レズ声優出張所Part4

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631rehab ◆2tjokYoELc
なんか色々予告されてるみたいなので、今のウチに書き込んどきます。
やっぱり川澄・能登。
誕生日の話。


能登麻美子が川澄綾子からの本当のプレゼントに気付いたのは、3月30日を過ぎてから一週間後のことだった。

最も尊敬する先輩、そして、最も心を許せる姉のような存在の、川澄綾子。
その彼女の誕生日をどうしても一緒に過ごしたかった麻美子は、
仕事終わりに待ち合わせをし、綾子の部屋で、翌朝の仕事までの短い時間ではあったけれど、
その時間を二人きりで大切に過ごした。

綾子へのプレゼントは、シルバーの指輪。
出会った頃から同じ指輪を付け続けている綾子に新たな指輪を贈ることはおこがましくて、
今までは何となく敬遠していた。
しかし、綾子と出会ってからもう5年が経つ。そろそろ新しい指輪が一つくらい増えてもいいのではないか。
綾子の新しい指輪は、どうしても自分が一番最初に贈ってあげたかった。
綾子の新しい指輪は、自分が贈ったものでなければ、嫌だった。
そんな思いで、麻美子は綾子のちょうど30歳となる誕生日に、
今までは躊躇してきた指輪を思い切ってプレゼントした。

綾子からのお返しのプレゼントは、以前ラジオの収録の際に約束した新しいポータブルプレイヤーだった。
最近まで使っていて遂に故障したCDプレイヤーを、
ディスクも、プレイヤー本体も、更にコンパクトにしたような、録音もできるというMDプレイヤー。
CDプレイヤーと基本的な操作感覚が近いため、機械に弱い麻美子でも直感的に扱うことができてとても重宝している。
632rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/04(日) 22:38:29 ID:357j1DCK
4月の上旬。
仕事から帰って夕食を済ませた麻美子は、
音響監督に手渡されたCDを綾子からプレゼントされたMDにダビングするため、パソコンの電源を入れた。
Windowsが起動するまでの間に、部屋からヘッドホンを探し出して耳にかける。

綾子からのプレゼントには、そのMDプレイヤー本体のほかに、3枚パックの録音用ディスクがあった。
その内の1枚は綾子の家で綾子のレクチャーを受けながら使用して、
約一週間経った現在では多くのお気に入り・仕事用の楽曲が容量一杯まで入っている。
どれを残して、どれを消去するか取捨選択するのが面倒だった麻美子は、
まだ2枚残っている新しいディスクの内、1枚をMDプレイヤー本体にセットした。

ディスクの回転音が微かに響き、次の瞬間、オートスタート機能により何かの再生が始まった。
「ありゃ?」
新品の空のディスクだとばかり思っていた麻美子が首を傾げる。

ガサガサと衣擦れのような雑音が数秒間続いた後に、
聞き慣れた優しい声がヘッドホンから流れてきて麻美子は目が点になった。
633rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/04(日) 22:39:03 ID:357j1DCK
「えーーー、能登麻美子さん。
川澄綾子です。
驚いたかな? ごめんね。

いま、自分の部屋で、これを録音しています。
麻美子にどうしても言っておきたいことがあって、でも面と向かっては恥ずかしいので、
こうしてこっそり、メッセージを贈りたいと思います。

えーーー、私はいま、29歳です。
麻美子がこれを聴いている時の私は、もう30歳になっていると思います。
でも、いまこれを録音している私はまだ29歳の川澄綾子です。

明日、麻美子が家に来てくれて、一緒に誕生日を過ごしてくれます。
麻美子からのプレゼントは、私が思うに・・・多分指輪かな?
この間、アフレコの合間に、さりげなく私の指のサイズを聞いてきましたね?
あれ、ものすごく不自然だったぞ麻美ちゃん?
あー・・・でも、こんなこと言って、指輪じゃなかったらごめんね。
何でも嬉しいよ。

えっと、ちょっと話が逸れました。

えっと・・・これから30代を迎えるに当たりまして、
20代の今の内に、やっぱり一度、麻美子にはきちんと話しておきたいというか、
知っておいてほしい私の気持ちがあります。
でもなかなか言い出せなくて、何年も経ってしまって。
いい区切りなので、思い切ってこういう形で伝えたいと思います。
もし麻美子がこれに気付かなかったら、それはそれでいいかなと思います。
でももし気付いてくれたら、最後まで聴いてくれると嬉しいです。
634rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/04(日) 22:39:37 ID:357j1DCK
何年か前の話ですが、私はあんまり仕事が手につかなくて、休んでいた時がありました。
麻美子にも、事務所の人たちにも色々迷惑をかけてしまって、あの時は本当にごめんなさい。
でも、あの時、仕事は増えていくけど、
どうしてもそれが本当に自分がやらなくちゃいけない仕事なのか分からなくて、
私は私なりに一端距離を置きたかったんです。

あの時、みんな、私のやりたいようにやればいいよって、言ってくれました。
今は休んで、またできそうになったらやればいいし、
ほかの仕事に就いてもいいんだし、気負わなくてもいいよって、言ってくれました。
それは、それで、とても嬉しかったんです。
嬉しかったんですけど、なんだか寂しいなって感じることもあって。
素直に感謝して、素直に休養することができませんでした。
・・・いや、正直に言うと、嬉しくありませんでした。

休ませてもらっておいて、こんなことを言うと酷い人間だと思われるかも知れませんが、
休んだら休んだで、ああ・・・私って休んでいいだ、休んじゃって良かったんだ、
このまま辞めちゃっても、あの人たちはいいんだって思えてきて。
ぜんぜん、休んだ気がしませんでした。
休ませろって言ったのは、私なのにね。

でも、これはね、いま思い返してみて、ようやく言葉にできたことで。
あの時の私は、なんでこんなに良くしてもらっているのに喜べないんだろう、
なんでやる気が起きないんだろうって、イライラしていました。
すごく、責めていました。自分を。
635rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/04(日) 22:40:08 ID:357j1DCK
そんな時、麻美子だけは、ストレートに声優辞めないよねって言ってくれました。
ごめんね、綾ちゃんごめんねって。
顔を赤くして、俯いて、指を絡めたり伸ばしたりして落ち着かなくて、涙目で。
あの時の麻美子の姿は、今でもはっきり思い出せます。

・・・あの時まで、知りませんでした。
私にプレッシャーをかけないように、
気持ちを奮い立たせるような激励は事務所から止められていたこと。
みんなそれを守って、私に接してくれていたこと。

でも麻美子だけは、約束を破って不安な気持ちを話してくれました。
いつになってもいいから、辞めないでねって言ってくれました。
綾ちゃんがどう思っているかは分からないけど、
私は綾ちゃんと仕事の話ができなくなるのは辛い、それは困るって。
綾ちゃんと同じ仕事をしていたいって。
私が綾ちゃんと一緒にいたいって。
いま、またラジオの話も来てるんだよって。
綾ちゃんと一緒にやりたいからOKしたんだよって。
麻美子。麻美子、覚えていますか?

あの時、私の欲しかった言葉はそういうことだったんです。
辞めないでほしい、いてほしい、一緒に仕事をしてほしいって、
そんな風に、私は求められたかったんです。
麻美子に言われるまで、本当に、気付きませんでした。
636rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/04(日) 22:40:57 ID:357j1DCK
私は、麻美子のその言葉が本当に嬉しかったんです。
私も、また麻美子と一緒に仕事ができるって知って、嬉しくて。
私にはそれができるんだって思うことができました。
帰る場所があるんだって。
麻美子が待ってくれているんだって。
凄くほっとして、イライラがスゥーッて引いていって、
やっと自分の気持ちが分かったんですよ。
ああ、私はやっぱり、声優を続けたいんだなって。
私は、ずっとこの仕事を続けたいんだなって。
当たり前ですよね。
この仕事を続けたいに決まっていたんです。
仕事が辛いんじゃなくて、仕事ができないことが、辛かったんですね。
だからどんな仕事でも、流れを止めちゃ駄目だったんです。
麻美子のおかげで、私はとても早くそのことに気付くことができました。
麻美子がいなかったら、私の復帰はもっとずっと遅くなって、
戻っても、こんなに長く続けることはできなかったと思います。
周りの人の言葉通り、言われるままに違う仕事に就いて、
きっと泣いていたと思います。

能登麻美子さん。
いま、29歳の私から、改めて、もう一度お礼を言わせて下さい。
ありがとう、麻美子。
私はあなたに助けられました。
私はもう一度、声優になることができました。

明日、一足先に私は30歳になります。
麻美子から貰った、声優としての30代です。
だから、今度は私が、麻美子の20代を支えていけたらなと思います。
何ができるのかは分からないけど、とりあえず、今まで通り付き合ってくれると嬉しいです。
お姉ちゃんぶって、麻美子といろんなことを話したいです。
もっと麻美子のことを知っていきたいと思います。
だからこれからも、川澄綾子をよろしくお願いします。
637rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/04(日) 22:41:46 ID:357j1DCK
ええっと・・・それでは、明日の晩、会いましょう。
麻美子がこれに気付くのは、いつでしょうか。
ドキドキです。
顔に出さないように頑張ります。

えーーー、ご静聴、ありがとうございました。
川澄綾子でした。

愛してるよ!麻美!
まる!



えーーー、能登麻美子さん。
川澄綾子です。
驚いたかな? ごめんね。

いま、自分の部屋で、これを録音しています。
麻美子にどうしても言っておきたいことがあって、でも面と向かっては恥ずかしいので、
こうしてこっそり、メッセージを贈りたいと思います・・・」

リピート機能が働いて、麻美子の耳元に再び綾子からのメッセージが流れ始めた。
ヘッドホンに手を当て、その声を大切に包み込むように首を傾げる麻美子。
その瞳から、一筋の小さな涙の粒が静かに頬を伝った。
638rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/04(日) 22:42:59 ID:357j1DCK
「もう・・・綾ちゃん・・・」

携帯電話を手にし、メールの画面を呼び出す。

「どこにいる?」

一行だけの短いテキストを送信する。
それだけで、綾子からの着信はすぐに返ってきた。
ヘッドホンを首にかけ、そっと電話に出る。

「あっ麻美? どうしたの? 今ねえ、普通に家にいるから大丈夫だよ」
何でもない様子の、明るい綾子の声が耳元から流れてくる。
それが先ほどのメッセージの声と重なり、胸が熱くなって上手く返事ができない。
「・・・麻美? 麻美どうした?」
「ごめん、いま・・・いま聴いた」
「いま、聴いた・・・? 麻美ごめん、意味が、よく・・・」
「MDの、綾ちゃんから貰ったMDの・・・いま聴いたよ」
「あっ・・・はい。あ、そうなんだ。うん。どうだったかな。引いて・・・ないよね。
別にあの、そんな真面目に受け止めなくていいからね」
「真面目に受け止めるよ、もう・・・。綾ちゃん、遺言じゃないんだから、大げさ。
私泣かして、どうするんだよ・・・」
639rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/04(日) 22:44:09 ID:357j1DCK
「ホントに? そんなストライクだった?」
「ストライクだった! もう!」
「やー、三十路が近くなってくるとね、なんかいろいろ考えちゃうんだよ。
何か記念に残したいなって思って、それで。
ホントにね、麻美がいてくれて助かったなって思ってる。それは大げさなことじゃないよ?」
「また、そうやって泣かそうとする・・・。
やっと、ちゃんと綾ちゃんにおめでとうって言える気がするよ。誕生日、おめでとう綾ちゃん。
ちょっと遅れちゃったけど」
「うん、ありがとう」
「ねえ、今からそっち行っていい?」
「いいよ。うん。麻美仕事は?」
「ある。あるから、朝くらいまで・・・平気?」
「もちろん。私は午後からだから」
「ありがとう。じゃ行くね。ちょっと待っててね」
「うん、待ってる。じゃあね」
「あ、待って!」
「んー?」
「私も愛してるよ、綾子!」

照れ隠しにすぐ電話を切って、早速綾子の部屋に行く支度を始める麻美子。

その晩、綾子の部屋の明かりは、夜遅くまで消えることはなかった。
640rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/04(日) 22:51:41 ID:357j1DCK
終わりですー。
あと、オマケでこんなん書いてみました。
百合ぜんぜん関係ないギャグで。
まるなびのパロディー。
ttp://venus.aez.jp/uploda/index.php?dlpas_id=24986
pass: mamiko

まあ、ホントにオマケなんで。広い心で。
641名無しさん@秘密の花園:2006/06/04(日) 23:06:45 ID:xsF1dw7h
>>640
GJ!GJ!
萌えてにやけが止まらなかった。
やっぱ川澄能登いいね。
おまけも面白かった。
こんなことあったら各スタジオが大混乱しそうだなw
642名無しさん@秘密の花園:2006/06/05(月) 10:49:49 ID:DvI1RNwu
本スレであがってた、ストパニラジオの空白の時間書いてたが、これから学校なので夜に投下します。
643名無しさん@秘密の花園:2006/06/05(月) 11:18:00 ID:9iuMTbU0
wktkして待ってます
644名無しさん@秘密の花園:2006/06/05(月) 12:38:22 ID:Rd32KU+j
>>640
面白かったけれど、もう一つの方のファイルの開き方が分かりませんでした。
645 ◆jP1S1TtNVA :2006/06/05(月) 19:43:02 ID:DvI1RNwu
(野川のハグ発言後)

清水「(ハグ・・・か、そうだよね。麻衣ちゃんは綺麗だし、優しいし、リードしてくれるし、ハグぐらい誰にでも・・・
私だけのものじゃないんだし・・・あ、あれ?私・・・泣いてる?)」

野川「あれ?愛ちゃん?」
中原「愛ちゃん・・・ごめんさくにゃん。ちょっと愛ちゃんと外に行って来るね。」
野川「あ、うん」
中原「行こう、愛ちゃん」
清水「・・・うん。」
中原「みなさん、すいません。ちょっとキスして来ます。」

野川「え”っ!?(公言しちゃうの!?あーでもそうだよね、二人ともPVでキスするぐらいラブラブだもんね、
やっぱり愛し合う二人はキスくらい公言しても・・・あれ?ということは私と理恵ちゃんは・・・)」
646 ◆jP1S1TtNVA :2006/06/05(月) 19:44:01 ID:DvI1RNwu
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

中原「ほら、愛ちゃん泣かないで」
清水「ごめんね、ごめんね。」
中原「私こそごめんね、愛ちゃんの前であんなこと言っちゃって」
清水「麻衣ちゃんは悪くないよ!ゎ・・・わたしが!私がさくらちゃんに・・・」
中原「嫉妬しちゃった?」
清水「う・・・うん」
中原「じゃあやっぱり私からごめんねだよ。愛ちゃんがどれだけ私を愛してくれてるか理解できてなくて・・・」
清水「そ、そんな!」
中原「でも、これだけは覚えておいて、さくらちゃんや、他の人たちとハグはするけど・・・」
清水「えっ麻衣ちゃンッンンン」
中原「ンッ・・・私の唇は愛ちゃん、貴方だけのモノよ。」
清水「麻衣ちゃん・・・」
中原「しばらくこのままでいようか」
清水「うん」

・・・・・・・・・・

その頃の野川さくら
野川「(あーでも、愛し合う私たちはキスだけじゃとどまらず・・・きゃーっ、理恵ちゃんッたら!)」

拙作だけど今朝の宣言どおり投下しますね
647rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 20:45:33 ID:FfdBXRM1
>641
ありがとです。
川澄能登はいいですよね。

>644
もしかして携帯ですか?
携帯だと見れないです。
いや・・・見れないですじゃダメですよね。(;´Д`)
やっぱり面倒くさがらず連投します。
すいません、ダァーッと続きますけどご了承を。
648rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 20:46:34 ID:FfdBXRM1
〜もしも、まるなびのオマケトークがポッドキャストみたいにネット配信されたら〜
元ネタは特にありません。完全フィクション。ただのギャグです。

