あ
し
西武
>>599 続き
「な、何よこれ…」
思わず支えるために自転車に添えていた手を離してしまう。
自転車はそのまま倒れてしまうが、どうでもよかった。
「私が…もう一人…?しかもあんなに大きな姿で…?」
何が何だか分からなかった。
沢山のビルが敷き詰めている中、私(巨人)が倒れている部分、その周辺は
無残にも破壊されているようだった。
そこからは火災による煙が天へと立ち上っている。
巨人の顔近くにある煙は、時折消えたり巨大な鼻の穴に吸い込まれている様が見られた。
寝息…を立ててるのだろうか。
息を吐きだす瞬間に付近のビルを吹き飛ばしている。逆に吸い込む時はビルが鼻の中へ…。
その巨大な顔の向こう側には…恐らく体だろうか。
ここから見ると、遥か後方に伸びているように見えるが
そちらも街や森、山を無関係に押し潰している。
…ありえない。
頭を抱え込み、目の前の非現実的な状況に立ち尽くすしかなかった。
「全く…モノは大事にしないとダメだよ?」
「!?」
聞き覚えのある声に振り返ってみると、いつかの少女が倒れた自転車を起こしていた。
「あ、貴方は…」
「やっほーお姉さん。いきなり巨大化させたけどどうだった?」
と目を輝かせながら私に尋ねてくる。
「あ、あれって貴方の仕業なの!?どういうことか説明してよ!」
少女に迫りながら掴みかかる。
「わわッ…もーびっくりしちゃうなぁ…
えーっと…説明だっけ?だから最初に言ったでしょ?貴方と一緒に星を壊したいって。
その為の予行演習として貴方をちょっとだけ大きくしたの。ドゥユーアンダースタン?」
遭遇時の状況を思い出す。確かにこの少女は、そんなことを言っていた気がする。
でもその方法が巨大化?しかもちょっと大きくって…アレはどう見ても1000m以上はありそうなのに"ちょっと"なの!?
「…もう少し質問。私がもう一人居るようだけど、これは…?」
「んーそのままでも良かったんだけど、まず自身がどれだけの存在かっていうのを見てもらいたかったんだよねー
だから別視点で見れるように体をもう一つ用意して、そこに魂を移したって感じ。どう?迫力あったでしょー?」
今、巨大な私の方は抜け殻…ということなのかな?
…思考がどうも追いつかない。
というかそもそも…
「…貴方、何者?こんなことできる人ってタダ者じゃないわよね?」
眼の前にある光景は紛れもなく非現実的なもの。
実行犯は99.9999%人ではないでしょ。
「んー…なんて言えば良いかな。貴方達より高次元の存在…?分かりやすい表現なら…神様かな」
神様…?もう頭が痛くなってきたよ…
というかジーンズにTシャツ着た神様って何なのよ…神々しさの欠片もない。
「…で、その神様が何で地球を破壊しようとしてるのよ。」
「んー暇だったから何となく…いたーっ!」
思わず少女の頭を軽く叩いてしまった。
「"人類は過ちを起こした。もはや残しておけない"…みたいな大層な台詞を予想してた私に謝れっ」
「だって…本当に退屈だったんだもん…」
ウルウルした目で見てもダメ。
「はぁ…とりあえず、この状況。元に戻してくれると助かるんだけど」
えー…と言い出す神様に睨み返すと、黙ったので殴らないでおく。
というか神様の癖に人間に怯えるない。
「もぅ怖いなぁ。えっとね、結論から言えば元に戻す必要はないよ。私が作った仮の世界だから。
私の意思ですぐに現実の世界に戻れるよ」
…とりあえず安心した。
私のせいで多くの人々が犠牲になっていると思うと、罪悪感でどうにかなりそうだったから。
「でも元に戻したら、また退屈になっちゃうなー。地球滅ぼしちゃいそうだなー
でも誰かが一緒に遊んでくれたら退屈もなくなるんだけどなー」
