ちなみに、今日の秒針さんの靴下は白黒のしましまでした。
秒「へ。靴下のネタがない……?」
長「そうなのよ」
秒「姉ちゃんたち、そんなことで悩んでたの?」
短「事態は深刻ね」
秒「ふふーん。そんなの、簡単だよ!」
長「マジで!?」
短「さっすが秒ちゃん、私たちに出来ないことを平然とやってのける。そこに痺れる(ry!」
秒「ふっふっふ。くつしたでネタといえばっ!」
長「……ネタといえばっ!」
秒「くつのしただけに、何もありません!」
短&長『どっひゃー!』
ア「一体、私はどうすれば……」
以上です。
本文にある通り、お題は「百合書きさんに20のお題」よりお借りしました。ありがとうございました。
……とりあえず全国の靴下に土下座しときます。
次回は短針さんメインの予定です。
保健体育の人もとけいけの人も乙
こんばんは、時計擬人化の人です。
とけいけ続編、11レスお借りします。相変わらず長い……
略記は、短→短針、長→長針、秒→秒針、ア→アラーム針のことです。
とけいけでは早くも梅雨模様。じめじめした天気が続く今日この頃です。
長&秒『お見合いぃ!?』
短「ちょっと2人とも、カメラ近いわよ?」
長「んなこたぁどうでもいい。短姉にお見合いってどういう意味よ!」
秒「たん姉ちゃん、嫁のもらい手があったの!?」
短「……なによ、失礼ね」
短「……2人とも、日時計ちゃんって覚えてる?」
長「えーと……短姉が高校の時、仲良かったお姉さん? 前髪ぱっつんでおっとりした感じの」
短「そう、その日時計ちゃん。私は日ぃちゃん、って呼んでるけど」
秒「その日時計さんがどうしたの?」
短「日ぃちゃん私と同い年だし、そろそろいいお年頃じゃない」
長「なるほど。それで、お見合い相手に短姉をめった刺しってわけね!」
短「そんな物騒なお見合い、お断りだわ。そもそも、そんなに短絡的な話でもないの」
長「じゃあ、なんだってのよ」
短「日ぃちゃん、お年頃なのに良縁が無いっていうので、叔母さまが心配してね。いろんな方を紹介してたらしいの」
秒「お見合いの紹介ってこと?」
短「そう。そしたら日ぃちゃん、具合が悪くなっちゃって。それで、叔母さまが『誰がいいの?』って言ったら……」
秒「ふんふん」
短「『短ちゃんがいい』ですって」
長「うひゃー! うひゃー!」
短「長ちゃん、その変な踊りはなに?」
長「だって、それってベタ惚れじゃない! 具合悪くするほどあの人が好き、なんて。うひゃー!」
秒「恋の病なんて始めて聞いたよ。たん姉ちゃん、まじめにお見合いしてあげなきゃ!」
短「……そうなのかしら」
長「そうに決まってるじゃん!」
短「私、そうとは思えないのよね。日ぃちゃんとは昔からのつきあいだけど、今までそんなそぶりもなかったし……」
秒「そうなの?」
短「そうなの。つまりね、私は『虫よけ』なんじゃないかしら。お見合いをしつこく勧めてくる叔母さまがちょっと……、ていうね」
秒「ふーん。つまんないの」
長「しかし、それにしてもっ!」
短「長ちゃん、その腕章はなに?」
長「短姉のお見合い、この1つだけで、異常事態には違いない! この長針の名にかけて、すごいことにしてみせるわ!」
秒「あたしもやるのだー!」
短「ええと、当事者は置いてけぼり?」
お見合いとなれば作戦会議です。
長「短姉は、はっきり言って素材としては申し分ないわ」
秒「たん姉ちゃんちょう美人だもん!」
長「そう。ルックス抜群だし、話は聞き上手だし、性格だってエロとようじょが絡まなければ大丈夫だし」
秒「お見合いなら、へんな話はしないんじゃないの?」
ア「普通はしませんね。つまり、問題はただ1つということに」
長「その通り。何を着ていくか、なのよ。短姉、エロい服しか持ってないもん」
ア「……これほどくだらない悩みもありませんが、その通りです」
秒「振り子おばあちゃんの着物は?」
短「あら、着物は駄目よー? 日ぃちゃん、とってもお着物似合うもの」
秒「なるほど。剣同士で潰しあってもダメなんだね!」
ア「秒針、お見合いはゲームではありませんよ?」
長「うーん。ということは、新しいのを1着おろすっきゃないわね」
短「あら、どうして? 私のとっておきじゃ駄目なの?」
長「駄目に決まってるわよ。短姉のとっておきって、どうせエロ衣装でしょ」
短「失礼ね。れっきとした、誰でも着る服よ」
秒「へー。あたし見たい!」
短「うふふ。そう言うと思って、ここに用意してあります」
長「まあ、一応見ておきますか」
短「園児服〜!」
みんなはがっくりした!
