戦隊モノの女性隊員に興奮する人

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227103:2008/06/14(土) 23:01:13 ID:pXktBqEG
うーん。今回は反応が厳しいですね。
確かに今回(というより約束編も)読み返すと書き直したい部分が
結構あるような・・・

2作目(密会編)で止めときゃよかったかな?
228名無しさん@秘密の花園:2008/06/14(土) 23:29:48 ID:JfB1pH52
>>227
私がageてしまったばかりにスミマセンm(__)m
今後気を付けますのでどうぞよろしくお願いします。
229名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 11:40:03 ID:V1BXhKSN
これで荒らしというのは、いくらなんでも気の毒でしょ。
230名無しさん@秘密の花園:2008/06/15(日) 15:31:04 ID:sd3ZPEfy
このシリーズ、最初から読んでる人なら荒らしじゃないのは分かるはず
231名無しさん@秘密の花園:2008/06/16(月) 04:34:23 ID:YXhk7Mc6
ttp://blog.livedoor.jp/shige_kawamori/

最近のでやってくれないかな。
232名無しさん@秘密の花園:2008/06/16(月) 14:18:27 ID:Rq4I/w4r
自分は書いてくれる人がいるだけで有り難いけどなぁ…。
233103:2008/06/18(水) 07:42:37 ID:K5ioHOAG
他のSS投下スレもほぼ同じ時期に荒れたりしてるし、この手のスレの
宿命ですかね。同じ人が投下続けるとマンネリになりがちってのも原因
かも。

>>218 >>228-230 >>232
ありがとうございます。機会があったら、また投下したいと思いますので
その時はよろしくお願いします。

>>219
代理での応対ありがとうw

>>220
そのつもりでしたw
234名無しさん@秘密の花園:2008/06/19(木) 18:36:35 ID:8xWW074V
>>233さん
いつもありがとうございます。
私はデカ大好きなので投下楽しみにしていますよ。
235名無しさん@秘密の花園:2008/07/12(土) 02:43:24 ID:fBcx3Ocr
236名無しさん@秘密の花園:2008/07/12(土) 11:18:32 ID:HK6DitRw
>>235
ジャスミンの脳内Hだらけワロスwww
237名無しさん@秘密の花園:2008/07/15(火) 14:14:19 ID:q4Pc8FtK
>>233
完結まで読みたいです
よろしくお願いします
238名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 00:14:43 ID:5w0QWUMK
過疎ってるね・・・
239名無しさん@秘密の花園:2008/09/02(火) 20:23:24 ID:DwNY4mpl
240名無しさん@秘密の花園:2008/09/24(水) 06:40:38 ID:UHRg2g8f
保守
241103:2008/09/27(土) 22:46:59 ID:w02eVZqB
間があきすぎてこのまま消えてしまおうかとも思いましたが、せっかく書きかけた
ので投下します。
だらだら長い文章になってしまったのと、その割にはエロ描写が少なめ(特に
前半はまったくありません)ですが、お互いの愛情を確かめ合うというのをテーマ
にしましたので、完結編ということもありご容赦ください。
242103:2008/09/27(土) 22:48:55 ID:w02eVZqB
宇宙警察本部に派遣された私を待っていたのは、地球でボスに、そして
サキュバスに言われたとおりの危険な任務だった。
ある犯罪組織の捜査にあたった警官が、ことごとく殉職するという事件が
発生。特キョウでさえ、何人もの殉職者が出ていたこの事件の解決には
エスパー能力を使える警官が、情報漏れを防ぐため1人で捜査にあたる
必要があると判断され、私が選ばれたのだった。

その犯罪組織が、武器弾薬を星間航路の宇宙船で密輸するという情報が
あり、私は乗客としてその船に乗り込んだ。
私は目立たないように手すりや扉に触って残留思念を読み取り、容疑者を
探し出すという地味な捜査を続けた。その結果、複数のアリエナイザーが
船内に潜伏していることを突きとめた。

でも、そのうちの1人は、私がよく知っているアリエナイザーだった。
ここにいるはずのないアリエナイザーが、どうして…?
捜査の性格上、他人と接触するのは極力避けなければいけない。
でも、私はそのアリエナイザーに会わずにはいられなかった。

飛行中はめったに人の出入りがない貨物室。
アリエナイザーがそこにいることを突きとめ、他に誰もいないことを確かめて
乗り込んだ私の前に現れたのは。
紫色のボディスーツ。束ねた長い髪。残忍さと美しさを併せ持った顔立ち。
79の惑星を破壊し、大量殺人を犯した憎むべきアリエナイザー。
そして、私にとって唯一無二の恋人。
サキュバス・ヘルズ。
243103:2008/09/27(土) 22:50:11 ID:w02eVZqB
私は、彼女の残忍な表情に戸惑った。
「どうして、あなたがここにいるの?ここで何をしていたの…?」
「あんたに話すことなんて、何もないわ…」
「…!どうしちゃったの?ねえ…サキ…」
「うるさいわね!」

