「あ、百合」と呟いた瞬間 その3

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899名無しさん@秘密の花園
かなり昔のコピペだが、これはやばい萌え。
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112 名前: 1/2 長文スマソ [sage] 投稿日: 2006/01/31(火) 01:14:32 ID:q6ifRQZb
高校生の頃、ずーっと長いこと続けてたイギリス人の女の子との文通。
それこそ2年かそこらぐらいやり取りを続けていて、直接会った事はないにせよ、
お互いの悩みを打ち明けあったりして、私は彼女を日本の友達と同じくらいの大親友だと思っていた。
ある日その子から国際電話がかかってきて、(2〜3ヶ月に一回ぐらいのペースで電話もしてた)
「私、どうしてもあなたに会いたい。ホームステイしない?どちらの家に行くのでも構わないから。
簡単なことじゃないけれど、考えてみてね」と。
私も絶対会いたい!と思ったから、お互いの家族と相談しつつ、手紙や電話で二人で相談しつつ、
数ヶ月間じっくり計画を練って、最終的にその子が家に来ることになった。(いつか私もそっちに行くという約束で)
で、お互いワクワクドキドキ、期待いっぱい胸いっぱいで迎えた当日。

空港でお互いを見つけたときは、感動ドラマばりにお互いに飛びついて、抱き合いながら涙ぐんだ。
1週間ほど滞在する計画で、夜は真夜中まで語り合い、毎日練りに練った遊びの計画でびっちり遊んだ。
誇張でもなんでもなく、ほんとに夢のような時間をすごした。狂うほど楽しかった。
で、あっという間に数日が過ぎ、明日にはイギリスに帰ってしまうという最終夜。
最後にお別れパーティーをしようという家族の申し出を断り、「二人だけで食事しましょう」と彼女。
両親は「最後に二人だけで楽しみたいんだね」と納得し、私も喜んで賛成した。
お金がないので普通のファミレスで食事をし、楽しくおしゃべりをしてたんだけど、
別れを惜しむ彼女は沈みがちで、時折涙ぐんで「帰りたくない」と言ってくれた。
食事も終わり、少し町をぶらついた後、タクシーで帰ろうとすると、彼女が「大事な話をしたい」と言って
私の手をとり、そのまま駅前の噴水のところまで歩いていって、二人でベンチに座った。
900名無しさん@秘密の花園:2006/12/01(金) 22:25:13 ID:Iq9wFDy/
113 名前: 2/2 [sage] 投稿日: 2006/01/31(火) 01:16:14 ID:q6ifRQZb
「本当に真剣な話なの。どうか茶化したり、嘘だと思わないでね。」と前置きした後、彼女は
今までの私との文通がいかに楽しく、心の支えになったか、いかにこの1週間が素晴らしく、
夢のような日々だったかをせつせつと語り、私の手を握って
「私、あなたを愛してる。友達としてじゃなく。ずっと言えなかったんだけど、私はゲイなの。黙っててごめん」

それから帰り道の記憶があまりないんだけど、恐らく物凄いショック状態だったのと、
実際お互いに全然言葉を交わさなかったからだと思う。
家に帰ってから「友達として、物凄く好きだよ。○○がゲイだって事も全然気にしないよ。
でも○○の気持ちには応えられない」ごめんね、のような事を横で背を向けて布団をかぶってる彼女に
伝えたけれど、彼女はありがとうと言ったきり黙りこんでしまった。
翌日彼女を空港に送り、気まずい空気のままもう出発しちゃう、という時に、
彼女が私に内緒で買った贈り物をくれた。
(家に帰ってから開けてみたらネックレスと、「愛してる」って日本語で書かれたカードが入ってた。
両目がぼんっぼんになるほど泣いた)
後日電話がかかってきて、「まだ気持ちが落ち着いてない。私が100%悪い。
身勝手でごめんなさい。でも、まだショックから立ち直れない。落ち着くまで待ってて。」
っていう旨の内容だったんだけど、最後に私が「○○は大切な大親友だよ」と言うと、
「私はまだ●●(私)を誰よりも愛してる」と彼女が言って、電話が切れた。

それから全く音沙汰がなく、手紙を送っても返事が返ってこなくなった。
こちらから電話をするのがどうしても勇気が出なくて、彼女とはそれきりになってしまった。

「友達をやめるとき」というか、「友達をやめられたとき」かな。
とんでもない長文スマソ…