「『1963』はJ.F.K.が暗殺された年なんだけど、
俺の説は、実はJ.F.K.が彼の妻であるケネディ夫人を撃つために狙撃犯『L・H・オズワルド』の
手配をしたというものなんだ。
J.F.K.がM.モンローと一緒になるためにね。
M.モンローはオズワルドが標的を誤ったことを知って自殺した。
オズワルドはひどい失敗をしたことで彼のボス(名前は分からないけど)によって、
後に始末された。
で、彼の殺し屋ビジネスは破滅を迎えたってわけ」
「俺たちは、メッセージを伝えようとしてるわけじゃない。
伝えたいのは、エモーションだけなんだ。
でも、エモーションってのは感覚的なもので言葉に出来ないものだろ?
俺は音楽っていうものもまた感覚的なものだと思うんだ」
『1963年の1月 ジョニーが家に帰ってきた 私のためにプレゼントをもって
彼は言った「君を愛してるから これを買ってきたんだ 君の誕生日だから」
私の事を思ってくれて 彼はとても素敵で そして優しかった
少なくともその時までは 私は彼のことを思っていたし 彼は私のことを思っていた
彼は言った「目を閉じてごらん すごくびっくりするプレゼントだから」
私は彼の目に浮かぶ涙をみた 彼が私を傷つけるなんてありえない
ああ ジョニー 私にその銃を向けないで 私たちの人生を変える方法はたくさんあるけれど
でもお願いだから 私にこんなことをするのはやめて
ジョニー 私にその銃を向けないで 私はどんな犠牲を払っても自分の人生を守れるだろうか?
どうかお願いだから私の話を聞いて欲しい
彼はその事を恥じていたけれど すでに一つの命を奪っていた
ジョニーが家に帰ってきた 代わりの奥さんと一緒に
そして彼は昔のことをよく思い出していた 1963年のあの特別な出来事が起こる前のことを
人は数え切れない方法で命を奪う事が出来る
たとえば 心から愛している人の愛が冷めた時の裏切りみたいに
彼は彼女のことを思っていたし 彼女は彼のことを思っていた
彼は言った「目を閉じてごらん すごくびっくりするプレゼントだから」
私は彼の瞳に憎しみが浮かぶのをみた 彼が私を傷つけるなんてありえない
ああ ジョニー 私にその銃を向けないで 私たちの人生を変える方法はたくさんあるけれど
でもお願いだから 私にこんなことをするのはやめて
ジョニーあなたは私を利用しつづけている 私はどんな犠牲を払っても自分の人生を守れるだろうか?
どうかお願いだから私の話を聞いて欲しい
私はただあなたを自分のものにしたいだけ 光あふれる世界なんてどうでもいい
この関係を壊したくはない ああジョニー 私がいなくてさみしく思っているの?
私はただ自分の思うように生きたいだけ
私はずっと自由でいられる 私はずっと自由でいられる…』