢は
今、確実に目の前に広がってる眩しい世界に繋がっている。



「まるで夢を見てるみたいじゃ…。」
そう呟く気持ちを見透かすようにかしゆかが微笑む。

「のっちは、いっつも心配性じゃねぇ。」
かしゆかはいつもそうだ…妙に一人だけ達観したような、どこか他人事のようにPerfumeをみてるような、
そんな彼女の事を、のっちは少し苦手にも思っていた。もちろん、一人で突っ走ってしまうあ〜ちゃんがいて、
かしゆかが冷静にならざるを得ないのが分かっていても、だ。




いや、苦手というよりは憧れに近いのかもしれない。
長い髪、透き通るような肌、儚げな笑顔…。
自分が男なら、こんな少女を手に入れたいと思うに違いない。
のっちは…かしゆかに自分にはないものをたくさん見ていた。




ぱふゅーむに加入した時、のっちはあ〜ちゃんに近づきたかったのだと今更ながらに思う。
思い込みが激しくて、少し子供っぽくて、でも近づく人みんなを幸せにするくしゃくしゃな笑顔を、
のっちはいつも一緒に見ていたいと思った。



あ〜ちゃんはまるで太陽のように、みんなを照らす。
どんな、漫画や音楽を聴いても満たされない心の奥底を、あ〜ちゃんの微笑みは眩しいように照らしてくる。




かしゆかもそれは同じみたいだ。
年齢以上に大人な彼女もあ〜ちゃんの天真爛漫な所が大好きなのは伝わってくる。
Perfumeはあ〜ちゃんが真ん中にいるから3人でがんばれるんだ。



コンコンと言う音が控え室に小さく響く。

午前中のリハーサルを終え、後は細かい調整だけだったけど、今日はツアー初日ということで多くの関係者も見に来るらしい。
もっさんが何人かの関係者を通して3人は挨拶する。こんな時、あ〜ちゃんは必要以上に愛想がいい。
本当は知ってるんだよ。昨日、ホテルであった事を…。
851名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 04:58:46 ID:vXIhEzRG
ツアーが始まる前夜は大阪で過ごしていた。
ギリギリまでテレビ収録もあったためにやっとホテルで一息いれてシャワーを浴びたのっちは少し夜風に当たろうと
思い部屋の鍵を開けた。そこには今にも泣き出しそうな、一人の少女がいた。
あ〜ちゃんだ。
「こ、こんなところで、何しよん?」のっちは尋ねる。
「少し、ええ?」消え入りそうな声に反応する前にあ〜ちゃんが部屋に入ってくる。
あ〜ちゃんの髪からフワリと匂う香りに少しだけドキリとする。

「のっちと二人きりになるんも、ひさしぶりじゃねえ。」
大事な事はいつも遠まわしにする。普段言葉多く伝えようとするのとは対照的に、静かな時間が舞う。


「のっちは…私が誘わんかったらPerfumeには入っとらんかったけえ…」

のっちは何を言ってるのかわからなかった。
今更、そんな疎外するような事言うの?私はあ〜ちゃんの仲間じゃないの?
「後悔…しとらんじゃろか?」
「え?」
意味がわからなかった。やっと、やっとこれから大きな舞台に出てたくさんのお客さんと出会える場所を貰って
喜びこそすれ後悔なんて…


「のっちは…人見知りじゃけぇ…これから色々な人が近くにやって来て、勝手な事もたくさん言って、傷ついたりすることもあると
思うんよぉ。じゃけん、私は今後悔しとるんよ。これから先、テレビもいっぱい出てCDも売れて週刊誌にあることない事書かれて・・・」
何を言ってるんだろう?
あ〜ちゃん、私はね、ずっとあ〜ちゃんの隣で歌って、踊っている今が一番楽しいし、これからもそうだって信じてる。
あ〜ちゃんは続ける。
「もし、のっちがこれから何かあってPerfume辞めたいとか、思ったりせんじゃろうかって…」

もう、聞いていられなかった。
「あ〜ちゃん、私は…のっちは……そんな後悔は1ミリもせんよ。あ〜ちゃんに一緒にやろうって誘われたあの時から…
上京して、CDも売れんくて、辛い時はいっぱいあったけど、辞めたいなんて思ぉたこと無いよ…」
最後のほうは叫びにも近かった。何を責任感を感じてるんだろう?この人は…。

一番傷つきやすくて、一番誤解されやすくて、一番繊細なのは自分なのに…。
のっちはもう、あ〜ちゃんを抱きしめる以外の方法を知らなかった。自分が女だとか関係なく、
あ〜ちゃんの瞳を曇らす全てから彼女を遠ざけたかった。
「ちょ…のっち、そんなに強く抱きついたら苦しいじゃろ。」
「…ご、ごめん」

拗ねた子犬のようなのっちを見つめるあ〜ちゃんの目はいつものように輝きを取り戻している。

「何か、よう喋ったら眠くなったみたいじゃ」
「…そ、そうなん?」

「じゃ、私部屋に戻るわ」
部屋のドアがキイッと閉まる音がしたものの、1分ほどたってからそのドアはもう一度開いた。

「のっち、ありがと…。」
たった4文字の言葉が聞こえて、もう一度部屋は静寂に包まれた。
のっちは少し火照った体をベッドに投げ出し、照れ笑いを浮かべる。

852名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 04:59:08 ID:vXIhEzRG
〜再びゼップ大阪〜


開演十分前


「自分たちが楽しまにゃ、お客さんも楽しくないけん!」
あ〜ちゃんはライブの前、いつもこの台詞を言う。ステージの上に憧れた少女の時から何よりも自分が楽しむことを
そしお客さんを楽しませることを考えてきた初心を忘れないように…。
武道館という夢の舞台が決まった今も、本当に変わらない・・・。


「じゃ、そろそろPerfumeさん、お願いします!!!」
スタッフから声が掛かる。


初ツアー初日、ミスは許されない…。
のっちは胸の中で繰り返す。初めて会った時のあ〜ちゃんの事を…
ひたむきで、まっすぐで、がんばりやで、泣き虫なあ〜ちゃん…。


あなたの隣でステージに立つことが出来るのは後、どれくらいなんだろう?
そばにいられるのは…どれくらい?



会場からは割れんばかりの歓声が響いてくる。
ついにここまで来たんだ。
階段は登ったあとは降りるだけだっていうけど、今は登ることだけを考えよう。



このステージに向かう階段がどこまで続いているのか・・・
わからないけど、今はこの一瞬を刻んでいきたい…あなたと一緒に…








853名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 05:00:30 ID:vXIhEzRG
改行へぼいのと拙文でもうしわけないですが、今日のライブ前にどうしても
書き込みたかったのです。

起きて感想みるのが怖いですがおやすみなさい。
854名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 07:38:51 ID:aWzzMSBI
GJ!GJ!

今までにない新鮮な感じだった
855名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 12:44:12 ID:3CueQVeS
暇なんで描いてみたw
のちとあ〜のち

http://imepita.jp/20080531/455800
http://imepita.jp/20080531/455450
856名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 13:04:40 ID:TpzL77Ir
凄いwめちゃめちゃ絵上手いな〜
一枚目のっちがイケメンすぎるw
857名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 13:15:42 ID:e/v8v61W
>>855
おぉ、GJ!
かわいいなぁ。是非かしゆかも描いてほしいっす
858名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 13:56:11 ID:s0eiba6W
SS書きさんgj
結構ありそうでいいw

>>855
gj!!
次はかしもおながいしますw
最近絵師さん増えてきて嬉しい
859名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 13:56:12 ID:aWzzMSBI
のっちスレより


172:ファンクラブ会員番号774 :2008/05/31(土) 12:57:02 ID:mE/FRry0 [sage]
2004年9月3日『Perfumeのドッキ・ドキ・オンエア』
「男の子だったらメンバーの中の誰と結婚したいか?」という質問で、
かしゆか「メンバーでしょ。絶対やだ。」
あーちゃん「あーちゃんは、のっちの不思議なところがおもしろいけ好き」


のっち歓喜したかな?W
860名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 17:17:00 ID:YE4+xAPo
>>855
最高の笑顔ののっちと微妙に嫌そうなあ〜ちゃんの二人のギャップがたまらんww
お預けをくらってやっと触ってもいいお許しが出たシーンですよね、わかります
861名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 17:47:37 ID:3CueQVeS
こんなショボ絵にGJくれた方々ありがとうございます!!
かしゆかとあ〜ちゃんも描いてみました…が、ムズイっすw
すんません。こんなんでorz

http://imepita.jp/20080531/634560
http://imepita.jp/20080531/635050
862名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 17:50:59 ID:xKDSzGne
>>855のっちwwセクハラはほどほどにねw


一週間くらいねちねちどうするか悩んだけどライブが終わる前に投下
初SS。のちあ〜前提かしのちです。




楽屋に戻ってくるとそこには珍しく仕事前なのにおねむなゆかちゃんがいて
見慣れない光景とあ〜ちゃんの居ない絶好の機会に好奇心を抑えられないあたしがいた。

「かっしぃー…?ゆかちゃぁん?かしゆかあぁ…?」

すぅすぅという可愛い寝息にそれと同調して上下する肩。
ちょっとだけ、そう思って髪をかき揚げ覗き込む。
白い肌に長いまつ毛、警戒心ゼロのそれはまだしらないゆかちゃんの顔で。

ちょっとだけのつもりがついつい見入ってしまう。視線を引き寄せる引力は悪魔のそれと一緒みたい。
863名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 17:52:50 ID:xKDSzGne
目を開けると至近距離にのっちがいてちょっとびっくり。目力強いけぇね。まぁそこが好きなんだけど
当ののっちはうわって後ろに転んで尻餅をついて…なんか微妙に失礼じゃねぇこの子は。
「大丈夫?」
「うん。」
元気いっぱいに立ち上がるのはいいけどちょっと涙目になっとるよ。
「ゆかの顔覗き込んでなにしてたん?」
「…いや、別に…かわいいなぁって、うん…他に意図があったわけじゃ…」
目を泳がせもごもご言い訳するのっち、いや言い訳になっとらんね。
ていうか可愛いからとかつい欲が抑えられずとか引力でとか…なんか内容が変質者っぽい。
こういうしどろもどろな姿を見てるとつい意地悪したくなってくる。あたしの悪い癖。

「のっち、可愛いとかそんなことゆって口説いとるん?」
不意を突かれた顔ののっちにグイッと近付く。近距離戦ならこっちのもんじゃけ
「あ〜ちゃんに飽きたん?それともつまみ食い?」
「ちがっ」
「…ゆかは、のっちならたとえ遊びでもええんよ」
「あぅ…いや、あの、その…」
いちころじゃね
864名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 17:54:56 ID:xKDSzGne
皆さまこんにちは、のっちこと大本彩乃です。ただ今わたくしはゆかちゃんに誘惑されています。
ていうか二股かけろってぇエエぇエえ?遊びでもいいって?
え、え、それは、その、確かに言われてみればゆかちゃんからの熱い視線を感じたことがあったような、なかったような…。
ああ、ゆかちゃんその上目使いは殺人級だよ…。
ってえダメダメ!あ〜ちゃん!あ〜ちゃんが居るじゃん!あたしは俄然綾香だよ!うん!…うんっ。

何か言いたいのに言うべきなのに頭の中のコンピューターはあり得ない事態にパンク寸前で、顔が熱い。
息が切れそうで深呼吸したらゆかちゃんの香りを目一杯吸い込んでしまって
甘いキンモクセイの匂いに脳が痺れるのを感じた。

「のっちぃ…」
うるんだ瞳があたしを捕える。
そのまま、近づいて…きて、これは、くる…いけないと分かっていても体が動かない、、
あと少しで、触れっ…神様仏様綾香様一時の夢をお許しください!