私の問いかけを大声で遮る彼女。私は息を呑み、SPシューターを構えた。
「答えて…私は警官よ!あなたがここで犯罪を犯そうとしているなら…見逃す
 わけにはいかない…!」
「……」
「あなたにはデリート許可が出ているのよ…お願い。私にあなたをデリート
 させないで!」
「しつこいわねえ。話すことなんかないって言うのが聞こえないの?」
それだけ言うと、彼女はヘルメットを装着した。それはサキュバスが私と戦う意思
があることを意味していた。

私は立ち尽くしていた。それがあなたの答えなの?
地球で交わした約束も、抱擁も、キスも、全部ウソだったの?
信じていたのに。やっと私を愛してくれる人に出逢えたと思っていたのに!
私はこみ上げる思いを抑えきれずに、SPシューターの引き金を引いていた。
銃弾が彼女や周りの積荷に次々に命中し、彼女はよろめき、悲鳴をあげて
床に崩れ落ちる。それでも、私は無我夢中で引き金を引き続けた。

SPシューターが弾切れを起こして、私は我に返った。
シューターを握りしめた手が震えている。
…どうして、何も答えてくれなかったの?どうして!?
244103:2008/09/27(土) 22:51:10 ID:w02eVZqB
でも、ゆっくり考える暇はなかった。
「俺たちの周りをかぎまわっていた地球署の刑事だな」出し抜けに声がした。
ふと見上げると、ボスらしいアリエナイザーや、十数体のドロイドが立っている。
本当は内偵捜査だったけど、こうなったら仕方ない。
「エマージェンシー!」私はフェイスオンして、襲い掛かってくるドロイドを蹴り倒し、
あるいはディーショットを速射して吹っ飛ばした。

何とかドロイドを全滅させ、私は1人残ったアリエナイザーに尋問を開始した。
「どうして私が地球署の警官ということを知っていたの?どうして捜査していると
 わかったの?答えなさい!」
いつもなら、アリエナイザーをジャッジメントしてデリートすればコンプリートだけど、
今回は捜査情報がどこから漏れているのかを突き止めるのが任務だから。

ところが。
「それは…うあ!」言いかけたアリエナイザーが、あっけなく自爆して消滅した。

どういうこと?あまりにもあっけなさすぎる…
私が戸惑っていると、不意にサキュバスの声がした「ジャスミン。後ろ!」
え?何?
振り向くと、倒したはずのアーナロイドが1体、ナイフをかざして音も立てずに
突進してきた。私は避けようとしたけど、あまりの速さに避け切れない。
たった一撃で、デカスーツが火花をあげて解除され、私は衝撃で床に転がった。
サキュバスが気付かせてくれなければ、後ろから急所を突かれて致命傷に
なっていたところだった。
245103:2008/09/27(土) 22:52:00 ID:w02eVZqB
サキュバスは、立てずにいる私をかばうようにアーナロイドの前に立ちはだかった。
「あんたが本物のボスってわけね…」
事態がよく飲み込めない私の前で、アーナロイドは変装を脱ぎ捨て、正体を現す。
それは地球の女性に良く似ていた。
「サキュバス・ヘルズ…名前は知ってるよ。お前がどうして宇宙警察の味方に?」
「味方じゃないわ…この子は私の獲物なんだよ。あんたには、もったいなくてねえ」
「フン。お前が私のまわりをかぎまわっていたのはわかってるのよ。お前たち、
 裏取引でもしてたの?」
「あんたの変装と透視能力はさすがだけど、推理は大したことないねえ」

私はハッとした。
「変装」「透視能力」…それで警察の捜査を見抜いていたんだ…

「推理なんかどうでもいいのよ…お前たちが私を狙っていることに違いはない。
 まとめてあの世に送ってやるから、覚悟しな!」
女アリエナイザーがサキュバスに襲い掛かった。
いつものサキュバスなら負けるはずはない。でも、彼女は私に撃たれてダメージ
を負っていた。
やがてサキュバスをねじ伏せた女アリエナイザーが、勝ち誇ったように笑う。
「お前の弱点は知ってるよ。警察にここを撃たれたんだろう?」
「ぐっ…うあああっ」
サキュバスの悲鳴が、私の耳に突き刺さった。

