しぶしぶ刹那は水浴びに川辺に赴いた。そして真名は部屋を準備し始めた。
温かい飲み物と,暖房を用意する。大体生活するのに必要なものは揃っているようだ。
「私が死んだらお前のせいだからな。」
刹那が震えながら小屋に戻ってくると,真名は暖房の前にイスを置き,
そこへ刹那を座らせた。
そして入れ替わるように真名は自分も外へ水浴びに行くのだった。
◇◆◇
「どうだ?少しは落ち着いたか?」
真名は小屋へ戻ると,濡れた髪をふきながらベッドへ腰かけた。
刹那はマグを手に取り,暖をとっていた。
自分のせいで真名をも危険にさらしたことを冷静に感じ始めたのか,
申し訳なさそうな顔をして真名を見ていた。
「‥‥これじゃ,確かに大浴場は無理だな。」
ベッドに腰掛けていた真名は刹那の首筋にちらついた跡に気がつき,
刹那に近寄ってそれを確かめる。
恥ずかしそうにしながらも,刹那はされるがままにしていた。
きちんと服を着れば,ぎりぎり見えないくらいの位置に納めてあるのが凄い。
「愛されてるんだな。」
真名はそう言うと,刹那を掴みあげ,ベッドへ移動した。
「何をする。」
「別に何もしないさ。今日の仕事の反省をするために‥‥お前の様子を確認したいだけだ。」
真名はベッドに刹那を座らせ,無造作に胸元を広げた。
「あっ‥‥。」
刹那は小さく声をあげ,真名から視線をそらした。
赤面した表情は明るい室内では一目瞭然だった。
「お‥‥これは見事‥‥。」
刹那の首筋から胸元,腹部にかけ,あちこち点々と淡く鬱血した個所が散らばっている。
これ以上ないくらい高揚した表情で,刹那は真名をキッと睨みつくていた。
「‥‥さて,どうしてこうなったのか教えてもらおうかな。今日のパートナーさん?」
「‥‥放して‥‥もらえなかったんだ。」
顎をしゃくりあげられ刹那は困ったように,逡巡すると仕方なく言葉を切りだした。
着替えのときに真名に衣服をすべて剥ぎ取られた刹那は今着ているもの以外着衣はなく,
従ってそれが肌蹴た今,全裸の刹那の肢体が室内灯に晒された格好となっている。
肌蹴た胸元をもう少し広げると,全身全裸の刹那の肢体が真名の視野に入った。
腹部にまで散らばっていた所有印は,実際は太腿にまでつけられていた。
「はぁ‥‥やめっ‥‥触るなっ‥‥。」
「他に傷がないか見ているだけだ。」
真名は優しい手つきで刹那の肢体に触れて言った。
その時々に触れる場所に,刹那は艶めかしい声を洩らす。
真名は口元をゆがめて,刹那に言葉を発した。
「愛しのお嬢様の前でもそんな姿態で応じてるのか?」
熱い溜息をつく刹那の耳元に詰め寄ると,真名は不敵に囁いた。
「‥‥驚いたな。近衛の気持ち分からないでもない。」
「何のことだ?」
わけがわからないという刹那に真名はそれを言葉にした。
「そそるよ。」
そう言うと真名は刹那の首筋に唇をよせ,そっと吸いつく。
白く透き通るような肌に跡を残さないようにそっと触れていく。
柔らかな感触が気持ちよくて,皮膚の薄い唇でそこを何度も触れたくなる。
「なにす‥‥やめっ‥‥龍宮っ‥‥!」
「お仕置きだ。」
「はぅっ!!」
軽く歯を立てられ,刹那はぞくぞくと背筋を走る感覚に体を捩る。
「あっ‥‥ダメだっ‥‥やめ‥‥ぁっ‥‥。」
「小さいけど‥‥感度いいんだな。」
「っぁ‥‥悪かったな‥‥くぅっ‥‥ん‥‥。」
刹那の淡く尖った頂点を真名の舌先でコロコロと転がすと,
漏れそうになる嬌声を噛み殺して刹那は悶えていた。
噛み殺しきれない声は,口元から零れ,返って艶やかな雰囲気を演出した。
「近衛が手放さないのも無理ないな。」
「はぁっ‥‥だ‥‥めぇ‥‥もうっ‥‥放して‥‥。」
「ダメだ。お仕置きだといったろ?」
真名は刹那をあやすように優しく体を撫でさする。