「…っぷ、も、ダメ、のっち、、おかしい」
際どい、ほとんど距離のない近さで途端にゆかちゃんの顔がくしゃってなったと思ったら爆笑…ってあれ?
「ゆかちゃん…?」
「のっち、間に受けすぎ…ゆかが困るわ…」
865名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 17:56:09 ID:xKDSzGne

キスのひとつくらい決めるつもりだったけど真っ赤なほっぺと点になった目
困った様子の八の字眉に決心したのかつき出た唇。
顔全体のアンバランスさに思わず笑ってしまう。
見つめ合うだけでもドキドキな距離でそれは反則じゃのっち。

流石にひとしきり笑い終えるころには悟ったみたいで段々不満色に染まるのっちの顔。
でも簡単に流されちゃうのっちもわるいんよ?
「のっち、あたしだから良かったものの今の状況他の子だったらそのまま食べられちゃうけぇ気ぃつけぇよ」
「むぅう…」
866名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 17:58:14 ID:xKDSzGne

「ほんまヘタレじゃねぇ」
うぐっ
「あ〜ちゃんには言わんけぇ今度奢りね」
あぁ野口さん…!

な、何か言い返さねば!何か…何か…何かガツンと…!言われっぱなしでいいわけ、ないっ!

「ゆ
「かっしぃ!のっち!もうリハの準備済んだらしいよ。仕事じゃけはよいこ!」
ドタバタバーンと勢いよく開いた扉から慌ただしい空気と元気なあ〜ちゃんが流れこむ
あたしに向かって一瞬ペロリと舌を出したかしゆかはあ〜ちゃんの元へ避難してしまってあたしは結局何も言えず仕舞い。


いつの間にかタイミングまで味方につけてて
小悪魔さんに対抗するにはあたしはまだまだレベルアップが足りないみたいです。
うぅー…。
867名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 17:59:10 ID:xKDSzGne
終わり

のっちをいじる黒ゆかを書きたくて書いた。のっちはあ〜ちゃんに惚れつつかしゆかにもドキドキしてたらいいw
後悔はしてないが〆がかなりやっつけなので航海はしてくる…。読んで後悔した人は一緒に航海しようぜ。
もし無事生きて帰れたらまた何か書こうと思うんだ、俺。

んじゃ行ってくるよ
868名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 18:38:28 ID:tUViwYNO
ちょっと見ん間に職人さん頑張りすぎwwwニヤケ過ぎて困るわw

かしのちたまらんスw>>867頼むから、書いて欲しいww
黒かし好きになってきたww
869名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 19:06:26 ID:s0eiba6W
>>867
おう、後悔はしてないがついてくよ航海に
無事に帰ってまた書こうぜw
そしたら自分もまた書くわ

ところで、あなたは男性だよね
表現がすごく繊細なのに最後に俺言うから驚いたw
GJですた
870名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 19:11:27 ID:k8Gaw6f7
そういえばのちあ〜チェンジの作者さんどこ行ったんだろう
871名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 19:32:24 ID:cu14bU1V
のっちとあ〜ちゃん書いてみたした。下手&見にくくてすいません…orz
http://imepita.jp/20080531/700780
872名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 20:19:38 ID:e/v8v61W
>>861
なんてクールビューティーなかっしーなんだ…惚れたわ
あ〜ちゃんもふわふわしててかわええw

リクに答えて下さってどうもありがとうございます
これからも頑張って下さい!
873sage:2008/05/31(土) 20:35:27 ID:2zIyBeh/
なんか作品が一杯ある。。。嬉し過ぎでニヤニヤ。
私も ゆかちゃん あ〜ちゃんにムハーなのっちを一枚。
http://www2.uploda.org/uporg1454354.jpg

>>871
ラブラブですね!こんな2人みてると…照れます(*^_^*)。
874玉木オタ婆:2008/05/31(土) 20:36:45 ID:aPIY0cow
48歳ババアに照れられてもねぇ・・・・・
875名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 20:38:47 ID:2zIyBeh/
すみません…さげ間違いました;
876名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 21:30:32 ID:aPIY0cow
老眼鏡買い替えなよ
877名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 22:28:13 ID:XunnwxCa
あ〜のちチェンジ作者さん待ってます
878名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 22:32:57 ID:3GL1eg2F
ワシでよければ
マンズリ小説書いてやるぞ
879名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 00:12:42 ID:9Arlx/gf
/\___/\
/ /    ヽ ::: \
| (●), 、(●)、 |
|  ,,ノ(、_, )ヽ、,,   |
|   ,;‐=‐ヽ   .:::::|
\  `ニニ´  .:::/      NO THANK YOU
/`ー‐--‐‐―´´\
       .n:n    nn
      nf|||    | | |^!n
      f|.| | ∩  ∩|..| |.|
      |: ::  ! }  {! ::: :|
      ヽ  ,イ   ヽ  :イ  
880名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 00:53:35 ID:bo5LriOk
ちょwのっちかと思ったら違ったwww
881名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 01:00:15 ID:u+JlQckp
ギャグかしゆかなんて書いてみました
設定有り得ないし長いのでとりあえず1、2章だけ投下
882名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 01:02:25 ID:u+JlQckp
(第1章)
1

今日は久々に3人でのデート。
とりあえず、のっちん家で後はいつも通りかな。

早めに出たこともあって30分前にはのっちのマンション前に着いてしまった
「…早過ぎかな」

とりあえず、のっちに電話しようとバッグに手を入れた。…その時。

「ふ、ふーくん!?」

手に触れたのはゆかの可愛いハムスター。癒やしのふーくん。

…ってオイ!

「…どうやって入ったん?」

可愛いこの子に関しては怒れん。
両手で包み込むように持ち上げて目を覗きこむ。

…あれ?ふーくんの目の色が変……
883名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 01:03:44 ID:u+JlQckp
2

ドンと全身に衝撃が走った。

「痛ぁ…ふーくん!?」
どこを見渡してもおらん…ってか、ここ何処…?
さっきまで立っていたはずの狭い道路は広く、短く刈ってあった芝は森みたい…
ふと、隣に目をやる。

これって……ゆかのバッグ!!!

しかも、有り得ない位デカいんですけど!

恐る恐る自分の手足に目をやる。


…そこには可愛いあいつの毛並み。
ちっちゃな手足があった。
884名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 01:05:02 ID:u+JlQckp
3

…ゆか、ふーくんになっちゃったの…?

そっかぁ……


えええええええ!!!!

キモイ、キモイよぉっ!ふーくんじゃなくて自分が!!

…なにこれ?何てファンタジーですか?これ。


その時、背中から影が出来た。
後ろに何か、デカいのおる!!!

「あれ?ハムスター…」

あ〜ちゃんだ!

……あ〜ちゃん…ゆかよ!気付いて!!
ピーピーかすれた鳴き声で訴える。たすけて、あ〜ちゃん…
885名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 01:06:28 ID:u+JlQckp
4

「もしかしてチョロ!?」

惜しい!あ〜ちゃん、コッチはふーくんなんよ…って今はそんな場合じゃなかった。

「…どうしたん!?ゆかちゃんに捨てられたんね!?」


違ーーーう!!!


「大丈夫よ、あ〜ちゃんがゆかちゃんにガツンと言っちゃるけぇ」

………。

こうしてゆかは、ひとまずあ〜ちゃんの手の中に収まって目的地に向かった。


(第1章おわり)
886名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 01:08:00 ID:u+JlQckp
(第2章)
1

「あ〜ちゃん、おはよっ。早かったね!」

のっちがテレッとした笑顔であ〜ちゃんとゆか(ふーくんver.)を迎えいれた。
ふーん。のっちってあ〜ちゃんに対してはそんな顔するんね。

「のっち、ゆかちゃんは?」

「え?まだだよ…」

「…のっち」

あ〜ちゃんはゆかを手の中に包みながらのっちに近付く。ゆかを見せようとのっちの手をとる。

「え…あ〜ちゃん、いくら2人っきりだって…かっしー来ちゃうよ」

のっち…
のっちっていっつもそんな事ばっかしあ〜ちゃんに言いよるん?

「のっち黙りんさい。ほら、見て。…ゆかちゃんがチョロを捨てよったんよ」

「いや、それはあり得んくない?」

ほぉ。のっち意外とわかっとる。
887名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 01:09:46 ID:u+JlQckp
2

「…そうよね」

のっちファインプレー!あ〜ちゃんが納得してる。さて、次はどうやって自分だということを伝えるか…

「…てか、そもそもチョロなん?その子」

あっ!ふーくんです。

「あ〜ちゃんもよくわからんのよ…」

「それ、チョロじゃなくて野生のハムスターかもよ。自然に返してあげようよ。」

ちょ、ちょ…まって…
野生のハムスターなんておらん!!
あ〜ちゃんも考え込まんで!!