「そろそろ遊びは終わりよ」
アリエナイザーは冷たく言い放ち、サキュバスの頭上目がけて銃を発射した。
246103:2008/09/27(土) 22:52:45 ID:w02eVZqB
天井のクレーンや照明器具の鉄骨が落下してサキュバスの体を押しつぶす。
「ヘルズ3兄弟も大したことないねえ!」
アリエナイザーはなおもサキュバスを踏みつける。
「やめてえーっ!」私は立ち上がって叫んだ。
「フン。裏取引がバレて逆切れ?」
「おだまり!仲間を口封じのために爆破した、あなたに言われたくないわ!」
「仲間?仲間じゃないわ…組織のボスを気取りたいチンケな奴の夢をかなえて
 あげたのよ。あんな奴、探せばいくらでもいる…」

冷酷さをむき出しにした彼女の言葉に、私の中の何かが切れた。
「許さない…あなただけは…絶対に許さない…!」
私は、ライセンスをジャッジメントモードに切り替えた。
でも、当然のように出たデリート許可を、彼女はせせら笑う。
「…そんな体で私をデリートできるの?それより自分の心配をしたら?」
確かに、立っているのがやっとの私に勝利の目は千に一つ、いや万に一つも
ない。でも、私は信じる気持ちで戦うことが勝利につながると信じていた。
そして、恋人のためなら不可能なことが可能になることも。

残された体力で、チャンスは一度だけ。
私はフェイスオンしてディースティックを構え、大きく深呼吸する。
「はあああああ!」私はアリエナイザーに突進した。
「バカなやつ…真っ直ぐ突っ込んでくるなんて!」

あざ笑うかのように、彼女は銃を連射した。
次々に命中する銃弾に、デカスーツが火花をあげ、体が激痛を訴える。
目が霞み、耳鳴りがした。それでも、私は真っ直ぐに突き進む。
247103:2008/09/27(土) 22:53:19 ID:w02eVZqB
「うああああああ!」
「何っ」
私の気迫に、相手が一瞬ひるんだ。その隙をついて相手の懐に飛び込み、
銃をなぎ払う。彼女が握っていた銃が、爆発しながら吹っ飛んだ。

「バ…バカな…これだけの銃弾を食らって…?」
「…サキュバスがさっき言ったでしょ?…あなたの推理は、はずれているって…」
「それが、どうしたっていうの?」
「…いくら透視能力が優れていても…私たちが愛し合っていることまでは…
 わからなかったみたいね…」
「愛し合っている?お前たちが…!?」
「女はね…」私はディースティックを振り上げ、アリエナイザーを見据えた。
「女は…愛する人のためならどんなことでもするのよ…たとえ自分の命が
 どうなってもね…!!」

私は、渾身の力を込めてスティックを振りおろした。
「ぐあああぁっ」
断末魔の声をあげ、真っ二つになったアリエナイザーの体が炎上して四散した。
「これにて一件…コンプ…リート…」
言い終わる前にデカスーツが解除され、私は床に崩れ落ちた。

でも、私には倒れている暇なんてない。サキュバスを助けなきゃ…
足を引きずりながら、倒れているサキュバスの元に必死でたどり着く。
「サキュバス、返事して!お願い…!」
彼女は、私が呼びかけると弱々しく顔をあげた。
248103:2008/09/27(土) 22:53:52 ID:w02eVZqB
「ふふ…ジャスミン、強くなったわね…」
「サキュバス…ごめんなさい…私、何にも知らないで…あなたを撃って…」
「いいのよ…あれで、あいつをおびき寄せられたから…」

私は、何とか彼女を助け出そうとした。でも、私の力では彼女を押しつぶして
いる鉄骨は、少しも動こうとしない。
「しっかりして…今、助けを呼ぶから…」
そう言ってSPライセンスを取り出した私の手を、彼女が振り払う。

「…バカね。私にはデリート許可が出てるんでしょ?助けが来たって、デリート
 されるのがオチよ」
「でも、このままじゃ…」
「それより、あれを…」彼女の指差した先で、さっきの戦闘で飛び散った火花が
燃え移り、火の手が上がっていた
「半端じゃない量の弾薬よ…あれに火が移ったら、この船が消し飛ぶわ…」
「ええっ?」
「早く、ここから脱出しなさい…」
「でも、あなたは…」
「私は自分で何とか脱出するから…」
「ムリよ!こんな状態で、どうやって脱出しようっていうの?」

「説明している暇はないわ…あなた警官でしょ?私を助ける前にやることが
 あるはずよ!」
「でも…でも、私はあなたを置いていくわけにいかない…!」
249103:2008/09/27(土) 22:54:31 ID:w02eVZqB
戸惑う私に、彼女は微笑んだ。
「ジャスミン…約束したわよね。私の言うことは何でも聞くって…」
「あ…」
それは、地球で彼女と肌を重ねているときに交わした約束。
彼女の言うことは何でも聞く。そうすれば、私は彼女からエクスタシーという最高の
ご褒美がもらえる。何度も何度もじらされて、私の体が覚えさせられたことだった。
でも、今そんなことを言ってる場合じゃ…

「いい子だから…私の言うこと聞いて…」
彼女は震える手を伸ばして、愛おしそうに私の頬をなでる。何度も、何度も。
「サキュ…バス…」
「地球に帰ったら、また可愛がってあげる。壊してあげる。だから…」彼女は
最後の力を振り絞るように叫んだ「行きなさい!早く…!」

彼女の声に気おされるように、私はその場を後にした。
私は逃げるわけじゃない。オフシーズンで乗客も少ないし、脱出用シャトルに
みんなが乗り移るのにそれほど時間はかからないはず。
必ず助けに行くから待ってて!