川澄:こんばんはあ。川澄綾子です。
能登:能登麻美子です。
川澄:この番組は、最新アニメの情報をまるごとナビゲーションしたり、しなかったり、とってもフレキシブルなプログラムです。まる!
能登:しないんだ(笑)
川澄:しません。こっちはまるなびじゃないので(笑)
能登:まるなびじゃないのでねぇ。
川澄:さあ、今週も始まりましたけど何かありましたか?
能登:何かありましたかねえ〜。
川澄:うーん。
能登:仕事してましたねえ、普通に。現場あっちこっち回って。でも、ねえ・・・。そんな話してもねえ。
川澄:そんな話してもねえ。
能登:綾ちゃんは何かありましたか?
川澄:私ですか? 私は、まぁあったと言えばありましたよ。あったんですよ。凄いことが。
能登:おお! 何でしょう。
川澄:もうね、度肝抜かれましたよ。度肝だよ、度肝。
能登:度肝ですか(笑)
川澄:度肝ですよ。普通に生活しててあんまり抜かれないですよ度肝なんて。
能登:そりゃそうだねえ(笑)
川澄:あのさあ、今週のまるなびのほうでも紹介したんだけどさあ、今度[バキューン]のエンディングテーマが出るんですよ、あのう、[バキューン]ちゃんとデュエットで。
能登:ああはい、出ますね。読みました私。私っていうか麻美ちゃん人形が。デュエットなんだよね、あれ。
川澄:うん、そうなんだけど、あれね。あれ、あのう・・・あれなんですよ。
能登:なんですか?(笑)
川澄:レコーディングしてないんですよ。
能登:・・・。
川澄:してないんです、レコーディング。
能登:は?
649rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 20:47:25 ID:FfdBXRM1
川澄:だから、レコーディングしてないんですよ、あれ。
能登:でも、綾ちゃん歌ってたよね。OA観たよ。
川澄:さあOA観てどう思った! あれ聴いて麻美はどう思った?
能登:ええ!? いやー別に・・・。
川澄:正直に、正直に言ってごらん、お姉ちゃん怒らないから。
能登:え〜〜〜? 怒るもん、綾ちゃんムッとするもん。
川澄:ムッとしないから。っていうか話が進まないから麻美ちゃん。
能登:うーん・・・あれねえ、あれちゃんとレコーディングしたのかなあって思いましたけどね。
川澄:でしょう! だからレコーディングしてないんですよ。
能登:でも綾ちゃん歌ってるじゃん!(笑)
川澄:歌ってるけど!(笑) 聞いてよ、あのね。
能登:はい、はい。
川澄:1回目のアフレコの時にね、終わってから監督に呼ばれたんですよ。
能登:監督って[バキューン]さん?
川澄:ううん、[バキューン]さんのほう。
能登:ああ、はい。[バキューン]さん。
川澄:でね。私と[バキューン]ちゃんの2人呼ばれてね、実は、川澄さんと[バキューン]さんのお二人にエンディングテーマを歌ってほしいんですって、言われた訳。
能登:はいはい。え、でも・・・別に普通ですよね。
川澄:この辺はまだ普通なの。急にドーンって来るから。
能登:ドーンって来るんだ(笑)
川澄:別にデュエットで歌うこと自体は別に全然いいの。マネージャーさんからもそういう話が来てますって言われてたし。だから私も[バキューン]ちゃんも普通にOKして。
能登:うんうん。
川澄:でね、デモ歌が出来たから、今ちょっと歌ってくれませんかって言うの。
能登:ええ!?
川澄:とりあえず、イメージを掴みたいから簡単に合わせてもらって、本番のレコーディングは後日行いますからって言われてー。[バキューン]ちゃんとホントに簡単に・・・30分くらいですかね、合わせて。
能登:ほー・・・そういうことは、私はまだないなあ・・・。
650rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 20:48:41 ID:FfdBXRM1
川澄:で、その日はデモ歌もらって、帰った訳ですよ。
能登:はい。
川澄:・・・。
能登:はい・・・え?
川澄:終わりです。
能登:え?
川澄:オシマイです、レコーディングの話は。それで。
能登:え・・・え?
川澄:で、次にエンディングテーマの話が来た時は、もう発売の告知なんだよ!
能登:え〜〜〜!? いやいやいや綾ちゃんそれは、ちょっと、マジですか。
川澄:マジだよ。[バキューン]さんに時間ないので済みませんて頭下げられて。最初にちょっと合わせただけのヤツで発売ですよ。もうねえ。お前らどんだけ時間ないんだよ!
能登:それは・・・それはでも・・・キツいねえ。
川澄:キツいよ!
能登:それはキツい。
川澄:もう泣きそうだよ。
能登:泣くねえ。私だったら泣いてるかも知んない・・・。
川澄:あまりにもあんまりだから[バキューン]さんがスタジオに来てくれてさ、[バキューン]さんに事情とか聞いてさ。
能登:うわうわうわ・・・。マジじゃないですか。
川澄:マジだよ。なんかね、ホントはちゃんとレコーディングする予定だったんだって。でもあまりにもスケジュールが取れなくて。
能登:それは綾ちゃんのスケジュールじゃなくて。
川澄:うん、私のじゃなくて、スタジオ側の。もうどうにもなんなかったんだって。
能登:なるほどねえ・・・。
川澄:もうそれ以来[バキューン]さんも[バキューン]さんもビビッちゃってさあ、あきらかに態度がね、ぎこちないの。他人行儀で。だからこっちもあんまり言えなくてさあ。
能登:[バキューン]さん一体なに言ったんだろう・・・。
川澄:もう久々にパンチの効いた現場ですよ。
能登:パンチ効いてるね、そりゃパンチ効いてるね(笑) 一応私も出てるんだけど、裏ではそんなことやってたんだねえ・・・。分かんなかったなー・・・。
川澄:今度あれ貸してあげるよ、VTR。貰ったから。
能登:何をですか?
川澄:[バキューン]のエンディングテーマの告知で[バキューン]に出た時の。私と、[バキューン]ちゃんと、[バキューン]さんで出たんだよ。
651rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 20:49:30 ID:FfdBXRM1
能登:うんうん。見所が・・・ある訳ですか。やっぱり。
川澄:見所はねえ、ビビりまくっちゃってずっと下向いてる[バキューン]さん。
能登:あははは!(笑)
川澄:もうね、凄いんだよ麻美。一度もカメラ見ないの。ずっと下向いて小っさい声でずっと喋ってて。ビビりすぎだよ! バラさないよテレビで! そんなこと!
能登:あははは!(笑) いや笑っちゃいけない笑っちゃいけない。でもそれ貸してね、綾ちゃん。
川澄:うん、持ってくる持ってくる。
能登:いやー・・・[バキューン]さん凄いねえ。そういう時いつも[バキューン]さんだよね。っていうか、私も1回あるんだよね。
川澄:あれでしょ、私が今やってるスタジオのアニメでしょ。
能登:そうそうそう!
川澄:[バキューン]と[バキューン]と[バキューン]の[バキューン]。
能登:そう!
川澄:一人[バキューン]でしょ?
能登:そう!! 一人[バキューン]ですよ!(笑)
川澄:あははは!(笑)
能登:あははは!(笑)
川澄:ちょっ、ここだけ笑ってても話が通じないから。一応、麻美ちゃん。
能登:そうだね。そうだよね。もういいのかな。時効だよね。
川澄:時効だよ、時効。こういうトークもしていかないと。
能登:あれはねえ・・・あれはねえ、アフレコの時は一人[バキューン]じゃなかったんですよ。
川澄:なかったんだよね。
能登:お姉ちゃんのことで悩んで、苦しんで、葛藤の末に思わず漏れた溜め息なの。台本はそうだったの!
川澄:私も台本見せてもらったけど、そうだった。熱にうなされてとか書いてあった。
能登:そうでしょ。それがOA観たら一人[バキューン]ですよ! ジョ〜〜〜ダンじゃないですよ!
川澄:あははは!(笑)
能登:それで[バキューン]さんがディーンまで行ったんだよ。だから今回私[バキューン]のオーディション受けてないもん。
川澄:・・・そうなの!?
能登:そうなの実は。っていうか受けさせてもらえなかったの。あそこはまだダメって言われて。
川澄:うわ、ホントにー!?
能登:ホントですよ〜(笑)
川澄:そっかあ、そうなんだあ。・・・それじゃあ、だから、代わりに私が何役も受けさせられたのかな?
能登:そうだよ、多分そうだよ。
(こういう会話を1時間)
652rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 20:52:31 ID:FfdBXRM1
まるなびパロディー終わりですー。
あと、ついでに>>356の温泉の話も再掲します。
すいません、もうちょっとダァーッと続きます。
653rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 20:54:20 ID:FfdBXRM1
●SCIENCE-1
箱根温泉郷 宮ノ下

2005年、秋。
紅葉の箱根の山肌を、8人乗りの小さなケーブルカーがゆっくりと降っていく。
窓の外一面には色づいた森が広がり、すぐ隣からは、麻美子の優しい声の鼻歌に流れてくる。

「綾ちゃんほら、なんか見えてきたよ」
「おー凄いね。こんなトコによく建てたよね」
「ねえ」

箱根の山奥にひっそりと佇む温泉旅館。
専用のケーブルカーで渓谷を降りてやっと辿り着ける、本格的な隠れ宿。
本館のほかに、はなれや露天風呂があり、隠れ里と言っていいくらいの雰囲気がある。
宿泊費はそれなりに高かったけれど、麻美子とのいい思い出のためならと、思い切って予約した。

一ヶ月以上も前から計画して、やっと今日の日がやってきたのだ。
計画している時も楽しかったけれど、やっぱり今が一番楽しい。

これから楽しいこといっぱいしようね。麻美。
ずっと親友でいようね。
私はそう決めて、この旅行に望んだのだった。
654rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 20:55:00 ID:FfdBXRM1
●SCIENCE-2
温泉旅館 はなれ ひばりの間

本館から少し離れた処に点在するはなれの内の一つが、私たちの泊まる部屋だった。
到着して早速部屋付きの岩風呂を麻美子と堪能し、
本館にあるエステサロンにも繰り出した。
夕飯は、部屋に運んでもらえる会席料理だった。

何かある度に麻美子とはしゃいで、嬌声を上げて、麻美子との時間を忘れないよう心に刻みつけた。

「麻美、ほら。耳掃除してあげるよ」
夕食後のまったりと流れる時間の中、正座をして膝をポンポン叩いて麻美子を招いた。
何となく、旅行中にしてみたかったことだった。
「えええ?ホントに?」
「いいじゃん。耳掃除、好きなんだよね」
そうだっけ・・・と首を傾げて苦笑しながら、麻美子がトコトコと歩み寄ってきた。
「そうだよ。言ってなかったっけ?」
「うーん聞いたような聞いてないような」
「どっかで言ったよ?」
「うーーーん。まあ、せっかくなんでお願いしちゃおうかしら」
私の膝の上に、麻美子が背中を向けてコロンと横になる。
膝にかかる麻美子の頭の重みがとてもくすぐったかった。
「ふふふっ」
「えっなに? うわっちょっとコレ凄い照れるんですけど」
「ごめん、大丈夫。大丈夫よ。ちょっとくすぐったくて笑っちゃっただけ」
持ってきた耳掻きで、麻美子の左耳をこちょこちょとくすぐるように掃除する。
「ふわ!・・・くっくっくっダメだ私これダメだ綾ちゃん。あははは」
「危ないって危ないって!」
麻美子が背中を丸めてくすくす笑い出すので慌てて耳掻きを耳から離す。
655rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 20:55:42 ID:FfdBXRM1
「危ないって麻美」
「ダメだー。なんだろ、あのね・・・。なんか背中がムズムズしてくれるの」
「えええ〜〜〜つまんないよー」
「だってじっとしてられないんだもの〜」
物足りない気持ちで不満を漏らすも、確かにこれでは危ないかも知れない。
「うーーーん。そんなにダメ?」
「無理無理無理。ほら、鳥肌。鳥肌」
起きあがって浴衣の袖をめくり、奇麗な白い腕を見せてくる麻美子。
確かにうっすらと鳥肌が立っている。
「綾ちゃん、私がやってあげるよ。ほら、ここ。横になって」
今度は麻美子が横座りして、膝をポンポンと叩いた。
「ええ!? 私はいいよ。さっきお風呂上がりで自分でやったから。大丈夫」
不意に言われて、当然こういう流れになるだろうことをすっかり忘れていた私は慌てて首を横に振った。
麻美子にするのと、麻美子にされるのとでは大違いで、これは麻美子の言う通り、確実に照れてしまう。
多分、麻美子が不審がるくらい私は舞い上がるだろう。
「ホント、大丈夫だから」
「えええ〜〜〜そうなんですか? ホントに・・・?」
「・・・うーー」
人に対して余り強く言わない麻美子の、名残惜しそうな口振りに心をくすぐられて、
ちょっとくらいいいかなと思ってしまう。
「・・・ちょっとだけなら」
「お!ホントに?」
「まあ・・・うん・・・」
「じゃあ、はい。綾ちゃんの番ね」
結局麻美子に押し切られて、導かれるまま背中を向ける形で横になり、麻美子の膝にそっと頭を乗せた。
「違うよ。こっち向いて」
「え!?」
言うが早いが、両手でコロンと身体の向きをひっくり返されてしまう。
突然、目の前に浴衣の麻美子のお腹がくる・・・。
「じゃあ、動かないでね」
「うん・・・」
656rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 20:56:32 ID:FfdBXRM1
私の耳掻きを使って麻美子がちょこちょこと掃除を始めた。
麻美子の膝枕の温かさや、かすかに鼻先に漂う、夕飯前に入ったお風呂の石鹸の香りのせいで、
なんとも言いようのない照れがどんどん、どんどん湧き起こってくる。
その照れを、耳元のムズ痒さが加速させる。
みるみる顔や耳が赤く染まっていくのが自分でも分かるけれど、止めることができない。
・・・こうなってしまうから、遠慮したかったのに。
「綾ちゃん平気? 別にムズムズしてこない?」
「うん・・・私は別に・・・」
「私だけなのかな・・・」
「麻美はちょっと、敏感すぎるって」
「だってホントにくすぐったいんだって・・・。自分でする時は、別に平気なんだけど」
「あー。まあね。自分でするのと、人にされるのとっていう違いもあるんだろうね」
「っていうか綾ちゃん、耳は奇麗なんだけど、すっごい顔赤いですよ?真っ赤なんですけど」
「照れるんだってば! これホントに照れる!私なんで耳掃除しようなんて言っちゃったかな」
「でしょ?照れるでしょ?これすっごい照れるの!」
「だよね!」

気恥ずかしさに耐えられなくなって、お互い笑いがこみ上げてきて、しばらく笑い合った。
二人でひとしきり笑ったあと、私は麻美子の膝の上でまた仰向けになった。

「はあーーー」
「ね、綾ちゃん。なんか笑っちゃうでしょ?」
「ねえーーー。なんだろうね」
赤ら顔で、涙目で、とにかく恥ずかしいことこの上ない。
「麻美、膝があっついでしょ」
「うん。あのね、ポカポカしてるよ。・・・綾ちゃん、ちょっといい?」
そう言って、麻美子の手の平が私の額に触れた。
細くて柔らかい感覚がおでこを覆い、とても温かい。
657rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 20:57:05 ID:FfdBXRM1
「麻美の手も、あったかいね」
「綾ちゃんも・・・」
「・・・」
「・・・」
麻美子を見上げると、麻美子の瞳も少し潤んでいる。
その瞳が一瞬だけ何かを言いたげに揺れたかと思うと、
麻美子の手の平がゆっくり下がって私の視線を覆う。
「綾ちゃん・・・いい?」
「・・・」
・・・かすかに、麻美子の手の平だけに分かるくらい本当にかすかに、私は頷いた。
麻美子が腰を屈める気配がして、そのまま私の唇に温かい感触が広がっていく。

ゆっくりと離れていく麻美子の唇。
未だに私のまぶたを覆っている麻美子の手の平は少し震えていて、
私はその手を取って、自分の右の頬に宛った。
ほんの少し前まで笑い合っていたことが嘘のように、
辛そうに揺れる目をした麻美子が私を見下ろしていた。
そして、麻美子の瞳に写る私の瞳も、同じように揺れていたと思う。
「綾ちゃん・・・」
ごめんね・・・と言いたげな、ささやくような麻美子の声。
私は麻美子の手を握りながら起き上がり、そのまま麻美子を抱き寄せた。
そして、ゆっくりと、ゆっくりと、力を入れて、
もしも麻美子が嫌がったらすぐに振りほどけるように優しく抱きしめる。
「綾ちゃん・・・ごめん」
麻美子の抵抗はまったく無かった。
「いいんだよ。謝るとこじゃないよ麻美」
麻美子の長い髪を指でなぜながら、いいんだよ、いいんだよ、と繰り返した。
自分自身にも言い聞かせるように、これでいいんだよと言葉を繰り返す。
「私も麻美と同じ気持ちだから。同じだから」
「綾ちゃん・・・」
658rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 20:57:55 ID:FfdBXRM1
「これからは、一緒に考えよう?
どうしたらいいか。どうしたいか。二人で考えよう? 別々じゃなくて。ね?」
「ありがとう・・・凄い嬉しいっ」
麻美子にぎゅっと抱きしめられて、私も思い切り麻美子を抱きしめた。

そうだ。
私はずっとこうしたかった。
麻美子と、こうなりたかったんだ。

麻美子とずっと親友でいようという私の決心は、初日の晩に早くも崩れ去った。


●SCIENCE-3
ひばりの間 寝室

ツインベッドの寝室で、私も麻美子も浴衣を脱いで裸になっていた。
私がベッドに仰向けに寝ると、麻美子は私の横に座って、私の胸をじっと見つめる。
「・・・なに?」
「綾ちゃんの胸、綺麗だよ。ホントに」
「そうかな・・・麻美だって」
綺麗だよ・・・と言おうとした私の唇に、麻美子が身を屈めて唇を押し当てる。
先ほどのキスとは違って、麻美子の舌が私の中に入ってきて、
親指と人差指で私の乳首をつまんでは離し、つまんでは離しを繰り返す。
あっという間の麻美子の攻めにたちまち先端が硬くなっていくのが分かり、
恐らく麻美子にも伝わっているだろうなと思うと恥ずかしくてたまらなくなる。
659rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 20:58:32 ID:FfdBXRM1
仰向けに寝ている私の口に麻美子の唾液が後から後から流れ込んできて、
何度飲み下したか分からなくなった頃、ようやく麻美子の唇が私の唇から離れた。
麻美子は私の横に寝転んで、腕枕をして私を抱きしめてくれた。
少しでも力を入れたら解けてしまいそうな優しい麻美子の両腕の中で、
だから私は動くことができなかった。ずっと麻美子に抱きしめられていたかった。