「のっち…それは無い」
「…ですねー」

本当、心臓に悪い…
どうしたら分かってもらえるんよ…
888名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 01:11:07 ID:u+JlQckp
3

「…ゆかちゃん遅い」

あ〜ちゃんが鬱々とした表情で呟いた。

「電話にも出んし、メールも返してくれん」

うん…とのっちも眉をひそめる

2人とも心配かけてごめん…でも、ゆかは無事だよ。ここにおるんよ。


「…これが噂のドタキャン?」

…何でそうなるあ〜ちゃん。てゆうか、のっち若干うれしそうだし。

「…あ〜ちゃん、もし、かっしーが来ないんならさ…」

のっちが恥ずかしそうに切り出す

「なん?」

「…や、駄目かな?」

「じゃけぇ何が?」

えええ…!この雰囲気まさか…

「しっ、してもいいかな…」

だめーー!
いくら2人の事好きでも、ゆかそれは堪えられんよ…

(第2章おわり)
889名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 01:13:19 ID:u+JlQckp
長々と失礼しますた

良ければ続き書かせてくださいm(_ _)m
890名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 01:16:53 ID:t9H0e39B
>>873のっち言われ放題だなwwあ〜かし可愛すぎるGJ
>>889続きmd−?AAry


あと訂正
>>864 4行目 上目使い→上目遣い
>>866 後ろから4行目 かしゆか→ゆかちゃん
書き込む前に直すつもりが忘れてた不覚。まとめさん手間かけてすいませんがまとめる際はよろしくお願いします。
>>869
一応女です。2ちゃんだと一人称とか語尾がかなり曖昧になるw
あと自分の文章はここの職人さんの作品をかなり参考にしてるので繊細さ云々は今までの職人さんの功績があってこそw

レスくれたみなさんトンです。職人さんが書き続けられる気持ちがよく分かった。こりゃ嬉しい。
891名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 01:25:22 ID:bo5LriOk
>>889
いいとこで切りやがるんですね
本当にけしからん
…だから続きヨロ

>>890
女性でしたか!
それはすまんかったww
そう嬉しい。嬉しいよね
という事でまた書いてくd(ry
892889:2008/06/01(日) 03:01:04 ID:u+JlQckp
夜中のテンションで続き書いてしまいましたんで投下

駄文注意
893名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 03:02:17 ID:u+JlQckp
(第3章)
1

だめー!!!本当だめー!!
力の限りピィピィ鳴いてみる

「…のっち!なんかチョロ苦しがっとらん!?」
「え!?のっち、かっしーみたく心臓マッサージ出来んよ!!」

再びあ〜ちゃんの手のひらに戻される。
…のっち、もしかしてゆかの事睨んどるん?

チョロくん…って優しくなでてくれるあ〜ちゃん。
わ…ちょっと良いかも。
って、だからのっち怖いから…。

「のっち。変な顔しとらんでゆかちゃんママに電話してみんさいよ。心配じゃけ」

ありがと。あ〜ちゃん…
でも、大事になっちゃったりしたら…

「…うん、わかった」

のっちが慌ててケータイの開いた。
894名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 03:03:33 ID:u+JlQckp
2

「…うん。えっ…はい。…あっ、大丈夫。はーい」

のっちが電話を切った。ママぁ…ごめん心配させて。ゆか、ハムスターになっちゃいました…

「ゆかちゃんママなんて?」

「あっ、かっしー寝とるって。…起こさんでも良いって言った。」

え!?ゆかの体は寝とるん?…って事は……。

「かっしー来ないよ」
「珍しいね…ゆかちゃんが約束守れんかったの」
違うよ、あ〜ちゃん…ゆかの事誤解せんで。

…のっち、絶対ワクワクしとる。

「チョロごめんね♪」

のっちはあ〜ちゃんの手から、ゆかを受け取ると空箱にすぽんと入れた。
895名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 03:04:43 ID:u+JlQckp
3

うわああ……のっちする気満々だよぅ…
もう!どうしてこの子はそんなにがっつくんよ!?
そんな風にいつも10分毎にあ〜ちゃんに迫ってるんならただじゃおけんよ!?

のっちがあ〜ちゃんの肩に手を置く。
そのまま…ちゅー…しちゃったぁ!

本日の実況は樫野有香でお送りします!

……人として終わってる…

なんとかしなきゃ…でも最近、例の仕事のネタが…。
「…あ〜ちゃん、いい…?」

待って!まだ始めないで!!

「ん…」

わー。ごめんなさい、ゆか見てしまうよ!!
896名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 03:06:00 ID:u+JlQckp
4

「ゆかっ!何しとんよ!」

「ごめんなさい!!違うの!見たかった訳じゃないんよ!」

「何言っとるんよ…今、彩乃ちゃんから電話あったんよ。約束してたんでしょ」

バッと勢い良く自分を見る。手、OK!足もOK!!

…人間に戻れたぁ……

っていうか!!!
ゲージにふーくんが居ない…
ってことは………。

ママの説教を背中に受けながら家を飛び出た。
897名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 03:08:42 ID:u+JlQckp
5

「…おはよ」

のっちが笑顔で迎え入れてくれる。
ああ…顔が見れないよ…
「あんなに何度も今から行くよって電話くれなくても。一駅ごとにくれたん?」

のっちが笑う。
まさか、言えない…

「ゆかちゃん!どうしてチョロを捨てよったん!?」
部屋に入った瞬間あ〜ちゃんの怒声。

「だから!!捨てたんじゃないんよ!」

「だから…?」

「…だからっていうのは…その……」


ゆか、只今スッゴい困ってます。


「だからっ…!この子はチョロじゃなくてふーくんなんよ!!!」


end


自己満です…
すいません
898名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 03:12:41 ID:/qXGcir5
夜中にリアルタイムで遭遇できるとはwGJ!
ギャグかしも新鮮でいいねww

昨日のライブ、にしおかすみこも見に行ったみたいだね。
899名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 03:15:33 ID:UkSxhAoc
>>897
GJ!リアルタイムで読ませてもらいました
ksykが問い詰めたりとか、もし続きあったら見たいかもw
900名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 03:18:48 ID:jg3rnA18
のっち自重しろwww
901名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 13:40:47 ID:ooCKT1Di
GJ!!
自重しないのっちが(むしろ)好きだww
902名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 21:38:40 ID:mE3TbfUs
(´・ω・`)やっほー
903名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 21:44:03 ID:HiOE89C5
904名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 22:40:55 ID:riVK3Lcb
みんな横浜かな?
905名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 22:53:20 ID:XDsEX+Sf
アトマイザー、のちおとあ〜ちゃんがくっついた
のっち、肩に腕を回してた
あの表情は素で大喜びしてたと思うw
カレボの自分の好み言うとこでのっちが「のちおがあ〜ちゃんと付き合えて良かった!」
みたいな事を言った
それ以外では、ヘタレてた
アトマイザーのあらすじで、かしおの声をしっかりやれだとか、2人に叱られまくりだったww
本刷れ見れば大体書いてあるかな
906名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 22:56:47 ID:9Arlx/gf
過疎ってるし、のちかしうp
ttp://www2.uploda.org/uporg1457212.jpg

SS職人まだかなー
907名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 23:12:50 ID:riVK3Lcb
>>906
おお!GJ!

綺麗なタッチですな。じつにけしからん。
908名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 23:13:01 ID:XsoID7f/
のちかしktkr!!GJ!!
909名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 23:34:43 ID:WcsZ/uYJ
お久しぶりです。のちあ〜チェンジの作者です。
最近忙しくてずっと投下出来なくて…。
まだ需要ありますかね?
あるようだったら続き投下しようと思うんですが…
910名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 23:38:12 ID:ooCKT1Di
>>906
ちょwなんというGJ!!

>>909
需要ありまくりだと思いますw是非投下を!
911名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 23:39:52 ID:Qpte3I4Y
>>909
ぜひぜひ投下おながいします!
912名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 23:40:42 ID:28+U/R4h
投下してして!!
913名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 23:46:49 ID:9Arlx/gf
わかってんの?
くび長くして待ってたのよこっちは
てかさあ
かしゆかかわいい
914名無しさん@秘密の花園:2008/06/01(日) 23:55:26 ID:sOmXn56v
>>909
どんだけあなたを待ち侘びてるとww
あ、あんまり焦らしすぎると読んでやんないんだからっ!
915名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 00:04:05 ID:0IxUFAQ1
チェンジ投下します!遅くなってしまい申し訳ないです…
9:変態。

いやー大変だったね。身体計測とかさぁ。
そんなこんなで帰宅の時間。ゆかちゃんとはいつもの交差点で別れた。見慣れた町並みを無言で歩く。なんだか気まずい。
体が入れ替わって今日で二日目。ゆかちゃんが言うには、明日の夜中には元に戻るらしい。
「あ〜ちゃん、ちょっと家寄っても良ぇ?」
「どしたん?」
「PSP取りに行く」
そろそろ我慢の限界だ。続きがやりたくて仕方無いんよ。自他共に認めるゲームオタクだからね。
あ〜ちゃんは大きな溜め息を付いた。呆れてる。けど諦めてる様にも見える。
「そろそろ卒業しんさいよ」
「うーん、無理」
「じゃろうね」
また大きな溜め息。そんな溜め息ばっか付いてたら幸せが逃げて行くよ。幸薄いのっちが言えたもんじゃないけど。
家まで少しだけ早足で向かった。

◆A-side◆

のっちのゲーム依存症にはどうしたものか。頭が痛くなる。将来ダメな大人になりそうで恐いよ。今もちょっとアレだけど。
昨日訪れたばかりののっちの部屋。昨日は混乱してたから気が付かなかったけど、本棚に新しい漫画が増えていた。
916名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 00:05:38 ID:0IxUFAQ1

のっちはゲームの充電器やらをバックに詰め込んでいる。なんだか急に表情が生き生きしてきた気がする。そんなのっちに、ねぇねぇと声を掛けた。
「この漫画、面白いん?」
そう尋ねる。本棚から取り出して表紙を見る。のっちにしては珍しい少女漫画みたいな絵。
「それかー、あ〜ちゃんは苦手だと思うなー」
なんでよ。そんなん読んでみんと分からんじゃろが。少女漫画は良く読むし好きだよ。
「そーとーエッチだよ?」
その言葉に、返す言葉が見当たらない。最近の少女漫画はエッチなのが多いけぇね。エッチな漫画は読まないよ。てゆーか読めない。恥ずかしくて。
「あ〜ちゃんは、お子様だもんね〜」
ニヤニヤ笑いながら言うのっち。イッラーとする。
「のっちはあ〜ちゃんと違って大人だもん」
勝ち誇った様な顔。殴りたい!自分の顔でなかったら今頃絶対殴っとるけぇね!
「のっちだってお子様じゃろ、ゲームばっかしよってからに」
「最近のゲームは大人じゃないと理解出来んくらい深いんよ〜」
しみじみ語るのっち。オッサンみたい。
「こんくらい、あ〜ちゃん平気じゃもん」
そう見栄を張ってパラパラと漫画の中身を見た。
917名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 00:08:08 ID:0IxUFAQ1

