少女ファイトで百合

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470名無しさん@ローカルルール変更議論中
今回のバレです













fight.38 shadow








雨の降る中向かい合う二人の女がいる。
一人はモジャモジャの黒髪。もう一人は前髪で眼が隠れている。
黒髪が言う。
「あんたは天才かもしれない。でもそれだけのことよ。いい?私と組むなら手加減しないで。
もし、あんたがもう一度私を震えさせてくれるんなら、この世界で一緒に汚れてあげるわ。」


・・・・というドラマの予告シーンをみて盛り上がる女バレ一年。(タイトルは『死線上のアリア』)
志乃 「そんなに気になるなら長谷川さんに聞けば?」
厚子 「へ?なんで長谷川に?」
志乃 「ハァ?今の長谷川さんのお母さんじゃない」
一同 「あ、そーなんだ。へー・・・・・・・・・・・・・( ゚д゚)ポカーン・・・・・・・(;・∀・)ハッ?・マジで!?女優とは聞いてたけど」
ルミ 「ルミ、そんなみんなのバレーバカっぷりが大好きだよ・・・」 

女バレは夏休みを利用して弱点の補強を行うことに。
合宿の仕上げに再び桃園(葛原のとこ)と練習試合の予定。
あんな格下相手じゃ練習に・・・と志乃が言うと、このシフトでもそんなことが言えるかと各自特性とは真逆のポジションを命じられる。
(センター ユカ・練・学、 レフト 志乃・ルミ・ナオ、 ライト 厚子、セッター サラ・鏡子)
それをきいて困惑する一同。
そんな中、学はセッターのままではいけませんかと問うが例外は認めんと却下される。
471名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/27(月) 13:00:47 ID:KE8us70t
不慣れなライトのポジションに苦しむ厚子に、いい機会だからとことんやんなと助言するユカだが、
ユカ 「まだいいじゃんあんたら・・・私なんかさ今日から体重まで落とさないと横移動がさ・・・(((;゚Д゚)))」
鏡子 「いやいや、ユカはその存在だけですでに常時ブロックだし」
Σ(゚∀´(┗┐ヽ(゚Д゚#)ノ

積極的にセンターに取り組もうとする学ぶに様子をみて、最近顔つきが変わってきたなと話す陣内監督と由良木姉。
練習が終わり一緒に帰ろうと学を誘う練だが、自主練があるからと断られてしまう。
一人で電車を待つ中、最初の頃の頼りなかった学を思い出し少し寂しさを覚える練。そこへルミコがやってくる。

今日はルミコの好きな相手の誕生パーティーとのこと。
なぜその相手と遠距離になるのに寮へ?と練が問うと、母である女優組子とあまり一緒にいたくないと言う。
キレーでやさしく忙しくてもごはんも作ってくれるので大好きなのだが、好きな相手・町蔵が昔から組子のことを好きなのだと考えている。
そして自分が組子の娘だから大事にしてくれるのが辛いと話す。

風呂上りの志乃。今日はルミコがいないため部屋には志乃一人だけ。
ルミから町蔵のことを教えられたときを思い返す。
ルミ 「そうだ!もうすぐ町蔵の誕生日だからその日だけ帰省するね。志乃ちゃんルミがいないとさみしい?」
志乃 「べ・・・別に!広く使えてせいせいするわ!さあもう寝るわよ。明日も早いんだから。自分のベッドに戻りなさい」

志乃 「・・・・長谷川さん」
ルミ 「『ルミ』だよ志乃ちゃん(´∀`)」
志乃 「う・・・うるさいわねわかったわよ。言っとくけど2人のときだけよ(*´ω`*) ル・・・ルミ?」
ルミ 「なあに?志乃ちゃん」
志乃 「その・・・町蔵って人がお母さんのことを好きだって心配してるの・・・、ルミの早とちりよ多分」
するとルミは志乃のベッドに潜り込む。
ルミ 「やっぱりいっしょにねるー(´∀`*)」
志乃 「なっ・・・、狭くて寝られないじゃない!も〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!(*´Д`)」

