1 :
うさぎ会長:
2(σ^▽^)σゲッツ!!
花をさがす少女 〜組曲「In Terra Pax」から
作詞:鶴見正夫 作曲:荻久保和明
こういう、多分に妄想補完を必要とする作品はどうなのかね。
紹介に、《要妄想》と書いておけば良いんじゃないかな?出来れば、必要妄想濃度なんかも
吸血鬼カーミラ
妄想度:65
恋愛度:30
男性介入度:3
肉欲度:70
ジャンル:怪奇ミステリー ・ グール型吸血鬼
作者:レ・ファニュ
出版社:創元推理文庫から翻訳物
備考
最近の恋愛系では定番と化した、
発展系(話の展開につれ徐々に親しい関係になっていく)ではなく、
二人の感情はほとんど変わらない恋情定着型となっており、
あまり期待するのは×。終始カーミラの執着がある。
また、いわゆるソフト・カニバリズムの要素あり。
見所は耽美な描写かな。耽美というとやおい世界を想像する人も
いるけれど、本来の恋愛小説は耽美が主流。ラブコメの派生は
笑い話からであり、恋愛小説からではない。
あと美内すずえ「ガラスの仮面」ではこの作品を演劇として姫川亜弓が
カーミラを演じたが、あそこまで情緒豊かではない。
それと石森正太郎「イナズマン」に酷似した台詞も出てくるが、
これはまったく完全無欠に関係ないので注意。
6 :
名無しさん@秘密の花園:04/10/09 18:09:15 ID:0ZDiIwts
7 :
名無しさん@秘密の花園:04/10/09 18:10:07 ID:0ZDiIwts
卍
谷崎
8 :
名無しさん@秘密の花園:04/10/09 22:25:32 ID:KjFUQHQl
旧約聖書ルツ記
9 :
うさぎ会長:04/10/14 00:08:52 ID:l00wb7HH
マリア様がみてる
妄想度:85
恋愛度:65
男性介入度:20
肉欲度:5
ジャンル:学園(コメディ)ドラマ
作者:今野緒雪
出版社:コヴァルト文庫
備考
スールである女子生徒との常軌を逸した友愛に悩みまた喜ぶ主人公・藤堂志摩子の
優美な学園生活を描くスマッシュヒット作。
主人公が志摩子て
読みきりかよ
百合好きだけど中山可穂さんの作品ってなんか好きじゃないなぁ
薄っぺらい感じがする
ファンの人居たらごめんなさい
新潮系の人は内容の薄さが目立つ。
新潮は全体的に色気づいたばかりの少年向け文庫だから……。
本来エロスは宗教と哲学と倫理を修めた上でようやく手を出せる
ジャンルなんだけどね。不勉強は駄作の原因だ。
とりあえず文学系ならサッフォー関連。その他レズボス島の詩人から。
あと悪の華の禁詩にちょこっとあったね。東洋系ではいまいち思いつかない
けれど、西洋方面ならけっこう同性愛関連の文学がある。
でもほとんど翻訳されてないけど。
英語じゃ読めないよ
うおおおおおおおおおおォォッッ!
俺は!! もうっ!!! 一生かかってもぉっっ!!!!
ハンドルを許せないィッッ!!!!!
マハ・バータラをヲッッ!!!!!!
許すわけにはいけない!!!!!!!
後にも先にも地獄不動よ……ならば地獄を砕くのみ!
びりいいぃぃぃぃいいいっっ(本の断末魔)
制服の処女。
最近やっと古本屋で見つけて読んだ。
小説にエスとかシスター関係とか出てくるあたり、
どこの国でも女子校で考える事は一緒なのかなと思った。
hosyu
>1のうさぎ会長って本物?
20 :
うさぎ会長:04/11/14 17:29:07 ID:lR0eGbnP
うん
『オレンジだけが果物じゃない』ジャネット・ウィンターソン著 国書刊行会
いわゆる文学モノだから読みづらいかなと思ったら、案外スラスラと読み易かった。
作者の自伝的小説らしい。
>>22 同じ著者で「恋をする躰」も結構良かったよ。
ただ、「オレンジだけが〜」と比べると訳がいまいちだった…
|∵∵/ ○ \|
|∵ / 三 | 三 | ZZZ・・
|∵ | \__|__ |
\| /
\____/
_| ⊃/(___
/ └-(____/
26 :
扇屋:05/01/05 09:35:49 ID:J1T6s/2H
>>14 サッフォーは断片的にしか残ってないですよね。
もしかして、その手の研究者さんですか?
いろいろ教えてください。
ho
悪の華の禁断詩編は傑作だが、サッフォーが男に振られて自殺したように
書いてるのは非常にいただけない
サッフォーは前世紀六〜五年にかけて四人同じ名を持つ人がいたという。
そのうち詩人が二人。どちらも抒情詩人だが、年代は数年ほどしか被っていない。
【冷たいモレニャー川の歌】 ―デブでブスでバカんちょな娘コルテンハーニャ―
1.
コルテンハーニャ 恋をした
相手は村の 器量よし かわいい娘のモレーサー
涼しい木陰 頬は赤 かわいいモレーサ 抱き寄せた
愛するモレーサ 頷いて 抱き返された コルテンハーニャ
2.
コルテンハーニャ 時が経ち
父が探した婚約者 黄金(こがね)男のブラビット
親と世間のしがらみと かわいいモレーサ 決めかねた
愛するモレーサ 涙する 世間に迷う コルテンハーニャ
(娘を捨てた コルテンハーニャ 金貨に迷う コルテンハーニャ)
3.
コルテンハーニャ 気がついた
親と世間に何がある 愛の喜びただ一つ 愛するモレーサ他になし!
音の静まる 宵闇に かわいいモレーサ 呼びに行く
愛するモレーサ 取り戻し 共に逃げ出すコルテンハーニャ
【※省略
怒れる夫 かきむしる 恥と髪から燃え上がり 剣(つるぎ)を取って追ってくる
剣(けん)で斬らんと追ってくる いまや男は殺人鬼 あやうし 愛する娘たち】
(コルテンハーニャ しばし消え 愛するモレーサ 共に消え すぎし年月 105年)
6.
冷たい小河 モレニャー河 二人の死体は底深く
姿変わらず そこにいる まだまだ今も そこにいる (止)
これは詩ですか?誰の?
保守
33 :
名無しさん@秘密の花園:2005/07/19(火) 21:56:13 ID:4ZNq8VBC
川端康成の「乙女の港」は百合としかいいようのない作品。
舞台となる場所はミッションスクールを中心にお姉さまの家、牧場、軽井沢の避暑地、
教会などと多彩で、発生する出来事もまた多彩。
個人的に、マリみてのベースになっているのは吉屋信子の作品ではなくこの乙女の港だと
確信している。
スッドレってなんやねん。
自分にとって重要な児童文学作家(海外)が
つい最近、ガチレズと知って複雑な気分。
作品ではそんな気配は当然見えないが。
北欧の人?
ムーミンの人はバイセクシャルだよめ
ムーミンの人ってガチじゃないの?
保守
スッドレって?
やれやれ、最近の若い衆はスッドレもご存知ないと・・・
また落ちそうだなw
今日(昨日)午前中に世界美術館紀行でムーミンの人の美術館の特集だった
NHKでガチレズだなんて話が出るわけでも無いけど
百合で欧米で寄宿舎モノで良いの無いですかね
日本なら屋根裏の2処女が良いなとおもうんです
信子、いい……
寄宿舎でルームメイト設定がいいのか
ウィンスローエの『制服の処女』は、先生と生徒だけど
46 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/07(火) 23:15:24 ID:LeT2f3dm
あげときますか。
そのうち新たに百合文学が発掘されるかもしれん。
3/32
保守
>>44ローズ・ルルダン
フランス短篇傑作選 (岩波文庫)にはいってるがドンピシャ
50 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/02(金) 10:07:07 ID:ss8mDevy
革新
51 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/02(金) 23:23:39 ID:4qKr05TF
文学じゃないけど
映画 乙女の祈りのノベライズ版かなりイイ!! それの貸し借りでレズのこと仲良くなれた 笑
52 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/26(水) 05:08:18 ID:bUXih37t
保守
53 :
名無しさん@秘密の花園:2006/08/22(火) 22:53:38 ID:c4HNre6v
ほしゅ
54 :
名無しさん@秘密の花園:2006/08/27(日) 15:22:42 ID:u+2kiN/N
ほしゅ
ほしゅ
56 :
名無しさん@秘密の花園:2006/09/02(土) 17:11:14 ID:dO8QBabR
圧倒的に品が良くてカリスマ性のあるお姉さまが出てくる百合文学ってない?
百合を楽しむというより、お姉さまのキャラクターを楽しむ文学みたいな。
出来れば長篇がいい。
57 :
可穂命:2006/09/10(日) 23:21:02 ID:Yi6JlGfV
私は中山可穂大好き。
自分の気持ちと重なってすごく泣けます。
ビアンじゃない人には分からないかも・・・
旦那裏切って不倫しておいて責任全部旦那におっかぶせて離婚して
子供も奪って一人のうのうと幸せになっている人妻の話を読んでから大嫌いになった、中山可穂。
感情教育は素直に感動したんだけど
59 :
名無しさん@秘密の花園:2006/09/12(火) 01:11:19 ID:bubc/jLL
中山可穂は、猫背の王子とサグラダ・ファミリアだけ読んで
主人公のキャラがほとんど同系統に見えたのと、
テーマが芸術系でかぶってたから
似たようなのしか書けないんだなーと思ってそれきり。
チョイスが悪かったのかな?
いや、主人公はいつも同じような感じだよ。
ていうか作者本人があんなキャラで、自分に酔いしれてるのかな?って気もする。憶測だけど。
あとビアンはこういうものだ、っていう決め付けがある気がして世界が狭いかなぁ。
読み始めは共感できて良かったけど何冊も読むと飽きる。
61 :
名無しさん@秘密の花園:2006/09/15(金) 21:38:42 ID:ad+a0kI3
恩田陸「蛇行する川のほとり」は良い百合だと思うのですが
読んだ方いますか?
62 :
名無しさん@秘密の花園:2006/09/15(金) 23:38:32 ID:qV8+yyfY
↑読んでみます。
あさのあつこ ありふれた風景画 は百合文学でした。
63 :
名無しさん@秘密の花園:2006/09/16(土) 01:11:23 ID:rZPXE7VB
>>61 あっ3巻まで古本屋で買ったのにまだ読んでない!
思い出したよありがとう〜
部屋が散らかりすぎて読んでない本がたくさんある…orz
速攻で読むわー
今ezブックのサンプル読んだ
「風俗嬢 菜摘ひかるの性的冒険」
百合でした。(゚Д゚)
白い薔薇の淵まで切なすぎ。塁かわいい。
66 :
名無しさん@秘密の花園:2006/09/19(火) 23:06:57 ID:kwyIKHUT
私が中二の時、生まれて初めて読んだ百合小説は
戸川昌子の「濡れた心」だった。
知ってる人いるかな?
67 :
名無しさん@秘密の花園:2006/09/20(水) 04:30:14 ID:zII8uadL
>>59 中山は貴女の読んでるようなタイプと、既婚者との迎合、「サクラダ〜」は
既にそうだけど、ビアンの側が、とんがった才能ある存在でなく、
子供への愛情を持ち続ける女性との恋愛に、敢えて挑んでいく路線を
書き始めて変わったと思う。「感情教育」もだし、一見軽くて浮ついた
自由人の「ジゴロ」さえ、最愛の相手を許す苦しみを耐えるための、
他の女との放埒な日常であって、何回か読むうちに、その重さに気付いたな。
作者の人間への寛容さにも。
最新作「ケッヘル」はまた新境地開いてるし、これからも期待できると思う。
68 :
名無しさん@秘密の花園:2006/09/20(水) 04:39:16 ID:zII8uadL
>>58 その前半の小説の題名教えて頂けますか?自分が
読んでどう思ったか、思い出したいので。
深爪
70 :
68:2006/09/20(水) 15:48:26 ID:d9Rlb8IW
>>69タン
ちょっとマジレス。
貴女ご自身がビアンなのか、バイ(既婚か未婚)、はたまたヘテロなのかで
この作家の作品から受ける印象は、ものすごく違うと思うわね。
「深爪」は中山のものとしては、平易だし結末も平凡かもしれないけれど
ある意味のリアリティはあると思う。
嫌悪感というのは、ご自分の倫理感により左右されるものでもあるし、
恋の理想像との兼ね合いもあるのでしょうね。
ただ、登場人物を、自分には理解できない類だと言っても、実際の世の中には
よくいるタイプであるということもある。それを描くことにも、ある価値は
見出せると私は思うわ。登場人物の生き方を嫌うことが、そのまま作家を嫌う
ことには、少なくとも私はならないのね。特にそれが興味のある分野である
ビアン小説(百合というより)で、まだまだ世の中にそんなに多くはないから
だとは思うけれど。
率直に言うと、これを読んで、彼女自身を「大」嫌いになって、以後作品を
全く読まなくなるのなら、仮に彼女の作品が今後質的に向上していったとしても、
(していると思うし)この作家についての貴女の見方には、払拭できない
ある色合いがついてしまったことは確かですよね。
作家については、彼女に限らずそういうことって往々にしてある、どうしても
虫が好かないってやつ・・・。
あくまでも「感情教育」を「深爪」の後に読まれたのでなければ・・と
いうことですけれどもね。
72 :
可穂命:2006/09/20(水) 23:11:29 ID:Bn6NIlZ7
私が勝手に思うに、既婚者ビアンは独身ビアンにすごい毛嫌いされてるよね。
極端な話、旦那の稼ぎで食わせて貰ってるくせに女とも浮気して・・みたいな。
(実際はそんな甘いもんじゃないけど)
そうゆう先入観持ってる人が「深爪」読んだら、その部分だけがインパクト強くて
嫌いになっちゃうのかも・・と憶測してみた・・・。
嫌いに、って既婚ビアンをますますってこと?それともそういう人を
描く独身ビアンの中山をってこと?