うわ…。あら、あらら…。
えっほんまに?うっそー。
あちゃ〜…ダメダメダメダメ…!
キャーキャー!なんて事しとるんよー!!
「あ〜ちゃん、無理せんで良ぇから…」
ハッと我に返った。のっちは苦笑い。どうやら漫画を見ながら百面相してたみたい。だって凄い内容なんだもん。顔から火が出そうなくらい恥かしい。
「のっちの変態!」
「何が」
「こんなん読むなんて、変態としか思えんよ!」
そう言うと、のっちはムッとした。怒ったかな?でもなんか言わんと気が済まん。
「それはストーリーが面白いんよ、そんなシーンばっか気にしとるあ〜ちゃんの方がよっぽど変態じゃろ」
うぐ…。確かにそうだ。そんなシーンが気になるんだよ。
本当はのっちに負けんくらい変態なのかも。そう考えたらヘコんできた。どうしよう変態だ…あ〜ちゃん変態だったんだ…。
「でものっちは、あ〜ちゃんがエッチだと嬉しいよ」
のっちが爽やかな笑顔で言う。あ〜ちゃんは頭に?を浮かべた。
「だってお互いエッチな方が大胆なプレイが出来ぐぼおっ!」
最後まで言う前にクッションを投げ付けてやった。見事に命中。のっち死す。
やっぱりアンタは最強の変態だ。勝てる気がせんよ。

◆9:End◆
918名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 00:12:47 ID:0IxUFAQ1
焦らすつもりは無かったんですが、なんか申し訳無いっす…。なんかリクとかあったらお願いしますネタが切れてきたもんでww

>>906
なんというGJ!
もし良かったら自分のSSの挿絵を…なんてふざけんな自分
919名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 00:16:45 ID:1793xKby
えええええええええええええええええええええええええええええ
そこでぇえええええええええええええええええええ
ENDぉおおおおおおおおおおおおおおおおお
えろをおおおおおおおおおおおお
えろをくれええええええええええええええええええええええええええええええええ
920名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 00:17:12 ID:0IxUFAQ1
間違い発見…
×身体計測
〇内科検診

久しぶりなもんでごめんなさいorz
921名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 00:25:53 ID:tb6LOA07
>>920
読むのに夢中になりすぎたのか涎が垂れてきてビビった
全く困ったもんだよあんたは…GJ
ネタがないって?あまり手のつけられていないe(ryがあるじゃないか
大丈夫大丈夫注意書きがあればいいんだから大丈夫大じ
922名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 00:47:45 ID:3+DTmv+0
>>915
まじで面白いw変態のっち最高だコレww

er需要が大きいみたいやけど、自分的には変態のっちが焦らされ続けてるほうがwww
もちろんerでも全然お(ry
923名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 00:49:22 ID:2yyzhC1N
3人とも小学生の時から芸能活動してるけど
美人さんに成長したね

http://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20080601101020.jpg
924名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 01:03:43 ID:3+DTmv+0
夜の内にしょーもないSS投下してみます。
かしのちで微びびエロくらいかな。
925名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 01:04:20 ID:3+DTmv+0
「ゆっゆかちゃん落ち着こう!とにかく落ち着こう!!」
「・・・・ゆかは落ち着いとるよ?」

こちらのっちです。えー現在、夜中の12時過ぎでしょうか、あたしは・・・ゆかちゃんの家でゆかちゃんに、押し倒されてます・・・はい。
もう頭がクルクルです。だってだって、あたしとあ〜ちゃんはその・・・そーゆーコトな訳で、ゆかちゃんはそれを知ってて・・・

「のっちぃ・・・・ええじゃろ?別に・・」
そんな目をして、見つめられて、ドキドキしない訳が無い
「い、いゃ、ほら、あ〜ちゃんがおるし・・・ん・・」
ん?この感触は・・・きききキス?!

「あ〜ちゃん禁止。」
「・・・・はい」
何か、すごいプレッシャーが・・・

「・・・ふぅ」
ゆかちゃんはこの体勢に疲れてきたのか、あたしの体に覆いかぶさるようなった
「のっちー」
「な、な、なんでしょうか?」
「ホントに・・・しちゃおっか」
思考ガ停止シマシタ。

「・・・・・はっ!いゃ、ダメダメ!!ううう浮気とか、ダメだと思う!」
「バレんだら、ええんじゃろ?」
「そうじゃなくて!」
「ゆかは、のっちが好き。それじゃダメ?」
ああああああああ・・・もうどうしたらいいのか。
でも、そんなこと言われて嬉しい自分も居るわけで、ドキドキしてる自分も居るわけで、ゆかちゃんはそんな事は多分お見通しなわけで
・・・・もしかして、逃げ場、ない?

926名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 01:04:59 ID:3+DTmv+0
ああ、ゆかちゃんの顔が、近づいてくる・・・
シャンプーのいい匂いがする
乾ききってない髪から、水滴があたしの頬に落ちた
ゆかちゃんがそれを舐めとる

あああ、電気が通ったみたいに、自分の体がビクビクしてるのがわかる



・・・・ん?止まった?こっそり目を開けてみると、スヤスヤと眠るゆかちゃんが隣に。
はぁーーよかった・・のか?と、密かに自問自答してみる。
あたしは気が抜けてそのまま寝てしまった

翌朝
ベッドの中で目が覚めた。ゆかちゃんの可愛らしい寝顔に、思わずだらしない顔になっていると
「う・・・ん・・・のっち?なんで一緒に寝とるん?」
とろんとした目で言うゆかちゃんは最高に可愛い・・・・けど、もしかして
「覚えてない・・・?」
「何を?」
「・・・・何も無い」
これは、あたしの胸に秘めとこう
「そうそう、ゆか、昨日間違ってお酒飲んでもうたけぇ・・・のっちに迷惑かけんかった?」
迷惑・・・・と言われると微妙なラインだ。
「う?うーん・・」
「のっち、面白い顔―」

そういうと、ゆかちゃんはあたしに抱きついた。この人、ホントは全部覚えてるんじゃないか?・・・・そんなわけ無い、とは思うけど

まぁ、今日はこのまま二度寝してしまおう
昨日のアレも・・・まぁ、ちょっと嬉しかったしね

927名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 01:06:06 ID:3+DTmv+0
<おまけ>
「二人とも・・・なにしとるん・・・?」
あ〜ちゃんの目にうつるのは、1つのベッドで抱き合って眠るあたしとゆかちゃん。しかも衣服が乱れている
「ん?あ〜ちゃん・・・?」
状況確認、そして、あっさり混乱した
「違う!違うんよ!!」
「なにが、違うん?」
あ〜ちゃんの冷ややかな視線
「・・・してない!!断じてしてないから!」
「じゃあ、その服は?」
「ふっ服?!え?!なんで?!」
おそらく、ただ暑かったからだ

「もぅーのっちうるしゃい!」
ゆかちゃんが起きた
「ちょ、ゆかちゃん!あ〜ちゃんに説明して!!」
「説明って・・・・のっち、昨日はあんなに激しかったのに・・・」
「え“・・・・」
えええ?!ゆかちゃん!ここでその冗談はのっち死んでまう!死んでまうよ!!

「・・・・・大本綾乃?どういうつもりじゃ?」
「あ〜ちゃん・・・」

「あははははっ。冗談よあ〜ちゃん。のっちにそんな甲斐性あるわけ無いじゃろ?」
「あ、それもそーじゃね」
誤解は解けたけど、なんか悲しい
「それに・・・」
ゆかちゃんはあ〜ちゃんの腕を掴んで引っ張って、あ〜ちゃんを抱き締めた
「浮気するなら、あ〜ちゃんとするに決まってるじゃん・・」
ゆかちゃんの腕の中で真っ赤になっているあ〜ちゃん

結局、アレか、皆ゆかちゃんには、敵わんのか・・・

おわり

失礼しましたーでは寝ますー
928名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 01:10:32 ID:erP616kM
自分の中でかしゆか最強伝説が確立された瞬間であった。

リアルタイムでGJすぎる。これくらいが好きだwwかっしーかわいいww

のちあ〜チェンジさんもGJ!のっちオープンスケベすぎるw
のちかし絵の方もGJ!絵のふいんきry好きです。
929名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 02:15:48 ID:BzGLvfBO
>924さん、GJでした!
 酔っぱらうかしゆかにドキドキです。
 
私も一個できたので、投下してきます。
このスレでは番外編とかのっち妄想会話とか書いてきたのですが、
スレが終わりそうなので、久しぶりにストレートに行きます。
真昼の花火編がおもしろかったので、
(この作者さんの春夏秋冬編すごい好き。気が向いたら新作をぜひ・・)
私も過去に書いたののアナザーバーションを作ってみました。
前スレに描いた話の続きですが、前スレ読んでなくても
わかるようにしてますので、お好みで。

あ〜ちゃんメイン、ビターテイストです。
930名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 02:16:30 ID:tb6LOA07
>>927
かしゆかああああGJ!!
小悪魔ではない最早悪魔w
かし攻め好きすぎる
931名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 02:16:46 ID:BzGLvfBO
太陽の笑顔編 (星の涙編 Another.Ver)

その1

最近ののっちは、ちょっぴり、むかつく。
なんだかモテモテなのが、どうにも、気に入らない。
ファンレターだってうなぎ上りに増えてるのに、
こないだの収録では、あまつさえ「モテたい!」などと言いよった!

これ以上、誰にモテるつもりなんよ?
まったく、まったく、許しがたい!

「…ゆかちゃんっ、こりゃ放っとけんよね。」
「ん〜、何が?」
「のっちじゃ、のっち。ほら、そこで居眠りしとるアホの子じゃ!」
「はぁ…。のっちが、どうかしたん?」
「のっち、…最近、ちょっと調子に乗っとるけぇ、
 ここらでガツンと見せてやらなにゃぁ、いかん!
 なっ、そう思うじゃろ? ゆかちゃん!?」
「う、ん?」
「まずは、あのヘタレをこれ以上、甘やかさんことじゃねっ。」
「????」

…こうして、ゆかちゃんを巻き込んで
「ヘタレのっちをビッシバシ鍛えなおしちゃるゾ大作戦!」を
開始したんじゃけども。

1日たてども、2日たてども、鈍いのっちは、なかなか悔い改める気配がない。
(…むぅ。。。のっちのヤツ、いつまで頑張る気じゃ?
 そろそろ、「あ〜ちゃん、モテたいなんて言ってごめんなさい」の一言があっても、
 ええ頃じゃろ?)
突然冷たくなったあたしたちに、のっちは慌てふためきこそすれ、
何が原因なのか、全っ然気づいてない。
(もっと、突き放してやらんと、いかんみたいじゃね。)
「ゆかちゃん、そろそろ収録始まるけぇ。あ〜ちゃんと一緒いこ?」
あたしは、ゆかちゃんの手を取ると、のっちの方を見もせずに
控え室の扉に向かってスタスタと歩いていった。

そしたら、…ついにのっちが切れた!

