毎度毎度お邪魔してしまいすみません。
fight.34 ネリが跳ぶ
魔女と呼ばれてることに掛けて「東京の魔女やな」等と周囲から噂される黒曜谷の面々。
決勝戦の相手チーム(浅葱)は志乃の中学時代のチームメイトの学校で、
守備に力を入れてたので彼女らの力で勝っていたようなものと評する。
そこへ、キモヲタに扮したヤクザ二人が(:.;゚;Д;゚;.:)ハァハァ言いながら志乃の前に現れる。
志乃 「な・・・何なの祖の格好。バカなの?」
ヤクザ(奥平)曰く、志乃の祖父の組長が危篤なのですぐ病院にきてほしいとのこと。
だが志乃は祖父に会いたくないし、決勝もあるので行かないと言う。
鏡子 「・・・伊丹、とにかく監督に報告に行くよ。あんたがどうするかは監督次第だ」
志乃 「ちょ・・・・。キャプテン。監督には言わないで・・・」
鏡子 「 (#゚Д゚)あ”?」
志乃が出て行くのをみかけたの中学時代のチームメイト・浅葱高のメンバーが何かあったのかと声をかけてくる。
事情を説明し、学が中学時代勝てたのはみなさんの守備力のおかげだと言っていたと伝えるが、
浅葱のメンバーは強かったのは志乃のおかげ。八百長でないのは自分達が一番わかっている。
志乃が同じ高校に行かなかったのは、ま八百長云々言われないよう自分達に気をつかったためだろうと量る。
彼女達を見て練は、私はチームメイトから逃げるしかできなかったし、できれば今も会いたくない。
でもいつか戦うときがきたらちゃんと向き合わなきゃねと学に語る。
決勝戦。
なぜかそこには志乃が。
(;・∀・)ハッ??な面々。
優先順位の重さは人によって違う。ただし伊丹が途中で退場を期待すればすぐに交代させてやる、と説明する笛子。
やはり試合に集中しきれない志乃。そんな志乃に対し
厚子 「ボーっとしてんじゃねえ!マジで交代しろって」
ルミ 「志乃ちゃん。ルミも帰った方がいいと思う」
ユカ 「そりゃそーだよ伊丹。こんあブレブレの球私じゃなきゃ打てないよ。早く行きなって!」それぞれが気遣う。
厚子 「サラ先輩もなんとか言ってやって下さいよ。」
サラ 「わ・・・私ですか? 私は・・・行きたくない気持ちも理解できますのでなんとも・・・」
厚子 「なんじゃそりゃ〜〜〜」
行かないと後悔する。怒ってるのならそれもちゃんと伝えた方がいいと言う練に対し、
「あんなおじいちゃんなんて死んじゃえばいいのよ!!」と言う志乃。
それを聞いた練は志乃に対してアタックを打ち込む。
志乃 「なっ・・・」
練 「私もねーちゃんに言った。くだらないケンカして、冗談でねーちゃんなんか死んじゃえって。
次の日ねーちゃん帰ってきたらごめんって謝るつもりだった。でも言えなかった。(真理の遺体の絵)
今さっきの伊丹さんは私そっくりなんだ。だからお願い、まだ相手が生きてんなら最善を尽くして。
死んだらもう会えないんだよ」
志乃 「 」
「驚いたわ。あなた自分にしか興味ないんだと思ってた。」
志乃は笛子に交代を申し出る。
鏡子と交代する際、無理はしないで下さいと告げる志乃。
そんな志乃を鏡子は抱きしめ、「まかせろ」とおでこにキス。
志乃 「なにすんですかキャプテン」
鏡子 「間に合うおまじないだよー」
ざわつく場内。
「なんなのこの学校」「プレー中に伊丹に帰れだの交代しろだのアタックだのキスだの」「頭おかしいんと違う?」
「キャプテンはレズなんかしらんけど変態みたいやしなあ・・・」「でも傍から見る分には面白いかも」
鏡子 「きたよこれ!客席もブーイングからドン引きになったので今のうち!こっから仕切り直すよ!」
練に対し「よく言った」といいながら練乳を揉む。
練 「ぎゃっ。セクハラしすぎっスよキャプテン」
鏡子を観察し、あらためてそのプレー凄さと、いるだけで不思議と負ける気がしないと感じる学。
スタミナの切れてきた鏡子。練とアイコンタクトを交わす。
相手チームの裏をかく鏡子・練によるクイックでのバックアタックが決まる。
そのプレーに引き込まれる場内。
病院に向かう志乃。
試合心配ですわなと問われるが、「別に」と答える。
「・・・うちには魔女がいるからね。負けるわけないのよ」
次号へ続く。