チラチラっと目線をコチラに向けてくる。露骨すぎてもうね…
「分かったわよ…付き合えば良いんでしょ?付き合えば」
「さっすがお姉さん!私は信じてたよ♪」
本当に嬉しそうね…。癪だけど地球が滅びるよりはいいのかしら…
ひと通り説明を聞いた所で、私は眼の前にある巨大な自分自身を消すように頼んだ。
もう一人の自分を見るのは、何となく気味が悪かったから。
少女は遊び相手が出来て気分が良いのか、要求に快く応えてくれた。
次の瞬間、巨大な私は粒子となって空へと消えていった。
その為、下敷きになった部分が露出したが、どの建物も等しく地面と同化していたのは言うまでもない。
ともあれ、その様子を見届けた私は大きく溜息をつきつつ、地面に座り込んだ。
一先ず落ち着きたかったからだ。
「そういえば貴方の名前って何なのよ。それくらいあるでしょ?」
落ち着いて会話する前に、便宜上、面倒なので先に解消しておく。
「んー…じゃあティナで」
"じゃあ"って…今テキトーに考えたなコイツ。
「それじゃあティナ、ヨロシクね。
で、これから何をすればいいの?また巨人にでもなるのかしら?」
何でもいいからティナの退屈を潰さないといけない。でないと地球が滅びるから。
もうどんな提案でも受け入れてやる。
「んーそうだねぇ。やりたいことは沢山あるけど…その前に♪」
そうして私の前にしゃがみ込むと、目を瞑りながら顔を近づけてくる。
お互いの唇が触れ合うくらいに。
「ちょ…ちょちょちょっと!何してるのよ!?」
何でもいいって言ったけど、まさか……そ、それだけはダメ!
顔を真っ赤にしながら、さすがに私はティナから離れ……られない!?
「私の力を侮っちゃダメだよー?ふふ、慌てちゃって可愛いなぁ」
優越感に浸っている表情が近づいてくる。
その距離が3cm…2cmと縮まって――
「「んっ…♪」」
私達は唇を合わせてしまった。あぁ…私のファーストキスが…
「せっかくの遊び相手になってくれるんだし…そうすると私達って友達でしょ?
んっ…だったら同等にならなきゃって…んっ…」
「これって友達じゃなくて恋人同士じゃ…んんっ」
どうやら唾液を送り込んできたみたいだ。今の状況じゃ抵抗できない。
凄く悔しいのに…ティナの唾液…何故か美味しく感じてしまう…
「恋人かーその発想はなかったなぁ。でもそういうのも良いかもね。んっ♪」
そうすると私を抱きしめながら再び顔を近づけてくる。
余計なこと言わなきゃ良かった…
「まぁ一応理由はあるんだけどね。
私の体液ってね…人間が摂取すると私と近い存在になるんだ♪
同等になるっていうのは、こーいうこと。んっ…♪」
唾液にそんな効果があるなんて…さっき美味しいと感じたのも、それが関係してるのかな。
…じゃなくて、近い存在になるって何なのよ!
凄く訴えたいんだけど、今の状況じゃ難しいのかな…
…それにしてもキスを交わしながら、説明するティナ
その時の表情が凄く優しく見えるのは気のせいかな…。丸で本当に恋人と会話してるみたい。
で、でも女の子同士でこんな…あっ…今度は舌まで入れられたみたい。
口の中がティナの下によって蹂躙されていく。うぅ…凄く恥ずかしいんだけど…
私の顔はさっきより真っ赤になってるに違いない。
「ふふ…明奈の唾液も中々…んっ♪
あ…周りを見てみてよ♪」
「ふぇ…?」
ようやく唇を離してくれたのと、顔だけ動かせるようになったお陰か
周りの様子が見渡せる。
「周りが…小さくなってる…?」
私は座ったままその…キスをしていたんだけど
近くに置いてあった自転車が太ももの高さと同じくらいになっている。
大きさ的には筆箱くらいだろうか。
…というより…今現在も徐々に小さくなってる…?
