【Chu's】 小坂忠  【Garden】

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162伝説の名無しさん
>>157
この文章、はじめて読んだけど、どこにある文章かな? 小西さんというのは小西康陽?
いずれにしても、本当に共感できる文章。
「もっともっと」は、シンプルな言葉がキャラメルの滋味のように染み渡ってくるアルバムで、
そのような日本語のアルバムというのはそうあるものではない。
簡潔な線と色とで塗られている、でもそのイメージするところは明瞭に伝わる、不思議な歌。
ほんと奇跡的だよ。

俺は30歳だけど、ある、音楽については絶対に信頼している先輩から、10年前、大学生のときに
「絶対に聴け」と言われて聴いたのが出会ったきっかけだった。
「もっともっと」を聴いたことがないなら、ぜひ期待してほしい。

ということで、俺にとってはブラックミュージックの歴史がどうだろうと、
多くの偉大なミュージシャンがゴスペルにその起源を持っていようと、
「ほうろう」以降の忠さんの音楽は、大きなものを得たと同時に、
なにか大きなものを失ったように思えてならない。