1乙
チャットモンチーで妄想してマンコすりすり
あたしは小陰唇くちゅくちゅ大陰唇くちゅくちゅ
5 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/08(火) 06:51:57 ID:4xoCItkF
オレはラッシュかがせてケツマンにバックでぶち込んでやるかな
ガーネットクロウのファンが荒らしに来ています。
流してください。
亀井を装いながら荒らしてますがガネクロのファンです。
スルーの方向で。
あなた何か証拠でもあるんですか。証拠ないもないのに勝手な決め付けは
やめないさよ。
9 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/08(火) 16:17:40 ID:TYXiQUQ4
まぁなんにせよ荒らしはよくないよ。
荒らしはスルーという事で!
職人さん待ってます!!!
最近ガネクロファンが板全体でわが物顔してるからねぇ
はあ?わがもの顔はあなた達でしょ。
13 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/09(水) 15:35:16 ID:RWMSmGK/
14 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/11(金) 01:43:37 ID:Ch7P5DmC
あげあげ
15 :
前スレ995:2008/01/11(金) 06:11:01 ID:bz+rEWRc
ガネクロいいよね
ってか、前の続きまだ〜?
書かないんだったら、ほかの話書きたい人待ってるんじゃない?
1000超えたから前のがもう見れないorz
>>18まだ続きでてないのか・・・
もう新スレになったし、書きたい人が先に書いて、
終わってから続きかいてもらえばいんじゃね?
20 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/11(金) 18:27:38 ID:+bW80Vjm
それがいいと思うよ。
投下カモーン
お待たせしてすみません、前スレ
>>978からの続きです。
今度からはきちんと完結させて書きます。
ご迷惑おかけしました。
絵莉子へ
直接伝えるんは恥ずかしいけん、手紙で書きます。
寝とる隙にキスしてごめんな。
ついしてしまいました。
まさか起きてたなんて思わなかったけん。
めっちゃカッコ悪いわ。
今朝、あたしの事はメンバー以上とは見れんと言ったな。
それは当たり前やと思います。
ずっと友達やったけん。
そう簡単に好きになって貰えるなんて無理なんは分かってた。
でもな、あたしはえっちゃんに恋してしまったんよ。
好きなとこ書ききれない位、沢山有るんよ。
きっとこれから先もあたしの気持ちは変わらんと思う。
振り向いてくれるまで幾らでも待ちます。
しばらくはこっそりコートに手紙忍ばせとくから、読んで下さい。
それと、これは一方的なラブレターやから返事は書かんでもええよ。
晃子より
顔がカーッと熱くなる。あっこちゃんがラブレターやなんて!
柄にもない事しよって。やけん、不思議と嫌な気持ちはしなかった。
むしろ嬉しいと思った。
人に好かれてるってあらかじめ分かってるんは、何だか心地良い。
それからラブレターは時折コートのポケットに入っていて、何故だか私は
読むんが毎回楽しみんなった。
公園で、駅のホームで、ブースの隅で。あらゆる所でこっそりと。
まるで袋綴じを開けるような感覚やった。
開くと相も変わらず恥ずかしくなる位の言葉の数々が綴られているんやけど、
段々とそれらが面白くなってきて、思わず笑いが込み上げて来る。
私の中で少しずつやけど、あっこちゃんの存在が大きくなってきてるのかも知れん。
あの時から頑なになっていた私の心に大きな変化を齎した。
私もそろそろ返事を書いてみよう。
ガサゴソと引き出しから便箋と封筒を取り出す。
早速握ったペンを走らせる。
案外すらすらと書けてしまうもんやな。
明日こっそりとコートのポッケに忍ばせておこう。
どんな反応するやろ。楽しみやわ。
あっこちゃんへ
いつも熱いラブレターをどうもありがとうな。
こっそり読ませてもらってます。
嬉しいけどあんまり恥ずかしい事書かんで下さい。
めちゃくちゃ照れてしまうわ。
キスの事はまだ怒ってるけん。
いくら何でも唐突過ぎるわ。
やけん、お詫びに今度美味しいご飯屋さんにでも連れてってな。
もちろんあっこちゃんの奢りでな!
一応、これデートって事でよろしくな。
エリコより
おしまい。
GJ!!まさかこの時間に投下されるとはw
手紙ってのがあっこ→エリコのSSで初めてあっこが女の子っぽく感じたw
28 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/11(金) 22:27:59 ID:+bW80Vjm
GJ!!!
やっぱり,あなた天才ですw
次回作も期待してます!
すげ〜
GJっす!
なんか催促したみたいでスイマセン。。。
30 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/11(金) 23:01:26 ID:diiER3Qx
>>26 いい!!
手紙ってところがいい!!
次読むとしたらどんな内容の話がいいですか?
要望があれば書いてください
その内容で書くんで
31 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/11(金) 23:59:52 ID:+bW80Vjm
二人の修羅場が見てみたいです・・・
>>26の作者です。
皆さんどうも読んでくれてありがとうございます。
また何か書きに来ます!だけど他の方の話が読みたいんです。
修羅場いい!!それ見たい。
>>30さん、ぜひあっこにキレるえっちゃんをお願いします
33 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/12(土) 01:18:09 ID:87Ocx2hA
修羅場編
「それはいけん!!」
あっこちゃんが持っている服を取り上げてあたしが持っていた服を渡した
「うるさいな〜ぁ!勝手にさせてよ!!」
あっこちゃんが怒って部屋から出て行った
またやってもうた・・・・
次の日もまた喧嘩
あたしとあっこちゃんの趣味があわない
そこに久美子が来た
「またやっとるね〜ぇ」
2人を見ながら笑って言う
「ちがう!!えっちゃんが・あっこちゃんが悪い!!」
2人の声がそろった。
34 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/12(土) 01:19:09 ID:87Ocx2hA
久美子がそれを
「仲がええな」
って言って部屋から出て行った
明日は仲良くしようと思ってもなかなかできない
しかし事件はおきた
「なんであっこちゃんそんなことするん!?」
「なんでもいいがん!!」
「良くない!!」
「えっちゃんいちいちうるさい!!あたしのなんが悪いねん!!もうほっといて!!」
荒くドアが閉まる音がした
35 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/12(土) 01:19:53 ID:87Ocx2hA
その日はなんもやることが出来なかった
「あたしなんでなんでこんなにもあっこちゃんのこと気になるんやろ!?」
一睡もしないまま仕事に出た
「えっちゃんおはよう」
久美子が嬉しそうに言う。
「今日早いね」
「そうかな?普通だよ。それよか、えっちゃんくますごい」
「え〜!!わかる?分からんようにしたつもりなのに・・」
話している間にあっこちゃんが来た
「あっこちゃんおはよう」
「おはよう」
久美子とあっこちゃんが普通に話している
36 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/12(土) 01:20:26 ID:87Ocx2hA
あっこちゃんはあたしに何も言わずに奥の部屋に行った
あたしはあっこちゃんを追った
あっこちゃんがいる部屋に入った
一人でベースの用意をしている
「あっこちゃんあんな・・」
「・・・・・」
返事がない
「あっこちゃん!!!!」
「・・・もうなに!?」
ちょっと怒っている
突然涙が出てきていた
「え・・・」
あっこちゃんが振り向いた
何も言わない
37 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/12(土) 01:28:14 ID:87Ocx2hA
突然あっこちゃんが近寄ってきた
「えっちゃん今までゴメン。あたしえっちゃんのこと怒鳴ったりしたくなかった・・・」
急に誤れてビックリした。そのままあっこちゃんが話している
「でもえっちゃんがあたしのこと否定してきたりして頭にきていっつも怒っとった。
でもほんまはえっちゃんが好き」
あっこちゃんから「好き」って言われて意味が分からなくなった
「あたしのことが?」
「うん。あたしえっちゃんが好き。昨日部屋から出て行ったあとすごい胸が痛かった。
なんでか分からんけど痛かった。でもあたし分かった。あたしえっちゃんが好き!!!!」
38 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/12(土) 01:41:56 ID:87Ocx2hA
「今だって涙出したえっちゃん見とったらえっちゃんが愛しくなった」
涙がいっぱ出てきた。メイクが落ちていく。
「えっちゃんくまができとる!もしかして昨日寝らんかったん?」
「・・・うん」
「ゴメン」
何回もあっこちゃんが誤ってくる。
「そんなあやまらんで。あたしだってあっこちゃんが好き!!今まであっこちゃんを自分の理想とする人にしようとしとったん。
自分勝手に・・・あたしこそホンマゴメン」
「なんだ、あたしたち両思いやったのにそれ言わずに勘違いしとったんじゃ」
あっこちゃんが笑っている
「馬鹿みたい」
2人で一緒に笑ったあっこちゃんがあたしを抱きしめてくれた
あったかかった。本当に望んでいたのは仲の悪いあたしたちやなくて仲のいいあたしたちなんや
その日以来2人仲良くなった
久美子のおどろいた顔がおかしくて2人で笑った
いつも隣にあっこちゃんがいた
END
39 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/12(土) 01:45:00 ID:87Ocx2hA
すいません(汗)
修羅場じゃなくなっています
最終的には2人が付き合う話になってしまいました
ホントスイマセン
しかも文がおかしいケド許してくだい
「うわぁ、嘘やろ・・・?」
雨降るとか・・・
天気予報で言ってたっけ?
あたしは事務所の玄関に立ち尽くしていた。
「あぁ、そうや寝坊して見てくるん忘れてたんや・・・」
嫌なほどザーザーと轟音を立てて、当分止みそうにない。
朝、あれだけ晴れてたくせに・・・
傘なんて持ってきてない。。。
「しゃ〜ない、駅まで走ろ。」
位置について・・・
よ〜い・・・
ん?
誰かがあたしの肩を叩いた。
「えっちゃん♪」
振り向く前に誰だか分かった。
そんなの当たり前。
この声を何年聞いてきたことか・・・
アク禁なった?
「あ!あっこちゃん。」
「どうしたん?こんなところで立ち止まって〜」
あっこちゃんがあたしの頭をポンポンと叩く。
ふわっと広がるあっこちゃんの匂いがあたしをぼんやりとさせた。
「えっちゃん?」
「ん?あ、あぁ、傘、忘れてしもたんよ・・・」
「ハハwえっちゃんってばドジやなwそれじゃ、あたし帰るけん、お疲れ〜」
そうとだけ言うと、あっこちゃんはあたしの肩をまたポンポンと叩き、傘を差して歩き出した。
ひどい。
なんで・・・傘入れてくれんの?
期待してたあたしも悪いけどさ・・・
あたしはあっこちゃんの背中を恨めしそうに見つめていた。
「な〜んちゃってぇ〜」
そう背中越しに言うと、あっこちゃんが立ち止まって、満面の笑顔で振り返る。
バカ。
いっつも意地悪するんやから・・・
「一緒に帰ろ♪傘入り。」
あっこちゃんは走って、こっちに戻ってきて言った。
「・・・うん。」
「何?えっちゃん、怒っとんの?」
あっこちゃんはあたしの顔を覗き込む。
バカ。
もう・・・恥ずかしいやんかぁ。
狙ってそういうこと言うやろ・・・?
「怒っとらんよ・・・」
「も〜。せっかく傘に入れてやろうと言ってやってるのにっ!」
あっこちゃんはそう言うと傘を独り占めした。
「あっ・・・ゴメン〜入れてや〜」
「えぇ?何てぇ?」
あっこちゃんはわざと意地悪に聞き返してくる。
バカ。
あっこちゃんの、あっこちゃんの・・・
バカ!バカ!バカ〜!!
・・・って思っても、あっこちゃんが急に優しくなる。
しかも、そんなあっこちゃんに期待しちゃってるあたしが居るんやもん。
・・・やっぱり・・・あっこちゃんのバカ〜!!
「ゴメン。やけん、あっこちゃんの傘に入れてください。」
「・・・しゃぁないなぁ〜。入れたろ。」
あたしはあっこちゃんの傘に入る。
あっこちゃんの匂い。
「ありがとう。」
「もう、最初から素直になっておればいいのだよ。」
あっこちゃんは、ハッハと笑って、殿様にでもなったかのように言う。
あたしの気持ちなど全て見透かしてるかのように。
「・・・それはそうと、何で傘忘れたん?朝、あれだけ雨降るってニュースで言っとったのに。」
「あ〜、ちょっと寝坊してもうたんよ」
「寝坊かぁ。えっちゃん、今日、髪の毛ボッサボサやったもんなw」
あっこちゃんは、あたしの今朝の髪形を思い出して笑ってるみたい。
確かにひどかったけど・・・
「もう!あっこちゃん笑いすぎ!!」
「ゴメンゴメンwでも、えっちゃんって寝坊しても絶対、集合時間守るよなぁ」
「え?そう?」
「うん。’死んでも来る’って感じ?w」
あっこちゃんはまた笑い出す。
バカ。
・・・でも、その笑顔がじ、実は・・・嬉しかったりする・・
あっこちゃんには絶対言わんけど!!
「もう、ゾンビみたいな言い方止めてくれん?」
「ゴメンゴメンw」
あっこちゃんてば・・・さっきから、笑っては謝ってばっかり・・・
「えらいえらい」
ほ〜らな。
また反則。
いきなりあたしの頭を撫でるあっこちゃん。
「もっと、ワガママになってもいいねんで?」
あっこちゃんは立ち止まり、あたしの顔を覗き込みながら言う。
「え?」
「やけん〜、別に無理してまで集合時間に来る必要ないで。久美子なんかひどいんやしw」
「でも、そんなん迷惑かけるやん。」
「こらっ!」
あっこちゃんはあたしの頭をぽんと叩く。
「・・・ちょっとぐらい迷惑かけてや。」
「え?」
「信用してや。それぐらいでえっちゃんの悪口なんて誰も何も言わんで?」
「う、うん・・・」
深く頷くあたし。
「ちょっとぐらいえっちゃんも弱いところ見せてや?」
「弱いところ・・・?」
「そう!もっと頼ってや、私を!!」
あっこちゃんはニカッと笑って歩き出した。
あたしもトコトコとついていく。
もう・・・このひとは・・・
恥ずかしいこと平気で言いよるんやから・・・
「なぁ、えっちゃん?」
「え?な、何!?」
もう!
いきなり話かけんでよ!!
「何おどろいてんの?w今日、えっちゃんち行ってもええ?」
突然の誘い。
嬉しい・・・けど・・・
この人に素直に来てなんて言いたくない!w
「・・・・・・・・・・・・・」
「無理なんかぁ〜。ざんね「大丈夫!来て!!」
言い終わらないうちに、叫ぶようにあたしは言う。
「声おっきい。・・・えっちゃんから’来て’なんて初めてやなぁ♪」
耳をふさぐ振りをするあっこちゃんの顔がニヤけてる。
また、作戦に引っかかったぁ。。。
「あっこちゃんの・・・バカぁ。。。」
「え?なんだって?」
あっこちゃんが聴こえないふりをする。
「なんでもない・・・」
「ほうか〜。いや、でも、絵莉子くんから直々にお願いされるなんて光栄だなぁ〜。いや、もう光栄だよ〜」
どっかの社長さんのように話すあっこちゃん。
バカ。
でも、もう、・・・いいや♪
あっこちゃんにされる意地悪やったら、嬉しいもん!!
「あれ?えっちゃん、怒らんの?」
あっこちゃんがまた、顔をいきなり覗き込む。
「・・・どうしたん〜?そんなにニヤニヤしちゃってぇ♪」
バカ。
さっきのことは無しや!!
「・・・に、ニヤニヤなんかしとらんわ!!」
そっぽを向くあたし。
ハハッと笑い出すあっこちゃん。
「もう!何笑っとんの!?」
あたしもムキになってあっこちゃんの顔を睨むように見つめる。
「まぁ、まぁ、落ち着け絵莉子よw」
何が落ち着けじゃ!!
あっこちゃんが抑えて抑えてと言うようにあたしをなだめる。
あ〜ぁ。
あたしって何でこんなに子供なんやろ・・・?
「・・・別に・・・落ち着いとるもん・・・」
「・・・ハハハッwやっと、えっちゃんに戻ったなぁ」
「え?」
「そやって、怒るところ。子供みたいで可愛い♪」
またまたあたしの頭を横にいるあっこちゃんはポンポンと撫でる。
子供みたいってひどいやんか・・・
「怒った?」
「・・・う、うん。」
「え?それじゃ、どっちか分からん。」
なんでやろう?
怒ってるはずやのにあっこちゃんに頭撫でられると・・・
「怒ってないよ。」
やっぱり、嬉しい。
「よぉっし。駅やな。肩濡れたやろ?いけるか?」
屋根のあるところに入り、あっこちゃんは傘を閉じる。
あっこちゃんは自分のかばんの中に入っているタオルを取り出してあたしの濡れた部分を拭いてくれる。
こういう時はなぜか真剣な顔で・・・
そんなあっこちゃんに見とれちゃうあたしが居る。
「な〜に、ボケ〜っとしてんだ、こらっ!」
あたしのおでこにでこピンが一発。
痛くはない。
わざと優しくしてくれたみたい。
「あ、ごめんごめん。ありがと。電車、乗ろっか?」
おでこを慌てて押さえる。
あっこちゃんはやっぱり笑ってる。
ズルイよ。
バカ。
「今日は電車、空いとるなぁ。」
「ホンマやな。」
と、そんな会話をしながらあたし達は2人隣同士で座席に座る。
ホンマに空き空きやけどくっ付いて座った。
あっこちゃんの匂いがあたしを包み込むよう。。。
ガタンゴトン、ガタンゴトン。
電車が走り出した。
ポンっ。
あっこちゃんの髪の毛がふわぁっとあたしの顔にかかる。
そして頭の重みが肩に伝わる。
あっこちゃんは眠ってしまったよう。
静かになったと思いきや、これかい・・・
・・・やけど、これも良いなぁ。
なんて、ニヤけてたら、周りの人に怪しまれるからやめとこ!
それに・・・あっこちゃんに知られたらバカにされるし。
あっこちゃんの寝顔はホントに綺麗で同じ女でも惚れちゃ・・・
だめだめ!!
それはアカン!
・・・でも、可愛いって言うのは本当のことで・・・。
どうしたらええんやろな?
あたしは自分の中に生まれてしまったこの感情をどうすれば良いのか分からなかった。
「次は〜終点〜終点〜。お忘れ物のないようにお降りください」
・・・え?
嘘やん!!
プシュ〜と電車の扉が開く。
しまった!
乗り過ごしたっ!!
「あ、あっこちゃん!!やっちゃった!!」
あたしはあっこちゃんの肩を思いっきり揺さぶる。
「んん・・・えっちゃん、は、激しいて・・・」
目をこすりながらあっこちゃんが起きる。
「もう・・・どうしたんよ?」
「やってもうたんよ・・・乗り過ごした!!」
「ええ!?えっちゃんも寝とったん?」
「・・・い、いや起きとったけど、ボーっとしとった。。。」
「もう、えっちゃんってば今日ぼんやりしすぎやで?朝の寝坊といい、さっきから・・・」
あたし達はとりあえず電車を降りた。
「あぁ、こうなるんやったらちゃんと起きとけばよかった・・・」
「・・・ごめん、あっこちゃん。。。」
「えっちゃんが謝ることちゃうよw」
またポンと頭を撫でてくれる。
「・・・あっ!」
「ん?どうしたん?」
「いや、ここの駅、よく考えたら私のうちの近くやわ。えっちゃんがうち来る?」
「・・・うん!」
嬉しいなぁ。
あっこちゃんちに行けるのかぁ〜。
・・・なんて、ルンルン気分で歩くんじゃなかった。
「どうしたん?えっちゃん、気持ち悪いw」
相合傘でいっしょに歩いていると、あっこちゃんが言った。
「気持ち悪いってなんよ!?」
「いや〜だって、えっちゃん、そこまでニコニコして・・・なんかあった?」
・・・いや、そんな真剣な顔して、聞かんとってください。。。
「なんもないよ?」
「・・・くぅ〜っ!!絵莉子めっ!!」
そういうとあっこちゃんが傘を持っていない腕であたしを抱きしめる。
「え?あっこちゃん??」
「私んちこれるん嬉しいんやろ?」
「・・・そ、そんなんちゃうもん。。。」
はぁ〜ぁ。
なんで、強がっちゃうかな、あたし。
「素直になったほうが楽やのに・・・。ま、それがえっちゃんやもんな。」
あっこちゃんが抱きしめていた腕を解く。
そして、あたし達はまた歩きだす。
「・・・なぁ、あっこちゃん?」
「ん〜?なんや?」
「怒っとる?」
「え?何を?」
「やけん、さっきのこと・・・」
「え?えっちゃんが強がって、家これるん嬉しないって言ったこと?」
は?
バレとる!?
何で???????
強がってるってなんで分かるん?
もう、あっこちゃんって何でそういうこと分かっちゃうかなぁ・・・
「・・・・・・・・・・・・」
「え?強がりじゃないん?」
ちょっと残念そうに言うんやもん。
嬉しかったんよ。
やから、しゃ〜ないから、ホントのこと言うたる。
「・・・そう。強がり。ホンマは嬉しい♪」
「やっぱりなwそうやと思ったわ。」
最初からお見通し、って感じやな。
すべてあっこちゃんの計算通りって訳か・・・
「は〜い。とうちゃ〜く。」
あっこちゃんは傘を閉じて、かばんの中から鍵を取りだす。
あっこちゃんちはマンション。
今、マンションの玄関ロビーについたところ。
「おっ、ラッキ〜。えっちゃん、乗ろ。」
ちょうど一階にいたエレーベーターに乗ってあっこちゃんちの階まで上がる。
「どうぞ〜エレベーターを出て突き当りが私の家でございます〜」
扉が開くと、あっこちゃんがふざけてエレベーターガールの真似をする。
「そんなん知っとるも〜ん。」
「もう、えっちゃんはのりが悪いぜ?」
・・・とそんな会話をしながらあっこちゃんちの扉の前へ。
ガチャガチャと鍵を開け、扉を開くあっこちゃん。
「いらっしゃ〜い。」
「おじゃましま〜す。」
と足を踏み込むと・・・そこはあっこちゃんの匂いでいっぱいだった。
ちょっと散らかった、雑誌やCDもあっこちゃんらしい。
「ちょっと、片付けるけん待っとって?」
「いいよ、気にせんとって。」
そう言うとあたしはなぜかあっこちゃんの服のすそを掴んでいた。
「ん?どうしたんや?」
「い、いや、なんでもない!!」
慌てて手を放す。
「ん?どうした??んじゃ、ちょっと待っとってな。」
あっこちゃんは雑誌やらCDやらをまとめて自分の寝室へと持っていった。
・・・なにしてんの、あたし???
もう、今日は自分がわからん!!
どうしちゃったん?
「お〜い、絵莉子ぉ〜」
あっこちゃんがあたしの目の前で手を振ってる。
「お〜い、大丈夫かぁ?ボーっとして。」
「ん?あ、あぁ!ゴメンゴメン。」
「とうとう、絵莉子はどうやら壊れてしまった・・・か?w」
なんてふざけながらあっこちゃんはキッチンへ行く。
「コーヒーでええやろ?」
「う、うん・・・」
「も〜、それじゃ、どっちか分からんて言うてるやろ〜?」
「ゴメン、コーヒーがいい。」
「了解♪」
数分もしないうちに、あっこちゃんは2人分のコーヒーを乗せたトレイを持ってくる。
「んじゃ、えっちゃんはそこな。」
あっこちゃんはそういうとコーヒーカップをコトンと置く。
向かい側にもコップを置いて、あたし達はテーブルを挟み向かい合って座る。
「あ、ちょっと待っとって。」
あっこちゃんは席を立つ。
なんかあたし変やわ。
今日一日、やばかったし。
絵莉子、どうしたんだ?
・・・なんて自分に言い聞かせても分からないわけで・・・
「ごめんな〜これ、使い。」
そういってあっこちゃんはタオルをあたしに投げる。
「濡れたやろ?それで拭き。・・・それとも、私に拭いて欲しい?」
もう、どうしたらいいん?
こ〜なるんやったら、日頃から素直にしとけばよかった・・・
あっこちゃんがふざけてるんは分かっとる。
でも、頼んだら・・・やってくれるんやろな。。。
「・・・・・・・・・・・・・」
「どうした?何も言わんのやったら、拭くで〜」
あたしの気持ちを察してくれたのだろうか?
タオルをあたしから奪い取り、ガシガシと拭いてくれるあっこちゃん。
「もう、この子は〜。はよしな風邪引くぅ言うに。」
「ありがと・・・」
「はい、できたっ。はよコーヒー飲み。」
「うん・・・」
あたし達はまた座ってコーヒーを飲む。
「おいしいなぁ。て、自分で言うんも可笑しいけどw」
「うん。あっこちゃんのコーヒーおいしいよ。」
「ほんまに!?やけど、インスタントやしw」
・・・なんて、あたし達は目を合わせたまま話していた。
やばい・・・
こんなに見つめられたら、もっとおかしくなるやんかっ!
「えっちゃん?」
「え?あ、あ、んん?」
「挙動不審〜wんでな、今日泊まってく?」
「うん。」
えらく、すんなりとイエスと言えてしまった。
「おっ、なんか決定が早いですね〜絵莉子さん。」
あっこちゃんがいたずらっぽく言うけど、気にならない。
もう、嬉しいことは嬉しいって・・・素直になろ。
これもあっこちゃんに見つめられてるから・・・?
「うん、あっこちゃんちに泊まれるんうれしいも〜ん」
あっこちゃんの顔が驚いている。
ちょっと、素直になりすぎてんのかな?
「え、えっちゃん、熱あるんか?」
な〜んて、本当に真剣な顔であたしのおでこを触るあっこちゃん。
心配性だなぁ。
「ないよ?あっこちゃんこそどうしたん?そんなに驚いて。」
「いや、それならいいんよ。」
そうとだけ、ポツリと呟くとあっこちゃんは席を立ち、あたしの隣に来てすわった。
・・・あっこちゃん?」
静かに笑ってあたしを見つめるあっこちゃん。
「えっちゃん、今から真剣な話するけん、聞いてくれる?」
「・・・・う、うん。いいよ。」
真剣なこの雰囲気にドキドキしながらもつばをごくりと飲み、返事をした。
「もう・・・前置きなんかグダグダ言うても無駄やけん、単刀直入に言うわ・・・」
あっこちゃんの表情は真剣になった。
正直、ズバッと言われるんは怖い。
・・・なんとなく分かる。
「・・・・・・絵莉子が・・・・・・好き、や。。。」
言って欲しくなかった。
その言葉を言わなければ・・・あたし達はこれからもずっと笑い合えるのに・・・
だから、その’好き’って言葉が’LIKE’の好きやって信じたかったん。
「・・・あ、あっこちゃん?そ、その好きってな・・・」
「愛してる。」
あっこちゃんは何の迷いも無く言い放った。
あたしは・・・’LIKE’の好きやったら、それでまたガックリしてたんやと思う。
でも・・・そういうことはアカンことや・・・
「・・・・・・・・・・・・・」
「分かってる。」
「・・・え?」
「全部分かっとるよ。やけん、お願い、今だけ、今夜だけでいい・・・」
あっこちゃんはあたしをゆっくりと抱きしめた。
あかんなぁ、あたし。
・・・ここであっこちゃんを突き飛ばしてでも帰らなあかんのに。。。
あたしはあっこちゃんの胸に顔を埋めてしまった。
柔らかいあっこちゃんの胸。
なんで・・・胸があるんよ。。。
これさえなければ・・・
あたしはあっこちゃんが女であること、そしてあたし自身が女であることを憎んだ。
女同士でなければ出会えなかった2人。
でも、でも!!
せっかく出会えたのに・・・これは’禁断の恋’ってやつやもんな。。。
あっこちゃんは弱い。
やから、あたしが止めてあげなアカン。
あたしよりもずっと、ずっとあっこちゃんは大人やけど、気持ちだけは・・・子供やもんな。。。
「・・・あ、あっこちゃん?」
「・・・・・・・・・・・・」
「今度はあたしの話聞いてくれる?」
「・・・うん。。。」
あたしはあっこちゃんが震えているのに気付いた。
「大丈夫。」
そう言ってあっこちゃんの体に回している腕に力を込めた。
「あっこちゃん、あたしだってな・・・・」
あ、アカン!
あたしも愛してる、なんて言ったらアカン!
あっこちゃんを諦めさせなアカン。
「あっこっちゃん、あたしだって、好きやで、あっこちゃんのこと。」
「えっ!?・・・それじゃ。」
ごめんな。
期待させてもうて・・・
「違う。愛してるって訳じゃない。。。好きっていうのは友達として、親友として・・・って事。」
「・・・・・・・・・・・・」
「ごめん、好きって言っても度合いが違いすぎる。やけん、あっこちゃんの気持ちには・・・気持ちには・・・」
アカン。
言葉が詰まってしまう。
・・・涙も邪魔してくる。
「もう、言わんとって・・・」
あっこちゃんがあたしを止めた。
「全部はじめっから分かってたけん・・・言わんとって。」
「・・・・あ・あっこちゃん。。。」
「絵莉子がその次の言葉を言ってしまえば私ら、終わってまう・・・」
あっこちゃんはあたしから離れた。
「えっちゃんは優しいな・・・」
あっこちゃんは自分の指であたしの涙を拭う。
「ごめんなぁ。私、子供で・・・」
そう言うと涙を流しながら無理して、笑顔を作るあっこちゃん。
悪いのはあっこちゃんじゃないのにな・・・
あたしも黙ってあっこちゃんの涙を同じようにして拭ってあげる。
「・・・もう、今日は寝よか・・・」
「・・・うん。」
あっこちゃんは立ち上がると言った。
「・・・今夜だけって言ったお願い、それだけ、叶えてくれん?」
「・・・うん。」
もう、あたしは相槌を打つことしかできなかった。
あっこちゃんに手を引かれ、あっこちゃんの寝室へ向かう。
「・・・一緒に寝てくれん?寂しいから・・・」
いつもあたしがあっこちゃんちに泊まるときは、あっこちゃんが布団を敷いてくれて、そこで寝る。
一緒に寝たことなんかない。
あたしたちはあっこちゃんのベッドに入った。
あっこちゃんの匂いがまた、涙を流させる。
「・・・もう、泣かんとって・・・」
声を殺したはずやのにな・・・
あっこちゃんはベッドの中であたしを抱きしめる。
「キスだけ・・・いい?」
「・・・うん、いいよ。」
あっこちゃんの柔らかい唇がちょんとあたるだけのキス。
ちょっと期待もしてたけど、やっぱり抑えとかな、お互い止められんもんな・・・
「あ、あっこちゃ〜ん・・・・」
もう、声を上げて泣いた。
言葉にしては伝えられないけど・・・こうすれば、勘の良いあっこちゃんは分かってくれるやんな?
・・・あたしもあっこちゃんのこと愛してるってこと・・・
・・・ずっとあっこちゃんが大好きやったってこと・・・
END
ちょい、変だな・・・
ま、ま、読みたい人だけ読んでくれ・・・
あと、途中に変なのはいっちまった
GJ過ぎて死ねる
>>64 GJ!!長編お疲れ様wめっちゃ良かったですw読んでからこうゆうのが読みたかったんだと気付いたw
67 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/12(土) 16:51:41 ID:EgJ46vKw
GJ!切な過ぎてなけてくる
>>39 GJ!!むしろハッピーエンドでホッとしましたw
>>64 GJ!!読み応え有りました。すごく切ないけど良かった…
ちょっとした仕草や心理描写を書くのがお上手ですね。
69 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/12(土) 18:24:04 ID:Jk2z62FI
GJ!!
すごい良かったです!
二人の情景が思い浮かびますよ。
最初はなんなんだ!?とも少し思ったw
けど読み終わったらむっちゃ良かった!という印象w
すごく良かった!
GJ!
欲を言えばこの続きとか、逆に恥ずかしくなるくらいの甘甘なのも読みたくなったw
「私ってさ」
久美子はワインを飲みながら隣に話しかけた。
「意外と空気読めると思うんよ」
話かけられた男性は空になった彼女のグラスを満たしながら答えた。
「そうじゃなかったら、今の俺らの関係はないわけだしね」
「やろ?だけんさ…」
そう言うと彼女は目を閉じ、口を開いた。
「…言われなくてもあの二人がどういう関係か分かっとった。別に否定してる訳やないんよ。見てて微笑ましいし
、応援しとる。ただ…」
自分のグラスを見て一言「ありがとう」と呟くと久美子は赤い液体を口に含んだ。
「ただ…?」
彼が静かに先を促す。
「ただな…あの子達はあの先どーすんやろって思ったんよ。あのまま突き進むんやろか、いけるんやろかって。」
あの二人の関係は決して世間に誇れるものではない。むしろ後ろ指をさされる事の方が多いだろう。それでも彼
女たちは一生懸命恋をしている。愛し合っている。そんな二人に現実をつきつけるのは酷すぎる。だからこそ「
普通」の恋愛をしている自分は悩むのだ。ほっとく事は出来ないから。
「気にしないでいいんじゃない?」
「えっ?」
彼は焼酎を飲みながら言った。
「恋は盲目って言うじゃん?先が見えないからこそ、恋愛って楽しいんじゃないの?周りがいくつ理屈ならべたっ
て本人たちが考えないと意味ないんだし。えっちゃん達が今を楽しく生きてるならいいんじゃないの?」
言い終わると彼は恋人の目線を捕らえ笑った。
考えても答えは出ない。それなら今を楽しく生きる。私のモットーやんか。なん私らしくない事言いよったんや
ろ。
「そーやね…考えても分からんわ!二人次第や!」
愛しい彼に笑いかえすと残されたワインを飲みほす。
目を閉じて、今日も一緒にいるであろう二人を思う。浮かぶのはあの子達の笑顔ばかりで。
「楽しくいこかー!」
久美子は彼に笑いかけた。
73 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/12(土) 21:23:40 ID:87Ocx2hA
74 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/12(土) 21:39:07 ID:Jk2z62FI
>>73 あこえりを心配するクミコンの彼氏との話じゃない?
とらえ方違ったらごめんなさい。
72の者です。ちょっと2人を違った感じで表現できたらなーって思いまして。
分かりにくかったらごめんなさい。一応これで終わるつもりだったんですが、
要望があれば書きたいと思いますが・・・
>>76 そうだったんですか。すみません。勘違いしてたw
78 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/12(土) 22:42:06 ID:0tOUmGy+
> 言うまでもなく、実在人物を題材にしたポルノ小説をネット上で公開する
> のはアイコラ画像をネット上で公開するのと同じく立派な犯罪だ。しかも
> 罪は重い。
> 「刑法230条の名誉棄損罪に問われて、有罪になった判例があります。
> 3年以下の懲役もしくは禁固、50万円以下の罰金です。販売した場合は、
> わいせつ図画販売罪で2年以下の懲役または250万円以下の罰金。併合罪
> では4年以下の懲役となります」(日大大学院教授の板倉宏氏)
>
> 妄想やアイコラは趣味で楽しむ程度にすべし。
>
>【2008年1月9日掲載記事】
>>71 続きと言うか、あっこちゃん視点からなら書けるんですけど需要あります?
80 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/12(土) 23:17:10 ID:EgJ46vKw
書いてほしい!!
読みたい!!
82 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/12(土) 23:18:14 ID:Jk2z62FI
>>79 71ではありませんが、あっこちゃん視点も読みたいです!!!
>>79 ぜひ書いてください!!お願いします。
あっこ側からのも読みたい。
皆さん、反応あざっす!!
ま、書いときますんで寝てください。
明日にうpしようと思うので。
話の内容は一緒だし、面白くないかもしれないので、期待しないでくださいw
あと、感想もありがとうございます。
励みになります。
通報しました。
通報されちゃいました(゜д゜)ノシ
ワイセツ小説書き込むのは当該人物の尊厳を著しく傷つける行為であり
重大な法律違反
全裸のアイコラ画像を作ってネット公開しているのと同じレベルの行為
エロが入ってなかったらOK??
ここのは悪意を感じないけどね
90 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/13(日) 12:53:56 ID:/Lc6RObn
うん。確かに。
あっこちゃん!
えっちゃんが朝ごはん待てないみたいだから作ってあげて!
コーヒーのストローも差したげて!w
昨日の
>>84ですがほんとにうpしてもいいですか?
なんか小説投稿ダメっていってる人がいるみたいなんですけど。
ま、せっかく書いたし投稿したいんですけどねw
93 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/13(日) 18:54:57 ID:/Lc6RObn
うpして欲しいですね〜。
ほかの板では、けっこう無視して投稿してるみたいだし・・・
ダメなのかな?
・・・正直、どうすればええんか分かれへん。
目の前には絵莉子。
傘忘れたって言いよるから、一緒に相合傘して私んちまで帰ってきた。
しゃ〜なしやでって絵莉子には言うたけど、ホンマは嬉しかった。
「いらっしゃ〜い。」
「おじゃましま〜す」
私の家に入っていく、この小さな背中がこんなにも愛しいなんてな・・・
私は絵莉子が好きや。
友達とか親友とか家族とか・・・
そんなレベルじゃない。
愛してる。
バカにするなら勝手にしてほしい。
でも、この気持ちは絶対本当。
絶対に揺るがへん。
分かってる、絵莉子へのこの気持ちは世間で認められてへんもんやってことくらい。。。
「ちょっと、片付けるけん待っとって?」
「いいよ、気にせんとって。」
絵莉子が私の服のすそを掴む。
・・・そういう所が可愛いんよ。
何気ない仕草やけど、私に触れてくれてるんやもんな。
ん?どうしたんや?」
「い、いや、なんでもない!!」
そんなに慌てて、手、離さんでもいいのにな。
絵莉子って期待させときながら、いっつも裏切るんやもん。。。
「ん?どうした??んじゃ、ちょっと待っとってな。」
散らかってたものを一旦、寝室へもって行く。
「・・・はぁ。。。」
ベッドに腰掛ける。
ちょっと、一人になって落ちつかな・・・
私の家に着くまで、ふざけて絵莉子をいじっとったけど、それは楽しいからだけじゃない。
・・・・・・不安なんや・・・・・・
絵莉子は私のこと、どう思ってくれてんのやろう?って。
いじめたら、悔しがるし、変なところ頑固やし・・・
絵莉子の正直な気持ちが全然見えへんねん。。。
やけん、絵莉子を私はいじる。
恥ずかしいぃって言うて、絵莉子が照れる姿。
絵莉子が顔を赤くするとき、その時だけは・・・私は唯一安心できる。
正直になってや。って何度絵莉子に言うたことか・・・
別に強がったアカンって言ってる訳ちゃうけど、絵莉子の弱いところ見せてほしいって思う。
電車に乗ったときもそうや。
あんなん、ただの寝たふり。
絵莉子は硬直しとったw
そんで、落ち着いたかと思いきや、私の顔、覗き込むんやもん。
しかも、ニヤニヤして。
吹き出してしまいそうやったわw
・・・でも、それがメチャ嬉しくて、嬉しくて・・・
電車、乗り過ごすほど私のこと見てくれてたんやなって思ったら、好きって気持ちがもっともっと膨らんだ。
絵莉子のいる部屋に戻ってくると、大口開けてボーっとしとる子が一人。
なにがあったんや?w
「お〜い、絵莉子ぉ〜」
反応なし。
あれ?
無視?
「お〜い、大丈夫かぁ?ボーっとして。」
「ん?あ、あぁ!ゴメンゴメン。」
ホンマに大丈夫か?
仕事で疲れとるんやろか?
「とうとう、絵莉子はどうやら壊れてしまった・・・か?w」
ふざけたこと言うんも、絵莉子の笑顔が見たいから・・・
な〜んて、ちょっとキザかもしれんw
でも、私だけ正直に気持ち伝えても、なんか悲しい気持ちになるけん。。。
「コーヒーでええやろ?」
「う、うん・・・」
「も〜、それじゃ、どっちか分からんて言うてるやろ〜?」
「ゴメン、コーヒーがいい。」
「了解♪」
私がコーヒーを用意してる間も絵莉子はボーっとしとったみたい。
「んじゃ、えっちゃんはそこな。」
向かい合って座れるように、2つのコーヒーカップを置いた。
そして、座った。
・・・ん?
絵莉子の肩が濡れている。
あぁ、忘れとったわ〜。
「あ、ちょっと待っとって。」
寝室へ戻る。
タオルをもって絵莉子の元に・・・
「ごめんな〜これ、使い。」
タオルをふわっと絵莉子に投げわたす。
「濡れたやろ?それで拭き。・・・それとも、私に拭いてほしい?」
あ〜ぁ、なんでこんな意地悪にしか言えんのやろ・・・?
ま、絵莉子のことやし・・・
「・・・・・・・・・・」
なんで黙るんや?
照れながら、いいわ。なんて、言うと思ってたのに・・・
拭いてほしいんやろか・・・?
もういい!
拭いたろっ!!
「どうした?何も言わんのやったら拭くで〜」
止めてって言われたらどうしよう。なんて考えとったけど、絵莉子は黙ったまんま。
嬉しいような、悲しいような・・・
どうしたんや?この子は??
「もう、この子は〜。はよしな風邪引くぅ言うに。」
「ありがと・・・」
「はい、できたっ。はよコーヒー飲み。」
「うん・・・」
ふぅ〜っ、ふぅ〜っと息を吹きかけ、コーヒーを冷ます絵莉子。
そんな姿、目の前で見せられたら、困るんですけど・・・
絵莉子とはずっと一緒に居たい。
でも、近くにいる、それだけで・・・
絵莉子を独り占めしたい
なんていう、自分勝手な感情が生まれてくる。
・・・こんなん、嫌やって思うよ。。。
分かってるよ、何もかも、全部。
絵莉子は私の気持ちに薄々気付いてるんやと思う。
やけん、正直なところ見せてくれんのかな?とも思う。
絵莉子は必死に私の気持ちを止めようとしてくれてるんかもしれんな・・・
「おいしいなぁ。て、自分で言うんも可笑しいけどw」
「うん。あっこちゃんのコーヒーおいしいよ。」
「ほんまに!?やけど、インスタントやしw」
・・・なんて、笑い話でもしていないと、笑ってられない。。。
視線が外せない。
絵莉子を見ていたい。
仕方ない、絵莉子もこっちをずっと見てくれてるから目が合うんやもん。。。
「えっちゃん?」
「え?あ、あ、んん?」
「挙動不審〜wんでな、今日泊まってく?」
「うん。」
ビックリした。
即答するなんて考えてもなかった。
「おっ、なんか決定が早いですね〜絵莉子さん。」
いたずらっぽく言わんと自分の本音が出てしまいそうだった。
視線はいまだに外れない。
「うん、あっこちゃんちに泊まれるんうれしいも〜ん。」
・・・どうすればいい?
私はこの娘とどういう風にして接していけばいいんですか?
