1 :
名無しさん@秘密の花園:
ドラマ「斉藤さん」が百合に見えるのはオレだけか。
2 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/23(水) 22:27:09 ID:8FqJBakN
待ってにゃい
百合だな。
今日の見たら百合センサーが反応しまくってきたらスレ出来てたw
あれ?俺いつの間にスレ立ry
かく言う自分は今日偶然斉藤さんを見た身なのだが
真野ちゃんの斉藤さん大好きっぷりにコーヒー噴いた
百合すぎる…ミムラかわいすぎ
スレ立っててふいたw
9 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/23(水) 22:55:48 ID:A6VFpzYV
女子高生からもモテまくりの斉藤さんに嫉妬する真野さんの展開キボソ
10 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/23(水) 23:04:40 ID:g+Qn6XKl
「斉藤さんのことがわからない」とか
どんだけ恋する乙女なんだ真野w
11 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/23(水) 23:09:28 ID:A6VFpzYV
>>5-6 先週あたりから百合展開だったよ
真野さんがドキドキしながら斉藤さんのメールアドレス聞きだそうとしたり
ジムに斉藤さんが来たらそっちのことばかり神経がいっちゃってトレッドミルの速度ガンガンにあげちゃったり
12 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/23(水) 23:13:03 ID:P/ohMQKB
真野 「私は何をすればいいんですか斉藤さん?」 斉藤 「今から私の前で服脱いで頂戴」
連投スマソ
「その時ハートは盗まれた」と同じようなプラトニックで甘酸っぱい百合要素がたまらん
あのドラマも最初は異端児の内田有紀に反感を持ってたんだけど
キスされた途端に一色紗英が内田に恋しちゃうって展開だったんだよね
ちょww斉藤さんwww
斉藤さんにソノ気がなくてそっけないのが残念だけど
だからこそ真野さんの可愛い片想い演技が見られるわけで。
嬉しいような、残念なような不思議な百合エッセンスドラマだね。
16 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/23(水) 23:43:21 ID:Locv806K
>>12 wwww 真野は文句言いながらも結局は脱ぎそう
公式見てみたんだけど、斉藤さんの理解者がもう一人増えるみたいだねw
真野さんの嫉妬とか見れるかなw
片想いでも良いジャマイカw
真野さんが可愛く百合百合してるだけでお腹いっぱいだww
19 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/24(木) 00:13:38 ID:x5fuCLD/
真野はガチでしょw
メールのやつとかもろ自分と同じ反応だもんww
20 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/24(木) 00:19:39 ID:NlyqWdir
斉藤 「もう少しゆっくり脱いで下さらない」 真野 「斉藤さん,あまり急かさないで下さい」
いやぁ久しぶりにガチ百合ドラマが毎週見られて嬉しいねw
もう旦那なんて眼中ないじゃん真野ちゃんw
旦那と言えば、番組の終わりに大声で鼻唄歌って旦那に怒られる真野がたまらん可愛かったなぁ
どんだけ斉藤さんが好きなんか、っちゅう
斉藤さんのもう一人の理解者は北川弘美ですな
>>23 だね。
子供が斉藤さんファンみたいだから、彼女もファンにならないだろうか
真野が妬いてツンデレ発動しそうw
斉藤さんって原作の方は百合展開なんかね?
>>24 斉藤さん「どうしたの?」
真野「何でもないです・・・」
斉藤さん「ん?何?」(良く聞こえず顔を近づける)
真野「っな、なななんでもないですってぶぁ!(*゚Д゚)」
>>23 やっぱりそうだよね
昨日フラグ立ってたもんね
北川さんは真野さんと対照的に恥ずかしがらずにガンガン斉藤さんに接近してもらいたい
>>26 (;´Д`)ハァハァ
28 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/25(金) 00:36:47 ID:07SD8nde
「正義の歌 真野若葉のテーマ曲」は、おもしろかったw
29 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/25(金) 01:10:58 ID:BZTIDmTk
真野の子供が小倉の子供をいじめてて、それを知った斉藤さんが真野に
注意したけど「いじめられるほうが悪い」と暴言吐いたので斉藤さんが
怒って真野を思いビンタする。
この件がきっかけで、子供同士のいじめが解決し、その結果、真野、小倉、
斉藤の3人はすごく仲が良くなり、PTAの役員もこの3人が受け持つ。
(原作)
>>28 あれは壊れてるwww
CD欲しいくらいだw
来週も歌ったらいいのに
>>29 ネタバレされてちょっと涙目wwww 真野さんは本当斉藤さん好きだよね。見ていて気恥ずかしい。
32 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/25(金) 07:24:26 ID:tBCAaaVD
小説きぼゎん
33 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/25(金) 18:31:33 ID:vg/9Bc1a
真野 「斉藤さんも服脱いで下さい」 斉藤「貴女が脱がして頂戴」
俺も小説キボン
35 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/25(金) 19:51:50 ID:tKjcDWdg
>>33 脱ぐのばっか書きすぎだwww
そしてSSキボン
北川タンはいつも真野ちゃんの横にいるもんね 斉藤さんとこへ行きたくて、ウズウズしてるかな
3人のジムのシーン見たい
ジムの帰り 斉藤「服脱いで・・・」 真野・小倉恥ずかしながらも「はい・・・」微笑み、
一枚一枚ヌギヌギ・・・ 斉藤 (真野を見て)「色白でイイカタチの胸ね」小倉には「あたしより脚長くスリムね」
小倉「恥ずかしい 熱いよー」真野「斉藤さん ズルーイ!」
斉藤 一瞬ほほ笑み「しょうがない、私を脱がして・・・」
下手くそな表現ですみません。
37 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/25(金) 22:25:32 ID:M5mf/agw
斉藤さん「ま、まのさん?なんか怒ってる?」
真野 「……怒ってないよ」
に萌えた。
強気な斉藤さんが
弱くなるてきな小説キボン
39 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/27(日) 00:59:54 ID:YkbNMItD
裸でよりそう3人 斉藤の胸に顔うずめる真野 斉藤の背中にしがみつく北川・・
ハアハア・・・・
40 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/27(日) 01:19:10 ID:fzTPYEtP
41 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/27(日) 01:48:10 ID:fH5PtXZp
きぼん
ここだけのはなしですが
2008-01-16 22:52:52 テーマ:日記? なんだかんだ今日も『斉藤さん』を見てしまったのですが、
あのドラマって百合っぽくありませんか?
毎日ランチしているような幼稚園ママ達が中心の話だから、男性キャラはほぼいないし、
毎日ランチしているような優雅な設定だから、ママ達の掛け合いばっかりだし。
何よりも真野さんが斉藤さんが好きなわけで、斉藤さんも真野さんのことを悪くは思っていない。
真野さんが「斉藤さんは私なんかと友達になりたくないんですよね」とか、
斉藤さんとアドレス交換をして、斉藤さんからのメールを待っていることを夫に指摘されたとき
「まってにゃんかない!」と舌噛んだときとか、私の百合センサーがマックスになりましたよ。
真野さん可愛いの〜。本当に本当に可愛い〜。
あとお局さんが、ひたすら斉藤さんを攻撃したりするシーンも百合っぽいし、何かと真野さん真野さん、って言っているあたりがポイント高い。
お局さんは斉藤さんのことを本気で嫌っているわけじゃないんですよ、あれ。
憧れと、どうして私の言うこと利かないのよ!!って高飛車な性格なんです。ツンデレっちゅーかツンツンなんです、あのひと。
とりあえず結論は、真野(間野?)さんは、総受です!
あの人、にゃんこ過ぎる。
しまった、斉藤さんにハマるとは思ってなかった!
ttp://ameblo.jp/mamihara/day-20080116.html
真野総受ね・・・
真野→斉藤に萌えるのは自分だけ?w
>>39 ハァ━━━━ *´Д`* ━━━━ン!!!!!!
>>42 高島さんが実は斉藤に恋心とは思いつかなんだった
そう考えて見ると斉藤さんを責めるシーンも萌えるね
しかし、ライバルいっぱいで真野さんピーンチ
>>44 嫉妬する真野さんは見たいから俺としては増えてくれておkなんだがww
斉藤さんその気なくて、真野ちゃん片思いの構図いいね。
かわいい北川ちゃんに続いて、百戦練磨の三上登場!
真野ピンチwww
47 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/28(月) 00:15:59 ID:1ien9IlU
>>46 百戦練磨わらたw
斉藤さんはみんなのヒーローになればいい
投下期待あげ
ドラマとか数年は見てなかったけどこれはいいな、うん。
次回は真野の息子がパクル話?
2008-01-24
■[百合な話]見てみたら百合のかほりが 22:25
昨日、たまたま見たんですが、
観月ありさ主演の水曜ドラマ『斉藤さん』が百合っぽくていいです(*´д`)=3
観月がぷりぷり怒って、まわりのお母さん方から嫌われるという内容みたいに感じて、1話目とか見てなかったんですが、
夕方に2話目の再放送をしていて、たまたま見ていたら、
ミムラ演じる「真野さん」が、観月演じる「斉藤さん」と友達になりたがってる姿にときめきました。
( ´д`)=〇)´ν゜)・;'。
あれが高校生版とかだったら、いろんな百合サイトで取り上げられたことでしょう。
お母さんということで、旦那がいるところがちょこっとマイナスかも。
それでも、
ミムラさんの演技が可愛いんですよ。
夜に3話目もやりましたが、なんとも良い百合でした(´∀`人)
やっとアド交換できて、ケータイを見つめて斉藤さんのメールを待つ真野。
返信してくれない斉藤さんに怒る真野。
申し訳ないと思った斉藤さんが、うちにお茶に来ない?と言うと、即決する真野w
ものっそニコニコしてるところがめちゃ可愛いんです。
今後どうなるかわかりませんが、2話目3話目はいい感じでした。
やんちゃな女子高生が斉藤さんに懐き始めるところもナイス!
漫画版は4巻まで出てるみたいなので、読んでみたいですね。
お母さんたちの友情百合を楽しんでください。
ttp://d.hatena.ne.jp/tama-427270/20080124/1201181135
斉藤さんと真野さんだったら
どっちが攻め?
俺としては
真野さんが攻めで
斉藤さんが受け
に、燃える
>>50 同じく
真野が斉藤さん好き好き〜だし、12話で真野に反対されてボロボロな斉藤さんを見たら、なんか真野は攻めとしか思えなくなったww
これって原作も百合だな
52 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/29(火) 01:59:32 ID:bBIfPGH3
観月ありさっていえばナースでおっちょこちょいな後輩イメージだったけど、
鬼嫁といい斉藤さんといいドSが似合うんだね…なんて
ミムラも見落としがちだったけどかわいいんだよね
「斉藤さんを助けたい、斉藤さんの力になりたい、斉藤さんに協力したい」
って真野さんが、斉藤さんや女子高生グループに言ってたけど、
好きになった人に対しては、性別を問わず力になりたいという気持ちが
自然とわいてくるものなのですね
54 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/29(火) 21:42:52 ID:wRW8SRIy
56 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/29(火) 22:00:40 ID:Hly7iMZw
>>54 これは想像以上に百合じゃんw原作買いに行きます
59 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/29(火) 23:08:12 ID:X2moeX9q
自分は書店2つぐらいまわったけど4巻しか無かったわ…orz
結構反応あって嬉しいw
私は書店行ってもないだろうと予測して、通販で買ったよw
通販でも人気あって在庫なしがあったよ
61 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/30(水) 04:27:26 ID:gVeeWk5s
小説きぼんぬ
62 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/30(水) 04:42:59 ID:i5pWRKm0
うんうん、きぼん
主婦ビアンもの?
新分野?
64 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/30(水) 16:08:11 ID:ryoYbtZP
今週は予告では百合弱いみたいだけど楽しみ
真野の旦那とのコメディーでどう斉藤への百合が展開するか楽しみ
65 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/30(水) 18:48:24 ID:xxyXlvG4
真野って自分とそっくり同じことしてるよと親近感がわき自分にも仲間がいるようで
うれしくなった
いまは女優のなかでミムラが一番可愛く見える
66 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/30(水) 22:02:58 ID:n0EGgPtr
呼び捨てw
67 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/30(水) 22:38:34 ID:mEtWYoio
呼び捨てktkrw
「ねぇ、真野・・・気持ちいい?」
「あ・・・やだ・・・斉藤さん」
うん呼び捨て(・∀・)イイ!
ちょwwww来週百合濃いww
69 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/30(水) 22:52:56 ID:Ap9L50/t
今日初めて観たけど次回予告で楽しみ倍増しました
お願い事が「斉藤さんと仲良く出来ますように」って真野ちゃんw
>>69 同じく
斉藤さんと仲良くなれますように…ってwwww
真野家好きだーww
73 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/30(水) 23:09:23 ID:Iu12BI/f
来週やばいね!
斉藤さんのビンタも考え用によっては萌えるww
てゆーか二人仲良くなりすぎw
74 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/30(水) 23:18:12 ID:tJmOmmdh
今日初めて見た!
真野さん可愛すぎるぅ〜〜!!
ミムラは前から可愛いと思ってたけどますます夢中に。。。
とても既婚者には見えん
>>73 斉藤さんのビンタは真野の為だろうから萌えるw
来週楽しみだ
これ原作はもっと仲良いから、それがドラマでもそのままなら萌え死んだ。
どこでも真野と一緒だしww
76 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/30(水) 23:26:02 ID:Ap9L50/t
すぐ泣く真野さんに(*´д`*)
あと斉藤さんはバリタチ
自分的に真野さんが攻めだったらかなり萌えるw 斉藤さんと真野さんは攻めも受けもどっちもアリだなぁ。
78 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/30(水) 23:53:43 ID:WjIvsZ77
来週はかわいい北川弘美が入るぞ
でも斉藤さんだけでなく、真野さんも理解するから
二人に恋するんだね 北川は攻め?受け? 萌えるな
79 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/31(木) 00:19:05 ID:EJtLN9Y3
>>77 同じく真野が攻めだと萌えるwww
斉藤さんは真野が強気になったら逆らえないと思う
原作だと斉藤さんは受けかとw
>>78 真野は密かに小倉にライバル心燃やしてたらいいw
嫉妬してたし、ドラマでもあればいいな〜
昨日の最後の方の高島さん(役名失念)が斉藤さん呼び止めるシーン
「これで満足?」とか挑発してたんだけど斉藤さんにあっさり笑顔で受け流されてて
一瞬高島さんが凄い淋しそうな表情で俯いてたのが萌えた
高島さん、あんたそんなに斉藤さんに振り向いてもらいたいのかい、
嫌味言ってまで、斉藤さんの気を引きたいのかい、と脳内補完して萌えました
あの一瞬見せた切ない表情は斉藤さんが振り向いてくれない淋しさと
それ故にどんどん斉藤さんを攻撃してしまう自分への後悔の表情だったのねと
勝手に妄想して萌えてしまった
昨夜みたけど、昨夜の回は、「百合」色、薄かったね。
斉藤さんの夫って、何者なんだ?
なんで、「顔ナシ」なんだろw
あと、ジムのインストラクターって、オネエマンだけど、
早朝のジョギングで、斉藤さんに付き合うほど親しいんだね。
82 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/31(木) 12:36:38 ID:nPsj5Wbb
昨夜は百合薄かったけど、手を握るがあったからよしとしよう
次回は斉藤が真野ビンタするし、北川がいよいよ百合に入るから
強烈な百合色で楽しみ・・
誰か、斉藤さん受けの
SSかいてくれないかな・・・
85 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/31(木) 17:10:09 ID:EJtLN9Y3
>>83 はげど
>>84 ケチすぎるだろww
原作も顔隠してるし出す必要もないからじゃ?
「誰々の奥さんの斉藤さん」じゃなくて、あくまで自立した個人として
描きたかったんじゃないかな?>旦那の顔隠し
旦那の影が薄いおかげで、存分に奥さん同士の百合に萌えられるから
すごくありがたいよ。
あれは幻覚なんじゃないの?
実はもうこの世にはいないとか
真野 まさか斉藤さんの家に
こんなものがあるなんて。
……気持ちいい?
斉藤 …ゃっ……ぁ…ぁぅん……ま、のっ…
真野 ん?なんですか?
斉藤 …ゃぁ……も…だめっ……ゃ…ぁっ…
真野 (そろそろイクかな?)
斉藤 …ぁ…ぁぁ…ゃぁぁ…
斉藤さんの声が一際高くなった。
斉藤 …ゃ…ぁぁっ…も、だめっ…
真野 (どーしよう…可愛すぎるっ…)
斉藤 …やだっ…ぁっ…あぁぁっ……も、やめてっ…
真野 ここまで来てやめていいんですかー?
斉藤 あぁぅ…ぁっ…そ、んなっ……
真野 (スイッチ切)
斉藤 あっ…!ゃ…ゃぁぁ…
真野 どーしたんですかー?(意地悪く聞いてみる)
斉藤 ぁぁ…ゃ…ぉねがっ…も…むりっ…
真野 なにが無理なんですかー?(さらに意地悪)
斉藤 ぉねがっ……ぃ…かせ…てっ…(真っ赤になりながら)
あー
もうこんなの読まないで
スルーしてくれ。
(完)
こんなものってのは
各自想像。(笑
90 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/02(土) 20:59:10 ID:MCgY6AjB
真野さんが斉藤さんに片思いするプラトニック百合ドラマだけど、
まさかそんなディープな展開に・・・
91 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/03(日) 01:02:09 ID:SVSMHzIc
>>89 GJww
どんなものだろうとありがたいw
92 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/03(日) 18:02:46 ID:5IuAtrIF
長編きぼん
93 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/04(月) 02:05:55 ID:F4f9mPj+
うん、キボンヌ
>>89 私もさらに長編希望。さらによみたい。真野も一緒に気持ちよくなる展開きぼん
95 :
89:2008/02/05(火) 03:36:30 ID:S2zKY1gz
正直に言おう
…無理だ
…俺も読みたいんだよな、SS…
96 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/05(火) 07:47:30 ID:E/G3RBME
正直に言う人初めて見たw
誰か書いてくれー
期待age
97 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/06(水) 20:15:02 ID:HplZLrGz
>斉藤さん 「友達だって本気で叱る!君に届け愛のどつき漫才」
なんかテレビ欄のタイトルが話題になっているようでw
斉藤さん攻めなら書きたひ
すいませんうじうじ悶々して可愛い真野さんを
カコイイけど鈍感な斉藤さんに押し倒してもらいたくてたまらないんです
100 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/06(水) 20:48:07 ID:BAxoxvPQ
>>98 wktkして待ってる!
これを機に真野攻めも書いてくれる人いな(ry
>>98 同じく待ってます
私も斉藤さん攻めで、斉藤さんのことが大好きだけど照れ過ぎてもじもじな真野さん
っていう関係が好きだったりしますw
携帯から、しかも三上さん視点の地味な話でゴメン!
エロスもないよ…
放送前の直前投下!
103 :
102:2008/02/06(水) 21:54:52 ID:tFzjq539
知ってる。ねぇ、知っているのよ真野さん。
あなたが斉藤さんに惹かれていることぐらい。斉藤さんもあなたを特別な存在として見て
いることぐらい。
あなたの最初の印象は子兎。皆の前でビクビクしてご機嫌うかがい。凄く、あなたの情け
ないいじらしさに可愛いと思った。
皆に馴染めないことに、正直喜んでいたの。だって、いつまでもあなたを不自然なことな
く、可愛がって甘やかすことができるのだもの。
だけどあなたは斉藤さんの元へと行ってしまった。残念だけど、苛つくことにあなた自身
の選択でね。
104 :
102:2008/02/06(水) 21:57:02 ID:tFzjq539
「あら、真野さん」
「みみみ三上さん!」
斉藤さんの意見に賛同し始めてからの彼女は、一人でいることが多くなった。他人とのコ
ミュニケーションに興味のない斉藤さんのこと。きっと彼女も構ってもらえず、かといっ
て私たちに悪いと思っているから、輪に入らず入れず一人ぼっちなんだろう。可哀想に。
「どうしたの、そんな所に一人で。もしかして斉藤さんと待ち合わせ?」
あり得ないと思いつつも訊いてしまう。ごめんなさいね、真野さん。あなたは私を裏切る
形で斉藤さんに付いた。か弱い小動物とは思えない勇敢さでもって。
だというのに、未だにビクつくあなたは、私にとって憎らしい程可愛い小兎。
「ちょっとちょっと三上さん!」
「わかってるくせに、そちも悪よのう」
「やだぁ!山本さん」
厭らしい笑い声が響いても、私は彼女から視線を外さず微笑んだ。
「ねぇ、真野さん。一人だと寂しいでしょう?こっちにいらっしゃいよ」
斉藤さんなんかやめて私の方へ。
そう暗に仄めかして真野さんを呼ぶ。只でさえうるみがちな瞳をゆらゆら揺らしちゃって
、あなたをもっともっと虐めたい。
105 :
102:2008/02/06(水) 21:58:41 ID:tFzjq539
「お待たせ、真野」
遮り邪魔をした声の主は、またも斉藤さんだった。座りながら、真野さんに悟られないよ
うにギラリと睨んだ。私と同じ想いを持った眼で。
「あの後ちゃんと謝らせたよ。いやー意外と素直にならなくって」
「そ、そう」
「でも、もうポイ捨てなんてしないって約束させたから」
もはや習慣となっているだろう説教を、ヒーロー気分でしていたのだろう。誰とも知れな
い他人に。そうやって悦に入って、周囲に迷惑をかけていることに気付かない。省みよう
とすらしない。
「そう。さすが斉藤さん!」
それでも、真野さんは彼女を選んだ。純粋な子どもたちも、うちの子ですら斉藤さんをヒ
ーローとして尊敬、いや、崇拝しているのを知っている。
でもね、真野さん。どんなに強く正しい斉藤さんだって私たちと同じ只ののひとなのよ。ヒーローなんかじゃないの。
知ってる。ねぇ、知ってるのよ真野さん。
あなたが斉藤さんに惹かれていることぐらい。
あなたがそれほど憧れる斉藤さんは、実はあなたに恋に似た劣情のようなを抱いているってこと。
私と同じ少し歪んだ友情を、ね。
106 :
102:2008/02/06(水) 22:00:07 ID:tFzjq539
三上さん→真野さん→斉藤さんな感じ。
それじゃあ消えます!
ドキドキ…
初めて見たけど…百合やんなー(´д`)
いや〜良い嫉妬だったw真野の身体には斉藤さんの付けた痕が・・・
今回もすばらしい百合をありがとう斉藤真野!
いやいや、今週も実に百合だったな(´ω`)
来週も楽しみだ♪
SS投下も楽しみだ♪
いや〜今日百合濃かったな…
真野の涙は完全に嫉妬の涙だし、
来週も真野ちゃんの涙見れるし、いい百合ドラマだ
何気に他のママさんの絡みとか女子高生と斉藤さんとかも好きだな
112 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/06(水) 22:56:09 ID:IIdTvcgx
自分的には思ってたより少し薄かったかも…ママ同士の確執より
子供に比重がいってたからかな
でもまた斉藤さんの忠実な恋人が増えたね!(・∀・)
真野が「叩かれる方が悪い」って言ってたの、小倉と仲良くしてたのを気に入らなくて、嫉妬から出た発言なの?
本心ではないってこと?
途中からみててよくわからんかった。
ちょ、今日タイトル通り思いっきり百合回だったね(;´Д`)ハァハァ
小倉さんと仲良くなる斉藤さんに嫉妬する真野さんたまらん
特にビンタ前の小声で「小倉さんのことばっかり」とか(;´Д`)ハァハァ
今後も小倉さん絡んでくる展開っぽいね
それにしても公式の人物相関図の矢印はそろそろ愛情に変え(ry
115 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/06(水) 22:59:32 ID:gkhY7Vrt
今までは百合には感じられなかったけど今回はきたよ
>>113 あれは完全に嫉妬だと思うよ。
小倉さんに斉藤さんを取られそうになって
キツい事言っちゃったんだと思うw
>>112 あまり百合百合しちゃうと(私的には全然うれしいが)ドラマの主旨がずれそうだし
色物扱いされちゃう可能性もあるから調整が微妙なのかな
あと何人かで脚本書いてるみたいだからその日によってちょっと色が変わってくるのかもね
でも個人的には稀に見る良いツボつつきまくりの百合ドラマだわ
斉藤さんが小倉さんを家に誘ってるとこ見てた真野さんの表情がよかったww
同意
小説キタアアア!! 108さんGJ!
>>118 めちゃ嫉妬してたよねw
真野さんには悪いが、無意識ににやけてたよwww
初SS投下もあったし、放送日以外でも盛り上がってくれたら嬉しいなー
>>102 SSGJ!
三上さん→真野さんというのが個人的に新境地で禿萌
今回は百合度高杉でしたね。
放送中何度「何という百合w」と呟いた事か
真野さんは強気キャラではないのに妙にツンデレだから困r・・萌える
斉藤さんはやっぱ鈍感攻めでww
天然で攻めってことか・・・
そんな斉藤さんの行動に一々過剰反応する真野さんとかな
私的に
小倉→真野→斉藤→小倉
な三角関係を感じますた(・∀・)
来週に三角関係を確認して見たい
来週の予告で真野さんが斉藤さんの前で泣いてたところ見て、抱きしめちゃえよ!!とオモタ。
流れに逆らうように、斉藤さん受けSS書いちゃったけど・・・需要ある?w
ちなみにちょい長めでエロはありませぬ
ぜんぜんおk
色んなのが読みたい人なので
130 :
98:2008/02/07(木) 04:40:47 ID:OohhWrQU
真野がこの土地に越して、斉藤と出逢ってから数ヶ月もの月日が経った。
「じゃあね、行ってらっしゃい」
斉藤と真野は今朝も一緒に、幼稚園の送り迎えに来ていた。
「行こっか?」
教室へと向かう子供を見送ると、真野は斉藤に声をかけ、二人は共に門へと向かう。
出逢いから日も浅いが、斉藤と真野は確かな信頼を重ねた友達同士だった。
真野が斉藤を敬遠したり、斉藤が真野を叱り付けたり
衝突や涙もあった二人だが、それは二人を結ぶ強い絆へと変わった。
何より、真野には斉藤がかけがえのない恩人で、ただの友人以上に大切な存在だった。
「寒いね…」
「うん、寒い」
何でもない言葉を交わすだけの時間だが
真野にとって斉藤と二人で帰るこの時間が毎朝の楽しみなのであった。
131 :
98:2008/02/07(木) 04:41:19 ID:OohhWrQU
だが、今日の真野は、二人きりで過ごす時間に満たされ
幸せに浸るわけにはいかなかった。
1週間後に迫った、大事な日について、尋ねなければならない。
真野は二月に入ってからずっと、そればかりが頭に浮かび落ち着かない様子でいた。
「あの…斉藤さん?」
「ん?」
やっとの思いで、真野は言葉に乗せてみる。
「バレンタイン…ううん!14日って、なにか予定ある!?」
「14?別に、いつもと変わらないけど」
斉藤の言葉に、真野は深呼吸して、次の言葉に繋げる。
「あの、あのね!一緒にお茶に行けたらなぁって!
…あ、ほら、知ってる?商店街とこのカフェ、バレンタイン限定のスイーツだって!
それが食べたくて!食べたいから!だから、一緒に…」
「この日を一緒に過ごしたいから」という気持ちだけは決して悟られないように
真野は思いつきで口実を並べ立てた。
「真野はほんと、そーゆーのが好きだね」
あきれたような声が、斉藤の口から漏れる。
「いいよ、何時から?せっかくだしお昼も一緒でいいよね」
不安そうに斉藤の返事を待っていた真野の表情が、一気に満面の笑みへと変わる。
「うん!!じゃあ11時に!」
「そんなに嬉しいか…」
真野の笑顔とはしゃいだ声に、斉藤も釣られて笑顔になる。
(やった〜〜〜バレンタインデートだ〜〜〜〜〜!!)
乙女心を知らない斉藤は、陽気な真野を不思議そうに眺めるのだった。
132 :
98:2008/02/07(木) 04:41:44 ID:OohhWrQU
そしてバレンタイン当日、朝の幼稚園までの見送りを済ませた真野は
お粧しとチョコ作りに一人奮闘していた。
「斉藤さん美味しいって言ってくれるかな?ううん、その前に食べてくれるか…
バレンタインに誘った上に、手作りチョコ渡すなんて変に思われるだけかなぁ
あー…やっぱりハート型はやめとこう…」
そうぼやいていた真野だったが結局ハート型のチョコレートケーキを
斉藤への想いを込めながら、丁寧に包むのだった。
「おーそーーいっ!」
大急ぎで着替えと化粧を済ませた真野が玄関を出たのは
11時5分で、ドアを開けた途端斉藤の声が響いた。
「ご、ごめんね!!」
鍵を閉めながら真野が謝る。
「15分も待ったよ」
「早く来てくれたの…?」
真野が駆け寄ると斉藤の鼻は寒さに赤く染まっていた。
「別に?私も楽しみと言えば楽しみだったし」
「そ、それって…」
(私と一緒に出かける事が楽しみだったって事?)
真野は斉藤の言葉の真意を勝手に期待し、胸を高鳴らせた。
「なによ」
「ううん!待たせてごめんね!行こう!」
133 :
98:2008/02/07(木) 04:42:15 ID:OohhWrQU
その日はウィンドウショッピングから始まって
行きつけの店で昼食を取り、そしてまた店をめぐったりして時間が流れていった。
たまに二人で買い物に行く日と変わりない、そんな一日だった。
「斉藤さんは今日の夜なににする?」
「うーん、トンカツかな」
「じゃあうちはカレーにしよう♪」
「なんでよ」
「カツカレーが好きだから」
「…言っとくけどカツはやらないわよ」
そんな他愛もない会話をいくつも繋ぐばかりだったが、真野は楽しくて仕方なかった。
「今度は、私の家で一緒にお昼食べない?」
弾んだ会話の中、いつもはなかなか言い出せずにいる事も真野は口にしてみる。
「何作ってくれるの?」
「斉藤さんの好きなもの………ハンバーグとか?」
「それじゃあ子供じゃない」
「だって得意だから…だめかな?」
「じゃあうちに来た時はパスタを作ってやるわ」
「うん!!」
(やった!約束が二つ増えた…!)
子供のように、真野は斉藤との約束を数えていた。
そしてその全てを、絶対に叶えたいと願うのだった。
134 :
98:2008/02/07(木) 04:42:44 ID:OohhWrQU
はしゃぐ真野と、それに応える斉藤、二人の時間は和やかに過ぎていったが
最後に向かったカフェをも出る時間になると、段々と真野の表情が曇ってきてしまう。
(どうしよう…いつ渡そう)
「そろそろ帰って、迎えに行かないとね」
そう言って足早に前を歩く斉藤に、真野は追いつこうとするが
その心中に焦りは募るばかりだ。
「………あのっ!」
家まであと少しのところになって、真野はやっと切り出そうとする。
「ん?」
「あのね、これ作ったの、斉藤さんに食べてほしくて…
あ、その良かったら潤一君と、二人でね!」
言いながら包みを袋から出すと、斉藤の前に差し出した。
「もしかしてチョコレート?わざわざ私の為に?」
包みを受け取る斉藤の手が触れて、真野は思わず顔を赤らめる。
「斉藤さんの為にっていうか斉藤さんの為だけど、わざわざじゃなくて…」
赤らめた顔を隠しながら話す真野を見て、斉藤は笑った。
「開けてもいい?」
真野が頷くと、斉藤は真野の腕を掴んで公園へ向かった。
「時間、大丈夫?」
腕を引かれたまま、真野が弱気な声で聞く。
「潤一達には、少しだけ待っててもらおう」
その言葉に真野は、斉藤が今の時間だけは子供より自分を優先してくれたのだと
不覚にも嬉しくなってしまう。
今の真野は、目の前の斉藤に恋焦がれる、一人の乙女でしかなかった。
135 :
98:2008/02/07(木) 04:43:20 ID:OohhWrQU
二人ベンチに座り、斉藤は包みをひざの上に乗せるとそれを丁寧に開ける。
真野は、隣りでその姿を熱心に見つめるのだった。
「これはこれは…」
中のケーキを見るなり、斉藤は照れたように笑う。
ハート型のケーキの上には生クリームで「サイトーさんへ」と書いてあった。
真野の方を向くと、真野は不安げに斉藤の反応を窺っていた。
「毒味していいかな」
「ど、毒なんか入ってないよ!」
ふふ、と笑いながら、斉藤はケーキの端を指ですくうと、口に含む。
真野は息をのんで、その動作を見つめていた。
「甘いね」
「甘すぎ!?まずい!?」
「そんな事言ってないわよ」
今にも泣きそうな顔で聞く真野に斉藤は冷たい口調で否定した。
「味見しなかったの?」
斉藤はもう一度指でケーキをすくい、真野の口元に差し出す。
「え…あ…」
一瞬戸惑った真野だが、思い切って斉藤の指に口付けた。
「美味しいでしょ」
「…うん」
何度も味見をしたが、真野にはこの一口が何十倍も美味しく感じられた。
(間接キス…ていうか指…)
これ以上なく顔を赤らめている真野に気づかず、斉藤はその指で二口目を口にする。
「相変わらず、女の子らしい事するなぁ…」
あきれたように言って見せるが、その顔は嬉しそうに微笑むばかりだった。
136 :
98:2008/02/07(木) 04:43:52 ID:OohhWrQU
箱をもう一度丁寧に包むと、斉藤はそれを胸に抱え、立ち上がる。
「行こうか」
「うん!」
毎日のように二人で歩く道程で
いつも斉藤を追いかけて、少しだけ斜め後ろを歩いていた真野だが
今はちゃんと並んで歩けているように思えた。
「あ…」
ふいに手がぶつかり、二人は同時に反応する。
真野は、斉藤の視線から目を離せなかった。
数秒でしかないが、こんなふうに見つめ合ったのは初めてのように感じる。
「……ありがとうね、チョコ」
そう言って、斉藤は視線を離す。
そしていつものように先に歩き出すが、その手は真野の手を握りしめていた。
手を引かれるように、真野も歩き出す。
「え…あ…うん、ううん、私こそ…いつもありがとう」
手を繋がれたまま、真野はまた斉藤の斜め後ろを歩くしかなかった。
(こんな顔、見せられないよ)
それは斉藤も同じで、二人は手を繋いだ間ずっと、お互いの顔を見る事が出来なかった。
(このまま時間が止まっちゃえばいいのに…)
それは真野の、その瞬間の本心だった。
137 :
98:2008/02/07(木) 04:44:16 ID:OohhWrQU
一旦家に寄ってから、二人はまた幼稚園に向かう。
到着すると、笑顔で駆けて来た子供の姿に真野は胸の痛みを覚えるのだった。
「今日はどうだった?」
いつもと同じように、前を歩く子供の話を聞きながら、四人で歩く夕暮れの帰り道。
そしていつもと同じように、別れの時間が近づいて来る。
「それじゃあね、真野」
真野の家の前に着くと、斉藤から挨拶する。
「うん、じゃあね斉藤さん」
少しだけ寂しそうに、答える真野。
そんな真野の声を聞いて、斉藤自身もこの場を去り難く思った。
「また明日ね!」
そう、もう一度手を振って言った斉藤の言葉に、真野は気付かされる。
「うん!また明日!」
元気を取り戻した真野の声に安心して、斉藤は背中を向け、今度こそ歩き出した。
真野は、その姿が見えなくなるまで斉藤から視線を外す事が出来なかった。
「ママ、どうしたの?」
子供の声に、真野は笑顔で応える。
「…ううん!帰ったら一緒にチョコレート、食べよっか!」
「やったあ!」
(時間は止められなくても、また明日、斉藤さんに逢える…!)
玄関の鍵を開けながら、真野の心は幸せでいっぱいだった。
138 :
98:2008/02/07(木) 05:00:19 ID:OohhWrQU
駄文失礼致しました。
斉藤さん攻めとか言っといて
エロでも押し倒すでも何でもない長ったるいものが出来てしまった…
あくまでプラトニックに進めていって、そこから身体的に結ばれてくのが萌え(゚Д゚)
今度また>67みたいなのも書かせてください。
>>138 うはっ(*´Д`)
超GJ!!!!!!!!!!!!!!!
朝からいいもん見せていただいたw
読んでて胸がキュンとしちまったw
プラトニックからのエロへの進展も楽しみにしてるよ。
GJ!真野かわいいな
俺も進展期待している
>>138 GJ!!!(・∀・)イイヨイイヨ
私もエロばかりってより、プラトニックの部分もこういう感じに充実してくれた方が萌える
指のくだりで萌え死んだ(*゚∀゚)=3
特に会話文めっさ巧いですね
本人達が喋ってるイメージが湧きました
すっっげぇGJ!!!
文が読みやすいうえに分かりやすい。俺も見習わなきゃw
143 :
128:2008/02/07(木) 11:19:45 ID:NFpkt580
流れ的に合わないかもだけど、投下します
あれから小倉さんは、あたし達と居ることが多くなった。
いい事だし、斉藤さんも理解者が増えて嬉しいと思う。
思う…けど。
それは、あたしが斉藤さんを独り占めすることが、できなくなったって事でもあって…。
ま、まあ元から独り占めなんか出来てないかもだし、斉藤さんはそっけないし!
でも、それでも、斉藤さんの隣にはいつもあたしだけだった。
幼稚園に子供達を預けてから、あたし達はジムに来た。
もちろん、3人で。
「小倉さん、無理しなくても」
「や、これくらい…どうってことないです」
今日は、わざと斉藤さんから離れてみた。
あたしよりちょっと後ろで、斉藤さん達は走っている。
入ったばかりの小倉さんは、ついていくのが辛いみたいで、座りこんでいた。
もちろん斉藤さんは心配して、小倉さんの横についている。
小倉さんよりも仲が良いだろうあたしが、珍しく離れているというのに、あたしの方には目もくれずに…。
斉藤さんは小倉さんとあたしじゃ、小倉さんを心配するんだ。
最近ずっとそう。
斉藤さんの、ばか。
「もう平気、走りきってみせますよ!」
「小倉さん、はりきりすぎよー」
「斉藤さんこそ、心配してついてくれてるけど…」
「なによ」
「…本当は疲れてて一緒に休んでるとか?」
小倉さんのその言葉に、斉藤さんはムッと、小倉さんを睨んだ。
小倉さんは悪戯な笑顔で、イーッと笑って立ち上がった。
苦笑して斉藤さんも立ち上がる。
あたしは、二人に近づく。
「斉藤さんもはりきりすぎじゃん」
「へ?」
あからさまに意味不明という顔をして、あたしの方を向いた。
あたしは、それに構わず通り過ぎてやった。
斉藤さんが小倉さんを見て、あたしを見ないのは悔しい。
あたしはそのままロッカーを通り過ぎ、トイレに駆け込んだ。
いつの間に溢れた涙を拭い、壁にもたれそのままうずくまる。
涙がなかなか止まらない。
小倉さん小倉さんって、今までは真野真野言ってたくせに。
なのに…
「真野」
不意に耳に入ったその声が、あたしの脳を叩いた。
斉藤さんだ。
いつもなら、飛び付く勢いで顔を上げるだろう。
けど、今度はあたしが避けてやる。
斉藤さんが追いかける番なんだから…。
「真野ー?」
「…」
「まーの」
「…」
「あたし何かした?」
「っ…した!!」
…しまった。
恐る恐る顔を上げると、斉藤さんがちょこんと目の前にしゃがみ込んでいる。
「覚えないんだけど…」
あたしの大声に少し動揺しているようで、視線を泳がせていた。
ちゃんとあたしの目を見てよ、斉藤さん。
「あのね、…斉藤さん。」
「はい。」
「小倉さんがそんなに心配?」
「うん、友達だし」
簡単に言われちゃった。
それはそれは堂々と言ってみせた。
「じゃあ、あたしは。」
「友達。」
「まあ、そうだけど…」
斉藤さん、あたしが聞きたかったのはそんなのじゃなくてね…
「…なら、小倉さんとあたし、どっちがいい?」
「は?どっちがいい…って…」
「どっち?」
「え…っと」
斉藤さんはきっと誤魔化そうとしている。
問い詰めるのは簡単だ。
でも、きっとあたしなんか上手く丸められて、無駄に終わるだろう。
どうしたらあたしは、この人を揺るがす事が出来る?
あれ?書けてない?
宙を漂わせていた目線を下ろすと、斉藤さんはまた視線を泳がせて、「んー」やら「えー」やら言っていた。
あぁ、もう。
あたしには、この人を夢中にさせることは不可能なの?
そう思って、斉藤さんをチラリと見た。
目が一瞬、バッチリあった。
斉藤さんはすぐに反らして、気まずそうに黙りこんだ。
「斉藤さん。」
「なに……」
名を呼べば素直に振り向き、尋ねてくるその唇に、あたしのそれを重ねた。
一瞬だけ、けれども確かに、くちづけた。
「ま…の?」
「…」
「あー…えーと」
斉藤さんはらしからぬ慌てようで、手をせわしなく動かしている。
あたしは、もう下がれない。
斉藤さんの目だけを、見つめ続けた。
「ん…。」
斉藤さんは立ち上がって、トイレの外をヒョイと覗き、しばらく固まった。
「??さいと…「真野」
「え?」
斉藤さんが勢いよく振り向いた。
「真野のがいい…あ、真野がいいから」
小さな声でそれだけ言って、バタバタと慌ただしく戻っていった。
「斉藤さ…え?」
…ま、いっか。
今回はこれで勘弁してやろっと。
終わりです
書き込み失敗した上、下手でスマソ
お目汚し失礼orz
朝に引き続き、神降臨(*´Д`)
GJ!!!!!!!!!!!!!
今後の展開に期待。
こんなSS読ませてもらって、昼メシもうまく食えるってもんだw
二人ともGJ!!
結構どっちでもいけるかもしれないw
とりあえず
>>138に期待ww
同じくお二人共GJ!!
これで実際のドラマもより楽しめそうw
水曜は途中からしか見れなかったから今録画したの見てたんだが、
斉藤さんの「うんこはうんこじゃんねぇw」に吹いたww
百合関係なくてスマソw
157 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/07(木) 22:39:22 ID:wUWIXnm8
日本語が下品でドイツ語が上品みたいな言い方変だよね〜
だからうんこはうんこだね!w
今回は嫉妬しまくりの真野さんに萌えました(*´▽`)
今までの一番の萌えシーンは真野さんが斉藤さんからのメール待ってるとこかな!
SS二本ともニヤケながら読んだ。二人共GJ!!!! 癒しをありがとう。
159 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/08(金) 13:03:35 ID:M5ggcUHn
ドエロきぼんぬ
160 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/08(金) 19:48:03 ID:3gBQMMRy
原作漫画のエロパロディーとかできたりしてw
どんなのでもいいから読みたい
斉藤×真野×斉藤とか三上×斉藤とか、妄想ならいくらでもできるんだがw
斉藤さんと真野のツッコミ漫才何気に萌えたな
微妙に真野の胸に斉藤さんが触れてるわけで…
あの後お風呂入った時に痣を見て真野は斉藤さんを思いキュンとしちゃったりするんだろうか
つーか、「さっきはごめん、強すぎた?」とか言って斉藤さんが真野の痣を(ry
>>162 ちょw3行目で萌えて最後の行で吹いたw
でもその最後の行って二通り妄想があるわけで
一緒に風呂に入っているシチュなのか斉藤さんが真野さんの服を捲っていr(ry
>一緒に風呂
フイタwwwwなぜ一緒に風呂になるのかとww
だが萌えた
予告みると小倉→真野に見えるのは僕だけ?
斉藤さんはそんな気ないけど小倉を妹みたいに可愛がって、
斉藤→小倉→真野→斉藤って考えすぎかな?
167 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/09(土) 18:14:55 ID:Gtvs+k2W
小倉→真野→←斉藤→小倉
プレイボーイな斉藤さんでもいいとか思ってしまった。
斉藤さんと真野さんって家隣り同士なんだっけ?
>>167 プレイガールと言ってあげて(*/.ヽ)
>>168 わからないけど、違う気がする
隣同士だったら毎朝真野が一緒に登園してそうだしw
4話で中村さん家に斉藤さんが夜子供つれて謝りに行った時
真野さんこっそりついてったじゃない?
あれ見ると隣りなのかと思ったんだけど…
自分も1話からちゃんと見てるわけじゃないからうろ覚えなんだけど
原作見ても決して隣同士という雰囲気でもないし
ただ限りなく家が近いような雰囲気はある
いや、二人ともマイホーム?だし隣同士なら二人一生一緒だなーとか妄想してただけです
何でいつもこうなんだろう。
すぐムキになって、すぐ泣いて。
思ってもいないことまで口に出してしまう。
私は本当に子供だ。
斉藤さんと喧嘩した。
喧嘩なんて一番したくなかった相手なのに。
原因は…私の勝手な嫉妬。
私が悪いのは分かってる。
分かってるけど…素直になれなかった。
少し頭を冷やそうと外に出た。
外はもう真っ暗で、風がいつもより冷たかった。
行く当てもなく、私は一人、夜の町に佇んでいた。
「真野?」
そんな時、どこからか斉藤さんの声が聞こえた。
私の一番好きな声。
だけど今は振り向きたくなかった。
これも私の勝手な意地。
「真野…話がしたい」
でも今だけは、
今だけは…私だけを見てくれてるのかな。
「斉藤さん…」
「何?」
こうやって名前を呼ぶと必ず返事をしてくれる。
そしてどんなときも私の側にいてくれた。
私は斉藤さんを失いたくない。
そう思うと自然に涙が溢れてきた。
「ごめんね…」
声が震えたけど、ちゃんと言えた。
斉藤さんの顔はちゃんと見れなかったけど。
斉藤さんが一歩一歩近づいてくる。
そして俯く私の前に立ち、優しい口調でこう言った。
「こっちこそごめん」
私の頬を伝う涙を、そっと拭いながら。
「風邪引くし…帰ろう?」
斉藤さんの手が暖かくて、また泣けた。
私はもっと斉藤さんに近づきたい。
斉藤さんとの帰り道、素直にそう思った。
急なSS投下本当にすみませんorz
本当はハグまで行きたかったんですが…小説って難しいですね。
もっと勉強して出直してきます!!
