クイーンズブレイドに美羽の中の人が出れば完璧なのに…
千佳の中の人もでればもっと最高
美羽茉莉アナの3人に無理矢理イかされる千佳
287 :
名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/11(木) 20:10:16 ID:YGSUamrz
紺野さんに優しくイかされる伸姉
288 :
名無しさん@秘密の花園:2009/09/12(土) 11:57:13 ID:m0GNQiGL
苺ましまろのSS書いてるサイト見つけたけど更新止まってる…
紺野さんはバイトで稼いだお金を注ぎ込んで伸姉と肉体関係を結んでいる。
一方、ノンケの伸姉は百合に抵抗こそあれど、金欠でバイトが出来ない以上仕方なく自分の裸体を晒してる・・・
290 :
名無しさん@秘密の花園:2009/09/23(水) 09:12:43 ID:2ne9b0O4
紺野さん「うーん…眠いなあ…」
頬を机の上に乗せながら潤んだ目をしている紺野さん
誰も居ない教室…伸姉を除いて…
伸姉「んー…何でこんな時間までいたんだっけ…」
頬をちょっとずらしてトロンとした目で伸姉を見つめる
伸姉ちょっと顔をそらす
紺野さん「ねえ…キス……してみよっか…」
一瞬静まり返る教室
伸姉が視線を合わしたと同時に紺野さんは伸姉の唇を奪った
伸姉「んー!」
紺野さん「ぷっはあ…し…ちゃったね…キス…えへへ…」
無邪気に笑う紺野さんをただただ取り付かれたように見つめている伸姉であった
まじこの展開でお願いします
291 :
名無しさん@秘密の花園:2009/11/30(月) 15:54:39 ID:1s/kXjkR
過疎ってるのでage
r−、/:: :: :: :: :/|:: i、:: :: :: :: :: :: :: :: :: ::ヽ
ィ...⌒r - 、<:: :: :: :: :/ !:::! \:: :: ::i:: :: :: :: :: :: ::ヽ
_:_:_:_ ,ゞ_丿:: :: // i::i \:: ::iゞ:: :: :: :: :: :: ゝ
-'´ /:: :: / / __,.. i! _\::| ヾ !:: :: :: :: ::i
./:: :: i ,.- '´ _ `サ-.ゞ:|i:: :: :: :: ::i
iハ:: :: i ,, == ニ 、 i!|:: :: :: :: ::!
i! i:ハ::', 〃/::c:::} /бヾ、、 i:: :: :: :: :i
,−i i! ○-- ′ {::::::::(_)|| ',:: :: :ハ i
ヾ i '  ̄ i! '´ぃ i!
! ) ソ
ヽ _ , − ´
` _ ‘-' ,イ
/i'´ `.,_┬-− ´ 冫` 、
/| i `⌒ ̄⌒´ ゝ-,
/ い i ,.- '´__,.-,′
/-- ..,>ー−- - ..,,_ / / / ヘ
,-' _ -i i_i,  ̄| / ヘ
i ! _^i ン ⌒` 、 __ ,..i二''へ__ ヘ
/ `フ'´ y '´ ヾiニ_ } \ ',
/ ,/......,_ / ゞ_i_,.ノ へ 、ヘ
ヘ / `ー〃_____ i ヽ_ ゝ
293 :
名無しさん@秘密の花園:2010/02/15(月) 00:06:42 ID:DjYpc7Zk
ほ
294 :
名無しさん@秘密の花園:2010/03/01(月) 00:07:09 ID:rEWsme57
age
昨日はやたらすごい風と雨立ったので、朝起きたら伸ねぇのベッドに千佳とずぶ濡れの美羽がいました
296 :
名無しさん@秘密の花園:2010/04/22(木) 18:51:10 ID:MUTx1fWZ
紺野さん「ピチャ・・・チュプ・・・ペロ、チュパン・・・ぷはぁ、伸ちゃんのおまめは美味しいね☆」
伸姉「やめろ!こ、この・・・!・・・ら、らめぇ・・・、お願い、もぉ、許して・・・・・・。」
紺野さん「だーめ☆あは、伸ちゃんったらもう乳首コリコリだよぉ?」