「綾ちゃん、女と人するの・・・駄目?」
「・・・分かんないよ。分かんないけど、でも麻美となら、いいよ。なんだろう、麻美だけは違うの」
「じゃあ、私が綾ちゃんの、初めての女だね」
「麻美は初めてじゃないんだ、こういうの・・・」
「・・・」
「なんか、慣れてるし。私、いま麻美にリードされてる」
「・・・」
いま聞いてはいけないことを聞いてしまったのだろうか。でも、どうしても聞いてみたかった。
ずっと、聞いてみたかったことだった。
「うん、初めてじゃないよ・・・。でも、地元にいた頃の話・・・。
綾ちゃんに会ってからは、綾ちゃんが好き。綾ちゃんだから好き。男とか、女とかじゃなくて」
「ごめん、変なこと、聞いちゃったね・・・。ありがとう、私も同じ気持ちだよ麻美」
やはりいま聞くことではなかったなと思ったけれど、はぐらかさずに答えてくれたことが嬉しかった。
「感謝しなさい。麻美は私の初めての女よ」
「ありがとう。・・・続けていい?」
私は麻美子の腕の中で、小さく頷いた。

「綾ちゃん、もう濡れてる」
私に腕枕したまま、もう片方の手を私の性器に這わせて、麻美子がささやく。
麻美子に抱かれてじっとりと溢れ出した蜜を、麻美子の指が絡みとって
性器の周りを撫でるように愛撫していく。
決して中心には触れず、でも麻美子に抱かれて身体が火照っていた私にとっては
それだけで十分に気持ちがいい。
頭がボーっとしてきて、ただただ麻美子の指の快感だけを求めてしまう。
660rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 20:59:04 ID:FfdBXRM1
麻美子の指が私の性器の周りを小さな円を描きながら動いて、段々と中心に移動してきた。
そのまま膣の入り口に滑るように入ってくる。
「指、入れるね」
麻美子の指が、1本、私の中心に吸い込まれていく。
「熱いよ、凄く。綾ちゃんの中、あっつい」
そう言いながら、指を動かし続ける。
「うああっ・・・ああ・・・」
麻美子の指の動きに合わせて声が漏れる。
「いいよ。麻美上手い・・・ああっ・・・続けて」
「綾ちゃん、ぎゅーって締まってくるよ。ホント凄い」
「・・・麻美気持ちいい・・・凄い気持ちいい・・・」
たった1本の指なのに、強烈な快感でクチュックチュッと水音が響き始めた。
麻美子の指の刺激がもっと欲しくて、ほとんど無意識の内に腰が徐々に持ち上がり、
麻美子の指の出し入れとシンクロするように上下に揺れ始める。
「ああっ、ああっ、ああっ、もっとして。もっと」
「綾ちゃん気持ちいい? 凄く可愛いよ。可愛い・・・。このままイク? イカせてあげるね」
私の顔を覗き込んで嬉しそうにささやきながら、更に激しく指を動かしてくる麻美子。
「あぁ〜・・・気持ちいい。そのまま、そのまま・・・ああ! あう!」
麻美子は指を出し入れしながら、ジンジンするほど熱くなったクリトリスを手の平で圧迫してくる。
「ああ!・・・!」
口だけを開いて、声にならない嬌声が上がる。
「やっぱりここだよね。じゃあ、このまま・・・」
一定のリズムで指の出し入れを続ける麻美子。
その度にクリトリスもこすれて、ピチャピチャとあからさまな音が耳元まで届いてくる。
「イキそう、イキそう! いい! それ続けて。麻美上手いよ!」
もう、自然に腰が更に浮いて、激しく揺れ出す。
「綾ちゃん、こっち見て。綾ちゃんの顔、見せて」
661rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 20:59:42 ID:FfdBXRM1
イク寸前でそんなことを言われて、恥ずかしいけれど逆らえる状態ではなかった。
真っ直ぐに私を見つめる麻美子の濡れた瞳を見つめ返すと、心臓がドクンと高鳴った。
腰の揺れが小刻みになり、お腹の辺りが波打つ。
快感の波が鳥肌と共に全身に拡散していった。
「うあああ! ああ!・・・!・・・!!」
麻美子と見つめ合いながら、麻美子の指で、思い切り達した。

「はあ〜・・・はあ・・・はあ・・・」
麻美子の柔らかい腕の中で、身体の痙攣と荒い呼吸が収まるのを待つ。
髪をなぜてくれる麻美子の手の平の感触がとても心地いい。
半ば放心状態のまま、しばらく麻美子の腕の中でまどろんだ。
「綾ちゃん、イッちゃったね」
「イッちゃったね・・・」
「可愛いかったよ」
「凄い気持ち良かった。ホントに。初めてかも。
なんだろう・・・ホントになんだろう。なんで・・・」
なんでこんなに感じてしまうんだろう。
改めて、自分の中で麻美子の存在がどれだけ大きかったのかを思い知らされた。
「ヤバい、泣きそうだよ私。・・・凄い、麻美のこと好き」
「私も大好きよ」
目尻に滲んだ涙を麻美子が唇ですくい取る。
溢れては、すくい取る。
ずずずっと鼻をすすりながら麻美子にキスされて、目元も、心も、たまらなくくすぐったかった。

「麻美、仰向けになって。私がしてあげる」
「うん・・・実はさっきから、もう・・・ジンジンしちゃって」
「なっ、こっちが感動してる間に、そんなこと思ってたの!?」
「いやいやいや、私もちょっと貰い泣きしちゃったよ。でもほら、これとそれとは・・・ね?」
「・・・いいけど」
662rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 21:00:22 ID:FfdBXRM1
麻美の脚の間に座って、改めて麻美子の性器を見ると、
もう触る前からはっきりと口を開いてとろとろに濡れている。
ゆっくりと麻美子のクリトリスを口に含み、自分が気持ちいいように舌を上下に動かして激しく舐める。
「あ!ううぅ!」
途端に声が漏れ始める。
「綾ちゃん凄いっ。それ、凄い」
たまに口を離して指でさすり、口で愛撫して、それを交互に続ける。
「どっちのほうがいいかな?」
「・・・口、かな」
「分かった。麻美は口がいいんだね」
吸い上げたり、舌でつついたり、思いつく限りの方法で麻美子を攻めてみる。
「綾ちゃん・・・綾ちゃん・・・気持ちいいよ・・・綾ちゃん」
下半身をうねうねとくねらせながら、うなされるように私の名前を繰り返す。
「綾ちゃん・・・あぁ、もうイキそう。もうイキそう!」
「えっもう?麻美もうイキそう?」
「綾ちゃんがイクとこ見たから、もう、たまんないよ。1回、1回イカせて」
「うん・・・ど、どうすればいいのかな」
「吸われるのがいいかも」
「うん・・・」
麻美子のクリトリスに吸い付いて、
強めにちゅっちゅっと吸い上げたり、舌でつついたりを繰り返してみる。
激しく身悶えしながら、麻美子の私を呼ぶ声がどんどん大きくなる。
苦しそうな喘ぎ声に構うことなく、勢いをつけて麻美子を吸いまくる。
そのうち麻美子の身体がビクビクっと跳ねて、小刻みに痙攣しながらベッドに沈み込んだ。

麻美子をイカせてあげられたことが嬉しくて、
まだ放心状態の麻美子に覆い被さるように腕を回して身体を寄せた。
麻美子はそんな私を少し虚ろな瞳で見つめながら、私に腕を回して引き寄せ、
さっきまで麻美子を攻めていた私の口や、顔全体にキスしてくれる。
663rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 21:01:02 ID:FfdBXRM1
「綾ちゃん・・・」
「麻美もイッちゃったね」
「イッちゃったね・・・綾ちゃんにしてもらってると思ったら、もうダメだわ」
「まだまだこれからだよ麻美〜」
麻美子がイクところを見て、私もなんだか気持ちが気持ちが高ぶってしまって、
もう一度してほしくて堪らなかった。
そんな私を察してか、麻美子がまた私の中に指を差し入れてくる。
1本、2本と指が増え、先ほどの快感が身体によみがえると
クチュクチュどころではない、ジュブッ、ジュブッという卑猥が音が聞こえてくる。
「綾ちゃんの、凄い締まるね。締まりすぎて指が疲れちゃうから、2段攻めだ」
麻美子は楽しそうにそう言って私を仰向けにさせ、今度は指と舌で攻めてきた。

結局また私は簡単にイカされて、私もまた麻美子にお返しをして、
その夜は何度も何度もお互いを求めた。
こうしたくてもできなかった今までの時間を取り戻すように、5年分の愛情を注ぎ合った。

翌朝、目を覚ますと、私は麻美子に腕枕されていて、目の前に麻美子の唇があった。
ツインベッドの羽毛の掛け布団の上でそのまま寝てしまったらしく、
いつの間にか、隣の空いているベッドの掛け布団が剥がされて、私たちに掛かっている。
麻美子が掛けてくれたらしい。
いつの間にしたんだろうと思いながら、私は目の前の麻美子の可愛い寝顔を心ゆくまで見つめ続けた。


●SCIENCE-4
温泉旅館 貸し切り露天風呂

上も下も羽毛の布団にくるまれて寄り添って寝ていた私たちは、
寝汗を洗い流すために貸し切りの露天風呂に来ていた。
もともと麻美子と早朝のお風呂に入りたくて予約していたのだ。
・・・こんな理由で入ることになるとは思っていなかったけれど。
664rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 21:01:42 ID:FfdBXRM1
貸し切りなので、当然ほかに宿泊客はいない。
周囲の板塀の上からは、青くて白い朝の空と、紅葉の樹々が広がっているのが見える。
麻美子と二人きりで広い露天風呂の端にちょこんと浸かると、
お湯の温かさと露天風呂の雰囲気に癒されて、昨晩の疲れが次第に解けていく気がした。

隣に寄り添っていた麻美子が、すっと私の肩に頭を預けてきた。
麻美子から伝わる朝風の冷たい感触はすぐに消え、心地よい重みと温かさが身体に染み込んでくる。
私もそっと、麻美子の頭に自分の頭を重ねた。
「麻美、私ね・・・本気だよ?」
「うん」
「親に紹介してもいいくらい、本気だから」
「うん。紹介してよ」
「・・・ちょっとは考えてよ」
「もう何回も考えたよ。いつか、挨拶に行かないとね」
「麻美・・・」
そうか・・・。そういば、ずっと前から私のことを好きだったと言ってくれたんだ。
麻美子はずっと本気で・・・。
「いつから?いつから、麻美は・・・」
「ベストコミュニケーションの、最初の顔合わせ・・・の前の食事会かな」
「最初じゃん!」
一番最初じゃないか。5年前の、私と麻美子が出会った日だ。
「あの時ね、あー、素敵な人だなって。
これはずっと一緒にいたら好きになっちゃうかもなーって、思った。
それから、ずっと好き。・・・綾ちゃんは?」
「私は・・・自分でも、よく・・・。気が付いたのはねえ、去年くらいかな。
麻美がほかの人たちと仲良くしてるの見たり聞いたりするとね、
だんだんこう、胸がぎゅーって。やめてーって。私の麻美に手を出すなーって。
中学生か、私は」
「ううん、気になるよね。やっぱり気になってたよね。でもホントに違うから」
665rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 21:02:15 ID:FfdBXRM1
「私も多分ずっと麻美のこと好きだったんだよ。でも抑えてた。抑えきれなかった訳ですけど。
麻美はずっと、待っててくれたんだね・・・。ごめんね」
「ふふっ。旅行しようって言われたとき、ちょっと期待したんだよ?
あらこれはいよいよ告白されるのかしらって」
「最初にキスしてきたの、麻美のほうじゃん」
「・・・私も抑えられませんでした」
「ふふふっ」
「駄目じゃん、私たち」

本当に、本当に頼もしくなったよ。麻美子は。
私の気持ちをちゃんと察してくれて。
仕事も、私より沢山こなして。
いつからこの子はこんなに頼もしくなったんだろう。

「私もね、麻美と一緒にいたい。一緒にまた旅行しよう。楽しいこといっぱいしようね麻美」
「それじゃあ、仕事も頑張らないとね」
「そうだね。一緒に」
「一緒にね」

もしも今、この仕事に就く前の自分に戻ってしまったら、私はもう一度この仕事を目指そうと思うだろうか。
目指したとしても、デビューなんてできるだろうか。
同世代の平均よりもいい収入を得られて、いい仕事仲間を得て、数え切れないファンから支持されて、
自分の言葉を、自分の想いを、多くの人たちに伝えることができて。
麻美子と出会えて。
そんなことが私にもう一度できるだろうか。
多くの幸運に恵まれて今の仕事が在って、麻美子との繋がりが在る。
そのとき唐突に、私は・・・自分が酷く幸せ者であることに気が付いた。
これが・・・私の幸せなんだ。
この幸せを得るまでに、ここに来るまでに、29年かかった。
30年目からはこの大切な幸せを守って生きていきたい。
私はこの子と歩いていく。
今日の私の天使、麻美子と。
666rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 21:03:52 ID:FfdBXRM1
「あー・・・なんか、凄い幸せ。
もうね、私の彼女は能登麻美子なんだぞーって言って回りたいくらい、幸せ」
「ごめん綾ちゃん、それはやめて」
「ふふっ・・・愛してるよ、麻美子」
「うん、愛してる」
「ねえ、名前で呼んでみて?」
「・・・あやこ?」
「はい」
「綾子」
「はい」
「綾子っ」
「はいっ」
「綾子、キスしていい?」
「はいっ」

その日の朝風呂は、二人とも少しのぼせた。


- 終わり -


●SCIENCE-5
2006年 春 東京
二人の物語は続いている
667rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 21:04:54 ID:FfdBXRM1
終わりですー。
失礼しました。m(_ _)m
668 ◆KE2pAIxMAI :2006/06/05(月) 21:55:17 ID:+liFt+oz
>>645 いい感じです。本スレであれを振ったのは私ですが、正式に使用許可を
出します(笑)、また作品を作って下さいね。というGJ。
669名無しさん@秘密の花園:2006/06/06(火) 06:25:27 ID:OoKYQMK4
科学
670644:2006/06/06(火) 10:17:31 ID:uFBQKx9R
>>667
ありがとうございます。
私は比較的最近パソコンを始めたばっかりだったので、やり方の要領が良く分からなかったのです。
671名無しさん@秘密の花園:2006/06/06(火) 19:05:59 ID:H08kXHu3
>>667
ちょっと恥ずい話からピュアな話まで凄く出来が良くて、GJです。
>>631-639なんて、本当に俺泣いちまったよ。
672rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/06(火) 23:15:28 ID:YiIVVVRR
>670-671
どういたしまして。m(_ _)m
レス感謝です。

今日のまるなびは2本撮りの1本目なので
萌える近況話が聴けたらまた何か書きますです(あくまで予定)。
綾ちゃんも「うちの麻美子が〜」くらい言わんかな。
他局ではさらっと言ったくせに。
673名無しさん@秘密の花園:2006/06/06(火) 23:45:01 ID:GerHgkKu
>>672
ヒント:ツンデレ
674 ◆KE2pAIxMAI :2006/06/07(水) 20:02:40 ID:4eAPmsC2
夜のいちご狩り ストパニラジオ32回の、愛麻衣ウォッチャー的ポイントは「嫉妬」。

(二人は寂しいとどうなりますか? という質問からのトーク)

清水「あの〜。それはねぇー、一緒に遊んでた友達とかを、帰さなくなります。」
清水「・・・で、『じゃ、ウチ来る?』って言われたら、家に・・・行きます。」
清水「はい。搦め捕ります。」
中原「からめ・・・とられるね」

中原「無駄な時間を作るから寂しいって感じる訳だから、」
中原「かと言って、人といると疲れるからさ。人といたくない。」
清水「きっぱり言われちゃった。・・・きっぱり言われちゃった。」
中原「違うの。違う、気心知れていればいいんだけど」

中原「愛ちゃんとかは、誰とでも一緒にいられる人でしょう?」
清水「うーん・・・。そうでもないみたいだよ。人見知りだから。」
中原「(私は)その範囲が、凄く狭くって。」
中原「ホントにホントに仲いい人じゃないと駄目だから。」
中原「疲れるぐらいだったら、癒されに行く。」
675 ◆KE2pAIxMAI :2006/06/07(水) 20:04:52 ID:4eAPmsC2
いつものように収録後、スタジオの外の人気(ひとけ)のない階段でのハグ。
愛 「麻衣ちゃん、ひどい。」
麻衣「あれは一般論を言おうとして」
愛 「寂しいよ。すっごく寂しくて死んじゃいそうだったよ。」
麻衣「だって。愛ちゃんには、他にもお友達が一杯いて、寂しい時でも」
愛 「違うよ。他のお友達でも、もっと遊んでいたい、とは思うだろうけど。」
麻衣「・・・。」
愛 「『帰りたくない』って言って甘えるのは、麻衣ちゃんだけだよ!
   一晩中抱かれていたい、って思えるのは、麻衣ちゃんだけだよ!」