「もぅっ、この間から、二人して一体何ねっ!
 …のっちだってね、のっちだってね、…怒るけんね〜だっ!」
「…ね、ね〜だぁ?」
ゆかちゃんと同時に吹き出した!
「っ!お、お、怒っとるんじゃからねっ!」
あたしは、ゆかちゃんの手を引いて、控え室を飛び出した!
のっちがバタバタと、後ろから追ってくる。
廊下を駆け抜けている最中、ゆかちゃんが耳打ちしてきた。
「…これで、作戦通りじゃねっ?」
あたしも、切れそうになる息を抑えてささやく。
「じゃ、そこのつきあたりで、しばしのお別れじゃ。」
二手に分かれる寸前、ゆかちゃんがいたずらっ子みたいにつぶやいた。
「あ〜ちゃん、のっちを、あんまりいじめちゃいけんよ?」
ゆかちゃんはニコっと笑って踵を返すと、屋上のある左階段へ走っていく。
あたしは、そのままスタジオへ通じる右階段を目指す。

別れたあたしたちの背後から、
「ああぁ〜っ!」って、のっちの間抜けな声が追いかけてくる。

(さ、つかまえてごらん、のっち?)
932名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 02:17:42 ID:BzGLvfBO
その2

スタジオまで、この階段を使う人は少ないようで、
うす暗い空間には、あたしの足音だけが、トントンと響いている。
緑色の非常口ランプが、狭い踊り場にときどきぼんやり、浮かんで見える。
長く長く続く、暗い、階段…。

あたしは、ふっと、足を止めた。
(…っていうか、のっち、…遅くない?)
さっき廊下の端に見えてたんだから、のっちの足ならばもう追いつくはずなのに。
(あのヘタレ、どこで迷っとるんじゃ…。)
(…。こっちの階段、入口がわかりにくかったんかな?
  スタジオまで行かんで、ここで、待っとった方がいいよね。)

ふぅっと息を抜いて、途中の踊り場に座り込む。
(…ちょっと、…やりすぎたん、かな…。)
のっちの困った八の字が、目に浮かぶ。
(よく考えたら、あたしだって、別にモテても困らんよね…。)
だけど…、
そういえば、昨日の収録では、
あたしとメルアド交換しようって必死の山ちゃんから、
のっちが守ってくれたんだっけ。。。 
(のっちも、あれで結構いいところあるんよね…。)
あたしの髪飾り、いつも可愛く直してくれてるし…。
のっちがなかなか来ないから、あんなことも、こんなことも、
つい、思い出してしまう。のっちの、笑った顔、怒った顔、泣き顔…。
(…ねぇ、何しとるの、…のっち。)
長く座っていると、お気に入りのスカートがしわになっちゃう。
立ち上がり、階段の手すりに身をもたれさせて、下を覗き込む。
「…どこにおるの〜、のっち。」
誰もいない階段に、あたしの声がこだまする。
「…早く来ないと、…遠くに、行っちゃうよっ…」

「…、っ、そりゃぁぁっ、ダメじゃぁぁっ〜!」

(えっ?)
暗闇の奥から届く、間抜けな声。
覗き込んだ階段の真下に、小さなさやえんどう。

「・・あ〜ちゃん、ようやっと、見〜つけたぁ!」
のっちが、階段を駆け上がってくる、タンタンと軽快なリズム。
弾むような、軽やかな足音に、…心が、躍りそうに、なる。
「ふぅっ、ふぅっ、…遅く、なっ、ちゃった。。。」
のっちは、1つ手前の踊り場で足を止めて、あたしを見上げてくる。
息を切らして、大きな瞳をキラキラさせて。
階段の踊り場、上と下で。
こんなに近くて、こんなに遠い。
手を伸ばしたって、まだ、届かないよ。
どうするの、あたしの、…ロミオ?
「お待たせ、あ〜ちゃん!
 …じゃなくて、えっと…ジュリエット、かなっ?」
…悔しいが、正解じゃ。
のっちは、どうして、いつもそんなに、…あたしのことが、わかるん?
でもね。ジュリエットを待たせた罰は、重いんよ。
まだ、のっちの手は、握ってあげない。
933名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 02:18:26 ID:BzGLvfBO
その3


「…おっそいよっ、のっち!」
「ごめんごめん。のっち、先にね…」
「うん?」
「ゆかちゃんを見つけたんじゃけども、追い返されちゃったんだわ。」
「え…っ。 ゆ、か、ちゃんを…。」
「だって、あ〜ちゃんを先に見つけても、困るじゃろ。」
「な、なんでよっ、なんで、困るんっ?」
あたしの様子に驚いたのっちが、階段の下で困惑している。
「だって、…あ〜ちゃんと二人になると、…戻れなくなるかも、しれんじゃろ?」

…っ!何をいっとるんですか、この人は…。

ふいをついて、のっちが、段飛ばしで階段を上がってくる。
「ほっ、ほっ、っと。…、つ〜いたっ!」
気がついたら、のっちが、目の前に立っていた。
目と目が合って、…思わず、心臓が高鳴る。
「あ〜ちゃん、…ごめんなさいっ!」
おもむろに、ぺこっと頭を下げるのっち。
…なんじゃ、この可愛いつむじ。こんなん、反則じゃ。
思わず、言ってしまった。
「ゆっ、許すっ!」
「えへへっ!」
のっちの満面の笑み、まるで、お日さまみたい。

「はぁ〜、よかった!あ〜ちゃんが怒ると、のっち、すっごく困るんよ。」
「だって、のっちが悪いんじゃもん!」
「…うん。あ〜ちゃんを怒らせるようなこと、のっち、もう、せんからね。」
「はい。よく、できました!」
素直なのっちがかわいくて、よしよしと、頭を撫でる。
目を合わせると、のっちは優しくて、少し不思議な眼をしていた。

のっちは、時々こういう目をする。
見えない何かを見とおすような、遠くの何かを見つめるような、
胸騒ぎを起こさせる、眼差し。

「のっち。どうしたん?」
「なんでもないよ。…あ〜ちゃん、ここ暗いし、寒いじゃろ。…もう、行こ?」
「暗いとこ、ダメなん?…のっちは、怖がりじゃね。」

ぎゅっと抱きしめた、のっちの体は、わずかに、震えていた…。

934名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 02:19:27 ID:BzGLvfBO
その4


ねぇ、のっち…。
これは、生まれる前から決まっていた、運命…なんじゃね。
きっと、そうなんじゃね。
のっちが、お日さまみたいに笑うから、
あたしも、最高に甘い笑顔でいられるんよ。
のっちのこと、信じとるから。

気づいとらんのかな?
あたしは…、のっちのこと、を、すごく…

大好き、想っとる、愛しとる、
心の底から、すべてをつくしても、
言葉なんかいくら重ねたって、足りないくらい、
何もかも失なったって、全然かまわないほど、
あたしの全部を、捧げても、
焼き尽くして、溶けて消えてしまったって、
それでいい。
ホントに、そう思っとるんよ。。。。。

…のっちも、そうなんじゃろ…?

のっちの、鼓動が、聞こえてくる。
ほら、
いつものように、ぎゅうって、抱きしめてくれるんじゃろ。


のっちの、やわらかいカラダから、
…ふわりと…、…のっちの、とは、…違う香りが、しても…。

気付かないふりを…、するよ

その遠い眼差しの先に、…誰が、いたとしても…、
それは、ほら、気のせい…なんじゃろ…

ねぇ、のっち…、
あ〜ちゃんはね…

…のっちが、…ホントは、誰を想っているかなんて、
     …知らなくて、いい…

音も立てずに、忍び寄る予感に、…凍りつきそう
甘い夢が、握りしめた両手の隙間から、
とどめることもできずに、
どうしても、さらさらと、…零れていく…

抱きしめている体は、こんなにも、熱いのに…!

神様、…お願い、時間を止めて
あ〜ちゃんが、どんなに想っても…、
もう、…戻れない、引き返せないの。

のっち、顔をあげないで。
今は、まだ、…何も、聞きたくないんよ、何も、言わなくて…いいんよ。


935名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 02:20:23 ID:BzGLvfBO
その5

のっちの耳に、優しく囁こう。
いつでも、そばにおって、と…。
いつだって、あたしを見ていて、と…。
いつも、そんな風に笑いかけて、と…。
暖かい手を、離さないで、と…。
…ずぅっと、一緒にいたいんよって…!! 
だけども、そう、なんじゃね、
どんなに、苦しくても、どんなに悲しくても、
冷たい唇に凍りついた、たくさんの言葉は、
もう、決して、…紡ぎだせないんじゃね。

あ〜ちゃんはね、
のっちがそばにいなくたって、いつも、感じているんよ。
たとえば、街角に、空の雲に、風の中に、雪の影に、
…いつだって、わかるんよ。
それは全部、のっちのカケラなんじゃろ。
けれども、…カラダが張り裂けるほどの想いも、
もう、伝わることは、…ないんじゃね。

…えぇよ、のっち…。
最後の甘い時間を、…のっちに、あげるけぇね。

「のっち、頑張ったけぇ…、あ〜ちゃん、ご褒美あげるよ。」
「んっ…?」

…この夢から、解いてあげる。
最後の魔法を、溶かしてしまおう。
…ほら、こんなにも、…キスが…、苦い、なんて…、
あ〜ちゃん、知らんかったんよ…。

あのね、のっち。
実は、あ〜ちゃんもね、のっちのことなら、
なんでも、わかるんよ。

だけど。

どうかどうか、気が付かないで。
…このまま。ずっと一緒にいようね。
いつか離れる、その日まで。。。
936名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 02:20:58 ID:BzGLvfBO
その6

「のっち、ゆかちゃんが待っとるのでしょ。…早ぅ、行かんと?」
「うん。行こう、あ〜ちゃん!」
「ダメっ!あ〜ちゃんが、一番乗りするんじゃ!」

あたしは、のっちの手を引っ張って、駈け出した。
うつむかないように、涙がこぼれないように。
笑って、笑って。
さ、一人ぼっちの、ジュリエットに戻ろう…。

全力で駆け抜けて、息が、切れそうになる。
「…って、ゆかちゃんは、ここにおるんじゃね?のっち、早ぅっ!」
たどり着いた屋上で、女神が微笑む。
まぶしいくらいに光が溢れて、クラクラ、目がくらみそうだよ。。。

…二人の儚い時は止まり、キラキラした瞬間が、始まろうと、している。。。
無意識に、のっちがあたしを追い越した。
つないでいた二人の手は、静かに、離れて…

のっちの、やわらかい呼び声が、
遥かに遠く、優しく、響く。

「ゆかちゃんっ、遅くなって、ごめんね!」




神様…、

想いを、凍らせて…。


終わり
937名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 04:31:43 ID:aNXXPnDM
あ〜ちゃん切ない…GJGJ!!
938名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 04:35:07 ID:qEb4OFqI
>>906
消えてる・・・
939名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 13:27:19 ID:1793xKby
のちあ〜チェンジはのちが懲りずにあ〜ちゃんは子供!を連発
あ〜ちゃん逆ギレしてじゃあ漫画どおりにやってみようよってテンションで
のちに襲い掛かる展開希望。
940名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 13:58:19 ID:CmSe0JAJ
Dear あ〜ちゃん

のっち、前からあ〜ちゃんに言おうと思っていたことがあるんよ。

思い切って言うね。

あ〜ちゃんのこと…………前から……………………

あ゛〜、やっぱり言えん!