彼女自身と登場人物達の苦しみと、でも恋心というのは、自分が不利か有利か
なんてこととは無関係に、生まれてくるものだという、ある意味ヘテロの
世界ではとっくに常識となっていることを受容する強さを獲得する
(独身、既婚ともに違った形であれね)ビアン達の姿に、私はたいてい元気を貰えるな。
>>69(71)タン
70番ですが、早合点してこちらこそごめんね。
でもあまりのタイミングの良さだったもので、
信じて疑いませんでしたW。
75 :
可穂命:2006/09/21(木) 00:51:27 ID:CVChPVuy
作者本人をってこと。
もちろん私自身は彼女の大ファンで、あなたと同様に彼女の作品と彼女自身の
生き方にも元気を貰っています。
>>70 58です。71さんの仰ったとおり、69さんじゃないです。でも該当作は「深爪」で合っています。
中山作品を嫌いになったというのが、これを読んで、彼女の作品は子供を、母親の
愛情(正確には愛情とは思えず、ただの、生んだが故の執着心としか読み取れなかった)
を表現させる道具にさせていやしないかと感じたのが原因だったんです。
母親の愛情だけが絶対、としている割には母親キャラの子供の扱い方、がどうよなものでしたし。
…自己分析してみると、既婚者ビアンがどうの、というのではなく(でなかったら
既婚者ビアンの「感情教育」を読んだ段階で嫌悪感を抱いた筈)、
母親の描き方の問題だった様に思えます。
以上、上手く説明できていなかったらごめんなさい。
77 :
名無しさん@秘密の花園:2006/09/27(水) 01:52:36 ID:HFPtDgj9
「白い薔薇の淵まで」の塁はメンヘラそのものだな。
中山の恋愛小説は、何にしろ、登場人物のうちの1人(または複数)は
極端に物事をつきつめる人格の持ち主。良い面も悪い面も出てくるだろうね。
それは事実を描くということより、人の普遍的な何ものかを小説から感じ
取らせたいっていうタイプの作家だからだと思う。
だいたいセク・マイノリティって、程度の差こそあれ、自分というものを
一度はつきつめて眺めてみないと、一生自認さえしないで終わる人間も
大勢いると思うしね。特に女性は。
そして、その極端なものを毒と思い、嫌悪し見向きもしない人と、少し舐めて
自分に毒が回っても、その裏に隠された(事実ではなく)真実を知りたいと
思う人とでは、小説の捉え方も全然違ってくるだろうね。
自分の経験の痛みから来るものではあるだろうけど、敢えて物議をかもす
独身者ビアンと既婚者ビアンの交流を描くところは、私としては好意的に
見ている。だってこれって、現実に大きな問題だし、倫理的にどうかという
ことよりも、総ての(へテロも含め)女性というもののおかれてる現状に
深く根ざしたテーマだということの方が、重要な感じがする。
正しい解答を出そうとはしていないし(ご本人も、失敗を繰り返していることを
自覚しているし)、ただこの問題を考えるきっかけを呈示してみたい意欲が
ある人なんだろうなと私は思っている。
水曜日に登場するあなた様は何者?
・・まさか・・・
まさか・・・?
そして貴女は・・・・まさか某所のタチさん?
あら?もしかしてIDでばれちゃった?
さすがですね…
私はあなたのファンになりました、よろしく!
82 :
80:2006/09/29(金) 01:11:19 ID:sxGcbr26
>>81さん
私は残念ながら、78さんとは違いますよ。
で、まさかって、誰だと思われたのかな?と。
それを聞きたかったの。お知り合い?
もちろん、はっきり書かなくてもいいですけど。
知り合いだなんて、とんでもない。
私の勝手な妄想なので書かないでおきます。
思わせぶりみたいで御免なさい。
書いた文章から「妄想」してもらえるなんて、素敵。
萌えますわ。
すいません、雑談ばかりで。
自慢じゃないけど
妄想して、素敵なんて言われたのハジメテ…
そうお?(私も暇ですので)。
下がってるスレだから、ちょっといいか・・・。
中山の作品が好きなんですか?某タ○さんは。
(確かに文学の話してるから、スレ違いじゃないですね)。
中山可穂さんの作品好きですよ。
と言っても彼女の作品に出会ったのは、一年ほど前で最初に読んだのが
「白い薔薇の淵まで」と「感情教育」
その頃私は、ノンケの友人に片思いをしていて(現在進行形)抜け殻の様な
毎日を送っていたんですが、その切ない思いを彼女の本が癒してくれました。
「心の底から愛する人に自分も愛されたい」
私のこの究極の願いを彼女の作品が叶えてくれたのです。
今は自分自身のセク・マイノリティとやらに真正面から向き合って
自分に正直に生きていこうと、片思いのカノに、ちょっとずつアピール中ですw
(いい歳してよくやるよ…と、たまに自分でも呆れる…)
>>86さん暇な私に付き合ってくれてありがとうございます。
あら、まだレスいただけるとは。ありがとうございます。
上記のことですが、書いたものから妄想してもらえる人なんて幸せですよ、
文筆を生業とするのではない一般の方だとしたら・・・。
(また、お暇なお時間があれば、「眠れない百合」スレででも
お話し出来たらと思います。そちらは会話OKだそうですので)。
私は、最新作以外、中山の作品は総て読みました。
同じくヘテロの友人に強く惹かれましたが、彼女はホモ(ビアン)
フォビアだと明言している人なので、永遠に告白することは出来ません。
彼女に関しては、その悲しみを背負って生きていくつもりです。
友情は決して壊したくはないので・・。やはり性指向の同じ人を捜す道を
これから見つけて行こうと思っています。
こちらこそ、ありがとうございます。
私のレス読んで頂ければ分かるように正真正銘の一般人ですw
文学スレに書いてるくせに小難しいことは全く分かりません…
ただ、妄想癖があるだけですw
こんな私でも良ろしければ、そちらのスレでお願いします。
>>88さんは
>>86さんですよね?
>89さん
88です。それでは1時頃少しだけ、あちらに顔を出しますね。
88は86ですよ。
91 :
名無しさん@秘密の花園:2006/10/06(金) 16:03:32 ID:FsRe/MYP
感情教育っておおまかにどんな話ですか?
フリーライターの主人公が、建築家の人妻を寝取る話
感情教育 のモデルとなった人と付き合っていて、
単行本の時は付き合っていた。
文庫本が出る頃には別れてた。
というのを知って、文庫本を本屋に立ち読みしに行った。
二人は別れてたのか。
関係ないけど、「真珠婦人」は結構オススメ。
>>91 可穂さんの小説の中では、ストイックな部類の方だと思う。
肉体関係の描写も多くはないし、注意深く精神面が強調されるように
書かれてる印象。
だから「教育」なんて言葉をタイトルに入れたんだろうな〜と。
相手の心の奥にあるものを、引き出す教育だよね。ゆえに
エンターテインメント性にやや欠けるから、ある意味読み辛い
感じもあるよね。大半が伝記物みたいなんだもん。
片一方の主人公は、中山自身を重ねてあるから、余計そうなったのかも。
序盤に二人の半生を延々と書いたのに、
肝心の出会ってから恋に落ちるまでが唐突だった記憶がある
短編の「鶴」の太鼓叩きの女性(名前を失念)や、「偽アマント」のかおり
(多分)が好きだな。大げさな話ではないんだけど(前者はちと特殊だが)、
すごく切なくなるし、自分に引きつけて読んだりも。
太鼓の女性のように、女性として充分女性を肉体的に愛せるように見えても
男性の性器が欲しくなる瞬間(とき)って、やはりあるのだろうか、これは
私には、未だ判らない。貴女の子供なら、欲しい・・と言われたからなのか。
かおりのようなことは・・・・私には、余りにありがちで、ほんと泣けてくる。
仁子のような人をこそ、真に常に大切にしなくてはならないのに・・・と。
97 :
名無しさん@秘密の花園:2006/10/20(金) 22:47:27 ID:TYj1RSh/
中山可穂の作品を読んでると何故だか泣けて、なかなか先に進めない。
やっとで一冊読み終わった頃は目が腫れて誰にも会えなくなる…
一番切なかったのは「白い薔薇の淵まで」だな。
塁が痛すぎてかわいそう過ぎる。
でもなんで死んじゃったんだろう。
彼女は同性への愛に生きるより、近親者への愛(憎)に死ぬことを選んだのではないかな?
自分で敢えてそうしたようでもあり、ついにそれから逃れ得なかったというのが正しいようでもあり…。
(知り人よ、だからその点でこそ、自分を彼女に擬えるのは、やめておくれと言いたい)。
100 :
名無しさん@秘密の花園:2006/10/23(月) 00:09:38 ID:f/Az/yLU
こんな性癖に生まれたせいで
人を好きになればなるほど
死ぬことが怖くなくなる
いつ死んでもいいとさえ思ってしまう…
101 :
名無しさん@秘密の花園:2006/10/23(月) 01:20:19 ID:R/YtlVyu
>>100タン
どうしたの?
貴女はどの小説が、琴線に触れたのかな?
102 :
名無しさん@秘密の花園:2006/10/23(月) 22:32:52 ID:5DNc/sLG
角川書店発行の「野生時代」11月号は、可穂さんの特集ページが
あるよ。
彼女自身による11作品の解説も載ってるし、最新作「ケッヘル」についての
インタビューや、新しい作品に関連する旅の様子、その作品自体も載ってます。
彼女に興味のある人には、面白いと思う。
100です
ケッヘル意外は皆読んだけど、やっぱり一番最初に読んだ「白い薔薇の淵まで」が好き。
塁みたいに感情を相手にぶつけたりは出来ないけど、いつかはあんな風に爆発してしまいそうで
自分でも分からなくなる時がある…
塁大好き。一番印象に残ってる登場人物だな。
恋愛部分が読みたくて読んでる自分は、中山作品でよく出てくる
延々続く旅のシーンにはうんざりしてしまうときがある。
塁からは、ビアンとしての愛情より、別ものを感じるんだよね。
クーチへ渇望するものも、ある意味「母なるもの」への執着心のような
気がする。だからこそ、彼女の乳房へものすごく執着する・・。
家族と彼女の、ものすごく複雑な関係、それによって満たされないものが
根深く彼女を支配していますよね・・・。
>>100さんは、自分と塁のどういうところが似ていると思われます?
私は、無論塁のようにもなれないし、クーチのようにもなれないだろうなぁ。
つまらぬ結論ですが、単にタイプの違いということでしょうけれど。
「野生時代」。もし可穂りんが、表紙の男の子のような容貌だったなら、
どうだっただろう・・・とちと考えた。かっこいい子ではあるんだけど。
・・・やはり、世間で作家にとっては重要でない部分でまず話題になり、
それが作家としての本当の開花の妨げになってしまったかもしれないな、と
思ったり。特に彼女のセクシャリティとの関係上、いろいろ不快なことに
なりそうな感じもね。
記事の中で、彼女自身が、自分の作品を正しく評価しているのは、むしろヘテロの
ファンであると言っていたのは、とても気にかかることだった。
ビアンのファンは、作品の本質とは別のところで、自分のこだわりと少しでも
衝突すると、批判してくるからなのだろうか。
100です
塁と似ているところ…
ん〜おっぱいが大好きで母性に飢えているところ
性欲が強いところ、いつ死んでも良いと思ってるところ…
でも、塁が特殊な人とは思えない、愛情に飢えている人って、そうゆうところあるんじゃない?
>>107(100)さん
確かに小説の中の人物って、現実の世界にもいる、いろんな人間のタイプを
ぐっと誇張して、鮮明に描くことが多いということはあるよね。
ただ、彼女の弟への近親相姦(実際そうなんだが)的なまでの
愛情、執着というのは、やはり特殊(過ぎる)部分が大きいと思うのね。
姉と弟の間によくある話、とは思えないので。
だから愛するクーチがいても、命削って書いてた小説が、まだ
書ける状態であっても、彼女は死の手招きから結局逃れられなかった
ように思う・・。
私には、後半の彼女の逃避行が小説前半と比べ、やや極端に弾けた風に
思えたもので、余計になんだよね。彼女が弟を撮った写真を見て、
海外へ飛び出して行くいう件から・・。弾けてしまったのは彼女の
心だったのか・・・。
豚切りスマソ
朝倉かすみ「ほかに誰がいる」
って読んだ人いない?
百合は百合なんだが…あくが強すぎて
だいぶ好き嫌いが分かれそうだから
薦めるべきか迷ってる
100です
塁はクーチをとても深く愛していたんだと思う。
でもクーチは結局はそれに答えることが出来なかった。
それでも塁はクーチへの真の愛の証として最後の小説を書いたんじゃないのかな。
塁はすごく弱い人間なんだと思う。愛情にものすごく飢えている人。
本当の愛を求めるが故に男も女も弟も関係なくなってしまう…
クーチはある程度は、応えられていたんだが(結婚も結局破綻したし)
では、塁が本当にクーチに望んでいたこと、その愛し方ってどういうもの
だったのだろうか?どういう風にクーチに愛されていたら、死なずに済んだ
のだと思いますか?クーチが独身を通し、クーチの家へ塁が通い婚(時に同棲)
のようなことを一生続けることで、可能な愛だったのだろうか。
それは現世において、現世の女性で、果たして可能なことだったんだろうか?
「どこかへ逃げようか。遠い南の島で暮らそうか」塁が最後にクーチに言った言葉。
それでも結局クーチは応えることが出来なかった、私はそう解釈している。
でも、やっぱり塁はどんな風に愛されても死なずにはいられなかったと思う。
そのぐらい塁の心の闇は深すぎるから。
私は女の人しか愛せません。でも、その愛する人からどんなに愛されても、
心が満たされることはありません。
女同士、男同士、世間では好奇の目で見られ変態扱いされるだけ、
自分自身が否定されているのと同じことなんです。
こんな性癖に生まれたということは死ぬまでこうして悩み続けて生きていくしかないのかと
絶望してしまうのです。
中山の作品でも、紆余曲折の後、将来的にも二人の愛が永遠であれば、
幸せに暮らしていけるかもしれないと思える作品は、あるんだよね。
「感情教育」もそうだし、「マラケシュ心中」もそうだろう。
>>112さん。人にはいろんな感じ方があるだろうが、世間的に
祝福され、太鼓判を押された愛情であっても、時がたつにつれ、それが
色褪せ、最後には憎しみに変わるものもある。
お互いに誠実に愛し合い、信じあえるものなら、他人にどう言われても
幸せを掴めると思いますね、私は。要は、周囲ではなく当の2人の
間に不信感が芽生えるかどうかに、かかっていると思うな。
変態扱い?時代は少しずつ変わっていると思うよ、今ではそこまでの
直接的な差別はないと思う。遠巻きにされることはあってもね。
2人で共にそういう社会を、少しずつでも変えていく努力も、必要かもしれないが。
時代は変わっていると言われますが、私の住んでいる所は田舎なので、
そうゆうことは口が裂けても言えない様なところがあるんです。
でも彼女にも、113さんと同じ様な事言われました。
「お互いが本当に愛し合っていれば、それだけで充分幸せだよ」と。
ホント私はダメな人間ですこのままだと彼女にも愛想尽かされる、
そうならなうように自分の考え方を少しずつでも変えていかなくちゃなんないですね、
彼女あっての自分だから…
>>113 さんレスしてくれてありがとう
ちなみに「サグラダ・ファミリア」も好きです。
なるほどね。確かに現在でもやはり都会と地方のビアンに対する評価の
違いというものは、あるのでしょうね。
私などは、夜、女一人でお酒を飲みに行けるようなところに住んでいるので
それは、全く感覚が違うのでしょうね。
愛するお相手を信じて、どうぞ大切にして差し上げて下さい。
(世間一般に充分祝福される恋愛が、崩壊してしまった経験がおありでない
だけ、ずっとお幸せですよ、私よりも)。
白い〜の時代っていつの設定なんだろう。
ワープロとか携帯とか微妙だな。
結婚を理由に別れただけだったら、その後塁も幸せになったかもしれないけど、
その後再会したのがまずかったと思う。
再会してからの塁はかわいそう過ぎる。
私の彼女はバツイチの子持ちです。今までたくさん辛い思いをしてきました。
私は私でこれもまた楽しいことより、辛い事の方が多かった…
中山さんも言っているけど「この世は地獄だ」と思って生きてまきました。
115さんは、ノン気さんなんですか?(私は114です)
もしそうなら、結局同性愛者、異性愛者にかかわらず人生ままならないって事ですよね。
116さん
あまり詳しくは知りませんが「白い薔薇の淵まで」は新人賞受賞の後に
書かれたみたいだから10年位前の作品じゃないのかな?