麻衣「・・・うん。あたし、嫉妬してたね。」
(優しい目をしながら、右手を愛ちゃんの頬に添える麻衣ちゃん。)

愛 「・・・ダメ。そんな、答えに詰まった彼氏、みたいな事しないで。」
(体を入れ換え、階段を一段だけ上って目線の高さを合わせる愛ちゃん)

愛 「私といると、疲れる?」
676 ◆KE2pAIxMAI :2006/06/07(水) 20:05:54 ID:4eAPmsC2
麻衣「愛ちゃん・・・。」
愛 「そうなんだね。」
麻衣「・・・愛ちゃんの想いは・・・時に大き過ぎて・・・そんな時も、ある。」
愛 「どうすればいいの? 私も麻衣ちゃんに何かしてあげたいのに。」
麻衣「それは・・・。」
愛 「想いを薄めて、空気のように、麻衣ちゃんの心を乱さない存在になればいいの?」

麻衣「・・・愛ちゃん。誰かに、嫉妬してる?」
愛 「・・・してると思う。」

麻衣「ふぅ。・・・いつか、愛ちゃんの全てを受け入れたい、って思ってる。これは本心。」
愛 「信じても、いい?」
麻衣「信じて。・・・私はここにいるんだから。」

愛 「麻衣ちゃん。今日は私が・・・。」
麻衣「・・・あ」
(左手を頬に伸ばして麻衣ちゃんの顔を引き寄せる愛ちゃん。)
愛 「・・・・・・・ん。」
麻衣「う・・・ん・・・。」

麻衣「愛ちゃん・・・信じてくれた?」
愛 「麻衣ちゃん。麻衣ちゃん・・・!」


麻衣「ね、とにかく、何か食べに行こう? 続きはそれから」
愛 「・・・麻衣ちゃんって、ホント、私のあしらい方が上手いよね。」
麻衣「素直なコは大好きよ。」
677名無しさん@秘密の花園:2006/06/07(水) 20:18:28 ID:ZJGMH9V/
>>674
GJ
678名無しさん@秘密の花園:2006/06/07(水) 20:19:06 ID:ZJGMH9V/
>>674
サンクス。
679名無しさん@秘密の花園:2006/06/07(水) 20:21:50 ID:ZJGMH9V/
>>674-676
ありがと。萌えた
680 ◆KE2pAIxMAI :2006/06/07(水) 20:30:31 ID:4eAPmsC2

愛 「・・・もう」
麻衣「怒った?」
愛 「ううん。・・・これからもずっと、うまくあしらって欲しい。」


っていうのが後ろにあったんだが、切れてた。
GJありがとです。
681名無しさん@秘密の花園:2006/06/07(水) 20:58:22 ID:JQQfemke
>>674-676
GJ、萌えた
682名無しさん@秘密の花園:2006/06/07(水) 21:21:36 ID:ZJGMH9V/
いつも乙です
そしてGJ。
683& ◆lJ6JQoEEBU :2006/06/07(水) 22:01:10 ID:abHAAU/H
>>674-676
GJです。
さえぽん×ゆーか→量が多いので、このスレに収まるか不明確で投下をためらっています。
ほちゃ×りえりえ→未完成
さくにゃん×りえりえ→未着手
ほちゃ×木村まどか→挑んでみる(予定)カップリングです。
684名無しさん@秘密の花園:2006/06/07(水) 22:41:44 ID:1DG6Lfqg
>>683
量が多いなら、rehab ◆2tjokYoELcさんみたいにテキストファイルを圧縮して、
どこかのうpろだにうpする、という形はどうでしょうか?
是非読んでみたいのでおねがいします。
685& ◆Z2KySTSpOo :2006/06/07(水) 23:06:58 ID:abHAAU/H
>>684
予定を変更して、ほちゃ×りえりえを先に投下します。
さえぽん×ゆーかは手直ししたいので・・・。
686初体験:2006/06/07(水) 23:13:48 ID:abHAAU/H
ある夜、堀江由衣の部屋にて・・・
堀江由衣「ねえ、理恵ちゃん。」
田中理恵「何〜、ほっちゃん?」
ほちゃ「たまにはさ〜、何かこう違った事してみない。」
りえりえ「例えば?」
ほちゃ「ん〜っと〜。」→ゴソゴソ→「これ。」
りえりえ「ちょ、ちょっとこれ赤ちゃんグッズ?」
ほちゃ「衣装は、さすがに無理だったから〜、ガラガラとおしゃぶりと哺乳瓶。」
りえりえ「誰が赤ちゃんやるの?」
ほちゃ「決まってんじゃな〜い。はい、これ。」
りえりえ「え、えーーーーー!」
ほちゃ「さあ、早くハダカになって。」
りえりえ「何でハダカになんなきゃいけないの!」
ほちゃ「赤ちゃんは普通、産まれたままの姿で寝るもんでしょ〜。」
りえりえ「それは出産直後の話だよ〜。」
ほちゃ「・・・・・まあ、いいから、いいから。」
りえりえ「ちょ、ちょっと〜。」
・・・
りえりえ(何でこんな事に・・・。うわ〜、ハダカで寝るって変な感じ〜。)
ほちゃ「あとは、これをぶら下げて・・・っと。」
りえりえ「え?これって赤ちゃんの上でよくグルグル回ってるヤツ?」
ほちゃ「うん。やる以上は本格的にやらないとね〜。」
りえりえ(め、めまいが・・・)
ほちゃ「あ〜、理恵ちゃんヒマでしょ〜、これでもくわえてて。」
パコッ
りえりえ(え〜、おしゃぶり〜。)
ほちゃ「よし!これでOK!ミュージックスタート!・・・いい、いい、このゆったりとした音楽。赤ちゃん好みの曲ね。」
りえりえ「・・・・・。」
687初体験:2006/06/07(水) 23:15:46 ID:abHAAU/H
ガラガラ・・・
ほちゃ「よちよち〜、いい子でちゅね〜。」
りえりえ「・・・・・。」
ほちゃ「う〜ん・・・まあ、すぐに赤ちゃんになれっていうのも無理な話だからね〜。」
パコッ
りえりえ「ねえ、ほっちゃん。アタシをどうする気?」
ほちゃ「ダーメ!赤ちゃんが喋っていいのは『バブー』とか『オギャー』だけー!ほら言ってみて、『バブー』。」
りえりえ「バ、バブ・・・。」
ほちゃ「ちゃんと!」
りえりえ「バブー・・・。」
ほちゃ「う〜ん・・・ど〜しよ〜・・・そうだ!」
りえりえ(何思いついちゃったんだろ。)
ほちゃ「赤ちゃんに添い寝すればいいんだ!さあさあ一人で寂しかったでしょ〜、ママが一緒に寝てあげまちゅからね〜。」
りえりえ(ゲッ!)
ほちゃ「ママが気持ちよくしてあげまちゅからね〜、モミモミ〜。」
りえりえ「んあっ、あっ、はあ、はあ、ほ、ほっちゃん。」
ほちゃ「だから赤ちゃんが喋っちゃダメ〜!」
りえりえ(ママって赤ちゃんの胸揉まないでしょ!)
ほちゃ「どう気持ちいい?」
りえりえ「バブ〜。」
ほちゃ「な〜んか声が赤ちゃんっぽくないな〜。理恵ちゃ〜ん、もっとリラックスして〜。そして赤ちゃんの頃に戻って〜。
    ほらほら、この音楽。赤ちゃんの頃によく聞いてたはずよ〜。」
りえりえ(あ、あ、あ〜、気持ちいい。ほっちゃんってば相変わらず揉み方うまいんだから〜。
     あ、この感覚なのかな〜。なんだか心も体も安らかになっていく。
     凄く心地良い・・・なんなの、この感覚?あ、あ・・・。)
    「バブ〜。」
ほちゃ「ナイス!」→ガラガラ、ガラガラ〜ン。→「よちよ〜ち、理恵ちゃんは可愛いでちゅね〜。」
688初体験:2006/06/07(水) 23:18:04 ID:abHAAU/H
りえりえ「バ〜ブ〜!」
ほちゃ「は〜ん!かわいい〜!本当の赤ちゃんみた〜い。」
りえりえ「バ〜ブ〜?」
ほちゃ「じゃあ、そろそろアタシも。」
アタシは理恵ちゃんを授乳の体勢へと持って行った。
ほちゃ「さあ、理恵ちゃん。そろそろ、おっぱいの時間でちゅよ〜。」
そうやってアタシは片胸を出した。
ほちゃ「理恵ちゃん、は〜い。」
りえりえ「バブ〜。」
チュバッ、チュバッ・・・。
ほちゃ「うっ!あっ、はあ、はあ、はあ・・・。」
   (あ〜、気持ちいい。これがママの感触なんだ〜。ただ、ちょっと吸う力が・・・。)
りえりえ「バ〜ブ!」
ほちゃ「あ、あれ?ちょっと今日は調子が悪いかな〜。ミルクが出ないみた〜い・・・ちょ、ちょっと待っててね〜。」
りえりえ「バブ〜・・・。」
・・・
ほちゃ
「え〜と〜。まずは、お湯を沸かして〜・・・。」
 次は粉ミルクを瓶にいれて、あとは、お湯が沸くのを待つだけ・・・。
数分後
ジョボジョボ、ジョボジョボ・・・。
「完成!さあ、理恵ちゃ〜ん。ミルクが出来まちたよ〜。」
・・・
りえりえ「ZZZZZ・・・。」
ほちゃ「あらま、寝ちゃってる〜。しかし理恵ちゃんもダメだな〜、
    せめておしゃぶりくわえてから寝ないと〜。理恵ちゃん、り〜え〜ちゃん!」
りえりえ「う〜ん・・・あ・・・バブ〜。」
ほちゃ「ミルクでちゅよ〜。」
りえりえ「バブ〜!」
ほちゃ「それじゃあ、ママが飲ませてあげまちゅからね〜。」
りえりえ「バブー!」
ほちゃ「はい、どうぞ。」
689初体験:2006/06/07(水) 23:19:19 ID:abHAAU/H
チュッ、チュッ・・・
りえりえ「熱〜〜〜〜〜い!」
ほちゃ「え?え!そんなに熱かった?」
りえりえ「ほ、ほっちゃん、水!水〜!」
ほちゃ「い、今、持って来る〜!」
りえりえ「はあ、はあ、はあ・・・。」
・・・
ほちゃ「も、持って来た・・・あーーーーー!」
バシャ!
りえりえ「キャッ!冷た〜い。」
ほちゃ「ご、ゴメ〜ン・・・。」
690初体験:2006/06/07(水) 23:20:46 ID:abHAAU/H
ベッドの中
りえりえ「も〜、ほっちゃんったら〜!」
ほちゃ「ゴメンってば〜。」
りえりえ「なんで味見しなかったの〜?それに、あんな熱いの赤ちゃんが飲むワケないでしょ〜。」
ほちゃ「いや〜、焦っちゃいまして〜・・・。」
りえりえ「んも〜。ねえ、アタシいつまでハダカでいればいいの?」
ほちゃ「ん〜、ちょっと待っててね。」→ゴソゴソ→「はい!これで同じ〜。」
りえりえ「え?」
ほちゃ「理恵ちゃん。今から『赤ちゃん言葉』以外は禁止ね。」
りえりえ「う、ウソ・・・。」
ほちゃ「続き、続き〜♪」
りえりえ「ば、バブ〜・・・。」
ほちゃ「理恵ちゃ〜ん、今夜は最高の夜になるわよ〜。」
りえりえ「ば、バブ〜・・・。」
ほちゃ「じゃあ、いっきま〜す!」
りえりえ「ば・・・、うあっ!」
・・・
りえりえ「あ、あ〜〜〜〜ん。」
ほちゃ「も〜、イク時も赤ちゃんでー!」
りえりえ「無理・・・言わないでよ・・・。」
ほちゃ「でも、赤ちゃんになってみるのも悪くないでしょ?」
りえりえ「べ、別に・・・。」
ほちゃ「ふ〜ん。随分と楽しんでみたいだけど・・・ヨチヨチ、ヨチヨチ〜。」
りえりえ「バ〜ブ〜♪・・・はっ!」
ほちゃ「気に入ってんじゃん。」
りえりえ「う〜・・・。」
ほちゃ「理恵ちゃんってばカワイイ!ヨシヨシ。」
りえりえ(赤ちゃんになってみるのも悪くないかな・・・。)
・・・
この数日後、りえりえは「舞−乙HiME」ドラマCDで、この日の成果を披露する事になる。

おわり
691& ◆Z2KySTSpOo :2006/06/07(水) 23:23:09 ID:abHAAU/H
投下終了!
さえぽん×ゆーかの手直し、
さくにゃん×りえりえの製作に移ります。
では・・・サッ!
692名無しさん@秘密の花園:2006/06/07(水) 23:29:23 ID:JQQfemke
ほっちゃんの天然Sっぷりとりえりえの受身Mっぷりが(*´Д`)ハアハア

GJ
693名無しさん@秘密の花園:2006/06/08(木) 01:47:00 ID:lodXUsg7
>この数日後、りえりえは「舞−乙HiME」ドラマCDで、この日の成果を披露する事になる。
これについてkwsk
694& ◆Z2KySTSpOo :2006/06/08(木) 03:31:18 ID:L4VaKMhG
>>692
GJ、ありがとうございます。

>>693
「舞−乙HiME」ドラマCDのVol.2(6月21日発売)にトモエとシズルによる例の赤ちゃんプレイのシーンが出て来る様です。
その収録の数日前、台本に書いてある様な事をりえりえ姉さんが既に体験していたら・・・
という設定で書いていたので最後の一文を付けたというわけです。
ドラマCDを聞いた後、このSSをもう一度読み返して頂けると少し味わい深いものがあるのではないかと。
りえりえ姉さんの演技が凄ければ凄いほど、もしかして数日前にほっちゃんとその様な事が・・・。
695名無しさん@秘密の花園:2006/06/08(木) 18:30:37 ID:80JJNhEw
今度発売ですか。
696& ◆lJ6JQoEEBU :2006/06/08(木) 22:06:19 ID:zmPwPPn/
>>695
そうです。
697 ◆cVAdsO2Fdk :2006/06/08(木) 23:39:24 ID:VLWu61WT
ストパニラジオ32回を元に、
◆KE2pAIxMAIさんとはまたちょっと違う感じで書いてみました
別に◆KE2pAIxMAIさんの作品をどうこう言いたいわけではないです、断じて
一応>>674-676のその後のエピソードと読めなくもない感じになりました
ラジオと◆KE2pAIxMAIさんの作品に萌えて、
そこから更に独自に話が展開した感じです

ぜひ広い心を軽い気持ちにしてお読みください
6981/4 ◆cVAdsO2Fdk :2006/06/08(木) 23:41:10 ID:VLWu61WT
愛ちゃんに話があるって言って、家に誘ったのは私。
想定していたより顔の表情が固まっていたのか、それとも私の様子から何かを察したのか、
愛ちゃんはOKしてくれたけど、どこか緊張しているみたいだった。
気づいていながら、私は上手く愛ちゃんをリラックスさせてあげることができなかった。
というより、何を話せばいいのかわからなかったんだと思う。
家についてから話すそれを、どう言葉にすればいいか、そんな緊張に駆られて。
今までにないくらいぎこちないまま、私の家についた。

愛ちゃんを家にあげて、ワンコとそれなりにじゃれあって、飲み物を出して落ち着いて。
自然と会話はなくなった。
ううん、家に誘った後から、会話は極端に少なかった。
だから会話がなくなってしまうのも当然といえば当然だった。
愛ちゃんとクッションに座って向かい合って、お互い相手を直視できない。
緊張でこのままずっと時間が過ぎていくのかもって思った時。

「あの…さ、麻衣ちゃん。……話って?」
必死に勇気を振り絞って、愛ちゃんが硬い調子で話を振ってくれた。
居心地が悪くて、なんとか話を進めてくれたんだと思う。
顔の表情が、具合が悪いと見間違うほどしんどそうになっていた。

「…うん、あのね、愛ちゃん……」
「なに?」
「あのね、私聞いたの。愛ちゃんが一人で寂しくてすっごく気落ちしちゃって、それでよ
くお仕事一緒になる構成作家さんを電話で呼んだって」
「うん、呼んだよ? 前に、一人で死にたくなったりしてたらダメだって言われたし……」
普通のこととして話す愛ちゃんに、胸がざわついた。
「どうして、私を呼んでくれなかったの?」
カッとなって、責めるような口調になってしまった。
愛ちゃんの表情が強ばったのが見えてるのに、私の感情は止まらない。
「愛ちゃんは私より、その作家さんの方が必要なの? もう私はいらないわけ?」
6992/4 ◆cVAdsO2Fdk :2006/06/08(木) 23:42:42 ID:VLWu61WT
「だって、麻衣ちゃん言ったじゃない。私といるの疲れるって。
 そんな風に言われて、余計疲れさせるようなこと、できるわけないじゃない」