短「ちょ、ちょっと! 馬鹿にしちゃいけないわ。これはなんと、おとなサイズなのよ!」
長「大人な園児がいるかーっ!」
短「常識にとらわれちゃ駄目よ!」
ア「お見合いに園児服で現れた女性を、私は聞いたことがありません」
短「や、やってみなきゃ分からないわ!」
秒「うっわ……あたしが着ててもドン引きだよ、これは」
短「秒ちゃんまで!」
長「今度という今度は、是が非でも私達が選んだ服を着てもらうわ……!」
秒「いい年こいて園児服を着る姉ちゃんを見てると、賛成せざるをえないよ」
ア「ひとまず、気絶するまで叩いておきましょうか」
短「なによあなたたちひどい!」
その翌日。
長「そんなわけで買ってまいりました、セクシィ婚活号!」
秒「出たぁスイーツ(笑)雑誌!」
長「いーのよ、これが業界のデファクトスタンダードって奴なんだから」
秒「要するに、ここから選べば無難な服ってこと?」
長「そういうこと。さ、見ていくわよ!」
秒「あ、見て見て。『私のブライダルストーリー! 思わぬところに勝利の女神が』だって!」
短「あら。ちょっと気になるわね」
秒「えっとね。社内のエレベーターが突然停止! 憧れの人とふたりで閉じ込められてしまう」
長「……無い! いきなり無い!」
秒「1時間くらい助けがこないことがわかり、ぽつぽつと話し始める二人」
長「うっわ」
秒「すると共通点もあって、すぐに意気投合」
長「すぐにって何よ!?」
秒「その後、社内メールで食事に誘われて交際がスタート」
長「社内メールは仕事に使えーっ! ていうかこれ、ただの妄想じゃん!」
短「……あのね、長ちゃん。この本、本当に役にたつの?」
長「服だけ見りゃいいのよ! 服だけ!」
幸い、服はまともだった様子です。
長「……うーん、この手のワンピも似合うけど、こっちのスーツも捨てがたい。でも、もう少し派手な方が短姉には似合うのよね」
秒「ねえねえ、これは?」
長「駄目。デニムじゃないの、それ」
秒「ふーん。お見合いの服って、難しいんだね」
長「そうなのよ。ブランド物は駄目だの、キャミは露出多いからいけないだの、もううるさいったら!」
短「……ねえ長ちゃん、ちょっと思ったんだけど」
長「なに?」
短「ひょっとしたら、私、男装したほうがいいのかしら?」
長「はい?」
短「だって日ぃちゃん、芯から女の子らしいもの。だから、私が男の子っぽい格好をした方がいいかと思って」
長「……分かってない」
短「え?」
長「短姉、全然分かってない!」
短「そ、そうなの?」
長「短姉は、可愛い服着たくないの?」
短「もちろん、着たいわ。でも、日ぃちゃんの方が……」
長「どっちが女らしいかなんて関係ない。女子なら、可愛い服着たいのは当たり前じゃない!」
短「それは、そうなんだけど」
長「……ねえ、結婚式のウェディングドレスに憧れない女の子なんている?」
秒「あたしは着たいな……」
長「私、結婚式でタキシードなんて絶対いや。相手がタチだろーがネコだろーが、2人でウェディングドレスを着るわ!」
短「………!」
長「お見合いだって同じじゃない。私、相手がどんな子でも男物のスーツなんて着ない」
短「………」
長「だって、一生を誓うかもしれない子に、とびっきり綺麗な私を見てもらいたいもの!」
秒「そうだよ! どっちかだけいい服を着れるなんて、ずるっこだよ!」
短「……そうね。2人で幸せになるためだものね」
長「分かってもらえた?」
短「ええ。私、がんばって可愛い服を選ぶわ!」
長「それはいいから、エロ衣装の本を振り回すなー!」
秒「たん姉ちゃんの台無しスキルは天才的だね……」
そして当日。天気は折も良く快晴です。
結局、短針さんは無難に、シックなスーツを着ていくことになった模様。
秒「かくして、わたくしこと秒針と、ちょー姉は潜入取材をかんこーしているわけであります!」
長「しっ、バレたらどうすんの!」
秒「でも、たん姉ちゃん、普通の格好してると本当に美人さんだね」
長「あのコスプレ癖さえなきゃねえ。八面玲瓏ってのはあのことを言うんだわ」
秒「それでさ、ちょー姉」
長「あによ」
秒「……こんなところでお見合いすんの?」
長「普通はしないわね」
秒「あたしから見てもヘンだと思うんだけど」
長「いーや、分かんないわよ。最近は美容室でお見合いとか、わけわかんないのもあるらしいし」
ア「こら、あなたたち!」
秒「げえっ、アラーム針さん!」
ア「そのネタは流行っているのですか。ともあれ、人の恋路を覗き見するのは感心しません」
長「なによ、あんた短姉にぞっこんじゃないの。気にならないって言うの?」
ア「それは、気にならないと言えば嘘になりますが……」
秒「アラームさん小っちゃいから目立たないよ。一緒に取材ごっこしようよ!」
ア「……気持ちは揺らぎますが、やはり駄目です。帰らないなら電子音を鳴らしますよ!」
長「ちっ、ここまでか」
秒「でもアラームさん、なんでこの完璧なカムフラージュを見破ったの?」
ア「……頭に枝をくっつけてほふく前進なんて、今時どこでもお目にかかりませんよ……」
夕刻。短針さんご帰宅です。
短「ただいまー。日ぃちゃん、元気だったわよ」
秒「たん姉ちゃん、おかえり、おかえり、おかえり!」
長「して、お見合いの成果やいかに!」
短「食いつきいいわね。一体どうしたの?」
秒「たん姉ちゃん、おかえり、おかえり、おかえり!」
長「して、お見合いの成果やいかに!」