時代設定はしていないと思うんだけど、違ってたらごめんなさい…
>>117さん
レスありがとう。
私が単なるノンケ、ヘテロなら、ここに来てこのように中山の小説について
かなり熱心にお話はしないと思いますよ。私は自分をヘテロ、或いは
バイかもしれないと、長いこと思い込んでいたけれど、色々あって、
結局自分はビアン(少なくともバイ)であると、最近ようやく認めた者です。
「白い薔薇の淵まで」は、発行されたのは2001年2月だけど、本人いわく
朝日新人文学賞受賞後第一作として書いて、ボツになり長いこと眠っていた
作品とか。
だから117さんの書かれたように1996年位の作品?と言っても、物語の
中の年代までは、判りませんよね。六本木に青山ブックセンターがあって、
それが一時閉店された(今はあるけど)が、それ以前のことということで
しょうね。
あぁ、そうですか、そうですよね。
ノン気の人がここにいる訳ないですよね。
私はビアンだとハッキリ認識したのは18歳の頃でまだ若かったせいか
今ほど悩んではいなっかたと思う。でも歳を重ねるにつれ背負うものも多くなり
悩みも多くなりました。時々何もかも捨ててこの世から消えて無くなりたくなります。
118さんも、いろいろおありでしょうけれど、これからは幸せになれるように
陰ながら応援させていただきます…
↑応援なんて、恐縮してしまいます。
貴女の方が、今はたいへんでしょうから。
スレちの話題で、すいませんでした。
「ケッヘル」及び、「野生時代」に載っていた短編のご感想も、どなたか
お聞きしたいな。彼女はいつまでも、ただの「ビアン小説家」とは言われたく
ないと言っていて、一つの挑戦として「ケッヘル」を書いたらしいが・・・
>>119 > ノン気の人がここにいる訳ないですよね。
いますよ。
>ここにいる訳ないですよね。
ここにもいますー。
ヘテロの子でも、フィクションなら百合もありって子、結構いますよ。
ただ可穂さんの作品みたいにリアリティのある小説は、
ちょっと重苦しく感じてしまうときもありますけど。
まずリアルでバイ寄りビアンの私なら見れば、まあここは百合萌えの女性、
そして男性も来られないとは限らないとは思いますよ。
が、しかし、最近みたいに可穂リンの小説に、自分の人生を重ねるようなカキコが続くと、
ヘテロで萌えだけでは覗かないかな?と思うよね。
我々には彼女の作品は、身にしみるという意味で痛くてつらいけれど、読まずにはいられないものです…。
124 :
123:2006/11/01(水) 00:32:24 ID:k+eUbEk6
すいません。上の一行目。
私なら見れば→私から見れば
の誤りです。
もしかすると、ここと類似スレの「百合小説云々」とか言う
スレの方が、ヘテロの人が多そうな気がしますわ。
119です
いろんな方が、それぞれの思いでロムしていることを忘れてしまい
ついつい自分の事ばかり書き込んでしまいました反省してます。ごめんなさい。
もともと過疎スレだし、積極的にカキコして下さるのを
むしろ嬉しく拝見してましたよ。
ROMの人が多いんだね、きっと。ヘテロでも百合好きな人が
リアルの人と違う視点で書いてくれることも、面白いとは思うんだ
けれどね。
127 :
名無しさん@秘密の花園:2006/11/07(火) 01:30:33 ID:u1umnrwF
たまには、上げてみる。
中山氏以外の作品も、どんどんカキコして下され。
128 :
名無しさん@秘密の花園:2006/11/09(木) 01:14:56 ID:NWicn1H5
129 :
名無しさん@秘密の花園:2006/11/11(土) 00:17:24 ID:87Wnqom7
よくみられます
130 :
名無しさん@秘密の花園:2006/11/12(日) 23:06:03 ID:V42M14C1
ビアン小説家と言われたくないのなら、初めからビアン小説書かなければ良いのに
ただ単に若い時は良かったけど、もう年ではずかしってのがあるのかな?
なんかよくわかんないけど、否定されているみたいで悲しい。
あ、また中山可穂の話題になっちゃた。
肩書きが「ビアン小説家」になるのがいやなのだと思うよ。
そういう部分だけで売っているのだとは、思われたくないという。
結局その肩書きの意味するところは、いつまでたってもある種の
変り種の恋愛を書いている作家という意味だからでしょう、自分はそうは
思っていなくてもね。作品的にも他のものを扱いたいという気持ちも
あるのだろうし。貴女のセクシュアリティはと聞かれたら、彼女は
隠さないだろうけれども。
一番いいのは、ご自分の目で「野生時代」の彼女の言を読んで、判断される
ことだと思う。
ちょっと質問なんですけど、
ビアンの方で、吉屋信子先生とか読んでいらっしゃる人、います?
自分はヘテロなのであの「つくりもの」っぽさが綺麗だと思ってるんですけど、
そういう読み方って、セクで異なるんでしょうか。
132さんの質問にお答えできる方、答えて差し上げて下さい。
私はまだ読んでいないので・・・。すいません。
可穂りんの話に戻ってしまうけど、「野生時代」に毎号書き下ろし
短編載せることになったのね〜。今日ざっと立読みしてきたが、
ははは、短くても、僅かでも、やっぱりビアンが絡むんだなぁ。
でもそれでいいと思いまする。
「フーガと神秘」私も読んだけど、何処にビアン出て来るっけ?
今度は近親相姦…ビアンより重い気がする…
135 :
名無しさん@秘密の花園:2006/11/17(金) 00:21:01 ID:4MwSk9/J
それは11月号の短篇でしょ?
12月号にも書き下ろしが載ってたので、ああこれから暫くこうやって
いくんだと思った次第。これにはちゃんと出てくるから読んでみ。
あと近親相姦は他の作品にもあるね。それに父親の行いが娘のその後に大きな影響
(悪い意味の)を与えるって話も割にあるような、彼女の作品に。
本人の父親観かと思ったほどだわ。
もう絶版なので知っている人は少ないと思うけど…
「プルトニウムと半月」っていう小説の最後が
百合というよりある意味究極の形だと思う、作品自体も個人的には好き
ていうかこの小説、カバーの解説がすごく耽美な百合を彷彿とさせていて
思わず買っちまったけど、逆に耽美どころか世界観がたくましすぎて好きだ
137 :
名無しさん@秘密の花園:2006/12/17(日) 15:42:30 ID:KegVkEGa
文学について語ろーよ
138 :
名無しさん@秘密の花園:2006/12/20(水) 02:01:51 ID:o57nILcL
白い薔薇の淵までで、塁は死んでいたって言って自転車で走るラストとか、
いまいち最後の意味が分からないなあ。
つきのふねとかどうでしょ?友情系っぽいけど
140 :
名無しさん@秘密の花園:2006/12/27(水) 21:55:32 ID:sn/1OuqE
age
京極夏彦の「ルー=ガルー」ってちょっと百合っぽかった
愛というか、友情への目覚めっぽいが、百合と思えば百合
なにより出てくる四人の少女達が魅力的
特に主人公の髪の長い女の子とその子の友達?(行動を共にする)
のクールで人と関わらないベリーショートヘアの女の子の関係に萌えた
「白い薔薇の淵まで」を久々に読み返した。
やっぱり塁は自殺か、限りなくそれに近い形だったんだろうな。
作品中に匂わせる文章がたくさん出てくるから。
この作品は痛すぎて、読み終わると他の事を考えられくなるから
あんまり読み返せない。
なぜだか、私が関る人って、あの塁と似たタイプの
人が多いんだよなぁ・・・。
私には、やはり付き合うのは無理、メールを交し続けるのも
無理になってくる。私に包容力がないのだろうか、それとも
あのようなタイプは、元々・・・。離れられると、悲しいけれど、
正直少し肩の荷が降りる感じがするのだから。
あなたは、どんなタイプなの?
>>143 塁みたいなタイプって具体的にどんな感じの人なの?
塁はボーダーってやつだよね。特徴見るとそのままそっくり。
>>144 私?私はね、まぁ1番近いのは短編の「偽アマント」に出てくる
なんとかって言うOLかな?そしてそれに似ていることが、何とも
物悲しいんだよな。
では、貴女は作中人物のうち誰に1番似ていますか?
>>145 そうだね。私から見れば(作品でクーチも話してるけど)彼女のように
実は、ビアンの愛情なのかバイのそれなのか、なんなのか判らないけれど、
一心に赤子が乳を要求するように、愛情を要求してくるタイプ。私には
力不足だと思って、最初からしり込みするから、私はクーチ的にもなれないと
言うことですね。一心不乱すぎることが、見ていて怖いという。
或いは、別の人の場合は、創作する時の姿勢が似ているということ。そして
死を怖がらない。生と死を、少なくとも私よりは、分離して見ていないと
言うか・・・ね。
笑われるだろうけど、ややレイヤー趣味(+演劇趣味)のある人で、
冒頭の出会いのシーンみたいなのを自分もやってみたい、ジーンズと
シャツで傘用意して本屋で誘ったら、乗ってくれる?って半分冗談で
言う人もいた。彼女は、きちんと働いている人だけれど、まぁ内には
なかなかすごいものを持っている人でもあった。そこに惹かれるところも
あったのだけれどね。自分のイメージは、塁か、ミチルだって(猫背の王子の)
言ってたなぁ・・・。
いつか映画化してほしいなあ。
でも好きでもない人に演じられてイメージ壊れるのも嫌だけど。
作品中の時期は出てくる単語調べると、やっぱり塁が亡くなったのが
96年てところかな。冒頭のNYで43歳のクーチが去年くらいって事。
01年に出版する時に、そこは全く手直ししないで出したんだね。
「感情教育」の方は、いつ頃だったか、映画化の話も
あったらしいけれど、中山さんが、気に入らなかったので、
ポシャったとか(定かではないが)。役者の問題かなぁ?
でもこれよりも更に難しいのが「白い薔薇〜」「猫背の王子」だと
思うよ。つまり登場人物自体のファンが多いし、その上思い入れの強い
人が殆どだろうから。
全然関係ないけど、あの笹野みちるが、往年の女性運動家だったか、
ビアンだったかを演じるという映画の企画は、どうなったのかな?
ご存知の方ありますか?スレ違いですけれども・・・。
>>146 女の人のおっぱいが好きな所は塁と同じかな?
最近思い出したんだけど、私小学校に入る直前まで、母親のおっぱいさわってたw
でも私の母親って病気がちだったから、子供ながらも気を使ってたような気がする。
それが理由かどうか分かんないけどおっぱいは大好き。
146さんのおっぱいはどんな形?
ごめんなさい、酔った勢いでこんな事きいて…良かったら教えてw
あ、しかも思い切りスレチorz…
146ですが、
>>150さんは、
>>144さんなの?失礼ですが、女性の方ですよね?
なんか即答しているようで、照れ臭いのですが、たまたま、またここを
覗いたら、少し前に書かれた貴方のレスがあったので。こんなことを
言うと私の方が不審がられるだろうけれど、率直に言って、貴方の文体とか、
話題の持って行き方が、私が関った人の1人に、ものすごく似ていて
ギョッとしました・・・。とても複雑な思いと、感触(笑)が・・・。
ただし彼女は、ここに慣れている人ではないので、orzなんてことは
書けませんが(笑)。
ともかくも、貴方は、中山作品の中では、塁が一番自分に近いと思う訳ですか?
そういう方が、なぜ「偽アマント」のかおり(名前、思い出した)に近い私に
そんな質問を?(笑)胸のことですが、普通よりは・・・
ハハハ、やめときます。スレ違いも甚だしいですよね。失礼致しました。
>>151 150(144)だけど、一応女です。
貴女が関ったって言うのは付き合ったって事なの?
だったら嬉しいな♪その人に似てるなんて…
私は仁子(だったか?)には似てないけど、かおりは好きだよ。
どうしてか分かんないけど貴女に興味持ったみたいw
貴女のおっぱいに触れてみたい…ごめんホント酔っちゃた…
一応・・・って(爆)。
それに、付き合ったというところまでも、言ってない感じですが。
上にも書いたけれど、私もなぜか貴女に興味持っちゃったな。
中山の小説の感想専門のサイトなら、もっと喋れるのにね、残念。
と言っても、このスレもその殆どが、彼女の作品論で埋められてるかも?
私は正直言うと、仁子タイプに弱いでしょうね、多分。
塁となると、やはり荷が重いだろうからな〜実社会では。それにかおりに
しかなれないと言うのなら、クーチには到底なれないですからね。
「偽アマント」は、しばらく前に読んで、内容忘れたから今ちょっと読み返してみた。
ん〜仁子ね、彼女もバイだよね、実は私もバイなんだよね、って言っても若い頃の話だけど。
今はもうまったく男には興味ない。女の人だけしか好きになれない。
好きになった女の人にはすごく尽くす。料理も一通りできるよ。ここら辺は塁とは違うな。
って何アピールしてんだろw
貴女はかおりに似てるって言うけど、どんな人なの?
知りたいな…
すみませんけれど出会いは他所でお願いします
あ、出会いのつもりはなかったんだけど、完全にスレチになってしまいましたね。
では、153さん機会があったらまたあいましょう。
なごり惜しいけど…
157 :
153:2007/01/14(日) 02:05:48 ID:7fvFmP+/
156さん
もし雑談で良ければ、「眠れない百合」スレが適当かと…。
皆さん、お騒がせして申し訳ありませんでした。
158 :
名無しさん@秘密の花園:2007/01/16(火) 20:36:42 ID:0wM2JPcM
159 :
名無しさん@秘密の花園:2007/01/23(火) 02:20:34 ID:8N7TRlqs
圧倒的カリスマを持った「お姉さま」が出てくる百合小説教えてください><
ストパニ
文学とは程遠いが
161 :
名無しさん@秘密の花園:2007/01/24(水) 15:03:31 ID:HCSYO3jB
>>109 遅レスだが読んだ。
私は好きだよ。でも安易にすすめる気にならないというのもわかる。
蛇行する川のほとりの評判がいいようなので読んでみようと思うが
1〜3まで全部百合要素があるの?