うんうんGJですた!
また書いてくれるの待ってるよw
最近盛り上がってて嬉しいwww
同じくGJ!
ハグ編も待ってますw
179 :
127:2008/02/10(日) 01:18:54 ID:Lg41ZmRj
>>176-178 皆さんお優しい…。
また良いSSが書け次第、投下させてもらいます。ではまた!!
GJ! また神お待ちしてます
小倉さんが仲間入りの時、真野さんが斉藤に「この後家に来ない?」誘ってたねw
斉藤さんも平手打ちしたわだかまりを完全に流したいから、誘いに乗った訳ですねw
この後どうなったでしょうか?! 小説キボン!
プラトニックでもエロチックもOK!
181 :
98:2008/02/10(日) 02:39:07 ID:QE/VX6I0
―斉藤さんの手の温もりが、忘れられない
リビングのソファーにもたれ、この冬一番の寒空を眺めながら真野はため息をつく。
毎朝の送り迎えを済ませて、もう一時間もここでこうしてぼんやりとしていた。
「斉藤さん、何してるかな…」
たった一時間前に別れたばかりだというのに、真野の心中には斉藤の事ばかり。
バレンタインのあの日から1週間も経っていたが
真野はその日の斉藤の事を、毎日のように思い返していた。
(斉藤さんの手があんなに熱いなんて…)
考えただけで、真野の手には斉藤の手の感触が蘇るようだった。
「斉藤さん…」
あの時握られた左手を、自分の頬に寄せてみる。
真野は自分の鼓動が段々と早くなっていくのがわかった。
―今、こうして家で一人きりでいるのが寂しい
どうして、斉藤の事を考えるとこんなふうになるのか、真野はわかっているつもりでいた。
(斉藤さんは、私の恩人で、誰より素敵な人で、大切で大事で、大好きで、憧れの…)
今まで感じていた幸せが、斉藤によって塗り替えられている事に気付いていながらも
真野は、この気持ちが彼女と初めて出会った時から感じていた
憧れの延長なのだと、思い込んでいた。
182 :
98:2008/02/10(日) 02:40:00 ID:QE/VX6I0
最近の真野は、幼稚園までの見送りの後、いつでも一緒に過ごせるようにと
毎日早起きして、朝食より前に家の事を片付けてしまうようにしていた。
それは、まだ小さな子供を持つ専業主婦としては決して容易な事ではなかったが
斉藤と少しでも長く過ごしたいという気持ちが、真野を動かしていた。
だが、真野が毎朝努力を重ねても、そう毎日誘えるわけもなく
整理整頓された広い部屋で何もない時間を過ごす寂しさを
今日も一人かみ締めるしかなかった。
「今日は、一日家にいるって言ってたよね」
何かしなくてはと思っても、斉藤のいないジムに行く気にもなれない。
そうして、今日何度目かの深いため息をついた時
窓を覗く真野の眼前に、白い結晶が舞った。
「あ…」
突然振り出した雪に真野は驚いて窓を開ける。
確かに今朝の予報には雪マークが流れていたが
大急ぎで家事を片付ける真野の目には留まっていなかった。
「主婦失格だぁ…」
こんな自分に、一人の母親として呵責を感じる。
それでも、窓の外の雪を眺めながら
真野の心は斉藤への想いに傾斜が深まるばかりだった。
「……っ」
傍らに置いてあったマフラーだけ巻いて、真野は玄関を飛び出した。
行き先は、一つしかありえなかった。
183 :
98:2008/02/10(日) 02:40:53 ID:QE/VX6I0
「斉藤さんっ…!」
白い息を弾ませながら、斉藤の家のインターフォンを鳴らす。
真野は自分でも気付かずに斉藤の名を呼んでいた。
その声が聞こえたのか、玄関の扉はすぐに開かれた。
「真野?」
突然の訪問に、驚いた様子の斉藤の姿がそこにはあった。
「どうしたの、上着も着ないで…」
あっ、と真野は言われてから気付く。
「その、ごめんなさい、急に…その…」
斉藤は、何も言えずにいる真野の肩を寄せ、とりあえず玄関の中まで迎え入れた。
「何か、あった?」
下を向く真野の顔を覗き込み、心配したような声で斉藤は聞く。
真野は、近づけられた顔に赤面し、更に下を向くしかなかった。
「な、なんでもないの……ただ…」
「ただ…?」
斉藤に促され、真野は息を飲む。
「雪が降っていたから……」
「子供じゃないんだから」
心配して損した、と言わんばかりに斉藤は背を向けてしまう。
(やっぱり、あきれられた…)
落胆した真野が肩まで落とすと、斉藤の声が響いた。
「上がりなよ」
真野が顔を上げると、振り向いた斉藤の顔は笑っていた。
「う…うん!」
大急ぎで脱いだ靴を揃えると、真野は斉藤の背中を追いかけた。
184 :
98:2008/02/10(日) 02:41:51 ID:QE/VX6I0
「寒かったでしょ」
そう言って、斉藤は真野をリビングに通し、こたつに入るように言う。
そして自分は台所に向かい、真野の為にココアを淹れるのだった。
「ほんとごめんね、急に」
「謝るこたないでしょ」
ぶっきらぼうに言いながら、斉藤は真野にマグカップを渡す。
「うん…ありがとう斉藤さん」
両手に抱えたココアを飲みながら、真野は斉藤の温もりをかみ締めていた。
ココアの熱さも、こたつの暖かさも、加湿器の蒸気も、窓の外の雪も
真野にとっては全て、斉藤の与えてくれる心地いい空気と時間で
心から幸せだと、思った。
「昼ごはんは?」
時計の針はまだ、11時を指そうとしているところだったが斉藤は尋ねてきた。
「ううん、まだ」
「急だし、今日はシチューでいいよね、パスタはまた今度」
真野の笑顔は一層煌いた。
「うん!もちろん!シチューも好き!」
今日訪ねた事で、叶えられてしまうと思っていた約束だったが
それが先延ばされるという事は、またここへ来れる事なのだと
真野にとっては喜びの方が大きかった。
185 :
98:2008/02/10(日) 02:42:21 ID:QE/VX6I0
「あ、しまった」
12時になる前に作ってしまおうと、台所に向かった斉藤だったが
材料が足りない事に気付く。
「どうしたの?」
「白味噌が切れてる…」
「白味噌??シチューに?…初めて聞いた」
「うちの隠し味なのよ」
うーん、と考え込んでいる斉藤を見て真野は提案した。
「斉藤さん先に作ってて、私買ってくるから」
「いや、いいよ、そこまで、無くても作れるし」
「でも斉藤さんの拘りがあるんでしょう?私も食べてみたいし」
そう言われると、斉藤は頷くしかなかった。
「ちょっと待って、真野」
玄関で靴を履く真野を、斉藤は呼び止める。
「行くなら私も行く」
「え、大丈夫だって」
「行くったら行くの」
「ちゃんと言われたもの買ってくるよ」
「そーじゃなくて!」
斉藤は上着も着ずに出かけようとした真野の腕に
自分のコートの袖を通しながら言った。
「雪降ってるし…さ、危ないじゃない」
「斉藤さんてば」
これじゃあ完全に子供扱いだ、と思った真野だったが
斉藤のそんな思いやりがとても嬉しかった。
186 :
98:2008/02/10(日) 02:43:03 ID:QE/VX6I0
外へ出ると、雪は更に強く降りしきっていた。
徒歩数分のスーパーに買いに行くだけだというのに
積もりかけた足場と視界の悪さに、思ったより時間がかかってしまっていた。
「尊達が帰って来る頃には一面真っ白ね」
「はしゃぐ顔が目に浮かぶわ」
そう、あきれるように答えた斉藤だったが、その顔は優しく微笑んでいた。
(潤一君が少し、羨ましいな…)
そう、斉藤の横顔に見取れながら真野は思った。
(送り迎えだけじゃなくて、こんなふうに毎日斉藤さんと過ごせたら…そしたら…)
「きゃっ」
「うわっっと」
足元も見ずにぼんやり考えていた真野のバランスは
凍った路面によってすぐにも崩れた。
「ほぉらね、言ったでしょ?」
滑って後ろに転倒しそうになった真野の身体を、斉藤は見事に片腕で支えてみせた。
「あ、ありがとう」
両手で斉藤の肩を掴みながら、真野は自分の足元を確認する。
「危なっかしいったらありゃしない」
「あ…」
斉藤は真野の手を引いて、また歩き始めた。
(熱い…)
この前より少し近い距離で、二人は歩く。
あの時の真野には見れなかった、照れくさそうにしている斉藤の表情が
今度は真っ直ぐに見る事が出来た。
(こんなふうに、毎日手を繋いで歩けたら…)
再びぼんやりし始めた真野は、家までの帰路でもう一度転びそうになるのだった。
187 :
98:2008/02/10(日) 02:43:28 ID:QE/VX6I0
「いただきまーす!」
買い物から帰って来た二人は、すぐさま調理にかかり
真野が手伝った事もあって、昼過ぎにはシチューにありつく事が出来た。
「美味しい!」
「でしょ?白味噌さまさまでしょう」
「ビーフシチューには赤味噌がいいのかな?」
「それはやった事ないな」
斉藤がそこにいる事、手料理を食べられる事、話が出来る事
真野はその全てが嬉しくて、笑顔が止まらなかった。
「ほんと、子供みたい」
斉藤は、そんな真野を見ながら今のこの時間をかけがえなく思ったが
口から出るのはそっけない言葉ばかりだった。
「…斉藤さんの前だからだよ」
「なんじゃそりゃ」
「楽しいと、なんか、子供になっちゃうじゃない」
照れながら言う真野を見て、斉藤は少し言葉に詰まる。
「…あたしははしゃがなくても、楽しいもんは楽しいと思ってるけどね」
―それは今自分といる時間が楽しいという意味だろうか
真野はそう疑問に思ったが、そっぽ向いてしまった斉藤の
瞳の奥にある真意など掴めようもなかった。
188 :
98:2008/02/10(日) 02:44:07 ID:QE/VX6I0
「全然、やまないね」
「東京にこんな雪降るなんて、今年で最後かね」
食器を片し終わった斉藤は呟く。
手伝っていた真野も、同じように窓の外を眺めていた。
「……また、次の冬も」
「ん?」
―こんなふうに一緒に過ごせるだろうか
雪の道を、一緒に手を繋いで歩けるだろうか
真野の心中は、そんな疑問で渦巻いてしまっていた。
「真野?」
「ううん、ごめん…なんでもない!ちょっと外出てていい?」
「外って…」
真野は斉藤の視線から逃れるように、縁側へ出た。
サンダルを履いて、浅く積もった雪の庭を進んだ。
(どうして、こんな、怖くなるんだろう)
真野の心は、ふいに思い至った
「この先斉藤と一緒にいられなくなる事があったら」という不安に揺れていた。
斉藤がいつか、家族揃って暮らす為に外国へ旅立ってしまう事だって
ありえない事ではない。
この先、二人ずっと一緒にいられる保証も確証もありはしない。
二人で交わした、いくつかの小さな約束程度では、二人をずっと繋ぐ事は出来ない。
―友達じゃ、ずっと一緒にいてほしいなんて、言えない
友達のままじゃ…
189 :
98:2008/02/10(日) 02:44:36 ID:QE/VX6I0
「まーのっ!」
雪の中、肩を抱いてうつむく真野の名を、斉藤が呼ぶ。
真野が振り向くと、ストールを巻いた斉藤が困ったような表情をして縁側に立っていた。
「どーしたの?風邪ひくって!」
「大丈夫…」
頼りなく答えて、真野はまた斉藤の視線から逃れる。
―ずっと一緒にいられないのなら、いっそ
これ以上、斉藤さんへの気持ちが強くなる前に、自分から
離れてしまえば…そう真野が心で思った時、後ろから乱暴な足音がした。
「真野!」
再び呼ばれた声に振り向く間もなく、真野の身体を温もりが襲った。
「え…」
斉藤は、真野の身体に自分のかけたストールを被せ、そのまま後ろから抱き寄せた。
「さい…と…さん?」
真野は、一瞬何が起こったのかわからなくなった。
「子供みたいにはしゃぐのもいいけど、母親が風邪ひいたらどうすんの?」
諭すような声が、真野の耳元で響く。
その声に顔を向けると、これ以上ないほど近くに、斉藤の顔があった。
(斉藤さんが…こんな近くにいる…)
真野は、自分の鼓動が今までになく強く、速くなっているのがわかった。
(斉藤さんに聞こえちゃう…)
思っても、真野は自分からその身体を引き離す事など出来やしなかった。
190 :
98:2008/02/10(日) 02:44:56 ID:QE/VX6I0
「斉藤さん……」
「…なに?」
斉藤は、抱き寄せた腕を離す事なく、聞き返した。
その声は、真野が聞いてきた中で一番優しい声をしていた。
肩を抱く斉藤の腕に、しがみつきながら真野は雪の舞う空を見上げる。
世界で、二人きりのような気がした。
「わたし…私ね……」
真野は懸命に声を振り絞ったが、これ以上、言葉になる事はなかった。
「真野!?」
声の代わりに溢れ出た涙は、真野の頬を伝って流れ落ちる。
斉藤は慌てたように抱き寄せていた腕をほどくと
真野に向き合って、その顔を覗きこんだ。
どうしたの、と心配する斉藤の声に真野は答える事が出来なかった。
気付いてしまった想いに、涙を流す事しか出来なかった。
―斉藤さんの事が、好き
好きで好きで、もう、どうしようもない
出逢った時には思いもしなかった恋心が、真野の胸の内で溢れ返り
その心をきつく苦しめるのだった。
191 :
98:2008/02/10(日) 02:59:21 ID:0HZ9LjQY
先日は嬉しすぎるお言葉達、本当にありがとうでした。
相変わらずぬるーーいプラトニックですいません。
でもいつかきっとエロ!
それにしても水曜日が待ちきれんですたい。
可愛い可愛い真野さんが早く見たひ><
な、なんというGJ!
ぬるくなんてないです
いつかを楽しみにしつつでもこのプラトニックな感じもたまらないです
193 :
127:2008/02/10(日) 03:07:57 ID:Lg41ZmRj
GJすぎます!!!!感動しました。
ハグ描写を代わりに書いて頂けた〜なんて勝手に思ってしまいました//
就寝前に良いもの読まさせて頂きました。
ありがとうございます。おやすみなさい。
大手書店では、ボーイズラブの漫画・小説はあるけど、
百合漫画・小説も市場として成立するといいよね。
おぉ!朝からいいもの読ませてもらった(;´Д`)
全然ぬるくないですよ、こういうじわじわ感好きです
私も水曜日が楽しみだ
次回は小倉が調子に乗った好きな真野を必死に押さえるし、真野ちゃんは斉藤さんに助けて(T-T)泣きつく。
百合のフルコースww
フルコースだねw
小倉もやっと動き出したし、三角関係に注目したいwww
ED曲のありさの「ENGAGED」は百合みたいな歌詞だ。一度聞いてみてw
199 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/11(月) 01:17:34 ID:GP/irj9f
>198
最初はいいなーと思ってただけだったんだけど
ドラマに百合萌えして思わず買っちゃったよ!
もう斉藤さんと真野さんのテーマソングにしか聴こえない
200!!
結構伸びてるね
SS投下期待。
先週のザテレビジョンのすちゃらかTVの漫画は、「斉藤さん」だったね。
真野さんが「せいぎー♪せいぎー♪まーのーわかばー♪」と歌ってたw
今週のMステに観月さん出るみたいだよ
『この後家に来ない?』
真野に誘われて、若干気分が乗った。
いや、かなり嬉しかった。
この間は真野の為とはいえ、平手打ちしちゃったし…。
かなり酷いことも言ってしまった。
そのことも兼ねて、今夜は真野とちゃんと話そう。
「どうぞ!上がって上がって」
言われるがまま、真野家へと足を踏み入れる。
「斉藤さんも潤一君も、夕飯食べて帰ってねー」
真野がエプロンを結びながら楽しげに言う。
「やったぁ!」
潤一は素直に喜んでいるけど、同じ主婦として心配な点もある。
忙しい時間帯だし、あまり迷惑はかけられない。
「そんな、悪いよ。もうすぐご主人も帰ってくるんじゃないの?」
「それがね、今日は遅くなるって!」
キッチンに向かう真野の声がやけに弾んでいたのは気のせいか。
私は真野の言葉に甘え、夕飯を頂いて帰ることにした。
そんな中、潤一はすぐに尊くんと遊び始めた。
「ねえねえ、尊くんの部屋見せて〜」
「いいよ〜」
「潤一、尊くんに迷惑かけちゃダメよ」
「尊も潤一君と仲良く遊ぶこと。分かった?」
『はぁ〜い」
二人は元気良く部屋に消え、キッチンは真野と私の二人だけになった。
何だか分からないけど緊張する。
「斉藤さん、」
「ん?」
「この間はごめんね」
やっぱり真野も同じこと考えてたんだなぁ。
そう思うと少し暖かい気持ちになった。
「いや、私こそ謝らなきゃって思ってた。…痛かったよね?」
「………かなり」
その瞬間、真野と顔を見合わせて吹き出した。
数日前の出来事が嘘みたいだ。
すると真野がおもむろに続けた。
「あのとき実はね…あぁやっぱいいや。何でもない!」
一人であたふたする真野を見て、とても微笑ましく思った。
あまり言及する必要もないだろうから、これ以上は聞かないでおこう。
そのかわり、真野の旦那さんはいつも楽しいんだろうな…なんて軽く嫉妬してやった。
料理をしている真野は、本当に良い主婦に見えた。
やっぱり家での姿は違うのかなぁ…なんて考えること小一時間。
「斉藤さん…見すぎ」
真野の姿をじーっと眺めていると、笑われた。
「あぁ、ごめんごめん」
「ふふっ。あ、もうすぐできるからね。今夜はオムライスだよ〜」
「オムライス?良いね〜」
「ちょっと待って、お皿用意するから…」
こんな何気ない一時が本当に幸せ…なんて思ったのもつかの間。
ガッシャーーーン
「きゃあ!!!」
食器が割れる音と真野の悲鳴。
慌てて駆け寄ると割れたお皿たちが散乱していた。
やっぱり真野は真野だった。
「大丈夫?」
「うん…何とか」
「そう、良かった」
割れたお皿を拾おうとすると、真野に制された。
「ダメ、斉藤さんは座ってて。私がやるから」
「なーに言ってんの。ほら、片付けるよ」
「…ありがとう」
二人でしゃがみこみ、破片を拾っていった。
意外とスムーズに作業が進んでいたのだが、突然真野の手が止まった。
「どうした?」
すると真野は顔をしかめながら言った。
「指切っちゃったみたい…」
「どれ」
見ると結構深く切れていて、傷口からは血が流れていた。
「あ〜やっちゃったね」
私は持っていたハンカチですぐに止血した。
「これでよし、と」
顔を上げると、真野と目が合った。
ていうか…かなり近い。
自分でも分からないくらいの緊張が体中を駆け巡る。
二人の間だけ時間が止まったような感覚だった。
「おかあさ〜ん、ごはんまだぁ?」
「ぼくたちおなかすいちゃった〜」
キッチンに来た尊くんと潤一の声で真野と離れた。
我に返り、真野の指をずっと握り締めていたことに気付く。
「も、もう少しでできるから待っててね」
真野もかなり動揺しているみたいだ。
しばらくの沈黙。
さっきのは一体何だったんだろう。
「ありがと…斉藤さん」
「あぁ…うん」
真野の声が聞こえたが、私はまともに返事ができないくらい頭の中が真っ白だった。
私がこんなに動揺するなんて…生まれて初めてかもしれない。
(もしかして私は真野のこと…)
赤らんだ自分の頬に気付くまで、そう時間はかからなかった。
先日は温かいお言葉ありがとうございました。
【斉藤さん、自分の気持ちに気付く】編です。
>>180さんのシチュを参考にしてみましたが、かなり中途半端ですみませんorz
これから二週間ほど諸事情で書けそうにありませんが、また精進して戻ってきます。
今週はドラマやMステなど楽しみがいっぱいですね。ではまた!!
ありがとうございます!! 私の希望かなえてくれて!
涙が出るくらいうれしいO(≧∇≦)o
新たに斉藤さんからの視点とはニクイじゃない!
またながーくして待ってます!
GJでした!
2週間…ちょい長いけど待ってるww
私も書きたいけど上手くいかんw
GJ!!
斉藤さん視点ってはじめて読んだかも
新鮮でいいですね
ハンカチで即止血とか男前な斉藤さんっぽくて(・∀・)イイ!
気長にお待ちしております
211 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/12(火) 00:09:45 ID:UVqr8wYs
かなりGJです!!!
そーいえば
原作の斉藤さん
読んでみたんですけど
斉藤さんが
赤くなるシーンとかあって
かわいかったです(笑
って、どーでもいいですね…
原作も斉藤さんと真野さんのビアンテイストな友情物語なんですか?
口うるさく正義の道をゆく斉藤さんが主人公ではなく
口うるさく正義の道を行く斉藤さんに恋する真野さんが主人公って事は確か
>>213 禿同www
ドラマの倍以上の百合要素が含まれてる
♪せーいーぎー せーいーぎー わーかーば〜♪
おっとはとおる! むすこはたける! まーのーわーかーば〜〜♪
まってにゃい!
217 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/12(火) 22:20:05 ID:Mf4hNS8w
ラ〜ラ〜ララ〜ラ〜ララ〜♪
せーぎ せーぎ せーいぎ〜
せいぎーを愛するお・ん・な
せいぎーの まーの!まのわっかぶぁー
着うた化希望age
これ正義を愛する真野若葉の歌じゃなくて、斉藤さんを愛する真野若葉の歌ですよね
ED曲のありさの「ENGAGED」はCD+DVD版オススメ
斉藤さんファッションのありさが見られます
観月歌う「愛されてるって感じてる?」を、真野の片想いの歌に脳内変換すると萌えすぎるw
もう重症だ
ENGAGEDはもう斉藤さんが真野さんへの想いを素直に言えないツンデレソングにしか聴こえない!
Aメロが真野視点でBメロが斉藤さん視点って感じがする
三上さんの表情が…。
切なくて(色っぽくて)萌えた(´Д`)
三上さんカッコよす、でもツンデレw
斉藤さんと一緒にビラ配りする小倉さんが、メッチャ嬉しそうでワロタw
真野ちゃんが泣き崩れた時に、斉藤さんが抱き締めると思ったんだけどなぁ
三上さんの「べ別にアンタのためにやったんじゃないんだからね」なツンデレもw
三上さんなんてツンデレ…
冒頭の真野がバイトの事を斉藤さんに話す場面で、
「もうちょっと驚いてくれても」の真野の科白に
「私は驚きましたよ!」みたいに横から突っ込んできた小倉さんにふいたw
なんという小倉→真野→斉藤
三上さんはいいツンデレ
三上さん神だったね…
可哀想な真野に情が湧いたとかではなくて
今まで見てきた斉藤さんに、ついに心を動かされたって感じか?w
今回は正直、百合色薄かったと思うけど。
“神回”は、2話と3話だね。
>>229 いや、自分は斉藤さん&真野ちゃんの表情にちょいちょい感じ取ったよw
小倉さん→真野ちゃん→斉藤さん←三上さん
こうか?w
自分は敢えての三上→真野派w
番組開始10秒の「さいーとうさんっ、うふふ」で
いきなりクライマックス。
萌え死にました
>>230 私的にはそんな感じww
三上さんは思春期の少年だと思ってるw
好きだけど素直になれなくていじめちゃう男子にしか見(ry
>>231 さりげなく同意
毎回真野は斉藤さん好き杉で笑うんだけど、
最後の方で真野に
「あんたはちゃんとバイトに行きな」と言い残し、
通知掠め取って走っていく斉藤さんはかっこよすぎw
というか真野のため一生懸命になる姿にm(ry
真野さん大好きな自分としては、
斎藤×真野←小倉・三上
がいい。
真野さんはみんなに愛されてて欲しい(・∀・)
でも真野さんは斎藤さんが好き過ぎて小倉・三上さんのラブコールに
気付かなさそうだ…
まあとりあえず斉藤さん×真野は不動ってことかw
斉藤さん総受けに萌える異端が通りますよー
今回は自分的に精神的な萌えがいっぱいだったw
三上(ツンデレ)→斉藤
小倉(オープン)→真野
真野→斉藤はいつも通りだったね。
しかし斉藤さんはいつ見てもカッコ良いっす。
239 :
98:2008/02/14(木) 00:46:40 ID:AygiXpUN
「真野っ!おはよう!」
真野が玄関を開けると、冷たい空気と共に強い声が響いた。
「斉藤さん…」
雪の積もった舗道で子供の手を引いた斉藤の姿がそこにはあった。
「……おはよう」
いつもと変わらない、斉藤の少し強い口調の挨拶に、真野は遠慮がちに答えた。
斉藤は、そんな真野を見て訝しむような目をしたが
二人のやり取りも、顔を合わせたお互いの子供達に寄って掻き消されてしまう。
「昨日作った雪だるま、残ってるかな!」
「上からもっとつもって、なくなっちゃってたりして」
「じゃあ今日はもっと大きいの作ろうぜ!」
昨日までと同じ、幼稚園に着くまで止まらない子供達の会話。
違うのはその後ろを歩く母親達二人の様子だった。
「真野」
「…ん?」
「昨日はさ……」
昨日、と聞いて真野の表情が一瞬強張ったのが斉藤にはわかった。
斉藤も、口にしてみたそこで、つい言葉を詰まらせてしまう。
「………ちゃんと、寝た?」
「…うん」
そう答えた真野の目は赤く腫れていて、とても「よく寝た」ようではなかった。
「そっか…なら、良かった」
斉藤はわかっていても、それ以上何も言う事が出来なかった。
240 :
98:2008/02/14(木) 00:47:22 ID:AygiXpUN
昨日はあれから、泣き出してしまった真野の手を取り、斉藤は部屋に連れ戻した。
ただひたすら涙を流す真野のそばで、斉藤は何も聞く事が出来ずにいたが
ようやく泣き止んだ頃には子供達を迎えに行く時間になってしまったのだった。
そうして二人はその日そのまま別れて
今朝からお互いの間に淀んだ空気が流れていた。
「じゃーね!お母さん!」
子供達の声に斉藤と真野は同時に我に返る。
二人はまともに口を聞く事ないまま、園の門まで辿りついていた。
そんな二人に構わず、子供達は教室まで駆けて行ってしまう。
見送る景色から子供達の姿が消えても、二人は目を合わす事が出来なかった。
「…行こう」
そう言って、交わせない視線の代わりに、斉藤は真野の手に少しだけ触れた。
真野は何も答えず、斉藤の後に続いた。
斉藤には、真野の心中がわかるはずもなかった。
―あの時、自分が何か傷付けてしまったのか
そう思い巡らせてみたりもしたが、覚えのある事など一つも当てはまりやしなかった。
「真野」
今日何度目かの、斉藤が真野を呼ぶ声。
いつもは真野から呼ぶ事の方が多いのに、と斉藤は思った。
「あのさ…昨日の事なんだけど」
「斉藤さん!!」
斉藤が今度こそと切り出そうとした時、真野は血相を変えたような声でそれを遮った。
「斉藤さん…ごめん、私このまま買い物に行くから、それじゃあね」
引き止める間もなく、真野は斉藤の横をすり抜けてしまった。
―避けられてる?
斉藤はそう思った。
241 :
98:2008/02/14(木) 00:47:48 ID:AygiXpUN
その日の夕方、自分の予感が的中した事に斉藤は気付く。
いつもの迎えに行く時間に真野の家へ行っても真野が出て来る事はなく
一人幼稚園に向かうと、真野はずっと早くに迎えに来ていたという事だった。
そして次の朝も、真野は斉藤より早くに子供を送り出してしまっていた。
「なんだっていうのよ!」
それが二日も続くと、斉藤の気がかりも
理解の及ばない行動を取る真野への苛立ちへと変わっていた。
自分に非のあるところがあれば、誠意を持って謝罪し、関係の修復に努められる斉藤だが
覚えもないところに距離を置かれて、それを自分から縮める事など出来やしなかった。
余計なプライドだが、これこそ斉藤が斉藤である為に今日まで守ってきたものなのだ。
「尊くんは?」
「あー…最近ね、忙しいみたい」
子供の質問にも何事もないように答えてみせた。
今度ね、と言っても今度はいつだと聞いてくる子供だったが
斉藤自身こそ、それを早く知りたい思いだった。
『新着メールはありません』
もう何度もうんざりした画面だったが
それでも斉藤は一日に何度も携帯を確認せずにはいられなかった。
そしてそんな日々が、更に何日も続いてしまう。
242 :
98:2008/02/14(木) 00:48:12 ID:AygiXpUN
「私が泣かせたとでも言うの?」
何をしていても、ずっと顔を合わせていない真野の事ばかりが頭に浮かんだ。
いつも一緒に過ごした朝夕の送り迎えも、ジムへ行く時間も
そのどこにも真野の姿はなく、斉藤は一日の退屈さを持て余した。
―これじゃあまるで今まで真野に会えるのが楽しみだったみたいじゃない
そんな自分に気付きつつも、素直に認められず、斉藤は更に苛立ちを募らせた。
「何も悪い事はしてないんだし」
真野に避けられるようになってから、一人で行く何度目かのジムで
斉藤はいつにも増してトレーニングに励んでいた。
「何かあればまた、向こうから声かけて来るに決まってる」
独り言のように言いながら、斉藤はショルダープレスを引く。
回数を数えながら、ふと目の前のベンチに目がいった。
いつも激しい筋トレに挑む斉藤、それに追いつけない真野は
自分のノルマが終わったら斉藤のそばで応援するのが常だった。
「がんばってー斉藤さん!」
そう言って笑顔で手を振る真野の姿が思い出されてしまう。
そんな彼女に、いつも微笑み返していた自分自身の事も。
「別にあいつを待ってるわけじゃないっ!!」
斉藤は、乱暴にバーを離すと、つい周りに聞こえる程度の声をあげてしまった。
「ちょっと、どうしたのー」
息を荒げてただならぬ様子の斉藤に、ジムのコーチである泉が声をかける。
「…ちょうどよかった、ちょっとスカッシュの相手してよね、コーチ」
泉の質問に答えないまま、斉藤は黙ってコートへと向かった。
243 :
98:2008/02/14(木) 00:48:58 ID:AygiXpUN
―真野がどうかなんて関係ない、あたしはあたしだ
目の前の壁を見つめながら斉藤は思った。
真野の事ばかりを気にしてしまう自分自身を打ち壊す気持ちで
力いっぱいゴムの球を床へと打ちつけた。
「やっぱり変よ」
心配した声を出しながら、泉が球を追う。
加減を熟知している泉の球を、斉藤は何度も力いっぱい打ち返すのだった。
これ以上ないほど気を入れてラケットを振っているというのに
斉藤の脳裏にはやはり真野の事が思い出されていた。
こんなふうに一緒にスカッシュをした事。
テニスの経験がある真野だったがスカッシュは初めてで
最初は斉藤に惨敗して悔しそうな顔をしていた。
だが段々と慣れてきて、3回に1回は勝つようになると
その度に本当に嬉しそうな顔をして笑うのだった。
斉藤は負ける度に、してやられた気分になったが
真野の屈託のない笑顔を見れるという楽しみもあった。
―別に、真野がいなくたって
あの雪の日の事が思い出される。
雪の中、上着も着ずに突然家に押しかけてきた事。
斉藤の作った料理を、美味しいと笑った顔。
雪降る庭で、立ちすくんでいた後姿。
―どうしてあの時、抱きしめたりしたんだ
抱きしめていなければ、今も普通に過ごせていたのだろうか、と斉藤は思う。
244 :
98:2008/02/14(木) 00:49:27 ID:AygiXpUN
どうして、どうして、と斉藤の頭の中で疑問が渦巻く。
堂々巡りの心中を抱えながら、斉藤は何十回目かの球を再び打ち返したが
球は思いもかけず、斉藤自身に向かってきた。
いつもならそれぐらい平気で打ち交わせる斉藤だったろうが
球は斉藤のグリップに当たり、反動を失うと所在なく床を転がっていった。
「力みすぎ」
球を拾いに行く斉藤の後ろ姿に泉は声をかける。
「今日はもう帰った方がいいわ、これ以上やったら怪我しちゃうわよ」
そう言って、泉は斉藤の手から球とラケットを取り上げた。
「……うん」
さすがの斉藤も、その通りだと思い、素直に頷いてロッカーへと向かった。
シャワーブースに入り、頭から流水を浴びても
斉藤は一つの疑問から逃れられそうになかった。
―どうしてあの時真野の事を…
あの瞬間の事を、斉藤は思い返す。
何度思い返しても、答えなんて見つけられそうになかった。
真野が風邪をひかないか心配で、などただの言い訳にすぎない。
心のままに、斉藤はその身体を抱き寄せたのだ。
答えなんて、「ただ抱きしめたかっただけ」以外ありえるはずはなかった。
―なんなんだあたし…
シャワーブースの中、斉藤は孤独に葛藤していた。
>>235 まさにそれ!
小倉さんはいつでも素直に行動に表すけど、
三上さんはここ!っていう美味しいとこ持ってくイメージ。
しかし真野ちゃんは斉藤さんしか視界に無いw
246 :
98:2008/02/14(木) 00:52:32 ID:AygiXpUN
ジムから出ると、斉藤は商店街を通って家路を目指す。
みっともないとわかっていながらも、辺りを落ち着きなく見回していた。
―偶然でも、会えたら…
斉藤のその期待は報われた。
「……ッ」
ちょうど目の前を歩いていたスーパーから、真野が出てきたのだ。
お互いにすぐに気付き、目が合うと、同時に息を飲んだ。
「……ま」
久々に見る顔に、斉藤はうまく名前を呼ぶ事も出来ずにいた。
真野自身は、斉藤の姿を見て声も出せずに動揺している様子だった。
「…真野」
ようやく斉藤がその名を口にすると、真野は困惑させた表情を俯かせてしまう。
そんな態度の真野を見て、斉藤は自分の頭の中で何かがプツンと切れる音を聞いた。
「…ッ…ちょっと来て!」
「えっ…ちょっと…斉藤さん!?」
斉藤は真野の腕を取り、その場を駆け出した。
戸惑っている真野に構う余裕などなかった。
商店街を突っ切っていき、いつもの公園通りを駆け抜ける。
―結局あたしから歩み寄らないといけないなんて
斉藤は悔しく思ったが、その足を止める事も、その手を離す事も、今更出来なかった。
ようやく斉藤の足が止まり、息上がらせる真野が顔を上げると
そこは斉藤の家の前だった。
「上がって」
斉藤は、掴んでいた真野の腕を離すと、今度はその手を握り
何も言えずに息を整える真野を迎え入れた。
真野は、逃げる手を取れなかった。
247 :
98:2008/02/14(木) 00:53:04 ID:AygiXpUN
斉藤は、こないだと同じように真野をリビングに通すと、同じ場所に座らせた。
おじゃまします、の一言も言えずにいる不躾な真野に、お茶を淹れ
一応の礼節を持ってそこは接した。
「真野」
湯のみを置きながら斉藤は真野の隣りに座った。
二人の距離は、いくらもない。
斉藤は深呼吸して、何日も抱えてた疑問をようやく舌に乗せる。
「どうして私のこと避けるの?」
「…避けてなんか」
「いやどう考えても避けてるでしょ」
この期に及んで否定する真野に、斉藤は冷たい口調で即答した。
真野自身も、今日までの自分の態度があからさまであった事を理解しており
これ以上、言い訳を見つけられるはずもなかった。
そんな真野を見て、斉藤も次の言葉に迷うのだった。
「…潤一が、尊と遊べなくて寂しがってるんだよ」
斉藤は敢えて自分の心情ではなく、子供の話を出して真野を説得しようと試みる。
だが、その言葉に真野の表情が一瞬強張った。
「子供の、為…?」
ふいに言葉にしてしまい、真野は自分の口元を手で押さえる。
「ごめん…なんでも」
「じゃあ何の為なら聞いてくれるの!?どうしたら私と目を合わせてくれるの!」
斉藤は思わず声を荒げてしまう。
真野は、このままでは斉藤を更に苛立たせてしまうだけだとわかっていたが
それでも他に何と言うべきか、どうするべきか、わからずにいた。
斉藤はもう、我慢の限界だった。
248 :
98:2008/02/14(木) 00:53:32 ID:AygiXpUN
「ねぇ、私が悪いの?私が真野を傷つけたの?
私があの時…真野を抱きしめたりしたから…」
斉藤の言葉に、真野はこれ以上ないほど顔を上気させる。
斉藤は自分が核心をついたように思った。
「ちがう…斉藤さんは悪くない…何も悪くないの」
そう言って、真野はあの日と同じように瞳を潤ませた。
「なんで…泣くのよ」
うんざりしたような口調で斉藤は言ってしまう。
そんな真野の姿を見て、誰より胸が痛いのは斉藤だった。
だが斉藤の気持ちも知らない真野は、また顔を伏せてしまう。
「お願いだから訳を話してよ」
真野の震えた肩を掴み、斉藤は言う。
「私がっ…私の心が、苦しいだけなの…」
「苦しいって何が」
その答えを、真野は口にするわけにはいかなかった。
口にして、全て失ってしまう事を恐れていた。
涙は更に溢れ、斉藤の腕にこぼれ落ちた。
「こっち向いて」
斉藤の言葉に、真野は顔を手で押さえたまま動こうとしない。
「向いてってば!」
強い口調で言う斉藤に、真野は顔を覆ったまま首を大きく横に振った。
「真野っ!」
「…やっ」
斉藤は耐え切れなくなり、力ずくで真野の手を掴むと
片手でその顔を自分の方へ向かせた。
そしてそのまま、真野の唇に自分の唇を重ねた。
「……!」
真野の潤んだ瞳がこれ以上ない程に見開く。
何故、こんな一番近い距離に斉藤がいるのか、真野はわからなかった。
斉藤は真野の唇に触れたまま、その身体に手を回した。
249 :
98:2008/02/14(木) 00:54:03 ID:AygiXpUN
永遠のような十数秒が経ち、斉藤がその唇を自由にすると
ただ戸惑いに揺れるだけの真野と、視線を交わした。
「やっと、目を合わせてくれた」
斉藤は真野が驚くほどの穏やかな瞳をして、少しだけ笑った。
「さいと…さん」
かろうじてその名を真野が口にすると
斉藤は口付けていた時より強く、その身体を抱きしめる。
抱きしめながら、ようやく自分の気持ちを口にした。
「真野と会えないとさ、なんか変なんだ
自分に何か足りなくなるみたいな…
いつもの自分でいられなくなるような
…それが、寂しいと思うのよ」
こんなに素直になったのは初めてかもしれない、と斉藤は自分で思った。
真野は抱きしめられたまま、ただ黙って斉藤の言葉を聞くだけだった。
「だから、避けないでほしい…また一緒にいてほしい」
息を飲んで、斉藤は懇願するように言った。
「真野が、必要なの」
再び、真野の瞳から涙が溢れ出る。
今度はその涙を優しく受け止める斉藤だった。
「わかった……?」
声も出せず、小さく頷くだけの真野を、斉藤は離したくないと思った。
やがて、真野の腕が斉藤の背中に回されると
お互いの心臓の音がそれぞれの耳に響く。
二人は、ただひたすら抱きしめ合い、鼓動と体温を共有した。
そうしているうちに陽が傾くと、子供を迎えに行く時間になり
人目のつかない場所まで手を繋いで幼稚園へ向かった。
数日ぶりに並んで歩く景色に、斉藤の心は春が来たように晴れやかだった。
250 :
98:2008/02/14(木) 01:02:43 ID:r5k6a78D
放送日祭りの中ジャマしてごめんなさい
真野さん総受萌えの亡者が通ります…
でもやっぱ斉藤さんしか見えてない真野さんが可愛すぎる
今回は前回に比べたら百合色薄いけど
もはや斉藤さんと真野さんが視線を交わすだけでのた打ち回れるよ!
つか三上さんやら小倉さんやら他のママン達やら、一致団結ぶりが女子校っぽくてそれもまたよかった
とりあえず次回予告の真野さんが斉藤さんを突き飛ばすシーンが夕飯噴き出すほど萌えでした
来週も楽しみだ〜
>>250 GJ!!もうあなたは神ですか!!
このじわじわ感たまらなく好きですw
寝る前に本当に良いもの読ませてもらいました。ありがとうございます。
>とりあえず次回予告の真野さんが斉藤さんを突き飛ばすシーンが夕飯噴き出すほど萌えでした
同じ所に注目してました。私も萌えすぎて吹きました。
>>250 GJすぎです
また続き楽しみにしてます
>>250 いつもGJです!
おかげで放送を二倍楽しめてますww
98さんは、小説家の方かな?
ブログとかあれば閲覧したいですね。
98が神すぎる…! GJ!!