素直になりや。って何回も言ってきたけど、こうやって素直になられても困るもんやな・・・
自分勝手な考えやけど。
「え、えっちゃん、熱あるんか?」
恐る恐る、絵莉子のおでこに触れる。
なんてことない。
平熱だ。
・・・これで、絵莉子の本音が聞けた。。。
気持ち、まだ・・・伝えんとこうって思っとったのに、その決心が揺らいでしもた。
もう、言っちゃっていいんかな?
絵莉子なら、受け止めてくれるやんな?
優しく、「あたしも愛してるよ。」って言ってくれるやんな?
そうやって、言い聞かせとかな、告白なんかできんもんな。
「ないよ?あっこちゃんこそどうしたん?そんなに驚いて。」
「いや、それならいいんよ。」
覚悟を決めた。
今しかない。
私は絵莉子の隣に座りなおした。
「・・・あっこちゃん?」
そんな不安そうな顔せんとって・・・
私は笑ってみせる。
「えっちゃん、今から真剣な話するけん、聞いてくれる?」
「・・・う、うん。いいよ。」
絵莉子はいつに無く真剣な表情になった。
しょうがないか。
私だって、強張っちゃってる・・・
「もう・・・前置きなんかグダグダ言うても無駄やけん、単刀直入に言うわ・・・」
そう、今さら絵莉子のここが好きだのあそこが可愛いだの言うても関係ない。
今確かめたいんは、私への絵莉子の気持ち、それだけや。。。
・・・正直言うて、怖い。
でも、私、弱いけん、気持ち抑えられんねん。
・・・絵莉子、ごめんな?
「・・・・・・絵莉子が・・・・・・好き、や。。。」
絵莉子は顔を伏せてしまった。
もちろん、恥ずかしいからなんかじゃない。
・・・困らせてるよな?
・・・苦しいよな?
・・・悲しいやんな?
「・・・あ、あっこちゃん?そ、その好きってな・・・」
「愛してる。」
一所懸命、顔を上げて問いかけた絵莉子は、今にも泣き出しそうだった。
・・・ごめんな。
ここまで来て、引き返されへんねん。。。
こんなん言われてもどうすればいいか分からんやんな。
誰にも相談も出来んもんな。。。
「・・・・・・・・・」
「分かってる。」
「・・・え?」
「全部分かっとるよ。やけん、お願い、今だけ、今夜だけでいい・・・」
体が言うことを利かない。
絵莉子を抱きしめてしまった。
私の自分勝手のせいで、絵莉子を傷つけている。
今、こうして・・・・
怖い。
怖いよ。
絵莉子がこんなにそばに居てくれているのに、体の震えが止まらない。
「・・・あ、あっこちゃん?」
「・・・・・・・・・」
「今度はあたしの話聞いてくれる?」
「・・・うん。。。」
怖い。
・・・覚悟決めたはずなのにな・・・もう、崩れそうや。。。
「大丈夫。」
絵莉子がしっかりと抱きしめてくれた。
すごいな・・・
私の気持ち、感じ取ってくれたんやな・・・
「あっこちゃん、あたしだってな・・・」
そう言いかけると、絵莉子が言葉に詰まる。
「あっこちゃん、あたしだって、好きやで、あっこちゃんのこと。」
「えっ!?・・・それじゃ。」
分かってた。
そういう好きじゃない。ってことくらい。
でも、ちょっとぐらい希望があってもいいと思った、それだけのこと。。。
「違う。愛してるって訳じゃない。。。好きって言うのは友達として、親友として・・・って事。
「・・・・・・・・・・・・」
そやんな。
分かってたけど、やっぱり、悲しいな。
もう、期待すら出来んねんもん。。。
「ごめん、好きって言っても度合いが違いすぎる。やけん、あっこちゃんの気持ちには・・・気持ちには・・・」
・・・絵莉子が泣いてしまった。
・・・絵莉子を泣かせてしまった。。。
「もう、言わんとって・・・」
「全部はじめっから分かってたけん・・・言わんとって。」
「・・・あ・あっこちゃん。。。」
「絵莉子がその次の言葉を言ってしまえば私ら、終わってまう・・・」
きっと「気持ちには答えられん」って言おうとしたんだろうな。
絵莉子の言いたい事が分かっちゃうなんて・・・重症だなぁ・・・w
抱きしめていた腕を解く。
涙をボロボロ流す絵莉子。
そんな絵莉子すら可愛いと思ってしまう、不謹慎な私。
・・・もう、最悪やな。。。
「えっちゃんは優しいな・・・」
絵莉子は自分の本当の気持ちはぶつけてくれないもんな。
私が悲しむって分かってくれてるからやろうな。
・・・ごめんな、絵莉子の事なんか考えてなくて。。。
もともと、絵莉子にそんなこと言う資格すら、なかったんやろうな。
「ごめんなぁ。私、子供で・・・」
笑顔を作るしかなかった。
ここで泣いたら、絵莉子が困る。
・・・なんて涙止めようと頑張ってたのに。
絵莉子が涙を拭ってくれた。
あぁあ、泣いちゃったんやな、私。。。
「・・・もう、今日は寝よか・・・」
帰る。って絵莉子は言うもんやと思ってた。
でも・・・
「・・・うん。」
・・・ごめんな、気ぃ使わせて。。。
やったら、もう1回、あと、1回だけ、私の頼み聞いてください。。。
「・・・今夜だけって言ったお願い、それだけ、叶えてくれん?」
「・・・うん。」
やさしいな、絵莉子って。
私は絵莉子の手を引いて、寝室へ向かった。
「・・・一緒に寝てくれん?寂しいから・・・」
一緒に寝るんは初めて。
いつも、誘っても恥ずかしがって、嫌がるのに・・・
すんなりとOKしてくれた。
ベッドに入ると、絵莉子は私に背を向けた。
小さな背中が小刻みに震えている。
「・・・もう、泣かんとって・・・」
そうやって、絵莉子を抱きしめることしか出来なかった。
・・・我慢してるんやな。
・・・ごめんな、我慢させてもうて。。。
「キスだけ・・・いい?」
もう、あっこちゃんのバカって、これでもないくらい、ぶっ飛ばされたかった。
絵莉子に帰って欲しかった。。。
絵莉子に殴られて、目を覚ましたかった。
ごめんな、絵莉子、ホントにキスしたいから頼んだわけじゃないんや。。。
「・・・うん、いいよ。」
私の腕の中で、小さくうなずく一人の少女。
・・・優しいな、ホンマに。。。
なんで、こんなに良い娘を傷つけてしまったんやろう?
キスをした。
ほんの一瞬の出来事。
柔らかくて、暖かくて・・・・
もう、絵莉子が欲しくて欲しくて、たまらなくなってしまった。。。
「あ、あっこちゃ〜ん・・・・」
絵莉子が大声を上げて泣いた。
・・・ごめんな、もう、我慢の限界やんな。
ひっく、ひっくと泣きながら何かを伝えようとする、絵莉子。
抱きしめることしか出来なかった。
・・・しばらくすると、絵莉子は泣きつかれて眠ってしまった。
私は絵莉子を抱きしめたまま。
私の服のすそをぎゅっと掴んだまま眠る絵莉子はやっぱり可愛くて・・・
でも、絶対に手の届かない存在だって、ついさっき思い知らされて。。。
「・・・ぁっこ、ちゃ、ん・・・」
寝言?
夢の中にでも出てきてくれているのだろうか?
・・・夢の中でも傷つけたり、してないだろうか・・・?
「・・・あっこちゃん・・・」
あっこちゃん、あっこちゃん、と何度も繰り返し、私の名前を呼ぶ絵莉子。
・・・起こさないように、ゆっくりと抱きしめている腕の力を強めた。
「・・・・す・・・き・・・・」
聴こえた。
確かにそう聴こえた。
もう、私、おかしくなっちゃったんかな?
幻聴やんなこんなん。。。
「あぁ、もう、馬鹿馬鹿しい。。。こんなん、余計惨めやわ。。。」
私も眠ることにした。
耳元で聴こえる、愛しい人の声。
・・・やっぱり、眠れない。
「・・・ごめん・・・」
「・・・あっこちゃん・・・」
ポツリポツリと聞こえてくる、絵莉子の声。
しかもさっきから、謝罪の言葉ばかり・・・
あぁ、夢の中でも苦しんで・・・ごめん、絵莉子。。。
「・・・ん?あっこちゃん・・・?」
絵莉子が起きてしまった。
トロンとした目をこすり私のほうを見る。
「・・・・あ、起こしてもうたな・・・ごめん。。。」
「ううん、いいんよ。」
そういうと、絵莉子は私の胸に深く深く顔を埋める。
「え、えっちゃん・・・?」
「ん?あかんの・・・?」
少し、残念そうにする絵莉子。
もう、期待させんといてや・・・
でも、嬉しい気持ちに変わりはないわけで・・・
「・・・いいよ。。。」
距離が縮まる。
心臓がドクドク言ってる。
絵莉子に聴こえるんじゃないだろうか・・・?
「・・・あっこちゃん、まだ、起きてる・・・?」
「・・・うん、起きとるよ。」
「あんなぁ・・・ごめん。。。」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
謝らんといて。。。
余計、悲しくなる。
「絵莉子は謝ることなんかなんもしてないやんか。やけん、謝らんとって。。。」
「・・・ううん。いっぱいしてきた・・・。」
また、この子は意味の分からないことを言う。
「絵莉子は悪ない。それがホントのこと。」
「ううん、あたしは悪い子やで?」
淡々と話す絵莉子。
涙をこらえているのだろうか?
そんな風にも聴こえる。
「・・・それじゃ、何悪いことしたっていうん?」
答えられん、質問をした。
絶対、言えんやろうって思って聞いた。
やのにな・・・
「・・・あっこちゃんに・・・いっぱい、いっぱい嘘、ついた。。。」
「えっ???」
それを聞くと絵莉子の気持ちが嘘であることを望んだ。
「どんな嘘・・・?」
恐れながらも聞いた。
今度こそ、終わるかもしれないけど、それも承知している。
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
絵莉子から返事はない。
「えっちゃん?」
「・・・ごめん、ちょっと、待って・・・」
泣いていた。
・・・絵莉子はまた、泣いてしまった。
こんな私には、もうこの子を想う資格なんて一生無いのにな・・・
「・・・ごめん、今から話すな。。。」
「うん。。。」
絵莉子は落ち着くと話し始めた。
「嘘やって言うのは、私のあっこちゃんに対する気持ち。もう、気付いてたかも知らんけど。」
気付いてた?
そんな訳ないやん。
でも、一番私の望んでいたことだった。
「さっき言ったのは全部嘘。・・・でも・・・」
「・・・でも・・・?」
はやく、絵莉子の口から本当の気持ちを聴きたい。
「・・・でもな、ホンマの気持ちは言えん。それは分かってくれる?」
「えっ?なんで・・・?」
なんで?
絵莉子の顔を見れば分かる、ただ恥ずかしいなんて理由じゃない。
でも、なんで、言ってくれんの??
「・・・それはな・・・あっこちゃんをダメにしたくないから。。。」
「えっ?」
もう、訳が分からなかった。
ダメになる?
「ただ・・・言いたいんは、あっこちゃんが想ってる以上にあたしも想ってるって事。どんな風にとかは言えん。」
「・・・うん。」
もう、それだけで良かった。
理由が分かった気がした。
絵莉子は・・・優しくて、賢い子やな。。。
「泣かせてゴメン・・・」
「ううん。私のほうが絵莉子のこと悲しませた。」
「そんなことないよ。・・・もう、寝るな・・・」
「うん。。。」
「・・・あっこちゃん?」
眠っていたはずだった、絵莉子が呼ぶ。
「ん??」
「笑って?」
「え?」
訳が分からなかったけど、笑って見せた。
そんなこと言うん、絵莉子ぐらいやで・・・
「あっこちゃんは笑顔が一番似合うな。・・・ありがと。」
そう、言うと、絵莉子は眠ってしまった。
絵莉子。
ごめんな。
悲しませて。
いっぱい考えて、悩ませてもうて・・・
嘘ついてまで、私のこと助けてくれようとしたんやな。
ホンマありがとう。
子供なんは私のほうやな。
いつもいつも、いじめてゴメン。
でも、えっちゃんの笑顔が見たくてしてもうたことなんよ。
えっちゃんの笑ってる顔、ずっと見てたいから、私がえっちゃんを守る。
何があっても絶対に。
この言葉、嘘じゃないけんな。
私弱いから、えっちゃんにそばに居てもらいたい。
やから、頑張る。
えっちゃんが居てくれるだけで、安心するねん。
笑ってくれる、それだけで幸せやねん。
あと恥ずかしがって、怒るえっちゃんも好きです。
・・・あなたを愛することが出来て幸せです。
晃子。
な〜んて、絵莉子が眠ったあとにメールを作ってみたものの、送信は出来なくて・・・
あれから何日たったやろうなぁ・・・?
いまだに送信されずに保存された絵莉子へのメールを読んでみる。
かぁ〜っと顔が熱くなってくる。
なんで、こんなメール作れたかなぁ?
・・・って思えるくらい。
「あっこちゃん!」
「う、うわぁ、ぁっ!!!」
絵莉子が背中から覗き込むようにしてケータイの画面を見ようとする。
「あ〜ん・・・なんで?見せてぇやぁ〜」
「・・・・む、むりっ!ぜ、絶対無理!!」
慌てて、パカッとケータイを閉じる。
こんなん読まれたら、大変大変!!
「も〜。そこまで隠さんでもええやんか・・・」
「無理なもんは無理っ!」
そうですかぁっと頬を膨らます絵莉子。
・・・可愛いけど、絶対見せんからな〜
「んで、どうしたん?」
私が聞くと絵莉子は窓の外を指差す。
灰色の空が続いてる。
「傘、忘れてもうた♪」
外の天気とは正反対に晴れ渡った笑顔で言う絵莉子。
「またぁ?」
「ホンマにうっかりしとんなぁ。今日は寝坊してないやん。」
相合傘での帰り道。
「うん、だってなぁ・・・」
「ん?」
「だってなぁ・・・あ、あっこちゃんと帰りたかってんも〜ん」
「絵莉子〜〜〜♪」
絵莉子を抱きしめた。
周りの人が見ていようが関係ない。
「ちょ、あっこちゃん・・・」
絵莉子が悪いんやもん。
「バカッ」
離れない私に強烈なビンタを食らわせて、絵莉子は雨の中、すたすたと歩いていってしまった。
・・・しゃ〜ない。
「絵莉子っ!!」
呼び止めると、私はケータイを出して、絵莉子へのメールを思い切って送信した。
ピロピロと5メートル先の絵莉子のケータイがなる。
絵莉子はケータイを取り出して、メールを読み出したみたいだ。
やっぱ、送らんほうが良かったなぁ。
恥ずかしいわ・・・
なんて、思いながら、立ち止まりながらメールを読んでいる絵莉子に歩み寄った。
「ごめん、やっぱ読まんとって〜」
絵莉子のケータイを奪い取ろうとすると・・・・
「んんんんん〜!?!?!?!?」
絵莉子が首を絞めるほどに私に抱きついた。
「あっこちゃんのばか!」
「ちょ、ちょっと!!」
私はホントに息苦しくなって、絵莉子の背中をポンポンと叩く。
「ギブ、ギ〜ブ!!」
ようやく離れてくれた絵莉子の瞳にはそれいっぱいの涙がたまっていた。
「え、えっちゃん・・・?」
「もう、あ、あっこちゃんが悪いんやで?」
「あ、はい。すいませんでした〜」
すれ違うたくさんの人たちがこっちを見ている。
1つの傘の中で笑ったり、泣いたり、謝ったり・・・
「もう!ちょっとこっち来て。」
絵莉子が私を引っ張って、道の端による。
説教の続き、まだするんかい・・・
人の目、気にするんやったら止めてくれたらええのに。。。
「あっこちゃん、傘、もうちょっと低い位置で持ってくれん?」
「え?あ、はい。」
そんなに濡れさせた?
なんて思いつつも、傘を持つ手を下げた・・・・
・・・・・・・・・・・・・・気がつけば、絵莉子の唇が私のそれに重なっていた。
「え、え、えっちゃん?」
「・・・何〜?」
「あ、あの〜ひとつお聞きしたいことが〜」
だめだ。
頭が回らない。
唇が離れた瞬間から絵莉子を直視できない。
「やけん何〜?」
「いや、今のって・・・キス。ですよね?」
「・・・・そう。」
「いや、そう・・・って・・・」
「もう、はよ行こ。寒い。」
絵莉子は恥ずかしがってるんだか怒ってるんだか分からない。
私の腕を掴んで歩き出した。
・・・絵莉子って大胆やな。
いくら、傘で隠してるからっていうても、外やで?外。
「・・・あっこちゃん・・・」
「ん??」
絵莉子は立ち止まり、私の顔を見つめて言った。
「・・・あたしもあなたを愛することが出来て幸せです。」
END
ん〜続き書いたら結局ハッピーエンドって事でw
うん、長文スマソ
gj!!すごく萌えた!
すごいよかった、泣けた。小説化希望!!!
122 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/13(日) 19:50:52 ID:LZUJRDvB
> 言うまでもなく、実在人物を題材にしたポルノ小説をネット上で公開する
> のはアイコラ画像をネット上で公開するのと同じく立派な犯罪だ。しかも
> 罪は重い。
> 「刑法230条の名誉棄損罪に問われて、有罪になった判例があります。
> 3年以下の懲役もしくは禁固、50万円以下の罰金です。販売した場合は、
> わいせつ図画販売罪で2年以下の懲役または250万円以下の罰金。併合罪
> では4年以下の懲役となります」(日大大学院教授の板倉宏氏)
>
> 妄想やアイコラは趣味で楽しむ程度にすべし。
>
>【2008年1月9日掲載記事】
123 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/13(日) 20:29:47 ID:/Lc6RObn
GJ!!!
いいですね〜、感動しました!
124 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/13(日) 20:33:08 ID:LZUJRDvB
> 言うまでもなく、実在人物を題材にしたポルノ小説をネット上で公開する
> のはアイコラ画像をネット上で公開するのと同じく立派な犯罪だ。しかも
> 罪は重い。
> 「刑法230条の名誉棄損罪に問われて、有罪になった判例があります。
> 3年以下の懲役もしくは禁固、50万円以下の罰金です。販売した場合は、
> わいせつ図画販売罪で2年以下の懲役または250万円以下の罰金。併合罪
> では4年以下の懲役となります」(日大大学院教授の板倉宏氏)
>
> 妄想やアイコラは趣味で楽しむ程度にすべし。
>
>【2008年1月9日掲載記事】
GJよかった!
えっちゃんの大胆さにびっくりw
これは趣味でおさまってると思うけどな・・・
GJすぎます!!
最後の相合傘のくだりが大好きです。
えっちゃん大胆なんだか引っ込み思案なんだかw
また違うシチュエーションでぜひ書いて欲しいです。
>>119 GJ!!言葉にならないくらい感動した!!
>>119 GJ!切ないからどうなるかと思ったが
ハッピーエンドで可愛かったww
もーえっちゃん素直になっちゃえよ!って言いたくなったw
秀作でした。
投下乙!
ぐっじょぶすぎw
また投下よろしく!
131 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/13(日) 23:56:34 ID:/Lc6RObn
次の投下も期待してます!!!
真夜中。
電話してると会いたくなるんは何でなんやろ。
声を聞いてしまうといてもたってもいられなくて。
コートと着て携帯を持つと、私はマンションを飛び出した。
終電なんてとっくに終わってしまっとる。
やけん私は走ってる。あっこちゃんに会う為に。
信号待ちの交差点。私の口から白い息が何度か漏れる。
夜空を見上げると星が点々と煌いている。
綺麗だけど何だか寂しく感じた。東京の夜空は星が少ないから。
徳島ではもっと沢山出てたのに。二人で見上げた事もあったよなあ…。
ぼんやりと物思いに耽っていると、いつの間にか信号が青に変わっていた。
急いで駆け出す。
向かい風なんて何のその。
振り切るように前へ前へと手と足を振り続ける。
シャッターが降り人気のない商店街を、桜の並木道を、
線路沿いの道を駆け抜ける。
ただ会いたいんよ。それだけで幾らでも走っていける。
息を切らしても、足がもつれそうになっても。
あの子の為ならどこへでも行く。
もっと、もっと早く。走れ私の足。
あの角を曲がったらあともう少しや…と、曲がった瞬間。
「えっちゃん」
「…あっこちゃん?」
抱き寄せたか抱きしめたのか分からない位、
ほぼ同時だった。
あっこちゃんの胸に顔を寄せる。とても暖かい。
「家まで行くって言ったやん!大人しく待っとってって。」
「待ちきれなくて出てきてしもうたんよー」
「もう、しょうがないなあ。許しちゃるけん」
あっこちゃんが耳元で囁く様に言う。
「暖かいなー。えっちゃん小さいからギュってしたくなるけん」
「もっとギュってしてもええよ。」
本当にギュっとされた。でもそれでも優しかった。
もっと強く抱きしめてくれてもええのに。私は少し背伸びをしてキスをした。
あっこちゃんも応えるように私の頬を手で包む。
ひんやりと冷え切った手とは反対に、私の頬はどんどん熱くなっていった。
「ほんまよう走って来たな!タクシー使えば良かったやん」
私は言われて初めて気付いた。タクシーなら終電も何も関係なくずっと走ってる。
そんなん真っ白んなる位、必死やったんやもん。
「ああ、そやな。そんなん思いつかんかったわ。たった二駅やったし、走ればどうにかなる思っててん」
「何やそれ。…まあえっちゃんらしいわ」
あっこちゃんがニット帽を私に被せた。
チョコレートみたいな色のボンボン付きの物やった。手編みっぽいな。
「それあげるわ。えっちゃんの為にこしらえたんよ」
「わーい。ありがとうな!めっちゃ暖かいわ」
あっこちゃんは微笑むと私の顔をじっと見つめた。
私もあっこちゃんを見つめる。
「…えっちゃんが会いに来てくれて、ごっつい嬉しいけん。」
「ほんま?あっこちゃんも私に会いたかったん?」
「当たり前やん!恥ずかしい事言わせんでや」
「私の事好きなんかー?愛しとるん?恥ずかしがらんで言って。」
冗談交じりに聞いてみる。いや、ほんまは本音やけど。
あっこちゃんの口からどうしても言わせたくて。いつも冗談でしか言わないから。
あっこちゃんはめちゃくちゃ動揺してる。目が泳ぎまくっていた。
それでも絞り出すように口を開いた。
「す、す、好きや…愛しとるけん」
「私も好きよ、あっこちゃん」
ずっと聞きたいと待ち望んでた言葉。
こんなに嬉しいと心から思える事って他に何が有るんやろうか。
私はあっこちゃんの頭を撫でた。
テストでいい点を取った子供を褒めてあげるかのように。
たいへんよくできました。
「あーもう!めっちゃ恥ずかしいわ」
照れながらもしっかりと私を抱きしめてくれてる。
この手が私は大好き。これからもずっと離さないでいて欲しい。
「なあ、も少しこのままでいてもええか?」
「ええよ…ええけどおでん食べたいわ」
「おでんか…牛すじ食べたいなー」
「もち巾着と大根が食べたい!」
「ほなコンビニ行こうか。手つなご」
あっこちゃんが私の手を引っぱる。
私も歩幅を合わせて付いていく。
私達は二人で迎える朝へと向かい、歩き出した。
END
GJ!!甘々しい感じが良かったw
今,ちょうど素直が流れてるんだけどえっちゃんが“親友のあの子”ってゆうとほんとに単なる親友!?って思ってしまうw
GJでしたw
141 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/14(月) 10:50:49 ID:6T+Q8GML
GJです!!!
歌詞で疑わしい部分って,けっこうありますよねw
GJ!
走って会いに行くっていいなぁw
>>141 しかもあっこ作詞の曲にそういうの入ってるよねw
それをえっちゃんの口から歌わせるあっこ…
確信犯だwww
>>120-131 感想ありがとうございます。
次はどんなシチュエーションがいいですかね?
感想どうもありがとうございました!!
メッセージのそばにいてって〜辺りの歌詞が怪しく聴こえるw
それをえっちゃんに歌わせてるのが凄い。
>>143 ほのぼのした話を読んでみたいです!
よろしくお願いします。
145 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/14(月) 19:38:23 ID:WWQ+Jy8T
急いで家を飛び出した
どうしても逢いたくなった
あっこちゃんに、今すぐ
この曲を聞かせたい
たぶん、私が今まで作ってきた曲の中で一番幸せなうた
あっこちゃんに出会ってなかったら、きっとこの曲はできてなかったと思う
他の誰でもない
あっこちゃんに聞いてもらいたいうた
メロディだけを録音したウォークマンを持って家を出る
146 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/14(月) 19:42:41 ID:WWQ+Jy8T
あっこちゃんの家に到着
もう3回インターホンを鳴らすけど、応答がない
時間は夜の10時
寝るには早すぎる
中に人がいる気配もない
(しょうがないなぁ。突然押しかけて驚かせるつもりやったけど…)
携帯を取り出して電話をかける
プルルルルル……………
147 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/14(月) 20:03:33 ID:WWQ+Jy8T
あっこちゃんの家から公園まで、走って5分くらいで着いた
息が切れて呼吸を整えるのに必死だった
(…でも何か、「そんなに早く逢いたかったん?」とか思われるの悔しい…)
(別に急いで来てないも〜んって感じにするんやから。)
公園に入る手前で大きく深呼吸する。
吐く息が白い。鼻はきっと赤いんやろうな。
初めて来た公園
ブランコと象の形をした滑り台。小さな砂場には誰かが忘れていったバケツが置いてある。
昼間は近所の子供たちが遊んでるこの場所も、さすがに今の時間は暗くて怖い。
「えっちゃ〜ん!」
微かに灯る街灯の下にあっこちゃんがいた。
148 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/14(月) 20:09:05 ID:WWQ+Jy8T
「ごめ〜ん、待った?」
「全然。走ってきてると思ったしw」
「……………もぅ!(やっぱりバレた…)」
「あはははっ、ごめん、ごめん。これで許して」
あっこちゃんがコーンポタージュの缶を手渡してくれた
「今は走ってきた後で寒いかもしれんけど、すぐに寒くなるけん。持っとき」
「……ありがとぉ。……あったかぁい」
私がそう言うとあっこちゃんは微笑んでくれた
眩暈がする。クラクラする。
……………酸欠?
149 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/14(月) 20:16:10 ID:WWQ+Jy8T
近くにあるベンチに腰掛けた
「えっちゃん寒くない?」
「だいじょうぶ。コレあるし」
まだあたたかいポタージュをほっぺたに押し当てる
「あんま冷めんうちに飲みや。マズなるで」
「えへへ〜うん」
「で?“こんな寒い夜中に”どうしたんですか?w」
「もぉ〜あっこちゃん!」
「はははっ、ごめん〜だって嬉しいんやもん。ちょっとからかいたくなったの」
そう言って私の頭をポンポンって叩く
あぁ、もうこの人のやる事全てが愛しくてたまらない
すぐに許せてしまうんやから…
150 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/14(月) 20:23:25 ID:WWQ+Jy8T
「実はな、あのぉ……さっき曲ができたんよ」
「ほぉ〜、さっすがリーダー。ツアー真っ最中でも曲づくりですかぁ。感心感心」
「……あっこちゃん!」
「はい、もうしませんw」
「ほんまやで?次したら本気で怒るけんな」
「はぁい。…で、曲ができたんはわかったけど、何?」
いざ言うとなると、なんでこんな恥ずかしいんやろう
ラブレターみたいなもんやからかな
「……いや、別に…報告…」
「……はい?」
「……報告です…」
「…このくそ寒い中待っとったのに……えぇい、白状せぇい!」
151 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/14(月) 20:26:22 ID:WWQ+Jy8T
そう言って、両手でほっぺたをつままれる
「ふふっ。カレーパンマンみたい。変な顔〜」
「……うぅ〜ひどいっ」
ちゅっ
軽くキスされる
「さぁ、言いなさい」
「うぅー、わかったよぉ〜」
152 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/14(月) 20:33:09 ID:WWQ+Jy8T
片方のイヤホンをあっこちゃんに渡す
アコギの心地良い音が耳に響く
メロディにあわせて歌いはじめる
あっこちゃんに向けた、あっこちゃんの事を想って作った曲
今まで、私の作る曲は暗くて重たいものが多かった
歌詞は「殺傷力がある」って言われてきたし、自分でも認める
明るくて幸せなうたなんて作れなかった
でもある時、気付いた
私が辛い時はいつだってあっこちゃんがそばにおって
どんな時もあっこちゃんが一緒に乗り越えてくれた
お互い想い合う関係になった今やからこそ、このうたは生まれた
今までの自分とさよならできた、変わる事ができた
153 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/14(月) 20:53:04 ID:WWQ+Jy8T
すみません。何か変になりました…
いや、大丈夫ですよ
でも・・・なんとなく「タイヨウのうた」と被ってます?
YUI好きなもんで・・・
155 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/14(月) 21:10:12 ID:WWQ+Jy8T
すみません!
>>146と
>>147の間が抜けてました…
『はいはぁ〜い、あっこですよ〜』
声を聞いた途端に、なんだか無性に安心した
「もししも、あっこちゃん?今どこにおるん?あたし今あっこちゃんのマンション来とるんやけど…」
『え!?ほんまに?なんやなんや〜突然。嬉しいなぁ』
「…ちょっと用事あったから来たけん、家におらんのやったらもぅ帰るよ!」
『あーちょい待って待って。今あたし外におるんよ。』
「あ、ごめん。誰かと一緒やった?」
『ちゃうちゃう。家の近くの公園。散歩しとった』
「ふ〜ん。何でまたこんな寒い夜中に?」
『…ツアー終盤に向けて体力づくり、みたいな…?』
「へぇ〜あっこちゃんでもそんな事するんやw」
『むぅー、失礼なっ!…武道館もあるしさ、気合い入れんとな』
「…そっか。そうやんな。…ごめん…」
『なんでえっちゃん謝んねんw』
「…………………………」
『……えっちゃん、マンションの近くにあるコンビニ知ってるやろ?』
「…え?…うん」
『その裏手にある公園やから、今からおいで。何か用事があるんやろ?“こんな寒い夜中に”わざわざあたしの家に来るぐらいのw』
「……うん。行く。行くから待っとって」
『りょーかい』
です。すみません!
156 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/14(月) 21:22:29 ID:WWQ+Jy8T
何度もすみません。携帯からの書き込みでうまくうpできん…
>>152の続きです
「………どう?」
歌い終わって、恐る恐る聞いてみた
顔から火が出るほど恥ずかしかった
「…………………」
「………あっこちゃん?」
「…………もぅ、えっちゃん!」
あっこちゃんはギュッと私を抱き締めた
「愛してるよ」
「…………って自分で言ってて恥ずかしくなってきた」
「ふふっ。あたしも恥ずかしかった」
説明なんかせんでも、ちゃんと気付いてくれたみたい
このうたは私からあっこちゃんへのメッセージ
157 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/14(月) 21:36:17 ID:WWQ+Jy8T
幸せ
すごくすごく幸せ
こんな風にいつまでもそばにいたい
もしも、いつか離れ離れになってしまうような事があっても
…そんな事考えただけで泣けてくるけど
そんな日がきてしまっても
こんなに愛されている私はきっと幸せやったって胸を張って言える
このうたが作品として残る事はないかもしれない
でも、このうたを私が口ずさむ時には
あっこちゃんにそばにいてほしい
158 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/14(月) 21:37:03 ID:WWQ+Jy8T
「えっちゃん」
「ん〜?」
「ありがと。今、すっごい幸せ」
ポタージュはすっかり冷めてしまっていた
でもだいじょうぶ
お互いの体温が愛情が二人をあたためてくれるから
END
GJ
良かった。
リアルタイムで投稿されるの初めて読んだから、テンションがw
160 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/14(月) 21:42:35 ID:WWQ+Jy8T
バラバラになってしまい、すみませんでした。
急いで書き込んだので
>>155の「もしもし」が「もししも」になってますが、決してエロではありません。
>>154 そうです、「タイヨウのうた」をもとに作りました。気付いてもらえて嬉しいです!
前スレでいくつか歌ネタがあったので作ってみました。
自分もYUI好きです。
いやぁ〜YUI&チャットファンとしては嬉しい限りですねw
162 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/14(月) 22:15:10 ID:6T+Q8GML
GJです!
ありがとうございました。
GJです!!
幸せな二人が読みたかったのですごく満足ですw
カレーパンマンみたいってのが個人的にツボでした。
GJ!!“片方のイヤホンを〜”ってやつですよね!?すごく良かった!!
165 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/14(月) 23:20:18 ID:WWQ+Jy8T
順番がバラバラで読みにくかったにもかかわらず、感想ありがとうございます!
嬉しいです!
166 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/14(月) 23:50:26 ID:6T+Q8GML
順番がバラバラなんて,そんなこと気にしなくていいですよ!
また書いてくださいね(*・ω・)
実在人物が登場するいかがわしいポルノ小説ですね
せっかく2スレ目まで来たのにうざい書き込みが増えてきたなぁ
荒らし防止のためにもsage進行で行きません?
そうですね!
下げて行きましょ〜。
>>168 私も賛成です
炎上したりするの嫌ですし…
あんな事、言うつもりじゃなかったのに
なんで言ってしまったんやろう
戻れるなら2時間前に戻りたいよ……
家に一人でいるのが耐えられなかった
携帯も置いてきた
どうせ連絡なんてない
(散歩がてらに、ちょっと遠いコンビニでも行って、立ち読みして、肉まんとか買って、近くの公園でブランコ乗りながら食べて、気がすんだら帰ろう……)
なんて具体的な行動を考えながら家を出てきた
そういえばこの道、あっこちゃんと歩いた事ある
あの時は確か、ちょうどレコーディングの帰りで、一緒に私の家でご飯食べるとかで
この道の先にあるスーパーに買いに来た
時間も遅くて、人もまばらやったから手をつないで歩いた
今、この道を一人で歩いたって、意味がない
結局、
どこにいても考えるのはあっこちゃんの事で
思い出すのはあっこちゃんの事で……
立ち読みした本に、あっこちゃんの事を思い出させないほど、私の興味を惹く物は載ってなかった
仲直りの仕方も、この気持ちの解消法も載ってなかった
肉まんが2つ入った袋を持って公園に向かう
……2つ!?
はぁぁぁ……やってしまった
いつもの癖であっこちゃんの分まで買ってしまった
もう、何やねん。私は。何がしたいねん……
ううん。わかってる。
ほんまはわかってる。
私は、いつだってあっこちゃんの一言に、行動に、視線に左右されていて
私は、いつだってあっこちゃんを真っ直ぐに見れない
ひとりでブランコに乗って、ゆらりゆらり揺れながら肉まんを食べる
『えっちゃんは、なんでいっつもそうなん?いつも大事な事になるとはぐらかす』
『……ほんな事ないよ…』
『何かあたしに思ってる事があんやったら、はっきり言えばいいやろ!?』
『……別に、ないよ。…ないって…』
『そんな、何もないような顔してなかったやろ。今日、ほんま態度悪かったで。そのせいで、久美子も周りのスタッフもみんなピリピリしとった。気付いてへんとでも思ったん?』
『……………………』
『帰りに話そうと思って声かけたら、「疲れたから帰りたい」って言うし、もうそっとしといた方がいいんかなって思った』
『でもやっぱり心配で……えっちゃんの事心配で電話かけたのに、それでも何も話してくれんの?』
『……………………』
『…黙ってたらわからん。』
『………あっこちゃんは、何もわかってないんよ…』
『…え?何?』
『…あたしは別にあっこちゃんの為に生きてるわけじゃないし、あたしの思ってる事とか全部いちいちあっこちゃんに言わなあかんの?』
『あたしの事心配してるとか言ってほんまは、めんどくさいんやろ?あたしの態度とか、変な性格とか、そのせいで周りの雰囲気が悪くなったのとか…………早く、そういうめんどくさい事なくしたいだけなんやろ?』
『………あたしの事が心配なんじゃないんよ、あっこちゃんは…』
『……ほんまにそんな事思ってんのか?』
『……………………』
『…もう、えーよ。勝手にして!』
かれこれ3時間前の会話をはっきり覚えてしまっている
忘れたいのに、思い出したくないのに、次から次へと
あっこちゃんの言葉が、声が、頭の中で、耳の奥で、鳴り響いて、離れない
「はぁぁぁ〜……空は綺麗やなぁ」
涙がこぼれないように、星を探した
私だけを見てほしくて、私だけに笑ってほしくて………
それを上手く言葉にできなくて、上手く伝えきれなくて………
わかってる、悪くなった雰囲気を良くする為に、私に何があったのか聞こうとする事も
わかってる、その前に、本気で心配してくれてる事も
わかってるねん。
でも私はあっこちゃんの、その声に、その腕に、その目に左右されていて
真っ直ぐに向き合う事ができない
気がすんだら帰る。……か。
夜が明けてしまうわ。
……でも、まだ帰りたくない
帰られへんよぉ…
もう、星なんか見れないくらいに、涙が溢れ出て止まらなかった
膝の上にポタポタと涙が落ちる
もう、星なんか見れない……
「……この、バカ絵莉子!!!」
……あぁ。あたし重症やな。
頭の中でも、耳の奥でもなくて、リアルにあっこちゃんの声が聞こえるわ。
ふわっ
………何?
あっこちゃんの香り、ぬくもり……?
顔をあげたら、そこにあっこちゃんがおった
「…あっこちゃん!?」
「ほんまに、このアホは!」
「…え?なんでこんな所におんの?」
「…あれから、もっかい話そうと思って……電話しても全然出らんし、もうこれはアカンと思ってえっちゃん家行ったの」
「そしたら、家にもおらん。どこ行ったんじゃー!と思ってそこら中探し回って、こんな所まで来てしまったわ」
「ほんまに、人に心配ばっかかけて、この子は……」
もう、まだ涙ってこんなに出るもんなんかなぁ
「……うぅ〜…あっこちゃ…ん、ごめぇ…んっ……」
「……うん。もう、えーよ。もう、いいから。ちゃんとわかってるから」
そう言ってブランコに座ったままの私を抱き締めてくれた
さっき聞いた「もう、えーよ」とは全然違う意味に、声に、安心してまた泣いてしまった
あの日と同じように、二人で手を繋いで帰った
あっこちゃんは、もう何も聞こうとしないけど、
ちゃんと家についたら言おう
私の中の、どうしようもない悪い部分とか、
どうしようもないわがままとか
きっと、この人は受け入れてくれる
だから、真っ直ぐに向き合おう
「なぁ、あっこちゃん」
「ん〜?」
「何であたしがあそこにおるってわかったん?」
「う〜ん、何でやろう。気がついたら、あの場所に向かって走ってたなぁ。きっと、えっちゃんがどっかで一人泣いとるんじゃって思ったら、意地でも見つけ出さなって思ったんやろうな」
「…泣いてるって思ったんやw」
「そりゃぁ、そんくらいわかるわ。……何となくやけど、…星が、あの場所だけやたら光ってる感じがしたんよ。何かあるんかなぁ…って。予感って言うか胸騒ぎって言うか…してさ。まぁ気のせいやと思うけどな。」
「蛍……」
「え?」
「あたしって蛍みたいやな!」
「……なんじゃそりゃw」
あっこちゃん、知っとった?
蛍はな、大好きな相手に自分を見つけてもらう為に光るんやで
END
GJです!
来たら投下されてて焦って読みましたw
あっこちゃんの優しさとかが上手く現れてて好きです!!
GJ!!あっこちゃんみたいな大きい人になりたいw
GJ!
惚たる蛍好きなので嬉しい。
本当に可愛いなぁこの二人は!
GJ!!
惚たる蛍がモチーフにされていて凄く感激です。
あっこちゃんの全て包み込む様な優しさや
えっちゃんの意地らしさがとても良かった!
や、やべぇwww
GJすぎるぜ
星を見上げるえっちゃんの姿がめっちゃ想像できた!!
GJ!!!
良すぎるっ!
GJでしたw
えっちゃんとあっこちゃんの愛の絆…w
もぉ小説はのせてくれないのかな…
>>190 ヒント:小説スレじゃない
つかROMったほうがいいやつ多すぎだろ…
ピンポ〜ン
お風呂から出て一息つこうと、テレビのリモコンを取った瞬間、玄関のチャイムが鳴った。
「は〜い、どちらさんですかぁ?」
返事がない。
誰や??
もしかして、ピンポンダッシュってやつ?
そうは思うものの玄関に向かう。
そして、あたしはドアノブに手をかけた。
「いや、あかんあかん。危ない人、もし居ったらどうするんや。」
自分にそう言い聞かせ、のぞき穴から外の様子を見る。
あれ、誰や?
のぞき穴の向こうには人がいるのだが、俯いていて顔が見えない。
「どちらさんですか・・・?」
もう一度聞く。
少し、嫌な感じもした。
「・・・えっちゃん、、、わたし、あっこ。。。」
・・・あっこちゃん?
なんか、様子が変。
酔ってる・・・・?いや、違う。
ガチャ。
「あっこちゃん、どうしたん、こんな時間に?」
俯いたままのあっこちゃん。
なんか、固まっとる?
肩を揺さぶる。
「どうしたんって、あっこちゃん?」
「え、えっちゃ〜ん・・・」
あたしの顔を見るとすぐにあっこちゃんが抱きついてきた。
頬が僅かに湿っていた。
「ちょ、ちょっと・・・あっこちゃん?」
「ごめん、訳はあとで話すから・・・」
玄関じゃなんやから、あっこちゃんを家に入れてベッドに座らせた。
ぐすんぐすんと鼻をすすってる、あっこちゃん。
目も赤くはれてるみたいや。
「どうしたん・・・って、後で話すんやったな。」
ティッシュを箱ごと渡す。
「・・・・・・・・・・」
・・・こんなに泣いてるあっこちゃん、初めて見た。
見てられんほどに泣いてる・・・
そんだけのことがあったってこと?
あっこちゃんって、悩んでることなんかあったっけ・・・?
あれ?