しかし刹那は体をよじり,真名の腕から逃げようとしていた。
仕方なく,真名は刹那の手首をつかみ,その頭上で押さえつけた。
刹那の細い腕は,易々と真名に捕らえられ,組み敷かれた。
少し高い位置からの真名の視線は,わずかに高揚した刹那の全身を見てとれた。
真名の脚で,刹那の脚を絡め取り,束縛に使っていない方の腕を刹那の攻めにまわした。
「あっ‥‥やめろっ‥‥そっちはっ!!」
「何だかんだ言って,感じてるんじゃないか。」
真名は手を刹那の体に伝わらせ,太ももを撫でさすり,その間に忍ばせた。
熱く湿ったそこは刹那の言葉を否定するには十分なくらい今の状態を物語っていた。
「ちがっ‥‥それはっ‥‥今日したばっかりだからっ‥‥。」
「ほぅ。誰と何を?」
「〜〜〜〜!!」
「誰・と・?・何・を・?」
「おっ‥‥お嬢さまと‥‥‥//////。」
真名が意地悪く顔を覗き込んでも,刹那にはそれ以上答えることはできなかった。
いまさら言わなくても,十分だろう。
真名はこれ以上ないくらいに赤らめた頬に軽く唇を寄せると,そっと指を動かし始めた。
「ひゃぁ‥‥んぁ‥‥。」
「やっぱり感じてるんじゃないか。」
「んぁ‥‥感じてなんか‥‥ぃ‥いない‥‥ん。」
「ふふっ。近衛が放さないのもわかる気がするな。」
そう言うのがツボなんだよと言って,真名は刹那の耳元に唇をよせ,
舌先で輪郭をなぞり形を確かめるように舐めた。
そして,軽く歯を立て,耳たぶを甘噛む。
刹那は小さく声を立てると,眼尻に涙を浮かべて,潤んだ瞳で真名を睨みつけていた。
「いつもはどうされてるんだ?」
「なにをっ?」
「近衛は‥‥。」
言葉を切ると,真名は刹那の中に指を沈めた。
中で指先を軽く曲げ,刹那の中に触れる。
「ふふっ。近衛はどんなふうにお前を攻めるんだ?」
「あっぁぁ‥‥ふぁああ‥‥ひっ‥‥ぁぁぁあぁぁぁんんん!!」
◇◆◇
刹那は荒く息をつき,激しく胸を上下させていた。
真名は刹那の腕を解放するが,両腕は力なく,そのままだらっとしていた。
赤ら顔で熱っぽい吐息をこぼす刹那は艶めかしく,虚ろな眼で真名の姿を追っていた。
その様子を真名は眺めながら,刹那の脚の間に体を移動していた。
刹那の両足を広げ,立てさせると,
それまで弄っていた場所がひくひくとい息衝いているのが見て取れた。
そしてふと気がつく。太ももの付け根,秘裂のすぐ近くまで,木乃香の付けた所有印が続いていた。
真名はそこを覗き込むと,赤く鬱血しているところにそっと触れた。
「っはぅ‥‥。」
「‥‥本当に愛されてるんだな。こんなところにまでキスマークがついてる。」
「はぁ‥‥ダメっ‥‥。」
真名を払いのけようと刹那は腕を伸ばすが,それは無駄な抵抗に終わった。
真名は気にせず,木乃香の所有印に触れ続け,そっと唇で触れた。
「お‥‥お嬢様は‥‥‥。手を止めてくれないんだ。」
「お嬢さまは,ずっと私を攻め続けて‥‥軽く気を失うまでイかせ続けるんだ。」
「ふん。わからんでもないな。その気持ち。」
「なぜだ?」
「お前の反応がいいんだ。あいつはSだなきっと。」
「ならお前もSか。」
「私がMに見えるか?」
「‥‥見えない。」
くすっと笑うと真名は刹那の秘芯に舌を伸ばした。
もがく刹那をよそに,その舌先は忙しく動き,刹那の攻め立てていく。
一方刹那は零れる嬌声も耐えることができず,一気に登りつめた。
「こんな感じか?」
真名は刹那の一際高い声が響いたすぐに,刹那の中に指を静めた。
そこはきゅうきゅうと真名の指を締め付け,
もっと奥へと導くように緩やかなせん動を繰り返した。
締め付けに抵抗するように内部をえぐるように動かすと,苦しそうな刹那の声がこぼれた。
「はぁっ‥‥やめろっ‥‥今イったとこだからぁ‥‥龍宮ぁ‥‥。」
「こんな時くらい‥‥名前呼んでみろ‥刹那。」