のっち
941名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 17:10:58 ID:WsfaZlMu
む?
なんかどの作品とどの作品が同じ作者さんなのか分かんなくなってきた…

何かSS作ったはいいけど15〜20レス分くらいある上に、
携帯からだから貼り付けに超時間かかるw

次スレを待った方が良いかな?
942名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 17:18:01 ID:sVt4mQUz
>>941さん
是非いまお願いします!!
943名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 17:29:25 ID:WsfaZlMu
じゃあ…30分くらいお時間下さい
スレも消費しちゃうけどごめんなさい

あらかじめ生意気ながら注意書きを…

【】←この括弧は誰視点なのかを示しています。
Kがかしゆか、Nのっち、Aあ〜ちゃん。

《》←この括弧は場面(時間?)を示しています。

視点がころころ変わりますので読みにくいかもしれませんm(_ _)m
944名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 17:31:09 ID:WsfaZlMu
『時を止めないで…』

【K】



のっちと私は、出会ってからずっと、
あ〜ちゃんを軸にして回っているだけだった。

お互いに重なることはなかったけれど、
記憶の中にはいつも、のっちがいた。


遠くもなく、近くもなく。
ちょうどいいと思っていたこの距離を、
いつからか、もどかしいと感じるようになっていた。


無意識のうちに、この感情は膨れ上がって、
友人に対して抱くはずのない気持ちへと変わっていたのだった。





あなたの全てが欲しい…。

945名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 17:32:26 ID:WsfaZlMu
《昼休み》



「ちょっとあ〜ちゃん、先生に用事があるけん」
そう言うとあ〜ちゃんは、教室を出て行った。

残された二人は無言のまま、あ〜ちゃんの帰りを待つ。
この時間が私は一番嫌いだった。

積極的に会話の出来ない自分が情けなくて、
そして、黙ったままののっちが、
私を嫌っているんじゃないかと心配になって。


「…あ、ねぇ、私売店行ってくるから」
のっちが財布を持って教室を出ていく。
一人に残された私は深い溜め息をついた。

そういえばのっちは、私のことをめったに名前で呼ばない。
「ねぇ」だとか「あのさぁ」だとかで済ませている。

そして二人になるのを避けているような感もある。
この前も、コピーをとって来ると教室を出たっきり、
チャイムが鳴るまで帰ってこなかった。


「なんだかなぁ…」
私はもう一度深い溜め息をついて、窓の外を見る。


皮肉なくらいに明るい太陽が、グラウンドを照らしていた。
946名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 17:33:28 ID:WsfaZlMu
【N】



私は最近、ゆかちゃんとどう接すればいいのか分からなくなっていた。

昔から人見知りな性格の私が、
初対面から何の違和感もなくすんなりと仲良くなれたのは、
あ〜ちゃんとゆかちゃんだけだった。

特にゆかちゃんには、私と同じにおいを感じて、
むしろ自分から積極的に話しかけたのだった。


だけどゆかちゃんは、なかなか私に心を開いてくれなくて。

ゆかちゃんが私に向ける笑顔は全て偽物のような気さえした。


ゆかちゃんの心の奥には何があるのか知りたくて。
けれど知るのが怖い気もして。


こんな感情を人に持つのは初めてだった。





あなたをもっと知りたい…。

947名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 17:33:37 ID:sVt4mQUz
あ〜OKOK(^皿^)b
948名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 17:37:28 ID:WsfaZlMu
《帰り道》



ゆかちゃんが委員会で遅くなる月曜は、
いつも私とあ〜ちゃんの二人で帰る。

私にとっては一番気楽な時間だ。


「のっち」
「んー?」
「…あんたは、ゆかちゃんのこと嫌いなん?」
「えっ?」

あ〜ちゃんの予想外の発言に、私は戸惑う。

「どうして、どうしてそう思った?」
あ〜ちゃんはちらりとこっちを見て、また前を向いた。
「なーんとなく」


私が急に焦ったのを見て、図星だとでも思ったのだろうか。
あ〜ちゃんはクスクスと笑った。


「なんてね、のっちの場合は、逆だよね」
「……?」
「だーかーら、のっちは感情表現が下手くそなんよ」
「……」
「本当に思ってることとは反対のこと言っちゃったり、しちゃったり」
「あぁ…」
「私から見たらまるわかりなんだけどね」
あ〜ちゃんはまたまたクスクス笑う。

本当にあ〜ちゃんは私のことを分かっているなぁ…。


「仲良くなりたいんだったら、もっと積極的にならんと」
「うん…」


私はトボトボと俯いて歩く。
半歩先を歩くあ〜ちゃんの横顔が、
どこか寂しげに見えたのは気のせいだろうか。

949名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 17:38:38 ID:WsfaZlMu
【A】



私は自分の居場所を見失いかけていた。

元々私が引き合わせたのっちとゆかちゃんが、
どんどんと仲良くなった場合に、
私はどこに居ればいいんだろうか。

二人が仲良くなるのは微笑ましくもあり、苦しくもあり、
こんな妙な感情になるのは初めてだった。

最近は、苦しさの方が先行して、
いつの間にか二人に嫉妬するようになっていた。

それでも二人のお膳立てをしてしまう自分が、憎たらしかった。

私はどこまでお人好しなのだろう。



これほどまでに醜い感情を持つのは初めてだった。





二人を壊したい…。

950名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 17:41:33 ID:WsfaZlMu
【N】
《帰宅後》



私はベッドに仰向けに寝ころんで、
あ〜ちゃんに言われたことを頭の中で反芻していた。


仲良くなりたいのは間違いない。
もっとゆかちゃんと話したい。

それがただ友人としてだけなのかはまだ分からないにしても、
仲良くなりたいのは事実だ。


「もっと積極的に…」


私はしばらく天井の模様をたどっていたが、
跳ねるように立ち上がって財布片手に部屋を飛び出した。



行き先は…


951名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 17:42:41 ID:WsfaZlMu
【K】
《帰宅後》



放課後遅くまで委員会の仕事をしたために、
私はすっかり疲れていた。

あー、頭働かないなー。
宿題はあとにしよう。


そんなことを思っていると、何やら来客。

重たい体を引きずって、ドアの外を覗く。


「えっ、のっち!?」


ドアを開けるとそこには、
汗だくで満面の笑みを浮かべたのっちがいた。

右手には私の大好きなアイスクリーム屋さんの箱。


「なんか…来ちゃった♪」
「あ…、よ、ようこそ」

妙な応対をしながら部屋に招き入れる。


アイスがあったから走って来たのかと納得しながら、
冷えた麦茶を用意する。


アイスはのっちが走ってくれたおかげで、
変形はしていたものの程よい柔らかさだった。

軽く世間話をしていると、
今まで悩んでいたことが馬鹿らしくなってきた。

のっちも、最近二人に微妙な空気が流れていたことに気付いていて、
それを打開するためにわざわざ来てくれたのだろう。

感謝、感謝だなぁ。


私はすっかり気持ちが軽くなり、
さっきまでの疲労も嘘のようになくなった。


952名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 17:44:28 ID:WsfaZlMu
「ねぇ、のっちのアイス、どんな味?」

一口ちょうだい、という意味で私はそう言った。


のっちは少し考える素振りをすると、
急に私に顔を寄せ…



「んっ………」



甘いチョコの味が、口一杯に広がる。


チョコの甘さとのっちの香りとが私の脳を麻痺させる…。


「このまま時が止まればいいのに…」

953名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 17:48:21 ID:WsfaZlMu
【N】
《夕方》



走ってきたことで、私はすっかり興奮していた。

まるで今まで何もなかったような雰囲気に拍子抜けしながらも、
元通りになれたことにすっかり気分が高揚し、

気付けば私はゆかちゃんにキスをしていた。


いくら仲の良い友達同士でも、
こんなコミュニケーションの取り方はしないだろう。

しかし、これがゆかちゃんへの、
私の精一杯の愛情表現だった。



ゆっくり顔を離すと、そこには真っ赤なゆかちゃんの顔。
唇にチョコがついている。


ゆかちゃんは唇を舐めながら、

「もちょっと普通に教えてよ…アイスの味…」

と言う。


拒まれなかったことに安堵し、
また、少し嬉しそうにも見えたゆかちゃんの表情に、
たまらなく愛しさを感じたのだった。



ゆかちゃんの家からの帰り道、
私は、今まで知らなかったゆかちゃんの表情を知ることが出来た嬉しさで、
時々ジャンプやダッシュをした。


一見すれば変質者のような動きをしながら自分の家の近くまで来て、
私は一つの影を見つけた。




あ〜ちゃんだ。
954名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 17:50:48 ID:WsfaZlMu
【K】
《夕方》



のっちが帰ってから、私はさっきまでの出来事を思い返していた。

あまりの急展開に思考が追いつかず、
のっちが帰るとき自分が何を言ったかなどといったことは、
すっかり忘れていた。


ぼーっとしていると、携帯が鳴る。
ピンク色の光はあ〜ちゃんからだ。


「もしもし…」
「あ、ゆかちゃん?」
「どしたん?」
「のっちどこにおるか知らん?」
「えっ…」

私はドキッとした。
が、友達が友達の家に行くなんて、
ごく普通のことだと思い直す。

「のっちなら、さっきうちに来て…」
「えっ!のっちがゆかちゃん家に?」
あ〜ちゃんの勢いに少し押され気味になる。
「うん…、あの…貸したノートを返しに…」
「そっかぁ」


別に大した嘘じゃないよね。あ〜ちゃんは、のっちの所在を聞いてきたわけだから、
それが分かれば大丈夫だよね。


それでも少し不安になった私は、のっちにメールを送る。


携帯をカバンに入れて、目を瞑る。


しばらく幸せな気分に浸っていたかった。
955名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 17:53:29 ID:WsfaZlMu
【A】
《夕方》



ゆかちゃんとの電話が終わると、
私は夕日を見て溜め息をつく。

のっちがしばらくメールを返さないことなんて、
よくあることなのに。


私はなぜか、のっちの家の前まで来てしまっていた。


「なんか、まぬけ?私って…」

そんなことを思っていると、足音が聞こえる。


「あれ、あ〜ちゃん」

「あ、のっち」

私は照れながら言い訳をする。

「なんか、何度メールしても返信なかったけん、
 心配で来てしもうた」

のっちが戸惑った表情をする。


「あのぅ、…散歩行っとったんよ……」


……!