257 :
237:2008/02/15(金) 00:47:25 ID:zANRkZl1
259 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/15(金) 15:31:27 ID:okhPJWES
2週間テレビ番組表のTVLIFEに
観月ありさとミムラの2ショットが1ページにでかでか載ってるよー
インタビューの二人もラブラブでした
>>259 ラブラブだね
互いに可愛い可愛いってwww
TVLIFE買ってくる
ドラマ始まる前後の番宣でもミムラが観月ありさのことを可愛い可愛い言ってたな
>>261 マジっすか
それ見たかったなぁ
とりあえず私も明日TVLIFE買っこなきゃ
今日はMステも見なければ
「真野のために歌ってくるから」
とか言って歌ってる最中に真野だけに伝わる合図とかs(ry
やっぱりメイクがだいぶ違って凄く艶っぽくてキレイだったね
真野さん達はテレビ見てたんだろうか
ていうか、同じ局だったら撮影風景とか見れたかもしれないのにね
264 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/16(土) 00:34:08 ID:Yj/WfdyP
エロありSSきぼん
来週は斉藤さんうたばん出演です
>>263 いまビデオで見た
弦楽器の女性たちを従えてて百合っぽくてよかった
やっぱりこの曲いいわ
真野のこと想って歌ってるようにしか見えなくなってる私はかなりやばいなw
267 :
エロ試作:2008/02/16(土) 18:52:02 ID:Tz3UO8dE
「斉藤さん、だめ…」
家族の寝静まった深夜0時に自宅へ呼び出された真野は
斉藤の手によって寝室まで誘われた。
「だめ、じゃないわよ」
豆電球しかついてない部屋は薄暗く、斉藤の表情もぼんやりとしか見えなかったが
それでも、その視線の冷たさを真野は感じ取る事が出来た。
「だって、明日は朝早いし…」
「それも自分の責任じゃない」
斉藤は、急かすように真野のコートを脱がす。
「でも……あっ…」
ここまで来て拒もうとする真野の身体を、斉藤は布団へと押し倒した。
「いくら人に頼まれたからって、無理な事はちゃんと断れって言ってるのに」
仰向けにさせられた真野に覆いかぶさると
その頬に手を添え、顔を近づけながら斉藤は言った。
「斉藤さん…」
わずかも距離のない瞳に見つめられ
真野は自分の心と体が期待に揺れている事に気付く。
だが、理性を持ってその感情に歯止めをかけようとするのだった。
「…ごめん、もうこんな事ないようにするから」
「その言葉は聞き飽きたよ」
再び斉藤の冷たい声が響く。
「何度口で言ってもわからないようだから」
寝巻き姿のまま訪れた真野のパジャマのボタンを外し、斉藤は言った。
「直接身体に覚えてもらう」
268 :
エロ試作:2008/02/16(土) 18:52:31 ID:Tz3UO8dE
「や…」
ボタンを全て外し終わると、下着をつけていない真野の身体はすぐに露わになった。
「だめとか言って…最初から、期待してたんでしょう?」
「そんな事ない…」
反論してみても、真野は自分の言葉に自信を持てなかった。
「説得力ないね」
斉藤は小さく笑って、真野の素肌に唇を落とした。
「…っ…だ…め」
「いい匂いがする…」
「あっ」
首元に口付ける斉藤の吐息が耳まで届き、真野の呼吸は忙しくなる。
そんな真野を見て、斉藤は耐え切れなくなったように
露わになっている真野の乳房へ手を伸ばした。
「んっ…」
その先端はとうに硬くなっていて、それを斉藤は指先で弄ぶように撫でまわす。
「…っ…あっ…」
「恥ずかしいの?」
斉藤が乳房へ唇を寄せようとすると、耳まで真っ赤にした真野と目が合う。
真野はその言葉に頷いたが、拒もうとはしなかった。
「…これじゃお仕置きにならないわね」
真野が求めている事だと斉藤は察したが
既に自分を止める術はなく、欲情のままに真野への愛撫を続けるのだった。
269 :
エロ試作:2008/02/16(土) 18:53:10 ID:Tz3UO8dE
「あッ…!」
左手で乳房を揉みしだきながら、唇でもう片方の乳首に吸い付く。
先程の指での愛撫より更に執拗に、その舌で乳首を撫でまわした。
「ん…っ…斉藤さん…だめ…」
その言葉に促されるように、空いた右手は真野の下半身へとさまよう。
斉藤は、既に熱くなっているそこへ、パジャマのズボン越しに手を押し付けた。
「やッ…ッ…」
ビクンと、一際激しく真野の身体が反応する。
「そんなに、触ってほしいの?」
触れる前から、真野の下半身が疼いたように落ち着きなかった事を
斉藤は気付いていた。
「…あっ」
真野が否定するより先に、斉藤は乱暴に
真野のパジャマと下着を一気に引き摺り下ろした。
「…斉藤さん」
真野は、拒むような瞳で斉藤を見つめたが
いくらそうしても、自分に斉藤を止められない事をわかっていた。
そんな真野に構わず、脱がしかけたパジャマを腕からも引き離し
生まれたままの姿になった真野を、斉藤の指は更に大胆になって求めた。
「あ…あぁっ…」
「こんなに濡らしておいて、往生際が悪いよ」
270 :
エロ試作:2008/02/16(土) 18:53:37 ID:Tz3UO8dE
斉藤の指が、真野の秘唇へと辿り着く。
その場所は十分濡れ切っており、少し指を動かしただけで
斉藤の手の甲を、真野の愛液が流れていった。
「あっ…あんッ…」
斉藤の指先を一番敏感な場所に感じると
真野の喘ぎは、更に甘いものへと変わっていく。
そんな真野に斉藤の欲情も一層高ぶり、秘唇全体を愛撫していた指を
固くなっているクリトリスへの愛撫に集中させた。
そしてそのまま、唇を再び乳房へと寄せる。
「さいとう…さ…あっ…あぁッ…」
その名を呼びながら喘ぎいる真野の身体を
斉藤は左腕で抱きかかえると、顔を寄せて言った。
「どう…?これでもダメって言える?」
指を動かしたままそう質問する斉藤に、真野は今にも泣きそうな顔をする。
そして、これ以上ないほど恥ずかしそうな顔をして、首を小さく横に振った。
「真野…」
高まった興奮に、艶めいた声でその名を真野の耳元で囁いた。
耳元に吐息を感じ、更に身体をひくつかせると、真野は斉藤にしがみつく。
真野に呼応して、クリトリスを愛撫する斉藤の指は更に早くなっていった。
「あッ…んっ…さいと…さん…んぁッ…おねがい…」
「なに?」
斉藤はわかっていながら、敢えて聞き返す。
真野の言葉を、求めていた。
「…んッ…あぁ…キス、して…」
271 :
エロ試作:2008/02/16(土) 18:54:05 ID:Tz3UO8dE
この行為で、真野にとって何より狂おしかったのは
冷たい視線から、斉藤の愛情を確認出来ない事だった。
「おねがい…」
黙ったままの斉藤に、真野は縋るようにもう一度言う。
一瞬で斉藤の気持ちを確かめられる口付けを、真野は待ち望んでいた。
そして、それを望んでいたのは斉藤も同じで
何も答えずに互いが求めるまま、唇を塞いだ。
「んぅ…んッ…」
舌が絡み、うまく呼吸出来ない中、斉藤の愛撫はより一層大胆なものへと変わる。
それでも、真野は斉藤の口付けに没頭した。
「もっとよくしてあげようか」
真野の唇を解放すると、斉藤は当初の目的を忘れたように
その身体へ唇での愛撫を加えた。
「あッ…さいとッ…さん!」
その唇が段々と下へ降りていくと、真野は斉藤がしようとしている事に気付く。
「あぁァッ!」
気付いた時にはもう、斉藤の唇は真野の陰唇を支配していた。
足を開かせ、その指で大陰唇を広げる。
露わになったソコを、斉藤は味わうように舐め上げていった。
「さいとうさん…あッ…あァッ…さいとうさッ…!」
「…飲みきれない」
愛液で満ちた入り口に舌を這わせては、それを舐め取ったが
斉藤が弄ぶほどに、そこは真野の快楽の証で何度も溢れ返っていった。
272 :
エロ試作:2008/02/16(土) 18:54:35 ID:Tz3UO8dE
「あッ…あン…だめ、もうっ…」
舌先でクリトリスへの愛撫を繰り返すと、真野の限界も近くなる。
「やめていいの…?」
「だめ…やめないで…」
秘唇から一旦唇を離した斉藤を、真野は懇願するように見つめた。
「おねがい…もっと、して…」
消え入りそうな声で言う真野を見て、斉藤は不敵な笑みを浮かべた。
「素直だね」
そう言って、斉藤の唇は秘唇への愛撫に従事した。
「あっ…はぁッ…さいとうさん…わたし…もうッ…」
「いいよ、イッて」
斉藤はクリトリスを更に激しく舐めまわす。
両手で真野の腰を抱え、その場所を思い切り吸い上げた。
「あッ…あっあッッ…あぁぁぁッ!!」
弓なりに仰け反った身体と一際甲高い声は
真野の絶頂を意味するものだった。
やがて、真野が荒い呼吸で空気を貪るようになると
斉藤はソコから唇を離し、真野の顔を覗きこんだ。
「斉藤さん…」
先ほどまで自分を愛撫していた唇に、真野は恥ずかしながらも接吻を求めた。
斉藤はその身体を抱きしめると、真野の望むままに唇を寄せた。
それは、愛撫していた時より一層甘美な口付けだった。
273 :
エロ試作:2008/02/16(土) 18:54:58 ID:Tz3UO8dE
時計は既に夜中の1時を回っていた。
斉藤はそれに気付いたが、慌てる様子はなく
落ち着いた声で、真野にその時間を告げるだけだった。
それを聞いた真野も、斉藤の身体にしがみついたまま離れようとはしなかった。
「このまま、朝まで一緒にいてもいい…?」
甘えたように言ってくる真野を、斉藤は愛しいと思った。
「いいの?帰らなくて」
「今から帰っても寝不足に決まってるから
だったら斉藤さんと、一緒にいたい…」
「私には、ワガママなんだから」
飽きれたような口調で斉藤は言ったが、その手は真野の髪を優しく撫でるのだった。
「ごめんね…ほんとにもう、絶対ちゃんと断れるようにするから…」
「いいよ、もう謝らなくて…
その代わり、今度の事でなんかあったら、絶対あたしに言いなよ」
斉藤の優しさと思いやりに、真野は胸がいっぱいになる。
「…ありがとう」
別に、と言わんばかりに斉藤は視線を泳がせた。
そんな斉藤に、今度は真野の方から口付ける。
「斉藤さん」
「なに」
「だいすき…」
「……知ってる」
斉藤の返事に、ふっと笑うと、満足したように真野は瞳を閉じた。
安らかに眠る真野を見て、斉藤も意識を睡魔に委ねると
二人は短い眠りの中で再び愛し合うのだった。
も・・・う・・・マイリマシタ・・・ 言葉みつからない・・・
275 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/16(土) 20:21:52 ID:XPmuhA64
職人降臨
真野受けもいいねww
273さん
ぜひ、斉藤受けも…
わ、私も是非斉藤さん受を…お願いします
GJでした!!
すんばらすい
テレビライフ読んだ
何あれ、真野が斎藤さんのこと大好きなんじゃなくて、ミムラが観月のこと大好きなんじゃんww
斎藤さんは照れ屋だから真野さんが話しかけると好きな女の子に声かけられて
わざとそっけない態度とっちゃう少年みたいでかわいいんですとか、
イチャイチャしすぎだろw
まったく取材中も愛を育むとはけしからん(*゚∀゚)=3
>>278 ミムラ自体が真野みたいなもんだよねwww
好きな子(真野)に話しかけられて押され気味な斉藤さん萌え(*´Д`)
そういや来週も真野さん歌うよね
友情を守り〜♪だっけw
かわいいなぁ!
髪縛り上げたウェイトレスの真野ちゃんにも萌えたw
>281
ウエイトレス真野を優しい瞳で見つめる斉藤さんに燃えたw
妄想抜きにしても、斉藤さんはなついてくる真野に特別な感情を抱いてるんだと思うぞ
原作読んだんだけど>54の
http://i.pic.to/mawfv ここの5枚目ってどこで出てくる?
283 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/17(日) 19:20:25 ID:PJf9USak
>>282 それ上げたの私だw
5枚目は確か、4巻の目次の手前。
開いてすぐだよ
違ってたらスマソ
>283
お、発見
ありがとー!度々乙ですw
モデルがあるのかわからないけど、江角より観月のが近いと思うw
ドラマ見たら観月にしか見えないかな
江角っつーたら気の強いキャリアウーマンて感じだが
気の強い主婦ならやっぱ観月さんが合うね
今日の黒バラに「斎藤さんに竹山出演(秘)舞台裏」って書いてある
映るかなぁ
うpして!
>>289 ごめん、録画してなかった
今日の放送で以前に斎藤さんチームがスタジオに来てて
ゲームみたいなことやってたってこと知ったよorz
その時の映像もちらっと流れてた
今日のは竹山が観月ありさ相手に撮影してNG出しまくりの映像とかが流れてたよ
日が経つごとに、真野との距離は縮まってきてると確かに感じる。
斉藤さん、と呼ばれる度、私を頼ってくれているのかなと嬉しく思う。
でも真野がたまに見せる表情。
それはどこか悲しげで、今にも消えてしまいそうな…そんな感じ。
元々悩みすぎたり、泣き虫なのは知ってる。
だからこそ、余計に心配になるんだと思う。
「真野、」
「ん?」
「なんか悩んでる?
「…ううん、どうしたの?」
「いや、それならいい」
その夜、潤一を寝かせてから家の用事をしていた。
色々と考え事をしていたとき、外で誰かの足音がした。
しかも走ってきて…家の前で止まった。
ちょっと誰よ…こんな夜中に。
かなり気味が悪くなり、そっと玄関まで向かった。
すると、どこかで見たような影。
えっ…もしかして…。
扉を開けると、予想通り真野がいた。
立ちすくみ、涙を流しながら。
私は真野をとりあえず家に入れ、コタツに座らせた。
真野は上着も着ず、薄手のセーター一枚だけ。
一体何があったんだろう。
まぁ、理由は後で聞けば良い。
私は真野が落ち着くまで、少し待つことにした。
どれくらい時間が経っただろう。
ふと、真野の右頬が少し赤くなっているのに気付く。
「頬…大丈夫?」
聞くと、真野がおもむろに口を開いた。
「斉藤さん…私…自分のことが分かんない…」
私は黙って真野の話に耳を傾けた。
「主婦やってると…思うようにいかないことばかりで…」
私は何となく予想がついた。
「…喧嘩したの?」
「…うん」
「それで…その頬…」
黙って頷く真野に、そっか、と一言だけ言った。
真野の気持ちは痛いほど良く分かる。
でも、ここで優しい言葉をかけるわけにはいかない。
「真野、上手く行かないのは分かるけどさ…自分の家族に当たっちゃダメなんじゃないの?」
真野は私の言葉に少し驚いたようだった。
多分、励ましの言葉を期待していたんだと思う。
でも私は構わず続けた。
「旦那さんも尊君も、それぞれ違う環境の中で頑張ってる。それなのに真野が弱音吐いててどうすんの?母親なら…」
すると堰を切ったように真野が怒鳴った。
「もう良い、それ以上言わないで!」
「斉藤さんは…斉藤さんは私の気持ちなんて分かんないでしょ!」
「真野…」
「旦那さんは海外にいるし、潤一君も大人しいし…問題なんか何にもないじゃん!」
真野の口から出た言葉に私は少し驚いた。
そして少しだけ傷ついた。
真野は立ち上がり、玄関に向かおうとした。
私は咄嗟に真野の腕を掴み、それを阻止した。
「真野!」
すると真野は力が抜けたように大人しくなり、小さな声で言った。
「斉藤さんなら…斉藤さんなら…分かってくれると思ったのに」
真野は泣いていた。
こっちまで胸が締め付けられた。
「…それが一番…悲しかった…」
気が付くと、私は真野を抱き締めていた。
私より少しだけ背の低い真野は、私の胸で子供のように泣いた。
真野のこと…本当は泣かしたくなんてない。
でも私は“斉藤さん”だから。
例えその相手が、友人の真野であったとしても。
私の腕の中で泣き続ける真野に、諭すように言った。
「真野…私がどうしてあんなに強く言ったのか分かる?」
真野は黙って首を振る。
「友達だから…ちゃんと言いたかったし、ちゃんと聞いて欲しかったの」
真野はじっと私の話を聞いていた。
「言ったでしょ、真野と会ったばかりのとき…『気を遣うくらいの関係なら、友達なんかいらない』って」
「うん…」
「私は真野と…そんな気を遣うような関係になりたくないの」
そこまで言うと、真野は再び号泣した。
「斉藤さん…ありがとう…」
私は真野を抱き締める腕を少しだけ強めた。
冷え切っていた真野の身体は、段々と温かさを取り戻していた。
「でもこれだけは言っておく。夜遅くに人の家を訪ねるときは、事前に連絡すること。分かった?」
すると真野はクスッと笑った。
「何がおかしいのよ?」
「やっぱり…斉藤さんは斉藤さんだ…」
しばらくすると真野はやっと泣き止んだ。
もう大分落ち着いたのだろうか。
腕を緩めようとしたとき、それを拒むように真野が言った。
「斉藤さん…」
「何?」
「もう一つだけ聞いて…」
いつになく真剣な真野の口調に、断ることなどできなかった。
「どうしたの?」
すると真野は私を見上げた。
そして真っ直ぐな瞳で、私の目を見据えた。
「私…斉藤さんのこと…」
久し振りにスレを覗いたのですが、相変わらず盛り上がっていて嬉しい限りです。
前回、斉藤さん視点が新鮮だという感想をいただいたので、今回も同じ視点で書いてみました。
二週間ということでしたが、さらに期間が延びそうなので、とりあえず書いていた分だけ投下させて頂きました。
暇つぶしにでも読んで頂ければ嬉しいです。
297 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/18(月) 21:05:58 ID:Zu6K2D21
うおわわわわわわ
真野さん
そのあと何を言う!!?
うわぁぁぁあああ
めっちゃ気になるところで続くかいw
気長にお待ちしております
てか、いまちょうど読み終わったところで日テレに観月さんが出てきて凄くドキドキしてしまったw
299 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/19(火) 01:17:33 ID:OwxR7BXI
SSGJですた
斉藤さん受けも読みたいw
投下期待してみる
道ですれ違う子連れママ達やスポーツクラブの看板見ただけで斉藤×真野が浮かぶ…
重症だったのに更に悪化してる…
明日放送日だ\(^o^)/
先々週の小倉さん登場の超百合回、誰か録画してないデスカ・・?
見逃してしまって
観たいんだけど・・どこかへUPしてもらえないだろうか(´A`)
すいません私からも切望します。5話upお願いします。
304 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/19(火) 23:44:07 ID:OwxR7BXI
どっかに上がってたと思うんだけど・・・
ググってみたらあるかもよ
明日は斉藤さんは骨折入院で、病院という非日常世界でどう百合展開しますかな?w
306 :
303:2008/02/20(水) 00:29:35 ID:+07GDSAM
>304
普通にググったら出てきました…
私は何のために2週間も録画し忘れた事を悔やんでたのやら…
どうもです!
>>305 真野がお見舞い。
真野が心配する。
真野が代わりに悪事を注意。
高校生追っかけてたし。途中転ぶっぽいがw
とにかく、真野の斉藤さん好き好きが見れる予感w
308 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/20(水) 01:08:56 ID:2nw2Xkp3
せつねーよ!
読んでて泣きそうになった…
GJです!
15時20分から斉藤さん名言集だって
二人のラブラブ名シーンも再放送するかも
311 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/20(水) 15:31:48 ID:uJRabWdk
自分のトコも…orz 終わったらkwsk(´Д`)
312 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/20(水) 15:46:08 ID:v9w1PmA1
ゴエモンに全てぶち壊された気がしてならないww
めぼしかったのはビンタシーンぐらいかなぁ
私的に斉藤さんの一番の名言は真野さんに「メールするます」って言われて
「するますってw」と噴出したとこだと思ったのに当然のように出てこなかったw
あと6時間で放送だー
二人の絡みは少なそうだけど、斉藤さんを想って奮闘して空回る可愛い真野さんが見れる!
最初の頃は百合ドラマになると思ってなかったから流し見してたけど
こうやってもう一度最初の頃の見ると出会いのごみ集積所で斉藤さんの横顔見つめる真野さんの表情とか
百合ドラマと分かってて見てみると違って見えてくるね
1話から録画しとくべきだったなぁ
315 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/20(水) 21:55:10 ID:+07GDSAM
うぎゃ(゚д゚)
放送前の「斉藤さん、この後すぐ」ってとこの斉藤さんと真野さんがーやばい萌えた
そこまで録画してねぇってorz
誰か撮ってたらgifでキボン
同じく録画はしてなかったけど見れた
あれって色んなパターンがあるのかな
317 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/20(水) 22:21:45 ID:BvemiESk
真野さんはどんだけ斉藤さんが好きなのこれw
318 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/20(水) 22:38:39 ID:VDfjAcjr
看護師さん意味ありげに斉藤さん見てたな
ちょww
「斎藤さん…私もう迷わない!!」
って…!!
萌えたーっ!!!
看護師さん可愛い・・・
看護師の人ってゼクシィのcmの人?
このドラマってほんと男キャラ出現率低いなwwそこがいいんだがw
今回は看護師さんにかなり百合を感じた。看護師役の女優さん可愛かったけど有名な人なの?
なんか普通に斉藤さんが原因で真野さん離婚ありえるんじゃね?とか思た
旦那出てくる度やっぱうざいなーーー
でもうざいけど出てくるたび真野さんの旦那無視加減がイカス
そんなに斉藤さんで頭がいっぱいか!
325 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/20(水) 22:57:07 ID:178Lwzyi
これ神ドラマだな。
真野が斉藤さんの手を握るシーンが萌えすぐるw
>>318 「また外来で待ってます」とか上目遣いで誘ってたな
女子高生といいナースといい、斉藤さんたらし過ぎるw
つうか、「まかせたよ、真野」の斉藤さんのモノマネが意外とうまい真野さん萌え
327 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/20(水) 23:01:52 ID:v9w1PmA1
今週で真野さんがどれだけ斉藤さん好きか、感化されてるかがわかったw
来週は三上さんとの絡みに期待
328 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/20(水) 23:02:09 ID:BvemiESk
これが百合じゃなくてなにが百合なのってぐらいのお手本のような百合
>>323 看護婦さんは高橋真唯さん。ゼクシィの子だけど
カーリング映画のシムソンズも女の子の友情物で良いかも。
買物しながら斉藤さんの力になれるのを嬉しがる真野さんを
羨ましそうな眼で見る小倉さんが結構ツボだったw
斉藤さんが退院して家のシーンで真野ちゃんのうふふに萌えたw
>>330 真野ちゃん:お金もらえないよ〜
斉藤さん:え…でもいろいろお世話になったし…食費…
真野ちゃん:もらえない!!
斉藤さん:…あっ そう…悪いね…
(照れながら) 私こういうの慣れてなくてさ…///
あたりからのくだりから 悶え死ぬかと思った。 真野ちゃんになりたい。
観月ありさ ちゃんも ミムラちゃん も両方 いいなぁ☆
かわゆす
あと、真野ちゃんが斉藤さんばりに市会議員の息子達を注意するが、 転けちゃって。後ろから来た 仲良しの女子高生に諭されて(真野ちゃんらしい☆)
中のひとりの女子高生が 自分のカバンから バンドエイド出して
女子高生:「はい。ほら…」
真野ちゃん:「あ…ありがとう… わっ でかい(バンドエイドをみて)」
も悶え死ぬかと思った。 女子高生いいじゃん。
真野ちゃんの旦那さんが「二人目考えようか?」と言ったあとの真野ちゃんの 斉藤さんを想ってスルーして
眠り笑う…も真野ちゃんは本当に旦那さんより斉藤さんが好きなんだと萌えた
>>333 旦那は自分スルーで真野ちゃんが「斉藤さん…」とか寝言言ってたら
離婚に考えてたに違いないw
真野夫婦
尊誕生→斉藤に出会う→真野、斉藤に惚れる→セックスレス(今)→斉藤さん好きすぎて離婚
不謹慎ながら、こうなったら嬉しいんだがww
そういやジムでの惚れ直した発言には萌えたwやっぱり惚れてたんだ
斉藤さんは真野に押されるようになってきましたね
今回の放送も萌え死んだ。
真野はもう斉藤さんに対して友達以上の感情持ってるだろw
「友達でしょ//」の台詞聞く度、照れ隠しだろーと思ってしまうw
予告でも離婚しそうだった
真野の「もう一回言ってもう一回言って!!私褒められるとのびるタイプ
なの〜ふふふv」って言いながら手をパタパタする仕草が可愛かったw
あのシーンはほとんどラブシーンだったねw
340 :
335:2008/02/21(木) 11:46:42 ID:zQWNu89j
惚れ直したじゃなくて、惚れ惚れするだたw
誉められると伸びるってただの口実で、本当は斉藤さんに言われたいだけだと見たwww
今日うたばんに出るね
>>341 他局なのにテレビ欄のとこに思いっきり斉藤さんて書いてあって吹いたw
343 :
98:2008/02/21(木) 16:07:01 ID:tIo9tE7M
―斉藤さんと、キス、した
その日の夜、家事を全て片付けた真野は
子供を寝かしつけたまま、その傍らで横たわっていた。
その頭は、今日の出来事の反芻と斉藤の事で
もう一杯になっていた。
「さいとう…さん」
自分にしか聞こえないぐらいの、とても小さな声で真野はその名を呟く。
真野にとってそれは、特別な、誰より大切で恋しい者の名前だった。
―あの人の唇が触れたなんて
あの人に必要とされるなんて
思い返しただけで涙が出てくるようだった。
「夢みたい…」
いくら回想してみても、それが現実に起こった事とは
とても信じられない思いの真野だったが
その唇には、斉藤の唇の感触が確かに残っていた。
―斉藤さん
自らの唇をなぞりながら、真野は心の中でその名を呟いた。
瞳を閉じると、瞼の裏に現れた彼女の姿に向かって、何度も呼び続けた。
―おやすみなさい、斉藤さん
昨日まで眠れぬ夜を繰り返していたが
その日は、思いもかけない幸福が訪れた一日の終わりのように
真野は安らかな眠りについた。
344 :
98:2008/02/21(木) 16:07:31 ID:tIo9tE7M
「斉藤さん!」
翌朝、真野は子供を連れて自分から斉藤の家へ訪れた。
朝の送り迎えを誘いに来たのだった。
「おはよ、真野、尊も」
「お、おはよう!」
「おはよー」
玄関から出てきた斉藤の姿を見るなり、真野は思わず顔を赤くしてしまう。
斉藤の方は、真野からの訪問に少し驚いたような表情をしていたが
久々に見る二人の朝の姿に、自然と頬が緩んでいた。
「こっちから行こうと思ってたのに」
「う、うん、なんか早起きしちゃったから
それに、早く斉藤さんにあいた…あぁぁぁっ!なんでもない!」
会いたかったから、と言いそうになった言葉を真野は慌てて飲み込む。
斉藤はそれに気付いたのか少しだけ照れたような顔をして笑った。
「すぐ支度してくるから、ちょっと待ってて」
「うん!」
(落ち着け、落ち着いて、今まで通り、斉藤さんと接するんだ)
斉藤が離れると、真野は深呼吸して、そう自分に言い聞かせた。
―明日から、また前と同じ二人でいること
昨日の別れ際、斉藤にそう言われた真野は
斉藤の前で取り乱さないようにと必死になっていたが
あんな事があった昨日の今日で、平然としていられるはずもなかった。
345 :
98:2008/02/21(木) 16:07:57 ID:tIo9tE7M
「真野」
「えっ」
登園の途中、前を歩く子供を見守りながら、斉藤は真野の手に触れた。
「今日は、来てくれてありがとう」
「えっあっうん、ううん、そんな、なんにも」
「でも明日からは前みたいに私から行くから、帰りもね」
「う、うん」
頷く真野を見て、斉藤は手を離す。
真野は斉藤の気遣いが嬉しかったが
昨日も言われた「前みたいに」という言葉が心に引っかかった。
―前と同じになんか、出来るの?
幼稚園に着くまで、真野の頭はその疑問でいっぱいになる。
途中、横目で斉藤の唇が視界に入ると
やはり真野は顔を上気させ、その戸惑いぶりは明らかだった。
「じゃーねーママ!」
「行ってきます!」
門まで辿りつくと、斉藤と真野は駆けていく自分の子供に手を振る。
同時に引き返そうとした二人の視線が重なった。
「お茶…してく?その、うちで…」
真野からの誘いの言葉に、斉藤は笑った。
「喜んで」
そう言って真野の手を取る。
幼稚園の前にはまだ母親達の姿で溢れていたが
斉藤は嬉しそうな顔をしてその波を突っ切っていった。
手を引かれながら、真野は昨日まで自分が置いた二人の距離を思った。
そして今度こそ、苦しくてもこの手を離したくないと願うのだった。
346 :
98:2008/02/21(木) 16:08:28 ID:tIo9tE7M
二人は、今までのように接しようと心がけながら
今まで以上に多くの時間を共有した。
朝夕の送り迎えも、ジムへ行く時も、それ以外の時間も
主婦として許される限りの時間を、毎日二人で過ごすようになった。
そのうちに真野の中で斉藤の存在はより大きなものへと変わっていったが
今、斉藤と過ごせる時間を精一杯楽しもうとしていた。
「これで、いいんだよね…」
二人で過ごす時間が増えれば増えるほど
真野は一人でいる時に斉藤の事ばかりを考えるようになった。
この日も、夜中に目が覚めると、真野は寝室を抜け出し
誰もいないリビングで斉藤の事を想っていた。
自分の気持ちに気付いて、泣いた日の事を真野は思い返す。
あの日から、真野が斉藤と距離を置いたのは
その瞳を見ればこの気持ちを抑えられなくなるとわかったからで
決して届けない者への想いから、真野は逃げようとしていた。
だが、それでも今こうして一緒に過ごす事が出来るのは
斉藤が心から伝えてくれた「真野が必要」という言葉の為だった。
―斉藤さんが必要としてくれるなら、何があっても側にいたい
真野はそう心に決めていた。
だが、一つだけ真野の中で解せない事があるとすれば
あの時の、斉藤の口付けだった。
「斉藤さんの気持ちがわからない…」
真野は、自分の斉藤への想いが、誰より特別で
憧れなんて言葉では片付けられないものだとわかっている。
だが斉藤はどうだろうか、どんなふうに自分を必要としているのだろうかと
真野は何度も考え、期待と落胆とを、交互に繰り返した。
347 :
98:2008/02/21(木) 16:08:55 ID:tIo9tE7M
「斉藤さん!真野さん!」
ある日の朝、いつものように子供の後姿を見送っていると
二人を呼ぶ小倉の姿があった。
「あ、小倉さん」
「あの、良かったらこの後、3人でお茶でも行かない?」
「これから?んー…私はいいけど、真野は?」
「あっ、うん、いいよ、いいよいいよ行こう」
真野は、斉藤と二人きりになれない事を残念に感じてしまったが
そんな自分をなかった事にするように、小倉の誘いに笑顔で応じた。
程なくして三人は、馴染みの喫茶へ向かう事にする。
「わたし、今から小学校に上がるのが不安で…」
しばらくは他愛もない世間話をしていた三人だったが
ふと小倉が漏らした悩みに、斉藤と真野は耳を留めた。
「不安って?」
聞き返しながら斉藤は
小倉が今日二人を誘った理由がそれにあたるのだろうと悟った。
「先生とかたくさんの親御さんとか…きっと今まで以上に複雑なんだろうなって」
「そんなの、子供産んだ時点で小学校行くのは決まってるんだから
今更不安になってもしょうがないでしょ」
斉藤らしい、少し突き放すような強い言葉がその口から出る。
「そ、それはそうなんだけど、でも…」
「私も、不安はあるよ、多分みんな小倉さんと同じ事考えてると思う」
肩をすくめてしまった小倉の言葉を促すように、真野は言った。
「そ、そうだよね…
小学校はいくつもクラスがあるし、みんなと別れたらとか
情けないけど、親の私の方が人見知りだから…やっぱりすごく不安で」
そう言ってうつむく小倉の肩を、斉藤は叩いた。
348 :
98:2008/02/21(木) 16:09:21 ID:tIo9tE7M
「別にクラス違ったって、またこうして声かけてくれればいいじゃない
私だって潤一のクラスだけ何事もなければいいって考えてるわけじゃないし
何かあれば相談に乗るし、協力もするよ」
斉藤の頼もしい言葉に、小倉の表情は輝いた。
「斉藤さん…」
小倉の、斉藤を見つめる熱心な視線を横に
真野は一人、並々ならぬ感情を抱いていた。
「ね?真野もそう思うでしょ?」
「あっ、う、うん大丈夫、心配いらないよ、小倉さん」
突然話を振られたように真野は狼狽えたが、満面の笑みで応える。
「うん…ありがとう、二人とも」
小倉はずっとその事で頭がいっぱいだったようで
二人の言葉に、心から安堵の表情を浮かべた。
「二人と同じ幼稚園になれてよかったー」
そう言って小倉は二人の手を同時に握った。
そんな小倉に笑顔を浮かべる斉藤の横で
真野は、そうした事考えてはいけないと思いつつも
小倉が触れている斉藤の手にばかり気がいってしまった。
―私、やな女だ
真野は、自分の内で独占欲が生まれてきてしまっている事に気付く。
友人である斉藤が、周りの皆に頼られていて誇らしくも感じるのも確かだ。
だが、真野にとって斉藤は友人である以上に特別な存在でもあった。
―彼女にとって、自分も特別でありたい
そんな事ばかりが頭に浮かび、その後に続いた三人の時間も
真野は取り繕った笑顔を見せるので精一杯だった。
349 :
98:2008/02/21(木) 16:09:48 ID:tIo9tE7M
「それじゃあね」
「またね、小倉さん」
「うん、今日は本当にありがとう」
昼前になり喫茶を出ると、二人は小倉と別れた。
二人きりになった斉藤と真野は、家路を辿っていく。
「お昼、一緒に食べる?」
昨日までほぼ毎日のようにそうしていたが、斉藤は少しだけ遠慮がちに尋ねてきた。
「うん、じゃあ今日はうちで食べよ」
そう言った真野のぎこちない笑顔が、斉藤の心に留まった。
その日は前日から仕込んでいたビーフシチューが用意されており
真野宅に帰ってきた二人は、すぐにも昼食にありついた。
「こないだ話してた、赤味噌入れてみたの」
「へぇ、いいじゃん、美味しいよこれ」
「ふふっ…よかった」
和やかに食事の時間は過ぎていったが
その間、斉藤は真野の様子をずっと気にしていた。
食事が終わって、真野が片づけを始めても、その気がかりが消える事はなかった。
そして食器を洗う後姿に、斉藤はようやく真意を質してみる事にする。
「真野」
「うん?」
「もうずっと元気ない気がするけど、気のせい?」
気のせいだ、と言い返す事さえ真野には出来なかった。
「やっぱ、気のせいじゃない、か」
そう解釈した斉藤は、頭をかきながら次の言葉を探した。
「あのさ、何か思うとこがあるなら、黙ってないですぐに言って?
困った事でも、例えば私に対する不満でも…友達なんだし、さ」
友達、という言葉を耳にして真野は胸の痛みを覚える。
ほんの少し前まで、その言葉が何より喜ばしかったのに
人の気持ちの移ろい易さを、真野は悲しく思った。
350 :
98:2008/02/21(木) 16:10:14 ID:tIo9tE7M
身に着けたエプロンで手を拭きながら、真野は斉藤の方に向き直る。
「私は…小倉さんと同じ…
ううん、それよりちょっと仲がいいくらいなのかな」
「え?」
「私は、斉藤さんにとって…
ちょっと親しい友達程度の存在でしかない…?」
「友達程度って…」
友人という関係を軽視した言い方をしたいわけではない。
だが真野にはもう、斉藤と友人でいられる資格などなかった。
真野は既に「友達でいたい」と思っていないのだから
その心の事態は、明白だった。
「どうしてそんな事言うの?」
逆に斉藤が聞き返すと、真野は耐え切れなくなったように声を荒げた。
「だって斉藤さん、キスしたっ…!」
その言葉に、斉藤は驚いたように目を見開く。
思いもしない言葉だったのが、視線を泳がせ、まるで狼狽えているようだった。
真野も、斉藤の予想外の反応を見て更に動揺してしまう。
「イヤ…だった?」
斉藤が辛うじて口にした言葉に、そんな言い方はずるい、と真野は思った。
真野の戸惑いは、斉藤を嫌だという気持ちからではないからだ。
351 :
98:2008/02/21(木) 16:10:48 ID:tIo9tE7M
―今、本当の気持ちを言えば
そう思って言葉に乗せようとしても、唇は震え、まともに動いてはくれなかった。
「ごめん」
斉藤は、何を言うべきかわからなくなったように、そう一言だけ呟いて黙る。
「あ…謝られても…」
―この気持ちが失くなるわけじゃない
触れられた唇の記憶が消えるわけじゃない
真野は、斉藤にこの気持ちを伝える以外、手段はないのだと悟った。
「わ…私は…」
だが、それ以上言葉を続けようとすると、息が出来なくなるのがわかる。
たった一言さえ真野は言えなかった。
自分はこんなにも弱かっただろうかと真野は思う。
元々気弱だった真野は、斉藤の影響でいくらか度胸が座ったというくらいだ。
だが今、真野を何より弱い存在にしてしまっている原因は、紛れもなく斉藤だった。
「どうして、キスしたの」
言えない言葉の代わりに、真野は疑問をぶつける。
斉藤は、なんでそんな事聞いてくるんだ、とでも言いたげな表情をした。
それでも、はっきりとした声で何事もないかのように答えてみせた。
「したかったから」
勝手だと、真野は心から思った。
止める術のない想いの責任を、斉藤に取ってもらう他なかった。
(勝手に好きにさせたんだから…)
その時、真野の心は動いた。
目の前の斉藤の身体によりかかると、少しだけ背伸びをして
自分より高い位置にある唇に、自らのそれを重ねた。
352 :
98:2008/02/21(木) 16:11:33 ID:tIo9tE7M
「…ま」
触れていたのは一瞬だけだったが
斉藤が驚いたように目を丸くした瞬間を、真野は見逃さなかった。
そして、斉藤にしがみついたまま、想いを口にする。
「私にとって、斉藤さんは…特別な人なの
誰よりも特別で…大切で…
わたしは、そんな斉藤さんの、一番近くにいたいのっ…」
それが今の真野に言える、精一杯の告白だった。
言い終えて、堪え切れなかったようにその瞳から涙が溢れる。
「真野…」
斉藤は真野の頬に手をやると、その顔を自分の方へ向けさせた。
親指で、そっと涙を拭ってやる。
涙でぼやけた視界の中でも、穏やかに微笑む斉藤の瞳を
真野はしっかりと捉える事が出来た。
「そんなの、私も同じだよ」
そう答えた斉藤の言葉を、真野が理解するより先に、その唇は塞がれた。
熱い口付けに、何も考えられなくなるような感覚が真野の頭に走ったが
唇から伝わる全てに、斉藤の想いを感じ取る事が出来た。
二人は、陽が傾くまでの長い間、そこでそうしていた。
「ほら、泣き止んで」
斉藤が何度そう言っても、真野の涙が止まる事はなかった。
真野はその身体にしがみつく事しか出来なかった。
「泣き止むまで、離さないから」
斉藤がそう口にすると、その涙を拭っては真野の身体を抱き寄せ
何度も唇を重ねた。
353 :
98:2008/02/21(木) 16:14:26 ID:Vc3cCHhE
毎回何を書いても
本編のガチっぷりには敵わなくて嬉しすぎる…
このまま最終話まで斉藤×真野で突っ切ってくれい!
>254
ありがとうございますいやでもまさかまさか…
も少し書き溜めたらブログとかやりたいなって思ってるので
その時は「斉藤さん 百合」でググれるようにしときますねw
98さんGJです!!
何気に話としては続き物だからわりと長編?
プラトニックいいですね
まとめサイトも楽しみに待ってますw
GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
真野嫉妬設定とかすべてが私のツボ突きまくりでモニターの前で顔がニヤけてしまった(;´Д`)ハァハァ
読んでて実際に観月とミムラが演じてる映像が浮かんできて萌え死にそうになったw
98さん、あなた最高です
「斉藤さん」、健闘しているね。今クールでは、月9に次いで、第二位。
先週は「百合色」が薄かったので自分的にはイマイチだったけど、
今週は「百合色」が強くて、おもしろかった。視聴率も1%上がった。
小学校編とか、続編もつくってほしいな。
偶然だと思うけど、「百合度」が高いほうが視聴率高いみたい。
2〜4話とか。
-平均-最新-前回比--局・枠--- タイトル-----
=【20%】======================================
18.48|16.2|-1.5P|CX*月21|薔薇のない花屋
15.20|14.0|+1.0P|NTV水22|斉藤さん
=【15%】======================================
14.08|12.7|-1.3P|EX*木21|交渉人〜THE NEGOTIATOR〜
11.98|10.3|+0.1P|NTV火22|貧乏男子 ボンビーメン
11.78|12.9|+0.6P|EX*木20|新・京都迷宮案内
11.74|*8.9|-0.3P|TBS日21|佐々木夫妻の仁義なき戦い
10.80|12.3|+3.6P|CX*土23|ロス:タイム:ライフ
10.80|11.7|+0.9P|TBS木22|だいすき!!
10.77|10.5|+0.9P|NTV土21|1ポンドの福音
10.22|*9.0|+1.0P|CX*木22|鹿男あをによし
=【10%】======================================
*9.71|*8.3|-0.3P|CX*火21|ハチミツとクローバー
*9.63|*7.7|+0.9P|TBS金22|エジソンの母
*9.05|10.5|+0.9P|EX*金23|未来講師めぐる
*7.66|*6.0|-0.2P|CX*火22|あしたの、喜多善男〜世界一不運な男の、奇跡の11日間〜
*6.84|*7.0|+3.5P|EX*金21|赤川次郎ミステリー 4姉妹探偵団
>>356 このまま視聴率キープで最後までいけば、鬼嫁みたく続編とか作られそうだね。
頑張ってほしいw
確かに百合度高いと視聴率いいね
15.8%二番目によかった第五話は小倉さん加入で、平手打ちあったし
真野ちゃんの「何よ小倉さんのことばっかり・・・」には萌え死んだw
でもエジソンの母は百合度高かったけど
視聴率下がった
98さん今回もGJ!です
平均15は大丈夫そうだし、最終回は爆あげ斉藤さん>薔薇もあるかも
そろそろDVD情報来ないかな?
当然せーぎ真野若葉のソング撮影、斉藤さん真野ちゃんの百合百合撮影風景あるよね?ww
362 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/21(木) 22:14:22 ID:zkarxpLT
撮影風景!!!!ガチで期待www
そして今日初めてちゃんと主題歌聞いたけど、歌詞に吹いたwwwww
sage忘れ…すまそorz
映画化内定らしいよ
芸スポでみた
366 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/22(金) 09:47:17 ID:+mKFzIkH
367 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/22(金) 10:32:09 ID:tHaaEtbq
あ
「私…斉藤さんのこと…」
真野はそこまで言うと、我に返ったかのように私から視線を外した。
突然の躊躇に私自身も戸惑う。
「私が…どうしたのよ?」
「ごめん…何でも…何でもないの」
真野は慌てたように私の腕から抜け出し、距離を取ろうとする。
「ちょっと…真野…」
双方が微動だにしないまま、数秒が過ぎた。
ふと時計に視線をやると、もう深夜の3時を過ぎていた。
気がつけば、私から口を開いていた。
「真野…こんな時間だしさ、今日は泊まっていきなよ」
「えっ…?」
どうしてこんな優しい言葉が出せたのか自分でも分からない。
でも今の真野をこんな時間に家に帰すのは危なくて仕方なかった。
「良いから、来な」
私はいつも使っている布団をリビングに敷き、真野に使うよう薦めた。
「斉藤さんは…?」
「私はコタツで寝るから大丈夫」
「でも…」
「良いの良いの。ほら、明日も幼稚園なんだからちゃんと早起きしてよ?」
「…分かった…ありがとう」
真野が布団に入ったのを確認してから、私も眠ることにした。
(コタツで寝るなんて久し振りだなぁ…)
そんなことを考えながら、私は電気を消してコタツに潜り込んだ。
そのとき、ふと真野の言葉を思い出す。
『私…斉藤さんのこと…』
真野に言及するつもりはない。
だが、気になるのは事実だった。
いつからだっただろう。
私が真野のことを“友人”でとどめて置けないくらいの気持ちになっていたのは。
真野のことは本当に良い友人だと思っていた。
可愛くて、周囲に気を配ることができる…私とは正反対の人間。
それなのにいつも私を慕ってくれるのが純粋に嬉しかった。
そのせいもあってか、ごくたまにまともな会話ができないときがある。
『…さん、斉藤さん聞いてる?』
『…えっ!あぁ…ごめんごめん』
『もー斉藤さん、最近なんか変だよ?』
こんなやりとりになることも珍しくない。
ということは上の空状態の私が頻繁に出現しているのだ。
やっぱり私らしくない。
そう思い、自分の感情を否定し押しとどめ続けた。
それは今でも変わらない。
でもさっき、真野に見つめられたときは驚いた。
自分の気持ちがまた、掻き乱されて分からなくなった。
「斉藤さん…起きてる…?」
「えっ!あぁ…うん、起きてるよ」
真野に呼ばれ、かなり動揺した。
不意打ちにも程がある。
「眠れなくて…そっち行っても良い?」
「こっち?」
どう考えても布団よりコタツの方が眠りづらいと思うけど…。
「ちょっと狭いけど…それでも良いなら…ていうか良いの?コタツで」
「うん」
「なら私、布団で寝ようか?」
「いや、斉藤さんの隣で寝たかっ…違う、違うの!斉藤さんの隣空いてるしなーと思って…あはは」
「は…はぁ…」
こんな夜中までハイテンションの真野に苦笑しながらも、大人二人でコタツと言うのもなかなか面白いかもしれないと思った。
でも…何故か隣同士。
「何でわざわざ隣に入るのよ…」
「えっ…もしかして嫌だった…?」
「いや…まぁ良いけど」
少し右を向くと真野の顔がある。
そう意識するとやけに緊張した。
これは眠れないかもしれない…。
私はいつから真野に圧されるようになったのだろうか。
しばらくして、真野が私のほうを向いた。
まだ暗闇に目が慣れず、どんな顔をしているかまでは分からなかった。
「斉藤さん…やっぱり私言う」
「な…何を?」
「聞いて」
そう言うと真野は一呼吸置いて言った。
「私…斉藤さんのことが好き」
暗闇の中でも真剣な真野の表情が見て取れた。
そして次の瞬間、いつになく近い距離に真野がいた。
重ねられた真野の唇は、寒さのせいか少しだけ冷たかった。
「真野…?」
「斉藤さん…ごめんなさい…」
謝り続ける真野の背中に、私はできるだけ優しく腕を回した。
「ありがとう」
「えっ…?」
意外な私の返事に少し動揺した素振りを見せた真野だったが、すぐに表情を緩めた。
「良かったぁ…」
心から安堵した様子の真野の腕の中で、私は自分の気持ちを再確認できた。
私は…真野のことが好きだ。
今回、微妙に斉藤さん受けになりましたw
もうこの間のドラマは萌すぎて死にそうでした。
キャスティングが最高なので、これからも更なる百合を期待しております。
GJ!
なんてゆうか細部までリアルでいいw実際ありそうww
そういえば主題歌のENGAGED聴いたけど、歌詞ドラマに沿ってるの?
だったらモロ斎藤&真野の百合ソングだよねww
萌え死ぬ(●´∀`●)www
ハァ━━━━ *´Д`* ━━━━ン!!!!!!
たまらん、こたつって布団やベッドよりも萌えるのはなぜだろう…w
毎回GJです!このスレ覗くのが毎日楽しみだお
>>373 前にも書いたけどAメロが真野視点でBメロが斉藤視点と妄想してます
詞もいいけど曲もいいよね
ドラマのエンディングにぴったりくる
375 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/23(土) 03:51:01 ID:7g40/ffm
えろきぼんぬ
えろ厨が定期的に上げてるw
127さんマジ最高です!!!真野かぁいいよ真野(´`*
昨日の深夜日テレでやってた青木さやかの音楽番組見てた人いる?
観月ありさが出てたんだけど今年のバレンタインは
女性からたくさんチョコレートをもらいましたって言ってた←なぜかちょっとにやにやしてるように見えた
もちろんその中にはミムラからもらったチョコレートも含まれているんだろうなぁと勝手に萌えてしまった
手作りチョコを赤真っ赤にして男前斉藤さんに渡す乙女真野のキャラ関係は
自でもやれるんじゃなかろうか(;´Д`)
>>376 wwwww
確かにw
>>378 ミムラは今こそ可愛らしいが前は黒髪ストレートで、斉藤さん役できるんじゃないかって感じだったw
地では貰う観月が赤くなっててもおかしくはな(ry
番組表のドラマ特集とか色々チェックしてるけど
なんか最後まで百合は安泰って感じですね
斉藤×真野に限らず園ママ達みんなが百合とか女子校ちっくでいい感じと思ったら
制作側もママ達を女子校生っぽく描くのが狙いだったようです
今までの録画見た。小倉さん目当てで見ている もちろん斉藤さん真野ちゃんも好き!