ア「……短針。2人は、ずっとこの練習をしていたのです」
短「……この子たち、本当に私の妹なのかしら」
ア「間違いなくあなたの妹ですね」
秒「たん姉ちゃん(ry!」
長「して(ry!」
短「やれやれ。えーとね、ちょっと私、勘違いしちゃったみたいで……」
とけいけ、居間。
秒「おみ、まい……?」
長「漢字で書くと、『お見舞い』?」
短「そう。お見合いじゃなくてお見舞い、だったの。アラームちゃん、お茶ありがとね」
ア「いえ。どういたしまして」
長&秒『……なんっじゃそりゃー!』
短「日ぃちゃん、具合が悪くて入院までしてたの。それで、”お見舞い”は誰がいいのって聞かれて、じゃあ私に……ってだけだったのね」
秒「たん姉ちゃんの聞き間違いってこと?」
短「そういうこと。叔母さまは”お見舞い”って言ったんだけど、私は前の話もあるから、”お見合い”と聞き間違えちゃって」
長「なるほど、お見舞いね。それで、場所が病院だったのか。あはは……」
短「日ぃちゃん、私が気合い入った格好で来たものだから、びっくりしてたわ」
秒「お見合いルックでお見舞いに来たら、そりゃ驚くよ!」
短「つまり、元々そういう話じゃ無かったのよ。こんな素敵な服まで選んでもらったのに、みんな、ごめんね?」
長「ああ、これでまた嫁のもらい手が……」
短「何か言ったかしらー?」
長「なんでもないデス」
秒「……でもさー。日時計さんは、お見合いを勧められてから、入院するほど具合が悪くなっちゃったんでしょ? それはどうして?」
長「そうだ、そっちのセンは残ってた。恋わずらいよ、きっと!」
短「残念ながら、そうじゃないわね」
長「じゃあ、何だってのよ」
短「日照不足」
長「はい?」
短「日ぃちゃん、お日さまが出てないと疲れちゃうのよ、昔っから。日時計だもの、仕方ないわね」
長「そんな理由で入院すんの!?」
短「あら、言わなかったかしら。あの子、1年に半分くらいは、使いものにならないから入院してるわよ? 特に、梅雨時はいつもこうね」
秒「まじですかー!」
長「すごい頑張ったこっちの身にもなれー! たはは……」
夕飯はシチューの香り。
ア「今日は、短針の好きなビーフシチューです」
短「素敵! アラームちゃん愛してる!」
ア「ふふ。どういたしまして」
長「おや、アラームさん? 顔がにやけてますよ?」
ア「そんなことはありません」
長「なんだかんだ言って嬉しいくせにー。うりうり!」
ア「そ、そんなことありません!」
短「あ、そういえば」
長「なに?」
短「日ぃちゃん、『短ちゃんになら、毎日ビーフシチュー作ってあげるのに……』って言ってたわ。あれってどういう意味なのかしら?」
ア「………!」
秒「おー! 『思わぬライバル出現なのか? 果たしてアラームさんの恋の行く末やいかに』!」
ア「妙なナレーションは禁止です!」
長「さあ盛り上がって参りました!」
短「アラームたん、がんばっ!」
ア「『たん』づけも禁止です! 短針のばかー!」
とけいけは今日も平和です。
以上です。
うぎゃあレス数間違えた。全12レスでした、ごめんなさい。
どうでもいいですが、資料を探している途中で「婚活ブラ」なるものに出くわしました。くそ吹いた。
次はアラームさんの出番かな。
あ、それから、来週でいったんお休みします。ネタはあるのですが仕事がきつい。
乙乙
無理は禁物
昼休み、教室、食後のひととき
いつもなら楽しい時間のはずだった。
だけど。
「はぁ〜〜・・・・・・」
「どうしたの?盛大な溜め息ね。」
「だって、アレ」
私は斜め後ろ、教室の入り口の方を振り返らずに指をさす。
「かなえの大好きな山岸先輩とうちのクラスの上原くんね。」
「あの2人、付き合ってるなんて知ってた!?」
「うーん。良い雰囲気だなって思ってたけど、付き合ってるとは知らなかったわ。」
「そうなんだ。そういう雰囲気すら知らなかったよ・・・。私って鈍感なのかなぁ・・・」
「そうね。かなえは結構、鈍感かも」
「ぅ"う"・・・美沙子はほんんと容赦ないなぁ。」
私は項垂れて、机に突っ伏した。
斜め後ろから、楽しそうな笑い声が聞こえてくる。
「かなえ、泣きそうよ?」
「ぅ"う"・・・・・・だってほんとにショックだったんだから。私、川岸先輩のこと結構本気だったんだよ?」
「そうかしら」
「そうだよ!最初はもちろんサバサバしててカッコいいところに憧れたっていうか、ファンって感じだったけどさ。
「だけど、先輩のこと知る度に――例えば実は先輩、父子家庭で弟の分までお弁当作ってたり、なのに朝練はいつも一番乗りだったり、練習もすごくキビキビ指示してまとめてくれるけど、時々弱音も吐いちゃったり、甘いものも好きだったり・・・・・・
そんな先輩のこと知る度に、ほんとに好きでたまらなくなっていったもの。」
走馬灯のように色んな先輩の姿が脳裏に浮かぶ。
私はたまらなくなって乱暴に目をゴシゴシこすった。
「それがいつの間にか上原くんと付き合ってってわけね。」
「そうなのよ。
大体どうして上原なのよ?あんなガキで、おこちゃまでさ・・・。
先輩は恋をしないタイプだと思ってたのに。もし男の人に恋をしたとしても・・・・・・もっと年上のひとを選ぶんだろうなって思ってたのに。余計にショックだよ。」
美沙子は後ろを振り返って2人をじっと見た。
「でも、彼女幸せそうだわ。」
「そうなのよねー・・・。上原と一緒にいるときはほんとにどこにでもいるフツウのオンナノコみたいな顔するんだよね。