私の追求に、愛ちゃんが泣きそうな顔で、でも気丈な目で反論してきた。
きっと、愛ちゃんの本音。
「私といると疲れるって、私といたくないって言ったじゃない!
 実際疲れるんでしょ?
 とぼけたりごまかそうとしたのだって、本当のことだからでしょ!?」
傷つけてたんだって、今になってわかった。
あの時は、私もいっぱいいっぱいで、愛ちゃんを気遣うことなんてできなかった。
愛ちゃんはその時、わざとごまかされていてくれたのかもしれない。
本気で怒ってる愛ちゃんの言葉が突き刺さって、目が覚めた。
私って最低だ。
本当のことから逃げて、愛ちゃんを傷つけてたんだ。

「うん、疲れることもあるよ。
 だって、私は愛ちゃんに恋してるから。
 恋はいいことだけじゃないと思うの。
 嬉しくなったり、幸せになったり、癒されたりする。
 けどそれだけじゃなくて、嫉妬したり怖くなったりもして、それがどんな時も全力で。
 ちょっとのことで気持ちが変わるから、家に帰って一人になったら、疲れを感じること
 もある。
 愛ちゃんを好きでいることに慣れたら、もしかしたら気持ちの変化が少なくなって疲れ
 ないでいられるのかもしれない。
 でも私は慣れたくない。
 疲れたりするかもしれないけれど、ずっと愛ちゃんにドキドキしていたい。
 ずっと愛ちゃんに恋していたい」

綺麗事言ってるってわかってる。
言い繕ってるってわかってる。
7003/4 ◆cVAdsO2Fdk :2006/06/08(木) 23:44:01 ID:VLWu61WT
でも、愛ちゃんが本音をぶつけてくれたから、今の私の本音を言いたかった。
「じゃあ、私といたくないって言っていたのは?」
泣きそうな目で、こっちを睨むような鋭い目で見つめてくる。

「あれは別に愛ちゃんに言ったわけじゃないけど。
 それでもなんでかって考えたら、怖かったんだと思う。
 愛ちゃんは人見知りするけど、仲良くなったらすごく心を許しちゃうから。
 いつか私が愛ちゃんにさよならされた時、本当に私は一人ぼっちになっちゃうから。
 愛ちゃんはすごく私のこと愛してくれていて、それが今の私にとってとても大きなもの
 で、なくなったらきっと立っていられない。
 愛ちゃんと一緒にいる時にそんなことを考えちゃう自分が嫌だし、自分が弱くなってい
 くみたいで怖かったの。
 だけど愛ちゃんが一番辛い時、私を呼んでくれなくて、他の人を呼んで……
 その方が嫌だってわかった。
 私、ワガママだったの。
 愛ちゃんに別れられるのが怖くて愛ちゃんを傷つけたくせに、愛ちゃんに頼られるのが、
 愛ちゃんの一番近くにいるのが自分じゃなきゃ嫌なの。
 最低だよね、私」

言い終わって、俯きながらじっと愛ちゃんの非難を待ってた。
けど、返ってくるのは沈黙だけ。
耐えきれなくなって顔を上げた。
目の前には、私の想像してない愛ちゃんがいた。
きっとすごい顔で怒ると思っていたのに、泣いていた。
「愛ちゃん? ごめんね、こんなの私の勝手な言い訳だよね」
そっと愛ちゃんの頬に手を伸ばし、零れていた涙を拭う。
愛ちゃんはただ泣きじゃくって、私の手を払ったり、嫌そうなそぶりを見せたりしない。

「私もね、麻衣ちゃんにさよならされるの怖いよ。
 麻衣ちゃんが私といるの疲れるって、私といたくないって言われて、私のことが負担に
 なってるのかなって。
7014/4 ◆cVAdsO2Fdk :2006/06/08(木) 23:45:32 ID:VLWu61WT
 だから大丈夫だよ。
 私は麻衣ちゃんにさよならなんてしないから。
 ずっと麻衣ちゃんといるから」

いきなりぎゅって引き寄せられて、気づいたら顔にやわらかい弾力。
愛ちゃんに頭を抱えるように抱きしめられて、嬉しいやら恥ずかしいやら。
……ううん、すっごく幸せ。
「ねぇ麻衣ちゃん。私今ね、麻衣ちゃんのことが好きで好きでしょうがなくって、それを
 麻衣ちゃんに伝えたいんだけど、どうすればいいかな?」
「え?」
「麻衣ちゃんは、私にどんなことして欲しい?」
愛ちゃんのぬくもりに包まれて、まどろんでいるみたいな感覚になって。
一番愛ちゃんに言いたかったわがままが、口から素直に出てきた。

「じゃあね、これからたくさん『好き』って言って。たくさんキスして。
 私も愛ちゃんにたくさん『好き』って言うし、たくさんキスするから。
 それから、寂しくて自分は誰にも必要とされてないって思ったら、他の人じゃなくて私
 を呼んで。
 すぐに愛ちゃんとこ行くから。
 いつでも愛ちゃんの一番近くにいさせて。そしていつでも私の一番近くにいて」

言い終わるくらいにぎゅって抱きしめられる力が強くなって。
「もちろんだよ」
そう言ってくれた愛ちゃんはかっこよかった。
いつもは私がかっこよく愛ちゃんをリードしていたいって思っていたけど、たまにはこん
な展開もいいよね。

END
7024/4 ◆cVAdsO2Fdk :2006/06/08(木) 23:46:24 ID:VLWu61WT
ごめんなさい
麻衣ちゃんに『ずっと愛ちゃんに恋していたい』って言わせたかっただけなんです
勝手に続きっぽく読めるなどと書いてしまって、
◆KE2pAIxMAIさんに怒られないかドキドキです

おそまつさまでした(逃走
703& ◆Z2KySTSpOo :2006/06/09(金) 00:08:50 ID:+ajtOwnn
>>702
GJ!
秘密ドールズのプロモが公になってから、
愛×麻衣SSが急激に加速してきましたね。
思えば今から1年前のこの時期は・・・。
@沙苗×麻美子の長モノ
Atiaraway解散を受けて多数のさえぽん×ゆーかのSS。
Bめぐー×佳奈様
なんて時代でしたね〜・・・。
秋口には、りえりえ×みゆきちなんてのも・・・。
704名無しさん@秘密の花園:2006/06/09(金) 05:22:46 ID:x4T839yu
流れを切って久々にぱくくぎゅも拝みたいと思っているのは私だけですかそうですか
705名無しさん@秘密の花園:2006/06/09(金) 06:57:17 ID:PGU70Fft
>>704
>>621-624に、ぱくくぎゅが・・・。
706名無しさん@秘密の花園:2006/06/09(金) 12:43:15 ID:dpD41f4w
愛麻衣も大好きだけど、
あのラジオの流れで久々にtiaraを読みたいと思ってるのも私だけですかそうですか
707名無しさん@秘密の花園:2006/06/09(金) 17:20:41 ID:r0vgsy+9
いえ私もです
ひそかに期待してます
708名無しさん@秘密の花園:2006/06/09(金) 18:40:39 ID:/n1hYq0J
そして私もです
tiaraに餓えています
709名無しさん@秘密の花園:2006/06/09(金) 18:57:51 ID:veoxWQXR
書いてくださるならなんでもいい俺は恐らくみゆみゆと同じタイプの人間
710名無しさん@秘密の花園:2006/06/09(金) 19:22:03 ID:WTf43xA2
俺はカプはなんでもいいが、すごく甘い話が読みたい
711名無しさん@秘密の花園:2006/06/09(金) 19:34:04 ID:jxoiJIBt
>>702
GJ!
次の投下物も首を長くして待ってるよ。
712名無しさん@秘密の花園:2006/06/09(金) 21:41:05 ID:Fln3UmaP
百合の旗のSS読みたいです
713名無しさん@秘密の花園:2006/06/09(金) 23:51:07 ID:ACpoZZpR
先生…tiaraが読みたいです
714名無しさん@秘密の花園:2006/06/10(土) 00:45:30 ID:7GYWv3V5
そしてここでもみゆみゆは……
715名無しさん@秘密の花園:2006/06/10(土) 01:24:07 ID:QAm8RxST
>>714
むしろこっちでの扱いの方が酷いだろw
716名無しさん@秘密の花園:2006/06/10(土) 01:25:35 ID:6F3Su7zF
声優板のスレと違ってここでの(_,''' ▽ '')は割と恵まれてる方かと。
7175/4+5 ◆KE2pAIxMAI :2006/06/10(土) 06:27:25 ID:FgNwFYL2
「さよなら、か。」

側で眠っている麻衣ちゃんの寝顔を見ながら、数時間前の会話を反芻してみる。
いつもは、そんな事、考えない。でも、麻衣ちゃんは、私にさよならされるのが
恐いって言ってくれた。もちろん、私だって、そう。

でも、麻衣ちゃんと私は、実際に「さよなら」なんて事が、できるんだろうか。

お仕事も辞めちゃって、もう二度と会わない覚悟なら、できるかもしれない。
だけど、麻衣ちゃんは売れっ子だから、私がお仕事を続けようとすると、きっと
どこかの現場で顔を合わせてしまう。
いくら役者でも、お別れした直後のテンションで、これまでと同じ事はできない。
一人で頑張れば90%くらいは出るかもしれないけど、二人の調子がいい時に出る
プラスαは絶対に出ない。

ラジオや歌はどうしよう。
そんな、全然噛み合わない歌やトークで満足してくれるファンの方なんていない。


共演者で、お友達で、パーソナリティーで、姉妹で、ユニットで。
そんな私たちが恋をした時から結果は見えていた。

麻衣ちゃんとお別れしたら。多分、私の中には、何も残らない。
7186/4+5 ◆KE2pAIxMAI :2006/06/10(土) 06:29:14 ID:FgNwFYL2

あのPV、あれは、たぶん真理。
鉄格子の檻の中で出口を見つけられない二人は、握り合った手を離すしかなく。
でも、PVの中の二人はそれに堪え切れず、結局は元に戻って、鉄格子の中で
罪深い関係を続けることを選択してしまう。
何もしなければ、私たちも、きっとそうなる。

だけど。私たちには言葉がある。二人でしっかり話し合えば、きっといろんな
展開がある。PVの二人は、心は通じ合っていたけど、何も言葉にしていない。

私は麻衣ちゃんに、たくさん「好き」って言って、「好き」って言って貰った。
それが全ての基本だから。

それは、私の気持ちが変わっていない事の確認と、麻衣ちゃんも何も変わって
いなかった、っていう事の確認で。


・・・だったら? さっきの麻衣ちゃんは、ちょっと、おかしくなかった?
前に私が、まず作家さんに相談した、って事に、変にこだわってたよね。
それで、「もう私はいらないの?」って言い始めて。


今、横で寝息をたてている麻衣ちゃんは、別におかしなところはないけど。
体調とか、精神面とか? その辺はどうだったろう?

と言うか。なんで、まず、そこに気が回らなかったんだろう。
私も意地になって。こんなだから、麻衣ちゃんの負担になっちゃうんだ。
7197/4+5 ◆KE2pAIxMAI :2006/06/10(土) 06:30:27 ID:FgNwFYL2

今日、麻衣ちゃんと一緒にお仕事してた人なら、何か気づいてるかも。
そう思って、私はゆっくり起き上がると、電話をかけに外に出ようとして、
簡単に服を羽織り、麻衣ちゃんの部屋のドアをゆっくりと開こうとした。

「どこにいくの、愛ちゃん?」
振り向くと、目をこすりながら麻衣ちゃんが半身を起こしていた。

「まさか、愛ちゃん。本当にさよならなんて・・・」

・・・確かに、これはいつもの麻衣ちゃんじゃない。

麻衣ちゃんは、いつもお姉さんであろうとする。
私は、そんな麻衣ちゃんが好きだし、だから安心して、甘える時は甘える。
それは、麻衣ちゃんも、そういう私を望んでいる瞬間、と思えるから。

だけど。たまにはお休みさせてあげないと。
7208/4+5 ◆KE2pAIxMAI :2006/06/10(土) 06:31:43 ID:FgNwFYL2

「どこへも行かない、って言ったよ。」

開けたばかりのドアをそのまま閉め、麻衣ちゃんが起きかけているそばの
ベッドに腰を下ろして。よっ・・・と。

「きゃ、どしたの、愛ちゃん?」
今までした事なかったけど、ベッドの上で麻衣ちゃんをお姫様だっこ。

「ちょっとぉ・・・」
私の膝の上、って言うか、腕の中に収まる麻衣ちゃん、って、いつにない
シチュエーション。

あ、麻衣ちゃんの上目づかいって、初めて見た気がする。これ・・・萌え。
カワイイ。もう、奪っちゃうしか。

徐々に顔を近づけながら、同時に、右腕で麻衣ちゃんの上体も、ゆっくり
起こしていくように。

麻衣ちゃんの意志と関係なく、両方から近付いていく、唇と唇。

「あ、あ、あ、あ・・・。う・・・。」
「ん・・・・・・・。ふぅ」
7219/4+5 ◆KE2pAIxMAI :2006/06/10(土) 06:32:41 ID:FgNwFYL2

キスを終えて至近距離から見下ろす麻衣ちゃんのキレイな顔は、切なそうに
まだ私を見上げてる。

ここでさらに一言。今だけ限定で、「麻衣。」って、呼んでみる。
自分でもドキドキを隠せない、普段はあり得ないシチュエーション。

思いがけず私に呼び捨てにされ、案の定、まん丸い目になる麻衣ちゃん。
でも、すぐに元の表情に戻って。
「ね。もう一度、麻衣って呼んで。それから、もう一度キスして。」

こんなに甘えて来る麻衣ちゃんって、記憶にあったかな?
私は、また顔が近付くように麻衣ちゃんの肩を抱いている腕を引き寄せ始め、
そして「麻衣。」って囁く。

もうすぐ唇が触れ合う、その寸前。麻衣ちゃんは、照れた顔で確かに言った。
「あなた。」

麻衣ちゃん、そっちかよ! 
私、お姉ちゃんになりたかっただけなのに。今日の麻衣ちゃん、絶対変だよ。

だけど、すごく満ち足りた表情をしてるから、そのツッコミは言葉にしない。

疲れとか、寂しさは、生活の中で避けられないと思うけど。
それを癒す事や、忘れさせてあげる事は、多分、私にもできると思うよ。

Fin
722 ◆KE2pAIxMAI :2006/06/10(土) 06:41:28 ID:FgNwFYL2
お約束ですが、これは、◆cVAdsO2Fdk 氏の >>698-701の後に勝手かつ無理やり
くっつける事で、仕返しを果たした(笑)つもりの愛麻衣SSです。

リクエストの一割にも応えられない罪深さを夢見てる。
723名無しさん@秘密の花園:2006/06/10(土) 08:00:19 ID:3zAMyCr8
>>722
なにやらシリアスな雰囲気で始まり、甘甘な展開キターと思ったら…
「麻衣ちゃん、そっちかよ!」で噴いた。w 
超GJ!!
724 ◆cVAdsO2Fdk :2006/06/10(土) 12:03:33 ID:Ojs2Y5rz
>>722
仕返しされてしまった(笑)
いやむしろ仕返しじゃなく萌えさせられました、GJ

やっぱり繋がるように読めるSSなんて……と投下後も悩んでいましたが、
こんな良作を書いてもらえるきっかけになったならいいや

>>703 >>711
GJありがとうございます
次の投下物ですか……。今のところこれという構想はないので、
リクエストなど受けてもいいのですが、スレの空気がTiara切望のようですね
ここで書けるものを増やすか、これまでの路線を確実なものにするか……
あんまり知らないカプを書くのはどうかと思ったんですけど、
最初にここに投下したやつ、全然知らない段階に書いたものだったのを思い出しました
次を何にするか、しばらく悩んできます
725名無しさん@秘密の花園:2006/06/10(土) 20:51:45 ID:F/dEgvKx
さえぽんのあの発言から「tiara」SSへの流れが強まりましたね〜。
726名無しさん@秘密の花園:2006/06/11(日) 22:49:07 ID:fKobeCCO
>>722
ぐじょぶ!!!よかったよ!
てか愛ちゃんが「まい」って呼び捨てしたらまんま命になる罠w

tiaraも読みたいけど、投下してもろたモノなら何でも美味しく頂きますぉ。
ハァハァがとまらない
727名無しさん@秘密の花園:2006/06/12(月) 08:14:32 ID:9DVIGgRJ
>>722
一瞬、同じ人があとで思い立って付け足したのかと思ったw

つか亀レスで悪いが今読んだので>>674-676もGJ
ちょうどラジオ聞いた時その部分のトークが気になってたんだ
728名無しさん@秘密の花園:2006/06/12(月) 18:39:52 ID:PrGyGcGk
tiara不足
729 ◆KE2pAIxMAI :2006/06/12(月) 20:05:32 ID:DNeItuv0
>>727 ◆cVAdsO2Fdkちゃんと私の“愛の結晶”です☆

いや、それはない。

今回みたいに麻衣と愛に別れて書き合うと、擦れ違う所が本当に擦れ違うので
ある意味リアルかも。ただ、禅問答と言うか、名人戦というか、読み合うのは
結構疲れるような気もする。(笑)