よしや君のあざ発覚の時、「真野さんに言えません。いつも私に優しくしてもらってるから・・・」
考えようによっては、三上組にいながら真野ちゃんから愛を感じて、恋する乙女だったのですねw
もちろん真野ちゃんの頭の中は斉藤さんでいっぱいだw
>>378 見逃したorz
モテモテありさ萌えw
現場も女性が多いから女子校みたいで楽しそうだね
視聴率もそこそこいいし、制作現場も雰囲気良さげだからセカンドシーズンやってほしい
>>380 期待しちゃってよいのかしら
あと4話か
どの辺までふたりが進むのかwktk
>>381 真野ちゃんはもう斉藤さんしか見えなくなってるよねw
小倉→真野→斉藤の構図が未だ続いてる
あとは最終回に向けて斉藤さんの矢印に期待w
このドラマのおかげで観月ありさとミムラが好きになれた。
今までは結構苦手なタイプの女優さんだったから、自分でもビックリしてるw
ミムラの真野が可愛すぎて毎回キャーキャー言いながら観てる
なんであんな可愛いんだッッ!!!
>>383 同意
それと高島さん演じる三上さんは前々回や3話辺りだったかを見ると
斉藤さんにツンデレっていうか好きな子をわざといじめちゃう的な態度を取ってるように見えた
斉藤さん見つめる視線が切なかったしw
小倉→真野→斉藤←三上
この四角関係をひそかに楽しんでたりする
あとは斉藤さんが素直に気持ちを(真野さんに)表現すればいいだけなんだけど
なかなか焦らすねぇ
真野さんとくっつくのは逆につまらない
三上さんとが面白い、なんて考える自分は異端
387 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/25(月) 14:06:48 ID:L/nX7rMw
ネタばれになるけど、再来週柳川逮捕で三上の旦那が汚職にからんで、三上のとりまき連中が三上から離れて
斉藤になびく。連中の行動に斉藤さんはあきれかえる。一方斉藤さんは旦那から引っ越して来いと持ちかけられる。
三上との関係は? 真野ちゃんはどうする? そして斉藤さんは・・
百合のクライマックスステージに入りますよ!
なんというネタバレww涙目www
>>386 その気持ちも分かるけど、やっぱり最終的には真野さんとくっついてほしいなぁ
天然で自分では気づかないうちに周囲の女性に惚れさせ光線を発する斉藤さんに
真野さんはやきもきしながらも、子犬のように必死にくっついていくっていう感じが好き
ていうか、嫉妬する真野さんとか個人的にかなり萌え要素だったりするw
>>387 予想外の展開だわ
斉藤さん渡米問題はありそうとは思ってたけど、三上さんが深く関わってくるとは思わなかった
斉藤さん、今度は三上さんを救うのかな
それで三上さんがますます斉藤ラブになって真野さんジェラシー
そして意を決して斉藤さんに猛アタックする真野さん
っていう百合展開が私の理想w
他のネタバレでは最終回は三上さんと斉藤さんの関係が争点とかいってんね
てか絶対斉藤さん日本残るだろ
そりゃ斉藤さんの信念がそうさせるんだろうけど
真野と離れたくないからとか、それを知ってショックを受ける真野さんとか、百合的な萌えるシーンをわずかでも期待したい!
真野が第2の斉藤さんになり、「頼んだよ、真野。」で斉藤さん渡米。
こばとには斉藤さんが必要!ってなわけで斉藤さん日本に留まる。
ベタにこのどちらかの展開にならない事を祈る。
個人的に、三上さんとは和解する希ガス
まあ最終的に斉藤さんがひっぱりだこにされればいい。
斉藤さんがモテモテであるに超したことはないw
>>391 ちょ、なんだこりゃorz
引っ張りだこになればいい、だww
まさよしことオッパピー正義が、たぶん第10話で斉藤さんに心開いていく思うが
斉藤さんに恋しないよね 真野ちゃんのパワーにかなうわけないかw
院長が斉藤さんの性格から、斉藤の病室を個室すればよかったのに
真野ちゃんは言うまでもなく、三上さんが一人押しかけるよw
あの看護婦だって・・・
スゲー百合百合風景なのにwww
>>394 個室、ベッド、危険すぎる(;´Д`)ハァハァ
何気に女子高生も「暇だから来たよ」とか遊びに来そうだし
違う意味で斉藤さんの体がもちません(;´Д`)ハァハァ
>>395 斉藤さんは骨折してるので、好き放題色々できますね
…(*´Д`)
看護婦はお風呂駄目ですけど、拭いてあげますねー♪〜
ふふふ。。。
斉藤さんが真野ちゃん以外と良い感じになってると、何か分からないけど嫉妬するw
いつの間にか真野ちゃん応援してる自分がいるわ。
ハゲド
斉藤×真野は誰もジャマしてはいけない!
っても嫉妬してる真野ちゃんが可愛すぎるからおいしいのだけど…
ともかく斉藤さんには真野ちゃん以外靡かないでほしい
>>396-397 (;´Д`)ハァハァ
斉藤さんは自覚なしに女の子にモテちゃうから逆に罪だよねw
でも私も嫉妬する真野さん萌えるから最終港が真野さんなら私はOKw
ビンタされる直前の「何よ!小倉さんのことばっかり」(プンプン な真野さん萌え
きっと斉藤さんも何も考えてなさそうでいて実は真野さんを一番大切に思ってるはず
スポクラでの 小倉→真野→斉藤 の図よくわかるね
水着姿見たい。特に北川さんに!
斉藤さんが小倉さんを妹ように接する 真野ちゃんツンデレ期待w
3人とも本当に背が高いなぁといつも思う。
観月:169cm、ミムラ:167cm、北川:168cm
このスリートップの1cmずつの身長差萌え(;´Д`)
観月:169cm、ミムラ:167cm、北川:168cm、高島168cm
今調べたら高島さんも意外と高いのね
北川さんってもっと小さい人かと思ってたけど元モデルか
主要キャストがみんな165以上って珍しい
最近のドラマは背が高い人が多い
上野、新垣、長澤みんな160後半
映画にシフトした中谷、柴咲、沢尻は160だけど
今日は待ちに待った放送日だな
斉藤×真野の萌え要素は少ないかもしれんが、斉藤×幼稚園の先生が見られるかもw
北川は意外にも足めちゃ長い
5話の同じ背の高島さんと食事の時、隣の高島より明らかに座高低い
ひょっとして観月より長いかもしれない
今日は斉藤さんは須藤にも惚れられるかな
もうどんだけモテモテなのw
>>406 観月のが長いっぽい
観月は体半分足・・・w
須藤さんが味方するようになったら、園長も考え変わりそう
三上さんツンデレやらかさないかなww
>観月は体半分足
コーヒー吹いたw
でも実際そうだよね
股下 / 身長比: 84 cm / 49.7 %
だって
すげw
ほーそーびだし、あげ
412 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/27(水) 21:44:33 ID:1TNbr7ns
あがってない!
斉藤さん、この後すぐ!の二人ラブラブで萌える
わざわざ10分早めて録画してます!癒される・・・
415 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/27(水) 22:00:19 ID:48Bi2ocz
>>412 うわwwwこれははずいw
代わりにあげてくれてthx
416 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/27(水) 22:52:53 ID:7LexwFtZ
ちょw
今予告で真野さんラップやってた!?(笑)
どこまでも壊れていくwww>ラップ
恋の魔法だな!
今日は百合少ないかな
録画でじっくり確認します!
>>418 ことごとく真野さんが斉藤さんちにいたw
>>419 本当に、住んでるかのようだったよね〜
当たり前のようにコタツ入ってるしw
真野さんの仕草、視線がもうほんと百合を表現してるようにしか見えない
最初の方の、卒園アルバムの出来見に行くの誘う時とか
じれったい感じとかもじもじしてる感じとかいちいち百合萌えしちまう
ジムで2人だったところに百合を感じてしまったw
来週は三上さん独立。
三上さん大好きな私は、斉藤さんとの絡みが見れそうで歓喜
百合とは関係ないけど、ラストで「6人で予約してるんで…」って三上さんを避けてたのは、
もう逮捕される柳川とつるんでたって情報を知ってたって伏線?
>423
それは違うんじゃない?
ボスって呼んでたのが、反対の意見言うようになると三上さんって呼ぶようになったように
自分らとノリが違うと感じて避けてるだけかと
>>419-420 もー2人でイチャコラしてたんかい、と思ったけど子供達もいたわw
個人的には縁側の小倉さんに目線を合わせるために、中腰になる斉藤さん真野ちゃんに萌え
何気に顔近いぞw
次回は斉藤さんが三上さんフォローに入りますね
真野ちゃんの嫉妬の対象が広がる予感w
今公式のストーリー読んでて超今更だけどふと気付いた
斉藤さんだけ“さん”付けw
読んでてなんか違和感あるなって思ってたらこれだったのかw
来週は孤立しても立派に振る舞う三上さんを、斉藤さんは敬意を払う
三上さんは斉藤さんの評価がきっかけで、いよいよアタックか
いやまだツンデレかw
斉藤さんと女子高生が作戦成功のハイタッチ
石橋ちゃんの目が彼氏を見つめるようだった!
流れぶった切ってゴメン
斉藤さんの下の名前って何?
全子(まさこ)
ありがとう。これで眠れるよw
斉藤さんって古風だよね
家も平屋だし、ゲームより外で遊ぶのを薦めたり…
真野ちゃんは今のママって感じだから、そういった所にも惹かれたりするのかなぁ
433 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/28(木) 08:17:12 ID:vQCVGpZU
っていうか観月よりミムラの方がかわいいって本気??
どうあがいても観月の方が綺麗じゃん
>>428 ハイタッチ私も萌えた
その直前のピース&ガッツポーズ目配せも可愛かった
つーかあの女子高生役の子かわぇぇ
来週はもっと斉藤さん真野ちゃんの絡みが見たいな
でも予告見ると孤立三上さんを斉藤さんが気遣って親密になる流れなのかしら
百合好きとしてはそれはそれで嬉しいが斉藤真野バカップルももっと見たいw
バカップルと言ってはイケマセン
斉藤・真野は真剣な愛ですからw
あの幼稚園の先生も斉藤さんのこと気になり始めたんじゃ?
来週三上さんの孤立しても堂々してるのを、斉藤さんは尊敬して三上さんに気持ちが揺らぎ混乱する
だったら・・・ 小倉→真野→←斉藤→←三上 の関係ww
赤い封筒捜しの真野・小倉の時
小倉さん黙り込んでたね
どういう意味?
>>437 斉藤さんはみんなのものってことにしたらいいん(ry
>>438 斉藤さんがそうであるように、あのテンションとノリに引いていたと予想w
確かにあのノリに引いてたw
工工工エエエエエエェェェェェェ(゚Д゚)ェェェェェェエエエエエエ工工工
↑
小倉さんこんな感じ
441 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/28(木) 17:10:11 ID:USqlMs2X
斉藤さん 「三上さん・・・仲間に入れて欲しいなら此処で全裸になって土下座して下さい」
(ノ∀\*)キャ
443 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/28(木) 21:05:38 ID:maahb28N
話さかのぼるが、小倉さんがまだ三上たちの中にいる第2話の冒頭帰り時 三上さんたちについて行く瞬間
チラッと真野ちゃんを見ましたね! この時から小倉→真野だったww
それにしても北川さんは顔の表情の変化細かくておもしろい
真野ちゃんには時々タメ口でツッコミするしwww
小倉さんは真野ちゃんのこと本当に大好きだよね
真野ちゃんと小倉さんが突っ込みあってるとき、側でそのやりとりを微笑ましく見てる斉藤さんが素敵w
佐原先生の愚痴を笑い飛ばして、先生を信じる斉藤さんに真野・小倉は納得と同時に
斉藤さん素敵!と、ときめきしたと見たw
三上さんも心の中で斉藤さん入りだし、別動隊女子高生もある
最強のビジュアルですね
でも真野ちゃんおちょこちょいだから、斉藤さんハラハラ大変ww
女子高生と斉藤さん急進展しててびっくり
アイコンタクトとハイタッチにかなりの百合度を感じた
いつの間にそんな仲良くなってるのか振り返って見たら毎週必ずちょこちょこと出てきて
斉藤さんに懐いていってたんだね
今週は斉藤さんが小島よしお擬き突き飛ばされた直後に即登場して
斉藤さんをむっちゃ心配してる
チャラチャラした子かと思ったら実は健気で一途だし真野さんも女子高生だからといってうかうかしてられないなw
年の差どんだけw
ちなみにあの女子高生の中の人、まだ15歳(中3)らしいぞ
最近ことごとく真野ちゃんピンチだな
でも斉藤さんにとっては、自分を理解してくれた初めての他人が真野ちゃんだから大切に思ってそうだ
448 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/29(金) 14:17:07 ID:tdEahdym
来週は柳川婦人が息子のことで助けてと泣きつくらしい
今度は斉藤さん 不揃いのリンゴひとみからラブされるのかw 罪深い女だ!けしからんw
三上さん・女子高生・看護婦・柳川夫人とどんどん増えてきましたね
斉藤さんは真野ちゃんオンリーだから、大丈夫だと思うけど
違う意味で体がもたないよ・・・ハアハア
もうそろそろ小説こないかなー
449 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/29(金) 15:23:07 ID:tdEahdym
それにしてもミムラさんはこれで完全復活だねよかった
北川さんもここ2・3年マイナーなドラマばかりでてたけど、ステップアップしたね
北川の事務所オスカーは上戸彩・米倉涼子・菊川怜・田丸麻紀ばかり力入れてきたけど
北川さんにもプッシュしてほしい 主役は無理だけど3.4番目で光るような魅力あるから
目が覚めると、目の前に斉藤さんがいた。
「ちょっ、斉藤さん!!何でここにいるの!?」
「んー…おはよう」
斉藤さんは眠たい目をこすりながら何事もなかったかのように布団から出る…いや、コタツから。
って何で私たちコタツで寝てるの?
その瞬間、昨日の夜のことを鮮明に思い出した。
「真野?あれ?おーい」
目の前で手をパタパタされ、我に返った。返らなきゃ良かったと思った。
「大丈夫?」
斉藤さん、私、決して大丈夫じゃないです。
まともに斉藤さんの顔が見られないくらい、意識してしまっています。
とりあえず…謝らなきゃ。
私、取り返しのつかないことをしてしまった。
「さ、斉藤さん、昨日はその…あの…ごめんなさい」
すると斉藤さんは私の予想と反し、いつもみたいに爽やかに笑った。
「謝らなくて良いじゃん。嬉しかったよ、私は」
ただ呆然とする私をよそに、「お茶入れてくるね」と台所へ向かう斉藤さん。
(嬉しかった…?今、嬉しかったって言ったよね?)
その背中を見ながら、私の中の斉藤さんへの気持ちは高まるばかりだった。
朝一番のお茶は本当に温かくて、身体の芯まで温まる。
それに…斉藤さんが入れてくれたから余計美味しい。
そんな気分に浸っているとき、ふと夫と尊のことを思い出した。
そう言えば昨日の夜、家出してきたんだった…。
時計に目をやるとまだ朝の5時。
昨夜、今日の準備はほとんどしてきてるから少しだけ余裕がある。
そんな私の仕草に気付いたのか斉藤さんが口を開いた。
「帰らなくて大丈夫?幼稚園のこととか、旦那さんのこととか」
「うん、昨日の夜ほとんどしちゃってるし」
「そっか。じゃあ…朝ご飯今から食べる?」
「えっ、良いの?」
「うん、遠慮しないで。今から作るね」
そう言って再び台所へ向かう斉藤さん。
私は何より斉藤さんと一緒にいられる時間が少しでも長引くのが嬉しかった。
テキパキと朝ご飯を作る斉藤さんは、もう流石の一言。
包丁さばきは見事だし、何より料理の段取りに無駄がない。
私も主婦として見習わないと。
あっ、潤一君起こさなくて良いのかな。
「斉藤さん、潤一君起こさなくて良いの?」
「うん、いつも6時くらいに起きるからまだ大丈夫」
「そっかぁ。でも…朝ご飯は?」
「潤一の分はまた後で作るよ。温かいの食べた方が美味しいしね」
二人分しか作らないことを知って、何だか申し訳ない気持ちになった。
多分、気を遣ってくれたんだと思う。
斉藤さんってこういうところ、本当に優しい。
「斉藤さん、ありがとう」
「えっ?あぁ…どういたしまして。あ、ご飯できたよー」
そう言って運んできてくれた朝ご飯。
炊きたてのご飯、焼き魚、お味噌汁…すごく美味しそう。
二人分並べて、いただきますをした。
朝ご飯を人に作って貰ったのなんて何年ぶりだろう。
斉藤さんの朝ご飯は本当に美味しくて、どこか懐かしい味がした。
帰宅しなければいけない時間になり、斉藤さんにお礼を言った。
「昨日の夜から本当にありがとう。それに朝ご飯まで頂いちゃって…」
「大したことじゃないよ。真野はもう大丈夫?」
「うん、大丈夫。頑張る」
「よし」
意味の分からない掛け合いに笑いながら、少し寂しい気分になった。
玄関まで来たのは良いものの、扉を開ける気になかった。
「真野?」
斉藤さんに名前を呼ばれる度、甘えてしまいたいと心底思う。
こんなんじゃいつまで経っても斉藤さん離れできそうにない。
「やっぱり大丈夫じゃないか」
斉藤さんがそう言った後すぐに、私の身体を温もりが襲った。
斉藤さんの腕の中にいると気付くまで、暫く時間がかかった。
「斉藤さん…?」
「昨日は強く言い過ぎちゃったかもしれないけど…何かあったらまた言うんだよ」
「…うん」
「それと…私も好きだから」
そういうと斉藤さんは私から身体を離し、何だかバツが悪そうに黙り込んでいた。
もしかして…照れてる?
「え?」
「んー、いや何でもない!じゃぁまた幼稚園でね、真野!」
半ば強引にさよならをしてから、私は斉藤さんの言葉を反芻した。
(私も好きだから…?斉藤さんが?えっ、どういうこと?)
事を理解するには少し時間がかかりそうだったが、数秒前の出来事は容易に思い出せた。
斉藤さんが抱き締めてくれたときの温かさが、朝の外気に負けないくらい残っていた。
需要あるかな?と不安に思いながら投下しました。
いつも温かい言葉や感想のレスをありがとうございます。
久し振りに真野視点で書きましたが、やっぱりドラマの真野ちゃんには適いません!!
今週は急展開ということで水曜日を楽しみに待ち続けます(* ̄∀ ̄*)
GJ!ありがとうございます!
朝ごはんのあたたかさみたいに幸せある小説でしたね
またお待ちしています!
久々にキタ━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━!!!!
GJ!!
こ、これは事後ってことでよろしいのですか?(*´Д`)ハァハァ
こ、こたつで初めて(ry
GJ!
真野ちゃん視点だとキョドり具合がよくわかるねww
需要大有りなんで、また投下待ってます!w
斉藤さんの朝ご飯おいしそう
食べたいよw
真野ちゃんにとって今まで一番の朝ご飯だろうね
いかんドラマみたいに入り込んでしまったw
458 :
127:2008/02/29(金) 23:13:49 ID:DQqPfxd6
今回も勿体無いくらいのお言葉ありがとうございます。
皆さんのレスを読みながら私までニヤけてしまう次第ですw
これからも気長にお待ちいただければ幸いです。
>>455さん………ご想像にお任せしますww(*´Д`)
最後のジャングルジムで斉藤さん・真野・小倉は子供のころ何に見立てた?の詳細おしえて!
斉藤さん→秘密基地
真野さん→中にお菓子を並べてお菓子の家
小倉さん→大きな家に見立てて中でおままごと
↑ こころからありがとう〜いえるよ〜♪〜
462 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/01(土) 12:32:54 ID:K+vJZv6M
真野ちゃん家は豪華な洋食多いね 斉藤さん家は質実剛健な和食がメインですな
真野ちゃんは今風だけど、斉藤さんの古風なところにもキュンと惹いてしまうだろうね
今回の話冒頭でアルバム製作の様子を見に行きたいと頼み込んだ時の、
「ね?お願い!」「全くー・・・」というやりとり悶絶した。
真野ちゃんを甘やかす斉藤さん萌え。
レス読んで気付いたけど確かにことごとく真野ちゃん斉藤さん家に居たなw
もう同棲じゃn(ry
463>蔵ノ介さん出張不在の時は 「私と尊だけだと物騒だし、斉藤さんが潤一も喜ぶから家に泊まりなさいと言ってる」
とか口実に旦那を納得させて
真野ちゃん斉藤さんにお泊りしそうw
おまけ 小倉さんジム復活してくれ!
「問題教師は出てけ!」とテンバッたアクションしてる小倉さんを
かわいい妹を見つめてるように笑っている斎藤さん・真野ちゃんが素敵ww
466 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/02(日) 06:42:40 ID:Wjc9tLo5
斉藤さんというAV間違いなくでそうw
でも観月さん・ミムラさんあっての斉藤さんだし、
ここスレの小説がレベル高くて萌えるしww
斉藤さんのS真野さんのMをなぞってSM系AVとかw
そうなると三上さんもMになるw
僕は真野ちゃんSで斉藤さんMがいいなw
真野 「斉藤気持ちいい?」 斉藤「真野さん・・・ やっ め・・ ぁあ・ あっ あっーあー!」
>>468 激しく同意
なんだかんだ押しているのは真野だし、斉藤さんのギャップに萌えるwww
斉藤さんと真野ちゃんのスキンシップが見たいっ!
何気に今までないような気がする…
471 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/02(日) 15:45:48 ID:zzz72r3K
472 :
ぎゅっ:2008/03/02(日) 17:36:27 ID:KSOkOGz9
464>470>真野の旦那出張で真野ちゃん斉藤さん家にお泊りの小説きぼん!
お泊りですから、当然一緒に入浴ありますので
そこあたりのスキンシップきぼん!
>お泊りですから、当然一緒に入浴ありますので
吹いたw
>>473 おまwww
なんという素敵なシチュエーションww
468>斉藤呼び捨て 真野さん付けwww ヮロタ
今日HEYHEYHEYに斉藤さん出るね
>>479 さっきCM見た!
テレビ欄載ってなかったし見逃すとこだったよ
中島美嘉と高島礼子笑った顔が似てるって前からネットでちらほら書かれてるの見たことあったけど
今日見たらちょっと似てると思った
斉藤さん効果かもしれないが
よく考えたら、斉藤さん・真野ちゃん・小倉さんは子持ちの設定でしたね。
でももう恋する乙女たちにしか見えない・・・
重症だww
自分の中では斉藤×真野は体外受精で処女って事になっとるよ
二人にとって初めての運命の人みたいな
ということはそれぞれの旦那は妻の手を握るだけで満足かw
なんてすばらしい男だ!
そんないい旦那よそに二人は禁断の恋するのかw
今日は旦那が出張で、家には尊と私の二人だけ。
休日ということもあってか、時間を持て余し過ぎて、することがなくなってきた。
このまま一日を過ごしてしまうのはもったいない。
いつものように駄々を捏ね始めた尊。
「ママーもうこれ飽きた。暇〜。潤一と遊びたい〜」
あ、ちょっと良いことを思いついてしまった。
「もしもし?」
「真野?どうかしたの?」
「いやーあのね…今日うちの旦那が出張に行ってて尊も私もすごーく暇なの」
「うんうん…で?」
「それで…尊が潤一君と遊びたいなーって言ってるんだけど…」
「いいよ、潤一も喜ぶし。今から来る?」
「うん!それと…夜になると尊と私だけじゃ物騒だし…斉藤さんといれば安心かなーなんて思って・る・ん・だ・け・ど…」
「…じゃあ、二人ともうちに泊まる?」
「うん!泊まる泊まる!」
「はぁ…今日も即答なのね…」
「ありがと斉藤さん!今から準備して行くから待っててね〜」
「…はいはい」
やった〜!お泊り決定っ!!
いつも遊びには行かせてもらってるけど、お泊りは何気に初めてだ。
「尊、今日は潤一君のお家に泊まるよー」
「本当?やったぁ!」
二人分の着替えなどを纏めながら、自分の気持ちがかなり弾んでいるのに気がついた。
それはもちろん、斉藤さんに会えるから。
「斉藤さ〜ん」
「潤一〜」
玄関先で名を呼ぶと、斉藤さんと潤一君が出迎えてくれた。
「尊くん、一緒に折り紙してあそぼー?」
「うん!」
もう、尊はいつになったら「おじゃまします」が言えるのか…。
パタパタと楽しそうに家の中へ入っていく二人を見ながら、斉藤さんと顔を見合わせて笑った。
「本当仲良いね」
「うん、あんなに対照的なのに」
「じゃあ私たちもとりあえず入ろっか」
「そうだね。おじゃましまーす」
その後、子供たちは夕方まで根気良く折り紙を折り続け、その間の私たちはと言うと、コタツに入り雑談に耽っていた。
暇を持て余すような時間も、斉藤さんといると本当に有意義なものになる。
夜は四人で斉藤さんが作ってくれた夕飯を食べ、思い思いの時間を過ごした。
時間が経つのは早いもので、もう就寝しても良いくらいの時間になった。
その前に入浴ということで、潤一君と尊が先にお風呂に行った。
子供たちが上がるのを待つ私たち大人二人。
「で、ご主人はいつ帰ってくるの?」
「多分、明日の夜かな」
「それなら良いけど…もし早く帰ったりしたら心配するよ。誰も家にいないんでしょ?」
「まあね…実は斉藤さんの家に泊まるってことも言ってないんだよね」
「ちょっと真野…それは連絡した方が…」
「良いの。大丈夫だって!明日の朝にはちゃんと帰るから。ね?」
「…うん」
納得いかなさそうだったけど、丸め込んだ。
せっかく斉藤さんの家に来たんだから、時間の赦す限り長くいたいのが本音だ。
そんな他愛もない会話をしていると、二人がお風呂から上がってきた。
そして私たちは子供たちを寝かしつけ、ようやく自分達が入れる番になった。
「真野、先に入ってきなよ」
「え?良いよ、いつも入るの遅いから。斉藤さんどうぞ」
「じゃあもう一緒に入る?」
「ブフッ!」
飲んでいたお茶を盛大に吹いた。ちょっ、斉藤さん大胆すぎ…。
「大丈夫?」
「ゲホッ、だって斉藤さんが変なこと言うから…」
「えっ?でも一緒に入った方がお互い時間も掛かんないし、潤一も尊も一人ずつ入ってたら出るのもっと遅かったよ?」
「それはそうだけど…」
「いいじゃん、裸なんて減るもんじゃないんだから。つべこべ言わずに準備して入るよ。こうしてる間にも私たちの睡眠時間は削られてるんだから」
「はぁーい…」
覚悟を決めて脱衣所に来たものの、やっぱり緊張する。
そりゃジムで何度もお互い目の前で着替えたりはしてるけど…それとこれとは訳が違う。
斉藤さんもう普通に中入ってるし…どうしよう。
大丈夫大丈夫、意識しなければ良いんだよね。
とりあえず前はタオルで隠して…よし。
「…失礼しまーす」
お風呂場のドアを開けて斉藤さんを見ると、もう湯船に浸かっていた。
入浴剤でお湯に色が着いていて、ちょっと安心した。
「もう頭も身体も洗ったの?」
「うん」
「早ーっ」
「真野が遅すぎる」
ツッコミに笑いながら頭を洗っていると、斉藤さんが立ち上がる気配がした。
「斉藤さん、ダメーーー!!!」
「えっ?!」
「立たないで、まだ浸かっててお願いっ!!」
「何でよ?!」
「見えちゃうでしょ全部!!」
すると斉藤さんは何故か爆笑しながら浸かり直してくれた。あー…良かった。
「動揺しすぎだよー」
「そりゃ動揺するでしょ!人の裸なんて滅多に見ないんだから…」
「面白いなー真野は」
茶化してくる斉藤さんの隣で身体を洗い終えた私は、湯船に浸かろうとした。
そこで自分の思考回路がまた正常に作動しだした。
斉藤さんが入っている湯船に浸かるということは、斉藤さんとの距離…ゼロに等しい。
最低でも身体の部分のどれかは密着する。
「真野?まーのっ?」
「へっ?」
「入んないの?」
「いや…ちょっ待っ…」
でも入らないわけにはいかない。
そのとき、斉藤さんに腕を掴まれ、そのまま引っ張られた。
気がつくと斉藤さんの鎖骨辺りが目に入った。
ていうか肌白いなぁ…。
「あれ、もっと驚くかと思ったのに」
耳元で斉藤さんの声。これって…。状況を判断するまで少しの時間を要した。
これは密着しているどころの騒ぎじゃない。
案の定、顔を上げると斉藤さんの顔。
「ちょっ…さいと…さ…」
動くに動けず、私は斉藤さんの上に跨っている状態。
どうしていいのか分からず、暫く斉藤さんの肩辺りに顔を埋める。
すると不思議なもので、次第にそれが心地良いとさえ感じるようになってきた。
あんなに恥ずかしかったのに…今の自分が信じられない。
どうしてなんだろう。ただ一つ言えるのは…相手が斉藤さんだと言うこと。
そんな斉藤さんの身体はしっかりと私を支えてくれていた。
風呂場の熱気のせいなのか、火照った身体のせいなのか、段々と意識が薄れていく。
「真野…」
斉藤さんに名前を呼ばれ、顔を戻した。
重ねられた唇に抵抗は何一つなかった。
目を覚ますと居間にいた。
多分あれからお風呂で寝てしまったんだろう。
まだ外は暗く、朝ではないみたいだ。
ふと隣を見ると、斉藤さんが私の胸辺りに片手を乗せて眠っていた。
もしかすると子供を寝かしつけるときみたいにあやしてくれてたのかもしれない。
私の身体にはちゃんと布団がかけられている。
(斉藤さん…)
私は布団もかけずに眠っているその無防備な身体に、自分の布団を半分かけた。
ふと、自分の姿がちゃんとパジャマに変えられていることに気付く。
(明日起きてから何て言おう…)
おやすみを言えなかった唇に、数時間前の確かな記憶が残っていた。
>>473さんのシチュ参考にさせていただきました。
観月さん見ましたが、いつ見てもお綺麗で…。もう感服しました。
水曜日はいよいよ放送日ですね。楽しみに待ち続けます!
私のシチュ採用ありがとうございます!
こんなに早く来るとは驚きです。 細かい真野ちゃんの心の揺らぎがたまりません!
真野ちゃん・斉藤さんの夢心地みたいに眠りに入ります。
また新作楽しみです。
まさか真野ちゃん眠りのなかで、斉藤さん「好きだよ。真野・・」 本当のスキンシップを真野にしてた?
GJ!GJ!
冷静にタオルで前を隠す真野さんわろたw
興奮しすぎ&おバカな私は状況がうまく飲み込めないんだけど向かい合って
真野さんが斉藤さんの上に跨ってるってことは疑似対面座位(四十八手)状態?(;´Д`)ハァハァ
おっちょこいな斉藤さんは真野さんにパジャマは着せてあげたけど
ぱんてぃを履かせるのを忘れていたに違いない(*゚∀゚)=3
真野ちゃん斉藤さんに恋しすぎて旦那に悟られないか?
危なっかしいなw
>>485 もう…何ていうか…ありがとおおおぉぉう!!!!!
今ナースのお仕事4の再放送がやってる…観月さん若い…というか皆若い
>>494 ほんとだ
斉藤さんと朝倉のギャップがw
患者に斉藤さんがいたのはその後を暗示してたんだろうか
今日は斉藤さんは三上さんをどう救うかな
三上さんは斉藤さんの所に行くかな
私的には斉藤さんに助けられても、かえって意固地なってまだツンデレする三上さんに期待ww
今回のタイトル
「真野には言えない斉藤さんがいなくなる」ってw
>>497 何という百合すぎるタイトルw
やっぱり斉藤さん×真野ちゃんが愛を育んでいくストーリーなのね
今夜10時が楽しみ
正確には「真野には言えない…斉藤さんがいなくなる」だった
…が意味深だね
やっぱり渡米問題かな
あり得ないと思うけど、真野には言えない三上さんとの秘め事というサイドストーリーも見てみたいw
仰天ニュース終わりの 斉藤さん この後すぐ!から見よっと!
>>500 同じく!
あの番宣が密かな楽しみでもある
毎週水曜日は幸せw
番宣のCMって
何個くらいあるんだろうね?
真野ちゃん新曲はラップ☆
カワユスなぁー
「小学校へ行っても、私と斉藤さんずっと一緒なんだよね」
今のたわいなく会話してる二人に萌えたー
もう結婚しちゃえよ斉藤真野
私の脳内では既に夫婦
斉藤×真野←皆の前で告白ガチ鉄板すぎるw
三上×山本←今日気づいたコレ良い!
斉藤さんから真野さんに告白キター
小倉さん完全無視でワロタ
>506
既に二人は事実婚ってやつでしたね
509 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/05(水) 22:53:54 ID:KIPoPUsJ
これは何なのですか…これがうわさの百合ドラマなんですねっ!!
来週すげー展開!!
今日見ていて思った。
やっぱり斉藤さんは総受です
異端です、はい
来週の展開、百合過ぎてワロタw
わざと嫌われるような事言っちゃって。
真野ちゃん可愛いね〜
私は三上さんが好きだけどな!
今日の話と予告のやり取り見てた妹が「恋人じゃあるまいしねぇ」って言ってたww
いや、恋人なんだよww
斉藤さん独り占めしたいんでしょって言われてる真野ちゃん見て
内心を突かれたように、見てるこっちまで動揺しちまったよw
山本さんらが斉藤組に入れるように、真野さんを斉藤さんの前に立たせて
「ほら言って」とか周りが言ってんの見て、まるで告白後押ししてるみたいでまた萌えた!
>>507 斉藤真野完全に公式カプだった!
その他にも斉藤さん独り占めしたいんでしょとかw
あと三上さんと山本さんの突然のフラグにもふいたw正直盲点だったよ・・・
というか次回予告で崩壊した件について(涙腺的な意味で)
何気に今回も中々の神回だったよなwあ、来週も・・・w
♪こぉころぉからぁ〜〜
百合ぃ〜だよぉ〜〜
言えぇ〜〜るよぉ〜〜〜
真野ちゃん斉藤さんに突き放されて、泣いちゃて
僕までなんか泣けちゃったw
この引越し問題は来週で解決するのかな? 最終回にしてほしかった
最終回までに三上さんとかまさひろ問題とか解決するんだろうなぁって思ってたけど
今週でほとんど解決しちゃったから、あとは引越し問題と学校統合問題か
来週と再来週でこの二つを解決させるんだろうけど…
引越し問題は…来週で解決かな?
自分的にも最終回でその話が良かったけど
斉藤さんが日本に残るとか決まった暁には真野さんとのハグくらい見せてほしいな
いや真野さんぜったい抱きつくだろw
来週の予告で恋愛ドラマの展開かよと突っ込んでしまった
やっぱり愛には障害がつきものなんだなーと思ったよ
不器用な斉藤さん、早く真野ちゃんに本当の気持ち伝えたげてね
先週と違ってスレ少ないし、wwみたいなのも少ない。
やっぱり予告がちょっとショックだったかな?
ED曲みたいに 心からありがとう 永遠の二人で みたいになって欲しいが
最後三上さんが斉藤さんに後ろから抱き付くかと思ったw
>>523 ワロタw
もう勢いで抱き着いちゃえば良かったのにね
個人的に斉藤×真野は公開仲直りじゃなくて、二人きりのときに行って欲しい
そのほうが更に萌えるw
>>523 ありがとうで風がビューそして振り向くといなくなってるって凄い演出だね
雪女かとオモタ
斉藤×真野はガチだから置いといて、私は今回斉藤×三上の切ない関係に萌
「はいはい、どうせ斉藤さんはいつも私の反対ばかりするんでしょ!」
「私はあなたが大嫌いよ!」とかツンデレ過ぎるw
斉藤さん囲んで斉藤組ワショーイダンスしてる風景を遠くから見つめる三上さんの直後に
斉藤さんにズームが寄っていくカメラワークとかって三上さんの斉藤さんを想う気持ちを表現してるように見えた
最後も斉藤さん呼び出しておいて
「前から言おうと思ってたんだけど」で、もう告白しかないだろって一人で突っ込んでしまったw
真野さんに斉藤さんのこと仲介してよって頼んでる主婦達は
憧れの先輩にキャーキャー言ってる女子高ノリだね
ていうか斉藤さんどんだけモテるんだよw
でもなんだかんだ言っても予告見たら斉藤×真野で頭がいっぱいになった
もう完全に百合ドラマ
今、録画見てるんだけど
斉藤さんが歩いてきた時に
「あっ来たわよ!真野さん、お茶に誘ってえ〜」って言ってるママ達が
昔の学園物少女漫画にありそうな「きゃー!!〇〇様(憧れの先輩)よ!!」って感じでワロタ
>>525 しかも斉藤さん、「あれ、そういう展開?」ってw
どんな展開期待してたんだww
公式見てきたんだけど、
なんかもう斉藤さん南ア行く前提みたいになってないか?
orz
でも次回また三上さんのターンがくる
三上×斉藤好きな自分は楽しみで仕方ない・・・w
今週は、とくに視聴率が高かったね。
5%近くも上がった。月9に0.6%差にまで迫る勢い。
通算でも、今クール、2位。
やっぱり、“百合色”が強い回は、上がるんだろうか?
この勢いだと“小学校編”とか、続編がありそうだ。
水【22】斉藤さん. 15.3__17.4__15.5__15.4__15.8__13.0__14.0__12.5__17.2__
-平均-最新-前回比--局・枠--- タイトル-----
=【20%】======================================
18.15|17.8|+1.3P|CX*月21|薔薇のない花屋
15.12|17.2|+4.7P|NTV水22|斉藤さん
=【15%】======================================
13.41|13.2|+3.6P|EX*木21|交渉人〜THE NEGOTIATOR〜(終)
12.00|12.8|+0.5P|EX*木20|新・京都迷宮案内
11.59|11.2|+1.6P|NTV火22|貧乏男子 ボンビーメン
11.13|12.8|+1.7P|TBS木22|だいすき!!
11.11|*9.2|-0.7P|TBS日21|佐々木夫妻の仁義なき戦い
10.72|10.5|-0.2P|CX*土23|ロス:タイム:ライフ
10.51|*8.8|-1.9P|NTV土21|1ポンドの福音
=【10%】======================================
*9.83|*8.8|-0.1P|CX*木22|鹿男あをによし
*9.46|*9.8|+1.7P|TBS金22|エジソンの母
*9.27|*7.4|-0.6P|CX*火21|ハチミツとクローバー
*9.06|10.0|+1.8P|EX*金23|未来講師めぐる
*7.24|*5.8|.±0P|CX*火22|あしたの、喜多善男〜世界一不運な男の、奇跡の11日間〜
*6.86|*6.4|-1.0P|EX*金21|赤川次郎ミステリー 4姉妹探偵団
ちなみに、私見では、
真野さんが斉藤さんに次第に魅かれていき…
斉藤さんと親しい関係になるためにがんばる
第二回と第三回が
“百合度”が高いベスト1と2ですね。
でも、来週、そんなかわいい真野さんに
心ならずも冷たいことを言ってしまうんだよね、斉藤さん。
百合度高いと上がる視聴率
視聴者みんな百合好きかよ
素晴らしい時代になったもんだ
これ、ワラタw↓
346 :名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2008/03/06(木) 11:54:44 ID:iQSZi63t0
真野さん(ミムラ)の新曲のおかげで斉藤さん爆上げ。
すごいぞミムラ。頑張れミムラ。
366 :名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2008/03/06(木) 12:13:40 ID:EyW9cpTe0
ミムラ デビューシングル 3/30発売
『真野若葉の友情の歌』 ―――水曜ドラマ斎藤さん挿入歌
1:ノーマルバージョン
2:ロングバージョン
3:ラップバージョン
シークレットトラックあり
最終回に朝から斉藤さん真野ちゃん出演番宣あるかな?
来週ホワイトデーだけど斉藤さんがお返ししますね。引越し問題はなしということで、SSきぼん!