あっこちゃんのこと、何にも分かってへん、あたし・・・
「・・・えっちゃん?」
抱きしめてあげることしか出来んかった。
少しでも距離を縮めれば、あっこちゃんのこと、なんか分かる気がした・・・なんて、言い訳かもしれん。
でも、でも、抱きしめたかった。
大丈夫やで、って安心させてあげたかった。
頭も撫でてあげる。
いつもはあっこちゃんに頼ってばっかりやけんな。
あたしもお返ししなな。
あっこちゃんはあたしの胸に顔を埋めた。
「ゆっくりでいい、ゆっくりでいいけんな・・・」
声をかける。
あっこちゃんからの返事はない。
震えが伝わってくる。
悲しかったんやな、苦しかったんやな・・・
「あたしはそばに居るけんな、いっつも、あっこちゃんのそばにおるけん・・・」
腕の力を強める。
あっこちゃんを引き寄せる。
・・・なんて、男の人みたいにはかっこよくないけど、今、あっこちゃんは弱い弱い女の子。
あたしが守らなあかん。
「・・・ありがと。落ち着いたわ。」
しばらくして、あっこちゃんはあたしから離れると目をさらに腫らして言った。
そんな姿がほんとに悲しそうで、見ていられなかった。
「うん・・・。」
もう一度抱きしめた。
抱きしめずには居られなかった。
ほんとにもう、倒れるんじゃないかってくらい・・・
あっこちゃんは、弱っていた。
あたしが守らなあかん。
「・・・ごめんな、訳も言わんと・・・」
「ううん。そんなん、気にすることやないけん。」
あっこちゃんを守りたかった・・・
って言うのは、嘘やったんかもしれん。
あっこちゃんがこんなに悲しそうな顔してるのが見てられんだけやったからかもしれん。
でも、あっこちゃんを泣かせたくなかったっていうんはほんまのこと。
「えっちゃん・・・聞いてくれん?」
あっこちゃんが胸の中で呟くように言う。
「あ、その前に風呂入り?寒かったやろ?」
・・・怖かった。
あっこちゃんから訳を聞くんが怖かった。
どうしようも出来んかったら・・・
励ますことが出来んかったら・・・
そう、思ってしまった。
あっこちゃんはお風呂に入ったみたい。
あたしって、ホンマに弱い。
何で、それやのにあっこちゃんのこと泣かせたくないとか思ってまうんやろな?
偽善?
ただ、「えっちゃんは優しい子やな〜」って言われたいだけ?
・・・ううん、そんなんちゃう。
絶対ちゃう。
あっこちゃんがお風呂から出てきたら、ちゃんと聞こう!
シ〜ンと静まり返った部屋の中で小さな決心をした。
「・・・ありがとな。」
もう、どれだけの時間がたったか分からなかった。
あっこちゃんが出てきた。
・・・聞かんと。
またベッドに座ってもらう。
あたしもその隣に座った。
「・・・こんなこと、えっちゃんに言っても・・・あれやねんけどな・・・」
「うん。」
もう、相槌を打つだけにしようと思った。
「今日・・・彼氏とケンカしたんよ。。。」
ああ、「カレシ」のことやったんか。
また、あいつはあっこちゃんを悲しませたんやな。
正直言って、あっこちゃんの彼氏は嫌いや。
これまで、何回もあっこちゃんを泣かせてきた。
あんなんに惚れてる、あっこちゃんもなんで?って思った。
絶対、あっこちゃんの彼氏よりも、あっこちゃんのこと悲しませへんのに・・・
あっこちゃんのこと笑わせられるのに・・・
でも、あっこちゃんはあたしを選んでくれんかった。。。
仕方ないよ?
うん、仕方ないこと。
もともと、女のあたしにはチャンスすらなかってんもんな。
今にもあっこちゃんは泣いてしまうそうなほどだった。
「大丈夫やけん。」
そう言って、ひざに乗っているあっこちゃんの手を握る。
やっぱり、震えてる。
「ケンカ・・・してな、ホンマ、ホンマくだらん事やったのに・・・」
「うん。」
「別れよう。って・・・言われてもうた。」
あっこちゃんはそう言うと泣き出してしまった。
声を出して。
大声で。
抱きしめた。
あかん、何も言われへん。
抱きしめるしか出来ん。
情けない。
さっきまで、何とかしようなんて思っとったのにな・・・
「・・・別れたくない、付き合ってたいん。。。」
胸の中で、あっこちゃんが泣きながら言う。
あかん、何も考えられん。
「ごめんな、聞いてもらいたいだけやったけん・・・こんな話、えっちゃん以外には話せんから。。。」
そんな事、言われてもただ聞いてるだけやなんて、出来るわけないやん。
「・・・もう忘れ〜や。」
自分でも訳が分からんかった。
「え・・・?」
「やけん、そんな男なんか忘れ〜やって言うてん。」
「えっちゃん・・・それは・・・」
「あっこちゃん言うてたやん。自分勝手で疲れるって。」
「・・・・・・・・」
あっこちゃんが黙ってしまった。
あかん、こんなん言ったらアカン。
「その人でないとあかんの?ほかの人やったらアカンの?」
でも・・・心と体は別々に・・・いや、心の底の本音が出てしまってるんやな。。。
「うん・・・」
聞くんじゃなかった。
言うんじゃなかった。
あたしはあっこちゃんを求めてる。
でも、あっこちゃんは彼氏を求め、彼氏は・・・誰を求めてるんやろな?
「・・・・・・・・・・・」
「私はもう、ほかの人見つけられそうになさそうやけん・・・」
何も言えんくなってしまった。
あっこちゃんを抱きしめていた腕も放してしまった。
・・・泣いていた。
あたしは泣いていた。
こらえていた涙があっこちゃんから離れた瞬間からあふれ出した。
自分の手をぎゅっと握る。
でも、涙は流れていく。
あっこちゃんに見られないように、それだけは気をつけて・・・
「・・・えっちゃん・・・?」
そんな訳には行かんよな。
すぐにあたしが涙を流してるのはあっこちゃんにバレてしまった。
「・・・・・・・・・・」
「なんで?泣いてる・・・?」
涙を拭う。
まだ、とぼけようと思えばとぼけられる。
「泣いてへんよ?」
顔が見れない。
今、あっこちゃんがあたしのことをどんな目で見ているのだろう?
友達の彼を最低だと言う子なんて、もう友達なんかじゃないんかな?
「こっち向いてや・・・えっちゃん・・・」
「無理・・・」
正直に言う。
あっこちゃんの顔を見れば確実に泣いてしまう。
「・・・なんで・・・?」
「・・・・・・・・・・」
抱きしめられた。
もう・・・あたしってホンマ情けない。
なんで相談されてるのに・・・こんな風になってるん・・・
また、涙があふれてしまう。
こんなに・・・泣けるなんて、自分でも何でか分からん。。。
「・・・もう行かんといて。」
「えっ?」
何言うてるか分からんけど、もう、自分の本能に任せることにした。
「もう、あいつの所・・・行かんとって・・・あたしのところで居って。。。」
「・・・え、えっちゃん、何言うてんの・・・?」
「あっこちゃん・・・。」
目が見えない。
焦点が定まらない。
熱があるんちゃうかってくらいボーっとしとる。
「あいつより・・・あっこちゃんのこと、分かっとる。あいつより・・・あっこちゃんのこと・・・」
しばらく沈黙が続く。
もう、泣くしかなかった。
ごめんな、あっこちゃん。
「・・・ありがとう。ありがとう、えっちゃん。」
あっこちゃんも泣いていた。
せっかく、泣き止んだところやのに・・・
「・・・あっこちゃん、これだけ泣かす奴なんか、あっこちゃんと付き合う資格なんかない・・・」
「うん・・・」
「やけん・・・行かんといて。もう・・・行かんといてぇやぁ・・・」
「・・・そばに居るよ。えっちゃんのそばに。」
「あいつやなくても、ほかに居るもん。あっこちゃんのそばに居るべき人はほかに・・・居る。。。」
あっこちゃんに全てをぶつけた。
もちろん、受け止めてもらおうなんて考えてない。
あいつにだけはあっこちゃんを取られたくない。
それだけ。。。
「・・・そうやな。・・・引きずっとってもアホらしいな・・・」
「そうやで・・・もう、やめぇ・・・」
あっこちゃんは頭を撫でてくれた。
思いは通じたんかな?
「ありがとう、えっちゃん・・・ホンマにありがとう。」
涙でぐちゃぐちゃのあたしの顔をあっこちゃんは手で拭いてくれる。
「あ、あ、あっこちゃ〜ん・・・・」
大声を出して、うわ〜んと泣いた。
もう、子供のように。
そして、あっこちゃんはそれを受け止めてくれている。
・・・感謝せなあかんのはこっちの方やな。。。
「えっちゃん、やっぱり、私、えっちゃんと出会えてよかった。」
「・・・うん、あたしもそう思う・・・」
「ありがと。」
「もう・・・あっこちゃん、大好きやもん〜。」
泣きながら、言う。
泣きながらだと、普段はためらってしまうのにすらっと言えてしまった。
あっこちゃんがどう受け止めてくれるかなんかどうでもいい。
「好き」って、それだけ伝えたかった。
友達としてっていう意味で受け止めてくれたって良い。
「・・・私もえっちゃん好き〜」
頬と頬をくっつけられる。
「もう、泣くなよぉ〜」
「・・・だってぇ、。。。」
これだけで十分なんや。
あっこちゃんから「好き」って言われるだけで十分なんや。
でも、少しはチャンスがあるんかな??
「だって??」
「だって、あっこちゃんが、あっこちゃんが好きって言ってくれてんも〜ん・・・嬉しい。」
「そんなんで嬉涙流すんか?wそれなら何回でも言ったるで?」
「・・・ホンマに!?」
「うん、ホンマやで。好き、好き、大好き〜」
あっこちゃんがこんなにもあたしのことを「好き」だと言ってくれる。
分かってる、友達として、親友としての「好き」って事くらい・・・
でも・・・こんなに幸せなことはない。
ありがとう。
ありがとう、あっこちゃん。
次、次あっこちゃんに好きって言えるときは・・・何時やろな?
あたし、照れ屋やけん、好きっていうだけでも緊張するもんな・・・
でも、もし、もし言うときがあったらそのときはちゃんと言えるかな?
「あたしは心からあなたを愛しています。」と・・・・
END
うん、今回は失恋編・・・でしたぁ〜
ごめんなさ〜い
GJ!
よかったです!
何気に感動的で。。GJ!!
よかったw
えっちゃん→あっこちゃんがちょっと新鮮な気がしたw
久しぶりに降臨してる〜!!
GJw
最高ですた
話反れてごめんなさい・・・
ここって平和でいいですよね!
ほかのチャットスレはけっこう荒れてるので…
ここでチャットを語りたいくらいですw
スレチ失礼しました(´・ω・)
最近似たようなスレ多くないか?
>>208 あこえり関係なら語れるんじゃないかな?
毎晩、毎晩ずっと。
ここんとこ夢ばっかり見とる。
そしてその夢に現れるのはいつも決まって絵莉子やった。
笑顔やったり、泣き顔やったり、怒った顔やったり。
毎回出てくる度にくるくると表情が変わる。
シチュエーションは様々で車中、スタジオ、軽音部の部室、私の家などなど。
昔やったり最近やったり時代を行ったり来たり。
色はセピア、カラー。それこそ時に鮮明に、色濃く。
最初の頃はまだ良かった。はしゃいだり、お喋りしたり、セッションしたり。
ここまでは何事も無く今まで通りだったんだ。
ところが段々とエスカレートしてきて、絵莉子を抱きしめたり。
絵莉子にキスした時なんかは、ギャーッと叫びながら目を覚ました。
しかもその場所は自分の家のソファの上だったのだ。
何度か絵莉子が来た事も有る。それが妙にリアル過ぎて怖かった…。
夢っていうのは本心の表れだっていうのを聞いた事が有る。
いや、でも、まさか、だけど……ああ、自分がよう分からん。
絵莉子に対しての想いがいつの間にやら募っていたとか?
確かに大好きやけど、そういう意味ではない気もするしなあ…。
あーほんまにどうしちゃったんよ自分!
熟睡してない上に夜中に何度も目が覚めたせいで完全な寝不足。
満員電車にガタゴトと揺られながら、私は立ったまま眠った。
スタジオの前でタイミング良いんだか悪いんだか、絵莉子と出くわした。
驚いてしまって「おはよう」と、たった一言を言えんかった。
絵莉子は私を見つけるとにこっと微笑んだ。
トレードマークの口角がキュッと上がっている。
それを見ると相変わらず可愛いなあ、と思ってしまう。
最近お気に入りのピンクのパーカ。その上にキルティングジャケットを着て。
目深に被っていたハンチングを取ると、「おはよう」と言った。
はっとして私もすぐにおはよう、と返事する。
何を今更ドギマギしてるんだ。全くどうかしてる。
付き合いも長い上に、バンドのメンバーでほぼ毎日会ってるというのに。
絵莉子が私を指差す。ん?顔に何かついてんやろか?
「目の下クマできとるよー。パンダみたいやなあ!ゆうべ眠れなかったん?」
「あー…何かな、最近夢ばっか見て目が覚めてしまうんよ。おかげで寝不足」
「へえ〜!どんな夢見たん?」
今目の前にいるあんたの夢や。とはさずがに言えん。
「…それは言えん。ヒミツや」
「何でなん?教えてくれたってええやん。減るもんやないし」
「えっちゃんに教えたら減るの!やけん、絶対教えん」
「え〜…何やそれ。あっこちゃんのケチ!」
えっちゃんは怒ってスタスタと先に歩いて行ってしまった。
キレやすいのも相変わらずやなあ。
ほっと胸を撫で下ろす。ちょうど良かった。
近くにいられるとどう接していいか分からない。
今日はなるべく久美子の近くにいよう。
スタジオ内には既に久美子やプロデューサー、エンジニアも居た。
挨拶を済ませてからコートや荷物を置き、ソファに座る。
絵莉子はスタジオの隅っこの方で、布の上に胡坐をかいてギターを鳴らしていた。
私もベースを取り出して、適当にコードを弾いていく。
久美子もドラムをドンドンと叩いている。
少し慣らしてからレコーディングに入るのはいつもの事だった。
じゃあそろそろ始めようか、とエンジニアのひと声で私らは集まった。
今日はコーラス録りで久美子からブースに入る。
私は出番まで別室でコーヒーでも飲んで待とうと思い、給湯室へと向かった。
コーヒーを注いで戻ってくると、部屋には絵莉子がいた。
ソファに座り、ギターをつま弾いている。
絵莉子と二人になってしまった。
妙な沈黙が流れる。何か喋らなあかんなあ。
そう思い、咄嗟に「コーヒー飲まん?」とコップを差し出した。
絵莉子は一瞬驚いた顔をしたがギターを弾く手を止め、私の手からコップを受け取った。
「気い利くなあ。ありがとう」
「さっきのお詫びやけん、どうぞ飲んで下さいな」
「ではありがたく。頂きまーす」
私も絵莉子の横に座る。手持ち無沙汰になり、膝の上で両手を組んだ。
ふーふーと息を吹きかけ、少しずつコーヒーを口に含む。
その仕草を横目でチラリと見やる。
キッズサイズな体型なので手に持ってるコップがやたらと大きく見える。
「ちっさい手やな。その手でギター弾いてるなんて信じられんよ」
思わず口から零れた言葉だった。
絵莉子はコップをテーブルに置き、私の方に顔を向けた。
「小さくても弾けるもん!」
「そうやな、それであんなええ曲作れるんやし。それは凄い事やんな?」
恥ずかしい言葉ばかりが、勝手に口から出てくる。何やこれ?
「……あっこちゃん?今日変やで」
「な。自分でもそう思うわ〜」
「ほんまにおかしいけん、病院行った方がいいんやないの?」
「それは大袈裟や!ってかかなり失礼な事言ってますけど」
テーブルに置いた筈のコップがコロコロと転がり、床に落ちた。
それと同時に振動が下から伝わってくる。結構デカイ。地震や!
転がったコップを拾おうとした絵莉子の腕を掴む。
「テーブルの下隠れんで!」
絵莉子の背中を押してテーブルへと潜り込ませる。
自分も潜り、テーブルの足を押さえた。
あちこちから物が落っこちてる。壁にかかった時計が揺れていた。
「結構長いな。はよ終わんかな」
「あっこちゃん、怖いよー…」
絵莉子は震えていた。地震苦手やったっけなあ。
私は安心させようと絵莉子の手をぎゅっと握った。
「大丈夫や、きっとすぐ終わるけん。」
「怖いんよー。あっこちゃんどうにかして!」
「んな事言われても私に地震止められる力なんてないしなあ」
「何でもええから止めてよー!」
絵莉子が顔を上げて私を見つめる。
その瞳は潤んでいた。狭いテーブル。ものすごい至近距離だ。
今にも泣き出しそうで、どうしようもなく愛おしくなってしまい…。
チュッ、としてしまいました。
不思議な事にその途端に地震が止まった。
離れた後がオマヌケで。テーブルに頭をぶつけてしまった。
絵莉子の反応を見るのが怖くて、私はすぐさまその部屋から出て行った。
トイレへと駆け込む。
「あー痛っ!」
出来たたんこぶをさする。明日にはもっと腫れそうな予感。
便座に座り、はーっとため息を漏らす。
思わず衝動に身を任せてしまった。と同時に自覚もしてしまった。
私、もしかして絵莉子を好きなんか…?恋愛対象として。
………けどな、いきなりキスってどうなのよ?
支離滅裂過ぎや。
行き当たりばったりな行動。ここまで自分が馬鹿だなんて思いもしなかった。
あーこれからどうすりゃあええの!今日レコーディング有るんやで。
何より絵莉子に合わす顔がない。
そんな時にトントンとノック音。入ってますよー!と叫ぶ。
「あっこちゃん?」
絵莉子だ。私は一言「うん」とだけ言った。
「話がしたいけん、ここ開けてくれん?」
「…分かった、今開ける」
鍵を開け、絵莉子を入れる。さすがに二人で入ると狭い。
何か話さないといけん。さっきの事謝っといた方がええかな。
「えっちゃん、さっきゴメンな」
「何が?」
「えっとな、その…キスしてしもて」
そのまま暫く沈黙。嫌な瞬間や。何か早く言って!
何ならビンタの一発でもお見舞いしてくれても構わんから。
「謝る程度の気持ちなら、キスなんかせんといてや」
絵莉子の顔をチラッと見る。今までに無い位、恐ろしい顔をしてる。
こんなに怒った絵莉子を見るのは初めてやった。怖くて顔を見れず、俯く。
「ごめん…」
情けない事にそれ以上の言葉が出てこんかった。
絵莉子がジリジリと詰め寄ってくる。
「何でそれしか言えんの?何か言いたい事が有るんやったら、ちゃんと言ってくれんと伝わらんよ!」
全く以って絵莉子の言う通りやった。私は少しずつ、声を振り絞って話し出す。
「……えっちゃんにキスしたのにはな、ちゃんと理由が有るんよ」
「どんな理由が有るん?」
「ここんとこ毎晩夢見てるって言ったやんか。ずっとえっちゃんが出てきててな」
「そうなん?毎晩って凄い出現率やんな。毎日会っとるのに夢の中でもなんて」
「うん、そうやね。………ほんでな、えっちゃんの事抱きしめたり、キスしたり夢ん中でするようになったんよ」
絵莉子は黙ってしまった。私はまだ俯いたままでいた。
反応を見るのが凄く怖かった。軽蔑される。そんな風に思った。
「そんなん気持ち悪いやろ?」
「…ほんで?」
「えっ!ほんでって何?今の話が全部やん」
「ううん。まだや。あっこちゃんの本当の気持ち聞いてないけん」
本当の気持ち。私の気持ち…。そんなん決まってる。
「好きや」
速攻言ってしもうた。言ったっていうより、勝手に口から出てきた。
これが素直な私の絵莉子に対する気持ちや。
「ようやく気付いたわ。私、えっちゃんの事が好きや」
「…やっと言ってくれたなー。なあ、いい加減顔上げてくれん?」
顔を上げると笑顔の絵莉子がそこにはいた。
口角が上がっていて、ほっぺたが僅かに紅潮している。
「さっきのキスな、ごっつい嬉しかったんよ。」
「ほんまに?」
「それを謝られてしもうて、はずみでされたと思ってごっつい悲しかったんやから」
えっとそれはつまりそういう意味って事で捉えてよろしいんでしょうか…?
何やこの展開。夢じゃなかろうか。現実なん?
私は夢で見たように絵莉子を抱きしめ、夢じゃない事を確かめる。
「って事は…えっちゃんも私を好きなん?」
「うーんと、それはなー……もっかいキスしてくれたら教えちゃるけん」
私はもっかいキスをした。二度目のキスは嬉し過ぎて涙が出た。
そしたら絵莉子が「今度はもっとロマンチックな場所でな」と、笑った。
おしまい。
GJです!
へたれあっこびん萌え☆笑
リアルタイムで読めて感無量です(´Д`*)
ふへええ骨抜き。
描写が丁寧でいいっすね〜
> 言うまでもなく、実在人物を題材にしたポルノ小説をネット上で公開する
> のはアイコラ画像をネット上で公開するのと同じく立派な犯罪だ。しかも
> 罪は重い。
> 「刑法230条の名誉棄損罪に問われて、有罪になった判例があります。
> 3年以下の懲役もしくは禁固、50万円以下の罰金です。販売した場合は、
> わいせつ図画販売罪で2年以下の懲役または250万円以下の罰金。併合罪
> では4年以下の懲役となります」(日大大学院教授の板倉宏氏)
>
> 妄想やアイコラは趣味で楽しむ程度にすべし。
>
>【2008年1月9日掲載記事】
> 言うまでもなく、実在人物を題材にしたポルノ小説をネット上で公開する
> のはアイコラ画像をネット上で公開するのと同じく立派な犯罪だ。しかも
> 罪は重い。
> 「刑法230条の名誉棄損罪に問われて、有罪になった判例があります。
> 3年以下の懲役もしくは禁固、50万円以下の罰金です。販売した場合は、
> わいせつ図画販売罪で2年以下の懲役または250万円以下の罰金。併合罪
> では4年以下の懲役となります」(日大大学院教授の板倉宏氏)
>
> 妄想やアイコラは趣味で楽しむ程度にすべし。
>
>【2008年1月9日掲載記事】
GJ!
あっこちゃんの描写がすごいリアルで良かったです。
>>171 の、あっこside書いてみました
今さらな感じですが、良かったらお読み下さい
返事は待たずに電話を切った
部屋の中は無音なのに、耳の奥でえっちゃんの声が鳴り響いている
『……あたしは、別にあっこちゃんの為に生きてるわけじゃないし、あたしの思ってる事とか全部いちいちあっこちゃんに言わなあかんの?』
『あたしの事心配してるとか言ってほんまは、めんどくさいんやろ?あたしの態度とか、変な性格とか、そのせいで周りの雰囲気が悪くなったのとか……早く、そういうめんどくさい事なくしたいだけなんやろ?』
さすがに頭にきた
……いや、正直、ちょっと傷ついた
……いや、ぶっちゃけると、傷つくの覚悟して言った事なんやけどな
えっちゃんはたまに、こういう事がある
普段あまり話さない分、内に溜め込む傾向がある
自分の中で消化する為に、考えて考えて、考え込んで、
解消できなくなった思考と感情は、突然爆発する
まぁえっちゃんの場合、当たり散らすとか泣き喚くとかじゃなく、
静かに…一言も発せずに、周りと自分との間に完全に線を引く。遮断する。
そういうのって絶対、精神上よくない気がするから、「傾向」が見え始めたら、私はえっちゃんと衝突する。
「いっそのこと、当たり散らして泣き喚いてくれた方がいいのに……」
根が真面目な分、わがままとか息抜きとか、うまい具合にできん性格で
きっと泣く事もほとんどないんじゃないだろうか
東京に来てから、更に酷くなったような気がする
こういう時に、私は嫌でも…たとえ自分が傷ついても、えっちゃんにガス抜きさせんとって思う
私とえっちゃんが、お互い想い合う関係になってからは、えっちゃんにとっての、自分の存在の大きさに感激した。
本気で幸せやと思った。
でも、だからこそ、私はえっちゃんを守っていかなあかん
えっちゃんを支えていかなあかん
さっきの言葉が本心にしろ、そうじゃないにしろ、
私はえっちゃんのそばで、えっちゃんの為に生きていこうと決めているから
どんな事を言われても、えっちゃんにつけられる傷なら全部受け止めるって、
そう決めているから
えっちゃんはむやみに人を傷つけるような子じゃない
むしろ、相手を傷つけてしまった罪悪感で、更に自分を追い込むタイプだ
きっと今頃は、多少なり自分の感情を外に発散できた事で、冷静になって私の事を考えているかもしれない
「あんな事言うつもりじゃなかったのに。あたしの事を本気で心配してくれてるのに」って泣いてるかもしれない
ほんま、えっちゃんの事は手に取るようにわかる時があると思えば
何考えてるんか全然わからん時がある
確かに、えっちゃんの思ってる事全部が知りたいわけじゃ……まぁできれば知りたいけど、
そういうわけじゃない。
私が思うのは、辛い時は辛いって甘えてほしいし、しんどかったら言ってほしい。
その為に私はいるんだから
もう一度、電話をかける
このままほっとくわけにはいかん
このままにしとったら、ほんま何するかわからん
プルルルルル……………
プルルルルル……………
プルルルルル……………
5回かけて諦めた
やばい、これじゃ逆効果やないか…!
とりあえず、家に行こう
ハイパーダッシュでえっちゃん家に到着
ピンポーン。ピンポーン。ピンポーン………………
7回押して諦めた
やばい、どこ行ったんじゃー!
とりあえず、探しに行かな
むやみに傷つけてるんは、あたしの方やんか
えっちゃんに「あっこちゃんを傷つけた」って言う「傷」をつけてどうすんねん。
こんなつもりじゃないのに。
もう何してんねん、あたしは……
愛しさの裏返し。
きっとえっちゃんも同じなんやろう。
相手を想うあまりに、言いたいこと言えなくなったり、
ちょっとでも良い自分を見せようとしたり、
それって、大事やけど、でもだからって、無理する事とは別、全然違う
私は、えっちゃんのいい所も悪い所も、全部が全部、愛しくてたまらない
全て受け入れて、そばにいたいと思う。そばにいさせてと願う。
えっちゃんが本当に言いたかった事は、きっと同じような事なんやろうな
でも、わがまま言ったら困らせるとか、そういうの考えて言えんだけなんやろうな
「……………もう、どこにおんねん!!」
「……………?……あれ、何か……」
空が、星が、瞬いている
もう、気がついたら走ってた
理屈とかじゃなく、ただその場所に向かって走ってた
そこは、見覚えのある場所だった
確か、えっちゃんと来たことがある
この道を二人で手を繋いで歩いた
「…………えっちゃん…えっちゃん、どこ?」
走り続けると公園があった
薄暗い景色が広がる
でも、それでも、あぁ、やっぱり、私はすぐにえっちゃんを見つけてしまえる
ほぉらな、一人うちひしがれて泣いてる
……ごめんな、えっちゃん
「………この、バカ絵莉子!!」
なるべく、冗談ぽく聞こえるように言った
………あらっ?
反応が、ない。
もしかして……怒っとる?
屈んで顔を覗き込んでみる
するとハッとしたえっちゃんが顔をあげた
……もう、ひどい泣き顔やなぁ。
「…あっこちゃん!?」
「ほんまに、このアホは!」
えっちゃんが見つかった安心感から、つい本音が出てしまった
「…え?なんでこんな所におんの?」
「…あれから、もっかい話そうと思って……電話しても全然出らんし、もうこれはアカンと思ってえっちゃん家行ったの」
「そしたら、家にもおらん。どこ行ったんじゃー!と思ってそこら中探し回って、こんな所まで来てしまったわ」
「ほんまに、人に心配ばっかかけて、この子は……」
「……うぅ〜…あっこちゃ…ん、ごめぇ…んっ…」
「……うん。もう、えーよ。もう、いいから。ちゃんとわかってるから」
やっと、やっと、えっちゃんの中にある、行き場のない感情が流れ出た
だいじょうぶ。ちゃんとわかってるよ。えっちゃん。
えっちゃんと手を繋いで、またあの道を歩いた
この小さな手を守っていくのは私しかおらん
えっちゃんが求めるなら、私の全てを捧げよう
その為に、負ってしまう傷があるとすれば、私は喜んで受けよう
えっちゃん家についてから、またしばらく二人で話し込んだ
「ちゃんと話すから聞いてくれる?」って言ったえっちゃんの顔は、今まで見たことないくらい
照れた顔で、でも潔くて、カッコよくて、やっぱり可愛くて、何より愛しかった
泣きながらも一生懸命に自分の気持ちを、途切れ途切れ、少しずつ話してくれた
その一言一言に、ただ相槌をうちながら聞く事しかできなかった
私が何か言ってしまえば、えっちゃんはもう何も話してくれない気がしたから
声も、手も、肩も震えていた
全てを話そうとする、その姿が私の胸を締め付けた
気がつけば、私も泣いていた
そして、えっちゃんを強く、でも優しく抱き締めた
こんなに愛しい人、他にはいない
こんなに愛しい人、二度とあらわれない
泣き疲れて眠ってしまったえっちゃんを起こさないように
そっとパソコンを立ち上げる
「……ほ、た、る…っと」
えっちゃんが「あたしって蛍みたいやな」って言ったのが気になっていた
どういうこっちゃ。ほんま、謎……
『蛍が光る理由は、メスが交尾の相手を探す為。すなわち、オスとメスが出会う為の合図』
「………って生々しいわっ!」
「……まぁえっちゃん風に言えば“大好きな相手に見つけてもらう為の合図”ってとこか」
ベッドで規則正しい寝息をたてるえっちゃんの頬に、そっとキスをした
「心配せんでも、どこ行ったって、すぐ見つけたるよ。絶対に、見つけるから」
この寝顔をそばで見られるなら、えっちゃんがそばで笑ってくれるなら、えっちゃんのそばにいられるなら
どんな事でもできる、どんな痛みでも耐えられる、どんな時でも笑ってられる
窓の外は夜明けを迎えそうだった
えっちゃんの隣に体を沈め、寝顔を見つめる
今にも壊れてしまいそうなのに、絶対に揺るがない、この幸せ
不安になるぐらいの幸福感に、また涙が溢れ出す
零れ落ちる寸前に服の袖でぬぐった後
愛しい人を抱き寄せて、そっと瞳を閉じた
END
すみません、何かくどくなった。
去年の11月号の「音楽と人」読み返してたら、あっこのえっちゃんに対する想いの深さがすごすぎて、思わず作ってしまいました。
gj!
リアルタイムで読めて嬉しいw
GJです!!
泣きそうになりました。
描写が丁寧な上、あっこのえっちゃんを想いやる気持ちが献身的でリアルに感じました。
うまい!
心情を文章にするのがうまいっすね!!
すごい!!
GJ
また、よろしく!!
250 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/21(月) 17:50:12 ID:Vb8MwJPT
>>245 メッチャいいです!!
話変わりますがここでギター弾いてる人いますか?
えっちゃんが使っている水色みたいな黄緑みたいなストラトのギターってfenderじゃない気がします
もしかした自分の見間違えかもしれませんが・・・・
>>250 スレチ。
あれはジャーニーマンだよ、散々既出なんだけどな
252 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/21(月) 20:18:09 ID:Vb8MwJPT
>>251 スレチ?
どうゆう事?
シャーニーマンって入手困難で高いギターの事?
やから、このスレでギターの話されても・・・ってこと。
とりあえずsageましょか
255 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/21(月) 21:50:35 ID:Vb8MwJPT
>>253 スンマセン(汗)ココ書き込みやすくて・・・つい
明日ぐらいにまた考えて書き込みます
話の要望あればいってください。要望があったほうが書きやすいです
書き込むのはいいけどとりあえず目欄にsageを忘れずにね
上がるとまた妙なのが入ってくるから
あっこちゃんが男前なのが多い気がするので弱々しいとゆうか女の子らしいあっこちゃんをみてみたいです
2006年のロフトのライヴの動画見てた。
えっちゃんの声の調子が悪い日で、声が不安定になるたびに
あっこがベース弾きながらえっちゃんの方見てたのに萌えたww
259 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/22(火) 00:30:49 ID:rlyNgir7
目覚める。時計を見ると、いつも起きる時間より一時間も早い。
まだ早朝と言っていい時間じゃないか。なんでこんな時間に目覚めるん、
と思案すると、答えはすぐに見つかった。隣で寝ているえっちゃんのせいだ。
布団を全て持っていかれてる。寒い。
そりゃあ、こんな時間に起きてしまう筈だ。
眠気は寒さにさらわれたが、その寒さが問題だ。
なにせ私は今、下着しか見に付けていないのだ。
私はえっちゃんの肩を揺すって、起こそうとした。
ふと思う。こういう時、普通の恋人なら早いところ服でも着て、
コーヒーでも飲みながら、
すやすや眠る可愛い彼女の寝顔でも見るのだろう。
私はわがままな恋人である。彼女により近くで触れていたかった。
程なくしてえっちゃんが目を覚ます。眠そうなえっちゃんを見て、
流石に悪いことをしたな、と脳の隅っこで思った。
えっちゃんの可愛いつぶらな瞳が、緩慢な動きで私を捉えた。
「おはよう、えっちゃん」
私は右手を軽く振った。
えっちゃんはまだ完全に目覚めてはいないようだった。
しかし、私の右手を、確かな力で握った。
「冷たい」
そう言って、睨まれた。
260 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/22(火) 00:31:14 ID:rlyNgir7
握った私の右手を離し、えっちゃんは私の肩に手をかけ、強く押す。
自然と私はベッドに押し倒され、彼女が私の上に覆いかぶさる。
「なんでこんなに寒いのに、そんな格好しとるん。
風邪でも引いたら、心配やん」
少し起こったような口調だった。
「うちが暖める」
そう言って、私のことを強く抱きしめた。
というか、あんたのせいやん、えっちゃん。
そう言おうとして、言葉を飲み込む。私を抱きしめた腕に力がない。
もう眠ったようだ。寝ぼけていたのか。
「やっぱえっちゃんって萌えや」
私もわがままだが、えっちゃんだって同じだ!
私は愛しい人の旋毛に口付けて、目を閉じた。
END
わけわかんくてすまんw
sage進行で行っていただきたいと思いながら、GJ!!
ツンデレラ絵莉子ですな。GJ!!
GJ!!
寝ぼけながらもあっこを抱きしめる絵莉子萌えw
ぐはっ…
…萌え。
GJです(´Д`*)ゝ
おぉーw
これはえりあこ?
GJでした!でもsage進行はしてくださいね
「もう、いい加減機嫌直してよ〜」
そう、言ってみたけど返事はない
ずっとテレビを見て私を見ようとしない
「なぁあっこちゃん、こっち向いてって〜」
「嫌。」
「だから、ごめんって〜」
「もう、えっちゃんなんかキライやもん」
はぁぁ…また始まった
あっこちゃんの「えっちゃんなんかキライやもん病」
機嫌が悪くなるとすぐこれや
「ほんまごめん。せっかくご飯作って待っててくれたのになぁ…」
「もう、いい」
「よくないやろ〜?あっこちゃんの事怒らせたし、幻滅させたし、傷つけた」
「もう、いいって」
「そんなん言わんでよ〜」
「えっちゃんなんか……もう知らん」
「あっこちゃ〜ん」
「何でもっと早く連絡くれんかったん?……ずっと待っとったのに…」
「……ごめん。言い訳はせんよ。」
「……してよ…」
「……え?」
「言い訳してよ……そんなん言われたら、余計疑ってしまうやんか……」
「……怒らへん?」
「……答えによる」
「……って答えにくいわ!」
「……やっぱり、何かあるんや!」
「もう、ちゃうよ〜これ以上幻滅されたないの」
「ほんなら正直に言って」
(うぅっ……言うのん怖い……)
「……久美子と遊んでた」
「……やっぱり、キライ」
「あっこちゃ〜ん」
ほらなぁ……
今日はオフだった
久美子とはお昼頃から映画を見たり、ご飯を食べたりして遊んでいた
と言うのも、あっこちゃんは先約があるからって、前々から遊べないのはわかっていた
だから、別にいいやろって言いたくもなったけど、
ここんとこ毎日の様に、あっこちゃんと一緒に夕食を食べている
仕事で帰りが遅くなっても、あっこちゃんは私の家に寄ってご飯を作ってくれる
そのまま泊まって行く事もあれば、帰る日だってある
さすがに今日は、あっこちゃんも来ないだろうと思っていた
でもテーブルに並べられた料理を見たら何も言えなくなった
(だからこの前言った事に、賛成しとったら良かったのに)
少し前、あっこちゃんに「いっその事、一緒に暮らす?」って言ってみた事があったけど
「えっちゃんには良い音楽を作ってほしいから」
って理由で断られた。
何気にショックやったんよ……コレ。
絶対二つ返事でOKしてくれると思ったのに……
あっこちゃんは、誰よりも私の音楽に惚れこんで、支えて、ついてきてくれる
彼女がいなければ、きっと今の私はない。
彼女を手放すわけにはいかない。
だからこれ以上、ご機嫌を損ねる訳にはいかないのだ。
「あっこちゃん……」
「もう、えっちゃんキライや……」
「お願いやから、そんなん言わんで」
「…………………」
反応がないなぁと思って見てみると
黙り込んで俯いてしまっていた
あっこちゃんのそばに行く。
二人掛けのソファの真ん中に座っていたのが、何も言わずに端っこに座り直した。
どうやら隣に座っても良いらしい。
ご好意に甘えてそっと座る。
「あっこちゃん、ごめんな」
「…………………」
「あたし、今日はあっこちゃんと遊ばれへんのやなぁと思ったら凄い寂しかったんよ。一人でおっても何もする事ないけん、寝ようかなぁと思ってた。そしたら久美子が暇やったら遊ぶか?って言ってくれてな…」
「…………………」
「あっこちゃん先約あるって言ってたし、わざわざご飯作る為だけに、来てくれへんよなぁって思った。だってあっこちゃんは、あたしの家政婦でも召使でもないやろ?そんな、わがままな事思えんよ」
「……あっこちゃんは……大事な人やから。大切な人やから、そんな風に思いたくないんよ」
「……思ってよ。わがままな事思ってよ。あたしは家政婦でも召使でもいいから、えっちゃんのそばにいたい……」
「あっこちゃん…」
「だから、そんなん言わんでよ。……あっこちゃんは、都合のいい人なんかとちゃうやろ」
「……それでもいいもん……」
「…もぉー、あっこちゃん!」
俯いたままのあっこちゃんの肩を掴んでこっちを向かせる
瞳には涙がいっぱい溢れていて、今にも零れ落ちそうだった
思わず抱き締める
「そりゃぁ、いつだってあっこちゃんにそばにいてほしいよ。でもそんなんあたしのわがままやけん、あっこちゃん困らせるの嫌なんよ」
「…………………」
「大事にしたいんよ。その…すっ…好きやから」
「あっこちゃんは、あたしの事……好き?」
「………キライやもん…」
「…もぉー、そんな可愛い言い方されても全然説得力ないんですけど?」
こんな小さな抵抗でさえ、愛しくてたまらない
ずるいよなぁ。あっこちゃんは。
「……大っキライやけん…」
「そんなん言われても傷つかんよ」
「……キライ、大っキライ…」
「……ふぅ〜ん。残念。あたしはめちゃくちゃ、あっこちゃんの事好きやのになぁ」
「……キライ…やもん」
「めっちゃ好きやで、あたしは。あっこちゃん、すっごい好き」
柄にもない事、言ってるわぁ。と思ったら恥ずかしくなったけど、不思議なぐらい素直になれる自分がいた
しばらくすると、あっこちゃんの肩が微かに震えだした
涙を堪えらきれなくなったあっこちゃんは
私の胸に顔を埋めた
「……ごめん。えっちゃん、ごめんなさい…」
「うん。あたしもごめん。不安にさせてしまったな」
「……あたしの事嫌いになった…?」
「はぁ〜?何でやねん!さっきの言葉聞いとった?」
思わずあっこちゃんを引き離して顔を覗き込んだ
「だって、こんなわがままで嫉妬の塊みたいなん……自分でも嫌んなる……嫌われる事しよるもん……」
そう言ってまた俯いてしまう
だから、そんな顔するんずるいってば。
「もぅ、そんなん嫌な訳ないやん。ヤキモチ妬くとか可愛いって思うし、何かそんだけ想ってくれとんじゃって思ったら…嬉しい」
「……ほんまに?…嫌じゃない?…重くない?」
「嫌じゃないし、重くない。逆、真逆。嬉しいし、可愛い」
「……うぅっ…えっちゃぁ〜ん……」
「ストップ。泣く前にもっかい聞くけど、あたしの事好き?」
「……好き。めっちゃ好きやけん…」
ちゃんと私を見て言ってくれた
「よろしい」
両手を広げて見せる
あっこちゃんは泣きながら抱き付いてきた
ギュッと抱きしめ返す
「大丈夫。何も心配せんでいいけんな」
抱きしめたあっこちゃんの匂い、やわらかさ、あたたかさ、全てが心地良い
あっこちゃんが言う事、する事、笑顔も泣き顔、怒ってる顔も膨れっ面も、全てが私を捕らえて離さない
「…えっちゃん」
「ん〜?」
「……ずっとそばにおっていいん?」
「当たり前やろ。ってかそばにいて下さい」
ほんま、あっこちゃんはずるいよなぁ。
こんな愛しい人、絶対手放せんよ
END
女の子らしいあっこ書いてみました。
でも何か変になりました…すみません。
めっちゃGJw
そして途中からだったけど初リアルタイムで見た気がするw
全然変じゃないですよ!女の子あっこ、イイですw
乙です
279 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/23(水) 22:33:49 ID:0ClrhFlQ
みなさんGJですw私はやっぱり男前あっこが好きですな〜でもめっちゃ良かったですww
GJ!!っす。
好きな展開だったんで、これまでで一番カモかも
というか、このスレに適さない発言ですが↓
こんなめっちゃかわいいあっこと結婚したいw
GJ!!
男前なあっこもいいけど乙女なあっこもステキw
必死なえっちゃんってのも新鮮でよかったです!
GJ!!あっこちゃんかわいい!!
女の子なあっこもいいですねw
GJ!
あっこもえっちゃんも可愛すぎてずるい!
乙女あっこ萌え萌えですな。
真面目に結婚してぇっwww
GJです!!