「ごめんね、わざわざ…」

「いいんよ、無事なら」


私はのっちの言葉を遮って背を向けると、走って家に向かう。


のっちの声が聞こえた気がしたけれど、もう、どうでもよかった。





私は、嘘をつかれた。
956名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 17:54:25 ID:WsfaZlMu
【N】
《夜》



変なあ〜ちゃん。

あ〜ちゃんが心配して私の家まで来ることなんて、
今まで一度もなかった。

喧嘩した後謝りに、
私があ〜ちゃんの家まで行ったことは何度もあったけれど。



もう夕日も沈みかけて暗くなっていたので、
私は「送るよ」と去っていくあ〜ちゃんに言ったけれど、
聞こえなかったようだ。


そしてとっさに散歩だと嘘をついたことに、
少し後ろめたさを感じながら部屋に戻る。


でも、まぁ、散歩みたいなものだよね。
ちょっと寄り道もしたけど…。


私はゆかちゃんとのことを思い出し、ニヤニヤしながら携帯を取り出した。


ニヤニヤの表情は一瞬にして奪われた。



あ〜ちゃんからのメールが3件。
そしてゆかちゃんから1件。




散歩の嘘はあ〜ちゃんにバレていたのか。
だから…、走って帰ってしまったんだ…。


私はすぐにゆかちゃんに電話した。

957名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 17:58:20 ID:WsfaZlMu
【K】
《夜》



のっちからの電話のあと、私は今日一番の深い溜め息をつく。

何か解決策を思いついたらまた電話しようと言って切ったものの、
何も思いつきそうになかった。


こんなとき、また嘘を重ねると泥沼にはまることは、
今まで読んできた多くの小説から学んでいる。

それに敏感なあ〜ちゃんのことだから、
嘘は簡単に見抜いてしまうだろう。

だからといってありのまま話したところで、
丸くおさまる保証はどこにもなかった。


ハムスターは寝静まり、部屋の空間は時計の音に支配されている。


時計の針はまるで私たちのようだ。


重なったり離れたりを繰り返し、時を刻む。


あ〜ちゃんは軸のような存在だと思っていたけれど、
当然あ〜ちゃんにも感情がある。


あ〜ちゃんは一番短い針で、私は長い針。
のっちは一番せわしない針かな。


こんな状況で、変なことを思いついて、私は苦笑いする。


最近、あ〜ちゃんのことをちゃんと見ていなかった。
自分のことばっかりで…、いや、のっちのことばっかりで…。


あ〜ちゃんは私にとって、かけがえのない存在であることは、
出会ったときから変わっていなかった。


一歩前に進む勇気をくれたのはいつもあ〜ちゃんだった。


あ〜ちゃんなしに時は進まないよ。



私はあ〜ちゃんに電話をかけた。

958名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 17:59:14 ID:WsfaZlMu
【A】
《夜》



帰宅してひとしきり泣いたら、なんだか気持ちが落ち着いていた。

氷で瞼を冷やしながら、冷静に考える。


のっちが嘘をついたということは、のっちとゆかちゃんとの間に、
私には言えない何かがあるということだ。

そう思うと辛かった。
しかし、その状況を私は願ってもいたのだ。


ゆかちゃんとのっちは、私から見てももどかしい関係だった。

二人になるとあまり会話がないのだと、
ゆかちゃんは苦笑いしながら話していた。

のっちものっちで、
ゆかちゃんは壊れてしまいそうで怖いのだと言っていた。


二人を知っている私からすれば、
二人は確実に仲良くなれる。

私は二人が仲良くなれるようお節介をやいた。
二人の笑顔が見たいから…。


知らず知らずのうちに、私の感情はおかしな方向へと転がっていた。


二人が仲良く笑っていたのなら、それでいいじゃない。
私に言えない秘密が出来るくらい仲良くなったんだから、
私は喜ばないと。


二人が永遠に笑顔でいられるなら、
私は消えてしまってもいい。

そんな穏やかな気持ちになっていると、携帯が鳴った。


レモン色の光はゆかちゃんだ。

959名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 18:02:20 ID:WsfaZlMu
《電話》



ゆかちゃんはこの状況を把握しているのだろうか。

「も、もしもし」
「あ〜ちゃん…?」

「ゆかちゃんから電話なんて久しぶりじゃねぇ。
 いつも私がゆかちゃんに相談するのにかけるけん」

「あのね…」

あぁ、この気遣うような声は、全部、知っているな。

「……」

「今日はね…」


それからゆかちゃんは、全てを話してくれた。
今までどんな思いでのっちを見ていたのか。
のっちが積極的になってくれたのがどれだけ嬉しかったのか。

そして、私への思いも。

途中から泣き始めたゆかちゃんの声は、
ほとんど聞き取れなくなってきた。

「ゆかちゃん、私ね…」

私はゆかちゃんに、二人が笑顔でいられるなら、
私は消えてしまってもいいのだと思ったことを話す。


「馬鹿ッ!何を言っとん!」


これだけはっきりと発音して、ゆかちゃんはまたもや泣き始めた。


「ぁ、あ〜ちゃんはねぇ…、ひっく、
 短針なんじゃけぇ、ひっく」

たんしん?

「あ〜ちゃんが、ひっく、おらんにゃあ、ひっく、
 時間が、ひっく、止まったままな…、ひっく」

960名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 18:03:37 ID:WsfaZlMu


だめだ、完全にゆかちゃんワールド。
何を言ってるのか分からない。

けど、ゆかちゃんがこんなにまで私を思ってくれていたことが、
すごくすごく嬉しかった。


「ありがとう、ゆかちゃん、私どこにも行かないから」

「ひっく…」

「酔っ払いか!」


二人は笑う。

ちょうどそのとき、キャッチが入る。
おそらくのっちだろう。

長電話最長記録じゃね。
私は氷を取り替えながら、ゆかちゃんとの話を終わらせて、
のっちと話を始める。


そして、強く強く思った。





二人を守りたい…。
961名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 18:06:45 ID:WsfaZlMu
【K】
《朝》



また何事もなかったように時間が動き出す。

あ〜ちゃんとのっち。
二人への愛情の、形こそ違えど、
その深さは同じように底が見えないくらい深くて。


更に絆を深めることが出来た喜びで、
朝の空気がより一層心地よかった。



「おはよー」

のっちがそう言うと同時に私の手を握る。
私はしっかりと握り返す。

顔を見合わせてにっこり笑う。
照れくさそうなのっちが、本当に愛しい。


そういえばのっちは腕時計をしていない。

今度あ〜ちゃんと三人でお揃いのものを買おうかな。

きっと二人とも、
なぜそんなことをするのか不思議がるだろうけど、
「お揃い」という言葉の持つ楽しげな雰囲気に負けて、
快諾してくれるだろうことは容易に予想できた。



また三人で、時を刻んでいこうね。



962名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 18:07:18 ID:WsfaZlMu


後ろからあ〜ちゃんの足音が聞こえたかと思うと、
のっちにのしかかる。


「ぐえぇ」
「あんたの長電話のせいで、
 宿題できんかったんじゃけぇ」

「あっ…」


まさかという顔で二人がこっちを見る。


しまった…。
私はぺろっと舌を出す。

「えぇー、あてにしとったのにぃ」

二人が同時に言ったのがおかしくて、みんな笑い出す。




いつまでも一緒にいたい。

私は明るい太陽に笑顔で言う。




「時を止めないで…」




≪END≫
963名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 18:11:46 ID:WsfaZlMu
えへへ…
これで終わり

うん、長いよねw

そんでいくつか書いて気付いたけど、
私は白かししか書けない。
そして萌えが書けない。

えへへ…
964名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 18:13:18 ID:ac84mZ+p
リアルタイムktkr!
確かに長いけどテンポいいしきゅんきゅんし過ぎて面白かったGJ
黒かしと白かしの差を楽しむのが紳士淑女の嗜みですよw

んで次スレ立てに行こうと思うんだけどこれでおk?微妙に改変しました。
スレタイ
Perfumeで… その3
テンプレ
このスレは、Perfumeの3人をわっふるしながら愛でるスレです。

わっふらー3ヶ条
・原則sage進行でわっふるすべし
・本スレ及びその他Perfume関連スレに突撃することなかるべし
・erを書く際には予め告知すべし

前スレ
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1210094707/
前々スレ
Perfumeで… その1
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1203706124/
965名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 18:58:34 ID:ac84mZ+p
レスねええw出かけるのでスレ立てはどなたかおねがいします。では
966名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 19:15:56 ID:9LoSjAX7
>>964

お願いします
9671@食事休憩中:2008/06/02(月) 19:27:57 ID:yi7YXiKi
>>964
それでお願いします。
968名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 19:52:07 ID:erP616kM
>>964さん居ないみたいだから立てた。
Perfumeで… その3
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1212403845/
969名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 21:21:19 ID:1793xKby
そういや昨日ライブ行ったけど
のっちってホントあ〜ちゃんを常にガン見してんのねw
ほほえましかったわw
970名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 21:46:55 ID:tb6LOA07
わかるw
かしゆかは会場を見渡してたりするのに、のっちは喋るあ〜ちゃんを上目気味で見つめてる
あ〜ちゃんに指摘されて、だだこねてるみたいなのっち良かったわ

>>963
GJ
読み応えあっていいね
971名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 22:17:10 ID:WsfaZlMu
あ、言い忘れてたけど、
>>906さんの絵に触発されてSS書きました。

もしかしてこの絵師さんって、うさゆか描いた人?
そうだとしたら、確かあの絵にも触発されて何か書いたはずw
絵師さんは偉大だのぅ

絵師さんの作品庫も欲し…
肖像権とか何か問題あるかな…
972名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 22:21:50 ID:TwxPetL/
>>963
楽しめたよGJ!