あんなの、私の先輩じゃないよ・・・!」
少しの沈黙。
美沙子がゆっくりと私の瞳に焦点を合わせる。
「かなえ、実はそれが一番ショックなんじゃない?先輩像が崩れたこと。」
「え?」
「先輩が他の人を好きだったってことより、先輩のイメージが崩れたってことの方が嫌だったんじゃないの?」
「あ・・・・・・」
ハッとした。
確かに言われてみればそうなのかもしれなかった。
美沙子の瞳は私の瞳を捕らえてそのまま離さない。
私は何も言えなくなった。
すると美沙子の細い指が私の頬に触れる。
そのまま輪郭をなぞっていく。
「かなえ、私はね、好きな人がどんな人を好きになろうとその人が好きなの。
ほんとの恋ならね、その人がどんなことを言ったってその人の全てが好きだから、その気持ちは変わらないと思うのよ・・・・・」
美沙子の顔が切なく歪んだ。
彼女のそんな表情を私は初めて見た気がして、どぎまぎした。
小さい頃からずっと一緒にいるのに変な話だ。
そんなことを考えていたら、美沙子の顔が近づいてきた。
瞳が少しうるんで、吐息が熱い。
「それにね、ほんとの恋は簡単には口に出せないものなのよ?」
次の瞬間唇から熱が伝わってきた。
それはすぐに私の全身を駆け抜ける。
まるで、夢から覚めたみたいだ。
何かが始まったように、鼓動が止まらなかった
>>514 これはGJと言わざるを得ない! 素晴らしい
王道百合、いいですね。最後の台詞にやられましたw
こんばんは、時計擬人化の人です。
とけいけ続編置いていきますね。
略記は、短→短針、長→長針、秒→秒針、ア→アラーム針のことです。
とけいけ、AM7:00:00。
秒「むにゃむにゃ……もう食べられないよ〜」
「………」
短「……あらあら、秒ちゃんにはまだ早いわ〜」
「………」
長「……あんたら、寝言くらい成長しなさいよ〜」
「………」
秒「はっ! あれ、アラームさん鳴らないよ!」
長「げ、マジ!? 私、次で反省文なのよ!」
短「まあ。困ったわね」
長「ちょっとアラーム、仕事しなさいよ!」
ア「……ずび」
短「あら。耳たぶを甘噛みしたから拗ねちゃったのかしら」
長「……短姉、夜中にそんなことしてたの?」
秒「野良犬にかまれたと思って忘れようよ、アラームさん」
ア「ずびばぜん。風邪をひきました」
短&長&秒『……はい?』
アラームさんのお部屋です。
短「はい、お布団敷いたわよ」
ア「ありがとうございます……」
短「しかし、針でも風邪引くものね。驚いたわ」
ア「なんだかふらふらしますです。長針と秒針はどうなりました?」
短「大丈夫、間に合ったみたい。今は、余計な心配しないでいいのよ」
ア「はい……」
短「さて、風邪と言えばこれ。水枕をどうぞ」
ア「昔ながらの、ゴム製でたぷたぷいうものですね」
短「最近は冷えピタとかあるけど、やっぱりこれだと思うのよ」
ア「ええ。ありがとうございます」
短「そして、風邪と言えばこれも。じゃじゃーん、桃缶!」
ア「あの、短針。私は子供ではありませんよ……?」
短「なによ、こんなすべすべなお肌しちゃって」
ア「ひゃう!」
短「そして、風邪と言えばやはり!」
ア「まだあるのですか?」
短「直腸検温」
ア「無いです! それはありません!」
短「さあ、四の五の言わずにパジャマどころかぱんつまで下ろすのよ!」
ア「その構えが本気っぽくて嫌です。やめてください、短針!」
アラームさん、お尻の貞操はなんとか守りぬいた様子。
短「37.6度、か。普通に風邪ね」
ア「先ほどの戦いによる上昇分は差し引いてください!」
短「おとなしく寝ていらっしゃい。何かあったら、私を呼んでいいから」
ぱたん。
ア「……ふふ。風邪を引いた時、看病してくれる人がいることは、何よりもありがたいことですね」
とけいけ、PM3:30:35。
ア「もう、お昼過ぎですか。だいぶ熱も引いてきたようです」
がらっ☆
秒「ごっきげんよー! みんなのアイドル、秒ちゃんだよー! ぴかっ☆」
ア「そのまばゆさに、今日は目がくらみます。用件は手短に」
秒「うふふ。病身といえば秒針に任しとけなのです。このお菓子を食べれば、風邪なんていちころですよー!」
ア「これはどう見ても、練ると色の変わる、例のお菓子なのですが……」
秒「そう。この魔法のお菓子を食すれば、心うきうき、風邪なんて吹き飛んじゃうよ!」
ア「吹き飛ぶどころか定着する気がします」
秒「そんなこと言わずに食べてよー。あたし、袋開けたんだよ? ね、お願い!」
ア「……秒針にそこまで言われては断れませんね。では一口」
その時、アラーム針に衝撃走る。
ア「な、なんですか、この味は……!」
秒「えへへー。かくし味!」
ア「袋を開けたというのは、まさか……」
秒「そう。ねるねの効果だけじゃ弱いと思って、砂糖と味の素をぶっかけました。いうなれば、ねるねギガダイン!」
ア「なんという凶悪な! そして謎が解決した今、これを食べるのは死に通ずるのですが」
秒「お願い、食べてよー。あたし、早くアラームさんに良くなって欲しいの!」
ア「……っ! 笑顔がまばゆいです!」
秒「お願いだよー、食べてくれないと魔法少女に変身して口から突っ込むよ?」
ア「それが魔法少女のすることですか! やれやれ、仕方ありませんね……げふっ!」
とけいけ、PM6:35:00。
ア「酷い目に会いました。これは、延長戦確定ですね……」
がらっ!