素敵なお話をサンクス( ノ∀`*)
夜になると、外は真っ暗になり、星がきらめく。
たくさんの生き物が瞳を閉じて夢を見ている間にも、いっしょうけんめい働いている人がいる。
世界中を覆い尽くす空。
その色を作っている人の存在を、あなたは知っていますか?――
「雨やなぁ」
えっちゃんが、窓に目をやって、残念そうに言った。しばらく降りゆく雨粒を眺めて、えっちゃんは視線を自分の髪の毛にうつした。
「髪ハネまくりやぁー…」
「雨嫌い?」
「うーん……好きやないなぁ」
そっか、と聞こえるか聞こえないかくらいの声で呟いて、私は不調で音が出にくいアンプに視線をおとす。
「でも雨にもなぁ、降る理由はちゃんとあるんよ」
「あれや、水蒸気が露点に達してうんぬんやろ?」
「それは理由やなくて原因やろが」
私は左手でえっちゃんの頭を叩いた。不満そうに唇を尖らし、「じゃあなんなんよ」と聞いてきた。
「えーっとなぁ……」
「うん」
「あのーえっちゃんにも大切な人とかって、おるやろ?」
「ふんふん」
「その人を考えたときに流れた涙とかを……あれやん。なんか隠してくれるっていうか……」
なんか恥ずかしい。
小さい頃の私も、今のえっちゃんと同じように、雨が降ったら不機嫌になってた。
そんな頃、おばあちゃんが聞かせてくれた話だ。
「へー……あっこちゃんもなかなかロマンチストやなぁ」
「いやっ私の考えた話やのぉて……」
私の言葉は聞かず、えっちゃんはミネラルウォーター手にレコーディングルームに行ってしまった。
「あっこ」
「ん?」
「今日はあたし機嫌がえぇわ」
えっちゃんと入れ違いに休憩室やってきた久美子が笑った。
レコーディングが長引くと、久美子はいつも不機嫌になる。集中力がなくなって、時にはドラムを破壊したくなるときもあるらしい。
――破壊するときは、絶対うるさくなるから人気のないところでやって欲しいけど。
「どないしたん?」
「なんかタムの高さ変えたらいけた」
「へー……」
そんなもんなんか。ベースとギターしか触らん私にはよく分からないけど。
「今日は叩きまくるぞー!」
「がんばれー」
私は笑って、相も変わらず音が出ないアンプに向き合う。
レコ中に久美子がご機嫌だとは。
――今日こそは、君に声をかけられそう。
「あ」
ふと窓に目をやると、雨があがって、向かいのビルに小さな虹がかかっていた。
“最高の天気は、最高の口実に”
「あっこちゃん!」
誘いの言葉をかけようと立ち上がったときに、ドアが開き、えっちゃんが私のそばまで駆け寄ってきた。
そして、微笑みながら窓を指差す。
「虹」
「ほんまやな」
「なんかお願いごとせな」
「もっと身長伸びますようにとか?」
「あほ」
からかったら、笑いながら頭を叩かれた。
頭を押さえながら、パタパタと音を立て、レコーディングルームに帰る背中を見送る。
天気職人さん。
明日はどんな日になるのかな?
「明日こそは誘わななぁ……」
fin.
GJ!!
天気のエピの使い方がお上手ですね。
GJ!
これ、ポルノグラフィティの「天気職人」?
ありがとうございます
いえいえ、そんな誉められるもんじゃないですよw
はい 『天気職人』です
あの歌詞好きなんで書いてみました
ちなみにこないだラビューラビューも書きました
それも読みました!二人ともとても可愛かったです
また今夜もだ。まったくこの子は…
手、洗わな…
まだ乾ききらない絵莉子の染みついた右手。
いつもイったらすぐに眠ってしまう。それはもう、あっ!と言う間に。
そんだけなら可愛いけれど、あたしの左手は強く絵莉子の右手に繋がれている。
全身脱力して体が言うこときかんくせに、いつもあたしの手だけはびっくりするくらいの力で握ってくる。
あったかさはめっちゃ嬉しいんやけどな…
静かに寝息をたてる絵莉子を起こさないように、そっと指をほどいてベッドを出る。
「…ちょっとだけやけん、ごめんな」
トイレに行って、再び暖かいベッドに潜る。
ふとんの中で絵莉子の手を見つけて指を絡めた。
きゅっと握り返してくる。
こっち向いた穏やかな寝顔。桜色の唇がちょっと開いてる。
ほんまこの子は隙だらけやなー
そっと唇を寄せて、あと数センチ。肌に寝息を感じる。
その時。
ぱちっ
「あ…」
絵莉子と目が合った。眠そうな声で笑って言う。
「…今、変なことしようと思いよったやろ」
「お、思っとらん!」
あたしは何か恥ずかしくてふとんをかぶった。
「手ぇ、ちゃんと繋いでてな…?」
絵莉子が一度あたしの手をぎゅっとすると、また規則正しい寝息が聞こえ始
絵莉子が一度あたしの手をぎゅっとすると、また規則正しい寝息が聞こえ始めた。
指から伝わる絵莉子の温度に安心して、つられて眠くなってきた。
心ももっとぎゅっとして、離さんどいてな?
「好き…」
今度はこっそり頬にキスした。
手ぇ、繋いどくからゆっくり休み。
fin
GJ!
リアルタイムで読んでしまった。
手を繋ぐ場面がとても好きです。
乙女なあっこが段々可愛らしく思えてきたw
良かった!!めっちゃ良かった!!!!!
>>293-294 GJ!!
二人とも可愛らしい!!
…と思いきや、最初の数行で、敢えてはっきりとは書かないエロスにやられたwww
淹れたてのコーヒーの匂いが好きだ。
カップに注ぎ、冷ましながら口に含む。
フライパンの上のホットケーキをひょい、とひっくり返す。
程なく出来上がったホットケーキを皿に盛り、ハチミツをかけバターを乗せる。
ホットケーキの上をバターがすーっと滑っていく。
さてと。お次はお寝坊さんを起こすとしようか。
ベッドへ向かうとあっこちゃんは気持ち良さそうに眠っとった。
「あっこちゃん、起きなさい」
肩を揺すってみたけど、微動だにしない。今度はパチパチと頬を叩く。
すると、まだ開ききらない目を擦りながら体を起こした。
「んー……えっちゃん?」
「あっこちゃん、おはよう。ご飯出来たけん!早よ食べんと冷めてしまうよ」
あっこちゃんは両腕を上げて大きく伸びをする。
その姿がまるで猫のようで、あたしは思わずじっと見つめた。
何気ない仕草でドキッとしてしまう。それは今も昔も変わらない。
「おはよ。いま何時なん?」
「ちょうど6時回ったとこやけん」
「…まだ早いやんかー!もう少し寝かせてくれん?…あと5分でええから」
あっこちゃんは毛布を頭から被り、また横になってしもうた。
これはあたしのせいでも有るんよ。
普段なら、二度寝三度寝は当たり前な生活。
最近は一緒に寝てるから尚更。
互いの体温が心地良くって、暖かいからいつまでも眠れてしまうのだ。
やけん、今日は違う。ちゃんと起こす理由が有る。
「こらーっ!はよう起きなさい」
「やだやだ。寝かせてや」
あっこちゃんから毛布をムリヤリ取り上げる。
寒そうに身を縮こめてしまった。起きようとせんのなら、実行有るのみ。
「寒っ!何すんの〜。少し位ええやん!今日はお休みなんやし」
「ちゃんと起きんと。もし起きられんかったら朝ごはん抜きにするけんな!」
「う…分かったけん、ちゃんと起きますよー。でもな、1つお願いが有るんやけど」
「何?」
ニヤリとあっこちゃんが笑う。何か悪い事を企んでる顔や。
「ちゅーしてくれたら起きるけん。お願い!」
はーっ!?朝っぱらから何言うんよこの子は。
「もう!ワガママも大概にせえよ。」
「してくれんの?あっこちゃん悲しいわ…」
あっこちゃんは背中を向けてシュンとしてしまった。肩が下がりしょんぼりとした背中。
何でそんな悲しい声出すの?あたしがその声と背中に弱いって事、気付いてるん?
何だかんだであたしはあっこちゃんに甘い。
次の瞬間にはその背中を抱きしめていた。
あっこちゃんも振り返って私を抱きしめる。頭を何度も撫でられた。
あたしの顔をじっと見つめて、あっこちゃんはニヤケ顔でこう言った。
「ちゅーしてくれるん?」
「うん。ワガママなあっこちゃんの為にしょうがなくな」
「しょうがなくって言われてもなあ…顔笑ってますけど?」
あれこれ言うあっこちゃんを遮って、キスをした。
自分からする事なんて殆どない。ごっつい恥ずかしい。
リップクリーム塗っておくんだった。乾いてないか今更気になってしまう。
そんな事を考えながらも、おずおずとあっこちゃんの首に腕を絡めた。
心臓の音がドクンドクンと伝わってくる。
あっこちゃんもドキドキするんやなあ。
そう思うとますます恥ずかしくなってくる…
唇を離すと、あっこちゃんは微笑んでいた。
「えっちゃん大好きやー!」
ぎゅっと抱きしめられる。この温もりがあたしは大好きで。
ずっと独り占めしていたいって思ってしまうんよ。
「……ほんで、何でそんなに起こそうとしたん?」
あたしはあっこちゃんの手をとってカーテンを開けた。
外は一面の銀世界。っていうには程遠いんやけど、少しだけ雪が積もっとった。
車のボンネットや木の枝にも雪が残っている。
「雪降ったんか!やけん、今日こんなに寒いんやな」
「うん。めずらしいけん、あっこちゃんと早起き散歩しようと思ったんよ」
今度はあっこちゃんがあたしの手をひっぱった。
「寝坊してごめんな。もっと早くえっちゃんの気持ちに気付とったらよかった。」
「え?」
「雪見たくて必死で起こそうとしたんやろ?」
「ええよ、そんな気にせんで。」
あっこちゃんは何度も何度も本当にすまなそうに謝った。
からかわれたりもするし、たまに意地悪されたりもするんやけど
何よりもあたしの事を大切に想ってくれとるん、ちゃんと分かっとるよ。
口に出さない代わりに、手をぎゅっと握り返した。
「早くご飯食べないといけんな。雪が融けんうちに」
あたしは黙って頷く。あっこちゃんが笑う。
少し冷めてしまったコーヒーとホットケーキを頬張りながら、
あっこちゃんと一緒にいるこの時間を心から愛おしく想った。
おしまい。
GJ
リアルタイムだw
「大概にせえよ」ワロタw
・・・不安になる。
ツーツーと耳の奥で鳴り響く電子音。
「あ、あっこちゃん??ごめん、今友達と居るけん、切るな。あとでかけ直す。」
発信音が何十秒も続いたあとにようやくえっちゃんの声が聞こえた。
えっちゃんから電話でこんなん言われるんは初めて・・・
向こうからしてみれば、ただの一言だったと思う。
相当楽しく過ごしているのだろうか?
私の言葉をえっちゃんに届ける前に電話を切られた。
・・・不安だ。
友達って誰なん?
男なん?女なん?
何人で遊んどるん・・・?
なんてことばかり考えてしまう。
束縛したいわけじゃない。
えっちゃんを束縛する権利すら私にはない。
やけど・・・そばにいて欲しいと思うのは自分勝手な考えなのだろうか・・・?
「えっちゃんのバカ・・・」
そうとだけ呟くと私は携帯をパカッと閉じる。
待ち受けにしてる私とえっちゃんの眩しいくらいの2ショット写真は今は見たくもない。
自分の家に一人。
なんて寂しいんだろう・・・
目の前には2人分の晩御飯。
癖が抜けん。
1年ぐらい前の話やけど、毎週金曜日には私の家にえっちゃんが来て晩御飯を食べて、泊まっていくっていうのが習慣になっていた。
初めて来たんは「13日の金曜日、怖い〜」言うて私の家に勝手に来た日やったな・・・
それから、「あっこちゃんの料理おいしい」って言うて毎週来るようになった。
毎日来たらええやんって言うたら、「それはあっこちゃんに悪い。」やってさ。
いや、週一で君のために料理つくるんも毎日つくるんも手間は一緒やねんけどな・・・
「今日、そういや金曜やってんな・・・」
頭で分かる前に体が覚えこんでしまっている。
先月くらいから、えっちゃんがうちに来るのを止めた。
何で?って聞いても「迷惑かけるし」としか言わん。
今まで散々迷惑かけとったくせに何言うてんのや・・・
いや、迷惑なんて思ったことは無かった。
毎週、その日を楽しみに一週間を頑張れた。
えっちゃんに食べたいもん聞いてその料理を作るんが楽しかった。
・・・たとえ、木曜日に私が食べてたものだとしても喜んで作った。
だって、えっちゃんと食べると味が違うんやもん。
「あぁ、あかん、こんなん思い出しても悲しいだけや・・・」
おなかが減った。
えっちゃんからの折り返しの電話を待って、誘おうか?
いや・・・断られたらどうしよう?
でも、一人でこれを食べるのはやっぱり悲しすぎるわ・・・
・・・最後の電話からもう、一時間以上経ってる。
やっぱり、もうかかってこんのやろうか?
それよりもえっちゃんのことを考えてるだけでこんなにも時間が経ってるのには・・・
私も相当、えっちゃんを愛しとんのやなってつくづく思う。
・・・この想いはどこかで歯止めをかけんとヤバイっていうのは分かっとる。
でも、正直なところ「なんかいけるんちゃう?」なんて思ってしまうところがある。
・・・そんなこと思えたんも今日で終わりかな・・・
ピリリリと私の携帯が鳴る。
期待して思わず携帯を握る手に力が入る。
・・・その期待もすぐに失望へ。
ディスプレイに表示されたのは非通知の番号。
えっちゃんからの電話番号はちゃんと登録していて、表示される。
「・・・はい、もしもし。」
いつもならこういう怪しい電話には出ないのだが、話し相手が欲しかったというそんな理由で携帯を開いた。
「ごめんなぁ・・・。あれ?聞こえてます???お〜い、お〜い?」
愛しい人の声。
可愛らしく、そして愛らしい・・・
えっちゃんだ!
「・・・聞こえとるよ。どうしたん?どこから電話かけとるん?」
「分からん。」
「はい!?」
意味の分からない展開。
この子の不思議ワールドにはやっぱりついて行けん・・・
自分のいる場所分からんて・・・
「あのなぁ・・・今、公衆電話からかけとるんやけど、迷子になってしもうたんよ。。。」
「何言うてんの?えっちゃん・・・」
「いや、友達と別れたんはいいけど、なんか知らんとこ来とったみたいで・・・どうしよ?」
何でそないに落ち着いとるねん!!
どうしよ?って何?こっちが聞きたいんですけど・・・
「まったく、んじゃ、今何が見えとる?看板とかないん?」
「え〜っとなぁ・・・これ、公園の近くやねんけどなぁ」
いやいや、公園なんて何百何千と日本にあるんですけど・・・
「もうちょっとほかにないん?」
「あ、あったわ・・・」
えっちゃんから聞いた地名をメモしてノートパソコンを引っ張り出す。
・・・ん?
この地名、どこかで聞いたことがあるような・・・
ってか絶対聞いたことあるんだけど。
地図の検索にかけようとしたけど・・・そんな必要なさそうだ。
ってかさ・・・これ、めっちゃ近所やん。。。
「・・・えっちゃん、近所に白いマンション見えん?」
「え〜?マンション?あ、あった!暗くて白いかどうかは分からんけどマンションあったで!でも、何でわかったん?」
「ちょっと待っとき。」
やっぱりか。
私はでっかい懐中電灯を押入れの中から取り出した。
スイッチをオンにしてみる。
・・・まぶしいくらいの光。
「これで良し。」
私はベランダへ出る。
冬の夜はきつい。
風が私の体に直撃する。
「ちょっとマンション見とき。」
そうえっちゃん携帯越しにに伝えると、懐中電灯をつけて空に光で線を描く。
「えっちゃん、見えとるかぁ?」
「うわ、これあっこちゃん?」
「そうやで。何が迷子じゃ、騒がせよって・・・」
「ごめんなさ〜い。。。」
「今から、そっち行くけん待っとり。」
「うん。」
電話を切ると上着を着込み、急いで・・・
っと、えっちゃんの分のコートも持って行こ。
外に出た瞬間吐く息が白くなる。
こんなとこ、10分もおったら私には耐えられん。
家の近所の公園に行く。
ギーコギーコと不気味な音が聞こえる。
すこし恐れながらえっちゃんを探す。
「見つけた・・・」
音を立てていたのはえっちゃんが乗っていたブランコだった。
小さく見える背中が寂しそう・・・じゃない。
なんなのさ?
深夜に楽しくブランコ漕いでる24歳ってなんなのさ・・・?
「バカ絵莉子!何しとんじゃ!!」
後ろから近づいて冗談っぽく言う。
「ぅぇ、あっこちゃん、びっくりするやんか・・・」
「何やってんねん。しかも今、楽しんどったやろ?全身で楽しんどったやろ?」
「いいやん・・・楽しいもん、ブランコ。」
「ったく・・・」
えっちゃんの隣にあるもう一つのブランコに腰掛ける。
隣のブランコは揺れるのを止めた。
「まったく、寒いやろ、これ着ぃ」
家から持ってきたコートをえっちゃんに渡す。
「ありがとう!!」
「ホンマにこの子は世話が焼けるなぁ・・・」
「へへへ。」
へへへじゃないよ。
なんで、そんなに可愛くなれるかねぇ?
「ごめんなぁ・・・」
いきなり、えっちゃんがが口を開いた。
「えっ?何が??」
「やけん〜、今のことと、さっきの電話のこと・・・」
すっかり忘れとった。
えっちゃんの顔見るだけで、悩みなんかすぐ吹っ飛んでしまう、私って・・・?
「いや、別にええよ。なんとも思っとらんし・・・」
「え?怒ってへんの?」
「うん、全然。」
怒ってないことは確かやけど、なんとも思ってないってのは嘘やねんなぁ・・・
でも、ホンマのことなんか言えんし。
「嫌。怒ってよ。」
「はい??」
「やけん!怒ってよ。」
「いや・・・私は怒ってないって言うてるやん?」
「なんとも思ってないってホンマなん?あたしがあんなに冷たくしちゃったのになんとも思わんかったん?」
「・・・・・・」
いや、どうしたんすか?
どうしろと、あなたは私をどうしたいんすか??
「黙らんと、ちゃんと言って。」
なんで私が怒られてんの?
「いや、ま、まぁ・・・寂しいかな?とは思いましたけど・・・」
「それだけ?」
「え?あ、あとは・・・もうちょっと優しくしてくれても良いんじゃないかと・・・」
なんで敬語になってる??
「ふ〜ん。そっか。」
「はい。。。」
「悲しかった?」
「・・・もちろん。」
目を見て言った。
もう、えっちゃんの顔に穴が開いちゃうんじゃないかってくらい・・・
「そっかぁ〜」
なんてえっちゃんは照れて、俯いた。
・・・かわいいんだな、これが。
「あのさぁ・・・」
「何?」
「家、来る?」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「え、えっちゃん?」
「行く。」
えっちゃんはそういうと立ち上がり、私の服のすそを掴んだ。
「はよ、いこ。」
「う、うん。」
私の家にえっちゃんを入れる。
「これ、ありがと。」
「ん。先、リビング行っといて。暖かいでぇ〜」
貸したコートを渡される。
ハンガーにかけて、クローゼットへしまう。
そして、私もリビングへ向かう。
扉を開いて中に入ろうとすると、えっちゃんにぶつかった。
「何してんの?部屋の入り口で突っ立って。」
「・・・・あ、あっこちゃん。。。」
なんや、固まってしもうて・・・
あ・・・・・・
・・・料理、出しっぱなしや。
「こ、これな・・・ちょっと作りすぎたんよ。」
なんて嘘、通用するはずもない。
お箸が2人分。
バカだな、私・・・
「やけん、ホンマのこと言うてってさっき言うたのに・・・」
「・・・・・・・・」
「ごめんな・・・ごめん・・・」
えっちゃんはそういうと私を抱きしめた。
暖かい。
人のぬくもりってやっぱり大事やねんな・・・
「なんで・・・来んくなったん・・・?」
「それは・・・」
えっちゃんは言いかけて止めた。
「なんで?」
えっちゃんから離れて見つめた。
「教えて、お願い・・・。」
えっちゃんは再び抱きついた。
何も言わずに・・・
「なんか言ってくれんと、私、分からんよ。」
「・・・もう、・・・・分かってよ・・・」
「何を・・・?」
「・・・・・・・・」
「分からんよ。」
「・・・・・・・・」
「えっちゃんが言葉にしてくれんと私、分からんよ。」
「・・・あっこちゃん。。。」
「私、えっちゃんのことなら何でも分かってるつもりやった。でも・・・」
「でも・・・?」
「でも、今日の電話で分からんくなった。もちろん、えっちゃんせいじゃない。今まで私が勝手に思い込んでただけやって分かった。」
「・・・・・・・・」
「見えへんよ。分からへんよ、えっちゃんの心。やけん、ちゃんと教えてくれんと私・・・」
「・・・・・・・・」
「私、絵莉子のこと、諦められんくなる。」
黙り込んでいるえっちゃんに何もかもを打ち明けてしまった。
それと同時にえっちゃんからも離れた。
あ〜あ、今日はこんなはずじゃなかったのに・・・
「私、ちょっと出かけてくるけん、えっちゃんが帰るときはポストにでも鍵入れといて。」
こうするしかない。
目を見れない、顔すら見れない。
泣いてるのか、それともビックリしてるのか、変な目で私を見ているのかなんて分からない。
今はえっちゃんと一緒に居たくない。
帰ってなんて言えないし、こうするしかなかった。
絵莉子をリビングに残し、クローゼットから出した上着を着る。
あ〜あ、どこ行こう?
こんな時間に暇つぶしできるとこなんてあるっけ?
よし、用意は出来た。
玄関へ向かおうとしたとき、うしろから手をつかまれた。
「逃げんでよ。好きなことだけ言って逃げるん?」
えっちゃんの声は怒ってるようにも聞こえた。
振り向かない、えっちゃんの姿を見ないように・・・
「・・・・・・・・・・じゃぁね。」
えっちゃんの制止を振り切り、玄関のドアノブに手をかけた。
「もう、分かってや!!!!」
えっちゃんが怒鳴りつけるように叫んだ。
思わずびくっとしてえっちゃんの顔を見てしまった。
泣いていた。
えっちゃんの顔には大粒の涙がこぼれていた。
「諦めんといてよ・・・あっこちゃんの気持ち・・・」
「え・・・・?」
「もう・・・鈍感すぎるんよ、あっこちゃんは・・・」
えっちゃんは涙を拭うとぐすんぐすんと赤くなった鼻を鳴らしながら私を抱きしめにきた。
「あっこちゃんは、あたしが好きって言わんと分かってくれん訳?」
「・・・・・・・」
「じゃぁ、言う。あたしはあっこちゃんのこと好きやけん。」
何のためらいもなく言い放った。
・・・えっちゃんのほうがやっぱり、強いねんな。。。
「もっとあたしを束縛して欲しい。嫉妬して欲しい。あたしを怒って欲しい。」
「・・・・・・・・」
「なんか、嫌な女やろ?でも、これがホンマの気持ち。」
「・・・嫌な、女なんか・・・ちゃうわ・・・」
「あっこちゃんちに行かんくなったんも・・・・あっこちゃんなら無理やりにでもあたしを家に連れて行ってくれると思っとった・・・」
「・・・・・・・・」
「今日だってわざと。全部わざと。電話になかなか出んかったんも、すぐ切ったんも・・・」
「・・・・・・・・」
「ゴメンな、最悪やろ?あたし、あっこちゃんのこと試しとってん・・・」
やばい。
頭が混乱している。
えっちゃんの告白に頭が回転しない。
「・・・最悪ちゃうわ・・・」
「あっこちゃん・・・・」
「最悪ちゃう。」
「ごめん、こんなんがあっこちゃんを想う資格なんてないもんな。帰る。」
えっちゃんはそういうと私から離れようとした。
「やめて、行かんとって。」
抱きしめた。
さっきよりもギュッと、近くにえっちゃんを抱き寄せた。
「行かんといて。」
「そんなん、口だけやろ?もう、行くって・・・」
「口だけちゃう!ほんまに・・・ほんまにそばに居て欲しい。。。」
「嘘や。そんなん・・・」
えっちゃんはまた泣き出した。
何もいえなくなるほどに・・・
「・・・じゃぁ、・・・信じさせたる。」
えっちゃんをギュッと抱きしめて、離れた。
そして、肩を抱いた。
「目ぇ見とって・・・」
「・・・・・・」
「恥ずかしがらんとって。」
涙でぐちゃぐちゃになったえっちゃんの顔を見つめる。
えっちゃんも顔をゆがめて私を見る。
「今から言うこと全部ホンマやけん。」
「・・・・・・」
えっちゃんは黙ってコクリと頷く。
「私は絵莉子が好きや。バカにされても良い。世界で一番好きや。」
「・・・・・・」
「愛してる、誰よりも。絵莉子にそばに居って欲しい。誰かのになるなんて考えたくもない。」
「・・・・・・」
「いつも絵莉子の笑ってる顔、見てたい。笑ってくれんのやったら私が笑かしたる。」
「・・・・・・」
「やけん、私のそばに居ってください・・・」
私はそういうと頭を下げた。
一生に一度のお願いとはこういうもんだ。
再び頭を上げてえっちゃんを見る。
泣いていた。
「それって・・・嬉涙で良い?」
「・・・・・うん。」
大きく首を縦に振ったえっちゃんの泣き顔は綺麗で、可愛くて・・・
「ちょ、あっこちゃん・・・・?」
抱きしめてしまった。
「今日、泊まっていき。」
「うん・・・」
私たちは一緒のベッドに入った。
仲良く、手を繋いで。
「あぁあ、明日、目ぇ確実腫れるな・・・」
「えっちゃん泣きすぎ〜wしゃぁないか。ぼろ泣きやったもんなw」
「もう!あっこちゃん。」
「はいはい、ゴメン。。。」
2人一緒になんともない天井を見つめる・・・
「なぁ、あっこちゃん?」
「ん〜??」
「ちょっと、恥ずかしいねんけど・・・笑わんとってよ?」
「え?なになに?」
「あのなぁ・・・・」
えっちゃんがモジモジしてる。
そんな恥ずかしがるえっちゃんはは可愛くて・・・
「もう!あっこちゃん!!」
「いいやんかぁ〜」
抱きしめた。
・・・何回、えっちゃんを抱きしめても物足りない。
「んで、続きは?」
「あ、あのなぁ・・・」
えっちゃんは私の腕の中で話し始めた。
「あっこちゃんがな、目ぇ見てっていったやろ?」
「うん。」
「あん時な・・・あのな・・・その・・・」
「何?」
「なのな・・・恥ずかしくて見れんかったんな・・・」
「やけん何って?」
「あっこちゃんが・・・・・・キスするもんやと思ってもうた。。。」
えっちゃんはそういうと、奥にもぐりこんでしまった。
ったくっ、可愛いやんか・・・
「え〜りこっ!出てきなさ〜い。」
「・・・いやだぁ。」
無理やり私が引っ張り出すとひょっこりとえっちゃんは顔を出した。
真っ赤になってる。。。
「期待してた?キス。」
「もう〜バカ。やっぱ言うんじゃなかった。」
「あ、ゴメンゴメン。怒らんで〜」
えっちゃんはプイっと私に背を向けてしまった。
「こっち向いて、絵莉子♪」
「もう、絵莉子って呼ぶんやめてぇ、恥ずかしい。。。」
そう言いながらも少し顔がにやけてるやないか、絵莉子め・・・
・・・再び見つめ合う。
「キスしてええか?」
「・・・・・・」
無言でうなずくえっちゃん。
少し湿った、えっちゃんの唇が当たる。
しばらくの間、時間が止まったようだった。
「・・・あたしはジェントルマンやけん、勝手にキスしたりせーへんよ。あ、男ちゃうけどなw」
照れ隠しにそういった。
「・・・べっ、別にとっ、突然でもいいけん、む、むしろ・・・突然のほうが・・・」
えっちゃんは顔を真っ赤にして、訳の分からんことを言ってる。
バカ、そういうとこが可愛いんだよ〜
「何言っとんの?はよ、寝ぇw」
「・・・う、うん・・・」
「あっこちゃん?」
寝たと思っていたえっちゃんが私を呼ぶ。
「はい?」
「もう、一回。」
「何をでしょう?」
「・・・キス。」
「もう、しゃぁないなぁ〜。次でおしまいやけんな、次終わったら寝るけんな。」
そういうともう一度私たちは唇を重ねあった。
やっぱり、とろけてしまいそうだ。
・・・あれ?
終わらん?
えっちゃんが舌を絡めてくる。
「っん?・・・・・っぁっ・・・・」
もう、慣れんことなんでするかなぁ?
えっちゃんはいろいろ探るように舌をうごかす。
「っはぁっはっ・・・・」
えっちゃんは息苦しくなったのだろうか?唇を離す。
「はぁっ・・・えっちゃん、どうしたんよ・・・・?」
「だっ・・・だっってぇ・・次でおしまいって言うけん。はぁっ・・・」
息を落ち着かせながらえっちゃんは言う。
まったく、考え方が子供だっての・・・
「もう、私は逃げへん。いつもえっちゃんのそばに居るけん、安心して眠り。」
「・・・うん。」
「キスだって毎日したる。場所によるけどなw」
「・・・うん。」
「やけん、今日は寝ぇ。」
「・・・うん、分かった。じゃぁ、手ぇ繋いどってな。」
「わかった。お休み。」
「お休み。」
ぎゅっときつく握られた手は離れてしまうときもあるけど、この気持ちは絶対離れんからな。
こんな頼りない私やけど、絵莉子のことだけはちゃんと守るから。
私は可愛らしい寝息を立てる少女をきつく抱き寄せ、瞳を閉じた。
END
>>307 レスどうもありがとうございます!
大概にせえよ、つい使ってしまいましたw
GJ過ぎます!!
このあっことえっちゃんの描き方がすごく好みです。
こういう感じのが読みたかった!
GJすぎて泣きそうです(*´∀`)
331 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/26(土) 19:51:48 ID:MuXX7/X5
>>328 携帯小説「先生は俺のもの」みたいに思える
やばい!!1日2こだ!!
2人ともGJ!!
335 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/26(土) 23:08:28 ID:kSc5mJqG
今書いてる途中なんだけど、
エロ系入ってたらまずいかな?
流れ的にあんまりなかったので…
自分的には良いよ。
ってか、エロ入ってるのこれまでに何度かあるし。
でわwktkして待っときます。
エロありだと思うよw
wktk
エロ楽しみにしてますw
>>335 前スレの時には結構有ったよ。
そんなに気にしなくて大丈夫。待ってますw
>>335 最近あんまり無かったからそろそろ読みだいと思ってたんだw
エロかもん
エロばばあ
344 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/27(日) 07:56:22 ID:0xvllJ8y
あっこ攻めのがみたいですwお願いします。
実名入りエロ小説うPは犯罪だから
昨日から待ってるよ〜
頼む〜投稿してくれ〜
気長に待ってます
348 :
335:2008/01/27(日) 19:40:15 ID:0InqQxnY
みんなレスd
もう少しかかりそうだ、待っててくれる人本当にゴメン
今日中には投下できるように頑張るよ
実名入りエロ小説うPは犯罪だから (3年以下の懲役)
通報しますよ
351 :
sage:2008/01/27(日) 20:12:41 ID:0InqQxnY
>>350 ごめん
あと待っててくれる人ゴメン
やっぱまだ終わんないや…
しばらく待っててもらえるとありがたい
352 :
sage:2008/01/27(日) 20:24:05 ID:4xSQ7beW
実名入りエロ小説うPは犯罪だから (3年以下の懲役)
通報しますよ
>>351 メル欄にsageって入れてみて下さい。
気長に待ってます!
気長に待つんなら
ニコ動でチャットフードでも見ながら
あのノリの行方と、そこでなぜカットになったかを
考えてなさいな
絶対アッコがえっちゃんの服に手w(ry
今ようつべで「素直」聞いたんだが
こんな正直な気持ちは親友の”あなた”でさえ
と聞こえるんだが
ニコでチャットフード見れるんですか!?
あんまり使いこなせてないので、分からんです;
検索すれば出てくると思う
が
早めに見たほがいい
結構消される
急げww
あれホントにカップルみたいだったねw
359 :
sage:2008/01/27(日) 21:17:02 ID:qTCblMfA
実名入りエロ小説うPは犯罪だから (3年以下の懲役)
通報しますよ
実名さえ出さなきゃいいんだな??
チャットフード見れた!さんくすです!
ほんとカップルみたいですねw
てかカップルだと思うw
362 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/27(日) 21:31:47 ID:t6jRKmvK
youtubeにチャットフードの
ハンバーグ編・はんぺんチーズ編・お茶漬け編がありますよ
メッチャ面白いw
チャットモンチーのトーク何回見ても飽きない
でも、くみこがちょっとかわいそうだった
364 :
sage:2008/01/27(日) 21:33:55 ID:qTCblMfA
実名入りエロ小説うPは犯罪だから (3年以下の懲役)
通報しますよ
ようつべもニコも
めっちゃ繰り返して見てますw
あこえりいいなあ・・・w
最近、あの2人がカップルにしか見えなくなってきたw
>>364 てかさ、まだ誰も投下したわけじゃないんだからそういうのやめない?
実際、カップルですかね?w
でもカップルに近いような寸前の関係ではありそう、リアルにw
ありえるw プライベートでお互いの部屋を寝泊まりしてそうw
ですよねw
寝泊まりは絶対してる!お泊まりは普通の友達でもするけど、二人は頻繁そうw
やばい、妄想がwすいませんw
一緒のベッドで寝ちゃってたりw
チャットフードのはんぺん編で、試食の時あっこがえっちゃんに食べさせてって言ってるのに萌えたw
はんぺん編は知らんかったwwサンクス>362
zepp名古屋は行ったが
ライブんときのえpなんかない?住人ら
ほんとに二人が羨ましい・・・w
この子を養っていかなあかん!ってあっこがえっちゃんに言ってたw
何の番組かは忘れたけど。
>>372 2007の年越しライブでもあっこに食べさせてたw
えっちゃん慣れてるの?っていう位に自然な動きだった。
376 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/27(日) 22:37:43 ID:t6jRKmvK
>>375 チャート・スリー4のあのひげさんの時だと思います
>>375 自然な動きとか言わないでくださいよw
想像が広がってしまうw
洗った顔を拭きながらリビングへ戻る。腫れた目蓋が、みっともない。
無音が悲しかったので私はテレビをつけた。
タイミングが良いのか悪いのか、そこにはいつかの三人。何ヶ月前に撮影した番組だっただろうか。
私とえっちゃん、楽しそうに話しとんなあ。今の二人とは大違いやん。うらやましい。
「あっこちゃんには、うちのことなんか一生かかってもわからんよ。
こんな面倒くさい人間のことなんか。」
えっちゃんの言葉を思い出す。つい一時間前の出来事だ。
他人の全てを把握できないことなんか、私にもわかっている。
しかし私はえっちゃんを面倒くさい人間だ、などとは一度も思ったことは無かった。
勝手に卑屈になり自虐的な彼女に腹が立ち、つい怒鳴った。
えっちゃんは多くを語らず、「ばいばい」とだけ言って部屋を出て行ってしまった。
また涙腺が緩み始めた。これ以上泣くのはごめんだったので、テレビを消そうとリモコンを手に取る。
そのとき、画面の中でえっちゃんが満面の笑みを見せた。
私の言葉に笑っていた。それがどうしようもなく、嬉しかった。
喧嘩の最中なのに、私は情けないことにそのえっちゃんの笑顔に見蕩れてしまっていた。
そして思い出す。
私がえっちゃんを好きになったのは、「この人の全てを理解してあげたい」と思ったからだということを。
私はえっちゃんと、家族になりたかったのだ。
無条件で分かり合い、笑いあい、泣きあい、全てを共有することの出来る家族に。
そんな大切なことも見失っていたのか、と驚く。こんなに大切で、こんなに単純なことを。
私はすぐに携帯電話を手に取り、えっちゃんへ電話をかけた。涙が出てきたが、テレビの中のえっちゃんが笑っているのに勇気付けられる。私も笑いあっていた。
電話が繋がる。
「えっちゃん・・・。」
「何、かな。」えっちゃんの声は震えていた。さっきまで泣いていたような声だ。
「ごめんな、さっきは。突然怒鳴ったりして、えっちゃんのこと何も確認せんと。」
「あっこちゃんは悪くないよう。うちの方こそ、ごめんな。
うちだってあっこちゃんのこと全部わかるわけちゃうのに、あんなわがまま言って。」
「いや、そんなこと無いよえっちゃん。私、えっちゃんのこといつか、
全部わかってあげられるようになるよ。」
「え?」
「えっちゃんが、そんなことまでわからんくてもええわ!って逆に言うほどになるよ」
「あっこちゃん・・・。」
「やから・・・。」
「何?」
「今からそっち行ってもいい?もっとえっちゃんのこと知る為に、今すぐえっちゃんに触りたい。」
「ちょ、あっこちゃん・・・!」えっちゃんが恥ずかしそうに笑う声が向こうから聞こえる。
私も思わず笑顔になった。
「身体洗って待っとってやー。」私たちがいつもの調子に戻ってきているのがわかった。
えっちゃんがもう一度笑う。
「わかったわ、わかったからもう言わんとって、恥ずかしいやん。」
「じゃあ、今から行くわ。・・・あ、えっちゃん。」
「何?」
「・・・やっぱりええわ、会ってから言う。」
「なんや気になるなあ。」
電話を切り、すぐに支度を始めた。かなり急いだ。
さっき言わなくて正解だ。えっちゃんの顔を見ながら、その身体に触りながら、直に言いたかった。
だって、えっちゃんの笑い声も、その顔も、電話で聞くより、テレビで見るより、
実物の方が百万倍可愛い。
だから私も、直接言う。何も間に挟まずに、「愛してる」って。
おわり
暇つぶしにでも読んでくれ。
チャットフード可愛すぎるよな、あっこが羨ましい…
382 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/27(日) 23:41:36 ID:t6jRKmvK
なんか毎回えっちゃんとあっこちゃんが喧嘩して仲直りするような話だと思う
前のレスで書き込んで今思いつかない
でも思いついたら書き込むんで
>>377 ごめんごめんw
想像を掻き立ててしまったねw
GJ!
ケンカして仲直りな話ツボなんで良かったです。
チャットフード見てるとあっこが凄い幸せそうで嬉しくなるわw
gjww
へたれこんだあっこの顔を両手で挟んで
でこちゅーするえっちゃんが見たいノシ
微エロですが書いてみました。
退屈しのぎにどうぞ。
ふと目を覚ますと、既に夕暮れ時。
窓からは目映いばかりの陽の光が差し込んでくる。
少しの間だけ昼寝をしようと思っとったのに。
あたしの体には毛布が掛けてあった。
隣にはすーすーと寝息を立てて眠っているあっこちゃん。
あっこちゃんが掛けてくれたんや、ありがとうな。
いつの間に隣で寝とったんやろ。
とても安らかで、無防備なその寝顔をじっと見つめる。
そっとあっこちゃんの頭を撫でてみる。起きそうな気配はない。
このまま見つめとっても退屈やし、ちょっとイタズラでもしてみようか。
そんな思いに駆られて鼻をつまんでみた。
……その結果、無反応。まあ熟睡してんなら当たり前か。
今度は頬っぺたをつねってみる。全然起きそうな様子はない。
いっそ、起きなさいと声をかければええだけの話なんやけど。
それやと普通過ぎてつまらんし。
気付かれんよう、音を立てんようにそっと顔を近づけていく。
軽くキスをしてみた。これでも起きない。
今度こそはと、ゆっくりと長いキスをする。ちょっと舌を絡ませてみる。
それでも眠り姫のように、あっこちゃんは眠ったまま動かない。
もう!どんだけ眠り深いんよ。思い切ってガバッと抱きついた。
するとやっとあっこちゃんがモゾモゾと動いた。
ウー、とかアーとか小さい声で唸っている。
「…えっちゃん、何しとん?」
「キスするけん。目つむっとって」
もう一度触れるだけのキスをする。離れると、あっこちゃんからもキスされた。
舌を入れられる。私も絡ませようと必死になる。
静まり返った部屋の中で、音や互いの声が時々漏れる。
あっこちゃんとのキスは甘くて、あまりにも良くて止められそうもない。
「止まらんなあ。続きしてもええか?」
私の返事を待つより先に、あっこちゃんが上に乗っかる。
そっと私の体をカーペットの上に押し倒す。
「ええよ。して」
「分かった。ほいじゃあ遠慮なく」
脱がされていく服。乱れた呼吸。首筋や胸に付けられていく赤い跡。
時々私の顔を見てあっこちゃんが笑う。だけどつい目を反らしてしまう。
あっこちゃんに触られるだけで嬉しいはずなのに。でもそれと同時に照れも有って。
この気持ちはこれからもずっと変わらんのかなあ。
「かわええなあ。照れとんの?」
「…うん。照れとるよ。悪い?」
「ううん、嬉しい。あたしだけに照れとって欲しいって思うわ。」
「あっこちゃんはずるいわ。」
「何がやねん?」
「臆面もなくそんな恥ずかしい事言えるんやもん」
「そ、それはあたしだって恥ずかしいって思っとるけん。ただな、えっちゃんを思って言ったんよ。それだけの事や」
この時こんなに顔が真っ赤になったあっこちゃんを初めて見た。
私と同じように照れてるんやな。あっこちゃんも同じ気持ちやったんや。
そう思うとたまらなく愛おしくなって、思いっきり抱きしめた。
END
1日に3本も読んで、楽しかったです。もう氏にそうです。
特に2本目が二人ともかわいすぎて、たまらん!!
みんなGJ!!
皆GJ!萌え死ぬよ。
エロってどの程度までいいの?
微エロ程度だったらいいんじゃない?
リアルすぎるエロは個人的に無理です;
無理なら読まなきゃいんじゃね
前スレじゃ普通に投下されてたし、作者さんが前もって忠告すれば読みたい人も苦手な人も大丈夫だろう
とりあえず書いたが、微エロってどこまでなんだ・・・。
直接的じゃなければ可?