1巻だけ買おうか全部買おうか悩んでいるので誰か教えてー
保守します。
「野性時代」の可穂りんの連載って、なくなったのかな?
>>164 連載ってしてた?
私は読み切り掲載という認識だったけど……
166 :
164:2007/04/14(土) 22:55:18 ID:lOoGdhrw
ああ、ちょっと説明不足かも。
読み切りを、連載してませんでした?
私は、2回続けて読んだので。
で、新しい形の連載とか書いてなかったっけ?
>>166 「連載」なんて書いてたかなあ……
実物が手元にないので確かめられない。ごめん。
たしかに2回連続で読んだ気はするけど、
タイミング的にそうなっただけかなと思う……。
168 :
名無しさん@秘密の花園:2007/06/03(日) 22:25:18 ID:h8t6YK8i
?
ナチュラル・ウーマンを密林で注文した。これもビアンな作品のようだけど。
170 :
名無しさん@秘密の花園:2007/06/16(土) 18:13:00 ID:pnxAr112
彼女って、本人の実体験をばかりを書いているわけではないだろうが、
よく、なぜ既婚者と独身者の恋ばかり描くのかと聞かれるらしいけれど、
私が惹かれる人、好きになる人は、皆、結婚している人ばかりだったと
いうことは言えるって、どこかに書いていたなぁ・・・。
それに私的に思うのは、恋愛至上主義の人物(作中のね)ならば
へテロだってなんだって、世間の常識、法律などを超えて、人に
恋していっても自然なことだもん、ビアン、バイに限らずね。
小説なんて、そういう純度の高いものを追求することが、まぁ普通だろうし。
さらに言うなら、元々同性愛カップルには、世の中の法律で守られた
道(倫に通ず)は、用意されてはいないんだから、世の中の規範に照らして
不道徳かどうかっていうのは、本当はあまり意味のないことなのかもしれん
とも思う。別にあえて、既成の結婚生活を壊せと言っているのではいけれどね。
もし同性同士の結婚が認められたとしたら、またそこでも必ず
婚外の恋愛の問題が出てくるだろうし。法と恋愛ってさ、・・・まぁ相容れ
るものではないんだよな・・・。法、制度って価値紊乱の世の中になることを
避けるためのものとしては社会(いや、人間の存続かな?)にとって必用で
あることは。認めますが。
あ、ごめん、
上↑のは中山可穂について、です。(抜けてしもた)。
172 :
名無しさん@秘密の花園:2007/06/28(木) 20:44:02 ID:y1O1hTRy
「燦雨」は、年齢を越えた深い愛の話だよ。
言い換えれば、人生の終わりまで、どう生きれば幸福なのかを
考えさせられる話。
別スレの御答・・・(こっちの方が、今は、幾分いいと思うから)。
殆どのビアン(バイも含め)は、胸を衝かれるような思いが
すると思う。
>>109 遅レスだけど読んだ読んだ。さらっと狂った部分が書かれてて結構好き。
あと主人公は色白美人で、主人公がはまる女の子が浅黒い肌(?だっけ違ってたらスマソ)
っていうのが何故か新鮮だった
文庫で読めるビアン小説で、学園もの以外は何がありますか?
中山可穂はすきですが、松浦理英子はすきではありません。
でも最近の可穂さんではちょっとものたりないものが……
ガチなビアン小説ではないけど、堀田あけみの書く女同士の関係が好き。
「花のもとにて」とかはホント読んで良かったと思う小説だった。
>>174 もう見てないかもだけど、青柳友子あたりを勧めてみる。
ムーミンの作者の人の『フェアプレイ』は、長年連れ添って老境に入った女性同士の話だけど
ここでは出てないですよね?
設定が明らかに作者とそのパートナーをモデルにしていて
ちょっぴり残酷でクールな視点が効いた(でもどっかあったかい)恋愛小説(だと自分は思った)。
おたがい毒舌で一見あんまり仲良さそうに見えないんだけど、
深いところでは信頼し合っていて。ああいう関係に憧れるなー。
(女の子同士がいちゃいちゃしているのが好きな方にはまったく向きません。要注意。)
>177
ちょっと関心が出たので、アマゾンで見てみたら、
結構な高値がついてしまってますねぇ。
図書館をあたるかな…
>177
>178
自分は図書館で読んだ。
もともとヤンソンは好きで、彼女がそういう人だったというのはずっと後になって知った
直接的な恋愛感情とか、そういうのをはっきり示唆するシーンはあまりないんだけど、
女性同士の関係を描いた作品として
すごく好きな小説ですね…
教育勅語の一節に「夫婦相和し、朋友相信じ」というのがあるが
「夫婦相和し」というのは露骨かつ詳細なる猥褻な性行為等を暗示していて
「朋友相信じ」というのは少女の同士の同性愛を暗示している。
つまり教育勅語は百合。
福永武彦の『死の島』を読んだ強者はおらんか?
なんも知らずに読んだらビックリしたわ。
つーか、ぐぐるとネタばらし多すぎだから、
あらすじとか先入観無しで読んでほしいけど…。
ごめん、「草の花」は読んだけど「死の島」は読んでない。
福永武彦って腐女子向けのイメージがあったんだけど、
百合もあるなら今度読んでみる。
ちくま文庫の「トーベ・ヤンソン短編集」に入ってる、
「カリン、わが友」にも、そこはかとなく百合の気配を感じる。
>>177と同じく全く萌えの対象ではないと思うけど。
>>182 レスをありがとう。
文庫は絶版でオンデマンド出版でしか売られてないので図書館が頼り。
分厚い上下巻の長編で、文体は美しく、ある意味読みづらいかもしれないけど、
ガンバッて読み通してください。
>>183 あ、181の『死の島』のことです。スマン
>>176で青柳友子を勧めた者ですが、アマゾンで検索してみたら、ほとんど絶版…
マイナージャンルは悲しいなあ。・゚・(ノД`)・゚・。ウエエェェン
古本屋で「雨の夜の猫族」とか見かけたら手に取ってみて下さい。
山口洋子のビアン・バージョンみたいな感じの小説です。
赤川次郎「ドラキュラ城の舞踏会」
主人公に告白する後輩の女の子が出てくる
途中で半同棲
187 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/20(木) 04:31:04 ID:woWm3x3V
可穂リンスレみたくなってるね
ピエールルイスのビリティスの恋詩
ピエールルイスが作者不明の詩集を訳して発表って言っときながら
実は自分で書いてた詩集。
二章は女だけの島で恋人との出会いと別れを書いてます。
三章で別れた女の恋人を詠うのも哀切で◎
ビアン?バイ?画家のマリーローランサンの絵の題材にも
なってるから一緒に観ると面白いかも
ものすごいスレチかも知れないが、
『旧約聖書 ルツ記』を推しておく
>187
はるか昔、学校の図書館で読んだことがある w
作者名は覚えてなかったのでありがたいです。
190 :
名無しさん@秘密の花園:2008/05/12(月) 19:07:25 ID:+7jCppF9
中山さんみたいな、「ビアン作家」として認識されてるような方ではなくて
いくつか作品がある中の一つが百合って感じの作家さんご存知ないですか?
作品名と共に教えていただきたいです
>>190 知ってるだけでも、ちょっと多すぎて書けません。
具体的に、どんな作品が読みたいですか?
>>191 私は190じゃないんだけど、
主人公が高校生か大学生くらいの話を教えていただきたいです。
京極夏彦「ルー・ガルー」「魍魎の匣」(ともに中学生くらい)
恩田陸「蛇行する川のほとり」(直接的な百合じゃないけど、匂わせるものとしてはグッド)
栗本薫「ウンター・デン・リンデンの薔薇」(味付け濃い目のレトロなエス系)
皆川博子「倒立する塔の殺人」(幻想的なエス系)
川端康成「乙女の港」(川端もういい!お前はよくやった!休め!)
桜庭一樹「青年のための読書クラブ」
ぱっと思いつくのはこんなかんじ?
探せばまだまだいっぱいありそうだ
参考にもならない長文で申し訳ない。
相当妄想が入ってる上に、百合だとしても濃度も頁も全然足らないけど
自分には宮沢賢治の『めくらぶどうと虹』が百合だと思えてならない。
この話は、雨上がりにめくらぶどうが虹に思慕の念を伝えようとするっていう筋書きなんだけど
描写からすると虹の性別は女性、めくらぶどうも個人的には女性だと思う。
中盤での思慕(ほとんど恋愛感情)を伝えるシーンでこれは百合だな、と確信した。
こんなことを言ってるのは俺だけだし、俺の文章力が無いせいで何言ってるのか分からないと思う。
でも、どうしても思いの丈をどこかにぶつけたかったのでここに書き込ませてもらいました。
いや、後期形のマリヴロンと少女の方が明確に百合だろう
196 :
名無しさん@秘密の花園:2008/06/19(木) 16:21:41 ID:Vp6jMfu+
ほんのりだけど
川端康成の「古都」って
このスレ的にどう?
197 :
名無しさん@秘密の花園:2008/06/25(水) 04:11:48 ID:K87hnTlY
私的には百合の香りがするけど、充足感得られない人も多いだろうな。
杉林の中のシーンとか、しっとり官能的でいいなと思ったけど。
ワシもいいと思うなぁ
あれは30年以上もオナニーに使っておるぞ
200 :
名無しさん@秘密の花園:2008/07/18(金) 15:04:46 ID:kX+diXjd
サラ・ウォーターズの「荊の城」はもろ百合だったなぁ。この人の他の作品に比べるとレズビアンと言うよりは百合、な小説だった。
ストーリーがミステリよりになってて、心情描写が物足りない気がしたけれど。
百合っていうと、違うのかなーって思うんだけど。
村上春樹「スプートニクの恋人」ってどうですか?
初めて女性に恋した女の子が、とまどいながら自分を認めて告白・肉体関係を求めるくだり。
見につまされます・・・。
202 :
名無しさん@秘密の花園:2008/07/21(月) 01:09:02 ID:eSBZretm
先生と生徒の話ってなにかありますか?
微熱狼少女をどうぞ
保守あげ
>>181 死の島 なつかしいな。学生の頃呼んだけど。
この小説を男性が書いたってのが、当時衝撃的だった。
夜、冬の海にふる雪を、なぜか思い出す。
そんな寒々とした描写があったような・・
読み終わった時、萌木素子の虚無感に一時つきまとわれて
カムアウトできない自分と重ねてました。
相見綾子は理想の女性だったな。
206 :
名無しさん@秘密の花園:2008/10/01(水) 07:15:57 ID:+4Syh54t
age
ボーイッシュだけど、僕って言わない女の人が出てくる
ファンタジー系以外の小説を、何かご存じですか?
最近、超がつくほどスポーツ万能な彼女を好きになってしまいました・・・。
それにしても
きちんと大人が読める「女同士」の恋愛小説って
本当に少ないですね。
書店やブックオフには、ボーイズラブ関係の小説やマンガが
あれほどテンコ盛りなのに。(実際、グッとくるものは少ないと思いますが・・)
百合モノはとにかく選べないのが悲しい。
小説は「中山可穂」、漫画だったら志村貴子の「青い花」。
突飛でも、異常に文学的でもない、きっちり同性を愛する心の琴線に触れつつ
時代からズレてない、何よりきちんとした恋愛描写のある読み物といえば
結局ここに行き着いてしまう。
「Lの世界」がこれほど熱狂的に受け入れられた事を考えても
需要は確実にあるはず。
センスの良い編集者の方に、どうかひとつ頑張ってもらいたい!
いい大人が「百合姫」やコバルト文庫に毛が生えたような
突飛な設定のファンタジーラブを読みたくない!
これほど活字媒体が溢れかえっていながら、
自分の言葉にできない苦しい気持ちを重ね合わせる事ができる
文章や読み物が
余りに貧弱で少ないことを、心から悲しく思っている。
>>207 それで、自分は洋書を読んでる。(しょうがなくというか・・)
アメリカはレズビアン小説の数が日本の比でないから。
レビューで大体のストーリーを把握してから、アマゾンUSで購入。
個人的には、白人もしくはメキシコ系の外見で、フェミニン同士の絡みが好み。
いわゆるブッチが主人公なのは受け付けない。
都会的なセンスで会話が軽妙。映画のワンシーンのようなストーリーがいい。
「Lの世界」の1組のカップルをストーリー化したような感じかな?
もちろん、カップル以外のよけいな登場人物は最小限で読みやすいもの。
活字だと、好きな女優とダブラせて読めるから楽しい。
試してみては?
大人っぽい、素敵なお返事をありがとうございました。
同じ悩み(!?)を分かち合えて、嬉しいです。
>>活字だと、好きな女優とダブラせて読めるから楽しい。
本当に!!
洋書はまったく考えていませんでした。
登場人物の名前がゴチャゴチャになるのでは・・・という
苦手意識だけが先にたって。
なるほど、レビューで先にストーリーを把握しておくのはいいですね〜!
早速、トライしてみます。
漫画はあと、やまじえびねさんを忘れていました。
凄く好きだけど・・・寡作なのが残念。
210 :
名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/08(木) 03:15:12 ID:G4YznaWK
急浮上
最近なかなか良い百合文学に出会えません
微熱狼少女がとても良くって、あんなふんわりした百合を求めてます。
中山さんや松浦さんは百合というよりレズ(取った本がそうだっただけかも知れませんが)という感じで、そんなに生々しくなくていいのに、という印象でした
なにかオススメの本はあるでしょうか、教えてください。
>>211 どなたかがもうオススメしているかもしれませんが・・・
村田喜代子さんの「雲南の妻」が私はとても好きでした。
物語に出てくる中国茶を何杯も飲みながら読み終え、
その後しばらくは、まさにふんわりとした読後の余韻が続きました。
出てくる女の人達の描写がチャーミングで素敵です。
213 :
211:2009/01/11(日) 03:16:07 ID:QxfN8TV9
>>212 お返事ありがとうございます。
どうやら地道に古本屋などで探すしかなさそうですが、百合では慣れっこです笑
検索したところ、求めていたものそのものだったので感激しました。本当にありがとうございます
>>213
私は図書館でリクエストしたところ、すぐ手元に来ました。
内容、お好みだったようで良かった!