長「よう中学生、元気に病気してるー?」
ア「……どこから突っ込めばいいのですか」
長「お尻にネギとかどうよ」
ア「お断りします」
長「風邪といえば、何といっても元気の出るもの。……ということで、私わざわざ出前しました!」
ア「……この濃厚な気配はまさか……」
長「そのとーり! にんにくらーめん、ふかひれちゃーしゅー入りでーっす!」
ア「うわあ!? ひょっとしてあなた、私を殺害しに来たのですか?」
長「何言ってんのよ! ほらほら、チャーシューですよー? ふかひれさんがプリプリしてますよー?」
ア「止めてください! こんな時にそんな消化に悪いものを食べたら、病状が悪化してしまいます!」
長「そりゃ考えようってもんよ、汗が出て元気になるかもしれないじゃん」
ア「そんなことありません!」
長「私、あんたに良くなってもらいたいんだってば!」
ア「良くなりません! はっきり言って、その匂いだけで針が曲がりそうです!」
長「……そこまで言われては仕方ない」
ア「分かってもらえましたか」
長「ほら、これ見て。ぴら〜ん」
ア「写真ですか? こ、これはまさか……」
長「そのまさかよ。短姉の高校時代の写真でございます」
ア「……なんて初々しい!」
長「どう、おさげにしちゃって可愛いでしょ? これ、入学式なの」
ア「レア度抜群です……」
長「さて、どうよ。私の言うことにも一理あると思わない?」
ア「くっ。確かに、塞翁が馬ということわざもあることですし、食べ物を粗末にするわけにもいきませんし」
長「話が早くて助かるわ。さ、これ食べて元気出して!」
さすがにスープは無理でした。
ア「うう。宝物は増えましたが、払った代償は大きい。延長戦が3日に増えましたね……」
とけいけ、PM7:00:00。
がらっ(はぁと)
短「お加減はどうかしら、私の患者さん?」
ア「……たったいま、たいへん悪くなりました」
短「あら、どうして?」
ア「一体なんですか、そのナース姿は! 色はピンク、裾は超ミニ、やたらに艶めかしいストッキング!」
短「あら。説明ありがとう」
ア「そんな格好では、私の熱も上がってしまいます!」
短「うふふ。今日は、”私、あなただけの看護婦なの!”って言う設定よ?」
ア「設定だけで充分です。お引き取りください」
短「ああん、そんないけずなこと言わないで。それに、ちゃんと食べないと、治るものも治らないわよ?」
ア「まさか、短針もひどいものを持ってきたのですか?」
短「あの子たち、何を持ってきたの? 大丈夫、私のはただのおかゆよ」
ア「……ああ、普通のごはんの香りがする。ありがとうございます、短針」
短「うふふ。可愛い患者さんのためですもの、これくらい当然よ」
ア「助かります。では、その土鍋をお貸しください」
短「だめ」
ア「?」
短「蓋を開けて、れんげに盛って、っと。あら熱いわね、ふーふーして冷ましてあげなきゃ」
ア「ま、まさか……」
短「『はい、あーん』」
ア「こ、困ります! そんなはしたない!」
短「はしたなくなんかないわ。看護の基本ですもの」
ア「いけません、私には刺激が強すぎます!」
短「あら。病人を組み敷くなんて、健康な人には簡単なことよ?」
ア「そんなひどいー!」
ア「……結局、全部アレで食べさせられました。すごく大切なものを失った気分です……」
短「何ぶつぶつ言ってるの?」
ア「何でも。ともあれ、このままでは短針に風邪が移ってしまいます。そろそろお引き取りを」
短「そういうわけにはいかないの。まだナースの務めが残ってるもの」
ア「何のことです?」
短「それでは失礼いたしまして」
ア「ちょっと! なぜ布団に入ってくるのですか、どうして擦り寄ってくるのですか!?」
短「ねえ、知ってる? 風邪は人に移すと、治りが早いっていうわ」
ア「それは俗信です!」
短「私、アラームちゃんの風邪だったら喜んで受け入れるわ。辛そうなあなた、見ていられないもの!」
ア「抱きしめないでください! あの、その、やわらかい何かが密着してます!」
短「ぎゅむーっ!」
ア「も、もう限界です……!」
短「あら、ちょっと。アラームちゃん?」
秒「アラームさんどうしたの? ……って、泡吹いてるじゃない、たん姉ちゃんなにしたのよー!」
長「うわっ、なんで布団で絡み合ってんだあんたらー!」
ア「………」
暗闇の中、幼さの残る肢体が浮かぶ。
ア「夢、ですか。ここは……」
”どうですか、具合は”
ア「おおむね最悪です」
”ふふ。どうやらあなたは、 しょうじきもの ですね”
ア「突っ込みませんからね。貴女は一体?」
”私は、『針』を意味するもの。こうでもなければ、あなたと会えませんから”
ア「なるほど。私は夢をほとんど見ませんから」
”今日は、あなたに聞きたいことがあってやってきたの”
ア「何でしょう?」
”ねえ、今の自分に不満じゃない?”
