936 :
908:2006/12/26(火) 17:18:13 ID:3ESIsCw6
「……嫌だからね」
「エリカちゃん、往生際悪くない?」
「嫌なもんは嫌。これ以上アンタにキタナイことさせんのが嫌なの!」
膝を掴まえていたサエコの手からチカラが抜ける。そのまま黙り込んでしまった事が不安を呼んできて、
おそるおそるエリカが俯かせていた頭を上げると、そこには困った様に眉尻を下げて、だけどとても
柔らかな眼差しでエリカを見つめているサエコがいた。
「…エリカちゃんってコは、ホントにもう…」
呆れたような声色で告げると、サエコはエリカの顔のほうへ手を伸ばしてきた。咄嗟に身を捩った
エリカだったけれど、サエコの手がそれより早くエリカの両頬を捕らえる。
「そんな事言うのはこの口かっ!」
軽くつねるようにエリカの頬肉を引っ張り、眉根を寄せてしまったエリカに唇を押し付けた。
「……エリカちゃん、あんまり煽らないでって言ったじゃん…」
「…あたしは、あたしの何がアンタを煽ってるのか判らない」
唇を離れたサエコの唇が頬を滑って耳元に辿り着く。
「いちいち可愛すぎるんだよ、エリカちゃんは」
937 :
908:2006/12/26(火) 17:19:05 ID:3ESIsCw6
吐息と一緒に吹き込まれた言葉に身震いした時、サエコの手がエリカの下腹部へと下りてきた。
「もし痛くしたら、ごめんね?」
「……ゆっくりしたら、痛くないんじゃないの?」
耳元に触れる息と唇だけで既に息が上がり始めているエリカの言葉に、一瞬サエコのカラダも硬直する。
「……理性が持てば、ね…」
その声がサエコの耳に届けられてすぐ、エリカの下腹部に下りていたサエコの手は、
エリカのカラダを覆っていた最後の一枚の中へと滑り込んだ。くちゅ、と、いやらしい水音がした。
「……ひ、ぁ…っ」
そっとそっと、エリカの怯えも羞恥も困惑も判ったうえで優しく触れてくるサエコの指。
訪れる快感と同時に、自身のカラダの状態をサエコはどう感じたのか、そう思うと羞恥心は
どんどんその加速を続けていく。確認などしなくても判るくらい、恥ずかしくて意識を
手放したくなるくらい、そこは次への期待に満ち溢れている。
938 :
908:2006/12/26(火) 17:20:30 ID:3ESIsCw6
「…痛くない?」
エリカが今まで同性にはそんな場所を触れられた事がないのと同様に、恐らく、
というより絶対、サエコも触ったことなんてない。エリカの抱える怯えや羞恥や困惑は、
きっとサエコも感じていて、そしてそれらの表面部分が強すぎてすぐには気付けないけれど、
サエコそこにはきっと、緊張も孕んでいる。意識しなければ判らないそれは、
お互いがお互いに、声の調子で判ってしまう。こくこくと頭を上下させて応え、
サエコの背中に手をまわしてしがみつく。と、サエコの爪の硬質感が敏感な部分に触れ、
思わずカラダが揺れた。
「…うわ、…ごめん…」
「へー、き…」
サエコの服を握り締めながらエリカは呟くように言った。
「…気にしないで…、ゆっくり、動かして……」
熱い吐息と一緒に請われた声に応える様に、サエコはゆっくり、指を上下させる。
慣れない行為からくる緊張のせいでぎこちないその動きは、逆にエリカのカラダを敏感にさせた。
「…っ、…んっ、あ…っ、ちょ、待っ……」
「ん?」
939 :
908:2006/12/26(火) 17:21:24 ID:3ESIsCw6
細心の注意を払いながら触れてくるその動きは、確かにエリカの意識を揺さぶりはするの
だけれど。エリカの口から漏れただけにも聞こえる声さえも聞き逃さないでいてくれた事が
エリカにはひどく嬉しかった。
「も、もうちょっと…上の、ほう…」
「え? …あ、ああ…。……このへん?」