でも。何とか乗船しているみんなを脱出用シャトルに誘導し終わったとき、
彼女を助けに行くだけの体力は、私にはもう残ってはいなかった。
担ぎ込まれるように乗せられた脱出シャトルが宇宙船を離れてまもなく、
宇宙船の胴体は真っ二つに折れ、大爆発を起こして消し飛んだ。
その後には、何も残っていなかった。

私はその光景を目の当たりにし、緊張の糸がきれて気を失った…
250103:2008/09/27(土) 23:00:33 ID:w02eVZqB
宇宙警察本部での任務を終え、地球に帰ってから半年後。
私は、地球を出発する前と同じように、SPDとして活躍する日々を送っていた。
ただ一つ、私の帰りを待っていたはずのサキュバスがいないことを除いて。

任務の中で危機に陥ったとき、彼女が助けに来てくれなければ私は命を
落としていた。
でも、彼女が犯罪にかかわっていると思い込んだ私は彼女を撃った。そして
爆発が迫っている宇宙船の中に、彼女を置き去りにした。
あの状況では、彼女が生きている可能性はない。
その事実が、私を苦しめた。

あの時、冷静に判断していれば彼女を撃たなかったのに。
もっと上手く立ち回っていれば、彼女と一緒に脱出できたのに。
愛されなくてもいい。許してくれなくていい。せめて、もう一度逢って謝りたい。

地球に戻った後、私はもしかして彼女に逢えるかもしれないと、かすかな望みを
抱いて必死で祈ったり、非番の度にあの公園に行ったりしたけど、逢えることは
かなわなかった。

もう、彼女のことはあきらめよう…私たちは元々、許されない関係だったんだ。
自分にそう言い聞かせる日々が続いた。
251103:2008/09/27(土) 23:02:32 ID:w02eVZqB
ある日、私はあるマンションの一室で張込捜査をしていた。本当なら2人で
張込みするのが原則だけど、別の事件が発生したりして私が1人残ることに
なったのだ。

ふと気がつくと、夜もかなり更けて日付が変わっていた。今日は、もう動きは
なさそうだし、そろそろお風呂に入って寝よう…

そのとき、不意に玄関のチャイムが鳴った。
誰だろう?こんな時間に人が訪ねてくるはずもないし、地球署のみんななら
連絡して来るはず。
もしかして、見張られていることを察知したアリエナイザーが?

「どなた?」
問いかけたけど、返事はない。扉の覗き窓を確認しても、誰もいない。
私は反射的に壁を背にしてSPシューターを構え、扉の鍵を開けた。
ガチャリと音がして扉が開き、侵入者が入ってくる。私はシューターの照準を
その背中に合わせた。
「動かないで!」
「…随分なごあいさつね。ジャスミン」
「え…!?」

最初にあの公園で出逢ったときと同じ後姿。そしてその声は。
私の手からシューターが落ちた。
「サキュ…バス…!?」
振り向いて私を見る、冷たくて美しい表情の顔。それは紛れもなく彼女だった。
252103:2008/09/27(土) 23:03:48 ID:w02eVZqB
私は、任務中であることも忘れて彼女に抱きついた。
「ウソじゃないよね…本当に、サキュバスだよね…?」
「ふふ。正真正銘の私よ。証拠を見せてあげるわ…」

彼女が見せてくれた証拠。それは、半年ぶりのキス。
私は、やっと地球に生きて帰ってきた実感がわいたような気がした。泣いては
いけないと思う心とは裏腹に、涙があふれて止まらない。

再会の優しいキスが終わると、彼女は私の涙をぬぐってくれた。
「随分、寂しい思いさせたみたいね」
「寂しかった…逢いたかった…」
「私も早く帰ってきたかったわ…でも、脱出するとき、あの宇宙船を壊したから、
 なかなか帰ってこれなかったの」
「ひょっとして、船が真っ二つになったのは…あれはサキュバスが…?」
「挟まれて身動きできなかったから、宇宙船ごと壊したのよ。1人で半年の
 宇宙遊泳はきつかったわ…」