>>726 もサンクスです。 舞・・・確かに。忘れてた。
730名無しさん@秘密の花園:2006/06/14(水) 23:36:26 ID:KtqPS09v
過疎ったか?
731名無しさん@秘密の花園:2006/06/15(木) 11:16:08 ID:Zs+9n5V5
良作が出続いたんで、作者方は次回作のために休養中。
732名無しさん@秘密の花園:2006/06/15(木) 18:59:38 ID:MFI/AkXB
三瓶と名塚のが見たいです
誰かかいてくれ
むりか・・ 需要なさそうだよなorz
733名無しさん@秘密の花園:2006/06/15(木) 23:39:58 ID:o8iEHYIJ
>>732
ぺ×かおりんですか・・・。

>>240-241に、ぺ×あみすけがあるから・・・。
何とか絡められないか・・・。
う〜ん、難しい・・・。
734 ◆JirmzAivjs :2006/06/16(金) 18:59:36 ID:pspdZ/DO
お久しぶりすぎて、名前間違ってたらごめんです。
なんかミスってても、見なかったふりして下さいw
>>591
めっちゃ遅いんですが、感想どもでした。
個人的なことなんですが、初めて投下したのがこのカップルだったりします。
てな事で、非常に思い入れが強い組み合わせ。感想頂けて嬉しかったです。

やっぱり手元に秘密ドールズがある訳で。
短め?な感じで申し訳ないんですが、あいまい投下です。
735 ◆JirmzAivjs :2006/06/16(金) 19:01:33 ID:pspdZ/DO
明日は、一緒にお買い物行こうね。
そうだね。
絶対だよ・・・私、早起きするからね。
うん、私も頑張るね。
絶対だよ、絶対約束だからね。

「愛ちゃん・・・あんなに約束したじゃん」
やっぱりかぁ・・・
何となく予想できた結果。
(だから、早く寝ようって言ったのに)
心の中で反省した瞬間、昨日の夜中の出来事が頭の中に復活。
「あーっ、もう・・・そんな場合じゃないでしょ」
朝から思い出すには、あまりにも相応しくない内容。
頭をぶんぶんと振って、強引に追い出す。
「ねぇ、早く起きてよ」
起きてくれないと、買い物行けなくなっちゃうよ。
「ねぇ・・・愛ちゃん」
早く声を聞きたいよ。
何時もみたいに、笑いかけて欲しい。
「・・・愛ちゃん」
昨日の夜みたいに、沢山私だけを呼んで欲しい。
「ねぇ、起きてよ」
なのに、私の声はちっとも大きくなってくれない。

どうして?
だって、この寝顔は私だけの特権。
どうして?
もう少しだけ・・・もう少し位ならいいよね。

(困ったなぁ)
そんなことを繰り返して、気が付けば時間だけが進んでいた。
736 ◆JirmzAivjs :2006/06/16(金) 19:02:29 ID:pspdZ/DO
「愛ちゃん・・・朝だよ」
起きて欲しい心と、あまり起きて欲しくない心。
正反対の気持ちを持ちながら、相変わらず中途半端な行動を繰り返してしまう。
(うーん)
このままでは、ずっと起きないかもしれない。
折角の朝ごはんも、すっかり冷め切ってしまっている。
(よしっ、頑張れ、私)
少し・・・かなり勿体無い気持ちを振り払い、お腹に力を入れる。
「愛ちゃん・・・起きてください」
返ってくるのは無言の返事。
「約束したでしょ」
ゆさゆさと体を揺さぶると、さすがに少しだけ反応が返ってくる。
「ほら、早く」
「・・・ぅんん」

ただの、寝返りじゃない。
何回も自分に言い聞かす・・・けど、効果は全く無い。

(ズルイよ)
たったそれだけのことなのに、私の心はドンドン早鐘を打っていく。

「愛ちゃん・・・起きてよ」
すっかり諦めてしまった気持ちは、最初よりも小さな声になって現れる。
(どうしようかなぁ)
静かに上下する愛ちゃんのお腹。
惹きつけられるように乗せた私の頭まで微妙に上下。
(落ち着くなぁ)
微かに感じる、愛しい人の呼吸。
そんなことに充分すぎる幸せを感じながら、時間だけがゆっくりと流れていった。
737 ◆JirmzAivjs :2006/06/16(金) 19:04:30 ID:pspdZ/DO
これは夢なのかもしれない。
何処かでそう思いながら、私は何かを必死で走って追いかけている。
(あと少し、あと少しなのに)
距離は詰まるのに、何故か追いつけない。
(あと少しだけだから)
限界までグッと腕を伸ばした瞬間、私の意識が覚醒し始める。

ゆっくりと思考回路が繋がっていく感じ。
「麻衣ちゃん・・・おはよう」
二人で過ごした次の朝。
いつも一番に済ませるのは、好きな人への朝の挨拶。
「麻衣ちゃん?」
おかしいな?
隣にも居ないし、返事も聞こえない。
何よりも、何だか体が自由に動かない。
「麻衣ちゃん・・・麻衣ちゃーん」
「・・・ふぁ」
大きめの呼びかけの返事・・・と言うか、吐息?
凄く近くに聞こえてきた返事に、ゆっくりと体を起こす。

「ふふっ・・・おはよう、麻衣ちゃん」
ふわふわの髪の毛は、お姫様みたい。
静かに触れてみると、甘い香りと柔らかい手触りが出迎えてくれる。

(かわいいなぁ)

今更ながら、当たり前の幸せを強く実感。
738 ◆JirmzAivjs :2006/06/16(金) 19:05:51 ID:pspdZ/DO
「麻衣ちゃん・・・起きてるの?」
問いかけた答えは、当然ながら返事がない。
だけど、聞かないのもマナー違反のような気がする。
「ほら、もう朝だよ」
折角作ってくれた朝ごはんが、もうすっかり冷めちゃっている。
「早く起きないと、買い物行けなくなっちゃうよ」
このままだと、ずっと寝ているかもしれない麻衣ちゃん。
私はそれでも良いんだけど、昨日の夜の麻衣ちゃんの嬉しそうな顔が脳裏をよぎる。
(しょうがないなぁ)
すっごくもったいない気持ち・・・を、どうにか我慢。

夢の中では捕まえられなかった。
だから、思いっきりギュッと抱きしめる。
「麻衣ちゃん?」
「・・・・んぁ」
返ってきたのは、何とも微妙な返答。
「麻衣ちゃん、起きて」
あんまり起きて欲しくない心が邪魔して、私の口から出るのは囁くような声。
目の前に広がるのは、相変わらずの幸せそうな寝顔。
「ねぇ、起きて?」
絶対起こしてしまわないように、凄く小さな問い掛け。
「早く起きてくれないと」
ゆっくりと。
でも、確実に私の視界に映る麻衣ちゃんの顔が大きくなっていく。

「・・・・キスしちゃうよ」

やっぱり、お姫様を起こすにはこれが一番だよね?
739 ◆JirmzAivjs :2006/06/16(金) 19:15:51 ID:pspdZ/DO
てな感じで、あいまいでした。
甘めを意識して頑張ってみましたが、いかがでしたでしょうか?

以前予告していたゆーかさん誕生日なんですが、すくすく大きくなってます。
と言うか、大きくなりすぎましたw
ムギュっと美味しい所取りの最中なんで、もう少しのお待ちをプリーズ。
基本的にダメ人間なんで、ツンデレ妹が姉を励ます感じで感想いただけるとやる気倍増ですw

ちょっとパソの調子が悪かったりで前書けなかった分まで纏めてなんですが、
読んでいただいた皆様、ありがとうでした。
740名無しさん@秘密の花園:2006/06/16(金) 19:32:08 ID:1/u2+lAP
>>739
お姉ちゃんだって、ちゃんとやればできるんじゃない
やっぱり恋愛ものは甘いのがいいわよねー
もっとこういうの書けばいいんじゃない?
もう少しやる気出せばいいのに……
いや、別にやる気になって欲しいなんて私は思ってないけど
お姉ちゃんがやらなくたって、私はどうとも思わないし!
でも、一応今回のは、まぁ良かったんじゃない?
あ、勘違いしないでよね!
世の中にはいい作品がたくさんあるんだから、
もっとがんばらなきゃダメなんだからねっ!
 ま、まぁ私は…お姉ちゃんの作品が一番好きだけど……
え? 今何言ったのって……?
何も言ってないわよ!
 ふんだ…、お姉ちゃんのバカ……(泣


がんばってみたけど微妙だね、スミマセン
でも本当に作品は良かった。GJ!
741名無しさん@秘密の花園:2006/06/16(金) 20:29:46 ID:9HxEqcJK
>>739
GJ!

そういえば前のスレッドは容量オーバー(512KB)による
次スレへの移行があった為に誘導等々の混乱がありましたね・・・。

おそらく今、製作中の作品は次スレで投下する事になります。
どうしても僕の作品は長くなってしまうので・・・。
なので短編を作って、ちょこちょこ投下したいと思います。

では、このコンビによるSSを・・・。
742ストパニもっちー:2006/06/16(金) 20:31:05 ID:9HxEqcJK
望月久代「ね〜、なっちゃ〜ん?」
桑谷夏子「何〜、もっち〜?」
もっちー「なっちゃん、望月の事・・・スキ?」
なっちゃん「うん。」
もっちー「・・・。」
なっちゃん「・・・どうしたの!なんで泣いてるの?」
もっちー「うっ、うっ、ストパニ見てたらさ〜、松来さんがうらやましくて・・・。」
なっちゃん「へ?」
もっちー「なっちゃんに、あんな迫られて・・・、きっとアフレコ現場も楽しいんだろうなと思うと・・・。
     望月は、なっちゃんに迫られる役やった事無いから・・・。」
なっちゃん「もー!」
もっちー「きゃん!なっちゃん、何するの!」
なっちゃん「もっちー、好きよ〜、フフ・・・。」
もっちー「な、なっちゃん・・・んぐ・・・。」
なっちゃん「・・・フフフ、どう満足?」
もっちー「・・・と・・・て。」
なっちゃん「え?」
もっちー「もっと、迫って。」
なっちゃん「もう、ワガママなんだから〜、もっちーは。」
もっちー「せめて、なっちゃんの前ではワガママでいさせて。」
なっちゃん「・・・さあ、もっちー。次は、どうして欲しい?」

もっちー(なっちゃん。望月の事、見捨てないでね。
     やっぱり望月は、なっちゃんじゃなきゃダメみたい。)

おわり
743ストパニもっちー:2006/06/16(金) 20:35:41 ID:9HxEqcJK
久々の、「くわ×もち」です。
Prits時代(2001年〜2002年)は、この二人のSS全盛期でしたね〜。
あれから、もう4年。
時の流れは早いものです。
では次の短編をいずれ・・・サッ!
744名無しさん@秘密の花園:2006/06/16(金) 22:20:55 ID:KFFm/mIQ
>>742
もっちーうあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ
もっちーガンガレうあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ
745 ◆KE2pAIxMAI :2006/06/17(土) 00:35:28 ID:GymVKCYz
>>739
ふん。お姉ちゃんまでファンには堪らない時事ネタを書くなんて、も〜最低。
愛と麻衣のドキドキ・寸止め・お早うのキスなんて、もう何度も使い古された
ファンには人気の高い定番シチュエーションなんだからね。
読むだけで幸せになれる程、とろけるように甘けりゃイイ、ってもんじゃないわよ。
別のシチュエーションの中で、PVの中のワンシーンを再現して見せる事で
ビジュアルイメージを確定させる、なんて一見ズルい方法も、卓越した技術
以外の何者でもないわ。
前半と後半で一人称が反転して二度おいしい、なんて技を使って、一人で全部
書いちゃうところなんて、二人で書く人たちへのあてつけでしょ。
そんな事されたら、嫉妬しちゃうに決まってるんだから、GJなんて言わないわよ。
超GJなんて。
746 ◆JirmzAivjs :2006/06/17(土) 01:05:22 ID:L7agoBcB
>>743
GJどうもです。お疲れ様でした。
>>740
無理させてごめんね・・・でも、凄くやる気倍増中ですよ。
超ありがとうです。次も頑張るです。
>>745
そっ・・・そんな事急に言われても、全然嬉しくないんだから。
・・・・でも、そんなに言うんなら、次も頑張ってあげてもいいわよ。
まったく・・・お姉ちゃんは私がいないと、ホントに何にも出来ないんだから。

お二方に無理難題に答えていただいて、やる気モリモリです。
勿論ツンデレ風味じゃなくてもやる気は倍増するんで、もしよかったら感想書いていただけると嬉しいです。
では、圧縮作業に戻りますw
747名無しさん@秘密の花園:2006/06/17(土) 09:25:58 ID:x4eRl5QF
次は◆KE2pAIxMAI ×◆JirmzAivjs ですか?
748名無しさん@秘密の花園:2006/06/17(土) 10:23:46 ID:GymVKCYz
そんな所にまでフィルターを使うのはどうかとw
749名無しさん@秘密の花園:2006/06/17(土) 22:50:13 ID:8eJZ3kkl
◆KE2pAIxMAI ×◆JirmzAivjs 不覚にも萌え
750 ◆KE2pAIxMAI :2006/06/18(日) 01:08:32 ID:WW25eVMw
>> 749 不覚って何だyo! (笑)
そうは言っても、実際に書いてしまう辺りが私らしい。

◆JirmzAivjs 氏の >>735-738 の数時間後。
この調子で起きなかったら、というのを考え始めたんですが、
寝たままでは話が進まないので、第三者にご登場願いました。
結果、全然違うものになってしまって、スマソ。
751 ◆KE2pAIxMAI :2006/06/18(日) 01:09:19 ID:WW25eVMw

オフの日のお昼過ぎ。ドンドン! ドアをノックするけど返事はない。
「私や、佳奈や。入るで、麻衣。」
ずっと前に預かってた合鍵で、今日の待ち合わせに現れず、連絡も取れなかった麻衣の部屋の扉を開ける。

がちゃ。
多少乱暴にドアを開けて中に入ると、部屋の中には、折り重なるように倒れている麻衣と愛ちゃんの姿!

「麻衣、どうしたん? 麻衣。しっかりして! ・・・愛ちゃん?愛ちゃん?」

嫌な言葉が脳裏をよぎる。これ、もしかして、心・・・。

二人が体当たりで取り組んだあのPVだけど、私が検索してみた限りでは、結構ひどいコメントを載せるページが後を絶たない。
部外者の私にコメントは出来ないけど、そういう意見は、多分、この二人の望んでいたものじゃない。

麻衣は、ああいう奔放に発言するキャラに見えて、結構、打たれ弱い所を持っている。そのさじ加減は、この私が注意していても微妙。

そして愛ちゃんには、あの情の深さがある。麻衣がつまらない事を言い出したら、麻衣になら、黙って頷いて、付いて行ってしまうかも知れない。

冗談じゃない、冗談じゃないよ。
752 ◆KE2pAIxMAI :2006/06/18(日) 01:10:58 ID:WW25eVMw

だけど。
よく見れば、二人ともちゃんと可愛い寝息を立ててた。
それに・・・これ。
お揃いっぽい白の寝間着を着て、愛ちゃんのお腹に麻衣が頭を載せ、手を取り合って眠っている姿は、まるっきり、あれのワンシーンだ。
いや、そういう幻想的な、非日常的なシーンに見えたからこそ、私も最初に良からぬ妄想をしてしまったのかもしれない。

紛らわしい事、この上無い、ちゅうねん。寝るんなら、ちゃんと並んで寝れ!

しかしな〜。二人して寝坊して、私との約束破るか?
この間の話だったら、今日は午前中から二人でショッピングしてるから、その足で私と合流して御飯、って言ってなかったっけ?