>>532 フイタw
真野ちゃんの自作曲にはいつもツボる
特に一番最初のは腹抱えて笑った
このドラマ、コメディーかシリアスなんか分からんときがよくある
>>534 個人的に今週話のラストの歌もツボだったんだがw
「複数形なんだYO!」とか相当吹いたww
そういや夫に背中向けて寝るのデフォになってきてるね真野ちゃん
>>535 真野夫婦リアルにセックスレスかww
もしあの隣が斉藤さんだったら、寝たの確認して顔向けそうだな真野ちゃん
もう斉藤さんと真野ちゃんで(ry
斉藤さん旦那に話してる口調優しいのに萌えたw
旦那の前では斉藤さんMなのかw
再放送してるナースのお仕事で毎回と言っていいほど
観月ありさと松下由樹が抱き合ったり、手にぎにぎしたりしてる
斉藤さんでももうちょっとスキンシップシーンあってもよいと思う
>>538 禿同
でも頻繁にそんなシーンあったら萌え死ぬ
今でさえ萌えさせてもらってると言うのに
540 :
98:2008/03/07(金) 17:57:30 ID:Sd3jshwi
「なんか最近…」
「ん?」
朝の幼稚園までの見送りを済ませた二人は
住宅街を抜けてジムまでの道を歩いていた。
「どしたの」
隣を歩く真野の表情が暗い事に、斉藤はそこで初めて気付く。
「ふとった、かも…」
真野がそう口にすると、更に淀んだ空気が周りに漂う。
「…別に、それぐらい大丈夫じゃない?」
「それぐらいって!やっぱり斉藤さんも太ったと思う!?」
真野は大きな声を上げながら驚いたように斉藤の方を向く。
「いや、そういう意味じゃ…」
「正直に言って!」
懇願するような顔をした真野を見て、斉藤は気まずく思ったが
一息置くと、視線をずらしながら真野の望み通りの正直な言葉を口にした。
「まぁ…ほんのちょっと?」
その言葉を耳にした途端、真野は愕然とした顔をしてしゃがみ込む。
「だから気にするほどじゃないって」
「気にする…もう斉藤さんの顔見れない」
「なんじゃそりゃ」
斉藤はあきれながら真野の腕を引っ張り、立ち上がらせた。
「今こんな道の真ん中で落ち込むより1秒でも早くジムに着く方が解決するわよ」
「ジムに通ってるのに太るなんて…」
「もーーーいいから来な」
真野のぼやく声に頭を抱えながら、斉藤はその手を引いて先を急いだ。
541 :
98:2008/03/07(金) 17:59:10 ID:Sd3jshwi
「真野はどこが気になるのよ」
ジムに着き、着替えた二人はのトレーニングマシンの前で話をしていた。
「お腹が…たるんだような…気がする…」
「…たるんだってほどでもないでしょ」
「ひゃっ!!」
斉藤の手が真野の腹部に伸びると、その瞬間真野は声をあげた。
「なっ!なにするの!」
「なにって、ちょっと触っただけじゃない」
顔を真っ赤にさせ、あとずさる真野を見て、斉藤は首を傾げる。
「気にしてるところを触っちゃだめ!」
乙女心がわからない斉藤は、真野の前で頭を掻くしかなかった。
「あ、泉ちゃん!」
斉藤は、コーチである泉の姿を目に留めると、声をかける。
「ね、真野みたいなひ弱な人でも出来る究極の腹筋法ってない?」
「ひ弱って…」
「それは難しい注文ねぇ」
斉藤の言葉に、真野は不満げな顔をし、泉は悩ましげな反応を見せた。
「ひ弱じゃないよ、なんでもやるよ」
「なんでも?」
「懸垂でもいいよ」
「懸垂どうやるかわかってるの?」
こうやって、と拳を胸の前で前後させる動作をみせた真野に斉藤は頭を抱えた。
「ちょっと違う」
「えー」
「あ、じゃあ懸垂とはちょっと違うけど」
泉に連れられて二人は場所を移動した。
542 :
98:2008/03/07(金) 18:00:16 ID:Sd3jshwi
「これにぶら下がって、太ももを持ち上げれば
二の腕と腹筋と太ももみんな引き締まって一石三鳥よ!」
「そんなの真野に出来るわけないでしょ」
「やってみる!」
引き止める斉藤と対称に、真野はやる気を見せていた。
心配する斉藤に笑いかけて、ぶら下がり器具の棒に手を伸ばすのだった。
「じゃあ、行くね、斉藤さん見ててあげて」
「しょうがないなぁ」
スタジオに向かう泉に手を振りながら
斉藤は今日一日自分のノルマは果たせないだろうと覚悟した。
「ふんぬーーーーーーー」
「腕と足じゃなくて、お腹に力入れるんだよ」
「ぬぬぬぬぬぬ」
真野は歯を食いしばって斉藤の言う通りにしてみたが、その足が上がる事はない。
「無理だってのに」
バタバタと宙を蹴るだけの真野の足を見て、斉藤はため息をつく。
「ここで!頑張らなきゃ!もっと太っちゃう!」
「最近お菓子食べ過ぎてるだけじゃないの?」
「斉藤さんの為に作ってるのに!斉藤さんは変わらない、し!」
「ふむ」
「ぬぁーーーーーっ!」
棒に掴まっていた手が解け、真野は床にへたり込んでしまった。
「幸せ太りかなぁ…」
「いいじゃないの、幸せなら」
「太ったら幸せじゃなくなる!」
そう、耐え切れないように言うと、再び立ち上がり真野はぶら下がるのだった。
「この子は全く…」
斉藤は目の前にあるマシンだけでトレーニングに勤しみ
無茶をする真野をあきれながらも見守っていた。
543 :
98:2008/03/07(金) 18:01:37 ID:Sd3jshwi
「もう、やめな」
あれから何度挑戦したのか、それでも足が持ち上がるまでやると
真野は聞かなかったが、その根性と体力も限界にきていた。
「だめだ〜」
情けない声を上げながら真野の身体は再び床に崩れ落ちる。
今度こそ自分の力では立ち上がれない様子だった。
「だから無理するなって言ってんのに」
斉藤は真野の腰に腕を伸ばすと立ち上がらせ、ベンチまで連れて行った。
ベンチに座った真野は、斉藤の身体に寄りかかりながらひたすら酸素を貪る。
「なんでそんな無茶するのよ」
「だって、毎日会ってる斉藤さんでも気付くぐらい太ったなんて…今すぐ痩せなきゃ」
体力は限界に来ていても、真野の口調は強かった。
斉藤はそんな真野を笑いながら、その手を少しきつく握る。
「私が真野の事、他の人より、よく見てるだけだよ」
「え?」
耳にした言葉に真野は、斉藤の肩に埋めていた顔を上げ、その顔を覗き込んだ。
「それって…」
「……」
斉藤は何も言わずに見つめ返す。
斉藤の瞳に映る自分の姿を見て、真野は息を飲んだ。
544 :
98:2008/03/07(金) 18:02:50 ID:Sd3jshwi
「どうしたの二人とも」
ベンチで寄り添って座る二人の前に、小倉が立っていた。
「おっおおおおぐらさん!」
真野は大袈裟なほど顔を上気させ、声を上げながら斉藤と距離を置いた。
「小倉さんこんにちは、今来たとこ?」
「うん、今上がって来て
奥で二人が恋人同士みたいに見つめ合ってたからどうしたのかなーって」
「こっこいびと!!!??」
小倉の言葉にきょとんとしていた斉藤だが
その隣りにいる真野は、とても平然となどしていられなかった。
「な、なななに、い、言っちゃってるのー、あーもー、小倉さんてば」
顔を引きつらせながら喋る真野の動揺は、誰の目から見ても明らかだった。
「真野、今日はもう疲れたでしょ、シャワー行って着替えてきたら?」
混乱を収拾出来ないでいる真野に、斉藤は助け舟を出す。
「あっ、うん、シャワーね、シャワーだね、そうだね、行ってきまーす」
先ほどまでへたり込んでいた真野は、その場を逃げ出すように全速力で駆けて行った。
「どうしたんだろ、真野さん」
心から不思議そうに首を傾げている小倉を見て、斉藤は可笑しそうに笑った。
「大丈夫、気にしないであげて」
それじゃあね、と小倉に言って斉藤は真野の後を追うようにシャワールームへと向かった。
545 :
98:2008/03/07(金) 18:05:13 ID:Sd3jshwi
「真野」
ロッカーでタオル一枚に着替えた斉藤は、真野のいるシャワールームまで辿り着く。
ちょうど午前中の空いている時間帯で、そこには二人の姿しかなかった。
「身体、平気?」
「うん」
真野もタオル一枚という格好で、シャワーブースに入ろうとしているところだった。
「のぼせないでよ?」
「うん大丈夫、ありがとう」
心配する斉藤に笑いかけながら、真野が個室の扉を閉めようとすると
入り口の向こうから足音が響いた。
「真野さーん?」
呼び声と入り口の引き戸が開く音に、二人は敏感に反応した。
斉藤は条件反射で、真野の入っていたシャワーブースに駆け込み個室の扉を閉める。
(なにしてるのっ)
(いや、つい)
お互いにしか聞こえない程度の小声で話すが、足音が近づくにつれ、息を潜める。
「小倉さん?」
落ち着いた声で、斉藤が壁の向こうの人影に応対する。
「あ、斉藤さん、真野さんは?」
「奥のトイレ行ったけど」
これで小倉が奥のトイレまで向かったら終わりだと、真野は思った。
「そっか、さっき真野さんベンチにタオル忘れてたみたいだから持ってきたんだけど」
「じゃ、そこにかけといて、後で渡すから」
「うん、お願い」
小倉はそう言って斉藤と真野がいるブースの扉にタオルをかけた。
小倉が壁に近づいた瞬間、二人は息を飲む。
「それじゃあね」
その言葉を最後に、小倉の足音は遠くなっていった。
引き戸の閉められる音がすると、二人は同時にため息をつく。
そして段々とこみ上げてきた可笑しさに耐え切れなくなって、一緒に笑い合うのだった。
546 :
98:2008/03/07(金) 18:09:34 ID:Sd3jshwi
程なくして笑いが収まると、真野は斉藤の視線を感じる。
そこで初めてお互いにタオル一枚だったという事に気付くのだった。
「なに見てるのっ」
「いや、やっぱり気にするほどじゃないと思って」
「そんなふうに見られたら余計気にする!」
真野は顔を真っ赤にさせ、身を竦めながら腕を抱いた。
「なんでそんな気にするのよ」
斉藤が、その腕を掴みながら聞くと
素肌に触れられた感触に真野は余計顔を上気させてしまう。
「だって……斉藤さんに嫌われたくない…」
「そんな事で、嫌うわけないでしょ」
真野の言葉を可笑しく思い、斉藤は下を向いて笑いを堪えながら言った。
「私がぶよぶよになっても?」
斉藤の顔を覗きこみながら、真野は聞き返す。
「その時は真野の健康の為に毎朝のジョギングに誘ってあげる」
真面目に言った斉藤の言葉に、真野はその日初めての心からの笑顔を浮かべた。
斉藤の決して甘くはないその言葉から、本当の愛情を感じられたのだ。
微笑む真野の頬に斉藤は手を添える。
斉藤がしようとしている事に気づき、真野は身体を硬直させた。
「ひ、人が…来ちゃうよ」
「だから来る前にするんじゃない」
そう言って、少し強引に塞いだ唇を真野は受け入れた。
―こんなトコで、タオル一枚になって口付けてるなんて
真野は脳裏でそう思考したが、それすら胸を熱くするものへと変わった。
唇を離すと、真野の身体に回していた腕を解いて
斉藤は誰も来ないうちに隣りのシャワーブースへと移った。
一人きりになり、巻いていたタオルを取りさると真野はシャワーを頭から浴びる。
隣りにいる斉藤も同じ動作をしているはずだった。
―斉藤さん
シャワーから上がり、鏡に向かって化粧を直しても
真野の胸の高鳴りは収まりそうもなかった。
547 :
98:2008/03/07(金) 18:11:56 ID:Sd3jshwi
ジムを後にした二人は、商店街を通って行く。
疲れた真野の身体には、昼前の人通りの多い道が少し辛かった。
「今日の昼、家でいい?」
「いいの?」
「いいかって私が聞いてるの」
強引に聞く斉藤に、真野は少し照れたように頷く。
寄ってこ、と斉藤が言うといつもの小さなスーパーへ二人で入っていった。
「おー斉藤さん、真野っちも」
店に入ってきた二人の姿を見るなり、手伝いをしていた桜井が声をかける。
「桜井!どしたのこんな時間に、学校は?」
「サボリじゃないよ〜〜!もう卒業したからね」
「あ、そっか、高3だったか、高校の卒業式早いなぁ」
「遅くなったけど、卒業おめでと〜」
「へへ、ありがとー」
穏やかに言った真野に、桜井は照れたように笑う。
そして真野は大事な事を思い出したような顔をして話題を移した。
「そだ、ヘルシーな食材探してるんだけど…」
まだ言ってるのかと言う斉藤をよそに、桜井は興味深げに笑う。
「なに真野っちダイエット?色気づいちゃって…さては男でも出来た?」
「人妻になんて事言ってんの」
あきれる斉藤は真野の代わりに否定する。
「あ、じゃあ斉藤さんのためか」
「な、ななななななに言ってるの!?」
男でも、という桜井の冗談には笑っていた真野だったが
そこで斉藤の名前が出てくると、途端にあからさまな動揺を見せる。
「だって真野っちの相手といえばー斉藤さんじゃない、いつも夫婦みたいに一緒にいるし」
「ふ、ふ、ふうふ!?」
「もーーーー大人をからかわないの、ほらレジ待ちしてるよ」
「はーい、それじゃあね!それからダイエットにはやっぱ魚かな!」
桜井が駆けていくと、真野は斉藤のコートの裾を掴み小声で呟いた。
「今度は夫婦だって…」
「取り乱しすぎ、こんなの山本さんに見られたら明日には街中の人にからかわれるよ」
諭されるように言われて、真野はため息に似た深呼吸をした。
548 :
98:2008/03/07(金) 18:14:38 ID:Sd3jshwi
斉藤宅に辿りついた二人は
アドバイス通りに買ってきた魚と、いくつかの食材を使って昼食の支度を始める。
何を作るか散々討議した二人だが、斉藤は観念したように
一番カロリーが低いらしい魚と野菜のスープの仕込みにかかった。
「斉藤さん家で作るのに、ワガママ言ってごめんね」
「ワガママだとは思うけど、人の家がどうとかいう気は使わなくていいよ」
不本意なメニューだったが、斉藤はこれ以上ないぐらい絶品に完成させた。
斉藤と真野があっというまに完食する頃、時計の針は1時を指していて
それは二人の、無為な時間の始まりだった。
「隣り、行ってもいい?」
食器を片し終え、再びコタツに入ろうとした真野は、斉藤に尋ねる。
「どうぞ」
斉藤は頷きながら、少し腰をずらして二人で座れるようにする。
真野は斉藤の隣りに滑り込むと、その腕に手を回した。
「くっつきすぎ」
「だってこうしてるのが一番落ち着くの」
斉藤は、真野の甘えた声に何も答えず、その身体を引き離す事もなかった。
「ダイエット、ほんとに始めるの?」
「…筋トレ、全然出来なかったから、せめて食生活だけでもって」
「お菓子作りも辞めるんだ」
「お菓子は作るけど…食べないようにする
あ、いや…斉藤さんに食べてもらう前に味見はしなくちゃかな」
「味見しなくてもうまいとは思うけど」
斉藤の言葉が褒め言葉だとわかる真野は嬉しかったが、その心境は複雑だった。
「…甘いものは全部敵って事にする」
「敵ねぇ…」
真野の決意の言葉に、斉藤は無意味に相槌を打った。
549 :
98:2008/03/07(金) 18:17:04 ID:Sd3jshwi
「それじゃあ、これは真野の敵かな」
斉藤は座ったまま、真野の死角になるよう置いておいた箱に手を延ばす。
「ガラにもなく、ケーキ、焼いたんだけど」
「……え?」
目の前に差し出された箱を、真野は不思議そうに見つめる。
「わたしに、くれるの?」
これはどういう事かと、理解出来ない様子でいる真野に
斉藤は、まさかと思い尋ねてみる。
「ねぇ真野、今日何月何日?」
「3月14日…金曜日」
「…それって何の日?」
「………あっ!!」
その日の意味を思い出すと、真野は声を上げ目を丸くした。
斉藤はそんな真野を見て吹き出すように笑う。
「真野ってさ、誰かに何かしてあげようってそればっかで
人から何かもらおうとか、あまり考えないよね」
「そ、そっかな…」
真野は、恥ずかしさに頬を赤らめる。
「そういうトコ、いいと思うよ」
笑いながら言う斉藤の言葉に、真野は胸が温かくなるのを感じた。
誰かにそんな事を言われたのは初めてで
言葉では言い表せないような気持ちがその心に走った。
550 :
98:2008/03/07(金) 18:21:15 ID:Sd3jshwi
「そんなの、斉藤さんに、だからだよ」
真野の言葉に今度は斉藤が照れるように笑う。
それを誤魔化すように、斉藤は尋問を続けた。
「で、これはどうすんの?ダイエット中の真野さん」
「食べる!食べなきゃ!絶対!」
強い口調で真野は言うが、斉藤は腕を天高く伸ばしケーキを持ち上げてしまう。
「言っとくけど真野が焼くケーキよか全然美味しくないよ、つーか不味いよ」
「私には誰が作るものより美味しいものだよ!」
「まだ食べてもないのに…」
「わかるの!」
真野は言いながら、必死になってケーキへ腕を伸ばす。
二人の腕の長さを比較しても真野に勝ち目はなかったが
斉藤が仕方ないとでも言うように、コタツのテーブルに箱を置いた。
「開けて、いい?」
目を輝かせて尋ねる真野を止めれば、涙目で懇願する彼女の顔が想像出来たが
斉藤はその笑顔が更に輝く方を選んだ。
「包丁と皿、持ってくる」
恥ずかしさから、気を利かせるように台所へ向かう斉藤。
箱を開けながら黄色い声を上げる真野を背中に感じて
斉藤の恥ずかしさは更に募るのだった。
「うん!ビターだ!美味しい!」
少し濃い色をしたチョコレートケーキを頬張りながら、真野は笑顔で言う。
「そうだよ一応ビターだよ焦げてるわけじゃないよ」
「美味しいよ?」
「…信じ難い」
斉藤の言葉とは対称的に、真野は本当に美味しそうに二口目を口にした。
551 :
98:2008/03/07(金) 18:25:07 ID:Sd3jshwi
「で、ダイエットはどうするの?」
「今日は、やめる」
「それじゃだめだね」
斉藤は、真野が次の一口を取るより先に、ケーキの皿をフォークから遠ざける。
「斉藤さんのいじわる…」
「真野の為に言ってんの」
「そんなにダイエットしてほしくないの?」
「だって真野、やり方が極端じゃない」
その通りの事を言われ、真野は次の言葉を見つけられなかった。
「よしわかった」
「…いいの?」
「とんでもない」
真野の期待の眼差しに、斉藤は不敵な笑みを浮かべて答えた。
「へ?」
真野の自由を奪う為の両手がその下半身に伸びる。
「わっわっわーだめっだめっやだっあはははっ」
「はい、降参してー」
真野のわき腹をくすぐりながら、斉藤は勝ち誇ったような顔をして言う。
「やっあはっだめだってっこんなのっ…ひゃっずるいっ」
「正しい方の言う事、聞いてもらわないと」
そういう言い方もずるい、と真野は思ったが
くすぐられるもどかしさで、とても言葉には出来なかった。
斉藤の攻撃に真野はバランスを崩し、その身体は床に転がったが
そんな真野に覆いかぶさってまで斉藤の手の動きは続いた。
「あっあはっわっわかったっ!ダイエットなんてしませんっ!約束しますっ!」
「……よし」
さすがに観念した真野の言葉に、斉藤はすぐさま手を止めた。
そして、覆いかぶさっていた身体をそのままにして、真野の髪に顔を埋めるのだった。
552 :
98:2008/03/07(金) 18:37:05 ID:rFuIeaab
しばらくはくすぐられていた余韻に、呼吸を貪っていた真野だったが
自分を押し倒すような形で斉藤の身体が密着している事に気づくと
息が止まるような緊張が走った。
「斉藤、さん…」
呼ばれた声に、斉藤は上半身だけ起こすと、真野の瞳と視線を交わす。
「一人で無茶はしない事…これも約束ね」
「…うん」
頷きながら、今日一日で何度心臓が高鳴っただろうと、真野は思う。
でも、思い返せば斉藤と出逢った時からずっと
胸の高鳴る毎日は続いていたようにも思えるのだった。
それは嬉しくもあり、苦しくもあるもので、幸せと呼べるものには違いなかった。
そんな想いに胸を浸すと、真野は瞳を閉じ、斉藤の口付けを待つ。
斉藤は真野に応えるように、ゆっくりとその唇を塞いだ。
長く、甘い口付けのその後に、斉藤はバツが悪そうな顔をして口を開く。
「……ごめん、苦かったね、やっぱ失敗だ」
申し訳なさそうに言う斉藤を見て、真野は笑った。
「ううん、作ってくれた事が嬉しいからいいの」
「…やっぱり失敗だって思ってんじゃない」
問い詰めるように言った斉藤の言葉に、真野は笑顔のまま小声で答える。
「……少しだけね」
正直に言った真野に、斉藤も微笑むのだった
553 :
98:2008/03/07(金) 18:39:34 ID:rFuIeaab
失敗に思った事も、それを貰って喜んでくれているという気持ちも
真野の心からのものだとわかったからだ。
「今度、一緒に作ろ」
「うん」
母親ならケーキの一つくらい作れるようにならないと、という気持ちと
来年のこの日こそ、失敗じゃないプレゼントを返せるように、という決意を
胸に秘めながら、斉藤は真野の頬に手を伸ばして頷いた。
554 :
98:2008/03/07(金) 18:45:19 ID:rFuIeaab
なんでこんな長編になってしまったのかわからないですけど
とりあえず自分的に後編突入です。
ほんとながったるすぎて申し訳ないんですが…
エロエンドまでお待ちしてくださる方が一人でもいたら幸いです。
うおわー
くすぐりきたーwww
俺としては
この展開はかなり嬉しいw
98様
さすが!!!
エンドまで待ちますよー
98さんGJです!!
自分もwktkしながら待ち続ける!w
つーか真野ちゃんがいろいろとキョドりすぎてて可愛いww
GJ!
シャワールームのくだりに激しく萌え
息を潜めなければならない設定とか巧いなぁ
ドキドキ感が伝わってwktkしながら読めました
GJ! もうキスシーンだけでお腹いっぱいいっぱいだw
激しいエロチシズム長くしてお待ちしています
559 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/08(土) 13:27:17 ID:XSFwKb/a
本すれで最終回斉藤さんの旦那がでて、ゴリさんか藤木直人という情報がてているけど
ゴリならすぐに離婚しなさいww
藤木はナースかい! ナースでは最後母親の介護しながら小さな漁村の診療所で営む話だけど
母親の死後、旦那は腕いいから世界中のまずしい人を助けてることかw
真野ちゃんの曲今度は演歌バージョンでw
というか1話で歌ってたような・・ 教えてくれ!
公式見たけど、今週は
真野さん自分を避けてる斉藤さんが三上さんといるのに嫉妬展開みたいだね
斉藤さんが「鬱陶しい」って言うのは真野さんが「どうして私の事避けるの?」って問い詰めてからって感じなのかな?
やな予測だけど、「ひどい斉藤さん!」で終わって最終回に続きそうだ…
最終回ラブラブハッピーエンドならこれでいいけど、微妙に仲直りして別離エンドだったら目も当てられない
>>561 見てきた
斉藤さんも三上さんにだけ引っ越し話を打ち明けるんだね
斉藤×三上フラグ立つのかな
斉藤さんと三上さんが一緒にいたと聞いた真野さんは気が気でないって
もう普通に三角関係の恋愛話じゃんw
でも空気読んじゃう三上さんの事だから
斉藤さんに突き放されて落ち込む真野さんに、真実を伝えて励ましたりしそう…
これで「飛行機の時間まで○○分あるわ」とか言うタイミングで教えて
真野さん空港まで走ってく展開だったらマジ恋愛ドラマじゃんw
ともかく別離エンドだけは避けてほしい…
斉藤さんがいなくなることは
もう確実?
>>564 公式の予告見たらどうも行くこと前提で話進んでるっぽいorz
本スレでは斉藤の旦那の情報?出てるから、旦那が斉藤さんと真野ちゃんの固い絆を見て
一人アフリカへ行くようなどんでん返し期待する
「うわぁ…凄い」
窓を開けると叩きつけるような雨。
こんな天気じゃジムに出掛けるのさえ億劫になる。
「面倒くさいなぁ…」
今日は休もうかな…と楽な思考が頭をよぎった瞬間、そんな私を現実に引き戻すかのように玄関のチャイムが鳴った。
「はーい」
ドアを開けると、傘を差した斉藤さんが立っていた。
「おはよう」
起き抜けの頭が一瞬にして覚めた気がした。
「斉藤さん、どうしたの?」
「いや、迎えにきたんだけど、準備…できてないみたいだね」
斉藤さんは私の頭から爪先までを眺めて言った。
そう言えば…まだパジャマのままだった。
「うわっ、ごめん!ちょっと待ってて。すぐ着替えるから」
「良いよ、そんな慌てなくて。ちゃんと待ってるから」
そう言ってドアを閉める斉藤さん。
あれ…入らないの?
こうやって心のどこかで次の行動を期待している自分に苦笑する。
「斉藤さん、入らないの?」
「あぁうん。どうせすぐでしょ?」
「でも外雨降ってるし、寒いし…ね?入って入って」
本当は斉藤さんと少しでも一緒にいたいからなんだけど…。
本当の気持ちに気付かれたくない私は、いつも素直じゃない。
「じゃあ…悪いけど少しだけお邪魔しよっかな」
期待通りの斉藤さんの返事に、綻びそうになった頬をしっかりと引き締めた。
上がってもらったのは良いけど、何しててもらえば良いんだろう。
とりあえず温かいコーヒーは出したけど…。
いつもその場の感情で動いてしまう私は、次の展開を考えていない。
はぁ…いい加減この性格直さなきゃなぁ…
「…真野?」
「へっ?」
「あの…気遣わなくて良いから。しかもここ、真野の家だし…」
「あー…ごめん」
うわー…また挙動不審な動きしてたんだ。
何やってんだ私…。
そうだ、それより早く着替えなきゃ。
「あ、ちょっと着替えてくるから待ってて」
「はいはい」
斉藤さんを強引にコタツに押し込んで、私は寝室に向かった。
「早っ!!」
斉藤さんが驚くほど、私の着替えは早かったらしい。
「だって斉藤さん待たせちゃ悪いし…」
「でもさ…一分も経ってないよ」
斉藤さんは時計と私をちらっと見比べる。
そして何を思ったのか、斉藤さんの表情が少し明るくなった。
「まだ時間あるね」
斉藤さんはそう言うと、サッと立ち上がった。
「よし、行こっか!」
「えっ?」
「ジム、行かないの?」
「もちろん行くけど、まだ時間あるんじゃ…?」
斉藤さんの意味するところが分からない私は、ただただ困惑するばかり。
「良いから、良いから」
そんな私とは対照的に、斉藤さんは私を玄関まで急がす。
その勢いに負け、靴を履き、傘を用意しようとしたその時、斉藤さんに制された。
「真野は傘、ナシね」
「え?」
「時間あるし、ゆっくり散歩しながら行かない?まぁ、真野が良ければ…だけど」
自前の傘を片手に少し照れたような表情を浮かべる斉藤さんを見て、断る理由なんて無かった。
「うんっ!」
傘を差す斉藤さんの隣に並んで、ジムまでの道のりを歩いた。
雨ということもあってか人通りは皆無で、本当に私たち二人だけのような錯覚に陥った。
「大人二人で相合い傘も良いもんだね」
「あ、相合い傘っ?!」
「あはは、真野−顔赤いよー?」
「もーからかわないでよ、斉藤さんっ!」
斉藤さんってば、私の気持ちも知らないで…。
いつか斉藤さんを動揺させられるような女になってやるんだから!
「真野若葉ファイト!(小声)」
「ん?何か言った?」
「えっ?ううん。何にも、何にも」
雨の日も…案外良いものかもしれない。
流れぶった切ってすみませんorz
今日の天気があまり宜しくなかったので、一作品書いてみました。
ドラマの斉藤×真野は一体どうなってしまうのでしょうね…。
もう和解して思いっきり抱き合って欲しいものです!!ww
127さん毎回GJです!
密着度高い相合傘とか超見たいww
GJ! 雨の日も乙なものですなw
この後がどうなるのw
572 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/10(月) 13:31:08 ID:VnciwgiQ
小倉→真野、斉藤←三上のSSがないので片思いでいいからあったらなー
斉藤×真野のちょっとした箸休めみたいな感じなプラトニックなものを・・
三上さんのツンデレだけど斉藤さんへの純愛みたいなのは読んでみたいかも
>>572 真野ちゃん大好きな自分としては小倉→真野はぜひとも見たいなw
先週の最初の旦那電話してる斉藤さんちょっと口調優しいね
旦那の前では当たり前だけど、真野ちゃんにも違う斉藤さん見せて欲しいなw
サブタイついにきた
10話 悪いことは悪い! 斉藤さんから最後のメッセージ
最後っておい ・゚・(つД`)・゚・
斉藤さんが「私真野のこと……」って言うたびに
好きっていうんじゃないかって毎回ハラハラしてしまうww
自分は素で「好きだ」って言うと思って先週予告見た時驚き萌え死ぬかと思った
あれ絶対狙ってるよ
>>576 ウワァァ-----。゚(゚´Д`゚)゚。-----ン!!!!
斉藤さん行っちゃヤダヨ
でもラス前だよね?
てことは、今週そのまま行ってしまうってことはなさそうな気がする
空港でどんでん返しが待っていそう
「あっ!パスポート忘れたー!」
「あーさーくーらー」
デーンデンデデーンデンデデッデデー
今週でアフリカ行って、真野ちゃんが斉藤さんに変身して
一年後斉藤さん帰ってくる
そんな展開を予想
>>579 ちょw吹いたww
あぁもう二人で駆け落ちしたらいいんだよ(´Д`)
最終回延長は薔薇相棒と斉藤さんだけなんだよね
最終回は朝から斉藤さん・真野ちゃん番宣するかな?
ふたりのイチャコリャ見たいw
テレビジョンに最終回が載っていて、
斉藤さんは飛行機の時間上ため卒園式を途中で、真野に何も言わず退席して空港へ
斉藤さんがいないのに気付いた真野は空港へ・・・
ここで話の内容はおわりです
多分1年後斉藤さんが帰って来るような
空港で真野ちゃん斉藤さん別れのキスまじで期待w
>>583 マジで空港シーンあるのか
>>579という超展開に期待w
エンディングで1年後テロップ来るかもね
もしくは斉藤さんパート2に繋げるか、SP版放送するとかあるのかなぁ
ライオンに説教する斉藤さんも見てみたい
何はともあれ斉藤さんと真野さんに幸あれ
>583
テレビジョン見たけど真野が空港行くなんてどこに書いてあった?いや行くだろうと容易に想像できるけどw
テレビぴあがやばい
ラストは斉藤と真野の(まるで恋愛のような)友情に泣かされるとかなんとか
コンビニで吹くとこだったよw
5話?の二人のツーショットがでかでか載ってるしこれは買いですよ
色々テレビ欄見てきたけどどこも二人の関係とか二人の気持ちがとかそればっかで
普通に恋愛ドラマとして扱ってるようでした
今 今田ハウジングに小倉さん出てる
でも久本が・・・orz
587 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/12(水) 21:23:59 ID:OT1qsOS1
>>579 >>デーンデンデデーンデンデデッデデーン
むせたwwwwwwww
さあ 斉藤さん この後すぐ! から見よう!
589 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/12(水) 21:54:49 ID:gfVMRv/D
さぁ始まるよー
もう我慢できません!!
コレ完全に恋愛ドラマだよ
591 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/12(水) 22:38:20 ID:kI5k6SaF
スケジュールに
斎藤さんと旅行(ハートハート)
だったー(・∀・`)
観月はマジヤバじゃん
30過ぎ未婚で浮いた噂一つも無し
残念なのは加齢劣化が激しいとこか
うっとおしいって言う斉藤さんと言われて無く真野さんに
マジで泣いたわ
マジで二人に幸あれ
どうみてもこれ友情以上の関係だろ
恋愛物のドラマにしか見えなかったorz
真野さんが「ごめんなさい」と言う度に胸が締め付けられるようだった・゜・(ノД';)・゜・
謝り続けて斉藤さんの元を去る真野に泣きそうになった
縁側でしゃがみこむあんな思い詰めた表情の斉藤さん初めて見た
最後こそ相思相愛になって欲しいと心から思う
なんという上質な百合ドラマ!
真野ちんの「私の半年って何だったんだろう?」にグッときた。
この半年は斉藤さんにすべてを捧げてたんだね真野ちん。
あれだけキツい事言われても、何度も謝る真野ちんが可愛すぎ!
三上さんの「あなたが心配なの」にも萌え転がったw
号泣しましたが何か
ちょっと待ってくれ
真野ちゃん可愛そすぎて泣けてきたorz
真野ちん(´・ω・`)
601 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/12(水) 23:08:04 ID:TQIb+A5o
最後にキスぐらいするんじゃないの?
いや、するべきだ。
斉藤さんは旦那を取るか真野たんを取るか・・・
斉藤さんは肉棒を取るか割れ目を取るか・・・
真野可哀相すぎる
ごめんなさいのシーン観てられなかったわ・・(つД`)
真野の事好きすぎて嘘吐いて突き放すとか
京都のパンフビリビリ破る真野とか
どうみても恋愛ドラマ!!!
いつでも堂々としてて正しい事をする斉藤さんが唯一不器用になってしまう相手が、真野なんだな・・
スレ立ってたんだ
ネットに繋がらなかったから知らなかった
俺も斉藤さんと真野の百合話に参加したかった(´・ω・`)
真野が凹んでいるときに某板の実況で「もう抱いてやれよ」は笑った
何度も頭を下げる真野ちゃんとか、
引越しの段ボールにパンフ仕舞い込む斉藤さんに泣いたよ・・・
あと斉藤さんが「京都行きたかったね」と真野ちゃんの家の前で呟いて去っていく場面、
真野ちゃんがはっと振り返ってたな。
どうみてもテレパシーです本当に(ry
>>605 あれこそ愛のなせる技だよ(ノД`゜)゜。
607 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/13(木) 01:29:27 ID:0x0xf2wl
真野色白でかわいい
録画したやつをもう一度見たが、不覚にも号泣してしまった。
予告の卒園の歌にも泣いた。
真野切なすぐる・゜・(ノД';)・゜・
一緒に観てた父さんが真野に向かって一言…
「恋愛は傷ついて成長するもんだ」
完全に恋愛と思っとるorz
斉藤さんの演説場面が
花に水をやりながら空を見上げる真野に移り変わる
なんなのこの演出萌えた
今週までで、全ての問題事は全部解決したから
来週の最終回は75分丸々斉藤×真野の話になるんだね
プロデューサーさえ最終回はラブストーリーになるって公言してるし
これ以上のラブストーリー展開ってどんだけよと期待
涙のハッピーエンドになるといいなぁ…斉藤さんどこにも行かないでほしい
南アって遠すぎだろ常考…orz
南アルプス市の間違いだったらいいのに
真野ちん、カワイソス(´・ω・`)
実際に、好きな人にあんた冷たい言葉を浴びせられたら、
鬱になるだろうなぁ・・・orz
斎藤さんの冷たい態度は、真野ちんを思いやってのことなんだろうが、
小犬のように斎藤さんにまとわりついて慕っていた真野ちんだからこそ、カワイソス(´・ω・`)
>>611 市議会から追い出された後、真っ赤なコートをワサーッと着る後ろ姿の斉藤さんを
スロー再生する演出も神過ぎる
斉藤さんかっこよすぎ
振り返れば奴がいるを思い出したよw
先週の三上さんの「ありがとう」の風とか、演出家うまいよね
にしても、巻き込みたくないためか鬱陶しいと心にもないことを言ってしまう斉藤さんも
斉藤さんの言葉が本心なわけないってことに気付けない真野さんも
初恋かよってほど見ていてじれったいw
といいつつも来週号泣してしまいそうな自分がいる
斉藤さんのあの態度は犬とかが親離れするときにする態度
確かにラスカルとか動物と別れるシーンで「さぁ行けよ!」っていうのにかぶるなぁ…
学校問題解決して斉藤さんが真野の所へ向かう時、山本たちは解決してはしゃいでるのに、小倉さん・三上さんは真野のことで
明らかに顔色曇ったね。無理だと思うけど、友達だから斉藤・真野をフォローしてほしいね
ドラマ板でも問題のシーンについていろいろな解釈・評価があるね。
487 :名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2008/03/12(水) 23:50:03 ID:hTbBD7j7O
もう斉藤さんは一番やっちゃいけないことをやってしまったね
親友の心を傷付けてしまった、理由など関係ない斉藤さんは
やっぱ人格に問題有り過ぎる
489 :名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2008/03/12(水) 23:54:11 ID:ogEc6YwT0
>>487 それでいいのよ
斉藤さんは決して人格者なんかではない
真野が初めての親友だったのねって
斉藤さんに言い放った時の三上さんは
やっと斉藤さんの弱点を見つけて勝ち誇ったかのようだった
491 :名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2008/03/12(水) 23:56:03 ID:o02Z4/bK0
真野「どうして私の心を傷つけたの?」
斉藤「これには複雑な事情があるから・・」
真野「悪いことは悪い!複雑も単純もないわ」
520 :名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2008/03/13(木) 03:31:13 ID:GxV6dcoz0
>>487 工エエェェ(´д`)ェェエエ工
あれは、たった一人の親友の真野を巻き込みたくなくて泣く泣くやったことだろ
引っ越すことはそのうち言うつもりだったと思う
あの場面は、明日乗り込むかって時だったわけで、真野は統合の件で力になりたいと言ってきてるし
事実を言ってしまったら、真野は間違いなく斉藤さんと共に乗り込むだろうから
権力に逆らったら、あとで真野一家が町にい辛くなる事を案じて、斉藤は真野を絶縁状態にしたんだよ
521 :名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2008/03/13(木) 04:10:22 ID:tSlSE7uv0
斉藤さんを手伝って結果傷つくことになったとしても
信じてる友達に鬱陶しいといわれるほうがずっと傷つく
このままアフリカに行かれて放置されたら
相当なトラウマとして残りそう
523 :名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2008/03/13(木) 05:08:45 ID:VQN4dAWY0
>>520 冷たく突き放した原因として、大切な友達である真野さんを危険な目に遭わせたくなかったというのは当然だ。
だけど、それだけではないと思う。
真野さんからの援助申し出は「友達だから」であり、「同志」としてのものではなかった。
他人から認められずとも自分の信念を貫く斉藤さんとしては、そんな真野さんの友情に甘えては
いけないという気持ちもあったんでは無かろうか。真野さんは真野さんらしく生きて欲しい、と。
真野さんも可哀想ではあったが、斉藤さんのそんな孤独感が出ている良いシーンだった。
次回最終で、それぞれの気持ちをスッキリさせてくれることを祈りたいね。
ちなみに、今週の視聴率は15%だそうです。
なかなか良い数字です。
公式掲示板でも批判の声が。例
それでも斉藤さん派ですが、さん 50歳〜59歳・女投稿日:2008/03/13 16:37:36
今回の斉藤さんには納得しかねます。
真野さんに対する態度は断じて許し難し。
如何なる理由があろうとも、頭ごなしに人を
侮辱するなんて…そして、もう一点
議会に物申すのはいいですが、自分の身ばかり
ではなく子供に危害が及ぶことも考えて行動
すべきです。
私もリアル斉藤さんさん 30歳〜39歳・女投稿日:2008/03/12 23:00:29
斉藤さん ごめんなさい。 かっこよかったよ…政治家の前で…
一番大切な友達の 真野ちゃんを巻きこまないためだったんだね。
斉藤さんの気持ちはスッゴい わかるし 斉藤さんらしくてかっこいいけど…なんか違う。
真野ちゃんは守って欲しいなんて言って一言もないよ
友達として一緒に頑張りたいって言ってるんだよ。
今の斉藤さんのやり方は偉いけど 真野ちゃんを下に見すぎ。
真野ちゃんはあなたの妹でもキツい言い方だけど家来でもない!大切な友達だよ。
一緒に頑張っていくのも友達。 真野ちゃんに引っ越しが言えない気持ちもわかる
でも真野ちゃんはもう 引っ越してきたばかりのころの
日和見な真野ちゃんじゃない!
一番大切な友達の真野ちゃんと
一緒に戦ってこその斉藤さんじゃない
最終回は残念だけど真野ちゃんも斉藤さんも三上さんも
みんなが幸せ(悪い事してる市長一派以外)になれる 斉藤さん最終回がみたいです。
今までありがとうございます
http://www.ntv.co.jp/saito-san/
まあでもしょうがないよ
それが「斉藤さん」っていう人間なんだから
一瞬荒らしかと思ったw
ID:sViWRmCAは何がやりたいんだろう…
ここは百合萌え板なんだからドラマに対する批判とかはドラマ板でやればいいと思う
百合要素のコメントがあったなら他板や他サイトのコピペはじゃんじゃん貼ってほしいけどさ
あまりに連投するんでちょっと言いたくなった
SSの連投なら喜んで歓迎ですがw
個人的にはこういう展開も嫌いじゃないよ
二人仲良く突き進むのも良いけど、今回みたいな弊害があったほうが最終回の萌え度が更に上昇するw
こんなに次の放送が気になるドラマ初めてだ
そうかぁ
やっぱりドラマ板や公式の人達は、友人同士のいざこざだと思ってるのか。
こっちは恋人同士のやり取りだと思ってるから、違和感なかったわw
>619が板違いなら旦那の話も板違いだと思うよ
旦那にはMだとか百合とは関係なすぎ
斉藤さんが真野を突き放すシーンは何度見ても胸が詰まる。
真野の「もう纏わりつかない…」のあとの「気付かなくて」の言い方にぐっときた。
不謹慎だけど、思わず抱き締めてあげたくなるような演技だなー
最終回は空港で抱き合うぐらいの、百合的に最高の演出に期待!!
空港のエレベーターですれ違いそう
韓国ドラマみたいに
>>627 斉藤さんも本心は追いかけて抱き締めたかったでしょうね
「真野…」と呟いた瞬間、斉藤さんの心の中の葛藤が垣間見られるようでした
その後真野さんが泣き崩れ、斉藤さんが縁側で踞って後悔とも取れる表情をしている場面には胸が詰まりました
もう恋人同士の擦れ違いにしか見えません
630 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/14(金) 14:27:31 ID:+c7ss7l3
空回りしてる真野ちゃんを温かい目で見守る斉藤さんまた見てみたい
最終回は別れのとき斉藤さん・真野ちゃんだきしめられるか
私的には別れの抱擁できずに、アフリカに行ってしまって 斉藤さんからの本当の思い載せた手紙に
真野ちゃん号泣して、私は斉藤さんみたいになりたいと決心して、人のこと注意する
1年後の春の朝のごみ置き場で、真野がゴミの出し方に注意してる所に斉藤さんあらわれて一緒に加担して終わらせる
斉藤さん「前言ってたね。一緒に京都行きたいって。いいかな?」
真野ちゃん「いいけど・・旦那が部長になっていそがしいから休みとれるかなー」
斉藤さん「いいじゃない。無理なら二人だけでも。」
真野ちゃん「うん! でも今から予約とれるかな 直前だと割高になるし」
斉藤・真野「はははは」 そしてありさのED曲でFIN
というふうな終わりがいいな
↑ドラマ作る才能あるんじゃない?