ドアを開けると、ちぃ以外の靴が三足。
あたしは玄関で小さな溜息をついた。
なるべく音を立てないように階段を上がる。
ちぃの部屋からは、賑やかな声が聞こえてくる。
たぶん、美羽がバカやって、茉莉ちゃんが泣いて、アナちゃんが怒って、ちぃがツッコミを入れてるんだと思う。
ナリは大きくなっても、あいつらの関係は変わらない。
あたしが、そこにいないってことを除けば。
自分の部屋に入って、あたしは机に向かった。
買ったばかりの参考書を広げて、やりたくもない過去問なんかにとりかかってしまう。
今のあたしはそんなつまんないやつだった。
しかたないじゃないか。
これでも高三、立派な受験生なんだから。
言い訳としては充分だろう。
しっかし、この英文だの数式だの見てると眠くなってかなわん。
ついついほっぽり出してちぃの部屋に逃げ込みたくなる。
だけど隣から聞こえてくる喧騒は、もう別の世界みたいだった。
ほんの2年前まで、あそこにいるのがあたりまえだったのに。
できればずっとあそこにいたかったけど。
逃げ出したのはあたしの方。
だから自業自得。
べつに仲違いしたわけじゃない。
顔を合わせれば前みたいに軽口叩きあうこともある。
ただ、なるべく顔を合わせないようにしてるだけで。
あー……触ることはなくなったな、そういや。
茉莉ちゃんやアナちゃんの柔らかくていい匂いのする身体を思い出す。
抱きしめると気持ちいい、あの身体を。
……っと、やべ。
つい股間へ伸びそうになる右手を自制して、代わりにタバコに火をつける。
ふぅ……こんなだから、あたしは……。
最初に意識したのは、美羽が中学に上がって、セーラー服をあたしに披露した時だ。
「じゃーん。どう、おねぇちゃん」
「どうって、ま、いいんじゃねえの」
「む、なんだよ。適当だなー」
ぞんざいな口調でごまかしたけど、確かに美羽のセーラー服姿はよく似合ってた。
へぇかわいいじゃん、なんて内心思ったりして。
「ほらほら。他になんかないの? もっとこう――」
言いながら美羽は、ベッドに座っていたあたしの隣に腰を下ろした。
「かわいいよ、美羽。とか、素敵だよ、美羽。とか、結婚して!とかさぁ」
「アホか」
「んもぅ、ノリ悪いなぁ」
上目遣いの美羽の視線をかわしながら、だけどなんでか、目を離すことができなかった。
まだ小さいけど膨らみ始めたのがわかる胸とか。
急に、ガキから女の子のものに変わり始めた手脚とか。
意識なんてしたことなかったのに。
なんで。
「ねえん、おねぇちゃぁん。入学祝い、ちょうだぁい」
突然猫なで声を出した美羽は、あたしにしなだれかかるようにして体重を預けてくる。
「バ、や、やめろ、気持ちの悪い」
突き飛ばして、あたしはとっさに立ち上がった。
心臓がバクバクいってる。
アホか。美羽だぞ、これは。
「な、なんであたしが入学祝なんてやらなくちゃいけねえんだよ」
「ちぇー、いいじゃんかケチー」
それからあたしは、だんだんとちぃの部屋に行くことが減っていった。
ちぃの部屋に行けば美羽がいる。
それが怖かった。
なんで怖いのかわけがわからなかったけど、今ならわかる。
あたしは、美羽に欲情したんだ。
かまってもらえなくなったことで、はじめのうち美羽はぶつくさ文句を言っていた。
ちょっかいを出してきたことも一度や二度じゃない。
だけど、あたしはそのたびそっけない態度であしらい続けた。
そのうち何かに感づいたらしいちぃが、さりげなくフォローしてくれるようにもなった。
できた妹だ。
進学しようと決めたのはほんの2日前、高三になって最初の進路相談の時だった。
東京の学校に行く。
そう言った時担任は「なに言ってんだこいつ」って表情を隠そうともしなかった。
腹のたつ。
まぁ逆の立場だったら、やっぱりあたしもそういう顔をしてただろうけど。
とりあえず第一志望はあたしの学力でもかろうじて入れるかもしれない短大。
それが無理なら専門学校。
なんの専門学校かは決めてないと言ったら担任は「アホかおまえは」と、とうとう声に出した。