その言葉に、私はハッとした。そうだ。彼女に謝らないと…
「ごめんなさい…私、あなたを撃って…置き去りにして…」
「そうね。酷いことされたから、お仕置きしないとね。それに…」彼女は残忍な
笑みを見せながら、私の体を壁に押しつけた。
彼女にどんな仕打ちをされても、仕方がない。私は思わず目をつぶった。

次の瞬間、彼女は耳元でささやいた。
「地球に戻ったら、また可愛がってあげるって約束したわよね…」
253103:2008/09/27(土) 23:05:02 ID:w02eVZqB
目をつぶったままの私の目蓋に、彼女の唇が押し当てられた。その唇がゆっくり
頬や耳たぶをかすめ、私の唇に届いたとき、私はもう我慢できずに口を開けて
舌を出していた。
彼女の唇もそれに応えるように、私の舌を挟み、吸い付く。やがて彼女の舌が
私の舌とからみあった。

「はぐ…あうん…んっ。うん…」
さっきとは比べ物にならないくらい、強くて、激しくて、お互いをむさぼるような
キスは、それだけで私をしびれさせた。
彼女の手が私の胸や太ももをまさぐり、彼女の太ももが私の股間に押し付け
られる。4本の脚がからみ合い、上の口と下の口を同時にふさがれて、私は壁に
もたれたまま何度ものぼりつめた。
「あぁ…・いい。サキュバス…もっと…はぁ…んんっ…」
それでも、私は満足できなかった。もっともっと彼女が欲しかった。

私たちは、そのままもつれ合うように部屋に転がり込んだ。
彼女は私をベッドに押し倒して、SPDの制服のボタンに手を伸ばす。
私は服を脱がされそうになって、あることを思い出した。
「あ、ちょっと待って…」
「うん?どうしたの?」
「私、まだお風呂に入ってないの。シャワー浴びてくるから、待ってて…ね?」

そう言って起き上がろうとしたけど、彼女は私の上に覆いかぶさったまま、私を
ベッドに押し付ける。
254103:2008/09/27(土) 23:06:08 ID:w02eVZqB
「シャワーなんて浴びることないわ」
「え、でも…」
戸惑う私に、彼女は妖しく微笑む。
「ジャスミンの体、私がきれいにしてあげるから…」

そう言って、私の服を一枚ずつ脱がせていく彼女。
少しずつ制服を脱がされ、露出した肌に彼女の指や唇が触れるたびに、私は
警官から女になっていく。
私も、我慢できずに彼女の服を脱がせていた。
久しぶりに見る、彼女のスラリとした、しなやかで色香あふれる肢体。

私が見とれていると、彼女は私を起こして言った。
「背中をきれいにしてあげるわ。四つんばいになって…」
「うん…」
私は彼女に言われるまま、ベッドの上で四つんばいになった。
その格好をしただけで、犯されている気分になって感じてしまう私。その背中に
彼女の指が滑り、キスの雨が降る。

「あぐぅ…ふあぁ…」
「ふふ。ジャスミンって、背中も敏感なのね」
「だって…サキュバスが触るから…あうっ…ん…くうううっ」
背中を触られているだけなのに、下半身がまるで別の生き物のように痙攣し、
私の手がシーツを握りしめていた。

やがて、彼女の手と唇が私の背中から離れたかと思うと、彼女は四つんばい
になったままの私の前に来て、ひざまずいた。
255103:2008/09/27(土) 23:07:31 ID:w02eVZqB
どうしたの?彼女が私にひざまずくなんて…

ふと下を見ると、知らない間に私の口からベッドに一筋の糸が垂れていた。
彼女は、私を見上げるようにして垂れた糸を舌でうけとめ、飲み込む。
私の口から垂れていたのは、唾液だった。

「やだ…私…こんな…」
私はあわてて糸をぬぐおうとした。でも、彼女は私の顔を見て、うれしそうに言う。
「いいのよ。もっと私にちょうだい…ほら、お口開けてごらん?」
私は、彼女に言われるままに口を開けた。
私の口から、自分でもびっくりするくらい唾液があふれていく。彼女は、私に
見せ付けるように、垂れた糸を口で吸い取り、舌なめずりした。
「おいしい…今度は、私のを飲ませてあげる…」

私は膝で立たされ、あごをぐいと持ち上げられた。
やがて、私の口の中に彼女の暖かい唾液が満たされていく。
私たちは、どちからともなく唇を合わせ、舌をからめてお互いを吸い尽くしていた。
くちゅくちゅ音を立てながら、2人の唾液が混ざり合って私の口の中に流れ込み、
あふれる。そのまま私はベッドに押し倒された。
気がつくと、サキュバスに全身を触れられ、愛撫され、キスされた私の体は
汗まみれになっていた。