だけど、二人を見ていたら、なんとなく判る。多分、片方が起きても、相手を起こしちゃ悪い、とか思って、その繰り返しで半日過ぎていくんだろう。
で、その間ずっと手を握ったまま、って。どんだけ仲いいんだ、私も混ぜて欲しいよ。そう言いながら、二人の手に、私の手も添えてみる。

麻衣に対しては、愛ちゃんには愛ちゃんにしか出来ない事があり、私にも私にしか出来ない事がある。
それは多分、私から愛ちゃんに対してもあるはずだし、そうやって、みんなが繋がっていくんだと思うな。
753 ◆KE2pAIxMAI :2006/06/18(日) 01:11:50 ID:WW25eVMw

目の前には麻衣スィートハニーの寝顔。あたしだって、いざとなれば麻衣に本気のキスが出来ると思う。麻衣の可愛さと、寂しがり屋を秘めた人となりに惚れたクチだから。でも、まぁ、今の麻衣がどこまで応えてくれるかは解らないけど。

だけど、今、この体勢なら。・・・ちょっとだけ許せ、麻衣。chu☆

ちょっとした悪戯心を満たした後、しかし、はっとして首を振ると、愛ちゃんの寝顔がある方から妙な雰囲気を感じた。
・・・今の、まずかったかしら? そう思いながら、愛ちゃんの頬を、そっと指でつついてみる。

ほどなく、小さな返事。「・・・佳奈ちゃんゴメンナサイ。起きてました。」
・・・こういう反応に萌えるんだろうね、判る気がする。
じゃ、愛ちゃんにも。
愛ちゃんとも一度お手合わせ願いたい興味はあるんだけど、麻衣の手前はある訳だし、私が本気になってしまっても困るから。
横になったままの愛ちゃんの前髪をそっとかき上げて、額に。chu☆
「おはよう、愛ちゃん」

「うん。おはよう。佳奈ちゃん、寝坊してゴメンね。・・・あ、麻衣ちゃん、おはよう。」
「え・・・麻衣?」
そして背中の方から声。
「佳奈! あんた、今、愛ちゃんに何を?」
754 ◆KE2pAIxMAI :2006/06/18(日) 01:12:46 ID:WW25eVMw

ふぅ。助かった。そっちの方か。

「あんたたちが、いつまで待っても待ち合わせの場所に来ないから、心配して来てやったんだよ!」
大丈夫。私の方に正当性があるんだから。私は続ける。
「はい、さっさと起きて着替える!」


結局、四時間遅れのお出かけ。並んで歩く私たちを、道行く人が振り返る。

麻衣を真ん中に、恋人繋ぎで道を進む私たち三人。
理解して欲しいとは言わないけど、これも一つの真実だから。
755名無しさん@秘密の花園:2006/06/18(日) 02:02:53 ID:nezLZqyu
GJ!!佳奈様キター
佳奈様のSSは結構少ないので、また書いて欲しいです
756名無しさん@秘密の花園:2006/06/18(日) 23:12:34 ID:Pow3ZrYc
>>750
てらぐっじょぶ!!!
佳奈様SSって書くの難しそうなのに、すごいよかった!
てか、流石ですね百合の旗。みごとな3(ry
757名無しさん@秘密の花園:2006/06/19(月) 21:15:20 ID:aVTsviQd
GJ!
佳奈様SS、久々の登場。
めぐー×佳奈様・・・懐かしい・・・。
758名無しさん@秘密の花園:2006/06/19(月) 23:45:57 ID:aVTsviQd
>>757です。
小林由美子嬢の結婚お祝い会にPritsが集合!
これを受けて「くわ×もち」短編SS投下!
759もっちーのウエディングドレス:2006/06/19(月) 23:48:00 ID:aVTsviQd
小林由美子の結婚お祝い会の帰り
桑谷夏子「由美子ちゃんのウエディングドレス綺麗だったね〜。
     まさか由美子ちゃんが一番最初に結婚するって思ってなかったよ〜。」
望月久代「う〜ん・・・。」
なっちゃん「どうしたのー、もっちー?由美子ちゃんに先越されたのが、よっぽど悲しいの〜?
もっちー「・・・なっちゃんはさ〜、自分が結婚する時、望月に出席してほしい?」
なつ「そりゃそうだよ〜。アタシの時には奈々ちゃんともっちーも、もう結婚してる。
   そこに由美子ちゃん呼んで、
   披露宴の時にはPritsの再結成コンサートやって派手に盛り上がるっていう計画なんだよ。
   だから、もっちー!絶対に来てね!」
もっちー「・・・ヤダ。」
なつ「・・・もっちー、それはどういう事。」
もっちー「望月は、なっちゃんのウエディングドレス姿・・・見たくないから。」
なつ「・・・。」
もっちー「なっちゃんが結婚しちゃったら、もう・・・望月の手の届かない所に、なっちゃんが・・・行って・・・。」
なつ「もう、もっちーってば〜。」
ギュッ!
もっちー「なっちゃん?」
なつ「やっぱり、もっちーはアタシがいないとダメみたいだからさ、もうちょっと結婚は遅らせておくよ。」
もっちー「な、なっちゃ〜〜ん(泣)。」
なつ「もう、泣かないの。もっちーも、いい大人なんだから。」
・・・
望月がウエディングドレスを着る時は横になっちゃんがいてほしいな。
望月・・・、なっちゃんのお嫁さんとしてウエディングドレス着たいから。
例えそれが永遠に叶う事の無い夢でも・・・。

おわり
760名無しさん@秘密の花園:2006/06/19(月) 23:49:34 ID:aVTsviQd
投下完了!
では・・・サッ!
761名無しさん@秘密の花園:2006/06/20(火) 09:42:07 ID:azHKX/10
762 ◆KE2pAIxMAI :2006/06/20(火) 19:25:22 ID:Jr/IO0kL
>>755-757 GJありがとうございます。
初めは、あいまいのつもりだったんですが、いつのまにやら佳奈様が。
どっかで見かけた、この3人で食事に行く事が結構あったみたいな話からの捏造です。
先妻と後妻が、認め合って、立て合ってる、みたいな感じを出したかったんですが。

まぁしかし、あいまい作者としてやってはならんネタをやってしまった気も。
やっぱりお姉ちゃんがいないとダメだったよ。>◆JirmzAivjs
763 ◆cVAdsO2Fdk :2006/06/21(水) 21:58:32 ID:vupk5yci
◆KE2pAIxMAI × ◆JirmzAivjs 萌えの流れ(?)の中、ブチ切りすみません。

ご無沙汰してますというほどでもないですが、
数日ぶりに投下させていただきます。
今回は最近のストパニラジオからの連想ネタで、もちろん中原清水です。
7641/6 ◆cVAdsO2Fdk :2006/06/21(水) 22:01:02 ID:vupk5yci
愛ちゃんは思い出しちゃったみたい。
私たちが共演しているストパニの、愛ちゃんが不機嫌になるきっかけの12話のストーリー
と、それを見た時の感情が。
愛ちゃんの演じているキャラは、私が演じているキャラのことが好きなんだけど……。
その、ねぇ……?
私が演じる渚砂は、愛ちゃんが演じる玉青ちゃんより気になる人がいて、あろうことか玉
青ちゃんがいない間にその、キスしてしまうの。
愛ちゃんは役に気持ちを左右されることがよくあるのは知ってるけど。
今回はさすがに……ねぇ? 相手女の子だし。
すっかり役と自分がシンクロしてしまったらしく、はぁ、どうすればいいのかな?


「ねぇ、愛ちゃん…?」
ラジオを終えて愛ちゃんを喫茶店に連れ出した。
さすがにあのままスタジオにいて、愛ちゃんにあの話題を自ら振るのは、スタッフさんに
悪い気がして。
お仕事だから、他のコーナーの収録中は平静を装っていてくれたけれど、それは何の解決
にもならないし、押さえきれない不穏な空気を私は肌に感じたから。
「なぁに?」
言葉だけなら、普通なんだけど。
その目はちょっと据わっていて、不機嫌からか顔は笑ってないし、声も低めのトーンで戦
闘中みたい……。
さっき運ばれてきたケーキに視線を落としたままだから、ちょっとはマシ…かな?
「そんなにすねないでよ。役の上での話なんだし……」
じろっと私を見た愛ちゃんの迫力に、私はびくっと怯えてしまう。
「わかってるよ。だけど嫌なんだもん。せっかくがんばってきたのにーって」
ダメだ、下手に触れると逆に怒り出しちゃう。
さっきよりはまだ落ち着いてきてるんだから、慎重にいかないと。
いつもよりも勢いよくフォークでケーキを切っていく愛ちゃんの姿は、慎重を意識しよう
とする私の決心を硬いものにしてくれる。
7652/6 ◆cVAdsO2Fdk :2006/06/21(水) 22:02:54 ID:vupk5yci
怒りのオーラが出てるような気がする。この黒いもやみたいなのがそうなのかな?
ぷんぷんっていう怒り方なら、それもかわいいってつい楽しんじゃうだろうけど、今回は
かなり腹に据えかねているみたいで、私でもこうやって話してるのは気力を使っちゃう。
喫茶店という選択も、そんなに良かったわけじゃないみたい。
スタジオに居続けるよりはまだ気も紛れるだろうし、美味しいケーキはやはり美味しいよ
うで、さっきよりは顔が緩む隙もあるんだけど……。


ケーキも食べ終えて、私たちは喫茶店を出た。
気のせいか、店員さんもちょっとびくびくしていたような気が……。
顔に出さないあたり、プロだわ。
「じゃあね、麻衣ちゃん」
私がちょっとそんなことを考えてたうちに、愛ちゃんは私にそれだけ言って家の方向へと
歩き出していて。
って、それはダメ!
あのままの愛ちゃんを一人にしちゃいけない。
「ちょっと、愛ちゃん! 待って!」
なんとか愛ちゃんは足を止めて振り返ってくれた。
「どうしたの?」
私は愛ちゃんのそばまで行って、愛ちゃんの顔を見つめた。
「いや、そのね、……愛ちゃんがこの後何もないなら、愛ちゃん家行ってもいいかな?」
じーっとこっちの様子を伺う愛ちゃんには、私の狙いに感づいているかも。
タイミングといい、あからさますぎるかな。
バレてて困ることもないけど。
「……いいよ」
ぽつっと言ってからまた背を向けた愛ちゃんに、まずかったかなぁ、なんてちょっと後悔。
一人になりたかったのかもしれない。
いつもならもうちょっと一緒にいようって、言い出すのは愛ちゃんだから。
尚更愛ちゃんが言い出さないで、むしろさっさと帰ろうとしちゃうのが、よくないような
気がしたのも事実で。
あれこれ悩んでいると、ぎゅって愛ちゃんが私の手を握ってくれた。
愛ちゃんの顔を見たら、俯いてる顔が少し赤くて、私は不謹慎にも萌えてしまったの。
7663/6 ◆cVAdsO2Fdk :2006/06/21(水) 22:05:00 ID:vupk5yci

思い出してみれば、あの回の収録の日。愛ちゃんはそそくさと帰って行ったような気がす
る。
はっきりとは覚えてないけれど、終わった後のいつものおしゃべりがなくて『あれっ?』
って思ったことは覚えてる。
次のお仕事の都合があっても、愛ちゃんは必ず、たとえ時間が短くなっても私に話しかけ
てくれたから、その日はなんだか落ち着かない気持ちになった。
私にとっての愛ちゃんは、やっぱり大きいなって思ったの。


「えっとぉ〜、あの、愛ちゃん?」
私は今、すっごく困ってる。
いきなりの急展開に、状況の理解が追っつかない。
愛ちゃんの家に行って、愛ちゃんの横に座った時、私は愛ちゃんに押し倒された。
目の前には愛ちゃんの顔があって、じっと私を見下ろしてる。
「なに?」
「どうして私押し倒されてるのかな?」
「それはね、私が押し倒したからだよ」
にっこり笑う愛ちゃんはかわいい。
そっかー、なるほど。単純なことだったね、あはははー。
「って、どうして?」
「……麻衣ちゃんは、私に押し倒されるのイヤ?」
愛ちゃんの表情は穏やかというか、いつもの愛ちゃんで、さっきまで妙にプレッシャーを
感じる何かを放っていたとは思えない。
「イヤじゃないけど……」
愛ちゃんの大きな目に見つめられて、さっきは何とも言えないオーラを出されていて、押
し倒されてしまった私。
聞いているのはそういうことじゃない、なんてつっこめる状況じゃなかった。
「静馬様には抵抗しなかったのに……」
それは私じゃなくて渚砂だってば。
7674/6 ◆cVAdsO2Fdk :2006/06/21(水) 22:08:11 ID:vupk5yci
抵抗しなかったのも、ライターさんに決められたことだし。
「あ、あの……愛サン?」
何気ない呼びかけのつもりが、じろっと愛ちゃんの目が据わって、声も低くなる。
「ふーん、そっかー。麻衣ちゃんには静馬様がいるから、私なんかいらないんだ?」
「どうしてそうなるの?」
愛ちゃんのほっぺに手を伸ばして、そっと撫でてみる。
「だ、だって……」
愛ちゃんの目が少し揺らいで、さっきの不機嫌さがちょっとくずれた気がした。
「……麻衣ちゃん、今、私のこと『愛さん』って」
あ、距離を置かれたって感じたのかな?
ラジオでも使っちゃったし、一時的なことのつもりだったから、そんな意識なかった。
「ごめん、愛ちゃん。そういうつもりじゃなかったの」
「う、うん……」
いけない、今の愛ちゃんはいつも以上にデリケートで、そして不安なんだ。
ちょっと軽率に喋りすぎてた。
私がもっとしっかりしないと、愛ちゃんは不安なままで、渚砂じゃない私を見てくれない。

「ねぇ、愛ちゃん?」
「何?」
怒ってるわけでも、いつも通りでもない、拗ねるような泣きそうな不安定な瞳ので、愛ち
ゃんは私を見下ろしてくる。
「愛ちゃんは、渚砂と私のどっちが好きなの?」
「え?」
「どっち?」
じっと愛ちゃんの目を見つめると、どこか不思議そうにしながらも答えてくれた。
「渚砂は麻衣ちゃんだよ?」
……それは私の期待してた答えじゃないんだけどなぁ。
「う、うん。渚砂は私だし、玉青ちゃんは愛ちゃんなんだけど」
言いたいのはそういうことじゃない。
「清水愛は、蒼井渚砂と中原麻衣のどっちが好きなの?」
7685/6 ◆cVAdsO2Fdk :2006/06/21(水) 22:10:31 ID:vupk5yci
「?」
また同じわからないって顔してる。
すっかりシンクロしちゃってるんだね。
「涼水玉青じゃなくて、清水愛が、だからね?」
同じ答えをもらうより先に、そんな付け足しをして。
ようやく愛ちゃんはわかったらしく、あって声をもらした。
「愛ちゃんは、私より渚砂が好き?」
「ううん、麻衣ちゃんが好き」
「うん。私も、静馬様じゃなくて愛ちゃんが好きだよ」
ほっぺをなでたままだった手で、愛ちゃんの頭をできるだけ優しく撫でて、少しでも気持
ちを落ち着けて欲しかった。
「あのね、わかってるんだよ? 私は玉青じゃないし、麻衣ちゃんも渚砂じゃないって」
「うん」
「だけど……」
不意に愛ちゃんの目が歪む。
愛ちゃんの目には涙が浮かんで、それを拭わない。
「だけどイヤだったの。役の上でのことでも、麻衣ちゃんが誰かに取られるのが。本物の
の麻衣ちゃんが誰かに取られたような気がして……」
「ここにいるよ」
「っ!」
愛ちゃんの止まらない涙を、目元でそっと拭ってあげる。
目が真っ赤になってかわいそうになってくる。だからぎゅっと、私に覆い被さってる愛ち
ゃんを引き寄せる。
「麻衣ちゃん……」
愛ちゃんは私の上に倒れ込んできて、私はかまわず愛ちゃんを抱きしめる。
「私は愛ちゃんのそばにいるよ。渚砂がどうなっていくかはライターさん次第だけど、で
も私はずっと愛ちゃんを想って、愛ちゃんのそばにいるから」
「麻衣ちゃん……」
どこかうっとりと、嬉しそうに頬を私にすり寄せてくる。
どうして仕草の一つ一つがこんなにかわいいのかなぁ。
7696/6 ◆cVAdsO2Fdk :2006/06/21(水) 22:13:12 ID:vupk5yci
「ねぇ、麻衣ちゃん?」
「なに?」
「いま麻衣ちゃんが言ってくれたことって、プロポーズ?」
ぶっ
思わず吹き出しちゃった。私ともあろう者がはしたない。
えっと、落ち着け、落ち着け中原麻衣。
何て言った? 愛ちゃんのそばにずっといるって言った。
うん、普通に考えればプロポーズ以外の何物でもないね。だめだこりゃ。
「ふふふっ、いいんだよ、冗談だから」
私の腕の中で愛ちゃんがおかしそうに笑う。
「でも、ずっと覚えてていい?」
その声が聞こえて、さっきプロポーズかって聞いてきた声が軽いノリだったことと、覚え
てていいかって聞いてきた声が真剣だったことに気づいた。
「…うん」
プロポーズだと思ってもいいよって、言えれば良かったんだけど。
その、さすがにそこまで恥ずかしいことはまだ言えないから。
「麻衣ちゃん大好きー」
「私も愛ちゃん大好きだよ」
今はこうやって幸せを積み重ねていけたらいいなって思うの。

END
770 ◆cVAdsO2Fdk :2006/06/21(水) 22:15:19 ID:vupk5yci
ここ数回のラジオの流れに萌えていて、昨日ネタが浮かんだので一気に書き上げました。
最近投下していなかったのはTiaraを書くのに時間がかかっていたからなのですが、
時事ネタでもありますし、先にこっちを投下させていただきました。
私ばかり一度にたくさん投下するのもアレですし、残り容量のこともあり、
Tiaraは次スレに移行してから投下させていただこうと考えています。

それではお粗末様でした。
771名無しさん@秘密の花園:2006/06/21(水) 22:27:18 ID:GKHBGoYi
>>770
GJ!