とにかく、なんでもよかった。ここを離れられるなら。
それこそ北海道でも、沖縄でも。
晩飯の時に事後報告すると、両親は半ば呆れ顔で「やるだけやってみなさい」と笑った。
この出来の悪い長女がニートにもフリーターにもならずに進学してくれるなんて、と嬉しく思ったのかどうかは知らない。
ちぃは、睨みつけるようにずっとあたしを見ていた。
だからあたしはちぃから目をはずして、味もわからず無言で淡々と飯を食うしかなかった。
口を開いたら泣き言しか出てこない気がしたから。
なぁ、ちぃ。あたしはここにいちゃいけないんだよ。
毎晩茉莉ちゃんやアナちゃんを頭ん中で犯すようになってしまったあたしは。
一度なんて、壁越しに聞こえるあいつらの声を聞きながら自分を慰めてしまったんだから。
――頭がおかしくなる。
このままじゃあたしはそのうち気が狂うか、あいつらを傷つけるかのどっちかだ。
だから。
「伸姉!」
はっとして振り向くと、ドアを開け放った美羽が立っていた。
「なんだよ。こっちの部屋には来るなって言ったろ」
「ちぃちゃんから聞いたぞ」
「なにを」
「東京の学校行くって」
「そうか」
美羽の後ろではちぃが目を伏せて立ち尽くしていた。
べつに口止めしたわけじゃなし、遅かれ早かれ美羽たちの耳に入るとは思ってた。
「逃げるのか」
「は? 突然意味のわからんことを言うな」
美羽のやつ、こりゃマジで怒ってやがる。
人の痛いとこ突きながら、んな泣きそうな顔してんなよ。
泣きたいのはこっちだっつうの。
「なんで……」
「あ?」
「なんで東京なんだよ。こっちの学校行きゃいいじゃんか」
「あー、ダメダメ。こんなとこただの田舎じゃねえか。東京なら遊ぶとこも多いしさぁ」
「でも帰ってくるんだよね? 卒業したら」
「帰らねえよ。むこうで就職するつもりだもん」
「おねぇちゃん、あたし聞いてないよっ」
美羽より先に、ちぃが悲痛な声をあげる。
それを茶化すように、あたしはへらへらと笑って見せた。
「いやぁ、やっぱむこうでいい男でも捕まえてさ、玉の輿ってのもよくね?」
「なんでそんなウソつくの」
「ウソって、失礼だなおまえ。あたしのこの美貌をもってすればだなぁ――」
「ウソだよっ。だっておねぇちゃんが好きなのは――」
やめろ、ちぃ。それ以上言うな。
「心配すんなって。ちゃんと結婚式には呼んでやるからさ」
ちぃが、まるでゴキブリでも見つけたみたいな目つきで半歩後ずさった。
美羽は握りしめた拳をぶるぶる震わせてうつむいてる。
しゃあない。殴りかかってきたら、素直に殴られてやるか。
「おまえらもそのうち彼氏ができたらさぁ――」
「もういいよっ。行こ、みっちゃん」
ちぃが手を引いたけど、美羽はすぐには動こうとしなかった。
だけど、「みっちゃん!」という悲鳴みたいな声と共に引きずられていく。
「ドアぐらい閉めてけっつーの……」
玉の輿か。バカみてえ。
あたしが結婚なんかするかっての。
それがわかってるからこそ、ちぃはあんなに怒ったんだろうな。
もうちょっとマシなウソをつくべきだったか。
いや、あれであたしを嫌ってくれるなら、もしかしてその方が都合がいいのかもしれない。
その夜。
あたしは寝苦しさに目を覚ました。
重い。なんか身体の上に乗っかってる感じがする。
おいおい、やめろよ、なんだよこれ。
目蓋を開き、暗がりの中に目をこらしてみる。
「ぅおぉーっ!?」
腹のあたりにまたがってあたしを見下ろしてたのは美羽だった。
「な、なにしてんだてめえっ」
「しぃっ。静かに」
美羽は口の前で人差し指を立てる。
どうせちぃの部屋の窓から入ってきたんだろうけど、あいつ、起きなかったのか。
のしかかられるまで寝てたあたしもあたしだけど。
「不用心だな、おねぇちゃん。あたしが強姦魔だったらどうするんだ」
「やな例えすんなっ、泥棒じゃねえのかよっ。なにしに来たんだよ」
「……強姦?」
「うおおいっ」
「いや、そんな喜ばんでも」
「喜んでねえよっ!」
「しぃっ。静かにって言ってるでしょ」
あたしが悪いのか?