とりあえず投下しる
じゃあ、とりあえず微エロってことで。
大したことは無いんだけど…
隣を見ると、えっちゃんが熟睡している。さっきいじめすぎたなあ、やりすぎじゃ。
えっちゃんが寝返りをうち、私に背を向ける。白く小さな背中が月の光のもとに露になった。
私はどうしてもその背中に触りたくなり、
寝ている間に申し訳ないと思いつつ、手を伸ばした。
思った以上に温かかった。私の手が冷たかったのか、えっちゃんが小さくうなる。
私は身体を寄せ、えっちゃんを後ろから抱き締めた。
無意識なのか、えっちゃんの手が私の手を握ってきた。
可愛い。なんて愛くるしいやつなんだ、このやろう。
私の顔が思わずゆるんだ。あまりにもいとおしくなってしまい、思わず背中に口付けた。
背中が小さく跳ねる。面白くなり、もう一度口付ける。
あかんわあ、歯止めがきかんくなってしまう。
「えっちゃん、ごめんやで」そう言って、私はえっちゃんの背中に舌を這わせた。
「んんー…」可愛い声。もっと聞きたくなってしまい、私はどんどんエスカレートしてしまう。
脇腹を爪でなぞったり、うなじにキスをしたり、肩に優しく噛み付いたりした。
そのたびにえっちゃんはご丁寧に反応してくる。
私はえっちゃんをうつ伏せにし、もう一度背中を触った。
溜め息が出るほど白く、滑らかな肌だ。
すると、息苦しくなったのか、えっちゃんが目を覚ました。
「人が寝とる間になにしとん」「ごめんなあ、あまりにも可愛かったから」
「そういうんは、起きてる間にしてくれんと」えっちゃんが大きく息を吸い込んだ。私は次の言葉を待つ。
「…もったいないやん」「じゃあ、続きしてええ?」「…ええよう」えっちゃんが枕に顔を埋める。
えっちゃんの髪を耳にかけ、私は口付けた。「えっちゃん、大好きよ」「うう、耳元で喋らんで」
至るところを舐め、触った。うつ伏せだから顔は見えないが、頬が紅潮しているのがわかる。
息も荒くなっていた。私も、えっちゃんの顔が見えないのが、逆に萌えた。
「あっ、こちゃん」吐息混じりのえっちゃんの声が暗い部屋に響いた。「なに?」
私はえっちゃんの胸を触りながら答えた。「怖い」「なにが」「あっこちゃんの顔が見えんのが、怖いよう」
えっちゃんの要望を聞き入れ、仰向けにしてあげてもよかったが、しなかった。
三人の中でも一番気丈で、弱味を見せることを嫌う彼女の崩れる姿が見てみたかった。
「我慢しい、もうちょっとで、終わりや」えっちゃんが素頓狂な声をあげる。
「へ?終わりって、」私はえっちゃんの言葉が終わる前に彼女の絶頂を促した。
一際大きな声をあげ、最後に大きく息を吐いた。
えっちゃんは起き上がり言う。「怖いって、言うたやん」少し怒ってる。
「ごめんなさい」私はさすがにやりすぎたなと反省し素直に謝った。
えっちゃんが私を抱き締める。「いいよ」「え?」
「気持ち良かったから、ええよ。てゆかな、あっこちゃんにだったら、何されてもええよ」
えっちゃんが私の肩に顔を埋める。恥ずかしがっているらしい。
私は彼女を抱き締める腕に力を込めた。「ありがとう」
私は相変わらずさらさらと光る彼女の髪に口付けた。
「あ、でもな、あのな、」えっちゃんが身体を離し真正面から私を見る。
「その、キスは、して欲しいけん…」また私に抱きつく。顔を見られたくないらしい。
私は抱きついてきたえっちゃんをそのまま押し倒す。
もう1R、決定です。
おわり
どうだろ、やっぱ自分で書いても萌えねえな。
お疲れ様でした。
GJですwww
かなり萌えましたw
えっちゃん可愛すぎる!
>>394 393ですが、その通りですね。
ただリアルっていうのはもう度が過ぎるぐらいの表現って意味です。
そんな感じで書く人はいないと思うけど。
なかなかGJだと思うよ!!! でも、やっぱあこえりは普通のカップルみたいな関係が一番だと思う今日この頃w
GJ、萌えました。
>>400 394だけど、言い方きつかったらごめんね
確かに度が過ぎたリアルは嫌かもしらん
GJ過ぎです!!萌えまくりましたw
背中ってのがいい。えっちゃんの一言一言が可愛いかったです。
GJです、萌え転がらせて頂きましたw
GJ!
あっこ、テクニシャンなんだなwww
エロでもラブラブな二人でもドロドロな話でもないですが、暇つぶしにどうぞ。
歌ネタです。
「送ってくれて、ありがとう。じゃぁ、また明日ね。あ、気をつけて帰ってな」
「うん。ちゃんと戸締りして、暖かい格好して寝んやで」
「はぁーい」
「じゃぁ…明日。…バイバイ」
「うん。バイバイ」
マンションに入っていく後ろ姿を見送る
その姿が見えなくなって、ようやく自分も歩きだした
しばらく歩いた所で、振り返ってみる
(……まぁ、おるわけないわな)
淡い期待が、確信していた落胆に変わった
今日もやっぱり何も言えんかった
ずっと一緒におったのに、やっぱり何も言えんかった
“今日こそは”って思いながら、どんくらいの時間が、月日が経ったやろう
自分の中に生れてくる感情に、戸惑いながら、しっかり受け入れる事ができるようになったのは、
つい最近だったりする
だって、やっぱり、勘違いとか思いたかった
この気持ちのせいで、築き上げてきた信頼とか、チャットを失うのが怖かった
でも、友情とか恋愛感情とか関係なく、私の中で変わらない気持ちがある
それは、えっちゃんの存在は何よりも誰よりも大切で、いつだって私の中で特別であること
えっちゃんのそばで、えっちゃんの夢を、音楽を、
えっちゃんのそばで、私の夢を、音楽を、えっちゃんと一緒に奏でられるなら
これ以上の幸せはないという事
ついさっき別れたばっかりやのに、もう逢いたくなるのは、なんでなんやろう
電車の窓から外の景色を眺めながら、次の駅で降りてえっちゃん家に戻ろうかなぁなんて事を考えた
突然押しかけた言い訳なんて、何とでもなる
えっちゃんの鈍さと言ったら尋常じゃないんやから
携帯を取り出して、データの中からえっちゃんの写真を開く
思わず笑みがこぼれる
(……今日は勘弁しといたろ。)
ほんまは逢いたくて逢いたくて仕方なかったけど、
きっとえっちゃんを前にしたら、また何も言えなくなって、
押しかけた事を後悔するに決まってるから
えっちゃんの声とか、何を見てるとか、誰かと話してる言葉とか
えっちゃんの些細な仕草が私を惑わせる
えっちゃんが私と同じ気持ちやったら……とか
私のこの気持ちの答えが、えっちゃんと一緒やったら……とか
そんな事ばっかり考えてしまう
もしこの気持ちを話したら、何を手にする事ができて、何を手放す事になるんやろう
私が思う「好き」と、えっちゃんが感じる「好き」はきっと違うから
だから言えない。
好きになってもらえない事より、そばにいれなくなる事の方が、辛い
わかりきっている。
私が求める答えなんて、見出だせない。きっと、ずっと。
奇跡なんてもんがあるなら、今、ここで起こってほしい
電車は次の駅に着いた。
一瞬迷ったけど、やっぱりやめた
そんな勇気があんなら、きっともっと早くにこの気持ちも打ち明けられてる
座席は空いてるのに、何となく座る気になれんかった
えっちゃんの家からどんどん離れていく、離していく、電車の景色を見て
いっその事、この気持ちも離してくれればいいのにと思った
そうすれば、失うものは何もない。変わることも何もない。
ただ一つ、失うものが、変わるものがあるとすれば、
それは私の中の一番大切な気持ちが、一番大切にしたいはずの気持ちが、
なくなってしまうだけ
ただ、それだけ
でも、それでも、えっちゃんに触れると、えっちゃんのそばにいると
その体温でさえ愛しくて、勝手かもしれんけど、私の全てを受け入れてくれる気がした
えっちゃんと出会えて、気付けた事がたくさんあって、私自信も変わっていった
ベースも、一つの音を作る事も、信頼する事も、支える事も、貫く事も、
全部えっちゃんが教えてくれた
それなりに恋愛をしてきて、いっぱい傷ついてきた
誰かを好きになるほど、愛するほど思ってしまう
もう誰も好きにならない、二度と人を愛さないって
そうやって俯いてきた
えっちゃんの事にしても、そう想うんかなって思ったけど、そうじゃなかった
私は、えっちゃんの為に生きたいと思える。
例え叶わない気持ちだと、報われない想いだとわかってても、
それでも、えっちゃんの為に生きたいと、そう思える
(……あと二駅。結局、帰ってきてしまったな)
ポケットの中で切符を握り締めながら、少し後悔したあと、「これでよかったんや」って自分に言い聞かせた
(ほんま、どこにおっても、えっちゃんの事が頭から離れんな……)
えっちゃんが教えてくれた事。音楽や信頼関係だけじゃないとしたら、
それはきっと、この届かない気持ちの辛さとか、恋する切なさとか、人を愛する喜び
ほら、またそんなそばから、えっちゃんの事を思い出してしまう
あの屈託のない笑顔とか、受話器越しの可愛い声とか、人ごみが苦手な小さな体とか、
えっちゃんだから愛せてしまう悪い癖とか、全部輝いていて
私にとっては、それが全てで、たった一つの、たった一人の、大切な大切な存在
電車は駅に着いた。ホームを出て家に向かう。
“明日こそは”って思いながら、たぶん言わない。言えない自分を思うと、情けなくて、ため息まじりの笑顔がでた
また、無性にえっちゃんに逢いたくなる。こんな事、ほんと毎日。
明日になれば、あの笑顔に逢えるのに、大好きなえっちゃんに逢えるのに、今すぐ逢いたくなる。
えっちゃんを想う事が、私の生きる力に変わっていく
えっちゃんがそばにいるだけで、私の生きる意味に変わっていく
こんなにもえっちゃんを想うだけで、苦しくて愛しい
あぁ、やっぱり逢いに行っとけばよかったな
抑えきれないこの想いを、苦しいこの恋を、逢いたいこの気持ちを、紛らわせる為にそっと、
えっちゃんが好きなうたを口ずさみながら、夜の道を一人歩いて帰った
END
GJです!!!
あっこちゃんは、あのベースの弾き方からしてもテクニシャンに違いないw
みなさんGJです!!
最近また投下率増えていい感じだw
GJ!!
こんな切ない感じ、、、好きです!!
残念な結果となりました。
法律違反の名誉毀損書き込みはやめるようにと、再三再四お願いを行った
にも関わらず、心無いユーザによる悪質な書き込みがやまないので、
昨日午後3時半に警視庁ハイテク犯罪対策総合センターに通報しました。
この行為にご批判はあるとは思いますが、一部のユーザの悪質な行為により、
スレッド全体に被害を及ばないようにと考えての自衛行為とご理解ください。
応対いただいたのは、対策第二班の柊(ヒイラギ)様という方です。
まずは証拠収集があり(といっても上記の通りに明白ですが)それから
粛々と捜査が進むそうです。
取り急ぎ報告いたします。また何かわかりましたらご報告しますが、
捜査の過程については私のところには連絡はこないということを言われて
おります。おそらく家宅捜査などの捜査の進展があった時点で、私に
連絡がくると思います。またご報告させていただきたいと思います。
んー名誉毀損って親告罪じゃないの?
!!!ということは418はもしやあっこちゃん?
名誉毀損は親告罪ですので、被害者本人の告訴がなければ公訴には
持ち込めません。しかし、被害事実の告発や、捜査の開始には
被害者本人の告訴を要件としません。ご参考までに。
お疲れ様ですw
「ええい、くみこんはまだか!」
まで読んだ
そういえばニコのチャットフードもう消されましたね・・・
もっと見ておけば良かった。
どさくさに紛れて耳をあまがみしたことぐらいあるはず
たまにはエロなしの純粋な恋愛物が読んでみたい
えっちゃんに男がいると分かっていても
思い続ける一途なあっこ
永遠の片思い
>>427 純愛いい!
例えば視線が合ったり手に触れただけで苦しくなるとか。
>>428 それ切なすぎる!けど永遠の片思いっていいね
逆にえっちゃんがあっこに片思いってのが見たい。
「じゃあ、いったん休憩ってことで、お昼ですしちょうどいいでしょう。」
レコーディングが休憩に入る。お腹がペコペコだ。今日の昼ごはんは私の大好きなあのオムライス。
クミコは真っ先に自分の弁当にむかい、食べ始める。
私はあっこちゃんが来るのを待つ。そういう決まりは無い。私が勝手に、待っているだけだ。
「いやあ、いい汗かいたわー」そう言ってあっこちゃんは大袈裟に額を拭うポーズをする。
「ささ、はよう食べ、えっちゃん」クミコにすすめられ、私はようやくオムライスに手をつける。
「本当えりこは美味しそうに食べるなー」あっこちゃんはそう言って私の頭を撫でる。
「ほんまやなあ」クミコも便乗し、私の肩を叩いた。
それをあっこちゃんがすかさず見つけ、「こらっ、えっちゃんに手ぇ出したらあかん、ワレモノや!」
オムライスを口に運ぼうとする私を抱き寄せた。笑いが起きる。
いつもどおりのこと。私はそのいつもどおりで、「やめてやー、あっこちゃん」こう返事すれば正解。
「えりこは可愛いなあー、さすが私の恋人やー」そしていたずらに私の頬に口付ける。
他愛の無い毎日の延長だ。
彼女は知らない。彼女が冗談で言う「好き」、冗談でする抱擁やキス。
その全てに私が苦しんでいることを。
>>429 短いけど書いてみた。
しかし、えっちゃんが鬱すぎたかなあ、と思う。
でも、永遠の片思いっていうのは確かに萌える!
GJです!!! 続きが読んでみたいw でもやっぱ片思いより両想いの方が萌えるな
ライブ終了後の楽屋。
あっこちゃんと私は、パイプ椅子に座って二人して向かい合っていた。
今私の目を奪っているのは、あっこちゃんの指先の傷。
「また…、これで何度目なんや」
「そうは言われてもなぁ…」
少しすまなそうな顔をしているあっこちゃんをちらっと見た後、
またあっこちゃんの手に視線を落とす。
ぱっくりと割れた指の先。
最近は見慣れたといっても、痛々しいその傷を見て、私は少し眉をしかめる。
ライブ前に接着剤で応急処置した筈なのに、ライブが終わるとやっぱりこれだ。
「この前は治りかけてきたと思っとったのに…」
「きれいに開いてしまいましたなぁ」
「呑気に言わんといてや。いっつも手当するの誰やと思ってるんですかねぇ、
晃子さん?」
「…はい。お手数かけます、絵莉子さん」
ほんとに、よくこんな指で弾けるもんだ。
消毒するときより、ベースを弾いてるときの方が何倍も痛むはずなのに。
そんなことは微塵も感じさせず、楽しそうに弾いているあっこちゃんの横顔は、
あきれるほど綺麗で、かっこよくて。
あっこちゃんの隣にいる。
今まではそれだけで幸せだった。
なのに、それがある日変わってしまった。
もっと近くで、あっこちゃんの一番近くで、その笑顔を見ていたい。
そう、感じてしまうようになった。
それから、日に日にその思いは強くなっていった。
あっこちゃんに名前を呼ばれるだけでどきっとしてしまう。
あっこちゃんが他の人と喋っているだけで嫉妬してしまう。
…どうしたら良いんだろう、この想い。
「…えっちゃん?おーい?えーりこー?」
「っへ?え…なに?」
「なに?やないよまったく。そんな深刻そうな顔して黙っちゃってさ」
気づいてみたら、あっこちゃんが頬杖をついて私の顔を覗き込んでいた。
「何か悩み事でもあるん?」
「え、いや、無いよそんな。全然」
「ほんまかー?ならええんやけど…」
その『悩み事』の原因はあなたなんです、とは言えない。
「それよりあっこちゃん、この傷早く治してな」
「えー…」
「えーとは何よ。痛いんやろ、傷」
「だってさぁ…」
少し困ったような顔をした後、満面の笑みで私を見つめて言う。
「だって、怪我しとったらずっとえっちゃんに手当してもらえるやん♪」
あほ、と反射的に言っときながら、
この傷がずっと治らなければいいのに、と、ぼんやり思った。
END
初めて書いてみました。
ネタ元はチャート☆スリーのアロンアルファの話です。
暇つぶしにでも読んでもらえれば幸いです。
GJです!!! リアルタイムで読めてめっちゃよかった。最後のあっこのセリフに萌えたw
よいです
かんど〜〜〜〜
GJ
GJ!
よいね(*・ω・)ノ
本当にありそうな話だなwGJ
ていうか、リアルに、この位はやってそう!
かなりあこえりだったあのチャットフードを見る限り、本当にキスとかしてそうだ。
じゃあ、三度の飯より絵莉子が好きっていうのも本音かな??w
嘘ではないだろ〜
ってかそのあとえっちゃんが「ありがとうございます」って言ったのには萌えたなw
もちろん、良い意味で。
そんなこと電波に載せていいんですかー!?www
なんか段々あの2人の関係がホントのカップルみたいに思えてきたw
クミコは本当に影で二人を応援してそうだなw
何かクミコンが草葉の陰から二人を見守ってる絵が浮かんだw
皆さんGJです!!
チャットフードは正にあこえりの宝庫だね。
>>430 429です。リクエスト応えてくれてどうもありがとうございます!
思い悩むえっちゃん萌えw
自分も思いついたら書いてみます。
>>447 430です。
俺も楽しみにしてます
新しいあこえりは無いか模索中・・・w
クミコを絡ませたいなあ、と思う今日この頃です。
くみこを絡ませるかぁ‥‥‥複雑な関係になりそうだなw
今までのSS読んでると、くみこんは喧嘩の原因になりつつも二人を取り持つ感じが多いw
452 :
名無しさん@秘密の花園:2008/01/30(水) 22:49:51 ID:sM4iUZeW
今日のあっこの日記、またえっちゃんのこと書いてるww
なんか飲み会でえっちゃんの方チラチラ見てんのとか想像つくしw
確かにw
えっちゃんにメロメロなあっこに萌えww
姉目線でもあり、母目線でもあり、
恋人目線でもある・・・
そんな恋人な二人を眠れない夜にお楽しみ下さい。
クミコ絡みが思いつくまで・・・w
えっちゃんの髪の手触りの良さは正直、宇宙一だと言っても過言ではない。
私はそんな彼女の髪を撫でるのが大好きだ。
「えっちゃん、おいで」
ソファに座り、テレビにかじりついていたえっちゃんを呼ぶと、すぐに寄ってくる。
犬のような子やなあ。
「なに?あっこちゃん」「んーん。なんでもないんよ、ただ、髪の毛触りたかっただけ」
えっちゃんは私の隣にちょこん、と座り肩に体重を預けてくる。
こういうところは猫のようだ。
「奇遇やなあ、うちも今、あっこちゃんに頭撫でてもらいたいと思ってたところや」
テレビの影響だとすぐにわかった。ドラマの中では、恋人が抱きしめあっていた。
「頭撫でるだけでいいんかー?あんな風に、情熱的に抱きしめたろうか」
からかってやった。えっちゃんが、なんで気付いたん?という顔でこちらを見る。
「わかりやすい子」
私は人差し指でえっちゃんのおでこを突付いた。
「うー、なんでやあ。あっこちゃんだけや、うちのことわかりやすいとか言うの。
皆、わけのわからん子ぉ、言いよるもん」
「そりゃあ、わかるよー。だって、私はえっちゃんのこと愛してるもーん」
「あっこちゃあーん」
恥ずかしそうに抱きついてきた恋人の髪を撫ぜる。柔らかい。
「なんであっこちゃんは、うちのこと好きなん?女の子だし、扱いにくい子やなあ、と自分でも思うんよ」
唐突にえっちゃんが切り出す。
この子はいつもこうだ。いつも、いつか私が離れるんじゃないか、と怯えているのかもしれない。
まるで私を試すようにこういうことを突然聞いてくる。
きっと、私たちが女同士だということも関係しているのだろう。
「いつも言うけどな、女の子だとか関係ないんよ。えっちゃんを好きになって、
そのえっちゃんがたまたま、本当にたまたま女の子だっただけや。
世界で一番可愛い女の子だっただけ」
私を抱きしめるえっちゃんの手に力がこもった。
「泣いてるん?」
「だってなあ、」私の胸に顔を押し付けているせいで、こもった声が私の耳に届いた。
「あっこちゃん、簡単に愛してるとか、可愛いとか言いよる・・・。
うちはな、近くに寄ろうとするだけでもドキドキして、好きだって言うのも心臓が張り裂けそうになるんよ」
えっちゃんが顔をあげる。上目遣いは、やばい。
「あっこちゃん、簡単にやりよる・・・、ずるい」
「ずるいのはえっちゃんやー、そんな可愛い顔されたら、私、」「またあ、可愛いて言いよる!」
私はえっちゃんの目に浮かぶ涙を拭ってあげた。
「えっちゃんも、言いたいときに、言えばええんよ。私はえっちゃんがどれだけ好きって言ったって、
愛してるって言ったって、一日中ベタベタされても嫌にならんよ。
重いなんて思わんよ」
えっちゃんは、人一倍他人に気を使う。多分、自分のことを理解しすぎているのだと思う。
だからよく、自分のことを扱いづらいとか、わかりづらいとか言う。
他人に気を使うから、思いを相手にぶつけることが難しいのだと思う。
「・・・あっこちゃん、ずるいよ。うちはあっこちゃんのことなんも理解できとらんのに、
あっこちゃんはうちの気持ちお見通しなんじゃ」
「友情の延長線でもないし、お遊びでもないよ。私はえっちゃんが本当に好き。
だから心配せんでええんよ、うちらの気持ちは一緒や」
私は意図的に笑う。彼女を笑顔にさせるには、自分が笑顔になるのが一番なのを知っている。
「うち、幸せじゃ」
案の定彼女は笑顔を浮かべる。
私は赤くなった頬に口付ける。えっちゃんは少し考えたような顔をしてから、私にも同じ事をしてきた。
この子はもう大丈夫。私はそう思った。
まだ私たちの未来に怯えることがあるだろうけど、この子はもう大丈夫。
今は、私もえっちゃんとの未来に怯えていることを理解したようだ。
「ところでな、なんでそんなにうちの思ってることズバズバ当てるん?
あっこちゃん超能力者なん?」
えっちゃんが目をこすりながら聞いてくる。
「内緒や」「ええー、気になる」
言えんよ、私だってドラマを見て抱きしめたいと思っていたことや、
呼ぶときにドキドキが止まらんこととか、好きっていうのが滅茶苦茶恥ずかしいってことなんて。
だから言ったやろ、うちらの気持ちは一緒やって。
終わり
思いついたネタは手当たり次第に書いているんだが・・・
クミコを出したくてたまらないw
GJ!!
甘すぎて溶ろけそうですw
クミコン視点で二人の事を書いたら面白いかなと思ったけどネタが思いつかないや。
真冬の夜道をどこまでも街灯がポツリポツリと照らしている。
吐き出された二人分の白い息が真っ暗闇で映える。
「今日はごっつい寒いなあ。あっこちゃんは風邪引いたらあかんよ。」
「そんな心配せんでもちゃんと予防しとるけん、平気やって。絵莉子こそもう治ったんか?」
「うん…ようやく治りかけとるよ」
自然と繋がれる手。
昔は躊躇いがちだったのに、いつからか絵莉子はこんな風に出来るようになったんやろ。嬉しいやら悲しいやら。
寒いのに手袋をしない絵莉子の手は、冬の空気に晒されすっかり冷えきっていた。
「手え冷たいなあ。あたしが温めるけん」
恋人つなぎをして、コートのポケットに手を突っ込む。
じわじわとだが絵莉子の手は温かさを帯始めた。
絵莉子がこちらを見る。目線を合わせると、呆気なく外されてしまった。
理由は何となく分かる。照れとるんや。
「何で反らすん?」
だけどあたしはわざと訊く。絵莉子の口から答えを知りたい。
「…恋人みたいやけん、恥ずかしいやん」
みたいやなくて、あたしら恋人同士なんですが。
「なら止めようか?」「いや。そうやなくてな…」
「何?はっきり言ってくれんと伝わらんよ」
絵莉子の口がもごもごと動く。何て言ったらいいのか分からないようだ。
あたしは辛抱強く絵莉子の言葉を待つ。
「……嬉しいんよ。あっこちゃんと手繋いどるんが。一番好きな時間やもん」
「手繋ぐのだけ?」
「もう!意地悪。あっこちゃんやから好きなんよ」
ムキになって応えたり、表情が変わってはにかむ絵莉子の顔がもの凄いラブリーなもんだから。
まあ今日はこの辺で勘弁しといたろ。
「そう言うと思ったわ。絵莉子からのアイラブユーな気持ちはちゃんと伝わったけん」
「…あっこちゃんそれは自信過剰なんやないかな?」
「んな事ないない!絶対そうやもん」
「…あのな、もう1つ言いたい事有るんやけど」
「何。遠慮せんと言えばええやん」
また黙ってしまう。
本当に言いたい言葉を探してるんだろう。
あたしはそれをただ待つだけだ。
「ほんまはミトン持ってたんよ。だけどな、あっこちゃんと手つなぎたくて、するの止めてしもうた」
思わず目を丸くしてしまう位の甘い言葉。
まるで口説き文句だ。
いや、とうに落ちてはいますが。
「ほらな〜。やっぱあたしへの愛やん、愛」
絵莉子は分かり易すぎる。自分で言った癖に。寒さと裏腹に赤くなった頬が物語っている。
そんなとこも好きや。耳元で囁くように言うと、絵莉子は照れ臭そうに微笑んだ。
ポケットの中の手をぎゅっと握って、私は絵莉子の額にそっと口付けた。
おしまい。
おしまいはおまえだろ。
捜査が開始されているのにwww。
実際は調査なんて始まってないから大丈夫(^ω^)
お生憎様。
通報があったのに捜査をしないなんて情報公開のご時勢に許されないんだな。
すぐに市民グループに訴えられるからな。
特にこんなに明白な証拠がある事例を放置するなんてありえないからw
マスコミにでも漏れたら大事(おおごと)だからね。
ちなみにアール子さんが小説をやめたのも私の通報がきっかけですから。
みんなお疲れww
必死だね^^
>>456〜も
>>463〜も
GJ!!GJ!!
劇団四国の台本として送れ……るわけがない。。。
やって欲しいけどorz
475 :
321:2008/01/31(木) 15:24:56 ID:nqKnrlXA
アール子って家宅捜査でパソコンが没収されたとか書いてた人?
んーよくわからんが名前欄を消し忘れてるな
いや。
意外と本物の321かも
他のスレはよくて、このスレはダメなのか??
通報は嘘に決まってるから、釣られないようにしましょう。無視無視。
劇団四国でやってくれたら泣くw
でも冗談っぽかったらやってくれそうw
誰か送る勇気のある方はいないかなぁw
今日は投下なしか
釣りだろうけど敢えて言う
送るのはやめておいてくれ
百合で送るバカは居ないだろうけど、普通に男女の恋人設定だったらやってくれると思うよw
てことは、やっぱりあっこが男役??
マジで通報されたら小説まとめてるのもアウトなんですかね?
マジレスお願いしますorz
アウトだと思うよ。 でも通報なんかされないっしょ
ま、最悪、えっちゃんとあっこちゃんと言う名前が主人公の小説をまとめてただけって言えばいいんじゃね?
いままでの小説中でもまだ、本名出てないっしょ?
あー出てきてないね そういや
久々にまとめ更新したらこの流れで焦ったorz
まとめもデカデカとチャットの文字出すのは止めてみよ
細々とすることにする
ノシ
>>488 まとめお疲れ様です。
それがいいと思います。通報云々もありますが,チャットをよく知らない人が見て変な印象もたれても嫌ですし。
仮に劇団四国に送るとして,クミコンの立場は??ww
恋のキューピッドとかどうだろう?w
まだ、あっことえっちゃんが付き合う前の設定で、
それをくっつける妖精w
↑それいい!!
それで男女設定ならいけそう!!
くみこん,ラーメンのダシに続く妖精だねw
なんかその設定で読みたくなってきたw
誰かSS書いてくれないかなぁw
突然ラジオに何人からか、
「もし少女漫画だったら」っていう脚本が、来てびっくりするスタッフw
内容全部同じだったらなおさらw
あっこ+クミコンや、えっちゃん+クミコンの組み合わせの恋人設定は
あったけど、あっことえっちゃんの組み合わせが少ない劇団四国。
>>496 それは、あこえりが本当の恋人だからだよ。
>>496 確かに何度も思ってた、それ
そんな深い真相があったとしたら俺は萌え死ぬよ
499 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/01(金) 22:52:08 ID:gfRbAQ5z
ピーンポーン
家のチャイムがなった
「いらっしゃい!!」
ドアを開けると久美子とエリコがいた
「中入って」
「お邪魔します!!」
えっちゃんと久美子をリビングに連れて行った
「今日は一緒にプリン作ろうね」
エリコが笑顔で行ってきた
「えっちゃんに出来る?」
意地悪ぽく言うと
「出来るもん!!」
ってすねて台所に行った
久美子と一緒に笑っているとえっちゃん一人でプリンを作り始めた
「じゃああたし等も作ろ」
台所はちょっと焦げ臭い
「えっちゃんなんか焦げ臭いよ」
「え!!こげとる↓↓」
悲しそうに言ってる
「やっぱあたしに料理って無理なのかな!?」
「そんなことないよ」
久美子がなぐさめるけどうつむいたまま
500 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/01(金) 22:53:52 ID:gfRbAQ5z
「久美子ゴメンけどそれ捨てといて。あたし外いってくる」
って言い残して部屋から出て行った
私が追いかけようとすると久美子に止められた
「今は一人にしとき」
追いたかったけど追うのをやめた
台所にこげたプリンが置いてあった
プリンには見にくいけどキャラメルでなんか書いてある
よく分からない
でも「あっこ」って部分が見えた
「これってもしかして・・・あたしのために作ったん?」
そう思っていると久美子が
「これ食べれんな」
って言ってプリンを持ちあげた
「久美子まって!!」
「え・・・!?どうするん?」
「・・・あたし食べたい!!」
「でもこげとるし・・・腹にあたるかもしれんよ?」
「それでもいいけん!!」
「ホンマに?」
「うん、でもえっちゃんには内緒ね」
501 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/01(金) 22:55:07 ID:gfRbAQ5z
そういって久美子からプリンを取った
食べてみると
上はこげとるのに、下は生だった。
「どうやったらこんなん作れるん?」
一人で笑っていると久美子が
「どうしたん?」
って聞いてきたけど「内緒」って答えた
えっちゃんがあたしに作ってくれた。
もし勘違いだったとしてもあたしはそう思っていたい
食べ終わってもえっちゃんが外から帰ってこらんけん
あたしは久美子をおいて見に行った
502 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/01(金) 22:56:20 ID:gfRbAQ5z
「えっちゃんどこいったねん?」
探してもいない。
「寒い中どこにおるねん?」
探し回っていると公園にいた。
ブランコに一人座っている
静かにえっちゃんに近寄って後ろから抱きついた
「えっちゃん!!風邪ひくよ」
「・・・・・」
返事が返ってこない
泣いてるみたいだ
「えっちゃん、プリンつくれんで泣いとるん?」
「・・・違う」
「じゃあなんで?」
「本当はあっこちゃんに食べてもらいたかった。
いままでずっと練習してきたのに・・・今日ちゃんと作れんかった」
「いままでずっとプリン作って練習したん?」
「うん」
503 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/02(土) 00:17:21 ID:8IM50SGH
うわぁー。
確信犯だね。
重罪で実刑だろうね。
言われた時点でうPするのやめてればね。
ここまでしつこく続けられたら警察のメンツもあるし。
警察のメンツてww
バロスwww
前も言ったけど、なんで他のスレもSS書いてるのにこのスレだけダメなの??
メ、メンツwwwwwwwww
クミコンを慕っているえっちゃんとクミコンに嫉妬するあっこ
って感じのも萌えるな
あっこ→えっちゃん→クミコン みたいな
絵莉子「久美子ちゃんお母さんみたいや〜」
久美子「惚れた?wwww」
絵莉子「惚れた〜(・∀・*)」
あっこ「えっちゃん…(;ω;´)」
こんな感じか
>>508 それいい!!!w 誰かSSにしてくんないかなぁ
510 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/02(土) 21:38:35 ID:2cIYxDFk
わ、その絡み方いいな!
てゆか、
意気地アリが、あこ→えりのように聴こえるんだがw
511 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/02(土) 22:34:58 ID:h8RPK2X/
もてないブサババアが妄想するスレはここですか?
はいこちらになりますね。
SS投下に興奮するレズばばあをご覧になりたい紳士淑女は
どうぞこちらにお集まりください。
管理人
>>512 羊水が腐ったレズババアもここで見られるのでしょうかね?
倖田先生にこのサイトを教えていただいたのですが。
荒らしはシカトしてください。
釣られるなんてみっともない。
515 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/03(日) 12:22:24 ID:8Rn3QtI4
本当だ。
普通にあこえりの話をしようぜ
だからあげるなと
次のがある人は始めちゃってくださいw
520 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/03(日) 16:53:47 ID:6FP3ZEcd
はじめて全部通して読んだけど上手すぎる!!
だからあげるなって
522 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/03(日) 18:01:26 ID:QNFLf5/2
荒らしに釣られるな!!
最近荒らしのせいで投下率が低くなってきてる
別に小説投稿スレじゃないけどね。
525 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/03(日) 18:25:47 ID:QNFLf5/2
そう
違法なカキコを続けるSSキチガイのせいで
スレが荒れてることに気づいていないのが痛い
ようつべのチャートスリーの予告っていうのであっこがえっちゃんに「こいつが好き」って言ってるのに萌えたw
あっこって、けっこう男らしい部分あるよね(*´∀`)
えりこを守ったるみたいなw
男らしいとこもあるけどチャットフードの時とか甘えん坊なとこもあるよねw
そのギャップたまらんよなw
530 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/03(日) 21:30:43 ID:POzYF4WK
チャットフード手巻き寿司編は鼻血もの…w
あれはすごかったなw でもクミコンがかわいそうだった
なんか最近あこえりが凄く好きなんだけど、
その分クミコのことを考えてしまう自分がいる。
もういっそのこと、あこえりくみ、という3Pはどうなんだろう。
まさかのクミコンかw
でも、えりが可愛くクミコンを調教するのは萌えるかも…
個人的に久美子好きだからそれは嬉しいw
久美子に逆らえないあことか萌ゆる
俺的には、二人に愛されるえっちゃん。
え「美味しいもの食べたいなあ」
あ&く「おごるよ!」
みたいなw
それか、えっちゃんがあっことくみこんに、いじわるをするw
今更だがクミコンとあっこびんは先輩後輩の関係なんだよな
その辺がネタになりそうw
ネタにするのは結構だけどSS投下して荒らすのはやめてほしい
チャットフードの手巻き寿司いまだに見れてないので
誰か文字に起こしてくれまいか
起こしてもいいけど、あれは映像で楽しむのをお勧めするよw
てゆうか、「まるでカップルのよう」みたいなところ、
微妙にえっちゃんとあっこの会話聞き取れなくね?
俺は勝手にあっこがえっちゃんにマヨネーズが手に付いたから舐めてくれと
頼んで、それをこんなところじゃ駄目だとえっちゃんが断っている、
と思っているんだがw
実際はなんて言ってるの?
ちょ、それやばいっしょw
それが現時点で一番萌えるあこえりじゃね?
俺は、あっこがえっちゃんの頭抱えてる写真も好きだがw
>>543 その画像、かなり萌えるよねw
やばすぎw
ちなみにつべのマヨネーズのとこは、えりが断るけどあこが「いっつもやってるやん〜」「えへへ」みたいな感じだよw
え「あっこちゃん手にマヨネーズついてる」
あっこがえっちゃんにマヨネーズ付いた指を差し出す
↓
えっちゃん、そっぽ向く
あ「見せただけじゃw」
wwww
萌え死ぬwww
マヨネーズプレイ?www
547 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/04(月) 11:56:06 ID:wkjpvrgu
マヨネーズプレイの前のちくわプレイも萌えるぞ
何気に間接キスしてるし
その間くみこは終始無言wwwww
かなり萌えいけど、
おまえらクミコどうする?
549 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/04(月) 16:29:08 ID:XNTiiWMD
>>545 やっぱりそういうことだったんか!萌えるなあ!w
>>548 確かにクミコン気になるぞ。でも、クミコンなら俺的にはやっぱあっこ。
先輩後輩みたいな。
一日以上更新ないみたいなので新小説投稿っておk?
頼みますm(_ _)m
「あれ?えっちゃん、泣いとんの??」
後ろからあっこちゃんに声をかけられた。
「ちょ、ちょっとな・・・。この本に感動して・・・」
「えっちゃんが小説読んで感動するとは、よっぽどの作品やな〜」
あっこちゃんはソファーに座ってる私の隣に腰掛けた。
もうすぐライブが始まる。
今はその出番待ち。
あっこちゃんの手にはゲーム機が。
ピコピコと電子音があたしの作り上げた空想の世界を邪魔する。
「もう、せっかくのムードが台無しやんかぁ。ゲームするんやったらあっちでやってきてよ〜」
「ええ〜、あかんの?音、消してやるから・・・いい?」
「しゃぁないなぁ。音量0にしてやぁ?」
「分かった。こんでいいやろ?」
あっこちゃんは音量のスイッチをオフにした。
「これでええやろ?ってか今からライブやのに・・・テンション上げんでいいんか?」
「ん。大丈夫。あと、読み終わるまで喋りかけんでよ。今からいいところやけん。」
「へ〜い、静かに遊んでますよ〜」
再び小説の世界へ戻る。
・・・恋愛小説ってなんか嫌いだった。
最後には恋人が病気で死ぬとか、交通事故で死ぬとか・・・
そりゃ、天国にいる人を想い続けるのって悲しい。
だけど、作り話でそんな事、書いてもあたしは感動できない。
すぐにキスしちゃうとか、すぐHなことするんとかも嫌だ。
そんなに上手くいくはずないもん・・・
もちろん、それを好んで読んでる人もいるし、これはあたしの個人的な感想。
でも、この小説は違った。
教師と生徒の恋。
もちろん、許されるはずのないもの。
こそこそとしか付き合えない。
周りにいる知り合いには一切バレてはいけない2人を繋ぐ想い。
こういうのって在り来りといえば在り来りの設定なのかもしれない。
でも、この話には・・・・
あたしを重ねてしまうところがある。
あたしはあっこちゃんが好き。
恋愛対象として。
あたしはあっこちゃんみたいに日ごろから「好き」とか言えんから、この気持ちは溜まっていくばかり。
時々苦しくなる。
あっこちゃんの言う「好き」ってどんな意味やろう?っていつも思う。
きっと「親友」として。ってことやと思うけど、今はまだ信じたくない。
この想いは許されてはいないもの。
だけど、止めようと思って止められるような中途半端な気持ちでもない。
―もう、別れたほうが良い。先生のためにも。―
諦めたほうが良いのかもしれない。
あっこちゃんのためでもあるのかもしれない。
あっこちゃんを傷つけるかもしれない。
―俺はそんなに強くない、先生一人守れねぇ・・・―
あたしも弱い人間だ。
気持ち伝える前にこんだけ戸惑っとるんやもん・・・
こんなあたしにあっこちゃんを想う資格すらないんかな・・・
主人公でもある男子生徒の言葉に、あたしは落ち込んだ。
でも・・・
あっこちゃんへの気持ちはやっぱり、消えなかった。
・・・消せなかった、っていうのがホントなのかも知れない。
いつもあたしはあっこちゃんの冗談に振り回されて。
「えっちゃんなんか嫌い〜」、そんな言葉には真剣に落ち込んだりして。
あっこちゃんの言葉に恥ずかしくて、怒っちゃったりするけど、やっぱりそれが幸せで。
あっこちゃんの笑顔見てると元気になれて。
ちょっかい、かけられるん実は楽しみに待っとったりして・・・
忘れようとするほど、あっこちゃんのことばっかり思い出してしまう。
子供みたいにゲームばっかりしとるような人がこんなにも愛しいなんてな・・・
隣にいるのに存在は遠くに感じるようで。。。
―そっか・・・。そうだね、別れるのは君のためでもあるもんね・・・―
そうして、教師と生徒は別れてしまった。
お互いの気持ちを全て伝えきれないまま・・・
心から好きってこういう事なのかも知れない。
好きな人を傷つけないために、悲しませないために・・・
でも、ほんとにそれが真の優しさなんかな?
読み終わった・・・
パタンを本を閉じる。
中身としては大したことのない・・・というか逆につまらないほどの作品。
でも、これであっこちゃんへの気持ちが自分自身でちゃんと分かった気がした。
泣いていたのもこの本のせいやからや無い。
・・・あっこちゃんのこと考えてたからやな。。。
「おっ?読み終わった??」
「あ、あ、あっこちゃ〜ん・・・」
下から顔を覗き込んできたあっこちゃんに思わず抱きついてしまった。
「どうしたんや?もしかして、ホラー小説やったんか??w」
「そんなん、ちゃうわ・・・」
「もう、この子は・・・しょうないなぁ〜」
あっこちゃんはそういうとポンポンと頭を撫でてくれる。
「・・・どんな話やったん?」
「え〜っとなぁ・・・」
あたしはやっぱり、国語力が足りんなぁ・・・
上手くあらすじを伝えられん。。。
それでもあっこちゃんは私から離れるとあたしの目を見て、うんうんと頷きながら話を聞いてくれた。
「・・・ほんで?」
「えっ・・・ほんでって言われても・・・」
「そんな話で泣いとったん??えっちゃんもようわからんなぁ〜。私が薦めた本はおもろないとか言うくせに・・・」
「いや・・・それはぁ・・・」
ホンマのことなんかまだ・・・言えんわ。
「ま、ええねんけど。」あっこちゃんそう言うとはまたゲームをはじめた。
レベルがどうのアイテムがどうのと言ってるあっこちゃん。
そういうジャンルは興味がないけん、訳が分からん。
そんな独り言を聞いていても楽しくない。
ゲームするよかあたしの相手してくれたってええやん・・・
あたしは隣にいるあっこちゃんに寄りかかった。
「ん?どうしたん、今日は??えっちゃん、甘えたさんになっとるで?」
「・・・・・・・・」
あっこちゃんのからかいの言葉も触れた瞬間に感じたあっこちゃんのぬくもりも香りも全部、あたしの意識を緩ませていく。
いつもそばに居るようやのに体を重ねるまでこの安心感は生まれない。
これが心地よくて・・・気持ちよくて・・・
「変な子やなぁ。ま、いつもことやけど。・・・て、寝とるやん。」
寝てるんやない。
でも、返事はしないでおこう。
突然に溢れだした安心感で何も考えられんだけ・・・
瞳を閉じて、あっこちゃんの存在をただただ感じていた。
「・・・えっちゃん、起きや!!お〜い。出番やぞぉ〜。」
誰かに揺り動かされてる。
あれ?ほんまに眠ってしもうた!
ライブ前がこんな状態じゃ、ヤバイなぁ・・・
しかも、あっこちゃんは?