そんな私を、サキュバスはうれしそうに見つめる。
「ふふ。せっかくきれいにしてあげたのに、こんなにいっぱい汗かいて…もう一度、
最初からきれいにしなきゃならないわね…」
256103:2008/09/27(土) 23:08:47 ID:w02eVZqB
「ねえ…まだきれいにしてもらってないところがあるんだけど…お願い…
 私のオマ○コをきれいにしてほしいの。触ってほしいの…」
「ジャスミンは、いつからそんなはしたない言葉を平気で言えるようになったの?」
「ひどいよ…言わないと、触ってくれないのに…それを私の体に覚えさせたのは
 あなたなのに」
「そうだったかしら?」

彼女はいたずらっぽく微笑み、体をずらすと私の膝をつかんでゆっくりじらすように
こじ開ける。私の下半身が、彼女の目の前にあらわになった。

「きれいにしてほしいのは、ここ?」
「はあんっ…」
敏感なところをなぞられて、私の全身がピクンとはねた。
「…そう…そこをきれいにしてほしいの…私のオマ○コをあなたの舌できれいに
 してください…」
「だめよ。きれいにしてあげない」
「どうして…?どうして、そこだけはきれいにしてくれないの?」
「きれいなオマ○コだから、私がきれいにしなくてもいいのよ」
そう言って、彼女は動きをとめた。

それは、現実の時間にすればほんの少しの時間かも知れない。でも、じらされる
私にとっては、気が遠くなるほど長い時間だった。

もう我慢できない。
そう思ったとき、不意に彼女がつぶやいた。
「…ジャスミンのオマ○コ、とってもきれい。…食べちゃいたい」
257103:2008/09/27(土) 23:10:19 ID:w02eVZqB
一瞬の間をおいて、彼女の唇が私の下半身に吸い付いてきた。

「あふうぅぅっ…あ、いやぁあああ」
あまりの快感に、私は思わずのけぞり、体をよじった。
でも、どんなにもがいても彼女の唇は私の下半身をとらえて離さない。
それどころか、私が体をよじると、それを待ちかねていたかのように彼女の舌が
私の中に入ってきた。その舌が私の中のひだを一つひとつ丹念になめまわし、
子宮を揺さぶる。

「あ…すご…い…もうダメ…サキュバス…あふぁ…っいくうううぅぅぅ」
じらされていた私は、あっけなくエクスタシーに達してしまった。
ところが。
エクスタシーに達して敏感になった私に、息をつく間もなく、彼女はさっきより
激しく私の体を揉みしだき、キスしてくる。

今までだって何回もイカセられたときはあった。でも、いつも私がエクスタシーに
達した後は、しばらく余韻にひたらせてくれていたし、もっと優しいキスや愛撫で
はじめてくれていた。
それなのに、今回は息をつく間もなかった。そして苦しいくらいに激しかった。

「ああ…ちょっと待って…」
「だめよ。あなたは私の獲物だって、あなたの顔をゆがませてあげるって言った
 でしょう?ほら、こんなに顔をゆがませて…ぞくぞくするわ…半年分、たっぷり
 壊してあげるわね」
「いや…やめて…」
「ふふ。そんなこと言われてやめる私だと思ってるの?」
258103:2008/09/27(土) 23:11:36 ID:w02eVZqB
その後。
私は、サキュバスにめちゃくちゃに蹂躙された。
さんざんじらされ、一度エクスタシーに達すると今度は絶え間ない快感にさらされ
イキっぱなしにさせられた。そして卑猥な言葉を言わされ、私がどれだけ淫乱な女
なのかを、いやというほど自覚させられる。それがまるで拷問のように、何度も
何度も繰り返された。
でも、彼女に女の快楽を教えられていた私は、蹂躙されているはずなのに
貪欲に彼女の言葉と、指と、肌と、唇と、舌の拷問を受け入れて、そのたびに
悦びの声をあげた。

そして、何度目かのエクスタシーにもう私の体力が限界を通り越したとき、
今度こそ彼女はやさしく私を抱きしめてくれた。
ようやく体の痙攣がおさまってきたとき、彼女は私の髪をなでながらささやいた。

「私を助けようとして敵に飛び掛っていったとき、命だって惜しくないって言った
 わよね?どうしてそこまでして私を助けようと思ったの?」
「だって…サキュバスは、私の恋人だから…私が女ってことを教えてくれたから。
 敵同士だけど、女同士だけど、あなたのことが好きだから。あなたを失いたく
 なかったから…」
「うれしいわ。ちゃんとお礼をしないとね…」
「お礼って…?」
「もう一度、感じさせてあげるのよ」
「ああ…もう、何度もいっちゃったよ…」
「今まではお仕置き。ここからはお礼。私の気持ち、受け取ってもらえるわよね?」
「…はい、お願いします…」
259103:2008/09/27(土) 23:13:07 ID:w02eVZqB
「ふふ。いい子ね…さっき、きれいにしてほしいところがある、まだ触ってないところ
 があるって言ってたわよね」
「うん…でも、もうそこはダメ…」
「そこじゃないわ。もう一カ所触ってないところが残ってるの、わかる?」
「え…?」