残り容量 27KB
772 ◆KE2pAIxMAI :2006/06/21(水) 23:23:15 ID:XlgyVbX7
>>770 古女房GJ!(違うか)
自分では突っ込まなさそうな所に焦点を当ててどんどん掘っていくSSは、
読んでいて非常に面白いです。いつかプロポーズさせたいよね。

ところで、tiaraだけど、呼び合い方で悩まなかった? 
私も2回書いたけど、「さん」とか「ぽん」が要るのか要らないのか悩んだ。
愛麻衣佳奈辺りは、固定された1種類だけだから、その辺り簡単なんだけど。
ファン歴の長い方、正しい呼び合い方ってどうなんでしょ?
773名無しさん@秘密の花園:2006/06/21(水) 23:32:15 ID:llcRV0e+
ここは声優板「レズ声優」の出張スレです。
本スレ:レズ声優 Part19
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/voice/1150733173/
「この声優は絶対レズだ」とか「レズらせたい」という声優さんを
「エロ話中心で」思う存分マターリと語っちゃって下さい。
妄想捏造ドンと来い。
SSも書いちゃって結構です。っていうか、キボンヌ
執筆して下さると言う方はトリップだけは忘れないで下さいね。

それでは、思う存分楽しんで下さい。

親切な人が立ててくれたSS保管庫
#http://www.geocities.jp/le_lys_dans_la_vallee_sei_unica/ss-1.html

《過去スレ》
レズ声優出張所
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1101225563/
レズ声優出張所 Part2
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1115727473/
レズ声優出張所 Part3
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1126183281/
レズ声優出張所Part4
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1140177439/
774名無しさん@秘密の花園:2006/06/21(水) 23:36:29 ID:GKHBGoYi
>>772
僕は基本的に紗子「さん」ですね〜。
775 ◆cVAdsO2Fdk :2006/06/22(木) 00:19:57 ID:czQTfkC0
>>771
GJありがとうございます。
残り容量、大分少なくなってきましたね。

>>772
GJありがとう!って古女房か。御前と同じならいいや(えーw)
今回の話は絶対誰か似たようなこと考えている人がいると思っていたので、
びくびくしながら書き上げて投下したんだけど、
自分では突っ込まない所だって言われて驚いてます。
私が書く麻衣ちゃんはいざという時案外ヘタレだから、
プロポーズは当分無理だな(笑) 愛ちゃんの方が言えそう。
だけど愛ちゃんは麻衣ちゃんからの言葉を待ってます。

Tiaraの呼び方、私が書いたやつは
侑香→紗子 「さぇこさん」
紗子→侑香 「ゆーかさん」(スイッチ入った時は「ゆーか」)
で統一しておいたけど、適切か自信ない。

スイッチが何かって? オオカミさんスイッチ(仮称)です。
776名無しさん@秘密の花園:2006/06/22(木) 00:47:15 ID:l0sdUwy5
>>775
「舞-乙HiME」ドラマCDではナンリエッタのオオカミさんスイッチが入ったようで・・・。
しっかし、りえりえには、もっと「バブー。」を言って欲しかった・・・。
777名無しさん@秘密の花園:2006/06/22(木) 12:01:58 ID:/DIU0xhZ
「舞-乙HiME」ドラマCD最高
さえぽんと南里エッタがナツキとナオで百合ネタやってるんだけど
二人ともナツキとナオの声じゃ無くなってるw
けっこう素の声に近い
778名無しさん@秘密の花園:2006/06/23(金) 03:01:28 ID:qMTz+RBB
台本をもらって狂喜するナンリエッタ。
台本をもらって、たまにはゆーかに迫られるのもいいかと思ったさえぽん。

本番前日、興奮して眠れないナンリエッタ。
本番前日、ぐっすり眠るさえぽん。

本番当日、エンジン全開のナンリエッタ。
本番当日、まあドラマだしと余裕をかましていたが結局、素になってしまったさえぽん。

本番終了後、さえぽんにべったりのナンリエッタ。
本番終了後、自分の部屋にゆーかさんを連れ込みドラマCDと逆の行動をとったさえぽん。

そうだったらいいのにな〜・・・。
779名無しさん@秘密の花園:2006/06/23(金) 11:09:49 ID:6TcIlTjU
>>778
あのドラマCDで台本とはいえ、自分のセリフと行動にさえぽんが
「ひゃっ!?」とか「――ああっ…」とか声を上げてタジタジになってる事に快感を覚えて、

>本番終了後、自分の部屋にゆーかさんを連れ込みドラマCDと逆の行動をとったさえぽん。

のつもりが味をしめたゆーかたんに逆のまた逆の行動をとられたさえぽん。


とかだったらもっといいのにな〜…
780名無しさん@秘密の花園:2006/06/23(金) 18:26:58 ID:ScVqMVYU
とりあえずCD聞いた
本当に途中から素だった
781名無しさん@秘密の花園:2006/06/24(土) 00:02:58 ID:I1E58j13
さえこさんはともかく、ゆーかたんはそれなりに芸達者なのに思いっきり素に戻ってるのには噴いた
さえこさん相手だと余裕無くなるのかな
782名無しさん@秘密の花園:2006/06/24(土) 16:27:37 ID:mTr3CqaE
レズ声優出張所Part5
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1151133885/

あと、27KBがどれくらいなのか分からないので一応立ててみた。


というわけで、
>>770の◆cVAdsO2Fdk様、tiaraの新作は上記のスレにアップしてください。
783名無しさん@秘密の花園:2006/06/24(土) 17:46:06 ID:8fE483wi
残り23KB
784 ◆cVAdsO2Fdk :2006/06/24(土) 20:46:12 ID:plhj6Mew
なんだかわざわざ次スレ立ててくださったようで…。
お言葉に甘えて、これから次スレにtiara投下していきます。

長いので分割して投下するつもりでいますので、
生殺しが嫌いな方はしばらく待ってから見られた方がよろしいかと思います。
785名無しさん@秘密の花園:2006/06/25(日) 08:31:13 ID:HOsZct7g
>>783
残りキロバイトってどうすりゃ分かるんだ?
786名無しさん@秘密の花園:2006/06/25(日) 10:16:54 ID:DbCupgBq
>>785
2chブラウザ使ってれば分かる
例えばjaneならウインドウの一番下に今何キロバイトか表示される
787名無しさん@秘密の花園:2006/06/25(日) 12:24:59 ID:2psm5P/u
そして512KBまでいったら書き込めない
788名無しさん@秘密の花園:2006/06/25(日) 18:35:25 ID:R0KjPmOn
埋めるか
789名無しさん@秘密の花園:2006/06/25(日) 19:57:45 ID:U+VYy8Jf
埋め埋めさえぽん
790名無しさん@秘密の花園:2006/06/25(日) 20:52:11 ID:xfiNGpOE
あと22kB
791名無しさん@秘密の花園:2006/06/25(日) 21:25:14 ID:DbCupgBq
1000ならさえぽんはゆーかたんのもの
792名無しさん@秘密の花園:2006/06/25(日) 22:08:10 ID:FQ6cv3rj
792ならゆーかたんはさえぽんのもの
793埋め小話「ごめんねゆりしー」:2006/06/25(日) 23:13:41 ID:Hr8S3aNX
「ラジオ、これが初めてじゃないでしょ!毎回毎回、いいかげんにしてよ、ゆりしー!」
「静ちゃん…」
「もう空気読めないでいいから、せめて場の雰囲気は壊さないでよ!」
「ひ、ひどい…静ちゃん…う、うえ〜ん!!」
ゆりしーは泣きながら走り去ってしまった。
またやっちゃった…どうしてこうなんだろう。これじゃいびりそのものだ。
「だめだよ静、今の言い方」
聞いていたのだろう、仁美が後ろから声をかけてきた。
「ちょっと厳し過ぎるんじゃないの?ゆりしーはゆりしーなりにがんばってるんだから」
「わかってる。私だって、こんな自分が嫌だ。けど、つい…ガーンとやっちゃうんだ…」
「それはわかるけど、ゆりしー、私みたいに笑って流せるわけじゃないんだから。
私だったら『また古女房の小言が始まった』って笑ってられるけど、ゆりしーは違うんだから」
「…」
「ゆりしーは大事な人なんでしょ?私でいえば、麻美子みたいに。かわいがってあげなよ…」
私は黙ってうなずいた。
よし、今からゆりしーに謝りに行こう。ゆりしーの顔を見たら、すぐ言おう。
「ごめんなさい、言い過ぎた」
794名無しさん@秘密の花園:2006/06/27(火) 09:28:39 ID:PPDWi90q
ゆりしーとみゆみゆを共演させてみたい。
795名無しさん@秘密の花園:2006/06/28(水) 22:13:06 ID:l8fgNa5V
むしろ(_,''' ▽ '')とりえりえを
796名無しさん@秘密の花園:2006/06/28(水) 22:24:15 ID:VZJe9kVF
秘密ドールズのPVを見て、さぇぽんとりえりえバージョンを見てみたいと思ってしもた。
ゆーかたん…許して。
797名無しさん@秘密の花園:2006/06/29(木) 01:56:03 ID:4ioKHWgo
さぇこさんとらないでよ。
798名無しさん@秘密の花園:2006/06/29(木) 02:07:38 ID:+uQVFIRO
>>798ならさえぽんとゆーかたんがおおげんか
799名無しさん@秘密の花園:2006/06/29(木) 10:55:10 ID:KRpS1JeE
>>799ならさえぽんとゆーかたんは仲直り。そして永遠に結ばれる
800名無しさん@秘密の花園:2006/06/29(木) 11:10:01 ID:V222ixoC
800ならさえぽんゆーかたんは二人暮らし
801名無しさん@秘密の花園:2006/06/29(木) 12:55:13 ID:DGsTksJC
ウィッチブレイドの装着者がリアル能登でそれを川澄に見られてしまうSS




いつか書けるといいな……。
802名無しさん@秘密の花園:2006/06/30(金) 00:54:59 ID:Da1scvzM
>>802
なら>>803は小清水×ぺの小話。
803名無しさん@秘密の花園:2006/07/01(土) 01:46:55 ID:g4kgcN57
http://page13.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/r27466288

100円エロDVDです。熟女、レズ、レースクイーン、オナニー、JKなどほとんど
100円でございます。どうぞよろしくおねがいします。
804名無しさん@秘密の花園:2006/07/01(土) 11:35:26 ID:XwQqIO/O

http://www.tamurayukari.com/cgi/diaryup/diary.cgi?mode=view&no=815
ぺらぺら。 2006年06月23日(金)

☆6月26日更新☆

スタジオで、
面白い漫画を頂きました。
あまりにもくだらないので、
色んな人に紹介しちゃった!

何て漫画かは・・ひみちゅっ。

今日もすっごく眠たくて
ご飯食べてる最中にあやうく寝ちゃう所だったよー。
健康って事なのかなぁー?

前よりも早起きさんになったしね。

805名無しさん@秘密の花園:2006/07/04(火) 11:32:26 ID:+uNn4ehl
能登・川澄に小清水乱入希望
806名無しさん@秘密の花園:2006/07/07(金) 03:57:44 ID:yshbzSub
このスレまだ22KB(大体30レス分くらい?)も残ってる。
807名無しさん@秘密の花園:2006/07/07(金) 18:34:18 ID:UDxYSDAs
小清水の本命は
808最後にこんなの。GRの丸パクリですけど。:2006/07/07(金) 23:16:48 ID:ktPjDWct
伊藤:じゃあ、どうして清水さんを、か。前もそうやってマネージャーに詰め寄ったんだってな。
だが、今度は優しく慰めてくれる麻衣はいないぞ? ・・・まぁまぁ、そう怖い顔をしなさんな。
な、お前は見ていたんだろ? 麻衣は確かに一瞬秘密ドールズのPVで清水を押し倒そうとした、
そしてもしあの時、監督が止めに入らなければどうなった?
植田:そ、それは・・・。
伊藤:そうだ、麻衣は清水を押し倒して撮影は完全に中止、それだけじゃない、もしも麻衣が本気なら、
そのまま最後まで行って何もかも全てがおじゃんだったろう。
植田:でも、あのとき麻衣は清水さんが嫌がらないことにびっくりして、それで・・・そうです、
麻衣は絶対に撮影で押し倒したりはしなかった。
伊藤:いや、押し倒したろうな。じゃあ聞くが、お前はどうなんだ。
植田:えっ?
伊藤:お前は福沢祐巳として受け継いだ山百合会を使って、何をしている。
植田:なっ、決まっています、世界に百合を広める、そうしろって今野先生から言われて・・・。はっ!
伊藤:そうだ。お前にとっても原作者の意向は絶対のものだ、そうだろう? じゃあ麻衣の場合だって。
植田:で、でも。
伊藤:じゃあもし、もしもだ。マリみての原作者、今野先生が身体の関係まで描いた新刊を出し、
ジェネオンもそれに賛同したら、そしてその意思をお前に託したとしたらどうしていた!?
植田:そんな! 今野先生がそんな事するはずがありません!
伊藤:ふ、子供だなぁ。考えても見ろ、お前はマリみてがヒットしたからそう言えるだけさ。
そう言えば綾子はこんな事を言っていたな。幸せは犠牲無しには得られないのかって・・・。
その通りだよ。答えは簡単。仁美を見ろ! めぐみを見ろ! あいつらが犠牲でなくて、何なんだ!?
だったら、麻衣も犠牲って考えればいいじゃないか。しかも正真正銘、百合を広めるための犠牲だ!
もしそれで事が上手く行くんだったら、いつでも犠牲になってやるさ。
植田:でも、静さんは百合じゃないじゃないですか! あ!むぅ!んんん!・・・!
伊藤:ふふふ。そうさ、幸せのためだったら何度だってキスしてやるさ。
植田:まさか・・・。
伊藤:ふふふ。そうだ、私は女しか愛せない女なんだ。
植田:そんな、じゃあ、ああ!

なんだこりゃ。(;´Д`)
809名無しさん@秘密の花園:2006/07/07(金) 23:29:53 ID:XMGsN6Pw
どした?
810808:2006/07/07(金) 23:39:11 ID:ktPjDWct
いや、なんとなく・・・。
811名無しさん@秘密の花園:2006/07/08(土) 12:12:53 ID:hHW2KXGI
811ならさえこは俺の嫁
812名無しさん@秘密の花園:2006/07/08(土) 12:53:34 ID:BiwlyVVO
>>811
俺っ娘キタコレ
813名無しさん@秘密の花園:2006/07/08(土) 13:13:23 ID:hHW2KXGI
>>813ならゆうかさんも俺の嫁
814名無しさん@秘密の花園:2006/07/08(土) 14:22:35 ID:vCpSl3LV
「ねぇ、ゆーか。>>811さんがこんな事書いてる。どうしよう私…」
「あっあのっさぇこさん!これ書き込んだの、実はゆーかなの…」
「…へっ?」
「だって、さぇこさんを誰にも取られたくないから…つい…」
「ゆーか…。…よしっ!じゃあ私も――――」
「え?え?わわゎゎゎっ!ってさぇこさん、これ(>>813)じゃあID同じだよぉ」
「いいじゃん。私たち2人で1つでしょっ」
「(///////…」


という>>811,>>813の裏話
815名無しさん@秘密の花園:2006/07/08(土) 19:29:32 ID:/BbDDE6x
>>814ちょ…おまwwGJ!!
816名無しさん@秘密の花園:2006/07/08(土) 19:46:14 ID:0OjNTZm/
と言いつつ、実は>811&>813は梶浦先生。
817名無しさん@秘密の花園:2006/07/09(日) 03:50:08 ID:tfAoN3jm
>>814
ニヤニヤ
818名無しさん@秘密の花園:2006/07/09(日) 04:38:19 ID:Y7NNr6f4
819名無しさん@秘密の花園:2006/07/09(日) 04:59:36 ID:CpQneGrK
誰?
愛麻衣?
820名無しさん@秘密の花園:2006/07/09(日) 13:08:01 ID:cLNWA2n2
821名無しさん@秘密の花園:2006/07/09(日) 14:35:25 ID:vQBgMn5I
まだ書き込めるのか
んじゃ…

〜〜〜〜♪
「あ、メールだ」
「誰からぁ〜?」
「んとね、あ、綾ちゃんからだっ♪来週ましまろ会やるんだってさ」
「むぅ〜!さぇこさん、川澄さんからメールくると凄く嬉しそうにするよね…」
「んー、だって綾ちゃんいじると面白いだもん」
「じゃあ、ゆーかは?」
「んあ?」
「ゆーかはいじると面白くないの??」
「いや、ゆーかさんはいじるっていうか…」
「っていうか?」
「…守ってあげたくなる?」
「しゃしゃしゃしゃしゃえこしゃん(//////…」

終わり方一緒ですまんw
822名無しさん@秘密の花園:2006/07/09(日) 16:34:01 ID:cLNWA2n2
量があったら麻美子サイドでもやってください。
823名無しさん@秘密の花園:2006/07/10(月) 22:45:42 ID:B1LOO+pi
823なら、ゆうかがさえこにフられる
824名無しさん@秘密の花園:2006/07/10(月) 22:56:28 ID:OZd8rBEw
824なら>>823は無効
825名無しさん@秘密の花園:2006/07/11(火) 01:58:13 ID:4Qyu3EQD
825なら>>823はゆーかたんの夢で
泣きながら目覚めたときに隣のさえぽんに優しく(ry
826名無しさん@秘密の花園:2006/07/11(火) 09:57:03 ID:ulOejPrN
なんかええど
827名無しさん@秘密の花園
827なら>>823はさえぽんの夢で、ニヤニヤしながら目覚めてみると
「綾ちゃん…守ってあげたくなる」という寝言を聞いたゆーかたんが
自分に必死にしがみついてて(ry