あたしは毛布をかけられ、ソファーにひとりで寝ていた。
目をこする・・・
「あれ・・・。久美子・・・?」
「もう、えっちゃん、何寝ぼけたこと言うてんの!?はよ、起き!!」
久美子はあたしを起こすとトイレに行ってしまった。
あたしはボーっとしながらアンプに繋がれてないギターをしゃかしゃかと弾く。
・・・指は動くな。
声もあと、30分あるし、大丈夫やな。
「えっちゃん、やっと起きたか。ほれ、これ飲んどき。」
「あ、あっこちゃん!ありがとう!!」
「なんや?えらい元気やなぁ。そんなに目ぇキラキラさせてw良い夢でも見たんか??」
あっこちゃんはあたしに驚きながらも冷たい水をわたしてくれた。
目が覚める。
やっぱり、あっこちゃんは可愛いなぁ・・・
「こら!何、ぼーっとしとんじゃ!」
あっこちゃんに見とれてたあたしの頭を久美子がポンと優しく叩く。
トイレから帰ってくるん早いわぁ。
久美子には悪いけどあっこちゃんのせっかくの二人きりやったのに〜
「も〜、久美子ぉ!痛いやん。」
「何言うとんねん。痛いわけないやろ〜?」
「へへへ〜。そうやなぁ〜」
「何がへへへ〜じゃ!ちゃんと起きとるか?この子はホンマに手のかかる子や・・・なぁ、あっこちゃん?」
「ほんまじゃ。絵莉子ほど手のかかる大人ほかに居らんで〜」
「も〜、二人して酷いやんかぁ〜」
酷いとは言ってみるもののやっぱり、嬉しくて。
笑顔のあっこちゃんを見てると楽しくて・・・
「「ニヤけるな気持ち悪いわっ!」」
って2人から注意された・・・w
「ほら、こんなんやっとるうちに開演やで〜。さぁ、行こかぁ〜」
いつの間にやら・・・
時間の経過は早いものだ。
久美子を先頭に楽屋からステージへ向かう。
自分でも驚くほど緊張してない。
いつもやったらこんなに笑って楽屋から出れたことないのに・・・
今日は良いライブが出来そうや・・・
「おわったぁ・・・」
久美子があたしがさっきまで眠っていたソファーにどかーんと寝転ぶ。
「今日はすごい、良かったでな?なんか、ビックリするぐらい良いライブやってんけど!!」
あっこちゃんが興奮しながら言ってる。
いつもなら、「あん時はアカンかった」だの「ダメダメやった」だの言うあっこちゃんがこんな事言うなんて・・・
「ほんまやなぁ・・・。今日は変なパワーがでとったな。変なパワーが。」
久美子も起き上がって腕を組んで言う。
「えっちゃんは?どうやった?」
あっこちゃんが聞く。
「めっちゃ良かった。最初からこんな気しとってんけどな。」
「え?なんで?」
「なんか、あたし、いつも緊張しとるやろ?でも、今日はそれが無かった。」
「ふ〜ん。んじゃ、これからえっちゃんには本番前に昼寝してもらおうかwな、久美子。」
「そうじゃな。眠れんのやったら子守唄歌ってあげるけんなww」
「嫌やわぁ〜。余計寝れんw」
「なぬ〜!それはどういう意味じゃ〜」
久美子が暴れだした。
あたしはあっこちゃんを目を合わせて笑いあう。
この瞬間がとても幸せで・・・
「もう、今日は飲み行くぞ〜。えっちゃんは強制参加。説教してやる。」
「やだぁ〜。」
「久美子落ち着けw」
あっこちゃんが久美子をなだめ、なんとかあたしは飲み会には行かなくて済んだみたい。
その代わり、あっこちゃんが久美子に付き合うっていう条件らしい。
「ごめんなぁ・・・」
「ええよ。別に私、飲み会好きやし。」
あぁあ、今日はあっこちゃんとおりたかってんけどなぁ・・・
まぁ、しょうないか・・・
「それじゃ、先ホテルに戻っとるなぁ〜」
「ほ〜い。んじゃ、またあとでな〜」
笑顔で別れる。
ま、作り笑顔やけど・・・
でも、「またあとで」ってことは・・・期待していいん??
ホテルの部屋に戻る。
この静けさが寂しくてテレビをつけた。
特に興味を引くものは無かったけどつけっ放しにしておいた。
「暇やなぁ・・・」
独り言を呟いたあと、さっきの本をもう一度バッグから取り出してみた。
あとがきでも読んでみようかなぁ・・・
―この作品は実話です。僕自身が体験した恋を書かせていただきました。
・・・正直後悔しております。先生と別れたこと。
ですが、この作品を書いたことは先生のことをずるずると引きずっている訳ではありません。
自分の気持ちに嘘をついてらっしゃる方、自分の心に溜め込んだ気持ちをそのままにしている方・・・
おそらく後悔します。
この世の中は暗黙の了解で充満しております。
当たり前のことです、これが無くては生活も出来ません。
もちろん、それは皆様も十分、分かっていると思います。
しかし、そのルールを破ってしまう時もあるのです。
そう、破る勇気も必要なのです。
たとえ、許されない想いであろうが、届かないと思っている想いだろうが伝えて欲しいのです、あなたの大切な人に。
中途半端な想いなら、スパッと諦めてください。
そんな簡単な想いなど皆様は抱いてはいないと思います。
だから、力の限り伝えてください。
一言、一言でも十分です。泣いてしまってもかまいません。何年迷ってもかまいません。
必ず、必ず、想いは吐き出してください・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
行間を読め的なノリですか?
もう、決めた。
次、あっこちゃんと二人きりになるときが来たら・・・告白する。
この気持ちは揺るがない。
あたしはパタンと本を閉じた。
こんなにも一言が重くのしかかるなんて・・・
こんな小さな文庫本でさえも人の人生を変えてしまうのだと思うと、ビックリする。
ケータイを開く。
2人きりになるのを待っているような受身な態勢じゃいかん。
あっこちゃん宛てのメールを作成する。
本当に一言。
「あたしの部屋に来てください」とだけ書いておいた。
・・・返信が来ない。
仕方ないか、飲んでたら気付かんわな。
今夜はいつまでも待つ。
夜が明けて、あっこちゃんが来なかったとしても・・・
洗面所へ行く。
顔を冷たい水で洗う。
そして、鏡で自分の目を見た。
・・・いつになく顔つきが違う気がした。
ドンドンドン!!
乱暴にドアを叩く音が聞こえる。
・・・あっこちゃん??
な訳ないか・・・
なんて思っていても、気付いたら走るように体がドアへと向かっていた。
「えっちゃ〜ん、開けてぇ〜。あっこちゃんが帰ってきたぞぉ?」
ホンマにあっこちゃんやったとは・・・
うわぁ、こりゃ完全酔うてもうとる・・・
こんな状態で話しても大丈夫かな??
ガチャリとドアを開く。
「えっちゃぁ〜ん♪・・・会いたかったぞぉ、よしよし♪」
あっこちゃんはあたしの顔を見るなり、抱きつき、そして頭を撫でた。
あっこちゃんの匂いとお酒の匂いが混ざって、甘くて、大人の匂いがした。
それはあたしの心を解いていく・・・
「ちょ、あっこちゃん・・・酔っとんの?」
「ん〜、酔うとるわけないやろが!!」
酔っ払いはみんなそう言うんです・・・
あっこちゃんはもう、ベロンベロンやった。
「も〜、ちょっとこっちで座り。水持ってくるけん。」
「ん〜、了解〜」
「ちょっと、あっこちゃん!?」
「んん〜?」
「いや、・・・メール見て来てくれたん?」
「あったり前やんかぁ。えっちゃんからのお誘いなんてなかなかないも〜ん。嬉しくて急いで戻ってきたんよぉ〜♪」
あっこちゃんは寝転びながら、立っているあたしにそう言った。
すごく笑顔で・・・それはとてもとても眩しくて・・・
なんてニヤけとる場合やなかった。
「ええっ?!?!」
あっこちゃんに腕を掴まれ、ベッドへ引きずりこまれた。
ホテルのベッドは広い。
2人なんて余裕やった。
「こんな時間に部屋来てって、そういう意味で捉えていいん?」
「え?」
あっこちゃんは本当に酔ってるのか分からないくらいに真面目な顔で言った。
そして・・・あたしの返事を聞かないまま、彼女はあたしを抱きしめた。
「否定せんってことはいいんやな?」
あかん、体が硬直して動かない。
あっこちゃんはいきなり人が変わったようだった。
嫌やない。
嫌やないけど・・・
明日になってあっこちゃんが忘れてたらどうしよう。
今、ここであたしが本気になっても
明日、あっこちゃんが「酔っ払ってたし。」と言ってしまえば終わってしまう。
いいんやろか?
あっこちゃんを信じればいいんやろか・・・?
力を込めてあっこちゃんを抱きしめた。
いや、抱きついたといったほうが正しいかもしれん。
ここまで決心したんや、あっこちゃんのこと信じるんが当たり前や!!
・・・・って、あれ・・・・・?
「あっこっちゃ〜ん・・・」と小声で呼びかけてみる。
返ってきたのは・・・あっこちゃんのすうすうという寝息だけやった。
「なんよ、もう!人をこれだけ悩ませといて・・・・」
あっこちゃんの腕の中で愚痴をこぼしてみるもの・・・やはり、反応なし。
「バカぁ・・・。好きやけん許すけど・・・」
はぁ〜、相手が寝てないと言いたいことも言えんのかぁ・・・
そして、すらっとあっこちゃんへの愛の言葉が吐き出せてしまった自分に驚いた。
あたしはそろりそろりとあっこちゃんの腕を解いて、ベッドから出た。
さすが酔っ払い。
すこし、体を動かすぐらいじゃ、起きん。
あっこちゃんはう〜んと唸ると布団に抱きついていた。
あたしは静かに深呼吸をした。
「あぁ、こんなんやったらあかん!明日の朝には絶対言うけんな・・・」
自分で自分にそう言い聞かせた。
そうしてもう一度あっこちゃんのいるベッドに入った。
布団に抱きつきながらすやすやと眠っている。
それはもう、幸せそうな顔で・・・
布団に絡まってるあっこちゃんの腕を解いて横に伸ばす。
それから、あたしはその腕に頭を乗せた。
・・・あっこちゃんの腕枕。
なんか憧れとったんよなぁ、こういうの。
でも、寝てる間にこんなことしよるん、ずるいよなぁ・・・
「いいもん。明日になれば全部決まるんやもん。」
そうやって自分に言い聞かせるしか出来んくて。
「・・・でも、もし・・・」
もし、もし・・・最悪の場合には一生こんなことは出来んくなってしまうんやろな。。。
「揺るがへん、絶対に。・・・絶対、揺るがへん・・・はず。。。」
あかん、やっぱり弱気になってまう。
「・・・ん・・・ん〜?えっちゃん・・・?」
「あ、あっこちゃん・・・」
あっこちゃんが目を覚ました。
あたしはあっこちゃんのことを知らず知らずのうちに見つめていたため、バチっと目が合ってしまった。
すぐさま反らしてしまった。
あたしは真の恥ずかしがり屋やってつくづく思う。
「えっちゃん」ってあっこちゃんから呼ばれるだけでドキドキする。
それだけやない。
新幹線で隣の席座るんも、眼を見ながら話すんのも、手ぇ繋がれたり、抱きしめられたり・・・
あっこちゃんが近くに居るだけでめっちゃ嬉しくて、ニヤけちゃって。
やけど、あっこちゃんにはその「嬉しいよ」って気持ち伝えられんくて、わざと冷たい言葉を言ったりしてまう。。。
でもあっこちゃんはそんなあたしを「可愛いな」って言ってくれて、笑顔で何度も「えっちゃん、好きやでぇ」って言ってくれて・・・
「どうしたんやぁ?」
「う、ううん。何もないよ。ごめんな、起こしてもうたな。」
「いいんよ。」
あっこちゃんはそういうとあたしを抱きしめた。
「・・・折角、えっちゃんと一緒のベッドに居れるんやもん。起きとらんと時間がもったいないわ。」
あっこちゃんの酔いは随分醒めたみたいだった。
「あっこちゃん・・・」
「ん〜?」
「いや・・・・呼んでみただけ。。。」
「なんじゃ、そりゃw」
あっこちゃんはハハっと小さく笑うと・・・「そういうのなんか嬉しいわぁ。」ってあたしの耳元で呟いた。
あたしの顔が真っ赤になってるのは自分でも分かった。
・・・あかん。
やっぱり、言えん。。。
「えっちゃん、起きとるか?」
「・・・うん。」
「あたしな・・・もう、我慢できんわ。」
「え?何を・・・?」
期待した。
すごく期待した。
あっこちゃんはあたしのこと、嫌いではない。
それだけは確かなことだと思う。
「私・・・えっちゃんに好きって言って欲しい。」
「え・・・・・・・」
それは無理〜という言葉を飲み込んだのは正解だったみたい。
あっこちゃんの目は真剣だった。
もう、あっこちゃんは酔っ払いなどではない。
完全に自分の意識を持っている。
「嫌なら言わんでいい。えっちゃんのホンマの気持ちが聞きたい。」
「・・・・・・・・」
沈黙が続く。
このままじゃあっこちゃんに勘違いされてしまう。
「ちょ、ちょっと待って。・・・ちゃんと言うけん。。。」
「うん・・・待っとるから・・・」
あっこちゃんは少し安心したみたいだった。
緊張が緩み、笑顔になるあっこちゃんを見てると・・・
「好き、あっこちゃんのことが。」
なんて、すらっと言えてしまった。
というか、気付いたらその言葉を口に出していた。
「え、えっちゃん・・・?マジ・・・」
「・・・マジ。」
相当、あっこちゃんは驚いているみたいだ。
そりゃそうや。
自分でも訳が分からんくなっとる。。。
あっこちゃんの胸に深く深く顔を埋める。
顔から火が出そうとはこういうことなんだろう。
「良かったわぁ、安心した。」
「・・・・・・・・・」
何も言えない。
言葉が出てこない。
「・・・えっちゃんの告白、なんか中学生みたいやなw」
「・・・もう、あっこちゃん!からかわんでよ!!」
でも、やっぱりあっこちゃんの意地悪な言葉には敏感に反応してしまう。
「ごめんごめん。・・・でもそれは可愛いから言っとるんやで?」
「・・・っ、もう・・・恥ずかしいやんか・・・」
「おっ?照れとるんかぁ??えっちゃん可愛すぎっ!!」
573 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/04(月) 21:56:32 ID:T50yt2h2
>>517 >>502 本当はまだ終わってません
でもなんか言われて書くのやめてしまいました。
スイマセン
一様続きはあるんですが・・・・
upした方がいいですか?
ぜひw でもこれからはsageてくださいね
>>574 分かりました
今書いてあるのが終わったらupします
話が続いてなくて読みにくいかもしれませんが許してください
ぶった切ってすいませんが
やっとチャットフードの手巻き寿司見れた
>>540にもあるがマヨネーズのくだりのやり取りが、
あっこ手を差し出す
↓
えっちゃん、あっこの指を舐めようか躊躇し固まる
↓
それを察したあっこ、「見せただけじゃw」とおどける
↓
えっちゃん「(テレビやし)それはアカンかな、って」
↓
あっこ「いつもやってるじゃ〜んw」
ガチでこう見える…もう末期
579 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/05(火) 20:31:58 ID:BZtVwFFG
>>576 それ以外には見えないから大丈夫だよww
>>577-579 どうも。安心したw
あれより萌えい絡みは
TVじゃもう見られないだろうな
>>580 そうとはわかっていても、それ以上を俺は望むぞw
しかし、俺は「三度のメシよりエリコが好き」もいいと思う。
前にも出てたが、「意気地アリ」はあっこがえっちゃんを誘う曲だとw
あっこちゃんはそういうとあたしの体に回していた腕の力を強めた。
「こうやって好きって言った以上、友達としての好きやったっていうのはもう、受け付けんからなぁw」
「そんなん言わんよw」
「・・・良かった、ホンマに。絵莉子、ありがとう。」
あっこちゃんは穏やかに言った。
・・・絵莉子って呼ばれるんが一番恥ずかしいなぁ。
でも、良かったのはあたしだって同じ。
あっこちゃんを好きになってよかった。
・・・何でよりにもよってこの人を好きになってしもたんやろって考えたこともあった。
諦めようと思ったことなんか何回もある。
でも、結局は今の今まであっこちゃんのことばっかり考えとった。
いや、これからもずっと・・・
・・・やけど、こうやって、結ばれても良い事ばかりやない。
これからは辛いこともたくさんあるやろう。
でも、あたしは負けない。
だって、あっこちゃんがおるんやもん。
いつも守ってもらうばっかりになるかも知らんけど、もちろんあたしだって戦うつもりならある。
あっこちゃんと一緒に歩いていく。
あっこちゃんと一緒に・・・
スースーと寝息が聞こえてきた。
あっこちゃんは寝てしまったようだ。
仕方ない、酔いが醒めたといってもさっきまで酔っ払っとったもんな。
「・・・あたしも寝よ。」
あっこちゃんとの距離を縮める。
ギュッと抱きつく、数ミリの間も空けず。
あっこちゃんの匂いがやっぱり心地よくて、すぐにあたしも眠れてしまった・・・
「・・・えっちゃ〜ん、朝やぞ〜っ!!」
「んんんん〜〜〜〜」
「何、寝ぼけた声出しとんやwはよ起きって言うてんねん。」
あっこちゃんがえらいハイテンション。
二日酔いはないんかぁ??
・・・時計を見る。
まだ、6時やで?早すぎるやろ〜
「眠い。ってか、まだ朝ちゃうやん。」
「何言うてんねん。午前6時なんて立派な朝じゃ!!w」
「・・・はい、それは分かったけど・・・寝る。」
あたしは毛布にもぐりこむ。
昨日、あたし何時まで起きとったと思っとるんよ!?
しかも心労じゃ、心労・・・
肉体的疲労より、きついんじゃ・・・
「だ〜め。起きなさい。」
あっこちゃんが布団を引き剥がしてくる。
あたしは負けないように布団をぎゅっと掴む。
「もう〜、あっこちゃんも寝たらええやん。」
「やです。えっちゃんと遊びたいも〜ん♪」
「・・・あとでにしよ。もうちょい寝かせてくれたら、ちゃんと遊んだるけん。」
「あかん、言うてるやろ〜」
あっこちゃんはそういうとあたしを布団ごと抱きしめた。
「昨日、ベッドで出来んかったことしたい。」
そう、耳元で呟く。
「・・・出来んかったこと・・・?」
「絵莉子、聞かんと分からんのか?」
「いや・・・そ、それは・・・」
やっぱり、あっこちゃんって意地悪だ。
あたしが答えに困っていると・・・
「えっちゃんは健全な女の子やけんな、そんなん口に出して言えんよなぁw」
「・・・もう、あっこちゃんの意地悪。」
「可愛いから、何言われても許す♪んじゃ・・・やってもいいん?それだけ言うてや。」
「・・・いいよ。。。」
「やった!!」
怖くない。
あっこちゃんと一緒なら怖くない・・・
重なる、2人の唇。
この瞬間をどれだけ待ちわびていたことだろうか。
力が抜けるような感覚。
あっこちゃんは普段みたく意地悪に舌を絡ませてくる・・・
慣れんのに。。。
2人とも息が上がり、唇が離れる。
「はぁ・・・はぁ・・・絵莉子、好きやで。はぁっ・・・」
「はぁ、はぁ、はぁはぁ・・・」
あたしはあっこちゃんを抱きしめて、自分の気持ちを伝えるしか出来なかった。
・・・伝わったんかな?
「・・・絵莉子・・・ありがとう・・・」
「・・・うん。。。」
「今日はこれでカンベンしといたるわ。眠いんやろ??寝とき。」
あっこちゃんはそういうとベッドから出て、あたしに布団をかけなおした。
「え・・・?」
「いや、え?って何じゃ?もしかして・・・もっとして欲しいとか??」
あっこちゃんは嬉しそうに聞く。
でも、やっぱり・・・意地悪やけどな。
「あ、いや・・・そうやなくて・・・目ぇ覚めてもうたん。朝からこんな過激なん、初めてやけん・・・」
「これで過激?w・・・はぁ〜これから先が思いやられるわ。」
あっこちゃんはあたしの頭を撫でながら「これから、ちゃんと教育したるけんな。」ってふざけながら言った。
・・・もう、あかんわぁ、今顔真っ赤やわぁ。
でも、嬉しくて照れんねんもん。
悪いことじゃないもん。
あっこちゃんと同じ気持ちでいれてよかった。
あっこちゃんがあたしを好きでいてくれてよかった。
あっこちゃんを好きになれてよかった。
「・・・あっこちゃん、大好きやで。」
「私のほうが絵莉子のこと好きやな!絵莉子が思っとるより何十倍も。」
「・・・こっちこそ、負けんもん。あたしのほうが好き。」
「・・・・・・・・・・・」
あっこちゃんは何も言い返さなかった。
その代わりに、あたしのことをギュッとギュッと抱きしめた。
ベッドに座るようにして、2人は抱き合った。
「・・・あっこちゃん・・・?」
「よかった・・・独りよがりや無くてホンマ良かった。。。」
「えっ?あっこちゃん、泣いとるん・・・?」
抱き合っていて顔が見えないけど、確かにあっこちゃんは泣いていた。
肩に彼女のしずくがぽたりと落ちた。
「・・・見んとってや、そのためにこうしとるんやから・・・」
「何、強がっとるんよ〜。しゃぁないなぁ・・・」
あたしはあっこちゃんの頭をポンポンと叩くようにして撫でてあげた。
そのたびにふわふわとあっこちゃんの匂いがあたしを包み込む。
「でも、どうしよっかなぁ・・・?」
「・・・・ん・・・?」
「あたし、あっこちゃんにいっつもいじめられとるしなぁ〜」
そう呟いてからは速かった。
あたしはあっこちゃんの肩を掴むと一気に離れた。
「・・・可愛い顔、しとるやんか。」
「えっちゃんの・・・ばかぁ。」
「笑ってる顔の方がもっと可愛いけどな。」
あたしは出来る限りいっぱいの笑顔であっこちゃんを見た。
普段は恥ずかしいけど、Sになると、こんな言葉ぐらい平気で言ってしまえる。
「・・・なんか、絵莉子が居ってくれたら笑えるわ。」
あっこちゃんはそういうとくしゃくしゃの笑顔を見せてくれた。
「ほうか、そりゃよかった。」
「うん、ずっとそばに居って欲しい。」
「・・・今日はあっこちゃんが甘えんぼになっとるなぁ〜」
「絵莉子、一緒に寝よ?」
「しゃぁ〜ないなぁ。それじゃ、そのまえに・・・」
不意にキスをしてあげた。
ちょんと当たるだけの軽いものだったけど、今のあたしたちにとってはそれだけでも十分やった。
「・・・過激なのはカンベンやけん、こんなんやったら何回でもしたるから。」
「うん・・・」
あたし達は二人抱き合って、眠った。
これ以上の愛を伝える方法なんて無くても良い。
「好き」、この言葉がちゃんと相手に伝わってくれればそれでいい。
大切なのは心だから。
相手を想う気持ち、諦めない気持ち、伝えようとする気持ち・・・
「愛してる」、そんな言葉さえも必要無くなるまで、あたしはこの人に尽くして生きたい。
・・・ありがとう、あっこちゃん。
END
すまん、なんか長引かせてもうて。駄文だし。
GJ!!!
えっちゃんもあっこも可愛くて萌えたw
GJですw
長いのが余計よかったかもw
GJ!二人とも可愛いw
ところで、あっことクミコンの組み合わせの需要ある?
クミコン好きのくせにここにも出入りしているのね_・)ノ_・)ノ_・)ノ_・)ノ_・)ノ_・)ノ おいっす!
皆の期待に添えるかはわからんが、初くみことあっこ
クミコは一番年上なだけあって、精神面も大人だなあ、と思う。
遠いよ、クミコン。
ライブ二時間前。もうえっちゃんはピリピリしはじめ、
私達の間にも緊張が漂いだす。
えっちゃんの緊張に最初に気付くのは、
私でもマネージャーでもスタッフでもなく、クミコだ。
まるで母親のようにえっちゃんを気遣いだす。
「エリコ大丈夫かあ?ほら、水飲み。」
「うん。」
「安心しい。今日もきっと大成功や。なんてったって、
このクミコン様が今日はすこぶるに調子いいからな!」
えっちゃんの張りつめていた緊張の糸が少し緩む。笑っている。
私はそんな二人の姿に少し嫉妬。少し調子の悪いような雰囲気を醸してみる。
するとクミコはすぐ気付く。
「なんや今日はあっこもかあ?」
下を俯いて無視してみる。ごめんな、クミコ。
するとクミコは私の背中を力強く叩いた。
「らしくないぞ!」
私が顔を上げるとクミコは微笑んで、すぐ読書しに行ってしまう。
私にはそれだけなん?
もちろんそんなことは言えなくて、
私は読書するクミコの横顔を見つめるしかなかった。
ライブ開始が迫ってきた。あと三十分と少し。
えっちゃんの緊張はピークだ。一言も話さない。こうなったらもう話しかけても駄目だ。
皆それを理解している。私もえっちゃんの気迫に押され、少しずつ緊張してきた。
「私ちょっとトイレ行ってきますー」
クミコが楽屋を出ようとする。
「あ、私も」一緒に部屋を出た。二人きりになって、この緊張をどうにかしたかった。
「今日はあっこも変やなあ」
クミコが手を洗いながら言う。
「何かあったん?相談なら乗るけん」
そう言ってクミコは自分の胸をぽん、と叩いた。
「…あんな、緊張が止まらんのじゃ。だから、」
言いかけて抱きついた。頭を撫でて欲しかった。
「ライブ前にあかんよ、気持ち切り替えんと。」
引き離されてしまった。「お願い。」
もう一度抱きついた。
「…仕方ないなあ。今日だけやけん。
まあ、わがままな二人の娘の願い聞くのも母親の役目やんなあ。」
そう言って背中に手を回してくれた。
「母親ちゃうやん、恋人やもん」「あはは、そやなあ。いつもの口癖で。」
緊張が和らいだ。私はやっと笑えた。
「ほら、行くで。」差し出された右手を右手で握り返した。
「あほう!それは握手じゃ!」
力強く突っ込まれた。私はおどけてみせた。
もう一度、今度はちゃんと左手で握り私達は楽屋へ向かった。
終わり
初めてすぎてなんかぎこちないなあ。
想像が出来なくて大変だったw
おつかれさましたー
>>595 いやいや、良かった!
「それだけなん?」てとこがくるねw
GJすぐる!!
クミコンのキャラがしっかり出ていて良かったw
思わず笑顔になったよ
GJ!良かったです
個人的には手をさし出す→握手のくだりにワロタ
クミコンナイスつっこみw
GJ!
あこえりとはまた違った魅力がありますね
あれ?まとめ見れなくなってる…
本当だ
つながらないね
GJすぐるお!!
やっぱり3人の中じゃクミコンが一番好きだと再確認されてしまったけれど。
クミコン絡みをこれからも期待してます!
>>603 俺もクミコン単体だと好きだけど、今回の話は苦労したw
あこえりなら幾らでも出てくるのに・・・・
でも、これからも頑張って捻り出す予定。書いていて楽しい。
次はあこえりくみの三人がいいよなあ・・・w
数年前子供ができるまで長距離トラックの運転手をしていた私の妻は本当にHが好きで帰ってくると
必ずと言っていいほど毎度しました。
そんなある日、夜中に突然携帯に電話がかかってきました。
何事かと思い、見てみると妻からでした。電話に出ると電話の向こう側から
「あ〜ん、あなたぁ〜ご、ごめんなさぁん・・・・いんぅ」
どこか猫なで声だけど、確かに妻の声が聞こえました。
「どうした!なにがあったんだ!」
私が懸命に聞いても「あ〜ん」だととか「もう、だめ〜」と言う声しか聞こえません。
一旦電話の向こうが静かになったかと思うと、聞いたことがない男の声が聞こえてきました。
「どうもすいません。旦那さんですか?」
「は、はい」
「今、奥さんちょっと酔っ払ってるんですよ〜。私たちのチ〇ポに」
思いもかけない単語が耳に入ってきた。
とても信じられませんでした。
「はぁ?」
「ですからぁ、今あんたの奥さんがね、俺たちのチンポで犯されてるってわけですよ〜」
軽薄そうな男の声は耳にほとんど届いていなく、私は何がなんだかわからなかった。
「また、奥さんに電話変わるから」
そう言うと、また妻の甘えきった声が聞こえてくる
「おい!何やってるんだ!おい!!!」
いくら怒鳴っても聞いていないのか、徐々に妻は狂ったように卑猥な言葉を発していました。
そこからはもう妻の喘ぎ声しか聞こえませんでした。
「あぁん!ダメ、ダメ、ダメぇん!そんな大っきいの入らないん」
「ちょ、ちょっと待ってぇ・・・そ、そんな・・・んッヒッ!!そんあんッ、はげ、はげ・・・し・・・く、しないでぇ、ヒイッ!私!壊れ・・・ちゃうんッ!!!」
「そう、そこよ。そこイイわ。そこをもっとかきあげてぇん」
「あっ!ダメ、2本なんてムリよぉ〜」
「ダメダメダメ!膣内に発射さないでぇ!・・・・あッ!・・・ああぅん・・・膣内に発射さないでって言ったのにん」
「あん。そうよぉ。旦那なんかより全然大っきいわぁ〜。だから、おねがぁい、私のオマ〇コにそのぶっといので犯してぇん」
「あんッ!今イッたばかりなのに、すっごぉい・・・なんてタフなのぉ・・・ッ!」
「ああああ!イクわッ!私、またイッちゃうわ!キテぇ、あなた達のどろどろした濃い精液を私の中にぶちまけてぇ」
「あああああああああああああああ!!!アナルとオマ〇コでイックゥ!!!!!!!!!!!!」
「イヤ!抜かないでぇ。もっとエグッてぇ!!!もっと奥まで突き刺してぇん!!!」
そんな電話を延々と聞いていたけど、不思議と切る気にはなりませんでした。
数時間後、私の携帯に写メが送られてきました。
全裸の妻の写真が10数枚でした。
その写真は行為の最中に撮ったのか、2本で挿されている場面や数本のチ〇ポをフェラしているところ、
最大にイッたあとのように地面に横たわっている妻に大量の精液を発射しているところ、
妻の両方の穴から私のではない精液が出てくるところなど、様々でした。
妻が言っていたように、そこに写っているどのチ〇ポも私のよりも元気で太く長かったです。
私はその妻の痴態を見て今までにないくらい勃起してしまい、3度オナニーをしてしまいました。
翌日も妻はどこかのPAで何人かの男に囲まれている最中に電話を掛けてきました。
最初のうちは私に誤り、若干の抵抗はしていたようですが、30分もたたないうちに、昨日の乱れきった妻の本性が現れてきました。
そして、やはり行為の後には写メが10数枚送られてきて、それを見てオナニーをしてしまいました。
>>595 くみこの持ち味が出てた(笑)
またお願いします!
「久美子はほんまおもろいなぁー」
大好きな人に言われた一言。
もう何回目やろ、それはもう聞き飽きた。
違うんよ、私はおもしろくなんかない。
私はおもしろいふりをしてるだけや。
気付いて。
早く気付いてよ。
…あっこちゃん。
昼なのか夜なのか、雨が降っているのかやんでいるのかもわからない地下のスタジオ。
まるで異次元空間にでも放り込まれたようなこのスタジオで私達は長期間のレコーディングを続けていた。
休憩中ソファに疲れた身体を沈めていると、目の端に嫌でも映る光景。
「えーりこっ。」
「なんやー?あっこちゃん。」
晃子がニヤニヤしながら絵莉子に話しかけている。
「なんでもなーい。呼んでみただけや。」
「なんじゃそら。」
「えっちゃん、今日家来てご飯食べん?何かおいしもん作るで。」
「ほんま?行く行くー。」
「久美子は?」
「あー久美子は予定あるけんな。やめとくわー。」
「久美子は人気者やなー。」
本当は予定なんかない、でも二人のイチャついてるところを見るのはもう嫌や。
「えりこの髪キレイやなー」
今度は絵莉子の髪を撫でている晃子。
イチャイチャすんなや。長期のレコーディングで疲れているせいか今日は何故か無性にイライラする。
いつもは笑ってからかえるのに…、今日は寝たふりすらできん。
二人の楽しそうな笑い声が聞こえる。
もうだめや、我慢の限界や。
「ええかげんにして!」
思ったほど大きな声が出てしまった。
部屋の空気が凍りつく。スタッフも二人も驚いた様子でこちらを見つめている。
「…どうしたん?久美子。ごめん、うるさかった?」
絵莉子がオドオドしながら聞く。
「知らん!具合悪いんで今日は帰らせてください。」
もうこの場には居たくなかった。
私はコートとカバンをわしずかみにしてスタジオをでた。
地上へと続く螺旋階段をかけ上がる。
涙で視界が滲んだ。
えっちゃんとあっこちゃんが悪いわけじゃない、全部私が悪いんや。
早く外の空気を吸いたかった。
気がつくと部屋はもう薄暗くなっていた。
泣きつかれて寝てしまったようだ。
点滅する携帯を開いてみると、絵莉子と晃子そしてY氏からの着信履歴がずらっと並んでいた。
ほんまアホや私。機嫌悪いからて、仕事放りだして帰るなんて…まるで子どもみたいや…。とりあえずみんなに電話をして謝らな。
ピンポーン
携帯の通話ボタンを押そうとした瞬間インターホンが鳴った。
Y氏かな…?心配してきてくれたんやろか。
「久美子ーあっこやけどー。」
ドアの向こうから晃子の声がする。
あっこちゃんや…どうしょう。
今あっこちゃんの顔を見たらまた泣いてしまいそうや。
「久美子ー?おらんのー?」
いかん。泣いたらいかん。いつもどおり笑顔で謝らな。
ドアノブをぎゅっと握りしめ久美子は精一杯明るい声をだした。
「はーい!ごめんなーあっこちゃん。」
でもやっぱり気付いてほしい。
無理して笑っていることを。
泣きすぎて少し目が腫れていることを。
少し期待しながらドアを開けた。
終わり
GJ!
クミコンなかなかいいねw
数年前子供ができるまで長距離トラックの運転手をしていた私の妻は本当にHが好きで帰ってくると
必ずと言っていいほど毎度しました。
そんなある日、夜中に突然携帯に電話がかかってきました。
何事かと思い、見てみると妻からでした。電話に出ると電話の向こう側から
「あ〜ん、あなたぁ〜ご、ごめんなさぁん・・・・いんぅ」
どこか猫なで声だけど、確かに妻の声が聞こえました。
「どうした!なにがあったんだ!」
私が懸命に聞いても「あ〜ん」だととか「もう、だめ〜」と言う声しか聞こえません。
一旦電話の向こうが静かになったかと思うと、聞いたことがない男の声が聞こえてきました。
「どうもすいません。旦那さんですか?」
「は、はい」
「今、奥さんちょっと酔っ払ってるんですよ〜。私たちのチ〇ポに」
思いもかけない単語が耳に入ってきた。
とても信じられませんでした。
「はぁ?」
「ですからぁ、今あんたの奥さんがね、俺たちのチンポで犯されてるってわけですよ〜」
軽薄そうな男の声は耳にほとんど届いていなく、私は何がなんだかわからなかった。
「また、奥さんに電話変わるから」
そう言うと、また妻の甘えきった声が聞こえてくる
「おい!何やってるんだ!おい!!!」
いくら怒鳴っても聞いていないのか、徐々に妻は狂ったように卑猥な言葉を発していました。
そこからはもう妻の喘ぎ声しか聞こえませんでした。
「あぁん!ダメ、ダメ、ダメぇん!そんな大っきいの入らないん」
「ちょ、ちょっと待ってぇ・・・そ、そんな・・・んッヒッ!!そんあんッ、はげ、はげ・・・し・・・く、しないでぇ、ヒイッ!私!壊れ・・・ちゃうんッ!!!」
「そう、そこよ。そこイイわ。そこをもっとかきあげてぇん」
「あっ!ダメ、2本なんてムリよぉ〜」
「ダメダメダメ!膣内に発射さないでぇ!・・・・あッ!・・・ああぅん・・・膣内に発射さないでって言ったのにん」
「あん。そうよぉ。旦那なんかより全然大っきいわぁ〜。だから、おねがぁい、私のオマ〇コにそのぶっといので犯してぇん」
「あんッ!今イッたばかりなのに、すっごぉい・・・なんてタフなのぉ・・・ッ!」
「ああああ!イクわッ!私、またイッちゃうわ!キテぇ、あなた達のどろどろした濃い精液を私の中にぶちまけてぇ」
「あああああああああああああああ!!!アナルとオマ〇コでイックゥ!!!!!!!!!!!!」
「イヤ!抜かないでぇ。もっとエグッてぇ!!!もっと奥まで突き刺してぇん!!!」
そんな電話を延々と聞いていたけど、不思議と切る気にはなりませんでした。
数時間後、私の携帯に写メが送られてきました。
全裸の妻の写真が10数枚でした。
その写真は行為の最中に撮ったのか、2本で挿されている場面や数本のチ〇ポをフェラしているところ、
最大にイッたあとのように地面に横たわっている妻に大量の精液を発射しているところ、
妻の両方の穴から私のではない精液が出てくるところなど、様々でした。
妻が言っていたように、そこに写っているどのチ〇ポも私のよりも元気で太く長かったです。
私はその妻の痴態を見て今までにないくらい勃起してしまい、3度オナニーをしてしまいました。
翌日も妻はどこかのPAで何人かの男に囲まれている最中に電話を掛けてきました。
最初のうちは私に誤り、若干の抵抗はしていたようですが、30分もたたないうちに、昨日の乱れきった妻の本性が現れてきました。
そして、やはり行為の後には写メが10数枚送られてきて、それを見てオナニーをしてしまいました。
>>614 GJ!
くみ→あこえりって感じかな?
クミコン良いw
GJ
そして、出来るなら続きが読んでみたいw
クミコンの恋心・・・かわいいw
続きもいいけど、あっことクミコンの関係に嫉妬するえっちゃんなんかもいいかもw
>>612 「目の端に嫌でも映る光景」のとこで、
手巻き寿司作りながらイチャイチャするあこえりの隣で
沈黙してるクミコンが想い浮かんだ俺は重症
とりあえず、あこくみあこと、あこえりあこは出来たわけだから、
次の目標はくみえりくみだと思った俺。
えっちゃんが、くみこにもう恥ずかし気もなくベタベタに甘える姿しか
思い浮かばないが。
シャングリラの曲紹介の時に肩を組んでえっちゃんに、
キスしようとするあっこマジ可愛い
>>625 あれやばいよな
何がやばいって、肩組まれてもキスされそうになっても
平然としてるえっちゃんがw
627 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/08(金) 01:01:45 ID:xV7Vbt+t
「ああああ!イクわッ!私、またイッちゃうわ!キテぇ、あなた達のどろどろした濃い精液を私の中にぶちまけてぇ」
「あああああああああああああああ!!!アナルとオマ〇コでイックゥ!!!!!!!!!!!!」
「イヤ!抜かないでぇ。もっとエグッてぇ!!!もっと奥まで突き刺してぇん!!!」
そんな電話を延々と聞いていたけど、不思議と切る気にはなりませんでした。
数時間後、私の携帯に写メが送られてきました。
全裸の妻の写真が10数枚でした。
その写真は行為の最中に撮ったのか、2本で挿されている場面や数本のチ〇ポをフェラしているところ、
最大にイッたあとのように地面に横たわっている妻に大量の精液を発射しているところ、
妻の両方の穴から私のではない精液が出てくるところなど、様々でした。
>>629 そうゆう風に捉えていいんじゃない??w
てゆか、ヒラ扉のPVあっこがあまりにも可愛すぎて、
えっちゃんもドキドキしてるんじゃないかと本気で思った俺末期w
俺は見た
先日の大阪ライブで、MC中のえっちゃんに
ちょっと萌えてるあっこを
>>633 MC中にえっちゃんがステージから居なくなって、
あ「あれ?えっちゃん居らん」
↓
えっちゃん現れる
あ「どこ行っとったん?」
え「うん、ちょっと…USJ行っとった」
あ「(笑)えっちゃんお土産は?」
え「あ…お土産、忘れた。ゴメン」
↑ここで客席和む。女子達から
「めっちゃカワイイ…(はあと)」の声多数。
で、あっこ
ニヤニヤしてうつ向きながら
「ちょっと…もう……(萌)」
みたいな感じ。
雰囲気でそう感じただけだから、
文章じゃあんま伝わらないかな?ごめん。
つまりえっちゃんが可愛すぎてあっこはえっちゃんに萌えてしまったのかw
>ニヤニヤしてうつ向きながら
「ちょっと…もう……(萌)」
ないすw
「ああああ!イクわッ!私、またイッちゃうわ!キテぇ、あなた達のどろどろした濃い精液を私の中にぶちまけてぇ」
「あああああああああああああああ!!!アナルとオマ〇コでイックゥ!!!!!!!!!!!!」
「イヤ!抜かないでぇ。もっとエグッてぇ!!!もっと奥まで突き刺してぇん!!!」
そんな電話を延々と聞いていたけど、不思議と切る気にはなりませんでした。
数時間後、私の携帯に写メが送られてきました。
全裸の妻の写真が10数枚でした。
その写真は行為の最中に撮ったのか、2本で挿されている場面や数本のチ〇ポをフェラしているところ、
最大にイッたあとのように地面に横たわっている妻に大量の精液を発射しているところ、
妻の両方の穴から私のではない精液が出てくるところなど、様々でした。
そいえばツアー行ったときに、えっちゃんが歌詞飛んでしまって真っ先にあっこの方を見たのを見て不謹慎ながら萌えてしまったw
>>640 橙で声出なくなった時そんな感じで
ずっとあっこの方見てギターだけ弾いてた
あっこもそれまで前とか下向いて弾いてたのに、
えっちゃんが声出なくなってからは
最後までえっちゃんを見ながら弾いてた気がする。
その時はえっちゃんが心配で
萌えどころじゃなかったけど、
後々考えるとかなり萌えい場面だったw
>>641 後から考えてみるとあれは…っていうのは俺もある。
アンコールのミカヅキのときにあっこが何回も何回も
えっちゃんのこと見て微笑んでたんだが、
あれはあとから考えるとあこえりだったなあw
「ああああ!イクわッ!私、またイッちゃうわ!キテぇ、あなた達のどろどろした濃い精液を私の中にぶちまけてぇ」
「あああああああああああああああ!!!アナルとオマ〇コでイックゥ!!!!!!!!!!!!」
「イヤ!抜かないでぇ。もっとエグッてぇ!!!もっと奥まで突き刺してぇん!!!」
そんな電話を延々と聞いていたけど、不思議と切る気にはなりませんでした。
数時間後、私の携帯に写メが送られてきました。
全裸の妻の写真が10数枚でした。
その写真は行為の最中に撮ったのか、2本で挿されている場面や数本のチ〇ポをフェラしているところ、
最大にイッたあとのように地面に横たわっている妻に大量の精液を発射しているところ、
妻の両方の穴から私のではない精液が出てくるところなど、様々でした。
そこからはもう妻の喘ぎ声しか聞こえませんでした。
「あぁん!ダメ、ダメ、ダメぇん!そんな大っきいの入らないん」
「ちょ、ちょっと待ってぇ・・・そ、そんな・・・んッヒッ!!そんあんッ、はげ、はげ・・・し・・・く、しないでぇ、ヒイッ!私!壊れ・・・ちゃうんッ!!!」
「そう、そこよ。そこイイわ。そこをもっとかきあげてぇん」
「あっ!ダメ、2本なんてムリよぉ〜」
「ダメダメダメ!膣内に発射さないでぇ!・・・・あッ!・・・ああぅん・・・膣内に発射さないでって言ったのにん」
「あん。そうよぉ。旦那なんかより全然大っきいわぁ〜。だから、おねがぁい、私のオマ〇コにそのぶっといので犯してぇん」
「あんッ!今イッたばかりなのに、すっごぉい・・・なんてタフなのぉ・・・ッ!」
645 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/09(土) 22:32:17 ID:ZsJPmt4l
ライブ萌えの流れなので…
えっちゃんにMCが振られたとき、いつものように
「えっと…えっとな…」ってなって
あっこのほうに助けを求める感じで見てんのに
あっこは普通に無視。
それでえっちゃんが余計テンパって
「あんな…なんかな……」
ってあたふたしてんのを見てあっこは下向いて笑ってた
あっこ完璧、確信犯だとおもたw
「ああああ!イクわッ!私、またイッちゃうわ!キテぇ、あなた達のどろどろした濃い精液を私の中にぶちまけてぇ」
「あああああああああああああああ!!!アナルとオマ〇コでイックゥ!!!!!!!!!!!!」
「イヤ!抜かないでぇ。もっとエグッてぇ!!!もっと奥まで突き刺してぇん!!!」
そんな電話を延々と聞いていたけど、不思議と切る気にはなりませんでした。
数時間後、私の携帯に写メが送られてきました。
全裸の妻の写真が10数枚でした。
その写真は行為の最中に撮ったのか、2本で挿されている場面や数本のチ〇ポをフェラしているところ、
最大にイッたあとのように地面に横たわっている妻に大量の精液を発射しているところ、
妻の両方の穴から私のではない精液が出てくるところなど、様々でした。
>>645 ドSだなあっこw
再来週のMJにヒラヒラヒラクで出演するみたいだから、曲紹介の時にあっこがえっちゃんに萌えな行動おこしてくれる事に期待w
>>647 それは期待せざるを得ないな。
頑張ってくれあっこw
649 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/10(日) 02:22:45 ID:CHszJj9q
「ああああ!イクわッ!私、またイッちゃうわ!キテぇ、あなた達のどろどろした濃い精液を私の中にぶちまけてぇ」
「あああああああああああああああ!!!アナルとオマ〇コでイックゥ!!!!!!!!!!!!」
「イヤ!抜かないでぇ。もっとエグッてぇ!!!もっと奥まで突き刺してぇん!!!」
そんな電話を延々と聞いていたけど、不思議と切る気にはなりませんでした。
数時間後、私の携帯に写メが送られてきました。
全裸の妻の写真が10数枚でした。
その写真は行為の最中に撮ったのか、2本で挿されている場面や数本のチ〇ポをフェラしているところ、
最大にイッたあとのように地面に横たわっている妻に大量の精液を発射しているところ、
妻の両方の穴から私のではない精液が出てくるところなど、様々でした。
MJに期待!!!