レスを読んで同じようなタイプの本を探してる方・・・と思いましたので
お役にたてて嬉しいです。
もし機会があれば、読後の感想をこちらでチラリと聞かせてください〜。
おお、『雲南の妻』が出てる。
私もお薦めします、これ。いい作品ですよね。
いい加減そろそろ文庫化されてもいいのに、どうして出ませんかねえ。
川端康成 朝雲・乙女の港
仁川高丸 ほとんどの著作
豊島ミホ リリィの籠
江國香織 いつか記憶からこぼれおちるとしても
重松清 きみの友だち
川上弘美 春の虫
松任谷由美 冬の終わり
恋愛的な感情とゆうより、友情と憧れ、かも
いづれもほんわりした物を求むる方に
217 :
211:2009/01/13(火) 02:27:40 ID:3cCZmGFg
>>216 たくさんありがとうございます。きみの友だちは読んだことがあるのですが、その観点では読んでいませんでした笑
読み直したいと思います。
個人的に仁川さんの微熱CPがとても好きなのですが聞くところによると、どこかで別れたような描写が入るようで・・・・・・orz
「キス」では順調だったのに怖くて他のものを読めないでいます。
218 :
216:2009/01/13(火) 22:56:46 ID:6oZHalLL
>>211 きみの友だちは、私もそういう視点で読んでいたわけではありません笑
(というか仁川さんの以外は、普通に読書してて出会った作品です。)
でもなんかあの二人は究極の友愛だなあ、というか
”みんな”なんていらないから、あなただけが欲しい、
みたいなモノローグとか、号泣しながらもかなりグッときてきゅんとしました。
江國さんの作品にも似た感じの話が収録されてますが、
誰とでも友達、じゃなくて、この人としかいたくない、そうじゃなければ独りでいい
(でも互いに依存してない)っていうのが個人的にグッときちゃうのかも知れません。
それを百合かって訊かれたらあやしいところですが・・・
おすすめした中で一番ふんわりしてるのは豊島ミホさんのかな・・・
女の子(あくまで子)の気持ちを描くのがとても上手。かわいいです。
文章としてやっぱすごいのは川端先生で、私は朝雲の方が好きです。
朝雲は緒川たまきと井出薫で実写版みたいのしたんだよなあ…美しかった。
仁川さんだったら、文月に不実の花咲くはどうでしょう?
微熱狼少女とは別の作品です。
個人的にボク女とかあんま好きじゃないけど、これはよかったかな。
あと 三浦しをんの秘密の花園もいいですよ。
百合っていうより思春期病かもしれないけど。
どれも百合とか抜きにしても大好きで大事な作品です。
長く語りすぎてしまいました。
不快に思う方がいらしたら、すいません。
>>215 ほんとですね。
文庫になってもっと沢山の人に読んで貰いたい・・・反面、自分だけが知っている
大切な一冊にしたい・・と思ったりもw
ちょっと同じタイプがみつからない、しみじみといい作品です。
小川洋子さんも「雲南の妻」お気に入りなんだとか。どこかでオススメしていたそう。
女同士以外の描写も
男の人を「地面に夢中で穴を掘り続ける犬」に喩えた部分とか
ホント隅々にわたって、読者を無駄に圧倒することのない
さりぜない巧さがちりばめられてますよね。
川上弘美さんのありがとう(春の虫)読ませていただきました。
とても好みのふんわりした文体、登場人物でした。30〜40代の百合はゆったりしていて素敵です。
雲南の妻を図書館で予約したので、いまから楽しみです。
松浦理英子の「犬身」。
夢中になって読み終えましたが。。。
あのブログを書いていたのは、結局だれだったんでしょうか? (やはり、お母さん!?)
そこの部分だけ、なんだかよく判りませんでした。
222 :
名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/25(日) 23:05:08 ID:aYdo3kjn
187の方がおっしゃってましたが、「ビリティスの恋歌/ピエール・ルイス著」の本では
パルコ出版の東逸子の版画版がお勧めです。
中に使われてる東氏の銅版画がすばらしいのです。
残念ながら絶版(1980年代に出版されたときに4500円で高額でした)ですが
中古本として丹念に検索かけたら出品されてました。
もともと学生のときから彼女の銅版画のファンでたまたま、大型書店で1冊だけあったのを
見つけて購入しました。
ビリティスとムナジィティカの出会いから破局までの詩篇がすばらしい。
男性がこれを書いたってのがおどろきでした。
確か、映画化された記念で小型本(中に映画のシーンが写真で入ってる)も出てます。
イラストはウノアキラ氏ですが。
できればパルコ出版版をお勧めします。幻想的で素晴らしい銅版画が沢山印刷されてますので。
日本語に翻訳されてないフランス語の詩篇を読みたがためにフラン語辞典まで
購入したぐらいですから。
犬身、テーマは面白いけど、主人公が霞んでしまうくらい、他の部分が悲惨で
読み終える頃には、気分が悪くなってしまった…。
兄から妹への性的虐待シーンが多いから、これから読む人は注意を。
百合分は、期待したほどなかったかな…。
>>223 夢中で読みつつ(やはりテーマの面白さから)
虐待シーンには223さん同様、気分悪くなった上、イライラしました。
反抗的な態度がとにかく中途半端で。
ブログの件は、未だによくわかりません。こちらのを本を読んだ方の見解を
出来たらお聞きしたいです。
宮木あや子の「雨の塔」と夢野久作の「火星の女」が好きだー。
三島由紀夫の近代能楽集読んでたら、
思いもかけない収穫があったよ
びっくりだ
227 :
名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/13(金) 18:58:43 ID:vcNm9UH2
age
あまり重くなくてハッピーエンドな作品おしえてください
『KOOLS』高橋美夕紀
まさに「あまり重くなくてハッピーエンド」そんな感じかと思います。
レズビアン仲間と結成したソフトボールチームが物語の舞台。
少し前の本ですが・・・もしかしたら去年のオリンピック後に増版かかったかな〜?w
230 :
名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/19(木) 08:54:20 ID:AlOvMZln
あげ
>>216 リリィの籠、読みました。
こういう胸が締め付けられるようなのが好きです。
島本理生さんの「一千一秒の日々」が特に気に入っているんですけどどうでしょう?
青春っぽい雰囲気がする作品教えて
宮尾登美子の「連」
まったく予備知識なしで読んで驚いた
瀬戸内晴美の「女徳」。
芸妓の色ざんげだけど、海外で富豪令嬢と関係を持つ場面が出てくる。
百合ものではないけど、子供の頃に読んで衝撃だった。
かなり古い作品だけど、大泉黒石の短篇『女が男になる話』。
前半の瑞々しい少女達の描写が秀逸。こう言う雰囲気好き。
タイトルがいきなりネタバレだけど、ビアンならではの破局の仕方が哀しい。
原民喜の掌編集のなかの「滑走」。
入院中の少女と看護婦が、静かな友情を育むのだけれど、
少女が退院して都会に出て行くと、二人の世界がすれ違ってしまう。
少女の側から書かれているから、淡い気の迷いみたいな描写だけど
看護婦の方の心情を考えると切ない。
そのうち青空文庫に追加されるな
239 :
名無しさん@秘密の花園:2009/12/16(水) 08:52:32 ID:kWqPOaWb
うお欲しいけど高いww
二月に臨時収入があるからそれまで出回っててくれ
242 :
名無しさん@秘密の花園:2010/03/15(月) 02:06:11 ID:u8widOFA
age
243 :
名無しさん@秘密の花園:2010/03/15(月) 04:01:21 ID:nvVUZlj/
久坂葉子「灰色の記憶」
百合というよりは、表面的なエスが流行っていた時代を横目に
ガチな感性で生きた人っぽい。
しかし「お乳のつかみ合い」が流行る学校って…ゴクリ
245 :
名無しさん@秘密の花園:2010/03/28(日) 00:25:19 ID:FY8lebHc
宮木あや子の雨の塔は閉鎖的な雰囲気がすごくよかった
心地よい閉鎖感
雨の塔いいよね。しかもこれ単行本ってのがよく似合うw
247 :
名無しさん@秘密の花園:2010/06/18(金) 04:29:44 ID:0zB7KCDK
age
248 :
名無しさん@秘密の花園:2010/07/01(木) 19:46:17 ID:ON2pNEXc
花物語読んだ
昔の文学なのに、なんでこんなに面白いんだろ…
250 :
名無しさん@秘密の花園:2010/09/24(金) 16:53:22 ID:ZaRvJhJ0
ピュアリリーとかならまだ解るが
何故に青百合
花物語は妹を溺愛する姉の話が一番好きだった
でも悲劇が多いのがちょっと・・・と思ってたら
同時収録されてた屋根裏の二處女が思いっきり結ばれてて吉屋信子信者になった
姉が早死にする話だっけ?<溺愛する姉の話が一番好きだった
姉が哀れでならなかったよあれ
>>251 BLと間違えさせて腐女子に買わせ、百合ファンを増やそうとする陰謀
255 :
名無しさん@秘密の花園:2010/09/25(土) 08:37:52 ID:XwcaZ3Yl
やっぱりナチュラルウーマンが圧倒的に面白くて好き
中山可穂は好きだけど読んでいて暗い気分になる。物語的に救いは多々あるけど、全体的に薄暗い雰囲気が漂ってる感じ
森奈津子も普段バカ小説ばっかり目につくけど、短編でたまにハッとするくらい綺麗で切ない話書くから好き。
宮木あや子は雨の塔しか読んでないけど、全体に漂うはかなげな雰囲気がすごく心地よい
茨の城は絶賛されてるけど自分的に微妙
前半を覆すどんでん返しは面白いし、冒険小説としてはすごくいいんだけど、みんな絶賛してるラストシーンが自分的には陳腐っていうかてきとーに取って付けた印象に感じられて微妙でした。
宮木あや子って雨の塔以外に百合ある小説描いてるの?
中森明夫著 『学校で愛するということ』 第四章「女の子が女の子を好きになる」
一応ちゃんと百合。片思いレベルだけどね。
>>256 『花宵道中』の中に収録されている「雪紐観音」は百合だったよ
何の予備知識もなしだったからびっくりした
この人艶めかしい文章書く人だね
すごく気に入ったから雨の塔読んでみよう
>>259 おお、ありがとう
図書館にあったから読んでみるわ
261 :
名無しさん@秘密の花園:2010/11/18(木) 22:57:20 ID:YCPMn9oY
海外ミステリで百合なら「茨の城」
海外SFで百合なら「スロー・リバー」
じゃあ、海外ファンタジーで百合なら何があったっけ?
百合度はちょい低めだけどタルマ&ケスリーとか?
おっとしまった「荊の城」だった。間違えちゃダメだろ。
>262
検索してみたがちょっと惜しい感じの話のようだね。
血の姉妹の誓いとかいうのは良さげなんだけど……。
264 :
名無しさん@秘密の花園:2010/11/19(金) 05:42:38 ID:pn/Dst5G
百合ブームも去った感がある
ブーム便乗のにわかに荒らされるより過疎の方がいいや
ブームはなかったが僅かな固定層は生まれた
>>266 ちょうど季節柄、同人ジャンルの流行り廃りを連想した
1ホール埋め尽くすほどの怒涛のブームが去った後は
10サークルほどの固定ファンが残るw
268 :
名無しさん@秘密の花園:2010/12/18(土) 14:23:17 ID:sgqd/FBv
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1282225541/588- ↑で電撃文庫の百合について話題になってたが、スレ違いネタなのでこっちで反応。
とりあえず大前提として女主人公でないとと絞ると、電撃文庫で百合萌えできるのは
(完結)
・ストロベリー・パニック!
まあとりあえずこれは忘れてはならないだろう。
ちょっとアレな文章とか、個人的にはカップリングがアニメと同じで好みじゃないとか不満もあるが。
(読み切り)
・紫色のクオリア
SF。といっても中盤以降のヒロインを助ける為の主人公の奮闘はサイエンスファンタジーと言った方がいいかも?
コミカライズするらしいのでまさかのCDドラマ化とかアニメ化にちょっとだけ期待したい。
・ピクシー・ワークス
技術的にちょっとSF。メイン4人のうち3人の関係はなかなか百合っぽい。あと女性AIとのカップリングもいけるか。
続編も出せそうなラストだったがその後の音沙汰はないようだ……。
(打ち切り)
・サンダーガール!
学園伝奇。主人公×ツンデレ少女。主人公に取り憑く雷の精霊が男性人格だが相棒レベルなのでまあそこまでうざくはない。
ラスボスっぽいのが顔見せして私達の本当の戦いはここからだエンドで3巻で終了。
・火目の巫女
和風伝奇。 主人公×ヤンデレ少女。帝(男)がとにかくうざいのが難点。
とりあえず危機は去ったがまだまだ苦難がありそうですよエンドで3巻で終了。
すぐに思い出せるのはこんなもんかなぁ。
電撃なら
天槍の下のバシレイス
でびるbox
毛布おばけと金曜日の階段
この辺も入れとくべき
>269
バシレイスとでびるboxは読んでたのに忘れてた。
前者は現代ファンタジーかなり荒廃絶望状況って感じか。主人公とその相棒少女の絆とか良かったね。
上下巻で終了だったが彼女達の戦いはもうちょっと読みたかったなぁ。
後者は現代ファンタジーかなりゆるめというかギャグ、って感じか。あの主人公の悪魔姉妹ハーレムはなかなか。読み切り。
ああ、それで思い出したが、「白人萠乃と世界の危機」も一応該当かな。現代戦隊モノほかパロディギャグ。読み切りだろうなと思ってたらまさかの全2巻。
主人公がノンケっぽかった&レズキャラが関西弁ギャグキャラだったような気もするが。
近未来SFじゃなかったのか
メアリー・ノトン「幽閉」
273 :
名無しさん@秘密の花園:2011/02/24(木) 00:23:46 ID:fAYyhh+o
浮上
>>268 電撃ならトリックスターズも仲間に入れてくれ
276 :
名無しさん@秘密の花園:2011/03/31(木) 00:07:22.13 ID:v3cMZ0vS
ここまで中里十が無いとか
277 :
名無しさん@秘密の花園:2011/04/28(木) 16:52:10.31 ID:yB3DHlii
タイトルがアレだけど「秘密のスイーツ」がちょっと気になる。
279 :
名無しさん@秘密の花園:2011/05/31(火) 20:56:27.08 ID:Tf377jj4
川端康成の「乙女の港」
日本における百合物語の原点
乙女の港書いたのは川端康成じゃないって言われてるね
当時弟子だった中里恒子が書いたのを川端康成が清書して出したとかどうとか
有吉玉青「カムフラージュ」
描写は少ないし淡いんですが、いちおうキスシーンもあり(後半)
美術に関する描写や目線に愛があって、そのへんも好ましいです
島本理生の「真綿荘の住人たち」
作者名がわからないんですけど、「濡れた心」読んだことある方いますか?
あと、宮木あや子は現在百合姫で書いているみたいです。(今月号には載ってませんが)
>>284 多岐川恭かな。
もう何年前だか忘れたけど、確かどこかの百合小説スレで紹介されてて、
古本屋で買って読んだ。面白かったよ。
>濡れた心
前にどっかのスレで紹介を見て興味を持って調べたら
なかなか良さそうな百合ミステリだと分かったが入手しづらいんだよね。
Amazonマケプレとかでもプレミア価格になってるし。
マケプレ送料込みで400円まで…高いかな
tp://www.amazon.co.jp/dp/4062638762/
白い薔薇の淵まで、読み終わった
『クーチに捧ぐ』で思わず涙ぐんでしまったよ
こういった百合文学は初めてだったけど凄く楽しめた
結局、古巻氏が猫を引き取ってたんだよね?