「は‥‥ぇ?」
「真名だ。」
「も‥‥止めて‥‥ま‥‥龍‥宮。」
「言ったら止めてやるぞ。」
「言わなくても‥やめろっ‥‥‥‥‥‥‥真名‥‥。」
「やっぱり駄目だ。これはお仕置きだからな。」
「っこのっ‥‥鬼畜っ!!‥‥‥ふぅ‥ん‥‥ぁまたっ‥‥。」
蕩けるような表情で,刹那が乱れる。
木乃香が惹かれて止まない魅惑的な刹那がそこにいた。
「‥‥‥そう。それがそそるんだ。」
誰ともなく真名はつぶやくと,刹那の制止も聞かず,刹那を昂らせ続けた。
◇◆◇
真名が気がつくと,見慣れた天井が視界に入った。
隣には寝息を立てて小さくまるまっている刹那が腕の中にいた。
「近衛が‥‥羨ましいかもな」
誰にもわからにないように真名は呟いた。
「この鬼畜。気が済んだか?」
「なんだ刹那。起きていたのか。」
「いいや。今起きた。唯でさえフラフラなのにこれじゃ帰れないじゃないか。」
「まだ服も乾いていない。もう少し休んでいけ。」
「お前に襲われてたら,休んでなんかいられないだろ。」
「じゃ,今度は労わってやる。」
体を起こした刹那の背に真名はそっと線を引くように撫でると,
刹那は身を震わせて声を上げた。
「やめろっ。私にはお嬢様という‥‥‥////////。」
「お嬢さまという?」
「////////‥‥大事な『主人』がいるのだ。」
「ご『主人』ねぇ。」
「逆らえないわけか。大事な大事なご主人の命令は。」
「ちがっ,そいうわけじゃ。」
「だから今日みたいなことになるんだろ?」
「////‥‥‥ほっといてくれ。」
軽口を言い合い,真名と刹那は再びベッドに体を休ませた。
真名の次の誘いを刹那はやんわりと断ると,
真名はそのまま何事もなかったように刹那と枕を並べた。
◇◆◇
「せっちゃん,昨日帰ってこんかったねぇ。うちずっと待っとったんに。」
二人が部屋へ戻る頃,まだ寮は静かだった。
しばらくして,朝食の時間が過ぎたころ,
木乃香が刹那と真名の部屋を訪れていた。
「はい。すみません。‥‥‥‥‥仕事が長引いてしまって。」
木乃香は,居心地の悪そうな刹那の様子に若干の疑問を持ちながら
出されたジュースを口にした。
「浮気してたん?」
「え゛?!」
どぎまぎする刹那に木乃香が詰め寄る。まさか冗談と思って口にした言葉に
これほど刹那が反応するとは思ってもいなかったからだ。
「そのくらいにしといてやれ。近衛。」
「龍宮さん。」
真名は刹那に詰め寄る木乃香を落ち着かせ,そっと耳元で囁いた。
「あんなにいっぱいキスマーク付けるくらい刹那のこと好きなんだろ?信じてやれ。それに‥‥‥。」
真名は体勢を戻して,刹那を見やる。
「それに?」
「あいつはお前以外眼中にないんだ。」
「たっ,龍宮〜!!」
「お邪魔虫は出てってやる。二人ともごゆっくり。まぁ,ほどほどにしとけよ。」
真名はさっさと部屋を後にする。
真名が去った後,部屋でなんかわからない
暑苦しいオーラが発生していたのは気にしないでおこう。
事の次第がばれて,刹那は木乃香から嬉し恥ずかしのお仕置きを
たくさん受けたのは言うまでもない。
エロです!! と先に書きこむのを忘れました。
お気を悪くした方いたら御免なさい。申し訳ない。
それから スレッドの設定良く知らないで
60行かけるところを30行設定投下してしまいました。
レス消費してすみません。
以上投下終わりです。
お目汚し失礼いたしました。
ご感想ご意見とうございましたら
お聞かせいただければ嬉しいです。
ではでは。
G J 。
やっぱりたつせついいなと思いました。
うわ、このせつスレの某エロ神様が来ていらっしゃるw
見事な龍にんでござった、GJ!
このせつで下克上見たいな……
>>961 う〜むエロかったなあ。いつもながらGJです!