なんか、あ〜かしのちの3次元仕立てなSSが流行ってんのかな?
3人の感情が立体的な構図として浮かび上がってくるような。
面白いねぇ。
973名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 22:23:02 ID:1793xKby
あ〜ちゃんの人生初告白がのっちって展開はワロたwのちマジ笑顔になってて可愛かったなぁw
ライブ後の2人の展開を妄想して書いてくれる職人さんいないかなw

>>971
SS!!わ〜いwぜひ投下してくらしゃい!!
974名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 22:32:56 ID:1793xKby
あ、投下後かorz
よく読んでなかた!すんません
読み応えあってすごくよかったよ〜!また書いてくださいw
975qp:2008/06/02(月) 22:34:34 ID:2YDcDklW
>>968
あとご本尊様今年もサマフェス出演ケテーイおめ!

それには全く関係ないけど、絵をひとつ
ttp://www2.uploda.org/uporg1458938.jpg

雨の中で仲直り的なシチュエーションを描きたかった。
そろそろ携帯→pcという行程は止めるべきたと思いあした。画質。。orz

>>918
ありがとうございます
こんなんでよければいくらでもwSS楽しみにしてます。わっふるわふっる
976名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 22:34:59 ID:erP616kM
レポしか読んでないけど照れるあ〜ちゃん萌えww
たらしかしおや不器用のちおとかアトマイザーコントは実は素のまんまの三人だと思うんだ…。
SS投下wktk
977名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 22:49:05 ID:tb6LOA07
>>975
なななな・・・
ケコーンしてうちで毎日描かない(ry
978qp:2008/06/02(月) 22:57:23 ID:2YDcDklW
今見直すとほんと色々ひどすぎワロタw批評待ってます>皆様
>>971
うさゆか犬のち、電車のちあー、のちかし、が自分です。自分の絵が触発したならこれ幸いです
保管庫の件はおまかせしますが、しかし取り扱ってる物がモノがモノだから。。今まで以上に注意が必要になるかと
そのリスクと、今まで自分が出してきた物を思うと。。/^0^\

采配は 君だけ 選んで 判断を
979名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 23:13:40 ID:D/hcMZ+u
>>975

う…うまい…
めっちゃいいですよー

あたしも書いたんですが…自信なくしたのでやめますorz

また素晴らしい絵期待してます!
980名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 23:29:12 ID:erP616kM
>>978
うさゆかはお前だったのか…!
毎回毎回のちかしやらのちあ〜やらなんやらけしからぬ絵を投下してからに!
のーべるうさゆか賞を進呈してやるっ!
981名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 23:30:01 ID:0IxUFAQ1
>>975かいて下さるんすか!なんて恐れ多い…
埋めでのちあ〜チェンジ続き投下します。

10:危機。

あ〜ちゃんの家に帰ってゆっくりゲーム開始。久しぶりのゲームに思わず歓喜。久しぶりと言っても一日ぶりだけどね。
もうしばらくでご飯の時間だ。お腹が空いた。あ〜ちゃんは黙々と本を読んでいる。ってソレ、さっきのっちの部屋で見とったエロ少女漫画やん。
「あ〜ちゃん、それ持ってきたん?」
「うん…なかなか面白いね」
かなり夢中な様子。ふむ、あ〜ちゃんも耐性付いたね。
その時、一階からあ〜ちゃんママの声。夕食の準備が出来たみたい。
待ってました!とばかりに、ゲームの電源を切って一階に向かった。あ〜ちゃんもそれに続く。
良い匂い…肉じゃがかな?

◆A-side◆

やっぱりお母さんの肉じゃがは日本一だね。満腹で幸せ。
「のっち、先にお風呂入ってしまお」
そう声を掛けた。少し慌てて頷くのっち。
また変な事、考えとったら承知せんからね。昨日の裸を見ようとするのっちを思い出して鳥肌が立った。
ほんまに、何しでかすか分からんけぇね。

◆◇◆◇

途中、何度か目隠しを外そうとするのっちに怒鳴りながらもなんとか無事にお風呂を上がった。
982名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 23:32:21 ID:0IxUFAQ1

早く漫画の続きが見たい。良い所やったんよ。
ドライヤーで髪を乾かすのっち。もーそんな適当に乾かさんでよ!のっちと違ってデリケートな髪じゃけぇ大事に扱いんさいよ。
まぁそんな事より、漫画漫画。のっちの言う通り、ストーリーがかなり面白い。軽くハマりそう。
でも…やっぱそーゆーシーンは見れない。飛ばして読んでると、のっちに気付かれた。マズい。またバカにされる。
「あ〜ちゃんはやっぱりお子ちゃまじゃねぇ」
ニヤニヤ笑うのっち。
「うるっさいなぁ」
「うひゃひゃ!拗ねよった〜」
楽しそうなのっち。ムカつきますねー!本当に。
「もう!黙ってゲームしとりんさいよ!」
「やーだ、あ〜ちゃん可愛いけぇ楽しいもん」
…意味が分からん。のっちの感性は狂っとるよ。
「いやー今時そんくらいのエッチなシーン恥ずかしくて見れん女子高生なんておらんじゃろ」
やっぱりバカにしとる。可愛いとか言われて少し照れた自分がバカみたい。
「妹のちゃあぽんのが大人じゃもんねぇ」
プッチーン。何か外れた。昨日の夜に気付いた事だよそれは。それだけは言っちゃいけんかったんよ。
983名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 23:34:15 ID:0IxUFAQ1

◆N-side◆

あ〜ちゃんが、キレた。
のっちはベッドに押し倒され、手首を押さえ付けられ身動きが取れない。のっちの顔でキレんでよ!笑ってしまうじゃろ!
「ちょ…あ〜ちゃん…?」
これはマズい。相当怒ってる。眉間に寄った皺がそれを物語る。
「あ〜ちゃんはお子様じゃないけぇね」
うん、ごめんね。あまりにもエッチシーンに弱い純粋なあ〜ちゃんが可愛くてからかってしまったんよ。好きな子を苛める小学生男子みたく。
「あの漫画みたいな事…のっちにしてあげようか?」
は、はいー!?なんですとぉぉおお!そんな冗談いらないよ!てゆーか落ち着いてあ〜ちゃん!お願いだから落ち着いて!
「ど、どどど」
どうして、と言おうとするが上手く言葉にならずに道路工事。漫画みたいな事って…あんな事?それとも、そんな事?たくさんエッチなシーンがあってどれか分からんよ。
「おとなしくしんさい」
そう言って、ピンクパジャマの胸元のボタンに手をかけるあ〜ちゃん。本気?本気ですか?
混乱で抵抗出来ずに、ボタンが一つ、また一つと外されていく。
「あ、あ〜ちゃんストップ…!」
「…のっちが全部悪いんよ」
984名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 23:35:37 ID:0IxUFAQ1

そう言われると困ったぞ。全くその通りで返す言葉が見当たらない。
しかし!今は体が入れ替わってるんだ。自分に襲われるなんて…恥辱プレイも良い所。
元の姿ののっちだったら問題無い。むしろウェルカムだよ。こんな風にあ〜ちゃんに迫られるなんてさ。鼻血ものだよ。だけど…
「ダメ!絶対ダメ…!」
必死にあ〜ちゃんに訴える。ジワジワと視界がぼやけてきた。涙だなこりゃ。
「さすがののっちも…自分には抱かれとうないよー!」
振り絞った叫びが、虚しく部屋に響いた。
我に返るあ〜ちゃん。青ざめてワナワナと震え、ベッドから転げ落ちながらのっちから離れた。
「あっぶなー!もう少しで自分を襲う所だったよ…!」
同じく、危なかったよ。外されたボタンを留め直しながら乱れた息を整えた。
一気に疲れきったのっち達は、それぞれベッドと布団に倒れ込んだ。あぁ…恐かった。今の体のまま、あ〜ちゃんをからかうのはよそう。
「初体験の相手が自分とか…シャレにならんけぇね」
そう嘆くあ〜ちゃん。もちろんだとも。
「あ〜ちゃんの初めては、のっちがもらうけぇね」
そう言うと、もう勝手にせぇ、とあ〜ちゃんは呟いた。

◆10:End◆
985名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 23:36:37 ID:0IxUFAQ1
>>939様のネタ使わせて頂きました。お目汚し失礼しました。
986名無しさん@秘密の花園:2008/06/02(月) 23:40:38 ID:1793xKby
GJ!!のちあ〜面白いわぁ〜ww
ネタ採用2回目であたし歓喜!!
あなたの作品ホント面白いwわっふるわっふる〜
987qp:2008/06/03(火) 00:16:04 ID:iq46+JNP
素で変態的な言葉を吐きまくっとるのっちw
どうして>>985氏の作品はこんなにもにやにやしてしまうのだろうか

GJ!
988名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 00:18:47 ID:bKT8xaEy
かしのちでかし攻めを書いたんですけど
一気に10レスくらい消費するんで
次スレに書いた方がいいですか?(´・ω・`)
989qp:2008/06/03(火) 00:19:50 ID:iq46+JNP
>>988
采配は 君だけ
選んで 判断を
990名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 00:19:55 ID:BMWjnMGE
>>923
ゴチです!(´・ω・`)
保存しました
991名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 00:21:17 ID:wENukluO
チェンジさんGJ
毎回ドキドキする展開があってイイ!!

>>988
かしのち大好物だ。wktk。
投下はもうじき埋まるだろうし、次スレの方がいいかも
992名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 00:23:15 ID:Q5h9QBqX
埋めちゃおう!わっふるわっふる
993名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 00:25:16 ID:bKT8xaEy
では次スレに投下逃げしてきます←
994名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 00:36:56 ID:1CjMK+Hp
皆様GJ!!
乙ンデレーションでこざいます。

次スレも素敵なスレになりますように…埋めー
ももんにゃー
995名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 00:40:06 ID:Q5h9QBqX
次スレもみんな仲良くわっふるしようね〜
埋め埋め〜
996名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 00:43:04 ID:u6GpRDcy
まつたけうめ〜
997名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 00:48:08 ID:4AeQAFvB
次スレに向けて

全力で

わ っ ふ る わ っ ふ る
998名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 00:50:01 ID:wENukluO
      .______
    /       `ヽ
   /          ヽ
  /  //  //\   .|   
  | ノ  ヽノ/ ノ ノ .ノ   
  | | /(●)  (●) |/|     
  | |(.| ~"     ~ |.)| 梅!
.  ヽ.八    "   ハノ   
      |\. ⌒ /     
    ノ  \_フ.ヽ
   |_       ヽ
.   | |  梅ます )   
999名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 00:50:41 ID:iq46+JNP
perfumeに幸あれ!
1000名無しさん@秘密の花園:2008/06/03(火) 00:52:32 ID:z9YqZbHG
1000なら次回スレも良作いっぱい
10011001
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。