塁が帰って来ないと確信してたんだろうか
290 :
名無しさん@秘密の花園:2011/10/08(土) 18:50:28.40 ID:ESgD0knG
いつも情報ありがと まだ出てないみたいだけど渡辺淳一もレズビアンの登場する小説書いてます。
阿寒に果つ
くれなゐ
白き狩人
70年代の作品が中心。
白い薔薇の淵までは最初の回想シーンを削ったほうがよかったんじゃないだろうか。そうすればラストで塁が死んだのか生きているのかわからずより感動的になったと思う。
すいません、質問です
『マリア様がみてる』『姫百合たちの放課後』みたいに、
ミッションスクールでお姉様に憧れますわって感じの百合作品でオススメってありますか?
できれば小説でお願いします
>>291 川端の乙女の港はもう読んだ?ミッションスクールじゃないけど。
映画化した「百合子、ダスヴィダーニヤ」読んだひといる?
>>292さん
お答えありがとうございます
乙女の港はもう読みました!大好きな作品の一つです
小説より往復書簡の方に興味がある
どっちも読んだよ。
百合ダスの方は芳子上げが激しすぎる気がする
百合子がひどく底の浅い人間として描かれすぎててアンフェアに感じた
往復書簡は…色々な話をしてるわけで単純な感想とかは無理かな
白い薔薇の淵まで読んだけど、クーチが塁の死をどうやって確認したのかがわからない
クーチは死の確認をしたけど現実を受け止めきれず麻薬に溺れて東京に戻っても塁の幻影を追いかけ続けていたってことなのか・・・
ぐぐってもみんな余韻がいいだの想像をかきたてられるってだけで考察すらしてないのがなんとも
そこは分からなくても問題ないのでは?
あと、追いかけるというか避けるって感じじゃなかったっけ
考察と言われてもあの終わり方じゃなぁ…
hosyu age
299 :
名無しさん@秘密の花園:2011/11/13(日) 15:00:46.18 ID:UuJXNGDf
age
俺はこのスッドレを応援しているぞ
百合アニメでも漫画でもなく小説が読みたいんだ!
乙女の港 文庫本出てたので買ってきたよ
花物語読んでるが途中からなんのこと言ってるのかわからなくなる
あの雅な文体は好きなんだが・・・
結局誰がどうしたんだっけ? となることはあるね…。
花物語の文庫版は新字体になってて、いまいち味がなかった。
304 :
名無しさん@秘密の花園:2011/11/30(水) 01:23:08.72 ID:Gh9+1ltW
yuri
皆川博子の「倒立する塔の殺人」がちょっと百合。
306 :
名無しさん@秘密の花園:2011/12/07(水) 09:49:13.28 ID:H0ZPQWpn
テス
テスってトーマス・ハーディのよく映画化されてる作品だっけ?
あれ百合なの?
>>308 ミステリーだから詳しくは書けないけど精神的に濃い百合だったよ
戦前〜戦後の重苦しい時代のお嬢様学校の話
ミステリーも書くけど幻想文学畑の人だから文章やイメージは綺麗だけど
その分ガチガチのミステリー期待するとちょっと肩透かしかもしれない
皆川博子は短編でもときどき百合っぽい話書くよ(男同士の話はもっと多いけど;)
>>309 308じゃないけど、それ前に気になってたけど入手不可になってて買うの諦めてた。
さっき再び調べてみたら文庫で再販されたみたいだからさっそく注文してみた
野ばらの新刊どんな感じ?
こんな感じです。
感情教育読んでるけど半分進んでも百合描写が2Pくらいでつらす
男の嫌な部分の分後半すごいんだろうか
フローベール?
同性愛要素があるの?
>>311 嶽本野ばらの?
マリみてのオマージュだから、マリみて大好きだとむかつくかも
百合要素そこそこあるけど、色んなアニメや漫画のネタで構成されてるから元ネタ知らないとちょっと置いてかれる感じはあるかもね
米澤穂信の「儚い羊たちの祝宴」を読んだ人いるかな?
とくに「玉野五十鈴の誉れ」の純香と五十鈴の関係がどうも百合っぽいんだがどうだろう。
個人的には、これを百合とするなら、「玉野五十鈴の誉れ」は百合ミステリ短編として
相当いいものだと思う。
ただ、本書のウリであるラスト一行で後味は悪くなるけど……。
昔読んだ。
普通に百合でいいと思うよ。
海外サスペンスもので
『クリスマスに少女は還る』は異色百合ともいうべき作品だった。
誘拐された小学生の話。
ネタバレ伏せつつ、最小限の注意をするなら
死にネタだが、百合的にも美味しかった。
花物語の時代から、百合は死にネタとマッチングがいいな。
特に心中ものと。
花物語って心中あったっけ?
あったぞ
『曼珠沙華』とか、あと女学校に逃げ込んできた人とそこの生徒とか
「炎の花」だっけ?
正確には心中じゃないけど、あれは心中エンドと言ってよかった。
心中とは違うけど塔から落ちた子の後追い自殺する話があったような
卒業を死んだと思い込んでるんでは?
>>323 梨の花だね
リリシズムの極めつけだったわ
百合というか作者がビアンなんだけど、レベッカ・ブラウンが好き
おすすめしたいのは短編集「私たちがやったこと」。表題作は一文目から衝撃的。
海外の小説ってどうなの?
ちゃんとキュンキュンできる?
文芸あねもねで宮木あや子が
329 :
名無しさん@秘密の花園:2012/04/03(火) 20:58:51.01 ID:0JJGnU43
ポエムみたいなキレイな感じのはないのかな
中山可穂は元旦那とのごたごたとかがあったり割と生々し過ぎる感があるし、花物語は情緒はあるけど浮世離れし過ぎてていまいち感情移入し辛いですのよね・・・
浮世離れしていないポエムってどんなんだw
まず
>>329がイイと思うポエムを挙げるといいんじゃないかな
うーんポエムに詳しいわけではないんだけど、中山可穂と花物語の中間というか・・・
詩みたいな描写の百合?ってあるのかわからないけど。
花物語はほとんどファンタジーって感じがしてしまってー
どの辺りが落としどころなのかいまいち伝わってこないなー
超古いけど、久美沙織のデュエット読んだ?
あらすじとか感想がぐぐっても見つからないんだけど、どんな話?
クララ白書や丘みきと同時代のマイナー作だからなあ…そりゃ出ないわな。
久美沙織とめるへんめーかーのコラボ文庫。
どっちかがダメならやめといた方がいい。
春夏秋冬をテーマにした4作品収録。
冬はバレンタインものジュヴナイル、
夏はリア充吸血鬼ざまあwwwもので、どっちも板違い。
春はプロモデルのちみっ娘二人(ボーイッシュ・フェミニン)が主役、
秋は地方女子校を舞台にした学園祭ドラマ。お勧めしたいのはこの秋。
幼馴染みのダメ男もろともかどわかされた、メインキャラの1人救出のため、
表だっては反目し合ってる2派閥のトップが結託する。この2人が密かにデキてたんで、
2派閥の反目をベースに仕組まれた完璧な陰謀がいとも容易く崩れるんだが、
短い描写でエロくもないのにありえない背徳っぷりで、もんのすごい萌えた。
萌えという概念すらなかった当時、マトモなコバルト読者だった女子中学生を
百合萌えにすっ転ばせた佳作。作者たちには責任取ってもらいたいもんだ。
その組み合わせ、凄く好みだな。
探してみよう……。
それ欲しい…!
まりみて級を期待してたらがっかりするよと一応注意。
笑うミカエルよりははっきりと百合、って程度。
読んで気に入ってもらえたらすごく嬉しいが。
デュエット良かった
それは何より
あらたいりみたいな百合小説ってないかな
あんなもん小説にされてもいらんわ
マッチポンプ
マリみての新刊読んだけど、なにか百合を期待しているとハートブレイクするような話ばかりだった
345 :
名無しさん@秘密の花園:2012/05/10(木) 01:30:29.12 ID:HeWfJLWP
みんなの中でこれが私の中の不朽の百合!!って作品ある?
これぞッていうの
あるけど漫画だからスレ違いだねー
見ながら射精できないようなものは百合文学とはいえないよな
自分は逆だなあ、オカズに使えるものは百合文学じゃないと思ってる
漫画や同人誌は別だが
不朽の百合はベタだが花物語の『燃ゆる花』と
>>334が双璧。
マジレスすんなよw
嶽本野ばらのミシンと、宮木あや子の雨の塔かな。
雨の塔みたいな空気感大好き
>>345 吸血鬼カーミラ!
作者は普通のホラー小説のつもりで書いてるはずなのに
あそこまで百合要素が入ってるのはすごい
カーミラが百合ゴシックホラーじゃなかったら何が百合だと言うんだ
『クリスマスに少女は還る』読んだぞー。
まさに異色!
最後まで読んで初めて、>318が百合的に美味しいと書いた意味がわかった。
それは、誘拐された少女たちが励まし合いながら脱出のチャンスを伺っていたからではない。
そうでしょ?
密室百合だと・・・許せる!
357 :
318:2012/05/26(土) 13:05:13.79 ID:ftRWFA2o
>355
その通り!
いや違うんだが…違わないのか…?
今更だがスッドレにワロタwww
スッドレって、昔ね、流行ったんだよ。昔に、ね…。
過疎板だからなあ
湊かなえの少女にレーダーがちょっと反応した
百合小説系のスレってもうひとつなかったっけ?
ノラベ板のことか
ラノベ板 と言いたかった
>>365 以前は「レズ・百合小説総合スレ」ってのがこの板にあったけど、2スレ目移行した時に即死したかな。
7レスで死んでるなw
アジカンのジャケみたいな絵が似合いそうな百合小説ない?
百合ていうかレズでもいいんだけどエロ描写のある本ってないかなぁ なんつって
中山可穂もいいんだけど、もっと突っ込んだエロってないかなと
>>372 森奈津子は?
エロっていうかギャグポルノだけど、がっつりエロいことはエロい。
ほぉぉ、ありがとうごさいます!
読んでみよー 楽しみだわ
百合姫に載ってるエロ小説はここの住人的にどうなの?
ミルクティー色の乳首っていうフェチさに惹かれたんだけど
読んだ事はないが、なかなか百合なエロ文学表現だなw
貝合わせが伏線になってる小説か
百合姫ってなんで全体的に絵柄が古くさいんだろ
たまにゆるゆりで典型的な少女漫画風でやってるのが皮肉にしか見えない
どういう絵柄が新しいの?
たぶん表情が乏しいというかはんこみたい表情しかしないというか
雰囲気百合だと
アントニア・ホワイト著「五月の霜」
室生犀星著「蝶・故山」がおすすめ。
両作品共、陰のある舞台の中に少女らの心の遣り取りが光る佳作。
百合レズ小説って当たり外れが大きいから買うのに二の足踏んじゃうんだよねぇ
カテゴリ分けがまだまだ大雑把だからね
もっと裾野が広がって細かく分類されるようになれば
地雷踏む率も低くなるんだろうけど
百合小説読む人って普段どんな漫画読んでるの
百合系漫画以外で。
本棚にはほとんど全ジャンルの漫画があるが
一番多いのはエッセイ系実録ものかな
あたしンちとか?
漫画色々読むけど特にこだわりはないな
百合姫とか描き手が女性ばっかだから少女漫画読んでる人多いのかと思ってた
百合小説なんてけっこう濃いものを嗜む住人の本棚が
少女漫画だけなんてうっすい構成のわけがないと思わね?
百合も読むけど一方BL好き
そもそも漫画が好きで、百合が好き、だし。
自分の傾向としては、女性作者が青年誌に描いた作品が一番好き。
紺野キタ・タカハシマコ・川原由美子・谷川文子・勝田文・香魚子・etc...
百合作家兼ねてる方も入っているけれど!
何十巻も続く長編漫画より短篇集のほうが好み。
日本文学に関してもあんまり長くない私小説・詩集を読む事が多い。
紺野キタはともかく、川原由美子と勝田文の名前をここで見ようとはw
観用少女読者はけっこういそうだが
あのこは名作だと思う
川原由美子さんのななめの音楽は百合作品だよね
歌詞が百合っぽいてのはよくあるけど、音楽自体が百合っぽいってなんだろうな
ノンビブラートの合唱曲!
あとは近代フランスもの、フォーレやドビュッシーとか。
ハープが入ってると特にそれっぽいと感じる。
尤もななめの音楽はジャズの意だけど
G線上のアリアとか定番だよなw
繊細で清楚な感じかねぇ
蛇行する川のほとり、倒立する塔の殺人、儚い羊たちの祝宴、雨の塔
どれもよかった。ここで紹介してた人、ありがとう
(雰囲気重視で選んだらどれもミステリーだったわ)
>>399 近代フランスものって百合っぽい雰囲気するね、なんでだろ
ミステリに百合ってどんな感じ??
よくある恋人関係が女女になったってだけ?
それともレズであることが話に関わってくるとか?
女性同士の強い関係が
事件の真相に関わってくる(主に動機)、という意味では後者かも
秘密の関係、怪しい雰囲気演出、読み手が予め推測することが難しい人間関係、女の子特有の想いの強さ。
百合という題材はミステリにもってこいなのかもね
ということでもっと百合ミステリ出てこい!
アニメじゃない!
アニメじゃない!
本当の事さ〜まできっちり落とさない
>>407とは結婚してやんない
21時間も空いて結婚もクソもあるかw
百合を忘れた古い地球人よ〜
正に常識というルールではかれない世界だよな
(百合は)現実なの〜さ〜
何だこの中高年ホイホイはw
説明してくれ
この程度で自称中高年とは片腹痛い
百合とは元来少女に愛されるものだというのに
しかし本来意義の少女はそもそもこの板には入れないわけで
川端康成も少女雑誌の愛読者だったみたいだしセーフだと思うよ。
社会的にはアウトと言われそうだけど。
あと川端つながりで「万葉姉妹」もおすすめです。
乙女の港に比べ少し棘のある話ですが、清々しい文体が印象的です。
ひまわりかそれいゆでの連載だったはず。
>>413 歌詞 アニメじゃない でぐぐると出てくるいにしえのアニソン
a
志村貴子って普段どんな本読んでるんだろうなぁ
漫画ばっかり読んでるとは言ってたけど
421 :
名無しさん@秘密の花園:2012/09/13(木) 20:39:11.14 ID:gEffVPpd
あげ
アクエリアムが期待外れに終わった
途中まで凄く良かったんだけどなー
例えばどんなところ?