そういえば最近投下ないですね・・・
ふと思ったんだが、ロッキン丼もなかなかのあこえりの宝庫だよなw
最近投下がないのは私の通報の結果だと思います。
あれほど私が何度も警告したのにしつこく違法な投下を続けてましたよね。
警察も怒ったと思いますよ。あまりに悪質でしたからね。
>>653 よっぽど暇なんだね、人のやることにいちいち、いちゃもんつけて。
>>653 つーか
その後の警察の対応は?
怒っておいて まだ何も動かないわけ?
>>653 ちょっと釣られまーす。
警察はこんなことのために動かないし、対応もしないよ^^
てか話すら聞いてくれないから^^
うちの父が警察なの^^
ごめ、こういうのはスルーだったな。
やっぱり「三度の飯より絵莉子が好きです(はぁと)」はすばらしいな!!
>>657 素晴らしすぎるよな!
ああいうの冗談でも何でも良いから、もっと言って欲しい
自分に見えないこと=何も起きていないと思うのは勝手ですが、他スレを見れば
アール子という人に何が起きたかわかるでしょう。お父さんが警察官を自称して
いる方は、通報を受け証拠も十分に揃っている事案を放置することが、この情報
公開の時代にどれほど重大な結果となりうるかもよくご存知なのじゃないですか?
あなたは具体的にお父さんにきいたのですか?
この手のポルノ小説の公開は、猥褻なアイコラ画像の公開と変わりない悪質な
行為で、個人の尊厳を傷つける行為です。それを通報する人をヒマだと
呼ぶ方はよほど倫理観がないのでしょうね。
「三度の飯よりエリコが好き」って…
あっこ、えっちゃんのこと絶対食っ(ry
ありえなくはないなw
まぁ、一緒に寝るとかだったらあるかもねw 前にあこえりが一緒にベッドで寝てる写真もあったし
>>664 あー、あれは本当やばかったw
だって「ベッドシーンのほんの一部」って…w
あの後絶対食っ(ry
例えばプライベートであっこがえっちゃんを家に誘っといて「えっちゃん、寝るところがわたしのベッドしかないけん、一緒に寝よ♪」みたいな成り行きで一緒に寝ちゃってたりw
実際あっこはそうゆうとこありそうだよなw
ここは小説スレじゃないし
なんか小説投下厨が消えたほうが
スレの元気いいしね
小説読みたいです
書きためている職人さんいたら是非投下をお願いします!
SS投下はスレの治安が悪くなるよ
実在人物の名前の入った小説を書き込むのは名誉毀損で犯罪行為です。
全裸アイコラ画像などと同じで個人の尊厳を著しく傷つける行為です。
やめましょう。
なんでもいいけど荒らしは無視でいこー。
そのうち消えるべ。
あげられるのがかなり迷惑ですがね。
とりあえずこのスレの方針決めようよ。SS投下は禁止にする??
>>674 それ大事。どうするべきか。
俺は、別に投下かまわないと思うけど、荒れるのはちょっと…
って感じだ。
あの警察に通報したとか言ってる奴は釣りだよな??
釣りだろ
それなら俺も投下希望だけど、荒れるのはやだな。それに、変な釣り野郎のせいで職人が減った気がする
確かに減ったし、俺も控えてる。
投下あったときはそれで盛り上がったけど、
無くてもその都度のネタで盛り上がれる気はする。
…しかしないのは無いので淋しかったり
ヘキサゴンスレとかでも普通にこのスレより過激なSS投下してるんだから、投下しても大丈夫じゃない?? それに、チャットフードのマヨネーズプレイみたいないいネタがあるのにもったいないw
荒らしは、
誰も釣られなくなったら消えると思うよ。
だからシカトシカト。
やっぱりこのスレには小説が必要だよ
投下があった方がないより盛り上がる
気がする
じゃあ今後は投下自由ということで
小説投下こそ荒らしだと思う。
だいたい違法なんだし。
>>684 違法性があるのは分かるが
このスレだけ攻撃されるのは納得がいかない
……ガキみたいな意見だけど
そうだよ、他スレの方がよっぽど違法性の高いSS投下してるじゃん
SSスレと化してた間スレ見るの止めてたけど…
他スレもやってるから違法でも構わないって、
それは違うでしょう
このスレが立った頃からSSは投下されてたけど批判的な意見はなかった
それなのに荒らしが湧いた途端にそれに便乗して違法だって言う人はどうかと思うよ
それに投下は自由にって方向でまとまったんだしさ
違法とかいって、そういう責任は書いた本人がもってるもんだろ
第一2chに違反どうのこうのというのはいったってしょうがない。だって全体の1/3くらいはひっかかってんじゃね?
あくまで自己責任の範囲だろ、SSを書いたりなんだりするのは
そういうのが伴ってるのが2chだと思ってたんだが、違うのか?
そろそろスレチだな…
あこえり萌え。
>>689 同意。
とにかく荒らしに惑わされてるようじゃダメだ。
気にすんな。
いまオクにインディ時代のCDが凄まじく出てるね。
なんか最近のあこえりの百合ネタないっすかね??
これから新曲の宣伝でメディアに出る機会増えるだろうから、それに期待w
まぁ、Mステでなにかしらやってくれるだろうw
最近このスレ活気がないな
やっぱ投下がないからなのかなー。
って書いたらまた荒らしが書き込むのかww
あこえりなネタが最近少ないよな…
わりぃ、携帯だから変になった
やっぱり、ss投下したほうが盛り上がっとったよな。
GJとか、書いてくれとかいうのがいっぱいあったのに
通報したとか言う書き込みのせいで、ss投稿者が悪者扱いされ始めたし。
そうそう、それで職人も減ったよな
ひどいよなぁ。
ss読むだけ読んで、あとは知らんふりやもんなぁ。
しまいには荒らしとまで言う人だって居る
荒らしはなんでこのスレにこだわるんだろう。
2chに粘着してる時点でヒマ以外の何物でもないよな。もちろん自分もだがw
それは自分もだw
だが、折角の暇つぶしの時間をつぶそうとするのは正真正銘の暇人だなw
まぁ、このスレだけにこだわる=釣りだから無視すれば桶
暇だが、楽しく潰したいだろうw
続きが思い浮かばなくなって、なんだかわけわかんなくなって、
途中で書くの止めたssならあるがw
とりあえず投下希望
じゃあちょま
推敲してくる
久しぶりの投下だ、ワクワクするw
「これで終了です、お疲れさまでしたあ」
スタッフの間延びした声がスタジオに響いた。新曲のPV撮影が終わった。
私はスタッフにギターを預けた。あっこちゃんもベースを預けている。
するとクミコンがこちらへ駆けてきた。私の肩をぽんと叩く。
「いやあ、今回のPVどんな出来やろなあ」「そやねえ」
クミコとの会話を二三言交わすと、あっこちゃんが会話に交ざってくる。
「そりゃもちろん最高の出来じゃ!」そう言って豪快に拳を上に突き上げた。
「ただ一つ問題があるとするなら…えっちゃん化粧濃すぎや!」
いつものからかうような顔。「なんやあそれえ、ひどいわあ」
私はあっこちゃんに突っ込んだ。クミコもそやで!と言ってあっこちゃんをどつく。
「嘘嘘。えっちゃん今日も可愛すぎじゃ」
私の頭の上に彼女の手が乗り、優しくなぜられる。
「相変わらずラブラブやなあ、熱いぞこの!ひゅーひゅー」
クミコが冷やかし、「お前は小学生か!」あっこちゃんが突っ込む。私は笑った。
だけれどさっきから、なんだか冷めたような、不思議な気分になっていた。
楽屋へ戻り、すぐ化粧を落とした。クミコは化粧を落とさず、まずは弁当。
あっこちゃんはトイレだ。
「なあ、えりこどうかしたんか?」クミコが唐突に私に尋ねる。
やっぱり、クミコは凄い。私の異変に気付いてる。
「なんも」クミコは一度私の方を見て、苦笑いをした。
「まあ、確かに今日のあっこ、いつも以上に可愛いな」そう呟いた。
「どうかしたも何も、クミコわかっとうやん」私はクミコを睨んだ。腹の底を読まれてる。
「わかってしまったけん、言ってしまった。すまん」素直な人だ。
「…ええよ、ただ、どうすりゃいいん?うちあっこちゃん可愛すぎてもう、あかん。」
クミコははは、と笑った。「えっちゃん一途やもんなあ、思った通り行動したらええんちゃう?」
「あかんよ、ここで思った通り行動したら、犯罪になるけん」わざとボケた。
場の空気が変になりつつあったからだ。鏡に移る顔が笑顔を作る。
まあ、本当に犯罪になるだろうけど・・・。
「こんなドス黒い感情、自分が嫌になるわ。
今すぐここで押し倒しちゃいたいなんて、盛りのついた猫かいな」
「恋って恐ろしいな、えっちゃんがそんなこと言うなんて、罪な女やな、あっこは」
「本当や、あっこちゃん…」
静かな楽屋に必要以上の音量で、ドアが開く。私の心臓も必要以上に跳ねた。
「このあと二人どうする?飲み行こか、久しぶりに」あっこちゃんだ。
「いいな!でもその前に、私トイレ」クミコが気を遣ってか楽屋から出る。
私を見たその顔には、ほどほどにしておけ、と書いてあった。
わかってるけん、クミコ。わかってるけど。
「えっちゃんは?帰る?」私を見つめる瞳。ああもう、永遠に私だけ見てくれていれば良いのに。
「行ってもいいよ、そんかわり、交換条件や」あっこちゃんに近づく。
彼女は何も知らないで、近付いてきた私を無邪気に抱き締めた。
「可愛いなあ、えりこは。おじさんえりこの頼みならなんだって聞くよー」
さっきしてくれたように、私の頭をなぜる。
私もまだ無邪気を装って、その手の暖かさを一身に受けられる余裕があった。
まだ、大丈夫。まだ。
ここでおわた。もう思いつかない。
書いてたときのBGMは「決まらないTURN」だったから
なんだかもどかしい感じ。
えっちゃんが、欲情する話をかきたかったとさ。
GJです!!! まさか、あこえりにそんな形でくみこが絡んでくるとはw
ただえっちゃんの頼みとやらがちと気になるw
書いた本人も気になっているw
そこはみんなで妄想しながら考えましょうかw
じゃあ俺は「この場で脱いで欲しい」に一票
ちなみに僕の予想はベタにキスかなw
>>717 まさかえっちゃんがそんな大胆なことを言うとはw
欲情してるからw
てゆうかただたんに、
俺が新曲の映像のあっこに死ぬほど萌えただけだがなw
あっこはカッコ可愛かったなw
>>721 えっちゃんいつもよりフラフラ身体振ってたから、
きっとあっこのかっこ可愛さから気を紛らわすために違いない、とw
そうゆうことだったのかw
投下GJ!!
たしかにPVのあっこは可愛すぎ・・・どうしようw
あっこのおっぱいでかいよね
なんかウンコ色だしね
unco色って・・・
それよりuncoみたいなSS投下されておまけにスレまで荒らされたら
目も当てられないよな
sage進行なのに投下後わずか4分で「GJ」カキコがあるなんて自演丸出し
SS厨うざい
>>727 IDよく見ろよ、自演じゃねぇだろ。 ただ単にリアルタイムで読んでただけだ
自演とかwID見よう。
なんかやっぱ投下あったほうが盛り上がるねw話も膨らむ
アホいっぱい。IDくらい簡単に変えられるwww
アホいっぱい。IDくらい簡単に変えられるwww
「ID違う」とかわめくのがすぐに出てくるあたりがさらに怪しいww
>>724 そこはえっちゃんにどうにかしてもらおうw
>>733 どうしてもらおうか(´ー`)
クミコンはあんまり髪型とかこらないタイプなのかな?
SS投下後自作自演で自画自賛って今はなきどこかのスレと同じながれ
いや、ss投下後に盛り上がるのは以前からのことだろ?
文句言ってる奴らこそなぜ、サゲ進行なのにくるんだ?
737 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/12(火) 15:38:54 ID:ZwDG+bGF
ブタばばあの猿芝居って頭が悪すぎる
>>713から
>>724まで
>>717をのぞけば全部文末が「w」一個で終わっている
から誰がどう見ても同一人物のカキコ
要するに自演と荒らし以外はレスがないお寒いSSなんだよな
おまけに違法
作者は3分以内に血吐いて死んでくれ
分析、どうもお疲れ様です【笑】
自演、どうもお疲れ様です【笑】
ま、こういう時はスルー第一なんだろうけど・・・
昨日の晩から自演やってるほど、暇人じゃないんだよね〜
あなたみたいにねwww
といいながら執着してるし、改行入れて
>>737を必死に消そうとしてるwww
742 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/12(火) 15:55:39 ID:ZwDG+bGF
ブタばばあの猿芝居って頭が悪すぎる
>>713から
>>724まで
>>717をのぞけば全部文末が「w」一個で終わっている
から誰がどう見ても同一人物のカキコ
要するに自演と荒らし以外はレスがないお寒いSSなんだよな
おまけに違法
作者は3分以内に血吐いて死んでくれ
743 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/12(火) 15:56:14 ID:ZwDG+bGF
ブタばばあの猿芝居って頭が悪すぎる
>>713から
>>724まで
>>717をのぞけば全部文末が「w」一個で終わっている
から誰がどう見ても同一人物のカキコ
要するに自演と荒らし以外はレスがないお寒いSSなんだよな
おまけに違法
作者は3分以内に血吐いて死んでくれ
おいおい、たかが文末が一緒だけで自演だという決定的になんのかよ
どうでもいいから、あこえりについて語ろ
そうそう、wなんて誰でも使うよ、下らん。
あこえり萌え。
ヒラヒラのあっこカッコいい
えっちゃんもめろめろ
皆いい感じに田舎臭さが抜けてきたね
あかぬけすぎるとちょっと寂しい気もするけど・・・
PVのあっこちゃん、よくヒールで弾けるなと思った
垢擦りでも行って来たのかな?
あかぬけしてるとは…
ヒール履いてたんだ!!! 今回のPVのあっこのかっこよさにえっちゃん確実に惚れたなww
間違えた、惚れたじゃなくて惚れ直しただったw
えっちゃん、あと何回あっこに惚れ直せばいいのかww
今日は投下なしかな??
あこえりくみに動きがない→ネタがない→妄想が膨らまない
→ssも思い浮かばない→過疎る
この悪循環だなあ
誰かそこを絞って投下お願いしたいものだ
PV確かに良いけどあこえりの絡みが一切ないのが物足りん
まあチャットフード程は期待してないがw
せめて視線くらいは合わせてくんないかなと思う。
>>755 たまには投下なくてもいいんじゃない?
職人さん達だって忙しい中書いてくれてるんだろうし。
>>757 確かにあこえりの絡みがないのが物足りなかった。
でもまあ、あこえりが個々に可愛かったので妥協。
くみこんの服が魔女っぽいなぁ、とオモタ>ヒラ扉PV
>>712の続き
便乗します。下手くそだけどごめんね
「…なぁ、交換条件って何やの?」
何も言わないうちに痺れを切らしたのか、
あっこちゃんは抱き締めてくれてた左手を
うちの頬に添えてじっと見つめた。
「……」
あっこちゃんの真直ぐな瞳。
気持ちが見透かされそうや。バレてしまいそうや。
感情が高ぶると涙が出そうになる。
うちは身体の底から沸き出る感情に
流されそうになるのを必死になって堪えた。
でもな、あっこちゃん。うちだめやけん。
あっこちゃんの何気ないその仕草が。
香りが。
うちを見つめる瞳が。
あっこちゃんの全部がうちから理性を奪っていく。
あっこちゃんが欲しい。
それを言葉に出そうとした瞬間。
「くみこ様がご帰還だぞー!」
勢いよく開いた扉。
あっこちゃんはびっくりしてうちから離れた。
「くみこ〜やかましいわ〜今えっちゃんといい雰囲気やったのに〜」
くみこはガハハと笑いながら、うちの方を見て目配せした。
ありがとう。くみこ…
もう少しでうちは大変なことをしかけたけん…
だってびっくりした。
あんなこと言いそうになるなんて…
途中ごめん。
書いた本人としては誰かに続けて欲しかったw
ありがとす
「あっこちゃん、もう条件はええわ。飲みに行こう」
「えっ、いいの?やっほ〜い♪」
無邪気に笑うあっこちゃん。
それを見てたら何だかまた意地悪したい気持ちが沸いてくる。
ごめんな、あっこちゃん。
うち悪い子やねん。
あっこちゃんを見てるとあかんこと沢山考えてしまうねん。
でもこんなこと、あっこちゃんはまだ知らなくていい。
うちがあっこちゃんを欲しくなるくらい、
あっこちゃんがうちを求めてくれるなら。
その時は誰にも邪魔されん場所であっこちゃんと…
【終】
>>763 あうあう…
マジで下手くそなのにすまんorz
しかも終わらせてしまったorz
>>765 いやいや、俺が続けるよりずっと良かったよwGJ
>>765 乙
下手じゃないよ、でも
えっちゃんの一人称「うち」が気になったw
えっちゃんは一人称「私」って言ってたと思う
CDJ0708の増刊買った人いる?小さいけどあこえり写真が有ったよ!
えっちゃんの笑顔が可愛いすぎる。
769 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/13(水) 02:58:23 ID:kZa0qelN
ブタばばあの猿芝居って頭が悪すぎる
>>713から
>>724まで
>>717をのぞけば全部文末が「w」一個で終わっている
から誰がどう見ても同一人物のカキコ
要するに自演と荒らし以外はレスがないお寒いSSなんだよな
おまけに違法
作者は3分以内に血吐いて死んでくれ
770 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/13(水) 02:59:01 ID:kZa0qelN
ブタばばあの猿芝居って頭が悪すぎる
>>713から
>>724まで
>>717をのぞけば全部文末が「w」一個で終わっている
から誰がどう見ても同一人物のカキコ
要するに自演と荒らし以外はレスがないお寒いSSなんだよな
おまけに違法
作者は3分以内に血吐いて死んでくれ
771 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/13(水) 02:59:27 ID:kZa0qelN
ブタばばあの猿芝居って頭が悪すぎる
>>713から
>>724まで
>>717をのぞけば全部文末が「w」一個で終わっている
から誰がどう見ても同一人物のカキコ
要するに自演と荒らし以外はレスがないお寒いSSなんだよな
おまけに違法
作者は3分以内に血吐いて死んでくれ
772 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/13(水) 03:00:20 ID:kZa0qelN
713 :名無しさん@秘密の花園:2008/02/11(月) 22:02:07 ID:JdwVc8LH
GJです!!! まさか、あこえりにそんな形でくみこが絡んでくるとはw
714 :名無しさん@秘密の花園:2008/02/11(月) 22:04:04 ID:JdwVc8LH
ただえっちゃんの頼みとやらがちと気になるw
715 :名無しさん@秘密の花園:2008/02/11(月) 22:04:51 ID:WOfvjGqJ
書いた本人も気になっているw
716 :名無しさん@秘密の花園:2008/02/11(月) 22:06:25 ID:JdwVc8LH
そこはみんなで妄想しながら考えましょうかw
773 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/13(水) 03:01:17 ID:kZa0qelN
718 :名無しさん@秘密の花園:2008/02/11(月) 22:07:37 ID:JdwVc8LH
ちなみに僕の予想はベタにキスかなw
719 :名無しさん@秘密の花園:2008/02/11(月) 22:09:37 ID:JdwVc8LH
>>717 まさかえっちゃんがそんな大胆なことを言うとはw
720 :名無しさん@秘密の花園:2008/02/11(月) 22:13:02 ID:WOfvjGqJ
欲情してるからw
てゆうかただたんに、
俺が新曲の映像のあっこに死ぬほど萌えただけだがなw
721 :名無しさん@秘密の花園:2008/02/11(月) 22:14:09 ID:JdwVc8LH
あっこはカッコ可愛かったなw
722 :名無しさん@秘密の花園:2008/02/11(月) 22:15:31 ID:WOfvjGqJ
>>721 えっちゃんいつもよりフラフラ身体振ってたから、
きっとあっこのかっこ可愛さから気を紛らわすために違いない、とw
723 :名無しさん@秘密の花園:2008/02/11(月) 22:17:31 ID:JdwVc8LH
そうゆうことだったのかw
724 :名無しさん@秘密の花園:2008/02/11(月) 23:52:07 ID:soQLIqGQ
投下GJ!!
たしかにPVのあっこは可愛すぎ・・・どうしようw
774 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/13(水) 03:01:42 ID:kZa0qelN
ブタばばあの猿芝居って頭が悪すぎる
>>713から
>>724まで
>>717をのぞけば全部文末が「w」一個で終わっている
から誰がどう見ても同一人物のカキコ
要するに自演と荒らし以外はレスがないお寒いSSなんだよな
おまけに違法
作者は3分以内に血吐いて死んでくれ
775 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/13(水) 03:03:01 ID:kZa0qelN
文末考
713: くみこが絡んでくるとはw
714:ちと気になるw
715:本人も気になっているw
716:考えましょうかw
776 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/13(水) 03:04:26 ID:kZa0qelN
718:ベタにキスかなw
719:大胆なことを言うとはw
720:萌えただけだがなw
721:可愛かったなw
722:ために違いない、とw
723:そうゆうことだったのかw
724:どうしようw
777 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/13(水) 03:05:57 ID:kZa0qelN
744 :名無しさん@秘密の花園:2008/02/12(火) 16:32:10 ID:GpsBreAG
おいおい、たかが文末が一緒だけで自演だという決定的になんのかよ
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
本人があわててフォロー
これはどう見ても自演だね
醜い
SS投下後に一人で10個以上も偽装レスを連投してるということか?
別にどうでもよくね?
そんなちっぽけなこと気にしてネタにするとか痛いよ。
本当にどうでもいいなら反応するな
というか
「みなさーん!! どうでもいいですよねーー!!!」
とわめきちらす自作自演やめな
私は連続カキコの人じゃないから。カンチw
あまりにも分析班がしつこくてあこえりの話題が出てこないので
自演してると疑われてる者だが、
>>744はあくまで疑われてる者としての反論であって、フォローじゃないぞ。それに自演するほど疑ってる人みたく暇じゃねーし
784 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/13(水) 06:52:57 ID:f60JKteG
忙しい人がSS投下するかw
>>768 それ昨日立ち読みした
くるりさんとの対談のとこで、あっこのゲーマーぶりに思わずニヤけてしまったよ(笑)
786 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/13(水) 07:02:49 ID:MMeUa0fG
ブタばばあの猿芝居って頭が悪すぎる
>>713から
>>724まで
>>717をのぞけば全部文末が「w」一個で終わっている
から誰がどう見ても同一人物のカキコ
要するに自演と荒らし以外はレスがないお寒いSSなんだよな
おまけに違法
作者は3分以内に血吐いて死んでくれ
787 :
不思議不思議不思議不思議不思議不思議不思議不思議不思議:2008/02/13(水) 07:04:17 ID:MMeUa0fG
不思議な一致:文末考
713: 絡んでくるとはw
714:ちと気になるw
715:気になっているw
716:考えましょうかw
718:ベタにキスかなw
719:大胆なことを言うとはw
720:萌えただけだがなw
721:可愛かったなw
722:ために違いない、とw
723:そうゆうことだったのかw
724:どうしようw
788 :
不思議不思議不思議不思議不思議不思議不思議不思議不思議:2008/02/13(水) 07:07:22 ID:MMeUa0fG
・sage進行なのに小説投下わずか4分後に最初の「GJ」カキコ
・2時間の間に11件カキコ。それがすべて文末は「w1個」
789 :
不思議不思議不思議不思議不思議不思議不思議不思議不思議:2008/02/13(水) 07:09:10 ID:MMeUa0fG
不思議な一致:文末考
713: 絡んでくるとはw
714:ちと気になるw
715:気になっているw
716:考えましょうかw
718:ベタにキスかなw
719:大胆なことを言うとはw
720:萌えただけだがなw
721:可愛かったなw
722:ために違いない、とw
723:そうゆうことだったのかw
724:どうしようw
ふと思った。R子の文末によくwが使われていたような
そんな気がした。
>>785 あっこって本当ゲーマーだよな。
えっちゃんをほったらかすのだけは止めて欲しいよー
792 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/13(水) 07:22:22 ID:GYZUDRTu
284 :名無しさん@秘密の花園:2008/01/04(金) 23:46:39 ID:s+78aebo
アール子がチャットモンチーに乗り換え…だったらウケルな
>>791 2人で家で遊んだりしてるときにゲームばっかしてるあっこに、かまってえっちゃんは萌えそう。
『もぉ、ゲームばっかせんとあたしのことも見て』
とか小声で言うエリコと
それは聞き逃さずにニヤリするアッコにニヤリ
しびれをきらしたエリコはあっこに後ろから抱きつく
でもあっこは無反応
その横顔をじっと見つめるエリコ萌え
あっこ「何、えっちゃん?もしかして欲情してるん?ww」
えっちゃん「そそ、そんなんとちゃうわっ!!///」
なんて展開萌え
自演しつこすぎ
えっちゃんが最近
片桐はいりに見える…
俺と同じこと思ったやつ、いないか?
でID変えて自演で答えるのだろ?
もう手がばれてるんだよ。
ID変えてまで自演したいオタはいるの?
最近,萌えエピソードがないねー。
昔のひっくり返すと出てくるけど・・・
やってくれなきゃ考えるしかないww
>>800 22〜23の頃は女子大生的なノリで色々やってたけど、
もう今年25の大人だからね…。
チャットフードで見せていたような絡みは
減っていきそう。
>>802 たしかに・・・もう大人だからね(´・ω・)
えっちゃんたちが年とるのが悲しいw私より年上だけど
あっこがブログで「ナイトスクープのDVDは私の宝物」みたいな
ことを言っていたけれど、
本当の宝物はえっちゃんだろww
とおもった
前ロッキン丼で
えっちゃんが打ち上げで酔ってたって話で、
あっこが「えっちゃん珍しく酔ってたな〜。
…何しても怒らんかったもん(笑)」
みたいなこと言ってたが…
何してもって、一体何したんですかw
エリコ遊びでみなさん妄想しましょかww
みなさんって・・・自演の伏線か?
>>805 それ気になるw
なにしたんだろ,あっこちゃん(´・ω・)
ちゅ-とか?w
ピーすぞ
ちゅーとこちょこちょの嵐ww
更にクミコンも入って二人でエリコ責め
でも酔ってるから怒らないで笑ってるエリコ萌え
えっちゃんがW嬢を「彼女にしたい…。」って。あっこは嫉妬しないんだろうかww
嫉妬?
あっこ→えっちゃん→W嬢
まさかの三角関係
えっちゃんの「彼女にしたい…」発言に嫉妬しながらも
結局日記にえっちゃんのこと書いちゃうあっこ萌え
>>816 いいねえ!それ。
一筆書けそうなネタじゃん。
だけどえっちゃんって妬かせる為にわざと言ってそうww
>>817 たしかにw
ヒラヒラのPVのあっこが可愛すぎて、周りからちやほやされてるのに妬いたえっちゃんが、あっこを妬かせるために言ったんだ!長。
実際酔ったえっちゃんに何したのかめっちゃ気になるw
あっこは酒飲む度に泥酔してそうなイメージだわw
あっこが泥酔して、くみこんが介抱。
それに嫉妬するえっちゃんw
くみこんのが手際いいだろうから、
え「私もなにかしようか?」
く「いや、えっちゃんはええよ」
え「そやけん・・・」
く「ええってええって」
あ「うぃ〜えっちゃん愛しとるー」
こんな感じかw
今日はバレンタイン。チョコよりケーキを食べたいというえり子のために私はケーキを作っている。
「あっこちゃーん。」
クリームを絞り袋に入れていると、えり子がひょっこり現れた。
「ごめんな、もう少しやけん待っとって。」
「一人じゃ寂しいけん、横におってもいい?」
「ええよ。」
えり子は私の横に椅子をもってきて座った。
両手でほおずえをつきながらこちらを見ている。
なんか見られてると緊張するわー。
「あっこちゃん、なんかクリームまみれになっとるよ。」
「手が?」
「うん。」
私はクリームの付いた指をえり子に差し出した。
ぱくっ。
えり子は私の指をくわえてクリームを食べた。
「うま。」
自分で差し出しておきながら少しドキッとした。今度は指でクリームをすくいわざと頬に付けた。
「あ、ほっぺにも付いてしもた。」
そう言って頬をえり子に近付けてみた。
「付いたんじゃなくて、付けたんやろー。」
えり子は少し戸惑っていたが遠慮気味にクリームを舐めた。
味をしめた私は今度クリームを口に付けた。
「あー、こんなとこにもー。」
「もう知らーん。」
そう言うとキッチンから出ていってしまった。
これはダメかー。
「あっこちゃん。」
出来上がったケーキを二人で食べているとえり子が呼んだ。
「何?」
顔をあげるとえり子が自分の口に付いたクリームを指さしていた。
「クリーム付いた。」
「ふーん。」
えり子が何をしてほしいかはすぐわかったが少し意地悪をしてみた。
えり子は口にクリームを付けたまま明らかにしょんぼりしている。
私は急いで自分の分のケーキを全部口に押し込んだ。
「んー足りんなー。もっと食べたいなー。あ、いいところに。」
私はえり子の隣に座りなおし、口に付いたクリームを舐めた。
「どう?」
えり子が聞く。
「ごっついあまい。」
私砂糖入れすぎたみたいやな。
おわり
これはもしかして、あのマヨネーズプレイの・・・?
とにかくGJ!
GJです!!
バレンタインならではって感じですごく良かった。
クリームを舐めるってエロい仕草だけど可愛いね
しょんぼりする絵莉子萌えw
GJ!!!
マヨネーズプレイの次はクリームプレイ…?www
GJ。
2人とも可愛いです。
あぁ〜W嬢の顔見てみたい
>>828 ライブに行けば見れるかもよ。
始まる前にステージに出る事も有るし
「あっこちゃん!?」えっちゃんの驚いた声が聞こえる。
「ああ、もう」クミコは完全にあきれ返っている。でも、私の背中を摩ってくれているのは多分彼女。
「立てる?」クミコの声。私は突っ伏した状態で無理矢理頷く。
「トイレ行くで」うんうん、もう一度頷く。
顔を上げるとそこにはえっちゃんの怒ったような無表情。
違う。怒っているんじゃない。私はどこかに飛んでいきそうな意識の片隅で考えた。
「えっちゃん、やきもちやろー」
私はえっちゃんを指差し、笑った。頭の中が陽気な、楽しい出来事で充満している。
えっちゃんは私の言葉を無視。
「クミコ、私も手伝うけん」傍に寄ってくる。
「ええよ、えっちゃんは待っとって」「でも、」「ええよ」
そりゃ、そうだ。クミコはえっちゃんの申し出を断るに決まってる。
こんな役回り迷惑に他ならないし、
クミコは私がこんなみっともない姿これ以上彼女に見せたくないことに気付いている。
「今日やけに幸せそうな顔してるけん、良かったなあ、と思っとったらこんなツケがまわってくるとは」
クミコは軽快に笑った。その顔は私を見ている。その手は私の背中を摩っている。
「別にええけどな、えっちゃんのこと悲しませたりしたらあかんよ」
うんうんうん、三度頷いた。痛いほどわかっている。
「嫉妬されるこっちの身にもなってや」クミコが暗い空気を笑い飛ばした。
私はゆすいだ口をぬぐい、少し正常に戻った頭で謝った。
「すまぬ」「お前は武士か」すぐにクミコの突込みが飛んできて、私は安心した。
「えっちゃんにもちゃんと謝りい」「うん」
私は私の顔を叩き、気合を入れた。完全復活。いつもの私だ。
「やっぱり三人はええね!」クミコが驚いた顔をする。「なんやねん、突然」
「今急にそう思った」「奇遇やね、私も」
個室に戻ると、えっちゃんが完全に座敷わらしと化していた。
部屋の隅のほうで、不貞腐れたのかマリカーをやっている。私のDSで。
私はすぐえっちゃんに近づいた。えっちゃんはこちらを見てもくれない。
「えっちゃん、ごめん!」両手を合わせて謝った。「あ」えっちゃんが呟く。
「何?」聞いても返事が無い。どうやらマリカーでミスをしたらしい。
クミコの方を向き、アイコンタクトで救援を頼むと、自分で頑張り、という顔をされた。
私は思い切ってえっちゃんの手の中からDSを奪い取った。
「あ」えっちゃんが遠ざかるDSを見つめる。私はそれを机の上に置いてすぐ彼女に抱きついた。
「ごめんなさい!」「・・・・。」「・・・ごめんなさい」
「酔いは、さめた?」えっちゃんの声から感情は伺えない。「うん、おかげさまで」
「良かった。私な、酔っ払ってる人、怖いけん」
私怖かっただろうか。さっきまでの映像が残っているなら巻き戻して確かめたい。
「特に知ってる人なら知ってる人ほど。別人になったみたいで、嫌じゃ」
「ごめんなさ「謝らんで、もう」言葉を遮られ、思わずえっちゃんの顔を見る。
笑っていた。良かった。えっちゃんが笑ってくれている。それだけでもう私は十分だ。
後日談。
「あのな、前飲みに行ったやろ」「うん」「実は会計のときに気付いたんやけど、」
「何?」「クミコも相当飲んでたんよ」「ええ!?」
「あっこちゃんが飲んだ分差し引いても、結構お酒頼んでたけん、絶対クミコ」
「なんじゃそら、じゃああれか。私は酔っ払って酔っ払いに介抱されてたってわけか」
「そゆことに、なる」「・・・どうりでクミコなんかおかしいと思ったわ・・・」
終わり
酔っ払いネタ。なるべく本物ぽさを目指してみた。
おつかれさました。
やばい、最初抜けてた。
「じゃ、飲み行くよー二人とも」
私は鞄を背負った。クミコはもうドアの前でノブを握っている。飲む気マンマンだ。
えっちゃんはというと、「ちょっと待ってや、今、荷物入れてるけん」まだ準備中だ。
「えっちゃん効率悪いなあ、はよしまいなさい」「くみこん、手伝ってやー」
クミコは二つ返事でドアから離れ、えっちゃんのもとへ向かう。
「私も手伝おか?」「三人も要らんわ」クミコに笑われた。そりゃそうだ。
一人の鞄に三人が群がって片付けるなんて、阿呆かいな。
私はドアに寄りかかり、えっちゃんとクミコが片付けているのを見ている。なんだか幸せだ。
「えっちゃんこれどこに入れてきたん?」「ええー、わからんよう」「なんでやねん!」
二人の会話は調子よく進んでいく。私はそれを目を閉じて聞いていた。
なんて幸せなことなんやろう。
「・・・・あっこちゃん、なにしてるん?」目を開けると、そこにはえっちゃんの顔。
「終わったん?」私はえっちゃんの頭に手をのせ撫でてやった。
えっちゃんの頬が緩む。
「終わったよ。えりこの鞄不思議や。普通こんなに持ってこんだろ。こんな小さい鞄に」
クミコが笑う。つられて私も笑うと、それにつられてえっちゃんが笑う。
私はドアを開け、二人を外へ誘導した。えっちゃんが小さくお辞儀をし、ありがとうと呟く。
私もどういたしまして、と呟いた。
「さ、行くよー」クミコの声が聞こえる。
「はよ行こう、えりこ」私はいつもどおり、彼女に手を差し出す。
「はい」すぐにえっちゃんの手の温かさが私の手に伝わってくる。
GJ!!
DSとか座敷わらしとかリアルでいいw
二箇所抜けてて、二箇所目が書き込めないんだが、
まあ、問題ないから構わないか?w
ただいまレコーディングの真っ最中。
そんな忙しい中でも好きな人にチョコレートは渡したいもんで。
コンビニのチョコレートなんていう手抜きは絶対にタブー。
頑張って5時に早起きして作った。ラッピングだって完璧だ。
後は渡すタイミングを計るのみ。
チョコの入った紙袋は常時持ち歩いている。
ソファであくびを欠いていると、あっこちゃんが私の横を通った。
「あっこちゃん」
思わず呼び止めてしまった。まだ心の準備も出来てないのに。
袋を背中に隠した。あっこちゃんが側に駆け寄って来る。
私に向けられた顔は笑顔で。その顔を見ただけで胸が疼く。やばい。もう重症。
隣に座ったあっこちゃんの顔が近くて緊張して体が強張ってしまう。
「ずいぶん大あくびしとるなあー」
「ん、ちょっと寝不足でな」
あっこちゃんが私の顔をじっと見つめてくる。
寝不足でクマが出来てるのに。
しかもメイクはファンデーションを薄く塗っただけ。
もっときちんとお化粧してくればよかった。
一点にだけ集中して他に気が回らない。私の悪いクセだ。
「そんなんあかんで。美容にも健康にも悪いんやから。早く寝んといけん!…で、何しとったん?」
来た。このタイミングを逃したらいつ渡せるのか分からない。
私は答える代わりにそっとあっこちゃんに紙袋を差し出した。
「受け取とってな?寝不足なんはこれ作っとったからなんよ」
ガサガサと包みを開けるあっこちゃん。
中身はハート型のチョコレート。
「うっわー!めっちゃベタやなあ」
「ベタでいけん?」
「いやいや、んな事ない。ごっつい嬉しい。ありがとう」
あっこちゃんに肩を抱き寄せられる。
心地良くって私は頭を肩に乗せた。
私の頭にあっこちゃんも頭を乗っける。
「何かもったいなくって食べられん。神棚にでも飾っときたい位や」
「食べてくれんと作った意味ないけん。絶対食べてな」
「分かってるってー!ちゃんと食べますよ」
不意にちゅっ、とキスをされた。
いつスタッフが通るか分からないのに。
「もう。誰かに見られたらどうするん?」
「平気やって。上手くやり過ごせるやろ」
私のパーカのフードを引っぱって、あっこちゃんはまたキスをしてきた。
それまで怒ってたのがバカらしくなって、私は目をつぶった。
「ごめん。ほんまの事言うと実は分かっとった。えっちゃんの性格からして絶対手作りくれる思っとったけん。わざと聞いた」
「ほんまか。いつから気付いとったん?」
「…あくび見た時からや」
おわり
>>836 割り込んでしまってすいません!
ぜひ二箇所目書き込んで下さい。よろしくお願いします。
じゃあ
>>834の続き。
今日はなんだか幸せな日だなあ、そうだなあ、と思いながらお酒がどんどん進んでしまった。
とある店の個室に三人で入店してから二時間後。私は既に泥酔していた。
多分こんなに飲んでしまったのは、今日がいつもと変わらぬ幸せな日だったからに違いない。
「あっこ飲みすぎや!」「あっこちゃん飲みすぎやけん、止めよ?な?」
「まだ飲むー!」私はえっちゃんが私の手から取ったコップを奪い返した。
中に入っている液体を口の中に流し込みながら、横目でえっちゃんを見た。
あははー、呆れている顔をしている。なんだかもうようわからん。
「えっちゃんー、愛してるー」
わけがわからなくなって、そのテンションでえっちゃんを抱きしめようとする。
動きが鈍くなっている私の襲撃はすぐにかわされてしまった。
「止めてや、あっこちゃん、酔っ払って」
えりこのけちい、そう呟いてももう、構ってくれない。私ももう、色々判断がつかなくなってきた。
「あっこ!ほら、水のみ。顔真っ赤やで」
クミコにすすめられて水を飲む。少し冴えた気分になったが、喉を過ぎればまたアルコールの勝利。
私の酔いはコップ一杯の水で取り返せる状態ではないらしい。
えっちゃんが水を飲んだ私の事を安堵の目で見ている。クミコも安心したご様子。
私はそんな二人の隙をついて、ビールをもう一杯。
ああ、なんでこんなに飲んでるんやろ、わけわからん。
すると急に眩暈が激しくなり、私はジョッキを置いた途端テーブルに突っ伏した。
ここまで抜けてた。すまん
>>837 GJ!あっこは察しがいい!
>>842 GJです!!ありがとうございます。
泥酔あっこ可愛いっすね。
皆さんGJ!
今日は投下がいっぱいで嬉しいなぁ
萌えまくりましたw
なんか冴えないね
最近は
いやいいよ!
最近投下なかったから嬉しい!
読んでて勝手にニヤついてる自分がいるww
JFXbeLj1さんの、めっちゃスキ
投下あざーっす!!