「アッ!」
言われた箇所を少し強めに擦り上げると、エリカは腰だけでなく全身を震わせながら
ますますサエコにしがみ着いてきた。
「ここ? ここがイイの?」
「…んっ、…や…ぁっ」
「ウソつき、イイんでしょ?」
「…っ、アッ、…アッ!」
乱暴すぎると傷をつけてしまいそうだと思いつつも、湧き上がる熱情に逆らう気持ちも
膨らんでいく。
「……エリカちゃん?」
耳の奥へ息を吹きかけながら、勿論指の動きも止めないままで、舌で耳の輪郭を辿って
甘噛みしてみる。声を殺しながらもびくびくと小刻みにカラダを震わせるエリカを
抱きしめながら、自分の心許ない愛撫でも確かに感じてくれていることがサエコの
感情をますます煽って昂ぶらせていく。
940 :
908:2006/12/26(火) 17:22:43 ID:3ESIsCw6
「エリカちゃん…、ねぇ、イイ?」
我ながら、意地悪な問いかけをしているものだとサエコは思った。こんな時にそんな
質問をするようなヤツは野暮だとずっと思っていたのに、今ならその気持ちも判ってしまう。
「…っ、く…っ、アッ、アア…ッ」
サエコの問いに答えるように、サエコの肩先に額を押し付けながら小刻みに首を上下に振る。
「…エリカちゃん、…エリカちゃん…」
何度も何度も囁いてみた。エリカの意識が飛び始めていることを承知で。
「…ん…アッ、…も…、…焦らな、いで…っ」
その言葉の意味がちゃんと判って、サエコは一度、潤いを失い始めた自身の唇をぺろりと
舐めた。それからそっと、指を少しずらしてその泉にあてがう。
「…チカラ、抜いててね」
くっ、と空気が緊張を孕む。ごくりと唾を飲み込みながら、サエコは静かに、蜜の溢れる
その泉の奥へと指を挿し入れた。
「ん…、ふぁ…、あぁ…」
サエコの指を受け入れたエリカの口から漏れた声は、とてもとても艶やかな響きで
サエコの耳に届いた。自身の爪がエリカを傷つけない様にと思うけれど、昂ぶりだした
感情のブレーキがその効力から逃げ出そうとしているのが判る。
941 :
908:2006/12/26(火) 17:23:52 ID:3ESIsCw6
「エリカちゃん…っ」
「くぁ!」
ぐっ、と、サエコの指先にチカラがこもる。幾らか強く押し入ってこられても、痛みは
感じなかった。それよりも、自分とサエコは今繋がっているのだということがエリカの
感情とカラダに火を付ける。
「ア…ッ、…っ …アッ! …も、もっと…っ」
嬉しい言葉が聞こえて、サエコは自身の感情の赴くまま、親指の腹でエリカの敏感な
部分を少し強めに押しながら、更に奥へと押し入った。
「…ア…ッ! …っ、もっとぉ…!」
請われるまま、今度は指を増やしてゆっくりと押し入る。挿入ってくる感覚で幾らか
呼吸が苦しくなるけれど、それすら快感が打ち勝ってエリカは更に嬌声を上げる。
室内に充満する互いに熱を持った息遣いと淫らな水音に誘導されるように、エリカの
意識がだんだんと白く濁り始める。
「もっと…、もっと奥ぅ…、ひぁ!」
かり、と、硬い何かがエリカの内側を唐突に刺激した。
「…っ、そこ…っ!」
「…ここ?」
耳元での問いかけにエリカは何度も何度も首を縦に振って見せた。
942 :
908:2006/12/26(火) 17:24:54 ID:3ESIsCw6
「イイ…ッ、も…っ、もっと突いて…っ!」
「だ、だいじょうぶ? 痛くない?」
「い…、たく、ない…、からっ、いいから…っ、…突い、て…ぇ…!」
求められる言葉のままにエリカの内側へと強く突き上げると、エリカは堪えきれなくなった
ように喉を反らした。
「アアーッ!」
サエコの肩を掴み、指を受け入れながら腰を揺らす。
「ん…、ぅん…っ、は…っ、ア、アッ!」
「エリカちゃん…」