過疎
8年経っても過疎
リンクのスレも残ってない
>>1も覚えてない
しかしいいスレだと思う
そう言えば松浦理英子が新作出したらしいけど読んだ人いる?
誰も知らない
過疎板だからねw
結局買ったわ
デビュー作の方先に読んでまだ本編読んでないけど
乙
432 :
名無しさん@秘密の花園:2012/10/15(月) 01:46:56.37 ID:+XVYVJX2
君たち漫画ばかりじゃなく小説も読みなさいよ
ジェイン・エアの学校時代の親友とのやりとりがぐっと来た
あのシーンは確かに来た
制服の処女のなまじなSネタより純粋でいい
一般小説で登場人物が女性中心だとサスペンスや自分探しに偏るのはなんでだ…
もっとほのぼのとした女性主人公の小説があってもいいじゃないか
ガチ百合も好きだけど、ニア百合作品も増えて欲しい
そうなるとやっぱラノべになっちゃうよね、いまのご時世
ドラマで同性愛ものってなるとレズになっちゃうし
創元推理や早川系の、死人が出ないミステリは
ニア百合と相性いいと思う
成風堂書店シリーズの杏子さんと多絵ちゃんとか
補足
成風堂は百合作品ではないです
主人公2人の仲の良さをほんのりと楽しむ程度が良い感じ
>成風堂書店事件メモ
3作目の「サイン会はいかが?」は2人がかなり親しい関係になってるって感じたけどね。
その後、続きが出てないのが残念。
成風堂薦めてくれた人達ありがとう!楽しかった!
多絵ちゃんは杏子さん好きすぎるだろ…
心やましく楽しめる小説が、今後も出版されますように
成風堂は漫画にもなってんだね
読んだ人いる?
話と絵柄が合っていて面白かった>漫画
ただ、いちゃラブ度は小説の方が高いと思う
成風堂の漫画版はどこまでやってたんだっけ。
1作目だけかな?
腹の探り合いしつつ上辺は繕った言い回しするような百合作品ないかな
みんなどうやって百合文学作品を見つけ出してるの?
集英社の短編工場に入ってる桜庭一樹の話が百合だった
バッドエンドというか、ヘテロ前提だったけど
ふーん
本屋ぶらぶらしたくらいで中身わからんだろ
普段の読書量が多いと
好みの作家、作品が見つかる→同作家、同系統の小説を読む→キマシタワー
この場合の「好み」=百合要素な
読書傾向で当たり易さが違うからここみたいに情報交換できるスレはありがたい
じゃあその本を教えてください
452 :
名無しさん@秘密の花園:2012/11/30(金) 15:53:23.37 ID:5oyIUtWc
あげ
エロいのはないですか
「百合」「文学」でエロ?
「レズ」「官能小説」で探した方が早くね?
佃煮にするほどあるぞ。
官能小説って名前で売ってないエロ百合ください
つ〔卍/谷崎潤一郎〕
微熱狼少女
序盤にヘテロセックス描写があるが
同性愛に偏見を持つ主人公(親が同性愛者だから)が異性とでは満足できず
自分の気持ちに素直になるみたいな展開
ちょい昔の作品だから、偏見に対する説明でこの展開なんだと思う
後半エロい
あれってエロありかー
あいがとんなの
児童文学だけどロアルト ダール著「マチルダは小さな大天才」ってのが
なかなかいい年の差百合(教師×生徒)なんだよ
最後は百合の勝利で終わるし、その後の妄想の余地も十分にある
あと、百合を差し引いても面白くて心温まる作品だよ
百合小説ってジャンルで月に何冊くらい出てるんだろうね
一冊も出ない月がざらにある、気がする
網羅して読んでるわけじゃないからわかんないけど
荊の城に感激
今まで謎の偏見で読んでなかった自分が恨めしい
スレチだけど、映像化された百合作品ってないかな
まじで?
でも実写で見たら生々しいというか役者さんの気持ち考えちゃうから駄目かなと思い直した
なんやねん
国産じゃないが、制服の処女は確か実写化されてるはず。
古いものだと『卍』
この辺りだと実写化と言うより映像化と呼ぶべきだなw
ナチュラル・ウーマンもしてたはず
見たことないけど
リメイク版も2010年くらいにやった
見たことないけど
1999年の夏休みはメタ的な意味で百合か
そりゃ中の人的にはそうだけどw
百合も耽美801もいける人にはお得なのかそうでもないのか
櫻の園映画版ってどう?古い方は評判良いみたいだけど。
実写と言えば笑うミカエ…いえ何でもないです
474 :
名無しさん@秘密の花園:2012/12/20(木) 18:57:23.21 ID:eaiwL2zB
綺麗なお尻ですね
短髪(おかっぱ・モガヘアーは除外)・長身の高校生or大学生で、中性的な男装の麗人?系が出てくるものはありますか?
ビアンというよりは思春期病に似た関係性が好きなので、生々しいエロは無い方が好きです
高校生で男装の麗人ってハードル高くないかおいw
ぱっと思い出したのが漫画家マリナシリーズの薫だが
今じゃこれ、おそらく入手困難だろうな…
シリーズ中、全寮制のお嬢様校を舞台にした話で
セーラーウラヌスみたいな男役だったんだが
すみませんw
ラノベでいうとマリ見ての令みたいな感じのルックスが好きなんですが
文学作品ではあんまり登場しませんよねw
ラノベも好きなのでマリナ探してみますね
ありがとうございます
ファンタジー過ぎない青い花みたいなの読みたい
>>476 年齢が若くて身長も低いけれど五月の霜のレオニーとか良さげ
青い花ファンタジーって言われてるのがよく分からん
舞台が女子校でも普通に男でてきてるし元カノが男と結婚とかリアルじゃね
ファンタジーなんて言われてるのみたことない
ストパニとかマリ見てみたいなやり過ぎな感じだなー
自然な過程に萌える
青い花はなんだかんだ良い奴ばっかりなのはファンタジーくさいかな
けど良い人ばっかりの世界でちくっとするの描くのがリアルで上手な作家だし、そんな気にならない
文学の話に戻して
花物語はすっごくファンタジーっぽいのにやたら悲恋というか別離エンドが多いというか
エスってのはやっぱり、当時じゃ未来のない関係だったのかな
というより報われちゃうとファンが怒る
>>484 外人とか部落とか身分の差っていうのも今にはそんなにないケレン味のひとつだよね
それがまた現実味を出してていいというのもある
百合はファンタジー、とはまだ言わないんだなとしみじみ
>>480 宗教理解にも役立ちそうな本ですね
ありがとうございました
現実感のある百合っていうのもあるからなー
2ch発のハスキー&メドレーはくすぐった過ぎて悶え死にそうだった
ウェブ上の書き物もあり?
>>487 読み手がほぼ異性のBLと違って百合の読み手は同性が多いから
極端な例だけど、家族に祝福されて百合結婚式☆とか現実味のないことやられると
ケッ馬鹿じゃねーのと思っちゃうよね
百合ジャンルでも男性作者の男性向け百合(ストパニとか)はファンタジー色強いよね
ストパニはなんていうか…百合以前にファンタジーな所な…
ウテナ的なハッタリ感はあるな
最早それをネタにしてる域
百合はファンタジーっていうことはあるし、女性が言うこともあるよ
というか、家族に祝福されての同性婚が「現実にはありえない。馬鹿じゃねーの」って…
なまじ現実に即した方向でどうにかしようとするより
色々過程をすっ飛ばして百合妊娠、ぐらいの方がすがすがしくファンタジーではある
さじ加減難しいよね…
>>494 そういう現実の海外挙式じゃなくて
萌えアニメの中であるようなヤツでしょ
萌え系でそんなに「家族に結婚されて同性婚」みたいなのってあるの?
>家族に結婚されて同性婚
ただの誤字だとは思うがなんか吹いた
萌え系だとそもそもガチで「恋愛!」って感じの百合は少ないような
一方、百合系の文学は母数が少ないけどな!
レズ以外の真面目な百合読みたいです
いみがわからない
お願い、わかって
去年は松浦理英子が新作だしたし
今年は中山可穂が新刊だしてくれるといーなー
エス小説で嘘っぽくないのってありますか
難しいなそれ
軽く調べたら新潟で起こった女同士の心中からエス的な風潮が広まっていったらしく
当時の空気を知って読んでみたら、嘘っぽさは薄まるんじゃなかろうか
(質問に答えてない)
現代じゃなく昔の空気感か
そうやって考えると花物語はあながちファンタジーでもないのかなぁ
エスって自分に酔ってる感じだよね、結局
思春期だからね
現代語で言うところの「なんちゃってレズ」だな
身も蓋もないが
なんちゃっての人と、吉屋信子のようにガチの人が一括りに「エス」で纏められていた。
恋愛感情以上の尊敬だとかが勝ってるイメージ
女が女のアイドルなんかに黄色い声援あげる時とか男以上の何かがあったりするし
まだ概念としてはっきりしてないものを
ひとくくりに表現するから色々微妙になるんだな
そのうち百合も今の801くらいの大派閥になったら
細分化したり内部抗争が起きたりするんだろうか
お互いが自分の正しさを主張するだけの議論とかなら各所で既に起きてるが
百合文学(もしくは小説)というくくりなら
絶対数が少なすぎるのでまだまだ過激なのは起こりそうもないな
>>427 松浦理英子の新作を読んでみたけど百合ではなかった
中年の男とビアンの友情(?)の話だった
面白かったけど
腐も百合もホモって点から見ればほぼ一緒なんだけどね
百合で誘い受けがどーたらとかあんま聞かないな、そういや
エス自体は百合独特のもんだよねー
一瞬何かと思ったw
同性愛って意味の「ホモ」ね
ホモサピエンスって意味じゃなかったのか……
以下、ホモなんとかって意味だと思ったシリーズ禁止
文学のスレの割にボキャブラリーが貧困なレスが多いな
文学を読んだって作文は上手くならないもんね
語彙があってもうまく使えないというか、使いどころがつながらないのだ!
なんとなく読んでて文章がすげーと思ったのはやっぱり中山可穂
何か訴えかけてくるものがあった(が、うまく説明できない)
あと「母ちゃん」はどうかと思ったけど、荊の城の翻訳も綺麗だった
中山可穂のキャラは見た目がいまいち萌えない
時代もあるんだろうけど
生々しさの描き方は上手いけどね
夫が妻の前で自慰しだすとかうわあってなったわ
千年以上前に二人の女性が交わした恋(?)歌
『「新編国歌大観」準拠版万葉集上巻』
より抜粋
天皇、志斐嫗に賜ふ御歌一首
二三七 いなと言へど強ふる志斐のが強ひ語りこのころ聞かずて我れ恋ひにけり
志斐嫗が和へ奉る歌一首
二三八 いなと言へど語れ語れと宣らせこそ志斐いは申せ強い語りと言ふ
大意
持統天皇が志斐にお送りになられた御製の歌一首
237番 いやだといっても無理やり聞かせるあなたのおしゃべりを、このごろは聞いていないのでとても恋しい
志斐がこたえもうしあげる歌一首
238番 いやだといっても話せ話せと仰ったのはあなたですのに、それを強い語りだなんて
障害が大きかったりすれ違う程に萌えるよなー
やっぱ平安時代とかでもあったんやねぇ
歌詞の意味さっぱりわからんけどw
奈良まで遡れば、男同士で送り交わした恋歌もあるぞw
古代がフリーダムだったと言うより、現代日本がきゅうくつなんだ。
もっとも、禁止事項が多い方が禁断萌えは楽しいんだがな!
ホモーも百合も好きって人は何がそんなにいいの
同性愛的な禁断に決まっとる
…しかし近親相姦(異性)はダメだ
近親相姦(同性)ならギリセーフだが
禁断なんか別にどうだっていい!
百合は女同士の小狡くてどうしようもない感じが好きだ!
って人もいる
男同士は最後の息子くらいしか読んだことないけど
男女にも女同士にもなさそうな雰囲気が良かった
同性同士故の関係かーらーのー、が好きな人もいる
本人達も思いも寄らなかったところから発生する恋愛感情に
あれ?ってなってんのとかたまらん
男同士と女同士は似て非なるものだけどな
女特有の美意識が百合にはある
なによりかわいい
そこは同感w<かわいい
女の子同士は画面が華やかでいいよね
それが百合の全てと言っても差し支えない
柔らかい乳房同士が触れ合う・・・それだけで素晴らしい
見苦しい野郎が不在で、乳と尻が倍だからな
それだけでもう既に何かパラダイスだ
性描写なら手がいいな、手
やっぱり文章で読んでても楽しいは手の描写だと思う
人の意志がつまった場所だしね
舌もええで
何この流れ
俺嫁厨が多いことだけは分かった
これが拡大解釈です。
花物語の鬱金桜が好きと書き込もうとしたら
鬱金桜が変換できなくて悲しかった
さらに正しい漢字を確認するために花物語で検索したら
西尾維新とか老人ホームとか宿とかが優先されて悲しかった
あるあるwww
死の島が講談社文芸文庫から発売
後日出る下巻と合わせて4000円ぐらいするけどw
文庫で?
答えるかよ
講談社文芸文庫の価格はちょっとふざけてる
しかも表紙デザイン安っぽいし
まったく情報の入ってこないスレですね
古いのしかいいのないか
最近のかー
あらすじ読んだ限りだと
芦原すなおのカワセミの森でとか良さそうだった
友情レベルでなら文庫の新刊棚を
ぐるっと回ると2・3冊は見つかると思う
ちょっと古いけどガチなのだと
捜査官ケイトシリーズ
ローレンローラノシリーズ
ステラダフィーのあやつられた魂
とかは面白かったよ
ミステリーYAは割と百合っぽいの多かった気がする
百合っぽいていうのは、作者が百合レズとは言ってませんけど、そうかもねー?みたいな認めてないけど百合ですよっていうのが見える感じ?
それとも作者が百合レズと意識してないで書いてるんだけど、まぁ私たちからしたらこれは百合ね。みたいなこと?