633 :
98:2008/03/14(金) 21:31:05 ID:sXvp91pW
「全く…」
14日の深夜、真野は斉藤宅を訪れていた。
「ハンカチ忘れたぐらいでこんな時間に来るなんて」
丁寧に畳まれた白いハンカチを、呆れたような顔をして斉藤が持ってくる。
既に眠ろうとしていたところなのか、斉藤は寝巻き姿で
押しかけてきた真野も、パジャマの上にコートという格好だった。
「迷惑だったよね…」
「迷惑なんて言ってないでしょ」
ここへ来た目的だったはずのそれを、真野は力なく受け取る。
そんな真野の動作が、忘れ物など口実でしかない事を物語っていた。
「ごめん…だって、明日から土日だから…」
「土日に必要?」
斉藤は意地の悪い顔をして問い詰める。
「そうじゃなくって…土日会えないから、だから…」
会いたくて、そう続けようとした真野だったが
口にする以上にその気持ちは強く、うまく言葉にかえる事が出来なかった。
そして、そんな強い気持ちに斉藤が気付かないはずもない。
「いくら近いからって、夜遅くに一人で、危ないでしょ」
言いながら、真野の髪を撫でる斉藤の指は、口調とは反対に優しいものだった。
「うん、ごめんね、ありがとう」
「いいけど…」
斉藤の優しさに、心からの笑顔を浮かべる真野。
そんな真野を見て、斉藤も胸を満たすような思いだった。
斉藤さんが読んで聞かせる本の台詞も狙ってるとしか思えない
635 :
98:2008/03/14(金) 21:36:39 ID:sXvp91pW
「送ってくよ」
それから少し経って、時計の針は12時を指そうというところまで来ていた。
近所とはいえ、主婦がこんな時間まで家に帰らないのは不謹慎な事だろう。
「いいの、平気」
「でも心配だし」
遠慮する真野に構わず、斉藤は玄関に降りて靴を履く。
近くなった目線で、困ったような表情をする真野が斉藤の目に留まった。
「だめだってば」
「なんでよ」
問い詰められた真野は、顔を俯かせてしまう。
「…だって、名残惜しくなっちゃう」
真野は、言いながら斉藤の身体に腕を回し、しがみつく。
「真野?」
腰に回された手が、服のすそを握り締めているのを、斉藤は感じた。
戸惑う斉藤の身体に顔を埋めたまま、真野は声を搾り出す。
「帰りたくないの…本当は、このままずっと一緒にいたい…」
しがみついて懇願する真野の言葉に
斉藤は、これまで感じた事ないような胸の動悸を覚えた。
―なに…これ
胸の動悸が、まるで何かに纏わりついたように全身に広がっていく。
「真野…」
乾いた唇で、斉藤はかろうじてその名を呼んでみせるが
抱きしめ返そうとした指先の感覚は、既になかった。
程なくして、真野は斉藤の身体に回していた腕を解く。
「…なんてね、言ってみただけ」
顔を上げた真野は、柔らかく微笑んでみせるが
その笑顔が心からのものではない事など、斉藤には容易く理解できた。
「じゃあね、斉藤さん…おやすみなさい」
そっと掠めるだけの口付けをして、真野はその場を後にした。
斉藤は、真野を追いかけてでも送っていかなくてはと思ったが
今度こそ自分が名残惜しくなってしまうと感じ、その足は玄関に留まった。
―真野…
その夜斉藤は、一晩中真野の残した動悸に悩まされる事となる。
636 :
98:2008/03/14(金) 21:42:22 ID:sXvp91pW
自宅に帰り着いた真野は、子供部屋で眠る息子の顔を確認すると
リビングへ行き、コートを着たままソファーで横になった。
褪める事のない胸の高鳴りに、大人しく眠りにつく気持ちにはなれなかったのだ。
その脳裏に、今日一日の斉藤の表情が自然と浮かび上がって来る。
別れ際、ワガママを言った真野に、困り果てたような顔をした斉藤。
子供みたいな事を言ってしまったと、少しの罪悪感が真野の胸を痛ませる。
―本当は、もっとずっと一緒にいたい
そう願う事すら許されない事であると、真野にもわかっていた。
そしてそれが決して叶えられない願いだという事も。
だがそれをわかっていても、この恋を選んでしまったのは真野自身だった。
「斉藤さん…」
小さな声で、愛しい人の名を呟く。
―大好き、本当に好き
今日この日まで真野は、何度そう思った事だろう。
斉藤といる時も、一人きりで過ごす時も、それ以外の時でさえ
真野は何度も何度も心の中でその気持ちを唱え続けていた。
しかしその気持ちを言葉として口にする事は、まだ出来ずにいた。
「ちゃんと、伝えなくちゃ」
好きだという気持ちと同時に、それも何度も思っている事だった。
そう思っていても、今こうして成り立っている関係の中で
改めてそれを伝える事は、決して容易な事ではなかった。
637 :
98:2008/03/14(金) 21:45:47 ID:sXvp91pW
「そういえば」
今日までの二人を思い返しながら、真野は独り言を呟く。
「斉藤さんからも…まだ何も聞いてない」
あまのじゃくな斉藤に、そんな言葉を求める事など
それを伝える事よりずっと難しい事に決まっていた。
―多分、同じ気持ちでいてくれてる
私の方が、もっといっぱい斉藤さんを好きだろうけど
例え想いの差というものを感じても
一生の片想いで終わると思っていた真野の恋は、叶った。
他の誰にも見せた事ないような、穏やかに笑う瞬間。
優しく髪を撫でる指先と、強く抱きしめる腕。
そして甘い口付け。
それは確かに、真野だけに与えられているものだった。
「これ以上望んだら、バチがあたる…」
今、確かに自分は幸せなのだと真野は自分に言い聞かせた。
例え夜を共にする事はなくても、朝一番に隣りにいるのが彼女でなくても
夢のように幸せな今日までの日々を、きっと続けていこうと
真野は心から思った。
―早く、会いたい
離れている時、何を考えても、結局真野はその気持ちに思い至る。
そんな自分に呆れるようにため息をついて、リビングを後にした。
コートを脱いで、音を立てずにそっと寝室に入る。
ダブルベッドの片側で横になり、布団を頭まで被って目を閉じた。
―斉藤さん
真野はその日も、斉藤を想う幸せに浸りながら、眠りにつくのだった。
638 :
98:2008/03/14(金) 21:50:49 ID:sXvp91pW
それから二日が経ち、真野にとって一番待ち遠しかった月曜日が訪れる。
その午前、二人はジムに来ていた。
「斉藤さんがんばってー」
「はいはい……ふんりゃぁっ」
真野の応援を合図に、斉藤はバーベルを持ち上げる。
持ち上げたまま腕を上下させる斉藤を見て、真野はうっとりとした表情を浮かべた。
「やっぱり斉藤さんはすごいねぇ」
トレーニングが終わり、ベンチで休んでいる斉藤にも
真野はきらきらと輝かせた表情で言葉をかける。
「別に、あれぐらい大した事ないわよ」
タオルで汗を拭きながら、斉藤はぶっきらぼうに答えてみせた。
そんな斉藤を見ても、真野の笑顔は止まなかった。
「私もう少し頑張ってくるね」
ベンチの斉藤に手を振って、真野はエアロバイクの方へ駆けていく。
手を振り返しながら、斉藤は子供でも見るかのような顔をして笑った。
「可愛いわね真野さん」
その声に斉藤は驚いた様子で顔を上げる。
「泉ちゃん」
いつのまに、とでも言いたげな様子の斉藤に
傍らに立っていた泉は不敵に微笑んでみせた。
639 :
98:2008/03/14(金) 21:55:50 ID:sXvp91pW
「可愛いってなにが」
「そりゃもちろん、斉藤さんに一途なところが」
泉の答えに、斉藤の表情が一瞬強張る。
「なに、言ってるのよ」
冗談でも返すかのように、斉藤は流してみせるが
泉の目には、悩ましげな顔をする斉藤が確かに映っていた。
「どーしたのそんな顔して、素敵な事なのに」
どこまでも明るく言ってみせる泉を、斉藤は睨む。
「素敵とか、そんな、おめでたい事じゃないでしょう」
それは確かに、斉藤にとって愛しい事だったが
能天気に喜ぶほど、単純に考える事は出来なかった。
特に、あんな動悸を知ってしまった今となっては。
そんな複雑な斉藤の心情を、泉は読み取る事が出来なかったが
二人がどういう気持ちでいるかについては、彼には容易く理解できる事だった。
「でも、だって斉藤さんも真野さんの事…」
「泉ちゃんッ!」
泉の言葉を遮るように、斉藤は声を上げる。
「それ以上は言わないで」
立ち上がり、少し荒い口調で斉藤は言う。
その瞳は、泉が今まで見た中で一番強いものだった。
「認めたくないの?」
泉の質問に、斉藤は情けない顔をして、少しだけ笑った。
「…そんなんじゃない」
斉藤は自分でもわかっている。
あの日伝えた通り、真野が必要で、真野が特別である事を。
ただ、この特別という気持ちが何を意味するものか
それ以上自分の中で追求しないようにしていた。
それは、明らかに斉藤らしくない、何かからの逃れとも取れる思考だった。
そんな、まだ真野にも伝えていない事で、自分の中でも出せていない答えを
誰かの口から耳にする事だけは避けたかった。
640 :
98:2008/03/14(金) 22:00:52 ID:sXvp91pW
「ねぇ斉藤さん」
泉には斉藤の葛藤を、全て把握する事など出来なかったが
それでも彼女を諭すかのように、言葉を続けた。
「私はね、斉藤さんみたいに男らしい人の気持ち
わかってあげられないかもしれないけど」
「どういう意味よ」
睨み付ける斉藤を、泉はこれ以上ないほど女らしく微笑んで流す。
「でも、真野さんの気持ちなら、少しはわかるかもしれない」
泉の言葉に、斉藤は更に複雑そうな顔をした。
そんな斉藤の肩に、泉がそっと手を置く。
「難しく考えすぎなのよ」
斉藤には、そう言って笑う泉が、憎らしくて羨ましかった。
「簡単な事ではないでしょ」
どこまでも楽観的に考える泉に、斉藤は力ない言葉で反駁する。
だが、そんな斉藤の深刻さも、泉は笑い飛ばしてしまう。
「状況は難しいかもしれないけど、でも気持ちは単純なものよ」
そう言い残して去っていった泉の背中を見つめながら
斉藤の頭には、疑問や葛藤が渦巻くばかりだった。
そして、その傍らに戻ってきた真野の笑顔を見て
暗いのは自分だけかと、ため息のつく思いだった。
641 :
98:2008/03/14(金) 22:05:55 ID:sXvp91pW
「今日、なんかずっと楽しそうね」
あれから斉藤宅に帰ってきた二人は、昼食後のひと時を過ごしていた。
斉藤の為に笑顔でみかんの皮を向く真野に、斉藤は横から声をかける。
「だってすごく嬉しいんだもん!」
言いながら真野は、更に嬉しそうな顔で微笑んでみせた。
「土日なんかいい事あったの?」
「もーそういう事じゃなくて」
見当違いな事を言う斉藤に、真野は呆れた顔で否定する。
「斉藤さんといられる事が嬉しいの!」
顔を近づけて、言い聞かせるように真野は言ってみせた。
「なに、言ってんの」
近づけられた顔と、その言葉に、斉藤は一瞬視線を泳がせる。
数日前の動悸を、思い出す。
「……あれ、もしかして照れてる?」
「そんなわけないでしょ」
斉藤は冷たく否定するが、逸らした視線がそれを肯定していた。
「あーーー斉藤さんが照れてるーーー」
「まーのっ!」
大袈裟に言う真野を、斉藤はむきになって呼び留める。
「はいあーん」
何か言おうとした斉藤の口を塞ぐように、真野はみかんを一房食べさせた。
「美味しいね」
そう言って、傍らで微笑んでいる真野に、斉藤は戸惑いを自覚していた。
秘められた衝動が、斉藤の中で猛りを増していく。
642 :
98:2008/03/14(金) 22:11:01 ID:sXvp91pW
「…真野」
「ん?」
斉藤は、何か伝えようと、落ち着いた声で真野を呼び止めるが
伝える為の言葉を、見つけられずにいた。
「どーしたの」
何も言えずに息を飲む斉藤を、真野は不思議そうに見つめる。
「何でもない」
「うそ」
即答する真野に、斉藤は所在ない顔を見せた。
「ほんとに何でもないから」
そんな説得力のない言葉を並べながら
ちゃんと言う事考えてからにしよう、と斉藤が心に決めた時
真野の手が斉藤の隙を襲った。
「ぎゃっわっ」
くすぐってきた真野の手に、斉藤は声を上げ、思わず身体を浮かせる。
「この前のお返し!」
「ちょ、やめ、あはははは」
「ね!なんの話か教えて!」
真野は、斉藤が何か面白い事を隠してるかのように、その真意を問いただす。
真野の楽観さに斉藤は呆れる思いだった。
「こら!」
「きゃっ」
斉藤はくすぐられる感覚に耐えながら、力ずくでその身体を押し倒した。
両手で真野の両腕を押さえつけ、勝ち誇ったような顔を見せる。
しかし、そんな斉藤の表情も一瞬で、緊張の眼差しへと変わった。
押し倒した拍子に、真野の着ていたブラウスがはだけ
露わになった胸元が斉藤の目に留まったのだった。
643 :
98:2008/03/14(金) 22:16:17 ID:sXvp91pW
「あ…」
それに気付いた真野が、恥ずかしさに顔を上気させる。
隠そうと思っても、その両手は斉藤の手によって拘束されていた。
真野の羞恥心を逆撫でるように、斉藤の視線は、真野の素肌に注がれていた。
「斉藤さん…?」
そんな斉藤に一層赤面し、真野は戸惑いを隠せずにいた。
だが何より彼女を驚かせたのは、斉藤の瞳が今まで見た事ないほど熱く強かだった事だ。
「真野…」
彼女を呼ぶ、斉藤の熱っぽい声。
それが真野の耳に届く頃、その唇は塞がれていた。
「んっ…」
今まで繰り返した、触れるだけの口付けの記憶が忘れ去られるほど
それは、熱く激しいものだった。
斉藤は真野の唇を啄ばむように深く攻め立て
こじ開けた唇に自らの舌を進入させていく。
二人にとって初めての、ディープキスだった。
真野の中に入っていった舌は、その全てを舐め回していく。
口内を攻め立てられる感覚と斉藤の舌の初めての感触に
真野は何も考えられなくなって、その鼓動を高まらせるだけだった。
斉藤は何度も、なすがままの舌に自らを絡ませる。
真野は自分の身体が火照っていくのがわかった。
こうなる事を、考えた事もなかったはずが
まるで最初から待ち望んでいた事のようにも思えるのだった。
644 :
98:2008/03/14(金) 22:28:14 ID:sXvp91pW
―斉藤さん…
ぎこちなくも、真野は自分から斉藤の舌に応えてみせる。
その様子に気付くと、斉藤は更に大胆になってその唇を求めていった。
真野の腕を押さえていた手を離し、斉藤はその身体を抱きしめる。
真野はそれを受け入れるように、斉藤の背中に両手を回す。
やがて斉藤の片手が真野の胸へあてがわれると
そこから真野の忙しない鼓動を、直接感じ取る事が出来た。
撫でるように斉藤が手を動かすと、真野は一瞬その身体を強張らせる。
一旦唇を開放し、斉藤は確認するように真野と視線を交わした。
斉藤の目に映った真野の瞳は、確かに戸惑いに揺れていたが
真野が受け入れるように目を閉じると、斉藤はそれを合図に、その首筋に口付けた。
真野の自由になった唇からは、ため息のような吐息が少しずつ漏れていく。
その吐息に合わせるように、斉藤の唇は段々と降りていき
はだけたシャツが露出させている胸元まで至る。
降りてくる唇を感じた時、真野は自分が溺れていくような感覚に陥った。
目が覚めたように、その瞳は開かれる。
その視界には熱い眼差しで、真野の素肌に口付けをする斉藤が映し出された。
それは、真野がずっと求めていたもの、全てだった。
―この人が欲しい
真野は心からそう願い、そしてそれは叶えられると確信した。
―ずっと、この人と…
だが、心がそこまでの想いに至った時
それを叶えられるものは何もない事に気付かされる。
「真野…?」
斉藤が顔を上げると、その瞳からは涙が溢れ返っていた。
驚いて真野に被さっていた身体を起こすと
真野は自由になった両手でその顔を覆い隠す。
「さいと…さん……ぅっ…」
その名を呼びながら、真野は声を上げて泣き出した。
「真野…」
斉藤は我に返ったように、口に手を当てる。
顔を覆って号泣する真野を目の前に、その動揺ぶりは明らかだった。
「ごめんなさいっ…」
真野は、涙を浮かべたままそう言って立ち上がる。
そして傍らにあった上着を持って、逃げるように斉藤の家を後にした。
玄関のドアの閉まる音が耳に届いても、斉藤はその場を動く事が出来なかった。
そこに残されたのは斉藤と、これ以上ないほどの自責の念。
縮まるはずだった二人の距離は、お互いの想いと願いの強さに
今、無常にも遠く離れていった。
645 :
98:2008/03/14(金) 22:40:42 ID:sXvp91pW
最終回を控えてる中、空気読めてないSS失礼します。
前回のレスも、本当にありがとうございました。
駄文、心から申し訳ないのですが、あと少し書いていきたいと思います。
19日まで何も手につかない!という葛藤の中書いてみましたが
やっぱり何してても落ち着かないもんですね。
もう二人の為なら何でもするから別離エンドだけは勘弁してくれ!って感じです。
ていうか19日のその後は何も楽しみに生きていきゃいいんだか…
>>98さん
今回もGJでした!
ドラマもSSも切ない展開で泣ける(ノД`゜)゜。
両方ともハッピーエンドで終わってくれというのが切実な願いorz
更新キタワァ━━━━━━(n‘∀‘)η━━━━━━ !!!!!
泉ちゃんSSでもいいキャラw
ブラウスGJ!
予期せぬアクシデントに激しく萌え
求めていたものを手にした喜びと同時に今度はそれを失うかもしれない怖さみたいな
真野さんの心境の変化が凄く(・∀・)イイ! そして切ない(´・ω・`)
その反応見た斉藤さんの気持ちもすごく分かるし、勝手に共感しまくってしまいましたw
後半読みながらため息が出てしまうほどのめり込んでしまった
>ていうか19日のその後は何も楽しみに生きていきゃいいんだか…
斉藤さんシーズンUもしくはふたりがどうやって親密になっていったかを
別アングルから撮ったmake love特別編の放送を心から願います
私はここのSS職人さんたちの燃料投下が楽しみだったりします
モチを保つの大変だと思いますが無理せずがんがってください
648 :
630:2008/03/15(土) 14:02:39 ID:2sZGWXvg
630に追加
ED曲のロングバージョン流れる
「はははは」
真野「せーぎ せーぎーまーのーわーかーば〜♪〜」
斉藤「なに?この変な歌」
真野「正義の真野若葉のテーマソング! ほら斉藤さんも!」
斉藤「やだよー 人が見てるこんな所で・・・」
真野「いいじゃない ささ!」
苦笑いだが目はうれしいそうな斉藤
斉藤・真野「せーぎ せーぎーまーのーわーかーば〜♪〜」
そして桜の花ひらりちらめく中 二人は見つめ合いながらいつまでも歌っていた
FIN
649 :
630:2008/03/15(土) 14:14:10 ID:2sZGWXvg
630です。さらに追加してみました
19日はハッピーエンドになってほしいですね
650 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/15(土) 17:48:29 ID:iYdsB7HJ
斉藤さんでもSEXはするんです。
SEXするなら誰が良い?
斉藤さん 0票
真野ちゃん 1票
小倉様 0票
柳川議員 0票
清き一票をよろしくお願いします。
なんぞコレwww
つか選択肢に「斉藤さん」てww
それってただのオn(ry
柳川議員ww
野村ママも頼むwww
小倉様に一票
美脚をナメ回しあの細かい顔芸をベッドでも出させてやりたい
板違いにもほどがあるな
ID:2sZGWXvg←人格変わりすぎw
657>ほんとだw
クソワロタ
616 :名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2008/03/14(金) 13:53:50 ID:YWkwqjFQ0
百合ドラマ的視点でみると
真野は20歳で出産だから高卒で就職で旦那に出会ってすぐ結婚みたいだから、
高校時代に初恋してないまま、すばらしすぎる旦那と結婚した。これはこれでいいが
(同年齢の小倉さんもひ弱そうだけど、少しは恋の経験してそうだし、矢沢はいうまでもない)
真野は純真無垢な性格持ってて、真野にとって斉藤さんは初めて本当の初恋のひとに出会ったみたいな感じかな
だから斉藤さんに「うっとしいのよ!」といわれてから、小倉さんから引越しのこといわれてさらに落ち込む理由は
わざとうっとしいといわれたと解釈できずに、「斉藤さんは私のこと嫌いだから、引越しの事言わなかったんだ」
と真野は思っただろうな ショック度 引越し<本当は嫌われていた
140 :陽気な名無しさん:2008/03/06(木) 03:09:28 ID:50pRcdw5O
1.四月になれば 若葉はyeah
息子のタケルが小学生つまり小学生のママ〜♪
そうなの幼稚園ママじゃないの
真野・真野・真野 MANO MANO MANO MANO
2.四月になれば 若葉はyeah
小学生ママwith斉藤さんつまり小学生ママ〜ズ♪
そうなの複数系なの
真野 真野 真野 MAMA MANO MANO MANO MANO 真野若葉〜♪
197 :陽気な名無しさん:2008/03/14(金) 19:06:37 ID:9JwwH6IG0
>>181 京都旅行の紙パンフを燃えるゴミに
マジレスしちゃうけどw
あのパンフは、「斉藤さんとの友情確認」の案内状だったわけでしょ?
それなのに斉藤さんとの友情が敗れてしまった。
悔しくて、普段は資源ごみに出すのに、破いて粉々にして燃やしてしまいたいくらい悔しかったのよ!w
私も、初めて好きになったゲイにこっぴどく振り回されてフラれた日に
彼の携帯番号のメモ紙をゴミ箱に破って捨てたわ!
紙資源回収マニア歴20年の私がよ!
今日は14:30最終回直前SPあるね
19日は朝ズームインから夜プラス1まで生番組には全て斉藤さん・真野ちゃん出ます!
もう朝から二人はイチャこりゃするのですねwww
ホワイトデーは斉藤さんは真野ちゃんにプレゼントしたかな?
完全に斉藤さんと真野さんの百合ドラマとして紹介してたね
斉藤さんが悪を退治することより斉藤さんと真野さんの愛情物語が主題だったんだと改めて実感
本人達も最終話はふたりの濃い友情の話になると思いますみたいなこと言ってた
1話から全部録画しとくべきだったな
卒園式の斉藤さんの黒いパンツスーツとヘアメイクが美しすぎる
本当に引っ越すのか!?って観月さんも言ってたけど…
引っ越さない可能性はないと思ってたよ
期待していいのか?
どうか空港で抱き合ってやっぱ行かないエンドでお願いします
今真野ちゃんのカレーCM最後しか見れなかったorz
ハウス提供番組教えて!
真野は走った。
斉藤を追いかける為に。
いつもそう、真野は斉藤の背中を追い続けていた。
斉藤になりたい、そう心に決めて。
しかし、今日は違う。
真野は斉藤に会うために走っていた。
自分の子供の卒園式を抜け出すほど、真野の中での斉藤の存在は大きかったのだ。
たとえ、間に合わなくてもいい。
斉藤の姿が見られる、ただそれだけでいいのだ。
空港に到着した斉藤は、搭乗手続きを済ませターミナルの椅子に腰掛けていた。
その間も斉藤の脳裏には真野の姿が浮かび続ける。
この半年間、斉藤が誰よりも仲良くなった人物であり、そしてまた誰よりも大切な存在だったからだ。
いつも楽しそうに自分の隣にいてくれた真野。
最後まで心から斉藤と一緒にいたがっていた人物だった。
でも、そんな真野を数日前に突き放したのは誰でもなく自分自身である。
ああでも言わなければ真野は私から離れてはくれない、そう思ってとった行動だった。
後悔なんて…しないと思っていたのに。
自分の勝手さに、このときばかりは嫌気がさした。
(真野…ごめんね)
決して届くはずのない言葉を、斉藤は心の中で何度も何度も反芻する。
赦されることなら、今すぐにでも真野に会いたい。
会って、謝りたい。
『南アフリカ行き、まもなく搭乗受付を開始致します。お乗りのお客様は10番搭乗口までお越しください』
流れるアナウンスの声に、斉藤は自分の傍らにいた潤一に勝手なお願いをしようと思った。
「潤一、少しだけお母さんのわがまま聞いてくれる?」
「なぁに?」
「お母さんね、もう少しだけここにいたいの。だから、先に飛行機に乗っておいて欲しいんだけど…一人でも大丈夫かな?」
「うん、分かった!」
「潤一…ありがとう。出発するまでには必ず行くから」
「うん!じゃぁ、先に行くね」
斉藤は潤一の力強い返事に、搭乗券を手渡した。
搭乗口に消えていく我が子の姿を見届けてから、斉藤は暫く戻れないであろうこの地に思いを馳せた。
特にこの飛行場で何をするつもりもなかったが、斉藤にとってはこの日本を離れるのが名残惜しく仕方なかったのだ。
そして…もしかしたら真野に会えるかもしれないという勝手な欲望が斉藤をそうさせた。
しかし普通に考えればもう有り得ないことなのだ、という冷静な自分も存在していた。
真野を突き放した手前、もうその望みは掻き消されようとしていることも、斉藤には周知の事実だった。
自分らしくないとも思ったが、真野の存在は斉藤にとっても特別なものだった。
しかし、斉藤は荷物を持って立ち上がった。
もう全て思い出にしよう、そう決意して。
(さよなら…真野)
その時だった。
「斉藤さんっ!!」
振り返らなくても誰なのかなどすぐに分かった。
斉藤が一番会いたかった人物だった。
斉藤はその場に荷物を置いて、その人物の元へ駆け出した。
追い詰められていた斉藤の中の本能が自身をそうさせた。
そして…その身体を思い切り抱き締めたのだった。
「…斉藤さん?」
何も言えない斉藤に真野は困惑した。
数日前に自分を突き放した人物に今、抱き締められているのだから。
斉藤の腕の力は強かったが、真野には苦しさよりも心地よさの方が勝っていた。
喜びと嬉しさとで、自然に涙が溢れてくる。
真野は斉藤にもう会えないと思っていた。
それが今…こうして再会を果たせたのだから。
そんな真野に斉藤はただ、その身体を抱き締め続けることしかできなかった。
掛ける言葉など何も出てきやしなかった。
二人はターミナルと言うことも忘れ、暫くの間抱擁を続けた。
しかし何も言葉を交わせない二人の間に、無常にも場内アナウンスの声が響き渡る。
『南アフリカ行き、間もなく離陸いたします。まだ搭乗受付がお済みでないお客様、搭乗口まで至急お越しください』
斉藤に搭乗の時刻が迫ってくる。
斉藤は抱き締めていた腕を解くと、真野を一瞥して背を向けようとした。
これ以上、真野を見ていると今から旅立つ決心が揺らぎそうだったからだ。
そんな斉藤に真野は、ただ一言だけ声を掛けた。
涙で震えそうな声を、しっかりと一つに保ちながら。
「いってらっしゃい、斉藤さん」
これが謝罪の言葉や、斉藤を引き留めようとする言葉なら、斉藤は決して振り向かなかっただろう。
返す言葉が見つからず、後悔だけが心に残る気がしたからだ。
でもそれとは違った。
返す言葉がちゃんと見つかる言葉だったのだから。
斉藤は振り返り、真野に笑顔を向けた。
そう、これからもずっと真野が安心していられるように。
「いってきます」
真野は搭乗口に消えていく斉藤の後ろ姿を、見えなくなっても見送り続けた。
そして改めて自分の心情に気付く。
(斉藤さんに出会えて良かった)
数日前までの曇った心は今、暖かい気持ちでいっぱいになっていた。
真野は斉藤が搭乗したであろう飛行機を一瞥し、自分が来た道を引き返した。
真野もまた、斉藤との別れが名残惜しく感じられたからだ。
最後に斉藤が掛けてくれた言葉。
そしてあの笑顔を忘れないでおこう、そう心に決めて。
搭乗受付を済ませた斉藤は飛行機に乗り込み、潤一の座っていた座席に近付いた。
斉藤を見つけた潤一は嬉しそうに笑顔を向ける。
「あっ、お母さん!」
「潤一、ごめんね。一人で待たせちゃって」
「ううん。それより…お母さん大丈夫?」
「大丈夫って?」
斉藤は座席に腰を下ろし、潤一の方を向く。
潤一は自分のハンカチを出し、そっと斉藤の頬に当てた。
「お母さん、泣いてるよ」
その時、斉藤は初めて自分が涙を流していたことに気付いたのだった。
いつからかも分からないくらい、自然に流れていた涙だった。
人前では決して泣かないと決めていた斉藤だったが、今回ばかりは自分に勝てなかった。
「うん…大丈夫だよ」
斉藤は潤一にそう返答するのが精一杯だった。
これ以上言うと、また涙が流れてしまいそうだった。
人との別れの寂しさを、斉藤は改めて感じたのだった。
―1年後
朝、真野はいつものように尊と一緒に歩いていた。
そんな尊ももう小学二年生になる。
真新しかったランドセルも、さすが男の子。もう傷が目立つ。
いつもの通学路、いつもの見慣れた景色。
そんないつもと変わらない朝を真野は尊と迎えていた。
変わったことと言えば…斉藤と潤一がいなくなったことくらいだった。
(そういえば…あれからもう一年かぁ)
その時、尊が前方を指差して言った。
「ママ、あれ!」
目の前には見慣れた二人の姿があった。
一人は真新しい黒のランドセルを背負っている小さな子供。
そして…もう一人。
長い髪を靡かせながら、颯爽と歩くその姿。
そして優しく傍らの子供と会話する、母親としてのその姿。
そう、それはまさしく真野がずっと追い続けていた人物であった。
「斉藤さん!!」
真野はこの日もその背中を追いかけた。
立ち止まり振り返るその人物は、あの日と変わらない笑顔を真野に向けた。
斉藤と真野、二人の日々がまた動き始めた。
673 :
127:2008/03/16(日) 16:20:48 ID:TYtR/hB+
毎回暖かいお言葉掛けありがとうございます。
最終回前ということで何をやっても手につかず、SS書くことしか頭に浮かびませんでした。
本当に勝手な投下ですが、どうかお許しください。
二人には再会してハッピーエンドで終わって欲しいという思いを込めて、理想の最終回を書かせて頂きました。
ドラマの斉藤×真野、最後まで暖かく見守りたいと思います。
>>667さん、ハウスのホームページでCMが見られますよ!!
674 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/17(月) 13:15:46 ID:HsTepY1+
サンクス カレーCM真野まんまでしてたねww
ちょw
真野ちゃんの中の人、天使の梯子ってドラマで斎藤さんやってたんじゃんww
676 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/17(月) 13:30:51 ID:HsTepY1+
GJ! このSSは最終回の架空ですよね 今までのSSはまだ続いていますよね?
この架空もいいですね なんか涙がでてきちゃった・・
最近のドラマはなにこれ?みたいな最終回が多いけど(前クールの幼稚園ドラ暴れん坊ママは無理やりママと子を引き離したし)
ED曲「永遠の二人で〜♪〜」みたいな最終回になってほしいですね
ほんと斉藤さんは近年にない百合ドラマのバイブルみたいな作品です
757 名前:名無しさんは見た!@放送中は実況板で[] 投稿日:2008/03/17(月) 12:22:36 ID:MEvkuknV0
3/20(木)19:00〜20:54日本テレビ
ドリームライブ2008
司会:観月ありさ、小西真奈美、仲間由紀恵
それぞれ斉藤さん、日テレ主催映画、ごくせんのため司会抜擢
無駄に豪華な司会だな
MCみたいだけどENGAGED歌わないのかなぁ
最終回の翌日にあれ聴いたら泣けてきそう
てか、百合色つおいMCスリートップだわ
スタッフ日誌は正義を愛する女、真野若葉です。
某小学校でクランクアップということは・・・ 1年後斉藤さんが帰ってくると思っていいのか
>>680 エンディングロール終わった後に1年後って来そうだね
真野さん日記で萌えた一文
>「斉藤さん」である観月さんのお芝居を間近で見て「カッコイイ!」と溜息をつき。。。
>>381 禿同
ミムラは製作発表の時からずっと観月のこと「カッコいい」の一点張りだな
真野ちゃんみたいに一途なのかw
関係ないけど、ミムラの文章って長いけど読みやすいんだよな
バトン受け取る斉藤さんに期待
やっぱり真野ちゃんソングは自作だったw
ある意味天才ww 最後はこの歌が歌ってくれるような斉藤×真野であってほしい
ところで小倉→真野、斉藤←三上のSSこないかなー
小倉ちゃん好きなのでお待ちしています!
真野「私、斉藤さんになりたい!」
斉藤「真野…」
真野「だから、私と結婚してください」
斉藤「は?」
真野「今日から斉藤若葉になります!」
斉藤「…」
↑なにこれwwww
>>683 >斉藤←三上のSS
隠れ三上さんファンとしては激しく読みたい
大人なくせに意外とウブで斉藤さんにツンデレアタックする三上さんを読んでみたいw
今日ナース最終回同じようにアメリカ移住で先輩(松下由樹)とお別れかって展開だったけど
土壇場で日本に留まってた
斉藤さんはどうなるんだろう
「私…南アフリカに引っ越す事にしたの」
「えっ?」
本当に急な話だった。
斉藤さん…貴女は最後までとことん勝手なのね。
この人の前では決して動揺したくなかったのに、僅かだけど顔にそして声にそれが出てしまう。
そんな自分の気持ちに…私は一番驚いた。
帰り道、深刻そうに真野さんの事を話す貴女。
真野さんにはもうとっくに告げているものだと思ってたのに。
少しだけ…嬉しかった。
貴女の引越しの話、今は私だけしか知らないのだから。
でも思い詰めた表情の貴女を見ていると、私の入る隙間なんて微塵もないんだと改めて感じた。
斉藤さん…貴女は本当に不器用な人。
真野さんを大切に想っている事、本当に良く分かるのよ。
真野さん…あなたはこんなにも想われているのね。
少しの嫉妬を覚えながら、浮かれていた数秒前の自分が凄く小さく感じた。
「じゃあ…私はまだ聞いてない事にするわ」
さり気ない私の気遣いに、貴女は気付いてくれたかしら。
斉藤さん…真野さんにしっかり伝えるのよ。
後日、私は斉藤さんの家を訪れた。
初めての訪問に驚いた貴女の顔が忘れられない。
汚職事件や統廃合の事で色々と話すこともあったけど、私の本当の目的は違った。
こんな風に貴女と向き合えるのも…これが最後かもしれないから。
「斉藤さん」
「はい?」
「貴女に…一つだけ伝えておくわ」
「何ですか?」
溜息にも似た深呼吸をしながら、私は少しだけ素直になることにした。
「私は貴女の事…本当は大嫌いなんて思ってないから」
「…はっ?」
「だから貴女もちゃんと…真野さんに自分の口で伝えなさい」
私は貴女に少しだけ微笑んで玄関へと向かった。
これで…ようやく私の仕事も終わりね。
「三上さん!」
貴女が私を引き止めようとする声が聞こえたけど、決して振り向かなかった。
貴女を忘れられない気がしたから。
でも玄関を出るときに後ろから聞こえた貴女の言葉。
「三上さんの気持ち、聞けて良かったです。それと…」
「私も三上さんの事…嫌いじゃないですよ」
その意味する所は少しだけ私と違うだろうけど…本当に嬉しかった。
自宅への帰り道、私は何度も貴女との思い出を回想していた。
私が貴女を突き放した回数なんて…数え切れやしないわね。
でもそんな私を貴女はいつも気にかけて心配してくれた。
貴女の中の何かがそうさせるんでしょうけど…普通じゃ考えられないから。
直接なんて言えなかったけど…いつも嬉しかったのよ。
貴女は気付いていたかしら…私が貴女に少なくとも思いを寄せていた事。
鈍感な斉藤さんだから、多分気付いていないとは思うけど。
出来る事なら…貴女に“好き”と伝えたかった。
(私は最後まで素直になれなかったわね…)
斉藤さん、貴女を見てると良く分かる。
真野さんのようにあからさまに表現する人じゃないけど、誰を一番に想ってるかなんて私にはお見通し。
斉藤さん、真野さんには決して辛い思いさせないで。
貴女たちは…お互いに想い合っているんだから。
(これで良かったのよ…)
オレンジ色に染まる空を見上げながら、私は自らの思いにそっと蓋をした。
三上さんから斉藤さんがいなくなるって話を聞いた。
しかも…まだ真野さんは知らない。
あの斉藤さんが真野さんに話してないなんて…一体どういう事?
私の足は勝手に真野さんの家へと走っていた。
ピンポーン、チャイムを鳴らす。
どうしても真野さんには知って欲しかった。
このまま二人がさよならなんて…悲しすぎるから。
「真野さん、私!」
呼ぶと鍵が開いて、真野さんが出てくれた。
少しだけ目元が充血してる気がしたのは…気のせいなんかじゃないと思う。
何かあった?と聞くよりも先に、私は斉藤さんが居なくなることを伝えた。
呆然と立ち尽くす真野さんを見て、私はもう一度同じ事実を伝えようとした。
でも…真野さんはそれを拒んだ。
そしてゆっくりと…数時間前の出来事を私に話してくれた。
「私…斉藤さんに言われちゃったの。鬱陶しい…って」
「真野さん…」
「だから言ってくれなかったんだね…引越しの事」
この時ばかりは斉藤さんの事を心から酷いと思った。
斉藤さんの代わりに、目の前の真野さんを抱き締めてあげたいと思った。
でも…それが出来なかったのは、真野さんの斉藤さんに対する想いがまだ強かったから。
「斉藤さんの話は…もう良いよ」
その一言で私は、もうこれ以上真野さんを追い詰めてはいけないと思った。
そして…斉藤さんと真野さんの間に入ることは出来ないんだと実感した。
「分かった…ごめんね。今日は帰るね」
真野さんに背を向けようとしたとき、真野さんが言った。
「小倉さん…ありがとう」
私は真野さんに作り過ぎない笑顔を向けて、少し頷いた。
これでやっと…自分の心にも踏ん切りがついた。
帰り道、真野さんの事が頭から離れそうになかった。
本当は真野さんに自分の気持ち、ちゃんと伝えたかった。
真野さんは斉藤さん一直線だからきっと気付いてないとは思うけど…。
いつも明るくて、誰にでも優しくて、たまにドジをやらかしちゃう人。
私はそんな真野さんが…ずっと好きだった。
「終わったなー…私の片思い」
初めから自分に勝ち目はないとは分かっていたものの、いざ事実に直面してみるとやはりショックは大きかった。
その反面、真野さんには自分のように傷ついて欲しくないと心から思う。
想い合っている二人なら…余計にだ。
応援…とまではいかなくとも、心の中で似たような感覚が芽生え始めていた。
(斉藤さんと真野さん、ちゃんと仲直り…出来るかな)
残り僅かな日にちを改めて感じながら、私は二人をそっと見守ろうと思った。
693 :
127:2008/03/18(火) 18:36:32 ID:Nyq82/xM
お目汚し失礼します。こんなもので良ければ…読んでやってください。
ほとんどドラマからのシチュ引用&悲恋で申し訳ないです。
いよいよ明日が最終回ですね。朝の番宣ジャックから丸一日【斉藤さんデー】なので楽しみです。
>>676さん、そのSSは最終回の架空で間違いないです。
私のSSは単発が多いですが、区切りの良い時までは書いていきたいと思います。
いつも皆さんがかけてくれる暖かいお言葉が勿体なく、本当に嬉しいです。
未熟者ですが、最後まで見守ってくださるとありがたいです。
最近SS多くて
嬉しくなるねw
98様がかいたのって
続き期待してもいいんだろうか…
695 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/18(火) 20:33:24 ID:xi9GGTW6
127様 GJ!! 三上さん・小倉さんなんてすばらしい人だ!!!
すばらしい人たちに愛された斉藤さん・真野ちゃんは幸せ者です
斉藤×真野は至高の愛ですね ←自分でも何言ってるかよくわからんww
696 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/18(火) 21:00:43 ID:E8hKgFiR
終わっても近いうちにドラマスペシャルかなんかやるかも。
ソースは女子高生役の高橋みなみのブログ(15日にクランクアップしたって書いてた)
697 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/18(火) 21:05:08 ID:H0ZZ1b+X
wikipediaの最終話のサブタイがとんでもないことに ・゚・(つД`)・゚・
698 :
686:2008/03/18(火) 21:31:34 ID:L7bBp6xl
>>693 仕事早っ!
リクエストに応えていただきホント感激です
『貴女』って表記するところとか三上さんっぽくてやっぱり巧いなぁ
ドラマでは見られなかった部分が補完された気がしてシチュ引用がかえって良かったです
微妙な距離感がドキドキしました
明日の最終回どうなるんだろう
もう勢いで真野さんは斉藤さんの唇奪っちゃうくらいしちゃっても良いと思うw
>>697 いや、まだ諦めちゃダメだ…(/Д`)ウワアァン
やっと10話まで見たけど
こんな百合の描き方があったんだな。
スタッフ日誌はいよいよ斉藤さんです。
昨日の真野ちゃんの某小学校に続き、意味深な画像があります。
あのピンクのジャージは・・・
ズームインでオールアップシーン放送してた
二回もハグしてたぞ!!
ズームインで時々真野ちゃんが斉藤さんを見つめる目に萌えたw
704 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/19(水) 16:11:05 ID:/gvKkQDl
日テレで斉藤さんと真野さん出てるw
かぁいい
斉藤さん足がセクシーだった
今日で終わりだなんて、これから何を楽しみに生きて行けばいいんだ(´ω`)
ありきたりな結末でもいい、どうか抱擁のシーンがありますように!!
ようやくビデオ見た
オールアップの時斉藤さん囲んでみんなで例の「S・A・I・T・H・O・サイトー」ダンスやってたよ
三上さんまでやってたのがおもしろかった(小倉さんもやってた)
真野さんもドラマの話上はサイトーダンスが出来なくていつかやりたいとずっと思ってて
オールアップの時にやることが出来てうれしかったらしいw
つーか、ミムラどの番組でも「自分が一番近くで斉藤さんを見ていてほんとにかっこいいと思った」
って言いまくってたけど、あんたどんだけ斉藤さんが好きなのよw
夕方のリアルタイムのスタジオインタビューが一番萌えたかも
女子アナ「観月さんから見てミムラさんはどうでしたか?」
観月「二人の掛け合いが多かったんですがお芝居に対して真面目に話し合えたしすごくやりやすかったです」
みたいな内容のことを答えてたんだけど、観月が答えてる間、ずっとミムラが胸に手当てちゃって
ドッキドキした顔してるの(;´Д`)ハァハァ
それで褒めてもらえてめちゃめちゃ嬉しそうな顔して小声で(思わず出たって感じ)「うれしい」って言ってた
ほんとこの二人いいわ
インタビューに答えるミムラがすごい素って感じで良かったよね
ミムラが観月さんを見つめてる眼差しとか、ドラマより本気っぽくて
観月さんに憧れてるんだって誰が見ても明らかな感じでした
そして観月さんが何度も言ってる女同士の濃い友情って表現にどきどきした
恋愛を友情と言い換える代わりに濃いという言葉を使うなんてえろいなぁとw
小倉さんがメンバーの中で一番斉藤さん度チェックであてはまる
項目が多いって前に言ってた
さっきまでビデオ見直してたら妹(私が百合好きなの知ってる)がきて
「これ(真野の)旦那と部長できてるから斎藤さんとくっついても大丈夫」
と言って部屋を出ていった…
713 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/19(水) 22:11:58 ID:DZrQh5f7
唐突な女子高生百合に吹いた
714 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/19(水) 22:14:37 ID:fK8F16qT
ずっと一緒にいようね
激しく百合だったwww
715 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/19(水) 22:24:00 ID:kOJSkhvk
何だよデートかよ…
お前ら付き合いたてのカップルかよぉ…!!!
こっちがこっぱずかしいわ!
>>712 いや腐女子じゃないよ
でも同性愛に関しては差別とかないみたい
「おい、いきなりやぶるなよ〜約束!」
なんか男っぽいw萌え死ぬwww
ニヤニヤが止まらないw
おいおいwwまだ半分も行ってないのにこんなに百合百合してて良いのか?w
一般人から見ても恋愛物語じゃんw
妬いてる?焼いてるんでしょ
720 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/19(水) 22:51:51 ID:Xf9EXHv3
声でかいww
斉藤さんも待ってたくせにwツンデレがたまらん(>_<)
抱きしめシーンがあったらここ祭になるぞ!!!
さぁ抱きしめろ抱きしめろ抱きしめ
あああじらす…
好きって言っちゃえええああ
濃くっちゃ絵!
老後まで語るんじゃ…
725 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/19(水) 22:59:47 ID:CvpCKYh3
(><)!!!
萌えーーー
727 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/19(水) 23:01:38 ID:+xWorVz+
いい百合ドラマだった
実況板じゃないところで実況すんあ
729 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/19(水) 23:02:02 ID:KZsUbu+v
実況すんな死ね
730 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/19(水) 23:02:07 ID:/zIEocSf
紙コップは……っ…!ちゃんとゴミ箱にすててくださぃっ…っ…!!!
すびばせんでした
泣きながら萌えさすなよぉぉぉぉぉ(´Д`)
733 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/19(水) 23:09:01 ID:Xf9EXHv3
抱き合ってほしかった〜でも萌えた(*´Д`)
最終回、まさか最初から最後までひたすら百合だなんて
この発想は無かったわ
735 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/19(水) 23:12:39 ID:7aCthR8I
百合いいなあ……
ニヤニヤした
736 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/19(水) 23:13:29 ID:ofgLt5nv
初めて最終回だけ見たけどクソワロタwww
どうみても百合w
三上さんが「いないのは斉藤さんだけ」って言って
真野さん「きっとすぐ帰ってくる」って気持ちで空を見上げたんだよね
第二期フラグ立ってますよね!?
もぅほんと、真野ちゃんの未来予想図に、涙止まらなかった
最高の百合ドラマに心からありがとう
マジで号泣しました。いや今もしてます。
真野ちゃん、こんなに素敵なプロポーズは滅多にないよ、素晴らしすぎる!
直接的に表現しなくても、こんなに濃い恋心を伝えられるんだね。
もう百合萌えとかを越えて素晴らしい恋愛ドラマでした。
三上さんいい味出してた
これぐらいの百合が一番好き
740 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/19(水) 23:21:32 ID:ofgLt5nv
空港での真野ちゃんの言いたかった事って「好きです」以外考えられないわwwwすげー萌えた
手紙書くからねとか言って泣きそうになってた女子高生に萌え
斉藤さんと女子高生のSSも読んでみたいかも
最終回にしてパン屋の子まで斉藤LOVEって斉藤さん何人落としだw
空港で真野が言い残したことがあるって言ったときまじ告白かと思ったw
ごめwかぶったw
そしてナカーマ
最後まで何と言う百合ドラマなんだ
抱擁を激しく期待してて「不完全燃焼…orz」と落ち込んだけど、見終わってからはこれで良かったんだと思えた
空港のイスに腰掛け直したときは、キスしてもおかしくない距離だったので萌え殺されたわ
もうこの二人は永遠です
>>740 遠回しだけど、言ったも同然
斎藤さんには全部伝わってる筈…
ていうか周りの人(夫含め)、真野の気持ち分かってるとしか思えない
応援しすぎw優しすぎるw
だって「ずっと隣に…」のくだりなんてそれなんて夫婦?としか言いようが・・・w
747 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/19(水) 23:30:01 ID:ofgLt5nv
激しく続編希望
抱擁ぐらいはほしかったなぁ
うん、確かにもう公認カップルだったねw
しかしデートに誘う辺りから空港シーンまで斉藤さんがどんどん男前になっていって
もう完全に百合ドラマになってて驚いた
脚本家の勇気にお礼を言いたいw
続編はもう一段階進んで(ry
あそこで抱き合ってたら斉藤さんも真野ちゃんも相手の温もりがしみてより辛いはずorz
抱き合わなかったのは心から残念だ
それどころかキスまでも期待してたから本当に残念
だけど、抱き合ってないのにあそこまで好き合ってる事を伝えられる演出が神
今日びのメロドラマでもあそこまで愛し合ってる二人なんていない
>>750 確かにそういう考え方もあるな
だから真野の言葉遮って飛行機に乗ったんだね
誰に対しても握手で別れる斉藤さん…何て男前なんだ
そしてそんな斉藤さんが唯一涙を見せた相手…それが真野ちゃんなんだね
あの女子高生の二人も良かったね。
私達はずっと二人でいようねって、真野ちゃんの百合が伝染してるw
斉藤さんは周り中を百合色に染めていく…
755 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/19(水) 23:59:25 ID:ofgLt5nv
今日しか見なかったんだけど先週以前の回もこんな感じだったの?
DVD出るなら買ってもいいと思ったw
今回は殊更濃かったけど、ずーっと百合だったよ
買って損はないと思う
「やばいミムラ告る!?告っちゃう!?頑張れ!!
てか近い!ちゅーしろ!!」
っていう実況メールが、百合萌えでもない普通の友達から来てふいたwww
『斉藤さん』見ると皆百合に目覚めちゃうのかなw
ホント素晴らしい百合ドラマでした。
いやでも本当に真野ちゃんは斉藤さんスキーだなと思った
ごみ集積所で斉藤さんに誘われたときのリアクションとか、家に帰るときのスキップとかww
>>756 ありがとう。
斉藤さんと仲直りしてご機嫌な真野ちゃんが旦那に「もしかして妬いてる?妬いてる」って言ってたのが素敵だったw
「大丈夫好きだからー」って言ってたのが残念だったな
それ以上に斉藤さんを愛してる
もしパート2があるなら、パート2でこそ“一線”を越えてほしいですね
とはいえ・・・一線を越えるには、深夜ドラマじゃないとダメかな
その一線越えるには覚悟いるぞw
北川さんは深夜ドラマで体当たり演技したし、ミムラさんも演技派だからやってくれそうw
観月さんも是非ヤッテホシイ キスはもちろん、イチャこりゃあり、一緒に入浴もwww
ミムラのまじ泣き顔が不細工過ぎてワラタw
>>764 ちょw失礼w
でも某スレでガイコツみたいと言われてたのには吹いた
いやー真野ちゃんと言いミムラちゃんと言い…
本当に斉藤さん(観月さん)大好きなんですね
斉藤さんにキスされたら、真野ちゃんは一日中それを思い出してニヤニヤしてそうだねw
最終回おわったから
このスレも
もうSSこないよね…
続編あるなら一緒に入浴ぐらいはあるんじゃないかな一緒に旅行とか実現しそうだし
てか周りが真野を応援し過ぎだよなw
旦那まで公認だし、最後は完全にラブストーリーじゃないかwww
旦那にはドグウ部長いますからw
>>斉藤さんと真野さんとの関係は?
透さんは土偶部長を捨ててゴルフ部長の元へすり寄ってしまうのか?
ミムラさん公認の関係w
日テレドリームライブに観月さんMCで出てる
ミニスカドレスの生足が綺麗過ぎて口ぽかーんってなっちゃったw
そういえば斉藤さんはずっとパンツスタイルだったような気がする
しかしゴールデンにここまで百合全開なドラマって久しぶりだね
ストーリーのスパイス程度の百合とかなら結構あるけど
主旋律が百合って私が見た中では内田有紀と一色紗英のその時ハートが盗まれた以来かも
ドリームライブ、観月さん歌うっぽいね!wktk
観月様…美し過ぎてため息出るわ
てか脚綺麗だし細いし長い!