反らした喉にゆるく噛み付きながらその名を呼ぶ。
「…イ…ッ、…アッ、ぁん! …イク、…イク…ぅ!」
サエコが指に更にチカラをこめたと同時にエリカのカラダがびくん!と強張った。
幾らか浮いていた腰が、一瞬ののち、ゆっくりとソファへと落ち着く。
943 :
908:2006/12/26(火) 17:26:00 ID:3ESIsCw6
「…はっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ……」
激しい息遣いがサエコの耳にも届けられる。頂点に達して一気にカラダからチカラの
抜けたエリカが、掴んでいたサエコの肩からも手を離して、ぐったりとソファに沈んでいく。
「…だい、じょうぶ?」
言いながら指を抜かれ、その感覚にまた快感を刺激されながらエリカはカラダを震わせた。
「…へーき、だってば…」
はーっ、と深めに息を吐き、目を閉じながら乱れた呼吸を整える。なんだか思っていた
よりも脱力感が激しく、ソファにカラダを沈めたままでいると、不意に腹のあたりを
撫でられ、思わず目を開けた。
「…ちょ…、何してんのよ?」
撫でたのはサエコの手ではなく、舌だった。
「舐めてるの」
「…っ」
ちらりと目だけが向けられる。その瞳の奥に見えたのは、敢えて確かめる必要もない、
顕著な欲求。
「……ヤリ足りないの?」
「直球だなあ。エリカちゃんにもっと気持ちよくなってほしいだけだよ?」
944 :
908:2006/12/26(火) 17:27:30 ID:3ESIsCw6
まだ身に付けたままだった最後の一枚を、カラダの自由がままならないのをいいことに
さっさと剥ぎ取られても、エリカは何も言わなかった。
「…そんなにしたかったら、あたしをベッドまで運んでみなさいよ?」
珍しくエリカの言葉の意味を計り損ねたのか、サエコが眉根を寄せながらゆっくりと頭を上げた。
「難しいことじゃないでしょ?」
にやりと口元を綻ばせると、エリカを見つめていたサエコの目が一瞬大きく開かれた。
「…すごい大きく出たね。体力であたしに勝てる?」
「さあね」
言いながら、両手をサエコに向けて伸ばした。
「…ただ、ここだと落ち着かないと思っただけよ」
差し出された両腕を掴まえてソファから引き起こし、そのままエリカの
背中へと腕をまわし、勢いづけて一緒に立ち上がる。
「…これまた激しい誘い文句だねぇ」
くつくつと喉の奥で笑いながら、腰を落としたサエコがエリカの下半身に抱きつくようにして抱き上げた。
945 :
908:2006/12/26(火) 17:29:08 ID:3ESIsCw6
「…そこまで言われたら、もう手加減しないよ?」
「いいわ。のぞむところよ」
抱き上げられたのに不本意なカンジは微塵も受けなくて、むしろ次への期待に
胸が躍っているのをエリカは感じていた。ベッドに下ろされ、重力に逆らわずに
横たわったエリカにサエコが覆い被さってくる。
「恥ずかしがるエリカちゃんも可愛いけど、強気なエリカちゃんも、また気分盛り上がるんだよねぇ〜」
「余計なこと言わないでいいのよっ!」
期待通りに強気な言葉で吐き捨て、エリカのほうからサエコの唇を塞いだ。そのキスには勿論照れ隠しが
含まれていたけれど、サエコは気付かないフリで、嬉しさを噛み締めながら快く受け止めた。
「…じゃ、第2ラウンド開始」
おわり・・・
946 :
908:2006/12/26(火) 17:32:05 ID:3ESIsCw6
うわぁ、ものすごい長くなっちゃってスマソ。
どっちがウケとか攻めとか好みはあると思いますし、
両方試してみてやっぱこっちの方がしっくりきたので・・・
前半は逆の方がいいかなぁとも思ったんですけど。
って事で失礼しますた(`・ω・´)
GJ!