ア「不満?」
”そう。だってあなたは、自分で動くことができない。時計家の三姉妹は、みんな別々に動くことができるのに”
ア「………」
”不自由を感じたことはないの? 他の娘たちと同じように、自由に時計盤を走り回りたい、と思ったことは?”
ア「………」
”私は『針』を意味するもの。あなたが望むなら、願いをかなえるわ”
ア「……そうですね。私も確かに、元気に走り回る秒針がうらやましい。注目を集める長針がうらやましい」
”そうでしょう?”
ア「そして何より、一日をゆったりと刻む短針が恋しい」
”あらあら”
ア「……でも、今はもう、そういう存在になりたいとは思いません」
”あら。どうして?”
ア「なぜなら、短針が、動かない私を必要としてくれるからです」
”あのマイペースさんが、誰かを必要とするようには思えないのだけれど”
ア「いいえ。短針とて、時計盤を回るだけの存在。目印がなければ、自分の居場所が分からなくなってしまいます」
”………”
ア「私は、あの人の目印になれる。あの人が必ず戻って来られる場所として、私は同じ所処で留まっていたいのです」
”『12時』、という場所もありますよ?”
ア「短針にとって、12時は始まりの場所ではありません。私と会うことが、あの人の一日の始まりです」
”あらあら。ずいぶんな自信なのね”
ア「あの人は、私と会うことが特別だ、と言ってくれました。……私は、その言葉を信じています」
”うふふ。あなたは本当に、どうしようもないお馬鹿さんなのね”
ア「……ええ。ですから、お言葉ですが」
”そこまでのろけられちゃ仕方ない。いいわ、今まで通りになさい”
ア「ありがとうございます」
”ふふ、じゃあね。調子は元に戻しておいてあげる”
ア「……あの人は、一日に一回、私のことだけを見てくれる。私は、それで充分なのです……」
溶暗。
夜半。アラーム針の個室にて。
ア「やはり夢でしたか……」
秒「……むにゃむにゃ……うーん、もう食べられないよ〜」
短「……あらあら、秒ちゃんにはまだ早いわ〜」
長「……ついに成長を放棄したわね〜」
ア「やれやれ。病人の部屋で全員寝こけるとは、一体どういうおつもりでしょう」
秒「……すう、すう……」
長「……くかー……」
ア「病みあがりですし、動くわけにもいきません。そっとしておいて差し上げましょう」
短「……うーん……アラームちゃん、愛してる」
ア「……ばか。」
明くる朝。
ア「ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピ!」
秒「うるさいよー!」
長「何なの! ……って、なんで私アラームの部屋で寝ちゃってるわけ!?」
短「あら。ナース服、しわになっちゃった」
ア「言い訳無用! さあお三方とも、早く出ていってください。ここは病みあがりの部屋です」
秒「うるさいなー」
ア「うるさくありません、秒針まで風邪を引いたらどうするのですか!」
長「なによもう、ちょっと元気になったらすぐコレなんだから」
ア「長針、私が仕事をしなかったら、また反省文ですよ!」
短「せっかくイイ服で看病してあげたのにー」
ア「短針、あれは看病ではありません! ええと……とにかく、性的な何かです! 病人にはいけません!」
短「いけずなんだから」
ア「……それから、お三方!」
短&長&秒「ひゃいっ!」
ア「お心づかい、ありがとうございました。感謝します」
短&長&秒『……どういたしまして!』
とけいけは今日も平和です。
以上です。
先週も書きましたが、身辺が少し忙しくなってきましたので、「とけいけ。」は一時中断させていただきます。
長い間お付き合いいただき、ありがとうございました。
つーか、全部読んだ人はいるのかな。いたら凄いと思いますが……
>>513もとけいけの人もGJ!