「お、おまえな。こんな夜中に悪ふざけしてんなよ」
「いたって真面目だが」
バカやろう。
くそ、つきあってられん。さっさと放り出そう。
っと……あれ? あら?
妙に動きづらい。
と思ったら、あたしの手は紐みたいなもので両方の手首を一括りにされていた。
「おおぅっ、なにしてくれとんじゃおまえはっ」
「だっておねぇちゃん暴れるでしょ」
「ほどけ」
「おねぇちゃんさぁ、ホントに東京行くの?」
「いや、ほどけよ」
「そんなんでいいと思ってんの?」
「聞いてねえな」
「もうっ、うるさいなっ。答えたらほどくってば」
逆ギレかよ。なんだってんだ。
「おねぇちゃん、前に言ったよね。『おまえが一番』って。なのに、東京とか、結婚とかさ」
「うっ」
こいつ、よく覚えてやがったな。
そりゃあたしだってまるっきり口からでまかせで言ったわけじゃない。
けど、だからと言って。
「全然遊んでくれなくなったしさ」
「そ、それはだなぁ……」
「どうせなんか難しいこと考えてたんでしょ。頭悪いくせに」
「どついたろか!」
くそぅ、手が使えれば今ごろ美羽はうつ伏せで床に転がってたのに。
「おねぇちゃん、いつからそんなヘタレになったのさ」
「誰がヘタレだ」
「したいなら、こうガッと行ってブチュってすればいいじゃん」
ガッと行ってブチュだ?
ふふん。鼻で笑っちゃうね。
そんな『過剰なスキンシップ』程度でごまかせるレベルじゃねえんだよ、もう。
「んもうっ! なにがおかしいのさ」
美羽はほっぺたを膨らませて、あたしの胸を一回叩いた。
痛ぇよ。
「ヘタレっ」
また言った。
「臆病者!」
あのな。
「意気地なし!」
てめえ。
「弱虫!」
いいかげんに――
「インp――」
しろ!
あたしは両足を上げ、それを下ろす反動で思いきり上半身を起こした。
腹に乗っていた美羽が「わぁっ」と声を上げて仰向けにひっくりかえる。
形勢逆転。
すかさず美羽の脚の上に乗り、動きを封じる。
「ったく、好き勝手言いやがって」
「おねぇちゃん」
「んだよ」
「行かないでよ」
「あのな、あたしにだってあたしなりの考えってもんが、だな」
「あたしが、アナちゃんや茉莉ちゃんだったら、お願い聞いてくれるの? あたしが頼んでもダメなの?」
「い、いや、そういう問題じゃねえし」
「じゃ、どういう問題」
「……くっそ、やっぱそこにいきつくのか」
「え?」
「いいか、一回しか言わねえからな」
「う、うん」
「このままじゃおまえに手出しそうで怖いから離れるんだよっ」
「……いやん」
両手を頬に添えて、美羽は恥ずかしがってみせた。
茶化す場面じゃねえよ。
「おねぇちゃん、やっぱりあたしのこと愛してるんだね」
「いや、べつにそういうわけじゃねえけど」
「なっ……ひ、ひどいわぁ。身体だけが目当てなのね。よよよよよ」
「なんだその泣き真似は」
「ま、いっか」
「いいのかよ」
「じゃ、おねぇちゃん。はい」
そう言って美羽は目を閉じて、ちょっとだけ唇を突き出した。
キスしろってか? こんなお気楽に?