>>908 すげえよ。すげえGJだよ。
文章そのものの軽快なテンポ、絶妙な台詞回し、
ジェットコースターみたいな展開どれもこれもすげえGJだよ。
今日、結衣に告白されたサエコの続きを書いてたんだけど
俺みたいな小物はお呼びでないな。
もう少し練ってみるわ。
949 :
名無しさん@秘密の花園:2006/12/26(火) 18:46:14 ID:aIdLzq5z
元ネタ読んだことあるwww
>>548 楽しみにしてます!
950 :
名無しさん@秘密の花園:2006/12/26(火) 18:49:05 ID:aIdLzq5z
951 :
908:2006/12/27(水) 00:13:13 ID:S4tSBo4n
別PCからなんでID違いますけど908でつ。
>>947 >>948 ありがd。とは言っても上に書いてあるように、職人さんが作ってくれたものを
ちょっと訂正してうpしただけなので、私は全然とゆうことで。
けどこれだけ長文なので結構大変でしたけど (;^_^
949さんも元ネタ見たことあるみたいですし☆
私個人が作ったとか全然そんなんじゃないんで、948さん、是非よろしければうpを☆
って、日付変わってるんで同じPCからでも、どっちみちID違うのか・・・スマソ。
GJ!!!!!
948さんのも期待してます!
954 :
名無しさん@秘密の花園:2006/12/27(水) 21:13:51 ID:SoDudNlU
そろそろ1000いきますね
誰か新スレたててください!!
このスレがないと死んじゃいます・・・
955 :
名無しさん@秘密の花園:2006/12/28(木) 00:43:41 ID:dsgXjJ79
アナル調教きぼんぬ
956 :
名無しさん@秘密の花園:2006/12/28(木) 00:51:58 ID:OQ5kobeA
シリアス長編系キボン
書いた。埋め立てだと思って我慢してくれ。
>>820-
>>833のやつの続きだ。
958 :
833の続き:2006/12/28(木) 18:48:00 ID:Omxe1XMA
私は、何もいえないままくるりと振り返ってバスルームの中に逃げ込んでしまった。
閉じられた曇りガラスの向こうで結衣ちゃんが固まっているのがわかる。
湯船の中に少し冷えた体を首までつける。
湯船に張られたお湯の暖かさはいつか私を抱いてくれたときのエリカ様の暖かさを思い出させてくれる。
髪を優しくなでてくれるエリカ様。
交差するように髪を優しくなでてくれた結衣ちゃんの姿が脳裏に浮かぶ。
記憶の中のエリカ様が、ずるいの一言すら言えない私の涙を黙ってぬぐってくれると、
再び交差するように、黙って涙をぬぐってくれた結衣ちゃんの姿が脳裏に浮かんだ。
でも私には結衣ちゃんを傷つけることしかできなかった。
ガラスの向こう側から結衣ちゃんの押し殺した泣き声が聞こえる。
私も結衣ちゃんのことが好きだよ。
そんな短いウソさえいない自分が歯がゆくて仕方なかった。
お風呂から上がるのが少し怖くてなかなか上がれずに少しのぼせてしまった。
でも恐る恐るお風呂から出た私を待っていたのは、意外にも結衣ちゃんの笑顔だった。
「お風呂長すぎだぞ。最近お風呂に入ってなかったの?」
「え、・・・そ、そんなんじゃないよ。」
透き通るような結衣ちゃんの笑顔にちょっと戸惑ってしまう。
まるでさっきまでの出来事がなかったような錯覚すら覚える。
「ハーブティ入れるから飲んでく?」
あくまでも軽いタッチでたずねてくる結衣ちゃん。
「え、でも明日撮影が早いから。」
「そんなこと言わないで飲んでいきなよ。
ほらほら、そこ座って。」
結衣ちゃんは半ば強引に私を座らせると小走りでキッチンに向う。
お湯が沸くまでの少しの間結衣ちゃんの部屋でぽつんと待たされる。