あれですよ、もこたんはフランちゃんの遊び相手として地下室に(ピチューン
531 :
名無しさん@秘密の花園:2010/09/16(木) 08:32:51 ID:Fa4Yqt+x
age
小学校六年生の修学旅行。
クラスに友達と言えるほどの友達もいない私にとっては、班を決める時間でさえ憂鬱になるはずだった。
「ねぇ詩織ちゃん、私たちのグループに入らない?」
そう声を掛けてくれた子がいた。
いつも五人で行動しているグループの女の子だ。
「でも…」
「大丈夫、みんなもオッケーしてくれてるから」
残りの四人の方を見ると、笑顔でうんうんと頷いてくれている。
「ありがとう…」
「じゃあ決まりね!」
私は快く迎え入れられ、やっと楽しい学校生活を送ることが出来るようになった。
そして修学旅行当日。
初日の予定が全て終わり、後は消灯時間を待つだけの自由時間になる。
お風呂上りでパジャマに着替え、淡い香りが部屋に漂っている。
「詩織ちゃん、大事な話があるんだけど…」
突然、そう切り出される。
「うん? どうしたの?」
「あのね…私たちって…いつもエッチなことしちゃってるの…」
最初は、その言葉の意味が理解できなかった。
「え、でも…女の子……」
「うん…まぁそうなんだけどさ…」
少し気恥ずかしそうにしながら続ける。
「それでね…詩織ちゃんのことグループに誘ったのは、その…詩織ちゃんが可愛かったから…」
「そうだったんだ…」
今まで可愛いなんて言われたことがなかったので赤面してしまう。
「詩織ちゃんがイヤだったら、そういうことはしないからさ…これからも仲良くしてくれるかな…?」
「うん…みんながいなかったら、私ひとりぼっちだったし…むしろ感謝したいくらいだよ…」
「そっか、よかった…それじゃ、これからもよろしくね」
「うん、こちらこそ」
お互いに打ち解けたことで、次第にエッチな話題へと移っていく。
「詩織ちゃんもオナニーとかするの?」
「うん…」
みんながエッチだったから私も素直になることが出来た。
「へぇー! 意外だなぁ…大人しいから真面目な子だと思ってたのに」
「しょうがないよ、オナニー凄く気持ちいいもんね?」
「どんなこと想像しながらオナニーするの?」
次々とエッチな質問攻めに合う。
「抵抗できなくされて…体を触られたりとか…」
「わぁ…」
「詩織ちゃんってマゾなんだ?」
「マゾ…?」
「んっとね、簡単に言うと…いじめられて気持ちよくなっちゃう子のこと」
「抵抗できなくされてエッチなことされるの想像してたんでしょ?」
「うん…」
「今からみんなで、その夢を叶えてあげようよ」
「あ、それいいね!」
「エッチなことされたい…?」
私は静かに頷いた。
「詩織ちゃん、素直で可愛いかも♪」
「それじゃ脱がすね?」
「うん…」
パジャマのボタンを一つずつ丁寧に外されていく。
(今からエッチなことをされちゃうんだ…)
お風呂でも裸は見られたはずなのに、ドキドキが治まらない。
パジャマを左右に開かれ、ほとんど未発達な胸を露にさせられる。
「ん……」
「詩織ちゃん、可愛いなぁ…」
「全然成長してない子にエッチなことをしちゃうのも、なんかいけない気分で興奮するかも…」
二人が詩織の指に自分の指を絡ませながら、抵抗できないように手を押さえつける。
「乳首を触ってあげるね…」
乳首を指の腹で優しく撫でられたり、爪先で軽く引っ掻かれたりする。
「んふぅ…んん…」
乳首から伝わる甘い刺激に思わず声が漏れてしまう。
「詩織ちゃん、気持ちいい?」
「うん…気持ちいい…」
「それじゃ、もっと気持ちよくしてあげるね…」
今度は甘噛みされたり、舌で舐め回されたりして、乳首がぬるぬるになっていく。
「ふぁぁ…はふぅ……」
「そろそろ下も脱ごっか」
パジャマのズボンも、ゆっくりと脱がされていく。
「詩織ちゃん、パンツが濡れてるよ?」
「やだぁ…」
「感じちゃってるんだ?」
下着の上から指で割れ目をなぞられる。
「んっ…はぁ…」
「乳首も硬くなってきてるよ」
唾液でぬるぬるにされた乳首を指で転がされる。
「あふっ…はっ…あぁ……」
「パンツも脱がせちゃうね」
「やっぱり恥ずかしい……」
「だから興奮しちゃうんでしょ♪」
足を広げさせていた二人が膝裏を持ち上げながら抱え込み、腰を浮かされ恥ずかしい格好をさせられる。
「こんな格好をさせられてパンツを脱がされる気分はどう?」
「凄くドキドキしちゃう……」
下着が足首から抜き取られる。
「詩織ちゃん、お尻の穴まで丸見えだよ」
「やぁっ…!」
恥ずかしさのあまり抵抗しようとするが、恥ずかしい格好のまま身を捩ることが精一杯だった。
「抵抗されると余計に興奮しちゃう…」
割れ目をゆっくりと左右に広げられ、鼓動が一気に速くなる。
「詩織ちゃんのおまんこ可愛い…ひくひくしてる…」
「あんまり見ないで……」
「もうこんなに濡れてる…」
自分の愛液で濡れた指で襞の表面を優しく愛撫される。