今は志乃一人だけのベッド。「広いわね・・・・」

帰宅したルミ。母組子も大喜び。しかし、お祝いをここでやるはずなのにまだ準備がされてないことに気付く。
組子 「それがね・・・いつもの・・・」
町蔵の仕事場へ鉄男がやってくる。部屋の中に入っても組子のドラマ(死線上)に見入ってて気が付かない。
ドラマの脚本は二人同級生・悦男が二人のことモデルにして書いてるもよう。
こんなこと言ったか?と恥ずかしがる町蔵だが、堺田く・・・あ、堺田先生の言ったことは全部覚えてますよ、と返す鉄男。
ルミコと組子もやってくる。
町蔵の原稿はまだ仕上がってないが、鉄男と組子は2時間くらいルミコと休憩とってくださいとアシを連れて外へ食事に出て行く。
472名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/27(月) 13:02:21 ID:KE8us70t
ルミ 「町蔵のはルミがつくるもん。文句ある?( ´∀`)」(手には包丁)
町蔵 「ないです、ごめんないさい」

町蔵 「アレ お前また背ぇ伸びた?」
ルミ 「ママより少し高くなったよ。おばーちゃんに似たのかな」
町蔵 「胸は鉄男似(つるぺた)だよな」
ルミ 「バレーのジャマにならないからいいんだもん( ´∀`)」(手には野菜切る金具)
町蔵 「ごもっともです、すいません」
ルミ 「どーせママみたいにはなれませんよーだ」
町蔵 「いや、お前の胸が手が隠れないほどあったら逆に気持ち悪いよ」
ルミ 「アレ?なんでママの胸がそこまで大きいって知ってるの?ねえどうして?(´∀`)」
町蔵 「そ・・・そりゃ、お前あんだけでかかったら服の上からわかっだろ」
ルミ 「フーンフーンよく見てるんだねー。なんだか触ったことがあるかのような物言いだったからさー(´∀`)」(ズダダダダダとみじん切り)

ルミは早く町蔵の嫁になりたいと迫るが町蔵は断る。
町蔵 「前にも言ったけどお前が春高優勝するくらいマジメにバレーやったら考える」
ルミ 「春高優勝した後、『次はVリーグで優勝したらな』って逃げない!?」
町蔵 (||´Д`)o=3=3=3 ゴホゴホ
ルミ 「ああああ やっぱみんなの言ったとおりだ〜〜〜。ずるいよ町蔵〜〜〜」
町蔵。oO(なんつー勘のいいツレだよ)

町蔵はもっと他の男なども見てみろとなんとか説得しようと試みるがうまくいかない。
そうした上でやっぱりおれがいいと思うなら、そん時はオレがもら・・・というのを最後まで聞かずルミは出て行ってしまう。
置きっ放しの荷物の中に「これおもしろいよ」と書かれた封筒に入った漫画の原稿のコピーを発見する。

学校に戻ったが浮かない表情のルミ。チームメイトの前ではいつもの表情をするが、志乃は違和感を覚える。
食事休憩でテレビを着けるとエドガワ排球団映画化を伝えるワイドショーが放送されていた。
町蔵がインタビューに答えている映像も流される。そのときルミは電話の為席を外していた。
続いて、本日発売の写真週刊誌で組子と町蔵の二人で買い物する様子が不倫熱愛として掲載されているのを伝える。
二人が高校時代からの付き合いであるとか、組子の夫鉄男が町蔵の担当編集だとか、
数年前隠し子報道で話題になった娘がいたとしてルミの顔写真も映される。

見ていられなくなりテレビを消す女バレの面々。
そんな中志乃は奥平に電話をかけ、女優の組子の件で報道管制するように祖父に伝えておけと言う。
最初は静かな口調だったが、鬼の形相に。
志乃 「ハア?ちょお待てやと!?今すぐ女優の組子に関する不倫報道握り潰せえ伝えんかい!!
    はよせんと二度と見舞いに行かへんで!ワレもカタギんなって組のモンに追い込まれたいんか!?」
一同 (;・∀・)
鏡子 「おーおー一番嫌いなヤクザパワーあんたがフル活用するとはね〜〜」
志乃 「別に・・・誤報ですから」
鏡子 「じゃーあたしも一番苦手な三國パワーで雑誌買い占めっかねー」

そこへルミコが笑顔で現れる。皆は、今の全部聞いて・・・と心配するが、ちょうど組子からの電話で
映画宣伝の話題として事務所もOK出したもののできた記事の過激ぶりに本人達もとまどってるとのこと。
みんな気にしないでご飯の続き食べてね、と言うと倒れてしまう。
慌てて志乃が「ルミ!」と腕を掴む。
ルミ 「あ・・・、ありがとう志乃ちゃん。ルミのこと・・・・守ってくれ・・・て・・・(´∀`)」
志乃 「バカ・・・ッ!あんたはいつも笑ってごまかしすぎなのよ・・・!」

続く