しっかりとした防音設備の行き届いた部屋で一人になると
『エリカさんじゃなくてごめんね』
というあのときの結衣ちゃんの言葉がなぜか思い出された。
ずぶ濡れの私を抱きかかえるように歩く結衣ちゃん。
痛いほど強く手を握って必死に走る結衣ちゃん。
エレベーターのボタンを真剣に連打する結衣ちゃん。
何も言わずにバスルームに逃げ込む私。
さっきまでの出来事が走馬灯のように頭の中でぐるぐると駆け巡りはじめる。
私ってこんなに泣き虫だったんだなぁ。
言葉にして口に出すことのできない思いが涙になって出てしまうと切実にそう感じた。
「できたよー。京都の宇治茶だよー。」
ちょうどそのとき、そういいながらお盆を持ってそろそろとこちらに向かってくる
結衣ちゃんと目が合った。
ガシャーン
大き目のグラスに並々と注いだ緑茶が、湯気を立てながら一面に広がる。
「私がさっきお風呂の前で言ったのは冗談だよ。」
飛び掛ってくるような勢いで結衣ちゃんがすぐ目の前にまで顔を近づけてきて言う。
「最近ああいうジョークがマイブームなんだ。
だから真に受けちゃダメ。」
そういう結衣ちゃんの目も少し赤い。
「うんうん、わかったよ。
でもハーブティって言ってたのに宇治茶なの?」
「あ、そうだった!しかもこぼしちゃったw」
舌先を少し出しながら照れ笑いする結衣ちゃんの姿はまるで
幸せなホームドラマのワンシーンのようだ。
「だけど、泣いてばかりいるとサエコちゃんの魅力が半減しちゃうぞ。」
そして半分おどけた感じでそっと忠告してくれる。
うん、結衣ちゃんの言うとおりだ。
「そうだね。泣いてばかりいるような重い女だから浮気されるんだよね。」
「・・・・・私だったら浮気なんてしないけど・・・・。」
一瞬の沈黙の後に聞こえてきた言葉に自分の考えのなさを思い知らされる。
結衣ちゃんの顔が曇る。
・・・私がこれ以上結衣ちゃんのそばいれば、きっと際限なく傷つけてしまうだろう。
私は決めた。いや、決めずにはいられなかった。
一刻も早くこの部屋を出て、そしてもう二度と結衣ちゃんに会わないと。
それがどんなに自分勝手な行動だとしてもこれ以上結衣ちゃんを傷つけるよりは
ずっとましに違いない。
部屋を支配する重い沈黙を突き破るようにスッと立ち上がる。
何かを察したのか、結衣ちゃんがすがるような目で私を見上げるけれど決意は揺るがない。
玄関代わりのエレベーターまでの数メートルがやけに長く見える。
「もう帰るの?」
歩き出した私に結衣ちゃんが平静を装いながらたずねてくる。
だけど何も答えらない。
答えたら今のこの決意がすべてご破算になってしまうような気がして。
「私ね・・・。サエコちゃん聞いてる?」
結衣ちゃんが目の前に回り込んで通せんぼをする。
「私ね、今よりもずっとずっとキレイになってサエコちゃんを驚かせるから。」
そう言うと結衣ちゃんは必死につくり笑いを浮かべ手を振る。
気づけばもうエレベーターはすぐそこだった。
「うん。」
結衣ちゃんに視線を投げかけることもできず、やっとのことでしぼりだした言葉はこんなにも短い。
逃げるようにエレベーターのボタンを押す。
エレベーターは待ち焦がれたようにすぐに口を開いた。
そのとき、エレベーター内部に掲げられた鏡に結衣ちゃんの姿が映った。
その顔はさっきまでのつくり笑いをやめてもう泣き崩れている。
「・・・かえらないで・・・」
結衣ちゃんの消え入るような小さな声が私の胸を貫く。
エレベーターはお預けを食らった動物のように開いた口を閉じる。
『私はエリカ様のことを愛しているの』
こんなに短いフレーズすら言うことが出来ずに私は結衣ちゃんと唇を重ねた。
962 :
名無しさん@秘密の花園:2006/12/28(木) 20:10:02 ID:Ybnk6dpi
続ききてたか待ってたよ〜
アンタ天才だ!
