少女ファイトで百合

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430名無しさん@ローカルルール変更議論中
別に早くもなんともない文字起こしです。










fight.36 know

大阪から戻り、今は夏休み。
練がシゲルに電話をかける。21時だがシゲルはすでに寝ていた。
明日、バレー部で肝試しをやるのでペア組もうと誘うが、シゲルは乗り気でない。
曰く「暗いとこ怖いから」
困ったシゲルは龍馬に電話をかける。

ミチルは小田切家で、学の弟明と部屋のドア越しに対戦ゲーム。(モニター2台使用?)
明はひきこもりやめろって言わないんだねと聞くが、ミチルは
自分と向き合うのが怖いから他人とのふれあいに逃げてただけと言う。
明の顔が見たいとは思うが、それはオレと目を合わせて話したいことができた時でいいよ、答える。

学両親とともに食事をし帰る際、明日バレー部で肝試しをやると聞いて少し不安を覚える学パパ。

肝試し舞台は厚子の実家の寺。
ミチル・学、ヒロ・厚子、三國兄・志乃のペアでまわって行く。
シゲル・練ペアの番。脅かし役の龍馬が背後から練に抱きつき、ビックリした練は駆け出す。
坂道で滑りそうになるが、そこは龍馬が助ける。しかし、追いかけたシゲルは転んでしまう。
練 「めずらしいね、シゲルがこけるなんて・・・」
龍馬 「あー、シゲルたんちょっと具合悪いんだよ。念のため二人はここまでにしときましょう」
シゲル 「お前どさくさで触ってんなよ」
龍馬 「練ちゃんて意外と胸あるよねー」
シゲル 「・・・殺す」
シゲルは浮かない表情。

鏡子は、ヒロの恐怖の表情の写真を手に取りご満悦。(ヒロは魔女達の仕掛けで大絶叫)
「あー、おもしろかった〜肝試し。記念写真もいっぱい撮れたしー」
ヒロ 「くっ・・・」
431名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/26(月) 12:31:47 ID:XyCCOzkL
学はミチルを連れて、視力検査のため父の勤める病院へ。
(ちなみにその病院はあの「菅原総合病院」。院長とも顔見知りのよう。)
眼科の部屋に着くと中からシゲルの声が聞こえたような・・・。
そっと覗いてみると、シゲルが学パパの診察を受けている。

シゲル 「・・・やはり夜盲が以前より強くなってる感じですね。試合中にライトの光が多く目に入ったのかもしれません」
学父 「じゃあやはり遮光眼鏡を新調したほうがいいね。濃い色の方がいいけど学生さんだしね・・・。」
ミチル 。oO(・・・なんだ?眼精疲労でもひどいのか?)
学父 「それと気にしてた医療費のことだけど、この網膜色素変性症は特定疾患指定だから
     病状が進行しても負担は軽減されるようになるから心配しないように」
シゲル 「助かります。先生、
     どうしても来年見たい試合があるんですけど、それまでオレの目は持ちこたえられますか?」
ミチルと学は聞いていられず病院の外へ駆け出す。

ミチルは合点がいく。
家を建て直さないのは、構造に慣れている家であることや、治療費の為。
実は父親もあまり目が良くなく、シゲルにやたらと厳しいのは、
将来目が見えなくなってもちゃんと生活できるよう訓練をさせていたから。
シゲルのことはただ単に視力が悪いだけなのだと思っていたが、そういえば最近やたら早寝していた。
男バレをやめ、女バレトレーナーになったのも学校の温情。ダメな特待生はすぐ切るはずだし。
ミチル 「・・・・そりゃそうでもして、ちょっとでも見れるうちに身ときてーわな、練をよ。(´Д⊂ヽ 」
学 「式島君!帰ったらちゃんと症状を調べてみましょう。今は落ち込むより理解する方が先です!ねっ。」

変わって、シゲルと練。
昨日はゴメンと謝る練。体調が悪いというか、マジで最近暗いとこがダメと答えるシゲル。
なにか怖い目にあったかと心配する練。シゲルからみるその練の顔はかなりぼやけている。
練を抱きしめるシゲル。
練 「〜〜〜?じゃあさ、暗いとこはさ私がいつもシゲルの手をつないで歩くよ。そしたら怖くない?」
シゲル回想。
既に幼いころから目のことを父から告げられていた。
真理と歩いている際、練が短冊にシゲルの嫁になれるようにあったと聞かされるが、
目のことを打ち明け、迷惑をかけるのでだれとも結婚しないと言う。
それを聞いた真理はシゲルにキスをし、約束して、いつかその時がきたら練を信じて甘えてあげてねと微笑みかける。
432名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/26(月) 12:33:21 ID:XyCCOzkL
練は今いる場所が、その光景を目撃した場所だということを覚えており、姉ちゃんに悪いと心配するが、
シゲルは逆に真理がしたように練にキスをする。
練 「もうっ。私は姉ちゃんじゃないんだからねシゲル!」
シゲル 「当たり前だろ」

小田切家。
引きこもりに病気のことを調べてもらう。
徐々に視野が狭くなり失明状態になる恐れもある。治療法は確立されておらず、3〜40台で失明することもあるが、
80歳でも視力を保ってる場合もあるとのこと。
ミチルは、なんで自分でなく実力のあるシゲルがなるんだ。
自分がデキが悪いから親父にほったらかされてるのだとばかり思っていた。
自分が一番何も見えていない、と泣く。

それを聞いた明は、ドアを開け姿を現す。
明 「お兄さんが一番辛いのは、ミチル君や周りの人に悲しまれることだと思う。
   それが本当に不幸なことかどうかなんて、本人以外決められない。
   ミチル君や姉ちゃんだけは、僕のことを何も決めつけずに見守っていてくれたように、
   できれば・・・お兄さんにもそうしてあげて欲しいよ。」
驚く二人。
ミチル 「明・・・。どうしてそこから・・・」
明 「だって・・・これは・・・。ドア越しとかじゃなくて、ちゃんとミチル君の目を見て言わなきゃって・・・。そう思って。」
ミチルは明を抱きしめ「ありがとな」
ミチル 「・・・つか、背たけーなお前・・・」
明 「うん、よく言われる」
感激する学がふと部屋(元物置?程度の広さ)に目をやると、その机の上には漫画の原稿用紙が。

続く