友情のキャッキャウフフでも執着でも、ガチ百合でも
読み手の百合嗜好が満たされればいいんだ
難しく考える必要ない
公式百合かそうでないかはかなりのファクター
まずハードルが変わるからまったく別物と言っても差し支えない
そういや801は火のないところに爆炎あげるのが通常営業で
商業・公式はむしろ少数勢力なんだが百合は逆だな
むしろ、商業としても同人系でもまだまだ『レズ』主流で
『百合』はまだ少数派閥だということか
公式百合漫画なんかはあっても公式ホモ漫画だと完全にエロ方面になるからな
男同士で微笑み合ってるだけの漫画とかキモいだけだし
確wwwかにwwwww
ホモォはいるけど、ユリィ、またはレズゥはいない不思議
ホモは煽り受けてそれをネタにするのがうまいな
腐っていう言葉自体バカにする意味で付けられてたのに、それが当たり前になっちゃってるからねぇ
母体がばかでかい=余裕がある=ネタに強いって事だろうな。
そういや同性愛板のおネエさん達もけっこうネタ気質だ。
レズ・百合はまだまだ規模が小さいから、遊びを入れるキャパがないんだろうな。
商業書籍は百合の方が圧倒的に多そうだけど、書きづらい見づらい恥ずかしいっていうのが隠れて見る羞恥心を煽る、結果同人なんかで盛り上がるんだろうね
百合商業書籍のどこが多いっていうの…
入間人間の『安達としまむら』良かったよ
男性向けエロでは昔から普通にあったんだろうけど
女が描く・読む百合同人はセーラームーンで増えた気がするなあ
その後まりみてその他でじわじわ追い風吹いてって
東方でどかーんとブレイクした印象だが男オタから見るとまた違うのかな
ニコニコ大百科で東方関連検索してたら
東方キャラのカップリング一覧って項目あってクッソ吹いた
百合もおおっぴらになったもんだ
東方は百合が当たり前すぎて緊張感に欠ける
百合が大々的に浸透したのってストパニからじゃない?
緊張感に欠ける確かにw
ストパニは押さえてなかったなー
さすがにスレ違いなのでちょっとスレタイに添ってみる
女子向けだと、セラムンよりはるか以前だが、コバルト界隈で
クララ白書や丘みき、あとコミックだけど笑うミカエルなんかの
女子校ものがひっそりブームだった頃があったな。
世紀末にPC買ってネット始めて、セラムン百合からマリ見てに入った男だが
東方はなんか違う気がする
あれは東方以上でも東方以下でも無い、閉じた世界
言い得て妙だなw<東方以上でも以下でもない
801どころかオタクという表現もマイナーだった頃、
表現語はJUNEで意味するところは『耽美名少年愛』だったのを思い出した
怒濤のアニパロブームで到来した諸々が明らかにその枠におさまりきらなくて
登場したのが「やおい」の語だったんだが
東方はそれくらい「同方向だけど異質な」ムーヴメントな気がする
今後、同方向に異質な第二、第三の波が到来したら
その異質さに新しく名前がつくかもな
レズ溢れる学園ものみたいなノリだな>東方
ファンタジー百合を上手いこと表現してるのも勿論あるけどねぇ
女性は腐に集中しやすいけど、男側は嗜好とジャンルが分散し易いってのもあるかもねぇ
PINKBBSの板一覧見れば一目瞭然だわなw
ただひとこと言っておくが女が腐に集中しやすいんじゃないぞ
801がほとんど女だけで回ってるってだけだ
ぶっちゃけヘテロものをBLや百合と同じレベルの一ジャンルっていう視点で見ると
むしろ男がヘテロものに集中してて女の方が腐とヘテロに分散してるともいえる。
百合は男でも女でもマイナー
あー、確かにな
女ではヘテロとBLがわりと拮抗してて
男ではヘテロ一強なイメージ
百合は何がダメってエロくするのが難しいからな
ココハナで花物語がコミカライズされてるが
ある程度ここでも語っていいのかコミックスレで語るべきか
ずーっと気になってた
>>334のデュエット、
遅ればせながらやっと読んだ
>>334の「責任取ってもらいたい」って気持ちがすごいわかったw
不意打ちであんな展開、そりゃたまらんわな
いいもん教えてくれてあんがとう
おまけのカセットレーベルが時代を感じてまたいい
>>568 お気に召したようで何よりだ
カセットレーベルつきのを手に入れたってのはすごいなw
>>567 花物語コミカライズか
あの遠回しな感じを漫画にするとどうなるのか気になるな
時代錯誤が最早ファンタジーになるのか
ぱら見しただけだがなかなか雰囲気出てるよ
あとはどの話がセレクトされるかが
炎の花がコミカライズされたら個人的に神作品なんだが
あげ
574 :
名無しさん@秘密の花園:2013/05/25(土) 00:18:53.58 ID:j+8wQmbs
あげ
なぜプルーストが出ない?男である主人公が恋人のレズ疑惑に翻弄される話
失われた時を求めてって奴?
岩波と光文社から新訳が出てたんで手にとって見たら
読みやすく訳すはずの光文社のより
岩波の方が読みやすかったから腹立って読むのをやめた
まだ新訳ではそこまでいってないから岩波文庫のほうでも
あと2年はかかるかも。「ソドムとゴモラ」の後半から面白くなります
こうしゅうが気になるから嫌だって言ってるのに(´;ω;`)
このスレってWeb限定で公開されてるオリジナル百合小説もありなん?
583 :
名無しさん@秘密の花園:2013/06/16(日) 22:56:43.94 ID:auKalPkc
age
>>44 >>百合で欧米で寄宿舎モノ
超遅レスですが、エミー・フォン・ローデンの
『イルゼの幸福(原題『Der Trotzkopf』)』はどうでしょうか。
ドイツの寄宿学校で女の子達がキャッキャウフフしているだけで
エロはありませんが、ヒロインがルームメイトからほっぺにチュウされたり、
抱擁されたり、慰められたり、愛らしい下級生になつかれて、
一緒にダンスをしたりしてます。
ドラマ化されたみたいで、ようつべでは
『Der Trotzkopf 8』の3分14秒ぐらいからダンスシーンが見れます。
現在絶版なのでもしかしたら古本屋にあるかもしれません。
>>584 >>44じゃないけど見た。可愛い。
児童文学と言うか少女小説だけど、昔気質の一少女で
ポリーがダンスパーティーに退屈したちっちゃい子たちと
ダンスしてあげるシーンがあったのを思い出した。
女の子同士のダンスシーンは華やかでいいね。
>>584ですが、ドラマ版では二人で踊ってますが、
昨日グーテンベルグで確認したところ、
踊る前日にその子が病気になって、
きれいなイルゼと踊りたい!という夢を
かなえることなく亡くなってました。
二人のダンスを楽しみに毎日1章ずつ読んでたのに
ちょっとがっかり…
というわけで、下級生との素敵なダンスシーンは原作にはありません。
すみません…間違った情報を書いてしまって…。
>>585 女の子同士のダンスシーン、いいですよね!
昔気質の一少女にそんな場面があったんですね。
マイディアストーリー版のを持ってるはずなので、
探して読んでみます。
・わたしのリミット
話の仕掛け自体割とすぐにピンと来ちゃう人もいるけど、そうなると百合は望めない。
それに加えて、主人公が失恋云々やら、主人公の周りで起きた出来事を話す場面の比重が大きかったりして残念。
最後はぐっときたけどね。
・薄墨桜(鹿乃江さんの左手)
書道部元部長に告白された養護教諭の話。
悲恋オチを心配しつつ最後まで読んだけど、そんなことなかった。
感情はあんまり見せないけど、意外とアグレッシブな書道部元部長の勝利。
・片思い(オーブランの少女)
うん、片思いだね。
でも割とスキンシップ過剰な後半、そのままくっついちゃえよと思った。
続きがあれば普通にくっついてそうw
>587
>『わたしのリミット』
たしかにリミットの正体ばればれだった。
いやでも、莉実の求愛をリミットが拒む理由が、彼女の正体とともに
明かされる展開でも良かったかも。
そこまでは望まんにしても、ラストは一緒のお布団で寝てほしかったぞー。
あと、『鹿乃江さんの左手』の情報サンクス
あらためて吉屋信子スレ立てたいのですが、経験値が足りないと撥ねられます……
長篇大人もの作品の探索難易度高い作品の内容等情報落としをしたく思うのですが、
どなたか代行して立ててくださいませんでしょうか。
大人向けの作品でヘテロ偽装していても百合テイストが多い作品が多いので
読者を増やしたく……
>>589 このスレで少し話題を出してみて、反応を確かめてからでも良いんじゃない?
スレ立てなら代行いたしますが、テンプレの作成はお願いします。
では早速、花物語でお気に入りの子はどなた?
私は寒牡丹に登場の海軍中将御令嬢。
巫山戯てるように見えて、根は真面目な子に弱い。
花物語は専門ではないのですが、「黄薔薇」「燃ゆる花」等のストーリーが
あるものが読みごたえあります。「浜撫子」は綺麗でちょっとホラーが入っていましたか。
花物語の範疇ですと、行き場の無くなった少女(相手が先生の時は女性も)が
死を選ぶことが多いのが基本的に「生きてほしい」と思う自分には不満ですが……
「ダーリア」の子はがんばって欲しいと思います。
基本的に国書刊行会三巻本では中巻下巻のものが好みです。
朝日は2作カットしているから困る……
>>590 すみません591も自分です。
もし代行御願いできるなら嬉しいです……!
テンプレ的には↓こういう感じで。
【元祖】吉屋信子について語ろう【百合】
百合の元祖とされる故吉屋信子さんについて語るスレが無いので
こちらに立ててみたいと思います。
*1は基本的に吉屋さん作品及び年譜的情報は割合持っておりますが鑑賞力という点で弱い者です。
皆様の御感想をお待ちしております。
*sage進行。
*吉屋作品に関する批判も(読んだ上のものでしたら)是非御願い致します。
む落ちない程度のまったり進行で行ければ良いと思います。
燃ゆる花名作同意
自死エンドが多いのは、当時の女性の選択肢が
男に頼って生き延びる以外はそれくらいしかなくて
花物語は男のいらない世界だから、って
真面目な分析をどっかで読んだ覚えがある
逃げても生きていく手段がなかった時代だもんね
ちなみに「燃ゆる花」は令女界だかどっかが初出で、柳原白蓮の事件から触発された
とか読んだ記憶が。
もっと露骨な心中ものですと、「片瀬心中」という作品があります。
「婦人倶楽部」掲載で、登場する二人の接吻シーンは伏せ字にさせられておりました。
「憧れ知る頃」という単行本になった方で確認すると記述が判ります。
ただし「憧れ知る頃」は入手難易度★★★★★。
自分が持っているのはオクで見つけたジャンク。
ちなみに伏せ字とされていたのは
・つと二つの唇は顫ふ葩の朝露に濡れておのゝくごとくに相寄る
あはれ少女のあえかな、その唇よ、今し強くも――ふれあふて、
ふたりの胸もそのまゝに、溶けて消ゆれと、
息のけはひも今は覚え知れぬ不思議な陶酔よ――……
ふ熱い接吻に――
・――ふたり又もひそやかに唇を合せ――
・もの狂しいばかりのやるせなき思慕の焔……
という記述のところでした。吉屋さんは接吻まではOKだったけど
当局的には当時は駄目だったんですね……
百合のキスシーンが伏せ字な時代があったとか胸熱だな
背徳度は今の我々の所感とは比べものにならないレベルだったに違いない
文字通り検閲モノだったわけだから
実際同性愛ものは昭和13年からはお上から「禁止」されてるんですよ。
ちなみに吉屋氏はその前年『新女苑』に一年間「蝶」っていう黒衣の未亡人と
女学生〜若奥様な子の「いけないと思いつつ惹かれていく……!」って感じの
話があるんですが……
その一方で、一般作品を百合的に読み解くという作業もまた宜しいかと。
「徳川の夫人たち」に関しては自分は吉屋氏=家光と考えております。
美しく賢い女人であり「母」であるという存在は実に彼女が求めていたものらしく。
一方で「母に愛されなかった……」という家光の感情もまた作者に通じるかも。
続編の方は、主従関係ですね。
リアリティからするとよしながふみの逆転大奥の方が逆にあるのですがw
どの主従を持ってくるか、という辺りはポイントだと。
月光院と江島とか。
ちなみに先述「蝶」の「ほっぺにちゅ」のシーン。
>「また秋に、モデルになって頂戴――この絵は暫くお休みね、私も千代子も信州の温泉へ
ひとつき休養にゆきます――では御機嫌よう――
秋まで、そのまま可愛ゆい私の鮎子ちゃんでいらつしやいよ」
と言つて、やにわに鮎子の頬に、軽い接吻をして――妖女のやうにちらと微笑んだ。
鮎子は、真珠(まだま)の真っ赤なサルビアの葩のやうな唇が、
自分の頬についた瞬間――その唇の冷たい感触に――はつとした――
それは高貴な宝石が肌に触れたやうに――単に冷たいといふより――
その冷たさの奥に、見えない露に触れる焔を人に許さじと氷で包むに
似た思ひだつた。
これは流石にまずいだろうwww
しかし日本で同性愛もの禁止時代があったとは知らなかった
野放図なのも楽しいが禁忌というのもこれはこれで
>>598 よしなが大奥は時々思い出したように直球な百合が来るのがいい
スレ違いだけど
もともとそれなりに規制は新聞法とか色々あった訳ですが、
昭和13年のそれは日中戦争始まってから〜という辺りで、
探偵小説もあかんくなった頃です。
つまりは「うわついたもの読んでるんじゃねえ」って時代だったということでしょうか。
ちなみに吉屋氏の13年の長篇は「妻の場合」(主婦之友)と「相寄る影」(日の出)と
「家庭日記」(東京日日・大阪毎日新聞)
この三つは深読み百合要素が実に薄い……
翌年の「女の教室」の方が、女医を目指す七人の女性というとこで
深読みはできますね。一人は確実に友人と「一生結婚しないでしょうね」とか
言われてほっとしているし。
吉屋氏は複数ヒロインを出すことでキャラ属性を前に出したとも言えるなあ。
「女の教室」は医者を目指す女性達の話なんだけど、
1.美人で明るい東京下町生まれの元芸者・現在は北海道の温泉の後妻の娘
2.資産家の後妻の娘・卒業生の中では二位になる秀才
3.洋装店の姉の資金繰りで満州の奥地へ行く横浜娘「兎ちゃん」
4.長野出身の専検(大検みたいなものだけど滅茶苦茶難しい)で入った別名「鉄の心臓」
5.大病院の三女。「卒倒姫」。婚約者が自殺して変わる。
6.卒業後すぐに結婚したが夫が理解を示し会社の医師に。
7.中華民国からの留学生。婚約者がパイロット。
このうちの2が1にべた惚れ。センチメンタルなシーンもあり。
だけど物語の事情で2が病死。好きだったその異母兄ではなく盲目の同母弟と婚約するという。
あと3が奥地へ行く時にそっと水晶のお守りを渡してくれる堅物の4とか、
3と7が英語で話がしやすかったから寮で同室だったとか、
死んだ2が4に研究を続けて欲しいと学資を遺すとか、
正直「女の友情」より友情感じたなあ。
朝日の全集に入ってるのでたぶん普通の図書館で読めると思う。
やっぱり花物語は原点にして源流だわ
…と思ったが大正以前に百合ものってあったのかな
何となく、江戸以前は所謂男性向けのレズカテゴリで
女性向けになったのって大正以降と思っているんだが
田村俊子の「あきらめ」はガチでしょう
小杉天外の「魔風恋風」もなかなからしいです。