続きがスゲー気になる!
965 :
名無しさん@秘密の花園:2006/12/29(金) 07:49:05 ID:bzAy8vb9
本当切ない!
結衣と一緒になって欲しいかも
女優蒼井、沢尻と5年ぶり再会/映画大賞
「フラガール」などの活躍で新人賞に輝いた蒼井優(21)の表彰には、
昨年「パッチギ!」で同賞を受賞した沢尻エリカ(20)が祝福に駆け付け、
華やかな2ショットが実現した。
かつてモデルとして約2年間同じティーン誌で活躍していた2人は、
女優として5年ぶりに再会した。
表彰を受ける蒼井の横顔を笑顔で見守った沢尻は
「優ちゃんとは中学時代に一緒にモデルの仕事をしたお友達。
この舞台に一緒に立ててうれしい」と語り、何度も拍手を送った。
写真撮影では、花束を持ち替える蒼井の手元を沢尻が支え、2人で笑い合う
ほほえましい場面もみられた。
授賞式終了後、蒼井は「エリカちゃんの『パッチギ!』を見てすごいと思った。
エリカちゃんだと感じさせないくらい作品の空気に溶け込んで、
生き生きと役の人になっていたから。
そんなエリカちゃんに続いて私が同じ賞をもらうなんて、申し訳ない気持ちでいっぱい」。
また「モデルとして一緒にやっていたころは、将来女優として再会するとは
思ってもみなかった。お互い映画が大好きだから、きょうは幸せです」
と笑みをはじけさせた。
蒼井優って長沢会じゃなかったっけ?
969 :
名無しさん@秘密の花園:2006/12/29(金) 14:23:13 ID:zIqW5IIk
蒼井優と沢尻エリカってプライベートでも仲良しらしい
970 :
名無しさん@秘密の花園:2006/12/29(金) 17:16:34 ID:8aD6wsZZ
長沢会崩壊の危機
>>962-965 ありがd。
筆が進めば今日・明日中にでもつづきをうpしたいが、
もしできなければ正月三が日を過ぎると思う。
計画ではもう少しで終わるから趣味じゃない人は
もう少しだけ我慢してくれ。
>>970 まさみとエリカの間で揺れる蒼井優って解釈でいいんじゃね?
973 :
名無しさん@秘密の花園:2006/12/29(金) 18:59:10 ID:DlLgq2qL
なんか長澤会って地盤弱そう
今更かもしんないけどなんでまさみちゃんとエリカちゃんって仲悪いのー?
そろそろ本当に次スレ準備しない?
タイトルはそのままでいくの?
テンプレとかいる?
是非次スレを!!!
977 :
名無しさん@秘密の花園:2006/12/30(土) 07:05:37 ID:BcCZhsvi
そうだね そろそろ
タイトルそのままでいいと思う
979 :
名無しさん@秘密の花園:2006/12/31(日) 00:32:07 ID:ra3Jh6d9
立てたからアナル調教きぼんぬ
980 :
名無しさん@秘密の花園:2006/12/31(日) 00:34:06 ID:ra3Jh6d9
981 :
名無しさん@秘密の花園:2006/12/31(日) 00:48:53 ID:OiR8UKcA
なぜガラガラ蛇とヒヨコ!?
982 :
名無しさん@秘密の花園:2006/12/31(日) 01:00:49 ID:xxoZbJPI
【沢尻会】沢尻エリカ×サエコ【愉快な仲間】
983 :
名無しさん@秘密の花園:2006/12/31(日) 01:11:31 ID:OiR8UKcA
984 :
名無しさん@秘密の花園:2006/12/31(日) 04:32:25 ID:pIVJ04Rm
せっかく立ててもらってなんだけどガラガラヘビは嫌だwww
985 :
名無しさん@秘密の花園:
ガラガラヘビは猛毒を持つ蛇だから結構イメージに合ってると思うよ。