>>964 下剋上いいよね
あと二人が対等っぽくじゃれ合うのも見たい
じゃれ合うってかエロだけどな
966 :
963:2008/04/20(日) 18:04:38 ID:Xv7+ncFw
今更ながら気付いた。
龍にんじゃなくて龍刹じゃねーかorz
>>964-965 せつこの、もしくは対等かあ……
期待を込めた微笑を浮かべる木乃香に、ドキマギしながら愛撫する刹那。
やがてこのちゃんの余裕の表情が綻び蕩け始め、反比例するようにせっちゃんの口許が歪み出し愛撫の手つきが激しくなると。
だがそこで「一緒に気持ちよくなろ?」「ウチばっかしてもらうのなんて不公平や」とばかりにこのちゃん反撃、だがせっちゃんの攻めはやまず。
お互いに愛撫しあってフィニッシュ……………とこうですか?分かりません。
うはっ。エロい。
鼻血でそうだ。(´Д`;)/ヽァ/ヽァ
マンション『このせつ』
「超さんどうだった?」
「大丈夫や、2、3日寝てたらすぐよくなるで」
超の風邪の様子を見てきた亜子は裕奈にそう告げた。
「そういえば明日だよね」
「そうや、今日はちょっと早く寝とかんとな」
亜子は小さい頃からお世話になった親戚の人が結婚するために服を整えていた。
地元での結婚式のため、二泊して戻るそうだ。
裕奈も仕事疲れから横に寝転がっている。
「色々とお世話になった兄ちゃんなんや。やっと結婚なんやな」
まさか亜子は裕奈と結婚しているだなんて知ったら驚くだろう。
小さい頃からの顔なじみのため、裕奈はその親戚の人の話をよく聞いていた。
「ひょっとして……初恋の人だったとか」
だから聞かずにはいられなかった。
「そうかもしれんな……」
ちょっと頬を染めて笑う亜子。
だが裕奈の顔は浮かない。それどころか――。
翌日、裕奈が目覚めたとき、亜子の姿は無かった。
変わりにメモが置かれていた。
『時間やから行く。風邪引かんようにな。 亜子』
メモを読んだ裕奈は、一人だけになった部屋でぼんやりとしていた。
その晩、裕奈は亜子を抱いた――と言うより襲ったようなもの。
『何するんや、酷いわ!』
亜子の声が耳に残る。
『うるさいヨ!』
隣の住人だった超に起こられてようやく収まりがついた。
大阪の会場のトイレで左肩をはだける亜子。
その首筋付近には裕奈がつけた歯型がくっきりと残っていた。
「もぉー……本気にして……」
夫の前で少々迂闊な発言だったのは認めるが、それでも……。
そろそろ時間になったため、亜子は服を整えて会場へ足を運ぶ。
それからさらに翌日。
意気消沈気味の裕奈に千雨と和美が気づいて聞いてきた。
静かな公園で裕奈は和美と千雨にその夜のことを話した。
「――で、その淡い思い出に嫉妬して思わず乱暴しちゃったって?」
「……うん」
「けっ、くっだらねぇ。聞いて損したわ」
千雨は吐き捨てるようにして言った。
「そんなぁ、そっちが聞いてきたんでしょ」
裕奈も困った表情で受け応える。
「で、亜子は帰ってくるの?」
「いや、たぶん明日の昼になると思う」
亜子のスケジュールではその予定だった。
「んじゃせいぜいそれまで凹んでろ」
「ぅぅ……」
千雨の容赦のない発言に余計に凹む裕奈。
自分がいない。自分と出会う前の出来事。淡い思い出。結婚しても埋められない部分。
初恋はとても大事な思い出。それが自分じゃなかった小さな嫉妬。
だからそれを埋めようとムキになったのかもしれない。
「亜子に嫌われるとか思わなかったのか?」
ふいに千雨がそう切り出した。
「夫婦じゃなくても……どこかで許してくれるかもって思っちゃって……」
傷つけずに距離を埋める方法なんてないのかもしれない。
本当にくだらない嫉妬と愛する気持ち。
「いいんじゃないの? 人付き合いなんてそんなもんでしょ」
「ま、恋して変な方向に腐っていくよりはましだろ」
自分と同じ立場の千雨と和美はそう言ってきた。
それぞれにも愛するものがいる。千雨のような普段から人付き合いをしない人間でも。
「それは無理。だって、私は亜子のせいで亜子しか考えられないくらい腐っちゃったんだもん」
きっとこれが答えなんだなと、裕奈は自分で言ってようやく気がついた。
それが自分の考えていたすべての答え。
「バーカ」
皮肉っぽく笑いかける千雨の言葉が、不思議と怒りに直結しない。
この場にいる三人は、その言葉の意味がよく分かっているのだから。
ごく自然に解散した三人。和美は適当に街を歩くことにした。
「朝倉さん」