こんな斉藤さんの姿、真野がみたらハラハラしそうだなw
てか、斉藤さんとごくせんのヤンクミが共演してるのがすごい
おまけにコニタンまでいるしw
斉藤さんVSヤンクミのキャットファイトが見たい
もちろん斉藤さんのセコンドにはかいがいしく
斉藤さんのために働く真野さん
>>772 オオトリでしたね
途中カメラで抜かれてた仲間さん、小西さん、坂下千里ちゃんの熱唱する観月さんを見つめる目が
真野さんみたいなうっとりって感じになってたのが萌えてしまった
何気にAKB48出てたし、つるのも出てたしチーム斉藤強い
今日ドリームライブは斉藤ワールド全開でニラニラしてましたw
斉藤さんに出てたAKBの子も喋ってたね
「今日一日さ、私に付き合ってよ」
こうやって誰かを誘ったのなんて、今考えれば初めてかもしれない。
私の誘いを承諾し、軽やかにスキップして帰宅する真野の後ろ姿を見ながらそう思った。
どうせ離れてしまうのなら、
最後に真野との楽しい思い出を作りたい。
買い物や食事を済ませ、残り僅かな時間をいつものカフェで過ごす。
楽しそうに今日一日の余韻に浸っている真野。
しかし私が引っ越すという事実を改めて感じたのか、私に背を向けて泣いた。
寂しいのなんて…私だって同じなのに。
でも最後に真野と過ごしたい場所はここなんかじゃなかった。
何気ない日々を一緒に送ったあの場所。
もう一度あの場所に真野を連れて行きたい。
「真野…最後に一緒に来て欲しい場所があるの」
黙って振り返る真野に私はそっと近付き、その手を取った。
握り返して来る力は決して強いものではなかったが、私について来てくれるという返事くらいはその手から容易に感じ取る事が出来た。
そしてこれから自分がしようとしている事に少しだけ不安を抱いた。
「入って」
私は引越しの準備が殆ど整った自宅に真野を招き入れた。
真野は引越し用のダンボールが積み重なったその光景を見て、表情を曇らせた。
「もう殆ど何もないんだね」
今、私がしている事は真野にとって凄く残酷な事かもしれない。
引越しをする、つまり別れるという事実をまじまじと目に焼き付けているのだから。
二人で語り合ったあのコタツも
真野が遊びに来る度にお互いが使い合っていたあの湯沸かし器も
お茶を飲む時に使った湯のみでさえ
もうこの部屋にはない。
でも最後にこの場所を真野には覚えておいて欲しかった。
たとえそれがどんなに変わり果ててしまっていたとしても。
二人がここで過ごしたという事実はこれからも変わらない。
今、この殺風景な部屋には私たち二人の姿だけ。
真野を連れてきたのは良かったが、私の悪い癖がここでも出てしまう。
何故か真野を前にすると何とも言えない気持ちになり、次の行動へと進めない。
掛ける言葉が見つからず、二人の間に沈黙が流れる。
そして次の瞬間、聞こえてきたのは真野のすすり泣く声だった。
「真野…さっき泣かないって言ったのに」
「斉藤さん…どうしてここに、私を連れて来たの…っ」
「どうして…って」
「私…私が…っ、斉藤さんと過ごしたのは…こんな何も無い部屋じゃなかった…」
泣いている真野を見た事なんて今までに何度もあったのに。
感情の高ぶりに僅かに震える自分の身体。
行動を考えるよりも先に、自分の身体が動いていた。
私はそのまま真野を抱き締め、強引に唇を奪った。
どれくらいそうしていただろう。
背中に回されている腕に気付き、私は心から真野を離したくないと思った。
唇を離すと、潤んだ真野の瞳と目が合った。
「斉藤さん…」
艶っぽく私の名前を呼ぶ真野に、私はもう一度唇を重ねた。
数時間前の不安が嘘のように消え去っていくのを感じた。
私はそのまま真野を寝室まで誘った。
いつも潤一と眠っているベッド。
それは卒園式当日の朝に片付けるつもりだったので、まだここに存在している。
私はそこにそのまま真野の身体を横たわらせた。
私は真野の上にそっと身体を重ね、最後の承諾を求めた。
「…後悔しないのね?」
すると真野は私の頬に手を当て、自らの唇を重ねてきた。
そして唇を離し、私の目を見て頷く真野。
それを合図に私は真野にもう一度深く口付けをした。
私は真野を抱き、そしてまた真野に抱かれた。
行為中覚えているのは真野の白い肌と、溜息にも似た真野の嬌声。
段々と熱を帯びていくお互いの身体を求め合った。
もう何も考えられなくなるような…そんな空間に二人はいた。
真野の唇が降りて来る度、真野に唇を降ろす度、自然に早くなる自らの鼓動。
目の前にあるこの身体に今、私だけが触れているのだという優越感。
真野は私にとってとても大きな存在であると同時に、自らの理性を壊してしまう存在であると言う事にも気付いた。
“真野”
“斉藤さん”
何度、お互いに名前を呼び合ったのだろう。
そして何度、『愛してる』と呟いたのだろうか。
勝手かもしれないが、私が今一番必要としているのは真野だった。
唇から爪先まで全て忘れないでおこうと思った。
これで私は…心置きなくこの場所を離れる事が出来る。
そして真野とちゃんと別れられる、そう思った。
行為後、乱れた息を整える二人。
そして双方がもう一度、相手の肌の温もりを感じようと腕を伸ばす。
欠けていたパズルが自らの空間に辿り着けたかのように、私は真野としっかりと抱き合った。
そして真野を見ると案の定、また涙を流していた。
それは喜びの涙か、はたまた悲しみの涙なのかは分からない。
でも私はその涙を拭ってあげることしか出来なかった。
この余韻に浸る時間も本当にあと僅かだったから。
私は真野の髪を軽く撫で、身体を起こして真野を諭した。
「そろそろ…子供たちを迎えに行く時間だよ」
「うん…分かった」
真野の事だからもう少し粘ってくるかとも思ったが、私と同様に身体を起こして服を纏った。
そして、私にこう言ったのだ。
「斉藤さん…ありがとう」
その言葉の意味がどういうものなのか、理解するのには時間が掛かりそうだった。
私は真野に何一つ、お礼を言われるような事をしてはいない。
今日だってそう…全て自分の勝手な選択で真野を振り回し、最後まで翻弄した。
「お礼言わなきゃいけないのはこっちだよ」
「えっ…?」
私はまだ煮え切らない頭で、真野に精一杯の返事をした。
「私の方こそ…ありがとね」
少なくとも私は、真野に出会えたという事実に感謝しているのだから。
ぱあっと花が咲いたような笑顔になる真野を見て、こっちまで嬉しいような照れくさいような、何とも言えない気持ちになった。
真野に出会えて、本当に良かった。
「よし、最後の幼稚園への道、一緒に歩こっか」
「うん!」
斉藤家の玄関を出る二人。
それはいつもと何も変わらない斉藤全子と真野若葉の姿だった。
たとえ離れてしまったとしても、きっとまたどこかで会える。
そんな心情がきっとお互いの心の中にあるのだろう。
そう、これからもずっと。
782 :
127:2008/03/20(木) 23:46:26 ID:Y8iqfA0g
最終回の余韻がまだ残るこのスレに場違いなSSすみません。
ドラマが終わるまでと決めていたので、これがとりあえず最後の投下になります。
今まで暖かいお言葉を掛けてくださった方、またSSに目を通して下さっていた方、皆さんに心からありがとうを言います。
またいつかもう一度書ける機会があれば、それまでに少しでも進歩しておきたいと思っています。
そして最後に…斉藤×真野は永遠です!!
98様、私はあなたのSSを読んで自分も執筆する決心がつきました。
学んだ事も多く本当に感謝しています。ありがとうございました。
SSの続き、楽しみに待たせてもらいますね。
783 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/21(金) 00:03:01 ID:8C8JqHe9
名字じゃなくて下で呼び
>>127さん
GJでした!
つか終わったのか・・・orz
本編に沿ってるのがよりいいw
ちょっとこれからまた録画したの見直してくるw
98さんも続き投下待ってます!
現実にドラマでこれやっちゃうと主婦レズ不倫
まあ妄想スレだから何でもアリだけどね
>>782 ハァ━━━━ *´Д`* ━━━━ン!!!!!!
萌え氏にそうです
本当にGJ!!
行為後の「ありがとう」ってほんと深くて重い一言だね
なんか切ないけど後味爽やかで気分いいです
今まで本当にお疲れ様でした
また復活してくれることを願います
98さんの投下も待ってます
ぶった切ってスマソ
最終回の真野っちの
「斉藤さんにずっと隣にいてほしかった…」
でマジ泣きしちゃうシーンやばすぎww
あと斉藤さんが言う「友達」って言葉に真野っち引っかかってる感じもGJ
ここ最近見た中で一番の百合物語でした(´∀`)
斉藤さんありがとう
>>782 127様…GJ!!
今まで本当にお疲れ様です
寂しくなりますが、最後まで萌えをありがとうございました
789 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/21(金) 13:38:20 ID:qnm+Ut4r
流れ切ってすまん 小倉さんこと北川さんが昨日モト冬樹主演のヅラ刑事DVD発売トークショーに出てた
北川さんはヌーブラ刑事役www オラ見てきたんだけど、北川さんはミニスカで生足姿でした
ほんとに脚キレイで細く長い! ハアハア・・ 観月さんもめちゃ脚きれいなんだろうな
127さん今までありがとうございました これからもここに参加してくださいね
今度はDVDが楽しみですね!!! 特に特典映像楽しみ きっと真野ちゃんのせーぎの歌のシーンとか、
百合百合の撮影シーンてんこ盛りでしょうね いろいろここが百合だ!と見つかるよww
まだまだみんなでこのスレ盛り上げましょうね
127さん
真野に抱かれた
斉藤さんを
もっと書いてほしかった…
でもSSくると思ってなかったから
嬉しい。
789》盛り上がるかな?
791 :
98:2008/03/21(金) 15:33:40 ID:AaGeswSD
斉藤の家を飛び出した真野は、自宅までの道を駆けて行く。
見慣れたはずの景色は、涙でにじみ
溢れた涙は拭われる事もなくこぼれ落ちていった。
数百メートルもない距離を駆けながら
真野の脳裏には今までの斉藤の記憶の全てが蘇った。
出逢った時から、その言葉、行動の全てが眩しかった事
いつかそんなふうになりたいと憧れ、友達になってくれた事
時には鈍感な自分を叱りつけ、助けてくれた事
そして、必要としてくれた事
全てが愛しかった。
全てが真野にとっての宝物だった。
―あの人と、ずっと一緒にいたい
誰よりも同じ時間を過ごしたい
永遠を、誓いたい
願いはいつしか膨らんで、真野の意思ではどうする事も出来なくなっていた。
「うっ…っ…」
辿り着いた自宅の前で、真野は泣き崩れるようにしゃがみ込む。
願いの強さに、叶えられない悲しみに、胸が張り裂けそうな痛みを必死で堪えていた。
「真野さん?」
思いもしない声に呼ばれ、真野は一瞬身体を硬直させる。
涙を拭いながら顔を上げると、そこには偶然通りかかった人影が
心配したように真野を覗き込んでいた。
「三上さん…」
「どうしたの」
泣き腫らして尚、瞳を潤ます真野の顔を見て、三上は驚いたような声を上げる。
真野はすぐに顔を伏せたが、三上は動揺しながらも、その手にハンカチを差し出した。
「何かあったの?」
止まらない涙を拭う真野を見ながら、三上は落ち着いた口調で尋ねる。
真野は、その涙が止まるまで何も答える事が出来ず
三上もそんな真野の隣りで、ただ黙って背中をさするだけだった。
792 :
98:2008/03/21(金) 15:36:03 ID:AaGeswSD
「紅茶を二つ、ミルクで」
三上と真野は、いつも皆で集まっている喫茶店にいた。
まだ涙声でうまく喋れずにいる真野の代わりに、三上が注文を頼む。
「すみません…」
真野の無意味な謝罪に、三上はいいのよ、と微笑んで返した。
あれから、辛うじて泣き止んだ真野は、三上を家に案内しようとしたが
三上はそれを断り、真野を外へと連れ出したのだった。
真野はその時、三上が断る理由を把握出来なかったが
今こうして、外に居る空気が自分を落ち着かせているという事も感じていた。
「斉藤さんと、何かあったのね」
頼まれたミルクティーを口にしながら、三上はわかりきった事を尋ねる。
真野は下を向いたまま、何も答える事が出来なかった。
しかし、その様子が肯定を意味するものだと、三上には容易に察する事が出来た。
「話したくないのなら、いいんだけど…」
ティーカップを置きながら、三上は一つ間を置いて言葉を続ける。
「でも真野さん、誰にも言えないで悩んでるんじゃないかって」
続けられた言葉に、真野はハッとしたように顔を上げる。
「もし、私でいいのなら話して、私はあなたを否定するつもりはないから」
三上のその言い方は、真野の悩みを的確に捉えているように取れた。
「わたし…」
三上に促されるようにして、真野は声を搾り出す。
「斉藤さんの…事……その…」
それ以上言い澱む真野に、三上は穏やかな声でその先を告げた。
「好きなのね」
静かに頷いた真野は、そのまま下を向いて瞳を閉じた。
その言葉を聞いただけで溢れてしまいそうになる涙を、必死で堪えていた。
「斉藤さんに、伝えたの?」
そんな真野に合わせるように、三上はゆっくりとした口調で質す。
「まだ……ちゃんと伝えてないんです…でも」
「斉藤さんも、あなたの事が好きよね」
三上の言葉に、真野は顔を上気させる。
誰かの目から見て、斉藤が自分を想っていると断言出来る事に、喜ばしくさも感じた。
もちろんそれがわかるのは、鋭い洞察力を持った三上ぐらいでしかないのだが。
793 :
98:2008/03/21(金) 15:37:52 ID:AaGeswSD
「斉藤さんには、何も聞いてないの?」
三上の問いは、核心を突いていた。
真野の抱えている事全てを、三上が把握出来ているわけはなかったが
真野がずっと、誰にも打ち明けられなかった事を口にしてもいいのだと
そう思わせる安心感が、確かにあった。
「聞けないです、だって私…」
真剣に聞き入る三上の前で、真野は本音を吐き出す。
「同じ、好きじゃないかもしれないんです…
例えば、同じように、だ…抱き合うとか…そういう好きでも
私は、今だけとか、そういうんじゃないんです
私には、斉藤さんだけなんです
斉藤さんだけ特別で…斉藤さんと、ずっと一緒にいたいんです」
口にしながら、胸は痛み、言葉が詰まりそうになる。
それでも真野は、初めての気持ちを言い切った。
三上は、遠くから見て察していたよりずっと
真野が強かな気持ちを抱えていた事に、内心で驚いていた。
心から想いを注ぐ真野の恋に、他に相応しい言葉を見つけられなかった。
「運命の人、なのね」
三上の言葉に、真野は静かに頷く。
「私…ずっと、幸せになれるようにって生きてきました
この学校に入ればとか、この会社に入ればとか
結婚する時も、この人となら幸せになれるってそう思って…
尊も生まれて、3人で暮らして、本当に私、幸せになれたんです」
幸せを口にする真野は、相反するように顔を歪ませた。
その幸せこそが、真野を今苛んでいたのだ。
「でも…」
言葉を続ける真野の視線を、三上はしっかりと捉える。
胸の痛みが、伝わってくるようだった。
「初めてなんです
幸せになんかなれなくていいって思ったの
斉藤さんといられるなら、私、もうそれだけでいいんです」
それが真野の、心からの本心だった。
794 :
98:2008/03/21(金) 15:39:42 ID:AaGeswSD
二人はほんの少しの間、窓の景色を見たりして、沈黙を守っていた。
真野は真野の想いを、三上はその想いに自分の記憶を
それぞれ思い巡らせていたのだった。
そして、三上は自らの中で何かに至ったように、その沈黙を破る。
「私も」
「え?」
聞き返す真野に、三上はゆっくりと言葉にした。
「一度だけ、今の真野さんみたいに思った事がある
あなたとは逆に、ずっと昔、ずっと若かった頃に…」
三上はその頃を懐かしむように、遠く、それでいて寂しげな目をして語った。
「幸せになれなくてもよかったのに、結局、叶えられなかった」
三上の言葉と、力ない語尾に、真野は胸が締め付けられるような思いがした。
思わず視線を逸らそうとした真野を、三上は諭すように続けた。
「でも真野さんは、これから、叶えるんでしょう?」
その問いに、真野は返答を詰まらせる。
いくら叶えたいと、心から望んでも
自分一人ではどうする事もできない事を、真野は痛いほどわかっていた。
もう何度も、胸の内で思い知っている事だった。
「でも……私の望みは、ずっと一緒にいたいって事なんです
叶えちゃいけない事なんです、だって、これは本当はいけない事で…」
「いけない事よ」
三上は、はっきりと告げた。
「主婦が、母親が、決してしてはいけない事をしてると、私も思う」
その口調は強く、鮮明に真野の耳に響いた。
「でも、あなたの決める事よ
あなたが何を選ぶか、全部あなたが決めていいの」
真野は、三上の言葉の一つ一つに、胸を打つ思いだった。
理性と常識を踏まえた上でも尚
真野の恋を思い遣る三上の寛大さが、今の真野を救っていた。
「決めて…いいんでしょうか」
真野は息を飲み、改まったような顔をして口にする。
尋ねながら、既に胸に芽生えている何かを真野は感じていた。
そしてそれを、三上もわかっていた。
「もう、決まっているじゃない」
真野は顔を上げて、三上と視線を交わす。
三上の穏やかな眼差しを見て
何かを許されたような、心が解かれる感覚を感じていた。
自分で、自分を許したいと、その時真野は心から思った。
795 :
98:2008/03/21(金) 15:42:11 ID:AaGeswSD
ようやく緊張が和らいできた真野の表情を見て
三上は少しだけ、話を逸らす。
「本当はね…少しだけ、二人が羨ましく見えるの」
えっ、と真野の表情は一瞬固まる。
羨ましいなんて言葉を三上の口から聞くなど、意外としか思えなかった。
そんな真野に、三上は笑顔を見せ、微笑んだまま言葉を続ける。
「私がね、あの人みたいだった頃
真野さんみたいに、慕ってくれて、支えようとしてくれる人はいなかったし
私自身も、そんな人いらないって思ってた」
真野には三上が斉藤のようだった頃など想像もつかなかった。
きっと昔から、今のように大人びた人だったのだろうと
真野は彼女を見た時から、そう思い込んでいた。
「斉藤さんと出会った時、きっと同じように思ってるんだろうなって感じたの
それは良くないなぁって、私も勝手に思ってたりしたんだけど」
自分でも意外な事を言ってると自覚しているように、三上の表情は苦笑していた。
「でも、斉藤さんは、あなたと出会って
たった一人だけのあなたを、確かに必要としているわ」
だから見捨てないであげてね、と三上は過去の自分を託すように笑って助言した。
「三上さん…」
真野は、三上が思っていたよりずっと
斉藤と自分の事を見ていた事に驚き、何よりそれを感謝した。
理解をしてくれたとも違う、だが確かに受け止めてくれた
そんな三上の優しさに、自然と微笑みが蘇ってくる。
「言っておくけど、斉藤さんを応援したいわけじゃないからね」
真野の笑顔に、三上は釘を刺すように言い捨てる。
だが三上の言葉は、更に真野の笑顔を綻ばせるのだった。
796 :
98:2008/03/21(金) 15:44:02 ID:AaGeswSD
「明後日のお泊り保育が終わったら、もう、卒園ね」
陽が傾き始めた夕時の中、三上と真野は、我が子の待つ幼稚園へと向かう。
話題は、自然と数日後に控えた卒園式の事に及んだ。
「緊張します…」
「子供を大事に想ってる証拠ね」
微笑んで言った三上の言葉に、真野は褒められたように胸が温かくなるのを感じた。
斉藤と三上が対立していた事を思い返しながら
人にはそれぞれの優しさがあるのだという事を知るようだった。
「お母様!」
園の門に辿り着くと、娘のかおりが待ちきれなかったように
母親の姿を目指して駆けてくる。
その姿に微笑む三上は、真野が見た中で一番優しい表情をしていた。
真野の視線に気付いたように、三上は向き直る。
「それじゃあね、こんなところで言うのも何だけど、小学校でも、よろしくね」
三上は真野に右手を差し出す。
「こちらこそ、よろしくお願いします」
真野ははっきりとした口調で言って、その右手をしっかりと握った。
また明日、と頭を下げ、三上は子供の手を取って歩き出す。
「三上さん!」
真野は、振り返って三上の背中を呼び止めた。
「今日は本当に…ありがとうございましたっ!」
振り返った三上は、何も答えず、ただ優しく微笑み返すだけだった。
そんな三上に真野も、これ以上ないくらいの笑顔で応える。
再び歩き出した三上の背中を見つめながら、真野は本当に救われた思いだった。
「ママー!」
後方から響く息子の声に、今度は真野が呼び止められる。
「尊!」
子供に負けないぐらいの元気な声を上げ、真野は駆けてきた我が子を抱きしめた。
だが、その隣りにいつもある姿がない事に、気付く。
「潤一君は?」
「もう帰ったよ」
「そっかぁ…」
あんなふうに別れてしまった斉藤と、今ここで顔を合わせるのは気まずい事とも思ったが
真野は早く彼女に会って、弁解をしなければとも考えていた。
「尊、明日はちょっと、早起きしようね」
母親の言葉に、尊は不思議そうな顔をして首を傾げる。
―ちゃんと、言おう
だって、もうこの気持ちは決まってるんだから
大切な子供の手を引きながら、真野はもっと強くなろうと、決意を胸にした。
797 :
98:2008/03/21(金) 15:47:06 ID:AaGeswSD
翌朝、子供と共に早起きした真野は
いつも自分の家で待ち合わせている時間より30分も早く斉藤の家を訪れた。
まだ仕度の途中で迷惑かもしれない、とも考えたが
すれ違いになる事だけは避けなければと思っていた。
「斉藤さん、まだ家にいるよね」
祈るような気持ちで真野はインターフォンを鳴らす。
家の中は忙しかった様子で、玄関の扉が開かれるまで少しの時間を要した。
「真野!?」
玄関から出てきた斉藤は、驚いた様子でその名を呼ぶ。
既に着替えていた斉藤だったが、その髪はまだ寝起きのままだった。
「斉藤さん!」
真野は、門まで入って斉藤に歩み寄る。
ようやく見れた顔に、安堵の表情を浮かべる真野だった。
「な、ど、どうしたの!こんな早く!」
そんな真野とは反対に、斉藤は慌てふためいたように声を上げる。
「あ…ごめん、その…迎えに来たんだけど…」
狼狽える斉藤に圧倒され、真野は思わず肩を窄ませてしまう。
「あ、上がってもいい…?」
真野を目の前にした斉藤の動揺はあきらかだったが
子供達の前で、これ以上の醜態を見せるわけにもいかず
真野の言う通り、二人を家に通すしかなくなった。
「も、もう朝ごはんは終わったから、えと、もう出れるから」
玄関に座らせた真野と尊を前に、斉藤は急いで上着を着る。
「斉藤さん!」
「へ?」
「寝癖…」
斉藤は真野が一瞬何を言ったか理解出来なかったように固まったが
気付いたように頭に手を当てて、その髪を確かめる。
「あ…あぁっ!そうだった!そうだったね!」
大袈裟に相槌を打ちながら、斉藤は洗面所へと向かった。
いつもと様子の違う母親に、潤一も首を傾げながら鞄に弁当を詰めるのだった。
「さ、行こう」
洗面所から出てきた斉藤は仕切るように玄関へと向かい、真野達も家を出た。
四人は並んで幼稚園への道を歩いていくが
斉藤はただの一瞬も、真野と目を合わせようとはしなかった。
真野が何を話しかけても、頷いたり空返事をするだけだった。
もしここで、タバコのポイ捨てや自転車の二人乗りなどが横行されても
多分斉藤は気付かないまま、目の前を通り過ぎていた事だろう。
―こんなふうになっちゃうなんて
真野は、そんな斉藤を横で見つめながら、自分の責任を感じた。
798 :
98:2008/03/21(金) 15:49:57 ID:AaGeswSD
いつもより長く感じる道のりの中、ようやく四人は幼稚園へ辿り着く。
門を抜けるなり、潤一と尊は振り返らずに駆けて行ってしまった。
そんな息子を見送って、真野は斉藤に向き直ると共に門へと向かう。
来た道を引き返しながら、斉藤にはこれからが長い時間となるように思えた。
隣りを歩く真野の顔もまともに見れないまま、斉藤は昨日一晩思い悩んだ事を反芻する。
泣き出してしまった真野の真意も、あんな事をしてしまった自分の本心も
把握できずにいる斉藤に、一晩で考えをまとめる事など出来やしなかった。
だがただ一つ確かだと思えたのは、潔く、謝らなければならないという事だった。
斉藤はそれを思い出したように、横を歩く真野に、やっと視線を向ける。
「真野、あのさ…」
自分から切り出しながら、何でも言えたはずの唇の重たさを、斉藤は初めて実感した。
「昨日の事だけど…その…ご…ご…」
ごめん、と言おうとした斉藤を遮るようにその唇は塞がれる。
背伸びをした真野が、ふいに口付けたのだ。
「な!」
唇が離れると、斉藤は驚いたように口を手で押さえ、辺りをきょろきょろと見渡す。
「大丈夫、誰もいなかった」
真野が安心させるように言うと、斉藤は無意味に頷くが、そういう問題でもないと思った。
「昨日、ほんとにごめんね」
斉藤が慌てているうちに、その言葉は真野の口から出てしまう。
「いや、それは」
「斉藤さん!」
私の台詞だと続けようとした斉藤を、また遮って呼び留める。
斉藤の謝罪を妨害するように、真野は無理やりに話題を変えるのだった。
「明日一日、空いてる?」
「へ…?」
「泊まりに行ってもいい?」
「え…泊まり…泊まりって…えぇぇぇ?!!」
真野が聞いた事ないような声を出して、斉藤は驚く。
「明日から一泊、尊達も幼稚園でお泊りだし、うちも出張で誰もいないの
だから斉藤さん家、行ってもいい?」
「いや…でも…」
「予定あるの…?」
「そうじゃないけど…」
「じゃあ、決まり!」
強引な真野に、斉藤はたじろぎながらも、頷くしかなかった。
昨日の出来事について、真意と謝罪を伝えなければと思ったが
明るく話を逸らす彼女に、斉藤はこれ以上何も語れずにいた。
「早く明日にならないかな!」
そう、心から楽しそうに笑う真野を見て
斉藤の昨晩までの苦悩が和らいだのも確かだった。
799 :
98:2008/03/21(金) 15:55:06 ID:AaGeswSD
すいません
ありえないほど長いので
規制避ける為一時間ほど失礼致しますm(_ _)m
流れに差し挟むようにしてすいません…
>>98さん
待ってました!
三上さんがいい味出してるw
とりあえず続きwktkして待ってます!
801 :
98:2008/03/21(金) 17:11:36 ID:AaGeswSD
真野の願った通り、あっというまに翌日の朝は訪れる。
真野が突然泊まりに来るという事で、斉藤は昨夜
大急ぎで風呂場や寝室を片さなければいけなかった。
もちろん普段から綺麗にしている斉藤だったが
客人が泊まるとなれば、より清潔にするのが一応の礼節だと斉藤は考えていた。
そしてその客人が、誰より特別な人だから、という意味も
確かに込められているのだった。
「おはよー!」
斉藤が息子を連れて、真野の家まで迎えに行くと
子供と一緒になって、元気よく挨拶する真野が出てきた。
「忘れ物ない?」
「なーい!」
目の覚めるような斉藤の問いに、真野と尊は声を重ねて返答した。
「幼稚園にお泊りなんて、すっごく楽しみだね!」
「うん!」
「うふふ」
真野は尊と潤一に声をかけながら、まるで自分の事のように微笑んで歩く。
だがその笑顔の理由は、この後に控えた自分の予定を
心待ちにしているからに違いなかった。
そんな真野を見て、斉藤は一人照れるような気持ちになる。
「子供みたい…」
ぽつりと、そう言ってみる。
「ん?何か言った?」
「いいや、なんでもなーい」
真野の問いかけに、しらばくれながら
斉藤は自身の心も確かに弾んでいくのを感じていた。
802 :
98:2008/03/21(金) 17:13:39 ID:AaGeswSD
「じゃあね、ちゃんと寝る前にトイレ行くんだよ」
「怖くなっても泣かないように、男らしくね」
幼稚園に着くと、そんな母親らしい言葉をかけながら、二人は息子の背中を見送る。
「大丈夫かなー…不安」
「ま、いい経験になるでしょ」
頼もしく答える斉藤を横に、真野はきっと斉藤がいなかったら
一晩中子供の事が心配で、たまらずにいたであろう自分を想像する事が出来た。
そして、今隣りにいる存在に、心から感謝するのだった。
「斉藤さんは小さい頃、こういうのあった?」
「んー?あったと思うけど、覚えてない」
「そういうものかー」
「そういうものよ」
子供の事を改めて先生に頼むと、二人は同時に門まで引き返した。
この門を出たら、二人きりの時間の始まりだった。
「先、荷物取りに行く?」
「…うん」
先ほどまではしゃいでいたのとは、うって変わって、真野は控えめに頷いた。
「なに、どしたの」
「え、や、ちょっと緊張して」
「なっ、なに、緊張って、自分から言ったのに…」
真野の様子に、斉藤は自分まで赤面してしまいそうな思いだった。
「な、なんでもないの!もー行こー!」
そう言って、真野は斉藤の手を取り歩き出す。
空いたもう片方の手で、恥ずかしげな顔を覆い隠すようにしていた。
―なんなんだ
斉藤は、二日前から真野の言動に振り回されっぱなしのように感じた。
だが、決してそれを嫌な気持ちで受け止めないのは
間違いなく斉藤が真野を大事に思っているからという事でもあった。
803 :
98:2008/03/21(金) 17:16:15 ID:AaGeswSD
その日の午前と午後を、二人はいつもと変わりなく過ごした。
午前はジムへ行き、その帰りに買い物をして、斉藤の家で昼食を摂る。
昼食後のひと時に話す話題も、子供の話や、日常のたわいない話ばかりだった。
違うのは、いつもの子供を迎えに行く時間になっても
二人の距離が離れる事はないという事だ。
そして窓の向こうの景色が暗くなった頃
真野は突然閃いたかのように、斉藤を家から引っ張り出した。
「飲みに行こう!」
真野の提案に、斉藤は無意味に戸惑ったが
手を引かれたまま夕闇に染まる街を歩いていくと
二人の間を吹く春の夜風に、なんともいえない心地よさを感じた。
三月の、まだ肌寒く感じる空気の中、共にいる温もりを斉藤はかけがえなく想った。
そうしているうちに、商店街の中でいつもは目にも留めない居酒屋へと辿り着く。
入り口の扉を前に、横目で真野の顔を見ると
これ以上楽しそうな事はないような笑みを見せていて
斉藤はとても引き止める気にはなれなかった。
「いらっしゃいませー」
店に入ると、そこは仕事帰りのサラリーマンやOLなどで溢れ返っていて
ごく普通の、居酒屋の風景といえるものだった。
席に着いた斉藤は観念したように、メニューを手にする。
何年ぶりかに吸う、賑わったこの空気に、胸が高鳴っていたのも確かだった。
そんな斉藤の様子を察して、真野は満足げに微笑む。
「私はね、カルーアミルク」
「やっぱそういうの飲むんだ」
「やっぱ、って?」
「なんかイメージ通りっていうか」
「私ね、コップ1杯でだめなんだぁ」
「…よく誘ったわね」
真野の言葉に、斉藤は我に返ったようにメニューを置く。
「斉藤さんの飲んでるとこ、見てみたくって」
「じゃあビール、大ジョッキで」
「うわ、斉藤さんぽい」
からかうように笑う真野を睨みながら、斉藤は店員にオーダーを告げた。
その日二人は初めて、共に飲む酒の味を知る事となる。
一緒に頼んだ食事も進み、話題は若い頃から幼い頃の話にまで上った。
いつもよりずっと口数は多くなり、斉藤も真野に負けないぐらい明るく振舞った。
「今日は母親らしくない事をするの!」
話の中、真野は酔った口調でそう言ったが
普段の斉藤なら注意するところを、からかうように笑うだけだった。
そんな尊い時間はあっという間に過ぎ、時計は夜更けが近づいている事を指していた。
なかなか帰りたがらない真野は、宣言した通り、母親らしくない様相を見せていた。
804 :
98:2008/03/21(金) 17:18:33 ID:AaGeswSD
それからまた暫くして、ようやく店を出た二人は
少しだけ足が浮いたような感覚で家までの道のりを歩く。
斉藤の方が飲んだ量は遥かに上だったが
やはり酒に弱い真野の方が足をふらつかせていた。
そんな真野を支えるように、二人の手は自然と繋がれる。
「こんなふうに、一緒にお酒飲みに行くのが夢だったんだ」
「夢って何よ」
真野は子供のような眼差しをして、夜空を見上げる。
「主婦とか、母親とか、そういうの関係なく、斉藤さんと過ごしてみたかったの」
アルコールが視界にまで回ってしまったのだろうか
真野は、こんなに綺麗な夜空を見た事がないと思った。
「…そっか」
夢を語る真野の言葉に、斉藤は小さく微笑んだ。
「もっと早く…会ってたら」
斉藤は、ふいに口にした言葉を飲み込む。
それはいつも、心の中で思っていた事だった。
「…会ってたら?」
「いや、なんでもない」
斉藤は、酔いの回った頭が口にしかけた言葉を、やはり胸にしまう事にした。
出逢うのが遅すぎた事を嘆くより
どんなに遅くても出逢えた事を感謝しなければと、そう思っていたのだ。
同じ気持ちでいた真野も、それ以上問い詰める事はなかった。
そして吹っ切れたような笑顔を見せて、言葉を紡ぐ。
「また、行けるかな?」
「行けるわよ」
ぶっきらぼうに、でも真っ直ぐに答えた斉藤に、真野の心は満たされる思いだった。
「…じゃあ、指切り!」
車の通らない車道の真ん中で、真野は小指を差し出した。
斉藤は呆れた顔をしながら、自分の小指をその指に絡ませる。
「約束」
街頭がうっすらと照らす夜の闇の中、真野は斉藤の表情をしっかりと捉える事が出来た。
今この瞬間を、何よりかけがえなく思い
また、斉藤も同じように思ってくれていると、真野は確信した。
例えそれが自惚れでも、心を重ねている幸せに今は浸っていたかった。
805 :
98:2008/03/21(金) 17:20:28 ID:AaGeswSD
二人が斉藤の家に帰り着く頃には、時計はもう夜の十時に指しかかっていた。
こんな時間に、誰もいない家で二人きりでいる事は初めての事だった。
「お風呂入る…?」
「え?」
斉藤はまだ酒が残っているせいか、部屋に入ると唐突にそんな言葉を切り出した。
真野は少し驚いたように、反応する。
「先、入ってきなよ」
「あ!うん、うん!行ってきます!」
斉藤にバスタオルを渡されて、脱衣所へ駆ける真野は、顔一面真っ赤だった。
それを横目に見た斉藤も、目が覚めたように顔を上気させる。
再び訪れた動悸を前に、斉藤の中で酔いと理性が同居していた。
やがて浴室から響いてくる流水の音が、耳に残って離れない。
そんなつもりじゃない、といくら自分に言い聞かせようと
強い意思に反して高まっていく鼓動は、抑えようがなかった。
そんな、自分との葛藤で斉藤が悶々としている間に
数十分が経ち、真野は風呂から上がってきてしまう。
「あ…」
真野の姿を見た途端、斉藤はあからさまに視線を逸らせる。
濡れた髪と、無防備な寝衣姿に、真野を直視する事が出来なかったのだ。
そうした斉藤の動揺が伝わったように、真野は言葉を迷う。
「えと、いいお湯でした」
「そ、そう…」
斉藤は顔を上げずに小さく頷くだけだった。
「風呂、交代ね」
そう言って、斉藤は居たたまれなくなったように、その場を後にした。
―また、押さえ切れなくなるわけにはいかない
斉藤は、真野を泣かせてしまったその時から誓っていた。
こんな自分勝手な衝動は、胸にしまい込んでみせると。
だが、こんなふうに一日を二人きりで過ごして、衝動は胸が痛むほどに増していた。
―真野を絶対傷つけたくない
流水を浴び、アルコールを頭から追い出しながら
斉藤はその誓いを胸に、必死で衝動を抑えつけていた。
806 :
98:2008/03/21(金) 17:22:36 ID:AaGeswSD
風呂から上がった斉藤は、灯りのついた部屋へと向かう。
廊下を歩くその足はまるで忍ばすように恐る恐るとしていて
斉藤は自宅にいる事をすっかり忘れているようだった。
寝室に入ると、一人分だけ敷いた布団の上に、真野は座って待っていた。
「おかえりなさい」
出てきた斉藤に向かって、真野はそうやわらかく言ったが
斉藤はとても落ち着いていられる状態ではなかった。
「えっと…もう一枚布団、今出すからっ…」
斉藤はあからさまに慌てた様子で、押入れの戸に向かう。
「いいのっ!」
「へ?」
「一枚でいい」
引き止める声に振り向くと、顔を赤くしている真野が斉藤の目に映った。
斉藤の中で、動揺が広がる。
「それって…一人は、どこで寝るの…?」
「二人で、寝るのっ」
「あぁなるほど」
神妙に頷きながら、その内心では錯乱状態だった。
斉藤の心拍数は戸惑いに高なっていく。
「や、でも、寒くない?」
「くっつけば大丈夫」
「せ、狭くないかなぁ」
「平気」
真野は他を認めない様子だったが、斉藤も素直に折れるわけにはいかなかった。
うーん、と唸りながら、悩ましげに頭を抱えると、ひとまず真野の横に座る事にした。
―さて、どうしよう
このまま眠らずに一晩話し続ける手もあるかと、斉藤が考えた時
真野は傍らに座る斉藤に、抱きついてきた。
「なっ…」
密着してきた身体に、斉藤は硬直する。
その身体の温かく柔らかい感触に、いくら斉藤でもとても平然となどしていられなかった。
「真野っ!」
このままではいけないと、斉藤は真野の肩を掴み、その身体を自分から引き離す。
斉藤は、観念したように、その瞳に語りかけた。
「あのね、真野、この間の事だけど…」
807 :
98:2008/03/21(金) 17:25:05 ID:AaGeswSD
「私、真野に…あんな事しちゃって」
斉藤は額に手を当てながら言う。
思い出すだけで、気恥ずかしいような情けないような
そんな気持ちを表す表情を、隠しながら続けた。
「あの時、私…止められなくて…本当に悪かったと思ってる
でも、あれでわかったでしょう?私が何考えてるか…
こんなふうに同じ布団で、一緒に寝る事なんて出来ないんだよ」
言い終えて、斉藤は真野の顔に視線をやる。
驚くほど強い眼差しが、自分を見つめていた。
「わからない」
「え?」
「わからないよ、斉藤さんの考えてる事
ちゃんと言ってくれなきゃ、わからない」
真野の言葉に斉藤は狼狽えを見せる。
こんなふうに問い詰められる事など考えてもいなかった。
「そんな事…」
「そんなの言わなくてもわかる事だって、私も思ったよ
私達は大人で、確かめ合わなくても大丈夫って…
でも、大人になんかなれない
私はちゃんと、斉藤さんの気持ち知りたい」
それは、斉藤が本当の気持ちを言葉にするしかないのだという事を伝えていた。
斉藤の逃げていた答えにこそ、真野の望むもの全てが存在した。
それはもうとっくに、出ている答えでもあった。
「真野が…」
一呼吸ついて、その名を口にする。
その先を、真野に伝えらなければならなかった。
もうこれ以上逃げる事など、許されなかった。
真野は、斉藤の手を握って、その先の言葉を待っている。
その重たさを恨むように、唇を何度も噛み締める斉藤。
人生でこんなに勇気を必要とする事を知らなかった。
後にも先にもない緊張の中、ようやく斉藤の想いは解き放たれる。
808 :
98:2008/03/21(金) 17:27:30 ID:AaGeswSD
「好きだよ」
途切れてしまいそうな精神を辛うじて繋いで、想いを舌に乗せた。
その視線で、しっかりと真野を捉える。
涙を堪えるように、顔を歪ませる真野が斉藤の目に入った。
「愛してる…?」
問いかけた真野の言葉に、斉藤は胸は揺さぶられる。
だが真野の目はとても真剣で、恥ずかしがる斉藤をからかうつもりなどなかった。
斉藤は観念したように、赤らむ頬に耐える。
そして、真野の目を見て、生まれて初めての言葉を口にした。
「…あいしてる」
言い終えて、斉藤はグッと強く瞳を閉じる。
自分が口にした言葉が、目頭を熱くさせているのを感じていた。
そんな斉藤に腕を伸ばし、真野は何も答えないまま抱きしめた。
斉藤は何かを堪えるように、その身体を力一杯抱きしめ返すだけだった。
「私ね…」
ふいに口を開いた真野を覗き込むように、斉藤は少しだけ身体を離す。
真野はこれ以上ないほど顔を近く寄せて、言葉を続けた。
「あの時…本当は嬉しかったの
斉藤さんが、私の事、求めてくれて…」
恥ずかしそうに、だが嬉しそうに言う真野を見て、斉藤は胸が熱くなるのを感じた。
胸が熱いのは真野も同じで、それは斉藤と出逢った日から褪める事などなかった。
「でも、怖くなった…もっと一緒になれるって思った時、いつか」
そこまで言うと、真野の声は涙で掠れていった。
「いつか何もかも失くしてしまうんじゃないかって…」
「そんなのっ…」
斉藤はむきになったような顔をして、否定する。
二人の間にそれを誓えるものが何もないのだという事も確かだった。
そんなふうに不安にさせていた自分が、不甲斐なくて、斉藤はたまらなかった。
「私は真野と…」
続けようとした斉藤の唇に真野は人差し指を添えて止める。
今度は真野が斉藤に想いを伝える番だった。
809 :
98:2008/03/21(金) 17:31:47 ID:AaGeswSD
「私は、母親だし、それは変えられない…
斉藤さんも同じだって事もわかってる」
少し俯いて言うのは真野の罪悪感からであった。
だがそんな罪悪感や躊躇いを凌ぐ気持ちが確かに存在していた。
「だけど、斉藤さんを好きだって気持ちも変えられないの
…きっと一生、変えられない」
真野の左手の薬指から、指輪を見なくなったのは、もうずっと前からの事だった。
そして斉藤も、いつからか外すようにしていた。
「勝手だってわかってる…でもっ
ずっと斉藤さんに……そばにいて、ほしいのっ…」
真野は涙声で、斉藤にしがみついて言った。
斉藤は真野を受け入れるように抱きしめ、その髪を撫でた。
涙を流したままの顔で、真野は顔を上げる。
指でそっと雫をぬぐいながら、その額に口付けた。
「ずっと、黙っててごめん…」
斉藤は、自分の中の答えからずっと逃げていた。
それでも真野はずっと、その答えの向こう側まで考えていてくれたのだと
そんな真野の愛情が、痛いくらい愛おしく思えた。
斉藤は真野の左手を手に取る。
「一生、そばにいる」
その薬指に口付けて、斉藤は永遠を誓った。
斉藤の言葉に、真野の涙は止まらなくなり、流れては落ちていく。
それから長い時間、二人は抱きしめ合うだけだった。
お互いが愛しくて愛しくて、たまらなかった。
その想いが、今までで一番高鳴った瞬間、真野から斉藤に顔を寄せた。
「キス、して…」
真野の言葉に、斉藤の胸には動悸が広がる。
戸惑いながら、触れるだけの甘い口付けで、真野の唇を塞いだ。
程なくして唇を離すと、斉藤と真野の視線は重なる。
その瞳は、情熱に揺れていた。
「こないだみたいに…してほしい」
懇願するように言う真野を見て、斉藤は拳を握る。
斉藤の鼓動は、引き返せないところまで高鳴っていた。
それは真野も、同じ事だった。
「いいの?」
斉藤の問いかけに、真野は静かに頷く。
斉藤は真野の髪を耳にかき上げながら
その唇に、ゆっくりと自らの唇を重ねた。
810 :
98:2008/03/21(金) 17:44:48 ID:AaGeswSD
相変わらず、というか更に長たるい投下で申し訳ないです。
温かい感想と、待っていてくださった声が本当に嬉しく、有難かったです。
次の投下が最終回みたいなものになると思うので
本編は終わってしまったけど、あともう少し、お付き合い頂ければ幸いです。
と言っても、次は宣言した通りのアレなんで、今まで以上のお目汚しになるかもしれませんが…
それでも見捨てないで読んで下さる方が一人でもいてくれたらと思います。
127さん、今まで本当にお疲れ様とGJでした。
そんなの、自分には勿体なすぎるお言葉です。
でも、本当にありがとう。心から、光栄に思います。
初めてレスをくださった時もすごく嬉しかったです。
127さんのハグ描写、GJでしたよ!
この1ヶ月ちょっと、あなたのSSを読ませて頂いて
偉そうに言うようなんですが、短い間に格段に表現が上手くなっていて
萌えとともに、羨ましさも感じていました。
こちらも学ぶような気持ちが強かったです。
きっと素敵な執筆家さんになるだろうと期待しております。
必ずまたどこかで読ませてくださいね。頑張って書き続けてください!
本当に、ありがとうございました!
長編はむしろ大歓迎。
同じく。
>19.6% 22:00-23:09 NTV 水曜ドラマ・斉藤さん(終)
「斉藤さん」、すごい!
視聴率的にも有終の美を飾ったね。
これで、(特別の事情がない限り)続編は、決まったね。
ただ、どういう形での続編になるかは、わからないけど。
・1クール放送の「斉藤さん2」
・単発SP
・映画
個人的には、また1クール放送してほしいな。
続編は、本スレ各SSも参考にしてほしい>制作側さん
視聴率19,6か。
ドラマ離れが進む中でこの視聴率はすごいね。
カタルシスと切なさがとてもいいバランスで組まれたドラマだったな。
相当な人達があの百合ドラマを見たんだね。
いや百合と意識して見てたかはわからないけどw
>>810 GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もしかしてプロの物書きさんでしょうか?
めちゃめちゃ巧くて長編とか全然気にならないくらいのめり込んで一気に読めました
三上さんの言葉が胸に響きましたよ( つд`)
お恥ずかしい話ですが、布団一枚で「おかえりなさい」辺りから
モニターの前でニヤニヤとドキドキが止まりませんでした(*´Д`)
プロットもしっかりしてるし、文章も巧いしそのまま実写化出来ちゃいそうですねw
ていうか、読みながら既に私の頭の中で映像化されてましたw
次回も楽しみに待ってます
今このスレ最初から見てたけど、あんな前から百合話があったなんて…一話から見とけば良かったと激しく後悔してるorz
単に斉藤さんとママさんグループや不良との対立ドラマだと思っていたから敬遠してたんだよな。
真野さんの意外と大胆なアプローチにどぎまぎする斉藤さんかわぇぇ
そして真野さん色っぽい
続きwktkしながら待ってます
819 :
127:2008/03/22(土) 02:03:31 ID:ji3qwJ/k
>>810 もう何と言って良いのか…GJすぎて言葉が見つかりません。
最後まで本当に楽しみにさせて頂きます。
宣言通りのアレ、思いっきり書いちゃってください!!