私は、半分朦朧になっている頭でさっきまでの記憶をたぐりよせた。
私は彼女に顔も、首も、腕も、胸も、お腹も、背中も、お尻も、足も、下半身も、
ありとあらゆるところにキスされ、触られた。もう、触られていないところなんて
残ってない。

「わかんない?」
「うん…」
「ふふ。ここよ」
彼女は、私の両手首をつかんでベッドに押さえつけた。
「あ!」
私の体に戦慄が走った。手袋を外されてむき出しになっている、私の手。そこは
エスパーの私にとって一番敏感なところ。

今までも彼女に抱かれているときに、無意識のうちに彼女の背中に触れた手や、
触れ合った肌から、断片的に彼女の想いを感じたときはあった。
でも今、私の意識は手の平に集中してしまった。まして、何度もエクスタシーに
達してしまった私は、わずかな空気の動きでさえ感じとってしまうほど、肌が敏感に
なっていた。そんな状態で、むき出しの手に触られたら。

私は必死で逃げようとした。でも体力が限界を超え、両手首を彼女に押さえ
られている私は、身動きすらできない。
私は思わず目を閉じた。
260103:2008/09/28(日) 00:15:58 ID:oaRVBXSx
「ダメよ。ちゃんと私の目を見て」
「はい…」
私は恐る恐る彼女の目を見た。その目は、怖いくらいに私の目をまっすぐ見て
いた。吸い込まれそうでまばたきすら出来ない。

彼女は微笑んで、私と彼女の手の平同士を合わせ、指をからませた。
「ジャスミン…」彼女の唇が動いた。その言葉は今まで聞いたことがないくらい、
優しい響きで私の頭の中に入ってきた。
「愛してる…」

「え…?…!」私は最初、何て言われたのか、わからなかった。
その言葉を言われたのは、生まれて初めてだったから。

エスパーのせいで両親に捨てられた私。
年頃になっても、恋愛なんてできなかった私。
本当の気持ちを、誰にもさらけ出せなかった私。

彼女は、そんな私に初めて「愛してる」と言ってくれた。
その気持ちが、絡めあった手から生の感覚となって私の中に流れ込んでくる。
それは、さっきまでの与えられた快感じゃない。電気が走るような快感でも、
しびれるようなエクスタシーでもない。私の体の奥から、泉のようにわきあがってくる
快感。暖かくて、柔らかくて、優しい何かが私の中に、さざなみのように広がって
きて、私を包んでいく。

私、どうしていいかわからない。どこにいるかもわからない。自分が誰かさえ、
わからない。でも、いつまでもここにいたい。
サキュバスが、やさしく私を見つめて抱きしめてくれた。
私は夢か現実かわからないまま、いつまでも、いつまでもまどろんでいた…
261103:2008/09/28(日) 00:18:56 ID:oaRVBXSx
「お目覚め?」
彼女の声に気がつくと、夜が白々と明けはじめていた。
帰り支度をすませたサキュバスが、ベッドに腰掛けて私の髪をもてあそんでいる。

「ああ…あれから私、どうしちゃたの?」
「自分でわからない?」
「うん…」

彼女は、さっきまでのことを話してくれた。私が、あえぎながら何度も彼女の名前を
言ったこととか、シーツがびしょびしょになるくらい悦んでいたこととか。
「あなたの感じ方は、私の想像を遥かに超えていたわ。女って、こんなに感じられる
 のかっていうくらいにね」
「サキュバスに愛してるって言われてからは、何がなんだかわからなくなっちゃたの。
 ただ…ものすごく幸せな気分になったのは確かだけど…」
「もう少し、休んでいた方がいいわ。多分、今起きても立てそうにないし」
「うん…」
「じゃあ、そろそろ帰るわ。2人でいるところを見られたら、大変だからね」
「あ、待って」
私は、腰を浮かしかけた彼女に後ろからしがみついた。
このまま別れるのが不安だった。約束が欲しかった。

「どうしたの?」
「非番になったら…また逢ってほしいの。お願い。約束して…」
「いいわよ。逢うだけでいいのね?」
「もう…最後まで言わせないでよ…」
262103:2008/09/28(日) 00:21:15 ID:oaRVBXSx
「ダメよ」サキュバスが、私に向き直った「どうしてほしいか、ちゃんと言うのよ」

私は少しためらったけど、でも彼女には私のすべてをさらけ出したかった。
「非番になったら、また逢ってほしいの。抱きしめてほしいの。キスしてほしいの。
 感じさせてほしいの。イカせてほしいの…愛してるって言ってほしいの。それから…」
「欲張りね。ジャスミンは」
「いじわる…」
「そう。私はとってもいじわるよ。今頃気がついたの?」彼女は微笑んで、私を
抱きしめてくれた「いいのよ。もっと欲張りになっても」
「うれしい…」
「ふふ。やっぱり、ジャスミンは壊しがいがあるわね」