前菜買おうか迷ってるんだけど
ココでそれについてのエピがないってことは
百合分だけを期待して買うとがっかりする?
コメンタリーとか期待しとるんだが
>>847 百合はなかった気がするけど,買って後悔はしなかったよ!
内容良かったし。
投下は嬉しいけど
この内容じゃねぇ
よく見るとなんだかレスの文体が殆ど同じ
またまた自作自演のパターンだな
>>847 JFXbeLj1です。ありがとうございます!
前菜結構良いよ。
それに、えっちゃんとあっこ手繋いでるシーンあったし
>>851 それってシャングリラのメイキング?
それについてのコメンタリー期待なんだけど・・・
>>851 自分もそれ思ったw
シャングリラのPVで寝ころびながら手繋いで仲良さそうにしてるよな
あのシーンは萌えたww
ツアーも半分の日程を終了し、只今後半戦。
ライブをできることはすごくありがたいし、何よりすごく楽しい。
…でも、心が何故か落ち着かない。寂しくて、心細くて。
愛しい人に、そばにいてほしいのに。
「ほらほらえっちゃ〜ん、えっちゃんも飲め飲めぇ♪」
「いや…、だから私はええって」
「そーやで久美子。ほら、えっちゃん困っとるやんかぁ」
今日はツアー先のホテルに一泊。
ツアーの真っ最中にもかかわらず、クミコンが『呑み会じゃー!』と言い出した。
いつものように私が『いや。』と断るも、よっぽど私を巻き込みたかったのだろう、
『じゃあ今日はえっちゃんの部屋で飲もか!なぁ!!』
と、クミコンの強引さに気圧されてしまい、
さすがのあっこちゃんも阻止できないまま、今に至るわけなんやけど…
「なんじゃえりこぉ、あたしの酒が飲めへんゆうのかぁ〜??」
「だから、そーゆーことじゃのうて…」
あかん、泥酔状態じゃ。
そんなクミコンを見るに見かねて、あっこちゃんが声をかける。
「ほらほら、えっちゃんも疲れとるんやから。さ、そろそろ部屋戻ろ、な?」
「嫌やぁ〜、まだ飲み足りん〜」
「あーもーやかましい!つべこべ言わんと、さっさと部屋戻るで!」
お、出ました、あっこちゃんの力技。
とどまろうとするクミコンを無理矢理立たせて、部屋の外へと押し出す。
「んじゃあえっちゃん、久美子はあたしが部屋まで送ってくから」
「うん…、頑張ってな」
「あはは。おやすみ、また明日な」
「おやすみ、あっこちゃん。クミコンも」
「ほーらしっかり歩け久美子!」
「あ゛ぁ…世界が回っとるぅ…」
ふらふらしながらも、あっこちゃんとクミコンは部屋へと戻っていった。
驚くほどの静寂が部屋全体を包んだ。
無理もない、あれだけ騒いでた人達がいたんだから。
なんだか居心地が悪くて、取り敢えず机の上の空き缶を片づける。
どんどん気持ちが沈んでいく。
ばかみたいじゃ、さっきまで一緒にいたのに。
寂しくて、切なくてしょうがない。
あいたい。あいたいよ。
…あっこちゃん。
ピンポーン
誰だろう…?
Y氏?いや、明日のスケジュールの打ち合わせはもう済んだはず。
クミコン?それはない、今頃自分の部屋で眠っているだろう。
じゃあ、もしかして…。
ドアの前まで行ったその時、声が聞こえた。
『あれ…?えっちゃん寝てもうたかな…』
確かめるまでもなかった。
聞き慣れた、今一番求めていた、その声。
「あっこちゃん!」
勢いよくドアを開けると、何やらほっとした顔のあっこちゃんがいた。
「あ、よかった〜。もう寝とったのかと思ったわ」
「ま、まだ起きとったけど…なに?」
「さっき久美子運ぶのに夢中で、自分の部屋のカギ忘れてしもうて…。
これでえっちゃん寝とったら、危うく廊下で夜を越すとこだったわ」
苦笑いするあっこちゃんを部屋に入れた。
あっこちゃんのご所望の品は、案外簡単に見つかってしまった。
「ふー、よかったぁ。これで寝られるわぁ」
「…」
「あれ、えっちゃん?どうしたん?」
「え?あ、いや、なんでも」
「あ、ごめんな今日は。疲れてるのに、うるさくしてもうて。」
「ううん、ええんよ別に」
「んじゃ、今度こそおやすみ。ゆっくり寝るんやで」
あっこちゃんがドアノブに手をかける。ドアを開ける。
待って。
いかないで。
「っ!」
「え?ちょっ…えっちゃん??」
咄嗟にあっこちゃんの服の袖を掴み、引っ張る。
部屋を出ようとしたあっこちゃんは引き戻され、バタン…というドアの音が響いた。
「…えっちゃん?どないしたん?具合でも悪いんか…?」
「…」
俯いている私の顔を、心配そうにあっこちゃんが覗き込む。
伝えなきゃ、ちゃんと、自分の思いを。
「…ぃて…」
「ん?なに?」
「…ここに…、いて…?今夜だけで、ええから…」
そう言って、あっこちゃんの服の袖をきゅっと掴んだ。
…あれ?あっこちゃんの反応がない…。
「…」
「あのぉ…、あっこちゃ「えっちゃぁーーーん!!!」
がばっと、勢いよくあっこちゃんに抱きしめられた。
「嬉しいなぁ、えっちゃんがそんなこと言うてくれるの初めてやー♪」
「ちょ、ちょっとあっこちゃん…、苦しい…」
「そぉかぁ、えっちゃん寂しかったんやろ?あたしに会いたかったんやろ??
さぁ、この際はっきり言ったらええやん♪」
「…うん。さみし、かった…」
「あーもう、えっちゃんかーわーいーいー」
ぎゅうぎゅうと手加減無しに、あっこちゃんに抱きしめられる。
…かなわんなぁ、あっこちゃんには全てお見通しか。
なんて思っているのもつかの間。
抱きしめられたまま、いきなりベッドに押し倒された。
「っな、ちょっと、あっこちゃん!?」
「んー?なにー?」
「なにーやないやろ、何してんの??」
「あれ?こういうことがしたかったんちゃうの?」
悪戯好きの悪ガキのように、にやにやとした顔で私を見下ろす。
「いや、そんなわけじゃ…」
「もう、素直になってや、えっちゃん♪」
「だから、そうやなくて…」
ふぅ、と一つ息を吐く。
まったく、こういうこと言うの、めちゃめちゃ恥ずかしいんやで…。
「…だからな、そういうことは、今はまだ、ええの」
「まだ?」
「うん。だから…」
力いっぱい、あっこちゃんに抱きつく。
「…今は、このままで…だめ?」
言葉にした瞬間、顔の温度が急上昇。
あぁ、きっと今、耳まで真っ赤なんやろな…。
恥ずかしくて恥ずかしくて、あっこちゃんの胸に顔を埋めた。
「…ほんとに、もう…」
「…あっこちゃん?」
「まったく、いちいち可愛すぎなんよ、絵莉子は!」
そう言って、あっこちゃんは私を強く抱きしめた。
ちらっと顔を上げると、あっこちゃんの頬が赤く染まっている。
「ほんまに、今日のえっちゃんは甘えたさんやな〜」
「…うるさい」
「そんなえっちゃんも好きやで?」
「…さらっと言わんといてよ、恥ずかしい」
もう、顔から火が出そうや。
すんごい恥ずかしいけど、あっこちゃんとこうしていられるのは、
やっぱり、嬉しくて。
ついさっきまで心を占めていた寂しさも不安も、
今ではもうどこかへ飛んでいってしまった。
「…なぁ、えっちゃん」
「…何よ」
「寂しかったら、黙っとらんでいつでも言うんやで?」
「…え?」
「寂しかったら、寂しいって言ってや。
思いっきり甘えたいんやったら、そう言ってや。
こんなあたしでも、こうして一緒におるくらいは、できるから」
そう言ったあっこちゃんの口調は、どこか寂しげで。
涙が出そうになる。
「あっこちゃん」
「ん?」
「…ありがとな」
「え?何が?」
「んー…全部」
「何じゃそら。訳分からんわ」
「あっこちゃんには分からんでもええもーん」
「何だとー!絵莉子のくせに生意気やぞー!!」
笑いあい、からかいあう。
こうしてあっこちゃんと一緒にいることが、何よりも幸せや。
…ありがとな、あっこちゃん。
私のワガママを聞いてくれて。
こんな素直やない私を『可愛い』って、『好き』って言ってくれて。
こうして、ずっと私のことを抱きしめていてくれて。
私はゆっくりと目を閉じて、あっこちゃんの腕の中で、
幸せの余韻を全身で感じていた。
ピリリリリリリリ
けたたましい音が鳴り響いて、夢の世界から引き戻される。
あれ、アラームなんてセットしたっけか…。
とりあえず、上半身だけ起きあがってみる。
腰に鈍い痛みが走る。一晩眠っただけでは治ってくれなかったみたいや。
まったく、今日が移動日でほんまに良かったわ…。
そこでふと気がついた。私をそんな風にした、張本人が見当たらない。
慌てて部屋を見渡してみると、ホテルの備え付けのメモ帳に、何か書いてある。
えっちゃんへ
自分の部屋にいなきゃさすがにまずいと思ったので、
えっちゃんが寝ている間に部屋に戻らせていただきました。
あと、えっちゃんが寝坊してしまいそうなほど熟睡しとったんで、
部屋のアラームを、えっちゃんが準備にかける時間に合わせてセットしときました。
集合時間にはくれぐれも遅れんようにな!久美子は…まぁ、厳しいやろなw
じゃあ、また朝に会おうな。
p.s.もしえっちゃんが寂しいときは、いつでも言ってや。
何処にいても、すぐ飛んでいってやるからな!
君だけのヒーロー・あっこびんより
…まったくもう、あっこちゃんは心配性やな。っていうかヒーローてw
思わず笑みがこぼれる。こんな気持ちになる朝は久しぶりかもしれない。
とりあえず、集合時間に遅れないように、手早く準備を済ます。
最後の2行に大きな愛がこもった置き手紙をカバンにそっと入れて、部屋を出た。
集合場所には5分くらい前に着いた。もうほとんどの人が集まっている。
あ、やっぱりクミコンはまだ来てない。もしかしたらまだ寝てるかもな。
あっこちゃんは朝からゲームに熱中している。
ふと私が来たのに気づき、顔を上げて微笑む。
「おーえっちゃん、おはよう。よく眠れたか?」
あのな、あっこちゃん。
私、またひとつ確信したことがあるんよ。
私が毎日を過ごすための原動力は、
「おはよう、あっこちゃん」
やっぱり、あなたみたいです。
[END]
もっと過激なの頼む
GJ!最後が凄く良かった。
えっちゃんが毎日こういうこと思っていてくれたら嬉しいよなあ
「泥酔のあっこ」書いたものだが、まだ抜けてた。
書いた本人としては完全な形が一番だが、途中だけ投下するのも
迷惑かと思う。読みづらいだろうし。
たいした内容ではないが、読みたい人がいるなら投下したいと思う。
みんなの意見を聞きたいんだが・・・
迷惑かけてすまん
GJ!!
えっちゃんだけのヒーローなあっこ。素敵です
やっぱりあこえりは甘いのがいいね
>>868 ぜひ投下お願いします!
>>869 ひとりでも見たいひとがいるなら投下しようと思っていたんだが、
抜けた部分だけで構わない?
見たいよ
読みたい
GJ!
置き手紙とか、好きだわ〜。乙ーっす
じゃあ、ごっそり抜けてて読みづらいと思うんで。
最初から投下しなおす。
「じゃ、飲み行くよー二人とも」
私は鞄を背負った。クミコはもうドアの前でノブを握っている。飲む気マンマンだ。
えっちゃんはというと、「ちょっと待ってや、今、荷物入れてるけん」まだ準備中だ。
「えっちゃん効率悪いなあ、はよしまいなさい」「くみこん、手伝ってやー」
クミコは二つ返事でドアから離れ、えっちゃんのもとへ向かう。
「私も手伝おか?」「三人も要らんわ」クミコに笑われた。そりゃそうだ。
一人の鞄に三人が群がって片付けるなんて、阿呆かいな。
私はドアに寄りかかり、えっちゃんとクミコが片付けているのを見ている。なんだか幸せだ。
「えっちゃんこれどこに入れてきたん?」「ええー、わからんよう」「なんでやねん!」
二人の会話は調子よく進んでいく。私はそれを目を閉じて聞いていた。
なんて幸せなことなんやろう。
「・・・・あっこちゃん、なにしてるん?」目を開けると、そこにはえっちゃんの顔。
「終わったん?」私はえっちゃんの頭に手をのせ撫でてやった。
えっちゃんの頬が緩む。
「終わったよ。えりこの鞄不思議や。普通こんなに持ってこんだろ。こんな小さい鞄に」
クミコが笑う。つられて私も笑うと、それにつられてえっちゃんが笑う。
私はドアを開け、二人を外へ誘導した。えっちゃんが小さくお辞儀をし、ありがとうと呟く。
私もどういたしまして、と呟いた。
「さ、行くよー」クミコの声が聞こえる。
「はよ行こう、えりこ」私はいつもどおり、彼女に手を差し出す。
「はい」すぐにえっちゃんの手の温かさが私の手に伝わってくる。
今日はなんだか幸せな日だなあ、そうだなあ、
と思いながらお酒がどんどん進んでしまった。
とある店の個室に三人で入店してから二時間後。私は既に泥酔していた。
多分こんなに飲んでしまったのは、今日がいつもと変わらぬ幸せな日だったからに違いない。
「あっこ飲みすぎや!」「あっこちゃん飲みすぎやけん、止めよ?な?」
「まだ飲むー!」私はえっちゃんが私の手から取ったコップを奪い返した。
中に入っている液体を口の中に流し込みながら、横目でえっちゃんを見た。
あははー、呆れている顔をしている。なんだかもうようわからん。
「えっちゃんー、愛してるー」
わけがわからなくなって、そのテンションでえっちゃんを抱きしめようとする。
動きが鈍くなっている私の襲撃はすぐにかわされてしまった。
「止めてや、あっこちゃん、酔っ払って」
えりこのけちい、そう呟いてももう、構ってくれない。私ももう、色々判断がつかなくなってきた。
「あっこ!ほら、水のみ。顔真っ赤やで」
クミコにすすめられて水を飲む。少し冴えた気分になったが、喉を過ぎればまたアルコールの勝利。
私の酔いはコップ一杯の水で取り返せる状態ではないらしい。
えっちゃんが水を飲んだ私の事を安堵の目で見ている。クミコも安心したご様子。
私はそんな二人の隙をついて、ビールをもう一杯。
ああ、なんでこんなに飲んでるんやろ、わけわからん。
すると急に眩暈が激しくなり、私はジョッキを置いた途端テーブルに突っ伏した。
「あっこちゃん!?」えっちゃんの驚いた声が聞こえる。
「ああ、もう」クミコは完全にあきれ返っている。でも、私の背中を摩ってくれているのは多分彼女。
「立てる?」クミコの声。私は突っ伏した状態で無理矢理頷く。
「トイレ行くで」うんうん、もう一度頷く。
顔を上げるとそこにはえっちゃんの怒ったような無表情。
違う。怒っているんじゃない。私はどこかに飛んでいきそうな意識の片隅で考えた。
「えっちゃん、やきもちやろー」
私はえっちゃんを指差し、笑った。頭の中が陽気な、楽しい出来事で充満している。
えっちゃんは私の言葉を無視。
「クミコ、私も手伝うけん」傍に寄ってくる。
「ええよ、えっちゃんは待っとって」「でも、」「ええよ」
そりゃ、そうだ。クミコはえっちゃんの申し出を断るに決まってる。
こんな役回り迷惑に他ならないし、
クミコは私がこんなみっともない姿、
これ以上彼女に見せたくないことに気付いている。
「今日やけに幸せそうな顔してるけん、良かったなあ、
と思っとったらこんなツケがまわってくるとは」
クミコは軽快に笑った。その顔は私を見ている。
その手は私の背中を摩っている。
「別にええけどな、えっちゃんのこと悲しませたりしたらあかんよ」
うんうんうん、三度頷いた。痛いほどわかっている。
「嫉妬されるこっちの身にもなってや」クミコが暗い空気を笑い飛ばした。
私はゆすいだ口をぬぐい、少し正常に戻った頭で謝った。
「すまぬ」「お前は武士か」
すぐにクミコの突込みが飛んできて、私は安心した。
「えっちゃんにもちゃんと謝りい」「うん」
私は私の顔を叩き、気合を入れた。完全復活。いつもの私だ。
「やっぱり三人はええね!」クミコが驚いた顔をする。「なんやねん、突然」
「今急にそう思った」「奇遇やね、私も」
個室に戻ると、えっちゃんが完全に座敷わらしと化していた。
部屋の隅のほうで、不貞腐れたのかマリカーをやっている。私のDSで。
私はすぐえっちゃんに近づいた。えっちゃんはこちらを見てもくれない。
「えっちゃん、ごめん!」両手を合わせて謝った。「あ」えっちゃんが呟く。
「何?」聞いても返事が無い。どうやらマリカーでミスをしたらしい。
クミコの方を向き、アイコンタクトで救援を頼むと、自分で頑張り、という顔をされた。
私は思い切ってえっちゃんの手の中からDSを奪い取った。
「あ」えっちゃんが遠ざかるDSを見つめる。私はそれを机の上に置いてすぐ彼女に抱きついた。
「ごめんなさい!」「・・・・。」「・・・ごめんなさい」
「酔いは、さめた?」えっちゃんの声から感情は伺えない。「うん、おかげさまで」
「良かった。私な、酔っ払ってる人、怖いけん」
私怖かっただろうか。さっきまでの映像が残っているなら巻き戻して確かめたい。
「特に知ってる人なら知ってる人ほど。別人になったみたいで、嫌じゃ」
「ごめんなさ「謝らんで、もう」言葉を遮られ、思わずえっちゃんの顔を見る。
笑っていた。良かった。えっちゃんが笑ってくれている。それだけでもう私は十分だ。
ついでにそんな彼女の笑みは、私の僅かな理性を吹き飛ばすのにも十分だった。
「・・・えっちゃん、ごめんついでに、わがまま一個だけいい?」
まだ、アルコールが残っているのかもしれない。「なに?」
「一回だけでいいから、キスしたい」「あっこちゃん」両肩をつかまれた。「まだ酔うとんの?」
(恐らく別の意味で)満面の笑みだった。背中のほうでクミコの笑い声が聞こえた。
「いえ、酔ってません。大真面目です」恐る恐る食い下がってみた。困った顔。
「くみこん」「なんだい、あっこ君」「目をつむっていてくれないか」
ふ、とクミコの不敵な笑みが聞こえる。
「もうつむっているさ」
くみこんは神様だと私はそのとき確信した。
「ちょ、くみこん、冗談やめてや」えっちゃんが急にそわそわしだす。
どうにかこの状況を打開できないかあたりを見回しだした恋人の両頬を両手で包み込んだ。
「あっこちゃん」「黙ってや」「でも、」えっちゃんが私の腕をつかむ。「えりこ、可愛い」
一瞬にして赤くなった彼女の顔に近づき、キスをした。
すぐに顔を離される。えっちゃんは自己防衛のために、私を遠ざけるように腕を突っ張った。
私の頭はもう正常に動いている。彼女のこんな行動微動だにしない。
腕を下ろしてやり、もう一度抱きしめた。
「えりこさっきヤキモチ焼いてくれた?」「焼いてない」「焼いた」「焼いて、なくない」
えっちゃんは顔を真っ赤にして、目を伏せ言う。私はその姿が堪らなくいとおしくなってしまい、
もう一度キスをしようと顔を近づけた。
「約束破るなやー!」クミコのチョップが飛んできた。私は後頭部を押さえながら後ろを見た。
「クミコ、見とったん!?」「見てないよー」「見てたやろ!」「見て、なくない」
クミコは顔を真っ赤にして、目を伏せ言う。
「見てたん!?」えっちゃんが叫んだ。耳が真っ赤だ。「やっぱり見てたやん!」私も叫んだ。
「てへっ」クミコが舌を出す。「「てへちゃうわ!」」私たち二人は盛大に突っ込んだ。
後日談。
「あのな、前飲みに行ったやろ」「うん」「実は会計のときに気付いたんやけど、」
「何?」「クミコも相当飲んでたんよ」「ええ!?」
「あっこちゃんが飲んだ分差し引いても、結構お酒頼んでたけん、絶対クミコ」
「なんじゃそら、じゃああれか。私は酔っ払って酔っ払いに介抱されてたってわけか」
「そゆことに、なる」「・・・どうりでクミコなんかおかしいと思ったわ・・・」
終わり
これで本当に終わり。
読みたいって言ってくれた人はありがとうございました。
名作すぎる…
素晴らしいSSをありがとう
GJ!
よいね。
GJ!本当に良かった。また書いて下さい!
3人の関係がほんわかしてて良すぎ!!ホントよかったです!!
投下ありがとうございました!!
GJ!!
3人のキャラが立っててすごく良かったです
真っ赤になっちゃうえっちゃん可愛すぎw
作者さんの書く3人が好きです。また書いたら投下お願いします!
皆コメントありがとう。
頑張って書いた甲斐があるよ
これからも皆であこえり妄想していきましょうww
レスの文体がまったく同じ
「GJ」と「!」のオンパレード。
SS+自作自演でスレがすたれるいつものパターン
888 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/17(日) 03:01:04 ID:LT6NGe/y
GJ!!すぎてやるせないよ
|
| |
| ∩ ジャーッ ゴボゴボ・・・
__ノ .| | | _
| | .| | ./ )ノ\__ヽ
ヽ二二 ヽ -―- | | .//|\ノ(◎)
_____/ /" ̄| ヽ∧_∧// .|
/ / / ( ;´A`)  ̄ ̄\
| |/⌒゙ / / \
.\ヽ__ノ__,,./。 ゚ |\ .\
.\\::::::::::::::::: \\ ゚ ./  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.\\::::::::::::::::: \\ | GJ!!!名作すぎる…
\\::::::::::::::::: \ .\_______
\\_:::::::::::_) )
ヽ-二二-―'
自演醜すぎ
DVDとヒラヒラ発売まであともうちょっとだねー。
DVDにあこえりの萌えいとこが映ることに期待
mou muri desho?
saikin jisaku jien bakari dashi.
DVDって特典映像とかついてないのかな?
舞台裏とかも収録されてたら萌えがありそうだよね
>>893 舞台裏って前、スペシャでやってなかったっけ?
ニコ動にあげられて、すぐ消された記憶が…
アレはいつのライヴなんだ?
舞台裏に期待・・・
ニコにうpしてくれるお優しい方にも期待・・・
>>891 TVやラジオ出演も有るじゃないか
それにも期待w
>>895 すてろくに有ったような・・・
>>896 あ、本当だ。
俺は保存し忘れたw
>>897 これから露出増えるから、そこら辺あっこにがんばってほしい!w
今更だけど…
バンド加入時はほとんどベース初心者なあっこに
えっちゃんが教えてあげてたってのに萌える。
バンドやってれば一緒にやってくれる
経験者なんて他にもいただろうに、
何故かド素人のあっこを誘ったというのも良い。
>>898 そうだね。本当にあっこ次第だなw
>>899 ギターみたいなベース弾かされてたってエピあったなw
3ピースやけん、音寂しいのは嫌やってえっちゃんに言われたとか。
何かあっこに対してピンと来るものが有ったんじゃないか?
プロ目指す方向になったのも今の3人になったからだもんな。
>899
確かに!
きっと厳しかったんだろうなあ・・・w
そこらへんもネタになりそう。
その時のあっこはヘタレだろうな。えっちゃんにビシビシ指導されながら、
「はい、はい、ごめんな力不足で」って図が思い浮かぶ。
萌えい。
というかおっぱいとかもっと出てこないの?
不思議な一致:文末考
713: 絡んでくるとはw
714:ちと気になるw
715:気になっているw
716:考えましょうかw
718:ベタにキスかなw
719:大胆なことを言うとはw
720:萌えただけだがなw
721:可愛かったなw
722:ために違いない、とw
723:そうゆうことだったのかw
724:どうしようw
904 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/17(日) 22:22:11 ID:z2geZYHG
あ
905 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/17(日) 22:24:04 ID:z2geZYHG
い
う
ん
>>901 えっちゃんて,ちょっとSっ気あるのかな?
天然Sみたいな
天然レズばばあ
おんたまかなぁ
えっちゃんが避難訓練して
机の下からでてくるとこで
あっこびんが、えっちゃんの髪の毛直そうとしてか
触ろうとしてるけどカットされてる
ノーカット見たい
>>908 だったら萌えるね。俺らはあこえりで考えているけど、
実際はえりあこだったりしてw
>>910 ああ、確かに触ろうとしてた。あれ見たいねー。
おんたまはあっこが光りすぎ。すごくおもろい。
キンタマが黒光り
あっこの「キスする振り」をスルー
あっこの「あーんしてあげよか?」をスルー
初心者あっこにいきなり高度なベースを弾かせる
どうみてもSです
914 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/18(月) 07:05:45 ID:BH4gVTd2
どうみても自作自演でしょ
やっぱりSかー。
萌えいね
SS投稿って需要あり??
ちょいエロいかもしらん。
917 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/18(月) 18:46:53 ID:nJ9YViH+
>>916 久々のエロいいじゃないか
待ってる!!
2月18日。
「え〜っちゃん♪」
「何?」
よく、そんなに普通に話しかけられるよなぁ。
バレンタイン・・・何もくれんかった。
あたしはあげたのに・・・しかも手作り。。。
徹夜してまで作ったのになぁ。。。
・・・しかも、食べた感想もないってどういうことや。
そんなことを考えつつもあたしはあっこちゃんの顔を見る。
「何?ってそんなぶっきらぼうに答えんでも・・・怒っとんか?」
「・・・そんなんちゃうわ。」
あっこちゃんは「そないですかぁ」と言うとあたしの頭をふわふわと撫でた。
そして、どこかへ行ってしまった。
・・・ここは朝なのか昼なのかそして、夜なのかも分からない地下にあるスタジオ。
ツアーも終わって最近はここにこもって曲作りとレコーディングの日々。
あたしはソファーに全てを預けた。
あぁ・・・疲れる。
でも、幸せ。
毎日、音楽を演奏して生きていられるなんて、天国やもんなぁ・・・
なんてことをなんとなく考えているとあっこちゃんが戻ってきた。
・・・なんか手に持っとる。
体で隠しとるみたいやけどバレバレやなw
あっこちゃんの手にはちいさな白い袋が握られていた。
その中身はなんとなく予想がついた。
「もう、絵莉子〜ジロジロ見ちゃって・・・そんなに私って魅力的??」
ポーズをとりながらふざけるあっこちゃん。
・・・確かに、そうかもしれん・・・・って本人には絶対言わんけど!!
あぁ、あたしって無意識にあっこちゃんのこと見てしもうてるんやな。
「そんなんちゃうわ。それ・・・手に何持っとんの?」
「あぁ・・・ばれてた?これはやなぁ・・・」
あたしに本当の答えを言わず、あっこちゃんもソファーに腰掛けた。
今はあたしとあっこちゃんの二人きり。
久美子は今、コーラスのレコーディング中。
「これは?」
「・・・う〜ん、内緒♪」
「えぇ〜、教えてくれてもええやん!」
「だめ〜。」
「うぅ〜あっこちゃんの意地悪ぅ〜」
「それじゃ・・・今日、えっちゃんの家に行かせてくれるんなら教えても良いかなぁ・・・?」
「・・・分かった、ええよ。んじゃ、教えて。」
あっこちゃんの条件を簡単に呑んで白い袋に飛びついた。
が、あっこちゃんはそうはさせるかとひょいとそれをあたしの手の届かないところへ・・・
「教えてくれるって言ったやん!」
「・・・えっちゃん家ついてからのお楽しみやなぁ♪」
「もう・・・嘘つき。。。」
「ええ?嘘なんかついてないやん、教えても良いかなぁ?としか言ってへんよ??」
「・・・・・」
「ま、とりあえず楽しみにしとけばいいのさっ!」
少しあたしが不機嫌になったのを感じたのだろうか?
あっこちゃんはそういうと頭をポンと叩いて袋と一緒にどこかへ行ってしまった。
あぁ・・・またや・・・
最近はあっこちゃんの全てが知りたくて、仕方ない。
気になって仕方がない。
あんな袋、ほかの人にとってみればただの袋にしか見えんはずやのに・・・
それさえもあたしは気になってしまう。
「あぁ・・・あほやな、あたし。」
そんな独り言を呟いていると、久美子が戻ってきていた。
「お〜、疲れたなぁ、おなか減ったわぁ。」
「・・・えっちゃん?大丈夫か??」
「え?大丈夫やけど、どうしたん?」
「いや、もう目がどこか一点を見つめとったけん、怖かった。それになんか喋っとったし」
「ぼーっとしとっただけやで。それに独り言。心配せんでも大丈夫。」
「そうかw良かった・・・ってそんなわけあるかい!ボーっとして独り言って大分重症ちゃうか!?」
久美子に頭をぺしっと叩かれた。
・・・重症と言えば重症かもしれんな。
やけど、叩かれたところを自分で撫でながら、「今ので治ったわ。ありがとう」って久美子には言うといた。
あぁ・・・気になって仕方がない。
もう、なんなんやろう??
「おつかれさまでした〜」
この声をどのくらい待ちわびていたことか!!
すぐさま、あっこちゃんのところへ飛んで行った。
「はよ、帰ろ〜!!」
「いいのかなぁ?そんなに期待しちゃって・・・逆にプレッシャーやなw」
あたしはあっこちゃんの手を引っ張るようにして急いで帰る。
引っ張るって言っても優しく、優しくだけど・・・
手をぎゅっと握る。
柔らかくて暖かい、そんなあっこちゃんの手が大好きだ。
「もう、そんなに急がんでも良いやん、ほら!」
あっこちゃんがあたしを引っ張って立ち止まらせた。
不意に目が合う。
その笑顔がまぶしくて目をそらした。
「ほら、ゆっくり行こう〜。」
あっこちゃんはそういうと、自然に指を絡め恋人つなぎをした。
・・・こういうところ、弱いんよなぁ、
繋いでいる手をぶらぶらさせながら歩いていく。
こうやってるとなんだか落ち着く。
「おっ、もう着いた!絵莉子の大豪邸!!」
なんてあっこちゃんがふざけて言う。
「もう、普通のマンションやんか!はよ、入ろ!」
一応のツッコミを入れると、待ちきれなくてあっこちゃんを家の中に押し込むようにして入れた。
家の中に入るとあっこちゃんはいつものようにコタツの電源を入れてからそれに入る。
そして、リモコンで慣れたようにテレビの電源を入れる。
あたしの許可なんてなしにいつもこうだ。
・・・あたしはコーヒーだけ注いであっこちゃんに持っていった。
「ご苦労。砂糖1つ、ミルクは入れてくれたかね?」
「もちろん!」
あっこちゃんは「えらいえらい」と頭を撫でてくれた。
いつものことだ。
でもあたしはこれをしてもらいたいがためにあっこちゃんにコーヒーを出す。
あっこちゃんはテレビをつける。
あたしはコーヒーを淹れる
・・・これがあたしたち2人だけのルール。
白い袋の正体は気になって仕方ないけど、このルールだけは破れない。
あたしはあっこちゃんの隣に座って、コタツに入る。
机が小さいから大人2人が入るのにはきつ過ぎるけど、こっちのほうがあっこちゃんとくっついていられる。
「・・・さぁ、教えてや〜あっこちゃん。」
「あ、そうやったなぁ・・・」
あっこちゃんは自分のかばんを引き寄せ、そこからさっきの袋を取り出した。
「・・・は〜い、私からえっちゃんに愛を込めて〜」
なんて冗談を交えながら、あたしにその袋から中身を出して、それをくれた。
・・・それは可愛くラッピングされていた。
「あけてええ??」
「どうぞ!!」
自然と顔が緩んでくる。
リボンをはずして、包みを開く・・・
・・・あれ・・・?
包みの中には、あっこちゃんの手作りであろうチョコと・・・
あたしがあっこちゃんにあげたはずのチョコが入っていた。
「・・・これ・・・どういうこと・・・?」
すこし、怒りがこもっていた。
・・・どうせ、お菓子作りは下手ですよ?
やけど、こんな返し方はないんちゃう??
「ちょっと・・・耳貸してみ??」
あっこちゃんが手招きをする。
あたしは顔をしかめながらあっこちゃんのほうへ体を傾ける。
「・・・・・・えっちゃんの口から食べたい・・・・・」
「えええっ!??!」
自分の耳を疑った。
今、顔がどうなってるかなんて容易に想像できる。
・・・パニックになりながらも、もう一度確認してみることにした。
「・・・・やけん〜口移しがええな〜って言うてんの・・・」
「えええええええええ!!!!!」
「ちょ、声でかい。耳元で叫ばんで。」
「ご・・・・ご、ごめん。。。。」
あっこちゃんはあたしの奇声に耳を押さえている。
いや、叫ぶな言うほうがおかしいやろ。
ってか、まずなんでこんなことさらっと言うてんの〜?
「あ、あかん〜?」
あっこちゃんはすこし笑いながら頭を掻いている。
「・・・・いえ・・・・・そんなことはご、ご、ございません・・・・・」
やばい。
どうしよう。
OKしてしまった。。。
「言うたな?キャンセルはもう、受け付けません〜!」
あっこちゃんは意地悪に、そして嬉しそうに微笑んだ。
その顔がかわいいんよなぁ・・・
あたしがボーっとしてると、あっこちゃんは早速あたしのチョコを手に持ってる。
「ほら、はよ口あけて!!」
あかんて〜。
まだ、決心ってもんがついとらんねんから・・・
OKしてしまった限り、決心も何も関係ない。
あっこちゃんははやくはやくといった顔であたしを急かす。
よしっ!
仕方ない!!
「はい、あ〜ん。」
「・・・・・・あーん・・・・」
ポイっとチョコを口に入れられる。
ん?我ながら今回は上手くいってるみたい。
味見なんて怖くてしてなかったから、安心した。
・・・あっこちゃんがあたしの肩を揺さぶる。
しまった!
そうや、あたしが食べたらあかんやん!!
・・・もう、ほとんどがあたしの口の中で融けてしまってる。
あたしは首を振る。
こんな状態のチョコ、あっこちゃんには食べさせられん。
まだチョコはあるし・・・
「そんなんあか〜ん!はよ、食べさせてや!」
あっこちゃんはあたしが口移しが嫌になったと思ったのだろうか??
無理やり、唇を重ねてきた。
あたしの口をあっこちゃんの舌がこじ開ける。
液体になってあたしの唾液と混じるチョコがあっこちゃんの口へを注ぎ込まれる。
・・・変な感じ。
あたしとあっこちゃんの口元が茶色く汚れている。
「おおお!うまい!4日間我慢した甲斐あったわ♪」
あっこちゃんはそういうと口のまわりについたチョコを舐めた。
「・・・もう、絵莉子、口の周りについてるで。」
あっこちゃんは指であたしの口の周りを撫でて、チョコをふき取り、それも舐めた。
「うん、やっぱり、うまい!!」
・・・唖然としている。
もう、今起こったすべてのことが信じられない。
意識がとんでしまったかのようだ。
でも、これだけは言える。
・・・今、あたしはすごく幸せだと。
愛する人と同じものを共有するのがこんなにも嬉しいことだなんて・・・
大切な人とこんな物で繋がっていられるなんて・・・
融かされてしまったチョコのようにあたしはとろんとしていた。
顔も最高潮に真っ赤になっていることだろう。
「・・・えっちゃん・・・??あれ、嫌やった・・・?」
「・・・う、ううん。嫌やないよ。」
「ほうか、よかった♪」
あっこちゃんは安心したように笑った。
「・・・それじゃぁ・・・おかわり欲しいんやけどなぁ・・・・」
あっこちゃんがあたしの作ったチョコを指差す。
甘えたように指をくわえながらねだるあっこちゃんが可愛い。
「・・・う〜ん・・・あたしだって、あっこちゃんのチョコ食べたいも〜ん」
そんな可愛いあっこちゃんにちょっと意地悪してみた。
「あっ、それじゃ、早くお食べください!」
あっこちゃんはそういうとチョコを渡してきた。
くそう、そういう作戦か・・・
「・・・意地悪・・・」
「何が意地悪なんでしょうかねぇ・・・?」
あっこちゃんは意地悪な笑みを浮かべている。
・・・もう分かっとるくせに・・・
「バカ・・・」
「バカと言われてもなぁ・・・絵莉子が頼むんならやってあげるで??」
もう、こんなん誘導尋問やんかぁ!
・・・でも、こればっかりは負けを認めざるを得ない。。。
「・・・え、え〜っと・・・く、く、口移しで食べさせてもらいたいんですけど!!」
後半はもうやけくそだった。
「そうかぁ・・・そうやったんかぁ・・・。それならはよ言ってくれたら良かったのに・・・」
あっこちゃんはそういうとすぐに自分のチョコを口に放り込んだ。
・・・チョコを口の中で転がすあっこちゃん。
チョコが融けたのだろうか?
あっこちゃんがこいこいといった感じで、手招きする。
・・・えぇ・・・あたしから行かなあかん?
あっこちゃんは次第に急げといった表情。
うぅ・・・しゃあない。
仕方ない。
あたしはさっきあっこちゃんがしたように口付ける。
そして、あたしがあっこちゃんの口をこじ開ける必要はなく、チョコがあたしの口に流し込まれた。
・・・おいしい。
今の今まであっこちゃんの口の中やったものをあたしが食べてるんや・・・
なんや変な感じやけど、それが幸せじゃ。
さっきみたいに無理やりじゃなかったので、お互いの口元が汚れるということはなかった。
「・・・おいしい。やっぱり、あっこちゃんはお菓子作り上手いなぁ・・・」
「そうか?良かった、絵莉子に喜んでもらえて。」
あっこちゃんは笑って続けた。
「それじゃ、おかわり、してもらうけんなぁ〜」
いたずらな顔に戻るあっこちゃん。
それが子供っぽくて、かわいらしくて・・・
「・・・わかったぁ・・・、じゃ、これ終わったら、あたしのおかわりもしてや。」
「へいへい。了解!!」
・・・2月14日、恋人たちのバレンタイン。
でも、あたしたちにとってのバレンタインは2月18日やな、あっこちゃん。
・・・来年もこうやって2人が幸せでありますように♪
エリコ
END
途中で途切れて、すまん
めっちゃ萌えいかった(*´∀`)
GJ!
GJです!!
口移しなんてエロすぎw
作者さん最高です。ぜひもっと書いてください!
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| ∩ ジャーッ ゴボゴボ・・・
__ノ .| | | _
| | .| | ./ )ノ\__ヽ
ヽ二二 ヽ -―- | | .//|\ノ(◎)
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ヽ-二二-―'
345 :名無しさん@秘密の花園:2008/02/17(日) 06:33:38 ID:cfPei63F
アール子。頼むから早く血を吐いて死んでくれよ。
あとチャットモンチーのスレで自演小説書くのもやめな。醜いから。
346 :名無しさん@秘密の花園:2008/02/18(月) 13:35:50 ID:MlibJvWc
たしかに似ている。
だらだら書く感じ。
全然だらだらしてないじゃんww
だらだら書く感じは某スレの小説の方が似てるよ
あっちはコテもつけてるしね〜
スルーしようよ
反応すると荒らしを喜ばせるだけだよ
荒らしも何も
本人の自演レス以外は
批判レスしかついていないよ
ここは
ちょっと釣られるけど,勝手に判断するのも荒らしになると思うよ。
投下レスは私もしてるから自演レスだけとかないし。
てか穏やかに行けばいいのにー
そうそう。
それに荒らしている人のように、
皆自演を繰り返すほど暇じゃないと思う。
ここは、あこえりくみついて話す場ですから。
早く萌えいことしないかなあ、彼女たち。
待ちわびている人多しw
自分もその一人w
投下待ってます!
SS投下待ちというか
あこえりの萌えい絡み待ち
944 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/20(水) 02:57:23 ID:96vHubJ4
>>940 「自演じゃない」とかしきりに騒ぐあたりが自演丸出しだからwww
945 :
自演ばばあ:2008/02/20(水) 02:58:04 ID:96vHubJ4
不思議な一致:文末考
713: 絡んでくるとはw
714:ちと気になるw
715:気になっているw
716:考えましょうかw
718:ベタにキスかなw
719:大胆なことを言うとはw
720:萌えただけだがなw
721:可愛かったなw
722:ために違いない、とw
723:そうゆうことだったのかw
724:どうしようw
もぉこの流れうざい
自演が招く自業自得の悪循環w
アール子正体ばれて大慌てw
いや違う感じかな。
バレバレなのに一人ばれてないと思ってるアール子、という感じじゃない。
なんでみんなそんなにアール子って人について詳しいんだよwww
SS投下待ってます!
試験勉強がんばれるような投下お願いします(´・ω・)w
職人さんには悪いけど様子見も兼ねて投下を自粛した方が良くないか?
というかSS投下待ち厨はちょっと自重しろ
催促だけ書くなら書かないほうがまし
だから催促してるのは自演なわけだが
レスの文末の不思議な一致:文末考
713: 絡んでくるとはw
714:ちと気になるw
715:気になっているw
716:考えましょうかw
718:ベタにキスかなw
719:大胆なことを言うとはw
720:萌えただけだがなw
721:可愛かったなw
722:ために違いない、とw
723:そうゆうことだったのかw
724:どうしようw
発売まであと一週間〜
そろそろ次スレたてる?
R子ネタの人らは、別スレでもたててろ
邪魔
そろそろ立てた方がいいかもな、確かに。
もしかして1000?
もうすぐ1000
アマルティア・1000
いつのまにかR子SSスレになってるし
いいねー久々に見たら投下されてる!
口写しGJ!ちょいエロいいねw
何が久々かいな。
自作自演のくせにw
とにかく次スレを立てましょう。
自演対策も
次スレきぼん
もうこのスレもR子に完全に汚染されてるね
すっかりR子のスレになってるし
というかこっちもID変わってないぞ?
おまい他でも自演失敗しなかった?
どんまいだww
ほんとにR子なの?
R子ってだれ?
もうちょっとで1000だ!!
早いw
意外とあっという間だな
といっても後半はまともなレス少ないけど
次スレに期待ww
これからは荒らしとかに気よつければUPも増えるでしょう
投下希望
催促レス禁止な
また荒れる
梅
ウメ
埋め埋め
とにかく埋めましょう。
産め
次スレが凄まじく荒らされてる・・・
なんか荒らし対策ないかなー。
うめ
無視あるのみ
うめうめ
スルー徹底しかないんじゃないの
「スルースルー」とか「皆さん無視しましょー」とか
いちいち反応するのが駄目なんだよ