「小さくなってるんじゃないよ。私達が大きくなってるんだ♪」
「う、嘘……」
一度は巨人になったとはいえ、あの時は巨大化してる自覚がなかった。
でも、こうして自覚したまま体験すると驚くしかない。
「ちなみに今はね…いやらしい事を考えたり、興奮したりすると大きくなるように設定したの。
明奈に設定すると近い存在の私にも同様の設定が適用されるから、お互いに大きくなってるって訳♪」
「いやらしい事なんて考えて…んんっ!?」
反抗しようとした所に、また唇を塞がれたようだった。
「だから考えるようにしてあげるの♪ふふ…やっぱり可愛いなぁ…んっ♪」
また唾液を送り込んでくるティナ。
ねっとりとした唾液が私の舌に触れる度に
脳を通じてその味を認識させる。それはやはり格別のものだった。
変な事を考えたくないのに…ティナの行動が私の心を掻き乱していく。
その影響もあってか、一瞬ティナの唾液を"もっと味わいたい"と思ってしまった。
「(し、しまった…)」
赤面しつつ後悔するも、既に後の祭り。
私の体はグググッと一回りも二回りも大きくなっていった。
「ち、違うわよ。私は変なことなんて何も…んぅっ♪」
更に厄介な事に巨大化している間、何とも言えない快感が生まれるのだ。
その度に妙な吐息を漏らしてしまう。せっかく弁解しようにも丸で説得力がない…
「心は正直だねー♪ふふ…この調子で二人でもっともっと大きくなろうね…♪」
ティナも興奮しているのか、私と同様に巨大化を進めていく。
そうして私達の身長はいつの間にか、100mを超えていた。
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久しぶりに続きを書いてみましたが…
限界が来たのでこの辺りで。
710 :
名無しさん@秘密の花園:2012/12/27(木) 01:11:35.33 ID:KUCJnQ4U
遅ればせながら乙
しかしまあ何ともへたくそなSSだな
最初の5行で読むのやめたけどwww
こんな駄作を時間かけてわざわざ書く暇人は荒らしなのか?
二度とくるな!!!!!!!!!!!!!!
破壊マダカナー
>>711 軽い気持ちで書いてしまいましたが…不快にさせて申し訳ない。
投稿はやはり止めておきます。
>>713 気にすんな。
俺は続けて欲しいんだが、どうだろう。
つーか >711 は、何も生み出さない時点でクソ。
嫌ならスレ見なければいいだけ。
変な奴は排除しようがないから
叩かれるの嫌なら残念だけどろだとかでやった方がいい
年末期待アゲ
>>709 素晴らしい! Good Job!!
アップローダーとかでもいいので続き書いて欲しい・・・
ほ
しゅ
もう春だな。
いつ俺らの季節ってくるんだろうな。
721 :
名無しさん@秘密の花園:2013/02/21(木) 15:51:56.38 ID:hQOwLHUp
表向きはオイルマッサージ店だけど
エステシャンがレズですごい
零九零ー九壱七零ー零四四五
ほしゅ
723 :
名無しさん@秘密の花園:2013/03/26(火) 23:17:09.36 ID:wG2+Clyw
巨乳
ほ上げ
ほしゅ
あげ
ほ
ほ
し
か
げ
ほしゅ
ほ
あ
し
736 :
名無しさん@秘密の花園:2013/11/11(月) 00:15:37.37 ID:a3Py0x8M
a
あげ
ほしゅ
うふ〜ん
うふ〜ん
うふ〜ん
うふ〜ん
まだ生きてんのか、このスレ
かよちんと、1cmくらいの小さなことりちゃん
太ももに乗せて遊んだり、ごはんを食べようとして誤ってことりちゃんを食べてしまい、奇跡的に噛み潰されなかったが、胃の中で必死に喘いだり
艦娘浮上!
あげ
あげ