「美羽、おまえわかってねえだろ」
「なにが?」
「ガッと行ってブチュじゃすまねえから悩んでんだよ、あたしは」
「へ?」
ちょっと本気でイラッときた。
屈んで顔を近づける。
吸いつくような勢いで唇を重ねる。
美羽が息をのんだ。
あたしは暴力的なくらいの激しい衝動にかられていた。
舌先を使って、無理やり美羽の口をこじあけにかかる。
わずかに開いた隙間から舌をねじこんで、美羽の舌をからめとる。
唾液のたてる水音がやけに大きく響いた。
「ん、んんっ、んーっ」
言葉にならない声をあげて、美羽は身体をよじった。
逃げようとしてるのが伝わってくる。
ほらみろ、嫌なんじゃねえか。
あきらめに似た気持ちで離れると、美羽は「ぷはぁー」と大きく息をついた。
「わかったか。言っとくけど、今のはまだ入口だ。手を出すってのは、こっから先に行くことなんだからな」
「おねぇちゃん……」
「なんだ」
「すごいタバコくさい」
「お、そ、そうか」
「んもう、ちゃんと気をつかってよね」
このところ前にも増してタバコの量が増えてたからな。
あたしだってそうなるってことがわかってりゃマウスケアくらい……。
いやいや、そもそも突然こんなことになったのはこいつのせいじゃねえか。
あたしは悪くないと思うぞ、たぶん。
「じゃ、続きね」
「お、おい」
マジかこいつ。めげてねえのか。
美羽はあたしの腕を縛った紐をほどきにかかってる。
それはつまり、あたしが美羽に触りやすくするため……だよな。
「あ、あり? っかしいなぁ」
「ん?」
ずいぶん手間どってる。
そんな固く結んだのかよ。
「と、とれないや」
「おいおい、ハサミかなんか――」
言いかけて、気づいた。
美羽の指先は細かく震えていた。
そんなんじゃほどけるものもほどけねえだろ。
肩にも変な力が入ってるし。
「おまえ、ガチガチじゃねえか」
「な、ナニガ?」
「いや、声裏返ってるし」
このバカ。ホントは緊張してるくせに、強がって。
「あ、あたしは平気だってば。最後までしても全然大丈夫だよ」
「無理してするもんじゃねえだろ」
「無理なんかしてないってば」
「説得力ねえし」
「んもうっ。だって、ここで既成事実作っとけばあたしが一番有利になるじゃんかぁ」
「あのな……」
なにを張り合う気だ、なにを。
やれやれ。こいつと話してると、なんか全部どうでもよくなってくるなぁ。
「アホらし。もう寝るぞあたしは」
「はーい」
「って、帰んねえのかよ」
「ちぃちゃんに見つかると怒られるし」
「泊まったら結局見つかるだろが」
まぁ、いいか。もう疲れたわ。
あたしはベッドの片側に寄って、もぞもぞと布団にもぐりこんだ。
「ほれ」と、美羽が入るスペースへ招いてやる。
「は、お邪魔するであります」
「おー……? ち、ち、ちちっ?」
「乳? やだなおねぇちゃん、やっぱ欲求不満だね」
「バ、バカ、違う」
おどけた美羽の肩越しに、こちらを見つめるちぃの姿があった。
「あんたらなにしてんの?」
な、なにって。
なにもしてねえ。キスしかしてない。じゃあ、してんじゃん。
「ちぃちゃん!」
混乱したあたしを置いて、美羽がちぃに駆け寄った。
うまくごまかせよ。
こういう時はなんとなく頼りになる気がする。
「助けて! 犯される!」
「はぁ?」
「待たんかい!」
美羽がうつ伏せで床に転がっている。いい眺めだ。
あたしは紐をほどいてもらいながら、必死で考えた言い訳をちぃに話していた。
ずっとかまっていなかったから、美羽がふてくされて文句を言いにきた。
それをなだめて今日は一緒に寝るところだった。
内容としてはそんなとこだ。
ちぃは黙って聞いていたけど、本当かどうかについては興味がなさそうだった。
「ま、いいけどね。ほらみっちゃん、自分の部屋戻って」
「ラジャ」
合図を待ってたみたいに素早く起き上がった美羽は、素直にちぃに従う。
まったく、とんだ大騒ぎだ。
「あのさ、おねぇちゃん」