幽霊のさよも、その会話の一部始終を聞いていた。
だが迷いは無い、和美にはさよが側にいる。
「さよちゃん、行こうか」
「はい」
千雨は公園前に待たされていた桜子に逢っていた。
「むぅー、遅すぎだよ千雨ちゃん」
「悪い悪い。今日は一緒に遊びに行くぞ」
「そんなこといっても無駄だもん」
遊びに誘って機嫌を取ろうとした千雨だが、桜子はそっぽを向いてしまう。
業を煮やした千雨はさらに告げた。
「分かったよ、どうしてほしい?」
「ちゃんと私が好きだって言ってキスして抱きしめて」
何だかんだ言っても、桜子も裕奈のように嫉妬してしまうときがある。
裕奈ことを聞いた後でこうなると、逆に笑えてしまった。
「ガキだな、お前は」
そう言って肩に腕を回して抱き寄せながら頬にキスをしてきた。
そして誰にも聞こえないくらい小声でその言葉を告げると、桜子は真っ赤になって俯いた。
その数分後、街中を手を繋いで歩く二人が目撃されたと言う。
何故か楽しそうにしていたのは桜子ではなく、千雨の方だと言うのだ。
「はぁー、どうしようかな……明日」
あんなことがあったことをどう謝ろうか悩む裕奈。
このまま部屋に帰っても亜子はいない。千雨の言うとおり今晩はそのまま凹み続けるのかと思う。
扉を開けようと鍵を入れる、すると鍵は開いていた。
「――?」
鍵は閉めたはずなのだが、裕奈はゆっくりと扉を開けた。
するとそこには……。
「ゆーな」
亜子が部屋にいた、明日の昼に帰ってくるはずだったのに。
「亜子、何で……」
「あはは、今日の特急で帰ってきてもうた」
少々恥ずかしそうにして笑う亜子はお土産を渡す。
そうだ、腐っているんだ。亜子のことしか考えられないくらい。
「親戚の兄ちゃんが言ってたわ、『亜子をよろしく』そんで『幸せに』って」
「亜子っ!」
裕奈は力強く亜子を抱きしめた。
夫婦の関係ではなく、ただ愛しい人のために抱きしめた。
「ゆーな」
亜子も強く抱きしめてくる。
今はそれでいいのだと思う。
だって二人の時間はこれからも続くのだから……。
完
以上最終回となります。色々と考えてこんな最後となりました。
ラストで管理人二人を入れようかと思いましたがあえてカットすることにしました。
これでマンションシリーズは終わりです。
一旦ここを離れますが、また来る際は単独のネタでいくかと思います。
色々と応援ありがとうございました。
しんみり感動しました。
感動的なお話でした。
またハートウォーミングなお話をお待ちしています。
にもかかわらず 966 で妄想萌え。
マンションシリーズお疲れ様でした。
なんだかんだで余計な心配は要らないんだよと言わんばかりの千雨や朝倉が格好良いっス。
いつか別のシリーズでお会いできる事を楽しみに待ってます。
>>974 お恥ずかしや(////)
>>966 いつになるかわかんないけど,
この市中に沿って書いてみますダ。
>>976 せっちゃんが下克上するとこうなりそう↓
いつも通り→今日の私は違いますって感じで強気攻め→最終的に返り打ち
アリアドネー組が美味しすぎる件について
新刊読んだらセツアスに開眼してしまったorz
今週の読んだ
きっとアキラは亜子に友達以上の感情を抱いているに違いない
>>980-981 さあその素敵な妄想を具体的にまとめてブチ撒ける作業に戻るんだ!
…………っと失礼。
しっかし、スレ立てって携帯からも出来たかな、あとこのせつスレや龍にんスレのアドの他に特記した方がいい事項ってあったっけ。
アキラ×亜子はガチ
昔からアキラの亜子を見る目が優しいと思ってた
987 :
名無しさん@秘密の花園:2008/04/24(木) 06:13:23 ID:DQKkXS0q
昔って大正時代から?
ゆ―亜子しか認めない
ゆー亜子、亜子アキ、まき亜子、亜子くぎ、ちう亜子、亜子せつ、何でもイケる俺は勝ち組
つまり俺も勝ち組、他の30人とどう組み合わせるか悩んだこともある
なんとなく、最近くー亜子が浮かぶ
修行で傷とか作ってそうだし
アリアドネーでなんかやりたいけど、委員長の名出し大丈夫なのかな?
微妙にネタバレだし
単行本派の俺はスルーするから安心して投下しる
あや亜子な電波が飛んでくる
心の傷を二人で共有するか
994
埋めようか
さあ、埋めよう
梅
梅
梅、スナイプもどぞ
まあいいや、梅
1001 :
1001:
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。