そして自分には余る程のお言葉に目頭が熱くなりました。
私のSS読んで貰えていたんだ、と驚きつつも凄く嬉しかったです。
本当にありがとうございました。また感想をレスさせてください。
>>810さん
セリフとか一つ一つの仕草とか本当に二人を感じさせて
脳内でリアルにドラマ化されるので文字の長さも気にならずあっという間に読み終えました
続編楽しみにしています
ありがとう
最終回は視聴率で薔薇ない花屋に勝ったらしいね。
うん19.6>薔薇19.4
薔薇もかなり上げたから1回も勝てず終わりかと思っていた
薔薇最終回また上がると思うけど
こんなに人気なら斉藤さんのAVでるだろうねw
もちろん若い主婦の設定で、斉藤さんSで真野ちゃんMのSM系で、三上さんは斉藤さんにツンデレのドSでwww
最後空港で真野がクッキー渡す時、
間に1コ空けて座ってたイスがなんか見てて恥ずかしかったというかもどかしかった・・
二人の距離を表すような
隣りピッタリひっついては座らないのな(*´Д`)
>>810 GJ!!!!最高です!
よく人間像をとらえているというか理解していて、台詞もよく考えられていて萌えますた。良いSSって読むと自然と頭にその情景が浮かんでくるものなんですね。
続編お待ちしてます。
>>825 テレビの前で「つめて座らなきゃダメでしょ!」と斉藤さんのように説教してしまた
まあニヤニヤポイントなのでそのままでいいけどw
828 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/23(日) 04:22:17 ID:tIstKHJm
そっと溢れ出すのは
君への熱い想い
言葉よりも抱きしめてあげたらきっと伝わるかな
変わらぬ街並みで振り向けば春の匂いがして
幼い頃感じてた温もりの中、夢見てた日々を
829 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/23(日) 04:24:12 ID:tIstKHJm
切ないほど自分の弱さに
気付いたけど声にならなくて
いつでも変わらず支えてくれていた事
心から…ありがとう…言えるよ
観月ありさ
ENGAGED
830 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/23(日) 04:27:40 ID:tIstKHJm
素直になれずに止らない雨の中
ねぇどうして泣きたくて泣けずに
強がりなのは隣に君が居たから
季節が巡る頃 何気ない毎日の中で
風に揺れて誇らしく咲く花のように生きて行けたらと
831 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/23(日) 04:29:00 ID:tIstKHJm
約束したあの日の気持ちが
揺らぎそうで不安に思うよ
それでも変わらずに支えていてくれた事
心から…ありがとう…言えるよ
832 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/23(日) 04:32:19 ID:tIstKHJm
星のない空を見上げるその向こうに
いつも君の事探すよ
例えこのまま光さえ見えなくても…
もっと君の近くへ手を繋いで歩き続けたい
離れて傷ついて だから今わかるよ
君が側にいてくれた事
優しさ嬉しくて だから今誓うよ
心から…ありがとう…永遠に二人で
833 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/23(日) 04:35:00 ID:tIstKHJm
携帯からなのでひとつにまとめれなくてごめんなさい。
友情が愛情にかわる心情が伝わる歌詞
834 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/23(日) 04:57:13 ID:cLy666qT
著作権法違反
835 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/23(日) 05:16:55 ID:tIstKHJm
オーマイガットゥギャザー小井出水ゥゥゥゥゥ
わかりました消します。
そういえば珍しい恋愛無しのドラマだったんだな(オマケの学生とか除く)
トレンディブーム→飽和→ジリ貧→壊滅
までついに来たドラマ業界の必然だったんだろうが
渡鬼化
斉藤さんケープタウンでもいい家住んでそうだから、ネットで映像つき無料電話が毎日できると思うよ
やろうと思えば、遠隔操作で真野→斉藤で国境越えた攻めも・・・
真野さんが空港で斉藤さんに渡したクッキーに添えられた手紙が読みたかった
クッキー手渡しとかカップルじゃん
>>834 IDがダミアン(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
今クールは、斉藤さん、真野さんのプラトニックなビアンドラマを
見れて幸運だった。
なにげなく惰性でみていたこの時間帯・枠のドラマとして
まず1回目を見たんだけど、
817さんが言っているとおり、私も
「単に斉藤さんとママさんグループや不良との対立ドラマ」だと思ってた。
だけど、2回目から「おおっ!これは!」とピンと感じたね。
そして、私と同じことを感じた人たちが検索するとこのスレをはじめ
ブログ等でもあったんで、確信しましたw
4月からのクールは、「ラストフレンズ」とかいうドラマが期待されているけど、
あまり期待すると期待はずれで失望するかもしれないので、
あまり期待しないで、一回目をみてみます。
僕もこのスレのおかげ百合視点で見るようになって、すごく楽しんだ
他スレで真面目に議論してるやつが笑えるw
844 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/24(月) 02:42:21 ID:Y43ev6pX
ドラマに熱中してるババアを笑うここのキモブスを笑う"女優=ただのズリネタ"の俺を笑う韓国の音楽家
845 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/24(月) 02:45:25 ID:xYdrv9tc
笑う門には福来る
衆議院議員 亀井静香
真野ちゃん斉藤さんとネットできるよね?
携帯の赤外線をおこたつと勘違いするぐらいだから、ちょっと心配w
847 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/25(火) 12:09:40 ID:+WnM+v7f
若葉は主婦として、母親として、斉藤のいない物足りない生活を送っていた。
自宅で食事の片付けをしている若葉
「斉藤さん……たまには帰るって行ったのに…」斉藤の事を想い涙ぐむ若葉。
「また泣いてんのかあ〜?もうすぐ3ヶ月たつから近いうちに帰ってくるよ。」旦那が声をかける。
「でも全然帰って来ない!斉藤さん手紙すら送ってくれないし…私の事なんて忘れたのかな…」
さえぎって悪いんだけど
838って、真野が攻め?
そう真野が操作して、国境越えて振るえが・・・
斉藤受け好きには嬉しい
850》確かにw
853 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/25(火) 19:51:26 ID:S7uAjbhI
主婦は旦那と別れてからレズってくれ!
と旦那に言われましたが何か?
854 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/25(火) 19:57:52 ID:hmn2AjPe
↑???? 847さんどうしたんだろ PC不具合?
>>810 98様
あなたのSSの世界にはいつも引き込まれてしまいます。
続き楽しみに待ってます。
冬ドラマの明暗
1月から今月にかけて放送された連ドラの結果が出揃った。
冬ドラマのトップ3は上から「薔薇のない花屋」(フジ)、「斉藤さん」(日テレ)、「交渉人」(テレ朝)。
この中で大健闘といえるのが観月ありさ主演の「斉藤さん」で平均でも15%を確保。
最終回の視聴率は19.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。
一方、ドン尻は3%台まで落ち込んだ回もある「4姉妹探偵団」(テレ朝)。
http://gendai.net/?m=view&c=010&no=20547
これをきっかけにもっと世間が百合ナイズされていけばいい
>>856 2位すごい
本当大健闘だよ
キャストにボーナスあげてほしいw
女王の教室みたいにどのようにして斉藤さんが誕生したかみたいな2時間SPとかやってほしい
860 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/26(水) 20:24:08 ID:mt42E53+
SSまだ話のふくらみできそうですね ネットで斉藤さんと交信できるから
おたがいの子育ての悩みとか、小倉→真野 三上→斉藤の新展開、真野×斉藤の2万キロの百合とか
861 :
98:2008/03/26(水) 22:46:28 ID:q9pTwFcc
斉藤は、真野の顔にかかった髪をゆっくりとかき上げる。
確かめ合うように視線を交わし、その唇を自らの唇で塞いだ。
最初は、先ほどと同じように、そっと触れるだけの口付け。
それが少しずつ熱を帯び、斉藤は真野の唇をついばんでいく。
真野もそれに応えるように、斉藤の唇を求めていった。
「はぁっ…」
酸素を求めて、真野が唇を開いた一瞬を、斉藤は逃さなかった。
待ち尽くした舌は真野の口内へと侵入していく。
真野もそれを待ち望んでいたように、その舌を迎え入れた。
自由にならない呼吸の中、二人の舌は絡み合う。
斉藤は以前そうしたより更に深く、執拗に真野の口内を舐め回した。
真野は奥深くまで舐られる感触に、段々と力が抜けていくのがわかる。
そんな感覚から耐えるように、腕を伸ばし斉藤の身体にしがみつく。
絡め取られた舌を必死に捩じらせ、一旦引き離すと
再び自分から、斉藤の舌に纏いつくのだった。
そんな一騎打ちを幾度も繰り返していったが
やがて真野は防戦一方となって、攻め立ててくる斉藤の唇に全てを委ねる。
しがみつく事しか出来なくなった真野に応えるように、斉藤はその身体を強く抱きしめ
二人の間を隔てるものは、柔らかな布地だけとなった。
斉藤は耐え切れなくなったように、唇を重ねたままその身体を押し倒す。
「真野…」
一旦唇を離した斉藤は、確かめるように視線を交わし、その名を呼んだ。
布団に沈んだ拍子に乱れてしまった真野の髪を、指先で弄びながら梳いていく。
髪を撫でられる感覚に、真野の緊張は解け、力が抜けていくのがわかった。
二人は見つめ合いながら、とても大切な瞬間を迎えているのだという事を自覚していた。
862 :
98:2008/03/26(水) 22:49:45 ID:q9pTwFcc
斉藤は自らの衝動に追い立てられたように、真野のパジャマのボタンに手をかける。
それを一つ、外しただけで、鼓動が早鐘のように高まっていくのを感じていた。
二つ目のボタンを外そうとした時、たまらずにその唇を塞ぐ。
「んっ」
咥え込まれるように密着された唇に、真野は戸惑いつつも応えていく。
その中で更に激しく蠢いていく斉藤の舌と防戦しているうちに
上着のボタンは全て外されてしまっていた。
露わになった肌が、直接外気に触れている感覚に
真野は口付けながら恥ずかしさを覚える。
斉藤は唇を離して、その素肌を覗き見ようとしたが
それを妨害するように、今度は真野の方から斉藤の唇を求めていく。
しかしいくら真野が斉藤の視線を阻もうとしても
斉藤は口付けたまま、その手の平で貪欲に真野の身体を求めていくだけだった。
「っ…」
斉藤の指先が素肌をなぞっていく感覚に、真野は敏感に反応する。
恥ずかしさに、顔を熱くしているのが口付けているそこから伝わってきた。
同時に絡ませてくる斉藤の舌に、真野は応える事すら出来なくなっていた。
やがて柔らかな膨らみに辿り着いた斉藤の手の平は
その膨らみに沿ってゆっくりと撫で回していく。
それは斉藤が初めて知る、真野の胸の温かな感触だった。
これ以上に愛しい感触を、斉藤は後にも先にも見つけられるわけはなかった。
そんな愛しさに任せて、斉藤は触れている指先を、その場所で大胆に滑らせていく。
塞がれた唇の隙間から、真野の吐息が少しずつ漏れていくのが聞こえた。
それは何より、斉藤を甘い情欲へ駆り立てるものに変わるのだった。
「見せて…」
斉藤は唇を離し、真野の瞳を覗き込む。
真野の腕は斉藤の首筋に縺れていて
真野は恥ずかしさにその腕を解く事が出来ずにいた。
863 :
98:2008/03/26(水) 22:52:13 ID:q9pTwFcc
「真野の身体が、見たいの」
その言葉だけで、耳まで上気してしまうのがわかる。
それは斉藤も同じで、赤らむ頬に耐えながらも、真野を求めていた。
真野にとって、確かにそれは悦びと言える事だった。
真野は観念したように、その腕を解く。
斉藤は、真野の身体に覆い被さっていた上体を起こすと
真野の素肌をじっくりと見下ろした。
押し寄せてくる羞恥心を堪えるように、真野は目を瞑った。
「きれい…」
斉藤は、その白い肌に魅入られ、自然と言葉が漏れてしまう。
その言葉に真野が恐る恐る瞳を開くと
気恥ずかしさを隠せないでいる斉藤と目が合った。
「お、お世辞じゃないから」
焦って、付け加えるように言った斉藤に、真野の恥ずかしさは更に増した。
だが、わざわざそんなふうに言ってしまうところが
とても斉藤らしく、愛おしく想えるのも確かだった。
「ふふ」
「なに、笑ってんのよ」
「だって斉藤さん…」
―すごく私の事すごく好きみたいなんだもん
その身体を引き寄せ、斉藤の耳元に真野は小さく呟いた。
再び顔が熱くなるのを斉藤は感じたが、気恥ずかしさより愛しさの方が勝っていた。
「好きだよ」
斉藤は真剣な眼差しでそう応える。
これほど口の重たい台詞はないと、先刻まで思っていたが
斉藤は何度でも、それを伝えたい気持ちになっていた。
864 :
98:2008/03/26(水) 22:56:41 ID:q9pTwFcc
合図を交わすように、再び唇は触れ合う。
そして斉藤の唇は降りていき、真野の首筋に口付けていく。
跡がつかないように、ゆっくりと白い首筋を唇でなぞっていった。
そんな小さな刺激でも、真野を高ぶらせるには十分だった。
斉藤の手は断続して真野の柔らかな膨らみを弄んでいる。
手の平に当たる先端の鋭くなった感触はもうずっと前から感じているものだった。
斉藤は指先を使って、それを捉える。
「んっ」
斉藤が、その突起をゆっくりと指で転がしただけで
真野には全身を揺さぶられたような感覚が走った。
構わずに突起への愛撫を繰り返す斉藤の唇は
真野の鎖骨をなぞり、その吸い付きは跡をも残すようになっていた。
それを拒む力も理性も、真野には既に残されていない。
斉藤の耳に届く吐息は、確実に忙しくなくなっている。
それに合わせて、自分の呼吸も荒くなっている事を斉藤は感じていた。
不思議と、そんな自分に嫌悪感も羞恥心も感じる事はなかった。
この欲情は、真野の愛しさから溢れ出るものだと、確信する事が出来たからだ。
「斉藤さん…」
艶めいた声で名前を呼ばれ、斉藤も応えるように呼び返す。
愛撫は続き、時には舐め上げるように、素肌への奉仕を繰り返した。
降りてくる唇を胸元に感じた時
真野はそれを受け入れるように斉藤の頭を抱きかかえる。
「あっ…」
胸へ何度か口付けた斉藤は、そっとその先端を口に含む。
その時、真野の口から初めてはっきりとした喘ぎ声を漏れた。
耳元に届いたその声に、斉藤はこれ以上ないほどの疼きを覚える。
その疼きに委ね、まるで深い口付けをするように
咥え込んだ固い頂を舌先で擦り、味わい尽くした。
865 :
98:2008/03/26(水) 23:00:46 ID:q9pTwFcc
「んっ…んぅっ…」
真野は口元に手を当て、斉藤の愛撫に耐えるように声を抑える。
しかしそれが意味を成さなくなるほど、斉藤は愛撫から愛撫を繰り返した。
真野の二つの膨らみを、交互に弄び
そのどちらもふやけてしまうほどに、何度も何度も舐り尽くした。
空いた手の平は、真野の身体をまさぐり、翻弄し続けている。
脇腹を通り、腰を擦る。
パジャマの上から太ももをなぞると、再び下腹部に戻ってくる。
そして避けて通っていたその場所に、ゆっくりと手の平が押し当てられた。
「やっ!」
真野は声を上げると同時に、一際鋭いひくつきを見せた。
その反応は自然と言えるもので、一番敏感な場所を
一番大切な人が触れる感覚に、恐れを感じていたのだった。
「いや?」
斉藤が覗き込むように尋ねると、真野は顔を真っ赤にして黙り込むだけ。
恥らう真野が、斉藤には愛しくて愛しくてたまらなかった。
真野の恐れを解くように、斉藤は更に甘い口付けを贈る。
口付けに没頭している内に、再び右手で真野の秘所を探し当てるのだった。
布地越しでも、その場所で疼き切っている熱を感じ取る事が出来る。
その熱をくべるように、斉藤は押し当てた手の平をゆっくりと動かしていった。
「ふぁっ…んっ、んっ…」
重ね合わせた唇から、真野のくぐもった喘ぎが響く。
斉藤はそれを更に耳にしたいと望み、その唇を開放した。
だが斉藤の望みに相反するように、真野は唇を指で押さえる。
「だめ、聞かせて」
真野は斉藤の言葉に逆らえなくなったように、すんなりと口元から手を離した。
斉藤は、征服感に似た悦びに駆り立てられていた。
866 :
98:2008/03/26(水) 23:04:20 ID:q9pTwFcc
「あ…」
斉藤は真野の下腹部から足元を覆っていたズボンを
煩わしく思ったように、強引に引き下ろす。
まだ腕に通されたままとなっていた上着すらも取り去り
真野の身体に纏わるのは下着一枚だけとなってしまった。
息を飲んで、その両端に手をかけると、真野はその手を押さえつけた。
拒んだのとも違う、恥らいに自然と動いてしまった手を、斉藤は優しく退ける。
そして真野の秘所を纏っていた薄い布地は、簡単に足から引き抜かれていった。
何一つ覆い隠すもののない真野の裸体全てを、斉藤は舐めるように見入る。
「そんなに、見ないで」
真野はそう言いながらも、斉藤に全てを見られているという事で
更に高ぶってくる興奮を、確かに感じ取っていた。
そんな興奮の波の中で、もがくように、斉藤の着ていた寝衣の裾を握る。
「斉藤さんも…」
真野の訴えかけるような視線の意味を、斉藤は一瞬で感じ取る事が出来た。
斉藤は黙って自らの服に手をかけ、それを脱ぎ捨てる。
あっという間に、真野と同じ、生まれたままの姿になった。
真野がその身体を見入る隙はなく、斉藤は自らの身体を真野に密着させた。
直接伝わってくる斉藤の肌の温もりに、真野はそれだけで果ててしまいそうだった。
それは斉藤も同じで、真野に触れている素肌全てで
真野を支配し、快楽に溺れさせたいと思っていた。
そうした欲情のままに、斉藤は改めて真野の全身に愛撫を加える。
素肌を執拗に舐め回しながら、斉藤の右手はゆっくりと足元を彷徨っていく。
少しずつ近づいてくる手指に、耐え切れなくなったように
真野は身を捩るようにして太ももの内側を擦らせる。
そこは確実に斉藤の指先を待ちわびていた。
斉藤も自然に真野の望みを感じ取り、自らの欲望と共にそれを叶えるのだった。
867 :
98:2008/03/26(水) 23:08:22 ID:q9pTwFcc
「あぁっ…!」
斉藤の手指が、真野の一番敏感な場所へようやく辿り着く。
真野は一際甲高い声を上げて、身体を仰け反らせた。
その指は、まだ秘所の表面を押さえつけただけだったが
真野の身体にはそれだけで凄まじい快感が走っていた。
その証拠に、既に潤い満ちていたその場所からは
快楽の証が更なる勢いで溢れ出してくる。
斉藤は指先を水底の奥深くへと忍ばせ、纏わりつく粘液の感触を愉しんだ。
「あっ…あっ…」
敏感な粘膜で蠢く指先に、真野の喘ぎは確実に増していた。
斉藤は欲情のままに花弁を押し開き、何度もその場所で指を行き来させる。
その間にも、唇は真野の素肌への口付けを繰り返していた。
真野の秘所に触れている指先から、更なる欲情が斉藤に押し寄せてくる。
唇は何度目かの胸への愛撫に移り、更に固く尖っていく先端に舌を這わせた。
「あんっ…はぁっ…」
唇と同じように指先も、秘唇で一番敏感な突起へと辿り着く。
斉藤は行き来させていた指を止め、断続的にその頂を指の腹で撫で回す。
「やっ…あっ…あぁっ…」
真野の中で耐え切れないほどの快楽が押し寄せ
その波に堪えるように、斉藤の背中へ手を回す。
撫で回された突起は更に猛りを増して、斉藤の指に応えていた。
確かめるように斉藤は泉の中心へ指を這わせる。
そこはもう溢れ返った愛液が大腿を伝って、布団まで流れ落ちていた。
斉藤はそれを掬って、再び真野の頂をこね回す。
「んっ…んぅっ…あんっ…」
先ほどより滑らかに蠢く指先は、更に動きを速め
真野は頭を振って、斉藤の与える快楽に耐えていた。
淫らな水温がひっきりなしに二人の耳に響く。
868 :
98:2008/03/26(水) 23:11:34 ID:q9pTwFcc
「さい…と…さっ…」
真野は胸から腹部まで降りてきている唇を感じていた。
その心は、期待と不安におおいに乱れる。
「だめっ…」
真野の反応に構わず、斉藤はその場所に唇を寄せた。
「あぁん…!」
唇を這わせ、その花弁に沿うように、じっくりと舐め上げる。
斉藤が初めて味わう、秘所の味だった。
愛しい人の、一番深い場所から溢れ出るその雫に、斉藤は眩暈がするほど夢中になる。
真野も、初めてその場所に感じる舌の感触に
羞恥心すら忘れ飛ぶほどの性感が背筋まで駆け巡っていた。
足の間から響いてくる水音すらも、悦楽を増大させるものへと変わった。
斉藤はその雫を舐め取るように、舌を上下させては、飲み干していく。
斉藤にはそれがいやらしい事とは思えなかった。
いやらしさなど、愛しさを越えられない言い訳にすぎないと思えた。
もっと感じさせたい、もっと感じたいという渇望を満たすのに
これ以上に自然な行為はないとすら感じられた。
真野は何かに縋るように、足の間に顔を埋める斉藤の頭に手を伸ばす。
それは斉藤を抑制しているのか、逆に押し付けて、更なる性感を求めているのか
津波のような快楽に身を委ねた真野にはどちらなのかわからなかった。
「あっ…あぁぁっ…!」
真野の喘ぎは悲鳴に近いものへと変わり
いくら飲み干しても更なる勢いを増して溢れ出る証が、その限界の近さを告げていた。
「真野、気持ちいい…?」
斉藤はこのタイミングで、わかり切ってるだろう事を尋ねる。
理性も何もかも快楽に委ねた真野は、ただ素直に答えるしかなかった。
「きッ…あっ……きもちいぃッ…さいとぉさんッ…」
真野は顔中を赤らませ、瞳は潤んでしまっている。
何度も身悶えて、自分の愛撫に応える真野を、斉藤は目に焼き付けた。
―きっと一生、忘れない
この先何度でも、その身体を愛したいと、愛すだろうと、斉藤は未来を望み描いたが
今訪れている初めての瞬間が、人生で一番記憶に刻まれるだろうと、確信した。
869 :
98:2008/03/26(水) 23:14:56 ID:q9pTwFcc
「私…こんなに誰かを可愛いと思った事ないよ…」
斉藤は、上体を再び真野の高さまで起こし、その身体をきつく抱きしめる。
「さいとっ…さん…」
真野は斉藤の言葉に何か答えようと、その名を呼ぶが
唇の代わりに続けられていた指での愛撫に、うまく言葉を紡ぐ事が出来ない。
もどかしいように、口付けを求める。
その唇を塞いだ斉藤には、真野の気持ちが十分伝わってきていた。
そして情熱を込めて、真野を快楽の最たる境地まで誘っていく。
「あぁっ…もぉッ…わたしっ…」
指先がこれ以上ないほどの速さで、一番敏感な頂を擦っていくと
斉藤の身体を抱きしめ返す腕の力が、痛いほどに強くなる。
斉藤にはその痛みすら、愛おしかった。
「真野…」
荒い吐息を込めながら耳元で何度もその名を囁いて
一際高ぶり押し寄せてきた情欲のままに、斉藤は指先を猛々しく掻き回した。
「あっ…あんッ…はぁぁッ……あぁぁぁっッ…!」
真野は甲高い声を上げ、背筋まで昇る快楽に身体を仰け反らせる。
全身が痙攣したように小刻みに震え
抱きしめられた斉藤の背中にも、それは伝わってきた。
「斉藤…さん…」
余韻の冷め遣らない荒い呼吸で、真野はその名を呼ぶ。
「愛してる…」
瞳から涙を湛えてそう呟く真野に、斉藤は情欲以上に胸を熱くするものを感じた。
それは目頭すらも熱くし、斉藤は堪えるように、ただ黙って頷く。
そうして互いを求めるままに重ねた口付けは、今までで一番甘美なものとなった。
真野は生まれて初めて得る、一番大切な人の腕の中でまどろむ幸せを噛み締めると
やがてその温もりに意識は遠のいていった。
眠りに落ちる寸前に、無意識に呟いた「幸せ」という言葉を、真野は覚えてはいない。
870 :
98:2008/03/26(水) 23:22:07 ID:q9pTwFcc
それから二日後、二人は子供達の卒園式を無事に迎えていた。
式は終わり、緊張の解けた空気の中
真野は先生方や他の保護者達との挨拶を済ませ、教室の外へ出る。
「斉藤さん、写真とろー!」
早咲きの桜が舞う中、校庭で息子達を見守っていた斉藤に声をかけた。
「写真キライなんだよ」
期待の眼差しでカメラを持つ真野に、斉藤は顔をしかめて拒絶する。
なによっ、と真野は斉藤以上に顔をしかめ、拗ねてみせた。
「しょうがないなぁ…」
頭をかきながら、斉藤は渋々、と言った感じに真野の要求を受け入れる。
見せていた真野の仏頂面は一瞬で満面の笑みへと変わった。
「ここを少し長押ししてね」
真野は近くにいた小倉に撮影を頼み、再び斉藤の傍らへ駆けていく。
宣言した通り、うまく笑う事も出来ずにピースサインを作る斉藤。
そんな斉藤に腕を絡ませながら、真野は確かな幸せを感じていた。
―絶対に、離さない
真野はこれから、小学生、中学生、いずれは成人を迎える子供の親になっていく。
恐ろしく長く、そしてあっという間に過ぎてしまう時間を、親として歩んでいく。
だが、その隣りにはずっと斉藤がいるのだ。
出逢った時から真野を魅了し、その全てを受け止めてくれた人。
図り知れない苦悩にぶち当たった時も、今まで得た以上の幸せと巡り会う時も
必ずその隣りには斉藤がいる。
記念すべき日を祝うように眩しく晴れた青空は
この先数十年続いていく二人の人生をも祝福してくれているようだった。
「さいとーさん!」
撮り終えた小倉からカメラを受け取り、真野は斉藤へ呼びかける。
斉藤は微笑んで振り返ると、真野の元へ歩み寄った。
「行こう、真野」
そう言って歩き出す斉藤を、真野は追いかける。
目の前を歩く子供達と共に、最後の帰路となる園の門へ向かった。
人目に目もくれず、真野がそっとその手を取ると
少しだけ気恥ずかしそうな表情をする斉藤が目に映る。
握り返されたその手の感触を愛しみながら
永遠に続いていく二人の未来に、真野は期待を胸一杯躍らせた。
871 :
98:2008/03/26(水) 23:25:51 ID:q9pTwFcc
最終回の真野さんの未来予想図に、本当に胸打たれて
自分なりにそれを叶えたいと思って書いてみました。
と言ってもドラマ無視しまくりのアレですけど…
一番最初に宣言した通りの斉藤→真野で
このスレ的にはあまり需要がないとはわかっていつつも
最後に読んでくださる方が一人でもいてくれたら、もうそれだけで十分です。
今まで単発しか書いた事ない自分には力不足ばかりで
読んでくださった方には不自然な点でお目汚しになるところも多かったと思います。
だけど、読んでもらえて、こんなにたくさんの、光栄すぎる言葉を頂けて
どんなに幸せに思ったかわかりません。本当に今まで、ありがとうございました。
ここにいた時間を支えに、これからもささやかに綴っていけたらと思います。
続編が来た時、或いはなくても、いつかまたここに戻る事を楽しみにしてます。
そして、こんな強い絆で結ばれた二人と出逢えて、本当に良かったと、心から。
斉藤さんありがとう!真野さんとお幸せに!永遠に!
>>98さん
GJです
本当にお疲れ様でした!
自分も斉藤×真野萌えなんで127さんのSS共々、毎回本編並みに楽しみにしてました
漫画は続いてることだし、このスレでも上のほうで映画化内定みたいにあったし、
是非また戻ってください!
つまんねーもんダラダラ書いてんじゃねーよ
はいはい黙ろうね
>>98 GJ!
長編好きとしては本当に楽しめた!
>>871 GJ!!!!!そして乙でした!!!
需要ないなんてとんでもない大ありですよ!
98さんと127さんのおかげでものすごく萌えな幸せ時間を過ごすことができました
続編や単発スペシャルが来ると私も信じてます
それまでモチベーション保つためにも是非是非燃料投下していただきたいです
無理せず時間のある時にでも気分転換に書いていただけたら嬉しいです
本当にお疲れ様でした
>>98さん
GJです。更新されるのを楽しみにしてこのスレ覗いてましたよ。セリフとか人物の特徴が忠実で、すごくリアルでした。
もし新作が出来たら是非また載せていただきたい。
女性自身に斉藤さんの打ち上げの様子が乗ってるらしいんだけど
見た人居る?
百合っぽい写真あった?
878 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/27(木) 22:07:12 ID:dan9/gcA
>>877 見ました。別々の写真で百合なしです。ありさ、ミムラ、礼子が出てました。ミムラだけ変顔!
情報サンクス
明日コンビニいってきます
880 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/28(金) 14:23:01 ID:+YWG36lI
打ち上げは佐々木さんの関係で同じビルに鹿男もやっていたね
雰囲気は全然ちがってたりしてw
斉藤さんは始め全然番宣やってなかったからね 黒ばらぐらいか
実力でとったからうれしい
881 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/28(金) 20:46:56 ID:SSWK3IwV
最終回もよかったけど、私的には一番百合百合して好きなのは第5話かな
初詣の「今年も斉藤さんと仲良くなれますように」と真野ちゃんの斉藤さんから
ビンタされる直前の「何よ 小倉さんのことばっかり」には萌え死んだwwwww
メアド交換してもなかなか来ない斉藤さんのメールをwktkしながら待ってる真野さんも
なかなかの百合色
883 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/28(金) 21:16:26 ID:SSWK3IwV
>第3話の「待ってにゃい!」ですねw
冒頭の帰りのシーンでまだ三上グループにいた小倉さんが三上さんたちについていく瞬間
チラットと真野ちゃんを気にするように見つめてた 小倉→真野を初めて発見した回でもありましたね
884 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/28(金) 22:45:19 ID:lzrHLGIs
おいおい、旦那の立場は一体・・・・
>884
つうか、確か制作側も、百合を意識した的なコメント出しているんだよね。
百合を意識、じゃなくて女子高ノリみたいなのじゃなかったっけ?
山おんな壁おんなは原作より百合度が薄められて
男のセクハラが多くてダメだったけど
斉藤さんは良かった
女のセクハラを入れればいい
観月ありさ「斉藤さん」で台湾進出!
女優・観月ありさ(31)が主演した
日テレ系ドラマ「斉藤さん」(水曜・後10時)の最終回(19日)視聴率が、19・6%の高数字を記録した。
同週のフジテレビ系月9ドラマ「薔薇のない花屋」(17日)の19・4%を上回った「斉藤さん」には、
台湾の放送局からもオファーが届いており、海外進出は確実。
ドラマと連動してCD販売も検討され、台湾の観月フィーバーを予感させた。(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)
観月が、アジア進出の第一歩を踏み出す。日テレ系で1月期に放送された主演ドラマ「斉藤さん」の平均視聴率が、今クールの連ドラ2位となる15・6%を記録。
19日放送の最終回は19・6%を獲得。
同週に放送された「SMAP」香取慎吾(31)主演のフジ系「薔薇のない花屋」(17日)の視聴率19・4%を初めて上回るなど、
視聴者の共感を呼んだ。
同作は、「ナースのお仕事」などコミカルな役柄のイメージが強い観月が、連ドラ主演19作目にして社会派ドラマに初挑戦した意欲作。
観月演じる斉藤全子(まさこ)が“NOと言える日本人”になり、世間にズバズバと物申していくもの。
作品を振り返った観月は「すごく反響を感じていた。(最終回の視聴率を聞いて)“おーすごい!”と声をあげてしまった。
近年、連続ドラマが視聴率をなかなか取れない中、こうした形で最終回を迎えられてすごくうれしい」と喜びを爆発。
同局の西憲彦プロデューサーは「幅広い世代の方に見ていただいて、本当にうれしく思います」と、誰にでも受け入れられる内容だと確信した。
こうした状況に、海外メディアもすぐに反応。すでに日テレ側には、台湾の放送局から放映のオファーが届いている。
台湾での放映が決まれば、連動して「現地で、観月さんのCD販売を始めることも検討している」(所属レコード会社)という。
台湾でのブレークをきっかけに他のアジア各国から放映のオファーが届くことも十分予想できる。
観月は、現在出演中のCM・資生堂「TSUBAKI」のイベントのため、来月中旬に台湾を訪問予定。
アジア制覇への確かな第一歩を踏み出す。
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20080322-OHT1T00091.htm
>>891 台湾進出ってことは映画斉藤さん作られそうな予感
さっきTSUBAKIのメイキング流れてたけど観月さん真っ白衣装でお美しかった(;´Д`)ハァハァ
真野が斉藤さんしか見えなくなったら、ちょっとコワイな・・
ミムラの日記に
斉藤さんが終わって
悲しい的なこと書いてたね、
観月さんに会えなくて淋しい(ノ_・。) てかw
リアルで観月さんからのメールを毎日ドキドキしながら待ち続けるミムラ萌え
仔犬みたいにクッキー頬張りながら携帯見つめるミムラ
ミムラの旦那「観月さんからのメール待ってのか」
ミムラ「まってにゃいわよ!」
wwww
>>895-897 主婦レズは抵抗あるけど、リアルに独身の二人の方が素直に萌えられます、ハイ
ゲッ!ミムラって結婚してたんだ。
知らんかった・・さよなら・・
902 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/31(月) 19:50:22 ID:9x3S84P2
最終回の女子高生桜井の「大切な人だから話せない」(と言ってたような・・)
真野の脳内「好きな人だから話せない」と聞こえただろうなww
それともう一人の同級生×桜井を発見したw
「Lの世界」ってのは、もっと過激なアメリカドラマだけど、
「斎藤さん」みたいな子持ち主婦同士のビアンテイストな友情を描いたドラマって、
日本では、はじめてだよね。
続編は一肌脱いでヤッテホシイ
もちろん小倉→真野×斉藤←三上をもっと露骨に出して
三上さん綺麗だなあ
906 :
127:2008/04/03(木) 00:39:13 ID:Enm30wKl
>>871 帰国してやっと今読めました!!
遅レスになってしまい本当にすみませんorz
GJ!!そして今までお疲れ様でした
また戻ってきてくださることを心からお待ちしてます
斉藤さんの続編があるまで、このスレも休止かな
斎藤「スレは大切にしなさい!」
真野「さ斎藤さんそれはちょっと違うんじゃ…」
まあ漫画は続いてるしね
じゃあ、漫画読んでいる人、話題の提供をお願い
お願いするぐらいなら読みなさい
コミックスになってんのが最新の話
月刊だしね
このスレ下がってると
かなしくなるね
914 :
名無しさん@秘密の花園:2008/04/08(火) 08:04:28 ID:dwKZxgk5
そりゃしょうがないよ。
ドラマ、終わったんだし。
続編orSPがあるまで、休止状態だろう。
毎クール、「斉藤さん」のような百合ドラマがあるといいけどね。
いちおう保守age
木曜から始まるラストフレンズに期待
ガチで二人ラブラブだし
第二期斉藤さんも切ない恋愛物語になればいい
>>915 ラストフレンズは正直見る気がしない
長澤特別好きでも嫌いでもないけど、殴られてたりとかするの見たくないし
斉藤→真野のビンタとはわけが違うよね
別に義務でもないから黙って見なければいい
絶対そう言う奴いるだろうなって思ってたけどな
まあとりあえず消えるわ
つか俺も消えるわ
一話見てたんだけど、幼稚園の運動会のシーンが見方によっては百合だ
上手く踊れない尊にアドバイスする斉藤さん、その隣で尊を一緒に応援する真野ちゃんが夫婦に見えるw
このドラマは萌えない回が無かった
黙れブス
>>920 その頃から既に百合だったんだね
リアルタイムで見てた頃はまだ全然気づかなかった
私も改めて見返してみようかな
わたしも第一回目は、百合ドラマとはまったく気づかなかった。
2ちゃんねるにもそんな投稿もなかったし。
第二回目をみて、「斉藤さんラブ」の真野さんをみて、
「これは!」と感じ、2ちゃんねるに来たら、
私と同じことを感じたひとたちが少なからずいてワロタw
確かに百合色は回を追う毎にに濃くなって来たな
最終回に向けての盛り上がり方がドラマ自体もスレも凄かった
今まで見てきた中でもこれは上質な百合ドラマだろ
1話観てこれは百合…!と思ったけどスレ立てる勇気なかったw
まさかこんなに盛り上がるなんてw
ラストフレンドは、もうはや♀♀キス(´∀`)
2クールつづけて、百合連ドラとは、2008年は、百合ドラマが“市民権”を
得る年になるかもw
ラスフレ13.9%微妙な数字
来週がどうなるか 今期も一桁ドラマ多いかも
あらためて斉藤さんの大健闘が光ってるね
928 :
名無しさん@秘密の花園:2008/04/12(土) 19:31:55 ID:nEvBWv+x
「斉藤さん」は、いわば、「ソフト百合」ドラマ。
家族で安心してみられる。(家族は「百合ドラマ」とは気づいていないw)
「ラスト・フレンズ」は、いわば、「ハード百合」ドラマ。
一回目から、女性同士のキスシーンがでてくる。
この他、男女間のキスシーンやDVがシーンがでてくる。
居間で家族と一緒みれない。
二階に上がって、個室でひっそりと視聴するドラマ。
NHKアースウォッチャーの語りミムラだった
優しい声に萌えたwww
930 :
名無しさん@秘密の花園:2008/04/14(月) 12:46:41 ID:PgMB3foL
続編では、Hしてほしいね(´∀`)
そこまでいかんでも、ハグしてくれれば十分ですw
回をおうごとに、斉藤さん・真野ちゃんのお互い見つめる瞳がもう相手を恋人としか見ていないw
三上様・小倉っちも二人をカップルとして扱ってたしw
周りの人達の後押しと理解も凄かったよな
最終回はラブストーリーだった
935 :
名無しさん@秘密の花園:2008/04/17(木) 18:32:39 ID:rMGqVKhv
ドラマも終わって、過疎ってるから、上げとくか
それに対してホカベンは別の意味で盛り上がってるw
斉藤さんの素晴らしき百合をあらためて感じた
937 :
名無しさん@秘密の花園:2008/04/19(土) 14:09:53 ID:ilWHLYj+
最終回の実況スレ見て、あまりのラブストーリーぶりにフイタw
DVDまだ出ないですね 特典映像が楽しみ たぶんせーぎの歌でるでしょうね
フルバージョンだしてくれw
938 :
名無しさん@秘密の花園:2008/04/19(土) 14:11:23 ID:1G5KliHY
ワシのチンポでよければ出してやるが
939 :
名無しさん@秘密の花園:2008/04/20(日) 13:33:57 ID:uNu/Q+2s
DVD6月25日に出るんだね
最終回しか見れなかったから楽しみだ
サンクス 楽しみ!
そういえば桜井ちゃんの彼女は、いつも「なんじゃ?なんじゃ?」イッテたw
941 :
名無しさん@秘密の花園:2008/04/20(日) 16:00:07 ID:lCTBwR01
真野が斉藤さんの下のジャージをずらしていく夢を観ました。
↑笑った
斉藤さん受けが
好きな人?
941じゃないけど、斉藤さんは受けって決まってる自分の脳内
異端かもしれない
真野さんが可愛いんだから真野さん受け
異端でも構わない
じゃあ二人とも臨機応変に対応ということで
時々真野ちゃんのツンデレや勢いに押されて弱々しい所を見せる斉藤さんに萌えたw
あー分かる
「斉藤さん、私もう迷わない」とかww
潤一の面倒見てくれた御礼を真野に渡したが、
「友達でしょ!」と返されて、
斉藤さん顔ポリポリしながら「あたしこういうの慣れてなくて・・・」照れるのが
かわいすぎw
949 :
名無しさん@秘密の花園:2008/04/29(火) 19:52:41 ID:7m59eu1R
保持上げ
950 :
名無しさん@秘密の花園:2008/05/02(金) 16:28:06 ID:2u/seBU1
百合ドラマがブームになるといいね。
前クールは、斉藤さん、
今クールは、ラスト・フレンズ
来クールもあってほしい。
>>950 そうだね。
同性同士の恋愛もいいなって思ってくれる人が増えるといいな
でもラスフレの百合板にもアンチ入り込んでる
ハードだからしょうがないね
ここはのどかで平和なスレでいいわー
百合板全体に百合アンチ?の荒らしが常駐してるね
過疎ってるからってここもあまり上げない方がいいかな
ラスフレの展開にはハラハラだけど
斉藤×真野は穏やかで見てるこっちまで幸せになれるような百合萌えだったなぁと既に懐かしくなる
DVD発売が楽しみだ
あの粘着は単独でID変えまくって書き込む、アンチと言うより真性のガイキチだからあまり気にしない方がいい。
ドライブついでに斉藤さん真野ちゃん家見た
ほんと近所で50mぐらいしか離れていない。
二人で歩きながら話す坂もここでやっていた
あれどこで撮影してんの?
斉藤さん ロケ地 と検索するとほとんどの撮影場所が出てくるよ
斉藤さん2は、ハードな百合、お願いします>制作サイド
ソフトだから良い
ハードってどんな?
961 :
名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 14:38:08 ID:ho1GS/Ly
二人で最高に乱れまくるって事じゃない?
962 :
名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 14:48:56 ID:R2YHlVhc
マンズリの乱?
963 :
名無しさん@秘密の花園:2008/05/09(金) 15:08:10 ID:ho1GS/Ly
万磨りの乱とか乳磨りの乱とか。
斉藤さんは、超ソフト百合だね
965 :
名無しさん@秘密の花園:2008/05/17(土) 10:19:12 ID:nAIWf3WQ
保持上げ
続編はいつ頃だろうね
観月は10月連ドラらしい
あ、そうなの?
続編あるとしても
来年の今頃とか…
>>966 7月クールの可能性は?
ないかな。
観月さんは次なる作品の撮影中らしい。
DVDのパッケージが勝手に斉藤×真野だと期待してたのに残念…
特典映像が4時間近くあってテンコ盛り!
バップHP書いてあるよ
私的には小倉っちインタビュー楽しみw
971 :
名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 13:05:49 ID:vd+hJWdN
おいおいあの真野ちんの正義の歌がはいっているぞ!!
ミニドラ「柳川さん」て正義くんのドラマかいwww
こりゃ買いだぞ!!!
972 :
名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 19:06:37 ID:nliEIOOQ
973 :
名無しさん@秘密の花園:2008/05/31(土) 20:08:40 ID:aPIY0cow
正義くんの母親のマンコ
続編あるとしたら真野ちゃんの歌をグレードアップさせてほしいw
もういっそオープニングに使って
エンディングはまた観月さんで…
小学生続編は4人固定して欲しいが、仲良くなった三上様いなくなる悪寒・・・
せめて別クラスで見守る形でもいい
あっ蔵乃介さんも!
来期には離婚しててほしいな
17日の同性婚解禁が確定…米カリフォルニア州
米カリフォルニア州最高裁は4日、同性カップルの結婚を認めた最高裁判決の確定延期を求めた
同性婚反対派の申し立てを退ける決定を下した。
これにより、判決は今月16日に確定、同州では17日から同性婚が法的に認められる。
カリフォルニア州は今年11月に、反対派の要求を受け、
同性婚を禁止するための州憲法改正の是非を問う住民投票を実施する。
改正が認められれば最高裁判決は無効になるため、反対派は住民投票まで判決を確定させないよう求めていた。
州最高裁は5月、結婚を男女間に限定した州法を違憲と判断した。
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_06/t2008060539_all.html ビアンカップル、ゲイカップルが法律婚できるようになるそうです。
Coolな斉藤さんかわいい真野ちん
979 :
名無しさん@秘密の花園:2008/06/13(金) 01:48:53 ID:hGoImuv9
前クール「斉藤さん」、今クール「ラスト・フレンズ」
来クールも百合ドラマあるかな?
あるといいね
968》観月の次の作品ってなに?
あるといいね
968》》観月の次の作品ってなに?
USJの新作CMにでるらしい。ひょっとして撮影目撃はこれかも
確かに秋ドラマはあるとしたら、何回も経験あるフジ火9・10の予感
観月はTBS・テレビ朝日出たことあるの?
TBSだと「いつも心に太陽を」と「いちばん大切な人」と「十八の夏」にいずれも主演
高校教師も二宮繭役に決定していたけどクランクイン直前で降板したらしい
テレ朝は「吉原炎上」主演
keep
6/19 22:45-23:00 NHKアースウォッチャー ミムラ特別出演
986 :
名無しさん@秘密の花園:2008/06/18(水) 08:00:36 ID:BBNHlPT6
もうすぐスレ埋まるけど、サブタイトルは何がいいだろう?