「やぁっ…あっ…んんっ…はぁぁ……」
「そろそろ指入れるね…?」
くちゅ…と、いやらしい音を立てながら、詩織のアソコに指が埋まっていく。
「詩織ちゃんのおまんこ、キツくて、熱い…」
中の感触を楽しむように、関節を曲げたりして中を刺激される。
「あっひぁっ……」
「男の子のおちんちんって勃起したら、もっと太くて、長いんだろうね……」
そんなことを言いながら指をゆっくりと前後にピストンさせ始める。
「あっあぁっ…はふっ…やぁん……」
興奮して敏感になっている体は、すぐに絶頂を迎えそうになる。
「イッちゃう…!」
「詩織ちゃん、イクなんて言葉知ってるんだ…やっぱりエッチなんだね…」
その言葉が引き金になるかのように快感の波が全身に襲い掛かる。
「ふぁぁぁぁぁんっ!!」
抵抗できない状態にされている体がビクンッ!と大きく反応し、絶頂を迎える。
「はぁっはぁっ…はぁぁ……」
「詩織ちゃん可愛い……もっといじめてあげるね…」
絶頂を迎えて敏感になっている肉襞を擦りながら、指が引き抜かれていく。
「くふぅ…っ」
指が完全に引き抜かれると、そこから愛液が溢れ出し、女の子の香りが広がっていく。
愛液はお尻を伝いながらシーツにぽたぽたと零れ落ちていく。
「あーあ…旅館のシーツにエッチな染み作っちゃったね…」
「詩織ちゃんのおまんこでヌルヌルになった指で、アナルもいじめてあげるね…」
「あなる…?」
「お尻の穴のこと♪」
ヌルヌルになった指が肛門に押し当てられ、円を描くように入り口を刺激される。
「くぅん…そんなところ汚いよ…」
「お風呂も入ったし汚くないよ…それに詩織ちゃんも感じちゃってるみたいだし…」
「ほら…詩織ちゃんのエッチなお汁でヌルヌルになってるから、簡単に入っていくよ?」
愛液が潤滑剤になり、詩織のアナルに指がスムーズに埋まっていく。
「くふぅぅぅ…」
「アナルいじられて、おまんこがひくひくしてるよ…?」
「やだぁ……」
「動かすね…?」
アナルに埋まった指が、ゆっくりとピストンを始める。
「あふっ…んくぅ……」
「詩織ちゃん、気持ちいい…?」
「くぅん……なんか変な感じ…」
本心を言えば排泄するときの感覚だった。
「アナルって、おトイレするときに痛くないように、快感を感じるように出来てるんだって」
「そうなんだ…」
「うん、だから弄られて気持ちいいのは別に変じゃないんだよ?」
そう言われても恥ずかしい気持ちは全く治まらない。
むしろ排泄感を観察されているかと思うと余計に興奮してしまう。
「くふぅ…はぁ、あぁぁ……」
「ふふ…詩織ちゃん、アナルでイカせてあげるね…」
ピストンを続けながら、もう片方の手を詩織のアソコへと伸ばす。
親指でクリトリスの皮を剥くように下から上へと刺激する。
「ひゃんっ…そこだめぇ……」
「女の子はここがいいんだよね♪」
皮の上からクリトリスを刺激され、少しずつ勃起していく。
「詩織ちゃんのクリトリス、おっきくなってきたよ…」
「やぁぁ…」
「触って欲しくて半分顔出してる……剥いてあげるね…」
親指の腹がクリトリスに触れ、そのままつるんと皮をめくり上げられる。
「ふぁぁぁぁっ!!」
体に電気が走り、あまりの快感に仰け反る。
休む暇すら与えられず、クリトリスへの刺激が始まる。
指でコリコリと執拗に転がされ、快感の波が容赦なく襲い掛かる。
「ひぁっ…あぁぁっんぁっ…はふぅ……!」
二度目の絶頂を迎えようとしたその瞬間、クリトリスへの愛撫が止まる。
「あぅ……」
「最後はアナルで、ね…♪」
ぐちゅぐちゅとアナルを責めている指のピストンが速くなり、絶え間ない排泄感に興奮が最高潮に達する。
「ふぁぁぁっ…嘘……きちゃう…イッちゃうよぉ…!」
「いいよ…詩織ちゃん、アナルでイッちゃえ…」
一度動きを止めた指が、捻られながらゆっくりと引き抜かれていく。
「くぅぅぅん……」
そして、アナルから完全に引き抜かれた瞬間…
「んあぁぁぁ……!」
初めて味わう快感に、時間差を置いて絶頂を迎える。
「はぁ、はぁ………」
「詩織ちゃん、凄く可愛かったよ……」
「恥ずかしかったよぉ……」
「あはは…ねぇ、これからも一緒にエッチなこと、したい…?」
「…うん……」
私は素直に頷いた。
おしまい。
>>541 GJ! GJ!
修学旅行でも、かぁ…怖ろしい子たち!
「修学旅行の思い出」の作者です。
連投規制になってしまってコメントが遅れました。
(お話はギリギリ最後まで投稿できて助かりましたが)
これにて投稿は最後になります。
一つの作品にして投稿しようと思うと文章にするのが大変で、
やりたいことや、やらなくてはいけないことに使う時間まで削ってしまっていたので、
最後に何か一つ作品を投稿して、それで区切りを付けることに決めていました。
どの作品も同じような言い回しばかりで新鮮味は無かったと思いますが、
今まで読んでくれた方、ありがとうございました。