彼女に抱きしめられながら、私は生まれて初めての幸せを感じていた。
私は、エスパーの自分が嫌いだった。
地球署のみんなが私を受け入れてくれても、捜査に自分の能力を生かせる
ようになっても、エスパーに生まれて幸せと思ったことはなかった。

でも、今は違う。
私、エスパーに生まれてきて幸せだった。エスパーでよかった。

彼女に愛されていることを、心で直接感じられるから。

ジャスミンとサキュバス
〜完結編〜終わり
263103:2008/09/28(日) 00:23:33 ID:oaRVBXSx
これで、ジャスミン視点の物語は完結です。

お付き合い、ありがとうございました。
264名無しさん@秘密の花園:2008/09/29(月) 08:53:52 ID:6iHeFoN4
実に素晴らしい
265名無しさん@秘密の花園:2008/09/29(月) 09:22:33 ID:YzauqYd+
>「愛してる」に萌えました。
素晴らしい作品をありがとうございます!
今度気が向きましたら職人さん不在のジャスウメスレにも何か書いていただけたら嬉しいです。
ほんとにお疲れさまでした。
266名無しさん@秘密の花園:2008/09/29(月) 11:21:10 ID:rBfb3qDs
素晴らしいです!
267名無しさん@秘密の花園:2008/09/30(火) 10:34:25 ID:sllT8Szu
作者さんはデカに詳しいようだから是非ジャスウメの話も書いてほしいですね
それとも以前書かれていた方かな?
268103:2008/10/02(木) 20:57:19 ID:/c/dcPro
>>264-267
完結編を投下するのに間が空きすぎたので不安でしたが、読んでくれた方が
いてうれしいです。ありがとうごさいます。

う〜ん。そんなにデカレン詳しくはなかったですよ。デカレンでエロ書いた
のも今回が初めてですし。ただ、キャラやシチュの設定を確認しようとビデオ
を引っ張り出して見ているうちに、引き込まれて結局1年分全部見るハメに
なったのは事実w。

デカレンは年間通しての敵女幹部がいなかったこともあって、>>105-106
サキュバスの名前が出たときも「そんなキャラもいたよな」程度だったけど、
書いているうちに感情移入してしまい、今では私にとって女悪役の歴代NO,1
になりました。

そんなわけでサキュジャスに思い入れが出来てしまったので、ジャスウメの物語
書けるかなぁ…まあ、機会があったらあっちのスレでお会いしましょう。
269名無しさん@秘密の花園:2008/10/03(金) 09:22:51 ID:HNJuUQ2n
>>268
是非是非よろしくお願いします。
270名無しさん@秘密の花園:2008/10/04(土) 11:58:19 ID:bFGH+zGD
デカレンネタは不動だな
271名無しさん@秘密の花園:2008/11/15(土) 13:00:36 ID:qyyDorsQ
>>263

ほんとにいいやつだな、君は。
272名無しさん@秘密の花園:2008/11/29(土) 12:08:55 ID:N1gGDp+D
今、ジャスウメのスレに書かれているのはここの作者の方だと思うんですが、
そこで言われていたサキュジャスでボツになったシチュエーションってどんな
感じですか?
ぜひ教えてください
273103:2008/12/02(火) 22:16:27 ID:Rd+XFfbi
>>271
レスありがとう。私はそんなにいいやつでもないと思いますがw

>>272
シチュエーションと言ってもハッキリしたものはありません。何せ妄想ですからw

綺麗な夜景を目の当たりにしたサキュバスが「この綺麗な景色を壊したい」と
言い出して、何とかそれを止めようとするジャスミンがその身代わりwになって
壊されるっていう感じかなぁ。
もちろん、壊されるのは(相変わらず)ジャスミンの自縛ですけど。
274名無しさん@秘密の花園:2008/12/05(金) 19:39:17 ID:yX6CTz7Q
>>273
大人の対応だと思いますよ。
私も見習いたい所です。
275名無しさん@秘密の花園:2008/12/07(日) 08:22:44 ID:RyCMsGew
>>273
遅くなりましたが、レスありがとうございます!
ボツになったということは、もう投下する予定はないんでしょうか?
276103
今のところ、投下予定はないです。
サキュジャスは一度完結した物語ということと、今は別のSS書いているところ
なので(ちなみにジャスウメではありません)。

もし、仮に書くとしてもジャスウメともう一つのSSをそれぞれ投下した後に
ならざるを得ないので、かなり先のことになると思います。
後は皆さんのリクエストによりけり、ってとこかなぁ。