ドアを閉じかけて、美羽が顔だけ振り向いた。
「アナちゃんも茉莉ちゃんもあたしと同じだよ」
「あん?」
「だから、ちゃんとおねぇちゃんのこと好きってこと。それだけわかってれば充分でしょ」
「……るせ。早く寝ろ」
「じゃね」
あーあ、不覚だ。一生の不覚。
美羽に諭されるようじゃ、あたしもヤキがまわったなぁ。
だけど不思議とすっきりした。
ベッドの上で、あたしはしばらく天井を眺めていた。
朝。
リビングに顔を出したあたしを見るなり、ちぃが質問してきた。
「おねぇちゃん、ホントに受験するの?」
「ん、まあな」
「なんて学校? 東京のどのへん?」
「は? なんで?」
「昨日みっちゃんがね、高校は東京に行くって張り切ってたから」
「ふーん」
「ね、なんてとこ」
「そうだなぁ……」
あたしは大きく伸びをして、二度寝するためちぃに背を向けた。
「○△短大、かな」
「○△短大、か……あれ? それって――」
階段を上がるあたしに向かって、ちぃの怒鳴り声が飛んできた。
「おもっきし地元じゃん!」
「なぁ、ちぃ」
「なによっ」
「女の子3人と結婚するには、どこの国へ行けばいいのかなぁ」
「――知るかっ!」
ちぃの脹れっ面を見ながら、あたしは声をたてて笑った。
308 :
名無しさん@秘密の花園:2010/06/04(金) 18:25:24 ID:jB5crj70
まさかのSSが来なすった
これは良作
これはGJ。
しかし、女の子4人と結婚するには〜じゃないのは惜しいな。
素晴らしい!
久しぶりに覗いたらいいもの見れた!GJ
314 :
名無しさん@秘密の花園:2011/01/03(月) 21:46:41 ID:RYJBiJ1r
イイハナシダナー
315 :
名無しさん@秘密の花園:2011/02/05(土) 18:58:27 ID:wF70FGcp
浮上
コッポラちゃんにマジ恋する伸姉
317 :
名無しさん@秘密の花園:2011/02/24(木) 01:14:14 ID:fAYyhh+o
浮上
薔薇水晶
320 :
名無しさん@秘密の花園:2012/03/18(日) 21:56:52.25 ID:hkIWSf/4
とりあえず美羽千佳をくれ
友達の少ないゲイとレズに親しげに近づいてくる
ダウン症顔のぶすオナベの
『りゅうちん』こいつには本当に気を付けろ!
ぼったくりバーと裏で組んでいて、そこに連れていかれたり、
違法ハーブやクスリ等も売りつけてくる。
本人もクスリのやり過ぎで意識が朦朧としてる事多いので、
ヤバイ人物だと気が付くが、たまに気が付かない人がいて
そういう人は徹底的に金をむしられる。
金をむしられて、クスリ漬けになった人も
りゅうちんの仲間となって、また別の誰かを闇社会に引きづり込んでる。
この書き込みが警察の目に付くか、誰か警察に通報してくれればいいのに。
一人でも被害者が減ることを願うのみです。
なお相方として女装家のマシャやデリヘルの松本を引き連れている場合が多い。
7巻良かったなぁー
323 :
名無しさん@秘密の花園:2013/03/29(金) 16:19:44.17 ID:tqY8dtD5
板違いだけど
見開きの笹塚で吹いた
みっちゃんが泣いちゃう話がすき
OVAのセット(安い奴)買ったけどいいね
TV版でも思ったけど回を重ねるごとにテンポよくなっておもしろい
3巻の美羽千佳はかなりぐっときた
ほしゅ
327 :
名無しさん@秘密の花園:2014/04/26(土) 11:01:33.47 ID:e8JWJNeB
あ
あ
329 :
名無しさん@秘密の花園:2014/05/17(土) 06:34:25.10 ID:cwimSIK0
ゆるゆりのパクリ元
330 :
名無しさん@秘密の花園:2014/07/12(土) 22:20:42.11 ID:E/0vGZNZ
8巻はいつですか
来年中に出るのかなぁ
あくしろよ…もうまてねぇ